今週の注目記事・第1位 「小池百合子イケメンSPはポルノ俳優」(「アサヒ芸能」2/9日号) 「『小池百合子』都知事は『自分ファースト』実例集」(「週刊新潮」2/9号) 同・第2位 「有名企業の会長・社長が語る『わが社のトランプ対策』」(「週刊現代」2/18号) 同・第3位 「ビートたけしの『21世紀毒談』超特別編」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第4位 「天皇の理髪師[初告白]『人間・明仁天皇』」(「週刊文春」2/9号) 同・第5位 「小池都知事の猛攻を受けるドン内田に『車いすで通院』情報」(「フライデー」2/17号) 同・第6位 「GACKT元愛人が『首吊り自殺』未遂」(「週刊文春」2/9号) 同・第7位 「『稲田朋美』防衛相のファッションはなぜ田舎臭いのか?」(「週刊新潮」2/9号) 同・第8位 「脱・籾井のNHKニュース番組『大勝負の大改変』全内幕」(「週刊現代」2/18号) 同・第9位 「経産省にも責任がある『東芝』解体ショー」(「週刊新潮」2/9号) 同・第10位 「松山英樹『進化するスイング』を解剖する」(「週刊現代」2/18号) 同・第11位 「10年後のためにいま知っておきたい『安楽死』のすべて」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第12位 「ガチンコ横綱・稀勢の里に迫る“モンゴル戦隊”包囲網」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第13位 「WBCに出られない大谷翔平の『かなり深刻な症状』」(「週刊現代」2/18号) 同・第14位 「“恋多き女”蒼井優が噂のカレとポルシェで『密会』」(「フライデー」2/17号) 同・第15位 「『NO』と言える日本ふたたび」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第16位 「大脳皮質を2歳若返らせた『カカオ』大量摂取の実験」(「週刊新潮」2/9号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! まずは新潮の特集。高カカオチョコを摂取すると大脳皮質を2歳若返らせるというのである。 内閣府と明治の共同プロジェクトで、45~68歳の男女30人に、板チョコ(カカオ成分70%以上)換算で約半分の量を4週間食べてもらった。すると、大脳皮質の容積が増えたというのである。アルツハイマーなどの認知症は脳萎縮が著しく進むから、こうしたものを抑える効果が期待できるのかもしれない。詳しいことは読んでもらうとして、カカオポリフェノールには血糖値や高血圧への効果もあるそうだ。 先日スーパーで買った明治の「cacao95%」というのが冷蔵庫にある。これで認知症と血糖、高血圧に効けば安いものだ。ひと箱ずつ毎日食べてみようかな。 お次は、ポストの巻頭特集。石原慎太郎と亀井静香の「日本はトランプ大統領のいいなりになるな」といういいっ放しの対談。 内容は読まなくてもわかるとは思うが、少しだけ引用しておく。 「亀井 アメリカが壁をつくって引きこもる一方で、中国は逆で、引きこもらずに覇権主義とグローバリズムでどんどん外に出てくる。そうなると日本は経済の面で、中国頼りにならざるを得なくなり、中国の覇権主義に飲み込まれかねない。だから、中国と対等の関係を保つには、閉じこもるアメリカの戸をこじ開ける努力をしないといけない。トランプ問題は、日中問題に直結するんです。 石原 アメリカと中国の軍事力の差を比較すれば、空母一つ取っても格段の差があり、南シナ海での中国の覇権主義を力で抑えつけられるのはアメリカだけ。だから、日本が消滅しないようにするには、アメリカの扉をこじ開けて、巻き込んでいかないといけない。そのためにも日本が自衛力を持つ必要がある。実は防衛予算はさまざまな分野に及んで幅が広いので、軍事力の整備が一番経済的にも効果があるんですよ、経済の振興のためにも。防衛予算をもっと増やさなければならない」 十年一日というか、相も変わらぬ中国脅威論と軍事力強化論。この人たちの頭には中国と仲良くするという発想はもともとないようだ。 フライデーは女優の蒼井優(31)がウワサのカレ、ミュージシャンの石崎ひゅーい(32)と一緒に、代官山のビデオレンタル店に行き、男が借りてくるのを待っていたと報じている。 この2人は映画で共演し、熱愛が報じられていたが、2人は「ただの友だち」といっていた。借りたDVDを見ながら好きな相手と過ごす夜は、さぞかしいいもんだろう。どんなDVDかな? 日活ロマンポルノってことはないだろうか。フライデーは、このレンタル屋から後を追いかけていないが、もしかするとまかれたのかな? さて、日本の野球を代表する大谷翔平に異変が起きている。WBCも辞退した。現代によれば、意外に深刻な状態のようだ。 もともと両足首の関節が緩く捻挫しやすい体質(スポーツ紙日ハム担当)だった大谷が、最初に痛みを訴えたのは昨年10月の日本シリーズ第1戦だった。さらに第5戦で一塁に駆け込んだ際にひねったことで、決定的なダメージを負ったようだ。 「12月になっても痛みが引かず、精密検査をしてみたら、三角骨(かかとの上の部分)の障害を抱えていることが判明したのです。余分な骨が関節に挟まり、炎症を起こしている。いまだ捕手を座らせての投球練習もできていない」(スポーツ紙日ハム担当) ピッチャーは軸足で全身を支え、フィニッシュではマウンドを蹴るので、足首の酷使はどうしても避けられないと評論家の川崎憲次郎氏はいう。中途半端の状態で実戦に望めば選手生命を奪いかねない深刻な故障だそうだ。手術するという情報もあるようだが、来期はメジャーリーグを目指す大谷に最大の試練かもしれない。 久しぶりの日本人横綱誕生で相撲界が沸いている。だがポストによると、ガチンコ相撲が「掟」の部屋のため、モンゴル勢が手ぐすね引いて稀勢の里潰しに来るというのである。 「あの部屋はとにかく変わっている。他の部屋に出稽古に行くことはないし、よそから出稽古を受け入れることもない。所属力士たちも巡業などで他の部屋の人間と交わろうとしません。そんな変人揃いの部屋なんですが、それでいて妙な団結力がある。田子の浦親方(元前頭・隆の鶴)は、稀勢の里のことをいまだに横綱ではなく、“萩原(本名・萩原寛)”と呼んでいるし、稀勢の里のほうもそれに文句をいうこともない。むしろ大関になってからも進んで部屋のトイレ掃除をしていたくらいです」(相撲協会関係者) 11年に先代・鳴戸親方が亡くなった際に、部屋付親方となっていた隆の鶴が部屋を継いでいる。 「その後、先代の女将さんとの対立が表面化して独立することになった。それが現在の田子ノ浦部屋です。そうした経緯を一緒にくぐってきた稀勢を始めとする所属力士や部屋付きの西岩親方(元関脇・若の里)たちの団結は強い。それは、“先代・鳴戸親方の遺志を継ぐ”という思いの表れでもあると思います」(同) しかし、モンゴルの力士たちの団結力も半端ではない。 「一緒に食事に出かけるなど、出稽古での交流よりもよっぽど関係が深い。そのため土俵上でも、郷里の先輩相手には相手を怪我させるくらいの覚悟でぶつかることが難しいのではないかとみられてきた。特に白鵬、日馬富士、鶴竜のモンゴル3横綱体制になってからは、3人のうち中盤戦までに取りこぼしがなかった横綱が優勝をさらうパターンが続き、モンゴル支配の要素が強くなっていた」(相撲担当記者) 特に稀勢の里の横綱昇進に対して「朝青龍が引退した後、一人横綱で燃えるものが少なかったが、その後2人横綱(日馬富士、鶴竜)が出てきて、眠っていたものがワッと出てきた。今回もそんな気持ちかな」と語った白鵬の入れ込みようは半端なものではないという。 「白鵬も立場としては追い込まれているんですよ。稀勢の里の横綱昇進によって、悲願だった『日本国籍を取得しないままでの一代年寄り取得』に暗雲が立ち込めている。これまでは3横綱といっても協会は白鵬人気に頼っている部分が多かった。白鵬の土俵入りは本場所だけでなく、巡業や奉納相撲での華ですから。必然的に白鵬の悲願は無下に扱えない状況になっていた。そうした力関係が、大人気の日本人横綱が誕生したことで一変するわけです」(時津風一門の親方) また、1月31日にはモンゴル出身の元小結・時天空が悪性リンパ腫のために亡くなってしまった。 「白鵬に苦言を呈することができる数少ない先輩だった。時天空自身は帰化して年寄名跡を取得しており、“郷に入っては郷に従え”という考えで、白鵬の主張するモンゴル籍のままでの一代年寄り取得には否定的だった。その死によって白鵬の心境にどんな変化があるかわかりませんが、あらゆる手段を講じてモンゴル国籍のまま協会に残れるように動いた結果、手詰まりになっているのは間違いなく、すでに帰化を決断したという話も聞く。いずれにせよ、来場所以降も稀勢の里にズルズルと負け続けるようであれば、引退に追い込まれ、そのまま協会を去ることにもなりかねない」(同) 八百長相撲の中盆を務めた元小結・坂井圭介氏はこういう。 「いま、ガチンコでぶつかり合って一番強いのは間違いなく稀勢の里。昇進で自信をつけ、さらに強くなるはずです。かつての師匠であるガチンコ横綱・隆の里が千代の富士の天敵(幕内通算16勝12敗)として綱を張ったような力強い相撲が見られるでしょう」 私は、日本人でもモンゴルでも、真剣勝負ならどちらでもいいと思う。白鵬に間違いなく衰えが見えたいま、稀勢の里に期待が集まるのはわかるが、稀勢の里がその期待に応えられるかどうか、次の場所が正念場であろう。 ポストが何を考えたか、安楽死についての大特集をやっている。たしかに安楽死是か非かを含めて、これまでのようにタブー視することはないと思う。 だが、その背景に膨らむ終末期医療を減らすためという、厚労省の「思惑」がある気がしてならないのだ。安楽死、尊厳死、呼び方などどうでもいい。私は安楽死したいという人は、どうぞご勝手にというしかない。もちろん、胃瘻や植物人間になってまで生きていたくはない。だが、身内の勝手な思惑で、手のかかる年寄りを「安楽死」させるケースがこれまで以上に出てきはしないか。 生まれることは選べないが、死ぬことは選べる。確かにそうだが、国や厚労省、年寄りを邪険にする身内に勝手に殺されたくはない。一人一人、どうやって死にたいかをもっと考え、議論を尽くすべきだと思う。外国などのケースはどうでもいい。死ねばゴミになるのだから、その瞬間までは人間らしくありたいと思う。それに簡単に死が選べるようになったら、それこそ老人や弱者に冷たいこの国はあっという間に安楽死大国になってしまうと思うのだが。 記事には触れなかったが、さして新しいことは書かれていない。 今朝起きて、NHK BSでやっていた米男子ゴルフのフェニックス・オープンを見た。首位と4打差でスターとした松山英樹が素晴らしいゴルフをして、通算17アンダーで首位に立ち、全米オープン覇者のシンプソンとプレーオフになった。まさしく死闘の末、シンプソンをねじ伏せ、昨年に続き優勝してツアー4勝目を飾った。 現代は、松山のスイングをグラビアで分析している。確かに身体の厚みも増し、スイングに豪快さが出てきたことはたしかだ。ドライバーのブレも少ない。その上パターが格段に進歩した。だが、一番進歩したのは一流選手たちと競い、勝ったことで自信が出てきたことだろう。 ゴルフはメンタルなスポーツだといわれる。トップからフィニッシュに至るまでに、これまで失敗したすべてのシーンが甦るといわれる。 あれほどの強さを誇ったタイガー・ウッズが、腰を痛めたこともあるだろうが、別人のように精彩がなくなってしまった。タイガーはきっと、ドライバーを振り上げて降ろすまでに、これまでSEXしたオンナたちの顔やカラダが浮かぶのではないか。 大勢のギャラリーがそのことを知り、笑っているのではないかと思うのではないか。その雑念が微妙にスイングを狂わせ、フェアウエーを大きく外してしまうのではないだろうか。松山にはいま、それがない。彼女もいないようだ。ゴルフだけを考えていればいい。 予言しておこう。今年はメジャーを獲るチャンスの年だ。彼ならやれるかもしれない。だが、今年を逃すと、来年は「なんでメジャーをとれないのか」という雑念が出てくる。再来年はもっと悩むようになる。何も考えず、勝てるときに勝つ。これこそがゴルフの唯一の要諦である。今年の松山から目が離せない。 東芝が7,000億円もの巨額損失を出し、今年の3月の決算で債務超過になる可能性が出てきた。つまり家計でいえば「貯金に加え、家から車からすべてを売却しても、なお債務が残り、1年以上それが解消されないと上場廃止になる」(新潮)状態なのだ。 今後は好調な半導体部門まで売りに出すほかないといわれ、まさに新潮のいうとおり、まな板の上のマグロのような「東芝解体ショー」の始まりだというのである。 06年に米原子力企業のウエスチングハウス(WH)を約6,000億円で買収したことがケチの付き始めだった。国策である原子力事業があれば安泰と考えていたのだろうが、福島第一原発事故が起こり、世界の原発市場が一変してしまった。 新潮によれば、それでも原子力部門を含めて政府は、東芝のことには腫れ物に触るように接しているという。 「当時、『原子力立国』を高らかに謳い、日本のメーカーに原発の海外輸出を勧めた経産省のメンバーには、現・首相秘書官の今井尚哉さんもいますし、いま経済産業政策局長を務める柳瀬唯夫さんもいる」(全国紙の政治部デスク) 東芝の無能な経営者と同じ連中である。さらにその上には大事故が起きても原発再稼働を推し進め、海外にまで原発を自ら売り込む安倍首相がいるのだから、東芝最大の危機を救うために乗り出すべきだと思うが、それほど東芝の現状が深刻だということであろう。創業78年。連結も入れれば社員数約19万人。1969年からアニメ『サザエさん』を提供してきた名門企業は断末魔を迎えている。 こんな記事がasahi.comに載った。 「山形県警は6日、NHK山形放送局の記者、弦本(つるもと)康孝容疑者(28)=山形県酒田市本町1丁目=を住居侵入と強姦(ごうかん)致傷の疑いで逮捕したと発表した。弦本容疑者は『わかりません』などと容疑を否認しているという。県警山形署によると、弦本容疑者は2016年2月23日午前5時ごろ、県内の20代女性宅に侵入して女性に暴行を加え、2週間のけがを負わせた疑いがある。弦本容疑者と女性に面識はなかったという。NHK広報局は『職員が逮捕されたことは誠に遺憾で視聴者や関係者に深くおわびします。事実関係を調べたうえで厳しく対処します』としている」 せっかく籾井氏が去ったのに、NHKは一難去ってまた一難。このところNHKのニュース番組の大改編が話題である。 現代によると、『ニュース7』の平日メインキャスターに『ニュースウオッチ9』の鈴木奈穂子アナが移り、土日祝に井上あさひアナが京都から戻り、起用される。『ニュースウオッチ9』の河野憲治キャスターは外れるそうで、元政治経済部の有馬嘉男記者と『ブラタモリ』で人気の出た桑田真帆アナが務める。 NHK紅白歌合戦の司会を務め『ニュース7』のメインキャスターだった武田真一アナが、国谷裕子キャスターが降板して視聴率が低迷している『クローズアップ現代+』の建て直しのために起用されるという。 私としては、井上あさひちゃん以外は、誰が何をやろうと関心はない。武田アナはいいとは思うが、やはり『報道ステーション』と同じ局アナでは限界があるのではないか。もっと大胆な起用が必要だとは思うが、NHKのニュースは時計代わりだから、過不足なくニュースを伝えてくれれば、それでいいと思う。 ところでトランプ大統領が「狂犬」だといったマティス国防長官が来日した。安倍首相にとっては韓国の次というのが気に入らないだろうが、見かけだけでいえば、なかなかの偉丈夫である。首相周辺は、稲田朋美防衛相の防衛知識のなさを心配していたが、もっと心配していたのは彼女の服装だったと、新潮が書いている。 「稲田氏の田舎臭い少女風ファッションを見るにつけ、24万自衛隊の命を預かる覚悟は、まったく伝わってこない」(新潮) 新春恒例のだるまの目入れ式に着てきたのが、膝が見えるスカートに編み上げのブーツ。いわゆるガーリー(少女風)スタイルだった。 防衛相になってすぐの自衛隊の派遣地・ジブチでの視察では、キャップにサングラス。10月に行われた陸自の駆けつけ警護の演習では、まぶしいほどの白いパンツ姿。 11月のASEAN防衛担当相会合では、事務方が黒かグレーでと要望していたのに赤い服。12月の真珠湾訪問の時は、かわいいパステルカラー(黄色)のワンピースに着替えて、自爆攻撃で亡くなった飯田房太中佐の碑の前に。還暦近いおばさんが着る服ではない。ましてや防衛相である。こんな人間を任命するから、安倍は人を見る目がないといわれるのだ。 お次は文春が報じている「GACKT元愛人が首つり自殺未遂」という記事にいこう。文春はこれまでもGACKTの変人ぶりとSEX依存について何度か報じてきた。 今回は東日本大震災後の、東北出身の元グラビアアイドルA子(26)とのお話。彼女は親族や友人を失ったストレスから、メニエール症候群を患ってしまったという。 支えは大ファンだったGACKTの存在だった。彼が被災地に慰問に来てくれたことへのお礼を公式アドレスへ送ったところ、本人から励ましのメールが届いた。何度かやりとりしているうちに「食事をしよう」となり、12年11月に会い、食事が終わると運転手つきの車で自宅まで送ってくれた。後部座席はカーテンで仕切られていたが、「いきなりGACKTは下半身をむき出しにし、『くわえるか?』股間を押し付けてきたというのです」(A子のファンクラブの仲間)。 それから間もなく2人は肉体関係を結び、高級ホテルで会うが、時には別の女性と3人でベッドを共にすることもあったという。GACKTの周りには「喜び組」のような、支配されることを無上の喜びとする女性が何人もいたようだ。 だが、3年以上続いた2人の関係にも変化が出てきた。そんなとき、GACKTのマネジメント会社の社長で、常に2人で行動しているHへA子の心が移り、Hから、君と結婚したいからGACKTとの関係を切ってくれといわれる。HはA子の両親にも会いにいっている。だがHには別の本命女性がいたのだ。そしてHから、その彼女とは関係を切るから「必ず結婚しよう。連絡するから信じて」と告げられる。だが、そのまま音信不通になってしまったというのである。ひどい話だ。 GACKTにも相談したがダメだった彼女は絶望したのだろう、今年に入って2度の自殺未遂を図った。 Hは文春の直撃に、両親に会いにいったが婚約の事実はないと答える。傷つけてしまった事実がある以上、誠意をもってちゃんと対応させていただくとHはいうが、彼やGACKTの「誠意」とは、いったいなんなのだろう。 こんな男たちにいいように振り回され傷ついたA子にも、正直、同情する気はあまり起きない。すべての芸能人がそうだとはいわないが、彼らの言う“愛”や“誠意”などにはハナクソほどの重みもないのだ。早く気がついただけよかったと思うしかない。 郵便ポストが赤いのもみんなお前が悪いのだと、小池都知事のヒールになった内田氏だが、フライデーが気になることを報じている。 1月中旬に港区にある慈恵医大病院外来に、内田氏が女性ばかり4~5人に取り囲まれて来院、「神経内科」に入り、約1時間後に出てきたときは「内田氏は車いすに乗り、付き添いの女性がそれを押していたという」(フライデー)。 小池にとっても、内田の状態は気になるはずだ。なぜなら、彼女のやり方はヒール対正義の味方という構図を作り、それを成敗するジャンヌダルクを演じるわけだから、内田、森喜朗元総理、石原慎太郎元都知事に何かがあったら、次のヒールを探さなくてはいけなくなるからだ。 小池さん、次は安倍首相でもヒールに仕立てて対決してみてはいかがだろう。もし勝てば総理への野望が現実のものとなるかもしれない。そこまでやれば、私も応援してもいいと思うが、できね~だろうな。 次は文春の記事。天皇の「ご調髪」を10年にわたり務めてきたのは大場隆吉さん(65)。1882年創業の赤坂にあるヘアサロン「OHBA」の四代目で、祖父は昭和天皇の初代理髪師、父親もまた天皇家のご理髪掛を担当してきたという。 月に1度、ご調髪のために参内する前には、寒い日でも冷たい冷水を何杯も浴びて心身を清めるそうだ。天皇の髪はその生き方同様「剛直」で、「陛下は耳の後ろの毛が、後ろから前に向かって生えていてくせが強く、サイドも外にはねやすいのです」(大場氏)。 天皇はヘアスタイルに強いこだわりを持っているそうだ。「前髪は短めがお好み」「襟足は逆に、襟にかかる程度に長いほうがお好みなのです」(同)。 おつきの内舎人(うどねり)以外は2人きりで相対するから、健康状態が優れないと「お髪の伸びにむらがあり、頭皮がむくんだ状態になることがしばしば出てきました。御髪のくせが強くなり、まとまりが悪くなってしまう」(同)そうだ。 平成24年2月の心臓のバイパス手術の前後は、そうなっていたという。話のなかで感心したのは、一つのものを丁寧に使い長く愛用するというところだ。ヘアリキッドとヘアトニックは昭和44年に発売された資生堂の「ブラバス」を使っていた。 だが、白髪を整えるのには色味が寒色系の「アウスレーゼ」がいいのではと提案してそれに変えたが、ヘアトニックは「ブラバス」のまま。「なくなるまではそれでいい」と言っているそうだ。 私も「アウスレーゼ」を使っているので親近感が湧く。 なぜ大場氏が文春のインタビューに出てきたのか? それは、今行われている生前退位の議論に対して違和感を覚えたからだという。 「昨年八月八日の陛下が丹念に推敲されたお言葉に対し、私は素直に共感できました。あのお言葉から陛下の不退転のご決意を感じたのです。それは“菊のカーテン”の奥で、私が拝見した『人間・明仁天皇』のお姿そのものでした」 こうした専門家ではない市井人の立場から、天皇の生前退位について語らせるというのも、週刊誌の役割である。より身近に天皇を感じることができる好企画だと思う。 ポストのビートたけしの連載は、ときどきおもしろいものがある。今週はテレビの自主規制について。 「こういうふうにテレビの悪口をいっていると、『これからはインターネットの時代だ』って大喜びする人間は多い。だけど、ネットだってろくでもない。そもそもテレビが自主規制を強めたのはネットのせいだ。ネット社会じゃ、番組のクレームが直接スポンサーにいってしまう。『不買運動を起こせ!』とけしかけるヒマ人まで出てきた。だからテレビ局が萎縮する。相反する2つの意見があったとしても、ネット社会じゃ論争なんて立派なことになりゃしない。多数派が寄って集って少数派を袋叩きという図式になってしまう。名前も出さない匿名のヤツラが、ターゲットを決めてリンチする。そんなヤツラに狙われちゃたまらないってことで、テレビの制作側が勝手に自主規制や問題タレントの排除を始めちゃうんだ。ネット=悪とはいわない。情報ツールとして有効なのはよくわかる。だけど、『バカが簡単にモノをいう社会』を作ってしまったのも事実だ。2歳の子供にタバコを吸わせた動画をフェイスブック上げたり、コンビニで売り物のおでんをツンツンしている姿をユーチューブにアップしたり、やっていいことと悪いことの区別もつかないバカばかり。今や誰もがスマホから自分のバカさをワンタッチで拡散できるから、迷惑がエスカレートするんだよな。『ネットはバカのための拡声器』でしかない。大して利口じゃないヤツが一日中スマホにかじりついてても、時間とカネを賢いヤツラにむしり取られて終わるのがオチだよ」 最近のゲス不倫について。 「だけど、『ちょっとおかしいぞ』と思ったのが『五体不満足』の乙武(洋匡)くんの不倫報道への世間の反応だ。週刊新潮にオネエチャンとの海外旅行をスクープされて、直撃取材に『結婚してから5人と不倫してた』と認めて大騒ぎになって、結局奥さんとは離婚しちゃった。教育者の活動もしていて、マジメで誠実なイメージがある乙武くんと『不倫』がまったく合わないから驚かれたんだろうけど、本当はこの問題はもっと根深い。ちゃんと考えておかなきゃいけないと思うのは、世間がなぜ『乙武くんは不倫をしないマジメな男だ』と勝手に決めつけたのかってことだよ。『テレビで知的なコメントをしているから』とか『著書に感銘を受けたから』みたいな理由ならともかく、もし『身体障害者なのに不倫するわけがない』とか『障害のある人はマジメに地道に生きてるもんだと思ってた』って感覚が根底にあるとしたら、それって実はものすごく差別的な考え方だよ。体にハンディがあろうがなかろうが、人間の性格や嗜好ってのはそれとはまったく独立したものだ。障害を持ってる人だって、そうでない人たちと同じように性欲があるし、もちろん不倫をすることだったあるのが当然なんだよな。だけど実際は『障害者だからそんなことしない』って決めつけてる人が多い。この不倫劇は、そんなニッポン人の歪んだ潜在意識を浮き彫りにしたのかもしれない」 このおじちゃん、たまにはいいこというやんか。 さて、トランプ大統領旋風が荒れ狂うなか、安倍首相はじっとしていられないのか、10日に拝謁して、ゴルフを一緒にやるんだとか。こういうときは、相手がどんな野郎なのかをじっくり見ていたほうがいい。それは現代がやっている企業の会長、社長の「トランプ対策」にもはっきり出ている。 メキシコに自動車用ガラス工場を持つ旭硝子の石村和彦会長がこう話す。 「トランプ大統領は急に入国禁止令を出してアメリカに入って来られない人が出るなど、心配な状況ではあります。それにトランプ大統領は、とにかく毎日何をやってくるのかわからない。しかし、いますぐにパッパッパと急いで対策をする必要はない。じっくり腰を据えて、状況を見定める」 メキシコに炭素繊維工場を持つ、東レの日覺昭廣社長は。 「いまトランプ大統領は二国間協定でアメリカに有利にしようとしていますが、現在のFTA(自由貿易協定)もすでにアメリカに有利にできている。二国間協定になると日本にとって不利になると言う人もいますが、そういうことを言っていても仕方がない。うちの会社への影響? あまりないと思います」 メキシコシティに拠点を持つ、川崎汽船の村上英三社長は。 「80年代のように保護主義になってモノの動きが滞ると、われわれ海運業者としては困りますが、対策といっても特にまだやっていません。政治と経済には『時間差』がありますから。われわれはモノの動きにしっかりと対応していくだけで、あまり考えても仕方がない。まずは目先のことをしっかりとやっていくことが大事だと考えている」 慌てる乞食はもらいが少ない。昔からいわれているのに、安倍首相には分からないらしい。困ったものだ。 今週の第1位は、小池都知事関連の記事にあげたい。 「アメリカファースト」のトランプ大統領のやることなすことが世界中の批判を浴びているが、「都民ファースト」の小池知事の快進撃はいまのところとどまるところを知らないように見える。 小池対ドン・内田の最初の対決になる2月5日の千代田区長選は、小池都知事の推した5選を目指す石川雅己氏(75)が、新人だが与謝野馨元官房長官の甥で自民党が推していた与謝野信氏(41)に圧勝した。 新潮が報じているように、石川氏には多選批判があり、区議会と対立して補助金着服に関する問題で百条委員会に証人喚問されたりと、決して評判のいい首長とはいえないらしい。 それでも、小池人気に乗ってドン内田&都議会自民党と対立すれば「みんないい人」になってしまうのだから、トランプがこのことを知ったらどれほど羨むことであろう。 新潮によると、公明党が今回の区長選の自主投票を決めたのは、1月25日に小池による予算案が発表され、世帯年収760万円未満の子どもに対する「私立高校授業料実質無償化」が盛り込まれたからだという。 「公明党の支持母体である創価学会の会員は、裕福ではない家庭も少なくないため、従来、私立高校授業料無償化を求めてきました。小池予算案は、この公明党の主張を飲み込んだものです」(都政担当記者) 区長選で大勝して、今夏の都議選で小池新党から区議を多数当選させれば、都はもちろんのこと、総理の座も視野に入ってくるかもしれないといわれる。 確かに、彼女の政務担当の野田数知事特別秘書は40代の前半にもかかわらず態度が大きく「虎の威を借る狐になっているのではないか」(都庁関係者)という批判もある。 もっとオモシロ話がある。アサヒ芸能は、小池の身辺警護をしているイケメン専属ボディガードは、かつてVシネマ俳優で、「さらに調べるとアダルト作品への出演歴が発覚」(アサ芸)したと報じているのだ。この御仁、交流サイトのトップページに小池とのツーショット写真を掲載している。小池塾に通い、政治家を目指していると見る向きもあるようだ。 小池の覚えがめでたいのだろうと思うと、不可思議なことに、小池側にこのボディガード氏について尋ねると、「弊事務所及び小池百合子氏のいずれも雇用契約を結んだことはございません」(代理の弁護士)と答えたそうだ。何の関係もない人間に身辺警護をさせるはずもないし、男が勝手に警護しているわけでもなかろう。AV歴があることを知った小池側が切ったのだろうか。 ともかく、こんなことも話題になるぐらい、小池人気がすごいということだろうが、どこまで続くか見物ではある。 【巻末付録】 現代は純然たるSEXYグラビアは少ない。「いま芸能界で最高に美しいアイドル 乃木坂46 白石麻衣 純白ランジェリー」。「五木寛之『青春の門』連載再開記念 杉田かおる 織江、ふたたび」。杉田は純朴な田舎娘で「信介しゃん、抱いて」というセリフがわれわれの下半身を揺すぶった。 白石は、24歳のアイドルがここまでやるかというSEXYさ、満開である。写真集が7日に講談社から発売されるというから、売れるのではないか。 袋とじは「飛び出すVRヌード」というのだが、いくら見ても飛び出してこない。どうやるのか教えて。 ポストはすごいぞ。「完全独占袋とじ連動 小山薫堂撮影 葉加瀬マイ G乳ヌードまみれる」。葉加瀬マイを脚本家の小山が激写したというのである。写真は素人の域を出ないと思うが、迫力はそれなりにある。 後半は「鬼才 小沼勝が愛した日活ロマンポルノと美しき女優たち」と、よくわからない「グラビアファンタジー 店がハネたら…スナックの女」。 白石と葉加瀬の争いだが、私的には白石のアイドルSEXYに軍配を上げたい。 (文=元木昌彦)「アサヒ芸能」(2/9日号、徳間書店)
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これも人気の表れ!? 小池百合子都知事が雇用を否定する「SPがポルノ俳優」報道の怪
今週の注目記事・第1位 「小池百合子イケメンSPはポルノ俳優」(「アサヒ芸能」2/9日号) 「『小池百合子』都知事は『自分ファースト』実例集」(「週刊新潮」2/9号) 同・第2位 「有名企業の会長・社長が語る『わが社のトランプ対策』」(「週刊現代」2/18号) 同・第3位 「ビートたけしの『21世紀毒談』超特別編」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第4位 「天皇の理髪師[初告白]『人間・明仁天皇』」(「週刊文春」2/9号) 同・第5位 「小池都知事の猛攻を受けるドン内田に『車いすで通院』情報」(「フライデー」2/17号) 同・第6位 「GACKT元愛人が『首吊り自殺』未遂」(「週刊文春」2/9号) 同・第7位 「『稲田朋美』防衛相のファッションはなぜ田舎臭いのか?」(「週刊新潮」2/9号) 同・第8位 「脱・籾井のNHKニュース番組『大勝負の大改変』全内幕」(「週刊現代」2/18号) 同・第9位 「経産省にも責任がある『東芝』解体ショー」(「週刊新潮」2/9号) 同・第10位 「松山英樹『進化するスイング』を解剖する」(「週刊現代」2/18号) 同・第11位 「10年後のためにいま知っておきたい『安楽死』のすべて」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第12位 「ガチンコ横綱・稀勢の里に迫る“モンゴル戦隊”包囲網」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第13位 「WBCに出られない大谷翔平の『かなり深刻な症状』」(「週刊現代」2/18号) 同・第14位 「“恋多き女”蒼井優が噂のカレとポルシェで『密会』」(「フライデー」2/17号) 同・第15位 「『NO』と言える日本ふたたび」(「週刊ポスト」2/17号) 同・第16位 「大脳皮質を2歳若返らせた『カカオ』大量摂取の実験」(「週刊新潮」2/9号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! まずは新潮の特集。高カカオチョコを摂取すると大脳皮質を2歳若返らせるというのである。 内閣府と明治の共同プロジェクトで、45~68歳の男女30人に、板チョコ(カカオ成分70%以上)換算で約半分の量を4週間食べてもらった。すると、大脳皮質の容積が増えたというのである。アルツハイマーなどの認知症は脳萎縮が著しく進むから、こうしたものを抑える効果が期待できるのかもしれない。詳しいことは読んでもらうとして、カカオポリフェノールには血糖値や高血圧への効果もあるそうだ。 先日スーパーで買った明治の「cacao95%」というのが冷蔵庫にある。これで認知症と血糖、高血圧に効けば安いものだ。ひと箱ずつ毎日食べてみようかな。 お次は、ポストの巻頭特集。石原慎太郎と亀井静香の「日本はトランプ大統領のいいなりになるな」といういいっ放しの対談。 内容は読まなくてもわかるとは思うが、少しだけ引用しておく。 「亀井 アメリカが壁をつくって引きこもる一方で、中国は逆で、引きこもらずに覇権主義とグローバリズムでどんどん外に出てくる。そうなると日本は経済の面で、中国頼りにならざるを得なくなり、中国の覇権主義に飲み込まれかねない。だから、中国と対等の関係を保つには、閉じこもるアメリカの戸をこじ開ける努力をしないといけない。トランプ問題は、日中問題に直結するんです。 石原 アメリカと中国の軍事力の差を比較すれば、空母一つ取っても格段の差があり、南シナ海での中国の覇権主義を力で抑えつけられるのはアメリカだけ。だから、日本が消滅しないようにするには、アメリカの扉をこじ開けて、巻き込んでいかないといけない。そのためにも日本が自衛力を持つ必要がある。実は防衛予算はさまざまな分野に及んで幅が広いので、軍事力の整備が一番経済的にも効果があるんですよ、経済の振興のためにも。防衛予算をもっと増やさなければならない」 十年一日というか、相も変わらぬ中国脅威論と軍事力強化論。この人たちの頭には中国と仲良くするという発想はもともとないようだ。 フライデーは女優の蒼井優(31)がウワサのカレ、ミュージシャンの石崎ひゅーい(32)と一緒に、代官山のビデオレンタル店に行き、男が借りてくるのを待っていたと報じている。 この2人は映画で共演し、熱愛が報じられていたが、2人は「ただの友だち」といっていた。借りたDVDを見ながら好きな相手と過ごす夜は、さぞかしいいもんだろう。どんなDVDかな? 日活ロマンポルノってことはないだろうか。フライデーは、このレンタル屋から後を追いかけていないが、もしかするとまかれたのかな? さて、日本の野球を代表する大谷翔平に異変が起きている。WBCも辞退した。現代によれば、意外に深刻な状態のようだ。 もともと両足首の関節が緩く捻挫しやすい体質(スポーツ紙日ハム担当)だった大谷が、最初に痛みを訴えたのは昨年10月の日本シリーズ第1戦だった。さらに第5戦で一塁に駆け込んだ際にひねったことで、決定的なダメージを負ったようだ。 「12月になっても痛みが引かず、精密検査をしてみたら、三角骨(かかとの上の部分)の障害を抱えていることが判明したのです。余分な骨が関節に挟まり、炎症を起こしている。いまだ捕手を座らせての投球練習もできていない」(スポーツ紙日ハム担当) ピッチャーは軸足で全身を支え、フィニッシュではマウンドを蹴るので、足首の酷使はどうしても避けられないと評論家の川崎憲次郎氏はいう。中途半端の状態で実戦に望めば選手生命を奪いかねない深刻な故障だそうだ。手術するという情報もあるようだが、来期はメジャーリーグを目指す大谷に最大の試練かもしれない。 久しぶりの日本人横綱誕生で相撲界が沸いている。だがポストによると、ガチンコ相撲が「掟」の部屋のため、モンゴル勢が手ぐすね引いて稀勢の里潰しに来るというのである。 「あの部屋はとにかく変わっている。他の部屋に出稽古に行くことはないし、よそから出稽古を受け入れることもない。所属力士たちも巡業などで他の部屋の人間と交わろうとしません。そんな変人揃いの部屋なんですが、それでいて妙な団結力がある。田子の浦親方(元前頭・隆の鶴)は、稀勢の里のことをいまだに横綱ではなく、“萩原(本名・萩原寛)”と呼んでいるし、稀勢の里のほうもそれに文句をいうこともない。むしろ大関になってからも進んで部屋のトイレ掃除をしていたくらいです」(相撲協会関係者) 11年に先代・鳴戸親方が亡くなった際に、部屋付親方となっていた隆の鶴が部屋を継いでいる。 「その後、先代の女将さんとの対立が表面化して独立することになった。それが現在の田子ノ浦部屋です。そうした経緯を一緒にくぐってきた稀勢を始めとする所属力士や部屋付きの西岩親方(元関脇・若の里)たちの団結は強い。それは、“先代・鳴戸親方の遺志を継ぐ”という思いの表れでもあると思います」(同) しかし、モンゴルの力士たちの団結力も半端ではない。 「一緒に食事に出かけるなど、出稽古での交流よりもよっぽど関係が深い。そのため土俵上でも、郷里の先輩相手には相手を怪我させるくらいの覚悟でぶつかることが難しいのではないかとみられてきた。特に白鵬、日馬富士、鶴竜のモンゴル3横綱体制になってからは、3人のうち中盤戦までに取りこぼしがなかった横綱が優勝をさらうパターンが続き、モンゴル支配の要素が強くなっていた」(相撲担当記者) 特に稀勢の里の横綱昇進に対して「朝青龍が引退した後、一人横綱で燃えるものが少なかったが、その後2人横綱(日馬富士、鶴竜)が出てきて、眠っていたものがワッと出てきた。今回もそんな気持ちかな」と語った白鵬の入れ込みようは半端なものではないという。 「白鵬も立場としては追い込まれているんですよ。稀勢の里の横綱昇進によって、悲願だった『日本国籍を取得しないままでの一代年寄り取得』に暗雲が立ち込めている。これまでは3横綱といっても協会は白鵬人気に頼っている部分が多かった。白鵬の土俵入りは本場所だけでなく、巡業や奉納相撲での華ですから。必然的に白鵬の悲願は無下に扱えない状況になっていた。そうした力関係が、大人気の日本人横綱が誕生したことで一変するわけです」(時津風一門の親方) また、1月31日にはモンゴル出身の元小結・時天空が悪性リンパ腫のために亡くなってしまった。 「白鵬に苦言を呈することができる数少ない先輩だった。時天空自身は帰化して年寄名跡を取得しており、“郷に入っては郷に従え”という考えで、白鵬の主張するモンゴル籍のままでの一代年寄り取得には否定的だった。その死によって白鵬の心境にどんな変化があるかわかりませんが、あらゆる手段を講じてモンゴル国籍のまま協会に残れるように動いた結果、手詰まりになっているのは間違いなく、すでに帰化を決断したという話も聞く。いずれにせよ、来場所以降も稀勢の里にズルズルと負け続けるようであれば、引退に追い込まれ、そのまま協会を去ることにもなりかねない」(同) 八百長相撲の中盆を務めた元小結・坂井圭介氏はこういう。 「いま、ガチンコでぶつかり合って一番強いのは間違いなく稀勢の里。昇進で自信をつけ、さらに強くなるはずです。かつての師匠であるガチンコ横綱・隆の里が千代の富士の天敵(幕内通算16勝12敗)として綱を張ったような力強い相撲が見られるでしょう」 私は、日本人でもモンゴルでも、真剣勝負ならどちらでもいいと思う。白鵬に間違いなく衰えが見えたいま、稀勢の里に期待が集まるのはわかるが、稀勢の里がその期待に応えられるかどうか、次の場所が正念場であろう。 ポストが何を考えたか、安楽死についての大特集をやっている。たしかに安楽死是か非かを含めて、これまでのようにタブー視することはないと思う。 だが、その背景に膨らむ終末期医療を減らすためという、厚労省の「思惑」がある気がしてならないのだ。安楽死、尊厳死、呼び方などどうでもいい。私は安楽死したいという人は、どうぞご勝手にというしかない。もちろん、胃瘻や植物人間になってまで生きていたくはない。だが、身内の勝手な思惑で、手のかかる年寄りを「安楽死」させるケースがこれまで以上に出てきはしないか。 生まれることは選べないが、死ぬことは選べる。確かにそうだが、国や厚労省、年寄りを邪険にする身内に勝手に殺されたくはない。一人一人、どうやって死にたいかをもっと考え、議論を尽くすべきだと思う。外国などのケースはどうでもいい。死ねばゴミになるのだから、その瞬間までは人間らしくありたいと思う。それに簡単に死が選べるようになったら、それこそ老人や弱者に冷たいこの国はあっという間に安楽死大国になってしまうと思うのだが。 記事には触れなかったが、さして新しいことは書かれていない。 今朝起きて、NHK BSでやっていた米男子ゴルフのフェニックス・オープンを見た。首位と4打差でスターとした松山英樹が素晴らしいゴルフをして、通算17アンダーで首位に立ち、全米オープン覇者のシンプソンとプレーオフになった。まさしく死闘の末、シンプソンをねじ伏せ、昨年に続き優勝してツアー4勝目を飾った。 現代は、松山のスイングをグラビアで分析している。確かに身体の厚みも増し、スイングに豪快さが出てきたことはたしかだ。ドライバーのブレも少ない。その上パターが格段に進歩した。だが、一番進歩したのは一流選手たちと競い、勝ったことで自信が出てきたことだろう。 ゴルフはメンタルなスポーツだといわれる。トップからフィニッシュに至るまでに、これまで失敗したすべてのシーンが甦るといわれる。 あれほどの強さを誇ったタイガー・ウッズが、腰を痛めたこともあるだろうが、別人のように精彩がなくなってしまった。タイガーはきっと、ドライバーを振り上げて降ろすまでに、これまでSEXしたオンナたちの顔やカラダが浮かぶのではないか。 大勢のギャラリーがそのことを知り、笑っているのではないかと思うのではないか。その雑念が微妙にスイングを狂わせ、フェアウエーを大きく外してしまうのではないだろうか。松山にはいま、それがない。彼女もいないようだ。ゴルフだけを考えていればいい。 予言しておこう。今年はメジャーを獲るチャンスの年だ。彼ならやれるかもしれない。だが、今年を逃すと、来年は「なんでメジャーをとれないのか」という雑念が出てくる。再来年はもっと悩むようになる。何も考えず、勝てるときに勝つ。これこそがゴルフの唯一の要諦である。今年の松山から目が離せない。 東芝が7,000億円もの巨額損失を出し、今年の3月の決算で債務超過になる可能性が出てきた。つまり家計でいえば「貯金に加え、家から車からすべてを売却しても、なお債務が残り、1年以上それが解消されないと上場廃止になる」(新潮)状態なのだ。 今後は好調な半導体部門まで売りに出すほかないといわれ、まさに新潮のいうとおり、まな板の上のマグロのような「東芝解体ショー」の始まりだというのである。 06年に米原子力企業のウエスチングハウス(WH)を約6,000億円で買収したことがケチの付き始めだった。国策である原子力事業があれば安泰と考えていたのだろうが、福島第一原発事故が起こり、世界の原発市場が一変してしまった。 新潮によれば、それでも原子力部門を含めて政府は、東芝のことには腫れ物に触るように接しているという。 「当時、『原子力立国』を高らかに謳い、日本のメーカーに原発の海外輸出を勧めた経産省のメンバーには、現・首相秘書官の今井尚哉さんもいますし、いま経済産業政策局長を務める柳瀬唯夫さんもいる」(全国紙の政治部デスク) 東芝の無能な経営者と同じ連中である。さらにその上には大事故が起きても原発再稼働を推し進め、海外にまで原発を自ら売り込む安倍首相がいるのだから、東芝最大の危機を救うために乗り出すべきだと思うが、それほど東芝の現状が深刻だということであろう。創業78年。連結も入れれば社員数約19万人。1969年からアニメ『サザエさん』を提供してきた名門企業は断末魔を迎えている。 こんな記事がasahi.comに載った。 「山形県警は6日、NHK山形放送局の記者、弦本(つるもと)康孝容疑者(28)=山形県酒田市本町1丁目=を住居侵入と強姦(ごうかん)致傷の疑いで逮捕したと発表した。弦本容疑者は『わかりません』などと容疑を否認しているという。県警山形署によると、弦本容疑者は2016年2月23日午前5時ごろ、県内の20代女性宅に侵入して女性に暴行を加え、2週間のけがを負わせた疑いがある。弦本容疑者と女性に面識はなかったという。NHK広報局は『職員が逮捕されたことは誠に遺憾で視聴者や関係者に深くおわびします。事実関係を調べたうえで厳しく対処します』としている」 せっかく籾井氏が去ったのに、NHKは一難去ってまた一難。このところNHKのニュース番組の大改編が話題である。 現代によると、『ニュース7』の平日メインキャスターに『ニュースウオッチ9』の鈴木奈穂子アナが移り、土日祝に井上あさひアナが京都から戻り、起用される。『ニュースウオッチ9』の河野憲治キャスターは外れるそうで、元政治経済部の有馬嘉男記者と『ブラタモリ』で人気の出た桑田真帆アナが務める。 NHK紅白歌合戦の司会を務め『ニュース7』のメインキャスターだった武田真一アナが、国谷裕子キャスターが降板して視聴率が低迷している『クローズアップ現代+』の建て直しのために起用されるという。 私としては、井上あさひちゃん以外は、誰が何をやろうと関心はない。武田アナはいいとは思うが、やはり『報道ステーション』と同じ局アナでは限界があるのではないか。もっと大胆な起用が必要だとは思うが、NHKのニュースは時計代わりだから、過不足なくニュースを伝えてくれれば、それでいいと思う。 ところでトランプ大統領が「狂犬」だといったマティス国防長官が来日した。安倍首相にとっては韓国の次というのが気に入らないだろうが、見かけだけでいえば、なかなかの偉丈夫である。首相周辺は、稲田朋美防衛相の防衛知識のなさを心配していたが、もっと心配していたのは彼女の服装だったと、新潮が書いている。 「稲田氏の田舎臭い少女風ファッションを見るにつけ、24万自衛隊の命を預かる覚悟は、まったく伝わってこない」(新潮) 新春恒例のだるまの目入れ式に着てきたのが、膝が見えるスカートに編み上げのブーツ。いわゆるガーリー(少女風)スタイルだった。 防衛相になってすぐの自衛隊の派遣地・ジブチでの視察では、キャップにサングラス。10月に行われた陸自の駆けつけ警護の演習では、まぶしいほどの白いパンツ姿。 11月のASEAN防衛担当相会合では、事務方が黒かグレーでと要望していたのに赤い服。12月の真珠湾訪問の時は、かわいいパステルカラー(黄色)のワンピースに着替えて、自爆攻撃で亡くなった飯田房太中佐の碑の前に。還暦近いおばさんが着る服ではない。ましてや防衛相である。こんな人間を任命するから、安倍は人を見る目がないといわれるのだ。 お次は文春が報じている「GACKT元愛人が首つり自殺未遂」という記事にいこう。文春はこれまでもGACKTの変人ぶりとSEX依存について何度か報じてきた。 今回は東日本大震災後の、東北出身の元グラビアアイドルA子(26)とのお話。彼女は親族や友人を失ったストレスから、メニエール症候群を患ってしまったという。 支えは大ファンだったGACKTの存在だった。彼が被災地に慰問に来てくれたことへのお礼を公式アドレスへ送ったところ、本人から励ましのメールが届いた。何度かやりとりしているうちに「食事をしよう」となり、12年11月に会い、食事が終わると運転手つきの車で自宅まで送ってくれた。後部座席はカーテンで仕切られていたが、「いきなりGACKTは下半身をむき出しにし、『くわえるか?』股間を押し付けてきたというのです」(A子のファンクラブの仲間)。 それから間もなく2人は肉体関係を結び、高級ホテルで会うが、時には別の女性と3人でベッドを共にすることもあったという。GACKTの周りには「喜び組」のような、支配されることを無上の喜びとする女性が何人もいたようだ。 だが、3年以上続いた2人の関係にも変化が出てきた。そんなとき、GACKTのマネジメント会社の社長で、常に2人で行動しているHへA子の心が移り、Hから、君と結婚したいからGACKTとの関係を切ってくれといわれる。HはA子の両親にも会いにいっている。だがHには別の本命女性がいたのだ。そしてHから、その彼女とは関係を切るから「必ず結婚しよう。連絡するから信じて」と告げられる。だが、そのまま音信不通になってしまったというのである。ひどい話だ。 GACKTにも相談したがダメだった彼女は絶望したのだろう、今年に入って2度の自殺未遂を図った。 Hは文春の直撃に、両親に会いにいったが婚約の事実はないと答える。傷つけてしまった事実がある以上、誠意をもってちゃんと対応させていただくとHはいうが、彼やGACKTの「誠意」とは、いったいなんなのだろう。 こんな男たちにいいように振り回され傷ついたA子にも、正直、同情する気はあまり起きない。すべての芸能人がそうだとはいわないが、彼らの言う“愛”や“誠意”などにはハナクソほどの重みもないのだ。早く気がついただけよかったと思うしかない。 郵便ポストが赤いのもみんなお前が悪いのだと、小池都知事のヒールになった内田氏だが、フライデーが気になることを報じている。 1月中旬に港区にある慈恵医大病院外来に、内田氏が女性ばかり4~5人に取り囲まれて来院、「神経内科」に入り、約1時間後に出てきたときは「内田氏は車いすに乗り、付き添いの女性がそれを押していたという」(フライデー)。 小池にとっても、内田の状態は気になるはずだ。なぜなら、彼女のやり方はヒール対正義の味方という構図を作り、それを成敗するジャンヌダルクを演じるわけだから、内田、森喜朗元総理、石原慎太郎元都知事に何かがあったら、次のヒールを探さなくてはいけなくなるからだ。 小池さん、次は安倍首相でもヒールに仕立てて対決してみてはいかがだろう。もし勝てば総理への野望が現実のものとなるかもしれない。そこまでやれば、私も応援してもいいと思うが、できね~だろうな。 次は文春の記事。天皇の「ご調髪」を10年にわたり務めてきたのは大場隆吉さん(65)。1882年創業の赤坂にあるヘアサロン「OHBA」の四代目で、祖父は昭和天皇の初代理髪師、父親もまた天皇家のご理髪掛を担当してきたという。 月に1度、ご調髪のために参内する前には、寒い日でも冷たい冷水を何杯も浴びて心身を清めるそうだ。天皇の髪はその生き方同様「剛直」で、「陛下は耳の後ろの毛が、後ろから前に向かって生えていてくせが強く、サイドも外にはねやすいのです」(大場氏)。 天皇はヘアスタイルに強いこだわりを持っているそうだ。「前髪は短めがお好み」「襟足は逆に、襟にかかる程度に長いほうがお好みなのです」(同)。 おつきの内舎人(うどねり)以外は2人きりで相対するから、健康状態が優れないと「お髪の伸びにむらがあり、頭皮がむくんだ状態になることがしばしば出てきました。御髪のくせが強くなり、まとまりが悪くなってしまう」(同)そうだ。 平成24年2月の心臓のバイパス手術の前後は、そうなっていたという。話のなかで感心したのは、一つのものを丁寧に使い長く愛用するというところだ。ヘアリキッドとヘアトニックは昭和44年に発売された資生堂の「ブラバス」を使っていた。 だが、白髪を整えるのには色味が寒色系の「アウスレーゼ」がいいのではと提案してそれに変えたが、ヘアトニックは「ブラバス」のまま。「なくなるまではそれでいい」と言っているそうだ。 私も「アウスレーゼ」を使っているので親近感が湧く。 なぜ大場氏が文春のインタビューに出てきたのか? それは、今行われている生前退位の議論に対して違和感を覚えたからだという。 「昨年八月八日の陛下が丹念に推敲されたお言葉に対し、私は素直に共感できました。あのお言葉から陛下の不退転のご決意を感じたのです。それは“菊のカーテン”の奥で、私が拝見した『人間・明仁天皇』のお姿そのものでした」 こうした専門家ではない市井人の立場から、天皇の生前退位について語らせるというのも、週刊誌の役割である。より身近に天皇を感じることができる好企画だと思う。 ポストのビートたけしの連載は、ときどきおもしろいものがある。今週はテレビの自主規制について。 「こういうふうにテレビの悪口をいっていると、『これからはインターネットの時代だ』って大喜びする人間は多い。だけど、ネットだってろくでもない。そもそもテレビが自主規制を強めたのはネットのせいだ。ネット社会じゃ、番組のクレームが直接スポンサーにいってしまう。『不買運動を起こせ!』とけしかけるヒマ人まで出てきた。だからテレビ局が萎縮する。相反する2つの意見があったとしても、ネット社会じゃ論争なんて立派なことになりゃしない。多数派が寄って集って少数派を袋叩きという図式になってしまう。名前も出さない匿名のヤツラが、ターゲットを決めてリンチする。そんなヤツラに狙われちゃたまらないってことで、テレビの制作側が勝手に自主規制や問題タレントの排除を始めちゃうんだ。ネット=悪とはいわない。情報ツールとして有効なのはよくわかる。だけど、『バカが簡単にモノをいう社会』を作ってしまったのも事実だ。2歳の子供にタバコを吸わせた動画をフェイスブック上げたり、コンビニで売り物のおでんをツンツンしている姿をユーチューブにアップしたり、やっていいことと悪いことの区別もつかないバカばかり。今や誰もがスマホから自分のバカさをワンタッチで拡散できるから、迷惑がエスカレートするんだよな。『ネットはバカのための拡声器』でしかない。大して利口じゃないヤツが一日中スマホにかじりついてても、時間とカネを賢いヤツラにむしり取られて終わるのがオチだよ」 最近のゲス不倫について。 「だけど、『ちょっとおかしいぞ』と思ったのが『五体不満足』の乙武(洋匡)くんの不倫報道への世間の反応だ。週刊新潮にオネエチャンとの海外旅行をスクープされて、直撃取材に『結婚してから5人と不倫してた』と認めて大騒ぎになって、結局奥さんとは離婚しちゃった。教育者の活動もしていて、マジメで誠実なイメージがある乙武くんと『不倫』がまったく合わないから驚かれたんだろうけど、本当はこの問題はもっと根深い。ちゃんと考えておかなきゃいけないと思うのは、世間がなぜ『乙武くんは不倫をしないマジメな男だ』と勝手に決めつけたのかってことだよ。『テレビで知的なコメントをしているから』とか『著書に感銘を受けたから』みたいな理由ならともかく、もし『身体障害者なのに不倫するわけがない』とか『障害のある人はマジメに地道に生きてるもんだと思ってた』って感覚が根底にあるとしたら、それって実はものすごく差別的な考え方だよ。体にハンディがあろうがなかろうが、人間の性格や嗜好ってのはそれとはまったく独立したものだ。障害を持ってる人だって、そうでない人たちと同じように性欲があるし、もちろん不倫をすることだったあるのが当然なんだよな。だけど実際は『障害者だからそんなことしない』って決めつけてる人が多い。この不倫劇は、そんなニッポン人の歪んだ潜在意識を浮き彫りにしたのかもしれない」 このおじちゃん、たまにはいいこというやんか。 さて、トランプ大統領旋風が荒れ狂うなか、安倍首相はじっとしていられないのか、10日に拝謁して、ゴルフを一緒にやるんだとか。こういうときは、相手がどんな野郎なのかをじっくり見ていたほうがいい。それは現代がやっている企業の会長、社長の「トランプ対策」にもはっきり出ている。 メキシコに自動車用ガラス工場を持つ旭硝子の石村和彦会長がこう話す。 「トランプ大統領は急に入国禁止令を出してアメリカに入って来られない人が出るなど、心配な状況ではあります。それにトランプ大統領は、とにかく毎日何をやってくるのかわからない。しかし、いますぐにパッパッパと急いで対策をする必要はない。じっくり腰を据えて、状況を見定める」 メキシコに炭素繊維工場を持つ、東レの日覺昭廣社長は。 「いまトランプ大統領は二国間協定でアメリカに有利にしようとしていますが、現在のFTA(自由貿易協定)もすでにアメリカに有利にできている。二国間協定になると日本にとって不利になると言う人もいますが、そういうことを言っていても仕方がない。うちの会社への影響? あまりないと思います」 メキシコシティに拠点を持つ、川崎汽船の村上英三社長は。 「80年代のように保護主義になってモノの動きが滞ると、われわれ海運業者としては困りますが、対策といっても特にまだやっていません。政治と経済には『時間差』がありますから。われわれはモノの動きにしっかりと対応していくだけで、あまり考えても仕方がない。まずは目先のことをしっかりとやっていくことが大事だと考えている」 慌てる乞食はもらいが少ない。昔からいわれているのに、安倍首相には分からないらしい。困ったものだ。 今週の第1位は、小池都知事関連の記事にあげたい。 「アメリカファースト」のトランプ大統領のやることなすことが世界中の批判を浴びているが、「都民ファースト」の小池知事の快進撃はいまのところとどまるところを知らないように見える。 小池対ドン・内田の最初の対決になる2月5日の千代田区長選は、小池都知事の推した5選を目指す石川雅己氏(75)が、新人だが与謝野馨元官房長官の甥で自民党が推していた与謝野信氏(41)に圧勝した。 新潮が報じているように、石川氏には多選批判があり、区議会と対立して補助金着服に関する問題で百条委員会に証人喚問されたりと、決して評判のいい首長とはいえないらしい。 それでも、小池人気に乗ってドン内田&都議会自民党と対立すれば「みんないい人」になってしまうのだから、トランプがこのことを知ったらどれほど羨むことであろう。 新潮によると、公明党が今回の区長選の自主投票を決めたのは、1月25日に小池による予算案が発表され、世帯年収760万円未満の子どもに対する「私立高校授業料実質無償化」が盛り込まれたからだという。 「公明党の支持母体である創価学会の会員は、裕福ではない家庭も少なくないため、従来、私立高校授業料無償化を求めてきました。小池予算案は、この公明党の主張を飲み込んだものです」(都政担当記者) 区長選で大勝して、今夏の都議選で小池新党から区議を多数当選させれば、都はもちろんのこと、総理の座も視野に入ってくるかもしれないといわれる。 確かに、彼女の政務担当の野田数知事特別秘書は40代の前半にもかかわらず態度が大きく「虎の威を借る狐になっているのではないか」(都庁関係者)という批判もある。 もっとオモシロ話がある。アサヒ芸能は、小池の身辺警護をしているイケメン専属ボディガードは、かつてVシネマ俳優で、「さらに調べるとアダルト作品への出演歴が発覚」(アサ芸)したと報じているのだ。この御仁、交流サイトのトップページに小池とのツーショット写真を掲載している。小池塾に通い、政治家を目指していると見る向きもあるようだ。 小池の覚えがめでたいのだろうと思うと、不可思議なことに、小池側にこのボディガード氏について尋ねると、「弊事務所及び小池百合子氏のいずれも雇用契約を結んだことはございません」(代理の弁護士)と答えたそうだ。何の関係もない人間に身辺警護をさせるはずもないし、男が勝手に警護しているわけでもなかろう。AV歴があることを知った小池側が切ったのだろうか。 ともかく、こんなことも話題になるぐらい、小池人気がすごいということだろうが、どこまで続くか見物ではある。 【巻末付録】 現代は純然たるSEXYグラビアは少ない。「いま芸能界で最高に美しいアイドル 乃木坂46 白石麻衣 純白ランジェリー」。「五木寛之『青春の門』連載再開記念 杉田かおる 織江、ふたたび」。杉田は純朴な田舎娘で「信介しゃん、抱いて」というセリフがわれわれの下半身を揺すぶった。 白石は、24歳のアイドルがここまでやるかというSEXYさ、満開である。写真集が7日に講談社から発売されるというから、売れるのではないか。 袋とじは「飛び出すVRヌード」というのだが、いくら見ても飛び出してこない。どうやるのか教えて。 ポストはすごいぞ。「完全独占袋とじ連動 小山薫堂撮影 葉加瀬マイ G乳ヌードまみれる」。葉加瀬マイを脚本家の小山が激写したというのである。写真は素人の域を出ないと思うが、迫力はそれなりにある。 後半は「鬼才 小沼勝が愛した日活ロマンポルノと美しき女優たち」と、よくわからない「グラビアファンタジー 店がハネたら…スナックの女」。 白石と葉加瀬の争いだが、私的には白石のアイドルSEXYに軍配を上げたい。 (文=元木昌彦)「アサヒ芸能」(2/9日号、徳間書店)
“各界の北朝鮮”が生んだ遅咲きの新横綱・稀勢の里「風俗店には兄弟子たちと……」
今週の注目記事・順不同1 「こいつ、本物のバカかもしれない トランプ日本口撃が怖すぎる」(「週刊現代」2/11号) 「反トランプの正体、親トランプの素顔」(「週刊新潮」2/2号) 「トランプに会談を蹴られた安倍首相の“逃げ恥”」(「週刊ポスト」2/10号) 同・2 「前川喜平事務次官に退職金5610万円」(「週刊現代」2/11号) 同・3 「これから始まる一流企業『大合併』実名ですべて書く」(「週刊現代」2/11号) 同・4 「ついに国内で特許承認! 高血圧ワクチン」(「週刊ポスト」2/10号) 同・5 「糸魚川火災『火災保険をもらえた人』『もらえなかった人』」(「週刊現代」2/11号) 同・6 「綱より難しい『稀勢の里』嫁取り物語」(「週刊新潮」2/2号) 同・7 「75歳オーバータクシー運転手、何人いるんですか?」(「週刊ポスト」2/10号) 同・8 「江角マキコ“自爆不倫報道”の哀しみ」(「週刊文春」2/2号) 同・9 「小池知事ブレーンが分裂 豊洲移転派VS.築地残留派」(「週刊朝日」2/3号) 同・10 「韓国『絶望半島』ルポ」(「週刊文春」2/2号) 「それでも韓国と仲良くしないとダメなのか?」(「週刊新潮」2/2号) 同・11 「視聴率が急降下した『報道ステーション』の無害な優等生」(「週刊新潮」2/2号) 同・12 「『8・6秒バズーカー』はまやねん『デキ婚&ラブホ不倫』」(「フライデー」2/10号) 同・13 「あなたの英語はここが惜しい!」(「AERA」2/6号) 同・14 「さらば松方弘樹さん! 懐かしい『酒と女とカネ』の話バラしちゃうよ」(「週刊ポスト」2/10号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週はトランプ大統領の繰り出すとんでもない大統領令に世界中が仰天しているせいか、週刊誌は挙って低調である。 そこで今週は順位なし。最初は1月21日に亡くなった俳優・松方弘樹について。最期を看取ったのは元祇園のホステスで30歳年下の山本万里子だった。彼女は入籍せずに松方に付き添って生きてきた。新潮によれば、愛の巣だったマンションも引き払われ、金銭的余裕もなかったのではないかという。 ポストでビートたけしが松方の思い出を語っている。『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)に、レギュラーで10年間出ていた。月曜日に収録が終わると、その足で川崎堀之内のソープランドへみんなで行った。そこの支払いも、その後のクラブも、全部松方が払ったという。京都の超一流のステーキ屋へ5人で食いに行って、ロマネコンティなど10本近く空け、その勘定2,000万円をカードではなく「現金」で払ったそうだ。 たけしならずとも、そんなカネどうやって持っていたのかね? たけしは、松方は女遊びするから「パイプカットしていた」と証言している。勝新太郎や萬屋錦之介も、晩年はカネに苦労したと聞く。松方も亡くなるときは、マンションも手放さなければならないほどだったようだ。おもしろうてやがてかなしき鵜舟かな、である。 次はAERAの記事。最近Google翻訳がよくなったという声をよく聞く。私もときどき使っているが、たしかに「ニューヨーク・タイムズ」などの記事を翻訳しても、それなりに内容がわかるぐらいの翻訳力はある。 AERAは、日本語を英語に翻訳するときのコツを紹介している。それには日本語を英語っぽくしてから翻訳することだという。 たとえば「急峻な谷が多く、林道が整備されていないわが国の森林は、木材の運搬が大きな問題になる」というのを、「わが国の森林は、多くの急峻な谷を持つ。林道は整備されていない。それらの事実が伐採とその運搬に困難を与えている」とすればいい。「彼は明日の会合に出席しないと言っていた」を「彼は明日の会合には出席しないだろうと彼は言っていた」とすればいい。 つまり英語の基本文型SVOCにすると、より英語っぽくしてくれるというのである。中学英語で習った簡単なことだが、確かにこうすれば日本語の英文翻訳もかなりこなしてくれる。そのうち英語を含めた外国語を学ぶ必要はなくなるかもしれない。そんな期待を持たせてくれるディープラーニングの進歩である。 お次はフライデー。読者は「8.6秒バズーカ」はまやねん(26)というお笑いコンビの片割れを知っているだろうか。 彼が女の子たちとラブホへしけ込む姿を撮っているが、本筋はそこではなく、はまやねんが子どももいる既婚者だという点にある。鳥取県出身で出来ちゃった婚。子どもと彼女は鳥取にいるそうだ。これだけバッチリ撮られると、弁明に苦労するだろうな。自業自得ではあるが。 おまけのフライデー。覚せい剤疑惑がつきまとうASKAだが、1月23日、その姿が麻布十番の高級ふぐ屋にあったという。そこへ、木梨憲武、騎手の武豊、競泳の萩野公介、後からイチロー、水谷豊も合流したという。ASKAは競輪選手の中野浩一夫妻との会食だったので、別々らしいが、なかなか豪華な顔ぶれではある。そういえばこのところ安いふぐしか食べてない。たまには麻布十番の「ふぐ武」へでも行きたいな。あそこはふぐ屋なのにキムチがあったと思うが、今はどうなのかな。 さて、テレ朝の『報道ステーション』は、古舘から局アナの富川悠太アナに変わったが、視聴率は順調だと思っていた。だが、新潮によると数字が急降下し、1月は4日が過去最低クラスの6.7%、第2週の平均も9.38%と1ケタ台に落ち込んでいるという。 優等生的で真面目な富川は、私は好感を持って見ている。古舘のようにわざとらしさがなく、盛り上げ方に難はあるが、もともとニュースは正確に伝わればいいのだ。 問題があるとするならば、横にいるコメンテーターの元共同通信の後藤健次ではないか。彼は政治畑が長い分、安倍首相などにパイプがあるのだろうが、そのため安倍政権に対して歯切れが悪い。 これは他の局の番組に出ている時事通信の田崎史郎にもいえることである。この人選を変えたら、ずいぶん違うと思う。 ところで慰安婦像をめぐって日韓のいがみ合いは日増しに激しさを増している。新潮のいうように、元慰安婦へ支援金10億円を支払うことで日韓は合意した。それに対して韓国側は日本大使館前の慰安婦像撤去に努力するとしていたが、朴槿恵大統領がスキャンダルで事実上失脚すると、この合意がなかったかのように韓国国内で慰安婦像設置運動があちこちで起きている。釜山の総領事館前に慰安婦像を設置したことに怒った安倍首相は、日本大使を一時帰国させた。だが新潮によると、今年12月に竹島に慰安婦像を設置する動きまで出てきているというのである。 ここまでする国と日本は「仲良くしないといけないのか」と新潮は疑問を呈している。文春がルポしているように、朴大統領と親しかった崔順実の傍若無人な金満ぶりは、財閥・サムソン電子副会長の逮捕状が請求されるまでに広がり、燃え上がった国民の怒りのはけ口が日本へ向かったことは確かであろう。日本では、ネット住民が「韓国と断交せよ」と大声を上げている。だが、今春といわれる大統領選で反日派が勝てば、中国との連携をさらに強め、北朝鮮は日本への挑発をこれまで以上にやってくるかもしれない。 トランプ政権はオバマ以上に日本の後ろ盾になるとは考えにくい。そうなればいうまでもなかろう。安倍がやらなければいけないことは、日中、日韓の関係を良好にして、それを背景にトランプ政権と本音で語り合うことであるはずだ。 韓国は私から見ても「こまったちゃん」ではあるが、ここは大人として韓国を導いてやるぐらいの気構えでいてほしいと、私は思う。 閑話休題。日本映画界が久しぶりに活況である。特にアニメ映画『君の名は。』が興収200億円を超えた。私は未見だが、やはりアニメでキネマ旬報で第1位になった『この世界の片隅に』を遅ればせながら見た。 広島の呉が舞台なので、戦争と原爆の泣かせ映画かと思っていたが、そうではなかった。戦前、戦中を生き抜いたひとりの女性の生活を淡々と描いたものだった。 アニメということもあるのだろう。焼夷弾で町が燃え上がるシーンも、死体が埋め尽くす光景も、何かおとぎの国の話のように思えたが、見終わると、何か心の中に戦争という悲劇がもたらした重いものがオリのように沈んでいた。 封切り日にスコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』を見た。遠藤周作の原作に感動した彼が、長年温めてきた企画だという。ポルトガル人の宣教師2人が、師と仰ぎ日本に渡って布教活動をしていた宣教師が「棄教」したという知らせを受け、長崎へ向かう。隠れキリシタンの村人が彼らを匿うが、次々に役人に捕まり、激しい拷問を受け、棄教を迫られる。 全編暗い色調。自分たちを守るために苦しむ信者たちを見て、宣教師のひとりは、「なぜ神は我々にこんなにも苦しい試練を与えながら、沈黙したままなのか」と問う。 私のような信仰心の薄い人間には「神の沈黙」という主題がピンとはこないが、これだけの重いテーマを描ききったスコセッシはさすがだと思う。 映画といえば、オリバー・ストーン監督が来日し『スノーデン』について語った。新潮は、オリバー監督は9度にわたってスノーデンにインタビューしたという。 「とりわけ日本にとって衝撃的なのは、横田基地での勤務を回想するシーン」(新潮)。アメリカによって送電網やダム、病院などのインフラに不正プログラムが仕込まれていて、もし日本が同盟国でなくなったときは、不正プログラムが起動し、日本全体のインフラは壊滅すると証言していることだ。 スノーデンは日本やドイツなどの同盟国の首脳らの通信がNSAの監視対象だったことを明るみに出した。いまだにアメリカはそうした情報収集活動を止めていない。集められたマル秘情報がトランプ大統領に上げられると考えると、背筋がゾッとする。 さて、小池都知事が来る都議選で豊洲移転問題を掲げ、都民に築地残留か否かを問うことを考えていると週刊朝日が報じている。地下水のモリタリング調査で大量のベンゼンが検出されたことで、なぜこのような土地に移転しようとしたのか、石原慎太郎元都知事を証人喚問すると小池都知事がいい始めた。 それは当然やるべきだが、豊洲移転問題でグズグズしているのは朝日によると、小池のブレーンの中でも意見が割れているからだという。上山信一特別顧問ら多くは「できてしまったから当然豊洲移転でしょう」と考えているそうだが、都の市場問題プロジェクトチームの座長・小島敏郎顧問は築地残留派。 また小池本人は、08年に出した共著『東京WOMEN大作戦』(小学館)の中で、「築地市場の建物だけを建て直すのが一番妥当」だといっているそうで、残留派ではないかと朝日は見ている。だが、そうとう前の本だから、そうとはいい切れないと思う。 困った小池は、都民に丸投げしようというのだが、都民のひとりとして「ふざけるな」といいたい。 石原元都知事や内田茂都議連中の豊洲移転に絡んだ利権構造は明らかにすべきだが、移転問題は速やかに知事が決断するのが筋だろう。都議選の投票日は7月2日である。そんな優柔不断な都知事では、これまでの連中と変わるところがない。 女優の江角マキコ(50)が突然「引退する」と表明した。どうやら夫とは別居状態で、A氏という投資詐欺集団の一味で、昨年8月に逮捕されたことのある人間と「不倫」しているといわれている。この詐欺には江角も被害に遭っているのだ。江角はA氏とは被害を受けた交渉のために会っていると弁明しているが、フライデーは2人が深夜に並んで歩いているところを激写している。 江角の夫も、女性自身の取材に対して「ずっと前から嘘をついて外泊したり、妻の行動はおかしかった」と語っている。江角が主演したドラマ『ショムニ』(フジテレビ系)の決めゼリフ、「自分でしたことの始末は自分でつけろ」といえるかな? ポストの素朴な疑問特集。今週は75歳を超えるドライバーの死亡事故率は2倍になるという警察庁の発表を受けて、ではタクシードライバーにはどれぐらいの75歳オーバー運転手がいるのかと調べてみた。 大手のタクシー会社に聞いたが、どこもハッキリした答えはなかったようだ。そこでポストが独自に調べると、東京地区では75歳~79歳の運転手は2,522人。80歳以上も442人いる。大阪地区は75歳以上が1,416人で、個人タクシー運転手の1割以上が75歳オーバーだそうだ。 08年からの道交法改正で「もみじマーク」の掲示は努力義務になったから、タクシーに貼ってあるのを見ないが、もし貼っていれば相当な数のタクシーが「もみじマーク」になる。1月30日から東京のタクシーの初乗りが「約1km380円~410円」になった。高齢者が気軽に乗れるタクシーという考えはいいが、運転するのも乗客も高齢者ばかりということになりかねない。 それはそれでいいが、私も含めて高齢者は短気である。目も耳も不自由になっているのに、ちょっとしたことでカーッとして、無茶な運転をしないように心がけてもらいたいものだ。 さて、実に19年ぶりの日本人横綱の誕生は、相撲協会にとっても悲願であった。「きせのん」こと稀勢の里(30)が大きな話題である。 2002年に中学卒業とともに鳴戸部屋(現田子ノ浦部屋)へ入門。入る決め手は「角界一多い稽古量」だったという。文春で相撲関係者がこう語っている。 「一日に百番取るのが当たり前。馴れ合いを生まないよう出稽古も禁止で、“各界の北朝鮮”とも言われていた」 好きな言葉は「我慢と辛抱」。初土俵から頭角を現し、史上2番目の早さで新入幕を果たし、19歳11カ月で三役に昇進する。新潮で相撲ジャーナリストが、21歳2カ月で横綱になった北の湖が「自分と同じか、それより上のレベルだ」といっていたというぐらい、将来を嘱望されていた。 だが、大関になり5回の綱取りに挑むが、肝心なところで「勝負弱さ」を露呈し、ことごとく失敗してしまう。そんな苦闘の末、新入幕から73場所、昭和以降最も遅い横綱昇進となった。白鵬に明らかに衰えが見えた今、稀勢の里に集まる期待は大きい。茨城県牛久市出身。好きな音楽は「浪曲」。風俗店には兄弟子たちと出かけていたようだが、独身である。 この日本は、鴨長明の『方丈記』を持ち出すまでもなく、天変地異の多い国である。 長明はしたがって、家などにカネをかけ飾り立てるのはムダだといっているが、現代では火災保険や地震保険があるから安心だと、思い違いしている人も多いに違いない。 現代は糸魚川で起きた大火災で被災した人たちの声を聞きながら、火災保険について考えようという特集を組んでいる。全焼か半焼かでも大きく違うが、古い火災保険では、年数が経てば出る保険金も安くなってしまう。 だが、火災保険の「再調達価額契約」というのがあり、古い家でも「今、その建物と同じものを建てたらいくらかかるか」という考え方で保険金の支払い上限が決まる。 この保険が現在の主流だそうで、各社が競って商品を出している。 「これらの場合、例えば東京都内に立つ築20年、新築時の建物価格が3000万円の一軒家であれば、家財補償も付けて年額4万~5万円(5年契約)が標準的な保険料となる」(現代) これに地震保険をつけておけば、万全とはいかないまでも、もしものときは、かなり助かるはずだ。今すぐ入っておくにこしたことはないだろうが、先立つものがな……。 先週、ポストは、これから老化はワクチンで防ぐ時代になるという特集をやった。ワクチンだから、治すというより「予防する」というところに重点をおくという。 今週のポストでも、画期的なワクチンが開発されていると報じている。なぜ日本でワクチンが普及しないかというと、予防ではおカネが取れないから、医療ムラはワクチン普及に積極的ではないのだとポストは批判した上で、高血圧ワクチンが国内で特許の承認を取ったと報じている。 何しろ一回の投与で数年間効果が持続するというのだからすごい。 特許が承認されたのはバイオベンチャー・アンジェスMG。そこと共同研究している大阪大学の森下竜一教授はこう語る。 「高血圧ワクチンを投与すると『アンジオテンシンII』(血圧を上げる物質=筆者注)の作用を抑える抗体が体内で生成される。DNAそのものを投与することで、長く抗体が維持され血圧の上昇も長期間避けられるのです」 夢のようなワクチンだが、実用化にはあと4~5年はかかるそうだ。 認知症も日本人に多いアルツハイマー型は、アミロイドβの蓄積を防げば「予防」できるという考え方で、新薬が開発されつつあるという。自分勝手で申し訳ないが、早く実用化されてほしいと思う。私の認知症がこれ以上悪くならないうちに。 さて、現代が実名で「メガ合併」が起きる企業はどこかという特集を組んでいる。 きっかけは、みずほフィナンシャルグループと三井住友トラスト・ホールディングスが、傘下の資産管理銀行を統合すると報じられたことによる。 日本の三大銀行でさえ、独立して生き残ることは難しいと考え始めているというのだ。 だが、こうしたことや東芝の凋落、ソニーやパナソニックの現状を見ると、これからは生き残ろうとすれば合併していくしかないことは、火を見るより明らかである。コカ・コーラグループとキリンビバレッジ。三越伊勢丹と高島屋。フジ・メディアHDがWOWOWに触手を伸ばしている。 電通と博報堂。JALとANA。パナソニックと日立。三井物産と住友商事。ゆくゆくは斜陽産業になっていく自動車も、ソフトバンク、ホンダ、トヨタ連合ができる可能性あり。 どんな合併が起こっても不思議はない。私は講談社と小学館の合併もありだと思っている。もはや、日本の企業の大半が斜陽に入ったといってもいい。合併か外国企業への身売りか、生き残るにはそれしかないはずだ。 ところで、本来なら天下りをチェックする役所である文部科学省で、09年頃から人事課OBを通じた組織ぐるみの再就職斡旋が行われてきたことが発覚した。 中でも悪質なのは、早稲田大学へ天下った吉田大輔前高等教育局長のケースである。文科省の人事課が早稲田に対して吉田の天下りを働きかけたにもかかわらず、内閣府の再就職等監視委員会の調査に備え、吉田や早稲田に対して虚偽の仮想問答集まで準備していた。 そこには吉田が自発的に面接を受け、採用されたとあった。嘘っぱちである。吉田は文科省を退職したときに5,260万円の退職金を受け取り、早稲田でも年収1,400万円もらっていたという。 私もやっていた非常勤講師などは、1回でもらう講師料は雀の涙ほどもない。第一、吉田が何を教えられるというのか。最低の教育とはどういうことかを、身をもって学生たちに教えていたのだろうか。だいたい、官僚上がりの教授は、私の経験では態度が横柄なのが多い。高級官僚出身というだけで、訳も分からず敬ってしまう学生が多いからだ。 しかも現代によれば、こうしたことをやってきた元締めの事務次官、前川喜平が引責辞任したにもかかわらず、退職金の5,610万円を受け取るつもりだというのだ。 麻生太郎財務相は、蓮舫民進党代表に対して、「天下りという言葉は安易に使われない方が良いと思います。いかにも上から目線に感じます」と答弁したとasahi.comが報じている。 天上がりでもいいが、官僚の中にも優秀なのはいくらかはいるだろうから、そうした人間を民間で活用する仕組みをこそ、本気で考えるべきである。 ところでMXテレビが1月2日に放送した『ニュース女子』が、軍事ジャーナリストを名乗る人間などを登場させ、沖縄の高江ヘリパッド建設問題に反対する人たちを「カメラを向けると襲撃に来る」「テロリストみたい」などといったことが大きな問題になっている。 さらに「反対派の中には韓国人はいるわ、中国人はいるわ」などという人種差別につながる発言もあった。あきれた番組だと、メディアの批判が相次いでいるが、おかしなことに、ほとんどのメディアが、この番組のMCをつとめている東京新聞・論説副主幹の長谷川幸洋氏の名前を出さない。 東京新聞といえば、朝日新聞と並んで安倍首相批判を含めて、政権批判を真っ向からしている新聞だが、自社の幹部の問題を名前を出して批判しないというのは、おかしいというより、あってはならないことだ。 たしかにMXは東京新聞の親会社・中日新聞が2番目の株主であるが、そうしたことが関係しているのだろうか。 長谷川氏は、安倍首相に近いことでよく知られる。東京新聞の中では異色の人物ではある。だが、公共の電波を使いながら、こうした偏向番組を流したことを批判しないというのでは、メディアとしての存在自体が問われるはずだ。 東京新聞、お前もか。そう思われないよう、きっちりケジメをつけないと、読者が離れていく。 トランプ大統領の暴走が止まらない。メキシコ国境にトランプの長城を築き、何兆円もの費用をメキシコ側に払わせるといって、メキシコ国民を激怒させた。 トランプ政権のスティーブン・バノン大統領上級顧問兼首席戦略官が26日のニューヨーク・タイムズ紙の電話インタビューで、「メディアは恥ずかしい思いをし、屈辱を与えられるべきだ。黙ってしばらく聞いていろ」と威嚇したと朝日新聞が報じている。 まさに「バカは隣の火事より怖い」である。こんな連中と話し合いをしなければいけない安倍首相が可哀相に見えるぐらいだ。急いで首脳会談などやらないほうがいい。 文春は、元国連大使でトランプ政権の高官候補といわれるジョン・ボルト氏が米ウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿して「在沖縄米軍の少なくとも一部を(台湾に)再配備してもいいかもしれない」といい、物議を醸しているという。 そんなことをすれば中国が黙っていないことはもちろんのこと、対中関係を悪化させたくない台湾にとっても迷惑だし、日本も中国の脅威にこれまで以上に怯えなくてはいけなくなる。 トランプ外交は、世界からそっぽを向かれ始めている。証拠に「シリア内戦をめぐるアサド政権と反体制派の和平協議で、昨年末に発効した停戦合意を完全に履行させるため、仲介役のロシア、トルコ、イランによる停戦監視の仕組みを設けるとした共同声明を発表した」(朝日新聞1月25日付)。アメリカ抜きで動き始めているのである。 現代は「こいつ、本物のバカかもしれない」として、80年代にトランプのゴーストライターを18カ月やっていたトニー・シュウォーツ氏を登場させ、こういわせている。 「どのような話題をふってみても、インタビューが5分と続くことはありませんでした。彼は一つのテーマに集中することができない性格で、過去のことを聞いても『終わったことを話してもしょうがない』と怒り出す始末。まるで教室でじっとしていられない幼稚園児のようでした。トランプ氏のような人物が、核ミサイルのボタンを押す決定権を握っているということは、恐怖以外のなにものでもありません」 彼はまた、知的水準の低さは驚くべきもので、情報源はテレビ、彼が本を読んでいるところも、自宅やオフィスに本を見たこともないという。 また、トランプ大統領は周りにウォールストリート関係者を多数置いているから、政権下でインサイダー取引や相場操縦が行われる可能性を危惧する声まである。 日本を含めた世界中のトランプ大統領への見通しが甘かったことは、わずか1週間ほどしか経っていないのに証明された。 中でも安倍首相は、大甘の最たるものだろう。 まあ、この人に相手の人柄や能力を見分ける力が備わっていると考えるほうが無理があろうが。ポストは、安倍首相はトランプが就任してすぐに首脳会談をやり、首脳同士でも蜜月なところを世界に知らしめたいとトランプ大統領側に申し込んでいたが、逃げられてしまって恥をかいたと報じている。 電話会談でも各国首脳の後塵を拝した。 だが、なんとしてもトランプにお目もじしたいと懇願して、会えることにはなったが、向こう側がこういう条件を出したというのだ。 麻生副総理の同席だ。なぜなら、トランプは大の王室好きで、英国のメイ首相が最初の会談相手になったのも、英国側が今夏、トランプを国賓として招待し、エリザベス女王との会見をセットすると打診したからだと、自民党の外交族議員が明かしている。 したがって、日本の皇族と縁戚である麻生氏に同行してもらうという条件で、首脳会談を持ちかけたら、乗ってきたというのである。 どこまで信じられる話かわからないが、このような相手と急いで会うことはなかろうと思うのだが。首相がそんな具合だから、日本の企業も早々とトランプに跪くところが次々に出てくる。 「トランプ米大統領が、中東・アフリカの7カ国の国民や難民の入国を一時禁止したことを受け、日本航空は30日、対象の国のパスポートを持つ旅行者が米国行きの便に搭乗を希望した場合、米担当当局に入国できるかどうか事前に照会することを決めた。入国できないと回答された場合、搭乗前に旅行者に知らせる」(asahi.com1月30日14時52分) 搭乗者が自己判断すればいいことで、飛行機会社がそんなことをする必要はない。 この国はもともと、強いものには巻かれろというのが生き方の基本にある。戦前の軍、終戦後の占領軍、そして今は数だけはある自民党政権に唯々諾々と従うのが、日本人の日本人らしい生き方なのである。 このままいけば早晩トランプ政権は国内外から批判を受け、立ち往生すること間違いない。自らすすんでひれ伏すことはない。しばらくは高みの見物といくのも、日本人的な生き方だと思うのだが。 【巻末付録】 まずはポストから。巻頭は「あの時君は若かった!! はじめての水着スペシャル」。井上和香、雛形あきこ、井上晴美など。 後半は「ピンクの殿堂 新東宝映画の女神たち」。新東宝という名前は、われわれ世代には懐かしい。 新東宝はヴェネチア映画祭で国際賞を受賞した『西鶴一代女』などを作ったが、その後エログロ路線に転換して、50年間で1,000本以上のピンク映画を世に送り出してきた。 こうした粗製濫造の中からいい監督も生みだし、その後、日活ロマンポルノへとつながっていく。 袋とじはフィリピン女優の「ルビー・モレノ」。日本でいうと「こつまなんきん」とでもいうのか、東洋系の美人の典型として、一時は人気があった。 あとは「美人すぎる雀士」という、なんだかよくわからないグラビア。最後は「杉浦幸 解放」という女優の完全ヘアヌードのアンコール。 現代は『動物戦隊ジュウオウジャー』のヒロイン「柳美希」。このところ出ている女優の肩書きが長くて読みづらい。 失礼だがあまり名のない女優を起用すると、いろいろ説明しなくてはならないから致し方ないのだろうが。 後半は「週刊現代でしか見られない! 元NHK山形キャスター 古瀬絵理」のスイカップ。 次は「写真家D・ハミルトンが撮った 美しき女優ヌード」。ハミルトンは昨年11月に亡くなったという。 袋とじは「大コーフン! たかしょーのノーパン喫茶」。早くも賞味期限切れのような彼女を見ていると、何かしら哀れを誘うものがあるように思うのは、年をとったせいか。 というわけで今週はどちらもイマイチ、興奮度が足りない。よって引き分けとする。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(2/11号、講談社)
“各界の北朝鮮”が生んだ遅咲きの新横綱・稀勢の里「風俗店には兄弟子たちと……」
今週の注目記事・順不同1 「こいつ、本物のバカかもしれない トランプ日本口撃が怖すぎる」(「週刊現代」2/11号) 「反トランプの正体、親トランプの素顔」(「週刊新潮」2/2号) 「トランプに会談を蹴られた安倍首相の“逃げ恥”」(「週刊ポスト」2/10号) 同・2 「前川喜平事務次官に退職金5610万円」(「週刊現代」2/11号) 同・3 「これから始まる一流企業『大合併』実名ですべて書く」(「週刊現代」2/11号) 同・4 「ついに国内で特許承認! 高血圧ワクチン」(「週刊ポスト」2/10号) 同・5 「糸魚川火災『火災保険をもらえた人』『もらえなかった人』」(「週刊現代」2/11号) 同・6 「綱より難しい『稀勢の里』嫁取り物語」(「週刊新潮」2/2号) 同・7 「75歳オーバータクシー運転手、何人いるんですか?」(「週刊ポスト」2/10号) 同・8 「江角マキコ“自爆不倫報道”の哀しみ」(「週刊文春」2/2号) 同・9 「小池知事ブレーンが分裂 豊洲移転派VS.築地残留派」(「週刊朝日」2/3号) 同・10 「韓国『絶望半島』ルポ」(「週刊文春」2/2号) 「それでも韓国と仲良くしないとダメなのか?」(「週刊新潮」2/2号) 同・11 「視聴率が急降下した『報道ステーション』の無害な優等生」(「週刊新潮」2/2号) 同・12 「『8・6秒バズーカー』はまやねん『デキ婚&ラブホ不倫』」(「フライデー」2/10号) 同・13 「あなたの英語はここが惜しい!」(「AERA」2/6号) 同・14 「さらば松方弘樹さん! 懐かしい『酒と女とカネ』の話バラしちゃうよ」(「週刊ポスト」2/10号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週はトランプ大統領の繰り出すとんでもない大統領令に世界中が仰天しているせいか、週刊誌は挙って低調である。 そこで今週は順位なし。最初は1月21日に亡くなった俳優・松方弘樹について。最期を看取ったのは元祇園のホステスで30歳年下の山本万里子だった。彼女は入籍せずに松方に付き添って生きてきた。新潮によれば、愛の巣だったマンションも引き払われ、金銭的余裕もなかったのではないかという。 ポストでビートたけしが松方の思い出を語っている。『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)に、レギュラーで10年間出ていた。月曜日に収録が終わると、その足で川崎堀之内のソープランドへみんなで行った。そこの支払いも、その後のクラブも、全部松方が払ったという。京都の超一流のステーキ屋へ5人で食いに行って、ロマネコンティなど10本近く空け、その勘定2,000万円をカードではなく「現金」で払ったそうだ。 たけしならずとも、そんなカネどうやって持っていたのかね? たけしは、松方は女遊びするから「パイプカットしていた」と証言している。勝新太郎や萬屋錦之介も、晩年はカネに苦労したと聞く。松方も亡くなるときは、マンションも手放さなければならないほどだったようだ。おもしろうてやがてかなしき鵜舟かな、である。 次はAERAの記事。最近Google翻訳がよくなったという声をよく聞く。私もときどき使っているが、たしかに「ニューヨーク・タイムズ」などの記事を翻訳しても、それなりに内容がわかるぐらいの翻訳力はある。 AERAは、日本語を英語に翻訳するときのコツを紹介している。それには日本語を英語っぽくしてから翻訳することだという。 たとえば「急峻な谷が多く、林道が整備されていないわが国の森林は、木材の運搬が大きな問題になる」というのを、「わが国の森林は、多くの急峻な谷を持つ。林道は整備されていない。それらの事実が伐採とその運搬に困難を与えている」とすればいい。「彼は明日の会合に出席しないと言っていた」を「彼は明日の会合には出席しないだろうと彼は言っていた」とすればいい。 つまり英語の基本文型SVOCにすると、より英語っぽくしてくれるというのである。中学英語で習った簡単なことだが、確かにこうすれば日本語の英文翻訳もかなりこなしてくれる。そのうち英語を含めた外国語を学ぶ必要はなくなるかもしれない。そんな期待を持たせてくれるディープラーニングの進歩である。 お次はフライデー。読者は「8.6秒バズーカ」はまやねん(26)というお笑いコンビの片割れを知っているだろうか。 彼が女の子たちとラブホへしけ込む姿を撮っているが、本筋はそこではなく、はまやねんが子どももいる既婚者だという点にある。鳥取県出身で出来ちゃった婚。子どもと彼女は鳥取にいるそうだ。これだけバッチリ撮られると、弁明に苦労するだろうな。自業自得ではあるが。 おまけのフライデー。覚せい剤疑惑がつきまとうASKAだが、1月23日、その姿が麻布十番の高級ふぐ屋にあったという。そこへ、木梨憲武、騎手の武豊、競泳の萩野公介、後からイチロー、水谷豊も合流したという。ASKAは競輪選手の中野浩一夫妻との会食だったので、別々らしいが、なかなか豪華な顔ぶれではある。そういえばこのところ安いふぐしか食べてない。たまには麻布十番の「ふぐ武」へでも行きたいな。あそこはふぐ屋なのにキムチがあったと思うが、今はどうなのかな。 さて、テレ朝の『報道ステーション』は、古舘から局アナの富川悠太アナに変わったが、視聴率は順調だと思っていた。だが、新潮によると数字が急降下し、1月は4日が過去最低クラスの6.7%、第2週の平均も9.38%と1ケタ台に落ち込んでいるという。 優等生的で真面目な富川は、私は好感を持って見ている。古舘のようにわざとらしさがなく、盛り上げ方に難はあるが、もともとニュースは正確に伝わればいいのだ。 問題があるとするならば、横にいるコメンテーターの元共同通信の後藤健次ではないか。彼は政治畑が長い分、安倍首相などにパイプがあるのだろうが、そのため安倍政権に対して歯切れが悪い。 これは他の局の番組に出ている時事通信の田崎史郎にもいえることである。この人選を変えたら、ずいぶん違うと思う。 ところで慰安婦像をめぐって日韓のいがみ合いは日増しに激しさを増している。新潮のいうように、元慰安婦へ支援金10億円を支払うことで日韓は合意した。それに対して韓国側は日本大使館前の慰安婦像撤去に努力するとしていたが、朴槿恵大統領がスキャンダルで事実上失脚すると、この合意がなかったかのように韓国国内で慰安婦像設置運動があちこちで起きている。釜山の総領事館前に慰安婦像を設置したことに怒った安倍首相は、日本大使を一時帰国させた。だが新潮によると、今年12月に竹島に慰安婦像を設置する動きまで出てきているというのである。 ここまでする国と日本は「仲良くしないといけないのか」と新潮は疑問を呈している。文春がルポしているように、朴大統領と親しかった崔順実の傍若無人な金満ぶりは、財閥・サムソン電子副会長の逮捕状が請求されるまでに広がり、燃え上がった国民の怒りのはけ口が日本へ向かったことは確かであろう。日本では、ネット住民が「韓国と断交せよ」と大声を上げている。だが、今春といわれる大統領選で反日派が勝てば、中国との連携をさらに強め、北朝鮮は日本への挑発をこれまで以上にやってくるかもしれない。 トランプ政権はオバマ以上に日本の後ろ盾になるとは考えにくい。そうなればいうまでもなかろう。安倍がやらなければいけないことは、日中、日韓の関係を良好にして、それを背景にトランプ政権と本音で語り合うことであるはずだ。 韓国は私から見ても「こまったちゃん」ではあるが、ここは大人として韓国を導いてやるぐらいの気構えでいてほしいと、私は思う。 閑話休題。日本映画界が久しぶりに活況である。特にアニメ映画『君の名は。』が興収200億円を超えた。私は未見だが、やはりアニメでキネマ旬報で第1位になった『この世界の片隅に』を遅ればせながら見た。 広島の呉が舞台なので、戦争と原爆の泣かせ映画かと思っていたが、そうではなかった。戦前、戦中を生き抜いたひとりの女性の生活を淡々と描いたものだった。 アニメということもあるのだろう。焼夷弾で町が燃え上がるシーンも、死体が埋め尽くす光景も、何かおとぎの国の話のように思えたが、見終わると、何か心の中に戦争という悲劇がもたらした重いものがオリのように沈んでいた。 封切り日にスコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』を見た。遠藤周作の原作に感動した彼が、長年温めてきた企画だという。ポルトガル人の宣教師2人が、師と仰ぎ日本に渡って布教活動をしていた宣教師が「棄教」したという知らせを受け、長崎へ向かう。隠れキリシタンの村人が彼らを匿うが、次々に役人に捕まり、激しい拷問を受け、棄教を迫られる。 全編暗い色調。自分たちを守るために苦しむ信者たちを見て、宣教師のひとりは、「なぜ神は我々にこんなにも苦しい試練を与えながら、沈黙したままなのか」と問う。 私のような信仰心の薄い人間には「神の沈黙」という主題がピンとはこないが、これだけの重いテーマを描ききったスコセッシはさすがだと思う。 映画といえば、オリバー・ストーン監督が来日し『スノーデン』について語った。新潮は、オリバー監督は9度にわたってスノーデンにインタビューしたという。 「とりわけ日本にとって衝撃的なのは、横田基地での勤務を回想するシーン」(新潮)。アメリカによって送電網やダム、病院などのインフラに不正プログラムが仕込まれていて、もし日本が同盟国でなくなったときは、不正プログラムが起動し、日本全体のインフラは壊滅すると証言していることだ。 スノーデンは日本やドイツなどの同盟国の首脳らの通信がNSAの監視対象だったことを明るみに出した。いまだにアメリカはそうした情報収集活動を止めていない。集められたマル秘情報がトランプ大統領に上げられると考えると、背筋がゾッとする。 さて、小池都知事が来る都議選で豊洲移転問題を掲げ、都民に築地残留か否かを問うことを考えていると週刊朝日が報じている。地下水のモリタリング調査で大量のベンゼンが検出されたことで、なぜこのような土地に移転しようとしたのか、石原慎太郎元都知事を証人喚問すると小池都知事がいい始めた。 それは当然やるべきだが、豊洲移転問題でグズグズしているのは朝日によると、小池のブレーンの中でも意見が割れているからだという。上山信一特別顧問ら多くは「できてしまったから当然豊洲移転でしょう」と考えているそうだが、都の市場問題プロジェクトチームの座長・小島敏郎顧問は築地残留派。 また小池本人は、08年に出した共著『東京WOMEN大作戦』(小学館)の中で、「築地市場の建物だけを建て直すのが一番妥当」だといっているそうで、残留派ではないかと朝日は見ている。だが、そうとう前の本だから、そうとはいい切れないと思う。 困った小池は、都民に丸投げしようというのだが、都民のひとりとして「ふざけるな」といいたい。 石原元都知事や内田茂都議連中の豊洲移転に絡んだ利権構造は明らかにすべきだが、移転問題は速やかに知事が決断するのが筋だろう。都議選の投票日は7月2日である。そんな優柔不断な都知事では、これまでの連中と変わるところがない。 女優の江角マキコ(50)が突然「引退する」と表明した。どうやら夫とは別居状態で、A氏という投資詐欺集団の一味で、昨年8月に逮捕されたことのある人間と「不倫」しているといわれている。この詐欺には江角も被害に遭っているのだ。江角はA氏とは被害を受けた交渉のために会っていると弁明しているが、フライデーは2人が深夜に並んで歩いているところを激写している。 江角の夫も、女性自身の取材に対して「ずっと前から嘘をついて外泊したり、妻の行動はおかしかった」と語っている。江角が主演したドラマ『ショムニ』(フジテレビ系)の決めゼリフ、「自分でしたことの始末は自分でつけろ」といえるかな? ポストの素朴な疑問特集。今週は75歳を超えるドライバーの死亡事故率は2倍になるという警察庁の発表を受けて、ではタクシードライバーにはどれぐらいの75歳オーバー運転手がいるのかと調べてみた。 大手のタクシー会社に聞いたが、どこもハッキリした答えはなかったようだ。そこでポストが独自に調べると、東京地区では75歳~79歳の運転手は2,522人。80歳以上も442人いる。大阪地区は75歳以上が1,416人で、個人タクシー運転手の1割以上が75歳オーバーだそうだ。 08年からの道交法改正で「もみじマーク」の掲示は努力義務になったから、タクシーに貼ってあるのを見ないが、もし貼っていれば相当な数のタクシーが「もみじマーク」になる。1月30日から東京のタクシーの初乗りが「約1km380円~410円」になった。高齢者が気軽に乗れるタクシーという考えはいいが、運転するのも乗客も高齢者ばかりということになりかねない。 それはそれでいいが、私も含めて高齢者は短気である。目も耳も不自由になっているのに、ちょっとしたことでカーッとして、無茶な運転をしないように心がけてもらいたいものだ。 さて、実に19年ぶりの日本人横綱の誕生は、相撲協会にとっても悲願であった。「きせのん」こと稀勢の里(30)が大きな話題である。 2002年に中学卒業とともに鳴戸部屋(現田子ノ浦部屋)へ入門。入る決め手は「角界一多い稽古量」だったという。文春で相撲関係者がこう語っている。 「一日に百番取るのが当たり前。馴れ合いを生まないよう出稽古も禁止で、“各界の北朝鮮”とも言われていた」 好きな言葉は「我慢と辛抱」。初土俵から頭角を現し、史上2番目の早さで新入幕を果たし、19歳11カ月で三役に昇進する。新潮で相撲ジャーナリストが、21歳2カ月で横綱になった北の湖が「自分と同じか、それより上のレベルだ」といっていたというぐらい、将来を嘱望されていた。 だが、大関になり5回の綱取りに挑むが、肝心なところで「勝負弱さ」を露呈し、ことごとく失敗してしまう。そんな苦闘の末、新入幕から73場所、昭和以降最も遅い横綱昇進となった。白鵬に明らかに衰えが見えた今、稀勢の里に集まる期待は大きい。茨城県牛久市出身。好きな音楽は「浪曲」。風俗店には兄弟子たちと出かけていたようだが、独身である。 この日本は、鴨長明の『方丈記』を持ち出すまでもなく、天変地異の多い国である。 長明はしたがって、家などにカネをかけ飾り立てるのはムダだといっているが、現代では火災保険や地震保険があるから安心だと、思い違いしている人も多いに違いない。 現代は糸魚川で起きた大火災で被災した人たちの声を聞きながら、火災保険について考えようという特集を組んでいる。全焼か半焼かでも大きく違うが、古い火災保険では、年数が経てば出る保険金も安くなってしまう。 だが、火災保険の「再調達価額契約」というのがあり、古い家でも「今、その建物と同じものを建てたらいくらかかるか」という考え方で保険金の支払い上限が決まる。 この保険が現在の主流だそうで、各社が競って商品を出している。 「これらの場合、例えば東京都内に立つ築20年、新築時の建物価格が3000万円の一軒家であれば、家財補償も付けて年額4万~5万円(5年契約)が標準的な保険料となる」(現代) これに地震保険をつけておけば、万全とはいかないまでも、もしものときは、かなり助かるはずだ。今すぐ入っておくにこしたことはないだろうが、先立つものがな……。 先週、ポストは、これから老化はワクチンで防ぐ時代になるという特集をやった。ワクチンだから、治すというより「予防する」というところに重点をおくという。 今週のポストでも、画期的なワクチンが開発されていると報じている。なぜ日本でワクチンが普及しないかというと、予防ではおカネが取れないから、医療ムラはワクチン普及に積極的ではないのだとポストは批判した上で、高血圧ワクチンが国内で特許の承認を取ったと報じている。 何しろ一回の投与で数年間効果が持続するというのだからすごい。 特許が承認されたのはバイオベンチャー・アンジェスMG。そこと共同研究している大阪大学の森下竜一教授はこう語る。 「高血圧ワクチンを投与すると『アンジオテンシンII』(血圧を上げる物質=筆者注)の作用を抑える抗体が体内で生成される。DNAそのものを投与することで、長く抗体が維持され血圧の上昇も長期間避けられるのです」 夢のようなワクチンだが、実用化にはあと4~5年はかかるそうだ。 認知症も日本人に多いアルツハイマー型は、アミロイドβの蓄積を防げば「予防」できるという考え方で、新薬が開発されつつあるという。自分勝手で申し訳ないが、早く実用化されてほしいと思う。私の認知症がこれ以上悪くならないうちに。 さて、現代が実名で「メガ合併」が起きる企業はどこかという特集を組んでいる。 きっかけは、みずほフィナンシャルグループと三井住友トラスト・ホールディングスが、傘下の資産管理銀行を統合すると報じられたことによる。 日本の三大銀行でさえ、独立して生き残ることは難しいと考え始めているというのだ。 だが、こうしたことや東芝の凋落、ソニーやパナソニックの現状を見ると、これからは生き残ろうとすれば合併していくしかないことは、火を見るより明らかである。コカ・コーラグループとキリンビバレッジ。三越伊勢丹と高島屋。フジ・メディアHDがWOWOWに触手を伸ばしている。 電通と博報堂。JALとANA。パナソニックと日立。三井物産と住友商事。ゆくゆくは斜陽産業になっていく自動車も、ソフトバンク、ホンダ、トヨタ連合ができる可能性あり。 どんな合併が起こっても不思議はない。私は講談社と小学館の合併もありだと思っている。もはや、日本の企業の大半が斜陽に入ったといってもいい。合併か外国企業への身売りか、生き残るにはそれしかないはずだ。 ところで、本来なら天下りをチェックする役所である文部科学省で、09年頃から人事課OBを通じた組織ぐるみの再就職斡旋が行われてきたことが発覚した。 中でも悪質なのは、早稲田大学へ天下った吉田大輔前高等教育局長のケースである。文科省の人事課が早稲田に対して吉田の天下りを働きかけたにもかかわらず、内閣府の再就職等監視委員会の調査に備え、吉田や早稲田に対して虚偽の仮想問答集まで準備していた。 そこには吉田が自発的に面接を受け、採用されたとあった。嘘っぱちである。吉田は文科省を退職したときに5,260万円の退職金を受け取り、早稲田でも年収1,400万円もらっていたという。 私もやっていた非常勤講師などは、1回でもらう講師料は雀の涙ほどもない。第一、吉田が何を教えられるというのか。最低の教育とはどういうことかを、身をもって学生たちに教えていたのだろうか。だいたい、官僚上がりの教授は、私の経験では態度が横柄なのが多い。高級官僚出身というだけで、訳も分からず敬ってしまう学生が多いからだ。 しかも現代によれば、こうしたことをやってきた元締めの事務次官、前川喜平が引責辞任したにもかかわらず、退職金の5,610万円を受け取るつもりだというのだ。 麻生太郎財務相は、蓮舫民進党代表に対して、「天下りという言葉は安易に使われない方が良いと思います。いかにも上から目線に感じます」と答弁したとasahi.comが報じている。 天上がりでもいいが、官僚の中にも優秀なのはいくらかはいるだろうから、そうした人間を民間で活用する仕組みをこそ、本気で考えるべきである。 ところでMXテレビが1月2日に放送した『ニュース女子』が、軍事ジャーナリストを名乗る人間などを登場させ、沖縄の高江ヘリパッド建設問題に反対する人たちを「カメラを向けると襲撃に来る」「テロリストみたい」などといったことが大きな問題になっている。 さらに「反対派の中には韓国人はいるわ、中国人はいるわ」などという人種差別につながる発言もあった。あきれた番組だと、メディアの批判が相次いでいるが、おかしなことに、ほとんどのメディアが、この番組のMCをつとめている東京新聞・論説副主幹の長谷川幸洋氏の名前を出さない。 東京新聞といえば、朝日新聞と並んで安倍首相批判を含めて、政権批判を真っ向からしている新聞だが、自社の幹部の問題を名前を出して批判しないというのは、おかしいというより、あってはならないことだ。 たしかにMXは東京新聞の親会社・中日新聞が2番目の株主であるが、そうしたことが関係しているのだろうか。 長谷川氏は、安倍首相に近いことでよく知られる。東京新聞の中では異色の人物ではある。だが、公共の電波を使いながら、こうした偏向番組を流したことを批判しないというのでは、メディアとしての存在自体が問われるはずだ。 東京新聞、お前もか。そう思われないよう、きっちりケジメをつけないと、読者が離れていく。 トランプ大統領の暴走が止まらない。メキシコ国境にトランプの長城を築き、何兆円もの費用をメキシコ側に払わせるといって、メキシコ国民を激怒させた。 トランプ政権のスティーブン・バノン大統領上級顧問兼首席戦略官が26日のニューヨーク・タイムズ紙の電話インタビューで、「メディアは恥ずかしい思いをし、屈辱を与えられるべきだ。黙ってしばらく聞いていろ」と威嚇したと朝日新聞が報じている。 まさに「バカは隣の火事より怖い」である。こんな連中と話し合いをしなければいけない安倍首相が可哀相に見えるぐらいだ。急いで首脳会談などやらないほうがいい。 文春は、元国連大使でトランプ政権の高官候補といわれるジョン・ボルト氏が米ウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿して「在沖縄米軍の少なくとも一部を(台湾に)再配備してもいいかもしれない」といい、物議を醸しているという。 そんなことをすれば中国が黙っていないことはもちろんのこと、対中関係を悪化させたくない台湾にとっても迷惑だし、日本も中国の脅威にこれまで以上に怯えなくてはいけなくなる。 トランプ外交は、世界からそっぽを向かれ始めている。証拠に「シリア内戦をめぐるアサド政権と反体制派の和平協議で、昨年末に発効した停戦合意を完全に履行させるため、仲介役のロシア、トルコ、イランによる停戦監視の仕組みを設けるとした共同声明を発表した」(朝日新聞1月25日付)。アメリカ抜きで動き始めているのである。 現代は「こいつ、本物のバカかもしれない」として、80年代にトランプのゴーストライターを18カ月やっていたトニー・シュウォーツ氏を登場させ、こういわせている。 「どのような話題をふってみても、インタビューが5分と続くことはありませんでした。彼は一つのテーマに集中することができない性格で、過去のことを聞いても『終わったことを話してもしょうがない』と怒り出す始末。まるで教室でじっとしていられない幼稚園児のようでした。トランプ氏のような人物が、核ミサイルのボタンを押す決定権を握っているということは、恐怖以外のなにものでもありません」 彼はまた、知的水準の低さは驚くべきもので、情報源はテレビ、彼が本を読んでいるところも、自宅やオフィスに本を見たこともないという。 また、トランプ大統領は周りにウォールストリート関係者を多数置いているから、政権下でインサイダー取引や相場操縦が行われる可能性を危惧する声まである。 日本を含めた世界中のトランプ大統領への見通しが甘かったことは、わずか1週間ほどしか経っていないのに証明された。 中でも安倍首相は、大甘の最たるものだろう。 まあ、この人に相手の人柄や能力を見分ける力が備わっていると考えるほうが無理があろうが。ポストは、安倍首相はトランプが就任してすぐに首脳会談をやり、首脳同士でも蜜月なところを世界に知らしめたいとトランプ大統領側に申し込んでいたが、逃げられてしまって恥をかいたと報じている。 電話会談でも各国首脳の後塵を拝した。 だが、なんとしてもトランプにお目もじしたいと懇願して、会えることにはなったが、向こう側がこういう条件を出したというのだ。 麻生副総理の同席だ。なぜなら、トランプは大の王室好きで、英国のメイ首相が最初の会談相手になったのも、英国側が今夏、トランプを国賓として招待し、エリザベス女王との会見をセットすると打診したからだと、自民党の外交族議員が明かしている。 したがって、日本の皇族と縁戚である麻生氏に同行してもらうという条件で、首脳会談を持ちかけたら、乗ってきたというのである。 どこまで信じられる話かわからないが、このような相手と急いで会うことはなかろうと思うのだが。首相がそんな具合だから、日本の企業も早々とトランプに跪くところが次々に出てくる。 「トランプ米大統領が、中東・アフリカの7カ国の国民や難民の入国を一時禁止したことを受け、日本航空は30日、対象の国のパスポートを持つ旅行者が米国行きの便に搭乗を希望した場合、米担当当局に入国できるかどうか事前に照会することを決めた。入国できないと回答された場合、搭乗前に旅行者に知らせる」(asahi.com1月30日14時52分) 搭乗者が自己判断すればいいことで、飛行機会社がそんなことをする必要はない。 この国はもともと、強いものには巻かれろというのが生き方の基本にある。戦前の軍、終戦後の占領軍、そして今は数だけはある自民党政権に唯々諾々と従うのが、日本人の日本人らしい生き方なのである。 このままいけば早晩トランプ政権は国内外から批判を受け、立ち往生すること間違いない。自らすすんでひれ伏すことはない。しばらくは高みの見物といくのも、日本人的な生き方だと思うのだが。 【巻末付録】 まずはポストから。巻頭は「あの時君は若かった!! はじめての水着スペシャル」。井上和香、雛形あきこ、井上晴美など。 後半は「ピンクの殿堂 新東宝映画の女神たち」。新東宝という名前は、われわれ世代には懐かしい。 新東宝はヴェネチア映画祭で国際賞を受賞した『西鶴一代女』などを作ったが、その後エログロ路線に転換して、50年間で1,000本以上のピンク映画を世に送り出してきた。 こうした粗製濫造の中からいい監督も生みだし、その後、日活ロマンポルノへとつながっていく。 袋とじはフィリピン女優の「ルビー・モレノ」。日本でいうと「こつまなんきん」とでもいうのか、東洋系の美人の典型として、一時は人気があった。 あとは「美人すぎる雀士」という、なんだかよくわからないグラビア。最後は「杉浦幸 解放」という女優の完全ヘアヌードのアンコール。 現代は『動物戦隊ジュウオウジャー』のヒロイン「柳美希」。このところ出ている女優の肩書きが長くて読みづらい。 失礼だがあまり名のない女優を起用すると、いろいろ説明しなくてはならないから致し方ないのだろうが。 後半は「週刊現代でしか見られない! 元NHK山形キャスター 古瀬絵理」のスイカップ。 次は「写真家D・ハミルトンが撮った 美しき女優ヌード」。ハミルトンは昨年11月に亡くなったという。 袋とじは「大コーフン! たかしょーのノーパン喫茶」。早くも賞味期限切れのような彼女を見ていると、何かしら哀れを誘うものがあるように思うのは、年をとったせいか。 というわけで今週はどちらもイマイチ、興奮度が足りない。よって引き分けとする。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(2/11号、講談社)
「尖閣は大丈夫なのか」自衛隊将官が官舎で3P!? 本人は直撃取材に突然笑いだし……
今週の注目記事・第1位 「吉原の『超高級店舗』待合室にいた安倍総理のお友達の元大臣」(「週刊新潮」1/26号) 同・第2位 「狩野英孝『17歳現役女子高生と淫行疑惑!』-またも下半身スキャンダル」(「フライデー」2/3号) 同・第3位 「海上自衛隊前那覇基地指揮官『官舎お泊まり』と『不適切なキス』」(「週刊文春」1/26号) 同・第4位 「『開運! なんでも鑑定団』『国宝級茶碗』曜変天目2500万円『ニセ物、本物』騒動の“鑑定”やいかに」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第5位 「小池の自民党潰し ドン内田がすがる華麗すぎる一族」(「週刊文春」1/26号) 「小池都知事の顔が綻ぶ『ベンゼン79倍』の豊洲怪談」(「週刊新潮」1/26号) 同・第6位 「『トランプ大統領』という魔人の急所」(「週刊新潮」1/26号) 「トランプ激怒『黄金シャワー』文書の全容」(「週刊文春」1/26号) 同・第7位 「『入ってはいけない大学』」(「週刊現代」2/4号) 同・第8位 「有名企業50社を総力調査『意外と長時間労働』の会社[実名公開]」(「週刊現代」2/4号) 同・第9位 「老化は『ワクチン』で防ぐ!」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第10位 「殺人容疑で逮捕 講談社次長 小3長女の中学受験で妻と衝突」(「週刊文春」1/26号) 【巻末付録】 現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! あの「シンスケしゃん」が帰ってきた。週刊現代で五木寛之の『青春の門』が23年ぶりに復活したのだ。 連載の最初は1969年。九州・筑豊で生まれた伊吹信介の少年時代。早稲田大学に進学してからの青春時代は私の青春と重なる。 連載開始から話題になり、現代版『人生劇場』(尾崎士郎)として多くの若者に熱狂的に受け入れられ、現代の部数が数万部伸びたといわれた。75年に封切りされた映画『青春の門』で、吉永小百合が大胆な自慰シーンを演じ、われわれサユリストの感涙を誘った。 だが、90年の「挑戦篇」で一旦途切れる。しばらく間が空くが、93年に「風雲篇」が再開され、伊吹信介がシベリアへ密航するところで途切れてしまう。 その93年は、私が現代編集長の時だった。五木さんに呼ばれて旧東京プリンスホテルで会う。五木さんから連載を再開したいと思うと打ち明けられ、もちろん二つ返事で引き受けた。 再開したが、シベリア以降の信介がどう生きていくのか、五木さんにも迷いのようなものがあったのではないか。しばらく続けたが、やはり五木さんのほうから、中断したいと申し入れがあった。私はその時点で『青春の門』は終わったと、正直思った。 だが、84歳になった五木寛之が23年ぶりに『青春の門』を再開するというのだ。間違いなく、これが最後の連載になる。第1回は、ソ連製の四輪駆動が夏の終わりのシベリアを疾走するシーンから始まる。 1961年。ソ連のフルシチョフとアメリカのケネディが注目を集めていた時代。団塊世代の「人生劇場」がどのような結末を迎えるのか、それとも未完で終わるのか。あの時代を思い出しながら読んでいきたいと思っている。 ところで芥川賞に山下澄人(50)の『しんせかい』(新潮7月号)、直木賞に恩田陸(52)の『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)が選ばれた。 山下は脚本家の倉本聰が主宰する「富良野塾」出身で、すでに野間文芸新人賞を受賞している。芥川賞候補も4回目。恩田も吉川英治文学新人賞と本屋大賞、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞候補も6回目だから、大方の予想通りだろう。 私は、垣根涼介の『室町無頼』を面白く読んだが、彼も近いうちに受賞すると思う。まずは1月10日に妻殺しの容疑で逮捕された講談社の編集者についての「続報」に触れておこう。 文春は、妻のママ友が「四年ぐらい前、顔にあざが出来ていたことがありました。『ちょっと暴力を振るわれちゃって』と冗談めかしていましたが……」といっているそうだ。 新潮は見たところ触れていない。アサヒ芸能が見開きでやっている。そこで、最近、あるマンガ家には逮捕を予見したかのような胸中を吐露していたと報じている。 「この先僕がいなくなっても大丈夫なように、3年、4年先を見据えた展開を今のうちに考えておきましょう」(講談社関係者) 彼は韓国名にこだわり、奥さんは子どものために姓を変えたほうがいいと考え、そうしたこともいい争いの原因になったというが、私は、現代の日本では韓国名で差別を受けるようなことはないと思うのだが。正直にいえば、彼は冤罪だと思いたい自分がいる。得がたい才能を惜しむからだ。 先夜、彼の家の近くにある団子坂のタコ専門料理屋へ行った。この団子坂は講談社発祥の地である。確か、まだ社員寮があるはずだ。そこに彼はいて、その後近くの千駄木に家を買ったようだ。団子坂をしばらくぶりに登ってみた。千駄木の駅の回りは明るいが、坂は昔のように暗く行き交う人もまばらである。音羽の講談社までだいぶあるが、歩けない距離ではない。彼もマンガの構想を考えながら、この坂を登ったことがあるだろう。 私が、犯罪を犯さずに来られたのは、ほんの偶然にすぎない。際までは何度か行ったことがある。その相手は妻であったり、恋人であったり、仕事で知り合った人間だったりしたが、そこまでの勇気も決断力もなく、わずかな理性のようなものが、際の向こう側へ落ちないで踏みとどめたのだろう。 『青春の門』の中に、こんな言葉がある。「馬鹿も利口も命は一つたい」。馬鹿な70年の人生を振り返り、飲む酒はいつになく苦かった。 ポストに、これから老化はワクチンで防ぐ時代になるという特集がある。ワクチンだから、治すというより「予防する」というところに重点をおくという。 たとえば、胃がんのほとんどはピロリ菌が原因だそうだが、ウイルス感染が原因であれば、ワクチンによる予防やがん細胞の増殖を阻止するワクチンができる可能性があるのだそうだ。 昨年12月にNECが「がん治療用ペプチドワクチン」を開発・推進する新会社を設立した。このワクチンは、がんを攻撃する免疫を活性化する治療法だそうだ。食道がんや乳がんに効果が期待できるという。 日本人の認知症の6割を占めるアルツハイマー型認知症は、脳内に「アミロイドβ」というタンパク質が蓄積して進行するが、これを分解するワクチンの研究が進んでいるそうだ。早くしてくれないと、私の生きているうちに間に合わない。そう思って読んだが、結局、こういう情報は誰も自分と引き比べながら読むのであろう。 現代が、電通や三菱電機のような長時間労働の末、社員が自殺したり病を発症したりするケースが起きる可能性のある企業はいくらでもあるとして、有名企業50社を総力調査している。 多くは、外食産業やユニクロのように人手不足や、成果主義のため高い目標を設定されるため、時間内では収まらないから、どうしても残業、それもサービス残業をせざるを得ないのだ。 中には全日空や伊藤忠のように「残業ゼロ」を掲げる企業もないではないが、伊藤忠商事の40代管理職は、朝の出勤が遅くとも7時30分になり、家に持ち帰って仕事をすることは少なくなったが、成果を求められることに変わりはないと話している。 残業せずに短時間で成果をあげろ。企業の論理はいつも同じである。都合のいいのは残業代を払わないでいい企業側であろう。コストカットの口実に使われてしまうのではないか。それに、新聞、テレビ、出版などは相手があるため、それに合わせなければならないから、長時間労働はなくならないだろう。 残業時間ばかりに注目するのではなく、長時間労働にはそれに見合うだけの賃金と、休暇制度、心のケア対策などをしているかどうかで、企業は評価されるべきだと思うが、そういう特集を組んでもらえないかな、現代さん。 同じ現代が「入ってはいけない大学」という特集を組んでいる。大学入試のシーズンだから、こうしたものが注目をされるのだろう。今回現代は「実就職率」を基に、それを割り出したという。 これは進学者を除いた卒業者数全体から、そのうちどれだけが就職できているのかを割り出したものだという。ザッと見るところ、どんなに低い大学でも70%は超えている。東大や京大になれば100%なのかもしれないが、率としてはそれほど深刻ではないように見える。 だが、自分の入りたい企業や、やりたい職種に入っているかというと、超有名大学と有名大学、そこそこの大学とでは大きな違いが出るのではないか。 就職はできたがブラック企業では、心から喜べないだろう。そこまで調べて出さないと大学の就職に対する実力はわからない。中途半端に名前を出された大学は、さぞ迷惑なことであろう。 トランプが大統領に就任した。CNN調べでは支持率40%、不支持率が52%にもなる。アメリカのメディアには、この政権の先行きを悲観的に見るところが多いようだ。先週、現代とポストはトランプ就任で株が爆騰すると無邪気に煽っていた。 だが案の定、米大統領就任後初の取引で日経平均は一時250円超下落してしまった。その上、トランプ演説には具体策が見えないとして、円高に振れた。現代、ポストの読みとは逆の展開で始まったようである。そりゃそうだろう。「アメリカファースト」ばかりを30数回も繰り返し、中身のない演説では、世界中が予想通りとはいえ、落胆、失望、お先真っ暗である。 トランプ反対派のデモのほうが活発、過激で、逮捕者が多数でる騒ぎになった。早々と「トランプは1年もたない」という論調も出てきて、船出は前途多難である。 文春や新潮は、先に米ニュースサイト「BuzzFeed」が報じた「ロシアがトランプ氏の私生活に関する不名誉な情報を握っている」内容の真偽について書いている。 この情報は、大統領選のときにライバル陣営から依頼を受けた英国人の元スパイがまとめたものだという。 内容を、かい摘まんで紹介しよう。2013年に「ミス・ユニバース・コンテスト」主催のためモスクワを訪れたとき、トランプが起こした乱痴気騒ぎの映像。このとき、リッツ・カールトンに宿泊したトランプは、オバマ大統領夫妻が泊まった部屋に複数の売春婦を呼び、夫妻が使ったであろうベッドの上で、彼女たちに「ゴールデンシャワー(放尿)」のパフォーマンスをさせた。トランプ側近はクレムリンから継続的に情報を受け取り、その見返りとして在米ロシア人実業家の動向を伝えていた。 ヒラリーのメールをハッキングしたのはロシアだといわれているが、その隠蔽についてもロシア側と話し合っていたというのだ。 この「黄金シャワー」文書に書かれていることは裏が取れないと、大手メディアはスルーしていたが、ネットメディアが「国民は知る権利がある」と考え、公開に踏み切ったのである。文書の中には、トランプはウクライナ問題に言及しないという箇所があるが、トランプが15日に行った共同インタビューで、この問題でロシアに制裁を科しているが、これを緩和すると明言している。 また、ニューズウィーク日本版でイブリン・ファーカス(非常勤シニアフェロー)が、この文書を「完全な捏造とみるのは難しそうだ。トランプがメモの内容を正式に否定した話はいまだにないからだ。彼の沈黙は、メモの信憑性を裏付けているとみてもいいのではないか」としている。 これが事実ならば、それだけでトランプは弾劾訴追されても仕方ないと思うが、それ以外にも新潮によれば、「息子たちに自分の事業を引き継がせるため、大統領の立場を利用しての利益活動」「複数の商標登録を中国に申請しましたが、それが彼の在任中に認可されれば、(中略)憲法第1条9項8節に違反する可能性」。 さらには、昨年ワシントンにオープンしたホテルは元郵便局の建物で、今も連邦政府がトランプの関連企業にリースしているから、建物の貸主と借主が同じになる「利益相反」が生じるという。弾劾は下院の過半数の賛成、上院の3分の2が弾劾相当と判断すれば、トランプは大統領を罷免される。 また、福井県立大学の島田洋一教授は、トランプが弾劾されれば、副大統領のマイク・ペンスがなったほうがいいと考える共和党議員は結構いるから、共和党でさえ最後まで守ろうとはしないと見ている。 ニューズによれば、頼みのトランポノミクスも成功はおぼつかないという。トランプは法人税と所得税の両方を引き下げるといっているが、財政赤字を増やさずにこれをやり遂げるには、社会保障給付や高齢者医療保険制度を削るしかない。彼自身、これらの縮小には反対の姿勢を示してきたから、これもできない。 すると、これをやらずに法人税と所得税引き下げ政策をやれば、アメリカの財政赤字は爆発的に増え、ドル高が進み、貿易赤字は増大する。人心は離れ、中国との貿易戦争は現実味を帯び、ロシアがいつ裏切らないとも限らない。まさに四面楚歌から始まるトランプ時代は、見物している分には面白いが、日米同盟にすがりつく安倍首相にとっては厳しい年になるはずだ。 さて、毎度お馴染みの小池都知事の話題にいこう。 2月5日に投開票される千代田区長選が当面の小池対内田茂の代理戦争になりそうだが、小池が推す石川現区長は75歳で、5期目を目指すという古狸だし、内田が擁立する与謝野信は41歳と若いが、政治経験はゼロというド素人。 たしかに曾祖母は与謝野晶子で、伯父は与謝野馨元官房長官というサラブレッドだが、東大からケンブリッジ大に再入学し、帰国後は外国証券会社で商品開発などをやっていたという。ガンダムオタクで、彼の重点政策は英語教育だそうだが、「学童クラブで英語のゲーム」「図書館に英語のマンガを」という程度のものらしいし、ご当人は港区在住で投票権はないそうである。 あまりレベルの高い争いにはなりそうもない。それよりも豊洲移転に関して大きな問題が出来した。地下水のモニタリング調査で、環境基準の最大79倍というベンゼンや3.8倍のヒ素、これまで検出されなかったシアン化合物まで見つかったのである。 この検査は、再度、都が入札を実施して、受託した新規業者がしたものだ。京都大大学院の米田稔教授は、10月から本格稼働になった地下水管理システムで、「地下水が掻き混ぜられることで、汚染物質が溶け出しやすくなったのではないでしょうか」と見ている。 いろいろなことに口を出し、手詰まりになっていた小池都知事はニンマリしているのかもしれないが、これで豊洲移転のメドはまったく立たず、かといって築地を改修するには、一説には4,000億円といわれる莫大な費用がさらに必要になる。 現在でも豊洲の維持費は1日500万円かかり、業者への補償金も300億円に膨れあがっている。小池都知事は、区長選や都議会選挙などにうつつを抜かすより、こちらをどうするのか決めることが最重要課題であるはずだ。結論次第で、都民は小池を見限る。そして小池劇場は閉幕となる。 今年で放送開始から23年目を迎えるテレビ東京の看板番組『開運!なんでも鑑定団』に真贋論争が起きているとポストが報じている。 「NEWS ポストセブン」からことの経緯を見てみよう。 「〈『なんでも鑑定団』始まって、最大の発見ですね〉〈国宝になっていたかもしれない大名品です!〉 番組内でこう高らかに宣言したのは、レギュラー出演する古美術鑑定家の中島誠之助氏だ。昨年12月20日の同番組では、世界に3点しかないとされる中国の陶器『曜変天目茶碗』の“4点目”が新たに見つかったと放送された。この茶碗を持ち込んだのは徳島県のラーメン店店主だった。“お宝”は明治時代に大工をしていた店主の曾祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫の屋敷を移築した際に大枚をはたいて買い求めたもの。25年以上も押し入れの“肥やし”になっていたが、気になって番組に鑑定を依頼したという。(中略)放送では、いつものように中島氏が虫眼鏡を用いてじっくりと茶碗を鑑定した。司会の今田耕司が『オープン・ザ・プライス!』と声をかけると、電光掲示板に示された数字は『25,000,000』。番組最高額(5億円)にこそ達しなかったものの、鑑定結果にスタジオはどよめきと拍手に包まれた。(中略)鑑定後、中島氏は『曜変天目に間違いございません』と断言。『信長、秀吉、徳川家康が持ってさらに現代に伝わっていれば、国宝になっていたかもしれない』と解説したのである。南宋時代(12~13世紀)の中国で製作された曜変天目茶碗は、“星々”を思わせる美しく輝く模様を持ち、『茶碗の中に宇宙が見える』と評される。完全な形で残るのは世界で3つとされ、すべて日本に現存する。それらはいずれも国宝である。番組放送後、“4つ目の国宝発見”となる大ニュースを新聞各紙は『幻の陶器発見』と相次いで報じた」 だが、この世紀の大発見に異を唱える専門家が現われたというのだ。窯業で知られる愛知県瀬戸市在住の陶芸家・九代目長江惣吉氏である。長江氏が「番組を見ていて思わず絶句しました。どう見ても中国の商店街で売っているまがい物にしか見えなかった」と語っている。 この長江氏、曜変天目に関してはプロ中のプロなのである。その美しさに魅了された長江氏は、製造方法が未だ解明されていない「幻の陶器」の完全再現に、親子二代にわたって挑んでいるという。これまで中国にも28回赴き、現地の研究者との交流を重ね、昨年、NHKがその活動を番組で特集したほどの「曜変天目のプロ」なのだ。 その長江氏が鑑定品を「偽物」と判断する最大の根拠は「光彩」だそうだ。 「曜変天目茶碗は、鉄分などを原料とする釉薬をかけて焼かれる。最大の特徴は、前述したように茶碗の内側に広がる鮮やかな光彩であり、光と見る角度によって輝き方がガラリと変わる。徳川家康など時の権力者にも愛でられたとされる逸品だが、今回鑑定された茶碗には『肝心の輝きがない』と長江氏は指摘する。『そもそも“曜変”とは“光り輝き、変幻する”を意味します。本来、曜変天目の釉薬には天然材料が使われており、焼き方によって色合いが変化して、ブラックオパールのように鮮やかな光彩が発現します。しかし、鑑定団で紹介された茶碗は変幻する光彩ではなく、単に赤、緑、青などの釉薬がそのまま発色したものに見える。これは東洋的な味わいに欠ける』 鑑定品は色合いから見て、18世紀以降に作られたものだと長江氏は推測する。『おそらく、ヨーロッパで18世紀以降に開発された陶磁器釉薬用絵具の「スピネル顔料」を塗り付けて発色させたもので、私は描彩天目と呼んでいます。時代からみても宋代の作品ではありません。器の外側に雲のような模様が出ていることも不可解です。国宝の曜変天目には、器の外側にほとんど模様がありません。鑑定品のような茶碗は今も福建省の建窯周辺にある“倣製品工房”で大量に作られており、2000~3000円で購入できます」 さらに中国陶磁考古学・陶磁史の世界的権威で沖縄県立芸術大学教授の森達也氏も「実物を見ていないのでその点は不正確ですが、映像を見た限りでは本物である可能性は低い」と話している。ポストの取材に、テレビ東京側は「特にお答えすることはない」、鑑定家の中島氏からは「回答を得られなかった」そうだ。 私も曜変天目茶碗は好きだが、確かに本物だとしたら、この値段は安すぎる。鑑定家という不可思議な職業を売り物にして、番組を作るやり方にもともと疑問があったが、続けていればいつかは間違いや勘違いが起こるのは必定。起きるべくして起きた「間違い」なのではないのだろうか。 さて、文春が、尖閣諸島近海を監視する部隊である海上自衛隊の航空部隊、第五航空群のエリート指揮官が、女性と不適切な行為を繰り返していたと報じている。 それは岩国基地の第31航空群司令の畠野俊一海将補(54)。14年から昨年の12月までその任に就いていたという。 妻と子どもがいるが、沖縄時代は単身赴任。そのとき、ショートカットのきれいな女性が官舎を訪ねてきて、泊まっていったというのだ。 この女性は、東京の広告代理店に勤務する40代のA女史。彼女は根っからの自衛隊ファンだそうだ。デートのとき、畠野氏の部下である40代の女性隊員B氏も随行していたという。3人で食事をし、部屋まで流れて飲み直す。そのまま2人の女性に挟まれるようにして一つベッドで朝まで過ごす。そんな不可思議な関係が何度か続いたそうだが、そのうちB氏はこうした奇妙な三角関係に苦痛を感じ、親しい同僚にも相談していたという。 文春は3人がやりとりしたメールを入手した。そこでA女史はB氏に謝罪し、畠野氏と会うことをやめるといっている。畠野氏に文春が直撃。3人で一つのベッドで寝たのかと聞くと、突然笑いだし、こう言った。 「酔っ払ってそういうシチュエーションになっただけでしょう。それは自然な流れでしょうね。Bが三人で寝ようと言いだした」 自衛隊法には「品位を保つ義務」というのがあるそうだ。空幕広報室は、調査中だが、事実だとしたら「規則に基づき厳正に対処します」と文春に答えている。ツーショットや、A女史が畠野氏をマッサージしている写真も掲載されているから、B氏が情報源なのだろう。三角関係のもつれかな。 お次はフライデーのスクープ。去年、泥沼の六股下半身騒動を起こしたお笑い芸人の狩野英孝だが、彼が今度は未成年と交際している“淫行疑惑”があると報じた。 相手は千葉県の通信制高校に通うM子(17)。彼女は一部のファンの前だけで小規模のイベントを行う「地下アイドル」だった。狩野の大ファンで、SNSで知り合ったという。次第に親しさが増し、狩野の家で逢瀬を重ね始めた(ずいぶん古めかしい言い方だね)。 狩野が彼女と肉体関係をもてば、東京都の淫行条例に抵触する可能性がある。狩野はフライデーに対して、M子は自分では22歳だといっていたが、去年の11月頃問い詰めたら、17歳だといわれたと話している。それを知ってからも肉体関係をもっていたら、狩野は芸能界にはいられなくなるはずだ。 21日に、狩野が都内で会見した。以下はスポニチアネックス1月21日付からの引用である。 「20日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)で女子高生との淫行疑惑が報じられたお笑いタレントの狩野英孝(34)が21日、東京都内で1時間強にわたり、会見を行った。狩野は『ご迷惑をお掛けし、本当に申し訳ございません』と深く頭を下げ、謝罪。仕事のキャンセルが相次ぎ『みんなに迷惑を掛けた』と涙ぐんだ。今回の騒動については『情けない。人として反省しなきゃいけない』と心境を吐露。相手女性との男女の関係については明言を避けた。所属事務所は『(二股騒動があった)昨年からの生活態度も含め』謹慎処分にすると発表した」 笑って済ませるというわけにはいかなかったようである。 今週の第1位は新潮の記事。内容もそうだが、モノクログラビアページに出ている見事な隠し撮り写真に目を見張る。 落語の古典「子別れ」は、山谷の隠居の弔いですっかりいい心持ちになった大工の熊五郎が、精進落としだと吉原へ繰り込んで連泊するところから始まる。昔は、弔いを口実に花街へ遊びに行くというのが、江戸っ子の通り相場だったようだが、これをそのまま現代で再現したエライ政治家さんの話である。 今は女郎屋ではなくソープランドとなるが、驚くのは、このセンセイが待合室でフライデーを見ている姿が、相手に了解をとって写したのではないかと思うほどハッキリ、見開きモノクログラビアに載っていることである。 新藤義孝元総務相、58歳。といってもほとんどの人はわからないが、硫黄島で玉砕した栗林忠道陸軍大将の孫といえば、思い出す人もあるかもしれない。川口市議を務めた後、自民党から出馬し、当選6回を重ねる。5年前の総裁選では安倍を支持して、安倍首相からかわいがられているという。 この記事で驚くのは、1月10日夕方の彼の行動を、逐一書いてあることである。地元である川口市の斎場に行き、赤坂の議員宿舎に戻り、すぐに自ら運転して吉原の三本指に入るという超高級ソープへ入るのが午後8時50分。そこでは「ヤマザキ」と名乗り、待合室でフライデーをパラパラ見ているところまで描写し、そこで8万円を払う。 11時7分に退店だから、2時間近く頑張ったことになる。ここでは担当のソープ嬢が迎えに来てくれて、部屋に入れば、ただ立っているだけでソープ嬢がすべてを脱がしてくれるそうだ。 4日後、新潮は新藤議員を直撃する。驚いたろうね。写真を見せると「プライベートなことだから」と逃げの一手。そりゃそうだろう。このセンセイ、両親が設立した幼稚園の園長でもあるという。それにしても、FOCUSで培った隠し撮りの冴えは、一見の価値ありだ。 【巻末付録】 ポストは巻頭から「俺たちの青春アイドル 佐野量子 ピュア・スマイル」。彼女は今、騎手の武豊の奥さんである。 私がフライデー編集長のときだった。2人がラブホだったか佐野のマンションだったか、そこから出てくるところをバシャッ。2人の驚いた顔がかわいらしく、ほのぼのとしていたのを思い出す。今はいい女将さんなのだろうな。 後半は「マドンナMの裏側」という人妻熟女AVメーカーのAV製作過程を追いかけたグラビア。袋とじは「濱田のり子」。セイントフォーの一員として人気だった彼女の30歳のヘアヌード。 風変わりなもう1本は、私のヌードを撮ってくださいと売り込んできたという「謎の貴婦人 君和田麗」。素人っぽさがなかなか色っぽい。 現代は巻頭が「女優 相楽樹」。後半は「柳ゆり菜」「女優 片山萌美」。そして袋とじは何回見てもいい「関根恵子 27歳の『完全未公開』ヘアヌードを発掘!」。中でも草むらの前で横たわる関根のヘアがとてもいい。引力に引かれるようにフワーッと上に伸びている。これを見たら、ほかのヌードは勝てない。現代の勝ちじゃ。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(1/26号、新潮社)
「尖閣は大丈夫なのか」自衛隊将官が官舎で3P!? 本人は直撃取材に突然笑いだし……
今週の注目記事・第1位 「吉原の『超高級店舗』待合室にいた安倍総理のお友達の元大臣」(「週刊新潮」1/26号) 同・第2位 「狩野英孝『17歳現役女子高生と淫行疑惑!』-またも下半身スキャンダル」(「フライデー」2/3号) 同・第3位 「海上自衛隊前那覇基地指揮官『官舎お泊まり』と『不適切なキス』」(「週刊文春」1/26号) 同・第4位 「『開運! なんでも鑑定団』『国宝級茶碗』曜変天目2500万円『ニセ物、本物』騒動の“鑑定”やいかに」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第5位 「小池の自民党潰し ドン内田がすがる華麗すぎる一族」(「週刊文春」1/26号) 「小池都知事の顔が綻ぶ『ベンゼン79倍』の豊洲怪談」(「週刊新潮」1/26号) 同・第6位 「『トランプ大統領』という魔人の急所」(「週刊新潮」1/26号) 「トランプ激怒『黄金シャワー』文書の全容」(「週刊文春」1/26号) 同・第7位 「『入ってはいけない大学』」(「週刊現代」2/4号) 同・第8位 「有名企業50社を総力調査『意外と長時間労働』の会社[実名公開]」(「週刊現代」2/4号) 同・第9位 「老化は『ワクチン』で防ぐ!」(「週刊ポスト」2/3号) 同・第10位 「殺人容疑で逮捕 講談社次長 小3長女の中学受験で妻と衝突」(「週刊文春」1/26号) 【巻末付録】 現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! あの「シンスケしゃん」が帰ってきた。週刊現代で五木寛之の『青春の門』が23年ぶりに復活したのだ。 連載の最初は1969年。九州・筑豊で生まれた伊吹信介の少年時代。早稲田大学に進学してからの青春時代は私の青春と重なる。 連載開始から話題になり、現代版『人生劇場』(尾崎士郎)として多くの若者に熱狂的に受け入れられ、現代の部数が数万部伸びたといわれた。75年に封切りされた映画『青春の門』で、吉永小百合が大胆な自慰シーンを演じ、われわれサユリストの感涙を誘った。 だが、90年の「挑戦篇」で一旦途切れる。しばらく間が空くが、93年に「風雲篇」が再開され、伊吹信介がシベリアへ密航するところで途切れてしまう。 その93年は、私が現代編集長の時だった。五木さんに呼ばれて旧東京プリンスホテルで会う。五木さんから連載を再開したいと思うと打ち明けられ、もちろん二つ返事で引き受けた。 再開したが、シベリア以降の信介がどう生きていくのか、五木さんにも迷いのようなものがあったのではないか。しばらく続けたが、やはり五木さんのほうから、中断したいと申し入れがあった。私はその時点で『青春の門』は終わったと、正直思った。 だが、84歳になった五木寛之が23年ぶりに『青春の門』を再開するというのだ。間違いなく、これが最後の連載になる。第1回は、ソ連製の四輪駆動が夏の終わりのシベリアを疾走するシーンから始まる。 1961年。ソ連のフルシチョフとアメリカのケネディが注目を集めていた時代。団塊世代の「人生劇場」がどのような結末を迎えるのか、それとも未完で終わるのか。あの時代を思い出しながら読んでいきたいと思っている。 ところで芥川賞に山下澄人(50)の『しんせかい』(新潮7月号)、直木賞に恩田陸(52)の『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)が選ばれた。 山下は脚本家の倉本聰が主宰する「富良野塾」出身で、すでに野間文芸新人賞を受賞している。芥川賞候補も4回目。恩田も吉川英治文学新人賞と本屋大賞、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞候補も6回目だから、大方の予想通りだろう。 私は、垣根涼介の『室町無頼』を面白く読んだが、彼も近いうちに受賞すると思う。まずは1月10日に妻殺しの容疑で逮捕された講談社の編集者についての「続報」に触れておこう。 文春は、妻のママ友が「四年ぐらい前、顔にあざが出来ていたことがありました。『ちょっと暴力を振るわれちゃって』と冗談めかしていましたが……」といっているそうだ。 新潮は見たところ触れていない。アサヒ芸能が見開きでやっている。そこで、最近、あるマンガ家には逮捕を予見したかのような胸中を吐露していたと報じている。 「この先僕がいなくなっても大丈夫なように、3年、4年先を見据えた展開を今のうちに考えておきましょう」(講談社関係者) 彼は韓国名にこだわり、奥さんは子どものために姓を変えたほうがいいと考え、そうしたこともいい争いの原因になったというが、私は、現代の日本では韓国名で差別を受けるようなことはないと思うのだが。正直にいえば、彼は冤罪だと思いたい自分がいる。得がたい才能を惜しむからだ。 先夜、彼の家の近くにある団子坂のタコ専門料理屋へ行った。この団子坂は講談社発祥の地である。確か、まだ社員寮があるはずだ。そこに彼はいて、その後近くの千駄木に家を買ったようだ。団子坂をしばらくぶりに登ってみた。千駄木の駅の回りは明るいが、坂は昔のように暗く行き交う人もまばらである。音羽の講談社までだいぶあるが、歩けない距離ではない。彼もマンガの構想を考えながら、この坂を登ったことがあるだろう。 私が、犯罪を犯さずに来られたのは、ほんの偶然にすぎない。際までは何度か行ったことがある。その相手は妻であったり、恋人であったり、仕事で知り合った人間だったりしたが、そこまでの勇気も決断力もなく、わずかな理性のようなものが、際の向こう側へ落ちないで踏みとどめたのだろう。 『青春の門』の中に、こんな言葉がある。「馬鹿も利口も命は一つたい」。馬鹿な70年の人生を振り返り、飲む酒はいつになく苦かった。 ポストに、これから老化はワクチンで防ぐ時代になるという特集がある。ワクチンだから、治すというより「予防する」というところに重点をおくという。 たとえば、胃がんのほとんどはピロリ菌が原因だそうだが、ウイルス感染が原因であれば、ワクチンによる予防やがん細胞の増殖を阻止するワクチンができる可能性があるのだそうだ。 昨年12月にNECが「がん治療用ペプチドワクチン」を開発・推進する新会社を設立した。このワクチンは、がんを攻撃する免疫を活性化する治療法だそうだ。食道がんや乳がんに効果が期待できるという。 日本人の認知症の6割を占めるアルツハイマー型認知症は、脳内に「アミロイドβ」というタンパク質が蓄積して進行するが、これを分解するワクチンの研究が進んでいるそうだ。早くしてくれないと、私の生きているうちに間に合わない。そう思って読んだが、結局、こういう情報は誰も自分と引き比べながら読むのであろう。 現代が、電通や三菱電機のような長時間労働の末、社員が自殺したり病を発症したりするケースが起きる可能性のある企業はいくらでもあるとして、有名企業50社を総力調査している。 多くは、外食産業やユニクロのように人手不足や、成果主義のため高い目標を設定されるため、時間内では収まらないから、どうしても残業、それもサービス残業をせざるを得ないのだ。 中には全日空や伊藤忠のように「残業ゼロ」を掲げる企業もないではないが、伊藤忠商事の40代管理職は、朝の出勤が遅くとも7時30分になり、家に持ち帰って仕事をすることは少なくなったが、成果を求められることに変わりはないと話している。 残業せずに短時間で成果をあげろ。企業の論理はいつも同じである。都合のいいのは残業代を払わないでいい企業側であろう。コストカットの口実に使われてしまうのではないか。それに、新聞、テレビ、出版などは相手があるため、それに合わせなければならないから、長時間労働はなくならないだろう。 残業時間ばかりに注目するのではなく、長時間労働にはそれに見合うだけの賃金と、休暇制度、心のケア対策などをしているかどうかで、企業は評価されるべきだと思うが、そういう特集を組んでもらえないかな、現代さん。 同じ現代が「入ってはいけない大学」という特集を組んでいる。大学入試のシーズンだから、こうしたものが注目をされるのだろう。今回現代は「実就職率」を基に、それを割り出したという。 これは進学者を除いた卒業者数全体から、そのうちどれだけが就職できているのかを割り出したものだという。ザッと見るところ、どんなに低い大学でも70%は超えている。東大や京大になれば100%なのかもしれないが、率としてはそれほど深刻ではないように見える。 だが、自分の入りたい企業や、やりたい職種に入っているかというと、超有名大学と有名大学、そこそこの大学とでは大きな違いが出るのではないか。 就職はできたがブラック企業では、心から喜べないだろう。そこまで調べて出さないと大学の就職に対する実力はわからない。中途半端に名前を出された大学は、さぞ迷惑なことであろう。 トランプが大統領に就任した。CNN調べでは支持率40%、不支持率が52%にもなる。アメリカのメディアには、この政権の先行きを悲観的に見るところが多いようだ。先週、現代とポストはトランプ就任で株が爆騰すると無邪気に煽っていた。 だが案の定、米大統領就任後初の取引で日経平均は一時250円超下落してしまった。その上、トランプ演説には具体策が見えないとして、円高に振れた。現代、ポストの読みとは逆の展開で始まったようである。そりゃそうだろう。「アメリカファースト」ばかりを30数回も繰り返し、中身のない演説では、世界中が予想通りとはいえ、落胆、失望、お先真っ暗である。 トランプ反対派のデモのほうが活発、過激で、逮捕者が多数でる騒ぎになった。早々と「トランプは1年もたない」という論調も出てきて、船出は前途多難である。 文春や新潮は、先に米ニュースサイト「BuzzFeed」が報じた「ロシアがトランプ氏の私生活に関する不名誉な情報を握っている」内容の真偽について書いている。 この情報は、大統領選のときにライバル陣営から依頼を受けた英国人の元スパイがまとめたものだという。 内容を、かい摘まんで紹介しよう。2013年に「ミス・ユニバース・コンテスト」主催のためモスクワを訪れたとき、トランプが起こした乱痴気騒ぎの映像。このとき、リッツ・カールトンに宿泊したトランプは、オバマ大統領夫妻が泊まった部屋に複数の売春婦を呼び、夫妻が使ったであろうベッドの上で、彼女たちに「ゴールデンシャワー(放尿)」のパフォーマンスをさせた。トランプ側近はクレムリンから継続的に情報を受け取り、その見返りとして在米ロシア人実業家の動向を伝えていた。 ヒラリーのメールをハッキングしたのはロシアだといわれているが、その隠蔽についてもロシア側と話し合っていたというのだ。 この「黄金シャワー」文書に書かれていることは裏が取れないと、大手メディアはスルーしていたが、ネットメディアが「国民は知る権利がある」と考え、公開に踏み切ったのである。文書の中には、トランプはウクライナ問題に言及しないという箇所があるが、トランプが15日に行った共同インタビューで、この問題でロシアに制裁を科しているが、これを緩和すると明言している。 また、ニューズウィーク日本版でイブリン・ファーカス(非常勤シニアフェロー)が、この文書を「完全な捏造とみるのは難しそうだ。トランプがメモの内容を正式に否定した話はいまだにないからだ。彼の沈黙は、メモの信憑性を裏付けているとみてもいいのではないか」としている。 これが事実ならば、それだけでトランプは弾劾訴追されても仕方ないと思うが、それ以外にも新潮によれば、「息子たちに自分の事業を引き継がせるため、大統領の立場を利用しての利益活動」「複数の商標登録を中国に申請しましたが、それが彼の在任中に認可されれば、(中略)憲法第1条9項8節に違反する可能性」。 さらには、昨年ワシントンにオープンしたホテルは元郵便局の建物で、今も連邦政府がトランプの関連企業にリースしているから、建物の貸主と借主が同じになる「利益相反」が生じるという。弾劾は下院の過半数の賛成、上院の3分の2が弾劾相当と判断すれば、トランプは大統領を罷免される。 また、福井県立大学の島田洋一教授は、トランプが弾劾されれば、副大統領のマイク・ペンスがなったほうがいいと考える共和党議員は結構いるから、共和党でさえ最後まで守ろうとはしないと見ている。 ニューズによれば、頼みのトランポノミクスも成功はおぼつかないという。トランプは法人税と所得税の両方を引き下げるといっているが、財政赤字を増やさずにこれをやり遂げるには、社会保障給付や高齢者医療保険制度を削るしかない。彼自身、これらの縮小には反対の姿勢を示してきたから、これもできない。 すると、これをやらずに法人税と所得税引き下げ政策をやれば、アメリカの財政赤字は爆発的に増え、ドル高が進み、貿易赤字は増大する。人心は離れ、中国との貿易戦争は現実味を帯び、ロシアがいつ裏切らないとも限らない。まさに四面楚歌から始まるトランプ時代は、見物している分には面白いが、日米同盟にすがりつく安倍首相にとっては厳しい年になるはずだ。 さて、毎度お馴染みの小池都知事の話題にいこう。 2月5日に投開票される千代田区長選が当面の小池対内田茂の代理戦争になりそうだが、小池が推す石川現区長は75歳で、5期目を目指すという古狸だし、内田が擁立する与謝野信は41歳と若いが、政治経験はゼロというド素人。 たしかに曾祖母は与謝野晶子で、伯父は与謝野馨元官房長官というサラブレッドだが、東大からケンブリッジ大に再入学し、帰国後は外国証券会社で商品開発などをやっていたという。ガンダムオタクで、彼の重点政策は英語教育だそうだが、「学童クラブで英語のゲーム」「図書館に英語のマンガを」という程度のものらしいし、ご当人は港区在住で投票権はないそうである。 あまりレベルの高い争いにはなりそうもない。それよりも豊洲移転に関して大きな問題が出来した。地下水のモニタリング調査で、環境基準の最大79倍というベンゼンや3.8倍のヒ素、これまで検出されなかったシアン化合物まで見つかったのである。 この検査は、再度、都が入札を実施して、受託した新規業者がしたものだ。京都大大学院の米田稔教授は、10月から本格稼働になった地下水管理システムで、「地下水が掻き混ぜられることで、汚染物質が溶け出しやすくなったのではないでしょうか」と見ている。 いろいろなことに口を出し、手詰まりになっていた小池都知事はニンマリしているのかもしれないが、これで豊洲移転のメドはまったく立たず、かといって築地を改修するには、一説には4,000億円といわれる莫大な費用がさらに必要になる。 現在でも豊洲の維持費は1日500万円かかり、業者への補償金も300億円に膨れあがっている。小池都知事は、区長選や都議会選挙などにうつつを抜かすより、こちらをどうするのか決めることが最重要課題であるはずだ。結論次第で、都民は小池を見限る。そして小池劇場は閉幕となる。 今年で放送開始から23年目を迎えるテレビ東京の看板番組『開運!なんでも鑑定団』に真贋論争が起きているとポストが報じている。 「NEWS ポストセブン」からことの経緯を見てみよう。 「〈『なんでも鑑定団』始まって、最大の発見ですね〉〈国宝になっていたかもしれない大名品です!〉 番組内でこう高らかに宣言したのは、レギュラー出演する古美術鑑定家の中島誠之助氏だ。昨年12月20日の同番組では、世界に3点しかないとされる中国の陶器『曜変天目茶碗』の“4点目”が新たに見つかったと放送された。この茶碗を持ち込んだのは徳島県のラーメン店店主だった。“お宝”は明治時代に大工をしていた店主の曾祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫の屋敷を移築した際に大枚をはたいて買い求めたもの。25年以上も押し入れの“肥やし”になっていたが、気になって番組に鑑定を依頼したという。(中略)放送では、いつものように中島氏が虫眼鏡を用いてじっくりと茶碗を鑑定した。司会の今田耕司が『オープン・ザ・プライス!』と声をかけると、電光掲示板に示された数字は『25,000,000』。番組最高額(5億円)にこそ達しなかったものの、鑑定結果にスタジオはどよめきと拍手に包まれた。(中略)鑑定後、中島氏は『曜変天目に間違いございません』と断言。『信長、秀吉、徳川家康が持ってさらに現代に伝わっていれば、国宝になっていたかもしれない』と解説したのである。南宋時代(12~13世紀)の中国で製作された曜変天目茶碗は、“星々”を思わせる美しく輝く模様を持ち、『茶碗の中に宇宙が見える』と評される。完全な形で残るのは世界で3つとされ、すべて日本に現存する。それらはいずれも国宝である。番組放送後、“4つ目の国宝発見”となる大ニュースを新聞各紙は『幻の陶器発見』と相次いで報じた」 だが、この世紀の大発見に異を唱える専門家が現われたというのだ。窯業で知られる愛知県瀬戸市在住の陶芸家・九代目長江惣吉氏である。長江氏が「番組を見ていて思わず絶句しました。どう見ても中国の商店街で売っているまがい物にしか見えなかった」と語っている。 この長江氏、曜変天目に関してはプロ中のプロなのである。その美しさに魅了された長江氏は、製造方法が未だ解明されていない「幻の陶器」の完全再現に、親子二代にわたって挑んでいるという。これまで中国にも28回赴き、現地の研究者との交流を重ね、昨年、NHKがその活動を番組で特集したほどの「曜変天目のプロ」なのだ。 その長江氏が鑑定品を「偽物」と判断する最大の根拠は「光彩」だそうだ。 「曜変天目茶碗は、鉄分などを原料とする釉薬をかけて焼かれる。最大の特徴は、前述したように茶碗の内側に広がる鮮やかな光彩であり、光と見る角度によって輝き方がガラリと変わる。徳川家康など時の権力者にも愛でられたとされる逸品だが、今回鑑定された茶碗には『肝心の輝きがない』と長江氏は指摘する。『そもそも“曜変”とは“光り輝き、変幻する”を意味します。本来、曜変天目の釉薬には天然材料が使われており、焼き方によって色合いが変化して、ブラックオパールのように鮮やかな光彩が発現します。しかし、鑑定団で紹介された茶碗は変幻する光彩ではなく、単に赤、緑、青などの釉薬がそのまま発色したものに見える。これは東洋的な味わいに欠ける』 鑑定品は色合いから見て、18世紀以降に作られたものだと長江氏は推測する。『おそらく、ヨーロッパで18世紀以降に開発された陶磁器釉薬用絵具の「スピネル顔料」を塗り付けて発色させたもので、私は描彩天目と呼んでいます。時代からみても宋代の作品ではありません。器の外側に雲のような模様が出ていることも不可解です。国宝の曜変天目には、器の外側にほとんど模様がありません。鑑定品のような茶碗は今も福建省の建窯周辺にある“倣製品工房”で大量に作られており、2000~3000円で購入できます」 さらに中国陶磁考古学・陶磁史の世界的権威で沖縄県立芸術大学教授の森達也氏も「実物を見ていないのでその点は不正確ですが、映像を見た限りでは本物である可能性は低い」と話している。ポストの取材に、テレビ東京側は「特にお答えすることはない」、鑑定家の中島氏からは「回答を得られなかった」そうだ。 私も曜変天目茶碗は好きだが、確かに本物だとしたら、この値段は安すぎる。鑑定家という不可思議な職業を売り物にして、番組を作るやり方にもともと疑問があったが、続けていればいつかは間違いや勘違いが起こるのは必定。起きるべくして起きた「間違い」なのではないのだろうか。 さて、文春が、尖閣諸島近海を監視する部隊である海上自衛隊の航空部隊、第五航空群のエリート指揮官が、女性と不適切な行為を繰り返していたと報じている。 それは岩国基地の第31航空群司令の畠野俊一海将補(54)。14年から昨年の12月までその任に就いていたという。 妻と子どもがいるが、沖縄時代は単身赴任。そのとき、ショートカットのきれいな女性が官舎を訪ねてきて、泊まっていったというのだ。 この女性は、東京の広告代理店に勤務する40代のA女史。彼女は根っからの自衛隊ファンだそうだ。デートのとき、畠野氏の部下である40代の女性隊員B氏も随行していたという。3人で食事をし、部屋まで流れて飲み直す。そのまま2人の女性に挟まれるようにして一つベッドで朝まで過ごす。そんな不可思議な関係が何度か続いたそうだが、そのうちB氏はこうした奇妙な三角関係に苦痛を感じ、親しい同僚にも相談していたという。 文春は3人がやりとりしたメールを入手した。そこでA女史はB氏に謝罪し、畠野氏と会うことをやめるといっている。畠野氏に文春が直撃。3人で一つのベッドで寝たのかと聞くと、突然笑いだし、こう言った。 「酔っ払ってそういうシチュエーションになっただけでしょう。それは自然な流れでしょうね。Bが三人で寝ようと言いだした」 自衛隊法には「品位を保つ義務」というのがあるそうだ。空幕広報室は、調査中だが、事実だとしたら「規則に基づき厳正に対処します」と文春に答えている。ツーショットや、A女史が畠野氏をマッサージしている写真も掲載されているから、B氏が情報源なのだろう。三角関係のもつれかな。 お次はフライデーのスクープ。去年、泥沼の六股下半身騒動を起こしたお笑い芸人の狩野英孝だが、彼が今度は未成年と交際している“淫行疑惑”があると報じた。 相手は千葉県の通信制高校に通うM子(17)。彼女は一部のファンの前だけで小規模のイベントを行う「地下アイドル」だった。狩野の大ファンで、SNSで知り合ったという。次第に親しさが増し、狩野の家で逢瀬を重ね始めた(ずいぶん古めかしい言い方だね)。 狩野が彼女と肉体関係をもてば、東京都の淫行条例に抵触する可能性がある。狩野はフライデーに対して、M子は自分では22歳だといっていたが、去年の11月頃問い詰めたら、17歳だといわれたと話している。それを知ってからも肉体関係をもっていたら、狩野は芸能界にはいられなくなるはずだ。 21日に、狩野が都内で会見した。以下はスポニチアネックス1月21日付からの引用である。 「20日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)で女子高生との淫行疑惑が報じられたお笑いタレントの狩野英孝(34)が21日、東京都内で1時間強にわたり、会見を行った。狩野は『ご迷惑をお掛けし、本当に申し訳ございません』と深く頭を下げ、謝罪。仕事のキャンセルが相次ぎ『みんなに迷惑を掛けた』と涙ぐんだ。今回の騒動については『情けない。人として反省しなきゃいけない』と心境を吐露。相手女性との男女の関係については明言を避けた。所属事務所は『(二股騒動があった)昨年からの生活態度も含め』謹慎処分にすると発表した」 笑って済ませるというわけにはいかなかったようである。 今週の第1位は新潮の記事。内容もそうだが、モノクログラビアページに出ている見事な隠し撮り写真に目を見張る。 落語の古典「子別れ」は、山谷の隠居の弔いですっかりいい心持ちになった大工の熊五郎が、精進落としだと吉原へ繰り込んで連泊するところから始まる。昔は、弔いを口実に花街へ遊びに行くというのが、江戸っ子の通り相場だったようだが、これをそのまま現代で再現したエライ政治家さんの話である。 今は女郎屋ではなくソープランドとなるが、驚くのは、このセンセイが待合室でフライデーを見ている姿が、相手に了解をとって写したのではないかと思うほどハッキリ、見開きモノクログラビアに載っていることである。 新藤義孝元総務相、58歳。といってもほとんどの人はわからないが、硫黄島で玉砕した栗林忠道陸軍大将の孫といえば、思い出す人もあるかもしれない。川口市議を務めた後、自民党から出馬し、当選6回を重ねる。5年前の総裁選では安倍を支持して、安倍首相からかわいがられているという。 この記事で驚くのは、1月10日夕方の彼の行動を、逐一書いてあることである。地元である川口市の斎場に行き、赤坂の議員宿舎に戻り、すぐに自ら運転して吉原の三本指に入るという超高級ソープへ入るのが午後8時50分。そこでは「ヤマザキ」と名乗り、待合室でフライデーをパラパラ見ているところまで描写し、そこで8万円を払う。 11時7分に退店だから、2時間近く頑張ったことになる。ここでは担当のソープ嬢が迎えに来てくれて、部屋に入れば、ただ立っているだけでソープ嬢がすべてを脱がしてくれるそうだ。 4日後、新潮は新藤議員を直撃する。驚いたろうね。写真を見せると「プライベートなことだから」と逃げの一手。そりゃそうだろう。このセンセイ、両親が設立した幼稚園の園長でもあるという。それにしても、FOCUSで培った隠し撮りの冴えは、一見の価値ありだ。 【巻末付録】 ポストは巻頭から「俺たちの青春アイドル 佐野量子 ピュア・スマイル」。彼女は今、騎手の武豊の奥さんである。 私がフライデー編集長のときだった。2人がラブホだったか佐野のマンションだったか、そこから出てくるところをバシャッ。2人の驚いた顔がかわいらしく、ほのぼのとしていたのを思い出す。今はいい女将さんなのだろうな。 後半は「マドンナMの裏側」という人妻熟女AVメーカーのAV製作過程を追いかけたグラビア。袋とじは「濱田のり子」。セイントフォーの一員として人気だった彼女の30歳のヘアヌード。 風変わりなもう1本は、私のヌードを撮ってくださいと売り込んできたという「謎の貴婦人 君和田麗」。素人っぽさがなかなか色っぽい。 現代は巻頭が「女優 相楽樹」。後半は「柳ゆり菜」「女優 片山萌美」。そして袋とじは何回見てもいい「関根恵子 27歳の『完全未公開』ヘアヌードを発掘!」。中でも草むらの前で横たわる関根のヘアがとてもいい。引力に引かれるようにフワーッと上に伸びている。これを見たら、ほかのヌードは勝てない。現代の勝ちじゃ。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(1/26号、新潮社)
殺人容疑で逮捕! 講談社エリートに何があったのか……マンガ編集は「電通をはるかに凌ぐ長時間労働」
今週の注目記事・第1位 「『進撃の巨人』元編集長の妻が怪死」(「週刊文春」1/19号) 同・第2位 「『筑波大留学生失踪事件』国際手配されたチリ人を追え!」(「週刊新潮」1/19号) 同・第3位 「突然『高齢者は75歳以上』提言は『年金受給』後ろ倒しの大陰謀」(「週刊新潮」1/19号) 「『高齢者は75歳から』これは“国家の謀略”である!」(「週刊ポスト」1/27号) 同・第4位 「上場廃止へ 東芝[社員19万人]は消滅する」(「週刊現代」1/28号) 同・第5位 「『三原じゅん子』が資産0円で通る子供騙しの『国会議員』資産公開」(「週刊新潮」1/19号) 同・第6位 「NHKがひた隠す『受信料ネコババ職員』の自殺」(「週刊文春」1/19号) 同・第7位 「糸魚川大火災 誰がどう補償するのか」(「週刊現代」1/28号) 同・第8位 「大人気! 日本の名酒『獺祭』が変だぞ」(「週刊現代」1/28号) 同・第9位 「小池新党自民党潰し『刺客リスト』」(「週刊文春」1/19号) 同・第10位 「『夫のちんぽが入らない』に書かれていること」(「週刊ポスト」1/27号) 同・第11位 「嵐・松本潤『裏切り愛』でジャニーズ厳戒態勢」(「週刊文春」1/19号) 同・第12位 「歌詞が出てこない『沢田研二』の脳内で起きたスパーク」(「週刊新潮」1/19号) 同・第13位 「日本株爆騰、これからが本番だ!」(「週刊ポスト」1/27号) 「1月20日 株価爆騰に備えよ」(「週刊現代」1/28号) 同・第14位 「マギーが大物アーティストと『禁じられた愛』」(「フライデー」1/27号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 早速いこう。フライデーが、人気モデルでタレントのマギーが、パンクバンドの「Hi‐STANDARD」の横山健と熱愛していると報じている。 私はどちらも知らないが、マギーが24歳、横山が47歳という年の差と、横山のほうは既婚者という“不倫”関係が、フライデー読者には受けるのだろうか。マギーはロックバンド「ORANGE RANGE」のYAMATOと付き合っていたが、音楽番組で知り合い、横山のほうから「好きだ」と猛アタックをかけたそうだ。 マギーは萬田久子を理想としているそうで、常々「人生一回きりじゃん。自分の好きなように生きたほうがいいと思う」と言っているそうだ。こういう女は、男にとって“都合のいい女”だということがわからないのだろうな。 お次は、現代まで宗旨替えした、トランプバブルで株価暴騰するとはしゃいでいるポストと現代の株の記事。 現代が株価が上がるとする根拠は、新大統領がトランプだからというわけではなく、アメリカの景気がすこぶるよいということらしい。それならトランプの大統領就任日に株価の暴騰に備えることもなかろうと思うのだが。第一、トランプのようなセールスマン的人間が大統領になって、株が上がってうれしいのか? オバマ大統領は、期待通りの結果をもたらさなかったかもしれないが、理想やビジョンを真剣に語ったではないか。一国のリーダーに必要なのは、国の理想の形を国民に語ることである。そしてそれに向かって努力する姿を見せることである。 トランプや安倍に決定的に欠けているのは、理想やビジョンである。安倍の支持率が60数%に上がったというテレビ報道があったが、今の安倍に支持率が上がる要素などまったくないはずだ。 トランプバブルは間違いなく徒花で終わる。引き籠もりのツイッターオタクに、国を変える力も気力もありはしない。無責任に囃し立てることは、週刊誌の役割ではないはずだ。 ところで、ジュリーといわれる沢田研二も68になる。正月恒例のライブをNHKホールで開催したが、中盤で「Pray~神の与え賜いし」という曲を始めた途端、「忘れちゃった」と演奏をストップさせたと新潮が報じている。 それから再び歌い出し、最後はスポットライトを浴びながら観客席に土下座をしたという。 歌手が歌詞を忘れることは結構多くて、紅白歌合戦でも細川たかし、北島三郎、矢沢永吉なども忘れたことがあるそうだから、ジュリーが認知症になったのではない。 私が覚えているのは、ノンフィクション・ライターの本田靖春さんと美空ひばりを取材していたときのことである。 美空の控え室にいたのだが、あの美空が懸命に歌詞を忘れないよう復唱している姿を見たことがある。 日本語はもちろん、知らない外国語も一度聞いただけで覚えてしまうといわれる美空なのに、たしかコマ劇場だったと思うが、大舞台に立つ直前まで、真剣に声に出して忘れていないかをチェックしていた。 エルビス・プレスリーのライブ映画『エルビス・オン・ステージ』でも、リハーサルでエルビスが歌詞を忘れていないか心配しているシーンがあったと思うが、どんな大歌手でも、本番前は緊張するのである。 文春は、嵐の松本潤とAV女優の葵つかさとの「密愛」を先週やったが、そのため翌12月29日の紅白歌合戦リハーサルでの嵐の囲み取材は厳戒態勢だったようだ。松潤の表情は堅かったそうだが、もっとかわいそうなのは葵のほうで、事務所の社長が、「いま、彼女は人前に出られるような精神状態ではありません」と話している。 SMAP解散騒動から松潤のスキャンダル、新潮が報じた「SMAP元マネが事務所を懲戒解雇 リベート要求の不正行為で」など、ジャニーズ事務所には暗雲が漂い、先行きは視界不良である。今年は「帝国崩壊」があるかもしれない。 『夫のちんぽが入らない』という珍妙なタイトルの本が、1月18日に扶桑社から出るそうだ。去年は『君の膵臓をたべたい』という奇妙なタイトルの本がベストセラーになったが、これもその部類であろう。 初版3万部だというから、今のご時世では大部数である。それにこの本はフィクションではないらしい。好きな男との最初のセックスで、相手のちんぽが入らないというのである。何度やってもだめ。 この女性、身体に欠陥があるのではないようだ。それが証拠に、高校2年時に声をかけてきた男とセックスできているからだ。 未読だから、なぜそうなってしまったのかわからないが、今はAmazonのように、宅配本屋があるから、こうした“恥ずかしいタイトルの本”でも、女性でも手を出しやすい。 私は買わないが、タイトルに惹かれて買う人はいるのだろう。今年はますます、変なタイトル本が山積みになると思う。たとえば『女性器とお〇〇この物語』とかね。 さて、この夏に行われる都議選最大の話題は、小池新党から何人立候補させ、どれぐらい当選してくるかであろう。文春によれば、都議会自民党を脱藩した3人のほか、政治塾に参加している元テレビ朝日アナウンサーの龍円愛梨、故・鳩山邦夫の長男・太郎元都議などが候補に挙がっているという。 その前哨戦として2月5日の千代田区長選があり、小池都知事寄りの現職に、どうやら与謝野馨元財務相の甥・与謝野信が出馬に意欲を見せているそうだ。小池と内田茂の代理戦争だが、どうなるか。小池塾からも候補を選ぶため、1月7日に筆記試験が行われ1,600人の塾生が押しかけたそうだ。試験は意外に難しかったと新潮が報じている。たとえば「地方議会の二元代表制について」「都政改革のテーマを予算も合わせて論じよ」など、現職でも難しいのではないか。 だが、こうした論文で篩いにかけられるのか。新潮のいうように「蓋を開けてみれば、やっぱり有名人と現職議員が選ばれていたというのが、この手のパフォーマンスのオチである」ということにならないか。 獺祭という日本酒は、好きで昔はよく飲んでいた。だが今は、まったく口にしない。安倍首相の地元山口の酒だからだ。安倍が辞めるまで獺祭断ちをしている。 現代によれば、安倍が自らセールスもしていることもあって売れ行きがいいので、蔵元の旭酒造は、大量生産体制を整えようと、古い蔵を壊して12階建ての工場を建設し、昔ながらの杜氏の勘に頼ることなく、近代的な醸造機材を大量投入して、新入社員でも均質な酒を造ることができるようにしているという。 もともと獺祭は古い酒ではない。山口県岩国市にある旭酒造は48年設立で、獺祭を作り始めたのは90年代初頭だそうだ。 こうした大量生産で、獺祭の味が変わったという声が、日本酒好きの間で出ているというのだ。昨年末には、ボトルの中に虫が混入していることが発覚している。私は、最近この酒を飲んでいないからわからないが、日本酒はやはり杜氏が精魂込めて作っていると思って飲みたいではないか。 獺祭も安倍同様、深い味わいもないただの酒になっていくのではないか。まあ、日本酒は星の数ほどあるから、飲むのには困らないがね。 さて、現代が新潟県糸魚川市で起きた大火災で、補償はどのようになされていくのかについて触れている。火元になったのは地元名物の中華料理店で、店主が鍋を空焚きして外出したことから起きたようだが、彼に補償する能力があるはずもない。 何しろ約4万平方メートル、延べ144軒を燃やし尽くしてしまったのだから。被害額は約30億円以上といわれているそうだ。 今回の火災は、折から吹いた強風にあおられたから自然災害と認定され、被災者支援の法律が適用されるという。また現在進んでいる瓦礫の処分の負担も、住民の負担をゼロにする方針が示されているという。 だが、生活再建で出るのは一軒につき国から300万円、新潟県から100万円、それに瓦礫処理と家の再建の間、仮住まいが用意される。しかし、これでは家を新築するには到底足りない。多額の火災保険をかけていれば何とかなるかもしれないが、それでも家にあった美術品や貴金属は事前申請していなくては対象にならず、もちろんタンス預金は補償されない。 こうした場合に備えて火災保険、これから来るであろう大地震に備えて地震保険に加入しておかなければとは思うが、それだけで大変な支出になる。わかってはいるが、そのカネがあったら美味いものでも喰うほうがいいと思ってしまう。災害大国ニッポンに生まれたが因果、と思うしかないのであろう。 文春が、受信料をネコババした職員が自殺したことをNHKはひた隠していると報じている。文春によれば、47歳で横浜放送局勤務。手口は、前払いされた受信料が解約されるときは払い戻しをしなくてはいけないが、そのカネを自分の口座に振り込まれるよう操作していた。判明しているだけで50万円前後、約200世帯分の受信料を着服していたという。 この事実が明らかになったのが昨年の10月。件の人間は呼び出され、厳しく詰問されたようだが、1回目の事情聴取を受けた直後に自殺してしまったのだ。その後この事実は一部の幹部にしか知らされず、明らかに懲戒処分に相当するはずなのに、誰一人処分を受けていないという。 受信料着服という大問題を公表しないのは「視聴者に対する重大な裏切りです」(立教大学の服部孝章名誉教授)。 文春の取材に対して、あの籾井会長はあっさり、そうした事実があったという報告は受けたと認めた。もうすぐクビになるので気が楽になったのだろうか。この報道を受けて総務省は、NHKに厳重注意の行政処分をしたが、NHKの隠蔽体質はこのぐらいでは直りそうもない。 国会議員の資産公開など「子供だましのザル法」(新潮)であることは、大方の国民が知っている。国事に奔走して家産を失い残るは井戸と塀ばかりという“井戸塀政治家”などという言葉は、はるか昔に死語になってしまった。 政治家になるのはカネ儲けができるからだ。儲けたカネを有権者に分からないように隠し、哀れを装ってカネ集めパーティをやり政治資金を寄付してくれと懇願すれば、千万、億というカネが濡れ手で粟と集まってくるのだから、政治家は三日やったらやめられない。 新潮によると、1月4日に公開された、昨年7月の参院選で当選した121人の資産等報告書の中に、預貯金など(普通預金を除く)が0円と回答したのが半数以上の61人もいたという。 さらに、不動産や有価証券などをあわせた全資産が0円という議員は15人。現職の全参議院議員242人まで広げると約15%の36人が「資産0円」なのだそうだ。年間2,000万円を超える国会議員歳費と月額100万円の文書通信交通滞在費を、すべて政治活動に注ぎ込んでいる見上げたセンセイ方なのかというと、そうではなくて、抜け道を使って資産隠しをしているのである。 元SPEEDの今井絵理子議員は、感心にも資産総額は9,899万円と公開した。だが彼女、自衛隊の那覇基地や米軍嘉手納基地の軍用地を所有していて、そこから収入を得ているというのだ。沖縄出身の政治家が、それは不味いだろう。 男性問題ばかりが話題になる、三原じゅん子議員は「0回答」だが、事実婚状態だった11歳年下の男を公設第一秘書に据えていた。公私混同と批判されたため、私設秘書にして年800万円ほどを払い続けているそうだ。現在の夫も、入籍するまで公設秘書にして税金で養っていた。新婚の愛の巣は横浜みなとみらいにあるタワーマンションで、賃貸ながら月額50万円はするというから、セレブな生活であること間違いない。 民進党の蓮舫代表は預貯金を約551万円と公表したが、目黒区の自宅は報告していない。土地代だけで3億円は下らないという豪邸だそうだが、ここは母親が経営する貿易会社の所有になっているそうだ。 入籍直後に妻子を捨てたことで話題になった鶴保庸介沖縄北方担当相は、昨年新潮の取材で、和歌山県にあるマンションが資産公開から外れていたことを指摘された。その際「兄に譲渡したもので、所有権移転を怠っていただけ」と弁明したが、今回新潮が資産公開後に確認したところ、名義はまだ鶴保のままだった。 とまあ、政治家はウソの始まりといわれても致し方ない惨状なのである。神戸学院大学の上脇博之教授が指摘するように、公開すべきは定期預金だけで普通預金や現金も対象外。 その上、資産を家族やファミリー企業や資産管理会社の名義に移されたら確認のしようがないし、罰則もない。いえることは、政治家という商売ほどおいしいものはないということだろう。 さて、現代が粉飾で信用も社の財政も地に堕ちた東芝だが、今回、16年度決算が黒字回復から大幅損失になったと判明して、このままでは消滅することもあり得ると報じている。 東芝の取締役会議長を務める前田新造氏が現代の取材に応じてこう話している。 「──今回の一件を最初に認識したのはいつか。『会見で発表した12月27日の1週間~10日ほど前に取締役会で集まった際、減損の懸念があると報告されました。正直、驚きましたよ。なにせ、フラッシュメモリ事業が頑張っていて、インフラ事業のほうも受注案件が増えて、ようやく黒字に回復できるというところまできたかな、と思った矢先でしたからね。最初に話を聞かされた時はショックでした』──巨額損失の原因が何だったのか、はっきりした説明がない。『S&Wでコストがかさみ、資産価値が下がり、減損が必要になる懸念があるという説明だったので、ではその原因は何だと問うても、実はわからないという状況なんです。そもそも、今回の件は、米国会計基準に沿って、S&Wの買収から1年以内というタイミングでWHが資産の見直しを進めていたところ急遽出てきた話で、情報がそれ以上つかめていないんです。そのため、取締役会としては報告を受けた直後、志賀重範会長らに情報集めのためにアメリカに飛んでもらったのですが、そこには膨大な伝票、資料の調査が待ち受けていて、とてもじゃないがすぐには結論を出せないということになった』」 このままでは、東芝は資産を売り払っても借金を返せない「債務超過」に陥るリスクが急激に高まっているというのである。 あとは、銀行にすがりついて援助してもらうしかないという。経済ジャーナリストの磯山友幸氏はこう話す。 「現時点で、東芝は金融機関からの融資条件となっている『財務制限条項』というものに抵触したと見られ、新規融資どころか、いつ融資の引き上げにあってもおかしくない。そこで、1月10日に主力銀行であるみずほ銀行、三井住友銀行など関係金融機関を集めたバンクミーティングを開催して、当面の融資継続をお願いしていた。今後は、銀行主導下で過激なリストラ策を強いられていくことになるでしょう。事業部門は売れるものは他社に売られ、買い手がない部門は破綻処理される。原発部門にしても三菱重工、日立の原発部門と統合されて、『日の丸原発連合体』に吸収されていくことも考えられる。そうして部門も人も次々にリストラされ、東芝はバラバラに解体されていき、どんどん縮んでいくことになりかねない。虎の子の半導体事業は残すでしょうが、これだって為替の影響を受けやすいビジネス。東芝は今後も急な円高などに直撃されれば、一気に危機に陥りかねない危うい経営体制にならざるを得ない」 東芝破綻のスクープを新聞記者が競っているという。あの東芝がここまで堕ちたか。感慨深いものがある。 ところで日本老年学会、日本老年医学会という老年研究の権威といわれる連中が、日本人は若返っているという理由で、高齢者を75歳からにしたほうがいいという提言を出した。私は70オーバーだ。若いかどうかわからないが、今の60代、70代で元気な連中は多い。 だが、なぜこの時期にいきなりこんな提言を出したのか、その裏がいろいろいわれている。 ポストで、白澤卓二・白澤抗加齢医学研究所所長がその理由をこのように語る。 「今回の高齢者の定義見直しは政治的な背景を意識した提案と考えていい。今後高齢者の医療費や介護費用が増えていく一方で、支え手となる生産年齢人口は減っていく。このままでは社会・経済的に成り立たなくなるだろうから、高齢者の定義を見直すというのが学会の議論のスタートだったはず。学会は財政上の理由とは言いにくいでしょうが、そう理解していい」 今回の提言は国策に沿った動きだというのである。政府が狙っているのは、現在65歳の年金支給開始年齢を最終的に75歳まで大幅に引き上げることだというのは、見え見えである。 あと何年か先には、70歳でも現役でバリバリ働いていることが当たり前になり、病気や認知症になったりしたら、社会の害虫扱いされる時代が来るのだろう。嫌だ嫌だ。 ところで、フランス東部、ブザンソンにある大学に留学中だった筑波大生・黒崎愛海(なるみ)さん(21)が行方不明になって5週間が過ぎた。犯人は、彼女と交際していたチリ国籍のニコラス・セペダ・コントレラス(26)だといわれているが、チリに戻ったままで身柄は確保されていない。 そこで新潮がニコラスの足取りを追ってチリのサンチャゴへ飛んだ。さすがである。自宅のあるマンションは超高級地帯にあり、この地区は「貴族」というそうだ。 父親は大手携帯電話会社の幹部で、母親はそこから約400キロ離れた市役所で働いていたが、昨年12月に突然退職したという。そして12月30日の午前11時頃、クルマで来た父親が、マンションに隠れていたニコラスを連れて行き、母親のいる街で家族と住んでいるといわれる。 行方不明になっている女子大生はほぼ死んでいる、ニコラスにかけられている嫌疑は単なる殺人ではなく、綿密に用意された「謀殺」である可能性が高いと、ブザンソンの捜査関係者が話している。 また、レンタカーの位置情報などの解析から、ブザンソン近郊の「ショーの森」を移動していることが判明していて、そこを捜索しているようだが、約2万ヘクタールもあり、すでに雪が積もり始めていて難航しているという。 ニコラスという人間は真面目で、父親も教育熱心だと、近所では評判らしい。2人の間で何があったのか。フランス側からチリに対して、ニコラスの身柄引き渡しを前提とした拘束は求められていないという。 こうした事件取材ものがほとんどの週刊誌から消えてしまったが、新聞、テレビとひと味違う週刊誌の事件記事をもっと読みたいものである。 年明け早々出版界に衝撃が走った。私の古巣である講談社の社員が妻殺しの容疑で逮捕されてしまったのである。1月10日、警視庁に逮捕されたのは講談社のマンガ雑誌・モーニング編集次長の朴鐘顕(パクチョンヒョン)容疑者、41歳。 事件が起きたのは昨年の8月9日未明だった。文京区千駄木の自宅で妻の首を締め窒息死させた疑いが持たれている。11日曜日に発売された文春は、いち早くこのことを報じている。これが今週の第1位。同誌によれば、事件当初、警察に対して朴容疑者は「妻は自殺した」といっていたそうだ。 だが遺書は残っていなかったし、自殺する動機も見つからない。遺体の状況なども容疑者の話と違う点が多かったため、警視庁捜査一課は殺人の可能性もあるとみて両面で捜査していた。 その後、死因は窒息死で、被害者の首には手で絞められた跡があり、絞殺死体によく見られる舌骨の損傷はなかったが、室内が物色された形跡も誰かが侵入したとも考えにくいことから、夫である朴容疑者が犯人ではないかと内偵していたという。 文春によれば、警察がこれほど時間をかけたのは、彼が大手出版社の社員編集者で、大ヒットマンガを数多く手がけてきた敏腕編集者だからだという。講談社でも、何度か朴を呼んで事情を聞いたが、本人は一貫して否定していたそうだ。 事の真偽はまだわからない。彼が講談社のマンガ誌「モーニング」の現役編集次長であり、09年に立ち上げた「別冊少年マガジン」創刊の編集長(週刊少年マガジンの副編集長も兼任)のとき、後に大ベストセラーになる『進撃の巨人』など数々のヒット作品を手がけてきたため、社内の人間に聞くと講談社は混乱の極にあるようだ。 私は彼のことを知らないが1999年入社だというから、私が週刊現代を離れ、インターネット・マガジン・Web現代を立ち上げた頃である。 75年大阪府生まれ。一浪して京大法学部に入り、文春によれば、当初、弁護士を志していたが、父親が経営する喫茶店でマンガに接し、マンガ編集者になりたいと思うようになり講談社を受け入社したそうだ。 京大法学部からマンガ編集者というと驚く向きもあるかもしれないが、私と一緒に仕事をした後輩は、東大法学部からマンガ雑誌をやりたくて講談社に入ってきた。今はマンガ雑誌ではない某誌の編集長をしているが、彼にマンガを語らせたら、熱く語って止まらなくなる。 近年、彼らのように有名大学を出てマンガ編集者をやりたいという人間が増えてきている。一方で週刊現代やフライデーをやりたいという学生はとんといなくなった。 彼は韓国籍で韓国の苗字にこだわっていたそうだ。私が入った70年代には韓国名や中国名を名乗る社員はいなかったように思う。そうだとしてもその頃は日本名を名乗っていたようである。 私の記憶では80年代以降からではないか、朴や劉と堂々と名乗る人たちが入ってきたのは。新入社員は各部署を回って挨拶することになっているが、眩しい思いで彼らの名札を見た覚えがある。 彼は、入社したときの社内報に「わたしたわしわたしたわ」という回文タイトルをつけた文章を寄せているが、これは読んだ記憶がある。 配属されたのは「週刊少年マガジン」編集部で、昨年、「モーニング」に異動するまでそこにいて、数々のヒットマンガを生み出してきた。昨年アニメ映画が大ヒットした『聲の形』、累積2,000万部を超える『七つの大罪』、ヤンキーマンガの最高峰『GTO』などにも関わっていたようだが、中でも「別冊少年マガジン」編集長として関わった『進撃の巨人』は、現在、累計6,000万部を超えるというからすごい。 それも諫山創という新人マンガ家を起用し、彼は「絶望を描いてほしい」と伝えたという。今思うと意味深な言葉である。 これ1冊手がけただけでも「将来の役員候補」間違いないと思われるかもしれないが(そう報じたメディアは多い)、残念ながら講談社という会社は、ベストセラーを出した編集者は不思議と出世しないのだ。『窓ぎわのトットちゃん』を出した女性編集者は、定年間際に校閲へ異動になった。乙武洋匡の『五体不満足』を手がけた編集者も大出世はしていない。百田尚樹の『海賊とよばれた男』を出した編集者も局長まで行かず、先日定年を迎えた。 講談社にマンガ出身の役員はいるが、多くは営業や販売出身で、オーナー会社だからトップにはなれないが、ナンバー2は、この中から選ばれることが多い。編集上がりをあまり重用しない不思議な会社である。 ベストセラーを出すと廊下をふんぞり返って歩くようになる編集者がいるが、朴容疑者はそうではなかったようだ。「後輩のちょっとした悩みも邪険にしませんし、若手編集者の目標です」(講談社関係者=文春)。人格的にも優れていたようだ。 奥さんと知り合ったのは10年以上前で、同期が開いた合コン出会ったという。結婚して2人は社宅に住み2011年に今の千駄木に一戸建てを建てたというから、私生活も順調だったようだ。 07年に長女が生まれると次々に4人の子宝に恵まれている。彼は次女が誕生の後、ツイッターで「僕は3回しかエッチをしていません」と呟いたそうだが、近所の人によると夫婦仲もよく、声を荒げることもなかったという。 次女誕生後に、講談社の男性社員としては初めて約2カ月の育児休暇を取ったそうだ。彼が朝日新聞で連載していたコラム(12年7月18日付)にこう書いている。 「なぜ今も昔も、現実でも漫画の中でも、子どもは『お母さん』が好きなのか、分かった気がします。そりゃそうだ、あんなに大変なんだもん。子どもたちはじっとそれを見ている。じっとお母さんを愛している」 これほど妻の苦労を思い、子どもたちを愛している男が、なぜ妻殺しで逮捕されてしまったのか、私なりに考えてみたい。近隣住民の言葉にある「奥さんは育児ノイローゼ気味ではないか」というのがキーワードだろう。 私にも3人の子どもがいるが、3人目が生まれたのが40歳のときだったから、彼と同じような年だった。その当時は月刊現代という雑誌の編集次長(組織的には副編集長→編集次長で「編集長心待ち」ポストなどと揶揄されることもある)。 幸い2人の両親が近くにいたため、何かあれば助けてくれるのをよいことに、毎晩午前様どころか、2時、3時に帰宅、4~5時間寝て家を飛び出していった。 週に1回、子どもたちの顔を見ればいいほうだった。今でも何かあるとカミさんが愚痴ることがある。3人の子どもたちが通う小学校の運動会が毎年5月末の日曜日に行われていた。その日は、さすがに朝から見に行ったが、午後2時頃になるとそこを抜け出し、東京競馬場へ駆けつけ、ダービーにありったけのカネをつぎ込んだ。 子どもたちが一番可愛い頃、父親が遊び相手にならなくてはいけないときに、仕事と称して浴びるほど酒を飲み、博打にうつつを抜かしていたのだ。 3人の子どもを抱えて辛い思いをしているカミさんのことなど、思ったこともなかった、ひどい亭主であり父親だった。子育てに疲れ、家庭を顧みない亭主に対しての「怨み」が、カミさんの中には積もり積もっていったであろう。 その後、フライデー、週刊現代編集長になり、ますます家庭を顧みなくなっていった。いま思えば、夫婦の間で何が起きても不思議ではなかった。 マンガ編集者はもっと大変である。マンガ家は絵を描く才能はあるが、ストーリーを作れない作家が多い。 それに若い人が多いから、担当編集者は、ストーリーを一緒に考え、絵コンテのアイデアを出し、原稿ができるまでマンガ家のところに寝泊まりすることもしょっちゅうである。 女性マンガ家と編集者が結婚するケースが多いのは、こうした密な時間を共有するからである。電通をはるかに凌ぐ長時間労働があって、ようやく作品が生み出されるのである。 朴容疑者の妻の実家は北関東で本人は大阪だから、4人の子どもを抱えた奥さんの苦労は並大抵ではなかっただろう。彼も懸命に支えた。家も会社から比較的近いから、子どもの幼稚園の送り迎えなどもしていたようだ。 だが30代の終わりから40代始め、編集長になる日も近い彼の多忙さは想像に難くない。育児に疲れ、日々体調を崩していく妻を見ながら、彼にも焦りがあったのではないか。一部の報道に、妻が知り合いに、夫からDVを受けて悩んでいると話していたという情報があった。DVは大袈裟だろうが、子育てに疲れた妻と仕事の板挟みに苛立ち、2人の間に諍いがあったことは想像に難くない。 そんなとき、ちょっとしたいい争いから悲劇が生まれたのではないか。これは私の経験から想像した妄想である。真相はまったく違うところにあるのかもしれない。 この事件は、各テレビ局のニュース番組でもトップで報じられた。ワードショー然りである。そのいずれも容疑者の逮捕前の姿をカメラに収めていたり、インタビューを試みていた局もあった。文春によれば、昨年秋頃から情報が出回り、年末から「年明け逮捕」といわれていたというから、各社相当の取材体制を敷いていたようである。 だが、文春が発売される前日に逮捕して、その姿を各社に撮らせるというのは、講談社OBだからというのではなく、いささかやり過ぎではないか。何度か任意で取り調べにも応じているようだし、逃亡する恐れはないのだから、もう少し人権に配慮したやり方があったのではないかと思う。『進撃の巨人』を世に出したエリート編集者だから、ニュースバリューがあるということなのだろうか。日頃、警察批判をしている雑誌を出している出版社だから、警察側にさらし者にするという「意図」はなかったのか。 モーニングは編集長名で「読者の皆さまへ」という詫び文を出した。その中に一部メディアに「『進撃の巨人』の立ち上げ担当」とあるが、これは事実ではないとし、「本人が『進撃の巨人』を担当したことはなく、正確には『掲載誌の創刊スタッフ』であったことをお知らせいたします」といっている(今週発売の現代にも、現代編集部として、現役編集者が逮捕されたことを大変遺憾とし、同様に、逮捕された編集者は「担当ではない」、ご理解下さいとしている)。 編集長が連載を担当する場合もあるが、担当者をつけるのが普通である。といって、ほぼ全権を握っている編集長が企画段階から関わり、GOサインを出さない限り作品が掲載されることはない。 編集部も講談社も、大ドル箱のマンガにケチがつくのを恐れ、「進撃の巨人の担当者が殺人」という負のイメージを消したいのだろうが、朴容疑者がこの作品に深く関わっていたことは間違いないはずだから、姑息なことはやめたほうがいいと思う。 小説でもノンフィクションでもマンガでも、優れた作品にはいい編集者の手が必ず入っている。朴容疑者が妻を殺したことが事実であったとすれば、人間として許せないという気持ちは、もちろん私にもある。 だが、優秀な編集者を失ってしまったのは、講談社にとって大きな損失である。また、優れた作品を待ち望んでいる読者たちにとっても、取り返しのつかない損失であるにちがいない。 昨年は41年ぶりに書籍の売上が雑誌を抜いた。だが、講談社をはじめ小学館や集英社は、今でもマンガの売上が屋台骨を支えている。そのマンガにもやや翳りが見えてきたところにこうした事件が起き、さらに売上が落ちることにでもなれば、大手といえども安泰ではないはずだ。 この事件の行方を、出版社の人間たちは固唾を呑んで見守っている。 【巻末付録】 まず現代。「新春スペシャル撮り下ろし 深田恭子」「本誌独占 本仮屋ユイカ」「航空自衛隊 31歳元隊員 篠原ゆきの 迷彩服を脱ぎ捨てた」。袋とじは「フィギュアスケーター 村主章枝『月光』」。 ポストは「アイドル中古写真集の聖地 荒魂書店が誇る『お宝写真集』」「発掘 1974年のアグネス・ラム」。袋とじは「新藤恵美」。 この中では、驚きがあり、意外に豊満でセクシーな「元航空自衛隊員のヌード」がイチオシ。よって今週は現代の努力がポストを上回って、現代の勝ち。 (文=元木昌彦)
“文春砲”連発でも……ついに崩れた出版界の常識「雑高書低」 新年号も週刊誌に元気ナシ!?
今週の注目記事 1位 「日本が頭を抱える4つの最悪シナリオ2017」(「週刊新潮」1/12号) 同・2位 「新聞・テレビが報じられない天皇陛下『安倍総理への不満』」(「週刊現代」1/14・21号) 同・3位 「生長の家・谷口雅宣総裁インタビュー」(「AERA」1/16号) 同・4位 「100年生きるのは幸せか」(「週刊現代」1/14・21号) 同・5位 「10年後に『消えている会社』『生き残っている会社』363社全実名」(「週刊現代」1/14・21号) 同・6位 「衆院選 全選挙区当落完全予測」(「週刊現代」1/14・21号) 同・7位 「電通社長も辞任! 残業を絶対悪にした『過労自殺』後始末の違和感」(「週刊新潮」1/12号) 同・8位 「さらば『SMAP』大晦日の叛逆」(「週刊新潮」1/12号) 同・9位 「富士山に“異常変動”が![MEGA地震予測2017年最新版]いよいよ首都圏に大地震襲来」(「週刊ポスト」1/13・20号) 同・10位 「『稲田朋美』防衛相のKYに『安倍総理』も開いた口が塞がらない!」(「週刊新潮」1/12号) 同・11位 「40年も兜町の風雲児だった『加藤あきら』死して『中江滋樹』の弔辞」(「週刊新潮」1/12号) 同・12位 「日経平均は史上最高値へ一直線!」(「週刊ポスト」1/13・20号) 同・13位 「現役政治家[&OB]74人が選んだ『歴代最高の宰相』は誰か」(「週刊ポスト」1/13・20号) 同・14位 「今年、世界を獲る 松山英樹新春ビッグインタビュー」(「週刊現代」1/14・21号) 同・15位 「ここまでわかった『長生きする性格』『早死にする性格』」(「週刊ポスト」1/13・20号) 同・16位 「日本人の知らない外国人の訪日人気スポットBEST10」(「週刊新潮」1/12号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 原稿を書こうと思っていたら、驚いたニュースが飛び込んできた。 妻の殺人容疑で、夫で講談社編集次長の朴鐘顕容疑者(41)を逮捕したという。事件が起きたのは2016年8月9日未明ごろ。文京区千駄木の自宅で妻の首を締めて窒息死させた疑いが持たれているというのである。 最初、朴容疑者は「妻は自殺した」といっていたが、警視庁捜査一課は、遺体の状況など違う点も多かったため、殺人の可能性があるとみて捜査していたようだ。 事の真偽はまだわからないが、講談社は、彼が社の看板雑誌「週刊少年マガジン」の副編集長で人気漫画の『進撃の巨人』にも関わってきたことで、大騒ぎのようだ。 テレビ局からも私に取材があったが、私は彼のことを全く知らない。たぶんマンガをずっとやってきたのであろう。 41歳で副編集長というのは超エリートではないようだが、『進撃の巨人』に関わったとすれば、近々編集長という声もあったのではないか。 講談社にも大麻を栽培したり、裏カジノに出入りしたことで社を辞めていった者はいるが、殺人事件だとすると、私が知る限り初めてではないか。 この情報は、明日発売の週刊文春が掴んでいて、記事にしている。そうなると、発売されて事件が明るみに出るとわかって、警察が動いたということになる。文春の情報網おそるべしということになるが、同業種の暗い話だけに、OBとしてため息をつかざるを得ない。 実は、文春でこんな話がある。先週は文春がお休み(今週の水曜日発売)だと思っていたら、朝日新聞の1月4日付に文春の広告が載ったのだ。 右には大きく「紅白スクープ合戦」。左には「『医療の常識』を疑え」とある。たしか12月28日発売号は、左が「松潤の二股愛」だったが、見渡してもどこにもない。 これは新しい号かと駅の売店やコンビニを見に行ったが置いていない。木曜日発売だからと、翌日も覗いたが、あるのは年末発売の合併号だけ。 もう一度新聞広告を眺めると、「大好評発売中!」とあるではないか。なんのことはない、合併号の広告の配列を変え、松潤を落としただけだったのだ。あわてて買うところだったが、こういうところにも「売るための工夫」が文春にはある。騙しのテクニックに引っ掛かるところだった。 というわけで今年最初のスクープ大賞は文春抜きだから、残念ながらスクープと呼べるものはない。そこで順位はつけずにおいた。 まずは、新潮の訪日外国人が好む日本の人気スポットBEST10からいこう。私はこういう企画がけっこう好きである。 最初は島根県安来市にある「足立美術館」。この庭は絶景だそうだ。枯山水や白砂青松の広大な庭は、まるで絵画のようだという。ここはアメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」で1位に選ばれたそうだ。 次は山梨県富士吉田市の「新倉山浅間公園」。手前に五重塔、奥に富士山、春の桜の時期はこの3つを同時に撮ることができる。フェイスブックの「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」に、花径2センチほどの青い花・ネモフィラ写真が投稿されてから、外国人が殺到するようになったのが茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」だ。 その他にも京都市東山区の「サムライ剣舞シアター」や三重県伊賀上野の「伊賀流忍者博物館」などがあるという。「足立美術館」は行ってみたいね。 さて、長生きは悪という風潮が蔓延しているが、ポストは性格で長生きか早死にするかがわかるという。 たいして参考になりそうもないが、いくつか挙げてみよう。「陽気な人より真面目な人が長生き」「仕事人間は長生きできる」「人の悪口をよくいう人は心臓病、肺がんになりやすい」「頑固な人は認知症になりやすい」「嫉妬深い妻はボケやすい」「がん患者にはいい人が多かった」「離婚すると死亡リスクが3倍になる」。 私のように、陰気で、人の悪口ばかりいって回り、嫉妬深い人間がよくこの年まで生きたと、今さらながら思う。 昔から「憎まれっ子世に憚る」というが、当たっているかも。 テニスの錦織圭、野球の大谷翔平とともに、世界を視野に入れて活躍しているゴルフの松山英樹だが、昨年末から絶好調だ。 2017年最初の大会であるSBSトーナメント・オブ・チャンピオンズでは、最終ラウンドで1イーグル、4バーディー、3ボギーの70で回った。一時は首位と1打差まで迫り、逆転かと思わせた。 今年はメジャー大会をもぎ取るのではないかと期待される松山のインタビューが現代に載っている。その中で松山は、見たい映画もテレビも、聴きたい音楽も読みたい本もないといっている。頭の中はゴルフ一色。今年6度目の挑戦となるマスターズについては、 「マスターズまでは常に(開催コースの)オーガスタを頭に入れて練習すると思います。もちろん、他の試合あってのマスターズだけど、メジャー制覇以外の夢はいまはないですね」 ジャンボ尾崎を超える頼もしいゴルファーが出てきたものだ。 冒頭にも触れたが、文春が昨年暮れの28日発売(合併号)ということもあるが、年明けの週刊誌の船出は比較的静かである。 去年、41年ぶりに雑誌の売り上げを書籍が上回った。雑誌の売り上げは前年比7.7%減の約7,200億円。書籍は前年比1.6%減の約7,300億円だった。 文春が華々しいスクープの連続で話題を集めたが、漫画誌などの落ち込みで、これまで出版界の常識だった「雑高書低」の流れが変わってしまった。 そんな雑誌の元気のなさが、新年の週刊誌にも出ているとしたら、心配である。 ポストに「現役政治家[&OB]74人が選んだ『歴代最高の宰相』は誰か」という特集がある。順位は予想されたとおり1位が吉田茂、2位が中曽根康弘、3位が田中角栄である。 現役政治家が選んだからだろう4位に安倍首相が入っている。「戦略的外交ができる」(甘利明)。国民投票法、特定秘密法などを実現した「最強の総理」(平沢勝栄)など、歯の浮くような賛辞が並んでいる。 現存している元政治家たちだけにアンケートをすれば、安倍には一票も入らないのではないか。 ポストの巻頭は「日経平均は史上最高値へ一直線!」である。再び「ニホン・アズ・ナンバーワン」の座を取り戻すという夢のような特集である。 企業の収益率(PER)は、アメリカのマイクロソフトが約30倍、グーグルが約38倍なのに、トヨタは約14倍、ソフトバンクグループは約10倍と低く評価されている。 為替レートは1ドル=150円で釣り合う。トランプの政策は景気をさらによくさせ、五輪を控えている日本の地価はバブル期のように上昇するそうだ。 よくもまあ、これほど楽観的に考えられるものだ。先週のニューズウィーク日本版では「トランプ相場ははかない幻想だ」とタイトルを打ち、こう結んでいた。 「投資家の皆さん、暴走列車から飛び降りるタイミングにはくれぐれもご注意を」 米中関係、原油高、欧州の混乱、どれ一つをとっても日本にいい影響があるとは思えない。その答えが出るのはそう遠くはないはずだ。 さて、加藤あきらと聞いて、あああれかと思い出す人はどれだけいるだろうか。 兜町の風雲児と呼ばれ、バブル時代に名前を馳せたが、株価を不正に釣り上げたとして金融商品取引法違反の罪に問われ、昨年6月から東京地裁で公判中だったが、12月26日、都内で死亡した。享年75。 同時代に株の仕手筋で名を馳せた投資ジャ-ナルの元代表、中江滋樹が新潮で加藤のことを語っている。 ともに時代が生んだ徒花ではあるが、バブルという時代を駆け抜けた象徴的な人間として、これからも語り続けられていくのであろう。 一度だけ加藤に会ったことがある。脱税で逮捕され、保釈されて出てきたときだったと記憶している。 こちらの質問にもほとんど無言で、風雲児という面影はなかった。地産の竹井博友ら、バブル紳士たちとはずいぶんお付き合いしたが、何事もなく晩年を全うできた人は、私が知る限りいない。 二度と株バブルなど起きてほしくない。だが、そう思わない、あの時代に郷愁以上のものを抱いている人間が、また動き出しているようである。危険だと思う。 安倍首相は後世の人間が評価できるような宰相ではないと思うが、その安倍に輪をかけてどうしようもないのが稲田朋美という防衛大臣である。 よりによって安倍と真珠湾慰霊のために同行したのに、帰国してすぐに靖国神社へ参拝したのだ。 どんな理由があれ、防衛大臣という立場を考えたらできないはずだが、この女の頭の中はどうなっているのだろう。 新潮ではないが「これが総理候補とは笑わせる」。彼女は必ず安倍首相の命取りになる。 このところ私の住んでいる東京でもやたら地震が多い。いつ起きても不思議ではないとは思いながら、できることなら陽気のいいころに願いたいと思っているのだが。 毎度お馴染みのポストの「MEGA地震予測」だが、今回の「2017年最新版」では、いよいよ首都圏に大地震が襲来すると予測している。 村井俊治東大名誉教授が、「6年前の東日本大震災以降、日本列島では地表の大変動が起きている。昨年の熊本地震以降、その変動幅は拡大し、今も広がっています。そのため、今年は昨年以上に大きな地震が起こる可能性がある」と不気味な予測をしている。 中でも昨年末に4センチの「異常変動」が観測された富士山だが、この変動は無視できないという。したがって、首都圏を含む南関東を全国で唯一、最高警戒レベルの5、地震の可能性が極めて高い地域に指定して、警告を発しているそうである。 1995年の1月には阪神淡路大震災が起きている。今度起きるとすれば関東地方であろう。おのおの方、覚悟召されよ。とはいってもな……。 さて、SMAPが紅白にも出ず、引退セレモニーもなく“消えて”しまったため、ファンたちはSMAP縁の場所を巡礼して歩いているそうだ。 ここもその場所になるのだろう。キムタクを除いた4人と元メンバーだった森且行が、大みそかの午後7時頃から集合して、夜ふけまで話し明かしたという六本木の焼肉屋。 新潮は、事前にその情報を入手していたのだろう、店に入ってくる連中の写真を一人一人撮っている。この店は堺正章がプロデュースしている店だという。ネットではこの店は六本木ミッドタウンの真横にある「炭火焼肉An」だといわれている。 SMAPは今年の9月まではジャニーズ事務所との契約があるが、それ以降は、元のマネジャーと4人が組んで、仕事を始めるのではないかといわれているようだ。 どうでもいいが、もういい年なんだから、仲間内でぐずぐずいっていないで、一人一人がファンの前に出て、自分の言葉でこれまでの経緯とこれからを語るべきだと思う。 ところで、電通を揺るがせ、社長を辞任にまで追い込んだ「過労自殺」について新潮が、24歳の女性の自殺の理由はほかにもあったのではないかと、報じている。 要は、彼女のSNSに残されたメッセージから推測するに、付き合っている彼氏がいて、その男からイブの夜、彼女は別れを宣告されてしまったというのである。 過重な残業や心ない上司のパワハラ、その上に、好きだった男が離れていってしまったことが重なり、死を選んでしまったのではないかというのである。 人が死を選ぶ理由は一つだけではないのだろう。だからといって電通が彼女に課した過労労働の責任が軽くなるわけではない。 こうした悩みを持って働いている社員を、どうしたら救えるのか。取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……というような非人間的な「鬼十則」を後生大事にし、社員個々の人間性に目を向けてこなかった電通という社の体質が、ひとりの女性を追い込んでしまったことは間違いないのだから。 安倍首相は解散をしたくてウズウズしているようだ。1月解散はなくなったようだが、現代によれば、予算審議が滞るからやらないといわれているが、野党が油断している2月に「奇襲解散」がありうるそうだ。 だがこのところ、公明党の自民離れが目立ってきていることから、公明票が自民に入らず「棄権する」と仮定すると、現代の予測では「自民党は現有の291議席から22議席減の269議席に、民進党は18議席増の91議席になる」と読む。 さらに、野党共闘が実現したとすれば「自民党の総議席数が198に激減する一方、民進党は185議席まで肉迫することになる」(現代)という。 この中で小沢一郎が言っている。 「僕はいつも言っているんですけど、政権を取るのは簡単なんです(笑)。野党が一体になれば勝てる。自民党の票は全く増えていないんですから」 だが、肝心の民進党に「何が何でも政権を取るという気迫が感じられない」(小沢)。 蓮舫が、共闘よりも政策が大事だなどと“寝ぼけた”ことをいっているようでは、民進党に期待するほうが無理なのだろうが、早くしないと安倍の思うがままになってしまう。 お次は現代恒例の「10年後に生き残っている会社」。オヤ? と思うところだけをピックアップしよう。 トヨタと日産では、EV化でリードしている日産が将来性では上。電気・家電分野ではダイキン工業、日立製作所、三菱電機が上で、東芝はもちろんパナソニックもソニーも将来性で劣る。 金融総合・銀行では、三菱UFJ、みずほFG、三井住友トラスト・HDの御三家は安泰。ビール・飲料ではサントリーHDが抜きんでていて、アサヒ、キリンはその下で、サッポロにいたっては消える寸前? 放送分野は軒並み評価が低く、新聞も日経を除いては低評価。出版は入っていないが、講談社も小学館も10年後はわからないということだろう。 同じ現代の巻頭特集。「100年生きるのは幸せか」と、ポストとは違って悲観論満載である。 17年からは65歳から74歳の前期高齢者と75歳以上の後期高齢者の数が逆転するといわれている。病人を選別して、治る見込みのない老人は病院に来ないでくださいと、追い返されるようになる。これからは60代は「若者」と扱われ、社会の中心に立ってバリバリ働く世の中になる。60代ははなたれ小僧なのだ。 それもこれも、普通のサラリーマンが定年後100歳まで生きようとしたら、総計で1億1,872万円いる。これは生活費だけで、自宅のリフォームや医療、介護費、趣味などに使うとすれば、さらに2,000~3,000万円はかかるというのである。 平均的なサラリーマン世帯の年金収入が月額22万円だとすると、100歳までの年金収入は約9,500万円だそうだから、5,000万円も不足することになるそうだ。 そうならないためにどうするか? 「生活コストを下げても幸福に暮らす工夫をすべきです。たとえば外食の回数が減っても、料理を作る喜びがあれば、不幸ではない」(政策研究大学院大学名誉教授の松谷明彦) 昨夜、鍋にしようと思いスーパーへ行ったら、たった4分の1の白菜が150円もしていた。ホウレンソウ、ニラ、大根など野菜が高くて、鍋が成り立たないのだ。 外食などもってのほか、家でつつましく鍋でも突こうと思ってもままならないのである。 今の日本は長生きしようと思わせない社会になってしまった。せめて自分が死にたいときに死ぬことができる「安楽死」の制度を早くつくってほしいと、切に思う。 AERAは久々の登場だが、安倍首相の支持団体として名高い「日本会議」について、その中心メンバーの多くの出身母体である「生長の家」の谷口雅宣総裁がインタビューに答えている。 「日本会議」の中枢メンバーは「生長の家」の谷口雅春初代総裁の熱烈な信者だといわれている。 だが雅宣総裁はこう断言している。 「戦後の冷戦下に雅春先生が唱えられたことを、世界構造が変わった現代で実践しても、何の実効性もありません」 元メンバーは「生長の家」の中に「生長の家政治連盟」をつくり、右派学生たちを集めて全共闘と対抗したり、政治活動をしていたが、2代目の谷口清超総裁が、宗教運動が政治運動によって阻害されているとして、これを活動停止にした。 現在の「生長の家」は、原発を推進し経済発展至上主義の安倍首相の政治姿勢に反対し、「日本会議」の元信者たちに対しても、「時代錯誤的」「狭隘なイデオロギーに陥っている」と断罪し、そのことを声明として発表したのである。 宗教的な信念と政治を選ばなければならないとき、政治的な現実を選んではいけないという。政治家はあくまで政治家の価値判断で生きるため、何度も裏切られたからだというのだ。 「だから、今の創価学会と政治の距離感を見ていると危ういと思います。完全に政治にのみ込まれてしまっている。実は声明を発表したら、創価学会の人から感謝されたんですよ(笑)。本当は創価学会もスタンスをきちんと表明すべきだと」 声明を発表したら、信者の1割ぐらいが離れていったそうだ。 「信仰とは生き方です。信仰はあるが生き方は違うというのでは、信仰は続きません」 こうした人間が創価学会にはいない。だが、少しずつ流れが変わってきたのは確かだろう。 ところで1月10日のasahi.comにこんな記事が載った。 「天皇陛下が在位30年を節目として譲位を希望されていることを受け、政府は、平成31(2019)年1月1日(元日)に皇太子さまの天皇即位に伴う儀式を行い、同日から新元号とする方向で検討に入った。国民生活への影響を最小限とするには元日の譲位が望ましいと判断した。譲位に伴う関連法案は、有識者会議の報告と衆参両院の論議を踏まえ、5月上旬にも国会に提出する見通し。譲位は『一代限り』として皇室典範改正は最小限にとどめる方向で検討を進める」 こうしたやり方が、天皇が望んでいる「退位の制度化」や「皇室典範についての議論」とほど遠いことは間違いない。 現代によれば、もともと15年秋の時点で天皇が安部側に生前退位の意向を伝え、その後、時間をかけて内容を摺り合わせてきたのに、「お言葉」を発した直後に「憲法違反」などという話が出るのは、ハシゴ外しではないかというのだ。 そこで、昨年暮れの誕生日会見で「内閣とも相談し」という文言を入れ、そうした話は終わっているはずだ、私の意向を反映させろと釘を刺したのだと見る向きもある。 なぜ安倍首相が皇室典範の議論をしないのか。それは、反対議員が出てきて党内が混乱するから、面倒くさいのだそうだ。呆れた話である。天皇と安倍の確執はまだまだ続きそうである。 新潮の巻頭特集は「日本が頭を抱える4つの最悪シナリオ2017」。20日に大統領に就任するトランプが、世界を揺るがす暴れん坊になるのか、現実的な対応をとって世界各国は胸をなで下ろすことになるのか、「トランプ占い」を最初にもってきている。 とりわけ選挙中から毒舌を吐いてきた米中関係が注目される。12月始めに台湾の蔡総統と電話会談したことで、「一つの中国」に固執する習近平は怒り心頭だからだ。 だが、京大名誉教授の中西輝政は、同じ頃トランプが師と仰いでいるキッシンジャーが習と会っていることに注目すべきだという。 中西は、ニクソンもレーガンも大統領に就任したら対中宥和路線に転換している。共和党政権で繰り返されてきたことだから、安倍首相が、「『米国の後ろ盾があるのだから』と、対中強硬の前のめり姿勢を取ってしまうと、トランプに梯子を外され、日本が孤立する恐れがある」と警告する。 次に小池都知事が今夏の都議選に小池新党を立ち上げるとぶち上げたが、20議席ぐらい獲得する可能性があり、小池に擦り寄る公明党、民進党、小池シンパの党を加えると「過半数の64議席を超える可能性は非常に高い」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫)そうだ。 だがそうなると、大風呂敷を広げることはできても畳むことができない小池に、移転を延ばされた築地の仲卸業者がゴネて、豊洲市場の使用料の値下げを要求することもあり得るという。 これまでは都議会自民党が間に入っていたが、これからはそうはいかない。結果、補助金という都民の税金がムダに投入されることになりかねないというのだ。 確かに「口だけ番長」の小池に、都民の目も厳しくなってきてはいる。だが、今のような自民党のボスたちが勝手気ままなことをやり、都政を蹂躙してきたことに対する都民の怒りは大きいから、このままいけば自民党は惨敗するに違いない。 小池の真価は、その後どうするかで決まるはずである。もう少し見極める必要があると思う。 小池に関しては、ニューズウィーク日本版(1/3・10号)が興味深いレポートをやっていたので紹介しておこう。 トルコでは年末から年始にかけてテロが頻発しているが、中でも、12月19日に起きた警官によるロシアのトルコ大使射殺事件は世界に大きな衝撃を与えた。この容疑者は現場で射殺されたが、エルドアン大統領はこの容疑者を「フェトフッラー(フェト)」というテロ組織の人間だと断言した。 この組織と日本の元小泉総理の秘書で現在は内閣官房参与の飯島勲、小池が親しいというのである。 詳しくはニューズを読んでほしいが、かいつまんでいうとこうなる。フェトはイスラム教指導者ギュレン師を信奉し、「ギュレン運動」と呼ばれる大きな影響力を持つ組織のことである。 エルドアンとギュレンとの確執の始まりは16年の7月に起こったクーデター未遂事件だった。この事件の背後に尊師と崇められるギュレンがいると見たエルドアンは、徹底的な粛正を続けている。 現在、ギュレンは病気療養を理由にアメリカで暮らしているが、潤沢な資金を背景にクリントン夫妻に取り入り、16年の大統領選ではクリントン陣営に200万ドル近くの献金がわたっているという。 徹底的な秘密主義を貫く秘密結社のようなギュレンの組織は現在、「世界約170カ国に約3000の団体を持ち、国や地域ごとに『イマーム』と呼ばれる指導者が置かれている」(ニューズ)。 この組織は活動の中核を教育に置くが、ギュレン系の学校が13年に日本の横浜でも開校している。「学校法人ホライゾン学園」がそれだというのだ。 そして16年には仙台で小学校も開校したそうだ。仙台校は日本の義務教育の卒業資格が与えられる「1条校」で、インターナショナルスクールのように教科を英語で教えることから、授業料が高額にもかかわらず大変人気が高いという。第2外国語はトルコ語。 この学園の設立課程に違法性はないが、ギュレンの目的の一つは「学校を通して洗脳できる生徒の選抜」だそうだ。 だが、この学園はギュレン運動とは関係を持っていないとして、こうした出自は明示していない。 この組織は日本ではトルコの食品商社「バハール社」が営利事業を行い、歴代のトルコ大使もこの活動を支え、日本の政治家に浸透してきた。そのひとりが飯島だというのである。 先を急ごう。この組織が宣伝活動を日本で行うのが「NPO日本トルコ文化交流会(日ト会)」で、ギュレン運動関係者の誰もが名前を挙げるのが小池だそうだ。 同会のパンフに推薦文を寄せ、イベントにも何度も姿を現している。先の仙台校の説明会の日に、同校で教育講演会をやっている。 トルコにある「ハタイさくら小学校」は、シリアの難民の子どもたちに教育を施そうと小池が議員連盟を作り、寄付を募って開校した。ネット募金で約2,500万円が集まったという。 だが、この学校はクーデター未遂後に一時閉鎖になり、小池が知事就任後には別のNGOが運営するようになった。 ギュレン運動の実態はこれからもっと解明される必要があるが、「なかでも将来の首相候補といわれる小池については、公私にわたりさまざまな報道がなされながら、その『外国人脈』の内実についてはほとんど光が当てられてこなかったのではないだろうか」(ニューズ)。 小池がカイロ大学を優秀な成績で出たことは間違いない。その時代に培った人脈は今どうなっているのだろうか。見えている小池は彼女の半分でしかない。陰になっている後の半分を解明することも、ジャ-ナリズムの仕事であるはずだ。 【巻末付録】 現代からいこう。巻頭は「新春スペシャル 週刊現代が撮った女優たち」。米倉涼子、藤原紀香、内田有紀などなど。後半は「無法痴態 新宿・歌舞伎町」。やはり歌舞伎町は年末年始も夜も昼もないということが、これを見るとよくわかる。これだけのシーンを写真ではなく動画で撮っていたら、デジタルでお客を呼べるのにと思う。 さらに「独占撮り下ろし 高岡早紀 ゴージャス・バディ」。40代半ばのはずだが、なかなかのセクシー・バディだ。 お次は「寿新春! 一挙公開 大女優たちの『愛蔵写真』」。いつもながら関根恵子の裸身はいい。「ミス・ユニバース準決勝進出 平塚千瑛」。袋とじは「私たちの『陰唇線』見てください」。女性の外性器には小陰唇と、その周囲に存在する大陰唇があるそうだが、女体によって千差万別なのだそうである。 そこで現代が、「女性器の外側をギリギリ走る陰唇線」の撮影に成功したというのだが、なんだかよくわからん。見たい人は買ってしげしげと眺めてください。 ポストの巻頭は「美しき瞬間を刻んだ永遠のミューズ 秋吉久美子」。彼女ももう還暦をすぎたか。そう思って、若い頃のヌードを眺めると感慨深いものがある。この可愛さは関根恵子に匹敵するな。 お次は「由美かおる」、袋とじつき。彼女の年齢を感じさせないプロポーションには頭が下がる。よほどストイックに生きないとこうはならないはずだ。プロポーション遺産にでも登録したら。 後半は「芸能生活30周年。女優人生を賭けて挑んだ初の完全ヘアヌード 杉浦幸 決意」。年相応の膨らみがいやらしさを増すのだろう。なかなか頑張っているヘアヌードではある。 次は「昭和女優16人新春ヌード詣で」。ひし美ゆり子、横須賀昌美、田中真理など。 袋とじは「未公開 白石ひとみ ラストヌード」。懐かしいね。彼女はAVらしからぬ「小悪魔的」な表情がたまらないんだ。彼女ももう40代半ばか。このヌードは現在のものだろうか。そうではないとは思うが、じっくり見ていたいヌードである。 というわけで、今週は白石ひとみの可愛い表情がたまらない、ポストの勝ちだ。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(1/12号、新潮社)
井上真央・葵つかさとの“二股愛”スクープされた嵐・松本潤に「倫理を求めるのは無理がある!?」
今週の注目記事・第1位 「井上真央ショック! 嵐・松本潤 裏切りの“4年恋人”」(「週刊文春」1/5・12号) 同・第2位 「<横浜点滴殺人>『黒い看護師』と『消毒液』をつなぐ重大証言」(「週刊文春」1/5・12号) 同・第3位 「安田美沙子<デザイナー夫>の『ゲス不倫』撮った」(「週刊文春」1/5・12号) 同・第4位 「『おそロシア首脳会談』7つの不審」(「週刊新潮」12/29号) 同・第5位 「90歳になってわかった『めでたいこと』『めでたくないこと』」(「週刊ポスト」1/1・6号) 同・第6位 「政界[2016]016『失言・珍言大賞』を決定する!」(「週刊ポスト」1/1・6号) 同・第7位 「リフレ『浜田宏一』もデフレに白旗で日銀『黒田総裁』の青息吐息」(「週刊新潮」12/29号) 同・第8位 「箱根駅伝の見所は『王者青学』VS.『東海大1年生ドリームチーム』」(「週刊新潮」12/29号) 同・第9位 「<保存版献立付>“エビデンス健康食”」(「週刊文春」12/29号) 同・第10位 「『都知事小池百合子』と闇の高利貸し」(「週刊新潮」12/29号) 「小池百合子のブラックボックス」(「週刊文春」1/5・12号) 同・第11位 「嫌われ蓮舫と十一人の“踏み台男”」(「週刊文春」12/29号) 同・第12位 「香川照之『離婚』」(「週刊文春」12/29号) 同・第13位 「トランプ政策顧問が本誌に緊急提言『日本よ、中国の軍事的脅威に備えよ』」(「週刊文春」12/29号) 同・第14位 「ムダに高いモノもある日本の超高級ガイド2017」(「週刊新潮」12/29号) 同・第15位 「将棋スマホ不正 渡辺明竜王が『告発は後悔してません』」(「週刊文春」1/5・12号) 同・第16位「『棚ぼたバブル』がやってくる!! 日経平均は『4万円』へ!」(「週刊ポスト」1/1・6号) 【巻末付録】ポストのSEXYグラビアを採点する! 現代もトップで株が上がるとまくし立てていたが、ポストのほうは株価4万円、これからの世界の出来事は日本経済にすべて有利に働くという見立てだ。 この「棚ぼたバブル」を信じるものだけが救われるというのだから、怪しげな新興宗教のようである。 その根拠の一つは、トランプの政策にあるという。10年間で6兆ドルの大型減税、550億ドルの公共事業、大幅な規制緩和をやるから、「インフラ投資は経済効果が高い上に、法人税を大胆に引き下げれば世界から企業が米国に集まる。雇用は大幅に拡大し、米国の産業は劇的に甦る可能性が高い」(埼玉学園大学経済経営学部の相沢幸悦教授)のだそうだ。それだけではない。中国の人民元切り下げで中国マネーが日本に流れ込む、韓国サムスンの凋落で日本の電器メーカーが復活する、EU離脱ドミノでライバルのドイツ経済は凋落し、原油高でオイルマネーも日本へ向かうと、いいことだらけだそうだ。 それにバブルの頃より資金がだぶついているから、政策次第では株価4万円も夢ではないというのである。まあ、新しい年を迎えるのだから、少しぐらい夢を見てもいいとは思うが、どうしたらここまで脳天気になれるのか、本文を読んでも私には理解できない。 年末年始に仕込んでおくべき爆騰銘柄15というのも出ているから、カネが有り余っていて捨ててもいいという人はご覧あれ。 私はニューズウィーク日本版(12/27号)が報じているほうに、真実味があると思う。 FRB(米連邦準備理事会)のイエレン議長が下した金利引き上げと、トランプ政権で実施される大型減税、公共事業や国防費増が財政規律のタガを外して、インフレと国債の発行額が増えていくであろうと読む。 トランプと共和党は、財政赤字など意に介さないだろうから、金利が上がり、新規の国債も利回りが高めに設定されるはずだ。そうなれば、「減税したり、橋を架けたり、復員軍人の医療費に回したりするはずのカネが利払いですっかり喰われてしまう」(ニューズ)から、トランプの公約の多くは前途を阻まれるかもしれないというのである。そうなれば“豊富な破産経験”のあるトランプの経験が生きてくると皮肉っている。 さて、対局中のスマホによるカンニングの疑いで連盟の常務会にかけられていた三浦弘行九段だが、このほど断が下った。 「日本将棋連盟から委嘱を受けた第三者調査委員会が『不正の証拠はない』との結論を出したことを受け、連盟の谷川浩司会長らが27日、都内で記者会見をした。谷川会長は『(連盟の対応は)妥当だったとはいえ、三浦九段につらい思いをさせた。申し訳なく思っている』と述べ、謝罪した」(朝日新聞12月28日付) 三浦九段は涙を浮かべて会見をしたが、これを告発した渡辺竜王は文春に対して、「自分がとった行動については全く後悔していません」と話している。 今やAIが将棋やチェスだけではなく、囲碁までも人間を凌駕する時代になった。そうした過渡期のゴタゴタだろうが、これからAIを頼りに将棋や囲碁の世界で不正を働く人間が出てくるのは間違いない。そうなると将棋の持っているおもしろさがなくなってしまうのではないか。将棋ファンとしては、それが心配である。 新潮に「日本の超高級ガイド」という特集がある。ツキノワグマの掌が丸ごと載っている「熊の手そば」が1杯10万円。1本6,500円のXO食パン。20年の醸造醤油が55ミリリットルで3,445円。オリーブオイル90%の石けんが1つ10万円。100万円の南部箒。1本250万円の杖など、誰が買うのかね。 文春で、トランプの政策顧問というピーター・ナヴァロなるカリフォルニア大学教授が、日本は中国の軍事的脅威に備えよと吠えている。 この人、『米中もし戦わば 戦争の地政学』(文藝春秋)という本を出している筋金入りの対中強硬派だそうだ。 日本は、独自に防衛力を増強せよという主張はトランプと同じ。日本は米軍基地を「分散・多様化」して、基地や艦船といった高価値資産を日本列島、特に、およそ1,000キロにわたって延びている琉球諸島の島々に配備せよといっている。 こういう輩が、オスプレイが操縦ミスで落ちても「米軍に感謝しろ」とほざいて、事故原因など究明することなくオスプレイの飛行を再開するのだ。 トランプ景気などと浮かれている場合ではない。こうしたウルトラタカ派の恫喝にどう立ち向かうのか、今から考えておかなければいけないはずである。 同じ文春に、先日、21年の結婚生活を解消したと発表した俳優・香川照之のことが載っている。文春によると、香川は息子を歌舞伎役者にしたいために母親・浜木綿子と離婚した三代目市川猿之助に急接近していった。 11年からは脳梗塞で介護が必要になった猿之助と独断で同居を始めたが、仕事でいない香川が面倒を見られるわけではなく、妻が向き合うようになった。また、妻のほうは息子を歌舞伎役者にするのは、「息子の将来の自由を奪ってしまう」と、望んでいなかったという。 そんなこんながあって、ついに離婚ということになったというのだが、2ページという短さもあって、よくわからない記事である。 香川という俳優は東大出で、時には神ってる演技をするが、私の好きなタイプの俳優ではない。 離婚というのは2人にしかわからないものだが、こういう人間と一緒にいるのはさぞ大変だっただろうなと、私はやや奥さんに同情的である。 やはり文春が、蓮舫民進党代表が、周りが期待したほど人気が出ないのは、日本と台湾との二重国籍問題が影を落としていると報じている。 そうかもしれないが、私は不人気の一番の理由は、野田佳彦元首相を幹事長に据えたことだと思っている。 彼は確かに弁は立つ。安倍首相に対する国会質問はなかなか鋭い。だが、野田は旧民主党を選挙で惨敗させた「大戦犯」である。 自民党の一強支配を許してしまった元を辿れば、野田首相(当時)が安倍自民党総裁(同)と握手し「やりましょう解散」したことから始まったのだ。 新しい民進党を有権者にアピールするために、蓮舫代表は民主党の手垢が染みついた人間ではなく、無名でも清新な人物を選ぶべきであった。クラリオンガールから政党のトップに成り上がった蓮舫の過去や、夫を小馬鹿にしたような発言、覚せい剤所持容疑で逮捕されたことのある不動産会社元社長とのウワサなどについて、読者は知りたいと思うだろうか。少なくとも巻頭でやる話ではない。 新潮が、一見クリーンに見える小池都知事だが、闇の高利貸しからブラックマネーが流れ込んでいたと追及している。 この男(82)は、小池の衆議院時代の地元、東京・池袋で闇金を営んでいたそうだ。その男の息子が、こう告白している。父親は池袋に本拠を置く暴力団の会長と親しかったそうだ。12年に、ホテルオークラで開かれた小池の「議員在職20年を祝う会」の2万円のパーティ券を父親は100枚買った。 13年に行われた出版記念パーティでも、やはり2万円の券を100枚。だが、小池の資金管理団体「フォーラム・ユーリカ」の政治資金収支報告書のどこを探しても記載されていないと新潮はいう。さらに、政治資金規正法には1回のパーティ券売買の上限を150万円と定めている。2回ともそれを超えているため記載しなかったのか。だが、20万円を超えるパーティ券を購入した人間の氏名住所も記載しなければならないのに、それも見当たらないというのである。 神戸学院大学の上脇博之教授がこう指摘する。 「上限に引っ掛かったから記載しなかったという故意性が疑われ、単なる記載ミスに比べて悪質です。このケースは、上限違反よりも罰則が厳しい不記載に問われると考えられる」 罰則は5年以下の禁固または100万円の罰金。 「しかも、小池さんがパーティ券購入を持ちかけているなら、会計責任者だけでなく、小池さん自身も罪に問われる可能性が高くなります」 小池都知事は例によって「適正に処理している」と答えている、だが、リオ五輪に着ていった和服は、この男の長年の愛人のもので、彼女もリオに行っていて、小池は着付けをしてもらっていたというのだ。そうだとすると小池都知事に説明責任がある。都議会のドン・内田茂の笑い声が聞こえてくるようだ。 文春も小池都知事のブラックボックスという特集をやっている。同居している20歳年下の男がいると、思わせぶりにタイトルを打っているが、何のことはない。 「私の母の兄の奥さんの妹の子ども」 だというのだ。これも巻頭でやる話かね。 同じ文春の「科学的根拠のある健康食」はどうだろうか。がんにはブロッコリー。キャベツは胃や肺に効く。肝臓にはコーヒー。認知症には乳製品がいいと千人調査が効果を証明した。高血圧には、赤ワインより玉ねぎを。有効ポリフェノールのあるバターもいい。糖尿病にはサラダより野菜炒めを。果物でも柿とブドウは血糖値を上昇させる。健康で長寿になりたかったら玄米。りんごの皮と緑のトマトで筋力低下予防を。とまあ、これまでいわれてきたことの集大成である。 文春独自の新しい視点はないが、健康にいい食べ物をもう一度おさらいしたいという向きにはいい特集であろう。 お次は、箱根駅伝の話題。大本命は3連覇を狙う青山学院大だそうだが、今回の駅伝は、出場44回ながら未勝利の東海大学が注目だと、新潮が報じている。 何しろ15年の全国高校駅伝のエース区間を走った上位6人のうち3位を除く5人が入部して、ドリームチームになっているというのである。 この1年生が卒業するまで4連覇もあるといわれているそうだ。なぜこんなすごい人間が集まったのかというと、高地トレーニングに近い環境を作れる低圧室や、脚に負担をかけない無荷重ルームランナー、血液成分を測定できる装置などを揃えていることや、監督が海外のトレーニングを熱心に研究していることが、その理由だそうだ。 青山大の2連覇も驚いたが、もしかすると全員1年生の東海大が初優勝するかもしれない。これは見逃せない。 アホノミクスではなくアベノミクスは完全に間違いだったことが証明された。 それはアベノミクスの理論上の師であった米イエール大学の浜田宏一名誉教授までが、文藝春秋1月号に寄稿して、「昨年末から量的、質的緩和政策は頭打ちになっていると思える」と、行き詰まりを明かし、「“自分の考える枠組みに変化が”“金融政策だけではうまくいかない。財政とセットでいかないと”と、その限界をはっきり認めてしまったのである」(新潮) 黒田日銀総裁も、インフレ目標の達成時期を自らの任期の後にした。敗北宣言である。 株価が2万だ3万だと上がる要件は、ほとんどないと考えておいたほうがいい。株屋の口車に乗せられてはいけない。これがバブルの教訓である。 ポストが「政界[2016]『失言・珍言大賞』を決定する!」という特集を組んでいる。イクメン議員として注目を集めた宮崎謙介議員だったが、ゲス不倫が発覚してあえなく憲政史上初の不倫で辞任。彼が辞職会見の時にいった言葉が「人間としての欲が勝ってしまった」だった。 弁護士出身の丸山和也参議院議員の人種差別発言もあった。 「米国は黒人が大統領になっている。これ奴隷ですよ」 オバマ大統領でなかったら同盟を解除されても致し方ない暴言である。否、戦前なら戦争に発展していたかもしれない。当選2回ながら“失言王”とあだ名がついたのは大西英男代議士。補選の応援に入った際、神社の巫女さんから「自民党は好きじゃない」といわれたことにブチ切れ、「巫女のくせに」と思い、「私の世話を焼いた巫女さんが20歳ぐらいだった。口説いてやろうと思って、『補選を知っているか』と聞いたら知らないというから、夜誘って説得しようと思った」 産婦人科医の赤枝恒雄代議士が、大学生や民間NGOが出席した「子供貧困対策推進議員連盟」の会合で、 「とりあえず中学を卒業した子どもたちは仕方なく親が行けってんで通信(過程)に行き、やっぱりだめで女の子はキャバクラに行ったりとか」 丸山、大西、赤枝も70代である。安倍が掲げる「女性活躍社会」など頭の中にない古いアホ議員たちである。 熊本・大分地震が起きた後、片山虎之助おおさか維新の会(当時)共同代表がトンデモ発言。 「終盤国会になってから熊本、大分の地震が起こりまして、これがずっと長引いていますね。ダブルになるのかならないのか、消費税を上げるのか上げないのか、全部絡んでくるんですね。大変タイミングのいい地震」 都知事選では、小池百合子候補が「崖から飛び降りる覚悟」をして立候補した。対抗馬の増田寛也候補の応援に行った石原慎太郎元都知事が小池候補に対して「厚化粧の女に任せるわけにはいかない」と発言し、一気に小池支持者を増やしてしまった。中でも私は、失言の“国家遺産”ともいうべき麻生太郎副総理のこの発言が許せない。 「90歳になって老後が心配とかいっている人がテレビに出ていた。いつまで生きてるつもりだよ」 政治家失格というより人間失格である。現役時代に「サメの脳みそ」といわれた森喜朗元首相の暴言は枚挙に暇がないが、今年も口を開けば暴言・迷言だらけである。 新国立競技場に聖火台が忘れられていた問題で批判を浴びると、 「日本スポーツ振興センターという少し頭のおかしな連中が、聖火台を忘れた設計図を作った」 と発言。自分の頭のおかしさを忘れて他人を批判するのが、サメの脳みそといわれる由縁である。 業者から現金をもらったことがバレて辞任に追い込まれた甘利明前経済再生相が辞任会見で漏らしたひと言。 「政治家の事務所は、いい人だけと付き合っているだけでは選挙に落ちてしまう」 本音すぎて、いい人なのだろうが政治家には向いていないのがよくわかる。山本有二農水相の「この間冗談をいったら、閣僚をクビになりそうになった」。萩生田光一官房副長官が、野党の国会対応を「田舎のプロレス」と揶揄。 安倍首相の奥さん昭恵が小池都知事との対談で「日本を取り戻すことは大麻を取り戻すこと」というのもベスト10ぐらいには入るだろう。 ポストはベストワンを選んでいないから、私が独断で2016年の「暴言大賞」を決定してみたい。政治家ではないが間違いなくワーストワンになるのはこれだ! 沖縄県・高江村で強行している米軍ヘリパッド建設をめぐって、大阪府警の機動隊員が反対派市民に「ボケ、土人が」「黙れコラ、シナ人」と、呆れ果てた差別発言をした。安倍首相や菅義偉官房長官の「沖縄軽視、翁長雄志沖縄県知事憎し」が、末端まで浸透しているということだ。 ところで佐藤愛子の『九十歳。何がめでたい』(小学館)が売れているという。私は読みたくはないが、ポストが佐藤をはじめ、90歳を超えた人たちにインタビューしている。外山滋比古お茶の水女子大学名誉教授(93)のこの言が一番よかった。 「大切なのは、新しい生き方を始めることです。それまでやってきた仕事や趣味の延長ではなく、まったく新しい人生、それも職を変えるぐらいでないとダメ。(中略)高齢者ほど年中無休で働かないといけません。サラリーマンみたいに週2日も休んでいたら、老化するばかりです。(中略)間、時間があると何をすべきかわからず、大抵の人は生きがいや活力を失います。とくに男性は不器用なので、新しい環境に適応できず、新しい仕事を作れません。男性の高齢者がどう生きるかは、これからの日本の大きなテーマです」 新しい年の始めにまったく新しいことを始めるか。それが何かってことから始めなくてはいけないな。 ところで安倍首相がプーチンを訪日させたが、メディアは「日ロ首脳会談 あまりに大きな隔たり」(朝日新聞)「進展見られず」(読売新聞)「『引き分け』より後退か」(産経新聞)と酷評ばかりである。 新潮で北大名誉教授の木村汎氏もこういっている。 「日本にとって99%敗北。元島民の北方領土への自由訪問が広がりそうなことだけは1%分評価できます」 新潮によれば、唯一の成果といわれる「北方4島に日本企業も進出できるようになる、共同経済活動案」にも、乗り越えるには厳しすぎる障壁があるとしている。 現在北方4島には約1万7,000人のロシア人が居住しているというが、ロシア極東事情に詳しいジャーナリストはこう話す。 「ウラジオストックから運ばれてくる麻薬が蔓延しています。ロシア本土より監視の目が緩いことから格好の取引場所になっており、密売人たちに重宝がられているためです。また、択捉島にあるロシア軍基地から横流しされた武器を市民が所有していて、それを使っての犯罪も横行。道路事情も悪く、悲惨な交通事故が地元紙の紙面をよく飾っています。警察などの役人たちの間では、横領や賄賂が常習化しています」 こうした治安の悪さとともに、日ロ双方が主権を訴えている北方4島では、もし日本人が罪を犯した場合、どちらの法律で裁くのかなどの難しさもある。 プーチンの好きな柔道には「柔よく剛を制す」という言葉があるが、今回は剛の前に軟弱な安倍があえなく投げ飛ばされたということであろう。 さて、今週のゲス不倫はこれだ! タレントの安田美沙子(34)の夫(37)のご乱行を文春が報じている。 安田は現在妊娠5カ月で、予定日は5月だそうだ。それなのにファッションデザイナーの夫は、都内の病院に勤務する北川景子似の27歳のスレンダー美女と食事をした後、歌舞伎町のシティホテルへ入り、出てくるところを文春砲にバッチリ撮られてしまったのだ。 それにこの夫氏、結婚していることはもちろん、フルネームもきちんと名乗っていなかったそうなのだ。 文春の直撃に、夫氏は最初はとぼけていたが、写真を見せられると観念したのか、「出来心というか……。妻には直接話すので時間を下さい」と、認めたのである。その話し合いが持たれたのは12月21日の深夜を過ぎた頃だった。 その後、事務所を通じて安田からコメントが寄せられたという。 「この度は、私たち夫婦のことでお騒がせして申しわけありません。夫から事情を聞き、こっぴどくお灸をすえました。反省しているようなので、今回ばかりは許したいと思っています」 中村芝翫の浮気の際の妻・三田寛子もそうだったが、女は強い。母親はさらに強いと思う。 さて、9月に起きた神奈川県横浜市の大口病院で起きた点滴殺人事件だが、当初は犯人逮捕はすぐと思われたが、意外に長引いている。物証が乏しく、容疑者逮捕に結びつく決定打がないことが、捜査を難しくしているようである。文春は、犯人に結びつく重要証言を入手したと報じている。 それは事件が発生する約3週間前のことだという。 「四階病棟の夜勤は二人の看護師が担当。定期的に病室を巡回し、入院患者の検温や点滴の切り替えを行っていた。突然、そのうちの一人が持ち場を離れた。何かを隠すようにタオルで包み、ナースステーション近くの汚物室へ入って行く。その後、汚物室から発見されたのは、犯行に使われたのと同種類の消毒液『ヂアミトール』の空容器だった」(文春) この人間を文春は、B氏だとしている。15年春頃から大口病院に勤め始めた当時20代の女性看護師のB氏は、先のような不審な行動を、同僚看護師に目撃されているというのだ。この女性、一時は「県警が逮捕状の請求を検討した」という情報が流れ、自宅のアパートの前は報道陣でごった返したが、その後の動きはないようだ。大口病院は入院病棟を16年で閉鎖、外来診療だけと発表している。 だが、どこへも行くあてのない患者もいて、病院側の責任感のなさも指摘されている。こうした無責任な病院で死にたくはないものだ。 さて、昨年はベッキーのゲス不倫で幕を開けた文春「怒濤のスクープ」連弾が大きな話題を呼んだ。今年の文春はSMAP解散後のジャニーズ事務所を背負う人気グループ・嵐の松本潤(33)の「裏切り愛」である。 裏切りというのは、松本には交際中で結婚間近といわれる女優・井上真央(29)がいるからだ。文春によれば、2人はドラマ『花より男子』(TBS系)で共演してから付き合いが始まり、すでに10年以上になるという。 だが、ジャニーズ事務所は色恋については本人の自覚に任せているそうだが、常に幹部からは「バレないようにしなさい」といわれているそうだ。それに、恋愛はいいが結婚となると、人気に影響が出るので御法度だそうである。 井上との逢瀬も、もっぱら松本の自宅か信頼できる友人宅でしか会わないそうだ。そのため、ほとんど2人のツーショットは撮られていないという。それに井上がヒロインを演じたNHKの朝ドラ『おひさま』以来、紅白の司会や映画『八月の蝉』で日本アカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、仕事に忙殺されているため、会うのもままならないそうだ。 そんな松本の心の隙間に入り込み、毎週逢瀬を重ねている恋人との決定的瞬間を文春が捉えたのである。12月18日、ナゴヤドームでコンサートを終えた嵐のメンバーは、JALの最終便で羽田空港に到着した。各々ワンボックスカーに乗り込み家路につく。松本も厳重なセキュリティで守られているマンションへ帰宅。 そこへ、ポニーテールに髪を結ったスレンダー美女が現れたのは、19日の午前4時を回っていたという。美女は慣れた手つきでインターホンを押し、松本の部屋へ入っていった。 文春は12月に3度、彼女が松本の部屋を訪れるのを確認しているという。 彼女は葵つかさ(26)。10年にAVデビューして、これまでに100本近い作品に出演し、深夜のバラエティ番組にも出演する人気女優だそうだ。出会いは、4年前の中村勘三郎のお通夜の席で共通の知人から紹介されたことからだった。 その後、松本から彼女にメールを送り、13年の1月中旬に「薄暗い雰囲気の隠れ家のようなマンションの一室」(文春)で会ったという。 ほかの人間もいたそうだが、散会した後、2人きりで過ごしたという。その日以来、毎週のように松本は彼女を自宅に呼び入れるようになった。葵は松本が井上と付き合っていることを最初は知らなかったそうだ。一度松本に、井上とのことを尋ねたら、それには答えず松本は「それ以上、彼女のことを言ったら殺すよ」と突き放すようにいったという。 だが、叶わぬ恋に身を焦がし続けた葵は、一度、松本と話し合い、別れることにした。別れから3カ月後、松本から突然会いたいといってきたそうだ。その時、松本は彼女にこういったという。 「なんでオレこんなに会いたくなっちゃうんだろう」 再び葵が松本のマンションを訪れるようになる。こうした取材でいつも不思議に思うのは、当事者を直撃するのはわかるが、恋人といわれる井上真央にも話を聞いていることである。夫婦ならわかるが、まだ結婚するかどうかもわからない井上にインタビューするのはちと酷ではないのか。 当然、井上は「ごめんなさい」と笑顔でいうだけだ。葵は、記者の問いかけには答えず、逃げるようにその場を立ち去ったそうだ。 松本は? 葵つかささんをご存知ですねと聞く記者に、「いえ、わかんないです」「その人がわかんないんで」と、要領を得ない返答をして、お決まりの「事務所を通してくれ」といって去って行く。文春は、井上という恋人がいながら葵とも付き合うのは「二股ではないか」といいたいのだろうが、若くて人気絶頂のアイドルに、そうした“倫理”を求めるのは無理がある。 葵も彼氏に彼女がいることは承知で付き合っているのだから、この三角関係がこれからどう進展していくのか、そっちのほうは気にはなるがね。 【巻末付録】 今週のポストは合併号だけあって気合いが入ってる。巻頭から袋とじ2連発だ。「新春官能劇場」と題して、富島健夫の代表作『初夜の海』を完全写実化。文章と写真の両方で勃たせようという趣向である。 お次の袋とじは、熟女写真集の老舗「富士出版」の「熟じゅく女たち」。私は買ったことはないが、素人らしい熟女のぎこちない裸ポーズがなかなかそそるのである。 後半は新連載記念として、「×一(バツイチ)」の実写版。マンガと裸のコラボである。袋とじはあの時の女の「イキ顔曼荼羅」として108人のあの瞬間をズラ~ッと。煩悩の数だけあるが、除夜の鐘を聞きながら眺めるといいかも。 続いて「俺たちの青春のアイドル 岡田奈々」。以前評判になった「YURI 再会」。もうひとつの袋とじは「愛染恭子」。キレイとはいえないが、迫力があるね、愛染姉御は。佐藤慶との本番シーンがあったといわれる映画『白日夢』をもう一度見てみようかな。 本文はともかく、ヌードグラビアだけでも腹一杯になる。だけど「480円」というのは高いと思うけどね、ポストさん。 (文=元木昌彦)「週刊文春(2017/01/05・12日号、文藝春秋)
TBS系放送局の「R-1乳酸菌」だけじゃない!? テレビ界に蔓延する“ステマ”疑惑の真相とは
今週の注目記事・第1位 「世界を手玉に取るプーチンの本心」(「ニューズウィーク日本版」12/20号) 同・第2位 「『天皇陛下』お誕生日会見に戦々恐々の人々」(「週刊新潮」12/22号) 同・第3位 「明治『R-1ヨーグルト』とテレビ局の裏金『ステマ番組』」(「週刊新潮」12/22号) 同・第4位 「<漢方大手>『ツムラ』が売る『社員に飲ませられない生薬』」(「週刊新潮」12/22号) 同・第5位 「成宮寛貴引退全真相『告発者A』の正体」(「週刊文春」12/22号) 同・第6位 「安倍官邸の目論見は『トランプ』大統領を日本カジノにご招待!?」(「週刊新潮」12/22号) 同・第7位 「安倍はプーチンに『北方領土でカジノを』と囁いた」(「週刊現代」12/31・2017・1/7号) 同・第8位 「電通の真実<激震ドキュメント>」(「週刊文春」12/22号) 同・第9位 「<苦いほど効果大>ビールを飲んで認知症を予防しよう!」(「週刊文春」12/22号) 同・第10位 「厚労省が新たに認定した『副作用のある薬』30」(「週刊現代」12/31・2017・1/7号) 同・第11位 「大予測! 2017 年日本と世界はこうなる」(「週刊現代」12/31・2017・1/7号) 【巻末付録】現代のSEXYグラビア採点 今週は、年末合併号の時期になった。早いものである。毎年書いているような気がするが「今年こそ 今年こそはと年の暮れ」。やろうと思っていたことの1割もできなかった。 残された時間が少ないというのに……と、後悔の山である。 来年からは、1年ごとではなく2年ごとの「やるべきこと」と「やりたいこと」を元旦の手帳に書いて、一つ一つ着実にやっていこうと思っているが、三日坊主にならないよう頑張るぞ! 今週は、現代が月曜日発売でポストが水曜日発売。どうして発売日の違いが出るのかわからないが、今週は金曜日から3連休だから、月曜日発売のほうがいいと、私は思う。 その現代は、恒例の「2017年大予測」大特集。まずは「株価は8月に2万5000円を超える」と景気のいい話をトップに持ってきている。 少し前までは株高懐疑派ではなかったか? そう思いながら読み始めたが、冒頭の「2017年は日本の投資家にとって明るい年になるでしょう」というところで躓いてしまった。 野村證券の永井浩二社長の言葉である。野村といえば「株屋」の親分ではないか。 株の先行きをうらなうのに、なぜ株屋に聞くのか、その神経が私にはわからない。 続いて投資顧問会社の運用部長、マーケットアナリストと、株で飯を食っている連中が登場して、景気のいい話をぶち上げている。 株屋は投資家が株の売買をしてくれれば、手数料が入る。株が上がるかもしれないという期待感を投資家が持てば、投資顧問やアナリストの話を聞きに行くかもしれない。 昔、バブルの時には、私の友人で経済雑誌にいる人間や評論家稼業は、証券会社が開催する株の講演会に引っ張りだこだった。 終わって、彼らと銀座の飲み屋で待ち合わせ、遅くまで深酒したが、彼らの多くは自分で株を買わなかった。 なぜ買わないのかと聞くと「オレのいっていることは嘘八百、今の株なんて危なくて買えないよ」そういっていた。 自分で株を買っていた人間は、バブルが弾けて行方知れずになった。 そんなものなのである。株がどうなるのかを聞く場合は、株に利害のある人間から聞いてはいけない、これが原則である。 第一、1ドル=140円になるなどといっているが、自国の通貨が実態以上に安くなって、なぜ喜ぶのか。 だいぶ前になるが、1ドル=80円ぐらいの時にアメリカ・ニューヨークへ旅したことがある。 私は1ドル=360円時代も知っているから、1ドルが50円ぐらいの感覚だった。どこで飲み食いしてもこんなに安いのか、日本という国もずいぶん力がついてきたものだと、一人、マンハッタンの酒場で呟いたものだった。 1ドルが140円や150円になったら、外国旅行などできない。たとえ行ったとしても、向こうで感じるのは日本の国力の貧弱さであろう。 円安になって喜ぶのは輸出企業だけである。そんな政策がいいわけはない。 後半で、アパレル・テレビ・百貨店・銀行が消えるのは時間の問題。浜矩子と佐高信が「どアホノミクス」と罵倒している。 そう、株が2万だ3万だと上がる要件はほとんどないのだ。株屋の口車に乗せられてはいけない。これがバブルの教訓である。 苦言ばかりいうようだが、現代の合併号のつくりが、私にはもの足りない。 新年合併号というのは、私の現役時代は1年で最も華やかな号だった。 その時の話題の女優や、スポーツ選手などが表紙を飾った。ページも増やし、月刊誌のような読み応えのある特集がいくつもあったものだった。 講談社には月刊現代があり、ここで編集をやっていた連中が週刊現代に移ってきたことが、そうした読み応えのある記事をつくれたのだと思う。 月刊誌の企画を考える場合、少なくとも2~3カ月先を見通さなくてはプランを出せない。 その時点で、何が問題になっているのか。どういう問題が起きているのだろう。ない頭を絞って必死に考えたものだった。 だから、週刊誌の2~3週先のことなど予測するのは造作もないことだった。だが、月刊現代が休刊して、そうした訓練の場がなくなってしまった。バカなことしたものだ。つくづく今週の合併号を見ながらそう思った。今の経営陣の中で、それがわかっている人間がどれほどいるだろうか。心許ない。 お次も、現代の毎度お馴染み企画。厚労省が新たに認定した「副作用のある薬30」。私からいわせれば、薬は多かれ少なかれ副作用はあるのだ。 食事も然りである。では、食べないで生きられるか。人間は死ぬために生まれ、生き、土に還るのだ。 とまあ、哲学的なことをいっても始まらないが、この薬の中に私が毎日飲んでいるものがあるので、目にとまった。 降圧剤のアムロジンは毎日飲んでいる。無顆粒球症という白血球の一種がなくなる症状が出るそうである。糖尿病薬のジャヌビアも毎日。類天疱瘡という、はっきりした理由がないのに水疱ができるそうだ。痛み止めのロキソニンもたまにだが飲む。小腸・大腸の狭窄や閉塞を起こすから要注意だそうだ。抗不安薬のデパスも常備薬である。これは依存症になり、長期に使用すると脳が萎縮して認知症になりやすいそうだ。もう手遅れだろう。睡眠導入剤のハルシオンも毎日寝るときに飲んでいる。高齢者はふらつき、攻撃的になるなどの副作用が出やすいそうだ。 私が、こうした連載で週刊誌を「罵倒」したりするのは、薬の副作用のせいかもしれない。よってお許しいただきたい。 年を取ると薬が増えることはあっても、減ることはない。やめてもいいと思うものはあるが、ほとんどが惰性である。 厚労省は医療費を削減しようと「高齢者優遇」の仕組みを崩そうとしている。「15日に決まった医療制度の見直し方針では70歳以上で一定の所得があれば現役世代と同じ負担を求められるようになる」(朝日新聞12月16日付)。 年寄りをいじめるのではなく、血圧や血糖値の基準値を見直すだけでも、相当な医療費削減になるはずだ。製薬会社や医者の団体が怖くて言い出せないのだろうが、やるべきはまずこっちのはずだ。 だが負担が増え続けていくことは間違いないのだから、不要なクスリはやめるに越したことはない。今からでも始めるか。 私も家人も、この頃自分が認知症ではないかと思うことが度々ある。年だからと諦めてはいるが、文春はビールが認知症予防になると報じている。 もはや遅いとは思うが読んでみた。 なんでもビールの苦みになっているホップに含まれるイソα酸という成分が有効だというのだ。 アルツハイマー型認知症は。大脳皮質に異常なタンパク質が沈着してできるらしいが、脳内に溜まった悪い物質を包み込み消化してくれる免疫細胞を、イソα酸が活性化させるそうだ。 50歳から70歳の男女25名に1日グラス一杯のノンアルコールビールを4週間飲み続けてもらったら、6割の人に脳活動の上昇を示唆する結果が得られたという。 これは東京大学と学習院大学の共同研究で、発表したのがビールメーカーのキリンというところがやや引っかかるが、ビールを飲んでハワイへ行こうではなく、ビールを飲んで認知症よさようならとなれば、嬉しい話である。 だが、飲みすぎてはいけないし、イソα酸を多量に入れてしまうと苦すぎて飲めないようだ。早く何とかしてくれないかね、キリンさん。 お次。文春の巻頭特集は「激震ドキュメント 電通の真実」。内容は文春らしくない表層を撫でただけの記事である。 NHKのニュース番組が「電通には自浄能力がない」と批判した電通の若い社員の顔をぼかさなかったため、この人間は戒告処分となって、経理局へ異動させられてしまったそうだ。 これはNHK側の完全なミスで、可哀相というしかない。 契約社員だったAさんのケースが出ている。彼がついた先輩は夜型で、夜中の2時3時までメールを送ってきて仕事の指示をするため、寝不足がたたり体調を崩したそうだ。 8月からは休みがちになり10月からは無断欠勤を続けたため、上司と退職に向けた話し合いをした。その席で、自己都合退社と会社都合退社(解雇)のどちらかを選べといわれ、自己都合を選んだという。 その後、自宅での残業を申請していなかったため、労基署へ相談するといったところ、「労基署には行かないでくれ。その場合は解雇にするかもしれない。そうなると転職活動が不利になる可能性がある」といわれたそうだ。 広報は、妥当な発言ではなかったと認めつつ、Aさんが長期欠勤をしていたことで「解雇事由」はあった、上司が会社と掛け合って自己都合退社にしてあげたが、労基署との件で揉めれば解雇になるのではないかと判断して説得したと説明し、会社としては解雇にするという対応はあり得ないと話している。 まあ、Aさんに同情するところはあるが、長期の無断欠勤では退社はやむを得ないだろうし、電通側の対応が悪いと難詰するほどのものではないと思うのだが。 東京労働局の強制捜査が入ったことで、労基署という言葉に過剰反応したのだろう。 飲み会に誘われた六本木のバーで、電通社員にライターで腕を焼かれた女子大生の告発がある。酔った上での悪ふざけとはいえない傷害行為で、彼女は刑事告訴したそうだ。 当人は、故意に火をつけたのではない、今の電通の置かれた状況に付け込んだ恐喝だとまでいっているが、裁判で決着をつけた方がいい。 だが、電通の社員の中にそうした社会常識のない輩がいることも事実であろう。 昨年7月にフィットネスクラブ「RIZAP」から3億円を脅し取ろうとした3人が逮捕されたが、警視庁新宿署はそのうちの一人を「会社員」とだけしか発表しなかった。 だが、この男は電通の社員で、金儲けができるとカネを集め、それが頓挫して1億円以上の負債を背負った末の犯行だったそうだ。 警察は電通社員と発表せず、電通側もこの不祥事を公表しなかった。こうしたところにも電通の驕りが見えるが、これからはそうはいかない。何かあれば、あの電通社員がと特筆大書されるはずだ。 この記事の不満は、度外れた残業や上司たちの部下へのパワハラは問題だが、電通といういち広告代理店をこうまでのさばらせた政財官とメディアの罪にほとんど触れていないことだ(森喜朗に対して献金を400万円しているとは書いてある)。 有名企業や政治家の子弟、金持ちのバカボンをどんどん入社させ、クライアントから引っ張ってきた潤沢なカネを使ってメディアを萎縮させ、原発を含めた権力構造の中枢へ入り込んでいった電通という、日本社会が生んだ奇形企業の「真実」をこそ、暴いてほしいと思う。 電通の過剰な残業が世のバッシング受けているが、現代は、朝日新聞にもそうしたことがあり、叱る資格はないと断じている。 先週書いたが「朝日新聞社に長時間労働では初の是正勧告」と報じたのは「BuzzFeed」である。長くなるがそれを振り返ってみよう。 「朝日新聞東京本社が12月6日、社員に違法な労働をさせたとして、中央労働基準監督署(東京)から長時間労働での是正勧告を初めて受けていたことが、BuzzFeed Newsが入手した社内文書と同社への取材でわかった」 財務部門に務める20代男性社員の労働時間が上限を超えたため、所属長が短く書き換えていたことを同紙が11月に報じたが、その報道をきっかけにして労基署が調査に入り、朝日側が是正勧告を受けていたというのである。 電通ばかりではなく朝日お前もかということだろうが、新聞、テレビ、出版にいる人間にとっては、何を今さらであろう。 「BuzzFeed」によると、「長時間労働の問題は、朝日新聞社に限ったことではない。メディア業界に蔓延している。2016年に始めて発表された『過労死防止白書』を見ると、その実態がよくわかる。厚生労働省が企業約1万社(回答1743件)、労働者約2万人(回答1万9583人)を対象に昨年、実施したアンケート結果。これによると、1年で残業が一番多い月の残業時間が『過労死ライン』とされている80時間以上だった企業の割合は、テレビ局、新聞、出版業を含む『情報通信業』が44.4%(平均22.7%)と一番高い」 現代は朝日新聞が電通を「異常な体質」と断じているのはおかしい、いっていることとやっていることを一致させるべきだと、ごもっともなことをいっているが、翻って今の出版界はどうか。 私の知る限り、講談社や小学館などの大手はいいのかもしれないが、中小の出版や編集プロダクションの長時間労働は言語に絶するものがある。 こうした現代の残酷物語である出版界の超残業の実態や賃金の不払い、過労死の問題をこそ取材して書き、この業界の恥部を告発するべきではないのか。 よくいわれるが、自分の頭のハエを追え! ということだ。 ところで、先週文春が報じた三反園鹿児島県知事の選挙中の収支報告違反だが、「知事の陣営が、初当選した7月の知事選の選挙運動費用収支報告書で、少なくとも135カ所を訂正・削除していたことがわかった」と12月16日付の朝日新聞が報告書を閲覧し、確認したと報じた。 それにしても135カ所とは多すぎないか? 三反園知事。 さて、いわんこっちゃない。ロシアのプーチン大統領は、安倍首相を3時間近く待たせた上、山口の旅館での差しの話し合いでも、安倍が期待していた北方領土については従来の主張通り「領土問題はない」と斬って捨てられたようである。 その代わりというわけではないが、現代は、こんな驚いた情報を掲載している。 「安倍晋三首相は、北方領土の共同経済活動という名のもとで、カジノ建設を狙っています。それをトップ同士で詰めることが、プーチン大統領をわざわざ故郷山口まで招待した大きな目的の一つだったと思われます」(中村逸郎筑波大学教授) 新潮にも、安倍首相がカジノ法案を急いだわけは、カジノ経営のノウハウを持っているトランプへの配慮があり、カジノをつくってトランプ大統領にお越しいただくというシナリオ描いているのではないかと報じている。 中村教授がいうには、トランプとプーチンの共通の友人の一人がロシア人のヴェルホフスキー上院議員で、「北方領土の帝王」という異名を持っているという。 その人間が抱いている野望が、北方領土にカジノ建設だそうだ。 安倍はプーチンとの会談を終えた後、日ロで北方領土の共同経済活動を行うといったが、メガバンクや日本企業は積極的ではない。 そこでカジノをつくって共同経営すれば、プーチン大統領も歓び、トランプも歓ぶという浅知恵を思いついたのであろうか。それなら、わずかの審議時間でカジノ法案を通した「意図」の説明がつく。 プーチン訪日までになんとしてでも法案を作り、プーチンを懐柔したかったのであろう。もしそうだとしたら、安倍という男は案外食えない人間かもしれないが、日本人としては情けない話である。 情けないといえば、あれほどの「事故」を起こしておきながら、オスプレイ飛行を防衛省は認めてしまったのは、翁長雄志沖縄県知事でなくとも、はらわたが煮えくりかえる。 「縄県名護市沿岸で米軍輸送機オスプレイが着水を試み大破した事故で、米軍が運航をやめていたオスプレイの飛行を、19日午後2時以降に全面再開する、と防衛省が19日午前、沖縄県に通告した。県側はオスプレイの全機撤去を求めており、反発が高まることが予想される」(asahi.com12月19日10時13分) 日本はアメリカの植民地。日米地位協定が憲法の上にある国。こんな状態をいつまで続けるつもりなのだろうか。 安倍を含めた政治家どもは、この状態を変えようとは思わないのか。恥ずかしい国である。 文春が、フライデーにコカイン疑惑を暴かれて芸能界引退してしまった成宮寛貴の告発者のことを報じている。 文春にも、フライデーへ情報を提供した人物から「成宮の薬物に関する写真有ります」と売り込んできたそうだ。提供料は100万円。このA氏について事情を知る関係者はこう話している。 「元々、A氏は成宮の元カレというか、長い間、セックスフレンドだったのです。成宮から生活の面倒を見てもらう一方で、パシリのように扱われていた。最近になって別れを切り出され、腹いせに成宮の薬物使用を暴露する気になったのです」 男の間でも、きれいに別れるというのは難しいようだ。 プロレスラーで元岩手県議のザ・グレート・サスケの息子で元モデルが、10年前に成宮から「無理やり肉体関係を迫られていたことが分かった」(サスケ)そうだ。 成宮は10代の頃から弟とおばあちゃんを助けるため、新宿二丁目で夜の仕事を始めたという。 店を訪れる芸能人から声をかけられるようになり、本人も芸能界入りを考えるようになったそうである。 成宮は契約中のCMや出演予定作品を全て白紙にしてしまったので、違約金は1億円以上になるだろうといわれている。 東南アジアに逃亡しているそうだが、薬物疑惑があるため、捜査当局も大きな関心を寄せているそうだ。 せっかく掴んだ栄光を手放し、異国の地で何を思っているのだろう、成宮は。 第4位。ツムラという漢方薬大手企業がある。かつては入浴剤のバスクリンで当てたが、多角経営や創業者一族の元社長による特別背任事件によって倒産寸前までいった。だが、漢方薬に特化した製薬会社として再出発し、昨年度の売上高1,126億円という大復活を遂げている。 私もここの「葛根湯」は風邪の引き始めに効くと愛飲している。新潮は今年7月に役員会議で配られた内部文書を入手したという。 その文書は、中国産の生薬原料からツムラが使用許可を出していない農薬が検出されたため、再発防止を図るために今後どのような対策を取るべきかが書かれているという。 ツムラは、栽培手順や使用許可農薬の徹底、万が一の時には医療機関から原料生薬生産地まで遡れる生薬トレーサビリティ体制、生産団体の監視も行うという3本の柱があるという。 だが、ツムラの幹部の話では、製造する漢方薬の原料は国内とラオスでもわずかに栽培されてはいるが、8割はあの中国で栽培されているというのである。 「誰が作ったのかを把握している農民は全体の約55%で約1万人。つまり、残りの1万人の生産者は誰かも分からなければ、農民たちがどんな栽培を行っているのかさえ、不明なのです」(ツムラの幹部) さらに衝撃的な一文が書かれていた。 「自分の家族に飲ませることができる生薬を供給する」 おいおい、自社の家族には飲ませられない薬を売っているのか? 新潮が広報担当者を直撃すると、こう答えた。 「この一文は、生産者としての意識向上、動機づけとしてのスローガンなのです」 2005年に農薬の不適切な使用が発覚した際、中国の農民にどうすればわかってもらえるかと考え、この表現が家族を大事にする中国人が腑に落ちるということでつくった。したがって日本の社内向けではないというのだ。 だが社の3本柱の重要な一つ、トレーサビリティが確立していなかったというのは、ツムラの信用を落とすのではないか。 また、こうした内部文書がメディアに流れるというのは、社内で権力闘争が起こっているのではないのだろうか。 再び、昔のような不祥事が起これば、ツムラは二度と立ち直ることはできないだろう。 ステマ番組とは、広告料金をもらいながら、それを隠して、あたかも独自で探し当てたような番組を作ることをいう。 昨年9月に、TBS系列のローカル局「IBC岩手放送」が、明治から広告料金をもらってR-1乳酸菌がインフルエンザ予防に効くなどと放送し、番組審議会で問題になった。 R-1乳酸菌といえば、私もときどき飲む明治のヨーグルトであるが、局の幹部が事実を認め、番組で用いた素材も明治から提供を受けたと“自白”したという。 これは当然ながら放送法で禁じられているが、新潮が調べたR-1乳酸菌を扱い、明治の名前が出て来ない番組は、IBC放送後も全キー局にわたってあったそうである。 私はあまり見ないが、テレビではコンビニやスーパーを取り上げ、そこで売っている商品を製造過程から事細かに紹介するような番組が多くある。 ひな壇に並んだお笑い芸人たちが「メチャスゴ~イ」「おいしいそう」などと出来レースで驚いてみせるが、あのような番組もステマではないかと、私は睨んでいる。 茶の間の視聴者も、漫然と見ているだけでなく、ステマかそうではないのか見分ける厳しい目が必要だろう。 第2位は、新潮の巻頭特集。天皇陛下が12月20日に予定されている「お誕生日会見」で何をいわれるのか、官邸は戦々恐々としていると報じている。 有識者会議で、一代限りの退位という方向でまとまろうとしていることに、「いたくご気分を害されている。その後も新聞やテレビで報じられる会議の内容に触れて、ご不満を募らせていらっしゃるのです」(宮内庁関係者)。 秋篠宮も先月30日の記者会見で、自分も同じような気持ちを持っていると賛意を表していた。 天皇が会見で再び生前退位について、恒久的な制度を望んでいると発言すれば、国民の大多数から安倍と官邸へのブーイングが起こることは間違いない。 そうなれば、安倍の支持率に陰りが出ること必定である。ご自身はそう考えてはいないだろうが、反安倍の急先鋒に祭り上げられた感のある天皇が、何を語るのか、楽しみではある。 ニューズウィーク日本版は、プーチンの大特集を組んでいるがさすがに読み応えがある。これが今週の第1位。 その中では、プーチンはソ連時代の諜報機関で、プーチンの出身でもあるKGBの復活を狙っている。ロシアの領土拡張に終わりはないという野心を覗かせている。 北方領土は「大祖国戦争(プーチンは第二次大戦をこう呼ぶ)におけるロシアの勝利を象徴する重要な一部」だと考えている。プーチンは日本が中国に抱いている恐怖心を利用できると公言している。 彼は北方4島を返すつもりはなく、目的は日本から資金を絞り出すことにある。トランプ勝利はプーチンにとって千載一遇のチャンスだと、プーチンの戦略について書いている。 欧米の金融制裁はロシア経済に確実にダメージを与えたが、ロシアの人びとは不満をいうどころか、「プーチンが事実上の権力を握った99年からの10年で、実質所得(インフレ調整済み)が倍増したことに感謝している」というのである。 なかでも読みどころはプーチンの日常を描いた特集で、朝起きて朝食を取るのは正午を少し回ってから。側近たちが待機しているのにもお構いなく、プールで2時間ほど泳ぐ。愛読するのは歴史書。 執務室では、コンピューターは滅多に使わない。ドイツ語が堪能で、外国メディアが彼を悪者扱いしていても知りたがる。ネットに拡散している彼の風刺ビデオも見るという。 住まいは、モスクワの郊外で一人暮らし。両親はすでに死去し、妻は精神疾患を患い、長い別居の上、離婚。2人の娘の存在は国家機密だが、政治には関わっていない。 専用機は3機。どこへ行くにもコックや安全な食材を持って行き、「たとえ国家元首が用意した食材でも、決して口にしない。クレムリンの検査を通ったものでない限り、外国産の食材は食べないのが決まりだ」という。 安倍首相が用意したもてなし料理を食べたとすれば、プーチンが安倍に心を許したということになるのかもしれない。 子供の頃は「ワル」でならし、みんなが宇宙飛行士になりたかった時代にKGBに入ることを夢見た。ソ連崩壊後、わずか10年でロシアの主に登り詰めたが、その間何をしていたのかは全く不明。 そんな男と三代続いた政治家のボンボンである安倍首相が太刀打ちできるわけがなかったのだ。 最後に文春受難のニュース。 「中国産米の混入問題を報じた『週刊文春』の記事で名誉を傷つけられたとしてイオン(千葉市)が発行元の文芸春秋(東京都)に対し、1億6500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁(沢野芳夫裁判長)は16日、文芸春秋に約2490万円の支払いとウェブ広告の削除を命じた。文芸春秋は即日控訴した。問題となったのは、2013年10月17日号の記事や広告。商社が中国産米を国産と偽装した問題について、イオンが偽装米の納入に関与して、この米を使った弁当やおにぎりなどを販売していた、と報じた」(asahi.com12月17日05時00分) 見出しを含めた記事と広告の大部分が真実とは認められず、名誉毀損に当たると判断された。イオン側が新聞に社告や意見広告を出すためにかかった費用の一部、約1700万円も損害と認めたのである。 年初からスクープを飛ばし続けてきた文春にとっては、年末にやや意気をそぐ判決である。まあ、強気の新谷編集長が意気阻喪することはないと思うがね 【巻末付録】 今週は現代だけだが、合併号とあって、グラビアと袋とじは気合いが入っている。 巻頭は大年増(失礼!)の「黒木瞳」撮り下ろし。年は書いていないが、巻末の笑っている写真など、昔の秋吉久美子風でかわゆい。さんざん男を喰って生きてきたという“自信”が漲っているように見えるのは、私の偏見だろうか。 後半は、まず「ニッポンオモシロ性風俗史」。高度成長を支えた「トルコ風呂」。懐かしいね。雄琴や川崎、吉原、お相手のオンナたちの顔が……浮かばないがね。 『Doctar-X 外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)の秘書役らしいが「女優 田中道子」が大サービス。よけいなお世話だが、この芸名は本名だろうが、もう少し違った名前にしたほうがよくはないか。平凡すぎてかえって覚えられない。 お次、袋とじは16年にブレイクした新進女優「片山萌美 はじめて見せます」。ホクロがなかなかいいアクセントになっているし、初々しくていい。 次は「たかしょー×三上悠亜×紗倉まな」、3人のセックスシンボルの競艶。そして売り物の袋とじは「2016年最大のスクープ フィギュアスケーター 村主章枝 正真正銘のフルヌード!」。ソルトレイクとトリノ大会に出たスケーター。 身体はすこぶるいい。これでヘアが拝めればと思うが、そのうちやってくれるのではないか。月光を浴びてポーズをとるシーンが美しい。さすがスケーターである。 このボリュームで450円なのは、案外お買い得かも。最後にお追従をいっておく。 (文=元木昌彦)「ニューズウィーク日本版」(12/20号、CCCメディアハウス)






