ヤクザにお願いして当選する政治家も!? 暴対法強化でも絶てない裏社会との関係

【サイゾーpremium】より ――政治家が反社会的勢力との交際を暴露されれば、一大スキャンダルとなり、閣僚が辞任に追いこまれたり、有力な議員が失脚する例は多い。一方で、これだけスキャンダルになるのだから、珍しいことなのか? と思われるが、どっこい彼らは日常的に”お付き合い”があるようだ。新政権に変わったことで、こうした不適切な関係に変化はあるのだろうか?
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『橋下徹のカネと黒い人脈』(宝島社)
 民主党政権末期の2012年秋、立て続けに閣僚の暴力団との交際が取り沙汰された。 「週刊新潮」(新潮社)10月18日号では、田中慶秋元法務大臣が、指定暴力団稲川会系の組長が参加する宴席であいさつしていたという証言を写真付きで紹介。続いて、「週刊文春」(文藝春秋)10月25日号では、城島光力元財務相が09年の衆院選挙の際に、稲川会系暴力団のフロント企業から応援を受けていたと報じている。  田中元法相の件に関しては、30年も前の話がなぜ今? とも思えるが、「田中氏に近い裏社会関係者が、なんらかの揺さぶりをかけるためにリークした。『こちらにはまだ手はあるぞ』という脅しでしょう」(某誌政治記者)という。  結局、田中元法相は辞任したが、政治家と裏社会の交際に関する疑惑はこれに限ったことではない。  例えば新政権の首相、安倍晋三氏に関しても、「週刊ポスト」(小学館)が10月26日号で、”山口組の金庫番”と呼ばれる人物との交際を報じている。  暴対法や、暴力団排除条例などもあり、その交際が指摘されるだけでスキャンダルとなる今、政治家が裏社会とつながることには、デメリットのほうが大きいだろう。だが、利権と複雑な人間関係が絡み合うのが政治の世界。そこで政治家と裏社会は、世間からは隠れつつも、関係を持ち続けてきた。 ■日本社会に根付く裏社会組織の歴史  歴史を見れば両者のつながりは60年代頃まで、ヤクザの葬式に政治家が花を出すなど、ある程度は公然と行われていた。  例えば、戦前の二大政党制の中では、「院外団」という裏社会とつながったフィクサー集団があり、野党議員の法案成立妨害を潰すなどしていた。もちろん戦後でも、安保などの左翼闘争の中では、右翼やそれに連なる裏社会組織が、運動を抑える役を担っていた。  日本社会や経済には、歴史的にヤクザや右翼、一部の同和、在日系反社組織など裏社会が根付いている。大物フィクサー許永中を追いかけた『許永中 日本の闇を背負い続けた男』(講談社)の著者でジャーナリストの森功氏は語る。 「山口組がなぜ大きくなったかといえば、港湾荷役をさばいていた荒くれ者を使いこなしたからです。地方行政は、彼らの”力”で、港湾荷役事業を統率していた」  現在でも裏社会は、公共事業の入札で行われるという談合の仕切り役を果たしているという。  また「ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)」と呼ばれる三バンの影響もある。 「地方行政の議員などは、不動産所有者や地域企業の社長など、その土地の有力者の場合が多い。彼らが計画した土地開発が、住民の反対運動が盛んになって、開発が進まないこともある。そこで裏社会に頼り、スムーズに進めてきたんです。彼らを使い利益を共にしてきた政治家は、暴対法が厳しくなっても、そうしたつながりをなかなか絶てないでしょう」(森氏)  また、政治家が裏社会と付き合う際に間に立つのが、児玉誉士夫や笹川良一、そして許永中など、フィクサーと呼ばれるつなぎ役。彼らは、政治家と裏社会との関係を駆使して暗躍してきた。また、こうしたパイプ役を政治家の秘書が担っている場合も多い。 「裏社会の人間は、自身の息がかかった企業や関係者を政治家の秘書として送ることも多い。政治家も、彼らの支援が欲しいので、なかなか断ることができないんです。亀井静香の秘書は、裏社会人脈と日常的に渡りあうために髪形をパンチパーマにしたり、彼らと飲み歩く姿を目撃したこともある。しかし、大物の政治家ほど、こうした人物が間に幾人も入っているので、裏社会と政治家のつながりが直接見えにくいことも多く、追及しづらい面もある」(前出記者) ■政権を離れた民主党のヤクザ交際疑惑を暴露!?  また、選挙においてもさまざまな場面で政治家は、裏社会の”お世話”になることがある。 「選挙期間中に事務局運営のボランティアを出すこともありますが、やはり大きいのは”票”でしょう。極端な話、山口組の六代目司忍組長に頭を下げれば、構成員・準構成員だけで、それなりの票が集まるわけです。市議や県議レベルならその支援で当選できるでしょう。もちろん傘下組織をすべて動かすことはめったにないだろうけど、選挙の中で、どうしても票が足りないって時には、お願いすることもある」(同)  同記者は、今回の衆院選挙でも「20軒以上の選挙事務所を回りましたが、すべてに裏社会の人物はいた。彼らは、選挙で恩を売るために入り込んでいるんです」と証言する。  では、安倍政権になって、彼らはどのような見返りを受けるのだろうか? 今回取材した人々は口を揃えて「基本的には、裏社会は政治家個人とのつながりだから、政権が変わったからといって利権が増えるというわけではない」という。  その中で森氏は「東日本大震災の復興事業は大きな利権となる可能性がある。95年の阪神淡路大震災の時にも、ヤクザを使い早急に復興を進め、結果、山口組がその利権を得た。自民党なら地方ヤクザの使い方もわかっているでしょう」と観測する。  また、安倍首相に関しては、間に複数人を介して住吉会とのつながりが噂されている。その一方、安倍氏が総理を務め大敗した07年の参議院議員選挙の際に、山口組が小沢一郎氏の支持に回ったため、安倍氏との仲は良好ではない。これを見て「住吉会の勢いが増すのでは?」という推測もあるようだ。  さらに、前出の政治記者は 「政権与党から離れたので、民主党議員の交際がさらに暴露される可能性もある。例えば、かねてから総会屋や地元裏社会との関係が指摘される仙谷由人民主党副代表ですが、支持を受けている全国建設労働組合総連合の関連で、裏社会との交際が明るみに出るかもしれません」とも話していた。  政治と裏社会の切っても切れない関係は、自民党に与党が移ってもまだ変わることはなさそうだ。  最後に森氏は、こう指摘する。 「裏社会は、違法行為を行っているからアウトロー。法律外の世界で動いており、法治国家としては認めてはいけない存在です。日本の成り立ちの中で、一定の役割を果たしてきたことは事実ですが、社会が成熟していく中で、排除されるべきもの。一方で、社会にゆがみがある状態では、裏社会に身を置く者はゼロにはならない。厳しく締め付けるのではなく、もっと彼らをどう扱っていくかの議論を進めていくべきでしょう」  政治家にとって裏社会は”必要悪”なのかもしれないが、安倍政権には、しがらみを絶ち切り、社会のゆがみを正してほしいが……。 (構成/黒崎さとし) 「サイゾーpremium」では他にも政治と裏社会のタブーに迫った記事が満載です。】"学校では教えてくれない!? 政治と裏社会のニュースを読み解くための"あいうえお"現役暴力団幹部が証言 狙い目シノギは金融と海外事業 ヤクザは自民党政権を大歓迎や!父と総連の密接交際を隠すのに必死!? 安倍内閣と北朝鮮が抱える時限爆弾
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ひとりを殺すための犠牲 失われたアメリカの正義

【サイゾーpremium】より 雲に隠れた岩山のように、正面からでは見えてこない。でも映画のスクリーンを通してズイズイッと見えてくる、超大国の真の姿をお届け。
『ゼロ・ダーク・サーティ』 CIAの女性分析官・マヤを主人公に、国際的テロ組織の指導者オサマ・ビン・ラディンの捕獲・暗殺作戦を遂行するCIAの姿を描く。自爆テロなどを受けながら、CIAはついにビン・ラディンの居場所を突き止めるのだった。 監督/キャスリン・ビグロー 脚本/マーク・ボール 出演/ジェシカ・チャステイン、ジェイソン・クラークほか 日本では2月15日より全国ロードショー予定。  2011年5月2日深夜、パキスタンのアボッターバードに、米国海軍特殊部隊を載せたヘリコプターが突如飛来した。01年9月11日の同時多発テロ首謀者とされるオサマ・ビン・ラディンを急襲するためだ。作戦決行時刻は軍事用語でゼロ・ダーク・サーティ(午前0時半)。それが本作のタイトルになった。  監督は、米軍の爆発物処理班を描いた『ハート・ロッカー』(08年)で10年度アカデミー監督賞などを受賞したキャスリン・ビグロー。『ハート・ロッカー』の脚本家マーク・ボールと再び組んで、CIAによるビン・ラディン探索と襲撃を、事件からわずか一年半で映画化した。 『ゼロ・ダーク・サーティ』の主人公はCIAの女性エージェント、マヤ。彼女は、ビン・ラディンの居場所を突きとめた実在の女性CIA局員をモデルにしている。官僚主義や女性蔑視と戦いながら宿敵を追い続けるマヤの姿には、男中心のハリウッドで、リアルで硬派な男性アクション映画だけを撮り続けるビグロー自身が重なってくる。  そしてクライマックス。観客はビン・ラディン襲撃を体験する。同居している妻子を傷つけずに、ビン・ラディンだけを仕留めなければ。さらに、パキスタン政府に気づかれる前に脱出するタイムリミットが迫る。まさにホワイトナックル(握りしめた拳の関節が白くなる)緊迫感で批評家から絶賛され、ビグローとボールは『ハート・ロッカー』に続き、本作でアカデミー賞に輝くだろう……と言われていた。  それに水を差したのは、配給会社宛にジョン・マケイン(共和党)、ダイアン・ファインスタイン、カール・レヴィン(共に民主党)が連名で出した抗議文だ。『ゼロ・ダーク・サーティ』は事実を歪曲してCIAによる拷問を正当化しているという。  どの部分が問題なのか。『ゼロ・ダーク・サーティ』は04年、CIA局員ダンがアマールというアルカイダのテロリストを拷問するシーンから始まる。アメリカの法律は拷問を禁じているため、シリアやエジプトなど親米独裁政権の国の秘密基地で行われた。このやり方は当時のブッシュ大統領の承認を得ている。  ダンはアマールを水責めにする。顔にタオルをかけ、水を注ぐ。これはゴダールの映画『気狂いピエロ』にも登場する拷問だ。死ぬことはないが、死に近い恐怖を与えられる。こうした拷問を見たマヤは最初、嘔吐するが、だんだん自ら拷問を指揮するようになる。  CIAが欲しいのは、ビン・ラディンのクーリエ(連絡係)の名前。拷問の果てに、アマールは、連絡係の名前を漏らす。  しかし、実際は、CIAが連絡係の名を聞き出す際、水責めを使わなかったという(09年のオバマ政権以降、拷問は使われていない)。「『ゼロ・ダーク・サーティ』は、拷問が有効だという間違ったメッセージを観客に伝える」とマケインらは批判する。拷問された者は、苦痛から逃れようと、尋問者が求める答えをでっち上げる。イラクが9・11テロの黒幕という誤情報も拷問で得られたものだった。その結果、間違ったイラク攻撃で10万人以上が死んだ。  マケイン自身、ベトナム戦争時に捕虜となり、約6年間も拷問された。だからブッシュ政権がテロリストを拷問した時も「アメリカの正義がなくなる」と激しく反対した。  ただ、連絡係の名の入手に拷問を使わなかったという事実は、『ゼロ・ダーク・サーティ』撮影後に初めて判明した。また、この映画から観客が感じるのは、拷問するCIAへの賛辞ではなく、凄まじい脱力感である。世界一の大国が国を挙げて、たったひとりの男を10年も追い回し、卑怯で不法な暗殺によってやっと仕留めたものの、それまでに何十万もの命が無駄に失われ、暴力に暴力で対抗する間にアメリカは正義も威信も失った。その損失は、ビン・ラディンひとりを殺したところで何も戻ってこない。  すべてが終わった後、主人公マヤは「これからどこに行く?」と尋ねられて何も答えられない。筆者はサム・ペキンパー監督の『わらの犬』を思い出した。平和主義者の数学者(ダスティン・ホフマン)がアメリカの暴力を嫌って、スコットランドの田舎に引っ越す。しかし、田舎の素朴な人々は都会以上に暴力的で、ホフマンに襲いかかる。彼はあらゆる手段を使って反撃し、敵を皆殺しにするが、彼の手は血に塗れた。「帰り道はわかるか?」と尋ねられたホフマンはつぶやく。「わからない」と。 まちやま・ともひろ サンフランシスコ郊外在住。『〈映画の見方〉がわかる本』(洋泉社)など著書多数。TOKYO MXテレビ(金曜日23時半~)にて、『松嶋 ×町山 未公開映画を観るTV』が放送中。 「サイゾーpremium」ではあらゆる識者人たちによる連載が満載です。】"小田嶋隆の友達リクエストの時代「社会に出た人間は新しい友だちを作ることができない!? 友だちとは"学校"の副産物なのだ」町田康の続・関東戎夷焼煮袋「お好み焼きの王である豚玉 焼きそばのせお好み焼き・モダン焼 "モダン"が示す大阪人の魂」法社会学者・河合幹雄の法痴国家ニッポン「尼崎事件に見る普遍性と現代性」
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視聴率奪取の宿命を追った50年史 NHK大河ドラマを蝕む"作家主義"の弊害

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『八重の桜 前編』(NHK出版)
【サイゾーpremium】より ──ドラマファンには評価が高かったにもかかわらず、視聴率的には惨敗した2012年『平清盛』をはじめ、昨今視聴率低迷に悩むNHKの看板ドラマシリーズ「大河ドラマ」。50年の歴史を持つこの枠も、今岐路に立たされている──。脚本家や歴史学者ら製作関係者たちの声、スキャンダル史と局内事情から、「大河ドラマ」という大看板の光と影に迫る! 念のため、おさらいしたい 〈NHK大河ドラマ〉とは? NHKが手がける、毎年1月~12月の通年で放映されるドラマ枠。現在の放映時間帯は、毎週日曜夜20時(総合テレビ)。1963年から放映を開始し、基本的には毎年歴史モノが製作されている。これまでに昭和以降の近現代をメイン舞台とした作品は、86年放送の『いのち』(三田佳子主演)のみ。司馬遼太郎ら大家の小説を原作とすることも多く、時代劇ファンの心をつかみ続けてきた。 「大河ドラマ」──そう聞いて、思い浮かぶ作品はなんだろうか?2012年に放映された大河ドラマ『平清盛』は、長くワースト1位を維持した『花の乱』(94年/平均視聴率14・1%)を超え、歴代最低となる平均12%という低視聴率を叩き出した。12年1月の放映開始以来、同作は批判にさらされてきた。特に耳目を集めたのは、物語の舞台にもなった兵庫県の井戸敏三知事が「画面が汚くて見る気がしない。神戸のイメージダウンになる」と異例のクレームをつけたことだろう。一般視聴者からも「映像がきれいじゃない」「登場人物が多くて関係が複雑すぎる」といった声が上がった。テレビドラマ評論家の古崎康成氏も、こう指摘する。 「平安時代が舞台ゆえ、やむを得ないのでしょうが、個人名ではなく役職や誰の女房かといった間接的な名前で呼ぶので、誰が誰なのかわかりにくい。ホームページの人物相関図を手にしていないと、劇中のセリフが誰を指しているのかすら判然としないことがあるわけです。私のようなドラマ研究者や熱心なファンはともかく、多くの視聴者がついてこれなかったのもやむを得ない面があるように思います。じっくり観ると深みのある話が展開されているのですが、カラッとした明快さではなく、やや高尚なところで面白さを感じる作りで、そこも広い支持が得にくかったように思います」  確かに『平清盛』は、低い視聴率とは裏腹に、例えばツイッターなどでは放映時間になるとハッシュタグを使って観る人が盛り上がり、プロのマンガ家やイラストレーターが登場人物を描いて投稿する(通称「盛絵」)など、一部では異様にファンを集めていた。テレビ全体の視聴率が下がる中、ここまで愛されるドラマも珍しい。それだけでもドラマとしては評価されてもよさそうなものだが、そこは「大河」という金看板を掲げる枠、そうはいかないらしい。 「大河ドラマは、キャスティングや脚本家の起用、映像のレベルなど全てにおいて、テレビドラマのベンチマークになっているといえます。ドラマが生放送で作られていた時代にVTRをいち早く導入して豪華キャスティングを可能にしたり、軽量化された収録機材を使用することでロケ撮影を容易にして派手な合戦シーンを撮れるようにしたりと、技術革新によるテレビドラマの可能性の拡大も担ってきました。大河ドラマが活性化するとほかのドラマも活性化していくという、プラスの連鎖がドラマ史の中にはあるのです。特に最近は、かつてのような正統派歴史ドラマの作りだけでは視聴者が満足しなくなっているので、脚本家の起用方法や映像演出などにおいて、大河自体が変化球を打ち出すようになっています。『清盛』では、そうした斬新さが強まりすぎて、視聴者の理解を超えてしまった面があるのでしょう」(前出・古崎氏)

民放にはない作家主義が裏目に出ることも?

 一方で、役者を供出する側の芸能事務所のマネージャーは、大河ドラマの作られ方をこう語る。 「とにかく制作面においては作家主義です。これはNHKのドラマ全般について言えることですが、プロデューサーと大御所脚本家の意向がまずあって、それに沿って作っていく。ある意味、ドラマとしては極めてまっとうです。主役のキャスティングがまず先にあり、スポンサーの意向をくみながらギリギリで撮影して、視聴率次第で展開やキャスティングを修正する作り方ではなく、作りたい世界観があって、それを表現するためにはどうするか、と考えているのが民放とは根本的に違うところ」  なるほど、テレビドラマとしては健全な考え方だ。しかし、局内においてはそれゆえの弊害もあるらしい。 「NHKのドラマ班の人は本当にドラマが大好きで、熱い人が多い。だけど、一度大河のディレクターまで務めてしまうと皆が『俺はドラマが作れる』と思い、すぐに『NHKを辞める』と言いだすんです。そうした風土の中で、これからを担う30代があまり育っていない印象もあります」(NHKドラマ外部製作会社社員)  これにはNHKの他部署局員も同意する。 「ドラマがやりたくて入局する人間は新卒では少ない。NHKというと報道やドキュメンタリーのイメージが強く、『NHKスペシャル』のような看板番組を手がけたい、という動機の人が多い。ドラマ志望は毎年入ってくる新入局員の中では少々異端。そうした人の集まりですから、ドラマ班は個性的な人が多い印象です。さらにベテランプロデューサー間での派閥争いなどもあるらしいので、そうした面で嫌気が差すのもあるでしょう。早々に退局してしまうのも納得がいきます」(30代記者)  そして、こうした局内事情ゆえか、近年の大河では、ディレクターやプロデューサーといった局側の責任者ではなく、脚本家に責を負わせる部分が大きくなっているように見える、と前出の古崎氏は指摘する。 「当の脚本家たちのエッセイなどの記述を参照すると、時代考証面のバックアップ体制は充実しているようですが、作品の骨格はかなり脚本家に任されているように映ります。NHKの最近のドラマ作りは、民放と比べると、脚本家に自由に書いてもらうという考え方があるようで、それが大河ドラマの制作体制でも活かされているのでしょう。しかしそれゆえに、脚本家にやや過剰な負担がかかっているようにも思えます。そもそも最近の脚本家は、かつてに比べると時代劇や歴史ドラマへの造詣が浅い人が多い。大河ドラマでほぼ初めて歴史ドラマに挑戦するようなケースすらあるので、そんな人に『自由に書いてもらう』といっても無理があるのではないでしょうか。本来、作品の最終責任はプロデューサーが担うもので、脚本家ではない。作劇が批判されたとしても、脚本にダメ出ししなかったプロデューサーやディレクターにこそ、責任があると思います」 ■長丁場に安いギャラ役者が大河に出る理由  こうした製作事情に左右されながら、大河ドラマは50年間続いている。しかしそうした裏方の都合より、テレビで観ている視聴者の大半が興味があるのは、「誰が出演しているか?」という点だろう。1作目である『花の生涯』(63年)で当時の映画界のスター・佐田啓二と歌舞伎界の重鎮・尾上松緑が主演して以来、意外性のあるキャスティングや、民放ではなかなか見られない大御所の豪華競演は注目の的だ。国民的ドラマともいわれるこの枠に所属タレントがキャスティングされることは、芸能事務所にとってはオイシイことなのだろうか? 「正直、条件だけだと微妙なところですね。大河は、とにかく役者の拘束時間が長い。放送前年の9~10月頃から撮り始めて、翌10月までかかりきり。その準備で、撮影に入る前の半年も駆り出されて、あまりほかの仕事が入れられなくなる。さらに、ギャラもそんなに高いわけではないです。NHKは特に、これまでに築いた局との関係の長さ・深さによってギャラのランクが明確にあり、主演俳優だからって一番高額とは限らない。例えば民放なら、高ければ主役級で1話200万円弱×1クール10話で1作2000万円弱、脇役は1話30万円で300万くらいのところが、大河は主役級で1話30万円ということも十分ありえます。これにリハーサル稼働、関連イベント出演、DVD化の権利関係……と、事務所が交渉してプラスアルファしてもらう。だからある程度大きくて体力のある事務所か、小さくても広告仕事が多くて金銭的に余裕のある事務所や役者じゃないと受けられないですよね」(前出・芸能事務所マネージャー)  1話30万円×年間約50話と考えると、主役級でも1作1500万円! CM1本何千万という世界で活躍する第一線のタレント・役者を起用すると考えれば、驚くほどの安さだ。それでも過去から現在に至るまで、豪華キャストが実現されてきたのには理由があるという。 「昔は大河の主役級といったら大物俳優でしたが、00年代に入った頃から若手を主演に据えることでメディアが話題を盛り上げるようになってきた。同時に、若手がそこで時代劇を経験するようになった。それまでは、時代劇ってやっぱり老人のものでしたからね。だから今では大河に出れば話題にもなるし、『国民的俳優』というステータスにもなる。そこに加えて、その後の役者人生と、知名度が上がることで広告仕事での価値も増すことを考慮して、事務所と俳優自身が出演を判断しています」(同)  そうした判断のもとに出演を受諾した事務所にしてみれば、『清盛』のように低視聴率の汚名を着せられては「話が違う」と憤慨するところかもしれない。ある種、博打に乗ってくれる、限られた事務所と付き合いが深くなることもあるのだろうか? 「大河ドラマに関しては、特定の事務所や製作会社に集中していないか、厳しく外部団体がチェックしているので、癒着はまずありません。逆に、NHKとの関係が良くなくて出演NGの事務所があるという噂もありますが……」(前出・製作会社社員)  大河1作品に投じられる年間予算は30億円程度といわれる。民放のドラマは1クール10話で高くて5億円程度。全50話の大河と、予算としてはそう大きく違わない。その中で大河は、役者へのギャラは渋い代わりに、ロケやセット、CGなどに惜しみなく金を使い、民放ドラマには作れないクオリティで国民的ドラマと呼ばれるに足る作品に仕上げなければならない。なぜならば、「NHKの番組」だからだ。 「やはり受信料という視聴者のカネを惜しげもなく投入して作っているがゆえ、作り手の自己満足で終わる作品は許されないのです。ちゃんと受信料を払う一定の視聴者の心をとらえるものでなければならない。それが大河ドラマの持って生まれた宿命なのです」(前出・古崎氏)  むろん民放ドラマでも、スポンサーに対して視聴率を獲得せねばならないという責務があるが、直接観る視聴者に対して打ち返さねばならない重責と伝統の重みを同時に背負うのは、ドラマ枠多しといえども大河ドラマくらいだろう。その中でいかに面白いものを作るのか、製作者たちは悪戦苦闘し続けていく。以降の本特集では、作品に関わった製作者たちの生の声や、大河という金看板の内幕を見ていこう。 (文/松井哲朗) 「サイゾーpremium」では他にもNHK大河ドラマに迫った記事が満載です。】"大河のせいで倉本聰が北海道に移住!? 国民的ドラマに炸裂したスキャンダル列伝宇野常寛の批評のブルーオーシャン「平家にあらずんば人にあらず」裏テーマは"vs『篤姫』"!? 『ハゲタカ』演出家の挑戦は"坂本龍馬"像をアップデートできたか?
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"iPS細胞お騒がせ男"森口尚史が騒動の裏を暴露「真実を言うと私は米軍に葬られるかもしれない」

【サイゾーpremium】より ──12年10月、読売新聞により「iPS細胞を使った世界初の心筋移植手術を6例実施した」と大々的に報じられた森口氏。ところがすぐに多くの疑義が提起され、同新聞は「森口氏の説明は虚偽」とし、一連の記事を誤報とした。すると、森口氏は世間から猛バッシングを受け、ボロボロに。しかし、「もう黙ってはいられない。大学もマスコミもふざけるな」と森口氏は反撃の狼煙を上げた!
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(写真/田中まこと)
──そもそも今回の騒動の発端ってなんだと思いますか? 森口 私の「お調子者」の部分が災いしたんでしょうね。 ──「成功した手術は1例だけ」とおっしゃってますが、その1例目すら疑われていますよね。 森口 実は、今回の研究プロジェクトは米軍がらみの某団体から助成金をもらってやっていたんです。1例目の手術は11年6月2日に行われて、我々のチームとしては、その6カ月後、要は11年の年末に患者さんの容体が安定していたら公表するつもりでしたが、関係者は「まだ出すな」と。それで、今年の8月くらいにあらためて「公表してもいいか?」って言ったら、また「ちょっと待て」と。 ──それはなぜ? 森口 たぶん2例目はまだしも、3例目の患者さんの具合が必ずしも順調ではないようだからまだ機密にしておきたかったのでしょう。ただ「待った」がかかったとき「お前の研究者としてのキャリアを考えたとき、どうやってヒトiPS細胞から良質な心筋細胞を大量培養できたのかをメインに1例目についてだけは話していい」と言われた。なのに、つい読売新聞に「6例ある」って今後の予定も含めて口走っちゃった。で、軍からすれば「森口はフライングしたのでは?」となって、ハーバード大も「そんな臨床例はない」と言い出した、と(笑)。 ──iPS細胞の研究に軍が? 森口 iPS研究も含めて(軍にとって役立ちそうな)医学研究には軍から金が提供されることがよくある。一方、今回の手術の黒幕は臓器移植・再生医療のシンジケートと軍ですけれど、莫大なカネのかかる手術だから、彼らの顧客は権力層の人間が多い。今は小さな市場だけど、うまくいけば今後、移植手術は不必要になるほどの潜在力がある。今回の研究は「1例目はよかったけど、3例目は、どうも芳しくない結果」であるということが明らかになったら、軍やシンジケートにとっては都合が悪い。だから「黙らせろ」となったんでしょうね。また、世間からいまだに誤解されてるところなんですけど、私は直接手術はしてないんですよ。私の仕事は肝臓の前駆細胞に特殊な薬をかけてヒトiPS細胞を作って、そこから良質な心筋細胞を作って大量培養すること。11年の5月半ばにハーバード大の臨床チームが「亡くなりそうな患者さんがいるから、お前が作った良質な心筋細胞を移植に使わせてほしい」と言ってきたので供与しただけ。ただ、手術には立ち会いましたよ。十分に培養された心筋細胞が入った容器に付与されたロットナンバーと手術室にある注射器に書かれたナンバーが一致しているかなどを確認して、あとは見ているだけでした。 ──その病院が地図から消えていたらしいですが……。 森口 信じられないでしょうが、最近、Googleアースで調べたら更地だったんですよ! ──あとチームのメンバーの名前も一部公表していません。 森口 彼らの安否を気遣ってのことなんです。私が軍関係者で今のような状況なら、治療や研究に携わった人々をめぐって、殺しはしないまでも口封じをするだろうし。実際、不都合な真実を明かした私が大学やメディアから社会的な制裁を食らってるわけですから。 ──今後も名前は明かさない? 森口 名前を公表すれば私が消される可能性は高いでしょう。しかし、自分の身の潔白を証明するためには、学術論文や本を出して明らかにすると決めました。それに今回の成果は重い心臓病の方々にとって希望になる。今回のヒトiPS細胞由来の心筋細胞移植は、現状では治療方法がない患者さんに一刻も早く役立つようにと、米国の優秀な臨床チームと共に「覚悟」を持って開発し、実行したものです。この騒動によって「私が患者さんをぬか喜びさせ、絶望に突き落とした」と言われるのは事実と異なり悔しい。ただ、ほかの優秀な研究者らが、非常に近いうちに我々の方法よりもさらに有効性や安全性が高い方法を開発し、臨床で実践してくださるはず。患者さんにおかれましては、その日まで現状でのベストの治療を受けられつつ、まだ希望を捨てずに生きてください! (構成/成松 哲) 森口尚史(もりぐち・ひさし) 1964年、奈良県生まれ。東京医科歯科大学卒業。学術博士(東京大学)。元東京大学先端科学技術研究センター特任教授。カラオケの十八番は、尾崎豊の「I Love You」。 「サイゾーpremium」では他にも世間を騒がすあんな人こんな人に迫った記事が満載です。】"JYJがエイベックスに勝訴!! それでも東方神起5人での再始動が絶望的な理由"傍若無人"上杉隆の横暴で、自由報道協会がいよいよ崩壊中!【益戸育江】"大麻でハッピーピース"高樹沙耶が女優業を辞めてまで訴える"真実"とは?
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池田大作死後の後継者問題と危惧される創価学会の影響力

【サイゾーpremium】より ――長らくその姿を公の場に見せていない池田大作創価学会名誉会長。中には「すでに死んでいるのでは?」という説すら飛び交うが……そのXデー後を予想してもらった。
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『池田大作名言100選』(中央公論新社)
 さて、創価学会にとって現在最もホットなトピックといえば、なんといっても池田大作氏の体調問題である。ここ2~3年は公の場に一切姿を見せず、2011年には一部週刊誌で「脳梗塞で植物状態」という記事が出たほどだ。13年1月で85歳を迎えるという高齢を考えると、そろそろ”Xデー”も近いのでは……という臆測も飛び交っている。  そこで気になるのが、次期会長をめぐる”跡目争い”だろう。前出の古谷氏によると、「猜疑心の塊である池田氏は、部下に対してもまったく信頼を置かず、幹部クラスの会員を一般会員の前で激しく叱り飛ばすことも日常茶飯事だった」とか。そんな同氏の性格ゆえ、次期後継者となる明確なナンバー2が創価学会には存在しない。一時期は、次期会長候補と目された人物もいたというが、過去、彼らに裏切られたことが、より池田氏を頑にするきっかけになったのでは? と元創価学会幹部は話す。 「実は、現在候補に挙がっている人たちの先輩に当たるA氏という会員がいるのですが……彼こそ、『次の会長だろう』といわれていた元副会長です。しかし、『各都道府県の集会所に自動販売機を置いてほしい』と伊藤園の知り合いに頼まれ、承諾する代わりに、自らの懐に数千万円もの大金を収めてしまった。その件が池田氏の耳に入り、左遷されてしまった」(同)  結果、現在最有力視されているのは、理事長の正木正明氏と、学会本部事務総長で、副会長も務める谷川佳樹氏の2人。正木氏は、創価大学卒業後に本部職員となり、男子部部長、総東京長、副会長などを歴任した人物だ。人材育成手腕の評価も高い正木氏が、次期会長としてまとめていくのでは、という見方が一般的となっている。一方、その正木氏の対抗馬である谷川氏は、創価高校から東京大学へ進んだエリート。いわゆる”創価大学閥”ではないため、正木氏とは支持層が異なる。谷川氏は、造反した矢野絢也元公明党委員長攻撃の先頭に立ち、訴訟を提起するなどしたことから、池田氏の評価も高い。しかし、そんな中、乙骨氏は池田氏の子息らの目も否定できないと指摘する。 「池田氏には長男・博正氏と三男・尊弘氏の2人の子息がいます。池田氏の世界に最たる宗教指導者としての権威や地位は創価学会インタナショナル(SGI)会長の座にありますから、その座を継ぐ”神興”として、博正氏がSGI会長に就く可能性が高い。また、正木・谷川両氏が役不足であった場合、組織維持を求む力の”隠し球”として、博正氏ないし尊弘氏が創価学会会長になる可能性も皆無ではないでしょう」(乙骨氏)  Xデー後、これまでの影響力は保てないと言われているだけに、新たな飛び道具として久本雅美が就任……というのも、小誌としては期待したいところだが。 「サイゾーpremium」では他にも創価学会の裏側に迫った記事が満載です。】"エンタメ界の黒幕"民音が操る創価学会とタカラジェンヌの蜜月創価学会員たちが語る公明党総選挙の裏側と池田名誉会長死亡説東大教授・島薗進の要チェック宗教団体――宗教が”公共”に関わる流れに、創価学会は協調できるか
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『劇的 ビフォーアフター』で欠陥住宅に大改造!? 朝日放送告発の行方

【サイゾーpremium】より
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(写真/田中まこと)
「どんなメーカーだって、商品に欠陥があればお詫びして交換するのが当たり前。なのに、そういう常識を、なんで法律を使って曲げようとするのか。それが俺にはまったく理解できないんだよ」  そう憤るのは、日曜夜8時枠の人気番組『大改造!! 劇的ビフォーアフター』を各種メディアで実名告発している中園尚秋氏。  新居の引き渡し直後から次々に発覚した不具合、施工不良への謝罪と改善を求めて彼が続けてきた制作サイドとの交渉は、今年に入ってついに裁判所での調停へと突入。このままでは法廷闘争にまで発展しかねない雲行きだ。 「全国ネットだからこそ全幅の信頼を寄せていたのに、こちらの要望をちょっと強めに主張しただけで、途端に『あとは弁護士を通してください』ときた。しかも、2000万円以上も自腹を切って家をメチャクチャにされた挙げ句に『だったら、最初から頼まなきゃよかったじゃないですか』とまで言われたんだから、もう怒りを通り越してあきれるしかないよ」  匠の設計やデザインが気に入らないというだけなら、まだあきらめもつこうが、窓枠はゆがみ、フローリングが波打つ中園邸の欠陥は素人目にも明白。にもかかわらず制作サイドは「今回の請負契約に法律違反はない」の一点張りだというのだから、当事者でなくとも腑に落ちない。  まもなく出される調停の結果に双方が合意しなければ、泥沼化は避けられない今回の騒動。大多数の人にとっては住まいが人生で最も高価な買い物である以上、それを売りものにするテレビ局にも、それ相応の真摯な対応が求められるのは言うまでもない。 (鈴木長月) ■『大改造!! 劇的ビフォーアフター』 2002年から足かけ10年以上にわたって続く大阪・朝日放送制作の建築情報バラエティ番組。「劇的」なリフォームの裏側には、その施工をめぐってトラブルも多々あるようで……。 ■番組人気を背景に?施主の声は黙殺!? 中園邸のリフォームがオンエアされたのは、完成からおよそ1年がたった09年11月。実はその時点ですでにトラブルになっていた。階段の寸法が合わない、手すりがぐらつくなど、誰にでも分かる数多の欠陥は、第三者として調査に入った日本建築検査研究所や弁護士らも「建築基準法施工令や建設業法に違反している疑い」を指摘する。 「サイゾーpremium」では他にも選りすぐりのニュース記事が満載です。】KDDI憎し!! ソフトバンクが総務省でブチ切れ騒動!?がれき処理しない自治体に"巨額費用"が! 復興予算はやはり民主党「最大の無駄遣い」TBSはV6の出演に気が回らなかった!? 各局の扱いで見るジャニーズの権力抗争
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小向美奈子や小阪由佳のように輝きたい! アイドルライター・小明が選んだ「サイゾー」記事3選

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小明さんの撮りおろしグラビア満載
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【サイゾーpremium】より 12月無料購読キャンペーン開催! ――1999年の創刊以来、芸能界から政財界、ヤクザにIT業界まで、各業界のウラ側を見てきた「サイゾー」。巷間騒がれる小誌の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい! そんな思いから、「サイゾー」を愛読している物好きな(失敬!)有名人からおなじみの識者の方々に、「サイゾー」でしか読めないオススメ記事を選んでもらう『あの有名人&識者が選ぶサイゾーレコメンド!』企画。今回は小誌ではすっかりお馴染みとなったアイドルライターの小明さん! 小誌とも付き合いの長い彼女が選んだ「サイゾー」の記事をご紹介します!  サイゾーさんには2005年に「おかしなアイドルがいる」と中野ブロードウェイのタコシェさんでグラビアの撮影をしていただいたのをきっかけに、今まで遭ってきた痴漢遍歴を綴った『モテすぎてこまっちゃう』、告知にかこつけて各界の大御所に自分の悩みを相談する『アイドルライター小明の「大人よ、教えて!」"逆"お悩み相談』等々、本当に長く連載をさせていただき、その都度たくさんのものを得たり、失ったりさせていただきました。  売れもしないのにアイドルを続けるにあたって、いろんな葛藤もありましたが、そんな時、いつもサイゾーさんが側にいてくれた……I'm proud。サイゾーが私の小室です。悩める私に「あ、もう少しやってみよう」と思わせてくれた記事をいくつか紹介しますね。 『ホリエモン×小向美奈子 「覚せい剤より、ストリップと買収のほうが気持ちイイ!」』 (2010年1月号「特別インタビュー」より)  小向美奈子と言えば私がグラビアで鳴かず飛ばずだった頃の大スターです。そんな彼女がいつの間にやら覚醒剤でお縄となり、フィリピンに潜伏し、ストリッパーになり、今ではAV界のスターに。昔から『BUBKA』にアレな写真が出回る方ではありましたが、まさかここまで来るなんて! 本人の悲壮感の無さや豪快な性格に「意外となんとかなるもんだなー」とこちらも楽観的な気持ちに。謎の激太りをしてブログで電波な罵詈雑言を綴った後、見事ダイエットに成功して復帰した小阪由佳さんにも同じような多幸感がありますよね。不死鳥のように人間は輝ける。そんな希望を、彼女たちはくれます。 『「ブログ広告で毎月300万円」本業よりもはるかに儲かる芸能人のブログ広告の実態』 (2012年12月「限定ニュース」より)  流行のステマ事件、私のところには一切話が来ませんでした。この記事によると、『商品のPRである1記事あたりに対するギャラはアクセス数や芸能人のランクによってS~Eまでにランク付けされており、Sだと2000万円でEだと60万円程度』……!! アイドルとして一番輝いていた時期でもB級だったので、今現在は恐らくE級以下と判断されたのでしょう。悔しい……! 60万円あれば私は家賃と光熱費を払っても(都落ちしたので家賃が安いんです)半年ほどは食い繋いでみせます。ブログのアクセスだって悪くはないはずです(全くテレビに出ていないのに、一日に数万アクセスあるんですよ)。何ならヤプログ!からアメブロに移籍したってかまいませんし、誰よりもさりげなく宣伝してみせましょう。あまり懲りていらっしゃらない企業の方、ここに穴場がありますよ。なにとぞよろしくお願いいたします。 『人生達成率0~1割のキンコメ・高橋が嘆く「もっとドキドキできるアイドルと仕事したい」』 (2011年11月号「連載」【『卑屈の国の格言禄』】より)  私の前連載、『大人よ、教えて!』が終わってそろそろ死のうかと思っていた頃に始まった新連載。ただし単体でなく、同じ「サイゾーテレビ」(サイゾーの動画チャンネルですよ、ご存じですか)で番組をやっているキングオブコメディの高橋健一さんと抱き合わせです。ついに単体から抱き合わせに……AV女優でいったら単体女優から企画女優になったようなもので、これからいろいろNGも解禁しなきゃいけないのかな……と複雑な気分で対談に臨むと、私よりも更に不満でいっぱいな高橋さんがいました。「もっとドキドキできるアイドルと仕事がしたい」「本当は相方とこういうのがやりたい(相方の今野さんのみ、多忙)」「小明さんって、処女のブタじゃん」  暴言も吐かれすぎると心が強くなってくるというもので、これは私が小向美奈子、小阪由佳よろしくアッパーでアヴァンギャルドな精神を手に入れるための試練なのかもしれません……。 「サイゾーさんへ」  今回いろいろな記事を読み返して、私がサイゾーさんに初登場した2005年から、もう7年以上も経過していることに驚きが隠せません。その間ずっと定期的にお仕事をさせていただいていますが、未だに一度も表紙にはしていただけませんね。これって一体どういうことなんでしょうか。そんなに有名じゃなくても、編集部の一押しの女の子を表紙にしたりしてるじゃないですか。私もそろそろいいんじゃないですか? たまにいただくカラーページでも、だいたいゾンビのグラビアとか、幽霊とか、顔がうつらない何かの広告とか、だんだん酷い扱いになっていませんか? けっこう連載も続いているのに、書籍化の話がぜんぜん出ないのもどうしてですか? 私ってそんなに将来性ないですか? もしかして、私のことめんどくさいって思ってますか? ちょっとひとつよろしくお願いしますよ。お願いしましたからね。ね。ね。 (文/小明) 小明(あかり) 1985年、栃木県生まれ。2002年、ホットドッグプレスドリームガールズ準グランプリを受賞。現在、月刊サイゾーにて、キングオブコメディ・高橋健一と共に「卑屈の国の格言禄」を連載中。サイゾーテレビ『小明の副作用』出演し、サイゾーよりCD「君が笑う、それが僕のしあわせ」も発売中。芸能生活10周年を迎えている。 今なら無料で読める!サイゾーpremiumでは他にも不死鳥のように蘇ったアイドルたちを応援する記事が満載です!】【福田明日香】「カラオケでモーニング娘。も」結成メンバー・福田明日香の復帰理由【加護亜依】──活動休止、現状、そしてこれからにすべて答えます。【限定インタビュー】夏目三久が心中を激白! 「踏み出さなければどうにもならなかった」
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“エル・カンターレをナメるな!!!”元ブルーハーツ・河口純之助×都知事選候補者TOKMAが吠える!

【サイゾーpremium】より 12月無料購読キャンペーン開催! ――今年9月18日、日中関係が緊張する中で、自称ミュージシャンの幸福実現党党員・TOKMA氏が魚釣島に強行上陸し、各種メディアで話題を呼んだ。なぜそんな無茶を敢行したのか? そこで今回、元ブルーハーツのベーシストとして知られ、同バンド解散前から幸福の科学を深く信仰し続けてきた河口純之助氏を迎えて対談を急遽セッティング。政治問題、原発問題、教育問題、はたまた今の音楽家への批判まで、縦横無尽にヒートアップした貴重な白熱対談をご覧あれ!!
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(写真/江森康之)
「TOKMA尖閣上陸」とは? 尖閣諸島国有化を受けて日中関係が緊張していた今年9月18日、石垣市の漁船をチャーターする形で、TOKMA氏とローカル政党「薩摩志士の会」のメンバー1人が尖閣諸島魚釣島に上陸。島に建つ慰霊碑に花を手向け、TOKMA氏はその場でホウキをギターに見立てて自身の楽曲「I LOVE ZIPANG」を熱唱した。その後、軽犯罪法違反で書類送検。
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河口純之助氏(写真/江森康之)
――尖閣上陸で一躍話題になったトクマさんですが、今度は東京都知事選に立候補されるんですよね(本対談収録は10月末)。 TOKMA そうそう、昨日ね、決まったんだよ。河ちゃんにもいろいろと手伝ってもらって、ガーン! といってやるよ! ――トクマさんと河口さんは、普段からよく会われてるんですか? 河口 うん、一緒にバンドやったぐらいだしね。10年ぐらい前? TOKMA コピーバンドでしたね。レッド・ホット・チリ・ペッパーズとか、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとか(笑)。幸福の科学の雰囲気とは真逆のバンドだった。宗教の人っておとなしいじゃない? 俺なんて過激なほうだからさ。一発ガーン! と若者にエネルギー見せたるわい、と。 河口 ただ、レイジは好きだけど全部肯定しているわけではないよ。あれは”アカ”だからね。ま、いいことも言ってるけどさ。 ――2人の出会いはいつ頃だったんでしょう? TOKMA 97年頃かな。実家に遊びに来てくれたんだよね。「ブルーハーツの人が来る!」って興奮して、おしっこ漏らして(笑)。 ――ブルーハーツはお好きだったんですか? TOKMA いや、あまり好きじゃなかった(笑)。尾崎豊とかBOØWYが好きだったからね。だけど、今は河ちゃんにすごく影響を受けてるね。
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TOKMA氏(写真/江森康之)
――今回そんなお2人に対談していただこうと思ったのは、今年9月18日にトクマさんが尖閣諸島の魚釣島に上陸したことを受けてでした。まずトクマさんに伺いたいんですが、尖閣上陸はいつ頃から計画を立てていたのでしょう? TOKMA 決めたのは1カ月前かな。「薩摩志士の会」の福沢(峰洋)さんたちが漁船を借りて、僕の知り合いが乗せてもらうという話を聞いたから、「俺も乗りたい!」って言ったの。もともと、2年前の中国漁船の事件で、すぐに中国側の船長を釈放したことにショックを受けていたんです。僕の中であれは「戦争に負けた」と思った。「降伏」だったんですよ。「幸福の科学」の「幸福」じゃないよ? ――わかってます。 TOKMA 政治家は「遺憾です」ばっかり。放ったらかしの態度に対してグズグズ煮詰まっていた。でも、ミュージシャンだから何したらいいのかわからない。ずっとそう思ってたんだけど、今年のある日、昼間っから友達と酒を飲んでいたんです。10月24日にCDが出る予定だったんだけど、友達が「トクマさん、10月24日あたりに中国漁船が300隻ぐらい来て、尖閣諸島を実効支配するって話がありますよ。そこに突っ込んでいったらどうですか? 漁船が来ただけでは自衛隊は出動できないけど、民間人が出ていけば自衛隊も出動できる。そこで漁船と自衛隊を鉢合わせて実効支配を阻止できれば、英雄になれますよ!」って言うんです。俺も酔っぱらってたから、「マジ? 英雄になれるの?」って(笑)。英雄って言葉に弱いからさ……。一度は怖くなってやめようと思っていたんだけど、偶然行く話が出てきたから、思わず手を挙げちゃったんだよ。 ――河口さんは、尖閣上陸のことをご存じなかったんですか? 河口 上陸したって話を聞いて、すぐにメールを送ったんだよ。 TOKMA 「泣けるぜ、この野郎!」って(笑)。 河口 人って理屈は言うんだけど、なかなか行動はできないんだよ。だから話を聞いて、涙出てきたね。「よくやった!」って。だって、誰もやらないじゃん。やらなかったら中国に獲られるんだよ。「次、来たらぶっ殺すぞ」くらい言えばいいんだよ、政府は。トクマは書類送検されてるのに、漁船の船長はすぐ釈放されて国に帰ったら英雄だよ? あり得ないよ。 TOKMA そこに対して日本人が黙ってしまう根底には、自虐史観がある。洗脳で、俺たちにこびりついているわけ。 河口 教育が悪いんだよな。 TOKMA もう一回歴史を勉強すべき。僕は渡部昇一先生の本や櫻井よしこさんの本、(大川隆法)先生の本などで勉強して、自虐史観がなくなったんです。南京大虐殺と従軍慰安婦はでっち上げだ! 河口 そういうことをちゃんと教えないとダメ。首相が靖国神社に参拝して何が悪いんだっての。日本人は揉めごとが嫌いなんだよな。でも、揉めてもいいから真実がわからないと自虐史観を押しつけられたまま。「日本人は悪いことをした」とずっと言われているけど、それは本当なのか? マインドコントロールされてるんだよ。  ――河口さんはいつ頃からこのようなことを考えていたのですか? 河口 ブルーハーツは左だと思われているんだよね。左でも右でもないぜ。要するに「本当のことが知りたい」ってことだよ。渡部昇一先生の影響は大きいね。本も読むし、櫻井よしこさんの講演会も行く。そうしたら、ブルーハーツで言ってたことの意味がわかったよ。「見てきた物や聞いた事 いままで覚えた全部 でたらめだったら面白い」(「情熱の薔薇」)ってこと。本当にでたらめが多いんだよ! 従軍慰安婦が20万人いたとか、調子こいたこと言いやがって! 南京(大虐殺)の被害者の数だってどんどん増えていく。尖閣も竹島も全部ハッキリさせようぜ。そういう時期が来たんだよ! ――対中国、対韓国というより、日本人に対してじれったさを感じている? 河口 そう! 日本人は眠ったまんま。日本人はエル・カンターレ【編注:幸福の科学の本尊。大川隆法総裁のことも指す】をナメてるよ。エル・カンターレをなんだと思ってるんだよ! みんな気づくのが遅すぎ。俺なんかレーダーが優秀だもん。国師であり、ワールドティーチャーなのがまだわからないのかなぁ。 ■「未来のビジョンを語る政党は幸福実現党だけだ」 ――トクマさんは尖閣上陸時にご自身の曲「I LOVE ZIPANG」を歌っていましたが、あれも前から計画していたんですか? TOKMA うん。日本人なら普通は「君が代」でしょ? だけど、俺は3年前から「I LOVE ZIPANG」で憲法9条改正を歌っていて、今は「君が代」を歌っている場合じゃないよな、と。尖閣に上陸して何を歌ったかはクローズアップされるはずだから、そのことによって英霊に「自分の国は自分で守る」という意思を伝えたかった。……でも、みんなあまり聞いてくれないんだよな(笑)。 河口 俺はすごくわかるよ! 9条を改正しない限り、自分で自分の国は守れない。冷戦時代はアメリカの核の傘の下にいたから、それでもよかった。今は中国が調子こいてきたわけさ。北朝鮮の問題もあるよな。これで9条を守ってていいの? 幸福実現党は3年前からそれを言ってるけど、ほかの政治家はそれを言うと選挙に落ちると思ってるから言わないんだよ。だから、トクマみたいに行動で示す奴が出てくると泣けてくるわけ。お前、行くなら俺も誘えよ! TOKMA 来年、竹島に行くよ。一緒にいかがですか? 河口 竹島は韓国の奴らがいるだろ? 行ったら撃たれるよな……。でも、やっぱり国というものを考える時期が来たんだよ。国家とは領土・国民・主権だから、領土は重要な問題なんだよ! ――自民党の安倍晋三・新総裁は、そのあたりを強く主張されてます。 河口 潮目がいきなり変わったよね。やっときたか! って感じ。国防の問題は本当に重要。それをトクマは歌にして訴えているんだよ。それからマスコミも完璧に三流だね。みのもんたなんて極刑モノだよ。「民主党に風を吹かせたのは私たちです」なんて言ってさ、このクソみたいな体たらくにどう責任取るの? 俺たちはこんなこと言ってたら習近平に殺されるかもしれないんだぜ? 明日、死んでっかもしれねぇんだよ! でも、俺は言いたいことは言うから! TOKMA そこが河ちゃんのパンクなところ。昔から変わらない。 河口 ロックの連中もいいことしたいのはわかるけど、情けないよ。何も考えないで原発反対だなんて言ってるんじゃねぇよ! じゃ、エネルギーはどうするの? 対案がないと、俺は納得しないよ!  ――幸福実現党は原発推進の立場ですよね。 河口 そうだよ。エネルギーがなかったら、国が衰退しちゃうもん。国防上もまずいよな。 TOKMA 変な話だよ。YMOの坂本龍一が原発に反対してるんだから。「たかが電気」って言ったんでしょ? 彼らは電気使った音楽で成功したんだから、もっと電気に感謝したほうがいい! 河口 坂本は今後一生、電気使わずに音楽やれよ!  TOKMA そもそも誰も死人が出ていないじゃん。人が死んだのは津波なんだよ。 河口 原発から漏れた放射能で死んだ奴なんて誰もいないからね。 ――福島第一原発の周囲は、危険区域に指定されましたが……。 河口 住めるよ! あんなのは風評被害、報道被害だよ! 放射能を浴びたら健康になるんだよ! ――け、健康になるんですか? 河口 なるよ、適量なら! ラジウム温泉なんてどうするんだよ!みんな、左翼に変な知識を埋め込まれてるだけ! そりゃ大量に浴びたら甲状腺をやられたりするよ? だけど、放射能を浴びれば修復酵素が活性化するんだよ。このインタビューだって、福島第一原発の横でやりたいぐらいだよ。原発の隣で取材してたら健康になっちゃったなぁ、なんて。それに中国の核実験なんて、今回程度の被ばく量じゃないよ? もうそれをみんな浴びてるんだよ。 TOKMA それで女優の夏目雅子さんは白血病で亡くなったんですよね。シルクロードでロケして。 河口 そうそう。『西遊記』のロケしてたんだよな。 ――マチャアキ(堺正章)は大丈夫だったんですか? TOKMA あ、そうか。じゃ、大丈夫だったのかな。 河口 ……なんでも因果関係がハッキリしないものは原発のせいになってるんだよ。人が死んだのは津波のせい! 電気止めたほうが人は死ぬんだよ! 病院とか寒い地方とか、どうするんだよ! 真面目な老人に節電させて、真夏に熱中症で死なせてるだろ? そっちのほうが問題だよ! TOKMA 俺が怖いのは、原発の非を主張したいがために、福島の人たちが死ぬのを待っているヤツらがいるってことね。そのほうが気持ち悪いよ。 →続きは無料キャンペーン実施中「サイゾーpremium」で!! (構成/大山くまお) 河口純之助(かわぐち・じゅんのすけ) 1961年、東京都生まれ。元ブルーハーツのベーシスト。『太陽の法』を読んだことを契機に、91年から幸福の科学へ。95年のブルーハーツ解散後は、さまざまなミュージシャンやバンドのプロデュースに携わる。

TOKMA(トクマ) 1966年、東京都生まれ。青山学院大学在学中からバンド活動を始める。卒業後、単身渡米。帰国後トヨタに入社するが半年で退社し、音楽活動を本格的に始める。96年、1stシングル「Oh!Angelina」発売。今年9月18日に尖閣上陸記念ライブを決行し、話題になる。その後10月に幸福実現党青年局長に就任し、東京都知事選に立候補(11月末現在)。 今なら無料で読める!サイゾーpremiumでは他にも幸福の科学の実態に迫る記事が満載です。】【大川きょう子】「幸福の科学」を離れ、みちのくで被災地支援にいそしむ”ナイチンゲール(!?)”幸福の科学がついに出版した池田大作守護霊の霊言本の中身『DEATH NOTE』と『聖☆おにいさん』は宗教タブー!? さとうふみやが初めて語る幸福の科学と『金田一少年』【前編】ビジネス本評論家がジャッジ!「幸福の科学」大川総裁の霊言本は"ビジネス書"として成り立つか?
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創価学会員たちが語る公明党総選挙の裏側と池田名誉会長死亡説

【サイゾーpremium】より 12月無料購読キャンペーン開催! 【座談会参加者】 A:創価学会本部職員  B:創価学会本部職員 C:創価学会員
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『私が愛した池田大作』(講談社)
──現在、実質的には衆院総選挙真っただ中ですが【編註:12月1日現在】、いまひとつ公明党の存在感が薄いように思われます。 B 今年の前半くらいまでは、民主党の支持率の低さもあり、学会内部は「次回選挙で、やっと自公連立で政権与党に戻れる」というムードでした。しかし、ふたを開けてみれば、日本維新の会をはじめ、急伸する第三極の勢いや民自対決の陰に隠れ存在感が薄くなり、これまでにない厳しい選挙戦です。候補者の演説にも人が集まらないし、有権者に握手を求めてもこたえてくれない。2005年に”小泉”自民党と一緒に戦った郵政選挙の時と、雲泥の差があります。これだけ存在感が薄く、話題にされないくらいなら、何かバッシングを受けて多少注目されるほうがまだましかもしれません……。 C そもそも党代表の山口那津男さんが地味過ぎます。元代表の神崎武法さんも地味だったが、検事出身で政治的手腕も高かったし、テレビCMで「そうはいかんざき」と叫ぶくらいのユーモアもありました。そろそろ世代交代が必要なのではないでしょうか。 ──次期党代表には、誰が有力視されているのですか? B 東大出身者が2代続いたので、本来であれば創価大学出身で学会内の人気も高い北側一雄副代表が順当のはずでしたが、前回選挙で落選して傷がついてしまいました。かといって、同じく創価大出身で将来の代表候補といわれる高木陽介広報室長や遠山清彦平和局長は、マスコミ受けはよいのですが、代表になるには少し若過ぎる。有力株が見当たらないのが実情です。 A そうした実情が新規学会員数の伸び悩みや、会合・選挙活動などに参加しない学会員の増加など、今の学会の地盤低下を招いているのではないでしょうか? C 地盤低下の原因は、青年部がだらしないからですよ。私たちが若かった頃は、選挙といえば、学会や党に迷惑をかけないよう、もし罪を問われれば最後は自分で責任をかぶる覚悟で、他党候補者のポスターを剥がしたり、認知症の老人を投票所に連れていき公明党に投票させるなど、多少無茶なことでもする覚悟で選挙戦に臨んでいましたよ。でも、今の青年部員はみんなインテリ化して、電話勧誘やポスター貼りなど、他党と同じ選挙活動しかしておらず、それでは、勝てるものも勝てません。 ──例えば大阪市議会では、橋下徹大阪市長が代表を務める「大阪維新の会」と公明党は良好な関係です。国政レベルでも一緒にやっていこうという声はあるのですか? A 与党にならなければ連立する意味はない。公明党は野党なので、今の段階でわざわざどの党と組むかを意思表示するより、現段階ではフリーハンドでいたほうが都合がいい。維新の会に限らず、向こうからの申し入れがあって初めて、検討するということです。もっと言えば、維新の会に限らず、共産党以外であれば、連携の可能性は十分にある。公明党は「キャスティングボートを握りたい」党ですから(笑)。 B 今の学会上層部は一枚岩ではありません。これでは組織として方向性にブレが出ますよ。 C 公明党がどこと組もうと組むまいと、私たち学会員は必死になって選挙をやるだけです。 ──「学会員が必死に選挙をする」とのことですが、学会と公明党の力関係というのは、どちらが上なのでしょうか? →続きは無料キャンペーン実施中「サイゾーpremium」で!!
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元「噂の眞相」副編集長・川端幹人が選ぶ――メディアを掌握するAKBタブーに挑んだ3本

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【サイゾーpremium】より ――1999年の創刊以来、芸能界から政財界、ヤクザにIT業界まで、各業界のウラ側を見てきた「サイゾー」。巷間騒がれる小誌の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい! そんな思いから、「サイゾー」を愛読している物好きな(失敬!)有名人からおなじみの識者の方々に、「サイゾー」でしか読めないオススメ記事を選んでもらいました!! 今回の選者は、元「噂の眞相」副編集長の編集者・ジャーナリストの川端幹人氏。「サイゾー」では、2012年5月号岡留安則[「噂の眞相」元編集長]×川端幹人[元副編集長]──御用化の進むメディア、そして「サイゾー」に喝!にご登場いただくなど、浅からぬつながりがある川端氏に、オススメの記事を聞いたところ……。
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川端幹人さんの著書『タブーの正体
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「サイゾー」って、今ある商業メディアの中では一番タブーへの強度があるんじゃないでしょうか。これはお世辞じゃなくて、本気で思っていることです。  トヨタやユニクロ、マクドナルド、グリーなど、莫大な広告出稿でマスコミを黙らせているタブー企業に対しても頻繁に批判記事を掲載しているし、芸能では毎号のようにジャニーズやバーニングプのスキャンダルを取り上げている。一方、皇室報道や宗教、ユダヤといったシビアな問題もきちんと遡上にあげるし、雑誌流通を握っていまや出版界最大のタブーになったセブンイレブンのトラブルだって活字にする。そんな雑誌は「噂の眞相」なき今、「サイゾー」くらいしかないでしょう。  ただ、「サイゾー」のやり方は「噂の真相」とはちがっていて、軟体動物みたいな感じ。正面からタブーを突破しようとするのではなく、ぐにゃぐにゃと自分の体を変形させて、知らないうちに隙間からタブー領域に入り込んでいく。  たとえば、相手をヨイショしながらいつのまにかそのスキャンダルを暴露していたり、両論併記で公平な体裁をとりながら結果的に批判記事に仕上げていたり。とにかく融通無碍で、したたかなのが「サイゾー」の強みだと思う。  でも、最近はちょっとそのしたたかさがなくなっている気がするんですよね。妙に生真面目になって、これまではスキャンダル暴露や揶揄の方便でしかなかった分析とか批評を本気でやりだして、タブー破りを面白がる姿勢が減っている気がする。  とくに、気になるのがAKB48関連記事が姿を消してしまったこと。あらゆるメディアが利権をばらまかれてAKBの奴隷になってしまった中、「サイゾー」は「週刊文春」とともに、AKBタブーに踏み込める数少ないメディアだった。しかも、SKE48 の連載をやっている最中に、AKSオーナーの黒い履歴を追求するという掟破りの行為も平気でやっていたし……。  ところが、その「サイゾー」がここ一年くらいほとんど、AKBネタをやってないんですよね。ネットニュースの「日刊サイゾー」では結構やってるのに、雑誌の「サイゾー」とこの「サイゾーpremium」はなぜか、AKBに触れようとしない。  まさか、AKBのマスコミ対策を一手に担っている秋元“弟”伸介氏の手練手管に「サイゾー」までが籠絡されてしまった、なんてことはないだろうけど、とにかくここは、掟破りも平気でやっていたあのしたたかさを取り戻して、もう一度AKBタブーに踏み込んでほしい。 「週刊ポスト」「フライデー」から「アサヒ芸能」「東京スポーツ」「BUBKA」「WiLL」、さらには名だたる知識人までが一アイドルグループに取り込まれてしまっているこの状況は、たんなる芸能ゴシップの問題じゃなくて、メディア史的に見ても前代未聞の特異な現象なんですよ。絶対に誰かが本格的に検証しておく必要があるし、それをやれるのは、「サイゾー」しかないと思う。 電通と大手芸プロが用心棒になった──相次ぐAKB48ゴシップのつくり方 (2010年12月号「日本のタブー」【AKB48がタブー化した本当の理由】より) AKB48オーナーに囁かれるさらに黒い履歴とマスコミ統制 (2011年8月号「ニュース」記事より) 研究生の実態、所属プロの本音──事務所は太田、狙い目はSDN? AKB48の芸能界サバイバル術 (2011年8月号「ブームの闇、暴きます。」【醜聞にまみれたAKB48の明暗】より)  ということで、原点回帰の期待を込めて、過去の出色AKB記事を3本あげてみました。来月号はぜひ、「メディアが封殺したAKBスキャンダル大全」という大特集を!  川端幹人(かわばた・みきと) 伝説のスキャンダル雑誌『噂の真相』元副編集長。『噂の真相』時代は皇室問題や検察スキャンダルを取材・執筆し、2011年には右翼団体の襲撃を受け負傷。同誌休刊後はフリーの編集者・ジャーナリストとして活動。今年1月、皇室、電力会社からAKB48まで、メディアタブーの要因を分析した新書『タブーの正体!』(ちくま新書)を出版して話題に。 今ならAKB関連記事もすべて無料で読める! 無料キャンペーンの詳細はここをクリック!!