
『Until The Last Day 』
(エイベックス・エンタテインメント)
8月28日、世田谷区にあるGACKTの自宅ビルに東京国税局の査察が入ったことは既報の通り(http://www.cyzo.com/2012/09/post_11358.html)。このスキャンダルは、明日9月6日発売の一部週刊誌にも取り上げられるようで、騒動はさらに拡大しそうだ。
週刊誌の取材に対して、GACKTのマネジメントを取り仕切る実姉は、査察が入ったことも認め、その目的はファンクラブの運営金などに関する脱税容疑の反面調査だったとしているという。いずれにせよ、GACKTは自分自身でアーティスト活動のみならず、ファンクラブの運営にも関与していたとされるのだから、その責任からは逃れられないだろう。
さらにGACKTにはもうひとつ、私生活に関する「ある疑惑」が噴出している。
国税が査察に入ったことを受け、GACKTの自宅やGACKTがレギュラー出演するドラマ『悪夢ちゃん』を10月から放送予定の日本テレビに、右翼が街宣をかけたのだが、彼らが糾弾していたのは「脱税問題」だけではなく、「隠し子問題」もあったのだ。
街宣活動をした政治結社「白皇社」幹部によると、「GACKTには子どもがいる。4歳になる女の子で、認知はしていないし、母親である女性に口外することも禁止している。その自分勝手な姿勢は許せない」というのだ。
実は、右翼の街宣活動に先立って、当編集部にもこの女性と親交があるという人物から情報提供がなされていた。これも同じく「GACKTには隠し子がいる」というもの。母親である女性の名前を具体的に挙げ、現在女性が住んでいる住所も開示してくれた。
「女性は元タレント。深夜番組にレギュラー出演していた女性グループの一人です。GACKTと交際後、意図せずに妊娠してしまったようですが、出産し、一人で育てていくことを決めた。女性は国内にいるとGACKTに迷惑がかかると思ったのか、GACKTから指示されたのかわかりませんが、海外で出産。4年ほど前だったと思います。今はカナダに住んでいて、GACKTも入籍や認知はせずに、経済的には不自由なく暮らせるようバックアップしているようです」
この女性は確かにカナダに実在し、メールで連絡を取ることができた。だが、本人は「そんな事実はありません」と言葉少なに否定するだけだった。
GACKTといえば、かつて年上の韓国籍女性と結婚していたことを告白しているが、それ以降は「結婚もしない。子どももつくらない」と宣言していた。最近は、明らかにプロモーション目的とわかる、ICONIQとの「ヤラセ熱愛報道」(http://www.cyzo.com/2012/06/post_10848.html)もあったが、相当モテるであろう私生活の女性関係は謎に包まれたままだった。
右翼までも噛み付いた「隠し子」問題。GACKTのマネジメント事務所に真偽を確認すると「個人かつ私人のプライバシーに関することですので、回答できません」と、完全否定とはいかなかった。だが、ファンとしては気になるこの疑惑についても、近々週刊誌が大々的に報道するといわれている。GACKT周辺から湧き上がった騒動の嵐は、しばらく続きそうだ。
(文=編集部)
「1190」タグアーカイブ
「自宅にも関係先にも……」GACKT周辺に国税局と右翼の街宣車が押しかけている!
GACKTの周辺が騒がしい。自宅や関係先に、右翼の激しい街宣をかけられていて、本当に騒がしいのだ。 9月1日、ある筋から情報が寄せられ、世田谷のGACKTの自宅ビル前に行ってみると、政治結社「白皇社」の街宣車が閑静な住宅街に響き渡るように主張を展開していた。内容は「8月28日に、GACKTの個人事務所も同居する自宅ビルや関係先に、東京国税局が調査に入った」「脱税の容疑がかけられている」「義援金詐欺を行っている」などという、穏やかではないものだった。自宅ビル側からはなんら反応はなく、周辺住民だけが訝しげに様子を眺めていた。 この東京国税局が動いたという情報は、本サイトが関係筋に確認した限り、事実のようだった。しかし、具体的な目的は不明。「国税職員がトラック1台分の段ボールを運び出したことは確認されている。通常の税務調査でないことは間違いない」(同)『Until The Last Day 』
国税が入ったというGACKTの自宅ビルには、GACKTの姉が取り仕切っている個人事務所も入っている。テレビなどでたびたび紹介される、滝の流れるラブホテル風なGACKTのプライベートルームや、体を鍛えるための道場やジムもある。国税がマネジメントを担当する所属事務所だけではなく、GACKTの身辺のカネの流れを調べたかったということが伺い知れるだろう。 同2日になると、同政治結社が、日本テレビにも街宣をかけているという情報が入った。現地に行くと、3台もの街宣車がGACKTに関する先の主張を繰り返した上、「(10月から同局で始まる連続ドラマ)『悪夢ちゃん』にレギュラー出演するGACKTは降板させるべき」「現時点で、『悪夢ちゃん』が撮影に入っていないのは、GACKT周辺の事態が悪化しているからだ」と訴えていた。対して、日テレ側は無反応。同局関係者によると、「8月25日にも、同じく街宣をかけられた。商売柄慣れてはいるものの、物騒な内容ではあるので、担当部署は確認を急いでいるのではないでしょうか」という。 GACKTの身辺には、いったいどんな“闇”が広がっているのか。街宣を展開する白皇社幹部に話を聞くことができた。 「まず、東日本震災後に開始した義援金集めに関して、不正な処理がされている。億単位で支援以外の目的で流用されている。こうした犯罪行為が許されるわけがない。また、公共の電波の担い手が、そんなGACKTを起用することは許されない」 これは、3.11直後にGACKTが立ち上げた「SHOW YOUR HEART基金」のことを指している。同基金は、数多くの著名人も募金活動に協力したことで、昨年度は約2億4,000万円を、日本赤十字への寄付を含め、復興支援関連に使用しているが、実際には基金に組み入れていない寄付金があるというのだ。 同基金といえば、スタート当初、寄付金の振込先をなぜか民間企業のNHN Japanの口座にしていたことで、ネット上などでは「怪しい」という声を集めていた。対して、GACKTは「基金の専用口座が開設できるまでの間、親交のあった同社が厚意で口座を貸してくれた」といった旨の説明をしてきた。だが、政治結社幹部は「この民間企業の口座に集まったカネを、基金に移動させる際に多額のカネが抜かれている。内部関係者からも情報を得ている」という。 寄付金が支援以外の目的に使われたり、適正な会計処理が行われなかったりすれば、「義援金詐欺」「脱税」などのそしりを受けてしまう。さらに、GACKTの個人事務所、マネジメント事務所、そのほか関係会社を含め、不透明な資金の流れがあり、脱税行為が行われているというのが政治結社の主張だ。 彼らの街宣活動は、国税が調査に入る直前から行われており、偶然なのか否か、両者の軌を一にした動きに裏には、GACKTの周辺に諸問題を顕在化させようとする動きがあるとも思える。 GACKTといえば、これまでも、裏カジノを運営していたという疑惑が報じられたり、ゴルフ場経営に手を出し、ファンからも出資を募っていた行為が非難されたり、バーやラーメン店の経営に失敗したり、とカネに対する話題には事欠かなかった。 今回の国税の動きが単なる税務調査ではなく、告発につながるようだと、GACKTのタレント生命に重大なダメージが与えられてしまう。 国税の目的はなんだったのか? GACKTのマネジメント事務所に「国税の調査および関係者の聴取はあったのか? 目的は何だったのか?」と確認すると、「事実の有無を含めて、お答えできません」という回答が来た。また「義援金について、国税当局から不正処理の指摘を受けたことはあるのか?」という質問については「そういった事実はないと認識しております」とのことだった。 どこか謎に包まれてきたGACKTの素顔とその背景が、明らかになる日は近いのかもしれない。 (文=編集部)実際に来ていた街宣車
「写真がキレイ過ぎ!?」ぜんぜん盛り上がらないGACKTとICONIQの熱愛報道

「フライデー」(講談社)7月6日号
これまで数々の大物カップルの交際をすっぱ抜いてきた写真誌「フライデー」(講談社)の7月6日号が、歌手のGACKTとICONIQの熱愛を報じている。
同誌によると、2人は昨年行われた、共に所属するレコード会社・エイベックスのライブイベント「a-nation」がきっかけで知り合い、その後、関係者を交えての食事などを経て交際に発展。都心にある高級フレンチレストランで約3時間にわたって食事を楽しみ、店内で見つめ合い手を取り合う姿や、店を出た後に手が触れ合いそうな微妙な距離を取って歩く姿が掲載され、別れ際にはGACKTが名残惜しそうにICONIQをハグしてタクシーに乗り込む姿を見届けたと書かれている。
とはいうものの、掲載された店内外の写真を見ると、ピントもバッチリで、“隠し撮り”だったはずなのに、かなりキレイなショット。それぞれのアーティストイメージを崩さないような“配慮”がなされているような気がしてならないのだが……。
「GACKTはもともと、隠密行動が得意で私生活をさらけ出さないようにしているので、スクープ写真を撮るのはかなり難しい。にもかかわらずあんな写真が撮れるなんて、あらためて『フライデー』の情報収集能力とカメラマンの腕には脱帽! と言いたいところだが、どちらもエイベックスに所属しているだけに、今回はエイベックスからのリーク説が有力です。同誌のある幹部はエイベックスと関係が深く、そういう可能性が高い」(女性誌カメラマン)
確かに、GACKTは7月から9月にかけて、原案・主演など1人5役を手がける舞台『MOON SAGA』の東京・名古屋・大阪公演を控え、一方、ICONIQは今年3月に2作同時にデジタルシングルを発売したぐらいで、ほとんど目立った活動がないだけに、GACKTとの熱愛報道は名前を売るいいきっかけとなった。
「GACKTといえば、かつて、CMで共演した女優の米倉涼子との熱愛が報じられたが、交際の実態がなく、CMのPRであることが見え見えだった。ICONIQとの関係だが、セレブやモデルの集まるパーティーでGACKTが自分の彼女として関係者に紹介していたので、交際の事実は間違いない。ICONIQを再ブレークさせるための“仕掛け”ならば、十分に今回の報道が出たメリットはある」(スポーツ紙デスク)
在日韓国人のICONIQはかつて韓国でアイドルグループのメンバーとして活動し、その後、別の芸名で日本で女優活動をしていたが、その過去を隠して2010年に丸刈りにしてデビュー。かなりのインパクトだったが、その後、鳴かず飛ばずとなってしまっただけに、今回の報道も盛り上がりに欠けた。
プライベートでは元サッカー日本代表の李忠成と交際していたこともあるが、GACKTとの交際をどう自身のプロモーションにつなげるかが注目される。
Gacktが香港慈善イベントで“ぼっち”に……キアヌと強引に同席するも無視される

「Graffiti」(エイベックス・エンタテインメント)
3月18日に香港で行われたチャリティーイベント「Power of Film Gala慈善晩宴」に出席したアーティストのGacktが、席のトラブルで“ぼっち”状態に陥ったという。
「このイベントには、北京でカンフー映画『Man of Tai Chi(太極侠)』を初監督するキアヌ・リーブスをはじめとして、世界的なビッグネームが数多く来場していました。Gacktも呼ばれてきていたようですが、後方の席だったので『席が悪い』とゴネ出したんですよ。その騒ぎを見ていたのか、キアヌと同じテーブルに座っていた香港国際映画祭の代表が係員に掛け合ってくれたようですが『もう席はない』と……」(芸能誌デスク)
結局、その代表がGacktに席を譲り、Gacktはキアヌと同じ前席のテーブルに。香港国際映画祭の代表が後方の席に座ることになったという。
「その一部始終を見ていた会場の人はザワついていました。なにしろ、よく知らないが派手な日本人が香港映画界の重鎮を押しのけて、キアヌや、香港のトップアクションスターであるドニー・イェンと同じテーブルを囲んでいるのですから。ドニーはキアヌのファンを公言していますし、キアヌもドニーの映画を見ていたようで、2人はとても熱心に話し込んでいましたが、Gacktさんはただそこに座っているだけ。各国のメディアが大スター2人の対面に注目する中、『この人は誰なんだろう?』という目を向けられて、まるで場違いでした。2大スターにもマスコミにも無視されて、“ぼっち”状態でした……」(現地のマスコミ関係者)
国内ではカリスマ的人気を誇るGacktだけに、後方の席では我慢できなかったことも頷けるが、よりによって世界のトップスターとの同席は荷が重すぎた様子。マネジメント側がもう少し“ちょうどいい”席を用意できなかったことが悔やまれる……!?
GACKTが認めたニコニコ動画ユーザー かにみそPが語るボーカロイドの未来
7月13日に発売され、シングルデイリー初日2位、週間3位となったGACKTの39thシングル「Episode.0」(HPQ)。この曲は自作曲にこだわってきたGACKTの作詞作曲ではない。ニコニコ動画に楽曲を発表してきた「mathru/かにみそP」(以下、かにみそP)という、いわば一般ユーザーの作詞作曲なのである。
この楽曲誕生の背景は、3年の時をさかのぼる。初音ミクで知られる音声合成技術・ボーカロイドを用いて、GACKTの声で楽曲を作ることができるボーカル音源ソフト「がくっぽいど」が08年7月31日に発売。このソフトを用いてユーザーが数多くの楽曲をニコニコ動画に投稿し、09年にGACKT本人の審査によって「がくっぽいどコンテスト」が開催。そこで、グランプリ作品となったのが、かにみそP制作の「Episode.0」で、GACKTは「今回の曲の中で一番泣ける。これは本当に良い曲だと思った」と絶賛した。
司会のラジオDJ・やまだひさしの「歌ってみてもらえないですか?」という提案をGACKTは快諾。自ら歌い、ついにシングル化が実現したのだ。アーティストが一般ユーザーをクリエイターとして評価し、シングルとして3万枚以上を売り上げたという実績は、ボーカロイド文化の一つの到達点と呼んでも過言ではない。そこで、かにみそPに楽曲に込めた思い、ボカロP(ボーカロイドプロデューサー)としての未来をうかがった。
――まずは、音楽の原体験からお聞かせください。
かにみそP 小学1年生から9年エレクトーンを始め、高校のころからバンドをやっていて、ボーカル、キーボード、ギターをやっていました。最初はL'Arc~en~Ciel、MALICE MIZER、Mr.Childrenなど、メンバーが好きなバンドのカバーをやって、それから僕が作詞作曲してオリジナル曲をやっていました。
――MALICE MIZERはまさにGACKTさんが所属していたバンドですね。そのバンドでオーディションを受けたり、プロを目指したりは......。
かにみそP それは全くなくて、完全に趣味の範囲でした。その後、自作の曲を自分で歌ったりしてMP3投稿サイトなどに上げてたんですが、友達から教えてもらって初めて、初音ミクの存在を知りました。実はそれまでニコニコ動画もあまり見てなかったもので(笑)。当時は高専の研究で音声合成技術を勉強していて、機械にしゃべらせるアプリケーションを作っていたんですが、"歌わせる"ことは考えてなかったんです。なので、初音ミクを知って、「これなら一人で楽曲制作を全部できるんじゃね?」と思って即買いました。これまでやってきた音楽の経験と、高専での研究がガチっとクロスした瞬間でしたね。
――なるほど。初音ミクを触ってみていかがでしたか?
かにみそP ソフトを立ち上げて、イジってみたら意外とすんなりできて、「コレはいける!」と思って、ニコニコ動画に投稿したんですよ。そしたら(視聴者からの)コメントがイマイチで(笑)。今から考えたら、初音ミクの調教(調節)ができてなくて、音痴だし、オケ(オーケストラ=バックの音)と合ってなくて、修正してはアップするのを10回ぐらい繰り返しました。すると、「前より良くなった」と書いてもらえたり、また、悪いコメントを書かれながら、徐々に進化していった感じですね。
――そんな試行錯誤を経て、「がくっぽいど」での曲作りを始められたんですね。
かにみそP 曲作りは、曲のテーマ、メロディ、歌詞の順番で作っています。風呂やベッドでゆっくり考えてアイデアが浮かんだときに録音するという方法です。その当時、そうして曲を作っていたものの、最高5,000回再生程度で、もっと再生されたかったんですよ。なので、ボーカロイドの新作が発売された日に投稿すると注目されるので、発売日にその新作で曲を作って投稿しようと思ったんです。そのとき、ちょうど出たのが、「がくっぽいど」だったんですよ。当時福岡に住んでいたんですけど、発売前日にフライングゲットするためだけに青春18きっぷを使って東京に出てきたんです。でも結局、前日には買えなくて、発売日に秋葉原のヨドバシカメラに開店と同時に行って買って、ネットカフェで自分のノートパソコンにインストールして、曲をアップしました。当時、実は大学の論文も書かなきゃいけなくて再生数を見たい衝動を我慢しながら、論文を書いていたら、5,000回再生を1時間で突破してビックリしました。その曲が「ダンシング☆サムライ」です。
――「ダンシング☆サムライ」は現在175万回再生されて、がくっぽいどの最高再生数となっています。この曲に登場する侍の前世を描くために作られたのが、「Episode.0」だそうですね。
かにみそP 「Episode.0」は特にコンテスト用に作ったわけではなくて、ちょうど、「がくっぽいど」発売1周年で、「ダンシング☆サムライ」が生まれるまでの物語を書こうというコンセプトでアルバム『ダンシング☆サムライ』(ドワンゴ・ミュージックエンタテインメント)用に12曲を書いていて、その中の1曲なんです。コンテストは、「がくっぽいどコンテスト」というタグを付けるだけだったので、気軽に参加してみたら、選ばれてビックリしました。まさかこんなことになるとは......という気分でしたね。でも、評価してもらったことで、もっと楽曲制作を上手くなろうと思いました。音源のミックスもまだまだですし、さらに自分に足りないものが見えました。
■GACKTとついに初対面 2人の音楽への真摯な姿勢がクロスオーバーする
――実際にGACKTさんに初めて対面されたのが7月15日のニコニコ生放送の『木曜ニコラジ』。GACKTさんは「Episode.0」について、「歌詞の一節の『歌声で人を救えるような存在になりたい』は、まさに自分が思い続けてきたこと。最後に、命を吹き込んで曲にしなければならない」という言葉が印象的でした。
かにみそP 番組内でお会いして、自己紹介した直後に握手していただいて、緊張しました。曲についてはそこまで、歌詞の意味を読み取ってくださったんだという感動がありましたね。「Episode.0」の歌詞には、野望に満ち溢れた侍が、人を支配するために刃を振るんじゃなくて、人は誰かを救うために頂点を目指すべきだということに気づく......という思いを込めたんですよ。そこで、侍は戦に敗れてしまうけど彼の耳に、人の心を洗うような少女の歌声が聞こえてくる。そこで侍が、人を幸せにできるような音楽に生まれ変わりたいと思って、「ダンシング☆サムライ」に転生する、という......。
――単に戦国の世のエピソードのみならず、現代にも演繹して考えられる深遠なテーマだと思います。さて、コンテスト以降、GACKTさんはあえて、かにみそPさんとカップリングの「Paranoid Doll」を制作されたnatsuPさんにはお会いされなかったそうですね。それは、作詞作曲者本人も含めて感動を届けたいという意図で「その代わり、絶対に期待には応える。モノを作り続ける上で、決めているのは『予想は裏切る、でも気持ちには応える』。クリエイターの二人には、もっと衝撃を受けて、もっといいモノを作ってほしい」という話もありました。
かにみそP クリエイターとして評価していただいたのは本当にありがたいですし、GACKTさんバージョンの「Episode.0」をいただいて、聞いたときは飛び上がって喜びました。「売れるな」と思いましたよ(笑)。GACKTさんご本人の声ならシングルバージョンのロックなアレンジの方がいいと思いました。
――今回のムーブメントはほかのボカロPの背中を押すことにもなったと思います。ほかのボカロPへのメッセージなどはありますか?
かにみそP 大事なのは楽しく、思うがままに曲を作ってほしい。曲の方向性などでユーザーから求められているものがわかってくると思うんですよ。でも、批判があったり、賞賛してもらうこともあるけど、それに振り回されずに最後までやりきってほしい。曲作りって行き詰まることが多いので、途中でやめたくなることもあるんですけど、そこで諦めずに初志貫徹でやりきって、経験を積むことが大事だと思います。
――今後はどのように活動されていくおつもりですか?
かにみそP 今、自分は微妙な立ち位置にいるんですよ。例えば、supercellのryoさん【編註・740万回再生の初音ミク「メルト」を手掛け、中川翔子にも楽曲提供をしているニコニコ動画出身のアーティスト】ぐらいの再生数を連発しているわけではないので......。だから、今のスタンスで、曲を作り続けながら、ユーザーさんの反応を見ている状態ですね。『ドリームクリエイター』(テレビ東京系)という番組に出演して、そこからゴムさん【編註・560万回再生の「ロックマン2 おっくせんまん!(Version ゴム)」で知られる歌い手】とコラボで曲を書くというオファーがあって、そういう楽曲提供もやらせてもらおうと思っています。ボーカロイドやニコニコ動画で曲を発表するのは、やりたいことが制限なく、なんでもできる世界。もっと世の中に知ってほしいですね。
* * *
ボーカロイド文化についてGACKTは「新しいメディアの誕生で、このサブカルチャーは絶対広がるとわかった。でも大切なのは広げ方で、遊びなら、終わる。飽きるから。でも、なんで文化が続くかというと、その遊びを本気でやってると芸術になるんだよ。芸術は文化になり、感動を呼ぶ。人の心が動く。そうすると、揺るがないものになる。そこまで持っていかないとダメだと感じた」と語る。
本気で楽曲制作に取り組んだ、かにみそPをGACKTが賞賛し、歌詞・メロディーはそのままに自らのアレンジを加えて発表した「Episode.0」。その歌詞は「誰かの重荷を外せたなら」という印象的なフレーズで幕を閉じる。音楽とは古来、まさに、聞いているその刹那だけでも日常の重圧や苦痛から解放してくれるものであったはずだ。「Episode.0」は、そんな音楽の根源的な意義を示唆した楽曲となった気がしてならない。ニコニコ動画という自由な表現のフロンティアから飛び出した新たなクリエイターがこれからどのような音を紡ぎだしていくのか期待したい。
(取材・文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>)
●かにみそP(かにみそぴー)
1984年8月生まれ。小学生からエレクトーンを始め、高校時代にバンドを結成。ボーカロイドと出会い、楽曲制作を開始し、トランスやバラードなど幅広い楽曲を投稿。「ダンシング☆サムライ」は170万回再生、「Episode.0」は30万回再生を記録。好きなアーティストは、DAISHI DANCE、アルファゾーン、Mr.Children。公式サイト<http://mathru.net/>
●関連リンク
「ニコニコ動画」内"かにみそP"タグ検索結果
Episode.0(DVD付)
ジャケットイラストは三浦建太郎

【関連記事】
AKB48、ももクロ......ヒャダイン/前山田健一が語るニコ動&アイドル曲方法論
トップクリエイターわかむらPが語る「ニコニコ動画」と「商業」の未来
現場記者の七尾氏が語る! ニコニコ動画が「政治」をやるワケ
かにみそP 「Episode.0」は特にコンテスト用に作ったわけではなくて、ちょうど、「がくっぽいど」発売1周年で、「ダンシング☆サムライ」が生まれるまでの物語を書こうというコンセプトでアルバム『ダンシング☆サムライ』(ドワンゴ・ミュージックエンタテインメント)用に12曲を書いていて、その中の1曲なんです。コンテストは、「がくっぽいどコンテスト」というタグを付けるだけだったので、気軽に参加してみたら、選ばれてビックリしました。まさかこんなことになるとは......という気分でしたね。でも、評価してもらったことで、もっと楽曲制作を上手くなろうと思いました。音源のミックスもまだまだですし、さらに自分に足りないものが見えました。
■GACKTとついに初対面 2人の音楽への真摯な姿勢がクロスオーバーする
――実際にGACKTさんに初めて対面されたのが7月15日のニコニコ生放送の『木曜ニコラジ』。GACKTさんは「Episode.0」について、「歌詞の一節の『歌声で人を救えるような存在になりたい』は、まさに自分が思い続けてきたこと。最後に、命を吹き込んで曲にしなければならない」という言葉が印象的でした。
かにみそP 番組内でお会いして、自己紹介した直後に握手していただいて、緊張しました。曲についてはそこまで、歌詞の意味を読み取ってくださったんだという感動がありましたね。「Episode.0」の歌詞には、野望に満ち溢れた侍が、人を支配するために刃を振るんじゃなくて、人は誰かを救うために頂点を目指すべきだということに気づく......という思いを込めたんですよ。そこで、侍は戦に敗れてしまうけど彼の耳に、人の心を洗うような少女の歌声が聞こえてくる。そこで侍が、人を幸せにできるような音楽に生まれ変わりたいと思って、「ダンシング☆サムライ」に転生する、という......。
――単に戦国の世のエピソードのみならず、現代にも演繹して考えられる深遠なテーマだと思います。さて、コンテスト以降、GACKTさんはあえて、かにみそPさんとカップリングの「Paranoid Doll」を制作されたnatsuPさんにはお会いされなかったそうですね。それは、作詞作曲者本人も含めて感動を届けたいという意図で「その代わり、絶対に期待には応える。モノを作り続ける上で、決めているのは『予想は裏切る、でも気持ちには応える』。クリエイターの二人には、もっと衝撃を受けて、もっといいモノを作ってほしい」という話もありました。
かにみそP クリエイターとして評価していただいたのは本当にありがたいですし、GACKTさんバージョンの「Episode.0」をいただいて、聞いたときは飛び上がって喜びました。「売れるな」と思いましたよ(笑)。GACKTさんご本人の声ならシングルバージョンのロックなアレンジの方がいいと思いました。
――今回のムーブメントはほかのボカロPの背中を押すことにもなったと思います。ほかのボカロPへのメッセージなどはありますか?
かにみそP 大事なのは楽しく、思うがままに曲を作ってほしい。曲の方向性などでユーザーから求められているものがわかってくると思うんですよ。でも、批判があったり、賞賛してもらうこともあるけど、それに振り回されずに最後までやりきってほしい。曲作りって行き詰まることが多いので、途中でやめたくなることもあるんですけど、そこで諦めずに初志貫徹でやりきって、経験を積むことが大事だと思います。
――今後はどのように活動されていくおつもりですか?
かにみそP 今、自分は微妙な立ち位置にいるんですよ。例えば、supercellのryoさん【編註・740万回再生の初音ミク「メルト」を手掛け、中川翔子にも楽曲提供をしているニコニコ動画出身のアーティスト】ぐらいの再生数を連発しているわけではないので......。だから、今のスタンスで、曲を作り続けながら、ユーザーさんの反応を見ている状態ですね。『ドリームクリエイター』(テレビ東京系)という番組に出演して、そこからゴムさん【編註・560万回再生の「ロックマン2 おっくせんまん!(Version ゴム)」で知られる歌い手】とコラボで曲を書くというオファーがあって、そういう楽曲提供もやらせてもらおうと思っています。ボーカロイドやニコニコ動画で曲を発表するのは、やりたいことが制限なく、なんでもできる世界。もっと世の中に知ってほしいですね。
* * *
ボーカロイド文化についてGACKTは「新しいメディアの誕生で、このサブカルチャーは絶対広がるとわかった。でも大切なのは広げ方で、遊びなら、終わる。飽きるから。でも、なんで文化が続くかというと、その遊びを本気でやってると芸術になるんだよ。芸術は文化になり、感動を呼ぶ。人の心が動く。そうすると、揺るがないものになる。そこまで持っていかないとダメだと感じた」と語る。
本気で楽曲制作に取り組んだ、かにみそPをGACKTが賞賛し、歌詞・メロディーはそのままに自らのアレンジを加えて発表した「Episode.0」。その歌詞は「誰かの重荷を外せたなら」という印象的なフレーズで幕を閉じる。音楽とは古来、まさに、聞いているその刹那だけでも日常の重圧や苦痛から解放してくれるものであったはずだ。「Episode.0」は、そんな音楽の根源的な意義を示唆した楽曲となった気がしてならない。ニコニコ動画という自由な表現のフロンティアから飛び出した新たなクリエイターがこれからどのような音を紡ぎだしていくのか期待したい。
(取材・文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>)
●かにみそP(かにみそぴー)
1984年8月生まれ。小学生からエレクトーンを始め、高校時代にバンドを結成。ボーカロイドと出会い、楽曲制作を開始し、トランスやバラードなど幅広い楽曲を投稿。「ダンシング☆サムライ」は170万回再生、「Episode.0」は30万回再生を記録。好きなアーティストは、DAISHI DANCE、アルファゾーン、Mr.Children。公式サイト<http://mathru.net/>
●関連リンク
「ニコニコ動画」内"かにみそP"タグ検索結果
「AKBのどこがいいんだ!?」"金欠"疑惑のGACKTがCMを横取りされて恨み節?
かねてから"金欠"が伝えられる人気アーティストのGACKTが、国民的アイドルグループAKB48に恨み節を炸裂させているという。原因はアサヒ飲料の缶コーヒー「ワンダ」のCMを土壇場でAKBにかっさらわれたからだ。
最近までGACKTは同CMで唐沢寿明らと会社員を演じていた。
「実は昨年末の段階では、契約を更新する方向で話がまとまっていたんです」(CM関係者)
タレントにとってCMに起用されることは人気のバロメーターでもあり、コンサートやテレビ出演に比べて拘束時間は格段に短く、それでいて1本数千万円のギャラが手に入る"ぼろい商売"だった。GACKTにとってアサヒの"顔"であることは、誇りでもあったはずだが......。
「土壇場になってコンペでAKBの名前が上がり、クライアントも今最も勢いのあるグループに心奪われてしまった。その結果、急転直下でAKBに決まったそうです。大人数のAKBですが、1人当たりの単価で計算すると意外にリーズナブル。アサヒに対してはグループのイメージアップという"うま味"も考慮して、そこまで高額のギャラはふっかけなかったそうです。これではGACKTさんや唐沢さんに勝ち目はありませんよ」とは広告代理店会社だ。
GACKTにしてみれば不機嫌になるのは当然で、周囲にも「AKBのどこがいいんだ? 数が多いだけじゃないか!」とこぼしていたという。
GACKTと言えば、再三、週刊誌などで"金欠疑惑"が報じられてきた。音楽業界関係者は「コンサートグッズは他のアーティストに比べて割高だし、ファンツアーの金額は異常なほどの高い。本人は否定していますが、それを見る限り『金がない』と言っているようなもの」と語る。
"恋人"を奪われたGACKTの恨みは予想以上に大きそうだ。
アサヒ ワンダモーニングショット
コーヒー飲んで落ち着こう。

【関連記事】
「ようやく金欠生活から脱出!」コーヒーCM&名作舞台でGACKT復活の狼煙!
『THIS IS IT』以上の仕上がり!? GACKT、発売延期が続くDVDを自画自賛
「代金前払いのDVDが出ない!?」GACKTのライブDVD発売延期でファンが暴動寸前か






