125億ドルでモトローラを買ったGoogleアンドロイド陣営の真の狙い

──激変するITビジネス&カルチャーの深層を抉る!
1110_it_ill.jpg
Googleマン&キャプテン・モトローラタッグ
の結成で、ケータイ市場で勝利をおさめる!?
 8月中旬、世界を驚かせたグーグルによるモトローラ・モビリティ買収劇。その異例の買収額も相まって、さまざまな憶測が飛び交った。果たしてグーグルの真の目的はどこにあったのか?ヒートアップする携帯OS戦争の行方を探る。  グーグルが、アメリカの通信機器大手モトローラ・モビリティを125億ドルという驚異的な金額で買収することを発表した。日本円にして、なんと1兆円に達しようという価格である。  モトローラは、コンピュータ業界に古くから接している人にとっては非常になじんだ企業名だ。設立は第二次世界大戦以前。1970年代末から80年代にかけては、インテルに張り合って68000シリーズと呼ばれる32ビットの高性能CPUを開発し、マニアックな人気を誇った。シャープのX68000なんてパソコンもあったほどだ。このシリーズはMacintoshにも搭載され、後継でIBMなどと共同開発されたPowerPCも含めれば、モトローラはずっとアップルの良き友だったのだ。  携帯電話の世界で言えば、同社から80年代末に登場したマイクロタック、そして90年代半ばのスタータックという端末は超カッコよかった。90年代半ばはまだ携帯の黎明期で、日本製の機器にはろくなデザインのものがなかった時代である。スタータックの小ぶりでソリッドなデザインは、多くのマニアの心をわしづかみにし、ちょっとレトロな「M」のマークに皆憧れた。  モトローラ携帯最後のヒット作は、04年のレーザー。iPhoneを先取りしていたような超薄型で優れたデザインだったが、これ以降はヒット作を出すこともなく、停滞してしまう。シェア争いではノキア、サムスンに引き離され、さらにiPhoneやアンドロイドの登場でスマートフォン化が進み、携帯電話の市場が大きく様変わりをしていく中で、独り置いてけぼりを食らう状況に陥ってしまったのだった。  携帯電話機器が極度の不振に陥ったことで、モトローラはこの分野の分社化を決意する。そうして11年初頭、モトローラは携帯電話とテレビ関連の機器事業を担当するモトローラ・モビリティと、ネットワーク関連機器などを扱うモトローラ・ソリューションズに分社されたのだった。  今回グーグルが買収したのは、前者のモトローラ・モビリティだ。スマートフォン戦争にすっかり乗り遅れ、かなり落ち目になってしまった社員1万9000人の大企業を1兆円もの巨費を投じて買収したのは、いったいなぜだったのだろうか?  グーグルは、買収の理由は特許戦争の防衛だったことを認めている。  スマートフォンの開発は特許のかたまりで、何か新しい機能を実装しようとすると必ずほかの企業の特許に抵触することになる。他社から提訴されればたいへんな訴訟費用がかかってしまうため、自社の持つ特許と「無料で特許を認め合う」というようなことを行って、特許訴訟を回避する。これがクロスライセンス契約と呼ばれるものだ。  ところが携帯電話OS「アンドロイド」を普及させようとしているグーグルは、携帯電話市場ではまったくの新参者。クロスライセンス契約を結ぼうにも、交換できる特許をほとんど持っていない。そしてこれをいいことに対立陣営は、アンドロイドの機器メーカーに特許訴訟を仕掛けてくるようになった。このままでは訴訟費用に負けてアンドロイド陣営は崩壊し、市場も収縮しかねない。そういう状況の中でグーグルは、大枚をはたいてモトローラを買収したのだ。なにしろ携帯電話市場の古株であるモトローラは、約1万7000件にも及ぶ携帯電話関連の特許を所有しているから。
「プレミアサイゾー」で続きを読む
■プレミアサイゾーとは? 雑誌サイゾーのほぼ全記事が、月額525円で読み放題!(バックナンバー含む) プレミアサイゾー初月"無料"キャンペーン実施中!! (2011年9月30日まで) 詳しくはこちら 【こんな記事もオススメ!】佐々木俊尚の「ITインサイド・レポート」穴の向こうは......漆黒の闇? IT業界禁断のウラ側プライバシー、著作権、FREE......それでも使いたい人は必読!! グーグルはなぜ嫌われるのか?

個人資産6000億円の正体──孫正義とソフトバンク"実りなき経営戦略"の功罪

1110_son_tobira_n.jpg
(絵/我喜屋位瑳務)
 今やIT企業の筆頭として、常にマスコミのネタにされるソフトバンクとCEO孫正義氏。新エネルギー事業への参入などで、ますますその存在感を増している同社の事業を分析しつつ、非難を浴びながらも巨大化していく同社の実態に追った。  3・11以降、ソフトバンク(以下、SB)・孫正義社長の周辺が何かと騒がしい。4月6日には、被災者の支援と被災地復興のために個人で100億円を寄付すると同時に、2011年度から引退まで、グループ代表として受け取る報酬の全額を遺児の支援に充てていくと発表。また、原発事故発生以来、孫社長のツイッターはエネルギー関連のつぶやき一色に。「国難の時、経済人である前に人の命を思う人物でありたい」と、事あるごとに放射能汚染の恐怖を訴え、「正義を疎かにする経済ほど愚かなものはない」と理想を掲げつつ、脱原発と自然エネルギーへの転換を提案。それまでも決して薄くはなかった存在感をより圧倒的なものとした。  そして、5月25日には、神奈川県、埼玉県、静岡県など、全国19の自治体と共に「自然エネルギー協議会」を7月上旬に設立すると発表。個人宅の太陽光発電設備の普及を進めると共に、全国の休耕田や耕作放棄地の2割にメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設をブチ上げ、6月24日には、自然エネルギーによる発電事業への参入も決定している。 ■メガソーラー構想に渦巻く毀誉褒貶  ド派手なアクションを繰り返す孫社長だが、その評価はまちまち。「FLASH」(光文社)が、その4月26日号で「あっぱれ!100億円寄付!孫正義 愛国の原点となった『差別』と『反骨』」という特集を組む一方で、「週刊現代」(講談社)5月28日号は「いつ届く孫正義の『義捐金100億円』」という記事を掲載。発表から1カ月半以上たっても寄付金が届けられた気配がないことを批判し、そもそも孫社長が即寄付が可能なキャッシュを持っているのか疑問を投げかけた。  メガソーラー構想についても「週刊文春」(文藝春秋)7月7日号が「孫正義『強欲経営』の正体」という批判記事を展開すれば、同じく7月7日号の「週刊新潮」(新潮社)も「脱原発の政商になる『孫正義』の果てなき商魂」と、孫社長をバッサリ斬り捨てる。  この時の文春、新潮の批判のポイントはおおむね同じ。1.太陽光発電はエネルギー変換効率が悪く、停電リスクが高い。2.孫社長は一世帯当たり毎月500円程度の負担増でプロジェクトをなし得るとするが、5000円の負担増になるとの試算もある。3.それでも太陽光発電を推進するのは、ケータイ事業が頭打ちになり、経営危機説も囁かれる中、新規事業を打ち出すことで資金集めをしたいだけなのではないか。4.電力事業に着手する以前に、震災直後、まるでつながらなかった同社回線の改善に努めるべきではないか。  反原発・脱原発の機運が高まる中、メガソーラー構想を高く評価する声も聞かれる一方で、高邁な理想を掲げながら、結局、カネ儲けをしたいだけなのではないかとの批判があるのもまた事実なのだ。 ■ソフトバンクが傾くと国民が被害を被る!?  孫社長やSBが毀誉褒貶に晒されるのは、今に始まった話ではない。アメリカ留学中に開発した多国語翻訳機をシャープに1億円で売り込み、弱冠25歳でパソコンソフトの卸売企業を設立したかと思えば、96年、創業間もないYahoo!への投資をきっかけに、アメリカのインターネット企業を相次いで買収。99年にはメディア王、ルパード・マードックと共にテレビ朝日株を買い取り、翌年も日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)にも資本参加してみせる。  81年の「株式会社日本ソフトバンク」設立以前から、事あるごとに注目を浴び続ける孫社長だが、特にその存在感を示したのは、01年。個人向けADSLサービス「Yahoo!BB」の開始時だろう。  これが、国内ブロードバンド網の普及に大きな弾みになったのは間違いない。しかし、街頭でADSLモデムをタダでバラまくプロモーションや、加入の意思のない家庭に勝手にモデムを送りつける代理店を野放しにする姿勢には批判が集まった。そして、サービス開始当初には、NTT東西の「フレッツ・ADSL」など、他サービスが申し込みから2週間程度で開通していたのに対し、1カ月たってもサービスを受けられないというトラブルも頻発していた。  次に注目を集めたのは06年。英ボーダフォン日本法人を買収し、ソフトバンクモバイルを設立した。
「プレミアサイゾー」で続きを読む
■プレミアサイゾーとは? 雑誌サイゾーのほぼ全記事が、月額525円で読み放題!(バックナンバー含む) プレミアサイゾー初月"無料"キャンペーン実施中!! (2011年9月30日まで) 詳しくはこちら 【こんな記事もオススメ!】iPhone4が絶好調でもソフトバンクが儲からない理由iPhone人気が自爆を招く!? ソフトバンクが繰り返す黒歴史ソフトバンク、ディズニーランド、ユニクロに"気になるギモン"を聞いてみた

清原和博独白!! 「ピアスに込めた怒りと巨人の裏切り、そして伊良部の死」

1110_kiyohara1_n.jpg
(写真/江森康之)
「ひとりぼっちのガキ大将」──出版プロデューサー・高須基仁は清原和博をそのように表した。18歳、巨人入りを切望するも、ドラフトで巨人はPL学園同期の桑田真澄を指名。振り返れば、その時から引退するまで、清原はひとりぼっちだった。525本の本塁打を記録するも無冠、巨人へ雪辱の挑戦、危険球への怒り、ひざの故障の苦しみ......、すべて涙を飲んでひとりで耐えてきた。引退から3年たち、彼は選手生活をどう振り返るのか。昨今、その姿をメディアで見る機会が少なくなったが、今は何をしているのか。漆黒のスーツと褐色の肌に身を包み、インタビュールームに、麗しき夫人を伴い登場した球界の番長に、熱烈な"清原マニア"ゆえ、西武球場近くへ引越した経験もあるという高須が迫る! 高須 清原さんとの出会いは1年前、浅草の料亭で知人の紹介でお会いしました。浅草って清原ファンが多くて、長嶋(茂雄)を抜く445本目のホームランを打った時は、どんちゃん騒ぎでしたよ。彼らと「巨人はなぜ背番号3番を、清原につけさせなかったのか」という話を、いまだによくするんです。FA(フリーエージェント)宣言して巨人に移った1996年、清原さんはどんな気持ちだったんですか? 清原 憧れの巨人に行きたいという思いだけでなく、それが自分にとって一番のチャレンジになると思ったんです。FA宣言した時には、生まれ育った地元の阪神タイガースが熱心に誘ってくれた。西武ライオンズもすごく慰留してくれた。その3球団の中で、一番評価が低かったのが巨人でした。当時、巨人で一番年俸が高いのは、斎藤雅樹投手だったんですが、それを超すことはできないと。僕は金額の話をする前に「待ってください。まずは11年前のドラフトの件を謝ってほしい」と言ったら、球団代表が「そんなこともあったね、ハハハ」って笑ったんですよ。 高須 やはり85年のドラフトでは、裏切られた思いがありましたか? 清原 あれには言葉のあやがあって、巨人は「打者なら君を1位指名する」と言ったんです。「ただし、ドラフトの朝まで、投手を指名するか打者を指名するか、わからない」と。うちの母親がスカウトの方に、「指名が投手なら、桑田(真澄)くんってことはありませんよね?」と聞いたら黙り込んだそうです。だから、母親は薄々感じてたようです。そういう経緯からFA交渉の中で、ドラフトのことに触れましたが、巨人は謝りはしてくれなかった。僕に対するそういう不手際があったことを、阪神はどこかで聞いたんでしょうね。新宿のホテルでの交渉だったんですが、いきなり玄関からレッドカーペットが敷いてあったんですよ。当時はタバコを吸ってたんですが、交渉中にたまたま切れてしまって「あれ」と言ったら、吉田(義男)監督と球団上層部ら3人からタバコが3本同時にバーッと差し出されるような状態。提示してきた金額は、10年契約の36億円ですよ。それを聞きつけた巨人も焦ったんでしょうね、長嶋監督から僕の携帯にいろんなメッセージが入るようになりました。最後の最後には「僕の背番号3番をつけなさい」というメッセージが入ってたんですけど、これだけはやっぱりつけたら非国民扱いだと。 高須 そこまで言われても3番をつけない、そこが清原さんの好きなところなんですよ。清原的な男臭さ、人を敬う感覚がある。でも私は、あの時、3番をつけるべきだったと思う。つけなかったということは、3番をつけて長嶋以上に活躍する自分がイメージできなかったということですか? 清原 こればかりは、イメージがつかなかったですね。長嶋さんの3番を汚すことはできないという気持ちでした。 高須 誰かに相談しました? 清原 いや、あの時は、ほとんど誰にも相談しなかったです。長嶋監督から電話がかかってきたのも気づいたけれども、出られなかった。巨人の対応に対する悔しさでいっぱいで......。長嶋さんまで出すのか、そうすれば清原はうなずくだろうと思ってるんだろうと。でも、結局、巨人は小さい頃からの夢だったし、長嶋さんは憧れでしたから、巨人への入団を決めました。長嶋さんが監督してなかったら、巨人へは行っていなかったと思いますし、松井(秀喜)くんというライバルもいた。悔しい思いを抱えつつも、巨人でやることが自分にとっての一番のチャレンジだと思った。その当時、西武は、僕のことをかわいがってくれた東尾(修)さんが監督で、迷惑かけて申し訳ないという気持ちもあったんですが、11年間西武にいてリーグ優勝を8回して、ちょっと刺激が足りない、燃えるものが少ないなという感じもしてたんです。 高須 清原さんって、やりたい放題に見えるけど、ずっと奥歯をかみしめて、冷や汗と脂汗を流しながら我慢してきましたよね。ドラフトの時も、涙目だったけど泣かなかった。内角攻めに遭い、死球に苦しんでいた時も「そいつを倒したい」と言いながらも我慢した。清原マニアからいうと、長嶋に肩を並べるスターだったという証として、3番で終わらせたかった。 清原 巨人時代も今でも、サウナなんかでロッカーを使う時は、必ず3番取りますよ(笑)。 高須 さっき、松井の名前が出たけど、清原さんにとって、彼はどんな選手? 清原 よくうさぎと亀に例えるんですが、彼は亀、僕はうさぎ。彼は気分にむらがなく、コツコツやるんですよ。打てない球は打てないと割り切るし、ノーアウト満塁とツーアウトランナーなし、どちらも同じような精神状態でバッターボックスに入る。僕は打てない球を悔しくて打とうとするし、ノーアウト満塁だとすごく集中してるけど、ツーアウトランナーなしだとそんな集中してない。気分にむらがあるんです。ずっと同じ80%の集中力の人は、大崩れせずに、コンスタントな成績が残せるけれども、僕は120%の集中力を出す時もあれば、40~50%の時もあって、いったん変な成績を出すと、バッティングの立て直しに時間がかかってしまうんです。それで、一休みしてる間に追い抜かされる。 高須 才能としては、清原さんのほうが上でしょ。 清原 それは感じてました(笑)。 ■メジャーに行かなかった理由 ピアスに秘められた怒り 高須 メジャーリーグに行こうという気持ちはなかったんですか? 清原 一度、エージェントから話をもらったことはありました。「僕には無理ですよ」と返事をしました。本音は、アメリカが大嫌いなんです。理由は戦争で負けたから。 高須 いいねえ、俺も嫌い。 清原 ハワイに行くのも嫌い。向こう行って、がんばってアメリカ人を負かしてくれてるイチローを見るとうれしいですけど、アメリカに憧れてアメリカに負かされてる選手を見たら、「何しとんじゃ」と思います。 高須 自分が行って負かそうとは思わなかった?年齢的なもの? 清原 いえ、自分の実力はわかってますから。日米野球の時に、これは格が違うなと思いました。 高須 00年に肉体改造をして、体が一回り大きくなったけど、あれは(バリー・)ボンズのイメージ? ボンズ、好きだったでしょう。 清原 好きでしたね。かっこよかったですね。あの圧倒的な飛距離。 高須 ボンズは、ビジュアル的にも意識しました? 清原 少しはありました。ユニフォームの着こなしは意識しました。 高須 ピアスも、ボンズにあやかったという話がありますが。 清原 あれはそうじゃないんです。巨人と4年契約をしていて、あと1年残っている04年のシーズンオフに、球団とは関係ない人間が「巨人が君を辞めさせたがってる」「ほかの球団に行かせようとしている」などと、僕にクビ切り宣告のようなことを言ってきた。しかも、巨人に頼まれて言ってる感じなので、それで頭にきて、「そういうことは、球団の人間が直接俺に言う話だろう」と、すぐに球団事務所に電話したんです。「今からそっちへ行くから」と。そしたら球団側が慌てふためいて、「事務所に直接来るのはマスコミにいろいろ書かれるのでまずい。ホテルかどこかで会わないか」と言うから、「いやだ、球団事務所で話をする」と直談判しに行ったんです。ただ、このゴタゴタがマスコミに知れわたって、「清原の去就問題」として大ごとになってしまったんですね。結局、残留することで決着しましたが、「混乱を招いたことで、球団は恥をかかされた。謝罪会見をしてくれ」という話になり、「なんで俺が謝罪なのか」と不本意でしたが、会見を開き、(自らを)蓮の花に例えて「泥水をすする覚悟で、精いっぱいプレーしたい」と残留表明しました。この怒り、悔しさを忘れないように体に刻み込もうと刺青を彫ろうとしたんですけど、うちの家内に烈火のごとく反対されまして......。 高須 私も刺青を入れたい気持ちになったことが何回もあった。学生時代に丸太を持って防衛庁に突っ込んで逮捕された21歳の時、外資系おもちゃメーカーの社長をして体を壊し、クビになった41歳の時、60歳でまた悔しい思いをした時......。男が刺青を入れたくなる瞬間はある。でも、止めてくれる人がいることは幸せだ。 清原 それで家内が、ピアスにしたらどうかと提案してきたんです。「なるほど、それならいずれ穴をふさげるからな」と両耳に開けたんです。息子が2人いるんで、将来結婚する時に婚約指輪で余計な出費をしなくていいように、ダイヤのピアスをしました。人間って、のど元過ぎれば熱さ忘れますから。毎朝「よし今日もいくぞ」と覚悟を決めるためにつけました。 高須 清原さんはやはりアウトサイダー的。これだけ記録を作っているのに、大きなタイトルを取ってないし、こだわらない。意識的に取らないんじゃないかと思ってた。毎年9月に入ると、力抜くし。 清原 そんなことはないですよ(笑)。 高須 ファンはいつか三冠王を取ると思っていた。清原さん自身も思っていたでしょう?
「プレミアサイゾー」で続きを読む
■プレミアサイゾーとは? 雑誌サイゾーのほぼ全記事が、月額525円で読み放題!(バックナンバー含む) プレミアサイゾー初月"無料"キャンペーン実施中!! (2011年9月30日まで) 詳しくはこちら

月給200万ながら即クビも!? アップル社員が匿名で語る"外ヅラ"と"ホンネ"

──「米アップル本社の下請け」などと揶揄されがちなアップルジャパンの社員は、日々どんなことを考え、業務を遂行しているのか? そして、iPhone 5について、スマホブームについてどう考えているのか?元アップル社員をお呼びして、ぶっちゃけトークを展開!
1110_apple_cap.jpg
Appleの公式HPより。
 今やIT業界は、パソコンではなくスマートフォンを中心に回っている。2011年の世界出荷台数予測は、PCが3億8800万台に対してスマートフォンは4億5000万台となっており、初めてスマートフォンがPCを上回る見込みだ。さらに12年にはPC市場が横ばいなのに対して、スマートフォンは40%を超える成長が見込まれている。  その中でも常に話題の中心であり続けているのが、アップルのiPhoneだ。10月に発売されることが噂されている「iPhone 5」について、アップル系の情報サイトのみならず、新聞社や証券アナリストから名もなきブロガーまで、さまざまな噂話を繰り広げている。  そこに突然降って湧いたスティーブ・ジョブズCEOの退任発表。これまでアップルを牽引し、iPhoneの開発を指揮してきたカリスマがついに一線を退く決断をしたことで、世界中に衝撃が走った。だが、がんを患い肝臓移植を受けるなど闘病を続けてきたジョブズを、多くの人々は惜しむと同時に、ねぎらいの言葉を贈った。  アップルに関する噂がこれほどまでに多いことの原因は、単にアップルとその製品の注目度が高いのみならず、徹底的な秘密主義にもある。いまだに姿が見えないiPhone 5に、退任するスティーブ・ジョブズにしろ、その真の姿はアップルの分厚いベールの向こうに隠され、なかなか僕らの前に姿を見せない。隠されていればいるほど、それをのぞきたくなるのが人間のさが。そこで、そのベールの中をのぞいたことがある元社員の方々に集まっていただき、知られざるアップルの内部事情とiPhone 5の姿についてお話をうかがった。  ご参加いただいたのは、元法人営業担当のAさん(男性20代)、元セールス担当のBさん(男性30代)、元サポート担当のCさん(女性20代)、元開発担当のDさん(男性40代)の4名。なお、くしくも座談会が開催されたのは、ジョブズ退任発表の前日だった。それではアップル元社員による、その内幕をこっそりのぞいてみよう。 ■iPhoneの発売の報は社内の人間にも30分前に ──アップル社員の皆さんは、iPhone 5に限らず新製品の情報をいつ頃知るんですか? A よく言われるように、アップルジャパンでは発表直前になるまで、ほとんどの社員は内容を知らないんですよ。上司のマネージャークラスなら知っているかもしれませんが、08年に発売されたMacBook Airとかの特に重要な製品だと、上司も知らなかったです。 B そうですよね、だからiPhone 4が発表されそうな時は、社内で毎日アップル系の噂サイトを熱心にチェックしていました。辞めてからもそれは変わらないですけど(笑)。でも、私のいた部署は 、オンラインストアがメンテナンスに入るタイミングがわかるんですよ。「We'll be back soon.」になる時ですね。だから、噂系サイトの情報と合わせると、アレが発売されるのはこの日だな、というのはなんとなくわかりました。 C iPhone 3Gの時なんか、発表の30分前まで教えてもらえませんでした。あの時は、まず上司が急に呼び出されて、走って会議室に行くんです。戻ってきたら部署のメンバーが全員集められて説明されました。でも「30分後にとある携帯電話会社が発表する」とだけで、詳しいことは教えてもらえなかった。 D 僕はソフトウェアに関しては、人より先に知ることができたんですが、製品全体については、やっぱりわかりませんね。米国本社に行くこともあって、開発部門の人間とも知り合いなんですが、彼らもやっぱり絶対に教えてはくれません。情報の管理に関しては、本当にすごく厳しい。 A iPhoneは特に情報が遅いですよね。というのも、iPhoneの販売はすべてソフトバンクがやっていて、アップルジャパンはノータッチ。iPhoneがいくら売れてもアップルジャパンの実績にはならないから、iPod touchのほうに一生懸命です(笑)。 D 日本にもローカライズや日本語環境での検証をする部署があるんですが、そこには発売前の新製品があります。ただ、そこにはほかの部署の社員証(セキュリティカード)では入れないんですよ。今はマクドナルドの原田泳幸社長がアップルジャパンの社長だった頃、社長なのに入れなかったくらいです。あの部署だけは、米国本社の飛び地みたいなところですね。 ■突然呼び出されてクビに 午後から職場に進入禁止 ──そもそも、アップルジャパンってどんな会社なんですか? C 公式なアップルジャパンの社員数は300人となっているんですが、絶対にそんなにいないはず。最近でも100人ちょっとじゃないかな。組織はかなり小さいんです。 B 社員数が、米国本社によって厳しく決められているんですよ。マネージャーはそれを守ることを求められるので、売り上げが伸びて忙しい時でも、人が減っていくことがある。 D 組織構成についても極秘扱いでした。かなり流動的で頻繁に変更があるんですが、新しい組織図が配られると同時に、古いものを回収する。 A 人の入れ替わりが激しいですよね。営業部門、中でも法人営業は特に激しいかも。とある大学に一緒に行った営業担当が、1カ月後にまた一緒に訪問しようとしたらすでに辞めていたことがありました。 B 営業はノルマがあるから特に厳しい。ただ、給料はそれなりにいいですね。「基本給+成果報酬」という形なんですが、私がいた頃は成果報酬の上限がありませんでした。だから月給が200万円を超えた人も。 C そんなに行くのはやっぱり例外。私は普通にやっていて月に40万から60万円くらいで、すごく調子がいいときで100万円とかでした。ただ、ボーナスがないですし、ほかの外資系IT企業と比べても、そんなにいいわけじゃない。 B 目標を達成できなかった時のプレッシャーは大きいですよ。僕も、ある日突然呼び出されて、その場でクビでした。目標が達成できていなかったので、覚悟はしていましたけど。その日の午後にはセキュリティカードが使えなくなっていました。 A 自分から辞める人より、やっぱり辞めさせられる人のほうが多いですね。日本企業みたいに平社員から順番に出世していくというパターンはあり得ない。だから、出世するにしても、一度辞めて外で成長してから戻ってきて上のポジションに就く、という人が多いですよ。 ──アップルで働くにはどうしたらいいんですか?
「プレミアサイゾー」で続きを読む
■プレミアサイゾーとは? 雑誌サイゾーのほぼ全記事が、月額525円で読み放題!(バックナンバー含む) プレミアサイゾー初月"無料"キャンペーン実施中!! (2011年9月30日まで) 詳しくはこちら 【こんな記事もオススメ!】「アップルやグーグルは、ホントに良い会社?」IT業界関係者匿名座談会日本代表NECを軽〜く圧倒!? 売上3兆8600億円、純利益7400億円"アップル"が描く世界戦略IT業界の"巨人"マイクロソフト過去最高益ながらアトがない!?グーグルはなぜ嫌われるのか?佐々木俊尚の「ITインサイド・レポート」

【アルディアス】──アゲ嬢なのに、"本格メタル"

1110_aldious_n.jpg
拡大画像はプレミアサイゾーでご覧になれます
(写真/キム・チャニ)
 セクシーなドレスにキメキメのギャル顔メイク、盛りヘアという"アゲ嬢"スタイルでメタルシーンに降臨した5人組ガールズバンド「アルディアス」。10年にリリースされたファースト・アルバムは、ヘヴィメタルというマイナージャンルでチャート上位に食い込み......なんて書くと「どうせインパクト勝負の一発屋だろ?」と思われるかもしれない。が、メンバーはそれぞれガチのメタル好きで、音楽的なキャリアも積んでいるという。 「私は高校時代からバンドをやってたんですけど、女の子だけで、それも派手でカワイイ衣装を着て演奏したいとずっと思ってて、紹介されて気に入ったコに声をかけたりして集まったのがこのメンバーなんです」  そう語るのはリーダーで作曲担当のYoshi。音源を聴いてみても、ある意味でベタともいえる正統派メタルなのだ。
「プレミアサイゾー」で続きを読む
■プレミアサイゾーとは? 雑誌サイゾーのほぼ全記事が、月額525円で読み放題!(バックナンバー含む) プレミアサイゾー初月"無料"キャンペーン実施中!! (2011年9月30日まで) 詳しくはこちら 【こんな記事もオススメ!】耽美系ビジュアル業界の最重要人物、なぜかサイゾーに降臨!! Mana宗教や国境を乗り越え、世界に広がる"ヘビメタ"の輪!禁断(?)の労組「キャバクラユニオン」 サイゾー編集部が初陣にいざ同行!

手島優から岡本夏生まで! グラビアアイドルたちが語る下着と水着への熱い想い

1012_shitagi1_n.jpg
拡大画像やアザーショットをご覧にな
りたい方はこちら
──月刊「サイゾー」のセクシー連載「下着と水着の考証学」が、無料キャンペーン中のプレミアサイゾーでも読める! [ブラを振り回す女]手島優 ライブ中にブラを投げられると、楽しくて仕方ない。  水着は100着近く持ってます。バストはIカップあるんですけど、それだけ大きいと、上下で一着1万5000円くらいするんですよ。でも全部自腹で買ってます。グラビアアイドルっていう職業柄、持ってないと仕事にならないんですよね。水着が私服みたいなもんです(笑)。  好きな水着の色は、淡色系、好きなデザインは"盛れる"タイプのもの。これだけ大きくても、もっと大きく見せたいんです(笑)。だから、ワイヤー付きのものを選ぶことが多いかな。ただ、ワイヤー付きだと、サイズの大きいものは少ないんですよね。なので、あまり合ってない小さいカップのブラに、無理やりおっぱいを詰め込んでます。 それから、今は下着と水着の中間にあるようなデザインのものがはやってて、そういうものにもハマってますね。一見するとTバックに見えるような、セクシー系のものが好きです。
「プレミアサイゾー」で続きを読む
■プレミアサイゾーとは? 雑誌サイゾーのほぼ全記事が、月額525円で読み放題!(バックナンバー含む) プレミアサイゾー初月無料キャンペーン実施中!! (2011年9月30日まで) 詳しくはこちら 【「下着と水着の考証学」ゲスト一覧】 [下着をかぶりたい女]浅倉結希──美しい女性のはいたTバックを頂戴して、かぶりたい。 [ブラを振り回す女]手島優──ライブ中にブラを投げられると、楽しくて 仕方ない。 [変態下着をはきたい女]加藤リナ──パンツを横にズラして入れられるのが最高に気持ちいい。 [パンチラ対策万全の女]KONAN──人前で水着に着替えるのも平気に なっちゃいました。 [人前で見せちゃった女]佐山彩香──駅のホームで水着になって......超恥ずかしかったです。 [亀甲縛りで街を歩く女]栗山夢衣──縛りすぎて、アソコが腫れてしまいました......。 [白水着からハミ出す女]坂本りおん──キャラもお肉も、どんどんハミ出していきたいです。 [常にボディコンハイレグな女]岡本夏生──どこまでナイスバディを維持できるか、常に戦っているのよ。 [節電を"肌で感じた"女]小泉麻耶── 私、女に乳首はいらないと思うんです。

死刑肯定論や犯罪の正当化も根は同じ!? 道徳的判断を貫く「ふさわしさ」

──国家とは、権力とは、そして暴力とはなんなのか......気鋭の哲学者・萱野稔人が、知的実践の手法を用いて、世の中の出来事を解説する──。 第14回テーマ「近代刑法学の祖から見た死刑と道徳」
1109_kayano.jpg
[今月の副読本]
『犯罪と刑罰』 ベッカリーア著/岩波文庫(59年)/693円 フランス革命から遡ること25年前に上梓され、封建的刑罰制度の中で執行される、死刑と拷問の廃止を訴えた初の書物として名高い。その後、フランス革命を経て、近代刑法の礎を築くきっかけとなった。

 前回は、道徳はどこまで普遍的なものなのか、という問題を取り上げました。そこで考察の対象となったのは「人を殺してはいけない」という道徳と死刑との関係です。2009年の内閣府の世論調査では85.6%の人が死刑制度を容認していたことからわかるように、多くの人は「人を殺してはいけない」と確信しながらも、処罰のためには凶悪犯を殺すのもやむをえないと考えています。つまり、どのような場合であれ(たとえ凶悪犯を処罰するためであれ)人を殺してはいけない、とは考えていないんですね。「人を殺してはいけない」という道徳には例外がある、ということです。 「例外がある」とは、言い換えるなら「どんな場合でも守られるべき普遍的な道徳ではない」ということです。「人を殺してはいけない」という道徳は、あらゆる社会に見いだされ、かつ私たちが考えうる最も究極的な道徳です。にもかかわらずそれが普遍的なものではないということは、道徳そのものが実は普遍的なものではない、ということにもなってきます。果たして、道徳とは普遍的なものなのでしょうか、それとも時と場合によって左右される相対的なものにすぎないのでしょうか。  死刑を多くの人が容認しているという事実から「道徳は普遍的なものではない」と結論付けるのは、実はそれほど難しいことではありません。問題はその先です。道徳は普遍的なものではないということなら、私たちはなぜそれにもかかわらず道徳的な「正しさ」を追究することをやめないのでしょうか。私たちは日常的にさまざまな事柄を「善い・悪い」と道徳的に判断していますが、それは行き当たりばったりの脈絡のないものにすぎないのでしょうか。確かに、多くの人が「人を殺してはいけない」と考える一方で、凶悪犯を前に「奴を殺せ」と考えるのは、一貫していないかもしれません。しかし、そのどちらもが道徳的な判断として出されている以上、両者の一貫性のなさの背後には、それぞれの判断を成り立たせる、より根本的な道徳意識があるはずです。これは、道徳の源泉はどこにあるのかという本質的な問題にかかわっています。これを考えるために、再びカントの道徳論を取り上げましょう。  前回もお話ししたように、カントは、道徳は普遍的でなければならないと考えました。つまり、時と場合によって左右されるようなものであってはならない、と。例えば「悲しむ人がいるから、人を殺してはいけない」という命法は、決して道徳ではありません。なぜなら、この命法に対しては「悲しむ人がいなければ、人を殺してもいいのか」という反論が成り立ってしまうからです。「人を殺してはいけない。なぜなら、自分がされたくないことを人にしてはならないからだ」という命法も同じです。ここからは「自分は殺されてもいいと思う人は、人を殺してもいいのか」という反論が必然的に生まれてしまいます。
「プレミアサイゾー」で続きを読む
■プレミアサイゾーとは? 雑誌サイゾーのほぼ全記事が、月額525円で読み放題!(バックナンバー含む) プレミアサイゾー初月無料キャンペーン実施中!! (2011年9月30日まで) 詳しくはこちら 【プレミアでは人気連載も読み放題!】 ・【連載】哲学者・萱野稔人の"超"現代哲学講座 ・【連載】神保哲生×宮台真司 「マル激 TALK ON DEMAND」 ・【連載】荻上チキの新世代リノベーション作戦会議

愛の三日間には何があった!? レイプか愛の逃避行か 世間を騒がす女の半生

雪に隠れた岩山のように、正面からは見えてこない。でも、映画のスクリーンを通してズイズイッと見えてくる。超大国の真の姿をお届け。
1109_machiyama.jpg
『タブロイド』 1977年にイギリスで起こった「モルモン教徒男性誘拐手錠レイプ事件」の容疑者であるジョイス・マッキニーのインタビューと、当時の資料映像によって構成されたドキュメンタリー。彼女の劇的な半生を、ドキュメンタリー監督エロール・モリスが追った。 監督/エロール・モリス 出演/ジョイス・マッキニーほか 日本での公開は未定  2008年、韓国のバイオテック企業、RNLバイオ社がクローン犬を作って話題になった。依頼人のバーナン・マッキニーは、凶暴な犬に襲われて瀕死の重傷を負った。その時、ブーガーという彼女の愛犬が、身を挺して彼女を守った。その忠犬ブーガーがガンで余命わずかと宣告されたので、彼女はブーガーのクローンを作ろうとしたのだ。  ブーガーの細胞から、ブーガーと同じ遺伝子の5匹の子犬が生まれた。子犬を抱いて喜ぶマッキニーの写真は世界を揺るがせた。つまり、人間のクローンも技術的に可能な時代になったのだ。これは神の領域を冒したのでは? クローンの人権はどうなる? 法律による規制の必要は?  だが、イギリスでの反応は違った。 「このマッキニーという女性、見覚えがある」  その大きなタレ目と大きな口は忘れられなかった。彼女は77年にイギリスのタブロイド紙の一面を毎週のように飾った「モルモン教徒男性誘拐手錠レイプ事件」の「犯人」、ジョイス・マッキニーだったのだ。  ベトナム戦争を"デッチ上げた"マクナマラ国防長官のインタビューを記録した映画『フォッグ・オブ・ウォー』でアカデミー賞に輝いたドキュメンタリー映画作家エロール・モリスの新作『タブロイド』は、このジョイス・マッキニーという奇妙な女性の生涯を追った作品だ。  77年、イギリスで布教活動をしていた19歳のモルモン教徒カーク・アンダーソンが行方不明になり、4日後に戻ってきた。彼は警察にこう語った。 「私はジョイス・マッキニーという女性に拳銃を突きつけられて誘拐され、田舎のコテージに監禁され、ベッドに手錠で両腕を固定され、3日間にわたりレイプされ続けていた」  彼はモルモン教の教えから、結婚まで童貞を守るつもりだったという。  警察が逮捕したジョイスを見て、イギリス人は驚いた。ジョイスは、ブロンドのキュートでセクシーな女性だった。ミスコンの常連で、ミス・ワイオミングになったこともある。
「プレミアサイゾー」で続きを読む
■プレミアサイゾーとは? 雑誌サイゾーのほぼ全記事が、月額525円で読み放題!(バックナンバー含む) プレミアサイゾー初月無料キャンペーン実施中!! (2011年9月30日まで) 詳しくはこちら 【プレミアでは人気連載も読み放題!】 ・【連載】町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 ・【連載】CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評 ・【連載】宇野常寛の批評のブルーオーシャン

社長や大物タレントとも付き合っていた!? AVデビューの小向美奈子とは一体何者なのか?

komukai_pre.jpg
『AV女優 小向美奈子』
──気になるあのニュースをただ読む以上に、さらなる知識を知りたいそんなアナタのために、話が100倍(当社比)膨らむ" プレミアム"な記事をサイゾー目線で厳選レビュー! さらにプレミアサイゾーでは秋の感謝祭実施中。9月は「プレミアサイゾー」の全記事が無料で読めちゃいます!  タレントでストリッパーの小向美奈子が、10月14日にアリスJAPANよりAVデビューすることが報道され、話題を集めています。ご存知の通り、グラビアアイドルとして人気を誇りながらも、2009年1月に覚せい剤取締法違反で逮捕された彼女。その後、ストリッパーとして活動を始めるも、今年2月には麻薬特例法違反容疑で逮捕状が出されるなど、世間を騒がせ続けてきました。(前述の容疑は証拠不十分で不起訴に)「サイゾー」では、そんな小向美奈子さんに幾度もお話をうかがってきました。  そこで、今回のレベルアップ案内は「新天地進出記念!? 小向美奈子の軌跡と前途」として、小向さんの昔のインタビューからAV女優の生き様までをまとめてみました。トークのヤバさも犯罪級!? ホリエモンとのエロティック対談から反社会的集団とのつながりも囁かれる裏の面、さらにはAV女優の新書ブームや屋外ヌードの撮影法まで──小向さんの"体"のすべてを知る前に、彼女の"心"のすべてを知ってみてはいかがでしょうか? 【PickUp記事】 小向美奈子"AV女優"として究極の出直し!! 2011年9月9日付(メンズサイゾー) 【プレミアムな関連記事】 [レベル1:小向美奈子とは一体何者なのか?] 小向美奈子が激白! なぜ「セックス」「流産」「ドラッグ」そのすべてを語ったのか? 2009年12月2日付(日刊サイゾー) 小向さん、ストリップにかける思いはどうなったの!? ホリエモン×小向美奈子 「覚せい剤より、ストリップと買収のほうが気持ちイイ!」【前編】 2010年1月号(プレミアサイゾー) 色んな意味で話題の2人による赤裸々対談! 小向さんのぶっちゃけぷりは変わらないですねぇ。 マルサの女──小向美奈子 いつも調教されてるんです。 2010年9月号(プレミアサイゾー) アイドルイメージ、消したいんです。 2010年1月号(プレミアサイゾー) 「サイゾー」の人気グラビア連載。 小向さんは昔はこんなにキレイな体をしてたんです。 [レベル2:小向美奈子の背後にちらつく黒い影] 「グラドル時代からの不倫関係」小向美奈子容疑者の逮捕に怯える大物タレントって? 2011年2月15日付(日刊サイゾー) いっそその人とビデオに出てくれないかなぁ? 小向美奈子とつながるグレーな紳士たちの正体 2009年3月号(プレミアサイゾー) 小向美奈子はスケープゴートにされた!? 小向美奈子と海老蔵事件と暴対法改正を結ぶ"点と線" 2011年4月号(プレミアサイゾー) 今回のAVデビューもあのグループの影が......。 [レベル3:小向美奈子へ贈る! AV女優の生きる道] 【ハメ撮りAVのインパクト】──手持ちDVカメラが炙り出すハダカの人間たちを見よ! 2011年9月号(プレミアサイゾー) 小向さんも映画になるくらいビッグなAV女優をめざして頑張って! タブーなき性表現!? 実体験からAV女優が指南する「SEX手ほどき本」 2010年8月号(プレミアサイゾー) 「シャブSEXのやり方」を書けるのは、小日向先生だけ! 篠山紀信の"やり方"はまずかった? AV屋が語る"屋外ヌード撮影道" 2010年4月号(プレミアサイゾー) 屋外で撮影して前科を重ねないように注意してくださいね。 プレミアサイゾー http://www.premiumcyzo.com/ ■プレミアサイゾーとは? 雑誌サイゾーのほぼ全記事が、月額525円で読み放題!(バックナンバー含む) プレミアサイゾー初月無料キャンペーン実施中!! (2011年9月30日まで) 詳しくはこちら

スマートグリッドが実現しない日本型民主主義の悪しき慣習【前編】

ビデオジャーナリストと社会学者が紡ぐ、ネットの新境地 今月のゲスト 高橋 洋[富士通総研経済研究所主任研究員]
1109_marugeki_n.jpg
──通信と電力を融合させ、より効率的に電力を供給できるシステム──それがスマートグリッドだ。情報と通信技術を融合させ、世界各国へ網のように張り巡らせたワールドワイドウェブを例えに挙げられることも多いが、スマートグリッドとは「供給の分散化」「需要の自律化」「蓄電池の発達」を結ぶ網のことだと考えられている。だが、独占企業ともいえる日本の電力会社にとって、「スマートグリッド=電力の自由化」ととらえられているため、その見通しは決して明るくない。「原発は是か非か」という二元論に陥りがちなエネルギー問題を、また別の角度から考えてみたい。 神保 マル激では、原発や電力の自由化、再生可能エネルギーなど、電力に関するさまざまなテーマを取り上げてきました。その中で、日本はこれまで電気の発電も送電も何もかも電力会社10社にすべてを「おまかせ」してきたことがわかった。日本の電力は地域独占ゆえに送電網はしっかりしているし、停電も少ないが、その一方で、我々はその体制が多くのリスクを抱えていることに目を向けてきませんでした。結果として、電力会社に権益も権限も集中し、誰も抑えられないガリバー産業になってしまった。今回は、エネルギー政策に詳しい、富士通総研経済研究所主任研究員の高橋洋さんをゲストに迎え、原発問題が起きる前から注目を集めていた新たな電力配分システム「スマートグリッド」を取り上げながら、この先、日本のエネルギーをどう運営していくべきかを議論したいと思います。 宮台 4月半ばのTBS『報道特集』が「スマートメーター」を取り上げました。スマートグリッド化の前提になる装置で、電力網だけでなく情報網に接続し、1カ月の累積でなくリアルタイムで使用電力を計測し、家電機器ごとに使用量の自動制御もできるデジタル電力計です。  スマートというと、スイッチに触れなくても自動的に制御してくれて、今まで以上に「おまかせ生活」になりそうですが、実は違う。番組でも紹介されたけど、発送電分離を前提に、電力会社も選べ、電源種も選べ、自家発電も選べるので、実は〈エネルギーの共同体自治〉の要となります。つまり、家庭では家族が、企業では財務担当者が、頻繁に電力会社や電源種や自家発電の選択が適切かどうか議論し、単に効率だけでなく、良い電源の選択による社会貢献(の与える満足)を追求できるようにするのが、スマートメーターです。   神保 「おまかせ生活」という言葉はうまい表現ですね。高橋さんも論文の中で、「スマートグリッドとは、需要者が供給者に協力することにより電力の需給を最適化すること」だと書かれています。まずは高橋さん、一般の人はスマートグリッドをどんなものだと理解すればいいのでしょうか? 高橋 「グリッド」とは送電網のことで、簡単にいえば「配電も含めて、送電網をもっとスマートにしていきましょう」という意味です。最終的な形態としては、送配電網に通信網がくっついたものだと理解していい。なぜそういうものが必要なのかというと、世界的に3つの革新が起きているからです。  1つ目は「供給の分散化」。これまでの電力会社は、原発に象徴される集中電源を作ってきました。当然、一基の発電量が大きいほうが効率的だろうし、運用がしやすい。ところが、今後再生可能エネルギーが導入されると、電力会社の所有物ではない小さな電源が、いろんなところに入ってくるようになります。再生可能エネルギーの出力は不安定なので、電力会社側がそれをうまく処理するためには、ITの力が必要なのです。  2つ目は「需要の自律化」です。冒頭で言われたように、これまでは電力会社に「おまかせ」で、電力料金は少し高いけれど、スイッチを入れるだけで電力が手に入った。ところが、原発事故以降の日本のように、供給側が不安定になってくると、消費者の協力も必要になってくる。そこで重要なのが「情報」です。「停電が起こる可能性がある」とアナウンスされても、詳細な情報が得られなければ、いつ、どこで、どれだけ節電すればいいのかわからない。そこで、必要な節電量をメーターが提示してくれたり、あるいは家電が直接通信して、電力を調整してくれるようにする。これが、スマートグリッドの発想です。 神保 電力の需給状況に応じて、エアコンの設定温度が勝手に上がったりすると? 高橋 単純にいえば、そういうことです。そこで重要なのは、電力を利用する側へのインセンティブ。私たちは自由に電力を使いたい。しかし、「需要がピークの時には電力料金が10倍になる」「この時間に節電をしてくれたら、キャッシュバックする」などのインセンティブがあれば、率先して協力するでしょう。  3つ目の変化は「蓄電池の発達」という技術革新。電力にはそもそも"同時同量の原則"があり、常に需要と供給を一致させていなければいけなかった。しかし蓄電池が安価になり、広く普及すると、この原則は崩れます。つまり、電気が在庫できるようになる。据え置き型の蓄電池ももうすぐ発売されますし、蓄電池をうまく使うことにより、需要者自身が電気を売買することができるようになるのではないかと考えられています。以上の3つの革新を前提にして、中央管理者がすべてを支配するという仕組みから、電力システムがもっと民主的なものに変わっていく──それがスマートグリッドの背景です。 神保 スマートグリッドとは、今ご説明いただいた「供給の分散化」「需要の自律化」「蓄電池の発達」を結ぶ網のことだと考えていいでしょうか? 高橋 そうですね。電線に通信網が付加されるようなイメージです。もちろん、いきなりすべてを分散型電源にする必要はないし、大規模な発電所は残るでしょう。ただし、日本では再エネが電力消費の1%にすぎず、分散型電源があまりにも少ない。地球環境保護のためにも安全保障のためにも、分散型電源は必要であり、その上でスマートグリッドの導入は重要なポイントになるんです。 宮台 〈共同体自治〉の発電システムがあれば、電力会社の大規模発電所が停電しても、「原発が止まった以上、停電は仕方ない」という発想はあり得ません。 高橋 電力会社はこれまで「消費者側が自律的に電力を利用することなど不可能だ」と主張しており、それが一般常識でした。つまり、消費者は自分勝手だから「この時間はエアコンの温度設定を1度上げてください」とお願いしても、やってくれないだろうという見方をしてきた。私は「そんなことない」と考えていましたが、論破するのは難しかったんです。  ところが震災以降、東京電力管内の人々が、節電に一生懸命に協力してしまった。私の試算では、3月・4月の電力消費量は、前年比10~15%も下がっています。当然ながら、スマートメーターなどなく、消費者は十分な情報を与えられず、かつ節電になんのインセンティブもなかった。これは驚異的なことです。   神保 消費者は自律的に協力する。ましてや情報を提供し、インセンティブを与えれば協力できるということが、いみじくも今回の震災によって証明されたということですね。  さて、概念だけでは伝わりにくいと思うので、スマートグリッドにまつわる具体的な「もの」として、スマートメーターについて教えてください。一見すると、ただの電気メーターですね。 高橋 そうですね。これまでのメーターと違うのは、通信機能がついていることです。どれくらいの量の電力を消費しているかという情報を30分単位で発信しています。そのデータをパソコンでチェックすることができ、個別の家庭で「この時間は電力の消費が激しい」とか「この時間はもっと使えそうだ」という判断が可能になる。また電力会社側から見れば、個々の家庭や企業のメーターを足し合わせて「この時間帯は需要が高まっている」とか「需要が減ってきた」ということがわかります。意外かもしれませんが、実は現在、電力会社は各家庭の消費量をリアルタイムで把握できていないんです。 神保 電力会社としては、スマートメーターを普及させたいと考えているのでしょうか? それとも、スマートグリッドは電力会社の独占体制を崩す脅威と考えているのでしょうか? 高橋 残念ながら後者です。かつて電力会社にとってはスマートグリッドという言葉自体が禁句でした。スマートグリッドが進めば、どうしても「消費者に情報や価格インセンティブを与える」という話になる。電力会社のほうは頭がいいから「スマートグリッドとは、要するに電力自由化のことだろう」とわかるわけです。ただし、2010年政府が発表したエネルギー基本計画では、今後はしっかりと議論をした上で、「スマートメーターに記録された情報を一定の条件のもとで第三者に開放する」ということまでは書かれており、状況は変わりつつあると思います。
「プレミアサイゾー」で続きを読む
■プレミアサイゾーとは? 雑誌サイゾーのほぼ全記事が、月額525円で読み放題!(バックナンバー含む) プレミアサイゾー初月無料キャンペーン実施中!! (2011年9月30日まで) 詳しくはこちら 【プレミアでは人気連載も読み放題!】 ・【連載】神保哲生×宮台真司 「マル激 TALK ON DEMAND」 ・【連載】荻上チキの新世代リノベーション作戦会議 ・【連載】哲学者・萱野稔人の"超"現代哲学講座