今週の注目記事・第1位 「嵐・櫻井翔と『恋人』テレ朝女子アナ[熱愛追跡11日間の全写真]」(「週刊ポスト」3/10号) 同・第2位 「妻・昭恵の『暴走』で安倍『退場』?」(「週刊現代」3/11号) 同・第3位 「安倍官邸が掴んだ『金正恩はもう死んでいる』」(「週刊現代」3/11号) 「金正男の遺体から消えた『虎と竜の入れ墨』のナゾ」(「フライデー」3/10・17号) 「金正男の息子[金ハンソル]が金正恩から北朝鮮“主席”を奪う日」」(「週刊ポスト」3/11号) 「金正男の『暗殺』」(「週刊文春」3/2号) 「『金正男』暗殺は『金正恩の指令』に疑義あり」(「週刊新潮」3/2号) 同・第4位 「百条委上等! 手負いの『慎太郎』」(「週刊新潮」3/2号) 同・第5位 「小池百合子『豊洲[新市場]を中国アリババに売却』のウルトラC」(「週刊ポスト」3/11号) 同・第6位 「『稲田朋美』防衛相が気持ち悪い」(「週刊新潮」3/2号) 同・第7位 「『改造隠し部屋』で連続集団強姦 医者の皮をかぶった悪魔たち『東邦大OB』」(『週刊文春』3/2号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 2月27日、アカデミー賞最大の不祥事というか、ハプニングが起きた。それも、クライマックスの作品賞でだった。『俺たちに明日はない』が公開されて50年になり、ウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイが登場した。 あの若く、カッコよかったベイティもダナウエイも高齢者。受賞作を読み上げる段で、ベイティが「おや」という顔をした。ダナウェイに見せ、彼女が『ラ・ラ・ランド』と、たどたどしく読み上げた。 誰もが、この作品が本命だから、やっぱりと思い、受賞者たちが舞台に上がり喜びを一人一人が語り始めた。そこへ裏方の人間が入ってきて、何やらベイティや司会者にいっている。 にわかにざわめき出した。どうやら間違いがあったらしい。 受賞作は『ムーンライト』だったのが、前の主演女優賞のカードが、不手際でベイティたちに渡されてしまったようだ。『ラ・ラ・ランド』はすでに監督賞を含めて多くを受賞していたからいいが、そうでなかったら嫌な幕切れになるところだった。人間だから間違いはある。だがこうした間違いは二度としてもらいたくはない。複数で指差し確認を励行するべきである。 だが、そのほかの点では今回のアカデミー賞はよかった。短編ドキュメンタリー賞は内戦下のシリアの民間救援隊を描いた『ホワイト・ヘルメット』、外国映画賞はイランの作品『セールスマン』、『ラ・ラ・ランド』は監督賞を含む6部門で受賞した。 助演男優賞も助演女優賞も黒人俳優。作品賞は貧しい黒人青年の成長を描く『ムーンライト』だった。司会者がトランプに、このショーを見てどう思うかとTwitterをしたのも、パフォーマンスとしてはおもしろかった。おそらくトランプは苦々しい思いで、トランプを批判しているメリル・ストリープが何度も指名され、明るく笑うのを見ていたに違いない。日本の俳優たちも少しは見習ったらどうか。赤狩りの時代を経て来たハリウッドの底力を見た気がした。 話はガラッと変わって、東邦大学医学部出身の現役医師たちが「改造隠し部屋」で連続集団暴行していたという文春の記事。 船橋中央病院の研修医・上西崇(31)、東京慈恵医大付属病院の皮膚科医師・松岡芳春(31)、東邦大学医学部の柁原龍佑(25)が集団準強姦罪で逮捕された。全員、開業医の息子。中でも上西は、昨春以降7人の女性を乱暴したとして、計7回埼玉県警に逮捕されたという。 犯行現場は上西が大学生時代から「隠れ家」として借りていたビルの一室。そこを会員制の店のように改装して、女性たちを連れ込んでいた。彼らが使ったのは強烈なアルコール度の高い酒ではなかった。医者には簡単に手に入る、マイスリーという睡眠導入剤。ハルシオンよりも効きが早く、血中半減期も短いため、すぐに体内から排出され、検出が困難になるという。 医者ならではの浅知恵だ。乱暴された女性が被害届を出し、上西が逮捕されたが、彼のスマホから強姦場面を撮影した動画が複数出てきて動かぬ証拠となったのだから、知能程度はたいしたことはない。 さて、トランプ大統領がまた問題発言をした。ロイターの取材に対して、核兵器増強を明言したというのである。 オバマはロシアと新戦略兵器削減条約(新START)を締結し、両国が2018年2月までに配備済みの戦略核弾頭を1,550発に削減することを定めたが、これをちゃぶ台返しするというのである。オバマのやったことはほとんど気に入らないようだが、平気でウソをつくトランプのことだから、明日になれば考えが変わるかもしれない。 アメリカのメディアにならって、朝日新聞も政治家たちのその場限りの放言を「ファクトチェック(事実確認)」することを始めた。 安倍首相や麻生副総理の発言の間違いをチェックしているが、一番チェックしなければいけないのは稲田朋美防衛相の次の発言ではないか。 自衛隊が派遣されている南スーダンで去年起きた銃撃戦を「戦闘」ではないかと問われ「法的意味の戦闘行為は発生してない」と答えたのだ。池上彰は朝日新聞の連載で、これは「オルタナティブ・ファクト(もうひとつに事実)」だとしているが、私は「フェイク(嘘)」だと思うのだが。 新潮は、彼女のファッションセンスなどを取り上げ批判したが、今週も稲田防衛相を「ここ10年で一番ダメな防衛大臣だと思います」(軍事ジャーナリストの世良光弘)と難じている。 さらに、護衛艦の中をハイヒールで歩き、網タイツを愛用することに対して、自衛隊関係者に「とても職責に相応しい格好とは……率直に言って気持ち悪い」とまでいわせている。この程度の議員がポスト安倍だといわれるのだから、いかに自民党に人材がいないかわかろうというものである。 小池都知事は築地市場の豊洲移転問題を、どのように解決するつもりなのだろうか。ポストは、この移転問題は重大局面を迎えていると報じている。その内容は、年の瀬も詰まった昨年12月18日、小池氏は都内のホテルで中国ネット通販最大手のアリババグループ創業者のジャック・マー氏(現会長)と極秘会談したという。これはメディアでも報じられた。小池とマーはともに、世界銀行主導で設立された「教育のためのグローバルパートナーシップ」の委員を務めているそうである。 それ以来、親交があるとされ、アリババが冠スポンサーとなったサッカーのクラブ・ワールドカップ観戦のために来日したマーが、旧知の小池知事を表敬訪問したということになっている。しかし、アリババ側には腹づもりがあったという。ニューヨーク証券取引所に上場しているアリババ・グループは、時価総額世界13位(今年1月末)という巨大企業である。マーの個人資産だけでも約3兆円と推定されている。 今年1月、アリババ・グループは国際オリンピック委員会と8億ドル(約900億円)で最高位スポンサー契約を結んだ。IOCと最高位契約を結んでいるのは日本企業ではトヨタやパナソニックなどで、2020年の東京五輪に向けて大々的な宣伝活動に乗り出そうとしているそうである。しかしアリババは売り上げの大半を本国の中国市場に依存していて、海外での売り上げは8%ほどしかないといわれる。 そのアリババは07年に日本法人を設立。日本に爆買いに来る中国人観光客の多くがアリペイという同社の決済システムを利用し、同社の国際ネット通販サイト、天猫国際には多くの日本企業が出店している。 ポストによれば、アリババは巨大な日本の物流倉庫がほしいと考えている。アリババはアマゾンや楽天などに対抗して日本国内でのネット通販に乗り出す場合、巨大な物流倉庫、それには豊洲という東京都心、そして羽田、成田空港にも近い一等地に立つ巨大施設は利便性も高いから、狙っているというのである。 またマーは、将来のビジネスを見据えて、アジアの観光客を呼び込む物販とアミューズメント一体型の集客施設にするなど、豊洲の付加価値の高い利用法も考えているのではともいわれているようだ。 東京都は豊洲新市場の建設に巨額の費用を投じてきた。総事業費は5,884億円に達するともいわれている。都の中央卸売市場関係者がこういう。 「もし、移転を取りやめて建て替えや大規模改修で現在地に市場を残すなら、築地を売って得る予定だった資金は入ってこない。そうなると、市場会計の貯金を全部使うとしても豊洲を最低3,000億円以上で売却できなければ、借金返済のために都民の税金による補填が必要になってくる」 それに、朝日新聞の2月世論調査でも、豊洲移転をやめるべきだが43%で、目指すべきだの29%を大きく上回っている。小池都知事は、豊洲移転をやめ、築地市場を再開発するためには、豊洲の土地をアリババに売却するということも腹づもりに入れているのではないかと、ポストは推測している。 そうすれば両者はWin-Winの関係になるというのだが、私には、都合の良い推測に過ぎないような気がする。なぜなら、豊洲市場を中国資本に売り渡すということを、東京都民は歓迎しないと思うからである。 小池都知事対石原慎太郎の対決が3月早々に見られそうだが、週刊誌のほうも二分してきて、今週は石原の四男・延啓(50)に、石原が知事時代に「親バカ血税」を注ぎ込んだと特集している文春は小池派、先週と今週で石原の独占インタビューをやって、小池批判をやらせている新潮が反小池派のようだ。文春が追及しているのは、石原が都知事時代につくった若手芸術家の育成事業「トーキョーワンダーサイト」で延啓を重用し、ここには約7億6,000万円もの補助金が投入されたという「都政の私物化」である。 石原の血税の滅茶苦茶な使い方は追及されて然るべきである。だが、石原のいう小池批判にも一理あると思う。小池は豊洲移転問題の結論を延ばし続け、驚いたのは、これを夏の都議選の争点とするという発言である。 石原ならずとも「豊洲移転を選挙の道具に使おうとしている」といいたくなる。さらに「小池知事は“安全”と“安心”をごちゃ混ぜにして、問題を放置している不作為の責任を認識するべきだと思います」という点も頷ける。 「小池知事の当面の目標は、自らが率いる都民ファーストの会が都議選で“過半数”を占めることです。(中略)彼女にあるのは権勢欲だけですよ。それでは東京都知事は務まらない。“行政の長”に必要なのは決断です」 都政を長年壟断してきた石原にいわれたくはないが、小池の口先だけの「都民ファースト」にもいい加減ウンザリしている。都議選前に豊洲移転問題に片を付け、その彼女の「決断」を都議選で都民に問うのが筋である。重大問題を決断できないで、都民に丸投げしようなどというのは知事失格だと思う。 金正男がマレーシアの空港で暗殺されて10日以上経つが、「マレーシア当局は身元確認を終えられていない」(2月2日のasahi.com)。 同紙によれば、「殺害されたとされる正男氏の所持品から見つかった外交官用旅券の名前は、北朝鮮国籍の『キム・チョル』。記述通りなら、遺体は1970年6月10日に平壌で生まれた46歳の男性。実際の正男氏の年と言われる年齢より、1歳年上だ」。 北朝鮮側が身元確認に必要な資料を出さないこともあるが、正男の家族からDNAサンプルが採取できていないようだ。マレーシア政府は金正男と発表しているが、捜査当局や医療当局は慎重で、認定を保留し、警察長官は「私は金正男という名前を一度も使っていない」と断定を避けている。 この原稿がアップされるときには身元が確認されているかもしれないから、そうなったらお許しいただきたいが、生前の正男には胸から腹にかけて虎と竜の入れ墨が黒々と彫られていた。それなのに、今回の亡くなる直前の彼のはみ出した腹に入れ墨らしきものがないと、フライデーが報じている。 半裸で入れ墨を見せているのは4年前の金正男だという。先のasahi.comにも本人確認のために「窮余の策として遺体にあった『入れ墨』の照合写真がないかも探し始めた」とあるから、たまたま地元の新聞が写したときに消えた(?)のかもしれないが、不可解である。フライデーで、北朝鮮情勢に詳しい朴一大阪市立大学大学院教授は、仮説としてだが、「殺されたのは正男氏の影武者の可能性があります」と推測している。いつもは必ず付けているというボディガードの姿もなく、空港の中を歩き回る正男はまったく無防備に見える。 テレビ報道によると、行きつけの北朝鮮料理屋でも、壁を背にした席にしか座らなかったぐらい用心深かった正男にしては解せない行動である。もしかするとこの暗殺事件の闇は、われわれが考えているより深いのかもしれない。 ポストは、もし金正男が死んでいれば、彼の長男であるハンソルが、父の無念を晴らすためと、生き残るために「米韓中」のどこかに亡命して、金正恩を倒すこともあり得ると報じている。 現代は驚いた見方をしている。すでに金正恩は死亡していて、いまのは影武者だというのである。それも、この情報を安倍にもたらしたのは、首脳会談の時で、トランプだというのである。 金正恩も金正男も影武者? ありえない話ではないが、今のところは「?」である。 先日、オリバー・ストーン監督の『スノーデン』を観た。大筋はアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『シチズンフォー スノーデンの暴露』とほぼ同じで、彼の妻になる女性とのエピソードの部分が多くなっている。映画の出来としてはあまり感心しないが、この中でNSAの上司がスノーデンにいった言葉が心に残った。 「アメリカ国民は自由よりも安全を求めている」 いまや民主主義大国が資本主義に蹂躙され、貧富の格差が果てしなく広がり、明日の生活に怯える国民は増大している。 それに加えて9・11以降、テロへの恐怖が高まり、孤立主義への急流は「世界の警察」を任じていた同じ国とは思えないほどである。自由など制限されても安全、安心が欲しい。トランプのいうことは嘘八百、大ボラでも、自分たちの本音を代弁してくれている。それが危険な政権を生み出した原動力なのであろう。 同じことは日本でもいえる。寺島実郎は『シルバー・デモクラシー』(岩波新書)を書いたきっかけは、若者層はイギリスのEU離脱の国民投票でも、アメリカ大統領選でも、離脱反対、トランプよりヒラリーを支持したが、数で勝るシルバー層が逆の選択をしたことだったと書いている。安倍自民党を支持しているのもシルバー世代である。 「潜在不安(老後破産=筆者注)を抱える高齢者、とりわけ中間層から金持ち老人にかけての層、約二七〇〇万人が、金融資産、株式投資に最も敏感な層であり、『とにかく株が上がればめでたい』という心理を潜在させ、アベノミクス的『資産インフレ誘発政策』を支持する傾向を示すのである」(寺島) 今週のポストで触れているように、政府は高齢者、特に団塊世代を冷遇する医療費制度や年金改革に手を付けてきた。 一方で不安感を掻き立て、一方で株高幻想をばらまく巧みな安倍の策略にまんまと乗せられているのである。だが団塊世代は全共闘時代を何らかの形でくぐり抜けてきた人間たちである。寺島はこう呼び掛ける。 「われわれ戦後世代に課せられている役割は、戦後を生きた日本人として民主主義というものを確実に根付かせることであり、また、それをどうやって有効に機能させるかについて、真剣かつ行動的でなければならない」 高齢者たちよ、安倍自民党の持っているチューインガムやチョコレートを欲しがるのではなく、その裏に隠された「民衆を蔑視し、利用する意図」(寺島)を見抜き、真の民主主義はどういうものかを見せてやろうではないかというのだ。 ベンサムの「最大多数の最大幸福」を今こそ探求しようというのである。いや~こういうのを読むと血が滾りますな。 大阪府豊中市に4月開講予定の私立小学校「瑞穂の國記念小學院」の用地(国有地)が格安に払い下げられた問題は、衆院予算委員会で追及され紛糾している。 この森友学園が運営する幼稚園では、教育勅語を毎朝復唱させ、年一回は伊勢神宮に参拝をさせるなど、愛国教育で有名な学園である。その小学校は籠池泰典理事長で、彼は大阪の日本会議の幹部である。そして安倍首相の妻である昭恵夫人が名誉校長に就任しているのである。さすがに問題になり、辞任したが、時すでに遅し。払い下げを受けた国有地は、土地は広さ8,770平方メートル、鑑定評価額9億5,600万円。もともとは近くにある伊丹空港の騒音防止のための緩衝地帯として国が買収していたが、05年以降区画整理・集約され、売りに出された。 これに対して、森友学園による購入価格は1億3,400万円。8億円余りの割引は、土地の地下に埋まったごみ処理費用を補填するためのものというが、籠池理事長はごみ処理にかかった費用は1億円くらいと証言しており、金額が明らかに食い違っている。 さらにその後、森友学園には、校舎・体育館の木造化による国土交通省からの補助金が6,200万円出されることが決まり、ほぼ実質負担額0円で土地を取得したことになるという。疑念は深まるばかりだが、安倍総理にとって大きな誤算だったのは、夫人がこの森友学園に思った以上に肩入れしていたことだ。 一昨年9月に行われた小學院の設立記念講演会で、森友学園の教育方針を、「普通の公立学校の教育を受けると、せっかくここ(塚本幼稚園)で芯ができたものが揺らいでしまう」「日本を誇りに思える子供たちがたくさん育っていって欲しい」とほめたたえていた。 さらに籠池理事長は夫妻からのお墨付きを最大限利用し、ロビイングに励んでいたことも判明した。安倍晋三記念小学校という名前を使って寄付金集めをしていたことまで判明している。さらに、安倍留学時代からの親友、学校法人加計学園の加計孝太郎理事長が「つなぎ役」だったといわれているそうだ。 籠池理事長は、園児たちに「安倍首相がんばれ、安保法制通過よかったです」といわせているのである。学校での政治的な活動を禁じた教育基本法の明らかな違反であろう。官邸スタッフはこういっている。 「近いうちに、あの小学校にどんな人物がいくら寄付をしていたか、リストが出てくるでしょう。ここに名前が挙がる人脈を精査されれば、安倍総理は大ダメージを受ける。トランプ政権ともまずまずうまくやれているし、当分政権は安泰だと思っていたけど、これは本当にまずいかもしれない」 好事魔多し。得意絶頂のときに落とし穴がある。それを掘ったのが自分の妻だったというのが、また、皮肉である。安倍退陣のふた文字が見えて来たように思う。 さて今週の第1位は久々のポストのスクープである。 嵐の櫻井翔とテレビ朝日『報道ステーション』の人気アナ・小川彩佳だから、なかなかのものである。週刊ポストセブンによれば、こうである。 「2月14日のバレンタインデー。『報道ステーション』(テレビ朝日系)の放送終了から約1時間後の深夜0時過ぎ、会社から出てきた小川彩佳アナウンサー(32)は周囲を窺いながらテレ朝近くの路地裏に小走りで駆け、暗がりに停車していた高級車の助手席に飛び乗った。運転席にいたのはアイドルグループ『嵐』の櫻井翔(35)だった。櫻井はマスクを外すと一瞬顔を寄せ合った。そのまま車は急発進し、櫻井の自宅方面へと消えた。それから10数時間後の15日午後4時。前夜と同じテレ朝近くの路地裏に櫻井の車が停車。助手席から降りた小川アナは名残り惜しそうに何度か振り返りながら、テレ朝社屋へ入っていく。櫻井はルームミラーでしばらく小川アナを見つめると、マスクを付けて車を走らせた。 さらに、その翌日(16日)。報ステ終了後の午後11時半、小川アナは番組スタッフと思しき男性ら数人と、深夜営業の焼肉店へと向かった。報ステ関係者が言う。 「この日は、1月にトランプ大統領の就任式を現地取材した小川をねぎらう会だったようです。約1週間の滞在で、彼女はかなり成長しました。上司らに“小川は報ステに欠かせない存在になった”などと言われて、ジョッキに入ったハイボールを何杯もおかわりしていたようです」 お開きになったのは17日の午前4時半。小川アナは上司のタクシーに同乗し、自宅へと帰った。 しかしその後、櫻井がお祝いを持って訪ねてきたそうだ。双方の事務所も、親しく付き合っていることは匂わせている。いいカップルだと思う。ポストが発売された夜の『報道ステーション』を興味津々で見た。 心なしか、小川アナはやつれたかな? いつもより緊張気味だった。両親公認だそうだから、お幸せに。 【巻末付録】 ポストは巻頭「谷桃子 温泉で濡れて、濡れる」。後半は「写真家・中村登と女優・アイドルの時代」「中島はるみ未発表ヌード」。袋とじは「伝説の美少女AV女優 秋元ともみ」。 現代は「元秋田朝日放送の人気アナウンサー 塩地美澄」。後半は「第三次緊縛ブームがきた!」「あべ静江 青春のマドンナ」「16年のMVPグラビアアイドル 平嶋夏海」「ギリギリガールズ荒井美恵子」。袋とじは「女性器で性格がわかる『陰門』占い」エゲツなさでは現代だろうな。 勝者は現代にしとこう。 (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(3/10号、小学館)
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連続強姦社員を放置、組織的な受信料詐欺……“公共放送”NHK会長の謝罪・辞職はまだか
今週の注目記事・第1位 「~『NHKの大罪』スペシャル~『連続強姦記者』を野放しにしたNHK無責任上司」 「私はNHK『受信料サギ』に手を染めた 徴収員の告白」(「週刊文春」2/23号) 同・第2位 「素朴な疑問は『幸福の科学』信者1200万人なのになぜ落選? 勝手に出家『清水富美加』が不幸にした人」(「週刊新潮」2/23号) 「芸能界と『宗教』-隠され続ける禁断の信者リスト-」(「週刊ポスト」3/3号) 同・第3位 「トランプが進める金正恩政権『転覆』計画の全貌」(「週刊現代」3/4号) 同・第4位 「『石原慎太郎』独占インタビュー70分!『小池百合子は総理の器にあらず』」(「週刊新潮」2/23号) 同・第5位 「アマゾンもヤマトもセブンもなくなる」(「週刊現代」3/4号) 同・第6位 「世界から『気持ち悪い』と軽蔑された安倍・トランプ[見つめ合う蜜月]」(「週刊ポスト」3/3号) 同・第7位 「安倍総理夫妻と親密!『日本会議』幹部の幼稚園に国有地格安払い下げ」(「週刊新潮」2/23号) 同・第8位 「『ワセダクロニクル』とは何者か」(「週刊ポスト」3/3号) 同・第9位 「インテリが人権侵害とのたまう『万引き画像』公開」(「週刊新潮」2/23号) 同・第10位 「警視庁新任捜査1課長が美人記者(23歳)を竹刀でボコボコ[全治3週間]」(「週刊文春」2/23号) 同・第11位 「『児童ポルノ』地下ネットワークの『3つの掟』」(「週刊新潮」2/23号) 同・第12位 「わずか5カ月で偏差値70突破! 一流中学を総ナメにした『芦田愛菜』のNN勉強法」(「週刊新潮」2/23号) 同・第13位 「松本伊代と早見優「線路立ち入り」大バカ代償」(「フライデー」3/3号) 同・第14位 「月1000万円売上げ未達なら減給!『大塚久美子』社長が強いたノルマ地獄の断末魔」(「週刊新潮」2/23号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! まずはバカ2題。親子ゲンカで名前を売った大塚家具の大塚久美子社長(48)だが、名前は売ったが、売上はどんどん下降しているようだ。 新潮によれば、16年12月期決算は、売上高463億円(前期比20%減)、最終損益は45億円の赤字と、過去最悪だそうだ。父親時代の会員制や、店での付きっきり接客を廃止して、高級家具から中価格帯への家具屋へ転換したことが裏目に出て、社員はいつリストラが始まるか戦々恐々としているそうである。それにしても月の売上1,000万円は無理だろう! 親子ゲンカは犬も食わない? お次のバカは、松本伊代と早見優の2人。フライデーによれば、旅番組のロケで京都市内のJR山陰線に立ち寄った際、踏切内に立ち入り、2人で「イエーイ」と笑顔で写っている写真をブログにアップした。大炎上し、京都府警から鉄道営業法違反の疑いで書類送検されてしまったのだ。50をオーバーしたおばさんがやることではないが、こんな写真を載せれば、批判されるのがわかっていて、なぜやるのだろう。 ネットはバカと暇人のものだと書いて物議を醸した中川淳一郎は、このケースではないが、店の売り物のおでんをツンツンしている動画をアップして逮捕(後に不起訴)された男のように、こうした違法なことがわかっているのにYouTubeにアップしてしまうケースが増えていることについて、私にこう話した。 彼らは、自分の仲間内だけで見られるように「鍵を掛け」ていると思って、英雄気取りなどでそうした動画をアップしてしまう。だが、そうしたバカ動画を探している連中が見つけ出し、それを公開してしまうから、あわてて隠そうとするが間に合わない。SNSは、仲間内だけだから大丈夫だと思ってしまいがちだが、一度アップしてしまえば、それをこじ開けて公開されてしまう危険が常にあるようだ。 次は超おりこうちゃんの明るい話。名子役だった芦田愛菜も小学校を卒業するという。しばらく見ないと思っていたら、昨年夏から仕事をセーブして1日12時間、猛勉強して超有名私立中学に合格したのだという。 新潮によると、ひとつは女子御三家の女子学院、もうひとつが慶應中等部だそうだ。えらいものだ。天晴れである。子役でセリフを覚えるため、記憶力が他の子どもより優れていたということも少しはあるだろうが、それだけではこの学校には受からない。どちらを選ぶのか悩ましいが、女子学院は芸能生活優先を認めないから、慶應が有力だという。容姿、演技力、頭脳と、三拍子も四拍子も揃った人間というのはいるのだな。ため息が出る。 ところで、2月9日に男児のわいせつ画像を撮影したなどの容疑で開発哲也容疑者ら6人が、神奈川県警など7県警の合同捜査本部に逮捕された。この事件などは“ゲスの極み”である。 新潮によると、押収された画像は10万点以上で、被害を受けた児童は168人にも上るという。その中には教師やNPO活動、ボランティアなど、教育者の顔をして、キャンプなどに参加して、就寝中の見回りやケガの手当などを甲斐甲斐しくやっていながら、男の子を撮影していたケースもあるという。私にはまったくそのケがないので、小さな男児の裸などを見て興奮するという心理がわからないが、ネットではそうした愛好者が集い、写真や動画を交換し合っているという。こういう人間たちも「大人になれない」種類の人間達なのだろうか。どうも、この頃この手の大人達が増えている気がするのだが。 頭にくる話ばかりで恐縮だ。文春が報じている、警視庁の新任の捜査1課長(58)が、1月26日の刑事部の武道始式で「TOKYO MX」の新人女性記者(23)と親善試合をやり、課長が素人の女性記者の腕を連打して、全治3週間の打撲を与えたというのもバカな話である。 この女性がとびきりの美人だったからでもあるまいが、あまりにも大人げないやり方である。 それを見ていた沖田芳樹警視総監は「あいつは何者だ」と呆れていたという。文春のインタビューにも、「試合なんですから。試合で相手が怪我すると怪我をさせたほうは何か問題があるんですか?」と答えているのだから、この人間の品性を疑いたくなる。 剣道、柔道など道とつく武道は、人間修養のためにあるのではないのか、と言いたくももなる。 お次はネットで話題の論争だ。東京・御徒町のメガネ屋が、万引き犯と思われる防犯カメラに映った人間を、モザイクをかけて貼り出し、3月1日までに返却か弁償しないと、モザイクも外すと宣言したことが、賛否分かれて問題になっている。 こうした万引き犯の映像や写真を貼り出すというのは、この頃よくあるが、これはやり過ぎだ、プライバシー侵害になるという反対意見も多い。 私は正直、どちらともいえないが、新潮の中でも触れているように、書店の万引き被害は、それで潰れる書店が後を絶たないぐらいひどいので、なんとか対策を打たなくてはいけないと思う。書店の万引き被害は、売上の5%ぐらいあるといわれる。大型書店は防犯カメラを入れたり、警備員を増やすことで対応しているが、万引きがなくなったとしても、その警備にかかる費用も、以前ジュンク堂の社長に聞いたら5%はかかるというから、悩みのタネである。万引きは犯罪である。そうしたことを徹底させるためにどうしたらいいのか。一時は確か、本や雑誌一冊一冊にタグを付けて、万引きして外に出ようとすると警報が鳴るというシステムを導入しようと検討されたが、そのための費用がバカにならないので頓挫したようだ。いい考えはないかね。 ハフィントン・ポストやバズフィードなど、アメリカのネットメディアの日本版が気を吐いているが、これは日本独自のサイトである。 大手広告代理店の電通から、大手通信会社の共同通信の子会社に55万円が支払われた。 それは製薬会社からのカネで、その製薬会社の宣伝になる記事が共同通信から配信され、地方紙に載ったというとんでもない「事実」を、内部文書をもとに「ワセダクロニクル」というネットメディアが配信し、大きな話題になっているのである。 ワセダと付いているからわかるが、早稲田大学のジャ-ナリズム研究所(花田達朗所長)内に設けられた調査報道プロジェクトの発信媒体なのだ。編集長は渡辺周。昨年3月まで朝日新聞にいて、評価の高かった「プロメテウスの罠」取材チームの主要メンバーだった人物である。編集部にはフリーのジャーナリストやエンジニアが10人ほど。他にジャーナリズム志望の学生などが参加しているという。 広告費を取らず寄付金で運営しようとしていて、政府や大企業の不正や腐敗を追及していくという。その意気やよし。 これをつくった花田教授(当時)とだいぶ前に話したことがある。大学がジャーナリズム専攻の学生を使ってメディアをつくり、ニュースを発信したらいいのではないかと、私がいった。花田教授は賛成してくれたが、大学はそうしたことにカネを出さないから、資金をどうするか、それが問題です、ともいっていた。 今回の報道は、大手メディアはほとんど取り扱わなかった。大メディアは劣化が進んでいるから仕方ないが、大学も産学協同が進み、扱ってくれるなといってくるテーマはかなりあるかもしれない。 そのとき、このメディアの真価が問われる。それはともかくがんばってほしいものだ。 お次は、安倍首相の妻・昭恵が親しい人間が運営する学校法人が、小学校を開校すべく大阪・豊中市の約8,770平方メートルの国有地を取得したが、その値段が破格に安く、安倍首相の力が影響したのではないかとウワサされているというお話。この人物は、籠池泰典理事長(64)で、安倍を支えているといわれる日本会議の大阪支部で代表を務めている。彼の運営している幼稚園では、毎朝の朝礼で君が代と教育勅語を唱和させ、年に一度、伊勢神宮への参拝をさせている。 この払い下げ問題は、新潮を読む限り藪の中だが、この籠池理事長は、子どもからはとんでもない親父だと思われているようだ。次男がいうには、長男の結婚相手が気に入らず、顔も見ないで玄関から追い返した。三男は、厳しく育てられたからか、高校卒業後仕事にも就かないで、両親から白い目で見られ、ついには21歳のとき、自殺してしまった。 だが、両親は園児達を神社の研修に連れて行っていて、遺体を長時間放置しておいたなどなど、子どもを教育する資格があるのか首をかしげたくなる人物のようなのだ。 安倍夫妻は、それでもこの人間を支持するというのだろうか。私は、安倍という男が胡散臭いと思うのは、この男、国民をかなり偏った価値観で「教育してやろう」という底意が見え見えなところである。 19日の朝日新聞「社説」にこんなのがある。 「いま、このような法律をつくる必要がどこにあるのか。自民党が今国会への提出をめざしている「家庭教育支援法案」のことだ。家庭における教育を支援するために、国や自治体、学校・保育所の設置者、さらには地域住民の責務や役割を法律で定めるという。家族がともに過ごす時間が減ったり、家庭と地域の関係が薄まったりしていることを制定の理由にあげている」 安倍は第一次政権の時、教育基本法を改正して「家庭教育」の名のもとに、両親ら保護者の責任を定める条文を新設した。この法案も、安倍が思い描く「あるべき家庭像」を人々に押しつけようとする流れの中にある。 家の中に安倍の肖像画でも飾れといいかねない。おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さんを大切にしようというところまではいい。 だが、個人の思想信条にまで立ち入る権利は政府にはない。日本国民は安倍の所有物ではない。ましてや奴隷ではないのだ。 この男の勘違いを早く正さないと、トランプ以上に危ない存在になる。 そのトランプと安倍が会って、仲良く握手し、目と目で見つめ合っている写真をあなたは見たか?ひと言で「気持ち悪い」である。そう思ったのは私だけではなかったようだ。 ポストによれば、世界のネットではこの「蜜月」ぶりが物笑いの種にされているという。さらに米誌タイムスは「日本の首相はトランプ大統領の心をつかむ方法を教えてくれた。それは媚びへつらうことだ」と報じ、フランスのル・モンドは「フロリダの太陽の下でゴルフと気前のいい贈り物があればトランプを落とせるのか?」と疑問を投げかけている。当然であろう。日本で活動するシリア人のジャーナリスト、ナジーブ・エルカシュはこう皮肉っている。 「2人の蜜月は長くは続かず、日本は立場が弱いままこれまで以上の対米追随を迫られる危惧があります」 先々週のポスト(2/17号)が報じているように、日米首脳会談というのは、日本側が軽くあしらわれ、煮え湯を飲まされ続けてきた“屈辱”の歴史なのだ。 日本で最初に日米首脳会談をしたのは吉田茂だが、1951年にサンフランシスコ講和条約締結のために訪米した際には、トルーマン大統領には会えず、やっと会えたのは54年11月で、この時の大統領はアイゼンハワーに替わっていた。 岸信介は57年にアイゼンハワーと会談しているが、2度目の60年に新安保条約の調印のために訪日したときは、アメリカ側で署名したのはハーター国務長官だった。 「米国は日本の首相を大統領と同格と見なしていなかった」(ポスト) 佐藤栄作時代は日米の繊維摩擦が激化し、日本はアメリカへの繊維の輸出を大幅に規制するという条件を飲まされ、繊維業界は壊滅的な打撃を被った。沖縄返還は実現したが、佐藤は「糸と縄を交換した」といわれた。日米首脳会談で最も煮え湯を飲まされたのは田中角栄だろうと、外交評論家の孫崎亨はいう。 田中はアメリカの頭越しに日中国交正常化を目指していたが、それを知ったニクソンは日本に出し抜かれるのを恐れ、「日中交渉の延期」を申し渡すためにキッシンジャー補佐官を日本に派遣した。 しかし、田中は「なぜオレが補佐官に会わなきゃいけないのか」と渋り、キッシンジャーの要請を一蹴してしまう。そのため、中国訪問に先立つ78年8月にハワイで首脳会談をしたとき、ニクソンもキッシンジャーも激怒していて、田中を罵倒したという。 ポストによれば、このとき、アメリカ側からロッキード社のP3C対潜哨戒機の売り込みがあったという。後にロッキード事件が起こり田中は逮捕されるが、このときのことをアメリカ側が根に持ち、田中を陥れるために事件をつくり出した「謀略」ではなかったのかという見方が、いまだにある。 宇野宗佑は首相就任早々、神楽坂の元芸者が宇野との房事を告発したことで短命に終わったが、89年に行われた父・ブッシュとの会談もたったの6分だった。 だが、ブッシュ側からは、アメリカの小売店の日本進出を可能にする大規模小売店舗法改正、日本企業によるアメリカ不動産買い漁りを止めさせるための国内地価抑制などをテーマにする「日米構造協議」の開催などを突きつけ、ことごとく実現させた。英語に堪能だと謳われた宮澤喜一も、93年、東京サミットに乗り込んできたクリントンから、アメリカからの輸入量の数値目標を示すよう迫られ、悪名高い「年次改革要望書」も認めさせられたのである。 「米国は日本に大店法廃止、郵政民営化など毎年の改革要求を突きつけ、日本は経済主権を失い、『第2の占領』状態になった」(同) 社会党出身初の首相になった村山富市は、訪米したがクリントンとはサシでは会えず、他に会ってくれる閣僚はほとんどいなかったという。 2009年、麻生太郎は就任早々のオバマと会うために訪米したが、サシの会談も昼食会も共同記者会見もなかった。では先の「ロン・ヤス」時代はどうか。財政赤字と貿易赤字の「双子の赤字」に苦しんでいたアメリカは、1985年9月に、ドル危機を防ぐため円高・ドル安の政策合意を決定した(プラザ合意)。 1ドル=240円台だった円が、わずか3年で1ドル=120円台へと跳ね上がり、その後の超円高時代をもたらした。 小泉純一郎とブッシュ時代はどうだろう。13回も首脳会談を行ったため、良好だといわれていたが、2002年に小泉が北朝鮮を電撃訪問すると、北朝鮮を「悪の枢軸」と非難していたブッシュは日朝接近をぶち壊す方向に動き、「北朝鮮がウラン濃縮計画推進」という情報を公開して、日朝平壌宣言を事実上空文化させてしまったのだ。 日米首脳会談とは、「米国大統領がヘゲモニーを振りかざし、『NOと言えない』日本の首相が要求を丸呑みするセレモニー」(同)なのである。いくら親しそうに見えても国益が絡めば、常に“アメリカファースト”なのは、トランプに始まったことではない。そこのところを安倍首相はまったくわかっていない。それが日本にとって最大のリスクであることは間違いない。 ところで、私はアマゾンのヘビーユーザーだ。本やコピー用紙はもちろんのことコーヒーや果物、ティッシュやトイレットペーパーまでアマゾンから買っている。なぜか? 歩いてすぐのところにコンビニがある。駅の近くにはスーパーが2つある。そこで買えばいいのだが、手荷物になるし、トイレットペーパーなどは持ち歩きたくない。それに早く頼めばその日のうちに配達してくれるし、コンビニより安いのだ。その他にも、アマゾンミュージックやビデオ、小説などを読み上げてくれるAudibleなど、アマゾンがなくては夜も日も明けない状態である。 だがこうした便利な配達も、物流がなければ成り立たない。 現代は、アマゾンだけではなく、セブンイレブンなども個人宅への配送を手がけようとしているが、物流のヤマト運輸や佐川急便が、ここから撤退したら完全に成り立たなくなると警鐘を鳴らしている。アマゾンの配送を請け負っている運送会社社員は、繁忙期になると1日に300軒を回ることはざらで、しかも、時間指定の商品が多く、常に時間に追われているからストレスは尋常ではないという。 その上、仕事が忙しければ賃金が増えるのが常識だが、物流業界では労働時間が長くなっているのに、給与が下がるという「異常」な状態におかれているというのだ。 厚労省の調べだと、道路貨物運送業の給与は99年をピークに減少している。それに労働時間は全産業の年間労働時間が2,124時間なのに、中小小型トラックドライバーは2,580時間と長く、単純に時給に換算すると約1,500円と、コンビニの深夜バイトと変わらないという。 よくいわれるように、アマゾンの荷物1個の配送単価は何十円と低く抑えられている。それに私もよく思うのだが、アマゾンは何を頼んでも箱で持ってくるため、郵便受けに入らない。そこで個々の部屋まで持ってくるのだが、出かけていれば再配達ということになる。本などは郵便受けに入れてもらえば、それで済むのだが、どうしてそうしないのだろう。多いときは日に何度も宅急便の人が扉を叩き、煩わしいこともある。ドローンで家の前まで届ける実験をやっているそうだが、まだまだ実用化は先のことであろう。アマゾンは、プライム会員になれば配送料無料で、文庫本1冊でも届けてくれる。そのために町の書店は次々に潰れていく。出版社も、書店としての存在感を強力にしたアマゾンにはなかなかモノをいえない。 だが、現代のいうように「消費者は物流にコストを支払おうという意識が低すぎる」のは確かだ。「物流は社会の命綱」といわれるそうだが、モノがあっても運ぶ人がいなくては何もならない。われわれ消費者もそうだが、アマゾンなども、日本で生き残りたいのなら、物流に対する殿様商売を改めなくてはならないはずである。あまりの安さと時間の指定にアマゾンと取引をやめた佐川急便、それにヤマト運輸、日本郵便が一致団結して、アマゾン支配を打ち破るべく交渉を始めれば、アマゾン側とて譲らざるを得まい。 消費者にとっては宅配料が値上げになるが、致し方ない。そう考えないと、いくらアマゾンに本を頼んでも、いつまでたっても届かないということになるかもしれない。否、なるはずだ。 新潮の石原慎太郎インタビューに注目である。小池都知事と対決する前に、心の内をある程度明かしている。 文春は、石原が都知事時代、舛添元都知事なんぞ比べものにならないくらい血税で豪遊していたことを、詳しくレポートしているので、そちらも合わせて読むといい。 石原がいいたいのは以下のようなことだろう。 「築地市場の豊洲移転は、私が知事に就任した1999年4月の時点で既定路線になっていた」 老朽化して衛生面やアスベスト問題もある築地を存続させることは好ましくないと考えていた。そこで当時の福永正通副知事が東京ガスと交渉していたが前に進まないので、「リリーフとして濱渦(武生特別秘書、後に副知事)に一任することにした」。交渉内容は濱渦に一任していたので微細な報告は受けていなかったが、土壌の汚染問題についての議論はあった。 また、豊洲の整備費用が当初4,000億円といわれていたのに6,000億円に膨れあがり、石原の元秘書が専務執行役員を務める鹿島建設が90%を応札していることについては、「元秘書を通じて口利きをした事実はありませんし、そんなことができる時代ではない。しかも、施設の入札が行われたのは私が知事を辞職してから」だと話している。 だが、長年都政を私してきた石原なら「よろしく」のひと言で動いたことは想像に難くない。この辺りは突っ込みどころ満載であろう。都知事選のとき小池に対して吐いた「厚化粧の大年増」発言は、「これは本当によくなかった。やはり女性の化粧のことは言っちゃいけない」と殊勝だが、小池の目標は総理だという声があるがと聞くと、「それは到底、無理でしょう。彼女には政治家にとって、また、リーダーにとって必要な発想力がありません」と完全否定。レトリックはうまいが、東京改革を謳いながら、小池がいったい何を改革したいのかがさっぱり理解できないという。 「いまの彼女には役人をその気にさせるだけの発想もリーダーシップもないんだ、残念ながら。今の小池都知事には都知事としての活躍は期待できそうもない。むしろあまり大きな期待などしないほうがいいんじゃないか」 石原は、自分には発想もリーダーシップもあったといいたいようだが、今のこのお粗末な東京をつくった戦犯のひとりであることをお忘れのようである。 ところで、金正男暗殺事件には驚かされた。故・金正日総書記の長男で、金正恩朝鮮労働党委員長は腹違いの弟になる。以前から、金正恩から殺されるのではないかというウワサがあったが、なぜこの時期にという疑問はある。 私は昔ひとりで北朝鮮に1カ月近くいたことがあるだけで、現在の北朝鮮についてのなんの情報もないが、考えられるのは、安倍首相とトランプ大統領の首脳会談が引き金になったのではないかということだ。日米首脳会談に照準を合わせて北朝鮮は、新型中長距離弾道ミサイル(IRBM)「北極星2型」の発射実験を実施した。 これと同時に金正男暗殺指令を出したのではないか。金正男は英語を含めて何カ国語かを流暢に話し、欧米の記者はもちろん日本人記者とも交流があった。記者たちにとっては貴重な北朝鮮情報を取れる情報源であったはずだ。彼なら北朝鮮にいる反金正恩派についての情報も、国内のシンパから耳に入っていたであろう。金正恩は、ミサイルで日本とアメリカを慌てさせるだけでなく、反金正恩の象徴である金正男を殺すことで、日米や中国にとっても貴重な情報源を抹殺したのだ。日米のトップがゴルフ三昧でつるんでいるのを、北朝鮮はあざ笑い、自分たちの本気を見せようとしたのではないか。 現代では近藤大介編集委員が、今から2カ月ほど前に、アメリカ国務省でアジア地域を担当するダニエル・ラッセル東アジア担当国務次官補がひっそり来日していたとレポートしている。彼はトランプ政権でも留任している。彼は、トランプ政権になればオバマよりさらに踏み込んだ政策をとるから、日本は覚悟をしてもらいたいといったそうである。踏み込んだとは、ワシントンとしては、北朝鮮をアメリカ、中国、ロシアで「信託統治」しようと考えているというのだ。 しかし、これをやるなら「北朝鮮の後見人」任じる中国をどう説得するかにかかっている。それがもしできたとして、金正恩を第三国に移らせ、誰をもってくるのか? 長男の金正男が消された今、平壌には次男の金正哲がいるが、彼は女々しくて政治家向きではないという。本命は現在駐チェコ大使の金平日(62)だそうだ。彼は金日成と後妻の間に生まれ、朝鮮人民軍の護衛司令部などの要職を歴任したが、金正日が後継に決まったことで、国外に転出した。 一時、金日成は彼を呼び戻し、後継を印象づけたのだが、その直後、金日成が「怪死」し、金正日が総書記になり、彼はふたたび国外に放逐されたという。おもしろい見方だと思うが、やはり中国がどう動くかがカギである。その中国の「本音」をどう引き出すのか。トランプも安倍もその任ではない。韓国も含めてますます混迷を深める朝鮮半島。その先にあるのは、あまり見たくない惨状かもしれない。 さて、幸福の科学という新興宗教団体と訴訟合戦になったのは、私がフライデーの編集長1年目たから、1991年の夏頃だった。統一教会などとは違って、緩やかなサークル活動のような団体で、教祖の大川隆法が東大出だから印象もよかったのだろう。信者が増えていると聞いたので、この教団を連載で取り上げることにした。大川は大学を出て中堅商社へ入り、退社して幸福の科学をつくった。 1回目は、退社したときの経緯にもサラッと触れたが、大川としてはあまり触れてもらいたくない話だったのだろう。 フライデーが発売された翌週の月曜日、朝、講談社へ行くと、入り口からエレベーター前まで大勢の人で溢れ、口々に「フライデー編集長を出せ」「社長を出せ」と騒いでいるではないか。社屋に入ろうとすると総務の担当が私のところへ来て、幸福の科学の信者達で、フライデーの記事が許せないといっている。だから奥にあるエレベーターで上がってくれというのだ。私は、編集長に会いたいというのだから、オレが出て話を聞こうじゃないかといったが、担当者から「気の短いお前が出ると挑発して、よけいに混乱するからやめてくれ」と頼まれ、仕方なくその場を離れた。 その日から、社内のすべてのFAXに信者達からの抗議文が48時間流れ続け、用紙をまとめてみたら重さは2トンにもなった。もちろん電話も全国からの信者達の抗議で使えなくなった。歌手の小川知子や直木賞作家の影山民夫らが先導して、毎日のように講談社の前を「フライデー廃刊」「社長は辞めろ」とデモを繰り広げ、ワイドショーを始めテレビは連日、この話題で持ちきりだった。先方はフライデーの記事が名誉棄損に当たる、講談社側は業務妨害だとして、お互いが告訴した件数を合わせると50件近くにもなった。最高裁まで争われたケースが多いが、そのほとんどは講談社側の勝訴で終わった。その最中に景山が、自宅で入浴しているときに火が出て焼け死ぬという不幸な“事故”も起き、私の編集者人生でも忘れられないことの一つである。 今週は文春も新潮も、女優の清水富美加(22)が、突然女優を引退して幸福の科学へ入り「出家」するといいだした件を詳しく報じている。清水は15年にNHKの朝ドラ『まれ』でヒロインの同級生役を好演して人気が出たという。両誌によると彼女の両親も信者だったが、数年前に離婚し、2人の姉は母に付き、富美加は父親と暮らしているそうだ。辞めた理由は、信仰のこともあるが、憧れて入った芸能界が考えていたところとは違う、水着の仕事をさせられるのがとても嫌だったと、教団側は言っている。CMや撮り終えた映画の違約金の問題もこれから出てくるのだろうが、なぜこの時期に引退なのか? 新潮でジャーナリストの山田直樹が、教団側の事情を語っている。それによると、ピーク時には信者数13万5,000人といわれ、そこから諸々引いても150億円の資金が残り、それで銀座や赤坂などの土地を買い漁ってきた。だが09年に政党・幸福実現党をつくり、自民党より過激な右寄り路線をとることで信者離れが起きた。また10年に持ち上がった大川総裁と妻との離婚問題などで、お布施が激減したという。 大川の長男は昨年から教団系の芸能プロ社長になっていて、10人ほどのタレントや役者がいるそうだ。そこに清水を入れ「総裁は創価学会員である石原さとみの存在をかなり意識している」(元幹部信者)ようなので、清水を「幸福の科学のさとみ」にしたいというのである。石原さとみって学会員なの? 知らなかった。 ここは出版社を持ち、大川総裁の本を毎年大量に出して、それを信者達に大量に買わせてベストセラーにするという“商売”もやっている。こうした新興宗教のやり方は、みな同じである。信者達からどうやって、どれだけカネを巻き上げるかだ。どんな宗教を選ぼうと自由だと思うが、入れ込みすぎて肉親や周囲の人間を不幸にするようなことがあってはならない。清水は、今の教団の実態がどうなのか、入信したために親や周囲の人間を泣かしてはいないか、この機会にじっくり考えてみてほしいと思う。 ポストでは芸能界と宗教の関係について触れ、宗教で芸能界差別があってはいけないといっているが、その通りである。 だが今回のケースは、少し身勝手すぎるのではないか。引退発言をしたら、すぐに幸福の科学から告白本を出すという手回しのよさも、顰蹙を買ったのであろう。誰かが後ろで糸を引いている。そう思わざるを得ない。 今週の第1位は文春の記事。不祥事が続いているNHK批判記事2本立てにあげたい。まずは、山形放送局酒田報道室の弦本康孝記者(28)が強姦致傷と住居侵入の疑いで逮捕された件。 文春によれば、事件が起きたのは昨年の2月23日。20代の女性宅に侵入して性的暴力を加え、2週間のケガを負わせた。女性からは事件当日に被害届が出され、初動の時点で弦本の名前が上がったが、慎重に捜査を進めた上で逮捕に踏み切ったという。だが、これだけでは終わらないようだ。弦本がいた前任地・山梨でも5件以上の強姦事件が起きていて、弦本が関与していた可能性が浮上しているというのだ。 弦本容疑者は早稲田大学を出てNHKに入社。甲府放送局に配属され、山梨県警を2年担当していた。そこで先輩社員ともめごとがあったが、弦本はそれを「パワハラだ」と上に報告したため、先輩社員は他部署へ異動、弦本も富士吉田支局に異動させられたが、以来、同僚達は彼に注意をしなくなったという。これなら、どこにでもいるダメ社員だが、彼が山形に異動する送別会の夜、帰宅した女性職員が家に入ろうとしたところ、何者かに顔を手で覆われた。彼女は驚いてドアを強く閉めたため、犯人は腕を挟まれ、そのまま逃げた。その際も女性は警察に被害を届け出たが、その翌日、弦本は右腕を骨折して局に現れ、「階段で転んじゃいました」といい訳していたという。 こうした弦本容疑者の数々の“疑惑”を、NHKの上の人間が知らないはずはないのに、一人勤務の山形・酒田に異動させ1年間放置したため、今回の強姦事件を起こしてしまった。NHKの職場の上司達の責任が問われるべきだと、NHK関係者が語っている。一般の企業なら、テレビの前に社長が出てきて謝罪するのが当然のケースである。ましてや、国民の皆さまのNHKである。このまま知らん顔をするわけではあるまいな。 もうひとつのほうは、NHKという公共放送の根幹に関わる重大疑惑である。NHKは視聴者が支払う受信料で運営されている。15年度の収入は過去最高の約6,600億円になり、年々徴収額は増えているという。その受信料の契約・徴収はNHKが業務委託する地域スタッフや下請け企業の人間がやっている。長崎県佐世保市にあるA社もその一つで、そこで行われていた悪質な受信料契約の手口を、元徴収人の人間が明かしている。簡単にいうと、受信料には「地上放送」と「衛星放送」の2つがあり、地上契約は2カ月前払いで2,520円だが、衛星なら4,460円と倍近い。 そこで明らかに衛星放送が映らない地域の世帯に、衛星の契約をさせて、受信料を水増しするという「詐欺」をやるのが常習化しているというのだ。こうした手口を、この会社では「ブッ込み」と呼んでいるという。 文春は元徴収人の証言を元に、その被害者たちを取材し、6人が被害を認めたという。中には、翌月気付いてNHK長崎放送局に問い合わせた。すると「すみませんでした。変更と返金の手続きをします」といわれたが、4カ月経った今も音沙汰がないというのである。 これが事実だとしたら、これだけでもNHK会長は辞職すべきである。同様のことは全国的に行われているはずだと、件の元徴収人はいう。彼は、自分も刑罰を受ける覚悟で、彼がいたA社を刑事告訴することも辞さないといっている。私が聞いた話でも、NHKが親のいない留守宅に来て、留守居の未成年の娘に受信料契約書を出して、脅すように何の説明もなしに署名させたというケースがある。昔、新聞はインテリがつくってヤクザが売るといわれた。今でも実態はそう変わってはいないが、NHKのこのやり方はひどい。連続強姦記者が番組をつくって、詐欺師達が視聴者をダマしてカネを集めてくるのだ。 NHK本体をこそ訴えるべきである。籾井会長が退いたからといって、NHKがいい方向に変わったわけではない。安倍政権が操る公共放送などなくなっても少しも困らない。NHK改革は視聴者が声をあげなくては始まらないのだ。 【巻末付録】 現代からいこう。巻頭は「独占スクープ撮り下ろし 斉藤由貴」。お懐かしや、由貴ちゃん。もう五十路だというのに、この可愛さと、プロポーションのよさは特筆ものである。そういえば彼女、昔、モルモン教だとインタビューに答えたことがあったな。モルモン教は戒律が厳しいらしいから、こうしたプロポーションを保っていられるのか。それはともかく、久しぶりにドキドキする肢体だが、今度はヘアヌードをお願い。 後半は「無法地帯! 中国エロ動画が過激すぎる」「生尻見せた! 元日本テレビアナウンサー 脊山麻理子」「26歳、アイドルグループ7期生 推川ゆうり」ときて、袋とじは「女優・佐藤寛子 完全ヘアヌード」。このヘアはいい! 逆立っているというのか、こういうヘアはあまりお目にかからない。御用とお急ぎでない方はぜひじっくり見ていってください。 ポストは先週に続いて巻頭は「葉加瀬マイ 愛に、まみれる。」。小山薫堂のカメラによる。後半は「女子プロレスラー『最強ヌード』決定戦」と「まさみ筆あそび」があるが、売りは前と後ろのW袋とじになっている、「小島可奈子 奇跡の初ヘアヌード」。彼女が30歳の時に挑んだヌードだそうだ。 約10年前か。なかなか初々しいが、ヘアはたっぷり。これも一見の価値ありです。 今週は斉藤と佐藤のダブルで魅せた現代が、ゴール前でポストを差し切ったというところで、現代の勝ち。 (文=元木昌彦)
下着を被り、靴の匂いを嗅ぎ……警察庁“国家機密”おもらし官僚の意外な性癖って!?
今週の注目記事・第1位 「愛人が告発!『警察庁高級官僚がベッドで漏らした国家機密』(「フライデー」2/24号) 同・第2位 「小池百合子を次の総理に」(「週刊現代」2/25号) 「絶好調! 小池百合子都知事の愛犬の名は『ソーリ』」(「週刊ポスト」2/24号) 「ビートたけしの『21世紀毒談』ダメ出し特別編」(「週刊ポスト」2/24号) 「小池VS.石原ファミリー おとり潰し大作戦」(「週刊文春」2/16号) 「豊洲移転 きっかけは『小池派区長説』を追う」(「週刊朝日」2/17号) 同・第3位 「巨人軍元中継ぎエースの転落“結婚サギ訴訟”と“闇スロット通い”」(「週刊文春」2/16号) 同・第4位 「清水アキラの息子・清水良太郎と俳優・遠藤要『闇カジノで違法賭博疑惑』現場」(「フライデー」2/24号) 同・第5位 「トランプ大統領『安倍より、麻生が好き』」(「週刊現代」2/25号) 同・第6位 「『まだ人を殺したい』タリウム女子大生は懲役何年か」(「週刊新潮」2/16号) 同・第7位 「トランプを操るハゲタカGS6人衆強欲手口」(「週刊文春」2/16号) 同・第8位 「井伊直弼の遺体が消えていた!」(「週刊ポスト」2/24号) 同・第9位 「三菱・三井『財閥』復活で日本経済は黄金時代へ!」(「週刊ポスト」2/24号) 同・第10位 「飲み続けたらボケる薬[実名リスト]」(「週刊現代」2/25号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 高齢者になると毎日飲む薬だけでかなりの量になる。それにノコギリヤシやビタミン剤を含めると、メシを食わなくても腹一杯になる。 相当整理してはいるが、血圧や血糖の薬は、いくら現代にいわれても止めるわけにはいかない。 それに老人性うつ状態になったときに飲むデパスや、睡眠導入剤のハルシオンも含めると、完全に薬中である。 それだけに現代の「飲み続けるとボケる薬」というのは気になる。高血圧のフルイトラン、アルダクトンA、ブロプレス、ミカルディス、オルメテックや高血糖症のスーグラ、フォシーガ、アマリール、オイグルコンは飲んでいないからホッとする。だがやはり、ハルシオンや、特にデパスがいけないらしい。 「デパスなどベンゾジアゼピン系の薬を長期間服用すると、さまざまな神経に副作用が出ることがわかってきました」(健康増進クリニックの水上治氏) 目が開きにくくなったり、常にまぶしさを感じたりというケースが多いようだ。 立川談志さんが、ビールを飲みながらハルシオンをボリボリ囓っていたが、医者にいわせるこれが一番いけないらしい。 私もやってみたが、ハルシオンを相当量やらないと効いてはこない。いい気持ちとはいかない。何だか覚せい剤中毒者の気持ちがわかるようだ。 ポストでは、三菱商事の3月の連結最終損益が4,400億円の黒字になる見通しだと発表されて、創業以来の赤字転落からV字回復するため、伊藤忠商事に奪われたトップを奪還するという。三井物産も3,300億円の黒字で、この財閥復活によって、日本経済は黄金時代に入るというのである。 あまりにも単純なので眉に唾をつけたくなるが、ポストの根拠は、トヨタやソフトバンクのような単体企業ではなく、多くの傘下を抱えるから安定感があり、財閥系は歴史的に見て、自社と同じように日本が大事だと考えるから、日本経済に与える影響が強いというのである。 まあ、いろいろな理屈をつけて、これからは株価が上がるといいたいのだろうが、そうなるとは、こちとらちっとも思わないのだが。 ところでNHKの大河ドラマ『おんな城主 直虎』の視聴率がいいようだが、その直虎は「井伊家」。直虎以上に有名なのが井伊直弼である。1858年に日米修好通商条約を締結した直弼は、開国に反対する攘夷派を徹底的に粛正して恨みを買い、1860年に江戸城桜田門外で水戸・薩摩の脱藩浪士たちに暗殺される。その直弼の遺体は井伊家に戻され、当時の荏原郡世田谷村、現在の東京都世田谷区の井伊家の菩提寺・豪徳寺に葬られたとされてきた。 しかし、ポストによると、2009年に墓石が崩れ、地下を確認したら、中には何もなかったというのである。隣に建つ妻の墓には石室が確認されたが、直弼の遺体が消えてしまっていたのだ。 豪徳寺側は、寺としては「ご遺体は埋葬されていると認識しております」というが、ないことは間違いないようだ。可能性は井伊家縁の寺で、彦根市にある天寧寺と、栃木県佐野市にある天応寺の2つ。だがどちらの寺も、ここにはないという。襲撃に加わった水戸浪士が直弼の首を持ち帰り、水戸市内の妙雲寺に埋葬されているという説もあるようだ。 だが、そうすると胴体は?歴史学者の八幡和郎氏はこういう。 「暗殺を首謀した水戸藩による直弼の遺体への意趣返しを恐れ、あえて公にしたのとは違う場所に埋葬したのかもしれない」 こうした歴史ミステリーは私も好きだが、200年も経っていない時代のことがわからないのだから、ピラミッドなどの謎がなかなか解けないのも無理はない。 さて、安倍首相とトランプ大統領のゴルフ会談が終わった。訪米には麻生副総理と岸田外務大臣が同行し、麻生は経済・通商分野で、政権側とやりとりしたようだが、文春によれば、幹部には投資銀行ゴールドマン・サックス(GS)出身者がズラリと並んでいるそうだ。 GSにいて、その後独立した神谷英樹は、政権入りしたGSの連中は、トランプなど小さな不動産会社の社長で、トランプの部下になって尽くそうなどという考えは皆無だといっている。 「政権に入り込み、自分たちの業界に有利な規制緩和や収益機会を作り出そうとするでしょう。彼らにとって、金融の“知識格差”をテコに、リーマンショック後に大手銀行を縛ってきた規制を骨抜きにすることなど容易いことなのです」(神谷) 貢ぎ物は「日米成長雇用イニシアチブ」といわれ、鉄道整備への投資やロボット開発の共同研究などを含めて、アメリカの雇用に多大な貢献をするものだというから、安倍首相のいう「どちらの国もウィンウィンの関係を構築することができる」という説明は信じがたい。 また日経新聞がすっぱ抜いたが、このアメリカのインフラ投資に日本の公的年金を活用するという、とんでもない考えまであるというのである。この報道に菅義偉官房長官が激怒したらしい。そもそも政府には公的年金の出資先を指定する権限がないそうだし、この情報は実際の資料作成に携わっていない経産省幹部のリークのようだが、安倍政権に公的年金までトランプに差し出そうという「思惑」があったのではないかという疑問は消えない。 ニューズウィーク日本版で、横田孝編集長が、同盟国とはいえ、なぜ世界第1位の経済大国のために、雇用創出プランを作る必要があるのか、「日本はトランプのATMではない」。この意見に頷く人は多いに違いない。横田はさらに「トランプが多国間の交渉より2国間の交渉を望むのは、他の国に引きずられることなく強く出られると感じているからだろう」といい、日本がトランプと交渉するには固定観念を捨てる必要があるとしている。 「『事実を積み上げれば納得してくれる』『首脳間で人間関係が構築されていればなんとかなる』などという淡い期待だ。(中略)そのせいでこれまで何度も痛い目に遭ってきた」 プーチンロシア大統領との北方領土問題しかり、ブッシュは北朝鮮の拉致問題を置き去りにしないという甘い期待もことごとく裏切られてきた。トランプ政権の前途は楽観視できないが過度に悲観することなく、「正しく怖がること。うろたえず泰然と構え、理不尽な要求には毅然と向き合う」ことだと横田は主張する。安倍首相には今週の同誌を読んでから、トランプと対峙してもらいたかったな。 2014年に名古屋の自宅アパートで、77歳の女性を斧で殺害しただけではなく、同級生の2人を硫酸タリウムを混ぜたジュースを飲ませて殺そうとした元名古屋大生・大内万里亜(21)の裁判が進行中である。新潮によると、法廷では新たな殺害計画を明らかにしたという。 「他にも殺してみたかった相手はいるかと聞かれた大内は、友人2人の実名をあげたのです。1人はピアノサークルの男性で、“家でピアノを弾いている隙に撲殺できる”と証言。もう1人は理学部の女友達で、大内の家に泊まりに来ていたころから、“寝ている間に絞殺できる”と話したのです」(司法記者) だが、こうした露悪的なことを話すのは法廷戦術だと見る向きが多いようだ。要はこのような状態では責任能力がないと主張して、無罪判決を勝ち取ろうとする弁護士の考えだろうというのだ。このままいけば無期懲役の可能性が高いようだが、無期囚人の平均在所年数は約32年だそうだ。 その頃、彼女はまだ50代半ば。娑婆に出てから彼女はどうするのだろう。 ここで日本雑誌協会が発表した16年10月~12月までの週刊誌の「印刷部数」を見てみたい。やはり一番多いのが週刊文春で66万6,308部。次が週刊現代で49万2,727部。週刊新潮が45万8,559部。週刊ポストが39万2,727部。週刊プレイボーイが18万5,000部。アサヒ芸能が14万8,349部。週刊朝日が13万5,400部。AERAが8万8,969部。サンデー毎日が7万9,254部。断っておくが、これは印刷した部数で、実売ではない。先日講談社の人間に聞いたが、現代はこの頃、実売率50%台が出るそうだ。そうすると実売部数は25万部程度になる。えらいこっちゃ。 文春もあれだけスクープを飛ばしたのに、印刷部数は伸びていない。実売率はいいのだろうが、やはり週刊誌の苦しさが表れている。何度もいうが、現代、ポストの430円(平週号)は高い。スクープでも死ぬまでSEXでも伸びないなら、いっそ定価を300円に下げてみたらいい。 もっとページを減らしてグラビアページも少なくする。それでも2割~3割は部数が伸びると思う。 部数があれば影響力も増す。このままいけば定価500円になったあたりで週刊誌は消えると思う。 先に、今回の安倍の訪米に、麻生副総理が同行したことは触れたが、現代が報じているように、トップ2人が一緒に行くというのは異例であろう。もし2人に何かあったら、どうするのであろう。 福島第一原発事故の時、東電会長の勝俣も社長の清水も東京にいなかったため、迅速な命令が出せなかったが、それより大きい重大事である。麻生が渋々同行したのは、現代によればトランプの要請だったというのだ。 もともとトランプは、安倍との早期首脳会談には乗り気ではなかった。そこを強引に押し込むために、法外な手土産を持っていかざるを得なかったというのである。その前に安倍とトランプは電話会談しているが、現代によれば、トランプは「そこに麻生はいるか?」と聞いたという。 そして必ず麻生を同行してくれと告げた。麻生はペンス副大統領と経済金融政策を話し合ったが、これはそれほど急ぐ話ではなかった。ではなぜか? 外務省関係者はこういう。 「どうやらトランプ大統領は、周囲の人から、『日本にはあなたとソックリな政治家がいる』と吹き込まれたようなのです。つまり、人権や民主主義といった理念や政治哲学よりも、カネの匂いに敏感な政治家だということです」 これならわかりやすい。共通点は、経営者出身の大富豪、非エリートで遊び好き、高齢、大口叩き、国語が苦手だというところだ。知的ではなく、ギャングみたいな振る舞いも似ているのだろう。たしかに安倍ではひ弱で、頼りない。トランプ大統領の趣味はわかりやすいのかもしれないが、日米両国にとっては迷惑な話である。 このところフライデーが頑張っている。今週はタレントの清水アキラ(62)の三男で俳優・ものまねタレントの清水良太郎(28)と俳優の遠藤要(33)が、違法営業の闇カジノで違法賭博をやっていたと報じている。それも池袋の雑居ビルで、バカラ台にヒジをかけチップに手を伸ばす清水と遠藤の姿が写真に撮られているから、いい逃れできない証拠だ。 店側は警察の摘発を避けるため、身元を保証する会員の紹介なしには遊ばせない。目撃した人間は、2人は慣れた様子でバカラの台に向かい、現金をチップに替える手つきも慣れていて、よほどの常連だと感じたと語っている。 その人間によれば、その日だけで100万円近く注ぎ込んだのではないかという。清水の事務所は、その店に入ったことは間違いないが「違法という認識はなかった」といい、遠藤のほうも「違法賭博という認識はなく、賭博も一切してない」と抗弁している。 いい大人が闇カジノが違法だと認識しなかったとは、聞いて呆れる。フライデー発売後、遠藤要の所属事務所は当面の間、謹慎処分にすると発表した。 だが、清水の所属事務所は「本人に事実確認を行いましたところ、報じられております店にはスタッフに声を掛けられ、入店したとのことで、入店前にスタッフに違法賭博ではないと説明を受けたそうです。初めは金銭などは賭けることなくできたので、店側を信用してしまい、2度目に入店した際に前回と状況が違うことに気付き、違法賭博かもしれないということで、急いで店を出たそうです」と説明している。 こんな子ども騙しのいい訳が通用すると思っているとすれば、この事務所は甘すぎる。きちんと大人としてのケジメをつけるべきだ。さもなければ、また同じことを繰り返すのは間違いない。 こちらは文春の元巨人軍にいた中継ぎエース・越智大祐(33)のゲス不倫だ。これは不倫というより「結婚詐欺」に近い。 昔は巨人ファンだったが、越智という名前はほとんど記憶にない。左の中継ぎのエース山口鉄也投手と「風神雷神コンビ」といわれていたそうだから、それなりに活躍していたのだろう。 10年に結婚しているが、件の女性と出会ったのは11年。巨人軍の宮崎キャンプのとき、彼女はその地でキャバクラにいたという。客として来店した越智は、彼女のことを気に入り「ホテルに来て欲しい」「会いたい」と盛んに連絡が来るようになった。 だがその当時、彼女も結婚していて子どももいたそうだ。数年間は客とホステスという関係だったが、ある時「離婚した」というメッセージが届き、14年の春のキャンプの時から交際するようになったという。シーズンが始まると毎週のように東京へ出向いた。その頃越智は「闇スロット」にはまっていて、渋谷のラブホテルが建ち並ぶ中の古びた洋館に通っていたそうだ。 闇カジノと同じ違法行為だ。そこは山口組系の元組幹部の息子が経営していて、その男と越智は仲がよかったという。 越智は14年秋に現役を引退したが、その翌年に、親交があった人間が古銭詐欺グループの一員として逮捕された。そのため警視庁から事情聴取と家宅捜索を受けているというから、その筋の人間たちとの交流はかなりあったようだ。 同じ年、巨人軍の野球賭博事件が起き、名前が上がったのが越智と親しかった人間ばかりだったが、越智は忽然と姿を消していた。越智は宮崎へ行き、件の女性に「俺も離婚しているのだから、お前も離婚しろ」と迫り、彼女は離婚して同棲生活を始めた。 だが、越智が出したのは生活費として出した20万円だけ。ヒモ生活をしながら朝から晩までパチンコ屋でパチスロを打っていたという。そのうち、別れたはずの越智の奥さんから頻繁に電話が入り、問い詰めると「実はずっと結婚しています」と白状し、翌朝、宮崎から姿を消してしまったそうだ。その後、愛媛の松山で、やはりキャバクラ嬢をたらし込み、「離婚する」「お前の店を出してやる」と嘘八百を並べていたという。 文春を読む限り、越智という男は根っからの詐欺師なのであろう。野球賭博常習者と結婚詐欺師が一時期の巨人軍を支えていたのだ。件の女性は「二月中にも婚約不履行で訴訟を起こす予定です」と語っているが、こういう男はこれからも同じことを繰り返すのだろう。 ここで今メディアで論争になっているTOKYO MXテレビ『ニュース女子』について触れておきたい。1月2日に同番組で、沖縄県東村高江の米軍高江ヘリパッド建設をめぐって先鋭化している反対運動について特集した。その中で反対派を「テロリストみたい」「反対派は日当をもらっている」。また在日コリアン3世の辛淑玉がいることに「韓国人がなぜ反対運動に参加するのか」などと報じた。当然ながら、それに市民団体などから抗議の声が上がった。 TOKYO MXはエフエム東京を筆頭に、東京新聞を発行する中日新聞や東京都が出資する東京ローカルのテレビ局で、番組の司会を東京・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋が務めている。 東京新聞は2日付朝刊一面で「事実に基づかない論評」が含まれていたとして、謝罪記事を掲載した。だが、長谷川は「『不始末を犯した長谷川を処分する』と世間に公表したようなものだ」と東京新聞を非難している。 私も以前、長谷川と対談したことがある。彼は安倍首相と近く、東京新聞の論調とはもともと相容れない考えの人物だから、辞める気はないのかと聞いたら、親会社の中日新聞の上層部が辞めないでいいといっていると答えた。したがって今回の報道も驚かない。だが、ヘリパッドや普天間基地反対を訴えている人たちを貶めるような偏った取材と報道の仕方は、東京新聞を朝日新聞以上にリベラルだと支持してきた読者を裏切ることになった。 東京新聞は、社の論調と180度違う発言をした長谷川を処分をするべきだし、長谷川は社を辞めて自由な立場でモノをいっていく道を選ぶほうがいい。右でも左でも言論は守られるべきだと、私も思う。また、社の論調が間違っていると思うなら、ひとりでも社内から声をあげるべきである。 だが今回の問題は、そうではない。社が大事にし、読者の多くもそれを支持している考え方とまったく違う主張をするなら、社を離れてするのが報道人が最低限守らなくてはいけないマナーである。かつて本田靖春は、所属している読売新聞の紙面を正力松太郎社主が私することに異を唱え、社を辞して批判した。これが私の考える報道人のあり方である。 小池都知事の勢いは今のところトランプを凌ぐものがある。全面支援した石川千代田区長が大勝し、ドン内田は責任をとって引退するそうだ。返す刀で、石原慎太郎元都知事を豊洲移転問題で都議会の特別委員会に参考人招致することを決め、石原もこれを渋々だが承諾した。 文春によると、豊洲だけではなく、石原が立ち上げた新銀行東京問題や、若手芸術家育成事業のTWS(トーキョーワンダーサイト)の抜本的な見直しもやるそうだ。TWSは、石原の友人を館長に据え、画家として無名だった四男の延啓を諮問委員に登用して大枚を払ったことが私物化だとして問題になった。 石原には伸晃をはじめ多くの子どもがいるが、親父が強すぎるせいだろう、ひ弱で自立心のない連中が多い。石原は昔『スパルタ教育』(光文社)という本を出して話題になった。この本に刺激されてわが子をスパルタで育てた親もいたに違いない。だが、ああいう教育は間違いだったと、石原自らが立証してくれたが、真似して育てた子どもたちは今どうなっているのだろう。心配である。 小池のうまさは具体的な敵を次々につくりあげる政治手法にあるが、心配なのは肝心の豊洲移転や東京都の改革がなかなか進まないことである。先々週は小池の私設ボディガードが元AV俳優だったと報じられたが、今週も各誌でさまざまなことが報じられている。 新潮では朝鮮総連と蜜月の関係にあった父親の息子が、かつて小池の秘書にいたという。だが、それより大きな問題は週刊朝日が報じている、豊洲移転のきっかけをつくったのは、先日5選を果たした石川区長だったという記事だろう。 朝日によれば、都庁にいた石川氏が築地市場移転に関わったのは、青島幸男が知事に当選した1995年の6月、彼が港湾局長の時だという。青島は都市博を公約通り中止し、開発を予定していた多くの企業が見直しを余儀なくされた。豊洲市場用地を後に都に売却した東京ガスもそうだったが、その時、東ガスに声をかけたのが石川局長だったそうだ。 「石川さんが初めて築地の豊洲移転の構想を提案したのです」(築地市場幹部) 当時築地は営業しながら再整備を勧める予定だったが、その方針がガラッと変わったというのだ。青島の特別秘書をしていた辺見廣明が市場関係者らの面談の席で「豊洲移転」で動いていると話したそうだが、辺見は記憶にないという。 だが豊洲移転に「石川氏がどの程度関与していたのかはわかりませんが、彼は自民党の内田都議と仲が良く、業者との蜜月が過ぎるという噂が絶えなかった」ため、青島の判断で港湾局長職は1年間だけ代わってもらったそうだ。この問題に詳しいジャーナリスト池上正樹は、都は市場の人たちには内緒にして港湾局主導で豊洲の調査や交渉を行っていた。臨海再開発の失敗による財政悪化で、築地を移転して売却するしかなくなったと話している。 朝日は石川に直撃しているが、例によって、20年以上前のことだからわかんないという。だが、青島時代に一旦ご破算になった豊洲移転は水面下で交渉が継続され、石原都政で実を結んだというのである。だとすれば、石川区長も呼んで喚問しなければいけないのではないか。ポストは小池の愛犬の名前が「ソーリ」というと報じている。将来の総理を目指して付けたのか? だが現代は、それが実現する可能性が高くなってきたと巻頭で大特集。安倍のような政権が続いているのは、支持率が不思議に落ちないからだが、その理由は「安倍に替わる人間がいない」というのが大半。ならばこれだけ人気が沸騰している小池を総理にという声が沸き上がれば、安倍などポイと捨てられるというのである。 確かに、都議選で大勝すれば、東京から永田町へ環流する可能性がないわけではない。もともと小池は永田町で総裁選にまで出たのだから、石原慎太郎が国政へ復帰しようとしたことを考えても、可能性は大かもしれない。 小池の親分は石破茂だが、いまひとつ人気も出ないし、派閥のまとまりも悪い。小池を石破茂が担いで小池総理、石破官房長官。おもしろいとは思うが、小池が都政でどんな実績を残せるのか、もう少し見なければ、彼女の実力はわからない。気の早すぎるフライング気味の記事である。 先週に続いて、ポストのビートたけしの連載がおもしろい。たけしが小池の手法にこういっている。 「『郵政民営化か否か』の郵政解散をやった小泉純一郎元首相のマネをしてるんだろうけど、小池都知事ってのは、物事をこういう『単純な二元論』に持っていくのがうまいよな。だけど、この人は小沢一郎やら、小泉やら、そういう大物の親分に寄り添ってただけで、『トップに立つ』って人じゃない。実際よく見りゃ、豊洲市場の件だって、五輪開催地の件だって、結局何も進んでないわけでさ。この辺で、自分の器っていうのを見極めておいてほうがいい気がするよね」 移転不可になった豊洲をこう活用したらいいという。 「もう移転不可能なら、豊洲をデッカイ刑務所にするしかないんじゃないの。『冷凍庫なんて網走より寒い』『気を抜くと凍死しちゃう』っていうんで、犯罪抑止力もバツグン」 小池都知事の能力は未知数。器を見ないで馬鹿騒ぎするのは、安倍がアベノミクスといいだして、何だかわからずに支持したことと同じである。気をつけよう、甘い言葉と薄ら笑い。 今週の第1位はフライデーの「ゲス不倫」。フライデーは将来の警視総監候補のひとりといわれる警察庁の阿武(あんの)孝雄警視長(44)が、警視庁に交通事故防止のための反射材用品を納入する企業の役員を務める30代の女性Aと不倫関係にあったと報じている。 出会いは15年11月。その頃、阿武は警視庁に出向し、交通総務課長だった。A子がいうには、阿武が既婚者だということは知っていたが、熱烈なアプローチと「君と結婚したい」という言葉を信じて関係を持ってしまったという。 「彼は私の下着やストッキングを頭に被ったり、靴の臭いを嗅ぎたがったりするんです。セックスの時、興奮すると首を絞めてくることもありました」 そんな性癖にうんざりし、その上、食事代やホテル代も彼女持ちだった。 だが、彼女の会社の業績が昨年5月頃から悪化して、デートの費用を出すことが難しくなってくると、阿武の態度が一変して、結婚の話も消えてしまったそうだ。こうした不倫行為が許されるわけもないが、それ以上に重大な違法行為をした疑いがあるというのである。 16年2月頃、あるノートを持ってきて2人で見たというのだ。中には「方面本部長会議」「署長会議」と書いてあるものもあったという。フライデーは、彼女が撮影したこれらのノートの写真を確認していると書いている。そこには警察庁内部の不祥事の報告や、伊勢志摩サミットに向けての警察庁の警備方針まで記されていたというから、これは完全にアウトだろう。 2月10日のasahi.comは「警察庁キャリアが女性と不倫 女性の会社が関連業務受注」と報じているが、05時02分となっているから、フライデーを入手して、警察庁に当てたのだろう。 だが、記事のどこにも「フライデーによれば」とは書いていない。いつもいうが、新聞は情報の入手先ぐらい明記すべきだ。それが報道のイロハである。独自ネタではないのだから、恥を知れよ。 【巻末付録】 ポストから。巻頭は「『PON!』のお天気お姉さんが脱いだ! 小松美咲『ココカラハジマル』」。なかなか可愛い。 後半は「マルベル堂のお宝プロマイドスター名鑑」。ここは浅草にあるんだ。昔はブロマイドなんていっていた時期もあったな。ここのは明星や平凡という雑誌の付録で集めた記憶がある。ニッコリバッチリな写真だけど、決まっているんだ。懐かしい! 袋とじは「人妻女教師と新人女教師」。まあこれではネットでただで見られるAVには敵わない。それ以上の何かを生み出さない限り、週刊誌のこうしたものはもはや売り物にはならないと思う。編集部員全員が知恵を尽くせ! 最後は「まさみ 筆あそび」。よくわからんが、筆って使いようがいろいろあるんだ。 現代は前半はなし。後半は「日本最大『フェチの祭典』へ潜入」。2月某日に都内の鶯谷で開かれた変態の祭りだそうだ。ラバーフェチ、恐竜足フェチなんてわかります? 「お帰りなさい! あの人気アイドル・やべっちがヌードで復活 矢部みほ」。今年40歳を迎えるそうだが、まだまだおいしそう。 次は「Gカップ女優 園田みおん 私の部屋で」。袋とじはもう何回目になるかね「フィギュアスケーター 村西章枝 月夜に舞う裸身」。2月25日に発売だそうです。買ってあげて! というわけで、今週はどちらも決めてなし。よって引き分けじゃ。 (文=元木昌彦)「フライデー」(2/24号、講談社)
これも人気の表れ!? 小池百合子都知事が雇用を否定する「SPがポルノ俳優」報道の怪
今週の注目記事・第1位 「小池百合子イケメンSPはポルノ俳優」(「アサヒ芸能」2/9日号) 「『小池百合子』都知事は『自分ファースト』実例集」(「週刊新潮」2/9号) 同・第2位 「有名企業の会長・社長が語る『わが社のトランプ対策』」(「週刊現代」2/18号) 同・第3位 「ビートたけしの『21世紀毒談』超特別編」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第4位 「天皇の理髪師[初告白]『人間・明仁天皇』」(「週刊文春」2/9号) 同・第5位 「小池都知事の猛攻を受けるドン内田に『車いすで通院』情報」(「フライデー」2/17号) 同・第6位 「GACKT元愛人が『首吊り自殺』未遂」(「週刊文春」2/9号) 同・第7位 「『稲田朋美』防衛相のファッションはなぜ田舎臭いのか?」(「週刊新潮」2/9号) 同・第8位 「脱・籾井のNHKニュース番組『大勝負の大改変』全内幕」(「週刊現代」2/18号) 同・第9位 「経産省にも責任がある『東芝』解体ショー」(「週刊新潮」2/9号) 同・第10位 「松山英樹『進化するスイング』を解剖する」(「週刊現代」2/18号) 同・第11位 「10年後のためにいま知っておきたい『安楽死』のすべて」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第12位 「ガチンコ横綱・稀勢の里に迫る“モンゴル戦隊”包囲網」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第13位 「WBCに出られない大谷翔平の『かなり深刻な症状』」(「週刊現代」2/18号) 同・第14位 「“恋多き女”蒼井優が噂のカレとポルシェで『密会』」(「フライデー」2/17号) 同・第15位 「『NO』と言える日本ふたたび」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第16位 「大脳皮質を2歳若返らせた『カカオ』大量摂取の実験」(「週刊新潮」2/9号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! まずは新潮の特集。高カカオチョコを摂取すると大脳皮質を2歳若返らせるというのである。 内閣府と明治の共同プロジェクトで、45~68歳の男女30人に、板チョコ(カカオ成分70%以上)換算で約半分の量を4週間食べてもらった。すると、大脳皮質の容積が増えたというのである。アルツハイマーなどの認知症は脳萎縮が著しく進むから、こうしたものを抑える効果が期待できるのかもしれない。詳しいことは読んでもらうとして、カカオポリフェノールには血糖値や高血圧への効果もあるそうだ。 先日スーパーで買った明治の「cacao95%」というのが冷蔵庫にある。これで認知症と血糖、高血圧に効けば安いものだ。ひと箱ずつ毎日食べてみようかな。 お次は、ポストの巻頭特集。石原慎太郎と亀井静香の「日本はトランプ大統領のいいなりになるな」といういいっ放しの対談。 内容は読まなくてもわかるとは思うが、少しだけ引用しておく。 「亀井 アメリカが壁をつくって引きこもる一方で、中国は逆で、引きこもらずに覇権主義とグローバリズムでどんどん外に出てくる。そうなると日本は経済の面で、中国頼りにならざるを得なくなり、中国の覇権主義に飲み込まれかねない。だから、中国と対等の関係を保つには、閉じこもるアメリカの戸をこじ開ける努力をしないといけない。トランプ問題は、日中問題に直結するんです。 石原 アメリカと中国の軍事力の差を比較すれば、空母一つ取っても格段の差があり、南シナ海での中国の覇権主義を力で抑えつけられるのはアメリカだけ。だから、日本が消滅しないようにするには、アメリカの扉をこじ開けて、巻き込んでいかないといけない。そのためにも日本が自衛力を持つ必要がある。実は防衛予算はさまざまな分野に及んで幅が広いので、軍事力の整備が一番経済的にも効果があるんですよ、経済の振興のためにも。防衛予算をもっと増やさなければならない」 十年一日というか、相も変わらぬ中国脅威論と軍事力強化論。この人たちの頭には中国と仲良くするという発想はもともとないようだ。 フライデーは女優の蒼井優(31)がウワサのカレ、ミュージシャンの石崎ひゅーい(32)と一緒に、代官山のビデオレンタル店に行き、男が借りてくるのを待っていたと報じている。 この2人は映画で共演し、熱愛が報じられていたが、2人は「ただの友だち」といっていた。借りたDVDを見ながら好きな相手と過ごす夜は、さぞかしいいもんだろう。どんなDVDかな? 日活ロマンポルノってことはないだろうか。フライデーは、このレンタル屋から後を追いかけていないが、もしかするとまかれたのかな? さて、日本の野球を代表する大谷翔平に異変が起きている。WBCも辞退した。現代によれば、意外に深刻な状態のようだ。 もともと両足首の関節が緩く捻挫しやすい体質(スポーツ紙日ハム担当)だった大谷が、最初に痛みを訴えたのは昨年10月の日本シリーズ第1戦だった。さらに第5戦で一塁に駆け込んだ際にひねったことで、決定的なダメージを負ったようだ。 「12月になっても痛みが引かず、精密検査をしてみたら、三角骨(かかとの上の部分)の障害を抱えていることが判明したのです。余分な骨が関節に挟まり、炎症を起こしている。いまだ捕手を座らせての投球練習もできていない」(スポーツ紙日ハム担当) ピッチャーは軸足で全身を支え、フィニッシュではマウンドを蹴るので、足首の酷使はどうしても避けられないと評論家の川崎憲次郎氏はいう。中途半端の状態で実戦に望めば選手生命を奪いかねない深刻な故障だそうだ。手術するという情報もあるようだが、来期はメジャーリーグを目指す大谷に最大の試練かもしれない。 久しぶりの日本人横綱誕生で相撲界が沸いている。だがポストによると、ガチンコ相撲が「掟」の部屋のため、モンゴル勢が手ぐすね引いて稀勢の里潰しに来るというのである。 「あの部屋はとにかく変わっている。他の部屋に出稽古に行くことはないし、よそから出稽古を受け入れることもない。所属力士たちも巡業などで他の部屋の人間と交わろうとしません。そんな変人揃いの部屋なんですが、それでいて妙な団結力がある。田子の浦親方(元前頭・隆の鶴)は、稀勢の里のことをいまだに横綱ではなく、“萩原(本名・萩原寛)”と呼んでいるし、稀勢の里のほうもそれに文句をいうこともない。むしろ大関になってからも進んで部屋のトイレ掃除をしていたくらいです」(相撲協会関係者) 11年に先代・鳴戸親方が亡くなった際に、部屋付親方となっていた隆の鶴が部屋を継いでいる。 「その後、先代の女将さんとの対立が表面化して独立することになった。それが現在の田子ノ浦部屋です。そうした経緯を一緒にくぐってきた稀勢を始めとする所属力士や部屋付きの西岩親方(元関脇・若の里)たちの団結は強い。それは、“先代・鳴戸親方の遺志を継ぐ”という思いの表れでもあると思います」(同) しかし、モンゴルの力士たちの団結力も半端ではない。 「一緒に食事に出かけるなど、出稽古での交流よりもよっぽど関係が深い。そのため土俵上でも、郷里の先輩相手には相手を怪我させるくらいの覚悟でぶつかることが難しいのではないかとみられてきた。特に白鵬、日馬富士、鶴竜のモンゴル3横綱体制になってからは、3人のうち中盤戦までに取りこぼしがなかった横綱が優勝をさらうパターンが続き、モンゴル支配の要素が強くなっていた」(相撲担当記者) 特に稀勢の里の横綱昇進に対して「朝青龍が引退した後、一人横綱で燃えるものが少なかったが、その後2人横綱(日馬富士、鶴竜)が出てきて、眠っていたものがワッと出てきた。今回もそんな気持ちかな」と語った白鵬の入れ込みようは半端なものではないという。 「白鵬も立場としては追い込まれているんですよ。稀勢の里の横綱昇進によって、悲願だった『日本国籍を取得しないままでの一代年寄り取得』に暗雲が立ち込めている。これまでは3横綱といっても協会は白鵬人気に頼っている部分が多かった。白鵬の土俵入りは本場所だけでなく、巡業や奉納相撲での華ですから。必然的に白鵬の悲願は無下に扱えない状況になっていた。そうした力関係が、大人気の日本人横綱が誕生したことで一変するわけです」(時津風一門の親方) また、1月31日にはモンゴル出身の元小結・時天空が悪性リンパ腫のために亡くなってしまった。 「白鵬に苦言を呈することができる数少ない先輩だった。時天空自身は帰化して年寄名跡を取得しており、“郷に入っては郷に従え”という考えで、白鵬の主張するモンゴル籍のままでの一代年寄り取得には否定的だった。その死によって白鵬の心境にどんな変化があるかわかりませんが、あらゆる手段を講じてモンゴル国籍のまま協会に残れるように動いた結果、手詰まりになっているのは間違いなく、すでに帰化を決断したという話も聞く。いずれにせよ、来場所以降も稀勢の里にズルズルと負け続けるようであれば、引退に追い込まれ、そのまま協会を去ることにもなりかねない」(同) 八百長相撲の中盆を務めた元小結・坂井圭介氏はこういう。 「いま、ガチンコでぶつかり合って一番強いのは間違いなく稀勢の里。昇進で自信をつけ、さらに強くなるはずです。かつての師匠であるガチンコ横綱・隆の里が千代の富士の天敵(幕内通算16勝12敗)として綱を張ったような力強い相撲が見られるでしょう」 私は、日本人でもモンゴルでも、真剣勝負ならどちらでもいいと思う。白鵬に間違いなく衰えが見えたいま、稀勢の里に期待が集まるのはわかるが、稀勢の里がその期待に応えられるかどうか、次の場所が正念場であろう。 ポストが何を考えたか、安楽死についての大特集をやっている。たしかに安楽死是か非かを含めて、これまでのようにタブー視することはないと思う。 だが、その背景に膨らむ終末期医療を減らすためという、厚労省の「思惑」がある気がしてならないのだ。安楽死、尊厳死、呼び方などどうでもいい。私は安楽死したいという人は、どうぞご勝手にというしかない。もちろん、胃瘻や植物人間になってまで生きていたくはない。だが、身内の勝手な思惑で、手のかかる年寄りを「安楽死」させるケースがこれまで以上に出てきはしないか。 生まれることは選べないが、死ぬことは選べる。確かにそうだが、国や厚労省、年寄りを邪険にする身内に勝手に殺されたくはない。一人一人、どうやって死にたいかをもっと考え、議論を尽くすべきだと思う。外国などのケースはどうでもいい。死ねばゴミになるのだから、その瞬間までは人間らしくありたいと思う。それに簡単に死が選べるようになったら、それこそ老人や弱者に冷たいこの国はあっという間に安楽死大国になってしまうと思うのだが。 記事には触れなかったが、さして新しいことは書かれていない。 今朝起きて、NHK BSでやっていた米男子ゴルフのフェニックス・オープンを見た。首位と4打差でスターとした松山英樹が素晴らしいゴルフをして、通算17アンダーで首位に立ち、全米オープン覇者のシンプソンとプレーオフになった。まさしく死闘の末、シンプソンをねじ伏せ、昨年に続き優勝してツアー4勝目を飾った。 現代は、松山のスイングをグラビアで分析している。確かに身体の厚みも増し、スイングに豪快さが出てきたことはたしかだ。ドライバーのブレも少ない。その上パターが格段に進歩した。だが、一番進歩したのは一流選手たちと競い、勝ったことで自信が出てきたことだろう。 ゴルフはメンタルなスポーツだといわれる。トップからフィニッシュに至るまでに、これまで失敗したすべてのシーンが甦るといわれる。 あれほどの強さを誇ったタイガー・ウッズが、腰を痛めたこともあるだろうが、別人のように精彩がなくなってしまった。タイガーはきっと、ドライバーを振り上げて降ろすまでに、これまでSEXしたオンナたちの顔やカラダが浮かぶのではないか。 大勢のギャラリーがそのことを知り、笑っているのではないかと思うのではないか。その雑念が微妙にスイングを狂わせ、フェアウエーを大きく外してしまうのではないだろうか。松山にはいま、それがない。彼女もいないようだ。ゴルフだけを考えていればいい。 予言しておこう。今年はメジャーを獲るチャンスの年だ。彼ならやれるかもしれない。だが、今年を逃すと、来年は「なんでメジャーをとれないのか」という雑念が出てくる。再来年はもっと悩むようになる。何も考えず、勝てるときに勝つ。これこそがゴルフの唯一の要諦である。今年の松山から目が離せない。 東芝が7,000億円もの巨額損失を出し、今年の3月の決算で債務超過になる可能性が出てきた。つまり家計でいえば「貯金に加え、家から車からすべてを売却しても、なお債務が残り、1年以上それが解消されないと上場廃止になる」(新潮)状態なのだ。 今後は好調な半導体部門まで売りに出すほかないといわれ、まさに新潮のいうとおり、まな板の上のマグロのような「東芝解体ショー」の始まりだというのである。 06年に米原子力企業のウエスチングハウス(WH)を約6,000億円で買収したことがケチの付き始めだった。国策である原子力事業があれば安泰と考えていたのだろうが、福島第一原発事故が起こり、世界の原発市場が一変してしまった。 新潮によれば、それでも原子力部門を含めて政府は、東芝のことには腫れ物に触るように接しているという。 「当時、『原子力立国』を高らかに謳い、日本のメーカーに原発の海外輸出を勧めた経産省のメンバーには、現・首相秘書官の今井尚哉さんもいますし、いま経済産業政策局長を務める柳瀬唯夫さんもいる」(全国紙の政治部デスク) 東芝の無能な経営者と同じ連中である。さらにその上には大事故が起きても原発再稼働を推し進め、海外にまで原発を自ら売り込む安倍首相がいるのだから、東芝最大の危機を救うために乗り出すべきだと思うが、それほど東芝の現状が深刻だということであろう。創業78年。連結も入れれば社員数約19万人。1969年からアニメ『サザエさん』を提供してきた名門企業は断末魔を迎えている。 こんな記事がasahi.comに載った。 「山形県警は6日、NHK山形放送局の記者、弦本(つるもと)康孝容疑者(28)=山形県酒田市本町1丁目=を住居侵入と強姦(ごうかん)致傷の疑いで逮捕したと発表した。弦本容疑者は『わかりません』などと容疑を否認しているという。県警山形署によると、弦本容疑者は2016年2月23日午前5時ごろ、県内の20代女性宅に侵入して女性に暴行を加え、2週間のけがを負わせた疑いがある。弦本容疑者と女性に面識はなかったという。NHK広報局は『職員が逮捕されたことは誠に遺憾で視聴者や関係者に深くおわびします。事実関係を調べたうえで厳しく対処します』としている」 せっかく籾井氏が去ったのに、NHKは一難去ってまた一難。このところNHKのニュース番組の大改編が話題である。 現代によると、『ニュース7』の平日メインキャスターに『ニュースウオッチ9』の鈴木奈穂子アナが移り、土日祝に井上あさひアナが京都から戻り、起用される。『ニュースウオッチ9』の河野憲治キャスターは外れるそうで、元政治経済部の有馬嘉男記者と『ブラタモリ』で人気の出た桑田真帆アナが務める。 NHK紅白歌合戦の司会を務め『ニュース7』のメインキャスターだった武田真一アナが、国谷裕子キャスターが降板して視聴率が低迷している『クローズアップ現代+』の建て直しのために起用されるという。 私としては、井上あさひちゃん以外は、誰が何をやろうと関心はない。武田アナはいいとは思うが、やはり『報道ステーション』と同じ局アナでは限界があるのではないか。もっと大胆な起用が必要だとは思うが、NHKのニュースは時計代わりだから、過不足なくニュースを伝えてくれれば、それでいいと思う。 ところでトランプ大統領が「狂犬」だといったマティス国防長官が来日した。安倍首相にとっては韓国の次というのが気に入らないだろうが、見かけだけでいえば、なかなかの偉丈夫である。首相周辺は、稲田朋美防衛相の防衛知識のなさを心配していたが、もっと心配していたのは彼女の服装だったと、新潮が書いている。 「稲田氏の田舎臭い少女風ファッションを見るにつけ、24万自衛隊の命を預かる覚悟は、まったく伝わってこない」(新潮) 新春恒例のだるまの目入れ式に着てきたのが、膝が見えるスカートに編み上げのブーツ。いわゆるガーリー(少女風)スタイルだった。 防衛相になってすぐの自衛隊の派遣地・ジブチでの視察では、キャップにサングラス。10月に行われた陸自の駆けつけ警護の演習では、まぶしいほどの白いパンツ姿。 11月のASEAN防衛担当相会合では、事務方が黒かグレーでと要望していたのに赤い服。12月の真珠湾訪問の時は、かわいいパステルカラー(黄色)のワンピースに着替えて、自爆攻撃で亡くなった飯田房太中佐の碑の前に。還暦近いおばさんが着る服ではない。ましてや防衛相である。こんな人間を任命するから、安倍は人を見る目がないといわれるのだ。 お次は文春が報じている「GACKT元愛人が首つり自殺未遂」という記事にいこう。文春はこれまでもGACKTの変人ぶりとSEX依存について何度か報じてきた。 今回は東日本大震災後の、東北出身の元グラビアアイドルA子(26)とのお話。彼女は親族や友人を失ったストレスから、メニエール症候群を患ってしまったという。 支えは大ファンだったGACKTの存在だった。彼が被災地に慰問に来てくれたことへのお礼を公式アドレスへ送ったところ、本人から励ましのメールが届いた。何度かやりとりしているうちに「食事をしよう」となり、12年11月に会い、食事が終わると運転手つきの車で自宅まで送ってくれた。後部座席はカーテンで仕切られていたが、「いきなりGACKTは下半身をむき出しにし、『くわえるか?』股間を押し付けてきたというのです」(A子のファンクラブの仲間)。 それから間もなく2人は肉体関係を結び、高級ホテルで会うが、時には別の女性と3人でベッドを共にすることもあったという。GACKTの周りには「喜び組」のような、支配されることを無上の喜びとする女性が何人もいたようだ。 だが、3年以上続いた2人の関係にも変化が出てきた。そんなとき、GACKTのマネジメント会社の社長で、常に2人で行動しているHへA子の心が移り、Hから、君と結婚したいからGACKTとの関係を切ってくれといわれる。HはA子の両親にも会いにいっている。だがHには別の本命女性がいたのだ。そしてHから、その彼女とは関係を切るから「必ず結婚しよう。連絡するから信じて」と告げられる。だが、そのまま音信不通になってしまったというのである。ひどい話だ。 GACKTにも相談したがダメだった彼女は絶望したのだろう、今年に入って2度の自殺未遂を図った。 Hは文春の直撃に、両親に会いにいったが婚約の事実はないと答える。傷つけてしまった事実がある以上、誠意をもってちゃんと対応させていただくとHはいうが、彼やGACKTの「誠意」とは、いったいなんなのだろう。 こんな男たちにいいように振り回され傷ついたA子にも、正直、同情する気はあまり起きない。すべての芸能人がそうだとはいわないが、彼らの言う“愛”や“誠意”などにはハナクソほどの重みもないのだ。早く気がついただけよかったと思うしかない。 郵便ポストが赤いのもみんなお前が悪いのだと、小池都知事のヒールになった内田氏だが、フライデーが気になることを報じている。 1月中旬に港区にある慈恵医大病院外来に、内田氏が女性ばかり4~5人に取り囲まれて来院、「神経内科」に入り、約1時間後に出てきたときは「内田氏は車いすに乗り、付き添いの女性がそれを押していたという」(フライデー)。 小池にとっても、内田の状態は気になるはずだ。なぜなら、彼女のやり方はヒール対正義の味方という構図を作り、それを成敗するジャンヌダルクを演じるわけだから、内田、森喜朗元総理、石原慎太郎元都知事に何かがあったら、次のヒールを探さなくてはいけなくなるからだ。 小池さん、次は安倍首相でもヒールに仕立てて対決してみてはいかがだろう。もし勝てば総理への野望が現実のものとなるかもしれない。そこまでやれば、私も応援してもいいと思うが、できね~だろうな。 次は文春の記事。天皇の「ご調髪」を10年にわたり務めてきたのは大場隆吉さん(65)。1882年創業の赤坂にあるヘアサロン「OHBA」の四代目で、祖父は昭和天皇の初代理髪師、父親もまた天皇家のご理髪掛を担当してきたという。 月に1度、ご調髪のために参内する前には、寒い日でも冷たい冷水を何杯も浴びて心身を清めるそうだ。天皇の髪はその生き方同様「剛直」で、「陛下は耳の後ろの毛が、後ろから前に向かって生えていてくせが強く、サイドも外にはねやすいのです」(大場氏)。 天皇はヘアスタイルに強いこだわりを持っているそうだ。「前髪は短めがお好み」「襟足は逆に、襟にかかる程度に長いほうがお好みなのです」(同)。 おつきの内舎人(うどねり)以外は2人きりで相対するから、健康状態が優れないと「お髪の伸びにむらがあり、頭皮がむくんだ状態になることがしばしば出てきました。御髪のくせが強くなり、まとまりが悪くなってしまう」(同)そうだ。 平成24年2月の心臓のバイパス手術の前後は、そうなっていたという。話のなかで感心したのは、一つのものを丁寧に使い長く愛用するというところだ。ヘアリキッドとヘアトニックは昭和44年に発売された資生堂の「ブラバス」を使っていた。 だが、白髪を整えるのには色味が寒色系の「アウスレーゼ」がいいのではと提案してそれに変えたが、ヘアトニックは「ブラバス」のまま。「なくなるまではそれでいい」と言っているそうだ。 私も「アウスレーゼ」を使っているので親近感が湧く。 なぜ大場氏が文春のインタビューに出てきたのか? それは、今行われている生前退位の議論に対して違和感を覚えたからだという。 「昨年八月八日の陛下が丹念に推敲されたお言葉に対し、私は素直に共感できました。あのお言葉から陛下の不退転のご決意を感じたのです。それは“菊のカーテン”の奥で、私が拝見した『人間・明仁天皇』のお姿そのものでした」 こうした専門家ではない市井人の立場から、天皇の生前退位について語らせるというのも、週刊誌の役割である。より身近に天皇を感じることができる好企画だと思う。 ポストのビートたけしの連載は、ときどきおもしろいものがある。今週はテレビの自主規制について。 「こういうふうにテレビの悪口をいっていると、『これからはインターネットの時代だ』って大喜びする人間は多い。だけど、ネットだってろくでもない。そもそもテレビが自主規制を強めたのはネットのせいだ。ネット社会じゃ、番組のクレームが直接スポンサーにいってしまう。『不買運動を起こせ!』とけしかけるヒマ人まで出てきた。だからテレビ局が萎縮する。相反する2つの意見があったとしても、ネット社会じゃ論争なんて立派なことになりゃしない。多数派が寄って集って少数派を袋叩きという図式になってしまう。名前も出さない匿名のヤツラが、ターゲットを決めてリンチする。そんなヤツラに狙われちゃたまらないってことで、テレビの制作側が勝手に自主規制や問題タレントの排除を始めちゃうんだ。ネット=悪とはいわない。情報ツールとして有効なのはよくわかる。だけど、『バカが簡単にモノをいう社会』を作ってしまったのも事実だ。2歳の子供にタバコを吸わせた動画をフェイスブック上げたり、コンビニで売り物のおでんをツンツンしている姿をユーチューブにアップしたり、やっていいことと悪いことの区別もつかないバカばかり。今や誰もがスマホから自分のバカさをワンタッチで拡散できるから、迷惑がエスカレートするんだよな。『ネットはバカのための拡声器』でしかない。大して利口じゃないヤツが一日中スマホにかじりついてても、時間とカネを賢いヤツラにむしり取られて終わるのがオチだよ」 最近のゲス不倫について。 「だけど、『ちょっとおかしいぞ』と思ったのが『五体不満足』の乙武(洋匡)くんの不倫報道への世間の反応だ。週刊新潮にオネエチャンとの海外旅行をスクープされて、直撃取材に『結婚してから5人と不倫してた』と認めて大騒ぎになって、結局奥さんとは離婚しちゃった。教育者の活動もしていて、マジメで誠実なイメージがある乙武くんと『不倫』がまったく合わないから驚かれたんだろうけど、本当はこの問題はもっと根深い。ちゃんと考えておかなきゃいけないと思うのは、世間がなぜ『乙武くんは不倫をしないマジメな男だ』と勝手に決めつけたのかってことだよ。『テレビで知的なコメントをしているから』とか『著書に感銘を受けたから』みたいな理由ならともかく、もし『身体障害者なのに不倫するわけがない』とか『障害のある人はマジメに地道に生きてるもんだと思ってた』って感覚が根底にあるとしたら、それって実はものすごく差別的な考え方だよ。体にハンディがあろうがなかろうが、人間の性格や嗜好ってのはそれとはまったく独立したものだ。障害を持ってる人だって、そうでない人たちと同じように性欲があるし、もちろん不倫をすることだったあるのが当然なんだよな。だけど実際は『障害者だからそんなことしない』って決めつけてる人が多い。この不倫劇は、そんなニッポン人の歪んだ潜在意識を浮き彫りにしたのかもしれない」 このおじちゃん、たまにはいいこというやんか。 さて、トランプ大統領旋風が荒れ狂うなか、安倍首相はじっとしていられないのか、10日に拝謁して、ゴルフを一緒にやるんだとか。こういうときは、相手がどんな野郎なのかをじっくり見ていたほうがいい。それは現代がやっている企業の会長、社長の「トランプ対策」にもはっきり出ている。 メキシコに自動車用ガラス工場を持つ旭硝子の石村和彦会長がこう話す。 「トランプ大統領は急に入国禁止令を出してアメリカに入って来られない人が出るなど、心配な状況ではあります。それにトランプ大統領は、とにかく毎日何をやってくるのかわからない。しかし、いますぐにパッパッパと急いで対策をする必要はない。じっくり腰を据えて、状況を見定める」 メキシコに炭素繊維工場を持つ、東レの日覺昭廣社長は。 「いまトランプ大統領は二国間協定でアメリカに有利にしようとしていますが、現在のFTA(自由貿易協定)もすでにアメリカに有利にできている。二国間協定になると日本にとって不利になると言う人もいますが、そういうことを言っていても仕方がない。うちの会社への影響? あまりないと思います」 メキシコシティに拠点を持つ、川崎汽船の村上英三社長は。 「80年代のように保護主義になってモノの動きが滞ると、われわれ海運業者としては困りますが、対策といっても特にまだやっていません。政治と経済には『時間差』がありますから。われわれはモノの動きにしっかりと対応していくだけで、あまり考えても仕方がない。まずは目先のことをしっかりとやっていくことが大事だと考えている」 慌てる乞食はもらいが少ない。昔からいわれているのに、安倍首相には分からないらしい。困ったものだ。 今週の第1位は、小池都知事関連の記事にあげたい。 「アメリカファースト」のトランプ大統領のやることなすことが世界中の批判を浴びているが、「都民ファースト」の小池知事の快進撃はいまのところとどまるところを知らないように見える。 小池対ドン・内田の最初の対決になる2月5日の千代田区長選は、小池都知事の推した5選を目指す石川雅己氏(75)が、新人だが与謝野馨元官房長官の甥で自民党が推していた与謝野信氏(41)に圧勝した。 新潮が報じているように、石川氏には多選批判があり、区議会と対立して補助金着服に関する問題で百条委員会に証人喚問されたりと、決して評判のいい首長とはいえないらしい。 それでも、小池人気に乗ってドン内田&都議会自民党と対立すれば「みんないい人」になってしまうのだから、トランプがこのことを知ったらどれほど羨むことであろう。 新潮によると、公明党が今回の区長選の自主投票を決めたのは、1月25日に小池による予算案が発表され、世帯年収760万円未満の子どもに対する「私立高校授業料実質無償化」が盛り込まれたからだという。 「公明党の支持母体である創価学会の会員は、裕福ではない家庭も少なくないため、従来、私立高校授業料無償化を求めてきました。小池予算案は、この公明党の主張を飲み込んだものです」(都政担当記者) 区長選で大勝して、今夏の都議選で小池新党から区議を多数当選させれば、都はもちろんのこと、総理の座も視野に入ってくるかもしれないといわれる。 確かに、彼女の政務担当の野田数知事特別秘書は40代の前半にもかかわらず態度が大きく「虎の威を借る狐になっているのではないか」(都庁関係者)という批判もある。 もっとオモシロ話がある。アサヒ芸能は、小池の身辺警護をしているイケメン専属ボディガードは、かつてVシネマ俳優で、「さらに調べるとアダルト作品への出演歴が発覚」(アサ芸)したと報じているのだ。この御仁、交流サイトのトップページに小池とのツーショット写真を掲載している。小池塾に通い、政治家を目指していると見る向きもあるようだ。 小池の覚えがめでたいのだろうと思うと、不可思議なことに、小池側にこのボディガード氏について尋ねると、「弊事務所及び小池百合子氏のいずれも雇用契約を結んだことはございません」(代理の弁護士)と答えたそうだ。何の関係もない人間に身辺警護をさせるはずもないし、男が勝手に警護しているわけでもなかろう。AV歴があることを知った小池側が切ったのだろうか。 ともかく、こんなことも話題になるぐらい、小池人気がすごいということだろうが、どこまで続くか見物ではある。 【巻末付録】 現代は純然たるSEXYグラビアは少ない。「いま芸能界で最高に美しいアイドル 乃木坂46 白石麻衣 純白ランジェリー」。「五木寛之『青春の門』連載再開記念 杉田かおる 織江、ふたたび」。杉田は純朴な田舎娘で「信介しゃん、抱いて」というセリフがわれわれの下半身を揺すぶった。 白石は、24歳のアイドルがここまでやるかというSEXYさ、満開である。写真集が7日に講談社から発売されるというから、売れるのではないか。 袋とじは「飛び出すVRヌード」というのだが、いくら見ても飛び出してこない。どうやるのか教えて。 ポストはすごいぞ。「完全独占袋とじ連動 小山薫堂撮影 葉加瀬マイ G乳ヌードまみれる」。葉加瀬マイを脚本家の小山が激写したというのである。写真は素人の域を出ないと思うが、迫力はそれなりにある。 後半は「鬼才 小沼勝が愛した日活ロマンポルノと美しき女優たち」と、よくわからない「グラビアファンタジー 店がハネたら…スナックの女」。 白石と葉加瀬の争いだが、私的には白石のアイドルSEXYに軍配を上げたい。 (文=元木昌彦)「アサヒ芸能」(2/9日号、徳間書店)
これも人気の表れ!? 小池百合子都知事が雇用を否定する「SPがポルノ俳優」報道の怪
今週の注目記事・第1位 「小池百合子イケメンSPはポルノ俳優」(「アサヒ芸能」2/9日号) 「『小池百合子』都知事は『自分ファースト』実例集」(「週刊新潮」2/9号) 同・第2位 「有名企業の会長・社長が語る『わが社のトランプ対策』」(「週刊現代」2/18号) 同・第3位 「ビートたけしの『21世紀毒談』超特別編」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第4位 「天皇の理髪師[初告白]『人間・明仁天皇』」(「週刊文春」2/9号) 同・第5位 「小池都知事の猛攻を受けるドン内田に『車いすで通院』情報」(「フライデー」2/17号) 同・第6位 「GACKT元愛人が『首吊り自殺』未遂」(「週刊文春」2/9号) 同・第7位 「『稲田朋美』防衛相のファッションはなぜ田舎臭いのか?」(「週刊新潮」2/9号) 同・第8位 「脱・籾井のNHKニュース番組『大勝負の大改変』全内幕」(「週刊現代」2/18号) 同・第9位 「経産省にも責任がある『東芝』解体ショー」(「週刊新潮」2/9号) 同・第10位 「松山英樹『進化するスイング』を解剖する」(「週刊現代」2/18号) 同・第11位 「10年後のためにいま知っておきたい『安楽死』のすべて」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第12位 「ガチンコ横綱・稀勢の里に迫る“モンゴル戦隊”包囲網」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第13位 「WBCに出られない大谷翔平の『かなり深刻な症状』」(「週刊現代」2/18号) 同・第14位 「“恋多き女”蒼井優が噂のカレとポルシェで『密会』」(「フライデー」2/17号) 同・第15位 「『NO』と言える日本ふたたび」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第16位 「大脳皮質を2歳若返らせた『カカオ』大量摂取の実験」(「週刊新潮」2/9号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! まずは新潮の特集。高カカオチョコを摂取すると大脳皮質を2歳若返らせるというのである。 内閣府と明治の共同プロジェクトで、45~68歳の男女30人に、板チョコ(カカオ成分70%以上)換算で約半分の量を4週間食べてもらった。すると、大脳皮質の容積が増えたというのである。アルツハイマーなどの認知症は脳萎縮が著しく進むから、こうしたものを抑える効果が期待できるのかもしれない。詳しいことは読んでもらうとして、カカオポリフェノールには血糖値や高血圧への効果もあるそうだ。 先日スーパーで買った明治の「cacao95%」というのが冷蔵庫にある。これで認知症と血糖、高血圧に効けば安いものだ。ひと箱ずつ毎日食べてみようかな。 お次は、ポストの巻頭特集。石原慎太郎と亀井静香の「日本はトランプ大統領のいいなりになるな」といういいっ放しの対談。 内容は読まなくてもわかるとは思うが、少しだけ引用しておく。 「亀井 アメリカが壁をつくって引きこもる一方で、中国は逆で、引きこもらずに覇権主義とグローバリズムでどんどん外に出てくる。そうなると日本は経済の面で、中国頼りにならざるを得なくなり、中国の覇権主義に飲み込まれかねない。だから、中国と対等の関係を保つには、閉じこもるアメリカの戸をこじ開ける努力をしないといけない。トランプ問題は、日中問題に直結するんです。 石原 アメリカと中国の軍事力の差を比較すれば、空母一つ取っても格段の差があり、南シナ海での中国の覇権主義を力で抑えつけられるのはアメリカだけ。だから、日本が消滅しないようにするには、アメリカの扉をこじ開けて、巻き込んでいかないといけない。そのためにも日本が自衛力を持つ必要がある。実は防衛予算はさまざまな分野に及んで幅が広いので、軍事力の整備が一番経済的にも効果があるんですよ、経済の振興のためにも。防衛予算をもっと増やさなければならない」 十年一日というか、相も変わらぬ中国脅威論と軍事力強化論。この人たちの頭には中国と仲良くするという発想はもともとないようだ。 フライデーは女優の蒼井優(31)がウワサのカレ、ミュージシャンの石崎ひゅーい(32)と一緒に、代官山のビデオレンタル店に行き、男が借りてくるのを待っていたと報じている。 この2人は映画で共演し、熱愛が報じられていたが、2人は「ただの友だち」といっていた。借りたDVDを見ながら好きな相手と過ごす夜は、さぞかしいいもんだろう。どんなDVDかな? 日活ロマンポルノってことはないだろうか。フライデーは、このレンタル屋から後を追いかけていないが、もしかするとまかれたのかな? さて、日本の野球を代表する大谷翔平に異変が起きている。WBCも辞退した。現代によれば、意外に深刻な状態のようだ。 もともと両足首の関節が緩く捻挫しやすい体質(スポーツ紙日ハム担当)だった大谷が、最初に痛みを訴えたのは昨年10月の日本シリーズ第1戦だった。さらに第5戦で一塁に駆け込んだ際にひねったことで、決定的なダメージを負ったようだ。 「12月になっても痛みが引かず、精密検査をしてみたら、三角骨(かかとの上の部分)の障害を抱えていることが判明したのです。余分な骨が関節に挟まり、炎症を起こしている。いまだ捕手を座らせての投球練習もできていない」(スポーツ紙日ハム担当) ピッチャーは軸足で全身を支え、フィニッシュではマウンドを蹴るので、足首の酷使はどうしても避けられないと評論家の川崎憲次郎氏はいう。中途半端の状態で実戦に望めば選手生命を奪いかねない深刻な故障だそうだ。手術するという情報もあるようだが、来期はメジャーリーグを目指す大谷に最大の試練かもしれない。 久しぶりの日本人横綱誕生で相撲界が沸いている。だがポストによると、ガチンコ相撲が「掟」の部屋のため、モンゴル勢が手ぐすね引いて稀勢の里潰しに来るというのである。 「あの部屋はとにかく変わっている。他の部屋に出稽古に行くことはないし、よそから出稽古を受け入れることもない。所属力士たちも巡業などで他の部屋の人間と交わろうとしません。そんな変人揃いの部屋なんですが、それでいて妙な団結力がある。田子の浦親方(元前頭・隆の鶴)は、稀勢の里のことをいまだに横綱ではなく、“萩原(本名・萩原寛)”と呼んでいるし、稀勢の里のほうもそれに文句をいうこともない。むしろ大関になってからも進んで部屋のトイレ掃除をしていたくらいです」(相撲協会関係者) 11年に先代・鳴戸親方が亡くなった際に、部屋付親方となっていた隆の鶴が部屋を継いでいる。 「その後、先代の女将さんとの対立が表面化して独立することになった。それが現在の田子ノ浦部屋です。そうした経緯を一緒にくぐってきた稀勢を始めとする所属力士や部屋付きの西岩親方(元関脇・若の里)たちの団結は強い。それは、“先代・鳴戸親方の遺志を継ぐ”という思いの表れでもあると思います」(同) しかし、モンゴルの力士たちの団結力も半端ではない。 「一緒に食事に出かけるなど、出稽古での交流よりもよっぽど関係が深い。そのため土俵上でも、郷里の先輩相手には相手を怪我させるくらいの覚悟でぶつかることが難しいのではないかとみられてきた。特に白鵬、日馬富士、鶴竜のモンゴル3横綱体制になってからは、3人のうち中盤戦までに取りこぼしがなかった横綱が優勝をさらうパターンが続き、モンゴル支配の要素が強くなっていた」(相撲担当記者) 特に稀勢の里の横綱昇進に対して「朝青龍が引退した後、一人横綱で燃えるものが少なかったが、その後2人横綱(日馬富士、鶴竜)が出てきて、眠っていたものがワッと出てきた。今回もそんな気持ちかな」と語った白鵬の入れ込みようは半端なものではないという。 「白鵬も立場としては追い込まれているんですよ。稀勢の里の横綱昇進によって、悲願だった『日本国籍を取得しないままでの一代年寄り取得』に暗雲が立ち込めている。これまでは3横綱といっても協会は白鵬人気に頼っている部分が多かった。白鵬の土俵入りは本場所だけでなく、巡業や奉納相撲での華ですから。必然的に白鵬の悲願は無下に扱えない状況になっていた。そうした力関係が、大人気の日本人横綱が誕生したことで一変するわけです」(時津風一門の親方) また、1月31日にはモンゴル出身の元小結・時天空が悪性リンパ腫のために亡くなってしまった。 「白鵬に苦言を呈することができる数少ない先輩だった。時天空自身は帰化して年寄名跡を取得しており、“郷に入っては郷に従え”という考えで、白鵬の主張するモンゴル籍のままでの一代年寄り取得には否定的だった。その死によって白鵬の心境にどんな変化があるかわかりませんが、あらゆる手段を講じてモンゴル国籍のまま協会に残れるように動いた結果、手詰まりになっているのは間違いなく、すでに帰化を決断したという話も聞く。いずれにせよ、来場所以降も稀勢の里にズルズルと負け続けるようであれば、引退に追い込まれ、そのまま協会を去ることにもなりかねない」(同) 八百長相撲の中盆を務めた元小結・坂井圭介氏はこういう。 「いま、ガチンコでぶつかり合って一番強いのは間違いなく稀勢の里。昇進で自信をつけ、さらに強くなるはずです。かつての師匠であるガチンコ横綱・隆の里が千代の富士の天敵(幕内通算16勝12敗)として綱を張ったような力強い相撲が見られるでしょう」 私は、日本人でもモンゴルでも、真剣勝負ならどちらでもいいと思う。白鵬に間違いなく衰えが見えたいま、稀勢の里に期待が集まるのはわかるが、稀勢の里がその期待に応えられるかどうか、次の場所が正念場であろう。 ポストが何を考えたか、安楽死についての大特集をやっている。たしかに安楽死是か非かを含めて、これまでのようにタブー視することはないと思う。 だが、その背景に膨らむ終末期医療を減らすためという、厚労省の「思惑」がある気がしてならないのだ。安楽死、尊厳死、呼び方などどうでもいい。私は安楽死したいという人は、どうぞご勝手にというしかない。もちろん、胃瘻や植物人間になってまで生きていたくはない。だが、身内の勝手な思惑で、手のかかる年寄りを「安楽死」させるケースがこれまで以上に出てきはしないか。 生まれることは選べないが、死ぬことは選べる。確かにそうだが、国や厚労省、年寄りを邪険にする身内に勝手に殺されたくはない。一人一人、どうやって死にたいかをもっと考え、議論を尽くすべきだと思う。外国などのケースはどうでもいい。死ねばゴミになるのだから、その瞬間までは人間らしくありたいと思う。それに簡単に死が選べるようになったら、それこそ老人や弱者に冷たいこの国はあっという間に安楽死大国になってしまうと思うのだが。 記事には触れなかったが、さして新しいことは書かれていない。 今朝起きて、NHK BSでやっていた米男子ゴルフのフェニックス・オープンを見た。首位と4打差でスターとした松山英樹が素晴らしいゴルフをして、通算17アンダーで首位に立ち、全米オープン覇者のシンプソンとプレーオフになった。まさしく死闘の末、シンプソンをねじ伏せ、昨年に続き優勝してツアー4勝目を飾った。 現代は、松山のスイングをグラビアで分析している。確かに身体の厚みも増し、スイングに豪快さが出てきたことはたしかだ。ドライバーのブレも少ない。その上パターが格段に進歩した。だが、一番進歩したのは一流選手たちと競い、勝ったことで自信が出てきたことだろう。 ゴルフはメンタルなスポーツだといわれる。トップからフィニッシュに至るまでに、これまで失敗したすべてのシーンが甦るといわれる。 あれほどの強さを誇ったタイガー・ウッズが、腰を痛めたこともあるだろうが、別人のように精彩がなくなってしまった。タイガーはきっと、ドライバーを振り上げて降ろすまでに、これまでSEXしたオンナたちの顔やカラダが浮かぶのではないか。 大勢のギャラリーがそのことを知り、笑っているのではないかと思うのではないか。その雑念が微妙にスイングを狂わせ、フェアウエーを大きく外してしまうのではないだろうか。松山にはいま、それがない。彼女もいないようだ。ゴルフだけを考えていればいい。 予言しておこう。今年はメジャーを獲るチャンスの年だ。彼ならやれるかもしれない。だが、今年を逃すと、来年は「なんでメジャーをとれないのか」という雑念が出てくる。再来年はもっと悩むようになる。何も考えず、勝てるときに勝つ。これこそがゴルフの唯一の要諦である。今年の松山から目が離せない。 東芝が7,000億円もの巨額損失を出し、今年の3月の決算で債務超過になる可能性が出てきた。つまり家計でいえば「貯金に加え、家から車からすべてを売却しても、なお債務が残り、1年以上それが解消されないと上場廃止になる」(新潮)状態なのだ。 今後は好調な半導体部門まで売りに出すほかないといわれ、まさに新潮のいうとおり、まな板の上のマグロのような「東芝解体ショー」の始まりだというのである。 06年に米原子力企業のウエスチングハウス(WH)を約6,000億円で買収したことがケチの付き始めだった。国策である原子力事業があれば安泰と考えていたのだろうが、福島第一原発事故が起こり、世界の原発市場が一変してしまった。 新潮によれば、それでも原子力部門を含めて政府は、東芝のことには腫れ物に触るように接しているという。 「当時、『原子力立国』を高らかに謳い、日本のメーカーに原発の海外輸出を勧めた経産省のメンバーには、現・首相秘書官の今井尚哉さんもいますし、いま経済産業政策局長を務める柳瀬唯夫さんもいる」(全国紙の政治部デスク) 東芝の無能な経営者と同じ連中である。さらにその上には大事故が起きても原発再稼働を推し進め、海外にまで原発を自ら売り込む安倍首相がいるのだから、東芝最大の危機を救うために乗り出すべきだと思うが、それほど東芝の現状が深刻だということであろう。創業78年。連結も入れれば社員数約19万人。1969年からアニメ『サザエさん』を提供してきた名門企業は断末魔を迎えている。 こんな記事がasahi.comに載った。 「山形県警は6日、NHK山形放送局の記者、弦本(つるもと)康孝容疑者(28)=山形県酒田市本町1丁目=を住居侵入と強姦(ごうかん)致傷の疑いで逮捕したと発表した。弦本容疑者は『わかりません』などと容疑を否認しているという。県警山形署によると、弦本容疑者は2016年2月23日午前5時ごろ、県内の20代女性宅に侵入して女性に暴行を加え、2週間のけがを負わせた疑いがある。弦本容疑者と女性に面識はなかったという。NHK広報局は『職員が逮捕されたことは誠に遺憾で視聴者や関係者に深くおわびします。事実関係を調べたうえで厳しく対処します』としている」 せっかく籾井氏が去ったのに、NHKは一難去ってまた一難。このところNHKのニュース番組の大改編が話題である。 現代によると、『ニュース7』の平日メインキャスターに『ニュースウオッチ9』の鈴木奈穂子アナが移り、土日祝に井上あさひアナが京都から戻り、起用される。『ニュースウオッチ9』の河野憲治キャスターは外れるそうで、元政治経済部の有馬嘉男記者と『ブラタモリ』で人気の出た桑田真帆アナが務める。 NHK紅白歌合戦の司会を務め『ニュース7』のメインキャスターだった武田真一アナが、国谷裕子キャスターが降板して視聴率が低迷している『クローズアップ現代+』の建て直しのために起用されるという。 私としては、井上あさひちゃん以外は、誰が何をやろうと関心はない。武田アナはいいとは思うが、やはり『報道ステーション』と同じ局アナでは限界があるのではないか。もっと大胆な起用が必要だとは思うが、NHKのニュースは時計代わりだから、過不足なくニュースを伝えてくれれば、それでいいと思う。 ところでトランプ大統領が「狂犬」だといったマティス国防長官が来日した。安倍首相にとっては韓国の次というのが気に入らないだろうが、見かけだけでいえば、なかなかの偉丈夫である。首相周辺は、稲田朋美防衛相の防衛知識のなさを心配していたが、もっと心配していたのは彼女の服装だったと、新潮が書いている。 「稲田氏の田舎臭い少女風ファッションを見るにつけ、24万自衛隊の命を預かる覚悟は、まったく伝わってこない」(新潮) 新春恒例のだるまの目入れ式に着てきたのが、膝が見えるスカートに編み上げのブーツ。いわゆるガーリー(少女風)スタイルだった。 防衛相になってすぐの自衛隊の派遣地・ジブチでの視察では、キャップにサングラス。10月に行われた陸自の駆けつけ警護の演習では、まぶしいほどの白いパンツ姿。 11月のASEAN防衛担当相会合では、事務方が黒かグレーでと要望していたのに赤い服。12月の真珠湾訪問の時は、かわいいパステルカラー(黄色)のワンピースに着替えて、自爆攻撃で亡くなった飯田房太中佐の碑の前に。還暦近いおばさんが着る服ではない。ましてや防衛相である。こんな人間を任命するから、安倍は人を見る目がないといわれるのだ。 お次は文春が報じている「GACKT元愛人が首つり自殺未遂」という記事にいこう。文春はこれまでもGACKTの変人ぶりとSEX依存について何度か報じてきた。 今回は東日本大震災後の、東北出身の元グラビアアイドルA子(26)とのお話。彼女は親族や友人を失ったストレスから、メニエール症候群を患ってしまったという。 支えは大ファンだったGACKTの存在だった。彼が被災地に慰問に来てくれたことへのお礼を公式アドレスへ送ったところ、本人から励ましのメールが届いた。何度かやりとりしているうちに「食事をしよう」となり、12年11月に会い、食事が終わると運転手つきの車で自宅まで送ってくれた。後部座席はカーテンで仕切られていたが、「いきなりGACKTは下半身をむき出しにし、『くわえるか?』股間を押し付けてきたというのです」(A子のファンクラブの仲間)。 それから間もなく2人は肉体関係を結び、高級ホテルで会うが、時には別の女性と3人でベッドを共にすることもあったという。GACKTの周りには「喜び組」のような、支配されることを無上の喜びとする女性が何人もいたようだ。 だが、3年以上続いた2人の関係にも変化が出てきた。そんなとき、GACKTのマネジメント会社の社長で、常に2人で行動しているHへA子の心が移り、Hから、君と結婚したいからGACKTとの関係を切ってくれといわれる。HはA子の両親にも会いにいっている。だがHには別の本命女性がいたのだ。そしてHから、その彼女とは関係を切るから「必ず結婚しよう。連絡するから信じて」と告げられる。だが、そのまま音信不通になってしまったというのである。ひどい話だ。 GACKTにも相談したがダメだった彼女は絶望したのだろう、今年に入って2度の自殺未遂を図った。 Hは文春の直撃に、両親に会いにいったが婚約の事実はないと答える。傷つけてしまった事実がある以上、誠意をもってちゃんと対応させていただくとHはいうが、彼やGACKTの「誠意」とは、いったいなんなのだろう。 こんな男たちにいいように振り回され傷ついたA子にも、正直、同情する気はあまり起きない。すべての芸能人がそうだとはいわないが、彼らの言う“愛”や“誠意”などにはハナクソほどの重みもないのだ。早く気がついただけよかったと思うしかない。 郵便ポストが赤いのもみんなお前が悪いのだと、小池都知事のヒールになった内田氏だが、フライデーが気になることを報じている。 1月中旬に港区にある慈恵医大病院外来に、内田氏が女性ばかり4~5人に取り囲まれて来院、「神経内科」に入り、約1時間後に出てきたときは「内田氏は車いすに乗り、付き添いの女性がそれを押していたという」(フライデー)。 小池にとっても、内田の状態は気になるはずだ。なぜなら、彼女のやり方はヒール対正義の味方という構図を作り、それを成敗するジャンヌダルクを演じるわけだから、内田、森喜朗元総理、石原慎太郎元都知事に何かがあったら、次のヒールを探さなくてはいけなくなるからだ。 小池さん、次は安倍首相でもヒールに仕立てて対決してみてはいかがだろう。もし勝てば総理への野望が現実のものとなるかもしれない。そこまでやれば、私も応援してもいいと思うが、できね~だろうな。 次は文春の記事。天皇の「ご調髪」を10年にわたり務めてきたのは大場隆吉さん(65)。1882年創業の赤坂にあるヘアサロン「OHBA」の四代目で、祖父は昭和天皇の初代理髪師、父親もまた天皇家のご理髪掛を担当してきたという。 月に1度、ご調髪のために参内する前には、寒い日でも冷たい冷水を何杯も浴びて心身を清めるそうだ。天皇の髪はその生き方同様「剛直」で、「陛下は耳の後ろの毛が、後ろから前に向かって生えていてくせが強く、サイドも外にはねやすいのです」(大場氏)。 天皇はヘアスタイルに強いこだわりを持っているそうだ。「前髪は短めがお好み」「襟足は逆に、襟にかかる程度に長いほうがお好みなのです」(同)。 おつきの内舎人(うどねり)以外は2人きりで相対するから、健康状態が優れないと「お髪の伸びにむらがあり、頭皮がむくんだ状態になることがしばしば出てきました。御髪のくせが強くなり、まとまりが悪くなってしまう」(同)そうだ。 平成24年2月の心臓のバイパス手術の前後は、そうなっていたという。話のなかで感心したのは、一つのものを丁寧に使い長く愛用するというところだ。ヘアリキッドとヘアトニックは昭和44年に発売された資生堂の「ブラバス」を使っていた。 だが、白髪を整えるのには色味が寒色系の「アウスレーゼ」がいいのではと提案してそれに変えたが、ヘアトニックは「ブラバス」のまま。「なくなるまではそれでいい」と言っているそうだ。 私も「アウスレーゼ」を使っているので親近感が湧く。 なぜ大場氏が文春のインタビューに出てきたのか? それは、今行われている生前退位の議論に対して違和感を覚えたからだという。 「昨年八月八日の陛下が丹念に推敲されたお言葉に対し、私は素直に共感できました。あのお言葉から陛下の不退転のご決意を感じたのです。それは“菊のカーテン”の奥で、私が拝見した『人間・明仁天皇』のお姿そのものでした」 こうした専門家ではない市井人の立場から、天皇の生前退位について語らせるというのも、週刊誌の役割である。より身近に天皇を感じることができる好企画だと思う。 ポストのビートたけしの連載は、ときどきおもしろいものがある。今週はテレビの自主規制について。 「こういうふうにテレビの悪口をいっていると、『これからはインターネットの時代だ』って大喜びする人間は多い。だけど、ネットだってろくでもない。そもそもテレビが自主規制を強めたのはネットのせいだ。ネット社会じゃ、番組のクレームが直接スポンサーにいってしまう。『不買運動を起こせ!』とけしかけるヒマ人まで出てきた。だからテレビ局が萎縮する。相反する2つの意見があったとしても、ネット社会じゃ論争なんて立派なことになりゃしない。多数派が寄って集って少数派を袋叩きという図式になってしまう。名前も出さない匿名のヤツラが、ターゲットを決めてリンチする。そんなヤツラに狙われちゃたまらないってことで、テレビの制作側が勝手に自主規制や問題タレントの排除を始めちゃうんだ。ネット=悪とはいわない。情報ツールとして有効なのはよくわかる。だけど、『バカが簡単にモノをいう社会』を作ってしまったのも事実だ。2歳の子供にタバコを吸わせた動画をフェイスブック上げたり、コンビニで売り物のおでんをツンツンしている姿をユーチューブにアップしたり、やっていいことと悪いことの区別もつかないバカばかり。今や誰もがスマホから自分のバカさをワンタッチで拡散できるから、迷惑がエスカレートするんだよな。『ネットはバカのための拡声器』でしかない。大して利口じゃないヤツが一日中スマホにかじりついてても、時間とカネを賢いヤツラにむしり取られて終わるのがオチだよ」 最近のゲス不倫について。 「だけど、『ちょっとおかしいぞ』と思ったのが『五体不満足』の乙武(洋匡)くんの不倫報道への世間の反応だ。週刊新潮にオネエチャンとの海外旅行をスクープされて、直撃取材に『結婚してから5人と不倫してた』と認めて大騒ぎになって、結局奥さんとは離婚しちゃった。教育者の活動もしていて、マジメで誠実なイメージがある乙武くんと『不倫』がまったく合わないから驚かれたんだろうけど、本当はこの問題はもっと根深い。ちゃんと考えておかなきゃいけないと思うのは、世間がなぜ『乙武くんは不倫をしないマジメな男だ』と勝手に決めつけたのかってことだよ。『テレビで知的なコメントをしているから』とか『著書に感銘を受けたから』みたいな理由ならともかく、もし『身体障害者なのに不倫するわけがない』とか『障害のある人はマジメに地道に生きてるもんだと思ってた』って感覚が根底にあるとしたら、それって実はものすごく差別的な考え方だよ。体にハンディがあろうがなかろうが、人間の性格や嗜好ってのはそれとはまったく独立したものだ。障害を持ってる人だって、そうでない人たちと同じように性欲があるし、もちろん不倫をすることだったあるのが当然なんだよな。だけど実際は『障害者だからそんなことしない』って決めつけてる人が多い。この不倫劇は、そんなニッポン人の歪んだ潜在意識を浮き彫りにしたのかもしれない」 このおじちゃん、たまにはいいこというやんか。 さて、トランプ大統領旋風が荒れ狂うなか、安倍首相はじっとしていられないのか、10日に拝謁して、ゴルフを一緒にやるんだとか。こういうときは、相手がどんな野郎なのかをじっくり見ていたほうがいい。それは現代がやっている企業の会長、社長の「トランプ対策」にもはっきり出ている。 メキシコに自動車用ガラス工場を持つ旭硝子の石村和彦会長がこう話す。 「トランプ大統領は急に入国禁止令を出してアメリカに入って来られない人が出るなど、心配な状況ではあります。それにトランプ大統領は、とにかく毎日何をやってくるのかわからない。しかし、いますぐにパッパッパと急いで対策をする必要はない。じっくり腰を据えて、状況を見定める」 メキシコに炭素繊維工場を持つ、東レの日覺昭廣社長は。 「いまトランプ大統領は二国間協定でアメリカに有利にしようとしていますが、現在のFTA(自由貿易協定)もすでにアメリカに有利にできている。二国間協定になると日本にとって不利になると言う人もいますが、そういうことを言っていても仕方がない。うちの会社への影響? あまりないと思います」 メキシコシティに拠点を持つ、川崎汽船の村上英三社長は。 「80年代のように保護主義になってモノの動きが滞ると、われわれ海運業者としては困りますが、対策といっても特にまだやっていません。政治と経済には『時間差』がありますから。われわれはモノの動きにしっかりと対応していくだけで、あまり考えても仕方がない。まずは目先のことをしっかりとやっていくことが大事だと考えている」 慌てる乞食はもらいが少ない。昔からいわれているのに、安倍首相には分からないらしい。困ったものだ。 今週の第1位は、小池都知事関連の記事にあげたい。 「アメリカファースト」のトランプ大統領のやることなすことが世界中の批判を浴びているが、「都民ファースト」の小池知事の快進撃はいまのところとどまるところを知らないように見える。 小池対ドン・内田の最初の対決になる2月5日の千代田区長選は、小池都知事の推した5選を目指す石川雅己氏(75)が、新人だが与謝野馨元官房長官の甥で自民党が推していた与謝野信氏(41)に圧勝した。 新潮が報じているように、石川氏には多選批判があり、区議会と対立して補助金着服に関する問題で百条委員会に証人喚問されたりと、決して評判のいい首長とはいえないらしい。 それでも、小池人気に乗ってドン内田&都議会自民党と対立すれば「みんないい人」になってしまうのだから、トランプがこのことを知ったらどれほど羨むことであろう。 新潮によると、公明党が今回の区長選の自主投票を決めたのは、1月25日に小池による予算案が発表され、世帯年収760万円未満の子どもに対する「私立高校授業料実質無償化」が盛り込まれたからだという。 「公明党の支持母体である創価学会の会員は、裕福ではない家庭も少なくないため、従来、私立高校授業料無償化を求めてきました。小池予算案は、この公明党の主張を飲み込んだものです」(都政担当記者) 区長選で大勝して、今夏の都議選で小池新党から区議を多数当選させれば、都はもちろんのこと、総理の座も視野に入ってくるかもしれないといわれる。 確かに、彼女の政務担当の野田数知事特別秘書は40代の前半にもかかわらず態度が大きく「虎の威を借る狐になっているのではないか」(都庁関係者)という批判もある。 もっとオモシロ話がある。アサヒ芸能は、小池の身辺警護をしているイケメン専属ボディガードは、かつてVシネマ俳優で、「さらに調べるとアダルト作品への出演歴が発覚」(アサ芸)したと報じているのだ。この御仁、交流サイトのトップページに小池とのツーショット写真を掲載している。小池塾に通い、政治家を目指していると見る向きもあるようだ。 小池の覚えがめでたいのだろうと思うと、不可思議なことに、小池側にこのボディガード氏について尋ねると、「弊事務所及び小池百合子氏のいずれも雇用契約を結んだことはございません」(代理の弁護士)と答えたそうだ。何の関係もない人間に身辺警護をさせるはずもないし、男が勝手に警護しているわけでもなかろう。AV歴があることを知った小池側が切ったのだろうか。 ともかく、こんなことも話題になるぐらい、小池人気がすごいということだろうが、どこまで続くか見物ではある。 【巻末付録】 現代は純然たるSEXYグラビアは少ない。「いま芸能界で最高に美しいアイドル 乃木坂46 白石麻衣 純白ランジェリー」。「五木寛之『青春の門』連載再開記念 杉田かおる 織江、ふたたび」。杉田は純朴な田舎娘で「信介しゃん、抱いて」というセリフがわれわれの下半身を揺すぶった。 白石は、24歳のアイドルがここまでやるかというSEXYさ、満開である。写真集が7日に講談社から発売されるというから、売れるのではないか。 袋とじは「飛び出すVRヌード」というのだが、いくら見ても飛び出してこない。どうやるのか教えて。 ポストはすごいぞ。「完全独占袋とじ連動 小山薫堂撮影 葉加瀬マイ G乳ヌードまみれる」。葉加瀬マイを脚本家の小山が激写したというのである。写真は素人の域を出ないと思うが、迫力はそれなりにある。 後半は「鬼才 小沼勝が愛した日活ロマンポルノと美しき女優たち」と、よくわからない「グラビアファンタジー 店がハネたら…スナックの女」。 白石と葉加瀬の争いだが、私的には白石のアイドルSEXYに軍配を上げたい。 (文=元木昌彦)「アサヒ芸能」(2/9日号、徳間書店)
“各界の北朝鮮”が生んだ遅咲きの新横綱・稀勢の里「風俗店には兄弟子たちと……」
今週の注目記事・順不同1 「こいつ、本物のバカかもしれない トランプ日本口撃が怖すぎる」(「週刊現代」2/11号) 「反トランプの正体、親トランプの素顔」(「週刊新潮」2/2号) 「トランプに会談を蹴られた安倍首相の“逃げ恥”」(「週刊ポスト」2/10号) 同・2 「前川喜平事務次官に退職金5610万円」(「週刊現代」2/11号) 同・3 「これから始まる一流企業『大合併』実名ですべて書く」(「週刊現代」2/11号) 同・4 「ついに国内で特許承認! 高血圧ワクチン」(「週刊ポスト」2/10号) 同・5 「糸魚川火災『火災保険をもらえた人』『もらえなかった人』」(「週刊現代」2/11号) 同・6 「綱より難しい『稀勢の里』嫁取り物語」(「週刊新潮」2/2号) 同・7 「75歳オーバータクシー運転手、何人いるんですか?」(「週刊ポスト」2/10号) 同・8 「江角マキコ“自爆不倫報道”の哀しみ」(「週刊文春」2/2号) 同・9 「小池知事ブレーンが分裂 豊洲移転派VS.築地残留派」(「週刊朝日」2/3号) 同・10 「韓国『絶望半島』ルポ」(「週刊文春」2/2号) 「それでも韓国と仲良くしないとダメなのか?」(「週刊新潮」2/2号) 同・11 「視聴率が急降下した『報道ステーション』の無害な優等生」(「週刊新潮」2/2号) 同・12 「『8・6秒バズーカー』はまやねん『デキ婚&ラブホ不倫』」(「フライデー」2/10号) 同・13 「あなたの英語はここが惜しい!」(「AERA」2/6号) 同・14 「さらば松方弘樹さん! 懐かしい『酒と女とカネ』の話バラしちゃうよ」(「週刊ポスト」2/10号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週はトランプ大統領の繰り出すとんでもない大統領令に世界中が仰天しているせいか、週刊誌は挙って低調である。 そこで今週は順位なし。最初は1月21日に亡くなった俳優・松方弘樹について。最期を看取ったのは元祇園のホステスで30歳年下の山本万里子だった。彼女は入籍せずに松方に付き添って生きてきた。新潮によれば、愛の巣だったマンションも引き払われ、金銭的余裕もなかったのではないかという。 ポストでビートたけしが松方の思い出を語っている。『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)に、レギュラーで10年間出ていた。月曜日に収録が終わると、その足で川崎堀之内のソープランドへみんなで行った。そこの支払いも、その後のクラブも、全部松方が払ったという。京都の超一流のステーキ屋へ5人で食いに行って、ロマネコンティなど10本近く空け、その勘定2,000万円をカードではなく「現金」で払ったそうだ。 たけしならずとも、そんなカネどうやって持っていたのかね? たけしは、松方は女遊びするから「パイプカットしていた」と証言している。勝新太郎や萬屋錦之介も、晩年はカネに苦労したと聞く。松方も亡くなるときは、マンションも手放さなければならないほどだったようだ。おもしろうてやがてかなしき鵜舟かな、である。 次はAERAの記事。最近Google翻訳がよくなったという声をよく聞く。私もときどき使っているが、たしかに「ニューヨーク・タイムズ」などの記事を翻訳しても、それなりに内容がわかるぐらいの翻訳力はある。 AERAは、日本語を英語に翻訳するときのコツを紹介している。それには日本語を英語っぽくしてから翻訳することだという。 たとえば「急峻な谷が多く、林道が整備されていないわが国の森林は、木材の運搬が大きな問題になる」というのを、「わが国の森林は、多くの急峻な谷を持つ。林道は整備されていない。それらの事実が伐採とその運搬に困難を与えている」とすればいい。「彼は明日の会合に出席しないと言っていた」を「彼は明日の会合には出席しないだろうと彼は言っていた」とすればいい。 つまり英語の基本文型SVOCにすると、より英語っぽくしてくれるというのである。中学英語で習った簡単なことだが、確かにこうすれば日本語の英文翻訳もかなりこなしてくれる。そのうち英語を含めた外国語を学ぶ必要はなくなるかもしれない。そんな期待を持たせてくれるディープラーニングの進歩である。 お次はフライデー。読者は「8.6秒バズーカ」はまやねん(26)というお笑いコンビの片割れを知っているだろうか。 彼が女の子たちとラブホへしけ込む姿を撮っているが、本筋はそこではなく、はまやねんが子どももいる既婚者だという点にある。鳥取県出身で出来ちゃった婚。子どもと彼女は鳥取にいるそうだ。これだけバッチリ撮られると、弁明に苦労するだろうな。自業自得ではあるが。 おまけのフライデー。覚せい剤疑惑がつきまとうASKAだが、1月23日、その姿が麻布十番の高級ふぐ屋にあったという。そこへ、木梨憲武、騎手の武豊、競泳の萩野公介、後からイチロー、水谷豊も合流したという。ASKAは競輪選手の中野浩一夫妻との会食だったので、別々らしいが、なかなか豪華な顔ぶれではある。そういえばこのところ安いふぐしか食べてない。たまには麻布十番の「ふぐ武」へでも行きたいな。あそこはふぐ屋なのにキムチがあったと思うが、今はどうなのかな。 さて、テレ朝の『報道ステーション』は、古舘から局アナの富川悠太アナに変わったが、視聴率は順調だと思っていた。だが、新潮によると数字が急降下し、1月は4日が過去最低クラスの6.7%、第2週の平均も9.38%と1ケタ台に落ち込んでいるという。 優等生的で真面目な富川は、私は好感を持って見ている。古舘のようにわざとらしさがなく、盛り上げ方に難はあるが、もともとニュースは正確に伝わればいいのだ。 問題があるとするならば、横にいるコメンテーターの元共同通信の後藤健次ではないか。彼は政治畑が長い分、安倍首相などにパイプがあるのだろうが、そのため安倍政権に対して歯切れが悪い。 これは他の局の番組に出ている時事通信の田崎史郎にもいえることである。この人選を変えたら、ずいぶん違うと思う。 ところで慰安婦像をめぐって日韓のいがみ合いは日増しに激しさを増している。新潮のいうように、元慰安婦へ支援金10億円を支払うことで日韓は合意した。それに対して韓国側は日本大使館前の慰安婦像撤去に努力するとしていたが、朴槿恵大統領がスキャンダルで事実上失脚すると、この合意がなかったかのように韓国国内で慰安婦像設置運動があちこちで起きている。釜山の総領事館前に慰安婦像を設置したことに怒った安倍首相は、日本大使を一時帰国させた。だが新潮によると、今年12月に竹島に慰安婦像を設置する動きまで出てきているというのである。 ここまでする国と日本は「仲良くしないといけないのか」と新潮は疑問を呈している。文春がルポしているように、朴大統領と親しかった崔順実の傍若無人な金満ぶりは、財閥・サムソン電子副会長の逮捕状が請求されるまでに広がり、燃え上がった国民の怒りのはけ口が日本へ向かったことは確かであろう。日本では、ネット住民が「韓国と断交せよ」と大声を上げている。だが、今春といわれる大統領選で反日派が勝てば、中国との連携をさらに強め、北朝鮮は日本への挑発をこれまで以上にやってくるかもしれない。 トランプ政権はオバマ以上に日本の後ろ盾になるとは考えにくい。そうなればいうまでもなかろう。安倍がやらなければいけないことは、日中、日韓の関係を良好にして、それを背景にトランプ政権と本音で語り合うことであるはずだ。 韓国は私から見ても「こまったちゃん」ではあるが、ここは大人として韓国を導いてやるぐらいの気構えでいてほしいと、私は思う。 閑話休題。日本映画界が久しぶりに活況である。特にアニメ映画『君の名は。』が興収200億円を超えた。私は未見だが、やはりアニメでキネマ旬報で第1位になった『この世界の片隅に』を遅ればせながら見た。 広島の呉が舞台なので、戦争と原爆の泣かせ映画かと思っていたが、そうではなかった。戦前、戦中を生き抜いたひとりの女性の生活を淡々と描いたものだった。 アニメということもあるのだろう。焼夷弾で町が燃え上がるシーンも、死体が埋め尽くす光景も、何かおとぎの国の話のように思えたが、見終わると、何か心の中に戦争という悲劇がもたらした重いものがオリのように沈んでいた。 封切り日にスコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』を見た。遠藤周作の原作に感動した彼が、長年温めてきた企画だという。ポルトガル人の宣教師2人が、師と仰ぎ日本に渡って布教活動をしていた宣教師が「棄教」したという知らせを受け、長崎へ向かう。隠れキリシタンの村人が彼らを匿うが、次々に役人に捕まり、激しい拷問を受け、棄教を迫られる。 全編暗い色調。自分たちを守るために苦しむ信者たちを見て、宣教師のひとりは、「なぜ神は我々にこんなにも苦しい試練を与えながら、沈黙したままなのか」と問う。 私のような信仰心の薄い人間には「神の沈黙」という主題がピンとはこないが、これだけの重いテーマを描ききったスコセッシはさすがだと思う。 映画といえば、オリバー・ストーン監督が来日し『スノーデン』について語った。新潮は、オリバー監督は9度にわたってスノーデンにインタビューしたという。 「とりわけ日本にとって衝撃的なのは、横田基地での勤務を回想するシーン」(新潮)。アメリカによって送電網やダム、病院などのインフラに不正プログラムが仕込まれていて、もし日本が同盟国でなくなったときは、不正プログラムが起動し、日本全体のインフラは壊滅すると証言していることだ。 スノーデンは日本やドイツなどの同盟国の首脳らの通信がNSAの監視対象だったことを明るみに出した。いまだにアメリカはそうした情報収集活動を止めていない。集められたマル秘情報がトランプ大統領に上げられると考えると、背筋がゾッとする。 さて、小池都知事が来る都議選で豊洲移転問題を掲げ、都民に築地残留か否かを問うことを考えていると週刊朝日が報じている。地下水のモリタリング調査で大量のベンゼンが検出されたことで、なぜこのような土地に移転しようとしたのか、石原慎太郎元都知事を証人喚問すると小池都知事がいい始めた。 それは当然やるべきだが、豊洲移転問題でグズグズしているのは朝日によると、小池のブレーンの中でも意見が割れているからだという。上山信一特別顧問ら多くは「できてしまったから当然豊洲移転でしょう」と考えているそうだが、都の市場問題プロジェクトチームの座長・小島敏郎顧問は築地残留派。 また小池本人は、08年に出した共著『東京WOMEN大作戦』(小学館)の中で、「築地市場の建物だけを建て直すのが一番妥当」だといっているそうで、残留派ではないかと朝日は見ている。だが、そうとう前の本だから、そうとはいい切れないと思う。 困った小池は、都民に丸投げしようというのだが、都民のひとりとして「ふざけるな」といいたい。 石原元都知事や内田茂都議連中の豊洲移転に絡んだ利権構造は明らかにすべきだが、移転問題は速やかに知事が決断するのが筋だろう。都議選の投票日は7月2日である。そんな優柔不断な都知事では、これまでの連中と変わるところがない。 女優の江角マキコ(50)が突然「引退する」と表明した。どうやら夫とは別居状態で、A氏という投資詐欺集団の一味で、昨年8月に逮捕されたことのある人間と「不倫」しているといわれている。この詐欺には江角も被害に遭っているのだ。江角はA氏とは被害を受けた交渉のために会っていると弁明しているが、フライデーは2人が深夜に並んで歩いているところを激写している。 江角の夫も、女性自身の取材に対して「ずっと前から嘘をついて外泊したり、妻の行動はおかしかった」と語っている。江角が主演したドラマ『ショムニ』(フジテレビ系)の決めゼリフ、「自分でしたことの始末は自分でつけろ」といえるかな? ポストの素朴な疑問特集。今週は75歳を超えるドライバーの死亡事故率は2倍になるという警察庁の発表を受けて、ではタクシードライバーにはどれぐらいの75歳オーバー運転手がいるのかと調べてみた。 大手のタクシー会社に聞いたが、どこもハッキリした答えはなかったようだ。そこでポストが独自に調べると、東京地区では75歳~79歳の運転手は2,522人。80歳以上も442人いる。大阪地区は75歳以上が1,416人で、個人タクシー運転手の1割以上が75歳オーバーだそうだ。 08年からの道交法改正で「もみじマーク」の掲示は努力義務になったから、タクシーに貼ってあるのを見ないが、もし貼っていれば相当な数のタクシーが「もみじマーク」になる。1月30日から東京のタクシーの初乗りが「約1km380円~410円」になった。高齢者が気軽に乗れるタクシーという考えはいいが、運転するのも乗客も高齢者ばかりということになりかねない。 それはそれでいいが、私も含めて高齢者は短気である。目も耳も不自由になっているのに、ちょっとしたことでカーッとして、無茶な運転をしないように心がけてもらいたいものだ。 さて、実に19年ぶりの日本人横綱の誕生は、相撲協会にとっても悲願であった。「きせのん」こと稀勢の里(30)が大きな話題である。 2002年に中学卒業とともに鳴戸部屋(現田子ノ浦部屋)へ入門。入る決め手は「角界一多い稽古量」だったという。文春で相撲関係者がこう語っている。 「一日に百番取るのが当たり前。馴れ合いを生まないよう出稽古も禁止で、“各界の北朝鮮”とも言われていた」 好きな言葉は「我慢と辛抱」。初土俵から頭角を現し、史上2番目の早さで新入幕を果たし、19歳11カ月で三役に昇進する。新潮で相撲ジャーナリストが、21歳2カ月で横綱になった北の湖が「自分と同じか、それより上のレベルだ」といっていたというぐらい、将来を嘱望されていた。 だが、大関になり5回の綱取りに挑むが、肝心なところで「勝負弱さ」を露呈し、ことごとく失敗してしまう。そんな苦闘の末、新入幕から73場所、昭和以降最も遅い横綱昇進となった。白鵬に明らかに衰えが見えた今、稀勢の里に集まる期待は大きい。茨城県牛久市出身。好きな音楽は「浪曲」。風俗店には兄弟子たちと出かけていたようだが、独身である。 この日本は、鴨長明の『方丈記』を持ち出すまでもなく、天変地異の多い国である。 長明はしたがって、家などにカネをかけ飾り立てるのはムダだといっているが、現代では火災保険や地震保険があるから安心だと、思い違いしている人も多いに違いない。 現代は糸魚川で起きた大火災で被災した人たちの声を聞きながら、火災保険について考えようという特集を組んでいる。全焼か半焼かでも大きく違うが、古い火災保険では、年数が経てば出る保険金も安くなってしまう。 だが、火災保険の「再調達価額契約」というのがあり、古い家でも「今、その建物と同じものを建てたらいくらかかるか」という考え方で保険金の支払い上限が決まる。 この保険が現在の主流だそうで、各社が競って商品を出している。 「これらの場合、例えば東京都内に立つ築20年、新築時の建物価格が3000万円の一軒家であれば、家財補償も付けて年額4万~5万円(5年契約)が標準的な保険料となる」(現代) これに地震保険をつけておけば、万全とはいかないまでも、もしものときは、かなり助かるはずだ。今すぐ入っておくにこしたことはないだろうが、先立つものがな……。 先週、ポストは、これから老化はワクチンで防ぐ時代になるという特集をやった。ワクチンだから、治すというより「予防する」というところに重点をおくという。 今週のポストでも、画期的なワクチンが開発されていると報じている。なぜ日本でワクチンが普及しないかというと、予防ではおカネが取れないから、医療ムラはワクチン普及に積極的ではないのだとポストは批判した上で、高血圧ワクチンが国内で特許の承認を取ったと報じている。 何しろ一回の投与で数年間効果が持続するというのだからすごい。 特許が承認されたのはバイオベンチャー・アンジェスMG。そこと共同研究している大阪大学の森下竜一教授はこう語る。 「高血圧ワクチンを投与すると『アンジオテンシンII』(血圧を上げる物質=筆者注)の作用を抑える抗体が体内で生成される。DNAそのものを投与することで、長く抗体が維持され血圧の上昇も長期間避けられるのです」 夢のようなワクチンだが、実用化にはあと4~5年はかかるそうだ。 認知症も日本人に多いアルツハイマー型は、アミロイドβの蓄積を防げば「予防」できるという考え方で、新薬が開発されつつあるという。自分勝手で申し訳ないが、早く実用化されてほしいと思う。私の認知症がこれ以上悪くならないうちに。 さて、現代が実名で「メガ合併」が起きる企業はどこかという特集を組んでいる。 きっかけは、みずほフィナンシャルグループと三井住友トラスト・ホールディングスが、傘下の資産管理銀行を統合すると報じられたことによる。 日本の三大銀行でさえ、独立して生き残ることは難しいと考え始めているというのだ。 だが、こうしたことや東芝の凋落、ソニーやパナソニックの現状を見ると、これからは生き残ろうとすれば合併していくしかないことは、火を見るより明らかである。コカ・コーラグループとキリンビバレッジ。三越伊勢丹と高島屋。フジ・メディアHDがWOWOWに触手を伸ばしている。 電通と博報堂。JALとANA。パナソニックと日立。三井物産と住友商事。ゆくゆくは斜陽産業になっていく自動車も、ソフトバンク、ホンダ、トヨタ連合ができる可能性あり。 どんな合併が起こっても不思議はない。私は講談社と小学館の合併もありだと思っている。もはや、日本の企業の大半が斜陽に入ったといってもいい。合併か外国企業への身売りか、生き残るにはそれしかないはずだ。 ところで、本来なら天下りをチェックする役所である文部科学省で、09年頃から人事課OBを通じた組織ぐるみの再就職斡旋が行われてきたことが発覚した。 中でも悪質なのは、早稲田大学へ天下った吉田大輔前高等教育局長のケースである。文科省の人事課が早稲田に対して吉田の天下りを働きかけたにもかかわらず、内閣府の再就職等監視委員会の調査に備え、吉田や早稲田に対して虚偽の仮想問答集まで準備していた。 そこには吉田が自発的に面接を受け、採用されたとあった。嘘っぱちである。吉田は文科省を退職したときに5,260万円の退職金を受け取り、早稲田でも年収1,400万円もらっていたという。 私もやっていた非常勤講師などは、1回でもらう講師料は雀の涙ほどもない。第一、吉田が何を教えられるというのか。最低の教育とはどういうことかを、身をもって学生たちに教えていたのだろうか。だいたい、官僚上がりの教授は、私の経験では態度が横柄なのが多い。高級官僚出身というだけで、訳も分からず敬ってしまう学生が多いからだ。 しかも現代によれば、こうしたことをやってきた元締めの事務次官、前川喜平が引責辞任したにもかかわらず、退職金の5,610万円を受け取るつもりだというのだ。 麻生太郎財務相は、蓮舫民進党代表に対して、「天下りという言葉は安易に使われない方が良いと思います。いかにも上から目線に感じます」と答弁したとasahi.comが報じている。 天上がりでもいいが、官僚の中にも優秀なのはいくらかはいるだろうから、そうした人間を民間で活用する仕組みをこそ、本気で考えるべきである。 ところでMXテレビが1月2日に放送した『ニュース女子』が、軍事ジャーナリストを名乗る人間などを登場させ、沖縄の高江ヘリパッド建設問題に反対する人たちを「カメラを向けると襲撃に来る」「テロリストみたい」などといったことが大きな問題になっている。 さらに「反対派の中には韓国人はいるわ、中国人はいるわ」などという人種差別につながる発言もあった。あきれた番組だと、メディアの批判が相次いでいるが、おかしなことに、ほとんどのメディアが、この番組のMCをつとめている東京新聞・論説副主幹の長谷川幸洋氏の名前を出さない。 東京新聞といえば、朝日新聞と並んで安倍首相批判を含めて、政権批判を真っ向からしている新聞だが、自社の幹部の問題を名前を出して批判しないというのは、おかしいというより、あってはならないことだ。 たしかにMXは東京新聞の親会社・中日新聞が2番目の株主であるが、そうしたことが関係しているのだろうか。 長谷川氏は、安倍首相に近いことでよく知られる。東京新聞の中では異色の人物ではある。だが、公共の電波を使いながら、こうした偏向番組を流したことを批判しないというのでは、メディアとしての存在自体が問われるはずだ。 東京新聞、お前もか。そう思われないよう、きっちりケジメをつけないと、読者が離れていく。 トランプ大統領の暴走が止まらない。メキシコ国境にトランプの長城を築き、何兆円もの費用をメキシコ側に払わせるといって、メキシコ国民を激怒させた。 トランプ政権のスティーブン・バノン大統領上級顧問兼首席戦略官が26日のニューヨーク・タイムズ紙の電話インタビューで、「メディアは恥ずかしい思いをし、屈辱を与えられるべきだ。黙ってしばらく聞いていろ」と威嚇したと朝日新聞が報じている。 まさに「バカは隣の火事より怖い」である。こんな連中と話し合いをしなければいけない安倍首相が可哀相に見えるぐらいだ。急いで首脳会談などやらないほうがいい。 文春は、元国連大使でトランプ政権の高官候補といわれるジョン・ボルト氏が米ウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿して「在沖縄米軍の少なくとも一部を(台湾に)再配備してもいいかもしれない」といい、物議を醸しているという。 そんなことをすれば中国が黙っていないことはもちろんのこと、対中関係を悪化させたくない台湾にとっても迷惑だし、日本も中国の脅威にこれまで以上に怯えなくてはいけなくなる。 トランプ外交は、世界からそっぽを向かれ始めている。証拠に「シリア内戦をめぐるアサド政権と反体制派の和平協議で、昨年末に発効した停戦合意を完全に履行させるため、仲介役のロシア、トルコ、イランによる停戦監視の仕組みを設けるとした共同声明を発表した」(朝日新聞1月25日付)。アメリカ抜きで動き始めているのである。 現代は「こいつ、本物のバカかもしれない」として、80年代にトランプのゴーストライターを18カ月やっていたトニー・シュウォーツ氏を登場させ、こういわせている。 「どのような話題をふってみても、インタビューが5分と続くことはありませんでした。彼は一つのテーマに集中することができない性格で、過去のことを聞いても『終わったことを話してもしょうがない』と怒り出す始末。まるで教室でじっとしていられない幼稚園児のようでした。トランプ氏のような人物が、核ミサイルのボタンを押す決定権を握っているということは、恐怖以外のなにものでもありません」 彼はまた、知的水準の低さは驚くべきもので、情報源はテレビ、彼が本を読んでいるところも、自宅やオフィスに本を見たこともないという。 また、トランプ大統領は周りにウォールストリート関係者を多数置いているから、政権下でインサイダー取引や相場操縦が行われる可能性を危惧する声まである。 日本を含めた世界中のトランプ大統領への見通しが甘かったことは、わずか1週間ほどしか経っていないのに証明された。 中でも安倍首相は、大甘の最たるものだろう。 まあ、この人に相手の人柄や能力を見分ける力が備わっていると考えるほうが無理があろうが。ポストは、安倍首相はトランプが就任してすぐに首脳会談をやり、首脳同士でも蜜月なところを世界に知らしめたいとトランプ大統領側に申し込んでいたが、逃げられてしまって恥をかいたと報じている。 電話会談でも各国首脳の後塵を拝した。 だが、なんとしてもトランプにお目もじしたいと懇願して、会えることにはなったが、向こう側がこういう条件を出したというのだ。 麻生副総理の同席だ。なぜなら、トランプは大の王室好きで、英国のメイ首相が最初の会談相手になったのも、英国側が今夏、トランプを国賓として招待し、エリザベス女王との会見をセットすると打診したからだと、自民党の外交族議員が明かしている。 したがって、日本の皇族と縁戚である麻生氏に同行してもらうという条件で、首脳会談を持ちかけたら、乗ってきたというのである。 どこまで信じられる話かわからないが、このような相手と急いで会うことはなかろうと思うのだが。首相がそんな具合だから、日本の企業も早々とトランプに跪くところが次々に出てくる。 「トランプ米大統領が、中東・アフリカの7カ国の国民や難民の入国を一時禁止したことを受け、日本航空は30日、対象の国のパスポートを持つ旅行者が米国行きの便に搭乗を希望した場合、米担当当局に入国できるかどうか事前に照会することを決めた。入国できないと回答された場合、搭乗前に旅行者に知らせる」(asahi.com1月30日14時52分) 搭乗者が自己判断すればいいことで、飛行機会社がそんなことをする必要はない。 この国はもともと、強いものには巻かれろというのが生き方の基本にある。戦前の軍、終戦後の占領軍、そして今は数だけはある自民党政権に唯々諾々と従うのが、日本人の日本人らしい生き方なのである。 このままいけば早晩トランプ政権は国内外から批判を受け、立ち往生すること間違いない。自らすすんでひれ伏すことはない。しばらくは高みの見物といくのも、日本人的な生き方だと思うのだが。 【巻末付録】 まずはポストから。巻頭は「あの時君は若かった!! はじめての水着スペシャル」。井上和香、雛形あきこ、井上晴美など。 後半は「ピンクの殿堂 新東宝映画の女神たち」。新東宝という名前は、われわれ世代には懐かしい。 新東宝はヴェネチア映画祭で国際賞を受賞した『西鶴一代女』などを作ったが、その後エログロ路線に転換して、50年間で1,000本以上のピンク映画を世に送り出してきた。 こうした粗製濫造の中からいい監督も生みだし、その後、日活ロマンポルノへとつながっていく。 袋とじはフィリピン女優の「ルビー・モレノ」。日本でいうと「こつまなんきん」とでもいうのか、東洋系の美人の典型として、一時は人気があった。 あとは「美人すぎる雀士」という、なんだかよくわからないグラビア。最後は「杉浦幸 解放」という女優の完全ヘアヌードのアンコール。 現代は『動物戦隊ジュウオウジャー』のヒロイン「柳美希」。このところ出ている女優の肩書きが長くて読みづらい。 失礼だがあまり名のない女優を起用すると、いろいろ説明しなくてはならないから致し方ないのだろうが。 後半は「週刊現代でしか見られない! 元NHK山形キャスター 古瀬絵理」のスイカップ。 次は「写真家D・ハミルトンが撮った 美しき女優ヌード」。ハミルトンは昨年11月に亡くなったという。 袋とじは「大コーフン! たかしょーのノーパン喫茶」。早くも賞味期限切れのような彼女を見ていると、何かしら哀れを誘うものがあるように思うのは、年をとったせいか。 というわけで今週はどちらもイマイチ、興奮度が足りない。よって引き分けとする。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(2/11号、講談社)
“各界の北朝鮮”が生んだ遅咲きの新横綱・稀勢の里「風俗店には兄弟子たちと……」
今週の注目記事・順不同1 「こいつ、本物のバカかもしれない トランプ日本口撃が怖すぎる」(「週刊現代」2/11号) 「反トランプの正体、親トランプの素顔」(「週刊新潮」2/2号) 「トランプに会談を蹴られた安倍首相の“逃げ恥”」(「週刊ポスト」2/10号) 同・2 「前川喜平事務次官に退職金5610万円」(「週刊現代」2/11号) 同・3 「これから始まる一流企業『大合併』実名ですべて書く」(「週刊現代」2/11号) 同・4 「ついに国内で特許承認! 高血圧ワクチン」(「週刊ポスト」2/10号) 同・5 「糸魚川火災『火災保険をもらえた人』『もらえなかった人』」(「週刊現代」2/11号) 同・6 「綱より難しい『稀勢の里』嫁取り物語」(「週刊新潮」2/2号) 同・7 「75歳オーバータクシー運転手、何人いるんですか?」(「週刊ポスト」2/10号) 同・8 「江角マキコ“自爆不倫報道”の哀しみ」(「週刊文春」2/2号) 同・9 「小池知事ブレーンが分裂 豊洲移転派VS.築地残留派」(「週刊朝日」2/3号) 同・10 「韓国『絶望半島』ルポ」(「週刊文春」2/2号) 「それでも韓国と仲良くしないとダメなのか?」(「週刊新潮」2/2号) 同・11 「視聴率が急降下した『報道ステーション』の無害な優等生」(「週刊新潮」2/2号) 同・12 「『8・6秒バズーカー』はまやねん『デキ婚&ラブホ不倫』」(「フライデー」2/10号) 同・13 「あなたの英語はここが惜しい!」(「AERA」2/6号) 同・14 「さらば松方弘樹さん! 懐かしい『酒と女とカネ』の話バラしちゃうよ」(「週刊ポスト」2/10号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週はトランプ大統領の繰り出すとんでもない大統領令に世界中が仰天しているせいか、週刊誌は挙って低調である。 そこで今週は順位なし。最初は1月21日に亡くなった俳優・松方弘樹について。最期を看取ったのは元祇園のホステスで30歳年下の山本万里子だった。彼女は入籍せずに松方に付き添って生きてきた。新潮によれば、愛の巣だったマンションも引き払われ、金銭的余裕もなかったのではないかという。 ポストでビートたけしが松方の思い出を語っている。『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)に、レギュラーで10年間出ていた。月曜日に収録が終わると、その足で川崎堀之内のソープランドへみんなで行った。そこの支払いも、その後のクラブも、全部松方が払ったという。京都の超一流のステーキ屋へ5人で食いに行って、ロマネコンティなど10本近く空け、その勘定2,000万円をカードではなく「現金」で払ったそうだ。 たけしならずとも、そんなカネどうやって持っていたのかね? たけしは、松方は女遊びするから「パイプカットしていた」と証言している。勝新太郎や萬屋錦之介も、晩年はカネに苦労したと聞く。松方も亡くなるときは、マンションも手放さなければならないほどだったようだ。おもしろうてやがてかなしき鵜舟かな、である。 次はAERAの記事。最近Google翻訳がよくなったという声をよく聞く。私もときどき使っているが、たしかに「ニューヨーク・タイムズ」などの記事を翻訳しても、それなりに内容がわかるぐらいの翻訳力はある。 AERAは、日本語を英語に翻訳するときのコツを紹介している。それには日本語を英語っぽくしてから翻訳することだという。 たとえば「急峻な谷が多く、林道が整備されていないわが国の森林は、木材の運搬が大きな問題になる」というのを、「わが国の森林は、多くの急峻な谷を持つ。林道は整備されていない。それらの事実が伐採とその運搬に困難を与えている」とすればいい。「彼は明日の会合に出席しないと言っていた」を「彼は明日の会合には出席しないだろうと彼は言っていた」とすればいい。 つまり英語の基本文型SVOCにすると、より英語っぽくしてくれるというのである。中学英語で習った簡単なことだが、確かにこうすれば日本語の英文翻訳もかなりこなしてくれる。そのうち英語を含めた外国語を学ぶ必要はなくなるかもしれない。そんな期待を持たせてくれるディープラーニングの進歩である。 お次はフライデー。読者は「8.6秒バズーカ」はまやねん(26)というお笑いコンビの片割れを知っているだろうか。 彼が女の子たちとラブホへしけ込む姿を撮っているが、本筋はそこではなく、はまやねんが子どももいる既婚者だという点にある。鳥取県出身で出来ちゃった婚。子どもと彼女は鳥取にいるそうだ。これだけバッチリ撮られると、弁明に苦労するだろうな。自業自得ではあるが。 おまけのフライデー。覚せい剤疑惑がつきまとうASKAだが、1月23日、その姿が麻布十番の高級ふぐ屋にあったという。そこへ、木梨憲武、騎手の武豊、競泳の萩野公介、後からイチロー、水谷豊も合流したという。ASKAは競輪選手の中野浩一夫妻との会食だったので、別々らしいが、なかなか豪華な顔ぶれではある。そういえばこのところ安いふぐしか食べてない。たまには麻布十番の「ふぐ武」へでも行きたいな。あそこはふぐ屋なのにキムチがあったと思うが、今はどうなのかな。 さて、テレ朝の『報道ステーション』は、古舘から局アナの富川悠太アナに変わったが、視聴率は順調だと思っていた。だが、新潮によると数字が急降下し、1月は4日が過去最低クラスの6.7%、第2週の平均も9.38%と1ケタ台に落ち込んでいるという。 優等生的で真面目な富川は、私は好感を持って見ている。古舘のようにわざとらしさがなく、盛り上げ方に難はあるが、もともとニュースは正確に伝わればいいのだ。 問題があるとするならば、横にいるコメンテーターの元共同通信の後藤健次ではないか。彼は政治畑が長い分、安倍首相などにパイプがあるのだろうが、そのため安倍政権に対して歯切れが悪い。 これは他の局の番組に出ている時事通信の田崎史郎にもいえることである。この人選を変えたら、ずいぶん違うと思う。 ところで慰安婦像をめぐって日韓のいがみ合いは日増しに激しさを増している。新潮のいうように、元慰安婦へ支援金10億円を支払うことで日韓は合意した。それに対して韓国側は日本大使館前の慰安婦像撤去に努力するとしていたが、朴槿恵大統領がスキャンダルで事実上失脚すると、この合意がなかったかのように韓国国内で慰安婦像設置運動があちこちで起きている。釜山の総領事館前に慰安婦像を設置したことに怒った安倍首相は、日本大使を一時帰国させた。だが新潮によると、今年12月に竹島に慰安婦像を設置する動きまで出てきているというのである。 ここまでする国と日本は「仲良くしないといけないのか」と新潮は疑問を呈している。文春がルポしているように、朴大統領と親しかった崔順実の傍若無人な金満ぶりは、財閥・サムソン電子副会長の逮捕状が請求されるまでに広がり、燃え上がった国民の怒りのはけ口が日本へ向かったことは確かであろう。日本では、ネット住民が「韓国と断交せよ」と大声を上げている。だが、今春といわれる大統領選で反日派が勝てば、中国との連携をさらに強め、北朝鮮は日本への挑発をこれまで以上にやってくるかもしれない。 トランプ政権はオバマ以上に日本の後ろ盾になるとは考えにくい。そうなればいうまでもなかろう。安倍がやらなければいけないことは、日中、日韓の関係を良好にして、それを背景にトランプ政権と本音で語り合うことであるはずだ。 韓国は私から見ても「こまったちゃん」ではあるが、ここは大人として韓国を導いてやるぐらいの気構えでいてほしいと、私は思う。 閑話休題。日本映画界が久しぶりに活況である。特にアニメ映画『君の名は。』が興収200億円を超えた。私は未見だが、やはりアニメでキネマ旬報で第1位になった『この世界の片隅に』を遅ればせながら見た。 広島の呉が舞台なので、戦争と原爆の泣かせ映画かと思っていたが、そうではなかった。戦前、戦中を生き抜いたひとりの女性の生活を淡々と描いたものだった。 アニメということもあるのだろう。焼夷弾で町が燃え上がるシーンも、死体が埋め尽くす光景も、何かおとぎの国の話のように思えたが、見終わると、何か心の中に戦争という悲劇がもたらした重いものがオリのように沈んでいた。 封切り日にスコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』を見た。遠藤周作の原作に感動した彼が、長年温めてきた企画だという。ポルトガル人の宣教師2人が、師と仰ぎ日本に渡って布教活動をしていた宣教師が「棄教」したという知らせを受け、長崎へ向かう。隠れキリシタンの村人が彼らを匿うが、次々に役人に捕まり、激しい拷問を受け、棄教を迫られる。 全編暗い色調。自分たちを守るために苦しむ信者たちを見て、宣教師のひとりは、「なぜ神は我々にこんなにも苦しい試練を与えながら、沈黙したままなのか」と問う。 私のような信仰心の薄い人間には「神の沈黙」という主題がピンとはこないが、これだけの重いテーマを描ききったスコセッシはさすがだと思う。 映画といえば、オリバー・ストーン監督が来日し『スノーデン』について語った。新潮は、オリバー監督は9度にわたってスノーデンにインタビューしたという。 「とりわけ日本にとって衝撃的なのは、横田基地での勤務を回想するシーン」(新潮)。アメリカによって送電網やダム、病院などのインフラに不正プログラムが仕込まれていて、もし日本が同盟国でなくなったときは、不正プログラムが起動し、日本全体のインフラは壊滅すると証言していることだ。 スノーデンは日本やドイツなどの同盟国の首脳らの通信がNSAの監視対象だったことを明るみに出した。いまだにアメリカはそうした情報収集活動を止めていない。集められたマル秘情報がトランプ大統領に上げられると考えると、背筋がゾッとする。 さて、小池都知事が来る都議選で豊洲移転問題を掲げ、都民に築地残留か否かを問うことを考えていると週刊朝日が報じている。地下水のモリタリング調査で大量のベンゼンが検出されたことで、なぜこのような土地に移転しようとしたのか、石原慎太郎元都知事を証人喚問すると小池都知事がいい始めた。 それは当然やるべきだが、豊洲移転問題でグズグズしているのは朝日によると、小池のブレーンの中でも意見が割れているからだという。上山信一特別顧問ら多くは「できてしまったから当然豊洲移転でしょう」と考えているそうだが、都の市場問題プロジェクトチームの座長・小島敏郎顧問は築地残留派。 また小池本人は、08年に出した共著『東京WOMEN大作戦』(小学館)の中で、「築地市場の建物だけを建て直すのが一番妥当」だといっているそうで、残留派ではないかと朝日は見ている。だが、そうとう前の本だから、そうとはいい切れないと思う。 困った小池は、都民に丸投げしようというのだが、都民のひとりとして「ふざけるな」といいたい。 石原元都知事や内田茂都議連中の豊洲移転に絡んだ利権構造は明らかにすべきだが、移転問題は速やかに知事が決断するのが筋だろう。都議選の投票日は7月2日である。そんな優柔不断な都知事では、これまでの連中と変わるところがない。 女優の江角マキコ(50)が突然「引退する」と表明した。どうやら夫とは別居状態で、A氏という投資詐欺集団の一味で、昨年8月に逮捕されたことのある人間と「不倫」しているといわれている。この詐欺には江角も被害に遭っているのだ。江角はA氏とは被害を受けた交渉のために会っていると弁明しているが、フライデーは2人が深夜に並んで歩いているところを激写している。 江角の夫も、女性自身の取材に対して「ずっと前から嘘をついて外泊したり、妻の行動はおかしかった」と語っている。江角が主演したドラマ『ショムニ』(フジテレビ系)の決めゼリフ、「自分でしたことの始末は自分でつけろ」といえるかな? ポストの素朴な疑問特集。今週は75歳を超えるドライバーの死亡事故率は2倍になるという警察庁の発表を受けて、ではタクシードライバーにはどれぐらいの75歳オーバー運転手がいるのかと調べてみた。 大手のタクシー会社に聞いたが、どこもハッキリした答えはなかったようだ。そこでポストが独自に調べると、東京地区では75歳~79歳の運転手は2,522人。80歳以上も442人いる。大阪地区は75歳以上が1,416人で、個人タクシー運転手の1割以上が75歳オーバーだそうだ。 08年からの道交法改正で「もみじマーク」の掲示は努力義務になったから、タクシーに貼ってあるのを見ないが、もし貼っていれば相当な数のタクシーが「もみじマーク」になる。1月30日から東京のタクシーの初乗りが「約1km380円~410円」になった。高齢者が気軽に乗れるタクシーという考えはいいが、運転するのも乗客も高齢者ばかりということになりかねない。 それはそれでいいが、私も含めて高齢者は短気である。目も耳も不自由になっているのに、ちょっとしたことでカーッとして、無茶な運転をしないように心がけてもらいたいものだ。 さて、実に19年ぶりの日本人横綱の誕生は、相撲協会にとっても悲願であった。「きせのん」こと稀勢の里(30)が大きな話題である。 2002年に中学卒業とともに鳴戸部屋(現田子ノ浦部屋)へ入門。入る決め手は「角界一多い稽古量」だったという。文春で相撲関係者がこう語っている。 「一日に百番取るのが当たり前。馴れ合いを生まないよう出稽古も禁止で、“各界の北朝鮮”とも言われていた」 好きな言葉は「我慢と辛抱」。初土俵から頭角を現し、史上2番目の早さで新入幕を果たし、19歳11カ月で三役に昇進する。新潮で相撲ジャーナリストが、21歳2カ月で横綱になった北の湖が「自分と同じか、それより上のレベルだ」といっていたというぐらい、将来を嘱望されていた。 だが、大関になり5回の綱取りに挑むが、肝心なところで「勝負弱さ」を露呈し、ことごとく失敗してしまう。そんな苦闘の末、新入幕から73場所、昭和以降最も遅い横綱昇進となった。白鵬に明らかに衰えが見えた今、稀勢の里に集まる期待は大きい。茨城県牛久市出身。好きな音楽は「浪曲」。風俗店には兄弟子たちと出かけていたようだが、独身である。 この日本は、鴨長明の『方丈記』を持ち出すまでもなく、天変地異の多い国である。 長明はしたがって、家などにカネをかけ飾り立てるのはムダだといっているが、現代では火災保険や地震保険があるから安心だと、思い違いしている人も多いに違いない。 現代は糸魚川で起きた大火災で被災した人たちの声を聞きながら、火災保険について考えようという特集を組んでいる。全焼か半焼かでも大きく違うが、古い火災保険では、年数が経てば出る保険金も安くなってしまう。 だが、火災保険の「再調達価額契約」というのがあり、古い家でも「今、その建物と同じものを建てたらいくらかかるか」という考え方で保険金の支払い上限が決まる。 この保険が現在の主流だそうで、各社が競って商品を出している。 「これらの場合、例えば東京都内に立つ築20年、新築時の建物価格が3000万円の一軒家であれば、家財補償も付けて年額4万~5万円(5年契約)が標準的な保険料となる」(現代) これに地震保険をつけておけば、万全とはいかないまでも、もしものときは、かなり助かるはずだ。今すぐ入っておくにこしたことはないだろうが、先立つものがな……。 先週、ポストは、これから老化はワクチンで防ぐ時代になるという特集をやった。ワクチンだから、治すというより「予防する」というところに重点をおくという。 今週のポストでも、画期的なワクチンが開発されていると報じている。なぜ日本でワクチンが普及しないかというと、予防ではおカネが取れないから、医療ムラはワクチン普及に積極的ではないのだとポストは批判した上で、高血圧ワクチンが国内で特許の承認を取ったと報じている。 何しろ一回の投与で数年間効果が持続するというのだからすごい。 特許が承認されたのはバイオベンチャー・アンジェスMG。そこと共同研究している大阪大学の森下竜一教授はこう語る。 「高血圧ワクチンを投与すると『アンジオテンシンII』(血圧を上げる物質=筆者注)の作用を抑える抗体が体内で生成される。DNAそのものを投与することで、長く抗体が維持され血圧の上昇も長期間避けられるのです」 夢のようなワクチンだが、実用化にはあと4~5年はかかるそうだ。 認知症も日本人に多いアルツハイマー型は、アミロイドβの蓄積を防げば「予防」できるという考え方で、新薬が開発されつつあるという。自分勝手で申し訳ないが、早く実用化されてほしいと思う。私の認知症がこれ以上悪くならないうちに。 さて、現代が実名で「メガ合併」が起きる企業はどこかという特集を組んでいる。 きっかけは、みずほフィナンシャルグループと三井住友トラスト・ホールディングスが、傘下の資産管理銀行を統合すると報じられたことによる。 日本の三大銀行でさえ、独立して生き残ることは難しいと考え始めているというのだ。 だが、こうしたことや東芝の凋落、ソニーやパナソニックの現状を見ると、これからは生き残ろうとすれば合併していくしかないことは、火を見るより明らかである。コカ・コーラグループとキリンビバレッジ。三越伊勢丹と高島屋。フジ・メディアHDがWOWOWに触手を伸ばしている。 電通と博報堂。JALとANA。パナソニックと日立。三井物産と住友商事。ゆくゆくは斜陽産業になっていく自動車も、ソフトバンク、ホンダ、トヨタ連合ができる可能性あり。 どんな合併が起こっても不思議はない。私は講談社と小学館の合併もありだと思っている。もはや、日本の企業の大半が斜陽に入ったといってもいい。合併か外国企業への身売りか、生き残るにはそれしかないはずだ。 ところで、本来なら天下りをチェックする役所である文部科学省で、09年頃から人事課OBを通じた組織ぐるみの再就職斡旋が行われてきたことが発覚した。 中でも悪質なのは、早稲田大学へ天下った吉田大輔前高等教育局長のケースである。文科省の人事課が早稲田に対して吉田の天下りを働きかけたにもかかわらず、内閣府の再就職等監視委員会の調査に備え、吉田や早稲田に対して虚偽の仮想問答集まで準備していた。 そこには吉田が自発的に面接を受け、採用されたとあった。嘘っぱちである。吉田は文科省を退職したときに5,260万円の退職金を受け取り、早稲田でも年収1,400万円もらっていたという。 私もやっていた非常勤講師などは、1回でもらう講師料は雀の涙ほどもない。第一、吉田が何を教えられるというのか。最低の教育とはどういうことかを、身をもって学生たちに教えていたのだろうか。だいたい、官僚上がりの教授は、私の経験では態度が横柄なのが多い。高級官僚出身というだけで、訳も分からず敬ってしまう学生が多いからだ。 しかも現代によれば、こうしたことをやってきた元締めの事務次官、前川喜平が引責辞任したにもかかわらず、退職金の5,610万円を受け取るつもりだというのだ。 麻生太郎財務相は、蓮舫民進党代表に対して、「天下りという言葉は安易に使われない方が良いと思います。いかにも上から目線に感じます」と答弁したとasahi.comが報じている。 天上がりでもいいが、官僚の中にも優秀なのはいくらかはいるだろうから、そうした人間を民間で活用する仕組みをこそ、本気で考えるべきである。 ところでMXテレビが1月2日に放送した『ニュース女子』が、軍事ジャーナリストを名乗る人間などを登場させ、沖縄の高江ヘリパッド建設問題に反対する人たちを「カメラを向けると襲撃に来る」「テロリストみたい」などといったことが大きな問題になっている。 さらに「反対派の中には韓国人はいるわ、中国人はいるわ」などという人種差別につながる発言もあった。あきれた番組だと、メディアの批判が相次いでいるが、おかしなことに、ほとんどのメディアが、この番組のMCをつとめている東京新聞・論説副主幹の長谷川幸洋氏の名前を出さない。 東京新聞といえば、朝日新聞と並んで安倍首相批判を含めて、政権批判を真っ向からしている新聞だが、自社の幹部の問題を名前を出して批判しないというのは、おかしいというより、あってはならないことだ。 たしかにMXは東京新聞の親会社・中日新聞が2番目の株主であるが、そうしたことが関係しているのだろうか。 長谷川氏は、安倍首相に近いことでよく知られる。東京新聞の中では異色の人物ではある。だが、公共の電波を使いながら、こうした偏向番組を流したことを批判しないというのでは、メディアとしての存在自体が問われるはずだ。 東京新聞、お前もか。そう思われないよう、きっちりケジメをつけないと、読者が離れていく。 トランプ大統領の暴走が止まらない。メキシコ国境にトランプの長城を築き、何兆円もの費用をメキシコ側に払わせるといって、メキシコ国民を激怒させた。 トランプ政権のスティーブン・バノン大統領上級顧問兼首席戦略官が26日のニューヨーク・タイムズ紙の電話インタビューで、「メディアは恥ずかしい思いをし、屈辱を与えられるべきだ。黙ってしばらく聞いていろ」と威嚇したと朝日新聞が報じている。 まさに「バカは隣の火事より怖い」である。こんな連中と話し合いをしなければいけない安倍首相が可哀相に見えるぐらいだ。急いで首脳会談などやらないほうがいい。 文春は、元国連大使でトランプ政権の高官候補といわれるジョン・ボルト氏が米ウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿して「在沖縄米軍の少なくとも一部を(台湾に)再配備してもいいかもしれない」といい、物議を醸しているという。 そんなことをすれば中国が黙っていないことはもちろんのこと、対中関係を悪化させたくない台湾にとっても迷惑だし、日本も中国の脅威にこれまで以上に怯えなくてはいけなくなる。 トランプ外交は、世界からそっぽを向かれ始めている。証拠に「シリア内戦をめぐるアサド政権と反体制派の和平協議で、昨年末に発効した停戦合意を完全に履行させるため、仲介役のロシア、トルコ、イランによる停戦監視の仕組みを設けるとした共同声明を発表した」(朝日新聞1月25日付)。アメリカ抜きで動き始めているのである。 現代は「こいつ、本物のバカかもしれない」として、80年代にトランプのゴーストライターを18カ月やっていたトニー・シュウォーツ氏を登場させ、こういわせている。 「どのような話題をふってみても、インタビューが5分と続くことはありませんでした。彼は一つのテーマに集中することができない性格で、過去のことを聞いても『終わったことを話してもしょうがない』と怒り出す始末。まるで教室でじっとしていられない幼稚園児のようでした。トランプ氏のような人物が、核ミサイルのボタンを押す決定権を握っているということは、恐怖以外のなにものでもありません」 彼はまた、知的水準の低さは驚くべきもので、情報源はテレビ、彼が本を読んでいるところも、自宅やオフィスに本を見たこともないという。 また、トランプ大統領は周りにウォールストリート関係者を多数置いているから、政権下でインサイダー取引や相場操縦が行われる可能性を危惧する声まである。 日本を含めた世界中のトランプ大統領への見通しが甘かったことは、わずか1週間ほどしか経っていないのに証明された。 中でも安倍首相は、大甘の最たるものだろう。 まあ、この人に相手の人柄や能力を見分ける力が備わっていると考えるほうが無理があろうが。ポストは、安倍首相はトランプが就任してすぐに首脳会談をやり、首脳同士でも蜜月なところを世界に知らしめたいとトランプ大統領側に申し込んでいたが、逃げられてしまって恥をかいたと報じている。 電話会談でも各国首脳の後塵を拝した。 だが、なんとしてもトランプにお目もじしたいと懇願して、会えることにはなったが、向こう側がこういう条件を出したというのだ。 麻生副総理の同席だ。なぜなら、トランプは大の王室好きで、英国のメイ首相が最初の会談相手になったのも、英国側が今夏、トランプを国賓として招待し、エリザベス女王との会見をセットすると打診したからだと、自民党の外交族議員が明かしている。 したがって、日本の皇族と縁戚である麻生氏に同行してもらうという条件で、首脳会談を持ちかけたら、乗ってきたというのである。 どこまで信じられる話かわからないが、このような相手と急いで会うことはなかろうと思うのだが。首相がそんな具合だから、日本の企業も早々とトランプに跪くところが次々に出てくる。 「トランプ米大統領が、中東・アフリカの7カ国の国民や難民の入国を一時禁止したことを受け、日本航空は30日、対象の国のパスポートを持つ旅行者が米国行きの便に搭乗を希望した場合、米担当当局に入国できるかどうか事前に照会することを決めた。入国できないと回答された場合、搭乗前に旅行者に知らせる」(asahi.com1月30日14時52分) 搭乗者が自己判断すればいいことで、飛行機会社がそんなことをする必要はない。 この国はもともと、強いものには巻かれろというのが生き方の基本にある。戦前の軍、終戦後の占領軍、そして今は数だけはある自民党政権に唯々諾々と従うのが、日本人の日本人らしい生き方なのである。 このままいけば早晩トランプ政権は国内外から批判を受け、立ち往生すること間違いない。自らすすんでひれ伏すことはない。しばらくは高みの見物といくのも、日本人的な生き方だと思うのだが。 【巻末付録】 まずはポストから。巻頭は「あの時君は若かった!! はじめての水着スペシャル」。井上和香、雛形あきこ、井上晴美など。 後半は「ピンクの殿堂 新東宝映画の女神たち」。新東宝という名前は、われわれ世代には懐かしい。 新東宝はヴェネチア映画祭で国際賞を受賞した『西鶴一代女』などを作ったが、その後エログロ路線に転換して、50年間で1,000本以上のピンク映画を世に送り出してきた。 こうした粗製濫造の中からいい監督も生みだし、その後、日活ロマンポルノへとつながっていく。 袋とじはフィリピン女優の「ルビー・モレノ」。日本でいうと「こつまなんきん」とでもいうのか、東洋系の美人の典型として、一時は人気があった。 あとは「美人すぎる雀士」という、なんだかよくわからないグラビア。最後は「杉浦幸 解放」という女優の完全ヘアヌードのアンコール。 現代は『動物戦隊ジュウオウジャー』のヒロイン「柳美希」。このところ出ている女優の肩書きが長くて読みづらい。 失礼だがあまり名のない女優を起用すると、いろいろ説明しなくてはならないから致し方ないのだろうが。 後半は「週刊現代でしか見られない! 元NHK山形キャスター 古瀬絵理」のスイカップ。 次は「写真家D・ハミルトンが撮った 美しき女優ヌード」。ハミルトンは昨年11月に亡くなったという。 袋とじは「大コーフン! たかしょーのノーパン喫茶」。早くも賞味期限切れのような彼女を見ていると、何かしら哀れを誘うものがあるように思うのは、年をとったせいか。 というわけで今週はどちらもイマイチ、興奮度が足りない。よって引き分けとする。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(2/11号、講談社)
「尖閣は大丈夫なのか」自衛隊将官が官舎で3P!? 本人は直撃取材に突然笑いだし……
今週の注目記事・第1位 「吉原の『超高級店舗』待合室にいた安倍総理のお友達の元大臣」(「週刊新潮」1/26号) 同・第2位 「狩野英孝『17歳現役女子高生と淫行疑惑!』-またも下半身スキャンダル」(「フライデー」2/3号) 同・第3位 「海上自衛隊前那覇基地指揮官『官舎お泊まり』と『不適切なキス』」(「週刊文春」1/26号) 同・第4位 「『開運! なんでも鑑定団』『国宝級茶碗』曜変天目2500万円『ニセ物、本物』騒動の“鑑定”やいかに」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第5位 「小池の自民党潰し ドン内田がすがる華麗すぎる一族」(「週刊文春」1/26号) 「小池都知事の顔が綻ぶ『ベンゼン79倍』の豊洲怪談」(「週刊新潮」1/26号) 同・第6位 「『トランプ大統領』という魔人の急所」(「週刊新潮」1/26号) 「トランプ激怒『黄金シャワー』文書の全容」(「週刊文春」1/26号) 同・第7位 「『入ってはいけない大学』」(「週刊現代」2/4号) 同・第8位 「有名企業50社を総力調査『意外と長時間労働』の会社[実名公開]」(「週刊現代」2/4号) 同・第9位 「老化は『ワクチン』で防ぐ!」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第10位 「殺人容疑で逮捕 講談社次長 小3長女の中学受験で妻と衝突」(「週刊文春」1/26号) 【巻末付録】 現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! あの「シンスケしゃん」が帰ってきた。週刊現代で五木寛之の『青春の門』が23年ぶりに復活したのだ。 連載の最初は1969年。九州・筑豊で生まれた伊吹信介の少年時代。早稲田大学に進学してからの青春時代は私の青春と重なる。 連載開始から話題になり、現代版『人生劇場』(尾崎士郎)として多くの若者に熱狂的に受け入れられ、現代の部数が数万部伸びたといわれた。75年に封切りされた映画『青春の門』で、吉永小百合が大胆な自慰シーンを演じ、われわれサユリストの感涙を誘った。 だが、90年の「挑戦篇」で一旦途切れる。しばらく間が空くが、93年に「風雲篇」が再開され、伊吹信介がシベリアへ密航するところで途切れてしまう。 その93年は、私が現代編集長の時だった。五木さんに呼ばれて旧東京プリンスホテルで会う。五木さんから連載を再開したいと思うと打ち明けられ、もちろん二つ返事で引き受けた。 再開したが、シベリア以降の信介がどう生きていくのか、五木さんにも迷いのようなものがあったのではないか。しばらく続けたが、やはり五木さんのほうから、中断したいと申し入れがあった。私はその時点で『青春の門』は終わったと、正直思った。 だが、84歳になった五木寛之が23年ぶりに『青春の門』を再開するというのだ。間違いなく、これが最後の連載になる。第1回は、ソ連製の四輪駆動が夏の終わりのシベリアを疾走するシーンから始まる。 1961年。ソ連のフルシチョフとアメリカのケネディが注目を集めていた時代。団塊世代の「人生劇場」がどのような結末を迎えるのか、それとも未完で終わるのか。あの時代を思い出しながら読んでいきたいと思っている。 ところで芥川賞に山下澄人(50)の『しんせかい』(新潮7月号)、直木賞に恩田陸(52)の『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)が選ばれた。 山下は脚本家の倉本聰が主宰する「富良野塾」出身で、すでに野間文芸新人賞を受賞している。芥川賞候補も4回目。恩田も吉川英治文学新人賞と本屋大賞、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞候補も6回目だから、大方の予想通りだろう。 私は、垣根涼介の『室町無頼』を面白く読んだが、彼も近いうちに受賞すると思う。まずは1月10日に妻殺しの容疑で逮捕された講談社の編集者についての「続報」に触れておこう。 文春は、妻のママ友が「四年ぐらい前、顔にあざが出来ていたことがありました。『ちょっと暴力を振るわれちゃって』と冗談めかしていましたが……」といっているそうだ。 新潮は見たところ触れていない。アサヒ芸能が見開きでやっている。そこで、最近、あるマンガ家には逮捕を予見したかのような胸中を吐露していたと報じている。 「この先僕がいなくなっても大丈夫なように、3年、4年先を見据えた展開を今のうちに考えておきましょう」(講談社関係者) 彼は韓国名にこだわり、奥さんは子どものために姓を変えたほうがいいと考え、そうしたこともいい争いの原因になったというが、私は、現代の日本では韓国名で差別を受けるようなことはないと思うのだが。正直にいえば、彼は冤罪だと思いたい自分がいる。得がたい才能を惜しむからだ。 先夜、彼の家の近くにある団子坂のタコ専門料理屋へ行った。この団子坂は講談社発祥の地である。確か、まだ社員寮があるはずだ。そこに彼はいて、その後近くの千駄木に家を買ったようだ。団子坂をしばらくぶりに登ってみた。千駄木の駅の回りは明るいが、坂は昔のように暗く行き交う人もまばらである。音羽の講談社までだいぶあるが、歩けない距離ではない。彼もマンガの構想を考えながら、この坂を登ったことがあるだろう。 私が、犯罪を犯さずに来られたのは、ほんの偶然にすぎない。際までは何度か行ったことがある。その相手は妻であったり、恋人であったり、仕事で知り合った人間だったりしたが、そこまでの勇気も決断力もなく、わずかな理性のようなものが、際の向こう側へ落ちないで踏みとどめたのだろう。 『青春の門』の中に、こんな言葉がある。「馬鹿も利口も命は一つたい」。馬鹿な70年の人生を振り返り、飲む酒はいつになく苦かった。 ポストに、これから老化はワクチンで防ぐ時代になるという特集がある。ワクチンだから、治すというより「予防する」というところに重点をおくという。 たとえば、胃がんのほとんどはピロリ菌が原因だそうだが、ウイルス感染が原因であれば、ワクチンによる予防やがん細胞の増殖を阻止するワクチンができる可能性があるのだそうだ。 昨年12月にNECが「がん治療用ペプチドワクチン」を開発・推進する新会社を設立した。このワクチンは、がんを攻撃する免疫を活性化する治療法だそうだ。食道がんや乳がんに効果が期待できるという。 日本人の認知症の6割を占めるアルツハイマー型認知症は、脳内に「アミロイドβ」というタンパク質が蓄積して進行するが、これを分解するワクチンの研究が進んでいるそうだ。早くしてくれないと、私の生きているうちに間に合わない。そう思って読んだが、結局、こういう情報は誰も自分と引き比べながら読むのであろう。 現代が、電通や三菱電機のような長時間労働の末、社員が自殺したり病を発症したりするケースが起きる可能性のある企業はいくらでもあるとして、有名企業50社を総力調査している。 多くは、外食産業やユニクロのように人手不足や、成果主義のため高い目標を設定されるため、時間内では収まらないから、どうしても残業、それもサービス残業をせざるを得ないのだ。 中には全日空や伊藤忠のように「残業ゼロ」を掲げる企業もないではないが、伊藤忠商事の40代管理職は、朝の出勤が遅くとも7時30分になり、家に持ち帰って仕事をすることは少なくなったが、成果を求められることに変わりはないと話している。 残業せずに短時間で成果をあげろ。企業の論理はいつも同じである。都合のいいのは残業代を払わないでいい企業側であろう。コストカットの口実に使われてしまうのではないか。それに、新聞、テレビ、出版などは相手があるため、それに合わせなければならないから、長時間労働はなくならないだろう。 残業時間ばかりに注目するのではなく、長時間労働にはそれに見合うだけの賃金と、休暇制度、心のケア対策などをしているかどうかで、企業は評価されるべきだと思うが、そういう特集を組んでもらえないかな、現代さん。 同じ現代が「入ってはいけない大学」という特集を組んでいる。大学入試のシーズンだから、こうしたものが注目をされるのだろう。今回現代は「実就職率」を基に、それを割り出したという。 これは進学者を除いた卒業者数全体から、そのうちどれだけが就職できているのかを割り出したものだという。ザッと見るところ、どんなに低い大学でも70%は超えている。東大や京大になれば100%なのかもしれないが、率としてはそれほど深刻ではないように見える。 だが、自分の入りたい企業や、やりたい職種に入っているかというと、超有名大学と有名大学、そこそこの大学とでは大きな違いが出るのではないか。 就職はできたがブラック企業では、心から喜べないだろう。そこまで調べて出さないと大学の就職に対する実力はわからない。中途半端に名前を出された大学は、さぞ迷惑なことであろう。 トランプが大統領に就任した。CNN調べでは支持率40%、不支持率が52%にもなる。アメリカのメディアには、この政権の先行きを悲観的に見るところが多いようだ。先週、現代とポストはトランプ就任で株が爆騰すると無邪気に煽っていた。 だが案の定、米大統領就任後初の取引で日経平均は一時250円超下落してしまった。その上、トランプ演説には具体策が見えないとして、円高に振れた。現代、ポストの読みとは逆の展開で始まったようである。そりゃそうだろう。「アメリカファースト」ばかりを30数回も繰り返し、中身のない演説では、世界中が予想通りとはいえ、落胆、失望、お先真っ暗である。 トランプ反対派のデモのほうが活発、過激で、逮捕者が多数でる騒ぎになった。早々と「トランプは1年もたない」という論調も出てきて、船出は前途多難である。 文春や新潮は、先に米ニュースサイト「BuzzFeed」が報じた「ロシアがトランプ氏の私生活に関する不名誉な情報を握っている」内容の真偽について書いている。 この情報は、大統領選のときにライバル陣営から依頼を受けた英国人の元スパイがまとめたものだという。 内容を、かい摘まんで紹介しよう。2013年に「ミス・ユニバース・コンテスト」主催のためモスクワを訪れたとき、トランプが起こした乱痴気騒ぎの映像。このとき、リッツ・カールトンに宿泊したトランプは、オバマ大統領夫妻が泊まった部屋に複数の売春婦を呼び、夫妻が使ったであろうベッドの上で、彼女たちに「ゴールデンシャワー(放尿)」のパフォーマンスをさせた。トランプ側近はクレムリンから継続的に情報を受け取り、その見返りとして在米ロシア人実業家の動向を伝えていた。 ヒラリーのメールをハッキングしたのはロシアだといわれているが、その隠蔽についてもロシア側と話し合っていたというのだ。 この「黄金シャワー」文書に書かれていることは裏が取れないと、大手メディアはスルーしていたが、ネットメディアが「国民は知る権利がある」と考え、公開に踏み切ったのである。文書の中には、トランプはウクライナ問題に言及しないという箇所があるが、トランプが15日に行った共同インタビューで、この問題でロシアに制裁を科しているが、これを緩和すると明言している。 また、ニューズウィーク日本版でイブリン・ファーカス(非常勤シニアフェロー)が、この文書を「完全な捏造とみるのは難しそうだ。トランプがメモの内容を正式に否定した話はいまだにないからだ。彼の沈黙は、メモの信憑性を裏付けているとみてもいいのではないか」としている。 これが事実ならば、それだけでトランプは弾劾訴追されても仕方ないと思うが、それ以外にも新潮によれば、「息子たちに自分の事業を引き継がせるため、大統領の立場を利用しての利益活動」「複数の商標登録を中国に申請しましたが、それが彼の在任中に認可されれば、(中略)憲法第1条9項8節に違反する可能性」。 さらには、昨年ワシントンにオープンしたホテルは元郵便局の建物で、今も連邦政府がトランプの関連企業にリースしているから、建物の貸主と借主が同じになる「利益相反」が生じるという。弾劾は下院の過半数の賛成、上院の3分の2が弾劾相当と判断すれば、トランプは大統領を罷免される。 また、福井県立大学の島田洋一教授は、トランプが弾劾されれば、副大統領のマイク・ペンスがなったほうがいいと考える共和党議員は結構いるから、共和党でさえ最後まで守ろうとはしないと見ている。 ニューズによれば、頼みのトランポノミクスも成功はおぼつかないという。トランプは法人税と所得税の両方を引き下げるといっているが、財政赤字を増やさずにこれをやり遂げるには、社会保障給付や高齢者医療保険制度を削るしかない。彼自身、これらの縮小には反対の姿勢を示してきたから、これもできない。 すると、これをやらずに法人税と所得税引き下げ政策をやれば、アメリカの財政赤字は爆発的に増え、ドル高が進み、貿易赤字は増大する。人心は離れ、中国との貿易戦争は現実味を帯び、ロシアがいつ裏切らないとも限らない。まさに四面楚歌から始まるトランプ時代は、見物している分には面白いが、日米同盟にすがりつく安倍首相にとっては厳しい年になるはずだ。 さて、毎度お馴染みの小池都知事の話題にいこう。 2月5日に投開票される千代田区長選が当面の小池対内田茂の代理戦争になりそうだが、小池が推す石川現区長は75歳で、5期目を目指すという古狸だし、内田が擁立する与謝野信は41歳と若いが、政治経験はゼロというド素人。 たしかに曾祖母は与謝野晶子で、伯父は与謝野馨元官房長官というサラブレッドだが、東大からケンブリッジ大に再入学し、帰国後は外国証券会社で商品開発などをやっていたという。ガンダムオタクで、彼の重点政策は英語教育だそうだが、「学童クラブで英語のゲーム」「図書館に英語のマンガを」という程度のものらしいし、ご当人は港区在住で投票権はないそうである。 あまりレベルの高い争いにはなりそうもない。それよりも豊洲移転に関して大きな問題が出来した。地下水のモニタリング調査で、環境基準の最大79倍というベンゼンや3.8倍のヒ素、これまで検出されなかったシアン化合物まで見つかったのである。 この検査は、再度、都が入札を実施して、受託した新規業者がしたものだ。京都大大学院の米田稔教授は、10月から本格稼働になった地下水管理システムで、「地下水が掻き混ぜられることで、汚染物質が溶け出しやすくなったのではないでしょうか」と見ている。 いろいろなことに口を出し、手詰まりになっていた小池都知事はニンマリしているのかもしれないが、これで豊洲移転のメドはまったく立たず、かといって築地を改修するには、一説には4,000億円といわれる莫大な費用がさらに必要になる。 現在でも豊洲の維持費は1日500万円かかり、業者への補償金も300億円に膨れあがっている。小池都知事は、区長選や都議会選挙などにうつつを抜かすより、こちらをどうするのか決めることが最重要課題であるはずだ。結論次第で、都民は小池を見限る。そして小池劇場は閉幕となる。 今年で放送開始から23年目を迎えるテレビ東京の看板番組『開運!なんでも鑑定団』に真贋論争が起きているとポストが報じている。 「NEWS ポストセブン」からことの経緯を見てみよう。 「〈『なんでも鑑定団』始まって、最大の発見ですね〉〈国宝になっていたかもしれない大名品です!〉 番組内でこう高らかに宣言したのは、レギュラー出演する古美術鑑定家の中島誠之助氏だ。昨年12月20日の同番組では、世界に3点しかないとされる中国の陶器『曜変天目茶碗』の“4点目”が新たに見つかったと放送された。この茶碗を持ち込んだのは徳島県のラーメン店店主だった。“お宝”は明治時代に大工をしていた店主の曾祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫の屋敷を移築した際に大枚をはたいて買い求めたもの。25年以上も押し入れの“肥やし”になっていたが、気になって番組に鑑定を依頼したという。(中略)放送では、いつものように中島氏が虫眼鏡を用いてじっくりと茶碗を鑑定した。司会の今田耕司が『オープン・ザ・プライス!』と声をかけると、電光掲示板に示された数字は『25,000,000』。番組最高額(5億円)にこそ達しなかったものの、鑑定結果にスタジオはどよめきと拍手に包まれた。(中略)鑑定後、中島氏は『曜変天目に間違いございません』と断言。『信長、秀吉、徳川家康が持ってさらに現代に伝わっていれば、国宝になっていたかもしれない』と解説したのである。南宋時代(12~13世紀)の中国で製作された曜変天目茶碗は、“星々”を思わせる美しく輝く模様を持ち、『茶碗の中に宇宙が見える』と評される。完全な形で残るのは世界で3つとされ、すべて日本に現存する。それらはいずれも国宝である。番組放送後、“4つ目の国宝発見”となる大ニュースを新聞各紙は『幻の陶器発見』と相次いで報じた」 だが、この世紀の大発見に異を唱える専門家が現われたというのだ。窯業で知られる愛知県瀬戸市在住の陶芸家・九代目長江惣吉氏である。長江氏が「番組を見ていて思わず絶句しました。どう見ても中国の商店街で売っているまがい物にしか見えなかった」と語っている。 この長江氏、曜変天目に関してはプロ中のプロなのである。その美しさに魅了された長江氏は、製造方法が未だ解明されていない「幻の陶器」の完全再現に、親子二代にわたって挑んでいるという。これまで中国にも28回赴き、現地の研究者との交流を重ね、昨年、NHKがその活動を番組で特集したほどの「曜変天目のプロ」なのだ。 その長江氏が鑑定品を「偽物」と判断する最大の根拠は「光彩」だそうだ。 「曜変天目茶碗は、鉄分などを原料とする釉薬をかけて焼かれる。最大の特徴は、前述したように茶碗の内側に広がる鮮やかな光彩であり、光と見る角度によって輝き方がガラリと変わる。徳川家康など時の権力者にも愛でられたとされる逸品だが、今回鑑定された茶碗には『肝心の輝きがない』と長江氏は指摘する。『そもそも“曜変”とは“光り輝き、変幻する”を意味します。本来、曜変天目の釉薬には天然材料が使われており、焼き方によって色合いが変化して、ブラックオパールのように鮮やかな光彩が発現します。しかし、鑑定団で紹介された茶碗は変幻する光彩ではなく、単に赤、緑、青などの釉薬がそのまま発色したものに見える。これは東洋的な味わいに欠ける』 鑑定品は色合いから見て、18世紀以降に作られたものだと長江氏は推測する。『おそらく、ヨーロッパで18世紀以降に開発された陶磁器釉薬用絵具の「スピネル顔料」を塗り付けて発色させたもので、私は描彩天目と呼んでいます。時代からみても宋代の作品ではありません。器の外側に雲のような模様が出ていることも不可解です。国宝の曜変天目には、器の外側にほとんど模様がありません。鑑定品のような茶碗は今も福建省の建窯周辺にある“倣製品工房”で大量に作られており、2000~3000円で購入できます」 さらに中国陶磁考古学・陶磁史の世界的権威で沖縄県立芸術大学教授の森達也氏も「実物を見ていないのでその点は不正確ですが、映像を見た限りでは本物である可能性は低い」と話している。ポストの取材に、テレビ東京側は「特にお答えすることはない」、鑑定家の中島氏からは「回答を得られなかった」そうだ。 私も曜変天目茶碗は好きだが、確かに本物だとしたら、この値段は安すぎる。鑑定家という不可思議な職業を売り物にして、番組を作るやり方にもともと疑問があったが、続けていればいつかは間違いや勘違いが起こるのは必定。起きるべくして起きた「間違い」なのではないのだろうか。 さて、文春が、尖閣諸島近海を監視する部隊である海上自衛隊の航空部隊、第五航空群のエリート指揮官が、女性と不適切な行為を繰り返していたと報じている。 それは岩国基地の第31航空群司令の畠野俊一海将補(54)。14年から昨年の12月までその任に就いていたという。 妻と子どもがいるが、沖縄時代は単身赴任。そのとき、ショートカットのきれいな女性が官舎を訪ねてきて、泊まっていったというのだ。 この女性は、東京の広告代理店に勤務する40代のA女史。彼女は根っからの自衛隊ファンだそうだ。デートのとき、畠野氏の部下である40代の女性隊員B氏も随行していたという。3人で食事をし、部屋まで流れて飲み直す。そのまま2人の女性に挟まれるようにして一つベッドで朝まで過ごす。そんな不可思議な関係が何度か続いたそうだが、そのうちB氏はこうした奇妙な三角関係に苦痛を感じ、親しい同僚にも相談していたという。 文春は3人がやりとりしたメールを入手した。そこでA女史はB氏に謝罪し、畠野氏と会うことをやめるといっている。畠野氏に文春が直撃。3人で一つのベッドで寝たのかと聞くと、突然笑いだし、こう言った。 「酔っ払ってそういうシチュエーションになっただけでしょう。それは自然な流れでしょうね。Bが三人で寝ようと言いだした」 自衛隊法には「品位を保つ義務」というのがあるそうだ。空幕広報室は、調査中だが、事実だとしたら「規則に基づき厳正に対処します」と文春に答えている。ツーショットや、A女史が畠野氏をマッサージしている写真も掲載されているから、B氏が情報源なのだろう。三角関係のもつれかな。 お次はフライデーのスクープ。去年、泥沼の六股下半身騒動を起こしたお笑い芸人の狩野英孝だが、彼が今度は未成年と交際している“淫行疑惑”があると報じた。 相手は千葉県の通信制高校に通うM子(17)。彼女は一部のファンの前だけで小規模のイベントを行う「地下アイドル」だった。狩野の大ファンで、SNSで知り合ったという。次第に親しさが増し、狩野の家で逢瀬を重ね始めた(ずいぶん古めかしい言い方だね)。 狩野が彼女と肉体関係をもてば、東京都の淫行条例に抵触する可能性がある。狩野はフライデーに対して、M子は自分では22歳だといっていたが、去年の11月頃問い詰めたら、17歳だといわれたと話している。それを知ってからも肉体関係をもっていたら、狩野は芸能界にはいられなくなるはずだ。 21日に、狩野が都内で会見した。以下はスポニチアネックス1月21日付からの引用である。 「20日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)で女子高生との淫行疑惑が報じられたお笑いタレントの狩野英孝(34)が21日、東京都内で1時間強にわたり、会見を行った。狩野は『ご迷惑をお掛けし、本当に申し訳ございません』と深く頭を下げ、謝罪。仕事のキャンセルが相次ぎ『みんなに迷惑を掛けた』と涙ぐんだ。今回の騒動については『情けない。人として反省しなきゃいけない』と心境を吐露。相手女性との男女の関係については明言を避けた。所属事務所は『(二股騒動があった)昨年からの生活態度も含め』謹慎処分にすると発表した」 笑って済ませるというわけにはいかなかったようである。 今週の第1位は新潮の記事。内容もそうだが、モノクログラビアページに出ている見事な隠し撮り写真に目を見張る。 落語の古典「子別れ」は、山谷の隠居の弔いですっかりいい心持ちになった大工の熊五郎が、精進落としだと吉原へ繰り込んで連泊するところから始まる。昔は、弔いを口実に花街へ遊びに行くというのが、江戸っ子の通り相場だったようだが、これをそのまま現代で再現したエライ政治家さんの話である。 今は女郎屋ではなくソープランドとなるが、驚くのは、このセンセイが待合室でフライデーを見ている姿が、相手に了解をとって写したのではないかと思うほどハッキリ、見開きモノクログラビアに載っていることである。 新藤義孝元総務相、58歳。といってもほとんどの人はわからないが、硫黄島で玉砕した栗林忠道陸軍大将の孫といえば、思い出す人もあるかもしれない。川口市議を務めた後、自民党から出馬し、当選6回を重ねる。5年前の総裁選では安倍を支持して、安倍首相からかわいがられているという。 この記事で驚くのは、1月10日夕方の彼の行動を、逐一書いてあることである。地元である川口市の斎場に行き、赤坂の議員宿舎に戻り、すぐに自ら運転して吉原の三本指に入るという超高級ソープへ入るのが午後8時50分。そこでは「ヤマザキ」と名乗り、待合室でフライデーをパラパラ見ているところまで描写し、そこで8万円を払う。 11時7分に退店だから、2時間近く頑張ったことになる。ここでは担当のソープ嬢が迎えに来てくれて、部屋に入れば、ただ立っているだけでソープ嬢がすべてを脱がしてくれるそうだ。 4日後、新潮は新藤議員を直撃する。驚いたろうね。写真を見せると「プライベートなことだから」と逃げの一手。そりゃそうだろう。このセンセイ、両親が設立した幼稚園の園長でもあるという。それにしても、FOCUSで培った隠し撮りの冴えは、一見の価値ありだ。 【巻末付録】 ポストは巻頭から「俺たちの青春アイドル 佐野量子 ピュア・スマイル」。彼女は今、騎手の武豊の奥さんである。 私がフライデー編集長のときだった。2人がラブホだったか佐野のマンションだったか、そこから出てくるところをバシャッ。2人の驚いた顔がかわいらしく、ほのぼのとしていたのを思い出す。今はいい女将さんなのだろうな。 後半は「マドンナMの裏側」という人妻熟女AVメーカーのAV製作過程を追いかけたグラビア。袋とじは「濱田のり子」。セイントフォーの一員として人気だった彼女の30歳のヘアヌード。 風変わりなもう1本は、私のヌードを撮ってくださいと売り込んできたという「謎の貴婦人 君和田麗」。素人っぽさがなかなか色っぽい。 現代は巻頭が「女優 相楽樹」。後半は「柳ゆり菜」「女優 片山萌美」。そして袋とじは何回見てもいい「関根恵子 27歳の『完全未公開』ヘアヌードを発掘!」。中でも草むらの前で横たわる関根のヘアがとてもいい。引力に引かれるようにフワーッと上に伸びている。これを見たら、ほかのヌードは勝てない。現代の勝ちじゃ。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(1/26号、新潮社)
「尖閣は大丈夫なのか」自衛隊将官が官舎で3P!? 本人は直撃取材に突然笑いだし……
今週の注目記事・第1位 「吉原の『超高級店舗』待合室にいた安倍総理のお友達の元大臣」(「週刊新潮」1/26号) 同・第2位 「狩野英孝『17歳現役女子高生と淫行疑惑!』-またも下半身スキャンダル」(「フライデー」2/3号) 同・第3位 「海上自衛隊前那覇基地指揮官『官舎お泊まり』と『不適切なキス』」(「週刊文春」1/26号) 同・第4位 「『開運! なんでも鑑定団』『国宝級茶碗』曜変天目2500万円『ニセ物、本物』騒動の“鑑定”やいかに」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第5位 「小池の自民党潰し ドン内田がすがる華麗すぎる一族」(「週刊文春」1/26号) 「小池都知事の顔が綻ぶ『ベンゼン79倍』の豊洲怪談」(「週刊新潮」1/26号) 同・第6位 「『トランプ大統領』という魔人の急所」(「週刊新潮」1/26号) 「トランプ激怒『黄金シャワー』文書の全容」(「週刊文春」1/26号) 同・第7位 「『入ってはいけない大学』」(「週刊現代」2/4号) 同・第8位 「有名企業50社を総力調査『意外と長時間労働』の会社[実名公開]」(「週刊現代」2/4号) 同・第9位 「老化は『ワクチン』で防ぐ!」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第10位 「殺人容疑で逮捕 講談社次長 小3長女の中学受験で妻と衝突」(「週刊文春」1/26号) 【巻末付録】 現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! あの「シンスケしゃん」が帰ってきた。週刊現代で五木寛之の『青春の門』が23年ぶりに復活したのだ。 連載の最初は1969年。九州・筑豊で生まれた伊吹信介の少年時代。早稲田大学に進学してからの青春時代は私の青春と重なる。 連載開始から話題になり、現代版『人生劇場』(尾崎士郎)として多くの若者に熱狂的に受け入れられ、現代の部数が数万部伸びたといわれた。75年に封切りされた映画『青春の門』で、吉永小百合が大胆な自慰シーンを演じ、われわれサユリストの感涙を誘った。 だが、90年の「挑戦篇」で一旦途切れる。しばらく間が空くが、93年に「風雲篇」が再開され、伊吹信介がシベリアへ密航するところで途切れてしまう。 その93年は、私が現代編集長の時だった。五木さんに呼ばれて旧東京プリンスホテルで会う。五木さんから連載を再開したいと思うと打ち明けられ、もちろん二つ返事で引き受けた。 再開したが、シベリア以降の信介がどう生きていくのか、五木さんにも迷いのようなものがあったのではないか。しばらく続けたが、やはり五木さんのほうから、中断したいと申し入れがあった。私はその時点で『青春の門』は終わったと、正直思った。 だが、84歳になった五木寛之が23年ぶりに『青春の門』を再開するというのだ。間違いなく、これが最後の連載になる。第1回は、ソ連製の四輪駆動が夏の終わりのシベリアを疾走するシーンから始まる。 1961年。ソ連のフルシチョフとアメリカのケネディが注目を集めていた時代。団塊世代の「人生劇場」がどのような結末を迎えるのか、それとも未完で終わるのか。あの時代を思い出しながら読んでいきたいと思っている。 ところで芥川賞に山下澄人(50)の『しんせかい』(新潮7月号)、直木賞に恩田陸(52)の『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)が選ばれた。 山下は脚本家の倉本聰が主宰する「富良野塾」出身で、すでに野間文芸新人賞を受賞している。芥川賞候補も4回目。恩田も吉川英治文学新人賞と本屋大賞、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞候補も6回目だから、大方の予想通りだろう。 私は、垣根涼介の『室町無頼』を面白く読んだが、彼も近いうちに受賞すると思う。まずは1月10日に妻殺しの容疑で逮捕された講談社の編集者についての「続報」に触れておこう。 文春は、妻のママ友が「四年ぐらい前、顔にあざが出来ていたことがありました。『ちょっと暴力を振るわれちゃって』と冗談めかしていましたが……」といっているそうだ。 新潮は見たところ触れていない。アサヒ芸能が見開きでやっている。そこで、最近、あるマンガ家には逮捕を予見したかのような胸中を吐露していたと報じている。 「この先僕がいなくなっても大丈夫なように、3年、4年先を見据えた展開を今のうちに考えておきましょう」(講談社関係者) 彼は韓国名にこだわり、奥さんは子どものために姓を変えたほうがいいと考え、そうしたこともいい争いの原因になったというが、私は、現代の日本では韓国名で差別を受けるようなことはないと思うのだが。正直にいえば、彼は冤罪だと思いたい自分がいる。得がたい才能を惜しむからだ。 先夜、彼の家の近くにある団子坂のタコ専門料理屋へ行った。この団子坂は講談社発祥の地である。確か、まだ社員寮があるはずだ。そこに彼はいて、その後近くの千駄木に家を買ったようだ。団子坂をしばらくぶりに登ってみた。千駄木の駅の回りは明るいが、坂は昔のように暗く行き交う人もまばらである。音羽の講談社までだいぶあるが、歩けない距離ではない。彼もマンガの構想を考えながら、この坂を登ったことがあるだろう。 私が、犯罪を犯さずに来られたのは、ほんの偶然にすぎない。際までは何度か行ったことがある。その相手は妻であったり、恋人であったり、仕事で知り合った人間だったりしたが、そこまでの勇気も決断力もなく、わずかな理性のようなものが、際の向こう側へ落ちないで踏みとどめたのだろう。 『青春の門』の中に、こんな言葉がある。「馬鹿も利口も命は一つたい」。馬鹿な70年の人生を振り返り、飲む酒はいつになく苦かった。 ポストに、これから老化はワクチンで防ぐ時代になるという特集がある。ワクチンだから、治すというより「予防する」というところに重点をおくという。 たとえば、胃がんのほとんどはピロリ菌が原因だそうだが、ウイルス感染が原因であれば、ワクチンによる予防やがん細胞の増殖を阻止するワクチンができる可能性があるのだそうだ。 昨年12月にNECが「がん治療用ペプチドワクチン」を開発・推進する新会社を設立した。このワクチンは、がんを攻撃する免疫を活性化する治療法だそうだ。食道がんや乳がんに効果が期待できるという。 日本人の認知症の6割を占めるアルツハイマー型認知症は、脳内に「アミロイドβ」というタンパク質が蓄積して進行するが、これを分解するワクチンの研究が進んでいるそうだ。早くしてくれないと、私の生きているうちに間に合わない。そう思って読んだが、結局、こういう情報は誰も自分と引き比べながら読むのであろう。 現代が、電通や三菱電機のような長時間労働の末、社員が自殺したり病を発症したりするケースが起きる可能性のある企業はいくらでもあるとして、有名企業50社を総力調査している。 多くは、外食産業やユニクロのように人手不足や、成果主義のため高い目標を設定されるため、時間内では収まらないから、どうしても残業、それもサービス残業をせざるを得ないのだ。 中には全日空や伊藤忠のように「残業ゼロ」を掲げる企業もないではないが、伊藤忠商事の40代管理職は、朝の出勤が遅くとも7時30分になり、家に持ち帰って仕事をすることは少なくなったが、成果を求められることに変わりはないと話している。 残業せずに短時間で成果をあげろ。企業の論理はいつも同じである。都合のいいのは残業代を払わないでいい企業側であろう。コストカットの口実に使われてしまうのではないか。それに、新聞、テレビ、出版などは相手があるため、それに合わせなければならないから、長時間労働はなくならないだろう。 残業時間ばかりに注目するのではなく、長時間労働にはそれに見合うだけの賃金と、休暇制度、心のケア対策などをしているかどうかで、企業は評価されるべきだと思うが、そういう特集を組んでもらえないかな、現代さん。 同じ現代が「入ってはいけない大学」という特集を組んでいる。大学入試のシーズンだから、こうしたものが注目をされるのだろう。今回現代は「実就職率」を基に、それを割り出したという。 これは進学者を除いた卒業者数全体から、そのうちどれだけが就職できているのかを割り出したものだという。ザッと見るところ、どんなに低い大学でも70%は超えている。東大や京大になれば100%なのかもしれないが、率としてはそれほど深刻ではないように見える。 だが、自分の入りたい企業や、やりたい職種に入っているかというと、超有名大学と有名大学、そこそこの大学とでは大きな違いが出るのではないか。 就職はできたがブラック企業では、心から喜べないだろう。そこまで調べて出さないと大学の就職に対する実力はわからない。中途半端に名前を出された大学は、さぞ迷惑なことであろう。 トランプが大統領に就任した。CNN調べでは支持率40%、不支持率が52%にもなる。アメリカのメディアには、この政権の先行きを悲観的に見るところが多いようだ。先週、現代とポストはトランプ就任で株が爆騰すると無邪気に煽っていた。 だが案の定、米大統領就任後初の取引で日経平均は一時250円超下落してしまった。その上、トランプ演説には具体策が見えないとして、円高に振れた。現代、ポストの読みとは逆の展開で始まったようである。そりゃそうだろう。「アメリカファースト」ばかりを30数回も繰り返し、中身のない演説では、世界中が予想通りとはいえ、落胆、失望、お先真っ暗である。 トランプ反対派のデモのほうが活発、過激で、逮捕者が多数でる騒ぎになった。早々と「トランプは1年もたない」という論調も出てきて、船出は前途多難である。 文春や新潮は、先に米ニュースサイト「BuzzFeed」が報じた「ロシアがトランプ氏の私生活に関する不名誉な情報を握っている」内容の真偽について書いている。 この情報は、大統領選のときにライバル陣営から依頼を受けた英国人の元スパイがまとめたものだという。 内容を、かい摘まんで紹介しよう。2013年に「ミス・ユニバース・コンテスト」主催のためモスクワを訪れたとき、トランプが起こした乱痴気騒ぎの映像。このとき、リッツ・カールトンに宿泊したトランプは、オバマ大統領夫妻が泊まった部屋に複数の売春婦を呼び、夫妻が使ったであろうベッドの上で、彼女たちに「ゴールデンシャワー(放尿)」のパフォーマンスをさせた。トランプ側近はクレムリンから継続的に情報を受け取り、その見返りとして在米ロシア人実業家の動向を伝えていた。 ヒラリーのメールをハッキングしたのはロシアだといわれているが、その隠蔽についてもロシア側と話し合っていたというのだ。 この「黄金シャワー」文書に書かれていることは裏が取れないと、大手メディアはスルーしていたが、ネットメディアが「国民は知る権利がある」と考え、公開に踏み切ったのである。文書の中には、トランプはウクライナ問題に言及しないという箇所があるが、トランプが15日に行った共同インタビューで、この問題でロシアに制裁を科しているが、これを緩和すると明言している。 また、ニューズウィーク日本版でイブリン・ファーカス(非常勤シニアフェロー)が、この文書を「完全な捏造とみるのは難しそうだ。トランプがメモの内容を正式に否定した話はいまだにないからだ。彼の沈黙は、メモの信憑性を裏付けているとみてもいいのではないか」としている。 これが事実ならば、それだけでトランプは弾劾訴追されても仕方ないと思うが、それ以外にも新潮によれば、「息子たちに自分の事業を引き継がせるため、大統領の立場を利用しての利益活動」「複数の商標登録を中国に申請しましたが、それが彼の在任中に認可されれば、(中略)憲法第1条9項8節に違反する可能性」。 さらには、昨年ワシントンにオープンしたホテルは元郵便局の建物で、今も連邦政府がトランプの関連企業にリースしているから、建物の貸主と借主が同じになる「利益相反」が生じるという。弾劾は下院の過半数の賛成、上院の3分の2が弾劾相当と判断すれば、トランプは大統領を罷免される。 また、福井県立大学の島田洋一教授は、トランプが弾劾されれば、副大統領のマイク・ペンスがなったほうがいいと考える共和党議員は結構いるから、共和党でさえ最後まで守ろうとはしないと見ている。 ニューズによれば、頼みのトランポノミクスも成功はおぼつかないという。トランプは法人税と所得税の両方を引き下げるといっているが、財政赤字を増やさずにこれをやり遂げるには、社会保障給付や高齢者医療保険制度を削るしかない。彼自身、これらの縮小には反対の姿勢を示してきたから、これもできない。 すると、これをやらずに法人税と所得税引き下げ政策をやれば、アメリカの財政赤字は爆発的に増え、ドル高が進み、貿易赤字は増大する。人心は離れ、中国との貿易戦争は現実味を帯び、ロシアがいつ裏切らないとも限らない。まさに四面楚歌から始まるトランプ時代は、見物している分には面白いが、日米同盟にすがりつく安倍首相にとっては厳しい年になるはずだ。 さて、毎度お馴染みの小池都知事の話題にいこう。 2月5日に投開票される千代田区長選が当面の小池対内田茂の代理戦争になりそうだが、小池が推す石川現区長は75歳で、5期目を目指すという古狸だし、内田が擁立する与謝野信は41歳と若いが、政治経験はゼロというド素人。 たしかに曾祖母は与謝野晶子で、伯父は与謝野馨元官房長官というサラブレッドだが、東大からケンブリッジ大に再入学し、帰国後は外国証券会社で商品開発などをやっていたという。ガンダムオタクで、彼の重点政策は英語教育だそうだが、「学童クラブで英語のゲーム」「図書館に英語のマンガを」という程度のものらしいし、ご当人は港区在住で投票権はないそうである。 あまりレベルの高い争いにはなりそうもない。それよりも豊洲移転に関して大きな問題が出来した。地下水のモニタリング調査で、環境基準の最大79倍というベンゼンや3.8倍のヒ素、これまで検出されなかったシアン化合物まで見つかったのである。 この検査は、再度、都が入札を実施して、受託した新規業者がしたものだ。京都大大学院の米田稔教授は、10月から本格稼働になった地下水管理システムで、「地下水が掻き混ぜられることで、汚染物質が溶け出しやすくなったのではないでしょうか」と見ている。 いろいろなことに口を出し、手詰まりになっていた小池都知事はニンマリしているのかもしれないが、これで豊洲移転のメドはまったく立たず、かといって築地を改修するには、一説には4,000億円といわれる莫大な費用がさらに必要になる。 現在でも豊洲の維持費は1日500万円かかり、業者への補償金も300億円に膨れあがっている。小池都知事は、区長選や都議会選挙などにうつつを抜かすより、こちらをどうするのか決めることが最重要課題であるはずだ。結論次第で、都民は小池を見限る。そして小池劇場は閉幕となる。 今年で放送開始から23年目を迎えるテレビ東京の看板番組『開運!なんでも鑑定団』に真贋論争が起きているとポストが報じている。 「NEWS ポストセブン」からことの経緯を見てみよう。 「〈『なんでも鑑定団』始まって、最大の発見ですね〉〈国宝になっていたかもしれない大名品です!〉 番組内でこう高らかに宣言したのは、レギュラー出演する古美術鑑定家の中島誠之助氏だ。昨年12月20日の同番組では、世界に3点しかないとされる中国の陶器『曜変天目茶碗』の“4点目”が新たに見つかったと放送された。この茶碗を持ち込んだのは徳島県のラーメン店店主だった。“お宝”は明治時代に大工をしていた店主の曾祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫の屋敷を移築した際に大枚をはたいて買い求めたもの。25年以上も押し入れの“肥やし”になっていたが、気になって番組に鑑定を依頼したという。(中略)放送では、いつものように中島氏が虫眼鏡を用いてじっくりと茶碗を鑑定した。司会の今田耕司が『オープン・ザ・プライス!』と声をかけると、電光掲示板に示された数字は『25,000,000』。番組最高額(5億円)にこそ達しなかったものの、鑑定結果にスタジオはどよめきと拍手に包まれた。(中略)鑑定後、中島氏は『曜変天目に間違いございません』と断言。『信長、秀吉、徳川家康が持ってさらに現代に伝わっていれば、国宝になっていたかもしれない』と解説したのである。南宋時代(12~13世紀)の中国で製作された曜変天目茶碗は、“星々”を思わせる美しく輝く模様を持ち、『茶碗の中に宇宙が見える』と評される。完全な形で残るのは世界で3つとされ、すべて日本に現存する。それらはいずれも国宝である。番組放送後、“4つ目の国宝発見”となる大ニュースを新聞各紙は『幻の陶器発見』と相次いで報じた」 だが、この世紀の大発見に異を唱える専門家が現われたというのだ。窯業で知られる愛知県瀬戸市在住の陶芸家・九代目長江惣吉氏である。長江氏が「番組を見ていて思わず絶句しました。どう見ても中国の商店街で売っているまがい物にしか見えなかった」と語っている。 この長江氏、曜変天目に関してはプロ中のプロなのである。その美しさに魅了された長江氏は、製造方法が未だ解明されていない「幻の陶器」の完全再現に、親子二代にわたって挑んでいるという。これまで中国にも28回赴き、現地の研究者との交流を重ね、昨年、NHKがその活動を番組で特集したほどの「曜変天目のプロ」なのだ。 その長江氏が鑑定品を「偽物」と判断する最大の根拠は「光彩」だそうだ。 「曜変天目茶碗は、鉄分などを原料とする釉薬をかけて焼かれる。最大の特徴は、前述したように茶碗の内側に広がる鮮やかな光彩であり、光と見る角度によって輝き方がガラリと変わる。徳川家康など時の権力者にも愛でられたとされる逸品だが、今回鑑定された茶碗には『肝心の輝きがない』と長江氏は指摘する。『そもそも“曜変”とは“光り輝き、変幻する”を意味します。本来、曜変天目の釉薬には天然材料が使われており、焼き方によって色合いが変化して、ブラックオパールのように鮮やかな光彩が発現します。しかし、鑑定団で紹介された茶碗は変幻する光彩ではなく、単に赤、緑、青などの釉薬がそのまま発色したものに見える。これは東洋的な味わいに欠ける』 鑑定品は色合いから見て、18世紀以降に作られたものだと長江氏は推測する。『おそらく、ヨーロッパで18世紀以降に開発された陶磁器釉薬用絵具の「スピネル顔料」を塗り付けて発色させたもので、私は描彩天目と呼んでいます。時代からみても宋代の作品ではありません。器の外側に雲のような模様が出ていることも不可解です。国宝の曜変天目には、器の外側にほとんど模様がありません。鑑定品のような茶碗は今も福建省の建窯周辺にある“倣製品工房”で大量に作られており、2000~3000円で購入できます」 さらに中国陶磁考古学・陶磁史の世界的権威で沖縄県立芸術大学教授の森達也氏も「実物を見ていないのでその点は不正確ですが、映像を見た限りでは本物である可能性は低い」と話している。ポストの取材に、テレビ東京側は「特にお答えすることはない」、鑑定家の中島氏からは「回答を得られなかった」そうだ。 私も曜変天目茶碗は好きだが、確かに本物だとしたら、この値段は安すぎる。鑑定家という不可思議な職業を売り物にして、番組を作るやり方にもともと疑問があったが、続けていればいつかは間違いや勘違いが起こるのは必定。起きるべくして起きた「間違い」なのではないのだろうか。 さて、文春が、尖閣諸島近海を監視する部隊である海上自衛隊の航空部隊、第五航空群のエリート指揮官が、女性と不適切な行為を繰り返していたと報じている。 それは岩国基地の第31航空群司令の畠野俊一海将補(54)。14年から昨年の12月までその任に就いていたという。 妻と子どもがいるが、沖縄時代は単身赴任。そのとき、ショートカットのきれいな女性が官舎を訪ねてきて、泊まっていったというのだ。 この女性は、東京の広告代理店に勤務する40代のA女史。彼女は根っからの自衛隊ファンだそうだ。デートのとき、畠野氏の部下である40代の女性隊員B氏も随行していたという。3人で食事をし、部屋まで流れて飲み直す。そのまま2人の女性に挟まれるようにして一つベッドで朝まで過ごす。そんな不可思議な関係が何度か続いたそうだが、そのうちB氏はこうした奇妙な三角関係に苦痛を感じ、親しい同僚にも相談していたという。 文春は3人がやりとりしたメールを入手した。そこでA女史はB氏に謝罪し、畠野氏と会うことをやめるといっている。畠野氏に文春が直撃。3人で一つのベッドで寝たのかと聞くと、突然笑いだし、こう言った。 「酔っ払ってそういうシチュエーションになっただけでしょう。それは自然な流れでしょうね。Bが三人で寝ようと言いだした」 自衛隊法には「品位を保つ義務」というのがあるそうだ。空幕広報室は、調査中だが、事実だとしたら「規則に基づき厳正に対処します」と文春に答えている。ツーショットや、A女史が畠野氏をマッサージしている写真も掲載されているから、B氏が情報源なのだろう。三角関係のもつれかな。 お次はフライデーのスクープ。去年、泥沼の六股下半身騒動を起こしたお笑い芸人の狩野英孝だが、彼が今度は未成年と交際している“淫行疑惑”があると報じた。 相手は千葉県の通信制高校に通うM子(17)。彼女は一部のファンの前だけで小規模のイベントを行う「地下アイドル」だった。狩野の大ファンで、SNSで知り合ったという。次第に親しさが増し、狩野の家で逢瀬を重ね始めた(ずいぶん古めかしい言い方だね)。 狩野が彼女と肉体関係をもてば、東京都の淫行条例に抵触する可能性がある。狩野はフライデーに対して、M子は自分では22歳だといっていたが、去年の11月頃問い詰めたら、17歳だといわれたと話している。それを知ってからも肉体関係をもっていたら、狩野は芸能界にはいられなくなるはずだ。 21日に、狩野が都内で会見した。以下はスポニチアネックス1月21日付からの引用である。 「20日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)で女子高生との淫行疑惑が報じられたお笑いタレントの狩野英孝(34)が21日、東京都内で1時間強にわたり、会見を行った。狩野は『ご迷惑をお掛けし、本当に申し訳ございません』と深く頭を下げ、謝罪。仕事のキャンセルが相次ぎ『みんなに迷惑を掛けた』と涙ぐんだ。今回の騒動については『情けない。人として反省しなきゃいけない』と心境を吐露。相手女性との男女の関係については明言を避けた。所属事務所は『(二股騒動があった)昨年からの生活態度も含め』謹慎処分にすると発表した」 笑って済ませるというわけにはいかなかったようである。 今週の第1位は新潮の記事。内容もそうだが、モノクログラビアページに出ている見事な隠し撮り写真に目を見張る。 落語の古典「子別れ」は、山谷の隠居の弔いですっかりいい心持ちになった大工の熊五郎が、精進落としだと吉原へ繰り込んで連泊するところから始まる。昔は、弔いを口実に花街へ遊びに行くというのが、江戸っ子の通り相場だったようだが、これをそのまま現代で再現したエライ政治家さんの話である。 今は女郎屋ではなくソープランドとなるが、驚くのは、このセンセイが待合室でフライデーを見ている姿が、相手に了解をとって写したのではないかと思うほどハッキリ、見開きモノクログラビアに載っていることである。 新藤義孝元総務相、58歳。といってもほとんどの人はわからないが、硫黄島で玉砕した栗林忠道陸軍大将の孫といえば、思い出す人もあるかもしれない。川口市議を務めた後、自民党から出馬し、当選6回を重ねる。5年前の総裁選では安倍を支持して、安倍首相からかわいがられているという。 この記事で驚くのは、1月10日夕方の彼の行動を、逐一書いてあることである。地元である川口市の斎場に行き、赤坂の議員宿舎に戻り、すぐに自ら運転して吉原の三本指に入るという超高級ソープへ入るのが午後8時50分。そこでは「ヤマザキ」と名乗り、待合室でフライデーをパラパラ見ているところまで描写し、そこで8万円を払う。 11時7分に退店だから、2時間近く頑張ったことになる。ここでは担当のソープ嬢が迎えに来てくれて、部屋に入れば、ただ立っているだけでソープ嬢がすべてを脱がしてくれるそうだ。 4日後、新潮は新藤議員を直撃する。驚いたろうね。写真を見せると「プライベートなことだから」と逃げの一手。そりゃそうだろう。このセンセイ、両親が設立した幼稚園の園長でもあるという。それにしても、FOCUSで培った隠し撮りの冴えは、一見の価値ありだ。 【巻末付録】 ポストは巻頭から「俺たちの青春アイドル 佐野量子 ピュア・スマイル」。彼女は今、騎手の武豊の奥さんである。 私がフライデー編集長のときだった。2人がラブホだったか佐野のマンションだったか、そこから出てくるところをバシャッ。2人の驚いた顔がかわいらしく、ほのぼのとしていたのを思い出す。今はいい女将さんなのだろうな。 後半は「マドンナMの裏側」という人妻熟女AVメーカーのAV製作過程を追いかけたグラビア。袋とじは「濱田のり子」。セイントフォーの一員として人気だった彼女の30歳のヘアヌード。 風変わりなもう1本は、私のヌードを撮ってくださいと売り込んできたという「謎の貴婦人 君和田麗」。素人っぽさがなかなか色っぽい。 現代は巻頭が「女優 相楽樹」。後半は「柳ゆり菜」「女優 片山萌美」。そして袋とじは何回見てもいい「関根恵子 27歳の『完全未公開』ヘアヌードを発掘!」。中でも草むらの前で横たわる関根のヘアがとてもいい。引力に引かれるようにフワーッと上に伸びている。これを見たら、ほかのヌードは勝てない。現代の勝ちじゃ。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(1/26号、新潮社)
殺人容疑で逮捕! 講談社エリートに何があったのか……マンガ編集は「電通をはるかに凌ぐ長時間労働」
今週の注目記事・第1位 「『進撃の巨人』元編集長の妻が怪死」(「週刊文春」1/19号) 同・第2位 「『筑波大留学生失踪事件』国際手配されたチリ人を追え!」(「週刊新潮」1/19号) 同・第3位 「突然『高齢者は75歳以上』提言は『年金受給』後ろ倒しの大陰謀」(「週刊新潮」1/19号) 「『高齢者は75歳から』これは“国家の謀略”である!」(「週刊ポスト」1/27号) 同・第4位 「上場廃止へ 東芝[社員19万人]は消滅する」(「週刊現代」1/28号) 同・第5位 「『三原じゅん子』が資産0円で通る子供騙しの『国会議員』資産公開」(「週刊新潮」1/19号) 同・第6位 「NHKがひた隠す『受信料ネコババ職員』の自殺」(「週刊文春」1/19号) 同・第7位 「糸魚川大火災 誰がどう補償するのか」(「週刊現代」1/28号) 同・第8位 「大人気! 日本の名酒『獺祭』が変だぞ」(「週刊現代」1/28号) 同・第9位 「小池新党自民党潰し『刺客リスト』」(「週刊文春」1/19号) 同・第10位 「『夫のちんぽが入らない』に書かれていること」(「週刊ポスト」1/27号) 同・第11位 「嵐・松本潤『裏切り愛』でジャニーズ厳戒態勢」(「週刊文春」1/19号) 同・第12位 「歌詞が出てこない『沢田研二』の脳内で起きたスパーク」(「週刊新潮」1/19号) 同・第13位 「日本株爆騰、これからが本番だ!」(「週刊ポスト」1/27号) 「1月20日 株価爆騰に備えよ」(「週刊現代」1/28号) 同・第14位 「マギーが大物アーティストと『禁じられた愛』」(「フライデー」1/27号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 早速いこう。フライデーが、人気モデルでタレントのマギーが、パンクバンドの「Hi‐STANDARD」の横山健と熱愛していると報じている。 私はどちらも知らないが、マギーが24歳、横山が47歳という年の差と、横山のほうは既婚者という“不倫”関係が、フライデー読者には受けるのだろうか。マギーはロックバンド「ORANGE RANGE」のYAMATOと付き合っていたが、音楽番組で知り合い、横山のほうから「好きだ」と猛アタックをかけたそうだ。 マギーは萬田久子を理想としているそうで、常々「人生一回きりじゃん。自分の好きなように生きたほうがいいと思う」と言っているそうだ。こういう女は、男にとって“都合のいい女”だということがわからないのだろうな。 お次は、現代まで宗旨替えした、トランプバブルで株価暴騰するとはしゃいでいるポストと現代の株の記事。 現代が株価が上がるとする根拠は、新大統領がトランプだからというわけではなく、アメリカの景気がすこぶるよいということらしい。それならトランプの大統領就任日に株価の暴騰に備えることもなかろうと思うのだが。第一、トランプのようなセールスマン的人間が大統領になって、株が上がってうれしいのか? オバマ大統領は、期待通りの結果をもたらさなかったかもしれないが、理想やビジョンを真剣に語ったではないか。一国のリーダーに必要なのは、国の理想の形を国民に語ることである。そしてそれに向かって努力する姿を見せることである。 トランプや安倍に決定的に欠けているのは、理想やビジョンである。安倍の支持率が60数%に上がったというテレビ報道があったが、今の安倍に支持率が上がる要素などまったくないはずだ。 トランプバブルは間違いなく徒花で終わる。引き籠もりのツイッターオタクに、国を変える力も気力もありはしない。無責任に囃し立てることは、週刊誌の役割ではないはずだ。 ところで、ジュリーといわれる沢田研二も68になる。正月恒例のライブをNHKホールで開催したが、中盤で「Pray~神の与え賜いし」という曲を始めた途端、「忘れちゃった」と演奏をストップさせたと新潮が報じている。 それから再び歌い出し、最後はスポットライトを浴びながら観客席に土下座をしたという。 歌手が歌詞を忘れることは結構多くて、紅白歌合戦でも細川たかし、北島三郎、矢沢永吉なども忘れたことがあるそうだから、ジュリーが認知症になったのではない。 私が覚えているのは、ノンフィクション・ライターの本田靖春さんと美空ひばりを取材していたときのことである。 美空の控え室にいたのだが、あの美空が懸命に歌詞を忘れないよう復唱している姿を見たことがある。 日本語はもちろん、知らない外国語も一度聞いただけで覚えてしまうといわれる美空なのに、たしかコマ劇場だったと思うが、大舞台に立つ直前まで、真剣に声に出して忘れていないかをチェックしていた。 エルビス・プレスリーのライブ映画『エルビス・オン・ステージ』でも、リハーサルでエルビスが歌詞を忘れていないか心配しているシーンがあったと思うが、どんな大歌手でも、本番前は緊張するのである。 文春は、嵐の松本潤とAV女優の葵つかさとの「密愛」を先週やったが、そのため翌12月29日の紅白歌合戦リハーサルでの嵐の囲み取材は厳戒態勢だったようだ。松潤の表情は堅かったそうだが、もっとかわいそうなのは葵のほうで、事務所の社長が、「いま、彼女は人前に出られるような精神状態ではありません」と話している。 SMAP解散騒動から松潤のスキャンダル、新潮が報じた「SMAP元マネが事務所を懲戒解雇 リベート要求の不正行為で」など、ジャニーズ事務所には暗雲が漂い、先行きは視界不良である。今年は「帝国崩壊」があるかもしれない。 『夫のちんぽが入らない』という珍妙なタイトルの本が、1月18日に扶桑社から出るそうだ。去年は『君の膵臓をたべたい』という奇妙なタイトルの本がベストセラーになったが、これもその部類であろう。 初版3万部だというから、今のご時世では大部数である。それにこの本はフィクションではないらしい。好きな男との最初のセックスで、相手のちんぽが入らないというのである。何度やってもだめ。 この女性、身体に欠陥があるのではないようだ。それが証拠に、高校2年時に声をかけてきた男とセックスできているからだ。 未読だから、なぜそうなってしまったのかわからないが、今はAmazonのように、宅配本屋があるから、こうした“恥ずかしいタイトルの本”でも、女性でも手を出しやすい。 私は買わないが、タイトルに惹かれて買う人はいるのだろう。今年はますます、変なタイトル本が山積みになると思う。たとえば『女性器とお〇〇この物語』とかね。 さて、この夏に行われる都議選最大の話題は、小池新党から何人立候補させ、どれぐらい当選してくるかであろう。文春によれば、都議会自民党を脱藩した3人のほか、政治塾に参加している元テレビ朝日アナウンサーの龍円愛梨、故・鳩山邦夫の長男・太郎元都議などが候補に挙がっているという。 その前哨戦として2月5日の千代田区長選があり、小池都知事寄りの現職に、どうやら与謝野馨元財務相の甥・与謝野信が出馬に意欲を見せているそうだ。小池と内田茂の代理戦争だが、どうなるか。小池塾からも候補を選ぶため、1月7日に筆記試験が行われ1,600人の塾生が押しかけたそうだ。試験は意外に難しかったと新潮が報じている。たとえば「地方議会の二元代表制について」「都政改革のテーマを予算も合わせて論じよ」など、現職でも難しいのではないか。 だが、こうした論文で篩いにかけられるのか。新潮のいうように「蓋を開けてみれば、やっぱり有名人と現職議員が選ばれていたというのが、この手のパフォーマンスのオチである」ということにならないか。 獺祭という日本酒は、好きで昔はよく飲んでいた。だが今は、まったく口にしない。安倍首相の地元山口の酒だからだ。安倍が辞めるまで獺祭断ちをしている。 現代によれば、安倍が自らセールスもしていることもあって売れ行きがいいので、蔵元の旭酒造は、大量生産体制を整えようと、古い蔵を壊して12階建ての工場を建設し、昔ながらの杜氏の勘に頼ることなく、近代的な醸造機材を大量投入して、新入社員でも均質な酒を造ることができるようにしているという。 もともと獺祭は古い酒ではない。山口県岩国市にある旭酒造は48年設立で、獺祭を作り始めたのは90年代初頭だそうだ。 こうした大量生産で、獺祭の味が変わったという声が、日本酒好きの間で出ているというのだ。昨年末には、ボトルの中に虫が混入していることが発覚している。私は、最近この酒を飲んでいないからわからないが、日本酒はやはり杜氏が精魂込めて作っていると思って飲みたいではないか。 獺祭も安倍同様、深い味わいもないただの酒になっていくのではないか。まあ、日本酒は星の数ほどあるから、飲むのには困らないがね。 さて、現代が新潟県糸魚川市で起きた大火災で、補償はどのようになされていくのかについて触れている。火元になったのは地元名物の中華料理店で、店主が鍋を空焚きして外出したことから起きたようだが、彼に補償する能力があるはずもない。 何しろ約4万平方メートル、延べ144軒を燃やし尽くしてしまったのだから。被害額は約30億円以上といわれているそうだ。 今回の火災は、折から吹いた強風にあおられたから自然災害と認定され、被災者支援の法律が適用されるという。また現在進んでいる瓦礫の処分の負担も、住民の負担をゼロにする方針が示されているという。 だが、生活再建で出るのは一軒につき国から300万円、新潟県から100万円、それに瓦礫処理と家の再建の間、仮住まいが用意される。しかし、これでは家を新築するには到底足りない。多額の火災保険をかけていれば何とかなるかもしれないが、それでも家にあった美術品や貴金属は事前申請していなくては対象にならず、もちろんタンス預金は補償されない。 こうした場合に備えて火災保険、これから来るであろう大地震に備えて地震保険に加入しておかなければとは思うが、それだけで大変な支出になる。わかってはいるが、そのカネがあったら美味いものでも喰うほうがいいと思ってしまう。災害大国ニッポンに生まれたが因果、と思うしかないのであろう。 文春が、受信料をネコババした職員が自殺したことをNHKはひた隠していると報じている。文春によれば、47歳で横浜放送局勤務。手口は、前払いされた受信料が解約されるときは払い戻しをしなくてはいけないが、そのカネを自分の口座に振り込まれるよう操作していた。判明しているだけで50万円前後、約200世帯分の受信料を着服していたという。 この事実が明らかになったのが昨年の10月。件の人間は呼び出され、厳しく詰問されたようだが、1回目の事情聴取を受けた直後に自殺してしまったのだ。その後この事実は一部の幹部にしか知らされず、明らかに懲戒処分に相当するはずなのに、誰一人処分を受けていないという。 受信料着服という大問題を公表しないのは「視聴者に対する重大な裏切りです」(立教大学の服部孝章名誉教授)。 文春の取材に対して、あの籾井会長はあっさり、そうした事実があったという報告は受けたと認めた。もうすぐクビになるので気が楽になったのだろうか。この報道を受けて総務省は、NHKに厳重注意の行政処分をしたが、NHKの隠蔽体質はこのぐらいでは直りそうもない。 国会議員の資産公開など「子供だましのザル法」(新潮)であることは、大方の国民が知っている。国事に奔走して家産を失い残るは井戸と塀ばかりという“井戸塀政治家”などという言葉は、はるか昔に死語になってしまった。 政治家になるのはカネ儲けができるからだ。儲けたカネを有権者に分からないように隠し、哀れを装ってカネ集めパーティをやり政治資金を寄付してくれと懇願すれば、千万、億というカネが濡れ手で粟と集まってくるのだから、政治家は三日やったらやめられない。 新潮によると、1月4日に公開された、昨年7月の参院選で当選した121人の資産等報告書の中に、預貯金など(普通預金を除く)が0円と回答したのが半数以上の61人もいたという。 さらに、不動産や有価証券などをあわせた全資産が0円という議員は15人。現職の全参議院議員242人まで広げると約15%の36人が「資産0円」なのだそうだ。年間2,000万円を超える国会議員歳費と月額100万円の文書通信交通滞在費を、すべて政治活動に注ぎ込んでいる見上げたセンセイ方なのかというと、そうではなくて、抜け道を使って資産隠しをしているのである。 元SPEEDの今井絵理子議員は、感心にも資産総額は9,899万円と公開した。だが彼女、自衛隊の那覇基地や米軍嘉手納基地の軍用地を所有していて、そこから収入を得ているというのだ。沖縄出身の政治家が、それは不味いだろう。 男性問題ばかりが話題になる、三原じゅん子議員は「0回答」だが、事実婚状態だった11歳年下の男を公設第一秘書に据えていた。公私混同と批判されたため、私設秘書にして年800万円ほどを払い続けているそうだ。現在の夫も、入籍するまで公設秘書にして税金で養っていた。新婚の愛の巣は横浜みなとみらいにあるタワーマンションで、賃貸ながら月額50万円はするというから、セレブな生活であること間違いない。 民進党の蓮舫代表は預貯金を約551万円と公表したが、目黒区の自宅は報告していない。土地代だけで3億円は下らないという豪邸だそうだが、ここは母親が経営する貿易会社の所有になっているそうだ。 入籍直後に妻子を捨てたことで話題になった鶴保庸介沖縄北方担当相は、昨年新潮の取材で、和歌山県にあるマンションが資産公開から外れていたことを指摘された。その際「兄に譲渡したもので、所有権移転を怠っていただけ」と弁明したが、今回新潮が資産公開後に確認したところ、名義はまだ鶴保のままだった。 とまあ、政治家はウソの始まりといわれても致し方ない惨状なのである。神戸学院大学の上脇博之教授が指摘するように、公開すべきは定期預金だけで普通預金や現金も対象外。 その上、資産を家族やファミリー企業や資産管理会社の名義に移されたら確認のしようがないし、罰則もない。いえることは、政治家という商売ほどおいしいものはないということだろう。 さて、現代が粉飾で信用も社の財政も地に堕ちた東芝だが、今回、16年度決算が黒字回復から大幅損失になったと判明して、このままでは消滅することもあり得ると報じている。 東芝の取締役会議長を務める前田新造氏が現代の取材に応じてこう話している。 「──今回の一件を最初に認識したのはいつか。『会見で発表した12月27日の1週間~10日ほど前に取締役会で集まった際、減損の懸念があると報告されました。正直、驚きましたよ。なにせ、フラッシュメモリ事業が頑張っていて、インフラ事業のほうも受注案件が増えて、ようやく黒字に回復できるというところまできたかな、と思った矢先でしたからね。最初に話を聞かされた時はショックでした』──巨額損失の原因が何だったのか、はっきりした説明がない。『S&Wでコストがかさみ、資産価値が下がり、減損が必要になる懸念があるという説明だったので、ではその原因は何だと問うても、実はわからないという状況なんです。そもそも、今回の件は、米国会計基準に沿って、S&Wの買収から1年以内というタイミングでWHが資産の見直しを進めていたところ急遽出てきた話で、情報がそれ以上つかめていないんです。そのため、取締役会としては報告を受けた直後、志賀重範会長らに情報集めのためにアメリカに飛んでもらったのですが、そこには膨大な伝票、資料の調査が待ち受けていて、とてもじゃないがすぐには結論を出せないということになった』」 このままでは、東芝は資産を売り払っても借金を返せない「債務超過」に陥るリスクが急激に高まっているというのである。 あとは、銀行にすがりついて援助してもらうしかないという。経済ジャーナリストの磯山友幸氏はこう話す。 「現時点で、東芝は金融機関からの融資条件となっている『財務制限条項』というものに抵触したと見られ、新規融資どころか、いつ融資の引き上げにあってもおかしくない。そこで、1月10日に主力銀行であるみずほ銀行、三井住友銀行など関係金融機関を集めたバンクミーティングを開催して、当面の融資継続をお願いしていた。今後は、銀行主導下で過激なリストラ策を強いられていくことになるでしょう。事業部門は売れるものは他社に売られ、買い手がない部門は破綻処理される。原発部門にしても三菱重工、日立の原発部門と統合されて、『日の丸原発連合体』に吸収されていくことも考えられる。そうして部門も人も次々にリストラされ、東芝はバラバラに解体されていき、どんどん縮んでいくことになりかねない。虎の子の半導体事業は残すでしょうが、これだって為替の影響を受けやすいビジネス。東芝は今後も急な円高などに直撃されれば、一気に危機に陥りかねない危うい経営体制にならざるを得ない」 東芝破綻のスクープを新聞記者が競っているという。あの東芝がここまで堕ちたか。感慨深いものがある。 ところで日本老年学会、日本老年医学会という老年研究の権威といわれる連中が、日本人は若返っているという理由で、高齢者を75歳からにしたほうがいいという提言を出した。私は70オーバーだ。若いかどうかわからないが、今の60代、70代で元気な連中は多い。 だが、なぜこの時期にいきなりこんな提言を出したのか、その裏がいろいろいわれている。 ポストで、白澤卓二・白澤抗加齢医学研究所所長がその理由をこのように語る。 「今回の高齢者の定義見直しは政治的な背景を意識した提案と考えていい。今後高齢者の医療費や介護費用が増えていく一方で、支え手となる生産年齢人口は減っていく。このままでは社会・経済的に成り立たなくなるだろうから、高齢者の定義を見直すというのが学会の議論のスタートだったはず。学会は財政上の理由とは言いにくいでしょうが、そう理解していい」 今回の提言は国策に沿った動きだというのである。政府が狙っているのは、現在65歳の年金支給開始年齢を最終的に75歳まで大幅に引き上げることだというのは、見え見えである。 あと何年か先には、70歳でも現役でバリバリ働いていることが当たり前になり、病気や認知症になったりしたら、社会の害虫扱いされる時代が来るのだろう。嫌だ嫌だ。 ところで、フランス東部、ブザンソンにある大学に留学中だった筑波大生・黒崎愛海(なるみ)さん(21)が行方不明になって5週間が過ぎた。犯人は、彼女と交際していたチリ国籍のニコラス・セペダ・コントレラス(26)だといわれているが、チリに戻ったままで身柄は確保されていない。 そこで新潮がニコラスの足取りを追ってチリのサンチャゴへ飛んだ。さすがである。自宅のあるマンションは超高級地帯にあり、この地区は「貴族」というそうだ。 父親は大手携帯電話会社の幹部で、母親はそこから約400キロ離れた市役所で働いていたが、昨年12月に突然退職したという。そして12月30日の午前11時頃、クルマで来た父親が、マンションに隠れていたニコラスを連れて行き、母親のいる街で家族と住んでいるといわれる。 行方不明になっている女子大生はほぼ死んでいる、ニコラスにかけられている嫌疑は単なる殺人ではなく、綿密に用意された「謀殺」である可能性が高いと、ブザンソンの捜査関係者が話している。 また、レンタカーの位置情報などの解析から、ブザンソン近郊の「ショーの森」を移動していることが判明していて、そこを捜索しているようだが、約2万ヘクタールもあり、すでに雪が積もり始めていて難航しているという。 ニコラスという人間は真面目で、父親も教育熱心だと、近所では評判らしい。2人の間で何があったのか。フランス側からチリに対して、ニコラスの身柄引き渡しを前提とした拘束は求められていないという。 こうした事件取材ものがほとんどの週刊誌から消えてしまったが、新聞、テレビとひと味違う週刊誌の事件記事をもっと読みたいものである。 年明け早々出版界に衝撃が走った。私の古巣である講談社の社員が妻殺しの容疑で逮捕されてしまったのである。1月10日、警視庁に逮捕されたのは講談社のマンガ雑誌・モーニング編集次長の朴鐘顕(パクチョンヒョン)容疑者、41歳。 事件が起きたのは昨年の8月9日未明だった。文京区千駄木の自宅で妻の首を締め窒息死させた疑いが持たれている。11日曜日に発売された文春は、いち早くこのことを報じている。これが今週の第1位。同誌によれば、事件当初、警察に対して朴容疑者は「妻は自殺した」といっていたそうだ。 だが遺書は残っていなかったし、自殺する動機も見つからない。遺体の状況なども容疑者の話と違う点が多かったため、警視庁捜査一課は殺人の可能性もあるとみて両面で捜査していた。 その後、死因は窒息死で、被害者の首には手で絞められた跡があり、絞殺死体によく見られる舌骨の損傷はなかったが、室内が物色された形跡も誰かが侵入したとも考えにくいことから、夫である朴容疑者が犯人ではないかと内偵していたという。 文春によれば、警察がこれほど時間をかけたのは、彼が大手出版社の社員編集者で、大ヒットマンガを数多く手がけてきた敏腕編集者だからだという。講談社でも、何度か朴を呼んで事情を聞いたが、本人は一貫して否定していたそうだ。 事の真偽はまだわからない。彼が講談社のマンガ誌「モーニング」の現役編集次長であり、09年に立ち上げた「別冊少年マガジン」創刊の編集長(週刊少年マガジンの副編集長も兼任)のとき、後に大ベストセラーになる『進撃の巨人』など数々のヒット作品を手がけてきたため、社内の人間に聞くと講談社は混乱の極にあるようだ。 私は彼のことを知らないが1999年入社だというから、私が週刊現代を離れ、インターネット・マガジン・Web現代を立ち上げた頃である。 75年大阪府生まれ。一浪して京大法学部に入り、文春によれば、当初、弁護士を志していたが、父親が経営する喫茶店でマンガに接し、マンガ編集者になりたいと思うようになり講談社を受け入社したそうだ。 京大法学部からマンガ編集者というと驚く向きもあるかもしれないが、私と一緒に仕事をした後輩は、東大法学部からマンガ雑誌をやりたくて講談社に入ってきた。今はマンガ雑誌ではない某誌の編集長をしているが、彼にマンガを語らせたら、熱く語って止まらなくなる。 近年、彼らのように有名大学を出てマンガ編集者をやりたいという人間が増えてきている。一方で週刊現代やフライデーをやりたいという学生はとんといなくなった。 彼は韓国籍で韓国の苗字にこだわっていたそうだ。私が入った70年代には韓国名や中国名を名乗る社員はいなかったように思う。そうだとしてもその頃は日本名を名乗っていたようである。 私の記憶では80年代以降からではないか、朴や劉と堂々と名乗る人たちが入ってきたのは。新入社員は各部署を回って挨拶することになっているが、眩しい思いで彼らの名札を見た覚えがある。 彼は、入社したときの社内報に「わたしたわしわたしたわ」という回文タイトルをつけた文章を寄せているが、これは読んだ記憶がある。 配属されたのは「週刊少年マガジン」編集部で、昨年、「モーニング」に異動するまでそこにいて、数々のヒットマンガを生み出してきた。昨年アニメ映画が大ヒットした『聲の形』、累積2,000万部を超える『七つの大罪』、ヤンキーマンガの最高峰『GTO』などにも関わっていたようだが、中でも「別冊少年マガジン」編集長として関わった『進撃の巨人』は、現在、累計6,000万部を超えるというからすごい。 それも諫山創という新人マンガ家を起用し、彼は「絶望を描いてほしい」と伝えたという。今思うと意味深な言葉である。 これ1冊手がけただけでも「将来の役員候補」間違いないと思われるかもしれないが(そう報じたメディアは多い)、残念ながら講談社という会社は、ベストセラーを出した編集者は不思議と出世しないのだ。『窓ぎわのトットちゃん』を出した女性編集者は、定年間際に校閲へ異動になった。乙武洋匡の『五体不満足』を手がけた編集者も大出世はしていない。百田尚樹の『海賊とよばれた男』を出した編集者も局長まで行かず、先日定年を迎えた。 講談社にマンガ出身の役員はいるが、多くは営業や販売出身で、オーナー会社だからトップにはなれないが、ナンバー2は、この中から選ばれることが多い。編集上がりをあまり重用しない不思議な会社である。 ベストセラーを出すと廊下をふんぞり返って歩くようになる編集者がいるが、朴容疑者はそうではなかったようだ。「後輩のちょっとした悩みも邪険にしませんし、若手編集者の目標です」(講談社関係者=文春)。人格的にも優れていたようだ。 奥さんと知り合ったのは10年以上前で、同期が開いた合コン出会ったという。結婚して2人は社宅に住み2011年に今の千駄木に一戸建てを建てたというから、私生活も順調だったようだ。 07年に長女が生まれると次々に4人の子宝に恵まれている。彼は次女が誕生の後、ツイッターで「僕は3回しかエッチをしていません」と呟いたそうだが、近所の人によると夫婦仲もよく、声を荒げることもなかったという。 次女誕生後に、講談社の男性社員としては初めて約2カ月の育児休暇を取ったそうだ。彼が朝日新聞で連載していたコラム(12年7月18日付)にこう書いている。 「なぜ今も昔も、現実でも漫画の中でも、子どもは『お母さん』が好きなのか、分かった気がします。そりゃそうだ、あんなに大変なんだもん。子どもたちはじっとそれを見ている。じっとお母さんを愛している」 これほど妻の苦労を思い、子どもたちを愛している男が、なぜ妻殺しで逮捕されてしまったのか、私なりに考えてみたい。近隣住民の言葉にある「奥さんは育児ノイローゼ気味ではないか」というのがキーワードだろう。 私にも3人の子どもがいるが、3人目が生まれたのが40歳のときだったから、彼と同じような年だった。その当時は月刊現代という雑誌の編集次長(組織的には副編集長→編集次長で「編集長心待ち」ポストなどと揶揄されることもある)。 幸い2人の両親が近くにいたため、何かあれば助けてくれるのをよいことに、毎晩午前様どころか、2時、3時に帰宅、4~5時間寝て家を飛び出していった。 週に1回、子どもたちの顔を見ればいいほうだった。今でも何かあるとカミさんが愚痴ることがある。3人の子どもたちが通う小学校の運動会が毎年5月末の日曜日に行われていた。その日は、さすがに朝から見に行ったが、午後2時頃になるとそこを抜け出し、東京競馬場へ駆けつけ、ダービーにありったけのカネをつぎ込んだ。 子どもたちが一番可愛い頃、父親が遊び相手にならなくてはいけないときに、仕事と称して浴びるほど酒を飲み、博打にうつつを抜かしていたのだ。 3人の子どもを抱えて辛い思いをしているカミさんのことなど、思ったこともなかった、ひどい亭主であり父親だった。子育てに疲れ、家庭を顧みない亭主に対しての「怨み」が、カミさんの中には積もり積もっていったであろう。 その後、フライデー、週刊現代編集長になり、ますます家庭を顧みなくなっていった。いま思えば、夫婦の間で何が起きても不思議ではなかった。 マンガ編集者はもっと大変である。マンガ家は絵を描く才能はあるが、ストーリーを作れない作家が多い。 それに若い人が多いから、担当編集者は、ストーリーを一緒に考え、絵コンテのアイデアを出し、原稿ができるまでマンガ家のところに寝泊まりすることもしょっちゅうである。 女性マンガ家と編集者が結婚するケースが多いのは、こうした密な時間を共有するからである。電通をはるかに凌ぐ長時間労働があって、ようやく作品が生み出されるのである。 朴容疑者の妻の実家は北関東で本人は大阪だから、4人の子どもを抱えた奥さんの苦労は並大抵ではなかっただろう。彼も懸命に支えた。家も会社から比較的近いから、子どもの幼稚園の送り迎えなどもしていたようだ。 だが30代の終わりから40代始め、編集長になる日も近い彼の多忙さは想像に難くない。育児に疲れ、日々体調を崩していく妻を見ながら、彼にも焦りがあったのではないか。一部の報道に、妻が知り合いに、夫からDVを受けて悩んでいると話していたという情報があった。DVは大袈裟だろうが、子育てに疲れた妻と仕事の板挟みに苛立ち、2人の間に諍いがあったことは想像に難くない。 そんなとき、ちょっとしたいい争いから悲劇が生まれたのではないか。これは私の経験から想像した妄想である。真相はまったく違うところにあるのかもしれない。 この事件は、各テレビ局のニュース番組でもトップで報じられた。ワードショー然りである。そのいずれも容疑者の逮捕前の姿をカメラに収めていたり、インタビューを試みていた局もあった。文春によれば、昨年秋頃から情報が出回り、年末から「年明け逮捕」といわれていたというから、各社相当の取材体制を敷いていたようである。 だが、文春が発売される前日に逮捕して、その姿を各社に撮らせるというのは、講談社OBだからというのではなく、いささかやり過ぎではないか。何度か任意で取り調べにも応じているようだし、逃亡する恐れはないのだから、もう少し人権に配慮したやり方があったのではないかと思う。『進撃の巨人』を世に出したエリート編集者だから、ニュースバリューがあるということなのだろうか。日頃、警察批判をしている雑誌を出している出版社だから、警察側にさらし者にするという「意図」はなかったのか。 モーニングは編集長名で「読者の皆さまへ」という詫び文を出した。その中に一部メディアに「『進撃の巨人』の立ち上げ担当」とあるが、これは事実ではないとし、「本人が『進撃の巨人』を担当したことはなく、正確には『掲載誌の創刊スタッフ』であったことをお知らせいたします」といっている(今週発売の現代にも、現代編集部として、現役編集者が逮捕されたことを大変遺憾とし、同様に、逮捕された編集者は「担当ではない」、ご理解下さいとしている)。 編集長が連載を担当する場合もあるが、担当者をつけるのが普通である。といって、ほぼ全権を握っている編集長が企画段階から関わり、GOサインを出さない限り作品が掲載されることはない。 編集部も講談社も、大ドル箱のマンガにケチがつくのを恐れ、「進撃の巨人の担当者が殺人」という負のイメージを消したいのだろうが、朴容疑者がこの作品に深く関わっていたことは間違いないはずだから、姑息なことはやめたほうがいいと思う。 小説でもノンフィクションでもマンガでも、優れた作品にはいい編集者の手が必ず入っている。朴容疑者が妻を殺したことが事実であったとすれば、人間として許せないという気持ちは、もちろん私にもある。 だが、優秀な編集者を失ってしまったのは、講談社にとって大きな損失である。また、優れた作品を待ち望んでいる読者たちにとっても、取り返しのつかない損失であるにちがいない。 昨年は41年ぶりに書籍の売上が雑誌を抜いた。だが、講談社をはじめ小学館や集英社は、今でもマンガの売上が屋台骨を支えている。そのマンガにもやや翳りが見えてきたところにこうした事件が起き、さらに売上が落ちることにでもなれば、大手といえども安泰ではないはずだ。 この事件の行方を、出版社の人間たちは固唾を呑んで見守っている。 【巻末付録】 まず現代。「新春スペシャル撮り下ろし 深田恭子」「本誌独占 本仮屋ユイカ」「航空自衛隊 31歳元隊員 篠原ゆきの 迷彩服を脱ぎ捨てた」。袋とじは「フィギュアスケーター 村主章枝『月光』」。 ポストは「アイドル中古写真集の聖地 荒魂書店が誇る『お宝写真集』」「発掘 1974年のアグネス・ラム」。袋とじは「新藤恵美」。 この中では、驚きがあり、意外に豊満でセクシーな「元航空自衛隊員のヌード」がイチオシ。よって今週は現代の努力がポストを上回って、現代の勝ち。 (文=元木昌彦)






