「このハゲー!」豊田真由子議員に、ビートたけしが緊急提言「ポコチン、コーマンを連呼せよ!」

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「週刊文春」(7/13号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「船越英一郎が松居一代に離婚調停<全真相>-『一億円を振り込みなさい』」(「週刊文春」7/13号) 同・第2位 「『加計学園』にも浮上する補助金詐欺疑惑」(「週刊新潮」7/13号) 同・第3位 「『豊田真由子』のヤメ秘書匿名座談会-もっと事情が知りたい!」(「週刊新潮」7/13号) 同・第4位 「下村博文元文科相に新疑惑-『100万円献金』学校の依頼で特例ビザを」(「週刊文春」7/13号) 「都議選に勝った平慶翔が怒りの告発『私は下村博文の罪を刑事告訴します』」(「週刊現代」7/22・29号) 同・第5位 「加藤一二三、猫と借金とクリスチャンな日々-藤井四段より気になる!?」(「週刊文春」7/13号) 同・第6位 「危機感不感症に陥った日本を世界の激震が襲う日」(「ニューズウィーク日本版」7/11号) 同・第7位 「『山口敬之』を救った刑事部長と内閣情報官の栄達」(「週刊新潮」7/13号) 同・第8位 「安倍首相に鉄槌!」(「週刊文春」7/13号) 同・第9位 「安倍晋三いまだ反省なし」(「週刊現代」7/22・29号) 同・第10位 「ビートたけし2017上半期ヒンシュク大賞を決定するぜっての!」(「週刊ポスト」7/21・28号) 同・第11位「名古屋場所の事件は『風呂場』で起きる!?」(「週刊ポスト」7/21・28号) 同・第12位 「外交上手がDV!? 『外務省トップ』が妻に110番された」(「週刊新潮」7/13号) 同・第13位 「渡辺謙軽井沢<落武者生活>をスクープ撮」(「週刊文春」7/13号) 同・第14位 「菊地亜美が『2連泊』蜜愛、結婚宣言-『関西のイケメン会社員』にメロメロ」(「フライデー」7/21号) 同・第15位 「『ヤクザと在日』任侠団体山口組代表織田絆誠の告白」(「週刊ポスト」7/21・28号) 同・第16位 「観測史上最凶小池ハリケーン/『小池都知事』の『安倍一強』掃討作戦」(「週刊新潮」7/13号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  今週は、来週の月曜日が休日のため、現代とポストは合併号。いい方は悪いが、売り物がないので、一週休めば紙代印刷代が助かるという採算ありきで合併号にしたのではないかと疑いたくなるほど、読むところがない。  巻頭は現代が「縮小ニッポン『未来の年表』」だが、どれもこれもよく知られていることばかり。現代編集部は週刊誌だということを忘れているのではないか。  ポストも威張れたものではない。「完全版『落選運動』その破壊力と実践法」という特集だが、今時、岩波の『世界』でもやらない特集ではないか。  重要性はわかるが、もうすこしタイミングを考えて特集を作ってほしいものだ。  さて、新潮によると、中谷元前防衛相が、都議選の大敗は「THIS IS 敗因。Tは豊田、Hは萩生田、Iは稲田、Sは下村」と分析して見せたそうだ。だが一番の元凶が抜けている。安倍首相である。  だから「THIS IS a 敗因」としなければいけない。  自身と妻の昭恵が関わっていた疑惑が極めて濃厚な森友学園、加計学園問題には、逃げ回るだけで説明責任をまったく果たさない。  大勝した小池都民ファーストも「小池チルドレンというポンコツ議員」(新潮)ばかりだから、前途は多難であろう。  それに小池自身が、開票から一夜明けると、「二元代表制などで懸念がある」と、分かりきった理由で都民ファーストの代表を退いてしまった。  そして「私たちは国民ファーストをベースに考えていく」などと宣った。都知事としての成果も全く出さないうちから、国政へ色気を出すというのは、都民ファーストなどどうでもよかったことを、満天下に明らかにしてしまった。  新潮は、イエスマン・チルドレンと諮問機関だらけの都政はこれから大混乱すると予測しているが、私も、都政より国政、それも総理大臣狙いの小池には、都民として期待できそうもない。心配である。  ポストでノンフィクション作家の溝口敦が、神戸山口組から別れ、任侠団体山口組をつくった織田絆誠代表(50)の告白をやっている。  織田代表はこう話す。 「盃を下ろすまでは、組長になる人はそれぞれいい人なんです。が、下ろしたとたん、子分からお金の吸い上げ自由、自分の勝手と考える。こういった盃なら要らないということです。  しかるべき人物が現れ、トップになっても変わらないと確信できた段階で、組長の座にお迎えしたいと考えています」  ここでは、組長を置かず、親子盃、兄弟盃もしない。月会費はオール10万円以下。カネがかかるからと、他の団体と交際せず、本部事務所も置かない。  織田代表のモットーは「ヤクザはヤクザらしく」で、服装は自由で黒服を強制しない、生活に余裕を持ち、おしゃれを楽しみ、社会貢献せよという。  織田代表の祖父は済州島から日本へ勉強しに来た。大阪・淀川区で軍需工場を営み、親日派として名を成したそうだ。  だが、空襲で工場は灰燼に帰し、その子どもは敗戦後ヤクザになった。その父の子として生まれたのが織田代表である。  暴対法に基づく指定暴力団は22団体あるそうだが、そのうち代表者が在日である組織は5団体。  織田代表は「韓国は生みの親、日本は育ての親」で、大事なのは育ての親だと話す。こうした新しいタイプのヤクザが、山口組分裂の中でどういう役割を果たすのか、注目したい。  今週のフライデーの張り込みネタは、元「アイドリング!!!」メンバーでタレントの菊地亜美(26)。彼女が6月下旬、東京ドーム近くの焼き肉店に入った。  出てきたときは男性と2人で、港区内のレンタルショップに寄り、2人して彼女の自宅マンションに消えたそうだ。  次の日も、夕方、外で合流してまたしても彼女の部屋にお泊り。彼女に直撃すると、大阪に住んでいる一般の方で、5歳上の会社役員だそうだ。  菊地のほうがめろめろのようだ。フライデーが直撃すると、 「う~ん……。たしかに、恋人がいることを隠したい気持ちもありました。でも、写真まで撮られているのに、ウソつくのは変じゃないですか。もう、この瞬間から気持ちを切り替えます(笑)」  事務所に連絡すると「スタッフ一同、彼女の幸せを願っております」だって。みんながおめでとう、よかったね。  文春が、ニューヨーク不倫以来、沈黙を守っている渡辺謙の姿を、彼の別荘のある軽井沢で激写している。  NHKの大河ドラマへの出演は決まったようだが、不倫については沈黙を保ったまま。  妻で女優の南果歩は、新しいドラマの会見で、「ちょっと心身ともに疲れて落ち込んでいた時期に(このドラマに=筆者注)巡り合えたのは、神様が引き合わせてくれたご縁」とほほえんだという。  また離婚されないように、しっかりしなよ謙さん。  さて、外務省のトップ、杉山晋輔事務次官(64)の高級マンションから某夜110番が入り、警察が駆け付けた騒ぎがあったと新潮が報じている。  なんでも、杉山次官が奥さんに手を上げ、奥さんが逆上して通報したのだという。  この杉山次官、派手な指輪やきつい匂いの香水を好み、宴会では火のついたローソクを尻に差すなど、本業以外で話題に事欠かない人だそうである。  この夜は、事件性はないということで警察は引き上げたそうだが、外務省のトップが警察沙汰では、外務省の看板に傷がつくというものだ。  名古屋場所が始まったが、いわんこっちゃない。初日、新大関の高安と先場所休場した稀勢の里が、ともに敗れてしまった。  高安は落ち着きを取り戻せばなんとかなるだろうが、稀勢の里は「春場所でのケガが完治とはいえない状態で、場所直前まで強行出場するかが関係者の注目を集めた」(ポスト)。  もし名古屋場所も途中休場となれば、進退伺にもなりかねない。左肩のけがはかなり重いと見て間違いはない。ここで「休む勇気」を持たなくては、稀勢の里の時代はつくれない。心配である。  ビートたけし恒例の「上半期ヒンシュク大賞」だが、今回は誰の目にも豊田真由子代議士センセイが断トツだから、たけしもいうことがなくて困っただろう。 「あまりにテレビの自主規制がひどいんで、オイラも『テレビじゃ言えない』なんて本を出したけど、豊田センセイのおかげで流れが変わったね。あれ以来、ハゲネタはタブーじゃなくなった。センセイが復活したら、国会で『ポコチン』『コーマン』を連呼してもらって、この国の『表現の自由』を死守して頂きたい!」  ヒンシュク大賞は豊田真由子と不倫で名を馳せた中川俊直センセイに決定! たけしいわく、「自民党代議士2回生はトンデモナイ逸材揃い」だそうだ。  ところで、いよいよ安倍内閣の支持率が危険水域に入ってきた。 「朝日新聞社は8、9日、全国世論調査(電話)をした。安倍内閣の支持率は33%で、前回調査(1、2日)の38%から1週間でさらに下落し、第2次安倍内閣の発足以降、最低となった。不支持率は47%(前回42%)だった」(7月10日付)  北朝鮮がICBMを打ち上げても支持率回復しなかったのだから、この下降線は本物だ。  安倍は麻生や甘利、菅などと、これからどうするかを話し合い、8月にも内閣改造をするつもりだが、現代によれば、目玉と考えていた橋下徹の入閣はなく、菅経由で打診していた小泉進次郎も断ってきたそうだ。  安倍はそれを聞いて、「何様だよ」と呟いたそうだが、もはや泥舟と化した安倍丸に一緒に乗ろうというのは、ヒンシュク・クイーンの稲田朋美しかいないだろう。  いっそのこと、稲田官房長官にしたらどうか。それを機に、昭恵と離婚して、稲田も離婚し、安倍と稲田が結婚したらいい。  官房長官は首相の女房役であり、実生活でも夫婦になれば、言行一致のいいカップルになる。国民からはそっぽを向かれるだろうが、身から出た錆だから致し方あるまい。  ポスト安倍候補たちが次々に安倍首相批判を口にし始めた。石破茂や野田聖子、船田元がそうだが、安倍の信頼が厚いといわれている岸田外務大臣も、反旗を翻しそうである。  文春によれば、安倍が読売新聞で改憲案を表明した後、岸田は「今すぐの九条改正は考えていない」と否定的な見解を示した。  麻生副総理は面従腹背の典型だから、安倍がダメとなったら、すぐにも動き始め、自分が後見人になって裏から操れる人間を探し始めるはずだ。  ようやく安倍政権の崩壊が現実のものとなってくる。  そういえば財務省の佐川宣寿・理財局長(59)が国税庁長官になるという人事が話題を呼んでいる。  佐川は学校法人「森友学園」への国有地売却問題の担当局長として、国会での追及されても「不当な働きかけはなく、記録も残っていない」などとのらりくらりとした答弁を繰り返して批判を浴びた。野党からは「森友問題の功労者として『出世』させたのではないか」との批判も出ていて、納税者の理解を得られるのか、疑問が出ている。  新潮によれば、安倍ベッタリ記者の山口敬之の準強姦事件捜査をストップさせた、中村格(いたる)が、警察庁の総括審議官に就任することが確実視されているという。  菅官房長官と親しい中村は、このままいくと警視総監という声もあるという。これまたおかしな人事である。  閑話休題。官僚は嫌いだ。だからほとんど付き合いがない。高校生の時、なんでもオレは知っていると頭の良さをひけらかす嫌味な同級生がいた。そいつは東大に入り厚生省(当時)の官僚になった。その男のイメージがあるためか、編集者人生の中で官僚とはほとんど付き合いがない。  先日、一葉のハガキが来た。高校のクラス会の世話役をやっている人間からだ。内容は先の官僚になった男が叙勲したというのだ。瑞宝重光章というのをもらったらしい。春秋で8,000人以上がもらう勲章で、天皇からではなく安倍首相からもらうのだというから、驚くほどのもでもなかろう。  だいぶ前になるが、講談社のナンバー2が、勲章を欲しくて、部下に政治家を動かすよう命じて、なんとかという勲章をもらったと聞いたことがある。人間年を取るとそんなものが欲しくなるのだろうか。  クラス会開催の知らせでもないのに、こんなことを書いてくるなと呟いて、ハガキをごみ箱に捨てた。  ところで北朝鮮が、アメリカの独立記念日に合わせてICBM(大陸間弾道ミサイル)を打ち上げた。記念日を寿いでということではないだろう。  40分間飛行して日本海の排他的経済水域(EEZ)に着水したそうだが、ついにアメリカ本土(ハワイぐらいまでか)にまで到達する兵器を持ったことになると、トランプ米大統領たちは大騒ぎのようだ。  最近はとんとカールビンソンなどの空母がどこにいるのか、情報を探しても見つからないが、これらが北への抑止力にはなっていないようである。  トランプは怒り狂っているようだが、中国とロシアはそれに同調する気はなさそうだ。そうなると、G20でトランプは安倍首相に「北への空爆を一緒にやろう」などといってきはしないだろうか。安倍という男はアメリカのいいなりだから心配である。  ニューズウィーク日本版で、コラムニストの河東哲夫は、「日本は能天気すぎる。北朝鮮からミサイルが飛んでこなかったことで、危機に対する免疫ができたようで、『悪いことしなければ、危機など起こるはずがない』と、足元は崩れ、危機はそこまで来ているのに、『仮想現実』ならぬ『仮想安定』を見ているだけだ」と、批判している。  確かに、日本人は真の危機が迫っていても、どうにかなるさと高をくくっている図太さ、いや、いい加減さはある。  明日に大地震が首都圏を襲うかもしれない。北のミサイルが間違って日本列島に落ちてくるかもしれない。原発事故が再び起こるかもしれない。  考え出したら不安で夜も眠れなくなるような危機があちこちにあるのに、私は、家も建て替えないし、日本から脱出しようとも考えない。  先立つものがないということもあるが、せんじ詰めればそれが日本人なのだ。そうやって生きてきたし、これからも生きていくのである。  さて、藤井聡太四段のおかげでといっては悪いが、再びマスコミの寵児になったのが加藤一二三九段(77)である。  丸っこい顔と早口でしゃべるかわいいお爺ちゃんは、テレビでも引っ張りだこだ。文春によると映画主演のオファーもあったという。  だがその変人ぶりもなかなかのようである。縁起がいいというのでネクタイはベルトの下より20cmは長く締める。  箱根の旅館で対局したときは、滝の音がうるさいと、滝を止めさせようとした。対局中にカキフライ定食とチキンカツ定食を食べた。  だがトラブルもあるようだ。10年以上敷地内で猫にエサを上げ続けたため、糞尿被害や悪臭で、そこに住んでいるほかの世帯から、エサやりの禁止と慰謝料を求めて提訴されたという。  加藤側は敗訴し、エサやり禁止と慰謝料204万円払わされたそうだ。  管理費をためたり、土地を担保に1,000万円を日本将棋連盟から借りているという。それに30歳の時に洗礼を受け、熱心なクリスチャンで、かなりの寄付をしているそうである。  だが、故・芹沢博文がいっていたが、棋士で飢え死にした奴はいない。加藤九段も、名人、十段、棋王などタイトルを獲得している。  将棋担当記者によると、羽生善治三冠などのトップは年収1億円程度、下位クラスでも5~600万円は稼げるという。  そのほかにも、将棋教室や講演、将棋好きの大企業の社長などに教えれば、相当なご祝儀がもらえる。  加藤九段は63年の将棋人生で、生涯年収は10億円はくだらないだろうと、ベテラン棋士が話している。  加藤九段は現在、ワタナベエンターテインメントに所属している。そこによると、将棋会館からの借金は返済完了。エサやりは今はやっていない。管理費は1カ月滞納しているので、本日払います。  将棋からは引退したが、これからはタレントとしてテレビ界を席巻するかもしれない、魅力ある人のようだ。  下村元文科相への加計学園からの献金疑惑に続いて、文春は、神奈川県川越市を中心に30校ほどの学習塾を経営する山手学院から、2007年から2013年までの間に計63万円の企業献金を受け取っていたと報じている。  また、2012年9月28日に、都内で貸金業を営んでいた70代の男性からパーティー券を200万円分買ってもらっていた。  政治資金規正法では1回のパーティー券売買額は150万円を上限とすると定められているから、これを超えているし、その上、20万円を超える場合は収支報告書に氏名などを記載しなければいけないのだが、それが見当たらないという。  件の男性は、パーティー券を引き受け、それを売ったことを認めた。そのほかにも「闇献金」が疑われるものがあるそうである。  下村も疑惑のデパート化しているようであるが、その下村に、文春などに事務所の情報を流したのは、以前勤めていた秘書の平慶翔(29)ではないかといわれた当人が、現代で猛反論している。  もちろん、そうした内部文書を持ち出したことはなく、下村がいっているような、上申書など身に覚えがない、退職届と上申書の筆跡が似ているといっているが、あれは自分の筆跡ではないと全否定している。  都議選中、下村は会見して、文春の報道は「選挙妨害」だといったが、平のほうがあの会見のために5,000票は減らされたので、妨害したのは下村のほうだと難じている。  そして、文春が追及している加計学園からの200万円の寄付について、こう語った。 「しかし、3年半、下村代議士や今日子夫人をそばで見てきた者として言わせていただくと、パーティ券購入が11人の分散献金という今回の説明は、まったく合点がいきません。そこにはやはり嘘が混じっていると感じざるを得ないのです。  私は、文書偽造と名誉棄損で、刑事・民事両面から告訴を検討中です」  ここまでいい切るなら、きっちり告訴して、法廷で白黒をつけるべきである。変に中途半端にしてしまうと、平自身のこれからに関わってくる。  さて、今年最大のモンスターになった豊田真由子議員だが、新潮は、彼女の事務所を辞めたヤメ秘書たちの匿名座談会をやっている。新たな豊田センセイのお言葉はこうだ。 「赤信号でも止まるな」「世の中、ホントにバカばかり」「新しいタイプのおバカさんたち」「このチョギっ!」(有史以来誰も使ったことのない新しいタイプの罵り言葉だそうだ)  国会では「弱者のために」なんていっているが、差別意識の塊だとヤメ秘書は語っている。厚労省出身だから障害者施設を回ることが多く、表向きは弱者に寄り添っている風を演じるが、裏では全く違う。 「施設で障害者が作ったお菓子なんかをもらって帰ってくると、『こんなの、中に何が入っているか分かったもんじゃない!』とか言って、絶対に口をつけようとしませんからね。この行動が、彼女の全てを物語っています」  ここまでバラされたら、彼女が次の選挙で当選することはあり得ないだろうが、ちょっぴり寂しい気がするのはなぜだろう。  安倍首相は「もり・かけ」問題を早くもみ消したいと焦りだした。森友学園の籠池前理事長には、大阪地検特捜部を動かして国や大阪府から補助金を騙し取った容疑で家宅捜査させ、逮捕して口封じしようとしている。まさに安倍による「国策捜査」である。  だが、新潮によると加計学園の加計孝太郎理事長にも、補助金詐欺疑惑が持ち上がっているという。  今治市で進めている獣医学部新設の総工費は約192億円で、そのうちの半分96億円を県と市が補助金で負担することになっている。  6月21日に今治市議会に新設する建設費の見積もりが加計学園から提出されたが、そこには「施設は全部が鉄骨造りで費用はトータルで約148億円になる」とあったそうだ。  単純計算すると坪単価は約150万円になるが、これはけた違いに高いと『今治加計獣医学部問題を考える会』の村上治共同代表が指摘する。  例えば、3年前に十和田キャンパス(青森県)の獣医学部棟を建て替えた北里大学は、鉄筋コンクリート造りで、建設費は当時で坪82万円だった。一般的には鉄筋コンクリート造りのほうが鉄骨造りより高いそうだから、加計学園の見積もりは異常に高いといわざるを得ないようだ。  今治市はまったくノーチェックで、加計学園のいうがまま96億円という補助金を決めてしまっている。だが、建設費の水増しで、補助金だけで学部を新設しようと目論んでいるのではないかというのである。  文春は、獣医学部新設については、8月末に文科省の審議会で最終判断されるが、7月10日に行われる国会の閉会中審査では、文春が追及している下村元文科相と加計学園の癒着疑惑も追及されるから、「加計疑惑はまだ終わらない」(文春)のだ。  7月5日の夜、カミさんと松居一代&船越英一郎の話をしていた時、一通のメールが届いた。 「突然ですが、Aさんの奥さんが今朝飛び降り自殺をしました」  目が釘付けになった。Aは古い友達である。奥さんとは会った記憶はないが、いったい何があったのだろう。深夜、こういうメールが届くと心が震える。  松居一代(60)とは私が現代編集長の頃だから、20年ぐらい前に会ったことがある。そのときは、彼女の子どもがひどいアトピーで、アトピーを治すためにいろいろの病院を回り、あらゆる本を漁って研究していると、熱く語っていた。  私の子どももアトピーがひどく、その後、いろいろアドバイスをしてもらったと記憶している。  離婚した後で、船越英一郎(56)と再婚する前だったが、思い込みが激しく、こうと思ったら何がなんでも突き進んでいくタイプで、こういう女性と結婚した男は大変だろうなと思った。  船越のことはほとんど知らないが、父親の船越英二は好きな俳優だった。日本のマストロヤンニといわれた美男俳優だったが、1959年(昭和34年)、大岡昇平原作、市川崑監督の『野火』に主演して、極限状況の敗残兵を演じ映画賞を総なめにした。  親父に比べて息子は線が細い気がする。そうした男は松居のような気の強い女に魅かれがちだが、この結婚は当初から波乱含みだったと文春が報じている。 「船越家は由緒ある家柄で、英一郎は三十四代目の当主。父で昭和の名優だった英二さんは、後継ぎとしてひとり息子の英一郎に大きな期待をかけていたこともあり、バツイチで子連れの松居との結婚には猛反対。英一郎の両親は結婚式に参列せず、英二さんは07年に亡くなるまで一度も松居と会うことはなかったのです」(船越家の知人)  松居によれば、船越が両親に松居と結婚したいというと、父親は日本刀を抜いて「親を捨てて女を取るのか」といったそうだ。だが、親に勘当されても愛を貫くという生きかたもある。  2001年に結婚して“円満”そうに見えたが、11年ごろ、船越が自宅から徒歩1分のところに「支度部屋」を購入した頃から2人の間に波風が立ち始める。  そして15年に、船越側から離婚の意思を伝え、彼女側は拒否したため完全な別居状態が始まったという。  船越が離婚を望んだ最大の理由は、松居の「執拗なDV」だそうだ。船越と他の女性とのメール履歴を見つけた松居は、携帯電話を沸騰した鍋に入れて破壊。さらには「離婚する」といって暴れ出し、ハンガーで船越の頭を殴りつけ、台所から持ち出してきた包丁を船越に向けたそうだ。  椎間板ヘルニアを患って入院していた船越に馬乗りになって、「さっさと電話をよこせ」と怒鳴り、胸ぐらを掴んでベッドに叩きつけた。  船越が知り合いの女性と他愛のないメールを送っていたのを松居が発見して激昂し、船越の頭を10回以上殴りつけたなどなど、すさまじいDVがあったと、船越の知人が話している。  07年、船越の父・英二が亡くなった時、松居は船越に「アイツは私にたてついていたから、呪い殺してやった」といった。  自著の出版記念会で、亡くなった川島なお美と船越が付き合っていたことを暴露し、非難された時も、松居は「死んだ女がどうなろうと自分には関係がない。本が売れればいいのよ」といい放ったという。  松居という女性はバカではないから、彼女にもいい分がある。船越が糖尿病を発症したとき、おカネより健康が大事だから治療を受けるよういったが、健康食品のCMが入ったばかりだったから頑として受けなかった。  糖尿病があるから、船越とは10年近くセックスレスだが、私は船越を愛していたから、手をつないで寝るだけで幸せだった。糖尿病の合併症で2度顔面麻痺を起こし、激ヤセしたのが心配だった。  浮気されるより船越の身体が心配だった。しかし船越はバイアグラを大量に飲んで不倫していた。それも松居の親友と。  松居は2人が密会をしているところを突き止め、そして彼女はこう決めたという。 「私は絶対に船越英一郎を許さないと。彼は私をとんでもない悪妻に仕立て上げて、自分を被害者のようにして離婚しようとしている。(中略)絶対に嘘をつかないというのが私の信念です。だから今回、きちんと(文春に=筆者注)お話ししたのです」  両者のいい分は真っ二つ。松居は自分のブログで動画を配信し、船越の不実を詰り自殺すると語ったりしている。  松居は中途半端な妥協はしないだろう。船越には同情しないが、怖いだろうなこういうカミさんを敵に回したら。結婚は人生の墓場とはよくいったものである。 【巻末付録】  現代、ポストともに合併号だから、記事よりグラビアに力が入っている。  ポストは、巻頭で「森高千里 『青春を、もう一度』」。もちろんヌードではない。  売りは後半の「100人のイキボイス」である。QRコードや書かれているURLにアクセスすると、ここにいる100人の「いくときの声」を聴くことができるというもの。お暇な方はどうぞ。  見ながら夏だというのに寒気がしてくるのは「ジャズシンガー 真梨邑ケイ、還暦迎えてAV出演」である。還暦にしてはいい体だとは思うが……。  お次は100人の「お尻総選挙」を制したという麻里梨夏の「原寸大 日本一のお尻」。袋とじは「真夏のアンダーヘア大研究 2017 陰毛の向こう側が見えてきた!」  ラストは「2017ミス湘南グランプリが魅せた限界セクシー 江藤菜摘」。おまけは元おニャン子クラブ、デビュー30周年の挑戦「渡辺美奈代 47」。47歳にしてはかわいらしい。  現代へ行こう。巻頭は「時をかけて 原田知世」。50歳目前の原田だが、まだまだおいしそうだ。  後半は「NHK朝ドラ『ひよっこ』主人公の先輩・幸子役で大ブレイク 島藤子」。なかなか目力のある表情のいい子だ。  次は「アイドル・ヌードの新星 桃乃木かな」。袋とじはまだやるのかと思わざるを得ない「叶恭子 女神のヌード」。もう見飽きたな。  もう一つの袋とじは「濃艶バディを完全撮り下ろし 柏原芳恵」。12年ぶりの撮り下ろしだそうだ。  ところどころ年がにじみ出ている写真はあるが、なかなか引き締まったボディで、かつて皇太子もファンだった頃の面影は残っている。これはスクープといっていいだろう。  徳間書店から写真集が7月21日に発売される。  今週は柏原芳恵の写真集を載せた現代の勝ちである。 (文=元木昌彦)

安倍チルドレン“魔の2回生”問題児たちの醜聞続々……アル中、暴言、なんでもアリ!?

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「週刊文春」(7/6号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「下村元文科相『加計学園から闇献金200万円』-内部文書入手」(「週刊文春」7/6号) 同・第2位 「魔の2回生/『豊田真由子』の『絶叫暴力』未公開データ40分中の最恐文言」(「週刊新潮」7/6号) 同・第3位 「『身内も仰天』!<総理改憲インタビュー>に『読売』社長賞」(「週刊新潮」7/6号) 同・第4位 「魔の2回生/怪しい中国人女性を議員宿舎で囲ったアル中代議士『橋本英教』」(「週刊新潮」7/6号) 同・第5位 「金子恵美総務政務官『優雅な送迎』-運転手付きの公用車で優雅に送迎」(「週刊新潮」7/6号) 同・第6位 「加計学園グループの敷地内に『自民党支部』があった!」(「週刊ポスト」7/14号) 同・第7位 「都議選圧勝! 小池百合子『総理への道』」(「週刊現代」7/15号) 同・第8位 「官邸がバラ撒いた『4億円』に御用メディアが飛びついた!」(「週刊ポスト」7/14号) 同・第9位 「前川喜平文科省前事務次官の新証言 これで安倍政権は本当に終わる」(「週刊現代」7/15号) 同・第10位 「我、藤井聡太にかく敗北せり-14歳の天才に敗れた14人の棋士インタビュー」(「週刊新潮」7/6号) 「藤井四段『ここが凄い』-『100回やっても勝てない』」、敗者が語る」(「週刊文春」7/6号) 同・第11位 「『小林麻央』の命を奪った忌わしき『民間療法』-海老蔵は三度過ちを犯した」(「週刊新潮」7/6号) 同・第12位 「滝川クリステルが<元恋人>小澤征悦から復縁を迫られている!」(「フライデー」7/14号) 同・第13位 「『グッチ裕三』テレビで一押し『メンチカツ屋』は自分の店」(「週刊新潮」7/6号) 同・第14位 「握手会大荒れも秋元康が築く30億円AKB御殿」(「週刊文春」7/6号) 同・第15位 「報ステ小川彩佳アナ、<森友官僚>に忖度なき直言」(「週刊文春」7/6号) 同・第16位 「有名企業のホンネ 国税より『かとく』が恐ろしい」(「週刊現代」7/15号) 同・第17位 「清楚な美女に出会える『出会いアプリ』をご存知か」(「週刊現代」7/15号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  予想通りとはいえ、小池都知事の都民ファーストの会の圧勝だった。私も昼過ぎに一票を投じたが、投票場となった小学校に人影はまばらだった。  期日前投票は多かったが、あまり投票率は伸びないのではないかと思っていたが、やはり前回を上回ったものの51.27%と、関心の割には低かった。  分析はこれからだが、若者層の投票率が低く、中高年の割合が高かったと思われる。  さすがの安倍ポチ新聞・読売新聞も、社説で「自民党の安倍政権の驕りと緩みに反省を求める。それが、首都圏の有権者が示した意志と言えよう」と書かざるを得なかった。  安倍首相は今回の敗北を重く受け止めて、「言葉で『低姿勢』を強調するだけでは済まされない。疑惑や疑問には丁寧に説明し、重要政策で着実に結果を出すべきだ」と、安倍をたしなめた。  この言葉は、安倍の走狗となって前川前事務次官を貶めようとする記事を書いた読売にも跳ね返ってくるはずだ。  私の父親がいた新聞ではあるが、読売新聞の堕落、権力への追従は目に余るものがある。猛省すべきは安倍自民と同じである。  安倍とともにナベツネ主筆も辞任するべきではないのか。  この話は後でまたすることにして、まずは軟らかい話から。Tinderというアプリをご存じだろうか。  2012年にアメリカで生まれたそうだが、安全で手軽に異性と出会うことができると評判になり、全世界で3,000万人の登録者がいて、日本でも20代の女性が中心になり人気が出ていると現代が報じている。  このアプリは無料で、アプリを開くとSNSフェイスブックへのログインが求められるそうだ。  そこに名前や年齢、出身大学などのプロフィールを作成する。つまり、実名で登録し、相手も実名というところが「安心」というわけだろう。  現代の記者も登録してみたら、「いいね!」と返してきた25歳の女性とデートができたという。  彼女の動機は「一緒にお酒を飲める人が欲しい」ということだそうである。私も、そういう動機を持った中年女性に出会いたいものだが、こうしたものは100%安全などということはあり得ないのだろう。アプリをダウンロードしようかどうしようか、迷っている。  お次も現代の記事。「かとく」というのを知っているだろうか。厚生労働省東京労働局過重労働撲滅特別対策班の通称。  電通の女性社員が過重労働を苦に自殺したが、その後「かとく」の強制捜査が入り、電通はブラック企業と烙印が推され、企業イメージは失墜した。 「かとく」はこれまでに、靴販売のABCマート、外食チェーンのフジオフードシステム、、ディスカウントストアのドン・キホーテ、外食チェーンのサトレストランシステムズ、スーパーマーケットのコノミヤ、旅行会社のHISにも強制捜査を行い、法人としてだけではなく労務担当など、現役社員も書類送検してきた。  サトレストランシステムズが運営する「和食さと」は、私の家のすぐ近くにもある。ほとんど行ったことはないが、安いが、従業員が少ないために出てくるのが遅くてイライラする。  だが、通りに沿って広い駐車場があるため、タクシー運転手の利用が多い。 「かとく」が入ると、イメージが落ち、人手不足に拍車がかかる、いい人材が来ないなどの不利益が生じるため、そうした不安を抱えるところは戦々恐々だそうである。  企業潰すにゃ刃物はいらぬ「かとく」が一回入りゃいいということだ。  文春が、テレ朝『報道ステーション』の小川彩佳アナが、財務省福田主計局長、武内国際局長、外務省の秋葉審議官、経産省の嶋田通商政策局長らが集まる会に参加して、いきなり武内に「やましくないんですか」といったと報じている。  この武内、森友学園への国有地売却の時の近畿財務局長だったのだ。武内は予算委員会に参考人招致され、政治家からの問い合わせや政治的な配慮はまったくしていない、安倍への忖度などしていないと答弁した人間だ。 「私がウワサの武内です」といった途端、小川の雷が落ちた。よくいった小川アナ。  さて、すぐそこにいて触れられるアイドルというAKB商法は、もはや限界だろう。ファンだって握手するために大量のCDなどを買わされ、ほんの数十秒手を触れるだけではフラストレーションがたまるのは無理ない。  秋元康のひねり出した悪辣な商法は一時成功したが、もはや限界である。彼女たちの身の安全が100%確保されるような体制を取らないと、必ず悲劇的な事件が起こる。  その秋元だが、神奈川県・横須賀に土地・建物合わせて30億になるのではないかという豪邸を新築中だと文春が報じている。隣は秋元と親しい幻冬舎の見城徹が購入したという。やれやれと思うしかない。  テレビを付ければグルメ情報ばかり。何を信じればいいのかわからないが、それを利用して、自分がやっている店を自画自賛していたというセコく汚い話が新潮に載っている。  グッチ裕三なるタレントがいる。テレビに出るたびに、浅草にメンチカツのうまい店があるといっているらしい。だがその店は、グッチの妻が代表で、彼も役員になっているファミリー企業だったと、新潮が調査して報じたのだ。テレビは広告料を取った方がいい。  フライデーは、滝川クリステル(39)のマンションに、以前付き合っていたが別れたといわれていた小澤征悦(43)が来て泊まっていき、復縁を迫っていると報じている。  小澤は小澤征爾の息子。一説には父親が2人の結婚に反対したといわれてもいるようだ。  その小澤がアストンマーチンで来て、今さら結婚しようもないのではと思うが、滝クリはフライデーの直撃に、こう答えている。 「お互いのこととか、将来のことを話し合ったりはしています──交際という意味ではなく」「私が彼の気持ちを言うのはちょっと、おこがましいんですけど、前から強い気持ちをいただいているので、それにどう向き合うかというか……」「今後どうなるかは、ちょっとまだ……話し合っている状態なので」  こんないい女を困らせて……。愛とか恋とかは当人同士しかわからないから野暮はよすが、立川談志の口癖に「人生成り行き」というのがある。オレなんぞは、いつもこれを実践してきたが、そう間違った人生でもなかった。そうしたら、滝クリちゃん。  市川海老蔵の妻・小林麻央の死は乳がんの恐ろしさを見せつけた。新潮は、麻央の乳がんは早い段階で治療していれば、もっと生存できたのではないかと、疑問を呈している。  なぜなら、麻央が始めたブログには「あのとき、/もっと自分の身体を大切にすればよかった/あのとき、/もうひとつ病院に行けばよかった」と書いていたからだ。  新潮によれば、最初は若い女性に多い良性の乳腺線維腺腫と見られたが、病院からは3カ月後にもう一度来てくれといわれた。だが、麻央が再検査を受けたのは8カ月後だった。  病院側は、がんが見つかったので標準治療(手術と放射線、抗がん剤にホルモン療法、分子標的治療薬を組み合わせて行う治療)を勧めたが、麻央側は首を縦に振らなかったそうだ。  その後、16年6月9日にスポーツ報知が「麻央夫人進行性がん」と報じるまで、治療を行っていなかったというのである。  事情を知る関係者は、驚くことに「気功に頼っていたのです」という。そのため病状が悪化し、小林家と縁の深い医師がそれを知り、聖路加病院に連絡して入院させたそうだ。  最後に北島政樹国際医療福祉大名誉学長を頼り、夏を超すのは無理だと思われていたのが冬を越し、春に至ったのだそうである。  今さらだが、もっと早く治療していればと思うが、残念である。  29(にく)らしいほど強い藤井聡太(14)四段だが、30連勝はできなかった。  安倍政権のおかげで先の見えないどんよりとした雲が覆う日本列島だから、明るい話に飛びつきたい気持ちはわかる。だが、いささか騒ぎ過ぎではないか。  29連勝を達成した夜のNHK『ニュースウオッチ9』は、放送開始から9時40分ぐらいまで、増田四段(19)との対局を生中継し、29連勝が決まった瞬間、キャスター2人がバカ騒ぎをしていた。おまけに新聞社は号外まで出したのだ。  翌日、私が読んだのは東京新聞と朝日新聞だが、一面トップが、ともに藤井29連勝だった。  私が整理部長だったら、せいぜい社会面トップまでだろう。14年の「レジャー白書」によると、一度でも将棋をしたことがある人は13年で670万人。将棋ファンの数は、はるかに少ないはずだ。パチンコが970万人、ゲームセンターが1,540万人だから、超マイナーといってもいい。  それはともかく、非公式だが羽生善治三冠まで破っているのだから、藤井四段の強さは本物である。  新潮は、彼に敗れた棋士たちに、藤井の強さについて語らせている。いわく「終盤が強い」(小林七段)、「時間配分が上手く、持ち時間を残しておくから終盤にしっかりと読み込める」(所司七段)、「集中力のすごさは感じました」(大橋四段)。  新潮によると、大方の棋士たちが、藤井は現段階でトップ10~20人には入る実力があると太鼓判を押しているそうだ。  瀬川五段によると、ミスをしたときは膝を叩いたり、ボソッと小さな声で「しまった!」と口に出すそうだ。中学3年生の顔が時々覗くそうだが、そこがまたいい。  こうなると渡辺明竜王や羽生善治三冠に挑むのも視野に入ってくるが、その先に、今や最強といわれる人工知能(AI)と、いつどういう形で対戦するのかも楽しみになる。  藤井四段は、いまのところAIとやるつもりはないと語っているが、彼の将棋にはコンピューター将棋の影響が色濃くあるといわれる。  文春で40代の棋士が、自分たちの世代はソフトの判断をそのまま受け入れることに抵抗があるが、「藤井君の世代だと、ソフトが示す判断基準をそのまま受け入れる事はごく普通のことだと思う。実際、藤井将棋はコンピューターの思考が色濃く反映されていると感じます」と語っている。  私事で申し訳ないが、私の父親は将棋が好きで、たしかアマ三段か四段だったと記憶している。家には分不相応な将棋盤と駒があり、休みの日は前に坐らされ、駒の動かし方から教えてもらったのは小学校低学年の頃だった。  当時、中野に旧将棋連盟本部があったせいだろうか、升田幸三第四代名人の着物姿をときどき見かけた。私もいっぱしの将棋少年だったが、すさまじく短気な父親に、指すたびに怒鳴られるため、ついには将棋盤をひっくり返し、以来、将棋とは無縁になった。  だが、会社に入って作家の山口瞳さんから芹沢博文や米長邦雄を紹介され、親しくなり、特に芹沢九段にはかわいがってもらった。彼も14歳で入門して、19歳で四段となり「天才」といわれた。  だが多才すぎた。無類のギャンブル好きで、女好き。原稿を書かせたらそこら辺の作家顔負けの素敵な文章。TVタレントとしても売れっ子で、酒は底なし。  晩年、血を吐いて入院し、医者から酒をやめないと命取りになるといわれたが、ワインは酒ではないからと、ジャブリを朝から飲み、箱根のホテルへ行った時はホテル中のシャブリを持って来させ、私たち数人で飲み干した。  確か、田中角栄に将棋を教えていたと記憶している。彼を通じて角栄インタビューを申し込んでOKをもらった。だがインタビュー直前、角栄の秘書の早坂に「俺を通してない」といわれ、実現はしなかった。  将棋指しの世界を見せてくれた。「お前のためならなんでもやってやる」といってくれた芹沢九段だったが、酒で体を壊し、たしか51歳の若さで亡くなってしまった。奥さんから聞いた。死ぬ間際、彼女に「ごめんね」といったという。  藤井四段の話から余談にいってしまったが、米長邦雄の口癖は「兄貴たちはバカだから東大に行ったが、オレはできるから将棋指しになった」。文春によれば、藤井は小四のときには、五十手以上の詰将棋を、あっという間に解いたという。地頭のよさとAIからも吸収できるいい環境があるのだから、連勝はストップしたが、彼がどこまで強くなるのか、これから楽しみではある。  さて、都議選での自民党惨敗のきっかけとなったのは、前川前事務次官の爆弾告発であった。  現代では前川を田原総一朗がインタビューしている。取り立てて新しい話はないが、いくつか紹介してみたい。  加計学園問題のシナリオを描いていたのは和泉洋人首相補佐官で、彼が最終的に加計学園に決まるようにストーリーを作っていったと、前川は話している。  藤原審議官や財務省の佐川理財局長などが国会答弁で、知らぬ存ぜぬを通すのは「ある意味ですごい」とは思うが、虚偽答弁と思われるようなことを繰り返さなければいけないのは「気の毒でもあります」といっている。  内閣人事局が支配し、ねじ曲がった政治主導が続いていることについて、「陰に陽に、いろいろな手を使いながら抵抗はする。それでも最後の最後には押し切られてしまうことがあります」。  それを防ぐためには「透明性を高める仕掛けをつくることです。たとえば文書は一定期間経てば必ずオープンにする。内部告発も安全にできるようにする。政府から独立した、政策検証の第三者機関を設置する」ことが必要だと語る。  なんのために情報公開法があるのだということである。国民主権をないがしろにしてきた安倍政権は、国民から見放されたのだ。  昨夜の選挙速報を見ていて、あまりのうれしさに夜中まで酒を飲んでいたと、友人から電話があった。その気持ちわかるな。  ポストは、大新聞やテレビが、官邸がばら撒いている政府広報費4億円に飛びついているのはおかしいと批判している。もっともである。  都議選告示日から全国の新聞70紙に「弾道ミサイル落下時の行動について」という政府広告が掲載された。同時にテレビでもCMが流された。  これにインターネット広告を含めると、3億6,000万円の税金が投入されたという。  まったく無駄かどうかはさておき、こうした広告を流すことによって、政府はメディアに対して恩を売って、囲い込むのである。  ポストによれば、政府広報予算は民主党政権時代からすると、安倍政権になってから3年で2倍の約83億円になり、その後マイナンバーや原子力利用に関する適切な情報発信と称して、今年度の官邸の実質的な広報予算は90億円を超えるという。 「今年度までの5年間に安倍政権が増額した政府広報予算、すなわちマスコミ対策費はざっと150億円に達し、メディア篭絡の原資となった」(ポスト)  憲法改正をやるとなれば、さらに100億円が投入されると書いているが、この都議選惨敗で、それはなくなっただろう。  現代は「小池圧勝」と都議選を予測したが、多くが予想したことだから威張れることではないだろう。  そして小池都知事は、このムードを駆って総理へと突き進むのではないかと書いているが、あまりにも短絡的な見方である。  もちろん、野望政治家である小池が国政を狙っていないわけはない。その証拠に、都議選の候補者応援では、自民党への悪口はいうが、安倍批判はまったくしなかった。  政治アナリストの伊藤惇夫のいうように、「国政で一定数の議席を確保できたら、維新ではなく自民党と連立を組む考えを持っている」のであろう。  だが、都知事になったばかりの小池が、国政へ出るとなれば都民から大きな批判が出ることは間違いない。  小池にとっては、都民ファーストが大勝したのはうれしいが、国政が近くなったことを意味しない。  実際のところ、ポスト安倍には女性ならば野田聖子あたりが有力になるのではないか。小池はそれを、内心ではコンチクショーと思いながら、押さざるを得ないことになるはずだ。  国政は遠くにありて思うものと、今頃、小池は歌っているかもしれない。  ポストは、加計学園理事長・加計孝太郎の不都合な真実がまた出てきたと報じている。加計が代表を務める自民党岡山県自治振興支部は、ポストによると、加計グループの「英数学館 岡山校」と同じ住所にあるというのである。  加計孝太郎が自民党支部の代表を務めることは違法ではない。だが、学校の運営と政治活動は切り離さなくてはいけないこと、教育基本法なぞ引っ張り出さなくとも、自明の理である。  この支部は1982年に設立され、加計が就任したのは94年から。収支は驚くほど少なく、2015年度会費7万2,800円だという。  しかし、加計の力はその「集票力」にあるそうだ。学校をやっているから、建設業者、事務機から食品に至るまで出入り業者が多くいて、その票を集める力によって岡山をはじめ中国地方の政界に強い影響力があるというのである。  また、収支報告書には事務所費の記載がないが、家賃を支払っていなければ支部が家主から家賃相当額の寄付を受けているから報告してなければ「不記載」に当たる。  さらに英数学館が私学助成の補助金を受けていれば、国からの補助金を得ている法人の政治献金を禁じる政治資金規正法に抵触する恐れがあるという。 「加計氏は支部の代表者としても、学校法人の理事長としても、違法行為の疑いが濃厚なのだ」(ポスト)  加計側は、適切に処理しているから問題はないと答えているが、ポストのより一層の取材を期待したいものだ。  ところで、先週、今週と新潮のガンバリが凄い。文春中吊り盗み見問題にケリがついたのだろうか。6月29日の『とくダネ!』(フジテレビ系)で、小倉智昭が「新潮砲」といっていた。  新潮砲が今週、狙いを定めたのは、金子恵美総務大臣政務官(39)の公用車・私用疑惑。金子政務官はゲス不倫で一躍有名になった宮崎謙介元議員の妻である。  亭主が妊娠中に浮気をしていたことを文春砲が報じ、妻は離婚を考えたそうだが、それを乗り越え、今は2人で生まれた1歳4カ月の息子を育てているという。  新潮によれば、国会が閉会した翌日の6月19日、朝9時30分、永田町の第二議員会館内にある「国会保育園」と呼ばれる東京都の認証保育園「キッズスクウェア永田町」へ、専属の運転手が運転する黒塗りのクルマが滑り込んだ。  クルマから出てきた金子政務官は、息子を車から降ろしベビーカーに乗せて(グラビアを見るとベビーカーを押しているのは総務省の秘書官である)、保育園に連れて行き、戻ってきて霞が関へと向かった。  この日は午後2時半に、千代田区内で母親とともに公用車に乗り込み、母親を東京駅まで送り届けている。  翌日の朝も公用車で息子を送り、午後6時に公用車で迎えに行っている。22日は、午後7時に公用車で子供を迎えに行き、一緒に議員宿舎へ帰宅している。  公用車とは政務三役など要人にあてがわれるもので、当然税金が使われている。舛添要一前都知事が毎週末、別荘へ行くのに公用車を使っていたことが大きな問題になったばかりである。  このことは国会関係者の間で「バレたらまずい」とウワサになっていたようだ。新潮も、どうしても忙しい朝に公用車を使って子どもを保育園に送るのはわかるが、彼女の場合、それが「常態化」していることに問題ありだと指摘する。  公用車に関する窓口の会計課管理係の担当者は、「途中の保育園で子どもを降ろす? ないです。家族を乗せること自体ダメでしょう。そんな人いないと思います」と始め答えていたが、金子議員が実際やっていると告げると、「えーっと……。運転手の日報にはそうしたことが書かれておらず、詳細は把握していないのが実情です」と、しどろもどろ。  金子は自分のブログで「公用車の使用につき、常に総務省の運用ルールに則ってまいりました」と、問題はない、総務省の担当者は新潮に出ているようなコメントはしていないといっている。しかし「公用車に家族を同乗させてよいのかというご批判に対し、改めて自身の行為を振り返り、真摯に受け止めたいと思います」ともいっている。  その後、金子は子どもを歩いて送り届けるといっている。  この記事については、それぐらいはいいではないか、いや、選良は公私のけじめをつけるべきだと、両論あると思うが、子どもを保育園に入れられない、首尾よく入れても送り迎えに苦労している母親たちの多くからは「特権を利用して」と白眼視されるだろうな。彼女も亭主も安倍チルドレン「魔の2回生」である。  さらにすごい2回生は、衆院岩手3区選出の橋本英教自民党議員(49)である。  地元で公務があるときも朝からコンビニで缶ビールを飲み、肝臓の数値が上がったため、一昨年の暮れには病院に入院したそうである。  それ以外にも20代の中国人女性を議員宿舎に泊めていたという話もあるようだ。そのため橋本の選挙区の各市町村の支部長などが連名で、「議員としての資格はあるのか」「税金泥棒の見本」などと書いて、二階堂幹事長へ更迭を求める嘆願書を出したというのである。  6月26日に新潮が、都内の都議選候補の演説会で橋本議員をつかまえると、「橋本氏は赤ら顔で口を開けば酒の匂いがプンプン」していたそうだ。  当然ながら答えは要領を得ず、声を荒げて車で逃げ去ったという。これまた見事な2回生だ。  安倍ポチ新聞として名を下げた読売新聞だが、新潮によると、物議を醸した安倍のインタビュー記事(5月3日朝刊)が「社長賞」を与えられ、副賞100万円が贈られたという。  これにはさすがに「飼いならされた」読売の記者たちからも批判の声が上がっているという。他紙のデスクは、前川前次官の出会い系風俗記事を報じて、いったいどこまで政権寄りかと不買運動まで起きたため、ナベツネ主筆が意地になって“決断”したのではないかと推測している。  どうせ毒を食らえば皿まで、前川風俗通いの記事に社長賞をあげればよかったのに、ナベツネさん。  いよいよ「魔の2回生」の真打登場である。「怖いもの見たさのご期待に応えて、第二幕をお届けする」(新潮)。  新潮によると、豊田センセイの一家は、父親が東大卒、母親が東京外語大卒で進学塾を経営している。豊田は三姉妹の真ん中だそうだが、姉は医者で妹は弁護士というエリートファミリーだそうだ。  そんな家庭から、どうしてこんな罵詈雑言を吐く人間が出てきたのか、両親の話を聞いてみたいものである。  今回のテープは、同じ元秘書によるものだが、日にちは違う。罵声、怒声が終わると急に赤ちゃんバージョンになったという。 「あるんでちゅかあ! あるならどうして……」  だがこの人には、こういう激しいのが似合う。目的地の場所に行くのに最短経路より50メートル遠回りしただけでこの剣幕。 「違うよと! 違うよと教えてやったんだよね、あたしねぇ!! それを何? 豊田真由子様に向かって、お前のやっていることは違うと言うわけあたしに?」 「さあ、バカでもねえ! 人の言うことを聞くバカはかわいいよ!! バカのくせに人の言うことも聞かないバカはかわいくもなんともないよ!!!」  最後はこの決め台詞が出たに違いない。 「この、ハゲーーーーーっ!」  パチパチパチ! この「豊田真由子劇場」を毎週聞いていたい。  ちなみにYouTubeのデジタル新潮へのアクセスは、現時点で205万回だが、それ以外にも無数の関連動画があるから、ものすごい数になるに違いない。  さっそく、お笑い芸人たちはこれをネタに笑いを取り、ニコニコ動画などにはダブステップ(ダンスミュージック)風にアレンジした曲や、めいっぱいシャウトしたノリのいい曲にアレンジしたものなどが続々載っている。  この中から去年のピコ太郎のように、大ヒット曲が生まれるかもしれない。  少なくとも、今回の都議選で自民党惨敗のダメ押しをしたのは豊田議員だ。小池都知事から花束でも送ったほうがいいと思うのだが、受け取らないだろうな。  今の自民党議員の中で豊田と張り合えるのは稲田防衛相ぐらいのものだろう。彼女は6月27日、東京・板橋区で都議選候補を応援した際に「防衛省、自衛隊としてもお願いしたい」といった。  稲田は、防衛大臣としてのこの発言が自衛隊の政治利用と受け取られかねず、法に抵触するおそれがあるということを知らなかったのだろうか、あきれ果てる。  稲田は27日夜、発言を撤回する考えを示したが、綸言汗のごとし。豊田や稲田のような輩が安倍の周りに蝟集するのは、類は友を呼ぶからである。  この御仁も、自民党惨敗の功労者ではある。これからは安倍政権崩壊の最大の功労者になるのではないか。  さて魔の2回生たちの次は、安倍友の代表である下村博文元文科相。現在は幹事長代行で東京都連の会長であった。その下村に文春砲がさく裂した。  下村と加計学園が親しいのはよく知られているが、もともとは下村の妻だったという。10年以上前から親しく、下村夫人と安倍夫人の昭恵、加計とアメリカや韓国、ミャンマーなどへよく旅行していたそうだ。  文春が内部文書を入手した。それは「2013年博友会(下村の後援会=筆者注)パーティ入金状況」と題され、「9月27日 学校 加計学園 1,000,000」と書かれているという。  翌年も同じ金額が記されているが、重大なのは「この献金は、博友会の政治資金収支報告書には記載されていない」ことだと文春は指摘する。  政治資金規正法では20万円を超えるパーティ券購入を受けた場合、報告書に記載しなければならない。違反すれば、5年以下の禁固または百万円以下の罰金を受ける可能性がある。  この博友会は全国にあり、塾や学校関係者が入っており、組織的、継続的に政治活動をし、盛大なパーティを開いているにもかかわらず、政治団体として登録されていないから政治資金規正法違反の疑いがあると、文春は過去に指摘していた。  この文書は、下村事務所を仕切る金庫番・榮友里子が書いた「日報」だそうだ。そこには加計学園側からのさまざまなお願いが記載されており、下村が加計学園のために相当な便宜を図ってきたことが伺える。下村は文春の報道についてこう話している。 「自民党の下村博文・幹事長代行は29日、下村氏が文部科学相だった2013年と14年、学校法人『加計学園』(岡山市)の秘書室長から、政治資金パーティー券の費用として各100万円、計200万円を受け取ったことを明らかにした。100万円はそれぞれ、11の個人と企業から秘書室長が預かったもので、『加計学園からのものではない』とした」(朝日新聞6月29日)  11に分けてあるから20万を超えないといいたいのだろうが、いかにも苦しいいい訳である。また加計学園秘書室長からだといいながら、学園からではないというのも、この問題で追い詰められている自身や安倍首相と加計との関係を切り離したいのだろうが、こちらも苦しい。  その上で、下村は、文春の報道は「東京都議選の妨害目的と受け止めざるを得ない」と批判し、文書の出先は自民党以外から都議選に立候補した元秘書が関与した可能性を指摘、偽計業務妨害などの疑いで刑事告訴を検討する意向だともいった。  そうだとしたら、下村の苦しいいい訳を打ち砕く二の矢、三の矢が出てくることは間違いない。  文春のいう通り、この内部文書から加計学園が学校ビジネスを展開していく過程で、下村をはじめ様々な政治家たちに働きかけを行っていることが見て取れる。  そして学部新設が国に認められれば、その後は補助金などの形で多額の公費が投入されるのだ。 「加計学園を巡る疑惑は新たなステージに入った」(文春)のである。  下村は、都議選の大敗の責任を取って都連の会長の座を辞した。今度は、自民党幹事長代理、国会議員も辞さなくてはならないかもしれない。身から出た錆だが。 【巻末付録】  ポストから。巻頭は「西田幸樹 なおん 謎の異邦人 ジョン」。このグラビア、出てくる女性たちはなかなかいい女たちである。今回のジョンも、はち切れんばかりの肢体が眩しい。  後半は「AV業界のタブーを破る袋とじ 私たち、パブNG女優です」。亭主や家族に知られたくないという理由があるそうだ。したがって目線入りだから、ちと興奮度は下がる。  続いてゴルフのアン・シネ。もちろん裸ではないが、この女性、やはりゴルフ場が似合う。「田村英里子 半裸カレンダーの衝撃」は懐かしい。  現代は「秋田から来ました 桐谷まつりと申します」。袋とじは「児島美ゆき 封印されたGカップフルヌード」。以前のものと、最近の写真だと思うが、かなりお年を召した児島が載っている。  高倉健が愛した女とでもつければよかったのに。彼女が嫌がったのかな。どちらも気合が不十分で今週は引き分け。 (文=元木昌彦)

安倍チルドレン“魔の2回生”問題児たちの醜聞続々……アル中、暴言、なんでもアリ!?

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「週刊文春」(7/6号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「下村元文科相『加計学園から闇献金200万円』-内部文書入手」(「週刊文春」7/6号) 同・第2位 「魔の2回生/『豊田真由子』の『絶叫暴力』未公開データ40分中の最恐文言」(「週刊新潮」7/6号) 同・第3位 「『身内も仰天』!<総理改憲インタビュー>に『読売』社長賞」(「週刊新潮」7/6号) 同・第4位 「魔の2回生/怪しい中国人女性を議員宿舎で囲ったアル中代議士『橋本英教』」(「週刊新潮」7/6号) 同・第5位 「金子恵美総務政務官『優雅な送迎』-運転手付きの公用車で優雅に送迎」(「週刊新潮」7/6号) 同・第6位 「加計学園グループの敷地内に『自民党支部』があった!」(「週刊ポスト」7/14号) 同・第7位 「都議選圧勝! 小池百合子『総理への道』」(「週刊現代」7/15号) 同・第8位 「官邸がバラ撒いた『4億円』に御用メディアが飛びついた!」(「週刊ポスト」7/14号) 同・第9位 「前川喜平文科省前事務次官の新証言 これで安倍政権は本当に終わる」(「週刊現代」7/15号) 同・第10位 「我、藤井聡太にかく敗北せり-14歳の天才に敗れた14人の棋士インタビュー」(「週刊新潮」7/6号) 「藤井四段『ここが凄い』-『100回やっても勝てない』」、敗者が語る」(「週刊文春」7/6号) 同・第11位 「『小林麻央』の命を奪った忌わしき『民間療法』-海老蔵は三度過ちを犯した」(「週刊新潮」7/6号) 同・第12位 「滝川クリステルが<元恋人>小澤征悦から復縁を迫られている!」(「フライデー」7/14号) 同・第13位 「『グッチ裕三』テレビで一押し『メンチカツ屋』は自分の店」(「週刊新潮」7/6号) 同・第14位 「握手会大荒れも秋元康が築く30億円AKB御殿」(「週刊文春」7/6号) 同・第15位 「報ステ小川彩佳アナ、<森友官僚>に忖度なき直言」(「週刊文春」7/6号) 同・第16位 「有名企業のホンネ 国税より『かとく』が恐ろしい」(「週刊現代」7/15号) 同・第17位 「清楚な美女に出会える『出会いアプリ』をご存知か」(「週刊現代」7/15号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  予想通りとはいえ、小池都知事の都民ファーストの会の圧勝だった。私も昼過ぎに一票を投じたが、投票場となった小学校に人影はまばらだった。  期日前投票は多かったが、あまり投票率は伸びないのではないかと思っていたが、やはり前回を上回ったものの51.27%と、関心の割には低かった。  分析はこれからだが、若者層の投票率が低く、中高年の割合が高かったと思われる。  さすがの安倍ポチ新聞・読売新聞も、社説で「自民党の安倍政権の驕りと緩みに反省を求める。それが、首都圏の有権者が示した意志と言えよう」と書かざるを得なかった。  安倍首相は今回の敗北を重く受け止めて、「言葉で『低姿勢』を強調するだけでは済まされない。疑惑や疑問には丁寧に説明し、重要政策で着実に結果を出すべきだ」と、安倍をたしなめた。  この言葉は、安倍の走狗となって前川前事務次官を貶めようとする記事を書いた読売にも跳ね返ってくるはずだ。  私の父親がいた新聞ではあるが、読売新聞の堕落、権力への追従は目に余るものがある。猛省すべきは安倍自民と同じである。  安倍とともにナベツネ主筆も辞任するべきではないのか。  この話は後でまたすることにして、まずは軟らかい話から。Tinderというアプリをご存じだろうか。  2012年にアメリカで生まれたそうだが、安全で手軽に異性と出会うことができると評判になり、全世界で3,000万人の登録者がいて、日本でも20代の女性が中心になり人気が出ていると現代が報じている。  このアプリは無料で、アプリを開くとSNSフェイスブックへのログインが求められるそうだ。  そこに名前や年齢、出身大学などのプロフィールを作成する。つまり、実名で登録し、相手も実名というところが「安心」というわけだろう。  現代の記者も登録してみたら、「いいね!」と返してきた25歳の女性とデートができたという。  彼女の動機は「一緒にお酒を飲める人が欲しい」ということだそうである。私も、そういう動機を持った中年女性に出会いたいものだが、こうしたものは100%安全などということはあり得ないのだろう。アプリをダウンロードしようかどうしようか、迷っている。  お次も現代の記事。「かとく」というのを知っているだろうか。厚生労働省東京労働局過重労働撲滅特別対策班の通称。  電通の女性社員が過重労働を苦に自殺したが、その後「かとく」の強制捜査が入り、電通はブラック企業と烙印が推され、企業イメージは失墜した。 「かとく」はこれまでに、靴販売のABCマート、外食チェーンのフジオフードシステム、、ディスカウントストアのドン・キホーテ、外食チェーンのサトレストランシステムズ、スーパーマーケットのコノミヤ、旅行会社のHISにも強制捜査を行い、法人としてだけではなく労務担当など、現役社員も書類送検してきた。  サトレストランシステムズが運営する「和食さと」は、私の家のすぐ近くにもある。ほとんど行ったことはないが、安いが、従業員が少ないために出てくるのが遅くてイライラする。  だが、通りに沿って広い駐車場があるため、タクシー運転手の利用が多い。 「かとく」が入ると、イメージが落ち、人手不足に拍車がかかる、いい人材が来ないなどの不利益が生じるため、そうした不安を抱えるところは戦々恐々だそうである。  企業潰すにゃ刃物はいらぬ「かとく」が一回入りゃいいということだ。  文春が、テレ朝『報道ステーション』の小川彩佳アナが、財務省福田主計局長、武内国際局長、外務省の秋葉審議官、経産省の嶋田通商政策局長らが集まる会に参加して、いきなり武内に「やましくないんですか」といったと報じている。  この武内、森友学園への国有地売却の時の近畿財務局長だったのだ。武内は予算委員会に参考人招致され、政治家からの問い合わせや政治的な配慮はまったくしていない、安倍への忖度などしていないと答弁した人間だ。 「私がウワサの武内です」といった途端、小川の雷が落ちた。よくいった小川アナ。  さて、すぐそこにいて触れられるアイドルというAKB商法は、もはや限界だろう。ファンだって握手するために大量のCDなどを買わされ、ほんの数十秒手を触れるだけではフラストレーションがたまるのは無理ない。  秋元康のひねり出した悪辣な商法は一時成功したが、もはや限界である。彼女たちの身の安全が100%確保されるような体制を取らないと、必ず悲劇的な事件が起こる。  その秋元だが、神奈川県・横須賀に土地・建物合わせて30億になるのではないかという豪邸を新築中だと文春が報じている。隣は秋元と親しい幻冬舎の見城徹が購入したという。やれやれと思うしかない。  テレビを付ければグルメ情報ばかり。何を信じればいいのかわからないが、それを利用して、自分がやっている店を自画自賛していたというセコく汚い話が新潮に載っている。  グッチ裕三なるタレントがいる。テレビに出るたびに、浅草にメンチカツのうまい店があるといっているらしい。だがその店は、グッチの妻が代表で、彼も役員になっているファミリー企業だったと、新潮が調査して報じたのだ。テレビは広告料を取った方がいい。  フライデーは、滝川クリステル(39)のマンションに、以前付き合っていたが別れたといわれていた小澤征悦(43)が来て泊まっていき、復縁を迫っていると報じている。  小澤は小澤征爾の息子。一説には父親が2人の結婚に反対したといわれてもいるようだ。  その小澤がアストンマーチンで来て、今さら結婚しようもないのではと思うが、滝クリはフライデーの直撃に、こう答えている。 「お互いのこととか、将来のことを話し合ったりはしています──交際という意味ではなく」「私が彼の気持ちを言うのはちょっと、おこがましいんですけど、前から強い気持ちをいただいているので、それにどう向き合うかというか……」「今後どうなるかは、ちょっとまだ……話し合っている状態なので」  こんないい女を困らせて……。愛とか恋とかは当人同士しかわからないから野暮はよすが、立川談志の口癖に「人生成り行き」というのがある。オレなんぞは、いつもこれを実践してきたが、そう間違った人生でもなかった。そうしたら、滝クリちゃん。  市川海老蔵の妻・小林麻央の死は乳がんの恐ろしさを見せつけた。新潮は、麻央の乳がんは早い段階で治療していれば、もっと生存できたのではないかと、疑問を呈している。  なぜなら、麻央が始めたブログには「あのとき、/もっと自分の身体を大切にすればよかった/あのとき、/もうひとつ病院に行けばよかった」と書いていたからだ。  新潮によれば、最初は若い女性に多い良性の乳腺線維腺腫と見られたが、病院からは3カ月後にもう一度来てくれといわれた。だが、麻央が再検査を受けたのは8カ月後だった。  病院側は、がんが見つかったので標準治療(手術と放射線、抗がん剤にホルモン療法、分子標的治療薬を組み合わせて行う治療)を勧めたが、麻央側は首を縦に振らなかったそうだ。  その後、16年6月9日にスポーツ報知が「麻央夫人進行性がん」と報じるまで、治療を行っていなかったというのである。  事情を知る関係者は、驚くことに「気功に頼っていたのです」という。そのため病状が悪化し、小林家と縁の深い医師がそれを知り、聖路加病院に連絡して入院させたそうだ。  最後に北島政樹国際医療福祉大名誉学長を頼り、夏を超すのは無理だと思われていたのが冬を越し、春に至ったのだそうである。  今さらだが、もっと早く治療していればと思うが、残念である。  29(にく)らしいほど強い藤井聡太(14)四段だが、30連勝はできなかった。  安倍政権のおかげで先の見えないどんよりとした雲が覆う日本列島だから、明るい話に飛びつきたい気持ちはわかる。だが、いささか騒ぎ過ぎではないか。  29連勝を達成した夜のNHK『ニュースウオッチ9』は、放送開始から9時40分ぐらいまで、増田四段(19)との対局を生中継し、29連勝が決まった瞬間、キャスター2人がバカ騒ぎをしていた。おまけに新聞社は号外まで出したのだ。  翌日、私が読んだのは東京新聞と朝日新聞だが、一面トップが、ともに藤井29連勝だった。  私が整理部長だったら、せいぜい社会面トップまでだろう。14年の「レジャー白書」によると、一度でも将棋をしたことがある人は13年で670万人。将棋ファンの数は、はるかに少ないはずだ。パチンコが970万人、ゲームセンターが1,540万人だから、超マイナーといってもいい。  それはともかく、非公式だが羽生善治三冠まで破っているのだから、藤井四段の強さは本物である。  新潮は、彼に敗れた棋士たちに、藤井の強さについて語らせている。いわく「終盤が強い」(小林七段)、「時間配分が上手く、持ち時間を残しておくから終盤にしっかりと読み込める」(所司七段)、「集中力のすごさは感じました」(大橋四段)。  新潮によると、大方の棋士たちが、藤井は現段階でトップ10~20人には入る実力があると太鼓判を押しているそうだ。  瀬川五段によると、ミスをしたときは膝を叩いたり、ボソッと小さな声で「しまった!」と口に出すそうだ。中学3年生の顔が時々覗くそうだが、そこがまたいい。  こうなると渡辺明竜王や羽生善治三冠に挑むのも視野に入ってくるが、その先に、今や最強といわれる人工知能(AI)と、いつどういう形で対戦するのかも楽しみになる。  藤井四段は、いまのところAIとやるつもりはないと語っているが、彼の将棋にはコンピューター将棋の影響が色濃くあるといわれる。  文春で40代の棋士が、自分たちの世代はソフトの判断をそのまま受け入れることに抵抗があるが、「藤井君の世代だと、ソフトが示す判断基準をそのまま受け入れる事はごく普通のことだと思う。実際、藤井将棋はコンピューターの思考が色濃く反映されていると感じます」と語っている。  私事で申し訳ないが、私の父親は将棋が好きで、たしかアマ三段か四段だったと記憶している。家には分不相応な将棋盤と駒があり、休みの日は前に坐らされ、駒の動かし方から教えてもらったのは小学校低学年の頃だった。  当時、中野に旧将棋連盟本部があったせいだろうか、升田幸三第四代名人の着物姿をときどき見かけた。私もいっぱしの将棋少年だったが、すさまじく短気な父親に、指すたびに怒鳴られるため、ついには将棋盤をひっくり返し、以来、将棋とは無縁になった。  だが、会社に入って作家の山口瞳さんから芹沢博文や米長邦雄を紹介され、親しくなり、特に芹沢九段にはかわいがってもらった。彼も14歳で入門して、19歳で四段となり「天才」といわれた。  だが多才すぎた。無類のギャンブル好きで、女好き。原稿を書かせたらそこら辺の作家顔負けの素敵な文章。TVタレントとしても売れっ子で、酒は底なし。  晩年、血を吐いて入院し、医者から酒をやめないと命取りになるといわれたが、ワインは酒ではないからと、ジャブリを朝から飲み、箱根のホテルへ行った時はホテル中のシャブリを持って来させ、私たち数人で飲み干した。  確か、田中角栄に将棋を教えていたと記憶している。彼を通じて角栄インタビューを申し込んでOKをもらった。だがインタビュー直前、角栄の秘書の早坂に「俺を通してない」といわれ、実現はしなかった。  将棋指しの世界を見せてくれた。「お前のためならなんでもやってやる」といってくれた芹沢九段だったが、酒で体を壊し、たしか51歳の若さで亡くなってしまった。奥さんから聞いた。死ぬ間際、彼女に「ごめんね」といったという。  藤井四段の話から余談にいってしまったが、米長邦雄の口癖は「兄貴たちはバカだから東大に行ったが、オレはできるから将棋指しになった」。文春によれば、藤井は小四のときには、五十手以上の詰将棋を、あっという間に解いたという。地頭のよさとAIからも吸収できるいい環境があるのだから、連勝はストップしたが、彼がどこまで強くなるのか、これから楽しみではある。  さて、都議選での自民党惨敗のきっかけとなったのは、前川前事務次官の爆弾告発であった。  現代では前川を田原総一朗がインタビューしている。取り立てて新しい話はないが、いくつか紹介してみたい。  加計学園問題のシナリオを描いていたのは和泉洋人首相補佐官で、彼が最終的に加計学園に決まるようにストーリーを作っていったと、前川は話している。  藤原審議官や財務省の佐川理財局長などが国会答弁で、知らぬ存ぜぬを通すのは「ある意味ですごい」とは思うが、虚偽答弁と思われるようなことを繰り返さなければいけないのは「気の毒でもあります」といっている。  内閣人事局が支配し、ねじ曲がった政治主導が続いていることについて、「陰に陽に、いろいろな手を使いながら抵抗はする。それでも最後の最後には押し切られてしまうことがあります」。  それを防ぐためには「透明性を高める仕掛けをつくることです。たとえば文書は一定期間経てば必ずオープンにする。内部告発も安全にできるようにする。政府から独立した、政策検証の第三者機関を設置する」ことが必要だと語る。  なんのために情報公開法があるのだということである。国民主権をないがしろにしてきた安倍政権は、国民から見放されたのだ。  昨夜の選挙速報を見ていて、あまりのうれしさに夜中まで酒を飲んでいたと、友人から電話があった。その気持ちわかるな。  ポストは、大新聞やテレビが、官邸がばら撒いている政府広報費4億円に飛びついているのはおかしいと批判している。もっともである。  都議選告示日から全国の新聞70紙に「弾道ミサイル落下時の行動について」という政府広告が掲載された。同時にテレビでもCMが流された。  これにインターネット広告を含めると、3億6,000万円の税金が投入されたという。  まったく無駄かどうかはさておき、こうした広告を流すことによって、政府はメディアに対して恩を売って、囲い込むのである。  ポストによれば、政府広報予算は民主党政権時代からすると、安倍政権になってから3年で2倍の約83億円になり、その後マイナンバーや原子力利用に関する適切な情報発信と称して、今年度の官邸の実質的な広報予算は90億円を超えるという。 「今年度までの5年間に安倍政権が増額した政府広報予算、すなわちマスコミ対策費はざっと150億円に達し、メディア篭絡の原資となった」(ポスト)  憲法改正をやるとなれば、さらに100億円が投入されると書いているが、この都議選惨敗で、それはなくなっただろう。  現代は「小池圧勝」と都議選を予測したが、多くが予想したことだから威張れることではないだろう。  そして小池都知事は、このムードを駆って総理へと突き進むのではないかと書いているが、あまりにも短絡的な見方である。  もちろん、野望政治家である小池が国政を狙っていないわけはない。その証拠に、都議選の候補者応援では、自民党への悪口はいうが、安倍批判はまったくしなかった。  政治アナリストの伊藤惇夫のいうように、「国政で一定数の議席を確保できたら、維新ではなく自民党と連立を組む考えを持っている」のであろう。  だが、都知事になったばかりの小池が、国政へ出るとなれば都民から大きな批判が出ることは間違いない。  小池にとっては、都民ファーストが大勝したのはうれしいが、国政が近くなったことを意味しない。  実際のところ、ポスト安倍には女性ならば野田聖子あたりが有力になるのではないか。小池はそれを、内心ではコンチクショーと思いながら、押さざるを得ないことになるはずだ。  国政は遠くにありて思うものと、今頃、小池は歌っているかもしれない。  ポストは、加計学園理事長・加計孝太郎の不都合な真実がまた出てきたと報じている。加計が代表を務める自民党岡山県自治振興支部は、ポストによると、加計グループの「英数学館 岡山校」と同じ住所にあるというのである。  加計孝太郎が自民党支部の代表を務めることは違法ではない。だが、学校の運営と政治活動は切り離さなくてはいけないこと、教育基本法なぞ引っ張り出さなくとも、自明の理である。  この支部は1982年に設立され、加計が就任したのは94年から。収支は驚くほど少なく、2015年度会費7万2,800円だという。  しかし、加計の力はその「集票力」にあるそうだ。学校をやっているから、建設業者、事務機から食品に至るまで出入り業者が多くいて、その票を集める力によって岡山をはじめ中国地方の政界に強い影響力があるというのである。  また、収支報告書には事務所費の記載がないが、家賃を支払っていなければ支部が家主から家賃相当額の寄付を受けているから報告してなければ「不記載」に当たる。  さらに英数学館が私学助成の補助金を受けていれば、国からの補助金を得ている法人の政治献金を禁じる政治資金規正法に抵触する恐れがあるという。 「加計氏は支部の代表者としても、学校法人の理事長としても、違法行為の疑いが濃厚なのだ」(ポスト)  加計側は、適切に処理しているから問題はないと答えているが、ポストのより一層の取材を期待したいものだ。  ところで、先週、今週と新潮のガンバリが凄い。文春中吊り盗み見問題にケリがついたのだろうか。6月29日の『とくダネ!』(フジテレビ系)で、小倉智昭が「新潮砲」といっていた。  新潮砲が今週、狙いを定めたのは、金子恵美総務大臣政務官(39)の公用車・私用疑惑。金子政務官はゲス不倫で一躍有名になった宮崎謙介元議員の妻である。  亭主が妊娠中に浮気をしていたことを文春砲が報じ、妻は離婚を考えたそうだが、それを乗り越え、今は2人で生まれた1歳4カ月の息子を育てているという。  新潮によれば、国会が閉会した翌日の6月19日、朝9時30分、永田町の第二議員会館内にある「国会保育園」と呼ばれる東京都の認証保育園「キッズスクウェア永田町」へ、専属の運転手が運転する黒塗りのクルマが滑り込んだ。  クルマから出てきた金子政務官は、息子を車から降ろしベビーカーに乗せて(グラビアを見るとベビーカーを押しているのは総務省の秘書官である)、保育園に連れて行き、戻ってきて霞が関へと向かった。  この日は午後2時半に、千代田区内で母親とともに公用車に乗り込み、母親を東京駅まで送り届けている。  翌日の朝も公用車で息子を送り、午後6時に公用車で迎えに行っている。22日は、午後7時に公用車で子供を迎えに行き、一緒に議員宿舎へ帰宅している。  公用車とは政務三役など要人にあてがわれるもので、当然税金が使われている。舛添要一前都知事が毎週末、別荘へ行くのに公用車を使っていたことが大きな問題になったばかりである。  このことは国会関係者の間で「バレたらまずい」とウワサになっていたようだ。新潮も、どうしても忙しい朝に公用車を使って子どもを保育園に送るのはわかるが、彼女の場合、それが「常態化」していることに問題ありだと指摘する。  公用車に関する窓口の会計課管理係の担当者は、「途中の保育園で子どもを降ろす? ないです。家族を乗せること自体ダメでしょう。そんな人いないと思います」と始め答えていたが、金子議員が実際やっていると告げると、「えーっと……。運転手の日報にはそうしたことが書かれておらず、詳細は把握していないのが実情です」と、しどろもどろ。  金子は自分のブログで「公用車の使用につき、常に総務省の運用ルールに則ってまいりました」と、問題はない、総務省の担当者は新潮に出ているようなコメントはしていないといっている。しかし「公用車に家族を同乗させてよいのかというご批判に対し、改めて自身の行為を振り返り、真摯に受け止めたいと思います」ともいっている。  その後、金子は子どもを歩いて送り届けるといっている。  この記事については、それぐらいはいいではないか、いや、選良は公私のけじめをつけるべきだと、両論あると思うが、子どもを保育園に入れられない、首尾よく入れても送り迎えに苦労している母親たちの多くからは「特権を利用して」と白眼視されるだろうな。彼女も亭主も安倍チルドレン「魔の2回生」である。  さらにすごい2回生は、衆院岩手3区選出の橋本英教自民党議員(49)である。  地元で公務があるときも朝からコンビニで缶ビールを飲み、肝臓の数値が上がったため、一昨年の暮れには病院に入院したそうである。  それ以外にも20代の中国人女性を議員宿舎に泊めていたという話もあるようだ。そのため橋本の選挙区の各市町村の支部長などが連名で、「議員としての資格はあるのか」「税金泥棒の見本」などと書いて、二階堂幹事長へ更迭を求める嘆願書を出したというのである。  6月26日に新潮が、都内の都議選候補の演説会で橋本議員をつかまえると、「橋本氏は赤ら顔で口を開けば酒の匂いがプンプン」していたそうだ。  当然ながら答えは要領を得ず、声を荒げて車で逃げ去ったという。これまた見事な2回生だ。  安倍ポチ新聞として名を下げた読売新聞だが、新潮によると、物議を醸した安倍のインタビュー記事(5月3日朝刊)が「社長賞」を与えられ、副賞100万円が贈られたという。  これにはさすがに「飼いならされた」読売の記者たちからも批判の声が上がっているという。他紙のデスクは、前川前次官の出会い系風俗記事を報じて、いったいどこまで政権寄りかと不買運動まで起きたため、ナベツネ主筆が意地になって“決断”したのではないかと推測している。  どうせ毒を食らえば皿まで、前川風俗通いの記事に社長賞をあげればよかったのに、ナベツネさん。  いよいよ「魔の2回生」の真打登場である。「怖いもの見たさのご期待に応えて、第二幕をお届けする」(新潮)。  新潮によると、豊田センセイの一家は、父親が東大卒、母親が東京外語大卒で進学塾を経営している。豊田は三姉妹の真ん中だそうだが、姉は医者で妹は弁護士というエリートファミリーだそうだ。  そんな家庭から、どうしてこんな罵詈雑言を吐く人間が出てきたのか、両親の話を聞いてみたいものである。  今回のテープは、同じ元秘書によるものだが、日にちは違う。罵声、怒声が終わると急に赤ちゃんバージョンになったという。 「あるんでちゅかあ! あるならどうして……」  だがこの人には、こういう激しいのが似合う。目的地の場所に行くのに最短経路より50メートル遠回りしただけでこの剣幕。 「違うよと! 違うよと教えてやったんだよね、あたしねぇ!! それを何? 豊田真由子様に向かって、お前のやっていることは違うと言うわけあたしに?」 「さあ、バカでもねえ! 人の言うことを聞くバカはかわいいよ!! バカのくせに人の言うことも聞かないバカはかわいくもなんともないよ!!!」  最後はこの決め台詞が出たに違いない。 「この、ハゲーーーーーっ!」  パチパチパチ! この「豊田真由子劇場」を毎週聞いていたい。  ちなみにYouTubeのデジタル新潮へのアクセスは、現時点で205万回だが、それ以外にも無数の関連動画があるから、ものすごい数になるに違いない。  さっそく、お笑い芸人たちはこれをネタに笑いを取り、ニコニコ動画などにはダブステップ(ダンスミュージック)風にアレンジした曲や、めいっぱいシャウトしたノリのいい曲にアレンジしたものなどが続々載っている。  この中から去年のピコ太郎のように、大ヒット曲が生まれるかもしれない。  少なくとも、今回の都議選で自民党惨敗のダメ押しをしたのは豊田議員だ。小池都知事から花束でも送ったほうがいいと思うのだが、受け取らないだろうな。  今の自民党議員の中で豊田と張り合えるのは稲田防衛相ぐらいのものだろう。彼女は6月27日、東京・板橋区で都議選候補を応援した際に「防衛省、自衛隊としてもお願いしたい」といった。  稲田は、防衛大臣としてのこの発言が自衛隊の政治利用と受け取られかねず、法に抵触するおそれがあるということを知らなかったのだろうか、あきれ果てる。  稲田は27日夜、発言を撤回する考えを示したが、綸言汗のごとし。豊田や稲田のような輩が安倍の周りに蝟集するのは、類は友を呼ぶからである。  この御仁も、自民党惨敗の功労者ではある。これからは安倍政権崩壊の最大の功労者になるのではないか。  さて魔の2回生たちの次は、安倍友の代表である下村博文元文科相。現在は幹事長代行で東京都連の会長であった。その下村に文春砲がさく裂した。  下村と加計学園が親しいのはよく知られているが、もともとは下村の妻だったという。10年以上前から親しく、下村夫人と安倍夫人の昭恵、加計とアメリカや韓国、ミャンマーなどへよく旅行していたそうだ。  文春が内部文書を入手した。それは「2013年博友会(下村の後援会=筆者注)パーティ入金状況」と題され、「9月27日 学校 加計学園 1,000,000」と書かれているという。  翌年も同じ金額が記されているが、重大なのは「この献金は、博友会の政治資金収支報告書には記載されていない」ことだと文春は指摘する。  政治資金規正法では20万円を超えるパーティ券購入を受けた場合、報告書に記載しなければならない。違反すれば、5年以下の禁固または百万円以下の罰金を受ける可能性がある。  この博友会は全国にあり、塾や学校関係者が入っており、組織的、継続的に政治活動をし、盛大なパーティを開いているにもかかわらず、政治団体として登録されていないから政治資金規正法違反の疑いがあると、文春は過去に指摘していた。  この文書は、下村事務所を仕切る金庫番・榮友里子が書いた「日報」だそうだ。そこには加計学園側からのさまざまなお願いが記載されており、下村が加計学園のために相当な便宜を図ってきたことが伺える。下村は文春の報道についてこう話している。 「自民党の下村博文・幹事長代行は29日、下村氏が文部科学相だった2013年と14年、学校法人『加計学園』(岡山市)の秘書室長から、政治資金パーティー券の費用として各100万円、計200万円を受け取ったことを明らかにした。100万円はそれぞれ、11の個人と企業から秘書室長が預かったもので、『加計学園からのものではない』とした」(朝日新聞6月29日)  11に分けてあるから20万を超えないといいたいのだろうが、いかにも苦しいいい訳である。また加計学園秘書室長からだといいながら、学園からではないというのも、この問題で追い詰められている自身や安倍首相と加計との関係を切り離したいのだろうが、こちらも苦しい。  その上で、下村は、文春の報道は「東京都議選の妨害目的と受け止めざるを得ない」と批判し、文書の出先は自民党以外から都議選に立候補した元秘書が関与した可能性を指摘、偽計業務妨害などの疑いで刑事告訴を検討する意向だともいった。  そうだとしたら、下村の苦しいいい訳を打ち砕く二の矢、三の矢が出てくることは間違いない。  文春のいう通り、この内部文書から加計学園が学校ビジネスを展開していく過程で、下村をはじめ様々な政治家たちに働きかけを行っていることが見て取れる。  そして学部新設が国に認められれば、その後は補助金などの形で多額の公費が投入されるのだ。 「加計学園を巡る疑惑は新たなステージに入った」(文春)のである。  下村は、都議選の大敗の責任を取って都連の会長の座を辞した。今度は、自民党幹事長代理、国会議員も辞さなくてはならないかもしれない。身から出た錆だが。 【巻末付録】  ポストから。巻頭は「西田幸樹 なおん 謎の異邦人 ジョン」。このグラビア、出てくる女性たちはなかなかいい女たちである。今回のジョンも、はち切れんばかりの肢体が眩しい。  後半は「AV業界のタブーを破る袋とじ 私たち、パブNG女優です」。亭主や家族に知られたくないという理由があるそうだ。したがって目線入りだから、ちと興奮度は下がる。  続いてゴルフのアン・シネ。もちろん裸ではないが、この女性、やはりゴルフ場が似合う。「田村英里子 半裸カレンダーの衝撃」は懐かしい。  現代は「秋田から来ました 桐谷まつりと申します」。袋とじは「児島美ゆき 封印されたGカップフルヌード」。以前のものと、最近の写真だと思うが、かなりお年を召した児島が載っている。  高倉健が愛した女とでもつければよかったのに。彼女が嫌がったのかな。どちらも気合が不十分で今週は引き分け。 (文=元木昌彦)

「この、ハゲーーーーっ!」女性議員の絶叫は自民党の断末魔!? 都議選への影響は……

motoki0626
「週刊新潮」(6/29号、新潮社)
今週の注目記事・第1位 「『豊田真由子』その女代議士、凶暴につき」(「週刊新潮」6/29号) 同・第2位 「小倉智昭“古希の恋”」(「週刊文春」6/29号) 同・第3位 「読売『内部文書』スッパ抜き!」(「週刊文春」6/29号) 同・第4位 「『安倍総理』隠しきれない深刻病状」(「週刊新潮」6/29号) 同・第5位 「赤字22億円! このままでは名門『東京女子医大』が潰れる」(「週刊現代」7/8号) 同・第6位 「山崎夕貴アナ、さっそく裏切られた おばたのお兄さんに浮気発覚!」(「フライデー」7/7号) 同・第7位 「慶應義塾『疑惑の塾長選』ウラ側」(「週刊現代」7/8号) 同・第8位 「安倍支持率急降下 隠された『真実』」(「週刊ポスト」7/7号) 同・第9位 「『愛してる』と言って旅立った小林麻央さんがくれた笑顔と勇気」(「AERA」7/3号) 同・第10位 「『野際陽子』元夫『千葉真一』インタビュー」(「週刊新潮」6/29号) 同・第11位 「自民が小池都民ファーストに完敗」(「週刊現代」7/8号) 同・第12位 「習近平が激怒した『中国海軍空母』の“盗撮”写真」(「週刊ポスト」7/7号) 同・第13位 「本誌直撃で『結婚発表』NMB須藤凛々花のアイドル哲学」(「週刊文春」6/29号) 同・第14位 「田中角栄『真紀子はゴリラみたい』」(「週刊文春」6/29号) 同・第15位 「『死を告げられても人の声は聞こえている』という学説を検証する」(「週刊ポスト」7/7号) 同・第16位 「高血圧、糖尿病、肥満、骨粗しょう症に酢が効く!」(「週刊文春」6/29号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  先週の金曜日は日本列島中が爆笑と号泣に包まれた一日であった。「このハゲ!」という女代議士センセイの怒声がテレビで流され、みんなが爆笑、嘲笑したと思ったら、市川海老蔵が記者会見で、妻の真央が亡くなったことを発表すると、日本中が悲嘆の涙にくれた。  この話題には後で触れるとして、文春の健康ものからいこう。  酢が効くと文春が特集している。酢の効能は昔からいわれている。疲労回復。殺菌・防腐効果。食欲増進。骨粗しょう症にも効果がある。内臓脂肪の減少や高めの血圧の低下など、万能のようだ。  酢を摂るのは血管の過剰な収縮を押さえて血流を流れやすくするから、夕食後がいいそうだ。  安い穀物酢でも効果は十分。摂り続けることが大事。そのまま飲むのは、胃や喉を痛める危険があるからやめた方がいいそうだ。酢をグレープフルーツジュースに入れて飲むと酸味がやや濃くなる程度だから、飲みやすいという。  私も酢が好きだが、生野菜に塩と胡椒、それにワインビネガーをかけて食べるのがいい。今夜は梅干しとモズク酢、それに酢トマトで一杯やりますかね。酢っぱいは成功のもと。なんちゃって。  ポストは死の瞬間も声だけは聞こえているというのは、あり得ると特集している。  医学博士の志賀貢は、2007年の「TIME」に掲載された、複数の米病院からの調査報告によれば、病気や事故で心肺停止が起こり、緊急治療によって蘇生した人の4~18%が「誰かが耳元で名前を呼んでいるのが聞こえた」と証言していると話す。  心臓が止まり、脳に血流が行かなくなっても脳が活動を維持していることを示す興味深い研究結果だと、東海大学健康科学部の渡辺俊之教授もいっている。  70代の女性が、死の直後、旦那さんから「愛してるよ、生まれ変わっても君と一緒になりたい」といわれると、表情が緩み、頬が赤らんだというケースもあったという。  だから、死んだ直後に、死者の悪口など言うと聞こえているかもしれないのだ。  海老蔵は記者会見で、真央が死ぬ直前に「愛している」といったと語っていた。これは逆のケースだが、死ぬ間際に本心が出るのかもしれない。  俺が死んだらカミさんはなんというだろう。しばらく生きていて聞いてやろうか。いや、知らない方がいいだろうな。  文春が田中角栄の未公開インタビューをやっている。聞くべきことはないが、ここだけはおもしろい。 「うちの娘(真紀子)は、軍鶏、ゴリラみたいなものだから」  ゴリラも老けましたよ、お父さん。  これは「名言」だ。「我慢できる恋愛は恋愛じゃない」。大阪市・難波にある専用劇場「NMB48劇場」を拠点とし近畿地方を中心に活動しているNMB48の“爆弾娘”須藤凜々花(20)の発言だ。  その須藤、文春には彼氏とお泊りしている写真を撮られているが、SEXしたい気持ちを我慢することはない。お爺ちゃんも若いときはな……。  ところでまたこんな事件が起きた。 「24日午後8時15分ごろ、千葉市美浜区の幕張メッセで行われていたアイドルグループ『欅坂46』の握手会会場で『発煙筒を投げこんだ男がいる』と消防署に通報があった。 千葉県警千葉西署員らが駆けつけたところ、イベントスタッフに取り押さえられた男が果物ナイフを所持しており、同署は銃刀法違反の現行犯で男を逮捕した。逮捕されたのは自称札幌市白石区の無職、阿部凌平容疑者(24)。調べに容疑を認め、女性アイドル名を挙げて『殺そうと思った』などと供述しているという」(朝日新聞6月25日付)  触れるアイドルというAKB商法はもはや限界だと思う。握手するために大量のCDなどを買わされ、ほんの数十秒手を触れるだけではフラストレーションがたまるのは無理ない。  だから不法行為を行っていいということでは絶対ないが、こんなことを続けていると必ず、逆恨みしたりする男によってケガをしたり、もっと深刻なことになりかねない。  秋元康のひねり出した悪だくみ商法は見事だったが、もはや限界であろう。彼女たちの身の安全が100%確保されるような体制を取らないと、さらに悲劇的な事件が起こる。即刻止めるべきだ。  さて、中国を訪れている日本人が次々拘束されている。だが、その拘束の理由がよくわからない。  ポストによると、6人ともいわれる日本人は、スパイではないと思われるが、彼らが拘束されている山東省や海南省は中国海軍所属の潜水艦や空母が拠点とする軍港などがあるところで、警備が強化されており、それで引っかかったのではないかと推測する。  そのきっかけは、昨年12月10日に共同通信が配信した記事がきっかけだったのではないかとポストはいう。  それは、中国が遼寧省大連で建造している初の国産空母の船体と艦橋がほぼ完成したというもので、写真を付けて報じた。  だが、この写真が習近平の怒りを買ったというのである。なぜなら専門家が見ると、これは米空母と比べるとはるかに見劣りし、時代遅れの張りぼてのようなものだったからだ。  そんな写真をスクープした日本に対して報復のため、日本人を拘束したのであろうか。  情報がまったくない中、一つの見方ではある。  ところで都議選がスタートしたが、豊洲移転問題で移転はするが築地も残すという小池都知事の「決断」がすこぶる不評である。  都民ファ優位が揺らいできた。それはそうだろう。あれだけ引き延ばしてきて、豊洲に移転します、築地も残しますはない。それも築地を整備して「食のワンダーランドにします」とは、なんという無責任ないい方だ。  小池の優柔不断によって生じた損害は、市場関係者への補償、耐震工事といった暫定的な工事費用を合わせると、約125億円にもなるという試算もある。「新潮45」(7月号)のタイトルではないが「がっかり『小池百合子』劇場」である。 「BuzzFeedNEWS」(6月18日)で、リスク論の第一人者である中西準子がいっているように、「小池都知事やメディアが、あたかも(豊洲の=筆者注)リスクがあるようにいっていますが、どこにリスクがあるのか、一言もいっていません。結論からいえば、豊洲市場は安全であり、土壌調査にしても、地下水調査にしても、基準値を超えたからといって即座に危険とはなりません」。結論はとうに出ていたのである。  それを自分ファーストで、結論をあいまいにしたまま延ばしてきた。都議選の争点にするなど許されないという批判が高まり、仕方なく、どっちも残すという市場関係者も都民をも愚弄するバカな「結論」しか出せなかったのだ。  決断も自分の立ち位置も決められない知事ということがよく分かった。  正直なもので、小池都知事の支持率が下がり始めた。小池都民ファーストの会が圧勝するという見方は揺らいできたが、現代は今なお、都民ファは圧勝するといっている。  現代によると都民ファが55議席、自民が23減らして34議席、公明党が1増で23議席、民進党は14も減らして4議席と予想する。  だが解せないのは、共産党が7減らして10議席という予測だ。  安倍の悪臭がする自民党は嫌だ、民進党も崩壊寸前。そうなると正しい野党として、自民や都民ファを批判、監視できるのは共産党しかないのではないか。私はそう考え、自民、都民ファも嫌だという票は共産党に行くしかない。そう思うのだが、いかがだろうか。  女優・野際陽子が亡くなったが、新潮で野際と結婚していた俳優・千葉真一がこう語っている。 「別れて、亭主とか周りに気兼ねがなくなって、自由野際奔放に生きている感じがした。溌剌としていたよね。それが演技に出ていて、実際、売れたよね。あぁ、陽子は、俺と結婚していない方が良かったんだ……そう思ったよ」  最後の作品になった『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)の野際は表情が乏しく、病気の深刻さを伺わせていたが、また一人魅力的な女性を失ってしまった。  さて、23日、金曜日に市川海老蔵が緊急会見を開いた。その直前、海老蔵はブログに「一番泣いた日」と書いた。  愛妻で乳がんを患っていた小林麻央が22日夜、旅立ったことを、溢れる涙を拭きながら報告した。  まだ34歳の若さだった。会見を開いた海老蔵は、真央が死ぬ間際に「愛している」と海老蔵にいったと話している。  会見を見ていた者はみな泣いた。幼子2人を残して逝く彼女の心残りは、生きている者には想像さえつかない。 「妻には笑顔と勇気と愛情をもらった」。あの半グレのような若い頃の海老蔵を、ここまでに成長させた妻・麻央は素晴らしい人だったと思う。  AERAによると、麻央のブログには現在250万人の読者がいるという。  同誌では10年に麻央が12回の対談をしていた。作家・渡辺淳一に、なぜ2~3回会っただけで海老蔵と結婚しようと思ったのかと聞かれて、こう答えている。 「もし運命とかそういう言葉があるなら、本当にあるんだなという気持ちです」  最後のブログ(6月20日)にはこう書いていた。 「皆様にも、今日、笑顔になれることがありますように」  麻央の笑顔は永久に見ることができなくなってしまった。ご冥福をお祈りする。  さて、NHKが加計学園問題でまたスクープを飛ばした。6月19日夜の『クローズアップ現代+』で、加計学園の獣医学部新設について、首相側近の萩生田光一官房副長官が文科省局長に、学部新設について「官邸は絶対やるといっている」「総理は『平成30年(2018年)4月開学』とおしりを切っていた」などと、首相の意向を伝えていた内容を記録していた文書の存在が明らかになったと報じたのである。  萩生田は全否定し、松野博一文科相は内容が不正確だったと萩生田に謝ったが、茶番である。これで安倍首相の指示で萩生田が動いたことが99%証明された。  その日の夜、安倍首相が記者会見して、支持率が落ちているからだろう、自らが関与していたと疑われている加計学園問題について「政府への不信を招いた」などと珍しくしおらしく謝罪した。そこへ身内だと思っていたNHKが安倍政権を追い込むスクープをものにしたのだ。  番組には社会部記者と政治部記者が出演し、社会部はこの文書が複数の文科省職員のパソコンに保存されていたこと、内容が正しいことを現役の文科省職員が証言していると、この報道を裏付ける解説をした。  一方、政治部は安倍官邸の代理人のように、内閣府と文科省とでやり取りはあったが、規制委員会の決定には透明性があると、弁護することに終始した。  さぞ、官邸のポチを任じるNHK記者たちは、安倍から叱責を受けたことであろう。  クロ現+は永田町とは距離を置く社会部が中心の番組である。新聞社でも政治部を差し置いて政治問題に社会部が出張ってきたときは、世の中を動かす大ネタをつかんだ時である。  リクルート事件が有名だ。朝日新聞の社会部が動いたが、政治部は「未公開株? そんなことどこの企業でもやっていることだ」と、政界へ広がることなどないと高をくくっていたのだ。  NHK内部でも、官邸ベッタリの政治部を出し抜き、社会部が表に出てきたことで、朝日、東京、毎日とともに「もり・かけ」問題追及は次のステージへ移るだろう。メディアが独裁政権を倒す。そうなれば、官邸と組んだ政治部が長年牛耳ってきたNHKも大きく変わるかもしれない。  文春は「首相にとって今回のNHK報道が痛いのは、萩生田氏が自民党東京都連の中心人物ということだ。ただでさえ、都議選の情勢に加計学園問題が深刻な影響を及ぼし始めたところだった」と、この報道の深刻さを伝えている。  そうなればポスト安倍の争いが激化してくるはずだが、本来、そのキーマンになるはずだったのが谷垣禎一前幹事長である。  谷垣は自転車事故で「頚髄損傷」という重大な傷を負い、手術を経てリハビリ中だが、先週のポストがその姿をカメラに収めた。  リハビリ後、仮に谷垣が政界復帰するとどうなるのか。谷垣が所属している宏池会(岸田派)と合併して保守本流を再結集し、キングメーカーを目指している麻生太郎と谷垣は組むのだろうか。  車いすに乗ってでも谷垣が復帰し、もともと安倍嫌いの谷垣が麻生と手を組み、反安倍勢力をつくることになれば、あっという間に安倍一強時代は終わりを告げるはずだ。  その兆しがあちこちに見え始めた。岸田文雄外相までが「権力は大変恐ろしい、謙虚でなければ」といいだしたのだ。 「宏池会(岸田派)は今年で60周年を迎えた。宏池会を立ち上げた池田勇人総理が掲げたキャッチフレーズが『寛容と忍耐』だ。権力というのは大変恐ろしいものであり、権力を扱う者は謙虚でなければならない。寛容と忍耐でもって、権力を扱っていかなければならない。(宏池会は)こういった権力に対する謙虚さを持った政策集団だった。いま国際社会は大変不透明だ。国内政治もいろんな出来事の中で(安倍内閣の)支持率が下がり、いろんなことが議論されている。こういった不透明な時代だからこそ、宏池会の歴史を大事にしながら、日本の政治の行く末をしっかりとにらんで努力していきたいと思っている。(福島県郡山市で開かれた派閥所属議員のパーティーで)」(朝日新聞6月26日付)  ポストは、読売新聞や日経新聞の安倍支持率が他紙に比べて高いが、これは下駄をはかせているからだと断じ、その内訳を見てみろという。  読売の年代別の内閣支持率を見ると、60代は54%から36%へ急落している。20代は支持率60%台と高いが、20代は前回の選挙で投票したのは約412万人。それに比べると人口も多い60代は投票率68%、約3倍の1,220万人が投票している。  この数字を見てもわかるように、次の選挙が今あれば、自民大凋落はあり得るのだ。  その代替として都議選があるわけだが、どういう数字が出るのか。その数字によっては安倍の責任を問う声が自民党内でますます高まることになる。  さて、慶應義塾大学が塾長選で揺れている。それは5月に新塾長として長谷山彰前常任理事が就任したが、これまで塾長には、学内投票で1位になった候補者が就くのが慣例だったが、長谷山は2位だったのだ。  それがなぜか、評議員会で、2位の長谷山を次期塾長にすると議長から動議が出され、反対する声も多くあったのに、押し切ったというのである。  ちなみに1位の経済学部教授細田衛士は230票、2位の長谷山は213票だった。  一番の問題は、なぜ長谷山を塾長に選んだのかの説明がないことだ。『慶應塾生新聞』の記者がいうように、推薦委員会の「選挙の結果をそのまま尊重するのが原則とされるべきこと」という大方針をなぜ密室で説明もなしに通してしまったのかである。  1位と2位が僅差なら、もう一度2人を学内投票にかけるという選択肢があったはずだ。  私の経験からいうと、慶應の記事はあまり読まれない。早稲田は、いいことを書いたら読まれないが、批判すると学生やOBがけしからんと興味を示し、部数が出る。  朝日新聞を批判すると読まれるが、読売新聞の批判は読まれないのと同じである。  今回の塾長選をめぐるごたごただが、このまま立ち消えていくのか、塾生や教師たちが「おかしい」と立ち上がるのか、興味深い。  さて、フライデーの今週のゲス男は「おばたのお兄さん」というモノマネ芸人らしい。デジタル・フライデーから。 「『彼が山崎アナと交際中だという報道を見て、ショックでした。私には「彼女はいない」と言っていたのに…』吉木りさ似の20代美女・Aさんは本誌にこう告発する。彼女の怒りの矛先は、小栗旬のモノマネで人気の芸人・おばたのお兄さん(29)。先日、『女性セブン』でフジテレビの山崎夕貴アナ(29)との熱愛が報じられたばかりのオトコだ。そんな彼が、あろうことか山崎アナと親密な関係になっていたころ、自分のファンにも手を出していたというのだ。ツイッターのダイレクトメッセージを通じて知り合った二人が関係を持ったのは、5月上旬。地方に住むAさんが彼のライブ観劇のために上京した際のことだった。『ライブ後に、おばたのお兄さんから「もうホテルは決まったの?」とメッセージが送られてきたんです。ホテルに来た彼は、「この部屋暑くない? 野球拳しようよ!」と誘ってきた。セックスが終わると、「終電で帰らなきゃ。今度東京に来たら連絡して。次はウチに泊めてあげる」と言い残して帰っていきました』」  いつもいうが、こんなのに騙される方が悪いんと違うかな。  さて、東京女子医大といえば、日本の名門中の名門病院である。そこが、現代が入手した決算報告書によれば、「平成28年度の収支差額は22億円の赤字で3年連続の赤字になりました」「3年連続の赤字により、現在の本学には現預金の余裕は全くありません」  何しろ、平成27年度の外来患者数が、前年度比11万2,492人の減少。平成28年度が前年度比8万1,821人の減少というのだ。  これは14年2月に、2歳の男児が麻酔薬「プロポフォール」を大量投与され、容態が急変したにもかかわらず適切な処置がとられず死亡した医療事故があったため、厚労省はこれを問題視して「特定機能病院」の承認を取り消してしまったことが大きく影響している。  病院も営利企業だから、収入が減ればやることは決まっている。給与や賞与を減らすため、人材が流出してしまっているのだ。  特にスキルのある看護師が辞めていくため、チーム医療ができなくなっているという。  あの名門病院が、患者からの信用を失い凋落していく。女子医大が潰れることにでもなれば、東京、特に新宿に隣接している区の患者には大きな不安材料になる。何とかしてほしいものである。  先週新潮は、結婚記念日の深夜に起きた安倍首相の「緊急事態」を報じた。その新潮が今週も、15日に行われた都内のホテルでの朝食会で、安倍に長く仕えてきた秘書が、当夜、「もともと痛めていた五十肩がひどくなって、診に来てもらった」と、急の来訪者の存在を認めたと報じている。  政権末期にはさまざまな情報が飛び交うものだが、安倍もそういう時期になったのであろう。  内閣支持率の急落、加計学園問題の波及、都議選への不安、7月初めからのG20と続くのは、第一次政権を投げ出した当時と酷似している。  文春は、前川前次官の「出会い系の店通い」を報じた読売新聞が、読者からの厳しい批判にさらされ、記事当日から1週間分の意見がまとめられた内部資料「東京・読者センター週報」を手に入れたという。  それには東京・大阪・西部3本社に寄せられた読者の意見を紹介したもので、加計学園と前川前次官関連は594件。北朝鮮問題が61件だから、その多さがわかるはずだ。  そのうち9割近くが批判的な意見だという。しかもこの記事は、現役の読売の記者にいわせると、白石興二郎会長が社長の時、第三者機関で事前に記事を審査するシステム「適正報道委員会」を作ったが、そこを通していないというのである。  官邸のリークの疑いがあり、買春の裏も取れていない、前川本人の話も聞けていないのでは、通さなかったのではなく、通せないからスルーしてしまったということであろう。  だが、この記事を読んで、匿名で内部を批判する記者はいるが、堂々と名前を出して批判する、こんな社は辞めてやるという記者がなぜ出てこないのだろう。  今一度、本田靖春が正力社主の新聞私物化に対して声を上げ、社を辞した理由をあげておく。 「自分が現に関わっている身内的問題について、言論の自由を行使できない人間が、社会ないし国家の重大問題について、主張すべきことをしっかり主張できるか」(『我、拗ね者として生涯を閉ず』より)  6月22日の朝、フジテレビの『とくダネ!』をつけたら、冒頭いきなり小倉智昭が「私も文春砲にやられました」と話し出した。  なんでも、20歳以上下の人妻記者と2人きりで食事したり、事務所に入ったまま2時間も電気を消して出てこなかったりしている。「密会」しているに違いないと書かれたという。  それに対して小倉は、2人きりではなくてマネジャーがいつもいる。事務所にはミニシアターがあり、映画を見ているから暗いのは当たり前などだと弁解した。  それに僕は膀胱がんだから、そっちのほうはダメだと、いわなくてもいいことまで付け加えたが、目は笑っていなかった。この「古希の恋」は本物なのだろうか。  だいぶ昔になる。小倉は大橋巨泉事務所にいた。確かフライデーだったと思うが、小倉が浮気をしているところを撮られたが、なんとかしてくれないかという電話が巨泉事務所からあったと記憶している。  話を聞くと、浮気は事実だが、小倉に謝らせるからボツにしてくれないかというのだった。そこでフライデーに連絡して、話だけでも聞いてやってくれといった覚えがある。掲載されたかどうかは記憶にないが、そんなことを思い出した。  文春によれば、女性は大手新聞社のA子で40代の人妻、身長170cmほどのスレンダー美人だという。  小倉は中野坂上で焼き肉屋を経営し、その上が事務所になっている(私の家と近い)。5月31日の午後7時前、黒のキャップに青い柄のシャツを着た小倉が事務所の前でキョロキョロしながらあたりを警戒していた。  その少し前にA子が中野坂上駅から歩いて来たが、わざわざ反対側の歩道へ渡ったりと、おかしな動き方をしながら小倉の事務所へ入って行った。  文春によると、A子が訪れるときは決まって、マネジャーをはじめスタッフを全員退社させるそうだ。  その後、2人は別々に近くのイタリアンレストランへ行き、食事をするが、戻るときにも右、左に別れて事務所へ。約1時間後、小倉がタクシーを拾い、A子の自宅前で彼女を降ろし、自分は練馬の自宅へ帰っていったという。  フジテレビの関係者によれば、彼女とは食事だけでなく、ゴルフやジャズのコンサートにも連れ出す、小倉の「いつでもそばにいる」存在だそうだ。  文春が見ている限りでも、1月には4回、そのうち2回は事務所で「密会」しているという。  小倉は文春の直撃に、耳まで紅潮させて「やましい関係なんてない」「一緒にいて楽しい人、親友」と男女の仲を否定している。ここでも「がんだから、そんなことができる状況ではない」と、いっている。  親しい新聞記者なら、女性であってもこそこそする必要はないはずである。豪華なシアタールームで映画か音楽を聴いていたというのも、そういうときに備えて「いい訳できる」部屋を作っていたのではないかと邪推できる。部屋の写真を見ると、ゆったりしたソファーが2組あるだけだから、どんなことにも使えそうではある。  第一、人妻相手に忍んで会ったりして「W不倫」を疑われるような行動は公人として慎むべきであるはずだ。  慎まない、俺は彼女が好きだというなら堂々としていたらいい。70ジジイがいまさらこそこそ「逢引する」なぞ、カッコいいものではない。  次々に不祥事が明るみに出るフジテレビだが、今やフジの顔ともいうべき小倉のスキャンダルがフジをどん底まで落とすことになるかもしれない。  今週の第1位は文句なしにこれだ。とんでもない爆弾が破裂したものだ。自民党の豊田真由子衆院議員(42)が、車の中で55歳の政策秘書へ浴びせた罵詈雑言がテレビやYoutubeを通じて日本中に流れたのである。 「この、ハゲーーーーっ!」「おー! おまえはどれだけあたしの心を叩いてる!」「お前が受けてる痛みがなんだ! あたしが受けてる痛みがどれぐらいあるか、お前分かるかこの野郎!!」「このキチガイが!!!」  果ては「お前の娘がさ、通り魔に強姦されてさ、死んだと。いや犯すつもりはなかったんです。合意の上です。殺すつもりはなかったんですと。腹立たない?」。  こう絶叫しながら、豊田センセイは秘書の頭をボコボコにしたのである。激した理由は、支持者に送ったバースデーカード何十枚かの宛先が間違っていたことだという。ここまで怒ることなのだろうか。  このセンセイ、名門高校から東大法学部、ハーバード大学院留学までして、厚労省のキャリアから代議士に転身したピッカピカの経歴の持ち主。  だが以前から、ここは秘書がいつかず、当選して以来100人以上が逃げ出していると評判だった。  そのセンセイの怒声が朝から晩までテレビから聞こえてくるのだ。以前、兵庫県議会の野々村竜太郎議員の「号泣記者会見」が日本中の爆笑を買ったが、それを超える、ものすごい見世物である。  しかも出来の悪さでは群を抜いているといわれる安倍チルドレン「魔の2回生」。ゲス不倫の宮崎謙介、重婚の中川俊直、路チューの中川郁子など錚々たるメンツがいるが、この件で、豊田が断トツトップに立った。  秘書は警察に被害届を出すらしいから、受理されれば傷害罪が成立するかもしれない。豊田は早速離党届を出し、安倍首相は「やむを得ない」といったそうだが、腹の中は煮えくり返っていることだろう。  私には既視感がある。事務所費問題を追及され、絆創膏を貼ってテレビに出た赤城徳彦農水相である。この直後の参議院選で安倍は惨敗し、政権をおっぽり出すことになっていった。  今回は国政選挙はないが、豊田の絶叫で都議選での自民党の敗けは決まったも同然だろう。歴史は繰り返すものである。  ところで、新潮はネット版で豊田の声を流していたが、なぜ、CDにして付録につけなかったのだろう。今は安くCDに焼くことができる。残念だが、この面白さは活字を読んでも伝わらない。  CDを付け、発売数日後にテレビが流すことを許可してあげれば、部数が数万部は跳ね上がったと思う。私だったらそうしたが、惜しいことをした。これを機に、フライデーをはじめ、各週刊誌は「記事の見える化、聞ける化」を考えたほうがいい。自社サイトの会員になってもらうために使うよりも、ネット弱者でもすぐに聞けるCDやDVDはまだまだ拡材として使えると思う。 【巻末付録】  まずは現代から。巻頭で撮り下ろし「女子ゴルフ界に大旋風を巻き起こす アン・シネ セクシークイーン 可憐すぎる初グラビア」。  アン・シネの人気はすごいようだ。ゴルフの腕前ではない。そのセクシーな容姿とミニスカートからのぞくパンチラが何ともいえないという。  その彼女をいち早くグラビアにゲットした現代はいい。だが、案外、さほどセクシーでも可愛いわけでもないのは意外だ。  やはり彼女は、ヘタでも芝の女王のほうがいい。それがわかっただけでもこのグラビアの価値はある。  後半は「篠崎愛」「鷲尾老人コレクション」と続き、袋とじが私も好きだった「ピンク・レディーMIE 『たった一度のヌード』を独占スクープ公開!」。いい女だったな。この写真は昔見た記憶があるが、衝撃だった。いい女はヘアが見えなくてもいい女だ。  ポストはいつもおんなじ西田幸樹の「なおん 千瑛さん」。写真は迫力がある。  後半は「裸の履歴書 五月みどり」。これがいい。彼女が43歳の時だそうだが、熟れきって食べごろなのが写真から伝わってくる。80歳になったら脱いでもいいとおつしゃっている。いくつでもいいから脱いでおくれ。私は見るからね。 「見たくありませんか? この女のセックス もえさん(20歳)」「完熟ヘアヌード 甲賀瑞穂 43」。袋とじは「紺野美沙子 23歳」。紺野というのは私の好みではなかった。どうでもいいことだが。  ということで、今週はMIEが断トツにいい。よって現代の勝ちだ。 (文=元木昌彦)

「この、ハゲーーーーっ!」女性議員の絶叫は自民党の断末魔!? 都議選への影響は……

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「週刊新潮」(6/29号、新潮社)
今週の注目記事・第1位 「『豊田真由子』その女代議士、凶暴につき」(「週刊新潮」6/29号) 同・第2位 「小倉智昭“古希の恋”」(「週刊文春」6/29号) 同・第3位 「読売『内部文書』スッパ抜き!」(「週刊文春」6/29号) 同・第4位 「『安倍総理』隠しきれない深刻病状」(「週刊新潮」6/29号) 同・第5位 「赤字22億円! このままでは名門『東京女子医大』が潰れる」(「週刊現代」7/8号) 同・第6位 「山崎夕貴アナ、さっそく裏切られた おばたのお兄さんに浮気発覚!」(「フライデー」7/7号) 同・第7位 「慶應義塾『疑惑の塾長選』ウラ側」(「週刊現代」7/8号) 同・第8位 「安倍支持率急降下 隠された『真実』」(「週刊ポスト」7/7号) 同・第9位 「『愛してる』と言って旅立った小林麻央さんがくれた笑顔と勇気」(「AERA」7/3号) 同・第10位 「『野際陽子』元夫『千葉真一』インタビュー」(「週刊新潮」6/29号) 同・第11位 「自民が小池都民ファーストに完敗」(「週刊現代」7/8号) 同・第12位 「習近平が激怒した『中国海軍空母』の“盗撮”写真」(「週刊ポスト」7/7号) 同・第13位 「本誌直撃で『結婚発表』NMB須藤凛々花のアイドル哲学」(「週刊文春」6/29号) 同・第14位 「田中角栄『真紀子はゴリラみたい』」(「週刊文春」6/29号) 同・第15位 「『死を告げられても人の声は聞こえている』という学説を検証する」(「週刊ポスト」7/7号) 同・第16位 「高血圧、糖尿病、肥満、骨粗しょう症に酢が効く!」(「週刊文春」6/29号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  先週の金曜日は日本列島中が爆笑と号泣に包まれた一日であった。「このハゲ!」という女代議士センセイの怒声がテレビで流され、みんなが爆笑、嘲笑したと思ったら、市川海老蔵が記者会見で、妻の真央が亡くなったことを発表すると、日本中が悲嘆の涙にくれた。  この話題には後で触れるとして、文春の健康ものからいこう。  酢が効くと文春が特集している。酢の効能は昔からいわれている。疲労回復。殺菌・防腐効果。食欲増進。骨粗しょう症にも効果がある。内臓脂肪の減少や高めの血圧の低下など、万能のようだ。  酢を摂るのは血管の過剰な収縮を押さえて血流を流れやすくするから、夕食後がいいそうだ。  安い穀物酢でも効果は十分。摂り続けることが大事。そのまま飲むのは、胃や喉を痛める危険があるからやめた方がいいそうだ。酢をグレープフルーツジュースに入れて飲むと酸味がやや濃くなる程度だから、飲みやすいという。  私も酢が好きだが、生野菜に塩と胡椒、それにワインビネガーをかけて食べるのがいい。今夜は梅干しとモズク酢、それに酢トマトで一杯やりますかね。酢っぱいは成功のもと。なんちゃって。  ポストは死の瞬間も声だけは聞こえているというのは、あり得ると特集している。  医学博士の志賀貢は、2007年の「TIME」に掲載された、複数の米病院からの調査報告によれば、病気や事故で心肺停止が起こり、緊急治療によって蘇生した人の4~18%が「誰かが耳元で名前を呼んでいるのが聞こえた」と証言していると話す。  心臓が止まり、脳に血流が行かなくなっても脳が活動を維持していることを示す興味深い研究結果だと、東海大学健康科学部の渡辺俊之教授もいっている。  70代の女性が、死の直後、旦那さんから「愛してるよ、生まれ変わっても君と一緒になりたい」といわれると、表情が緩み、頬が赤らんだというケースもあったという。  だから、死んだ直後に、死者の悪口など言うと聞こえているかもしれないのだ。  海老蔵は記者会見で、真央が死ぬ直前に「愛している」といったと語っていた。これは逆のケースだが、死ぬ間際に本心が出るのかもしれない。  俺が死んだらカミさんはなんというだろう。しばらく生きていて聞いてやろうか。いや、知らない方がいいだろうな。  文春が田中角栄の未公開インタビューをやっている。聞くべきことはないが、ここだけはおもしろい。 「うちの娘(真紀子)は、軍鶏、ゴリラみたいなものだから」  ゴリラも老けましたよ、お父さん。  これは「名言」だ。「我慢できる恋愛は恋愛じゃない」。大阪市・難波にある専用劇場「NMB48劇場」を拠点とし近畿地方を中心に活動しているNMB48の“爆弾娘”須藤凜々花(20)の発言だ。  その須藤、文春には彼氏とお泊りしている写真を撮られているが、SEXしたい気持ちを我慢することはない。お爺ちゃんも若いときはな……。  ところでまたこんな事件が起きた。 「24日午後8時15分ごろ、千葉市美浜区の幕張メッセで行われていたアイドルグループ『欅坂46』の握手会会場で『発煙筒を投げこんだ男がいる』と消防署に通報があった。 千葉県警千葉西署員らが駆けつけたところ、イベントスタッフに取り押さえられた男が果物ナイフを所持しており、同署は銃刀法違反の現行犯で男を逮捕した。逮捕されたのは自称札幌市白石区の無職、阿部凌平容疑者(24)。調べに容疑を認め、女性アイドル名を挙げて『殺そうと思った』などと供述しているという」(朝日新聞6月25日付)  触れるアイドルというAKB商法はもはや限界だと思う。握手するために大量のCDなどを買わされ、ほんの数十秒手を触れるだけではフラストレーションがたまるのは無理ない。  だから不法行為を行っていいということでは絶対ないが、こんなことを続けていると必ず、逆恨みしたりする男によってケガをしたり、もっと深刻なことになりかねない。  秋元康のひねり出した悪だくみ商法は見事だったが、もはや限界であろう。彼女たちの身の安全が100%確保されるような体制を取らないと、さらに悲劇的な事件が起こる。即刻止めるべきだ。  さて、中国を訪れている日本人が次々拘束されている。だが、その拘束の理由がよくわからない。  ポストによると、6人ともいわれる日本人は、スパイではないと思われるが、彼らが拘束されている山東省や海南省は中国海軍所属の潜水艦や空母が拠点とする軍港などがあるところで、警備が強化されており、それで引っかかったのではないかと推測する。  そのきっかけは、昨年12月10日に共同通信が配信した記事がきっかけだったのではないかとポストはいう。  それは、中国が遼寧省大連で建造している初の国産空母の船体と艦橋がほぼ完成したというもので、写真を付けて報じた。  だが、この写真が習近平の怒りを買ったというのである。なぜなら専門家が見ると、これは米空母と比べるとはるかに見劣りし、時代遅れの張りぼてのようなものだったからだ。  そんな写真をスクープした日本に対して報復のため、日本人を拘束したのであろうか。  情報がまったくない中、一つの見方ではある。  ところで都議選がスタートしたが、豊洲移転問題で移転はするが築地も残すという小池都知事の「決断」がすこぶる不評である。  都民ファ優位が揺らいできた。それはそうだろう。あれだけ引き延ばしてきて、豊洲に移転します、築地も残しますはない。それも築地を整備して「食のワンダーランドにします」とは、なんという無責任ないい方だ。  小池の優柔不断によって生じた損害は、市場関係者への補償、耐震工事といった暫定的な工事費用を合わせると、約125億円にもなるという試算もある。「新潮45」(7月号)のタイトルではないが「がっかり『小池百合子』劇場」である。 「BuzzFeedNEWS」(6月18日)で、リスク論の第一人者である中西準子がいっているように、「小池都知事やメディアが、あたかも(豊洲の=筆者注)リスクがあるようにいっていますが、どこにリスクがあるのか、一言もいっていません。結論からいえば、豊洲市場は安全であり、土壌調査にしても、地下水調査にしても、基準値を超えたからといって即座に危険とはなりません」。結論はとうに出ていたのである。  それを自分ファーストで、結論をあいまいにしたまま延ばしてきた。都議選の争点にするなど許されないという批判が高まり、仕方なく、どっちも残すという市場関係者も都民をも愚弄するバカな「結論」しか出せなかったのだ。  決断も自分の立ち位置も決められない知事ということがよく分かった。  正直なもので、小池都知事の支持率が下がり始めた。小池都民ファーストの会が圧勝するという見方は揺らいできたが、現代は今なお、都民ファは圧勝するといっている。  現代によると都民ファが55議席、自民が23減らして34議席、公明党が1増で23議席、民進党は14も減らして4議席と予想する。  だが解せないのは、共産党が7減らして10議席という予測だ。  安倍の悪臭がする自民党は嫌だ、民進党も崩壊寸前。そうなると正しい野党として、自民や都民ファを批判、監視できるのは共産党しかないのではないか。私はそう考え、自民、都民ファも嫌だという票は共産党に行くしかない。そう思うのだが、いかがだろうか。  女優・野際陽子が亡くなったが、新潮で野際と結婚していた俳優・千葉真一がこう語っている。 「別れて、亭主とか周りに気兼ねがなくなって、自由野際奔放に生きている感じがした。溌剌としていたよね。それが演技に出ていて、実際、売れたよね。あぁ、陽子は、俺と結婚していない方が良かったんだ……そう思ったよ」  最後の作品になった『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)の野際は表情が乏しく、病気の深刻さを伺わせていたが、また一人魅力的な女性を失ってしまった。  さて、23日、金曜日に市川海老蔵が緊急会見を開いた。その直前、海老蔵はブログに「一番泣いた日」と書いた。  愛妻で乳がんを患っていた小林麻央が22日夜、旅立ったことを、溢れる涙を拭きながら報告した。  まだ34歳の若さだった。会見を開いた海老蔵は、真央が死ぬ間際に「愛している」と海老蔵にいったと話している。  会見を見ていた者はみな泣いた。幼子2人を残して逝く彼女の心残りは、生きている者には想像さえつかない。 「妻には笑顔と勇気と愛情をもらった」。あの半グレのような若い頃の海老蔵を、ここまでに成長させた妻・麻央は素晴らしい人だったと思う。  AERAによると、麻央のブログには現在250万人の読者がいるという。  同誌では10年に麻央が12回の対談をしていた。作家・渡辺淳一に、なぜ2~3回会っただけで海老蔵と結婚しようと思ったのかと聞かれて、こう答えている。 「もし運命とかそういう言葉があるなら、本当にあるんだなという気持ちです」  最後のブログ(6月20日)にはこう書いていた。 「皆様にも、今日、笑顔になれることがありますように」  麻央の笑顔は永久に見ることができなくなってしまった。ご冥福をお祈りする。  さて、NHKが加計学園問題でまたスクープを飛ばした。6月19日夜の『クローズアップ現代+』で、加計学園の獣医学部新設について、首相側近の萩生田光一官房副長官が文科省局長に、学部新設について「官邸は絶対やるといっている」「総理は『平成30年(2018年)4月開学』とおしりを切っていた」などと、首相の意向を伝えていた内容を記録していた文書の存在が明らかになったと報じたのである。  萩生田は全否定し、松野博一文科相は内容が不正確だったと萩生田に謝ったが、茶番である。これで安倍首相の指示で萩生田が動いたことが99%証明された。  その日の夜、安倍首相が記者会見して、支持率が落ちているからだろう、自らが関与していたと疑われている加計学園問題について「政府への不信を招いた」などと珍しくしおらしく謝罪した。そこへ身内だと思っていたNHKが安倍政権を追い込むスクープをものにしたのだ。  番組には社会部記者と政治部記者が出演し、社会部はこの文書が複数の文科省職員のパソコンに保存されていたこと、内容が正しいことを現役の文科省職員が証言していると、この報道を裏付ける解説をした。  一方、政治部は安倍官邸の代理人のように、内閣府と文科省とでやり取りはあったが、規制委員会の決定には透明性があると、弁護することに終始した。  さぞ、官邸のポチを任じるNHK記者たちは、安倍から叱責を受けたことであろう。  クロ現+は永田町とは距離を置く社会部が中心の番組である。新聞社でも政治部を差し置いて政治問題に社会部が出張ってきたときは、世の中を動かす大ネタをつかんだ時である。  リクルート事件が有名だ。朝日新聞の社会部が動いたが、政治部は「未公開株? そんなことどこの企業でもやっていることだ」と、政界へ広がることなどないと高をくくっていたのだ。  NHK内部でも、官邸ベッタリの政治部を出し抜き、社会部が表に出てきたことで、朝日、東京、毎日とともに「もり・かけ」問題追及は次のステージへ移るだろう。メディアが独裁政権を倒す。そうなれば、官邸と組んだ政治部が長年牛耳ってきたNHKも大きく変わるかもしれない。  文春は「首相にとって今回のNHK報道が痛いのは、萩生田氏が自民党東京都連の中心人物ということだ。ただでさえ、都議選の情勢に加計学園問題が深刻な影響を及ぼし始めたところだった」と、この報道の深刻さを伝えている。  そうなればポスト安倍の争いが激化してくるはずだが、本来、そのキーマンになるはずだったのが谷垣禎一前幹事長である。  谷垣は自転車事故で「頚髄損傷」という重大な傷を負い、手術を経てリハビリ中だが、先週のポストがその姿をカメラに収めた。  リハビリ後、仮に谷垣が政界復帰するとどうなるのか。谷垣が所属している宏池会(岸田派)と合併して保守本流を再結集し、キングメーカーを目指している麻生太郎と谷垣は組むのだろうか。  車いすに乗ってでも谷垣が復帰し、もともと安倍嫌いの谷垣が麻生と手を組み、反安倍勢力をつくることになれば、あっという間に安倍一強時代は終わりを告げるはずだ。  その兆しがあちこちに見え始めた。岸田文雄外相までが「権力は大変恐ろしい、謙虚でなければ」といいだしたのだ。 「宏池会(岸田派)は今年で60周年を迎えた。宏池会を立ち上げた池田勇人総理が掲げたキャッチフレーズが『寛容と忍耐』だ。権力というのは大変恐ろしいものであり、権力を扱う者は謙虚でなければならない。寛容と忍耐でもって、権力を扱っていかなければならない。(宏池会は)こういった権力に対する謙虚さを持った政策集団だった。いま国際社会は大変不透明だ。国内政治もいろんな出来事の中で(安倍内閣の)支持率が下がり、いろんなことが議論されている。こういった不透明な時代だからこそ、宏池会の歴史を大事にしながら、日本の政治の行く末をしっかりとにらんで努力していきたいと思っている。(福島県郡山市で開かれた派閥所属議員のパーティーで)」(朝日新聞6月26日付)  ポストは、読売新聞や日経新聞の安倍支持率が他紙に比べて高いが、これは下駄をはかせているからだと断じ、その内訳を見てみろという。  読売の年代別の内閣支持率を見ると、60代は54%から36%へ急落している。20代は支持率60%台と高いが、20代は前回の選挙で投票したのは約412万人。それに比べると人口も多い60代は投票率68%、約3倍の1,220万人が投票している。  この数字を見てもわかるように、次の選挙が今あれば、自民大凋落はあり得るのだ。  その代替として都議選があるわけだが、どういう数字が出るのか。その数字によっては安倍の責任を問う声が自民党内でますます高まることになる。  さて、慶應義塾大学が塾長選で揺れている。それは5月に新塾長として長谷山彰前常任理事が就任したが、これまで塾長には、学内投票で1位になった候補者が就くのが慣例だったが、長谷山は2位だったのだ。  それがなぜか、評議員会で、2位の長谷山を次期塾長にすると議長から動議が出され、反対する声も多くあったのに、押し切ったというのである。  ちなみに1位の経済学部教授細田衛士は230票、2位の長谷山は213票だった。  一番の問題は、なぜ長谷山を塾長に選んだのかの説明がないことだ。『慶應塾生新聞』の記者がいうように、推薦委員会の「選挙の結果をそのまま尊重するのが原則とされるべきこと」という大方針をなぜ密室で説明もなしに通してしまったのかである。  1位と2位が僅差なら、もう一度2人を学内投票にかけるという選択肢があったはずだ。  私の経験からいうと、慶應の記事はあまり読まれない。早稲田は、いいことを書いたら読まれないが、批判すると学生やOBがけしからんと興味を示し、部数が出る。  朝日新聞を批判すると読まれるが、読売新聞の批判は読まれないのと同じである。  今回の塾長選をめぐるごたごただが、このまま立ち消えていくのか、塾生や教師たちが「おかしい」と立ち上がるのか、興味深い。  さて、フライデーの今週のゲス男は「おばたのお兄さん」というモノマネ芸人らしい。デジタル・フライデーから。 「『彼が山崎アナと交際中だという報道を見て、ショックでした。私には「彼女はいない」と言っていたのに…』吉木りさ似の20代美女・Aさんは本誌にこう告発する。彼女の怒りの矛先は、小栗旬のモノマネで人気の芸人・おばたのお兄さん(29)。先日、『女性セブン』でフジテレビの山崎夕貴アナ(29)との熱愛が報じられたばかりのオトコだ。そんな彼が、あろうことか山崎アナと親密な関係になっていたころ、自分のファンにも手を出していたというのだ。ツイッターのダイレクトメッセージを通じて知り合った二人が関係を持ったのは、5月上旬。地方に住むAさんが彼のライブ観劇のために上京した際のことだった。『ライブ後に、おばたのお兄さんから「もうホテルは決まったの?」とメッセージが送られてきたんです。ホテルに来た彼は、「この部屋暑くない? 野球拳しようよ!」と誘ってきた。セックスが終わると、「終電で帰らなきゃ。今度東京に来たら連絡して。次はウチに泊めてあげる」と言い残して帰っていきました』」  いつもいうが、こんなのに騙される方が悪いんと違うかな。  さて、東京女子医大といえば、日本の名門中の名門病院である。そこが、現代が入手した決算報告書によれば、「平成28年度の収支差額は22億円の赤字で3年連続の赤字になりました」「3年連続の赤字により、現在の本学には現預金の余裕は全くありません」  何しろ、平成27年度の外来患者数が、前年度比11万2,492人の減少。平成28年度が前年度比8万1,821人の減少というのだ。  これは14年2月に、2歳の男児が麻酔薬「プロポフォール」を大量投与され、容態が急変したにもかかわらず適切な処置がとられず死亡した医療事故があったため、厚労省はこれを問題視して「特定機能病院」の承認を取り消してしまったことが大きく影響している。  病院も営利企業だから、収入が減ればやることは決まっている。給与や賞与を減らすため、人材が流出してしまっているのだ。  特にスキルのある看護師が辞めていくため、チーム医療ができなくなっているという。  あの名門病院が、患者からの信用を失い凋落していく。女子医大が潰れることにでもなれば、東京、特に新宿に隣接している区の患者には大きな不安材料になる。何とかしてほしいものである。  先週新潮は、結婚記念日の深夜に起きた安倍首相の「緊急事態」を報じた。その新潮が今週も、15日に行われた都内のホテルでの朝食会で、安倍に長く仕えてきた秘書が、当夜、「もともと痛めていた五十肩がひどくなって、診に来てもらった」と、急の来訪者の存在を認めたと報じている。  政権末期にはさまざまな情報が飛び交うものだが、安倍もそういう時期になったのであろう。  内閣支持率の急落、加計学園問題の波及、都議選への不安、7月初めからのG20と続くのは、第一次政権を投げ出した当時と酷似している。  文春は、前川前次官の「出会い系の店通い」を報じた読売新聞が、読者からの厳しい批判にさらされ、記事当日から1週間分の意見がまとめられた内部資料「東京・読者センター週報」を手に入れたという。  それには東京・大阪・西部3本社に寄せられた読者の意見を紹介したもので、加計学園と前川前次官関連は594件。北朝鮮問題が61件だから、その多さがわかるはずだ。  そのうち9割近くが批判的な意見だという。しかもこの記事は、現役の読売の記者にいわせると、白石興二郎会長が社長の時、第三者機関で事前に記事を審査するシステム「適正報道委員会」を作ったが、そこを通していないというのである。  官邸のリークの疑いがあり、買春の裏も取れていない、前川本人の話も聞けていないのでは、通さなかったのではなく、通せないからスルーしてしまったということであろう。  だが、この記事を読んで、匿名で内部を批判する記者はいるが、堂々と名前を出して批判する、こんな社は辞めてやるという記者がなぜ出てこないのだろう。  今一度、本田靖春が正力社主の新聞私物化に対して声を上げ、社を辞した理由をあげておく。 「自分が現に関わっている身内的問題について、言論の自由を行使できない人間が、社会ないし国家の重大問題について、主張すべきことをしっかり主張できるか」(『我、拗ね者として生涯を閉ず』より)  6月22日の朝、フジテレビの『とくダネ!』をつけたら、冒頭いきなり小倉智昭が「私も文春砲にやられました」と話し出した。  なんでも、20歳以上下の人妻記者と2人きりで食事したり、事務所に入ったまま2時間も電気を消して出てこなかったりしている。「密会」しているに違いないと書かれたという。  それに対して小倉は、2人きりではなくてマネジャーがいつもいる。事務所にはミニシアターがあり、映画を見ているから暗いのは当たり前などだと弁解した。  それに僕は膀胱がんだから、そっちのほうはダメだと、いわなくてもいいことまで付け加えたが、目は笑っていなかった。この「古希の恋」は本物なのだろうか。  だいぶ昔になる。小倉は大橋巨泉事務所にいた。確かフライデーだったと思うが、小倉が浮気をしているところを撮られたが、なんとかしてくれないかという電話が巨泉事務所からあったと記憶している。  話を聞くと、浮気は事実だが、小倉に謝らせるからボツにしてくれないかというのだった。そこでフライデーに連絡して、話だけでも聞いてやってくれといった覚えがある。掲載されたかどうかは記憶にないが、そんなことを思い出した。  文春によれば、女性は大手新聞社のA子で40代の人妻、身長170cmほどのスレンダー美人だという。  小倉は中野坂上で焼き肉屋を経営し、その上が事務所になっている(私の家と近い)。5月31日の午後7時前、黒のキャップに青い柄のシャツを着た小倉が事務所の前でキョロキョロしながらあたりを警戒していた。  その少し前にA子が中野坂上駅から歩いて来たが、わざわざ反対側の歩道へ渡ったりと、おかしな動き方をしながら小倉の事務所へ入って行った。  文春によると、A子が訪れるときは決まって、マネジャーをはじめスタッフを全員退社させるそうだ。  その後、2人は別々に近くのイタリアンレストランへ行き、食事をするが、戻るときにも右、左に別れて事務所へ。約1時間後、小倉がタクシーを拾い、A子の自宅前で彼女を降ろし、自分は練馬の自宅へ帰っていったという。  フジテレビの関係者によれば、彼女とは食事だけでなく、ゴルフやジャズのコンサートにも連れ出す、小倉の「いつでもそばにいる」存在だそうだ。  文春が見ている限りでも、1月には4回、そのうち2回は事務所で「密会」しているという。  小倉は文春の直撃に、耳まで紅潮させて「やましい関係なんてない」「一緒にいて楽しい人、親友」と男女の仲を否定している。ここでも「がんだから、そんなことができる状況ではない」と、いっている。  親しい新聞記者なら、女性であってもこそこそする必要はないはずである。豪華なシアタールームで映画か音楽を聴いていたというのも、そういうときに備えて「いい訳できる」部屋を作っていたのではないかと邪推できる。部屋の写真を見ると、ゆったりしたソファーが2組あるだけだから、どんなことにも使えそうではある。  第一、人妻相手に忍んで会ったりして「W不倫」を疑われるような行動は公人として慎むべきであるはずだ。  慎まない、俺は彼女が好きだというなら堂々としていたらいい。70ジジイがいまさらこそこそ「逢引する」なぞ、カッコいいものではない。  次々に不祥事が明るみに出るフジテレビだが、今やフジの顔ともいうべき小倉のスキャンダルがフジをどん底まで落とすことになるかもしれない。  今週の第1位は文句なしにこれだ。とんでもない爆弾が破裂したものだ。自民党の豊田真由子衆院議員(42)が、車の中で55歳の政策秘書へ浴びせた罵詈雑言がテレビやYoutubeを通じて日本中に流れたのである。 「この、ハゲーーーーっ!」「おー! おまえはどれだけあたしの心を叩いてる!」「お前が受けてる痛みがなんだ! あたしが受けてる痛みがどれぐらいあるか、お前分かるかこの野郎!!」「このキチガイが!!!」  果ては「お前の娘がさ、通り魔に強姦されてさ、死んだと。いや犯すつもりはなかったんです。合意の上です。殺すつもりはなかったんですと。腹立たない?」。  こう絶叫しながら、豊田センセイは秘書の頭をボコボコにしたのである。激した理由は、支持者に送ったバースデーカード何十枚かの宛先が間違っていたことだという。ここまで怒ることなのだろうか。  このセンセイ、名門高校から東大法学部、ハーバード大学院留学までして、厚労省のキャリアから代議士に転身したピッカピカの経歴の持ち主。  だが以前から、ここは秘書がいつかず、当選して以来100人以上が逃げ出していると評判だった。  そのセンセイの怒声が朝から晩までテレビから聞こえてくるのだ。以前、兵庫県議会の野々村竜太郎議員の「号泣記者会見」が日本中の爆笑を買ったが、それを超える、ものすごい見世物である。  しかも出来の悪さでは群を抜いているといわれる安倍チルドレン「魔の2回生」。ゲス不倫の宮崎謙介、重婚の中川俊直、路チューの中川郁子など錚々たるメンツがいるが、この件で、豊田が断トツトップに立った。  秘書は警察に被害届を出すらしいから、受理されれば傷害罪が成立するかもしれない。豊田は早速離党届を出し、安倍首相は「やむを得ない」といったそうだが、腹の中は煮えくり返っていることだろう。  私には既視感がある。事務所費問題を追及され、絆創膏を貼ってテレビに出た赤城徳彦農水相である。この直後の参議院選で安倍は惨敗し、政権をおっぽり出すことになっていった。  今回は国政選挙はないが、豊田の絶叫で都議選での自民党の敗けは決まったも同然だろう。歴史は繰り返すものである。  ところで、新潮はネット版で豊田の声を流していたが、なぜ、CDにして付録につけなかったのだろう。今は安くCDに焼くことができる。残念だが、この面白さは活字を読んでも伝わらない。  CDを付け、発売数日後にテレビが流すことを許可してあげれば、部数が数万部は跳ね上がったと思う。私だったらそうしたが、惜しいことをした。これを機に、フライデーをはじめ、各週刊誌は「記事の見える化、聞ける化」を考えたほうがいい。自社サイトの会員になってもらうために使うよりも、ネット弱者でもすぐに聞けるCDやDVDはまだまだ拡材として使えると思う。 【巻末付録】  まずは現代から。巻頭で撮り下ろし「女子ゴルフ界に大旋風を巻き起こす アン・シネ セクシークイーン 可憐すぎる初グラビア」。  アン・シネの人気はすごいようだ。ゴルフの腕前ではない。そのセクシーな容姿とミニスカートからのぞくパンチラが何ともいえないという。  その彼女をいち早くグラビアにゲットした現代はいい。だが、案外、さほどセクシーでも可愛いわけでもないのは意外だ。  やはり彼女は、ヘタでも芝の女王のほうがいい。それがわかっただけでもこのグラビアの価値はある。  後半は「篠崎愛」「鷲尾老人コレクション」と続き、袋とじが私も好きだった「ピンク・レディーMIE 『たった一度のヌード』を独占スクープ公開!」。いい女だったな。この写真は昔見た記憶があるが、衝撃だった。いい女はヘアが見えなくてもいい女だ。  ポストはいつもおんなじ西田幸樹の「なおん 千瑛さん」。写真は迫力がある。  後半は「裸の履歴書 五月みどり」。これがいい。彼女が43歳の時だそうだが、熟れきって食べごろなのが写真から伝わってくる。80歳になったら脱いでもいいとおつしゃっている。いくつでもいいから脱いでおくれ。私は見るからね。 「見たくありませんか? この女のセックス もえさん(20歳)」「完熟ヘアヌード 甲賀瑞穂 43」。袋とじは「紺野美沙子 23歳」。紺野というのは私の好みではなかった。どうでもいいことだが。  ということで、今週はMIEが断トツにいい。よって現代の勝ちだ。 (文=元木昌彦)

示談成立でも騒動やまず……小出恵介“淫行&SEX”報道で「文春」と「フライデー」が代理戦争!?

motoki0619
「週刊新潮」(6/22号、新潮社)
今週の注目記事・第1位 「『安倍総理』深更の重大変調」(「週刊新潮」6/22号) 「『総理ががんで9月退陣』怪情報」(「週刊ポスト」6/30号) 同・第2位 「政局のカギを握る『車いすの副総理候補』谷垣禎一『執念の復活』スクープ撮」(「週刊ポスト」6/30号) 同・第3位 「宇都宮のマンションで『テレ朝看板アナ』をダブルドリブルした『田臥勇太』」(「週刊新潮」6/22号) 同・第4位 「ビートたけし『21世紀毒談』」(「週刊ポスト」6/30号) 同・第5位 「小出恵介淫行事件、17歳少女が反論『500万円要求報道』へ怒り」(「フライデー」6/30号) 「小出恵介を抹殺した『17歳少女』の告白」(「週刊文春」6/22号) 同・第6位 「天皇生前退位とともに『新元号』“候補”が判明!」(「週刊ポスト」6/30号) 同・第7位 「安倍首相が生贄にする文科省女性課長補佐」(「週刊文春」6/22号) 同・第8位 「元『SMAP』キムタク以外が『1対3』に分裂! 裏切りの『中居正広』独立凍結の深謀」(「週刊新潮」6/22号) 同・第9位 「ロシアゲートとトランプの命運」(「ニューズウイーク日本版」6/20号) 同・第10位 「福岡母子3人殺害『殺人警官』の狂気」(「週刊文春」6/22号) 同・第11位 「警察官の『異常な性欲』が止まらない」(「週刊現代」7/1号) 同・第12位 「話題の『痴漢冤罪保険』は土壇場で役に立つのか」(「週刊ポスト」6/30号) 同・第13位 「栄光の巨人軍『失敗の本質』」(「週刊ポスト」6/30号) 同・第14位 「経営危機大塚家具“リストラ担当”人事課長が飛び降り自殺」(「週刊文春」6/22号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  今週はポストが充実していて、現代に読むところがない。何しろ巻頭大特集が「人口減少ニッポンあの大企業は生き残れるか」だから、読まなくても中身がわかろうというものだ。  このところ「キオスク」では、現代よりもポストの減り方が多いような気がする。最新のABC交査が出たが、これでは現代とポストの差は開くばかりなのだが。  週刊文春は家の光(約56万部)に続いて第2位の約43万部。だが、前期比で比べると97.99%と、去年から下り坂である。  第3位が週刊現代で約31万部。これも前期比では97.16%。週刊新潮は約26万部で、前期比95.20%。週刊ポストが約25万部だが、前期比は101.26%とやや増加。  フライデーが約14万部で101.73%。週刊プレイボーイが約10万部で106.02%。FLASHが約9万部で99.98%。週刊朝日が約8万部、90.98%。週刊アサヒ芸能が約6万部で90.52%。AERAが約5万部、92.52%。  サンデー毎日が約4万4,000部で81.43%。ニューズウィーク日本版が約3万4,000部で96.44%。  これがデジタルになるとガラッと変わる。デジタル版の部数は日経ビジネスが断トツで3万7,405部。他は文藝春秋が3,333部。読み放題だからdマガジンのようなものだろう。フライデーが約30万部。FLASHが約22万部で、3位に週刊文春で約17万部である。  12位にポスト約13万部、現代を抜いている。これからはデジタルでどれだけ読まれているかを、どうカウントするのか? 無視するわけにはいくまい。  さて文春の大塚家具からいこう。親子げんかで名を売った大塚家具だが、経営は悪化の一途で、平成28年の決算で約45億円の赤字を計上し、さらに落ち込んでいると文春が報じている。  そうした中で50代の人事課長が5月下旬に飛び降り自殺をしていたというのだ。この人間の上司も長期休職しているという。  久美子社長らは、リストラはしないといっているが、実際は、PCに詳しくない社員をデザインの部署に、営業経験の少ない社員を外商部に異動させて、実質の肩たたきをやっているそうだ。  自殺した人間は、福利厚生などをやっていたのに、そうした人事配置などをやらされることで、心労が重なったのだろうか。  安倍首相よりダメなものなどほかにないと思っていたら、あった! 球団史上のワースト記録を42年ぶりに塗り替えた高橋由伸・巨人軍である。  ポストによると、巨人が弱くなり始めたきっかけは、いわゆる「清武の乱」からだそうだ。  社会部記者で巨人の球団代表になった清武英利GMは、FAなどで他球団から大物を引っ張ってくるのをやめ、球団改革として「育成選手制度」を推進した。  阪神元球団社長の野崎勝義は、巨人が豊富な資金を使って有望な人材をヘッドハンティングして、若手の育成を始めたら勝目がないと思ったと語っている。実際、2007年から09年に巨人は3連覇を達成している。  しかし、11年に、留任が決まっていた岡崎ヘッドコーチの降格と、江川卓のヘッドコーチ招聘案が急浮上し、これに対して清武が「渡辺恒雄の鶴の一声による不当な介入」だと暴露し記者会見を開いたため、渡辺も猛反論。結局、清武は解任されてしまう。以来、清武路線はタブーになり、目に見えるように弱体化していくのだ。  私は、それに加えて、伝統的に巨人は外国人選手を見る目がまったくない。トマソンという外国人がいた。ただむやみやたらと振り回すだけだから、いらないものの代名詞としてトマソンという言葉が流行したものだった。今の巨人にいる外国人も惨憺たるものである。  では、高橋を替えて誰を監督に持ってくるのか。江川の名が挙がっているようだが、もう15年遅い。氏家日本テレビ会長は江川を監督にしたかった。私はよくその話を聞いているが、ネックは江川の抱えている莫大な借金であった。  氏家会長は、桑田の借金を巨人が丸抱えしたものだから、江川の借金まで手が回らないのだ、そういって残念がった。  その当時なら、借金を肩代わりしても江川監督というのはありだったかもしれないが、今は単なる野球通のオヤジである。  選手は育たない、監督候補はいない、連れてくるFAの大物も、外国人も役に立たない。  もはや四面楚歌。この責任を取るのは、やはり渡辺主筆しかいない。彼が野球はもちろん、政治にかかわることをやめれば、世の中がもう少し明るくなること間違いない。  ここでも痴漢冤罪について何回も取り上げてきた。普通、そうした場合、弁護士に頼める人はそうはいない。  そこで、保険会社が「ヘルプコール保険」というのを発売している。保険料は1か月あたり590円だそうだ。  発売以来、4月初めまでは新規加入者は42件だったが、このところそうした事件が多いせいか、6月12日時点で1,523件と急増しているとポストが報じている。  契約者が痴漢の疑いを受けた場合、あらかじめ携帯に設定しておいたボタンを押すと、SOSメールが弁護士に届き、対応可能な弁護士から電話がかかってくる。  これが使えるのは混雑する時間帯だけだそうだが、月600円弱で安心が買えるのならという男性が多いのであろう。  以前も書いたが、よろけて女の胸に触って、痴漢呼ばわりされることもある。私も入っておこうかな。  1本だけ現代の記事を。一般人だけではなく、このところ警察官のわいせつ事件が多いように感じる。  現代によると、6月11日に神奈川県警青葉警察署の40代の男性巡査が、20代女性のスカートの中を盗撮していて、現行犯逮捕された。  4月28日には同南警察署の20代女性巡査が、署内の積立金を着服して停職処分になっている。  私の知る限りでも昔から、神奈川県警は不祥事の多い県警だったと思う。現代によると、同署は上司から部下への圧力が強い警察で、ストレスがたまるというが、ストレスを発散するために痴漢や強制わいせつをしていいということにはならない。  そのほかでも、20代の女性警官が交番内でコトにおよんでいた。交番に相談に来た10代の女性に手を出した。  30代の警部補が電車内で女子中学生の体を触った。やはり30代の巡査部長が駅の構内で面識のない女性の体を触った。  20代の巡査長がインターネットで知り合った女子高生をホテルに連れ込んだなど、枚挙にいとまがない。  元北海道警察釧路方面本部長だった原田宏二は、16年に懲戒処分を受けた警察官は266人いるが、そのうちセクハラや性犯罪などの「異性関係」で処分を受けたのは94人もいると語っている。  これからは、警官を見たら痴漢と思えということになるのか。共謀法ができると、なおさら監視がしやすくなり、それをよからぬことに使う警察官が多発することになるのではないか。  市民を見張る超監視型警察国家は考えただけでも恐ろしいが、安倍首相はそれを通してしまったのだ。これからだぞ、本当に怖い社会になるのは。  警察官の不祥事といえば、福岡県小郡市で6月6日に起きた母子三人殺しは、単純だが不可解な事件である。  最初から夫である福岡県警巡査部長の中田充(38)が犯人だと推測されたが、警察は容疑者から事情を聴いただけで、無理心中の可能性があると発表した。  だが司法解剖の結果、充が容疑者として浮上し、逮捕された。充容疑者は地元の高校を卒業し、福岡大学に進学したが、2年で中退して、福岡県警の臨時採用に応募して警察官になった。  その後、友人の紹介で会った看護師と結婚する。文春で知人が、「健康的だが気の強い子」だといっている。  しかし、出世は遅く、10年で5回も引っ越しをしているという。旦那は真面目で、奥さんは勝ち気で、他人の前でも夫を殴りつける。力関係が逆転した夫婦だったそうだ。  だが、そんな夫婦はどこにもいる。その程度で妻を殺す気になるだろうか。文春によれば、妻がほかの男とカラオケボックスへよく行っていたと報じている。この男性の存在が事件の引き金になったのだろうか。  県警の元同僚が、充は警察学校の仲間に「『人生やり直せれば、その時はあいつと結婚せんわ』としみじみ話していた」という。  文春によると、このところ福岡県警では、強制わいせつ、野球賭博などで現役警察官が起訴されたり書類送検されているし、今回の件では当初「無理心中の可能性」などとお粗末ぶりを露呈しているので、8日に開かれた県警会見では警務部長と首席監察官は3分半も報道陣に頭を下げた。だが、その席に樹下尚本部長の姿はなかった。 「説明責任を果たさず逃げ回っている」(県警担当記者)そうだ。お粗末な本部長に浅はかな巡査部長。これでは福岡県民はおちおち寝てられんな。  さて、コミー前FBI長官の告発で、窮地に立たされたトランプ米大統領だが、今後どうなっていくのか。  ニューズは、コミーはトランプの言動を司法妨害と断定はしなかったが、ロシアゲートの捜査対象であったマイケル・フリンについて、「いい奴だ。あなたがこの件を投げ出してくれることを望む」といった時、その前に人払いをしていたことが、捜査妨害か否かのカギになるという。  人払いしたということは、トランプに「違法行為の認識があったということだ」(ニューズ)。  コミーは偽証罪に問われる状況で宣誓をしたうえで自分の主張を述べた。 「コミーはキャリアを懸けて自分の行動とFBIを守ろうとした。FBIの調査を止めようとするトランプの試みをメモに記録し、その事実を世界に訴えようとした。議会証言が嘘だとしたら、刑務所送りになる危険を冒してまで、なぜそんなことをしたのか。コミーは偽証罪だというトランプの主張はお笑いだ。感情的な反応によって、かえってコミーを利する結果を招いている」(同)  FBIを守ろうとしたコミー前長官。文科省を守ろうとした前川前事務次官。しかし、アメリカと日本では天と地ほどの差がある。  これはメディアの質の差でもある。これだけ安倍が森友学園、加計学園に「便宜」を図った証拠が出てきても、安倍は知らぬ存ぜぬとしらを切り通し、メディアは追い詰めることができていない。  日本に一番足りないのはニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストである。せめて保守的なニューズウィークでもいい。  朝日新聞と東京新聞よ、もっともっと頑張れ!  新潮がSMAPの面々が独立をするなら6月が期限だと報じた。  新潮によれば、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が独立して前のマネジャーと一緒に仕事をやると決めたようだ。  キムタクは残留。注目は中居正広だが、このカメレオン男、態度を変えて残留するそうである。  それは、今年1月からキリン『氷結』のCMに出ていることでもわかる。出ていく3人に新しい仕事はなく、中居だけにナショナルクライアントをつけた。それを中居も受けたということだ。  だが、ここへきてキムタクの映画もドラマもさっぱり当たらず、CMも、ダンディハウスとトヨタが離れてしまったという。やっぱりSMAPは5人束にしていくらだったのだ。  そして今朝(6月19日)、スポーツ紙が一斉に「3人が事務所を出る」と報じた。 「ジャニーズ事務所は18日、元SMAPの稲垣吾郎(43)草なぎ剛(42)香取慎吾(40)との専属マネジメント契約が、9月8日をもって終了すると発表した。中居正広(44)木村拓哉(44)は契約を更新する」(日刊スポーツ)  ジャニー喜多川は以下のようなコメントを出した。 「昨年12月31日にSMAPの解散が決まり、私は5人がグループであっても個々であっても縁があったから今日に至ったと思い、今までと変わらず接してきました。この度3名が自分達の決意で異なる道を歩み始めますが、どこにいようとも、又どのような立場になろうとも、彼らを想う気持ちに変わりはありません。長年に渡って頑張ってきてくれた3人ですので、これからも沢山の人々に感動と幸せを届けてくれることと確信しています。またSMAP(SPORTS MUSIC ASSEMBLE PEOPLE)の名前は5人を応援してくださってきたファンの方々のための名前として(S)すばらしい (M)MEMORIES (A)ありがとう (P)POWEW) と表現しました。これからもSMAPはファンの皆様の心だけでなく、私の心にも永遠に刻み続ける素晴らしい5人です」  歯の浮くような賛辞だが、ようやくこの騒動も終わりを告げるようだ。事務所に解雇されたマネジャーと3人は仕事をやるそうだが、前途は少しばかり多難だろう。  ようやく前川前次官があると告発した文科省の文書の再調査が始まり、存在することがわかった。文春によると、この文書を作成したのは文科省の優秀な女性職員A(33)だという。  専門教育課の課長補佐で、この文書を作成したが、「Aさんは行政を歪めようとする内閣府からの圧力に対し『ひどいじゃないですか』と憤っていた」(文科省幹部)という。  前川前次官は、文書を朝日に流したとは認めていないし、省内メールだから彼とは関係がない。 「Aさんが内閣府からの圧力を理不尽に感じていたことは局内では知られていただけに、彼女が流したのでは、と見る向きもありました。ただ、メディアや民進党への流出についてAさんは否定しているようです」(高等教育局関係者)  森友学園問題では安倍の妻・昭恵の指示なのに、彼女のお付きで経産省出身の谷査恵子が個人でしたこととされ、今夏にイタリア赴任が決まっているという。  Aも、今夏が異動のタイミングだそうで、大学設置とは関係ない部署に移されるのではないかとウワサされているようだ。こんなことをやっていては、公僕たちが叛乱を起こすことになると思うのだが。  さて、天皇の生前退位がようやく決まったが、そうなると気になるのは平成の次の元号である。  ポストによると、元号は中国の古い書物を参考にすることが多いという。元号は、国民の理想としてふさわしい、漢字二字、書きやすい、読みやすい、これまで使われていない、俗用されていないことなどを勘案してつくられるそうだ。  ポストは「感永」「喜永」ではないかと推測する。国文研究資料館の相田満准教授は、めでたいことの予兆として見える星、「徳のある人」という意味の「景星」ではないかと予想している。  私は、もう少し違ったものになりそうだと思うが。  フライデーが報じた俳優・小出恵介(33)の17歳の女子校生と飲酒&SEXをした「淫行疑惑」だが、件の女子高生はカネ欲しさに売り込んだのではないかという批判が起こっているようだ。  文春は、その少女の告白を載せている。文春も当初、その子に接触していたという。だが、そのA子が、金銭目的で証言していることを隠さなかったために、慎重に検討していたところ、フライデーにスクープされてしまった。  フライデーは金銭を払って情報を買ったといいたいようだ。また、小出と寝たことをうれしそうに知人に報告するLINEが晒されたため「美人局」疑惑も浮上してきた。  スポニチにはA子が小出に500万円要求したが、決裂したという記事が出た。A子のバックには大阪の半ぐれ集団がついていて、組織的に小出を嵌めたのではないかという話も広がった。A子はこうした疑惑にどう答えるのか。  小出とのSEXはいい思い出にしたかったというのもあって、友達に自慢したが、そのうち、妊娠の心配や怖さがこみ上げてきた。そんなとき友達からいわれた、週刊誌に売ったらカネになるという言葉を思い出し、復讐、小遣い稼ぎと思ってフライデーに連絡したという。  その後、不安になり小出に連絡した。すると会いたいという連絡が来たので、小出の宿泊先の帝国ホテルへ行く。だが、小出はまた彼女を抱こうとし、拒むと、カネで解決すればいいんだろうと、いくらか聞いてきたそうだ。  その後、小出とマネジャーと彼女とで会い、その場でようやく小出は「申し訳ない」と謝罪した。マネジャーも謝ったが、そのとき小出はニヤニヤしていたので腹が立ったと話している。 「あたかも私の方から金銭を要求したかのようにマスコミに言われて、家族にまで迷惑がかかってしまった。むしろお金で解決しようとしたのは小出君の方だし、さらに謝罪の場でも体を求めてきたんです。このことを知ってもらいたくて、すべてを話しました」  彼女は1年前に子どもを産んだシングルマザーだそうだ。話の辻褄はあっている。今度は小出が何を話すかだが、謝る一手しかないのだろうな。  この淫行騒動は、メディア戦争の様相を呈してきている。6月16日のスポニチは「小出恵介(33)と少女の示談が10日に成立した。15日、所属事務所が発表した。内容は『当事者間で守秘義務を負っている』ため、開示はしない」と報じた。  文春で小出の不実を詰った17歳のA子だが、フライデーでも彼女は、金銭要求などしていないと否定している。  時系列でいうと、両誌のインタビューをA子が受けたのは10日以降であろう。示談が成立していれば、それを隠してインタビューを受け、謝礼を受け取ったことになり(週刊誌は原則謝礼は必ず払う)、週刊誌側はA子の一方的ないい分を載せてしまったことになる。  小出の“淫行”行為は許されないとしても、その後の彼女の行動やいい分を、文春とフライデーは検証し、次号で公表する責任があるはずだ。  この騒動についてビートたけしがポストの連載の中で、こういっている。 「未成年との淫行は条例で一発アウトだから、ヤッちゃってる以上、なかなか挽回は難しいよな」  大体芸能人など、一般人からすれば「心の底では腹立たしい存在」だから、そんないけ好かない奴がスキャンダルを起こせば、叩くやつが大勢いるのは当然で、自分は有名人だから世間はオレのことを好きだろうなんて思っているのが間違いだという。  いいこというぜ。たけしはだから、メシは知っている店でしか食べないし、それも個室しか入らない。  食い物でさえそうなのに、初めて会ってヤレそうな女なんてやばいに決まっている。  人気商売というのは、調子に乗るのが一番怖い。自分にとってかわるやつなんかいない、そう勘違いするからこんなことになるのだという。  きっとたけしも、昔は驕っていた時もあったのだろう。だが数々のスキャンダルを起こして叩かれ、こういう心境になったに違いない。  スキャンダルに潰されるのは、それだけしか能力がないからだ。どうしてもこいつは潰せないと思えば、周りがほっとかない。そういうものだ。  バスケット音痴の私でも田臥勇太の名前は知っている。日本人初のNBAプレーヤーになり、昨年スタートした日本のプロバスケットボール「Bリーグ」の「リンク栃木ブレックス」のキャプテンを務めている。  5月27日に行われた決勝で「川崎ブレイブサンダー」を逆転勝ちで破り、Bリーグ初代王者に輝いたのも、田臥の力が大きかったようだ。日本に世界と伍すバスケットチームができるかどうかはまだわからないが、宇都宮市内で行われた優勝パレードには3万人のファンが沿道を埋めたというから、バスケ人気は出てきているようである。  その田臥が、優勝パレードが終わっていったん自宅に帰り、その後、出かけて再び戻ってきたときは美女をお持ち帰りしていたと新潮がグラビアとともに報じている。  2人は部屋でしばらく過ごした後、近所のダイニングバーで食事し、戻ってきたのが午後10時過ぎ。 「2人が部屋に入った後、2時間半も電気が点かなかった」(新潮)  この女性、テレ朝で『スーパーJチャンネル』や『やべっちF.C.』に出演している人気女子アナ・竹内由恵(31)だという。  翌朝、竹内アナは田臥が運転する車で宇都宮駅まで送ってもらっている。  新潮がいうには、田臥が以前、半同棲生活を送り、結婚目前といわれていたのが、竹内アナの5年先輩で13年に退職した前田有紀(36)だったそうだ。  新潮は、テレ朝の看板アナを2人も相手にしたのは、バスケでいう反則「ダブルドリブル」だというが、いいではないか。  田臥はテレ朝の女子アナが好みなのだろう。田臥は新潮の直撃に、竹内との交際を認めているが、結婚は、最近こういう関係になったから、まったく考えていないと答えている。  173センチとバスケプレーヤーとしては小柄な田臥だが、これからの日本のバスケットを引っ張っていってもらわなくてはいけないリーダーである。そろそろ身を固めて指導者に専念したほうがいいのではないかと、私は思うのだが、余計なおせっかいだろうな。  アサヒ芸能は、「キー局ニュース番組の美女アナの全裸ベッド写真が流出していた」と巻頭で仰々しくやっている。この写真はネット上に流れ、アサ芸に2人の顔に目線を入れてはいるが、きわどい写真が掲載されている。  すわ、コンドームの箱をもって微笑んだ写真が流出した夏目三久アナの二の舞か? この女子アナAが、テレビ局勤務の男と交際している時、一緒にベッドで撮られた写真だという。  Aは、ニュース報道番組だけでなく、ビジネス情報番組やスポーツ番組にも出演したことのあるマルチ・アナウンサーで、気さくな女性だと書いてあるが、どこのだれかを推測する手掛かりはまったくない。  この写真の真偽はともかく、女子アナというのは男にとっての憧れ、犯してみたい存在なのだろう。だが、彼女がテレビで売れてアイドルになると、今度は男の存在が邪魔になる。  去っていった女に、自分の存在を忘れてほしくないためにリベンジポルノのようなことをするのかもしれない。女子アナ受難時代である。  さて、安倍首相の支持率が落ち始めた。朝日新聞社が17、18日に実施した全国世論調査(電話)によると、「安倍内閣の支持率は41%で、前回(5月24、25日実施)の47%から下落した。昨年7月の参院選以降で最も低かった。不支持率は37%(前回31%)に上がった」。  また共同通信社の調査でも17、18両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は44.9%、前回5月から10.5ポイント急落し、不支持は43.1%で8.8ポイント上昇した。  当然であるが、ようやく世論が実態に追い付いてきたということである。  さてポスト安倍の争いが本格化するのはこれからだが、そのキーマンになるはずが谷垣禎一前幹事長である。  谷垣は自転車事故で「頚髄損傷」という重大な傷を負い、手術を経てリハビリ中だが、ポストがその姿をカメラに収めた。  写真を見ると、まだ回復途上のようだが、頭はしっかりしていて、目撃したところによると、食事も右手で食べ、介護者はついていないという。  杖を使って歩くリハビリをしているというから、政界復帰は可能ではないかと報じている。  そうなると、谷垣が所属している宏池会(岸田派)と合併して保守本流を再結集しようとしている麻生太郎と、谷垣はどうするのか。  谷垣が復帰すれば、もともと安倍嫌いな谷垣だから麻生と手を組み、反安倍勢力をつくることになれば、安倍一強時代は終わりを告げる。  果たしてそうなるだろうか。  ついに「共謀罪」が強行採決された。野党の昔ながらの牛歩戦術など、かつての社会党のように多くの議員がいた時代ならともかく、政権側への蚊の一刺しにもならない。  国会前の反対集会に来た人が「負けることに慣れ過ぎている」といっていた。よく今の日本の“空気”を表している。  共謀罪を戦前の治安維持法と比べる識者がいる。これに私は頷けない。スノーデンが暴露したNSAを持ち出すまでもなく、現代はもはや超監視社会である。どこかで読んだが、歌舞伎町には何十台という監視カメラが設置され、ラブホの出入りも撮られているそうだ。  顔認証を使って、前川喜平と入力すれば、歌舞伎町でうろうろしている前川の映像は瞬時に権力側の手に入る。GPSでその人間の行動を24時間フォローすることもできる。メール、Twitter、Facebookはもちろん、NTTは認めないだろうが、通話記録も録音されていることは、通信関係者にはよく知られている。  昔のように、その人間を尾行したり、周りの聞き込みなどしないで、その人間の行動や考えを、瞬時に手に入れることができる時代である。  盗聴法、個人情報保護法、共謀罪の成立で、作家の城山三郎が心配していた戦前以上の警察国家の完成である。だから安倍は何としてでもやりたかったのだ。 「加計学園問題で野党の追及から逃れるために早く国会を閉会したかった」などと朝日新聞(6月15日付朝刊)が社説で書いているが、事はそんな生易しいものではない。「民主主義はどこへ行くのか」(同)? 「かくして民主主義は死んだ」と書くべきではないか。  世論で安倍政権を倒せないなら、嫌ないい方になるが、安倍の変調に期待するしかないのかもしれない。  新潮は、6月9日、安倍夫妻の結婚30周年を祝った夜、10時過ぎに富ヶ谷の私邸に戻った安倍は突然体調が悪化して、慶応病院の主治医が急遽駆けつける騒ぎになったと報じている。  入院するほどではなかったものの、翌日にメディカルチェックを受けるため、六本木のホテルのフィットネスクラブで汗を流すこととなったという。これは首相動静に書いてあることだが、安倍首相がよくフィットネスへ行くのは、そこに主治医に来てもらって、密かに診察を受けることが多いのだ。  9日は、菅官房長官の不手際で、前川前次官が告発した文科省にある「総理のご意向文書」で追い詰められていた安倍首相が、再調査すると表明した日である。  新潮によれば、そうしたことに加えて、妻・昭恵のおかげで森本学園問題で窮地に立たされたことで、夫婦仲も険悪なまま。周囲には仲睦まじいような振りをしなければならないため、ストレスが限界まで達して、持病が悪化したのではないかと見ている。まさに前門の虎、後門の狼である。強気に見える安倍だが「夫婦はつらいよ」と頭を抱えているのかもしれない。  ポストは関西在住のジャーナリストのメルマガで、「安倍首相ががんだ」という情報が出回り、9月退陣ではないかという推測も出てきているという。  政権末期にはさまざまな情報が飛び交うものだが、安倍もそういう時期になったのであろう。  ところで先週、“冷血動物”菅官房長官を定例会見でしどろもどろにさせたと書いた女性記者が判明した。「終わってみれば、全体の半分弱が彼女の質問に費やされ、菅長官の顔には『辟易』の二文字が刻まれていたのだ」(新潮)。この女性記者、東京新聞の美人社会部記者で、2004年に日本歯科医師連盟の闇献金事件をスクープしている。  今は加計問題の取材班に入っていて、菅の記者会見に行って、あまりにもほかの記者たちの質問が温いので、菅に質問を浴びせたのだろう。今井照容責任編集『文徒』によると、望月衣塑子記者で、県警、東京地検特捜部などを経て出産後、経済部に復帰。その後、社会部で武器輸出、軍学共同を主に取材して、私も読んだが、『武器輸出と日本企業』(角川新書)を上梓している。  だが腹の収まらない菅は、「官邸スタッフに、警察組織を使って彼女の身辺調査をするよう命じました。(中略)取材用のハイヤーをプライベートで使っていたことはなかったかということまで調査対象になっている」(官邸関係者)。先に書いたが、こんなとんでもないことが行われているとすれば、言論弾圧・警察国家を象徴する重大問題である。だが、新潮はそれほどのこととは考えていないようだ。  このところ自由党の森ゆうこ議員の質問がすごくいい。特に、文部科学省内で文書を流出させた職員が判明した場合、告発した人物を守るべきだと主張し、元ヤンキーの義家弘介文部科学副大臣の「処分の可能性あり」という発言を引き出した。「告発者を守るっていえないんですか?」と迫る森、怯えさえ見せる義家。「報復をしようという動きがあったら私は許さない」「守るために戦う」と森の決め台詞。彼女と民進党の山尾志桜里が組んだら、安倍を崩せると思う。元クラリオンガールより何倍もいい。 【巻末付録】  今週も特筆すべきことはない。ポストは西田幸樹カメラマンの「なおん」。今週は千瑛さん。後半もおなじみの「この熟女のセックス」で、塔子さん、36歳。中身はなかなか激しい。それと「神楽坂恵 伝説の透け乳首」。  現代はもっと気が入っていない。「壇蜜 動く至宝ヌード」。袋とじは謎の女「祥子 愛の裸身」。というわけで今週も引き分け。 (文=元木昌彦)

信用失墜の『食べログ』カリスマレビュアー「うどんが主食」氏“接待疑惑”と差別発言

信用失墜の『食べログ』カリスマレビュアー「うどんが主食」氏接待疑惑と差別発言の画像1
「フライデー」(6/23号、講談社)
今週の注目記事・第1位 「芸能界激震! 小出恵介『17歳女子高生と飲酒&SEX』」(「フライデー」6/23号) 同・第2位 「NHKが黒塗り報道した〈官邸最高レベル〉への忖度」(「週刊ポスト」6/23号) 同・第3位 「読売『御用新聞』という汚名」(「週刊文春」6/15号) 同・第4位 「『安倍総理』を辞任させたい『麻生太郎』!」(「週刊新潮」6/15号) 同・第5位 「驕るな!安倍首相」(「週刊文春」6/15号) 同・第6位 「大阪高裁で『逆転無罪』を連発する裁判官の真意」(「週刊現代」6/24号) 同・第7位 「巨人軍崩壊『ああ、無策!』由伸監督を解任せよ」(「週刊ポスト」6/23号) 同・第8位 「警察庁が仕掛ける『山口組壊滅』新・頂上作戦」(「週刊ポスト」6/23号) 同・第9位 「食べログ“カリスマレビュアー”が『高評価飲食店』から過剰接待」(「週刊文春」6/15号) 同・第10位 「『橋爪功』も困惑『覚醒剤』で逮捕された息子の隠された性癖」(「週刊新潮」6/15号) 同・第11位 「都民ファースト『5→46』自民『57→37』小池百合子 都議選圧勝最新データ」(「週刊現代」6/24号) 同・第12位 「小沢一郎よ、『安倍一強』をあなたはどう思っているのか?」(「週刊ポスト」6/23号) 同・第13位「銀行員『大失職時代』がやってくる」(「週刊現代」6/24号) 同・第14位 「独占手記 われわれ出光興産創業家は『昭和シェルとの統合』を阻止します!」(「週刊現代」6/24号) 同・第15位 「『理想の枕』の選び方・作り方」(「週刊文春」6/15号) 同・第16位 「あの『愛のコリーダ』が無修正エロ動画でモロに見られる!」(「週刊ポスト」6/23号) 同・第17位 「盗み見『文春砲』は中吊りを騙し取っていた!」(「週刊新潮」6/15号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  このところ新潮に元気がないように見えるのは、文春の「中吊り盗み見」にこだわり過ぎるからではないだろうか。  どこまで続くヌカルミぞである。今週も第3弾をやっている。文春に中吊りを提供していた取次「トーハン」が社内調査をして、文春側が、うちは校了後だから内容変更できない、勉強のため新潮の中吊りをメモさせてくれといい、その後は、担当者に火曜日の午後に中吊りを渡していたと公表した。  それに対して新潮側は、それ見たことか、まだ校了まで6時間ぐらいもあるのに、トーハンに嘘をついて盗んでいたではないかと難じている。  こういっていたとすれば「騙し取った」といわれても仕方あるまい。だが、取次側が「校了時間を知らず、内容変更が間に合うと知っていれば貸し渡しは行わなかった」といい訳しているのはいかがなものだろうか。  こんなことは調べればすぐにわかることだ。それに新潮と文春はライバル誌である。不注意で済まされることではないと思う。  また、この程度の知識がなくて、取次という出版界の首根っこを押さえている流通の「ドン」としての役割が果たせるのか。  私の推測だが、新潮側もこの件では、取次に傷をつけないように忖度している、配慮しているのではないか。新潮からすれば、そんなことも知らないで中吊りを渡していたのかよ、といいたいであろう。  そこをぐっと我慢して、文春だけに照準を合わせているため、書き方にいまいち迫力がないのではないか。そんな気がする。  どちらにしても、文春側も逃げの一手ではなく、早く話し合って解決すべき。身内の話に読者は関心がないと思う。  大島渚の映画『愛のコリーダ』は、その性描写の生々しさで世界中に衝撃を与えた。日本ではそれが見られないため、わざわざ海外へ見に行った人も多くいた。  ポストはその本番シーンはもちろん、『エマニュエル夫人』『白日夢』『O嬢の物語』など、激しい性描写で有名な「名画」が、海外発の無料エロ動画サイト「XVIDEOS」で見ることができるようになったと特集している。  読者には後でゆっくり見てもらうとして、先日、朝日新聞が「ラブドール」についてかなりの紙面を割いていた。 「男性向けラブドールの展覧会『今と昔の愛人形』が盛況だ。会場のギャラリー『アツコバルー』(東京・渋谷)には、男性だけでなく、女性も多く訪れる。近年、性をめぐる展示に若い女性の姿が目立つ。性へのまなざしが変わってきたのだろうか」(6月7日付)  昔はダッチワイフといっていた。少し前にポストがやっていたが、生身の女よりよさそうだ。ポストによればアンダーヘアは1本1本植え付けるそうだし、挿入用のホールはシリコン以上に柔らかいエラストマー素材を使っている。広さや締め付け具合も4種類そろえているという。  価格は1体約60万~80万するそうだが、1体置いておけば楽しめそうだ。生身のように文句をいったり、1回ごとにカネを要求することもない。無料エロ動画にラブドール。これさえあれば老後は古女房を閉め出して、悦楽の日々も夢ではないかもしれない。だが、ちと寂しい気がするのはなぜだろう。  文春が「理想の枕の選び方・作り方」という特集を組んでいる。枕外来(枕芸者ではない!)というのもあるそうで、枕ひとつで、腰痛、睡眠時無呼吸症候群、高血圧、うつ病が治ることもあるそうだ。  枕は寝返りを容易に打てるものでなくてはいけない。それには高さ、硬さ、微調整が必要だという。  低反発素材は、頭が沈み込むのであまりよくない。年を取ると枕を高くすることで寝返りがしやすくなるそうである。  手作りできる。毛足が短くて硬い素材の玄関マットを三つ折りにして土台にし、その上にたたんだタオルケットを載せるだけ。最初は高さを7cm程度にして、寝返りを打ってみて、首を大きく曲げることなく転がることができればOKだと、神奈川県相模原市の「16号整形外科」の山田朱織医師が教えてくれている。  私は飲酒&ハルシオン派だから、寝ると同時にカラスカーで夜が明ける。だが、カミさんは起きると肩が痛い、腰が痛いと愚痴っているから、こうした枕をこしらえてゴマをするか。夕食の品数が一品増えるかもしれない。  お前は言っているいることが矛盾しているだって? 人間、矛盾だらけなんでござんす。  さて、出光興産といえば、極右のおっちゃんが書いた『海賊とよばれた男』で知られる出光佐三が創業した、創業106年を迎える老舗石油会社である。  そこが昭和シェル石油と対等の経営統合をすると、経営陣がいい出したため、創業者の長男で、名誉会長を務める出光昭介が、「絶対阻止する」と現代に手記を寄せている。  彼がいう反対の理由は3つある。第一は出光と昭和の体質・社風の違いだ。民族資本として独自の理念を大事にしてきた出光と、国際石油資本の傘下でやってきた昭和シェルとでは、歩んで来た道が違い過ぎるというのだ。  第二は、経営統合すればサウジアラムコから出資を受けることになる。国際資本と一線を画してやってきたのに、出光の歴史的意義を埋没させてしまう。  第三は、経営統合は生産者間の競争を減らすためのもので、消費者本位、社会貢献を大事に事業を行ってきた出光のやり方を曲げるものだというのである。  私には、どちらがどうだといえる立場にはないが、出光昭介の考えはその通りかもしれない。だが、これからの石油産業は厳しい時代を迎えるに違いない。どうしたら生き残れるのか。6月29日の株主総会では、経営陣は説得力のある説明を求められること、間違いない。  やはり現代が、巻頭で「銀行員大失職時代」が来ると大特集を組んでいる。  AIの普及で、これまでの書類チェックやローン貸し出しの判断などはAIにとってかわられ、銀行員はリストラされるというのである。  当然である。三井住友銀行は、今後3年間で全店舗をペーパーレス化し、約4,000人を新たな事業部門へ移すそうだ。  いらなくなったから辞めてくれと言われても、年を食った銀行員に早々次の職場があるわけではない。いや、銀行員だけではなく、ほとんどの仕事がAIにとってかわられるだろう。  何しろ将棋や碁の世界でも人間が敵わないのだから、将来はAIに食わせてもらう時代が来る。そうなると編集者などはどうなるのだろう。企画のようなものはAIにはできない、などと嘯いているが、今のような売れる本の真似本ばかり出していては、この分野でも危ういと思う。  私は、もう本などこれからは一冊も出さなくていいと思っている。なぜなら、人間が読まなくてはいけない本は出尽くしたと思うからだ。  年に7万冊も出している新刊本のうち10冊も、20年から30年後には残るまい。私の本を含めて、無駄な本を洪水のように出し続けているのは出版社が資金繰りをするためで、読者のためではない。  古巣だが、『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(ケント・ギルバート著・講談社+α新書)なんて本が売れているようだが、ジャーナリストの青木理も憤っていたが、とても読めたものではない。  資源の無駄遣い以外の何ものでもない本が多すぎる。これからは良書をすべてデジタル化して、低額、または図書館から借りられるようにすべきだ(デジタルなら読みたい人みんなに貸し出せる)。  1年間新刊を出さない。そうして、どんな本が自分に必要なのかを一人ひとりが考える。そうした時間を作るべきだと思うが、無理だろうね。  ポストは性懲りもなく小沢一郎のインタビューをやっている。今や小沢が率いる党には6人しかいない。少ないからどうというのではない。共産党を野党共闘に引きずり込んだり、存在感はまだある。  だがこのインタビューでもわかるように、往年の鋭さはもはやない。とげの抜けた小沢なんて、クリープのないコーヒー以下である。  一カ所だけ紹介しておく。フランスの大統領選で、極右政党のル・ペンを阻止するために社会党から右派勢力までが手を組んだ。 「日本では野党結集と言うとメディアがすぐに『野合』と批判するけれども、今、日本はまさに安倍内閣という極右政権ができているんだから、これを倒すためにフランスのように全員で対抗するのは何も悪くない。僕は野党に常々『堂々とやれ』と言っている」  国民の不満が爆発することはない。自民党内も、与党である旨みを知っているからビックバンは起きない。では安倍一強はこのまま続いていくのか?  いまだに小沢にそんなことを期待してしまう方が悪いのであろう。彼は昔の彼ならずだ。  現代が都議選挙で小池都知事率いる都民ファーストの会(嫌なネーミングだ)が、圧勝すると、どうでもいいことを特集している。  現代は、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の鈴木眞志研究員の協力で議席数を予測したという。  結果は、都民ファーストの会が5から46。自民党が57から37。公明党が22から21。共産党が17から15。民進党は18からわずか4だという。  私も都民ファはかなりいくとは思う。安倍政権批判票がそちらへ流れるというのもわかる。だが、今回、都民ファが多数を占めたとしても、それで小池百合子がなぜ、「小池総理」になるのか。  都議選が次の総選挙での反安倍票の掘り起こしにはなるだろうが、それと小池総理など結びつくはずがない。  あくまでも都民ファの勝利は安倍自民に対する都民の怒りが集結したものであり、小池への信認では断じてない。  小池都知事は、都議選までに豊洲移転かどうかを判断し、それを都議選の争点などにしてはならない。小池が語るべきは、住みにくい東京をどうしたら住みやすい街にできるのか、その政策を都民に公開し、それの是非を問うべきであること、言うまでもない。  人気俳優の橋爪功(75)の長男で俳優の遼(30)が覚せい剤所持容疑で逮捕されてしまった。  皮肉なことに父親主演の映画『家族はつらいよ2』が封切られたばかりであった。父親は活動を自粛すると発表したが、そこまでやる必要はないという声が上がっている。私もそう思う。  新潮は、遼が6年前に、都内にある男性同性愛者たちが出会いを求める「有料ハッテン場」にいたところを、警察に踏み込まれたことがあったと報じている。  そういえば今回の逮捕の時、中年の男性と一緒だったとニュースで聞いて、おやと思ったものだった。  功が45歳の時に生まれた子どもだ。私にも40歳の時の息子がいるからわかるが、親にとっては孫のように可愛かったことだろう。その息子が30年後に「家族はつらいよ」と父親を嘆かせることになるとは。子育ては難しい。  食べログというのがある。私も時々利用するが、場所や営業時間の確認するためで星の数など気にはしない。  だが、文春によれば、星の影響力は絶大で、「激戦区では星が三・五以上か未満かで月間売り上げが数千万円違う場合がある」(都内飲食店経営者)という。  その食べログでカリスマレビュアーといわれる「うどんが主食」というのがいるそうだ。四国出身の50代男性で、小さなビルメンテナンスの会社の社長だ。  これまで2,000件近いレビューを食べログに投稿してきたという。だが、彼が高評価したステーキ店『ウェスタ』のオーナーや、『うしごろ』という焼き肉店の社長、EXILEが経営する焼き鳥屋『鳥佳』と親しく付き合い、接待を受けていると文春が報じている。  それだけではない。気に入らない店は罵倒したり、中韓や東南アジアをさげすんだ差別発言を書き込むことも多いというのだ。  もちろん食べログにも「口コミガイドライン」があり、もし無料接待を受けて飲食した場合は「通常利用外口コミ」にチェックをして投稿しなければならないという。  だがこの御仁、そんなことはしていない。食べログにはこの頃、評価の仕方や加盟しないと評価を落とすといったなど、いろいろな疑問が報じられている。  このままでは所詮ネットだからとユーザーからそっぽを向かれてしまうと思う。最近、店を探すと食べログが上位に上がってこないことが多くなっている気がする。信用回復策を講じなければ、これまでのようなおいしいことはできなくなる。  さて、山口組が3つに分裂して、神戸山口組が警察庁の草刈り場になっているようだ。  このままいけば、老舗の山口組が一強を取り戻すのか、さらなる分裂を繰り返すのか、予断を許さないようだ。  山口組といえば三代目田岡組長が有名だが、現代が多くの芸能人と写真に写っている加茂田重政組長は、田岡組長の頃に若頭になり、山口組組長代行補佐を務めた大幹部だそうである。  サイゾーが出している『烈侠 外伝 加茂田組と昭和裏面史』に詳しく書かれているが、彼と写っている芸能人は、細川たかし、梅宮辰夫、松平健、菅原文太。若山冨三郎。お笑いでは前田五郎、坂田利夫、間寛平、明石家さんまなどがいる。  ところで、神戸山口組の井上邦雄組長が、別件と思われる詐欺行為で逮捕されたが、この裏で、あの人物が動いているとポストが報じている。 「今回の井上組長の逮捕は“リベンジ戦”だということ。今回の逮捕を警察庁サイドで仕切っていたのは中村格・警察庁組織犯罪対策部長で、彼は『週刊新潮』でジャーナリスト・山口敬之氏の準強姦容疑を“握り潰した”と指摘された人物。中村部長は汚名を雪ぐべく、井上組長の逮捕にかなりの発破をかけていた。だからこそ、携帯詐欺などで済むわけはないはず。(中略)山口組壊滅を目指した『頂上作戦』の意味合いも含んでいる」(警視庁幹部)  江戸の敵を長崎でか。標的にされた人間には気の毒だが、動機は何であれ、山口組壊滅ができれば後世に名が残る。  さて、無策のまま42年ぶりに球団史上ワーストを更新した巨人。長嶋の監督1年目でも11連敗だった。  それもこの年は、球はものすごく速いがノーコンだった新浦というピッチャーを根気よく使い続けたための最下位だった。  その新浦は翌年、見事にエースに育ち、巨人を優勝させた。  だが今の高橋由伸には何もない。由伸の名言がポストに載っている。 「相手があることなので、なかなかうまくいかない」  11連敗後のコメントのようだ。その通りである。相手があるから、それに対処するのが監督なのだが、由伸にはそれがわからないのだ。  2年目の今季は、30億円もの大型補強をしたのに、その選手が一人として活躍していない。これも見事というしかない。  これは監督だけの問題ではなく、フロント、それに口を出し過ぎるナベツネこと渡辺恒雄主筆の責任が問われなくてはいけない。  昔、氏家日本テレビ社長からこんな話を聞いた。務台読売新聞社長時代のこと。テレビで野球中継を見ていた務台が、「こんなピッチャーを使うからいけないんだ」と怒り出し、近くにいた人間に巨人のベンチに電話を掛けろと命じた。  早速、電話をすると、次の回、監督が出てきてピッチャー交代を告げた。こんなことがよくあったという。  これではいくら優秀な監督でも嫌気がさす。今もこのようなことが行われているのかもしれない。由伸よ、早く辞任したほうがいい。今の戦力では立教大学にも負ける。  私にいい私案がある。長嶋を監督に復帰させるのだ。長嶋はベンチで座っていればいい。選手たちが自分たちで考え、動いてくれる。そうすれば、必ずいい方へ動くし、長嶋で負けても、ファンは長嶋を見に来ているのだから怒りはしない。いいと思うのだが。  現代は、16年4月から現在までで、無罪判決と一審判決破棄を20件も出している大阪高裁裁判長がいると報じている。  それは福崎伸一郎裁判長、64歳。5月18日には業務上横領を無罪。11日には覚せい剤密輸を無罪。4月27日には公然わいせつを無罪にしている。  昨年5月には、ガールズバーの経営者を絞殺し、死体遺棄したとされた小松弘隆被告に対して、懲役14年とした一審判決を破棄して差し戻している。  理由は、「訴訟手続きに違反があり、審理も尽くされていない」というものだ。  検察側はピリピリしているそうだ。福崎は東大法学部卒でエリート裁判官の道を歩んでいた。  1998年、東京高裁判事になり担当したのがいわゆる「ロス疑惑」事件だった。一審で無期懲役だったのを、逆転無罪判決を出したのである。  その後は「可もなく不可もない」裁判官人生を歩み、63歳で大阪高裁の裁判長になり、定年までわずかになって、自分の考えで判決を下すことを決断したのだろうか。  最近、裁判員制度が開始され、一審の判決を尊重する姿勢を最高裁が打ち出して以来、逆転無罪判決が出しにくくなっているそうだ。  だが、それでは三審制度の意味がなくなってしまう。  福崎裁判長の信念は「疑わしきは罰せず」という、至極もっともなものだという。日本の裁判の場合、検察が起訴したものは99%有罪になる。「推定有罪」から裁判が始まるからだ。  こんな当たり前のことが、なかなかできないとすれば、日本の裁判はおかしいといわざるを得ないが、それが現状である。  福崎裁判長、あとわずかだが、信念を貫いてください。  先週、現代で文科省の中堅キャリアーが、安倍官邸が官僚の人事権を握り脅しをかけても、「たとえ堅く口をつぐんでいようと、文科省の現幹部の多くが、内心で『前川さんは立派だ』と拍手を送っていることを、官邸が把握していないはずがない」といい切った。  文春でも文科省の現役幹部がこう話している。 「前川さんが実名告白したことは、多くの職員が『よく言ってくれた』と受け止めています。一連の“総理のご意向”文書は誰が見ても本物。ところが、文科省は存在するはずの文書を確認できないと結論づけました。官邸の顔色を気にしたからにほかなりません。結果、守られたのは内閣府の藤原豊審議官です。これでは前川さんもあのメモを作った職員もあまりに気の毒。納得できません。(中略)文科省も最後は“総理のご意向”には抗し切れなかった。前川さんが言うように、本来公平公正であるべき行政が歪められたのです」  文春はメルマガ読者アンケートを実施し、1,500通を超える回答があったという。前川の証人喚問に賛成は86%、内閣支持率は22%しかなかった。  安倍や菅の横暴な政権運営に、さすがに自民党内から批判の声が上がってきた。中谷元元防衛大臣がうまいことをいった。「もりとかけ問題は政府が答えを出すべきだ」と。もりとは森友学園、かけは加計学園。一杯のかけそばが安倍官邸を揺るがしている。  文春によると、中曾根康弘元首相は「自民党に骨のある奴はいないのか」と嘆いているそうだし、福田康夫元首相も「安倍政権の公文書管理はなっていない。森友の件も加計の件もそうだ。保存のために作った法律を廃棄の根拠にしている」と憤っているそうだ。  新潮によれば、麻生副総裁も、安倍を辞任させるべく動いているという。 「麻生さんは獣医師の世界に詳しく、容易に加計学園の問題点を把握できるに違いありません。また、文教族でもあるため、手なずけた文科省の役人から安倍総理の圧力の有無についても聞き出せる。実は、そうして得た情報をもとに安倍追い落としのシナリオを練るブレーンが、夜な夜な麻生さん行きつけの六本木の高級サロンに集まっているのです」(永田町関係者)  しかも新潮によれば、加計学園の獣医学部新設の認可が、文科省から「ダメ出し」を食らう恐れがあるというのだ。それは専任教員の確保が難しく、とても加計学園側が言っている70名など集まるとは考えにくいからだ。もしそうなれば、安倍にとって相当なダメージになる。  アメリカと日本で、大統領と首相が身内の叛乱で追い詰められている。8日、トランプに首を切られたコミー前FBI長官が「米上院情報特別委員会の公聴会で『ロシア疑惑』について証言した。トランプ氏がフリン前大統領補佐官への捜査を『やり過ごして欲しい』と求めたと明かし、『大統領の指示』と受け止めたと語った。ロシアが昨年の大統領選に介入したのは疑いがないとし、トランプ政権はコミー氏解任の理由などについてウソをついていると批判した」(朝日新聞6月9日付より)  日本でも、前川喜平前文科省事務次官が加計学園の獣医学部新設計画を巡り、内閣府から「総理の意向」などと“圧力”があり、やり取りの文書が残っていると告発した件で、ようやく松野博一文科相は追加の省内調査をする方針を表明した。  6月8日の『報道ステーション』(テレビ朝日系)はおもしろかった。“冷血動物”菅官房長官が、定例会見でしどろもどろになったのだ。前川の言っている文書はあるのか、文科省は調査しないのかと女性記者(どこの社だろう、すごい迫力だった)が質問攻めにして、さすがの菅も薄ら笑いを浮かべるしかなかった。  このままでは世論が沸き立ち、支持率が急落すると菅は考えたのだろう。文科省に調査を命じたのだ。  日米2人の元高官の告発が時の政権を揺さぶり、崩壊させるかもしれない。2人に共通しているのは、自分を切った人間への恨みからではなく、FBIと文科省を為政者の理不尽なやり方から守りたいという切なる思いである。  安倍官邸の意を汲んで前川前事務次官の風俗通いを報じた読売新聞には、数百件の読者からの批判の声が寄せられているそうだ。  さらに読売は、前川の記者会見で恥の上塗りをしてしまったと文春が報じている。  読売の記者が前川に、そうした文書があると明かすのは「守秘義務違反では?」と質問したのだ。会見に出席した与良正男毎日新聞専門編集委員が、 「本来、守秘義務との壁と戦う記者の側からそうした質問をしたというのは驚きましたし、ジャーナリズムの危機だと思います。読売は官邸からのリークだと疑われることを覚悟した上でルビコン川を渡ったのでしょう」  驚いたことに、この記事を出して1週間後に、読売の前政治部長の田中隆之編集局総務(当時)と現政治部長の前木理一郎が、安倍と赤坂の居酒屋で会食していると文春が報じている。もはや開き直って、読売は安倍と一心同体でどこまでもすがりついていくと決めたようだ。安倍御用新聞とでも社名変更したらいい。  NHKもろくなものではない。前川の「内部文書はある」発言をスクープしたのはいいが、ポストによると、その文書をテレビで映し出したのに、肝心の「官邸の最高レベル」という文言のところが消されていたのだという。  これには社にでも「内部文書の価値を無視した報道だ」と批判の声が上がった。 NHKの中堅局員が憤懣やるかたない様子で語る。 「文書の所々が黒塗りになっていましたが、文科省の教育課長や内閣府の審議官、参事官などの個人名が黒塗りにされていたのは理解できます。しかし、〈官邸の最高レベル〉の部分は首相の友人が理事長を務める加計学園に対し、官邸側が文科省に認可を迫ったことを窺わせる核心部分です。それがアナウンサーも一切触れずにスルーされた。“これほど内部文書の価値を無視した報道はない”と局内でも議論が起きました」  これはポストによれば、今年の4月に報道局長になった小池英夫の指示だったといわれているそうだ。  小池は政治部で長く自民党を担当していた。報道の直前、彼は「こんなものは怪文書と同じだ」といい、その部分を黒塗りして放送するよう指示したそうだ。  菅官房長官のいい方と同じだ。さらに、以前にも書いたが、前川のインタビューはすでに取り終えているのに、いまだ放送されていない。  NHKも読売新聞も、もはやジャーナリズムではない。  今週の第1位はフライデー。俳優の小出恵介(33)が17歳の女子校生と飲酒&SEXをしたと報じたことで、ワイドショーが大騒ぎである。フライデー(6/9 7:03配信より)はこう書いている。 「小出に関係を迫られた、17歳のA子さんが『その日』を振り返る。『9日の夜11時ごろ、知り合いに「小出恵介と飲んでるからおいで」と、ミナミのバーに呼ばれたんです。私が17歳ということは、小出さんは間違いなくわかっていました。私が到着したとき、知り合いが「この子17歳やで」と、小出さんに紹介してましたから』このバーで1~2時間ほど飲んだ後、小出から『二人で飲みに行こう』と誘われたA子さんは、戎橋(通称「ひっかけ橋」)近くにあるバーへと案内された。『ヤバいかも、と思ったのは、深夜3時ごろに2軒目を二人で出た後でした。ひっかけ橋の上で、キスしながら欄干に押し付けられたんです。私はワンピースだったんですけど、裾をめくり上げて服を脱がそうとしてきたので、「アカンよ!」と必死に止めました』『有名人に会える』と、ミーハー気分で飲み会に参加したことを後悔したA子さんは、帰宅しようとタクシーを止めた。しかし乗り込んできた小出に、宿泊先のホテルへ有無を言わさず連れ込まれた。『そこからは本当に最悪でした。部屋に入った途端に迫ってきて……』6時間以上にわたって『17歳の身体』を弄んだ小出」  一晩で5回。そのうち中出し2回とA子が赤裸々に語っている。  事務所と小出は、お詫びと未期限の俳優活動自粛を発表した。彼女はインスタグラムに、自分がフライデーに売り込んだのではない、謝礼も受け取っていないと書き込んでいる。たとえ、彼女が売り込んだのだとしても、小出には非難する資格はないが。 【巻末付録】  今週は書くほどのことはない。ポストは「見たくありませんか? この熟女のセックス 綺美香さん 53歳」。いわゆる美熟女。53歳には見えないな。  次は不思議なグラビアである。元日ハムの投手・西崎幸広が娘、莉麻のビキニ姿の撮影を参観するというグラビアである。  可愛いから自慢の娘なのだろうが、こちらは父親なんか見たくない。  現代は「海外セレブハプニング&インスタグラム」「板野友美 封印した水着を解禁!」「中島史恵 10年ぶりのスクープ裸身」。中島のラストの写真はさすがに年だね、とちょっぴり。  袋とじはまたまた「中島知子 最新ヘアヌード」。なかなかそそる身体だが、もう飽きたというのが正直な感想。  というわけで、今週も引き分け。 (文=元木昌彦)

“出会い系バー”で話題の前文科省事務次官「買春疑惑」にお相手女性・同僚官僚が猛反論!

出会い系バーで話題の前文科省事務次官「買春疑惑」にお相手女性・同僚官僚が猛反論!の画像1
「週刊現代」(6/17日号、講談社)
今週の注目記事・第1位 「気をつけろ! ジョージ・ソロスの『アメリカ売り』が始まった」(「週刊現代」6/17号) 同・第2位 「いま社内で何が起きているのか、東芝の最高幹部がすべて話す」(「週刊現代」6/17号) 同・第3位 「検察審査会が動き出す『安倍総理』ベッタリ記者の『準強姦』」(「週刊新潮」6/8号) 「安倍首相ベッタリのジャーナリスト『素性』と『私生活』」(「週刊現代」6/17号) 同・第4位 「『引き裂かれた文科省』現役官僚たちの胸の内」(「週刊現代」6/17号) 同・第5位 「『加計スキャンダル』2大爆弾告白」(「週刊文春」6/8号) 第6位 「『伝説の裁判官』が語る、なぜ裁判官は政府に逆らえなくなったのか」(「週刊現代」6/17号) 同・第7位 「新興メディア記者が語る『ニュースの未来』」(「週刊文春」6/8号) 同・第8位 「仲間由紀恵の留守を狙い「田中哲司、3年目の浮気」」(「フライデー」6/16号) 同・第9位 「JR上野駅『痴漢転落死』は超一流ホテルの支配人だった」(「週刊現代」6/17号) 同・第10位 「1974年のコイケユリコ──都民ファースト代表が人妻の留学生だったころ」(「週刊ポスト」6/16号) 同・第11位 「オリラジ中田敦彦の『天皇・松本人志批判』に吉本大慌て」(「週刊現代」6/17号) 同・第12位 「正々堂々?/NHK有働由美子アナがひた隠す年下実業家との<続行愛>」(「週刊ポスト」6/16号) 同・第13位 「『安倍官邸』一強で日本が失ったもの」(「週刊新潮」6/8号) 同・第14位 「『加計スキャンダル』2大爆弾告白」(「週刊文春」6/8号) 同・第15位 「安倍官邸の『空気の研究』──日本政界に漂う『不気味さ』の正体」(「週刊ポスト」6/16号) 同・第16位 「NATOでも言いたい放題 トランプの危険な初外遊」(「ニューズウィーク日本版」6/6号) 同・第17位 「読売社員も困惑『政権べったり』前川前文科次官“醜聞”報道」(「AERA」6/12号) 同・第18位 「落武者?渡辺謙<大河出演>を発表できないNHK」(「週刊文春」6/8号) 同・第19位 「がんより怖い『誤嚥性肺炎』を防ぐ完全ガイド」(「週刊新潮」6/8号) 同・第20位 「ジャニーズ不良列伝」(「週刊文春」6/8号) 同・第21位 「『好きなアナ』『嫌いなアナ』2017」(「週刊文春」6/8号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  今週は週刊現代に読みごたえのある記事が多い。第4位まで現代がズラッと並んでいる。こんなことは珍しいが、やればできるということだ。天晴れ現代!  まずは文春恒例(なぜこんなものをやるのか理解できないが)の、「好きなアナ、嫌いなアナ」。好きな女子アナは上から、水卜麻美、加藤綾子、夏目三久、有藤由美子、桑子麻帆。男のほうは安住紳一郎、桝太一、羽鳥慎一、武田真一、富川悠太。嫌いなベスト3は、女子は加藤綾子、田中みな実、水卜麻美。男は宮根誠司、上重聡、古館伊知郎。女子の場合、好きと嫌いが紙一重のようだ。KAT-TUNの元メンバーだった田中聖(31)が大麻取締法違反で逮捕されたが、文春は、ジャニーズ事務所には、これまでもこれからも不良たちがたくさんいると「不良列伝」をやっている。  ガキのうちにチヤホヤされ女が群がってくれば、まともには育たないこと無理はない。かわいそうなのは、アイドルを卒業してからのほうがずっと人生が長いということだ。世の中を舐め切った元悪ガキが世間の荒波にもまれて生きていくのは容易ではない。ジャニーズ事務所をやめた何百、何千の元アイドルの「その後」を追いかけたらおもしろいノンフィクションが書けると思うのだが。  新潮は誤嚥性肺炎がいかに怖いかを今週もやっている。中村勘三郎、豊田泰光、周富徳、藤沢秀行は、これで命を落とした。そうならないために喉の老化を防げという。カラオケやあご持ち上げ体操など、イラスト入りで鍛え方が出ている。一つだけ紹介しよう。「パンダの宝物」と一音ずつはっきりと発声する。これを毎日やるだけで違うというのだ。  渡辺謙が文春に「ニューヨーク不倫」を撮られてから、どうしているのか? 文春によれば、来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』に謙が内定しているのだが、この不倫について謙が何も話さないので、NHK側も発表できなくて困っているという。謙さん、“ラストサムライ”らしくないぜ。  読売新聞が、前川前文科省事務次官が出会い系バーに通っていたという記事を載せたことが、大きな関心を読んでいる。  なぜ、大新聞が安倍官邸の提灯持ちをしてしまったのか。社内では動揺が広がっているとAERA(朝日新聞出版社)が報じている。  不買運動も広がっているという。元上毛新聞記者で民進党の衆院議員である宮崎岳志は「私が知る読売記者は『こんなことをやらされるなんて』と泣いていました。他にも、複数の記者が会社のやり方に怒っていて、『すべての読売の記者が同じだと思わないでください』と。8割はそういう良識のある記者でしょう。でも、越えてはならない一線を越えてしまった」。  今の巨人軍と同じだ。バカが一人いれば組織の評判なんて落とせる。いい見本である。  世界の指導者の中からワーストを選べば、トランプと安倍晋三は5位以内に確実に入るのではないか。安倍のひどさは今さら触れないが、パリ協定(気温上昇による被害を防ぐ国際社会の取り組み)を破棄する理由についてトランプは、「私は(製鉄や石炭で知られた)ピッツバーグで選ばれたのであって、パリではない」という理不尽としかいいようのないことで破棄した。  ニューズウィーク日本版は、トランプの初外遊はいいたい放題で危険なものだったと酷評している。  トランプはNATO首脳会議で、防衛費の負担が公平に行われていないと批判した。加盟国に負担の増額を求めたのはトランプが初めてではないが、「トランプは同盟国に対し、欧州を防衛することはアメリカの国益にかなうと断言しない初めての大統領だ。(中略)さらにトランプのこうした態度は危険を招きかねないものだ。同盟国の中にはアメリカへの信頼を失い、別のところと手を結ぼうとするところが出てくるかもしれない。アメリカと敵対する国々は、軍事攻撃をしてもアメリカは手を出さないと判断しかねない」(フレッド・カプラン)。  中国の習近平は、トランプの失態を見て手を叩いて喜んでいることだろう。多くのアメリカ国民もこの言葉を思い出しているだろう。「バカは隣の火事より怖い」。  ポストは時折、蘊蓄のある特集をやるが、今週の安倍官邸の空気の研究もその一環である。  だが今回のは、山本七平の『「空気」の研究』をベースに、これだけ不祥事が出てきているのに安倍の支持率がなぜ下がらないのかをあれこれやっているのだが、あまり説得力のある記事にはなっていない。要は、安倍のようなトップでも、現状を維持していてくれれば、まあいいか、という消極的支持の国民が多いということだろう。  だがその空気も変わりつつあることは間違いない。  6月1日、木曜日、久しぶりに読売新聞、産経新聞、朝日新聞を買って読み比べてみた。読売の一面トップは「五輪費1.4兆円 分担大枠合意」、産経は「米、パリ協定離脱へ」、朝日は「新学部、前次官と話題に 面会認める 圧力は否定 加計学園理事の内閣官房参与」。  朝日にはパリ協定離脱もアフガンでテロが起きたことも載ってはいるが、加計学園問題がトップというのは、意気込みは買うが、いささか違和感がある。重要性からいえば米、パリ協定離脱であろう。  では加計問題を読売と産経はどう扱っているのだろう。読売は4ページ目の政治の下に小さく「萩生田官房副長官文書記載日に面会 加計学園問題」とあるだけ。産経は5ページ目の総合で、安倍ベッタリ記者の筆頭格である阿比留瑠比記者が「民進よ、政治主導をお忘れか」と大きな見出があるその下に、「『加計国会』追及も証拠なく」として、前川喜平前文科事務次官の爆弾発言もあるが、「首相の関与を示すような決定的な証拠は得られず、手詰まり感が広がる」と、安倍政権に一点の曇りもないという見方。  今日の各紙の紙面には週刊文春、週刊新潮の広告があるからまだいいが、読売と産経の読者には、加計問題が安倍政権を揺るがす問題になっているということはわからない。新聞という公器が、これほど情報に差をつけること自体、安倍政権にとって何か不都合なことがあるのだろうと思わざるを得ない。  朝日が報道した内容は、文春で前川前次官が証言している「当時、加計学園の理事で内閣参与だった木曽巧氏が、私に会いに来て、『国家戦略特区制度で、今治に獣医学部を新設する話、早く進めてほしい。文科省は諮問会議が決定したことに従えばいい』と言われた」とほぼ同じだから、時系列的にいえば文春がスクープし、朝日が後追いして発売日と同時に出したということになる。さすが文春である。  前川の爆弾証言で安倍や菅は大慌てのようだが、中でも菅の前川攻撃はすさまじいと新潮が報じている。 「彼は異常だよ。とんでもない輩だ。だって、そういうこと(性交渉)を目的に店は客を集めてるんでしょ。そこで小遣いをあげている……。文科事務次官の立場にある人が最もやってはならない行為でしょ」  焦っている証拠だろう。官邸は、スノーデンが暴露したアメリカ国家安全保障局(NSA)のような役割をしている内閣情報調査室と公安警察に前川の活動監視を命じ、親しいマスメディアに書かせるという禁じ手を使ったのである。  新潮は、加計学園問題では農林省も内閣府に辟易しているとスクープしている。  なぜなら学部の開設は文科省だが、獣医は農林省が所管している。3月末に内閣府は国会審議のために加計学園問題の経緯をまとめた文書を作成したが、そこに、まだ正式に加計が選定される前の昨年12月8日の時点で、加計だけに獣医学部新設を認めると「文科相・農水相とも調整していた」と記されていたという。  内閣府は、自分たちだけの独断ではなく、農水省もこの問題に「加担」していたと「事実を捻じ曲げようとしたわけである」(新潮)。当然、農水省は内閣府に文書の訂正を要請したが、応じなかった。  次々に出る安倍官邸関与の重要証言だが、自民党内から「おかしい」という声が上がらないのはどうしたことか。その中で唯一、石破茂前地方創成相がこう語る。 「前川さんは記者会見という場で、あれだけ多くのメディアの前で、『行政が歪められた』と発言したわけですから、政府としては『いいえ、歪められておりません。なぜならば、かくかくしかじかで……』と説明すればいいだけの話。きちんとした説明をするのが政府の責任でしょう」  石破は、文書があるだとかないだとか、出会い系バーに行っただとかは、行政が歪められたのかどうかを判断するにはなんの関係もない。政府は公平公正に行政をやっていると説明することに専念すべきだという。この程度の発言が真っ当に思えてしまうぐらい、安倍政権は腐っているということだ。 「安倍内閣の支持率は41%となり、4月の前回調査から12ポイント減と大幅下落した」(北海道新聞6月1日付) 「安倍内閣の支持率は26.7%で、前回調査の52.1%から25.4ポイントも激減しました。12年12月の第2次安倍政権の発足以降、最低の水準に落ち込みました」(日経新聞・同)  いよいよ世論を無視した安倍政権の終わりの始まりが見えてきたようだ。  NHKの有働アナが5歳年下で、静岡県内で空調設備会社をやっているカレと付き合っていることはよく知られている。  だがこのところ有働は、彼と別れたようなことをいっているらしい。それならとポストが張り込んだら、一緒にいるところをパチリ。  どうやら、有働は理事待遇であるエグゼクティブアナウンサーに昇格するかどうかという話があり、結婚報道で騒がれたくないからだという「見方」があるようだ。48歳だが、そのうちNHK会長にでもなるのか。  ところでテレビ東京が快挙! G帯週間平均8.6% 卓球効果で開局初の民放3位に躍進」だと6月5日(月)11時に配信したスポニチアネックスが報じている。 「テレビ東京の先週(5月29日~6月4日)のゴールデンタイム(午後7~10時)の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が8.6%を記録。民放3位に躍進したことが5日、分かった。テレ東がゴールデンタイムの週間平均視聴率で民放3位になるのは、1964年の開局以来初の快挙。順位は(1)日本テレビ(2)NHK(3)TBS(4)テレビ東京。NHKを含めると在京4位。これも開局以来初」  フジテレビの凋落は止まらないようだ。  松本人志というのはお笑い界の天皇だそうだ。その松本に、オリエンタルラジオの中田敦彦が噛みついたそうだ。  脳科学者の茂木健一郎が、日本のお笑い芸人は権力者に批判を向けたお笑いは皆無だと批判したところ、松本の出ているテレビに呼ばれ、いじられたそうである。それに中田が、公開処刑だと批判した。すると2人が所属している吉本興業が大騒ぎになり、松本に謝れと中田は言われているが、「僕も覚悟をもってやってますんで」と一歩も引かないというのだ。  なんのことはない、吉本の上層部はダウンタウンのマネジャー経験者たちで占められているから、松本を批判する奴は許さないと、忠誠を見せるためのようだ。こういうのをあほらしいというのだろう。日本のお笑い芸人が権力批判できないのは、誰でも知っていることである。  松本程度の人間を「天皇」にしてしまっては、松本自身にもよくない。まだまだ芸を磨かなくては、すぐに忘れられるぞ。  ポストが小池百合子都知事のエジプト・カイロ大学時代を現地取材している。小池は自著で、政府から支給される奨学金と観光ガイドなどで暮らす貧乏な大学生だったと書いているが、そんなことはなかったようだ。  父親が石油関連の仕事をし、カイロで店を持っていたこともあり、貧乏生活とは無縁の優雅なものだったそうである。  アラビア語の語学力はたいしたことはなかったが、4年で卒業できたのは、当時の大統領夫人や大物たちとのコネが強かったからだろうと現地で小池を知る女性が話している。  21歳の時、同じ大学にいた日本人留学生と結婚していた。だが、わずか3年で別れている。  これでわかるのは、アラビア語という当時では珍しい語学を学んだことが、小池を何やら大きく見せているようだが、その選択は正しかったということだろう。今でも遠くて遠い国だから、そこで何をして来ようと、日本までは伝わってこないからだ。  このところ痴漢とされた男が線路に降りて逃げるケースが増えている。その中には「冤罪」だが、捕まれば痴漢冤罪を晴らすことはなかなか難しいため、ここは逃げてしまえという男の心理もわからないではない。  5月11日にJR京浜東北線の車内で痴漢を疑われた男性が、JR上野駅の駅員室から逃亡し、近くのビルの屋上から転落死してしまった。  現代は、この男が都心にある超一流ホテルの支配人で、真面目な仕事ぶりでそんなことをする人では絶対ないと、そのホテルの従業員に語らせている。  本人が亡くなっているため、真偽はわからないが、現代が書いているように、30代の女性が寝ている横に座った男が、女性の手を触り、女性から「なんで手を触ったんですか?」「触っていない」と口論になった。上野駅で一緒に降り、男は断固否定していたが、客に取り押さえられ、駅員に引き渡されてしまったそうだ。  何かの拍子に彼女の手に触れたのかもしれない。手を触ったぐらい、と私は思うのだが、件の女性には痴漢行為と感じたのかもしれない。  駅員の目を盗んで逃げ出し、追い詰められて思い余って飛び降りたのか、飛び移ろうとして誤って落ちてしまったのか。  捕まれば何日も拘束され、冤罪だとわかっても職を失うことになるかもしれない。そうした立場になった時、私だったらどうするだろう。  フライデーが仲間由紀恵の亭主・田中哲司が3年目の浮気をしていると報じている。 「GW真っ只中の夜、閑散とする都内の高級住宅街を歩く異様な風体の男がいた。ハットを目深に被って顔の上半分を隠し、巨大マスクで残る下半分をカバー。しかも俯いて歩いているので、外からはまったく顔が見えない。それでいて服装はアディダスのジャージにトレパン、裸足にサンダルと若々しく、しかも手ぶらだ。映画『エルム街の悪夢』を彷彿とさせる“怪人”は、ほとんど人気のない大通りに出ると、ヌッと手を挙げた。そしてタクシーを拾うと、そこから10分ほど走った先で車を停めた。怪人の正体は俳優の田中哲司(51)。ドラマに引っ張りダコの売れっ子バイプレイヤーであり、国民的女優、仲間由紀恵(37)の夫である。実はこのGW、仲間は仕事で日本を離れていた。妻の居ぬ間にコッソリ、何者かと密会していたというわけだ。妻の不在を見計らい、しかも変装までして、会いに行ったのは木所雅子氏(仮名)――日本が誇るヘアスタイリストだった。4月スタートのドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』に出演中の田中。仲間が妊活に励んでいると言われているいま、『3年目の浮気』が発覚となれば、それこそ間違いなくクライシスだ――」(6/2配信のFRIDAYより)  妻が妊活中で、しかも知名度も抜群とあれば、男はほかに手を出したくなる気持ちはわからないでもないが、この後が大変だろうな。  文春の「新興メディア記者が語る『ニュースの未来』」が興味深かった。2013年に創業したオランダのネットメディア『デ・コレスポンデント』は、人口1,700万人なのに、月6ユーロ(約740円)を払う有料購読者が5万人超もいるという。  オランダの大手紙にいた人間が「ニュースを追うのはもうたくさんだ」と辞めて始めたメディアで、編集綱領は「広告収入に頼らない。従来の客観報道はやめて、書き手の怒り、疑問、喜びが素直に出た記事を出す。ニュースを追うのではなく、深い背景を抉るストーリーを追う」。このことを宣言してテレビでクラウドファンディングを呼びかけたところ、8日間で1万5,000人から100万ユーロが集まったという。  印象的なのは、パリで同時多発テロが起きた時、他のメディアが次々記事を流す中、このメディアは「我々はこの事件の意味を考えています。今日は何も公開しない」とSNSに投稿した。すると1万人以上から「いいね!」がつき、購読者が跳ね上がったという。  また記事を執筆する際に、あまり詳しくない分野については、「一日目にはこれを学んだ」「二日目には……」と読者とともに学んでいき、読者に質問し、そこで寄せられた情報も記事に取り入れたりするそうだ。  おもしろいのは、ニュースを作ることもするというのだ。ある銀行の経営方針を批判し、自分の口座をその銀行から移そうと思ったが、時間もかかるし面倒だった。そこで読者に呼びかけ「銀行口座を移そうと思うんだけど一緒にやる?」と呼びかけた。すると1万人が一緒に口座を移し、その週の大ニュースになったという。  それはそうだろう。日本でも1万人が特定の銀行から口座を移したら大騒ぎになる。だがそれはジャーナリズムではなく、アクティビズム(社会運動)だと言われたが、すべての良いジャーナリズムはアクティビスト(活動家的な)・ジャーナリズムだと思うと、このメディアの29歳の記者はいっている。  広告に頼らない、自分たちがニュースを作るというのはわかりやすいが、何か重大な事件や災害があった時、一度立ち止まって読者と一緒に考えるというのはおもしろいし、そうできれば問題の本質を時間をかけて掘り起こすことができるかもしれない。  ネットの発達で、時間に追われ、読者の喜びそうなニュースだけを追いかけ自ら消耗している大手メディアは、立ち止まってじっくり考えることを放棄してしまっている。こんなメディアがあったら、オレだって読みたくなる。  現代で連載している岩瀬達哉の裁判官追及、今回は裁判官は政府に逆らえないのかというテーマである。上の顔色ばかり窺う裁判官が多く、出世することこそが人生の目的と考えている輩が多いことはよく知られている。そのきっかけになったのは、札幌市郊外の長沼町に自衛隊のナイキ基地をつくることに、住民が起こした行政訴訟だった。  札幌地裁民事1部の福島重雄裁判長(当時39歳)が、憲法違反の疑いがある自衛隊のために、保安林を伐採することは問題であり、保安林指定解除処分の執行を停止するという判断を下した。  しかし、この決定が国側に告知されるまでの間に、札幌地裁のトップであった平賀健太所長が、決定内容を変更するよう福島に圧力をかけ、書簡を届けていたのである。  この平賀書簡がマスコミに流れ、それをきっかけに、第5代最高裁長官・石田和外のもと、政治的な立場を離れて平和と民主主義を守ろうと若い法律家が集まってつくった「青法協」に入っている裁判官への人事差別、いわゆる「ブルーパージ」が行われていくのだ。  福島は、青法協の機関誌の編集責任者を務めていた。以来、福島も家庭裁判所へ据え置かれた。出世を望むなら上や政府のいうことを聞かなければならないという不文律ができたのである。  文春が前川前文科省事務次官が頻繁に通っていた「出会い系バー」を取材し、バーで出会い3年間で30回以上も前川と食事したり、時にはタクシー代として5,000円もらったという26歳の女性を見つけ出し、話を聞いている。  新聞広告で見ると、前川前次官はやっぱり買春していたのか、文春よ、そこまでやるかと思ったが、読んでみるとそうではない。  要点だけを紹介しよう。件のA子は、その店へ無料で借りられるヘアアイロンや携帯の充電器目当てで来ていた。女の子はフリードリンクでフードが一品タダになる時間もあるので、そうやって時間つぶしをする子も結構いるらしい。  11年の冬に友人2人で来たところを前川に指名された。その日は3人でパフェを食べて別れたという。その後、彼女から連絡して歌舞伎町のダーツバーなどで友だち何人かと遊んだが、12時ぐらいになると前川はそそくさと帰っていった。  そのころは、文科省の偉いさんとは知らなかった。彼女は知り合いが死んで勉強に身が入らず、大学を辞めてキャバクラ嬢の体験入店などを繰り返している時期で、前川から「早く就職したほうがいい」といわれたそうだ。  百貨店の婦人服売り場で働くようになったときは、売り場にも足を運んでくれたという。その後、高級ブランド店に就職が決まった時は、友達と一緒に食事をおごってくれ、「何でも買っていい」と歌舞伎町のドン・キホーテへ連れて行ってくれたという。ドン・キホーテっていうのがいいね!  A子の両親も前川の存在は知っていた。当然ながら文春も、2人の間には本当に肉体関係はなかったのか聞いているが、彼女は「ありえないですよ。私、おじさんに興味ないし」と否定している。  就職してから会う回数が減ったが、今年の1月、天下り問題でテレビに出ている前川を見て、官僚だったことを知ったそうだ。  A子は、取材に応じた理由をこう話している。 「記者会見のあった二十五日に、お母さんからLINEが来て『まえだっち(前川のあだ名=筆者注)が安倍首相の不正を正している』。それで、お父さんとテレビ見て『これは前川さん、かわいそうすぎるな』と思ってお話しすることにしました。(中略)私は前川さんのおかげで今があると思っていますから」  できすぎた話のようにも思えるが、文春によれば、前川は退職後、夜間中学の先生をボランティアでやっているそうだ。  売り上げ812億円、営業利益92億円を叩きだしている「優良企業の御曹司」(新潮)で、祖父は、私がいた講談社の近くにある男子大学生向けの寮「和敬塾」を設立した人物。村上春樹も大学時代はここに入寮していたという。  東大法学部を卒業したが、どうしても役人になりたくて家業を継がず、しかも、優秀な成績にもかかわらず文部省を選んだ「反骨の人」なら、こうした女性との付き合い方もあるのかもしれない。  現代で、文科省のベテランキャリア官僚は前川の今回の爆弾発言の真意について、「前川さんはあくまでも、われわれは誰のために仕事をしているのか、という『筋』を純粋に通したかった。根っからそういう人なんです」と語っている。  また前川の先輩だった寺脇研元文科官僚は、出会い系バーへ行っていたのは、前川は「実地調査が本当に好きなんです」と話している。  夜間中学、外国人学校、障害のある子どもや不登校児が通う学校、フリースクールなどへ身銭を切って通っていたという。  文科省の中堅キャリアは、「たとえ堅く口をつぐんでいようと、文科省の現幹部の多くが、内心で『前川さんは立派だ』と拍手を送っていることを、官邸が把握していないはずがない」という。  いよいよ官僚たちの叛乱が始まるか。  山口敬之という男を覚えているだろうか。元TBSワシントン支局長だったが、この男が、知り合いの女性ジャーナリストを誘い出し、酒(彼女は薬を盛られたといっている)を飲んだ。だが、彼女は急に意識を失って、気がついたときはホテルのベッドで全裸にされ、レイプされたと告訴した。「準強姦容疑」で山口に逮捕状が出て、逮捕寸前までいった。  だが、官邸に近い警視庁刑事部長がそれを握りつぶしたと新潮が3週間前に報じた。この山口も安倍ベッタリ記者の典型で、テレビに出て安倍擁護発言を繰り返していた。  この不起訴処分を諒とせず、5月29日、彼女は名前と顔を出して、検察審査会に審査を申し立てたことを公表する会見を開いたのである。  詩織、28歳。新潮のグラビアに「決意の告発」と題して彼女の写真が載っている。ハーフっぽい美人である。こんな美人が、顔をさらしてレイプされたと訴えるのだから、よほどの覚悟だろうと思わせる。  検察審査会は選挙権のある市民11人が選ばれ、捜査記録を調べたり検察官から意見を聴き取ったり、証人の尋問をする。  8人以上が「起訴相当」と賛成すれば起訴される。そうなれば検察官は再調査し、判断が覆らなければ審査会で再検討し、再び8人が「起訴すべし」となれば、容疑者は強制起訴される。  焦点は、菅官房長官と親しい中村格(いたる)警視庁刑事部長(当時)が、捜査の中止を命じたことが、「捜査の指揮として当然」(中村)だったのかどうかにある。  現代は、山口がザ・キャピトルホテル東急の上にある14戸しかない超高級賃貸マンションを事務所として借りていたと報じている。  2LDKで月額約200万円だという。元TBSの記者が借りられる金額ではないだろう。実家が裕福でないとしたら、その金はどこから出ているのか。このへんからも安倍官邸の影が見え隠れしているのである。  東芝が上場廃止寸前で喘いでいる。それを見ている盟友であったはずの米半導体大手ウエスタンデジタル(WD)のCEOスティーブ・ミリガンが、東芝が売り出している半導体事業を手に収めようと画策していると、現代が報じている。  このミリガン、相当なやり手らしい。東芝の最高幹部の一人が、ミリガン側の要求を受け入れられない内情をこう話している。 「(提示額が)安すぎる。それにWDが主張するようにマジョリティを握った場合、独占禁止法に抵触する恐れがあり、その判断のために事態が長期化しかねない」  東芝はこのままいけば半導体事業売却で手に入ると目論んでいた2兆円が入らず、上場廃止になる。  だが、メインバンクにしても経済産業省にしても、そうなれば株主の意向に左右されずに東芝の構造改革が進められると考えているようだ。  もっとも痛みを強いられるのが一般株主だが、致し方あるまい。東芝という巨艦が沈没寸前だが、今週の第1位は、あのジョージ・ソロスがアメリカという超大巨艦が傾くと考えて、アメリカ売りを始めたという話である。  ソロスはイギリス政府を相手に投資戦を挑み打ち負かした。97年にはタイ・バーツに売りを仕掛け、これが引き金になりアジア通貨危機が起こった。  そのソロスが率いるソロス・ファンド・マネジメントが5月に米証券取引委員会に提出した報告書に、「同ファンドがアメリカの代表的な株価指数であるS&P500に連動して価格が動くETF(上場投資信託)の『売りポジション』を増やしていることがわかりました」(在米ファンドマネージャー)。  アメリカ株が暴落すればするほど儲かる「売る権利」を大量に買い増しし、投資額は約330億円だという。  また、小型株でも「売る権利」を約500億円買い増ししたというのだ。  アメリカは一見景気がよさそうに見え、失業率も少なく、株も値上がりを続けている。しかし、「アメリカの家計の『借金漬け』が危機的な水準に達しています。家計の借金残高推移を見ると、今年3月末時点にはリーマン・ショック前の水準を超えているのです」(RPテック倉都康行代表)。  失業率が4%台ということは、完全雇用状態だが、それは労働者が移動しなくなっている証拠で、経済の先行きに希望が持てず、今の仕事から離れられなくなっている証左だという。  さらに6月にFRB(米連邦準備制度委員会)が利上げに踏み切ると見られている。借金して暮らしている人にとっては金利返済額が膨れ上がり、生活苦はさらにひどくなる。  その上、トランプのスキャンダルが明らかになれば、株価は暴落し、その余波は日本にも飛び火し、円高・株安になることは必定。  その危機は今月やってくるといわれている。トランプの断末魔が株の暴落を招く。ありそうな話である。 【巻末付録】  現代は「熊田曜子 円熟」「スノーボードトリノオリンピック代表 今井メロ MUTEKIデビュー」(要はAVに出るということ)。袋とじは「写真家・立木義浩が撮った 女優ヌードの時代」。佳那晃子、小柳ルミ子、加賀まりこなど。  ポストは巻頭で西田幸樹カメラマンの「9頭身女優・田中道子」。後半は「写真家 藤代冥砂と15人の女優たち」、安達祐実、井川遥、華原朋美など。「稲村亜美 ワイルドピッチBODY」「杉原杏璃 LAST LOVE」。袋とじは「秘蔵 妊婦ヌード初公開 大谷直子」。30歳の時、お腹が膨らんできたのを撮らせた貴重なヌード。  今週は妊婦ヌードこれだね。ポストの勝ち。 (文=元木昌彦)

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「週刊文春」(6/1号、文藝春秋社)
今週の注目記事・第1位 「『総理のご意向文書は本物です』文科省前事務次官前川喜平独占告白150分」(「週刊文春」6/1号) 同・第2位 「いよいよか 日経新聞が詳細に報じた米軍『金正恩爆殺作戦』の全貌」(「週刊現代」6/10号) 同・第3位 「60すぎたら『耳かき』をしてはいけない」(「週刊現代」6/10号) 同・第4位 「舛添要一前都知事独占手記『都知事失格の私から小池さんへ』(「週刊ポスト」6/9号) 同・第5位 「判決検索ソフトに頼る『コピペ裁判官』が増殖中」(「週刊現代」6/10号) 同・第6位 「北海道が『北海省』になる日 中国が日本の土地を買い占めている」(「週刊ポスト」6/9号) 同・第7位 「上原多香子『年上の演出家とお泊まり愛』(「フライデー」6/9号) 同・第8位 「『眞子さま』祝砲の不協和音」(「週刊新潮」6/1号) 同・第9位 「『天気痛』を知っていますか?」(「週刊文春」6/1号) 「『骨折』を防ぐ!」(「週刊文春」6/1号) 「『誤嚥性肺炎』で死なないための『10カ条』」(「週刊新潮」6/1号) 同・第10位 「あのエマ・ワトソンも愛用する『女のオナニー』探求サイトがすごいぞ!」(「週刊現代」6/10号) 同・第11位 「村田諒太“歴史的瞬間”をブチ壊したWBAの戦犯たち」(「週刊文春」6/1号) 同・第12位 「『一汁一菜』のすすめ」(「週刊文春」6/1号) 同・第13位 「冷凍食品が100倍旨くなる『神の一手』(「週刊ポスト」6/9号) 同・第14位 「『文春砲』汚れた銃弾 第2弾」(「週刊新潮」6/1号) 同・第15位 「『ミラン退団』本田圭佑の新天地はどこだ」(「フライデー」6/9号) 同・第16位 「全国市区町村別所得ランキング一挙公開」(「サンデー毎日」6/11号) 同・第17位 「ニューヨーク5番街で有名ブランドが次々閉店」(「フライデー」6/9号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  早速いこう。ニューヨークの5番街といえば、ティファニーをはじめ超有名ブランド店が軒を連ねる場所だが、フライデーによると、先ごろポロ・ラルフローレンが閉店したという。それ以外にも、値上がりする地価に耐え切れずに閉店する店が続出しているそうだ。もう一つ、店舗で買わずにネット通販で買うことが当たり前になってきていることも背景にはあるという。5番街でウインドショッピングの楽しみがなくなってしまうと、魅力が半減するだろうな。  サンデー毎日は、全国の市区町村の所得ランキングをやっている。1位は港区、2位が千代田区、3位が渋谷区だ。私の住んでいる中野区は100位中37位。まあ、こんなところだろう。4位には北海道の猿払村というのが入っている。港区の納税者人口は13万人以上なのに、ここは1,315人しかいないのに、4位なのはなぜか?  ここは高級干し貝柱の獲れるところなのだ。この貝柱は香港などに輸出される。ホタテ御殿が立ち並び、28~9歳で1,500万円ぐらい稼げるという。私もここへ移り住みたいものだ。  サッカーの本田圭佑がミランを追い出される。欧州のチームを移籍先にしたいようだが、本田ももうすぐ31歳になるため、年棒3億円を守りたいそうだが、なかなか難しいようだ。彼が投資しているオーストリアの2部チームも最下位で、日本でもサッカー教室を始めているが、うまくいっていないそうだ。中田英寿のように優雅なリタイア人生とはいかないようである。  新潮が「『文春砲』汚れた銃弾」第2弾をやっている。  新谷学編集長が説明責任を果たしていない。自著の中で「我々は首を取ることを目的にスクープを狙っているのではない。あくまでもファクトの提示だ」と書いているのに、我々新潮が先週号で行ったのも「ファクトの提示」だが、新谷編集長は「情報収集の過程で、他メディアの動向をつかむことはしばしばあります。そうした『情報戦』は、さまざまな形で新聞やテレビなどのメディアも行っています」というだけで、新潮が提示した「文春の社員が本誌の中吊りをコピーして社に持ち帰ったという『ファクト』についての言及が一行もない」と難じている。  普段、あれほど歯切れのいい新谷編集長にしては珍しく、新潮の再度の直撃にも、モゴモゴ言うだけである。  新潮の追撃の刃も、中吊りを10年にわたって文春に渡していた出版取次「トーハン」に対しては軟らかい。 「中吊りのことが引き継がれる過程で、弊社社員が文春さんの社員に“騙された”ような格好で、水曜日から火曜日に変更になった可能性もある、と思っています」(取次会社社員)  まるで、自分たちも被害者のような口ぶりである。取次が、中吊り広告を水曜日から火曜日に変えるということがどういうことか、わからないはずがない。新潮は「トーハン」をもっと追及すべきだ。  また、元文春の編集長だった半藤一利や文春社長だった田中健五が登場して、「受け止めるべきはしっかり受け止めろ」「今回の一件の背景に『週刊文春』編集長に、些かの『傲り』がなかったか」と語っている。文春で連載している池上彰は「私は、今回の件を全体としてはこう捉えています。文春さん、それはずるいじゃないですか」とやや控えめ。連載を辞めるといえば、文春には大きなショックだったろう。 「週刊誌の自殺行為」(大谷昭宏)「盗人猛々しい」(碓井広義上智大学教授)など、厳しい言葉が並ぶが、私のような週刊誌のすれっからしには、まあ、バレたんだからきちんと一度謝ったらというしかない。昔、先輩からこう言われた。頭を下げると思うから腹が立つ。尻を上げると思え。  私には新潮の報道を挙って取り上げた新聞、テレビの論調が気になる。文春のスクープは見事だと、もろ手を挙げていた他のメディアが、今度は手のひらを返したように、文春はとんでもない違法なことをやっていた、ジャーナリズムにあるまじき卑劣な行為だと批判の大合唱。  これまでさんざん文春の後塵を拝してきたから、ここで文春の築いてきた信用や社会的価値を貶めてやろうという「悪意」はまったくないか。  ケースは違うが、フライデーのたけし事件を思い出す。あの頃、フライデーは実売200万部に近づいていた。そこに起きたタレントたちによる傷害事件。被害者だから黙っていればよかったのに、講談社の人間が会見で「これは言論表現を侵す卑劣な行為だ」というような発言をしてしまったのだ。  それに新聞やテレビがさっそく噛みついた。「お前たちのやっていることは人権、プライバシー侵害ばかりだ。そんなことがいえるのか」。写真誌批判が巻き起こり、世論がこれに乗った。フライデーとフォーカスは、あっという間に部数を落とし、5誌合わせて600万部ともいわれた写真誌の時代は、あっという間に終わりを告げた。  文春にはそうした二の舞にならないようにしてもらいたい。編集長は大胆なだけではだめだ。万が一を常に考える繊細さも要求される。この問題は早くけりをつけるべきである。  ポストは冷凍食品が10倍旨くなるやり方を伝授してくれている。包丁もフライパンも使わず、家にあるものを一たらしするだけ。チャーハンにマスタード。温めたチャーハンにマスタードか粒マスタードを大匙一杯ぐらいかける。すると洋風のスパイス感と酸味が加わり、味も風味も格段に良くなるという。  同じチャーハンがレモン汁でエスニックに。チャーハンに水をかけてレンジでチン。やはり冷凍チャーハンにウースターソースをかけ混ぜると昭和の味になる。チャーハンにメープルシロップを大匙半分から一杯くらいかけると、本格中華屋のチャーハンになる。焼きおにぎりバター、焼きおにぎりに卵をかけて卵かけご飯にする。焼きおにぎりで「出し茶漬け」。冷凍うどんにサバ味噌缶。冷凍ナポリタンにみりん。唐揚げをケチャップとポン酢を1対1に混ぜ合わせたものを加えるだけで酢豚風になるそうだ。失敗してもたいしたことはない。やってみますか。  料理評論家の土井善晴が出した『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック社)は私も読んだが、いい本だし、売れているという。簡単にいえば、食事はご飯とみそ汁、それに香の物でいいというのである。味噌は万能で、味噌汁になんの具を入れてもおいしくなる。きゅうりやトマトはもちろん、トーストなども結構な具になるそうだ。要は味噌汁が中心で、ご飯でなくてもパンでも麺でもいい。  最近、私は「ミニマリズム」に凝っている。「断捨離」は部屋にあるものを減らし、物に対する執着心を減らすことだが、「ミニマリズム」は物を減らすことで、本当に大切なものを見つめ直すことを目的としているそうである。この年まで生きていると、手のつけようがないくらい物が増えて、片付けようと思ってもどこから始めていいかわからない。  先日、これまで取っておいたファイルをすべて捨ててみた。いつか仕事で必要になるかもと、取っておいたのだが、捨ててもなんの支障もない。オフィスのほとんどの机やイスも捨てようと思っている。何もないがらんとした部屋で、ポツンと一人いるというのは、すっきりするかもしれない。だが、本当に必要なものは何もなかったとわかったら、寂しいだろうな。  新潮、文春が5月20日(土曜日)のボクシングWBA世界ミドル級王座決定戦のことを書いている。ともに判定がおかしいと怒っているが、本当にそうだろうか。  村田諒太(31)とアッサン・エンダムとの12回戦だったが、確かに誰が見ても圧倒的な村田のパワーがエンダムを圧倒していた。  楽勝だと思われていたが、結局、村田はKOできず12回までもつれ込み、エンダムのまさかの判定勝ちだった。村田のジムも世界ボクシング協会(WBA)のヒルベルト・メンドーサJr.会長も「おかしい」と怒りをあらわにしていたが、私はそうは思わなかった。なぜなら、あの程度の相手をKOできなかった村田の詰めの甘さが、まだまだ世界チャンピオンの力はないと世界にわかってしまったからである。  村田を大事に育て過ぎた。ようやく100%勝てる相手を見つけ、世界王者として売り出し、ラスベガスあたりでこのクラス最強王者ゲンナディ・ゴロフキンとでもやれば、負けるにしても大きなビジネスにはなる。周囲はそう考えていたのだろう。だから、打ち合って万が一のことがないようにと言い含め、判定は日本でやるのだから、よほどのことがなければ負けることはない。そう読んでいたのであろう。  だが、パンチ力はないが手数が多いエンダムのほうを、2人のジャッジは優勢と見たのである。おかしいが、この逆のケースも日本ではよくあることだ。  村田は引退するかもしれないが、もう一度立ち直れたら、ゴロフキンへ挑戦して最後の花を咲かせてほしい。そのときは力の限り、あしたのジョーのように打ち合うことだ。村田のパンチが当たれば、ゴロフキンといえども立っていられないかもしれない。それだけのパンチ力を持った村田よ、金メダルのことは忘れて、一人のボクサーとして再起せよ!  現代が、あのエマ・ワトソンも愛用する「女のオナニー」探求サイトが凄いと特集を組んでいる。 「動画の再生を始めると肩まで伸びた亜麻色の髪、健康的な褐色の肌。そしてムチムチとした肉付きの良い女性がベッドに腰掛けている。彼女はおもむろに白のワンピースを脱いで、股を大きく広げると自身の秘所に手を伸ばした。 『私のホットスポットはクリの右上よ。でも敏感スポットってすぐに変わっちゃうから、軽めの圧をかけながらピンとくる場所を探すの』そう言って彼女は、人差し指をクリトリスから、膣内に滑り込ませ、女性器全体を刺激し始めた。感じているのか、顔は少し紅潮気味だ。動画は無修正で、彼女のぷっくりとした陰唇、撫でられる度に見え隠れするパールピンクの膣、愛らしいクリトリス、その全てが鮮明に映っている。『気持ちいい場所を見つけても、愛撫の手をときどきストップさせて焦らせてほしい。良いオーガズムを得るための必須条件ね』約3分の動画が終わるまで彼女は自身の性感をあけっぴろげに解説しながら、『オナニー』を続けていった──。これは先日、日本版がスタートした米国発、女性のオーガズムを追究するウェブサイト『OMGYES』(オーエムジーイエス)で楽しむことができる動画だ。実はこのサイト、イギリスの女優エマ・ワトソン(27歳)が絶賛したとして、にわかに話題になっている。エマ・ワトソンと言えば、映画『ハリー・ポッター』シリーズの『ハーマイオニー』役で一躍有名になり、アメリカの名門ブラウン大学を卒業した才色兼備の女優。現在も大ヒット中のディズニー映画『美女と野獣』の主人公ベル役を好演し、活躍中だ。そんな世界的美女がこんなエッチなサイト? と思うかもしれないが、エマはこのOMGYESについて昨年、こう話している。『女性の性に特化したOMGYESというサイトを友人が教えてくれたの。このサイト、もっと前からあればよかったのに……。ぜひ皆にもチェックしてほしい、見る価値があるサイトよ。絶対にオススメ』」(現代)  現在、このサイトでは女性を快楽に導くための12種類のプレイが用意されているそうだ。冒頭の動画は無料サンプルでも閲覧できるらしい。見てみますか?  さて、週刊誌がみな老人健康雑誌のごとくなっている。現代、ポストは読者層を団塊世代と絞り込んだからわかるが、このところ文春、新潮も同様である。  文春は「誤嚥性肺炎で死なないための10カ条」。たしかに高齢者の死亡原因は肺炎が多い。それも誤嚥性肺炎にかかると3割以上が死に至るという。喉には空気が通る気管と食べ物が通る食道が通っている。脳からの指令で食べ物が喉を通る時、自動的に気管が閉じるようになっているらしいが、老化が進むと嚥下の動作がうまく行えなくなる。それに気管に入り込んだ食べ物は肺の内側などに溜まり、雑菌が無菌の肺の中で増殖する。いったん発症すると自然治癒することはなく、重症の場合は人工呼吸器による酸素吸入措置を行わなければいけない。  新潮ではご丁寧に、誤嚥性肺炎を予防するための「喉の筋トレ」を紹介している。「スポーツ吹き矢」というのがある。5~10メートル離れたところから的を狙うのだが、今流行っているらしい。これなどはおもしろそうだ。  外山滋比古が『老いの生理学』(扶桑社)で、誤嚥性肺炎を避けるためには、年を取ったら食事は「犬食いがいい」といっている。普通に食べると嚥下力がなくなるから気管に入りやすいが、犬食いなら大丈夫だというのだ。私もやってみようかと思うが、まだ羞恥心が邪魔してそこまでできない。外山は93歳だからな。  私の友人に、10数年前に肺がん手術をした人間がいる。彼は今でも、明日は雨が降るとわかるという。なぜなら肺が痛むのだそうだ。  文春によると、それを「天気痛」という。原因不明の頭痛や腰痛、肩こりが起こる人がいるそうだが、それは愛知医科大学・学際的痛みセンターの佐藤純客員教授によれば、気圧のせいだという。痛みが出る前に、体内の余分な水分を取り除く五苓散や神経の緊張を緩める抑肝散などの漢方薬が効果的なことが多いという。  これも私の友人の話だが、彼は普通に歩いている時に転んだりする。躓いたわけでもないのに、突然。年を取っての骨折は家の中が多く、しかも寝たきりになる確率がとても多い。さらに認知症になる確率も高く、骨折してから1年後には15~20%の人が亡くなるという。  文春によれば、予防には「納豆、シラス、小松菜、ゴマ」がいいそうだ。それに骨粗しょう症であれば、なおさら骨折の可能性が高くなるから、一度調べたほうがいい。よし、今夜は「シラスと胡麻和え」で一杯やるか。酔っぱらって転ばないようにしないといけないな。  眞子さんと小室圭さんの婚約は、いろいろ波紋も生み出しているようである。  新潮は、この時期に発表したのは、女性宮家創設を前向きに検討してもらいたいと考えている天皇と宮内庁が、それに消極的な安倍政権に対して投げたボールだと報じている。眞子さん、佳子さん、愛子さんと、次々に皇室を離脱したら「皇位の安定的な継承」が危うくなる。いい機会だから、これについて国民投票をしてみたらどうか。  お次はフライデーのスクープ。「SPEED」の上原多香子(34)が「年上の演出家とお泊まり愛」だそうだ。 「カラオケ終了後、棒つきキャンデーを咥えながら、大ハシャギで上原の自宅へ向かう二人。深夜3時過ぎ、新宿のカラオケ店から、フードをスッポリかぶった『SPEED』の上原多香子(34)がヒョッコリと飛び出してきた。後を追うように出てきたのは長身の男。上原は店先に停めてあった自転車を視界に捉えるや、サッと飛び乗った―のだが、いっこうに前に進まない。サドルが高く、ペダルがこげないのだ。跨ったまま固まっている上原が愛おしくて仕方ないのだろう。『しょうがないな~』てな感じでハンドルをつかむと、先ほどの男性が上原ごと、自転車を押して歩き始めた。そしてその肩と腕に上原はそっと手を回し、身体を預けるのだった。夫でヒップホップグループ『ET-KING』のメンバーTENNの突然の死から3年。上原はようやく安住の地を見つけつつあるようだ。『昨年12月、劇団「BuzzFestTheater」の公演を観劇して、アットホームな雰囲気に感激した上原が「彼らと一緒にやってみたい」と出演を志願したのがキッカケです。劇団の脚本と演出を手掛けるコウカズヤ氏は、上原のために沖縄料理屋を舞台にした「光と影からの恵み」という作品を書き下ろし、このGWに上演しました」(劇団関係者)そのコウカズヤ氏(39)こそ、冒頭のシーンで自転車を押していた人物である。カラオケ店を後にすると、二人は密着したまま、上原が暮らすタワーマンションへと入っていったのである」(FRIDAY 5/26(金) 7:32配信より)  ポストは北海道が中国に買い占められていて、このままでは「北海省」になると心配している。 「昨年1年間で外国資本に買われた森林は実に“東京ディズニーランド15個分”──4月28日、農林水産省が発表した調査結果が永田町や霞が関に衝撃を走らせている。同省が森林法に基づく市町村等への届け出情報などから全国の森林の土地所有者を調査したところ、昨年1年間で202ヘクタールもの土地が所在地を海外に構える外国資本によって買収されたことが判明したのだ。前年の同67ヘクタールと比べると3倍もの伸びを示し、調査を始めてから最大となった。かねて取り沙汰されてきた海外からの土地買収攻勢が、急激に拡大していることを窺わせる。国内に拠点を持つ外資系企業による買収事例も含めると、外国資本による買収面積は777ヘクタールに及ぶ。東京ディズニーランド(51ヘクタール)15個分にも相当する広大な土地が、わずか1年の間に外国資本に買い占められていたのだ。注目すべきは買収された森林のほとんどが北海道にあること、そして香港・台湾を含む中国系の土地所得者による買収面積が81%にものぼる点だ。その他にも華僑の多いシンガポールやマレーシア、ペーパーカンパニーの拠点となっている英国領ヴァージン諸島などが所在とされている」(ポスト)  中国人は雪が好きで、ことのほか北海道がお気に入りだそうだ。 「10年、新千歳空港から車で15分ほどの高台に、中国人富裕層のための別荘17棟が建てられた。が、その後、開発した家具・インテリア販売会社が同地に『1万人の中国人が住む1000棟の別荘』を建設する計画だったことが発覚したのだ。同じようなケースは他にもある。中国の不動産開発・投資会社『一達国際投資集団』(北京)は北海道喜茂別町の会員制リゾート施設『喜茂別町ゴルフ別荘』の約80ヘクタールの区画を習得。造成後にアジア富裕層向けに販売する計画を14年に発表した。が、こちらも現在に至るまで開発は進まず、地元住民らが不安を募らせている」(同)  中国資本が日本の土地をやすやすと手に入れることができる背景として法制度の不備を指摘するのは丸山穂高衆院議員(日本維新の会)だ。 「海外資本から国土を守る法制度は事実上ないに等しいのが現状です。だからこそ、今の森林法を改正して山林などの売買を事前届け出制にすることを求め、改正案の提出準備を進めている最中です。農地、水源地など広大な土地を外国人が買う動きを見せた際にきちんと審査に掛けて、場合によっては取引を規制できるようにするべきです。仮に問題のある取引であることが判明すれば、既に買われてしまった土地でも国が収用できるようにもすべきと考えます。国土を守ることと安全保障は密接にリンクするため、早急に国会での議論を始めたい」  小野寺秀元北海道議がこう話す。 「このまま道内の農地や水源地が中国資本に押さえられれば『食の安全保障』は崩壊します。万が一、世界的な食糧危機に見舞われた際、中国資本の土地で作られた“北海道産”の農産物が日本を飛び越え、中国に直接輸出される可能性もあります。それを阻止する法制度はなく、中国による浸食が続けば、北海道が中国の“北海省”になる日も遠くないかもしれない。それほど事態は逼迫していると考えています」  気がつけば、日本列島の所有者は中国で、日本は借りてる形になるかもしれないとポストはいうのだ。  そうなると「北海道を返せ」という運動をすることになるのかもしれない。  岩瀬達也が連載の中で、コピペ裁判官が急増していると報じている。岩瀬は、本来、判決は、裁判官が「記録をよく読み、よく考え、証拠に照らして的確な判断を下さなければ書けない」ものだが、それを普通の事務のように処理することを可能にしている判例検索ソフトができているという。  最高裁は「判例秘書」や「知財高裁用 判例秘書」など各種ソフトを、約7,500万円かけて購入しているそうだ(2016年度予算額)。このうち「判例秘書」はほとんどの裁判官が活用していて、自分の抱えている訴訟と類似する過去の事件で、どのような判例があるかを検索しては、判例起案の参考にしているという。 「参考にするだけならまだしも、なかには似た事案の判例を見つける、やっとこれで判決が書けると顔をほころばせ、そのままコピペしている裁判官もいる」  こう語るのは首都圏の大規模裁判所に勤務するベテランの裁判官。 「そういう嘆かわしい実態を、最高裁も分かっているはずです。なのに、『判例秘書』の運営会社から、情報提供の要請があれば、便宜をはかり、かなり迅速に対応している。もはや、『判例秘書』は、裁判官にとって無くてはならない『起案バイブル』なので、その手当ては怠れないということなのでしょう」(同)  判決までコピペでは、心の通った判決が書けるわけはない。それに過去の判例と違うことなど間違っても判断できるわけはない。 「『コピペ裁判官』の特徴は、訴訟で争われている事実認定はどうでもよく、執行猶予にするか実刑にするか、原告の請求を認めるか認めないかにしか関心がない。だから、論理の組み立ては、過去の判例をそのまま借用し、結論部分に有罪か、執行猶予かを書けばいいだけです」(元裁判官)  近いうちに間違いなく裁判官はAIになるだろう。  ポストが舛添要一前都知事の独占手記をやっている。いまさら聞くことなどないように思うのだが、覗いてみよう。  まずは、自分の時に五輪予算が膨れ上がったが、それを削減したとの自慢。それに、森喜朗が自分の政治の師だとして、五輪の組織委員会会長として大所高所から的確な判断をしたというのである。また、小池にすっかり悪者にされたドン・内田茂も、世間のイメージと実像が異なり、都知事選に立候補したときには、猛反発した自民党都連を押さえてくれたと、感謝している。豊洲問題では、石原慎太郎や猪瀬直樹などの身勝手な人事で、職員は委縮し、イエスマンしかいなくなったところに問題があったとしている。  そして小池のやり方をこう批判する。 「豊洲を含めた小池劇場が長引くほど、財政を含めた様々な面で大きな負担を強いられるのは、都民だ。『サーカス』に騙された都民は、そのツケを自ら払わなければならないのである。もちろん分かっている。私が辞任した結果、都政に混乱を招き、都民を失望させてしまったのだ。それに関しては、心から申し訳ないと思っている。さきほど職員と都知事の信頼関係構築を説いたが、私にそれができたという自信はない。そんな私が、最後に私心を捨てて言う。小池知事は都民を騙すのをやめたほうがいい。そして都民よ、いい加減目を覚ましてほしい」  都民はあなたへの怒りを忘れてはいない。その怒りが小池支持へ向かい、小池も口先ばかりで何もやろうとしないで、国政への足掛かりとして都議選を私物化しようとしている。  国と同じで、我々都民も、一度たりとも「都民のための都政」を真剣に考える都知事に出会ったことはない。あるとすれば美濃部都政の一期の時ぐらいか。  小池は早くも賞味期限切れが来たようだ。だが、安倍政権と同じように、小池しかいないという「感情論」で、小池新党がある程度の勝利を収めるかもしれない。かくして、都民は汚い空気とまずい食べ物を食べて生きてゆかなくてはいけない。嗚呼!  ところで現代によると、60過ぎたら耳かきをしてはいけないそうだ。  JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科の石井正則診療部長は、「耳垢には抗炎症作用のある免疫グロブリンAが含まれ、耳の中で細菌が繁殖するのを抑える効果があるのです。なので、完全に耳垢を取り除いてしまうと、かえって細菌感染のリスクが高まってしまいます。(中略)たかが耳かき、と油断してはいけません。耳かきのやり過ぎで湿疹がひどくなって、そこにカビが生えてくることがあります。水虫のように、菌が繁殖してしまうと根治が難しいのです。悪化すると、耳介軟骨膜炎を発症するケースもあります。これは、軟骨が炎症を起こして激痛とともに耳が腫れ上がる病気で、最悪の場合、耳が変形してしまうこともあるのです」  アメリカ耳鼻咽喉科頭頸部外科学会聴力委員会のダグラス・バカス会長は、「『なんとなく耳がムズムズするから』と耳かきがやめられない人が多いようですが、これは負のスパイラルに陥っている証拠です。(中略)北米で最もポピュラーな綿棒『Q-tips』の公式サイトには、『綿棒は外耳道に入れずに、耳たぶの周りを掃除するのに使ってください』と注意書きがあります。(中略)また、日本でポピュラーな竹の硬い耳かきは、綿棒よりもより外耳道を傷つけるリスクの高いもので、本来は使うべきものでは無いのです」  私も耳が痛いことがあるが、綿棒を耳に入れるなら1センチメートルだけにしろというのだ。頻度としては月一回でも多い位だと思ったほうがいい。週2回以上している人は、耳かきのしすぎだそうだ。そうだったのか。  さて、気が狂ったとしか思えない同士がチキンレースをやめない。トランプと金正恩である。そこに5月18日付の日本経済新聞の朝刊に、「米、ミサイル300発で圧力 北朝鮮包囲網ほぼ完成か」という見出しが踊った。 「北朝鮮が6回目の核実験や長距離の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に踏み切った場合、米軍は奇襲攻撃に出る可能性が現実にある。(中略)(次の核実験やミサイル発射があれば)核爆弾を際限なく量産する北朝鮮の核計画をつぶす最後のチャンスだと米軍は考えている」というのである。  こんな記事をどうして書くのか、こちらも気が知れない。ちょうどこの号が発売になった日に北朝鮮がまたミサイルを発射した。トランプは怒り狂っているが、まだ、北朝鮮を空爆しようとはしていない。  金正恩は、攻撃されれば、日本も攻撃目標だと公言している。今大新聞といわれるところに所属している人間の役目は、猛り狂っている2人をなんとか話し合いの場に就かせることである。  馬鹿面して見ているだけの安倍をトランプのもとへ行かせ、なだめ、すかして話しあえと背中を押すのがメディアのやるべきことで、もし戦争になったらなどといってはならないはずだ。  今週の第1位もバカ新聞のことから始めよう。読売新聞は“ポチ新聞”になり下がった。いや、もともと程度の悪い新聞だったのが、安倍首相の改憲論の理論的支柱を自任するナベツネ主筆の狼藉ぶりが目に余るようになってきただけなのだ。 「第2の森友学園」といわれる加計学園(岡山市)への便宜供与疑惑は、次なるステージへと動き出した。  NHKや朝日新聞が、前川喜平・前文科事務次官(62)の持っていた文書を入手し、そこに「これは官邸の最高レベルがいっていること」「総理のご意向だと聞いている」という安倍首相の働きかけを裏付けるような文言があるとスクープしたからだ。  前川前次官は、天下り問題で1月に引責辞任している。  慌てた官邸は、菅官房長官が「怪文書みたいなもの」と強く否定し、先週触れたが、官邸のポチ記者の一人・田崎史郎時事通信特別解説委員が「首を斬られたのを逆恨みして出したもの」と、安倍の代弁をして文書の正当性を打ち消して見せた。  それだけでは危ないと思ったのか、大新聞であるはずの読売が5月22日付朝刊で「前川前次官 出会い系バー通い 文科省在職中、平日夜」と見出しを付け、「その結果、安倍官邸の目論見通り、前川前次官の信頼や名声は、あっけなく地に落ちたのだ」(週刊新潮)。  読売新聞が飛ばし、同じ官邸御用達の産経新聞が続き、新潮がご丁寧に、前川が通っていたという新宿・歌舞伎町の「出会い系Bar」の潜入ルポをする。  見事な連係プレーだと思う。そのBarは、男は入り口で入場料6,000円を払い、無料で入れる女性たちを物色し、気に入った女性を外に連れ出して食事やホテルに誘うシステム。  新潮が前川の写真を見せると、いた女性たちが口々に、「あ、何度も見たことがある!」「週3、4回くらいじゃない。1年ちょっと前から来るようになって」と証言する。  だが新潮はサービス精神旺盛だから、そこの女性に「あなたが来る2日前から、読売新聞の2人組がここに来ていた。最初は名乗らず、あなたと同じ写真を見せながら“同じ会社のすごい人なんだ”とか言って、何人もの女の子を食事に連れ出し、いろいろ話を聞き出そうとしていたよ」という証言まで載せている。  またNHKの記者は、前川のインタビューも収録済みなのだが、いまだ放送されていない。 「というのも、前川さんに“買春疑惑”が持ち上がってきたからです。そんな破廉恥な元役人の話に丸乗りして、安倍総理を追及するのは危険ではないかという判断が、局の上層部にあったみたいです」  こうしたメディアは、時の権力者が自分の「お友達」の学園理事長に、それまで15回も却下され続けていた獣医学部申請を国家戦略特区に指定するというウルトラCを使って認めさせ、その上約37億円といわれる市有地を無償譲渡するよう圧力をかけたという問題と、前川前次官のプライベートなことの軽重がわからないのであろう。  新潮は前川に取材を申し込んだが、なんの回答もなかったという。やはり新潮は文春の中吊りを盗み見ていないことがこれでわかる。  文春はその前川前次官の「独占告白150分」を巻頭でやっているからだ。前川は16年6月に事務次官に就任。すぐに直面したのがこの獣医学部新設問題だった。文科省は獣医師の供給不足はない、新設するならば、既存の獣医学部で対応できないニーズに応える獣医師を養成する場合に限るという原則を決めていたが、16年8月に大臣が代わり、新たに「安倍のイエスマンのような存在」(官邸関係者)の山本幸三が地方創成相に就任すると、話が動き出し、山本が率いる内閣府が学部新設へ前のめりになっていったという。  内閣府からの文書の中に「これは官邸の最高レベルが言っていること」などの文言が入り、前川は「『これは厄介な話だな』と思った記憶があります。官邸の最高レベルというぐらいですから、総理か官房長官かな、と受け止めていました」と語る。  さらに追い打ちをかけるように、平成30年4月開学を前提として内閣府は進めているとし、その理由が「総理のご意向だと聞いている」というのだ。  前川は「これは藤原審議官の表現であって、本当の総理のご意向なのかどうか確認のしようがありませんが、ここまで強い言葉はこれまで見たことがなかった。プレッシャーを感じなかったと言えばそれは嘘になります」と、総理のご意向という言葉に次官といえども恐れおののいた。  なぜそんなに急いだのか? 結局、内閣府が描いたスケジュール通りに進んでいった。それも加計学園に有利な条件に変更された。前川はこう反省している。 「本来なら、筋が通らないと内閣府に主張し、真っ当な行政に戻す努力を最後まで行うべきだったと思います。『赤信号を青信号にしろ』と迫られた時に『これは赤です。青に見えません』と言い続けるべきだった。それができなかった、やらなかったことは、本当に忸怩たる思いです。力不足でした」  読売新聞の「出会い系バー通い」については、「その店に行っていたのは事実ですが、もちろん法に触れることは一切していません」と潔い。  元事務次官がここまで証言しているのだから、安倍の便宜供与疑惑は真っ黒である。だらしのない野党のケツを叩き、安倍を追い込み、共謀罪を潰すために反安倍メディアは結束すべきである。  ここで冒頭の読売新聞に話を戻す。先週、読売の伝統はトップが新聞を私物化することだと書いた。だが、今のナベツネのようなやり方をした人間はいない。正力松太郎は、新聞よりもその販売益で事業をすることの方が私には大事だといって、当時、社会部にいた本田靖春を激怒させた。そしてあれほど好きだった新聞記者を辞めることを決心するのだ。 「正力を私は単に嫌っていたのではない。社主による紙面の私物化という、公正であるべき報道の大原則に悖る事態が現に進行しているにもかかわらず、社内でだれ一人として批判の声を上げないだらしなさに、心底、煮えくり返る思いがしていたのである。(中略)  私が職場で常に強調していったのは、自分が現に関わっている身内的問題について、言論の自由を行使できない人間が、社会ないし国家の重大問題について、主張すべきことをしっかり主張できるか、ということであった」(『我、拗ね者として生涯を閉ず』より)  この本田の言葉を、今の読売新聞の記者たちは何と聞くのか。 【巻末付録】  現代の巻頭は「女優石田えり 罪なカラダ」。決意のダイエットで魅惑のボディーを手に入れた石田えり、23年ぶりに挑んだ大胆グラビアを独占公開するという謳い文句。先週と同じだがセクシー中年女・えりのハツラツボディが堪能できる。  後半は「これぞ人妻エロス 古瀬絵理 真っ赤に熟したスイカップ」。やはりお乳が大きいのは強い。「アスリート、タレント、芸人。数々の男たちを虜にしたスキャンダラスなボディ。その全てをお届けする。このオンナ、危険につき 有名芸能人たちが溺れた 濱松恵」。  袋とじは「壇蜜 完全新撮フルヌード」。久々の撮り下ろしだそうだ。彼女のアソコは無毛のように見えるが、これは修正をしたのだろうか? それとも彼女がカミソリで剃って見えないようにしたのだろうか? 気になるな。  ポストは巻頭で藤竜也との結婚・引退から半世紀――日活黄金時代を駆け抜けた伝説の清純派女優 芦川いづみ 昭和のいい女」をやっている。間違いなく芦川いづみはいい女である。清楚なのに妖艶。古風なのに現代的。赤木圭一郎が主演した1960年の映画『霧笛が俺を呼んでいる』の芦川いづみはしびれるほどよかった。惚れたね。  ビックコミックの大人気連載を特別読み切り漫画にした「荷風になりたい 不良老人指南」という教養漫画をやっている。私にはなぜこれが面白いのか全くわからない。  後半は「ハイレグの文化史 知ってるようで知らない『切れ込みの深い』世界 杉本彩も細川ふみえもかとうれいこもみんな着ていた」。独占スクープ袋とじ1は「フォロワー19万人超 ツイッターで話題の現役慶大生の『ちんぽの食べログ』が衝撃の映像化 暇な女子大生本人監修AV」。「衝撃の美ボディ、アンコール掲載 上原さくら」。袋とじ2は、「独占スクープ あの元関西系国民的アイドルグループメンバー初全裸ヘアヌード 松田美子『待ってたよ』」。これからはAV業界のトップアイドルを目指していくそうである。今週はヌードではないが芦川いづみがよかったので、引き分けにする。 (文=元木昌彦)

週刊文春の「新潮中吊り盗み見問題」を元「週刊現代」名物編集長は、どう見たか?

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「週刊新潮」(5/25号、新潮社)
今週の注目記事・1 「燃える怨恨『アントニオ猪木』独占インタビュー 小池都知事『都民ファーストの会』代表は公金1100万円を横領した!」(「週刊新潮」5/25号) 同・2 「安倍首相がモミ手をする『渡邉恒雄90歳ど迫力』」(「フライデー」6/2号) 同・3 「『文春砲』汚れた銃弾」(「週刊新潮」5/25号) 「新潮VS文春』(「週刊ポスト」6/2号) 同・4 「ドラマ『やすらぎの郷』撮影現場はリアル老人ホーム」(「週刊新潮」5/25号) 同・5 「心配です『海の王子』の給料でやっていけますか」(「週刊現代」6/3号) 同・6 「この夏、『阿波おどり』に中止の危機」(「週刊現代」6/3号) 同・7 「菊川怜 夫穐田誉輝に『第4の婚外子』が発覚」(「週刊文春」5/25号) 同・8 「徹底検証『オプジーボ』は本当に効くのか 青木直美」(「週刊文春」5/25号) 同・9 「いま日本でいちばん信用できる人[ベスト100]」(「週刊現代」6/3号) 同・10 「突然の奇行! 草なぎ剛『子犬と路上座り込み』」(「フライデー」6/2号) 同・11 「アッキーが『いいね!』した“女の敵”」(「週刊新潮」5/25号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  今週はどれもこれも読みごたえのない記事ばかりだ。困ったものだと嘆いてばかりはいられない。  毎度毎度だが、現代とポストの巻頭特集は特にひどい! 現代は「人口8000万人の国ニッポンで起きること」、ポストは「景気“上昇”確率『98・6%』の衝撃 史上最高益ニッポン企業『日経平均3万円』への挑戦」だ。  このまま行くと人口は減り続けて、2050年には4,000万人減り8,000万人になってしまうという内閣府が出した「最悪シナリオ」がある。  そんなことは以前からいわれていることだが、だからどうしなくてはいけないのか、対案や提案を出さなくてはいけないのに、現代は「後戻りのきかない『人口激減時代』に足を踏み入れたことを、そろそろ真剣に受け止めなければ、取り返しがつかなくなる」と結ぶだけ。  おいおい、そんなことを言うために巻頭特集をつくったんかいな? 月刊誌でも、もうちょっと、そうした時代になる前に「これこれこれだけのことはしておかなければ」とか何か言うぞ! 失礼を顧みずに言わせてもらえば、脳のない記事だ。  同じように脳のないのがポスト。日経平均3万円は聞き飽きた。それも、アホトランプが大幅法人税減税をやれたらという前提では、それだけで、無理やないか、そう思うわ。  おまけに「内閣府経済社会総合研究所」によると「最終需要財の在庫率指数も昨年秋ごろから改善していて、先行指標を押し上げている」というが「内閣府」の自画自賛では信用ならないのでは。  まあ、オオカミ少年のように「株価3万円時代が来る」と何とかの一つ覚えで言っていれば、あと30年もするとそうなるかもしれない。ご苦労なこっちゃ。  ということで、今週はスクープと呼べる記事はない。そこで順位なしである。  先週、新潮が安倍官邸御用達のジャーナリスト、山口敬之が「準強姦罪で逮捕寸前」だった過去があることを報じたが、新潮によれば、山口がフェイスブックでこのことについて縷々弁明していたが、それに対して安倍昭恵が「いいね!」を押していると報じている。まだ懲りないようだね、昭恵さん。  フジは産経新聞グループだから、安倍のポチのようなジャーナリストが出るのは致し方ないが、5月18日朝の『とくダネ!』(フジテレビ系)の時事通信・田崎史郎のコメントには開いた口がふさがらなかった。朝日新聞がスクープした以下の記事、 「安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人『加計(かけ)学園』(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、文部科学省が、特区を担当する内閣府から『官邸の最高レベルが言っている』『総理のご意向だと聞いている』などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった」(5月17日付)  これについて田崎は概ねこう言った。 「獣医学部は四国にはない。だが、獣医と文科省が抵抗していた。この文書は麻生が反対しているとあるから、おそらく本物だろう。だが、安倍が加計学園だけを優遇しようとしたことはない。規制緩和を進めている中でこうなった。文書が流失したのは文科省関係者であることは確実。官邸では誰がリークしたのか特定している。その人はちょっと問題があって処分されちゃっているから、逆恨みしているんじゃないか」  官邸の代弁者である。山口もそうだが、こうした人間をテレビに出すフジの神経が、視聴率不振につながっているのだと、私は思う。  さて、フライデーによれば、あの草なぎ剛が、犬を連れて散歩の途中、路上で急に座り込み泣き出したというのだ。草なぎの両足の前で子犬が心配そうに覗き込んでいる。酔っぱらっているのではない。フライデーがたまらずに声をかけると、「散歩を、ハイ」。そういってまたトボトボ歩きだしたそうだ。彼の心が心配だ。  現代の「いま日本でいちばん信用できる人[ベスト100]」という特集にも驚いた。読者1万人にアンケートでも取ったのかと思ったら、わずか16人ぐらいの有識者といわれる人間に聞いただけのようである。それで100人もでっちあげるというのは、まったく納得がいかない。その上、第1位が「ビートたけし」だというのだから開いた口がふさがらない。  その理由が「常に真剣で妥協しない。言いたいことは言う。それで礼儀正しい」(田原総一朗)「知的で鋭い毒を吐く貴重な存在」(楡周平)というのだ。  私は、たけしがテレビに映るとチャンネルをすぐ回してしまうほど、見たくないタレントである。  この男が政治や社会問題に口を出す資格があるのか。そう言ってしまえば、私のような売れない雑文書きが、こんな大タレント様を酷評していいのかという声が聞こえてくるが、彼のそれなりの才能は認めるものの、彼が日本でいちばん信用できる人間などとどうしていえるのだろうか。これだったら、89位の「松本ヒロ」のほうを私は買う。96位の「室井佑月」のほうがなんぼかいい。  こんな安易な順位付けをしてはいけない。これならたけしの次に安倍晋三を入れてもいいのではないか。何しろ一部の極右からは信頼されているのだから。バカバカしくて涙が出てくる企画である。  ところで、バカバカしいといえば、土曜日のボクシングWBA世界ミドル級王座決定戦を見たか?  村田諒太(31)とアッサン・エンダムとの12回戦だったが、誰が見ても圧倒的な村田のパワーがエンダムを圧倒していた。  楽勝だと思われていたが、結局12回までもつれ込み、エンダムのまさかの判定勝ちだった。村田のジムも世界ボクシング協会(WBA)のヒルベルト・メンドーサJr.会長も「おかしい」と怒りをあらわにしていたが、私はそうは思わなかった。  なぜなら、あの程度の相手をKOできなかった村田の詰めの甘さが、まだまだ世界チャンピオンの力はないと世界にわかってしまったからである。村田を大事に育て過ぎた。ようやく必ず勝てる相手を見つけ、いちおう世界王者として売り出し、ラスベガスあたりでこのクラス最強の王者ゲンナディ・ゴロフキンとでもやれば、負けるにしても大きなビジネスになる。  周囲はそう考えていたのだろう。だから、打ち合って万が一のことがないようにして、判定は日本でやるのだから、よほどのことがなければ負けることはない。そう読んでいたのであろう。  だが、パンチ力はないが手数が多いエンダムのほうを、ジャッジたちは優勢と見ていたのである。村田は引退するかもしれない。もし、もう一度立ち直れたら、ゴロフキンへ挑戦して最後の花を咲かせてほしい。そのときはやみくもに打ち合うことだ。村田のパンチが当たれば、ゴロフキンといえども立っていられないかもしれない。それだけのパンチ力を持った村田よ、金メダルのことは忘れて、いちボクサーとして再起せよ!  肺がんなど末期がんに効くといわれる「オプジーボ」という高額な薬がある。1人あたりの治療費は年間3,500万円だったが、今年の前半に半額に引き下げられた。  さまざまながんに効果ありといわれているが、果たして効くのか? 文春でKKR札幌医療センターの磯部宏院長は、「薬剤自体にがんを叩く効果がない分、効かない人には全く効かず、八割近い方は、別の抗がん剤に変えざるを得ないのが現実です」と話している。  だが2割の人には劇的効果があるという。それも、どういう人には効果があるのかわからないというから、悩ましい。だが、がんの治療は日進月歩のようだから、少しでも長生きしてその恩恵にあずかりたいものではあるが。  文春は、新潮の怒りに怯えたか、今週は読むべきものが少ない。やはり『とくダネ!』(フジテレビ)でキャスターを務める菊川怜の結婚相手、穐田誉輝に、婚外子が3人と先週報じたが、実は4人だったと今週報じている。MCの小倉智明は、「これってホント?」って聞けばいいのに。  文春によれば、菊川は婚外子の件も全部知ったうえで結婚したというのだから。  さて、地方新聞というのは、ほかの県では知られていなくても、その県では大変な力を持ち、傘下にテレビ局を入れ、地元の政治家も取り込んでいることが多い。  私が昔よくお付き合いした「北國新聞」(石川県金沢市に本社)もそうだった。部数は少ないがコングロマリット化して、石川県では絶大な力を持っていた。  夏の風物詩「阿波おどり」は徳島の名産品といってもいいくらい、県外でも知られている。  その踊りが、慢性的な赤字体質が改善せず4億3,000万円もの巨額な借金が積み上がり、中止の危機に追い込まれていると現代が報じている。  その元凶ともいうべきが「徳島新聞」だと、市観光局幹部が憤っている。要は、徳島新聞は口は出すがカネは出さず、それどころか阿波おどりを収入源にしているというのだ。  おどりの期間中、鑑賞できる桟敷席が10万席ほどあるのだが、徳島新聞が市の中心部にある人気の席を取ってしまい、それも2~3万枚も持って行ってしまうというのである。  チケットをオープンにして販売したいというと、「おまえはん、何を言うとんぞ! そんなことをしたら徳島におられんようになるぞ」と脅されたそうだ。  こうしたイベントは、地元紙には企業名の入った「名刺広告」というのが入るが、それでも徳島新聞は多大な利益を上げているという。  さらに徳島新聞は、自社の社員をアルバイトと称して阿波おどりに参加させ、日当1万円以上を観光協会に請求するそうだ。  徳島新聞は県内シェア7割を誇る。そうした力を自分たちが甘い汁を吸うために使うのでは、批判されても仕方あるまい。  全国に知られている阿波おどりが、こんなことで中止にでもなったら県の恥だろう。徳島新聞もそうなれば、甘い汁を吸うこともできなくなる。  両者と、県民を交えて、早急に話し合うべきだ。  ところで秋篠宮眞子さん(25)が婚約を発表した。相手は大学時代「湘南江の島 海の王子」にもなったことのあるイケメン・小室圭さん(25)で、ICU時代に知り合い愛をはぐくんできたという。  小室さんのインタビューを見たが、口は堅かったが、あの若さでメディアに怯まず堂々とした受け答えは、大したものだと思った。  眞子さんは、結婚が決まれば、現代によれば1億5,000万円以上の一時金が支払われるという。  皇族出身だから、眞子さんは共働きできない。だから、若い2人の生活はかなり大変ではないかと、現代が老婆心から心配しているが、いいではないか。  若い2人なら、どんなことをしてでも食べていける。眞子さんは、テレビで見る限り優しそうな娘さんだし、小室さんも前途がありそうな青年である。まずはおめでとう!  4月からスタートしたテレビ朝日系の『やすらぎの郷』が注目を集めている。倉本聰(82)が脚本を書き、主人公に石坂浩二(75)、彼を振り回す大女優に、元女房の浅丘ルリ子(76)、石坂の元彼女だった加賀まりこ(73)、五月みどり(77)、野際陽子(81)、八千草薫(86)が出ている。男優は藤竜也(75)、ミッキー・カーチス(78)と、年寄りだらけである。  舞台はテレビ業界に貢献した人間だけが入居できる老人ホーム。私も何度か見てはいるが、テンポが遅く、俳優たちのセリフもスムースではないので、あまり熱心ではないが、平均視聴率は6・3%と、昼の時間帯では大健闘だと新潮が報じている。  だが、いつ何があるかわからないので、看護婦が撮影現場で待機し万全の体制を取っているという。それにセリフが多いと覚えられずにカンニングペーパーを用意したりする老優も多いようだ。  70代、80代の大スターたちが、“ああ、歳を取ったな”と視聴者に言われることを覚悟して、あえて自分をさらけ出す勇気には、確かに俳優魂を感じるが、これは日本の俳優たちがあまりそういうことをしないだけで、海外では大年の大スターが老醜をさらして、見るものに感動を与える映画やドラマは多い。  私の好きな映画に『カルテット! 人生のオペラハウス』(2013)というのがある。ダスティン・ホフマンの初監督作品で、引退した音楽家たちが暮らす老人ホームが舞台である。  これにはイギリスが誇る著名な老アーティストたちが多く出演して名曲を演奏している。役者が音楽家を演じるのでなく音楽家が音楽家を演じる。  ホフマンは、演技経験のない音楽家たちにこう言ったという。「演技は全くしないでいいから、今感じていることをそのまま撮りましょう」。「年をとるとはどういうことか、そのまま見せたかった」そうだ。  この『やすらぎの郷』の欠点は、大俳優たちが自意識を捨てきれていないところだと思う。それがなくなれば、ドラマとしてさらなる広がりが出てくると思うのだが。  さて、先週の月曜日の夜だったと思う。新潮編集部から電話がかってきた。若い女性で、文春が新潮の中吊りを火曜日の午後に不正に入手していた件について、コメントをもらいたいというのである。  3時から友人たちと蕎麦屋で一杯飲んで、6時過ぎにオフィスへ戻ってウトウトしていたこともあるが、彼女が「そんなことが許されるのでしょうか」と息せき切っている訳がよくわからず、校了日の夕方に中吊りを手に入れて、それから取材しても、ろくな記事はできない。それに、私が編集長のときは、ライバル誌の週刊ポストの情報を手に入れようと、あらゆる手を尽くして集めたものだ。週刊誌も一企業と同じだから、ライバルの情報を探るのは当然の「企業努力」ではないか。  そう答えたものだから、当然ながら、新潮の当該の記事に私のコメントは入っていない。  新潮は昨日(水曜日)の夕方、某週刊誌編集長から見せてもらった。「『文春砲』汚れた銃弾」というタイトルもすごいが、巻頭10ページ特集というのにも驚いた。  新潮側の怒りはよく見て取れる。新聞もテレビも、平素文春にしてやられているからか、大騒ぎしている。私はこの記事を2回読み直した。だが、識者といわれる大谷昭宏や佐藤優、中森明夫たちが、「ライバル誌の広告を抜く行為というのは、週刊誌という媒体にとって自殺行為」(大谷)などと非難しているのが、よくわからない。  その理由は後で触れるとして、新潮を見てみよう。新潮が、文春側に情報が洩れているのではないかとの「疑念」を抱いたのは14年9月11号。新潮は朝日新聞の「慰安婦誤報」をめぐって、朝日で連載していた池上彰が「朝日は謝罪すべきだ」と書いた原稿を掲載しないとしたことで、連載引き上げを決めたという記事を掲載し、中吊りにもかなり大きく打った。  この週の文春の中吊りは池上の件には触れていない。だが、新聞広告には「『池上彰』朝日連載中止へ『謝罪すべき』原稿を封殺」のタイトルがあり、「記事中の池上氏のコメントはわずか6行で、急遽差し挟まれたような不自然な印象を読む者に与えるのだ」(新潮)  その上、文春は校了日である火曜日の午後7時57分に「スクープ速報」としてこの記事をネット上にアップしたため、「それは週刊文春のスクープネタとしてまたたくまに拡散されたのだ」(同)。  池上も、新潮の取材に対して、文春から電話があったのは新潮の取材があった後で、校了日の午後5時半だったと話している。文春の新谷学編集長は最近、『「週刊文春」編集長の仕事術』(ダイヤモンド社)という本を出しているが(彼が書いたとは思えないほど読みどころのない本だが)、その中でも、 「池上彰さんのコラムを朝日新聞が掲載拒否した件では、同日発売の週刊新潮も同様の記事を掲載していることがわかったので、校了日である火曜日の夜に『スクープ速報』を配信した」  と書き、その結果、「週刊文春デジタル」の会員が爆発的に増えたとしている。  そのほかにも、文春に中吊りが流れている疑惑があると考えた新潮は、文春側に「不正を止めろ」と通告するのではなく、漏洩ルートを突き止めるための調査を続けた。  新潮が誇る調査力で、漏洩しているのは新聞広告ではなく中吊り広告。新潮の中吊り広告の画像データから、そのPDFファイルがコピーされたのは、週刊文春編集部にあるコピー機であることが判明した。  さらに、漏洩元はどこかを突き止めると、出版取次会社「トーハン」(東京)が、文春の人間に渡していることがわかり、文春の「雑誌営業部兼販売促進チーム」に属する30代の男性が、トーハンの人間から新潮の中吊り広告を受け取り、コンビニでそのコピーを取っているところを「激写」した。動かぬ証拠を手に入れた新潮が、大々的に文春の悪事を特集したというわけである。  新潮に直撃された新谷編集長は、いつもの歯切れの良さはなく、「入手しているかどうかの事実関係も含めて、情報収集活動については一切お答えしていないので」「うーん……。ま、だからさ……(苦笑)。あー。……難しい問題だよな、これな。確かにな……」と要領を得ない。  確かに、佐藤優の言うように「中吊りを見て誌面を作るのは、道徳的に大きな問題が」あるのは間違いない。  だが、先ほども触れたが、週刊誌といえども編集部員の数からして中規模企業ぐらいはある。梶山季之が書いた『黒の試走車』(光文社)ではないが、ライバルが何をやっているのか、どんな情報を持っているのかを探ることは雑誌の浮沈、そこで生活しているフリーの記者、筆者たちの生存に関わるのだから、あらゆる手を尽くして情報を取ることが一方的に悪いといえるのだろうか。  新聞も昔は、抜いた抜かれたで一喜一憂したものである。ここで私が編集長時代の経験を話してみよう。こんなことがあった。ライバルのポストに大物女優のヘアヌード写真集が独占でグラビアに載ることが校了日にわかった。ネタ元は某印刷会社の人間。こういう時のために、その人間とは酒を飲み、ゴルフをやり、親交を深めていた。  ポストも同じ印刷所だった。私は件の印刷所の人間に電話して、その写真集が手に入らないだろうかと頼んだ。何とかしましょうと言ってくれた。  数時間後、写真集が手に入った。だがその時間からグラビアに入れることはできない。写真集の版元との交渉もしなければならない。そこで考えた。活版の自社広告を2ページ落とし、見開きに写真集を開いて見ている(顔は出さない)人間を、後ろから撮った写真を大きく載せる。  キャプションには「○○女優のヘアヌード写真集が凄い話題!」。中吊り広告は間に合わないので、新聞広告を差し替えてもらって、左トップに「これが女優○○のヘアヌード写真集だ!」と特筆大書する。  当時、ライバルだが、ポストの編集長とは気が合ってよく飲んだ。私より少し下で人柄の素晴らしい温厚な人物だった。その週末も、夜、2人で飲んだ。  人の悪い私は、ポストの編集長に「あんたんとこ何かでっかいスクープでもあるんじゃないか?」。彼は「そんなのがあったらいいですけど、ないですよ」ととぼける。  翌週の月曜日、新聞広告を見た彼から怒りの電話がかかってくる。「元木さんひどいじゃないか」。私はこう答える。「怒るのはもっともだけど、こちらも普段から企業努力をしてきて、あんたんとこに大スクープが載るのを黙って見ているわけにはいかないんだよ」。  彼とはしばらく会わなくなるが、そのうちまた銀座の場末のバーで飲むことになる。彼は編集長を辞めて50歳の若さで亡くなってしまった。「ライバルは憎さも憎し懐かしき」である。  文春のやり方に違和感があるのは、自分のところのスクープでもないものを、速報として流してしまうことだろう。それはやってはいけない。  私が現役中に一番腹が立って喧嘩したのは新聞社だった。現代は月曜発売なのに、新聞広告を自分のところで作り、新聞社に渡すのは、記憶では水曜日か木曜日午前中だったと思う。  なぜ、新聞社に事前に情報提供しなくてはいけないのか。新聞社から各方面に情報が流れていることはわかっているのだ。それに、自社の悪口を書かれていないかを見るのは事前検閲にあたる。セックスがだめでSEXがいい根拠を示せ。  現代で、朝日新聞のある「疑惑」をトップでやったら、朝日新聞は何の通告もなしに月曜日の朝刊で、大きく誌面を使って反論記事を載せたことがあった。  芸能人がツーショットを撮られると、雑誌の発売前に会見を開いてしまうのも、新聞広告の情報が流れるからである。  新潮のいうように、フェアにやろうというのはその通りである。それに新潮は文春に部数でだいぶ差をつけられている。  だが、きれいごとだけでは情報戦争を生き抜いていけないことも事実である。新潮社はあまりデジタルに熱心ではないが、情報を取るだけではなく情報を流す方法も考えたほうがいいと思う。  文春が出版取次のトーハンから新潮の中吊りをもらっていた問題は、まだ尾を引きそうである。文春新谷編集長が「情報を不正、不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりした事実は一切ない」とし「他メディアの動向を把握するのは日常的なこと」だと反論している。  新潮側は当然ながら盗人猛々しいと批判している。また、どうして新潮は長年にわたり中吊りを渡していたトーハンの責任を問わないのかという声も多くある。  私は、お行儀はよくないが、他誌の動向を掴むのも取材活動の一環だと思う。文春も、乙武5人不倫や山口敬之の準強姦罪など、新潮の大スクープを載せていないのは、そこまでやってはまずいという判断があったのではないかと、私は思う。  ここは文春側は潔く新潮に詫びて、お互い、火曜日の午後に中吊りを交換することにしたらどうだろうか。それは無理か?  ポストに私のコメントが載っている。そこで、「新潮が怒るのもわからなくはないけど、ほかに追っかけるニュースがあるだろうと。ちなみに新潮に今回の件でコメントを求められたのでそう話したら、ボツになったけどね(笑)」。  次はフライデー。心をへし折っても折れそうにない老獣・ナベツネこと渡辺恒雄読売新聞主筆(90)のお話。  5月15日の「中曾根康弘元首相の98歳の誕生会」で、安倍首相が渡辺に歩み寄り、「『(国会で)読売新聞を熟読してください』って言ったら怒られちゃいました」というと、ドン渡辺が「そんなこと気にすんじゃねえよ」といったそうだ。  全国紙政治部記者によると、このところ安倍首相とは月一ペースで会っていて、安倍が5月3日に出した「憲法9条に第3項を加え、自衛隊を合憲にする」という発言も、ナベツネの意を汲んだものだといわれているそうだ。  仮にも新聞社のトップというのに、安倍とベッタリくっつき、世論をないがしろにして憲法改正をすすめるというのは、どういう神経をしているのか。  読売新聞には、こうした新聞を私物化している人間を批判する人間はいないのか。かつては正力松太郎、務台光男、そして渡辺。新聞を私物化するのは読売新聞の伝統だが、それにしてもひどい新聞だと、思わざるを得ない。  かくして「共謀罪」が、多くの反対を押し切って強行採決されたのである。  ところで文春で阿川佐和子のおばあちゃん(だって63歳だぜ)が、69歳の一般人のおじいちゃんと結婚したと「独占手記」を書いている。  まあ勝手にやりなさい、というしかない。  5月19日付の朝日新聞が、小池百合子・東京都知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」の野田数(かずさ)代表(43)が、公金を横領したとする新潮とアントニオ猪木参院議員に慰謝料などを求める民事訴訟を起こしたと報じていた。  このところ人気下降気味の小池都知事にとっては頭の痛いことであろう。新潮の記事はこうだ。13年に日本維新の会から参院選に立候補して当選した猪木だが、18年ぶりの国政復帰だから、秘書が見つからなかった。  そこへ維新の会の事務局から野田を推薦され政策秘書にした。野田は、小池が保守党時代に秘書を務め、その後市議、09年からは都議を務め、現在は小池の名代として「都フア」の代表を務め、小池からの信頼も厚いという。  なかなかできる男だと、最初、猪木は全幅の信頼をしていたそうだ。だがそのうち、野田が銀座などで派手に飲み歩いているというウワサが耳に入った。そこで内々に調べたら、クラブやキャバクラでかなりの金を使っていることが判明した。  そのほかにも、野田は「文書通信交通滞在費」は月50万円と説明していたのに、まったくの嘘で、実際は月100万円だった。それを猪木名義の別の口座を開設して、そこへ月末に支払われる分が振り込まれるようにしていたという。  そこで出納関係の業務をしていた女性秘書と野田に辞めてくれるよう伝えたそうだ。だが、解雇に納得せず、事務所にあった実印や預金通帳、現金をすべて持ち出し、パソコンのデータもすべて消去してしまったという。  猪木にいわせると横領された金額は4,000万円にも及ぶそうだが、すべてを裁判で立証するのは困難と判断して、1,120万円を横領したと記載して、警視庁に告訴状を出したという。  野田側は、そうした事実もないし、これまで一度も警察や検察から事情聴取はもちろん、連絡を受けたこともないと否定している。  猪木側の弁護士は、告訴状を出してから2年以上になるのに、警察は動かないという。 読む限りは、猪木のほうに理があるように思えるが、このところ都議選を控えて小池バッシングが激しい中で、ある種の「思惑」があっての告発のようにも思える。どちらにしても、裁判で白黒、決着をつけるべきである。  ポストは、件の野田が、5月15日、高級和食屋、座っただけで5万は取られる六本木のクラブ、ショーパブなどを次々飲み歩いている様子をレポートしている。  この豪遊資金はどこから拠出されているのだろうと、野田に質問状を送ると、代理人の弁護士から、野田のポケットマネーから払っているとの答えが返ってきたという。  だが、この御仁、何やら小池のアキレスけんになりそうな気がするが。  文春は、官邸、森元総理、ドン内田側の攻勢が激しい中、小池都知事のインタビューをやっている。そこで小池は、 「都知事選に立候補した昨年七月の状況にすごく似ています。束になって潰しにかかる流れですね。でも、都民セカンドだった人たちに言われたくない。待機児童問題はこれまでにないスピード感でやっています。女性の皆さんはかなり評価をしてくれています」  と、いじめられる小池VS都民をないがしろにする悪党どもという構図を作りたいようだが、今度はそううまくいくか。  文春で連載している元小泉の秘書・飯島勲が都議選を予測している。自民党は50語席を超える。「都ファ」はマックスで47から48議席。公明は13議席で、民進党はゼロか1議席と読んでいる。そうなれば蓮舫は辞任か。次もいないがね。 【巻末付録】  今週は見るべきものはそうない。ポストの「進化するラブドール もはや人間を超えた」というのがいい。こんな人形を抱いてみたいと思わせるほどかわいい。  現代は袋とじで「石田えり」。御年56歳。私が「フライデー」編集長のときに彼女のヘアヌード写真集を作ってバカ売れした。  それから23年ぶり。もちろんヘアヌードはないが、相当鍛えたのであろう、身体に衰えはない。見事だ。  今週は現代の勝ちだな。 (文=元木昌彦)