今週の注目記事・第1位 「将棋『スマホ不正』全真相」(「週刊文春」10/27号) 「『三浦弘行』九段と93%一致した問題ソフト」(「週刊新潮」10/27号)) 第2位「『ボブ・ディラン』の変人伝説」(「週刊新潮」10/27号) 第3位「高畑裕太『レイプ事件』被害者女性が涙の告白『なぜ示談をしたのか、真相をすべて話します』」(「週刊現代」11/5号) 第4位「小池都知事の暴走的『五輪会場変更』Q&A10」(「週刊新潮」10/27号) 第5位「ラブホ不倫『日教組委員長』放蕩三昧の検証」(「週刊新潮」10/27号) 第6位「あなたの年金が年間14万円減らされる!」(「週刊ポスト」11/4日号) 第7位「<その瞬間母は…>慶應『集団強姦』加害学生と親を連続直撃!」(「週刊文春」10/27号) 「福沢諭吉が泣いている『慶應大学』がけしからん!」(「週刊新潮」10/27号) 第8位「山本有二農水相は『労基法』違反だ!<元秘書告発>」(「週刊文春」10/27号) 第9位「美智子さま(82歳)のご心痛 天皇“極秘検査(東大病院)”と愛子さま“3週間ご欠席”」(「週刊文春」10/27号) 第10位「政治記者100人が答える『安倍の次の総理は誰なのか』」(「週刊現代」11/5号) 第11位「『関東連合』元最高幹部が実名告白 自分が関わってきた『AVと芸能界』SEX接待」(「週刊ポスト」11/4日号) 第12位「<追悼>『ミスターラグビー』平尾誠二 駆け抜けた53年」(「週刊現代」11/5号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! こんにちは、元木昌彦です。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋ですね。 私は明日、神戸へ行って、評論家の内田樹さんにインタビューしてきます。 このところ、彼の本を10冊ぐらい読みましたが、好奇心旺盛なことに、ほとほと感心しました。 仏文は彼の専攻ですから当然ですが、教育論からアメリカ、中国、ユダヤ論。映画からメディア、武道、宗教まで幅広いし、驚くのは、そのどれにも造詣が深いということです。現代の丸山真男とは言いませんが、鶴見俊輔や吉本隆明亡き後の、いい意味で、時代の批判者だと思います。会ってきたらご報告します。 ところで、ラグビー知らずの私でも、平尾誠二の名前は知っている。京都・伏見工業高校のときに全国制覇。 同志社大学を経て、1986年に神戸製鋼に入社して日本選手権7連覇を達成した。その後日本代表監督を務めたと現代に書いてある。 まさにラグビーの申し子だったが、私が覚えているのは、彼の格好よさだった。 汗まみれ泥まみれのユニフォーム姿もいいが、ここに出ているバーで飲んでいる姿は、なまなかな芸能人などお呼びでないぐらいの存在感。 まさに「ラグビー界の貴公子」だった。死因はがんだったという。享年53。2019年には、平尾も念願だっただろう、日本でラグビーW杯が行われる。 悔しかっただろう。現代はラグビーに強い。グラビアで平尾の往時の写真を掲載しているが、奥さんはモデルをしていたそうだ。実力と格好良さが備わった男が、またひとりいなくなってしまった。残念だ。 ポストで、市川海老蔵暴行事件や六本木クラブ殺人事件で世を震撼させた半グレ集団「関東連合」の元最高幹部、柴田大輔氏(37)が、組織の内幕を話している。 関東連合の勢力拡大に大きな役割を果たしたのはAVだったと、彼は言う。 柴田氏はAVビジネスに乗り出した。スカウトには、関東連合の名前が力を発揮したという。 路上のスカウトには縄張りがあるが、彼らはそれに縛られない。クレームが入っても返り討ちにするから、恐れられたという。 「業界では御法度とされる女優の引き抜きもやった。個人経営の女優で稼げそうなコに接近して口説き落とす。本人にOKさせてから、事務所の社長に“本人が辞めたがっている”“事務所からのギャラが契約書と違う”などとテキトーに言って社長を詰めるんです」 それを足掛かりに芸能プロダクションに進出し、所属タレントの枕営業の「構図を理解し始めた」という。 その後、ITのネット広告にも進出し、25歳の頃、「上場を目指せ」と顧問弁護士言われるまでになったそうである。 だが、関東連合という経歴がネックになって、果たせなかった。 その後、海老蔵事件や六本木事件が起こり、世間の風当たりや当局の取り締まりも厳しくなり、家賃60万円の不動産審査にも通らなくなってきたそうだ。 「完全に関東連合に対する気持ちは切れた。僕の『関東連合元最高幹部』っていう肩書は恥ずかしくてしょうがない。一人では喧嘩もできない連中なんですよ。関東連合なんて虚像です」 かくして、夜の世界に君臨していたという暴力集団の歴史がまたひとつ消えた。 現代が、100人の政治記者に「次の総理は誰か」という質問をしたという、実にくだらない特集をやっている。 安倍の次なんて、いるわけがない。それは、安倍という首相の為政がいいからではない。安倍首相がいなくなっても、第2,第3の安倍首相が出てくるだけだからである。 無個性で頭の弱いくせに、独断専行を屁とも思わない。そんな壊れきった政治に国民は飽き飽きしているのだが、政治記者などは、それにさえ気がつかない烏合の集団である。 そんな連中に聞くことなどない。「安倍が2020年まで総理を続けるか?」という問いに、「続ける」と思うが80.3%もいるのだ。 勝手に党則を変え、何も成果の上がらない安倍をなぜ続けさせるのか? そうした根本的な疑問が、この連中には何もないのだ。 安倍の次は? 岸田文雄外務大臣31票、石破茂氏21票、小池百合子都知事が11票だと。お前たちは多くの政治家と付き合っているのだから、もっとましな政治家を探し出し、場合によってはそやつを教育して、宰相に育て上げるということを考えたことはないのか? 衆院の解散はいつか? 年明け早々というのが51.9%。大義名分のない総選挙をやって、税金を500億円以上無駄遣いすることに反対すべきだと思うが、安倍のポチを任じるこの記者たちは、そうした基本的な常識さえも備わっていはしないのであろう。 今やるべきは、いつまで安倍政権を続けさせるのではなく、どうしたら安倍の税金バラマキ、原発再稼働をストップさせ、もう少しましな人間を据えるかということである。こんなつまらないことに誌面を使うな。私は怒っている。 このところ、皇太子の長女・愛子さまの不登校問題が、天皇、皇后の心痛のタネになっているようだ。 文春によると、愛子さまは9月26日から約3週間にわたって、学習院女子中等科を欠席しているという。 ふらつきがあり、胃腸も弱っているというだけで要領を得ない。 「記者会の一部はしびれを切らし、『三週間は尋常じゃない』『お疲れの根本的な原因は何なのか』『精神的な要因があるのでは』と追及した。すると大夫(小野田展丈東宮大夫=筆者注)はしどろもどろに『疲れ切って体力が戻らない“悪循環のスパイラル”になっている』と説明しました」(宮内庁担当記者) 中間考査初日の試験は欠席したという。心配なことである。 先ほど書いたように、安倍もそうだが、バカな閣僚のアホ発言にも飽き飽きしている。 山本有二農林水産相が環太平洋経済連携協定(TPP)の承認案を「強行採決」する可能性について言及したことで野党が反発、山本農水相の辞任を要求することで一致した。 この山本という大臣、軽率な発言だけではなく、身内にも人間としての配慮がないと文春が報じている。 「複数の元秘書の証言によれば、山本事務所は労基法第15条1項に定められた雇用契約書を作成していなかった。元秘書が山本氏本人に締結を求めたが、拒否されたという。また『給料は全部込みで約17万円』などとされ、残業代が支払われない形になっていた」(週刊文春WEBより) 電通やワタミ顔負けのブラック事務所だというのだ。明々白々の労基法違反だが、このセンセイ、司法試験に合格しているそうだ。まさか経歴詐称ではあるまいな。 こうした緩んだ大臣が出てくるのも、長期の安倍一党独裁政権のおごりからくるものである。 国民が望んでもいない総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に変えるというのも、国民軽視の表れである。 衆院特別委員会で安倍首相が、「我が党においては(1955年の)結党以来、強行採決をしようと考えたことはない」と話したときには、正直、認知症が始まったかと思った。 昨夜も、家人と言い合いになった。「あなたのように、安倍首相のことをバカな独裁者だなんてテレビで言うコメンテーターは誰もいないじゃない」。お茶の間のオバチャンたちは、新聞も雑誌も読まない。テレビだけが世界をのぞく窓なのだ。 私が「テレビのコメンテーターは、干されるのが怖くて安倍批判などできないんだ」と言うと、「テレビに出られないから、ひがんでいるだけじゃない」と言い募る。 お茶の間のオバチャンたちはテレビしか信じない。インターネットにはそうした安倍批判が数多あるが、若者たちはネットの中で、自分の関心のあるものしか見ないから、あってもないようなものだ。 大新聞はテレビ局を系列に持っているのだから、テレビをもっと活用すべきだ。深夜の30分でいいから“治外法権”で、自社の記者が鋭い政権批判をする番組をつくり、毎日流したらどうか。それだけでも、世の中は今よりずっとよくなるはずだ。 さて、慶應義塾大学の広告学研究会所属の学生による集団強姦事件は、被害者が警察へ被害届を出し、受理されたそうだ。新潮によれば、加害者は6人。 さらに、強姦シーンを撮った動画や写真が学生の間で拡散されたので、リベンジポルノ防止法違反という罪も加わる。 「集団強姦致傷」は最高刑が無期懲役という重罪だから、さぞや加害学生たちは戦々恐々としていることだろう。 さらに、被害女性の訴えを聞いたにもかかわらず、責任逃れをし、未成年の飲酒ということで収めてしまおうとした大学側への批判の声も大きい。 創立者の福沢諭吉は修学の目的として、「人格を備えた社会の先導者となることが、義塾における教育の目標の一つ」だとしているのに、「人格破綻の『テキーラ陵辱』を前にしては、この福沢の言葉がブラックジョークにしか聞こえない」(新潮) 文春は加害学生とその親を直撃しているが、当然ながら「(あなたに)関係ないでしょ! 弁護士に任せているんだから、何も言うことはありません」(加害者の母親)という反応ばかりである。 以前ここでも書いたが、同様のことが5月に東大でも起きている。主犯格は工学部4年の松見謙佑(22)。松見らが餌食にする女子大生を集めるために作ったのは「東京大学誕生日研究会」というサークルだった。 「実は、彼(松見のこと=筆者注)は被害女性に殴る蹴るの暴行を加えた上、カップラーメンの汁を彼女の顔にかけたりと、やりたい放題だったのです」(捜査関係者・新潮) さらに「最後には松見は女子大生の局部にドライヤーで熱風を浴びせかけ、それに耐えかねた女子大生はTシャツとズボンを着て泣きながら部屋を飛び出した」(同) 被害女性は提訴し、示談が成立した者以外、松見を含めた3人は起訴され、9月20日、松見に判決が言い渡された。懲役2年、執行猶予4年。もう1人も懲役1年6月、執行猶予3年。 『新潮45』(11月号)で、傍聴ライターの高橋ユキ氏が公判の様子をリポートしている。 「私の女性観ですが、(近づいてくる女性は)個人的に私を好いてくれるのではなく、下心があって近づいているのではないかと。そういう人たちに対して苦手意識、軽蔑する気持ちがありました」(松見) 別の人間もこう語っている。 「仲間の間で女性をモノ、性の対象として見て人格を蔑んでる考え方が根本にあったと思う。大学に入学してサークルなどで他大学の子と接して、彼女らはアタマが悪いからとか、バカにして、イヤラシい目でばっか見るようになり……という、男たちの中でそういう考え方が形成されてきたように思います」 東大生ほどではないが、慶應生にも、そうした女性蔑視、女性は性のオモチャという歪んだ優越感があったのではないか。 女性のほうにも、そうした考えを秘めている男たちに対して「無防備すぎた」と言わざるを得まい。 若い男たちの全部が草食化し、性に淡白になっているわけではないのだから。 腹の立つことばかり多いが、ポストがやっている、厚労省が仕組んで国会で「ひそかに」進んでいる年金法改正には、怒りを超えて殺意まで湧いてくる。 ポストによれば、この改正案は(これは改悪案と呼ぶべきものだ)、「物価が上がっても下がっても現役サラリーマンの平均賃金が下がれば年金生活者の受給額をマイナス・スライドさせるという制度」なのだという。 ついに「政府はいよいよ年金生活者が現在受け取っている年金を召し上げるという禁じ手に踏み込んだ」(社会保険労務士の北村庄吾氏) 悪質なのは、この重大な制度改革の内容をひた隠してきたことである。 これが成立すると、5年後から減額ルールが適用される。 行政書士でもある民進党の井坂信彦代議士に試算してもらうと、夫婦2人で月額約22万円7,000円(年間約271万円の標準モデル世代)、「年間約14万2000円」の減額になるそうだ。 「世代間で支えるという年金制度がもはや完全に崩壊しており、年金生活者への支払いを多少減らしても、現役世代の年金が増えるというのは幻想でしかない。(中略)厚労省も苦し紛れに“いま高齢者の年金を減らせば、現役世代の年金はどんどん増える”と世代間対立を煽って、とりあえず年金生活者と現役世代が年金批判で結束するのを防ごうとしている」(北村氏) さらにあきれるのは、ポストが厚労省年金事業管理課に「高齢者の年金減額は違憲ではないのか」とただしたところ、こう答えたという。 「マクロスライドの裁判は始まったばかりで準備書面はこれからですが、年金制度はもともと受給額が下がることが想定されている制度だと今後主張しようと検討している」 どの法律に、そんなことが書いてあるのか? 「そういうことは書かれてない」。書いていないが、我々お上がそう思えばそうなるのだという、あきれ果てた言い分である。 「日本の年金は100年安心だ」と言ったのは、どこのどいつだ? 株にジャブジャブ注ぎ込んで大損し、それを知らん顔して、高齢者も現役世代の年金もどんどん減らすというのは、犬畜生にも劣る連中である。 新潮は先週、日教組の岡本泰良委員長が、女性とラブホテルへ入る姿や、組合費を蕩尽していると報じた。 これだけ暴露されたのだから、即刻辞任だろうと思っていたのだが、本人は雲隠れし、日教組のお偉方は新潮へ情報を流した「犯人捜し」に躍起になっているというのだから、この組織は落ちるところまで落ちるしかないのだろう。 さて、IOCのバッハ会長が日本に乗り込んできて、五輪のボート・カヌー会場移転問題の流れが変わってきた。 今週の新潮は、小池百合子都知事が「海の森水上競技場」を、宮城県の「長沼ボート場」へ変更すると言いだしたが、長沼の不便さ、仮設住宅では断熱が十分ではなく夏場は過酷になる、選手村が分断される、変更すれば莫大な違約金を支払わされるかもしれないと、長沼のマイナス点を上げている。 バッハ会長も、森喜朗大会組織委員会会長や安倍首相と会ってから、復興五輪というならソフトボールや野球を東北でやったらどうかと、暗に長沼移転反対を表明した。 豊洲移転問題はどう決着させるのか、長沼移転問題を含め膨らみ続ける五輪予算にメスを入れられるのか。私が見るところ、いっては見たが、小池都知事は拳の落としどころがなく困り切っているように見える。 それに比べて、元都知事の猪瀬直樹氏のなんと優雅な生活ぶりであろう。新潮が猪瀬氏と中年美女のテニス風景を撮っている。相手は蜷川有紀さん(56)といって、女優で画家だそうだ。演出家の故・蜷川幸雄氏の姪だという。なかなかキリッとした女性である。 こんな男に、なぜこんないい女が? というケースはよくあるが、悪名は無名に勝るということか。 現代は先週に続いて、高畑裕太にレイプされた被害者女性の「涙の告白」第2弾をやっている。 彼女は「示談」に応じたから、「カネ目当ての美人局」という疑惑までかけられてしまったが、それへの疑問に答えている。 まず事件後、彼女は迷った末、ホテル近くに住む知人男性に相談する。 彼は「それは明らかなレイプ事件だから、我慢することはない」と言い、被害届を出すようにと、警察に通報してくれたそうだ。 これまでの報道と違うのは、その男性の指示で病院へ行ったのではなく、警察の指示だったそうである。 「病院では、膣内に残っている精液を採取された後、用意されていたアフターピルを飲みました。病院を出たのは、午後8時か9時頃だったと思います。その後、知人と一緒に前橋署に向かい、再び事情を聞かれました」(被害女性) しかし、事情聴取された際、担当の女性検事から、 「なぜ大きな声を出さなかったのか」「なぜ壁を叩かなかったのか」などと質問を浴びせられ、だんだん、自分に非があるのではないか、検察は自分を守ってくれるところではないと思ってしまったそうだ。 裁判になれば、加害者の弁護士から根掘り葉掘り聞かれ、また恥ずかしい思いをすることになる。 また、前橋署の会議室で、加害者が所属していたプロダクションの社長らが、「示談にしてほしい」と言ってきて、双方の弁護士同士で交渉が始まったことも、彼女に加害者を裁判に追い込む気持ちを萎えさせたようだ。 彼女の知人は、示談交渉には立ち会ったことはないそうだ。 彼女はこう話す。 「仮に裁判において、抵抗が弱かった、叫んで助けを求めなかったなどという理由で加害者が無罪になってしまうのであれば、被害者は泣き寝入りするしかありません」 フライデーによると、被害女性が表に出てきたことで、事態は一変したという。 「淳子さんも裕太の元所属事務所の社長も、週刊現代の記事についてはなにも反論しないということで合意しているようです。主張したいことはヤマほどあるようですが、『自分たちがなにを言っても世間の目は変わらない』と思い、諦めているようです」(裕太の知人・デジタルフライデーより) フライデーによれば、12月上旬まで母親の高畑淳子は主演舞台『雪まろげ』の地方巡業に入るそうだ。 「一家の大黒柱は高畑であり、大きな収入源だったCMやバラエティ番組への出演が絶望的になったいま、彼女は舞台に立ち続けるしかない」(同) フライデーは何度も彼女に質問をぶつけたそうだが、高畑は顔を伏せたまま、ヨロヨロと自宅へ入っていったそうだ。 ところで、ボブ・ディランがノーベル文学書を受賞したことが波紋を呼んでいる。 ディランが『風に吹かれて』を発表し、ピーター・ポール&マリーが歌ったカバーが大ヒットしたのは1963年。ディラン22歳、私が18歳の時だった。 どれだけミサイルが飛んだら戦争が終わるのか、いつまでニュースを見れば平和が来るのか、その答えは風が知っているだけさ。アメリカでは公民権運動賛歌として受け入れられ、日本をはじめ、多くの国では反戦ソングとして多くの若者が歌った。 文春によれば、10月14日にカリフォルニア州で行われた音楽フェスのリハーサルで、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャードに「おめでとう」と声をかけられたディランは、こう言った。 「ありがとう。でも、僕には彼ら(選考委員)が何を考えているのかさっぱりわからないよ」 彼は「変人」といわれる。人嫌い、インタビュー嫌い、コンサート以外は自分を晒さない。 だが、2004年に自らの手で自伝を書いたとき、「ニューズウィーク」のインタビューに答えている。今週の日本版から引用してみよう。 「60年代後半から70年代前半には神格化され、ストーカーに近いファンも出現した。『あんなことをされれば、誰でもおかしくなる』と、ディランは自伝に書いている」 名声は人生だけでなく、作品も歪めたという。 「私は名声をうまく利用しようと思った。名声はカネにはなったが、独り歩きを始めた。名声の中身は空っぽだった。私の音楽は指の間からこぼれ落ち、いつしか消え去った」 「『昔の私は、世界と人間のあらゆる真実を歌で表現しようとしていた』と、ディランは言った。『しかし時が来れば、そんなことはできっこないと分かるものだ』」 同誌でプリンストン大学のショーン・ウィレンツ教授は、ディランの受賞についてこう語っている。 「同時代の偉大な文学者をたたえただけのこと。同じ栄誉に浴したほかの文学者たちと区別する必要はない。詩は、大昔からある文学の形式だ。ディランはそれをまったく新しい水準に、西洋文化が生み出した文学の最も高い水準にまで高めた。それ以上の説明はいらない」 新潮によると、これまでにノーベル賞を受け取ることを辞退したのは、サルトルを含めて4人だという。 授賞式にディランが出席するかどうかわからないようだが、今こそ戦争ができる普通の国にした安倍首相官邸を取り巻き、「風に吹かれて」を歌うときではないだろうか? 私事で恐縮だが、このほど『知られざる出版「裏面」史~元木昌彦インタヴューズ』(出版人)を上梓した。 版元から、出版記念会をやって、少しでも本を捌いてくれと頼まれた。でも、古希になって記念会というのもな~、業界向けの地味な本だしな~と結構悩んだ。 そこで「生前葬」をやろうと思いついた。これまで親しくしてもらってきた知人、友人に「長年のご厚誼を“故人”が感謝する」という趣旨なら、面白がって来てくれるかもしれない。 当日は、友人のカメラマンに撮ってもらった大きな「遺影」を飾り、横のテーブルに菊の花を20本。講談社の出樋一親さん、きずな出版の櫻井秀勲さん、ノンフィクション作家の佐野眞一さん、版画家の山本容子さんのお祝いの挨拶の後、私が代読するという形で“故人”の遺言状を読み上げた。 「みなさんと知り合えたこと、一緒に仕事ができたこと、酒を酌み交わしたこと、忘れません。感謝しています。今日は本当にありがとうございました」と結び、頭を下げた。 150人の参会者で一杯の会場から拍手が起こった。「生前葬、よかったよ。また来年もやれよ」と声をかけられた。 水の江瀧子は74歳で生前葬をやり、94歳まで生きた。生前葬をやると長生きできるという「功徳」もあるそうだから、みなさんもやってみてはいかがだろうか? さて、将棋界は、対局中に離席してスマホで将棋ソフトを見て指したのではないかという疑惑で大揺れだと、新潮と文春が報じている。これが今週の第1位。 文春によると発端は、7月26日に行われた竜王戦の挑戦者を決めるトーナメントの準決勝、久保利明九段と三浦弘行九段戦だった。 三浦九段の快勝だったが、「証拠は何もないんです。でも指していて(カンニングを)“やられたな”という感覚がありました」(久保九段) 久保氏はソフトに精通している知人に依頼して、三浦九段の差し手とソフトとの一致率、離席後にどんな手を指したかを検証したという。 その後、10月3日にA級順位戦があり、渡辺明竜王と三浦九段が戦ったが、渡辺竜王の完敗だった。 だが、この対局はインターネット中継されていて、一部の棋士たちがリアルタイムで将棋ソフトを使って検証していたそうだ。 負けた渡辺竜王もソフトを使って三浦九段の対局を調べ尽くし、「これは間違いなく“クロ”だ」と確信したという。 渡辺竜王は1週間後に三浦九段と竜王戦を戦わなければいけない。悩んだ渡辺氏は、日本将棋連盟理事の島朗九段に電話をかけ、7人の棋士たちの極秘会談が開かれる。 その後、島理事が三浦氏に連絡して不正の事実を問いただしたが、本人は認めなかった。 文春によると連盟側は、三枚堂達也四段が、三浦氏から「スマホでパソコンを遠隔操作する方法を教えてほしい」と依頼されていたという情報を入手していた。 10月12日、将棋連盟は記者会見を開き、竜王戦の挑戦者の変更を発表した。三浦九段は年内の出場停止処分。 この記事を読んで、なにかしら違和感を覚える。私は、将棋はほとんどできないが、父親が素人四段で、子どもの頃から将棋を教え込まれた。だが、超短気な父は、ちょっとでも指し手を間違えると怒鳴られ、時にはひっぱたかれた。 そうしたことに腹を立てた私は、中学に入った頃から将棋をやめてしまった。だが、初期の将棋ソフトが出た頃、買ってきたPCで遊んだことがある。私は少しレベルを上げると勝てなかったが、ボケかかった父親にやらせると、かなりのレベルまで勝つことができた。 ディープラーニングができたおかげでAI(人工知能)は急速に進歩し、チェスを負かし将棋を破り、まだ先だと思われていた囲碁までも凌駕するようになってしまった。 かつて米長邦雄永世棋聖(故人)は「兄貴はバカだから東大へ行った」と豪語していた。 その米長氏も、将棋ソフトにはかなわなかった。そうなると、人間の棋士同士が戦う王将戦などは、一番強い棋士を決めることにはならない。そこで勝った者が、将棋ソフトと戦う「世界一決定戦」をやらなければいけないのではないか。 将棋というと思い浮かべるのは阪田三吉や升田幸三のような棋士たちだが、もはやこうしたゲームの世界では、AIに勝てるのはいなくなってしまうのだろう。 今回の“事件”は、棋士がソフトに勝てないことを、棋士自らが証明して見せた。これからは、対局に将棋ソフトの持ち込みを認め、自分の技とソフトを駆使できた者が勝つというルールに変えることも検討すべきではないか。 そうなると、将棋とはいったいなんなのだろう? 誰か、この問いに答えてくれる棋士はいないかね。 【巻末付録】 今週は平週号ということもあって、両誌ともに脱力系である。 現代は「歌舞伎町・渋谷・六本木 素人女性たちの痴態」。「AKB48が誇る王道アイドル 渡辺麻友 私のランジェリー」。「平嶋夏海 抱きしめたい」。袋とじは「たかしょー 未公開ヘアヌード&坂口杏里 過激すぎるヘアヌード」の2本立て。 この中では、渡辺麻友がヘアはないが、かわゆくて新鮮で、魅力たっぷり。 ポストは「桐野女史 ワケアリの女」という訳のわからないグラビアと、「佐藤衣里子 ハダカのサトエリ」。前号から始まった袋とじ新シリーズ「地下倉庫の秘宝写真集」は「墨田ユキ」。彼女は新藤兼人監督の『墨東綺譚』のヒロインに抜擢されたことで一躍有名になった。なぜか、玉ノ井の売春窟にいたであろう、娼婦の持つ体臭を感じさせる女だった。 SEXYという点で見れば、墨田ユキが群を抜いていい。特に後ろを向いてお尻を上げ、その尻の間から見えるヘアがなんともいえない。今週はポストの圧勝。「週刊文春」(10/27号、文藝春秋)
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「高学歴男にとって、女は性のおもちゃ?」東大&慶大、集団レイプ事件の危うい類似点
今週の注目記事・第1位 「将棋『スマホ不正』全真相」(「週刊文春」10/27号) 「『三浦弘行』九段と93%一致した問題ソフト」(「週刊新潮」10/27号)) 第2位「『ボブ・ディラン』の変人伝説」(「週刊新潮」10/27号) 第3位「高畑裕太『レイプ事件』被害者女性が涙の告白『なぜ示談をしたのか、真相をすべて話します』」(「週刊現代」11/5号) 第4位「小池都知事の暴走的『五輪会場変更』Q&A10」(「週刊新潮」10/27号) 第5位「ラブホ不倫『日教組委員長』放蕩三昧の検証」(「週刊新潮」10/27号) 第6位「あなたの年金が年間14万円減らされる!」(「週刊ポスト」11/4日号) 第7位「<その瞬間母は…>慶應『集団強姦』加害学生と親を連続直撃!」(「週刊文春」10/27号) 「福沢諭吉が泣いている『慶應大学』がけしからん!」(「週刊新潮」10/27号) 第8位「山本有二農水相は『労基法』違反だ!<元秘書告発>」(「週刊文春」10/27号) 第9位「美智子さま(82歳)のご心痛 天皇“極秘検査(東大病院)”と愛子さま“3週間ご欠席”」(「週刊文春」10/27号) 第10位「政治記者100人が答える『安倍の次の総理は誰なのか』」(「週刊現代」11/5号) 第11位「『関東連合』元最高幹部が実名告白 自分が関わってきた『AVと芸能界』SEX接待」(「週刊ポスト」11/4日号) 第12位「<追悼>『ミスターラグビー』平尾誠二 駆け抜けた53年」(「週刊現代」11/5号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! こんにちは、元木昌彦です。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋ですね。 私は明日、神戸へ行って、評論家の内田樹さんにインタビューしてきます。 このところ、彼の本を10冊ぐらい読みましたが、好奇心旺盛なことに、ほとほと感心しました。 仏文は彼の専攻ですから当然ですが、教育論からアメリカ、中国、ユダヤ論。映画からメディア、武道、宗教まで幅広いし、驚くのは、そのどれにも造詣が深いということです。現代の丸山真男とは言いませんが、鶴見俊輔や吉本隆明亡き後の、いい意味で、時代の批判者だと思います。会ってきたらご報告します。 ところで、ラグビー知らずの私でも、平尾誠二の名前は知っている。京都・伏見工業高校のときに全国制覇。 同志社大学を経て、1986年に神戸製鋼に入社して日本選手権7連覇を達成した。その後日本代表監督を務めたと現代に書いてある。 まさにラグビーの申し子だったが、私が覚えているのは、彼の格好よさだった。 汗まみれ泥まみれのユニフォーム姿もいいが、ここに出ているバーで飲んでいる姿は、なまなかな芸能人などお呼びでないぐらいの存在感。 まさに「ラグビー界の貴公子」だった。死因はがんだったという。享年53。2019年には、平尾も念願だっただろう、日本でラグビーW杯が行われる。 悔しかっただろう。現代はラグビーに強い。グラビアで平尾の往時の写真を掲載しているが、奥さんはモデルをしていたそうだ。実力と格好良さが備わった男が、またひとりいなくなってしまった。残念だ。 ポストで、市川海老蔵暴行事件や六本木クラブ殺人事件で世を震撼させた半グレ集団「関東連合」の元最高幹部、柴田大輔氏(37)が、組織の内幕を話している。 関東連合の勢力拡大に大きな役割を果たしたのはAVだったと、彼は言う。 柴田氏はAVビジネスに乗り出した。スカウトには、関東連合の名前が力を発揮したという。 路上のスカウトには縄張りがあるが、彼らはそれに縛られない。クレームが入っても返り討ちにするから、恐れられたという。 「業界では御法度とされる女優の引き抜きもやった。個人経営の女優で稼げそうなコに接近して口説き落とす。本人にOKさせてから、事務所の社長に“本人が辞めたがっている”“事務所からのギャラが契約書と違う”などとテキトーに言って社長を詰めるんです」 それを足掛かりに芸能プロダクションに進出し、所属タレントの枕営業の「構図を理解し始めた」という。 その後、ITのネット広告にも進出し、25歳の頃、「上場を目指せ」と顧問弁護士言われるまでになったそうである。 だが、関東連合という経歴がネックになって、果たせなかった。 その後、海老蔵事件や六本木事件が起こり、世間の風当たりや当局の取り締まりも厳しくなり、家賃60万円の不動産審査にも通らなくなってきたそうだ。 「完全に関東連合に対する気持ちは切れた。僕の『関東連合元最高幹部』っていう肩書は恥ずかしくてしょうがない。一人では喧嘩もできない連中なんですよ。関東連合なんて虚像です」 かくして、夜の世界に君臨していたという暴力集団の歴史がまたひとつ消えた。 現代が、100人の政治記者に「次の総理は誰か」という質問をしたという、実にくだらない特集をやっている。 安倍の次なんて、いるわけがない。それは、安倍という首相の為政がいいからではない。安倍首相がいなくなっても、第2,第3の安倍首相が出てくるだけだからである。 無個性で頭の弱いくせに、独断専行を屁とも思わない。そんな壊れきった政治に国民は飽き飽きしているのだが、政治記者などは、それにさえ気がつかない烏合の集団である。 そんな連中に聞くことなどない。「安倍が2020年まで総理を続けるか?」という問いに、「続ける」と思うが80.3%もいるのだ。 勝手に党則を変え、何も成果の上がらない安倍をなぜ続けさせるのか? そうした根本的な疑問が、この連中には何もないのだ。 安倍の次は? 岸田文雄外務大臣31票、石破茂氏21票、小池百合子都知事が11票だと。お前たちは多くの政治家と付き合っているのだから、もっとましな政治家を探し出し、場合によってはそやつを教育して、宰相に育て上げるということを考えたことはないのか? 衆院の解散はいつか? 年明け早々というのが51.9%。大義名分のない総選挙をやって、税金を500億円以上無駄遣いすることに反対すべきだと思うが、安倍のポチを任じるこの記者たちは、そうした基本的な常識さえも備わっていはしないのであろう。 今やるべきは、いつまで安倍政権を続けさせるのではなく、どうしたら安倍の税金バラマキ、原発再稼働をストップさせ、もう少しましな人間を据えるかということである。こんなつまらないことに誌面を使うな。私は怒っている。 このところ、皇太子の長女・愛子さまの不登校問題が、天皇、皇后の心痛のタネになっているようだ。 文春によると、愛子さまは9月26日から約3週間にわたって、学習院女子中等科を欠席しているという。 ふらつきがあり、胃腸も弱っているというだけで要領を得ない。 「記者会の一部はしびれを切らし、『三週間は尋常じゃない』『お疲れの根本的な原因は何なのか』『精神的な要因があるのでは』と追及した。すると大夫(小野田展丈東宮大夫=筆者注)はしどろもどろに『疲れ切って体力が戻らない“悪循環のスパイラル”になっている』と説明しました」(宮内庁担当記者) 中間考査初日の試験は欠席したという。心配なことである。 先ほど書いたように、安倍もそうだが、バカな閣僚のアホ発言にも飽き飽きしている。 山本有二農林水産相が環太平洋経済連携協定(TPP)の承認案を「強行採決」する可能性について言及したことで野党が反発、山本農水相の辞任を要求することで一致した。 この山本という大臣、軽率な発言だけではなく、身内にも人間としての配慮がないと文春が報じている。 「複数の元秘書の証言によれば、山本事務所は労基法第15条1項に定められた雇用契約書を作成していなかった。元秘書が山本氏本人に締結を求めたが、拒否されたという。また『給料は全部込みで約17万円』などとされ、残業代が支払われない形になっていた」(週刊文春WEBより) 電通やワタミ顔負けのブラック事務所だというのだ。明々白々の労基法違反だが、このセンセイ、司法試験に合格しているそうだ。まさか経歴詐称ではあるまいな。 こうした緩んだ大臣が出てくるのも、長期の安倍一党独裁政権のおごりからくるものである。 国民が望んでもいない総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に変えるというのも、国民軽視の表れである。 衆院特別委員会で安倍首相が、「我が党においては(1955年の)結党以来、強行採決をしようと考えたことはない」と話したときには、正直、認知症が始まったかと思った。 昨夜も、家人と言い合いになった。「あなたのように、安倍首相のことをバカな独裁者だなんてテレビで言うコメンテーターは誰もいないじゃない」。お茶の間のオバチャンたちは、新聞も雑誌も読まない。テレビだけが世界をのぞく窓なのだ。 私が「テレビのコメンテーターは、干されるのが怖くて安倍批判などできないんだ」と言うと、「テレビに出られないから、ひがんでいるだけじゃない」と言い募る。 お茶の間のオバチャンたちはテレビしか信じない。インターネットにはそうした安倍批判が数多あるが、若者たちはネットの中で、自分の関心のあるものしか見ないから、あってもないようなものだ。 大新聞はテレビ局を系列に持っているのだから、テレビをもっと活用すべきだ。深夜の30分でいいから“治外法権”で、自社の記者が鋭い政権批判をする番組をつくり、毎日流したらどうか。それだけでも、世の中は今よりずっとよくなるはずだ。 さて、慶應義塾大学の広告学研究会所属の学生による集団強姦事件は、被害者が警察へ被害届を出し、受理されたそうだ。新潮によれば、加害者は6人。 さらに、強姦シーンを撮った動画や写真が学生の間で拡散されたので、リベンジポルノ防止法違反という罪も加わる。 「集団強姦致傷」は最高刑が無期懲役という重罪だから、さぞや加害学生たちは戦々恐々としていることだろう。 さらに、被害女性の訴えを聞いたにもかかわらず、責任逃れをし、未成年の飲酒ということで収めてしまおうとした大学側への批判の声も大きい。 創立者の福沢諭吉は修学の目的として、「人格を備えた社会の先導者となることが、義塾における教育の目標の一つ」だとしているのに、「人格破綻の『テキーラ陵辱』を前にしては、この福沢の言葉がブラックジョークにしか聞こえない」(新潮) 文春は加害学生とその親を直撃しているが、当然ながら「(あなたに)関係ないでしょ! 弁護士に任せているんだから、何も言うことはありません」(加害者の母親)という反応ばかりである。 以前ここでも書いたが、同様のことが5月に東大でも起きている。主犯格は工学部4年の松見謙佑(22)。松見らが餌食にする女子大生を集めるために作ったのは「東京大学誕生日研究会」というサークルだった。 「実は、彼(松見のこと=筆者注)は被害女性に殴る蹴るの暴行を加えた上、カップラーメンの汁を彼女の顔にかけたりと、やりたい放題だったのです」(捜査関係者・新潮) さらに「最後には松見は女子大生の局部にドライヤーで熱風を浴びせかけ、それに耐えかねた女子大生はTシャツとズボンを着て泣きながら部屋を飛び出した」(同) 被害女性は提訴し、示談が成立した者以外、松見を含めた3人は起訴され、9月20日、松見に判決が言い渡された。懲役2年、執行猶予4年。もう1人も懲役1年6月、執行猶予3年。 『新潮45』(11月号)で、傍聴ライターの高橋ユキ氏が公判の様子をリポートしている。 「私の女性観ですが、(近づいてくる女性は)個人的に私を好いてくれるのではなく、下心があって近づいているのではないかと。そういう人たちに対して苦手意識、軽蔑する気持ちがありました」(松見) 別の人間もこう語っている。 「仲間の間で女性をモノ、性の対象として見て人格を蔑んでる考え方が根本にあったと思う。大学に入学してサークルなどで他大学の子と接して、彼女らはアタマが悪いからとか、バカにして、イヤラシい目でばっか見るようになり……という、男たちの中でそういう考え方が形成されてきたように思います」 東大生ほどではないが、慶應生にも、そうした女性蔑視、女性は性のオモチャという歪んだ優越感があったのではないか。 女性のほうにも、そうした考えを秘めている男たちに対して「無防備すぎた」と言わざるを得まい。 若い男たちの全部が草食化し、性に淡白になっているわけではないのだから。 腹の立つことばかり多いが、ポストがやっている、厚労省が仕組んで国会で「ひそかに」進んでいる年金法改正には、怒りを超えて殺意まで湧いてくる。 ポストによれば、この改正案は(これは改悪案と呼ぶべきものだ)、「物価が上がっても下がっても現役サラリーマンの平均賃金が下がれば年金生活者の受給額をマイナス・スライドさせるという制度」なのだという。 ついに「政府はいよいよ年金生活者が現在受け取っている年金を召し上げるという禁じ手に踏み込んだ」(社会保険労務士の北村庄吾氏) 悪質なのは、この重大な制度改革の内容をひた隠してきたことである。 これが成立すると、5年後から減額ルールが適用される。 行政書士でもある民進党の井坂信彦代議士に試算してもらうと、夫婦2人で月額約22万円7,000円(年間約271万円の標準モデル世代)、「年間約14万2000円」の減額になるそうだ。 「世代間で支えるという年金制度がもはや完全に崩壊しており、年金生活者への支払いを多少減らしても、現役世代の年金が増えるというのは幻想でしかない。(中略)厚労省も苦し紛れに“いま高齢者の年金を減らせば、現役世代の年金はどんどん増える”と世代間対立を煽って、とりあえず年金生活者と現役世代が年金批判で結束するのを防ごうとしている」(北村氏) さらにあきれるのは、ポストが厚労省年金事業管理課に「高齢者の年金減額は違憲ではないのか」とただしたところ、こう答えたという。 「マクロスライドの裁判は始まったばかりで準備書面はこれからですが、年金制度はもともと受給額が下がることが想定されている制度だと今後主張しようと検討している」 どの法律に、そんなことが書いてあるのか? 「そういうことは書かれてない」。書いていないが、我々お上がそう思えばそうなるのだという、あきれ果てた言い分である。 「日本の年金は100年安心だ」と言ったのは、どこのどいつだ? 株にジャブジャブ注ぎ込んで大損し、それを知らん顔して、高齢者も現役世代の年金もどんどん減らすというのは、犬畜生にも劣る連中である。 新潮は先週、日教組の岡本泰良委員長が、女性とラブホテルへ入る姿や、組合費を蕩尽していると報じた。 これだけ暴露されたのだから、即刻辞任だろうと思っていたのだが、本人は雲隠れし、日教組のお偉方は新潮へ情報を流した「犯人捜し」に躍起になっているというのだから、この組織は落ちるところまで落ちるしかないのだろう。 さて、IOCのバッハ会長が日本に乗り込んできて、五輪のボート・カヌー会場移転問題の流れが変わってきた。 今週の新潮は、小池百合子都知事が「海の森水上競技場」を、宮城県の「長沼ボート場」へ変更すると言いだしたが、長沼の不便さ、仮設住宅では断熱が十分ではなく夏場は過酷になる、選手村が分断される、変更すれば莫大な違約金を支払わされるかもしれないと、長沼のマイナス点を上げている。 バッハ会長も、森喜朗大会組織委員会会長や安倍首相と会ってから、復興五輪というならソフトボールや野球を東北でやったらどうかと、暗に長沼移転反対を表明した。 豊洲移転問題はどう決着させるのか、長沼移転問題を含め膨らみ続ける五輪予算にメスを入れられるのか。私が見るところ、いっては見たが、小池都知事は拳の落としどころがなく困り切っているように見える。 それに比べて、元都知事の猪瀬直樹氏のなんと優雅な生活ぶりであろう。新潮が猪瀬氏と中年美女のテニス風景を撮っている。相手は蜷川有紀さん(56)といって、女優で画家だそうだ。演出家の故・蜷川幸雄氏の姪だという。なかなかキリッとした女性である。 こんな男に、なぜこんないい女が? というケースはよくあるが、悪名は無名に勝るということか。 現代は先週に続いて、高畑裕太にレイプされた被害者女性の「涙の告白」第2弾をやっている。 彼女は「示談」に応じたから、「カネ目当ての美人局」という疑惑までかけられてしまったが、それへの疑問に答えている。 まず事件後、彼女は迷った末、ホテル近くに住む知人男性に相談する。 彼は「それは明らかなレイプ事件だから、我慢することはない」と言い、被害届を出すようにと、警察に通報してくれたそうだ。 これまでの報道と違うのは、その男性の指示で病院へ行ったのではなく、警察の指示だったそうである。 「病院では、膣内に残っている精液を採取された後、用意されていたアフターピルを飲みました。病院を出たのは、午後8時か9時頃だったと思います。その後、知人と一緒に前橋署に向かい、再び事情を聞かれました」(被害女性) しかし、事情聴取された際、担当の女性検事から、 「なぜ大きな声を出さなかったのか」「なぜ壁を叩かなかったのか」などと質問を浴びせられ、だんだん、自分に非があるのではないか、検察は自分を守ってくれるところではないと思ってしまったそうだ。 裁判になれば、加害者の弁護士から根掘り葉掘り聞かれ、また恥ずかしい思いをすることになる。 また、前橋署の会議室で、加害者が所属していたプロダクションの社長らが、「示談にしてほしい」と言ってきて、双方の弁護士同士で交渉が始まったことも、彼女に加害者を裁判に追い込む気持ちを萎えさせたようだ。 彼女の知人は、示談交渉には立ち会ったことはないそうだ。 彼女はこう話す。 「仮に裁判において、抵抗が弱かった、叫んで助けを求めなかったなどという理由で加害者が無罪になってしまうのであれば、被害者は泣き寝入りするしかありません」 フライデーによると、被害女性が表に出てきたことで、事態は一変したという。 「淳子さんも裕太の元所属事務所の社長も、週刊現代の記事についてはなにも反論しないということで合意しているようです。主張したいことはヤマほどあるようですが、『自分たちがなにを言っても世間の目は変わらない』と思い、諦めているようです」(裕太の知人・デジタルフライデーより) フライデーによれば、12月上旬まで母親の高畑淳子は主演舞台『雪まろげ』の地方巡業に入るそうだ。 「一家の大黒柱は高畑であり、大きな収入源だったCMやバラエティ番組への出演が絶望的になったいま、彼女は舞台に立ち続けるしかない」(同) フライデーは何度も彼女に質問をぶつけたそうだが、高畑は顔を伏せたまま、ヨロヨロと自宅へ入っていったそうだ。 ところで、ボブ・ディランがノーベル文学書を受賞したことが波紋を呼んでいる。 ディランが『風に吹かれて』を発表し、ピーター・ポール&マリーが歌ったカバーが大ヒットしたのは1963年。ディラン22歳、私が18歳の時だった。 どれだけミサイルが飛んだら戦争が終わるのか、いつまでニュースを見れば平和が来るのか、その答えは風が知っているだけさ。アメリカでは公民権運動賛歌として受け入れられ、日本をはじめ、多くの国では反戦ソングとして多くの若者が歌った。 文春によれば、10月14日にカリフォルニア州で行われた音楽フェスのリハーサルで、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャードに「おめでとう」と声をかけられたディランは、こう言った。 「ありがとう。でも、僕には彼ら(選考委員)が何を考えているのかさっぱりわからないよ」 彼は「変人」といわれる。人嫌い、インタビュー嫌い、コンサート以外は自分を晒さない。 だが、2004年に自らの手で自伝を書いたとき、「ニューズウィーク」のインタビューに答えている。今週の日本版から引用してみよう。 「60年代後半から70年代前半には神格化され、ストーカーに近いファンも出現した。『あんなことをされれば、誰でもおかしくなる』と、ディランは自伝に書いている」 名声は人生だけでなく、作品も歪めたという。 「私は名声をうまく利用しようと思った。名声はカネにはなったが、独り歩きを始めた。名声の中身は空っぽだった。私の音楽は指の間からこぼれ落ち、いつしか消え去った」 「『昔の私は、世界と人間のあらゆる真実を歌で表現しようとしていた』と、ディランは言った。『しかし時が来れば、そんなことはできっこないと分かるものだ』」 同誌でプリンストン大学のショーン・ウィレンツ教授は、ディランの受賞についてこう語っている。 「同時代の偉大な文学者をたたえただけのこと。同じ栄誉に浴したほかの文学者たちと区別する必要はない。詩は、大昔からある文学の形式だ。ディランはそれをまったく新しい水準に、西洋文化が生み出した文学の最も高い水準にまで高めた。それ以上の説明はいらない」 新潮によると、これまでにノーベル賞を受け取ることを辞退したのは、サルトルを含めて4人だという。 授賞式にディランが出席するかどうかわからないようだが、今こそ戦争ができる普通の国にした安倍首相官邸を取り巻き、「風に吹かれて」を歌うときではないだろうか? 私事で恐縮だが、このほど『知られざる出版「裏面」史~元木昌彦インタヴューズ』(出版人)を上梓した。 版元から、出版記念会をやって、少しでも本を捌いてくれと頼まれた。でも、古希になって記念会というのもな~、業界向けの地味な本だしな~と結構悩んだ。 そこで「生前葬」をやろうと思いついた。これまで親しくしてもらってきた知人、友人に「長年のご厚誼を“故人”が感謝する」という趣旨なら、面白がって来てくれるかもしれない。 当日は、友人のカメラマンに撮ってもらった大きな「遺影」を飾り、横のテーブルに菊の花を20本。講談社の出樋一親さん、きずな出版の櫻井秀勲さん、ノンフィクション作家の佐野眞一さん、版画家の山本容子さんのお祝いの挨拶の後、私が代読するという形で“故人”の遺言状を読み上げた。 「みなさんと知り合えたこと、一緒に仕事ができたこと、酒を酌み交わしたこと、忘れません。感謝しています。今日は本当にありがとうございました」と結び、頭を下げた。 150人の参会者で一杯の会場から拍手が起こった。「生前葬、よかったよ。また来年もやれよ」と声をかけられた。 水の江瀧子は74歳で生前葬をやり、94歳まで生きた。生前葬をやると長生きできるという「功徳」もあるそうだから、みなさんもやってみてはいかがだろうか? さて、将棋界は、対局中に離席してスマホで将棋ソフトを見て指したのではないかという疑惑で大揺れだと、新潮と文春が報じている。これが今週の第1位。 文春によると発端は、7月26日に行われた竜王戦の挑戦者を決めるトーナメントの準決勝、久保利明九段と三浦弘行九段戦だった。 三浦九段の快勝だったが、「証拠は何もないんです。でも指していて(カンニングを)“やられたな”という感覚がありました」(久保九段) 久保氏はソフトに精通している知人に依頼して、三浦九段の差し手とソフトとの一致率、離席後にどんな手を指したかを検証したという。 その後、10月3日にA級順位戦があり、渡辺明竜王と三浦九段が戦ったが、渡辺竜王の完敗だった。 だが、この対局はインターネット中継されていて、一部の棋士たちがリアルタイムで将棋ソフトを使って検証していたそうだ。 負けた渡辺竜王もソフトを使って三浦九段の対局を調べ尽くし、「これは間違いなく“クロ”だ」と確信したという。 渡辺竜王は1週間後に三浦九段と竜王戦を戦わなければいけない。悩んだ渡辺氏は、日本将棋連盟理事の島朗九段に電話をかけ、7人の棋士たちの極秘会談が開かれる。 その後、島理事が三浦氏に連絡して不正の事実を問いただしたが、本人は認めなかった。 文春によると連盟側は、三枚堂達也四段が、三浦氏から「スマホでパソコンを遠隔操作する方法を教えてほしい」と依頼されていたという情報を入手していた。 10月12日、将棋連盟は記者会見を開き、竜王戦の挑戦者の変更を発表した。三浦九段は年内の出場停止処分。 この記事を読んで、なにかしら違和感を覚える。私は、将棋はほとんどできないが、父親が素人四段で、子どもの頃から将棋を教え込まれた。だが、超短気な父は、ちょっとでも指し手を間違えると怒鳴られ、時にはひっぱたかれた。 そうしたことに腹を立てた私は、中学に入った頃から将棋をやめてしまった。だが、初期の将棋ソフトが出た頃、買ってきたPCで遊んだことがある。私は少しレベルを上げると勝てなかったが、ボケかかった父親にやらせると、かなりのレベルまで勝つことができた。 ディープラーニングができたおかげでAI(人工知能)は急速に進歩し、チェスを負かし将棋を破り、まだ先だと思われていた囲碁までも凌駕するようになってしまった。 かつて米長邦雄永世棋聖(故人)は「兄貴はバカだから東大へ行った」と豪語していた。 その米長氏も、将棋ソフトにはかなわなかった。そうなると、人間の棋士同士が戦う王将戦などは、一番強い棋士を決めることにはならない。そこで勝った者が、将棋ソフトと戦う「世界一決定戦」をやらなければいけないのではないか。 将棋というと思い浮かべるのは阪田三吉や升田幸三のような棋士たちだが、もはやこうしたゲームの世界では、AIに勝てるのはいなくなってしまうのだろう。 今回の“事件”は、棋士がソフトに勝てないことを、棋士自らが証明して見せた。これからは、対局に将棋ソフトの持ち込みを認め、自分の技とソフトを駆使できた者が勝つというルールに変えることも検討すべきではないか。 そうなると、将棋とはいったいなんなのだろう? 誰か、この問いに答えてくれる棋士はいないかね。 【巻末付録】 今週は平週号ということもあって、両誌ともに脱力系である。 現代は「歌舞伎町・渋谷・六本木 素人女性たちの痴態」。「AKB48が誇る王道アイドル 渡辺麻友 私のランジェリー」。「平嶋夏海 抱きしめたい」。袋とじは「たかしょー 未公開ヘアヌード&坂口杏里 過激すぎるヘアヌード」の2本立て。 この中では、渡辺麻友がヘアはないが、かわゆくて新鮮で、魅力たっぷり。 ポストは「桐野女史 ワケアリの女」という訳のわからないグラビアと、「佐藤衣里子 ハダカのサトエリ」。前号から始まった袋とじ新シリーズ「地下倉庫の秘宝写真集」は「墨田ユキ」。彼女は新藤兼人監督の『墨東綺譚』のヒロインに抜擢されたことで一躍有名になった。なぜか、玉ノ井の売春窟にいたであろう、娼婦の持つ体臭を感じさせる女だった。 SEXYという点で見れば、墨田ユキが群を抜いていい。特に後ろを向いてお尻を上げ、その尻の間から見えるヘアがなんともいえない。今週はポストの圧勝。「週刊文春」(10/27号、文藝春秋)
慶大集団レイプ事件 「われわれは司法機関ではないので…」大学側の非道な対応を、被害者母が暴露!
今週の注目記事・第1位 「独占180分 高畑裕太『レイプ事件』被害者女性の初告白」(「週刊現代」10/29号) 第2位 「『ミス慶應』中止 1年女子『集団強姦』」(「週刊文春」10/20号) 「被害者が告発!『慶大女子学生』テキーラ凌辱を握りつぶした慶大」(「週刊新潮」10/20号) 第3位 「色と欲『日教組委員長』のお好きな『池袋ラブホテル』」(「週刊新潮」10/20号) 第4位 「朝日新聞『社外秘』資料入手!『3年で500億円減収』の衝撃」(「週刊ポスト」10/28号) 第5位 「電通24歳社員自殺パワハラ地獄『君の残業はムダ』」(「週刊文春」10/20号) 第6位 「有名100社を総力調査 50すぎて、60すぎて『得する会社』『損する会社』」(「週刊現代」10/29号) 第7位 「安倍自民党+小池新党+橋下維新連立政権 前代未聞の与党400議席で野党が消える」(「週刊ポスト」10/28号) 第8位 「ヤクザ情報にシノギを削る実話系週刊誌『山口組分裂報道』の掟」(「週刊ポスト」10/28号) 第9位 「ゼネコンもひれ伏す『日建設計』の金儲けと人脈」(「週刊新潮」10/20号) 第10位 「テレ朝『報ステ不倫』女子アナと制作会社社長が!」(「週刊文春」10/20号) 第11位 「ここが変だよ!『石原さとみ』主演の『校閲ガール』を校閲せよ」(「週刊新潮」10/20号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! みなさんは、「校閲」と「校正」の違いがわかるだろうか? 自慢ではないが、私も編集者を長くやっているが、ずいぶんの間、知らなかった。 「校閲」は作家やノンフィクション・ライターが書いた原稿に書かれている文章の意味や内容を読んで、誤りを正すこと。 「校正」は原稿とゲラを見比べて、文字や文章の誤りを正すことです。 原稿と合っているかどうかは編集者でもできますが、内容を読んで誤りを正すという校閲は、相当な訓練を積まなければ、なかなかできるものではないのです。 ということで、本題。石原さとみ主演の『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)の視聴率がいいと新潮が報じている。 初回の視聴率が12.9%(ビデオリサーチ調べ)だったという。視聴者になじみの薄い校閲がテーマで、この視聴率は確かにスゴイ。 石原演じる河野は、ファッション誌の編集者を希望して出版社に入ったところ、校閲に回されてしまう。 それが気に入らないのか、編集者を「このタコ!」と怒鳴り飛ばしたりするそうだが、出版社一といわれる新潮社の校閲部長・飯島秀一氏は、河野についてこう言っている。 「校閲は、原稿の最初の1文字から最後の1文字まで同じテンションで読むことが何より大事です。石原さんが演じるキャラクター(河野)は落ち着きに欠けるし、編集者になりたいと公言しているので、うちの校閲職では採らないと思います」 私のいた講談社でも、最近は知らないが、校閲職を編集や営業とは別に採っていた。編集者から校閲に行く人間もいたが、ほとんどは10年以上のベテランであった。 校閲の仕事は、原稿と見比べて間違いを探すだけではなく、人名、年代、地名などあらゆる箇所が間違っていないかチェックし、そのために辞書や図書館で調べるだけではなく、飯島氏のように、小説で描写される風景を確認するために、「地図を広げれば、等高線から“この位置だと対象物が見えない”と判断」することもできなくてはいけない。 編集者のほとんどは、会社を離れると売り物にはないが、校閲だけは引く手あまたである。 現在、大手出版社でも、自前で校閲を持っているところは少なくなってきている。ましてや。中小出版社では皆無であろう。 どうするのか? 校閲ばかりを集めたプロダクションがある。そこへ発注するのだ。 私の知っている校閲プロダクションは、毎年売り上げを伸ばし、近々上場するといっているが、それができると思うほど絶好調である。 最近、大阪にも進出したが、大阪はそうしたプロダクションがほとんどないから、入れ食い状態だという。 私も校閲をやっていれば、定年後に飲み代に困ることはなかったのにと、後悔している。 お次は、文春お得意の不倫記事。テレビ朝日系の『報道ステーションSUNDAY』でフィールドリポーターをしている矢島悠子アナ(34)が、50代バツイチ独身の番組制作会社社長と不倫しているというのだ。しかも、この男性が請け負っているのが、矢島アナが出演する『報道ステーションSUNDAY』と、テレビ朝日の看板番組『報道ステーション』なのだ。 矢島アナは2011年、28歳のときに『ちい散歩』の番組ディレクター氏と結婚している。相手は16歳年上だそうだが、1年ほど前から別居状態だという。 やり手の制作会社社長と、夫と心が離れてしまった女が、惹かれ合う――。まあ、気持ちはわからないでもないが。 ところで、10月14日のasahi.comにこんな記事が載った。 「東京都の豊洲市場(江東区)で主な施設下に盛り土がなかった問題で、施設の基本設計を受注した設計会社・日建設計が受注前の段階で『盛り土工事の省略』について都の担当幹部らに説明していたことが13日、分かった。都の土壌汚染対策と矛盾しかねない内容だが、問題視されていなかった」 日建設計についてはすでに、新潮が「豊洲疑惑の最後の黒幕」と報じている。 新潮によれば、専門家会議から汚染対策としての盛り土の提言を、事実上反故にしたのは、11年1月7日に大手設計会社、日建設計が都に出した「技術提案書」で、そこで「盛り土不要」の工法を提案して、それを受ける形で基本設計が作られたとしている。 「以降、日建設計と都の担当者以外は(盛り土)が葬られたのを知らないまま新市場の建設が進められた」(新潮)のだという。 10月下旬から始まる都の「市場問題プロジェクト」では、日建設計の担当者も呼ばれ、責任者の名前を明らかにするよう求められるそうだが、それを知ったところで「盛り土問題」の本質にどれだけ迫れるかは疑問だという。 「基本設計書には数十人の印が押されている。責任の濃淡はありますが、それこそ、担当責任者は20~30人という人数になってしまいます。しかも、彼らは、そもそも役人として“盛り土”によるコスト増を抑えようとしたわけで、メンバーをリストアップして処罰したところで、解決したことにはなりません」(都政担当記者) 土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で小池都知事は、担当部局長の岸本良一・中央卸売市場長を事実上更迭する人事異動の方針を固めたと報じられている。 だが、これだけで問題解決とはいかないはずだ。 さて、山口組分裂以来、一般誌でも対立している神戸山口組との抗争を報道しているが、やはり、実話誌といわれるアサヒ芸能、週刊大衆、週刊実話の御三家は、歴史と食い込み方が違う。 以前にも書いたが、ヤクザの世界では、アサ芸は世界か文藝春秋、大衆は文春か新潮、実話は現代かポストである。 そのポストが、実話雑誌の取材方法とその苦労について特集を組んでいる。 9月29日、横浜中華街で六代目山口組の司忍組長、住吉会の関功会長、稲川会の清田次郎会長のトップ会談が開かれた。 この現場にいたのは、やはり実話系の3誌。これだけのスクープができたのは、「事前に各誌の担当者に“主催者”側から連絡が入っていました」(実話誌関係者)。 各誌には、1984年に起きた山一抗争から山口組を取材している大ベテランのヤクザライターたちがいて、彼らはメーリングリストを作り、情報を共有しているそうだ。 そこまでヤクザ側の信頼を得るには、「週に何日も神戸の本部前に張り込んで、出入りする組長などに“おはようございます”と挨拶して顔を覚えてもらうことから始まります」(実話誌ライター)。 二派に別れてからは、アサ芸と大衆が本家・六代目山口組中心だが、実話が神戸山口組に食い込んでいたそうだ。 分裂してからは、部数増にもつながっているそうである。 実話は、昨年10月に司組長「逮捕のXデー」という衝撃的な見出しをうち、司組長が脱税容疑で逮捕される可能性ありと報じた。 しかし、それが報じられた1カ月後に、実話の編集長が交代したという。六代目側の怒りを買ったといわれているそうだ。 もちろん、肩書や名前を間違えれば、回収、刷り直しもあるというから、ヤクザものは神経を使うのである。ご苦労様。 ポストは、安倍首相とプーチンロシア大統領の間で「北方領土2島返還」が決まれば、来年1月に解散・総選挙をやり、結果、3分の2どころか、4分の3超えすると予測している。 参院選のように野党共闘ができたとしても、小池百合子新党、おおさか維新の会、名古屋の河村たかし市長が組めば、野党共闘は埋没してしまうと読んでいるのだ。 それによって安倍首相はプーチン化し、憲法改正どころか、思うがままに日本を操るというのである。 そんなことをさせては絶対いけない。そうは言っても、民進党の代表が替わっても、何も新しい路線を打ち出せないのでは、この読み通りになる可能性をまったく否定はできない。困ったものだ。 しかし、潮目が少し変わってきた徴候もある。新潟知事選で、共産、社民、自由が推薦する米山隆一氏(49)が泉田前知事の路線の継承を訴え、原発再稼働を争点化して当選したのだ。 「(危機感を持った)二階俊博幹事長ら自民党幹部が連日のように現地に入り、首相自身も13日、泉田氏と会談して支援要請をするなど、政権を挙げた総力戦となった。そのうえでの敗北だけに、柏崎刈羽原発の再稼働への道筋はまったく見通せない」(朝日新聞10月17日付)。 国民を愚弄し続けた安倍政権に、ようやくそれに気がついた地方の選挙民から「NO!」の声が上がり始めたのだ。 地方から広がっている安倍に対する怨嗟の声は、国会を再び、これまで以上の広がりを持って取り巻くことになるはずだ。 ひとつだけ確かなことがある。国民のほとんどは、安倍など信用してはいない。アリの穴から、安倍政権は崩壊していくはずである。 現代は巻頭特集で50、60すぎたら「損する会社」「得する会社」があると書いている。 読者は、これから就職をしようという学生なのだろうか? だが、読めばわかるように、年取ってからも社員に優しい会社など、あってもごくごくわずかにすぎない。 国からの圧力で、65歳、または70歳まで再雇用すると言ってはいるが、その実態はせいぜい月20万円程度で、かつての部下から顎で使われる半端仕事しかないのだ。 ここでもメガバンクの冷たさを行員が話しているが、どこもここも似たり寄ったりである。 わずかにいいと言われるNECやリコーでも、「56歳で役職定年になりますが、それまでの給与体系がほぼ維持されるので、2割程度しか給料は下がりません」(NEC関連子会社勤務)、「60歳からはシニア契約があり、65歳までは社内に残れます。時給は1000~2000円と高くはありませんが、居心地がいい」(リコー社員)程度なのだ。 後で触れるが、電通などは「20~30代の非常につらい時期を乗り切れば、後は天国のようなものです」(電通社員)というが、そこへ行くまでに過労死したり、天国にいる上役のパワハラに悩まされたりと、若い社員にとっては「地獄」のような会社なのだ。 学生諸君! これだけは言っておく。社員に優しい会社などどこにもないと思ったほうがいい。もしあったとしたら、宝くじで3億円当たったようなものだから、手放さないことだ。 その電通の女子社員(当時24歳)が社員寮の4階から身を投げて自殺したが、それから約9カ月後に、遺族が申請していた労災認定が下りた。 だが、彼女の残業時間が月に100時間だったことなどが、各所で波紋を呼んでいる。 高橋まつりさんという。東大文学部から電通に入り、インターネット関連の広告を扱う部署に配属された。 先月の9月23日には、電通が扱うインターネット広告で、過大請求など2億3,000万円程度の不正取引が発覚したが、彼女が所属していた部署もこの不正に関係していたという。 電通は不正が横行した背景には、人手不足があったことを認めた。彼女が本採用になったのは昨年10月。文春によると、この頃から業務量が格段に多くなり、それに反して部署の人数は半減したというから、相当なハードワークだったようだ。 負担が増えていくにつれて、彼女のTwitterには、仕事や職場に対する嘆きがあふれるようになってきたそうだ。 「つらいつらい、新入社員なんて何も面白くないと思いながら会社に行って終電で帰宅してメイクも落とさないで寝て起きて友だちと会話もできずの毎日」(10月2日) 「土日も出勤しなければならないことがまた決定し、本気で死んでしまいたい」(11月3日) 残業の上限は月70時間と決められているそうだが、上長次第ではそれ以上働かせることができる労使協定があるそうだ。 土日や朝5時帰りなど、100時間以上の残業があったと思われる。それに「遺族と弁護団は上司によるパワハラも高橋さんの自殺の原因にあったと考えているようです」(社会部記者)。 こんなツイートがある。 「いくら年功序列だ、役職についてるんだって言ってもさ、常識を外れたことを言ったらだめだよね。人を意味もなく傷つけるのはだめだよね」 上司が取ってきたクライアントを押し付けられ、新人ではあり得ないような申込件数を達成しなくてはならないこともあったようだ。 元「週刊朝日」編集長の山口一臣氏によれば、彼女は学生時代にネット放送の『週刊朝日UST劇場』に出演していて、当時は「週刊朝日の記者になりたい」などと語っていたそうだ。彼がこう書いている。 「まつりは週刊誌の記者になりたいと言っていた。でも、電通に就職が決まって、みんな喜んだ。職場も近いし、またみんなで飲みに行こうとか言ってたのに。かなわないまま死んでしまった。朝日新聞社から電通までは歩いて5分とかからないのに。こんなに近くにいながら、何もできなかった。ゴメンね」 昔から「電通残酷物語」などといわれていたが、内情は以前よりさらにひどくなってきているのかもしれない。 ポストは、朝日新聞の社外秘「職場会議(部会・室会・センター会など)説明用資料」を入手したと報じている。 そこには、13年度に3,135億円売上高が15年度には2,748億円へと落ち込んだ。3,000億円を割り込むのは30年ぶり。16年度では、マイナス500億円超の恐れがあるというのである。 背景には当然だが、急激な部数減がある。12年度には762万部あった発行部数が、670万部まで落ちているそうだ。そのために、17年度からの「給与改定・定年延長」に対する社員の理解を求めているようだ。 確かに、朝日が所有している不動産からの収入は増えているようだが、本業が細っているのでは、新聞社として胸を張るわけにはいくまい。 もちろん、他の新聞も同様であろう。部数1,000万部の新聞が2紙もあったのがそもそもおかしかったのだ。昔、読売新聞の務台会長が言っていた。「新聞の適正部数はせいぜい600万部程度」だと。 そのためには、社員を現在の半分以下にしなければやっていけはしまい。そのときが来たようである。 さて、新潮は聖職者たちを束ねる日教組の委員長が「色と欲」に目がくらんでいると告発レポートを掲載している。これを読むと、日教組という組織がここまで堕落したのかと思わずにはいられない。 いまや日教組の組織率は25%を切っているそうだ。そのトップに、今年の3月からついているのが岡本泰良氏(56)だ。 新潮は、10月3日の岡本氏の日常をこう活写する。午後6時に東京一ツ橋の日教組本部の前でタクシーを拾った岡本委員長殿は、池袋のホルモン専門店に入店。 そこで、40代前半の女性と2時間ほど食事をした後、池袋のラブホテル街に行き、「お風呂のラブマット・ローション絶賛貸し出し中」と書かれた看板のあるホテルに入り、3時間半以上を過ごしたという。 その後、タクシーに同乗して、先に委員長が降り、そのままタクシーは女性の自宅まで行ったそうだ。支払いは「日教組名義のタクシーチケットである」(新潮)。 ちなみに、岡本委員長には大分県宇佐市に妻子がいる。くだんの女性は、委員長がよく使う新宿のガールズバーで働いているそうだ。 つまり「愛人の店に大人数を連れて行って、それを“お手当”とする。交際費として落とせて、突かれる心配がないわけです」(執行部のさる幹部)。 岡本氏が惜しげもなく使う飲食、ホテル、タクシー代は、「現場の先生の給料から天引きされる組合費」(新潮)なのである。 こんな「ゲスの極み」の性職者が上にいるのでは、現場がいくら「国歌斉唱反対」「政治の教育現場への介入反対」と声を張り上げても、むなしいだけだろう。 岡本氏の愛人に新潮が直撃すると、「あれは私です、ホテルに入りました」と認めたのだが、「でも信じないでしょうけど、肉体関係はなくて、並んで腰かけて他愛のない話をするだけなんです」と、驚くような言い訳をするのである。 こんな輩を、聖職者の集まりである日教組が守るわけはないと思うが、意外や意外、丹野久広報部長というのが、こう答えたというのだ。 「質問に対して回答する必要はないと判断しました」 こんなトップがこれからも居座り続けるとしたら、日教組などという組織は崩壊するはずである。 教える側がこうなら、教えられる側がよくなるわけはない。言わんこっちゃない。バカだ大学で2013年に起きたスーフリの集団輪姦事件と同様のことが、三田の色魔大学でも起きた。 「ミス慶應」を企画・運営する慶應大学の公認学生団体「広告学研究会(以下、広研)」が、塾長から「複数の未成年者が飲酒に及んだ」ことを理由に解散命令を受けたのは10月4日だった。 ミス慶應は中野美奈子(元フジテレビ)、青木裕子(元TBS)、竹内由恵(テレビ朝日)など、多くの女子アナを輩出したことで知られているが、今年11月に行われるはずだったミスコンも中止になってしまった。 だが、これは表向きの理由で、解散の本当の理由は「1年生女子の集団強姦」だったと、文春と新潮がともに告発している。 文春で見てみよう。広研は大正13年に設立されたという。現在は80人ぐらいが所属していて、いくつかに分かれているそうだ。 今回事件を起こしたのは「学生キャンプドア」というところで、神奈川県の葉山で海の家を運営する部門の学生たちだった。 彼らは葉山町にある、普段は地域の集会所として使われる古い建物に、毎年夏になると寝泊まりし、朝方までタバコや酒を飲み、どんちゃん騒ぎしていたという。 今年も、海の家の解体作業のために男6人でそこへ行ったのだが、そのうち2人がよく知る慶應1年生のA子さん(当時18歳)を誘って連れてきた。 夜8時をまわった頃から集会場の2階で飲み会が始まった。最初の乾杯は、ショットグラスに並々と注がれたテキーラだった。 「それからどんどん飲まされました。『A子が飲むゲーム』というコールで5杯連続くらいで飲まされて、無理矢理口にまで持っていかれたりもありました」(A子さん) 連中の底意は見え見えだが、それに気づかなかったのか、とうとうA子さんは意識を失ってしまう。 気がついたときは服を脱がされ、男たちに囲まれていた。 「抵抗しましたが、力ずくで……一人に手を押さえつけられて、二人に暴行されました。写真や動画も撮られていました」(同) 次の日、男たちの隙を見て逃げ出したA子さんは、気持ち悪くなって駅の救護室に駆け込み、病院へ搬送された。 病院から母親に連絡し、警察に被害届を出したという。 バカだ大学同様の三田の色魔たちの乱行だが、もっと驚くのは、文春の記者に対して、広研所属の学生が、 「みんなで酒を飲み始めて、夜の十時頃、アレが始まったんっすよ。写真見ます? マジ、ヤバイっすよ。芸術作品っすよ」 と、笑いながら数枚の写メを見せたというのである。 「畳敷きの殺風景な部屋。そこに全裸で横たわる一人の女性がいる。その女性に男が覆いかぶさり、別の男は彼女の顔に性器を押し付けている。他の写真では、仰向けになった女性の横で性器を剥き出しにしたまま満面の笑みでガッツポーズを取る男。女性の表情はうつろだ」(文春) 暴行に及んだのは、ともに19歳の理工学部の1年生だという。しかも、その場にいた1人が、そいつの友だちにケータイで実況中継していたというのだから、開いた口がふさがらない。 新潮によると、娘から事情を聞いた母親が、大学の学生部の人間に事情を話し、担当者による女子生徒への聞き取りが行われた。その後、担当者は母親に電話をかけ、こう言ったという。 「お嬢さんから聞きましたけど、どうしますか?」 怒った母親は学生部に行って話をしたが、「われわれは司法機関ではないので、まずは警察に届けてください」と言われたという。 塾長らはこの事件のことを知りながら、未成年の飲酒ということに矮小化して「隠蔽」しようとしたと言われても仕方あるまい。 学生がバカなら、教職員も塾長もバカ。早稲田大学は正式名をバカだ大学に、慶應は三田の色魔大学とすべきだ。そうすれば、まともな学生は来なくなるし、女子学生も警戒して寄ってこなくなるはずだ。 さて、現代が久々のスクープで今週の第1位だ! 「高畑裕太『レイプ事件』被害者女性の初告白」。取材したのは本誌記者・齋藤剛氏。 被害女性Aさんが話すことを決意したのは、裕太の弁護士・弘中惇一郎氏が出した声明文だった。それを受けて、ネットやメディアで「最初からカネ目当てだったのか」という心ない中傷が飛び交った。 中でも彼女は、文春の「被害女性は高畑の誘いに乗って部屋へ行き、行為の求めに応じた」と報じたことに怒りを覚えたという。 高畑側の言い分をそのまま報じるセカンドレイプのようなメディアに対して、「真実を知ってほしい」と、1回限りのインタビューに応じたのだという。 加害者。Aさんは裕太のことをこう呼んだ。加害者が1人でホテルへ戻ってきたのは深夜の1時40分頃。他愛もないことを話しかけてきて、その際、「後で部屋にマッサージに来てもいいよ」と言われたという。 「これについてははっきりと『行きません』と答えました」(Aさん) 部屋に戻った加害者は再び2階のフロントに現れ、「歯ブラシを取りに来た。5分後ぐらいに部屋に持ってきて」と言われた。 彼女は仕方なく「では、後でお持ちします」と答えたそうだ。なぜ、しつこく誘う加害者の部屋に歯ブラシを持っていくなどと言ったのか? 「不思議に思われるかもしれません。もちろん私が職場を放棄して、加害者の部屋に向かったわけではありません」(同) 午前2時から休憩時間だったので、歯ブラシを届けて、そのまま休憩に入ろうと考えたという。 「加害者は有名人ですから、世間体もありますし、まさか危ない目に遭うなどとは、まったく考えませんでした」(同) 文春には一緒にエレベーターに乗り、その中でキスをしたが嫌がらなかったという描写があるが、2人でエレベーターには乗っていないと完全否定。 部屋をノックすると、ドアを開けた加害者の手がいきなり彼女の右手に伸びてきて、すごい力でつかまれ、部屋に引きずり込まれたという。 「ベッドに押し倒されると、すぐ耳元で、『脱げ』と低く凄みのある声で言われました。(中略)目つきといい声色といい、まるで別人でした。とにかく恐ろしかった。私を押し倒した加害者は無理やりキスをしてきました。(中略)気づくと全裸になっていました。加害者はしつこく私の服を脱がせようとしましたが、必死に抵抗しました。それでもブラウスや下着の下に手を入れて、身体を触ってきました」(同) 上半身は脱がされなかったがズボンを脱がされてしまった。そこでとっさに「生理中だから」とウソを言ったが、そのまま加害者は避妊具もつけずに性行為に及んだそうだ。 なぜその時大声を出すなり、壁を叩くなどしなかったのかと、事件後、検事に聞かれたという。 「まずホテルの従業員として自分のことで騒ぎが起きて、他のお客様やホテルに迷惑をかけてしまうということがあります。そしてなにより加害者の目つきが怖かったのです。(中略)いまでも突然、あの目がフラッシュバックして、私を苦しめます。(中略)大きな声を出すことによって何をされるかわからないという恐怖心は性犯罪の被害者にしかわからないと思います。自分の身を守るためには嫌でも相手の言いなりになるしかなかったのです」(同) 加害者は「(精液を中で)出してもいいだろ」と言ったという。やめてくださいと必死でいったが、「生理中だったら、大丈夫だろう」と聞き入れなかったそうだ。 現代は、文春の記事が間違っている証拠として、彼女の当夜着ていた服装の一部を載せている。文春はTシャツとジーパンと書いたが、ブラウスの上にベスト、セーターである。 だが、最大の疑問は、彼女は必死に抵抗したというが、隣の当夜の映画スタッフも文春を含めたメディアの取材でも、テレビの音も聞こえるほど壁が薄く、争うような物音はしなかったという点についてだ。 次号もこの告白は続くそうだから、こうした疑問点や、なぜ示談に応じたのかについては次に期待しよう。どちらにしても、彼女の勇気ある告白は、またさまざまな心ない誹謗中傷を呼ぶのであろう。 メディアには、冷静で中立的な取材と検証をしてもらいたいと思う。 【巻末付録】 サラッといこう。ポストは巻頭に「桐野女史 ワケアリの女」という摩訶不思議なグラビアを持ってきた。 中年のオバチャンのようだが、キャプションに「ヌード写真の全カットをプリントさせて、編集長はどこかへ出かけて行った」「編集部の飲み会には気さくに参加する桐野女史だけど……」と、なんだか編集長とワケアリのようなことを匂わせるのだ。身体はよさそうだね、編集長! お次は「中條かな子 神ってるビキニ」。彼女、今は緒方というそうだが、広島カープの緒方監督の奥さんなんだね。こんな奥さんが待っていたら、そりゃあ頑張るよな。 後半は「次期総理大臣候補・石破茂が選ぶ『わが愛しのアイドルたち』」。なんじゃ、これは? 巻頭は松原智恵子。石破氏によると「息を呑むほど美しいお姉さん」が、松原と酒井和歌子だったそうだ。 どっちゃでもいいけどね。袋とじは300名にプレゼントする「株式会社TENGAが新開発した女の股を1分で濡らす 黒鉄の尖塔」。新製品だそうだから応募してみたら。 「響子さん 肌つたう光や甘露」。「新シリーズ 地下倉庫の秘宝写真集 『GRACE』1999年バウハウス刊 嶋村かおり」。小学館の新社屋が11月に完成するそうだが、そのため旧社屋の地下にあった倉庫の中に、お宝の写真集などがあったので、それを順次埃を払って紹介していくというのである。 99年発売では、そう古くはないと思うのだが。でも、かおりちゃんの身体は魅力的ではある。 現代もひねりを加えている。巻頭がリオ五輪レスリングの金メダリスト・土性沙羅のSEXYショット。 ぽっちゃりして包容力のありそうな、かわいいおデブちゃん(失礼!)である。 後半は「中村優 第1話 走る」。NHK『ラン×スマ』の女優だそうだ。 袋とじは「妄想グラビア こんな人妻がいたら 主演・平塚千瑛」。「東北で人気NO.1! Gカップの美女アナウンサー 塩地美澄」。「話題騒然! 可愛すぎる女子大生・伊東ちなみ プライベート・セックス」。 もうひとつの袋とじは「バストトップとヘアをスクープ公開! 坂口杏里改め『ANRI』独占! 完全ヘアヌード」。先日、絵に描いたような転落娘、坂口良子の愛娘がAVに転身したと新潮に報じられた、ご当人だ。 まあ、私の好みではないが、お母さんが見たらどう思うのだろう? というわけで、話題性のあるANRIを持ってきたことで、今週は現代がポストに競り勝ったと思う。現代万歳! (文=元木昌彦)「週刊現代」10/29号
ジャニーズの威光ここに極まりけり! 渋谷に80億円の「ジャニーズ城」建設で加速する世代交代
今週の注目記事・第1位 「紀香は知らない! 片岡愛之助が披露宴に元愛人を招待」(「週刊文春」10/13号) 第2位 「小池百合子 都知事に早くも『限界説』」(「週刊朝日」10/21号) 第3位 「ドン内田一派の『政活費』を暴く!」(「週刊文春」10/13号) 第4位 「NHK現役プロデューサー“超変態プレイ”で交際女性が大ケガ」(「週刊文春」10/13号) 第5位 「ジャニーズ帝国の新しい城『渋谷80億円ビル』の偉容」(「フライデー」10/21号) 第6位 「長嶋茂雄(80)家を強制解体に! 近隣住民が苦渋の“直訴”」(『女性セブン』10/20号) 第7位 「【横浜点滴殺人】捜査線上に浮かんだ『黒い看護師』の正体」(「週刊文春」10/13号) 第8位 「NHK『生前退位』スクープを陰から支えた宮内庁幹部が斬られた」(「週刊新潮」10/13号) 第9位 「『食べログの点数はおかしい!』<有名店&人気レビュアーが告発>」(「週刊文春」10/13号) 第10位 「伊達公子のパン屋は離婚しても『クルム夫人』」(「フライデー」10/21号) 第11位 「『週刊文春』に経歴詐称と叩かれた『宮崎緑』が反論の証拠書類」(「週刊新潮」10/13号) 第12位 「『シーシェパード』本拠地に反証の映画で切り込む大和撫子」(「週刊新潮」10/13号) 第13位 「平壌でラーメン屋を開業する『金正日』料理人が頼った名店レシピ」(「週刊新潮」10/13号) 今週は、現代とポストが合併号でお休み。その代わりといってはなんだが、週刊朝日を買った。380円とは安いな~。 週刊誌って、これぐらいだよな。現代とポストは、内容に比べて高すぎる! とまあ、ひとこと言って始めよう。 まずは、世界中の注目を集めている「悪辣国家」北朝鮮で、故・金正日総書記の料理番だった藤本健二氏が、念願のラーメン店を開業するというお話。 最高級ホテル「高麗ホテル」の地下に出すそうだが、彼はもともと寿司職人。その彼が、北朝鮮の党幹部が日本に来たときにラーメンを食べて感動し、その話を聞いた金正恩が「ぜひ食べたい」と言った店の味を再現するという。 それは、築地の場外の立ち食いラーメン店「井上」だそうだ。藤本氏が店主に「作り方を教えてください」と頼み込んだら、紙に書いて渡してくれたという。 だが、レシピがわかったからといって、同じ味が再現できるわけではない。それに、北朝鮮は冷麺の本場である。 日本のラーメンが冷麺を凌駕できるか? 新たな日朝戦争勃発にならなければいいが。 以前もここで取り上げたが、反捕鯨映画でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した『ザ・コーヴ』への反論として、日本人女性・八木景子氏が自主制作した『ビハインド・ザ・コーヴ』が10月1日、ロサンゼルスで開催中のグレンデール国際映画祭において、正式上映されたと新潮が報じている。 出品が決まった途端、シーシェパード幹部から「映画を見た人々から質問攻めに遭うだろうから、作品を見せてくれ。作品を買いたい」という申し出があったそうだが、八木氏は断ったそうだ。 鯨猟の聖地である和歌山県太地町に住み込み、捕鯨やイルカ漁に携わる人たちの本音を聞き出した労作である。 反捕鯨の人にも見てもらって、これから鯨猟はどうすればいいのかを、冷静に考えてもらいたいと思う。 先週の文春で、「経歴詐称」の疑惑あり、と書かれた元テレビキャスターで、現在は千葉商科大学教授の宮崎緑氏(58)だが、新潮に対して「88年4月18日付の『人事異動通知書』」を示したという。 そこには、東京工業大学工学部の「講師」に採用すると書かれている。 文春に新潮が取材したが、「客観的な証拠の提示を再度求めたが、小誌の締め切りまでに提示はなかった」と答えたそうである。 「つまりは“見切り発車”しちゃったというのだ」(新潮)。証拠が提示された以上、文春は、訂正するか、それでも「疑惑は残る」と、さらなる疑惑を探して追及するのか、ここはハッキリさせたほうがいいだろう。 テニスの伊達公子が、恵比寿に出したパン店が評判だという。フライデーによれば、恵比寿東口から歩いて約5分のところにある、ドイツパンが売りの「FRAU KRUMM(フラウ クルム)」という名前の店だ。 クルム夫人というわけだが、この店をオープンしてわずか2カ月後、ドイツ人でレーサーの夫・クルム氏とは離婚している。 味はどうか? 香ばしくてパリパリの「ラウゲンクロワッサン」(300円)、ケシの実を巻いた甘い「モーンシュネッケン」(220円)など「実に美味」(フライデー)だという。店内で食べることもできるそうだ。一度行ってみようかな。 利用者が「本音」で評価する日本最大級のグルメサイト「食べログ」だが、今、その仕組みの根幹をなす「点数」の信憑性が揺れていると文春が報じている。 ヘタをすると、これまで培ってきた評判が一気に下落しかねない「正念場」を迎えているようだ。 2011年度から14年度まで、食べログで「ベストレストラン」という評価を連続受賞した大阪の焼肉の名店「京松蘭」のオーナー福本大佑氏がこう語る。 「私の店は食べログさんからは最高で『4.2』の高い評価をいただいたこともあります。ですが、2年前に店舗を移転する際、『3.98』あった点数が、ある日突然『3.66』まで下がったんです。その時には店の売り上げが1カ月で約2割落ちました」 食べログに2,000件以上の投稿実績がある人気レヴュアーA氏も、こう語る。 「9月6日に行われた食べログの点数評価のアルゴリズムのチューニングで、実際のレビューや点数が高評価にもかかわらず一気に点数が下がった店が続出したんです。たとえば、関西地方の『X』という店では、レビュー件数28件のうち5点満点2件を含めた20件以上が3点以上で、3点以下は1件だったのに、『3.50』から『2.97』に急降下しています』 9月6日のチューニングの際には、都内や京都で飲食店「ウルトラチョップ」を経営する高岳史典氏が自店の点数がいきなり3.0にリセットされ、担当者から「食べログのネット予約を使ってもらわないと検索の優先順位を落とします」と告げられたことをツイートしたところ、ネットなどで大騒ぎになった。 投稿数1,500件以上の人気レヴュアーB氏が、食べログの評価についてこう説明している。 「食べログの評価は5点満点で『3.0』が標準店、『3.5』以上が“間違いのない店”とされています。それだけに『3.5』以上の店は全体の約4%しかありません」 B氏によれば、「X」と同じような下がり方をした店はほかにもあるという。 「神奈川県内の地元密着型の飲食店『Z』ではレビュー件数13件のうち、3点以下が1件もありませんでした。投稿数2,000件以上のヘビーレビュアーらが4点と高得点をつけていた。それなのに、3点以上から『2.99』に下がってしまったのです」 「Z」を訪ねると、店主は「迷惑な話ですよね」と憤りを隠せなかったという。 同様のケースは少なくないが、取材を申し込んでも、「食べログの影響が大きいから」と、取材を拒否する店があったそうだ。 投資家でブロガーの山本一郎氏は、さらにこう解説する。 「もともと食べログには、有料契約店と無料契約店の二種類があります。有料の場合は、利用者が普通に検索した場合に目にする『標準』というリストで、上位に優先表示される仕組みになっているのです。さらに、この10月からは有料契約店舗も新しい料金体系になっています。従来は月額1万円からの固定金額だったものに『従量制』が加わったのです。これは食べログのシステムを通して利用者がネット上で予約した場合、ディナーであれば1人当たり200円のインセンティブが食べログ側に支払われるというものです。この従量制の『ネット予約』を食べログと契約し、ちゃんと予約在庫がある店が上位表示されると内部文書に明記されています」 この背景には、競合媒体とのシェア争いがあるという。 「食べログの内部文書によると、現在、食べログは競合媒体である『Hot Pepper』『ぐるなび』と比較して、サイト訪問者数ではナンバーワンに立っています。にもかかわらず、ネットでの予約人数、ARPU(平均客単価)、売り上げのすべてにおいて最下位なのです。そのためネット予約強化と予約によってインセンティブが得られる従量課金商品の立ち上げが必須だと書かれています。食べログは否定しますが、営業を委託されている代理店からこんな話を聞いたことがあります。営業するにあたって、店舗の評価に対する権限が代理店に与えられていて、営業トークで『契約していただかないと(点数が)上がりませんよ』などと話すこともあるそうなんです」(山本氏) さらに、ある食べログ関係者は声を潜めてこう語ったという。 「今回の件がここまでネットで炎上するとは思っていませんでした。ですが本音を言うと、無料掲載店舗や予約機能の契約のない店舗はメリットがないので、掲載はしたくないんです。将来的には、無料契約店舗などは掲載しない方向になるのではないでしょうか」 こうした数々の疑問について食べログを運営する「カカクコム」に聞くと、「個別の飲食店様の点数変動に関しましては、コメントを控えさせていただきます」とした上で、こう回答したそうだ。 「広告サービスのご利用の有無によって、食べログの点数に影響が生じることはございません」 福本氏がこう嘆く。 「これまで食べログは、正当に店を評価する従来にない口コミサイトと思っていました。ですが、2年前ぐらいから営業電話が増え、店舗の評価も曖昧なものになってきたように感じます。今回の騒動で失望し、いただいた賞状もすべて捨てました。食べログの影響力はダントツで、飲食店にとっては“避けては通れない道”です。だからこそ、点数については、『独自のアルゴリズムで算出』ではなく、きちんとした情報開示をしてほしいです」 文春は「今こそ利用者ファーストが求められる」と結んでいるが、当然である。 IT企業は情報開示しないところが多いが、食べログなどの評価サイトの弱みは、利用者が「その店の評価に疑問を抱いた」時点で、そこへは行かなくなるからである。 食べログはこのままいくと、誰も訪ねてこない店になりかねない。 多くのこうしたサイトがあり、いろいろ見てから自分なりの評価基準を持ち、失敗のない店選びをしようではないか。 新潮は、宮内庁で幹部が斬られたと報じている。宮家のお世話をする責任者である西ヶ廣渉宮務主管(66)が退任したが、宮内庁記者たちの間では、NHK記者に天皇の生前退位情報を流した件ではないかと、いわれているそうである。 官邸で犯人捜しが始まり、西ヶ廣氏が、天皇陛下のお気持ちを受け止められた秋篠宮殿下の意を受け、彼がNHK記者と秋篠宮殿下とを引き合わせる役を担ったとわかったそうだ。 安倍政権は大変な難題を突きつけられ、彼に詰め腹を切らせることで憤懣を晴らしたというのである。 やはり官邸から煙たがられていた風岡長官が70歳の誕生日を迎えた途端、退任に追い込まれた。 安倍政権が御しやすいような陣を敷いたということである。私見だが、安倍政権をこのまま放置しておいては、日本は根本からおかしくなると思う。 早くこの政権をなんとかしなくてはいけない。 閑話休題。小学館が「小学二年生」を、部数の低迷などから12月発売の2017年2・3月合併号で休刊するそうだ。残るのは「小学一年生」だけになる。 私らの世代には、残念なニュースである。毎月、近所の書店へ駆けて行って付録のどっさり入っている学年誌を買うのがどれほどうれしかったことか。 一年生、二年生、三年生と上がっていくと、自分が少しずつ大人に近づいていることを実感できた希有な雑誌であった。「一年生」だけは死守してほしいものだ。 さて、横浜市の大口病院で起きた点滴に界面活性剤を注入して高齢者2人を殺した事件は、内部犯行といわれている。解決は時間の問題だと思われていたが、この時点でも犯人は捕まっていない。 だが、文春によれば、犯人と目される人物のアパートの前には、常時報道陣が詰めていて、その瞬間を撮ろうと待ち構えているというのである。 当初、春からこの病院で起きた看護師のエプロン切り、入院患者のカルテ紛失、看護師のペットボトルへの異物混入などで、「一連の騒動の加害者または被害者が、点滴殺人に関与しているのは間違いないとみています」(捜査関係者)。その人物として浮かび上がったのは、エプロン切り、ペットボトル異物混入でも被害者だと訴えていた30代の看護師A子さんだったという。 だがA子さんは、事件が起こった9月下旬には大口病院を退職していたことが判明し、捜査対象から外れた。 捜査当局が次に関心を持ったのは、事件当日も大口病院に勤務していた20代で独身のB子さんだと、文春が報じている。 彼女は過度の潔癖性だが、一方で患者の残したお茶を飲むという奇っ怪な行動を取るため、病院からたびたび注意を受けていたそうで、「すでに二回ほど聴取を受けています。手詰まりの県警がB子への逮捕状の請求を検討したこともあったそうです」(県警担当記者) だが、B子さんは報道陣に対して、「私は関わりありません」と言っているし、彼女の母親も「娘は18日の夜勤で西川さん(殺害された患者=筆者注)を看取ったと聞いていますが、八巻さん(同)が亡くなられたときは当直ではありません。17~18日まで娘はシフトに入っておらず、一番疑われている時間帯に勤務していないということは事実です」と話し、春以降、不審事が起こるたびに犯人捜しが始まることに対してB子さんは「疑われるのが嫌だ。警察を呼べばいいのに」と語っていたという。 文春は、この事件の背景には“女帝”と呼ばれる60代看護師のパワハラに対する不満があるのではないかとも報じているが、これは省く。 この病院に防犯カメラは設置されておらず「押収した注射器や点滴袋の指紋も客観的証拠となり得ませんでした」(捜査関係者)。事件は、長期化の様相を見せているそうである。 お次は女性セブン。長嶋茂雄氏の生家が大変なことになっているという。 「市内北部、京成電鉄臼井駅の北口に降りると、大きな看板が目に飛び込んでくる。《ようこそ、印旛沼湖畔のまち 長嶋茂雄さんのふるさと佐倉市臼井へ》。ミスタージャイアンツこと長嶋茂雄(80才)は、同市臼井町で生まれ育った。彼は市民の誇りであり、長嶋の通った佐倉高校には偉業を讃えるパネルがズラリと並ぶ。市内の岩名野球場は2013年7月、『長嶋茂雄記念岩名球場』に改名された。京成臼井駅から徒歩10分、閑静な住宅地にひときわ目立つ一戸建てがある。600平方メートルを超える広大な敷地内には足の踏み場もないほどの雑草が生い茂り、樹木は伸び放題。欝蒼とした蔦が幾重にも絡みついた家屋はすでに腐りかけており、裏庭は異様な湿気が漂っている」(NEWSポストセブン2016.10.05より) ここは長嶋が高校卒業まで過ごし、懸命にバットを振った生家であるが、近隣住民が眉をひそめてこう語る。 「長嶋さんのご両親が亡くなった後、長男(茂雄の兄)が住んでいたんですが、彼も5年前に亡くなってね。以降は空き家になってしまったんです。息子さんが相続したんですが、ここには住んでいません。誰も手入れせず放置された結果、この有様です」(同) 家屋の蔦は隣宅のコンクリート塀にまで絡みつき、伸びきって曲がった樹木は、隣宅の敷地内に侵入しているという。 「雑草の繁殖があまりにひどくて、近所住民が休日にボランティアで草抜きをしているんです。目の前の道路は小学校の通学路なんですが、放っておくとススキが道路まで浸食してきて、子供たちが通れなくなっちゃうから。家屋内には大量のネズミがいるし、水場にボウフラが湧くので夏場は蚊だらけ。あっ、庭の中は気をつけてください! 蛇がうじゃうじゃいますので」(別の近隣住民・同) こうした空き家は日本中にあるが、まさかあの長嶋の生家までそうなっているとは。 近隣住民は「行政代執行で強制解体するしかない」と言っている。セブン記者は、この長嶋の生家を所有する長嶋の親族男性を訪ねたが、男性の妻が出てきて「よくわからない」と要領を得なかったという。 長嶋は、このことを知っているのだろうか? フライデーが、あのジャニーズ帝国が渋谷に80億円ともいわれるジャニーズ城を建てたと報じている。 「渋谷の喧騒から少し離れたオフィス街。全面ガラス張り、12階建ての、一見IT企業が入居していそうなビルがある。ここがジャニーズ事務所の新たな本拠地=ジャニーズの城である」(フライデー10月7日(金)7時30分配信より) SMAP解散でも、ジャニーズ帝国は揺るぎないようである。ある芸能プロダクション幹部は、こう語っている。 「ジャニーズ事務所の強みは、タレントを発掘する確かな目と、その人材を育てあげる力にある。また積極的な不動産投資によって、盤石な経営基盤を築いてきた。育成場所も設けた渋谷のビルは、ジャニーズの底力を見た気がします」(同) フライデーは「渋谷の新拠点は、創業者からジュリー氏へ、さらにその先へと続くために打った布石なのかもしれない」と結んでいる。これまで芸能プロダクションは、子どもや他の経営者に引き継がれると衰退するというのが定説だったが、ジャニーズ事務所はその歴史を塗り替えることができるのだろうか? 文春は、NHKの人気番組『ためしてガッテン』などの看板番組をディレクターとして手がけた人間が、実は「変態界の巨匠」といわれ、SM写真家の石舟煌という別名で、その世界では超有名な人間だと報じている。 「石舟氏のホームページには、SM趣味の性行為の模様を収めた目を覆うような“作品”が多数アップされていた。なかには痛々しい傷口を映し出した女性の胸の写真まである」(文春) 昔、1956年から「奇譚クラブ」に連載され三島由紀夫や寺山修司に絶賛された『家畜人ヤプー』という作品があった。著者の沼正三とは誰かが話題になり、元判事ではないかという説も取り沙汰された。 この石舟氏、趣味を生かして何をやるのもいいが、それが高じて、付き合っている女性を緊縛して重傷を負わせてしまったというのだ。その女性はいまだに後遺症が残り、指先にマヒがあるそうである。 文春の直撃に石舟氏はほとんど答えず逃げ去り、その直後からHPを閉じてしまったという。 NHKは彼への聞き取り調査をしているが、今のところ処分はないそうである。 ところで、政務活動費の不正が相次いでいる。富山市議会では市政報告会のあとの飲食の代金を報告会の「茶菓子代」として請求するなどして、政務活動費を不正に受け取っていたとして12人の市議会議員が辞職した。 国会でも共産・小池晃氏が、同僚議員の政治パーティーに参加した際に、「金額や日付が書かれていない『白紙』の領収書を受け取り、金額などは自らの事務所で書き込んでいた――。菅義偉官房長官、稲田朋美防衛相、高市早苗総務相の3氏が6日の参院予算委員会で追及を受け、事実関係を次々に認めた」(10月6日のasahi.comより) 文春では都議会のドン・内田茂都議をはじめ、ドンにつながる都議たちが、政活費を親族に環流していると追及している。 「内田氏は14年6月以降、政務活動費から計138万円を事務所費として『(有)トリート企画』に支出している。トリート企画の代表取締役は内田氏の次女夫婦で、事務所の土地・建物の所有も次女夫婦だ」(文春) ドンにつながる川井重勇都議会議長も、「川井氏は11年4月から5年間、政活費から計750万円を事務所費として『(有)ホワイト』に支出。ホワイトの代表取締役は川井氏の兄の妻で、事務所の土地・建物の所有者は川井氏の兄だ」(同) だが、あからさまな親族への政務活動費の横流しだが、敵もさるもの、そこには抜け穴が用意されている。事務所費については「賃貸借を業として行っている場合は親族の会社でも支出可」となっているからだ。 ただ、都議自身が所有する物件への賃貸支払いに政活費を充てることはできない。 文春によれば、そこで登場するのが会派「都議会自民党」を利用したスキームだという。高島都連幹事長は復活当選した13年以降、計155万円を事務所費として政活費から支出している。 高島氏が都議会自民党支部に自身が所有する自宅兼事務所を貸している形を取っているから、これは都議会の内規で認められているのだ。 宇田川氏も都議会自民党を介在させることで、自身の父・芳雄元都議が所有する事務所に毎月10万円、5年間で600万円を支出していた。文春によると都議4人が親族に環流させた政活費は5年間で計1,643万円になるという。 「税金が身内に環流しているという意味では、舛添氏と実質的には変わりません」(神戸学院大学の上脇博之教授) 小池都知事は、政活費にまで手を入れる覚悟はあるか? 今のように風が追っているときでなければできない。都民の怒りが都庁、都議会に向いている今こそ、一気にやるチャンスだが、どうする小池都知事。 小池都知事のスピード感のある進め方はいいと思うが、いつまで続けられるか、どこを落としどころにするのかで、都民の世論はガラッと変わるかもしれない。 と思っていたら、週刊朝日が、小池都知事に早くも「限界説」と大特集をやっている。 結論から言うと、小池都知事には周りに人がいない。したがって、疑問を呈することはできても、そこから決断までがなかなか進まないのだ。 共産党の清水ひで子都議が、こう言っている。 「答弁が曖昧で、他人事になっているところがもの足りない。私たちが証拠を出しても『調べます』『PTで相談する』ばかり。『そう思う』とか『違う』とか、もう少し自分の判断を示していただきたかった」 こうした態度に、傍聴席から「利権ファーストなの? 都民ファーストなの? しっかりしなさい!」という野次が飛んでいるそうだ。 小池都知事は憮然とした表情で、傍聴席をにらんでいたという。 人がいない、カネがない、古参の秘書らが彼女の元を離れてしまっているなど、口で勇ましいことを言っても、動く人がいないのが実情らしい。 その上、豊洲移転だけではなく、東京五輪の施設見直しも、早急にやらなければならない。 今のままでは、長野五輪の施設のように、造ったはいいが、その後使う人も少なく、赤字を垂れ流して都の財政を圧迫することになると朝日は苦言を呈する。 唯一といってもいい大物の味方である二階幹事長だが、これも相当なタヌキだから、彼女の思い通りに動いてくれると考えるのは甘いだろう。 朝日によれば、東京都立広尾病院の青山への移転計画もあるが、土地購入費だけで370億円、病院建設費を含めると約900億円になるという巨大プロジェクトだそうだが、なぜ現地建て替えではなく費用のかかる移転新築なのか? 舛添要一氏が都知事時代に決めたようだが、これも難問だそうである。 一見、順調そうに見える船出だが、実態は、板子一枚下は地獄という、歴代都知事と変わらないのが実態のようだ。 これまでやって来たことにクレームをつけることは誰でもできるかもしれないが、それをどう、都民の納得のいく形でまとめられるのか。正念場が近づいている。 さて、今週の注目記事・第1位はやはり文春。歌舞伎役者の片岡愛之助(44)は9月28日に藤原紀香(45)との結婚披露宴を華々しく開いたが、文春によると、その宴に元愛人を招待していたと報じている。 紀香の隣に着物姿の彼女も写っているスリーショット写真まで掲載しているのだから、気の強い新妻との間で「不測の事態」が起こらなければいいがと、心配になる。 司会の徳光和夫は、2人をこう紹介したという。 「新郎は初めての結婚でございますが、新婦は“初めての再婚”でございます」 そこに呼ばれた元カノは「キリッとした顔立ちで女優の上戸彩に似た美人」(文春)だそうだ。 彼女と愛之助が知り合ったのは12年2月。歌舞伎ファンだった彼女は知人の紹介で愛之助の楽屋を訪ね、メールのやりとりをし、連日愛之助から連絡が来て、4カ月後に「初めて身体の関係を持ったそうです」(彼女の親友)。 その当時はつかこうへい氏の娘で、元タカラジェンヌの愛原実花と付き合っているとウワサされていたが、彼女には「もう別れた」と言ったという。 少し前に文春は、愛之助が00年に大阪の女性との間に子どもをもうけたにもかかわらず、子どもが幼稚園の時に家を出て以来、一度も会おうとしないという女性の告発を掲載した。 また、彼女と付き合っているとき、タレントの熊切あさ美とも付き合っていたのだ。 男がモテる要素は、姿形がいいだけではなく、まめでなくてはダメだ。ちょくちょく電話をかける、会えば彼女の話を親身になって聞いてやる、ベッドの上だけではなく何度も「キレイだよ」「今日のネイルメチャかわいい」とホメ続けることである。 熊切の一件以来、愛之助とは別れたそうだが、彼女は愛之助のことを「優しいと、優柔不断と、いい加減が混同した人」と話しているそうだが、なかなか的を射た愛之助評である。 こうした愛之助の「女遊び」は病膏肓に入っているようだから、紀香も覚悟したほうがよさそうだ。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(10/13号、文藝春秋)
小池百合子都知事の快進撃に、週刊誌もタジタジ……今度は東京五輪のドン・森喜朗を血祭りに?
今週の注目記事1 「北方領土が、本当に、戻ってくる!」(「週刊ポスト」10/14・21号) 2 「石原慎太郎とドン内田“無責任コンビ”の癒着」(「週刊文春」10/6号) 「チーム小池百合子『豊洲移転中止』これからのシナリオ」(「週刊現代」10/15・22号) 「都庁内で計画浮上!『豊洲移転は取りやめ、大田区城南島エリアに新市場』」(『週刊プレイボーイ』(10/17号) 「バカな話が多すぎる『豊洲のパンドラ』10の疑問」(「週刊新潮」10/6号) 3 「呪われた『終末期病棟』に身を潜めた『殺人者』の白衣」(「週刊新潮」10/6号) 「白衣の天使に紛れた『悪魔の点滴殺人鬼』の薄笑い」(「週刊ポスト」10/14・21号) 4 「骨と肺に転移しても折れない『小林麻央』の拠り所」(「週刊新潮」10/6号) 「神様に祈ろう『がん転移』小林麻央に奇跡を」(「週刊現代」10/15・22号) 5「ゲス川谷『未成年タレント<NHK・Eテレ出演中>』とお泊まりデート撮った」(「週刊文春」10/6号) 6「ソプラノ若妻が可愛くて『元水戸泉』の相撲部屋崩壊」(「週刊新潮」10/6号) 7「【潜伏先の宮古島で堂々ご開帳!】清原和博が消せない『昇り龍の入れ墨』」(「フライデー」10/14号) 8「宮崎緑(58)に『経歴詐称』疑惑」(「週刊文春」10/6号) 9「このままでは銀行が潰れる」(「週刊現代」10/15・22号) 10「都知事選の嵐は過ぎて『櫻井パパ』が天下るあの信託銀行」(「週刊新潮」10/6号) 11「何様? テレ朝『モーニングショー』玉川徹、態度悪すぎ」(「週刊現代」10/15・22号) 【巻末付録】現代、ポストのSEXグラビア勝負の勝者は? 今週も、現代とポストともに合併号である。毎度のことながら、どうしてこんなに合併号が多いのだろう? あまり売れないので号数を減らしたいのか、週刊誌はやめて隔週刊誌にするつもりだろうか。 多くの週刊誌を読んでみて分かるのは、「ネタがない」ということだ。どの誌面を見ても築地市場移転問題ばかりで、独自の新鮮なネタがほとんどない。 現代が始めた薬と医者の問題も、最初はバカにしていた(?)他誌でもやりだした。背に腹は代えられぬ、というところであろう。売れるものがあれば、恥も外聞もなく飛びつくのが出版界の性だからだ。 というわけで、今週は順位をつけるほどの記事はないから順不同。ドングリの背比べだから、1と付いているからといって一番いい記事ではない。ご承知おきを。 まずは、テレ朝の朝の顔らしい、玉川徹なる人間について取り上げている現代から。 失礼だが、この人、人相がよくない。人のことを言えたものではないが、この年になれば「顔は人生の履歴書」である。 彼は京都大学農学部大学院を出てテレ朝に入社し、一貫してワイドショー畑を歩いているそうだ。そのうち、おエライさんが「コイツをテレビに出したら面白いのでは」と起用し、今に至っているそうだ。 自分は賢い、視聴者を啓蒙してやるなど、上から目線が、現代から見ると気にくわないようだ。 私にとってはどっちでもいい。ワイドショーのコメンテーターたちの意見を聞くヒマがあったら、本の一冊でも読むことだ。週刊誌でも、テレビを見るよりナンボかいい。 そういえば、元フジテレビアナウンサー・長谷川豊氏が自身のブログで「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ! 無理だと泣くならそのまま殺せ! 今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」(「本気論 本音論」2016/09/19その後タイトルは変更)と書いたために、番組を降板させられたことが話題である。 事の経緯はよく知らないが、これだけ読めばあまりにもひどい言い方である。障害者施設を襲って十何人も刺殺したバカ野郎と、五十歩百歩の差別野郎である。 私は一度だけ、長谷川氏に会ったことがある。フジテレビを辞めて、そうたたない頃だった。一途に思い詰めるタイプのようだが、実直そうで、ジャーナリスト感覚にも優れている人物だと見た。 その人間がこんなことを言うか? それとも、またテレビに出たことで、人間が変わってしまったのだろうか? 玉川氏も、現代の記事を奇貨として、我が身を振り返ったほうがいい。 ところで、都知事選の時、話題になった、「嵐」櫻井翔の父親、櫻井俊前総務事務次官(62)だが、新潮によると、天下り先は「三井住友信託銀行の顧問」に収まったそうだ。顧問料は1000万円台だというが、ここは次の天下り先が見つかるまでの「腰掛け」だそうだ。うらやましいもんだね。 現代が、このままでは銀行がつぶれるという特集を組んでいる。 銀行なんてつぶれて当たり前だと私は思っているから、読む気も起こらないが、ここでも書いているように、三井住友銀行は10月21日から、平日の昼間であってもATMから現金を引き出す際、1回につき108円も手数料を取るというのである。 ふざけるな。私のような年金生活者は、1回に1000円を下ろすということもあるのだ。それが、手元には892円しか残らないのだ。 競馬の三連単も100円で買える。それで1,000万円馬券が当たるかもしれないのだ。しかし、100円足りなかったために買えなかったら、その責任をどう取ってくれるのか? 八つ当たりしたくなるが、銀行というところは「利用者=お客」という意識がなさすぎる。城南信用金庫の吉原毅元理事長が、こう言っている。 「元々銀行の仕事とは、お客様の夢を実現し、困っている人を助けること。この根源的な役割に立ち返るべきです。そうしてお客様が成果を出し、新たなビジネスが生まれれば、そこで初めて自分たちも利益を得られるという風に発想を転換するべきです。そういう意味ではこれから最も苦しいのはメガバンクです。彼らの取引相手の中心は大企業ですが、大企業ほどすでに成長が終わっているからです。さらに成長しようとすれば、メガバンクもより大きなリスクを取らざるをえなくなる」 言う通りだが、メガバンクのおエライさんたちは、そうは考えない。自分たちだけで甘い汁を吸って、後は知らないという人間が大半であろう。 これから銀行も人工知能導入でこう変わるという話が続くが、省略する。 文春が、元NHKの人気キャスターだった宮崎緑(58)に「経歴詐称」の疑惑があると報じている。 なんで今さらと思うが、彼女今回、天皇の生前退位に関する有識者会議のメンバーに選ばれたそうだ。彼女の現在の肩書は「千葉商科大学国際教養学部教授・同学部長」様なのだ。 そんな彼女に、どんな「経歴詐称」があるのか? 簡単に書くと、宮崎のプロフィールに「昭和63年東京工業大学講師」という肩書がついているが、内部告発者は、宮崎は某教授の研究室に週1回出入りしていただけで、あとは、その教授の授業にゲストが出ると、司会役をしていたというのである。 非常勤講師でもなかったし、ましてや講師ではなかった。それでも、その教授が千葉商科大学へ移籍すると、彼女も移り、新設された政策情報学部の助教授に就任したというから、相当その教授の引きがあったのであろう。 当然、宮崎は講師だったといい、東工大側は在籍を確認する文書の保存期間が10年なので、資料がないため確認できないと言っている。 私に言わせれば、そう目くじら立てなくても文春さん、いいんじゃないかな。私も非常勤講師、講師、客員教授などを10年ぐらい、あちこちの大学でやったが、教授になろうとは思わなかった。なぜなら、教授会などに出なくてはならない。時間を取られるからである。 宮崎は、学部長まで登り詰めたのだ。相当な努力をしたのであろう。そっとしてあげたら? さて、フライデーは、性懲りもなく清原和博のことを追い回しているようだ。今週は清原の入れ墨のお話。デジタルフライデーから引用してみる。 「宮古島から戻り、関西国際空港に到着した清原。多くの他の利用客は短パン姿だったが、清原は長ズボンをはいて入れ墨を隠していた真っ青な宮古島の海を一隻の観光業者のボートが走っている。9月上旬の晴天というレジャーにうってつけの日とあって、船上の客の男たちも上機嫌だ。開放的な気分からか、そのうちのひとりの男は、右足の昇り龍の入れ墨を隠す様子もない。清原和博(49)である。潜伏生活を続ける清原が、弟分である六本木のサパークラブ経営者・A氏と宮古島を訪れていたことは本誌既報のとおり。今回、本誌は宮古島滞在中に撮影された清原のプライベート写真を入手した。前述のレジャーに向かう船中での一コマ。そして、透き通るような宮古島の海で泳ぎ、A氏とともに笑いながらポーズをとる清原……。いずれの写真にも『昇り龍』は映っていた。(中略) 清原が初めて入れ墨を入れたのは、08年の引退直後。以降、夜の街や暴力団関係者との関係は深まり、坂道を転がり落ちるように薬物に溺れていった。清原の行状からは、過去と決別し、本気で治療と向き合う姿勢は感じられない。消せない入れ墨が、その最大の証左だろう」 入れ墨も覚せい剤も、一度体に入れたら取り返しのつかないことになるという点ではよく似ている。入れ墨をすべて消すくらいの痛みをこらえる覚悟がなくては、覚せい剤をやめることはできまい。 秋場所は大関・豪栄道が全勝優勝を飾った。日本人力士の、それもカド番優勝だから、白鵬を欠いた場所を盛り上げた。 だが新潮によれば、元水戸泉の「錦戸部屋」は別の注目を浴びていたそうだ。親方は現在54歳で、春に式を挙げた奥さんは22歳下のべっぴんさん。 彼女はソプラノ歌手でもあるという。だが春以降、親方への反発で弟子が相次いで辞めてしまい、現在は3名しかいないというのだ。 それも、べっぴんの奥さんが理由で、長年後援会長をやってきた大関修右氏も怒って辞めてしまったというのである。 大関氏は、結婚披露宴で親方が「将来の目標はイタリアで妻のオペラを見たい」と書いてあったことに頭にきた。さらに親方は人工透析を始めたというのに、妻と一緒に天ぷらや寿司を食べていることにも激怒。 「5月場所で弟子8人中6人が休場するという異常事態なのに、嫁がブログなど書いている場合か」と叱れば、「嫁が言うことを聞かないんですよ」と危機感がないことにもあきれ、以来、絶縁状態だという。 金銭的にも苦しいはずなのに、奥さんはイタリアに部屋を借り、年に3カ月間は歌の練習に励んでいるそうだ。 3月場所の後には弟子が、兄弟子の「かわいがり」に耐えかねて部屋を飛び出すということも起きた。 親方本人に聞くと「なんでこんな言われ方をするのかビックリしてます。これも有名税かな。それとも、若い奥さんをもらったのが羨ましいのかな……」と反省なし。 これでは弟子が逃げていくのは無理もない。 お次はあまり触れたくはないが、ベッキーと「ゲス不倫」していた「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音が、未成年タレントと「お泊まりデート」しているところを文春が撮っている。 この女性は、19歳のタレント「ほのかりん」というらしい。中学・高校時代は雑誌「ニコラ」(新潮社)のモデルとして活躍し、現在はガールズバンド「コムシコムサ」なるバンドでギターを弾いているという。 文春は、彼女を含めた大勢で栃木県にバカ騒ぎ旅行へ行った時も付いていったらしいが、ご苦労なことだ。 現在は、川谷が元妻と新婚生活を送っていた賃貸マンションで半同棲生活を送っているという。 悲壮感を漂わせている男に同情してできちゃう女って、いるんだね。まあ、どうでもいいけどね。 新潮に小林麻央(34)の近況が出ている。彼女は自分のブログに病魔との闘いをつづっているそうだが、最近、がんが肺や骨にまで転移しているということまで“サラリ”と書いているそうだ。 麻央の乳がんが発見、“確定”されたのは2014年10月。まだ手術が有効だったのに、なぜか麻央は手術を受けなかった。彼女は「標準治療」を拒み、約1年半後に今の病院を訪れている。 彼女は9月4日のブログにこう書いているという。 「あのとき、もっと自分の身体を大切にすればよかった。あのとき、もうひとつ病院に行けばよかった。あの時、信じなければよかった」 今の病院では最初から「緩和ケア科」にかかっているという。痛みを取り除くなどのホスピス的な治療を行っているようである。 私の年上の友人も、がんにかかっている。先日、今の治療がうまくいかなければ緩和ケアに行くことも考えに入れたほうがいいと、医者に言われていた。 そばで聞いているこっちのほうも胸がいっぱいになったのだから、本人の気持ちはいかばかりだろう? 2人とも頑張ってほしいものだ。 現代では「まだ希望はある」と、麻央への励ましの特集を組んでいる。 絶望的な状況になっても、死の淵から戻ってきたがん患者は多くいる。それには「どうしても生きたい」という強い意志を持つことだ。人と人とのつながりも「免疫システムの強化」につながる。 がんに勝てるかどうかは、最後は免疫力=精神力だ。「最愛の家族をはじめ、日本中が麻央を応援している。奇跡が起こる準備は出来ている」(現代) これから、麻央のブログを毎日見てみよう。 神奈川県横浜市にある「大口病院」は、呪われた病院なのか? 2人の高齢患者が点滴に消毒液を混入させられて死亡したが、2人が入院していた4階は、この事件とは関係ないかもしれないが、7月以降、48人が次々に亡くなっているという。 「元々ここは終末期医療を中心とした病院で、その中でも4階は重篤な患者さんが入っていた病棟だから仕方ない面もあるのですが」(新潮で大口病院に勤務する看護師) 406号の大部屋にいた八巻信雄さん(88)の容体が急変したのは、9月20日の午前4時前頃。看護師が八巻さんの点滴を最後に替えたのは、19日の午後10時頃。アラームが鳴る1時間ほど前にバイタルチェックしたときは心拍数も血圧も正常だったと、病院関係者が話している。 神奈川県警が司法解剖したところ、体内から界面活性剤が検出され、死因は中毒死であった。捜査を開始している最中の26日、同じ部屋にいた西川惣蔵さん(88)も、中毒死したのである。 新潮によると、業者から納入される点滴の管理は厳重ではなく、犯行に使われた消毒液の主成分として使われる「逆性せっけん」の保管は言うまでもない。 そうすると「点滴袋とチューブの結合部分のゴム栓に注射針を刺して消毒液を注入した可能性が高い。となると、やはり内部の人間の犯行を疑うしかない」(警察関係者)ということのようだ。 新潮は、寝たきりの患者間のトラブルは考えにくいから「看護師にしかできないんじゃないか」(病院の看護師)と見ているようである。 ここでは4月から、介護士のエプロンが切り裂かれたり、医師の机からカルテが抜き取られたり、8月には女性看護師がペットボトルの飲料を飲もうとしたら異臭に気がつき、調べたところ上部に注射針程度の穴が開いていたこともあったという。 病院側は、こうした事実を警察に届けていなかった。ところが奇怪なのは、これらのトラブルを横浜市にメールで「告発」した“男性”がいたというのだ。 この男性は、9月20日の事件も横浜市に通報しているのだ。新潮によれば、この告発者は特定されているという。 「彼の妻が大口病院の看護師。しかも、事件当夜に4階の担当だった看護師の1人です」(捜査関係者) さらに複雑なのは、8月のペットボトルの被害者の女性看護師は、その頃、神奈川署に相談に行って、病院から嫌がらせを受けている、病院の上層部に差別されたと訴えていて、現在は有休を取って休んでいるという。 終末期医療で寝たきりの高齢者たちを殺すというのは、7月に神奈川県相模原市の障害者施設で19人を殺害した事件と似通った“におい”を感じる。 この時点でまだ犯人は逮捕されていないが、抵抗できない障害者や高齢者という弱者がいる施設での犯罪は、これからますます増えるのだろう。 ポストによれば、犯人が捕まってもそれからが難航することが予想されるという。 「医療施設や老人ホームでの事件では、被害者の証言能力に限界が出てくるケースが多い。薬物をはじめとした医療の専門知識も立証の障害になる。容疑者の自供に頼ると、後に証言を翻された時に公判を維持できなくなる」(ベテラン捜査員) だが、まずは早く犯人を捕まえてもらいたいものである。 ところで、小池都知事の快進撃はまだ続いているようだ。豊洲移転問題に続き、都知事の選んだ大学教授らのチームが、「2020年東京五輪・パラリンピックの総経費を『3兆円超の可能性』と示し、大幅な計画見直しを迫った」(朝日新聞/9月30日より)。都議会のドン・内田茂と石原慎太郎だけではなく、東京五輪のドン・森喜朗まで血祭りに上げようというのである。 この小池都知事の早さに、週刊誌はついて行けていない。文春は「石原とドン内田“無責任コンビ”の癒着」、新潮は「バカな話が多すぎる『豊洲パンドラ』10の疑問」をやっているが、内容的には見るべきものがない。 小池都知事のスピード感のある進め方はいいと思うが、いつまで続けられるか、どこを落としどころにするのかで、都民の世論はガラッと変わるかもしれない。 週刊プレイボーイに、興味深い記事がある。プレイボーイによると、都庁内部では豊洲はもう無理だということで、それに替わる場所を探しているというのだ。 都庁の新市場整備部職員A氏が、こう話している。 「浮上しているのが、現在の大田市場を大幅に拡張し、そこに築地市場を移す案なんです」 大田市場は青果を中心に水産物や花も扱う総合市場で、羽田空港、流通センター、大井埠頭に近く、物流スペックは高いそうである。海側には倉庫や公園などが広がる城南島が隣接しているし、国道357号、首都高湾岸線も近いので、新しい道路を整備する必要がないという点も評価されているという。 90年頃にもここへの移転は検討されたらしいが、補償金などの折り合いがつかなかったようだ。 ここなら、費用も1,200~2,000億円ほどでできるという。 現代によれば、「チーム小池」というのがあり、ここでいろいろな可能性を探っているという。小池都知事は最初から、豊洲移転そのものを見直すことを「本命」と考えていたそうである。 そして、今後の軸になるのは、築地市場の改修工事を行って「新・築地市場」としてリニューアルし、工事の間だけ豊洲へメインの市場機能を移す。そして「新・築地市場」ができたら、豊洲は物流拠点プラス商業施設として改装するという案だそうだ。 なるほど、とも思うが、このところ、少し小池都知事の発言が微妙に変わってきたり、言いよどんだりするのが気になる。 豊洲移転だけではなく、東京五輪の費用も見直すとしたことで、相当なプレッシャーが「上から」かかってきていることは間違いない。 彼女の正念場が近い。 さて、ポストは12月15日に安倍首相がプーチンロシア大統領を地元山口に招いて首脳会談を行うが、そこで、日ロ平和条約を締結し、両国の最大の懸案である北方領土が返還される可能性が大だと報じている。 確かに、安倍首相と極めて近い読売新聞朝刊(9月23日付)が、 「政府は、ロシアとの北方領土問題の交渉で、歯舞群島、色丹島の2島引き渡しを最低条件とする方針を固めた。平和条約締結の際、択捉、国後両島を含めた『4島の帰属』問題の解決を前提としない方向で検討している」 と報じている。 これは世論の反応を、読売に書かせることで見たのだろうが、私の知る限り、さほど話題にならなかった。 それは、ポストで佐藤優氏も言っているように、2島返還ならこれまでも両国の間で話は出ているのだ。 あとは、両首脳が「やろう」といえば、これまででもできたはずである。できなかったのは、自民党内や保守派から「4島でなければダメだ」という批判が出ることを怖れたからであった。 それに、1951年のサンフランシスコ平和条約で、日本は南樺太と千島列島を放棄しているが、択捉・国後は千島列島に含まれるのだ。 さらに難しいのは、アメリカである。これまでも田中角栄がアメリカの頭越しで日中国交回復をやり、にらまれたことがある。 属国ごときがアメリカを差し置いて何をやるかという考えは、アメリカ側に根強くある。今回はオバマ大統領退陣、新大統領就任という「狭間」を狙っての首脳会談だが、新大統領にとっても、日ロの接近に神経を尖らせていることは間違いない。 『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』『日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか』(ともに集英社インターナショナル)という労作をものにした矢部宏治氏は、沖縄の基地だけでなく、日本中を基地化できる条約と、一旦アメリカが他国と戦争を起こした場合、日本の軍隊は米軍の指揮下に入る「指揮権」が、占領時代以来続いていることを、さまざまな資料や公文書にあたって立証した。 それでいえば、日本の領土に返還された歯舞・色丹、万が一国後・択捉まで返還されれば、そこへ米軍基地を置かせろと無理難題を吹っかけてくるかもしれない。 最近の世界情勢は、経済的には中国の台頭が著しいが、軍事的、国連安保理事会でのロシアの力は見過ごすことはアメリカにはできない。 第2の冷戦といわれる現在、安倍首相が軽はずみな行動を取れば、新大統領との間で摩擦が起こることも覚悟せねばならないだろう。 そこまでの覚悟が安倍にあるのか? 単なる「歴史に名を刻みたい」という悪ノリでやっているとすれば、痛いしっぺ返しに遭うかもしれない。 日ロの接近は、中国や韓国も刺激しかねない。外交音痴の安倍首相だから、プーチン大統領の都合のいいように動かされ、四面楚歌に陥るのではないか。 熟慮、熟考のできない宰相は国を危うくする。私は保守でも左翼でもない。経済的に追い詰められ、中国ぐらいしか頼るところのないロシアに手を差し延べるのはいいと思う。 だがそれには、まず中国との関係を改善し、アメリカの新大統領と腹を割って話し合い、日米中ロの首脳が同じ卓を囲むよう、日本が中心的な役割を担うのでなくてはいけない。 2島返還で、日本人のロシア感は変わるか? 変わらないと、私は思う。 【巻末付録】 グラビアに関してはポストがいい。まず巻頭で「葉加瀬マイ 愁色」。この瞳でジッと見つめられると……いいな。次が、よく意図がわからない「桐野女史 ワケアリの女」。編集長がフリーランスの女性ライターを連れてきて「彼女を脱がせてグラビアにしろ」と言われたとリードで書いてあるが、なんのこっちゃ。編集長は素人AVでも始める気なのかね。体は、まあまあいいけどね。 袋とじは「フランス書院×アタッカーズのコラボAVを誌上再録 女教師姉妹」。文章との相乗効果でコーフン度はかなり。 後半は「『大蔵映画』エロスの半世紀」、懐かしいね大蔵映画。若いときはずいぶんお世話になりました。 袋とじは「見たこともないパンティ 厳選70着」。それから「ベストオブ『謎の美女』7」。YURI、cica、美咲などなど。やっぱりYURIが一番じゃ。 もうひとつの袋とじは「斉藤慶子 ベストセレクション」。かわいかったね慶子ちゃん。 現代は巻頭に「米倉涼子」。当然、裸はなし。後半は「片山萌美 熱視線」。ヘアはないけど、これが意外(?)にいい。 袋とじは「最新『電気刺激マシンEMS』でわかった これが新しい性感帯だ」「独占スクープ掲載! 平愛梨」「美しい人妻佐々木あき」。あのスイカップ「古瀬絵理 揺れて濡れるスイカップをスクープ撮り下ろし!」は、最後の着物をはだけておっぱいをつかんでいるのが、遣り手の温泉芸者という風情だ。 というわけで、セクシー度はポストのほうが上。よって今週はポストの勝ち! (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(10/14・21号、小学館)
22年間で運転した期間はわずか250日……総コスト1兆2,000億円「もんじゅ」廃炉の責任は誰が取る?
今週の注目記事・第1位 「血税1兆2000億円がパー『もんじゅ』の責任、誰が取るのか」(「週刊現代」10/8号) 第2位 「『甲状腺検査は必要ない』の仰天! 福島母たち 届けられた県通達への憤怨」(「女性自身」10/4号) 第3位 「意味不明が多すぎる『豊洲のパンドラ』20の疑問」(「週刊新潮」9/29号) 「豊洲の『戦犯』石原慎太郎とドン内田」(「週刊文春」9/29号) 第4位 「<マルサに踏み込まれた>3階級制覇『井岡一翔』の金箔豪邸」(「週刊新潮」9/29号) 第5位 「<若大将>加山雄三にゴーストライターがいた」(「週刊文春」9/29号) 第6位 「【防衛大臣】稲田朋美『3億円豪邸』建築で近隣住民と大モメ」(「週刊現代」10/8号) 第7位 「おんぶ政務官 務台俊介実母の“出資詐欺”疑惑」(「週刊文春」9/29号) 同・第8位 「千葉バラバラ殺害 姉(25)が弟(21)の顔を剥いだ平凡すぎる動機」(「週刊文春」9/29号) 第9位 「高畑<裕太・23>『強姦』全真相」(「週刊文春」9/29号) 第10位 「後ろから弾が飛んでくる『蓮舫』<民進党代表>船出の七難」(「週刊新潮」9/29号) 第11位 「元国立がんセンター病院長がついに口を開いた」(「週刊現代」10/8号) 第12位 「あなたの『死に方』に直結する『健康格差』という大問題」(「週刊ポスト」10/7号) 第13位 「医者が指摘『ヒラリー・クリントン』のパーキンソン病特有症状」(「週刊新潮」9/29号) 第14位 「『坂口良子の愛娘』絵に描いたような転落人生」(「週刊新潮」9/29号) 第15位 「林真理子 夜ふけのなわとび」(「週刊文春」9/29号) 第16位 「いいんじゃないのか? 歌舞伎界『芸の肥やし』事件簿」(「週刊ポスト」10/7号) 第17位 「『60歳、今からペットを飼う』はありか? なしか?」(「週刊ポスト」10/7号) 第18位 「大人気ゴルフグッズはこんなに楽しい」(「週刊ポスト」10/7号) 【巻末付録】現代とポストのSEXグラビアの勝者はどっちだ! 秋風が吹いてきて、週刊誌も少し内容が肌寒くなってきた。そこで今週は、質より量でいく。早速いこう。まずは、ゴルフグッズの話題から。 年を取れば、飛距離が落ちる。当たり前だ。故・大橋巨泉さんは何度もがんを繰り返し、体重も落ち、最近はドライバーが120ヤードしか飛ばないと嘆いていたが、われわれ健康体の年寄りでも、もともと飛距離がないのにさらに落ちると、ゴルフをする気にならない。 そこで、公式戦には使えないが「ルール不適合」のドライバーなどを使って楽しくゴルフをやろうというポストの特集。 プロギアが発売している高反発ドライバーの新製品は、さらに飛距離が伸びるそうだ。「スーパーエッグドライバーロングスペック」(12万円)。少々高いが、買ってみる価値はあるのかもしれない。 製造販売元「オリジナル」が手がけるランニングウエッジ「ギテン69チッパー」(1万円)は、正確なアプローチを可能にすると人気だそうだ。 「ワークスゴルフ」が発売している「ダイナ高回転ウエッジ」(1万9,980円)は、フェースが溝だらけ。 やはり「オリジナル」が手がける「パター ブンドッキー」(1万8,000円)はヘッドが分度器のような形状になっており、アルミニウム合金でできている。手を離すと、自立するのも大きな特徴だ。そのため、パターから手を離し、直立したパターとカップを結んで、あらゆる位置から距離やラインを確かめることが可能だという。 「ホクシン交易」が手がける、OB知らずの短尺ドライバー「ターナートゥルースピードII」(1万8,333円)。同じメーカーが手がける「水平器マーカー」(1,600円)。マークをすると、グリーンの傾斜を測ってくれる優れもの。 思わぬフックやスライスを回避させ、手首を理想的な角度に調整する手袋「真打ち」(2,000円)などなど。 これらを使うときは、事前にプレーする仲間に申告することがルールだそうだが、言わずに相手を驚かすのが年寄りルールだと思うのだが。 やはりポストが、60歳からペットを飼うはありか? なしか? という特集を組んでいる。 私の家にもモエという16歳になる老犬がいる。認知症と身体が弱ってきてはいるが、食欲だけは衰えない。 生きてもあと何年だろうからいいが、確かに60過ぎてペットを飼うというのは、案外大変なことだろう。 12年の動物愛護管理法改正により、飼育する動物がその命を終えるまで飼育することが飼い主の責務に加えられたというが、それはそうだろう。 さらに、金銭的負担も大きな問題だ。ペット専門の保険会社・アニコム損害保険の調査(12年)によれば、飼養にかる平均費用は犬が年間34万円、猫は年間18万円だそうだ。年金暮らしの高齢者にとっては、非常に重い負担になる。 逆に、飼い主が病気などの理由で飼うのが困難になったときには「老犬ホーム」というのがあり、そこに預けるという手があるそうだ。 「最近は飼い主の方が老人ホームに入られる際にいらっしゃるケースが多いですね。飼い続けたいのに、自分の身体がついていかなくて泣く泣く預けられる方ばかりです」(熊本の老犬ホーム「トップ」の緒方心代表) だが、やはりペットを飼うというのは年寄りにはいいみたいだ。動物・生き物評論家の三上昇氏は、特に哺乳類を飼うことを勧める。 「高齢者が『毛の生えた動物』を飼うのはすごくいいことです。毛の生えた背中などをなでると、その刺激が人間の神経に良い影響与え、認知症の予防になるともいわれている」 注意が必要なのは鳥類だという。インコやオウムはコミュニケーションも取れるので飼っていて楽しそうだが、大きな問題があるという。 「鳥は意外に寿命が長く、大型のオウムは20~30年も生きて、実は犬や猫より長生きする。“先”のことを考えると、高齢者にはおすすめできません」(三上氏) いやはや、自分がそういう年になってきたかと思うと、やはり寂しいものだ。 中村橋之助の不倫騒動は、妻の三田寛子の対応のよさが話題になったが、ポストは、不倫は歌舞伎界の「芸の肥やし」でいいんじゃないかと肩を持つ。 「役者と芸者は芸の双子」という言葉もある。これまでも数々の不倫が報じられたが、華やかな女性遍歴を持った中村勘三郎もそうだった。唯一、暗い影を落としたのは宮沢りえとの関係だったが、不倫疑惑が浮上した際、勘三郎はこれを「不倫ではなく可倫だ」という迷言を残したという。 歌舞伎役者には血を守るという使命があるためなのか、隠し子がいる役者が多いそうだ。 1997年、市川染五郎(43)は、6歳年上の元女優との間に隠し子がいたことが発覚した。2003年には、海老蔵も隠し子の存在が明らかになる。NHK大河ドラマ主演中だっただけに、大騒動になった。 また11年には、愛之助も京都のホステスとの間に男子をもうけていたことが報じられた。 こんなエピソードもあるそうだ。02年、人間国宝の坂田藤十郎(84)は50歳年下の舞妓との不倫発覚と同時に「開チン」写真が流出した。その際の釈明会見で「お恥ずかしいなぁ~。私が元気だと証明するみたいで」「世の男性方にも頑張ってもらいたいね」と、ケロッと話したという。 「梨園の妻は耐えなければなりません。出ていった人は皆、我慢ができなかった人です。表舞台で活躍していた竹内結子や近藤サトが早々に離婚したのは、この梨園のしきたりが理解できなかったからでしょう。そもそも役者の地位が上がり“セレブ”になり、妻に芸能人を迎えたりするようになったのは戦後のことで、戦前までの梨園の妻は花柳界の女性がほとんど。だから、夫の外での“遊び”を気にする奥さんなどいなかった」(梨園関係者) 良き梨園の妻の典型なのは、数多の美女と浮き名を流した勘三郎の妻・好江さんだ。夫の“遊び”に気づきながらも「浮気はダメだが、浮体ならいい」と容認したそうだ。 また藤十郎の妻・扇千景も「開チン」事件の際、ある雑誌の取材に、「その方(不倫相手)なら私も贔屓にしております。あの中で、一番美人で頭の良い子ですよ。まったく問題じゃありません」と余裕を見せた。 「梨園の妻にとって、一番の優先順位は旦那の芸事。その妨げになるようなことは絶対にしない。芝居に磨きがかかるのであれば“どうぞ遊んできてください”とはっぱをかける妻もいる」(梨園関係者) うらやましいのは、いくらカミサンに「遊んできてもいい」と言われても、先立つものがなければ、芸者もホステスも鼻も引っかけてはくれない。 何度も言うが「それにつけてもカネの欲しさよ」である。 林真理子も文春の連載コラムの中で、文春の橋之助の記事はひどいと怒っている。「謝るのは奥さんにだけでいい」と言っているが、遊びは伝統芸といった世界があるのだし、そうした世界と関わりを持ちながら芸を磨いて、それを客が見て喜ぶ。 そういえば、落語の世界にでさえ「遊びは芸の肥やし」などという言葉は御法度になってしまっている。圓生、文楽、志ん生の廓噺は、自分がとことん遊んだところからにじみ出る「粋」があったが、今の噺家のそうした噺は、実感がこもっていないから噺が浮ついていて、こちらに迫ってくるものがない。まあ、無い物ねだりではあるが。 林は、高畑裕太事件も怒っている。 「『そもそも40代の女性、と年齢を書くところが本当にイヤ』と私のまわりの女性たちはみな怒っている。『40代』の言外に、『そんなオバちゃんと、本当にコトを起こしますかね』というのが含まれている。(中略)どんどん後味が悪くなっていく事件だ」 私は林という作家があまり好きではないが、時々なるほどというものがある。これは男では書けない。あいつもいい年のババアとよくやったよな、とは、酒席では戯れ言として言えても、公では言えないし、言うべきではない。彼女ならではの「女のホンネ」だ。 新潮は、坂口良子という「お嫁さんにしたい女優ナンバー1」だった彼女が57歳の若さで亡くなったが、その娘の坂口杏里(25)が「絵に描いたような転落人生」を送っているという特集を組んでいる。 良子の七光りで「おバカタレント」として売り出したのに、母親が亡くなると遺したお金を使いつくし、ホストクラブに入れ上げ、挙げ句の果てにお定まりのAV女優に身を落としたというのである。 もちろん、AV女優をきっかけにスターへの道を歩む女性だっているのだから、AV=苦界ではないが、彼女の場合はたまりにたまった借金の返済のためだそうだから、母親が生きていたら、どれほど嘆いただろうと新潮は書いている。 だが、高畑淳子の息子の例を持ち出すまでもなく、七光りしか頼るもののない子どもたちでは、芸能界という生き馬の目を抜く世界で生き抜いていくのは無理なのだろう。 さて、米大統領選は支持率でトランプに差をつけていたヒラリー・クリントンだが、ここへきて健康問題が取り沙汰され、一時は死亡説まで流れた。 9・11の追悼式で倒れ、崩れ落ちるように車に運ばれる彼女の姿は、世界中を震撼させた。 天下分け目のテレビ討論会は、日本時間の27日から始まる。トランプ側は政策論争では勝てっこないから、ヒラリーの健康問題に絞って攻撃してくることは目に見えている。 大丈夫なのだろうか? 新潮によると、フロリダ州の麻酔専門医が動画サイトで、ヒラリーがパーキンソン病を患っている可能性を指摘したという。 その医師は、過去11年にわたってヒラリーを観察し、パーキンソン病特有の症状が見られると指摘したそうだ。 また、内部告発サイト「ウィキリークス」によると、11年にヒラリーは、外交政策アドバイザーから、パーキンソン病患者に見られる「極端な眠気」を治療するために使われる薬についての情報を、電子メールで受け取っていたとされる。 史上まれな高齢者同士の大統領選だけに、健康問題は命取りになりかねない。ヒラリー頑張れ! ポストは、9月19日に放送されたNHKスペシャル『私たちのこれから「健康格差」あなたに忍び寄る危機』が大きな話題を呼んでいると報じている。 要は、カネのないヤツは食生活も悪くて、体を壊しやすいということだ。当たり前すぎる結論だが、そういっては身もふたもない。 非正規労働者の多くは、労働時間は長いが収入は少ない。当然のことながら、コンビニなどでおにぎりとカップ麺などの炭水化物の重ね食べが多くなる。 タンパク質やビタミンが不足する上に、糖分と塩分を摂りすぎてしまうから、非正規雇用者に肥満や糖尿病が多いことになるのだ。 また「低所得者は高所得者に比べて、転びやすいという結果が出たのです。実は海外でも同じような調査結果があり、スウェーデンの研究でも、低所得者の人は高所得者に比べて2割も骨折が多いというデーターがあります」(千葉大学予防医学センター教授で国立長寿医療研究センター部長の近藤克則氏)。 WHO(世界保健機関)は健康格差を生み出す要因として、所得、地域、雇用形態、家族構成の4つを上げているそうだ。 うつ病と低所得者の関係性も顕著だという。近藤らの調査では、どの年齢層でも所得が低くなるほどうつ状態の人の割合が多くなり、男性に限っていえば、年収400万円以上の人では2.3%であるのに対し、100万円未満になると15.8%と、実に6.9倍にも跳ね上がるそうである。 また、夫婦と子どもが同居している世帯の高齢男性の場合、うつ状態になる割合は5.5%だが、それが一人暮らしとなると17.7%と、3倍以上に跳ね上がる。一人暮らしだと気楽なように見えて、やはり孤独を感じやすいからなのだろう。 ポストの最近の大特集は、読むと気が滅入るものが多い。たまには「死ぬまでSEX」を巻頭に持ってきたらどうだろう。 現代は、元国立がんセンター病院長が、ついに口を開いた「確かにダメな外科医が多すぎます」というのが巻頭特集。 元国立がんセンター中央病院の土屋了介氏の発言だけをピックアップしてみよう。 「大学病院という組織が抱えている問題は山のようにありますが、いちばん大きな問題はガバナンス(組織の統治)の問題です。たとえば先ほども出た群馬大のケース。腹腔鏡手術をやりたがる医者がいた場合、それをやらせても安全かどうか判断するのがガバナンスです。私は群馬大のケースでも、手術を失敗した医者だけに責任を取らせるのは間違っていたと思います。本来、手術を行わせていた学長は『現場は悪くない』と、医者を守るべき立場にあるはずです。問題になった医者は使命感に燃えて手術をしたのかもしれない。腹腔鏡という技術のメリットを信じてもいたのでしょう。だが、腕が悪かった。そのような医者に野放しで腹腔鏡手術をさせたのは病院のガバナンスがいい加減だったからです」 「もちろん、技術力の高い医者を育てることも大切です。しかし、いまの日本の制度ではなかなかそれが難しい。なぜならきちんとした専門医制度が確立していないからです。私の専門である肺がんを例に取りましょう。肺がんの手術は年に約3万件行われています。外科医が技術を向上・維持するためには、できるだけたくさん手術を経験することが肝要です。理想的には毎日1度は手術をしたほうがいい。そう考えると年間300例くらいは、1人の医者が執刀することになる。すると、3万件の手術を行うのに必要な医者の数は100人程度です。逆にいえば、肺がんの専門医はこれ以上必要ない。外科医が現役で手術を行う年数が20年として、毎年5人ずつ専門医を育成していけばそれで済むわけです」 実際には、肺がんの専門は何人くらいいるのでしょう? という問いには、 「それが1000人もいるのです。15年前には1500人もいました。これは5年以内に50の症例をこなせば、専門医に認定されるという制度になっているからです。5年で50例といえば、年に10例、月に1例もないのですよ。このような制度では技術の質を保証できるわけはありませんし、そんな医者を『専門医』とは呼べません」 なるほど、医療現場では医者多くして手術することは少ない。われわれは医者という白衣にだまされて安心してしまうのだが、どこの世界だって経験がものをいう。白衣にだまされてはいけない。 さて、民進党代表になった蓮舫氏だが、すこぶる評判が悪い。民主党を崩壊させた「戦犯」の野田佳彦元首相を幹事長に指名したのが間違いだという声が多い。 新潮によると、蓮舫支持に回った細野豪志氏は、総会前に蓮舫氏に「本当に大丈夫か?」と再考を促したが、聞き入れなかったという。 飲むと楽しい女性らしいが、以前、覚せい剤使用で逮捕された不動産会社の元社長と、執行猶予期間中に青森のねぶた祭に行っていたことが国会で問題になったことがあったが、彼女のワキの甘さが心配である。 彼女の試金石は10月23日に投開票される東京10区と福岡6区の補選だが、どうやら2連敗という見方が圧倒的のようだ。 それに総理を狙うというのなら、衆議院へ鞍替えをしなくてはいけないはずだが、元代表経験者の海江田万里氏と菅直人氏をどかして、民進党は変わったという大義を示せるかどうかが注目だと、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言っている。 いつまでもクラリオンガールが野党トップになったという“評価”だけでは、民進党の明日はない。 元俳優の高畑裕太の強姦事件だが、前回詳報したので詳しくは書かない。今週の文春で、これまで出なかった「事実」を少し紹介しておこう。 被害女性は44歳で読者モデル歴があるという。どうでもいいことだが、橋本マナミ似だと書かれていたが、文春は「あびる優」似だという。 裕太はあまり飲んでいなかったといわれるが、文春の調べでは「酔っ払ったスタッフが転倒」したというから、かなり飲んでいたようだ。 ホテルへひとりで戻った裕太は、フロントの彼女に声をかけ、「これから部屋に来ませんか?」と、かなりしつこく誘っている。 「歯ブラシを持ってきてくれ」と言ったのに来てくれないため、もう一度フロントに戻り、「部屋に来てほしいんです!」と言い、「粘りに根負けしたのか、吉田さん(被害者の名前・仮名=筆者注)はフロントを出た」(文春)。 エレベーターが閉まると裕太は彼女に唇を押し付けるが、激しい抵抗感は感じなかったと、裕太は警察で話しているという。 部屋での主張はかなり違っている。彼女は「高畑は手足を押さえつける等の暴行を加え、『黙れ、言うことを聞け』と脅迫された」と証言。 裕太は「少なくとも女性が泣き叫び助けを呼ぶような事はありませんでした。押さえつけたり、脅迫もしていない。ベッドに倒れ込んだとき、頬に手を当てられ、『生理中だからダメ』と言われたが、拒否している感じではないと思いました」と供述しているそうだ。 彼女は裕太の部屋を出て約1時間後の午前3時30分、彼女の知人の男性から「女性がレイプされた」という110番が入る。この男は私の彼氏だと、彼女は従業員たちに話している。 一部には60代の暴力団関係者と書いていたが、それは別人であると文春は書いている。フライデーのことだ。 「現在44歳のX氏は、東京に本部を構える暴力団に所属していた元組長です。これまで強盗や拉致監禁容疑で二度の逮捕歴があります」(捜査関係者) よっぽど、こっちのほうがコワイやないか。 裕太サイドと示談交渉していたのは、この人物だそうだ。群馬県警は裕太側に「相手はヤクザだから、気をつけてくれ」と言っていたという。 文春によれば、示談金は破格の1,500万円だそうである。 さまざまな報道を総合すると、売り出し中の若手俳優が、ロケの旅先で酒に酔い、目をつけていたホテルのフロントにいた熟女を強引に部屋に引きずり込んだ。 彼女の彼氏は話を聞いて激怒し、「オレの彼女にしたことは許せん。訴えて、示談金だけでもせしめてやろう」と考えたのではないか。 旅先での気の緩みと、自分は有名人だと錯覚したために、芸能界からも追い払われることになったこの男は、「現在も茫然自失の状態が続き、埼玉県の心療専門病院に入院しているそうです」(裕太の知人)。 一夜の代償としては高すぎたとは思うが、20年かけても俳優として戻ってくるぐらいの覚悟で、これからを生きていくべきであろう。 ところで、千葉県・酒々井(しすい)で起きた姉による弟バラバラ殺害は、なんともいえない嫌な気持ちにさせる事件である。 文春によると、その場所に引っ越してきたのは15年以上前。両親と子どもが4人の平凡な家庭だったようだが、移ってきてから数年で両親は離婚。その後、一番下の子を母親は連れて行き、父親と4人で暮らしていた。 だが、5年ほど前に父親が急死し、長女は大学を休学してアルバイトに追われるようになったという。その後、次女が家を出たので、姉と弟の2人暮らしになったそうだ。 美人で評判の姉だが、彼女が勤めていたスーパーの上司は「人柄は悪くないけど、どこか雑で短絡的だった」と話している。 彼女は、犯行後も何食わぬ顔でスーパーに出勤していたそうだ。弟のほうは高校卒業後、昨年9月頃から佐倉市内にある特別養護老人ホームで介護職員として働き始めていた。 優しくて入居者からも評判がよかったが、姉のことは話さなかったという。「どこか雑な姉としっかり者の弟」(文春)だったが、弟はゲーム好きが高じて自分の部屋をゲーセンのようにして、夜中にその音がうるさいと、姉としょっちゅう口論になっていたそうだ。 だが、そんなことで弟を殺した上、バラバラにしてしまうものだろうか? 平凡な姉が起こした異常な犯罪は、日本という国が激しく歪んできたために起きた事件ではないだろうか? 文春が、台風10号の被災地視察で水たまりをオンブされて渡り、批判された務台俊介内閣府政務官(60)の実母が、地元長野で5億円以上の「金銭トラブル」を起こしていると報じている。 務台家と家族ぐるみの付き合いのあったA子さんはある日、彼女から「選挙資金を必要としている人がいるから、出資してみないか」と誘われた。月の利息は1%で元本保証。「自分の息子は東大出身で自治省の官僚だから、だますわけはない」と言われ、100万円を預けたという。 町内のほかの人間にも声をかけ、出資額は約10年間で3億3,000万円を超えていたそうだ。 しかし、01年の秋頃、実母は「国税庁の監査が入っているから、カネの出し入れができない」と言い始め、カネを返さないどころか「自分も被害者だ」と言い、ラチがあかなくなったという。 中には退職後に転地してきて、2億4,500万円も預けていた女性もいる。彼女は元本の一部の返還を求める訴訟を起こし、一審は勝訴している。 詐欺被害に詳しい弁護士によると、不特定多数から「業」としてカネを預かったのだから、出資法第二条に抵触するのは間違いなく、約束通り運用しなかったのだから、詐欺罪も成立する恐れがあるという。 務台氏本人は、金銭トラブルを起こしている相手方に「詫び状」を出し、訴状が出るまでそのことは知らなかったと文春に答えている。 この務台家は地元の名士で、読売新聞の社長を務めた務臺光雄氏とは遠縁に当たるという。 実母は、なぜこのようなことをしでかしたのか? 務台氏はきちっと説明するべきであろう。 現代は、稲田朋美防衛大臣の「豪邸問題」を報じている。第3次安倍再改造内閣の閣僚の保有資産が公開されて、稲田大臣は10人の閣僚の中で、家族分を含めた総資産額が堂々第1位の1億8,178万円だった。 その稲田氏が、東京・茗荷谷に豪邸を新築中だというのだ。駅から3分。今年6月から工事が始まり、土地面積250平米、建築面積は200平米で3階建て。 だが、近所の評判が悪いらしい。音がうるさい。本人から、事前になんの挨拶もない。政治家にあってはならないあきれた無神経さだが、彼女ならやりかねないと変に納得してしまう。 彼女は、政界有数の「不動産女王」として知られているらしく、地元福井、東京・高輪にも豪邸を所有しているそうだ。 しかし、現代ではほとんど触れられていないが、この女性の最大の問題点は、夫名義で14年9月以降に、防衛関連企業の株を大量に取得していたことである。 川崎重工6,000株、三菱重工3,000株、IHI8,000株、三菱電機2,000株、日立製作所3,000株。これらの5銘柄は、15年度の防衛省との契約金額上位20社に含まれている。 これでは、戦争のできる国にしようと軍事産業に力を入れている安倍首相の動向を見ていて、必ず需要が増える防衛産業株を“先物買い”したように見られても仕方あるまい。 防衛大臣になっても自覚のない行動が目立ち、防衛官僚からも批判が出てきている稲田氏だが、安倍のペットを任じる彼女は何の痛痒も感じないらしい。 文春が、加山雄三に「ゴーストライターがいた」と報じている。それも、初期の頃の「恋は紅いバラ(Dedicated)」や「ブーメラン・ベイビー」「マイ・ジプシー・ダンス」などの英語の歌詞を書いたというのだ。 きっかけは、1本の留守番電話に吹き込まれた以下のような加山の音声であった。 「僕の名前と君の名前では値打ちが違うからね。(報酬が支払われたら)お金を送るよう努力するよ。それでいいかい? だから君は、これまでと同じように僕のゴーストライターでいてくれないといけないんだ」(原文は英語) この相手は、加山の妹と結婚、離婚した元米軍厚木基地にいたマイケル・ルノー氏。 ルノー氏は、60年代に加山のために作った11曲と、15年に発売された「I simple Say」の作詞のおカネを合わせて払ってくれと加山に要求していたのだが、いつまでも払われないので、米国と日本で訴訟を起こす準備を始めていると、加山側に通告したそうである。 さあ、加山はどう答えるのか? 加山は「I simple Say」についてはルノー氏の作詞だと認めたが、それだけでは足りないので、自分で足して書いたから「僕の作詞」だという。 これはやや苦しい言い訳だが、昔の曲については、その当時親しかったルノー氏に、英語の表現がおかしくないかを修正してもらっただけだというのだが、これは頷ける。 どうやらここまで話がこじれたのには、加山の吝嗇(りんしょく)があるらしい。ルノー氏と加山の妹は70年代に離婚しているのだが、「加山さん自身も、亮子さん(妹=筆者注)とは、お金をめぐるトラブルが原因で十数年前に絶縁していて、彼女は以前住んでいた港区内の高級マンションを出て、現在はお子さん二人と困窮されていると聞きます」(当時を知る人物)。 ゴーストライター問題よりも、このほうが加山にとっては大きなイメージダウンになると思うが。 加山には「ぼくの妹に」といういい曲があるが、あの歌を歌う加山の笑顔の裏に骨肉の争いがあるとすれば、素直に聞くことができなくなるからだ。 私はボクシングが好きだ。先日の長谷川穂積と山中慎介のダブルタイトルマッチは、久しぶりに興奮した。 現在、日本にチャンピオンは7人いる。中でも井岡一翔(27)は人気、実力ともに抜きん出た存在である。元世界王者の井岡弘樹を叔父に持ち、史上最速で3階級制覇を成し遂げた。 だが、一翔のトレーナーであり父親である井岡一法氏を大阪国税局のマルサが狙っていると、新潮が報じている。 金ピカの「3階級御殿」やポルシェ・カイエンをはじめとする超高級外車などに、マルサが目をつけたというのである。 金ピカ御殿は数億円を上回る費用がかかっているそうだが、キャッシュで払っているそうだ。 そして本丸は「一法氏には現在、チケット売上の大半を所得として申告しなかった疑いなどが持たれています。悪質な脱税の時効に当たる7年前までに遡って精査し、所得隠しの総額は少なくとも5億円に上る」と、国税局関係者が語っている。 ボクシングの興行はプロモーターが仕切り、主な収益はテレビ放映権料とチケットの売り上げだ。 今回は脱税のやり方や調査への対応も悪質で、「まもなく大阪地検特捜部に告発され、身柄を取られることになるでしょう」(国税局関係者)。 スポーツは子どもたちに夢を与えるものなどというつもりはないが、ハングリースポーツといわれるボクシングの持つ暗い部分が再び明るみに出ることで、昨今のボクシングブームに水をかける結果にならなければいいがと、心配である。 本来単純だった話が、時間を追うごとに複雑になっていくのは、当事者たちが自分に火の粉が降りかかるのを怖れたり、責任逃れをするからである。 豊洲市場移転問題が、その典型であろう。都議会のドンといわれ、都政を我が物顔に牛耳ってきた内田茂都議の「悪行」につては、文春をはじめ、さまざまな週刊誌が書き立ててきた。 だが、舛添要一前都知事をはるかに超える額の税金を湯水のように使って、毎晩のように料亭、高級レストランで散財し、その上、新銀行東京なるバカなものを立ち上げ1,400億円もの巨費をドブに投げ捨てた「巨悪」石原慎太郎元都知事については、メディアは忘れ去ったかのように見えた。 ようやく、豊洲の盛り土問題について石原の証言が二転三転していくことで、この男のデタラメな都政運営が明らかになろうとしているのは、私は大歓迎である。 文春は石原が都知事になった99年当時、都が推し進めてきた臨海副都心開発が失敗に終わり、累積5,000億円超もの赤字を抱えていた。 そこで石原は、「黒字の羽田沖埋立事業会計などと統合させ、赤字を見えにくくした。そして、築地市場を豊洲に移転させて、超一等地の市場跡地を民間に高値で売却し、赤字削減と臨海再開発の一挙両得を狙ったのです」(元都庁幹部)。 目をつけた東京ガスの跡地は当初交渉が難航していたが、石原の腹心の浜渦副知事を交渉担当として、東京のきれいな土地と、さまざまな危険物質で汚染されている東ガスの土地を等価交換するなど、不可解な契約までして、手に入れるのである。 「通常、土壌が汚染されたような土地を買う場合、価格を割り引くのが当たり前。が、都は、売買価格を算出する際、財産価格審議会に“現在は汚染物質は存在していない”として通常価格で計算させている。なぜこのような経緯になったのか。都は一連の交渉過程を公開すべきです」(週刊新潮)。 ベンゼン、シアンが環境基準の何千倍、何百倍も検出されている土地のため、土壌汚染対策を徹底的にやると当時の市場長が言っていたのに、石原は「時間がかかる。カネもかかる。そこまでやる必要はない」と言い出し、会見で「コンクリ箱を作れば安くて早い」と言ったのだ。 石原が言い出しっぺだったのに、初め関知しないと逃れようとした。だが、数々の事実や都庁内からの批判が出てきて観念したのか、9月21日に文書を発表した。 そこには冒頭、自分の知事在任中のことで大きな混乱と懸念を生じさせたことを詫びている。この件は専門家の意見を聞いて進めたもので、「私が土壌汚染を無視して予算と完成時期だけにこだわり強引に今回問題になっている構造にさせたといった指摘がなされているようですが、そのような事実は断じてありません」と、型通りに否定している。 誰も、知事一人でやったと言ってはいない。最大の権力者が、自分の腹心と、息のかかった都庁の人間にやらせたのであろう。 石原は「都は伏魔殿だ」と言ったが、その伏魔殿を牛耳り、やりたい放題やったのが石原と内田である。 新潮は、盛り土が全体に行われていなかったと騒ぐが、専門家は、盛り土の上に建物を建てると「豆腐の上に家を建てるようなもの」(一級建築士の田岡照良氏)で、「地下部分に空間を作らず盛り土の上に直接建物を作る場合と、コンクリートの『地下ピット』を作った今回の場合。両者を比較すると後者の方が衛生的かつ安全であると言えます」(藤井聡京大大学院工学研究科教授)。 だが、都は08年に環境調査をしているが、「ベンゼンは土壌の1カ所から環境基準値の4万3000倍の濃度が検出されるなど、地上で35カ所、地下水では561カ所で基準値超え」(永尾氏)。シアンも1カ所から基準の860倍の高濃度で検出されるなど、地上で90カ所、地下水では966カ所で基準値を上回っていた。 そうした結果を受けて、都は土壌対策に858億円を費やしてきたと新潮は書いているが、それで完全にそうした危険が取り払われたのか、要再調査である。 ネズミの大群が潜む築地、土壌の安全性が完全に確保されていない豊洲。どちらも都民の食を脅かす存在だが、小池都知事はどういう判断を下すのか。 まずは、9月28日13時からTOKYO MXで生中継(東京都議会のインターネットでも中継)される、小池都知事の所信表明演説に注目である。 ところで、早くも風化しつつある福島第一原発事故だが、女性自身が「福島県が、甲状腺検査は必要ないという通達を出した」と報じている。 子どものことだからということもあるが、男性週刊誌がこの問題に触れることがほとんどなくなってしまったのは、おかしくないか。 自身によれば、福島県の小児科医会は、「一斉に検査することで、放置していても健康や命に影響のない“潜在がん”を見つけているにすぎない。甲状腺検査をすることで、子どもに負担をかける」として、甲状腺検査の規模を縮小するよう8月に県に要望書を提出したのだという。 福島では、原発事故後2巡目の検査までに174人の甲状腺がん(悪質を含む)が見つかり135人が手術を受けている。1巡目の数字で比較すると、通常の約200倍の発生率になると自身は書いている。 確かに精密検査することで、これまでなら発見できなかった命に別状のないがんを見つけることはあるだろう。だが、あのすさまじい放射能を浴びた子どもたちを、放っておいていいと言わんばかりの言い草は、医者として恥ずかしくはないのか。 医者も県も、この程度の認識だから、県民の不安は消えず、自分の家に帰ろうという気持ちにならないのだ。万が一のないように万全を期すのが、これだけの大事故を起こした東電や県、医療関係者のあり方だと思う。 今週の第1位は、現代の目立たない記事に与える。週刊誌のこの扱いが、日本人の「無関心」の象徴である。 だが、この高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉が検討されているというニュースは、日本中が怨嗟の声を上げなければならない重大な問題であるはずだ。 厚顔無恥な安倍総理が推し進めている「原発再稼働」政策を、根底から覆すことになるからだ。 国の原子力規制委員会は「もんじゅ」で重要な機器の点検漏れなどが相次いでいることから、法律に基づく施設の使用停止命令を出す方向で調査を進めていると、メディアが報じた。 現代によれば、8月末に、菅義偉官房長官の下で「もんじゅ」廃炉を視野に入れながら、今後検討していくということが発覚した。 「政府は、現行計画でもんじゅを運転しようとすると、約6000億円の追加支出が必要だという試算を出しました。その額があまりに大きいため廃炉の可能性も考慮し始めたわけです」(全国紙政治部記者) 9月16日には、茂木敏充自民党政調会長までがこう言った。 「もんじゅは運転停止が6年間続き、この22年間で運転した期間はわずか250日にとどまっています。昨年11月には原子力規制委員会が運営主体の変更を勧告しましたが、新たな運営主体も決まらない状況。廃炉以外の選択肢はないとまでは言わないが、私の想像力を超えています」 安倍の側近たちが、本当に「原発再稼働」の障害になる「もんじゅ」廃炉に本気で取り組むのか、私は甚だ疑問だが、この役立たずのカネ食い虫は、日本政府の重荷になっていることは間違いないのである。 そもそも「もんじゅ」がつくられたのは、原発から出る使用済み核燃料(ゴミ)をリサイクルして新しい核燃料につくり替え、それを高速増殖炉で使えば、ウランなどを輸入してこなくてもいいという、夢みたいな計画だったのだ。 だが、夢は夢のままゴミなる可能性が高い。構想ができたのは1960年代で、施設をつくり出したのは80年代。ようやく動き出したのは90年代。核燃料サイクルに必要な再処理工場を青森県・六ヶ所村につくったが、こちらもいまだ失敗続きで、見込みはまったく立たない。 トイレのないマンションといわれる原発は、持って行き場のない使用済み核燃料という危険極まりないクソが原発の中にたまり続け、それがあふれ出てくるのをただ手をこまぬいて待っているだけ、確実に来る日本の死を待っているだけになるのだ。 第一、高速増殖炉をやっていたアメリカ、イギリス、ドイツなどはさっさと中止している。フランスだけは日本に研究させて、もしうまくいけば自国でも……と考えているようだが、これも日本の失敗であきらめざるを得ないだろう。 現代の記事に戻ろう。 さすがの安倍政権も、停止中でも「もんじゅ」を維持するために、原子炉を冷却するナトリウムの管理、放射線量のチェック、部品の点検などに年間約200億円が注ぎ込まれている巨大なでくの坊に、我慢ならなくなったのであろう。 しかし、廃炉にするにしても3,000億円かかるといわれる。それに、これまでにかかった費用は1兆2,000億円。 歴代政府、文科省、原子力を推進する経済産業省、予算をつけてきた財務省などからは、「反省の声は聞こえてこない」(現代)。 「国策として始まったもんじゅは、着地点を見出さずに計画がスタートしたため、当初数百億円だった建設費が、1600億円、4000億円、5900億円とどんどん膨れ上がっていきました。一度予算がつくとそれに慣れてしまい、やめられなくなる。まさに日本の宿痾です」(「もんじゅ」に関する市民検討委員会委員の福武公子弁護士) その上「もんじゅ」は、95年に大惨事寸前の大事故を起こすのである。 「燃料冷却用の液体ナトリウムが漏れ出し、空気に触れて火災が起きたのです。その後、事故の隠蔽なども問題になりました。そもそもナトリウムは空気に触れると火が出る危険なもの。また、ほかの原発と違って、トラブルが起きても、原子炉に『不活性ガス』という特殊なガスが入っているので、蓋も簡単に開けることができない。非常にリスクが高い原発なのです」(元東芝の技術者・後藤政志氏) 運営主体の原研機構にも、湯水のように研究費が投じられてきた。 また恥ずかしくもなく、地元福井の自治体の首長や議員たちは、当然ながら廃炉については反対、継続を望むというが、地元の利益だけしか考えず、日本全体の安全を考えないといわれても致し方ない。 だが、「もんじゅ」は高い代償を払って廃炉にするとして、「もんじゅ」を見捨てるということは「原発政策をもろとも否定することになる」(原発差し止め訴訟などに関わる河合弘之弁護士)が、どうするのか? 「側近に廃炉を示唆させ、一方で閣僚には原発推進政策を吹聴させる。『もんじゅの廃炉はするが、かわりに原発を稼働させる』と、アメとムチの巧妙な支持率対策をしているように見えます」(全国紙新聞記者) バカも休み休み言え。核燃料サイクル計画が破綻したのだから、これ以上核のクソをためないためにも即刻、全原発を停止し廃炉にするべきである。そんなバカな安倍の思い通りにしておいたら、日本だけではなく、世界中を放射能の死の灰で覆うことになる。 もんじゅ廃炉は、日本の原発政策が間違っていたことの証左なのだから、安倍を含めた連中のおかしな言い分を聞くことはない。 【巻末付録】 まずはポストのグラビアから、「葉加瀬マイ 肌色」。「洋画女優のヌード名画座」。ブリジット・バルドー、マリリン・モンロー、ソフィア・ローレン、シルビア・クリステルなどなど。 袋とじは「大反響アンコール 村主章枝」。やはりポストでは、葉加瀬マイが一番いい。 現代グラビアは巻頭でNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』3人、高畑充希、阿部純子、相楽樹のセクシーグラビア。袋とじでは「のりピー酒井法子がついにここまで!」をやっている。45歳になったが、色白の肌は色気たっぷりではある。事件以来、節制してきたのであろう。 彼女の写真集は、ワニブックスオンラインのショッピングサイトでしか買えないらしい。「酒井法子 30th Anniversary BOX」、11月1日発売予定らしいが、なんと定価が2万1,600円だそうだ。ヘアもない(と思う)写真集にこれだけ出すファンがいるのだろうか。 このところズバリのSEX記事をやらない現代だが、今週は「ホントに効く精力剤」という特集をやっているのでさわりを紹介しておこう。 一般に売っている精力ドリンクでは、凄十マックスエナジーVII(宝仙堂・1,200円)、精一杯ロイヤル(ミヤマ漢方製薬・576円)、マカ皇帝倫液(メタボリック・1,200円)だそうだ。 錠剤では、精龍魂絶倫48手(三共堂漢方・880円)。さあ、今夜はこれを飲んで……ゆっくり寝ましょうか。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(10/8号、講談社)
中村橋之助の不倫騒動で妻・三田寛子の株アップも、夫婦の今後は不透明?
今週の注目記事・第1位 「<三田寛子ショック!>夫・中村橋之助<芝翫>襲名目前の『禁断愛』」(「週刊文春」9/22号) 第2位 「高畑裕太『冤罪声明』を仕掛けた親バカ女優」(「週刊文春」9/22号) 「<誰も解説しない>『高畑裕太』釈放から読み取れること」(「週刊新潮」9/22号) 「高畑裕太『49歳といわれる被害女性』あの夜の因縁」(「女性セブン」9/29・10/6号) 「すべての謎が解けた! 高畑裕太強姦致傷事件『示談交渉を仕切った暴力団関係者』」(「フライデー」9/30・10/7号) 第3位 「都知事『小池百合子』金庫番が手を染めた特権的錬金術」(「週刊新潮」9/22号) 第4位 「『布袋寅康』『江角マキコ』と自宅売却の一流芸能人『GACKT』の大損」(「週刊新潮」9/22号) 第5位 「『私のアイデンティテイは台湾人』16年前に蓮舫が本誌で語った“本心”」(「週刊ポスト」9/30号) 第6位 「白鵬『怪しい休場』だけじゃないどんどん安くなる稀勢の『綱』」(「週刊ポスト」9/30号) 第7位 「安倍総理よ、天皇陛下に『特措法』とは何たることか!」(「週刊ポスト」9/30号) 第8位 「『餃子の王将』社長殺人の黒幕と疑われた『美空ひばり』最後の後見人の告白」(「週刊新潮」9/22号) 第9位 「『有名化粧品会社』会長53歳の不徳」(「週刊文春」9/22号) 第10位 「食の『プロ』たちは『食べログ』をこう使っている」(「週刊ポスト」9/30号) 第11位 「総理の椅子は目前だった『加藤紘一』陽の当たらぬ15年」(「週刊新潮」9/22号) 第12位 「健康長寿の『新常識10』」(「週刊新潮」9/22号) 先週は現代が合併号だったので、今週はお休み。そこで、ポストのSEXグラビアと記事から見てみよう。 巻頭グラビアはいつもの「葉加瀬マイ 深白」。巻頭の袋とじは「川島なお美 永遠のカーテンコール 没後1年追悼グラフ」。冒頭から、いきなりのおっぱいポロリ。20代の初めの頃から、なかなかセクシーなカラダだ。もう1年もたってしまったんだね。 後半は「パソコンスマホで無料エロ動画を100%楽しむ方法」。オススメは「CPZオンライン」のようだ。無料で、だましなし。毎日AVのサンプル動画を流しているそうだ。 袋とじは「膕(ひかがみ)のエロス」。膕なんて知ってます? 膝の裏側というと味気ないが、こういう言葉を使うと何やら謎めいて見えるから不思議だ。お尻から続く膝の裏側もいいが、スカートからのぞく膕が艶めかしくていい。それに「艶色美熟女図鑑 佐々木あきさん36歳」 記事のほうは「死ぬまでSEX」「死ぬほどSEX」。これに「死んでもSEX」と続けば、SEXの永久運動か。「1億円のSEXと5000円のSEX 何が違うのだろう?」「オーバー60でも楽しい風俗店」「オレ史上最高の女性器を語ろう」などなど。世の中にはSEXしかない、と思えてくるから不思議だ。 さて、新潮の健康の新常識からいこう。この中で、私が“なるほどな~”と思ったのは2つ。腸内環境を改善して免疫力アップするにはヨーグルトがいいといわれるが、どれを買っていいのかわからない。 メーカーも「乳酸菌が生きて腸まで届く」ということをうたい文句にしているところがあるが、「ドクター秋津」が言うには、1%でも生き残っていればいいので、どれでも同じだそうだ。 それに近年、コーヒーがさまざまな病気の予防効果があることが認められてきているという。オランダの研究グループが追跡調査したところ、1日7杯以上コーヒーを飲む人は、2杯までしか飲まない人に比べて糖尿病にかかる割合が50%も低いそうだ。 また、厚労省の調査では、コーヒーを常飲する人は肝がんのリスクが50%、女性の場合は大腸がんのリスクが30%も低いことがわかった。これは、コーヒーの中に含まれている「クロロゲン酸」というポリフェノールが血糖を改善する作用があるからだという。今のところ緑茶には、残念ながらそれほどの効果が認められていないそうだ。 この原稿もコーヒーを飲みながら書いているが、1日7杯以上というのは大変だな。 ところで、加藤紘一という政治家が亡くなった。「宏池会」のプリンスといわれ、1991年には官房長官になり、総理間違いなしと言われたこともあった。 小渕恵三総理が病で倒れ、密室の談合で森喜朗総理が擁立された。その森をつぶそうと、加藤は野党と組んで内閣不信任案を通そうとしたが、失敗する。 その後、事務所の代表が脱税容疑で逮捕され、加藤自身も特捜部から政治資金規正法違反の疑いで事情聴取され、結局、議員辞職に追い込まれる。それからは鳴かず飛ばずで、2回脳卒中に襲われ、リハビリをしていたそうだ。 新潮によれば、そのリハビリをしている病院に愛子夫人はほとんど姿を見せなかったという。頭はいいが、政治家としての器量がない。彼の評価は、そんなところかもしれない。 一時期、私も彼とお付き合いしていた。気さくな人柄で、地元山形の「だだちゃ豆」を土産にもらったりした。 一度、赤坂の小泉純一郎元総理がよく行く割烹で待ち合わせしたが、彼が予約していなくて入れなかったことがあった。すると彼は、そこら辺を自分で歩き回って、汚い焼肉店を探してきてくれた。そこで、2人きりで話をしたことを思い出す。 加藤の乱を起こしていなければ……。永田町に「もし」はないが。 次は、ポストの「食べログ」の記事。事の発端は、9月に飲食店のオーナーが投稿したツイートだった。いきなり食べログのスコアが3.0に下がった。「有料の予約システムを使わないと、検索の優先順位を落とす」と言われたが、断ったからだというのだ。 これは事実であろう。常々思うことだが、「食べログ」の評価がどう決まるのかも不透明だ。 そこでポストは、ここに注意しろという。★の数より口コミ数。最近更新が少ない店は要注意。ラーメン店は要注意などなど。ラーメン店については、好みにそれぞれ偏りがあるので、そのまま信用しないほうがいいというのだ。 自分の好きな店を高く評価している人を見つける。3.0から3.3の間に名店が隠れているというが、一番大事なのは「自分の勘」を磨くことである。 これは、好きな本を見つけることと同じだ。何百回も失敗して、自分の好みのものを見つける。それが醍醐味でもある。 文春に、気になる記事がある。私でも名前ぐらいは知っているスキンケアブランド「ドクターシーラボ」で有名な株式会社シーズ・ホールディングスの城野親徳会長(53)が、今年2月に行ったグアムの物件視察旅行に、当時高校生だったA子(17)を同伴して、同じホテルの部屋に3泊したというのである。 その上、彼が支援しているファッションと音楽イベント「ガールズアワード2016」で、一流モデルに交じってこのA子もモデルとしてぎこちない姿で出場したというのだ。 これでは「淫行疑惑」がささやかれても仕方ないと思うが、A子の母親は「親も承知の上で、同行者と娘は肉体関係のあるような仲では一切ありません」と文春に答えている。 真偽のほどは定かではないが、女性相手のビジネスでは、こういうウワサが流れるだけでもマイナスであろう。 「餃子の王将」の社長だった大東隆行社長が射殺されて3年がたつが、いまだに犯人は捕まっていない。 中国人の殺し屋説から、金銭トラブルでの暴力団による殺害説が飛び交ったが、その中で有力犯だと警察が見込んだのが、上杉昌也氏(72)だった。 彼は部落解放同盟のドンを兄に持ち、美空ひばりの後見人としても知られた存在だそうだ。また、事件を調査した「第三者委員会」は、約260億円の資金が彼に流出していて、約170億円が未回収であると公表している。 しかし、上杉氏は、王将の創業者と親しかったのは事実だが、大東氏殺しなどの疑惑についてはまったく事実無根だと否定している。顔も実名も出して話すからには、相当の覚悟があったのに違いない。彼の言い分に、警察側はどう答えるのか? ダンマリを決め込むだけではなく、反論があればするべきである。 冤罪は、犯人が捕まらない警察が焦って犯人をでっち上げるときに起こる。上杉氏のほうに理があるのか。まだまだ事件の闇は深いようである。 ポストは、天皇が語った「お言葉」を深く考えようとせず、小手先の「特措法」でおざなりに処理しようとしている安倍晋三総理を批判している。 批判の声は、自民党の長老で、今上天皇の学習院時代のご学友である島村宜伸元農水相のこのコメントに集約されている。 「天皇陛下は、自分の後をしっかり継続させることについて様々な思いをお持ちになってあのお言葉になったのだと思います。そうであれば、陛下一代のことではなく、今後にもつながる軌道を整えることが政府の役割。生前退位を一代限りで認め、皇室典範の改正もしないというのが政府の考えであるなら、それは陛下のお気持ちと遊離している。確かに、皇室典範の改正には様々な意見がある。だから政府として面倒だというのもあるでしょう。しかし、それでも将来にわたる皇室のあり方を考えれば、必要な改正は行われなければならない。面倒だからと皇室典範改正には触れず、特措法で済まそうというのは、総理が本来取るべき対応ではない」 ロシアのプーチン大統領とは親しくやりとりし、地元へ迎えることまでするのは、北方領土返還というニンジンが欲しいだけだ。だが、プーチンが四島返還を言いだすとは考えにくいし、二島では世論が納得しまい。その上、天皇の気持ちを無視するような対応は、多くの日本人の安倍への反感を掻き立てることになるはずだ。 お次はポストから。綱取りを目指す大関・稀勢の里は9日目で7勝2敗。今場所優勝すれば文句なしに日本人横綱になるが、白鵬が休場しているのは、稀勢の里に優勝、もしくは準優勝させる「怪しい休場」ではないかと疑義を申し立てている。 白鵬の全休は10年ぶりだという。それも、8月の夏巡業では全勤だったし、足腰に負担のかかる不知火型の土俵入りも問題なくこなしていたのにと、後援会関係者からも疑問の声が上がっているようだ。 それに、18年ぶりの日本人横綱を待望する相撲協会は、勝ち星に関係なく優勝なら、準優勝ならと、ハードルをどんどん下げているのである。 ポストの読みは、モンゴル籍のまま一代限りの年寄りになりたい白鵬が、協会の歓心を買おうとしたのではないかというものだ。 果たして、その通りいくのか? 勝負弱い稀勢の里にとっては、かえってプレッシャーになって綱を逃すのではないか、そんな気がする。 さて、蓮舫が民進党代表に選ばれたが、幹事長に野田佳彦元首相を指名したのにはガッカリした。野田は、民主党を崩壊させた「A級戦犯」である。こんな人間を持ってくるとは、蓮舫という女性の器量がわかろうというものだ。 ポストは、蓮舫が2000年の外国人参政権問題の時、ポストのインタビューで、台湾人であることをこう話していたと再録している。 「帰化して、日本の構成要因になって初めて手にするのが参政権だ。ただし、国籍に全員がアイデンティティを感じるものではない。私は帰化しているので国籍は日本人だが、アイデンティティは『台湾人』だ。在日朝鮮人・韓国人の方たちのアイデンティティは朝鮮・韓国という国家にあるのではなく、『在日』それ自体にあり、非常に複雑。だからこそ、自分のアイデンティティ、国籍を深く考える。日本人はこのアイデンティティと国籍への関心がとても薄いと感じる」 それほど台湾へのアイデンティティを持っていたのに、代表戦に出ると弊履のごとく台湾籍を抜いたのはなぜか? 二重国籍のままで何が悪いと、堂々と胸を張って主張すればよかった。それでこそ新しい時代のリーダーのひとりになれたかもしれなかったのに、薄っぺらな人間であることが日本人にも台湾人にもわかってしまった。 ところで、詐欺師はいつの世にも出てくるが、60人から総額113億円をだまし取ったというのは、なかなかお目にかかれない事件だ。 単純計算で、1人当たり1億8,000万円になる。やり方はよくある手で、先物商品の一時的な価格差を利用して確実に儲かると言ってカネを集めた。だが、運用実態はなかったというものだ。 「クエストキャピタルマネージメント」という投資コンサルタント会社で、社長は松井直幸(47)。09年からやっていたそうだ。こんないい加減な話に乗るほうがバカだと思ってしまうのだが、いるんだね、有名人にも。 寿司チェーンの「小僧寿し」も、1億円出資したそうだ。ミュージシャンで俳優のGACKTは、自宅まで売却して数億円を注ぎ込んだという。「GACKTはガク然」(新潮)なんちゃって。 やはりミュージシャンの布袋寅泰も、女優の江角マキコも被害者だそうだ。3人とも新潮の取材に、出資したことは認めている。お気の毒に。 さて、小池百合子都知事がちゃぶ台返しをした豊洲移転問題だが、この裏には都議会のドン・内田茂都議だけではなく、都政そのものに大きな闇があることが明らかになろうとしている。 報道では、盛り土の件については3知事、石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一に伝えていなかったといわれるが、舛添はともかく、石原、その下にいた猪瀬が知らなかったというのは、私には納得できない。 文春によると、盛り土中止を決めたのは、 「築地移転問題のトップは、局長級ポストの中央卸売市場長です。08年11月時点ですでに空洞案が検討されていました。その後、11年3月、都は日建設計と新市場の基本設計について業務委託契約を結びました。この契約を決済したのは、現場責任者の部長級職員です」(都庁幹部) 当時、日建と契約を結んだ現場責任者の上司であった市場長の岡田至氏は、「豊洲移転が最適」だと都議会でも答弁し、盛り土より空洞のほうが、後々地下水が上がってきてもすぐ乾燥して安全だと話していたと、文春が報じている。 少なくとも、現場は盛り土をしていないことを知っていた。だが、それを上に上げずに豊洲移転を強引に推し進め、その裏では内田氏たちが利権漁りに奔走し、ゼネコンが御礼にとカネを渡していたという「構図」になりそうだ。 五輪にまつわる癒着構造も、豊洲移転の利権構造も、根は同じようなものである。経緯、カネの流れの透明化を小池都知事はどこまでできるか。闇は暗く深い。議会が始まれば、小池都知事に対する反撃も苛烈を極めるかもしれない。 都民の支持を背景に、小池都知事の蛮勇を期待したい。 といっていたところ、早くも新潮が、小池の金庫番が特権的地位を利用して「錬金術」に手を染めていたと報じている。 これを為にする報道だとは言わないが、この構図、私のようなぼんくら頭では、なかなか理解できないので、興味のある方は新潮を買って熟読してもらいたい。 要約すると、小池氏の側近に水田昌宏氏という人間がいる。年齢は40代前半。小池が環境大臣をしていたときに大臣政務秘書官になり、一時期公設第二秘書だったこともある。私も、水田の「秘書」と肩書がついた名刺を持っている。 小池の政治資金管理団体の、14年分までの会計責任者でもある。今回の都知事選の選挙運動費用収支報告書の出納責任者は、水田の妻の名前になっているという。 その上、小池の自宅の土地2分の1、建物の5分の1は水田と共有で、水田は家族と小池と同居しているというのである。 こうした前提があって、本題はこうだ。水田がマンション経営をやろうと言いだし、群馬県の高崎でマンションを建てたのだが、その土地は穴吹興産というところが所有していて、普通の人間が手を出せる土地ではなかった。穴吹と水田が「深い関係にあったことの何よりの証拠だろう」と新潮は書いている。 そこを手に入れ、マンション建設が始まろうという時期に、小池の資金管理団体に穴吹が100万円寄付している。 この土地には、群馬銀行が4億5000万円の抵当権をつけている。もしこれをフルローンで建てたとしても、マンションを貸すとすると、一銭も遣わずに、新潮の計算よれば、毎月相当のカネが“濡れ手に粟”で入ってくることになるという。 さらに不可解なのは、都知事選の結果が出た翌日、このマンションを含む小池、水田が関係する3つの物件に、共同担保としてみずほ銀行(みずほは都の指定銀行)が根抵当権3億3,000万円を設定しているのだが、この設定日と同日に、自宅もマンションの根抵当権も解除されていることだ。 「なにかよっぽどのことがあった」(現役銀行マン)のではないか? どちらにしても、共同物件に根抵当権を設定するには双方の承諾が必要だそうだ。そして根抵当権が設定される前に、水田は会計責任者を辞め、8月時点では秘書でもなくなっていたのだ。 小池は新潮の取材に「水田の私事」と回答したというが、一連の不可解な物とカネの動きは、新潮のいう通り、小池に説明責任があるだろう。 自らと親密だった秘書が関わった疑惑の情報公開を至急やるべきである。そうしないと、次々にスキャンダルが反小池派から流されること間違いない。小池とて、叩けばホコリは出てくるはずだ。そうさせないためにも、疑惑は丁寧に説明して火は小さいうちに消しておくことだ。 さて、俳優・高畑裕太が強姦致傷容疑で逮捕されたのが8月23日。逮捕早々、裕太は「欲求を抑えきれなかった」と告白したなど、罪を認めているかのような報道があり、芸能界追放はもちろんのこと、ヘタをすると懲役5年以上の実刑判決が出るかもしれないといわれていた。 ところが9月9日に突然、不起訴・釈放となったのだ。17日ぶりにシャバに出てきた裕太は、「ご迷惑をおかけして本当に申しわけありません」と大声で報道陣の前で頭を下げたが、報道陣やテレビを見ているわれわれをにらむような表情が印象的だった。 異例なのはその日、無罪請負人といわれる弘中惇一郞弁護士事務所が、不起訴に至った経緯を説明する文書を発表したことである。 そこで、裕太からの話は繰り返し聞いたが、ほかの関係者の話は聞けていないので、事実関係は解明できていないが、裕太は合意があるものと思っていた、逮捕時の報道にあるような「部屋に歯ブラシを持ってきて」などと呼び出し、引きずり込んだという事実はなかったとして、起訴・裁判になっていれば、無罪を主張した事件だったと言っている。 文春、新潮はともに、示談が成立したし、被害者の傷も軽傷のため「致傷」で起訴するのは難しくなった(致傷の場合は、本人の親告がなくても起訴できる)と検察が判断したのではないかという見方をとっている。 だが釈放後、裕太の所属事務所は、彼を解雇している。 新潮で、フラクタル法律事務所の田村勇人弁護士はこう言う。 「無罪主張と示談は相反するものです。冤罪と考えているなら、そもそも示談するべきではない。一般人であれば200~300万円の示談金も、彼のような有名人になると2,000万円は下らないと思います」 文春でも刑事事件に詳しい弁護士が、「声明にある高畑さん側の主張が事実であれば、美人局の被害にあったようなものです。虚偽告訴罪の告訴、捜査機関への損害賠償請求もするべきなのに、それをなぜしないのでしょうか」と疑問を呈している。 釈放されても、万々歳とはいかないようである。 フライデーは、被害に遭った40代の女性が当日、相談した男がいた。その男が彼女に医師の診断書を取らせ、警察に通報したのだが、その男は「指定暴力団の関係者であることが判明した」と、“裕太の知人”が語っていると報じている。 被害女性は、裕太が来たとき、「ファンなんです」と言い、その夜は、裕太は供述書で「2人でエレベーターに乗って部屋に向かった」と言っているという。 そうであれば、事件後も部屋で寝ていて、警察に踏み込まれるまで知らなかったというのは、彼にその意識がなかった可能性が高いと、フライデーは書いている。 くだんの男は、示談交渉でも大きな役割を果たしたという。彼は地元でも、指定暴力団の関係者として知られた存在であるとも書いているが、裕太の知人の話でまとめているので、裕太サイドに同情的で、罠にはめられたのではないかというニュアンスが読み取れる。 この藪の中に分け入って、さらなる真相を探ろうとしたのは、男性誌ではなく女性セブンである。 セブンは「レイプしても、カネさえ積めば許される」ことになると批判し、「裕太が本当に凶悪事件を起こしたのなら、相応の罰を受けるべき」だとし、先の弁護士の文書は「セカンドレイプではないかという批判も上がっている」と手厳しい。 それに「合意」があったなら、裕太が社会的な制裁を受ける必要はないはず。だから、この事件を曖昧なまま終わらせてはならないと、現地取材を試みるのである。 被害女性は、橋本マナミに似た、ハキハキしゃべる美人だという。当夜、裕太が彼女を引きずり込んだといわれるが、隣の部屋にいた撮影スタッフは「争う物音はまったくしなかった」と話している。セブンの記者も泊まって、「壁は決して厚いとはいえず、隣のテレビの音が聞こえるほどだった」としている。こうしたディテールが大事なんだ。 それでも、裕太の暴力に恐怖し、声も出せなかったという可能性は残る。 警察が連行し、弁護士が接見する前に供述調書を取っておくというのは警察としては常道だったと見る。だが、当人が芸能人ということで「手柄」になると、功を焦った面もあるのではないかとも見ている。 寝起きを襲われ、それほどの重大事件だとは思わず、容疑を認める発言をしてしまった可能性はある。 なぜ被害女性は警察ではなく、知人男性に連絡したのか? その男の年齢は60代で、土木関係の仕事をしており、女性が襲われたときのトラブルの対処法をよく知っている人だと地元の人間が話しているが、どんな人間なのか? ともあれ、彼女から相当な信頼があったことは間違いない。 事件発生から1時間で警察に通報。それまでに医師の診断書がそろっていたというから、見事な早業である。 示談はしたとしても、なぜ裕太サイドの「無罪」主張を許しているのか? 今回の場合は、裕太側が犯罪事実は認めないが遺憾の意を表明するためにカネを払ったというケースではないかというのだ。それでも「裕太が“強姦していない”と主張することには違和感があります」(社会部記者) 豪腕弁護士が、示談金で相手を黙らせ、示談が成立したのだから「致傷」で公判維持は難しいですよと、水面下で検察サイドに伝えて、不起訴にさせたのではないかというのが、セブンの読みのようだ。 被害女性は、10日後に開かれたパーティーに参加して、記念撮影では「イェーイ」とピースサインを出していたそうだ。その写真を見た記者は、 「赤と黒を配したノースリーブのドレス姿の彼女は、なるほど30代にしか見えない美しい女性だった」 女性誌の取材力、おそるべしである。男性誌は恥ずかしい。 以前にも書いたが、今年は後年「ゲス不倫」の年として、人々の記憶に強く残るだろう。文春がまたやってくれた。 今回餌食になったのは、歌舞伎界の大名跡八代目中村芝翫(しかん)を襲名する中村橋之助(51)である。橋之助の女房は元タレントの三田寛子(50)。2人には3人の子どもがあり、おしどり夫婦としても知られる。 橋之助の不倫相手は京都先斗町の30代の人気芸妓・市さよ。 文春によると2人の仲は以前からで、知る人ぞ知る関係だったようだ。文春がターゲットを定めて狙っていたのは、2人を撮ったグラビアのアングルからもわかる。 8月29日に浅草寺で「お練り」があって、そこには三田も一緒にいたのだが、その橋之助を少し離れてジッと切なさそうに見つめる市さよが写っているカットは、映画のワンシーンのようである。 その日の深夜、彼女と落ち合った橋之助は、食事をそそくさと済ませ、彼女の泊まっているホテルオークラへと消えていったという。 しかし、小1時間もすると橋之助はホテルを出て、女房の待つ自宅へと帰ったそうだ。浮気はするが、カミさんには知られたくない。わかるな~、その気持ち。 2人は、時に週3回も逢瀬を重ねているそうだ。 市さよは小柄で器量よし。お座敷での評判もよく、新聞、雑誌や本をよく読む勉強家でもあるという。最近は芸舞子の世界を代表して、CMやバラエティにも出演している。 彼女をお座敷に呼びたいと思っても、1カ月待ちだという。 こう書いてくると、郷ひろみや作家の伊集院静、俳優の高橋克典らと浮名を流した元京都祇園の芸妓・佳つ乃を思い出させる。 歌舞伎役者と芸妓の逢い引きなんて、いいな~と思うが、現代では文春が許しません。直撃を受けた橋之助は、「女房にどう伝えればいいのやら……」とつぶやいたそうだ。 その女房殿、三田はどう答えるのか? 亭主からすでに告白されていて「ここ数日、寝るに寝られない」と言いながら、気丈にこう答えている。 「私は主人を信じることにしましたので、具体的に何時にどこでどうとか野暮なことは聞きませんでした。ただ、こんな大事な襲名前に誤解を招くような行動をとって人様にご迷惑をおかけしたということをお詫びしたいと思います」 亭主にはギャーギャー言わずに淡々と叱ったら、「分かります。申し訳ない」と平謝りだったという。 「歌舞伎の“芸”の話ではなく、人として、役者として、父親として責任があります。文春さんがこうして来られたのも、神様が主人のために必要だと思ったのでしょう。自覚を持つようにと。真摯に受け止めなさいと」 その言やよし。いや~、いい女房殿である。しかし、2人きりになったら怖そ~。 だけど男でも女でも、道ならぬ恋って燃えるんだよな。フジテレビの『ザ・ノンフィクション』(日曜日放送)のスタッフの皆さん、この3人のこれからを追いかけてもらえないかな。別に忍び会っているところが撮れなくても、三者三様、面白いドキュメンタリーになると思うのだが。 週刊誌で不倫を公表された男女、夫婦がその後どうなったのか。当然だが、あまりハッピーな人はいないようだ。 ゲス不倫の元祖・ベッキーは別れたし、「五体不満足」の乙武洋匡も、ついに仁美夫人と離婚したことを発表した。子どもの親権は夫人が持つという。 三田・橋之助夫婦は、どうなるのだろう? (文=元木昌彦)「週刊文春」(9/22号、文藝春秋)
1万4,000円払って出てくるのは昆虫、ザリガニにサソリ! ウワサの「裸レストラン」の実態とは?
今週の注目記事・第1位 「築地市場移転を目の敵!女帝『小池百合子』熱演の代償」(「週刊新潮」9/15号) 「森喜朗親密企業が五輪案件を続々受注」(「週刊文春」9/15号) 第2位 「だから医者の出す糖尿病の薬は信用できない」(「週刊現代」9/24・10/1号) 第3位 「東京五輪裏金問題、フランス検察が狙う日本人」(「週刊プレイボーイ」10/3号) 第4位 「気をつけろ! 60過ぎたら、歯をみがいてはいけない」(「週刊現代」9/24・10/1号) 第5位 「天皇陛下『お言葉』は『違憲か暴走』と断じる皇室記者の失望」(「週刊新潮」9/15号) 第6位 「西麻布『裸レストラン』突撃体験記」(「週刊新潮」9/15号) 第7位 「大ベストセラーの書評を載せない『大新聞』のご都合」(「週刊新潮」9/15号) 第8位 「清原和博『厳戒の宮古島潜伏』撮った」(「フライデー」9/23号) 第9位 「メリー副社長の正体」(「週刊文春」9/15号) 第10位 「日本の金持ちは幸せか」(「週刊現代」9/24・10/1号) 第11位 「小倉智昭 覚せい剤俳優との『資金源』証拠メール」(「週刊文春」9/15号) 広島東洋カープが、25年ぶりのリーグ優勝を果たした。まずはおめでとう! だが、この優勝は、高橋由伸巨人のふがいなさに助けられたところが大きいと思う。 それに、25年前にはなかった、クライマックスシリーズというバカなものもある。今の巨人は、長年の由緒正しい巨人ファンの私でも、応援する気になれない。 ここまできたら、広島が日本シリーズへと進み、できれば日本一になってほしいと思う。相手は、ソフトバンクより日ハムがいい。日本一のピッチャー大谷翔平を打ち崩して勝て、広島! 今週は現代が合併号である。なぜこの時期に合併号なのか? 私の頃にはなかった。1号でも少ないと売り上げが減るから、もったいないと思うのだが。 そこで、現代のSEXYグラビアから見ていこう。今週は、ついに現代からSEX記事が消えた。これは薬と手術特集で部数が上向いた自信からか、それともネタが切れたのか。次週を見てみたい。 グラビアの巻頭はNHK朝ドラ『あさが来た』の宣ちゃん役でブレークした吉岡里帆の、もちろんヘアなしのグラビア。後半は「海外セレブハプニング祭り」と題して、パパラッチたちが撮った、セレブたちのあられもないシーンを並べている。1枚1枚、そこに至るまでのドラマが面白いセレブたちもいるだろうから、写真を羅列するだけでなく、読んで楽しめるものにしたらいいのではないか。 人気アイドルから、大人の女性へ。「平嶋夏海『卒業』」。ヘアはないが、なかなかかわいい子である。袋とじは2本。「あの有名タレント『AVデビュー』衝撃映像」。ANRIというそうだが、私は当然だが知らない。もう1本は「たかしょー 傑作AV 誌上独占公開」。豊満乳房に黒々としたヘア。艶技はそれほどでもないが、一度見てみたいと思わせる。 袋とじに挟まって、なぜか「拝啓、お千代さん」というのがある。歌手の島倉千代子のグラビアである。 ここで衝撃告白! 私がずっと昔に付き合っていた年上の彼女は、島倉ソックリだった。当時20代後半だったが、化粧して和服を着ると、島倉とよく間違えられた。懐かしいな。あの青春の日々はもはや帰らず。 とまあ、グラビアを眺めながら、多感なあの頃を思い出していたのである。 さて、フジテレビ系『とくダネ!』のMCである小倉智昭が、覚せい剤取締法違反で逮捕された俳優に、長年にわたって金銭的援助してきたと、先週の文春が報じていた。 「資金源」だといわれたことに小倉は、彼の絵の才能を買って絵の代金としてカネを渡していたので「資金源と言われることには納得がいかない」と自分の番組で発言した。 今週の文春は、その人間の知人も、小倉からのカネは「彼の生活費」だったと証言し、そのカネが覚せい剤を買うために使われていたのだから、「資金源」だったことは間違いないと再び追及している。 この中で、小倉が彼に送ったメールを公開している。国税の査察が入り、彼への送金も相当になるため、多額の税金の請求がそちらへ行く。だが、それでは大変なので、贈与税で自分の負担にしてくれ、と申し入れをした結果、1億円の納付請求が届いたとし、最後は番組の視聴率も悪くて(2013年当時=筆者注)と、泣き落としに出ている。 要は、これ以上、お前の面倒は見られないという通告のようだが、文面を読むと、かわいそうになる箇所もあるし、なぜ、ここまでその俳優の面倒を見てきたのだろうと、疑問にも思う。 だが小倉は、再び自分の番組の中で、「このメールは全部作り話。作り話でもいいから、彼に考えてほしかった」と語ったが、これはかえってまずかったのではないかと、見ていて思った。 親しくしていた人間にこれほど詳細なメールを送るのは、相手も「そこまで迷惑をかけていたのか」と納得するものがなくては「考え」はしないはずだ。この2人には、まだまだ窺い知れないやりとりがあったのではないか。最近は視聴率も好調な小倉だが、これが大きなつまずきにならなければいいが。 現代が、巻頭特集をようやく「薬と医者」キャンペーンから違うものに替えた。それが、日本の金持ちたちが“幸福者”であるかということを調査したものである。カネで幸福が買えるわけではないが、カネがないと幸福ではないというのも人生の真実ではある。 まずは、12年連続長者番付10位以内のダイエット食品「スリムドカン」を販売する「銀座まるかん」の創業者、斎藤一人(68)という人物がいる。自らの金銭哲学や人生観を説いた本が、ベストセラーになったという。 だが、そんな斎藤氏を病が襲う。そして回復してきたら、生死をさまよったことで、自分は天照大神の生まれ変わりだと言いだし、最近では自分の「念」を入れたという水晶玉や波動入りのマッサージクリームを売り始めたというのだ。 新興宗教の教祖になって霊感商法のようなことを始めたことで弟子たちが離れ、奥さんとも離婚したともいわれているそうだ。 1992年に「インボイス」を創業して東証1部に上場した木村育生氏(58)は、08年のサブプライム危機の煽りを受けて、事実上の倒産をしてしまった。稼いだおカネはゼロに。今は稼がなくては食べていけないので、再び起業したという。 表を見ていると、M&Aに失敗してとか、脱税で在宅起訴された、不祥事を起こして逮捕、社長を解任など、一時期栄華を誇った人たちでも、死ぬまでカネ持ちで幸せに暮らしましたという人は少ないのかもしれない。 ソフトバンクの孫正義氏は、売上高が8兆円なのに11兆円の有利子負債を抱え、その利子の支払いを考えると眠れないこともあると告白している。 ユニクロの柳井正氏も、売り上げを維持していくためには拡大路線を採らざるを得ず、これからが不安視されている。 まあ、私のように由緒正しい貧乏人は「幸せは心の中にあるんだ」と、昔からの青い鳥神話を口にしていればいいのだから、気楽なものである。 ストレスをためない、気楽に生きる、これが幸せなのだと思うが、それにつけてもカネの欲しさよ、ではあるが。 さて、文春は「メリー副社長の正体」という緊急連載を始めた。弟のジャニー氏が温厚なのに比べて、メリー氏の事務所所属のタレントに対する厳しさや、スキャンダルを報じたメディアへの抗議のすさまじさは有名である。 「事務所の2階に“説教部屋”と呼ばれる部屋があり、メリーにそこへ呼び出されたら何時間でもみっちり叱られ続ける」「酒豪として知られ、焼酎をロックで頼み、チェイサーの水で割りながら飲む。野菜はほとんど食べないが漬け物は好き」「メリーは話し合いの時には必ず録音をとる」などと報じている。 新しいのは、彼女の父親は高野山大学を出て、真言密教を布教するためにアメリカへ行ったという件で、「メリー氏の父・喜多川諦道氏は、ロサンゼルスの高野山別院で第三代主監を務めた高名な僧侶だった。諦道氏の葬儀は大阪の三津寺で盛大に行われ、僧侶が多数参列した記録があった」(文春)。 私も35年ほど前にメリー喜多川氏の逆鱗に触れ、会社は、私を婦人雑誌に飛ばすことで、彼女と和解した。それは彼女の弟に関する「ホモ疑惑」だったが、ノンフィクション・ライターの故・朝倉喬司氏が取材を担当した。 生前、彼からその取材の時の模様を聞いたが、メリー氏のおっかなさがよくわかった。朝倉氏によれば、朝倉を部屋に呼び入れ、2人きりになったとき、こう言ったというのだ。 「あなたね、私がここで服を脱いで、強姦されたと騒いだらどうする?」 取材に関しては百戦錬磨の彼が、その時だけは、「彼女ならやりかねない」とゾッとしたと言っていた。 一度メリー氏にこのことの真偽を確かめようと思ったが、残念ながらその機会はなかった。よかったら文春さん、聞いてみてくれない? ところで、9月5日に大橋巨泉さんの「偲ぶ会」が品川のグランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで開かれた。新聞発表では出席者600人。午後5時からお別れの会。弔辞はホリプロの堀威夫氏、河野洋平氏、王貞治氏、関口宏氏。続いて献花。 妻で喪主の大橋寿々子さんは気丈に挨拶に来る人たちと話していたので、少し元気になったのかなと思って見ていた。行こうかと思ったが、来る人が途切れないので遠慮した。 寿々子さんは挨拶で、「主人はわがままな人でしたが、とても優しかった」と語った。 献花して「ありがとうございました」と、巨泉さんの遺影に挨拶した。本人が気に入っていたという中央の写真は、優しく私を見つめていた。 宴会場へ入る長い列が進み、出席者に挨拶する寿々子さんと弟の哲也さんと目が合った。寿々子さんのほうから「元木さん!」と声をかけ、私の手を握ってくれた。少しやつれが出た顔は、今にも泣きそうだった。私も少し泣いた。 宴会場で河野さん、関口さんたちに挨拶。帰りにもらった「御礼」には、こう書いてあった。少し長いが、巨泉さんの思いが詰まっているので紹介したい。 「故人は1934年当時の東京市本所区東両国(現墨田区両国)に生まれ、国の皇民化教育を受け軍国少年として育ちましたが、1945年8月15日の敗戦により価値観の大転換を余儀なくされました。『価値観の転換は一生に一度で沢山だ』というのが故人の口癖でした。以来、数百万人の命と引き換えに得た『平和』と『自由』を守ることを第一義とし、70年間ブレる事無くその価値観を貫いてきました。故人は『人間が自由である限り他人の意見を尊重するが、無知や嘘や欲得で意見を変えるのは許せない』として、大切にしてきた週刊現代のコラムの『今週の遺言』の最終回でさえも戦争の愚かさを説き、日本を戦争に向かわせようとする安倍総理に異を唱えました。近年、自分の価値観を簡単に変える人が居ますが、敗戦で得た“平和と自由を守る”とする価値観を70年間に亘って主張し続けた故人を誇りに思っております」 あの巨泉さんにして、この妻あり。せめて、安倍政権崩壊まで見届けてほしかった。合掌。 フライデーが“逃亡中”の清原和博が沖縄の宮古島にいることを突き止め、写真を撮ることに成功した。 だが、フライデーによると「でっぷりと出たお腹は、事件前とまったく変わっていない。暑苦しくても長ズボン姿なのは、足首までびっしり入った入れ墨を隠すためだろう。左腕には、注射痕のような跡が無数にあった」という。 確かに左腕には、写真からでも注射の痕のようなものがわかる。 清原には、覚せい剤取締法違反で懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決が下されている。執行猶予付きの清原が2度と覚せい剤をやらないように施設にも入らず、姿を隠すことなどできるのだろうか? ましてや清原は重度の中毒者で、その上、意志が弱いときている。普通の生活に戻り、悪い仲間に会えば、元の木阿弥になることは間違いない。それでなくても再犯率の非常に高い覚せい剤中毒者だから、どうなるのだろうか? 新潮に気になる記事がある。橘玲の『言ってはいけない─残酷すぎる真実──』と百田尚樹の『カエルの楽園』、ともに新潮社刊だが、このベストセラー2冊が、ほとんどの大新聞の書評で扱われていないのはおかしいと批判している。 「イデオロギー的な好みはさておき、社会の関心事になっている本は取り上げるという矜持が(毎日新聞の書評欄には=筆者注)ありました」と、元毎日新聞学芸部の徳岡孝夫に語らせているが、そうだろうか? 私は朝日新聞を取っているが、朝日の書評欄ほどつまらないものはないと思っている。誰が読むんだろう、という本ばかりを取り上げて(中には、読者に媚びたようなベストセラーについての書評もあるにはあるが)書評しているのだが、これはこれで存在意義はあると思っている。 なぜなら、私が絶対手に取ることがない本がこの世の中にあるということを知り、書評をざっと読めば、知らない世界を幾分知った気になれるからである。 それに、週刊誌の書評欄も役に立たないのは新聞同様である。私はまず、書評で取り上げている本の出版社名を見る。現代なら講談社、文春なら文藝春秋、ポストなら小学館。自社で出している本だったら、書評は信用できないから読まない。 新潮にもあるように、昔は平野謙、丸谷才一、百目鬼恭三郎などの目利きが、大文豪が書こうがつまらないものはつまらないと批評した。今の書評氏たちは、そんな気概もない人ばかりである。 先の2人の本が新聞の書評に載らなくてもベストセラーになっているのは、新聞に往時の力はないからだ。第一、2人の本が朝日に取り上げられべた褒めされたら、気色悪いだろう。読みたい本を探すコツは、自分が目利きになることである。 やはり新潮だが、ロンドンの「裸レストラン」が日本にもできて、そこへ行った記者の突撃体験記が載っている。店名は「アムリタ」。のぞき目当ての客が殺到するのを避けるため、店の場所は明かしていないそうだ。 予約後、48時間以内に料金を振り込む。1人1万4,000円、1万8,000円、2万8,000円の3コース。店側からメールが来て、午後8時半に西麻布の交差点に呼ばれる。そこへ着くと、店の住所を伝えるメールが来る。 店に入ると、赤い電球で部屋が照らされ、外国人の店員が上半身裸で行き来している。店に入ると、更衣室で着ているものを脱ぎ、男は紙パンツ、女はパンツと紙ブラジャーを着ける。 記者の前には、20代後半のキレイな女性客が2人いたそうだ。彼女たちが更衣室から出てくると、上半身は何も着けず、下も紙パンツではなく自分の下着だけ。それでも彼女たちは裸を気にすることもなく、記者にスマホで写真を撮らせたという。 だが、従業員は気が利かず、おまけに英語しかしゃべれない。出てくる料理は、ヨーグルトの上にプルーンが載っているのかと思えば、足が生えている昆虫。ザリガニの塩ゆでで、最後に出てきたのは皿の上にサソリが鎮座していたという。 客の中には「4人で10万円も払ったのに、なんだこの料理は!?」と怒って帰ってしまう者もいた。多くの客にとって料理は期待外れだが、裸になる快感にはかえられないと、また来ようというリピーターが結構いるそうだ。 まあ、男2人、1万4,000円のコースで、裸の美女が拝めるのだったら行ってみっか、とも思うが、拝める女性が若いのか美女なのかは、当然ながら行ってみないとわからない。 NHKがスクープした天皇の生前退位報道が、新聞協会賞を受賞した。受賞の理由に「皇室制度の歴史的転換点となり得るスクープ」とあるが、そうなるのかどうか、甚だこのところの報道を見ていると心許ない。 「天皇陛下のお気持ち表明を受けて、安倍政権は生前退位を一代限りの特別措置法で実現させる考えだ。政権の中枢には、皇室のあり方を定めた皇室典範に手をつければ、議論が複雑になりかねないとの懸念がある」(朝日新聞9月8日付より) 象徴天皇制とは、という根本に踏み込むことなく、早々に片付けてしまおうという心根が見え見えである。 新潮は、天皇の「お言葉」に、皇室記者たちが「違憲」「暴走」ではないかと、落胆していると報じている。 「端的に言えば禁じ手、『やってはいけないことをなさってしまった』」 「もはや“国政に関する権能を有しない”と定めた憲法を踏み越えているのは明らかです」 「侍従たちに筋書きを作らせ、事前にメディアにリークして世論の反応を探り、その上で報じた通りのご発言をなさるというのは、多分に政治的だと言わざるを得ません」 これでは「日本会議」とやらが言っていることと同じではないか。歴史社会学者の小熊英二も、朝日新聞(8月25日)で、こう言っていた。 「国民の中には、政治への苛立(いらだ)ちから、天皇に政治的発言を期待する声もある。(中略)だがそうした人は、天皇が天皇として政治的発言をする前例を作れば、様々な方向での政治利用と混乱も招来しかねないことを知るべきだ」 だが、「世界」(10月号/岩波書店)で憲法学者の長谷川恭男は、憲法が天皇は政治的権能を持たないというときに想定しているのは、「国事行為において『この大臣の任命には反対だ』とか『今の衆議院は解散するしかない』」と言いだすことで、「憲法に反するとは思えません」と、明確に否定している。 また、現在の制度には不備がある、その状況を国民に考えてもらいたいという趣旨なので、「制度に不備があることは、天皇ご自身が言い出すしかないと思います」、「『まず憲法が出発点です』と天皇ご自身が言っていることをどれだけ踏まえているでしょうか。この間のいろいろな議論を追っていても、天皇のメッセージをきちんと理解していないのではないかという気がするほどです」として、「天皇制に関する憲法を踏まえた真っ当なメッセージが示されているのですから、それを素直に受け止めて、どうすればいいか、国民全体でよく考えていく」ことが必要だと語っている。 国民の声を聞こうとせずに、特措法で収めてしまえという安倍政権の考え方こそ、天皇のメッセージを真摯に受け止めていない証左である。 ところで、現代に60過ぎたら歯を磨くなという特集がある。自社の『歯はみがいてはいけない』という本の宣伝ではあるが、見逃せない点、年寄りだけではない留意点があるので紹介しておこう。 1日3回の食後の歯みがきが、歯や歯ぐきにダメージを与え続けて、歯の喪失だけではなく全身疾患のリスクを高め、深刻化すれば寝たきりになってしまうと、この本の筆者である京都・竹屋町森歯科クリニックの森昭院長が言うのだ。少し長いが、引用してみたい。 「口の中には約100億もの細菌がいて、口内状態が悪い人だとその数は1兆を超えます。そのなかのひとつがいわゆる『虫歯菌』で、歯の表面を溶かし、虫歯を作るものです。この虫歯菌以上に恐ろしいのは、歯と歯ぐきの間に入り込んで炎症を起こす『歯周病菌』です。歯周病菌は口内の毛細血管を通じて血管内に侵入します。その一部は血管壁で炎症を引き起こし、最終的には血栓を作る原因となります。この血栓が脳卒中や心筋梗塞といった、重篤な疾患を引き起こすのです。 さらに、歯周病菌は肥満や糖尿病と深い関係があることも明らかになっています。歯ぐきの炎症から産生される物質が、肝臓に脂肪沈着して、脂肪肝や肥満を引き起こす。また、血糖値を下げるインスリンの働きを阻害し、その結果糖尿病になるという仕組みです。加えて、最近の研究では、歯周病菌がアルツハイマーの進行を早めるという結果もあります。歯の本数が減ると噛む力が弱くなり、認知能力が衰えることは以前から言われていますが、歯周病菌自体も認知能力に直接影響を与えるのです」 脳卒中に糖尿病、そしてアルツハイマーといえば、重篤化すれば寝たきりになるリスクが高くなる恐ろしい病気だ。 歯周病菌を甘く見ると、人生を棒に振る可能性が高まるというのだ。それならば、一刻も早く歯ブラシでそれらを除去したいと思ってしまうのだが、そこに落とし穴があるというのである。 ヘタに歯をみがくと、逆に命の危険につながるリスクすらあると森氏は指摘する。 「歯や歯ぐきに粘着するプラーク(歯垢)と呼ばれる物質を除去することが、口内ケアでは何よりも重要です。なぜなら、このプラークが、脳卒中などの重大な疾患の引き金となる歯周病の原因となるからです」(森氏) また、歯みがきなどでごしごしやるのもいけないという。では、どう磨けばいいのか? 「殺菌作用のある『唾液』をたくさん出すことが重要です。唾液は、頬を押したり、舌を動かしたりすることで分泌を促すことができます。私が患者さんにオススメしているのは、『舌回し』と呼んでいる運動です。口を閉じ、歯ぐきに沿って、舌を左右回り両方にぐるぐると回します。高齢者の方にこの舌回しをしてもらうと、『首が痛くなった』と訴える人が多いのですが、これは舌を動かす筋肉が弱っている証拠です。寝たきりになってしまう人たちの多くは、うまく舌を使えず、食事に大きな問題を抱えています。舌を動かす事は、歯周病予防と併せて、二重の意味で健康寿命を延ばす方法なのです。 また、唾液を歯面に効率的に届けるために、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯の間にあるプラークを除去し、唾液の通り道を作ることが大切です。日本ではこれらの器具はあくまで『歯ブラシの補助』と思われがちですが、実は歯ブラシよりもこれらの器具のほうが、プラーク除去率は高い。もし、歯ブラシを使うのであれば、寝る寸前、および起きてすぐ『唾液』でみがくのが最も効果的です。なぜなら、寝ているときにいちばん菌が口内で繁殖するからです」(同) なるほど、今日から歯間ブラシ中心で磨こう。 リオのパラリンピックが人気を集めているが、それが終わったらこの問題だと、週刊プレイボーイが告発している。 それはJOC(日本オリンピック委員会)が、2020年東京五輪の開催権を黒い金で買ったのではないかという疑惑である。 だが、JOCの調査チームは報告書を9月1日に公表した。その結論はシロだった。日本がコンサルト会社に支払ったとされる約2億3,000万円は「違法性のない支出」と認定され、日本の法律やIOC(国際オリンピック委員会)の倫理規定には抵触しないと結論づけられたのだ。 当然ながら、この報告書に「待った!」と異論を突きつけるのは、JOCの疑惑を最初に報道した英国ガーディアン紙の記者である。 「まったく噴飯ものの調査報告です。JOCの調査チームはコンサル会社に支払った巨額の費用を正当な支出としていますが、コンサル会社の代表やその仲介をした元IOC委員など、疑惑の渦中にいる人物にはアプローチせず、聞き取り調査すらしていない。それで『支払いは正当』と結論づけられても納得できるはずがありません」 フランス検察当局は、2014年ソチ五輪でのドーピング疑惑を捜査している過程で、その疑惑の中心人物であるディアク元IOC委員、その息子であるパパマッサタ氏を捜査している中で、JOCがシンガポールのコンサル会社「ブラック・タイディングス社」代表に支払ったコンサル料の一部がディアク親子に流れ、IOC内での不正な集票活動につながったと見て、フランス警察は捜査本部を設置し、本格究明に乗り出している。 ガーディアン紙記者がこう話す。 「フランス検察は現在、日本が東京開催をカネで買ったという嫌疑からさらに一歩踏み込んで、ディアク親子らが手を染めるマネーロンダリングにまで日本が加担したとの嫌疑をかけて捜査を進めているんです。マネーロンダリングは国際法上かなり重い罪ですから、捜査当局の本気度は推して知るべしでしょう」 元電通の人間に捜査が及べば日本中が大騒ぎになるが、そこまでいくかどうか。進展を注視したい。 さて、現代に面白い記事が出ている。薬や手術への疑問から派生した話のようだが、記事を作った編集者がこの意味をよく理解していないのではと思うような、よくわからない記事なので、私なりにこう理解してみた。 日本の医学会における最高権威である東京大学医学部の教授たちの論文が捏造ではないかという告発文書が、東大医学部に届いたそうだ。 こう始まる。「近年、論文捏造事件が大きな社会問題となっている。言うまでもなく、科学論文においてはデータは真正であることが絶対必要条件となる。特に生命科学分野は、患者をはじめとする社会からの期待が大きく」と。具体的に検証の対象になっているのは、門脇孝教授(糖尿病・代謝内科)をはじめとする4名(1名はすでに退官)で、同じ告発者から8月29日付でもう1通の告発状が出されており、そちらでは小室一成教授(循環器内科)ほか1名の教授の論文が検証されているという。 これらの論文は「ネイチャー」や「セル」といった海外の一流誌に掲載されたものがほとんどで、合計して6人もの東大教授の研究不正が疑われている異常な事態である。 告発文は、これらの論文を対象にした理由を5つ挙げている。 「研究者の間では再現性について以前より疑問が呈されていた。雑誌上で他の研究者から疑問がでており、それを見るとデータの信憑性に疑いをもたざるを得ない。扱っているテーマが生活習慣病やパーキンソン病といった疾患で、創薬と深い関係があり、直ちにではなくとも大きな社会問題に発展する可能性があり、治療法の開発を待つ患者さんの存在を考えると、倫理的にも問題である。文科省の科学技術振興調整費、システム疾患生命科学による先端医療技術開発拠点など、大型の公的予算が使われた研究である。論文中にPDF文書で示されたグラフから、元データの再現、真正さの検証が可能である」 今回告発された教授たちの中でも、門脇教授の存在感は際立っているそうだ。東大医学部OBがこう語る。 「門脇氏は日本の医学会の頂点にいると言ってもいい権力者です。日本糖尿病学会や日本糖尿病・肥満動物学会の理事長を務め、10年には長年の研究成果に対して紫綬褒章も受章した。東大病院の院長を務めたこともあり、2年前の医学部長選でも選ばれるはずでした」 その人間に、研究不正の疑いがあるというのである。東大医学部の現役教授が言う。 「例えば、DPP-4阻害剤と呼ばれる比較的新しいタイプの糖尿病薬の臨床研究にも深く関わっていました。その安全性についての情報を集めるという名目で、製薬会社のカネが大きく動いたことは間違いありません。2年前のディオバン事件以来、あまり見なくなりましたが、かつては門脇研の前には製薬会社のMR (医薬情報担当者)たちがずらっと列をなしていました。教授のお墨付きをもらえれば、日本中で薬を販売するための最高の宣伝文句に使えますからね」 告発文書通りだとすると、医薬品への信頼は根底から覆ることになる。 また小室氏は、千葉大学医学部で実施され、日本高血圧学会誌に10年に掲載されたディオバン研究「VART Study」の責任者であった。ディオバン研究はデータの不正が指摘され、大きな社会問題になったことは記憶に新しい。 都内私立大学の関係者が語っている。 「他の研究者たちは皆、何らかの形で責任を取ったのに、中心人物ともいえる小室氏だけは知らん顔を決め込んでいる。しかも、今年6月には日本循環器学会の代表理事に『出世』しています。最近になって論文の過ちを認めたのも、代表理事選前に非を認めたら得票に響くからという戦略があったのでしょう」 問題となったディオバンは、ARBというタイプの降圧剤。ARBは現在も日本の医療現場で、最も頻繁に使用されている薬だが、この種の薬の効果がそれ以前の降圧剤より高いか否かについては、多くの医師が疑問を投げかけていると現代は報じている。 告発文書はこう言っている。 「我々自身も研究者であり、他者の論文の不正を検証するような行為は不毛であると当初考えていた。しかし、常習性、頻度、公正性、論文の与える影響の深刻さ等を鑑みれば、もはや看過すべきではないという結論に至った。ここで告発するのは、発見したもののごく一部に過ぎないことも申し添えておく」 東大医科学研究所元教授の黒木登志夫氏が出した『研究不正』(中公新書)を読むと、科学技術の世界でも研究不正が後を絶たず、不正や誤った実験などにより撤回された論文のワースト10に2人、ワースト50に5人も日本人が名を連ねているという。 ノーベル賞受賞者は、アメリカに次いで2位の日本の知られざる陰の部分である。黒木氏は、これは真実に対する誠実さの欠如、野心、競争心、金銭欲などが底流にあり、誰もが抱えている心の内面の問題であるから、不正がなくなることはないという。 原発事故の時に電力会社と原発容認学者、経産省の「原子力ムラ」の癒着構造が大きな問題になったが、それと同じように、製薬会社と医学部、それに厚労省がつくる「薬ムラ」があり、両者の共通点は業界が圧倒的な力を持っている。こうしたムラ支配を壊していかない限り、ノベルティスのような産学官の癒着構造、不正はなくならない。 東大がどういう判断を下すのか、東大の威信が懸かっている。 今週の第1位は、早くも「女帝」になりつつある小池都知事についての記事。 今のところ文春は小池支持で、都議会のドン・内田茂氏や五輪組織委員会の森喜朗会長を批判、新潮のほうはやや小池批判の論調が強いように見える。 先週までは内田氏が彼と関係の深い企業に対して、都の事業への“便宜”を図っている疑惑や、豊洲移転でもそうした疑惑があると文春は追及していたが、今週は本丸・森会長が「親密企業へ五輪の事業を続々受注させている」と巻頭特集をやっている。 森会長には親しい企業がいくつかあるが、「最も近いのが大成です。親しい順に大成、清水建設、地元石川の真柄建設でしょう」(かつて森事務所で資金集めに当たっていた関係者)。森氏の後援会機関紙にも、たびたび大成は広告を出している。 まず、五輪のメインスタジアム・新国立競技場の建設工事を受注したのは、その“親密”な大成建設を中心としたJVである。大成はザハ案が撤回され、設計コンペをやり直したが、再び受注に成功している。このスタジアムの総工費は約1,490億円だが、さらに膨らむことは間違いないだろう。 評判のすこぶる悪いカヌー・ボート会場「海の森水上競技場」も、大成のJVが約249億円で落札している。 それも文春によると、入札に参加したのは大成のJVだけで、予定価格が約249億円だったのに、入札価格はそれよりわずかに31万円安いだけだった。事前に予定価格を知らされていた「官製談合」(法政大学五十嵐敬喜名誉教授)を疑われても仕方あるまい。 それにこの場所はコース内に小さな橋が架かっていて、そのままでは競技ができないため、橋を架け替える必要がある。その費用が300億円弱かかるが、「都はこの撤去費用を環境局の予算に付け替えました」(元東京都港湾局の市川隆夫氏)。都民を愚弄する話である。 まだある。バドミントン会場になる「武蔵野森総合スポーツ施設」の空調工事は、森氏の地元の空調設備会社・菱機工業が約33億5,000万円で受注しているという。 森氏が率いる組織委員会は、やはり森氏が昔から親しい森ビル所有の虎ノ門ヒルズで、年間の賃料は約5億円にもなるそうだ。 小池都知事の側近、若狹勝衆院議員は「正当な理由もないまま多額の家賃を払っていれば、責任者が背任罪に問われる可能性もあり得る」と話している。 読む限り、現役総理の時、サメの脳みそしかないといわれたが、その人脈を利用して生きながらえてきた森氏だが、今回は相当分が悪そうである。 お次は、築地市場の豊洲移転はどうか? 新潮は、築地の大物たちを登場させ、小池案に大反対だと言わせている。確かに、築地の老朽化はどうにもならないところまで来ているし、すでに豊洲に民間業者が数百億円投資し、冷凍施設は電源を入れて稼働しているため、電源を落とすことはできないそうだ。こうした維持管理費だけで、来春まで移転が延びれば被害が数十億円になると言っている。 さらに、移転の障害になっている地下水のベンゼン濃度だが、「現在の数値を見ると、全く問題ない。(中略)豊洲の土壌は2メートル掘り返して清浄土と入れ替えた上、2.5メートル分、清浄土で盛り土をしており、手厚い土壌改善といえるでしょう」と、京都大学大学院工学研究科の米田稔教授に言わせている。 しかし豊洲市場で、土壌汚染対策の「盛り土」が、行われていなかったと小池都知事が発表した。 このところの早業は、小池都知事、見事である。私は、五輪会場建設についての小池都知事の問題提起は真っ当だし、小池都知事はこのまま押していけば、内田氏や森氏は“退治”できるのではないかと思う。 豊洲の問題は、私は、築地と豊洲の2つの市場をつくり、共存させていけばいいと思うのだが、どうなるのだろう? 明日は築地へ行ってうまい魚でも買いながら、様子を見てこよう。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(9/15号、新潮社)
“都議会のドン”に続き、安倍首相にも宣戦布告? 小池百合子氏「築地移転延期」で広がる波紋
今週の注目記事・第1位 「『夏目三久』交際報道は『小林麻美』ご亭主がひねり潰した!」(「週刊新潮」9/8号) 「夏目三久『妊娠・結婚』報道 有吉弘行にドンは“怒り心頭”」(「週刊文春」9/8号) 「夏目三久と有吉弘行 付き合っているのか? 妊娠しているのか?」(「週刊現代」9/17号) 第2位 「『五輪予算』膨張の裏で都議会ドン<関係企業>続々受注」(「週刊文春」9/8号) 第3位 「高畑淳子(61)“溺愛息子(裕太・22)”と“相棒俳優(大谷亮介・62)”」(「週刊文春」9/8号) 「人妻『高畑淳子』が身籠った私の息子『裕太』」(「週刊新潮」9/8号) 「高畑裕太『獣欲SEX余罪』(「アサヒ芸能」9/8号) 第4位 「現役ヤクザ100人世論調査『山口組分裂から1年、あなたのシノギは?』」(「週刊ポスト」9/16・23号) 第5位 「工藤静香<独占激白!>『なぜ裏切り者呼ばわりされなきゃならないの!』」(「フライデー」9/16号) 第6位 「【徹底追及】薬と手術 第13弾」(「週刊現代」9/17号) 第7位 「菅義偉に二階さんとの力関係を聞いてみた」(「週刊現代」9/17号) 第8位 「『インサイダー』捜査中止を企てた『山本幸三』地方創生大臣の国会質問」(「週刊新潮」9/8号) 第9位 「2025年『多死社会』の衝撃」(「週刊ポスト」9/16・23号) 第10位 「安倍昭恵<首相夫人>『真珠湾単独訪問』の理由を独占告白」(「フライデー」9/16号) 第11位「利益を『貯め込みすぎ企業』ランキング」(「週刊ポスト」9/16・23号) 【巻末付録】現代・ポストのSEXグラビア&記事の勝者はどっちだ! 株価は1万7,000円台を回復したが、とても上昇気流に乗ったとはいえない。9月22日にアメリカが利上げを発表するから、その瞬間「どう儲けるか」という記事をポストがやっているが、とても勝負できる株環境ではあるまい。 それに、今は大手のファンドは人工知能で瞬時に売り買いする。個人のデイトレーダーなどは、ファンドがいいところをかっさらった後の出がらししか拾えないから、儲けようと思うのが無理だ。 その上、厚労省が発表した15年度の実質賃金は前年より0.1%減って、5年連続のマイナスになった。儲けているのは安倍首相におべっかを使って儲けさせてもらっている大企業だけで、それも、財務省が発表したところによると、今年の3月時点の「内部留保額」、つまり企業の利益から従業員への給料や株主への配当を差し引いた「利益余剰金」は過去最高になる366兆6,860億円と、とてつもない額になっているという。 第2次安倍政権がスタートして以来、34%も増加しているのである。もはや、格差などというレベルではない。そのうち「儲けたカネを社員に戻せ一揆」が起こるのではないか? ポストはそんな利益を貯め込んでいる企業をランキングし、100位まで掲載している。1位はトヨタ自動車で約16兆8,000億円。100位の東芝は、マイナス約767億8,000万円。トヨタに続き、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ホンダ、NTT、三井住友フィナンシャル・グループ、NTTドコモ、日産自動車、日本郵政、キャノン、三菱商事と続く。 三菱グループもそうだが、NTTとNTTドコモが2社も入っているのは腹立たしい。NTTとドコモを分割し、力をそぎ落として、もっと通信料金を下げさせるようにするべきだと思う。 ハワイ時間の8月22日の早朝7時55分、安倍昭恵は「U.S.Sアリゾナ記念館」を訪れていたとフライデーが報じている。ここは1941年12月7日早朝、日本海軍連合艦隊機動部隊が真珠湾を攻撃し、戦艦アリゾナを沈没させたが、そのアリゾナの真上に造られた海上博物館である。 昭恵が夫の安倍に、「パールハーバーに行ってきます」と告げると、神妙な顔でうなずいたという。 「ここで2,400名の方が亡くなったんですね。もう二度と、同じ過ちを繰り返してはならない、と誓いました」と昭恵は語っているが、それなら夫に向かって「戦争するような集団的自衛権容認や憲法改悪はやめてください」と詰め寄るべきではないか? 安倍ウルトラタカ派のガス抜き役として、沖縄やハワイを訪ねる昭恵の「観光ごっこ」は、いい加減にしたらいいと、私は思う。 ポストはこのところ死ぬことばかり扱っているが、編集長が体でも悪いのかと心配になる。 私が現役編集長の時、一番仲がよかったのはライバル誌のポスト編集長、岡成憲道氏であった。私より少し年下だったが、器の大きい優しい男で、いい年をしてガキっ気が抜けない私を、いつも笑って許してくれた。 だが岡成は、50過ぎたばかりで胃がんのために亡くなってしまった。飯田昌宏編集長、体と酒には気をつけてね。 ポストの巻頭は、2025年には「多死社会」が到来するという特集だ。この年は、団塊世代が後期高齢者になるのである。全人口の18%を75歳以上の人間が占めることになる。そうなると、病気になっても入院するベッドがなく、自宅で死ねたとしても、火葬場が減っているため、一時的に亡骸をあずかる「遺体ホテル」へ置かれることになるそうだ。 その上、厚労省が15年1月に発表したように、認知症患者数が現在の1.5倍の700万人を超えるとなれば、ものすごい数の認知症患者たちが街を徘徊し、そこら辺の路上で行き倒れになる者も多く出てくることは間違いない。 そうなると、火葬場で火葬してお墓に入れるなど、夢のまた夢になる。多くの身元不明人がどこぞの海に投げ入れられ、魚のエサになるケースも増えるかもしれない。 願わくば花の下にて春死なむ……早く死んだがほうが、いいのかもしれない。イヤな世の中だね。 文春と新潮がともに、山本幸三地方再生大臣の過去の「国会質問」に問題あり、と追及している。 新潮のほうが詳しい。山本大臣は大蔵官僚から政界入りし、衆院当選7回でやっと大臣ポストを射止めた。アベノミクスの熱烈な支持者で、安倍首相のお気に入りだそうだ。 簡単に事の経緯を記そう。三井住友銀行から日興コーディアル証券に出向していた吉岡宏芳投資銀行副本部長(55)が、横浜にある金融会社の加藤次成社長(71)に、自分の知り合いへの融資を依頼し、2,000万円から5億円の融資がなされたが、暴力団と関わりのある人間ばかりで、ほとんどが焦げ付いてしまったという。 加藤から追及された吉岡は、その代償として、インサイダー情報を流したというのだ。2011年、SESC(証券取引等監視委員会)が調査に乗り出し、告発を受けた横浜地裁が摘発。吉岡と加藤が逮捕された。吉岡は上告中だが、加藤は一審で懲役が確定している。 SESCが調査している渦中の12年3月5日、衆院予算委員会第一分科会で山本議員は、SESCのやり方を批判する質問を行ったのである。 自分の知り合いに証券会社の部長(吉岡のこと)がいる。インサイダーの疑いでSESCに強制捜査を受けているが、彼は「一切知らない」と言っている。それなのに、いつまでも結論を出さない、本人を追い詰めて自白に持っていこうとする「監視委員会というのは、ある意味で本当に必要なのかというようにも思ってきていまして」(山本氏)、「これから私は監視委員会のあり方についてじっくり検討していきたいと思っています」(同)。 SESCに対する明確な圧力発言である。しかもこの質問は、吉岡が山本議員に頼んだというのだ。あきれ果てた話である。 それ以外にも吉岡被告との関わりで、ファンド会社の代表取締役にもなっていたのだ。SESCは当然、こんなアホ議員のいうことは聞かず、2人を告発した。この問題は国会で追及されることになるはずだが、山本デージンが逃げ切るのは難しかろう。 さて、現代で松田賢弥記者が、菅義偉官房長官にインタビューしている。テーマは、二階敏博幹事長との力関係。だが、本心を明かさないことで安倍首相の信任を得てきた苦労人は、容易く本音を漏らすはずもなく、「二階先生は、ライバルではありませんよ。いつもご指導いただいています」「二階先生は、政治的なセンスが大変優れた方だと思います。それに、行動力が伴っていますよね」「ひと言で言うと、二階先生は頼りになる『仕事師』だと思います」と、当たり障りのない発言に終始する。 二階が安倍首相の任期延長に言及したことに、政権を維持できるかどうかは国政選挙の結果、選挙で負ければ政権は終わると答えているのは、少し本音が出たのかもしれない。 安倍よ、いつまでもやってんじゃねェ、早くオレに譲れ。菅は心の内ではこう言っているに違いないと、読みながら推察したが、そうじゃないのかな。 もういい加減に終わってもいいと思う現代の薬と手術批判だが、今週もぶち抜き22ページ、第13弾である。 先日、現代の編集者に会ったが、この特集をやり始めてから部数が増えていて、やめるにやめられないそうだ。何しろ、実売率が70%を超える週が出ているそうだから、昨今の現代では驚愕の数字なのだろう。 私の頃は80%を超えないと販売から嫌みを言われたし、85%以上でないと合格点をもらえなかったが、そのハードルは相当下がっているようだ。 ともあれ、SEX企画の次に見つけた売れ筋企画なのだから、雑誌が死ぬまでやるのかもしれない。 今週は、医者たちが、薬を出しすぎるという批判に対して「それは製薬会社が悪いんだ」と責任逃れをし、製薬会社のMR(営業マン)が、「製薬会社が潰れてしまえば、誰が薬を開発するんですか。メディアや厚労省は無駄な薬、高い薬が多いと文句を言いますが、日本人の寿命がここまで伸びたのは我々の薬のおかげですよ」と反論している。 こうした薬はテレビCMなどを打てないから、MRが全国の病院を回って薬の宣伝をするのだが、彼らの年収は30代で1,000万を超える企業もあるという。だが、そうした人件費を節約する意味もあって、厚労省はこれからMRをなくす方向へ行こうとしているという。 また、高血圧や糖尿病のような薬は、本当に寿命を延ばす効果があるのか微妙なものがあり、MRがアピールする意味があったが、抗がん剤のような生死に関わる新薬が製薬産業の大きな柱になっていくと、宣伝をしなくても使ってくれるので、MRの入る余地はなくなるという。 何度も言うが、製薬会社と医師、厚労省が裏で手を結んで利権を離さない「薬ムラ」をつぶさないと、無駄な薬や手術が行われ、医療費が膨れ上がる悪習を絶つことはできない。 そこまでメスを入れなければ、現代の特集も意味がないはずである。そこが、健康雑誌と異なる一般週刊誌の存在価値だと思うが、いたずらに患者を不安にさせるだけであっては、現代に対して批判の矛先が向けられることになるはずだ。 ところで、SMAPの木村拓哉の妻・工藤静香は相当気丈な女性だと各誌が書いているが、フライデーで当の工藤が「なぜ裏切り者呼ばわりされなきゃならないの!」と反駁している。 フライデーは、「工藤が木村を翻意させたからSMAPが解散に至ったといわれているが」と聞くと、 「私にそんな力はないです。木村静香としてプライベートでは彼の一部ではありますが、仕事では“付属品”にもならない存在。工藤静香とSMAPは何の関係もないんだから」 と一応、一歩下がって見せる。だが、今度の騒動でキムタクと自分が裏切り者扱いされているのがとても頭に来るらしく、激しくこう言う。 「だいたい、事務所を出たほうが潤うはずです。独立すれば現在、(事務所から)もらっているお給料より収入はよくなる。一時的にはね。だから、おカネが目的なら出るべきです。でも、仕事ってそういうものじゃないでしょう? 人と人のつながりで人間は生きている。私はそう思います。(他のメンバー)4人の方々がどうお考えなのか、それぞれの価値観の問題です。なのに、どうして私たちが“裏切り者”呼ばわりされなきゃならないの!」 金のワラジを履いて探した年上女房は、大事にしなくちゃいけませんぜ、キムタクさん。 ポストは、ときどき面白い企画をやる。今週の現役ヤクザ100人の世論調査も企画趣旨はいいが、返ってきた答えは、まあそんなところかなという内容なのが残念だ。 フリーライターでヤクザに強い鈴木智彦氏が、100人すべてに直接電話して聞いたそうだ。内訳は六代目山口組が31人、神戸山口組が16人、あとはそのほかの組員のようだ。 「山口組の分裂で何か影響があったか?」――「はい」59人。「いいえ」19人。 「山口組の分裂抗争はしばらく続くと思いますか?」――「はい」85人。「いいえ」7人。 「分裂抗争以後、警察の取締は厳しくなったか?」――「はい」67人。「いいえ」9人。 「シノギは順調か?」――「はい」17人。「いいえ」65人。 「今後、暴力団は非合法化されると思うか?」――「はい」71人。「いいえ」17人。 「家族は不利益を被っていますか?」――「はい」90人。 「ヤクザを続けるメリットはあるか?」――「はい」39人。「いいえ」29人。「どちらともいえない」30人。相当迷っているのが多いようだ。 「堅気になれるのなら引退するか?」――「はい」16人。「いいえ」47人。「どちらともいえない」34人。やめても食える場所がないというのが正直なところで、仕事があれば引退するというのは、ホンネでは多いのではないか。 ヤクザの高齢化は深刻なはずである。若いやつらは「しきたりだ」「上納だ」と先輩風を吹かせる組には入らず、仲間と徒党を組んで暴れていたほうが気楽だし、女もこませる。 美坊主のように、高倉健のようにカッコいいヤクザを集めて写真集でも作ったら、結構、入ってくる若いやつらがいるかもしれないが、警察が許さんだろうな。どこか、作ってやるという出版社はいないかね。 女優・高畑淳子の息子、裕太容疑者の悪評が週刊誌にあふれている。アサヒ芸能は「獣欲のSEX余罪」として、裕太が16歳の時、彼からSEXを強要されたという元劇団研究生Aさんの話を取り上げている。 アサ芸は「知人は、Aさんの素性が極力わからないよう書くことを条件」としたというが、いきなり「研究生だったAさんは、高畑淳子の『付き人』に抜擢された」と書いている。これでは誰のことか、劇団青年座の人間ならすぐわかってしまうのではないだろうか? 看板女優の付き人になったAさんが、09年秋に高畑が出演していた舞台の楽屋にいるとき、裕太容疑者が現れ、「ラブホテルに来い」と強引に誘われたという。 Aさんは、高畑の付き人をしていれば役がもらえるかもしれない、役者として生きていきたいという思いが強く、その息子である裕太容疑者の誘いを断れなかったという。 それに味を占め、その後も裕太容疑者はホテルへ彼女を呼び出し、何度もSEXを強要したという。そのウワサが高畑の耳に入り、「うちの裕太をたぶらかさないでください!」と叱責されたそうだ。 新潮、文春でも、高畑のモンスターピアレンツぶりがすごかったことが書かれているが、文春によると、母親自身も「性欲が強い」と公言してはばからず、研ナオコやピーターたちと、歌舞伎町の老舗ホストクラブへ足しげく通っていたという。 また、高畑はドラマや映画だけではなく、最近はバラエティにも出演するなど仕事が激増し、トップタレントの仲間入りを果たした。青年座から西田敏行が抜けたため、劇団の役員にも就任して「青年座の女帝」と呼ばれるようになっていたそうである。 売れっ子になると、稼ぎもすごいものになるそうだ。彼女は現在渋谷区に豪邸を建設中で、ほかの土地、建物を合わせると、資産はゆうに5億円は超えると、文春が報じている。 それに裕太容疑者が事件を起こしたことで、裕太容疑者の実父の存在が明らかになった。ドラマ『相棒』などで知られる俳優・大谷亮介(62)で、本人も裕太容疑者が息子であることを認めている。 「高畑は、2人目の配偶者と別居後、大谷氏と5年半の事実婚関係にありました。裕太が幼少の頃、大谷氏が学校行事などに参加したことはありましたが、大谷氏が別の女性と結婚されてから交流はありません。大谷氏は裕太を認知しています」(劇団青年座) 文春は事件後、高畑が友人に送ったメールを掲載している。そこにはこう書かれている。 「これからないことを書かれたり、報道されたりするのだと思います。おかしな事件だと思っている方々もいますが、今は、会見をまずして、黙る。これが最善のようです」 会見で高畑は、息子と面会して「でも、私はどんなことがあってもお母さんだからね」と言ったと明かし、号泣した。心の強い人だ。 さて、小池百合子都知事は、11月7日に予定していた築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転時期を延期することを決めた。豊洲市場の土壌の安全性確認などが不十分と判断したからだという。 文春は、五輪予算が当初7,300億円だったのが2兆円にまで膨らんでいる裏で、都議会のドン・内田茂都議とその関係企業が甘い汁を吸っていると追及している。 以前から問題にしている内田氏が役員を務める東光電気工事(千代田区)は、有明アリーナの受注のとき、竹中工務店とJVを組んで入札したが、鹿島建設のJVの価格よりも9億円以上高かったにもかかわらず、技術点で満点が付き、7点近くの差をつけて「逆転落札」に成功したという。 建築エコノミストの森山高至氏は、技術点で7点もの差が付くこと自体が非常に珍しく、しかも技術審査委員5人のうち、2人は都財務局幹部なので、普通なら価格点を重視するはずなのに、と疑問を呈する。 同じように、築地移転の総事業費も09年時点の約4,300億円が約5,900億円に膨らんでいる。小池都知事は、この金額も精査すると言っている。だが、築地が移転しないと、五輪のとき、晴海選手村と新国立競技場を結ぶ「オリンピック道路」建設に支障が出る恐れがあるそうだ。 そうなると、相手は内田だけではなく、東京五輪に前のめりな安倍首相とも事を構えることになりかねない。小池都知事の“覚悟”を、とっくり見せてもらおうではないか。 そう思っていたら、今日発売の現代が、小池は豊洲移転延期ではなく、中止するはずだと報じている。 ほんとかいな? 小池都知事は、築地の老朽化が激しいことは事実だから、筑地を使い続けるために改修工事をする。その工事が終わるまでの数年間は、豊洲を仮説の市場にするという案だというのだ。 それでは、五輪道路といわれる環状2号線はどうするのか? 小池と側近たちが考えてきたのは、市場の南西をかすめるように通っている仮設道路を今後も使うという案。これなら、築地市場の8割は維持できるからだというのだ。 しかしそうなれば、さらに費用が膨らんでいくことは間違いない。人気取りだけでやってしまうと収拾がつかなくなってしまうのではないか? 難しい決断である。 今週の第1位は、どれを読んでも真相がわからない、夏目三久(32)の結婚&妊娠騒動。そういう意味ではどう進展するかわからない、まれで不可思議なスキャンダルである。 夏目という女子アナには「スキャンダル」が取り憑いているようだ。日本テレビの有望なアナウンサーとしてスタートを切ったが、コンドームの箱を手にしてほほえむ写真がFLASHに載り、局をやめざるを得なくなり、フリーに。 芸能界のドンといわれる田邊昭知社長(77)の田辺エージェンシーに入り、TBSの『あさチャン!』、日テレの『バンキシャ!』などに出演して人気者になるが、今度はお笑いタレントの有吉弘行(42)とうわさになり、日刊スポーツが「夏目と有吉熱愛・すでに妊娠」とスクープしたのである。 本来なら慶事であるはずだが、なぜか田辺社長は激怒し、新潮によると「各局の担当者に対し、“日刊の記事には1秒も触れるな”と厳命」したというのだ。 そのため、テレビで2人の熱愛について触れる局はなく、日刊スポーツは翌日も報じたが、「その他のスポーツ紙は単に、『事実無根』『事務所が否定』としか書かなかった」(新潮)。ドンの威光は、あのジャニーズ事務所をも上回ったというのである。 報道を規制したばかりではなく、ドンは日刊スポーツ側への法的措置も検討しているといわれ、文春でTBS関係者が、ドンは「こっちは医師の診断書を出してもいいんだ」とまで言っていると報じている。 ここまで田辺社長が怒るのは、他人がうらやむほど夏目を溺愛しているからだという。 「大社長の入れ込みようは現場でも話題になった。開始当初(『あさチャン!』のこと=筆者注)、2人が手をつないでTBSへ来たのを目撃されたこともあった」(文春)そうだ。 このドン、52歳の時、所属タレントで15歳下の小林麻美と結婚しているように、年下をかわいがる性分なのかもしれない。 スクープした日刊スポーツ側は報道内容に自信を持っているようで、一歩も引く構えは見せない。当の有吉は、文春の直撃に「何もないんです、本当に。全部誤報」と、全否定している。 そこに9月1日付のスポニチが「夏目三久 熱愛、妊娠報道を完全否定」と、夏目の電話独占インタビューを掲載したのである。夏目はこう語っている。 「事務所にも私にも取材せず、電話の1本すら入れていないあのような記事は信用され、事務所が事実無根と言っても信じてもらえない。でも、もうはっきり言わせていただきます。このままでは自分の気持ちが壊れてしまう。記事に書かれているような事実は一切ありません。誰も信じてくれなくても、もう一度言います。事実ではありません」 文春、新潮の報道を読む限り、夏目が有吉と付き合っていたことは事実のようだ。だが、妊娠の事実も、結婚して番組を降板するというのも、本人がここまで否定しているのだから、ないのかもしれない。 ここからは邪推だが、寵愛する自分の事務所の所属タレントが男と交際するのを許せないドンが、すべてをなかったことにしようと、親しいテレビ、スポーツ紙を抱き込み、夏目や有吉にも口封じしたのではないだろうか? 真相はやぶの中である。夏目が子どものころに離婚した父親が、文春で娘を気遣ってこう言っている。 「あまりチャラチャラ、ああいう世界にいないほうがいいかなと思います」 私もそう思う。現代は、夏目と有吉が付き合っていることは事実とし、日刊スポーツは交際よりも妊娠情報を先に入手したそうだから、病院関係者など確かなルートがあるのではないかと、芸能事務所幹部が語っている。 TBSの『あさチャン!』は来月3月まで契約があるので、「降板はない」と言うしかなかった。あとは、芸能界を引退覚悟で、夏目が田辺のところを辞める気があるかどうか。 有吉のほうは、田辺に対して「もう夏目とは会わない」という一筆を入れたという情報もあるそうだ。 夏目をめぐる、田辺と有吉の三角関係のもつれか? 世の中にはよくある話だが、喜寿のじいさん絡みでは、スキャンダルとしてもあまり出来はよくない話である。 いつになったら真相が明らかになるのか? ちょっと気になる話ではある。 【巻末付録】 今週はポストが合併号。そのためか、グラビアに力が入っている。巻頭は「葉加瀬マイ 余白」。ヘアはないけど、オッパイがいいね。 一番の売りは「永久保存版 もう一度会いたい青春アイドル」。大場久美子、相本久美子、そして出ました「河合奈保子」。これだけは袋とじ。 かわいいお顔に不似合いな豊満すぎるカラダ。写真集も売れているそうだ。河合ちゃん、もう一度会いたい! 後半の袋とじは「美熟女たちのアンダーヘア&勝負下着」。それに「元NHK山形『号泣お天気お姉さん』が魅せた! 岡田みはる」「艶色美熟女図鑑 佐々木あきさん 36歳」。 それにお馴染みの「妻の名は塔子 私の知らない女」。このオネエチャンの少し疲れた顔と、家庭風呂から出てくるときのヘアが濡れているのが色っぽいよ。これは一見の価値あり。 「死ぬまでSEX特別版」は、元東大医学部長で現在は名誉教授の石川隆俊氏(76)が、このたび『東大名誉教授の私が「死ぬまでSEXをすすめる本当の理由』(マキノ出版)という本を出したことから始まる。 石川氏はこう言う。 「ドーパミンが最も多く分泌される行為がセックスです。だから“もう年だから”とセックスをやめてしまえば、どんどん生きる意欲が失われる。これこそ私が“死ぬまでセックスをすすめる理由”です。私は中学の同級生だった妻と24歳の時に結婚しましたが、70代半ばになった現在も10日に1回ほどのペースで夫婦生活を続けています」 高齢者のセックスこそ、崇高だというのである。どうですか? あなたも今日から始めてみては。 現代の巻頭は、篠山紀信氏の写真展から「快楽の館」。さすがに凝ったものだが、そそるという写真ではない。 後半は「発掘スクープ! 坂口良子『お宝ヘアヌード』」。どこにヘアが? なんて言ってはいけません。 お次は「ミス・ユニバース準決勝進出 平塚千瑛 30歳」。まん丸なヘアがかわいい。大御所タレントとの不倫騒動? 誰だっけ。「紫艶 愛と濡れ場写真」。SEX記事は「本当にスケベな人は、いまSEXで何をしているのか」。何をしているのかなあと疑問に思った人は読んでみてください。 ということで、質量ともに今週はポストの圧勝。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(9/8号、新潮社)
“都議会のドン”に続き、安倍首相にも宣戦布告? 小池百合子氏「築地移転延期」で広がる波紋
今週の注目記事・第1位 「『夏目三久』交際報道は『小林麻美』ご亭主がひねり潰した!」(「週刊新潮」9/8号) 「夏目三久『妊娠・結婚』報道 有吉弘行にドンは“怒り心頭”」(「週刊文春」9/8号) 「夏目三久と有吉弘行 付き合っているのか? 妊娠しているのか?」(「週刊現代」9/17号) 第2位 「『五輪予算』膨張の裏で都議会ドン<関係企業>続々受注」(「週刊文春」9/8号) 第3位 「高畑淳子(61)“溺愛息子(裕太・22)”と“相棒俳優(大谷亮介・62)”」(「週刊文春」9/8号) 「人妻『高畑淳子』が身籠った私の息子『裕太』」(「週刊新潮」9/8号) 「高畑裕太『獣欲SEX余罪』(「アサヒ芸能」9/8号) 第4位 「現役ヤクザ100人世論調査『山口組分裂から1年、あなたのシノギは?』」(「週刊ポスト」9/16・23号) 第5位 「工藤静香<独占激白!>『なぜ裏切り者呼ばわりされなきゃならないの!』」(「フライデー」9/16号) 第6位 「【徹底追及】薬と手術 第13弾」(「週刊現代」9/17号) 第7位 「菅義偉に二階さんとの力関係を聞いてみた」(「週刊現代」9/17号) 第8位 「『インサイダー』捜査中止を企てた『山本幸三』地方創生大臣の国会質問」(「週刊新潮」9/8号) 第9位 「2025年『多死社会』の衝撃」(「週刊ポスト」9/16・23号) 第10位 「安倍昭恵<首相夫人>『真珠湾単独訪問』の理由を独占告白」(「フライデー」9/16号) 第11位「利益を『貯め込みすぎ企業』ランキング」(「週刊ポスト」9/16・23号) 【巻末付録】現代・ポストのSEXグラビア&記事の勝者はどっちだ! 株価は1万7,000円台を回復したが、とても上昇気流に乗ったとはいえない。9月22日にアメリカが利上げを発表するから、その瞬間「どう儲けるか」という記事をポストがやっているが、とても勝負できる株環境ではあるまい。 それに、今は大手のファンドは人工知能で瞬時に売り買いする。個人のデイトレーダーなどは、ファンドがいいところをかっさらった後の出がらししか拾えないから、儲けようと思うのが無理だ。 その上、厚労省が発表した15年度の実質賃金は前年より0.1%減って、5年連続のマイナスになった。儲けているのは安倍首相におべっかを使って儲けさせてもらっている大企業だけで、それも、財務省が発表したところによると、今年の3月時点の「内部留保額」、つまり企業の利益から従業員への給料や株主への配当を差し引いた「利益余剰金」は過去最高になる366兆6,860億円と、とてつもない額になっているという。 第2次安倍政権がスタートして以来、34%も増加しているのである。もはや、格差などというレベルではない。そのうち「儲けたカネを社員に戻せ一揆」が起こるのではないか? ポストはそんな利益を貯め込んでいる企業をランキングし、100位まで掲載している。1位はトヨタ自動車で約16兆8,000億円。100位の東芝は、マイナス約767億8,000万円。トヨタに続き、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ホンダ、NTT、三井住友フィナンシャル・グループ、NTTドコモ、日産自動車、日本郵政、キャノン、三菱商事と続く。 三菱グループもそうだが、NTTとNTTドコモが2社も入っているのは腹立たしい。NTTとドコモを分割し、力をそぎ落として、もっと通信料金を下げさせるようにするべきだと思う。 ハワイ時間の8月22日の早朝7時55分、安倍昭恵は「U.S.Sアリゾナ記念館」を訪れていたとフライデーが報じている。ここは1941年12月7日早朝、日本海軍連合艦隊機動部隊が真珠湾を攻撃し、戦艦アリゾナを沈没させたが、そのアリゾナの真上に造られた海上博物館である。 昭恵が夫の安倍に、「パールハーバーに行ってきます」と告げると、神妙な顔でうなずいたという。 「ここで2,400名の方が亡くなったんですね。もう二度と、同じ過ちを繰り返してはならない、と誓いました」と昭恵は語っているが、それなら夫に向かって「戦争するような集団的自衛権容認や憲法改悪はやめてください」と詰め寄るべきではないか? 安倍ウルトラタカ派のガス抜き役として、沖縄やハワイを訪ねる昭恵の「観光ごっこ」は、いい加減にしたらいいと、私は思う。 ポストはこのところ死ぬことばかり扱っているが、編集長が体でも悪いのかと心配になる。 私が現役編集長の時、一番仲がよかったのはライバル誌のポスト編集長、岡成憲道氏であった。私より少し年下だったが、器の大きい優しい男で、いい年をしてガキっ気が抜けない私を、いつも笑って許してくれた。 だが岡成は、50過ぎたばかりで胃がんのために亡くなってしまった。飯田昌宏編集長、体と酒には気をつけてね。 ポストの巻頭は、2025年には「多死社会」が到来するという特集だ。この年は、団塊世代が後期高齢者になるのである。全人口の18%を75歳以上の人間が占めることになる。そうなると、病気になっても入院するベッドがなく、自宅で死ねたとしても、火葬場が減っているため、一時的に亡骸をあずかる「遺体ホテル」へ置かれることになるそうだ。 その上、厚労省が15年1月に発表したように、認知症患者数が現在の1.5倍の700万人を超えるとなれば、ものすごい数の認知症患者たちが街を徘徊し、そこら辺の路上で行き倒れになる者も多く出てくることは間違いない。 そうなると、火葬場で火葬してお墓に入れるなど、夢のまた夢になる。多くの身元不明人がどこぞの海に投げ入れられ、魚のエサになるケースも増えるかもしれない。 願わくば花の下にて春死なむ……早く死んだがほうが、いいのかもしれない。イヤな世の中だね。 文春と新潮がともに、山本幸三地方再生大臣の過去の「国会質問」に問題あり、と追及している。 新潮のほうが詳しい。山本大臣は大蔵官僚から政界入りし、衆院当選7回でやっと大臣ポストを射止めた。アベノミクスの熱烈な支持者で、安倍首相のお気に入りだそうだ。 簡単に事の経緯を記そう。三井住友銀行から日興コーディアル証券に出向していた吉岡宏芳投資銀行副本部長(55)が、横浜にある金融会社の加藤次成社長(71)に、自分の知り合いへの融資を依頼し、2,000万円から5億円の融資がなされたが、暴力団と関わりのある人間ばかりで、ほとんどが焦げ付いてしまったという。 加藤から追及された吉岡は、その代償として、インサイダー情報を流したというのだ。2011年、SESC(証券取引等監視委員会)が調査に乗り出し、告発を受けた横浜地裁が摘発。吉岡と加藤が逮捕された。吉岡は上告中だが、加藤は一審で懲役が確定している。 SESCが調査している渦中の12年3月5日、衆院予算委員会第一分科会で山本議員は、SESCのやり方を批判する質問を行ったのである。 自分の知り合いに証券会社の部長(吉岡のこと)がいる。インサイダーの疑いでSESCに強制捜査を受けているが、彼は「一切知らない」と言っている。それなのに、いつまでも結論を出さない、本人を追い詰めて自白に持っていこうとする「監視委員会というのは、ある意味で本当に必要なのかというようにも思ってきていまして」(山本氏)、「これから私は監視委員会のあり方についてじっくり検討していきたいと思っています」(同)。 SESCに対する明確な圧力発言である。しかもこの質問は、吉岡が山本議員に頼んだというのだ。あきれ果てた話である。 それ以外にも吉岡被告との関わりで、ファンド会社の代表取締役にもなっていたのだ。SESCは当然、こんなアホ議員のいうことは聞かず、2人を告発した。この問題は国会で追及されることになるはずだが、山本デージンが逃げ切るのは難しかろう。 さて、現代で松田賢弥記者が、菅義偉官房長官にインタビューしている。テーマは、二階敏博幹事長との力関係。だが、本心を明かさないことで安倍首相の信任を得てきた苦労人は、容易く本音を漏らすはずもなく、「二階先生は、ライバルではありませんよ。いつもご指導いただいています」「二階先生は、政治的なセンスが大変優れた方だと思います。それに、行動力が伴っていますよね」「ひと言で言うと、二階先生は頼りになる『仕事師』だと思います」と、当たり障りのない発言に終始する。 二階が安倍首相の任期延長に言及したことに、政権を維持できるかどうかは国政選挙の結果、選挙で負ければ政権は終わると答えているのは、少し本音が出たのかもしれない。 安倍よ、いつまでもやってんじゃねェ、早くオレに譲れ。菅は心の内ではこう言っているに違いないと、読みながら推察したが、そうじゃないのかな。 もういい加減に終わってもいいと思う現代の薬と手術批判だが、今週もぶち抜き22ページ、第13弾である。 先日、現代の編集者に会ったが、この特集をやり始めてから部数が増えていて、やめるにやめられないそうだ。何しろ、実売率が70%を超える週が出ているそうだから、昨今の現代では驚愕の数字なのだろう。 私の頃は80%を超えないと販売から嫌みを言われたし、85%以上でないと合格点をもらえなかったが、そのハードルは相当下がっているようだ。 ともあれ、SEX企画の次に見つけた売れ筋企画なのだから、雑誌が死ぬまでやるのかもしれない。 今週は、医者たちが、薬を出しすぎるという批判に対して「それは製薬会社が悪いんだ」と責任逃れをし、製薬会社のMR(営業マン)が、「製薬会社が潰れてしまえば、誰が薬を開発するんですか。メディアや厚労省は無駄な薬、高い薬が多いと文句を言いますが、日本人の寿命がここまで伸びたのは我々の薬のおかげですよ」と反論している。 こうした薬はテレビCMなどを打てないから、MRが全国の病院を回って薬の宣伝をするのだが、彼らの年収は30代で1,000万を超える企業もあるという。だが、そうした人件費を節約する意味もあって、厚労省はこれからMRをなくす方向へ行こうとしているという。 また、高血圧や糖尿病のような薬は、本当に寿命を延ばす効果があるのか微妙なものがあり、MRがアピールする意味があったが、抗がん剤のような生死に関わる新薬が製薬産業の大きな柱になっていくと、宣伝をしなくても使ってくれるので、MRの入る余地はなくなるという。 何度も言うが、製薬会社と医師、厚労省が裏で手を結んで利権を離さない「薬ムラ」をつぶさないと、無駄な薬や手術が行われ、医療費が膨れ上がる悪習を絶つことはできない。 そこまでメスを入れなければ、現代の特集も意味がないはずである。そこが、健康雑誌と異なる一般週刊誌の存在価値だと思うが、いたずらに患者を不安にさせるだけであっては、現代に対して批判の矛先が向けられることになるはずだ。 ところで、SMAPの木村拓哉の妻・工藤静香は相当気丈な女性だと各誌が書いているが、フライデーで当の工藤が「なぜ裏切り者呼ばわりされなきゃならないの!」と反駁している。 フライデーは、「工藤が木村を翻意させたからSMAPが解散に至ったといわれているが」と聞くと、 「私にそんな力はないです。木村静香としてプライベートでは彼の一部ではありますが、仕事では“付属品”にもならない存在。工藤静香とSMAPは何の関係もないんだから」 と一応、一歩下がって見せる。だが、今度の騒動でキムタクと自分が裏切り者扱いされているのがとても頭に来るらしく、激しくこう言う。 「だいたい、事務所を出たほうが潤うはずです。独立すれば現在、(事務所から)もらっているお給料より収入はよくなる。一時的にはね。だから、おカネが目的なら出るべきです。でも、仕事ってそういうものじゃないでしょう? 人と人のつながりで人間は生きている。私はそう思います。(他のメンバー)4人の方々がどうお考えなのか、それぞれの価値観の問題です。なのに、どうして私たちが“裏切り者”呼ばわりされなきゃならないの!」 金のワラジを履いて探した年上女房は、大事にしなくちゃいけませんぜ、キムタクさん。 ポストは、ときどき面白い企画をやる。今週の現役ヤクザ100人の世論調査も企画趣旨はいいが、返ってきた答えは、まあそんなところかなという内容なのが残念だ。 フリーライターでヤクザに強い鈴木智彦氏が、100人すべてに直接電話して聞いたそうだ。内訳は六代目山口組が31人、神戸山口組が16人、あとはそのほかの組員のようだ。 「山口組の分裂で何か影響があったか?」――「はい」59人。「いいえ」19人。 「山口組の分裂抗争はしばらく続くと思いますか?」――「はい」85人。「いいえ」7人。 「分裂抗争以後、警察の取締は厳しくなったか?」――「はい」67人。「いいえ」9人。 「シノギは順調か?」――「はい」17人。「いいえ」65人。 「今後、暴力団は非合法化されると思うか?」――「はい」71人。「いいえ」17人。 「家族は不利益を被っていますか?」――「はい」90人。 「ヤクザを続けるメリットはあるか?」――「はい」39人。「いいえ」29人。「どちらともいえない」30人。相当迷っているのが多いようだ。 「堅気になれるのなら引退するか?」――「はい」16人。「いいえ」47人。「どちらともいえない」34人。やめても食える場所がないというのが正直なところで、仕事があれば引退するというのは、ホンネでは多いのではないか。 ヤクザの高齢化は深刻なはずである。若いやつらは「しきたりだ」「上納だ」と先輩風を吹かせる組には入らず、仲間と徒党を組んで暴れていたほうが気楽だし、女もこませる。 美坊主のように、高倉健のようにカッコいいヤクザを集めて写真集でも作ったら、結構、入ってくる若いやつらがいるかもしれないが、警察が許さんだろうな。どこか、作ってやるという出版社はいないかね。 女優・高畑淳子の息子、裕太容疑者の悪評が週刊誌にあふれている。アサヒ芸能は「獣欲のSEX余罪」として、裕太が16歳の時、彼からSEXを強要されたという元劇団研究生Aさんの話を取り上げている。 アサ芸は「知人は、Aさんの素性が極力わからないよう書くことを条件」としたというが、いきなり「研究生だったAさんは、高畑淳子の『付き人』に抜擢された」と書いている。これでは誰のことか、劇団青年座の人間ならすぐわかってしまうのではないだろうか? 看板女優の付き人になったAさんが、09年秋に高畑が出演していた舞台の楽屋にいるとき、裕太容疑者が現れ、「ラブホテルに来い」と強引に誘われたという。 Aさんは、高畑の付き人をしていれば役がもらえるかもしれない、役者として生きていきたいという思いが強く、その息子である裕太容疑者の誘いを断れなかったという。 それに味を占め、その後も裕太容疑者はホテルへ彼女を呼び出し、何度もSEXを強要したという。そのウワサが高畑の耳に入り、「うちの裕太をたぶらかさないでください!」と叱責されたそうだ。 新潮、文春でも、高畑のモンスターピアレンツぶりがすごかったことが書かれているが、文春によると、母親自身も「性欲が強い」と公言してはばからず、研ナオコやピーターたちと、歌舞伎町の老舗ホストクラブへ足しげく通っていたという。 また、高畑はドラマや映画だけではなく、最近はバラエティにも出演するなど仕事が激増し、トップタレントの仲間入りを果たした。青年座から西田敏行が抜けたため、劇団の役員にも就任して「青年座の女帝」と呼ばれるようになっていたそうである。 売れっ子になると、稼ぎもすごいものになるそうだ。彼女は現在渋谷区に豪邸を建設中で、ほかの土地、建物を合わせると、資産はゆうに5億円は超えると、文春が報じている。 それに裕太容疑者が事件を起こしたことで、裕太容疑者の実父の存在が明らかになった。ドラマ『相棒』などで知られる俳優・大谷亮介(62)で、本人も裕太容疑者が息子であることを認めている。 「高畑は、2人目の配偶者と別居後、大谷氏と5年半の事実婚関係にありました。裕太が幼少の頃、大谷氏が学校行事などに参加したことはありましたが、大谷氏が別の女性と結婚されてから交流はありません。大谷氏は裕太を認知しています」(劇団青年座) 文春は事件後、高畑が友人に送ったメールを掲載している。そこにはこう書かれている。 「これからないことを書かれたり、報道されたりするのだと思います。おかしな事件だと思っている方々もいますが、今は、会見をまずして、黙る。これが最善のようです」 会見で高畑は、息子と面会して「でも、私はどんなことがあってもお母さんだからね」と言ったと明かし、号泣した。心の強い人だ。 さて、小池百合子都知事は、11月7日に予定していた築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転時期を延期することを決めた。豊洲市場の土壌の安全性確認などが不十分と判断したからだという。 文春は、五輪予算が当初7,300億円だったのが2兆円にまで膨らんでいる裏で、都議会のドン・内田茂都議とその関係企業が甘い汁を吸っていると追及している。 以前から問題にしている内田氏が役員を務める東光電気工事(千代田区)は、有明アリーナの受注のとき、竹中工務店とJVを組んで入札したが、鹿島建設のJVの価格よりも9億円以上高かったにもかかわらず、技術点で満点が付き、7点近くの差をつけて「逆転落札」に成功したという。 建築エコノミストの森山高至氏は、技術点で7点もの差が付くこと自体が非常に珍しく、しかも技術審査委員5人のうち、2人は都財務局幹部なので、普通なら価格点を重視するはずなのに、と疑問を呈する。 同じように、築地移転の総事業費も09年時点の約4,300億円が約5,900億円に膨らんでいる。小池都知事は、この金額も精査すると言っている。だが、築地が移転しないと、五輪のとき、晴海選手村と新国立競技場を結ぶ「オリンピック道路」建設に支障が出る恐れがあるそうだ。 そうなると、相手は内田だけではなく、東京五輪に前のめりな安倍首相とも事を構えることになりかねない。小池都知事の“覚悟”を、とっくり見せてもらおうではないか。 そう思っていたら、今日発売の現代が、小池は豊洲移転延期ではなく、中止するはずだと報じている。 ほんとかいな? 小池都知事は、築地の老朽化が激しいことは事実だから、筑地を使い続けるために改修工事をする。その工事が終わるまでの数年間は、豊洲を仮説の市場にするという案だというのだ。 それでは、五輪道路といわれる環状2号線はどうするのか? 小池と側近たちが考えてきたのは、市場の南西をかすめるように通っている仮設道路を今後も使うという案。これなら、築地市場の8割は維持できるからだというのだ。 しかしそうなれば、さらに費用が膨らんでいくことは間違いない。人気取りだけでやってしまうと収拾がつかなくなってしまうのではないか? 難しい決断である。 今週の第1位は、どれを読んでも真相がわからない、夏目三久(32)の結婚&妊娠騒動。そういう意味ではどう進展するかわからない、まれで不可思議なスキャンダルである。 夏目という女子アナには「スキャンダル」が取り憑いているようだ。日本テレビの有望なアナウンサーとしてスタートを切ったが、コンドームの箱を手にしてほほえむ写真がFLASHに載り、局をやめざるを得なくなり、フリーに。 芸能界のドンといわれる田邊昭知社長(77)の田辺エージェンシーに入り、TBSの『あさチャン!』、日テレの『バンキシャ!』などに出演して人気者になるが、今度はお笑いタレントの有吉弘行(42)とうわさになり、日刊スポーツが「夏目と有吉熱愛・すでに妊娠」とスクープしたのである。 本来なら慶事であるはずだが、なぜか田辺社長は激怒し、新潮によると「各局の担当者に対し、“日刊の記事には1秒も触れるな”と厳命」したというのだ。 そのため、テレビで2人の熱愛について触れる局はなく、日刊スポーツは翌日も報じたが、「その他のスポーツ紙は単に、『事実無根』『事務所が否定』としか書かなかった」(新潮)。ドンの威光は、あのジャニーズ事務所をも上回ったというのである。 報道を規制したばかりではなく、ドンは日刊スポーツ側への法的措置も検討しているといわれ、文春でTBS関係者が、ドンは「こっちは医師の診断書を出してもいいんだ」とまで言っていると報じている。 ここまで田辺社長が怒るのは、他人がうらやむほど夏目を溺愛しているからだという。 「大社長の入れ込みようは現場でも話題になった。開始当初(『あさチャン!』のこと=筆者注)、2人が手をつないでTBSへ来たのを目撃されたこともあった」(文春)そうだ。 このドン、52歳の時、所属タレントで15歳下の小林麻美と結婚しているように、年下をかわいがる性分なのかもしれない。 スクープした日刊スポーツ側は報道内容に自信を持っているようで、一歩も引く構えは見せない。当の有吉は、文春の直撃に「何もないんです、本当に。全部誤報」と、全否定している。 そこに9月1日付のスポニチが「夏目三久 熱愛、妊娠報道を完全否定」と、夏目の電話独占インタビューを掲載したのである。夏目はこう語っている。 「事務所にも私にも取材せず、電話の1本すら入れていないあのような記事は信用され、事務所が事実無根と言っても信じてもらえない。でも、もうはっきり言わせていただきます。このままでは自分の気持ちが壊れてしまう。記事に書かれているような事実は一切ありません。誰も信じてくれなくても、もう一度言います。事実ではありません」 文春、新潮の報道を読む限り、夏目が有吉と付き合っていたことは事実のようだ。だが、妊娠の事実も、結婚して番組を降板するというのも、本人がここまで否定しているのだから、ないのかもしれない。 ここからは邪推だが、寵愛する自分の事務所の所属タレントが男と交際するのを許せないドンが、すべてをなかったことにしようと、親しいテレビ、スポーツ紙を抱き込み、夏目や有吉にも口封じしたのではないだろうか? 真相はやぶの中である。夏目が子どものころに離婚した父親が、文春で娘を気遣ってこう言っている。 「あまりチャラチャラ、ああいう世界にいないほうがいいかなと思います」 私もそう思う。現代は、夏目と有吉が付き合っていることは事実とし、日刊スポーツは交際よりも妊娠情報を先に入手したそうだから、病院関係者など確かなルートがあるのではないかと、芸能事務所幹部が語っている。 TBSの『あさチャン!』は来月3月まで契約があるので、「降板はない」と言うしかなかった。あとは、芸能界を引退覚悟で、夏目が田辺のところを辞める気があるかどうか。 有吉のほうは、田辺に対して「もう夏目とは会わない」という一筆を入れたという情報もあるそうだ。 夏目をめぐる、田辺と有吉の三角関係のもつれか? 世の中にはよくある話だが、喜寿のじいさん絡みでは、スキャンダルとしてもあまり出来はよくない話である。 いつになったら真相が明らかになるのか? ちょっと気になる話ではある。 【巻末付録】 今週はポストが合併号。そのためか、グラビアに力が入っている。巻頭は「葉加瀬マイ 余白」。ヘアはないけど、オッパイがいいね。 一番の売りは「永久保存版 もう一度会いたい青春アイドル」。大場久美子、相本久美子、そして出ました「河合奈保子」。これだけは袋とじ。 かわいいお顔に不似合いな豊満すぎるカラダ。写真集も売れているそうだ。河合ちゃん、もう一度会いたい! 後半の袋とじは「美熟女たちのアンダーヘア&勝負下着」。それに「元NHK山形『号泣お天気お姉さん』が魅せた! 岡田みはる」「艶色美熟女図鑑 佐々木あきさん 36歳」。 それにお馴染みの「妻の名は塔子 私の知らない女」。このオネエチャンの少し疲れた顔と、家庭風呂から出てくるときのヘアが濡れているのが色っぽいよ。これは一見の価値あり。 「死ぬまでSEX特別版」は、元東大医学部長で現在は名誉教授の石川隆俊氏(76)が、このたび『東大名誉教授の私が「死ぬまでSEXをすすめる本当の理由』(マキノ出版)という本を出したことから始まる。 石川氏はこう言う。 「ドーパミンが最も多く分泌される行為がセックスです。だから“もう年だから”とセックスをやめてしまえば、どんどん生きる意欲が失われる。これこそ私が“死ぬまでセックスをすすめる理由”です。私は中学の同級生だった妻と24歳の時に結婚しましたが、70代半ばになった現在も10日に1回ほどのペースで夫婦生活を続けています」 高齢者のセックスこそ、崇高だというのである。どうですか? あなたも今日から始めてみては。 現代の巻頭は、篠山紀信氏の写真展から「快楽の館」。さすがに凝ったものだが、そそるという写真ではない。 後半は「発掘スクープ! 坂口良子『お宝ヘアヌード』」。どこにヘアが? なんて言ってはいけません。 お次は「ミス・ユニバース準決勝進出 平塚千瑛 30歳」。まん丸なヘアがかわいい。大御所タレントとの不倫騒動? 誰だっけ。「紫艶 愛と濡れ場写真」。SEX記事は「本当にスケベな人は、いまSEXで何をしているのか」。何をしているのかなあと疑問に思った人は読んでみてください。 ということで、質量ともに今週はポストの圧勝。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(9/8号、新潮社)







