「ちょいと待ちなよ、おねえさん」寅次郎なら、さかもと未明にこう言うだろう

(C)安彦麻理絵

 漫画家のさかもと未明さん・国内線飛行機搭乗中に、ギャン泣きする赤子にブチ切れ騒動。ネットで、このニュースを目にして、仰天・戦慄。そして、なんだかどうしようもなく、やるせないような、哀しい気分になった。何故なら私は現在、4歳、2歳、1歳という「かなりやっかいな年頃」の子どもらの育児に日々振り回されているからである。

 事の詳細を手短かに説明すると。今年の夏に、国内線の飛行機に乗った未明女史。そこに同乗してたのが、ギャン泣きの赤子。客室乗務員や母親がいくらあやしても、一向に泣き止む気配なし。それで、我慢の限界を感じた未明女史、着陸準備体勢に入った機内で「もうやだ、降りる、飛び降りる!!」と、出口に向かって走り出したのだそうである。そして、赤子の母親に「ある程度大きくなるまで飛行機に乗せてはいけません、赤ちゃんだから何でも許されるわけではないと思います!!」と、厳しく忠告。羽田に着いた後も、小さい子どもを搭乗させる事に対して激しく意見を申し立て、その後、この航空会社を取材などして記事を執筆。雑誌で発表して、そして今回のこの騒動に至った……というわけである。

山咲千里にならないように……中年女が若い女に憧れるなら、客観性が重要だ

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(C)安彦麻理絵

 酒を飲みながら考えてみた。日本の女の、3大「だん」。壇ふみ。檀れい。壇蜜。「壇ふみ」は『連想ゲーム』(NHK)、「檀れい」は「宝塚」、そして「壇蜜」は「グラビア」……。

 サタミシュウのSM小説『私の奴隷になりなさい』(角川文庫)が映画化されたそうである。その主演を務めたのが、壇蜜。それで初めて私は、この女性の存在を知った。「あら、主人公の女のイメージにピッタリなカンジ!?」それが、パっと見の第一印象である。団鬼六あたりのSMだと、小向美奈子や谷ナオミみたいな、肉肉しい体の女が似合うかもしれない。しかし、サタミシュウのSMは、壇蜜ぐらいの、そこまでコテコテじゃない女の方がシックリくる。映画の予告編などをみると、壇蜜は、今時のオシャレなSM衣装を難なく着こなしていて、なんとなく「女ウケ」も良さそうである。しかし、何故かそこはかとなく「昭和な雰囲気……」といったらいいんだろうか。「畳」とか「襖」とか「やぶれた障子」が似合いそうな雰囲気を醸し出しているから、なんだか不思議な人である。

期待を裏切らない女・長谷川理恵の「仕事」ぶりが、ゲス魂を揉みほぐす

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 朝、新聞で「女性セブン」(小学館)の広告を見て、とってもウキウキ、うれしくなってしまった。何故なら「長谷川理恵『おむつ入れバッグに30万円』でブログ大炎上」という見出し。あの「ハリー・ウィンストン婚約指輪騒動」以降、なんとなく「なりを潜めてるな」と思ってたら、図太くまた復活してくれたのである。消えてるようで消えてない長谷川理恵。なんていうか、いつだってやらかす事がブレないというか、ちゃんと「理恵仕事」をまっとうしてる。世間の期待を裏切らない生き様である。

 ワクワクしながら、早速、一体どんなバッグを買い込んだのかネットで調べてみたところ、それは、「シャネル」のフリンジつきの黒のトートバッグであった。コイツがブログ大炎上の火種らしい。口角は上がっているが、目は笑ってない長谷川理恵に、よく似合いそうなクールでお洒落なデザインである。このバッグに今後、タオルやガーゼ、着替え、赤子のハナクソをほじくる綿棒とか、おシリふきや紙オムツが、シャネルのロゴが歪むぐらいに、パンパンに詰め込まれる事になるのだろう。

ブス会にはもってこいのブスムービー金字塔は『ヘルタースケルター』!?

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 先日、久々に、太田出版の編集Uさんと会った。仕事の打ち合わせである。Uさんは、相変わらずほっそりと華奢で、声もか細く、礼儀正しい。パッと見、まったく「太田出版的」に見えない、商社のOLさんのような女性である。36歳独身。

 彼女と会うのは、約2年ぶりである。早速「地震の時どうしてたか」の話から、話題がスタートした。Uさんいわく「会社にいたんですけど、もう怖くて怖くて泣いちゃったんですよ~~」との事。そんなUさんに対して、男性社員達はきっと「男の保護本能全開」になってたのではないだろうか? 「オレが守ってやんなきゃ!!」と、男が熱くコブシを握りしめたくなるような、そんな儚い雰囲気を持つUさん。

「子ども欲しいような気がする」と思いがよぎった時、それは「魔の時期」だ

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(C)安彦麻理絵

 私の仕事部屋の、すぐ向かいのマンションに住んでる男が「バカ」である。他人様の事を「バカ呼ばわり」するのは、いかがなものかと思うのだが、しかし、どう考えても「コイツはバカ」と、言い切りたくなるような、そんなバカっぷりなのだ。

 歳の頃は20代前半だろうか。パッと見、学生風である。しかし、学校に行ってる様子もなく、かと言って社会人にも見えない。というのも、その男が割と日中に家にいるからである。そのマンションはかなり家賃が高そうで、裕福な家族が住んでる物件なのだが、そのバカは、そんなマンションに1人で住んでいる。およそ、2LDKはあるのではと思われるような物件に、働いてる様子もなく一人暮らし……いわゆる「スネかじり」なんだろうか?

女たちが暴走すると男の存在は霞む……女の業に乗っ取られたディズニーランド

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 ついこの間まで、カ~ッと強い日差しが照りつけてたのに、ここ数日で急に涼しくなってきた。ようやく秋。振り返れば、今年の夏はなんだかどこにも行かないで、毎日毎日「ブス一色」。ブス本エッセイの執筆で、私は首までドップリと、汗だくになりながら「ブス漬け」の日々を送っていた。まさに、ブスが熱い夏。……ああ、思い起こせば、昨年の夏は4人目の赤子を産んだばかりでバタバタだった。それが、1年後には、「ブス仕事」でバタバタ。「ブスが暴れてる」とか「ブスを手玉に取る」など、そんなブスフレーズを炸裂させて、ブスまみれになっていたら、気が付けば秋になっていた。

 ――ブスと私。
 そんなふうに「女の中に潜むブス」と、こんなにも激しく対峙した事などなかったかもしれない……原稿を書いてる間中、我々(ブスと私)は、何度もつかみ合いの取っ組み合いを繰り返し、拳でお互いの頬を殴りつけ、鼻血まみれになった……しかし、最終的には「お前、なかなかやるじゃねぇか」の展開にたどり着き、「貴様と俺」的な関係を築く事ができたように思う。

手島優のスッピンが気づかせてくれたこと――気持ちの激昂が女を美人に仕立てる!

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 タレント・手島優のスッピン画像を見て、ビックリした。ウワサには聞いていたけれど、ここまで「凄い」とは思わなかった。ネットでその画像を見て「ええええええ~~!!??」と、思わず声を上げたほどである。もう、「驚愕」とかいうレベルを超えている。芸能人のスッピン晒しブームもここまでくると……この人を超える逸材は、果たして存在するのだろうか? 世間では「ハニワっぽい」とか言われてるようだが、私の印象は、なんていうか「後ろ姿のまま、首だけググググ……と180度回転させて、そのまま歩いてきそうな顔」「呪い」……という、そんなホラーじみたものを感じた。人のスッピンに対して、そんな感想を持つのは失礼千万という事を十分承知の上で、こんな事をほざいてしまったが、それにつけても。「化粧って凄い」と、久し振りに唸り声を上げてしまった。

「やりたい事やってから生む」では遅すぎる! 高齢出産は育児もリスキー

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 9月になってしまった!! どうしよう!! ブス本エッセイの原稿が、まだまだ全然できてない。ホントにどうしよう、ずっと机に向かってるのだが、まだ先がちっとも見えない……。毎日毎日、日々、ブスの事ばかり考えて、ブスブスブスブス、パソコンのキーボード叩いてるもんだから、気がつけば自分自身も、相当なドブスになっていた。ここ何日か顔洗ってないし、歯も磨いてない。まずいだろう、これじゃ。しかも今、パンツを履くのも面倒で、ノーパンでスカートを履いている始末。これでは「薄汚れた中年の変態女」である。

「イエ~!! ラブラブしましょ~!!」60代のばあさんと、たった4人でカーニバル

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 昼間、豚キムチを作って食べた。腹がふくれたら急に眠くなり、気がついたら床の上に転がって寝てしまってた……まったく、いいご身分である。目が覚めて鏡を見たら、寝癖で髪の毛が右半分、グワっと立ち上がってるような状態になっていた。それはなんとなく「西田敏行の寝起きを彷彿とさせるような寝癖」であった。そういえば、なんだか訳のわからない夢まで見ていた。山形の実家の台所で、何故か私がパンストを履こうとしているのだが、どういうわけだか、なかなかうまく履く事ができない、という夢……。……一体その夢に、どんな意味が含まれていたのか。まぁ実生活では、ほとんど「パンスト」とは縁のない生活をしている私である。「それなのに、何故パンスト……?」などと、寝癖&寝ぼけた顔でタバコを吸っていたのだが。

吉田沙保里には、結婚式でもウエディングドレスで親父を肩車して欲しい!

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(C)安彦麻理絵

 なんだか、気がついたらオリンピックが終わってた……あっという間に!! 何だったのだろう……自分の中で「世間では今オリンピック!」という感覚があまりにも欠如してたような気がする。あれだけ次から次へとメダルを取ってたというのに。メダル獲得のニュースを、昼メシかっ食らいながら「へぇ~~~」なんて見てたくせに、何故だか「右から左」という感じだった。とはいえ。そんな、無感動な日々を送ってた私でも、ひとつだけ感動した試合があった。それは。レスリング・吉田沙保里の金獲得である。虎の顔のイラストが胸元を飾る、すごいウェアを着た沙保里。優勝の喜びにガッツポーズを掲げるやいなや、すかさずコーチのオッサンを投げ飛ばし、会場に応援に駆けつけてた自分の親父を肩車……すごすぎる。