『紅白歌合戦』にザ・コレクターズが苦言を呈す!? 「口パクか生演奏かどっちかにしてくれ!」

【サイゾーpremium】より  今年1月23日、19枚目のアルバム『99匹目のサル』をリリースしたザ・コレクターズ。結成26周年を迎える大御所ながら、ここ1~2年は“ブレイク前夜”と言われ続ける彼らに、その心境と同作への意気込みを聞きに……行ったはずだったが!?
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ザ・コレクターズの2人
(写真/後藤秀二)
加藤ひさし(以下、加藤) うわー! 「サイゾー」、あぶねー雑誌だなー(サイゾー1月号を見ながら)。なんかさあ、この雑誌、俺のFacebookみたいになってるよ。 ――じゃあ、加藤さんのFacebookも十分あぶないじゃないですか(笑)。と、まあ、早速脱線しましたが、、ザ・コレクターズ19枚目となるアルバム、『99匹目のサル』の発売を記念してのインタビューということなんですが、デビュー26周年目にして「ブレイク前夜!」と言われていることについて、どのように捉えられていらっしゃいますか? 加藤 もうさあ、「ブレイク前夜」ってやめてよー。俺たち、ずっとそう言われてるんだよ。 古市コータロー(以下、古市) その長い夜をずっと越せない、みたいになってるよね(苦笑)。 ――とはいえ、お2人のポッドキャスト池袋交差点24時の影響で、ここ数年、その人気が広がっていることは確かですよね。そんな中で、今回のアルバムを制作するに当たって、これまでと意識が変わった部分などはありましたか? 加藤 ないっ! まったくないね。ただ単に、「19枚目のアルバムをしっかり作りました」っていうだけだよ。「もっと売れたい」とか「ブレイクしたい」とか、そういう思いは常に持ってるけど、だからって、今はやりそうな音楽を取り入れようとか、そういう変化はない。 ――確かに、どのアルバムを聞いても、一環した方向性を保っていらっしゃいますよね。 加藤 そりゃそうだよ。君が2歳の頃からやってるからね【編註:インタビュアーは28歳】。君が1歳の頃に、僕とコータローくんは出会ってるわけだから。歴史が違う。 ――おっしゃる通りです。ちなみに、ポットキャストのシーズン1の「P」【編註:「池袋交差点24時」のリスナーのこと】は昔からのファンの方が多かったんじゃないかな、と思いますが、シーズンを重ねるごとに、Pの皆さんの世代も広がりましたか? 加藤 メール読んでると、ほんと幅広いよね。年寄りもいるし、若いのもいる。 古市 そうそう、13歳の子とかいるよね。その子がまた、熱心にメールを書いてくれてるんだよ。 ――その影響で、ライブの客層にも変化はありましたか? 古市 まあ、ライブに関しては、長くやってるからっていうのが一番大きいだろうからね……。 加藤 うーん、ポットキャストを始めたことで劇的に変わった、っていうのはないね。ただ、やっぱり多少は影響してるんだろうなあ、とは思う。最近は、ライブ慣れしてないようなファンが来てくれてたりするから。 ――ポットキャストを聴いて面白かったから、ライブにも思い切って来てみたけど…… 加藤 どうしよー! みたいな人をたまに見かける(笑)。「ああ、なるほど、この人は初めてライブハウスっていうところに来たんだな」ってわかるんだよね。 ――コレクターズといえば、渋谷の「クラブ クアトロ」さんのマンスリーライブのイメージがありますが、あの場所でやり続けていることにも、何かこだわりはあるんですか? 加藤 そりゃあ……なんつったって、サイゾー的に言ったら儲けが一番いいからだよねえ。 古市 もっとサイゾー的に言えば、電通と芸能界のカンケイ(サイゾー1月号「電通と「芸能界の癒着」特集参照)みたいなもんだよねえ。 加藤 そうだねえ、サイゾー的に言えばそうなるよね。だからもう、電通と芸能界の癒着と一緒で、クアトロと我々の間にも、長い付き合いの中で癒着構造みたいなものが出来上がってるわけですよ。 古市 そう。だからスケジュールも取りやすい、パルコのチラシにも出やすい、っていろいろあるわけですよ。 ――(笑)。先ほど、ポッドキャストの影響はあまりないとおっしゃっていましたが、とはいえ、ここ数年は客数も増え続けているんじゃないですか? 加藤 増えてるっちゃあ増えてるけど……コレクターズは1987年にデビューするんだけどね、そのあと89年頃にバンドブームがあって、92年頃には渋谷系ブームがあって、当時はみんながCDを買って、ライブにじゃんじゃん足を運ぶ時代だったわけよ。ちょうどその渋谷系ブームの時に、俺たちの「世界を止めて」っていう曲もヒットして、客数で言ったら、その時のほうが断然多いんだよね。 古市 そりゃそうだよ、(当時のほうが)全然多かったよ。 加藤 ところがやっぱりさ、99年くらいから、だんだんだんだん「CDが売れない」って言われ始めてさ。CDの売り上げも実際に下がってきて、いろんなバンドがいなくなって……だから、もしその頃をスタートラインとして考えるなら、今また上り調子であることは確かだよね。ただ、「じゃあ、今がコレクターズのピークか?」って言われるとそうではなくて、もっとたくさん客を集めてた時代があったんだよ。 ■「おニャン子は皆殺し!」パンクロックで培ったスピリット
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加藤ひさし氏
(写真/後藤秀二)
――今年の1月8日に、怒髪天さんが1年後の武道館ライブを発表しました。「デビュー30周年でついに!」と話題になりましたが、そのニュースを見た時に、今また、みなさんの世代の方々が盛り上げているのかな、という印象を受けたんです。 古市 怒髪天は頑張ってるもんねえ。 加藤 うん、怒髪天は頑張ってるよね。 古市 頑張ってる奴が結果を残してさ……って、まだ武道館ライブは1年後だけど(笑)、でも、そうやって上り調子なのはいいよね。 加藤 嬉しいよね。 ――ちなみに、実は「サイゾー」は創刊して14年目なんですが…… 加藤 えー! そんなやってんの? よくやって来れたよねえ、この内容で。 ――はい、なんとか潰されずにここまで来ました(笑)。しかもこれが、広告が全然入らない媒体でして…… 古市 そりゃあ入んないだろうね、これじゃねぇ(苦笑)。 ――なので、財政的に言うと、正直苦しいんですけど…… 加藤 だってこんな内容じゃあ、霊感商法の広告とかしか打てないもんねぇ。 ――もしくは、アダルト関連のメーカーさんか。で、話を戻しますが…… 古市 あ、サイゾーって、雑誌はこれだけなんですか? ――え? いや、雑誌は「サイゾー」だけなんですが、ほかにも…… 古市 なになに? 不動産でもやってんの? ――いやいやいや(笑)。WEB媒体をいくつかやってます。 加藤 WEBが元気なんだ。じゃあ、もう雑誌のほうは紙の無駄遣いなんじゃないの? ――そんなことないですよ! とはいえ、そんな「サイゾー」も、昨年の4月にリニューアルをしまして、その際に行った読者層リサーチの結果、実は、40~50代の読者の方にかなり支えられてることがわかったんです。これは雑誌に限らずだと思うんですが、例えば、今の音楽業界や映画業界は、この世代の人たちにいろんな意味で支えられているのではないかと思うのですが、実感することはありませんか? 加藤 40~50代っていうのはさ、「パンクな感じ」っていうのを体現している世代なんだよね。俺が高校生の時に「パンクロック」っていうジャンルが日本に入ってきたんだけど、当時、ファッションからロックンロール、アートに映画作りと、とにかく「パンクロック」の“ぶっ壊す感じ”がいろんなカルチャーに影響を与えたと思うよ。だから、その変化を体感した俺ら世代っていうのが一番、サイゾーがやってるようなタブーに切り込むものに対して、刺激的に感じるんじゃないかな。それまでの既存のロックンロールが嫌になって、ぶっ壊すことを求めてきたわけだから。一番理解があるし、一番知りたいし、一番勉強したいんだよね。  若い頃はさ、それまでの既成概念をぶっ壊したくて仕方なかったんだよね。ちょうど、俺がロックンロールに一番熱かった頃におニャン子クラブが出てきてさ、「全員皆殺し」って思ってたもん。 ――おニャン子皆殺しですか(笑)。 加藤 そうだよ。「俺のギターの音色でこいつら全員ブッ潰してやる!」みたいなね。それがパンクだと思ってたよね。でも悲しいかな、今もAKB48がこれだけ盛り上がっていて、当時と結局なんにも変わってないっていう現状があるわけよ。だけど、やっぱりパンクロック世代の俺としては、「お前らモッズも知らないから、そんなヘラヘラしたものしか聴いてられないんだ!」って思うんだよね。 ――そういえば、昨年のレコード大賞の発表の前に、服部克久審査員長が「これが日本の音楽業界の現状です」という発言をして、注目を集めました。実際、AKB48しかCDが売れていないという状況に、嫌悪感など持っていらっしゃるのでしょうか? 加藤 いや、嫌悪感と言うよりは、俺はちょっとSF的に今の音楽業界を見てるんだよね。「あ、未来ってこういうもんなんだな」って思ってる。それはつまり、自分が思ってるほど、未来はよくなっていくものではないってこと。だから逆に、10代の頃は「既成概念をぶっ壊したい」っていう思いがすごく強かったんだけど、今は、自分が思い描いていたものが必ずしもいいものってわけではないんだなって思う。  例えば、キューブリックの『時計じかけのオレンジ』っていう映画。あれは近未来を描いた作品だったけど、そこに描かれた未来は、ぶっ壊れたエレベータに、チンチンの絵がスプレーで描かれている団地の図なわけよ。でも、俺たちにとって未来っていうのは、スターウォーズみたいなハイテクなことが起こる世界なわけじゃない。だけど、ハイテクになっていてほしいって願っていても、結局は、動かない団地のエレベータが未来だった、っていう……。  だからね、「これが日本の音楽業界の現状です」って服部さんが言ったのは、スターウォーズ的な未来を予想していたからじゃないかな。だけど結局は、なにも大きな革命は起きなかった。そういう失望と共に語ったんだと思うけど……俺はある意味、これはキューブリックの未来感であって、AKB48が売れることのほうがナチュラルなことなんじゃないかな、と今は思ってるよ。 ■ダメダメな音楽番組とNHKドラマの素晴らしさ ――これは、ポットキャストでもお話しされていたことですが、『紅白歌合戦』(NHK)って、基本的にカラオケじゃないですか…… 加藤 矢沢(永吉)さんは違ったじゃん。
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古市コータロー氏
(写真/後藤秀二)
――確かにそうなんですが、それ以前に、最近の楽曲って、アイドルブームの影響もあって、リップシンク、つまり口パクが増えていて、そういう曲がテレビでもライブでも普通になってきていると思うんです。そこで加藤さんが、「カラオケで歌わされるなんて死んじゃうよね」とおっしゃっていたのが印象的でした。 加藤 あー、それはちょっと意味が違ってね。カラオケで歌わせるくらいなら、口パクか生演奏かどっちかにしてくれってことなんだよ。ロックのヴォーカリストって、そんな簡単にカラオケで歌うわけにはいかないんだよ。たくさんの人に聴いてもらう場でやっつけのカラオケに適当なバランスで下手くそな歌を歌ったら、マイナスプロモーションでしょ? 「だったらリップシンクで、口パクでやらせてよ」「じゃなくて真剣に俺たちの音楽が聴きたいなら、生演奏でやらせてよ」って意味なの。下手くそなカラオケの番組なんて、紅白以外にもいっぱいあるでしょ? あれならリップシンクのほうがずっといいと思うよ。  イギリスで放送されていた60年代の音楽番組で『READY STEADY GO』っていうのがあったんだけど、あの番組は全部リップシンクだった。すごくいい番組だったと思う。だから俺は、リップシンク自体が悪いとは全然思ってないよ。ただ、中途半端なことはやめてほしいんだよね。音楽番組の人は必ず言うのよ、「生っぽく歌ってくれ」と。「ふざけんな!」って話だよ。生なら生演奏だろ、と。ちゃんと番組作りたいんだったらリップシンクだろ、と。予算がないんだかなんだか知らないけど、それで「うちは生でやってます」みたいな、そこの根性が嫌なんだよ。 ――なるほど。そう考えると、先日話題になった、ビヨンセの口パク騒動もプロだからこそ、ということですよね。そんな中で、最近、「わかってるな」「面白いことやってるな」と思った音楽番組とかってありました? 古市 いやー、テレビを観ないからなー。 加藤 そうなのよねー。やっぱ去年末の『紅白』の五木ひろしさんかなー。エレキギターを持って「夜明けのブルース」を歌うんだもんなー。 古市 そうそう、今回の五木ひろしさんの演出って、1年前から構想があったらしいよ。 加藤 え? あの“エリック・クラプトン化”の構想? 古市 「日刊ゲンダイ」(日刊現代)にそういう見出しで記事が出てたよ。 加藤 1年もかけてたんじゃあ、俺たちも軽々しく言えないな。あ、じゃあ、“あのギターストラップ”も1年前から考えてたわけでしょ? 「NUKE IS OVER」【編注:「原子力は終わったんだぜ」的な意味】。 ――斉藤和義さんの「NUKE IS OVER」は確かに気になりましたよね。お2人は毎年、『紅白』は観られてるんですか? 加藤 コータローくんは観てるよ。 古市 観てるっていうか、(テレビを)付けてるよね。関係ない時は観てないもん。 加藤 え? どういう時が関係ないの? 古市 えー、例えば最近の人は興味ないわけよ。ももいろクローバーZとか、きゃりーなんとかとかさ。対して、五木さんとかサブちゃん(北島三郎)とかが出てきたところで、椅子を移動させて前のめりに観るわけよ。 加藤 サブちゃん、今年風つえーなーみたいな?(笑) 古市 まあ、裏番組も観る気がしないしね。 加藤 そうだよね、裏がひどいよ、裏が。 古市 てゆーか、テレビがひどいよね。全部おもしろくない。 加藤 テレビは最悪だね。サイテーだ。バカになるよ。あんなもん観てたら。 ――と、言いつつ、コータローさんはNHKドラマはチェックされるんですよね? 古市 いや、NHKはいいですよ。NHKはいい番組作りますよ(笑)。 加藤 俺、『梅ちゃん先生』(NHK)見逃したんだよなー。だってさ、主人公の梅ちゃんが男だと思ってたんだもん。金八先生みたいなノリのタイトルだから、教師モノだと思ってたし。 古市 いやいや、先生にもいろんな先生がいるんだよ。あ、でも、BSでも観られるから、それで観たらいいじゃん。 加藤 えー、俺はさ、SNSとかで、みんなとリアルタイムで盛り上がりたかったわけよ。 古市 大丈夫、BS放送の時もしっかり盛り上がるから。 ――NHKドラマといえば、サイゾーの2月号では、大河ドラマ特集っていうのもやっておりまして…… 古市 僕は大河ドラマはダメなんだよね。興味ないの。 加藤 面白くないよねえ。 古市 昔の『天と地と』(NHK)とか観て育ってるとさ、今出てるタレントたちはどんだけギャラもらってんだよ、とか、そんなんばっかり気になっちゃうんだもん。 加藤 あとヅラとの境目とかね。ハイビジョンになったから、すげーよく見えちゃうんだよね。観てらんねーよ、ヅラとの境目がさ。 古市 確かに、見てほしいよね、70年代の勝海舟を。 加藤 ヅラどうにかしようよ、ヅラ! ――やはり小倉●昭さんのヅラとは、ちょっと意味が違いますもんね。 加藤 こらこら、その辺のヅラと一緒にするな。隠してるヅラと役者のヅラは違うでしょうが! ――すいません(笑)。 ザ・コレクターズのアツいインタビューはまだまだ続く! 【後編】はコチラから! コレクターズ『99匹目のサル』発売記念インタビュー(後編) 『音楽業界最大のタブー「印税のJASRAC一社独占管理体制」と“YAZAWA”の偉大さとは?』 ザ・コレクターズ 1986年にデビューした、ブリティッシュ・ロック系バンド。91年からは、現在のレーベル、日本コロムビアで活動を開始。その際、初期メンバーであったドラムのリンゴ田巻、ベースのチョーキーとしはるに代わり、ベースとして小里誠が、ドラムとして阿部耕作が参加した。現在は、全国ツアーも開催中!(下記参照) 加藤ひさし 1960年、埼玉県生まれ。ザ・コレクターズのリーダーであり、ボーカル担当。 矢沢永吉の作詞をはじめ、小泉今日子や沢田研二に楽曲を提供するなど、作詞・作曲家としても活躍している。著書に、『アメイジング・ストリート』(ソニーマガジンズ)、『池袋交差点24時』(P-Vine BOOKs)。 古市コータロー 1964年、東京都生まれ。ザ・コレクターズのギター担当。リッケンバッカーのコレクターとしても知られている。また、愛するビザールギターを聞かせるべく、古市を中心とした「Kotaro and The Bizarre Men」としても活動を行っており、12年には1stアルバム『エレキの若旦那』をリリース(加藤も参加)。 99匹目のサル 今年1月23日発売された、ザ・コレクターズ19枚目のアルバム。シングル曲「誰にも負けない愛の歌」「未来地図」を含む12曲入りで、初回限定盤には6本のPVを収めたDVDが付属されている。2月10日からスタートした全国ツアーも要チェック!
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【THE COLLECTORS「99匹目のサル」収録曲】 01. 喜びの惑星 02. 未来地図 03. プロポーズソング 04. 99匹目のサル 05. 誰にも負けない愛の歌 06. オスカーは誰だ! 07. ドーナツソング 08. ごめんよリサ 09. 残像恋人 10. 雨と虹 11. 電気を作ろう! 12. COME ON LET'S GO! <初回限定盤DVD> 01. プロポーズソング(MUSIC VIDEO) 02. 99匹目のサル(MUSIC VIDEO) 03. COME ON LET'S GO!(MUSIC VIDEO) 04. オスカーは誰だ!(MUSIC VIDEO) 05. 未来地図(MUSIC VIDEO) 06. 誰にも負けない愛の歌(MUSIC VIDEO) 【ライブ情報】 THE COLLECTORS TOUR 2013 「MOD TONE」 2013年3月30日(土)栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2 2013年3月31日(日)埼玉県 HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1 2013年4月6日(土)沖縄県 桜坂セントラル 2013年4月13日(土)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO 2013年4月14日(日)大阪府 大阪BIG CAT 2013年4月20日(土)東京都 新木場STUDIO COAST 詳しくは、THE COLLECTORS OFFICIAL WEB SITEへ! 「サイゾーpremium」では他にも話題のミュージシャンへのインタビューが満載です!】【LIL KOHH】「大人になりたくないな」過酷な家庭で育った12歳のラッパーが思い描く夢【後藤まりこ】ダウナー系パンク娘が、恨みを綴った「恨み帳」を閉じて、イメチェン?【下山】「坂本●一は売名行為」大物先輩にも上等かます下山は本気で狂ってる?
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『紅白歌合戦』にザ・コレクターズが苦言を呈す!? 「口パクか生演奏かどっちかにしてくれ!」

【サイゾーpremium】より  今年1月23日、19枚目のアルバム『99匹目のサル』をリリースしたザ・コレクターズ。結成26周年を迎える大御所ながら、ここ1~2年は“ブレイク前夜”と言われ続ける彼らに、その心境と同作への意気込みを聞きに……行ったはずだったが!?
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ザ・コレクターズの2人
(写真/後藤秀二)
加藤ひさし(以下、加藤) うわー! 「サイゾー」、あぶねー雑誌だなー(サイゾー1月号を見ながら)。なんかさあ、この雑誌、俺のFacebookみたいになってるよ。 ――じゃあ、加藤さんのFacebookも十分あぶないじゃないですか(笑)。と、まあ、早速脱線しましたが、、ザ・コレクターズ19枚目となるアルバム、『99匹目のサル』の発売を記念してのインタビューということなんですが、デビュー26周年目にして「ブレイク前夜!」と言われていることについて、どのように捉えられていらっしゃいますか? 加藤 もうさあ、「ブレイク前夜」ってやめてよー。俺たち、ずっとそう言われてるんだよ。 古市コータロー(以下、古市) その長い夜をずっと越せない、みたいになってるよね(苦笑)。 ――とはいえ、お2人のポッドキャスト池袋交差点24時の影響で、ここ数年、その人気が広がっていることは確かですよね。そんな中で、今回のアルバムを制作するに当たって、これまでと意識が変わった部分などはありましたか? 加藤 ないっ! まったくないね。ただ単に、「19枚目のアルバムをしっかり作りました」っていうだけだよ。「もっと売れたい」とか「ブレイクしたい」とか、そういう思いは常に持ってるけど、だからって、今はやりそうな音楽を取り入れようとか、そういう変化はない。 ――確かに、どのアルバムを聞いても、一環した方向性を保っていらっしゃいますよね。 加藤 そりゃそうだよ。君が2歳の頃からやってるからね【編註:インタビュアーは28歳】。君が1歳の頃に、僕とコータローくんは出会ってるわけだから。歴史が違う。 ――おっしゃる通りです。ちなみに、ポットキャストのシーズン1の「P」【編註:「池袋交差点24時」のリスナーのこと】は昔からのファンの方が多かったんじゃないかな、と思いますが、シーズンを重ねるごとに、Pの皆さんの世代も広がりましたか? 加藤 メール読んでると、ほんと幅広いよね。年寄りもいるし、若いのもいる。 古市 そうそう、13歳の子とかいるよね。その子がまた、熱心にメールを書いてくれてるんだよ。 ――その影響で、ライブの客層にも変化はありましたか? 古市 まあ、ライブに関しては、長くやってるからっていうのが一番大きいだろうからね……。 加藤 うーん、ポットキャストを始めたことで劇的に変わった、っていうのはないね。ただ、やっぱり多少は影響してるんだろうなあ、とは思う。最近は、ライブ慣れしてないようなファンが来てくれてたりするから。 ――ポットキャストを聴いて面白かったから、ライブにも思い切って来てみたけど…… 加藤 どうしよー! みたいな人をたまに見かける(笑)。「ああ、なるほど、この人は初めてライブハウスっていうところに来たんだな」ってわかるんだよね。 ――コレクターズといえば、渋谷の「クラブ クアトロ」さんのマンスリーライブのイメージがありますが、あの場所でやり続けていることにも、何かこだわりはあるんですか? 加藤 そりゃあ……なんつったって、サイゾー的に言ったら儲けが一番いいからだよねえ。 古市 もっとサイゾー的に言えば、電通と芸能界のカンケイ(サイゾー1月号「電通と「芸能界の癒着」特集参照)みたいなもんだよねえ。 加藤 そうだねえ、サイゾー的に言えばそうなるよね。だからもう、電通と芸能界の癒着と一緒で、クアトロと我々の間にも、長い付き合いの中で癒着構造みたいなものが出来上がってるわけですよ。 古市 そう。だからスケジュールも取りやすい、パルコのチラシにも出やすい、っていろいろあるわけですよ。 ――(笑)。先ほど、ポッドキャストの影響はあまりないとおっしゃっていましたが、とはいえ、ここ数年は客数も増え続けているんじゃないですか? 加藤 増えてるっちゃあ増えてるけど……コレクターズは1987年にデビューするんだけどね、そのあと89年頃にバンドブームがあって、92年頃には渋谷系ブームがあって、当時はみんながCDを買って、ライブにじゃんじゃん足を運ぶ時代だったわけよ。ちょうどその渋谷系ブームの時に、俺たちの「世界を止めて」っていう曲もヒットして、客数で言ったら、その時のほうが断然多いんだよね。 古市 そりゃそうだよ、(当時のほうが)全然多かったよ。 加藤 ところがやっぱりさ、99年くらいから、だんだんだんだん「CDが売れない」って言われ始めてさ。CDの売り上げも実際に下がってきて、いろんなバンドがいなくなって……だから、もしその頃をスタートラインとして考えるなら、今また上り調子であることは確かだよね。ただ、「じゃあ、今がコレクターズのピークか?」って言われるとそうではなくて、もっとたくさん客を集めてた時代があったんだよ。 ■「おニャン子は皆殺し!」パンクロックで培ったスピリット
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加藤ひさし氏
(写真/後藤秀二)
――今年の1月8日に、怒髪天さんが1年後の武道館ライブを発表しました。「デビュー30周年でついに!」と話題になりましたが、そのニュースを見た時に、今また、みなさんの世代の方々が盛り上げているのかな、という印象を受けたんです。 古市 怒髪天は頑張ってるもんねえ。 加藤 うん、怒髪天は頑張ってるよね。 古市 頑張ってる奴が結果を残してさ……って、まだ武道館ライブは1年後だけど(笑)、でも、そうやって上り調子なのはいいよね。 加藤 嬉しいよね。 ――ちなみに、実は「サイゾー」は創刊して14年目なんですが…… 加藤 えー! そんなやってんの? よくやって来れたよねえ、この内容で。 ――はい、なんとか潰されずにここまで来ました(笑)。しかもこれが、広告が全然入らない媒体でして…… 古市 そりゃあ入んないだろうね、これじゃねぇ(苦笑)。 ――なので、財政的に言うと、正直苦しいんですけど…… 加藤 だってこんな内容じゃあ、霊感商法の広告とかしか打てないもんねぇ。 ――もしくは、アダルト関連のメーカーさんか。で、話を戻しますが…… 古市 あ、サイゾーって、雑誌はこれだけなんですか? ――え? いや、雑誌は「サイゾー」だけなんですが、ほかにも…… 古市 なになに? 不動産でもやってんの? ――いやいやいや(笑)。WEB媒体をいくつかやってます。 加藤 WEBが元気なんだ。じゃあ、もう雑誌のほうは紙の無駄遣いなんじゃないの? ――そんなことないですよ! とはいえ、そんな「サイゾー」も、昨年の4月にリニューアルをしまして、その際に行った読者層リサーチの結果、実は、40~50代の読者の方にかなり支えられてることがわかったんです。これは雑誌に限らずだと思うんですが、例えば、今の音楽業界や映画業界は、この世代の人たちにいろんな意味で支えられているのではないかと思うのですが、実感することはありませんか? 加藤 40~50代っていうのはさ、「パンクな感じ」っていうのを体現している世代なんだよね。俺が高校生の時に「パンクロック」っていうジャンルが日本に入ってきたんだけど、当時、ファッションからロックンロール、アートに映画作りと、とにかく「パンクロック」の“ぶっ壊す感じ”がいろんなカルチャーに影響を与えたと思うよ。だから、その変化を体感した俺ら世代っていうのが一番、サイゾーがやってるようなタブーに切り込むものに対して、刺激的に感じるんじゃないかな。それまでの既存のロックンロールが嫌になって、ぶっ壊すことを求めてきたわけだから。一番理解があるし、一番知りたいし、一番勉強したいんだよね。  若い頃はさ、それまでの既成概念をぶっ壊したくて仕方なかったんだよね。ちょうど、俺がロックンロールに一番熱かった頃におニャン子クラブが出てきてさ、「全員皆殺し」って思ってたもん。 ――おニャン子皆殺しですか(笑)。 加藤 そうだよ。「俺のギターの音色でこいつら全員ブッ潰してやる!」みたいなね。それがパンクだと思ってたよね。でも悲しいかな、今もAKB48がこれだけ盛り上がっていて、当時と結局なんにも変わってないっていう現状があるわけよ。だけど、やっぱりパンクロック世代の俺としては、「お前らモッズも知らないから、そんなヘラヘラしたものしか聴いてられないんだ!」って思うんだよね。 ――そういえば、昨年のレコード大賞の発表の前に、服部克久審査員長が「これが日本の音楽業界の現状です」という発言をして、注目を集めました。実際、AKB48しかCDが売れていないという状況に、嫌悪感など持っていらっしゃるのでしょうか? 加藤 いや、嫌悪感と言うよりは、俺はちょっとSF的に今の音楽業界を見てるんだよね。「あ、未来ってこういうもんなんだな」って思ってる。それはつまり、自分が思ってるほど、未来はよくなっていくものではないってこと。だから逆に、10代の頃は「既成概念をぶっ壊したい」っていう思いがすごく強かったんだけど、今は、自分が思い描いていたものが必ずしもいいものってわけではないんだなって思う。  例えば、キューブリックの『時計じかけのオレンジ』っていう映画。あれは近未来を描いた作品だったけど、そこに描かれた未来は、ぶっ壊れたエレベータに、チンチンの絵がスプレーで描かれている団地の図なわけよ。でも、俺たちにとって未来っていうのは、スターウォーズみたいなハイテクなことが起こる世界なわけじゃない。だけど、ハイテクになっていてほしいって願っていても、結局は、動かない団地のエレベータが未来だった、っていう……。  だからね、「これが日本の音楽業界の現状です」って服部さんが言ったのは、スターウォーズ的な未来を予想していたからじゃないかな。だけど結局は、なにも大きな革命は起きなかった。そういう失望と共に語ったんだと思うけど……俺はある意味、これはキューブリックの未来感であって、AKB48が売れることのほうがナチュラルなことなんじゃないかな、と今は思ってるよ。 ■ダメダメな音楽番組とNHKドラマの素晴らしさ ――これは、ポットキャストでもお話しされていたことですが、『紅白歌合戦』(NHK)って、基本的にカラオケじゃないですか…… 加藤 矢沢(永吉)さんは違ったじゃん。
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古市コータロー氏
(写真/後藤秀二)
――確かにそうなんですが、それ以前に、最近の楽曲って、アイドルブームの影響もあって、リップシンク、つまり口パクが増えていて、そういう曲がテレビでもライブでも普通になってきていると思うんです。そこで加藤さんが、「カラオケで歌わされるなんて死んじゃうよね」とおっしゃっていたのが印象的でした。 加藤 あー、それはちょっと意味が違ってね。カラオケで歌わせるくらいなら、口パクか生演奏かどっちかにしてくれってことなんだよ。ロックのヴォーカリストって、そんな簡単にカラオケで歌うわけにはいかないんだよ。たくさんの人に聴いてもらう場でやっつけのカラオケに適当なバランスで下手くそな歌を歌ったら、マイナスプロモーションでしょ? 「だったらリップシンクで、口パクでやらせてよ」「じゃなくて真剣に俺たちの音楽が聴きたいなら、生演奏でやらせてよ」って意味なの。下手くそなカラオケの番組なんて、紅白以外にもいっぱいあるでしょ? あれならリップシンクのほうがずっといいと思うよ。  イギリスで放送されていた60年代の音楽番組で『READY STEADY GO』っていうのがあったんだけど、あの番組は全部リップシンクだった。すごくいい番組だったと思う。だから俺は、リップシンク自体が悪いとは全然思ってないよ。ただ、中途半端なことはやめてほしいんだよね。音楽番組の人は必ず言うのよ、「生っぽく歌ってくれ」と。「ふざけんな!」って話だよ。生なら生演奏だろ、と。ちゃんと番組作りたいんだったらリップシンクだろ、と。予算がないんだかなんだか知らないけど、それで「うちは生でやってます」みたいな、そこの根性が嫌なんだよ。 ――なるほど。そう考えると、先日話題になった、ビヨンセの口パク騒動もプロだからこそ、ということですよね。そんな中で、最近、「わかってるな」「面白いことやってるな」と思った音楽番組とかってありました? 古市 いやー、テレビを観ないからなー。 加藤 そうなのよねー。やっぱ去年末の『紅白』の五木ひろしさんかなー。エレキギターを持って「夜明けのブルース」を歌うんだもんなー。 古市 そうそう、今回の五木ひろしさんの演出って、1年前から構想があったらしいよ。 加藤 え? あの“エリック・クラプトン化”の構想? 古市 「日刊ゲンダイ」(日刊現代)にそういう見出しで記事が出てたよ。 加藤 1年もかけてたんじゃあ、俺たちも軽々しく言えないな。あ、じゃあ、“あのギターストラップ”も1年前から考えてたわけでしょ? 「NUKE IS OVER」【編注:「原子力は終わったんだぜ」的な意味】。 ――斉藤和義さんの「NUKE IS OVER」は確かに気になりましたよね。お2人は毎年、『紅白』は観られてるんですか? 加藤 コータローくんは観てるよ。 古市 観てるっていうか、(テレビを)付けてるよね。関係ない時は観てないもん。 加藤 え? どういう時が関係ないの? 古市 えー、例えば最近の人は興味ないわけよ。ももいろクローバーZとか、きゃりーなんとかとかさ。対して、五木さんとかサブちゃん(北島三郎)とかが出てきたところで、椅子を移動させて前のめりに観るわけよ。 加藤 サブちゃん、今年風つえーなーみたいな?(笑) 古市 まあ、裏番組も観る気がしないしね。 加藤 そうだよね、裏がひどいよ、裏が。 古市 てゆーか、テレビがひどいよね。全部おもしろくない。 加藤 テレビは最悪だね。サイテーだ。バカになるよ。あんなもん観てたら。 ――と、言いつつ、コータローさんはNHKドラマはチェックされるんですよね? 古市 いや、NHKはいいですよ。NHKはいい番組作りますよ(笑)。 加藤 俺、『梅ちゃん先生』(NHK)見逃したんだよなー。だってさ、主人公の梅ちゃんが男だと思ってたんだもん。金八先生みたいなノリのタイトルだから、教師モノだと思ってたし。 古市 いやいや、先生にもいろんな先生がいるんだよ。あ、でも、BSでも観られるから、それで観たらいいじゃん。 加藤 えー、俺はさ、SNSとかで、みんなとリアルタイムで盛り上がりたかったわけよ。 古市 大丈夫、BS放送の時もしっかり盛り上がるから。 ――NHKドラマといえば、サイゾーの2月号では、大河ドラマ特集っていうのもやっておりまして…… 古市 僕は大河ドラマはダメなんだよね。興味ないの。 加藤 面白くないよねえ。 古市 昔の『天と地と』(NHK)とか観て育ってるとさ、今出てるタレントたちはどんだけギャラもらってんだよ、とか、そんなんばっかり気になっちゃうんだもん。 加藤 あとヅラとの境目とかね。ハイビジョンになったから、すげーよく見えちゃうんだよね。観てらんねーよ、ヅラとの境目がさ。 古市 確かに、見てほしいよね、70年代の勝海舟を。 加藤 ヅラどうにかしようよ、ヅラ! ――やはり小倉●昭さんのヅラとは、ちょっと意味が違いますもんね。 加藤 こらこら、その辺のヅラと一緒にするな。隠してるヅラと役者のヅラは違うでしょうが! ――すいません(笑)。 ザ・コレクターズのアツいインタビューはまだまだ続く! 【後編】はコチラから! コレクターズ『99匹目のサル』発売記念インタビュー(後編) 『音楽業界最大のタブー「印税のJASRAC一社独占管理体制」と“YAZAWA”の偉大さとは?』 ザ・コレクターズ 1986年にデビューした、ブリティッシュ・ロック系バンド。91年からは、現在のレーベル、日本コロムビアで活動を開始。その際、初期メンバーであったドラムのリンゴ田巻、ベースのチョーキーとしはるに代わり、ベースとして小里誠が、ドラムとして阿部耕作が参加した。現在は、全国ツアーも開催中!(下記参照) 加藤ひさし 1960年、埼玉県生まれ。ザ・コレクターズのリーダーであり、ボーカル担当。 矢沢永吉の作詞をはじめ、小泉今日子や沢田研二に楽曲を提供するなど、作詞・作曲家としても活躍している。著書に、『アメイジング・ストリート』(ソニーマガジンズ)、『池袋交差点24時』(P-Vine BOOKs)。 古市コータロー 1964年、東京都生まれ。ザ・コレクターズのギター担当。リッケンバッカーのコレクターとしても知られている。また、愛するビザールギターを聞かせるべく、古市を中心とした「Kotaro and The Bizarre Men」としても活動を行っており、12年には1stアルバム『エレキの若旦那』をリリース(加藤も参加)。 99匹目のサル 今年1月23日発売された、ザ・コレクターズ19枚目のアルバム。シングル曲「誰にも負けない愛の歌」「未来地図」を含む12曲入りで、初回限定盤には6本のPVを収めたDVDが付属されている。2月10日からスタートした全国ツアーも要チェック!
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【THE COLLECTORS「99匹目のサル」収録曲】 01. 喜びの惑星 02. 未来地図 03. プロポーズソング 04. 99匹目のサル 05. 誰にも負けない愛の歌 06. オスカーは誰だ! 07. ドーナツソング 08. ごめんよリサ 09. 残像恋人 10. 雨と虹 11. 電気を作ろう! 12. COME ON LET'S GO! <初回限定盤DVD> 01. プロポーズソング(MUSIC VIDEO) 02. 99匹目のサル(MUSIC VIDEO) 03. COME ON LET'S GO!(MUSIC VIDEO) 04. オスカーは誰だ!(MUSIC VIDEO) 05. 未来地図(MUSIC VIDEO) 06. 誰にも負けない愛の歌(MUSIC VIDEO) 【ライブ情報】 THE COLLECTORS TOUR 2013 「MOD TONE」 2013年3月30日(土)栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2 2013年3月31日(日)埼玉県 HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1 2013年4月6日(土)沖縄県 桜坂セントラル 2013年4月13日(土)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO 2013年4月14日(日)大阪府 大阪BIG CAT 2013年4月20日(土)東京都 新木場STUDIO COAST 詳しくは、THE COLLECTORS OFFICIAL WEB SITEへ! 「サイゾーpremium」では他にも話題のミュージシャンへのインタビューが満載です!】【LIL KOHH】「大人になりたくないな」過酷な家庭で育った12歳のラッパーが思い描く夢【後藤まりこ】ダウナー系パンク娘が、恨みを綴った「恨み帳」を閉じて、イメチェン?【下山】「坂本●一は売名行為」大物先輩にも上等かます下山は本気で狂ってる?
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ラブストーリーってホント? 緘口令で情報管理!? 村上春樹新刊の"中身"

【サイゾーpremium】より
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こちらが話題の新作タイトル『色彩を持たない 多崎つくると、 彼の巡礼の年』。発売日も4月12日に決定してさらに期待が高まる。
 2月16日、あの村上春樹氏の新刊が発売されることが、文藝春秋より発表された。小説なのか? 初版はいきなり数十万部なのか? ノーベル賞級大作家の新刊とあって、色めき立つ出版業界に書店業界。そんな“ハルキ狂騒曲”の向こうに垣間見える、新刊の本当の“中身”とはいったい──?  この出版不況の中、ノーベル賞候補としても名前が挙がり、代表作『ノルウェイの森』(講談社)が単行本・文庫本を含めて累計1000万部超えを記録するなど、過去に類を見ないヒットを飛ばし続けている村上春樹。純文学、長編、上下巻(複数巻)という出版界のタブー(=売れない要素)を軽々と打ち破っている稀有な作家といえる。  その村上氏の新刊が文藝春秋から4月に出版されると告知されたのは、2月16日。その後、2月28日には、村上氏のメッセージが発表され、長編小説であることが明らかになった。だが、それ以外の情報については、3月4日現在まったく明らかになっていない。いったいどんな小説なのか?  文春社員数名に当たったが、かん口令が敷かれているのか、本当に社員にも詳細が明かされていないのか、みなノーコメント。  新刊情報の発信元である文春宣伝プロモーション局に問い合わせたところ、「貴誌発売の3月18日までには、あらためて具体的な情報を出せる予定です」とのみ回答があった。情報が厳しく制限されているようである。  それならばと書店関係者に取材を試みるも、公になっている情報以外、タイトルも価格も何も知らされていないという。 「第一報が出たときは、文春の営業さんすら何も知らなかったそうです。関係者から発売日は4月後半になるという噂は聞きましたが、それ以外は何も知りません。詳細を知っているのは、文春社長と担当編集者しかいないんじゃないでしょうか」(大手書店員)  このように、発売日まで情報を制限する売り出し方は、2009年5月29日に新潮社から発売された『1Q84』(BOOK1、BOOK2)の手法を踏襲しているともいえる。当時新潮社は、タイトル、価格、全2巻といった情報を告知したのみで、詳細は発売まで一切明かさなかった。 「情報を制限することで希少性を煽り、消費者に飢餓感を与えることで『欲しい』と思わせる”ハングリーマーケット”を生み出すつもりだったんでしょう」と、ある出版関係者は語る。  その手法が功を奏し、同書は注文が殺到。初版は『BOOK1』が20万部、『BOOK2』が18万部だったが、発売前に重版が決定。6月2日には『BOOK1』『BOOK2』で合計85万部を記録。想像を超える売り上げに、納品が間に合わず、品切れ店が続出するという事態に陥った。さらに発売から約1カ月後の7月1日には『BOOK1』が、7月23日には『BOOK2』が見事ミリオンを達成したのである。  10年4月16日に発売した『BOOK3』は、初版50万部で発売。初版を大幅に増やしたのは、機会ロスを防ぐためだという。『BOOK3』も発売前に重版が決定し、約10日後の4月27日には早くも100万部を達成した。  ハングリーマーケットを作るこうした手法について一部では「戦略的」などと揶揄されもしたが、村上氏は『考える人』(新潮社)に掲載されたロングインタビューでそれを否定。この手法を採ったのは、長編小説『海辺のカフカ』(02年、新潮社)の発売前は、出版後すぐに書評が出るようプルーフ(見本用の仮とじ本)をメディア関係者に配ったが、みなが足並みを揃えるためか、結局書評が出たのは他作品と同じように発売1カ月後だったことが理由だという。 「結局、プルーフを先につくってもなんの意味もないんだとわかった。だから、『1Q84』のときはとくに何もせず、ただシンプルにそのまますっと本を出しました。秘密主義もなにも、ほかの本と同じように普通に出しただけです」 「事前に内容を明かさなかったというのも、僕の決めたことではないけれど、そもそも考えてみれば、事前にそんなもの発表する必要なんかどこにもないわけで、それを戦略だとかなんだとか言われるのは腑に落ちないですよね。それくらいのことで本が売れるのなら、みんなとっくにそうやっています」(いずれも「考える人」10年夏号より)  また新潮社側は、読者から「事前に内容を知らせないでほしい」と要望があったためともしている。  しかし、似た手法をそのまま繰り返している文春の場合、”戦略”だといわれても致し方あるまい。事実、効果てきめん、各書店では早くも色めき立っているようだ。 「今度は、品切れとなった『BOOK1』の轍を踏まないようにします。当店では『BOOK3』だけで1000冊以上売れましたか ら、新刊は少なくとも初日に600~700冊は欲しいですね。いまどきこんなに仕入れるのは、村上氏の小説以外にありません。ほかの作家さんはみな、その10分の1以下ですよ。すでに予約受付中のポップも作りました。残念ながら、まだ予約は入っていませんが……でも絶対に売れるので大丈夫」(大手書店員)  有名な作家でも初版1万部に満たないことはザラの昨今。12年に最もヒットした文芸書は、三浦しをんの『舟を編む』(光文社、本屋大賞受賞作)で、約58万部。この数字もじゅうぶん素晴らしいが、それでも村上氏の作品に比べれば桁が違う。書店側がその新刊に多大な期待を寄せてしまうのも当然だろう。だが、あまりの過熱ぶりに一部では不安の声もある。 「4月9日に発表される本屋大賞と時期がかぶることが心配です。『1Q84』のときは"ハルキ一色"になってしまい、3日前に発売された桐野夏生さんの『IN』(集英社)がかすんでしまって関係者は怒っていたようです。今回も、本屋大賞受賞作が村上氏の新刊のせいで割を食わなければいいのですが……」(中規模書店員) 「中小の出版社は困りますね。数十万部の書籍を全国一斉に発売するため、流通が村上氏の新刊でパンクしてしまい、ほかの新刊の配本作業がストップする可能性が高いんです。『ハリー・ポッター』シリーズや『1Q84』発売時も、他社の新刊が後回しにされることがありました」(取次会社社員)  さらに書店には別の煩わしさも。 「大量の部数を刷りますから、なるべく返品率を下げるため、定価のうち書店の取り分をアップする代わりに返品の際に書店に相応の負担を求める”責任販売制”を文春が採る可能性もあります。この制度は、小学館の図鑑など大手出版社の高額商品では以前からよく採用されており、齋藤智裕(水嶋ヒロ)の『KAGEROU』(ポプラ社)でも採用され注目を集めました」(取次会社社員) “ハルキの新刊発売”というお祭り、ただ騒いでばかりはいられないのである。  11年のカタルーニャ国際賞でのスピーチでは原発問題に触れ、尖閣諸島、竹島紛争問題では「魂が行き来する道筋を塞いでしまってはならない」という文章を朝日新聞に寄稿するなど、要所要所で社会的な発言もある村上氏。「ノーベル賞狙い」などと皮肉を言う者もいるが、ミリオンを狙うなら、社会的かつ寓話的だった小説『海辺のカフカ』(新潮社/上下巻合わせて約73万部)よりも、『ノルウェイの森』や『1Q84』のようなラブストーリー系の作品のほうが間口が広くウケがいい気も。 「新刊に関する村上氏のコメントに、『短い小説を書こうと思って書き出したのだけど、書いているうちに自然に長いものになっていきました。僕の場合そういうことってあまりなくて、そういえば『ノルウェイの森』以来かな』とありましたから、ラブストーリーであることを願っています(笑)」(大手書店員)  狙うはノーベル賞か、ミリオンか。発売日が待たれる。 (文/安楽由紀子) 「サイゾーpremium」では他にも村上春樹特集記事が満載です!】嫌いだからこそわかる「村上春樹」の正しい読み方【1】有名編集者への憎悪、怒り、怨念......原稿流出騒動から垣間見える「春樹の暗部」文芸評論家、渡部直己と小谷野敦に直撃! 「私が村上春樹を嫌うワケ」
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こちらが話題の新作タイトル『色彩を持たない 多崎つくると、 彼の巡礼の年』。発売日も4月12日に決定してさらに期待が高まる。
 2月16日、あの村上春樹氏の新刊が発売されることが、文藝春秋より発表された。小説なのか? 初版はいきなり数十万部なのか? ノーベル賞級大作家の新刊とあって、色めき立つ出版業界に書店業界。そんな“ハルキ狂騒曲”の向こうに垣間見える、新刊の本当の“中身”とはいったい──?  この出版不況の中、ノーベル賞候補としても名前が挙がり、代表作『ノルウェイの森』(講談社)が単行本・文庫本を含めて累計1000万部超えを記録するなど、過去に類を見ないヒットを飛ばし続けている村上春樹。純文学、長編、上下巻(複数巻)という出版界のタブー(=売れない要素)を軽々と打ち破っている稀有な作家といえる。  その村上氏の新刊が文藝春秋から4月に出版されると告知されたのは、2月16日。その後、2月28日には、村上氏のメッセージが発表され、長編小説であることが明らかになった。だが、それ以外の情報については、3月4日現在まったく明らかになっていない。いったいどんな小説なのか?  文春社員数名に当たったが、かん口令が敷かれているのか、本当に社員にも詳細が明かされていないのか、みなノーコメント。  新刊情報の発信元である文春宣伝プロモーション局に問い合わせたところ、「貴誌発売の3月18日までには、あらためて具体的な情報を出せる予定です」とのみ回答があった。情報が厳しく制限されているようである。  それならばと書店関係者に取材を試みるも、公になっている情報以外、タイトルも価格も何も知らされていないという。 「第一報が出たときは、文春の営業さんすら何も知らなかったそうです。関係者から発売日は4月後半になるという噂は聞きましたが、それ以外は何も知りません。詳細を知っているのは、文春社長と担当編集者しかいないんじゃないでしょうか」(大手書店員)  このように、発売日まで情報を制限する売り出し方は、2009年5月29日に新潮社から発売された『1Q84』(BOOK1、BOOK2)の手法を踏襲しているともいえる。当時新潮社は、タイトル、価格、全2巻といった情報を告知したのみで、詳細は発売まで一切明かさなかった。 「情報を制限することで希少性を煽り、消費者に飢餓感を与えることで『欲しい』と思わせる”ハングリーマーケット”を生み出すつもりだったんでしょう」と、ある出版関係者は語る。  その手法が功を奏し、同書は注文が殺到。初版は『BOOK1』が20万部、『BOOK2』が18万部だったが、発売前に重版が決定。6月2日には『BOOK1』『BOOK2』で合計85万部を記録。想像を超える売り上げに、納品が間に合わず、品切れ店が続出するという事態に陥った。さらに発売から約1カ月後の7月1日には『BOOK1』が、7月23日には『BOOK2』が見事ミリオンを達成したのである。  10年4月16日に発売した『BOOK3』は、初版50万部で発売。初版を大幅に増やしたのは、機会ロスを防ぐためだという。『BOOK3』も発売前に重版が決定し、約10日後の4月27日には早くも100万部を達成した。  ハングリーマーケットを作るこうした手法について一部では「戦略的」などと揶揄されもしたが、村上氏は『考える人』(新潮社)に掲載されたロングインタビューでそれを否定。この手法を採ったのは、長編小説『海辺のカフカ』(02年、新潮社)の発売前は、出版後すぐに書評が出るようプルーフ(見本用の仮とじ本)をメディア関係者に配ったが、みなが足並みを揃えるためか、結局書評が出たのは他作品と同じように発売1カ月後だったことが理由だという。 「結局、プルーフを先につくってもなんの意味もないんだとわかった。だから、『1Q84』のときはとくに何もせず、ただシンプルにそのまますっと本を出しました。秘密主義もなにも、ほかの本と同じように普通に出しただけです」 「事前に内容を明かさなかったというのも、僕の決めたことではないけれど、そもそも考えてみれば、事前にそんなもの発表する必要なんかどこにもないわけで、それを戦略だとかなんだとか言われるのは腑に落ちないですよね。それくらいのことで本が売れるのなら、みんなとっくにそうやっています」(いずれも「考える人」10年夏号より)  また新潮社側は、読者から「事前に内容を知らせないでほしい」と要望があったためともしている。  しかし、似た手法をそのまま繰り返している文春の場合、”戦略”だといわれても致し方あるまい。事実、効果てきめん、各書店では早くも色めき立っているようだ。 「今度は、品切れとなった『BOOK1』の轍を踏まないようにします。当店では『BOOK3』だけで1000冊以上売れましたか ら、新刊は少なくとも初日に600~700冊は欲しいですね。いまどきこんなに仕入れるのは、村上氏の小説以外にありません。ほかの作家さんはみな、その10分の1以下ですよ。すでに予約受付中のポップも作りました。残念ながら、まだ予約は入っていませんが……でも絶対に売れるので大丈夫」(大手書店員)  有名な作家でも初版1万部に満たないことはザラの昨今。12年に最もヒットした文芸書は、三浦しをんの『舟を編む』(光文社、本屋大賞受賞作)で、約58万部。この数字もじゅうぶん素晴らしいが、それでも村上氏の作品に比べれば桁が違う。書店側がその新刊に多大な期待を寄せてしまうのも当然だろう。だが、あまりの過熱ぶりに一部では不安の声もある。 「4月9日に発表される本屋大賞と時期がかぶることが心配です。『1Q84』のときは"ハルキ一色"になってしまい、3日前に発売された桐野夏生さんの『IN』(集英社)がかすんでしまって関係者は怒っていたようです。今回も、本屋大賞受賞作が村上氏の新刊のせいで割を食わなければいいのですが……」(中規模書店員) 「中小の出版社は困りますね。数十万部の書籍を全国一斉に発売するため、流通が村上氏の新刊でパンクしてしまい、ほかの新刊の配本作業がストップする可能性が高いんです。『ハリー・ポッター』シリーズや『1Q84』発売時も、他社の新刊が後回しにされることがありました」(取次会社社員)  さらに書店には別の煩わしさも。 「大量の部数を刷りますから、なるべく返品率を下げるため、定価のうち書店の取り分をアップする代わりに返品の際に書店に相応の負担を求める”責任販売制”を文春が採る可能性もあります。この制度は、小学館の図鑑など大手出版社の高額商品では以前からよく採用されており、齋藤智裕(水嶋ヒロ)の『KAGEROU』(ポプラ社)でも採用され注目を集めました」(取次会社社員) “ハルキの新刊発売”というお祭り、ただ騒いでばかりはいられないのである。  11年のカタルーニャ国際賞でのスピーチでは原発問題に触れ、尖閣諸島、竹島紛争問題では「魂が行き来する道筋を塞いでしまってはならない」という文章を朝日新聞に寄稿するなど、要所要所で社会的な発言もある村上氏。「ノーベル賞狙い」などと皮肉を言う者もいるが、ミリオンを狙うなら、社会的かつ寓話的だった小説『海辺のカフカ』(新潮社/上下巻合わせて約73万部)よりも、『ノルウェイの森』や『1Q84』のようなラブストーリー系の作品のほうが間口が広くウケがいい気も。 「新刊に関する村上氏のコメントに、『短い小説を書こうと思って書き出したのだけど、書いているうちに自然に長いものになっていきました。僕の場合そういうことってあまりなくて、そういえば『ノルウェイの森』以来かな』とありましたから、ラブストーリーであることを願っています(笑)」(大手書店員)  狙うはノーベル賞か、ミリオンか。発売日が待たれる。 (文/安楽由紀子) 「サイゾーpremium」では他にも村上春樹特集記事が満載です!】嫌いだからこそわかる「村上春樹」の正しい読み方【1】有名編集者への憎悪、怒り、怨念......原稿流出騒動から垣間見える「春樹の暗部」文芸評論家、渡部直己と小谷野敦に直撃! 「私が村上春樹を嫌うワケ」
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こちらが話題の新作タイトル『色彩を持たない 多崎つくると、 彼の巡礼の年』。発売日も4月12日に決定してさらに期待が高まる。
 2月16日、あの村上春樹氏の新刊が発売されることが、文藝春秋より発表された。小説なのか? 初版はいきなり数十万部なのか? ノーベル賞級大作家の新刊とあって、色めき立つ出版業界に書店業界。そんな“ハルキ狂騒曲”の向こうに垣間見える、新刊の本当の“中身”とはいったい──?  この出版不況の中、ノーベル賞候補としても名前が挙がり、代表作『ノルウェイの森』(講談社)が単行本・文庫本を含めて累計1000万部超えを記録するなど、過去に類を見ないヒットを飛ばし続けている村上春樹。純文学、長編、上下巻(複数巻)という出版界のタブー(=売れない要素)を軽々と打ち破っている稀有な作家といえる。  その村上氏の新刊が文藝春秋から4月に出版されると告知されたのは、2月16日。その後、2月28日には、村上氏のメッセージが発表され、長編小説であることが明らかになった。だが、それ以外の情報については、3月4日現在まったく明らかになっていない。いったいどんな小説なのか?  文春社員数名に当たったが、かん口令が敷かれているのか、本当に社員にも詳細が明かされていないのか、みなノーコメント。  新刊情報の発信元である文春宣伝プロモーション局に問い合わせたところ、「貴誌発売の3月18日までには、あらためて具体的な情報を出せる予定です」とのみ回答があった。情報が厳しく制限されているようである。  それならばと書店関係者に取材を試みるも、公になっている情報以外、タイトルも価格も何も知らされていないという。 「第一報が出たときは、文春の営業さんすら何も知らなかったそうです。関係者から発売日は4月後半になるという噂は聞きましたが、それ以外は何も知りません。詳細を知っているのは、文春社長と担当編集者しかいないんじゃないでしょうか」(大手書店員)  このように、発売日まで情報を制限する売り出し方は、2009年5月29日に新潮社から発売された『1Q84』(BOOK1、BOOK2)の手法を踏襲しているともいえる。当時新潮社は、タイトル、価格、全2巻といった情報を告知したのみで、詳細は発売まで一切明かさなかった。 「情報を制限することで希少性を煽り、消費者に飢餓感を与えることで『欲しい』と思わせる”ハングリーマーケット”を生み出すつもりだったんでしょう」と、ある出版関係者は語る。  その手法が功を奏し、同書は注文が殺到。初版は『BOOK1』が20万部、『BOOK2』が18万部だったが、発売前に重版が決定。6月2日には『BOOK1』『BOOK2』で合計85万部を記録。想像を超える売り上げに、納品が間に合わず、品切れ店が続出するという事態に陥った。さらに発売から約1カ月後の7月1日には『BOOK1』が、7月23日には『BOOK2』が見事ミリオンを達成したのである。  10年4月16日に発売した『BOOK3』は、初版50万部で発売。初版を大幅に増やしたのは、機会ロスを防ぐためだという。『BOOK3』も発売前に重版が決定し、約10日後の4月27日には早くも100万部を達成した。  ハングリーマーケットを作るこうした手法について一部では「戦略的」などと揶揄されもしたが、村上氏は『考える人』(新潮社)に掲載されたロングインタビューでそれを否定。この手法を採ったのは、長編小説『海辺のカフカ』(02年、新潮社)の発売前は、出版後すぐに書評が出るようプルーフ(見本用の仮とじ本)をメディア関係者に配ったが、みなが足並みを揃えるためか、結局書評が出たのは他作品と同じように発売1カ月後だったことが理由だという。 「結局、プルーフを先につくってもなんの意味もないんだとわかった。だから、『1Q84』のときはとくに何もせず、ただシンプルにそのまますっと本を出しました。秘密主義もなにも、ほかの本と同じように普通に出しただけです」 「事前に内容を明かさなかったというのも、僕の決めたことではないけれど、そもそも考えてみれば、事前にそんなもの発表する必要なんかどこにもないわけで、それを戦略だとかなんだとか言われるのは腑に落ちないですよね。それくらいのことで本が売れるのなら、みんなとっくにそうやっています」(いずれも「考える人」10年夏号より)  また新潮社側は、読者から「事前に内容を知らせないでほしい」と要望があったためともしている。  しかし、似た手法をそのまま繰り返している文春の場合、”戦略”だといわれても致し方あるまい。事実、効果てきめん、各書店では早くも色めき立っているようだ。 「今度は、品切れとなった『BOOK1』の轍を踏まないようにします。当店では『BOOK3』だけで1000冊以上売れましたか ら、新刊は少なくとも初日に600~700冊は欲しいですね。いまどきこんなに仕入れるのは、村上氏の小説以外にありません。ほかの作家さんはみな、その10分の1以下ですよ。すでに予約受付中のポップも作りました。残念ながら、まだ予約は入っていませんが……でも絶対に売れるので大丈夫」(大手書店員)  有名な作家でも初版1万部に満たないことはザラの昨今。12年に最もヒットした文芸書は、三浦しをんの『舟を編む』(光文社、本屋大賞受賞作)で、約58万部。この数字もじゅうぶん素晴らしいが、それでも村上氏の作品に比べれば桁が違う。書店側がその新刊に多大な期待を寄せてしまうのも当然だろう。だが、あまりの過熱ぶりに一部では不安の声もある。 「4月9日に発表される本屋大賞と時期がかぶることが心配です。『1Q84』のときは"ハルキ一色"になってしまい、3日前に発売された桐野夏生さんの『IN』(集英社)がかすんでしまって関係者は怒っていたようです。今回も、本屋大賞受賞作が村上氏の新刊のせいで割を食わなければいいのですが……」(中規模書店員) 「中小の出版社は困りますね。数十万部の書籍を全国一斉に発売するため、流通が村上氏の新刊でパンクしてしまい、ほかの新刊の配本作業がストップする可能性が高いんです。『ハリー・ポッター』シリーズや『1Q84』発売時も、他社の新刊が後回しにされることがありました」(取次会社社員)  さらに書店には別の煩わしさも。 「大量の部数を刷りますから、なるべく返品率を下げるため、定価のうち書店の取り分をアップする代わりに返品の際に書店に相応の負担を求める”責任販売制”を文春が採る可能性もあります。この制度は、小学館の図鑑など大手出版社の高額商品では以前からよく採用されており、齋藤智裕(水嶋ヒロ)の『KAGEROU』(ポプラ社)でも採用され注目を集めました」(取次会社社員) “ハルキの新刊発売”というお祭り、ただ騒いでばかりはいられないのである。  11年のカタルーニャ国際賞でのスピーチでは原発問題に触れ、尖閣諸島、竹島紛争問題では「魂が行き来する道筋を塞いでしまってはならない」という文章を朝日新聞に寄稿するなど、要所要所で社会的な発言もある村上氏。「ノーベル賞狙い」などと皮肉を言う者もいるが、ミリオンを狙うなら、社会的かつ寓話的だった小説『海辺のカフカ』(新潮社/上下巻合わせて約73万部)よりも、『ノルウェイの森』や『1Q84』のようなラブストーリー系の作品のほうが間口が広くウケがいい気も。 「新刊に関する村上氏のコメントに、『短い小説を書こうと思って書き出したのだけど、書いているうちに自然に長いものになっていきました。僕の場合そういうことってあまりなくて、そういえば『ノルウェイの森』以来かな』とありましたから、ラブストーリーであることを願っています(笑)」(大手書店員)  狙うはノーベル賞か、ミリオンか。発売日が待たれる。 (文/安楽由紀子) 「サイゾーpremium」では他にも村上春樹特集記事が満載です!】嫌いだからこそわかる「村上春樹」の正しい読み方【1】有名編集者への憎悪、怒り、怨念......原稿流出騒動から垣間見える「春樹の暗部」文芸評論家、渡部直己と小谷野敦に直撃! 「私が村上春樹を嫌うワケ」
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ラブストーリーってホント? 緘口令で情報管理!? 村上春樹新刊の"中身"

【サイゾーpremium】より
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こちらが話題の新作タイトル『色彩を持たない 多崎つくると、 彼の巡礼の年』。発売日も4月12日に決定してさらに期待が高まる。
 2月16日、あの村上春樹氏の新刊が発売されることが、文藝春秋より発表された。小説なのか? 初版はいきなり数十万部なのか? ノーベル賞級大作家の新刊とあって、色めき立つ出版業界に書店業界。そんな“ハルキ狂騒曲”の向こうに垣間見える、新刊の本当の“中身”とはいったい──?  この出版不況の中、ノーベル賞候補としても名前が挙がり、代表作『ノルウェイの森』(講談社)が単行本・文庫本を含めて累計1000万部超えを記録するなど、過去に類を見ないヒットを飛ばし続けている村上春樹。純文学、長編、上下巻(複数巻)という出版界のタブー(=売れない要素)を軽々と打ち破っている稀有な作家といえる。  その村上氏の新刊が文藝春秋から4月に出版されると告知されたのは、2月16日。その後、2月28日には、村上氏のメッセージが発表され、長編小説であることが明らかになった。だが、それ以外の情報については、3月4日現在まったく明らかになっていない。いったいどんな小説なのか?  文春社員数名に当たったが、かん口令が敷かれているのか、本当に社員にも詳細が明かされていないのか、みなノーコメント。  新刊情報の発信元である文春宣伝プロモーション局に問い合わせたところ、「貴誌発売の3月18日までには、あらためて具体的な情報を出せる予定です」とのみ回答があった。情報が厳しく制限されているようである。  それならばと書店関係者に取材を試みるも、公になっている情報以外、タイトルも価格も何も知らされていないという。 「第一報が出たときは、文春の営業さんすら何も知らなかったそうです。関係者から発売日は4月後半になるという噂は聞きましたが、それ以外は何も知りません。詳細を知っているのは、文春社長と担当編集者しかいないんじゃないでしょうか」(大手書店員)  このように、発売日まで情報を制限する売り出し方は、2009年5月29日に新潮社から発売された『1Q84』(BOOK1、BOOK2)の手法を踏襲しているともいえる。当時新潮社は、タイトル、価格、全2巻といった情報を告知したのみで、詳細は発売まで一切明かさなかった。 「情報を制限することで希少性を煽り、消費者に飢餓感を与えることで『欲しい』と思わせる”ハングリーマーケット”を生み出すつもりだったんでしょう」と、ある出版関係者は語る。  その手法が功を奏し、同書は注文が殺到。初版は『BOOK1』が20万部、『BOOK2』が18万部だったが、発売前に重版が決定。6月2日には『BOOK1』『BOOK2』で合計85万部を記録。想像を超える売り上げに、納品が間に合わず、品切れ店が続出するという事態に陥った。さらに発売から約1カ月後の7月1日には『BOOK1』が、7月23日には『BOOK2』が見事ミリオンを達成したのである。  10年4月16日に発売した『BOOK3』は、初版50万部で発売。初版を大幅に増やしたのは、機会ロスを防ぐためだという。『BOOK3』も発売前に重版が決定し、約10日後の4月27日には早くも100万部を達成した。  ハングリーマーケットを作るこうした手法について一部では「戦略的」などと揶揄されもしたが、村上氏は『考える人』(新潮社)に掲載されたロングインタビューでそれを否定。この手法を採ったのは、長編小説『海辺のカフカ』(02年、新潮社)の発売前は、出版後すぐに書評が出るようプルーフ(見本用の仮とじ本)をメディア関係者に配ったが、みなが足並みを揃えるためか、結局書評が出たのは他作品と同じように発売1カ月後だったことが理由だという。 「結局、プルーフを先につくってもなんの意味もないんだとわかった。だから、『1Q84』のときはとくに何もせず、ただシンプルにそのまますっと本を出しました。秘密主義もなにも、ほかの本と同じように普通に出しただけです」 「事前に内容を明かさなかったというのも、僕の決めたことではないけれど、そもそも考えてみれば、事前にそんなもの発表する必要なんかどこにもないわけで、それを戦略だとかなんだとか言われるのは腑に落ちないですよね。それくらいのことで本が売れるのなら、みんなとっくにそうやっています」(いずれも「考える人」10年夏号より)  また新潮社側は、読者から「事前に内容を知らせないでほしい」と要望があったためともしている。  しかし、似た手法をそのまま繰り返している文春の場合、”戦略”だといわれても致し方あるまい。事実、効果てきめん、各書店では早くも色めき立っているようだ。 「今度は、品切れとなった『BOOK1』の轍を踏まないようにします。当店では『BOOK3』だけで1000冊以上売れましたか ら、新刊は少なくとも初日に600~700冊は欲しいですね。いまどきこんなに仕入れるのは、村上氏の小説以外にありません。ほかの作家さんはみな、その10分の1以下ですよ。すでに予約受付中のポップも作りました。残念ながら、まだ予約は入っていませんが……でも絶対に売れるので大丈夫」(大手書店員)  有名な作家でも初版1万部に満たないことはザラの昨今。12年に最もヒットした文芸書は、三浦しをんの『舟を編む』(光文社、本屋大賞受賞作)で、約58万部。この数字もじゅうぶん素晴らしいが、それでも村上氏の作品に比べれば桁が違う。書店側がその新刊に多大な期待を寄せてしまうのも当然だろう。だが、あまりの過熱ぶりに一部では不安の声もある。 「4月9日に発表される本屋大賞と時期がかぶることが心配です。『1Q84』のときは"ハルキ一色"になってしまい、3日前に発売された桐野夏生さんの『IN』(集英社)がかすんでしまって関係者は怒っていたようです。今回も、本屋大賞受賞作が村上氏の新刊のせいで割を食わなければいいのですが……」(中規模書店員) 「中小の出版社は困りますね。数十万部の書籍を全国一斉に発売するため、流通が村上氏の新刊でパンクしてしまい、ほかの新刊の配本作業がストップする可能性が高いんです。『ハリー・ポッター』シリーズや『1Q84』発売時も、他社の新刊が後回しにされることがありました」(取次会社社員)  さらに書店には別の煩わしさも。 「大量の部数を刷りますから、なるべく返品率を下げるため、定価のうち書店の取り分をアップする代わりに返品の際に書店に相応の負担を求める”責任販売制”を文春が採る可能性もあります。この制度は、小学館の図鑑など大手出版社の高額商品では以前からよく採用されており、齋藤智裕(水嶋ヒロ)の『KAGEROU』(ポプラ社)でも採用され注目を集めました」(取次会社社員) “ハルキの新刊発売”というお祭り、ただ騒いでばかりはいられないのである。  11年のカタルーニャ国際賞でのスピーチでは原発問題に触れ、尖閣諸島、竹島紛争問題では「魂が行き来する道筋を塞いでしまってはならない」という文章を朝日新聞に寄稿するなど、要所要所で社会的な発言もある村上氏。「ノーベル賞狙い」などと皮肉を言う者もいるが、ミリオンを狙うなら、社会的かつ寓話的だった小説『海辺のカフカ』(新潮社/上下巻合わせて約73万部)よりも、『ノルウェイの森』や『1Q84』のようなラブストーリー系の作品のほうが間口が広くウケがいい気も。 「新刊に関する村上氏のコメントに、『短い小説を書こうと思って書き出したのだけど、書いているうちに自然に長いものになっていきました。僕の場合そういうことってあまりなくて、そういえば『ノルウェイの森』以来かな』とありましたから、ラブストーリーであることを願っています(笑)」(大手書店員)  狙うはノーベル賞か、ミリオンか。発売日が待たれる。 (文/安楽由紀子) 「サイゾーpremium」では他にも村上春樹特集記事が満載です!】嫌いだからこそわかる「村上春樹」の正しい読み方【1】有名編集者への憎悪、怒り、怨念......原稿流出騒動から垣間見える「春樹の暗部」文芸評論家、渡部直己と小谷野敦に直撃! 「私が村上春樹を嫌うワケ」
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【ピクピクン】安野モヨコのアシスタントも経験した謎のキワモノエロマンガ家の正体とは?

【サイゾーpremium】より  コミケでの生理用品配布や田代まさしとのCDリリースなど、その奇矯な行動でネットを中心に注目を集めているエロマンガ家ピクピクン。そんな彼の波瀾万丈の半生を聞いてみた──。
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(写真/K-D)
 2012年末に行われたコミックマーケットで、自身のサイン入り生理用品を女性ファンに配りネットで話題となる一方、コメ農家として日光東照宮に献穀米を納め、地元栃木の消防団に所属するという元ホストのエロマンガ家・ピクピクン。その端正な顔立ちと奇矯な経歴から注目を集めている彼が、いかにして現在のスタイルに行きついたのか? これまで彼が歩んできた、けもの道の軌跡をたどってみよう。  幼い頃からマンガ家を志していた彼は、美術専門学校を卒業後、『静かなるドン』(実業之日本社)の新田たつお、『GO DA GUN』(集英社)の片倉・M・政憲といった有名マンガ家の下でアシスタントをして、まっとうなマンガ道を歩んでいたという。しかし、ここから彼の迷走が始まる。 「片倉先生もそのアシスタントも、リア充ばっかりだったんです。その雰囲気に耐えられなくて、ついカッとなり『歌舞伎町でホストになって男を試します!』って啖呵を切って飛び出しました。童貞をこじらせてたんでしょうね」  無謀と思われたホストへの転身。しかし、彼はその店で新人賞を獲得するほどの活躍を見せる。 「女性との接し方なんてわかんないんで、『「花の魔法使いマリーベル」【編注:90年代前半に放送された魔法少女アニメ】の話をしますぅ』なんて調子でやってたら、みんな面白がってくれて」  まさかの大躍進。マンガ道から売れっ子ホストの道を進むかと思いきや、こじらせグセが再発する。 「僕、本当はマンガ家になって妖精と結婚したいはずなのに……。この世界にいたら絶対にできない! そう思って辞めました」  水商売の世界で、自分の純粋さが失われてゆくことへの焦りから、ホストを辞めることを決心。彼は次の仕事として、おっぱいパブの店員を選ぶのだった。妖精と結婚したいとか言ってたのに……! 「いいじゃないですか! おっぱいを見たかったんですよ! それに、その経験が今ではエロマンガを描くのに役立ってますから!」  確かに、彼の作品に登場する女の子は皆、推定C~Dカップの”ちょうどよい”おっぱい。巨乳至上主義が幅を利かせている昨今のエロマンガに食傷気味のファン(筆者)からの支持も厚い。おっパブで磨かれた観察眼は、肉感のあるリアルな画風で描かれるおっぱいだけでなく、彼の作品に盛り込まれる格闘アクションにも資している(はず)。さらに、この経験が、作画だけでなく、意外な形でマンガ道復帰への布石となる。彼はおっパブを辞した後、当時『花とみつばち』(講談社)などの連載を抱え、人気の絶頂にあったマンガ家・安野モヨコの初の男性アシスタントとして採用されたのだ。 「『フロム・エー』に載っていた”安野先生のアシスタント”に応募したら、面接に呼ばれて。多分、先生は『元ホストのおっぱいパブ従業員』への興味だけで呼んだんだと思います。でも、僕はちゃんとアシスタント経験があったわけで。絵のサンプルを見せたら『なんだコイツ!?』って面白がってもらって、めでたく採用されました」  ようやくマンガ道へ舞い戻った彼は、その後、ウェブ上で作品を発表し始める。その作品やブログでの奇怪な言動を、とある芸能プロ社長に見いだされ、なぜか田代まさしと共作で同人CDをリリース、コミケへの進出を果たすなど、今のマルチ(まがい)なマンガ家としてのスタイルを確立していくのであった。念のため確認しますけど、本業はマンガ家ですよね? 「もちろん! マンガが本体で僕自身の活動はおまけ。例えばテレビに出たって、失うものがないから、なんでもできる。NHKの生放送で、ちんこ出して射精することだってできますよ!」  元ホストのマンガ家がテレビに出ていたら、画面から目を離さずにいるべきだ。テレビ史上に残る”性器の瞬間”が見られるかもしれないのだから──なんつって。 (文/高橋ダイスケ) ピクピクン 栃木県生まれ。マンガ家。消防団所属の準公務員。東京の美術系専門学校を卒業後、マンガ家アシスタントを経て、ホストに転職。その後、人気マンガ家・安野モヨコ氏のアシスタントなどを務めた後、現職。著書に『処女連続中出し120分』(松文館)など。 公式HP〈http://www2.plala.or.jp/piku2n/index.html〉 ツイッター〈https://twitter.com/PIKU2N「サイゾーpremium」では他にもレアなマンガ家インタビュー記事が満載です!】【岡本健太郎】収入なし、ボランティアでの害獣駆除、ナイーブな倫理……現代を生きる猟師の実像教祖じゃありません! 巨匠・美内すずえ『ガラスの仮面』に込めた宇宙メッセージを語る『DEATH NOTE』と『聖☆おにいさん』は宗教タブー!? さとうふみやが初めて語る幸福の科学と『金田一少年』【前編】
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【坂本浩一】『仮面ライダー』『ウルトラマン』『スーパー戦隊』に新たな息吹を吹き込む男

【サイゾーpremium】より ──たかが「ヒーローもの」と侮るなかれ。自らスタントもこなす、この監督が撮る作品は、我々が子どもの頃に観たヒーローものとは何かが違う。親子揃って、観る者をアツくさせる特撮界の寵児の素性とは?
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(写真/早船ケン)
 今、最も邦画界で熱い”アメリカ人監督”坂本浩一。我が国を代表する3大特撮ヒーロー『仮面ライダー』『ウルトラマン』『スーパー戦隊』のすべてのシリーズでメガホンを取った稀代の男である。  坂本は、これらに香港・ハリウッド映画並みのテンポとリズムのいいアクションを取り入れ、高い評価を得ている。例えば今冬公開の『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』での主人公による追跡シーンは、香港アクションもかくやという大胆かつ緻密なカット割りと圧巻のスピード感で一気に魅せた。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(09年)では、ミニチュア特撮を排し、グリーンバックによるCG合成に、ワイヤーアクションも交えて、縦横無尽なバトルを披露し、新たな方向性を提示した。そんな革新性が、子どもだけではなく、特撮ヒーローで育った大人にも支持されているのだ。 「僕の人生を変えた作品は、9歳の頃に観たジャッキー・チェンの『ドランクモンキー 酔拳』(78年)。それまでは、特撮ヒーローとかアニメが大好きだったんですけど、ジャッキーを知って、『自分で演じて、撮れる人間になりたい』と。そこから格闘技をやり始めて、まっすぐ来ちゃった感じです(笑)」  坂本少年は肉体を鍛えつつ、父親のビデオカメラで、親戚の子を起用しながら、映画を撮り始めた。 「高1の時、『君もジャッキー・チェンにならないか?』という文句で、倉田プロモーションが募集をかけていて。そこで、スタントマンとしての修行を始めたんです」  高校を卒業すると、アクションの仕事をしながら、映画制作を勉強したいと考えて渡米。ジェフ・ウィンコット主演の『アンダーカバー/炎の復讐』(91年)などにも出演する中、大きなチャンスがやってくる。『スーパー戦隊』をアメリカ放送用にリメイクし、人気を博していた『パワーレンジャー』シリーズにかかわることになったのだ。 「知人の紹介で『パワー~』のプロデューサーに会ったら、『日本風の戦隊の動きができる人がいないんだ』と言われ、僕自身がポーズを取ったり、立ち回りなどを披露したら、『それ! それが欲しいんだけど、アメリカにいないんだよ』と言われて」  それが縁で坂本は、同シリーズのスタント・コーディネイトに始まり、アクション監督、監督、プロデューサー、果ては製作総指揮まで務め、アメリカに骨を埋めるつもりで米国籍まで取った。  が、そんな坂本を、日 本の特撮界が放っておくはずがない。09年に『パワー~』シリーズが一時休止したことを機に、国内の要請に応えて、坂本は帰国、映画『大怪獣バトル~』を監督する。『仮面ライダーW』(10年)のテレビ版や劇場版の監督も務めた。 「まさか自分が子どもの頃に憧れていた『ウルトラマン』を撮ることができて、『次に、仮面ライダーを撮れちゃうの!?』という想いはありましたね」  さらに、『海賊戦隊ゴーカイジャー』(11年)、『仮面ライダーフォーゼ』(同)を監督。わずか3年で、3大ヒーローを制覇した。  香港アクション、そしてハリウッド映画技法を全身で吸収した坂本の体当たりともいうべき演出法は日本で開花した。現在、社会の第一線で活躍する、子育て世代と多感な時期の”共通体験”を持つことも、親子で楽しめる作品を生み出せる強みだ。そんな坂本の新たな挑戦が、現在OA中の『獣電戦隊キョウリュウジャー』である。 「今回は、僕らが子どもの頃に観て育った”戦隊のカッコ良さ”を再認識してもらう形で、決めポーズやセリフなどのお約束を省略せずにきちんと見せていこうと。昔のものを今風にアレンジして、どう子どもたちにアピールしていくか? というのがテーマです」  ヒーローたちと共に、坂本も進化を続けている。 (文/岩佐陽一) 坂本浩一(さかもと・こういち) 1970年、東京都生まれ。90年2月、『アンダーカバー』でアシスタント・アクション・コーディネイターとしてハリウッドデビュー。92年に倉田アクションクラブの同士と共に、スタントチーム「アルファスタント」を設立。監督としては、映画『大怪獣バトル~』ほか、『仮面ライダーW』のテレビ・映画・Vシネ、『仮面ライダー・フォーゼ』のテレビ・映画、テレビ『海賊戦隊ゴーカイジャー』などを手がける。4月13日からは、台・日合作の新作映画『トラベラーズ 次元警察』が公開される。
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(c)2013テレビ朝日・東映AG
・東映
『獣電戦隊キョウリュウジャー』 太古の時代、宇宙の暗黒種、デーボスが地球を襲った。対して当時の地球の覇者の恐竜たちは、賢神トリンに機械の体を与えられ獣電竜となり、敵を封印した。だが時を越え現代、デーボスが復活し再び人々を襲い始めた。そこに立ち上がったのがトリンに選ばれし5人の若者だ。彼らはキョウリュウジャーとなり、恐竜の魂が宿る”獣電池”を駆使して、獣電竜と共に戦う! スーパー戦隊シリーズ第37弾。テレビ朝日系列/毎週日曜7時30分。 「サイゾーpremium」では他にも特撮ヒーローの魅力に迫った記事が満載です!】『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』──夢の共演映画から考える、特撮モノの歴史と未来【ご当地ヒーローの特撮的真価】── "ご当地ヒーロー"は、イロモノか? ヒーローの新世代か?仮面ライダー出演中!【奥仲麻琴】女優開眼のPASSPO☆まこっちゃん、「朝ドラ目指します!」
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【Jin-Machine】V系シーンに笑いの花を咲かせる"演奏するゴールデンボンバー"

【サイゾーpremium】より ──前代未聞のヴィジュアル系エアバンド・ゴールデンボンバーの快進撃の陰で、歯噛みしながら地道にライブを続ける、彼らの”盟友”バンドがいた!
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(写真/梅川良満)
「我々は、言うならば演奏するゴールデンボンバーなんです! 自称・ゴールデンボンバーのバーターとして活動しており、できる限り彼らのブレイクの恩恵を受けたいですね!」  きっぱりこう言い切るのは、ヴィジュアル系バンド・Jin-Machineのボーカル、featuring16(フューチャリングイチロー)。仙台で活動する現役お笑い芸人である彼を中心に05年に結成された同バンドは、コント、フリップ芸、ヲタ芸などをライブに取り入れ、従来のヴィジュアル系のイメージを覆すステージで注目を集めだしている。  首都圏から離れた仙台という地を拠点に活動しながらも、2012年8月にリリースされたシングル「節電夏」はオリコンインディーズチャート6位を記録。「ゴールデンボンバー独り勝ち」状態のヴィジュアル系シーンでも無視できない存在になりつつある。 「仙台ではお笑いの舞台が月に数えるほどしかなくて、でもバンドのライブは地方でも毎日やってるじゃないですか。それが地方芸人である私がバンドを始めたきっかけなんです。バンドを結成した頃から我々とゴールデンボンバーは仲が良くて、よく同じイベントに出ていたのに、ウチがメンバーの女関係などで揉めている間に彼らは頑張って大ブレイクして……。こんなに格差が開いてしまって、今では連絡を取らなくてもテレビをつけたら向こうの様子はわかるという(笑)。  ただ、彼らのおかげで我々のような面白いことをやっているヴィジュアル系バンドへの注目も高まってきているので、悔しいですけど彼らにはもっともっと売れてもらって、こっちにも興味をもってくれるお客さんが増えてほしいですね!」  やや卑屈にも聞こえる発言だが、オリコンインディーズチャート6位は大したもの。Jin-Machineも、人気・注目度ともに上がっているはずだが……。 「私はこれまでオリコンってすごい権威だと思っていて、インディーズチャートでもトップ10に入ればミュージシャンとして生活できると思ったんです。けれども6位になっても、まだまだ音楽だけでは生活できない。今でも普段は電気工事のアルバイトをしています。一部のヴィジュアル系バンドマンはファンの女性から高額なプレゼントやお金を貢いでもらって……ということもあるようですが、我々は『ヴィジュアル戦隊バンド麺』という曲で、そんな闇の部分を茶化したネタをやっているので、同じことができないんですよね(笑)」  自分で自分の首を絞めるとはまさにこのことか、という哀切漂うエピソードだが、そんな経済的には苦しい状況の中でも、春からは全国ワンマンツアーが始まり、5月のファイナル公演は800人収容のライブハウス・新宿BLAZEが決定している。バンドの勢いは増しており、名実ともに人気バンドになれる日もそう遠くはなさそうだ、と思わされる。そうなったときに、featuring16、ひいてはJin-Machineの最終的な目標はどこにあるのか? 「バンドだけで食べていけるようになるのはもちろんですけど、最終的には不動産経営と『婚活』ですね! 今の収入では女性と結婚はおろか、お付き合いするのもままならないので。特に仙台のような地方都市では、女性にとって男性の収入は大きいと思うので、バンドで売れたら不動産を手に入れて『婚活』に力を入れたいですね!そのためにはまず、全国ツアーと新宿BLAZE公演を成功させたいです」  どちらが真の目的なのか、冗談とも本気ともつかないfeaturing16氏の野望だが、Jin-Machineのステージも同様に本気の演奏とお笑いネタが混在する、ほかにはないものになっている。ゴールデンボンバーを超える勢いで、音楽業界を引っかき回してほしい。 (文/藤谷千明) Jin-Machine(じんましーん) 2005年に仙台で結成されたヴィジュアル系バンド。メンバーは、MC【註:ボーカル】featuring16(イチロー閣下)、破壊【註:デスボイス】あっつtheデストロイ、ギタ―――(゚∀゚)―――!!【註:ギター】マジョリカ・マジョルカ・マジカル☆ひもり、ていおん!【註:ベース】ブッシュドノエル・水月・アリッサ、ドラミ【註:ドラム】ルーベラ・木村・カエレの5人からなる(パート表記は公式による)。コントやヲタ芸などを交えた特異なライブが持ち味。
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『読んでくれ~』 Jin-Machine初のアーティストブック。定番の撮りおろし写真に加えて、5人のパーソナルインタビュー、Jin-Machine用語辞典など、バンドの成り立ちがよくわかる1冊になっている。一般書店での発売はなく、通信販売か一部CDショップのみでの取り扱いなので、要注意。発売/フールズメイト 価格/2100円 「サイゾーpremium」では他にもヴィジュアル系の魅力に迫った記事が満載です!】売れるバンドは見た目8割、テク2割? the GazettE、ゴールデンボンバーが牽引するV系ウラ事情市川哲史氏が徹底分析!  X、LUNA SEAを模倣する"名盤V系サウンド"メッタ斬りレビュー整形、合コン、実は非イケメン......バンギャが語るV系メンバーの"素顔"と"下半身"事情
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ネオヒルズ族 与沢翼インタビュー「情報ビジネスなんてカッコ悪いと思ってた」

【サイゾーpremium】より 無料購読キャンペーン実施中! チャンスは明日まで! (2013年3月15日まで) 「ネオヒルズ族」──そう呼ばれる若き経営者の一群が、最近話題になっている。情報商材などを扱ったネットビジネスで何億という金を稼ぎ、六本木・麻布界隈を闊歩するニュー・リッチたちのことだ。テレビや雑誌などへの露出も多く、この呼称を目にする機会も増えてきたが、果たして彼らは本当はどんな実態を持ち、どんな稼ぎ方をしているのか? 華やかなライフスタイルばかりが報じられる彼らの真の顔と、そのビジネスが孕む危険性を今のうちに推し量ってみたい──。
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(写真/石黒淳二 go relax E more)
 東京都内で電車に乗る人であれば、今年初頭から、車内でこの写真の人物の広告を見たことがあるだろう。彼の名は、与沢翼。最近各種メディアを騒がせている「ネオヒルズ族」の中心人物だ。  2000年代中盤のヒルズ族ブームは、06年のライブドア事件を引き金に幕を閉じた。それから約7年後の今、勃興してきたのが「ネオヒルズ族」である。  彼らのビジネスの中心は、アフィリエイトや情報商材だ。彼らが勧める商品を消費者に購入してもらうことで宣伝手数料を得たり、出演DVDやセミナーの参加権を販売して利益を得ている。そこで稼ぎ出す額は「年収●億円」「月収●千万円」と謳われており、その金で六本木界隈の高級マンションに住み、外車に乗って豪奢に遊ぶ。  本特集では、派手な生活の裏に隠された本音から、彼らを支える儲けのからくりとその危険性、そして元祖ヒルズ族との違いまで幅広く読み解き、ネオヒルズ族と、その新しいビジネスを検証してみたい。まずは手始めに、1億円の札束を前に不敵に微笑むこの男、ネオヒルズ族の首領 与沢翼氏へのインタビューからお読みいただこう。 ――与沢さんといえばテレビなどで見せる派手なお金の遣い方が印象的ですが、まずは現在の主な収入源を教えてください。 与沢 最も稼ぎが多いのは、プロダクトローンチ【註1】という手法を使った情報商品の企画と販売です。あとはアフィリエイト【註2】や、メールマガジンの広告枠販売。ほかにも女性向けのバストアップ教室への集客、最近ではホストクラブと提携して新人発掘プロジェクトの話も進んでいますし、一方では太陽光で発電した電気を売るビジネスも進行中です。 ――ずいぶん事業が幅広いですね。 与沢 ただ、今の会社Free Agent Styleの創業は2012年の5月なので、まだ本当に始まったばかりなんですよ。今の状態は決して完成形ではなく、あくまで軍資金と会社基盤を整えている段階。正直、このスピードでここまでの収益が出るとは思っていませんでしたから。 ――あ、思ってなかったんですか。 与沢 個人でアフィリエイトを始めて、たった3カ月で日本一になりましたからね。それまでのアフィリエイト業界では、月収数百万円でスーパーアフィリエイターと呼ばれていましたが、僕は月収で3000万円。僕の参入によって、ケタが1つ変わってしまったんです。さらに今では月間数億円という金額を稼いでいますので、結局は2ケタ変えてしまいました。 ――それは、今までのアフィリエイターとは、何か決定的に違うやり方だということですか? 与沢 そもそもアフィリエイトは、個人が副業でやるようなビジネスでした。でも僕は事業レベルで取り組んだ。あと最近の例でいうと、首都圏全域に著書『秒速で1億円稼ぐ条件』(フォレスト出版)の電車広告を自費で出したり、先行予約で買ってくれた人全員を本社に招いて会食をしたり。当たり前ですが、これってハンパないコストがかかるんですよ。でも結果としてamazonで総合1位、大手書店でも軒並み1位を取ったことで店頭での扱いも変わり、出版業界全体から注目を集めました。ここまでくればあとは勝手に売れていくので、最終的には回収できます。そういった投資の額やモチベーション自体も、かつてのアフィリエイターとは段違いですね。 ――段違いといえば、与沢さんの提供する情報商材は、ときに100万円を超えるほど高額ですよね。正直、いくらなんでも高すぎるのではないかと思うのですが。 与沢 「情報にそこまで価値があるのか」という疑問は当然あると思います。ただ、これは需要と供給の問題なので、高額でも買う人がいればビジネスとして成立するわけです。高級車に7000万円をポンと出す僕のような人もいれば、たかが車にそんなお金を出すなんておかしいと思う人もいる、それと同じですよ。自由経済と個人の価値観に準じている以上、本質的に値段の高さは批判の対象になり得ないんですが、そこはまだまだ情報を売るという行為自体の認知が低い。でも実際に効果もあり、それだけの価値があることは間違いありません。また100万を超える時は情報だけでなく、システムやツール、ウェブデザインの制作請負などがパッケージ化されているので、情報単体では数十万を超えて売ったことはありません。 ――まだまだ続く与沢翼のアツいインタビュー! 続きは「サイゾーpremium」で! 無料購読キャンペーン実施中! 明日までのチャンス! (2013年3月15日まで) 【註1】ひとつの商品の発売に合わせてランディングページを作って集客をし、数回に分けて宣伝を行うことでセールスを伸ばす手法のこと。 【註2】成功報酬型広告のこと。いくつか形態があるが、与沢氏らネオヒルズ族が手がけるのは主に、企業から依頼を受けたり売りたいと思う商品を、ブログやメルマガなどで顧客に宣伝し、購入されたら紹介手数料を企業から受け取るというもの。 (文/おぐらりゅうじ) 【サイゾーpremium】より