(C)安彦麻理絵
なんだか大変な事になっている。何が大変って、私の「腹」が。腹が、非常に大変な事態に陥っているのだ。とはいえ別に、子宝に恵まれてしまったわけではない。私の「ドテっ腹の肉」が、なんだかものすごく非常事態になっているのだ。
「体育座りをすると、腹の肉がものすごく邪魔」……こんなふうに実感するようになったのは、はて、いつの頃からだったろう? 「すごく邪魔」ではなく「ものすごく邪魔」なのである。「体育座りをすると、腹の肉がものすごく邪魔です」友人に、こんな内容のメールをしたためたのは、あれは半年ほど前だったような気がする。気が付けば私は、家で体育座りをするたんびに「イラッ」とするようになっていた。膝を抱えて座ると、太ももと上半身の間で「グニャッ」と分厚い脂肪がグネる。そのイヤな感覚は、なんていうか「ハイチュウを10個くらい口に放り込んで、グニグニ噛んでるうちに、どんどんイライラしてくる」みたいな、なんだかそういう、「噛んでも噛んでも噛み切れず、歯茎に不快を感じる」といった具合の不愉快さに似ている。









