今週の注目記事・1位 「週刊文春『韓国軍に慰安婦』記事は山口記者の捏造か」(「週刊新潮」10/26号) 同・2位 「清水良太郎覚醒剤事件 警察に通報した風俗嬢が語る『クスリ強要恐怖の120分』」(「フライデー」11/3号) 同・3位 「防衛省現役幹部が語った『年明けに米朝開戦。我々はいま、こんな準備をしている』」(「週刊現代」11/4号) 同・4位 「『私はカリスマ精神科医の“性の玩具”でした』」(「週刊文春」10/26号) 同・5位 「神戸製鋼データ偽造 日本中の名門企業『大混乱の現場から』」(「週刊現代」11/4号) 同・6位 「著名人がすがった『がん民間療法』」(「週刊文春」10/26号) 同・7位 「浅田真央の純潔を奪ったフランス男」(「FLASH」10/31号) 同・8位 「宮根誠司54『ミヤネ屋』降板 フジ新番組に電撃移籍!」(「週刊文春」10/26号) 同・9位 「『村田諒太vs.エンダム』が選挙開票と重なった『フジ』なぜかニンマリ」(「週刊新潮」10/26号) 【巻頭特集】各誌の選挙報道を検証する。 「ニッポン政治『絶望の近未来年表』」(「週刊ポスト」11/3号) 「全選挙区最終予測」(「週刊文春」10/26号) 「『小池百合子死屍累々』」(「週刊新潮」10/26号) 「全選挙区の最終当落がわかった」(「週刊現代」11/4号) 気力を振り絞って、この原稿を書いている。昨夜、NHKの選挙速報を見るために夜8時少し前にテレビをつけた。 確か8時直前に、アナウンサーは「与党で過半数を超える模様」といった。 その瞬間口を突いて出たのは「Go to hell!」。すぐさま村田諒太とエンダメではないエンダムのタイトル戦へ切り替えた。 だが、村田の試合が凡戦だったという理由だけではない。選挙結果への憤り、やりきれない虚しさ、日本への絶望感などがないまぜになって、試合は上の空だった。 昨日は昼頃、私の出た小学校にある投票所へ足を運んだ。雨脚は強かったが、いつもより人の数は多かったように見えた。多くは高齢者たちだったが。 東京の雨は降り続いたが、風はさほど強くなかった。この雨で無党派層と呼ばれる「無関心な連中」が投票に行かなくなり率は下がるだろうが、期日前投票が史上最高だったというから、前回程度はいくのではないか。 競馬・菊花賞では、私が他誌で予想したキセキが史上最悪の不良馬場を克服して勝ってくれた。 選挙結果でも希望はないが“奇跡”が起こってくれないかと祈っていたが、想像以上の自民党の大勝だった。 文春(木曜日発売)と現代(金曜日発売)が選挙結果の「最終予測」をやっていた。 政治広報システム研究所の久保田正志と文春取材班によると、自民は39議席減の251議席、公明が30議席だから合わせても300議席には届かない。 235名を立候補させた希望の党は66議席になるが、ほとんどが民進党からの乗り換え候補ばかり。純粋な希望の党の候補は全滅のようだ。 躍進するのは枝野の立憲民主党で、現有の16議席から46議席へ。共産党は21から18議席に減るという予測。 安倍政権への不支持率が支持率を上回っているのに、安倍不支持の票が、立憲か社民党、共産党以外に行き場所がない「ねじれ」に、私を含めて、怒り狂っている有権者は多かったに違いない。 「支持政党なし」という政治団体が比例東京ブロックに4人の立候補者を出している。ここに投票する有権者も多いのではないか。支持政党なしと書くと、この党の得票になるそうだから、安倍もイヤ小池もイヤという人は多いから、ひょっとして1人ぐらい当選するかもしれない。そう思っていた。 現代は、「5600人調査を緊急実施 全選挙区の最終当落がわかった」と特集していた。 調査結果では、2019年10月に消費税増税を行うべきだと思う人が36.2%に対して、行うべきでないと思う人は51.3%。原発をゼロにすべきでないと考えている人は15.1%、ゼロにすべきだは78.5%と圧倒的。 拮抗しているのは憲法改正すべきか否かで、すべきと考えている人が41.9%、すべきでないという人は38.3%だそうだ。 現代の予測では、自民が19議席減で269議席を獲得、絶対安定多数(定数465のうち261以上)に達するという。公明の33議席と合わせて自公で302議席を占める。 一方で希望の党は52議席で、現有の56議席から割り込む。立憲民主党は55議席(現有16)を獲得するという。 しかし結果(10月23日12時現在)は、自民党はわずか1議席減らしただけの283議席。公明党が5議席減らしたが29議席で、合わせて3分の2を超える312議席になった。 昔流行った萩本欽一の言葉ではないが「なんでこうなるの!」である。 安倍が嫌いなのは私だけではないはずだ。森友・加計学園問題から逃げるために、苦し紛れに国会冒頭解散した安倍の暴挙に、怒りを抱えている有権者は多かったはずだ。 トランプ米大統領と組んで北朝鮮への圧力を強め、対話の道を閉ざして北朝鮮の暴発を誘発させるやり方で、「国難」を自ら創り出している安倍のやり方に危機感を覚えている日本人も多いはずだ。 選挙中、安倍の演説の時に「国難はお前だ」というプラカードが多く掲げられたのは、それが「事実」だからである。 優れたリーダーは、自国民の安全を守るために、最悪の結果にならないような方策を考えるものだ。 だが、安倍とトランプはそうではない。北朝鮮を追い込み、挑発し、少しでも暴発しそうになったら攻撃しようというのだ。 そのために、自衛隊が進んで他国を攻撃できるよう安保法制をつくりあげ、憲法九条を捻じ曲げてでも、自衛隊を合憲にして集団的自衛権を堂々と行使できる存在にしようという「策略」を謀っていたが、この選挙結果で「国民の信を得た」と安倍は、次々に手を打ってくるに違いない。 ポストは特集「ニッポン『絶望の近未来年表』」のリードでこう書いている。 「今回の総選挙でこの国に“自民党永久政権”ともいえる政治体制が出現し、有権者が声を上げる機会さえ失われてしまうかもしれない。主権者を恐れなくなった政治家は驕り、役人はますます忖度し、権力はどこまでも腐敗していく」 今回の選挙の最大の戦犯は小池百合子であることは言を俟たない。彼女の政治生命は完全に終わった。 だが、小池と、それに群がった前原誠司民進党代表をはじめとする有象無象の罪も、忘れてはいけない。 深夜、録画しておいたテレビ東京・池上彰の選挙特番を見た。いつも見せる池上の鋭い突っ込みも今回は見られず、他の番組と同じ凡庸なものだった。 印象に残ったのは、インタビューに答える安倍首相の表情が、大勝したにもかかわらず暗く、どこか怯えているように見えたこと。それと共産党の志位委員長が、自分の党の候補を引っ込めて立憲民主党へ力を貸したことで、自党の当選者を減らしたことを聞かれ、きっぱりと、立憲民主党が躍進したことを喜び、これから立憲との共闘を進めていくといったことである。 政治に「if」はないが、もし小池がしゃしゃり出ず、民進党を中心に「反安倍連合」ができていれば、自民党の議席を50~60減らし、安倍を退陣に追い込むことができたはずである。 反安倍、安倍嫌いの有権者の票の受け皿がなく、棄権するか嫌々ながら自民党へという有権者が多かったのであろう。それに天気が悪く、投票率が低いときは、組織をもつ政党が有利なこというまでもない。 戦い済んで日が暮れて、今朝の産経新聞はまるで「祝! 安倍首相」特集号のようである。 編集局次長兼政治部長の石橋文登は一面で、「首相の強運を生かすとき」だと激励する。 石橋も、小池の希望の党ができた時、安倍は「さぞ肝を冷やしたことだろう」。反安倍勢力が結集するとどうなるか、「悪夢が首相の脳裏をよぎったに違いない」。だが、小池の自分の政策にイエスといわない者は「排除する」発言で、「首相に幸運の女神がほほ笑んだ」。 産経でさえ「敵失による勝利といえなくもない」といっているが、この得た数で、「北朝鮮有事は『対岸の火事』ではすまない。情勢次第では改憲が喫緊の課題となる可能性もある。首相は、自らの強運を信じて国民に発議するきかいをうかがうべきではないか」と、運だけで知恵もビジョンもない安倍首相を後押しするのである。 二面の「主張」はもっと過激である。韓国にいる日本人や米国人を迅速に避難させる「非戦闘員退去活動」や、武装難民への対策を早急に講じ、「ミサイル防衛の充実にとどまらず、敵基地攻撃能力の導入や防衛予算の増額への政治決断も求めたい。その中には、覇権主義を強める中国への備えも含まれるべきである」と、まるですぐに戦争が始まるかのような書き方である。 だが、ため息ばかりをついてはいられない。これから安倍政権が始めるのは間違いなく、以前よりはるかに強化してくるであろう「メディアへの締め付け」である。 これまではポチと非・反安倍メディアを選別しているだけだったが、これからは間違いなく、すべてをポチ・メディアにするための「メディアの大虐殺」が始まる。 政治を私物化してきた安倍だが、森友・加計学園問題で、まだ自分に歯向かうメディアや木っ端役人がいることを知ったはずである。 こやつらを根絶やしにする。自分が法律だと国会でほえた妖怪は、自分は天皇をも超えた「ニッポンの王」であるといいたいに違いない。 言論表現の自由など吹き飛び、政権をバカ呼ばわりする夕刊紙や一部の週刊誌は、不敬罪で獄に放り込まれる。 安倍首相よ、笑っているがいい。私は死ぬまで10月22日という日を忘れない。日本の戦後が忘れ去られ、民主主義がぼろ雑巾のごとく捨てられたこの日を。 極右独裁政権と戦う術はあるのか。焼身自殺する以外なす術もなく、この世から消えていくしかないのか。余命が尽きるその時まで、考えて、考え抜いて生きていくしかない。 それが私たちのような「戦後民主主義」が短かったが光輝いた時代を知っている者の務めである。 さて、各誌の記事を見てみよう。今週も選挙疲れか、読むべきものが少ない。よって順位なし。 最初に書いたとおり、開票速報が出ると同時に、私はフジテレビのボクシング中継にチャンネルを回した。 私はボクシングが好きだが、村田はさほど好きではない。彼は、前回のエンダム戦でもそうだったが、ボクシングで一番大事な闘争心に欠けると思うからだ。 もし彼が、前回、エンダムをノックアウトしていれば、判定など必要なかった。 KOできるチャンスはいくらでもあった。素人目でも差は歴然としていた。だが、村田はとどめを刺せず、判定に持ち込み、まさかの負けを喫したのである。 今回は世界戦ではなく、本来村田が持つべきタイトルを返してもらったというだけの話だ。 新潮で書いている通り、負けるとわかっているエンダムは、かなりのファイトマネーを要求したのであろう。 だが、村田は性懲りもなく再び凡打戦へと持ち込み、エンダムがもういいだろうと試合放棄するまで山場をつくれずに回を重ねていった。 こういう消化試合は1回でKOするのだ。そうでなければ、村田も試合後のインタビューでいっていたように、このミドル級には「僕より強いチャンピオン」ゴロフキンがいる。38戦37勝(1引き分け)、33のKO勝ちがある。今の村田では挑戦することさえできまい。 日本のボクシング界は、噛ませ犬のような挑戦者を連れてきて、連続KO勝ち、連続防衛記録などと島国の中だけで大騒ぎしている。 村田は早くこの国を飛び出して、世界中の強い奴を相手にタイトルをかけて試合をやればいい。 そうして闘争心を養い、最強王者に挑戦すればいい。残された時間は少ない。エンダムあたりに勝って涙を流すようでは心もとないが。 文春の今週のスクープは小粒だ。 お昼の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の司会を10年以上務めている宮根誠司(54)が、フジテレビが来年4月から月~金の夕方に放送する情報番組へ「電撃移籍」するという、どうでもいい話である。 私は、宮根という司会者がどうも好きになれない。司会者というより、どこぞのチンピラ風情といった口調や身振りが、茶の間の視聴者をバカにしているように思えてならないからだ。 失礼だが、彼は関西でこそ生きるキャラクターだと思う。日本の顔になるのは無理だろう。 宮根は、テレビで、フジに移籍などないと否定したそうだが、こうした人間のいうことをまともに聞いてはいけない。私にはどっちでもいいがね。 FLASHが、浅田真央がパリ・ルーヴル美術館で白人男性とデートしていたと報じている。 タイトルは「浅田の純潔を奪った」と穏やかではないが、ドラクロワの名画『民衆を導く自由の女神』の前で立ち止まって見ている真央にイケメンの男が近づき、館内を楽しそうに回っていたというのだ。 「男性は、元フィギュアスケート選手で、現在は日本でモデルとして活躍するロマ・トニオロ(27)。2015年に成田空港で『Youは何しに日本へ?』(テレビ東京系)にキャッチされ出演。日本のハンコに憧れる“ハンコ王子”としてブレイクした、異色のフランス人だ」(FLASH) 真央も27歳。浮いた噂の一つや二つないほうがおかしい。 お次は文春の「著名人がすがった『がん民間療法』」を見てみよう。医療機関で行われている「通常医療」に対して、一般人の間で広まっている治療を「民間療法」という。 健康食品、食事療法、自然療法などがあるが、効くというエビデンス(科学的根拠)が乏しい上に保険がきかないために高額になる。「患者を食い物にしている」と非難する専門医も多いようだ。 では、なぜ効かない治療法を、多くの人がやるのだろうか。人気のエッセイストだった米原万里(享年56)は、こう書いている。 「正規の医療に対して代替医療と呼ばれているこの種の商品の多さに驚き、価格の、人の弱味につけ込んだ犯罪的な高さに腸が煮えくり返りながらも、拒みきれない自分が情けない」 彼女は卵巣がん。米原は、抗がん剤をやればがんは小さくなるが、副作用で苦しむうえ、免疫力も奪ってしまうから嫌だ。代替医療は「わずかでも可能性があるなら、やってみるべきだ」と、妹に語っていたという。 川島なお美も小林麻央、忌野清志郎もさまざまな民間療法をやった。 群馬県前橋市に緩和ケア診療所を開いた萬田緑平医師は、かつては民間療法に否定的だったという。 だが、患者に抗がん剤を投与していた医師が、自分ががんになったとたんに民間療法にのめりこみ、「治るんだ」と、頭では治らないことがわかっているのに、さも効果があるように話しているのを見て、こう変わったという。 「治りたい気持ちを捨てきれる人はいません。何も希望がないのは、ものすごいストレス。わずかでも希望があることで、あんなにも笑顔になれるんだったら、たとえ藁でもすがったらいいんじゃないでしょうか」 ただ、そうした患者を食い物にして、効くはずのない療法を施したり、高額なものを買わせたりする「悪徳」な人間がいることも事実。 また、そうした民間療法を、影響力のある有名人が吹聴して、抗がん剤治療をやらずに命を縮めてしまうケースもある。私だったらどうするだろう。 現代が神戸製鋼のデータねつ造問題をやっている。 この会社は安倍首相が大学を出て入社したところである。だから名門だというわけではないが、ここで発覚したデータ改竄は、相当根が深そうだ。 この問題が深刻なのは、アルミや銅だけではなく、鉄鋼製品でも不正が発覚して、本体だけではなくグループ会社まで広がり、どこまで行くのか先が見通せないことである。 現代によれば、日立製作所の経営陣に衝撃が走ったのは、今から約1カ月前の9月14日のことだったという。 この日。取引先の神戸製鋼所から一報が入った。 「御社に納入した製品の一部で、データ改竄したものがございました……」 神戸製鋼がアルミ製品などのデータを改ざんしたことを公にしたのは10月8日だから、取引先各社には、それ以前の9月から報告がなされていたのである。 「それだけではありません。神戸製鋼の当初の説明では、2016年9月~今年8月に出荷した分について不適切製品があったということだったのに、記者会見で10年前からやっていたと突然言い出した。われわれとしては16年9月以前に納入された分も追加で調査せざるを得なくなった」(日立社員) 日立、三菱電機、JAL、横浜ゴム、大成建設など、神戸製鋼から不正製品が納入された先は約500社にも及ぶという。超名門企業が第二の東芝になるかもしれない。 文春が報じているが、このカリスマといわれる精神科医のように、少しばかり有名だからといって、高校生や若い女性に手を付けるというのは、許しがたい蛮行である。 東大医学部出身の精神科医ゆうきゆう(本名・安田雄一郎、42)と関係を持ったと、現在19歳のA子が告白している。 昨年、ゆうき主催の心理学イベントに参加しメールを交換したという。その後何度かメールをやり取りし、A子の誕生日に2人きりで会ったそうだ。 男は、彼女が18歳になるのを待っていたのだろうか。 その日に男に誘われて関係を持ち、週1、2回SEXするようになった。だが甘い恋人同士という関係ではなく、男のほうはSEXだけが目的のようだった。 やがて、A子は、自分の外にも多くの女がいることを知った。男の部屋で自撮りした写真をTwitterに上げると、男は激怒し、以来連絡が取れなくなったという。 それがストレスになったのだろう、A子は体重が減り、高校へも通えなくなり中退する。リストカットで自殺未遂を繰り返すようになり、男の公式Twitterに「連絡が欲しい」と送った。 すると、A子の携帯に警察から連絡が来る。男がA子をストーカーだと被害届を出したというのだ。 男は文春の取材に要領を得ない答えしかしていないが、担当弁護士からは、患者や医療業務を通じて知り合った患者と、個人的な関係を持ったことは一切ないと回答してきたそうだ。 A子の話が事実ならば、高校生と不純な関係をもっていたということになる。文春のいうように、高い倫理観を求められる精神科医にあるまじき行為である。 ところで現代は、防衛省現役幹部が「年明けに米朝開戦」になるといったと報じている。その根拠はこうだという。 「開戦が現実味を帯びてきたのは8月9日に北朝鮮の国営報道が『中長距離戦略ミサイル4発をグァム島沖に同時に発射する包囲射撃を慎重に検討する』と発表したからです。 そこから3ヵ月は準備に必要だと考えると、最短で11月になります。 しかし戦争を始めるには軍事的な準備の他に政治的な準備、国際協調も必要になります。そう考えると年内の開戦は難しいかもしれません。トランプ大統領もクリスマスシーズンは避けたいと考えているはず。一方、北朝鮮は1、2月になると急激に気温が下がってマイナス20度以下になり、社会的にも軍事的にも活動が鈍くなり、アメリカにとって有利なのです」 私は、北朝鮮がミサイルや核実験をするなら、トランプが来日する11月5日~7日の間ではないかと考える。 日米両方の首脳の顔を潰す絶好のチャンスだからだ。疑問は、なぜこのような時期にトランプを呼ぶのだろう。 安倍には北朝鮮危機を煽って、憲法改正を一気にやってしまおうという思惑が間違いなくある。口の軽いトランプは、それは日本人が決めることだとはいうだろうが、賛意は示すはずだ。そこに北朝鮮からのミサイルが太平洋上に落ちれば、日本中が「改憲賛成、北朝鮮を撃て!」と大合唱になる。 これまで何度もいわれてきたことだが、「いつか来た道」へ逆戻りする日がついに来るのだ。 フライデーが、覚せい剤所持で逮捕された清水良太郎のことを、警察に通報した風俗嬢が「クスリ強要恐怖の120分」を語っている。 デジタルFRIDAY(10/20、金曜日7:31配信より)から引用してみる。 「『真っ暗になったホテルの一室で、彼は突然、「ねえ、キメセクしない? メッチャ気持ちいいよ」と言い出したんです。びっくりですよ。私が嫌がっても、口移しで無理矢理クスリを吸わせようとしてきた。二人きりの密室だし、怖くて逃げることもできませんでした…』 バスト115センチ、Iカップ。誰もが振り向く魅力的なスタイルの30代女性の愛さん(仮名)は、クスリを強要された恐怖の瞬間をこう語り出した―。 10月11日、ものまねタレント・清水アキラ(63)の三男で俳優の清水良太郎容疑者(29)が、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で警視庁目白署に逮捕された。今年2月に『FRIDAY』が闇カジノ通いを報じ、4ヵ月間の謹慎の末、6月に復帰したばかりのタイミングで起きた出来事だった。 違法賭博の次は薬物使用。どうしようもない二世タレントが起こしたこの事件だが、本誌は彼の覚醒剤使用を現場で目撃し、警察に通報したという女性・愛さんとの接触に成功した。 都内ホテルへの派遣型ヘルス(デリヘル)で風俗嬢として働く愛さんは、事件当日の10月10日、派遣元の店からの指示を受け、現場となった池袋のホテルへ向かった。そして指定されたホテルの一室で彼女が見たのは、薬物使用の異様な光景だったという。愛さんが語る。 『この日、彼は「ハヤミ」という名前で午前11時半から2時間のコースを予約していました。ホテルに着く20分前に、彼に「今日はよろしくお願いします」と挨拶の電話を入れたんですが、「早く来てよ!」と焦れた様子で返されました。結局、ホテルに到着したのは、11時35分ごろ。部屋のドアをノックすると、ガチャッと解錠する音だけが聞こえてきました。普通、そこでお客さんが部屋に招き入れてくれるんですが、何も応答がないんです。30秒ほど待ってみましたが反応がないので、自分でドアを開けました。すると、彼はすでに真っ暗なメインルームに引っ込んでいて、ソファに腰かけていた。備えつけのテレビからAVが流れていて、画面の明るさで人の姿が見える状況でした。ガリガリの、やせ細った人だな、と思ったのを覚えています』」 この後からプレイが始まると清水容疑者は、薬物の使用を始めたという。 これほど覚せい剤が芸能界に蔓延している大本を断ち切らなければ、こうした人間はどんどん出てくるだろう。 私はクスリをやったことはないが、一度やると虜になるそうだ。そうした状態でSEXをするとたまらないという。 この歳になると、ちょっぴり残念な気がするが……。 ところで山口敬之元TBSワシントン支局長にレイプされたと、検察審査会に提訴した(結果は不起訴)ジャーナリストの伊藤詩織が『Black Box』(文芸春秋)を上梓した。 私は本は買って机に置いてあるのだが、まだ未読であるが、評判はいいようだ。 山口は今頃、彼女に非道なことをしたことを、恥じているだろうか。 強制わいせつ罪が成立するためには、これまで「性欲を満たす意図が必要」で、1970年に、報復のために女性を裸にして写真を撮影した事件では、その意図がなかったと最高裁が判断を下している。 だがこれが変わりそうだと朝日新聞(10月18日付)で報じている。 2015年に13歳未満の少女にわいせつな行為をしてスマホで撮影した男性に対する裁判で、弁護側が「性的意図はなかった」と無罪を訴えているが、この裁判について検察、弁護側双方の意見を聞く弁論を、最高裁大法廷が開いたという。 こういう時は、判例変更などの場合があり、今回も変更されるのではないかと朝日が報じている。 私は、性欲を意図しない強制わいせつなどないのではないかと思うのだが、どういう判例変更があるのか、注目である。 新潮はこのレイプ問題だけではなく、安倍官邸と親しい山口が週刊文春(15年4月2日号)に書いた、「歴史的スクープ! 韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!」という記事が「ねつ造」であったと、8ページの検証記事を掲載している。 山口のこの記事は、ベトナム戦争当時、韓国軍が南ベトナム各地で慰安所を経営していたという情報があり、これを追って散々苦労したが、アメリカ政府の資料によって裏付けることが出来たというもの。 そこから「山口氏は退役米軍人やベトナム系米国人に取材し、彼らから慰安所の存在を認めたり、韓国軍の蛮行を論うような証言を得て韓国は歴史を直視するべきだと締め括る」(新潮)。 これは山口がTBSにいる時に映像を撮り東京へ送ったが、「報道するに足る十分な裏付けがないと判断し、放送はしていません」(TBS)。 その不十分なものを基に、文春に「歴史的スクープ」だとレポートを書いたのだから、山口も山口だが、載せた文春もどうかしているのではないか(露骨にはそうはいっていないが)と、新潮は大特集しているのである。 その当時、山口に頼まれてリサーチャーを務めていたのはグリーン誠子。彼女一人で資料を漁り、それらしい情報も集めてきた。 だがその情報を、山口は精査したり、裏付けるアメリカ側の軍の高官たちにアポを取って証言してもらったりはしなかったようだ。 新潮によれば、取材はしたが、相手がいわなかったことをいったことにしたり、都合のいいように解釈していたというのである。 驚くべきことに、山口が文春の記事が出る前に、山口重夫駐米公使や佐々江賢一郎駐米大使とこのようなメールをやり取りしていたというのである。 「山口 産経記者が明日の朝刊で展開してから、午前の官房長官会見で、菅さんは、『20世紀に行われた人権侵害は、いつの時代のどの地域でも、しっかり検証していくべきある』という昨年の安倍総理の国連演説に沿ったラインで答弁します」 菅官房長官と、会見で何というかのすり合わせまでやっていたというのだ。 読めばわかるが、新潮がこの記事にかけた情熱と時間とカネは半端ではない。しかも、新潮は韓国に対して厳しいスタンスをとっている雑誌である。 その新潮がここまで綿密な取材で裏を取り、この話に信ぴょう性はないと断定したのだ。 これは山口に向けただけではない。文春の掲載責任を問うているのだ。文春は新潮に対して、「少なくとも真実相当性があると判断し、記事掲載に至りました」と答えているが、それだけで済むはずはない。 文春は独自に、この記事を自ら検証すべきだと、私も思う。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(10/26号、新潮社)
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新潮が“情熱と時間とカネ”をかけた「慰安婦記事捏造報道」に、文春はどう応えるか
今週の注目記事・1位 「週刊文春『韓国軍に慰安婦』記事は山口記者の捏造か」(「週刊新潮」10/26号) 同・2位 「清水良太郎覚醒剤事件 警察に通報した風俗嬢が語る『クスリ強要恐怖の120分』」(「フライデー」11/3号) 同・3位 「防衛省現役幹部が語った『年明けに米朝開戦。我々はいま、こんな準備をしている』」(「週刊現代」11/4号) 同・4位 「『私はカリスマ精神科医の“性の玩具”でした』」(「週刊文春」10/26号) 同・5位 「神戸製鋼データ偽造 日本中の名門企業『大混乱の現場から』」(「週刊現代」11/4号) 同・6位 「著名人がすがった『がん民間療法』」(「週刊文春」10/26号) 同・7位 「浅田真央の純潔を奪ったフランス男」(「FLASH」10/31号) 同・8位 「宮根誠司54『ミヤネ屋』降板 フジ新番組に電撃移籍!」(「週刊文春」10/26号) 同・9位 「『村田諒太vs.エンダム』が選挙開票と重なった『フジ』なぜかニンマリ」(「週刊新潮」10/26号) 【巻頭特集】各誌の選挙報道を検証する。 「ニッポン政治『絶望の近未来年表』」(「週刊ポスト」11/3号) 「全選挙区最終予測」(「週刊文春」10/26号) 「『小池百合子死屍累々』」(「週刊新潮」10/26号) 「全選挙区の最終当落がわかった」(「週刊現代」11/4号) 気力を振り絞って、この原稿を書いている。昨夜、NHKの選挙速報を見るために夜8時少し前にテレビをつけた。 確か8時直前に、アナウンサーは「与党で過半数を超える模様」といった。 その瞬間口を突いて出たのは「Go to hell!」。すぐさま村田諒太とエンダメではないエンダムのタイトル戦へ切り替えた。 だが、村田の試合が凡戦だったという理由だけではない。選挙結果への憤り、やりきれない虚しさ、日本への絶望感などがないまぜになって、試合は上の空だった。 昨日は昼頃、私の出た小学校にある投票所へ足を運んだ。雨脚は強かったが、いつもより人の数は多かったように見えた。多くは高齢者たちだったが。 東京の雨は降り続いたが、風はさほど強くなかった。この雨で無党派層と呼ばれる「無関心な連中」が投票に行かなくなり率は下がるだろうが、期日前投票が史上最高だったというから、前回程度はいくのではないか。 競馬・菊花賞では、私が他誌で予想したキセキが史上最悪の不良馬場を克服して勝ってくれた。 選挙結果でも希望はないが“奇跡”が起こってくれないかと祈っていたが、想像以上の自民党の大勝だった。 文春(木曜日発売)と現代(金曜日発売)が選挙結果の「最終予測」をやっていた。 政治広報システム研究所の久保田正志と文春取材班によると、自民は39議席減の251議席、公明が30議席だから合わせても300議席には届かない。 235名を立候補させた希望の党は66議席になるが、ほとんどが民進党からの乗り換え候補ばかり。純粋な希望の党の候補は全滅のようだ。 躍進するのは枝野の立憲民主党で、現有の16議席から46議席へ。共産党は21から18議席に減るという予測。 安倍政権への不支持率が支持率を上回っているのに、安倍不支持の票が、立憲か社民党、共産党以外に行き場所がない「ねじれ」に、私を含めて、怒り狂っている有権者は多かったに違いない。 「支持政党なし」という政治団体が比例東京ブロックに4人の立候補者を出している。ここに投票する有権者も多いのではないか。支持政党なしと書くと、この党の得票になるそうだから、安倍もイヤ小池もイヤという人は多いから、ひょっとして1人ぐらい当選するかもしれない。そう思っていた。 現代は、「5600人調査を緊急実施 全選挙区の最終当落がわかった」と特集していた。 調査結果では、2019年10月に消費税増税を行うべきだと思う人が36.2%に対して、行うべきでないと思う人は51.3%。原発をゼロにすべきでないと考えている人は15.1%、ゼロにすべきだは78.5%と圧倒的。 拮抗しているのは憲法改正すべきか否かで、すべきと考えている人が41.9%、すべきでないという人は38.3%だそうだ。 現代の予測では、自民が19議席減で269議席を獲得、絶対安定多数(定数465のうち261以上)に達するという。公明の33議席と合わせて自公で302議席を占める。 一方で希望の党は52議席で、現有の56議席から割り込む。立憲民主党は55議席(現有16)を獲得するという。 しかし結果(10月23日12時現在)は、自民党はわずか1議席減らしただけの283議席。公明党が5議席減らしたが29議席で、合わせて3分の2を超える312議席になった。 昔流行った萩本欽一の言葉ではないが「なんでこうなるの!」である。 安倍が嫌いなのは私だけではないはずだ。森友・加計学園問題から逃げるために、苦し紛れに国会冒頭解散した安倍の暴挙に、怒りを抱えている有権者は多かったはずだ。 トランプ米大統領と組んで北朝鮮への圧力を強め、対話の道を閉ざして北朝鮮の暴発を誘発させるやり方で、「国難」を自ら創り出している安倍のやり方に危機感を覚えている日本人も多いはずだ。 選挙中、安倍の演説の時に「国難はお前だ」というプラカードが多く掲げられたのは、それが「事実」だからである。 優れたリーダーは、自国民の安全を守るために、最悪の結果にならないような方策を考えるものだ。 だが、安倍とトランプはそうではない。北朝鮮を追い込み、挑発し、少しでも暴発しそうになったら攻撃しようというのだ。 そのために、自衛隊が進んで他国を攻撃できるよう安保法制をつくりあげ、憲法九条を捻じ曲げてでも、自衛隊を合憲にして集団的自衛権を堂々と行使できる存在にしようという「策略」を謀っていたが、この選挙結果で「国民の信を得た」と安倍は、次々に手を打ってくるに違いない。 ポストは特集「ニッポン『絶望の近未来年表』」のリードでこう書いている。 「今回の総選挙でこの国に“自民党永久政権”ともいえる政治体制が出現し、有権者が声を上げる機会さえ失われてしまうかもしれない。主権者を恐れなくなった政治家は驕り、役人はますます忖度し、権力はどこまでも腐敗していく」 今回の選挙の最大の戦犯は小池百合子であることは言を俟たない。彼女の政治生命は完全に終わった。 だが、小池と、それに群がった前原誠司民進党代表をはじめとする有象無象の罪も、忘れてはいけない。 深夜、録画しておいたテレビ東京・池上彰の選挙特番を見た。いつも見せる池上の鋭い突っ込みも今回は見られず、他の番組と同じ凡庸なものだった。 印象に残ったのは、インタビューに答える安倍首相の表情が、大勝したにもかかわらず暗く、どこか怯えているように見えたこと。それと共産党の志位委員長が、自分の党の候補を引っ込めて立憲民主党へ力を貸したことで、自党の当選者を減らしたことを聞かれ、きっぱりと、立憲民主党が躍進したことを喜び、これから立憲との共闘を進めていくといったことである。 政治に「if」はないが、もし小池がしゃしゃり出ず、民進党を中心に「反安倍連合」ができていれば、自民党の議席を50~60減らし、安倍を退陣に追い込むことができたはずである。 反安倍、安倍嫌いの有権者の票の受け皿がなく、棄権するか嫌々ながら自民党へという有権者が多かったのであろう。それに天気が悪く、投票率が低いときは、組織をもつ政党が有利なこというまでもない。 戦い済んで日が暮れて、今朝の産経新聞はまるで「祝! 安倍首相」特集号のようである。 編集局次長兼政治部長の石橋文登は一面で、「首相の強運を生かすとき」だと激励する。 石橋も、小池の希望の党ができた時、安倍は「さぞ肝を冷やしたことだろう」。反安倍勢力が結集するとどうなるか、「悪夢が首相の脳裏をよぎったに違いない」。だが、小池の自分の政策にイエスといわない者は「排除する」発言で、「首相に幸運の女神がほほ笑んだ」。 産経でさえ「敵失による勝利といえなくもない」といっているが、この得た数で、「北朝鮮有事は『対岸の火事』ではすまない。情勢次第では改憲が喫緊の課題となる可能性もある。首相は、自らの強運を信じて国民に発議するきかいをうかがうべきではないか」と、運だけで知恵もビジョンもない安倍首相を後押しするのである。 二面の「主張」はもっと過激である。韓国にいる日本人や米国人を迅速に避難させる「非戦闘員退去活動」や、武装難民への対策を早急に講じ、「ミサイル防衛の充実にとどまらず、敵基地攻撃能力の導入や防衛予算の増額への政治決断も求めたい。その中には、覇権主義を強める中国への備えも含まれるべきである」と、まるですぐに戦争が始まるかのような書き方である。 だが、ため息ばかりをついてはいられない。これから安倍政権が始めるのは間違いなく、以前よりはるかに強化してくるであろう「メディアへの締め付け」である。 これまではポチと非・反安倍メディアを選別しているだけだったが、これからは間違いなく、すべてをポチ・メディアにするための「メディアの大虐殺」が始まる。 政治を私物化してきた安倍だが、森友・加計学園問題で、まだ自分に歯向かうメディアや木っ端役人がいることを知ったはずである。 こやつらを根絶やしにする。自分が法律だと国会でほえた妖怪は、自分は天皇をも超えた「ニッポンの王」であるといいたいに違いない。 言論表現の自由など吹き飛び、政権をバカ呼ばわりする夕刊紙や一部の週刊誌は、不敬罪で獄に放り込まれる。 安倍首相よ、笑っているがいい。私は死ぬまで10月22日という日を忘れない。日本の戦後が忘れ去られ、民主主義がぼろ雑巾のごとく捨てられたこの日を。 極右独裁政権と戦う術はあるのか。焼身自殺する以外なす術もなく、この世から消えていくしかないのか。余命が尽きるその時まで、考えて、考え抜いて生きていくしかない。 それが私たちのような「戦後民主主義」が短かったが光輝いた時代を知っている者の務めである。 さて、各誌の記事を見てみよう。今週も選挙疲れか、読むべきものが少ない。よって順位なし。 最初に書いたとおり、開票速報が出ると同時に、私はフジテレビのボクシング中継にチャンネルを回した。 私はボクシングが好きだが、村田はさほど好きではない。彼は、前回のエンダム戦でもそうだったが、ボクシングで一番大事な闘争心に欠けると思うからだ。 もし彼が、前回、エンダムをノックアウトしていれば、判定など必要なかった。 KOできるチャンスはいくらでもあった。素人目でも差は歴然としていた。だが、村田はとどめを刺せず、判定に持ち込み、まさかの負けを喫したのである。 今回は世界戦ではなく、本来村田が持つべきタイトルを返してもらったというだけの話だ。 新潮で書いている通り、負けるとわかっているエンダムは、かなりのファイトマネーを要求したのであろう。 だが、村田は性懲りもなく再び凡打戦へと持ち込み、エンダムがもういいだろうと試合放棄するまで山場をつくれずに回を重ねていった。 こういう消化試合は1回でKOするのだ。そうでなければ、村田も試合後のインタビューでいっていたように、このミドル級には「僕より強いチャンピオン」ゴロフキンがいる。38戦37勝(1引き分け)、33のKO勝ちがある。今の村田では挑戦することさえできまい。 日本のボクシング界は、噛ませ犬のような挑戦者を連れてきて、連続KO勝ち、連続防衛記録などと島国の中だけで大騒ぎしている。 村田は早くこの国を飛び出して、世界中の強い奴を相手にタイトルをかけて試合をやればいい。 そうして闘争心を養い、最強王者に挑戦すればいい。残された時間は少ない。エンダムあたりに勝って涙を流すようでは心もとないが。 文春の今週のスクープは小粒だ。 お昼の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の司会を10年以上務めている宮根誠司(54)が、フジテレビが来年4月から月~金の夕方に放送する情報番組へ「電撃移籍」するという、どうでもいい話である。 私は、宮根という司会者がどうも好きになれない。司会者というより、どこぞのチンピラ風情といった口調や身振りが、茶の間の視聴者をバカにしているように思えてならないからだ。 失礼だが、彼は関西でこそ生きるキャラクターだと思う。日本の顔になるのは無理だろう。 宮根は、テレビで、フジに移籍などないと否定したそうだが、こうした人間のいうことをまともに聞いてはいけない。私にはどっちでもいいがね。 FLASHが、浅田真央がパリ・ルーヴル美術館で白人男性とデートしていたと報じている。 タイトルは「浅田の純潔を奪った」と穏やかではないが、ドラクロワの名画『民衆を導く自由の女神』の前で立ち止まって見ている真央にイケメンの男が近づき、館内を楽しそうに回っていたというのだ。 「男性は、元フィギュアスケート選手で、現在は日本でモデルとして活躍するロマ・トニオロ(27)。2015年に成田空港で『Youは何しに日本へ?』(テレビ東京系)にキャッチされ出演。日本のハンコに憧れる“ハンコ王子”としてブレイクした、異色のフランス人だ」(FLASH) 真央も27歳。浮いた噂の一つや二つないほうがおかしい。 お次は文春の「著名人がすがった『がん民間療法』」を見てみよう。医療機関で行われている「通常医療」に対して、一般人の間で広まっている治療を「民間療法」という。 健康食品、食事療法、自然療法などがあるが、効くというエビデンス(科学的根拠)が乏しい上に保険がきかないために高額になる。「患者を食い物にしている」と非難する専門医も多いようだ。 では、なぜ効かない治療法を、多くの人がやるのだろうか。人気のエッセイストだった米原万里(享年56)は、こう書いている。 「正規の医療に対して代替医療と呼ばれているこの種の商品の多さに驚き、価格の、人の弱味につけ込んだ犯罪的な高さに腸が煮えくり返りながらも、拒みきれない自分が情けない」 彼女は卵巣がん。米原は、抗がん剤をやればがんは小さくなるが、副作用で苦しむうえ、免疫力も奪ってしまうから嫌だ。代替医療は「わずかでも可能性があるなら、やってみるべきだ」と、妹に語っていたという。 川島なお美も小林麻央、忌野清志郎もさまざまな民間療法をやった。 群馬県前橋市に緩和ケア診療所を開いた萬田緑平医師は、かつては民間療法に否定的だったという。 だが、患者に抗がん剤を投与していた医師が、自分ががんになったとたんに民間療法にのめりこみ、「治るんだ」と、頭では治らないことがわかっているのに、さも効果があるように話しているのを見て、こう変わったという。 「治りたい気持ちを捨てきれる人はいません。何も希望がないのは、ものすごいストレス。わずかでも希望があることで、あんなにも笑顔になれるんだったら、たとえ藁でもすがったらいいんじゃないでしょうか」 ただ、そうした患者を食い物にして、効くはずのない療法を施したり、高額なものを買わせたりする「悪徳」な人間がいることも事実。 また、そうした民間療法を、影響力のある有名人が吹聴して、抗がん剤治療をやらずに命を縮めてしまうケースもある。私だったらどうするだろう。 現代が神戸製鋼のデータねつ造問題をやっている。 この会社は安倍首相が大学を出て入社したところである。だから名門だというわけではないが、ここで発覚したデータ改竄は、相当根が深そうだ。 この問題が深刻なのは、アルミや銅だけではなく、鉄鋼製品でも不正が発覚して、本体だけではなくグループ会社まで広がり、どこまで行くのか先が見通せないことである。 現代によれば、日立製作所の経営陣に衝撃が走ったのは、今から約1カ月前の9月14日のことだったという。 この日。取引先の神戸製鋼所から一報が入った。 「御社に納入した製品の一部で、データ改竄したものがございました……」 神戸製鋼がアルミ製品などのデータを改ざんしたことを公にしたのは10月8日だから、取引先各社には、それ以前の9月から報告がなされていたのである。 「それだけではありません。神戸製鋼の当初の説明では、2016年9月~今年8月に出荷した分について不適切製品があったということだったのに、記者会見で10年前からやっていたと突然言い出した。われわれとしては16年9月以前に納入された分も追加で調査せざるを得なくなった」(日立社員) 日立、三菱電機、JAL、横浜ゴム、大成建設など、神戸製鋼から不正製品が納入された先は約500社にも及ぶという。超名門企業が第二の東芝になるかもしれない。 文春が報じているが、このカリスマといわれる精神科医のように、少しばかり有名だからといって、高校生や若い女性に手を付けるというのは、許しがたい蛮行である。 東大医学部出身の精神科医ゆうきゆう(本名・安田雄一郎、42)と関係を持ったと、現在19歳のA子が告白している。 昨年、ゆうき主催の心理学イベントに参加しメールを交換したという。その後何度かメールをやり取りし、A子の誕生日に2人きりで会ったそうだ。 男は、彼女が18歳になるのを待っていたのだろうか。 その日に男に誘われて関係を持ち、週1、2回SEXするようになった。だが甘い恋人同士という関係ではなく、男のほうはSEXだけが目的のようだった。 やがて、A子は、自分の外にも多くの女がいることを知った。男の部屋で自撮りした写真をTwitterに上げると、男は激怒し、以来連絡が取れなくなったという。 それがストレスになったのだろう、A子は体重が減り、高校へも通えなくなり中退する。リストカットで自殺未遂を繰り返すようになり、男の公式Twitterに「連絡が欲しい」と送った。 すると、A子の携帯に警察から連絡が来る。男がA子をストーカーだと被害届を出したというのだ。 男は文春の取材に要領を得ない答えしかしていないが、担当弁護士からは、患者や医療業務を通じて知り合った患者と、個人的な関係を持ったことは一切ないと回答してきたそうだ。 A子の話が事実ならば、高校生と不純な関係をもっていたということになる。文春のいうように、高い倫理観を求められる精神科医にあるまじき行為である。 ところで現代は、防衛省現役幹部が「年明けに米朝開戦」になるといったと報じている。その根拠はこうだという。 「開戦が現実味を帯びてきたのは8月9日に北朝鮮の国営報道が『中長距離戦略ミサイル4発をグァム島沖に同時に発射する包囲射撃を慎重に検討する』と発表したからです。 そこから3ヵ月は準備に必要だと考えると、最短で11月になります。 しかし戦争を始めるには軍事的な準備の他に政治的な準備、国際協調も必要になります。そう考えると年内の開戦は難しいかもしれません。トランプ大統領もクリスマスシーズンは避けたいと考えているはず。一方、北朝鮮は1、2月になると急激に気温が下がってマイナス20度以下になり、社会的にも軍事的にも活動が鈍くなり、アメリカにとって有利なのです」 私は、北朝鮮がミサイルや核実験をするなら、トランプが来日する11月5日~7日の間ではないかと考える。 日米両方の首脳の顔を潰す絶好のチャンスだからだ。疑問は、なぜこのような時期にトランプを呼ぶのだろう。 安倍には北朝鮮危機を煽って、憲法改正を一気にやってしまおうという思惑が間違いなくある。口の軽いトランプは、それは日本人が決めることだとはいうだろうが、賛意は示すはずだ。そこに北朝鮮からのミサイルが太平洋上に落ちれば、日本中が「改憲賛成、北朝鮮を撃て!」と大合唱になる。 これまで何度もいわれてきたことだが、「いつか来た道」へ逆戻りする日がついに来るのだ。 フライデーが、覚せい剤所持で逮捕された清水良太郎のことを、警察に通報した風俗嬢が「クスリ強要恐怖の120分」を語っている。 デジタルFRIDAY(10/20、金曜日7:31配信より)から引用してみる。 「『真っ暗になったホテルの一室で、彼は突然、「ねえ、キメセクしない? メッチャ気持ちいいよ」と言い出したんです。びっくりですよ。私が嫌がっても、口移しで無理矢理クスリを吸わせようとしてきた。二人きりの密室だし、怖くて逃げることもできませんでした…』 バスト115センチ、Iカップ。誰もが振り向く魅力的なスタイルの30代女性の愛さん(仮名)は、クスリを強要された恐怖の瞬間をこう語り出した―。 10月11日、ものまねタレント・清水アキラ(63)の三男で俳優の清水良太郎容疑者(29)が、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で警視庁目白署に逮捕された。今年2月に『FRIDAY』が闇カジノ通いを報じ、4ヵ月間の謹慎の末、6月に復帰したばかりのタイミングで起きた出来事だった。 違法賭博の次は薬物使用。どうしようもない二世タレントが起こしたこの事件だが、本誌は彼の覚醒剤使用を現場で目撃し、警察に通報したという女性・愛さんとの接触に成功した。 都内ホテルへの派遣型ヘルス(デリヘル)で風俗嬢として働く愛さんは、事件当日の10月10日、派遣元の店からの指示を受け、現場となった池袋のホテルへ向かった。そして指定されたホテルの一室で彼女が見たのは、薬物使用の異様な光景だったという。愛さんが語る。 『この日、彼は「ハヤミ」という名前で午前11時半から2時間のコースを予約していました。ホテルに着く20分前に、彼に「今日はよろしくお願いします」と挨拶の電話を入れたんですが、「早く来てよ!」と焦れた様子で返されました。結局、ホテルに到着したのは、11時35分ごろ。部屋のドアをノックすると、ガチャッと解錠する音だけが聞こえてきました。普通、そこでお客さんが部屋に招き入れてくれるんですが、何も応答がないんです。30秒ほど待ってみましたが反応がないので、自分でドアを開けました。すると、彼はすでに真っ暗なメインルームに引っ込んでいて、ソファに腰かけていた。備えつけのテレビからAVが流れていて、画面の明るさで人の姿が見える状況でした。ガリガリの、やせ細った人だな、と思ったのを覚えています』」 この後からプレイが始まると清水容疑者は、薬物の使用を始めたという。 これほど覚せい剤が芸能界に蔓延している大本を断ち切らなければ、こうした人間はどんどん出てくるだろう。 私はクスリをやったことはないが、一度やると虜になるそうだ。そうした状態でSEXをするとたまらないという。 この歳になると、ちょっぴり残念な気がするが……。 ところで山口敬之元TBSワシントン支局長にレイプされたと、検察審査会に提訴した(結果は不起訴)ジャーナリストの伊藤詩織が『Black Box』(文芸春秋)を上梓した。 私は本は買って机に置いてあるのだが、まだ未読であるが、評判はいいようだ。 山口は今頃、彼女に非道なことをしたことを、恥じているだろうか。 強制わいせつ罪が成立するためには、これまで「性欲を満たす意図が必要」で、1970年に、報復のために女性を裸にして写真を撮影した事件では、その意図がなかったと最高裁が判断を下している。 だがこれが変わりそうだと朝日新聞(10月18日付)で報じている。 2015年に13歳未満の少女にわいせつな行為をしてスマホで撮影した男性に対する裁判で、弁護側が「性的意図はなかった」と無罪を訴えているが、この裁判について検察、弁護側双方の意見を聞く弁論を、最高裁大法廷が開いたという。 こういう時は、判例変更などの場合があり、今回も変更されるのではないかと朝日が報じている。 私は、性欲を意図しない強制わいせつなどないのではないかと思うのだが、どういう判例変更があるのか、注目である。 新潮はこのレイプ問題だけではなく、安倍官邸と親しい山口が週刊文春(15年4月2日号)に書いた、「歴史的スクープ! 韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!」という記事が「ねつ造」であったと、8ページの検証記事を掲載している。 山口のこの記事は、ベトナム戦争当時、韓国軍が南ベトナム各地で慰安所を経営していたという情報があり、これを追って散々苦労したが、アメリカ政府の資料によって裏付けることが出来たというもの。 そこから「山口氏は退役米軍人やベトナム系米国人に取材し、彼らから慰安所の存在を認めたり、韓国軍の蛮行を論うような証言を得て韓国は歴史を直視するべきだと締め括る」(新潮)。 これは山口がTBSにいる時に映像を撮り東京へ送ったが、「報道するに足る十分な裏付けがないと判断し、放送はしていません」(TBS)。 その不十分なものを基に、文春に「歴史的スクープ」だとレポートを書いたのだから、山口も山口だが、載せた文春もどうかしているのではないか(露骨にはそうはいっていないが)と、新潮は大特集しているのである。 その当時、山口に頼まれてリサーチャーを務めていたのはグリーン誠子。彼女一人で資料を漁り、それらしい情報も集めてきた。 だがその情報を、山口は精査したり、裏付けるアメリカ側の軍の高官たちにアポを取って証言してもらったりはしなかったようだ。 新潮によれば、取材はしたが、相手がいわなかったことをいったことにしたり、都合のいいように解釈していたというのである。 驚くべきことに、山口が文春の記事が出る前に、山口重夫駐米公使や佐々江賢一郎駐米大使とこのようなメールをやり取りしていたというのである。 「山口 産経記者が明日の朝刊で展開してから、午前の官房長官会見で、菅さんは、『20世紀に行われた人権侵害は、いつの時代のどの地域でも、しっかり検証していくべきある』という昨年の安倍総理の国連演説に沿ったラインで答弁します」 菅官房長官と、会見で何というかのすり合わせまでやっていたというのだ。 読めばわかるが、新潮がこの記事にかけた情熱と時間とカネは半端ではない。しかも、新潮は韓国に対して厳しいスタンスをとっている雑誌である。 その新潮がここまで綿密な取材で裏を取り、この話に信ぴょう性はないと断定したのだ。 これは山口に向けただけではない。文春の掲載責任を問うているのだ。文春は新潮に対して、「少なくとも真実相当性があると判断し、記事掲載に至りました」と答えているが、それだけで済むはずはない。 文春は独自に、この記事を自ら検証すべきだと、私も思う。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(10/26号、新潮社)
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今週の注目記事・1位 「小池の化けの皮を剥ぐ!-新党は『三日もあればできる』」(「週刊文春」10/19号) 「傾国の小池百合子」「女城主『希望の党』のポンコツリスト」(「週刊新潮」10/19号) 「<10・22総選挙>全選挙区当落・最新調査/自民が54議席減」「<インタビュー>小池百合子『安倍ファースト解散は許さない』」(「週刊現代」10/28号) 「政界乱交が始まる-権力のためなら誰とでも寝る、理念なき日本政治の野合」(「週刊ポスト」10/27号) 「大失速・小池百合子のハシゴ外して逃げた小泉純一郎-希望しぼんでジエンド」(「フライデー」10/27号) 同・2位 「政府発表『GDP4%成長』、実は『マイナス9.9%』のカラクリ」(「週刊新潮」10/19号) 同・3位 「朝日新聞が『出会いビジネス』始めました-えっ、どういうこと?」(「週刊ポスト」10/27号) 同・4位 「『プロ野球選手』チーム満足度の<秘>調査記録」(「週刊新潮」10/19号) 同・5位 「茨城母子6人殺害、夫を追い込んだ『反社の男』」(「週刊文春」10/19号) 同・6位 「北朝鮮、次のトップはあの金正男の長男・キム・ハンソル22歳」(「週刊現代」10/28号) 同・7位 「第2のまつりさん事件発覚のNHK『働き方改革』に現場の悲鳴」(「週刊新潮」10/19号) 「女性記者の過労死発覚でNHKが始めた働き方研修」(「週刊文春」10/19号) 同・8位 「神戸製鋼データ改竄のマグニチュード-東芝の二の舞か」(「週刊新潮」10/19号) 同・9位 「戸田恵梨香&成田凌ドライブデート中、本誌ハリコミ車に接触事故で熱愛発覚」(「フライデー」10/27号) 同・10位 「安倍<ステルス遊説>勝手に密着記-安倍首相のための街頭演説」(「週刊文春」10/19号) 同・11位 「カズオ・イシグロ『28年前に撮られた金髪美女との写真』」(「フライデー」10/27号) 同・12位 「美しすぎる弁護士にテレ朝プロデューサーが送った自作『恋愛小説』」(「週刊文春」10/19号) 同・13位 「南果歩<独占告白>乳がん公表1年半、初めて明かす苦悩の日々」(「週刊文春」10/19号 同・14位 「『偉人の格言』本当の意味-知らないと赤っ恥、知ってればドヤ顔」(「週刊ポスト」10/27号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週は総選挙一色。しかも、さほど目立った記事がなかったので、順位はつけないでおく。 早速いこう。まずはポストの「雑学」から。どれもよく知っているのだが、本当の意味を解っていなかったと、自分の無知を恥じる格言だ。 「初心忘るべからず」 室町時代の能楽の開祖・世阿弥の言葉だ。これは世阿弥の書『花鏡』に記された言葉だそうだが、初心とは初々しさではなく、「芸が未熟だったころ」のことだという。 福沢諭吉の「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」というのも、諭吉は続いて、人は本来平等なはずなのに、貧富の差や身分の差があるのはどうしてなのだろうと説き、「賢人と愚者と別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり」と続ける。 だから学問をせよといいたかったので、「結果の不平等」については肯定しているというのである。 聖徳太子の「和を以て貴しとなす」も、本来は「意見が異なるのは当たり前だから、よく話し合え」という意味だという。熟議せよということで、波風を立ててはいけないというのではないそうだ。 「児孫のために美田を買わず」は、子孫に財産を残そうと、私利私欲に走るようでは志を果たせない。全てのものを犠牲にせよという自分自身への戒めだという。政治家どもに聞かせてやりたいものである。 「武士道と云うは、死ぬことと見つけたり」は『葉隠』の一節だが、人間は誰しも生きて死ぬという無常観についての言葉で、それを前提にして「自分の思うように生きよ」と説いているそうである。 早速、今日から使ってみよう。 夫の渡辺謙がニューヨーク不倫をしていたことを文春砲が報じ、妻である南果歩はどれほど精神的なショックを受けたことだろう。 ましてや、南は乳がんに罹り治療中だったのだ。以来、南はこの件についてほとんど語っていない。 今週の文春には「南果歩 独占告白」とあるから、てっきり夫の浮気についても聞いているだろうと読んで見た。 まったくそのことには触れていない。先日、南が自分の乳がん治療について語り、「ハーセプチン(抗がん剤の一種)とホルモン剤をストップして、代替療法に切り替えた」という発言が大きな反響を呼んだそうだ。 それについて縷々話しているが、こちらの下世話な興味には答えてくれていない。それについては聞かないというのが条件だったのか。 同じ文春で、最近、美しすぎる弁護士としてメディアに頻出している亀石倫子(43)が、テレ朝の『サンデーステーション』のプロデューサー(40代後半)にパワハラ&セクハラされた「疑惑」があると報じている。 要は、亭主もちの美人弁護士に「ホの字」になった妻子もちの男が、一緒に食事をしたり、下手な小説を書いてメールしたりしたというのである。 亀石に「レギュラーにしてあげる」といったという話もあるようだが、こういう話は女性側が認めなければどうしようもない。 亀石は文春に「私はセクハラという認識ではないんです」といっているから、無理筋の話である。 フライデーに、ノーベル賞作家カズオ・イシグロと、妻・ローナの写真が載っている。28年前に来日した時のものである。目鼻立ちの大きな肝っ玉母さん風の女性だ。 この女性がいなかったらイシグロはノーベル賞作家になれなかったかもしれないのだ。 現代に雑誌「an・an」に掲載されたインタビューが転載されている。そこでイシグロはこう語っている。 「最新作の『忘れられた巨人』を書き始めたときのこと、40~50ページくらい書いたところで、妻のローナに読んでもらったんです。すると『これは全然ダメ。初めからやり直さないと』とけんもほろろに言われました」 彼は妻のいう通りに一から書き直した。すると、前とは全く違うアプローチになった、妻の影響は大きかったと話している。 偉大な作家には、偉大な妻がいる。私が偉大な編集者になれなかったのは偉大な妻がいなかったからだな、納得。 安倍首相は選挙応援の遊説先で、散々だったと文春が報じている。 一時は、ヤジや帰れコールに怯えて、街頭演説のスケジュールを非公開にする「ステルス作戦」をとっていたため、来るのは自民党支持者だけで、無党派層への広がりはなかった。 それで安心して演説ができたかというとそうではないそうだ。ネットで「Aアラート」「国難来る」というハッシュタグが付いて拡散し、演説場所が漏れていたJR柏駅では、演説が始まるとすぐに「辞めろ」コールが始まり、「昭恵を出せ、加計孝太郎を出せ」との怒号が飛び交い、「小学校低学年ほどの男の子が、〈うそつきはどろぼうのはじまり〉という手作りのプラカードを掲げる姿も」(文春)。 テレビの党首会談では、加計学園問題を追及され、顔をしかめるシーンもあったが、“お友だち”の見城徹幻冬舎社長が司会を務めるネットテレビでは、嫌な質問があるはずもなく、うれしそうにしていたという。 選挙後は、ますますお友だちへの便宜供与が増えるのではないか。 フライデーを覗いてみよう。 「ドラマ『コード・ブルー3』での共演をキッカケにつき合い始めた戸田恵梨香(29)と成田凌(23)。二人のドライブを目撃したのはフライデーの取材班だった。しかも、ふたりがドライブしていたラブワゴンは、あろうことかフライデーのハリコミ取材用の車に『アタック』してきたのである! 写真は衝突事故を起こし、警察に調書を取られる戸田と成田だ。ツーショットどころの騒ぎではない」(YAHOO!JAPANニュース10月13日より) 警察が来て成田とやり取りが始まると、「被害者がフライデーとも知らず、二人は恐縮しきりなのであった。その後、記者がフライデーだと名乗ると、『アハハ、すごいですね』。絶句するかと思いきや、豪快に笑い飛ばす戸田。さすがに肝が据わっている」(同) というお話。 ところで、大手鉄鋼メーカーの神戸製鋼所が10年ほど前からアルミ製材の品質データを「改ざん」していたことが発覚した。 納入先は約200社にのぼり、国産初の小型ジェット機や新幹線、自動車などにも使用され、東芝の二の舞になるのではないかといわれている。 新潮によれば、このデータ改ざんで最も被害を受けそうなのが自動車業界だという。 「自動車業界では軽量化が時流。車体には強度のアルミを採用していて、ほぼすべての自動車メーカーが何らかの形で神戸製鋼のアルミを使用している」(専門誌デスク)から、リコールにでもなれば、屋台骨が大きく揺らぐ。 さらに川崎重工を通じてボーイングの機体の部品にも使用されているから、ボーイング社と米政府機関が立ち入り検査をしてクロだと判断すれば、米国が神戸製鋼にペナルティを科す可能性もあるそうだ。 神戸製鋼の2017年3月期決算は売上高9,237億円で、約37億円の赤字だから、事態は深刻である。 川崎博也会長兼社長は報道陣に「神戸製鋼の信頼度はゼロに落ちたと思っている」と話したが、自分を含めて取締役も知らなかったと、いつも通りの責任逃れ。 幹部は、不正の手法は管理職の間で「暗黙の引き継ぎがあった」と話しているから、根は深そうである。 閑話休題。日刊大衆(10月7日公開)で、週刊新潮がスクープした「このハゲーーーっ!」という音声の使用料が、フジテレビだけで月1,000万円になったと報じている。 「情報番組やワイドショーでさんざん流れた、今年の流行語大賞有力候補ともいわれる豊田さんの“このハゲーーーーーっ!”“違うだろーーーーーーーっ!!”、ミュージカル調の“そんなつもりはなかったんですーーー”といった恫喝音声は、記憶に新しいと思いますが、この音声を1回使用するのに、使用料として5万円プラス税を新潮社に払わなければならないんです。フジは朝の『とくダネ!』から始まり、『ノンストップ!』、『バイキング』、『直撃LIVE グッディ!』の4つの情報番組で、“豊田恫喝音声”を使いまくった。その結果、新潮社への支払いの総額が、月1000万円以上になったということです」(制作会社プロデューサー) ということは、他のテレビ局も合わせると相当な「稼ぎ」になったのだろう。老舗の文春砲も多くの動画コンテンツを持っているから、その収入はバカにならない。 だが、活字週刊誌が動画中心になっていけば、そうした手っ取り早くカネになるコンテンツばかりを追いかけ、地道な取材がなおざりにされないか。 週刊誌のワイドショー化は、自らの首を絞めることにならないか、心配である。 ところで、NHKにも過労死問題があったことを、4年も経ってから公表したことが批判を浴びている。 当然である。電通の過労死自殺を手厚く報じてきたのに、自社のことにはほっかむりでは、報道機関として失格である。 亡くなっていたのは佐戸未和記者(当時31)。05年に入局し、鹿児島放送局勤務の後、10年からは東京の首都圏放送センターで経済や都庁を担当していたという。 明るく人望もあったが、亡くなる前には「夜回りがきつい」と友人に話していたそうだ。死因はうっ血性の心不全だった。それがなぜこのタイミングだったのか。 今年、NHKの記者が偶然、佐戸の両親と遭遇したそうだ。その際、両親は娘の死が社内では周知の事実だと思っていたのに、その記者は知らなかった。 両親は激怒したそうだ。NHKは慌てて公表したが、NHK側のいい分は「遺族の意向」だとしているが、両親側は、それは違うとコメントを発表して、「社内への周知が私達の本意」だといっている。 自分の所の都合の悪いことは隠して、他社の批判はするというのでは、メディアの看板を下ろしたほうがいい。 亡くなった自社の記者を大切に思うなら、そうした事実を早く公表し、佐戸記者と交友があった多くの人が彼女の死を悼むことができるようにするのが常識である。 さて、米朝の緊張が最高潮になる。それは16日から米韓両国が日本海と黄海で米原子力空母ロナルド・レーガンなどが参加する合同軍事演習を行うからである。 こうした大掛かりな軍事演習をやるのは、北朝鮮を挑発したいがためだが、一つ間違えば大変なことになる。 トランプ米大統領は、自国にミサイルなど飛んでこないと高を括っているが、韓国と日本は、いったん戦争が始まれば焦土と化すかもしれないのだ。 北朝鮮で、弾道ミサイルを搭載した複数の移動式発射台が移動していることが確認されたそうだ。ソウルの軍事関係筋が明らかにしたと朝日新聞が報じている。 実際の発射に至るかどうか判断できない状況だというが、北朝鮮の動きは、演習に対抗して米韓を牽制する狙いがあるはずだ。 ロシアのプーチン大統領が、なんとか話し合いのテーブルに北朝鮮を座らせようと画策しているが、難しいだろう。 さて、現代の近藤次長が、トランプが計画している金正恩の「斬首作戦」が遂行できたら、次のトップには、2月にマレーシアのクアラルンプールで殺された金正男の長男・ハンソル(22)を据えようと考えているとレポートしている。 キム・ハンソルは、現在、イスラエルのテルアビブの郊外で、母親と妹たちと厳重な警備の中で暮らしているという。 イスラエルが厄介なこの亡命者を受け入れたのは、「トランプ政権に貸をつくる」ということだそうである。 トランプは露骨な反イラン政策をとっている。シリア政府の軍事基地を電撃空爆もしている。 反面、イスラエルに対しては親しさを隠そうともしない。ハンソルを匿うことで、さらにトランプとイスラエルの間は接近するというのだ。 だが、トランプは長期的に物事を考えることはできない。今思いついたことをやっているだけだから、近い将来、金正恩と手を結ぶかもしれない。 そのためには、北朝鮮を刺激しないことがいまは大事だと思うのだが、トランプの頭では、理解できはしないのだろう。 トランプと金正恩という「迷惑な2人」が思い付きでチキンレースを始めたのだから、日本や韓国にとっては迷惑な話である。 安倍は即刻、ロシアへ飛んで、北朝鮮を話し合いの場に引きずり出す方策を協議すべきだと思う。 さて、茨城県日立市で起きた妻と子ども6人を殺して、ガソリンをかけ自宅に火をつけた男の所業は「鬼畜」といってもいい足りない。 妻は33歳、子どもは11歳を頭に7歳、5歳、3歳が2人。11歳の長女は妻の連れ子だった。 2人は10年ほど前に出会い系サイトで知り合った。男の名前は小松博文(33)。入れ墨はしているが、子煩悩で気の小さな男だという。 働かないくせに中古車とパチンコにうつつを抜かし、子どものゲーム機まで売ってパチンコをしていたそうだ。 当然、夫婦の間で諍いが絶えなかった。亭主が稼がなくては妻が働くしかない。昼間の仕事と掛け持ちして繁華街のスナックで働くようになり、年上の男と知り合い、結婚を考えるようになったという。 だが、こういう亭主に限って嫉妬心が強い。妻に男がいることを突き止めた小松は、相手の男と対峙した。だが、向こうのほうが一枚上手の「反社会」人だったようで、彼女と別れるよう迫られ、しぶしぶ離婚に応じたそうだ。 間男した男にはかなわないから、腹いせに妻と子どもを殺したのであろうか。 連れ子の長女は、母親がいないため小さい弟たちの面倒を見て、遊ぶ暇がなかったという。両親の身勝手な生き方のために、これからの人生を断ち切られた子どもたちが哀れである。 新潮の、プロ野球選手会が今年2月に全球団の現役選手に出したアンケートが面白い。答えたのは約800名。 「年棒金額に満足か?」「球団の説明は理解できているか?」「査定方法は理解できているか?」「プレーは評価されているか?」「言い分は聞いてもらえるのか?」「球団の姿勢、交渉方法に満足か?」など9項目にわたって質問している。 今年のドラフトで多くの球団から指名されるであろう清宮幸太郎選手は、このアンケートを参考にしたほうがいいと思うが、自分が球団を選べるわけじゃないからね。 これを見ると「良い球団」と「悪い球団」がはっきり分かれる。9項目中7つでトップを占めたのが、意外だが、ソフトバンクである。 特に年棒総額では約55億円でダントツのトップである。球団関係者によれば、ウチは年棒も高いが、査定がシステム化されているからわかりやすいのだという。 日本ハムも1位が2つあり、中日も2位が2つある。 では「悪い球団」ダントツはどこか? 堂々の9項目中7つで最下位になった横浜DeNAである。 2014年までここで中継ぎ投手として在籍した藤井均がこう話す。 「親会社が変わってから球団は、あまり選手の意見を尊重しなくなってしまいました」 かつての球界の盟主・巨人はというと、年棒満足度4位、球団の説明はわかりやすいか、査定方法は理解できているか、いずれも6位。いい分を聞いてもらえるか、サインしなければならないプレッシャーがあるかは、ともに9位。 シーズンの成績もBクラスだが、こうした選手側への配慮もBかCクラス。これを球団幹部やナベツネに見せたらなんというか。見てみたいものだ。 さて、10月2日の朝日新聞を見てびっくりした。Meeting Terraceの広告である。 「40才以上のシングルの方々に出会いの場を提供するサービスです。結婚のみに限らず、事実婚や週末婚、お茶飲み友だちなど、ゆるやかな自由なかたちのパートナーを自分のペースで探すことができるのが特長です」として、朝日新聞主催の安心・安全なサービス、結婚だけではない自由なかたちのパートナー探し、豊かな時間を過ごせる多彩な交流会とある。 ポストならずとも、朝日新聞がさまざまな批判がある「出会い系サイト」ビジネスに乗り出したのかと、仰天する。 入会金はウェブからだと3万9,800円。紙だと5万円だ。会員になると月会費が9,800円かかる。女性も同額である。 高額なところが朝日らしい。カネもちの男女を朝日のブランドで呼び集め、講演会やワインセミナーなどを開き、目的はそれだけではないと見せる工夫はしているようだが、来る男女の欲しいのは「アレ」だけであろう。 と、下劣なことしか考えない雑誌屋は、そう思ってしまうのだが、これを考えたのはメディアラボの井原成美という入社4年目のうら若き乙女だ。 社内コンペに応募し選ばれ、約2年の準備期間があったという。 私のような下品な人間を排除できるのか? 「学歴や年収は一切問いませんが、信用できる人に参加してもらうため独自の審査を設け、独身でも特定のパートナーがある人は入会できません。参加者には各種会員規則に同意をしてもらい、個人情報の管理にも細心の注意を払う」 と、井原女史は宣う。 だが、特定のパートナーがいるかどうか、どうやって調べるのかね。 朝日ブランドを信用して入ってきたおばちゃんをだますなど、結婚詐欺師にとっては簡単なことだろう。被害が出たら、朝日はもっと致命的な傷を負うのではないか。 何も朝日が「出会い系」に出ることはないと思う。もっと他にやることがあるはずだが、次は「人材派遣」ビジネスへでも進出するつもりなのか。 神戸製鋼のデータ改ざんについて触れたが、国家がデータを改ざんするのに比べれば、企業の改ざんなど可愛いものかもしれない。 このところ株価が値上がりを続け、12日には20年10カ月ぶりの高値となった(原稿を書いている時点で2万1,000円を超えた)。好材料が何もないのにである。 おかしくないか。朝日新聞(10月13日付)によると、日銀マネーと公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の買いによる「株価押し上げ効果は2千円超とも言われ」(朝日)るそうだ。 解散・総選挙中にウソみたいに株価が上がるというのは、出来過ぎた話である。 さらに国=自民党は、GDPまで「改ざん」していると、新潮でエコノミストの田代秀敏がレポートしている。 安倍首相は、衆院解散の記者会見で「アベノミクスが日本経済の停滞を打破した」と胸を張った。そんな実感は、多くの国民に全くないのにである。 それは、これに先立つ1か月余り前の8月14日に発表された「今年4月から6月期のGDPが年率にして4・0%増(速報値)」が背景にある。 これはG7の中でもトップの数値だ。驚いたのは日本人だけではない。中国もびっくりである。 この時期、自民党は相次ぐ議員のスキャンダルや安倍の森友・加計学園問題で追い詰められ、支持率も落ち込んでいた時期である。 この速報値が安倍の支持率低下を止めたことは間違いない。だが、景気に敏感なビールの販売データを見ても、デパートの売り上げも、サラリーマンの給料も軒並み減っているのだ。 細かいことは、私にもよくわからないので省くが、このGDP値には、一定しているはずの「季節調整」額が1兆5,000万円以上「大盛り」になっていたという。 案の定、9月8日に発表された改定値は大幅に引き下げられ「2・5%」になってしまったのである。 GDPを発表する経済社会総合研究所の幹部人事は「総理官邸」に直結する内閣人事局にある。 田代は、安倍政権の迷走を見て、大きな数字を出せば官邸から評価される、そんな忖度をした幹部がいなかったのか心配になると書いている。 中国の統計部門の役人が田代に「しょせん、上が見たい統計を作るのが、下の仕事ですから」といったという。 中国よりも安倍政権のやり方のほうがより悪質ではないか。 今週の日曜日(10月22日)は投開票だが、当初とは選挙戦がガラッと変わってきてしまった。 その最大の戦犯が「緑のたぬき」(週刊文春)である。もちろん小池百合子のことだ。 彼女が率いる希望の党の支持率がガタ落ちなのだ。候補者選定に「憲法改正に賛同しない者」「安保法制に反対した議員」を“排除”するといったり、党代表に就任しながら出馬しないという不可解な行動に、有権者が呆れて離れてしまったのだ。自業自得ではある。 新潮、文春、先週のニューズウイーク日本版は「傾国の小池百合子」「小池百合子の化けの皮を剥ぐ!」「小池刺客劇場の危うい幕開け」という大特集を組んでいる。 だが、本来、今回の選挙で問われるべきは「安倍独裁政権の是非」であるべきだ。 小池も希望の党結成時には「安倍政治を許さない」「今回は政権選択選挙」だといっていた。 選挙戦に入って最初に出す号では、安倍政権の数々の悪政や森友・加計学園問題疑惑を「徹底追及する」のが、やるべき仕事ではないのか。私はそう思う。 文春、新潮がいっているように、寄せ集めの「絶望」(文春)「ポンコツ」(新潮)候補ばかりでは、とても政権奪取などできないこと、長年週刊誌をやってきた人間ならわかっているはずである。 そんなことをぶつぶついいながら各誌を読んでみた。文春は、希望の党への期待感がガラッと変わったのはやはり「排除」発言からで、「高揚感からか、思わず口にしてしまった」(希望の党関係者)そうだ。 これで、支援組織を全国に持つ連合の神津里李生会長を怒らせてしまった。 「一強政治の問題点は包容力に欠ける点。それなのに、それを批判する小池さんが排除と言ってしまった」(神津会長) それをいっちゃお終いである。 小池の弱味は、時の権力者にすり寄るばかりで、自らがリーダーになった経験に乏しいため、組織がでかくなれば側近に調整や根回しを任せるしかないのに、小池にはそれができない点だと、政治部デスクがいっている。 その側近にも人材がいない。若狭は小池が出馬するかどうか模索している段階にもかかわらず、NHKの番組で「小池百合子の出馬は次の次ぐらい」と発言し、小池から「政局感がない。もうテレビに出さない」と吐き捨てられたそうだ。 候補者リスト作りでも、若狭や民進党から来た議員との間で意見が合わず、政党の体をなしていなかったという。 そんな混乱や玉がなく石ばかりの候補者を見て、土壇場まで出馬を模索していた小池は、これでは勝てないと判断したのだろう。 「実際は単に機を見るに敏で、負けそうな戦いからは逃げ出すのが“小池流”なのです」(閣僚経験者) こうした小池のやり方に、都民ファーストの都議2人が反発して離党した。その1人、音喜多駿が知人にこう愚痴ったという。 「小池さんには思想がない。自分のことが好きな人、自分ファースト。(都民ファは)緑の宗教だよ。このまま残っても、小池さんの召使いになるだけだ」 見かけは頼りないボンボンタイプだが、小池の本質を見ている男だ。 小池にとって今回の衆院選は自分の中では終わっているのだろう。文春によれば、投開票日はパリの空の下だそうである。 新潮は、ユリノミクスという経済政策をこう批判する。 「その中のひとつが〈地球に希望を〉であり〈花粉症ゼロ〉である。いい歳をした大人がひねり出したのがこの『小学生作文』だったことが、同党の『実力』を物語っていると言えよう」 この中には、地方には関係のない「満員電車ゼロ」もある。 こんな党に、民進党を解体してまで参加した前原代表は、憔悴しきっているそうだが、なまじ当選などしないほうが体のためであろう。 小池の考える選挙後のシナリオは、こうだという。 「憲法改正が悲願の安倍さんに、改憲の時だけでいいからぜひ協力してほしいと頭を下げさせる。そうして、永田町で自分を干してきた安倍さんにリベンジを果たす」(希望の党関係者) 自分の恨みを晴らすために安倍と手を組むというのでは、「安倍政権打倒」のために一票を投じた有権者の意思を踏みにじることになるではないか。 もっともニューズウイーク日本版で、政治コンサルタントのマイケル・チュチェックが書いているように、 「元民進党員に銃を配り、友人たちを処刑する銃殺隊に加われと命ずるに等しい。忠誠心を試し、過去の人間関係を全て切り捨てさせる。そのやり方は、旧ソ連の独裁者スターリンなら高く評価したことだろう」 小池の歴史修正主義と保守的な政策への危惧に言及し、他の筆者は、アラブ諸国との関係は深いが、激しい嫌韓・嫌中の姿勢はバランスを欠いていると指摘している。 候補者たちのポンコツぶり。東京2区から出馬している鳩山太郎(43)が、下品な下ネタを口走る理由を新潮が聞いてみたら、「メシを食う時まで聖人君子だったら、選挙期間中、持たないですよ」と答えた。 長野2区の下條みつ(61)は3代続けての政治家家系だが、元秘書にいわせると「下條は暴言、暴行議員の“走り”みたいな存在です」。件の秘書の顔面を殴って自分の指から出血したら、「おめーのせいで血が出ちまったじゃねーか!」とキレたという。 東京7区の荒木章博(64)にはセクハラで訴えられ、和解金を払った過去があるという。これだけでも、そのポンコツぶりがわかろうというものである。 私は、思想家の東浩紀の提唱している「積極的棄権」でもしようかと悩んでいる。 安倍自民はなりふり構わずデータを改ざんし、株高を演出する。国家権力がやろうと思えば何でもできるという見本だ。 これを独裁国家という。だが、日本で独裁者のいうことを聞かない県が一つだけある。沖縄である。 少し前にオスプレイが墜落し、11日には米軍の大型輸送ヘリコプターが、民家から300メートルしか離れていない場所に墜落・炎上した。 沖縄住民の怒りは頂点に達している。北朝鮮問題以上の大問題が、各党の選挙演説の中で触れられないのはなぜか。 10月11日付の朝日新聞に掲載された「8党の公約」を読んでみた。自民や公明はまったくない。希望の党にも、不思議なことに社民党にもない(全文を読めば載っているのかもしれないが)。 共産党、立憲民主党、日本維新の会も「普天間基地の負担軽減と日米地位協定の見直し」を掲げている。 安倍の「国を守り抜く」という国の中に沖縄はないのだろう。北朝鮮の脅威に一番さらされている県なのに。 トランプが来日した時、拉致被害者の家族と会うといっているそうだが、これも安倍の選挙目当ての策のひとつであろう。 小池百合子が改憲派ではなく、安保法制支持でもなく、ウルトラタカ派でなかったなら、今頃、安倍は首筋が寒くなっていたに違いない。 フライデーによると、小池は小泉純一郎が協力してくれることを当てにしていたようだ。希望の党からの出馬、党の代表になってくれないかといったら、すげなく「オレは進次郎に入れるよ」といったそうだ。 小池劇場は終演を待たずに終わってしまった。 先週出た現代は、能天気に「自民が54議席減」などと予測しているが、そこまでいかないのではないか。 ポストは、安倍が改憲にも執念がなくなり、今回の衆院選でそう減らさなくても、11月にトランプが来日した後、総理の座を降りるのではないかと予想している。 体調も思わしくないから、後ろに下がってキングメーカーになるというのだが、安倍にそんな力も気力もないだろう。 リベラル派が総崩れになり、右派ばかりになった永田町は「和を以て貴しとなす」ことはますますなくなり、有象無象の巣窟になる。 国民の意見はますます遠ざけられ、国民を虐げる法案ばかりが積みあがる。2017年10月22日は、日本から民主主義が消えた日として、長く記憶されるのかもしれない。実に残念なことだが。 【巻末付録】 ポストは「西田幸樹 NOW ON ジョン」と「バスト110センチの爆乳人生 来栖あこ」。袋とじが16年前のヘアヌード写真集から「杉本彩PORNO」。やや細すぎるが素晴らしい肢体である。 現代は「玉城ティナ」。売り物は通しでオール新撮だという「壇蜜のすべて」。何度もいうが、彼女のヌードモデルとしての賞味期限は過ぎたと思う。 これならポストの杉本彩のほうが新鮮だ。今週は僅差でポストの勝ち。 (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(10/27号、小学館)
「髪の毛を食べても、生えてこないのと同じ」──サプリ業界を揺るがす“グルコサミン神話”崩壊の衝撃
今週の注目記事・第1位 「全選挙区完全予測/自民74減、希望101、10・22総選挙」(「週刊文春」10/12号) 同・第2位 「またも公明党!前文科政務官が不倫で出馬辞退・離党」(「週刊文春」10/12号) 同・第3位 「『グルコサミンは効かない!』──世界的医学誌が最終結論」(「週刊文春」10/12号) 同・第4位 「小池百合子の希望・横暴・票泥棒/主婦たちの反対票がなだれ込む総理への道」(「週刊新潮」10/12号) 同・第5位 「小池百合子激白『安倍の延命は許さない』──ドン内田は『東京は全滅だ』」(「週刊文春」10/12号) 同・第6位 「自民党大量絶滅期/最悪は100議席減!宰相安倍の『退陣ライン』」(「週刊新潮」10/12号) 同・第7位 「再び疑惑の国有地売却で『戦犯』は『森友問題』のあの役人」(「週刊新潮」10/12号) 同・第8位 「長嶋が頭を下げ『松井秀喜』大穴は『イチロー』」(「週刊新潮」10/12号) 同・第9位 「あびる優ショック留守中にイケメン夫が3年目の浮気-美人モデル宅お泊まり」(「フライデー」10/20号) 同・第10位 「『ゴクミ』長女のデビューにオスカーが悩んでいる」(「週刊新潮」10/12号) 同・第11位 「『不倫は女優の肥やし』──恋する斉藤由貴さんは健康で正常です 倉本聰」(「週刊文春」10/12号) 同・第12位 「骨折手術から10日で復帰!84歳『黒柳徹子」の秘密』(「週刊新潮」10/12号 今週は現代とポストが合併号でお休み。特集はともかくSEXYグラビアがないのが少し寂しいが、2冊で900円オーバーするのでは。使わなくていいから、儲かった気分にもなる。 黒柳徹子というタレントは不思議な女性である。『窓際のトットちゃん』で日本のベストセラーの金字塔を打ち立て、テレビでは『徹子の部屋』が長寿番組として、今なお人気がある。 84歳とは思えない白厚塗り化粧は、男には腰を引かせるものがあるが、茶の間のおばちゃんたちには根強い人気がある。 だがこの年で「骨折」、車椅子に乗った写真を見れば、いよいよ彼女も……と思わざるを得なかった。 8月末に右大腿骨を骨折し手術したのだ。だが驚異の回復力。手術の10日後には仕事に復帰し、歩こうと思えば歩けるというのである。 舞台稽古にも車椅子で登場。新潮によると、一番弱い股関節の部分が折れたのではないかというが、この骨折をすると3割が寝たきりに、1年以内に亡くなるというのだ。 黒柳はなぜ? 彼女は寝る前に50回のスクワットを日課にしているそうだ。彼女のように毎日運動している人は、夢の万能ホルモン「マイオカイン」というのが分泌され、骨折しても重症化しないという。 そうかスクワットか! 早速今日からやろうと思うが、50回はきついな。朝晩10回ずつでご勘弁を。 脚本家の倉本聰が文春で、「恋する斉藤由貴さんは健康で正常です」と語っている。要は、女も男も恋するのは当たり前、その経験が芸に生きるというごくごく当たり前の説。 週刊誌は「一線を越えた」の一線とはどこなのか定義をハッキリ決めろといっている。これも倉本らしくないいい方である。 「不倫が悪いっていうのは、女房や夫に対して、家族に対して悪いんです。社会に対して悪いんじゃない。それを社会に対して謝罪しろと取り上げるマスコミのほうがよくない。多少は目をつぶってやる部分もあってしかるべきでしょう。人の陰口を叩くな、悪口を言わないという倫理に反するから、そっちも明らかな『不倫』である」 脚本家にしてはひねりがない。年のせいか? 問題は、女遊び、男遊びをしてもいいが、芸の肥やしにするほど芸のない芸人、タレント、俳優、役者が多すぎるからではないか。 山田五十鈴や勝新太郎が遊んでも、芸能マスコミはある程度寛容だったのでは。 さて、ゴクミといえば、すぐに思い浮かぶのは、デビューしたての頃、写真家の篠山紀信の頭の毛を引っ張り、あわやといういたずらをして、篠山が怒り狂ったという逸話である。 だいぶ前に、篠山に「ゴクミは嫌いか」と聞いたら、顔をそむけた。天真爛漫な美少女も40を超えたか。 これもだいぶ前になるが、岸恵子に「娘さんの美しさに嫉妬することはあるか?」と聞いたことがある。 彼女は「そりゃあるわよ。若さにはかなわないもの」というようなことをいっていた。ゴクミはどうなのだろうか。 このところ精彩に欠けるフライデーだが、1本だけ紹介しよう。 あびる優(31)が結婚した格闘家・才賀紀左衛門(28)という夫が、浮気をしているというよくあるお話。 最近、あびるがSNSで、「どうして家事も育児も全部私がやらなきゃいけないのか」と不満をぶちまけたそうだ。 こういう時は夫婦の間で何かが起こっていると考えていい。案の定、あびるがいない間に浮気していた。 フライデーも呆れたらしく、こう結んでいる。 「ちなみに、あびるが帰京した後も紀左衛門の夜遊びはいっこうに収まらず。試合終了のゴングが鳴る日は近い──か」 カズオ・イシグロがノーベル文学賞に決まった。ダークホースだったらしいが、獲ってみれば順当な人選であろう。 最初に読んだのは『日の名残り』だった。名門貴族に使えていたスティーヴンスという執事を主人公にした重厚な小説だが、読み進むのに難儀した記憶がある。 だが、アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソン主演で映画化され、その風景の美しさに完全に魅せられた。ロケ地となったのは南コッツウォルズ。そのあまりの美しさに興奮して映画館を出る時、絶対ここへ行こうと決めた。 その年の10月、肌寒いコッツウォルズのマナーハウスに連泊した。羊の群れと戯れ、この地特有の強い風に打たれながら、持って行った『日の名残り』を少し読み返してみた。 長崎県生まれだが、5歳の時に英国へ渡り、その後英国籍をとっている。今『夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』を読み始めた。 ところで、何度でも書くが、親子二代の由緒正しい巨人ファンだが、昨今の巨人の試合は見る気がしない。 弱いからではない。高橋由伸監督は嫌いではない。阿部が太り過ぎているからでもない。 試合運びが面白くないのだ。華のある選手が誰もいない。あれだけの金を注ぎ込んで故障ばかりする選手を拾ってくるのは、フロントがアホだからである。 こんな野球チームはもういらない。なぜ巨人解体論が出てこないのか、不思議である。 新潮によれば、このままいけば高橋も来年で首だから、次の監督を誰にするかで巨人内で動きがあるというのだ。 順当なら松井秀喜だろうが、ナベツネとそりが合わないらしい。大穴でイチローという説もあるそうだが、いくらなんでもそれはないだろう。 イチローというのは監督向きではない。私は以前からいっているが、長嶋総監督、松井監督というのが、集客力からいっても一番いいと思う。 高齢者の多くは野球少年だったのだ。長嶋に憧れたのである。懸命なリハビリに耐え、バットを構えられるまでになった長嶋は、高齢者の星である。長嶋COME BACK。いいと思うのだが。 さて、安倍首相があわてて解散したのは森友・加計学園問題から国民の目をそらすためだが、安倍は忘れたくても、国民は決して忘れない。 新潮が、森友学園の国有地売買交渉で重要な役割を果たした近畿財務局の池田靖統括国有財産管理官(当時)が、入札前の「事前協議」に参加した問題の国有地が大阪国際空港の北にあるという。 この土地を落札する予定だったのは「関西エアポート」という会社で、ここの40%の株を保有するのは「政商」といわれるオリックスの宮内義彦元会長。 問題は、最低入札価格が通常の8分の1程度だというのである。それにこの土地、実質的に「開発不能」な土地で、開発できるのは隣接した3社の会社しかないというのだ。 そんな土地をなぜ、と疑問が湧くが、新潮が取材を始めたら、当該の会社は「応札しない」ことにしたそうである。 きな臭い。だが、新潮の取材もここまで。これ以上広がるかはわからないが、こうした「不可解な国有地の払い下げ」問題は、掘ればまだまだ出てくるはずである。 週刊誌よがんばれ! 米ネバダ州ラスベガスで起きた銃乱射事件で、60人近くが死亡し、500人以上がケガをした。 犯人は自殺していて、動機などはまだはっきりしないが、この事件にイスラム国が関与していなくても、明らかなテロ事件である。 銃規制に反対のトランプ大統領は、史上最悪の銃による「虐殺」事件が起こっても、規制に関して何もいわない。 レーガンのように、自分が狙撃されなければブレイディ法(事件で半身不随になった大統領補佐官の名を付けた銃規制法)をつくることさえ考えることもないのだろう。 国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN〈アイキャン〉)がノーベル平和賞に決まった。 賞を与えた委員会は、北朝鮮危機にも言及した。唯一の被爆国である日本が核拡散に非協力的だということも付け加えた。 これに対して、安倍や菅官房長官は「無言」で答えた。恥ずかしいことである。トランプ米大統領のポチであることを世界中に知らしめてしまったのだ。 このあたりから総選挙関連の記事が続く。 小池百合子の評価が日を追うごとに下落している。小池の希望の党運営がその場限り、独善的、政策といえるものがないなどさまざまあるが、最大のものは、小池が都知事を辞して国政に関わると決断しない「優柔不断」な態度に対してである。 新潮で民進党執行部の幹部が、「一言で言えば『前原はアホ、小池はワル』」といっているが、アホはワルには勝てない。 小池について回っている前原の情けない顔を見ると、早く議員なんかやめろよと声をかけたくなる。 長年、小池にアドバイスしてきた細川護熙も、「公認するのに踏み絵を踏ませるというのはなんともこざかしいやり方で『寛容な保守』の看板が泣く」と強く批判した。 長野1区で公認された民進党前職の篠原孝・元農林水産副大臣は、「政策なんて何もない政党と政策協定書にサインさせるなんて、小池さんの前で土下座して、クツを舐めさせるような行為です。私は、政治家として14年間歩んできた矜持から、サインはしないと伝えました」(AERAdot.10月4日22:04配信より)。 それなのに公認されてしまった。篠原は希望の党に三下り半を突きつけ、無所属で出馬する。 小池の親衛隊である「都民ファーストの会」からも脱藩者が出ている。小池の化けの皮が剥がれ、地の厚い面の皮が透けて見えてきた。 枝野幸男立憲民主党ができて、色分けははっきりしてきた。自民と小池新党、維新の会が改憲積極右派、公明党は日和見、立憲と社民党がリベラルで共産党がやや左派。 希望の党は10月4日に第一次公認候補192人を発表した。 続いて、ようやく公約を発表したが、目新しいのは「花粉症ゼロ」「電柱ゼロ」を目指すくらいか。 目指す12のゼロのうちの一つが原発ゼロだから、重点目標ではなく、その他大勢ということなのだろう。消費税10%値上げ反対はいい。だが、「憲法9条をふくめ憲法改正論議をすすめる」というのでは、選挙後は安倍と手を組んでさっさと改憲すると宣言したのと同じことである。 代表に就任しておきながら衆院選には出馬しないようだが、選挙後の首班指名で、希望の党は誰を立てるのだろう。 新潮によれば、安倍自民が単独過半数割れになれば、安倍は退陣せよという党内の声が高くなるに違いないと見る。 安倍が退陣した場合、投開票から10日も経たずに次の総裁を決めなくてはならない。自民党の内規にあるように、両議員総会を開き、議員票だけで選ぶということになるのではないか。 その場合、岸田文雄政調会長が本命視される。地方票に強い石破茂は、国会議員だけの投票になると弱いが、希望の党が野党第1党になっていれば、小池と話ができることを強調するだろうと見られているようだ。 自民党がどこまで減らすのか。選挙の争点はその一点に絞られた。 文春の小池百合子激白は、読む限り「立ち話インタビュー」ではないのか。新味も中身も何にもない。 少し紹介しよう。 安倍が、小池は「当選のために政党を移っている」と批判しているがと聞かれて、 「私の原点は日本新党時代の九十三年。北朝鮮情勢が悪化し、有事に対応できないということで、社会党切りをやって少数与党になりました。この時、安全保障の重要性を目の当たりにしたのです。では自民党はどうだったか。 社会党と一緒になって村山政権を作るんですね。政権をとるためだったら何でも良いのは自民党ですよ。野合という言葉はそっくり安倍さんにお返ししたいですね」 どっちもどっちもだ。小池の出馬しない希望の党など、クリープを入れないコーヒーと同じだ。 似た者同士のなれ合いで、この選挙は汚されている。どうしたらいいのか、どの政党にわずかだが希望はあるのか。じっくり考えたい。 ここで、朝日新聞(10月6日付)に掲載された、2人の異なるこの選挙への考え方を紹介しておく。 1人は佐伯啓思京都大学名誉教授。いわずと知れた保守派の論客である。今1人は芥川賞作家・中村文則、40歳。 まずは佐伯から。 「今回の選挙は、実は、大きな政策上の選択のはずであった。いや、日本の方向を左右する大きな論点があったはずだ。安倍政権は、ともかくもひとつの方向を打ち出していた。国際社会のなかで日本のプレゼンスを高める。そのために、グローバル経済や新分野のイノベーションを推進し、経済成長を可能にして、日本経済の国際競争力を強化する。また日米関係の強化によって北朝鮮に対抗し、安全保障を万全にすべく憲法改正へ向けて準備する。 これが安倍政権の基本方針である。それに対抗する政策を打ち出すのが野党の役割であろう。そのためには、少子高齢化へ向かう日本社会の将来像や、混乱する国際関係の見取り図や、戦後日本の国家体制(憲法と安全保障)などをどうするか、というきわめて重要な問題がある。野党はそれから逃げている。それを避けて、『改革』の出し物で『劇場』を作って国民を動員すればよい、などというのでは、政治は茶番になるだけである」 次は中村。 「選挙の先にあるのは何だろう。 現政権が勝利すれば、私達はこれまでの政権の全ての政治手法を認めたことになる。政権は何でもできるようになる。あれほどのことをしても、倒れなかった政権ならすさまじい。友人を優遇しても何をしても、関係者が『記憶にない』を連発し証拠を破棄し続ければよい。国民はその手法を『よし』としたのだから。私達は安倍政権をというより、このような『政治手法』を信任したことを歴史に刻むことになる。 感情的に支持する人はより感情的になり攻撃性も増し、本当の説明は不要だから、発展途上国の独裁政権のように腐敗することも理論上可能となる。『私は悪いことをしている』と公言する独裁者はいない。いい加減な説明をし、国民は納得していないのに権力に居続けるのが典型的な独裁政権だからだ。明治というより昭和の戦前・戦中の時代空気に対する懐古趣味もさらに現れてくるように思う。そもそも教育勅語を暗唱させていた幼稚園を、首相夫人は素晴らしい教育方針ともうすでに言っている。 改憲には対外的な危機感が必要だから、外交はより敵対的なものになり、緊張は否応(いやおう)なく増してしまうかもしれない。改憲のための様々な政治工作が溢れ、政府からの使者のようなコメンテーター達が今よりも乱立しテレビを席巻し、危機を煽る印象操作の中に私達の日常がおかれるように思えてならない。現状がさらに加速するのだとしたら、ネットの一部はより過激になり、さらにメディアは情けない者達から順番に委縮していき、多数の人々がそんな空気にうんざりし半径5メートルの幸福だけを見るようになって政治から距離を置けば、この国を動かすうねりは一部の熱狂的な者達に委ねられ、日本の社会の空気は未曽有の事態を迎える可能性がある。 北朝鮮との対立を煽られるだけ煽られた結果の、憎しみに目の色を変えた人々の沸騰は見たくない。人間は『善』の殻に覆われる時、躊躇(ちゅうちょ)なく内面の攻撃性を解放することは覚えておいた方がいい。結果改憲のために戦争となれば本末転倒だ」 私はもちろん、中村に同意する。だが、安倍などとは違った真っ当な保守の意見も頭に入れておいたほうがいい。 安倍も小池も、保守ではなく頑迷なタカ派に過ぎないのだから。 新潮の小池百合子は、特筆するべきものはない。取り上げるとすれば、哲学者の適菜収のこの言葉ぐらいか。 「『改革』は便利なキーワードです。失敗したら、それは改革が足りないからだと言い逃れできる。だからもっと改革を進めろと。これは悪質な宗教と同じです。救われないのは信仰心やお布施が足りないからだ──と」 「改革保守」なる中身のない珍妙なフレーズに騙されてはいけない。 話はガラッと変わる。 グルコサミンというのはサプリメントの王様であろう。高齢者の多くが慢性的なひざの痛みなどに悩まされている。 新聞広告の大半が、ひざの痛みにいい、間接に直接働きかけるなど、この手のサプリ広告ばかりである。 グルコサミンとは、グルコースとアミノ基が結合したアミノ糖で、体内でもつくられているという。 では、これを飲むと効果はあるのだろうか。 文春で、北里大学薬学部分子薬理学教室の川島紘一郎客員教授にいわせると、効果はないという結果が出たというのである。 膝と腰の変形性関節症に対するグルコサミンの効果という研究結果が、有力な医学雑誌に取り上げられた。 要は、サプリを飲んでいる人と、いない人と比較したが、なんら変わらないということが分かったというのである。 川島教授は「いくら髪の毛を食べても、髪の毛が生えてこないのと同じこと」だと、バッサリ。 グルコサミンで儲けている会社は、当然ながら「そんなことはない」というが、その根拠は弱い。 まあ、鰯の頭も信心から。信じれば、滝がお酒になることもあるかもしれないが。 閑話休題。ノンフィクション・ライター森功が最近出した『高倉健 七つの顔を隠し続けた男』(講談社)が、すこぶる面白い。 高倉健は2014年11月10日悪性リンパ腫で死去。本名小田剛一(おだ たけいち)、享年83。 死後、しばらくしてから、彼に養女がいたことが報じられた。小田貴という女性だ。高倉の最後を見届けた唯一の人間。40億円ともいわれる遺産を受け継いだ。 だが不可解なことに、彼女は高倉の死を福岡にいる高倉の実妹にも知らせず、死後2日で火葬してしまったのである。 実妹が、遺骨を分けてほしいというと、遺言で散骨してくれといわれたからと断っている。 彼女の「奇行」が週刊誌で報じられるようになる。生前、死んだらここへ入ると高倉がいっていた鎌倉霊園の墓地を更地にしてしまった。ここには結婚していた江利チエミが孕んだが、事情があって産めなかった水子墓もあった。 クルマ好きで、多いときは20台ぐらい所有していたといわれる高級車も売り払い、手を入れれば立派に使えるクルーザーも解体してしまった。 高倉との思い出が詰まっていたであろう世田谷区瀬田の家も壊して、新築した。 なぜ、そうまでして高倉健という俳優が生きた痕跡を消し去ってしまうのだろうか。ファンならずとも疑問を感じてしまうのは無理のないことであろう。 その「謎」に森が挑戦したのである。 彼は高倉健が出た福岡県立東筑高校の後輩。高倉は高校でボクシング部と英会話のESSクラブも創設し、ESSは今も残っているという。 明治大学に入り相撲部に入部した。学生時代は喧嘩と酒に明け暮れ、「明治の小田(高倉の本名は小田剛一・おだたけいち)」と恐れられた。 酒癖が悪く、物を壊す癖があったと、自らインタビューに答えている。それもあって、俳優になったら酒は飲まないと決めたようだが、その克己心には頭が下がる。 この時期、戦後『銀座警察』と異名をとった、後の指定暴力団「住吉会」の幹部たちとの交友もあったそうだ。 中でも明治の1年後輩で後に住吉の理事長にまでなる直井二郎とは親しかったそうだ。 話を急ごう。この本の白眉は、高倉と養女との馴れ初めや、彼女の不可解な行動の謎に迫った章である。 森は、養子縁組の際の入籍申請書類を見ている。養女になった貴の母親と、高倉の従弟(高倉プロの専務・当時)のサインがある。 だが不思議なことに、高倉の本名である小田剛一のふりがなが「おだたけいち」ではなく「おだごういち」になっているのだ。それも従弟のところには、何も書かれていない申請書を持ってきて、サインしてくれといわれたというのである。 高倉の実妹や親族たちは森に対して、高倉の死を知らされなかった悔しさを隠さない。 いまだに養女とは会えず、弁護士を通してくれといわれているそうだ。なぜこうまで頑なに実妹や親族を拒むのだろう。 そのくせ、高倉が死ぬ直前までCMに出ていた九州の会社には飛んで行って、高倉の死後もCMを放映してくれと、彼の死をマスコミ発表より早く知らせに行っている。 週刊誌のインタビューにも答えているのに、生前高倉ときわめて親しかった人間たちとは会おうともしない。 貴の経歴も、高倉の出会いもよくわかっていない。仕事をしていた「チーム高倉」のメンバーも、彼女の存在をほとんど知らなかったという。 森によると、貴は貴倉良子という名で女優やテレビレポーターをしていたそうだ。大部屋女優から、ホテルジャーナリストに転身しているという。 知り合ったのは1990年代後半。どうやら香港のホテルで知り合い、その後意気投合したらしい。 彼女に会った数少ない人間も、彼女は家政婦だと思っていたと語っている。 親族たちが、高倉に何か異変があったのではないかと気づき、電話をあちこちにかけた。それを知った貴は、「バレた、どうしよう」と慌てふためいたそうだ。 そして、高倉の匂いを消すかのように家を壊し、墓を更地にし、愛車やクルーザーも処分してしまったのだ。 こんな話がある。棺桶をどうしようかという話になった時、貴は、「一番質素なものでいい」といったそうだ。さすがにそれはないだろうということで、従弟が桐の上等なものにさせた。 昨年末からステーションギャラリーで「高倉展」が始まり、それを皮切りに全国でイベントを行っているが、人前に出ないわりにはそうしたことには熱心なのだ。 さらに不思議なことに、生前高倉と親しかった人間たちが、口裏を合わせたように、頑なと思えるほど、高倉との思い出を語らないのだと、森はいった。 森にいわせると、結婚ではなく養女になったのは、高倉健の遺産だけでなく、これからも入ってくる映画の権利など、諸々の収入も手に入れられるからだそうである。 私にはよくわからないが、もしそうだとしたら、法律に詳しい人間が彼女の後ろにいるのだろうか。疑念は膨らむばかりである。 森は、彼女がそうした行動に走った理由について、こう推測している。 「心の底で燃やし続ける瞋恚の炎が、彼女を駆り立てるのではないか」 それは、高倉本人への憎悪なのか、彼が残像を追い続けた江利チエミという女性への嫉妬の炎なのだろうか。 森は結びでこう書いている。 「人の世の栄華とは何を指すのだろうか。生涯をまっとうするとは、いったいどういうことなのか。高倉の人生に接していると、そんな疑問が湧く。生きる伝説とまで称されながら、その生き様はわれわれと同じように、いやそれ以上に泥臭く、奥深い悩みを抱えてきた。きらびやかなスポットライトの裏で必然的に生まれる陰影に支配されてきたともいえる」 高倉健という名を汚さず、理想の俳優像を作り上げようと必死に“演技”してきたのであろう。ハワイのベトナム料理屋で、物置のような質素な部屋で、高倉健が一人食事している姿を思い浮かべた。 200本以上の映画に出演し、日本一の俳優になった男が得たものは何だったのだろう。 有名になればなるほど孤独になる。その孤独に耐えられない人間は、その道を選ぶものではない。高倉健なら、そう答えるのではないか。 話を選挙に戻そう。 今週の文春砲は、今回出馬予定だった公明党の樋口尚也前衆院議員に向けて放たれた。若手のホープだそうだが、赤坂のホテルで愛人と密会していると文春が報じるとわかり、「一身上の都合により、離党並びに公認を辞退したい旨の届が提出され、受理、了承いたしました」(公明党広報部)。 公明党は先週の文春の報道で、長沢広明参院議員が議員辞職し、今週は当選確実な若手のホープまで不倫で失った。 今週の第1位は文春の選挙予測。先週、現代は「小池総理、誕生へ/自民がよもやの野党転落──東京は自民全滅の危機」と特集し、東京の当確は3人だけ、希望は150から200くらい取るのではないかと政治部デスクがコメントしていた。 では、文春はどうか。久保田正志+本誌取材班として、当落予測一覧表もつけている。文春によれば、自民党の“魔の二回生”約100人の半数以上が落選する。立憲民主党の長妻昭の選挙区に希望から都民ファーストの会・荒木千陽代表の父親、荒木章前熊本県議が立つが、この人、セクハラ裁判を起こされ被害女性に300万円払って和解した過去があるそうだ。 群馬一区は、自民の公認は尾身朝子だが女子大生買春疑惑の佐田玄一郎が出馬し、中曽根康弘元首相の孫・康隆まで出馬すると表明。三巴の争いだから、希望の宮崎岳志が漁夫の利を得そうだ。 小沢一郎は無所属で出るが、ほぼ安泰。稲田朋美前防衛省、パンツ泥棒疑惑が報じられた高木毅元復興相も「高木氏もとにかく選挙に強く、おそらくパンツをかぶっても勝てる」(地元記者)。 W不倫を報じられ民進党を離党した山尾志桜里は「高齢男性を中心にウケがよく、選挙となるとなかなか強い」(民進党関係者)。 選挙結果はどうなるのか。政治広報システム研究所・久保田代表はこう語る。 「自民党は現有二百八十八議席から七十四減の二百十四議席で、単独過半数割れ。公明の三十四議席と合わせて、過半数を確保するのがやっとです」 そうなれば、安倍首相の責任が問われることは必至だ。 希望の党は101議席を獲得して野党第1党に。立憲民主党が現在の11議席から28議席に延ばす。無所属立候補者では、与党系が6議席から5議席。野党系は37議席から31議席とともに減らすという。 だが、選挙後「大きく変わるのは改憲を巡る勢力図だ。自公、維新に希望が加わり、四百議席以上に膨れ上がる」。安倍が辞任して岸田文雄首相が誕生しても、改憲へと大きく動き出すのだろうか。 だが、小池と近い石破茂が小池と大連立を組み、石破首相になる可能性もあるそうだ。おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉。有権者をこれほど悩ませる衆院選はないが、あとのことは考えず、安倍政権打倒の一点に絞って投票するしかないと、私は思っている。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(9/14号、文藝春秋)
議員宿舎で“半同棲”議員辞職の公明党副大臣に「創価学会追放」の可能性も!?
今週の注目記事・第1位 「黒田さん、もうお辞めなさい。あなたがいると日本経済が崩壊する」(「週刊現代」10/14・21号) 同・第2位 「公明副大臣が愛人と議員宿舎で──自公連立キーマンに前代未聞のスキャンダル」(「週刊文春」10/5号) 同・第3位 「密室『検察審査会』は市民の良識だったか──安倍総理お友達の準強姦は不問!」(「週刊新潮」10/5号) 同・第4位 「トランプは一線を超えた。我々は日本の原発を狙う」(「週刊現代」10/14・21号) 同・第5位 「塩谷自民選対委員長の元秘書が命がけで本誌に託した『音声データ』」(「週刊文春」10/5号) 同・第6位 「『水曜日のダウンタウン』ディレクターが中学生3P買春で逮捕!」(「週刊文春」10/5号) 同・第7位 「不惑のミニスカ『安室奈美恵』引退は美談か──山口百恵とは何だか違う!」(「週刊新潮」10/5号) 「安室奈美恵電撃引退─本誌だけが書ける全真相─『東京の父』との二人三脚」(「週刊文春」10/5号) 同・第8位 「小池総理、誕生へ/自民がよもやの野党転落──東京は自民全滅の危機」(「週刊現代」10/14・21号) 同・第9位 「何かヘンだぞ!?『イマドキの運動会』──子供への配慮行き過ぎじゃない?」(「週刊ポスト」10/13・20号) 同・第10位 「清宮幸太郎<密約>要望で巨人とソフトバンクに注目」(「週刊文春」10/5号) 同・第11位 「『EXILE』ATSUSHIと3年愛の美人教師──結婚申し込んだ最愛の人」(「フライデー」10/13号) 同・第12位 「東京地検エリート検事が児童ポルノDVD所持──依願退職って甘過ぎ?」(「週刊現代」10/14・21号) 同・第13位 「『温かい家』は寿命を延ばす──室温は冬でも18度以上に」(「週刊文春」10/5号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週はなぜか現代とポストが合併号。こんな時期になんで? と思うが、ネタ枯れかな。 ついにポストが合併号を480円にした。現代は460円だが、来年はワンコイン・500円時代が来るのだろう。 その割にはポストの内容が貧弱である。これで480円は暴利というものだ。これだけはいっておく。500円になったら、部数は3割減になる。 牛丼1杯半食ったほうが余程満足感がある。ファスト店のコーヒーなら2杯飲める。 来年は、週刊誌が消える年になるかもしれない。今からどうするかを考えておかないと、大変なことになる。 現代は、巻頭で「小池総理誕生へ」と特筆大書しているが、校了の先週木曜日から、事態は動き続けている。 こういうとき、現代、ポストは情報についていくことができない。発売日もそろそろ再考する時が来たと思う。 小池の無節操ぶりは、後でじっくり触れるとする。 まずは文春の「温かい家は寿命を延ばす」という記事から。住宅の室温が18度を下回ると、循環器系疾患、16度を下回ると感染症、転倒、ケガのリスクが高まるそうだ。 グラフが載っているが、最も寒い北海道で冬の死亡増加率が低く、比較的温暖な栃木県は夏よりも冬の死亡が25%も多くなるという。 これは、寒いところは冬への備えが整っているが、温かいところでは、部屋と浴室、廊下などとの温度差があるためらしい。 知らなかったが、寒さに関する法規制がないのは、先進国の中で日本ぐらいだという。 外国では過度な寒さは人権を侵害しているという認識があり、18度から23度の最低室温の規制があるというのだ。 これから寒くなっていく。くれぐれも高齢者は、寒さに耐えて肉体と精神を鍛えるなどとバカなことをするのはやめておいたほうがいい。それこそ年寄りの冷や水である。 現代は東京地検のエリート検事が「児童ポルノ&DVD所持」していたために、児童ポルノ禁止法違反で罰金50万円の略式命令を受けて、停職2カ月で依願退職になったが、この処分は甘すぎないかとクレームをつけている。 この人物、東京地方検察庁公安部検事の菅井健一(44)。ポルノのDVDを12枚も所持していたそうだ。 捜査対象になっていた児童ポルノの業者の顧客データから、菅井の購入が発覚したという。 菅井は検事だから、児童ポルノの「単純所持」でも違法性があると認識していたはず。より悪質ではないのか。 しかも、辞めても退職金はもらえ、罰金刑なので、弁護士会が入会を認めれば弁護士活動ができるのだ。 身内に甘いという現代の批判は、その通りだと思うが、どうもDVDを所持していただけで「お縄」というのは、なんとなく納得しがたいのだが。 次は、このところ目立つスクープのないフライデーだが、「EXILE」のATSUSHIと3年愛していた美人教師という記事を紹介しよう。 人気ボーカリストのATSUSHIと彼女が、東京の夜景をバックに仲睦まじく写っている写真が載っている。 彼女が国立大学の教育学部にいたころ、アルバイトしていたバーで知り合い、付き合うようになったという。 そのうち週に1回は会うようになり、男のほうが「付き合ってくれと」告白したそうである。 半同棲状態になり、男は「仕事を辞めて家庭に入ってほしい」といったが、彼女は断ったという。なかなか骨のある女性である。 だが、昨年、ATSUSHIがアメリカで武者修行するといい出して渡米し、彼女とは離れて暮らすことになったそうだ。 今回、フライデーがATSUSHIの事務所に取材を申し込むと、「もう彼女とは会っていない」というコメントが返ってきたそうだ。 恋ははかなく消えたのか、実は帰国したら結婚という約束があって、世間の目をくらますためのコメントなのかはわからない。ATSUSHIが帰国したら、フライデーの厳しい目が待っているよ。 ところで早実の清宮幸太郎がプロ入りを宣言した。10月26日のドラフト会議は清宮一色になるのか。 文春は、これから各球団が清宮に調査書を送り、ドラフト前に本人を交えて面談が始まるという。 清宮は、自分を厳しく指導し、成長させる球団に行きたいといっている。となれば、ソフトバンク、広島、日本ハム、DeNAあたりだそうだ。 当然、巨人、阪神などは入ってこない。それに清宮はメジャー挑戦の希望を持っているから、FAではなく、ポスティングシステム(PS)を行使しやすい球団というのも、考えの中にあるのではないか。 だが、巨人とソフトバンクだけは、これまでPSを認めてこなかった。清宮に「認める」ということができるかどうか。 ソフトバンクは王貞治が球団会長をしているから、彼の性格として、そう簡単には認めないのではないか。 巨人の場合は、これまでも裏交渉で、父親の莫大な借金まで肩代わりして払ってきた歴史があるから、簡単に「はいはい」というのではないか。 順調に4番バッターとして育てば、PSも仕方ないが、どうなるかは未知のものである。清宮は守備に難点があるといわれているから、即戦力にはならないという声もある。 変に注目されるチームに行くより、地味だけど人材のいるチームに行ったほうがいいと、私も思う。 さて、ポストで唯一取り上げたのが「イマドキの運動会」という記事。 もう運動会とは縁がなくなってしまったが、子供たちが3人いるし、同じ小学校だったから、その日は大変だった。 大体「栗ご飯」に、野菜や揚げ物といった弁当が多かった気がする。だが、下の子が5~6年になると、親とは一緒に食べずに、教室で食べていた。 親は、ビニールシートに座って缶ジュースなどをすすっていた。酒類は禁止だったように思う。 ポストによれば、事故のリスクが多い「組体操」は相次いで廃止だそうだ。障害物競走もハードルを飛び越えるとき、転ぶと危険なので「くぐる競争」にし、「パン食い競争」も、食べ物を粗末にしないようにと、完食してから走るようにした。だが、急ぎ過ぎてのどに詰まらせそうになる子どもが出たため、今年から中止になったところがあるそうだ。 ネーミングも変わりつつある。50メートル走が「進撃の○○」、「君の名は。」ならぬ「君の縄」は、大縄跳び。 不審者対策も強化され、観覧希望者は保護者でも事前登録が必要で、配布済みのシールや名札がないと敷地内に入れないという。 サングラスやマスクもダメ。名前の書かれたゼッケンも、個人情報保護という理由で書かないそうである。 子どもが楽しめる運動会ではなくなっている。こんな運動会ならいらない。そうなるのもそう遠いことではないだろう。 秋晴れの運動場に、子どもたちの歓声が響き、母親がつくってくれたお弁当を親子で食べ合うシーンなど昔語りのようだ。 ところで、昨日(10月1日)の日本時間の夜に行われた競馬の祭典「凱旋門賞」は、勝った3歳牝馬エネイブルの強さだけが印象に残ったレースだった。 日本馬のサトノダイヤモンドは重馬場ということもあるのかもしれないが、まったくいいところがなく15着に惨敗。 あまりの負けっぷりに、悔しさも湧かなかった。 本調子ではなかったのだろう。前のレースでもいいところなく敗れていたから、このまま引退ということになるかもしれない。 それにしてもオルフェーブルという馬は今さらながら、強かったと思う。2着が2回。それもほとんど勝ったと思われるレースだった。 あのディープインパクトも3着(失格)だったし、このクラスの大物が出てきて、凱旋門に挑んでほしいものだ。 さて、先にも触れたが、安倍首相が全くなんの大義もない解散をし、あからさまな「森友・加計学園隠し」を図った。 それだけでも安倍自民党は許せないが、野党民進党もだらしないから、いくらか議席を減らすだろうが、安倍はかろうじて生き残るのではないかという観測が出ていた。 そこへ小池百合子の登場である。「希望の党」をつくり、選挙に打って出ると記者会見したのである。 ここまでなら、東京はかなり当選者を出すが、全国で見ればそれほど脅威ではないと、安倍は高をくくっていたかもしれない。 だが、前原誠司民進党代表が、「安倍一強体制をなんとしてでも倒す」と宣言し、党を解体して小池の党に入るといい出したから、大騒ぎになった。 ちょうどそのころ、現代は締め切りだったのだろう。小池の党が民進党を飲み込み、民進の組織とカネもいただけば、自民を倒すだけの数の候補者を擁立できる。 これで小池が都知事の椅子を捨てて衆院選に立候補すれば、安倍自民は壊滅的な影響を受け、衆議院で第一党になった小池「希望の党」から、小池を総理にという声が沸き起こり、初の女性総理誕生もあり得ると、現代が考えたのは無理からぬことである。 だが、1日1日、状況が変化し、小池新党に対する期待は萎んでいくのである。 それは小池のくるくる変わる(本人はそうは考えていないのだろうが)言動に、立候補予定者も振り回され混乱している。 民進党候補者は丸抱えさせると前原はいっていたが、「総理経験者はダメ」「安保法制に反対した議員はダメ」「リベラル派議員はダメ」と、次々に条件を突きつけ、民進党のリベラル派を「排除」していく姿は、ミニヒットラーのようである。 自民党のアホ議員が、リベラル派なんてもういないという発言をした。ふざけるなである。リベラルとは、憲法を守り、主権在民、平和主義、議会制民主主義を貫くことである。 安保法制や共謀罪を強行採決して、アメリカと手を組んで北朝鮮と戦争をしようという安倍首相のやり方が、現在の危機をまねいたこというまでもない。 自分が招いた「国難」なのに、安倍はそのことを自覚しようとせず、図々しく「国難選挙」などといえるのは、どういう神経なのか。 私は、小池と安倍は似た者同士だと思っている。キャッチフレーズを次々に繰り出し、目先を変えれば国民は前のことを忘れてくれるというのが安倍流である。思い付きのキャッチフレーズだけを振りかざして、ここまでやってきた。 小池も同じである。都知事当選後、豊洲移転、情報公開、関東大震災時の朝鮮人虐殺への考え方などで批判を受けると、今度は国政へと、都民や国民の関心をそらせる。 希望などないのに「希望の党」などと命名して、自分ファーストと代表に名乗り出た。 彼女は新党を「改革保守」と位置付ける。 「改革の精神のベースにあるのが、伝統や文化や日本の心を守っていく、そんな保守の精神」と語っているが「なんのこっちゃ」である。めちゃくちゃ保守やないか。 憲法改正はもちろんのこと、「靖国参拝に異論はない」と都議会でもいっているように、小池は安倍的なものを色濃く持っている政治家である。 小池は都知事を捨てて衆院選に出るという見方がある。国会議員でなければ総理になれないからである。 安倍自民が今度の衆院選でかなり議席を減らすことは間違いないだろう。そうなれば安倍退陣、自民と希望が連立を組むということもあり得る。これに公明、維新の会などが結集すれば、巨大な保守勢力が出現し、共産党以外の野党は消えてなくなる。 だがその小池新党にも暗雲が漂い始めてきた。ここ数日、小池出馬という見方が多かったが、小池のやり方があまりにもその場限りの杜撰なことや、若狭など周辺のお小姓たちのバカ発言で、新党への期待値がどんどん下がってきている。 それを機を見るに敏なだけの小池は見ているのだろう。迷っている。民進党の小池と相いれない連中が、枝野を中心にリベラル派新党を立ち上げるそうだ。 安倍自民が議席を減らすことは確実だが、小池新党もブームを起こすほどにはならない。 彼女の極右体質が、有権者にバレたからである。昔、週刊現代で名企画といわれたのがある。 「長嶋茂雄はバカかリコウか」というのだが、大きな話題になった。長嶋は神聖にして侵してはいけない大スターで、みんなが、あいつ少しおかしいよねと思っていても、いえなかった。 たしか第一次監督時代だったと記憶している。「クリーンベースボール」などと怪しげな和製イングリッシュを次々に口にしていた。 そこへ「長嶋はバカ」といってしまったのである。だが読者の反応はよかった。長嶋は愛されているが、おかしなところもあると、ファンが気付いていたからであろう。 それとは違うが、こういうタイトルはいかがだろう。「安倍と小池はバカかアホか」。今度の選挙はこの2人の選択選挙である。 それが嫌なら、リベラル新党か共産党に入れるしかない。考え出すと夜も眠れない。とりあえず目をつぶって腐敗しきった安倍政権を倒す。その先のことは、選挙が終わってから考えようではないか。 話しはガラッと変わる。アムラーこと安室奈美恵(40)の電撃引退が大きな話題になっている。誕生日の9月20日、公式サイトで1年後に引退することを発表した。 安室を知らない私のような読者のために週刊朝日から彼女の経歴を紹介しよう。 「沖縄出身の安室は1992年にダンスグループ『SUPER MONKEY’S』(スーパーモンキーズ)の一員としてメジャーデビューし、その後ソロになって大ブレイク。 『小室サウンド』と呼ばれた小室哲哉プロデュースの音楽のブームにも乗り、ミリオンヒットシングルは5作品を数える」 朝日で、コラムニストの中森明夫はこういう。 「彼女の大活躍によって、沖縄から多くのスターが生まれました。同じ沖縄アクターズスクールから出たSPEEDはもちろん、仲間由紀恵さんや満島ひかりさんなどの活躍も、安室さんがいなければなかったのではないでしょうか。(中略) キャンディーズが人気絶頂時に『普通の女の子に戻りたい』と言って解散し、山口百恵さんが結婚を機にすっぱり引退した。でも安室さんは20歳で結婚して母親になりましたが、引退せず“アイドル”という枠組みから“アーティスト”へと変貌して帰ってきたんです」 1年の休業を経て復帰しても人気は衰えなかった。 だが、私には、安室はアイドルとしての華やかな面よりも、悲劇の女というイメージが強い。 20歳で15歳年上のダンサーSAMとのできちゃった婚。子どもを儲けたその直後に悲劇が彼女を襲う。母親が再婚した夫の弟の車によって轢き殺されてしまうのだ。 「当時は安室の収入で、辰信・恵美子夫妻の生活も潤っていた。それを間近で見ていた弟が、逆恨みして、犯行に及んだんです。昼間、車で待ち伏せしていた弟が、道の真ん中にいた恵美子さんに猛スピードでぶつかり、さらに引き返して轢いた。弟はそのまま車で走り去り、間もなく自殺しました」(芸能ジャーナリスト・二田一比古=文春) その後SAMと離婚し、NHKの紅白などの出演も控えるようになる。 そして、親代わりだったライジングプロ・平哲夫社長に、「奴隷契約だからやめたい。独立したい」といい出し、14年には個人事務所を立ち上げる。 離婚後、1人で子どもを育て、その子どもはもうすぐ20歳になるというが、安室の40年の人生は順風満帆ではなかった。 引退の理由はいろいろささやかれている。再婚を考えている、体の衰えが目に見えてきたなどがあるようだ。 アイドルという仕事は決して素晴らしいものではないと、私は思う。ましてや40までアイドルを続ける苦労は並大抵ではないだろう。 キャンディーズと同じように「普通のおばさん」になりたいのではないか。 新潮、文春はともに、安室に男がいるのではないかと報じている。10年ほど前から安室のツアーを仕切っている大物プロモーター・西茂弘、57歳(新潮は匿名)。 安室が買った京都のマンションの近くに、そのプロモーターもマンションを買っているという。安室の息子が通っている大学が京都だという情報もある。 むろん西は既婚者である。いいではないか。1年間思い切り歌い踊って、その後、自分が稼いだカネを使って第二の人生を楽しめばいい。 さて、TBSの看板番組の一つ『水曜日のダウンタウン』のディレクターが、児童買春で逮捕されたと、文春が報じている。 外部のフリーディレクター・三枝浩史(32)。有吉弘行やマツコ・デラックスなども手掛けているというから、それなりに仕事はできたのであろう。 中学生2人と、午後3時過ぎから荒川区内のラブホへ入り、わいせつな行為をして、現金を与えたそうだ。 当然ながら、TBS側は三枝を切って捨てるだろう。後悔、先に勃つ! である。 同じ文春。9/21号で報じた「自民党選対委員長『塩谷立』のダークマネー」をリークした塩谷の元秘書A(30代)が、発売された日の夜、遺書を残して自殺していたという。 塩谷の公設秘書の勤務実態がないのに、税金から給与が支払われていたという件だが、今から5年前のことだ。 だが、この件が出る前から、塩谷側の厳しい追及があったことは想像に難くない。Aは、浜松市長選に出るつもりだったようで、文春側にも、9月12日に地元自治体の推薦が決まるので、掲載はその後にしてくれと頼んでいたという。 だが残念なことに、自治会の推薦は先送りなってしまった。そこへ文春が出て、県政界に大きな影響力を持つ塩谷の怒りを買ってしまった。推薦をもらうのは厳しいだろう。 そこで世をはかなんで……ということなのだろうか。痛ましい。 お次は毎度おなじみの現代・近藤大介編集次長の北朝鮮労働党幹部のインタビュー。 今回は、トランプ米大統領が金正恩のことを「ロケットマン」と呼び、北朝鮮を完全に破壊するといい放ったことに対する、北朝鮮の反応と本音を聞きだしている。 米朝の対立激化をどうとらえているのか? 「これまでわれわれは、米帝(アメリカ)がわが国に対して、国連安保理を通じて、もしくは独自に経済制裁を科すたびに、怒りにかられてきた。だがそれでも、最後の1線は保ってきた。 だからこそ、8月(14日)に元帥様(金正恩委員長)が(朝鮮人民軍)戦略軍事司令部を視察された際、『(アメリカの)行動をもう少し見守ることにしよう』と仰ったのだ。 だが、トランプが国連総会で行った、あの憎むべき演説で、すべてが変わった。あの演説は、わが国に対する『宣戦布告』に等しい。あの日を機に平壌は、もはや米帝との戦争しか道はないという雰囲気に一変した。 共和国(北朝鮮)の国民は、全員が準軍人といってもよく、戦争の準備は常に整っている。たとえ中国に逃亡する国民が少々いたとしても、その者たちは思想が固まっていない連中なので、勝手に出ていけばよい」 具体的には、トランプ大統領の国連演説のどの部分が「宣戦布告」と思わしめたのか? 「それは2点ある。第一に、元帥様の声明の通りだ。すなわち、『わが国の完全破壊という、歴代のどのアメリカ大統領の口からも聞いたことがない、前代未聞の無知蒙昧かつ狂人的な言葉を吐き続けた』ことだ。 もう一つは、(23日に)李容浩外相が国連総会の演説で述べたように、『わが国家の最高尊厳(金正恩委員長)を、ロケットになぞらえて冒涜した』ことだ。このような最高尊厳に対する冒涜も、これまで歴代のどのアメリカ大統領の口からも、聞いたことがない」 金正恩委員長がいう、「超強硬的対応措置」とはどいうことか? 「それは李容浩外相が、(22日に)ニューヨークで発言してるではないか。『過去最大の水爆実験を太平洋上で行うことになる』と。李外相の発言の通りだ」 この最大規模の水爆実験は、今年中か? 「正々堂々と行う。わが国のしかるべき場所にロケットの発射台を設けて、発射の準備を進める。(ロンドンにある) 国際海事機関にも、ロケットを発射する期間と区域を、きちんと申告する」 太平洋上とは、どこになるのか? 8月9日、朝鮮中央通信は、「日本の島根県、広島県、高知県の上空を通過して、グアムまで到達する中距離弾道ミサイル4発を、(アメリカ領)グアムに向けて発射する計画を立てる」と発表しているが? 「われわれの目標は、アメリカ本土まで到達する核ロケットを、実戦配備することだ」 北朝鮮がハワイや西海岸近くに水爆を搭載したICBM(大陸間弾道ミサイル)を撃ち込めば、アメリカが黙っていない。発射台を空爆する可能性があるが? 「もしわが国のロケット発射台が米帝に空爆されたなら、即刻、米帝との全面戦争に打って出るまでだ。 まずは、ソウルを火の海にしてやる。無数の砲門がソウルを向いて国境付近に配備されていることを忘れてはならない。 続いて、南(韓国)や日本にある米軍基地を、一斉に攻撃する」 日本に対しては、どこに狙いを定めているのか? 「第一に首都圏の横須賀基地、第二にわが国への攻撃に利用される在日米軍基地、そして第三に、日本海側に広がる原発だ。日本は、全面的に米帝と一心同体だと言って加担するなら、われわれは日本を米帝の一部とみなし、日本にもミサイルの雨を降らせるだろう」 北朝鮮が開戦したら、アメリカ軍が北朝鮮全土を一斉砲撃し、たちまち金正恩政権が消滅するのは確実だが? 「最終的な結末が、どうなるかは知らない。だからそうなる前に、全面的な反撃を行い、わが国の尊厳を世界に顕示する」 アメリカと話せるとしたら誰とか? 「平壌に特使が来るとしたら、おそらくティラーソン国務長官になるだろう。今のトランプの周辺で、わが国が受け入れ可能な高官は、ティラーソンしか見当たらないからだ」 ティラーソン国務長官が訪朝した際は、北朝鮮はアメリカに何を求めるのか? 「求めることは、主に2点だ。 第一に、わが国を核保有国と認定すること。米帝やロシア、中国、フランス、イギリスのいわゆる5大国。それにインドやパキスタンまで核保有国と認められているのに、わが国だけダメというのは、どうしても納得できない。 わが国は自衛の手段として、どうあっても核保有国として生きていく。そのことを認めてもらわねばならない。 もう一点は、わが国と米帝とで、朝鮮戦争の休戦協定に代わる平和協定を締結することだ。平和協定の締結に向けて当事者同士が行動を起こすことこそが、朝鮮半島の平和への早道なのだ」 こうした北朝鮮のいい分を聞いたうえで、どうしたらいいのかを考えるべきであろう。 そいう意味では、こうした情報は貴重である。 さて、新潮は、山口敬之元TBSワシントン支局長に酒と薬を飲まされ、ホテルでレイプされたと顔と実名を出し、検察審査会に申し立てした「詩織さん」の件が、9月21日に「不起訴相当」という判断が下された。それに対して「市民の良識か」と批判している。 TBSを辞めた山口を起用して連載させた文春は、この問題を扱っていない。 東京第六検察審査会とは奇怪なやりとりがあったと、詩織の代理人弁護士が話している。 審査会の事務局長から、追加の証拠提出期限を確認されたが、詩織の陳述書がまだだった。 だが期日に間に合わなくなってしまった。事務局長側から「証拠を追加の上で議決を希望されますよね」と聞かれ、「当然希望する」と述べたのに、「こちらにも都合がありまして」といわれたというのだ。 新潮は「証拠が全部揃っていないのに判決を下していいですかと裁判官が聞くような行状ではないか」と批判しているが、陳述書を期限までに出さない弁護士にも問題がありはしないか。 郷原信郎弁護士は、これを最初に取り上げた新潮の記事を前提にすれば、「起訴相当の結果になる可能性が高いと考えていた」という。 「原因が飲酒酩酊なのか薬物なのかは不明ですが、抗拒が困難状態での姦淫の事実があったことが疑われる。一般市民の審査員の意見が、“裁判所の判断で決めるべき”という方向に傾く可能性が強いと見ていました」(郷原弁護士) 検察官が審査会に呼ばれて、なぜ起訴できないのかの理由を説明し、反対の立場の法律専門家の意見がないため、審査会の構成員が影響された可能性があるのではないかと、郷原弁護士は推測する。 だが、これで終わりではない。詩織は「民事裁判の準備をすすめている」という。彼女は、名前も顔も出して記者会見したことを後悔していないと語っている。 「同じような当事者の方から連絡を頂き、その中に『自分に起こったことを初めて他人に話すことができました。詩織さんに出会ってよかった』というものもあり、私も表に出て行って本当によかったと思っています」(詩織) 山口がやったことが、なぜ犯罪にならないのか。民事でやれば、真実の解明が少し進むかもしれない。できることはすべてやってみると彼女はインタビューに答えている。 今週の第2位は、文春に不倫をスクープされて議員辞職した公明党の長沢広明参院議員(59)の話。 長沢議員は、菅官房長官の盟友である創価学会の佐藤浩副会長の「一の子分」だそうで、復興副大臣という要職にある。 家族は埼玉県所沢の賃貸マンションに住んでいる。だが、そこへはほとんど帰らず、東京・紀尾井町にある参院清水谷宿舎に泊まり、毎週のように愛人が来て泊まっていくのだという。 彼女は、長沢が行きつけの赤坂のサロンのホステスで、文春いわく「女優・剛力彩芽似の美女」らしい。 しかも彼女には宿舎に入るカードキーを渡しているというから、清く正しく美しくが建前の創価学会では完全にアウトである。 それにしても公明党議員でありながら、ちょくちょく赤坂、銀座を飲み歩いているようだ。これでは「与党」から離れられないわけだ。 彼の行状は、公明党や創価学会では懸念する声があったという。だが、先の菅の盟友である佐藤の威光もあり、面と向かって注意できなかったと公明党関係者が話している。 9月24日に文春が長沢を直撃。その2日後に、カメラの放列の前で長沢は「議員辞職を提出した」と発表した。 子どもたち3人も創価高校を卒業しているというが、議員辞職しても学会からは追放にならないのだろうか。 今週の第1位は、現代の黒田日銀総裁批判の記事。 この中原伸之元日銀政策委員会審議委員は、これまでもメディアで発言してはいるが、この時期に、もう一度じっくり彼の話を聞いてみる必要があるのではないだろうか。 中原は、黒田日銀総裁は2つの失敗を犯したと告発している。したがって、黒田は来年4月で任期が来るが、辞めたほうがいいという。 「(黒田総裁の=筆者注)続投は難しいでしょう。そんなことをすればろくなことになりません。確かに黒田総裁が金融緩和をして名目GDPを伸ばしたのは評価しますが、一方で2つの失敗を犯しているのです。 その1つは、2014年4月に消費税を5%から8%に増税するのに賛成をしたことです。せっかくアベノミクスで上向いていた日本経済を腰折れさせました。そもそも、黒田総裁が増税への賛否を表明するのはアコード違反。2013年1月に政府と日銀銀行が出したアコード(共同声明)では、日銀総裁は物価目標に責任を持ち、政府は財政に責任を持つという役割分担が記され、互いの分担に、口を出さないという取り決めになっていました。黒田総裁はこれに違反した。 (もう一つは=筆者注)2016年1月に、マイナス金利政策を導入したことです。長期金利は下げましたが、国民は預金に利息がつかないということで消費を控え、これから物価が上がっていくというインフレ期待をがくんと下げてしまいました。もとより貯蓄好きの日本人には合わない政策で、こんな政策は長続きするはずがない。すでに金融機関の経営を悪化させています。(中略) これから5年を見据えた新たな金融政策の枠組みを実施するには、人から替えなければいけない。黒田総裁はもう役割を終えたのです」 ――安倍政権がいま打ち出している経済政策はどうでしょうか。10月22日投開票の衆議院選挙に向け、消費税を8%から10%に増税する際の増税分を社会保障に回すということを突然打ち出してきました。 「あれはね、前原誠司・民進党代表をかなり意識していますよ。 前原氏は民進党代表選の際に『中負担・中福祉』という政策方針を打ち出し、増税はするけれど、その増税分すべてを社会保障や福祉の充実に使って国民に還元すると示しましたよね。これはとてもおもしろい政策です。 私はよくこう言うんです。日本は今過去3000年近い歴史の中で、最も平和で、モノも安く生活の質も豊かになった。しかし、先進各国の実質賃金はなかなか上がらない。 それだけに国民は景気回復に実感がなく、消費もそれほど伸びない。こうした状況が若者の将来不安や、貧富の格差につながっているのだ、と。 前原氏が打ち出した中負担・中福祉政策は、こうした社会不安や格差問題を解消する一手になり得る。まさに自民党の『低負担・低福祉』路線の強力な対抗軸になる政策です。それではまずい、ということで安倍首相は前原路線にならって消費増税の使途変更を言い出したのでしょう」 そういう意味でも、安倍も、安倍が任命した黒田も賞味期限切れだということである。 「いずれにしても、黒田総裁は替えなければいけない。私はさきほど日本の経済政策はいま一度仕切り直しが必要と言いましたが、もっと言えば、人心の一新が必要なのです。このままダラダラと景気が続いてくれればいいですが、がたんと何かが起こったら、それでお終いですから」 その何かは、自民党政権の崩壊か北朝鮮とアメリカの衝突か。どちらにしても、安全保障も経済も、これまでのようではなりゆかないことは間違いない。 だが人心一新といっても、人材がいないのが悩みではあるが。 【巻末付録】 ポストからいこう。巻頭袋とじは「毎日見るだけで目がよくなるヌード」。後半の袋とじは「<発掘スクープ>坂口良子、奇跡のヘアヌード」。 「西田幸樹『なをん。』──謎の異邦人、再訪・ジヨン」「ニット巨乳の季節です<25人の双丘>-やわらかなふくらみ」「葉加瀬マイ、けしからんハイレグ-Gカップのきれいなお姉さん最新撮!」 そしていま一つの袋とじが「石原真理子、’93・in・France──伝説の写真集を特別掲載」である。これがほとんどモノクロ写真でなかなかいい。 石原もこんな時期があったんだ。 現代は巻頭、「篠原涼子、艶めいて──その素顔は、柔らかく、息をのむほど艶やかだった」。ヘアはないが、いい女だね。 「森咲智美、愛人にしたいカラダ-ポスト橋本マナミで大注目」。これまたいい。 「紗綾『まだまだ成長途上です』──抱きしめたい!」と、ここまでは無難。だが売り物の袋とじ「石田えり──ライザップでのトレーニングはすべてこの日のためだった 撮影・ピーター・リンドバーグ」がひどいじゃなくてすごい! 気の弱い人は見ないほうがいい。鬼ババといっては悪いが、私だったら「見たくないヌード」に入れちゃうな。 私が作った写真集から20数年たった。人間は変わるものだが……。怖いものが見たい人はぜひ、必見ですぞ。 今週は、甲乙つけがたい。よって引き分け。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(10/14・21号、講談社)
「私はまた必ずやる」自ら“逮捕拘留志願”の幼女愛好男、顔出し・実名出し告白の衝撃度
今週の注目記事・第1位 「いざ、10・22解散総選挙/全289選挙区当落完全予測!」(「週刊現代」10/7号) 「10月総選挙選良たちの喜劇/トランプ大統領が決断させた『神無月決戦』」(「週刊新潮」9/28号) 「安倍“北朝鮮解散”は邪道なり」(「週刊文春」9/28号) 同・第2位 「10歳女児誘拐事件から13年 幼女愛好男が『私はまた必ずやる』」(「週刊新潮」9/28号) 同・第3位 「金正恩極秘ルートで最後はロシアに亡命──超強気の理由はここにある」(「週刊現代」10/7号) 同・第4位 「野田聖子総務大臣 夫は元暴力団員会津小鉄会」(「週刊文春」9/28号) 同・第5位 「孫正義と柳井正が語りあった『これからのビジネス』」(「週刊現代」10/7号) 同・第6位 「東芝崩壊 7人の戦犯たち」(「週刊現代」10/7号) 同・第7位 「O157女児死亡惣菜店現役従業員の告発『朝から晩までトングは替えず』」(「週刊文春」9/28号) 同・第8位 「『好きな芸人』『嫌いな芸人』」(「週刊文春」9/28号) 同・第9位 「TBSがテレ朝を逆転『全内幕』」(「週刊現代」10/7号) 同・第10位 「なぜ報じない 横綱稀勢の里『年内絶望』と『本当の症状』」(「週刊アサヒ芸能」9/28号) 同・第11位 「松山英樹『参謀キャディーと決裂』の深刻トラブル」(「週刊アサヒ芸能」9/28号) 同・第12位 「『小池チルドレン』に滲む疑念──地元、多摩市内に住んでいるとは思えない」(「週刊新潮」9/28号) 同・第13位 「豚は太るか死ぬしかない/世界一不味い中華街 矢作俊彦」(「週刊新潮」9/28号) 先週、ポストが金曜日発売(9月15日)だったので、今週はポストは入らず、現代と文春、新潮、アサ芸を取り上げた。 現代のSEXYグラビアも取り立てて紹介するものはないが、いちおう書いておく。 「久松郁実・21歳、弾けるボディ-バラエティ番組で人気急上昇中!」 「坂ノ上朝美・完全未公開ヘアヌード──電撃引退から3年、衝撃再び!」 袋とじは「キム・ハヌル、感動の肉体美──ゴルフ界のスマイルクイーン、初めての水着」、とまあこんなところだ。 相変わらずといっては失礼だが、フライデーが面白くない。「一人でビラ配り……豊田真由子を襲う解散総選挙の恐怖──釈明会見も空回り」「血税使いまくり茂木経済再生相『セコい買い物&メシ代』大公開」「鈴木砂羽一件落着ならず、被害者事務所社長が新暴露──ビンタ事件後は土下座」「泰葉がイラン人婚約者に振る舞った『ラブラブ朝食』──突撃取材してみたら」。 残念ながら、私には読みたくなる記事がほとんどない。もう少し、あっと驚くタメゴロー!(古いね)的なスクープを期待したい。 まずは、作家・矢作俊彦の連載の中で、中華街は世界一不味いと書いていることに触れておこう。 彼の年上の友人が、外国の新聞(どこだかは書いていない)が、横浜中華街は世界一不味いと書いて、ネットで大騒ぎだと話したという。 このところ、中華街も御多分に漏れず、通りを歩いている人たちの多くが外国から来た観光客である。 京都は、あまりの観光客の多さとそのマナーの悪さに辟易して、観光客お断りの看板を出した地域があるという。中華街はそこまでいかないが、かなり目立つし、その中でも多くが中国や台湾からのように、私には見える。 自国に立派な中華料理があるのに、なぜここへと思わざるを得ない。私は中国へも多くいっているから、かの国の中華料理のうまさはかなり知っているつもりである。 それに比べれば、横浜中華街が本国と似ているところは、サービスの悪さだけではないか。 だがそんな中華街にも、美味しんぼでも取り上げられた海員閣や、池波正太郎が愛した胡椒たっぷりの酸辣湯の店・蓬莱閣、シウマイがうまい清風楼など、私が時々食べたくなり行く店もある。 矢作によれば、昭和3年からやっていた海員閣が店を閉じたそうだ。こうした小さないい店が消えていき、大店か食べ放題飲み放題の店ばかりが繁殖するのでは、もはや中華街へ行く気が失せる。 副都心線ができて、せっかく都心から行くのに便利になったのに、残念なことである。 先の都議選で、大量当選した都民ファ議員の中には、弾みで受かってしまったのもいるに違いない。斉藤礼伊奈(38)がそうだとはいわないが、新潮によれば、彼女は、選管が配布した資料には「多摩市在住」と書いてあった。 小池都知事も南多摩選挙区での応援演説で、斉藤の自宅はすぐそこです、彼女は地元の人間ですといっていたが、どうやらこのエイベックス所属のレゲエおばちゃん、渋谷区のマンションに住んでいて、そこが「拠点」のようである。 新宿や豊島区内の託児施設へ自分の子どもを入れて送り迎えし、地元へはたまにしか顔を見せないそうだ。 多摩市内の彼女の父親は新潮の取材に対して、娘が選挙直前に住民票を移したことを認めている。 これでは、「虚偽事項の公表罪に該当する可能性がある」(上脇博之神戸学院大教授)といわれても仕方なかろう。 斉藤は新潮の直撃に、渋谷には主人や子どもがいるから、子どもの送り迎えは自分がやらないといけない、「そこは多摩の方たちも理解してくださると思っています」と自分ファースト的答え。 これを読んだ多摩の人間は、さぞ怒るだろうな。 このところアサ芸が面白い。米ゴルフのクライマックス「フェデックスカッププレーオフ」が終わった。年間王者を狙う松山英樹に期待が集まったが、残念な結果に終わってしまった。 結婚発表以来、調子の上がらない松山だが、その裏に、参謀といわれる進藤大輔(38)キャディとの深刻なトラブルがあるというのだ。 2人は松山と一緒に暮らしているそうだが、進藤もやはり日本に奥さんと子どもを残しての単身赴任だそうだ。 日本に帰りたいという気持ちが進藤にあるようだが、それに加えて松山の秘密主義があるという。先日の婚約・結婚発表も、東北福祉大の恩師にだけしか報告していなかった。 松山は、契約しているメーカー以外のドライバーなどを使うことで知られる。他社のエンブレムを黒く塗りつぶし、その部分がテレビに映らないよう注意をして松山に渡すのだが、そうしたことも重荷になっているとスポーツライターが話している。 ゴルファーとキャディとは一心同体。なかでもワトソンと彼のバックを担ぎ続けたキャディ、ブルースとの友情は有名だ。 『天国のキャディ』(日本経済新聞社)によれば、2003年の全米オープン最終日、最終18番ホールでゴルフ史上に残る出来事が起きたという。 観客全員がブルースに対して拍手喝采したのである。30年間ワトソンの専属キャディを務めてきた彼が、治療不能の難病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、がりがりに痩せ、バッグを担ぐのもやっとだった。この試合が彼の最後の大会になるのは誰の目にも明らかだったからである。 松山がさらなる上を目指すなら、キャディを大事にするべきであろう。 ところで稀勢の里という横綱がいたことを覚えておいでだろうか。久しぶりの日本人横綱だと持て囃されたが、夏場所を途中休場したまま、年内、土俵に姿を現すことはないようだと、アサヒ芸能が報じている。 稀勢の里の相撲は左腕でおっつけて差すから、痛めた左上腕周りのけがは致命傷だという。このままでは無敵の横綱といわれた貴乃花が、足のけがで7場所休んで、以来優勝することなく引退したケースの二の舞になりかねない。 「回復のメドが立っていないほど症状が悪い」(相撲ジャーナリストの中澤潔)という見方まである。 現在は、部屋の稽古場に姿を見せることもあるが、ぶつかり稽古はできずに、一人で黙々と、すり足、四股を踏んでいるという。 完治するまで半年でも1年でも休めばいいという向きもあるが、「横綱は勝つことに意義がある」(元小結の三杉里)のだ。 白鵬に衰えが見え、他の横綱も引退の二文字が見えている今、稀勢の里に対する期待が大きいだけに、本人も苦しいだろう。 ところで現代が、このところ視聴率競争で万年3位のTBSが、ようやくテレ朝を抜いたと報じている。 だが、ビデオリサーチ調べで、今年1月から9月10日まで、全日では1位が日本テレビで8.2%、テレ朝が7.3%、TBSが6.2%、フジが5.7%と、TBSはまだ3位である。 これが19時から22時のゴールデン帯になると日テレ12.3%、TBSが9.8%、テレ朝が9.6%、フジが7.9%で、わずかだがTBSがテレ朝を抜いているというのだ。 私にはどうでもいいことのように思える。日テレの強さと、フジの凋落ぶりがみじめなだけで、相対的にテレビの視聴時間は毎年下落しているのだ。 私も、TSUTAYAの宅配サービス、Amazonプライムビデオ、Netflixに入っているから、テレビで見るのはニュースとスポーツだけである。 つまらない(私には)お笑い芸人ばかりが大挙して出てくるバラエティ番組は、見た瞬間チャンネルを変える。 もはや地上波は限界である。広告収入モデルは早晩崩壊する。Netflixは9月15日に、アンジェリーナ・ジョリー初めての監督映画『最初に父が殺された』を世界同時公開した。 確かに劇場公開するには地味すぎる映画だが、アンジェリーナの心がこもった好編だった。 レディ・ガガのドキュメンタリーをこの間から公開しているが、難病に罹っているといわれるガガは、この中でやりきれない孤独な心境を吐露している。 もはや劇場映画を見に行かなくても(見にかなければわからない迫力のある映画もある。『ダンケルク』がそうだった)、オフィスや自宅で映画やドキュメンタリーを見ることができる。 こうなれば、日本の安っぽいドラマや映画など、見なくなること必定。いかがですかな、みなさん。 文春に「好きな芸人 嫌いな芸人」というのがある。興味深いのは、「好きな」の順位は、明石家さんま、タモリ、ダウンタウンで、4位にビートたけしがいる。 「嫌い」は、ダウンタウン、明石家さんま、とんねるず、たけしが6位、タモリは23位である。 タモリというのは、好きな人のほうがかなり多いということのようだ。私と同年、昭和20年で、吉永小百合も同じだ。 私は、タモリの若いころの芸は好きだが、最近の知ったかぶりじいちゃんは、あまり買わない。 たけしが恋愛小説を書いたそうだ。話題作りがうまいというか、商売上手な芸人だ。 阿川佐和子の連載対談。息子がレイプ疑惑で話題になった女優の高畑淳子を招いて「ガンガン聞いた」というから読んでみた。 なんのことはない、阿川が自分で「ガンガン聞いてます」といっているだけだ。聞くべきことは何も聞いていない。羊頭狗肉対談というべきであろう。 さて8月21日に、埼玉県が「でりしゃす」籠原店で購入したポテトサラダを食べた男女6人がO157に感染したと発表して大騒ぎになっている。 だが、「でりしゃす」六供店で炒めものを食べた3歳女児がO157に感染し、死亡していたことがわかり、状況が一変した。 前橋市保健所は、料理後に店内で二次感染した可能性が高いと指摘し、この店の衛生環境に問題があったと調査を始めた。 中でも「容疑者」として浮かび上がってきたのが、惣菜を取りわけるのに使う「トング」であった。 トングは、惣菜一つに一つ、2時間で交換するなどの規定があるようだが、この店ではそんなことはお構いなしだったようである。 またスーパなどの冷凍食品なども、中央に置かれている物に冷気が当たっていないこともあり、特に子どもに注意が必要だそうだ。 O157は、75度で1分間加熱すれば死滅する。これは危ないと思ったら、加熱して子どもには食べさせるべきだという。 私も、バイキングなどで、トングを取り換えずに、他の食べ物をとったりすることがある。これから気を付けなくては。 閑話休題。9月21日、遅くなったが、渋谷のユーロスペースで『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』を見た。 アメリカ占領下の沖縄で弾圧を恐れず、米軍に「NO」と叫び、「不屈」の精神で立ちむかった男・瀬長亀次郎。その後彼は那覇市長、国会議員、そして沖縄県知事になる。 TBSでキャスターをしていた佐古忠彦がTBSで放映したものに追加取材して映画にし、これから全国上映していくという。 瀬長の抵抗する生涯を追いながら、沖縄が置かれた理不尽な状況を過不足なく描いた好ドキュメンタリーである。 だが、こういうものを見たり読んだりするとき、目取真俊(芥川賞作家。沖縄で辺野古基地反対闘争に取り組んでいる)のこの言葉が浮かび胸を刺す。 「ヤマトゥの偉い知識人としてではなく、一市民として体を張って座り込んで、機動隊に殴られて痛い目にあえば、観念論も吹っ飛びますよ」(『沖縄と国家』角川新書) 沖縄の現状に怒りは覚えるが、何も行動に起こさないヤマトゥ(本土)のうつけ者。その言葉を繰り返しながら、その夜も、渋谷の居酒屋で一人、安酒をあおった。 沖縄に対してオレが何をできるのか、そう呻きながら、いつものようにとぼとぼ帰路に就いた。 現代にかなり長文のノンフィクション「東芝崩壊 7人の戦犯たち」が載っている。筆者はジャーナリストの大鹿靖明。 内容は、これまでも散々書かれてきた、西室泰三社長から始まった「無能」な社長たちが、この巨大な組織を崩壊させたということである。 本当に、バカは隣の火事より怖いのである。 大鹿の結びの言葉を紹介しておきたい。 「東芝は、経営環境の激変や技術革新の進化に追いつけず、競争から落伍したわけではなかった。突如、強大なライバルが出現し、市場から駆逐されたわけでもなかった。その凋落と崩壊は、ひとえに歴代トップに人材を得なかったためであった。彼らは、その地位と報酬が20万人の社員の働きによってもたらされていることをすっかり失念していた。肩書コレクターの西室、ラグビー三昧の岡村、どっちが一番か競い合った西田と佐々木、社員や株主のことよりも、みな我が事が最優先だった。それが東芝の悲劇であった」 自分ファーストの社長ばかりがいて、社員やその家族のことなど考えもしなかったのである。 どこぞの首相や、都知事に似ていると、私は思う。巨大な組織は内から崩れる。日本という組織も、政治という内部から崩壊が進み、それをさらに推し進めようとしているのがトップだというのだから、東芝と変わるところがない。 現代が、孫正義と柳井正が東京・有明で対談した内容をスクープしたとしているが、これは公開された対談であり、内容もスクープするほどのものではないが、触りだけを少し紹介しておこう。 「孫 人間の存在意義はなんだろうって、いまから30年間で何度も何度も問われる。まさにそういう時代に我々は生まれてしまったということだと思います。だから、本当にいまから考えていかないといけない。幸せってなんだ、労働ってなんだ、と。 そういうことを考え抜いて、人の幸せのために何かをクリエイトして、人と共感することを大事にするような人が良いということになるのだけれど、一方でまずはハイテクの武器の部分については持っていないと話にならない。そういう意味では、ぜひ両方を極めてほしいですね。両方極めなければ、突き抜けたリーダーシップを発揮できない。我々はそういう時代の交差点にいます。 柳井 人工頭脳などのデジタル技術や、ソフトウェアやプラットフォームなどはもう全部あるんです。だから、それを自分たちでどう使って、新しい産業を作るか。その中で、自分はどの分野で能力を発揮できるか。あるいは、すでに世界中にいる優秀な人といかに一緒に仕事ができるか。そんな技術と人材を使える人たちが生き残ると思う。 10年経ったら世界の産業地図は様変わりをしている。また30年経ったら、たぶん、想像できない世界になっていると思います。その未来を構想できる人が生き残れると思うし、それは若い人。」 とまあ、こんなやり取りがあるのだが、私は、あと30年や60年ぐらいで「想像できない世界」になっているとは全く思わない。 人間なんてそんなに進歩していない。今の延長線上で、いろいろなことが変わっていくとは思うが、それはまったく違った変化ではない。 私でいえば、一番自分の世界が一変したと思ったのは、テレビの出現だった。あれほどすごい「発明」は、それ以来、お目にかかっていない。 人間は変わらない。そこにこそ「視点」を置くべきだと、私は考えるのだが。 いよいよ解散・総選挙になるが、自民党が大きく減らせば、「ポスト安倍」は誰になるのか。その最有力候補の一人といわれている野田聖子総務大臣だが、文春は、野田の亭主に問題ありと報じている。 最近、野田は、父親から野田の資金管理団体に8,000万円を寄付していたことが明るみに出て、悪質な相続税逃れではないかとポストに報じられた。 今度は、7歳下の文信は元暴力団員、それも会津小鉄会昌山組(平成12年3月解散)の幹部だったというのである。 野田が事実婚していた鶴保庸介前沖縄担当相と別れた直後に、大阪市内で飲食店を経営していた文信と出会った。 約4年間の長距離恋愛の末、文信が野田姓を継ぐ形で結婚した。だが、警察の「ごく一部、文書の形で共有されている」(文春)ところによると、先のように会津小鉄の組員で、「府警が、昌山組の事務所に、組員として『木村文信』の名札が掛かっているのを確認している」(文春)という。 会津の解散により、カタギに戻った彼は、1999年4月に、兄の運転免許証を自分のものだと、警察の取り締まりを受けるたびに伝えていたため、私文書偽造で有罪判決を受けている。 その後も、アダルトサイト会社を経営して、迷惑メールを大量に送信したなどで、有線電気通信法違反の疑いで逮捕され、「三週間ほど拘留されたはず」(この事件で事情聴取を受けた人物)。 その後も、仕手筋が扱う会社の大株主になったり、飲食店経営に進出していった。 野田は長男が生まれたと同時に結婚し、文信は港区・六本木で韓国料理店をオープンしたそうだ。 なかなかやり手の男のようではある。だが、文春は、もし野田が首相になったら、文信はファーストジェントルマンになるのだから、こういう経歴の人間はいかがなものかと文春らしくないおせっかいをしている。それに対して野田は、 「すべての処分を受けて、きちんと解決、済んだことなので。今どうの、と言われても、そういうこともしておりませんし、あまりそこまで掘り下げられると。私たち、どう答えていいのかな、と。私は知らない話ですし、出会う前の話ですし」 そう答えたうえで「私は精一杯夫を守ります」ときっぱり。 さすがは野田だといいたいが、ポスト安倍争いになったとき亭主の過去が問題視されたら、偽装離婚などしないように。 閑話休題。朝日新聞によると、山口敬之を準強姦罪で告訴していた詩織さんの件について、検察審査会はこう発表した。 「ジャーナリストの詩織さん(28)=姓は非公表=から準強姦(ごうかん)容疑で告訴された元TBS記者の男性ジャーナリスト(51)に対する東京地検の不起訴(嫌疑不十分)処分について、東京第六検察審査会は22日、『不起訴相当』とする議決を公表した。議決は21日付。詩織さんが5月に審査を申し立てていた。議決書は『不起訴記録及び申立人(詩織さん)の提出資料を精査し、慎重に審査したが、不起訴処分の裁定を覆すに足りる理由がない』としている。 議決を受け、双方が弁護士を通じてコメントを発表。詩織さんは『判断をしっかり説明していただきたかった。性犯罪、性暴力に関する司法、捜査のシステム、社会のあり方を変える必要性は引き続き伝えていきたい』。元TBS記者は『一連の経過で犯罪行為を認定されたことは一度もなく、今回でこの案件は完全に終結した。一部報道などで名誉が著しく傷つけられ、法的措置も検討している』としている」 詩織には納得がいかないものであろう。いくら酔っていたといはいえ、男の泊まっているホテルの部屋まで入り、強姦されたはいかがなものだろうかと、検察審査会は考えたのであろう。 そのうえ、官邸の意向を忖度したのかもしれない。しかし、女性を連れて飲み歩き、前後不覚になるまで酔わせ(詩織は、何か薬を入れられたのではないかといっている)、無理やりホテルに連れ込みSEXに及ぶなど、人道に悖る行為といわざるを得まい。 官邸の中枢を取材できると豪語する自称政治ジャーナリストが、この報道によって名誉を傷つけられたなどというのは、相手の女性の心と体の痛みのわからない人間のいうことである。 彼女は、顔も名前も出して会見し、告発したのだ。それがどれだけ大変なことだったかに、思いを致すべきだ。 その一点だけでも、この人間がジャーナリストにふさわしくないことがわかろうというものである。 文春は、いち早く、TBSを辞めた山口を使って官邸の内幕記事を書かせた。次に出る文春が、この件をどう報道するのか、しないとすればなぜか。注目していようではないか。 さて、米朝の緊張が高まっているが、もしトランプ米大統領が本気で北朝鮮を潰しにかかったら、金正恩はどうするのかについて、現代は、近藤大介編集次長と中村逸郎つくば大学教授とが対談している。 2人が一致しているのは、金正恩が逃げる先は中国ではなく、プーチンロシア大統領の懐だということだ。 中村にいわせると、北朝鮮の水爆実験の5日前に、ロシア政府がロシアと北朝鮮の国境付近の村「ハサン村」の住民約1,500人に突然、避難命令を出しているという。 中国には事前通告さえなかったというのに。 それに、北朝鮮の核開発を助けているのはウラジオストックに本社がある「ロシア極東山岳建設」という会社で、元はソ連の国土交通省の一組織だったという。 この会社は、ロシア-北朝鮮間の鉄道建設も請け負っているそうだ。 羅先-ハサンの54kmだが、ここは計画から建設まで7年もかかった。それは、「おそらく鉄路の地下に、有事の際、金正恩一族が亡命するためのトンネルを建設したのだと思います」(中村)。 そのために、すでにロシア保安庁(旧KGB)の特殊部隊が、金ファミリーのボディガードを務めているというのだ。 行く先は北極海に浮かぶ群島・スヴァールバル諸島だそうだ。 近藤編集次長の一連の北朝鮮記事を読んでいると、北朝鮮の金正恩とプーチンロシア大統領とは強固なつながりがあり、中国はもはや北朝鮮にはほどんど力を行使できないのだということがわかる。 トランプ米大統領が北朝鮮に圧力を本気でかけるなら、習近平にではなく、プーチンなのだ。 だが、プーチンに怯え、秘密さえ握られているトランプは何もいえない。安倍しかりである。 トランプの北朝鮮政策は、行き詰まったというべきであろう。油断はできないが。 さて、幼児性愛者というのがいる。私はそうではない。ホモっ気は少しあるかもしれないが。 新潮は、2004年に、知人の10歳幼児を千葉から沖縄まで連れまわし、逮捕され、未成年者誘拐と恐喝で2年6カ月の有罪判決を受けた植木義和(60)の生々しいインタビューを掲載している。 この事件は、連れまわされた少女が、「家に帰りたくない」「沖縄に行こうと容疑者を誘った」と話していることが明るみに出て、大きくメディアに取り上げられた。 植木はその間、少女に「美人局的行為」を行わせたり、「わいせつ行為を30数回した」(植木)といっているが、少女への人権も考慮してか、猥褻行為は法律上何ら罪に問われることはなかった。 植木は出所後、老人保健センターの介護職員やゆうパックの集荷作業などを転々とした。だが、近くに小学校があると女児に関心が向いた。 08年から、世田谷区の小学校で学童保育の職員をサポートする仕事に就くと、 「その学童で、私は既に2回『やって』いるんです。小学2年生の女子に、下駄箱で自分の下半身を露出したのが1回。それと、その子と、小学1年生の女の子ふたりを校庭の朝礼台の下に連れていって、自分の股間を触らせたのがもう1回。両方とも私の股間は屹立していました」 その後、股間を露出した女の子と遭遇し、声をかけて家族が不在の家の玄関で、「女の子が私の股間にファブリーズをかけて……」。なぜファブリーズなのだろうか? それはさておき、植木は、家をゴミだらけにしてその中で暮らしているという。着ている物もしみだらけ。それはこうしていれば「女の子たちに懐かれることもない」と考えたからだという。 このままではだめだと、警察に少女ポルノや動画を持ち込み、逮捕してほしい、受刑者に施されるという「性犯罪者処遇プログラム」を受けさせてほしいと訴えたが、警察は何もしなかったという。 植木は「じゃないと、確実に私はやりますからね」と再犯予告を新潮に漏らしている。 実名、顔写真入りである。住まいは小田急小田原線の祖師ヶ谷大蔵駅の近くのようだ。 久しぶりに呆然とする記事を読んだ。こうした嗜好の人間は再犯率が高いそうだ。植木は自分をさらけ出して警告している。こういう人間は自らを律することができない。欲望のままに餌食を探して徘徊する。 久しぶりに不倫もの以外で、新潮らしいいいノンフィクションを読ませてもらった。 安倍首相の国会軽視、火事場泥棒的解散と総選挙が行われる。それこそ憲法をないがしろにする行為である。 自民党の中からも少なからず、大義がない、改憲のための論議が尽くされていない、北朝鮮危機がどうなるか分からないのに政治的空白をつくっていいのか、など批判の声が出て、日増しに大きくなっている。 文春は、安倍の盟友・山本一太参院議員がブログで、「有権者の憤懣は(短期間のうちに)自民党に対する爆弾低気圧にまで発達する可能性がある」と書いていると報じている。 また、連立与党の公明党は、憲法改正、特に9条の改正には慎重な姿勢を表明しているのである。 総選挙をやれば現有勢力から減ることは100%間違いない。 一部報道では、安倍はトランプから、北朝鮮危機が本格化するのは来年だと聞いているから、その前にやってしまえと決断したという。 だが、それが本当なら、国民にその根拠を明らかにすべきこと、いうまでもない。 アメリカや日本、韓国の動きを注視している北朝鮮が、日本の政治空白の隙を突いて何かを仕掛けてくることは十分に考えられる。なぜそのような危険な「賭け」をする必要があるのか。 私は腹が立つと大食いになる。9月22日、ワイドショーで流れた安倍晋三の国連演説を聞いて、飯を3杯も食べてしまった。糖尿病なのに困ったものだ。 安倍はこういった。「北朝鮮との対話の時は終わった」。北朝鮮による攻撃があれば北朝鮮を「完全に破壊」するといったトランプの立場を一貫して支持するとし、「必要なのは対話ではない、圧力だ」と述べた。 おいおい冗談じゃない。これ以上、北朝鮮を怒らせて日本を危険に晒すつもりかよ。安倍の発言は、大多数の日本国民の了承を得ていない「独りよがりの暴言」である。 大方、選挙目当てに、国内のネトウヨにリップサービスしたのだろうが、トランプの尻馬に乗っているだけでなんら手を打てない安倍の虚勢は、北朝鮮にとっくに見抜かれている。 安倍のいう圧力とはどんなことを指すのか。一人で三八式歩兵銃でも担いで平壌に殴り込もうっていうのか。北朝鮮には犬の遠吠えにしか聞こえまい。 それに比べて、韓国の文在寅大統領のほうが余程大人である。北朝鮮の非道を批判しながらも、800万ドル(約8億9,000万円)相当の人道支援を実施すると発表した。 ムチばかりで人は動かない。いつ暴発するかもしれない輩には「北風政策」だけではなく「太陽政策」も必要なこというまでもない。 金正恩はトランプの発言に呼応して、委員長声明という形で、「史上最高の超強硬対応措置を断行することについて慎重に考慮する」と発表した。この対象にはアメリカのポチ、日本も含まれる。 さて、9月22日(金曜日)発売の現代が、気の早い総選挙予測をやっている。小池のテカ・若狭勝と民進党を離れた細野豪志らがつくる「新党」は、100人程度候補者を立てたいというだけで、何も決まってはいない。 維新の会からは、橋下徹元大阪市長が出馬するというウワサもあるが、それによっていくらか変動するかもしれない。 そういうことは一切省いて、現代は大胆に予想しているが、あくまでも現時点での大まかなものである。 現代によると、自民党本部が9月16日~18日にかけて情勢予測をしたという。それによれば自民党は、10~15議席減でとどまると出たそうだ。 だが、現代によると、そんな甘いものではないという。結論をいうと、現有議席286から64議席減の222。単独過半数割れで、4議席減の公明党と併せて、なんとか過半数を維持できるかどうか。 これには前原民進党が、持論を引っ込めて共産党と共闘を組むことが必要になってくるが、報道によれば民進党、社民党、自由党、共産党の4党会談があり、たぶん、小沢一郎がリードして共闘話は進んでいくのだろう。 時間がないため、安倍政権打倒だけに焦点を絞ればいい。余計なことを考えなくていいから、共闘するにはよかったかもしれない。 現代によると、若狭新党は東京で9議席とるものの全国では苦戦する。当然ながら小池が代表就任とはいかないので、ポスターにも小池とのツーショットが使えず、東京以外の立候補予定者は悩んでいるようだ。 現代は、だがウルトラCが新党にはあるかもしれないとしている。小池の背後にいる小泉純一郎が代表に就任すれば、「がらっと状況は変わる」(新党幹部)。 さらに自民党内からも、安倍のあまりの自己中心的なやり方に反旗を翻す議員が出てきている。 「自民党の福田峰之・内閣府副大臣(衆院比例南関東)は25日、離党届を党幹事長室に提出した。福田氏は10月22日投開票となる方向の衆院選で、東京都の小池百合子知事に近い若狭勝衆院議員らで作る新党からの立候補を表明している」(朝日新聞9月25日付より) 今回は、いくつでも反安倍政権の受け皿をつくればいい。安倍への批判票の行く先がなく、棄権してしまうことが一番いけない。 自民党が30~40議席減らせば安倍の続投は難しいと私は思う。策士、策に溺れる。大した策ではないが、知恵のない者が無い知恵を振りぼって考えた「愚策」が、自分の首を絞める。流れは完全に変わった。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(9/28号、新潮社」
“パコリーヌ”山尾志桜里議員を落としたイケメン弁護士・倉持麟太郎氏の「女癖」
今週の注目記事・第1位 「安倍『火事場泥棒10・22解散総選挙』へ!」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第2位 「拝啓 小泉進次郎殿『年金を正当に受け取ることは、そんなに悪いことですか?』」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第3位 「この秋から『年金受給者狩り』が始まる」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第4位 「山尾志桜里『禁断愛』の証拠とイケメン弁護士『婚約不履行』事件」(「週刊文春」9/21号) 同・第5位 「ノーベル平和賞『アウンサンスーチー』のわが身かわいさ」(「週刊新潮」9/21号) 同・第6位 「次は『佳子さま』お婿さん情報の暗雲」(「週刊新潮」9/21号) 同・第7位 「JAL機の3割は『中国の工場』で整備されていた」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第8位 「自民党選対委員長『塩谷立』のダークマネー」(「週刊文春」9/21号) 同・第9位 「前原誠司民進党代表 北朝鮮美女のハニートラップ疑惑」(「週刊文春」9/21号) 同・第10位 「『次は“頭”を狙うしかない』“3つの山口組”本格抗争へ!」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第11位 「無料エロ動画をスマホで観たい!」(「週刊ポスト」9/29号) 同・第12位 「『豊田真由子代議士』の言い草にヤメ秘書たちの『違うだろーっ!!!』」(「週刊新潮」9/21号) 今週は現代が合併号でお休み。そのせいかポストのSEXYグラビアも心なしか寂しい。 「着エロの女王 ギリギリ伝説 ヌードより過激な『着衣×エロス』」。袋とじは「フエチ写真館 日焼け跡がやけにいやらしい女」。次は「けしからんおっぱいの金髪歌姫 Celine Farach」。4Kでリマスターしたという「史上最高に美しい アグネス・ラム」。 リマスター版というだけあって、アグネスがなかなかきれいだ。腰のクビレに、あの頃はムラムラしたもんだ。若かったのだ。 というわけで、お勧めはアグネス・ラムぐらいか。 新潮の豊田真由子は取り上げるつもりはなかった。だが、文藝春秋や『Mr.サンデー』(フジテレビ系)に出て「涙の謝罪」をしまくり、近々あるといわれる衆院選挙にまた出たいという気満々のようだから、もう一度、彼女のいい分と元秘書たちのいい分のどこが違うのか、どちらが正しいのかをチェックしておこう。 以下は産経新聞デジタル版(9月17日23:10配信より)。 「秘書に対する暴言や暴行が明らかになり、自民党を離党した豊田真由子衆院議員(42)が、17日放送のフジテレビ系情報番組『Mr.サンデー』のインタビューを受け、涙ながらに謝罪。『死んだ方がマシなんじゃないかという思いで過ごしてきた』などと述べた。(中略) 豊田氏によると、同氏からの暴行について、埼玉県警に被害届を出している元政策秘書の男性(55)が道を間違えて会合に遅刻したり、忘れ物があったり、支持者への手紙のあて名を間違えたりなどのミスが続き、支持者や後援者に叱責や苦情を受ける『異常な10日間』の最後の数日間が音声に残されたのだという。 元秘書に対して、『本当にもう何というか申し訳ないという思いです』と述べた上で、『(テープの音声を聞いて)あんな風に異常な形で人に言っているというのは、どうして…、どうかしてたんだなっていう』と感想を述べた。(中略) 元秘書の失敗について『それを言う機会ではない。どれだけ元秘書の方を傷つけたかと思うと本当にいたたまれない』としながらも『浦和から新座に行くはずが、板橋本町に行ってしまって、結局、1時間くらい遅れてしまって』と事情を述べ、高速道路を逆走した際には『命の危険を感じた』とも。(中略) 『未来に向かって全部反省して、もう一回生きていかなきゃいけないかなって』と話し、議員活動を続けることに意欲を示した」 さらに豊田は18日午後5時ごろ、埼玉・新座市内の会場で、報道陣や地元民の前で、時々涙を見せながら経緯を説明した。 先の高速道路を逆走というのも、新潮で元秘書が、「見渡す限り後続車がないことを確認した上で停車し、分岐地点のゼブラゾーンに退避するために数メートルバックした」だけだと反論している。 新潮の新しい情報として、6月のとある日、移動中に突如、「怖いよおー」「ママー、ママー」「まゆ(豊田氏自身)が悪いの、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、うううー」と、幼児言葉で意味不明な言葉を脈絡なく喚き始めたことがあったという。 自分に降りかかっている事態が手におえず、子どもに戻って大目に見てもらおうとする心理「退行」と精神医学ではいうそうだが、要は大人になり切れていない人間のようだ。 自民党を離党し、次の衆院選でも出馬するつもりのようだが、「10月29日投開票が有力といわれ、衆院選が迫っている中、自民党を離党し、無所属で戦う上、あまりにもイメージを損ねた豊田氏の前途は多難だ」と産経も書いている。 豊田は、政治家だけはやめておいたほうがいいと、私も思う。 このところ現代もポストも、無料で見られるエロ動画サイトの紹介に熱心だ。現代などは袋とじで事細かに手順を紹介しているが、ポストは、スマホでも、そうした無料エロ動画が見られると特集を組んでいる。 世界最大手の無料エロ動画サイト『XVIDEOS』でその手順をこう説明している。 『XVIDEOS』のスマホ版は、GoogleやYahoo!の検索欄に『XVIDEOS(小文字でも可)』と入力するだけでヒットする。カタカナでもひらがなでもOK。 最初に表示されたページには、ベッドで横になるランジェリー姿の人妻や、キスされながら胸を揉まれる若い女性の姿がズラリと並んでいる。 試しに20代前半と思われる茶髪美女の顔がアップになっている画像を、画面に触って選択すると、すぐに動画の再生画面に切り替わるという。 最初のページに戻って、画面を見回してみると、左上に「横3本線のマーク」や「虫眼鏡のマーク」などが並んでいる。 まず横3本線のマークを選択すると、画面左側には「日本のアダルト動画」「AV女優」、右側には「10代(+18)」「Fucked Up Family」「アジア人」などのジャンルがあるそうだ。 そこでAV女優を選択すると、日本人から外国人まで世界中の女性の名前が表示された。 次に虫眼鏡マークをタッチしてみた。ここでは動画検索ができるようだ。試しに熟女と入力してみると、1万8055件の動画がヒットしたそうだ。 まだ日本語検索の精度は甘いから、できれば英語で入力するほうがいいらしい。 無料動画を見る際、注意すべき点は、広告は全部無視する。広告が潜んでいる見出し画像に注意。履歴ブックマークは流出しない。Wi-Fiなら無限にエロ動画が見られる。 だが、スマホの場合、カミさんや彼女、隣の同僚に見られることにも注意をしたほうがいい。 こうした動画サイトを「推奨」するのもいいことではないらしいから、この辺にしておく。 さて、3つに分裂した山口組だが、いよいよ本格的な抗争が始まるようである。 9月12日午後10時5分、神戸市長田区の路上に銃声が響いた。今年4月、神戸山口組から離脱して発足、山口組分裂の第3勢力となった任侠山口組の織田絆誠代表が、複数のヒットマンに襲撃されたのだ。 織田代表は無事だったが、ボディガードをしていた楠本勇浩組員が顔面を撃たれほぼ即死状態で、搬送された病院で死亡が確認された。 織田代表はほぼ毎日、午前10時の定時に自宅を出発していたというから、その事実を知ったヒットマンたちは入念に殺害計画を練り上げ、この日、実行したようである。 ヒットマンたちは神戸山口組のトップ、井上邦雄組長の出身母体にして中核である山健組の若い衆だという。 記者会見で任侠山口組のナンバー2・池田幸司本部長が読み上げた長文の声明の中で、井上組長を痛烈に批判していたことが引き金になったようだ。 親分を狙撃された任侠山口組が神戸山口組を襲い、それに六代目山口組がどう動くのか。事態は北朝鮮同様、予断を許さないようである。 ところで山尾志桜里のスキャンダルで、民進党は終わりだと見切りをつけたのであろう、離党する議員が続出している。 前途多難な前原誠司代表だが、文春が追い打ちをかけようと、彼と北朝鮮美女との2ショット写真を掲載し、「ハニートラップ疑惑がある」と報じている。 写真だけを見ると、北朝鮮の女性と顔を寄せ合ったり、橋の上だろうか、女性の後ろから「下半身を押し付け、ジャレ合っている」(文春)。恋人同士がデートを楽しんでいるように見える写真が何枚か載っている。 場所は北朝鮮の首都・平壌から車で約2時間の妙香山、朝鮮4大名勝の一つである。日付は1999年6月3日。前原は衆議院議員2回生で既婚の37歳。 と、ここまでは何やら前原がたびたび訪朝していて、件の彼女が北にいる彼女ではないかという「期待」を持たせる書き出しだが、読む限りそうではないようだ。 文春は、前原が北朝鮮のシンパではないかと思われる「疑惑」を上げている。京都府議時代の1992年にも訪朝している。2011年に稲田朋美が当時、外務大臣だった前原に「どうして大臣はそんなに北朝鮮に甘いのか」と追及され、地元の企業で手機(てばた)の織物をしている会社(河村織物。会長は河村康人)が、北朝鮮で仕事ができないかと相談を受けたので、京都の総連を通じて話をした。その工場ができたので、見に行ったと説明しているが、それほど前原は北朝鮮に顔が利くといいたいのであろう。 「問題は前原氏が河村氏に紹介した北朝鮮ルートだ」(文春)。その男は大阪で貿易会社を経営しているXで、公安関係者によると「総連関係者」で、「北朝鮮の工作員。(中略)七四年に発生し、日韓を揺るがせた文世光事件(朴正煕韓国大統領暗殺を謀って未遂に終わったが、大統領夫人ら2人が犠牲になった=筆者注)の捜査線上にも名前が出ていた人物」(警察庁関係者)で、2度目の前原が訪朝する時に同行していたというのである。 河村もXが同行していたから厚遇されたと話している。 それに前原は以前、北朝鮮情報を在日人脈から入手していると話しているではないか。北朝鮮問題は圧力一辺倒では解決しない、経済にコミットメントしていかなければと発言している。よって、前原は、北朝鮮の美女のハニートラップで北朝鮮シンパになり、こんな奴がもし首相になったら北朝鮮にいい様にされるのではと、文春は心配しているようである。 こういうのをいいがかりというのだろう。前原も河村もいっているように、女性は日本からの要人を接待するためにいたので、周りにも多くの人間がいたのである。 不可解なのは、この時のネガは河村が持っていたが、3年前に前原に全部渡したという。それが今頃になってなぜ、文春に出るのか。 私が妙香山へ北朝鮮の人間に連れられて行ったのは1985年の5月だった。ベンツの運転手、賄いの女性、通訳、日本人は私だけ。 野原に大きな布を敷き、車座になって焼肉パーティをやった。私が39歳の時だ。宿泊は招待所。私は準国賓待遇だったが、期待したハニートラップはなかった。 主体思想、北朝鮮の歴史、金日正の伝記まで勉強させられたが、私は北朝鮮シンパにはならなかった。 北朝鮮へ行けばみんな泣き所をつかまれていいなりになる。それこそゲスの勘繰りである。 文春は斉藤由貴や今回の山尾のように、見事なスクープを次々に飛ばす。すごいと思う。 だが、政権のど真ん中にいる、安倍首相、麻生副総理、岸田前外務大臣、菅官房長官などの決定的なスキャンダルを探すために「選択と集中」しないのはなぜか。 やっているが、何も出てこないのかもしれない。だが人間、何か弱味がある。これからの文春に、そうした大スクープを期待したい。 このところ北朝鮮への怒りのトーンがダウンしているトランプ大統領だが、先週のニューズウイーク日本版は「トランプVS金正恩『反撃』のシナリオ」という特集を組んでいた。気になる記事なので紹介しておきたい。 北朝鮮とアメリカ、両者の関係はこうなるという。 「今こそ、事実をはっきり認識しよう。北朝鮮との戦争は『核戦争』を意味する。つまり現実的には、戦争という道は選べないということだ」 では、どうするのか。 「最終的にアメリカはかつてのソ連、今のロシアや中国と同じく、北朝鮮と核を持つ国同士の付き合いをするしかないだろう。つまり北朝鮮の実力を正しく認識し、今やアメリカによる侵攻や体制転換を阻止できる国に変貌したと認める、ということだ。(中略)体制転換や侵攻の恐れがない限り、短・中期的に核兵器を使用する可能性は低い」 だが、トランプが「そんなミサイルでアメリカを攻撃できるならやってみろ」と挑発し続け、それに金正恩が乗らないとは限らないという不安要因は残るという。 次は自民党選対委員長・塩谷立(しおのやりゅう)の疑惑について。 勤務実態がほとんどない女性スタッフに、公設秘書としての給与を払っていたと、文春が報じている。 こう話すのは塩谷の元事務所スタッフ。公設秘書なら給与は国から支給される。第二で年700万円、第一で年1000万円にもなる。 この女性、東京から200キロぐらい離れた静岡県藤枝市に住んでいて、結婚して子どもがいるという。 「(彼女は07年から11年まで秘書だった=筆者注)ほとんど顔を見ませんでした。会館に来るのは多くて週に一、二回ほど。夕方になると『新幹線の時間なので』と帰ってしまう」(別の元秘書) この問題はスタッフからも指摘があったが、塩谷から「いいのそんなことは」と突っぱねられたそうだ。 さらに、塩谷が代表を務める自民党静岡県第八選挙区支部が入る浜松の建物は、登記簿によれば、これは支援企業が所有していて、地代として月額32万5500円を塩谷が支払っている。 だが、第八支部は、大家の塩谷に11年7月まで月額78万円、それ以降は月額66万円の家賃を、政治資金から支払っているというのである。 差額が塩谷のポッポに入るということか。せこいが、政治家はみんなやっているんだろうな。 こうした疑惑は、次の臨時国会で野党から厳しく追及してもらいたいものだが、このところ、その臨時国会冒頭で解散するという見方が広がってきている。 そんなバカなであるが、それについては後程触れる。 さて、今場所の大相撲は壊滅状態だ。白鵬をはじめ3横綱1大関が不在になるのは18年ぶりだそうだが、これも白鵬ひとりに頼ってきたため、それに次ぐ人材を育ててこなかったからではないのか。 白鵬に衰えが見え始め、あわてて稀勢の里を横綱に昇進させたが、それがアダになってしまった。このままでは稀勢の里は引退に追い込まれるかもしれない。 白鵬は東京五輪まで横綱でいたいといっているそうだが、衰えは隠しようがない。あと3年は無理だろう。 これも先週のアサヒ芸能だが、白鵬は芸能プロダクション設立に関わっていると報じている。これも引退後の布石の一つなのか。 この芸能プロ「O(オー)」は、白鵬の付き人を務めた兄弟子の光法がやっているそうだ。彼は八百長賭博などで名前が取りざたされ、10年に引退している。 光法が事務所をつくる時には白鵬も助言し、白鵬と親しい放送作家の鈴木おさむも関わり、現在所属タレントは3人だが、琴奨菊や豊ノ島など人気力士の引退後の受け皿になると、アサ芸は見ている。 また、「ロックバンド『X JAPAN』のYOSHIKIも白鵬と親しく、芸能プロの前途は洋洋のようである。 白鵬は日本国籍をとることを決断したようだ。引退後の白鵬部屋を銀座のど真ん中につくろうというプランまであるという。 このままでは、大相撲は「白鵬功成りて万骨枯る」になるかもしれない。 このところ航空機の「間一髪」、事故寸前という事態が多いようである。一つは今月5日のJAL機エンジン火災事故であった。午前11時過ぎに羽田空港を離陸したJAL6便が、2つある主翼エンジンの1つから出火し、約1時間後羽田に緊急着陸したのだ。 エンジン内部では、タービンにある222枚もの羽が損傷していた。 国土交通省の担当記者がこう振り返る。 「国土交通省は翌日、〈発動機の破損に準ずる事態〉として重大インシデントに認定しました。つまりは乗員・乗客約248人とともに『墜落の危機にあった』といっているに等しい」 ポストは、そうした深刻な整備不良は、中国の下請け企業に任せているからではないかと危惧している。 「とりわけ日本や米国の航空会社からの需要を取り込んで急速に規模を拡大してきたのが、中国福建省に本社を置く『TAECO社』とシンガポールの『SASCO社』という2社の整備専門会社(MRO企業)だ」 ここでは1年に1度行われる「C整備」と呼ばれる比較的軽度なメンテナンスと、もう一つは約5年に1度行う「M整備」は「飛行機の人間ドック」と呼ばれ、点検・整備は広範囲に及ぶという。 「日本航空乗員組合」の『乗員速報』(06年10月8日号)には、機体トラブルが続いたことを問題視、後の『乗員速報』では、07年だけで実に10件もの『TAECO社』がらみの不具合が発生したことが大きく取り上げられているそうである。 海外MRO企業への委託はANAでも同様に行われており、やはり整備ミスが発生している。 09年にANAで起きたトラブルは、国土交通省から異例の厳重注意が下った。同社保有の3機で、非常用酸素マスクの一部が落下しない状態のまま、2600回も飛行していたことが発覚したのである。 整備を担当したのはシンガポールの『SASCO社』。 海外MRO企業への整備委託が3割程度(16年は約5割)ある。 それに気がかりなのは、工場の整備資格を認定している国交省が「整備は各社が責任を持って行うもの」というスタンスでいることだとポストは指摘している。 「個別の機材の整備履歴を当局が把握する仕組みにはなっていません。したがって、海外の整備に伴うトラブル事例がどれだけあるかといわれても、そのような記録は持ち合わせていないのです」(航空事業安全室) これで空の安全を守れるのか? そういいたくなるのはもっともだろう。 今週の文春と新潮の巻頭特集は、ともにタイトル倒れの感が強い。 まずは新潮から。「佳子さまお婿さん情報」というから、新潮砲が大スクープかと思って読んだら、話の中心はそこではなかった。 以前から流れているが、先日短期留学でイギリスへ旅立った佳子さんの「恋人」は、富士急行・堀内光一郎代表取締、妻は堀内詔子自民党代議士の息子・堀内基光ではないかといわれている。 申し分ない家柄で、基光も中学時代まで学習院にいて、高校から慶應に転じ、法学部を卒業後、みずほ銀行に入行している。 基光は学習院時代に眞子さんと同級生で、その縁で佳子さんと知り合ったではないかといわれているようだ。 だが、2人が交際しているという話が出たため、「基光くんの両親が当時の(林信秀)頭取に相談し、行員が1200人もいて東南アジアのハブ的な存在であるシンガポール支店へ異動させることになったと聞きました」(慶應の関係者)。 表向きは、みずほに入った慶應の同級生と交際中ということになっているという。 だが、新潮の問いかけに、母親の詔子代議士は「いや、あの~。私はないと、思って……ないです」。 父親の光一郎社長も「私が知っている限り佳子さまには一度もお目にかかったことはないし、本人もそのように言っています」と、なにやら密会がばれた芸能人か、政治家の答弁のようである。 話はここから変わる。富士急行が借りている広大な山中湖畔の土地が、原野として借りているため法外に安いが、別荘地として再評価すべきだと住民監査請求が出されている話になる。 もしそれが認められると、莫大な借地代になり、富士急行の屋台骨を揺るがしかねない。そうなると2人の交際に暗雲が立ち込めるという、風が吹けば桶屋が儲かる式の記事作りである。 アイドルをしのぐ人気のある佳子さんだから、致し方ないのかもしれないが。 さて、ノーベル平和賞受賞者のアウンサンスーチーの評判が悪い。 その原因の一つが、ミャンマーの西部・ラカイン州に住む人口110万人のロヒンギャ、ほとんどがイスラム教徒への弾圧と虐殺に対して、沈黙を守っているためだ。 政府軍の襲撃で、1000人以上の死者と30万人近くの難民を生み出している。 「ナイフで襲いかかり、腕や足を切り裂いて殺す。そして証拠を隠滅するために死体を家や建物に投げ入れ、建物ごと火をつけて燃やしてしまうんです」(ロヒンギャ協会の関係者) この異常事態に、ミャンマーの希望の星といわれたスーチーが沈黙したままなのはなぜか。 ミャンマーは大半が仏教徒で、それに支えられているスーチーの政党だから、何もいえないという見方がある。 だが、自分が奪った権力を維持するためにロヒンギャを見捨てるのであれば、彼女の「人権」とは何だったのか。 世界からの批判も高まり、スーチーは国連総会を欠席し、19日に国民に向けて演説する予定だという。注目したい。 山尾志桜里(43)の不倫相手、倉持麟太郎弁護士(34)に「婚約不履行」の過去があると文春が続報している。 もともと倉持は若いころから女癖が悪かったと倉持を知る人間が話している。 小学校の同級生だったA子と同窓会で再開して交際を始めた。12年に弁護士登録をした倉持は、2年後に弁護士法人を開設したが、そんな駆け出し時代を支えたのがA子だったそうだ。 お互いの親への挨拶も済ませ、結婚を前提に同棲していた。だが、「二〇十五年のことです。仕事が忙しいという理由で、倉持は同棲中の自宅にあまり帰って来なくなったのです。結局、倉持氏が別れを切り出し、婚約も破談になりました」(倉持を知る人間)。 航空会社の客室乗務員の女性との間に子どもまででき、結婚したいためにA子を捨てた。 文春は、A子と彼女の母親にも取材し、2人ともそれが事実であることを認めている。 山尾は文春によれば、東大の同級生だった夫と離婚協議中だというが、この記事をどんな気持ちで読んだのだろう。 彼女の好きな言葉はサン=テグジュペリの『星の王子さま』にある「大切なことは目に見えない」だそうだが、年下のイケメン弁護士の女癖の悪さも見えないままだったようである。 安倍首相は、自分の森友・加計学園問題を追及されるのが余程イヤだと見える。 それが臨時国会冒頭解散をする理由だと、有権者の大半が見抜いているため、安倍の思うとおりに選挙結果が出るとは到底思えない。 だが、もっとけしからんのは、ポストが毎号追及している高齢者搾取の汚いやり方である。 こうした追及が他誌でも始まれば、高齢者の圧倒的多数が反安倍晋三で結集するはずだ。ポストがんばれ! ポストによれば、宮澤洋一・自民党税制調査会長は新聞各社のインタビューに、「高額な年金をもらっている人に今と同じ控除をする必要があるか」という暴言を吐いたというのである。 最大の問題は、ここでいう「高額な年金をもらっている」とは誰のことかということであり、年金の少ない高齢者からも、控除を縮小してしまえというのだからとんでもないことである。 ポストによると、年金月額15万円、年間180万円の65歳以上の高齢者の場合、公的年金等控除が廃止されれば、所得税・住民税が合わせて年間18万円もの増税になるという。 そのうえ、国民健康保険や介護保険料も月に数千円アップする。これまでは年金収入が約200万円までなら実質非課税だったのにである。 こんな政権がこのまま続けば、高齢者は死に絶える。 日弁連の調査(14年)によると、自己破産者に占める70歳以上の割合は05年の3.05%から急増し、全体の8.63%を占めるまでに至っている。 みずほ中央法律事務所の代表・三平聡史弁護士がこういう。 「70代の高齢者から“自己破産を申請しようと悩んでいる”という相談が数多く寄せられています。自己破産の全相談件数の1割は70代という印象です。“定年後に収入が激減したのに現役時代と同じ生活レベルを維持しようとして年金も貯蓄も使い果たしてしまった”という相談が非常に多い」 今年6月時点で164万519の生活保護世帯のうち、65歳以上の世帯はその過半数を占め、過去最多を更新したという。 日本総合研究所の星貴子・調査部副主任研究員が今年6月に発表した論文は、収入が生活保護水準を下回ったり、預貯金を切り崩しても生活保護水準が維持できない「生活困窮高齢者世帯」は、その予備軍も合わせて2020年には531万世帯に、2035年には562万世帯に上ると予測している。 これは実に高齢者世帯全体の27.8%に及ぶ数字である。この数字は、高齢者は年金をもらい過ぎだという政府の主張と大きな乖離があると経済ジャーナリストの荻原博子がいう。 まさに「国家的犯罪」である。 そうした事実を知ってか知らずか、小泉進次郎という議員は、年金を返上して、子育てや若いやつらの起業資金に充てようと主張している。 これにポストが噛みついた。 年金だけではない。安倍政権になって後期高齢者医療制度の窓口負担や医療費が上がり、一定額を超えた場合に患者の負担が軽減される「高額療養費制度」の限度額が引き上げられ、介護保険料もどんどん引き上げられているのだ。 「新しい『高齢社会対策大綱』には、高齢者が老後のために守ってきた退職金や貯金など虎の子の個人金融資産1000兆円を、若い世代の『起業資金』に使わせようという仕組み作りまで検討されている。どこまで高齢者のカネをあてにするのか」(ポスト) そこでポストは小泉進次郎あてに手紙を書く。 「拝啓小泉進次郎殿 改めて、やはり親子だな、と思いました。『年金はこの先、100年安心だ』と断言した貴殿の父上、小泉純一郎・総理が年金法大改正を実行したのは2004年のことです。その時の約束はこういうものでした。 〈年金保険料は2017年まで毎年上げ続ける。支給額はカットする。その代わり、100年安心の制度にする〉 約束通りなら私たち国民にとって今年は、ようやく保険料アップの時代が終わり、額は減ったにせよ、安心して年金を受け取れる『元年』になるはずでした。 ところが、今度は息子の進次郎殿がいきなり、『年金を返上してもらおう』と言い出したのですから、心の底から驚きました」 年金を自主的に返上する仕組みなどどこにあるのか? ポストがそこで調べてみると、日本年金機構のホームページから、「老齢・障害・遺族給付支給停止申出書」という書類がダウンロードできることがわかる。これが年金返上届けだという。 「進次郎殿、驚きました。全くといっていいほど存在を知られていない。この年金返上制度の創設が決まったのは、04年の年金大改正の時でした(施行は07年)。父親が総理の時にひっそりと仕組みを作っておいて、10年以上経ってから息子が、“せっかく仕組みがあるのだから、活用しよう”と言い出したわけですね──。 進次郎殿 働く高齢者には、収入が多くなると自動的に年金をカットされる『在職支給停止』の制度があります。いってみれば、今でも強制的に年金を“返上”させられているのです。毎年、125万人から総額約1兆円が召し上げられています。 70歳上以上への『在職支給停止』の適用が決まったのは、お父上による04年の年金法大改正の時のことです。 親子して、どれだけ国民から年金を奪うつもりなのでしょうか──。 敬具」 ポスト万歳である。今のように世の中が悪くなったのは小泉純一郎時代からであり、それをもっと悪くしたのが安倍晋三である。 このことだけはしっかり頭の中に叩きこんでおこうではないか! 追い詰められた安倍が、最後の悪だくみを始めた。 3カ月以上も国会を開かず、やっと始まると思ったら、今度は冒頭解散するという「噂」が流れている。 どこまでこの男は有権者を馬鹿にするのか。そうではない。それだけもり・かけ問題で追い込まれていて、そこから逃げるには解散しかなかったのである。 ポストによれば、山尾志桜里民進党議員(当時)のスキャンダルが出て、麻生が安倍の自宅へ夜こっそり行き、神風が吹いた、今なら勝てると、安倍に吹き込み、安倍も喜んで「火事場泥棒解散」(ポスト)を決断したようだ。 このポストの締め切りは13日水曜日であろう。その時点では、国会冒頭解散の煙はあったかもしれないが、まだ「噂」にもなっていなかったはずだ。 この巻頭特集を決断した編集長はえらい! 野党がまとまらず、反安倍の有権者の投票先がないなど、自民がいくらか減でとどまる可能性はあるのかもしれない。 だが、ここまで大儀も名分もない解散が許されるはずはない。自民の中からも批判が出てきている。 今しか勝てるチャンスはない。選挙は勝つためにやる。それはそうだが、当て事と(越中)ふんどしは向こうから外れるのだ。 安倍は、憲法改正を解散のテーマに上げているが、本心では憲法改正などできるはずがないと諦めているはずだ。 何としてでも、森友・加計学園問題から逃れたい。安倍は国会不登校児なのだ。 先日、対談した自由党の森ゆうこ参院議員は私にこういった。 「森 安倍さんはもはや権力の作法というのを忘れてしまっている。権力を長期にわたって持ち続け、しかも野党が弱いという状況の中で、自制をしなければいけないというようなことを、もう忘れてしまっていますよ。 野党をバカにして、何でも自分の思い通りになると思ったから、危機感がなく加計孝太郎さんと去年も、頻繁に会って飲み食いしていた。 しょせん野党は追及できないだろうし、マスコミも俺の言いなりだという思い上がりがあったと思います。(中略) (加計学園問題では=筆者注)設計書の話が出てきて、坪単価一五〇万円という法外な値段になっていることが明らかになりました。 資金計画を出した銀行の分析によると、あの土地は坪単価八〇万円ぐらいなんです。森友学園補助金詐欺事件(籠池理事長夫妻が逮捕)と同じように、補助金を高く取るために不正に水増ししたんじゃないかという話になってきています。 元木 加計孝太郎理事長と何度も食事やゴルフをして、おごられる時もあると答弁しましたね。 森 あれはしまったと思っているんじゃないかな。しょっちゅう奢り奢られていて、それが何の問題もないと思って答弁している。そんなことを国会で言ってはいけない話ですよ。 それに加計さんは、複数のマスコミに対して、安倍さんには一億使ったと豪語していたそうです。そうなると贈収賄事件にまで発展する可能性があります。 元木 安倍さんにはそうした危機感がまったくなかったから、不用意な答弁やウソが多すぎます。 森 だって『オープンな形で議論している』と言っておきながら、国家戦略特区ワーキンググループの発表された議事要旨が捏造だったというのがバレちゃったじゃないですか。 ヒアリングに加計学園幹部が出席して、今治市に獣医学部新設の意向を明言していたのに。 安倍さんは「すべての議事録を公開しているから、疑いの入る余地がない」と、受け売りで言っているんですが、議事録は公開されていませんし、公開されるのは四年後です。 発表された議事要旨は、「てにをは」の違いはあるけれども、あとはほぼ議事に忠実に発表していると国会で役所も閣僚も、ずっと言ってきた。それが真っ赤なウソだったわけです。 元木 そうやってウソが次々にばれて、つじつま合わせに加計学園が特区に申請しているのを知ったは1月20日だったという問題発言をしてしまった。 森 あれは命とりでしたね。それ以外にも総辞職すべき理由は山ほどあるんです。中でも稲田さんの問題は決定的でしたけど、国会閉会中で野党は追い込めなかった。 元木 加計学園問題で辞任に追い込めますか。 森 私たちは諦めない。(中略)本人もそうとう焦っていると思います。あの閉会中審査の七月二十五日の安倍総理は、完全に混乱していましたからね。 現在、北朝鮮の脅威が増していることは確かです。だったら防衛大臣を早く代えて対応すればいいのに、加計問題や森友問題から国民の目をそらそうとしていると思われてしまいますよ」 今度の衆院選は、安倍の森友・加計学園についての説明責任を有権者が求める選挙にしなければいけない。 北朝鮮の脅威も大事ではあるが、これは安倍がアメリカに盲従して、アメリカと一緒に戦争のできる国にしたため、トランプ大統領にものがいえなくなってしまったためである。 中国はもちろん、ロシア、韓国とも腹を割って話ができない首相など、いても仕方がない。 それに今週も縷々書いてきた高齢者いじめ政策の数々だ。自民党以外ならどこでもいい、そう私は腹をくくっている。 今度の選挙は「安倍よ、退陣せよ」が争点である。 (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(9/29号、小学館)
時価総額1,000億円以上!? 「1万円札5枚を6万円で売る」フリマアプリ『メルカリ』は無事上場できるのか
今週の注目記事・第1位 「斉藤由貴 背教のダブル不倫」(「週刊文春」8/10号) 同・第2位 「安倍を選挙応援 加計学園『公選法違反』疑惑」(「週刊文春」8/10号) 同・第3位 「安倍改造内閣 これから破裂する『スキャンダル大臣』リスト」(「週刊ポスト」8/18・25号) 同・第4位 「『番記者』100人に聞いた 安倍はいつ総理をやめるのか」(「週刊現代」8/19・26号) 同・第5位 「AI革命時代 5年後・10年後に『消える会社』『生き残る会社』」(「週刊現代」8/19・26号) 同・第6位 「オバマが絶賛『夢のがん免疫治療法』」(「週刊文春」8/10号) 同・第7位 「『今井絵理子』と『不倫市議』は人として『一線を越えた!』」(「週刊新潮」8/10号) 同・第8位 「現役アイドルが美人局!『証拠SEX動画』を衝撃入手」(「フライデー」8/18・25号) 同・第9位 「村田諒太を私物化する『ボクシング連盟のドン』」(「週刊文春」8/10号) 同・第10位 「厳戒の誕生会」(「週刊新潮」8/10号) 同・第11位 「変容する『日本暴力地図』」(「アサヒ芸能」8/10号) 同・第12位 「時価総額1000億円超『メルカリ』上場は是か非か」(「週刊新潮」8/10号) 同・第13位 「話題沸騰『物忘れ改善薬』は本当に効くのか?」(「週刊ポスト」8/18・25号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 早いもので、今週から週刊誌はお盆の合併号になる。編集部は、この時期だけは閑散としていて、地方のある人間は土産と子どもを背負って里帰りする。 編集部に、北海道の女性と結婚した九州の男がいた。逆だったかな? そういうのは大変だ。聞けば、お盆は妻の実家に行き、正月は亭主の実家で過ごすと取り決めをしているという。 私のように夫婦ともに東京、しかも2駅しか離れていないから、こういう時は楽でいい。静かになった東京でのんびり過ごすというのもいいものである。地方から出てきた人はそうした「楽しさ」を味わうことはなかなか難しいだろう。唯一といってもいい東京人の特権ではある。 さて、物忘れか認知症かわからないが、忘れることが多くなった。だからなんでもメモにするから、毎日大量のメモの束ができる。 ポストによると、ロート製薬が4月に「キオグッド顆粒」、6月には小林製薬が「ワスノン」、7月にはクラシエが「アレデル顆粒」を発売し、中年期からの物忘れの改善に効果を発揮すると謳っているそうだ。 主成分は「オレンジエキス」で、イトヒメハギと呼ばれる植物の根が原料で、東洋医学では昔から「健忘に効く」として使われてきたそうだ。 すわ、認知症にも効くのかと早合点しそうだが、そうはいかないようだ。ポストは、3人の60代の人間に1週間飲んでもらって、その結果を専門家にチェックしてもらったという。 1週間では短い気もするが、3人ともに、飲んだから物忘れがよくなったとはいえないという診断。だが生活習慣病の改善と併せてこうしたものを服用するのはいいのではないかと、専門家はいっている。 イワシの頭も信心から。信じる者は救われる。まあ、効くと思えば効くのかもしれない。 「メルカリ」というIT企業がある。ネット上でフリーマーケットをしているが、2013年に設立されると一気に売り上げを伸ばし、昨年度の売り上げは約122億円、営業利益で約33億円を出したそうだ。 ここの特徴は、安全性と匿名性。売りたいものがあるとスマホで撮影して、値段と商品説明を短いメッセージにして出品するだけ。 取引が成立するとメルカリがいったん代金を預かり、出品者が品物を発送する。購入者は中身が商品説明と違わないことを確認できたら「受取評価」を投稿する。 要は中国のアリババ方式のようだ。購入者が泣き寝入りしないよう工夫しているところが受けたのであろう。 ここが上場するそうだが、新潮によれば、時価総額1,000億円以上といわれているそうだ。だが問題も多いという。 1万円札5枚を6万円で売ります(多重債務者のクレジットカードのショッピング枠を使わせるそうだ)というものから、ブルセラ愛好者向けやゲーム会社が禁止しているアカウント販売など、問題のある出品が続々と明るみに出ているという。 上場には妨げになるこうした問題商品の出品には、メルカリは目を光らし対処しているようだが、あまり厳しくするとメルカリブームを潰してしまうことになる。悩ましいようである。 アサ芸では、3分裂した山口組の全国暴力地図というのをやっている。一番3派が集まっているのは関西地区だそうだ。 「特に、大阪府内には47の直系組織が本拠地を置き、各勢力がひしめき合っている状態だ。この47のうち23が任侠団体山口組の直系組織で、組織発足後に過密さが顕著になった。地元関係者が話す。 『大阪は織田代表の本拠地ということもあって、直参の人数が多いわけや。ただ人数が多いだけやなく、織田代表との絆の強さもピカイチや。どの組織も士気が高いと言われとる』 もとより大阪は分裂以降、衝突事件が多発する激戦区であっただけに、抗争の発火点になることが懸念されていた」(アサ芸) 常に発火寸前の危機が潜んでいるのはどこも同じだ。「六代目」と「神戸」の両山口組が本部を置く兵庫県も直系組織が密集している。 過去には、神戸山口組による示威行動、神戸市内でのカーチェイス、車両特攻など事件が頻発していた。再分裂以降は大きな衝突が起きていないが、ここにきて勢力の切り崩しが表面化しているとアサ芸は報じている。 この表を見る限り、東京は六代目が2つ、神戸が1つ、任侠団体が3つと比較的勢力は落ち着いているようである。 だが、「他組織との友好関係を六代目山口組と競い合う神戸山口組。組織としての外交は行わない任侠団体山口組。三者の姿勢の違いが鮮明になっている。今後も山口組の分裂が、全国ヤクザ社会に影響与えることになるだろう。日々、『日本暴力地図』は変容しているのだ」(同) 今年から来年にかけて勢力図がガラッと変わる大抗争が起きる可能性があるのではないか。ヤクザの世界も政界も同じようである。 さて、世界陸上と男子ゴルフ選手権で眠くてたまらない。特にゴルフは松山英樹が最終日、9アンダーで大逆転し、2位に5打差をつけて優勝した。 これで初制覇を狙うメジャーの今季最終戦、全米プロ選手権(10日開幕)へ弾みがつくというものだ。 もともと最終日の松山は爆発的なゴルフをするが、この日はすごかった。しかし、日本人ゴルファーがこれほど堂々と、強いゴルフをするようになるとは、感慨無量である。 後はメジャーを勝てば、名実ともに世界の松山になる。今の松山をどう見ているのか、タイガーに聞いてみたいものだが。 お次は新潮。安倍の苦衷を知ってか知らずか“お友だち”の加計孝太郎理事長は、7月29日、学園傘下の千葉科学大の教職員らと銚子市内の小料理屋で、自分の誕生日を祝ってもらい酒を飲んでいたと新潮が報じている。 加計はその席で、「本当にひどい目に遭っているよ。なんも悪いことしてないのにさぁ」と愚痴っていたそうだ。 新潮は、酔っぱらった加計がとろんとした目をして外を覗いている(?)顔を撮り、グラビアに掲載している。見事なスクープである。 先日、新潮の編集部員と話した。最近御誌はスクープが多いねというと、このところFOCUS出身の編集長が2代続いていますからと答えた。 FOCUSが休刊したのは01年である。そのとき、かなりの人間が新潮編集部へ異動した。その人たちがFOCUS時代のノウハウを駆使して、見事な隠し撮りスクープをしているのだ。 ひどい人間がいるものだ。日本アマチュアボクシング界は不祥事が続出しているが、その背景には日本ボクシング連盟の山根明会長(77)が組織を私物化してきたことがあると、会長の元秘書で元連盟の理事、澤谷廣典(54)が文春で告発している。 縷々ひどいことが書かれているが、中でも12年、ロンドン五輪で日本勢48年ぶりとなる金メダルを獲得した村田諒太のケースである。 五輪の決勝で、村田のセコンドが山根会長の命令で突然、山根の息子に変わったというのだ。理由は息子の箔付けだったという。 村田が異を唱えたが、山根は頑として聞き入れなかった。 「決勝で金メダルを取った後、村田は『リングの横に敵がいましたよ』とボヤいていた」(澤谷) その後メディアに引っ張りだこの村田を見て、カネが入っているのに、ワシに一銭ももってけえへんと、山根はいっていたという。 しかも村田のプロ入りに強硬に反対し、連盟は「引退勧告」を突きつけるという暴挙に出た。 仕方なく村田は謝罪し、プロ転向が認められたが、以来、アマチュアがプロに転向するには事前に連盟の承認が必要、加入したジムから「選手強化金」という名目で、移籍金を支払うことに決められたという。 私のようなボクシング好きから見ると、こんなおっさんがまだのさばってんのかである。せっかくの真っ当な格闘技が、こんな輩に食い物にされているとは、ふざけるなである。 ところで、売るためにはあらゆる努力をするのは雑誌も同じである。今週のフライデーは一足早く合併号だが、dマガジンを見ていたら、一番の売り物である「現役アイドルが美人局!『証拠SEX動画』を衝撃入手」という特集がない。 あわててコンビニに走り(すぐ隣のファミマは売り切れていて先週号しかなかったので、少し離れたセブンイレブンへ行く)、めくってみると袋とじになっていた。 いそいそとハサミで切ってみる。グラビアアイドルの部屋なのだろう、隠し撮りと見られる“淫靡”な雰囲気の写真が何枚もある。フライデーから引用しよう。 「〈モデルの◯◯が50万円〉〈アイドルの△△が100万円〉……こういった女性有名人による売春の『噂』は、芸能関係者の間で常に囁かれてきた。ただ、あくまで『噂』の域に過ぎず、これまで表沙汰になるケースはなかった。だが、これらは本当だった。しかも、行われていたのは売春だけではない。セックスの様子が密かに撮影され、その動画を元に高額のカネを支払わされる、『美人局事件』まで起きているのだ。 本誌は今回、その証拠となる一本の動画を入手した。収められているのは、現役グラビアアイドルのAがセックスに興じる姿だ。スレンダーな肢体に Gカップの巨乳で注目を集めた彼女は、これまでに数冊の写真集を出しているだけでなく、テレビドラマや映画にも出演してきた。 そんなAの相手は、IT系企業を経営する青年実業家のB氏という人物。動画の中で二人は激しく絡み合っているが、彼らは恋人同士ではなく、AはB氏からカネを受け取って肉体関係を結んだのである。 『動画が撮られたのは、3年ほど前。芸能プロ社長のCという人物の仲介で、AはB氏を紹介されました。Aは仕事の悩みを親身に聞いてくれるCに心酔していたため、売春を行い、動画盗撮に協力したんです』(Cをよく知る芸能関係者)」 このセックスシーンを撮った後、CはBに「仕事を回せ」と持ちかけ、多額のカネを支払わせたというのだ。明らかな恐喝である。 フライデーはBを直撃している。Cとは以前から知り合いだったそうで、Cから「お前グラドル好きだろう」といわれ、罠にはまったのだ。現金や、Cから仕事を持ちかけられ、合計1,000万円以上を払ったそうである。 動画を撮られていたのを知ったのは、Cが別の事件で警視庁に家宅捜索をされた時、この動画が出てきたという。Bも警察に呼ばれ、「恐喝されていたのでは」と事情聴取されたという。 Bが、どう答えたのかは出ていない。この動画をフライデーはどこから入手したのだろう。 作り物にはない生々しさのある映像写真である。この動画をネット版フライデーで流したらアクセスが殺到するだろう。早くもネットでは、このグラドル探しが始まっている。 惜しむらくは、この動画はテレビでは流せないだろうから、文春の斉藤由貴や新潮の今井理恵子のように、2度おいしいとはいかない。 新潮の編集者がいっていたが、文春のように、豊田真由子の「このハゲ~ッ!」から、動画や音声を1本5万円でテレビ局に売るようになったそうだ。これがバカにならない金額になるそうである。 さて“一線の女王”今井絵理子参院議員と不倫相手・橋本健神戸市議はどうなったのだろう。 新潮によれば、今井は議員としての自覚のなさが致命傷になり、「彼女の議員生活は“終わった”としか言いようがなさそうだ」(新潮)。 橋本は、奥さんのほうが「2人のいっていることは事実と全然違う」と、弁護士から2人へ文書を送らせ、その返答を見て今後の対応を練るそうだから、こちらも絶体絶命のようだ。 呆れるのは、橋本は先週の新潮が発売になる前日に、妻のところへ会いたいといってきて、代って弁護士が会うと「離婚届けに判を押してくれ」といったそうだ。それがだめだとなると、妻の両親のところへ行き、離婚届けを出して怒鳴られたという。 「記事が出る前日に離婚を成立させ、不倫ではないと強弁し、虚偽の『婚姻破綻ストーリー』を補強しようとしたのであろう」(同) 新潮がいうように、この2人は「人としての一線を越えてしまった」ようだ。議員辞職して一から出直すしかないのではないか。 文春によれば、オバマ前大統領も絶賛していたオプジーボよりがんの症状を改善するといわれる、すごい免疫治療薬が日本人の手で開発されているという。 近赤外光線免疫療法といって、米国立衛生研究所の小林久隆主任研究員が実用化を目指して開発中だそうだ。 何しろ「制御性T細胞に騙されずにがん細胞を見つけ、がん細胞だけを攻撃する治療法」だそうである。 そのため手術不能な再発頭頸部がんの患者7人全員にこれを使用すると、患部がんの組織が壊死し、このうち4人は再発もしなかったというのだ。 しかも、この薬の後ろ盾はアメリカのベンチャー企業だが、ここの筆頭株主は楽天の三木谷社長だから、日本で事業化できるという。 このような夢の薬が実用化すれば、がんを克服するのも夢ではないかもしれない。なんとか、それまで生きていたいものである。 現代がAI時代に生き残る会社、消える会社を特集している。 現代によれば、 「AI時代の圧倒的勝者がアマゾンで、すでに一歩も二歩も先を行っている。たとえば、アマゾンは顔認識のAIサービスを販売していて、画像を送れば、それが男か女か、何歳くらいかというのがわかる。500円くらいで1000人ぐらいの顔認識ができるほど安価なので、店舗の客の動向を知りたい小売店などがすごく利用している。 アマゾンはレジなしで買い物ができる無人スーパー『Amazon Go』も広げようとしていて、これが成功した暁には、日本のコンビニがアマゾン傘下に入る可能性も出てくる。アマゾンと取引を広げたかったり、そのノウハウを知りたい三菱商事、伊藤忠商事であれば、子会社のローソン、ファミリーマートを売り払う決断もあり得るからです」(マイクロソフト日本法人元社長の成毛眞) 現代は、アマゾンに続いて上位にはダイキン工業、ファナック、コマツ、リクルートHDなどが並ぶという。 一見、業界も業種も違う会社ばかりだが、実は「すでにAI化に成功している」という共通点があるそうだ。 「無人ダンプを開発したコマツ、AIで学習する産業ロボットのファナックなどは有名ですが、実はエアコン大手のダイキン工業もAI研究で進んでいる。室内にいる人の表情や声などをAIで認識して、空調整備をするといったい技術開発を進めていて、AI人材を100人規模で採用する予定もある。リクルートHDも、AIが企業と転職希望者をマッチングさせるサービスを作るなど、日本のAI技術の先端を走る会社になっている。 そもそも、AIの機械学習と言うのは、もともと人間の持っているノーハウがあることが前提。AIが将棋で強いのは、過去に人間が戦った棋譜が公開されていて、AIがそれを学習できるから。どんなにAIが進化しても、もともとの情報やノウハウを所有している企業は強く生き残れる。設計などの圧倒的なノウハウを持っている日揮などのプラント業界はその代表例。ゼネコンも同様で、新しい技術の導入やベンチャーとの提携にも積極的な大林組などは期待ができる」(経営コンサルタントでもある滝本哲史京都大学客員准教授) 「高得点の企業を眺めると、味の素、カルビ、キッコーマンなど食品業界の主力企業が『成長株』となっている。一見するとAIにはまったく無縁の業界に思えるが、実はそれは『誤解』である。 『食品業界では売れると思って作ったが売れずに賞味期限が切れて破棄するケースが多いが、今後はAIによる需要予測の精度が上がることで、この無駄が激減する。そうしてコストが激減するうえ、『味』というのはAI化するのが難しい分野で差別化が維持できるので、一気に有望株になる。同様に外食業界にもAIによるコスト削減メリットが生まれるため、あきんどスシローなどはすでにビッグデータの活用に乗り出している。 AIに関する誤解はまだ多くて、壊滅的な打撃を受けるとされる銀行業界も、実はAIによって成長する可能性のほうが高い。確かに、窓口業務などはAIに代替されるので銀行員には逆風ですが、AI融資によって焦げ付きが減るなど、業界には追い風になる。 損保にしても、自動運転で事故がなくなるのは減収要因ですが、サイバー攻撃や洪水被害などこれまではリスク管理できなかった事象について、AIでリスク計算ができるようになる。 そうした新リスクに対応した新しい商品が生まれるという意味で、成長余地は大きい。ともに大手で動きの速い三菱UFJFG、SOMPOHDなどが有望です』(100年コンサルティング代表鈴木貴博)」(同) AIを自分たちの仕事を奪う存在などと消極的に考えている向きには、前向きにしてくれる好企画である。 さて、安倍首相が支持率急落に歯止めをかけたい改造内閣が発表されたが、予想通り新味はなかった。国民がおかしいと感じている様々な疑惑に、真摯に応えようとする姿勢はみじんも感じられない。 菅官房長官、二階幹事長を替えず、野田聖子(総務相)や河野太郎(外務大臣)を入れたぐらいでは、安倍政権の腐食の構造は変わらない。 私は河野洋平元副総理とは付き合いが古いが、息子は父親に似ず自己顕示欲と出世志向が強いように思う。安倍にいいように使われないか心配である。 今度の目玉は岸田文雄を政調会長に持ってきたことであろう。本人も外相が長すぎ、出身派閥からもポスト安倍を目指すなら閣外へ出ろといわれていた。 そこで安倍は岸田を政調会長に据えて「私の次は岸田」という印象操作をし、世論をなだめようとしている。確かに岸田は安倍のような悪相ではない。ソフトな印象で女性受けはいいだろう。 だが安倍と一蓮托生で長年やってきた男である。彼の被っている仮面の下には安倍と同じ思想が隠れているのではないか。稲田朋美前防衛相で証明されたが、安倍というのは、その人間の本質を見抜くことができない。岸田を自分の傀儡として使い、延命しようとしているのは間違いない。 しかし、そんなことをしてまで総理の座にしがみつく安倍だが、番記者たちはそう遠くないうちに、辞める、辞めざるを得なくなると見ているようだ。 その証拠に、この改造でも支持率は35%(朝日新聞)と変わりはない。 辞めざるを得なくなるのは、10月の青森、愛媛の衆院ダブル補選で連敗した時、秋の臨時国会に提出する予定の改憲原案取りまとめに失敗した時、支持率が30%を切った時などなど考えられるが、11月にトランプ大統領が来日を機に、これを花道として辞めるのではないかと見る番記者もいるようだ。 だが、破れかぶれに、年内解散に出ると見る番記者も約3割いるそうである。どちらにしても来年末には衆院議員の任期が満了になる。小池国民ファーストの会ができなくても、現状から大幅に議席を減らすことは間違いない。 どちらにしてもこの改造が、安倍政権の終わりの始まりになる。ポスト安倍は、番記者の順位だと1位が岸田文雄、2位が石破茂、3位が麻生太郎のようだ。 安倍首相の最近のテレビで見る表情は極めてさえない。支持率下落もあるのだろうが、私は、体調が悪い、持病が悪化していると見るが、いかがだろう。 ポストは、新しく閣僚になったメンツの中にも、スキャンダルを抱えている大臣がいっぱいいると指摘している。 まずはポスト安倍ともみられている野田聖子。野田の父親は天才相場師といわれた曽祖父の養子になり島を名乗ったが、娘の野田は長じて岐阜の実力政治家の養女となって野田姓になり地盤を継いだ。 野田は残された母を支え、一方母親は野田が選挙に出ると、「野田聖子の母」の名刺を持って選挙区を回り、娘の選挙活動を支え続けたことで知られる。 だが、家を出た父も密かに娘の政治活動を支えていたというのだ。ポストによると、野田の政治資金収支報告書をたどるとそのことがわかるそうだ。 「確認できるだけでも、稔氏(父親=筆者注)は2000年から14年間にわたって野田氏の資金管理団体『二十一世紀の会』に毎年個人献金の上限150万円を寄付し続けた。 さらに10年ほど前から献金の質が大きく変わった。『二十一世紀の会』の毎年150万円、『野田聖子後援会連合会』にも毎年150万円、さらに野田氏の『自民党岐阜県第一選挙区支部』を加えた3団体に献金がなされ、寄付金額がハネ上がったのだ。1つの政治団体への個人献金の上限は150万円だが、政党や支部への献金は年間2000万円まで認められる。 稔は娘の3度目の入閣の晴れ姿を見ることができずに15年7月に83歳で亡くなったが、娘への献金総額は3団体で8050万円に達し、そのうち4750万円が党支部に集中的(7年間)に献金されていた。」(ポスト) とくに11年は政党支部だけで上限に近い1950万円が一度に寄付されたという。税法が専門の浦野広明・立正大学法学部客員教授がこう疑問を呈する。 「政治献金は寄付する側に所得税の税額控除が認められ、大きな節税ができる。しかも親から子に献金する場合、それに加えて受け取る側も贈与税がかからない。そもそも贈与税は、相続税を補完する税金という性格を持つ。生前贈与で相続税が払われないのを防ぐために課税するものですが、そこに政治団体や政党支部への寄付を絡ませることでこの贈与税を逃れることができる。高齢になった父から亡くなる前の数年間に政治団体などを受け皿として巨額の献金を受けた野田氏は、一般の国民と同じように相続した場合に比べてかなりの額の課税逃れができた可能性があります」 政治家ならではの相続税逃れでは、ポスト安倍の名が泣こうというものである。 次は小野寺五典防衛相の場合。15年の政治資金収支報告書によると、資金管理団体『事の会』は15年に地元で開いた政治資金パーティーと地元企業経営者などからの献金で約3,300万円を集め、その3分の1の1,200万円を同後援会に寄付している。後援会はそのうち1,150万円を使い切ったことになっているが、具体的な支払い先が報告されているのはポスター印刷代の8万6400円だけで、支出のほとんどが何に使ったか記載がない。有権者側の視点で見れば、1,200万円がほぼ丸ごと「使途不明」なのだという。 前年の14年もほぼ同様だそうである。政治資金規制法では、国会議員関係政治団体は一件1万円以上の支払い先は、目的、金額を記載しなければならいと定めている。なぜか? 小野寺事務所は、震災で、収入、支出が激減したため11年から国会議員関係政治団体から外しましたといっている。 しかし、山脇博之神戸学院大学教授がこういう。 「震災で収支が悪化したから外した、という理由はおかしい。小野寺氏の資金管理団体と会計責任者が同じで、多額の寄付も入っており議員とは関係が深い団体です。使徒を明らかにしない状況は、意図的に政治資金の流れを不透明にしているようにも見える」 やましいところがないのなら公開すればいいだけだ。 そのほか、茂木敏充人づくり革命相は、ランチ会で2,500万円も集めているのはセコくないか。 松山政司一億総活躍相には、16歳の少女に「女体盛り」した連中が逮捕されたが、その席にいたという情報が流れていて、野党側が手ぐすねひいているという話もあるらしい。 有力候補には断られ、人材のいない中で仕方なく作り上げた今回の改造内閣も、崩壊するのは時間の問題のようだ。 お友だちの安倍首相を窮地に追い込んでいる加計学園だが、ここについて文春が「公選法違反」の疑惑があると報じている。 09年7月28日、加計グループの教職員組合が加計理事長に対して、「2009年8月末投票予定の衆院議員選挙において、実質強制的に特定政党の選挙運動に(職員が=筆者注)動員されていると聞き及んでいる」とし、これはパワーハラスメントであり、思想信条の自由への重大な侵害だと申し入れているのだ。 これを告発した元加計学園教授は、09年の選挙では安倍や塩崎恭久の選挙事務所に職員を2人ずつ派遣していたと証言している。 しかも、学校の事務長クラスが出張命令を出し、若い職員を派遣していたというのだから、呆れる。当時の組合委員長も要求書は本物だと答えたが、学校側からは明確な回答はなかった。 この件は時効が成立しているが、公選法違反の疑い、学園側が職員へカネを払っていれば、安倍らが「寄付」を受けたことになり、選挙運動費用収支報告書に記載していなければ、これも公選法違反に当たると上脇博之神戸学院大教授が指摘している。 安倍首相は、閉会中審査で加計学園の獣医学部新設申請をいつ知ったのかと問われ、事業者として正式決定をした1月20日と答えたが、これが真っ赤なウソであることは明らかだ。 特に、特区新設が認められるかどうかのヤマ場の昨年夏以降も、加計孝太郎と飲食やゴルフをして、支払いは「私がごちそうすることもありますし、先方が持つこともございます」と答えた。 安倍は諮問会議の議長だから、獣医学部新設にかかわる職務権限を持っている。これは郷原信郎弁護士によると、単純贈収賄になり得るという。 「となれば、安倍総理が加計学園の申請を知った時期が重要です。だから、1月20日にこだわっているのではないでしょうか」(郷原) 文春の最後に、田原総一朗が安倍と会ったとき、「政治生命を賭けた大冒険をすべし」と伝えたことについて、文春は「拉致問題」のことではないかと推測している。だが、安倍と会うことが嬉しくてしょうがない政治評論屋のいうことで安倍が動くとは思えないし、第一、安倍にそんな覚悟などあるわけはない。 第1位は今週も不倫のお話である。文春砲が今週狙いを定めたのは女優・斉藤由貴(50)。斉藤は横浜生まれで、1984年に第一回東宝シンデレラオーデションをきっかけに芸能界入りし、翌年、デビュー曲「卒業」が大ヒット。同年『スケバン刑事』、翌年NHKの朝ドラ『はね駒』のヒロインなどで瞬く間にトップアイドルへと駆け上がった。 歌手の尾崎豊や川崎麻世などと浮名を流したが、両親は戒律の厳しいモルモン教徒で自身も熱心な信者である。94年、2歳上の同じモルモン教徒の夫と結婚して3人の子どもがいるそうだ。 結婚後は2時間ドラマを中心に出ていたが、ここ数年、ブレークして、CMに出たり16年には大河ドラマ『真田丸』、TBS系ドラマ『カンナさーん!』で姑役を演じ、来年の大河ドラマ『西郷どん』にも出演が決まっているそうである。 家庭にも恵まれ、モルモン教徒の斉藤がダブル不倫? やや薹(とう)が立ったとはいえ美少女の面影を残す斉藤に何があったのだろう。 7月24日、横浜の港に近い高級住宅街の一軒家から走り出たポルシェは、山手地区に建つ教会の駐車場へ。 クルマから出てきた斉藤は、坂を下って中華街方面へ急ぎ、周囲を伺うようにしながらあるマンションへ姿を消したという。 それから2時間後、白髪交じりのおしゃれな中年男が出てきた。TシャツのVネックにメガネを引っかけ、コットンパンツというラフな格好で元町方面へ歩いて行った。 15分後。斉藤が出てきて教会の駐車場へ行き、ポルシェでスーパーを経由して自宅へ戻ったそうだ。 この日だけではない。2日後、バラエティを終えた斉藤は、事務所のクルマで横浜伊勢佐木町裏の路地へ。小走りで向かったのは小さな映画館。入り口には彼氏。映画はオーストラリアの離島で暮らす灯台守の夫婦の物語『光をくれた人』。私も見たが、孤島に流れ着いた赤ん坊を我が子として育てる夫婦の愛と葛藤が胸をうつ。午後9時過ぎに出てきて、男の後ろに斉藤が続く。 男は振り返ることなく右手を後ろに出すと、「斉藤はその手に自らの左手を重ねた。瞬く間に指を絡めて恋人つなぎとなった二人は、すぐ隣のお好み焼き店に入った」(文春)。 このときの手つなぎの様子は、グラビアにバッチリ載っているから、とくとご覧あれ。 この彼氏は横浜市内で内科を中心とするクリニックを開業している医師で妻子持ち。斉藤の自宅からクルマで10分もかからないところにあるという。 逢瀬に使っているマンションは斉藤が原稿などを書くために借りているそうだ。28日は、クリニックの昼休みに、男がマンションに来て、オートロックのマンションをそのまま入りエレベーターに乗ったというから、「どうやら部屋のカギを持っているようだ」(同)。 その5分後に斉藤が現れ、マンションに入り、1時間40分後、男が出てきて、その10分後に斉藤が出てきた。 さあ、文春砲の直撃に2人はなんと答えるのか。彼氏は、男女の仲かという問いに、「男女の仲とか、そりゃ話としてはそうなりたいけど、そうできないじゃないですか」と否定。 マンションのカギを持っているのか? マンション以外で食事をしたことはないか? すべてを否定した。 斉藤の事務所は「往診」だといい募る。 「女優なのでお察しがつくと思うんですけれど、総合的なメンテナンス等々の支えをして頂いたり、体調が悪いときに、にんにく注射だったり、点滴だったりをご対応いただいています」 文春が、彼氏は診察道具などは一切持たず手ぶらで入っていくし、斉藤が来る前にマンションに入っていくから、往診という説明は不自然だと指摘する。 さらに、斉藤の夫に聞くと、マンションを借りていることも、彼氏の「往診」のことも知らなかったというから、斉藤は絶体絶命のようだ。 川崎麻世の不倫の時、斉藤はこう会見で語ったという。 「前の人(尾崎豊=筆者注)とのことがあったにもかかわらず学ばない人間なんだなと自分のことが悲しいです」 自分はモルモン教の資格がないとも話したというが、今回は夫も子どももいるから、悲しいだけでは済むまい。2人でいたけれど「一線は越えていない」とでもいうつもりだろうか。 斉藤由貴が釈明会見し、彼女の不倫相手とされる医者がテレビのインタビューに答えていた。おたがい、医者と患者の関係だと「口裏を合わせているように」同じ答えだったのには笑った。 斉藤は、医者に好意を持っていることは認めたが、そうした“誤解”を招く行動で、夫や相手の妻に迷惑をかけたという謝罪の言葉は、私が聞いていた限りではなかった。 治療をするというのに男のほうはランニング姿というのは、いくら親しいといってもおかしくないか。不倫の疑惑度85%というところか。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 合併号とあって両誌ともに気合が入っている。ポストから。巻頭は西田幸樹の特別篇「奇跡の50歳 南野陽子」。たしかに表紙のナンノは30代といっても通る。美肌に崩れていない肢体は、見ごたえ十分である。後半は袋とじ。 次は8月22日で生誕50年になるという「岡田有希子『あなたに逢いたい』」。そうか、生きていれば50歳か。 「追憶のローラー・ボー」。確かにきれいなゴルファーだったな。次も袋とじで現代アート会を震撼させた衝撃の問題作「ザ・挿入」。これは買って見てください。チチョリーナで思い出すかな? 後半は、西田幸樹カメラマンのところへ申し込んできた一般女性の「田川えな」、ええな。袋とじは「泰葉が脱いだ!」。こんなん見たいのおるのかいな、というのが正直な感想。 おまけはスマホでPCで喘ぎ声が聞こえる「方言イキボイス」。お暇な方はやってみたらいい。さらにおまけは「週刊誌史上初! スクラッチヌード」。スマホの葵つかさを指でこするとヌードになるそうだ。 てんこ盛りだが、これだけの労力をもっと記事作りに使ったら、いいのではないのかと思わざるを得ない。 巻頭の特集が「老前破産で起きる怖ろしいこと」では月刊誌みたいだ。 現代はどうか。前半は「大ブレイク女優を撮り下ろし 吉岡里帆」「松坂慶子 竹下景子 関根恵子 風吹ジュン 濡れ場&ヘアヌードを見よ」。3人がケイコたん、なんだ。今更だけど。 後半は「平嶋夏海 抱き占めたいカラダ」。笑顔がかわいい子だ。3人のAV嬢による「女神の饗宴」。そして袋とじは「高岡早紀」と「石田えり 罪」。石田には「あの日、日本中に衝撃を与えた伝説のヘア・ヌード写真集がいま甦る」という引き文句が。 懐かしい。ヘルムート・ニュートンに撮ってもらった写真集で、私がフライデーの編集長の時に作った(発売されたのは私が週刊現代編集長に移ってから)。 その前に、講談社としては初めてのヘア・ヌード(この言葉もその当時はなかった。この言葉ができるのは私が週刊現代に移ってから、私が作るのだ)写真集「荻野目慶子」を出し、それが30万近くのベストセラーになった。 その儲かったカネを使って当時人気女優だった石田えりの写真集を作ろうという企画が出て、やはり当時、神のように敬われていたニュートンで撮ったら面白いのではと考え、連絡したらOKの返事が来た。 ただし条件は彼のいる国で撮ること。期限は区切らないこと。撮影代は前払い。条件はすべて飲み、彼女を送り出した。 私はヘア・ヌード写真集のベスト3は、篠山紀信の「Water fruit樋口可南子」、同じ篠山による宮沢りえの写真集「Santa Fe」、それに「罪 石田えり」だと思う。 懐かしいな、週刊誌黄金時代。好きな企画を好きなだけ時間を使ってできた時代。今の週刊誌編集者諸君には申し訳ないが、考え方で、家貧にして孝子出ずということわざもある。きっと優秀な編集者が輩出すると期待している。 ということで、質量ともに両誌互角、引き分けだ。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(8/10号、新潮社)
時価総額1,000億円以上!? 「1万円札5枚を6万円で売る」フリマアプリ『メルカリ』は無事上場できるのか
今週の注目記事・第1位 「斉藤由貴 背教のダブル不倫」(「週刊文春」8/10号) 同・第2位 「安倍を選挙応援 加計学園『公選法違反』疑惑」(「週刊文春」8/10号) 同・第3位 「安倍改造内閣 これから破裂する『スキャンダル大臣』リスト」(「週刊ポスト」8/18・25号) 同・第4位 「『番記者』100人に聞いた 安倍はいつ総理をやめるのか」(「週刊現代」8/19・26号) 同・第5位 「AI革命時代 5年後・10年後に『消える会社』『生き残る会社』」(「週刊現代」8/19・26号) 同・第6位 「オバマが絶賛『夢のがん免疫治療法』」(「週刊文春」8/10号) 同・第7位 「『今井絵理子』と『不倫市議』は人として『一線を越えた!』」(「週刊新潮」8/10号) 同・第8位 「現役アイドルが美人局!『証拠SEX動画』を衝撃入手」(「フライデー」8/18・25号) 同・第9位 「村田諒太を私物化する『ボクシング連盟のドン』」(「週刊文春」8/10号) 同・第10位 「厳戒の誕生会」(「週刊新潮」8/10号) 同・第11位 「変容する『日本暴力地図』」(「アサヒ芸能」8/10号) 同・第12位 「時価総額1000億円超『メルカリ』上場は是か非か」(「週刊新潮」8/10号) 同・第13位 「話題沸騰『物忘れ改善薬』は本当に効くのか?」(「週刊ポスト」8/18・25号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 早いもので、今週から週刊誌はお盆の合併号になる。編集部は、この時期だけは閑散としていて、地方のある人間は土産と子どもを背負って里帰りする。 編集部に、北海道の女性と結婚した九州の男がいた。逆だったかな? そういうのは大変だ。聞けば、お盆は妻の実家に行き、正月は亭主の実家で過ごすと取り決めをしているという。 私のように夫婦ともに東京、しかも2駅しか離れていないから、こういう時は楽でいい。静かになった東京でのんびり過ごすというのもいいものである。地方から出てきた人はそうした「楽しさ」を味わうことはなかなか難しいだろう。唯一といってもいい東京人の特権ではある。 さて、物忘れか認知症かわからないが、忘れることが多くなった。だからなんでもメモにするから、毎日大量のメモの束ができる。 ポストによると、ロート製薬が4月に「キオグッド顆粒」、6月には小林製薬が「ワスノン」、7月にはクラシエが「アレデル顆粒」を発売し、中年期からの物忘れの改善に効果を発揮すると謳っているそうだ。 主成分は「オレンジエキス」で、イトヒメハギと呼ばれる植物の根が原料で、東洋医学では昔から「健忘に効く」として使われてきたそうだ。 すわ、認知症にも効くのかと早合点しそうだが、そうはいかないようだ。ポストは、3人の60代の人間に1週間飲んでもらって、その結果を専門家にチェックしてもらったという。 1週間では短い気もするが、3人ともに、飲んだから物忘れがよくなったとはいえないという診断。だが生活習慣病の改善と併せてこうしたものを服用するのはいいのではないかと、専門家はいっている。 イワシの頭も信心から。信じる者は救われる。まあ、効くと思えば効くのかもしれない。 「メルカリ」というIT企業がある。ネット上でフリーマーケットをしているが、2013年に設立されると一気に売り上げを伸ばし、昨年度の売り上げは約122億円、営業利益で約33億円を出したそうだ。 ここの特徴は、安全性と匿名性。売りたいものがあるとスマホで撮影して、値段と商品説明を短いメッセージにして出品するだけ。 取引が成立するとメルカリがいったん代金を預かり、出品者が品物を発送する。購入者は中身が商品説明と違わないことを確認できたら「受取評価」を投稿する。 要は中国のアリババ方式のようだ。購入者が泣き寝入りしないよう工夫しているところが受けたのであろう。 ここが上場するそうだが、新潮によれば、時価総額1,000億円以上といわれているそうだ。だが問題も多いという。 1万円札5枚を6万円で売ります(多重債務者のクレジットカードのショッピング枠を使わせるそうだ)というものから、ブルセラ愛好者向けやゲーム会社が禁止しているアカウント販売など、問題のある出品が続々と明るみに出ているという。 上場には妨げになるこうした問題商品の出品には、メルカリは目を光らし対処しているようだが、あまり厳しくするとメルカリブームを潰してしまうことになる。悩ましいようである。 アサ芸では、3分裂した山口組の全国暴力地図というのをやっている。一番3派が集まっているのは関西地区だそうだ。 「特に、大阪府内には47の直系組織が本拠地を置き、各勢力がひしめき合っている状態だ。この47のうち23が任侠団体山口組の直系組織で、組織発足後に過密さが顕著になった。地元関係者が話す。 『大阪は織田代表の本拠地ということもあって、直参の人数が多いわけや。ただ人数が多いだけやなく、織田代表との絆の強さもピカイチや。どの組織も士気が高いと言われとる』 もとより大阪は分裂以降、衝突事件が多発する激戦区であっただけに、抗争の発火点になることが懸念されていた」(アサ芸) 常に発火寸前の危機が潜んでいるのはどこも同じだ。「六代目」と「神戸」の両山口組が本部を置く兵庫県も直系組織が密集している。 過去には、神戸山口組による示威行動、神戸市内でのカーチェイス、車両特攻など事件が頻発していた。再分裂以降は大きな衝突が起きていないが、ここにきて勢力の切り崩しが表面化しているとアサ芸は報じている。 この表を見る限り、東京は六代目が2つ、神戸が1つ、任侠団体が3つと比較的勢力は落ち着いているようである。 だが、「他組織との友好関係を六代目山口組と競い合う神戸山口組。組織としての外交は行わない任侠団体山口組。三者の姿勢の違いが鮮明になっている。今後も山口組の分裂が、全国ヤクザ社会に影響与えることになるだろう。日々、『日本暴力地図』は変容しているのだ」(同) 今年から来年にかけて勢力図がガラッと変わる大抗争が起きる可能性があるのではないか。ヤクザの世界も政界も同じようである。 さて、世界陸上と男子ゴルフ選手権で眠くてたまらない。特にゴルフは松山英樹が最終日、9アンダーで大逆転し、2位に5打差をつけて優勝した。 これで初制覇を狙うメジャーの今季最終戦、全米プロ選手権(10日開幕)へ弾みがつくというものだ。 もともと最終日の松山は爆発的なゴルフをするが、この日はすごかった。しかし、日本人ゴルファーがこれほど堂々と、強いゴルフをするようになるとは、感慨無量である。 後はメジャーを勝てば、名実ともに世界の松山になる。今の松山をどう見ているのか、タイガーに聞いてみたいものだが。 お次は新潮。安倍の苦衷を知ってか知らずか“お友だち”の加計孝太郎理事長は、7月29日、学園傘下の千葉科学大の教職員らと銚子市内の小料理屋で、自分の誕生日を祝ってもらい酒を飲んでいたと新潮が報じている。 加計はその席で、「本当にひどい目に遭っているよ。なんも悪いことしてないのにさぁ」と愚痴っていたそうだ。 新潮は、酔っぱらった加計がとろんとした目をして外を覗いている(?)顔を撮り、グラビアに掲載している。見事なスクープである。 先日、新潮の編集部員と話した。最近御誌はスクープが多いねというと、このところFOCUS出身の編集長が2代続いていますからと答えた。 FOCUSが休刊したのは01年である。そのとき、かなりの人間が新潮編集部へ異動した。その人たちがFOCUS時代のノウハウを駆使して、見事な隠し撮りスクープをしているのだ。 ひどい人間がいるものだ。日本アマチュアボクシング界は不祥事が続出しているが、その背景には日本ボクシング連盟の山根明会長(77)が組織を私物化してきたことがあると、会長の元秘書で元連盟の理事、澤谷廣典(54)が文春で告発している。 縷々ひどいことが書かれているが、中でも12年、ロンドン五輪で日本勢48年ぶりとなる金メダルを獲得した村田諒太のケースである。 五輪の決勝で、村田のセコンドが山根会長の命令で突然、山根の息子に変わったというのだ。理由は息子の箔付けだったという。 村田が異を唱えたが、山根は頑として聞き入れなかった。 「決勝で金メダルを取った後、村田は『リングの横に敵がいましたよ』とボヤいていた」(澤谷) その後メディアに引っ張りだこの村田を見て、カネが入っているのに、ワシに一銭ももってけえへんと、山根はいっていたという。 しかも村田のプロ入りに強硬に反対し、連盟は「引退勧告」を突きつけるという暴挙に出た。 仕方なく村田は謝罪し、プロ転向が認められたが、以来、アマチュアがプロに転向するには事前に連盟の承認が必要、加入したジムから「選手強化金」という名目で、移籍金を支払うことに決められたという。 私のようなボクシング好きから見ると、こんなおっさんがまだのさばってんのかである。せっかくの真っ当な格闘技が、こんな輩に食い物にされているとは、ふざけるなである。 ところで、売るためにはあらゆる努力をするのは雑誌も同じである。今週のフライデーは一足早く合併号だが、dマガジンを見ていたら、一番の売り物である「現役アイドルが美人局!『証拠SEX動画』を衝撃入手」という特集がない。 あわててコンビニに走り(すぐ隣のファミマは売り切れていて先週号しかなかったので、少し離れたセブンイレブンへ行く)、めくってみると袋とじになっていた。 いそいそとハサミで切ってみる。グラビアアイドルの部屋なのだろう、隠し撮りと見られる“淫靡”な雰囲気の写真が何枚もある。フライデーから引用しよう。 「〈モデルの◯◯が50万円〉〈アイドルの△△が100万円〉……こういった女性有名人による売春の『噂』は、芸能関係者の間で常に囁かれてきた。ただ、あくまで『噂』の域に過ぎず、これまで表沙汰になるケースはなかった。だが、これらは本当だった。しかも、行われていたのは売春だけではない。セックスの様子が密かに撮影され、その動画を元に高額のカネを支払わされる、『美人局事件』まで起きているのだ。 本誌は今回、その証拠となる一本の動画を入手した。収められているのは、現役グラビアアイドルのAがセックスに興じる姿だ。スレンダーな肢体に Gカップの巨乳で注目を集めた彼女は、これまでに数冊の写真集を出しているだけでなく、テレビドラマや映画にも出演してきた。 そんなAの相手は、IT系企業を経営する青年実業家のB氏という人物。動画の中で二人は激しく絡み合っているが、彼らは恋人同士ではなく、AはB氏からカネを受け取って肉体関係を結んだのである。 『動画が撮られたのは、3年ほど前。芸能プロ社長のCという人物の仲介で、AはB氏を紹介されました。Aは仕事の悩みを親身に聞いてくれるCに心酔していたため、売春を行い、動画盗撮に協力したんです』(Cをよく知る芸能関係者)」 このセックスシーンを撮った後、CはBに「仕事を回せ」と持ちかけ、多額のカネを支払わせたというのだ。明らかな恐喝である。 フライデーはBを直撃している。Cとは以前から知り合いだったそうで、Cから「お前グラドル好きだろう」といわれ、罠にはまったのだ。現金や、Cから仕事を持ちかけられ、合計1,000万円以上を払ったそうである。 動画を撮られていたのを知ったのは、Cが別の事件で警視庁に家宅捜索をされた時、この動画が出てきたという。Bも警察に呼ばれ、「恐喝されていたのでは」と事情聴取されたという。 Bが、どう答えたのかは出ていない。この動画をフライデーはどこから入手したのだろう。 作り物にはない生々しさのある映像写真である。この動画をネット版フライデーで流したらアクセスが殺到するだろう。早くもネットでは、このグラドル探しが始まっている。 惜しむらくは、この動画はテレビでは流せないだろうから、文春の斉藤由貴や新潮の今井理恵子のように、2度おいしいとはいかない。 新潮の編集者がいっていたが、文春のように、豊田真由子の「このハゲ~ッ!」から、動画や音声を1本5万円でテレビ局に売るようになったそうだ。これがバカにならない金額になるそうである。 さて“一線の女王”今井絵理子参院議員と不倫相手・橋本健神戸市議はどうなったのだろう。 新潮によれば、今井は議員としての自覚のなさが致命傷になり、「彼女の議員生活は“終わった”としか言いようがなさそうだ」(新潮)。 橋本は、奥さんのほうが「2人のいっていることは事実と全然違う」と、弁護士から2人へ文書を送らせ、その返答を見て今後の対応を練るそうだから、こちらも絶体絶命のようだ。 呆れるのは、橋本は先週の新潮が発売になる前日に、妻のところへ会いたいといってきて、代って弁護士が会うと「離婚届けに判を押してくれ」といったそうだ。それがだめだとなると、妻の両親のところへ行き、離婚届けを出して怒鳴られたという。 「記事が出る前日に離婚を成立させ、不倫ではないと強弁し、虚偽の『婚姻破綻ストーリー』を補強しようとしたのであろう」(同) 新潮がいうように、この2人は「人としての一線を越えてしまった」ようだ。議員辞職して一から出直すしかないのではないか。 文春によれば、オバマ前大統領も絶賛していたオプジーボよりがんの症状を改善するといわれる、すごい免疫治療薬が日本人の手で開発されているという。 近赤外光線免疫療法といって、米国立衛生研究所の小林久隆主任研究員が実用化を目指して開発中だそうだ。 何しろ「制御性T細胞に騙されずにがん細胞を見つけ、がん細胞だけを攻撃する治療法」だそうである。 そのため手術不能な再発頭頸部がんの患者7人全員にこれを使用すると、患部がんの組織が壊死し、このうち4人は再発もしなかったというのだ。 しかも、この薬の後ろ盾はアメリカのベンチャー企業だが、ここの筆頭株主は楽天の三木谷社長だから、日本で事業化できるという。 このような夢の薬が実用化すれば、がんを克服するのも夢ではないかもしれない。なんとか、それまで生きていたいものである。 現代がAI時代に生き残る会社、消える会社を特集している。 現代によれば、 「AI時代の圧倒的勝者がアマゾンで、すでに一歩も二歩も先を行っている。たとえば、アマゾンは顔認識のAIサービスを販売していて、画像を送れば、それが男か女か、何歳くらいかというのがわかる。500円くらいで1000人ぐらいの顔認識ができるほど安価なので、店舗の客の動向を知りたい小売店などがすごく利用している。 アマゾンはレジなしで買い物ができる無人スーパー『Amazon Go』も広げようとしていて、これが成功した暁には、日本のコンビニがアマゾン傘下に入る可能性も出てくる。アマゾンと取引を広げたかったり、そのノウハウを知りたい三菱商事、伊藤忠商事であれば、子会社のローソン、ファミリーマートを売り払う決断もあり得るからです」(マイクロソフト日本法人元社長の成毛眞) 現代は、アマゾンに続いて上位にはダイキン工業、ファナック、コマツ、リクルートHDなどが並ぶという。 一見、業界も業種も違う会社ばかりだが、実は「すでにAI化に成功している」という共通点があるそうだ。 「無人ダンプを開発したコマツ、AIで学習する産業ロボットのファナックなどは有名ですが、実はエアコン大手のダイキン工業もAI研究で進んでいる。室内にいる人の表情や声などをAIで認識して、空調整備をするといったい技術開発を進めていて、AI人材を100人規模で採用する予定もある。リクルートHDも、AIが企業と転職希望者をマッチングさせるサービスを作るなど、日本のAI技術の先端を走る会社になっている。 そもそも、AIの機械学習と言うのは、もともと人間の持っているノーハウがあることが前提。AIが将棋で強いのは、過去に人間が戦った棋譜が公開されていて、AIがそれを学習できるから。どんなにAIが進化しても、もともとの情報やノウハウを所有している企業は強く生き残れる。設計などの圧倒的なノウハウを持っている日揮などのプラント業界はその代表例。ゼネコンも同様で、新しい技術の導入やベンチャーとの提携にも積極的な大林組などは期待ができる」(経営コンサルタントでもある滝本哲史京都大学客員准教授) 「高得点の企業を眺めると、味の素、カルビ、キッコーマンなど食品業界の主力企業が『成長株』となっている。一見するとAIにはまったく無縁の業界に思えるが、実はそれは『誤解』である。 『食品業界では売れると思って作ったが売れずに賞味期限が切れて破棄するケースが多いが、今後はAIによる需要予測の精度が上がることで、この無駄が激減する。そうしてコストが激減するうえ、『味』というのはAI化するのが難しい分野で差別化が維持できるので、一気に有望株になる。同様に外食業界にもAIによるコスト削減メリットが生まれるため、あきんどスシローなどはすでにビッグデータの活用に乗り出している。 AIに関する誤解はまだ多くて、壊滅的な打撃を受けるとされる銀行業界も、実はAIによって成長する可能性のほうが高い。確かに、窓口業務などはAIに代替されるので銀行員には逆風ですが、AI融資によって焦げ付きが減るなど、業界には追い風になる。 損保にしても、自動運転で事故がなくなるのは減収要因ですが、サイバー攻撃や洪水被害などこれまではリスク管理できなかった事象について、AIでリスク計算ができるようになる。 そうした新リスクに対応した新しい商品が生まれるという意味で、成長余地は大きい。ともに大手で動きの速い三菱UFJFG、SOMPOHDなどが有望です』(100年コンサルティング代表鈴木貴博)」(同) AIを自分たちの仕事を奪う存在などと消極的に考えている向きには、前向きにしてくれる好企画である。 さて、安倍首相が支持率急落に歯止めをかけたい改造内閣が発表されたが、予想通り新味はなかった。国民がおかしいと感じている様々な疑惑に、真摯に応えようとする姿勢はみじんも感じられない。 菅官房長官、二階幹事長を替えず、野田聖子(総務相)や河野太郎(外務大臣)を入れたぐらいでは、安倍政権の腐食の構造は変わらない。 私は河野洋平元副総理とは付き合いが古いが、息子は父親に似ず自己顕示欲と出世志向が強いように思う。安倍にいいように使われないか心配である。 今度の目玉は岸田文雄を政調会長に持ってきたことであろう。本人も外相が長すぎ、出身派閥からもポスト安倍を目指すなら閣外へ出ろといわれていた。 そこで安倍は岸田を政調会長に据えて「私の次は岸田」という印象操作をし、世論をなだめようとしている。確かに岸田は安倍のような悪相ではない。ソフトな印象で女性受けはいいだろう。 だが安倍と一蓮托生で長年やってきた男である。彼の被っている仮面の下には安倍と同じ思想が隠れているのではないか。稲田朋美前防衛相で証明されたが、安倍というのは、その人間の本質を見抜くことができない。岸田を自分の傀儡として使い、延命しようとしているのは間違いない。 しかし、そんなことをしてまで総理の座にしがみつく安倍だが、番記者たちはそう遠くないうちに、辞める、辞めざるを得なくなると見ているようだ。 その証拠に、この改造でも支持率は35%(朝日新聞)と変わりはない。 辞めざるを得なくなるのは、10月の青森、愛媛の衆院ダブル補選で連敗した時、秋の臨時国会に提出する予定の改憲原案取りまとめに失敗した時、支持率が30%を切った時などなど考えられるが、11月にトランプ大統領が来日を機に、これを花道として辞めるのではないかと見る番記者もいるようだ。 だが、破れかぶれに、年内解散に出ると見る番記者も約3割いるそうである。どちらにしても来年末には衆院議員の任期が満了になる。小池国民ファーストの会ができなくても、現状から大幅に議席を減らすことは間違いない。 どちらにしてもこの改造が、安倍政権の終わりの始まりになる。ポスト安倍は、番記者の順位だと1位が岸田文雄、2位が石破茂、3位が麻生太郎のようだ。 安倍首相の最近のテレビで見る表情は極めてさえない。支持率下落もあるのだろうが、私は、体調が悪い、持病が悪化していると見るが、いかがだろう。 ポストは、新しく閣僚になったメンツの中にも、スキャンダルを抱えている大臣がいっぱいいると指摘している。 まずはポスト安倍ともみられている野田聖子。野田の父親は天才相場師といわれた曽祖父の養子になり島を名乗ったが、娘の野田は長じて岐阜の実力政治家の養女となって野田姓になり地盤を継いだ。 野田は残された母を支え、一方母親は野田が選挙に出ると、「野田聖子の母」の名刺を持って選挙区を回り、娘の選挙活動を支え続けたことで知られる。 だが、家を出た父も密かに娘の政治活動を支えていたというのだ。ポストによると、野田の政治資金収支報告書をたどるとそのことがわかるそうだ。 「確認できるだけでも、稔氏(父親=筆者注)は2000年から14年間にわたって野田氏の資金管理団体『二十一世紀の会』に毎年個人献金の上限150万円を寄付し続けた。 さらに10年ほど前から献金の質が大きく変わった。『二十一世紀の会』の毎年150万円、『野田聖子後援会連合会』にも毎年150万円、さらに野田氏の『自民党岐阜県第一選挙区支部』を加えた3団体に献金がなされ、寄付金額がハネ上がったのだ。1つの政治団体への個人献金の上限は150万円だが、政党や支部への献金は年間2000万円まで認められる。 稔は娘の3度目の入閣の晴れ姿を見ることができずに15年7月に83歳で亡くなったが、娘への献金総額は3団体で8050万円に達し、そのうち4750万円が党支部に集中的(7年間)に献金されていた。」(ポスト) とくに11年は政党支部だけで上限に近い1950万円が一度に寄付されたという。税法が専門の浦野広明・立正大学法学部客員教授がこう疑問を呈する。 「政治献金は寄付する側に所得税の税額控除が認められ、大きな節税ができる。しかも親から子に献金する場合、それに加えて受け取る側も贈与税がかからない。そもそも贈与税は、相続税を補完する税金という性格を持つ。生前贈与で相続税が払われないのを防ぐために課税するものですが、そこに政治団体や政党支部への寄付を絡ませることでこの贈与税を逃れることができる。高齢になった父から亡くなる前の数年間に政治団体などを受け皿として巨額の献金を受けた野田氏は、一般の国民と同じように相続した場合に比べてかなりの額の課税逃れができた可能性があります」 政治家ならではの相続税逃れでは、ポスト安倍の名が泣こうというものである。 次は小野寺五典防衛相の場合。15年の政治資金収支報告書によると、資金管理団体『事の会』は15年に地元で開いた政治資金パーティーと地元企業経営者などからの献金で約3,300万円を集め、その3分の1の1,200万円を同後援会に寄付している。後援会はそのうち1,150万円を使い切ったことになっているが、具体的な支払い先が報告されているのはポスター印刷代の8万6400円だけで、支出のほとんどが何に使ったか記載がない。有権者側の視点で見れば、1,200万円がほぼ丸ごと「使途不明」なのだという。 前年の14年もほぼ同様だそうである。政治資金規制法では、国会議員関係政治団体は一件1万円以上の支払い先は、目的、金額を記載しなければならいと定めている。なぜか? 小野寺事務所は、震災で、収入、支出が激減したため11年から国会議員関係政治団体から外しましたといっている。 しかし、山脇博之神戸学院大学教授がこういう。 「震災で収支が悪化したから外した、という理由はおかしい。小野寺氏の資金管理団体と会計責任者が同じで、多額の寄付も入っており議員とは関係が深い団体です。使徒を明らかにしない状況は、意図的に政治資金の流れを不透明にしているようにも見える」 やましいところがないのなら公開すればいいだけだ。 そのほか、茂木敏充人づくり革命相は、ランチ会で2,500万円も集めているのはセコくないか。 松山政司一億総活躍相には、16歳の少女に「女体盛り」した連中が逮捕されたが、その席にいたという情報が流れていて、野党側が手ぐすねひいているという話もあるらしい。 有力候補には断られ、人材のいない中で仕方なく作り上げた今回の改造内閣も、崩壊するのは時間の問題のようだ。 お友だちの安倍首相を窮地に追い込んでいる加計学園だが、ここについて文春が「公選法違反」の疑惑があると報じている。 09年7月28日、加計グループの教職員組合が加計理事長に対して、「2009年8月末投票予定の衆院議員選挙において、実質強制的に特定政党の選挙運動に(職員が=筆者注)動員されていると聞き及んでいる」とし、これはパワーハラスメントであり、思想信条の自由への重大な侵害だと申し入れているのだ。 これを告発した元加計学園教授は、09年の選挙では安倍や塩崎恭久の選挙事務所に職員を2人ずつ派遣していたと証言している。 しかも、学校の事務長クラスが出張命令を出し、若い職員を派遣していたというのだから、呆れる。当時の組合委員長も要求書は本物だと答えたが、学校側からは明確な回答はなかった。 この件は時効が成立しているが、公選法違反の疑い、学園側が職員へカネを払っていれば、安倍らが「寄付」を受けたことになり、選挙運動費用収支報告書に記載していなければ、これも公選法違反に当たると上脇博之神戸学院大教授が指摘している。 安倍首相は、閉会中審査で加計学園の獣医学部新設申請をいつ知ったのかと問われ、事業者として正式決定をした1月20日と答えたが、これが真っ赤なウソであることは明らかだ。 特に、特区新設が認められるかどうかのヤマ場の昨年夏以降も、加計孝太郎と飲食やゴルフをして、支払いは「私がごちそうすることもありますし、先方が持つこともございます」と答えた。 安倍は諮問会議の議長だから、獣医学部新設にかかわる職務権限を持っている。これは郷原信郎弁護士によると、単純贈収賄になり得るという。 「となれば、安倍総理が加計学園の申請を知った時期が重要です。だから、1月20日にこだわっているのではないでしょうか」(郷原) 文春の最後に、田原総一朗が安倍と会ったとき、「政治生命を賭けた大冒険をすべし」と伝えたことについて、文春は「拉致問題」のことではないかと推測している。だが、安倍と会うことが嬉しくてしょうがない政治評論屋のいうことで安倍が動くとは思えないし、第一、安倍にそんな覚悟などあるわけはない。 第1位は今週も不倫のお話である。文春砲が今週狙いを定めたのは女優・斉藤由貴(50)。斉藤は横浜生まれで、1984年に第一回東宝シンデレラオーデションをきっかけに芸能界入りし、翌年、デビュー曲「卒業」が大ヒット。同年『スケバン刑事』、翌年NHKの朝ドラ『はね駒』のヒロインなどで瞬く間にトップアイドルへと駆け上がった。 歌手の尾崎豊や川崎麻世などと浮名を流したが、両親は戒律の厳しいモルモン教徒で自身も熱心な信者である。94年、2歳上の同じモルモン教徒の夫と結婚して3人の子どもがいるそうだ。 結婚後は2時間ドラマを中心に出ていたが、ここ数年、ブレークして、CMに出たり16年には大河ドラマ『真田丸』、TBS系ドラマ『カンナさーん!』で姑役を演じ、来年の大河ドラマ『西郷どん』にも出演が決まっているそうである。 家庭にも恵まれ、モルモン教徒の斉藤がダブル不倫? やや薹(とう)が立ったとはいえ美少女の面影を残す斉藤に何があったのだろう。 7月24日、横浜の港に近い高級住宅街の一軒家から走り出たポルシェは、山手地区に建つ教会の駐車場へ。 クルマから出てきた斉藤は、坂を下って中華街方面へ急ぎ、周囲を伺うようにしながらあるマンションへ姿を消したという。 それから2時間後、白髪交じりのおしゃれな中年男が出てきた。TシャツのVネックにメガネを引っかけ、コットンパンツというラフな格好で元町方面へ歩いて行った。 15分後。斉藤が出てきて教会の駐車場へ行き、ポルシェでスーパーを経由して自宅へ戻ったそうだ。 この日だけではない。2日後、バラエティを終えた斉藤は、事務所のクルマで横浜伊勢佐木町裏の路地へ。小走りで向かったのは小さな映画館。入り口には彼氏。映画はオーストラリアの離島で暮らす灯台守の夫婦の物語『光をくれた人』。私も見たが、孤島に流れ着いた赤ん坊を我が子として育てる夫婦の愛と葛藤が胸をうつ。午後9時過ぎに出てきて、男の後ろに斉藤が続く。 男は振り返ることなく右手を後ろに出すと、「斉藤はその手に自らの左手を重ねた。瞬く間に指を絡めて恋人つなぎとなった二人は、すぐ隣のお好み焼き店に入った」(文春)。 このときの手つなぎの様子は、グラビアにバッチリ載っているから、とくとご覧あれ。 この彼氏は横浜市内で内科を中心とするクリニックを開業している医師で妻子持ち。斉藤の自宅からクルマで10分もかからないところにあるという。 逢瀬に使っているマンションは斉藤が原稿などを書くために借りているそうだ。28日は、クリニックの昼休みに、男がマンションに来て、オートロックのマンションをそのまま入りエレベーターに乗ったというから、「どうやら部屋のカギを持っているようだ」(同)。 その5分後に斉藤が現れ、マンションに入り、1時間40分後、男が出てきて、その10分後に斉藤が出てきた。 さあ、文春砲の直撃に2人はなんと答えるのか。彼氏は、男女の仲かという問いに、「男女の仲とか、そりゃ話としてはそうなりたいけど、そうできないじゃないですか」と否定。 マンションのカギを持っているのか? マンション以外で食事をしたことはないか? すべてを否定した。 斉藤の事務所は「往診」だといい募る。 「女優なのでお察しがつくと思うんですけれど、総合的なメンテナンス等々の支えをして頂いたり、体調が悪いときに、にんにく注射だったり、点滴だったりをご対応いただいています」 文春が、彼氏は診察道具などは一切持たず手ぶらで入っていくし、斉藤が来る前にマンションに入っていくから、往診という説明は不自然だと指摘する。 さらに、斉藤の夫に聞くと、マンションを借りていることも、彼氏の「往診」のことも知らなかったというから、斉藤は絶体絶命のようだ。 川崎麻世の不倫の時、斉藤はこう会見で語ったという。 「前の人(尾崎豊=筆者注)とのことがあったにもかかわらず学ばない人間なんだなと自分のことが悲しいです」 自分はモルモン教の資格がないとも話したというが、今回は夫も子どももいるから、悲しいだけでは済むまい。2人でいたけれど「一線は越えていない」とでもいうつもりだろうか。 斉藤由貴が釈明会見し、彼女の不倫相手とされる医者がテレビのインタビューに答えていた。おたがい、医者と患者の関係だと「口裏を合わせているように」同じ答えだったのには笑った。 斉藤は、医者に好意を持っていることは認めたが、そうした“誤解”を招く行動で、夫や相手の妻に迷惑をかけたという謝罪の言葉は、私が聞いていた限りではなかった。 治療をするというのに男のほうはランニング姿というのは、いくら親しいといってもおかしくないか。不倫の疑惑度85%というところか。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 合併号とあって両誌ともに気合が入っている。ポストから。巻頭は西田幸樹の特別篇「奇跡の50歳 南野陽子」。たしかに表紙のナンノは30代といっても通る。美肌に崩れていない肢体は、見ごたえ十分である。後半は袋とじ。 次は8月22日で生誕50年になるという「岡田有希子『あなたに逢いたい』」。そうか、生きていれば50歳か。 「追憶のローラー・ボー」。確かにきれいなゴルファーだったな。次も袋とじで現代アート会を震撼させた衝撃の問題作「ザ・挿入」。これは買って見てください。チチョリーナで思い出すかな? 後半は、西田幸樹カメラマンのところへ申し込んできた一般女性の「田川えな」、ええな。袋とじは「泰葉が脱いだ!」。こんなん見たいのおるのかいな、というのが正直な感想。 おまけはスマホでPCで喘ぎ声が聞こえる「方言イキボイス」。お暇な方はやってみたらいい。さらにおまけは「週刊誌史上初! スクラッチヌード」。スマホの葵つかさを指でこするとヌードになるそうだ。 てんこ盛りだが、これだけの労力をもっと記事作りに使ったら、いいのではないのかと思わざるを得ない。 巻頭の特集が「老前破産で起きる怖ろしいこと」では月刊誌みたいだ。 現代はどうか。前半は「大ブレイク女優を撮り下ろし 吉岡里帆」「松坂慶子 竹下景子 関根恵子 風吹ジュン 濡れ場&ヘアヌードを見よ」。3人がケイコたん、なんだ。今更だけど。 後半は「平嶋夏海 抱き占めたいカラダ」。笑顔がかわいい子だ。3人のAV嬢による「女神の饗宴」。そして袋とじは「高岡早紀」と「石田えり 罪」。石田には「あの日、日本中に衝撃を与えた伝説のヘア・ヌード写真集がいま甦る」という引き文句が。 懐かしい。ヘルムート・ニュートンに撮ってもらった写真集で、私がフライデーの編集長の時に作った(発売されたのは私が週刊現代編集長に移ってから)。 その前に、講談社としては初めてのヘア・ヌード(この言葉もその当時はなかった。この言葉ができるのは私が週刊現代に移ってから、私が作るのだ)写真集「荻野目慶子」を出し、それが30万近くのベストセラーになった。 その儲かったカネを使って当時人気女優だった石田えりの写真集を作ろうという企画が出て、やはり当時、神のように敬われていたニュートンで撮ったら面白いのではと考え、連絡したらOKの返事が来た。 ただし条件は彼のいる国で撮ること。期限は区切らないこと。撮影代は前払い。条件はすべて飲み、彼女を送り出した。 私はヘア・ヌード写真集のベスト3は、篠山紀信の「Water fruit樋口可南子」、同じ篠山による宮沢りえの写真集「Santa Fe」、それに「罪 石田えり」だと思う。 懐かしいな、週刊誌黄金時代。好きな企画を好きなだけ時間を使ってできた時代。今の週刊誌編集者諸君には申し訳ないが、考え方で、家貧にして孝子出ずということわざもある。きっと優秀な編集者が輩出すると期待している。 ということで、質量ともに両誌互角、引き分けだ。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(8/10号、新潮社)
元SPEED・今井絵理子参院議員“不倫報道”で放った名言「一線を越えてない」は流行語大賞を獲るか
今週の注目記事・第1位 「まつエクしている場合か『稲田朋美』」(「週刊新潮」8/3号) 「稲田朋美の正体」(「週刊文春」8/3号) 「自衛隊員が稲田朋美を『猛爆撃』」(「週刊現代」8/12号) 同・第2位 「『今井絵理子参院議員』の略奪不倫」(「週刊新潮」8/3号) 同・第3位 「年金は75歳までもらえなくなる」(「週刊ポスト」8/11号) 同・第4位 「靖国神社元ナンバー3『A級戦犯合祀手続きは間違いだった』」(「週刊ポスト」8/11号) 同・第5位 「『東芝VS.監査法人』泥沼闘争を実況中継」(「週刊新潮」8/3号) 同・第6位 「安倍晋三の『悪友』加計学園理事長『カネと女』の履歴書」(「週刊現代」8/12号) 「『余命30日の改造内閣』断末魔」(「週刊ポスト」8/11号) 同・第7位 「医者たちが告発! がん『免疫療法』はインチキだ」(「週刊現代」8/12号) 同・第8位 「松居一代『汚れたカネ』を暴く」(「週刊文春」8/3号) 同・第9位 「平尾昌晃『10億円遺産』を巡るゴタゴタ」(「週刊現代」8/12号) 同・第10位 「糟糠の妻と別れて…ASKA『気になる元愛人との結婚』」(「フライデー」8/11号) 同・第11位 「妻たちの投稿サイト『だんなデスノート』が震えるほど恐ろしい」(「週刊現代」8/12号) 同・第12位 「日本人になる『白鵬』に親方たちの『うっちゃりたい』本音」(「週刊新潮」8/23号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! このところ新潮の頑張りがすごい。ライバル誌文春が話題を独占してきたが、ここへきて新潮が巻き返し、スクープを続けている。 やはり週刊誌の老舗であり、培ってきた取材力や書かれる相手には死にたくなるほど厭らしい記事作りのうまさが、文春とは違った週刊誌の楽しさを味わわせてくれる。 まずその新潮からいこう。 名古屋場所は白鵬場所で終わったが、稀勢の里の故障休場は長引きそうである。一方、白鵬のほうは東京オリンピックまで現役を続ける気だと新潮が報じている。また、母親が反対しているといわれていた日本国籍取得も、母親が軟化し、帰化する方向にあるという。 名古屋場所を見ていると、まだまだ白鵬時代は続きそうである。 さて、夫の悪口を書き散らす「だんなデスノート」というのがあるそうだ。 サイトの管理者は「死神」こと牧田幸一朗。こんなものすごいことが書き込まれていると現代が報じている。 「毎日、警察からの電話を楽しみにしているんだから。死ねーーーーーーーーーーーーーー! 死体で帰って来い! 赤飯炊いてやるから! 今日こそ帰って来るな!」(すべて原文ママ) 「わたしの人生最大の喜びはアイツの無様な屍を前に大笑いしながら家族とハイタッチすることです」 「同じ墓に入るのも嫌だわ! お前が先に死んだら死後離婚して、お前の身内全てと縁をきってやる。さぁ早く死ね!」 「朝起きたらクソヤロウが冷たく死んでますように」 セックスについてもボロクソ。 「エッチしても入れても入れなくても分からないような小さな粗末なモノも退化していくだろう。みこすり半とはお前のことだよ。テクニックも何もない小学生以下のエッチのくせに、一丁前に要求してくる」 これがカミさんたちの本音なのだろうか。まあ、亭主のほうも同じようなことを考えているのだから、おあいこか。くれぐれも本人の前ではいわないように。 フライデーから1本。覚せい剤所持で逮捕されたASKAの近況を追っている。妻とは離婚し、目黒の豪邸も売り払ったという。 では、今どこに? ASKAの愛人の栩内香澄美は有罪判決を受け、現在執行猶予中だが、フライデーによると、ASKAが栩内の都内のマンションに出入りしているというのである。 栩内とは、シャブをやりながらSEXに溺れていたことが知られているが、元の木阿弥にならなければと、フライデーも心配している。 平尾昌晃が亡くなった。享年79。私の子どものころ、彼の「星はなんでも知っている」が流行った。 歌もそうだが、曲の間に入る彼の甘ったるい語りがとてもよかった。 「彼女もきっと、きっと、うれしかったんだよ~ん」 そこを一生懸命真似たものだった。そんな彼は女性にもモテたのだろう。現代によると、2013年春に、密かに自らのスタッフであり「平尾昌晃音楽事務所」の役員を務める50代の女性と再々婚していたという。 平尾の遺産は10億円といわれるそうだ。それに彼が作曲したヒット曲は「よこはま・たそがれ」「瀬戸の花嫁」「うそ」などいくつもあるから、これからも莫大な印税が入ってくる。 彼には3人の子どもがいて、三番目の妻との間で骨肉相食む遺産争いが起こるのではないかと現代は心配する。 いいではないか。正式に結婚しているのだから、妻への遺産配分は問題ない。子どもたちは残りを3等分すればいい。 問題は、これからも入り続ける印税だが、これは話し合えばいい。これだけの莫大な遺産があると、案外もめないものである。 もめるのは、わずかな遺産を巡っての場合が多い。猫の額のような土地。一人当たり何百万程度の現金を残し、貧しい子どもたちがそれを1円でも余計に取りたいと醜く争う。 兄弟は他人の始まりとよくいうが、親がいなくなれば、まさに兄弟は他人以上の見知らぬ誰かでしかない。 そして争って奪い合った後は、親のことなど思い出しもしない。もちろん墓参りもしない。そういう家族が、どれほど多いことか。 遺産は、わずかなら残さないほうがいい。きれいに使いきってこの世とおさらばするのが、由緒正しい貧乏人の最後の後始末のやり方である。私はそう思う。 さて、もう飽き飽きしているだろうが、松居一代という女の話に、少しお付き合いいただきたい。 亭主の悪口もいい飽きたのか、新しい話題は出てこないが、文春が今週やっているのは松居の金マンぶりである。 何しろ、世田谷の自宅にはポルシェ911カレラとフィアット500Cという高級車が2台あるそうだが、そこに近々、松居が自分の還暦祝いに注文した真っ赤な特注のベントレーが納入されるという。 2,000万円を超える代金はキャッシュで払ったそうだ。松居の資産はものすごいと、松居をよく知る関係者がこう話す。 「総資産は実際に三十億円前後あります。彼女はいわゆる株取引には手を出さないし、自宅以外の不動産も持っていない。主な投資は、外貨投資や他の商品で、月に一千五百万から二千万円を超す利息を得たこともある」 ジェット機のリース案件には2億円ほどつぎ込んでいるというのだ。さらに亭主への罵詈雑言書き連ねたアメブロは、アクセスランキングで第1位を続け、この動画に入っている広告収入は、トップクラスの海老蔵で月500万円だが、松居はそれを超えている可能性があるという。 しかし、カネは稼いでも使えばなくなる。松居はスタッフに架空の残業手当の領収書を書かせたり、あらゆる領収書をかき集め、スタッフがタクシーに乗る時も必ず領収書を2枚もらうよう指示し、架空の経費を計上して“節税”しているそうだ。 もしそうなら明らかな脱税である。松居劇場はまだまだ終わりが見えない。 ところで海老蔵の妻、小林麻央が亡くなってしばらくたつが、彼女が病院で抗がん剤治療を行わず、かなりの間、民間の免疫治療法クリニックで治療を受けていたことがあれこれ話題になっている。 免疫療法自体が悪いわけではないが、「どんながんでも治す」といううたい文句で、怪しげな治療をするところが多いことも事実のようだ。 現代によれば、麻央は首藤クリニックというところで「水素温熱免疫療法」を受けていたそうである。 この治療法は、加温しても水素が溶け続ける超高濃度水素水を40~42度の浴槽に入れて20分ほど浸かるというものだという。 だが、吉川佳秀先端治療代表理事は、全く医学的な根拠がなく、水素水は医学的にがんに効果が認められないと指摘されており、明らかな薬事法違反であり、しかも法外な治療費を取っていると批判する。 この首藤クリニックの院長の専門は小児科で、大学病院や研究所で免疫を学んだことはないそうだ。 さらに厚労省は、6月28日に、首藤クリニックをはじめ全国の11の施設が無届で再生医療をやっていたとして、治療の停止命令を出したのである。 小林麻央が民間療法ではなく、病院で治療を受けていたら、もっと長生きできたのではないか。そう思わざるを得ないのだが。 さて、安倍晋三首相は、8月3日に内閣改造をやるらしいが、意中の人間には逃げられ、お友だちを入閣させるわけにもいかず、四苦八苦しているようだ。 この状態は、10年前、自分に批判的だった派閥領袖級の重鎮を仕方なく並べて、総主流派体制を敷いてみたが、わずか30日後に退陣を表明した時と似ているとポストが書いている。 ポストによれば、安倍が政権を投げ出すのではないかとニコニコ見ているのが麻生財務相だそうで、メディアも、次は麻生というシフトを敷き始めたという。 現代は、ここまで安倍を追い込んだ「お友だち」加計孝太郎理事長の「カネと女」を巻頭でやっているが、内容はなく羊頭狗肉である。 加計孝太郎は安倍に年間1億円は遣っていると周囲に吹聴していた。彼と姉の美也子とは仲が悪く、彼らの父親は、美也子のほうを買っていたそうだ。 こんなところしかない。今頃、加計孝太郎をやるなら、よほど新しいネタがないと恥ずかしいと思うのだが、現代編集長はそうは思わないようである。 どちらにしても、腹心の友や、思想信条を同じにした籠池森友学園元理事長など、親しかった人間をかばいすぎたり、切り捨てたりすることで、一強といわれていた自分の地位を危うくしてしまったのだから、人生とは不思議なものである。 次は上場廃止寸前の東芝の話題。3月14日、東芝は決算発表を再延期して、翌日には「監理銘柄」指定という屈辱を受けている。 そして5月15日、東芝は監査法人が「意見不表明」のまま9,500億円の最終赤字になる見通しを発表し、半導体部門の売却に着手せざるを得なくなった。 新潮によれば、その背景には監査法人との冷め切った関係があるという。 現在の監査法人は「PwCあらた監査法人」で、アメリカの大手監査法人と提携関係にあるという。 この外資系監査法人が、いくら調べても、東芝幹部が巨額損失を知っていた事実も、それを隠すよう圧力をかけた明確な証拠も出てこないのに、アメリカからの指示で、ちゃぶ台返しが続いているそうである。 こうした背景には、アメリカの本社が主導権を握っているため、彼らは東芝が上場廃止になることへの関心は薄く、自分たちの責任を回避することに重きを置いているのではないかという批判がある。 このままいくとPwCあらたは、決算そのものを認めない「不適正意見」を出すのではないかという報道もある。デッドラインは8月10日。その8営業日後に上場廃止が決まる。あの大東芝がどうなるのか。運命の日はもうすぐである。 今年も72回目の8月15日が来る。敗戦記念日に必ず話題になるのが靖国神社である。 靖国神社に06年から今年6月まで務めていて、宮司、権宮司に次ぐ禰宜という監部職にあった宮澤佳廣が、このほど小学館から『靖国神社が消える日』を上梓したが、そこで宮澤はポストにこう話している。 「国のために戦って亡くなった人たちを祭神として祀る靖国神社の特別な公共性を考えた場合、今のような民間の宗教法人のままであれば、靖国神社は内部から崩壊してしまうのではないかという危機感を抱いたのです」 今のままであれば、トップの者が独断で九段の土地を切り売りすることもできてしまう。 「それを防ぐためには、靖国神社が宗教法人格を返上して、もう一度国が責任をもってお祀りする国家護持のあり方を模索すべきだというのが私の考えです」(宮澤) 宮澤は、昭和53年にA級戦犯合祀をするために、国民の合意を得るような努力をしなかったことが、手続論として間違っていたとも話す。 ポストは、今後、自衛隊が有事で亡くなった場合、靖国に祀るのかという問題も起きてくると提起している。 私は、靖国を国家護持すべきではないと考えるが、いつまでも靖国をタブーにしておかないで、広範な議論をするべきだという考えには賛同する。 さて、高齢者の医療や介護、年金問題をポストはよく取り上げる。今週も巻頭で、「年金は75歳までもらえなくなる」と、政府と役人の“陰謀”を報じている。 閉会中審査でメディアが大騒ぎしていた7月18日、内閣府の有識者会議で「年金75歳支給」という重要な議論が交わされていたという。 そこで読売新聞の社会保障部の猪熊律子委員が、繰り下げ年齢を現行の70歳から75歳に延ばしてもいいのではないかと発言したというのである。 どういうつもりでこんなバカな発言をしたのであろう。ふざけるなである。 もちろんポストも、こんなやり方は「悪夢以外の何物でもない」と難じている。 だが、財務官僚が、こう本音をばらしている。 「安倍政権の一億総活躍社会とは、本来、高齢者に元気で働いてもらって年金や医療費の国庫負担を抑え、女性の社会進出を促すことで年金と健康保険の担い手になってもらう財政政策だ。それを政治的に国民の批判を招かないように女性が輝く社会、誰もが活躍できる一億総活躍社会と言葉を飾っていた」 安倍と官僚は、日本人を75歳まで働かせ、これから年金というときにコロッと死んでくれれば万々歳と考えているのだ。 ポストによれば、75歳まで支給引き上げなら2,655万円ももらえなくなると試算している。 年金制度は早晩破たんする。もらえるときはもらっておかないとバカを見る。65歳からもらおう運動でも起こすしかない。 年金、医療費、介護保険は間違いなくいまのままでいけば破たんする。安倍の口車に乗ってはいけない。それだけははっきりしている。 安倍首相の「女性が輝く社会」をつくるという掛け声は、安倍のいっている本来の意味とは違うが、一足早くそうした社会が実現したようではある。 稲田朋美、小池百合子、豊田真由子、松居一代と、このところ輝いているのは女ばかりだ。 そこに今週は元SPEEDで参議院議員の今井絵理子(33)が加わった。 今井は04年に結婚して長男をもうけたが、3年後に離婚。長男は生後3日で聴覚障害があることがわかった。 その子を女手一つで育て、昨夏の参院選ではそうした生き方に共感が集まり32万票を獲得した。彼女の地元は沖縄だが、当選直後に沖縄の基地問題について聞かれ、「これから勉強します」と答え話題を呼んだ。 子育てに議員活動と、さぞかし忙しいことだろうと週刊新潮が張り込んだら、あに図らんや多忙は多忙でも「不倫」に励んでいたというのである。 7月14日(金)。国会付近で夕食を終えた今井は、19時ごろ迎えの車で千代田区三番町のセカンドハウスとして使っている高級賃貸マンションへ。その直後に神戸ナンバーの日産GT-Rがやって来て、今井を乗せて走り去り、「日付をまたぐまで帰ってくることはなかった」(新潮)。 翌朝7時。件の男が今井のマンションから出てくる。その10分後、今井が迎えの車に秘書と同乗して東京駅へ。 その後、7時40分発の新幹線のグリーン車内に、彼氏と並んで座る今井の姿が。2時間後、2人はそろって眠りだしたが、「下に伸ばしたその手はお互いしっかりと握り合っていた」(同)。この様子はグラビアに載っているが、新潮がつけた見出しが「愛の闇」。 新大阪駅で今井は降り、イベントをこなした彼女は、箕面市のシティホテルにチェックイン。 20時ぐらいに、ホテルに備えつけの白いパジャマ姿で出てきた。この姿もグラビアに出ているが、髪が濡れたパジャマ姿がなかなか色っぽい。 男を迎えに行って、同じ部屋に消えていった。翌日も2人して新幹線に乗り込んで、14時には東京駅に2人の姿があった。 今井は子どもがいるが、独身である。まだまだ熱い恋に身を焦がしても、とやかくいわれることはない。だが、相手が妻子持ちとなると、当然ながらいかがなものかとなる。 この男、橋本健という自民党の神戸市議会議員で37歳。10年前、27歳の若さで市議に当選して現在3期目。市議団の幹事長も務め、大阪大学歯学部卒で、5年前に歯科医院を開業しているという。 将来は衆議院議員を目指しているといわれているそうだ。子どもは2人いるが、現在妻とは別居中で、4~5年前から離婚調停中だそうだ。 新潮によれば、きっかけは、今井が参院選に出馬を発表したころ、自民党の兵庫県連が勉強会に今井を呼び、その窓口が橋本だった。 2人は急速に親しくなっていったという。このまま略奪愛が成就するのか。だが、新潮は、彼女は言行不一致だとなじる。 彼女のウリは「子育て」だ。議員になってからは忙しさも増し、息子と触れ合う機会は減ったに違いない。ならば、わずかな時間でも子どもといてやろうというのが人情ではないか。 しかし、今の今井は男に夢中で、子どものことは母親に任せることが増えてというのである。 さあ、今井はなんといい訳するのだろう。橋本のほうは、「今井さんとはお付き合いしていません。恋愛感情もありませんよ」とにべもない。 新潮ならずとも、このセンセイは恋愛感情もない人間と、手をつないだり、同宿したりするのかと首をかしげたくなる。 今井センセイは、橋本と交際しているかと聞かれ、 「男女の関係はありません。同じ志を持った、大変頼もしい先生だと感謝しています」 三番町のマンションや大阪のホテルに泊まっているではないか? 「あの……三番町は軽率なことだと思いますが、とにかくこれだけはお伝えしたいのは、一線は越えていないんです。翌日の箕面でのお仕事、実は橋本先生の紹介でいただいたお仕事だったんです。その時に講演内容を一緒に考えてほしい、という思いで、結局、深夜まで一緒に原稿を書いていたんです」 下手ないい訳である。昔、あるタレントが彼女の部屋に泊まって朝帰りした時、写真誌に直撃された。そこでとっさに、 「彼女の部屋で一晩中あっち向いてホイをやってました」 と答えた。これには笑った。確かにSEXは、あっち向いてホイに似てなくはない。 これぐらいのユーモアが欲しかった。 橋本の妻は、かえって今井のことをこう心配する。 「私は今井さんのお子さんも心配。お母さんは家にいなくて、不倫をしていると知ったら。育児のこと、家族のことを語って、それなのに……」 今井と橋本はそれぞれ「弁明」をしているが、そこから今年の流行語大賞候補が飛び出した。「一線を越えてない」がそれだ。 新潮に「略奪不倫」と書かれ、妻子持ちの橋本神戸市議との動かぬ「お泊り愛」の証拠写真を公開された2人は、好意を持っていることは事実、2人で泊まったことも事実だが、講演の打ち合わせのために原稿を書いていただけで、「一線は越えていない」と白を切った。 フランク・キャプラ監督の名作『或る夜の出来事』に、こんな場面がある。新聞記者クラーク・ゲーブルと富豪の令嬢クローデット・コルベールが、ひょんなことから安宿に泊まることになる。 不安がる令嬢に、ゲーブルは部屋の真ん中にロープを張って、コルベールに、そこから中へは入らないと宣言する。今井と橋本はこの映画を真似たのだろうか。 そんな粋な2人ではなさそうだ。SEXはしましたが、奥さんを離縁して私と早く結婚してとはいわなかった、それが私たちが守っている「一線」だといえばいいのに。 神戸新聞は「神戸市議、政活費で今井絵理子氏“応援” 自民市議団返還へ」と報じている。議員としての一線を越えてしまった橋本は辞任に追い込まれるのではないか。 今週の第1位は、稲田朋美というモンスターについての各誌の記事。 閉会中審査でも安倍首相をしのぐ注目を集めた防衛相である。もちろん彼女の防衛についての考え方などどうでもいい。まずは、新潮がこう書いている。 「閉会中審査という戦闘の場に、顔面フル装備の態勢で臨んだ稲田防衛相。お馴染みのまつ毛エクステはむろんのこと、いま流行りの赤い口紅と丸ぶちメガネ、耳には2つのダイヤのピアス……」 余談だが、まつ毛エクステは両目100本で1万円前後だそうだ。美に対しては他人の何十倍もの努力をしているようだ。 何しろ、2月に来日したマティス米国防長官との初会談の前、マティスとの電話会談を日本時間の早朝にやることで調整されていたが、彼女は「朝が早いからイヤや。化粧かて時間かかるのに」と拒否したと文春で、政治部デスクが話している。 美しさもそうだが、カネに対してもすごい執念を持っていると文春が報じている。 「夫との共同名義で都内や福井県内などに複数所有。株式も含めて、夫妻の資産総額は約十億円にのぼると言われる」(文春) それなのに、出るカネに関してはあの舛添前都知事をしのぐほどケチだそうだ。宮崎健介と金子恵美議員の結婚祝いを「組織活動費」として支出している。それも縁起の悪い2万円だそうだ。 東京から大阪に行くとき、缶ビールと弁当代、角瓶ポケット瓶、つまみなども「組織活動費」で処理しているという。 顔の造作を化粧でごまかしたり、ビールやつまみを政治活動だというのはまだいい。だが、今問題になっている「陸自の日報問題」は、日本の防衛の根幹にかかわる重大事であり、こんな無知な人間を防衛のトップに据えた安倍首相の責任は、加計学園問題どころではない。 簡単に日報問題をまとめてみたい。昨年7月に、PKO派遣部隊がいる南スーダンで政府軍と反政府軍の大規模な武力衝突があった。 その際、PKOと中央即応集団の間でやり取りした文書の開示を求めたジャーナリストに、防衛省は不存在を理由に不開示にした。だがその後、統合幕僚監部に日報の電子データが保管されていることが判明した。 さらに陸上自衛隊でも日報のデータが見つかっていたのに、隠蔽していたことが発覚した。だが、幹部会議の場で出す必要はないとされ、稲田大臣も隠蔽を了承していたというのだ。 陸自は独自に調査し、稲田大臣に非公表の了承を得ていたのに、すべてを陸自のせいにされたため、組織防衛を図った陸自の関係者がマスコミにリークしたのではないかといわれているようだ。 7月27日の朝日新聞が一面で「岡部陸幕長、辞任へ 日報問題で引責」と報じた。稲田は「報告を受けていない」としているが、そうした彼女のいい訳を陸自のトップがひっくり返したわけである。 文春で防衛官僚覆面座談会をやっているが、そこで「稲田大臣は過去25年で最低」だといわれている。 日報問題に関する防衛監察本部の調査結果は7月28日に発表されたが、予想されたとおり、稲田が陸自の日報隠しに関与していたかどうかについては玉虫色にしたが、私が推測するに、稲田を辞任させるという条件で官邸が取引したのに違いない。 この問題だけではなく、これまでも失言・方言は枚挙にいとまがなかった。現代は、そうしたこれまでの稲田朋美の発言を改めて取り上げている。 森友学園の弁護士だったことを隠して答弁したが、代理人として法廷に立っていたことが発覚して謝罪。 安倍と真珠湾に行って帰ると、すぐに靖国へ参拝して安倍を激怒させた。東京都議選の応援で、「防衛省・自衛隊・防衛相としてもお願いしたい」と放言。このときの防衛省への抗議電話は森友学園の比ではなかったという。 こうして、北朝鮮とアメリカの緊張が高まる中、官邸が防衛、外交の関係者を呼んで危機に対応する策を取るよう指示した時も、肝心の防衛大臣が、その席に呼ばれなかったと現代が報じている。 これほどひどい防衛相を追い落とす、否、変わってもらわなければ国の防衛の根幹が揺らぐという防衛省制服組と、現場の自衛官たちの「猛爆撃」があったため、めでたく稲田は撃墜されたということである。 稲田は、防衛相としては25年の中で一番ひどいのかもしれないが、戦後の政治史の中で最もひどい大臣のワースト1だと、私は思う。 このように安倍自民党が断末魔の様相を呈している千載一遇のチャンスだというのに、野党第一党の民進党もひどいことになっている。蓮舫代表が辞任してしまったのである。 蓮舫などはしょせんリーダーの器ではなかったし、野田という、民主党を大惨敗させた「戦犯」を幹事長に据えた時から、先は見えていた。 だが、形だけでも党が一丸となって安倍政権打倒を旗印に、野党共闘しなければいけない時に、党内がバラバラだということを公表しなければいけなかったのか、理解に苦しむ。 しかも、民進党の支持基盤である連合も、専門職で年収の高い人を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」の政労使合意に対して、内部から多くの批判があり見送るという失態を演じ、こちらも求心力を失っている。 神津連合会長とは5月の終わりに会った。連合は民進党を支援するのではなく、批判ばかりしている。共産党を入れた野党共闘なくして政権奪還はできない。安倍首相との距離が近すぎるのではないかという質問をした。 民進党に対しては、いうべきことはいうが支持することに変わりはない。だが、共産党が中心となる野党共闘は絶対に認められない。安倍首相は元々社労族だから、われわれの考えに近いと、安倍と親しいことを隠そうとはしなかった。 10月に辞任するといわれているがという質問には、役員推薦委員会が議論しているところだから、そこで出た結論を尊重すると、言明を避けた。 このように、安倍政権打倒にまとまらなければいけない野党や労働組合がバラバラでは、安倍が抜き打ち解散でもすれば、安倍批判票の受け皿になる野党は共産党しかない。いっそ小沢一郎を担いで「安倍にNO!といおう党」でもつくれば、おもしろいのではないか。 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 現代から。今週のウリは「ついに登場! 女優 真木よう子」。個性的な娘(こ)である。映画『ベロニカは死ぬことにした』は、難しい役柄を懸命にこなしていたが、彼女の持つ「妖しさ」がよく出ていたと思う。得難い女優ではあるし、できればヘアヌードも見てみたいものだ。 袋とじは「妄想グラビア 新人OLまつりの日記」。詳しく書くほどのものではない。 ポストは、毎度おなじみの巻頭「西田幸樹 NOW ON 謎の異邦人ジョン」。異邦人というくらいだから日本人ではないのだろうが、なかなか魅力的な女性である。こんな女性が一晩、添い寝してくれたら……、いいだろうな。 後半は「すさまじきフェチの世界 マニアックAV厳選7」。袋とじは「人気AV嬢 たかしょーとイクッ! 群馬のセックステーマパーク『珍宝館』訪問記」。あとは「新シリーズ 都合のいい女 あい」。こう見てくると、たくさんいるもんだね「脱ぎたい女」っていうのは。 でも、旬の大物女優のヘアヌードっていうのが見られなくなってずいぶん経つ。ここらへんで、ドカーンとお金を出して、誰かを脱がせてくれないか。 今週は、現代は真木よう子、ポストは企画もので工夫あり。そこで引き分けとする。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(8/3号、新潮社)







