今週の注目記事・1 「燃える怨恨『アントニオ猪木』独占インタビュー 小池都知事『都民ファーストの会』代表は公金1100万円を横領した!」(「週刊新潮」5/25号) 同・2 「安倍首相がモミ手をする『渡邉恒雄90歳ど迫力』」(「フライデー」6/2号) 同・3 「『文春砲』汚れた銃弾」(「週刊新潮」5/25号) 「新潮VS文春』(「週刊ポスト」6/2号) 同・4 「ドラマ『やすらぎの郷』撮影現場はリアル老人ホーム」(「週刊新潮」5/25号) 同・5 「心配です『海の王子』の給料でやっていけますか」(「週刊現代」6/3号) 同・6 「この夏、『阿波おどり』に中止の危機」(「週刊現代」6/3号) 同・7 「菊川怜 夫穐田誉輝に『第4の婚外子』が発覚」(「週刊文春」5/25号) 同・8 「徹底検証『オプジーボ』は本当に効くのか 青木直美」(「週刊文春」5/25号) 同・9 「いま日本でいちばん信用できる人[ベスト100]」(「週刊現代」6/3号) 同・10 「突然の奇行! 草なぎ剛『子犬と路上座り込み』」(「フライデー」6/2号) 同・11 「アッキーが『いいね!』した“女の敵”」(「週刊新潮」5/25号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週はどれもこれも読みごたえのない記事ばかりだ。困ったものだと嘆いてばかりはいられない。 毎度毎度だが、現代とポストの巻頭特集は特にひどい! 現代は「人口8000万人の国ニッポンで起きること」、ポストは「景気“上昇”確率『98・6%』の衝撃 史上最高益ニッポン企業『日経平均3万円』への挑戦」だ。 このまま行くと人口は減り続けて、2050年には4,000万人減り8,000万人になってしまうという内閣府が出した「最悪シナリオ」がある。 そんなことは以前からいわれていることだが、だからどうしなくてはいけないのか、対案や提案を出さなくてはいけないのに、現代は「後戻りのきかない『人口激減時代』に足を踏み入れたことを、そろそろ真剣に受け止めなければ、取り返しがつかなくなる」と結ぶだけ。 おいおい、そんなことを言うために巻頭特集をつくったんかいな? 月刊誌でも、もうちょっと、そうした時代になる前に「これこれこれだけのことはしておかなければ」とか何か言うぞ! 失礼を顧みずに言わせてもらえば、脳のない記事だ。 同じように脳のないのがポスト。日経平均3万円は聞き飽きた。それも、アホトランプが大幅法人税減税をやれたらという前提では、それだけで、無理やないか、そう思うわ。 おまけに「内閣府経済社会総合研究所」によると「最終需要財の在庫率指数も昨年秋ごろから改善していて、先行指標を押し上げている」というが「内閣府」の自画自賛では信用ならないのでは。 まあ、オオカミ少年のように「株価3万円時代が来る」と何とかの一つ覚えで言っていれば、あと30年もするとそうなるかもしれない。ご苦労なこっちゃ。 ということで、今週はスクープと呼べる記事はない。そこで順位なしである。 先週、新潮が安倍官邸御用達のジャーナリスト、山口敬之が「準強姦罪で逮捕寸前」だった過去があることを報じたが、新潮によれば、山口がフェイスブックでこのことについて縷々弁明していたが、それに対して安倍昭恵が「いいね!」を押していると報じている。まだ懲りないようだね、昭恵さん。 フジは産経新聞グループだから、安倍のポチのようなジャーナリストが出るのは致し方ないが、5月18日朝の『とくダネ!』(フジテレビ系)の時事通信・田崎史郎のコメントには開いた口がふさがらなかった。朝日新聞がスクープした以下の記事、 「安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人『加計(かけ)学園』(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、文部科学省が、特区を担当する内閣府から『官邸の最高レベルが言っている』『総理のご意向だと聞いている』などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった」(5月17日付) これについて田崎は概ねこう言った。 「獣医学部は四国にはない。だが、獣医と文科省が抵抗していた。この文書は麻生が反対しているとあるから、おそらく本物だろう。だが、安倍が加計学園だけを優遇しようとしたことはない。規制緩和を進めている中でこうなった。文書が流失したのは文科省関係者であることは確実。官邸では誰がリークしたのか特定している。その人はちょっと問題があって処分されちゃっているから、逆恨みしているんじゃないか」 官邸の代弁者である。山口もそうだが、こうした人間をテレビに出すフジの神経が、視聴率不振につながっているのだと、私は思う。 さて、フライデーによれば、あの草なぎ剛が、犬を連れて散歩の途中、路上で急に座り込み泣き出したというのだ。草なぎの両足の前で子犬が心配そうに覗き込んでいる。酔っぱらっているのではない。フライデーがたまらずに声をかけると、「散歩を、ハイ」。そういってまたトボトボ歩きだしたそうだ。彼の心が心配だ。 現代の「いま日本でいちばん信用できる人[ベスト100]」という特集にも驚いた。読者1万人にアンケートでも取ったのかと思ったら、わずか16人ぐらいの有識者といわれる人間に聞いただけのようである。それで100人もでっちあげるというのは、まったく納得がいかない。その上、第1位が「ビートたけし」だというのだから開いた口がふさがらない。 その理由が「常に真剣で妥協しない。言いたいことは言う。それで礼儀正しい」(田原総一朗)「知的で鋭い毒を吐く貴重な存在」(楡周平)というのだ。 私は、たけしがテレビに映るとチャンネルをすぐ回してしまうほど、見たくないタレントである。 この男が政治や社会問題に口を出す資格があるのか。そう言ってしまえば、私のような売れない雑文書きが、こんな大タレント様を酷評していいのかという声が聞こえてくるが、彼のそれなりの才能は認めるものの、彼が日本でいちばん信用できる人間などとどうしていえるのだろうか。これだったら、89位の「松本ヒロ」のほうを私は買う。96位の「室井佑月」のほうがなんぼかいい。 こんな安易な順位付けをしてはいけない。これならたけしの次に安倍晋三を入れてもいいのではないか。何しろ一部の極右からは信頼されているのだから。バカバカしくて涙が出てくる企画である。 ところで、バカバカしいといえば、土曜日のボクシングWBA世界ミドル級王座決定戦を見たか? 村田諒太(31)とアッサン・エンダムとの12回戦だったが、誰が見ても圧倒的な村田のパワーがエンダムを圧倒していた。 楽勝だと思われていたが、結局12回までもつれ込み、エンダムのまさかの判定勝ちだった。村田のジムも世界ボクシング協会(WBA)のヒルベルト・メンドーサJr.会長も「おかしい」と怒りをあらわにしていたが、私はそうは思わなかった。 なぜなら、あの程度の相手をKOできなかった村田の詰めの甘さが、まだまだ世界チャンピオンの力はないと世界にわかってしまったからである。村田を大事に育て過ぎた。ようやく必ず勝てる相手を見つけ、いちおう世界王者として売り出し、ラスベガスあたりでこのクラス最強の王者ゲンナディ・ゴロフキンとでもやれば、負けるにしても大きなビジネスになる。 周囲はそう考えていたのだろう。だから、打ち合って万が一のことがないようにして、判定は日本でやるのだから、よほどのことがなければ負けることはない。そう読んでいたのであろう。 だが、パンチ力はないが手数が多いエンダムのほうを、ジャッジたちは優勢と見ていたのである。村田は引退するかもしれない。もし、もう一度立ち直れたら、ゴロフキンへ挑戦して最後の花を咲かせてほしい。そのときはやみくもに打ち合うことだ。村田のパンチが当たれば、ゴロフキンといえども立っていられないかもしれない。それだけのパンチ力を持った村田よ、金メダルのことは忘れて、いちボクサーとして再起せよ! 肺がんなど末期がんに効くといわれる「オプジーボ」という高額な薬がある。1人あたりの治療費は年間3,500万円だったが、今年の前半に半額に引き下げられた。 さまざまながんに効果ありといわれているが、果たして効くのか? 文春でKKR札幌医療センターの磯部宏院長は、「薬剤自体にがんを叩く効果がない分、効かない人には全く効かず、八割近い方は、別の抗がん剤に変えざるを得ないのが現実です」と話している。 だが2割の人には劇的効果があるという。それも、どういう人には効果があるのかわからないというから、悩ましい。だが、がんの治療は日進月歩のようだから、少しでも長生きしてその恩恵にあずかりたいものではあるが。 文春は、新潮の怒りに怯えたか、今週は読むべきものが少ない。やはり『とくダネ!』(フジテレビ)でキャスターを務める菊川怜の結婚相手、穐田誉輝に、婚外子が3人と先週報じたが、実は4人だったと今週報じている。MCの小倉智明は、「これってホント?」って聞けばいいのに。 文春によれば、菊川は婚外子の件も全部知ったうえで結婚したというのだから。 さて、地方新聞というのは、ほかの県では知られていなくても、その県では大変な力を持ち、傘下にテレビ局を入れ、地元の政治家も取り込んでいることが多い。 私が昔よくお付き合いした「北國新聞」(石川県金沢市に本社)もそうだった。部数は少ないがコングロマリット化して、石川県では絶大な力を持っていた。 夏の風物詩「阿波おどり」は徳島の名産品といってもいいくらい、県外でも知られている。 その踊りが、慢性的な赤字体質が改善せず4億3,000万円もの巨額な借金が積み上がり、中止の危機に追い込まれていると現代が報じている。 その元凶ともいうべきが「徳島新聞」だと、市観光局幹部が憤っている。要は、徳島新聞は口は出すがカネは出さず、それどころか阿波おどりを収入源にしているというのだ。 おどりの期間中、鑑賞できる桟敷席が10万席ほどあるのだが、徳島新聞が市の中心部にある人気の席を取ってしまい、それも2~3万枚も持って行ってしまうというのである。 チケットをオープンにして販売したいというと、「おまえはん、何を言うとんぞ! そんなことをしたら徳島におられんようになるぞ」と脅されたそうだ。 こうしたイベントは、地元紙には企業名の入った「名刺広告」というのが入るが、それでも徳島新聞は多大な利益を上げているという。 さらに徳島新聞は、自社の社員をアルバイトと称して阿波おどりに参加させ、日当1万円以上を観光協会に請求するそうだ。 徳島新聞は県内シェア7割を誇る。そうした力を自分たちが甘い汁を吸うために使うのでは、批判されても仕方あるまい。 全国に知られている阿波おどりが、こんなことで中止にでもなったら県の恥だろう。徳島新聞もそうなれば、甘い汁を吸うこともできなくなる。 両者と、県民を交えて、早急に話し合うべきだ。 ところで秋篠宮眞子さん(25)が婚約を発表した。相手は大学時代「湘南江の島 海の王子」にもなったことのあるイケメン・小室圭さん(25)で、ICU時代に知り合い愛をはぐくんできたという。 小室さんのインタビューを見たが、口は堅かったが、あの若さでメディアに怯まず堂々とした受け答えは、大したものだと思った。 眞子さんは、結婚が決まれば、現代によれば1億5,000万円以上の一時金が支払われるという。 皇族出身だから、眞子さんは共働きできない。だから、若い2人の生活はかなり大変ではないかと、現代が老婆心から心配しているが、いいではないか。 若い2人なら、どんなことをしてでも食べていける。眞子さんは、テレビで見る限り優しそうな娘さんだし、小室さんも前途がありそうな青年である。まずはおめでとう! 4月からスタートしたテレビ朝日系の『やすらぎの郷』が注目を集めている。倉本聰(82)が脚本を書き、主人公に石坂浩二(75)、彼を振り回す大女優に、元女房の浅丘ルリ子(76)、石坂の元彼女だった加賀まりこ(73)、五月みどり(77)、野際陽子(81)、八千草薫(86)が出ている。男優は藤竜也(75)、ミッキー・カーチス(78)と、年寄りだらけである。 舞台はテレビ業界に貢献した人間だけが入居できる老人ホーム。私も何度か見てはいるが、テンポが遅く、俳優たちのセリフもスムースではないので、あまり熱心ではないが、平均視聴率は6・3%と、昼の時間帯では大健闘だと新潮が報じている。 だが、いつ何があるかわからないので、看護婦が撮影現場で待機し万全の体制を取っているという。それにセリフが多いと覚えられずにカンニングペーパーを用意したりする老優も多いようだ。 70代、80代の大スターたちが、“ああ、歳を取ったな”と視聴者に言われることを覚悟して、あえて自分をさらけ出す勇気には、確かに俳優魂を感じるが、これは日本の俳優たちがあまりそういうことをしないだけで、海外では大年の大スターが老醜をさらして、見るものに感動を与える映画やドラマは多い。 私の好きな映画に『カルテット! 人生のオペラハウス』(2013)というのがある。ダスティン・ホフマンの初監督作品で、引退した音楽家たちが暮らす老人ホームが舞台である。 これにはイギリスが誇る著名な老アーティストたちが多く出演して名曲を演奏している。役者が音楽家を演じるのでなく音楽家が音楽家を演じる。 ホフマンは、演技経験のない音楽家たちにこう言ったという。「演技は全くしないでいいから、今感じていることをそのまま撮りましょう」。「年をとるとはどういうことか、そのまま見せたかった」そうだ。 この『やすらぎの郷』の欠点は、大俳優たちが自意識を捨てきれていないところだと思う。それがなくなれば、ドラマとしてさらなる広がりが出てくると思うのだが。 さて、先週の月曜日の夜だったと思う。新潮編集部から電話がかってきた。若い女性で、文春が新潮の中吊りを火曜日の午後に不正に入手していた件について、コメントをもらいたいというのである。 3時から友人たちと蕎麦屋で一杯飲んで、6時過ぎにオフィスへ戻ってウトウトしていたこともあるが、彼女が「そんなことが許されるのでしょうか」と息せき切っている訳がよくわからず、校了日の夕方に中吊りを手に入れて、それから取材しても、ろくな記事はできない。それに、私が編集長のときは、ライバル誌の週刊ポストの情報を手に入れようと、あらゆる手を尽くして集めたものだ。週刊誌も一企業と同じだから、ライバルの情報を探るのは当然の「企業努力」ではないか。 そう答えたものだから、当然ながら、新潮の当該の記事に私のコメントは入っていない。 新潮は昨日(水曜日)の夕方、某週刊誌編集長から見せてもらった。「『文春砲』汚れた銃弾」というタイトルもすごいが、巻頭10ページ特集というのにも驚いた。 新潮側の怒りはよく見て取れる。新聞もテレビも、平素文春にしてやられているからか、大騒ぎしている。私はこの記事を2回読み直した。だが、識者といわれる大谷昭宏や佐藤優、中森明夫たちが、「ライバル誌の広告を抜く行為というのは、週刊誌という媒体にとって自殺行為」(大谷)などと非難しているのが、よくわからない。 その理由は後で触れるとして、新潮を見てみよう。新潮が、文春側に情報が洩れているのではないかとの「疑念」を抱いたのは14年9月11号。新潮は朝日新聞の「慰安婦誤報」をめぐって、朝日で連載していた池上彰が「朝日は謝罪すべきだ」と書いた原稿を掲載しないとしたことで、連載引き上げを決めたという記事を掲載し、中吊りにもかなり大きく打った。 この週の文春の中吊りは池上の件には触れていない。だが、新聞広告には「『池上彰』朝日連載中止へ『謝罪すべき』原稿を封殺」のタイトルがあり、「記事中の池上氏のコメントはわずか6行で、急遽差し挟まれたような不自然な印象を読む者に与えるのだ」(新潮) その上、文春は校了日である火曜日の午後7時57分に「スクープ速報」としてこの記事をネット上にアップしたため、「それは週刊文春のスクープネタとしてまたたくまに拡散されたのだ」(同)。 池上も、新潮の取材に対して、文春から電話があったのは新潮の取材があった後で、校了日の午後5時半だったと話している。文春の新谷学編集長は最近、『「週刊文春」編集長の仕事術』(ダイヤモンド社)という本を出しているが(彼が書いたとは思えないほど読みどころのない本だが)、その中でも、 「池上彰さんのコラムを朝日新聞が掲載拒否した件では、同日発売の週刊新潮も同様の記事を掲載していることがわかったので、校了日である火曜日の夜に『スクープ速報』を配信した」 と書き、その結果、「週刊文春デジタル」の会員が爆発的に増えたとしている。 そのほかにも、文春に中吊りが流れている疑惑があると考えた新潮は、文春側に「不正を止めろ」と通告するのではなく、漏洩ルートを突き止めるための調査を続けた。 新潮が誇る調査力で、漏洩しているのは新聞広告ではなく中吊り広告。新潮の中吊り広告の画像データから、そのPDFファイルがコピーされたのは、週刊文春編集部にあるコピー機であることが判明した。 さらに、漏洩元はどこかを突き止めると、出版取次会社「トーハン」(東京)が、文春の人間に渡していることがわかり、文春の「雑誌営業部兼販売促進チーム」に属する30代の男性が、トーハンの人間から新潮の中吊り広告を受け取り、コンビニでそのコピーを取っているところを「激写」した。動かぬ証拠を手に入れた新潮が、大々的に文春の悪事を特集したというわけである。 新潮に直撃された新谷編集長は、いつもの歯切れの良さはなく、「入手しているかどうかの事実関係も含めて、情報収集活動については一切お答えしていないので」「うーん……。ま、だからさ……(苦笑)。あー。……難しい問題だよな、これな。確かにな……」と要領を得ない。 確かに、佐藤優の言うように「中吊りを見て誌面を作るのは、道徳的に大きな問題が」あるのは間違いない。 だが、先ほども触れたが、週刊誌といえども編集部員の数からして中規模企業ぐらいはある。梶山季之が書いた『黒の試走車』(光文社)ではないが、ライバルが何をやっているのか、どんな情報を持っているのかを探ることは雑誌の浮沈、そこで生活しているフリーの記者、筆者たちの生存に関わるのだから、あらゆる手を尽くして情報を取ることが一方的に悪いといえるのだろうか。 新聞も昔は、抜いた抜かれたで一喜一憂したものである。ここで私が編集長時代の経験を話してみよう。こんなことがあった。ライバルのポストに大物女優のヘアヌード写真集が独占でグラビアに載ることが校了日にわかった。ネタ元は某印刷会社の人間。こういう時のために、その人間とは酒を飲み、ゴルフをやり、親交を深めていた。 ポストも同じ印刷所だった。私は件の印刷所の人間に電話して、その写真集が手に入らないだろうかと頼んだ。何とかしましょうと言ってくれた。 数時間後、写真集が手に入った。だがその時間からグラビアに入れることはできない。写真集の版元との交渉もしなければならない。そこで考えた。活版の自社広告を2ページ落とし、見開きに写真集を開いて見ている(顔は出さない)人間を、後ろから撮った写真を大きく載せる。 キャプションには「○○女優のヘアヌード写真集が凄い話題!」。中吊り広告は間に合わないので、新聞広告を差し替えてもらって、左トップに「これが女優○○のヘアヌード写真集だ!」と特筆大書する。 当時、ライバルだが、ポストの編集長とは気が合ってよく飲んだ。私より少し下で人柄の素晴らしい温厚な人物だった。その週末も、夜、2人で飲んだ。 人の悪い私は、ポストの編集長に「あんたんとこ何かでっかいスクープでもあるんじゃないか?」。彼は「そんなのがあったらいいですけど、ないですよ」ととぼける。 翌週の月曜日、新聞広告を見た彼から怒りの電話がかかってくる。「元木さんひどいじゃないか」。私はこう答える。「怒るのはもっともだけど、こちらも普段から企業努力をしてきて、あんたんとこに大スクープが載るのを黙って見ているわけにはいかないんだよ」。 彼とはしばらく会わなくなるが、そのうちまた銀座の場末のバーで飲むことになる。彼は編集長を辞めて50歳の若さで亡くなってしまった。「ライバルは憎さも憎し懐かしき」である。 文春のやり方に違和感があるのは、自分のところのスクープでもないものを、速報として流してしまうことだろう。それはやってはいけない。 私が現役中に一番腹が立って喧嘩したのは新聞社だった。現代は月曜発売なのに、新聞広告を自分のところで作り、新聞社に渡すのは、記憶では水曜日か木曜日午前中だったと思う。 なぜ、新聞社に事前に情報提供しなくてはいけないのか。新聞社から各方面に情報が流れていることはわかっているのだ。それに、自社の悪口を書かれていないかを見るのは事前検閲にあたる。セックスがだめでSEXがいい根拠を示せ。 現代で、朝日新聞のある「疑惑」をトップでやったら、朝日新聞は何の通告もなしに月曜日の朝刊で、大きく誌面を使って反論記事を載せたことがあった。 芸能人がツーショットを撮られると、雑誌の発売前に会見を開いてしまうのも、新聞広告の情報が流れるからである。 新潮のいうように、フェアにやろうというのはその通りである。それに新潮は文春に部数でだいぶ差をつけられている。 だが、きれいごとだけでは情報戦争を生き抜いていけないことも事実である。新潮社はあまりデジタルに熱心ではないが、情報を取るだけではなく情報を流す方法も考えたほうがいいと思う。 文春が出版取次のトーハンから新潮の中吊りをもらっていた問題は、まだ尾を引きそうである。文春新谷編集長が「情報を不正、不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりした事実は一切ない」とし「他メディアの動向を把握するのは日常的なこと」だと反論している。 新潮側は当然ながら盗人猛々しいと批判している。また、どうして新潮は長年にわたり中吊りを渡していたトーハンの責任を問わないのかという声も多くある。 私は、お行儀はよくないが、他誌の動向を掴むのも取材活動の一環だと思う。文春も、乙武5人不倫や山口敬之の準強姦罪など、新潮の大スクープを載せていないのは、そこまでやってはまずいという判断があったのではないかと、私は思う。 ここは文春側は潔く新潮に詫びて、お互い、火曜日の午後に中吊りを交換することにしたらどうだろうか。それは無理か? ポストに私のコメントが載っている。そこで、「新潮が怒るのもわからなくはないけど、ほかに追っかけるニュースがあるだろうと。ちなみに新潮に今回の件でコメントを求められたのでそう話したら、ボツになったけどね(笑)」。 次はフライデー。心をへし折っても折れそうにない老獣・ナベツネこと渡辺恒雄読売新聞主筆(90)のお話。 5月15日の「中曾根康弘元首相の98歳の誕生会」で、安倍首相が渡辺に歩み寄り、「『(国会で)読売新聞を熟読してください』って言ったら怒られちゃいました」というと、ドン渡辺が「そんなこと気にすんじゃねえよ」といったそうだ。 全国紙政治部記者によると、このところ安倍首相とは月一ペースで会っていて、安倍が5月3日に出した「憲法9条に第3項を加え、自衛隊を合憲にする」という発言も、ナベツネの意を汲んだものだといわれているそうだ。 仮にも新聞社のトップというのに、安倍とベッタリくっつき、世論をないがしろにして憲法改正をすすめるというのは、どういう神経をしているのか。 読売新聞には、こうした新聞を私物化している人間を批判する人間はいないのか。かつては正力松太郎、務台光男、そして渡辺。新聞を私物化するのは読売新聞の伝統だが、それにしてもひどい新聞だと、思わざるを得ない。 かくして「共謀罪」が、多くの反対を押し切って強行採決されたのである。 ところで文春で阿川佐和子のおばあちゃん(だって63歳だぜ)が、69歳の一般人のおじいちゃんと結婚したと「独占手記」を書いている。 まあ勝手にやりなさい、というしかない。 5月19日付の朝日新聞が、小池百合子・東京都知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」の野田数(かずさ)代表(43)が、公金を横領したとする新潮とアントニオ猪木参院議員に慰謝料などを求める民事訴訟を起こしたと報じていた。 このところ人気下降気味の小池都知事にとっては頭の痛いことであろう。新潮の記事はこうだ。13年に日本維新の会から参院選に立候補して当選した猪木だが、18年ぶりの国政復帰だから、秘書が見つからなかった。 そこへ維新の会の事務局から野田を推薦され政策秘書にした。野田は、小池が保守党時代に秘書を務め、その後市議、09年からは都議を務め、現在は小池の名代として「都フア」の代表を務め、小池からの信頼も厚いという。 なかなかできる男だと、最初、猪木は全幅の信頼をしていたそうだ。だがそのうち、野田が銀座などで派手に飲み歩いているというウワサが耳に入った。そこで内々に調べたら、クラブやキャバクラでかなりの金を使っていることが判明した。 そのほかにも、野田は「文書通信交通滞在費」は月50万円と説明していたのに、まったくの嘘で、実際は月100万円だった。それを猪木名義の別の口座を開設して、そこへ月末に支払われる分が振り込まれるようにしていたという。 そこで出納関係の業務をしていた女性秘書と野田に辞めてくれるよう伝えたそうだ。だが、解雇に納得せず、事務所にあった実印や預金通帳、現金をすべて持ち出し、パソコンのデータもすべて消去してしまったという。 猪木にいわせると横領された金額は4,000万円にも及ぶそうだが、すべてを裁判で立証するのは困難と判断して、1,120万円を横領したと記載して、警視庁に告訴状を出したという。 野田側は、そうした事実もないし、これまで一度も警察や検察から事情聴取はもちろん、連絡を受けたこともないと否定している。 猪木側の弁護士は、告訴状を出してから2年以上になるのに、警察は動かないという。 読む限りは、猪木のほうに理があるように思えるが、このところ都議選を控えて小池バッシングが激しい中で、ある種の「思惑」があっての告発のようにも思える。どちらにしても、裁判で白黒、決着をつけるべきである。 ポストは、件の野田が、5月15日、高級和食屋、座っただけで5万は取られる六本木のクラブ、ショーパブなどを次々飲み歩いている様子をレポートしている。 この豪遊資金はどこから拠出されているのだろうと、野田に質問状を送ると、代理人の弁護士から、野田のポケットマネーから払っているとの答えが返ってきたという。 だが、この御仁、何やら小池のアキレスけんになりそうな気がするが。 文春は、官邸、森元総理、ドン内田側の攻勢が激しい中、小池都知事のインタビューをやっている。そこで小池は、 「都知事選に立候補した昨年七月の状況にすごく似ています。束になって潰しにかかる流れですね。でも、都民セカンドだった人たちに言われたくない。待機児童問題はこれまでにないスピード感でやっています。女性の皆さんはかなり評価をしてくれています」 と、いじめられる小池VS都民をないがしろにする悪党どもという構図を作りたいようだが、今度はそううまくいくか。 文春で連載している元小泉の秘書・飯島勲が都議選を予測している。自民党は50語席を超える。「都ファ」はマックスで47から48議席。公明は13議席で、民進党はゼロか1議席と読んでいる。そうなれば蓮舫は辞任か。次もいないがね。 【巻末付録】 今週は見るべきものはそうない。ポストの「進化するラブドール もはや人間を超えた」というのがいい。こんな人形を抱いてみたいと思わせるほどかわいい。 現代は袋とじで「石田えり」。御年56歳。私が「フライデー」編集長のときに彼女のヘアヌード写真集を作ってバカ売れした。 それから23年ぶり。もちろんヘアヌードはないが、相当鍛えたのであろう、身体に衰えはない。見事だ。 今週は現代の勝ちだな。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(5/25号、新潮社)
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刑事部長がもみ消し!? TBS“安倍総理ベッタリ記者”の準強姦事件「被害者」激白……
今週の注目記事・第1位 「『警視庁刑事法』が握り潰した『安倍総理』ベッタリ記者の『準強姦逮捕状』」(「週刊新潮」5/18号) 同・第2位 「『菊川怜』を射止めた女難花婿」(「週刊新潮」5/18号) 「菊川怜(39)と再婚IT長者穐田誉輝(48)には婚外子が3人」(「週刊文春」5/18号) 同・第3位 「山口組『再分裂』の全内幕」(「週刊アサヒ芸能」5/18号) 「四つ巴『六代目山口組』『神戸山口組』『任侠団体山口組』『警察』それぞれの思惑」(「週刊新潮」5/18号) 同・第4位 「『うんこ漢字ドリル』の社会的考現学」(「週刊新潮」5/18号) 同・第5位 「山下智久&石原さとみ『半同棲生活』撮った!」(「フライデー」5/26号) 同・第6位 「安倍一強崩し 小池マドンナ14人奇襲」(「週刊文春」5/18号) 同・第7位 「百年生きる『究極の長寿食』」(「週刊文春」5/18号) 同・第8位 「日本郵便元副会長が実名で告発『日本郵政の巨額損失は東芝から来た西室泰三元社長が悪い』」(「週刊現代」5/27号) 同・第9位 「フジテレビ『73歳新社長』人事の全内幕」(「週刊現代」5/27号) 同・第10位 「永田町大激震『大田中派』が復活」(「週刊ポスト」5/26号) 同・第11位 「米朝もし戦わば『1時間で平壌制圧』」(「週刊文春」5/18号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 5月14日早朝、北朝鮮がミサイルを発射した。最高高度は2,000km以上とみられ、787km離れた日本海に落ちたという。アメリカの空母などが北朝鮮の鼻先に集結している現在、朝鮮戦争が「休戦」して以来、最大の危機にあることは間違いない。 しかし、この危機の招いたのはトランプの後先を考えない発作的な軍事行動からであった。トランプの恫喝に屈してたまるかと金正恩は、6回目の核実験をペンディングにしたまま、ミサイル実験を繰り返している。 トランプが先制攻撃も辞さずと脅しをかけても、北朝鮮は核を手放すことはない。核保有こそ、兵士や戦車よりも安あがりの安全保障なのだから。 中国の圧力に期待しているようだが、習近平が北朝鮮カードを手放すこともない。 「韓国に配備したTHAAD(弾道ミサイル迎撃システム)をトランプが中止するといいだせば米中が手を組むことはあり得るが、トランプはやらないだろう」(中国問題に詳しい近藤大介) 北を「練炭にしてやる」と言ったのは、ブッシュ政権で国務長官をやったC・パウエルであるが、アメリカと北との間には、これまで何度も重大な危機が起きている。 1968年には、北が米海軍の情報収集艦プエブロ号を拿捕し、乗り組員80名以上を1年間にわたり拘束した。これはアメリカが謝罪して和解が成立した。 翌69年には、北がアメリカ空軍の爆撃機を撃墜して30名以上が死亡している。もっとも今の状態に酷似しているのは、94年6月、クリントン大統領が寧辺のプルトニウム施設を先制攻撃する寸前までいったときである。この時はカーター元大統領が平壌に飛び、金日成と直に話し合って、北はすべてのプルトニウム開発を8年間にわたって凍結している。 決して、話してもわからない相手ではないのだ。利害さえ合えば話し合いはできるはずだ。 しかし、緊急事態なのに、日本政府やメディアの危機感の欠如はどうしたことだろう。 現代、ポストだけではない。文春も新潮も、日本にそんな危機は存在しないかのような誌面づくりである。おかしいぞ! ニューズウィーク日本版でコラムニストの河東哲夫が「ミサイルが飛んできてもおかしくないのに、日本の風景は平和そのもので、野党が安倍政権の安保政策を批判するビラ配りをしている」と揶揄している。 政府は、ミサイルが飛んできた場合は「Jアラート」を出し、国民に避難を呼びかけるという。アホか! もっとアホなのは文春である。「米朝もし戦わば『1時間で平壌制圧』」すると元海自司令官らが断言しているというのだ。この前提は、米軍が突如奇襲攻撃を北にかけ、「この場合、北朝鮮の陸上からの反撃は、空軍機を含め、ほぼ皆無と見積もられています」という前提ならば、1時間で制圧できるというのだ。 馬鹿も休み休み言え、寝言は寝て言え、そうではないか。主体思想とアメリカ帝国主義憎しの教育を受けてきた北朝鮮2,500万人が、なんの抵抗もせずにアメリカに屈服するなどということはあり得ない。 トランプはカールビンソンまで終結させて北を恫喝しているが、GOサインを出したら、日本や韓国がどのような悲惨な目に遭うか、今になってわかったのであろう。状況が整えば金正恩と会ってもいいなどと寝ぼけたことをいい出している。 ニューズは、トランプをはじめとする素人集団の一貫性を欠く政策に同盟国の信頼は揺らぎ、北朝鮮問題は中国任せだから、結局、中国がアジアのリーダーだという認識を強めることになり、中国を利することになると批判している。 重要な外交問題を、検閲を受けないツイートで発信していること自体がおかしいのだ。ニューズの調査によると、就任から100日で発信したツイートは500もあるが、そこに出てくる9,152語を分析してみたら、ツイートで使われた単語は約9,000語で、単語の種類は2,215しかなかった。 一般に用いられる英単語数は17万1,476とされるそうだから、「ボキャ貧」トランプといっていいようだ。バカと阿呆の絡み合いだ。嗚呼! ポストに、健康セックス雑誌「壮快Z」(マキノ出版)とコラボとあったから、てっきりポストが「壮快」という雑誌になるのかと思ったが、そうではまだないらしい。 今週のトップ記事は「田中派」が復活するというのだが、それがどうしたと言いたいが、ここは抑えて紹介しよう。 仕掛け人は、田中派DNAの最後の継承者(自民党ベテラン)といわれる二階俊博幹事長だという。 田中派―竹下は出身の二階は93年の政変で小沢一郎らとともに自民党を離党した。2003年に復党したが、その政治手法は「数は力」という田中派の論理に貫かれているそうだ。 二階は、保守新党出身議員や小泉チルドレンを中心に新派閥(新しい波)を結成したものの、09年の総選挙で本人以外の衆院議員が全員落選して派閥は壊滅状態に陥った。 だが、そこから本領を発揮する。自派に残った参院議員2人を連れて伊吹派に合流したかと思うと、会長の伊吹文明の衆院議長就任を機に、いきなり後任の派閥会長に就任したのである。 党内では伊吹派を乗っ取ったと驚かれた。それでも会長になるや民主党離党者や保守系無所属議員を次々に取り込んで、麻生太郎と競うように派閥勢力を急拡大させて主流派の一角に食い込み、さらに石原派との合流も仕掛けているそうだ。 自民党での役職も総務会長から幹事長へと出世し、ベテラン議員は「今や業界団体の陳情も霞が関の役人の相談も二階のところに集まり、利害調整を一手に仕切っている。まさに田中派のDNAそのもの」と舌を巻く。 その二階が派閥拡張とともに力を入れているのが、自民党離党に追い込まれた田中派―竹下派OBの復権だ。 昨年6月には野中広務元幹事長、同年11月には綿貫民輔元衆院議長という田中派出身の大物2人を自民党に復党させ、竹下派幹部だった鈴木宗男の長女で民主党を離党した貴子も自民党会派入りさせた。 野中、綿貫、宗男はいずれも小泉政権時代の竹下派弱体化工作というべき党内抗争で引退や離党、失脚に追い込まれた人たちである。 そうした動きの中で、ものいわぬ自民党内からも、安倍のやり過ぎを批判する声が出てきた。 それは、ここへきて安倍首相が突然、「東京五倫が行われる2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」とスケジュールを示した上で、「9条は1項、2項を残して3項に自衛隊を加える」「教育無償化を憲法に加える」という改憲3点セットを打ち上げたからだ。 石破茂元幹事長が、「今まで積み重ねた島内議論の中ではなかった考え方だ。自民党の議論って何だったの?」と反論し、自民党憲法改正推本部長代行の船田元はメルマガで、「行政の長たる総理大臣には、もう少し慎重であっていただきたかった」と書き、伊吹元衆院議長も、「組織政党として党に話を通しておくべきだった」と批判した。 二階周辺からはこんな構想が浮上しているという。 「78歳の二階さんは派閥を託せる後継者を探している。霞が関に睨みが利き、各業界を束ねて利害調整するという田中派のDNAを受け継げる意中の人物は自民党内を見渡しても1人しかいない。竹下派出身で七奉行の1人、梶山静六氏の側近だった菅義偉官房長官だ。二階さんはいずれ菅さんに跡を継いでもらいたいと考えている」 もう派閥だ、田中派だという時代ではないはずだ。何か古臭い記事を読んでいる気がした。 現代にも古臭い記事がある。フジテレビが視聴率不振なために社長交代をしたが、新社長は73歳、それを取り仕切るドンの日枝氏が80歳。 これではよくなり様がないと思うのだが。フジの幹部がこう話す。 「今回、社長人事と同時に役員人事も大きく変えるのですが、関係する役員などが次々に呼ばれた形です。日枝会長が一人ずつ部屋に入れて、人事を言い渡したんです。午後2時から午後6時過ぎまで、個人個人への通告が行われました。日枝会長が亀山千広社長の更迭を含めて大きく役員を変えると決めたのは、テレビ東京に利益で負けたことが我慢ならなくなってきたからです。最近もテレビ東京は視聴率が好調。一方、うちは変わらず絶不調。そんな体たらくに甘んじている経営陣を見かねた日枝会長は今年に入って、『全部を変える、人材も全部刷新する』ということを役員の前で公言。人事刷新をぶち上げたんです」 宮内正喜新社長はフジテレビで専務まで務めたが、役員若返りの一環で関連会社の岡山放送に出された。 それが突如、15年になるとその宮内をBSフジ社長としてお台場に引き戻した。さらに昨年はフジMHDの取締役にまで抜擢したので、一部幹部の間では宮内次期トップもありうるといわれていたという。 日枝会長も当然ながら会長を引き、取締役相談役に退くが、そうおとなしくしているタマではない。 「日枝会長も、フジサンケイグループである産経新聞社の社長を『フジテレビから出したい』と言っていたことがある。相談役に退くことでむしろ自由に動けるようになった日枝氏が、これまで以上にグループ全体の人事に手を入れるようになる可能性もあります」(フジテレビ関係者) 年寄りがあまり出しゃばらないほうがいい。日枝はフジの経営に失敗したのだから、潔く引くべきだ。 親方日の丸から御影化された日本郵政が大赤字を出すらしく、責任の押し付け合いで大変なようだ。 現代は、そんな内幕を元副会長にしゃべらせている。 「私が現役だった頃は、郵便局では1円でも懐に入れたら懲戒免職になっていました。サラ金に手を出した職員がいれば、それも解雇した。郵政公社時代からの職員には、国民の大事なおカネを預かっていることへの強烈な自負がありました。だから、おカネに関する不祥事には非常に厳しく対応してきたのです。それが、どうしたものでしょうか。今の日本郵政は4000億円もの損失を計上したにもかかわらず、長門正貢社長をはじめ誰一人として、まともに責任を取ろうとしていません。巨額損失の元凶である西室泰三・元社長にいたっては、一切お咎めなしです。彼らが失った4000億円は、もとはと言えば国民からお預かりした大事なおカネ。それを浪費しながら、のうのうとしている首脳陣の姿は見ていられるものではない。特に巨額損失の全責任を負うべき西室氏に対しては怒りを感じます」 そう語るのは総務省政策統括官から日本郵政公社常務理事に転じ、日本郵政副会長などを歴任した稲村公望(68歳)である。 現代によれば、日本郵政はこのほど、オーストラリアの物流子会社トール・ホールディングスの業績悪化から、約4,000億円の損失を計上すると発表した。この巨額損失によって、07年の郵政民営化以来、初の赤字に転落することが決定的となった。 その物流子会社であるトール社は、日本郵政が15年に約6,200億円で電撃買収した会社である。この買収劇こそ、当時社長だった西室の鶴の一声で決まったものだったそうだ。 「東芝社長や東京証券取引所会長を歴任してきた西室氏が安倍政権から請われて日本郵政社長に着いたのは、今から4年前の13年のことです。西室氏は就任時からさっそく、『世界全体を俯瞰した物流業作り上げる』『日本の金融業界、物流業界の最先端を行く企業になる』と語っていました」(稲村) 「いま、西室氏の出身母体である東芝は巨大損失で危機的状況だが、その原因となった米原発会社のウェスチングハウス社の巨額買収に当事者としてかかわっていたのは、東芝相談役だった西室氏でした。その意味では、今回も同じ構図が繰り返されているように見えます」(同) 西室は昨年、体調不良を理由に社長職を退任したが、その責任は重大である。そんな西室を推薦した安倍晋三首相、菅官房長官にも任命責任があるのは間違いない。 文春の「百年生きる究極の長寿食」を紹介しよう。世界最高齢のイタリア女性(117歳)が亡くなったが、彼女は毎日生卵2個、調理した卵を1個食べていたという。 それ以外では、朝食にビスケットと牛乳か水、昼食は小さめのパスタを入れたスープと生のひき肉、夜は牛乳だけ。果物は主にバナナ。一昨年までは赤のグラスワインを半分、毎日飲んでいたという。 不思議なことに、野菜などは食べていないそうだ。ここから何が引き出せるのか。人間長生きする人は何を食べても長生きするということではないのか。 料理研究家・土井善晴の『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック社)が売れている。読んだが、目新しいことはない。要は、日本古来の味噌汁とごはん、それに香の物か少しの野菜、それを基本にしなさいということだ。暴飲暴食がいいはずがない。わかっちゃいるけど、だね。 最近、やや注目度が落ちてきた小池都知事だが、都議選ではマドンナを大勢立てて、都民ファースト党を第一党にしようと画策していると、文春が報じている。 だが、小池のところから出ようと思ったが、希望の塾の塾生から候補者が選ばれると思ったら「実際には学歴が高く見栄えの良い女性か、他の政党から離脱して選挙に受かりたいだけの人が選ばれていました」と嫌気がさし、小池の宿敵・ドン内田の後継として千代田区から出馬する中村彩がいう通り、元女子アナ、東大卒の公認会計士、レゲエ歌手などなど。 小池の党は50議席に迫るが、自民も42議席ぐらいで踏ん張りそうだと、政治部デスクが解説している。だが最近の小池には疲れが見え、豊洲移転問題にみられるように、決断ができなくなっている。都議会で第一党の座を得たとして、何をやりたいのかが見えてこない。 お次はフライデーの「山下智久&石原さとみ『半同棲生活』撮った!」。山下はともかく、石原さとみは今一番いい。 「4月下旬のある日のこと。石原さとみ(30)の自宅マンション裏口に、所属事務所の送迎車が停まった。時間は夕方6時過ぎ。これから仕事なのだろう。と、ほぼ同時に『迎車』のタクシーが登場。送迎車の後ろにつけた。送迎車は石原をピックアップすると、すぐに発進。後を追うようにして、マンションから出てきた男がタクシーに乗り込み、発車した。タクシーの後部座席には、シートにもたれながら、スマホをイジる山下智久(32)の姿があった。その後、タクシーは山下の自宅へ──。山下は現在、連ドラ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)に出演中。次クールのフジ月9『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』新シリーズへの出演も決まっている。とにかく忙しいはずなのだが……現在、山下はガッツリ、石原と一緒に過ごしているのだった。たまのオフなら、この熱量も理解できよう。だが、翌日もその次の日も、山Pは石原宅で密会を重ねていた。 『山Pと石原は15年にフジの月9で共演。最終回の長く、甘いキスシーンが「キュンキュンする」「こんなんされたら惚れてまうやろ!」と話題になりました。で、実際に恋仲になったんですが、それはドラマが終わってしばらくたってから。ここ1年くらいのはずです』(中堅スタイリスト)4月9日の山下の誕生日には、原宿駅近くで誕生日デートをしたと報じられている。その直後から、二人の密会場所が山下宅から石原宅に変わったところを見ると、マスコミの目を気にしたのだろう。通い愛が終わるどころか、『時間が許す限り一緒に過ごす』という、半同棲状態へ二人の仲は進化した。次の段階、すなわち結婚への発展に障害は、いまのところ見当たらない」(FRIDAY 5/11(木) 7:30配信より) うらやましいけどまあいいか。 ところで、わが家には17歳のモエという老犬がいる。目はだいぶ見えなくなっている。耳はほとんど聞こえない。おまけに認知症がかなり進んでいる。 だが食欲だけは衰えない。食事時になると、私の横にベッタリ座って、何かよこせとうるさい。キャベツが好きで、誕生日には丸ごと与えるが、ほとんど残さない。食べていなければ寝ている。最近困るのは、足の踏ん張りがきかないから、真後ろにばたりと倒れる。それと同時にうんちを漏らすのである。食事時でも、部屋のあちこちで滑ったり倒れたりする。あちこちにコンモリとうんちの小山ができる。そのたびに食事を中断してふき取るのだ。さほど匂いがしないので助かっているが。 彼女が、オマエももう少ししたらこうなるのよと教えてくれているのだと思うと愛おしい、まだ長生きしてもらいたいと思う。これはペットロスの歌。 椅子を見る いつでも不在肘掛けに鼻面のせる犬を欲しけり(佐藤南壬子) ところで、ちんぽの次はうんちだそうだ。『うんこ漢字ドリル』(文響社)という小学生向け教材が5刷り84万部だと新潮が報じている。 小学校で習う漢字は1,006字だそうだ。一つ一つに書き順などの解説文を添えて読み書きを学べるそうだが、すべての例文に「うんこ」の3文字が入っているのだ。例えば、「ぼくは、六月になるまでうんこをしないぞ」「田んぼのどまん中でうんこをひろった」「大学生が、うんこを□小コピーしている」「うんこで前が見えないので、一度車から□りる」。 小学校低学年の男子はおしりとかうんこという言葉が大好き。一方で母親はうんこを忌み嫌うので、子どもはますます興味を持つそうだ。 教育評論家の尾木直樹は「自分の体から異物が出てくることの意外性に、子供は反応するわけです」。評論家の唐沢俊一によると、フロイトは、性的感覚が目覚める2~4歳ぐらいの幼児期を「肛門期」と名付け、排せつ時に味わう快感は大人になって味わうセックスの前兆ととらえたそうだし、『東海道中膝栗毛』の原典にはセックスやスカトロの話が出てくる。これは堅苦しい武家社会に対する庶民の反骨心の表れだそうだ。 アニメに『うんこさん』映画にも『東京うんこ』というのがあるそうだ。永六輔はうんこの話が好きだった。こんなものいらないと思っても、一日一回はしゃがまなくてはならない。うんことちんぽ、どちらが……いや、やめておこう。今年の出版界はこの二つが引っ張っていくのかもしれない。 さて、山口組が再び分裂した。若手を中心に「任侠団体山口組」(約60団体が加盟)が結成され、代表には神戸山口組の「秘密兵器」といわれた織田絆誠(よしのり)若頭代行が座った。 先週は現代で溝口敦が織田代表インタビューをしていた。 この動きを他はどう見るのか。新潮で六代目山口組の直系組長がこう話す。 「山口組としては笑て見てるだけ。世間の方かて笑てますよ。彼らはウチとケンカするなんて全然考えてへん。戻りたい気持ちはあるんやろうけどな」 本家の余裕か。もし「任侠団体山口組」が戻りたいとなったらどうするのか。 「そら、戦国時代と一緒ですよ。裏切っておきながら、自分の身分を保障せいと来るんやったら、誰ぞそこそこのもん殺して、やな、自分はこうですよっていう姿を見せんと」 この組長が憤慨しているのは、新団体の池田真鍋組組長らの背広にプラチナ製の金バッジが輝いていたことだという。 「山口組のプラチナの金バッジ、親分からもうたバッジいうんは、そんな簡単なもんやないですよ。血ぃ流し、苦労して、さらに運がなかったらもらえへんのです。あれを掴むためにワシら人生かけてきた。それをあんなやつらが……」 確かに山口組の金バッジは、カネを出したからもらえるものではない。それをそこいらの会員証みたいにばら撒きやがってという怒りは本物だろう。 アサヒ芸能は今週から大滝雄裕編集長から鶴良平編集長に代わった。大滝さん、ご苦労様。ヤクザに強いアサヒ芸能はやはり読みごたえがある。 中でも、元マル暴刑事・門脇浩の「拭いきれない偽装離脱説」が面白い。根拠は、織田代表というのは神戸山口組の井上組長を裏切るような人間ではない。「義理堅い」井上組長一筋できた人間。 また六代目山口組の裏工作があったといわれるが、そんなことで織田代表は動く人間ではない。神戸の別動隊ではないかと必死に情報を集めているという。 どちらにしても「任侠団体山口組」の動きは注目である。 先週は、今年の中でもベスト3に入る激動の1週間だろう。7日にはフランスで極右政党党首のルペンを大差で破ってマクロン新大統領が誕生した。 10日には韓国で最大野党「共に民主党」の元代表・文在寅が、こちらも大差をつけて新大統領に就任した。 さらに衝撃的なニュースがアメリカから飛び込んできた。トランプ大統領が連邦捜査局(FBI)のコミー長官を、本人に知らせもせず突然解任してしまったのだ。 理由は、昨年7月にコミー長官がメール問題でクリントン氏を訴追しないと発表したことだというが、それは嘘である。 なぜならコミーは大統領選投票日の11日前に、クリントン有罪の印象を与える電子メールの存在を明かして、クリントン陣営に大打撃を与えているからである。コミーは共和党支持者といわれている。 現在コミーは、選挙中、トランプ陣営とロシア側との水面下の接触疑惑を捜査していて、捜査予算の増額要求をしていたところだった。 トランプはコミーを「指揮する能力がない」「FBIへの国民の信頼を回復できる新たな指導者を見つける必要がある」と述べたという。だが、中立と独立を保証されるべき司直のトップが、大統領の恣意的な理由で突然解雇されたことは、アメリカの信頼を大きく損ねた。 多くのアメリカ人は、こんなバカな指導者に代えて新たな指導者を見つける必要があると真剣に考え始めているはずだ。 今週はフジの悪い話が噴き出た感がある。フジの朝の顔『とくダネ!』に出ている菊川怜(39)が発表した結婚相手に「婚外子が3人」(文春)いると新潮も報じ、その『とくダネ!』に、このところコメンテーターの常連だった、元TBSのジャーナリスト・山口敬之に「準強姦逮捕状」が出ていたと新潮が報じているのだ。泣き面に蜂とはこのことか。 まずは菊川怜ケースから。文春と新潮が報じているが、こういうものをやらせたら新潮に一日の長があるので、新潮から引用する。 菊川は、桜蔭高校から東大工学部を出た才媛。才色兼備で、小泉進次郎などと噂にはなったが、とんと浮いた話はないようだった。 それが4月28日、自分が出ている『とくダネ!』で突然、結婚したことを報告したのだから、相手は誰だと大騒ぎ。 元クックパッド社長で現ウチーノ会長、個人資産230億円ともいわれるIT長者の穐田誉輝(あきたよしてる・48)だと判明して、お祝いムードかと思ったらそうでもないようだ。 一枚のペーパーが週刊誌魂に火をつけてしまったのである。そこには「通知人(穐田氏)としては、平穏な生活を送ることを希望しており、私生活上の事実を取材されること及び報道されることを望んでおりません」とあり、もし書くのなら、実名ではなく、プライバシー侵害をしないでくれ。これを守らないならば法的措置を取ると加えてあった。 こりゃダメだ。私には隠したい過去がありますから、どうぞ取材してくださいというようなものである。 彼は青山学院大学を出てベンチャーキャピタルなどを経て、00年に商品の比較サイト「カカクコム」を上場させるために入社、後に社長。07年に料理のレシピサイト「クックパッド」の取締役に入り、同社を上場させた。 同社が上場すると巨万の富を得たという。だが、社長になったが、創業者と意見が合わず、昨年3月に退社させられてしまう。「オウチーノ」を買収して現在に至っているそうだ。 ITバブル紳士というところか。しかもイケメンだからよくモテたようだ。10数年前に最初の結婚。「クックパッド」では、社内の女性とのことが話題になり、奥さんが弁護士を連れて会社に乗り込んできたという。 その後妻とは別れて、新しい女性と結婚したのが12年10月。その女性との間には2人の子どもがいる。当然、菊川と結婚するのだから、この女性とも別れてしまったのだろう。 だが「クックパッド」で芸術関係の仕事をしている女性とも懇ろになり、子どもまでできた。生活費を払っていたが認知はしていないそうだ。そして、この女性とも別れたようだ。 文春によれば、菊川と入籍したのが4月27日。その入籍した日に穐田は、内縁関係にあった件の女性との間の子どもと、月に1度の面会日だったがドタキャンしたそうだ。 その女性は、その翌日に菊川と結婚したことを知り、大きなショックを受けた。文春によれば、彼女が妊娠中にも穐田が「話がある」といい、前に付き合っている女性がいて生活の面倒を見ているが、その人が妊娠したと打ち明けられたというのだ。そのときは自殺も考え、精神科に通院したという。 彼女が明かすには、穐田は避妊をしないそうだ。「子供ができたら産めばいい」。そういうセックスだから、あちこちに子どもを作ってしまうのだろうか。 バブルで儲けたアブク銭があるから、子どもができたって生活費と養育費を払えばいいんだろ。そう考えてはいないだろうが、こちらもあまり褒められた生き方ではない。 賢い菊川のことだから、こうしたことまで知ったうえで、この男が人生の伴侶としてふさわしいと決断したのだろう。世の中には、こんなダメ男がどうしてこんないい女と結婚しているのかと思わせる不思議なカップルが大勢いる。決してあなたたちがそうだというわけではないがね。 お次は山口ケース。新潮によれば1990年にTBS入社。報道カメラマン、臨時プノンペン支局、社会部などを経て2000年から政治部所属。13年からワシントン支局長、16年5月にある出来事があってTBSを退社している。 山口のウリは、『総理』という本を出していることでもわかるように、安倍や菅官房長官と親しい、官邸内の極秘情報を取れるというものだ。 先日もここで書いたが、一連の森友学園問題でも、安倍と昭恵の代理人ではないかと思うほど向こう側にベッタリ発言ばかりなのだ。フジサンケイグループという背景もあるのだろう、官邸御用達の記者である。 もう一人の時事通信の某氏なども、その口だろうと思っているが、それはさておいて、この山口センセイ、あろうことか海外でジャーナリスト活動をしている27歳の女性から、レイプされたと訴えられていたというのである。 彼女はニューヨークの大学でジャーナリズムと写真を専攻していた。山口と出会ったのは13年の秋ごろ。報道の仕事をしたいというとTBSのNY支局長に会わせてくれてランチを3人でしたというのだから、山口が支局長になる寸前のことか。 その後、彼女は帰国してロイターでインターンとして働き、就活する中で、15年の3月に山口にメールをすると、しばらくこちらで仕事をしてもらいながら、その後正式に採用するということなら、自分が決済できるというような内容の返事があった。 そして「ヤボ用で一時帰国することになった。空いてる夜ある?」というメールが来て、東京・恵比寿で会う約束をしたのが4月3日。 その頃、山口は文春に寄稿したが、それをTBSが問題にし、支局長の任を解かれ結局、退社することになるが、その辺は省く。 2人だけで焼き鳥屋に入り、串焼き5本と瓶ビール2本をシェア、グラスのワインを彼女は飲んだという。 そこを出て、もう一軒付き合ってといわれ寿司屋へ入る。そこで「あなたのいい評判を聞いている。一緒に働きたいと思っている」と山口が言ってくれた。だが、それまで頭がクリアだった彼女が2度目にトイレに行ったところでクラクラとして、給水タンクに頭を持たせかけて休んだきり、記憶がなくなったというのだ。 彼女が覚えている限りでは、その店では刺身と日本酒2合をシェアしただけ。彼女は左党で、2人でワインのボトルを3本あけても平気なのに、あれぐらいの酒で記憶をなくすわけはないと話す。 「私は、薬(デートレイプドラッグ)を入れられたんだと思っています。身体に痛みを感じて目覚めた時、あの人が身体の上に乗っている状態でした」 失礼だが、ここまではよくある男と女の話だと読んでいたが、さすが報道の仕事をやりたいといっていた彼女だけに、その日2人を乗せたタクシーの運転手を見つけ出し、証言させているのだ。 「その女性のことならよく覚えています。後部座席の奥側に彼女が座らされていたのですが、男性は彼女に“もっといい仕事を紹介する”と話していました。女性は何度か“駅の近くで降ろしてください”と訴えたのですが、男性が“何もしないから。ホテルに行って”と。(中略)到着しても彼女はなかなか降りようとしませんでした。けれど最終的には彼女は体ごと抱えられて、座席から降ろされたのです」 それが午後11時22分。彼女が痛みを感じて意識が戻ったのは早朝5時ごろ。裸にされ相手が自分にまたがっているので、抵抗してトイレに逃げ込んだという。その際、避妊具をしていない相手の陰茎を見たそうだ。 逃げようとしたが、すごい勢いでベッドに顔と身体を押さえつけられた。激しく抵抗して2度目のレイプはやっと逃れた。 彼女は、仕事を一緒にしようという話だったのに、なぜこんなことをするのか。しかもコンドームを着けずに。妊娠も病気だってあるのにというと、山口は謝り、好きになってしまったから、一緒にこのままワシントンへ行こう。途中でピルを買おうと言ったそうだ。 だが、捜査当局へ行ったところでもみ消されるのではないか、ジャーナリストとして仕事ができなくなるのではと悩み、警察に行くまでに5日を要したという。 高輪署の警部補に面会したが、型通りこういうことはよくある話なので難しいといわれた。だが、ホテルのエントランスとロビーについた監視カメラの画像を確認してもらうなどしたところ、「警部補の方も徐々に捜査に積極的になっていきました」(彼女)。 そこからタクシーを特定し、ホテルのベルボーイの証言などを積み上げ、当夜、パソコンで撮られているかもしれないという彼女の訴えに、証拠隠滅、逃亡の可能性もあるからと、「準強姦」の逮捕状が発布されたという。 彼女が連絡をもらったのが6月4日。そして山口が異動のために帰国する6月8日、担当の警部補とその上司を含めた複数の警察官が逮捕しようと成田空港で立ち構えているところに、「山口逮捕は取りやめ!」という上層部からの連絡が入ったというのである。 TBSの記者を逮捕するのは大事だと本部の広報課長がとらえ、刑事部長、警視総監に話が届き、なかでも菅の秘書官として辣腕をふるっていた中村格(刑事部長・当時)が隠ぺいしたのではないかという「可能性が取り沙汰されてきました」(事件をよく知る警視庁担当記者)。 中村は新潮の取材に、「事件の中身として、(逮捕は必要ないと)私が決済した。(捜査の中止については)指揮として当然だと思います」と、中止させたことは認めている。 刑事部長が口をはさむことに関しては、鹿児島県警本部長などを歴任した小野次郎前参院議員は、準強姦罪事件の逮捕は管轄の署長の判断で行われるものだから、そうしたケースは異例だと話している。 山口は新潮の取材に、彼女に飲酒を強要したことはないし、薬を見たことも触ったこともない。彼女が酔っていて、自力で帰れるか心配だったので、やむなく宿泊施設へ来てもらったと話す。 後は、一切法に触れることはしていないし、任意の調査には全面的に協力した。安倍をはじめとする官邸には相談していない。 だが、コンドームを着けないで性行為をしたことに対する彼女のメールに、自分は「精子の活動が著しく低調だという病気です」という弁明をしていた。精子が働かないから、妊娠はしないということか。 彼女は検察審査会に不服の申し立てをするつもりだという。山口は自身のフェイスブックで「6月8日の帰国段階で私は、当該案件について逮捕状はおろか、被害届が出されている事も内偵調査が行われている事も全く知りませんでした。出ているかどうか知りもしない逮捕状を握りつぶすために何かアクションを起こす事は誰にもできません」と反論している。 だが新潮によれば、警視庁担当記者はその段階で知っていたようだ。山口は、一切法に触れることはしていないといっているが、酔った女性をホテルに無理やり連れ込み、彼女の自覚がないのをいいことに、防具なしで無理やりセックスするというのは、安倍首相のお友達ジャーナリストとしては褒められた行為ではない。官邸もそのことぐらいはわかるはずだから、この「お友達」を今後どうするのか。またフジテレビで救うのか? 【巻末付録】 まずはポストから。今週は巻頭にセクシーグラビアがなく、後半に「写真家・沢渡朔と女優・アイドルの時代」がある。手塚理美、夏目雅子、秋吉久美子、釈由美子、真梨邑ケイなどなど。 袋とじは毎度おなじみ「見たくありませんか? この女のセックス」。第7回はかなさん(20歳)。西田幸樹カメラマンの「なおん」は「そんな娘だったの、竹内さん?」。 連載が多いので、いつもとあまり変わらないグラビアではある。 現代の巻頭は「秘蔵プライベート写真を独占公開! ありがとう、真央ちゃん」。浅田真央の写真だがもちろんセクシーでもヘアヌードでもない。 袋とじは「レスリング最強女王がすべてを見せる 山本美優 アスリート・ヌード」。たしかに素晴らしい肉体ではあるが、ヘアヌードはない。 「妄想グラビア この夏大流行のブラトップをあのやなパイが着たら……」 「もし知らなかったら、覚えてください 乃木坂46 衛藤美彩」。「あの清楚な50歳人妻の安野由美」。こちらはAV出演を決めたそうだ。もう1本の袋とじは五輪フィギアスケーター 村主章枝 ラストヌード」。これも見飽きたといっては失礼だが、あまり新鮮さはない。よって今週は引き分けか。 【蛇足】2010年に米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した『ザ・コーヴ』に真っ向から反論した、太地町のイルカ漁ドキュメンタリー『Behind“THE COVE”』(監督八木景子)が、動画配信サービスの最大手「Netflix」で全世界に配信されている。日本でも字幕付きで見ることができる。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(5/18号、新潮社)
“本職”警察も絶賛する天海祐希主演『緊急取調室』のリアリティ
今週の注目記事・第1位 「北朝鮮 金正恩をなぜ暗殺しないのか」(「週刊現代」5/20号) 同・第2位 「小池都知事の『超豪華クルーザー』に都税20億円が消える!」(「週刊ポスト」5/19号) 同・第3位 「再分裂!『任侠団体 山口組』トップが私だけに語ったこと」(「週刊現代」5/20号) 同・第4位 「森友問題の核心は篭池教育を持ち上げた安倍首相」(「週刊朝日」5/19号) 同・第5位 「原発を『止めた裁判官』『動かした裁判官』それぞれの人生」(「週刊現代」5/20号) 同・第6位 「巨象・三菱重工が東芝みたいになってきた」(「週刊現代」5/20号) 同・第7位 「本物の刑事たちが教える 今クール見るべき刑事ドラマ」(「週刊現代」5/20号) 同・第8位 「お医者さんに関するあなたの『誤解』」(「週刊現代」5/20号) 同・第9位 「その『不眠』『早起き』が危ない!」(「週刊ポスト」5/19号) 同・第10位 「『やすらぎの郷』と大女優たち」(「週刊現代」5/20号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 最初に恐縮だが、今日から書店に並ぶ私の新刊を紹介させいただきたい。 『現代の“見えざる手”19の闇』(人間の科学新社・1800円)。これはビジネス情報誌「エルネオス」(月刊誌)に20年以上も連載している「メディアを考える旅」という連載インタビュー、200本以上の中から19本を選んでまとめたものである。 内橋克人・若宮啓文・木村草太・M・ファクラー・山口二郎・白井聡・斎藤貴男・小出裕章・古賀茂明・水野和夫・瀬木比呂志・青木理・黒川清・内田樹さんたちと、メディアについて、安倍政権の危うさについて、日本の将来について語り合った。 日本の国民に主権などない! 言論の自由の“ようなもの”に満足する日本人。北朝鮮化している日本のメディアと大多数の日本人へ「警鐘」を乱打している。 下のURLで購入できます。よろしくお願いします。 (http://amzn.asia/i7rQBAn) 本題に戻ろう。今週は月曜日に現代、ポスト、週刊朝日、AERAが発売された。北朝鮮問題は深刻さを増し、フランスの大統領選の結果が出る。明日9日には韓国大統領選の投開票もある。 難しいタイミングでの発売だが、それにしてもポストはひどすぎる。韓国の大統領選については「韓国史上最悪の5年が始まる」という記事はあるが、北朝鮮についての特集はない。 現代は金正恩暗殺問題はあるが、トランプ対金正恩の対立がどうなるのか、EUや韓国大統領選について特集としては触れていないようだ。 もっとおかしいと思うのは、今週末にも強行採決するのではないかといわれている「共謀罪」について、文春、新潮を含めて一般男性誌がほとんど触れないことだ。 女性誌では週刊女性が「狙われるのは一般人! PTAママも犯罪集団!?」という10ページにも及ぶ特集を組み、共謀罪が成立したら日常生活にどのような影響が出るのかを、主婦の立場から考えている。 週刊プレイボーイも、こんな法律が成立したら、五輪やテロ対策の名目で、一般人の監視がさらに強まり、“一億総監視社会”になると警鐘を鳴らしている。 ジャーナリズムを自称している週刊誌の編集長や編集者は、こうした大問題を扱わないで、「不眠、早起きが危ない」(ポスト)「お医者さんに関するあなたの誤解」などという生ぬるい特集を巻頭に持ってくるのはどういう了見なのか。 ポストは編集長が交代したのかと思い、裏表紙を見てみたが、同一人物である。この編集長は、私がジャーナリストとして尊敬している人である。 だが、このところの紙面づくりはいただけない。部数は減ってはいるが、週刊誌の強みは大新聞に全5段広告をデカデカと打てることである。 毎週、半分のスペースを使って「本誌は共謀罪に反対する!」と5週続けて右トップでやってごらん。必ず話題になり、他のメディアから注目を集めるはずだ。 共謀罪に反対していない? それなら「小誌は共謀罪に大賛成!」と毎号打ってごらんよ。共謀罪に反対する読者を失ってでも、賛成する覚悟を見せれば、新たな読者がつくかもしれない。 どちらにしても、睡眠やアホな医者についてよりも重大な問題であることは、いうまでもない。 以前からいっているが、現代とポストは「健康雑誌に衣替えしました」と読者に堂々と表明するべきだと思うが、両編集長さん、いかがだろうか? まずは「暇ネタ」の最たるものから見てみよう。現代は、テレ朝の昼ドラ「やすらぎの郷」が注目を浴びていると、グラビアで出演者たちを紹介し、これを書いた倉本聰のインタビューを掲載している。 主演は石坂浩二で。彼が実生活で結婚していた浅丘ルリ子と、やはり石坂と同棲していた加賀まりこが出演している。 彼ら「年寄り」たちが入居している高級老人ホームには、八千草薫、有馬稲子、五月みどり、野際陽子、冨士眞奈美、風吹ジュンなども入居している。 これほど豪華なメンツが集まっているのなら、私も入りたくなる。 倉本ならではの豪華メンバーだが、倉本は「僕も出演者ももうすぐ死ぬ人間の集まりだから、怖いものがないんです」と語っている。 加賀はやや衰えてきたが、浅丘は寅さんシリーズでも、場末の歌姫を好演していた。この人は、女の悲しみを背負って、それを見せない芯の強い役を演じたら右に出る者はいないのではないか。 年取って見る影もなくなる女優は多いが、浅丘のように年輪を重ねるごとによくなっていく女優は、日本の芸能界では稀有な存在であろう。 私は未見だが、明日からでも見てみようか。なんだか怖いが……。 お次はポストの巻頭特集。人生の3分の1を占める「睡眠」が短命か長生きかを決めるという。 寝不足でもいけないし、寝過ぎてもいけないそうだ。ではどこで線引きするかというと、7時間だそうだ。 自慢ではないが、私の平均睡眠時間は7時間である。夜1時に寝て8時に起きる。どんな二日酔いでも、朝飯は必ず食う。 たまに、9時間から10時間寝ることがある。年を取ると寝られなくなるといわれるが、おかげさまで、寝る気になれば丸一日だって寝ていられる。 寝つきもすこぶるいい。それは睡眠導入剤「ハルシオン」を半錠飲んで寝ているからだが、ポストはハルシオンやマイスリーなどの薬は「超短時間型」で、服用から1時間未満で効果があらわれるが、持続時間が2~4時間と短い。睡眠の途中で起きてしまう人には不向きだと書いているが、私は、7時間ぐっすり寝られる。 人それぞれで、年寄りを十把一絡げにしても、年寄りいろいろ、男も女もいろいろなのである。 現代の巻頭特集も、私には、どうしてこのようなものを頭からやるのか理解に苦しむ。 「医者はコックと同じでそれぞれ違う」「うまい人、ヘタな人、ダメな人」「薬を使いたがる医者、手術をしたがる医者」「素晴らしい医者もいる」「患者の好き嫌いもあるし、コネで対応を変えることもある」「若い医者にも問題がある、ベテランがいいというワケではない」 これは各章の見出しだが、当たり前のことを言っているに過ぎない。医者もいろいろ、患者もいろいろなのである。 一つ言えることは、どんな医者に当たるのかは、人生と同じで「運」である。もちろんこの医者はダメだと思えば、セカンドオピニオンを求めればいいのだが、次にいい医者に当たる保証はない。 後は自分の「運」を信じるしかないのではないか。医者は我々より優れているなどと思い込まないことだ。 彼も人間我も人間。過ちも犯すし、たまには正しいこともする。そう割り切らなければ、人生やってられませんぞ。 次も超暇ネタ。刑事ものや警察ものが小説でもテレビドラマでも花盛りだが、現代は、本物の刑事たちが、いまやっている「刑事ドラマ」を見て、おすすめをしようというのである。 萩生田勝元警視庁警視、刑事部捜査二課管理官が、天海祐希主演の『緊急取調室』(テレ朝系)についてこういっている。 「人物設定が現実に近い印象を受けました。天海さんと同僚との会話や、取り調べの相手に対する物言いもリアリティがあります。実際にはドラマに登場する緊急事案対応取調班のような取り調べ専門の刑事はいませんが、それを抜きにしても、とても感心して見ています」 現実の警察をそのままドラマにしても面白くはならないのだろうが、私が警察小説を読んでいて物足りないのは、人間関係やその人間のいる小さな組織の問題点は出てくるが、自白の強要、代用監獄、裁判員制度など、根本的な司法組織の暗闇に切り込む小説が少ないことだ。 先日のベトナム少女殺人や、老人連続殺人の重要容疑者が自殺してしまったような、現実の事件のほうがより難しく、そういっては怒られるかもしれないが、興味をそそられる事件が多いと思う。 多くの週刊誌は事件を扱わなくなってしまったが、事件取材は基本の基である。そうした中から、警察の巨悪を暴く人材が出てきてほしい。 テレビドラマで事足りるとするのでは、なんのために編集者や記者になったのか。本題からそれて申し訳ないが、そう考えながらこの記事を読んだ。 現代によると、巨象・三菱重工が東芝のようになってきているというのだ。 それは、去年、17年3月期には営業利益3,500億円を確保するといっていたのに、4月26日、東京証券取引所が運営する情報伝達システム上に三菱をめぐる情報が映し出され、「火力事業の売上高の減少」「商船のコスト悪化」「MRJ(三菱が開発している国産ジェット旅客機)の開発費増加」などの損失イベントが次々に起きているために、営業利益が従来予想を下回る1500億円程度になりそうだという見通しに、衝撃が走ったというのである。 なかでも象徴的なのが、半世紀ぶりの国産旅客機と期待されたMRJが、08年の開発開始から5度も納入延期し、「飛ばないジェット機」と化しているそうだ。 それに大株主の三菱UFJフィナンシャル・グループが、三菱重工の保有株数を大きく減らしてきているともいわれる。 売却できる資産もあり、財務的な余裕もあるが、本業で稼ぐ力が低下している可能性があり、ここ1年が重工にとって収益改善の正念場になると見る向きがある。どこもえらいこっちゃ。 先日、現代で岩瀬達也が裁判官の内幕に迫る連載を始めたと書いたが、2回目は原発の差し止め判決を出した裁判官と、原発再稼働を認めた裁判官がそれぞれどのような人生をたどっているかを、追っている。 福島第一原発事故以降、全国の裁判所に提訴された再稼働差し止めの訴訟は35件ある。そのうち住民側が勝訴したのは3件、電力会社側に軍配が上がったのは5件。 判決の分かれ目は、福島の事故以後、新たな政府機関として設立された原子力規制委員会の「新規制基準」への裁判官の評価の違いだと岩瀬はいう。 15年4月に、福井地裁の樋口英明裁判長(64)は、「新基準は緩やか過ぎて、これに適合しても安全性は確保されない」と高浜原発の運転差し止めの仮処分を認めた。 樋口は14年にも大飯原発の運転差し止めを命じている。しかし、樋口はその後名古屋家裁に飛ばされ、後任の林潤裁判長は「樋口判決」を取り消してしまった。 高浜原発の差し止めの仮処分を決定したのは大津地裁の山本善彦裁判長。だが二審に相当する抗告審で、大阪高裁の山下郁夫裁判長は、あっさりとこれを破棄した。 ともに最高裁事務総局にいた経験を持つトップエリートである。トップエリートということは、上の顔色をうかがって判断を下す、ヒラメ裁判官だということだ。 第11代最高裁長官で、「ミスター司法行政」という異名をとった矢口洪一は、こういっている。 「三権分立は、立法・司法・行政ではなくて、立法・裁判・行政なんです。司法は行政の一部ということです」 岩瀬は「要するに、裁判部門は独立していても、裁判所を運営する司法行政部門は、『行政の一部』として、政府と一体であらねばならないと言っているのだ」と書いている。 特に安倍一強政権では、立法以外はないといっていい。これが民主主義を謳っている国のあり方だろうか。絶対に違う。早く何とかしようではないか。 さて、国会では、新たな森友学園元理事長籠池の証言で、安倍の妻・昭恵を喚問せよという声が日増しに強くなってきているが、安倍首相は拒否し続けている。 週刊朝日で、今は籠池の代理人のようになっている著述家の菅野完が、この問題の核心は、 「子供たちに教育勅語を教えている教育者を、首相が『素晴らしい』と讃える。ファーストレディの昭恵氏は、そうした教育を目の前で見た上で、名誉校長に就任した。私はこのこと自体が、一番の問題だと感じます。メディアや野党には、こうした点をもっと愚直に攻めてほしい」 神戸学院大学法学部・上脇博之教授もこういう。 「昭恵氏は行政の長である内閣総理大臣の夫人の立場で、民間の学校の名誉校長に決して就いてはならなかった。これから学校を作ろうとしている場合は、特に問題です。どうしたって設置者の森友側と一体化してしまい利益相反します。単なる名義貸しではないことは、(塚本)幼稚園で3回も講演していることからも明らかです。名実ともに森友側の人間として、官庁や自治体に政治力が発揮された」 松井一郎大阪府知事もきちんとした説明をすべきこというまでもない。 「大阪市の学校法人『森友学園』への国有地売却問題を巡り、財務省の佐川宣寿理財局長は8日の衆院予算委員会で、籠池泰典・前学園理事長が公表した同省との交渉に関する録音データについて『(担当者に)確認させたところ、当日のやり取りを記録したものと思われる』と述べ、データは本物だとの認識を示した」(毎日新聞5月8日付より) 安倍首相よ、もうここまで来たら、腹を据えて妻を説得し、証人喚問に応じさせるべきである。 図式は単純だから、昭恵夫人が逃げおおせるのは難しい。さもないと、妻の一穴で政権が崩壊するかもしれない。否、確実に崩れ去る。妻の力は恐ろしいと思い知っただろう。 さて、山口組が再び分裂した。若手を中心に「任侠団体 山口組」(約60団体が加盟)が結成され、代表には神戸山口組の「秘密兵器」といわれた織田絆誠(よしのり)若頭代行が座った。 現代で溝口敦が彼へのインタビューに成功した。 織田は、分裂した神戸山口組が、本家を批判していたのは、多額の上納金、出身団体・弘道会へのひいき、人の進言や諫言を聞かないなどだったが、神戸も同じになってしまったからだという。 目的は、「大きな船のすぐ横に、若手中堅が中心となった救命ボート的な船を置くことによって、二つの船から乗り移ってもらう。今、早急にできることはこれしかないと判断しました」(織田代行) 織田が尊敬するのは山口組三代目・田岡一雄親分だけ。任侠団体とつけたのは、最終目標を「脱反社」だからで、不良外人や半ぐれたちを指導して、アウトローであっても、男らしい生き方を教えてやりたいそうである。 ヤクザなんですからヤクザらしく。高倉健がやった「山口組三代目」のように、カッコいい任侠ヤクザを目指すらしいが、時代が変わっていて、ヤクザを見る目は以前よりはるかに厳しい。 このインタビューを読む限り、覆水盆へ返るための役割を山口組から与えられているのではないかと見たが、そうは問屋が卸すか? 最終的には大きな抗争が市民を巻き込んで起こるのではないか。心配である。 今週のポストで唯一読みごたえがあったのは、小池都知事と超豪華クルーザー問題である。 このクルーザーはVIP接待用で、20億円もするという。 計画されたのは舛添要一知事時代。来客を迎えるのに民間の施設では格が下がると、五輪に合わせて浜離宮庭園に約40億円かけて「延遼館」(明治期の迎賓館)を再建することを決定し、来賓をクルーザーでそこまで送迎するため、クルーザー建設計画が持ち上がったという。 だが小池知事になってから五輪予算に大ナタが振るわれ、「延遼館」は凍結されたが、クルーザーは計画通りに続行されたというのだ。 都政を監視する「行政110番」主催者の後藤雄一元都議は、税金の無駄遣いの典型だと批判する。 それに、豊洲や五輪施設については、細かいコストまで開示しているのに、このクルーザーに関しては一言も触れないのが不可解だという。 東京五輪は期間は短い。その間、民間の豪華遊覧船でも借りて済ませることができるはずだ。 まさか、小池にこうした貴族趣味のようなものがあるのではあるまいな。そのうち、私も都知事専用のプライベートジェット機でも欲しいといいだすかもしれない。 この豪華クルーザー建設も、都議選のテーマにしたらいい。私はもちろん反対だ。 さて今週の第1位は、現代の物騒な記事。アメリカは「金正恩斬首計画」はとっくに練り終わっていて、トランプ大統領がゴーサインを出せば、議会の承認なしでいつでも実行できる状態にあるという。 「トランプ政権が、4月上旬に開いたNSC(国家安全保障会議)で示された『有力プラン』は、以下の2つの作戦です」(クリントン大統領時代に米CIA長官を務めたシェームズ・ウールジー) 1つは空爆による暗殺。2つ目は、北朝鮮内部の協力者に暗殺させる方法だという。 この内部協力者に暗殺させる方法は金正日時代に数回実行されているというのだ。 04年4月、北朝鮮と中国の国境の街・龍川の駅で突如大爆発が起き、150人以上が巻き込まれたが、これは、この駅を通るはずだった金正日専用列車を狙い、爆破させるものだった。 事前に中国側がこの計画を察知し、列車の通過を速め、予定時刻にダミー列車を走らせたため、金は無事だったという。 だがこの斬首計画、もし失敗すれば、金正恩は「即時にせん滅攻撃を加え、核戦争には核攻撃で応じる」と言っているから、全面核戦争になる恐れがある。 そうなれば韓国や日本は、大きな被害を受けること間違いない。 現代によると、北朝鮮ではすでに2回も、金正恩を内部で暗殺しようという試みが行われているという。 いずれも未遂に終わっているが、そうした内部のクーデターのような格好で金正恩体制が崩れる可能性は大いにあるだろう。 こうした「金正恩斬首」という話は反北の国々で広がっているのかと思っていたら、今回のトランプの北朝鮮への恫喝に対抗するためだろうか、金正恩側から「俺を斬首しに来たアメリカ人を逮捕した」といいだしたのである。 「北朝鮮は6日、米国市民のキム・ハクソン氏を北朝鮮への敵対行為を働いた容疑で拘束した。朝鮮中央通信が7日、伝えた。キム氏は平壌科学技術大学に運営関係者として勤務していたという。北朝鮮が抑留する米国人は計4人になった」(朝日新聞5月8日付から) 北にいる米国籍の人間を「盾」にして、アメリカからの空爆や暗殺計画を防ごうというのだろうか。 北とアメリカの緊張状態はいつまで続くのだろう。こうなれば北も核実験はおいそれとはできまい。トランプは振り上げたこぶしをどこへどのように降ろすのか。 これほどの重大な危機なのに、日本はアメリカに追随するだけで、平和的な解決への道を探ろうという努力はほとんどしていないように見える。 これが安倍政権の限界ということだろうが、日本人が黙ったままでいいのか。憲法改正よりも、日本という国が憲法で謳っている「平和主義」が御題目ではないことを、アジアに、世界に知らしめるために、声を上げようではないか。 【巻末付録】 まずは現代から。巻頭は「蒼井優 淡い時間」。もちろんSEXYではない。後半は「あのアイドルが全力でTRYします! 山崎真実 ボルダリングで手足がぷるぷる」「TOKYO青春純情物語」 次は加納典明が撮っていた「LiLiCo」。23年前の「幻のヘアヌード」。あの当時こんなすごいヘア付きヌードがあったんだ。今見てもド迫力。典明はやはりすごかった。 袋とじが「たかしょーの『のぞき部屋』へようこそ!」。こっちは迫力ないね。やはりタマが違う。典明に撮ってもらえばいいのに。 ポストは巻頭で西田幸樹カメラマンの「ダメだって、竹内さん!」。後半は「知られざるヌードデッサンの世界」。袋とじが「見たくありませんか? この女のセックス」6回目はつかささん、26歳。なかなか魅力的な子だ。 お次が「1987年の河合奈保子」。彼女の歌を全曲歌えるという石破茂が特別寄稿。いらないと思うけどね。最後が「100センチの憂うつ」。胸が大きいだけといっては失礼だろうな。 今週は加納典明の「LiLiCo」がやはりすごい。一見の価値あり。そこで今週は現代の勝ちじゃな。 (文=元木昌彦)「週刊現代」(5/20号、講談社)
「狭山湖畔霊園」は空っぽだった!? 死後25年、尾崎豊をめぐる“2つの骨壺”のミステリー
今週の注目記事・1 「国際情勢10大リスク」(「ニューズウィーク日本版」5/2・9号) 同・2 「安倍晋三首相が頼る『運勢』のお告げ」(「週刊文春」5/4・11号) 同・3 「安倍昭恵『別居生活』と『偽装ツーショット』の修羅現場」(「アサヒ芸能」5/4・11号) 同・4 「トヨタ幹部人事の正しい読み方」(「週刊現代」5/6・13号) 同・5 「トランプの天敵ワシントン・ポスト砲の“凄腕スナイパー”」(「週刊文春」5/4・11号) 同・6 「『ルペン』仏大統領なら日経平均大暴落でルンペン気分」(「週刊新潮」5/4・11号) 同・7 「景子さん(貴乃花夫人)の長男(話題の靴職人)極秘結婚! 仰天のお相手」(「女性セブン」5/11・18号) 同・8 「没後25年 尾崎豊『京都にあったもう一つの骨壺』(「フライデー」5/12・19号) 同・9 「『樹木希林』告白40分! 10年で30カ所転移の全身がんは本当か」(「週刊新潮」5/4・11号) 同・10 「『大麻と私』全告白 元女優 高樹沙耶 独占手記」(「週刊新潮」5/4・11号) 同・11 「“百獣の王”武井壮にDV疑惑」(「週刊文春」5/4・11号) 同・12 「DeNA採用担当者は私をホテルに連れ込んだ」(「週刊文春」5/4・11号) 同・13 「櫻井翔と小川アナ 六本木ヒルズ高級イタリアンで『個室デート』」(「週刊文春」5/4・11号) 同・14 「乃木坂46卒業 橋本奈々未を私物化するソニーミュージック取締役」(「週刊文春」5/4・11号) 同・15 「自宅も引き払い…成宮寛貴に『舞台で芸能界復帰』情報」(「週刊文春」5/4・11号) 同・16 「妻殺害で起訴 講談社マンガ編集次長は『接見禁止』」(「週刊文春」5/4・11号) 同・17 「福岡3億8千万円強盗 被害者はテレビでお馴染み“金満社長”」(「週刊文春」5/4・11号) 同・18 「舛添要一が本誌に引退宣言『今後、一切発信しません』」(「週刊文春」5/4・11号) 今週は文春、新潮、フライデー、女性セブンが合併号。これという大スクープはないが、そこそこ面白い記事は満載。そこで今週は順位なしで18本紹介しよう。ようやく春らしくなってきた陽光の下で、レモンティーでも飲みながら読んでください。 まずは文春の舛添要一前都知事の近況。世田谷の自宅でガーデニングにいそしんでいるようだ。文春が直撃すると、「一切、もう発信しませんので。すみませんけど、もう普通の人ですから……」。あんなに目立ちたがり屋の舛添が、このまま静かになるとは思えないのだが。 お次は福岡県最大の繁華街・天神で白昼堂々、現金3億8,400万円が奪われた。都内の貴金属関連会社に勤務する男性(29)が、金塊取引のため銀行で現金を引き出した直後に、2人組の男にスーツケースを奪われた。 4億近い金を一人で引き出して運ぶというのは信じられないが、彼が金を引き出すという情報を握っていた人間の犯行だから、仲間内ではないのか。 文春によれば、こんな金にルーズな会社は、東京・御徒町に拠点があるXという会社で、インゴットなどの金の延板などの売買をしているという。 40代の社長はテレビなどのバラエティにも出演する「御徒町の風雲児」といわれている人物だそうだ。 以前にも、女性社員一人に数キロの地金をキャリーバックで頻繁に運ばせ、億単位の札束がビニール袋に包まれた状態で事務所の床に置かれていたこともあったという。 それほど金を粗末にするなら、オレが行って1億ぐらいもらおうか。そう思うやつがいてもおかしくないわな。まったく同情できない事件だ。 今年初め、妻殺害容疑で逮捕、起訴された講談社のマンガ誌「モーニング」編集次長・朴鐘顕容疑者だが、文春によれば、依然として黙秘を続け、容疑を否認しているという。 講談社は処分を下さず、有給休暇を取っているようだ。朴の席はそのまま残っていて、マンガ担当の役員は「あいつは無実だ」と漏らしているという。 間違いなく優秀な編集者で、意志も強いのであろう。裁判はどうなるのだろうか。 フライデーで違法薬物を使用していると報じられ、芸能界から突然引退してしまった成宮寛貴だが、一時はバリにいて、現在は帰国しているという。 こちらは、年内に舞台に出演して復帰を果たし、客やマスコミの反応を見ながら、テレビや映画へ出ていこうという戦略のようだが、その前に、薬物疑惑についてきちんと説明する必要があるはずだ。 バックに大物プロダクションがついているからといって、なし崩しに芸能界復帰させてはいけない。 次は乃木坂46の橋本奈々未(24)という子の話。乃木坂はAKB48の「公式ライバル」としてデビューしたそうだが、今や本家をしのぐ人気だそうだ。そこでも超人気者だった橋本だが、今年2月に卒業したという。 要は、所属事務所の初代社長だった村松利亮(53)は、大手レコード会社「ソニー・ミュージックエンタテインメント」のナンバー3でもある大物だそうだが、彼と橋本がちょくちょく食事をする姿が目撃されるというのである。 それも終わると必ず運転手付きのハイヤーで彼女のマンションまで送り、ちょっと降りて彼女が中に入るのを見届けると帰るというのだ。 村松がいうには、以前ファンが入り込んでエレベーターに乗っていたということがあったので、エレベーターまで送るのだという。 この2人を文春は、村松が橋本を「私物化」しているというのだ。何か他のネタをつかんでいるのかもしれないが、読む限り文春にしては隔靴掻痒の記事である。 次も文春。「嵐」の櫻井翔との「密愛」が報じられたテレ朝『報道ステーション』の小川彩佳アナ。2人の交際は順調のようである。六本木ヒルズ内にある高級イタリアンの個室で逢瀬を重ね、櫻井は小川がいないときも彼女の自宅に滞在しているという。 ついでに文春をもう一本。文春に「グッドモーニング不倫」と報じられたテレビ朝日の加藤泰平アナと田中萌アナだが、男のほうは離婚を免れ、裏方仕事に回されたそうだ。 田中のほうも自宅謹慎を命じられていたが、深夜番組の『バクモン学園』で復帰した。やはり若い女は得だね。 次も文春。今は就活真っ最中だが、昨年春に人気企業DeNAを受けたA子が、個別面接を担当した男性社員から、食事をしながら当社のことを知っていただきたいという誘いに乗り、食事をし、居酒屋、バーと飲み歩き、都内のシティホテルに連れ込まれ、肉体関係を結ばされたと告白している。 挙句にA子は内定をもらえなかった。文春の直撃に男は、性的関係はなかったと否定したが、不適切な行為だったことは認めている。 すでに件の男はDeNAを辞めているが、会社側も「事実であれば極めて不適切」とし、女性に会って謝罪したいといっている。 私のころには面接官との「食事会」などなかったが、なんとしてでも内定をもらいたい学生の不安に付け込み、肉体関係を迫るなどゲスの極みである。だが、表に出ない同様のケースがたくさんあると思う。気を付けよう甘い言葉と面接官。 話は変わるが、文春が司馬遼太郎の『桜田門外の変』を原作に漫画『幕末』(森秀樹・作画)の連載を始めた。 昔は赤塚不二夫や手塚治虫の漫画を連載したことがあったが、久しぶりで、しかも司馬の原作を漫画にするのは初めてだという。だが、たった8ページ。漫画は最低でもこの倍はなくてはいけないのだが、そうすると特集ページを減らさなければいけない。ヘアヌードと同じように、文春は漫画に手を出すのはやめたほうがいいと思う。 またも文春。バラエティなどで人気の“百獣の王”といわれる武井壮(43)というタレントがいるらしい。売れない下積み時代が長く、その間に結婚、離婚。その後付き合った女性からカネを引き出し、返さなかったために貸金返還訴訟を起こされたり、DV疑惑があったりと、なかなか波乱万丈の半生のようだ。 文春のインタビューに武井がこう答えている。 「暴力とかは本当にない。ただ僕に金がないときのことだから、僕の対処も悪かっただろうし、金もないのにそういうこと(複数の女性と関係を持つこと)をしてはいけないと勉強になった。(中略)いまも女性にはセンシティブだし、アイドルに走って現実逃避したりもする。無茶苦茶、苦い経験ですね」 売れれば、隠しておきたいことも暴かれる。タレントはつらいな。 さて、大麻法違反容疑で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決が出た元女優・高樹沙耶が、新潮に「全告白」している。 彼女は医療大麻の合法化を目指し、そのために選挙にまで出ている(落選)。大麻は栽培するのはいいが、使用するといけないらしい。 彼女もそうしていたのだが、抜歯したころから体の不調を感じ、すすめられた大麻を使ってしまい、月に4~5回は吸うようになったそうだ。 私は大麻をやったことがないのでいう資格はないが、彼女のいうような「医療用の大麻の解禁」ならいいのではないかと思うのだが。 高樹は、これからは大麻に関する活動の第一線からは引くという。それと望まれるなら、もう一度女優業に取り組みたいと語っている。 新潮らしくないが、高樹とも交友があり、大麻解禁を声高に訴えていた安倍夫人・昭恵と高樹の大麻をめぐるやりとりを聞きたかったな。 「一緒に吸いましたよね、昭恵さん」 そう告白してくれたら大ニュースなのだが。私もそうだが、大酒を飲むやつは大麻やLSDなどはかったるくて、やらないのかもしれないが。 同じ新潮に、がんを宣告した女優・樹木希林のがん治療についての読み物がある。13年前に乳がんが見つかり、その後、全身に転移してはいるらしいが、鹿児島市にある「UMSオンコロジークリニック」で独自の放射線治療をやっていることもあって、今でも元気(?)に女優業をやっている。 彼女がUMSのことを話したため、このクリニックのことが有名になったが、大場大東京オンコロジークリニック代表は、ここがやっていることは未承認治療にあたり、樹木希林がここの療法を優れていると喧伝すれば、影響は大きいという。 しかし、ここのクリニックを訪れた有名人は、筑紫哲也、千代の富士、渡瀬恒彦などいるが、治療の甲斐なく亡くなっている。 それにこの治療は自由診療で、場合によっては500万もかかるそうだ。しかし、大場は、この治療は保険がきく治療なのに、なぜ自由診療なのかと疑問を投げかける。それに切らない乳がん治療は500名を超えたというのに、同クリニックのHPにはわずか38名の患者アンケートと治療前後のCT画像しか出ていないのはなぜかともいう。 樹木希林も、「あそこに行っても助からない人もいるでしょう、随分……」といっているし、このピンポイント治療でも、そこが治ってもまた出てきちゃうからねと、この治療を手放しで絶賛しているわけではない。 だが、クリニック側は樹木希林が広報してくれるおかげで、治療を受けたいというがん患者は多いのであろう。 大場のいうように、このクリニックの植松稔放射線科医師は出てきて、議論を交わすべきであろう。治療に自信があるのならば。 歌手の尾崎豊(享年26)が亡くなってから25年が経つ。今年も尾崎の墓がある埼玉県の「狭山湖畔霊園」には多くのファンが詰めかけ、冥福を祈っていた。 だが、フライデーによると、ここに尾崎の骨壺はないのだそうだ。 あるのは京都・宇治市にある萬福寺東林院だという。そこの楠住職がこういっている。 亡くなった先代の住職が尾崎の妻・繁美の知人と懇意で、ここへ持ち込んだという。尾崎の死には幾多の疑問がささやかれ、ファンから脅迫状が届くなど、妻は身の危険を感じていたそうだ。 それに狭山に入れると、骨壺を盗まれる恐れがあると考え、四十九日の前に萬福寺を訪れ、別の骨壺に遺骨を移し、息子を連れてアメリカへ旅立ったという。 その後、2つの骨壺はこの寺に安置されてきたそうだ。14年の23回忌の前に、妻が突然現れて骨壺を持って行ったという。では、どこにお骨はあるのだろうか。妻も霊園側も答えないという。尾崎は死してもなおミステリアスな存在のようだ。 さて、貴乃花親方の長男は、15歳で留学し、18歳でイタリア・フィレンツェに渡って靴職人の修行をしていたという。 15年に帰国すると完全オーダーメイドの靴職人として独立し、テレビにも引っ張りだこの有名人だそうである。 21歳。独立心と向上心は母親譲りか。その彼が結婚したそうだが、その相手が注目を集めていると女性セブンが報じている。 青山学院大学の1歳年上だそうだが、彼女の父親も現役の親方で、昨年、貴乃花と理事長選挙を戦った相手・八角親方側の高砂一門の陣幕親方だそうだ。 セブンは、2人はロミオとジュリエットになるのではと心配しているが、そんなことはあるまい。父親は父親、子どもは子ども。これだけ独立心のある息子なら、心配することはない。 うらやましいぐらいのいい息子を貴乃花は持ったものだ。おめでとう! 次はタイトルがいいね。新潮の「ルペン仏大統領なら日経平均大暴落でルンペン気分」 極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン(48)は、前経済相のマクロンに次いで堂々2位につけた。 5月7日の決選投票でルペン大統領誕生もありうるのだ。彼女の政策は反イスラムと反EU。当選すれば日本も無傷ではすむまい。 フランスはEUの創設国だから、通貨もユーロ。離脱すると一気にユーロが不安定になる。円高ユーロ安が急激に進めば、日経平均株価は急落してしまいかねないという。 日本にとって、今年ほど厳しい年はないのではないか。春だというのに寒気がしてくる。 ところで安倍政権は方言、暴言続出で崩壊寸前のようだ。こういうときこそ新聞、週刊誌など紙メディアの出番だが、日本にはワシントン・ポストのマーティン・バロン(62)のような「凄腕スナイパー」のいないことが残念だ。 バロンはボストン・グローブ紙編集局長のとき、映画にもなったカトリック教会神父らによる性的虐待をスクープしている。4月に同紙は、トランプのやっていた慈善活動を調べ上げ、財団を私物化していた実態を明らかにした。彼は嗅覚が鋭く、疑惑があれば、決してターゲット(トランプ)から目を離さない。バロンはスピーチでこう述べていると文春が報じている。 「トランプ政権は機会さえあれば、我々を脅かすのか? 何をするにも妨害に遭うのか? もしそうなるとしたら、我々はどうしたらいいのか?」 そしてこう続けた。 「答えは簡単だと私は思う。我々は我々の仕事をするだけだ」 国際NGOの国境なき記者団が26日、2017年の「報道の自由度ランキング」を発表した。アメリカは「トランプ大統領がメディアを民衆の敵だと位置付け、いくつかのメディアのホワイトハウスへのアクセス制限を試みた」として、41位から43位に下げた。日本は順位こそ変わらないものの主要7か国中最下位の72位。日本のメディアが汚名返上するには今しかない。 先週書きそこなったが、現代のトヨタの記事がよかったので紹介しておきたい。現代は、4月1日付で発表されたトヨタの役員人事が「懲罰人事」だと社内で問題になっていると報じているのだ。 牟田弘文専務役員が退任して子会社の日野自動車へ行き副社長に就くのだが、社長には牟田の下だった下義生常務が抜擢されたのだ。 日野自動車社長は代々トヨタの専務経験者が就くポストだから、豊田章男社長の逆鱗に触れた牟田に対する懲罰人事だといわれているそうだ。 だが、何が逆鱗に触れたのかというと、よくわからない。15年8月に起こった中国・天津市の爆発事故の際、現場近くのトヨタの合弁工場の従業員50人ぐらいが負傷し、生産が10日間近く止まってしまった。そのとき、豊田社長は現地に入って陣頭指揮をとるといい出したが、牟田が現場が混乱していて受け入れる余裕がないのでと引き留めたというのである。部下としては当然の進言ではないのか。 16年にトヨタが導入したカンパニー制にも「トヨタの強みが失われる」と主張して最後まで反対したという。 そうしたことに腹を立てた豊田社長が、牟田を含めた生産技術部門全体を「抵抗勢力」とみなし、関係者を放逐し始めたそうだ。 その一方で、社長と仲良しには厚遇する人事を始めたというから、社内から不満の声が起こるのは致し方ないのかもしれない。 それだけではなく、電気自動車(EV)への取り組みが遅れたのは、社内で意見をいうと社長に悪く思われはしないかという「忖度」が働いたからだという。 これをレポートしているジャーナリスト・井上久男は朝日新聞出身らしい。彼はこう結んでいる。 「ダイナミックな世界の動きに比べて、トヨタでは明確かつ大胆な戦略が見えてこない。自動車産業は勝者と敗者の入れ替わりが激しい業界だけに、このままではトヨタが負け組に転落する日が来てもおかしくないと感じてしまうのである」 盛者必衰。トヨタも永遠ではない。安倍一強も然りである。 アサヒ芸能は、義母の洋子が怖くて家に帰れないと、安倍の妻・昭恵がこぼしていると報じている。 それに最近の森友学園問題で、2人は別居状態にあるというのだ。官邸関係者がこう語る。 「4月1、2日の両日、秘書官同席ながら、別荘がある山梨県の飲食店で食事をする様子が報じられました。ところがこれはある意味、ヤラセでした。安倍総理は3月31日午後に山梨入りしましたが、昭恵夫人が来たのは翌日の午後、食事の直前なんです。メディアにツーショットを撮らせる食事時だけ夫妻は一緒でしたが、その他の行動は別々。2日の昼食後も別々の車で帰京しています」 それも安倍は自宅へ戻ったが、昭恵は千葉県の寺院に向かったという。最近は千葉の知人のもとに身を寄せているというのだ。 そうしたことがあって、安倍首相の持病のほうもよくないそうだ。2月のトランプ就任後初の首脳会談でも、安倍はアイスティーを飲んでいたという。 また、運動不足解消と称して、港区内の会員制高級フィットネスクラブに通っているのも、「ここの個室にかかりつけの医者を待機させ、極秘裏に診察を受けていると言われています」(政治ジャーナリスト)。 わがままなトランプと妻がいては、健常人でもおかしくなるだろう。その点は安倍首相に同情したくなる。 閣僚たちの暴言、放言が止まらない安倍政権だが、安倍首相の緊張感のなさは今の週刊誌と五十歩百歩である。その安倍が物事を決める時や人事の際、頼っているのは「占い」だと文春が報じている。 文春によれば、トランプを安倍が信用するのも、「中原さんが『トランプとは相性がぴったり』というメールをくれた」からだそうだ。 国の命運を左右することを占いに頼るのは、安倍に確固たる信念がない証だが、中原なる人物は何者なのか。 元日本銀行審議委員の中原伸之(82)で、安倍の経済ブレーンとして知られるという。大学を出て父親が社長だった東亜燃料工業(現・JXTGエネルギー)に入社し、自身も8年間にわたって社長を務めている。 安倍を囲む財界人の勉強会「晋如会」を主宰していた。総選挙で圧勝して返り咲くと、中原のペーパーを下敷きにして早速、アベノミクスの第一の矢「異次元の金融緩和」を打ち出した。 安倍が中原を信じるようになったのは、12年の総裁選に出れば「総裁選は一位にはなれないが、二位、三位連合で絶対勝ち抜ける」と推したからだったという。 以来、ことあるごとに中原の運勢占いに信頼を置くようになった。だが安倍側近の1人はこう危惧する。 「韓国の朴槿恵前大統領と崔順実の関係と同列に論じることはできませんが、首相が重要な政治判断を、非科学的な運勢占いに頼っていいのか。政局や人事はもちろん、『トランプと相性が良い』という占いの結果を根拠に、米国に肩入れし過ぎるとすれば、安全保障上も大きなリスクです。こうした政権運営の裏側を国民は知らされていません」 今、安倍が一番占ってほしいのは米朝戦争のことではなく、妻・昭恵と離婚すべきかどうかではないか。 さて、北朝鮮をめぐる緊迫した情勢が続いている。トランプ大統領は北朝鮮への対応をめぐり、上院議員全員をホワイトハウスに招いた。こうしたことは極めて異例だそうだが、経済制裁の強化などを通じて北朝鮮への圧力を強化していく方針を説明したと報じられている。 だが、「米太平洋軍のハリス司令官は26日、米下院軍事委員会公聴会で、北朝鮮に関して『米国は先制攻撃の様々な選択肢がある』と述べた。原子力空母カールビンソンが沖縄東方を航行しており、北朝鮮を攻撃できる射程内に入ったことも明らかにした」(朝日新聞デジタル4月27日05時00分より)。 トランプは少し前、カールビンソンを朝鮮半島近海に急行させたといったが、その時点ではカールビンソンと複数の護衛艦は、インド洋での演習に向かっていたことが後に判明する。 ニューズウィーク日本版は、なぜこのような不可解なことが起きたのかをフィリップ・カータージョージタウン大学非常勤講師が探っている。これはトランプと国防総省の間に緊密な連携がなかった証であり、「米政府の国家安全保障政策に深刻な問題があることが露呈した」と分析している。 トランプが意図的に国民を欺いたのか? 国防総省から渡された情報が誤っていたのか? 考えられるのは、トランプが強硬姿勢に出ると見越した米太平洋軍のハリス司令官が、選択肢を示す狙いで指令を出したのではないかとカーターはいっている。 しかし、1962年のキューバ危機や94年の朝鮮半島の危機のような状況が近づいているとしたら、「このホワイトハウスと国防総省、太平洋軍司令部の足並みの乱れはとんでもないことだ」(カーター)。トランプは、国家安全保障は不動産事業とは大違いだということを理解する必要がある。さもないと「彼は大統領として悲惨な結末を迎えるだろう。もしかすると世界全体も」(同)。 またニューズは、アメリカのサイバー攻撃で、北朝鮮ではミサイルの発射実験の失敗が相次いでいると書いたニューヨークタイムズの記事は誤りだとしている。 軍縮問題の専門家ジェフリー・ルイスは、2014年以降北朝鮮が実施した発射実験は66回あるが、そのうち51回は成功している。それも失敗したのは開発中のミサイル実験で、「(韓国と日本の駐留米軍への核攻撃に使用できる短・中距離ミサイル)の発射実験はおおむね成功している」といっている。 ルイスは、ハッキングによって北朝鮮のミサイルの脅威を阻止することができると信じるアメリカ人は、見たくない現実から目を背けている。「失敗しているのは北のミサイルではない、アメリカの政策だ」と手厳しく批判している。 こうした報道が、北の脅威を直接受けている日本のメディアでは、なぜ報じられないのだろうか。 政府は、北から発射されたミサイルが着弾の可能性がある場合、頑丈な建物や地下街に避難し、建物がない場所では物陰に隠れて地面に伏せるよう要請している。バカバカしくて笑ってしまうが、これがトランプのお友達である安倍首相が考えている国民を守る「最善策」なのである。 いずれにせよ、韓国と日本にいるアメリカ人が本国へ帰国を始めたら、戦争間近ということだ。そうさせないためにはトランプと金正恩の暴走を抑え込む日中韓の連携が絶対条件になるが、安倍首相にそれを期待するのは無理というものだろう。 米ロ関係が厳しさを増す中、安倍首相は訪ロしてプーチンと会談した。推測するに、トランプから北朝鮮への制裁に足並みをそろえてくれるという「言質」を取ってこいといわれたのではないか。 だが、新聞各紙を見ると、北朝鮮問題についてはなんの進展もなかったようだ。産経新聞だけが「核開発と弾道ミサイル発射を強行する北朝鮮に対し、さらなる挑発行為を自制するよう働き掛けることで一致した」と書いていたが、朝日新聞が時時刻刻で書いているように、「ロシアのプーチン大統領は、北朝鮮によるミサイル開発や核兵器保有は認められないという見解では日本と一致している。だが一方で、北朝鮮よりも米国の方が自国や地域への深刻な脅威だと考えており、隔たりは大きい」というのが本当のところであろう。 トランプとプーチンの仲を取り持ち、外交力を見せたかったのだろうが、プーチンに「オレよりもトランプを何とかしろ」といわれ、安倍はすごすごと引き下がった。 がっくりしている安倍首相に追い打ちをかけるように、森友学園問題が再び火を噴き始めた。朝日新聞に詳しいが、森友学園の国有地売却問題で、財務省近畿財務局が売買契約締結までの手順を書いて学園側に渡していたことが、籠池前理事長の録音記録から明らかになったのである。 その進展状況は籠池側から昭恵夫人に逐一伝えられていたことも判明。こうなれば昭恵を証人喚問せよという世論はさらに強まるはずだ。安倍が何としてでも通したい「共謀罪」を強行採決すれば、一気に安倍への批判は高まり、支持率は急落するはずだ。 (文=元木昌彦)「ニューズウィーク日本版」(5/2・9号、CCCメディアハウス)
親子でゲス不倫失脚の中川俊直政務官は即刻議員辞職すべき!? 「スリルに燃える」発言の“病気度”
今週の注目記事・第1位 「『ストーカー登録』された経産省バカ政務官!!」(「週刊新潮」4/27号) 「中川俊直『“前カノ”前川恵と愛人の二股不倫』絶倫生活」(「フライデー」5/5号) 同・第2位 「『金正恩』ミサイル失敗は偽装で『ICBM』が最終段階」(「週刊新潮」4/27号) 「安倍官邸と外務省が『米朝開戦』で大激論」(「週刊現代」5/6・13号) 同・第3位 「裁判官よ、あなたに人が裁けるのか」(「週刊現代」5/6・13号) 同・第4位 「リンちゃん殺害 凌辱鬼の素性」(「週刊文春」4/27号) 「『ベトナ小3少女』殺害犯は地域社会も殺した」(「週刊新潮」4/27号) 同・第5位 「安倍晋三・小池百合子・小泉純一郎 政界大物が勢揃いした『夜の党首会談』」(「フライデー」5/5号) 同・第6位 「『クックパッド』は危ない」(「週刊文春」4/27号) 同・第7位 「暇な女子大生『エリートちんぽ日記』」(「週刊ポスト」5/5・12号) 同・第8位 「安倍夫妻『腹心の友』加計学園に流れた血税440億円!」(「週刊文春」4/27号) 同・第9位 「ローソン『玉塚会長』退任の裏に『M資金』と『美人詐欺師』」(「週刊新潮」4/27号) 同・第10位 「ポーズが決まらない『五郎丸』仏リーグをお払い箱」(「週刊新潮」4/27号) 同・第11位 「トータルテンボス大村『ファン食い物に』極秘不倫1年半」(「フライデー」5/5号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週から週刊誌はゴールデンウイーク合併号週間に入る。月曜日は現代とポストが合併号で現代が460円、ポストがなんと480円である。 週刊誌500円時代の到来間近か? それにしても2冊買って940円。これなら新書1冊買っておつりがくる。 土曜日に、フランスの2022年の大統領選で、極右の国民戦線マリーヌ・ル・ペンと穏健イスラーム政党が決戦に挑むという近未来を描き話題だという、ミシェル・ウエルベック著『服従』(河出文庫)を買って読み始めた。 これが税別だが920円である。これからは、週刊誌が値段に見合う内容かどうかが厳しく読者に吟味される時代になる。 残念ながら、今週のポストと現代の巻頭特集を、私は読む気がしない。ポストは「新旧『財閥力』と『創業家』の掟」、現代は「死ぬより怖い『投薬ミス』」である。 取るに足らないとは言わない。だが、トランプのアメリカが北朝鮮への圧力を日に日に強め、安倍首相は「北のミサイルが飛んできた」ときのための予行演習を行うよう指示したという中で、こうした暇ネタで読者の関心を買うことができると、両編集長は思っているのだろうか。あまりの緊張感のなさに、これが週刊誌? と驚いているのは私だけだろうか。 まずはフライデーの張り込みネタからいこう。 漫才コンビ「トータルテンボス」の大村朋宏(42)が、ファンの一般女性と不倫をしていたというのだ。もちろん大村は既婚者。2人の関係がバレそうになって、大村は彼女に罵詈雑言を浴びせたという。そこで彼女は「私はただの『いつでもヤレるファンの一人』」と気づく。フライデーに直撃された大村は、妻にも愛人にも「謝るしかないですね」。謝って済むなら弁護士はいらない!? お次は新潮。懐かしい五郎丸の近況が載っている。W杯で大活躍し、知名度を大幅アップした五郎丸だが、オーストラリアのチームに行ったが芽が出ず、今度はフランスの「TOP14」というプロリーグへ移った。 ヤマハ時代の年棒は約2,000万。それが世界最高額の約1億9,000万円になり、成績次第では2年目の契約も更新されるという好条件だった。期待は大きかったが、言葉の壁もあったのか、フランスでの出場試合はわずか5回。チームの会長からも「W杯の素晴らしさとは別人のよう」と酷評され、今年6月の退団は決定的だそうだ。古巣ヤマハに戻っても日本代表になれるかどうかと、彼への評価は厳しいようだ。国民的アイドルになった五郎丸の帰還を、少年少女たちはどう迎えるのだろうか。ちょっぴりかわいそうだが。 同じ新潮が、任期半ばで突然退任した「ローソン」の玉塚元一会長(54)が、M資金(MはGHQのマーカット少将の頭文字。進駐軍が日銀などから押収した金品といわれる)に関わっていたのではないかと報じている。 やり手で派手なパフォーマンス好きの玉塚会長だったが、ライバルのファミリーマートがユニーと経営統合したことで、業界2位の座から滑り落ちてしまった。三菱商事が玉塚のやり方に不満を持ったため、辞めざるを得なくなったと新潮は書いている。 その玉塚転落の裏にM資金なるものが関わっていたのではないかというのだが、読んでみても、よくわからない。まあ、M資金がらみの話は時々出てくるが、M資金自体があるのかないのかわからない代物だから、仕方ないのだろう。玉塚は、資金を出してくれるという話があったこと、自分が確約書にサインしたことは認めているが、眉唾だと思って手を引いたし、今回の会長退任と、この話は関係ないと、新潮に伝言を寄せている。 ところで朝日新聞の4月24日付に新谷学週刊文春編集長インタビューが載っている。少し長いが引用してみよう。 * * * ――メディアの分断も指摘されています。 安倍首相は良くも悪くもピュアな人という印象。1次政権のころは、味方のメディアと敵のメディアをきれいに色分けしていました。最近、産経新聞は、首相がトランプ米大統領と会った際に「朝日新聞に勝った」と言ったと報じています。首相はトランプ的なものに引っ張られているのか、再びメディアを切り分けているように見える。むしろ朝日新聞、毎日新聞、東京新聞を味方にしようというしたたかさがあると、メディアからすればもっと手ごわいと思います。 ――メディアの側にも覚悟が問われますね。 首相が理念型の政治家なので、メディアも鮮烈に親安倍と反安倍に分かれる。産経の愛読者と朝日の愛読者の間では議論も交わされず、批判し合うだけで、読者は見たい事実しか見ず、建設的な議論も行われないのではないか。その一方で、横並び的な紙面作りは昔と変わっていない。政府の発表したものを報じる発表ジャーナリズムがむしろ強まっている気がします。そうすると、こんなにたくさんの新聞が必要なのかと思ってしまう。独自性を求めて「今のままの安倍政権じゃ駄目だ」と、大取材班を組んで、大きな話から小さな話までファクトを掘り起こし、徹底的に調査報道をする新聞があってもいいのでは。 ――やはりファクトで勝負すべきだと。 本来、ファクトで武装して戦うのが報道機関ですが、朝日には「ファクトより論」の傾向を感じます。安倍首相を批判する上で、靖国神社の問題とか沖縄の問題とか、言い方は失礼かも知れませんが、旧態依然とした印象。同じ歌を歌い続けても、その歌が好きな人は聞きに来るが、嫌いな人は来ない。書かれる安倍首相にも「また、いつもの歌だな」と聞き流されてしまう。朝日も安倍政権を批判するなら、安倍首相がぐうの音も出ないようなスクープを出せばいい。朝日が特報した森友学園の問題はまさにそれだと思います。 * * * 安倍首相が理念型の政治家だとは思わないが、自分のゆがんだ理念を国民に押し付けようとするタイプの政治家であることは間違いない。 新谷文春も最近はやや疲労が見えてきている。今週の加計学園問題などは、残念ながら文春らしい情報が不足していて読みごたえがない。ここらへんで体制を組みなおして、加計学園問題を徹底的に追及してほしいと思うが、新谷編集長いかがだろうか。 森友学園問題では、安倍昭恵の説明会見も証人喚問も安倍自らが矢面に立ち、隠し通していきた。だが金額的にも、また安倍との近さからいっても、加計学園の加計孝太郎理事長(65)の大学の敷地払い下げ、獣医学部の新設などの疑惑は、籠池森友学園前理事長のスケールをはるかに凌駕するものである。 今や党内がバラバラになっている民進党にどこまで期待できるか不安ではあるが、間違いなくこれは疑惑のデパート安倍晋三の本丸であるはずだ。文春で前の国家戦略特区担当だった石破茂前地方創生相もこういっている。 「不思議ですよね。なぜ大臣が変わることでこんなに進むのか。新たな条件が出るのか。世間で言われているように、総理の大親友であれば認められ、そうじゃなければ認められないというのであれば、行政の公平性という観点からおかしい」 岸田文雄外務大臣もポスト安倍に意欲を表明した。石破も今度が総理へのラストチャンスであろう。驕る安倍は久しからず。森友、加計に深入りしている妻・昭恵の躓きが、亭主を奈落に落とすことにでもなれば、昭恵は憲政史上まれにみる「悪女」となるのだが。 ところで落語家で元落語協会会長の三遊亭円歌(本名・中沢円法)が23日、死去した。享年88。 「東京都生まれ。山手線・新大久保駅員を経て終戦直後の1945年、二代目三遊亭円歌に入門し歌治、48年に二つ目で二代目三遊亭歌奴に。自らの吃音(きつおん)体験を表現として生かし、『山のあなたの空遠く』で始まるドイツの詩人カール・ブッセの詩を朗読する場面で『山のアナ、アナ……』と織り込む『授業中』などで人気を集めた。ほかにも『浪曲社長』『月給日』などテンポの良い自作落語を送り出し、寄席の慣例を破って初代林家三平と共に二つ目でトリを務めた」(朝日新聞4月24日付) 圧倒的に面白かったのは歌奴時代だった。ブッセの詩を日本一有名にしたのは歌奴であった。上田敏訳の 山のあなたの空遠く、「幸」住むと人のいふ。ああ、われひとと尋めゆきて、涙さしぐみ、かへりきぬ。山のあなたになほ遠く、「幸」住むと人のいふ。 これは中学生で知らぬ者はいなかったのではないか。立川志の輔も多くのいい新作落語をつくってはいるが、これほど人口に膾炙した新作はないはずだ。彼の高座を最後に聞いたのは一昨年だった。私は耳がよくないので、ぼそぼそしゃべる円歌の噺の半分も聞き取れなかったが、高座に上がるだけでなんとないおかし味が漂う落語家は少なくなってきた。今夜は久しぶりに「山のアナ」でも聴いてみようか。 さて、『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)がベストセラーになっているが、ポストで唯一読めたのが(失礼!)、暇な女子大生がエリート男との赤裸々なセックス体験を綴って人気だという、ちんぽ日記。 少し紹介してみよう。 「12月29日 社会人が勤めてる具体的な社名を知ると興奮する。例えば電通の人とセックスの時は『あの電通のちんこいじってる』『これが電通の喘ぎ声か』『電通は竿舐めが感じるんだ』って具体的なイメージができて興奮できたし汐留の電通本社ビルの前を通るたびにあの人のちんこを思い出してノスタルジックになる。 2月10日 東大卒財務省官僚とバル→ホテル。一重の渋顔だったが、財務省補正により坂口健太郎に見えた。Dキス(注・ディープキス)しながらパンツを下すとちんぽの先はトロットロ。財務省汁、最高に美味しい。国家を牛耳っているのにちんぽの先からあふれ出る体液は抑えられないんだね。財務省ちんぽで優勝したえっちな金曜日だった。 2月21日 私に対する批判は多数あるが、『男性をちんぽと呼ぶのは男性蔑視だ』というお叱りの声がないのは興味深い。逆に男性が女性のことをまんこ呼びしたらフェミニストが暴れるはず。だけどもしかしたら男性は私に繰り返しちんぽ呼ばわりされて心を痛めているのかもしれない。だったら申し訳ない。謝ります」 こんなことをネットに書かれたら、電通や財務省の官僚はどう思うのだろう。こういうあけすけなセックス日記がネットで読むことができる時代に、週刊誌を買ってまでセックス記事やヘアヌードを見たいと思うだろうか。こうしたネットで話題のものを取り上げるだけでは、もはや売り物にはならないのではないか。そう思うのですがポストさん! ところで、生後6カ月の男児が蜂蜜を摂取したことで「乳児ボツリヌス症」を発症して死亡したが、レシピ検索・投稿サイトの最大手「クックパッド」にそのレシピが掲載されていたため、SNSで非難の声が上がった。 だが、文春によると、いまだにクックパッドにはそのレシピが消されずに載っており、そのほかにも「要注意メニュー」があると報じている。例えば「鶏ユッケ、鶏ハム、鶏わさ」なども、過熱が不十分だと、鶏肉に含まれるカンピロバクターによる食中毒を起こす。「しめ鯖」が危険なことは私でもわかる。酢を薄めたりすると保存力が弱くなるからだ。「冷凍卵」も、冷凍ではサルモネラ菌が死滅しない。やはり健康にいいという「酵素ジュース」も、きちんとした温度管理をしないと、食中毒を引き起こすなどなど、専門家のチェックの入らないレシピをそのまま鵜呑みにすると危険だというのは、その通りであろう。 先週のポストには、焼鮭の皮、カニミソ、海老天のシッポ、リンゴの皮は「本当は食べないほうがいい」という特集があった。 魚に含まれるオメガ3脂肪酸には血液をサラサラにする働きがあるが、過熱すると逆に血液を凝固させるという。カリッと焼かれた焼鮭の皮は、私も好物だが、食べ過ぎに注意だそうだ。カニやロブスターなどの甲殻類の内臓などの柔らかな緑色の部分に、発がん性のあるPCBが蓄積しやすいから、カニミソも要注意。海老天のシッポはキチン質という動物性食物繊維でできていて、酸に溶けにくい。消化機能が低下している高齢者は消化不良を起こす可能性ありだそうだ。リンゴの皮には農薬が付着していて、水洗いでは落ちない。2日目のカレーは味が馴染んでおいしいというが、常温保存では食中毒を起こす危険があるという。 だが、体調がおかしいと医者に駆け込んでも、これも先週のポストによると「日本の医療は誤診が3割」もあるというのだから、何を信じていいのやら。 ポストによれば、神経内科の権威の沖中重雄東大名誉教授は退官する最終講義で、「私の誤診率は14.2%だ」といった。また、世界的な医学専門誌は04年に、フランスの医師らがICUで死亡した人々の解剖結果についての論文を掲載し、そこで「生前診断の約30%は誤診だった」と書いたという。 名医や医療先進国でも誤診率は多いのだから、日本ではもっと多いに違いない。「医師は見誤る」。そう思っていたほうがいいというのだ。アレルギー性鼻炎と診断されたのに乳頭腫だった。耳鳴りが脳腫瘍。切れ痔が大腸がんという例は数知れず。誤診されるのを防ぐには、医者を変える勇気を持てとポストはいうのだが、その医者にも誤診されたらどうしよう? さて、4月18日に赤坂の「津やま」で安倍首相をはじめ、小池都知事、二階幹事長、小泉元総理らが会食していたことが話題である。フライデーによれば、小池がつくる新党に小泉の息子の進次郎が応援に行かないよう、小泉に「忖度」してもらいに集まったのではないかと“忖度”している。いまさらオヤジのいうことなど、息子が聞くはずがないと私は思う。 ポストによれば、このフライデーの報道は違っていて、安倍首相は財界人との会食、小池は小泉や二階などと会食していたという。 だが、やはり安倍と小池は「即席の会談」を行っていたようだ。肺がんで余命いくばくもないといわれていた森喜朗元首相が、奇跡的に回復して、またぞろ東京五輪の予算のことで動き出したので、小池は安倍にそのことについて相談したのではないかと、ポストは読んでいるようだ。この「津やま」は私も何度か行ったことがある。以前にも書いたことがあると思うが、小泉が現職の総理の時、店の入り口の横に小泉人形が置いてあった。 だがしばらくして行くと、人形がなくなっていた。主人に聞くと、店に来た客が帰りに、人形をぶん殴るのだそうだ。度重なるので、かわいそうだから引っ込めたのだといった。今、安倍晋三人形を置けば、2日ともたずに壊されるだろう。試しに「津やま」へ行って置いてこようか。 ベトナム少女リンさん(9歳)殺害犯が、同小学校で保護者会長を務めていた渋谷恭正(46)容疑者だったというのは、世の子どもを持つ保護者達に大きな衝撃を与えた。 新潮によれば、渋谷は不動産管理をやりながら毎朝、熱心に子どもたちの通学を見守っていたという。だが渋谷が働いていた中華料理店の店長は文春でこう証言している。 「当時、いわゆる裏DVDを収集していて、よく店に持ってきては自慢していました。十二、三歳くらいの子がブルマ姿になってはしゃいでいたり、小さなビキニを食い込ませていたりするものでした。『ブルセラショップで若い子の商品を買ってくる』と言い、都内に行くこともあった」 事件前から複数の児童に対して、「車で送ってあげるから乗らないか」と声をかけていたと社会部記者が話している。こうしたゆがんだ嗜好を持つ人間を見分けることは至難ではある。外国でやられているように、性犯罪歴のある人間の住んでいる場所を「公開」するというのも一つのやり方だが、日本のような社会では難しいと思う。どうしたらいいのだろう。 さて、岩瀬達也といえば、年金問題にいち早く手をつけ、現代に連載しているのを当時の民主党の長妻が読み、これをベースに国会で質問して大問題になった。その後、参院選で惨敗した安倍首相は、辞任せざるを得なくなったのだが、その岩瀬が今度は裁判官の実態に迫る連載を始めた。 これは期待できるかもしれない。何しろ2年間にわたり取材を重ね、のべ100人近い現職や元裁判官に会い、話を聞いたというのだ。 だが、第1回目は少し期待外れだ。裁判員裁判は国民を騙して導入したもの、エロエロツイートなどで物議をかもしている岡口基一裁判官の例や、1971年に、あるべき司法の姿を議論するために立ち上げた「全国裁判官懇話会」のメンバーだった伊東武是(72)が、最高裁に問題提起をしたために出世が遅れ、裁判長になれたのが59歳のとき、他より10年遅れだったというケースを出している。 また、裁判官は10年目で順調に行くと年収1,000万円になるという話はある。だが、私が知りたいのは、三権分立といわれている日本だが、実際は司法は立法をチェックできておらず、特に、憲法がらみや日米の安保条約など、国の命運を左右する重大事には、判断をしない「事実」に対して、彼らはどう思っているのかを知りたい。この連載への期待が大きいからだが、こうした日本の大タブーに切り込んでくれることを岩瀬には期待したい。 さて、北朝鮮VSトランプ軍のにらみ合いは依然として続いているが、この「チキンレース」はどう転ぶのだろうか。各国メディアを招いて軍事パレードを見せ、威勢のいい発言を次々に吐いた金正恩だったが、肝心の中距離弾道ミサイル発射実験は失敗してしまった。 だが新潮によれば、ミサイルは打ち上げておいて、わざと北朝鮮が破壊したのではないかと見る識者もいるようだ。発射すれば金正恩はアメリカに怯まなかったという体面が保てるし、失敗したのだからアメリカに先制攻撃する口実を与えなかったから、金正恩の深謀遠慮だというのである。 ニューズウィーク日本版も、まだトランプは北朝鮮を攻撃しようとは考えていないと見ている。それは、韓国にいる15万人、日本にいる5万人のアメリカ人を退避させていないからだ。この人たちに帰国命令が出されたら、トランプが腹を決めたときだろう。しかも、シリア攻撃をした後、プーチンの反応は抑制的だった。最強のアメリカに対して誰も報復などしやしない。 「トランプがそんなおごり高ぶった自信を深めたとすれば、北朝鮮に対しても同じ論理で行動するのはあり得ない話ではない。これによって、米朝双方が互いの意図を読み違えて偶発的な武力衝突に至る可能性も否定できない」(「ニューズ」) 保守的論調の「ニューズ」でさえ、北朝鮮という難題を解くには「話し合い」を目指すしかないといっているのである。 現代は、米朝開戦となれば安倍には、拉致問題を利用するプランが検討されていると、自民党議員がこう語っている。 「アメリカが平壌を直接叩くという事態になれば、戦闘には参加できなくても、『拉致被害者保護』の名目で自衛隊を派遣できる。総理にとっては、『拉致被害者を取り戻す!』と堂々と言えるうえに、集団的自衛権発動・自衛隊派遣の実績を作れる絶好のチャンスです。ここで本当に被害者を保護できれば、それこそ支持率は急上昇でしょう。’02年の小泉(純一郎元総理)電撃訪朝のときのように、一気に20%アップも夢じゃない」 何をバカなことをと、私は思ってしまう。アメリカ軍が北朝鮮を攻め、自衛隊が上陸できる事態というのは、全面戦争になったときのことである。そうなれば、韓国はもちろん日本も無傷でいられるはずがない。中国、ロシアの出方次第では、第三次世界大戦が始まってしまう可能性もある。そんなことを、いくら常軌を逸したトランプといえども、できるはずはない。ましてや度胸も覚悟もない安倍首相は、からだがすくんで動けまい。 私は、北朝鮮は核実験は見送るのではないかと見る。そうなれば手を出す口実のなくなったトランプは、すごすご引き上げるしかないのではないか。 今、安倍首相がやるべきことは、政治生命をかけてトランプを説得し、空母を引き上げさせ、金正恩とアメリカ、中国、韓国、日本との話し合いに持ち込むことに全力を挙げることである。それこそが真のリーダーシップというものだ。万が一にも、戦争などというバカなことをさせてはいけないこと、自明である。 今週の第1位は新潮のゲス不倫の記事である。中川俊直という小物議員の話だったが、大きな話題になったのは、この議員の父親もやはり不倫で失脚したからである。まさに不倫の魂百までも。父親は官房長官の時、愛人問題で躓き権力の座から転がり落ちてしまった。それも愛人に覚せい剤使用のウワサが立ち、警察が内定を始めていたときに、「警視庁の保安課が動いているから気を付けろ」と、捜査情報を伝えてしまったのである。 そんな議員の子どもが親の看板を受け継ぎ、政治家になった。だが、父親の後をそのままなぞって愛人(47)をつくり、その上、彼女とハワイで“華燭の典”を挙げていたと新潮がスクープしたのだ。男には3人の子どもがいて、高校時代の後輩だった奥さんは、がんで現在闘病中だというのに。 だが、あまりに嫉妬心が強く、愛想をつかした愛人が「別れよう」というと、家に押しかけて来て、半狂乱で号泣する、大声を出すなどしたため、彼女は110番した。やってきた警官は「ああいう真面目な職業に就いている人こそ、殺人を犯したりひどい事件を起こす可能性がある」として、彼女に中川を「ストーカー登録」させたというのである。 中川俊直(46)は、テレビ東京の政治部にいたが退職して父親の秘書として仕えたのち、広島4区から出馬。現在2期目の自民党議員で、経産政務官という要職にある。父親はあの中川秀直元官房長官。中川は、同じ自民党議員の前川恵代議士(41)とも男女の仲だといわれている。愛人がこういう。 「結局、彼が求めたのは『性の対象の安定供給』。私と付き合っていた時から、“奥さんがいたりとか、公人であって週刊誌に追われたりとか、職場恋愛(永田町=筆者注)だったりとか。そのスリルに燃える”と言っていました。根っからの不倫体質なんです」 彼の場合、不倫は文化ではなく病気ということなのだろう。新潮発売前に政務官を辞任したが、こんな人間は政治家失格であることは間違いないのだから、即刻議員辞職もするべきである。支持率が落ちることを恐れたのであろう、自民党はすかさず、中川を離党させたのだ。 「自民党執行部は21日、不倫報道をめぐり経済産業政務官を辞任した中川俊直衆院議員(46)=広島4区=を離党させる方針を固めた」(Asahi.com4月21日11時29分より) 身から出た錆である。妻の妊娠中に不倫を働いた宮崎謙介元議員のように、議員辞職まで追い込まれるのではないか。がんで闘病中だという中川の妻がワイドショーの取材に答えていた。夫のいうことを信じるといってはいたが、痩せた肩が痛々しかった。 フライデーは、中川が愛人に「元カノ」といっていた前川恵衆院議員(41)を直撃している。中川と「深夜密会」していたのをフライデーされたときは、「不倫は事実無根!」と威勢よく答えていたのに、今回は、「憔悴した様子でペコリと頭を下げ、クルマに乗り込んでいった」(フライデー)そうだ。 妻も愛人も前川も、人がいいだけの世襲議員に惚れたが因果というものか。 【巻末付録】 現代もポストも合併号だけにグラビアだけには力が入っている。 まずはポストから。巻頭は西田幸樹カメラマンによる撮り下ろし「なおん」。今回は「来ちゃったよ、竹内さんが」。竹内が誰だかわからないが、なかなかの「なおん」ではある。次が「なおん」特別編。西田カメラマンが26年前に撮っていた「伝説のAV女優 小森愛」の純情ヌード。本当に少女のような可憐さである。後半は「完全復刻! HOW TO SEX」。奈良林祥の250万のベストセラーである。それを今風にやってみましたというものだ。私も現役時代やったことがある。袋とじは「衝撃の美ボディ封入! 上原さくら」。それにもう一つの袋とじが「100人のお尻総選挙」。国民の愛人といわれる橋本マナミの「19歳の橋本マナミ」が拝める。「有森也実 女優ヌード、再び」「中島はるみ たった1枚のヘアヌード」「艶色グラドル 磯山さやか 今野杏南 杉原杏璃 塩地美澄 吉木りさ」。ふーッ、疲れた。 現代は私のマドンナ「綾瀬はるか」が巻頭。後半は「『ドクターX』で妖艶な院長秘書を演じた 女優田中道子」。これはなかなかそそる。「トップグラビアアイドルがここまで! 谷桃子」。袋とじが「あの有名人がまさかのMUTEKIデビュー 仲村みう AV画像を独占先行公開!」。この前やった時は林真理子おばはんが「正社員じゃない!」と怒っていた「藤崎里菜 元電通社員完全ヘアヌード」お次の袋とじが「人妻になったスイカップ 古瀬絵理『完熟ヌード』」。いやはや、書くだけで疲れる。 というわけで、両誌ともに力の入ったグラビアづくりで、今週は引き分け。それにしても記事作りにこの何割かの労力を投入したらと思うのは、私だけではないだろうな。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(4/27号、新潮社)
親子でゲス不倫失脚の中川俊直政務官は即刻議員辞職すべき!? 「スリルに燃える」発言の“病気度”
今週の注目記事・第1位 「『ストーカー登録』された経産省バカ政務官!!」(「週刊新潮」4/27号) 「中川俊直『“前カノ”前川恵と愛人の二股不倫』絶倫生活」(「フライデー」5/5号) 同・第2位 「『金正恩』ミサイル失敗は偽装で『ICBM』が最終段階」(「週刊新潮」4/27号) 「安倍官邸と外務省が『米朝開戦』で大激論」(「週刊現代」5/6・13号) 同・第3位 「裁判官よ、あなたに人が裁けるのか」(「週刊現代」5/6・13号) 同・第4位 「リンちゃん殺害 凌辱鬼の素性」(「週刊文春」4/27号) 「『ベトナ小3少女』殺害犯は地域社会も殺した」(「週刊新潮」4/27号) 同・第5位 「安倍晋三・小池百合子・小泉純一郎 政界大物が勢揃いした『夜の党首会談』」(「フライデー」5/5号) 同・第6位 「『クックパッド』は危ない」(「週刊文春」4/27号) 同・第7位 「暇な女子大生『エリートちんぽ日記』」(「週刊ポスト」5/5・12号) 同・第8位 「安倍夫妻『腹心の友』加計学園に流れた血税440億円!」(「週刊文春」4/27号) 同・第9位 「ローソン『玉塚会長』退任の裏に『M資金』と『美人詐欺師』」(「週刊新潮」4/27号) 同・第10位 「ポーズが決まらない『五郎丸』仏リーグをお払い箱」(「週刊新潮」4/27号) 同・第11位 「トータルテンボス大村『ファン食い物に』極秘不倫1年半」(「フライデー」5/5号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 今週から週刊誌はゴールデンウイーク合併号週間に入る。月曜日は現代とポストが合併号で現代が460円、ポストがなんと480円である。 週刊誌500円時代の到来間近か? それにしても2冊買って940円。これなら新書1冊買っておつりがくる。 土曜日に、フランスの2022年の大統領選で、極右の国民戦線マリーヌ・ル・ペンと穏健イスラーム政党が決戦に挑むという近未来を描き話題だという、ミシェル・ウエルベック著『服従』(河出文庫)を買って読み始めた。 これが税別だが920円である。これからは、週刊誌が値段に見合う内容かどうかが厳しく読者に吟味される時代になる。 残念ながら、今週のポストと現代の巻頭特集を、私は読む気がしない。ポストは「新旧『財閥力』と『創業家』の掟」、現代は「死ぬより怖い『投薬ミス』」である。 取るに足らないとは言わない。だが、トランプのアメリカが北朝鮮への圧力を日に日に強め、安倍首相は「北のミサイルが飛んできた」ときのための予行演習を行うよう指示したという中で、こうした暇ネタで読者の関心を買うことができると、両編集長は思っているのだろうか。あまりの緊張感のなさに、これが週刊誌? と驚いているのは私だけだろうか。 まずはフライデーの張り込みネタからいこう。 漫才コンビ「トータルテンボス」の大村朋宏(42)が、ファンの一般女性と不倫をしていたというのだ。もちろん大村は既婚者。2人の関係がバレそうになって、大村は彼女に罵詈雑言を浴びせたという。そこで彼女は「私はただの『いつでもヤレるファンの一人』」と気づく。フライデーに直撃された大村は、妻にも愛人にも「謝るしかないですね」。謝って済むなら弁護士はいらない!? お次は新潮。懐かしい五郎丸の近況が載っている。W杯で大活躍し、知名度を大幅アップした五郎丸だが、オーストラリアのチームに行ったが芽が出ず、今度はフランスの「TOP14」というプロリーグへ移った。 ヤマハ時代の年棒は約2,000万。それが世界最高額の約1億9,000万円になり、成績次第では2年目の契約も更新されるという好条件だった。期待は大きかったが、言葉の壁もあったのか、フランスでの出場試合はわずか5回。チームの会長からも「W杯の素晴らしさとは別人のよう」と酷評され、今年6月の退団は決定的だそうだ。古巣ヤマハに戻っても日本代表になれるかどうかと、彼への評価は厳しいようだ。国民的アイドルになった五郎丸の帰還を、少年少女たちはどう迎えるのだろうか。ちょっぴりかわいそうだが。 同じ新潮が、任期半ばで突然退任した「ローソン」の玉塚元一会長(54)が、M資金(MはGHQのマーカット少将の頭文字。進駐軍が日銀などから押収した金品といわれる)に関わっていたのではないかと報じている。 やり手で派手なパフォーマンス好きの玉塚会長だったが、ライバルのファミリーマートがユニーと経営統合したことで、業界2位の座から滑り落ちてしまった。三菱商事が玉塚のやり方に不満を持ったため、辞めざるを得なくなったと新潮は書いている。 その玉塚転落の裏にM資金なるものが関わっていたのではないかというのだが、読んでみても、よくわからない。まあ、M資金がらみの話は時々出てくるが、M資金自体があるのかないのかわからない代物だから、仕方ないのだろう。玉塚は、資金を出してくれるという話があったこと、自分が確約書にサインしたことは認めているが、眉唾だと思って手を引いたし、今回の会長退任と、この話は関係ないと、新潮に伝言を寄せている。 ところで朝日新聞の4月24日付に新谷学週刊文春編集長インタビューが載っている。少し長いが引用してみよう。 * * * ――メディアの分断も指摘されています。 安倍首相は良くも悪くもピュアな人という印象。1次政権のころは、味方のメディアと敵のメディアをきれいに色分けしていました。最近、産経新聞は、首相がトランプ米大統領と会った際に「朝日新聞に勝った」と言ったと報じています。首相はトランプ的なものに引っ張られているのか、再びメディアを切り分けているように見える。むしろ朝日新聞、毎日新聞、東京新聞を味方にしようというしたたかさがあると、メディアからすればもっと手ごわいと思います。 ――メディアの側にも覚悟が問われますね。 首相が理念型の政治家なので、メディアも鮮烈に親安倍と反安倍に分かれる。産経の愛読者と朝日の愛読者の間では議論も交わされず、批判し合うだけで、読者は見たい事実しか見ず、建設的な議論も行われないのではないか。その一方で、横並び的な紙面作りは昔と変わっていない。政府の発表したものを報じる発表ジャーナリズムがむしろ強まっている気がします。そうすると、こんなにたくさんの新聞が必要なのかと思ってしまう。独自性を求めて「今のままの安倍政権じゃ駄目だ」と、大取材班を組んで、大きな話から小さな話までファクトを掘り起こし、徹底的に調査報道をする新聞があってもいいのでは。 ――やはりファクトで勝負すべきだと。 本来、ファクトで武装して戦うのが報道機関ですが、朝日には「ファクトより論」の傾向を感じます。安倍首相を批判する上で、靖国神社の問題とか沖縄の問題とか、言い方は失礼かも知れませんが、旧態依然とした印象。同じ歌を歌い続けても、その歌が好きな人は聞きに来るが、嫌いな人は来ない。書かれる安倍首相にも「また、いつもの歌だな」と聞き流されてしまう。朝日も安倍政権を批判するなら、安倍首相がぐうの音も出ないようなスクープを出せばいい。朝日が特報した森友学園の問題はまさにそれだと思います。 * * * 安倍首相が理念型の政治家だとは思わないが、自分のゆがんだ理念を国民に押し付けようとするタイプの政治家であることは間違いない。 新谷文春も最近はやや疲労が見えてきている。今週の加計学園問題などは、残念ながら文春らしい情報が不足していて読みごたえがない。ここらへんで体制を組みなおして、加計学園問題を徹底的に追及してほしいと思うが、新谷編集長いかがだろうか。 森友学園問題では、安倍昭恵の説明会見も証人喚問も安倍自らが矢面に立ち、隠し通していきた。だが金額的にも、また安倍との近さからいっても、加計学園の加計孝太郎理事長(65)の大学の敷地払い下げ、獣医学部の新設などの疑惑は、籠池森友学園前理事長のスケールをはるかに凌駕するものである。 今や党内がバラバラになっている民進党にどこまで期待できるか不安ではあるが、間違いなくこれは疑惑のデパート安倍晋三の本丸であるはずだ。文春で前の国家戦略特区担当だった石破茂前地方創生相もこういっている。 「不思議ですよね。なぜ大臣が変わることでこんなに進むのか。新たな条件が出るのか。世間で言われているように、総理の大親友であれば認められ、そうじゃなければ認められないというのであれば、行政の公平性という観点からおかしい」 岸田文雄外務大臣もポスト安倍に意欲を表明した。石破も今度が総理へのラストチャンスであろう。驕る安倍は久しからず。森友、加計に深入りしている妻・昭恵の躓きが、亭主を奈落に落とすことにでもなれば、昭恵は憲政史上まれにみる「悪女」となるのだが。 ところで落語家で元落語協会会長の三遊亭円歌(本名・中沢円法)が23日、死去した。享年88。 「東京都生まれ。山手線・新大久保駅員を経て終戦直後の1945年、二代目三遊亭円歌に入門し歌治、48年に二つ目で二代目三遊亭歌奴に。自らの吃音(きつおん)体験を表現として生かし、『山のあなたの空遠く』で始まるドイツの詩人カール・ブッセの詩を朗読する場面で『山のアナ、アナ……』と織り込む『授業中』などで人気を集めた。ほかにも『浪曲社長』『月給日』などテンポの良い自作落語を送り出し、寄席の慣例を破って初代林家三平と共に二つ目でトリを務めた」(朝日新聞4月24日付) 圧倒的に面白かったのは歌奴時代だった。ブッセの詩を日本一有名にしたのは歌奴であった。上田敏訳の 山のあなたの空遠く、「幸」住むと人のいふ。ああ、われひとと尋めゆきて、涙さしぐみ、かへりきぬ。山のあなたになほ遠く、「幸」住むと人のいふ。 これは中学生で知らぬ者はいなかったのではないか。立川志の輔も多くのいい新作落語をつくってはいるが、これほど人口に膾炙した新作はないはずだ。彼の高座を最後に聞いたのは一昨年だった。私は耳がよくないので、ぼそぼそしゃべる円歌の噺の半分も聞き取れなかったが、高座に上がるだけでなんとないおかし味が漂う落語家は少なくなってきた。今夜は久しぶりに「山のアナ」でも聴いてみようか。 さて、『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)がベストセラーになっているが、ポストで唯一読めたのが(失礼!)、暇な女子大生がエリート男との赤裸々なセックス体験を綴って人気だという、ちんぽ日記。 少し紹介してみよう。 「12月29日 社会人が勤めてる具体的な社名を知ると興奮する。例えば電通の人とセックスの時は『あの電通のちんこいじってる』『これが電通の喘ぎ声か』『電通は竿舐めが感じるんだ』って具体的なイメージができて興奮できたし汐留の電通本社ビルの前を通るたびにあの人のちんこを思い出してノスタルジックになる。 2月10日 東大卒財務省官僚とバル→ホテル。一重の渋顔だったが、財務省補正により坂口健太郎に見えた。Dキス(注・ディープキス)しながらパンツを下すとちんぽの先はトロットロ。財務省汁、最高に美味しい。国家を牛耳っているのにちんぽの先からあふれ出る体液は抑えられないんだね。財務省ちんぽで優勝したえっちな金曜日だった。 2月21日 私に対する批判は多数あるが、『男性をちんぽと呼ぶのは男性蔑視だ』というお叱りの声がないのは興味深い。逆に男性が女性のことをまんこ呼びしたらフェミニストが暴れるはず。だけどもしかしたら男性は私に繰り返しちんぽ呼ばわりされて心を痛めているのかもしれない。だったら申し訳ない。謝ります」 こんなことをネットに書かれたら、電通や財務省の官僚はどう思うのだろう。こういうあけすけなセックス日記がネットで読むことができる時代に、週刊誌を買ってまでセックス記事やヘアヌードを見たいと思うだろうか。こうしたネットで話題のものを取り上げるだけでは、もはや売り物にはならないのではないか。そう思うのですがポストさん! ところで、生後6カ月の男児が蜂蜜を摂取したことで「乳児ボツリヌス症」を発症して死亡したが、レシピ検索・投稿サイトの最大手「クックパッド」にそのレシピが掲載されていたため、SNSで非難の声が上がった。 だが、文春によると、いまだにクックパッドにはそのレシピが消されずに載っており、そのほかにも「要注意メニュー」があると報じている。例えば「鶏ユッケ、鶏ハム、鶏わさ」なども、過熱が不十分だと、鶏肉に含まれるカンピロバクターによる食中毒を起こす。「しめ鯖」が危険なことは私でもわかる。酢を薄めたりすると保存力が弱くなるからだ。「冷凍卵」も、冷凍ではサルモネラ菌が死滅しない。やはり健康にいいという「酵素ジュース」も、きちんとした温度管理をしないと、食中毒を引き起こすなどなど、専門家のチェックの入らないレシピをそのまま鵜呑みにすると危険だというのは、その通りであろう。 先週のポストには、焼鮭の皮、カニミソ、海老天のシッポ、リンゴの皮は「本当は食べないほうがいい」という特集があった。 魚に含まれるオメガ3脂肪酸には血液をサラサラにする働きがあるが、過熱すると逆に血液を凝固させるという。カリッと焼かれた焼鮭の皮は、私も好物だが、食べ過ぎに注意だそうだ。カニやロブスターなどの甲殻類の内臓などの柔らかな緑色の部分に、発がん性のあるPCBが蓄積しやすいから、カニミソも要注意。海老天のシッポはキチン質という動物性食物繊維でできていて、酸に溶けにくい。消化機能が低下している高齢者は消化不良を起こす可能性ありだそうだ。リンゴの皮には農薬が付着していて、水洗いでは落ちない。2日目のカレーは味が馴染んでおいしいというが、常温保存では食中毒を起こす危険があるという。 だが、体調がおかしいと医者に駆け込んでも、これも先週のポストによると「日本の医療は誤診が3割」もあるというのだから、何を信じていいのやら。 ポストによれば、神経内科の権威の沖中重雄東大名誉教授は退官する最終講義で、「私の誤診率は14.2%だ」といった。また、世界的な医学専門誌は04年に、フランスの医師らがICUで死亡した人々の解剖結果についての論文を掲載し、そこで「生前診断の約30%は誤診だった」と書いたという。 名医や医療先進国でも誤診率は多いのだから、日本ではもっと多いに違いない。「医師は見誤る」。そう思っていたほうがいいというのだ。アレルギー性鼻炎と診断されたのに乳頭腫だった。耳鳴りが脳腫瘍。切れ痔が大腸がんという例は数知れず。誤診されるのを防ぐには、医者を変える勇気を持てとポストはいうのだが、その医者にも誤診されたらどうしよう? さて、4月18日に赤坂の「津やま」で安倍首相をはじめ、小池都知事、二階幹事長、小泉元総理らが会食していたことが話題である。フライデーによれば、小池がつくる新党に小泉の息子の進次郎が応援に行かないよう、小泉に「忖度」してもらいに集まったのではないかと“忖度”している。いまさらオヤジのいうことなど、息子が聞くはずがないと私は思う。 ポストによれば、このフライデーの報道は違っていて、安倍首相は財界人との会食、小池は小泉や二階などと会食していたという。 だが、やはり安倍と小池は「即席の会談」を行っていたようだ。肺がんで余命いくばくもないといわれていた森喜朗元首相が、奇跡的に回復して、またぞろ東京五輪の予算のことで動き出したので、小池は安倍にそのことについて相談したのではないかと、ポストは読んでいるようだ。この「津やま」は私も何度か行ったことがある。以前にも書いたことがあると思うが、小泉が現職の総理の時、店の入り口の横に小泉人形が置いてあった。 だがしばらくして行くと、人形がなくなっていた。主人に聞くと、店に来た客が帰りに、人形をぶん殴るのだそうだ。度重なるので、かわいそうだから引っ込めたのだといった。今、安倍晋三人形を置けば、2日ともたずに壊されるだろう。試しに「津やま」へ行って置いてこようか。 ベトナム少女リンさん(9歳)殺害犯が、同小学校で保護者会長を務めていた渋谷恭正(46)容疑者だったというのは、世の子どもを持つ保護者達に大きな衝撃を与えた。 新潮によれば、渋谷は不動産管理をやりながら毎朝、熱心に子どもたちの通学を見守っていたという。だが渋谷が働いていた中華料理店の店長は文春でこう証言している。 「当時、いわゆる裏DVDを収集していて、よく店に持ってきては自慢していました。十二、三歳くらいの子がブルマ姿になってはしゃいでいたり、小さなビキニを食い込ませていたりするものでした。『ブルセラショップで若い子の商品を買ってくる』と言い、都内に行くこともあった」 事件前から複数の児童に対して、「車で送ってあげるから乗らないか」と声をかけていたと社会部記者が話している。こうしたゆがんだ嗜好を持つ人間を見分けることは至難ではある。外国でやられているように、性犯罪歴のある人間の住んでいる場所を「公開」するというのも一つのやり方だが、日本のような社会では難しいと思う。どうしたらいいのだろう。 さて、岩瀬達也といえば、年金問題にいち早く手をつけ、現代に連載しているのを当時の民主党の長妻が読み、これをベースに国会で質問して大問題になった。その後、参院選で惨敗した安倍首相は、辞任せざるを得なくなったのだが、その岩瀬が今度は裁判官の実態に迫る連載を始めた。 これは期待できるかもしれない。何しろ2年間にわたり取材を重ね、のべ100人近い現職や元裁判官に会い、話を聞いたというのだ。 だが、第1回目は少し期待外れだ。裁判員裁判は国民を騙して導入したもの、エロエロツイートなどで物議をかもしている岡口基一裁判官の例や、1971年に、あるべき司法の姿を議論するために立ち上げた「全国裁判官懇話会」のメンバーだった伊東武是(72)が、最高裁に問題提起をしたために出世が遅れ、裁判長になれたのが59歳のとき、他より10年遅れだったというケースを出している。 また、裁判官は10年目で順調に行くと年収1,000万円になるという話はある。だが、私が知りたいのは、三権分立といわれている日本だが、実際は司法は立法をチェックできておらず、特に、憲法がらみや日米の安保条約など、国の命運を左右する重大事には、判断をしない「事実」に対して、彼らはどう思っているのかを知りたい。この連載への期待が大きいからだが、こうした日本の大タブーに切り込んでくれることを岩瀬には期待したい。 さて、北朝鮮VSトランプ軍のにらみ合いは依然として続いているが、この「チキンレース」はどう転ぶのだろうか。各国メディアを招いて軍事パレードを見せ、威勢のいい発言を次々に吐いた金正恩だったが、肝心の中距離弾道ミサイル発射実験は失敗してしまった。 だが新潮によれば、ミサイルは打ち上げておいて、わざと北朝鮮が破壊したのではないかと見る識者もいるようだ。発射すれば金正恩はアメリカに怯まなかったという体面が保てるし、失敗したのだからアメリカに先制攻撃する口実を与えなかったから、金正恩の深謀遠慮だというのである。 ニューズウィーク日本版も、まだトランプは北朝鮮を攻撃しようとは考えていないと見ている。それは、韓国にいる15万人、日本にいる5万人のアメリカ人を退避させていないからだ。この人たちに帰国命令が出されたら、トランプが腹を決めたときだろう。しかも、シリア攻撃をした後、プーチンの反応は抑制的だった。最強のアメリカに対して誰も報復などしやしない。 「トランプがそんなおごり高ぶった自信を深めたとすれば、北朝鮮に対しても同じ論理で行動するのはあり得ない話ではない。これによって、米朝双方が互いの意図を読み違えて偶発的な武力衝突に至る可能性も否定できない」(「ニューズ」) 保守的論調の「ニューズ」でさえ、北朝鮮という難題を解くには「話し合い」を目指すしかないといっているのである。 現代は、米朝開戦となれば安倍には、拉致問題を利用するプランが検討されていると、自民党議員がこう語っている。 「アメリカが平壌を直接叩くという事態になれば、戦闘には参加できなくても、『拉致被害者保護』の名目で自衛隊を派遣できる。総理にとっては、『拉致被害者を取り戻す!』と堂々と言えるうえに、集団的自衛権発動・自衛隊派遣の実績を作れる絶好のチャンスです。ここで本当に被害者を保護できれば、それこそ支持率は急上昇でしょう。’02年の小泉(純一郎元総理)電撃訪朝のときのように、一気に20%アップも夢じゃない」 何をバカなことをと、私は思ってしまう。アメリカ軍が北朝鮮を攻め、自衛隊が上陸できる事態というのは、全面戦争になったときのことである。そうなれば、韓国はもちろん日本も無傷でいられるはずがない。中国、ロシアの出方次第では、第三次世界大戦が始まってしまう可能性もある。そんなことを、いくら常軌を逸したトランプといえども、できるはずはない。ましてや度胸も覚悟もない安倍首相は、からだがすくんで動けまい。 私は、北朝鮮は核実験は見送るのではないかと見る。そうなれば手を出す口実のなくなったトランプは、すごすご引き上げるしかないのではないか。 今、安倍首相がやるべきことは、政治生命をかけてトランプを説得し、空母を引き上げさせ、金正恩とアメリカ、中国、韓国、日本との話し合いに持ち込むことに全力を挙げることである。それこそが真のリーダーシップというものだ。万が一にも、戦争などというバカなことをさせてはいけないこと、自明である。 今週の第1位は新潮のゲス不倫の記事である。中川俊直という小物議員の話だったが、大きな話題になったのは、この議員の父親もやはり不倫で失脚したからである。まさに不倫の魂百までも。父親は官房長官の時、愛人問題で躓き権力の座から転がり落ちてしまった。それも愛人に覚せい剤使用のウワサが立ち、警察が内定を始めていたときに、「警視庁の保安課が動いているから気を付けろ」と、捜査情報を伝えてしまったのである。 そんな議員の子どもが親の看板を受け継ぎ、政治家になった。だが、父親の後をそのままなぞって愛人(47)をつくり、その上、彼女とハワイで“華燭の典”を挙げていたと新潮がスクープしたのだ。男には3人の子どもがいて、高校時代の後輩だった奥さんは、がんで現在闘病中だというのに。 だが、あまりに嫉妬心が強く、愛想をつかした愛人が「別れよう」というと、家に押しかけて来て、半狂乱で号泣する、大声を出すなどしたため、彼女は110番した。やってきた警官は「ああいう真面目な職業に就いている人こそ、殺人を犯したりひどい事件を起こす可能性がある」として、彼女に中川を「ストーカー登録」させたというのである。 中川俊直(46)は、テレビ東京の政治部にいたが退職して父親の秘書として仕えたのち、広島4区から出馬。現在2期目の自民党議員で、経産政務官という要職にある。父親はあの中川秀直元官房長官。中川は、同じ自民党議員の前川恵代議士(41)とも男女の仲だといわれている。愛人がこういう。 「結局、彼が求めたのは『性の対象の安定供給』。私と付き合っていた時から、“奥さんがいたりとか、公人であって週刊誌に追われたりとか、職場恋愛(永田町=筆者注)だったりとか。そのスリルに燃える”と言っていました。根っからの不倫体質なんです」 彼の場合、不倫は文化ではなく病気ということなのだろう。新潮発売前に政務官を辞任したが、こんな人間は政治家失格であることは間違いないのだから、即刻議員辞職もするべきである。支持率が落ちることを恐れたのであろう、自民党はすかさず、中川を離党させたのだ。 「自民党執行部は21日、不倫報道をめぐり経済産業政務官を辞任した中川俊直衆院議員(46)=広島4区=を離党させる方針を固めた」(Asahi.com4月21日11時29分より) 身から出た錆である。妻の妊娠中に不倫を働いた宮崎謙介元議員のように、議員辞職まで追い込まれるのではないか。がんで闘病中だという中川の妻がワイドショーの取材に答えていた。夫のいうことを信じるといってはいたが、痩せた肩が痛々しかった。 フライデーは、中川が愛人に「元カノ」といっていた前川恵衆院議員(41)を直撃している。中川と「深夜密会」していたのをフライデーされたときは、「不倫は事実無根!」と威勢よく答えていたのに、今回は、「憔悴した様子でペコリと頭を下げ、クルマに乗り込んでいった」(フライデー)そうだ。 妻も愛人も前川も、人がいいだけの世襲議員に惚れたが因果というものか。 【巻末付録】 現代もポストも合併号だけにグラビアだけには力が入っている。 まずはポストから。巻頭は西田幸樹カメラマンによる撮り下ろし「なおん」。今回は「来ちゃったよ、竹内さんが」。竹内が誰だかわからないが、なかなかの「なおん」ではある。次が「なおん」特別編。西田カメラマンが26年前に撮っていた「伝説のAV女優 小森愛」の純情ヌード。本当に少女のような可憐さである。後半は「完全復刻! HOW TO SEX」。奈良林祥の250万のベストセラーである。それを今風にやってみましたというものだ。私も現役時代やったことがある。袋とじは「衝撃の美ボディ封入! 上原さくら」。それにもう一つの袋とじが「100人のお尻総選挙」。国民の愛人といわれる橋本マナミの「19歳の橋本マナミ」が拝める。「有森也実 女優ヌード、再び」「中島はるみ たった1枚のヘアヌード」「艶色グラドル 磯山さやか 今野杏南 杉原杏璃 塩地美澄 吉木りさ」。ふーッ、疲れた。 現代は私のマドンナ「綾瀬はるか」が巻頭。後半は「『ドクターX』で妖艶な院長秘書を演じた 女優田中道子」。これはなかなかそそる。「トップグラビアアイドルがここまで! 谷桃子」。袋とじが「あの有名人がまさかのMUTEKIデビュー 仲村みう AV画像を独占先行公開!」。この前やった時は林真理子おばはんが「正社員じゃない!」と怒っていた「藤崎里菜 元電通社員完全ヘアヌード」お次の袋とじが「人妻になったスイカップ 古瀬絵理『完熟ヌード』」。いやはや、書くだけで疲れる。 というわけで、両誌ともに力の入ったグラビアづくりで、今週は引き分け。それにしても記事作りにこの何割かの労力を投入したらと思うのは、私だけではないだろうな。 (文=元木昌彦)「週刊新潮」(4/27号、新潮社)
“禁酒法”時代の再来!?「アルコール健康障害対策推進室」の目的は税収増加か
今週の注目記事・第1位 「飲酒規制が始まった!」(「週刊ポスト」4/28号) 同・第2位 「旭化成『傾きマンション』追跡ルポ」(「週刊現代」4/29号) 同・第3位 「渡辺謙 愛人の親友が激白『彼女は求婚されていた』」(「週刊文春」4/20号) 同・第4位 「NHK女子アナが映画監督と“花見W不倫”」(「週刊文春」4/20号) 同・第5位 「金正恩“斬首”秒読み 政府が覚悟「『最悪シナリオ』」(「週刊文春」4/20号) 「脱北した北朝鮮外交官が実名で警告」(「週刊現代」4/29号) 「『朝鮮半島有事』なら日本に『特需』がやってくる!?」(「週刊ポスト」4/28号) 同・第6位 「近く死刑確定『遺言手記』木嶋佳苗の東京拘置所から愛をこめて」(「週刊新潮」4/20号) 同・第7位 「安倍昭恵と反社会的勢力 運営するゲストハウスのビルオーナーは暴力団フロントの資金源」(「週刊新潮」4/20号) 同・第8位 「『死ぬまでセックス』は健康にいいのか?」(「週刊文春」4/20号) 同・第9位 「格安バニラエア『フライト中、副操縦士に異変が』」(「週刊文春」4/20号) 同・第10位 「“総理の懐刀”が『番記者いじめて辞めさせた』事件」(「週刊ポスト」4/28号) 同・第11位 「誇大広告! 効かないサプリ」(「週刊現代」4/29号) 同・第12位 「シリア黙示録 トランプの戦争」(「ニューズウィーク日本版」4/18号) 同・第13位 「14歳藤井聡太棋士に聞いた『コンピューターに勝てますか?』」(「週刊文春」4/20号) 同・第14位 「清原和博の弟分がナゾの死!」(「フライデー」4/20号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! まずは、あの清原の記事から。フライデーは清原和博(49)の弟分といわれる人間が突然自殺してしまったと報じている。 彼は43歳。六本木でサパークラブをしていたが、清原が釈放されたときに運転手をやり、清原が宮古島に潜伏していたときも同行していた。 その直前までお客と飲んでいたのに、家に帰って首を吊ってしまったという。知人は、睡眠薬を常用していたから、酒とそれを飲んで、オーバードーズ状態になっていたのかもしれないという。 葬儀に現れた清原は、写真で見る限り、少しやつれ、心ここにあらずという姿である。清原の薬断ちはうまくいっているのだろうか。 お次は将棋界に現れた新星、藤井聡太四段の話。御年14歳。文春によれば、羽生善治九段の10代のころと同じようだという。 1年以内にタイトル(6タイトルあるそうだ)を獲る自信はと聞くと、「まあ、六回チャンスがありますから」と答えた。頼もしい。 最強の将棋ソフト・ボナンザには勝てるかという質問には、「人間に比べるとコンピューターの能力の進化は限度がないです。そういう意味では人間とコンピューターが勝負する時代ではなくなったのかなと思います」。答え方のうまさはコンピューターを凌駕している。 朝鮮戦争以来最大の危機である。トランプが米中首脳会談の直前にシリア攻撃を始め、世界に衝撃が走った。 首脳会談が終わった後、トランプは米原子力空母カールビンソンや空母航空団、誘導ミサイル駆逐艦などを朝鮮半島近海に集結させ、北朝鮮への圧力を強めている。 一つ間違えれば戦争勃発という最悪の事態も考えられるのに、なぜ、トランプは中国の顔に泥を塗るようなことを始めたのか。それを解き明かしてくれる報道は日本のメディアには皆無である。 第一の謎は、なぜシリアを突然、空爆したのか。4月4日、シリアの反体制派支配地域で、神経ガスを使ったと見られる空爆があり、子どもを含む多くの市民が犠牲なった映像が世界中を駆け巡った。 それを見たトランプが怒り狂って命令したといわれているようだが、そんな衝動的な大統領に核のボタンを預けていいのか。 それにニューズウイーク日本版によれば、トランプは選挙中ISISを討伐するといってきたのに、突然、アサド政権を打倒しようとしているISIS側に回ったのだ。さらに、シリアにはトランプが“師事”しているプーチンのロシア軍がアサド政権を守るために1万人程度入り込んでいるといわれる。 ロシアがどう出てくるのか。 「攻撃直後のロシアは怒りの声明を発表。米ロ両軍の偶発的衝突を防ぐための連絡システムを停止した。直接の報復行動ではないが、これで米軍の軍事行動はリスクがかなり高くなる」(ニューズ) ニューズによれば、アメリカ国内で「プーチンの傀儡政権」といわれている風評を打ち消すために強硬姿勢を採ったのではないかいう説もあるという。ロシアの傀儡であっても、それを否定するために他国を空爆したのであっても恐ろしい話だが、この男には世界最大の核戦力を動かせる力があることが最大の恐怖である。(この話については後でまた触れる) ところで私もサプリを毎日いくつか飲んでいるが、現代によると、その多くが「ほとんど効かない」そうである。 今最も売れているグルコサミンとコンドロイチンがある。武蔵国分寺公園クリニックの名郷直樹委員長がこういっている。 「グルコサミン、コンドロイチンが軟骨の成分であることは事実ですが、サプリメントとして経口摂取しても軟骨は再生しません。グルコサミンやコンドロイチンは、糖やアミノ酸からできており、体内に入ると分解される。それが、再びグルコサミンやコンドロイチンに再合成され、膝の軟骨になるとは考えづらい。髪の毛の成分を飲んだからといって髪は生えないのと同じで、軟骨の成分を飲んだからといって、軟骨は再生されないのです」 10年9月には英国医師会誌「BMJ」にも、「グルコサミンやコンドロイチンが関節や股関節の痛みに効くという明確な結果は得られなかった」という研究報告書が掲載されたという。 身もふたもないが、現代は、今売られているほとんどのサプリには効き目がないといっているのだ。 マルチビタミン、ミネラル、鉄、プラセンタ、ウコン、クロレラ、コラーゲン、ローヤルゼリー、ことごとく有効性がなく、中には副作用を起こすものもあるという。 なんのために高いサプリを飲むのか。今あるサプリを全部捨てようか。でも、もったいないから、これを飲んだらにしよう。 今井尚哉という首相補佐官は、よほど評判の悪い人間のようである。ポストによれば、今井の番記者がいるそうで、毎晩、今井の家の前には番記者が10人以上も集まるという。 機嫌がいいと話すが、へそを曲げると何もしゃべらない。その今井が朝日新聞の番記者S記者を、とことん嫌ってしまったという。 S記者は15年9月に可決された安保法案を取材しており、可決後、安倍首相が祖父・岸信介と父・安倍晋太郎の墓参りをした際、安倍に「安保法案の成立を報告したのですか?」と声をかけたのだ。 それを、今井は「無礼極まりない」と怒っていたという。そこへS記者が番記者として現れたから、Sを無視し続けたそうである。 Sはそれでも腐らずに夜回りを続けていたというが、今年1月、某新聞記者とテレビ局の記者に呼び出された。 そして、君がいると今井さんが対応しくれない。もう来ないでくれ。その代わり、今井とのやり取りはメモで回すからといわれたというのだ。 こんな記者がいるから、この程度の人間にいいようにあしらわれてしまうのだ。 それを聞いたS記者は意気消沈して夜回りをしなくなり、朝日の上司もこれを知って、4月に別の記者と交代させてしまったという。 記者もだらしないが、朝日もだらしがない。だから権力のポチといわれてしまうのだ。 記者の質問に答える、説明責任を果たすのは役人や政治家どものやるべきことである。もしそうしないのがいたら、記者たちがそれぞれの紙面で告発し、世間に知らせるべきである。 それでも何もしないのなら、野党に国会で質問させる。とことん追及するべきなのに、何をやっているのだお前たちは! 安倍がヘラヘラしてられるのは、こういう府抜けた記者たちのおかげである。 米ユナイテッド航空内で、搭乗済みの乗客を自分のところの社員を乗せるために無理やり引きずり下ろすシーンが動画で撮られ、この会社の飛行機には乗らないという人が増えているという。 私はそういう無礼な目に遭ったことはないが、もしそうされたら、その飛行機を爆破してやる。 ユナイテッドではないが、今人気のLCCという格安航空会社、バニラエアのパイロットたちが「こんなんじゃ、そのうち堕ちるよ」といっているというのだから、こちらも穏やかではない。 ここは片道1万円以下というのがウリだそうだ。だが文春によると、慢性的な人手不足と、その上、過密スケジュールだから、パイロットやフライトアテンダント(FA)から、行きたくない、死にたいなどという言葉が出ているそうだ。 人手不足だから、操縦士の病欠や、欠航も増えている。今月7、8日には成田セブ便が欠航してしまった。 そんな状況なのに、会社は「新規路線を就航する」といい出していて、「もう頭がおかしいんじゃないかとしか思えません」(バニラエアのFA)。 2月26日には、新千歳空港から成田空港へ向かったバニラエアで副操縦士が体調を崩し、操縦不能になったという。しかし機長はアナウンスせず、管制官への連絡も行わず、機内電話でFAを個別に呼び出したそうである。 バニラエアの関係者は、「もっとも事故の発生率が高い着陸前の時間に、客室の乗務員が持ち場を離れ、コクピットにいるということ自体が異常」だと話している。 文春のいうとおり「安かろう、危なかろう」で済まされる話ではない。 その文春が、ポストや現代が力を入れている「死ぬまでセックスは健康にいいのか」という特集を組んでいる。 普通、高齢者が激しい運動をすれば心臓病などの発症リスクが高まると思うが、そうではないらしい。 世界的権威があるアメリカ心臓学会は、セックスが心筋梗塞の原因になったケースは1%以下で、セックスを活発にしているほうがリスクが少ないというのだ。 月に21回以上射精をしている人は前立腺がんのリスクが非常に低いというのだが、どうしたらそんなに射精ができるのかね。よほど若い嫁さんか愛人でも持たないと、できないと思うのだが。 高齢者の体位についてまで触れている。男は正常位での射精時が血圧、脈拍ともに一番高くなるから、女性上位や側臥位がいいそうだ。 当然だが、不倫は心筋梗塞の発生率が高くなって腹上死の危険が高くなる。家での腹上死はほとんどないそうだ。 腹上死してもいいから若い女性と付き合ってみたいものだが、無理だろうな。 第7位。新潮は安倍昭恵が、元暴力団組長と接点を持っていたと、先週フライデーが報じた話。昭恵が安倍の地元につくった居酒屋の姉妹店「UZUハウス」が入っているビルが、広域暴力団のフロントといわれる人間が関わっていた。昭恵に常に同行していた谷査恵子が、イタリアにある政府系機関に異動する予定だと報じている。 だが、新潮もいっているように、森友学園の籠池前理事長を、安倍官邸は「国策捜査」によって口を封じ、幕を閉じようとしているのは、権力の横暴であるのに、メディアが書きたてないのはなぜなのか。 籠池が国に水増し請求した件で、詐欺容疑で逮捕されるのではないかと報じたのは、安倍友新聞とも揶揄される産経新聞だった。 この報道で流れが変わり、大阪地検特捜部が捜査の手が付けやすい詐欺罪で、ゴールデンウィーク明けに籠池逮捕に踏み切るのではないかと、在阪の司法担当記者が語っている。 だが、一方の当事者である安倍昭恵を公の場で発言させずに、安倍は「籠池は偽証だ」と大騒ぎして、それが罪に問えないとなると、今度は詐欺罪で検察に逮捕させようとする。そんなことがまかり通れば、犯罪捜査が政権の具になってしまうと批判するのは、元地検特捜部検事の郷原信郎弁護士。 「国有地が8億円の減額で売却された経緯によっては、籠池さんの立場も異なったものになり得る。事件の全体像を明らかにせず、籠池さんの罪だけをつまみ食いするのは、正しいやり方とは言えません」(郷原弁護士) こちらのほうが正論だと思う。 さて、木嶋佳苗(42)という女性を覚えておいでだろうか。婚活サイトで知り合った男性3人を練炭自殺と見せかけて殺害したと殺人罪に問われ、4月14日に最高裁で上告が棄却され、死刑が確定した。 その彼女が、新潮に「東京拘置所から愛をこめて」という手記を寄せている。彼女は獄中でも結婚、離婚、再婚をし、房内をパステルカラーのバスタオルで覆い、ベターッと開脚や、筋膜リリース、タバタ式などのストレッチを欠かさず、好きなブラジャーや下着を着けながら、優雅に暮らしていると書いている。 食欲は旺盛で、いろいろなサンドイッチを作って楽しんでいる。性欲は「考えないわけではないけど性欲で息苦しくなることはない」(木嶋)そうだ。 彼女は自分が犯した罪については触れていないが、自分は無実だと主張しているようだ。だが彼女は、死刑確定後に法相に対して早期執行の請願をするというのである。 その背景には母親との激しい葛藤があるようだ。母親は執筆することをやめなければ一切の支援を打ち切る、弟妹や甥姪との交流も禁じると宣告し、彼女がそれを拒否すると、敢然と実行したという。 拘置所内の生活は外部の支援なしでは立ちいかない。木嶋は母親のやったことを「悪意の遺棄」と書いている。それに父親が母親によって「心を蝕まれた結果、還暦で死を選んだ」ことなど、複雑な家庭や母子の間の愛憎があるようだ。 木嶋の学歴は知らないが、文章はうまい。拘置所内で多くの本を読んでいるそうだが、もともと書くことが好きで文才もあったのだろう。以前、ジャーナリストの青木理を好きだといっていたが、そのことはここには書いていない。 不謹慎かもしれないが、編集者としては、彼女の文才を駆使して、犯罪を犯す人間の心理や行動について書いてもらいたいと思う。 新潮が以前から告発していた、死刑囚・矢野治が告白した2件の殺しについて、ようやく警視庁が動き、遺体を掘り起こし、異例の確定死刑囚の逮捕に踏み切った。 この事件については以前にも書いているので、ここでは触れないが、矢野死刑囚が殺人を告白したのは、殺人容疑で逮捕されれば死刑執行がそれだけ遅れるからだ。 木嶋のようにではなく、命を長らえたいがために自白したが、逮捕されると、その件とはなんの話だ、知らねえと、話すことを億劫がるようになってきたという。 死を前にした人間は、あの手この手で死からできるだけ遠ざかりたいために、いろいろなことを考えるのだろう。 木嶋も手記のなかで、こういっている。 「現在、130人程度の死刑確定者のうち約7割が再審請求をしている。その多くは、再審請求中は執行を回避できると信じて形だけの請求を続けている人だと断じてもよいでしょう」 しかし、彼女のこの冷静さはどこから来ているのだろうか。 先にも触れたが、この国のメディアやジャーナリストの中に、安倍官邸の指示で動いていると思われる連中が多くなってきている気がする。一億総ポチ化である。 文春の巻頭で、「金正恩“斬首”秒読み、政府が覚悟『最悪シナリオ』」を書いている山口敬之(元TBS記者)も、そんな匂いがする一人のように見えてならないのだが。 導入部は、9日早朝、安倍首相がトランプとの緊急電話会談に臨んだ話から。トランプは、そこで「シリア攻撃を安倍が支持した」ことへの謝意を述べたという。だが、安倍としては、化学兵器を使用した確固たる証拠がないため、悩んだ末に「軍事行動ではなく、化学兵器の拡散を抑止する」という“決意”を支持するといういい回しにしたというのだ。 山口によれば、トランプは習近平に、近く行われるといわれている北朝鮮の6回目の核実験をやめさせるために、中国に対して期限を区切った北への制裁強化を強硬に求めたというのである。 だが習近平は明確には答えなかったのだろう。そこで北朝鮮へ軍事攻撃も辞さずという強行姿勢に転じたのだが、山口はここで、シリアは空爆したのに「より深刻な北朝鮮に対して、すでに計画立案が終了している『斬首+限定空爆』に踏み切らないのか」というのだ。 日本政府は衝撃的なシミュレーションを入手したという。それは、シリアと違って、アメリカが先制攻撃をすれば、北朝鮮は韓国のソウル攻撃をやってくる。そうなれば韓国人だけでなく、在韓邦人や観光客が犠牲になる可能性があるからだというのだが、こんなことは、いまさらいわれなくてもと思う。 ソウルだけではなく、日本の心臓部にもミサイルを撃ち込んでくることは間違いない。だが、山口も書いているように、日本の最新鋭のミサイル防衛システムでも、全部迎撃できるわけではない。 見逃せないのは結びの言葉である。「覚悟を決める必要がある」。なんの覚悟なのか。安倍首相は自衛隊も参加させるが、ゴチャゴチャいうなということか。官邸の意向を代弁して、われわれに戦争への準備をしておけというつもりなのか。 衝動的で先の見通しもないまま突っ走るトランプに対して、バカなことはやめろというのが同盟国の役割ではないか。シリアや北朝鮮を攻撃しても、アメリカ本土には当面影響はない。自分たちが安全なところにいて、アジアの火薬庫に火を放てば、朝鮮半島と日本列島は火だるまになる。それをワインでも飲みながら、トランプはテレビで見るつもりなのか。 新潮によれば、かつて金日成が息子・金正日にこう尋ねたという。 「アメリカが北朝鮮を攻めてきたら勝てるのか」。金正日はこう答えた。 「勝てないが、朝鮮のない地球はありえない。朝鮮が潰れる時には、地球を破壊してしまえばいい」 当然だが、韓国では日に日に緊張感が高まっている。日本では、これほどの「重大危機」なのに、メディアも国民も騒がないのはなぜか。 まさか、トランプが日本を守ってくれると、安倍のように無邪気に信じているのではないだろうが、不可解である。 現代には元北朝鮮の外交官で、15年に韓国へ亡命した韓進明がインタビューに答え、金正恩は単なる暴君ではないから、今すぐ6度目の核実験をすることはないと見ているといっている。 韓がいうには、金正恩は南北統一を考えていない。彼が考えているのは、アメリカとの2国間交渉。日米韓の連携を断ち切るために、金正恩は日本との関係を修復しようと切望しているという。 トランプにしても、空母カールビンソンなどを結集させて、北を恫喝してはいるが、これから打つ手となると、今のところは動きようがないはずだ。 北が空母にミサイルでも打ち込めば、空爆への口実ができるが、それほど金正恩もバカではなさそうだ。だが一発の銃声が、戦争への導火線になることは歴史が証明している。 日本はこの機会をチャンスと見て、トランプに自粛を呼びかけ、金正恩と話し合うきっかけにすればいいのだ。 今やノー天気週刊誌の代表になったポストは、朝鮮半島有事なら日本に特需が来るなどという特集を巻頭でやっている。 どういう神経なのだろう。昔から遠い戦争は買い、近くの戦争は売りという相場の格言がある。 ベトナム戦争は遠い戦争であった。ポストは朝鮮戦争のときは「朝鮮特需」があったではないかという。 だが、あの戦争は米韓と北朝鮮の戦争であったし、そのころ日本はアメリカの占領下だったから、気分的には遠い戦争であった。 それに、今のような飛び道具がなく、ほとんど地上戦が主体だったし、北にはろくな戦闘機もなかったであろう。 今は一瞬にしてミサイルが飛んでくる。万が一、そこに核弾頭でもついていたら、日本は壊滅状態になる。 そんな危ない状況で、日本株がどうのこうのといえるはずがないのだ。バカも休み休みいってもらいたいものだ。 力を誇示して北を抑え込もうとするトランプのやり方は、一歩間違えればアジアを火の海にする。安倍首相は、なんとしてでもトランプを説得し、空母を引き上げさせて、金正恩とアメリカ、中国、韓国、日本との話し合いに持ち込むことが、真のリーダーシップというものである。 さて、多くの日本人同様、危機感のない私は、どうも今週の「ゲス不倫」に目が行ってしまう。 文春砲、今週はNHK『サンデースポーツ』元キャスター“花見W不倫”。お相手は映画『東京タワー』などを手掛けた映画監督の源孝志(55)で、女は元キャスターでNHKの中堅アナウンサー・與芝(よしば)由三栄(42)。 2人とも既婚者で子どもあり。與芝は慶応大学で「ミス慶応」に輝いたこともあるそうだ。源は大学卒業後、ホリプロへ入社し、03年に独立した。 4月3日、東大駒場キャンパスの昼下がり、桜が咲き乱れている下で、2人は持参したワイングラスを優雅に傾けていた。 グラビアに仲良く並んで話している2人の姿が桜に包まれている写真が載っている。いい雰囲気だ。 その後2人は、源が借りている仕事部屋に入り、2時間半後、出てきた與芝は急いで電車に飛び乗り勤務先のさいたま放送局へ戻ったという。 2人は文春の取材に、会っていることは認めているが、そんな関係ではないと否定している。この2人も、これから大変だろうな。同情する。 ところで、同じ文春だが、先週やった香取慎吾の「謎の少年」の後日談が出ていないが、どうしたのだろう。香取ははっきりと「あれは友達の子ども」だと明言しているようだ。今週の渡辺謙同様、追いかけてもらいたい。 その渡辺だが、付き合っている愛人の親友というのが「激白」している。私は、親友とあるが、愛人本人だと思うが、まあそれはいい。 ここでは15年に渡辺がニューヨークのリンカーン・センターにあるヴィヴィアン・ボーモント劇場で、高い評価を受けたミュージカル『王様と私』の公演をやったときは、妻の南果歩も、手作りの日本食をつくって内助の功を発揮したが、そこへ愛人と彼女の友達も公演に呼んでいたというのである。 公演が終わったその夜、イタリアンレストランで食事をし、翌日からは「謙さんのマンションで一緒に過ごしていたようです」(親友B子)。 別の親友も、愛人は謙から求婚されていたといい、彼女は「子どもが欲しい」と謙にいったら「俺の子どもを産んでいいよっていわれた」とうれしそうに話していたというのである。 その上、「子供が産まれたら二人で育てていこう。もし結婚できなかったら隠し子でもいいよ」とも、謙がいっていたという。 この愛人が「怖い」と思うのは、文春がこう結んでいることである。 「几帳面な性格というA子(愛人=筆者注)さんは、渡辺と過ごした思い出を日記に綴っており、今でも大切に保管しているという」 私を裏切ったら、この日記を出すとこに出そうじゃない。謙は今頃、身震いしてるだろうな。 ところで、約1年半前に起きた横浜市都筑区の三井不動産レジデンシャルの分譲マンション「パークシティLaLa横浜」のマンション傾き“事件”を覚えておいでだろうか。 2つの棟をつなぐ手すりがずれているという住民の指摘から始まり、三井側が調査すると、傾いた棟を支える杭のうち、安定した地盤の「支持層」に届いてないものが多数見つかったのだ。 その後、杭打ちを担当した旭化成建材の担当者による虚偽データの使用が発覚するなどがあり、三井不動産側は全棟建て替えを表明したのである。 昨年9月に住民集会をして、その後引越しをして、この4月から建て替え工事が始まろうとしているところだった。 三井不動産からは一戸当たりの慰謝料300万円が支払われた。 そこに、管理組合の理事長あてに旭化成建材から文書が届き、「マンションの調査をさせてください」というのだ。いまさら何をと、住民たちは呆れてという。それはそうだろう。 なぜこういうことになったかというと、解体を含む工事費は約300億円、居住者の仮住居や引っ越し費用などで約100億円かかり、これをどこがどのくらいずつ負担するかで、売り主の三井不動産、施工した三井住友建設、旭化成建材がいまだに激しい「押し付け合い」を繰り広げているからである。 中でも三井不動産側は、この責任は三井住友建設、杭施工を行った日立ハイテクノロジーズおよび旭化成建設にあり、それらの会社に不法行為責任、瑕疵担保責任などを求償すると、決算短信に書いているというのである。 責任のなすりあい。そこで困った旭化成から、先のような文言の文書が届いたのである。 また、700世帯が近隣で引っ越し先を探したため、便乗値上げが始まり家賃が高騰してしまったのだ。 そのため子どもの学区内では見つけられず、行政と掛け合って、越境を認めさせるなど、住民たちにも大きな苦労があったという。 また80代の独居男性は、孤独死が心配され入居審査に落ち続けて、仕方なく地方へ身を寄せたという。 売ってしまえば、あとは知らない。こうした無責任な販売、施工会社が多いのであろう。こうしたケースが今後どうなるか、追い続けてもらいたい。 さて今週の1位はポストの「飲酒規制が始まった」という特集にあげたい。まさに現代の「禁酒法」を厚労省が作ろうとしているというのである。 タバコについては、飲食店や公共の場所での喫煙を全面禁止する受動喫煙防止法案を3月にまとめていて、今国会で成立を目指している。 4月1日、厚労省内に「アルコール健康障害対策推進室」を新設したそうだ。 日本は酒の規制が少ない国なのだそうだ。そういえば、桜が咲けば酒、名月だといっては酒、めでたいといっては酒。いわれてみりゃそうだがね。 WHO(世界保健機関)では10年に「アルコールの有害な使用を減らすための世界戦略」を採決し、各国が取り組むべき酒害対策として、酒の安売り禁止、飲食店での飲み放題禁止、酒類の広告規制などをあげて、酒の値段の引き上げ、公共の場所での販売規制などが推奨されているというのだ。 すでに欧米をはじめ、シンガポールやインド、タイなどにも規制の動きが広がっていて、日本でも13年に「アルコール健康障害対策基本法」がまとめられている。 これは主として依存症対策だが、昨年5月に改正酒税法を成立させ、ディスカウント店に対して、過剰な酒の安売りの規制に乗り出しているというのである。 へぇ~、ちっとも知らなかった。ポストによると、テレビCMで、うまそうにゴクゴク飲みほすシーンは、アルコール依存症の人に苦痛を与えるとして、内閣府のアルコール健康障害対策関係者会議の指摘で、業界がその指導に従い、ゴクゴクの効果音は使用しない、のど元のアップはしないという自主規制をしているそうだ。 また、日本人の飲酒率は男が83.1%、女性が60.9%で約7,472万人。このうち健康被害が予想される問題飲酒の人間が1,353万人もいて、飲み過ぎによるけがや病気の治療にかかる医療費は年間1兆226億円と推計されている。飲酒による事故や労働損失を考えると、社会的損失は年間推定3兆947億円で、医療費との合計は年間4兆1,483億円にもなる。 アルコール飲料の国内市場は約3兆6,000億円だから、飲酒は経済効果より損失のほうは大きいそうである。 厚労省の官僚が、世界のほとんどの国では、公園やビーチなどの公共の場所での飲酒は禁止が常識だから、東京五輪に向けてアルコール規制の議論を本格化させ、自動販売機の全面禁止、屋外や公共施設での飲酒の規制、店での飲み放題の禁止などをしていくというのだ。 フランスは飲酒大国だったのに、現在は半分に減ったという。カナダでは、野球場でも酒の販売と飲酒が禁止になった。まるでこれでは、1920年から33年まで敷かれたアメリカの禁酒法のようではないか。 プロテスタントの間での禁酒運動の高まりと、巨大資本への不満を持つ国民の社会改変革運動が結びついて制定されたというが、これによって密造酒がつくられ、アル・カポネなどのマフィアの資金源になった。映画『アンタッチャブル』の世界だね。 禁酒法でわかったのは、どんなことをしても飲みたい奴は飲むということ。それを金儲けにしようという人間が必ず出てくるということである。 今回の場合は、国や厚労省が、医療費削減の大義名分でもって、酒への税金を大幅に上げて税収を増やそうという魂胆が見え見えだ。 この国は「酒なくてなんの己が桜かな」である。それに日本酒という世界に誇れる銘酒を作り出した国である。お上が禁酒令など出したら、暴動がおこるぜ。悪いことはいわねぇ、よしといたほうがいい。 さ、これを書き終わったら、一杯飲みに行くとしようか。 【巻末付録】 ポストは「今でもアイドル気分!」で、早見優、松本伊代、森口博子の三ババ(失礼)の色っぽくもなんともないグラビア。 後半は「ぜーんぶ本物の自宅です 家でヌードを撮ってイイですか?」。人気AV女優9人が全裸で自宅を紹介するという趣向だが、労多くして……という感じ。 袋とじは「見たくありませんか? この女のセックス」で、いおりさん、25歳。後は女のスカートの中を覗く猫がいて「猫になりたい。」。グラドルたちの自画撮り。それと橋本マナミの「私生活」 現代は後半だけで「観月ありさ」。もちろんヘアなし。「『アパ不倫』グラドルがヌードで告白 青山真麻」。私を抱いたのは袴田吉彦さんだけじゃありませんとあるから、浮気性なのかね、この子は。 袋とじは「門外不出 傑作『ブルーフィルム』無修正画像を公開する!」。懐かしいね。編集部で温泉に行くと、誰かがこういうのを持っていて、映写会をやって見たものだ。なかなかいいもんだったけどね。こういうのが見られるネットはないのかね。探してみよう。 というわけで今週は両誌ともパンチ力はいまいち。で、引き分けにする。 (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(4/28号、小学館)
“禁酒法”時代の再来!?「アルコール健康障害対策推進室」の目的は税収増加か
今週の注目記事・第1位 「飲酒規制が始まった!」(「週刊ポスト」4/28号) 同・第2位 「旭化成『傾きマンション』追跡ルポ」(「週刊現代」4/29号) 同・第3位 「渡辺謙 愛人の親友が激白『彼女は求婚されていた』」(「週刊文春」4/20号) 同・第4位 「NHK女子アナが映画監督と“花見W不倫”」(「週刊文春」4/20号) 同・第5位 「金正恩“斬首”秒読み 政府が覚悟「『最悪シナリオ』」(「週刊文春」4/20号) 「脱北した北朝鮮外交官が実名で警告」(「週刊現代」4/29号) 「『朝鮮半島有事』なら日本に『特需』がやってくる!?」(「週刊ポスト」4/28号) 同・第6位 「近く死刑確定『遺言手記』木嶋佳苗の東京拘置所から愛をこめて」(「週刊新潮」4/20号) 同・第7位 「安倍昭恵と反社会的勢力 運営するゲストハウスのビルオーナーは暴力団フロントの資金源」(「週刊新潮」4/20号) 同・第8位 「『死ぬまでセックス』は健康にいいのか?」(「週刊文春」4/20号) 同・第9位 「格安バニラエア『フライト中、副操縦士に異変が』」(「週刊文春」4/20号) 同・第10位 「“総理の懐刀”が『番記者いじめて辞めさせた』事件」(「週刊ポスト」4/28号) 同・第11位 「誇大広告! 効かないサプリ」(「週刊現代」4/29号) 同・第12位 「シリア黙示録 トランプの戦争」(「ニューズウィーク日本版」4/18号) 同・第13位 「14歳藤井聡太棋士に聞いた『コンピューターに勝てますか?』」(「週刊文春」4/20号) 同・第14位 「清原和博の弟分がナゾの死!」(「フライデー」4/20号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! まずは、あの清原の記事から。フライデーは清原和博(49)の弟分といわれる人間が突然自殺してしまったと報じている。 彼は43歳。六本木でサパークラブをしていたが、清原が釈放されたときに運転手をやり、清原が宮古島に潜伏していたときも同行していた。 その直前までお客と飲んでいたのに、家に帰って首を吊ってしまったという。知人は、睡眠薬を常用していたから、酒とそれを飲んで、オーバードーズ状態になっていたのかもしれないという。 葬儀に現れた清原は、写真で見る限り、少しやつれ、心ここにあらずという姿である。清原の薬断ちはうまくいっているのだろうか。 お次は将棋界に現れた新星、藤井聡太四段の話。御年14歳。文春によれば、羽生善治九段の10代のころと同じようだという。 1年以内にタイトル(6タイトルあるそうだ)を獲る自信はと聞くと、「まあ、六回チャンスがありますから」と答えた。頼もしい。 最強の将棋ソフト・ボナンザには勝てるかという質問には、「人間に比べるとコンピューターの能力の進化は限度がないです。そういう意味では人間とコンピューターが勝負する時代ではなくなったのかなと思います」。答え方のうまさはコンピューターを凌駕している。 朝鮮戦争以来最大の危機である。トランプが米中首脳会談の直前にシリア攻撃を始め、世界に衝撃が走った。 首脳会談が終わった後、トランプは米原子力空母カールビンソンや空母航空団、誘導ミサイル駆逐艦などを朝鮮半島近海に集結させ、北朝鮮への圧力を強めている。 一つ間違えれば戦争勃発という最悪の事態も考えられるのに、なぜ、トランプは中国の顔に泥を塗るようなことを始めたのか。それを解き明かしてくれる報道は日本のメディアには皆無である。 第一の謎は、なぜシリアを突然、空爆したのか。4月4日、シリアの反体制派支配地域で、神経ガスを使ったと見られる空爆があり、子どもを含む多くの市民が犠牲なった映像が世界中を駆け巡った。 それを見たトランプが怒り狂って命令したといわれているようだが、そんな衝動的な大統領に核のボタンを預けていいのか。 それにニューズウイーク日本版によれば、トランプは選挙中ISISを討伐するといってきたのに、突然、アサド政権を打倒しようとしているISIS側に回ったのだ。さらに、シリアにはトランプが“師事”しているプーチンのロシア軍がアサド政権を守るために1万人程度入り込んでいるといわれる。 ロシアがどう出てくるのか。 「攻撃直後のロシアは怒りの声明を発表。米ロ両軍の偶発的衝突を防ぐための連絡システムを停止した。直接の報復行動ではないが、これで米軍の軍事行動はリスクがかなり高くなる」(ニューズ) ニューズによれば、アメリカ国内で「プーチンの傀儡政権」といわれている風評を打ち消すために強硬姿勢を採ったのではないかいう説もあるという。ロシアの傀儡であっても、それを否定するために他国を空爆したのであっても恐ろしい話だが、この男には世界最大の核戦力を動かせる力があることが最大の恐怖である。(この話については後でまた触れる) ところで私もサプリを毎日いくつか飲んでいるが、現代によると、その多くが「ほとんど効かない」そうである。 今最も売れているグルコサミンとコンドロイチンがある。武蔵国分寺公園クリニックの名郷直樹委員長がこういっている。 「グルコサミン、コンドロイチンが軟骨の成分であることは事実ですが、サプリメントとして経口摂取しても軟骨は再生しません。グルコサミンやコンドロイチンは、糖やアミノ酸からできており、体内に入ると分解される。それが、再びグルコサミンやコンドロイチンに再合成され、膝の軟骨になるとは考えづらい。髪の毛の成分を飲んだからといって髪は生えないのと同じで、軟骨の成分を飲んだからといって、軟骨は再生されないのです」 10年9月には英国医師会誌「BMJ」にも、「グルコサミンやコンドロイチンが関節や股関節の痛みに効くという明確な結果は得られなかった」という研究報告書が掲載されたという。 身もふたもないが、現代は、今売られているほとんどのサプリには効き目がないといっているのだ。 マルチビタミン、ミネラル、鉄、プラセンタ、ウコン、クロレラ、コラーゲン、ローヤルゼリー、ことごとく有効性がなく、中には副作用を起こすものもあるという。 なんのために高いサプリを飲むのか。今あるサプリを全部捨てようか。でも、もったいないから、これを飲んだらにしよう。 今井尚哉という首相補佐官は、よほど評判の悪い人間のようである。ポストによれば、今井の番記者がいるそうで、毎晩、今井の家の前には番記者が10人以上も集まるという。 機嫌がいいと話すが、へそを曲げると何もしゃべらない。その今井が朝日新聞の番記者S記者を、とことん嫌ってしまったという。 S記者は15年9月に可決された安保法案を取材しており、可決後、安倍首相が祖父・岸信介と父・安倍晋太郎の墓参りをした際、安倍に「安保法案の成立を報告したのですか?」と声をかけたのだ。 それを、今井は「無礼極まりない」と怒っていたという。そこへS記者が番記者として現れたから、Sを無視し続けたそうである。 Sはそれでも腐らずに夜回りを続けていたというが、今年1月、某新聞記者とテレビ局の記者に呼び出された。 そして、君がいると今井さんが対応しくれない。もう来ないでくれ。その代わり、今井とのやり取りはメモで回すからといわれたというのだ。 こんな記者がいるから、この程度の人間にいいようにあしらわれてしまうのだ。 それを聞いたS記者は意気消沈して夜回りをしなくなり、朝日の上司もこれを知って、4月に別の記者と交代させてしまったという。 記者もだらしないが、朝日もだらしがない。だから権力のポチといわれてしまうのだ。 記者の質問に答える、説明責任を果たすのは役人や政治家どものやるべきことである。もしそうしないのがいたら、記者たちがそれぞれの紙面で告発し、世間に知らせるべきである。 それでも何もしないのなら、野党に国会で質問させる。とことん追及するべきなのに、何をやっているのだお前たちは! 安倍がヘラヘラしてられるのは、こういう府抜けた記者たちのおかげである。 米ユナイテッド航空内で、搭乗済みの乗客を自分のところの社員を乗せるために無理やり引きずり下ろすシーンが動画で撮られ、この会社の飛行機には乗らないという人が増えているという。 私はそういう無礼な目に遭ったことはないが、もしそうされたら、その飛行機を爆破してやる。 ユナイテッドではないが、今人気のLCCという格安航空会社、バニラエアのパイロットたちが「こんなんじゃ、そのうち堕ちるよ」といっているというのだから、こちらも穏やかではない。 ここは片道1万円以下というのがウリだそうだ。だが文春によると、慢性的な人手不足と、その上、過密スケジュールだから、パイロットやフライトアテンダント(FA)から、行きたくない、死にたいなどという言葉が出ているそうだ。 人手不足だから、操縦士の病欠や、欠航も増えている。今月7、8日には成田セブ便が欠航してしまった。 そんな状況なのに、会社は「新規路線を就航する」といい出していて、「もう頭がおかしいんじゃないかとしか思えません」(バニラエアのFA)。 2月26日には、新千歳空港から成田空港へ向かったバニラエアで副操縦士が体調を崩し、操縦不能になったという。しかし機長はアナウンスせず、管制官への連絡も行わず、機内電話でFAを個別に呼び出したそうである。 バニラエアの関係者は、「もっとも事故の発生率が高い着陸前の時間に、客室の乗務員が持ち場を離れ、コクピットにいるということ自体が異常」だと話している。 文春のいうとおり「安かろう、危なかろう」で済まされる話ではない。 その文春が、ポストや現代が力を入れている「死ぬまでセックスは健康にいいのか」という特集を組んでいる。 普通、高齢者が激しい運動をすれば心臓病などの発症リスクが高まると思うが、そうではないらしい。 世界的権威があるアメリカ心臓学会は、セックスが心筋梗塞の原因になったケースは1%以下で、セックスを活発にしているほうがリスクが少ないというのだ。 月に21回以上射精をしている人は前立腺がんのリスクが非常に低いというのだが、どうしたらそんなに射精ができるのかね。よほど若い嫁さんか愛人でも持たないと、できないと思うのだが。 高齢者の体位についてまで触れている。男は正常位での射精時が血圧、脈拍ともに一番高くなるから、女性上位や側臥位がいいそうだ。 当然だが、不倫は心筋梗塞の発生率が高くなって腹上死の危険が高くなる。家での腹上死はほとんどないそうだ。 腹上死してもいいから若い女性と付き合ってみたいものだが、無理だろうな。 第7位。新潮は安倍昭恵が、元暴力団組長と接点を持っていたと、先週フライデーが報じた話。昭恵が安倍の地元につくった居酒屋の姉妹店「UZUハウス」が入っているビルが、広域暴力団のフロントといわれる人間が関わっていた。昭恵に常に同行していた谷査恵子が、イタリアにある政府系機関に異動する予定だと報じている。 だが、新潮もいっているように、森友学園の籠池前理事長を、安倍官邸は「国策捜査」によって口を封じ、幕を閉じようとしているのは、権力の横暴であるのに、メディアが書きたてないのはなぜなのか。 籠池が国に水増し請求した件で、詐欺容疑で逮捕されるのではないかと報じたのは、安倍友新聞とも揶揄される産経新聞だった。 この報道で流れが変わり、大阪地検特捜部が捜査の手が付けやすい詐欺罪で、ゴールデンウィーク明けに籠池逮捕に踏み切るのではないかと、在阪の司法担当記者が語っている。 だが、一方の当事者である安倍昭恵を公の場で発言させずに、安倍は「籠池は偽証だ」と大騒ぎして、それが罪に問えないとなると、今度は詐欺罪で検察に逮捕させようとする。そんなことがまかり通れば、犯罪捜査が政権の具になってしまうと批判するのは、元地検特捜部検事の郷原信郎弁護士。 「国有地が8億円の減額で売却された経緯によっては、籠池さんの立場も異なったものになり得る。事件の全体像を明らかにせず、籠池さんの罪だけをつまみ食いするのは、正しいやり方とは言えません」(郷原弁護士) こちらのほうが正論だと思う。 さて、木嶋佳苗(42)という女性を覚えておいでだろうか。婚活サイトで知り合った男性3人を練炭自殺と見せかけて殺害したと殺人罪に問われ、4月14日に最高裁で上告が棄却され、死刑が確定した。 その彼女が、新潮に「東京拘置所から愛をこめて」という手記を寄せている。彼女は獄中でも結婚、離婚、再婚をし、房内をパステルカラーのバスタオルで覆い、ベターッと開脚や、筋膜リリース、タバタ式などのストレッチを欠かさず、好きなブラジャーや下着を着けながら、優雅に暮らしていると書いている。 食欲は旺盛で、いろいろなサンドイッチを作って楽しんでいる。性欲は「考えないわけではないけど性欲で息苦しくなることはない」(木嶋)そうだ。 彼女は自分が犯した罪については触れていないが、自分は無実だと主張しているようだ。だが彼女は、死刑確定後に法相に対して早期執行の請願をするというのである。 その背景には母親との激しい葛藤があるようだ。母親は執筆することをやめなければ一切の支援を打ち切る、弟妹や甥姪との交流も禁じると宣告し、彼女がそれを拒否すると、敢然と実行したという。 拘置所内の生活は外部の支援なしでは立ちいかない。木嶋は母親のやったことを「悪意の遺棄」と書いている。それに父親が母親によって「心を蝕まれた結果、還暦で死を選んだ」ことなど、複雑な家庭や母子の間の愛憎があるようだ。 木嶋の学歴は知らないが、文章はうまい。拘置所内で多くの本を読んでいるそうだが、もともと書くことが好きで文才もあったのだろう。以前、ジャーナリストの青木理を好きだといっていたが、そのことはここには書いていない。 不謹慎かもしれないが、編集者としては、彼女の文才を駆使して、犯罪を犯す人間の心理や行動について書いてもらいたいと思う。 新潮が以前から告発していた、死刑囚・矢野治が告白した2件の殺しについて、ようやく警視庁が動き、遺体を掘り起こし、異例の確定死刑囚の逮捕に踏み切った。 この事件については以前にも書いているので、ここでは触れないが、矢野死刑囚が殺人を告白したのは、殺人容疑で逮捕されれば死刑執行がそれだけ遅れるからだ。 木嶋のようにではなく、命を長らえたいがために自白したが、逮捕されると、その件とはなんの話だ、知らねえと、話すことを億劫がるようになってきたという。 死を前にした人間は、あの手この手で死からできるだけ遠ざかりたいために、いろいろなことを考えるのだろう。 木嶋も手記のなかで、こういっている。 「現在、130人程度の死刑確定者のうち約7割が再審請求をしている。その多くは、再審請求中は執行を回避できると信じて形だけの請求を続けている人だと断じてもよいでしょう」 しかし、彼女のこの冷静さはどこから来ているのだろうか。 先にも触れたが、この国のメディアやジャーナリストの中に、安倍官邸の指示で動いていると思われる連中が多くなってきている気がする。一億総ポチ化である。 文春の巻頭で、「金正恩“斬首”秒読み、政府が覚悟『最悪シナリオ』」を書いている山口敬之(元TBS記者)も、そんな匂いがする一人のように見えてならないのだが。 導入部は、9日早朝、安倍首相がトランプとの緊急電話会談に臨んだ話から。トランプは、そこで「シリア攻撃を安倍が支持した」ことへの謝意を述べたという。だが、安倍としては、化学兵器を使用した確固たる証拠がないため、悩んだ末に「軍事行動ではなく、化学兵器の拡散を抑止する」という“決意”を支持するといういい回しにしたというのだ。 山口によれば、トランプは習近平に、近く行われるといわれている北朝鮮の6回目の核実験をやめさせるために、中国に対して期限を区切った北への制裁強化を強硬に求めたというのである。 だが習近平は明確には答えなかったのだろう。そこで北朝鮮へ軍事攻撃も辞さずという強行姿勢に転じたのだが、山口はここで、シリアは空爆したのに「より深刻な北朝鮮に対して、すでに計画立案が終了している『斬首+限定空爆』に踏み切らないのか」というのだ。 日本政府は衝撃的なシミュレーションを入手したという。それは、シリアと違って、アメリカが先制攻撃をすれば、北朝鮮は韓国のソウル攻撃をやってくる。そうなれば韓国人だけでなく、在韓邦人や観光客が犠牲になる可能性があるからだというのだが、こんなことは、いまさらいわれなくてもと思う。 ソウルだけではなく、日本の心臓部にもミサイルを撃ち込んでくることは間違いない。だが、山口も書いているように、日本の最新鋭のミサイル防衛システムでも、全部迎撃できるわけではない。 見逃せないのは結びの言葉である。「覚悟を決める必要がある」。なんの覚悟なのか。安倍首相は自衛隊も参加させるが、ゴチャゴチャいうなということか。官邸の意向を代弁して、われわれに戦争への準備をしておけというつもりなのか。 衝動的で先の見通しもないまま突っ走るトランプに対して、バカなことはやめろというのが同盟国の役割ではないか。シリアや北朝鮮を攻撃しても、アメリカ本土には当面影響はない。自分たちが安全なところにいて、アジアの火薬庫に火を放てば、朝鮮半島と日本列島は火だるまになる。それをワインでも飲みながら、トランプはテレビで見るつもりなのか。 新潮によれば、かつて金日成が息子・金正日にこう尋ねたという。 「アメリカが北朝鮮を攻めてきたら勝てるのか」。金正日はこう答えた。 「勝てないが、朝鮮のない地球はありえない。朝鮮が潰れる時には、地球を破壊してしまえばいい」 当然だが、韓国では日に日に緊張感が高まっている。日本では、これほどの「重大危機」なのに、メディアも国民も騒がないのはなぜか。 まさか、トランプが日本を守ってくれると、安倍のように無邪気に信じているのではないだろうが、不可解である。 現代には元北朝鮮の外交官で、15年に韓国へ亡命した韓進明がインタビューに答え、金正恩は単なる暴君ではないから、今すぐ6度目の核実験をすることはないと見ているといっている。 韓がいうには、金正恩は南北統一を考えていない。彼が考えているのは、アメリカとの2国間交渉。日米韓の連携を断ち切るために、金正恩は日本との関係を修復しようと切望しているという。 トランプにしても、空母カールビンソンなどを結集させて、北を恫喝してはいるが、これから打つ手となると、今のところは動きようがないはずだ。 北が空母にミサイルでも打ち込めば、空爆への口実ができるが、それほど金正恩もバカではなさそうだ。だが一発の銃声が、戦争への導火線になることは歴史が証明している。 日本はこの機会をチャンスと見て、トランプに自粛を呼びかけ、金正恩と話し合うきっかけにすればいいのだ。 今やノー天気週刊誌の代表になったポストは、朝鮮半島有事なら日本に特需が来るなどという特集を巻頭でやっている。 どういう神経なのだろう。昔から遠い戦争は買い、近くの戦争は売りという相場の格言がある。 ベトナム戦争は遠い戦争であった。ポストは朝鮮戦争のときは「朝鮮特需」があったではないかという。 だが、あの戦争は米韓と北朝鮮の戦争であったし、そのころ日本はアメリカの占領下だったから、気分的には遠い戦争であった。 それに、今のような飛び道具がなく、ほとんど地上戦が主体だったし、北にはろくな戦闘機もなかったであろう。 今は一瞬にしてミサイルが飛んでくる。万が一、そこに核弾頭でもついていたら、日本は壊滅状態になる。 そんな危ない状況で、日本株がどうのこうのといえるはずがないのだ。バカも休み休みいってもらいたいものだ。 力を誇示して北を抑え込もうとするトランプのやり方は、一歩間違えればアジアを火の海にする。安倍首相は、なんとしてでもトランプを説得し、空母を引き上げさせて、金正恩とアメリカ、中国、韓国、日本との話し合いに持ち込むことが、真のリーダーシップというものである。 さて、多くの日本人同様、危機感のない私は、どうも今週の「ゲス不倫」に目が行ってしまう。 文春砲、今週はNHK『サンデースポーツ』元キャスター“花見W不倫”。お相手は映画『東京タワー』などを手掛けた映画監督の源孝志(55)で、女は元キャスターでNHKの中堅アナウンサー・與芝(よしば)由三栄(42)。 2人とも既婚者で子どもあり。與芝は慶応大学で「ミス慶応」に輝いたこともあるそうだ。源は大学卒業後、ホリプロへ入社し、03年に独立した。 4月3日、東大駒場キャンパスの昼下がり、桜が咲き乱れている下で、2人は持参したワイングラスを優雅に傾けていた。 グラビアに仲良く並んで話している2人の姿が桜に包まれている写真が載っている。いい雰囲気だ。 その後2人は、源が借りている仕事部屋に入り、2時間半後、出てきた與芝は急いで電車に飛び乗り勤務先のさいたま放送局へ戻ったという。 2人は文春の取材に、会っていることは認めているが、そんな関係ではないと否定している。この2人も、これから大変だろうな。同情する。 ところで、同じ文春だが、先週やった香取慎吾の「謎の少年」の後日談が出ていないが、どうしたのだろう。香取ははっきりと「あれは友達の子ども」だと明言しているようだ。今週の渡辺謙同様、追いかけてもらいたい。 その渡辺だが、付き合っている愛人の親友というのが「激白」している。私は、親友とあるが、愛人本人だと思うが、まあそれはいい。 ここでは15年に渡辺がニューヨークのリンカーン・センターにあるヴィヴィアン・ボーモント劇場で、高い評価を受けたミュージカル『王様と私』の公演をやったときは、妻の南果歩も、手作りの日本食をつくって内助の功を発揮したが、そこへ愛人と彼女の友達も公演に呼んでいたというのである。 公演が終わったその夜、イタリアンレストランで食事をし、翌日からは「謙さんのマンションで一緒に過ごしていたようです」(親友B子)。 別の親友も、愛人は謙から求婚されていたといい、彼女は「子どもが欲しい」と謙にいったら「俺の子どもを産んでいいよっていわれた」とうれしそうに話していたというのである。 その上、「子供が産まれたら二人で育てていこう。もし結婚できなかったら隠し子でもいいよ」とも、謙がいっていたという。 この愛人が「怖い」と思うのは、文春がこう結んでいることである。 「几帳面な性格というA子(愛人=筆者注)さんは、渡辺と過ごした思い出を日記に綴っており、今でも大切に保管しているという」 私を裏切ったら、この日記を出すとこに出そうじゃない。謙は今頃、身震いしてるだろうな。 ところで、約1年半前に起きた横浜市都筑区の三井不動産レジデンシャルの分譲マンション「パークシティLaLa横浜」のマンション傾き“事件”を覚えておいでだろうか。 2つの棟をつなぐ手すりがずれているという住民の指摘から始まり、三井側が調査すると、傾いた棟を支える杭のうち、安定した地盤の「支持層」に届いてないものが多数見つかったのだ。 その後、杭打ちを担当した旭化成建材の担当者による虚偽データの使用が発覚するなどがあり、三井不動産側は全棟建て替えを表明したのである。 昨年9月に住民集会をして、その後引越しをして、この4月から建て替え工事が始まろうとしているところだった。 三井不動産からは一戸当たりの慰謝料300万円が支払われた。 そこに、管理組合の理事長あてに旭化成建材から文書が届き、「マンションの調査をさせてください」というのだ。いまさら何をと、住民たちは呆れてという。それはそうだろう。 なぜこういうことになったかというと、解体を含む工事費は約300億円、居住者の仮住居や引っ越し費用などで約100億円かかり、これをどこがどのくらいずつ負担するかで、売り主の三井不動産、施工した三井住友建設、旭化成建材がいまだに激しい「押し付け合い」を繰り広げているからである。 中でも三井不動産側は、この責任は三井住友建設、杭施工を行った日立ハイテクノロジーズおよび旭化成建設にあり、それらの会社に不法行為責任、瑕疵担保責任などを求償すると、決算短信に書いているというのである。 責任のなすりあい。そこで困った旭化成から、先のような文言の文書が届いたのである。 また、700世帯が近隣で引っ越し先を探したため、便乗値上げが始まり家賃が高騰してしまったのだ。 そのため子どもの学区内では見つけられず、行政と掛け合って、越境を認めさせるなど、住民たちにも大きな苦労があったという。 また80代の独居男性は、孤独死が心配され入居審査に落ち続けて、仕方なく地方へ身を寄せたという。 売ってしまえば、あとは知らない。こうした無責任な販売、施工会社が多いのであろう。こうしたケースが今後どうなるか、追い続けてもらいたい。 さて今週の1位はポストの「飲酒規制が始まった」という特集にあげたい。まさに現代の「禁酒法」を厚労省が作ろうとしているというのである。 タバコについては、飲食店や公共の場所での喫煙を全面禁止する受動喫煙防止法案を3月にまとめていて、今国会で成立を目指している。 4月1日、厚労省内に「アルコール健康障害対策推進室」を新設したそうだ。 日本は酒の規制が少ない国なのだそうだ。そういえば、桜が咲けば酒、名月だといっては酒、めでたいといっては酒。いわれてみりゃそうだがね。 WHO(世界保健機関)では10年に「アルコールの有害な使用を減らすための世界戦略」を採決し、各国が取り組むべき酒害対策として、酒の安売り禁止、飲食店での飲み放題禁止、酒類の広告規制などをあげて、酒の値段の引き上げ、公共の場所での販売規制などが推奨されているというのだ。 すでに欧米をはじめ、シンガポールやインド、タイなどにも規制の動きが広がっていて、日本でも13年に「アルコール健康障害対策基本法」がまとめられている。 これは主として依存症対策だが、昨年5月に改正酒税法を成立させ、ディスカウント店に対して、過剰な酒の安売りの規制に乗り出しているというのである。 へぇ~、ちっとも知らなかった。ポストによると、テレビCMで、うまそうにゴクゴク飲みほすシーンは、アルコール依存症の人に苦痛を与えるとして、内閣府のアルコール健康障害対策関係者会議の指摘で、業界がその指導に従い、ゴクゴクの効果音は使用しない、のど元のアップはしないという自主規制をしているそうだ。 また、日本人の飲酒率は男が83.1%、女性が60.9%で約7,472万人。このうち健康被害が予想される問題飲酒の人間が1,353万人もいて、飲み過ぎによるけがや病気の治療にかかる医療費は年間1兆226億円と推計されている。飲酒による事故や労働損失を考えると、社会的損失は年間推定3兆947億円で、医療費との合計は年間4兆1,483億円にもなる。 アルコール飲料の国内市場は約3兆6,000億円だから、飲酒は経済効果より損失のほうは大きいそうである。 厚労省の官僚が、世界のほとんどの国では、公園やビーチなどの公共の場所での飲酒は禁止が常識だから、東京五輪に向けてアルコール規制の議論を本格化させ、自動販売機の全面禁止、屋外や公共施設での飲酒の規制、店での飲み放題の禁止などをしていくというのだ。 フランスは飲酒大国だったのに、現在は半分に減ったという。カナダでは、野球場でも酒の販売と飲酒が禁止になった。まるでこれでは、1920年から33年まで敷かれたアメリカの禁酒法のようではないか。 プロテスタントの間での禁酒運動の高まりと、巨大資本への不満を持つ国民の社会改変革運動が結びついて制定されたというが、これによって密造酒がつくられ、アル・カポネなどのマフィアの資金源になった。映画『アンタッチャブル』の世界だね。 禁酒法でわかったのは、どんなことをしても飲みたい奴は飲むということ。それを金儲けにしようという人間が必ず出てくるということである。 今回の場合は、国や厚労省が、医療費削減の大義名分でもって、酒への税金を大幅に上げて税収を増やそうという魂胆が見え見えだ。 この国は「酒なくてなんの己が桜かな」である。それに日本酒という世界に誇れる銘酒を作り出した国である。お上が禁酒令など出したら、暴動がおこるぜ。悪いことはいわねぇ、よしといたほうがいい。 さ、これを書き終わったら、一杯飲みに行くとしようか。 【巻末付録】 ポストは「今でもアイドル気分!」で、早見優、松本伊代、森口博子の三ババ(失礼)の色っぽくもなんともないグラビア。 後半は「ぜーんぶ本物の自宅です 家でヌードを撮ってイイですか?」。人気AV女優9人が全裸で自宅を紹介するという趣向だが、労多くして……という感じ。 袋とじは「見たくありませんか? この女のセックス」で、いおりさん、25歳。後は女のスカートの中を覗く猫がいて「猫になりたい。」。グラドルたちの自画撮り。それと橋本マナミの「私生活」 現代は後半だけで「観月ありさ」。もちろんヘアなし。「『アパ不倫』グラドルがヌードで告白 青山真麻」。私を抱いたのは袴田吉彦さんだけじゃありませんとあるから、浮気性なのかね、この子は。 袋とじは「門外不出 傑作『ブルーフィルム』無修正画像を公開する!」。懐かしいね。編集部で温泉に行くと、誰かがこういうのを持っていて、映写会をやって見たものだ。なかなかいいもんだったけどね。こういうのが見られるネットはないのかね。探してみよう。 というわけで今週は両誌ともパンチ力はいまいち。で、引き分けにする。 (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(4/28号、小学館)
笑いたければ報道を見るべき!? ワースト1位・ブルゾンちえみ、2位・オリラジ中田……テレビを席巻する“芸無し芸人”たち
今週の注目記事・第1位 「東芝“原発大暴走”を後押しした安倍首相秘書官・今井尚哉」(「週刊文春」4/13号) 「『東芝』30代社員のトホホな『転職活動日記』」(「週刊新潮」4/13号) 同・第2位 「香取慎吾 20年恋人と“謎の少年”」(「週刊文春」4/13号) 同・第3位 「正直言って、つまんない『笑えない』お笑い芸人ワースト実名30人」(「週刊現代」4/22号) 「ブルゾンちえみに“パクリ疑惑”を聞いてみた」(「週刊文春」4/13号) 同・第4位 「安倍昭恵夫人『核兵器解体』詐欺師との『ただならぬ関係』!」(「アサヒ芸能」4/13号) 「安倍昭恵首相夫人『元暴力団組長との親密写真』」(「フライデー」4/21号) 同・第5位 「三越伊勢丹『追い出し部屋』でいま起きていること」(「週刊現代」4/22号) 同・第6位 「テレ朝ドラマ制作部長の哀しい大転落」(「週刊現代」4/22号) 同・第7位 「認知症に『なりやすい住宅』」(「週刊文春」4/13号) 同・第8位 「自民党現役衆院議員『シャブ逮捕』Xデーの核心!」(「アサヒ芸能」4/13号) 同・第9位 「握手どころかベッドインも『秘密交際クラブ』元AKBの荒稼ぎ」(「週刊新潮」4/13号) 同・第10位 「被害者女性が裁判で証言した 菅野完『性的暴行』疑惑」(「週刊現代」4/22号) 同・第11位 「『リップスライム』のSUが『22歳下のモデル』と不倫愛」(「フライデー」4/21号) 同・第12位 「渡辺謙“厳戒帰国”を独占直撃」(「週刊文春」4/13号) 同・第13位 「舛添さんとはケタ違い トランプ別荘通い『一回税金2億円』」(「週刊文春」4/13号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 日本の週刊誌に「危機感」を求めるのは無理なのだろう。芸能ネタや認知症がいけないというのではない。だが、米中首脳会談直前にトランプの命令でアメリカ軍のシリア攻撃が始まった。 それだけではない。米原子力空母カールビンソンや空母航空団や誘導ミサイル駆逐艦などが朝鮮半島近海に集結し、北朝鮮への圧力を強めているのだ。 一つ間違えれば戦争勃発という最悪の事態も考えられるのに、そうした切迫感は、どの週刊誌からも伝わってはこない。 首脳会談は硬い表情で始まったと各紙伝えていた。両国ともに自国ファーストを主張しているが、今回はお互いがジャブを少し繰り出して様子を見るということになったのだろう。 興味深いのは、これまでの首脳会談とは違って「アメリカの指導者が傍若無人に、そして中国のリーダーが品行方正に振舞う」(ニューズウィーク日本版)という、あべこべ現象が起きていることである。 トランプは地球温暖化対策を撤廃し、保護貿易に傾き、中国は自由貿易を支持し、行った国々で、「私はミスター・グローバリゼーションだ」と公言している。 余裕は習近平側にあるように見えるが、ニューズによれば、今秋、共産党の第19回全国代表大会を控えている習は、米中関係や台湾が大きな問題になるのは絶対避けたいと考えているから、習は、アメリカの対中貿易赤字を2割程度減らすという「お土産」を持って行ったのではないかと推測する向きもあるようだ。 どちらにしても、今回は腹の探り合いで終始し、習が帰国してからトランプがTwitterでなんと吠えるのかが、第2ラウンドになると思っていたが、トランプはいきなり北朝鮮を威嚇する行動に出た。 中国や、シリアを攻撃されたことで憤っているプーチンは、まだ動き出さないが、どう転ぶかは予断を許さない。 これは余談だが、文春によると、大統領就任後にトランプ一家にかかった経費は2カ月で2,300万ドル、日本円にして約23億円だそうだ。 すでにゴルフは13回、メラニア夫人と息子のバロンに対する警護費用が約2,400万円。今回の首脳会談が行われたフロリダの別荘へ行く大統領専用機は1時間飛ばすのに2,000万円以上かかるといわれるそうだから、1回の別荘通いで2億円が吹っ飛ぶのだ。 シリア攻撃は安倍首相が拙速に「支持する」と表明してしまったが、トランプの後先を考えないやり方は、特にアジア諸国を緊張させている。 この男はやはり「狂犬」ではないのか。習近平もプーチンも今はあきれ果てているが、今後どういう行動に出るのか、心配である。 話はガラッと変わる。文春は先週「渡辺謙のニューヨーク不倫」を報じたが、今週はその後の渡辺謙である。 4月1日に硬い表情で成田空港に着いた渡辺は、事務所の堅いガードに守られてゲートから出てきたという。 文春が問いかけると、渡辺はボソッとこう答えたという。 「後日、きっちり話をさせてもらいます」 渡辺との仲を文春に漏らしたと思われる不倫相手は、「今でも謙さんのことが好きで、『別れるつもりはありません。このまま関係を続けたいんです』と話し、会見で彼がどう説明するのか心配しています」(彼女の幼馴染み)。 それはあまりに身勝手ないい分ではないかと思うのだが。 フライデーの今週の張り込みは「リップスライム」というヒップホップグループのメンバー、SU(43)が、ファッション誌でデビューした人気モデル、江夏詩織(21)と不倫している現場である。 このSUは、歌手の大塚愛(34)の夫だが、あまりに女遊びが激しいので、夫婦仲は冷めきっているという。 こんな男とは別れなさいと、もし大塚から相談されたら、そういいたくなるが、男と女の関係は他人に理解できないことも多いから、まあご勝手に。 ところで、このところ何度も書いているが、最近のポストっておかしくない? 今週のトップは、物忘れが激しい人と記憶力が衰えない人の「分かれ目」はどこにあるかという特集だが、目新しい情報があるわけではない。 インドに認知症が少なく、カレーに使われるターメリックに含まれるクルクミンが、アルツハイマー型認知症の原因物質といわれるアミロイドβが脳内に蓄積されるのを防ぐ効果があるというのも、これまで何度も読んだ記憶がある。 それとも、私の認知症が進んだので、そう思い込んでいるだけで、これはものすごい情報なのか? それに右トップが「金庫バカ売れ!? 富裕層は現金で貯める」というのも、読まなくても内容がわかるではないか。 それに、ついていないことに、大谷翔平は打者なら生涯300億円稼げるというのも、大谷が左足を故障してひと月以上休むそうだから、タイミングが悪い。 SEXYグラビアと「死ぬほど死ぬまでSEX」特集は充実しているのだが、メインの特集がこういうテーマでは、ちと心配だ。 こういう高齢者に特化した特集が売り上げに結びついているのかもしれないが、それならば「週刊老後」とでも誌名を変えたらどうか。 次は現代。このところ森友学園の籠池泰典森友学園前理事長の代弁者のようにふるまっている、ジャーナリストの菅野完(たもつ)だが、彼は今、ある女性から性的暴力で損害賠償を求める訴えを起こされ、係争中なのだという。 私はこういう記事が、こうしたタイミングで出ることに「裏」を感じてしまうのだ。 籠池に関わる者は誰であろうとも許さない。ましてや菅野は、安倍晋三を支えている右派集団「日本会議」の全容を初めてといっていい、本で明らかにした人間である。 その彼が、籠池に付いて何かやられたのではうるさいから、潰せという指示と、こういうスキャンダルがあるからやらないかと、売り込んできた筋があるのではないか。 確かにセクハラまがいのことはあったと菅野も認めてはいるようだが、これと森友事件とは何ら関わりがない。こうした人格攻撃をこのタイミングでやるのはと、首を傾げざるを得ない。 ところで、今朝は4時起きしてゴルフのマスターズを見ていた。日本期待の松山は最終日さすがのベストスコアで回ったが、優勝争いには絡めなかった。 優勝はリオ五輪の金メダリスト・ローズと「ウッズの後継者」「神の子」といわれてきたが、なかなか結果を出せなかったガルシアとのプレーオフにもつれ込んだ。 ローズがティーショットを曲げたため、ガルシアが悲願のマスターズを制した。後半のラウンドは手に汗握る接戦で、ローズが有利かと思われた。 くしくもこの日は、亡くなったスペインの英雄、セベ・バレステロスの60回目の誕生日だった。 セベを尊敬するガルシアが、記念すべき日に勝利を手にして天に吠えた。 それにしてもタイガー・ウッズはどうしているのだろう。もう一度グリーンに帰ってきてもらいたいものだ。 新潮によると、銀座にある会員制の交際クラブ「セーシェル銀座」には、提携店と合わせて2,000人ぐらいの女性が在籍しているが、タレントやAV女優に交じってAKB48のメンバーだった女性もいると報じている。 ここは5~20万円の入会金を払い、女性のランクはSV、V、Sなどと別れていて、SVクラスだとセッティング料金とお手当で各10万円ぐらいかかるそうだ。 現在20代半ばだという元AKBメンバーは、スカウトされて月に100万円ぐらい稼いだとあっけらかん。アイドル時代をこう語る。 「まゆゆと一緒にレッスンを受けたこともあります。劇場には数回立ったけど、音が被るからって基本は口パク。踊りも歌もみんな下手だし、もういいやって冷めちゃった。握手会の時なんか、終わった瞬間みんな『きたなーい』って、洗面所に並んでいましたよ」 当時の収入は5万円ぐらい。元AKBで売れば、風俗ならその何十倍にもなる。「元AKBソープランド」でもつくったら繁盛するだろうな。 アサ芸が、自民党現職衆院議員が覚せい剤で逮捕されるかもしれないと報じている。 これは、14年に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたミュージシャンのASKAの事件が発端だという。 ASKAは、パソナグループが元麻布にもっている「仁風林」という接待施設に出入りして、パソナ代表の秘書だった女性と知り合い、シャブとSEX漬けになっていった。 その「仁風林」には多くの芸能人や政治家が出入りしていたが、その中の一人がXという議員だったというのである。今年の2月ごろ、Xの愛人だった女が覚せい剤で逮捕され、いよいよXも逮捕かという情報が駆け巡った。そこで菅官房長官がXに確認したそうだが、本人は頑なに否定したという。 この情報、読む限りは信ぴょう性がありそうだが、どうなりますか。 文春に「認知症になりやすい住宅」という記事がある。何でもオンタリオ州公衆衛生研究所などが、2001年から州に5年以上住んでいる計660万人を対象として、2012年までフォローしたら、24万3,611人が認知症を発症したそうだ。 その人たちを、郵便番号を使って、幹線道路や高速道路にどれだけ近いところに住んでいるかを分類し、認知症発生率を比較したところ、幹線道路から300メートル以上離れたところに住んでいる人に比べて、50メートル未満に住んでいる人は、認知症発症リスクが7%も増加していることがわかったという。 これは権威ある世界医学雑誌のひとつ「ランセット」に掲載されたそうだ。では、なぜ幹線道路近くに住むと認知症になりやすいのか。 要因の一つは大気汚染。二酸化炭素などの窒素酸化物やPM2.5などの微粒子状物質、タイヤの摩耗から発生する空気中の有害物質を吸い込むことによって酸化ストレスや神経炎症を引き起こし、血液脳関係の損傷を招くことから、認知症になりやすいそうである。 二つ目は騒音による寝不足。三つ目は幹線道路沿いでは気分良く体を動かす公園などの施設も少ないため、身体活動の低下になりやすいからだという。 幹線道路沿いにお住いの方、引っ越したほうがいいのかも。 ところで、競馬には絶対がないと心底気づかされたといえば、そんなに長くやっていて今さらなんだといわれそうだが、桜花賞のあった日曜日に、その当然のことを嫌というほど思い知らされた。 まずは中山競馬場の11レース。4番人気の戸崎騎乗のショコラブランから、ほとんど総流しの馬単を買った。 直線を向いてショコラが力強く抜け出し、あとはどれでもいいと叫んだ。だが、泥んこになって2着に飛び込んできたのは7カ月休養明けの13番人気の馬。これだけはいらないと切った2頭のうちの1頭だった。ショコラからの馬単は8万6,420円。 がっくりしたが、気を取り直して阪神競馬場の桜花賞。ルメール騎乗のソウルスターリングは鉄板だろう。ソウルから馬単でレーヌミノル、リスグラシュー、カラクレナイ、ミスエルテなどに流して万全だと思った。 ソウルはスタートこそよくなかったが、中団につけて直線へ。粘るレーヌミノルの外につけて楽に抜け出すと見ていたら、道悪馬場が苦手なのか、いつもの伸びがない。 結局、後ろから来たリスグラシューにも抜かれ、まさかの3着、惨敗である。 まいった。馬券も完敗。後はやけ酒を飲むしかなかった。畜生の上に人間が乗って走るのだから、何が起きるかわからないとは知ってはいたが……競馬は難しい。 さて気を取り直して、現代の記事。以前新潮で報じられたテレビ朝日の制作部長が不倫をしていたことがバレて、男女関係には比較的寛容なテレビ局が、この人間(57)を部長職からゼネラルマネージャーに降格にしたというのである。 新潮は、この男が40代のスタイリストと不倫をしていたが、奥さんにバレて、不倫相手に慰謝料200万円を要求したというもの。 そのとき、不倫している相手と食事したものを、領収書をもらって会社に請求していたと書かれていた。 そこでテレ朝が調べると、出るは出るわ。私的流用がわかったということでの降格処分となった。 制作の人間が外の人間と会ってメシを食うことはよくあることだから、これほど大ごとにならなければ、お咎めなしだったのかもしれないが、奥さんが騒いだために、社としてもケジメをつけなくてはいけなくなったようである。 悪いのは本人だが、奥さんも騒ぎすぎて、墓穴を掘ったということのようである。 やはり現代が、社長追い出しクーデターが起きた三越伊勢丹で、粛清が行われていると報じている。 業績が良くないから社長が追い出されたのだから、首切りは仕方ないだろうが、追い出し部屋をつくり、部長クラスが数人、課長・係長クラスが20人以上、そのほかを含めて50人以上が、そこへ押し込められたというのだ。 そこは椅子が20~30脚ぐらいしかなく、パソコンも全員で3台しかないというから、三越伊勢丹とは思えない、かなり厳しいやり方で、社員の反発を招いているようだ。 それも大西前社長と親しくしていた社員たちが多いというから、大西派排除のためと勘繰られても仕方ないようだ。 業績不振、三越と伊勢丹の寄り合い所帯、クーデターの後遺症など、不安要因が渦巻き、社員の士気は上がっていないという。老舗デパートが喘いでいる。 さて、森友学園問題で渦中の人になった安倍首相夫人・昭恵だが、アサヒ芸能とフライデーに詐欺師と元暴力団組長とも“交流”があったと報じられている。 アサ芸が名指しするのは40代の米国人平和活動家、マット・テイラー。08年に車の中で練炭自殺した元TBSアナウンサーの川田亜子(享年29)の最後の恋人として、メディアに取り上げられたことがある。 山口県出身者で占められている後援会「長州友の会」は、昭恵が運営委員を務め安倍首相も何度も講演に訪れている。そこに映画監督としての顔も持つマットが入り込み、広島の原爆を題材にしたドキュメンタリーを製作すると吹聴し、昭恵はそれに共鳴して、「事あるごとに上映会を開いては、彼の活動のための募金箱を設置して、参加者から集金していました」(地元有力者)。 中には信用して一度に10万円も募金した人もいるという。カネは彼が代表を務めるNPO団体「GNDF(世界核兵器解体基金)」の活動費になったそうだが、今に至るまでひとつも解体していないどころか、こうした高尚な名目を立て、カネを集めるのがマット流だそうで、1998年には「タイタニック引き上げ品展」をやったが、イベント運営費を払わず、「収益をネコババした過去もあります」(NPO関係者)。 大手芸能事務所幹部は、マットが核兵器を解体する瞬間を映像に撮らせるからという条件で1,000万円出資したのだが、出資金詐欺だと知り返還を求め、逆に活動妨害で訴えられたそうだ。反訴してマットの詐欺行為が認定され、返金命令が出たという。 それ以外にも、マットが付き合っていたミスインターナショナル・吉松育美が、件の幹部をストーカーだと訴えたとき、昭恵は支援者として名乗りを上げ、彼はストーカーだと断定した騒動があった。 だが吉松が、昨年2月にその発言を撤回してしまったのだ。後に昭恵は、その幹部に平謝りしたそうだが、「総理夫人という立場を改めて自覚し、周囲の人間を疑うことを覚えなければ」(地元有力者)。 フライデーによれば、最近「アキエリークス」というサイトが開設されたという。そこに、動物愛護団体「J-Taz’s」の代表と彼女が写っている写真が掲載されている。 その代表は元暴力団組長だった人間で、そこが昭恵の名前を使って寄付金集めをしているという情報が流れているそうである。 フライデーの取材に代表は、昭恵の友人が渋谷で犬を保護したことがきっかけで連絡を取り合うようになったと話している。自分が元暴力団の組長で、指がなく入れ墨があるのも事実だが、昭恵の名前でカネ集めをしたことはないと否定した。 飲み会のとき、酔った昭恵から「代表、入れ墨見せて」とよくせがまれたが、「こんなもん人に見せるもんやない」と断ったという。天真爛漫なのかバカなのか。「大麻容認発言」など、一歩間違えれば大スキャンダルになりかねない妻の行動や発言に、夫は気が気ではないだろう。 だが、この夫婦は似た者同士でもある。森友学園問題について説明責任を果たさないばかりでなく、安倍首相は「人権を大きく制約しかねない法律の制定に突き進む」(朝日新聞4月7日付社説)という暴挙に出たのだ。 共謀罪がそれだが、こんな重要法案を30時間程度の審議で打ち切り、成立させようというのである。北朝鮮も真っ青のこうした安倍の強権政治を許してはいけない。 田島泰彦上智大学教授やジャーナリストの青木理、岡本厚岩波書店社長、映画監督・森達也ら33人で「共謀罪(テロ等準備罪)創設法案に反対する表現・メディア関係有志の緊急アピール」を4月6日に出した。 「私たちが希求する表現やメディアの営みは、思想・良心の自由や表現の自由が確保され、自由で民主的な市民社会に支えられてはじめて多様で豊かに創造され、展開されるべきであって、これを危うくする共謀罪(テロ等準備罪)創設法案の制定には表現やメディアの立場から強く反対する」 これができれば、9・11後にブッシュ政権がつくった「愛国者法」の日本版が完成する。安倍のやろうとしていることは、権力主導の国民総監視社会である。そんなことをさせては絶対ならない。 ところでキャリアウーマン風のいで立ちで「花は~自分からミツバチを探しに行きますか? ……探さない。待つの」と上から目線の恋愛指南をするネタでおなじみのお笑い芸人に、ブルゾンちえみ(26)というのがいるそうな。 文春は、先の言葉が、某占星術師の本からのパクりではないかと、ネットで話題になっていると報じているが、そんなことはどうでもいい。 どうせ今の芸人にオリジナリティなどあるわけがない。私はお笑いを見なくなって久しいが、ときどき、チャンネルを間違えて芸人が出ていることがあるが、まったく笑えない。 笑えないお笑い芸人など、何とかのないコーヒーより始末が悪い。 そんな芸なし芸人をもてはやすテレビ局やファンがいるのが、さらに彼らを増長させるのだ。 今日も、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(44)と俳優の佐々木希(29)が結婚することを公表したとスポーツ紙が報じている。 何が悲しくてこんな年上のオジンと、可愛い盛りの女が結婚しなくてはいけないのだ。 忠告しておく。才能のある芸人は家では面白くもなんともない。外面は仮面だ。女だって通りを歩いている犬だって笑わせることができるが、家ではうんともすんともいわないのが当たり前なのだ。 渥美清を見なさい。彼は仲間に自分の住所さえ教えなかった。ビートたけしを見なさい。家にあんな顔の男がいたら、子どもはひきつけを起こす。 昔、私が付き合った萩本欽一だって、舞台を降りれば、タダの無口な人間だ。外でも家でも、ヘラヘラしている奴にろくな芸人はいないのだ。 現代が、笑えないお笑い芸人ワースト30をやっているが、これは企画間違いだと思う。笑える芸人のほうが圧倒的に少ないのだから、ベスト3を選んだほうが読者の役に立つ。 このワースト1にもブルゾンちえみが選ばれている。ただの素人の宴会芸だと評されているが、そんなのばかりだろう。 2位にはオリエンタルラジオの中田。3位が昨年200本以上にテレビに出たという永野。続いて品川庄司、芥川賞のオマケといわれるピース綾部が5位。 30位まで挙げても何の足しにもならないからここでやめておく。芸なし芸人がテレビを席巻しているのは、安く使えて便利だからで、テレビのディレクターにも芸のわかる人間などいないからだ。 元吉本興業の木村政雄がいうように、今は籠池のような濃いキャラクターのほうがはるかに面白い。心から笑いたかったら、バラエティ番組を消して報道番組を見るべきである。 今週の「文春砲」は、元SMAP香取慎吾(40)の“家族”についてである。 3月5日、後楽園遊園地・東京ドームシティアトラクションズに香取の姿があった。一緒にいるのは中学生ぐらいの少年。 モノクログラビアに後楽園のゴンドラに2人して乗り、香取が自分と少年を自撮りする写真が載っている。 どこにでもいる父と子どもという風情だ。だが、なぜ文春は香取の子どもと書かずに「謎の少年」としたのか。 香取が2歳年上の彼女との「熱愛」をフライデーで報じられたのは97年早々。その年の6月には、彼女との「婚前旅行」も同誌で報じられている。 当時、彼女は会社勤めをしながら歌や踊りのレッスンをしていた「アイドルの卵」だったという。フライデーが報じる2年ほど前から交際していて、香取はテレビ局に、彼女の家から出かけることもあった。 香取は祖母の葬儀にも彼女を同伴し、香取の両親が経営していた雑貨店でも働いていたそうである。事実婚のような状態だったのだろう。 だが、2005年に、2人は鶴見区の一軒家から六本木のマンションに引っ越してしまう。そのころこんなウワサがファンの間で流れたという。 「慎吾に子どもができた」 そして熱愛報道はぴたりと止み、それから10年以上ツーショットが撮られたことはない。 だが、昨年3月末に、ハワイで香取が少年と一緒に歩いている写真がTwitterに上げられた。 彼女とは事実婚ではなく、結婚しているのではないか。少年は2人の子どもで、SMAPが解散して時間のできた香取が、子どもと一緒に後楽園へ遊びに行き、ファンに気づかれても気軽に握手していたそうだ。 だが、ジャーニーズ事務所に、この件を問い合わせても「結婚の事実はない」と答え、香取本人を直撃しても無言。 香取を可愛がっていた元マネジャーの飯島氏に聞いても、彼女のことは知らない、子どもはいないでしょと否定した。 香取が彼女と暮らし始めた頃、アイドルが同棲や結婚するなど、事務所ではご法度だった。木村拓哉が工藤静香とできちゃった婚を発表したのが00年11月。だが、香取には好きな彼女がいることも、結婚したいと公言することも許されなかった。 SMAPの解散を強く主張したのは香取だった。結婚を公表したキムタクへの「思い」もあっただろうが、自分たちの仲を公にできない事務所への長年の不信もあったのではないか。 文春は「二十年以上に及ぶ“悲恋の物語”に終止符を打つことができるか」と結んでいる。香取、君ならできるはずだ、できるとも。 今、香取は新規の仕事のオファーを受けていないという。彼は絵が得意で、芸能界を引退してアーティストとして生きていくという見方もあるようだ。 これが報道されてから、香取は周囲に、あれは知り合いの子どもだ、困ったといっているそうだ。 私には、どちらのいうことが本当か判断する根拠はないが、もし、香取がアイドルだから子どもがいることを知られたくないなどと考えているのだったら、彼の人間性を疑う。 どちらにしても、長年一緒に暮らしてきた彼女を、みんなの前に連れてきて、紹介するぐらいはしなくてはいけない。 今週の1位は文春と新潮の東芝の記事。 「綱川社長が3月29日に記者会見を開きWH(原発メーカー、ウェスチングハウス)の破産法申請と同時に、その処理で赤字が最大一兆100億円になると発表。2年前だったらビックリしたかもしれないが、これまで数々の問題が起きて数千億円単位の損失などが明らかになったからだろう。危急存亡のときに立たされても、もはや驚愕しなくなった自分の感覚は、完全に麻痺している」 これは新潮に掲載されている東芝30代社員の「トホホな転職活動日記」からの引用である。筆者は有名国立大学を出て、当時勝ち組中の勝ち組で旧財閥色も薄い自由な社風だと感じた東芝に入った。支社勤務を経て本社の企画部門に「栄転」した中堅社員で、独身。年収は700万円台だったが、ボーナスカットにより2年間で100万円近く減っているという。 日記では、次々に去っていく同僚がいるが、転職ができるのは引く手あまたの技術職で、彼のような企画畑では転職先もなかなか見つからないと悩みを綴っている。 1月には東芝京浜事業所品質保証部の社員が、水力発電機器の安全検査データをねつ造していたことが報道された。2月にはWHの幹部が、米国で建設中の原発を巡り、部下に建設費の圧縮を指示していたことが発覚し、原子力事業を統括する会長と、社内エネルギー部門のトップが退任した。 そのトップ、ダニエル社長が部下に出したメールが転送されてきた。それを読んだ彼はブチ切れる。 「“短い間でしたが、みなさんと一緒に仕事ができて幸せでした”と。ふざけるな。お前と志賀会長が“チャレンジ”と称して、部下に圧力をかけたんだろう。同僚の話では、ダニーの給与は億単位だとか。この泥棒猫!」 東芝を倒産近くまで追い込んだのは、WHを買収したことがきっかけだった。これは国策であり、東芝の「暴走機関車」と呼ばれていた原発事業担当者と経産官僚出身で資源エネルギー庁次長を経て現在、安倍の首相秘書官である今井尚哉が推し進めてきたはずだ。 その結果こんなことになったのだから、安倍も今井も説明責任を果たせと文春が報じている。 筆者はジャーナリストの大西康之。彼はある東芝社員のビジネスダイアリーを入手した。これは東芝電力システム社の主席主監だった田窪昭寛のもので、東芝の原子力畑を歩み、06年のWH買収では現場を取り仕切っていた。 WHを手に入れた田窪は、東芝製原発の海外輸出という目的へと突っ走る過程で、やはり原発輸出事業を推進していた今井と接近していったという。 「特に、3・11以降、新規の原発受注にブレーキがかかる中、トルコやUAEのプロジェクトは東芝にとって、大きなビジネスチャンスだった。そこで、田窪氏はキーマンである今井氏に接近したのです」(田窪と今井の関係をよく知るA) 手帳には頻繁に今井の名前が出てくる。ディナーを一緒にしたり、帝国ホテルのフランス料理店で朝食を取りながら、田窪は今井の協力を得て、安倍首相に進言してもらったという。 文春によれば、アベノミクスの成長戦略である「第三の矢」に悩んでいた安倍は、今井の原発輸出戦略に乗ったのである。 「田窪氏の口癖は『国策だから』。周囲が『本当に大丈夫か』と不安視する案件でも、佐々木社長の後ろ盾があり、今井氏とも繋がっている彼に『国策だ』と言われると、誰も言い返せません。財務部門もストップをかけられなかった」(東芝関係者) 当時の社長の佐々木は、原発事故以降も「原発をほしがっている国はいっぱいある」と強気で、田窪が持ち込む資源投資案件にも相次いでGOサインを出したそうだ。 東芝の幹部たちの先を見ない愚鈍経営と、安倍首相とその側近が、東芝崩壊という大惨事を招いたというのは、真実であろう。 文春のいうように、東芝は福島第一原発の廃炉という役割もあり、社員が17~8万人もいる日本を代表する大企業である。巨額赤字や粉飾決算にもかかわらず、潰せないため、公的資金(血税)の注入も検討されているといわれる。 東芝はもちろん、安倍首相と今井補佐官にも、国民に「原発輸出事業は失敗だった」と説明する義務があることは、いうまでもない。 【巻末付録】 まずは現代から。巻頭は「秘蔵カラー 田中好子」。そうか、彼女が亡くなってから7年も経つんだ。 春になると「もう春ですね」が口をついて出てくる。ちょっぴり太めなのもよかった。 後半は「おっぱいの進化史」。日本テレビの情報番組『スッキリ!!』のレポーター「阿部桃子 29歳の色香」。発売すぐに回収されたという伝説のヌード「背徳の美人ジャズシンガー 真梨邑ケイ」。この人のジャズはよかったのに、なぜ脱ぐようになったのだろう。確かに過激ではある。 袋とじは「有村架純(24歳)の姉 有村藍里(26歳) 衝撃のオール裸身」。人気女優である妹との比較に苦悩し続けた姉か。わかるなその気持ち。 ポストは、巻頭はいつもの西田幸樹が撮った「美大生YOKO」。巻末もいつもの「見たくありませんか? この女のセックス」。それにオマケで「100センチ。何がめでたい」。それに「橋本マナミ『私生活』」。おなじみが多いね。今週はどちらも今一つで、引き分けだ。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(4/13号、文藝春秋)
笑いたければ報道を見るべき!? ワースト1位・ブルゾンちえみ、2位・オリラジ中田……テレビを席巻する“芸なし芸人”たち
今週の注目記事・第1位 「東芝“原発大暴走”を後押しした安倍首相秘書官・今井尚哉」(「週刊文春」4/13号) 「『東芝』30代社員のトホホな『転職活動日記』」(「週刊新潮」4/13号) 同・第2位 「香取慎吾 20年恋人と“謎の少年”」(「週刊文春」4/13号) 同・第3位 「正直言って、つまんない『笑えない』お笑い芸人ワースト実名30人」(「週刊現代」4/22号) 「ブルゾンちえみに“パクリ疑惑”を聞いてみた」(「週刊文春」4/13号) 同・第4位 「安倍昭恵夫人『核兵器解体』詐欺師との『ただならぬ関係』!」(「アサヒ芸能」4/13号) 「安倍昭恵首相夫人『元暴力団組長との親密写真』」(「フライデー」4/21号) 同・第5位 「三越伊勢丹『追い出し部屋』でいま起きていること」(「週刊現代」4/22号) 同・第6位 「テレ朝ドラマ制作部長の哀しい大転落」(「週刊現代」4/22号) 同・第7位 「認知症に『なりやすい住宅』」(「週刊文春」4/13号) 同・第8位 「自民党現役衆院議員『シャブ逮捕』Xデーの核心!」(「アサヒ芸能」4/13号) 同・第9位 「握手どころかベッドインも『秘密交際クラブ』元AKBの荒稼ぎ」(「週刊新潮」4/13号) 同・第10位 「被害者女性が裁判で証言した 菅野完『性的暴行』疑惑」(「週刊現代」4/22号) 同・第11位 「『リップスライム』のSUが『22歳下のモデル』と不倫愛」(「フライデー」4/21号) 同・第12位 「渡辺謙“厳戒帰国”を独占直撃」(「週刊文春」4/13号) 同・第13位 「舛添さんとはケタ違い トランプ別荘通い『一回税金2億円』」(「週刊文春」4/13号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 日本の週刊誌に「危機感」を求めるのは無理なのだろう。芸能ネタや認知症がいけないというのではない。だが、米中首脳会談直前にトランプの命令でアメリカ軍のシリア攻撃が始まった。 それだけではない。米原子力空母カールビンソンや空母航空団や誘導ミサイル駆逐艦などが朝鮮半島近海に集結し、北朝鮮への圧力を強めているのだ。 一つ間違えれば戦争勃発という最悪の事態も考えられるのに、そうした切迫感は、どの週刊誌からも伝わってはこない。 首脳会談は硬い表情で始まったと各紙伝えていた。両国ともに自国ファーストを主張しているが、今回はお互いがジャブを少し繰り出して様子を見るということになったのだろう。 興味深いのは、これまでの首脳会談とは違って「アメリカの指導者が傍若無人に、そして中国のリーダーが品行方正に振舞う」(ニューズウィーク日本版)という、あべこべ現象が起きていることである。 トランプは地球温暖化対策を撤廃し、保護貿易に傾き、中国は自由貿易を支持し、行った国々で、「私はミスター・グローバリゼーションだ」と公言している。 余裕は習近平側にあるように見えるが、ニューズによれば、今秋、共産党の第19回全国代表大会を控えている習は、米中関係や台湾が大きな問題になるのは絶対避けたいと考えているから、習は、アメリカの対中貿易赤字を2割程度減らすという「お土産」を持って行ったのではないかと推測する向きもあるようだ。 どちらにしても、今回は腹の探り合いで終始し、習が帰国してからトランプがTwitterでなんと吠えるのかが、第2ラウンドになると思っていたが、トランプはいきなり北朝鮮を威嚇する行動に出た。 中国や、シリアを攻撃されたことで憤っているプーチンは、まだ動き出さないが、どう転ぶかは予断を許さない。 これは余談だが、文春によると、大統領就任後にトランプ一家にかかった経費は2カ月で2,300万ドル、日本円にして約23億円だそうだ。 すでにゴルフは13回、メラニア夫人と息子のバロンに対する警護費用が約2,400万円。今回の首脳会談が行われたフロリダの別荘へ行く大統領専用機は1時間飛ばすのに2,000万円以上かかるといわれるそうだから、1回の別荘通いで2億円が吹っ飛ぶのだ。 シリア攻撃は安倍首相が拙速に「支持する」と表明してしまったが、トランプの後先を考えないやり方は、特にアジア諸国を緊張させている。 この男はやはり「狂犬」ではないのか。習近平もプーチンも今はあきれ果てているが、今後どういう行動に出るのか、心配である。 話はガラッと変わる。文春は先週「渡辺謙のニューヨーク不倫」を報じたが、今週はその後の渡辺謙である。 4月1日に硬い表情で成田空港に着いた渡辺は、事務所の堅いガードに守られてゲートから出てきたという。 文春が問いかけると、渡辺はボソッとこう答えたという。 「後日、きっちり話をさせてもらいます」 渡辺との仲を文春に漏らしたと思われる不倫相手は、「今でも謙さんのことが好きで、『別れるつもりはありません。このまま関係を続けたいんです』と話し、会見で彼がどう説明するのか心配しています」(彼女の幼馴染み)。 それはあまりに身勝手ないい分ではないかと思うのだが。 フライデーの今週の張り込みは「リップスライム」というヒップホップグループのメンバー、SU(43)が、ファッション誌でデビューした人気モデル、江夏詩織(21)と不倫している現場である。 このSUは、歌手の大塚愛(34)の夫だが、あまりに女遊びが激しいので、夫婦仲は冷めきっているという。 こんな男とは別れなさいと、もし大塚から相談されたら、そういいたくなるが、男と女の関係は他人に理解できないことも多いから、まあご勝手に。 ところで、このところ何度も書いているが、最近のポストっておかしくない? 今週のトップは、物忘れが激しい人と記憶力が衰えない人の「分かれ目」はどこにあるかという特集だが、目新しい情報があるわけではない。 インドに認知症が少なく、カレーに使われるターメリックに含まれるクルクミンが、アルツハイマー型認知症の原因物質といわれるアミロイドβが脳内に蓄積されるのを防ぐ効果があるというのも、これまで何度も読んだ記憶がある。 それとも、私の認知症が進んだので、そう思い込んでいるだけで、これはものすごい情報なのか? それに右トップが「金庫バカ売れ!? 富裕層は現金で貯める」というのも、読まなくても内容がわかるではないか。 それに、ついていないことに、大谷翔平は打者なら生涯300億円稼げるというのも、大谷が左足を故障してひと月以上休むそうだから、タイミングが悪い。 SEXYグラビアと「死ぬほど死ぬまでSEX」特集は充実しているのだが、メインの特集がこういうテーマでは、ちと心配だ。 こういう高齢者に特化した特集が売り上げに結びついているのかもしれないが、それならば「週刊老後」とでも誌名を変えたらどうか。 次は現代。このところ森友学園の籠池泰典森友学園前理事長の代弁者のようにふるまっている、ジャーナリストの菅野完(たもつ)だが、彼は今、ある女性から性的暴力で損害賠償を求める訴えを起こされ、係争中なのだという。 私はこういう記事が、こうしたタイミングで出ることに「裏」を感じてしまうのだ。 籠池に関わる者は誰であろうとも許さない。ましてや菅野は、安倍晋三を支えている右派集団「日本会議」の全容を初めてといっていい、本で明らかにした人間である。 その彼が、籠池に付いて何かやられたのではうるさいから、潰せという指示と、こういうスキャンダルがあるからやらないかと、売り込んできた筋があるのではないか。 確かにセクハラまがいのことはあったと菅野も認めてはいるようだが、これと森友事件とは何ら関わりがない。こうした人格攻撃をこのタイミングでやるのはと、首を傾げざるを得ない。 ところで、今朝は4時起きしてゴルフのマスターズを見ていた。日本期待の松山は最終日さすがのベストスコアで回ったが、優勝争いには絡めなかった。 優勝はリオ五輪の金メダリスト・ローズと「ウッズの後継者」「神の子」といわれてきたが、なかなか結果を出せなかったガルシアとのプレーオフにもつれ込んだ。 ローズがティーショットを曲げたため、ガルシアが悲願のマスターズを制した。後半のラウンドは手に汗握る接戦で、ローズが有利かと思われた。 くしくもこの日は、亡くなったスペインの英雄、セベ・バレステロスの60回目の誕生日だった。 セベを尊敬するガルシアが、記念すべき日に勝利を手にして天に吠えた。 それにしてもタイガー・ウッズはどうしているのだろう。もう一度グリーンに帰ってきてもらいたいものだ。 新潮によると、銀座にある会員制の交際クラブ「セーシェル銀座」には、提携店と合わせて2,000人ぐらいの女性が在籍しているが、タレントやAV女優に交じってAKB48のメンバーだった女性もいると報じている。 ここは5~20万円の入会金を払い、女性のランクはSV、V、Sなどと別れていて、SVクラスだとセッティング料金とお手当で各10万円ぐらいかかるそうだ。 現在20代半ばだという元AKBメンバーは、スカウトされて月に100万円ぐらい稼いだとあっけらかん。アイドル時代をこう語る。 「まゆゆと一緒にレッスンを受けたこともあります。劇場には数回立ったけど、音が被るからって基本は口パク。踊りも歌もみんな下手だし、もういいやって冷めちゃった。握手会の時なんか、終わった瞬間みんな『きたなーい』って、洗面所に並んでいましたよ」 当時の収入は5万円ぐらい。元AKBで売れば、風俗ならその何十倍にもなる。「元AKBソープランド」でもつくったら繁盛するだろうな。 アサ芸が、自民党現職衆院議員が覚せい剤で逮捕されるかもしれないと報じている。 これは、14年に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたミュージシャンのASKAの事件が発端だという。 ASKAは、パソナグループが元麻布にもっている「仁風林」という接待施設に出入りして、パソナ代表の秘書だった女性と知り合い、シャブとSEX漬けになっていった。 その「仁風林」には多くの芸能人や政治家が出入りしていたが、その中の一人がXという議員だったというのである。今年の2月ごろ、Xの愛人だった女が覚せい剤で逮捕され、いよいよXも逮捕かという情報が駆け巡った。そこで菅官房長官がXに確認したそうだが、本人は頑なに否定したという。 この情報、読む限りは信ぴょう性がありそうだが、どうなりますか。 文春に「認知症になりやすい住宅」という記事がある。何でもオンタリオ州公衆衛生研究所などが、2001年から州に5年以上住んでいる計660万人を対象として、2012年までフォローしたら、24万3,611人が認知症を発症したそうだ。 その人たちを、郵便番号を使って、幹線道路や高速道路にどれだけ近いところに住んでいるかを分類し、認知症発生率を比較したところ、幹線道路から300メートル以上離れたところに住んでいる人に比べて、50メートル未満に住んでいる人は、認知症発症リスクが7%も増加していることがわかったという。 これは権威ある世界医学雑誌のひとつ「ランセット」に掲載されたそうだ。では、なぜ幹線道路近くに住むと認知症になりやすいのか。 要因の一つは大気汚染。二酸化炭素などの窒素酸化物やPM2.5などの微粒子状物質、タイヤの摩耗から発生する空気中の有害物質を吸い込むことによって酸化ストレスや神経炎症を引き起こし、血液脳関係の損傷を招くことから、認知症になりやすいそうである。 二つ目は騒音による寝不足。三つ目は幹線道路沿いでは気分良く体を動かす公園などの施設も少ないため、身体活動の低下になりやすいからだという。 幹線道路沿いにお住いの方、引っ越したほうがいいのかも。 ところで、競馬には絶対がないと心底気づかされたといえば、そんなに長くやっていて今さらなんだといわれそうだが、桜花賞のあった日曜日に、その当然のことを嫌というほど思い知らされた。 まずは中山競馬場の11レース。4番人気の戸崎騎乗のショコラブランから、ほとんど総流しの馬単を買った。 直線を向いてショコラが力強く抜け出し、あとはどれでもいいと叫んだ。だが、泥んこになって2着に飛び込んできたのは7カ月休養明けの13番人気の馬。これだけはいらないと切った2頭のうちの1頭だった。ショコラからの馬単は8万6,420円。 がっくりしたが、気を取り直して阪神競馬場の桜花賞。ルメール騎乗のソウルスターリングは鉄板だろう。ソウルから馬単でレーヌミノル、リスグラシュー、カラクレナイ、ミスエルテなどに流して万全だと思った。 ソウルはスタートこそよくなかったが、中団につけて直線へ。粘るレーヌミノルの外につけて楽に抜け出すと見ていたら、道悪馬場が苦手なのか、いつもの伸びがない。 結局、後ろから来たリスグラシューにも抜かれ、まさかの3着、惨敗である。 まいった。馬券も完敗。後はやけ酒を飲むしかなかった。畜生の上に人間が乗って走るのだから、何が起きるかわからないとは知ってはいたが……競馬は難しい。 さて気を取り直して、現代の記事。以前新潮で報じられたテレビ朝日の制作部長が不倫をしていたことがバレて、男女関係には比較的寛容なテレビ局が、この人間(57)を部長職からゼネラルマネージャーに降格にしたというのである。 新潮は、この男が40代のスタイリストと不倫をしていたが、奥さんにバレて、不倫相手に慰謝料200万円を要求したというもの。 そのとき、不倫している相手と食事したものを、領収書をもらって会社に請求していたと書かれていた。 そこでテレ朝が調べると、出るは出るわ。私的流用がわかったということでの降格処分となった。 制作の人間が外の人間と会ってメシを食うことはよくあることだから、これほど大ごとにならなければ、お咎めなしだったのかもしれないが、奥さんが騒いだために、社としてもケジメをつけなくてはいけなくなったようである。 悪いのは本人だが、奥さんも騒ぎすぎて、墓穴を掘ったということのようである。 やはり現代が、社長追い出しクーデターが起きた三越伊勢丹で、粛清が行われていると報じている。 業績が良くないから社長が追い出されたのだから、首切りは仕方ないだろうが、追い出し部屋をつくり、部長クラスが数人、課長・係長クラスが20人以上、そのほかを含めて50人以上が、そこへ押し込められたというのだ。 そこは椅子が20~30脚ぐらいしかなく、パソコンも全員で3台しかないというから、三越伊勢丹とは思えない、かなり厳しいやり方で、社員の反発を招いているようだ。 それも大西前社長と親しくしていた社員たちが多いというから、大西派排除のためと勘繰られても仕方ないようだ。 業績不振、三越と伊勢丹の寄り合い所帯、クーデターの後遺症など、不安要因が渦巻き、社員の士気は上がっていないという。老舗デパートが喘いでいる。 さて、森友学園問題で渦中の人になった安倍首相夫人・昭恵だが、アサヒ芸能とフライデーに詐欺師と元暴力団組長とも“交流”があったと報じられている。 アサ芸が名指しするのは40代の米国人平和活動家、マット・テイラー。08年に車の中で練炭自殺した元TBSアナウンサーの川田亜子(享年29)の最後の恋人として、メディアに取り上げられたことがある。 山口県出身者で占められている後援会「長州友の会」は、昭恵が運営委員を務め安倍首相も何度も講演に訪れている。そこに映画監督としての顔も持つマットが入り込み、広島の原爆を題材にしたドキュメンタリーを製作すると吹聴し、昭恵はそれに共鳴して、「事あるごとに上映会を開いては、彼の活動のための募金箱を設置して、参加者から集金していました」(地元有力者)。 中には信用して一度に10万円も募金した人もいるという。カネは彼が代表を務めるNPO団体「GNDF(世界核兵器解体基金)」の活動費になったそうだが、今に至るまでひとつも解体していないどころか、こうした高尚な名目を立て、カネを集めるのがマット流だそうで、1998年には「タイタニック引き上げ品展」をやったが、イベント運営費を払わず、「収益をネコババした過去もあります」(NPO関係者)。 大手芸能事務所幹部は、マットが核兵器を解体する瞬間を映像に撮らせるからという条件で1,000万円出資したのだが、出資金詐欺だと知り返還を求め、逆に活動妨害で訴えられたそうだ。反訴してマットの詐欺行為が認定され、返金命令が出たという。 それ以外にも、マットが付き合っていたミスインターナショナル・吉松育美が、件の幹部をストーカーだと訴えたとき、昭恵は支援者として名乗りを上げ、彼はストーカーだと断定した騒動があった。 だが吉松が、昨年2月にその発言を撤回してしまったのだ。後に昭恵は、その幹部に平謝りしたそうだが、「総理夫人という立場を改めて自覚し、周囲の人間を疑うことを覚えなければ」(地元有力者)。 フライデーによれば、最近「アキエリークス」というサイトが開設されたという。そこに、動物愛護団体「J-Taz’s」の代表と彼女が写っている写真が掲載されている。 その代表は元暴力団組長だった人間で、そこが昭恵の名前を使って寄付金集めをしているという情報が流れているそうである。 フライデーの取材に代表は、昭恵の友人が渋谷で犬を保護したことがきっかけで連絡を取り合うようになったと話している。自分が元暴力団の組長で、指がなく入れ墨があるのも事実だが、昭恵の名前でカネ集めをしたことはないと否定した。 飲み会のとき、酔った昭恵から「代表、入れ墨見せて」とよくせがまれたが、「こんなもん人に見せるもんやない」と断ったという。天真爛漫なのかバカなのか。「大麻容認発言」など、一歩間違えれば大スキャンダルになりかねない妻の行動や発言に、夫は気が気ではないだろう。 だが、この夫婦は似た者同士でもある。森友学園問題について説明責任を果たさないばかりでなく、安倍首相は「人権を大きく制約しかねない法律の制定に突き進む」(朝日新聞4月7日付社説)という暴挙に出たのだ。 共謀罪がそれだが、こんな重要法案を30時間程度の審議で打ち切り、成立させようというのである。北朝鮮も真っ青のこうした安倍の強権政治を許してはいけない。 田島泰彦上智大学教授やジャーナリストの青木理、岡本厚岩波書店社長、映画監督・森達也ら33人で「共謀罪(テロ等準備罪)創設法案に反対する表現・メディア関係有志の緊急アピール」を4月6日に出した。 「私たちが希求する表現やメディアの営みは、思想・良心の自由や表現の自由が確保され、自由で民主的な市民社会に支えられてはじめて多様で豊かに創造され、展開されるべきであって、これを危うくする共謀罪(テロ等準備罪)創設法案の制定には表現やメディアの立場から強く反対する」 これができれば、9・11後にブッシュ政権がつくった「愛国者法」の日本版が完成する。安倍のやろうとしていることは、権力主導の国民総監視社会である。そんなことをさせては絶対ならない。 ところでキャリアウーマン風のいで立ちで「花は~自分からミツバチを探しに行きますか? ……探さない。待つの」と上から目線の恋愛指南をするネタでおなじみのお笑い芸人に、ブルゾンちえみ(26)というのがいるそうな。 文春は、先の言葉が、某占星術師の本からのパクりではないかと、ネットで話題になっていると報じているが、そんなことはどうでもいい。 どうせ今の芸人にオリジナリティなどあるわけがない。私はお笑いを見なくなって久しいが、ときどき、チャンネルを間違えて芸人が出ていることがあるが、まったく笑えない。 笑えないお笑い芸人など、何とかのないコーヒーより始末が悪い。 そんな芸なし芸人をもてはやすテレビ局やファンがいるのが、さらに彼らを増長させるのだ。 今日も、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(44)と俳優の佐々木希(29)が結婚することを公表したとスポーツ紙が報じている。 何が悲しくてこんな年上のオジンと、可愛い盛りの女が結婚しなくてはいけないのだ。 忠告しておく。才能のある芸人は家では面白くもなんともない。外面は仮面だ。女だって通りを歩いている犬だって笑わせることができるが、家ではうんともすんともいわないのが当たり前なのだ。 渥美清を見なさい。彼は仲間に自分の住所さえ教えなかった。ビートたけしを見なさい。家にあんな顔の男がいたら、子どもはひきつけを起こす。 昔、私が付き合った萩本欽一だって、舞台を降りれば、タダの無口な人間だ。外でも家でも、ヘラヘラしている奴にろくな芸人はいないのだ。 現代が、笑えないお笑い芸人ワースト30をやっているが、これは企画間違いだと思う。笑える芸人のほうが圧倒的に少ないのだから、ベスト3を選んだほうが読者の役に立つ。 このワースト1にもブルゾンちえみが選ばれている。ただの素人の宴会芸だと評されているが、そんなのばかりだろう。 2位にはオリエンタルラジオの中田。3位が昨年200本以上にテレビに出たという永野。続いて品川庄司、芥川賞のオマケといわれるピース綾部が5位。 30位まで挙げても何の足しにもならないからここでやめておく。芸なし芸人がテレビを席巻しているのは、安く使えて便利だからで、テレビのディレクターにも芸のわかる人間などいないからだ。 元吉本興業の木村政雄がいうように、今は籠池のような濃いキャラクターのほうがはるかに面白い。心から笑いたかったら、バラエティ番組を消して報道番組を見るべきである。 今週の「文春砲」は、元SMAP香取慎吾(40)の“家族”についてである。 3月5日、後楽園遊園地・東京ドームシティアトラクションズに香取の姿があった。一緒にいるのは中学生ぐらいの少年。 モノクログラビアに後楽園のゴンドラに2人して乗り、香取が自分と少年を自撮りする写真が載っている。 どこにでもいる父と子どもという風情だ。だが、なぜ文春は香取の子どもと書かずに「謎の少年」としたのか。 香取が2歳年上の彼女との「熱愛」をフライデーで報じられたのは97年早々。その年の6月には、彼女との「婚前旅行」も同誌で報じられている。 当時、彼女は会社勤めをしながら歌や踊りのレッスンをしていた「アイドルの卵」だったという。フライデーが報じる2年ほど前から交際していて、香取はテレビ局に、彼女の家から出かけることもあった。 香取は祖母の葬儀にも彼女を同伴し、香取の両親が経営していた雑貨店でも働いていたそうである。事実婚のような状態だったのだろう。 だが、2005年に、2人は鶴見区の一軒家から六本木のマンションに引っ越してしまう。そのころこんなウワサがファンの間で流れたという。 「慎吾に子どもができた」 そして熱愛報道はぴたりと止み、それから10年以上ツーショットが撮られたことはない。 だが、昨年3月末に、ハワイで香取が少年と一緒に歩いている写真がTwitterに上げられた。 彼女とは事実婚ではなく、結婚しているのではないか。少年は2人の子どもで、SMAPが解散して時間のできた香取が、子どもと一緒に後楽園へ遊びに行き、ファンに気づかれても気軽に握手していたそうだ。 だが、ジャーニーズ事務所に、この件を問い合わせても「結婚の事実はない」と答え、香取本人を直撃しても無言。 香取を可愛がっていた元マネジャーの飯島氏に聞いても、彼女のことは知らない、子どもはいないでしょと否定した。 香取が彼女と暮らし始めた頃、アイドルが同棲や結婚するなど、事務所ではご法度だった。木村拓哉が工藤静香とできちゃった婚を発表したのが00年11月。だが、香取には好きな彼女がいることも、結婚したいと公言することも許されなかった。 SMAPの解散を強く主張したのは香取だった。結婚を公表したキムタクへの「思い」もあっただろうが、自分たちの仲を公にできない事務所への長年の不信もあったのではないか。 文春は「二十年以上に及ぶ“悲恋の物語”に終止符を打つことができるか」と結んでいる。香取、君ならできるはずだ、できるとも。 今、香取は新規の仕事のオファーを受けていないという。彼は絵が得意で、芸能界を引退してアーティストとして生きていくという見方もあるようだ。 これが報道されてから、香取は周囲に、あれは知り合いの子どもだ、困ったといっているそうだ。 私には、どちらのいうことが本当か判断する根拠はないが、もし、香取がアイドルだから子どもがいることを知られたくないなどと考えているのだったら、彼の人間性を疑う。 どちらにしても、長年一緒に暮らしてきた彼女を、みんなの前に連れてきて、紹介するぐらいはしなくてはいけない。 今週の1位は文春と新潮の東芝の記事。 「綱川社長が3月29日に記者会見を開きWH(原発メーカー、ウェスチングハウス)の破産法申請と同時に、その処理で赤字が最大一兆100億円になると発表。2年前だったらビックリしたかもしれないが、これまで数々の問題が起きて数千億円単位の損失などが明らかになったからだろう。危急存亡のときに立たされても、もはや驚愕しなくなった自分の感覚は、完全に麻痺している」 これは新潮に掲載されている東芝30代社員の「トホホな転職活動日記」からの引用である。筆者は有名国立大学を出て、当時勝ち組中の勝ち組で旧財閥色も薄い自由な社風だと感じた東芝に入った。支社勤務を経て本社の企画部門に「栄転」した中堅社員で、独身。年収は700万円台だったが、ボーナスカットにより2年間で100万円近く減っているという。 日記では、次々に去っていく同僚がいるが、転職ができるのは引く手あまたの技術職で、彼のような企画畑では転職先もなかなか見つからないと悩みを綴っている。 1月には東芝京浜事業所品質保証部の社員が、水力発電機器の安全検査データをねつ造していたことが報道された。2月にはWHの幹部が、米国で建設中の原発を巡り、部下に建設費の圧縮を指示していたことが発覚し、原子力事業を統括する会長と、社内エネルギー部門のトップが退任した。 そのトップ、ダニエル社長が部下に出したメールが転送されてきた。それを読んだ彼はブチ切れる。 「“短い間でしたが、みなさんと一緒に仕事ができて幸せでした”と。ふざけるな。お前と志賀会長が“チャレンジ”と称して、部下に圧力をかけたんだろう。同僚の話では、ダニーの給与は億単位だとか。この泥棒猫!」 東芝を倒産近くまで追い込んだのは、WHを買収したことがきっかけだった。これは国策であり、東芝の「暴走機関車」と呼ばれていた原発事業担当者と経産官僚出身で資源エネルギー庁次長を経て現在、安倍の首相秘書官である今井尚哉が推し進めてきたはずだ。 その結果こんなことになったのだから、安倍も今井も説明責任を果たせと文春が報じている。 筆者はジャーナリストの大西康之。彼はある東芝社員のビジネスダイアリーを入手した。これは東芝電力システム社の主席主監だった田窪昭寛のもので、東芝の原子力畑を歩み、06年のWH買収では現場を取り仕切っていた。 WHを手に入れた田窪は、東芝製原発の海外輸出という目的へと突っ走る過程で、やはり原発輸出事業を推進していた今井と接近していったという。 「特に、3・11以降、新規の原発受注にブレーキがかかる中、トルコやUAEのプロジェクトは東芝にとって、大きなビジネスチャンスだった。そこで、田窪氏はキーマンである今井氏に接近したのです」(田窪と今井の関係をよく知るA) 手帳には頻繁に今井の名前が出てくる。ディナーを一緒にしたり、帝国ホテルのフランス料理店で朝食を取りながら、田窪は今井の協力を得て、安倍首相に進言してもらったという。 文春によれば、アベノミクスの成長戦略である「第三の矢」に悩んでいた安倍は、今井の原発輸出戦略に乗ったのである。 「田窪氏の口癖は『国策だから』。周囲が『本当に大丈夫か』と不安視する案件でも、佐々木社長の後ろ盾があり、今井氏とも繋がっている彼に『国策だ』と言われると、誰も言い返せません。財務部門もストップをかけられなかった」(東芝関係者) 当時の社長の佐々木は、原発事故以降も「原発をほしがっている国はいっぱいある」と強気で、田窪が持ち込む資源投資案件にも相次いでGOサインを出したそうだ。 東芝の幹部たちの先を見ない愚鈍経営と、安倍首相とその側近が、東芝崩壊という大惨事を招いたというのは、真実であろう。 文春のいうように、東芝は福島第一原発の廃炉という役割もあり、社員が17~8万人もいる日本を代表する大企業である。巨額赤字や粉飾決算にもかかわらず、潰せないため、公的資金(血税)の注入も検討されているといわれる。 東芝はもちろん、安倍首相と今井補佐官にも、国民に「原発輸出事業は失敗だった」と説明する義務があることは、いうまでもない。 【巻末付録】 まずは現代から。巻頭は「秘蔵カラー 田中好子」。そうか、彼女が亡くなってから7年も経つんだ。 春になると「もう春ですね」が口をついて出てくる。ちょっぴり太めなのもよかった。 後半は「おっぱいの進化史」。日本テレビの情報番組『スッキリ!!』のレポーター「阿部桃子 29歳の色香」。発売すぐに回収されたという伝説のヌード「背徳の美人ジャズシンガー 真梨邑ケイ」。この人のジャズはよかったのに、なぜ脱ぐようになったのだろう。確かに過激ではある。 袋とじは「有村架純(24歳)の姉 有村藍里(26歳) 衝撃のオール裸身」。人気女優である妹との比較に苦悩し続けた姉か。わかるなその気持ち。 ポストは、巻頭はいつもの西田幸樹が撮った「美大生YOKO」。巻末もいつもの「見たくありませんか? この女のセックス」。それにオマケで「100センチ。何がめでたい」。それに「橋本マナミ『私生活』」。おなじみが多いね。今週はどちらも今一つで、引き分けだ。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(4/13号、文藝春秋)






