今週の注目記事・第1位 「三反園〈裏切りの反原発知事〉『公選法違反』の重大疑惑 収支報告書の虚偽記載と後援会幹部との“絶縁”」(「週刊文春」12/15号) 同・第2位 「総額4兆円をドブに捨てる21世紀の大バカ公共事業 巨大な赤字に!『第2もんじゅ』のずさんな計画書〈スッパ抜く〉」(「週刊現代」12/24号) 同・第3位 「【スクープ撮】共演後輩アナの自宅に泊まった男性アナ<30代>は記者に深々と頭を下げ… テレ朝“清純派アナ”田中萌(25)『グッド! モーニング』不倫」(「週刊文春」12/15号) 同・第4位 「成宮寛貴『コカイン要求』生々しい肉声データ」(「フライデー」12/23号) 同・第5位 「老いる家 傾くマンション 崩れる街」(「週刊現代」12/24号) 同・第6位 「国会議員が『議員年金復活』を企んでいる」(「週刊ポスト」12/23号) 同・第7位 「千葉大医学部レイプ事件 23歳犯人の『華麗すぎる家柄』 高祖父は中央大学を設立した『法曹界の父』で、曾祖父は岸信介の学友」(「週刊現代」12/24号) 同・第8位 「【『長沼ボート場』『横浜バレーボール』『競泳会場』まさかの3連敗!?】首魁『森喜朗』に勝てない『小池百合子』貧弱ブレーン」(「週刊新潮」12/15号) 同・第9位 「安倍昭恵〈首相夫人〉が名誉校長になる『愛国主義』小学校の理念」(「フライデー」12/23号) 同・第10位 「<『DeNA事件』は氷山の一角>ネット“インチキ医療情報”の見破り方」(「週刊文春」12/15号) 同・第11位 「今一度、問題提起する!『血圧147』は健康値である」(「週刊ポスト」12/23号) 同・第12位 「ユニクロ潜入記者 12月3日解雇されました」(「週刊文春」12/15号) 同・第13位 「大谷翔平[年棒]『2億7000万円』はいくらなんでも『失礼』だ!」(「週刊ポスト」12/23号) 同・第14位 「【迫る12月31日 大御所たちが落選して『15分』の空白の時間が!】木村拓哉『SMAP<逆転>紅白出場』の秘策」(「フライデー」12/23号) 同・第15位 「あなたの日常にも『香り』と『ポリフェノール』を ソムリエはなぜ『認知症』になりにくいのか?」(「週刊文春」12/15号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! いよいよクリスマス真っ盛り。クリスマス大好きの私は、心ここにあらずで、朝から晩までクリスマスソングを聴きながら食事もするし原稿も書く。 だから、少しばかり間違いがあってもご容赦を。 さて、文春に「ソムリエはなぜ認知症になりにくいのか」という記事がある。 ポリフェノールがいいというのはわかるが、実は、アルツハイマー型認知症ではもの忘れする前に、早い段階から嗅覚が衰えてくるそうだ。 匂いで嗅神経を刺激し、記憶を取り戻したりすることが、認知症機能を改善するというのである。だからソムリエは認知症になりにくいそうだ。それなら今晩はサイゼリアで赤ワインのマグナムボトルといきますか。 大みそかまであとわずかだが、NHKの『紅白歌合戦』にSMAPが出るのか出ないのかが、巷の関心を集めている。 新潮は、SMAPの紅白出場について、「“せめて紅白……”というファンの最後の希望さえ無下にして」(ある芸能プロ幹部)と、否定的だが、フライデーは、奇跡は起こるかもしれないと見ている。 それは、今年は大物が次々に落選し、いつもより6組も少ない。そのためクライマックスが約15分空いている。 ここがSMAP枠にとNHKもキムタクも考えている。もし5人全員がダメでも、キムタク単独出場はあり得る。 ここへ来て大きな可能性が出てきたように思う。それは、キムタクと張り合う中居正広が出場へ傾きそうな動きがあったのだ。中居はタモリを慕っていて、これまでも何かと相談にのってもらってきたという。 そのタモリがスペシャルゲストとして、マツコ・デラックスと出演することをNHK側が発表したのだ。 私は以前からいっているが、SMAPはどこかで「解散式」をやるべきだ。その舞台として紅白はふさわしいはずだから、十中八九、SMAPは出ると思う。 お次は、ポストの記事。以前ポストは、大谷翔平には年棒4億円と書いたからではないだろうが、日ハムがたったの7,000万アップで2億7,000万円というのは失礼だと怒っている。 確かに「6億円でも安い」(野球評論家の江本孟紀氏)かもしれないほどの大活躍で、しかも投手とバッターでチームを日本一に導いた逸材である。 私も最初見たとき、あれっと思った。 日ハムはケチだという評判通りだが、チーム内の事情もあったようだ。大谷の契約更改の4日前に日ハムの主砲・中田翔のアップが3,500万プラスして2億8,000万円と決まった。栗山監督は、今の日ハムは中田のチームだから、大谷が3億、4億もらったら中田がそっぽを向くと、気配りをしている。だから、それより低い額で大谷がサインしてくれれば、全てが丸く収まると考えたというのである。 大谷は聞かれていないのに会見で自ら、金額を口にしたという。 大谷がこれならオレは仕方ないかと思う選手がいるのではないか。日ハムはそうさせるために大谷の年棒を低く抑えたが、裏に何かあるのではないかとポストは読んでいるようだ。 どちらにしても来季限りで大谷は大リーグへ行くことを表明している。早くメジャーでの活躍が見たいものではある。 ところで、先週から始まったジャーナリスト・横田増生氏の「ユニクロ潜入記」だが、文春が出た週の土曜日、新宿のビックロに出勤した横田氏は、責任者に付き添われて店長室に連れて行かれ、本部の人事部長から「解雇」されてしまったのだ。 「この記事を書かれたのはあなたですね」「そうです」というやりとりがあり、「当社のアルバイト就業規則に抵触しているということで、解雇通知をさせていただきたい」といわれ、用意していた解雇通知を渡されたという。 横田氏は、この記事のどこが就業規則に抵触し、どの箇所が社に重大な損害を与えたのかと聞くと、人事部長は「この記事を寄稿されたこと自体が該当すると思っています」と答えた。 結局、懲戒解雇ではなく、諭旨解雇になったそうだ。横田氏は文春のルポを書いているのが誰かわかるように記述していたし、ユニクロ側も、特定できるのに見逃すというほど心の広い企業ではないから、致し方あるまい。 横田氏がいうように、このルポには従業員たちの甚だしい忙しさは描かれているが、いまのところユニクロにとって決定的な恥部は書かれていない。 連載は続くそうだから、ユニクロはやはりブラック企業だと証明する決定的な「証拠」が出てくるのか、次号に期待しよう。 ポストは、よほど血圧のことに関心があるようだ。今週も巻頭で「血圧147は健康値だ」と大声で主張している。 その背景には「高血圧利権」とでもいうべき学会や製薬会社のムラがあるからだと批判している。 糖尿はもちろんだが、血圧も「高い」と判定されれば、一生薬を飲み続けなくてはいけない。 医者や製薬会社にとっては、一度掴めば死ぬまでカネになるいい金づるであることは間違いない。 その証拠に、日本の血圧平均値は変わらないのに、高血圧患者は増えているではないかとポストは追及している。 確かに日本の基準値は低すぎる。外国では150でも薬を出さない国が多くある。 先日、「医者に嫌われる医者」を自認し、以前から医療の問題点を指摘し、最近『不要なクスリ 無用な手術』(講談社現代新書)を出した富家孝医師と対談した。 富家氏はこういっている。 「この本にも書きましたが、もう四十五、六年前に文化勲章を貰った沖中重雄・虎の門病院長が書いた『内科診断学』に、血圧は年齢+九五でいいと書いてありますが、それが正しいと思います。僕は今六十九なんで一五〇ぐらいあったって、あんまり気にしないです。製薬会社の都合で高血圧学会と循環器学会がそれに合わせて上が130、下が85としたから、日本はすごい数の高血圧患者がいるんです。製薬会社にとっては一番のドル箱ですからね。糖尿病が悪化すると人工透析になりますが、これは年間約四百八十万円かかる。しかも死ぬまで続けなくてはいけないから、病院にとって透析患者は『定期預金』といわれています」 今は検査を受ければ、機械がよくなっているから何かしらの異常が見つかる。 そうなれば医者は、さらなる精密検査だ、この薬を飲めと、結局、ずっとカネを取られるために検査に行くようなものである。 そのため、人間ドックへは行くなという医者がたくさんいる。さらにがんの早期発見で抗がん剤治療は延命効果が立証されていないから、やめろという医者もいる。 今飲んでいる薬をやめるか、がんになっても抗がん剤はやらないという選択をするか、患者はつらいのである。 文春は、大手IT企業DeNAが運営する医療情報サイト「WELQ」がとんでもないインチキ医療情報を流していたことを報じている。 ここには医療や健康、美容に関する記事が1日100本以上アップされていたそうだが、その内容たるやお粗末以下で、有害な情報も多くあった。 「肩こりの原因は幽霊」というのから「吉野家の牛丼でアレルギー」という中傷や、乳製品に含まれているラクトフェリンが「放射能を防ぎ、がんやインフルエンザにも効果的」だというトンデモ情報までアップされていたのである。 東京都福祉保健局がDeNA側に説明を求めたところ、慌ててサイトを非公開にしてしまったのだ。 DeNAは、専門家ではなく、安い稿料で多くのライターに書かせ、数を上げることで検索エンジンの上位にサイトがくるようにしていたのである。 そうすれば閲覧数が増え、ページに掲載された広告収入が増えると計算してのことだ。 こんなものをキュレーションメディアと称していたのだから、IT企業の底の浅さを露呈した“事件”だった。 この件では「BuzzFeed」というニューヨークに本拠を置くネットメディアの日本版が、既存メディアをリードしたが、その「BuzzFeed」が11月9日、「朝日新聞社に長時間労働では初の是正勧告」と報じている。 「朝日新聞東京本社が12月6日、社員に違法な労働をさせたとして、中央労働基準監督署(東京)から長時間労働での是正勧告を初めて受けていたことが、BuzzFeed Newsが入手した社内文書と同社への取材でわかった」 財務部門に務める20代男性社員の労働時間が上限を超えたため、所属長が短く書き換えていたことを同紙が11月に報じたが、その報道をきっかけにして労基署が調査に入り、朝日側が是正勧告を受けていたというのである。 電通ばかりではなく朝日お前もかということだろうが、新聞、テレビ、出版にいる人間にとっては、何を今さらであろう。 「BuzzFeed」によると、「長時間労働の問題は、朝日新聞社に限ったことではない。メディア業界に蔓延している。2016年に始めて発表された『過労死防止白書』を見ると、その実態がよくわかる。 厚生労働省が企業約1万社(回答1743件)、労働者約2万人(回答1万9583人)を対象に昨年、実施したアンケート結果。これによると、1年で残業が一番多い月の残業時間が『過労死ライン』とされている80時間以上だった企業の割合は、テレビ局、新聞、出版業を含む『情報通信業』が44.4%(平均22.7%)と一番高い」。 私の知る限り、出版が一番過酷だと思う。長時間労働はどのメディアでもあるが、中小が多い出版では、極めて安い賃金で働かされ、月に1日か2日休みが取れればいいほうだという出版社をいくつも知っている。 そのうち大量に過労死する人間が出てくる。否、もう出ているのだが、蓋をしているだけなのかもしれない。 フライデーに、安倍首相の夫人・昭恵さんが、超保守グループ・日本会議の大阪代表を務める人物が、来年4月に開校する小學校の名誉校長に就任すると報じている。 その人物がやっている幼稚園では、子どもたちに「教育勅語」を暗唱させているそうだ。 昭恵は、その幼稚園を見て、「儒教の四書五経の一つ、大學を取り入れたらどうか」とアドバイスしたという。 新潮には、安倍首相の親族だという塾の代表者に昭恵が肩入れしていると報じている。彼女が強く推して、代表の主催するイベントに文科省を動かして後援させたが、彼はそのイベントを利用して塾の勧誘をしているという。おかしいのではないかと新潮は追及している。 首相夫人としてチヤホヤされ、左翼から右翼まで幅広く交遊するのはいいが、一応ファーストレディなのだから、節操というものをわきまえてもらいたいと、私も思う。 新潮が、五輪会場の見直し問題を巡って小池都知事と森喜朗元首相との戦争は、森側の圧勝に終わりそうだと報じている。 その背景に、アドバイザーとして名を連ねる上山信一慶應大学教授が、上から目線で組織委員会を見下していて、都の職員から白い目で見られているという。 おつむのほうはともかく、手練手管にかけては森という男はなかなかの者だ。 小池都知事は早まらずにもう少し戦略を練ってから方針を出すべきである。 次なる舞台は区長選や夏の都議選で、小池都知事が除名された区議7人とともに新党をつくり、ドンたちを追い落とすことができるかに移ったようだが、彼女の口癖の「都民ファースト」が置き去りにされているのではないかと、都民の一人として思う。 慶應大学に続いて、集団レイプ事件を起こした千葉大学医学部。5年生3名が逮捕されたが、この千葉大医学部、東大や東京医科歯科大に次ぐ偏差値の高い大学だそうだ。 中でも逮捕された山田兼輔容疑者(23)は、名門校出身で、一族はエリート法曹一家だという。高祖父は明治時代に東京大学法学部を出て、大隈重信とともに現・早稲田大学の創設に関わった日本法曹界の父ともいえる存在。曾祖父も東京帝国大学法学部出身で、岸信介元首相とは学友だった。祖父も第一弁護士会副会長を務め、父親も東大卒の弁護士。 祖母や伯母も弁護士だというのだ。 それがなぜ? という疑問が湧くが、相当なプレッシャーもあったのに違いない。だから、弁護士ではなく医学部を選んだのかもしれない。 このレイプ事件は、千葉大学付属病院の研修医・藤坂悠司容疑者まで「先生もどうですか?」と誘われ、レイプに参加したというのだから、なにをか況んやである。 人間教育のできていないエリートが、チヤホヤされて女性をモノとして見るようになる。東大で起きた集団わいせつ事件でも、被告たちが、だから自分たちの行為は許されると思っていたといっている。 弁護士の父親は、そうした考えが間違いであると教えなかったのだろうか。 次はポストの怒りの告発。 安倍首相は年金法改正の必要性を「世代間の公平をはかるのに必要だ」といったが、ならば、法案審議の最中に今国会で動き出した「議員年金」復活計画は、議員と国民の公平をはかるのに必要なのかとポストは追及する。 議員年金は「役得年金」との批判が多くあり、小泉政権下の06年に廃止された。 地方議員の年金も、民主党政権下の11年に、全ての地方議員に特権年金があるのは世界でも日本だけ、国民生活と乖離した悪しき制度として、国会の全会一致で廃止が決まった。 だが年金審議の最中に、全国都道府県議会議長会の連中が首相官邸や自民党本部を訪ねて、議員の年金加入を求める決議を渡した。 議員年金がないと市町村議員のなり手が少ないからというのが、その主旨だそうだ。 年金がなくてなり手がいないのなら、そんな志の低い人間はいらないと思うのだが、そうではないらしい。 日本の地方議会は、平均年80日程度しか開かれていないという。兼業も多く、フルタイムで働いてはいない。 そんな連中に国民が負担して厚生年金に加入させる必要はないと思うが、タネを明かせば、地方に旗を振らせて国会議員も便乗して厚生年金に入れるようにしようという魂胆なのだそうだ。 国民の年金を削って自分たちの年金は復活させようなんて、ふざけるなである。 現代は、全国的に空き家の問題があるが、東京も例外ではなく、世田谷などは持ち家のマンションの空き家率は、23区内で一番多いという。 私の住んでいる中野区も高く、13.7%もある。豊島区が一番高く15.8%。札幌の中央区は20.3%。大阪住吉区は23.8%もあるという。 4軒に一軒が空き家。それが年々増えているのだ。 そうなれば道路や公園、橋などのインフラが老朽化し、埼玉県秩父市では、水道管の破裂や漏水などの被害が年間700件を超えるが、財政的に余裕がないため、対応できないのだという。 中には自治体同士が、人口争奪合戦を繰り広げているところがあり、対抗するために規制を緩和して農地エリアの宅地開発を認めるため、空き家がさらに増えるという悪循環が繰り返されているという。 私のオフィスがある近くには戸山ハイツという、かつては憧れの団地だったところが、限界集落化して問題になっている。 高齢化、一人暮らしがやがて……。早く手を打たないと都心でも人がいなくなってしまう。政治家は無策なことを自覚し、一刻も早く策を考えろ。 第4位は、俳優・成宮寛貴のコカイン吸引疑惑の追及第2弾。フライデーだ。 この情報は成宮のコカイン・パシリをやらされていた友人A氏が、これ以上付き合っていると、自分の身が危ないと考え、フライデーに持ち込んだものだ。 A氏によれば、11月8日の夜9時頃、六本木にあるレストランの個室で食事をしている時、成宮からコカインを買ってきてくれといわれ、「店の外に出て、路上にたむろする外国人の売人からコカインを購入」(フライデー)したという。 これほど簡単に手に入るというのか。買ってきたコカインを店の中で、慣れた手つきで砕き、吸い込んだそうだ。 コカインは頭文字を取ってチャーリーという隠語で呼ばれるそうだ。 フライデーは、成宮とA氏がチャーリーについてしたやりとりを「肉声データ」として持っているといっている。 本人始め所属事務所は、事実無根、法的手続きも辞さないと息巻いているようだが、フライデーは、まだそのような動きは何もないとしている。 これだけの薬物疑惑を報じられた成宮が、身の潔白をどうやって証明するのか。できなければ、俳優人生に終止符を打つことになるかもしれない。 そう思っていたら、早々に成宮は芸能界から身を引いてしまった。 成宮はFAXをメディアに送り、自筆で「今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません」といい、「今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい。今後芸能界の表舞台に立つ仕事を続けていき関係者や身内にこれ以上の迷惑を掛ける訳にはいかない。少しでも早く芸能界から去るしか方法はありません」として引退を決意したという。 プライバシーとは、コカインだけではなく、同性愛を指すようだが、身の潔白を晴らさないで早々と引退してしまうのでは、彼がこれから生きていくのは大変だと思うのだが。 流行語大賞のトップ10入りした「ゲス不倫」だが、ベッキーも本格的な芸能界復帰がままならず、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音は、その後も文春に未成年アイドルとの交際&飲酒を報じられ、活動休止に追い込まれてしまった。 不倫の代償は大きいが、それだけによけい燃えるのだろう。今週も文春のモノクログラビアを飾っているのは、テレビ朝日の朝の顔である人気女子アナと、同じ番組に出ている男性アナの不倫カップルである。 田中萌アナ(25)は昨年、明治大学政治経済学部を卒業し、入社1年目で『グッド!モーニング』のサブMCに抜擢された局期待のホープだそうだ。 「そのルックスと天然な発言からファンも多く、彼女の加入で視聴率も伸びたと言われています」(同局関係者) 不倫相手は入社10年目の中堅アナ・加藤泰平(33)で、スポーツ実況に定評があるそうだ。朝、彼女のマンションから出てきて、マスクを外してタバコを咥えている写真が載っているが、なかなかのイケメンである。 この2人のただならぬ関係は、周囲にはだいぶ前から知られていたという。 文春が2人を目撃したのは、11月25日金曜日。1週間の放送を終えた番組スタッフ十数名が、午後7時から銀座で打ち上げをした後、店の外へ出てきたときだった。 仲間と離れて加藤をジッと見つめる田中のウットリした顔がバッチリ撮られている。 店を出た一行は二次会をやるため、文京区にある老舗割烹料理屋へ向かった。しかし、テレビ局って毎週、こんなに派手な打ち上げをやっているのかね。いらぬお節介だろうが、誰が払うんだろう。貧乏雑誌の編集者としては、こんなところがとても気になる。 日付が変わる頃お開きとなり、各々家路についた。田中アナはタクシーを降りると、自宅マンションに入る前に周囲をぐるぐる巡回したそうだ。 マンションに入っても渡り廊下から下をのぞき込む。 一方の加藤アナも、仲間と別れ自宅マンションに向かうと見せて、タクシーに飛び乗り、田中アナのマンションへ向かった。 文春のクルーは金曜日の夜が逢瀬の日と見て、いくつかの場所に別れて張っていたに違いない。目論見通りでさぞかし彼らはワクワクしていたことだろう。 加藤が田中の部屋から姿を現したのは7時間以上経った翌朝の午前8時過ぎ。 だが好事魔多し。1週間後の金曜日の深夜、田中アナは青山のファミレスで番組のチーフプロデューサーらの前で、涙目で俯いていた。 文春が2人の件でこのプロデューサーに取材し、驚いた彼が田中を呼んで「事情聴取」したのだ。 皮肉なことに、12月1日に流行語大賞の授賞式が行われ、『グッド!』から文春はインタビューされていたという。担当ディレクターはこんな質問もしたそうだ。 「次の文春砲はいつですか?」 文春が発売された朝の『グッド!』に2人の姿はなかった。2人は局を辞めざるを得ないかもしれない。やはり代償は大きかった。 現代のスクープだと思う。高速増殖炉「もんじゅ」は、血税を1兆2,000億円も注ぎ込んで、国民の大きな批判を受けて今年9月に廃炉という方針が政府内で決定したはずだった。 ところが10月から3回行われた「高速炉開発会議」で延命策を書き連ねた「計画書」が文科省によって示され、 「いつの間にか『もんじゅの延命』『次世代の高速増殖炉=第2もんじゅの開発』という方針が既定路線とされたのだ。『廃炉決定』の報道は何だったのか」(現代) この会議は世耕弘成経済産業大臣が主催している。それに文科省大臣、日本原子力研究開発機構理事長の児玉敏雄、電気事業連合会会長で中部電力社長の勝野哲、三菱重工社長の宮永俊一という5人で構成されているそうだ。 何のことはない、原発推進、もんじゅ稼働賛成の人間ばかりではないか。これでは結論ありきの談合である。このとき配られた文科省の資料には、平成36年までに運転を再開、44年まで出力100%を続けると書かれてあったという。 建造してから30年あまりも経つのに、たった1カ月ほどしか発電していない無駄の塊のようなものを、まだ動かすというのだから、この連中の頭の中を疑う。さらに今後稼働しても、売電収入は約270億円で、それにさらに5,400億円以上を注ぎ込むという。それなのに、誰からも「おかしい」という声がいなかったという。 ふざけるなである。いくら巨大プロジェクトでも、権益が複雑に絡み合っていても、無駄なものは無駄、即刻止めるべきだ。 たびたび冷却材のナトリウム漏れの事故を起こし、東日本大震災直前の10年には、3.3トンの中継装置が炉内に落下して、担当の課長が自殺している。こんな大事なことを国民の目から隠して、たった5人、それも利害関係者ばかりで決めるなどあってはならないことだ。 なぜ大新聞は報じないのか。お前たちは、これほど大事なニュースを知らなかったというのか。 それともこれはウソだとでもいうつもりか。これだけとって見ても、安倍政権が心底腐っているのは間違いない。安倍よ奢るな! そう叫びたくなる国民必読の記事である。 今週の第1位は、タレント知事のお粗末を報じた文春の記事。 三反園訓鹿児島県知事ほど、ガッカリさせた人間はいないだろう。元テレビ朝日の記者で「県政刷新」「脱原発」を掲げて当選したが、そうしたフレーズは選挙目当ての口から出まかせだったと、文春が鋭く追及している。 九州電力川内原発を抱える鹿児島は原発問題を避けて通れない。 選挙前には、反原発を訴える候補者と政策合意し、その人間は出馬を見送った。 当選直後には九州電力に対して原発の即時一時停止を求めたが、九電が受け入れないため、「私がどう対応をとろうとも、九電は稼働させていくことになる」とトーンダウンしてしまった。 だが、これはポーズだけで、三反園はハナから原発再稼働容認だったと文春が報じている。 「十月に入ると、自民党県議との非公式協議で三反園氏が『原発政策のめざす方向性は自民党と同じ』と発言したことが波紋を呼びました。将来的には原発に依存しない社会を目指すとはいえ、自民党は原発を重要なベースロード電源と位置付け、原発再稼働を推進していく方針です」(自民党鹿児島県連の関係者) さらに元選挙スタッフに取材すると、「三反園氏は以前から有力支援者には『私は保守であり、反原発ではない』と明言していました」と口を揃えたそうだ。 何のことはない「化けの皮が剥がれた」ので、選挙民にはウソをついていたということなのだろう。 文春によると、選挙中に選挙事務所を4箇所も設置し(知事選の場合は2箇所を超えてはいけない)、運転手に給与を払っていたのに、それが収支報告書に記載されていないなどの問題もあり、政治資金規制法違反に問われる可能性もあるそうだ。 文春を読む限り、鹿児島県民はひどい県知事を選んでしまったものだと同情を禁じ得ない。 【巻末付録】 まずは現代から。巻頭はNHK朝ドラ『ファイト』ヒロインでTBS『王様のブランチ』司会者の「本仮屋ユイカ」。29歳の健康的な水着姿。いい身体をしている。 後半は「海外セレブハプニング 2016傑作選」。紹介するまでもないだろう。 「ニッポンのセックス・シンボル たかしょー新撮ヌード」。失礼だけどどことなく崩れてきた感じがするのは、私の偏見だろうか。 「中村優 やわらなか朝」。袋とじは「美しくもはかない官能的ヌードをスクープ撮り下ろし 謎の女 祥子『最期の旅』」。彼女って確かポストでデビューしたんだよね。あの頃のほうがよかった、と思わないでもない。 ポストは巻頭から、人気グラビア女優が魅せた31歳完熟全裸ボディ「佐藤寛子 桃尻ヌード」。そういえば昔、総理夫人にこういう名前の人がいたな、という感想だけ。 後半は「2016年このグラビアアイドルモデルがすごい!」。次にいこう。袋とじは「地下倉庫の秘宝写真集 畑中葉子」。歌手で日活ロマンポルノにも出演したんだ。懐かしいとは思うけどね。 私の好きな「妻の名は塔子 最終話」。私好みの女。「あの日いつになく激しく求めた妻は、私の前から姿を消した。」。何となく名残惜しい。 最後はなんだかわからないAV女優三上悠亜が「いっしょに走る! 走る!師走」。いったい何なんだこれは。 というわけで、「妻の名は塔子」との別れを惜しんで今週はポストの勝ちにする。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(12/15号、文藝春秋)
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「SMAPは、十中八九『紅白』に出場する」その根拠と“解散式”の行方は……?
今週の注目記事・第1位 「三反園〈裏切りの反原発知事〉『公選法違反』の重大疑惑 収支報告書の虚偽記載と後援会幹部との“絶縁”」(「週刊文春」12/15号) 同・第2位 「総額4兆円をドブに捨てる21世紀の大バカ公共事業 巨大な赤字に!『第2もんじゅ』のずさんな計画書〈スッパ抜く〉」(「週刊現代」12/24号) 同・第3位 「【スクープ撮】共演後輩アナの自宅に泊まった男性アナ<30代>は記者に深々と頭を下げ… テレ朝“清純派アナ”田中萌(25)『グッド! モーニング』不倫」(「週刊文春」12/15号) 同・第4位 「成宮寛貴『コカイン要求』生々しい肉声データ」(「フライデー」12/23号) 同・第5位 「老いる家 傾くマンション 崩れる街」(「週刊現代」12/24号) 同・第6位 「国会議員が『議員年金復活』を企んでいる」(「週刊ポスト」12/23号) 同・第7位 「千葉大医学部レイプ事件 23歳犯人の『華麗すぎる家柄』 高祖父は中央大学を設立した『法曹界の父』で、曾祖父は岸信介の学友」(「週刊現代」12/24号) 同・第8位 「【『長沼ボート場』『横浜バレーボール』『競泳会場』まさかの3連敗!?】首魁『森喜朗』に勝てない『小池百合子』貧弱ブレーン」(「週刊新潮」12/15号) 同・第9位 「安倍昭恵〈首相夫人〉が名誉校長になる『愛国主義』小学校の理念」(「フライデー」12/23号) 同・第10位 「<『DeNA事件』は氷山の一角>ネット“インチキ医療情報”の見破り方」(「週刊文春」12/15号) 同・第11位 「今一度、問題提起する!『血圧147』は健康値である」(「週刊ポスト」12/23号) 同・第12位 「ユニクロ潜入記者 12月3日解雇されました」(「週刊文春」12/15号) 同・第13位 「大谷翔平[年棒]『2億7000万円』はいくらなんでも『失礼』だ!」(「週刊ポスト」12/23号) 同・第14位 「【迫る12月31日 大御所たちが落選して『15分』の空白の時間が!】木村拓哉『SMAP<逆転>紅白出場』の秘策」(「フライデー」12/23号) 同・第15位 「あなたの日常にも『香り』と『ポリフェノール』を ソムリエはなぜ『認知症』になりにくいのか?」(「週刊文春」12/15号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! いよいよクリスマス真っ盛り。クリスマス大好きの私は、心ここにあらずで、朝から晩までクリスマスソングを聴きながら食事もするし原稿も書く。 だから、少しばかり間違いがあってもご容赦を。 さて、文春に「ソムリエはなぜ認知症になりにくいのか」という記事がある。 ポリフェノールがいいというのはわかるが、実は、アルツハイマー型認知症ではもの忘れする前に、早い段階から嗅覚が衰えてくるそうだ。 匂いで嗅神経を刺激し、記憶を取り戻したりすることが、認知症機能を改善するというのである。だからソムリエは認知症になりにくいそうだ。それなら今晩はサイゼリアで赤ワインのマグナムボトルといきますか。 大みそかまであとわずかだが、NHKの『紅白歌合戦』にSMAPが出るのか出ないのかが、巷の関心を集めている。 新潮は、SMAPの紅白出場について、「“せめて紅白……”というファンの最後の希望さえ無下にして」(ある芸能プロ幹部)と、否定的だが、フライデーは、奇跡は起こるかもしれないと見ている。 それは、今年は大物が次々に落選し、いつもより6組も少ない。そのためクライマックスが約15分空いている。 ここがSMAP枠にとNHKもキムタクも考えている。もし5人全員がダメでも、キムタク単独出場はあり得る。 ここへ来て大きな可能性が出てきたように思う。それは、キムタクと張り合う中居正広が出場へ傾きそうな動きがあったのだ。中居はタモリを慕っていて、これまでも何かと相談にのってもらってきたという。 そのタモリがスペシャルゲストとして、マツコ・デラックスと出演することをNHK側が発表したのだ。 私は以前からいっているが、SMAPはどこかで「解散式」をやるべきだ。その舞台として紅白はふさわしいはずだから、十中八九、SMAPは出ると思う。 お次は、ポストの記事。以前ポストは、大谷翔平には年棒4億円と書いたからではないだろうが、日ハムがたったの7,000万アップで2億7,000万円というのは失礼だと怒っている。 確かに「6億円でも安い」(野球評論家の江本孟紀氏)かもしれないほどの大活躍で、しかも投手とバッターでチームを日本一に導いた逸材である。 私も最初見たとき、あれっと思った。 日ハムはケチだという評判通りだが、チーム内の事情もあったようだ。大谷の契約更改の4日前に日ハムの主砲・中田翔のアップが3,500万プラスして2億8,000万円と決まった。栗山監督は、今の日ハムは中田のチームだから、大谷が3億、4億もらったら中田がそっぽを向くと、気配りをしている。だから、それより低い額で大谷がサインしてくれれば、全てが丸く収まると考えたというのである。 大谷は聞かれていないのに会見で自ら、金額を口にしたという。 大谷がこれならオレは仕方ないかと思う選手がいるのではないか。日ハムはそうさせるために大谷の年棒を低く抑えたが、裏に何かあるのではないかとポストは読んでいるようだ。 どちらにしても来季限りで大谷は大リーグへ行くことを表明している。早くメジャーでの活躍が見たいものではある。 ところで、先週から始まったジャーナリスト・横田増生氏の「ユニクロ潜入記」だが、文春が出た週の土曜日、新宿のビックロに出勤した横田氏は、責任者に付き添われて店長室に連れて行かれ、本部の人事部長から「解雇」されてしまったのだ。 「この記事を書かれたのはあなたですね」「そうです」というやりとりがあり、「当社のアルバイト就業規則に抵触しているということで、解雇通知をさせていただきたい」といわれ、用意していた解雇通知を渡されたという。 横田氏は、この記事のどこが就業規則に抵触し、どの箇所が社に重大な損害を与えたのかと聞くと、人事部長は「この記事を寄稿されたこと自体が該当すると思っています」と答えた。 結局、懲戒解雇ではなく、諭旨解雇になったそうだ。横田氏は文春のルポを書いているのが誰かわかるように記述していたし、ユニクロ側も、特定できるのに見逃すというほど心の広い企業ではないから、致し方あるまい。 横田氏がいうように、このルポには従業員たちの甚だしい忙しさは描かれているが、いまのところユニクロにとって決定的な恥部は書かれていない。 連載は続くそうだから、ユニクロはやはりブラック企業だと証明する決定的な「証拠」が出てくるのか、次号に期待しよう。 ポストは、よほど血圧のことに関心があるようだ。今週も巻頭で「血圧147は健康値だ」と大声で主張している。 その背景には「高血圧利権」とでもいうべき学会や製薬会社のムラがあるからだと批判している。 糖尿はもちろんだが、血圧も「高い」と判定されれば、一生薬を飲み続けなくてはいけない。 医者や製薬会社にとっては、一度掴めば死ぬまでカネになるいい金づるであることは間違いない。 その証拠に、日本の血圧平均値は変わらないのに、高血圧患者は増えているではないかとポストは追及している。 確かに日本の基準値は低すぎる。外国では150でも薬を出さない国が多くある。 先日、「医者に嫌われる医者」を自認し、以前から医療の問題点を指摘し、最近『不要なクスリ 無用な手術』(講談社現代新書)を出した富家孝医師と対談した。 富家氏はこういっている。 「この本にも書きましたが、もう四十五、六年前に文化勲章を貰った沖中重雄・虎の門病院長が書いた『内科診断学』に、血圧は年齢+九五でいいと書いてありますが、それが正しいと思います。僕は今六十九なんで一五〇ぐらいあったって、あんまり気にしないです。製薬会社の都合で高血圧学会と循環器学会がそれに合わせて上が130、下が85としたから、日本はすごい数の高血圧患者がいるんです。製薬会社にとっては一番のドル箱ですからね。糖尿病が悪化すると人工透析になりますが、これは年間約四百八十万円かかる。しかも死ぬまで続けなくてはいけないから、病院にとって透析患者は『定期預金』といわれています」 今は検査を受ければ、機械がよくなっているから何かしらの異常が見つかる。 そうなれば医者は、さらなる精密検査だ、この薬を飲めと、結局、ずっとカネを取られるために検査に行くようなものである。 そのため、人間ドックへは行くなという医者がたくさんいる。さらにがんの早期発見で抗がん剤治療は延命効果が立証されていないから、やめろという医者もいる。 今飲んでいる薬をやめるか、がんになっても抗がん剤はやらないという選択をするか、患者はつらいのである。 文春は、大手IT企業DeNAが運営する医療情報サイト「WELQ」がとんでもないインチキ医療情報を流していたことを報じている。 ここには医療や健康、美容に関する記事が1日100本以上アップされていたそうだが、その内容たるやお粗末以下で、有害な情報も多くあった。 「肩こりの原因は幽霊」というのから「吉野家の牛丼でアレルギー」という中傷や、乳製品に含まれているラクトフェリンが「放射能を防ぎ、がんやインフルエンザにも効果的」だというトンデモ情報までアップされていたのである。 東京都福祉保健局がDeNA側に説明を求めたところ、慌ててサイトを非公開にしてしまったのだ。 DeNAは、専門家ではなく、安い稿料で多くのライターに書かせ、数を上げることで検索エンジンの上位にサイトがくるようにしていたのである。 そうすれば閲覧数が増え、ページに掲載された広告収入が増えると計算してのことだ。 こんなものをキュレーションメディアと称していたのだから、IT企業の底の浅さを露呈した“事件”だった。 この件では「BuzzFeed」というニューヨークに本拠を置くネットメディアの日本版が、既存メディアをリードしたが、その「BuzzFeed」が11月9日、「朝日新聞社に長時間労働では初の是正勧告」と報じている。 「朝日新聞東京本社が12月6日、社員に違法な労働をさせたとして、中央労働基準監督署(東京)から長時間労働での是正勧告を初めて受けていたことが、BuzzFeed Newsが入手した社内文書と同社への取材でわかった」 財務部門に務める20代男性社員の労働時間が上限を超えたため、所属長が短く書き換えていたことを同紙が11月に報じたが、その報道をきっかけにして労基署が調査に入り、朝日側が是正勧告を受けていたというのである。 電通ばかりではなく朝日お前もかということだろうが、新聞、テレビ、出版にいる人間にとっては、何を今さらであろう。 「BuzzFeed」によると、「長時間労働の問題は、朝日新聞社に限ったことではない。メディア業界に蔓延している。2016年に始めて発表された『過労死防止白書』を見ると、その実態がよくわかる。 厚生労働省が企業約1万社(回答1743件)、労働者約2万人(回答1万9583人)を対象に昨年、実施したアンケート結果。これによると、1年で残業が一番多い月の残業時間が『過労死ライン』とされている80時間以上だった企業の割合は、テレビ局、新聞、出版業を含む『情報通信業』が44.4%(平均22.7%)と一番高い」。 私の知る限り、出版が一番過酷だと思う。長時間労働はどのメディアでもあるが、中小が多い出版では、極めて安い賃金で働かされ、月に1日か2日休みが取れればいいほうだという出版社をいくつも知っている。 そのうち大量に過労死する人間が出てくる。否、もう出ているのだが、蓋をしているだけなのかもしれない。 フライデーに、安倍首相の夫人・昭恵さんが、超保守グループ・日本会議の大阪代表を務める人物が、来年4月に開校する小學校の名誉校長に就任すると報じている。 その人物がやっている幼稚園では、子どもたちに「教育勅語」を暗唱させているそうだ。 昭恵は、その幼稚園を見て、「儒教の四書五経の一つ、大學を取り入れたらどうか」とアドバイスしたという。 新潮には、安倍首相の親族だという塾の代表者に昭恵が肩入れしていると報じている。彼女が強く推して、代表の主催するイベントに文科省を動かして後援させたが、彼はそのイベントを利用して塾の勧誘をしているという。おかしいのではないかと新潮は追及している。 首相夫人としてチヤホヤされ、左翼から右翼まで幅広く交遊するのはいいが、一応ファーストレディなのだから、節操というものをわきまえてもらいたいと、私も思う。 新潮が、五輪会場の見直し問題を巡って小池都知事と森喜朗元首相との戦争は、森側の圧勝に終わりそうだと報じている。 その背景に、アドバイザーとして名を連ねる上山信一慶應大学教授が、上から目線で組織委員会を見下していて、都の職員から白い目で見られているという。 おつむのほうはともかく、手練手管にかけては森という男はなかなかの者だ。 小池都知事は早まらずにもう少し戦略を練ってから方針を出すべきである。 次なる舞台は区長選や夏の都議選で、小池都知事が除名された区議7人とともに新党をつくり、ドンたちを追い落とすことができるかに移ったようだが、彼女の口癖の「都民ファースト」が置き去りにされているのではないかと、都民の一人として思う。 慶應大学に続いて、集団レイプ事件を起こした千葉大学医学部。5年生3名が逮捕されたが、この千葉大医学部、東大や東京医科歯科大に次ぐ偏差値の高い大学だそうだ。 中でも逮捕された山田兼輔容疑者(23)は、名門校出身で、一族はエリート法曹一家だという。高祖父は明治時代に東京大学法学部を出て、大隈重信とともに現・早稲田大学の創設に関わった日本法曹界の父ともいえる存在。曾祖父も東京帝国大学法学部出身で、岸信介元首相とは学友だった。祖父も第一弁護士会副会長を務め、父親も東大卒の弁護士。 祖母や伯母も弁護士だというのだ。 それがなぜ? という疑問が湧くが、相当なプレッシャーもあったのに違いない。だから、弁護士ではなく医学部を選んだのかもしれない。 このレイプ事件は、千葉大学付属病院の研修医・藤坂悠司容疑者まで「先生もどうですか?」と誘われ、レイプに参加したというのだから、なにをか況んやである。 人間教育のできていないエリートが、チヤホヤされて女性をモノとして見るようになる。東大で起きた集団わいせつ事件でも、被告たちが、だから自分たちの行為は許されると思っていたといっている。 弁護士の父親は、そうした考えが間違いであると教えなかったのだろうか。 次はポストの怒りの告発。 安倍首相は年金法改正の必要性を「世代間の公平をはかるのに必要だ」といったが、ならば、法案審議の最中に今国会で動き出した「議員年金」復活計画は、議員と国民の公平をはかるのに必要なのかとポストは追及する。 議員年金は「役得年金」との批判が多くあり、小泉政権下の06年に廃止された。 地方議員の年金も、民主党政権下の11年に、全ての地方議員に特権年金があるのは世界でも日本だけ、国民生活と乖離した悪しき制度として、国会の全会一致で廃止が決まった。 だが年金審議の最中に、全国都道府県議会議長会の連中が首相官邸や自民党本部を訪ねて、議員の年金加入を求める決議を渡した。 議員年金がないと市町村議員のなり手が少ないからというのが、その主旨だそうだ。 年金がなくてなり手がいないのなら、そんな志の低い人間はいらないと思うのだが、そうではないらしい。 日本の地方議会は、平均年80日程度しか開かれていないという。兼業も多く、フルタイムで働いてはいない。 そんな連中に国民が負担して厚生年金に加入させる必要はないと思うが、タネを明かせば、地方に旗を振らせて国会議員も便乗して厚生年金に入れるようにしようという魂胆なのだそうだ。 国民の年金を削って自分たちの年金は復活させようなんて、ふざけるなである。 現代は、全国的に空き家の問題があるが、東京も例外ではなく、世田谷などは持ち家のマンションの空き家率は、23区内で一番多いという。 私の住んでいる中野区も高く、13.7%もある。豊島区が一番高く15.8%。札幌の中央区は20.3%。大阪住吉区は23.8%もあるという。 4軒に一軒が空き家。それが年々増えているのだ。 そうなれば道路や公園、橋などのインフラが老朽化し、埼玉県秩父市では、水道管の破裂や漏水などの被害が年間700件を超えるが、財政的に余裕がないため、対応できないのだという。 中には自治体同士が、人口争奪合戦を繰り広げているところがあり、対抗するために規制を緩和して農地エリアの宅地開発を認めるため、空き家がさらに増えるという悪循環が繰り返されているという。 私のオフィスがある近くには戸山ハイツという、かつては憧れの団地だったところが、限界集落化して問題になっている。 高齢化、一人暮らしがやがて……。早く手を打たないと都心でも人がいなくなってしまう。政治家は無策なことを自覚し、一刻も早く策を考えろ。 第4位は、俳優・成宮寛貴のコカイン吸引疑惑の追及第2弾。フライデーだ。 この情報は成宮のコカイン・パシリをやらされていた友人A氏が、これ以上付き合っていると、自分の身が危ないと考え、フライデーに持ち込んだものだ。 A氏によれば、11月8日の夜9時頃、六本木にあるレストランの個室で食事をしている時、成宮からコカインを買ってきてくれといわれ、「店の外に出て、路上にたむろする外国人の売人からコカインを購入」(フライデー)したという。 これほど簡単に手に入るというのか。買ってきたコカインを店の中で、慣れた手つきで砕き、吸い込んだそうだ。 コカインは頭文字を取ってチャーリーという隠語で呼ばれるそうだ。 フライデーは、成宮とA氏がチャーリーについてしたやりとりを「肉声データ」として持っているといっている。 本人始め所属事務所は、事実無根、法的手続きも辞さないと息巻いているようだが、フライデーは、まだそのような動きは何もないとしている。 これだけの薬物疑惑を報じられた成宮が、身の潔白をどうやって証明するのか。できなければ、俳優人生に終止符を打つことになるかもしれない。 そう思っていたら、早々に成宮は芸能界から身を引いてしまった。 成宮はFAXをメディアに送り、自筆で「今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません」といい、「今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい。今後芸能界の表舞台に立つ仕事を続けていき関係者や身内にこれ以上の迷惑を掛ける訳にはいかない。少しでも早く芸能界から去るしか方法はありません」として引退を決意したという。 プライバシーとは、コカインだけではなく、同性愛を指すようだが、身の潔白を晴らさないで早々と引退してしまうのでは、彼がこれから生きていくのは大変だと思うのだが。 流行語大賞のトップ10入りした「ゲス不倫」だが、ベッキーも本格的な芸能界復帰がままならず、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音は、その後も文春に未成年アイドルとの交際&飲酒を報じられ、活動休止に追い込まれてしまった。 不倫の代償は大きいが、それだけによけい燃えるのだろう。今週も文春のモノクログラビアを飾っているのは、テレビ朝日の朝の顔である人気女子アナと、同じ番組に出ている男性アナの不倫カップルである。 田中萌アナ(25)は昨年、明治大学政治経済学部を卒業し、入社1年目で『グッド!モーニング』のサブMCに抜擢された局期待のホープだそうだ。 「そのルックスと天然な発言からファンも多く、彼女の加入で視聴率も伸びたと言われています」(同局関係者) 不倫相手は入社10年目の中堅アナ・加藤泰平(33)で、スポーツ実況に定評があるそうだ。朝、彼女のマンションから出てきて、マスクを外してタバコを咥えている写真が載っているが、なかなかのイケメンである。 この2人のただならぬ関係は、周囲にはだいぶ前から知られていたという。 文春が2人を目撃したのは、11月25日金曜日。1週間の放送を終えた番組スタッフ十数名が、午後7時から銀座で打ち上げをした後、店の外へ出てきたときだった。 仲間と離れて加藤をジッと見つめる田中のウットリした顔がバッチリ撮られている。 店を出た一行は二次会をやるため、文京区にある老舗割烹料理屋へ向かった。しかし、テレビ局って毎週、こんなに派手な打ち上げをやっているのかね。いらぬお節介だろうが、誰が払うんだろう。貧乏雑誌の編集者としては、こんなところがとても気になる。 日付が変わる頃お開きとなり、各々家路についた。田中アナはタクシーを降りると、自宅マンションに入る前に周囲をぐるぐる巡回したそうだ。 マンションに入っても渡り廊下から下をのぞき込む。 一方の加藤アナも、仲間と別れ自宅マンションに向かうと見せて、タクシーに飛び乗り、田中アナのマンションへ向かった。 文春のクルーは金曜日の夜が逢瀬の日と見て、いくつかの場所に別れて張っていたに違いない。目論見通りでさぞかし彼らはワクワクしていたことだろう。 加藤が田中の部屋から姿を現したのは7時間以上経った翌朝の午前8時過ぎ。 だが好事魔多し。1週間後の金曜日の深夜、田中アナは青山のファミレスで番組のチーフプロデューサーらの前で、涙目で俯いていた。 文春が2人の件でこのプロデューサーに取材し、驚いた彼が田中を呼んで「事情聴取」したのだ。 皮肉なことに、12月1日に流行語大賞の授賞式が行われ、『グッド!』から文春はインタビューされていたという。担当ディレクターはこんな質問もしたそうだ。 「次の文春砲はいつですか?」 文春が発売された朝の『グッド!』に2人の姿はなかった。2人は局を辞めざるを得ないかもしれない。やはり代償は大きかった。 現代のスクープだと思う。高速増殖炉「もんじゅ」は、血税を1兆2,000億円も注ぎ込んで、国民の大きな批判を受けて今年9月に廃炉という方針が政府内で決定したはずだった。 ところが10月から3回行われた「高速炉開発会議」で延命策を書き連ねた「計画書」が文科省によって示され、 「いつの間にか『もんじゅの延命』『次世代の高速増殖炉=第2もんじゅの開発』という方針が既定路線とされたのだ。『廃炉決定』の報道は何だったのか」(現代) この会議は世耕弘成経済産業大臣が主催している。それに文科省大臣、日本原子力研究開発機構理事長の児玉敏雄、電気事業連合会会長で中部電力社長の勝野哲、三菱重工社長の宮永俊一という5人で構成されているそうだ。 何のことはない、原発推進、もんじゅ稼働賛成の人間ばかりではないか。これでは結論ありきの談合である。このとき配られた文科省の資料には、平成36年までに運転を再開、44年まで出力100%を続けると書かれてあったという。 建造してから30年あまりも経つのに、たった1カ月ほどしか発電していない無駄の塊のようなものを、まだ動かすというのだから、この連中の頭の中を疑う。さらに今後稼働しても、売電収入は約270億円で、それにさらに5,400億円以上を注ぎ込むという。それなのに、誰からも「おかしい」という声がいなかったという。 ふざけるなである。いくら巨大プロジェクトでも、権益が複雑に絡み合っていても、無駄なものは無駄、即刻止めるべきだ。 たびたび冷却材のナトリウム漏れの事故を起こし、東日本大震災直前の10年には、3.3トンの中継装置が炉内に落下して、担当の課長が自殺している。こんな大事なことを国民の目から隠して、たった5人、それも利害関係者ばかりで決めるなどあってはならないことだ。 なぜ大新聞は報じないのか。お前たちは、これほど大事なニュースを知らなかったというのか。 それともこれはウソだとでもいうつもりか。これだけとって見ても、安倍政権が心底腐っているのは間違いない。安倍よ奢るな! そう叫びたくなる国民必読の記事である。 今週の第1位は、タレント知事のお粗末を報じた文春の記事。 三反園訓鹿児島県知事ほど、ガッカリさせた人間はいないだろう。元テレビ朝日の記者で「県政刷新」「脱原発」を掲げて当選したが、そうしたフレーズは選挙目当ての口から出まかせだったと、文春が鋭く追及している。 九州電力川内原発を抱える鹿児島は原発問題を避けて通れない。 選挙前には、反原発を訴える候補者と政策合意し、その人間は出馬を見送った。 当選直後には九州電力に対して原発の即時一時停止を求めたが、九電が受け入れないため、「私がどう対応をとろうとも、九電は稼働させていくことになる」とトーンダウンしてしまった。 だが、これはポーズだけで、三反園はハナから原発再稼働容認だったと文春が報じている。 「十月に入ると、自民党県議との非公式協議で三反園氏が『原発政策のめざす方向性は自民党と同じ』と発言したことが波紋を呼びました。将来的には原発に依存しない社会を目指すとはいえ、自民党は原発を重要なベースロード電源と位置付け、原発再稼働を推進していく方針です」(自民党鹿児島県連の関係者) さらに元選挙スタッフに取材すると、「三反園氏は以前から有力支援者には『私は保守であり、反原発ではない』と明言していました」と口を揃えたそうだ。 何のことはない「化けの皮が剥がれた」ので、選挙民にはウソをついていたということなのだろう。 文春によると、選挙中に選挙事務所を4箇所も設置し(知事選の場合は2箇所を超えてはいけない)、運転手に給与を払っていたのに、それが収支報告書に記載されていないなどの問題もあり、政治資金規制法違反に問われる可能性もあるそうだ。 文春を読む限り、鹿児島県民はひどい県知事を選んでしまったものだと同情を禁じ得ない。 【巻末付録】 まずは現代から。巻頭はNHK朝ドラ『ファイト』ヒロインでTBS『王様のブランチ』司会者の「本仮屋ユイカ」。29歳の健康的な水着姿。いい身体をしている。 後半は「海外セレブハプニング 2016傑作選」。紹介するまでもないだろう。 「ニッポンのセックス・シンボル たかしょー新撮ヌード」。失礼だけどどことなく崩れてきた感じがするのは、私の偏見だろうか。 「中村優 やわらなか朝」。袋とじは「美しくもはかない官能的ヌードをスクープ撮り下ろし 謎の女 祥子『最期の旅』」。彼女って確かポストでデビューしたんだよね。あの頃のほうがよかった、と思わないでもない。 ポストは巻頭から、人気グラビア女優が魅せた31歳完熟全裸ボディ「佐藤寛子 桃尻ヌード」。そういえば昔、総理夫人にこういう名前の人がいたな、という感想だけ。 後半は「2016年このグラビアアイドルモデルがすごい!」。次にいこう。袋とじは「地下倉庫の秘宝写真集 畑中葉子」。歌手で日活ロマンポルノにも出演したんだ。懐かしいとは思うけどね。 私の好きな「妻の名は塔子 最終話」。私好みの女。「あの日いつになく激しく求めた妻は、私の前から姿を消した。」。何となく名残惜しい。 最後はなんだかわからないAV女優三上悠亜が「いっしょに走る! 走る!師走」。いったい何なんだこれは。 というわけで、「妻の名は塔子」との別れを惜しんで今週はポストの勝ちにする。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(12/15号、文藝春秋)
夏目三久「妊娠報道」は“芸能界のドン”の一言がきっかけだった? 大騒動のお粗末すぎる顛末
今週の注目記事・第1位 「成宮寛貴『コカイン吸引』疑惑の現場写真!」(「フライデー」12/16号) 第2位 「ジャニーズ新モテ男 伊野尾慧(26)『めざまし(フジ)』『あさチャン(TBS)』女子アナ“ザッピング二股愛”撮った!」(「週刊文春」12/8号) 第3位 「増税役人たちの詭弁と詐術 もうガマンできない!」(「週刊ポスト」12/16号) 第4位 「『優先席を譲れ!』老人が大炎上『けしからん』のは若者なのかジジイなのか」(「週刊ポスト」12/16号) 第5位 「プーチンにやられた 安倍『北方領土交渉〈12・15〉』無残な結末」(「週刊現代」12/17号) 第6位 「ユニクロ潜入一年」(「週刊文春」12/8号) 第7位 「夏目三久『妊娠報道』日刊を屈伏させた“ドンの一声”」(「週刊文春」12/8号) 第8位 【ワイド】1度目は悲劇2度目は喜劇・人気が取り柄のはずなのに民進党代表「蓮舫」出演の視聴率・「平壌にラーメン屋」と旅立った「藤本健二」から便りがない!・安倍官邸から「ロシアへの融資」を打診された3メガバンクの困惑・ドラマも映画もコケて「福山雅治」と「吹石一恵」の結婚は幸せか?・グランパが売春宿で財産を作った「トランプ」次期大統領のルーツ・終末期病棟なのに死亡患者数が激減という「横浜殺人病院」(「週刊新潮」12/8号) 第9位 「女優にあわせて『うねる』『咥え込む』性器連動『四次元エロ動画』の超絶快感」(「週刊ポスト」12/16号) 第10位 「【特別読み物】究極の『減点主義』で、失敗は許されない メガバンク『出世』と『人生』」(「週刊現代」12/17号) 第11位 「スクール水着を着せられたことも『メンタリストDaiGoは中学生の私を抱いた』〈元恋人告白〉」(「週刊文春」12/8号) 第12位 「日本人はパンとバナナを食べてはいけない!『糖質制限』良いか悪いか、これが結論」(「週刊現代」12/17号) 第13位 「三代目JSB、和田アキ子、SMAP、宇多田ヒカル… 『紅白』凋落と『バーニング帝国』崩壊」(「週刊文春」12/8号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! トランプ大統領誕生までにまだ1カ月以上あるというのに、現代やポストは「円が120円になる」「株価が2万円を超す」と大騒ぎだが、これまで週刊誌が騒いだように株価が上がったことはほとんどない。 今回も就任までのご祝儀相場で、就任すれば経済政策のお粗末さに対する失望と、ウルトラタカ派連中を周囲に集めたことで、国内外から批判が起こること間違いないはずだ。ほかにもいくつかあるが、株の記事は信用してはならない。週刊誌歴20年以上の私が言うのだから、間違いない。 さて、文春で芸能界のドン・周防郁雄氏が家族会議でバーニングプロを解散することを話し合い、息子2人も後を継がないことで意見がまとまったと報じている。だいぶ前になるが、周防氏は私に「こうした仕事は一代限り、子どもに継がせることはしません」と言っていたが、その通りにするということか。 そういえば、現代で周防氏のインタビューをやったとき、確か「以下次号」と書いてあったと思ったが、次が出ないのはどうしたのか? 今週はインタビューした田崎健太氏が紅白の裏側をやっているが、周防インタビューではない。あの「以下次号」としたのは、「ザ・芸能界」という連載が続くということだったらしいが、あのような中途半端なドン・インタビューはやるものではないと、苦言を呈しておく。 週刊現代から始まった、飲んではいけない薬や受けてはいけない手術は、ほかの週刊誌まで真似をしだして、今は「この薬はいけない」「このがんの手術は危険だ」「これを食べると高血圧になる」など、読んでいると飲める薬がなく、受けてもいい手術もなく、血圧、糖尿にいい食べ物はないから、ノイローゼになりそうだ。 こうした記事を読んでいる読者は、こうしたことを知ってどうしようというのであろう? いま飲んでいる薬をやめるのか、執刀医から「切れば治る」と言われているのに、手術を拒否するのか? 糖尿、高血圧になりたくないから、いけないという食べ物を断つのだろうか? 今週も現代は、塩分や糖分についての常識が間違っているという大特集をやっている。その中で、日本人は「パンやバナナを食べてはいけない」と書いている。パンに糖質が多いのは確かだろう。特に私が好物のフランスパンなどは、食べると血糖値がすごく上がるそうだ。 野菜にも食べてはいけないものが多くあり、ジャガイモ、ニンジン、山芋などはダメで、椎茸やキャベツ、ホウレンソウなどは低いそうだ。私はバナナが好きだが、パイナップルやバナナは要注意だという。炭水化物でも、蕎麦や中華麺、パスタはいいそうだ。 おかしいのは日本酒、ビール、ワインなど、酒はどれでも心配ないという。 決めた。フランスパンやバナナは量を少し減らして、ハムや肉、牡蠣やマグロ、たらこ、厚揚げを肴に、たらふく酒を飲もう。これでは、糖質は改善されるかもしれないが、アル中になりそうだ。こうした記事を信じすぎて、ストイックにやり過ぎてストレスを溜めないことのほうが身体にはいいと思うのだが。 DaiGo氏(30)というメンタリストがいるそうだが、私は知らない。その彼と13歳の時に出会い、初デートも初キスも初SEXもすべて彼が相手で、スクール水着を提案されたこともあると、21歳になるA子さんが文春で告白している。 未成年と淫行? DaiGo氏は文春に「そうした行為はなかった。彼女が情緒不安定だったので付き合ってあげた」と答えている。 A子さんは「私が依存していたわけではない。思い上がらないでほしい」と言っている。真偽のほどは……私にはわからない。 現代に、メガバンクの出世は究極の減点主義で、失敗は許されないし、一度失敗すると敗者復活はない壮絶な競争社会だと「特別読み物」を組んでいる。だが、こんなことはどこの企業でもあることで、銀行だけのことではないと思うのだがね。 当然、年収にも開きが出てきて、30歳で負け組が決まり、役職を一段階上がるごとに年収が200万円以上上がり、役員までいけば2,000万円以上、常務は3,000万円以上、トップになれば1億円の大台を超えるという。偉くなれる人間は、東大卒か一流国立、早慶出身でなければいけないという。早稲田がそんなに優遇されているとは知らなかった。 上司に好かれる、出世できる派閥に入るなどがあるそうだが、出世したからといって素晴らしい日常が待ち受けているようではない。専務経験者が、頭取というのは面白くない。なぜなら、先輩やOBたちのお守りをするのが重要な仕事だからだという。 まあ、どこでも同じだろうが、それでも頭取になりたい、役員になりたいという人間は、今まで以上に上役にごまをすり、失敗しないように注意を払い、もしも失敗したら部下に責任を押し付けることだ。 つくづく嫌だね、サラリーマンという人生は。 ポストと現代のSEX記事が、ともに「超高性能オナホ『A10サイクロンSA』」の紹介記事をやっている。 これはすごそうだ。ポストによれば、このA10はアダルトグッズ売り場やインターネット通販で手に入り、価格は2万6,900円(税別)と高いが、これを読むと買いたくなる。 何しろ、ソフトと対応動画作品をダウンロードして、A10をパソコンにつなげばOK。あとはA10に自分の“モノ”を入れて、人気AV女優・上原亜衣の無修正動画を選ぶと、彼女が自分を愛撫した後、男優のモノを触り始めると実際、彼女に撫でられているように感じられ、ペニスを舐め始めると、彼女の柔らかな舌先が伝わってくるそうだ。SEXを始めると、A10は小刻みに刺激を与え締め付けもする。彼女が体位を変えると、ペニスがねじられる感覚までリアルに再現され、ピストン運動が早くなると回転も速くなるというのだ。それに、射精後のペニスを抜く瞬間の感覚や、その後のお掃除フェラまで再現されるという。 これはSEXの楽しみを変える画期的な新兵器かもしれない。だが、こんなモノが普及したら、ますます相手いらずになり、少子化が止まることはないだろう。困ったことだが、試してみたいとは思う。 お次はワイドでお茶を濁す新潮から、無理やりいくつか拾ってみよう。 民進党の蓮舫代表の人気が芳しくないそうだ。民進党支持率も横ばい。テレビに出ても、彼女が出るとその瞬間視聴率が下がるのだという。テレビからのし上がってきた人がテレビに嫌われる。この辺りが蓮舫の限界なのだろう。 北朝鮮の金正恩に好かれて、平壌でラーメン屋を開くといっていた藤本健二氏だが、その後さっぱり音信が途絶えているというのだ。11月に愛知県の総連関係者が北朝鮮を訪れて藤本氏の店を探したが、見つからなかったという。金正恩に切られた? 心配である。 自民党に料理評論家から衆院議員になった前川惠(41)という女性がいるそうだ。この議員、年間1億円もお手当をもらいながら、当選以来、一度も国会で発言したことがないそうである。こういうのを税金ドロボーというのだ。 プーチン大統領に入れ上げている安倍首相だが、今度は日本の3メガバンクに、極東開発に参画するロシア企業などに対して融資をお願いするかもしれないといい、3行は戦々恐々としているそうだ。なぜなら、ロシアのウクライナ侵攻でアメリカとEUが経済制裁を継続しているため、経済制裁している国に送金業務を行うと、アメリカから制裁金が科せられるかもしれないからだ。 そうなっても、官邸や財務省が責任を取るはずがない。日銀のマイナス金利に、今度はロシアへの危なっかしい融資話。メガバンクはつらいよ、か。 吹石一恵と結婚して幸福の絶頂にあると思われている福山雅治(47)だが、そうではないという。結婚発表で、女性ファンが落涙し、所属事務所の株価が暴落したらしいが、その後も、月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ)が平均視聴率8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)しか取れず、映画『SCOOP!』も封切り4週目にトップ10から陥落。 女なんか手を叩けばはらはらと舞い落ちてくると思っていただろうに、今度ばかりは、やはり女性ファンは怖いと思い知っただろうな、福山さん。 トランプのルーツであるグランパ、売春宿を経営して財をなしたそうだ。祖父のフリードリヒ・ドランプ(後にフレッド・トランプと改名)はドイツ生まれ。16歳の時にニューヨークへ来て、22歳の時にシアトルの赤線地帯で酒場兼売春宿を経営していたそうだ。その後、カナダで財を築き、ニューヨークで不動産業を始めたが、49歳で病死してしまったという。 トランプ家は波乱万丈が似合うわけだ。 神奈川県の終末期患者が多い「大口病院」で起きた点滴による高齢者殺人事件は、いまだ解決していない。殺された人だけでなく、終末期患者が多い病棟でも死亡者が相次ぎ、多いときは1日に5人も亡くなっていた。 だが、この事件が起きてからは死亡者数が激減しているというのだ。終末期病棟でも殺人が行われていた可能性が強いのである。犯人は看護師の誰かの可能性が大のようだが、なぜこのような残忍なことをしたのだろうか、動機が知りたい。 毎度女子アナが話題だが、そういえば有吉弘行と交際していて、妊娠したと日刊スポーツに報じられた夏目三久アナだが、その後どうなったのか? スポニチで全面否定した夏目だったが、日刊スポーツは報道に間違いないと強気だった。だが、11月24日の紙面で「夏目三久さんに関する報道のお詫びと訂正」を出したのだ。その中で、「妊娠という女性にとって重大な事柄については、ご本人に確認しておらず、事実に反していました」と全面降伏している。 これほど重大なことを、本人に確認もせず載せたというのは、どうしてなのか? 文春によれば、日刊が報じる前日に週刊ポストが、夏目に有吉との交際と妊娠について直撃していたそうだ。情報が駆け巡る中、日刊の記者がバーニングの周防郁雄氏の関係者(周防氏本人だと思うがね)から、「間違いない。書いて大丈夫」と言われたそうだ。 この業界では「バーニングからOKが出たものは、個別に確認する必要がない」という暗黙の了解があるというのだが、ホントかね。 だが数週間たって、周防氏が「どうも違ってたみたいだな」と言いだした。ちゃぶ台をひっくり返された日刊は、さぞ慌てたことだろう。 もう一人のドン・田辺エージェンシーの田辺社長に詫びを入れ、紙面でさっそく頭を下げたということのようだ。だからスポーツ紙は、と言うつもりはないが、お粗末な顛末である。 文春の巻頭はジャーナリスト横田増生氏による渾身ルポ「ユニクロ潜入一年」。期待して読んだが、何やら奥歯にものが挟まっているような内容ではある。 横田氏が潜入しようと考えたのは、『ユニクロ帝国の光と影』(文藝春秋)を出版した際、ユニクロ側から名誉棄損だとして版元の文藝春秋に対して2億2,000万円の損害賠償を求める裁判を起こされたことからだった。 裁判は文春側の勝訴で決着がついた。だが、柳井社長がインタビューで「悪口を言っているのは僕と会ったことのない人がほとんど、うちの会社で働いてどういう企業か体験してもらいたい」と発言したことに、それじゃあ、やってやろうじゃないかと1年前に「法律に則って苗字を変え」(横田氏)て、アルバイトに応募したのだ。 彼はすでに50歳を超えていたが、無事に採用された。冒頭は、毎年11月下旬に7日間(昨年は4日間だった)開催された「ユニクロ感謝祭」というイベントの慌ただしさから始まる。社員や準社員は午前9時から午後11時半までという勤務が5日連続、中には7日間連続という人もいたという。 横田氏は3日間だけの勤務だったが、社員から「人手が絶対的に足りない、心が弱い子だと心が折れてしまう」と懇願され、5日間働くことになったという。 10時に閉店してからも、11時半までに服をたたみ終えなくてはいけない。横田氏が担当したのはレジ作業だったが、12台が稼働するレジは閉店時間まで客の列が途切れることはなかった。 「ほとんど動かない立ち仕事にも関わらず、じっとりと汗をかくほどにレジの中は暑い。(中略)一時間、二時間と時間がたつにつれ、肩が棒でも入ったようにこわばり、頭の後ろがジンジンしびれてくる」(同) この大イベントの期間は大変なようだが、労働時間はブラック企業と批判されたことから、以前の月間労働時間240時間未満から、現在は繁忙期は220時間、閑散期は195時間と減っているそうだ。店長であっても週に2日は休みが取れ、以前は出ていなかった残業手当も、支払われているという。休憩時間も、横田氏が10分早く切り上げようとすると、担当者(それを見ている人間がいる)が「あと10分休憩を取ってください」と注意され、追い返されるそうだ。 それでも一度退社したことにして、働いている店長や社員はいるそうで、サービス残業はなくなっていないようだ。 企業への潜入ルポとしては鎌田慧氏の『自動車絶望工場』(講談社)が有名だが、当時はこうした取材方法が一部の選考委員からアンフェアだとされ、大宅ノンフィクション賞を受賞できなかった。 原発の現場で働いていた堀江邦夫氏が『原発ジプシー』(現代書館)を発表したのは1972年だが、福島第一原発事故以降も多くの人に読まれている。 それらに比べると、連載第1回を読んだだけだが、ユニクロルポには現場で働いている人たちの苦悩や葛藤が読む側に伝わってこない。これは時代が変わったからか、ユニクロという業種のせいなのだろうか? 2回目以降に期待したい。 現代は、12月15日にプーチンロシア大統領を迎えて安倍首相が会談をする、安倍の地元の山口県長門市湯本地区にある旅館「大谷山荘」周辺の様子をルポしている。 ダンプカーやトラックがせわしげに行き交い、地元では「プーチン特需」と呼ばれているそうだ。道路工事、橋やトンネルの補修や、引かれていない光ファイバーの敷設などのほか、プレハブを解体して護衛たちが泊まる建物も建てるそうだ。この費用だけで約3,300万円、すべて特別地方交付税から出るそうだ。 これだけの巨額のカネをかけてまでやることかと疑問だ。現代は、結局「北方領土2島返還」は叶わず、プーチンは経済協力だけを食い逃げするつもりだと報じている。その額は1兆円だといわれているようだ。もしプーチンの思い通りにカネをくれてやり、見返りが何もないのであれば、安倍への支持率も急落することは間違いないだろう。 先日ニュースでも流れたが、電車内で優先席の前に立つ老人と、その老人が怒鳴りつけている様子を、優先席に座りながら撮影しているバカ者、いや若者の動画が話題になった。ポストによると、この動画への反応は、老人への賛意ではなく、非難のほうが多かったというのだ。ネットのバカどもの寝言にいちいち腹を立てていたらとは思うが、老人の一人としていわずにはいられない。おきゃがれ! 今さら優先席とはなど言わないが、ネットの「なんで上から目線で命令するのか」「まさに老害」「他人の善意を要求するのは不作法」というふざけたバカどもの言い分を、そのままお前たちにぶん投げ返してやる。 それにしても今の若い奴らは、どうしてあんなに座りたがるのだろうか? きちんとした食事をせずに、ファーストフードばかり食べているから、身体の芯から腑抜けているのであろう。 第一、このごろの母親もいけない。電車に乗ってくると血眼になって空いてる席を探し、ガキを座らせる。ガキは、これから世間の荒波に揉まれて生きていくのだから、立たせておいて、足腰を強くしなければいけないはずだ。そんなことは母親たちの空っぽの頭には浮かばない。そのガキが長ずると、今回のようなバカになる。 ジジイは座りたいなんて思っていない。優しい若者が「席を譲りましょう」と言ってくれても、「結構です」と断る。その若者にはかわいそうなことをしたとは思うが、ジジイは自分の脚で立ち、歩けるのがうれしいのだ。それができなくなったら、喜んで席を譲ってもらおう。それに、ジジイは気が短いのだ。優先席にふんぞり返っているバカ者を見ると、怒鳴りたくなるのだ。 これからは映画『グラン・トリノ』のイーストウッドのようなジジイがたくさん出てきて、若者ヅラしたバカ者に容赦しないから、そう思え。 と、週刊誌評とは言えない本音を書いてしまったこと、お詫びする。 ポストは役人たちへの批判は、的を射ていてその通りだとうなずくことが多い。今週も「増税」したり「年金」を減額したりしている安倍や官僚たちの汚いやり方を「もうガマンできない」と怒り、特集を組んでいる。 まず政府は、来年4月に廃止されるはずだった自動車取得税の存続とビール類への課税強化などを次々に決めてしまった。タワーマンションの高層階への固定資産税や相続税への税率を引き上げるのは、これだけの資産を持っている階層へのものだからまあいいか。 年金で生活しているわれわれのような人間が一番許せないのは、物価が上昇しても現役世代の平均賃金が下がれば、年金を減らすという法案を、それも、強行採決したことだ それに現役サラリーマンの平均賃金は下がり続けている。それなのに厚生年金保険料を大幅に引き上げ、月収30万円の人は年額約1万3,000円も負担増にしたのだ。 これでは高齢者に対する現役世代の不満がたまり、ますます世代間闘争が激しくなるではないか。それが小役人の狙いなのだろうが? 安倍も官僚も、今ならできないことはない。弱者でも年寄りでも、少しのカネでもいいからかすめ取れ。こんな奴らに政治を任せておいて、ホントにいいのか? もうそろそろ本気で考えないと、アメリカの二の舞いになる。 第2位。ジャニーズアイドルグループ「Hey!Say!JUMP」のメンバーに、伊野尾慧(26)というのがいるそうだ。 伊野尾は『めざましテレビ』(フジテレビ系)のコメンテーターをやっているが、その裏番組『あさチャン!』(TBS系)の女子アナ・宇垣美里(25)との「局の壁を乗り越えたJUMP愛」が発覚したと文春が報じている。それだけではない。『めざまし』で共演しているフジの女子アナ・三上真奈(27)が伊野尾のマンションから出てくるところもバシャッ! していたのだ。 伊野尾は明治大学理工学部建築学科を卒業しているそうだが、女の子みたいなかわいい外見が売りの王子様キャラだという。 朝のワイドショーでシノギを削っているライバル局同士だから、宇垣にとって、この恋愛発覚はさぞ肩身が狭いことだろう。三上のほうも、同じ番組に出ている男といい仲になったのでは、こちらも居ずらいのではないか? AV女優から女子アナまで喰う雑食系のイケメンに惹かれる女心はわからないでもないが、もう少し自分の立場をわきまえる分別がなくてはいけないと思うのだがね。こんなことを申す私のほうが、古いのでしょうな。 今週の第1位は、ワイドショーが大騒ぎしていたフライデーのコカイン疑惑報道が見事輝いた。 成宮寛貴(34)は、ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)で、水谷豊演じる杉下右京とコンビを組む刑事・甲斐享役を15年3月まで務めた人気俳優。そんな成宮が11月9日、自宅に友人2人を呼び、午前3時半頃からコカインを吸い始めたというのだ。 「ヒロキは部屋のなかでクラブミュージックを大音量で流したり、曲線がグニャグニャとうねる奇妙な映像をYouTubeで検索して『これヤバいよね』と笑っていました。酒も入っていたし、かなり上機嫌でしたよ。そして無造作に机の上に置かれていたコカインを小さなマドラーで掬い上げ、鼻から“シュッ”と吸い始めたんです。クスリが効いてくると目がトロンとしてきて、やたらとカラダをすり寄せてきた。それを避けようとしても、『なんで嫌がるの?』とジリジリ迫ってくるんです」 こう証言するのは、成宮の友人だと名乗るA氏。成宮はさらに、大麻やケタミンいう違法薬物までやり始めたという。 フライデーにはコカインらしきものを前に下着姿の成宮が写り、次の写真ではそれを吸おうとするように、白い粉に手を伸ばしている成宮が写っている。この写真を見た薬物の更生施設関係者が、大麻を吸うための潰れた空き缶、コカインをすくいやすいスプーンなど「(成宮は=筆者注)かなり使い慣れている」と解説している。 A氏は告発した理由を、成宮と一緒にいるとクスリを買いに行かされるし、成宮が自分のことを恋人だと言いふらすのが嫌で、関係を断ち切るためにしたと語っている。 写真を見る限り、隠し撮りではないようだ。成宮が安心していつものようにリラックスして薬物を使用しているように見える。A氏らは、一緒にやっていないのだろうか? フライデーに直撃された成宮は、しどろもどろながら薬物はやっていないと否定している。さらに発売前には、報道各社にファクスで「事実無根の記事に対して、非常に憤りを感じます。私、成宮寛貴は、薬物を使用したことは一切ございません」と明言している。 また所属事務所も、「講談社(フライデー編集部)に対し、断固として抗議し、民事・刑事問わずあらゆる法的措置をとって参る所存です」とコメントを発表した。 万が一、これが誤報だったら、フライデー廃刊もあり得るはずだ。成宮は裁判できっちり真偽を争うべきであること、言うまでもない。 だが、ASKAや酒井法子の元夫が再び覚せい剤を使用したとして逮捕された。芸能界に蔓延するまん法薬物汚染は、まだまだ広がるに違いない。 最後に、文春恒例のミステリーベスト10を紹介しておこう。 国内部門1位は『罪の声』(塩田武士)、2位が『真実の10メートル手前』(米澤穂信)、3位が『涙香迷宮』(竹本健治)。 海外部門は第1位が『傷だらけのカミーユ』(ピエール・ルメートル)、2位が『熊と踊れ』(アンデシュ・ルースルンド/ステファン・トゥンペリ)、3位が『ミスター・メルセデス』(スティーヴン・キング)。 私は『カミーユ』と『メルセデス』『暗幕のゲルニカ』(6位、原田ハマ)は読んだが、正直それほど感心したデキではない。『罪の声』はグリ森事件を題材にしているようだし、『熊と踊れ』も実際にあった事件を下敷きにしているらしいから、読んでみようと思っている。 【巻末付録】 ポストからいこう。巻頭は「熊田曜子 昼下がりのくびれ妻」。なんだか嫌々やっているような怠さが、かえっていい味を出している。 「浅草ロック座 めくるめくエロスの世界」。来年創立70周年を迎えるそうだ。若いときは何回か行ったが、この雰囲気はクセになるな。 袋とじは「ハダカの撮り方 大塚咲×澁谷果歩」。大塚が写真家で澁谷がモデルだそうだ。そしていつもの「桐野女史 ワケアリの女」だが、気になるキャプションがある。 「編集長と何事もなかったかのようにデュエットする桐野女史。」「編集長に飛ばされる前に もう一回だけお願いします」 編集長と本当にデキていて、こういうグラビアをつくっているのだとしたら……そう思わせる何かがここにはある。 現代は「由美かおる 松坂慶子 倍賞美津子 浅野ゆう子 小泉今日子 池玲子 ほか ああ、懐かしの『レコードジャケット』の女神たち」。こんな美女たちが自分のレコードジャケットにハダカを載せていたって知ってました? 「2016年、最もショッキングで美しかった 中島知子ヌード〈未公開バージョン〉」。彼女って、付き合ったらヤバそうっていう感じがいいね。 袋とじは「〈スペシャル袋とじ〉撮り下ろし!『仮面ライダーW』敵役のヒロイン 飛鳥凛 スクープヌード」。写真集のタイトルは『凜』だそうだが、確かにリンとした女性のようだ。 今週は、現代が大差の逃げ切り勝ち! (文=元木昌彦)「フライデー」(講談社、12/16号)
借金10兆円超でも新事業に着手! ソフトバンク孫正義は希代の天才か、それとも詐欺師か――
順不同・1 「安倍官邸 大パニック<実況中継>外務省と経産省が『責任のなすりつけ合い』」(「週刊現代」12/10号) 同・2 「なぜ天皇は[生前]退位されたくても辞められないのか」(「週刊ポスト」12/9号) 同・3 「【迫真のドキュメント】借金はすでに10兆円を超えた 孫正義とみずほ銀行の『見果てぬ夢』」(「週刊現代」12/10号) 同・4 「9月中間決算で対決 社長の早慶戦」(「週刊朝日」12/2号) 「二階堂ふみ『慶大セクハラ』事件」(「アサヒ芸能」12/1号) 同・5 「『外国人妻』〈離婚急増〉最新トラブル事情 清水芽々」(「週刊文春」12/01号) 同・6 「日本の〈主要〉300社の株価 来年2月にこうなる」(「週刊現代」12/10号) 「爆騰Xデー[1月20日]その日、プロはこう動く」(「週刊ポスト」12/9号) 同・7 「安倍・トランプ 非公開会談<全内幕>」(「週刊文春」12/01号) 同・8 「北青山で極秘内覧会を催した長女『イヴァンカ」ブランド」(「週刊新潮」12/01号) 同・9 「小池百合子の『デスノート』都議会自民全議員〈42選挙区60人当落予測〉」(「週刊文春」12/01号) 同・10 「『松山英樹』のドライバーはスポンサー企業のライバル社製だった」(「週刊新潮」12/01号) 同・11 「長嶋茂雄も通った一流リハビリ病院に『谷垣禎一』自民党前幹事長」(「週刊新潮」12/01号) 同・12 「『遺伝子解析がん治療革命』」(「週刊ポスト」12/9号) 同・13 「『高倉健』三回忌!〈遺産総取り〉『養女』の愛憎深し」(「週刊新潮」12/01号) 同・14 「[日経新聞で大反響!]『糖尿病予防なら歯医者に行け』は本当か?」(「週刊ポスト」12/9号) 同・15 「フジ幹部“悪質セクハラ”にレコード会社が厳重抗議」(「週刊文春」12/01号) 同・16 「【結婚五年目の重大危機】上戸彩とHIROが大ゲンカ 『1億円請求書』事件の渦中に浮気疑惑で怒り爆発」(「週刊文春」12/01号) 同・17 「〈祖父は宮澤喜一元首相、父はJPモルガン副会長〉『超セレブ女優』宮澤エマがジャニーズJr.と育む恋」(「フライデー」12/09号) 同・18「中居正広の決断!『SMAPの歌、捨てます』」(「フライデー」12/09号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 週刊誌は早くも冬枯れ。大スクープも小スクープもない時は、数でいく。今週は順位不動で、ドーンと18本一挙公開だ。 まずはフライデー。この雑誌は相変わらずSMAPを追いかけているが、さして新しい話はない。中居正広がジャニーズ事務所から離れるにあたって、ジャニーズが出した条件は「今後SMAPの歌は歌わない。歌手活動はしない」というものだったという程度。NHK『紅白歌合戦』にも出ないようだが、このままなし崩しに解散してしまうのだろうか? 同じフライデーに、宮澤エマ(28)とジャニーズJr.の福田悠太(30)が愛を育んでいるという張りネタがある。 エマはタレントとしてよりも、宮澤喜一元総理(故人)がおじいちゃんということで、私は知っている。宮澤に似ているところもあるが、なかなかの美形である。父親はアメリカ人で、元主席駐日大使だったというから納得。大学時代は留学するなど、超セレブだ。 この2人、新宿の中華料理店で食事をしたあと、電車に乗って宮澤の自宅マンションへ行ったそうだ。セレブと人気者との逢瀬にしては、庶民的でいい。 先に女性セブンが報じていた上戸彩とHIRO夫婦の“離婚の危機”だが、それを文春ともあろう者が後追いしている。 しかも、新しい事実はない。先日ここでも書いたように、HIROが忙しすぎて、上戸が不満を持っていて、彼女が親しい知人に「万が一、離婚することになっても、子供だけは絶対に私が育てたい」と相談したということから、離婚の危機となったようだが、それから危機が進展したわけではないようだ。 上戸が31、HIROが47。夫婦がともに売れっ子だったりすると、家で話す時間がない、子作りがうまくいかないなど、不満が膨らみ破局へ向かうことはあるとは思うが……。 上戸は、幼いときに両親が離婚したため、温かい家庭に憧れているというから、逃げられないようにしたほうがいいと思うがね、HIROさん。 弱り目に祟り目ということわざは、フジテレビにこそよく当てはまる。フジテレビの看板音楽番組『FNSうたの夏まつり』の打ち上げで、最高責任者の夏野亮氏が、レコード会社の2人の女性社員にセクハラしたと、文春が報じている。 もともと酒癖と女癖が悪かったそうだが、「打ち上げでお酒の入った夏野さんは、A社の女性の胸を触り、さらにB社の女性の陰部をしつこく触ったのです」(レコード会社社員)。 その場では力関係から、彼女たちも我慢したらしいが、これを知った両レコード会社がフジテレビに厳重な抗議を行ったという。当然である。フジは夏野に事情を聞き、後日、取締役政策局長が両社に謝罪に出向いたというから、本人も事実を認めたのであろう。両社も、こうした謝罪の事実があったことを認めている。 しかし、文春によれば彼は今でも現場に顔を出し、「未だ“お咎めなし”だという」(文春)。 こうしたおごりとケジメのなさが、フジの急激な凋落の原因のひとつになっていることは間違いないようである。 日経が書いた「糖尿病予防には歯医者に行け!」という記事が話題だが、ポストで本当かという検証記事をやっている。 言われてみれば、当たり前のことなのだ。年を取ると、歯周病になることが多い。 「歯周病が炎症を起こすと、炎症物質が口内に増えます。それが、歯肉の毛細血管に入り込むと血液を通じて全身に回ります。実は、その炎症物質には血糖値を下げるインスリンの働きを弱めてしまう作用があるんです。だから、歯周病を治療して口の中の細菌を減らせば、糖尿病リスクが減る。この『歯周病の治療を行うと血糖値が下がる』という説は、すでに学会でも認められています」(にしだわたる糖尿病内科の西田亙医師)。 歯が悪くなると、かむ力が弱くなり、顎が自然に弱くなってしまう。すると咀嚼力が落ち、誤嚥性肺炎を起こしやすくもなる。歯は、すべての健康の源である。年寄りよ、1カ月に1回は歯医者に行け! 高倉健が亡くなって、はや三回忌。新潮はこの間ずっと、高倉の遺産を引き継いだ元女優の養女(52)と、高倉の親族との確執を報じている。 健さんの死後、養女は健さん縁の鎌倉霊園の墓地を更地にし、世田谷区瀬田の豪邸も解体して、新しいビルを建設中である。なぜ彼女は、こうした「非情な行動」に出るのか? 新潮で民放関係者が、養女は折に触れて「高倉を絶対許さない」と言い、その理由は、健さんが健在だった頃、自分は表に出られず蟄居させられていたことを恨んでいるからだと話している。 11月19日から1月15日まで、東京・丸の内の東京ステーションギャラリーで「追悼特別展 高倉健」が開催されているが、それを主催している毎日新聞の某幹部氏と先日飲んだ。 彼は養女と会って話したが、とても美人で、はっきりとものを言う人だという。私が「なぜ彼女は、健さんに縁のあるものを壊してしまうのか?」と問うと、それについて彼女に聞いたら、「それは高倉の遺志です」と答えたという。 この世の中にある、自分の生きていた跡をすべて消し去ってほしい。そのために散骨し、墓を更地にし、家を建て直したというのだ。 そうだとしても、われわれファンは健さんのことを忘れはしない。どこかにファンが手を合わせ、健さんにありがとうを言える場ぐらい、つくってほしいと思うのだが。 ポストで、NHKスペシャルでやった「遺伝子解析がん治療」が革命的ながん治療になると放送したが、スゴイと後追い記事をやっている。 同じ部位のがんであっても、患者によって原因が異なるそうだ。それを遺伝子で突き止め、ピンポイントの治療を施す「プレシジョン・メディシン(精密医療)」と呼ばれるもので、オーダーメイド治療といえるものだそうである。患者の細胞からがん細胞を採取して遺伝子を解析し、遺伝子変異のタイプを見極めた上で、最適な「分子標的薬」を選んで投与するのだ。副作用も少なく、効く確率も高くなるという。アメリカでは今後の医療の柱になるといわれ、日本でも大規模なプロジェクトが始まっている。 だが、今は臨床試験の段階で、限られた患者しか受けられない。北海道大学では自由診療で行っているが、相当高い。2~3年後には保険適用になり、多くの施設で行われるようになるそうだから、もう少し長生きしていたほうがいいようだ。 自民党幹事長だった谷垣禎一氏が自転車事故を起こし、それも相当な重傷だったことが報じられたが、今週の新潮が、長嶋茂雄も通った渋谷区初台にある有名なリハビリ病院で、リハビリ中だと報じている。 「足の裏や手の指先の感覚が確かでなく、自分ひとりでは車椅子にも乗ることができず、囁くような話し方しかできない。握力が戻らないので、スプーンも持てない。とにかく、ないない尽くしで……」(永田町関係者) だが本人は「後継者選びはしない」と言っているそうだ。本人は復帰する気満々のようだが、体がいうことをきくのか、心配である。 お次は、来年はメジャーで優勝するかもしれない松山英樹のお話。松山はダンロップと3年9億円という大型契約を結んでいるそうだが、米ツアー初戦で彼が使っていたドライバーはキャロウェイ製のグレートビッグバーサだったことが話題になっている。 新潮によれば、ダンロップ側も合意の上だという。懐が大きいね。 それも、体積が460cc(それまでは420cc)で素人にも扱いやすい「すでに廃番モデル」だそうだ。松山人気で中古ゴルフ用品店で値段が高騰し、今は在庫がないという。 コンペが近いから、ネットオークションで探してみようかな。 ところで、文春は来年夏に行われる都議選で、小池百合子都知事が反小池の都議たちの選挙区に「刺客」を立てて、追い落とそうと考えていると報じている。ご丁寧に42選挙区60人の当落予想をやっているが、このままいけば大本の小池人気が夏までも持つとはとても思えないから、気の早いことだ。 都議会のドンの内田茂やその取り巻き連中を「敵」に見立てて成敗するのはいいが、それがために手が付けられていない保育所問題などの福祉政策に遅れが出たのでは、何が「都民ファーストだ」ということになるのは必定。小池都知事と都民とのハネムーン期間は、終わりに近づいている。 トランプ氏の長女・イヴァンカさんは父親に似ず(?)、才色兼備だと新潮が書いている。ペンシルバニア大学を首席で卒業し、モデルだけではなく会社経営、3人の子持ちの上に、自らの名前を冠したアパレルブランド店を展開し、全米で60店舗を構え、イギリスなどへも拡大しているという。 その彼女の店が北青山にできるそうで、その内覧会が開かれたが、そこでは商品の撮影は禁止、後日ウェブで口外しないと誓約書を書かされたりと、厳戒態勢だったという。しかしその店、ジュエリー以外は上質のワンピースが1~2万円で買えるというから、商売も父親よりうまそうだ。 文春で「安倍に最も近いジャーナリスト」といわれる山口敬之氏がレポートしている「非公開会談の全内幕」を、期待しないで読んでみた。 目新しい話は、冒頭安倍が「アラベラさんの“ピコ太郎”、本当に可愛いですね。日本でも大人気ですよ」と言ったというところだけである。アラベラとはトランプの長女の娘、トランプの孫である。これで座を和ませた安倍は、その後、例のドライバーを渡し、「数回ワッグル(小さい素振り)をしたトランプは『これはいい』と繰り返したという」(山口氏)。 安倍を見送る途中でトランプは「会談の内容は一切外へは漏らさないようにしよう」と言い、安倍も同意したというのだ。 実は、これには前段があった。この会談を事前に知ったホワイトハウスから「待った」がかかったというのだ。来年1月までは、オバマが大統領だ。あたかも首脳会談であるかのような印象を与えることは避けてほしいということだったという。これは当然だろう。そのため、安倍がたまたま立ち寄ったという形を取ったというのだ。 会談では、トランプが「安倍の外交経験を高く評価している」(同)ため、ロシアのプーチンやメルケル、習近平などの人柄や特徴について尋ねるシーンがあったというのだが、こんなことは隠すことではなかろう。在日米軍の撤退や費用負担の増額などの話が初対面で出るはずもないから、話さないのではなく、話すことがゴルフ談義以外にないのであろう。 現代とポストに、またまた脳天気な記事が載っている。トランプが大統領に就任する1月20日(日本では21日)、日経平均株価が2万1,000円を超えるというのである。 どうしたらこんな記事が考えられるのだろう? 現代によれば、トランプが10年間で1兆ドル(約110兆円)の巨額な資金をインフラ投資に投じると言っているからだというのだが、こんな公約が実行されるのかどうかもわからないのに、株屋たちの口車に乗って囃し立てる神経を疑う。 ポストも同様の主旨で、爆騰すると読む。また現代は、トランプが選挙中、米軍による日本の防衛や基地のあり方を見直すと言ったから、防衛省への機器の納入が多い三菱電機やNEC、三菱重工、三井造船が買いだというのだ。 トランプが明言しているのは、TPPをやらないということだけだ。 これでは現代とポストは、株屋のお先棒を担いでいるだけではないか? いくら週刊誌だからといっても、ジャ-ナリズムを忘れてはいけない。トランプが何をやり、何をやれないのか。まだ半年以上先を見据え、しっかり分析しなければ、アメリカの景気、それが日本に及ぼす影響などわかりはしない。 浮かれるのは早すぎる! 意外に読んで面白かったのが、文春の離婚急増する外国人妻の話。 農協が主催したお見合いパーティで、28歳の美人中国人と結婚した41歳の男性。妻は畑で野グソをする。叱っても平気。姑が「掃除も洗濯もやらず、トイレから出てきても手を洗わないから、炊事をさせるわけにはいかない」と愚痴っている。 23歳のタイの美人をめとった38歳の男性のケース。農作業は一切やらず、掃除はルンバ、洗濯は洗濯機(当然だな)、料理はタイ料理しか作れない。 マレーシアの嫁をもらった42歳の男性は、両親に「孫の顔が見たい」と言われ、毎晩子作りに励み、あえぎ声が近所中に聞こえて家が揺れるほど。亭主は毎朝、疲れ切って仕事に行く。 夫が日本人で妻が外国人というカップルの離婚率が、最大で75%というデータもあるという。こういう場合、急がず、できれば婚前同居して相性を確かめたほうがいいというが、そんな条件に「OK」する外国人はいないんじゃないかね。 閑話休題。日曜日のジャパンカップはキタサンブラックが快勝したが、先々週のマイルCSは後味の悪い決着だった。1着にはなったが、ミッキーアイルの外側への斜行は失格にされても文句はいえないほどひどかった。東京スポーツ(11月25日付)で騎手の蛯名正義も怒っている。現行のルールでは、万が一、迷惑をかける乗り方をしても、失格や降着する可能性はゼロ。だから、ギリギリの局面になった場合「やってしまえ」となる。そうしたことを助長しかねないルールを昔通りにするべきだというのだが、現役騎手にしてははっきりものをいった。えらいぞ、蛯名! 週刊朝日が「社長の早慶戦」という特集をやっている。私は早稲田OBだが、昔から慶應は大企業、早稲田は中小企業か自由業が多いといわれてきた。 その傾向は変わっていない。朝日が商工リサーチの協力を得て、上場一部約2,000社を調べたところ、早稲田OB社長の企業は122社、慶應はその1.6倍の190社。そのうち3月期決算企業は、92社と144社。このオール早稲田とオール慶應の9月期決算を集計したところ、慶應の売上高は約42兆円、早稲田は約14兆円だから3倍近い。 純利益でも約4倍。慶應の圧勝である。何しろトヨタの豊田章夫社長がいる。ここがオール慶應の売上高の3割、純利益の5割近くを占める。だが、トヨタを除いても、オール慶應の売上高は約29兆円、純利益は約1兆2,000億円と、早稲田を上回る。 慶應には資産家や同族企業の子弟が多いが、それは「福沢諭吉の著書が地方の資産家に人気があり、明治時代に慶応は経営不振になって学費を上げたため」(経済学博士の菊地浩之氏)に、エエとこの子が集まるようになったそうだ。 そんな上げ潮の慶応だが、最近は不祥事が頻発している。10月に「広告研究会」の男子部員が18歳の同大学の女性を泥酔させ、集団暴行した。11月6日には法学部3年の男子学生(22)が、交際中の女子学生を東急東横線の日吉駅から線路に突き落とすという事件も起きている。 事件ではないが、アサヒ芸能が慶應に通う女優の二階堂ふみが、セクハラを受けて講義に出席していないと報じている。読んでみれば他愛のないことだが、学内で注目を集める現役女優の大変さがうかがえる。 発端は、10月8日に発売された週刊プレイボーイ。そこには「二階堂ふみのすべて」というSEXYグラビアが掲載されていて、二階堂の黒の下着姿やベッドでバナナをくわえる思わせぶりなポーズもある。それにコーフンした男子学生たちが、ニヤニヤしながら二階堂とグラビアを見比べたり、これ見よがしにプレイボーイを机に置いて授業を受ける者もいたという。 それまでも彼女の隣の席に座ろうとしたり、盗撮する者がいた。そういうことが続いて、二階堂は特定の授業に来なくなったというのだ。慶應でなくても年頃の男にとって、グラビアに出ている女性が目の前で授業を受けているというのは、妄想を掻き立てられるものだろう。真剣に授業を受けたいと思っている彼女にとっては、迷惑だろうが。 そういえば、私も早稲田の学生のとき、吉永小百合に会いたくて、彼女が立ち寄るという文学部近くの立ち食い蕎麦店や喫茶店、彼女が取っている授業に出たことがあった。完全ストーカー状態だったが、一度も会うことはできなかった。小百合も在学中は嫌な思いを何度もしたのだろうな。早稲田のOBの一人として謝る、ゴメンナサイ! さて、孫正義という人物は日本のトランプだという記事がポストにあったが、それは希代の天才か、詐欺師かという人物評価に裏表があるからだろう。 ロシアのプーチン大統領と親しく話し、英国の半導体設計会社を3兆円以上で買収するなど、孫氏の派手な動きが話題だが、内情は火の車だということはよく知られている。孫氏を支えているのはメインバンクのみずほグループだが、もし孫氏がコケたら、みずほも無事ではいられないのだ。 今度は、サウジアラビアなど中東の政府系ファンドと10兆円規模の投資ファンドを作るというのである。孫氏は自身も2兆6,000億円程度を注ぎ込み、テクノロジー企業に投資しすると宣言しているそうだ。 だが、サウジというのは中国よりも弾圧の厳しい国で、言論の自由はもちろん、大半の国民の自由も制限されている国である。まともな商談が行えるとは、到底思えないのだが。 それに、先ほども触れたが、ソフトバンクの有利子負債(借金)は約13兆円。借金が売上高を上回っているのだ。先頃、孫氏が財務強化や借金返済のために「ハイブリット債」という特殊な債券を発行して資金調達しようと思ったが、フタを開ければ710億円しか集まらなかったという。 それに11月に発表したソフトバンクの決算資料によると、ソフトバンクが巨額の投資をしているインド企業向けの投資で581億円以上の損失を出していることがわかった。 さらに、ソフトバンクの柱である携帯の利益が、KDDIやドコモが2ケタの伸びを示しているのに、ソフトバンクは1ケタと伸び悩んでいるのである。 巨額のカネを貸しているみずほは、気が気ではないはずだ。 私事だが、先日、携帯のことで駅前のソフトバンクの店へ行ったのだが、店員の対応がすこぶる悪かった。相談する気にもならず、すぐに出てきたが、後でネットの口コミを見てみたら、どこのソフトバンクの店も評判は芳しくない。 落ちるときは現場から落ちていくのだ。無理に無理を重ねている孫氏のやり方は、ダイエー中内が凋落した姿とダブって見える。このまま孫氏がこの勢いを続けていけたらと、そう考えるほうがはるかに難しいはずである。こういうとき、周りに直言できる人間を置いていない孫氏の最大の弱点が出てくると、私は思う。 ところで、天皇が生前退位の意向を示してからだいぶたつ。政府は、この問題を考える私的諮問機関を置き、専門家へのヒアリングを行っているが、そこでは反対意見が噴出しているとポストが報じている。 これまで11人が登場したが、そのうち6人が基本的に生前退位に反対、高齢で天皇の公務に支障が出るのであれば、摂政を置くことで対応すべきだという意見が多い。4人は、今上天皇一代に限って、生前退位を認める臨時措置法で対応すべきだとしている。反対派の大原康男國學院大学名誉教授は、天皇の自由意思による譲位を認めるならば、皇位に就かないという「不就位」の自由も認めなければならないという。 こうした反対意見が多いのも、ヒアリングする人間に若手や女性が極めて少ないことがある。また、天皇のご公務への心身の負担を知るには医師などの専門家を呼ぶべきだが、それもいない。 「有識者会議が選んだのは、保守系の学者やジャーナリストばかりで、最初から反対論ありきのように思える」(メンバーの一人) 安倍首相の意を受けた連中が、天皇の意思をくみ入れず、反対ありき、皇室典範は改正しないという「結論」を決めて、形だけのヒアリングや会議を続けているのでは、国民の理解は得られない。国民の大多数は天皇の生前退位を支持し、了解しているのだ。そのことを意図的に忘れたフリをしている安倍首相に、この問題を任せてはおけない。いっそ、国民投票でもしたらどうか。 というわけで、ここまではそこそこ順風だった安倍首相だが、アメリカの風向きが変わったことで、一転、苦しい立場に追い込まれてしまったようだ。 現代は「赤っ恥をかいた安倍首相」と見出しをつけ、トランプとプーチンにナメなめられたと報じている。 先に触れたように、トランプと真っ先に会談したことだけで有頂天になっていた安倍首相だが、APECで記者会見の臨んで、記者から「トランプはTPPを離脱すると言ったか?」と聞かれ「TPPは米国抜きでは意味がない」と、あたかもトランプはTPPを離脱しない、自分が話せばなんとかなると言外に匂わせたのだ。 だが、その会見が終わったわずか18分後に、トランプはビデオメッセージで「TPPからの離脱の意思を通告する」と発表したのである。やはり安倍首相は、トランプと中身のある話はしていなかったのだ。 それだけではない。同じAPECで、さらなる赤っ恥をかいていたのである。 プーチンロシア大統領と安倍は会談した。それまでは北方領土2島返還で「合意」していたかのようなニュアンスを漏らしていた安倍だったが、この時開かれた2人の会談は空気がガラッと変わったという。 「プーチン大統領はこれまでとは別人のようだった。ロシアとの関係改善を公的に掲げたトランプ候補が当選したことで、もはや日本など眼中にないということなのだろう」(外務省関係者) なんのために、地元の山口県にまで呼んで首脳会談をやるのか? これではプーチンに北方領土返還カードをちらつかされて、多額の経済援助を引っ張られただけではないか。役者が違いすぎる、ということだろう。 おまけにロシアはせせら笑うように、会談直後の22日に、北方領土の択捉と国後に、新型の地対艦ミサイルを配備したと発表したのだ。泣きっ面に蜂とはこのことだ。トランプもプーチンも、安倍など眼中にないのだ。 ロシアのセポードニャ通信社のコツバ・セルゲイ東京支局長が、こう言っている。 「ロシア側は、南クリル諸島(北方領土)を日本に譲り渡すなどと言ったことは一度もない。そもそも経済制裁を科してくる敵国に、領土を渡す国がどこにあるのか。クリミア半島を取り返したことでロシア国民から支持されているプーチン大統領が、日本に領土を渡したあら、とたんに支持率が急降下して、ロシアで政変が起こるだろう」 こうした言い分のほうが真っ当に聞こえるぐらい、安倍の勝手な思い込みで、プーチンにいいように利用され、ほかにいい愛人ができたからあっさり捨てられた、ということであろう。アメリカやロシアには、安倍が得意の「札束外交」は功を奏さなかった。当然のことだろうが、安倍の命脈が尽きる予兆であることは間違いない。 【巻末付録】 現代からいこう。巻頭は能年玲奈改め「のん 密着ロングインタビュー」。この子かわいいけど、女優としての存在感はイマイチ。やはり、NHKの朝ドラ出身は大成しない、というジンクスはまだ生きているように思えるのだが。 後半は「美人すぎる五輪スイマー 伊藤華英 ピラティス講座」。豊満というのは、この子のことをいうのであろう。私にはとてもこの子を組み敷く元気はない。当然だって? こりゃまたどうも。 「30歳リアル人妻 白石茉莉奈」。お懐かしや「小向美奈子 スキャンダラス・バディ」。いろいろあったけど、またまた始動するそうだ。勝手にやりなはれ。 袋とじは「これが『世界女性器コンテスト』だ!」。まあ、タイトルと中身の違う見本みたいな袋とじだ。参考までに見てみたら。 ポストは「元イエローキャブ社長の野田義治が育てたグラビアの美神たち」。堀江しのぶ、細川ふみえ、かとうれいこなど。懐かしいね。「花の82年組」アイドル女優が28年ぶりに魅せた美裸身「白石まるみ 54歳、全裸ヌード」。54歳にしては若々しい。熟れて食べ頃。おいしそう! 地下倉庫の秘宝写真集は2001年ソニーマガジン刊の『由美子』。袋とじで「高橋由美子」。私に記憶はないが、不思議な魅力を女の子だね。どこにでもいるようで、どこにもいない。そんな雰囲気がいい。 というわけで、今週はポストのほうが「ハナ差」で現代を差しきったという感じだ。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(12/10号、講談社)
借金10兆円超でも新事業に着手! ソフトバンク孫正義は希代の天才か、それとも詐欺師か――
順不同・1 「安倍官邸 大パニック<実況中継>外務省と経産省が『責任のなすりつけ合い』」(「週刊現代」12/10号) 同・2 「なぜ天皇は[生前]退位されたくても辞められないのか」(「週刊ポスト」12/9号) 同・3 「【迫真のドキュメント】借金はすでに10兆円を超えた 孫正義とみずほ銀行の『見果てぬ夢』」(「週刊現代」12/10号) 同・4 「9月中間決算で対決 社長の早慶戦」(「週刊朝日」12/2号) 「二階堂ふみ『慶大セクハラ』事件」(「アサヒ芸能」12/1号) 同・5 「『外国人妻』〈離婚急増〉最新トラブル事情 清水芽々」(「週刊文春」12/01号) 同・6 「日本の〈主要〉300社の株価 来年2月にこうなる」(「週刊現代」12/10号) 「爆騰Xデー[1月20日]その日、プロはこう動く」(「週刊ポスト」12/9号) 同・7 「安倍・トランプ 非公開会談<全内幕>」(「週刊文春」12/01号) 同・8 「北青山で極秘内覧会を催した長女『イヴァンカ」ブランド」(「週刊新潮」12/01号) 同・9 「小池百合子の『デスノート』都議会自民全議員〈42選挙区60人当落予測〉」(「週刊文春」12/01号) 同・10 「『松山英樹』のドライバーはスポンサー企業のライバル社製だった」(「週刊新潮」12/01号) 同・11 「長嶋茂雄も通った一流リハビリ病院に『谷垣禎一』自民党前幹事長」(「週刊新潮」12/01号) 同・12 「『遺伝子解析がん治療革命』」(「週刊ポスト」12/9号) 同・13 「『高倉健』三回忌!〈遺産総取り〉『養女』の愛憎深し」(「週刊新潮」12/01号) 同・14 「[日経新聞で大反響!]『糖尿病予防なら歯医者に行け』は本当か?」(「週刊ポスト」12/9号) 同・15 「フジ幹部“悪質セクハラ”にレコード会社が厳重抗議」(「週刊文春」12/01号) 同・16 「【結婚五年目の重大危機】上戸彩とHIROが大ゲンカ 『1億円請求書』事件の渦中に浮気疑惑で怒り爆発」(「週刊文春」12/01号) 同・17 「〈祖父は宮澤喜一元首相、父はJPモルガン副会長〉『超セレブ女優』宮澤エマがジャニーズJr.と育む恋」(「フライデー」12/09号) 同・18「中居正広の決断!『SMAPの歌、捨てます』」(「フライデー」12/09号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 週刊誌は早くも冬枯れ。大スクープも小スクープもない時は、数でいく。今週は順位不動で、ドーンと18本一挙公開だ。 まずはフライデー。この雑誌は相変わらずSMAPを追いかけているが、さして新しい話はない。中居正広がジャニーズ事務所から離れるにあたって、ジャニーズが出した条件は「今後SMAPの歌は歌わない。歌手活動はしない」というものだったという程度。NHK『紅白歌合戦』にも出ないようだが、このままなし崩しに解散してしまうのだろうか? 同じフライデーに、宮澤エマ(28)とジャニーズJr.の福田悠太(30)が愛を育んでいるという張りネタがある。 エマはタレントとしてよりも、宮澤喜一元総理(故人)がおじいちゃんということで、私は知っている。宮澤に似ているところもあるが、なかなかの美形である。父親はアメリカ人で、元主席駐日大使だったというから納得。大学時代は留学するなど、超セレブだ。 この2人、新宿の中華料理店で食事をしたあと、電車に乗って宮澤の自宅マンションへ行ったそうだ。セレブと人気者との逢瀬にしては、庶民的でいい。 先に女性セブンが報じていた上戸彩とHIRO夫婦の“離婚の危機”だが、それを文春ともあろう者が後追いしている。 しかも、新しい事実はない。先日ここでも書いたように、HIROが忙しすぎて、上戸が不満を持っていて、彼女が親しい知人に「万が一、離婚することになっても、子供だけは絶対に私が育てたい」と相談したということから、離婚の危機となったようだが、それから危機が進展したわけではないようだ。 上戸が31、HIROが47。夫婦がともに売れっ子だったりすると、家で話す時間がない、子作りがうまくいかないなど、不満が膨らみ破局へ向かうことはあるとは思うが……。 上戸は、幼いときに両親が離婚したため、温かい家庭に憧れているというから、逃げられないようにしたほうがいいと思うがね、HIROさん。 弱り目に祟り目ということわざは、フジテレビにこそよく当てはまる。フジテレビの看板音楽番組『FNSうたの夏まつり』の打ち上げで、最高責任者の夏野亮氏が、レコード会社の2人の女性社員にセクハラしたと、文春が報じている。 もともと酒癖と女癖が悪かったそうだが、「打ち上げでお酒の入った夏野さんは、A社の女性の胸を触り、さらにB社の女性の陰部をしつこく触ったのです」(レコード会社社員)。 その場では力関係から、彼女たちも我慢したらしいが、これを知った両レコード会社がフジテレビに厳重な抗議を行ったという。当然である。フジは夏野に事情を聞き、後日、取締役政策局長が両社に謝罪に出向いたというから、本人も事実を認めたのであろう。両社も、こうした謝罪の事実があったことを認めている。 しかし、文春によれば彼は今でも現場に顔を出し、「未だ“お咎めなし”だという」(文春)。 こうしたおごりとケジメのなさが、フジの急激な凋落の原因のひとつになっていることは間違いないようである。 日経が書いた「糖尿病予防には歯医者に行け!」という記事が話題だが、ポストで本当かという検証記事をやっている。 言われてみれば、当たり前のことなのだ。年を取ると、歯周病になることが多い。 「歯周病が炎症を起こすと、炎症物質が口内に増えます。それが、歯肉の毛細血管に入り込むと血液を通じて全身に回ります。実は、その炎症物質には血糖値を下げるインスリンの働きを弱めてしまう作用があるんです。だから、歯周病を治療して口の中の細菌を減らせば、糖尿病リスクが減る。この『歯周病の治療を行うと血糖値が下がる』という説は、すでに学会でも認められています」(にしだわたる糖尿病内科の西田亙医師)。 歯が悪くなると、かむ力が弱くなり、顎が自然に弱くなってしまう。すると咀嚼力が落ち、誤嚥性肺炎を起こしやすくもなる。歯は、すべての健康の源である。年寄りよ、1カ月に1回は歯医者に行け! 高倉健が亡くなって、はや三回忌。新潮はこの間ずっと、高倉の遺産を引き継いだ元女優の養女(52)と、高倉の親族との確執を報じている。 健さんの死後、養女は健さん縁の鎌倉霊園の墓地を更地にし、世田谷区瀬田の豪邸も解体して、新しいビルを建設中である。なぜ彼女は、こうした「非情な行動」に出るのか? 新潮で民放関係者が、養女は折に触れて「高倉を絶対許さない」と言い、その理由は、健さんが健在だった頃、自分は表に出られず蟄居させられていたことを恨んでいるからだと話している。 11月19日から1月15日まで、東京・丸の内の東京ステーションギャラリーで「追悼特別展 高倉健」が開催されているが、それを主催している毎日新聞の某幹部氏と先日飲んだ。 彼は養女と会って話したが、とても美人で、はっきりとものを言う人だという。私が「なぜ彼女は、健さんに縁のあるものを壊してしまうのか?」と問うと、それについて彼女に聞いたら、「それは高倉の遺志です」と答えたという。 この世の中にある、自分の生きていた跡をすべて消し去ってほしい。そのために散骨し、墓を更地にし、家を建て直したというのだ。 そうだとしても、われわれファンは健さんのことを忘れはしない。どこかにファンが手を合わせ、健さんにありがとうを言える場ぐらい、つくってほしいと思うのだが。 ポストで、NHKスペシャルでやった「遺伝子解析がん治療」が革命的ながん治療になると放送したが、スゴイと後追い記事をやっている。 同じ部位のがんであっても、患者によって原因が異なるそうだ。それを遺伝子で突き止め、ピンポイントの治療を施す「プレシジョン・メディシン(精密医療)」と呼ばれるもので、オーダーメイド治療といえるものだそうである。患者の細胞からがん細胞を採取して遺伝子を解析し、遺伝子変異のタイプを見極めた上で、最適な「分子標的薬」を選んで投与するのだ。副作用も少なく、効く確率も高くなるという。アメリカでは今後の医療の柱になるといわれ、日本でも大規模なプロジェクトが始まっている。 だが、今は臨床試験の段階で、限られた患者しか受けられない。北海道大学では自由診療で行っているが、相当高い。2~3年後には保険適用になり、多くの施設で行われるようになるそうだから、もう少し長生きしていたほうがいいようだ。 自民党幹事長だった谷垣禎一氏が自転車事故を起こし、それも相当な重傷だったことが報じられたが、今週の新潮が、長嶋茂雄も通った渋谷区初台にある有名なリハビリ病院で、リハビリ中だと報じている。 「足の裏や手の指先の感覚が確かでなく、自分ひとりでは車椅子にも乗ることができず、囁くような話し方しかできない。握力が戻らないので、スプーンも持てない。とにかく、ないない尽くしで……」(永田町関係者) だが本人は「後継者選びはしない」と言っているそうだ。本人は復帰する気満々のようだが、体がいうことをきくのか、心配である。 お次は、来年はメジャーで優勝するかもしれない松山英樹のお話。松山はダンロップと3年9億円という大型契約を結んでいるそうだが、米ツアー初戦で彼が使っていたドライバーはキャロウェイ製のグレートビッグバーサだったことが話題になっている。 新潮によれば、ダンロップ側も合意の上だという。懐が大きいね。 それも、体積が460cc(それまでは420cc)で素人にも扱いやすい「すでに廃番モデル」だそうだ。松山人気で中古ゴルフ用品店で値段が高騰し、今は在庫がないという。 コンペが近いから、ネットオークションで探してみようかな。 ところで、文春は来年夏に行われる都議選で、小池百合子都知事が反小池の都議たちの選挙区に「刺客」を立てて、追い落とそうと考えていると報じている。ご丁寧に42選挙区60人の当落予想をやっているが、このままいけば大本の小池人気が夏までも持つとはとても思えないから、気の早いことだ。 都議会のドンの内田茂やその取り巻き連中を「敵」に見立てて成敗するのはいいが、それがために手が付けられていない保育所問題などの福祉政策に遅れが出たのでは、何が「都民ファーストだ」ということになるのは必定。小池都知事と都民とのハネムーン期間は、終わりに近づいている。 トランプ氏の長女・イヴァンカさんは父親に似ず(?)、才色兼備だと新潮が書いている。ペンシルバニア大学を首席で卒業し、モデルだけではなく会社経営、3人の子持ちの上に、自らの名前を冠したアパレルブランド店を展開し、全米で60店舗を構え、イギリスなどへも拡大しているという。 その彼女の店が北青山にできるそうで、その内覧会が開かれたが、そこでは商品の撮影は禁止、後日ウェブで口外しないと誓約書を書かされたりと、厳戒態勢だったという。しかしその店、ジュエリー以外は上質のワンピースが1~2万円で買えるというから、商売も父親よりうまそうだ。 文春で「安倍に最も近いジャーナリスト」といわれる山口敬之氏がレポートしている「非公開会談の全内幕」を、期待しないで読んでみた。 目新しい話は、冒頭安倍が「アラベラさんの“ピコ太郎”、本当に可愛いですね。日本でも大人気ですよ」と言ったというところだけである。アラベラとはトランプの長女の娘、トランプの孫である。これで座を和ませた安倍は、その後、例のドライバーを渡し、「数回ワッグル(小さい素振り)をしたトランプは『これはいい』と繰り返したという」(山口氏)。 安倍を見送る途中でトランプは「会談の内容は一切外へは漏らさないようにしよう」と言い、安倍も同意したというのだ。 実は、これには前段があった。この会談を事前に知ったホワイトハウスから「待った」がかかったというのだ。来年1月までは、オバマが大統領だ。あたかも首脳会談であるかのような印象を与えることは避けてほしいということだったという。これは当然だろう。そのため、安倍がたまたま立ち寄ったという形を取ったというのだ。 会談では、トランプが「安倍の外交経験を高く評価している」(同)ため、ロシアのプーチンやメルケル、習近平などの人柄や特徴について尋ねるシーンがあったというのだが、こんなことは隠すことではなかろう。在日米軍の撤退や費用負担の増額などの話が初対面で出るはずもないから、話さないのではなく、話すことがゴルフ談義以外にないのであろう。 現代とポストに、またまた脳天気な記事が載っている。トランプが大統領に就任する1月20日(日本では21日)、日経平均株価が2万1,000円を超えるというのである。 どうしたらこんな記事が考えられるのだろう? 現代によれば、トランプが10年間で1兆ドル(約110兆円)の巨額な資金をインフラ投資に投じると言っているからだというのだが、こんな公約が実行されるのかどうかもわからないのに、株屋たちの口車に乗って囃し立てる神経を疑う。 ポストも同様の主旨で、爆騰すると読む。また現代は、トランプが選挙中、米軍による日本の防衛や基地のあり方を見直すと言ったから、防衛省への機器の納入が多い三菱電機やNEC、三菱重工、三井造船が買いだというのだ。 トランプが明言しているのは、TPPをやらないということだけだ。 これでは現代とポストは、株屋のお先棒を担いでいるだけではないか? いくら週刊誌だからといっても、ジャ-ナリズムを忘れてはいけない。トランプが何をやり、何をやれないのか。まだ半年以上先を見据え、しっかり分析しなければ、アメリカの景気、それが日本に及ぼす影響などわかりはしない。 浮かれるのは早すぎる! 意外に読んで面白かったのが、文春の離婚急増する外国人妻の話。 農協が主催したお見合いパーティで、28歳の美人中国人と結婚した41歳の男性。妻は畑で野グソをする。叱っても平気。姑が「掃除も洗濯もやらず、トイレから出てきても手を洗わないから、炊事をさせるわけにはいかない」と愚痴っている。 23歳のタイの美人をめとった38歳の男性のケース。農作業は一切やらず、掃除はルンバ、洗濯は洗濯機(当然だな)、料理はタイ料理しか作れない。 マレーシアの嫁をもらった42歳の男性は、両親に「孫の顔が見たい」と言われ、毎晩子作りに励み、あえぎ声が近所中に聞こえて家が揺れるほど。亭主は毎朝、疲れ切って仕事に行く。 夫が日本人で妻が外国人というカップルの離婚率が、最大で75%というデータもあるという。こういう場合、急がず、できれば婚前同居して相性を確かめたほうがいいというが、そんな条件に「OK」する外国人はいないんじゃないかね。 閑話休題。日曜日のジャパンカップはキタサンブラックが快勝したが、先々週のマイルCSは後味の悪い決着だった。1着にはなったが、ミッキーアイルの外側への斜行は失格にされても文句はいえないほどひどかった。東京スポーツ(11月25日付)で騎手の蛯名正義も怒っている。現行のルールでは、万が一、迷惑をかける乗り方をしても、失格や降着する可能性はゼロ。だから、ギリギリの局面になった場合「やってしまえ」となる。そうしたことを助長しかねないルールを昔通りにするべきだというのだが、現役騎手にしてははっきりものをいった。えらいぞ、蛯名! 週刊朝日が「社長の早慶戦」という特集をやっている。私は早稲田OBだが、昔から慶應は大企業、早稲田は中小企業か自由業が多いといわれてきた。 その傾向は変わっていない。朝日が商工リサーチの協力を得て、上場一部約2,000社を調べたところ、早稲田OB社長の企業は122社、慶應はその1.6倍の190社。そのうち3月期決算企業は、92社と144社。このオール早稲田とオール慶應の9月期決算を集計したところ、慶應の売上高は約42兆円、早稲田は約14兆円だから3倍近い。 純利益でも約4倍。慶應の圧勝である。何しろトヨタの豊田章夫社長がいる。ここがオール慶應の売上高の3割、純利益の5割近くを占める。だが、トヨタを除いても、オール慶應の売上高は約29兆円、純利益は約1兆2,000億円と、早稲田を上回る。 慶應には資産家や同族企業の子弟が多いが、それは「福沢諭吉の著書が地方の資産家に人気があり、明治時代に慶応は経営不振になって学費を上げたため」(経済学博士の菊地浩之氏)に、エエとこの子が集まるようになったそうだ。 そんな上げ潮の慶応だが、最近は不祥事が頻発している。10月に「広告研究会」の男子部員が18歳の同大学の女性を泥酔させ、集団暴行した。11月6日には法学部3年の男子学生(22)が、交際中の女子学生を東急東横線の日吉駅から線路に突き落とすという事件も起きている。 事件ではないが、アサヒ芸能が慶應に通う女優の二階堂ふみが、セクハラを受けて講義に出席していないと報じている。読んでみれば他愛のないことだが、学内で注目を集める現役女優の大変さがうかがえる。 発端は、10月8日に発売された週刊プレイボーイ。そこには「二階堂ふみのすべて」というSEXYグラビアが掲載されていて、二階堂の黒の下着姿やベッドでバナナをくわえる思わせぶりなポーズもある。それにコーフンした男子学生たちが、ニヤニヤしながら二階堂とグラビアを見比べたり、これ見よがしにプレイボーイを机に置いて授業を受ける者もいたという。 それまでも彼女の隣の席に座ろうとしたり、盗撮する者がいた。そういうことが続いて、二階堂は特定の授業に来なくなったというのだ。慶應でなくても年頃の男にとって、グラビアに出ている女性が目の前で授業を受けているというのは、妄想を掻き立てられるものだろう。真剣に授業を受けたいと思っている彼女にとっては、迷惑だろうが。 そういえば、私も早稲田の学生のとき、吉永小百合に会いたくて、彼女が立ち寄るという文学部近くの立ち食い蕎麦店や喫茶店、彼女が取っている授業に出たことがあった。完全ストーカー状態だったが、一度も会うことはできなかった。小百合も在学中は嫌な思いを何度もしたのだろうな。早稲田のOBの一人として謝る、ゴメンナサイ! さて、孫正義という人物は日本のトランプだという記事がポストにあったが、それは希代の天才か、詐欺師かという人物評価に裏表があるからだろう。 ロシアのプーチン大統領と親しく話し、英国の半導体設計会社を3兆円以上で買収するなど、孫氏の派手な動きが話題だが、内情は火の車だということはよく知られている。孫氏を支えているのはメインバンクのみずほグループだが、もし孫氏がコケたら、みずほも無事ではいられないのだ。 今度は、サウジアラビアなど中東の政府系ファンドと10兆円規模の投資ファンドを作るというのである。孫氏は自身も2兆6,000億円程度を注ぎ込み、テクノロジー企業に投資しすると宣言しているそうだ。 だが、サウジというのは中国よりも弾圧の厳しい国で、言論の自由はもちろん、大半の国民の自由も制限されている国である。まともな商談が行えるとは、到底思えないのだが。 それに、先ほども触れたが、ソフトバンクの有利子負債(借金)は約13兆円。借金が売上高を上回っているのだ。先頃、孫氏が財務強化や借金返済のために「ハイブリット債」という特殊な債券を発行して資金調達しようと思ったが、フタを開ければ710億円しか集まらなかったという。 それに11月に発表したソフトバンクの決算資料によると、ソフトバンクが巨額の投資をしているインド企業向けの投資で581億円以上の損失を出していることがわかった。 さらに、ソフトバンクの柱である携帯の利益が、KDDIやドコモが2ケタの伸びを示しているのに、ソフトバンクは1ケタと伸び悩んでいるのである。 巨額のカネを貸しているみずほは、気が気ではないはずだ。 私事だが、先日、携帯のことで駅前のソフトバンクの店へ行ったのだが、店員の対応がすこぶる悪かった。相談する気にもならず、すぐに出てきたが、後でネットの口コミを見てみたら、どこのソフトバンクの店も評判は芳しくない。 落ちるときは現場から落ちていくのだ。無理に無理を重ねている孫氏のやり方は、ダイエー中内が凋落した姿とダブって見える。このまま孫氏がこの勢いを続けていけたらと、そう考えるほうがはるかに難しいはずである。こういうとき、周りに直言できる人間を置いていない孫氏の最大の弱点が出てくると、私は思う。 ところで、天皇が生前退位の意向を示してからだいぶたつ。政府は、この問題を考える私的諮問機関を置き、専門家へのヒアリングを行っているが、そこでは反対意見が噴出しているとポストが報じている。 これまで11人が登場したが、そのうち6人が基本的に生前退位に反対、高齢で天皇の公務に支障が出るのであれば、摂政を置くことで対応すべきだという意見が多い。4人は、今上天皇一代に限って、生前退位を認める臨時措置法で対応すべきだとしている。反対派の大原康男國學院大学名誉教授は、天皇の自由意思による譲位を認めるならば、皇位に就かないという「不就位」の自由も認めなければならないという。 こうした反対意見が多いのも、ヒアリングする人間に若手や女性が極めて少ないことがある。また、天皇のご公務への心身の負担を知るには医師などの専門家を呼ぶべきだが、それもいない。 「有識者会議が選んだのは、保守系の学者やジャーナリストばかりで、最初から反対論ありきのように思える」(メンバーの一人) 安倍首相の意を受けた連中が、天皇の意思をくみ入れず、反対ありき、皇室典範は改正しないという「結論」を決めて、形だけのヒアリングや会議を続けているのでは、国民の理解は得られない。国民の大多数は天皇の生前退位を支持し、了解しているのだ。そのことを意図的に忘れたフリをしている安倍首相に、この問題を任せてはおけない。いっそ、国民投票でもしたらどうか。 というわけで、ここまではそこそこ順風だった安倍首相だが、アメリカの風向きが変わったことで、一転、苦しい立場に追い込まれてしまったようだ。 現代は「赤っ恥をかいた安倍首相」と見出しをつけ、トランプとプーチンにナメなめられたと報じている。 先に触れたように、トランプと真っ先に会談したことだけで有頂天になっていた安倍首相だが、APECで記者会見の臨んで、記者から「トランプはTPPを離脱すると言ったか?」と聞かれ「TPPは米国抜きでは意味がない」と、あたかもトランプはTPPを離脱しない、自分が話せばなんとかなると言外に匂わせたのだ。 だが、その会見が終わったわずか18分後に、トランプはビデオメッセージで「TPPからの離脱の意思を通告する」と発表したのである。やはり安倍首相は、トランプと中身のある話はしていなかったのだ。 それだけではない。同じAPECで、さらなる赤っ恥をかいていたのである。 プーチンロシア大統領と安倍は会談した。それまでは北方領土2島返還で「合意」していたかのようなニュアンスを漏らしていた安倍だったが、この時開かれた2人の会談は空気がガラッと変わったという。 「プーチン大統領はこれまでとは別人のようだった。ロシアとの関係改善を公的に掲げたトランプ候補が当選したことで、もはや日本など眼中にないということなのだろう」(外務省関係者) なんのために、地元の山口県にまで呼んで首脳会談をやるのか? これではプーチンに北方領土返還カードをちらつかされて、多額の経済援助を引っ張られただけではないか。役者が違いすぎる、ということだろう。 おまけにロシアはせせら笑うように、会談直後の22日に、北方領土の択捉と国後に、新型の地対艦ミサイルを配備したと発表したのだ。泣きっ面に蜂とはこのことだ。トランプもプーチンも、安倍など眼中にないのだ。 ロシアのセポードニャ通信社のコツバ・セルゲイ東京支局長が、こう言っている。 「ロシア側は、南クリル諸島(北方領土)を日本に譲り渡すなどと言ったことは一度もない。そもそも経済制裁を科してくる敵国に、領土を渡す国がどこにあるのか。クリミア半島を取り返したことでロシア国民から支持されているプーチン大統領が、日本に領土を渡したあら、とたんに支持率が急降下して、ロシアで政変が起こるだろう」 こうした言い分のほうが真っ当に聞こえるぐらい、安倍の勝手な思い込みで、プーチンにいいように利用され、ほかにいい愛人ができたからあっさり捨てられた、ということであろう。アメリカやロシアには、安倍が得意の「札束外交」は功を奏さなかった。当然のことだろうが、安倍の命脈が尽きる予兆であることは間違いない。 【巻末付録】 現代からいこう。巻頭は能年玲奈改め「のん 密着ロングインタビュー」。この子かわいいけど、女優としての存在感はイマイチ。やはり、NHKの朝ドラ出身は大成しない、というジンクスはまだ生きているように思えるのだが。 後半は「美人すぎる五輪スイマー 伊藤華英 ピラティス講座」。豊満というのは、この子のことをいうのであろう。私にはとてもこの子を組み敷く元気はない。当然だって? こりゃまたどうも。 「30歳リアル人妻 白石茉莉奈」。お懐かしや「小向美奈子 スキャンダラス・バディ」。いろいろあったけど、またまた始動するそうだ。勝手にやりなはれ。 袋とじは「これが『世界女性器コンテスト』だ!」。まあ、タイトルと中身の違う見本みたいな袋とじだ。参考までに見てみたら。 ポストは「元イエローキャブ社長の野田義治が育てたグラビアの美神たち」。堀江しのぶ、細川ふみえ、かとうれいこなど。懐かしいね。「花の82年組」アイドル女優が28年ぶりに魅せた美裸身「白石まるみ 54歳、全裸ヌード」。54歳にしては若々しい。熟れて食べ頃。おいしそう! 地下倉庫の秘宝写真集は2001年ソニーマガジン刊の『由美子』。袋とじで「高橋由美子」。私に記憶はないが、不思議な魅力を女の子だね。どこにでもいるようで、どこにもいない。そんな雰囲気がいい。 というわけで、今週はポストのほうが「ハナ差」で現代を差しきったという感じだ。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(12/10号、講談社)
死亡事故を起こす確率は64歳以下の3.75倍! 増え続ける「80歳ドライバー」の恐怖
今週の注目記事・第1位 「ドナルド・トランプの世界」(「ニューズウィーク日本版」11/22号) 「『オバマより愛想がいい』と安倍首相は好感触だが…トランプ『裏の顔』」(「週刊文春」11/24号) 「差別と憎悪の渦から生まれた『トランプ大統領』25の疑問」(「週刊新潮」11/24号) 「【『上がる銘柄厳選30』リストつき】気分が変わった、潮目が変わった 乗り遅れるな! トランプバブルでこうして儲けろ」(「週刊現代」12/03号) 以下順位なし・1 「【走る凶器と化した】『80代ドライバー』にタイヤを外した車を」(「週刊新潮」11/24号) 「『免許返納したくない!』というシルバードライバーの声を聞いてみた」(「週刊ポスト」12/2号) 同2 「日本中が激震するウルトラC 権限はあるし、前例もある 小池百合子『東京オリンピック返上』」(「週刊現代」12/03号) 同3 「日ロ北方領土交渉を動かす孫正義が“日本のトランプ”になる日」(「週刊ポスト」12/2号) 同4 「安倍が考える『1月トランプ解散』」(「週刊現代」12/03号) 同5 「『ダイオキシン上海蟹』でレストラン大パニック 他にも危険な中国食材はこんなにある」(「週刊現代」12/03号) 同6 「〈初めて明かされる〉『愛子さま』長期ご欠席の全真相 ノンフィクションライター 友納尚子」(「週刊新潮」11/24号) 同7 「銀行員が買わない投信・命融商品 保険会社の社員が買わない保険」(「週刊現代」12/03号) 同8 「堺正章〈マチャアキ〉を襲った『味覚障害』の恐怖」(「週刊現代」12/03号) 同9 「剛力彩芽 芸能人御用達のスーパーで割引寿司をお買い上げ」(「フライデー」12/02号) 同10 「“スパイスの女王”ローラが速水もこみちと料理対決」(「週刊文春」11/24号) 同11 「『塩分を減らせば血圧は下がる』はやっぱり間違いだった」(「週刊ポスト」12/2号) 同12 「悲惨『SMAP×SMAP』冷え切った収録現場」(「フライデー」12/02号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週も、トランプについての記事以外に、見るべきものはあまりない。2位以下は順不同である。 現代のカラーグラビアの巻頭に「『肉通』編集者が愛した店」というのがある。先日亡くなった講談社の編集者・原田隆の追悼グラビアである。 原田は女性誌「FRaU」の名編集長として有名だった。私より入社は10年遅いが、いいセンスを持った編集者で、私も彼の才能を買っていた。私の後の週刊現代の編集長を任せてはどうかと上司に進言したこともあった。2006年に彼が編集長として出した「KING」が大失敗したことで、かなり落ち込んでいるという話は聞いていたが、人をそらさない魅力を持った編集者だった。香港で倒れたという話を聞いていたが、惜しい編集者を失ってしまった。 原田がこれほど肉好きだったとは意外である。スタミナ苑や鳥茂、ゆうじは私もよく知っているが、代官山のイタリア料理店「TACUBO」は知らない。今度行ってみようと思う。 自社の編集者について、これほどページを割くことは珍しい。山中編集長は原田のことを慕っていたらしいが、よくやってくれたと感謝したい。それにしても、いい編集者は早く死んでしまうものだ。 トランプ・ショックか、各誌とも内容が低調だが、愚痴はやめて、いくつか紹介しよう。 フライデーは、フジテレビの『SMAP×SMAP』の視聴率が6.4%(11月14日放送/ビデオリサーチ調べ、関東地区)になってしまったと報じている。12月26日が最終回らしいが、いまだにどう終わるのかも見えていないという。 「とくに痛々しいのが、一人空回りしているキムタクです。カメラが回る前、『盛り上がっていこーぜ!』と声をかけますが、メンバーは何も反応しない。香取くんにいたっては、スタジオ入りから終わりまで無表情で、ときどきミエミエな作り笑いを浮かべるくらい」(番組スタッフ) 今後、キムタク以外は事務所を離れて、元のマネジャーと事務所を作るとフライデーは見ているようだが、一度離れた「人気」という魔物を取り戻すのは至難であろう。 先週からポストは、塩分が高血圧の犯人ではないという特集をやっている。今週も巻頭からかなりのページを割いてやっているが、頭からやるようなものではないと、思うのだが。 いろいろな研究で、1日の塩分摂取量が6~14グラムぐらいなら、高血圧との相関関係が見られないという結果が出ているそうだ。だが、糖尿病患者やその予備群、肥満の人は減塩、男性で1日8グラムを守ったほうがいいという。これも前から言われているように、工業的につくられた精製塩は99.9%が塩化ナトリウムなので、海水を元にした天然塩のほうがいいのはいうまでもない。 血圧を下げる食べ物は、トマト、バナナ、メロン、なめこ、りんごがいいそうだ。最強のメニューは意外なことに「生姜焼き定食」だそうで、生姜に血圧を下げる効果があり、豚肉にも血液をさらさらにする効果のあるアミノ酸が豊富に含まれているからだそうだ。 今朝はさっそくバナナを買ってきた。私のような意志の弱い、読むとすぐ影響を受ける読者がいるから、こういう記事が受けるのだろうな。 文春に、タレントのローラの料理が評判だと出ている。彼女は多種多様なスパイスを駆使する料理が得意だという。プロの料理人でも20種類ぐらいなのに、ローラは30種類以上だそうだ。 彼女に料理を教えたのは、詐欺容疑で逮捕されたことのあるバングラデシュ人の父親。ローラは、ロシア系の母親とバングラデシュ人の父のもとに生まれたが、その後、両親が離婚。父親が中国人と再婚すると、家族は8人暮らしに。幼い兄弟たちの面倒を見ながら料理を作っていたため、上手なのだという。 それにしても、天性の料理カンがあるのだろう。美人で料理上手、オレがもう少し若かったらなぁ。お呼びでない? これまた失礼! フライデーに、剛力彩芽が近所のスーパーで10%オフになった寿司を買ったという記事がある。それも、882円の寿司だという。好きだなこういうの。 私も、帰宅前にスーパーで割引になった寿司を買うことがある。8時を過ぎると、中には30%引きになる寿司もある。わざわざ時間を見計らって、8時ちょい過ぎに行くのがコツだが、日によっては売り切れていることがある。 そんなときの悔しいこと。帰ってやけ酒を飲む。彩芽ちゃんも、そんな気持ちになることがあるのだろうか? 先週、堺正章の『新チューボーですよ!』(TBS系)が打ち切りになると書いたが、今週の現代によると、その本当の理由は、堺に加齢から来る「味覚障害」が出たためだというのである。 このところ、堺が番組で作る料理、エビチリや回鍋肉が香辛料の入れすぎで、食べさせられるゲストが顔をしかめる場面が多く見られたという。堺は最近、「舌の感覚が鈍ってきた」と周囲に打ち明けているそうだ。御年70歳。この年頃になると味覚に変化が生じて、極端な場合、甘さや辛さをまったく感じなくなってしまうことがあるそうだ。 年を取ると濃い味を好むようになるのも、味覚障害の影響があるというのである。堺はプロの料理人ではないが、料理には相当な関心を持ち、番組の中でもうんちくをたれていたから、もしそうだとしたら、つらいであろう。 私の知っているイタリアンの名シェフが、食道がんになり、味覚がわからなくなったことがあった。復帰してからも自分では料理を作らず、他人に作らせ、味見をしていたが、よくわからないのだろう、つらそうな表情をしていたのを思い出す。今は小さなイタリアンの店を奥さんと一緒にやっていると聞くから、味覚が戻ったのであろう。一度行ってみたいと思っているのに、いまだ果たせないでいる。 自分の好みを考えても、確かに濃い味が好きである。それにこの年になって、甘いものが好きになってきた。以前なら外でケーキなど食べたことがなかったのに、今はモンブランを食べながらコーヒーを飲む。これも味覚障害のせいか? 同じ現代に、銀行が勧める投信や金融商品、保険会社が勧める保険を買ってはいけないという巻頭特集がある。私は「銀行と保険会社は信じてはいけない」という親からの言い伝えを守っているから、こんなことをなんで今さらとは思うが、読んでみた。 三菱東京UFJ銀行の都内支店に勤務する40代の銀行員が、こう明かしている。 「銀行では投資信託と定期預金をセットにした商品を販売しています。当行だと『ウェルカム・セレクション』が、それにあたります。定期預金に50万円以上、投資信託を新規に購入すると、定期預金の金利が3%になるというものです。現在の定期預金金利は年0・01%ですから、『実に300倍!』とセールスするわけです。そのうえ、退職金の運用で、投資信託と定期預金の合計資金が500万円以上なら、さらに1%の金利が上乗せされます。しかし、これにダマされてはいけません。3~4%の高金利がつくのは契約後3カ月のみ。仮に250万円の定期なら、税引き後で2万円程度の利息です」 セットで買わされる投資信託は、購入時の手数料が3%台。資産を金融機関に運用してもらう対価として、信託報酬は年2%前後が多いから、仮に250万円相当の投資信託を購入して計5%のコストがかかったとすると、12万5,000円以上が銀行の手数料として持っていかれてしまう。2万円の利息をもらうのに、12万円以上の手数料を支払うことになる。こういう商法を詐欺商法というのだ。みずほ、三井住友も同様である。保険については今さら書くほどのことはない。 気をつけよう、甘い言葉と大銀行。バカを見るのは、いつも正直で、少し思慮の浅い顧客である。 ところで、皇太子と雅子妃の娘・愛子さま(14)が9月下旬以降、学習院中等科への通学がままならないことが話題になっている。幼稚園の頃から運動が好きだった愛子さまだが、このごろは「練習に力が入らない」「やる気が起こらない」と、後ろ向きの言葉ばかり漏らすようにもなっているというのだ。 すわ、お母さんのような病気を発症したかと、週刊誌は騒いでいる。新潮で、以前文春で雅子妃の連載をしていたライターの友納尚子氏が、これについて書いている。私は友納氏を知っているが、彼女の「雅子妃情報」は信用できる。彼女によれば、愛子さまは雅子妃に付き添われて、宮内庁病院で検査を受けたそうだ。 その結果、「過剰な食事のコントロール」が原因のひとつだと診断されたという。愛子さまは9月上旬頃から「炭水化物ダイエット」を始めたのだそうだ。真面目でストイックな性格のようで、3週間ぐらいで5キロ落としたという。 彼女もお年頃になって、痩せてきれいに見られたいという乙女心から、少しムリをしたのではないかということのようだ。いい話だと私は思うが、あまりムリをしてはいけないよ。 上海蟹は、私の大好物である。先日も、六本木の中国飯店で酔っぱらい蟹を堪能してきた。毎年一度はこれを食べないと1年が終わらない。中国でも何度も食べた。だが、本場では蒸すのが正式な食べ方で、老酒漬けという蟹は食べられないと思う。 現代によると、11月2日に香港の食品衛生管理当局が、中国江蘇省の水産会社2社が養殖した上海蟹から基準値の5倍を超えるダイオキシンが検出されたと発表し、市中から800kgの回収を決定したという。この2社は、香港に出回る7~8割のシェアを占めていたという。 その余波が日本にも及び、先ほどの中国飯店では「中国政府が今回の件を調査中だそうで、当面、輸出禁止になりそう」だというのだ。 中国の上海蟹は、正当なものは「陽澄湖」という小さな湖で育ったものをいうが、そんなのものは数が知れている。よく聞くのは、蟹を大量に運んできて、「陽澄湖」にザブンとつけて、上海蟹でございというものだが、これなどはまだ品のいいほうだ。 あまりにひどいものが出回るので、「陽澄湖」の蟹だという証明に、一つずつナンバーがついたタグをつけていたが、そのタグの偽物が大量に出てきてなんの役にも立たなくなってしまった。何しろ中国は、偽物だけを集めた博覧会が開かれるほど、偽物が出回っている国である。不衛生なところで養殖された蟹が、日本にも大量に入ってきているのは間違いない。 中国飯店の蟹は本物だと信じたいが……嗚呼! やはり現代に、安倍首相が北方領土解散ではなく、トランプ解散を1月にやるのではないかという記事がある。 慌てふためいて安倍首相はトランプに会いに行き、朝貢外交、土下座外交と揶揄されているが、それさえも口実にして、なんとか1月解散をやりたいともくろんでいるというのだ。 それにトランプはビジネスマンだから、アメリカの景気が上向き、その風が日本にも吹くかもしれないという、甘すぎる見通しでいるというのだから、この男の頭の中には、オカラぐらいしか詰まっていないのかもしれない。 いつも言うが、日本人というのは物事を真正面から見ようとしない民族である。あれほど「バカトランプ」「史上最低の大統領」と言っていたのに、会ってニッコリされれば「アイツはいいやつだ」「信用できる」と、なんの根拠もないのに信じてしまう。 敗戦後、アメリカに占領されれば女は強姦され、男どもは殺されるか重労働を課せられるとおびえていたのに、マッカーサーが天皇と会って友好的に話しただけで、コイツはいい人だ、信用できると妄信して、アメリカ一辺倒になって恥じるところがない。 トランプ、プーチン、習近平、みな一筋縄でいく相手ではない。ましてや安倍のように後先を考えずに、相手の懐へ無防備に飛び込んでいく人間なんぞ、相手は信用しない。トランプで株が上がる、トランプで景気が上向く、それをメディアもおかしいと批判せずにお先棒を担ぐのでは、もはやメディアなど要らない。 そのお先棒を担いでいるのは、ポストも同じである。 このところプーチン大統領が言っている、ロシア、日本、韓国、中国を結ぶエネルギー網構築に対する各企業のイニシアチブを支持し、そのパートナーたちにロシアは競争力を持った電力料金を提示し、長期にわたってその金額を固定化する用意があるというのは、ソフトバンクの孫正義氏がアイデアを授けたと、ポストは言うのだ。 安倍首相は北方領土を2島でも返してもらいたくて、そのためならいくらでもカネを払うと、プーチンに擦り寄っている。孫氏は金儲けのためなら、プーチンだろうと習近平だろうと、会いに行き、商談をまとめたいと思うのは自然なのだろう。サハリンから北海道を通り、東京湾につなげるガスパイプラインに対して孫氏がカネを出すとまで予測しているが、これは日本のエネルギー政策の根幹に関わる重要なことだから、一介の企業人が「やります」といえる問題ではないはずだ。 エネルギーをロシアに頼れば、アメリカは黙っていない。11月21日の朝日新聞は、安倍首相とプーチンの会談をこう伝えている。 「ロシアのプーチン大統領は20日、訪問先のリマで記者会見し、前日の安倍晋三首相との首脳会談で、北方領土で合弁事業などを進める『共同経済活動』を提案したことを明らかにした。平和条約締結を急ぐ考えはないとも表明。北方四島での協力を拡大して信頼醸成を進める考えだ」 しかし「北方領土で、ロシアの法律に従って共同経済活動を進めることはできないというのが日本の従来の立場だ」(同)。こんなことを認めれば、ロシアは北方領土から北海道にまで手を出してくるかもしれない。 安易な安倍首相の「友好外交」は、日本の主権をアメリカだけでなくロシアにも渡しかねない危うさがあることを、メディアなら指摘するべきである。 やはり現代が、小池都知事がとんでもないことを考えていると報じているのだが、バカバカしいといえば、これほどバカバカしい記事も珍しい。何しろ、豊洲移転問題でも五輪の施設移転問題でも行き詰まってしまった小池都知事が、苦肉の策として、東京五輪を返上する「奇策」に出るのではないかというのだから、開いた口がふさがらない。 もちろん、五輪をやるかどうかの決定権は都知事にあるのだろう。私のように、東京に五輪は要らないという声もかなりあるのは事実だろう。石原慎太郎や森喜朗に一泡吹かせたいという強い思いが、小池都知事にあることもわかる。 過去に、アメリカコロラド州のデンバー市が、冬季オリンピックをカネがかかりすぎるということで返上したことがあるそうだ。返上しても違約金は1,000億円程度だそうだから、3兆円に比べればはるかに小さい。 だから返上できる、ということになるとは到底思えない。もしそうするなら、小池都知事は都議会を解散して、都民に信を問うべきである。そこまで小池に信念や度胸はないだろう。しょせん彼女は、永田町という狭いお池でジャブジャブしていただけの世間知らずである。 言うだけ番長という言葉が一時はやったが、小池も同じだと、私は思っている。最近、小池都知事の目の下のクマが濃くなったように思うのは、私の錯覚だろうか。 さて、新潮が報じているように、このところ「80歳ドライバー」による死亡事故がやたらと多い。 「80歳以上のドライバーが死亡事故を起こす確率は64歳以下に比べると実に3.75倍。オーバー80の免許保有者は2015年末時点で約196万人(警視庁『運転免許統計』)もいる」(新潮)というから、事故はまだまだ増えるはずだ。 しかも、免許更新で認知症があるとわかっても、高齢者講習は合否を問うものではないから、講習を終えれば、どんなひどい結果が出ても免許を取り上げることはできないのだという。 事故を起こした場合にのみ、医師の診断を受けて、認知症などがあれば初めて取り消しとなる。ならば、後期高齢者のクルマに「日の丸」のような目立つワッペンをつけるなど、何か対策を講じるべきであろう。 新潮は「80歳以上の車はタイヤを外す」という極論がいずれ出てくるというが、今のところは「日の丸印を見たら歩行者のほうが気をつける」という自衛手段しかないのではないか? ちなみに私は、自分の運転能力のなさに気づいて、40代半ばで運転免許を自主的に失効させた。後期高齢者諸君、君たちもそうしたらどうか? ポストは、75歳、80歳とか、年齢だけで線引きすることに違和感があるという特集を組んでいる。確かに、50歳でも運転の危ういドライバーはいるし、80歳を超えてもかくしゃくとした人はいる。認知症も、症状がそれぞれ違うから、一概に認知症の気があるから免許を取り上げろというのに異論があることもわかる。 それに地方では、クルマがないと暮らせない人たちが多くいることも事実である。私の知っている地域では、周囲の健康な人がボンティアティとして車を運転して、一人で出歩けない人たちを助けている。日に何回か巡回バスを運転して、買い物や医者通いを援助している過疎地域もある。 ポストでは、「踏み込んでもノロノロしかバックしない機能のついたクルマ」や、高級車には装備されてきた追突前に緊急停止する自動ブレーキを、軽自動車にも装備することを考えろと提案している。 もうすぐ、4人に1人が後期高齢者になる恐ろしい時代が来る。それまでに「人殺しの道具」のような自動車を、人を殺さない道具に変えるために、自動車会社は研究費を注ぎ込むべきである。もはや燃費や操作性などどうでもいい。安全、安全、安全、これしかない。それができないのならば、車を廃止して共有の乗り物に変えるしかないと、思うのだが。 さて、今週の週刊誌もトランプ米新大統領について多くのページが割かれている。だが、残念ながら表層を撫でているだけで、なるほどと頷けるような内容は見当たらない。それは新聞も同様である。 文春は「トランプ『裏の顔』」、新潮は「『トランプ大統領』25の疑問」。文春で注目すべきは、ジャーナリスト山口敬之氏のこの部分である。 「安倍は9月訪米時に、自ら動いた。ニューヨーク在住の日本人を介して、トランプ陣営の幹部を務めるウィルバー・ロスと極秘会談を行ったのである」 ロス氏は投資ファンドを率い、トランプの経済顧問も務めているという。トランプはロスに、「今日の会合に出席できずに残念」という安倍宛のメッセージを託し、トランプは日米関係の重要性を十分理解している、貿易赤字縮小のために日本の努力に期待するという意見交換をおこなったというのだ。安倍は外務省情報を信じられず、万が一が怖くて仕方なかったのだろう。 新潮によると、副大統領に就任が決まっているマイク・ペンスは弁護士を経て下院議員を6期やり、インディアナ州知事も務め、来日経験も何度も豊富だそうだ。だが、かなり右寄りの思想の持ち主で、アメリカの議員のリベラル度からいうと、オバマが100人の上院議員の中で一番リベラルで、「ペンスは全下院議員の中で5番目に保守的な政治家」(産経新聞の古森義久氏)だそうだ。 メディアは、トランプを支持したのは学歴の低いプアホワイトだった報じているが、米ABCニュースが行った詳細な調査では、世帯収入が3万ドル以下の低所得者層のうち、トランプに投票したのは41%にすぎず、ヒラリーは53%であった。 一方、年収が5万ドルを超えるすべての所得層で、トランプはヒラリーを上回り、白人有権者も49%がトランプ支持、ヒラリーは45%だったという。ゆえに、無教養なブルーカラーの白人がトランプを支持したというのはデマだというのだが、私には納得できない情報である。 ニューズの今号はトランプについての大特集をやっているが、こちらはさずがに読み応えがある。そこにはトランプのアメリカの負の部分に対する危惧で埋め尽くされている。 まずはメディアの間違いについて。メディアはトランプ阻止に執着するあまり、「フェアネス(公正さ)」を見失い、自らが見たい「現実」にとらわれ、別の現実を見落としてしまった。今でも「これほどアメリカ人がバカだったとは思わなかった」と言わんばかりの論調を続けているメディアがあるが、そんなエリート主義がアメリカの趨勢を見誤ったのだ。 米軍駐留費の大幅な負担増については、30年あまりトランプの発言を調べてきた米ブルッキング研究所のトーマス・ライト研究員に言わせると、以前から懐疑的で、日本やドイツに負担増を拒否された場合は、「それを口実に一方的に防衛義務を果たさないこともあり得る」。日米安保条約破棄もトランプの信条としては、あってもおかしくないとニューズは言う。 だが、アメリカの知識人たちの嘆きは深刻である。ニューヨーカー誌のデービッド・レムニック編集長はトランプの勝利は「移民排斥、権威主義、女性蔑視、人権差別を掲げる国内外の勢力の勝利だ。それはアメリカの共和制にとって悲劇にほかならない」と語っている。 同誌のシニアライター・カート・アイケンワルドは、トランプがこれまで歩んできた道は、「他人の財産やキャリアをつぶして成功を手に入れ、それを自慢してきた。他人の手柄は奪い、自分の失敗の責任は他人に押し付ける。そうやってエゴを無限に膨らませてきた」。トランプは大統領になってもこれまで通り振る舞うだろうが、そうすれば共和党は空中分解し、アメリカも、と結んでいる。 また、トランプが世界中で「TRUMP」名義使用権を売って稼いでいるトランプ・オーガニゼーションが、ビジネスと商売の利益相反を各国間で引き起こす可能性を指摘し、大統領になってからは、「彼の会社がすぐに閉鎖されるか、トランプ家から完全に切り離されるのでない限り、アメリカの外交政策は売りに出されたに等しい」と、トランプが大統領という肩書を利用して、国益よりもビジネスを優先するのではないかと手厳しい。 言ったことを後で問われると、言っていないとシラを切り、口から出任せの暴言、放言を繰り返す「セールスマン」(「ニューズ」)に、世界は振り回されることになる。 だが、彼は民主的に選ばれたのだ。敗戦後、ヒラリーが言ったように「この結果を受け入れ、彼にこの国をリードするチャンスを与えなければならない」。しばらくこの男の動向を見守り、冷静に対応することこそ、今の日本に一番必要なことである。 最後に、熱狂的な若者の支持を得たB・サンダースが、「世界」12月号で語った言葉を添えておく。 「今日のアメリカの恐怖の一つは、悲しいことですが興味深いことに──白人の労働者階級、ことに女性の平均寿命が急激に下がっていることです。それは絶望と密接な関係があります。劣悪な仕事、無職、麻薬への傾倒、アルコールへの傾倒、自殺への傾倒。ですから、偏見に基づいた選挙運動で人びとの支持を得るトランプの能力もまた、人びとが経済的に傷ついた時、誰かを非難する必要があることと関係しています」 トランプ誕生という意味を深く考えずに、もしかすると、ひょっとすると、日本にとって福になるかもしれないなどと、根拠のないあらまほしいだけの記事作りをすべきではない。トランプ個人はもちろんだが、こうした人間を支持し、大統領にまでしてしまったアメリカという国の病の重さを、今はじっくり考えるべきときである。 【巻末付録】 ポストは巻頭が女子アナ「加藤綾子 笑顔の秘密」。確かに魅力的な女性だとは思うが、実力以上に持てはやされている気がするのは、私のひがみか。 後半は「写真家・早田雄二と昭和の女優たち」。やはり最初は原節子。これほどの存在感のある女優は、もう出てこないだろう。 地下倉庫の秘宝写真館は袋とじ「白石まるみ」この女優の記憶はまったくないが、88年当時では大胆なポーズを撮るかわいい子だったんだろうね。 現代は日活ロマンポルノの新作、園子温監督が抜擢したという「女優 冨手麻妙 独占ヌード」。彼女を使ってどんなロマンポルノを園監督が撮るのか、楽しみだ。 さらには「人妻OL 平塚千瑛の不倫日記」。袋とじは「元祖美乳 高瀬春奈 『幻のヌード』をスクープ公開!」。彼女、連続テレビ小説『いちばん星』のヒロインだったんだね。清純そうで肉感的。洋酒のカレンダーの写真だというけれどなかなかの脱ぎっぷり。 というわけで、今週は両誌互角と見て引き分けにする。 (文=元木昌彦)「週刊文春」11/24号 中吊り広告より
死亡事故を起こす確率は64歳以下の3.75倍! 増え続ける「80歳ドライバー」の恐怖
今週の注目記事・第1位 「ドナルド・トランプの世界」(「ニューズウィーク日本版」11/22号) 「『オバマより愛想がいい』と安倍首相は好感触だが…トランプ『裏の顔』」(「週刊文春」11/24号) 「差別と憎悪の渦から生まれた『トランプ大統領』25の疑問」(「週刊新潮」11/24号) 「【『上がる銘柄厳選30』リストつき】気分が変わった、潮目が変わった 乗り遅れるな! トランプバブルでこうして儲けろ」(「週刊現代」12/03号) 以下順位なし・1 「【走る凶器と化した】『80代ドライバー』にタイヤを外した車を」(「週刊新潮」11/24号) 「『免許返納したくない!』というシルバードライバーの声を聞いてみた」(「週刊ポスト」12/2号) 同2 「日本中が激震するウルトラC 権限はあるし、前例もある 小池百合子『東京オリンピック返上』」(「週刊現代」12/03号) 同3 「日ロ北方領土交渉を動かす孫正義が“日本のトランプ”になる日」(「週刊ポスト」12/2号) 同4 「安倍が考える『1月トランプ解散』」(「週刊現代」12/03号) 同5 「『ダイオキシン上海蟹』でレストラン大パニック 他にも危険な中国食材はこんなにある」(「週刊現代」12/03号) 同6 「〈初めて明かされる〉『愛子さま』長期ご欠席の全真相 ノンフィクションライター 友納尚子」(「週刊新潮」11/24号) 同7 「銀行員が買わない投信・命融商品 保険会社の社員が買わない保険」(「週刊現代」12/03号) 同8 「堺正章〈マチャアキ〉を襲った『味覚障害』の恐怖」(「週刊現代」12/03号) 同9 「剛力彩芽 芸能人御用達のスーパーで割引寿司をお買い上げ」(「フライデー」12/02号) 同10 「“スパイスの女王”ローラが速水もこみちと料理対決」(「週刊文春」11/24号) 同11 「『塩分を減らせば血圧は下がる』はやっぱり間違いだった」(「週刊ポスト」12/2号) 同12 「悲惨『SMAP×SMAP』冷え切った収録現場」(「フライデー」12/02号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週も、トランプについての記事以外に、見るべきものはあまりない。2位以下は順不同である。 現代のカラーグラビアの巻頭に「『肉通』編集者が愛した店」というのがある。先日亡くなった講談社の編集者・原田隆の追悼グラビアである。 原田は女性誌「FRaU」の名編集長として有名だった。私より入社は10年遅いが、いいセンスを持った編集者で、私も彼の才能を買っていた。私の後の週刊現代の編集長を任せてはどうかと上司に進言したこともあった。2006年に彼が編集長として出した「KING」が大失敗したことで、かなり落ち込んでいるという話は聞いていたが、人をそらさない魅力を持った編集者だった。香港で倒れたという話を聞いていたが、惜しい編集者を失ってしまった。 原田がこれほど肉好きだったとは意外である。スタミナ苑や鳥茂、ゆうじは私もよく知っているが、代官山のイタリア料理店「TACUBO」は知らない。今度行ってみようと思う。 自社の編集者について、これほどページを割くことは珍しい。山中編集長は原田のことを慕っていたらしいが、よくやってくれたと感謝したい。それにしても、いい編集者は早く死んでしまうものだ。 トランプ・ショックか、各誌とも内容が低調だが、愚痴はやめて、いくつか紹介しよう。 フライデーは、フジテレビの『SMAP×SMAP』の視聴率が6.4%(11月14日放送/ビデオリサーチ調べ、関東地区)になってしまったと報じている。12月26日が最終回らしいが、いまだにどう終わるのかも見えていないという。 「とくに痛々しいのが、一人空回りしているキムタクです。カメラが回る前、『盛り上がっていこーぜ!』と声をかけますが、メンバーは何も反応しない。香取くんにいたっては、スタジオ入りから終わりまで無表情で、ときどきミエミエな作り笑いを浮かべるくらい」(番組スタッフ) 今後、キムタク以外は事務所を離れて、元のマネジャーと事務所を作るとフライデーは見ているようだが、一度離れた「人気」という魔物を取り戻すのは至難であろう。 先週からポストは、塩分が高血圧の犯人ではないという特集をやっている。今週も巻頭からかなりのページを割いてやっているが、頭からやるようなものではないと、思うのだが。 いろいろな研究で、1日の塩分摂取量が6~14グラムぐらいなら、高血圧との相関関係が見られないという結果が出ているそうだ。だが、糖尿病患者やその予備群、肥満の人は減塩、男性で1日8グラムを守ったほうがいいという。これも前から言われているように、工業的につくられた精製塩は99.9%が塩化ナトリウムなので、海水を元にした天然塩のほうがいいのはいうまでもない。 血圧を下げる食べ物は、トマト、バナナ、メロン、なめこ、りんごがいいそうだ。最強のメニューは意外なことに「生姜焼き定食」だそうで、生姜に血圧を下げる効果があり、豚肉にも血液をさらさらにする効果のあるアミノ酸が豊富に含まれているからだそうだ。 今朝はさっそくバナナを買ってきた。私のような意志の弱い、読むとすぐ影響を受ける読者がいるから、こういう記事が受けるのだろうな。 文春に、タレントのローラの料理が評判だと出ている。彼女は多種多様なスパイスを駆使する料理が得意だという。プロの料理人でも20種類ぐらいなのに、ローラは30種類以上だそうだ。 彼女に料理を教えたのは、詐欺容疑で逮捕されたことのあるバングラデシュ人の父親。ローラは、ロシア系の母親とバングラデシュ人の父のもとに生まれたが、その後、両親が離婚。父親が中国人と再婚すると、家族は8人暮らしに。幼い兄弟たちの面倒を見ながら料理を作っていたため、上手なのだという。 それにしても、天性の料理カンがあるのだろう。美人で料理上手、オレがもう少し若かったらなぁ。お呼びでない? これまた失礼! フライデーに、剛力彩芽が近所のスーパーで10%オフになった寿司を買ったという記事がある。それも、882円の寿司だという。好きだなこういうの。 私も、帰宅前にスーパーで割引になった寿司を買うことがある。8時を過ぎると、中には30%引きになる寿司もある。わざわざ時間を見計らって、8時ちょい過ぎに行くのがコツだが、日によっては売り切れていることがある。 そんなときの悔しいこと。帰ってやけ酒を飲む。彩芽ちゃんも、そんな気持ちになることがあるのだろうか? 先週、堺正章の『新チューボーですよ!』(TBS系)が打ち切りになると書いたが、今週の現代によると、その本当の理由は、堺に加齢から来る「味覚障害」が出たためだというのである。 このところ、堺が番組で作る料理、エビチリや回鍋肉が香辛料の入れすぎで、食べさせられるゲストが顔をしかめる場面が多く見られたという。堺は最近、「舌の感覚が鈍ってきた」と周囲に打ち明けているそうだ。御年70歳。この年頃になると味覚に変化が生じて、極端な場合、甘さや辛さをまったく感じなくなってしまうことがあるそうだ。 年を取ると濃い味を好むようになるのも、味覚障害の影響があるというのである。堺はプロの料理人ではないが、料理には相当な関心を持ち、番組の中でもうんちくをたれていたから、もしそうだとしたら、つらいであろう。 私の知っているイタリアンの名シェフが、食道がんになり、味覚がわからなくなったことがあった。復帰してからも自分では料理を作らず、他人に作らせ、味見をしていたが、よくわからないのだろう、つらそうな表情をしていたのを思い出す。今は小さなイタリアンの店を奥さんと一緒にやっていると聞くから、味覚が戻ったのであろう。一度行ってみたいと思っているのに、いまだ果たせないでいる。 自分の好みを考えても、確かに濃い味が好きである。それにこの年になって、甘いものが好きになってきた。以前なら外でケーキなど食べたことがなかったのに、今はモンブランを食べながらコーヒーを飲む。これも味覚障害のせいか? 同じ現代に、銀行が勧める投信や金融商品、保険会社が勧める保険を買ってはいけないという巻頭特集がある。私は「銀行と保険会社は信じてはいけない」という親からの言い伝えを守っているから、こんなことをなんで今さらとは思うが、読んでみた。 三菱東京UFJ銀行の都内支店に勤務する40代の銀行員が、こう明かしている。 「銀行では投資信託と定期預金をセットにした商品を販売しています。当行だと『ウェルカム・セレクション』が、それにあたります。定期預金に50万円以上、投資信託を新規に購入すると、定期預金の金利が3%になるというものです。現在の定期預金金利は年0・01%ですから、『実に300倍!』とセールスするわけです。そのうえ、退職金の運用で、投資信託と定期預金の合計資金が500万円以上なら、さらに1%の金利が上乗せされます。しかし、これにダマされてはいけません。3~4%の高金利がつくのは契約後3カ月のみ。仮に250万円の定期なら、税引き後で2万円程度の利息です」 セットで買わされる投資信託は、購入時の手数料が3%台。資産を金融機関に運用してもらう対価として、信託報酬は年2%前後が多いから、仮に250万円相当の投資信託を購入して計5%のコストがかかったとすると、12万5,000円以上が銀行の手数料として持っていかれてしまう。2万円の利息をもらうのに、12万円以上の手数料を支払うことになる。こういう商法を詐欺商法というのだ。みずほ、三井住友も同様である。保険については今さら書くほどのことはない。 気をつけよう、甘い言葉と大銀行。バカを見るのは、いつも正直で、少し思慮の浅い顧客である。 ところで、皇太子と雅子妃の娘・愛子さま(14)が9月下旬以降、学習院中等科への通学がままならないことが話題になっている。幼稚園の頃から運動が好きだった愛子さまだが、このごろは「練習に力が入らない」「やる気が起こらない」と、後ろ向きの言葉ばかり漏らすようにもなっているというのだ。 すわ、お母さんのような病気を発症したかと、週刊誌は騒いでいる。新潮で、以前文春で雅子妃の連載をしていたライターの友納尚子氏が、これについて書いている。私は友納氏を知っているが、彼女の「雅子妃情報」は信用できる。彼女によれば、愛子さまは雅子妃に付き添われて、宮内庁病院で検査を受けたそうだ。 その結果、「過剰な食事のコントロール」が原因のひとつだと診断されたという。愛子さまは9月上旬頃から「炭水化物ダイエット」を始めたのだそうだ。真面目でストイックな性格のようで、3週間ぐらいで5キロ落としたという。 彼女もお年頃になって、痩せてきれいに見られたいという乙女心から、少しムリをしたのではないかということのようだ。いい話だと私は思うが、あまりムリをしてはいけないよ。 上海蟹は、私の大好物である。先日も、六本木の中国飯店で酔っぱらい蟹を堪能してきた。毎年一度はこれを食べないと1年が終わらない。中国でも何度も食べた。だが、本場では蒸すのが正式な食べ方で、老酒漬けという蟹は食べられないと思う。 現代によると、11月2日に香港の食品衛生管理当局が、中国江蘇省の水産会社2社が養殖した上海蟹から基準値の5倍を超えるダイオキシンが検出されたと発表し、市中から800kgの回収を決定したという。この2社は、香港に出回る7~8割のシェアを占めていたという。 その余波が日本にも及び、先ほどの中国飯店では「中国政府が今回の件を調査中だそうで、当面、輸出禁止になりそう」だというのだ。 中国の上海蟹は、正当なものは「陽澄湖」という小さな湖で育ったものをいうが、そんなのものは数が知れている。よく聞くのは、蟹を大量に運んできて、「陽澄湖」にザブンとつけて、上海蟹でございというものだが、これなどはまだ品のいいほうだ。 あまりにひどいものが出回るので、「陽澄湖」の蟹だという証明に、一つずつナンバーがついたタグをつけていたが、そのタグの偽物が大量に出てきてなんの役にも立たなくなってしまった。何しろ中国は、偽物だけを集めた博覧会が開かれるほど、偽物が出回っている国である。不衛生なところで養殖された蟹が、日本にも大量に入ってきているのは間違いない。 中国飯店の蟹は本物だと信じたいが……嗚呼! やはり現代に、安倍首相が北方領土解散ではなく、トランプ解散を1月にやるのではないかという記事がある。 慌てふためいて安倍首相はトランプに会いに行き、朝貢外交、土下座外交と揶揄されているが、それさえも口実にして、なんとか1月解散をやりたいともくろんでいるというのだ。 それにトランプはビジネスマンだから、アメリカの景気が上向き、その風が日本にも吹くかもしれないという、甘すぎる見通しでいるというのだから、この男の頭の中には、オカラぐらいしか詰まっていないのかもしれない。 いつも言うが、日本人というのは物事を真正面から見ようとしない民族である。あれほど「バカトランプ」「史上最低の大統領」と言っていたのに、会ってニッコリされれば「アイツはいいやつだ」「信用できる」と、なんの根拠もないのに信じてしまう。 敗戦後、アメリカに占領されれば女は強姦され、男どもは殺されるか重労働を課せられるとおびえていたのに、マッカーサーが天皇と会って友好的に話しただけで、コイツはいい人だ、信用できると妄信して、アメリカ一辺倒になって恥じるところがない。 トランプ、プーチン、習近平、みな一筋縄でいく相手ではない。ましてや安倍のように後先を考えずに、相手の懐へ無防備に飛び込んでいく人間なんぞ、相手は信用しない。トランプで株が上がる、トランプで景気が上向く、それをメディアもおかしいと批判せずにお先棒を担ぐのでは、もはやメディアなど要らない。 そのお先棒を担いでいるのは、ポストも同じである。 このところプーチン大統領が言っている、ロシア、日本、韓国、中国を結ぶエネルギー網構築に対する各企業のイニシアチブを支持し、そのパートナーたちにロシアは競争力を持った電力料金を提示し、長期にわたってその金額を固定化する用意があるというのは、ソフトバンクの孫正義氏がアイデアを授けたと、ポストは言うのだ。 安倍首相は北方領土を2島でも返してもらいたくて、そのためならいくらでもカネを払うと、プーチンに擦り寄っている。孫氏は金儲けのためなら、プーチンだろうと習近平だろうと、会いに行き、商談をまとめたいと思うのは自然なのだろう。サハリンから北海道を通り、東京湾につなげるガスパイプラインに対して孫氏がカネを出すとまで予測しているが、これは日本のエネルギー政策の根幹に関わる重要なことだから、一介の企業人が「やります」といえる問題ではないはずだ。 エネルギーをロシアに頼れば、アメリカは黙っていない。11月21日の朝日新聞は、安倍首相とプーチンの会談をこう伝えている。 「ロシアのプーチン大統領は20日、訪問先のリマで記者会見し、前日の安倍晋三首相との首脳会談で、北方領土で合弁事業などを進める『共同経済活動』を提案したことを明らかにした。平和条約締結を急ぐ考えはないとも表明。北方四島での協力を拡大して信頼醸成を進める考えだ」 しかし「北方領土で、ロシアの法律に従って共同経済活動を進めることはできないというのが日本の従来の立場だ」(同)。こんなことを認めれば、ロシアは北方領土から北海道にまで手を出してくるかもしれない。 安易な安倍首相の「友好外交」は、日本の主権をアメリカだけでなくロシアにも渡しかねない危うさがあることを、メディアなら指摘するべきである。 やはり現代が、小池都知事がとんでもないことを考えていると報じているのだが、バカバカしいといえば、これほどバカバカしい記事も珍しい。何しろ、豊洲移転問題でも五輪の施設移転問題でも行き詰まってしまった小池都知事が、苦肉の策として、東京五輪を返上する「奇策」に出るのではないかというのだから、開いた口がふさがらない。 もちろん、五輪をやるかどうかの決定権は都知事にあるのだろう。私のように、東京に五輪は要らないという声もかなりあるのは事実だろう。石原慎太郎や森喜朗に一泡吹かせたいという強い思いが、小池都知事にあることもわかる。 過去に、アメリカコロラド州のデンバー市が、冬季オリンピックをカネがかかりすぎるということで返上したことがあるそうだ。返上しても違約金は1,000億円程度だそうだから、3兆円に比べればはるかに小さい。 だから返上できる、ということになるとは到底思えない。もしそうするなら、小池都知事は都議会を解散して、都民に信を問うべきである。そこまで小池に信念や度胸はないだろう。しょせん彼女は、永田町という狭いお池でジャブジャブしていただけの世間知らずである。 言うだけ番長という言葉が一時はやったが、小池も同じだと、私は思っている。最近、小池都知事の目の下のクマが濃くなったように思うのは、私の錯覚だろうか。 さて、新潮が報じているように、このところ「80歳ドライバー」による死亡事故がやたらと多い。 「80歳以上のドライバーが死亡事故を起こす確率は64歳以下に比べると実に3.75倍。オーバー80の免許保有者は2015年末時点で約196万人(警視庁『運転免許統計』)もいる」(新潮)というから、事故はまだまだ増えるはずだ。 しかも、免許更新で認知症があるとわかっても、高齢者講習は合否を問うものではないから、講習を終えれば、どんなひどい結果が出ても免許を取り上げることはできないのだという。 事故を起こした場合にのみ、医師の診断を受けて、認知症などがあれば初めて取り消しとなる。ならば、後期高齢者のクルマに「日の丸」のような目立つワッペンをつけるなど、何か対策を講じるべきであろう。 新潮は「80歳以上の車はタイヤを外す」という極論がいずれ出てくるというが、今のところは「日の丸印を見たら歩行者のほうが気をつける」という自衛手段しかないのではないか? ちなみに私は、自分の運転能力のなさに気づいて、40代半ばで運転免許を自主的に失効させた。後期高齢者諸君、君たちもそうしたらどうか? ポストは、75歳、80歳とか、年齢だけで線引きすることに違和感があるという特集を組んでいる。確かに、50歳でも運転の危ういドライバーはいるし、80歳を超えてもかくしゃくとした人はいる。認知症も、症状がそれぞれ違うから、一概に認知症の気があるから免許を取り上げろというのに異論があることもわかる。 それに地方では、クルマがないと暮らせない人たちが多くいることも事実である。私の知っている地域では、周囲の健康な人がボンティアティとして車を運転して、一人で出歩けない人たちを助けている。日に何回か巡回バスを運転して、買い物や医者通いを援助している過疎地域もある。 ポストでは、「踏み込んでもノロノロしかバックしない機能のついたクルマ」や、高級車には装備されてきた追突前に緊急停止する自動ブレーキを、軽自動車にも装備することを考えろと提案している。 もうすぐ、4人に1人が後期高齢者になる恐ろしい時代が来る。それまでに「人殺しの道具」のような自動車を、人を殺さない道具に変えるために、自動車会社は研究費を注ぎ込むべきである。もはや燃費や操作性などどうでもいい。安全、安全、安全、これしかない。それができないのならば、車を廃止して共有の乗り物に変えるしかないと、思うのだが。 さて、今週の週刊誌もトランプ米新大統領について多くのページが割かれている。だが、残念ながら表層を撫でているだけで、なるほどと頷けるような内容は見当たらない。それは新聞も同様である。 文春は「トランプ『裏の顔』」、新潮は「『トランプ大統領』25の疑問」。文春で注目すべきは、ジャーナリスト山口敬之氏のこの部分である。 「安倍は9月訪米時に、自ら動いた。ニューヨーク在住の日本人を介して、トランプ陣営の幹部を務めるウィルバー・ロスと極秘会談を行ったのである」 ロス氏は投資ファンドを率い、トランプの経済顧問も務めているという。トランプはロスに、「今日の会合に出席できずに残念」という安倍宛のメッセージを託し、トランプは日米関係の重要性を十分理解している、貿易赤字縮小のために日本の努力に期待するという意見交換をおこなったというのだ。安倍は外務省情報を信じられず、万が一が怖くて仕方なかったのだろう。 新潮によると、副大統領に就任が決まっているマイク・ペンスは弁護士を経て下院議員を6期やり、インディアナ州知事も務め、来日経験も何度も豊富だそうだ。だが、かなり右寄りの思想の持ち主で、アメリカの議員のリベラル度からいうと、オバマが100人の上院議員の中で一番リベラルで、「ペンスは全下院議員の中で5番目に保守的な政治家」(産経新聞の古森義久氏)だそうだ。 メディアは、トランプを支持したのは学歴の低いプアホワイトだった報じているが、米ABCニュースが行った詳細な調査では、世帯収入が3万ドル以下の低所得者層のうち、トランプに投票したのは41%にすぎず、ヒラリーは53%であった。 一方、年収が5万ドルを超えるすべての所得層で、トランプはヒラリーを上回り、白人有権者も49%がトランプ支持、ヒラリーは45%だったという。ゆえに、無教養なブルーカラーの白人がトランプを支持したというのはデマだというのだが、私には納得できない情報である。 ニューズの今号はトランプについての大特集をやっているが、こちらはさずがに読み応えがある。そこにはトランプのアメリカの負の部分に対する危惧で埋め尽くされている。 まずはメディアの間違いについて。メディアはトランプ阻止に執着するあまり、「フェアネス(公正さ)」を見失い、自らが見たい「現実」にとらわれ、別の現実を見落としてしまった。今でも「これほどアメリカ人がバカだったとは思わなかった」と言わんばかりの論調を続けているメディアがあるが、そんなエリート主義がアメリカの趨勢を見誤ったのだ。 米軍駐留費の大幅な負担増については、30年あまりトランプの発言を調べてきた米ブルッキング研究所のトーマス・ライト研究員に言わせると、以前から懐疑的で、日本やドイツに負担増を拒否された場合は、「それを口実に一方的に防衛義務を果たさないこともあり得る」。日米安保条約破棄もトランプの信条としては、あってもおかしくないとニューズは言う。 だが、アメリカの知識人たちの嘆きは深刻である。ニューヨーカー誌のデービッド・レムニック編集長はトランプの勝利は「移民排斥、権威主義、女性蔑視、人権差別を掲げる国内外の勢力の勝利だ。それはアメリカの共和制にとって悲劇にほかならない」と語っている。 同誌のシニアライター・カート・アイケンワルドは、トランプがこれまで歩んできた道は、「他人の財産やキャリアをつぶして成功を手に入れ、それを自慢してきた。他人の手柄は奪い、自分の失敗の責任は他人に押し付ける。そうやってエゴを無限に膨らませてきた」。トランプは大統領になってもこれまで通り振る舞うだろうが、そうすれば共和党は空中分解し、アメリカも、と結んでいる。 また、トランプが世界中で「TRUMP」名義使用権を売って稼いでいるトランプ・オーガニゼーションが、ビジネスと商売の利益相反を各国間で引き起こす可能性を指摘し、大統領になってからは、「彼の会社がすぐに閉鎖されるか、トランプ家から完全に切り離されるのでない限り、アメリカの外交政策は売りに出されたに等しい」と、トランプが大統領という肩書を利用して、国益よりもビジネスを優先するのではないかと手厳しい。 言ったことを後で問われると、言っていないとシラを切り、口から出任せの暴言、放言を繰り返す「セールスマン」(「ニューズ」)に、世界は振り回されることになる。 だが、彼は民主的に選ばれたのだ。敗戦後、ヒラリーが言ったように「この結果を受け入れ、彼にこの国をリードするチャンスを与えなければならない」。しばらくこの男の動向を見守り、冷静に対応することこそ、今の日本に一番必要なことである。 最後に、熱狂的な若者の支持を得たB・サンダースが、「世界」12月号で語った言葉を添えておく。 「今日のアメリカの恐怖の一つは、悲しいことですが興味深いことに──白人の労働者階級、ことに女性の平均寿命が急激に下がっていることです。それは絶望と密接な関係があります。劣悪な仕事、無職、麻薬への傾倒、アルコールへの傾倒、自殺への傾倒。ですから、偏見に基づいた選挙運動で人びとの支持を得るトランプの能力もまた、人びとが経済的に傷ついた時、誰かを非難する必要があることと関係しています」 トランプ誕生という意味を深く考えずに、もしかすると、ひょっとすると、日本にとって福になるかもしれないなどと、根拠のないあらまほしいだけの記事作りをすべきではない。トランプ個人はもちろんだが、こうした人間を支持し、大統領にまでしてしまったアメリカという国の病の重さを、今はじっくり考えるべきときである。 【巻末付録】 ポストは巻頭が女子アナ「加藤綾子 笑顔の秘密」。確かに魅力的な女性だとは思うが、実力以上に持てはやされている気がするのは、私のひがみか。 後半は「写真家・早田雄二と昭和の女優たち」。やはり最初は原節子。これほどの存在感のある女優は、もう出てこないだろう。 地下倉庫の秘宝写真館は袋とじ「白石まるみ」この女優の記憶はまったくないが、88年当時では大胆なポーズを撮るかわいい子だったんだろうね。 現代は日活ロマンポルノの新作、園子温監督が抜擢したという「女優 冨手麻妙 独占ヌード」。彼女を使ってどんなロマンポルノを園監督が撮るのか、楽しみだ。 さらには「人妻OL 平塚千瑛の不倫日記」。袋とじは「元祖美乳 高瀬春奈 『幻のヌード』をスクープ公開!」。彼女、連続テレビ小説『いちばん星』のヒロインだったんだね。清純そうで肉感的。洋酒のカレンダーの写真だというけれどなかなかの脱ぎっぷり。 というわけで、今週は両誌互角と見て引き分けにする。 (文=元木昌彦)「週刊文春」11/24号 中吊り広告より
芸能界のドン・周防郁雄氏は控えめな男!? 気鋭のノンフィクション作家も、レコ大買収騒動には迫れず……
今週の注目記事・第1位 「<FBI長官、プーチン、イーストウッド…>『トランプ応援団』だョ! 全員集合」(「週刊文春」11/17号) 「『トランプ大統領で本当に良かった』と、大マジメに話す人たちの声に耳を傾けてみた」(「週刊ポスト」11/25号) 「トランプが世界経済をぶっ壊す」(「週刊現代」11/26号) 1位 「芸能界のドン・周防郁雄<バーニングプロダクション社長>がすべてを語る」(「週刊現代」11/26号) 2位 「レコード大賞審査会<11・7>『オフレコ議事録』」(「週刊文春」11/17号) 3位 「『黒田総裁』白旗で『日本銀行』と『日本財政』の環流先」(「週刊新潮」11/17号) 4位 「『プーチン』をご贔屓の地元旅館で遇する『安倍総理』の前代未聞」(「週刊新潮」11/17号) 5位 「[フィリピン]イスラム過激派[アブサヤフ]に『69歳の日本人』! 衝撃写真」(「週刊ポスト」11/25号) 6位 「市川海老蔵『京都・祇園で女性問題』全真相」(「週刊現代」11/26号) 7位 「雲隠れのまま辞任! 愛欲の虜『日教組委員長』が『息も絶え絶えです』」(「週刊新潮」11/17号) 8位 「【交際6年、機は熟したか】内田有紀が柏原崇とお忍びデートで向かった子宝神社」(「フライデー」11/25号) 9位 「SMAP香取 解散回避できないなら『アメリカへ行く』」(「フライデー」11/25号) 10位 「『長生きする酒』『早死にする酒』その飲み方がわかった!」(「週刊ポスト」11/25号) 11位 「堺正章“さらばチューボー”22年の長寿番組が年内終了」(「週刊文春」11/17号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週はトランプ大統領誕生のニュースで持ちきりだが、週刊誌は文春、新潮が締め切りが間に合わず、現代、ポストはアラララの内容。 ほかには見るべき記事はないので、トランプ以外は順位なし。 文春も新潮も、朴槿恵(パク・クネ)大統領のスキャンダルがよほどうれしいのか、ともに巻頭でやっているが、これまでの報道を繰り返しているだけで、新味はない。 同様に、小池百合子都知事に関する追及記事も内容が薄くなってきた。小池都知事が、豊洲移転も五輪施設に関しても、一番追及しなくてはならないのは石原慎太郎元都知事である。 だが、本人は逃げの一手だし、小池都知事もイマイチ追及が甘い。この辺が小池の限界かもしれないが、それでは都民が許さない。 焦点は、小池が最後の詰めをどう持っていくのかに絞られた。トランプ誕生で一番ホッとしているのは、世間やメディアの関心がアメリカに向かったことで、少し休めると思っている小池都知事本人ではないのか。 文春が、堺正章の『チューボーですよ!』(TBS系)が年内で終了すると報じている。22年続いた長寿番組だ。始まった頃はよく見ていた。アシスタントの雨宮塔子と堺の掛け合いが面白く、街の巨匠といわれる「うまい店」が紹介されるのも楽しみだった。 最後に雨宮がゲストに、作った料理に「星いくついただけますか?」と聞く。三つ星が最高で、堺が「星三ついただきました~ッ」と喜ぶのが決まりだった。深夜番組のひとつのスタイルを作ったが、堺も70歳、体力的にキツくなったから降板するそうだ。 先夜、友人たちとの酒の席で、フリーはいくつになったら現役を退くべきかという話題になった。私は70歳が線引きではないかといったが、気がついたらもうすぐ71になる。現役を退くタイミングを逸してしまった。そろそろ消えなければ。 ポストに、酒の飲み方で長生きできるという記事がある。飲んべえとしては見逃せない。 11月2日、フランスのパリで開かれた「世界がん会議」で、アルコールを最も発がん性が高いグループに分類したという。アルコールはアスベストやダイオキシンと同じだというのだから、ビックリポンだ。 アルコールが肝臓で分解されると、アセトアルデヒドという発がん性物質がつくられる。日本人の44%は、これを分解する酵素の働きが遺伝的に弱く、がん化する危険性が高いというのである。 えらいこっちゃ。酒は命を削るカンナといわれる。なんとかならんのか? 週3日、休肝日を設けろといわれるが、そんなもんムリやで。また、焼酎やウイスキーのお湯割りは、食道や胃に負担がかかるから、水割りのほうがいいそうだ。 キムチ鍋なども、キムチに含まれる香辛料が食道や胃に強い刺激を与えるからよくない。理想的なのは湯豆腐だという。豆腐にはLシステインという、代謝を促進するアミノ酸と細胞膜を構成するレシチンが含まれているから、内臓へのダメージを減らす効果あり。白菜、ネギ、ニラも、細胞の修復効果ありだそうだ。 飲んだ後のシメには、お茶漬けやラーメンではなく、蕎麦がいい。とろろ蕎麦やなめこ蕎麦がオススメ。 今夜は、湯豆腐となめこ蕎麦で酒盛りと行こうか。だが、一番いけないのは飲みすぎだそうだ。ご注意あれ! ところで先週、トランプ新大統領誕生に唯一間に合ったのがフライデー。暴言王トランプに「日本はひどい目に遭う」とタイトルを打っているが、ここに書くべき新たな情報はない。 同誌はSMAP解散について、香取慎吾が「解散できないならアメリカへ行く」と言っていると報じている。「いつジャニーズを辞めてもいい」「芸能界に未練はない」「アメリカへ行って、好きな絵を描きたい」と周囲に公言しているというのだが、読んでみると、解散が回避されればアメリカ行きはあり得ない、NHK『紅白歌合戦出場』も、特別枠で出場することは可能で、NHK側との交渉は続けられているというから、お騒がせグループのわがままがいまだに続いているようである。 いい加減、いい年なんだから、各人が今後の活動についてはっきり意思表示をするべきではないか。 同じフライデーが、6年越しの付き合いになる内田有紀と柏原崇が、忍んで行ったのは日光東照宮のすぐ近くにある二荒山(ふたらさん)神社だったと報じている。 ここには「子宝石」と呼ばれる巨大な石があり、子どものいない人は子を授かり、妊娠中の人は安産だといわれているそうだ。 内田は40歳、柏原39歳、ともにバツイチ。内田にとっては子どもが授かれば、高齢出産となる。結婚、出産となるのか、はたまたその逆か。どちらにしても、めでたいことになりそうだ。 私は、デビュー当時の内田を知っているが、素直なかわいい子である。幸せを祈りたい。 以前、新潮が報じた、日教組委員長・岡本泰良氏の不倫&組合費の私的流用疑惑だが、逃げ隠れしていた岡本氏が「雲隠れのまま辞任」するそうだ。 だが、こうした前代未聞の不祥事にも、「辞任は当然ですが、本来、組合員が横領で告発しても良いレベルの案件。そうした動きがひとつも見えてこないのは教育者の団体として情けない」(教育評論家・森口朗氏)。新潮の言うように、この組織自体が息も絶え絶えなのだ。 現代が珍しく市川海老蔵の女性スキャンダルと思ったら、この話はすでに月刊誌「新潮45」11月号で取り上げていたそうだ。 その後追いだが、祇園の未成年の舞妓Mさんが、『都をどり』の出演を最後に今年の5月に引退したことから、以前からMをかわいがっていた海老蔵が手を出した、というウワサが立っているというのだ。 彼女、海老蔵のブログにもたびたび登場していたそうで、そりゃあ、かわいい子だそうだ。 あの海老蔵ならやりそうだ。そう思われるのも人気のうちだが、読む限り、Mの父親の具合が悪く、それが辞めた理由だそうだ。 妻ががんで苦しんでいるのに、亭主が祇園で女と遊んでいるとは……と、勢い込んで取材したのだろうが、今の海老蔵は暴れていた昔とはチト違うようである。 まあ、あれほど「色悪」を体現している役者もいないから、モテるのはしょうがないと思うがね。 ポストは、外務省と公安が追いかけているという日本人男性(69)が、イスラム名を名乗り、武器を持って過激派と行動を共にしているという情報があると報じている。 この男は、2010年にフィリピンでイスラム過激派に拉致された人物の可能性が高いというのである。 日本に妻子がいたが、フィリピンで現地の女性と結婚し、貿易やレンタルビデオ店を経営していたという。その後、ミンダナオ島に移り、鍼灸診療を行う店を開業したが、04年頃に消息を絶ったそうだ。 以前、イスラム教が好きだと言っていたという。入手した写真では、戦闘服を着てカラシニコフを構え、精悍な顔つき。 ベトナム戦争のころは、日本から志願して米軍に入った日本人もかなりいた。イスラム過激派になった日本人がいてもおかしくはないが、なぜ戦闘員になったのかを聞いてみたいものだ。 新潮が、プーチンロシア大統領が訪日するとき、安倍首相が、自分の贔屓の地元・山口県長門市にある老舗旅館「大谷山荘」を使うのは、「故郷に錦を飾りたいだけ」(政治評論家・森田実氏)だと批判している。 だがこの旅館、創業から135年、天皇も泊まったことがある名門旅館で、それにしては平日朝夕食付きで1人1泊2万円前後だというから、比較的リーズナブルだと思う。 いいではないか、故郷に錦を飾るのは。こんな言葉は今では死語に近いが、「少年よ、大志を抱け」と同じく、忘れてはいけない言葉だと思うよ。 同じ新潮が、日銀黒田総裁の「失敗」を取り上げている。任期中に物価上昇率2%は達成できないと黒田総裁は白旗を掲げたが、ゴメンで済む問題ではない。 何しろ「10月31日の時点で日銀が抱える長期国債の銘柄別残高は348兆4,117億円」(シグマ・キャピタルの田代秀敏チーフエコノミスト)にもなるのだから。 日銀には7兆円以上の自己資本があるが、「これを含み損に補填したとしてもまだ追いつかず、現状では差し引き約1兆7,000億円の債務超過になっている」(同)という。 数字を見ているだけで気の遠くなる金額であり、インフレになって銀行間の取引金利を引き上げ、物価を抑制しようとしても、政策金利を1%上げただけで3兆円の金利を日銀は払わなければいけないそうだ。 そうなると、手持ちの自己資本など2~3年で消えてしまう。私には何のことかさっぱりわからないが、黒田日銀の大失敗は日本経済に暗い影を落としたことだけは間違いない。昔なら、切腹ものだ。 文春が報道した「レコ大」大賞をカネで買ったというスクープは、ほとんどのメディアがダンマリを決めているが、11月7日にTBS本社で今年のレコ大の2度目の審査会が行われたそうだ。 だが、この問題を調査しようという声は上がらず、今年も、バーニングプロダクション周防郁雄氏の息のかかったライジングプロのふわふわ「フワフワSugar Love」や西内まりやの「BELIEVE」、バーニング幹部の某氏が推す西野カナが有力だという。 自浄作用のない業界は腐敗し、潰れる。これが一番当てはまるのが、芸能界であることは疑いようがない。 現代がレコ大を含めて芸能界を牛耳り、ドンの名を欲しいままにしているバーニングの周防氏をインタビューしている。 このところ、芸能界の裏話を追いかけて連載しているノンフィクション作家の田崎健太氏がインタビューしている。 周防氏も75歳。こうしたインタビューに出てくることは珍しいから、出しただけでも、ある種のスクープではある。 だが、いま出すのなら、文春のスクープについて聞かなければ何にもならないと思うが、それが条件なのであろう、今回はそれについて聞いていないのがもの足りない。 新栄プロという演歌専門のプロダクションで働き始め、運転手をやったりサイン色紙を売ったりと、それなりに頑張ったそうである。 懐かしいTBSの音楽プロデューサー渡辺正文氏の名前が出たり、バーニングの由来、郷ひろみ移籍問題、メリー喜多川氏のことなど話してはいるが、どうということはない内容である。 田崎氏は周防氏が「ぼくは口下手なんです」と言ったとか、「想像とは異なり、芸能界の『ドン』は最後まで控えめな男だった」と書いているが、私が知る限り、彼は酒は飲まないが、舌はかなり回るほうである。 田崎氏も、「ところで、レコ大の1億円の話ですが、あれは本当なんですよね」と、聞いてみたらよかったのに。そうすれば、周防氏が無口で控えめではなく、すごみのある饒舌ぶりを聞くことができたはずである。 そういう意味でも、残念なインタビューではある。 さて、トランプの話題に行く前に、現代に謝らなければいけない。 先週号で現代は、「えっ、えっ、トランプ? アメリカ大統領選大どんでん返し」という特集を組んでいたのを、まったく扱わなかった。 もちろん、記事を作った時点ではクリントン優勢で、「トランプ? 冗談だろ~」というのが大勢だった。 私もそう信じていたから、現代を読むことさえしなかった。失礼した。 これは現代のスクープである。今から読み直しても、今週の現代の記事よりナンボかいい。 ということで、トランプに行こう。 ドナルド・トランプ氏が45代米大統領に就任することが決まった。最悪と最低の大統領選は、最低が制した。 世界中のメディアが“衝撃的”“驚愕”という表現で、トランプショックの大きさを表した。トランプ勝利は、アメリカメディアの敗北をも意味する。ほぼすべてのメディアは、したり顔でヒラリー・クリントン支持を表明した。彼らは民意を汲み取っていなかったばかりか、メディア不信を増大させ、反発を招き、トランプ支持への流れに手を貸してしまったのである。 日本のメディアだが、11月10日の読売新聞の1面に掲載された国際部長・飯塚恵子氏の冒頭の言葉が、メディアがいかに民意に無知であったかをよく表している。 「米国で、こんなに怒りや不満を抱え、『疎外』されていた人が多かったのか、と驚くばかりである」 11月5日に放送されたNHKスペシャル『揺らぐアメリカはどこへ 混迷の大統領選挙』は、白人労働者層がアルコールやドラッグに溺れ、死亡率が増加するオハイオ州を取材していた。そこで検死官がこう語っていた。 「こんなひどいのは経験したことがない。ここは教育もなく仕事もなく、未来や希望もない人々の末路です」 こうした人たちをヒラリーは「トランプ支持者はデプロラブル(惨め)な人々の集まりだ」と逆なでする言葉を吐き、自身の私用メール問題もあり、自滅していった。 トランプ陣営の、選挙方法のうまさも際立っていた。陣営は、選挙によく行く有権者ではなく、普段はあまり選挙に行かないが現状に不満を持つ有権者を掘り起こし、トランプ支持を訴えて投票に行かせた。この手法は、日本の野党がすぐに見習うべきものであろう。 少し週刊誌に触れよう。トランプ当確が伝えられたのは9日の夕方。午前中はまだヒラリー優勢と米メディアは報じていた。これほどの大ニュースだが、残念ながら文春、新潮は締め切りが火曜日で間に合わない。さぞかし臍をかんでいることだろうと思って、朝の新聞を見ると、文春の広告の中に小さいながら「『トランプ応援団』だ! 全員集合」という見出しがあるではないか。 2ページの記事で、冒頭「泡沫候補が、ここまで来るなんて誰も思っていませんでした」というジャーナリストのコメントがあるが、これは「よく戦ったが、結果は」と、どちらにも取れる表現。 クリント・イーストウッドやマイク・タイソン、デニス・ロッドマンらトランプ支持のコメントや、11月7日にトランプと会ったといわれる(新潮によると、石原慎太郎氏も同行する予定だったが、血圧が高く断念した)、亀井静香氏の訪米目的を語るコメントがあるが、これもトランプが負けてもいいような内容である。 末尾の国際政治学者・三浦瑠麗氏のコメントの中に「大統領選の結果を見れば分かる通り、トランプ的なものを支持したのはアメリカの半分で、残りの半分の世界観とは完全に分断してしまったのも確かです」とあるが、これもどちらとも取れる。 結びは「新大統領の前途は厳しい」。新大統領と書いてあるだけだから、トランプが勝った場合でもいいように、この表現にしたのであろう。苦心の跡が、そこここに見られる。 だが、ザッと見たところヒラリーに関しての記事はないようだから、トランプ勝利の可能性を考えて記事づくりをしたに違いない。私も月曜発売の週刊誌をやっていたからわかるが、選挙やスポーツの結果を予測して記事を作ることは難しい。 まして今回のような接戦の大統領選を予測し、記事を作ることは難しかったはずである(もっと広告を派手に打てばよかったのに)。 さらに、先ほども触れたが、現代は「大どんでん返し」とトランプを予想していた。これは天晴れである。私の頃だったら「局長賞」をあげていただろう。 予想せざるトランプ大統領誕生に、安倍首相は特使を出し、新聞報道によれば17日にも会談の予定だという。オバマが現職でいるのに失礼だと思うのだが、安倍の慌てぶりがよくわかる。 各紙の社説も、トランプの手法は「露骨なポピュリズムそのものだ」(朝日新聞)、共和党はネオコンやティーパーティーなどと強調するうちに方向性を見失い、「トランプ氏という『怪物』を出現させた」(毎日新聞)、「米国政治の劣化は深刻である」(読売新聞)、と、日本も同じ惨憺たる状態であることを脇に置いて論じている。 産経新聞などはこの機会に便乗して、安倍首相は「具体的な防衛力の強化策を講じることが不可欠」だと、さらに軍事力を増やせと煽っているのである。 先週のニューズウィーク日本版には「トランプ大統領は独裁者になるのか」という記事がある。 同誌のワシントン支局長は、もしトランプが大統領になったとしても(あくまで仮定としてだが)、トランプはヒトラーでもなければファシストでもない。独裁者にはなれないと断じている。 「実際には、トランプ大統領の時代はごく地味になるだろう。(中略)トランプは自分の能力と男らしさに自信を持っている。とはいえ、三権分立のアメリカの政治制度には太刀打ちできない。(中略)大統領は本質的に立場が弱く、他の人に自分の望むことをさせるには、説得の力を使うしかない」 内田樹氏は『街場のアメリカ論』の中で、アメリカの有権者は表面的なポピュラリティに惑わされて適正を欠いた統治者を選んでしまう彼ら自身の「愚かさ」を勘定に入れて、統治システムを構築していると記している。 「いかにして賢明で有徳な政治家に統治を託すかではなく、いかにして愚鈍で無能な統治者が社会にもたらすネガティヴな効果を最小化するかに焦点化されているのです。そのために配慮されるのは、まず、『権力の集中』を制度的に許さないことです」(『街場』より) 米大統領より、日本の首相のほうがはるかに大きな権限を持っていることは、安倍が日銀に介入したり、安保法制を強行採決したことでもわかる。 劣化した国を「偉大なアメリカを取り戻そう」というだけで大統領の座を得たトランプは、同じようなスローガンを掲げて就任したロナルド・レーガンを思い起こさせる。 好戦的だと思われたレーガンは、ソ連と過去最大規模の軍縮協定を結んだし、ベイルートで米海兵隊兵舎が爆破されても反撃せず、撤退させた。 だがトランプも、批判者を認める柔軟なイデオロギー、交渉力、コミュニケーション力といったよい点を備えているが、「しかし、欠点がそれらを台無しにしてしまう。他宗教へのかたくなな態度、メキシコ人への侮辱、傲慢極まりない姿勢などだ。 トランプが大統領になっても、強烈な個性と弱いものいじめだけで記憶され、取るに足りない存在として歴史の教科書に名を残すだけだろう」と書いているが、トランプ大統領が現実になる前に書かれた文章だとしても、楽観的すぎると思う。 どうせ、失うものなど何もない。既成の政治家は、われわれ貧しい者には目を向けず声を聞いてもくれない。それを聞こうとしたフリをして見せたのが、不動産で巨万の富を築き、弱者のことなど考えたことなどなかったトランプだったところに、アメリカの底知れぬ悲劇がある。 アメリカの背中を追い、アメリカの物真似しかしてこなかった日本は、宗主国の迷走をただ黙って眺めるだけである。そうしてアメリカ、日本、世界の崩壊は早まっていくのだろう。 ということで、月曜発売の現代とポストを見てみよう。ポストはトランプ大統領で本当に良かったと、大マジメに話す人たちの声に耳を傾けてみたと、編集部はそうは思わないが……という姿勢を表に出している。 その上で、安倍首相とトランプはレーガンと中曽根の「ロン-ヤス」関係を超える、「ドン-シン」関係を築くのではと見ている人がいるとしている。 私はこれにロシアのプーチン大統領を加えて、「ドン-プー-シン」となるのではないかと思うのだが。 トランプがいう「在日米軍撤退」ならば、日本は自主独立のチャンスである。アメリカに守られ頼って生きる時代、つまり戦後が終わることになるといわせているが、私は違う意味で「自主独立」の最後のチャンスではないかと思っている。 だが、今のアメリカのポチ・安倍では、そんなことを考えられはしない。 トランプは中間層や低所得者層への大幅減税や法人税の大幅引き下げを公約しているし、奨学金がないと学校に通えない状態を改めると言っているから、トランプノミクスが日本の株を押し上げ、強いドルを目指すから円安になり、来年春には株価2万円台に回復すると、ノー天気な話を取り上げている。 この特集の中で頷けるのは、トランプには暗殺の危険があるということである。 それでなくても東と西海岸では、トランプに反対する大規模なデモが起こっている。イスラム系の住民を追い出すようなことが実行されれば、ISだけではなく、世界中の過激派を敵に回すことになる。命は、いくつあっても足りないはずだ。 ところで、先ほど誉めた現代だが、今週の記事「トランプが世界経済をぶっ壊す」は、あまりいただけない。 最初の、今回の大統領選はエリートとマスコミの敗北というのは理解できる。だが、トランプノミクスで、2月になれば日本株が「爆上げ」し、世界中の景気がよくなるとは、とても思えない。 それも、湯水のようにカネをばらまいて、橋も道路も造り直し、日本の昔のバブルの頃のようなことをやるというのだが、そんな余裕は今のアメリカにはない。 トランプとの付き合い方を、スナイダーという米スタンフォード大学太平洋研究センター研究副主幹がこう言っている。 「いま日本が行うべきことは、ただ一つ。徹底的にトランプ氏に媚びへつらうことです。『日本はあなたのことが大好きです。あなたはとても賢く、素晴らしい人だ。日本国民は、あなたの大統領就任を心から待望している』」 ふざけてるのか? 今だって安倍首相はアメリカに媚びへつらっている。これ以上やったら「バカにしてんのか!」と怒るはずだ。だが、これはアメリカの本音でもあろう。 今まで通り、オレたちの言うことを聞いていればいいのだというのである。 TPPは完全に終わったし(これはよかったと思う)、NAFTA(北米自由貿易協定)も破棄される可能性が高い。 地球温暖化にも無知なトランプでは、世界からバカにされるのがオチだろう。 「イスラム圏からアメリカ企業が引き始めたら、日本の商機が出てくる」などとバカなことをいう人間まで登場させている。 中でも山内昌之東大名誉教授と対談している佐藤勝氏は、 「トランプは、非常に強かで有能な人物であるにもかかわらず、あたかも無能な人物であるかのように描かれてきたことが(当選すると思われなかった=筆者注)原因でしょう。(中略)トランプを歓迎するのは、既存の秩序を変更したいと願う国々。ロシア、中国、北朝鮮などです。日本にはそうした国の言語へのアクセスを持つ人々が少ないがゆえに、トランプが愚鈍な候補であるかのようにカリカチュアライズ(戯画化)されてしまったのです」 と、今になってトランプ有能説を唱えているのは、読んでいてあきれた。 確かに選挙戦略はクリントンより優れていたかもしれないが、これは参謀が優秀だったのだ。もし彼が選挙戦中の暴言を全部ひっくり返すほどの人間なら、少しは彼を見直すかもしれないが、そうではあるまい。 イギリスのEU離脱より、トランプショックのほうが世界はもちろん、日本に与える影響も甚大なはずだ。 談志のオヤジではないが、バカは隣の火事より怖いのである。 【巻末付録】 現代からいこう。巻頭は「深田恭子 未公開水着を独占公開!」。やはり持っている女は、水着でも引きつけるものがある。後半は「密着ルポルタージュ いま急増している 私たちが『女性器を整える』理由」。女性器を「整形手術」する女性が増えているというのである。 中には、セックスするとき痛くて仕方ないという女性もいるようだが、膣力をアップするために手術を受ける人もいるそうだ。ご苦労様。 お次は「中村優 第三話 情熱」。「美しい人妻 並木塔子」。この塔子ちゃんが、意外にいい。 袋とじは「史上最も美しいプロレスラーが帰ってきた! 井上貴子 あの素晴らしいヘアヌードを再び」。彼女まだ現役だそうだ。50歳近いというのに、こちらもご苦労様です。 ポストは巻頭カラーで「朝比奈彩 魅惑のランジェリー」。後半は日本の深夜をコーフンさせた伝説のお色気情報番組「トゥナイト2 美女リポーター大集合!」。そんな番組があったな。 袋とじは、地下倉庫の秘宝写真集第4弾。「真梨邑ケイ」。本格ジャズシンガーで美人。一時は一世を風靡したのに何が悲しくてこんな姿に! 大胆さでいったら、これに敵うものはなかなかない。 体はすこし崩れが目立つが(失礼!)、これを見て欲情しないヤツは男じゃない。 彼女も、もう還暦が近いのか。あの頃はきれいだったね。 あとはいつもの「桐野女史 ワケアリの女」。今週は大胆、欲情させるという2つを見事に体現している真梨邑ケイ、ポストの勝ち! (文=元木昌彦)「週刊文春」(11/17号、文藝春秋)
レコード大賞1億円不正に「ドンの謝罪」は無意味? “本当のドン”を前にメディアは沈黙で……
今週の注目記事・第1位 「“レコード大賞のドン”謝罪告白」(「週刊文春」11/10号) 第2位 「いよいよ上がり始めた『日経平均』2017年乱発する『10倍株』を掴め」(「週刊ポスト」11/18号) 「日銀の『極秘レポート』入手 株価1万3000円割れ、1ドル80円の衝撃」(「週刊現代」11/19号) 第3位 「朴槿恵と女帝と元夫 洗脳と我欲で染まった『青瓦台の三角関係』」(「週刊ポスト」11/18号) 「朴槿恵を追い詰めた“ラスプーチンの娘”と“謎のホスト”」(「週刊文春」11/10号) 第4位 「『大麻を取り戻す』安倍昭恵総理夫人が語る高樹沙耶との友情」(「週刊文春」11/10号) 第5位 「<『22時強制消灯』で働き方に大変化が!>今日の一番乗りは誰だ? 電通で急増する『始発勤務』」(「フライデー」11/18号) 第6位 「え? 辞めないの?『籾井続投』説にNHK局内も騒然」(「週刊現代」11/19号) 第7位 「事務所公認を獲得! 『宮沢りえ』が『森田剛』と堂々デートの現場報告」(「週刊新潮」11/10号) 第8位 「『小池劇場』大混乱 暴走ブレーンvsドン内田のスパイ」(「週刊文春」11/10号) 「小池百合子を採点する!」(「週刊朝日」11/11号) 第9位 「『日本一の嫌われ都市』名古屋の生きる道」(「週刊朝日」11/11号) 第10位 「『痛い死に方』ランキングワースト50<史上初の徹底調査>」(「週刊現代」11/19号) 第11位 「『してはいけない運動』『しなくていい運動』」(「週刊ポスト」11/18号) 第12位 「草なぎ剛、本誌直撃に笑顔『SMAP解散回避!』の可能性」(「フライデー」11/18号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週も小粒な記事が多く、新潮などは特集なし(日本のがん治療はここまで進んだという特集はあるが)で、ワイドばかりでお茶を濁している。 とまあ、ぐずぐず言わずにフライデーからいこう。 少し早いが今年1年を振り返れば、熊本大地震、トランプ旋風、ゲス不倫、SMAP騒動の年となるのかもしれない。 今年の掉尾を飾るのは『紅白歌合戦』大トリのSMAPによる「25年間ありがとう」メドレーで決まりだと、私は思っている。 それを後押しするファンの新聞ジャック・イベントが11月1日と2日に行われた。東京新聞の読者投稿ページ「東京くらしネットToKToK」は有料にもかかわらず130人以上の「解散しないで」という悲鳴のようなファンの投書で埋まった。 歌も踊りもたいしてうまくはないと思う5人組がここまでやってこられたのは、こうした熱狂的なファンのおかげである。 5人は顔も合わせないほどギクシャクしているから、一緒のステージに上がるのは無理だという見方がある。いい知恵を授けよう。 ステージに5つの檻をつくり、5人を一人一人入れる。隣が見えないように横には壁をつくる。そうして5人が歌い踊るという趣向だ。 エルビス・プレスリーの映画『監獄ロック』をステージ上に再現すればいい。いかがだろうか。 フライデーは「草なぎ剛、本誌直撃に笑顔 『SMAP解散回避!』の可能性」という記事をやっている。 何のことはない、六本木のカフェに現れた草なぎにフライデーが直撃。 「『紅白歌合戦』に出演することをファンは望んでいます―質問はドアに遮られたが、車に乗り込んだ草なぎはニヤリと笑っていたのである」というだけのものだが、「SMAPの紅白サプライズ出演はあるのか。それを実現させるべく動いている人間が『ジャニーズ事務所内に一定数いる』(ジャニーズ事務所関係者)」そうである。 視聴率40%前後まで落ちた紅白の起死回生はこれしかないだろう。事務所側もこれをやればNHKに多大な恩を売れるから、必死で5人を説得するはずだ。 かくして帝国とまで呼ばれたジャニーズ事務所は、SMAP解散とともに衰退への道を辿るのであろう。 ポストは長生きしたければ、こうした運動をしてはいけないと特集している。 ラジオ体操はオーバー60歳には向いていないそうだ。 なぜなら、ラジオ体操が普及し始めたのは昭和26年頃で、その頃の男性の平均寿命は60.8歳だった。 高齢者の運動能力が低下するのは脚や腰や下半身だが、ラジオ体操には下半身の運動機能を強化したり、維持する運動は入っていないからだという。 1日1万歩というのも、そのスピードではぜんぜん意味がない。電車やバスで座らないと半月板を傷める。 冬の早朝マラソンは脳卒中や心筋梗塞などのリスクがある。ゴルフ・水泳・自転車の死亡事故が増えている。 ベターッと地に脚がつくストレッチは背骨に負担がかかりすぎるというのだ。 先週ポストで、100歳長寿の人たちは肉や天ぷら、カツ、すき焼き、寿司など高カロリーなものを好んで食べていると書いていた。 幸い私の食欲は衰えていないから、この時期、すき焼きで日本酒といきたいね。肉は高いから肉抜きで……と思ったら、葉物がバカ高い。春菊280円、白菜650円。給食を取りやめた小学校も出ている。 「三重県鈴鹿市立の全30小学校と13幼稚園が今年度、給食を2日間中止する。野菜価格などの高騰が理由だ。安い食材に切り替えて給食を続ける自治体が多い中、鈴鹿市は『安全面を重視』して判断したという」(11月4日05時23分asahi.comより) 貧しいヤツは肉はもちろんのこと野菜も食べるなということか。しかりしこうして我が家のすき焼きは、焼き豆腐とタマネギ、シラタキに豚の三枚肉という“布陣”になったのであった。 現代に嫌な特集が載っている。痛い死に方のランキングである。どうしてこんなものをやるのか首をかしげざるを得ないが、怖いもの見たさで読んでみた。 私は肺がんが一番苦しいのかと思っていたが、なんとランキングは第7位である。 1位は膵臓がん。膵臓の周りには太い神経があり、そこにがんが浸潤すると激しい痛みを伴うという。 2位が間質性肺炎。続いて肝臓がん、肺気腫、多発性骨髄腫、上腸間膜動脈閉塞症ときて肺がんである。 先日亡くなった私の友人は肺気腫に肺がんを併発していた。さぞや痛かっただろうに。 いくら痛み止めのモルヒネが効くからといっても、死ぬ間際まで痛みの恐怖とも戦わなくてはいけないのはつらい。 神様、なんとかピンピンコロリと逝かせてください。 ところで、嫌われる都市というのがある。井上章一氏が書いた『京都ぎらい』(朝日新聞出版社)は大ベストセラーになったが、これは愛憎半ばするから売れたのである。 誰かが『名古屋ぎらい』などという本を出したら、見向きもされないのではないか。 週刊朝日によれば、名古屋市がインターネットで国内8主要都市の「都市ブランド・イメージ調査」を実施したら、トップの京都が37.6ポイントだったのに、名古屋はわずか1.4ポイントで、ぶっちぎりの最下位だったそうだ。 「名古屋のネガティブイメージは、1980年代にタモリが『名古屋人はエビフライをエビフリャーと言う』などと嘲笑したネタをルーツとする。『名古屋弁はみゃーみゃー言ってうるさい』『田舎臭い』などと、さんざん揶揄され、土壇場で誘致に失敗した88年の『名古屋五輪』の悪夢も、外国人タレントのコンサートの“名古屋飛ばし”も、コンプレックスに苛ませるに十分だったのだろう」(朝日) 豪華なモーニングセットで名高い喫茶店文化も、みそかつ、ひつまぶしも名古屋の名を高めるまでにはいっていない。 さらに名古屋のイメージを堕としている(失礼!)河村たかし名古屋市長は、名古屋は戦時中軍需都市だったため、都心部はほとんど焦土と化した。戦後は消失した路地を以前のように復興することなく広い道路をつくることにしたため、名古屋は人工都市で風情も情緒もなくなってしまったという。 地元で有名な学者が名古屋を「消毒都市」とネーミングしたそうだ。 トヨタのおかげで産業都市になり金儲けでは圧倒的に日本一になったが、では名古屋の魅力とは? と考えると、たしかにあまり思い浮かばない。私は中村区にある「中村遊郭跡」が好きだが、今はソープランドばかりになってしまっているのが残念だ。 さて、小池百合子劇場に翳りが出てきたようだ。小池都知事は豊洲市場の主要施設の下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、11月1日、中西充副知事(当時・中央卸売市場長)ら8人が独断的に盛り土をしなかった責任者として認定するという検証報告書を発表した。 小池都知事は現役職員の懲戒処分、退職者へも対応するよう指示した。これは当然の処分ではあるが、本丸に迫っていないと思う都民は多いはずだ。 当時は石原慎太郎知事時代である。市場の敷地全体に盛り土をする整備方針を決定したのも石原都知事自らである。 小役人たちの習性として、親分の決定事項を覆すようなことを自分たちだけでやることなどあり得ない。万が一やったとしても、スパイ網が張り巡らされている伏魔殿では、隠し通せるはずはない。 小池都知事は石原氏を議会に呼んで喚問するべきである。できないなら遠からず小池は支持を失う。 朝日は小池の3カ月を採点している。朝日の採点では「政治力は4」。「自民党とつかず離れずを演出する。なかなかの『曲者』ぶり。綱渡りの危うさはあるものの、本誌は政治力に5点満点中、『4点』をつけた」(朝日)。 「発信・パフォーマンス力は5」「行動力・リーダーシップは4」「おしゃれ度は4・5」。だが、問題は「政策立案力は3」である。豊洲移転や五輪施設問題など大向こうウケするテーマを選んでパフォーマンスするだけで、「進む高齢化や待機児童対策など、地味でも都民にとって必要な分野で具体的な政策を打ち出し、他道府県のモデルとなるのが首都自治体の本来の役目です」(中央大学の佐々木信夫教授)。 その上「問題解決力は2・5」と低い。豊洲移転はどうなるのか。五輪のボート会場を宮城県の長沼に移す案を出したが、結局は元へ戻るのではないか。 さらに小池氏のブレーンにも批判が集まっている。 「改革本部を統括する慶應大の上山信一教授は特に都職員の反感を買っている。(中略)上山氏が橋下徹氏の元でぶち上げた大阪都構想は失敗している。小池氏の命取りになる可能性がある」(都政ウオッチャー) IOCのバッハ会長に、小池氏が「仮設施設の整備費のうち都が千億円から千五百億円を負担すると記された英文の文書」を渡したが、この文書を作成したのが週刊文春によれば上山氏だという。 だがこれが都議会のドンをいたく怒らせたそうである。そんな話は聞いていない、根拠のない数字だと指摘され、急遽作成者名は削除されたそうだ。 この上山氏、コンサル長者といわれ、虎ノ門のタワマンに「推定九千万円」(文春)の事務所を構え、都内の高級住宅地に200平米を超える邸宅をキャッシュで買っているのだそうだ。 ブレーンにも批判が出てきた小池都知事が頼むのは、もしかすると安倍首相が目論んでいるといわれる来年1月解散かもしれない。 そこへ小池新党から何人か出馬させ、1人でも2人でも当選させれば、また小池人気が再現するやもしれない。 この人は、パフォーマンスをやり続けなくてはいけない運命なのだろう。 ところでアメリカ大統領選の投票日が迫っているが、クリントン陣営に打撃を与えたメール問題で、連邦捜査局(FBI)が、民主党のクリントン氏の私用メール問題について「(訴追に相当しないという)結論は変わらない」と公表した。 これでトランプ陣営の切り札がなくなり、たぶんヒラリー当選ということになるのであろうが、彼女に期待できないというより、今のアメリカには何も期待できないという深刻な事態は変わらない。 内田樹氏は先日話したときに私にこう言っていた。 「安倍晋三のような国際性の全然ない、統治能力もそんなに高くない人が、これだけ国際的な権限を持っていられるというのも、やっぱりアメリカが貧すれば鈍すだからです。アメリカにもっと力があれば、今の安倍晋三のポジションは、かつての李承晩であったり、スハルトであったり、ゴ・ディン・ジエムであったり、あの人たちとあまり変わらないんです。要するに開発独裁(経済発展のためには政治的な安定が必要だとして、国民の政治参加を著しく制限する独裁を正当化する)と同じなわけであって、アメリカの建国理念とも、価値観とも整合しない。アメリカがつくった憲法を全否定しようというような、彼らから見たらまったく世界の捉え方が違う、価値観の違う人間なんだけれど、とにかくアメリカの要求には全部イエスと言う。そういう非常に質が悪い非民主的、強権的な政治家なんだけれど、溺れるものは藁をも掴むですよ。安倍はアメリカの藁なんですよ。国際的にはどんどん求心力が落ちてきて、もはや見まわしてみると、何でもかんでも全部賛成と言ってくれるのは日本しかないわけです。そうなってくると変な話、もう日本は切れない。だから安倍さんにしてみたら、とにかく日本の国益はいくら失っても構わない、アメリカの国益を最大化する方向にということをやっていれば、アメリカからは、おまえが未来永劫、日本の統治者であってもらいたいというお墨付きがいただけるわけです。アメリカはほんとに尻に火がついちゃったんで、もうどんな手段でもいいからアメリカをサポートしてくれる、モラルサポートもファイナンシャルサポートも、あるいはミリタリーサポートでも、どんな形であれ、とにかくサポートしてくれるんだったら、何でもいい。安倍さんという人はアメリカの弱みに付け込んでいるわけです。二十一世紀に入って、開発独裁型の政治家なんて出てくるとは、誰も思っていなかったんだけれど、それがボコッと出てきた。強権的独裁政治に向かって、まっしぐらに行っているんですけれど、支援者がいなくなり世界的に孤立したアメリカからすると、安倍さんは貴重な人材なわけです。3期9年に任期を延ばして、憲法改正もできるようにしましたが、アメリカから、それはよろしくないという不快感の表明みたいなものというのがあって然るべきなんです。俺らがつくってやった憲法を反古にしようというのか、このやろうと言うのが当然なんですけれど、放置してある。言えなくなっているということは、アメリカの国力の劣化というのは、僕らの想像以上にひどいということです」 没落するアメリカにしがみつく安倍政権。ドロ船がひっくり返るとき、日本も引きずり込まれる。 今、日本人が一番に考えなくてはいけないのは、日米基軸などは白紙に戻し、アメリカとの付き合い方をもう一度真剣に考え直すこと、それである。 話はガラッと変わって、先週号で宮沢りえとV6の森田剛が付き合っていることを報じた新潮が、今週はグラビアで2人の親密写真を掲載している。 宮沢りえは29日に、都内の映画館で主演映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(監督中野量太)の初日舞台あいさつに登壇した後、渋谷のシアターコクーンで森田と寄り添いながら舞台を観劇し、終わるといそいそと帰って行ったという。 宮沢りえも40を超えて、女優としても円熟がましてきた。まあ、男も芸の肥やし。人の恋路を邪魔するヤツは……。 現代は来年1月24日に任期が切れるNHK籾井会長が続投するかもしれないと報じている。 理由は、後継者選びが難航、安倍官邸がいないんだったら籾井君でいいんじゃないかと思っているようだということだ。 そんなバカなこととは思うが、今の安倍首相が何を考えているのか、周りにもわからないそうだから、あり得るのかもしれない。 NHKの真っ当な人間にとっては悪夢のような日々がまだ続くのには、耐えられないだろうが。 フライデーが、電通が発表した22時一斉消灯が守られているか、10月28日の21時半過ぎから、外で見ていたそうだ(同様のことを『報道ステーション』でもやっていた)。 22時に何の社内放送もなく突然電気が消えた。避難訓練のように集団で一斉に外に出てくる。 1階中央の受付テーブルの周りだけに非常灯がついているが、「この頼りない灯にすがりつくように数人が業務を遂行しようとする姿が見てとれる」(フライデー)。その連中も30分もしないうちに社外に消えたという。 家に仕事を持ち帰ってやらざるを得ない者もいるが、「始発で会社にくる人が増えているんですよ」(電通クリエーター・同)。 そこでフライデーが週明けの月曜日4時50分に電通前で待っていると、何人もの社員がフライデーの問いかけには応えず、無言で社内に入っていったという。 私の知っていた電通マンには、深夜までクラブやバーで大酒を飲み、女にだらしなかったが、仕事はできるというタイプが多かったように思うが、それももはや昔語りなのであろう。 11月7日のasahi.comはこう報じている。 「厚生労働省は7日、電通本社(東京)と全国の3支社に労働基準法違反の疑いで一斉に強制捜査に入った。東京労働局などによる先月の立ち入り調査などを通じて、違法な長時間労働が全社的に常態化していた可能性が高いと判断。強制捜査に切り替え、立件に向けて全容解明を目指す方針だ」 この際、電通の機密を全部かっさらおうという国の強い意志を感じるのは、私だけだろうか。 先週号の現代で小池都知事と総理夫人の昭恵との対談をやったが、そこで昭恵が「いまは大麻に興味があるんです」と発言したことに文春が噛みついている。 「もちろん吸うわけではありません。ひとつは医療用。もうひとつは、『祈祷用』。(略)『日本を取り戻す』ことは『大麻を取り戻す』ことだと思っています」(昭恵) 彼女は大麻所持容疑で逮捕された高木沙耶容疑者とも親交が深く、また、鳥取県で大麻を栽培していて、使用目的での所持で逮捕された会社代表の上野俊彦容疑者とも付き合いがあるそうだ。だが彼女、文春にこう答えている。 「私自身、大麻自体を悪いと思っていません。吸引に関しては法を犯してはいけない。(中略)私も山口県で免許(栽培の=筆者注)を取りたいと思っていました。産業用は毒性がほとんどない。上野さんは産業用の大麻を復活させようと血の滲む努力をされてきた。元々麻は自生していた植物なのに、なんでここまで取り締まるんだろうと思っています」 安倍首相よりよほど信念の人である。私は大麻をやったことはないが、そう目くじら立てるほどのことではないのではないかと、思っている。 山口の自宅で首相と2人で大麻を吸ってみたらどうか。当局は見て見ぬふりをするのではないか。それとも一気に大麻解禁となるかもしれない。おもしろい女性だ。 さて韓国の朴槿恵大統領(64)が追い詰められている。40年来の親友・崔順実(60)という民間人の女性に、衣装から演説内容、人事から外交政策まで相談し、アドバイスを受けていたという大スキャンダルが発覚したのだ。 朴大統領は母親を殺され、失意のうちにいるころ、崔の父親が彼女に手紙を書き、「私の霊的能力を通じて陸女史(朴の母親=筆者注)に会うことができる」などと言いくるめて近づき、朴の「心の隙間に入り込んでいったのです」(韓国特派員・週刊文春) 彼は韓国のラスプーチンなどといわれた。このころ、崔の娘と知り合い交流を深めていったそうだ。 その後朴の父親が暗殺され、崔の父親も亡くなると、崔は朴を政界入りさせ、その力をバックに様々な利権を握っていったといわれる。 私は朴大統領を、以前から存在感の薄い寂しい人だなと思っていた。両親を暗殺され、特に父親の朴元大統領は、指導力はあったが徹底的な言論弾圧などの圧政を敷き、国内外でも批判が多かった人であった。 親しい友人もいなかった朴大統領にとって崔は心を許せる唯一の友だったのであろう。 若いころの2人の映像を見ると、今は滅多に見せない朴が心からくつろいでいる表情が見て取れる。 だが次第に崔やその取り巻きたちに利用され、操られていったのではないか。一国の宰相にあってはならないことだ。早く辞任したほうがいいと思う。だが、そうなれば不逮捕特権がなくなり、逮捕・投獄もあり得るかもしれない。 朴は4日の国民向けの談話でも、辞めるとはいわなかった。 朴槿恵、小池百合子、ヒラリー・クリントンと女性の活躍が目立ってはいるが、しょせんこの世は男社会。朴政権崩壊で女性の時代のドミノ倒しが始まるかもしれない。 ポストでは、崔の父親の崔太敏と朴大統領の間に子供がいるのではないかという疑惑を報じている。 大統領選の前に朴は「隠し子が実在するなら連れてきてはどうか。DNA検査を受けてもいい」と返答しているが、この疑惑は完全に消えたわけではないようである。 また、崔の元夫と朴大統領との親密な関係も取り沙汰されているようだ。 この一連のスクープを放ったのはJTBCというケーブルテレビで、そこのキャスター兼社長の孫氏は「韓国の良識」と評されているそうだ。当局から「パソコンの内容を公開するなら会社に税務調査に入る」と脅されても屈しなかったという。 次期大統領候補とまでいわれているそうだが、それに比べて、言論の自由が保証されている日本のメディアのだらしないこと。 呆れるというより、もはや見捨てられた存在になってしまったことは間違いない。 韓国や中国の報道を云々する前に、自分たちのだらしなさを恥じるべきである。 11月7日のasahi.comがこう伝えている。 「慶応大の学園祭イベント『ミス慶応コンテスト』を主催していたサークル『広告学研究会』=解散=の合宿で性行為の様子を撮影したなどとして、慶大は男子学生3人を無期停学処分にした。慶大が明らかにした。処分は3日付。神奈川県警は集団強姦(ごうかん)などの疑いで捜査している。慶大広報室によると、3人は同研究会のメンバーで、商学部2年生1人と理工学部の1年生2人。神奈川県葉山町の合宿施設で9月2日、サークル活動中に性行為をしたり、その様子を動画で撮影したりし、『気品をそこね、学生としての本分にもとる行為を行った』としている。また、監督を怠ったとして、環境情報学部2年生の男子学生1人を譴責(けんせき)処分にした」 やつらは気品を損ねたどころの騒ぎではないはずだ。この期に及んでも毅然とした処分のできない慶應には正直ガッカリしている。 さて、週刊誌のおもしろさは、時として主張がまったく違う論調が同じ発売号に載ることである。 今週はポストと現代が、株価の先行きで正反対の読みをしている。 ポストは、野村證券投資情報部の滝沢俊彦部長が「年末には株価1万9000円、来年は2万円超えもある」と依然として強気の姿勢を崩していないというのだ。 彼がいうには、現在の状況は株が急騰した97年の状況に似ているというのだ。そのときはIT革命バブルで、株価が10倍になる企業株が続出したが、今回はAI革命、人工知能革命で10倍株が続出するというのである。 何をバカなことをと、私は思う。日銀の黒田総裁でさえ、アベノミクスの失敗を公に認めたのに、失礼だが株屋のいうことなどそのまま聞いて、株価が上がると吹聴するのは悪い冗談としか思えない。 株屋は株が上がってなんぼの世界だ。下がる、買うのはやめたほうがいいなどと、口が裂けてもいわない。 それに、発売前にはトランプリスクもあって、株価は下がり、為替は上がってしまった。 今の日本に株が上がる材料などどこを探してもあるはずがない。私は現代の見方を支持する。 現代によれば、日銀が出したレポートの正式名称は「金融システムレポート別冊シリーズ」。 「金融システムレポートは日銀の金融機構局が年に2回作成し、日本の金融システムの健全性について日銀が分析するものである。(中略)レポートを作成した金融機構局は、総勢300名を越す日銀マンが働く大所帯。経済危機で資金繰りに行き詰まった金融機関への緊急融資を担うことから、金融システムの安定をつかさどる『最後の砦』とも言われる。つまりは日銀の中枢の一つであり、そこが『株式暴落レポート』を出したのだから余計に衝撃が大きくなっている」(現代) 実際にレポートを引けば、米国の金利上昇が始まるとまず「米国経済が減速する。米国経済の下振れは、貿易・金融チャンネルを通じて世界経済に波及する。その結果、わが日本の経済も減速するというのである。 「はなから『世界同時不況』のリスクを指摘している。さらに、こうした世界同時不況が顕在化してくると今度は、〈グローバルに企業財務を悪化させ、信用コストが増加する。この間、新興国から米国など先進国への資金流出が起こり、新興国の成長率がさらに下押しされたり、ドル建て債務を抱える新興国企業の財務悪化を招く可能性もある〉。(中略)もちろん、このような状況下では日本企業への影響も甚大なものとなり、まず〈ドル調達市場において資金供給が抑制され、(中略)わが国金融機関の海外ビジネスに収益や経営体力面から大きな影響が及ぶ可能性が高い〉。──つまり、邦銀がドルを手に入れるのに莫大なコストがかかるようになるため、海外ビジネスが立ち行かなくなると警鐘を鳴らしている。続けて、〈流動性が低い海外貸出については、これをファイナンスする外貨が確保できなければ、損失覚悟の売却(投げ売り)を余儀なくされるため、金融機関への影響も相応に大きくなると考えられる〉と、金融危機リスクにまで言及しているのである」(同) この日銀レポートが恐ろしいのは、こうした金融パニックが起きた時、日本ではGDPや株価がどうなるのかまで具体的に試算しているところにあると現代はいう。 「国内経済(実質GDP)の成長率も、2015年度0・8%から2017年度マイナス0・2%へと低下する。この間、わが国の株価は、ドルの長期金利上昇の影響を踏まえ、2割弱下落すると想定する。日本経済はマイナス成長に転落し、1万7000円台の株価が一気に1万3000台まで暴落するというのだから、ただ事ではない」(同) このほうがポストの記事より信憑性があると思うが、いかがだろうか。 さて、今週の第1位も文春のレコ大報道。先週、文春が「三代目エグザイル弟分JSBはレコード大賞を1億円で買った!」と報じたが、今号には「レコ大のドンが謝罪告白」とある。あの周防郁雄氏が事実を認めて謝ったのかと思ったら、ドンはドンでも日本作曲家協会会長でレコ大の最高責任者・叶弦大氏(78)だった。 それも「このような事態になったのは大変遺憾で、主催者としては大変申し訳なく思っています」と政治家のような答弁である。 これでは、こうした事実があったことを認めたのではなく、そうした報道がなされたことで大騒ぎになったことを謝罪しているようなコメントとも読める。 文春の追及に叶氏は、 「ここ数年、裏金や審査委員の癒着を指摘する怪文書が協会に何通も届いていたし、私の耳にも噂は入っていた。しかし、これほど高額な金が動いていたとは知らず、大変驚いている」 と、どこか他人事のようである。さらに、 「TBS(レコ大の後援社=筆者注)からまだ連絡がなく協会も困っている。このような証拠が出た以上、放置して置くわけにはいかない。伝統あるレコード大賞が汚されてしまった。当事者には、どうしてくれるのかと言いたい」 と、矛先をTBSに向け、自分は被害者面をするつもりのようだ。 だが、叶氏も昨年のレコ大審査が始まる頃に、赤坂の料亭でエイベックスの幹部たちと会い、三代目にレコ大グランプリをとらせる相談を受けていたことを文春に暴露されているのだから、同じ穴の狢といわれても致し方なかろう。 文春によると、これまでのレコ大最大の危機は89年だったという。グランプリが確実視されていた美空ひばりの「川の流れのように」をWinkの「淋しい熱帯魚」が逆転したが、本番当日の審査にTBS関係者が25票もの組織票を投じた疑惑が持ち上がり、レコ大中止が取り沙汰されるようになってしまった。 そこで事態を収拾し、大きな発言権を持ったのがバーニングの周防氏だったという。 しかし周防氏や彼と親しい大手事務所・エイベックスが力を持ちすぎたため、文春によれば、95年から昨年の三代目まで21回行われたレコ大の大賞は、「実に十四回の大賞をエイベックス系が独占してきた」そうである。 今やレコ大は「エイベックス大賞」「バーニングの忘年会」と揶揄されるようになってしまったと、元レコ大関係者が話している。 周防氏は文春報道に怒り心頭で、エイベックスとLDHに「必ず情報源を探せ」と厳命したそうだ。 また、芸能界のドンの前にひれ伏すテレビ各局は、この問題をどこも扱わず沈黙したまま。TBSも文春の再三の事実確認に「お答えすることはありません」の一点張りだそうだ。 以前、大橋巨泉氏がやっていた番組に『こんなモノいらない!?』というのがあったが、レコ大はまさにいらないモノの代表であろう。少なくとも今年は、文春が突きつけた1億円の請求書の事実関係をTBSとレコ大側が徹底的に検証して公表し、音楽ファンの判断に委ねるべきである。 それができなければレコ大は中止する。それぐらいのことをしなければ、視聴者から見捨てられるのは必至だろう。 【巻末付録】 このところ両誌ともにグラビア、SEX記事に精彩がない。 現代は今週はオッパイ尽くし。「大研究『おっぱい』と『人生』」。お次は早稲田大卒、国体にも出場した異色の女優「井上奈々 独占ヌード」。なかなか大胆な脱ぎっぷりである。 続いて「柳瀬早紀 100cm Iカップ~選ばれし者」とやっぱり巨乳。袋とじは「カレンダーヌードの時代 小柳ルミ子と志穂美悦子」。小柳は写真集でヘアが写ったのがあったはずだが、探してくれないかな、現代さん。 ポストは「『Vシネマ』のいい女たち」。袋とじは「ヌード万華鏡 バスト100センチの豊満女王が登場 春菜はな」。ボインの割りにはヘアがチョッピリ。 それにいつもの「桐野女史 ワケアリの女」「日活ロマンポルノ『新作濡れ場』独占公開」。ロマンポルノのほうもヘアは隠すのかな? というわけで、現代のほうがやや気合いが入っている感じがするので、現代に軍配を上げる! (文=元木昌彦)「週刊文春」(11/10号、文藝春秋)
『レコード大賞』1億円買収は三代目JSBだけじゃない!? 私腹を肥やし続けた芸能界の“闇勢力”
今週の注目記事・第1位 「三代目JSB(エグザイル弟分)はレコード大賞を1億円で買った!」(「週刊文春」11/3号) 第2位 「関ジャニ大倉と吉高由里子バリ島2泊4日の婚前旅行」(「フライデー」11/11号) 第3位 「『宮沢りえ』の私宅に泊まった年下『ジャニーズ』やんちゃ男」(「週刊新潮」11/3号) 第4位 「日本を動かしてきた『電通』の正体」(「週刊現代」11/12号) 第5位 「スペシャル対談がついに実現!小池百合子×安倍昭恵」(「週刊現代」11/12号) 第6位 「安倍官邸が『1月解散』で恐れる小池新党“烏合の4000人”」(「週刊ポスト」11/11号) 第7位 「首相官邸の外側にしか吹いていない『ドーナッツ解散風』」(「週刊新潮」11/3号) 第8位 「『女が嫌いな女』ワースト50」(「週刊文春」11/3号) 第9位 「大間違いだらけの『食べ物』と『寿命』」(「週刊ポスト」11/11号) 第10位 「『マンション投資』と『アパート経営』 大損する人続出中」(「週刊現代」11/12号) 第11位 「屈強の天才ラガーマン『平尾誠二』を斃した『肝臓がん』」(「週刊新潮」11/3号) 第12位 「自作爆弾で不幸な老後を吹き飛ばした身勝手な『元自衛官』」(「週刊新潮」11/3号) 第13位 「『清原和博』に300回分を売った『覚醒剤密売人』」(「週刊新潮」11/3号) 第14位 「Nステ戦友久米宏半生記を書く“バナナ不倫記者”」(「週刊文春」11/3号) 第15位 「鳥取震度6も的中! MEGA地震予測『次の最警戒ゾーン』」(「週刊ポスト」11/11号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週は質より量でいく。まずは、毎度おなじみのポストのMEGA地震予測から。 MEGA地震予測をしている村井俊治東大名誉教授が、熊本地震を予測した上、今度は島根中部地震まで予測していたというお話。 これも毎度触れていることだが、この人の地震予測は広範囲すぎるので、今回も日本中が次の警戒ゾーン、危険地帯になっている。 確かに、日本中どこで地震が起きても不思議はない。村井氏が次だと最も警告するのは「首都圏・東海ゾーン」だそうだが、常在戦場、警戒を怠らず、必ず来るその日に備えておくことを忘れてはならない。 朝日新聞夕刊に「人生の贈りもの わたしの半生」という続き物があることは知っている。 最近、久米宏が登場していることも知ってはいたが、ちらと1、2回見ただけだった。久米の聞き手が菅沼栄一郎氏だったと、文春を読んで知った。 彼が久米の『ニュースステーション』(テレビ朝日系)に出て人気が出たとき、文春で菅沼氏と長年不倫していた女性が衝撃告白。 そのために菅沼氏は『ニュースステーション』を降板し、東北のほうの支局で一記者として活動していたが、「現在は定年後の嘱託契約である『シニア記者』として、東京を基点に活動する地域報道部に在籍」(朝日新聞関係者)しているそうだ。 以前にもここで書いたが、菅沼氏とはテレビに出る前から親しくしてもらっていて、地方支局にいるときにも、会って長話をしたことがある。 人生いろいろといってしまえばそれまでだが、あのまま『ニュースステーション』を続けていれば、菅沼氏は日本を代表するキャスターになったかもしれない。 ものの見方はどうかわからないが、話し方は新聞記者とは思えないほど軽妙洒脱で、突っ込みは鋭かった。 久米とは、思い出話に花が咲いたことだろう。 ところで、清原和博に覚せい剤を売って逮捕、有罪判決を受けた小林和之という人間が、告白本『密売』を出すそうだ。 新潮は彼にロングインタビューしている。清原は彼が逮捕された後、こう伝えてきたという。 「俺も更生に向けて頑張っています。小林さんもひとりじゃないですから、頑張ってください。またいつか何年か先、太陽の下で堂々と会えるように」 だが、フライデーが伝えるところでは、清原が更生に向けて頑張っているとはどうも思いにくい。シャブで人生を台無しにした2人は、これからのつらく長い人生をどう生きていくのだろうか? 10月23日、栃木県宇都宮市の中心部にある宇都宮城址公園は祭りの最中にあり、およそ1万5,000人の来場者でにぎわっていた。 そこで正午にならんとする頃、コインパーキングで乗用車が爆音とともに炎上し、その10数分前には8キロメートルほど離れた民家から出火して、近隣に延焼していた。 クルマも民家も、市内に住む栗原敏勝(72)所有のものだった。公園では成人男子2人が重傷、男子中学生1人が軽傷を負った。 新潮によれば、現場では殺傷力を高めるビー玉や釘が見つかっているというから、周囲を巻き込もうとして自爆したようだ。 この男、17年前まで陸上自衛隊に所属し、二等陸士で入隊して二等陸佐にまで昇進、結婚して三女をもうけているという。 順調な自衛隊人生だったようだが、55歳で定年退官した頃、末娘が変調をきたして家庭内暴力などのトラブルを起こし始め、その治療法をめぐって栗原と妻が対立。 ついには離婚調停、それが不調に終わって法廷闘争になるが、最高裁でも「栗原のほうに非がある」という判断が出てしまうのだ。 そのことへの不満をTwitterやFacebook、動画サイトなどを駆使して表明してきたという。 この年にしては、SNSの使い方に精通していたようだ。そしてついには、自暴自棄、死にたい、秋葉原みたいな事件を起こしたいと書き込むようになり、大勢の人が集まる場所で自爆するという、とんでもない死に方を選ぶのである。 私の体験からいっても、年を取ると温厚になる、他人に優しくなるというのは一部の例外的な年寄りだけで、ほとんどは短気になり、鬱になり、自暴自棄になる。 死ぬのは勝手だが、他人に迷惑をかけずに死ねよ。最低限、それぐらいの分別は年寄りなら持つべきである。 次は11位。ラグビー音痴の私でも、平尾誠二の名前は知っている。京都・伏見工業高校のときに全国制覇。同志社大学を経て、1986年に神戸製鋼に入社して、日本選手権7連覇を達成。その後、日本代表監督を務めた。 まさにラグビーの申し子だったが、なんといっても彼の格好良さは際立っていた。「ラグビー界の貴公子」だった。死因は胆管細胞がんだったという。新潮によると、昨年9月に入院すると、医師から「余命宣告」を伝えられたという。 今年の1月に大阪で開かれたスポーツフォーラムに出席したときは、「頬が痩せこけて精悍なイメージがすっかり消えてしまっていたのです」(スポーツ紙記者)。 文春で、母親の信子さんがこう語っている。 「(亡くなる)一週間前に京大病院に行った時は、意識が朦朧としてほとんど話せませんでした。でも『親より先に死ぬなんて親不孝だ』って、怒ったんです」 享年53。2019年には、平尾も念願だったラグビーW杯が日本で行われる。 フライデーは30年前、当時交際中だった恵子さんとの神戸デートの時の写真を掲載している。当時、平尾は社会人1年生の23歳。2人はその後結婚して、2人の子どもを授かる。 実力と格好良さが備わった男がまた一人いなくなってしまった。残念だ。 平幹二朗といえば、われわれ世代は『三匹の侍』(フジテレビ系)を思い出す。「狂気に憑かれた“異形の人間”を演じ続けた」(文春)名優が10月23日に突然亡くなってしまった。享年82。 女優の佐久間良子とは、14年連れ添って別れた。平は、その理由をこう述べていた。 「子供が生まれた後、離婚までの10年間は私が演劇の仕事に夢中になり自己中心的で家族への心づかいが不足して、佐久間さんと子供達を幸せに出来なかったと申し訳なく思っています」(NEWSポストセブンより) 葬儀に参列した佐久間は、平のことをこう語った。「近くて、遠い人でした……」。夫婦というのは、そういうものなんだよ。 現代に、マンション投資やアパート経営には気をつけろという記事が出ている。 私も、親から受け継いだ猫の額というよりも蚊の額といってもいい狭い土地があるが、だいぶ前から「そこにマンションを建てませんか?」「アパート経営すれば、老後は安心です」という、不動産屋や銀行からの「お誘い」が来る。 もちろん、そこに住んでいるわけだから、そんな話には耳も貸さないが、世の中には、そうした「甘い話」に乗って損する人が多くいるようだ。 都内に住む67歳の人は、銀行に勧められて不動産投資に手を出した。練馬区にある物件を銀行から6,000万円の融資を受けてアパート経営を始めたが、スタートこそ不動産屋が入居者を紹介してくれたが、近所に似たようなアパートが次々にでき、家賃を下げても入居者が出てしまい、今ではローンを払い続けられるかどうか、不安で仕方ないと話している。 マイナス金利で困った銀行は、頭金がなくても不動産があれば簡単にカネを貸す。 不動産業者は、入居者は世話する、空き家は出さないなどと甘言をもってたぶらかすが、それは最初のうちだけだ。 「家賃を保証します」と家主を安心させるが、注意書きに「家賃は2年ごとに見直し」と書いてあって、なんのことはない、その後はどうぞご勝手にと、捨てられるのがオチだ。 マンションやアパートは次々建てられるが、もはや飽和状態。不動産バブルは、もう弾ける寸前だという認識を持ったほうがいいという「ご注意」記事だ。 ポストがやっている長生きと食い物の相関関係の特集は、新味はまったくないが、ここだけは心しておいたほうがいいだろう。 つまり70代以降になったら、病気予防ではなく、老化防止の観点から何を食べるべきかを考えろという点だ。 年を取ると体力が落ち、食事の量も落ちるから、骨や筋肉、血管が弱まる。それを補う食事をしろというのだ。 それには、米と肉を食べろという。100歳長寿の人たちは、この他に、天ぷら、カツ、すき焼き、寿司など高カロリーなものを好んで食べているそうである。 幸い、私の食欲は衰えていないから、今夜はすき焼き鍋で日本酒といきますか。肉は高いから、肉抜きで……。 恒例、文春の「女が嫌いな女 ワースト50」が面白い。前回から上位に大きな変動があった。 1位の和田アキ子は不動だが、上位常連の泉ピン子が6位に転落、2位には“ゲス不倫”のベッキーが24位から急上昇した。 3位の蓮舫も、44位からごぼう抜き。4位藤原紀香も前回は15位。工藤静香も37位から堂々の5位。息子のレイプ事件で露出度が上がった高畑淳子は、圏外から10位にランクインしている。 蓮舫が3位というのは、民進党としてはショックだろう。おまけに、さらに不人気な野田佳彦を幹事長に据えていたのでは、1月にも行われるといわれる解散・総選挙を戦えるのだろうか? その解散風だが、新潮によれば、麻生副総理や公明党が「解散近し」とかまびすしいが、当の安倍官邸からは解散の「か」の字も聞こえてこないという。 12月にプーチンロシア大統領が来日して、北方領土2島返還で合意し、その勢いを借りて解散という筋書きを安倍首相は考えているようだが、「しかし、実際、交渉は難航していて、ロシア側は歯舞、色丹だけならOK。国後、択捉との間に国境線を引くと言ってきている模様です」(官邸関係者)。 そうなればロシア側は、永遠に国後、択捉は返さないつもりだろう。2島返還では世論が許さない。それに天皇の生前退位問題もあったりして、安倍首相の思惑通りにはいかないようだ。 選挙といえば、アメリカ大統領選が終盤になって波乱の様相を見せている。 「米大統領選を9日後に控えた30日に公表された世論調査で、共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(70)が民主党候補のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏(69)を急速に追い上げていることが分かった。激戦州の一つフロリダ(Florida)州では、トランプ氏の支持率がクリントン氏を逆転した。クリントン氏をめぐっては米連邦捜査局(FBI)が国務長官在任中に公務で私用メールを使った問題の捜査を再開し、波紋が広がっている」(AFP=時事 10/31 7:52配信より) この時期にFBIが、私用メールの捜査をなぜ再開したのか? 政治的背景はないのか?最後の最後まで泥仕合で終わりそうな大統領選だが、どちらが勝っても短命に終わりそうな気がする。 6位は、日本の大統領気取りの小池百合子都知事がもくろんでいるといわれる小池新党のお話。小池都知事が始めた政治塾「希望の塾」に、4,000人の応募があったと話題である。 受講料男5万円、女4万円。加えて小論文があったそうだが、その「難関」を乗り越えて見事入塾できたのは2,902人だったそうだ。 ポストはその塾生は「烏合の衆」だと斬って捨てているが、首相官邸、都議会などの思惑が絡み、面白い存在にはなるかもしれない。 だが、小池都知事の動きが急なのは、その背景に、豊洲移転、五輪施設変更などがうまくいっていないことがあると思う。 どれもこれも言い出したが収拾がつかなくなり、都民の目を違う方向に向けざるを得なくなっているのだろう。 さらに、ポストが報じているように、先の東京10区の補選で右腕の若狭勝氏が当選したが、民進党の新人候補相手にそれほどの大差をつけられなかったことが「小池人気」に翳りが出てきたのではといわれているそうだ。 先の都知事の失政を指摘し正そうということはできるが、どう立て直すのかは蛮勇だけでは押し通すことはできない。 小池都知事の最大のブレーンといわれる上山信一慶應大学教授の、ボート会場変更案や上山氏がIOCバッハ会長に提出した資料に、議会が承認していない仮設施設の整備費1,500億円を都が負担すると書かれていた問題で、都議会が百条委員会にかけるという動きもあるそうだ。 失礼だが、小池知事の厚化粧の下の化けの皮が剥がれるのも近いのかもしれない。 その小池都知事と、やはり厚化粧(?)のアッキーこと安倍首相夫人の安倍昭恵さんが現代で対談している。 結論から言うと、何にも読むところなどない対談だが、無理して拾えば、小池都知事のこの発言。 「都知事は直接都民から選ばれた、ある意味での『大統領』。自分で提案して、自分で決定ができるので、国政に比べて改革は行いやすいかもしれません」 五輪に関しては、 「基本的に『オールジャパン』で臨むべきイベント。国ももっとおカネを出すべきだと思います。ぜひ昭恵さんから総理にお願いしていただければと思います」 それに応えて昭恵さんは、 「あははは。主人に伝えておきます」 昭恵のほうが一枚上手という印象だ。 閑話休題。先週火曜日(10月25日)に神戸へ行って、内田樹さんに会ってきた。住吉駅から歩いて2~3分。閑静な住宅街の中にある。 外見からはわからないが、1階には堂々とした合気道場「凱風館」があり、門弟は300人になるという。 鍛え抜いた体から発するオーラに圧倒されるが、話してみると書くもの同様、ニコニコと優しい人であった。 ノンジャンルといってもいいほど多方面についての著作があるので、何から聞こうかと逡巡したが、アメリカは日本にとって信頼に足り得る国かという話から始め、安倍首相論、メディアの惨状、日本はこのままいくと北朝鮮化するなど、独自の視点からユニークな発言が聞かれ、期待した以上に楽しい時間だった。 最後に、内田さんの旺盛な研究心を支えているのは何かと聞くと、それは学問でも武道でも、自分の尊敬できる「師」を持ったことだと答えてくれた。 自分は、いつまでもその師の弟子であることを任じている。その師に少しでも近づこうと思っているから、いろいろなことに対して関心が衰えない。 内田氏と別れてから、この年だが、私も「師」を探し、その師の考えや思想を一生涯かけて突き詰めてみたいと思った。さて、誰にするか? それが問題だが。 さて、現代が電通を取り上げている。電通の正体というタイトルのわりには、内容に新味はないが、取り上げること自体に意味があると思いたい。 電通社員の過労死問題で、労働基準監督署などが立ち入り検査をする異常事態になっている電通だが、石井直社長名で社員に出した文書の中に、電通が必要以上にメディアに糾弾されていると言わんばかりの書きぶりがあると現代は批判している。 そのほかは、これまでだったら電通の社員が不祥事を起こしても実名も出なかった。クライアントが不祥事を起こせば、電通が広告をエサにメディアに記事の修正をしてもらっていた。 電力会社から3.11までの約40年間に約2兆4,000億円の広告費をもらって、原発の推進、安全神話をつくってきたなどなど。 たかが一広告代理店に抑え込まれてきたメディア側にも、大きな問題があると思う。これをきっかけに電通タブーを払拭し、メディアへの介入、五輪やW杯招致のためのカネをばらまくロビイング活動も自粛させるべきであろう。 メディアの上に広告代理店が君臨するなど、あってはならない。 新潮は、ジャニーズのやんちゃ男、「V6」の森田剛(37)が、宮沢りえ(43)の「私宅に泊まった」と報じている。 2人は今年8月に行われた舞台『ビニールの城』で共演し、仲が深まっていったと新潮は言っている。 10月22日深夜、渋谷の代官山にある蔦屋書店に現れた2人は、カフェで話し込んだり、店内をブラブラしたりしてから、歩いて15分ほどにある宮沢が7歳の娘と暮らす私宅に入っていったという。 翌朝11時少し前に宮沢の家を出てくる森田の姿を、新潮は撮り、グラビアに掲載している。 恋多き青春時代を過ごし、結婚したが離婚した女と、上戸彩を含めて多くの女と浮き名を流してきたやんちゃな男。 意外に、いい組み合わせかもしれないが、宮沢と一夜を過ごせるなんて……ヨダレが出てくる。 お次はフライデー。関ジャニ∞の大倉忠義と吉高由里子が、ジャニーズ事務所の猛反対を押し切り「バリ島2泊4日の婚前旅行」したと伝えている。 「10月22日の朝、成田空港に降り立った大倉。二人はほぼペアルックだった。まさに『二人だけの世界』だった。10月22日朝、成田空港の動く歩道の上で『関ジャニ∞』の大倉忠義(31)と吉高由里子(28)が、寄り添いながらスマホの画面をのぞき込んでいた。(中略) 実は二人が日本を発ったのは、10月19日のこと。行き先はバリ島。これは、2泊4日の『婚前旅行』の帰りだったのである。『「フライデー」に撮られた後、大倉は「お友だちです」と交際を否定した。関ジャニはジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長の覚えがめでたい人気グループ。「別れさせられた」という情報も飛び交いました』(芸能プロ幹部)。一方の吉高も『事務所側から何か言われたのか、「ジャニーズは嫌い!」と怒っていたことがあった』(知人)という」(デジタルFRIDAY 10/28 7:30配信より) SMAP解散騒動以降、確実にジャニーズ事務所のタガは緩んできているようだ。まあ、好きな者同士を力尽くで引き離せば、愛はより深く強くなるのは世の習い。好きにさせたほうがいい。 さて、今週の第1位は、やはり文春。 大昔、レコード大賞は歌手にとってもレコード会社にとっても「大事」だった。確か当時は『紅白歌合戦』と同じ大みそかにやっていて、レコ大が終わると(たしか帝国劇場ではなかったか)、紅白の会場であるNHKホールへ息せき切って人気歌手たちが駆けつけてきたものだ。 グランプリ受賞者は終わり近くなるため、NHK側も対象の歌手を絞り込み、順番を遅くしたり、場合によってはトリか大トリにしていた。 一年の締めくくりに、2つの大舞台で歌うのが歌手の夢だった。 私は、芸能記者ではなかったが、往時、レコ大の審査員で絶大な力を持っていた音楽評論家A氏と昵懇だった。 11月から12月に入ると、彼の許へレコード会社やプロダクションの連中が日参してきて、「うちの誰それをよろしくお願いします」と、頭を下げた。 何度か、彼が票読みをしているところに居合わせたことがあった。あの歌手に取らせるには、あと2票足りない。すると、そこから電話をかけ、プロダクション側に「アイツとアイツに持っていけ」と指示を出していた。 「持っていく」というのは、現ナマのことである。私が知る限り、彼が推す歌手はほとんど大賞を取ったと記憶している。 大賞に1億円、新人賞にも1億円といわれていた。だが、『紅白』が時間枠を広げ、大賞受賞者が出演を辞退することなどがあって30日にしたが、往時のような視聴率はなく、カネで賞を買う“慣習”もなくなったのではないかと思っていた。 だが、文春は、昨年末のレコ大でグランプリをとったEXILEの弟分「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」(以下、三代目)が歌った「Unfair World」は、1億円で芸能界のドンから賞を買っていたと報じている。 動かぬ証拠は「株式会社バーニングプロダクション」から、EXILEのリーダーHIRO(47)が代表取締役を務める「株式会社LDH」に対して「1億円」を請求したブツを入手したというのだ。 バーニングの周防郁雄氏といえば、傘下に20社以上を抱える業界最大手の芸能事務所である。レコ大や紅白歌合戦のキャスティングに絶大な発言権を持つといわれている。 当時の審査員の間でさえ、この曲は全然ヒットしていないのにいいのかという疑問の声が上がっていたという。 審査員にはスポーツ紙の記者や一般紙の記者もいるが、バーニングとつながっていれば、有名ミュージシャンのインタビューの段取りをしてくれたり、何かと面倒を見てくれるので、ドンから「お願いします」といわれたら断れないそうだ。 文春によれば、昨年はAKB48の「僕たちは戦わない」が圧倒的で、売上も180万枚、「Unfair World」は約20万枚と、差は歴然としていた。 さらに、優秀作品賞は15人の委員による挙手で決まるが、周防氏の意向が行き届いていなかったときはAKB48が13票あったという。 それが最終審査では、15人中11人が三代目に手を上げるという大逆転が起きたそうである。歌のタイトル通り、アンフェアなことが起きたのだ。 文春の告発に当の「株式会社LDH」のHIROは、今年限りで社長を退任するという声明を出して応えた。文春が「疑義を同社に質してから、わずか2日後の発表だった」。 1959年にレコ大を立ち上げた元TBS社員の砂田実氏は、「レコ大が私欲のために消費されているとしたら、それは間違いだったということになる。TBSも一体何をやっているのか。情けない話です」と憤っているが、砂田氏は知らないのかもしれないが、レコ大は設立当時から「私欲のために消費され」続けてきたのである。 変わったのは、私腹を肥やすメンツの顔ぶれだけである。 【巻末付録】 今週は両誌ともに熱の入っていないことおびただしい。まずはポストから。「写真家・清水清太郎と女優・アイドルの時代」。坂口良子、天地真理、杉本彩など懐かしいオンナたちにまた会える。何人かはヘアあり。 新シリーズ地下倉庫の秘宝写真集、今週は「小田かおる」。1994年のスコラ刊だという。スコラか、懐かしいね。この当時としては、ど迫力のヘア・ヌードだっただろう。いま見ても、なかなかのものだ。 そして、よくワケがわからない連載「桐野女史ワケアリの女」。それに「黒ストッキングのエロス」。どちらも編集長の好みかね。 現代は「甦る日活ロマンポルノ これが’70年代エロスだ」。ロマンポルノは、露出は少ないが、女優の美しさと、時には反権力を謳った過激な内容で、70年安保の敗色が漂う70年代に映画界を席巻した。 神代辰巳、曽根中生、相米慎二など、いい監督がそろっていた。この秋から来年にかけて園子温、行定勲らが新作ロマンポルノを発表するという。見てみよう。 現代はグラビア新プロジェクト、NHK『ラン×スマ』人気女優「中村優 風の谷」。普通のオネチャンが脱いでいるというところがいいのだろうか? これまたお懐かしい「半分弱」ならぬ「笵文雀」の完全未公開ヘア・ヌード。いい女だったな。 袋とじは「見たことのない壇蜜 官能フルヌード」。彼女はフルヌードより、下着を着けたどことなく恥じらいのあるポーズがそそると思うのだが、諸兄はいかがかな。 今週は、ハナ差で現代の勝ち! (文=元木昌彦)「週刊文春」(11/3号、文藝春秋)






