初デートでプラネタリウムに行く"風早くん"のたぐいまれな純粋さ

アイドルと学ぶ"二次元作品"魅惑の世界──。アニメ、マンガにゲームまで、SKE48の舞台裏講座が開講です! 【今月の教本】 『君に届け』
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(写真/有高唯之)
左上、平松可奈子/中央、高柳明音/左下、中西優香/右下、古川愛李
──これまでわりとディープな作品を取り上げてきましたが、たまには普通の女の子っぽい視点でも語っていただこう......ということで、今回のテーマは若い女性に絶大な人気を誇る少女マンガ『君に届け』(集英社)です。なんでも中西さんは、全巻揃えていらっしゃるのだとか。 中西優香(以下、) はい! 恋愛だけじゃなく、女同士の友情とかもきちんと描かれているところがいいんですよ。特に私が好きなのは、主人公の爽子ちゃん【1】とクラスメイトのギャル2人【2】がトイレで友情を芽生えさせるシーン。読みながら、めっちゃ号泣しました。 高柳明音(以下、) とにかく物語がいいんですよね。爽子ちゃんも純粋でかわいい。  うんうん。あと、なんといっても風早くん【3】がかっこいい。私、ジブリ映画の『耳をすませば』の聖司くん【4】が理想の男性像なんだけど、それに続く存在がなかなか見つからなかったの。だから、風早くんは「やっと見つけた!」って感じです(笑)。結婚したら、絶対に幸せにしてくれそう。 平松可奈子(以下、) わかる!さわやかで、誰にでも優しくて、でも好きな女の子にはもっと優しくて......世の中の男性はこれを読んで、もっと焦ったほうがいいと思う! 古川愛李(以下、) え~。風早くんは完璧すぎてダメですよ。付き合っても楽しくなさそう。  何言ってんの!? ちゃんと最新刊読んだ!? 初デートでプラネタリウムに行くやつ!! ──な、中西さん、一体どうしたんですか? いつも冷静なのに、そんなにヒートアップするなんて......。  だって、初デートでプラネタリウムに行くマンガが、いまだかつてありました!? 夜空を見に行くのはありがちだけど、あえてプラネタリウムなわけですよ。そんな渋い選択をする風早くんが好き!  でも、付き合ってもさぁ......。  じゃあ、あいりんは付き合わなきゃいいじゃん! 私は付き合うもん!! ──もし風早くんとデートするとしたら、やっぱりプラネタリウム希望なんですか? 「二次元同好会劇場」は動画も絶賛配信中です!

極秘結婚、犯罪に事務所の圧力…芸能人が活動を休止する理由ってなんだ!?

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『With You―水嶋ヒロセカンド写真集』
──「日刊サイゾー」で話題のあの記事をただ読む以上に、さらなる知識を知りたいそんなアナタのために、話が100倍(当社比)膨らむ" プレミアム"な記事をサイゾー目線で厳選レビュー!  今月21日、俳優の水嶋ヒロが9月20日付で所属事務所である研音をやめていたことが発覚。出演中の映画『BECK』が公開中の退所ということもあり、世間の注目を集めました。当初、水嶋は退所の理由を「執筆活動を目指す」と言っていましたが、親交のあるアナウンサーとのメールのやりとりから、芸能界引退の意志はなく、妻で歌手の絢香の楽曲管理会社を立ち上げるつもりであることなどが明らかになりました。  この一連の騒動の発端は昨年2月の水嶋と絢香の結婚にあるといわれています。イケメン俳優の筆頭であった水嶋と人気歌手・絢香は事務所に黙って結婚を強行。しかし、その後絢香は持病の療養のため2009年いっぱいで活動を休止。それに伴い、水嶋のメディア露出も徐々にも減ってきていました。これは極秘結婚に激怒した事務所側からの制裁であるという声も聞こえてきます。  しかし、人気絶頂のうちに活動を休止した芸能人は水嶋ヒロだけではありません。07年にはバラエティにひっぱりだこだった若槻千夏に芸能活動引退報道が流れ、その後実質芸能活動休止状態に(現在は復帰)。そのほかラジオでの失言によって干されてしまった北野誠など、挙げはじめたらキリがありません。  こうした突然の活動休止・引退の裏には、不祥事や恋愛、事務所のパワーゲームなどさまざまな要因がからんでいることがほとんどなのです。そこで今回は芸能界の去就の裏側がわかる記事をまとめてみました。水嶋・絢香が所属していた研音とはどんな事務所なのか、北野誠を封殺したあの事務所の脅威、引退後にうってつけのサイドビジネスとは?──までをずらりとそろえています。芸能人の新たな旅立ちは、華々しい独立か単なる村八分か──かくもシビアな芸能界をご覧あれ。 【日刊Pick Up記事】 水嶋ヒロ離婚間近!? 絢香の●●に耐えかねて...... (2010年6月8日付/メンズサイゾー) 契約切れ!! 水嶋ヒロ緊急解雇で芸能界引退へ (2010年9月21日付/メンズサイゾー) 水嶋ヒロ・絢香の独立問題で明るみに? テレビ局と芸能事務所の不協和音 (2010年9月25日付/メンズサイゾー) 水嶋ヒロ&絢香と所属事務所の確執真相!「超高級マンションまであてがったのに......」 (2010年9月28日付) 魑魅魍魎跋扈する芸能界で翻弄される芸能人たち!! プレミアムな記事紹介はこちら↓ 【プレミアムな関連記事】 [レベル1:事務所内のパワーバランスによって引き起こされた粛清] 所属事務所が激怒!? 事実上の「引退」に追い込まれた絢香に同情論も 2009年9月27日付(日刊サイゾー) 極秘に結婚ってふたりは盛り上がるかもしれないけどねぇ...... [レベル2:急激に力をつけた事務所のやり方を学ぶ] ケイダッシュに喧嘩を売る研音の禁じ手と好調ぶり 2009年6月号(プレミアサイゾー) 水嶋ヒロをさくっと切れるくらい好調らしい。 [レベル3:内側から見た芸能事務所事情とは?] 現役アイドルが本音で告発! 良い芸能プロと悪い芸能プロ【1】 2009年5月号(プレミアサイゾー) キレイに辞めさせてくれることも良い芸能プロの条件のひとつかも。 [レベル4:疑惑が飛び交うグラビア業界の真実] あのグラドルが"枕営業強要社長"の事務所で完全復活! 2009年12月号(プレミアサイゾー) "枕営業強要社長"いわく「枕営業しても仕事はとれない」 [レベル5:力ある事務所に干された芸能人の悲劇] 北野誠騒動で見せつけた"芸能界のドン"の影響力 バーニングプロってなんだ?【1】 2009年6月号(プレミアサイゾー) たった一言の失言で消されることもある、怖い世界です......。 [レベル6:イケメン事務所に捨てられた人々の末路] 醜聞番長は赤西だけにあらず! スキャンダルでクビになったJr.たち 2010年4月号(プレミアサイゾー) SMAPとかには甘いのに、ジュニアには厳しくないですか? [レベル7:卒業という名の放擲] AKB隆盛の裏に卒業メンバーの死屍累々 2009年9月号(プレミアサイゾー) AKB内の事務所派閥争いの犠牲者たちは40人以上にものぼる!? [レベル8:意外な進路を選んだ子も......] やっぱり、中西里菜だった! 元AKB人気メンバーが全裸ヌード披露、AVデビューへ 2010年6月25日付(日刊サイゾー) まさしく"裸一貫"での再出発か......。 [レベル9:事務所でもコントロール不可能な芸能人] 沢尻エリカ"無断結婚"で所属事務所は最後通牒へ 2009年2月号(プレミアサイゾー) 事務所にとらわれない彼女の奔放さは、みなさんご存知の通り。 [レベル10:引退後のモデルケースを知る] 「芸能界引退後のビジネスに最適!?」お笑い芸人御用達店の経営モデル 2009年7月15日付(日刊サイゾー) ヒロくんも文筆業より、こっちのほうがいいんじゃない? プレミアサイゾー http://www.premiumcyzo.com/
会社が放り出したい人 1億積んでもほしい人 水嶋くんは前者だったみたい。 amazon_associate_logo.jpg

データと専門知を駆使してもっとマシな政治を始めよう!【前編】

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■今回の提言 「評論家の思いつき言説を中和し、政局談義を政策論争へ置き換えよ」 ゲスト/菅原 琢[政治学者] ──社会の現状を打破すべく、若手論客たちが自身の専門領域から、日本を変える提言をぶっ放す! という本連載、今回は、政治報道が騒がしい今こそ気になる、政治とメディアと世論をめぐるお話です。 荻上 今回ご登場いただくのは、政治学者の菅原琢さんです。菅原さんは、昨年末に上梓された『世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか』(光文社新書)にて、これまでメディアで語られてきた「世論の物語化」がいかに恣意的で実態と乖離してきたかを、実証的なデータの蓄積を元に明らかにされています。例えば2007年参院選での自民惨敗に対し、「小泉構造改革の行き過ぎに対する反動」というような解釈を行うのは誤りで、実態は「小泉構造改革への逆行への反発」という真逆の解釈が妥当である、という具合ですね。  もともと政治の場面では、各政治勢力やメディアが、世論調査や投票行動の結果を自分たちの主張に沿う形で物語化するという、解釈ゲームやプロパガンダが頻繁に見受けられるものです。先の参院選でいえば、「菅直人首相の消費税発言に、国民がノーを突きつけた」といった解釈が支配的になり、菅直人自ら「私の消費税発言でご迷惑をおかけした」と謝罪までした。僕自身は「現況における増税」には反対ですが、この解釈が「実態としては正しい」かはまた別で、メディア上で特定の解釈のみが、検証なしに拡大していくことには危険性を感じる。「サイゾー」8月号本連載での吉田徹さんとの対談を引き継げば、これこそ「ストーリーテリング」の自走した政治談義そのものです。そうしたメディアの政治言説に対して、計量的手法を用いて流言を中和していく意義について今日は語れればと思っています。   菅原 せっかくなので、まずは消費税の話を例に取り上げましょう。今荻上さんがおっしゃったように、マスメディアでは「首相の消費税率引き上げに関する発言が国民の反発を食らって民主党は大敗した」というように言われています。しかし、毎日ネットで内閣支持率調査等をしているマクロミルネットリサーチ総合研究所(萩原雅之所長)からデータを借りて分析したところ、菅首相が「自民党の言う10%でいいじゃないか」と言った6月17日を境に「民主党に投票する予定」という人の割合が下がったり、選挙結果に結びつくような動きはほとんどなかった。この分析は「週刊エコノミスト」9月21日号に論を寄せました。もともと「消費税発言への反発説」は、論理的にもおかしいところがある。民主党は自民党が掲げていた消費税率の案を採用すると言っているのに、それへの反発で自民党が勝ったということになるのですから。  我々学者は、「ここまでしか解釈できません」という抑制も含め、なるべく先入観を排して、さまざまな仮説を考慮に入れながら消去法的に一番適切で妥当な結論を探求していくわけですが、メディアのアプローチは、自分たちが持っている答えに即す事象を見つけ出そうとする面が非常に強い。新聞などでの世論調査の取り方にしても、例えば菅発言の前の週と後の週で比較する場合、後の週では消費税に関する質問項目を急に設けたりしているわけですね。 荻上 世論データを集計しようという企画段階で、すでにバイアスがかかっているわけですからね。 菅原 ええ。一方で、多くの政治学者は、メディアが何を言おうと自分の研究には関係ない、あるいは、何を言っても聞いてもらえないだろうと、こういう事態をタイムリーに追及していっていない。でも実際、メディアの偏った分析が独り歩きするようになると、民主主義は非効率的な、歪んだ機能を持つようになります。例えば、消費税に関する情報ばかりでほかの参考となる情報が届かなければ、有権者は限定的な判断材料で投票を選択しなければならなくなる。政治家も誤ったストーリーを元に行動してしまいます。「消費税を持ち出したから負けた」という通説が立って既定路線になってしまうことで、本来ありえたはずの政策の選択肢を大きく狭めてしまうという弊害がある。消費税率アップについても今やおおむね有権者は容認する傾向が強いのに、それを政治の側がわざわざ禁じ手にしてしまうわけですから、こんな茶番はないわけです。 荻上 我々が何を欲望しているのか(したのか)をフィードバックさせるためには、適切な解釈装置が働かなければなりませんが、メディアによる誤ったバイアスがかかったままだと、大衆も政治家も「本当の欲望」を見誤り、誰も望まなかった方向へと舵を切ってしまいかねない。 菅原 そうすると、後世から振り返ったとき、「あの時代の政治は何をやっていたんだ」という評価を下されることにもなりかねない。政治学者という、政治について俯瞰的に確認し、新奇なことを探求している立場にある者として、自分が生きていた時代の政治がそう見られるのは嫌だという気持ちはありますね。消費税そのものの経済政策としての妥当性については何かを言える立場にありませんが、政治の意思決定の仕組みが持っている非効率な作用については、我々は十分に言い得ることがあると思っているんです。

電波利権の不合理性と政治家と放送局の功罪【前編】

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 業界の人々が思っているほど、すぐにテレビはダメにならないと思う── 。テレビ局が持つ既得権益とそのカラクリを浮き彫りにした『電波利権』(新潮新書)の著者・池田信夫氏は、2011年のデジタル放送移行後のテレビ業界についてこう語る。だが多メディア化と昨今のメディア不況に直面しているテレビ業界に、明るい未来は描きづらいのも事実であり、また、テレビ局が独占してきた電波は今後、再分配されることが予測される。こうした中、電波という資源はどのように使われることが効果的なのだろうか? 【今月のゲスト】 池田信夫【上武大学教授】

神保 アナログ放送の停波まで、どうやら残すところ1年。「どうやら」というのは、現段階でまだ全国に7000万台のアナログテレビが残っています。この放送を強制終了させることが本当にできるのか、あるいはそれが正しいのか、という議論があるからです。ところが、放送局は自分たちにとって都合の悪いことは言わないし、日本では新聞が放送事業にまで関与しているから、新聞もこの問題では中立的な報道は望めない。そうした中で、よくわからないうちに日本の放送行政や電波行政がひどい状況になっているということを、今回のゲストである池田信夫さんの著書『電波利権』(新潮新書)を読んで知りました。今回は、デジタル放送問題だけでなく、電波そのもののあり方についても議論を深めたいと思います。 池田 『電波利権』はもう4年前の本ですが、まだ重版を続けています。それだけ、来年にアナログ電波が止まることを不安視している人が多いのでしょう。そのため、6月末に新たな情報を追加した『新・電波利権』(電子書籍のみ/アゴラブックス)を発表しました。技術的な部分についてはほぼすべて書き換えていますが、重要なテーマである官僚制度と利権の問題など、基本的な部分は変わっていません。 神保 さっそくですが、アナログ放送が終了する「7月24日」という日付には、大きな意味があるそうですね。 池田 この日付には、日本の官僚制度が象徴されています。まず、電波法にはアナログ放送終了の日付が書いているわけではなく、「デジタル放送が始まることを公示した日から10年後」と書いてある。つまり、「改正電波法が公示されたのが2001年7月24日だから、アナログ放送の終了はちょうど10年後の2011年の7月24日だ」という話なのです。まだデジタル放送が始まっておらず、普及の予測もまったく立てられない──そんな状況で、強制力のある法律にアナログ放送終了の日付を書き込むなど、常識では考えられません。なぜそんなことになってしまったのか、状況を振り返りましょう。  00年末、翌01年度の予算折衝で、旧郵政省が地上デジタルのための予算を獲得しようとしました。デジタル放送自体は、放送業者の都合で行う仕事なので、自分たちで予算を払うのが当たり前。しかし、放送業者は政治力が強いので、「経営が苦しいから、国で援助をしてほしい」と、郵政省に泣きついてきたのです。経営が苦しくなる理由は、非常に簡単なこと。アナログ放送がデジタル放送になっても広告料は増えず、一方で中継設備を改めるために、1兆円近くかかってしまうからです。つまり、アナログ放送からデジタル放送への移行は、「収入増はゼロ、コストは1兆円」という、資本主義社会では考えられないプロジェクトだと言える。最初から損をすることはわかっているのに、放送局は「よそもやるらしいから」と横並びでデジタル放送の免許を取得してしまったのです。   神保 膨大なコストがかかり、回収できる当てもないと。 池田 そんなことは初めからわかっていたはずなのに、00年の末になって役所に泣きついてきた。例えば、携帯電話の電波がアナログからデジタルに移行したときには、国は費用を出していません。これは当然のことで、利用者にとってもデジタルのほうが使いやすいし、通信事業者にとってもメリットが大きいから、自然に移行することができた。ところがテレビの地上デジタル放送においては、視聴者にとっても、業者にとっても、スポンサーにとってもメリットがない。そんな中で自然に移行しようという流れができるはずもなく、資金繰りに悩んだ郵政省の官僚は、携帯電話の「電波利用料」を流用しようと考えました。利用者はなかなか気づきませんが、携帯電話を使っていると、毎年1台につき500円ほどの電波利用料を取られています。現在、携帯電話は国内で1億台ほど普及しているので、大変な額になるんです。 神保 しかし、そんな話に通信事業者は納得しませんね。 池田 もちろん、通信事業者は抗議の声を上げました。ドコモの立川敬二社長(当時)を中心に、携帯電話4社の社長が揃って記者会見に臨んだんです。すると、郵政省は放送局が700MHz帯で使っている電波を、テレビのデジタル化後に携帯電話を含めた通信事業者に使わせる、という交換条件を持ちかけます。そうして、「電波の有効利用」という大義名分のもとに、携帯電話の利用者が支払った電波利用料の1800億円を、地上波のデジタル化に転用することが決まりました。  そんな中、当時の大蔵省の主計官が、郵政省に「1800億円をつぎ込んで、2010年に電波を止められなかったらどうするのか」と指摘。まっとうな意見ですが、田中角栄以降、すべての地方局のバックには政治家がついており、「どうにかしろ」と迫ってくる。これに対して郵政省は、法律で日付を設定するという、実に役所らしいロジックでアナログ停波を約束させました。放送業者は前払いで1800億円もの資金を受け取ってしまっているから、今さら「できません」とは言えないんです。

日本も韓国も芸能界には闇の人脈が必要不可欠!? 東方神起から考える芸能界事情

──「日刊サイゾー」で話題のあの記事をただ読む以上に、さらなる知識を知りたいそんなアナタのために、話が100倍(当社比)膨らむ" プレミアム"な記事をサイゾー目線で厳選レビュー!
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東方神起の公式HPより。
 今月16日、韓国のアイドルグループ・東方神起のメンバーであり、現在は日本において"JUNSU/JEJUNG/YUCHUN"名義で活動をしているジュンス、ジェジュン、ユチョンの3人のアーティスト活動を当分の間休止すると、日本での所属事務所であるエイベックスが発表。その後17日には、上記の 3人が「日本での活動を休止する意志はない」として、エイベックスとの対立姿勢を打ち出して話題となりました。  3人は今年4月に、東方神起の残り二人のメンバーと離れ日本での活動を開始。オリコン週間アルバムランキング(9月20日付)でも一位を獲得するなど、精力的な活動をしていました。しかし、もともと5人の東方神起のうち、3人が日本で活動し残りの2人が韓国で活動しているのは、3人が所属していた韓国の大手芸能事務所・SMエンターテインメント(以下、SM)との間に契約問題が生じたことに端を発します。  その後3人はSMを離れ、韓国の芸能事務所・C-JeSエンターテインメントに移籍。しかし、この事務所の代表が韓国人俳優クォン・サンウを恐喝した過去が判明し、暴力団との深い関係性が浮き彫りになりました。そのため、エイベックス側は、3人に対し同事務所代表との関係整理を求めましたが、彼らはそれを固辞している、というのが今回の活動休止騒動のあらましのようです。  このように現在の日本のK-POPブームの立て役者でもある東方神起ですが、契約問題や暴力団関係者とのつながりなど色々とイヤ~な話も聞こえてきます。しかし、こうした話は何も東方神起に限ったわけではなく、韓国や日本の芸能界にもある話だとか......。そこで今回の「レベルアップ案内」では、東方神起をめぐる問題から芸能界の実情がわかる記事をそろえてみました。東方神起とジャニーズのパワーバランス、契約訴訟も少なくない韓国芸能界の闇、日本を席巻する韓国女子アイドルまで──今なお続く東方神起人気とその周りの騒動を知れば、韓国ひいては日本の芸能界への理解が一層深まるかも!? 【日刊Pick Up記事】 東方神起も復活へ──!? "ゴリ押し"で音楽流通を支配してゆく韓国K-POPの脅威 (2010年9月7日付) 東方神起が巻き起こした大きな嵐! 彼らは芸能界の被害者!? プレミアムな記事紹介はこちら↓ 【プレミアムな関連記事】 [レベル1:東方神起とは一体どのようなグループか] ジャニーズも興味津々! 東方神起の魅力、教えて進ぜます!!【1】 2009年9月号(プレミアサイゾー) ジャニーさんに評価を聞きたいところです。 [レベル2:東方神起から見える男性アイドル界の権力闘争] 東方神起は例外!? 他事務所を締め出してきたジャニーズの横暴 2009年4月6日付(日刊サイゾー) この時はまだ東方神起はナメられてたんじゃ......。 [レベル3:ジャニーズにも迫る人気っぷりを知る] ついにジャニーズの尻尾をつかんだ東方神起に嵐もヒヤヒヤ!? 2009年7月9日付(日刊サイゾー) 今、東方神起が復活したらどっちが勝つんでしょうか。 [レベル4:日本から海外へのアイドル輸出の現状] 万博ファンの集いは不人気!? 中国のSMAP"リアル人気度" 2010年6月号(プレミアサイゾー) SMAPも中国では『SMAPって誰?』なんて声も......。 東方神起は中国含むアジアツアーを成功させてましたが。 [レベル5:韓国芸能界からの輸入は止まらず] 金になるかは不明でも、とりあえずデビュー!? 日本の女子高生がハマる韓国女子アイドルの実態 2010年9月号(プレミアサイゾー) みんな目鼻立ちがくっきりしてるけど、イジッてないですよね? [レベル6:人気絶頂の中降ってわいた解散騒動] 「紅白出場も解散は不可避!?」泥沼化する"東方神起"騒動の行方 2010年1月1日付(日刊サイゾー) MAX松浦社長、もっとがんばって! [レベル7:振り回されるメンバーの悲劇] 「不仲じゃなかった!?」東方神起解散騒動で一番人気ジェジュンに同情の声 2010年2月6日付(日刊サイゾー) 号泣必至です。 [レベル8:スキャンダルを利用する強かさ] 「ジェジュンが不幸話で女を食いまくり?」"分裂"東方神起も夜の活動には精力的!? 2009年12月3日付(日刊サイゾー) この手法をやる男の人って絶対ダメ男な気がしますが。 [レベル9:背景にある韓国芸能界の闇] 相次ぐ自殺、契約訴訟、金銭トラブル......第二次韓流ブームの裏にある、キケンな利権 2010年4月号(プレミアサイゾー) ヨン様レベルになると、左うちわらしいです。 [レベル10:韓国と日本に共通する芸能界の構造] それでも暴力団と付き合い続ける芸能界の懲りない面々【1】 2010年11月号(プレミアサイゾー) 出るわ出るわ、芸能界は暴力団の金脈ですね。 プレミアサイゾー http://www.premiumcyzo.com/
東方神起 History in JAPAN SPECIAL 活動休止にかこつけた便乗商品も続々出てます。 amazon_associate_logo.jpg

スタジオジブリはピクサーを目指す? ようやく道筋のついた"宮﨑駿の継承"の方法

「CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評」とは? 本誌連載陣でもある批評家・編集者の宇野常寛氏が主宰するインディーズ・カルチャーマガジン「PLANETS」とサイゾーがタッグを組み、宇野氏プロデュースのもと、雑誌業界で地位低下中のカルチャー批評の復権を図る連載企画。新進気鋭の書き手たちによる、ここでしかできないカルチャー時評をお届けします。見るべき作品も読むべき批評も、ここにある!
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『借りぐらしのアリエッティ』公式
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今月の1本 『借りぐらしのアリエッティ』 新城カズマ[小説家]×黒瀬陽平[美術家/批評家]×宇野常寛[批評家]

『崖の上のポニョ』以来2年ぶりとなる、スタジオジブリの長編劇場アニメ『借りぐらしのアリエッティ』。ジブリの若手アニメーター・米林宏昌が監督を務め、宮﨑駿は脚本のみ、という点も話題になった本作は、ジブリにとってターニングポイントとなる作品だった──。公開から2カ月、本作の意義と試みを考察する。 新城 『借りぐらしのアリエッティ』(以下『アリエッティ』)の素朴な感想というか驚いた点は、『アリエッティ』は『となりのトトロ』(以下『トトロ』)よりも尺が長いということです。88分の『トトロ』は今でもすべて思い出せるけれど、94分の『アリエッティ』のほうは、そこまでではない。私ができるギリギリの発言は、「『トトロ』はやっぱり名作だったんだ」と(笑)。 宇野 どこに基準を置くかで『アリエッティ』の評価はまったく違ってきます。そりゃあ、宮﨑作品、たとえば直前の『崖の上のポニョ』(以下『ポニョ』)に比べれば強度がまったく違う。けれど、スタジオジブリってこの10年近く、ずっと「宮﨑駿もいつか死ぬ」という前提のもとに若手を育てようとしてはきたと思うんですよね。それが宮﨑吾朗の『ゲド戦記』や森田宏幸の『猫の恩返し』なんだと思うんですが、どちらも漠然とした宮﨑駿の社会的なイメージを踏襲しようとして失敗している。これらと比べたとき、『アリエッティ』はプロジェクトとして少なくとも失敗していない。 黒瀬 僕は面白く観れました。演出の方法論が統一されていない、宮﨑駿のイデオロギーでパッケージングされていないながらも、ジブリ的モチーフ、表現は部分的に引き受けていて、それがモジュールの組み合わせのように見えた点が新しかった。 宇野 つまり、宮﨑アニメの全体性を確保していたイデオロギーではなくて、細部、具体的には各要素をバラバラにして取り入れることですね。 新城 『アリエッティ』は、「病弱なハウルがトトロの屋敷にやってくるとそこには小さなナウシカがいて」というふうに、すべて精密に当てはめられてしまう。その意味では私もモジュール性は感じました。 宇野 たとえば「世界名作劇場」的な、日本人目線のやや入ったファンタジー化された西洋や舞台となる古い屋敷のイメージ、こうした各要素を宮﨑駿イデオロギーからいったん切り離して、個別に咀嚼して飲みこむというゲームをやっている。 黒瀬 宮﨑駿がいつも仕掛けるプロットの破綻、矛盾がない、そしてそれを最大限に盛り上げる演出がない。希望的観測込みですが、個人的にはこれを、新しい世代によって宮﨑駿を相対化し、ジブリの中から新しいゲームが始まる予兆だととらえたい。 宇野 そのせいで、良くも悪くも口当たりがいい代わりにインパクトは弱い作品になったとは思います。しかしこれは過去の非宮﨑ジブリ作品の失敗を考えると、ほとんど初めて宮﨑駿へのアプローチ方法を発見したといえる。 黒瀬 監督の米林宏昌さんは、たとえば宮﨑吾朗監督と比べれば、宮﨑イズムの教育が徹底されていないからかもしれません。今回は脚本のみ担当ということで、どこまでが宮﨑さんの手によるのかはっきりしませんが、自分が好きな西洋のファンタジーと日本の民俗的で土俗的なものを無理やり直結させようとするのは、宮﨑さんだからできるんだということは『アリエッティ』からもうかがえます。 宇野 宮﨑さんをイデオロギッシュに叩く人がいますが、彼の「無意識の暴力性」のようなものが消えて内省的に賢くなった瞬間に彼が作り上げてきた世界は力を失うはずです。宮﨑作品では、肥大したエゴで本来つながらないはずのものをつなげ、そこがいびつな魅力を生んで、ひいてはその構造が絵の力を支えている。『ポニョ』のあのあざとい評論家ホイホイ的な各要素を、強烈なイデオロギー性で強引にパッケージングした凄みですよね。過去の若手ジブリ作品は、この構造を理解しないまま、中途半端にパッケージングされた表面的な宮﨑のイメージをある程度継承しようとして失敗している。対して『アリエッティ』が宮﨑作品や他のジブリ作品と違うのは、自覚的にか結果的にかわかりませんが、その大きな構造を後退させて各要素をモジュール的に継承しているからです。 黒瀬 その結果なのか、食べるシーンに象徴的な宮﨑演出における美学的なこだわり、今までジブリ作画と呼ばれていたものも総じて特徴が後退してプレーンな感じになっていましたね。 新城 走り回るシーンや飛ぶシーンも従来ほどではないですし。しかしそれならいっそ、短編映画複数本にバラしてみせたほうがわかりやすい。実際、興行成績を維持しつつ実験をするというのは、ほとんど不可能に近い。だとすれば、長編アニメ映画を2年に1本発表する興行体制そのものの限界と考えるべきではないんでしょうか。 宇野 ビジネスモデルも含めて、ジブリは体制自体を見直す時期に来ていると思うんですね。その試行錯誤のひとつとして宮﨑駿をなんらかの形で継承しようとするときに、一度バラさなければいけなかったということかと。それも短編映画では意味がなく、ジブリが長編映画を作る体力を維持したまま宮﨑駿から若手監督に引き継いでいくという使命を果たすためには『アリエッティ』は必要だったんでしょうね。

ツイッターひとつ活用できないダメダメ企業続出の理由

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情報の集中豪雨を浴びたっていいことナシ! そ
れよりじっくりと話をするほうがよっぽど大事です。
 せっかく公式にツイッターアカウントを取ったものの、活用できていない企業が大量発生している。彼らがソーシャルメディアを使いこなせないのはなぜなのか? 今後企業が目指すべき広報活動のあり方とは、どんな形態なのか? 情報流通の未来を探った。  ツイッターの使い方が、まったくダメな企業が多すぎる。せっかく公式アカウントを取得してマーケティングに利用しようというのなら、どうしてもっときちんと戦術を立てられないのか。    ダメな使い方というのはどういうことかというと、たとえばこういう使い方だ。

【1】自社の情報をただひたすら垂れ流しているだけで、プレスリリースと何が違うのかよくわからない。 【2】「つぶやき」という言葉に引きずられてしまったのか、「ランチなう」「これから飲み会!」といった、情報量のないツイートばかりを垂れ流している。 【3】せっかく自社製品を使ってくれているユーザーから貴重なリプライがあったのに、そもそもリプライをこまめにチェックしていないから、無反応。 【4】自社の商品やサービスがツイッター上でどう扱われているのかをまったく気にしていないから、ツイッター上でユーザーたちが情報交換しているのも知らない。 【5】フォロワー数を増やす努力を何もしていない。まがりなりにも企業の公式アカウントなのに、フォロワー数が3桁というのは、信じられない。  このような使い方をしていれば、ツイッターを使ったマーケティングがうまくいかないのは当然だ。中には、若手社員が公式アカウントで一生懸命ツイートしていると、「なんかおまえらは暇そうでいいな」などと揶揄する高齢社員も少なくない。ソーシャルメディアが企業の情報発信や消費者との接続にどれだけ重要な意味を持っているのかを、まったく理解していない。「つぶやき」という言葉のイメージからツイッターを「暇つぶしにやるもの」と思い込んでしまっているのだ。  知人の女性編集者は、自分が作った本のプロモーションのために一生懸命「今日は社内会議でこんな提案をしました」「本の売り上げに動きがありました!」などとツイートしていたところ、上司の50代男性から「君、今日のつぶやきはちょっと書きすぎなんじゃないか」「事実だけを淡々と書けばいいんだよ。私情なんか交えなくていい」「社内の話をあまり書くな」「暇そうに見えるからツイッターはほどほどに」と毎日のように釘を刺され、げんなりしている。  実のところこうした状況は、海外でも似たようなものらしい。  PR企業のワイルドファイア社がイギリスのIT企業50社のソーシャルメディア利用を調査分析したところ、74%の企業がツイッターのアカウントを開設しているのにもかかわらず、43%の企業はほかのユーザーに一度もリプライしたことがないことがわかったそうだ。また57%の企業が、ツイッターを単なる情報発信手段として利用しているだけで、ソーシャルメディアの特性である双方向性をまったく使いこなしていなかったともいう。

「そこにいるだけで価値がある」結構イケてる"ジャニタレ主演舞台"の知られざる評判

──ジャニタレ出演テレビドラマの視聴率低迷など、テレビ・映画の世界ではなんだか勢いがなくなってしまったようなジャニーズ。しかし、舞台演劇の世界では、彼らに熱い視線が注がれているという。一般の演劇評ではお目にかかれないジャニタレ舞台興行の実態を追った。
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DVD『新春 滝沢革命』より。ジャニーズショーには、上
写真のような『和』テイストの演目が、多く挿入されてい
る。仮面の中身は、素敵なタッキー(は~と)スマイル。
 1985年に弱冠20歳の近藤真彦が史上最年少座長(当時)を務めた『森の石松』、86年の初演から08年までの23年間で通算957公演を行い、138万465人を動員した少年隊の『PLAYZONE』などなど......。戦後まもなく、ロサンゼルス在住時代に、美空ひばりや、笠置シヅ子、勝新太郎、花菱アチャコらの現地公演を手伝っていたというジャニー喜多川御大の意向もあるのだろう。"ライブ"重視のジャニーズ事務所では、かねてから、事務所を挙げてのステージプロデュースが、コンサートと並ぶ最重要コンテンツと位置づけられてきた。かのSMAPも、かつては、同テーマでありながら別々のストーリーの芝居を東京と京都で同時に上演する実験作『ANOTHER』(93年)、もはや本人たちの間では黒歴史扱いだろうミュージカル版『聖闘士星矢』(91年)や『ドラゴンクエスト』(92年)など、さまざまな舞台を踏んでいる。  また、木村拓哉が唐十郎作、蜷川幸雄演出の『盲導犬』(89年)に出演するというように、大物演劇人とのコラボレートにも積極的な上、99年には舞台活動専門のグループ「ミュージカルアカデミー」まで登場させている。

 ゼロ年代に入ってからは、その舞台志向がさらに加速し、02年には、当時経営不振だった東京・新宿の「パナソニックグローブ座」(現・東京グローブ座)を松下電器産業(現・パナソニック)から買収。「シェークスピア演劇の殿堂をアイドル事務所が買うなんて......」との声もあったが、"常打ち"ともいえる劇場を手に入れたジャニーズ事務所は所属タレントのステージを連発。少年隊の東山紀之(04年)やKAT-TUNの上田竜也(09年)が主演する『ロミオとジュリエット』のような古典や、少年隊・錦織一清主演の『CABARET』(04年)、V6・三宅健の『第17捕虜収容所』(08年)といったブロードウェイ作品や海外作家の作品、堤幸彦演出/嵐・二宮和也主演の『理由なき反抗』(05年)、劇団TEAM 発砲・B・ZINのきだつよし演出/嵐・大野智主演の『バクマツバンプー』(05年)、G2作演出/TOKIO・松岡昌宏主演の『JAILBREAKERS』(06年)など、名うての演出家を起用した舞台から、NEWS・手越祐也の『手越祐也のワンマンRADIO SHOW「テゴラジ」』(07年)といったファンイベント的なものまで、さまざまな演目を毎月のように上演してきた。  他方、元男闘呼組の岡本健一が、大人計画の『キレイ』(05年)に客演し、V6・森田剛が劇団☆新感線プロデュースの『IZO』(08年)や、蜷川演出の『血は立ったまま眠っている』(10年)に、二宮和也が岩松了作/蜷川演出の『シブヤから遠く離れて』(04年)に主演するなど、東京グローブ座以外、つまり、ジャニーズ主導ではない舞台に立つケースも増えている。そのほか、09年には三谷幸喜作演出/SMAP・香取慎吾主演のミュージカル『TALK LIKE SING』をオフブロードウェイで上演していたのもごぞんじの通り。さらに、生田斗真や風間俊介のように、歌手活動よりも俳優業に積極的な新しいタイプのジャニーズタレントも目立っている。 ■「ポテンシャルが一段高い」評価の高いジャニ演技者  かように膨大な役者、演目、公演数を誇るジャニーズ演劇だが、不思議とその評判を目にする機会には恵まれない。かろうじて、KinKi Kids・堂本光一『SHOCK』シリーズ(00年〜)や、滝沢秀明『滝沢演舞城』(06〜09年)、『滝沢歌舞伎』(10年)といったジャニー喜多川総合演出のド派手なショーの稽古の模様をワイドショーで紹介されることはあるが、そのとき画面に映し出されるのは、ワイヤーで宙吊りになった王子様ルックの光一くんやタッキーの御姿のみ。ファン以外には、その素晴らしさがちょっとわかりにくい、あまりに独自なジャニーさん的美学に彩られている。ほかの舞台もこの美学ゆえに、マジメな演劇シーンから黙殺されているのだろうか? 「確かにジャニーズプロデュース公演の劇評が専門誌に載ることはほとんどないかもしれません。でも、特に外部の演出家と組んだ演目の場合、『ジャニーズだから』という色眼鏡で見られることはまずありませんよ」  そう語るのは、国内外のステージの劇評のほか、舞台に上がるジャニーズタレントのインタビューも数多く手がける演劇ジャーナリスト・岩城京子氏だ。 「舞台に立つということは、全身を見せること。それだけに、ジャニーズのような美しい人たちは、もうそこにいるだけで価値がある(笑)。その上、子どもの頃からステージのセンターに立って、歌い踊る訓練を受けているので、ヘタな役者よりも身体的なポテンシャルが一段高いところにあり、プロ意識も高い。例えば、V6・坂本昌行さんが主演した『ボーイ・フロム・オズ』(05年)は、ともすればブロードウェイ版以上のクオリティでした。ブロードウェイ版が半ば主演のヒュー・ジャックマンのワンマンショーと化していたのに対して、坂本さんは作品全体の意図をくんだ芝居をしつつも、いざ歌い踊るとなれば、圧倒的な存在感を見せつける。ミュージカルアクターとしても十分通用する存在です」(同)  また、三宅健は岩城氏に「観客の雰囲気を瞬間的に察知できる」と自ら語り、事実、客席の反応次第で芝居のテイストを自在に変えてみせ、森田剛は『IZO』の脚本を受け取った刹那、そこに書かれた「天誅だ!」と吠えるシーンこそが「かっこよくなる」="自分の最大の見せ場だ"と見抜いてみせたという。 「ジャニーズの役者さんには、舞台上の360度すべての状況をイメージ、把握できる演劇的運動神経も備わっているようです」(同)

お笑いタレント・ビートたけし×部落解放同盟委員長・組坂繁之 〈差別〉と〈笑い〉と〈権力〉との闘い

──7年前に雑誌誌上で対談したことがある2人が、久しぶりに膝を付き合わせた。前回から流れた月日は、日本の差別をめぐる状況にも変化を及ぼしたのではないだろうか。拡大する格差社会やネット社会。弱者がさらなる弱者に牙をむく歪んだ世界を、時に差別的な笑いを武器にしてきたビートたけしと、差別撤廃に向けた解放運動のリーダーはどう見るのか? 120分にわたった熱いトークの一部を公開する──。
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(写真/江森康之)
ビートたけし(以下、たけし) 前に(組坂)委員長と対談したのは、「新潮45」(03年3月号/新潮社)ですよね? 組坂繁之(以下、組坂) ええ、あれは、もう7年前ですね。 たけし あのときは、差別表現とか糾弾についての話を中心に聞いて、部落差別の歴史的背景みたいなものをあんまり聞いてなかった気がするんですよ。今日はそういうことから聞いていきたいんです。日本の場合、被差別部落の問題が表に出てきたのって、いつ頃のことですか? 組坂 現在の被差別部落問題は、江戸幕藩体制の身分制度によるものとの説が主流です。ただ、人間を差別する考え方や制度は、7世紀頃からの律令制によって、良民、賤民という区分けが出てきたあたりから始まっていたでしょうね。そもそもは、アジア的生産様式といわれた農業中心の社会の中で、農業活動が十分にできない障害者への差別は極端な例としてありました。障害者は、差別され、コミュニティから排除される存在だったんです。そのうち、支配する側は、そういう貶めるべき存在を意図的に作り出すわけです。江戸幕藩体制でも、人が嫌がる行刑の役割をさせたり、農地を与えなかったりして、被差別部落を貧困に追いやることで、農民に「上見て暮らすな、下見て働け」と言って、不満を抑えていたわけですから。現代社会でも、その頃の影響が残っているわけです。 たけし おいら、恥ずかしながら、日本の差別問題については鈍感で、身分制度というとインドのカーストを思い浮かべてしまうんです。話を聞くと、今でもかなり厳しいものがあるじゃないですか。階層が下の人は、上位の人と同じ水道の水を飲めないとか、トイレ清掃の仕事しかできないとか。映画の話でいえば、インドのムンバイでは「ボリウッド」といわれる映画産業が盛んで、年間700〜800もの作品を撮っている。ところが、ここにもカーストはあって、脇役はいくら人気が出ても、主役にはなれない。主役は、主役の家柄に生まれた人じゃないとできなくて、脇役はずっと脇役。身分の低い人は、危険を冒してスタントマンとかをやっているけど、けがして、歩けなくなったりする人が続出してるって。それでいて、たいした補償がない。それが、世界第2位の映画産業の裏なんですよ。 組坂 インドの話は重要なんです。日本の差別観念の源をたどると、インドのヒンドゥー教に行き着くんじゃないかと思ってます。カーストには、4つの階級がある。ヒンドゥーの神様でヴィシュヌというのがいまして、その口から生まれたのがバラモン(僧侶)、脇の下から生まれたのがクシャトリヤ(王侯騎士)、太ももから生まれたのがヴァイシャ(商人)、かかとから生まれたのがシュードラ(奴隷)、ということになっている。人間とはそういうものだと。そして、それ以外のアウトカーストといわれる人が、現在2億人近くいます。アウトカーストは、ヒンドゥーの神様から生まれていないので、人間以外とされてきた。そんな彼らはいわゆる穢れる職業とされる、食肉や皮革に関する仕事や清掃をやらされてきたんです。ある種、被差別部落民と一緒ですね。 たけし そこで、いつも不思議に思うんだけど、一番最初に「この人たちはアウトカーストだ」と、言った人がいるわけじゃない。そう決めた根拠はなんだったんでしょう? 組坂 やはり支配と被支配の関係ですね。支配階級であるクシャトリヤは、侵略者であるアーリア人の系統です。インドの場合、いろいろと政権が変わってきていて、そのたびに支配と被支配の関係が変わる可能性がある。そこで抗したりする連中への見せしめのために、徹底的に差別される層を作り出したんでしょうね。 (プロデュース/本多圭、構成/ラリー遠田)

【蓮佛美沙子】──「言わなきゃ伝わらない」ツンデレ女優は気持ちを届けることが目標!?

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(写真/菅野ぱんだ D-CORD)
 不器用なほどまっすぐな女子高生"吉田千鶴"。「スーパー・ヒロイン・オーディション・ミスフェニックス」のグランプリ受賞から5年、蓮佛美沙子は映画『君に届け』で、「一番印象に残る役」に出会ったという。  それだけに、「やりきった」と清々しい顔で話すが、今回共演している三浦春馬くんは、高校の同級生。やりづらくはなかった? 「最初は、『照れるかな?』と思ってたんですけど、『今どうだった?』とか、そういうやり取りも普通にできて、楽しかったですね」 『君に届け』といえば、原作は高校生の"純愛"を描いた大人気の少女マンガ。三浦くんのような王子様が現実のクラスメイトだったなんて、甘酸っぱい思い出とか、いろいろありそう!