今週の注目記事・第1位 「<世田谷の億ション> 黒田日銀総裁はなぜいま家を買ったのか」「マイナス金利静かな取り付け騒ぎ」(「週刊現代」3/12号) 第2位 「今井絵理子[SPEED]の『婚約者[A氏]』が風俗店で働かせた17歳[当時]少女の独占証言」(「週刊ポスト」3/11号) 第3位 「『トランプ大統領』誕生で日本は危機か? 安泰か?」(「週刊新潮」3/3号) 第4位 「桂文枝の愛人が涙の告白『不倫キスと誓約書』」(「フライデー」3/11号) 第5位 「巨人軍の黒い霧 野球賭博 元エース候補 笠原将生(25)の告白」(「週刊文春」3/3号) 第6位 「『親にはなりたくない』山口智子に唐沢寿明“内助の功”」(「週刊文春」3/3号) 第7位 「膳場貴子さんが本誌に宣言『夫は1年間育休を取りました』」(「週刊文春」3/3号) 第8位 「警察が知らない『さらにもう一つ』の殺人事件」(「週刊新潮」3/3号) 第9位 「<米国で論文発表>『がん検診は意味がない』の衝撃」(「週刊文春」3/3号) 第10位 「ゲス川谷と決別!『ベッキー』の告解」(「週刊新潮」3/3号) 【巻末付録】現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ! まず第10位から。新潮の今週の巻頭は、「ゲスの極み乙女。」川谷絵音との“不倫騒動”でレギュラー番組もCMもなくなってしまったベッキーの、その後のお話。 新潮によれば1月25日、ベッキーのマネジャーによって川谷の「事情聴取」が行われたという。そこで川谷は「妻とはほぼ終わっている」「離婚へ向けて動き出だしている」とベッキーに言っていたといい、ベッキーはベッキーで恋愛経験の乏しさから、それをうのみにし、男を信じてしまったということのようだ。 ベッキーが所属するサンミュージックプロダクションは以前、酒井法子が覚せい剤で逮捕された際、多額のCM違約金などをベッキーの稼ぎで乗り越えたものの、今度はベッキーに代わるタレントがいないため、存亡の危機にあるという。ベッキーは1月12日を機に川谷とは絶縁したというが、高い代償を支払わなければならないようである。 第9位は文春。米国の研究グループが今年1月6日に発表した論文が、検診業界に大きな一石を投じることになったという記事。 「がん検診によって、命が助かる証拠はない」というばかりか、検診によって不利益を被る可能性も少なくないと、著者らは主張しているというのである。 筆頭著者は血液腫瘍医で、公衆衛生・予防の専門家でもある米国オレゴン健康科学大学准教授のヴィナイ・プラサッド医師。権威ある医学誌のひとつ「BMJ(英国医師会雑誌)」に掲載されたそうだ。 文春によれば、この論文の主要な論点はこうだ。 「これまで欧米では、各がん検診の効果を検証する臨床試験がいくつも実施されてきた。それらのデータをがんの種類ごとに統合して解析した研究(システマティックレビュー)を調べたところ、十のうち三つの研究で、検診の対象となったがんの死亡が減っていることが確かめられた。ところが、あらゆる要因によるすべての死亡(総死亡率)が減ったことを示した研究は一つもなかった。つまり、がん検診を受ければ、そのがんで死ぬことは防げるかもしれないが、結果として検診を受けない場合に比べて長生きできる保証はないということだ」 まず挙げられるのが、「擬陽性」に伴う不利益だという。これは、結果としてがんでないものを「異状あり」と診断してしまうことを指すそうだ。 たとえば、PSA(前立腺特異抗原)という血液検査が行われる場合、がんかどうかを確かめるために、股間や直腸内から何本も針を刺して組織を取り、前立腺の細胞を調べる「生検」が行われるが、論文によると、この検査方法によって深刻なダメージを受けて入院したり、死亡したりするケースがあるという。また、がんかもしれないというストレスで鬱状態になる人や心臓発作、自殺をする人もいるそうである。 そして、より大きな不利益になり得るのが「過剰診断」に伴う害だという。これは、治療する必要のないものを病気と診断して、治療してしまうことを指す。 「がんを放置したら、すべてが命取りになると思っている人が大半だろう。だが、がんのすべてがどんどん大きくなったり転移したりして、命を奪うわけではない。ゆっくり大きくなるものや、そのままの状態で、おとなしくしているもの、あるいはいつの間にか消えてしまうものもある」(文春) 特に前立腺がんや乳がんでは、この擬陽性や過剰診断が想像する以上に多いことが近年指摘されるようになったという。 米国では、これまでに検診で乳がんと診断されたうち、3分の1が過剰診断だったと指摘する衝撃的な論文が12年に報告されているそうである。 こうした害によって寿命が縮む人がいるために、検診の対象となるがんの死亡率が下がったとしても、その効果が打ち消されて総死亡率が下がらないということは起こりうるのだという。 新潟大学名誉教授の岡田正彦医師は、この論文の著者らの主張は100%正しいという。 「しかし、がん検診は巨大なビジネスなので、日本だけでなく世界中の学会が医療産業のマイナスになる主張を無視してきました。その中で、BMJのような権威ある雑誌がこの論文を載せたことは画期的です」 当然、これに反対する声もある。国立がん研究センター社会と健康研究センター健診研究部の斎藤博部長は、こう語る。 「すべてのがん検診について言える根拠はまだありません。大腸がんでは、過剰診断も指摘されていません」 だが、乳がんに関してはこういう。 「乳がん検診には、20~30%前後の死亡率を減らす効果があるとされてきた。しかしそれは、1,000人のうち死亡数が3人から2人に減ったという数字に基づいて計算されていたわけだ。見方を変えれば、検診で乳がんを防げるのは1,000人のうち1人で、999人(99・9%)は検診を受けなくても十年後の運命は同じということだ」(文春) 国は2007年に施行されたがん対策基本法に基づき、がん検診の受診率50%を目標に掲げてきた。だが、命を救う証拠がない上に受診者が増えるほど検診の害を受ける人が増えるのに、やみくもに検診率を上げる政策が正しいといえるのだろうかと、文春は疑問を呈している。 プラサッド医師らも論文で「検診を受けないことは、多くの人にとって合理的で賢明な選択かもしれない」としている。 早期発見こそがんで生き延びられる唯一の方法だと、日本人はすり込まれすぎたのかもしれない。ここでもう一度、がん検診について考え直すことが必要であろう。 新潮が先週から始めた「死刑囚の手記」で、“永田町の黒幕”といわれた齋藤衛氏殺しについて、やっと警視庁が動きだし、死体遺棄役の事情聴取を慌てて始めたと報じている。これが第8位。 そしてもうひとつの殺しは、暴力団系の街金からカネを借り、そのトラブルが元で1996年に突然失踪してしまった、当時60歳の不動産業者だという。 この件も当時、不動産業者の妻が通報し、警察が動きはしたが、1年後に資料を返してきてそのままになっているという。果たして死体を埋めたという男の証言通り、その場所から遺体は発掘されるのか。次号に続く。 ところで、週刊新潮が創刊60周年を迎えた。2月22日には「別冊週刊新潮 60周年創刊号復活」を発売した。「60年史」によれば、創刊は1956年2月6日。B5判、本文64ページ、グラビア16頁、誌価30円で表紙絵は谷内六郎。30万部程度の発行部数ではなかったか。だが、その年の11月12日号は早くも発行部数50万部を超えたと記している。 ここにも書いてあるように「新聞社系でなくては出せないといわれた週刊誌の創刊に挑戦し、販売、広告、取材の課題を克服。ユニークな編集方針と、文芸出版社の伝統を生かした連載小説」を武器に週刊誌市場へと切り込んだのである。 当時は、新聞社系の週刊朝日とサンデー毎日が100万部といわれ、週刊誌は情報力、取材力のある新聞社でなければ無理だといわれていた。出版社の出す週刊誌では編集部員はせいぜい20~30人程度、しかも取材経験もほとんどない。アンカーマンといわれる記事のまとめは作家崩れに頼むとしても、情報収集は、取材の方法はと難題が山積していた。 創刊時ではなかったが、少し後に新潮編集部にいた年上の友人からこんな話を聞いたことがある。「大阪や名古屋などに取材に行くときは、1等車に乗れ」と先輩から言い渡されたそうだ。当時は、まだ3等車があった時代である。なぜ1等車か? 1等車は、今のグリーン車というよりも飛行機のファーストクラスといったほうがいいだろう。そこには、各界の名士や一流企業の社長たちが乗っている。目的地に着くまでにそこで新潮の名刺を切り、知り合いを何人か作れというのである。それが編集部の財産になる。だから新潮編集部の人間の多くは、定年までほかの編集部に異動しない者が多い。 しかし、新聞社系と闘うには、小説と人脈作りだけでは武器が足りない。そこで、新潮や3年後に創刊された週刊現代や週刊文春などが模索した結果、新聞社系には絶対出来ない「武器」を発見したのである。 それが「メディア批判とスキャンダル」である。当時メディアといえば、大新聞のこと。今もそうだが、当時は新聞が他紙を批判することなどほとんどなかった。だが、出版社系なら遠慮なくできる。それに、お高くとまっている新聞社系は、スキャンダルなどには関心もなかっただろう。だが、出版社系には「他人の不幸は蜜の味」である。 メディア批判とスキャンダルを選択し、少ない人数と取材をそこに集中したことによって、出版社系週刊誌は飛躍的に伸びたのである。 以来60年。昔のような大部数は望めず、取材費や原稿料を削られ、事件取材をやらない週刊誌も多くなってきている。ノンフィクション・ライターが腕を振るう場も少なくなり、取材力やそのジャンルを扱える編集者の劣化がいわれて久しい。 こういうときこそ、創刊時の「選択と集中」を思い出すべきである。少ない人材と取材費をどのターゲットに向けるのかを真剣に議論して体勢を立て直さない限り、週刊誌は生き残れない。新潮60周年にあたって、週刊誌に携わる全員に考えてほしいものである。 7位から6位で、女性と育児について考えてみたい。 まずは、報道番組『NEWS23』(TBS系)でメーンキャスターを務める膳場貴子アナウンサー(40)の育児の話。 文春によれば、彼女は高齢出産にもかかわらず、11月末に出産してわずか2カ月で復帰したが、それを可能にしたのは、広告代理店に勤務する膳場の夫が1年間の育児休暇を取ったことだったという。 「夫は子供好きだったこともあり、育児休暇には最初から前向きではありました。私が出産しても、仕事を続けられる環境を整えようとしてくれてもいたんだと思います。とはいえ話し合いの過程では夫のキャリアにブランクができることの申し訳なさや、夫のその後の仕事への影響が心配になり、私も揺れました」(膳場氏) 彼女のキャスター復帰に合わせて、すでに2月初旬から夫は休みに入っているという。彼の会社では、先輩や同僚、後輩の多くが育児休暇を応援してくれているというから、恵まれたケースだろう。宮崎謙介議員のように、浮気なんかしないようにね。 次も文春で、2月発売のファッション誌「FRAU」(講談社)のロング・インタビューで、女優の山口智子(51)が語った言葉が大きな話題になっているという記事。 「私は特殊な育ち方をしているので、血の結びつきを全く信用していない。私はずっと、『親』というものになりたくないと思って育ちました。私は、『子供のいる人生』とは違う人生を歩みたいなと」 文春で、女性誌記者がこう語る。 「彼女は栃木の老舗旅館の家に生まれましたが、両親が幼い頃に離婚。その後は旅館を切り盛りする父方の祖母が母親代わりとなりました。家業のため、夕食はいつも一人で食べていたそうです」 子どもを持った女と、子どもを持たない選択をした女。どちらがいいというわけではない。生き方の問題である。ここで少し角度は違うが、こうした問題は企業の中でも大きなトラブルになっていると先週の現代が特集を組んでいるので、紹介しておこう。 題して「『産まない女子』と『産んだ女子』が職場で大ゲンカ」。 現代によれば「イクメンの是非論以前に、『子供を産まない女子』と『子供を産んだ女子』による『女同士の対立』が繰り広げられているのだ。これは総合職、一般職、技術職にかかわらず、女性の活躍を推進する各企業にとって深刻な問題になっている」というのである。 最近話題になった「資生堂ショック」というのがある。 「資生堂は長く、『女性に優しい会社』として評価されてきた。実際、ビューティーコンサルタント(BC)と呼ばれる化粧品の販売員は、通算5年の休職を認められたり、育児中は午後5時までの時短勤務を長期間認められたりと、様々な子育ての支援を受けてきた。ところが14年、時短勤務をしているBCに対して、今後は会社と面談をしたうえで、遅番や土日のシフトにも積極敵に入るように制度を変更したのである」(同) 育児休暇や子育て支援制度を利用する社員が増えることで、残る社員たちにしわ寄せが来る事態は、一般に「逆マタハラ」といわれるそうだ。 「本来ならこれは会社側が人の増員やノルマを減らすことなどで対処すべき問題だが、現実は企業にそこまでの余裕も体力もない。結果、『産まない女子』のやり場のない憤懣が、子宝を得て幸せオーラを全開させているように映る『産んだ女子』に向けられ、陰悪な雰囲気になっている職場は少なくないという」(同) その典型的な意見が、小売の企業で経理を担当する古田美咲さん(34歳・独身・仮名)の以下のようなものだろう。 「時短勤務の人が増えると、私が計算しなければいけない伝票の量が1.5倍に増えるんです。決算前の夕方、こっちが忙しく電卓を叩いている時に、子育て中の同僚が『お先に失礼します』とちゃっかり帰っていると、『なんで私が、結婚も出産もして家庭でも幸せを手に入れた人の尻拭いをしなくちゃいけないの? 私、あなたの召使いとか母親じゃないんだよ』と怒りが湧き上がってくる。私がデートしたくても帰れないけど、彼女の子育ては許される。両方、プライベートなのにおかしいです。これで私の婚期が遅れて子供が持てなかったら、あの人が責任取ってくれるんですか」 また、子どもを持っている女性側にも言い分がある。病院の事務員として働く深田めぐみさん(29歳・仮名)は現在、時短勤務を利用している。 「子育てをしていない女性には分からないと思いますが、こっちもすごく申し訳ない気持ちで働いているんです。子供が熱を出して迎えに行かなくちゃいけない時、女性の上司に嫌味を言われることもありましたが、何も言い返せませんでした。(中略)でも、今後の教育費を考えれば働かざるを得ないんです。老後破産とかよく聞くし、旦那の収入じゃ、専業主婦ってわけにもいきません」 女子同士の対立が生まれるさらなる要因として、私たちの時代は育休や時短などなかったという「世代間のギャップ」という超えられない溝もある。育休や時短勤務の出来る企業はまだまだ少ないのだろうが、増えていけば、ますます深刻な問題になっていくであろう。 さて、スクープを発信し続ける文春だが、今週の巻頭は野球賭博で球界を追われた元巨人軍の笠原将生投手(25)の告白である。これまでのスクープと比べるとちと小粒な気がするが、大スクープがないときにどう“スクープらしく見せるか”も、編集長の腕の見せどころである。 巨人に5位指名され、7年間在籍して7勝を挙げた。この告白の中での読みどころは、以下であろう。 「賭けるにあたって、巨人の試合には賭けないと決めていました。(中略)金額は、一回につき1万円から10万円程度です。今考えれば、野球賭博がダメだという意識もあんまりなかったなと思います。現役時代、球団からは暴力団と交際してはいけないという指導は受けましたが、野球賭博について何か指導を受けた記憶はないんです」 この程度の認識しか、野球人にはないのであろうか。暴力団と直に付き合わなければ、覚せい剤はどうってことない。逮捕された清原和博も、そんな考えだったのだろう。そんな浅薄な人間が、暴力団のオイシイ資金源になるのだ。25歳の若さで社会に放り出された笠原がたどるこれからの長い人生を思うと、ため息をつかざるを得ない。 閑話休題。米映画界の祭典である第88回アカデミー賞の作品賞が決まった。新聞記者たちがカトリック教会のSEXスキャンダルをスクープする実話を描いた『スポットライト 世紀のスクープ』である。 これ以外にも、リーマンショックが起きる前に経済破綻の危機を予見し、ウォール街を出し抜いた4人の男たちの実話を描いた『マネー・ショート 華麗なる大逆転』がノミネートされた。 アメリカ映画はまだ時代を見通す洞察力を持っていると、アカデミー賞の中継を見ながら思った。ひるがえって、日本映画の退廃ぶりはどうだろう。映画人は、今の日本の惨状を映画で訴え、変えていくという努力を放棄しているのではないか。 テーマはいくらでも転がっているのに、観客に媚びるテーマばかりを追いかけるのはやめたらどうか。まだまだアメリカ映画に学ぶところはある。 主演男優賞は、5度目のノミネートでようやくレオナルド・ディカプリオが『レヴェナント 蘇(よみが)えりし者』で受賞した。 先日、クエンティン・タランティーノの西部劇『ヘイトフル・エイト』を見たが、3時間近くを飽きさせない、力の入った娯楽作品だった。映画って面白い。 第4位。フライデーが「桂文枝の愛人の告白」第2弾をやっている。東京ではさほど関心を持たれていないが、関西では文枝が桂米朝に続いて「人間国宝」というウワサもあるからだろう、大きな騒ぎになっているようだ。 文枝は記者会見で報道陣に「彼女とは、2年前に東京の落語会に来ていただいたときにお会いしたのが最後。それ以前も、10年から12年ほど会ってない」「娘のような感じで応援していた」と不倫関係はない、潔白だと主張した。 それにのって、スポーツ紙やワイドショーは連日、紫艶をこう責めた。 「とっくに別れていたのに、カネに困って昔の話を売ったのでは?」 「師匠に捨てられそうになって、精神的に追い詰められて暴露したのでは?」 「売名?」 だが、文枝の釈明は逆効果だったようだ。彼女はフライデーに「誤解を解くため、真実をお話しいたします。そして私は芸能界を引退します」と、決意を固めて反撃に出たのである。ここには、河村静也という文枝の本名で書かれた「誓約書」が載っている。 「中江様(紫艶の本名=筆者注)以外 他の女性とお付き合い致しません 遊びもなし 電話もなし」 ホテルニューオータニの便箋を使っている。 その上、2人が2月16日の午前中まで、ラブラブでLINEのやりとりをしていたと、そのまま掲載されているのだ。フライデーならずとも「芸能リポーターはいったい何を取材しているのか?」と言いたくなる。 彼女の足首には「34(さんし)」というタトゥーがあるそうだ。彼女はこう結んでいる。 「師匠と出会えたことが、私の人生の宝物」 71年から続く番組『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)を『不倫さんいらっしゃい!』に替えたらどうか? それにしても、72というのに「死ぬまでSEX」を実践しているようで、達者なことですな。 ここで講談社の決算が出たので紹介してみたい。講談社の期末は11月。売上高は1,168億1,500万円で、前年比98.1%。 雑誌が167億2,000万円で前年比94.2%。コミックが510億5,400万円で前年比92.2%。書籍が175億6,700万円で前年比82.3%。広告収入は48億2,900万円で前年比86.4%。税引き前当期利益が34億6,200万円で前年比は89.4%、当期純利益が14億5,400万円で前年比52.8%である。 失礼だが、なんとか利益を出したというところのようだ。不動産収入の31億5,100万円がなかったら、大変だったろう。 心配なのは、売上の柱であるコミックに陰りがみえることと、文庫が売れなくなっていることだ。出版界は、まだまだ苦しい時期が続いている。中でも、栗田出版販売、太洋社と、取次の倒産などが相次いでいる。その影響で大手チェーン書店でも店を閉めるところが多くなっている。 これからは、出版社の倒産もあるだろう。デジタル分野が伸びてきてはいるが、まだ売上に占める割合は少ない。どこまで続くどろぬまぞ。 新潮の「トランプ大統領誕生で日本は危機か? 安泰か?」が第3位。 結論からいえば、危機である。それも相当なものになると、新潮は言っている。何しろ、以前からこう言ってはばからないのだから。 「日本が攻撃されると、アメリカは助けに行かなければならない。だが、われわれが攻撃を受けても日本は助ける必要がない。日米安全保障条約は不公平だ」 「日本人はやたらにペコペコして、われわれをおだてて、最後にこっちの財布を空っぽにしている。彼らがニヤニヤと嘲笑っているあいだにアメリカの貿易収支は何千億ドルもの赤字になっている」 トランプ氏が目の敵にしているのがTPPである。「アメリカを犠牲にして、日本が大きな利益を得る協定」と言っている。 つまり在米ジャーナリストの古森義久氏が言うように、 「日本の防衛費を増額せよ、米軍基地に対する思いやり予算を増やせ、といった主張を繰り返すでしょう。つまり、“今の状況はギブアンドテイクではなく、ギブアンドギブだ。日本は見返りを出せ”ということです」。 泡沫候補と思われていたトランプ氏の勢いは弱まるどころか強まり、ひょっとすると、という気運が高まってきたようだ。レーガン以上に「強いアメリカの復活」を旗印に掲げるトランプ氏が当選すれば、中東だけではなく中国にも強硬姿勢をみせるかもしれない。となれば、南シナ海で戦火を交えるということも絵空事ではなくなる。「トランプ・安倍・金正恩」は「レーガン・中曽根・全斗煥」よりも何倍も危ないのは間違いない。私は、なんとしても民主党に勝ってもらいたいと思っているのだが。 自民党参院選の“目玉”として立候補を表明した今井絵理子氏 (32)の彼氏に悪いウワサがあると、先週各誌が報じたが、今週もポストが続報している。 今井氏の婚約者A氏が、風俗店で働かせていた当時17歳だった少女が、独占証言したというのである。 その前に、昨年3月にA氏と共に逮捕された風俗店の共同経営者X氏の証言。以前から風俗関係で働いていたX氏は、A氏と10年ほど前に知り合ったという。 「もともとAは闇金をしていたから、お互い“夜の街の人間同士”として出会いました。2013年にAから『闇金で稼いだカネがあるから風俗の仕事を始めてみたい』と言われ、ノウハウを提供して松山の歓楽街で『ヌキ屋』というピンサロのような店をやることにした。そもそも風俗店を営業してはいけないエリアで始めたので、初めから違法風俗です。店は名前もなく、客はもっぱらキャッチ(呼び込み)で集めて、料金は30分で1万円。ぶっちゃけ、本番をやらせていました。今井さんが『キャバクラだと聞いている』と言っているようですが、全く意味不明。今井さんも知らないわけがありません」 X氏は、今井氏にも会ったことがあるという。 「『会わせてよ』と言ったら、一昨年の夏頃に本当に会わせてくれたんです。今井さんは、夜の世界への知識は全然なかったけど、好奇心が強くて僕らの仕事の話を面白そうに聞いていました。それで彼女は『現場も見てみたい』と思ったらしく、一度その風俗店に来たこともありました。その時はさすがに怖そうにしていて、全然面白そうではなかったですが」 次の証言者は、西野カナ似のYさん(18)。彼女は、事件当時の報道で「17歳の無職少女」とされた女性。彼女が店で働き始めたのは、ほかならぬA氏のあっせんだったという。 「私は家出して沖縄に来て彼氏と暮らしていたんですが、その彼氏がAさんからおカネを借りていて返せなくなったんです。10日で1割の利息みたいな典型的な闇金でした。それで借金を返すために、Aさんから『うちの店で働け』と言われて働き出しました。出勤は夜の9時ごろから明け方までで、コンドームありで本番していました。(中略)ほとんど未成年で、私と同じようにAさんの闇金関係で働かされている子たちでした」 彼女は「Aさんは店の子たちに『SPEEDの今井と付き合っている』と自慢していました」と語るが、彼女はSPEEDを知らなかった。 「『子供や母親が明るい希望持てる社会づくりをしたい』という今井氏の政治理念と、未成年の少女を風俗で働かせていた男性を庇う姿勢とは、あまりにもかけ離れて見える」とポストは批判している。 さらに「党幹部たちはこの一件を『彼を更生させようとしている美しい話だ』と美談にすり替え、3月13日の党大会では今井氏に『君が代』を斉唱させるとぶち上げたのだ。果たして彼女の歌う『君が代』の歌声は、有権者の心にどう響くのだろう」と疑問を呈している。これだけの彼氏の“前科”が暴かれてしまった今井氏にとって、厳しい選挙戦になることは間違いない。彼女はどうするのだろうか? 今週の第1位は現代の記事だが、他誌に大きなスクープがなかったために押し出された格好の1位である。 現代によれば、絶対安全なはずのゆうちょ銀行が危ない、マイナス金利で静かな取り付け騒ぎが起きているというのである。 ゆうちょ銀行は昨年11月に鳴り物入りで上場を果たした日本郵政グループの金融部門だが、その収益の柱は国債の運用である。だが、日本郵政グループ関係者がこう語る。 「ゆうちょ銀行の運用資金は約200兆円ですが、そのうち4割を国債で運用しています。ところが、マイナス金利の影響で、もともと低かった利回りがさらに下がり始めている。そこでゆうちょは株式や不動産ファンドなどを運用することで収益を上げられる態勢を作ろうと試みています」 だが、これが危ないというのである。嘉悦大学ビジネス創造学部教授の小野展克氏がこう語る。 「運用経験に長けている他行の担当者からは『ゆうちょは、あんな態勢で始めて大丈夫なのか』と心配する声が上がっています。優秀なファンドマネジャーでも、一人で運用できる規模は500億円程度が限界。ゆうちょ銀行は今後数十兆円もの規模を運用するわけですから、かなり大規模かつ実力の伴う運用部隊を配備する必要があります。ゴールドマン・サックスなど外資系投資銀行から人材を引き抜いていますが、いまはまだ『素人』が大半です」 そうだとすれば、怖い話である。 「絶対安心だと信じていたゆうちょ銀行が、運用で数兆円規模の損失を出したということがニュースになれば、一般の預金者たちに与えるショックは計り知れない。パニックに近い取り付け騒ぎが起こるでしょう」(経済紙金融担当記者) だが、マイナス金利の開始以来、にぎわっているところもあるという。金融機関による住宅ローンの金利引き下げ競争がヒートアップして1%を下回る超低金利が続々と登場しているそうだ。 そこであきらめていた夢のマイホームが視野に入り、モデルルームや住宅展示場に足を向ける人が急増しているというのである。 そんな中、黒田日銀総裁が自腹を切って、自らマイホーム購入という大きな買い物をしてみせたそうだ。 新居は世田谷区の人気住宅エリアで駅に近い上、公園の緑が豊かに広がる好立地に立つしゃれた高級低層マンションだという。 そのマンションを、中古で購入した。新築時には1億円を超えた部屋で、値段が落ちる物件ではないので、中古でも1億円近くの値がついてもおかしくはないそうだ。 現代が不動産登記謄本を見てみると、ローンの記載はない。黒田総裁は借金をせず、手持ちの金だけでこの「億ション」を購入したことになる。 以前、黒田総裁が日銀総裁就任からずっと住んでいたのはUR(都市再生機構)の賃貸住宅で、家賃は20万以上するが、相場よりは割安だったそうである。 だが、現代に言わせると、黒田総裁は新居のために1億円近いキャッシュを使ったから預金は目減りしており、老後を考えたら1円でも多くの資金的余裕を確保したいはずだ。 「つまり、景気を上向かせるためにも、自分の老後を考えても、黒田総裁がマイナス金利政策をどんどんエスカレートさせていくことだけは間違いない。18年の総裁任期満了までの少なくともあと2年、日本ではマイナス金利という異常事態が続くということを覚悟しなければいけない」(日銀ウオッチャー) だが、黒田総裁も安倍首相も頼りにするアメリカ経済に赤信号が点っているのである。週刊エコノミスト(3/8号)は「アメリカ大失速」という特集を組んでいるが、その中でニューヨーク在住のエコノミストがこう警告している。 「原油価格が反転せず、各国が財政も打てない中で、米国が誤った判断で利上げを行ったり、想定外リスクが起きれば、株式などリスク資産の売りが進んで、気づいたら“恐慌状態”に入っていたというシナリオもありうる」 そうなれば世界経済に危機的状況を生むことになる。そうならないことを願うが、前途は多難であることは間違いないようだ。 【巻末付録】 グラビアから。ポストは相変わらず「きれいな渡辺さん」「マナミという名の実」「艶色美熟女図鑑 東凜さん29歳」。写真はいいが目新しさはない。 現代は「幻のアイドル 栗田ひろみ」。彼女は23歳で突然引退したそうだ。「元地方局美女アナ・塩地美澄」「高層ホテルの女」。袋とじが「人気No.1セクシー女優・上原亜衣監修 愛のあるフェラチオ講座」。これって、大昔の婦人雑誌についていた袋とじ付録を思い出させてくれる。懐かしいね。中身は十年一日だけどね。 記事にいこう。ポストは「富島健夫文学は性愛小説の最高峰だ!」とやってきた。 富島氏(1931~98年)は早稲田大学3年時に書いた『喪家の狗』が芥川賞の候補になり、卒業後に河出書房に勤務しながら『黒い河』でデビューした。57年に同社が倒産したのを機に専業作家の道を歩み、『雪の記憶』『恋と少年』などの青春小説を次々と発表した。 やがて川上宗薫、宇野鴻一郎とともにポルノ御三家と呼ばれるほどの売れっ子になっていく。面白いといっては失礼だが、3人とも純文学出である。純文学ではメシが食っていけないと始めた官能小説でバカ売れしたのは、喜ぶべきことなのか。 富島氏の「プレイボーイと女性たちが生み出す芸術的性愛『初夜の海』」「映画・ドラマ化され過激な性描写が議論を呼んだ『おさな妻』」「美しき女性たちとの性遍歴を描いた自伝的小説『女人追憶』」などを紹介している。やはりなかなかの名文である。一読の価値ありだ。 現代のほうは、毎度おなじみの「もう一度セックスしませんか」というタイトルで「生きててよかった あの女性器が忘れられない」「認知症防止にも役立つ 60歳から『脳が歓ぶセックス』を楽しむ」「写真集カメラマン、映画スタッフらが明かす 岡江久美子、田中好子、池波志乃、名取裕子、かたせ梨乃、十朱幸代ほか 私が見たあの有名女優の『裸身』と〇×△」。第二部は「『まだ勃つ人』『だんだん勃たなくなってきた人』『しばらく勃ってない人』タイプ別仁王立ちを取り戻す作戦を教えます」。お暇な方は読んでみてください。今週も先週に続いて、引き分け~! (文=元木昌彦)「週刊現代」(3/12日号、講談社)
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何を選び、どこに集中させていくか――「週刊新潮」60周年の功績と、週刊誌の未来
今週の注目記事・第1位 「自民党目玉候補 今井絵理子 同棲相手は『女子中学生をフーゾク店』で逮捕されていた」(「週刊ポスト」3/4号) 第2位 「清原和博と逮捕前まで一緒 ハーフ美女(22)父が仰天告白」(「週刊文春」2/25号) 第3位 「桂文枝<三枝改メ>との『20年不倫』を美人歌手が激白!」(「フライデー」3/4号) 第4位 「永田町の黒幕を埋めた『死刑囚』の告白<第1回>」(「週刊新潮」2/25号) 第5位 「元少年Aを直撃!『命がけで来てんだろ? お前、顔覚えたぞ!』」(「週刊文春」2/25号) 第6位 「マイナス金利『預金封鎖』に備えよ」(「週刊現代」3/5号) 第7位 「元ミス・インターナショナルを支援した安倍昭恵[首相夫人]の責任」(「週刊ポスト」3/4号) 第8位 「血縁者が困惑する『高倉健』相続人養女の排斥主義」(「週刊新潮」2/25号) 第9位 「『ゲス不倫』辞職議員<宮崎謙介(35)>に『二重婚約』疑惑」(「週刊文春」2/25号) 第10位 「『不倫調査探偵との不倫』を本人に暴露された行列弁護士丸山参院議員」(「週刊ポスト」3/4号) 「佐藤ゆかり[衆院議員]と自民幹部の泥仕合」(同) 第11位 「『全身がんだらけ』の樹木希林はそれでもなぜ元気なのか?」(「週刊ポスト」3/4号) 【巻末付録】現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ! 今週はポストが元気だ。現代と違ってヘアヌードグラビアに力を入れず、その分を情報収集や取材に費やし、「選択と集中」したためではないかと、私は思っている。 スクープは文春という、文春一人勝ち状態を脱して生き残るためには、少ない取材費の中から週刊誌の原点である、何を選び、どこに集中させていくかがこれからもっと大事になってくるはずだ。 まずは樹木希林が全身がんなのに、元気でいる理由に迫ったポストの記事。樹木は、2004年夏に乳がんが発覚し、05年1月に右乳房全摘出手術を受けたが、07年に再発。放射線治療を受けたものの、09年には副腎や脊髄にも転移が見つかっている。 樹木が07年から治療を受けてきたのは、鹿児島にあるUMSオンコロジークリニックというところだという。 「四次元ピンポイント照射の機械は全国に数台ありますが、同クリニックでは院長の植松稔氏が開発した独自の機械を使っています。患者をベッドに固定したままベッドをスライドさせて放射線を照射するもので、呼吸などによる“ズレ”がないため、狙ったがん細胞に強力な放射線を当てられる」(医療ジャーナリストの田辺功氏) ただし健康保険が効かない自由診療のため、治療費は200~300万円ほどかかるという。 クリニックのホームページで、植松院長は次のように書いているそうだ。 「一つだけ確かなことがあります。それは、進行がんや、転移がんを確実に治す方法などこの世にはどこにもないのに、現実には治る人と治らない人にはっきりと分かれるということです。そして治った人、病気を克服した人は、ほぼ全員が無理ない形で医療の力を利用しながらも、最終的には自分の力で病気を克服しているということです。(中略)自分の身体の力でがん細胞と闘う免疫細胞にしっかりとスイッチが入ったということを示しています」 病は気からというのは、がんにでもいえるということのようだ。それと、ストレスをためないことだろうが、実際がんにかかると平常心ではいられないと思うのだが。樹木とて、眠れない日はあるのだろう。 自民党議員たちの暴言・放言が止まらない。極めつきは、自民党の丸山和也参院議員の「オバマ米大統領は黒人の血を引く奴隷出身」発言である。こんな人間が議員バッジを付けているかと思うと、情けない。即刻、議員バッジを外すべきである。こんな非常識なヤカラの首を取れないなら、野党の存在理由などない。 その丸山氏の「不倫」を、ポストが暴露している。女性との親密交際メールが流出しているという。 その相手とは、丸山氏がかつて顧問弁護士を務めていた企業の女性関係者だそうだ。それも、その企業は夫婦の不倫に関する調査を行う探偵事務所だというから、なんとも因果なものだとポストは嘆息する。 妻子ある丸山氏と、不倫調査探偵事務所の女性との不倫疑惑とは笑える。ポストの直撃に、くだんの女性はこう話している。 「年齢が年齢だからそういう関係にはならないと思っていましたが、好意は持っていたので拒みませんでした。『こんなことするんだ~?』と聞いたら、『するよ』と言っていました。行為には及んだんですが、女性を求める気持ちがあっても最後までは至らないようです」 彼女は「カズさんを傷つけるのは本意ではない」と言っているが、暴言問題に不倫では絶体絶命であろう。 ポストはこれ以外にも、佐藤ゆかり衆院議員(54)と、大阪府議で自民党枚方市支部長の出来成元氏(66)との間で起きている「政治資金収支報告書の不記載」をめぐる泥仕合を報じているが、詳しくは買って読んでください。 第9位も議員の話。今週の文春は宮崎謙介氏に「二重婚約」疑惑があると続報している。 A子さんは宮崎氏が議員になる前の11年に知り合い、宮崎氏が猛烈なアタックをかけ、和歌山県の熊野那智大社に一泊旅行に出かけたとき、「すごいタイプなんだ。一緒になろう、結婚しよう」と迫ったという。 彼女にはやりたいことがあったが、宮崎の妻になることを決意し、仕事も辞めてしまった。だが、宮崎氏がめでたく議員になってからは、なかなか会うこともできなくなったようだ。 その上、A子さんは、金子恵美子衆議院議員と宮崎の結婚を新聞報道で知るのである。彼女は愕然とし、宮崎に連絡を取るがなしのつぶて。いまだに説明も謝罪もないとA子の親友が憤っている。 こんな男と出会ったのが不幸で、結婚しなかったのがせめてもの救いだと慰めても、彼女は納得しないだろうな。 第8位は、おととし亡くなった高倉健の養女・貴氏(52)の話。新潮が報じているが、失礼だが、貴氏の評判が良くないようだ。 詳しい話は省くが、全財産を相続した彼女だが、高倉プロの専務を突然解任したり、高倉の親戚にもいまだに会わないというのである。 高倉プロを解体し、彼女ひとりだけで健さんの巡回追悼展を11月から始めるというのはいいとして、健さんのお墓がまだ決まっていないというのだ。 「養女にはせめてお骨だけでも分けてもらえないか、と弁護士を通してお願いしました。ですが、それも断られてしまいました。だから今現在、伯父の遺骨がどうなっているのか」(健さんの実妹の長男) 健さんは生前、鎌倉霊園と出身の福岡県に墓を造っていた。鎌倉は、江利チエミとの間にできたが亡くなった子どもを供養し、生前、死んだら一緒に入ると言っていたのだが、放置されているそうだ。 そして、福岡のお墓もそのままになっていると、姪の攝子は語っている。 「お母さん思いの伯父を一緒に眠らせてあげたいと私たちは考えたのです。しかし養女はそれを頑なに拒否した挙げ句、“貸し出しなら許す”という。(墓を守る)叔母が亡くなったら返してほしい、と。そんな失礼なことがあるでしょうか」 貴氏は「散骨する」と言っているようなのだが、実妹の長男もこう言う。 「善光寺に30年間も参り続けてきた信心深い伯父が、散骨なんて遺言を残すでしょうか。おまけに彼女は、お墓も売るよう伯父が遺言しているというのです」 しかし、その遺言があるのかないのかハッキリしないというのである。なにやら、やしきたかじんの未亡人と実の娘の争いのようになってきているようだ。 高倉健はこれからも日本人が誇る名優であり、日本の文化遺産である。いくら後を託されたからといって、健さんが眉をひそめるようなことだけはしてほしくないものだ。 お次は、安倍首相夫人・昭恵さん絡みのお話である。以前、週刊誌を少しにぎわせた、元ミス・インターナショナル世界大会で日本人として初めて優勝した吉松育美氏(28)が、大手芸能事務所の幹部であるA氏から、ストーカーや脅迫など複数の被害を受けていると主張して起こした「裁判」だが、2年の歳月を経て、決着がついたそうである。 吉松氏が自身のブログでこう言っている。 「これらの記事および発言は全て撤回し、これらの記事および発言については自分に非があることを認めます。これらの記事および発言によってA氏の名誉を棄損し多大なご迷惑をおかけしましたこと深くお詫び申し上げます」 全面降伏のようだ。この件に、昭恵夫人が13年にミス・インターナショナル世界大会の審査員を務めた関係で、吉松氏と関わり、支援してきたことは以前報じられた。ファーストレディーの全面支援を得たことによって吉松氏は、A氏を威力業務妨害で刑事告訴と民事訴訟に踏み切ったのだ。 では、こういう決着がついたことに昭恵夫人はどう答えるのか? 「吉松さんが苦しんでいたのは事実で、そういう女性がいれば私は助けてあげたい。当時はマスコミも報じてくれなくて、私は正義感で行動したわけで……裁判で結果が出た以上、もうお話しすることはありません」 ポストならずとも、オイオイそれでいいのかよ、と言いたくなるのではないか。ときには間違った正義もあるのだから、「私の目が節穴でした」と、ひと言あって然るべきではないのか。 6位には、1本だけ入った現代の記事。日銀が導入したマイナス金利は極めて評判が悪いが、現代はこのままいくと預金封鎖まであり得る、それに備えよと警鐘を鳴らしている。 法政大学教授の小黒一正氏がこう言う。 「現在の金融政策は市場の金利形成を歪め、財政規律を弛緩させています。ですが、このまま政府債務の膨張が続くなか、インフレ率が顕在化して長期金利が上昇すれば、財政は危機的な状況に陥る可能性がある。その延長で、いま再びの預金封鎖がよみがえってくるリスクが出てきている。後世、この異常な金融政策の歴史は預金封鎖への前段だったとして刻まれかねない」 預金封鎖は第二次大戦直後、国民の資産を暴力的に収奪した政策だが、預金封鎖については一部の専門家やメディアも警鐘を鳴らし始めているという。 「たとえば昨年、NHKは『ニュースウォッチ9』で預金封鎖の特集を組んだ。同番組は情報公開請求をもとに政府の内部資料を入手。預金封鎖には、当時の膨れ上がった国の借金返済をすべて国民に押し付ける狙いがあったという恐るべき『秘史』を明らかにした。さらに、同番組は当時と現在の財政状況が『酷似』してきたことをグラフを用いて紹介。実は、預金封鎖が行われた戦後当時よりも現在のほうが、財政状況が悪化していることまで暴露したのである」(現代) 同番組のキャスターを務めていたのは大越健介氏。この件で降ろされたのか? 現代によれば「そもそも、マイナス金利政策とは、実はわれわれ日本国民の預金に対する間接的な『課税措置』である。その意味で、政府による預金補足はすでに始まっているということに、どれだけの国民が気づいているだろうか」と書いている。 「日銀がマイナス金利を課し、銀行を通して間接的にわれわれ預金者から分捕るカネの一部は、財務省(国庫)に納付される仕組みになっている。目下、マイナス金利の対象になるのは23兆円。これに0・1%のマイナス金利を課すと、日銀は銀行から230億円の金利収入を受け取ることができる。これが国庫に納入されるので、財務省にとっては230億円分を『増税』できた形になるわけだ」(同) もはやギリシャと同じようになっているというのは、財務省OBだ。 「ギリシャでは負担策を受け入れるか否かで国論が大きく二分され、議会が紛糾した。日本でも同様の事態になる可能性があり、仮に負担策の受け入れを拒否した場合は、日銀による国債の直接引き受けをするしかなくなる。日銀が日本国債を直接引き受けるので、政府はいくらでも予算を確保できる『禁じ手』です」 そうなれば悪性インフレが猛威を振るい、ハイパーインフレが起こる。そうすると銀行は、引き出し制限という預金封鎖の第一段階を始めるといわれる。 そこまで極端なことはないと私などは思ってはいるが、なんでもありの安倍政権ならやりかねないかもしれない。 100万円を1年銀行に預けて10円の利子しかつかないのでは、引き出すたびに自分のカネが減っていくことになる。タンス貯金にする人が増えているため、金庫が売れているそうだ。資産も年金も減っていく時代に、どう生きればいいのか? ポストは何を間違えているのか、巻頭で「なぜ『三菱』は最強なのか」という特集をやっている。 確かに三菱グループを集めれば世界最大かもしれないが、ポストでも書いている通り、三菱は過去から現在に至るまで「防衛産業を主軸に据えてきた」のである。戦前、戦中は軍部と結びつき、富国強兵を担って今日の三菱があるのだ。 今も安倍政権と寄り添い、軍需産業復活を目指している中心に三菱重工があり三菱商事があり、三菱UFJ銀行がある。 三菱と国は一体といってもいい。そんなグループを褒めそやす記事を作る神経が、私にはわからない。 ところで、週刊誌にこれほど注目が集まるのは久しぶりだ。年明けから連続してスクープを放ち続ける文春の力によるところ大であるが、今週は「元少年Aを直撃」が巻頭特集である。 元少年A(33)は1997年に神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件の加害者で、当時14歳。この事件で少年法が大幅改正されるなど、社会に与えた衝撃は大きかった。 Aは約7年間医療少年院で治療を受け、04年に仮退院し、翌年に本退院が認可され、社会復帰している。 Aが再び注目を浴びたのは、昨年6月に手記『絶歌』(太田出版)を出版したことだった。反響は大きく、発行部数は25万部に達しているという。だが、手記に対する批判も大きかった。出版に当たり被害者の遺族の了解を取っていなかったことや、贖罪意識に疑問を感じさせる記述が反発を呼び、当時小学6年生だった土師淳くんを殺された父親は「淳はこれによって二度殺されたようなもの」だと不快感をあらわにした。 文春は手記が出された頃からAを追い続け、モノクログラビアではAが自宅を出てバス停へ走る姿や、電車内で携帯電話を見入っているAの姿を掲載している。目隠しは入っているが、顔の輪郭から着ている服、スニーカーがはっきり写っている。実名は書いていない。文春は、Aを取材し続けた理由をこう書いている。 「医療少年院を退院したとはいえ、彼は出版物を自ら世に問い、ベストセラーの著者となった人物である。彼の著書に影響を受ける“信者”も少なくない。もちろん素顔や現在の名前をさらす記事が許されるべきではないが、一方で純粋な私人であるとは、とても言えないのではないか。そう考えた取材班は、昨年六月の『絶歌』刊行から半年以上、彼の取材を続けてきた」 そして1月26日、東京都内でAを直撃している。文春の取材に対して「何のことか分からない」「違います。まったく別人」だと否定し続けるA。 あらためてインタビューをさせてもらえないかと記者が、その旨を書いた手紙と名刺を渡そうとすると、Aの口調が一変し、記者ににじり寄り、こう言い放ったという。 「命がけで来てんだろ、なあ。命がけで来てんだよな、お前。そうだろ!」 身の危険を感じた記者が走り出すと、興奮したAは記者を全力で追いかけてきた。この日の数日後に、Aは東京を離れたという。 文春によれば、98年以降連続で少年犯罪の再犯者率が上昇していて、15年上半期は37%と過去最高だそうである。 また、淳くんの父親の言うように「重大な非行に対しては現行の少年法は甘すぎる」という批判も頷ける。 だがと、これを読みながら考え込んでしまう。匿名という隠れ蓑に隠れ、被害者に対して心から反省しているとは思えない手記を書いて金儲けをする中年男への怒りは、私にもある。 そうした社会の怒りを背景に文春がAを追いかけ回し、写真を公表することが、Aの再犯を抑止することになるのだろうか。かえって彼を追い詰め、自暴自棄にして再び犯罪を起こさせてしまわないだろうか。 私も関わった『元少年Aの殺意は消えたのか』(イースト・プレス)の著者・草薙厚子氏は、Aは社会的不適合を起こしやすい広汎性発達障害ではないかと推測している。広汎性発達障害は「生得的な脳機能の異変が精神の発達に影響をおよぼした結果、幼少期から成長を通じて日常生活上のハンディキャップを生じている状態」(京都大学医学部の十一元三教授)だそうである。 もしAがそうだとしたらという前提だが、草薙氏は「再犯防止の意味でも、いまとなってはいちばん重要である家族が中心となり、連携して支援システムを構築することが必要なのではないだろうか。そして遺族に手記の出版に対する謝罪と、今後一生をかけて償っていく具体的な内容を早急に示すべきである」としている。 ジャ-ナリズムの役割は、ここにこんな危険なヤツがいると鉦や太鼓ではやし立てることではないはずだ。その人間が二度と過ちを犯さないために、何ができるのかを提示することも大切だと思う。 確か、少年Aの母親の手記『「少年A」この子を生んで』は文藝春秋で出したはずだ。文春は、Aと両親とを会わせる努力をしたのだろうか。 新潮が60周年を迎えた。初めての出版社系週刊誌として世に出て、新聞社系週刊誌全盛時代を終焉させたパイオニアである。 その新潮が「永田町の黒幕を埋めた『死刑囚』の告白」を掲載している。死刑囚から届いた一通の手紙という書き出しを見て、あの大誤報を思い出した。 朝日新聞阪神支局を襲った真犯人のスクープ手記と大々的にうたったが、結局、真っ赤なウソだとわかって、大きな批判を受けた。 今度は大丈夫なのだろうか? そう思いながら読み進めた。 手紙の主は、東京拘置所在監の暴力団組長、矢野治死刑囚(67)。死刑判決を受けた事件は、03年に発生した暴力団同士の抗争。矢野の指示を受けた組員がスナックで飲んでいた相手方のナンバー2を射殺するために銃を乱射し、一般人たちまで殺してしまったため、共謀共同正犯で逮捕され、極刑を言い渡されたのである。 その矢野が、斎藤衛氏殺害を告白したというのだ。彼が「オレンジ共済組合事件」の際、国会で証人喚問されたとき、私も週刊誌の編集長だったのでよく覚えている。この事件は、国会議員を目指していた友部達夫が92年に「オレンジ共済組合」を設立、高配当をうたった金融商品を売り出した。100億円近い資金を集めたが、資金は友部の私的流用に消え、配当は続かず組合は倒産、彼は詐欺容疑で逮捕された。 だが、その間の95年、彼は参議院選に新進党から出馬して当選している。その際、比例名簿順位を上げてもらおうと政治ブローカーを使い、工作資金約5億円が新進党に流れたといわれる。そのブローカーが斎藤氏であった。 斎藤氏は暴力団の企業舎弟で、その頃、矢野と知り合ったという。このオレンジ共済事件は結局、未解決となり、斎藤氏は政界の「黒幕」といわれたが、その後姿を消してしまったのだ。 家族から捜索願が出されたが杳として行方が知れず、手がかりもなかった。矢野死刑囚が言うには、斎藤との間で金銭トラブルがあり、それがこじれて殺したというのだ。 死体を始末した人間の名前まで書いているが、以前のことで懲りているのであろう新潮は、 「矢野の証言は極めて具体的だった。もっとも、彼の告白目的が、新たな事件の立件化による死刑執行の先送りにあるのも間違いないだろう。毎日新聞の記事(斎藤氏が行方不明になっているというもの=筆者注)や、業界の話で斎藤の失踪を知り、架空の殺人事件をでっち上げている可能性も完全には否定できまい」 と、“慎重”なのである。それに同様の手紙を警視庁目白警察署にも送っているのだ。目白署の刑事が東京拘置所で矢野に対する事情聴取を行ったが、その後、警察は動いていないという。 そこで新潮は、死体遺棄役とされた矢野の組の元構成員を探し出すのである。このあたりは、新潮の取材力に脱帽である。そして固い口をこじ開け、その人間から全容を聞き出すことに成功するのである。 良質のミステリーを読むがごとくである。だが、死体はひとつではなく、2つ出ると矢野は言っていたという。2つ目の死体とは何か? 次号が楽しみである。 なぜ警察は動かなかったのか。95年以降の殺人事件には時効が廃止されたから、死体遺棄役が死体の埋まっている場所に案内すれば、逮捕されることはないのか。いくつかの疑問はあるが、なかなか読み応えのある記事である。 新潮は60周年を記念して「週刊新潮への祝辞と愚痴」を組んでいるが、どうも面白くない。新潮にスキャンダルを書かれ、みんなの党代表から失脚し、落選した渡辺喜美氏、息子のスキャンダルの余波を受けてレギュラーを失ったみのもんた氏、徳田虎雄氏から借金したことをスッパ抜かれて都知事の座を失った猪瀬直樹氏など、新潮には恨み骨髄のはずの人たちが、恨み言は言うが、意外に温かいコメントを寄せている。 これは、これからはお手柔らかにという腹づもりと、60年間築いてきた新潮への信頼感があるのではないか。週刊誌系として初めて出された新潮の功績は大である。それに続いた文春、現代、ポストは新潮の後を追い、切磋琢磨してきたのだ。 日本の政治は独裁色を強め、大新聞やテレビは権力のポチに成り下がっている今、週刊誌の役割の重要性は、ますます増してきていると思う。安倍首相は「日本に言論の自由がない? 日刊ゲンダイを見てみろ」と言い放ったが、彼に、日本の言論の自由は週刊誌を見ればわかると言わせてやろうではないか。これからも頑張れ、週刊誌! 第3位。フライデーが上方落語の重鎮、桂三枝改め桂文枝師匠(72)の「20年不倫」をスクープしている。仲良く湯豆腐を食べていたり、リラックスした格好で彼女とのツーショット写真が載っている。彼女は00年に演歌歌手「紫艶」という名前でデビューした。 この記事は師匠と彼女の仲がおかしくなり、彼女がフライデーに告白したのではない。どういう経緯かわからないが、SNSに彼女がアップした写真が“流出”したのを、フライデーが入手したようだ。 彼女のウリは演歌歌手なのに90cmの巨乳。フライデーから写真を見せられた彼女は観念したのだろう、師匠とのなれ初めを語り始めた。 師匠とは18の頃から20年も交際しているそうだから、38になる。大阪で師匠の単独公演があったとき招かれ、その後食事に誘われ、男と女の関係が始まったという。彼女が東京でデビューしたときには、師匠が名付け親になってくれたそうだ。 「桂文枝さんは父であり、師匠であり、恋人だと思っています。私が親密になった男性は師匠だけ。師匠を超える人は出て来ないと思います。ただ今回の件で、師匠の奥さま、ご家族、関係者の方々など、いろいろな人たちに、ご迷惑をかけることになりました。この場を借りてお詫び申し上げます。責任はすべて私にあります」(紫艶) なかなかしおらしい女性である。こう言われたら師匠も、彼女を捨ててカミさんの許へ戻るとはいかないのではないか。それとも愛妻家をやめて、彼女と所帯を持ちますか? さて、覚せい剤で逮捕された清原和博の恋人が22歳のハーフ美女だというのは、よく知られている。彼女は銀座の一流クラブに勤めるナンバーワン・ホステス。文春によれば、彼女は現役の大学生でもあり、結婚はしていないが娘が一人いるという。父親は航空会社の役員で、母親はアメリカ人だそうだ。 彼女の父親がインタビューに答えているが、落ち着いた受け答えを読む限り、なかなかの人物のようだ。 娘も清原のことは好きなようで、今は弁護士と連絡を取りながら店は休んでいるそうだ。父親も清原と会っているそうで、その時、清原は相当緊張していたと話している。 清原がクスリを使ったのはセックスのためだという証言が多くあるが、だとすれば彼女とも使ったのではないかという疑問があるが、父親によれば、警察には呼ばれていないという。 「いろんなマスコミに、娘もクスリをやっているかのように取り上げられて困っているので、できれば早く警察に出頭を要請してもらって、事情を聞いてもらいたいと思っているぐらいです」(父親) クスリの常用者で全身刺青、バツイチの清原だが、意外なことに父親は、清原が出てきてもう一度娘さんとやり直したいと言ってきたらどうするのか? という問いに、 「二度とクスリに手を出さないということを約束するんだったら、僕は認めます。それだけかな、条件は」 と答えているのだ。捨てる神あれば拾う神あり。この父親の言葉を聞いたら、清原は泣き崩れるだろう。清原も心を入れ替えれば江夏豊になれるかもしれない。 今週の第1位は久々にポストに輝いた。自民党の目玉候補として立候補を早々と表明した今井絵理子氏(32)についての、ちょっとおかしな話である。彼女は10代でSPEEDのボーカルとして一躍を風靡し、聴覚障害のある長男(11)を持つシングルマザーとしても知られている。 だがポストによれば、彼女はシングルマザーという触れ込みではあるが、実は交際相手がいるというのである。 地元・沖縄の同級生で、1年半ほどの交際の末に現在は半同棲しているという男性A氏。俳優の徳重聡似のイケメンと評されているそうだ。 今井氏もそのことは認めていて、「私には将来を見据えて交際している男性がいます。この方は、障がい児童デイサービスで働く一般男性です」と言っている。 彼女らしいということのようだが、実はこのA氏、地元沖縄では、この報道とはまるで正反対の人間だと受け取られているようなのだ。 彼はこの地で、ほんの1年前まで風俗店を経営していたのだ。同じ那覇市の歓楽街・松山で飲食店を経営する古い友人がこう語る。 「今井さんはAが風俗店をしているのが嫌で、『自分と一緒に本土で暮らそう』と言っていたらしく、頻繁に内地に行っては、働き先として福祉施設を紹介されたりしたらしい」 しかし、今井氏と付き合って以降も、A氏は風俗店の経営から手を引くことはなかった。 そして彼がその世界と縁を切り、本土へ移るきっかけとなったのは、皮肉にも彼の逮捕だったという。 2015年3月、中学生を含む少女3人にみだらな行為をさせたとして、店員の男性と風営法・児童福祉法違反の容疑で那覇署に逮捕されたのだ。 ポストの取材に那覇市警察署はA氏を逮捕・送検した事実を認めたが、その後、検察による起訴には至っておらず、A氏はひと月もたたずに釈放されているという。 釈放されたA氏は、直ちに風俗店をたたんで本土へ行った。 そして今井氏と東京で暮らし始めたA氏は1年後、今度は好青年のイケメン彼氏としてメディアに取り上げられるようになった。 だがA氏は、沖縄で風俗店のほかに飲食店や貸金業にも手を出しており、そのために方々から金を集めていたそうだ。その借金はいまだに返されていないという。 「そもそも自民党は、この“目玉候補”の交際関係について、しっかり身体検査したのだろうか。スキャンダル続出でイメージ回復に躍起になり、『SPEED出馬』させたのが裏目に出たということだ」(ポスト) これから参議院選に出馬する有名候補が次々出てくるだろうが、週刊誌で「身体検査」をきっちりやってほしいものである。 【巻末付録】 ポストのグラビアは例によって「きれいな渡辺さん」と再び「マナミという名の実」。今週はそれに「TOKYO シティホテル NUDE」が加わる。モノクロで素人たちであろう、さまざまなポーズを撮り、ヘアもチラリ。 現代はNHK朝ドラ『あさが来た』で三味線の師匠役の「野々すみ花」のSEXY。大人の色気がプンプン。やはり朝ドラ『すずらん』で主人公の幼なじみを演じた高橋祐月の初脱ぎ「人妻になったアタシ」。「世界ポルノ祭りinベルリン&ラスベガス」「松岡ちな 挑発する女」。スペシャル袋とじが「あべ静江 ここまで脱いでいた」。袋とじは貴重な写真を見せないようにする場合もあるが、見せると買ってくれないと編集部が判断するときもある。これはどっちかな? 目次に「松坂慶子 これが伝説の『ヘアヌード』と『濡れ場』だ」とあるが、これはグラビアではない。念のため。 記事のほうは、もはや超マンネリから惰性になってしまった感があるので、短めにする。ポストは勃起法の実用情報。ちんトレや赤ミミズの粉末など、これでもかと紹介している。 現代は「あの素晴らしいSEXをもう一度」。サブに<60すぎたら、まずやってみる! 試してみる! みんな許してくれる!>とあるが、誰でも許してくれるかね? そんな素朴な疑問をもったまま読んでみるが、同じことの繰り返しをよくここまで毎週毎週できるものだと感心はするが、辟易もする。 いっそのことデリヘルや性感マッサージの無料券でも付録に付けたらいいと思うのだが。それともセックスフレンドを紹介する「週刊現代セックス倶楽部」でもつくって、参加者を募集したらどうか。この大いなるマンネリをどちらが先に打破するのか? 興味はそこへ移ってきているように思うのだが。 というわけで、今週は引き分け。 (文=元木昌彦)「週刊ポスト」(2/25号、小学館)
「糖質制限ダイエット」は、やっぱりヤバすぎる!? 第一人者“急死”の衝撃
今週の注目記事・第1位 「育休国会議員宮崎謙介(35)の“ゲス不倫”撮った」(「週刊文春」2/18号) 第2位 「清原和博懺悔告白<相談役に号泣カミングアウト>」(「週刊文春」2/18号) 「『清原和博』汚れたお薬手帳」(「週刊新潮」2/18号) 「愚かな番長・清原和博」(「週刊現代」2/27号) 「あの同僚選手がすべて暴露 清原現役時代の『クスリ』と『女』」(「週刊ポスト」2/26号) 第3位 「やっぱり危ない!? 『糖質制限ダイエット』第一人者が急死」(「週刊現代」2/27号) 第4位 「“脅す官邸、脅えるテレビ”高市総務相『電波停止』発言でテレビは死んだ」(「週刊ポスト」2/26号) 第5位 「馬鹿にできない『北朝鮮』ミサイルの劇的進化」(「週刊新潮」2/18号) 第6位 「サンダースは米大統領になれるか?」(「週刊文春」2/18号) 第7位 「【全国民必読】マイナス金利、大失敗」(「週刊現代」2/27号) 「マイナス金利 未体験の世界でこれから起きる10の衝撃現象」(「週刊ポスト」2/26号) 第8位 「『狩野英孝は大うそつき』川本真琴妹が激白」(「週刊文春」2/18号) 第9位 「面倒くさい男・松山英樹の『技術と成長』」(「週刊現代」2/27号) 第10位 「2カ月で7人も卒業表明!『AKB48』に訪れた大量絶滅期」(「週刊新潮」2/18号) 第11位 「<川崎中1殺人公判> 目隠しで守られた『主犯少年』のゴマカシ供述ウソ供述」(「週刊新潮」2/18号) 巻末付録 現代とポストのSEX特集の勝者はどっちだ! まずは新潮の記事。当時中学1年生だった上村遼太君(当時13歳)が昨年の2月20に川崎市の多摩川河川敷で無残に殺された。その事件の主犯(19)の公判が2月2日から4日まで開かれたが、新潮はこの主犯の少年が供述していることはウソばかりだとし、主犯の実名を公表している。 未成年の実名を出すことには賛否があるが、このような残虐な殺人のケースの場合、新潮や文春は実名に踏み切ることが多い。 2月10日に出された判決は、懲役9年以上13年以下の不定期刑とするというものだった。裁判員裁判だったが、刑が軽すぎるという声も上がっているようだ。彼が成人していたら無期懲役か死刑判決もあったのだろうか。 同じ新潮に、AKB48が「大量絶滅期」に入ったのではないかという記事がある。メンバーの卒業は2014年が7名、去年が11名だったが、今年は2カ月だけで7名も出ているそうである。 このままいけば今年は、20~30人は卒業するかもしれないというのだが、それは端的にいえば「AKB48の人気が落ちてきている何よりの証拠」(関係者)だという。 「昔は前田敦子、大島優子などの人気メンバーを見て、頑張れば彼女たちのようになれるという夢を持つことができた。今は、夢を持てない。だから、“AKBにいても意味がない”となるのは当然。今後はこうした中堅・若手が続々辞めていくでしょう」(同) 栄枯盛衰は世の習い。それが少しばかり早く来たということだと思う。 2月7日に行われたフェニックスオープン、リッキー・ファウラーとのプレーオフで、驚異的な粘りを見せて今季初勝利をあげた松山英樹には、日本人初のメジャー優勝が期待されている。 この松山、優勝インタビューでも素っ気なく、現代は面倒くさい男だといっている。だが、彼の技術は確実に成長してきている。 ゴルフ解説者の小山武明氏はこう解説する。 「以前の松山はバッティングの際にテイクバックが大きすぎて、インパクトでタッチを合わせる感じがあった。でも今大会では、それがなくなりました。バックスイングが小さくなり、ヘッドを減速させずにパチンとしっかり打てるようになったんです。バッティングのルーティン、つまり打つまでの所作も変わったように思います。以前はアドレスに入るとそのまま両手でグリップしていたのですが、その前に右手1本で握る動作が入るようになり、より慎重にラインを合わせるようになった」 また、小山氏はこうもいう。 「ショットについては、スイングは特に変わってはいません。しかし、フルスイングをしなくなりましたね。力を抑え気味に、自分の打ちたい距離を打っている。経験を積んできたなかで、飛ばすよりも、確実性のほうが大事だとわかったんでしょう。(中略)インパクトの直後に右手を離す癖はまだありますが、あれはスイングの微妙なズレを瞬間的に察知して行っているもの。右手を離すことでフェースが回らないようにして、ボールが左に行くのを防いでいます」 ゴルフ好きの数学者で、お茶の水大学名誉教授の藤原正彦氏は、そんな松山にエールを送る。 「どんな世界も同じですが、強い男は嫉妬され、『態度が横柄だ』と本質以外のことを責められるもの。松山がときに批判を受けるのも、強いからこそです。でも彼には、そんなものすら気にしないたくましさがある。あの個性で、これからもどんどん勝利を重ねていってもらいたい」 去年はスピースの時代、今年は松山の時代が来そうだ。 第8位。自称イケメン芸人の狩野英孝(33)という男の乱脈な女性問題を、文春が報じている。なんでも歌手の川本真琴(42)は狩野と付き合っていたのに、男が若い無名モデルと付き合いはじめた。彼女がSNSで事務所公認で付き合っていると公表し、狩野から川本とは昔付き合っていたが、半年前ぐらいからストーカー状態化していると聞いていると書いたという。 それに対して川本がTwitterで「わたしの彼氏を取らないでください。一生一緒にいようって話してるし、思ってます」と“宣戦布告”したというのである。 この狩野なる男「平成の火野正平(ほとんどの人が知らないと思うが)」といわれるほど、女好きでまめで二股三股は当たり前のようだ。 以前、渋谷で狩野にナンパされた女性が、「クズの極み」といっている。この世にはゲスとクズな男しかいないのだろうか。 この原稿を書いているときにasahi.comの号外が流れた。 「昨年10-12月期のGDPの実質成長率は、前期比で年率1・4%減」 株は下落を続け、円高は止まらない。日銀が打ち出したマイナス金利政策は今のところ、なんらいい影響を与えていないようだ。 現代とポストが巻頭で、マイナス金利について特集を組んでいるが、あれほど日経平均2万5,000円までいくと煽り続けてきたポストも、さすがに論調が変わってきたようだ。 ポストは、世界でこれから起きる衝撃現象として「アメリカの利下げ」「地銀破綻で金融大再編」「住宅ローンに利息発生で住宅バブル」「GPIF運用損失拡大で年金減額」などが起きるとしている。 一方の現代のほうも「株安と円高はもう止められない」とかなり悲観的である。このままいけば「1ドル100円まで」いくとし、「日本株の1万3000円は十分にあり得る」(在NYファイナンシャル・コンサルタントの若林栄四氏)という。 いよいよアベノミクスの先行きは暗雲どころか真っ暗闇のようだ。 第6位。私が今一番興味をもっているのは、アメリカ大統領選である。中でも民主党のバーニー・サンダース上院議員(74)に注目している。大統領になれば史上最高齢になる。 文春も取り上げているが、彼はユダヤ系ポーランド人移民の労働者階級の出身で、親戚にはホロコーストで犠牲になった者もいる。父親はペンキ販売員で家庭は貧しかったから、小さい頃から常に経済格差を身近に感じてきたという。 高校時代はマラソンの選手で、シカゴ大学を出て大工やジャーナリストとして活動した。 40歳でバーモント州バーリントン市市長選に出馬。わずか10票差でアメリカ初の「社会主義市長」となった。 市長として、ケーブルTV料金や家賃の引き下げ、高級住宅地の開発を白紙撤回させて市民のための公園にした。また、アメリカで初めて電力を100%再生可能エネルギーに切り替えたのである。 大統領に立候補したときは、ヒラリーの対抗馬になるとは本人以外誰も思ってはいなかった。だが彼が掲げた「最低時給を15ドルに引き上げる」「医療の国民皆保険」「公立学校の授業無償化」は、若者や女性たちから熱狂的な支持を受けている。 ニューズウィーク日本版は、そのほかにも「家族のための有給休暇」「大企業への増税」「警察・司法の制度的人種差別の撲滅」を訴え、ウォールマートに対して「従業員が生活できるだけの賃金を払え」と攻撃しているという。 毎回「人民の人民による人民のための政治を実現させる」で始まる。興奮した若者たちが「バーニー、愛してる!」と絶叫するという。 アイオワではヒラリーに肉薄し、ニューハンプシャーでは圧勝した。暴言の数々が話題になる共和党のトランプとは支持のされ方が違う。保守系ニューズウィークでもこう書いている。 「彼の主張する『政治革命』によって、アメリカ政治がすぐ変わることはないかもしれない。しかし、サンダースに刺激を受けた支持者が民主党の活動に積極的に関わるようになれば、長期的には変わり得る。彼を支持するスタッフやボランティアや活動家が次世代の民主党を担い、今回の経験を将来の大統領選に生かすだろう」 変わりつつあるアメリカがうらやましい。サンダースがもし大統領になればアメリカが変わり、日米関係も変わるはずだ。貧富の格差の是正、富裕層からの富の再配分は、日本においても至急手を付けなくてはいけない重要課題である。安倍首相にこの国をまかせておいてはダメだということがハッキリした今こそ、日本にもサンダースが出てきてほしいと思う。 さて北朝鮮が、2月7日に長距離弾道ミサイルを実験発射した。当然ながら日米韓は痛烈に非難し、さらなる制裁措置を講じるといっている。 だが、今回のミサイル発射にはどれほどの意味があるのか、どれほどの脅威なのかがよくわからない。 新潮は、今回の実験について「侮るなかれ。防衛省内に衝撃が走るほど、確かな進化が見られた」と報じている。 防衛省のさる幹部が、今回は東ではなく南に打ったことに重要な意味があるといっているからである。 「2009年当時、北朝鮮がミサイルを飛ばしたのは東の方角でした。東、すなわち日本海方面ということになるので、一般の日本人にとっては今回よりも恐怖を感じやすい面があった」 東に打つと地球の自転の後押しが加わるため、飛距離を延ばしやすいから技術的には難しくないという。だが今回は南だ。向かい風の中を走るようなものだから、急速に技術力が上がり自信がついたのではないかというのである。 「ミサイルから切り離された運用可能な人工衛星を軌道に乗せることにも成功したと分析されていて、やはり進化が読み取れるのである」(新潮) 軍事ジャーナリストの潮匡人氏もこういう。 「この人工衛星がしっかりと稼働すれば、北朝鮮は世界で10番目の人工衛星自力打ち上げ国となり、韓国も為し得ていない『快挙』です。つまり、今度のミサイル発射は単なる脅しではなく、『実利』を得た可能性が考えられ、それほど北のミサイルは進化していると言えます」 さらに、ミサイルへ搭載する核弾頭の小型化も着々と進められているというのだ。そうなるとミサイルに複数の核弾頭を搭載できるので、日本の迎撃システムであるイージス艦に搭載されたSM3や、陸上に配備されるPAC3は、1対1の迎撃ミサイルなので意味をなさなくなるというのである。 日本や韓国を無視し、中国のいうことさえ聞かず、アメリカにケンカを売る北朝鮮の真意は、ここで怯めば国がなくなってしまうという恐怖心があると見る識者もいる。 そんな国に制裁だと拳を振り上げて叫んだところで、効果は知れている。中国を巻き込まなければダメだ。日米中韓で、腹を割った話し合いを大至急する必要があるのはいうまでもない。安倍首相にその覚悟があるのかが問われている。 第4位。ポストお得意のメディア批判。2月8日の衆院予算委員会で、放送の政治的公平を定めた放送法4条について、奥野総一郎・民主党代議士がこう質問した。 「これを恣意的に運用されれば、政権に批判的な番組だという理由でその番組を止めたり、番組のキャスターをはずしたりということが起こりうる。放送法4条の違反には、放送法174条(業務停止)や電波法76条(電波停止)を適用しないことを明言してほしい」と質問されると、高市早苗総務相はこう答えたのだ。 「国論を二分する政治課題で一方の政治的見解を取り上げず、ことさらに他の見解のみを取り上げてそれを支持する内容を相当時間にわたり繰り返す番組を放送した場合」 などと具体的な例を挙げた上で、 「行政指導しても全く改善されず、公共の電波を使って繰り返される場合、それに対して何の対応もしないと約束するわけにいかない」 電波法では「電波停止」の権限は総務大臣にある。高市氏の答弁は「政府が要請しても放送局が番組内容を改めないときは電波停止もありうる」というテレビ局への「恫喝」であると受け止めるのは当然だし、それに反対の声をテレビ局側が挙げないのはおかしいというのである。この発言は法の趣旨を完全に履き違えているのだが、ここでは詳しいことは省くが、当然であろう。 4月の番組改編でテレビ朝日『報道ステーション』の古館伊知郎氏、TBS『NEWS23』の岸井成格氏、NHK『クローズアップ現代』の国谷裕子氏が一斉に降板するのは、こうした政治家たちの意向と無縁ではないはずである。 お笑いとジャニーズ事務所におんぶに抱っこの、テレビ局に何かを期待するほうが無理だと、わかってはいるのだが、それにしても意気地のない連中の吹きだまりになってしまった。 安倍政権などこのまま放っておいても1、2年で終わるのである。そんな先の見えた政権に脅える必要などないはずだ。だが、今のテレビには、そうしたことさえ見えなくなっているのだろう。 私は先月末、10日間ぐらい海外にいたが、テレビなど見なくてもネットがあれば十二分にことは足りる。もはやテレビはあってもなくてもいいタダの「箱」になってきていることに、早く気づくべきである。 第3位。私もよく知っているノンフィクション・ライターの桐山秀樹氏が、2月6日未明に逝去したと現代が報じている。享年61。 最近、彼が注目を浴びたのは炭水化物を一切取らない「糖質制限ダイエット」を始め、激痩せしたときだった。 10年にダイエットを始めたが、それまでは身長167・5cmで体重は87kg、ウェストは100cm以上あったという。彼がこう話していた。 「咳が出るので、最初は風邪だと思っていたんです。だが症状は次第に重くなる。呼吸も苦しくなり、食べたものを咳とともに吐くようになった。医者から告げられた病名は『糖尿病』──」 何しろ血糖値が215、2カ月の血糖平均値、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は9.4と非常に高い数値が出たそうである。血圧は上が200以上、下が100近くあった。立派な生活習慣病である。 その日以来、あれほど食べていたご飯やそば、パスタは一切食べないようにして、代わりに主食として食べるのは、豆腐やチーズ、肉、魚。酒は焼酎、ウイスキーはオーケーで、赤ワインも少量なら問題ないそうだ。 そして日々の散歩も欠かさないように努めたら、結果はすぐ出た。なんと1週間で5kg痩せ、3カ月後に血糖値は93に半減、体重は15kgも減ったという。 この糖質制限ダイエットは他のダイエットに比べて、圧倒的に楽で誰でも簡単に始められるというのでブームになった。 彼と同じように、肥満で糖尿病を患う中年男性たちと「おやじダイエット部」を結成し、みんなで集まり楽しく食事をしながら、我慢せず痩せるダイエットを実践してきた。 その活動を綴った『親父ダイエット部の奇跡』はシリーズ化され、テレビでも取り上げられたという。 しかし、この糖質制限ダイエットについては専門家の間でも賛否が真っ二つに分かれている。 京都大学大学院の森谷敏夫教授はこう話す。 「言っておきたいのは、脳を動かすエネルギーは100%『糖』だということです。炭水化物を食べずに、脳を正常に保つためには、1日に大量のタンパク質や糖質を摂らなければなりません。数kgもの肉を食べ続けることは現実的じゃない。 痩せたのは、脂肪が落ちたからではなく、体内の水分が無くなっただけなんです。糖エネルギーが不足すると、それを補うために、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送ります。その時に水分を使用するので、体重が落ちるんです。でも脂肪は減っていない」 このダイエットをしていると慢性的な眠気を抱えるが、これは脳が極力エネルギーを使わないよう指示を出すためだそうだ。 愛し野内科クリニック院長で、糖尿病を専門に診ている岡本卓医師は、「糖質制限ダイエットを厳格に実行すると死を招く恐れがある」と忠告する。 「06年に『ランセット』『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』という世界の二代医学誌に、糖質制限ダイエットを厳格に実行すると、体内に老廃物が溜まり、体が酸化し非常に危険な状態に陥るケースが報告されました。スウェーデンの医師は、タンパク質ばかりを摂ることで、悪玉コレステロールが溜まり、動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳梗塞が増えたという結果を発表しています」 痩せることより、長生きすることのほうが重要なのですという言葉があるが、その通りである。ダイエットはやり出すとストイックになる人がいる。食べることを楽しんで、適度な運動をして体力を維持するのがベストなのではないか。 桐島氏とは、月刊現代(講談社)時代によく会って話をした。人なつこい笑顔が素敵な人だったが、残念である。 各誌清原逮捕事件を報じているが、やはり文春、新潮の中身が濃い。 2月2日、警視庁組織犯罪対策5課が清原の自宅に踏み込んだときの模様を、新潮がこう報じている。 「キヨは、ダイニングの椅子でくつろぐように座っていました。目の前のテーブルに、0・047グラムの覚醒剤が入った小袋が置かれ、彼の左手には、開封したばかりの注射器と先端が斜めに切られたストローがあった。つまり、覚醒剤を注射するところだったんです」(社会部デスク) 新潮によれば、覚せい剤の入手先は群馬県みどり市に住む40代半ばの売人だという。 捜査関係者はかなり前から清原に目を付け、清原のタニマチといわれ、昨年2月に覚せい剤使用の咎で逮捕された田辺大作(45・仮名)なる人物に拘留中、「どうしても清原をやりたい。協力してくれ」といっていたという。 捜査関係者は、新潮に「清原が口座からカネを引き出すタイミングを定期的に見ていた」と語っている。つまり数十万円レベルで口座から引き出せば、クスリを買いに行くのではないかとマークするのだという。それ以外にも清原が出すゴミを漁り、クスリを使用している頻度などを調べていた。 頭を刈り上げサングラスに刺青という、暴力団も真っ青な清原の姿は世を忍ぶ仮の姿で、本当の清原は気の小さい繊細な神経の持ち主だという見方がある。それを誤魔化すためにクスリを使ったというのだ。かつて清原自身が相談相手だった人間にこう話している。今度は文春から引用してみよう。 「初対面の人と一緒に食事をしたりすることが嫌いで仕方ない。見知らぬ人がいる場所は緊張してドキドキする。小学生の頃は、野球の練習に行くのが嫌で、母親の陰に隠れてばかりいた。現役時代もバッターボックスに出て行くのが嫌だった。五万人いる球場の打席でバットを構えるのは、どうしようもなく緊張する。空振りしてしまうとお客さんのハァーっていうため息が全部自分に吹きかかるようで、緊張と不安で発狂しそうになる」 現代とポストは元巨人軍の投手で06年に覚せい剤取締法違反で逮捕されたことのある野村貴仁氏(47)のインタビューをしている(なぜかポストのほうは匿名である)。 「清原にグリーニー(興奮剤=筆者注)を渡すようになったのは、ワシが巨人にトレードで移籍した98年から。あいつは西武から巨人に移籍して2年目か。その頃、清原は『腰に痛みがある』と言っていて、その緩和のために渡した。(中略)あいつは、怪我の痛みを和らげたり、リラックスするためでなく、遊ぶためにクスリを欲しがった。はっきり言えば、女とヤるためです。(中略)清原は自分で使うだけでなく、ホステスにも配っていたようです」 やがてそれでは満足せずに、シャブに手を出していくのは“必然”だった。 気になる刑期だが、新潮で元東京地検特捜部検事の郷原信郎氏が、 「2月の下旬までに起訴が行われ、そのひと月程後から始まる公判は、2週間程度でケリがつく。所持量から鑑みて、判決は懲役1年6カ月、執行猶予3年というところでしょう。起訴後まもなく保釈される可能性もあります」 と話している。また元近畿厚生局麻薬取締部長の西山孟夫氏が薬物中毒についてこう話している。 「(報道が事実だとしたら=筆者注)量の面で言うと、清原はASKAのような大量服用ではありませんから、フラッシュバックについてはさほど心配はいりません」 同じように覚せい剤で逮捕、起訴され、実刑を受けた江夏豊のように、時間はかかったが球界復帰した人間もいる。江夏には彼の更生を助けた女性がいたが、清原にはいるのだろうか。銀座のクラブの若い愛人がいるようだが、逮捕された男を面倒見るほど清原に入れ込んでいるのだろうか。どん底まで堕ちた元スーパースターの茨の道はまだまだ続くはずだ。 今週の第1位も文春だ! 文春の快進撃が止まらない。スキャンダルは週刊誌の華。スキャンダルを忘れた週刊誌など裏のお山に捨てたほうがいい。 今週は「イクメン」として有名になった宮崎謙介衆院議員(35)の「ゲス不倫」である。彼の妻は同党の金子恵美衆院議員(37)。 昨年12月23日に宮崎氏は、妻が出産間近なので出産したら約1カ月の「育児休暇」を取ると宣言した。 これに対して国会内外で賛否両論沸き上がった。その反響の大きさに宮崎氏は、 「ここまで批判があるなら、絶対に折れるわけにはいかない。女性だけに産め、働け、育てろなんて不可能だ。男性の育児参加がなければ、女性活躍と少子化対策の一方は諦めなくてはならなくなる。議員の育児参加が無理なら、政策決定の場に育児や両立の当事者がいなくなってしまう」 と、ぶち上げたのである。 そして2月5日の朝方、妻は都内の病院で無事男児を出産したのだ。宮崎夫妻にとってめでたしめでたしとなるはずだったのに、そうはいかなかった。 「この男にそのような高邁な理想を振りかざす資格などない。敢えて言おう。宮崎氏は国会議員である以前に、人としてあまりに“ゲス”であると」(文春) 何がゲスなのか? 文春によれば、宮崎氏は平日を妻と一緒に東京・赤坂の議員宿舎で過ごし、週末は選挙区のある京都の自宅に一人戻ることが多いそうだ。 この部屋の存在は、地元でもあまり知られていないという。それをいいことに、宮崎氏はここで不倫相手と会っているのだ。関係を続けている不倫相手は宮沢磨由氏(34)。あまり知られていないが、芸能活動を続ける現役タレントで、身長168センチ、バスト90センチのプロポーションを売りに、グラビアや舞台などで活躍している女性だという。 「実家は代々の資産家。着物の着付けもプロ並みという、女子力の高い美女です」(宮沢氏の知人) 巻頭のモノクログラビアでは宮崎氏と宮沢氏が別々にマンションから出てくるところがバッチリ写っている。 宮崎氏の経歴は、幼少時代をフィリピンで過ごし、早大商学部を卒業後、IT関連会社などを経て人材紹介のベンチャーを起業して、06年に加藤紘一元幹事長の三女鮎子氏と結婚した。加藤姓を名乗っていたが、わずか3年で離婚している。 鮎子氏との離婚も女性問題が原因の一つだといわれているそうだ。 2人のなれ初めは、昨年冬頃、ある会合で宮崎氏に声を掛けられた宮沢氏が一目で彼のことを気に入り、すぐに深い関係になったという。彼女は彼が結婚していることも、妻が出産を控えていることも知りながら「絶対に別れたくない」といって、周囲を心配させているそうである。 イクメンからゲスメンに成り下がった宮崎氏はどう答えるのか。文春は宮崎氏の携帯に電話をかけた。すると、 「いやいやいや……もう勘弁してくださいよ。どういう時期か分かってるでしょ!」 深いため息をついて一方的に電話を切ったという。 別の日に、妻の見舞いを終えて病院から出てきた宮崎氏を改めて直撃。 ──宮沢さんという女性のことを聞くと、 「知らないよ。知らない、知らない」 知らぬ存ぜぬで切り抜けられるはずはないのだが、宮崎氏とすれば、これから起こるであろう諸々のバッシングに頭の中が真っ白になっていたに違いない。 男の子買春議員、パンツ盗人議員、あっせん利得疑惑議員の次は、ゲスメン議員か。これだけ自民党議員にスキャンダルが頻発しているのに、安倍内閣の支持率が下がらないというのは「異常」というしかない。 宮沢氏の母親がインタビューにこう答えている。 「娘から何となくは聞いています。でも、その議員さんは子供が生まれたばかり。結婚も二度目でしょう。娘は独身ですが、分別ある年齢です。まさかそこまで馬鹿じゃないと思う。私は娘を信じています」 だが、あまりにもふざけた振る舞いに宮崎議員への風当たりは強く、安倍首相も庇いきれなくなったのだろう。2月12日に宮崎議員が国会内で記者会見して、議員辞職することを表明した。 不倫相手とは1月4日に着物の着付けをしてもらったことで知り合い、会ったのは3回。京都へ行こうと誘ったのは自分からだったと認めた。妻のお産に立ち会い無事産まれたが、妻の産後が思うように回復していないのに、このような不適切な行為を行ったことを申し訳なく思い、妻と子どもには一生涯償っていきたいと、時折大きく息を吸い、目を潤ませながら何度も頭を下げた。 私はニコニコ動画で中継を見ていたのだが、野々村某とは違って潔く自らの愚行を認め、辞職したのは男らしくてよかった。 不倫を報じられた国会議員が、記者会見を開いて謝罪し辞職するというのは初めてではないか。いい前例になったと思う。買春疑惑、盗人疑惑の自民党議員も記者会見を開き、疑惑を認めるなり反論するなりしたらどうだろうか。 放映中にコメントが次々に流れたが、「もう文春は神」「センテンススプリングの破壊力」など文春を評価するコメントが多かった。他の週刊誌の諸君はこれを見てどう思ったのだろう。 【巻末付録・現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!】 まずはグラビアから。ポストは例によって新シリーズ「きれいな渡辺さん」を巻頭に持ってきている。後半は「イエローキャブ『巨乳伝説』」で、かとうれいこ、雛形あきこ、堀江しのぶ、細川ふみえ、佐藤江梨子などの豊満な胸を強調したグラビア。「写真家たちの『アートなエロス』」という芸術ヌード。ヘアはチョッピリある。 現代はSEXYとは違うが、ひと味違う「自律神経に効く 大人の『塗り絵』」をやっている。塗るだけで体の調子が良くなると、医学的にも塗り絵は推奨されているそうだ。 今週の売り物は、例のイクメンからゲス議員に成り下がった宮崎謙介議員と京都でお泊まりをした「不倫相手の宮沢磨由さん(34歳)」のセクシーショットを公開している。 なかなかそそるカラダだが、宮崎議員はこの写真をどう見るのだろう。感想を聞いてみたいね。 笑えるのは「英国・名門オックスフォード大 女子ラクビー部員が全裸に」というグラビア。たくましすぎてこちらが萎える。もう一本は、「佐々木心音 もう限界」。女優が挑む新境地というなかなかHな写真である。 おまけに袋とじは巨匠・沢渡朔氏が撮ってあった「半分弱」じゃなかった「范文雀」の幻のヘアヌード。懐かしいね。カワイイヘアもある。 グラビアでは現代が圧勝だ。 さて記事のほうは、あいも変わらずポストは「死ぬまでSEX」。ベッキー騒動で不倫は180度変わったというのだ。 要は、ベッキーのようにヘマをしないで偽装工作を完璧にするようになったというのだ。男はそれにだまされ続けているというお話だが、新味はない。 現代のほうもマンネリ一歩手前の「あの素晴らしいセックスをもう一度」。女から「大きいのね」「お強いわ」といわれれば、男は奮い立つというのだが、当たり前すぎて紹介する気にもならない。 もう一本は「スマホで楽しむエロ動画 みんなが困っていることにお答えします」。エロ動画を見ていて高額請求が来たらどうするのかなどの質問に答えるというもの。 そして今週も、若手実力派女優たちの「覚悟のヌード」と謳って、常盤貴子・鈴木保奈美・水野美紀・市川由衣・高岡早紀・吉高百里子・沢尻エリカなど名前は豪華だが、彼女たちのヘアヌード写真を拝めるわけではない。欲求不満になる。 というわけで今週もグラビアで圧勝した現代の勝ち! (文=元木昌彦)「週刊文春」(2/18号、文藝春秋)
批判殺到の小保方晴子氏に残された起死回生策は「ヘア・ヌード」しかない!?
今週の注目記事・第1位 「汚れたヒーロー『覚醒剤番長』清原和博 猜疑心と孤独に怯えた日々」(「フライデー」2/19号) 「警視庁組対5課はずっと見ていた 清原和博がシャブ漬けになるまで」(「週刊現代」2/20号) 第2位 「黒い割烹着『小保方手記』に『笹井副センター長』未亡人単独インタビュー」(「週刊新潮」2/11号) 「小保方晴子さんを許さない3人の女」(「週刊文春」2/11号) 第3位 「甘利大臣辞任スクープ すべての疑問に答える」(「週刊文春」2/11号) 第4位 「石坂浩二(74)イジメ <司会降板>『なんでも鑑定団』プロデューサーの“犯行動機”」(「週刊文春」2/11号) 第5位 「澤穂希『参院選に自民から出馬』情報を母に直撃!」(「週刊文春」2/11号) 「長女『貴子』の自民党移籍を決断した『鈴木宗男』の目算」(「週刊新潮」2/11号) 第6位 「みずほ銀行『51歳・東大卒・頭取候補』が何もかも失った瞬間」(「週刊現代」2/20号) 第7位 「1100万円の損害賠償請求へ 10歳と9歳の兄弟が“父親”を訴えた!」(「週刊ポスト」2/19号) 第8位 「『貴乃花』VS.『八角』どちらが強いか?」(「週刊新潮」2/11号) 第9位 「ようやく解明された『ベッキー』の『LINE』だだ漏れの真相」(「週刊新潮」2/11号) 「ベッキーそっくりAV嬢<西田カリナ>の『ポジティブになる喘ぎ声』」(「フライデー」2/19号) 第10位 「TBS吉田明世アナ『大手広告マンと反同棲中!』」(「フライデー」2/19号) 第11位 「株も不動産も原油も金もみんな上がるぞ そして『日経平均2万5000円』も見えてきた」(「週刊ポスト」2/19号) 「お金の常識がかわった 初めてのマイナス金利」(「週刊現代」2/20号) 第12位 「『糖質制限』の食事はいったい何が凄いのか」(「週刊ポスト」2/19号) 巻末特集 現代とポストのSEX記事はどちらが凄いか! 糖質制限、炭水化物ダイエットがブームだそうだ。私の周りにも少なからずいる。たしかに現代人は糖質を過剰に摂取しているのだろうが、体に悪いものほどおいしいの喩え通り、ポストが「さまざまな疾病リスクの低下につながる」と説いても、私には止められそうにない。 ポストが表にしている糖質が多いとされる、ご飯、パン、うどん、そば、餃子、じゃがいも、フルーツ、日本酒が大好きである。 もちろん飲むときは焼酎やホッピーにしてはいるが、それは安いからで、いい日本酒ほど美味いものはない。この歳まで生きたのだから、今夜は奮発していい日本酒をしこたま飲むか。 今日(2月8日)も株は値を下げているようだ。このところ意地になっているのではないかと心配になるポストは、今週も「日経平均2万5000円もみえてきた」と特筆大書している。 インバウンドが大きく伸びる! 格安原油と金の反転上昇! と大声で煽っているが、時事通信(2月8日付)は「物価変動の影響を除いた実質賃金指数は0.9%減と、4年連続の減少となった。基本給は増加しているが、消費者物価の上昇に追い付いていないためだ」と報じている。 現代がいうように、マイナス金利になったのだから、「住宅ローンは即借り換え」「今年はずっと円安」「ブラジル型投信は叩き売れ」「マイナス金利時代は銀行員を信じるな」などのほうが、どうやら正しいように思えるのだが。 確かに、安倍政権は参議院選を控えているし、安倍首相は参議院選で大勝して憲法改正に手を付けたいのだから、相当な株価対策を含めたその場限りの経済対策を行うことは間違いない。 だが、それも国民の目を眩ます瞬間風速でしかないはずである。それに騙されない目と耳を持つことが、われわれに必要なこと、いうまでもない。 ところでゴルフのフェニックス・オープンで松山英樹が優勝した。快挙である。それもリッキー・ファウラー(米国)とのプレーオフを制したのだから凄い。 去年はスピースの年だったが、今年は松山の年になりそうだ。 10位はフライデーの張り込みネタ。TBSの『サンデー・ジャポン』などいくつものレギュラーをもつ吉田明世アナ(27)が、大手広告代理店の男(32らしい)と半同棲生活を送っているというのである。 「A氏は俳優の伊勢谷友介を思わせる、彫りの深い美形。トークも上手いようで道中、何度も吉田アナを笑わせた」(フライデー) 吉田アナはフライデーの直撃に慌てながらも、A氏との交際は認めている。相手が既婚者なんてことがないように祈る。 新潮が、ベッキーと「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(文中ではなぜか「ボーカル」と実名なし)のLINEによるやりとりがダダ漏れになった真相が解明されたと報じている。 これは「LINEクローン」だというのだが、私のようにIT音痴にはよくわからない。ITジャーナリストの三上洋氏のコメントを紹介する。 「これはアンドロイドのスマホには起きず、iPhoneにだけ発生する“弱点”です。機種変更でパソコンを通じてデータを引き継ぎますよね。その際、旧機種にはデータが残ったまま。初期化しない限り、ふたつの電話から、LINEが閲覧できる状況が生まれるのです」 ということらしい。「パスコードを突破するなどいくつかの条件はあるにせよ、“中より鍵を掛けた”妻の、浮気の証拠集めの時間が始まるのだ」(新潮)というのだから、やはりやりとりを見たのは妻ということなのだろう。以前にもそう書いていたはずではないか。 なんでまたと思うが、このことはスマホ中毒者には大問題らしく、朝日新聞(2月4日付)でもこう書いている。 「『めっちゃ怖い』『なぜ何回も流出?』。2度にわたる流出への不安の声がネット上で相次ぐ中、LINE側は1月22日、公式見解を発表。一つのアカウントは1台のスマホでしか使えず、メールアドレスやパスワード(PW)、端末が適切に保護されていれば、『やりとりが第三者に渡ることはない』とした」 私も昔、某女とのやりとりを知り合いに盗み見られたことがあったから、いえた義理ではないが、何事も謀は密なるを以てよしとするのだ。 先週のポストでビートたけしがこういっていた。 「ベッキーはここでどう転じるかが勝負だよな。あの『自宅連れ込み不倫』の矢口真里なんて、けっこううまく立ち回ったほうだと思うけど、それでもやっぱり騒動前に比べりゃ姿を見かけなくなったんでね。こういうスキャンダルからカムバックするってのはなかなか大変だよ。ベッキーの本当の『スター性』が問われるのはこれからだ」 不倫騒動からフライデー編集部襲撃など、何度もスキャンダルを起こしては這い上がってきた、たけしのいい分だけに、説得力がある。 そういえば笑っちゃいけないのだろうが、フライデーのグラビア「ベッキーそっくりAV嬢・西田カリナ」というのが笑える。ベッキーは日英のハーフでこちらは日米ハーフだそうだが、ソックリである。といっても私はベッキーのSEXのときの表情を知っているわけではないが。これは一見の価値あり。 第8位。新潮が熱心にやっている次期理事長“抗争”だが、門外漢の私にはよくわからない。北の湖前理事長の突然の死で代行になった八角親方と、そのやり方を批判する貴乃花親方、どちらが3月28日に行われる評議員会で理事長に選ばれるかという“争い”のようだ。先日行われた理事候補選挙で2人を除く8人の顔ぶれが決まり、「現状では、5対3で貴乃花親方が優勢」(スポーツ紙記者)のようだが、まだまだ不確定要素があるそうだ。 どちらかというと私は、貴乃花に一度やらせてみたいと思う。それは彼のリーダーシップというより、彼ならこれまでと違うことをやるのではないかという淡い期待と、彼の部屋が私の住んでいる中野区にあるからである。 ポストが10歳の長男と9歳の次男が、母親の交際相手の男性から虐待を受けたとして、兄が550万円、弟も550万円の計1,100万円の損害賠償を求めた訴訟が仙台地裁に起こされたと報じている。 さらに驚くのは、被告となったのが宮城県議会議員の境恒春氏(36)だというのだ。境氏は以前、歌手活動していた元タレントだという。11年11月にみんなの党から県議選に出馬して初当選。昨年10月には維新の党から出馬して当選を果たしている。 もっとも境氏は虐待の事実はないと話し、強く叱ったことが誤解されたのだと反論しているのだが。 母親の父で、その兄弟の祖父にあたる高橋清男氏・気仙沼市議がこう語っている。 「彼の第一印象は好青年で、この人なら娘と孫を任せてもいいと思えたが、それが間違いだった。14年8月のことです。伯父(母親の兄=筆者注)が長男の額に大きなコブを発見したのです。問い詰めたところ境氏に殴られたことがわかりました。伯父が兄弟を児童相談所に連れて行き、そこで改めて事情を聞くと、暴力の数々が明らかになったのです」 境氏のほうも弁護士を立てて対応するといっている。どちらのいい分が正しいのかは、これを読む限りわからないが、県議という公の人間がDVで訴えられるというのは、それだけでも辞職に値する「醜聞」に違いあるまい。続報を待ちたい。 現代が、みずほ銀行のエリート銀行員が、たった7,000円のタクシー料金を払わず警察沙汰になり、将来を棒に振ったと報じている。 この御仁、みずほ銀行公共法人部長の小山田泰幸容疑者(51歳)で、泥酔してタクシー運転手に暴行し、料金を払わずに立ち去ったというのだ。 運転手が警察に通報し、自宅で山田容疑者を逮捕した。彼は、ふざけるなとはいったが殴ってはいないと容疑を否認しているが、料金を払わなかったことは確かなようだ。 酔った上とはいえ、カネを払わなかったのは大変な落ち度だが、それだけではあるまい。相当な暴力沙汰がなくて、ここまでこじれるとは思いにくい。 現代によると、彼はエリートで「タイミング次第では頭取だって夢ではなかったはずです」(メガバンク関係者)といわれていたそうだ。 酒は人を狂わせ人生をも狂わせる。 現代の中で、タクシー運転手の気になる言葉がある。 「会社からは運賃の支払いなどでお客さんと揉めたら、すぐ警察に通報するようにいわれています。(中略)証拠はしっかり残っていますから」 クルマの中でのやりとりを「録音」か何かしているということだろうか。いった、いわないのトラブルは両者のいい分だけでは判断しにくい。それを裏付けるものが今回もあったというのか。酒飲み諸君、気をつけような。 文春は現役を引退した女子サッカーの澤に対して、自民党から夏の参院選へ「出馬」させられないかという待望論が出ていると報じている。 私は、彼女は聡明だからそのようなことはないと信じる。だが、参議院選が近くなると「お飾りでもいいから華やかな」人をと、各党から芸能人やスポーツ選手の名前が上がる。 しょせん、座って一票賛成票を投じてくれればいいということだから、まともな人は出ない。 新潮によれば、地域政党「新党大地」の鈴木宗男代表の娘で民主党に所属する鈴木貴子衆院議員(比例北海道ブロック)が自民党に入党するという。 鈴木氏は北海道では根強い人気を誇るし、自民党は喉から手が出るほど欲しいのはわかるが、今、このタイミングでというのは鈴木氏らしいというか、今だったら娘を高く売れるということなのだろう。 やはり、この人の「根性」は変わっていなかったようだ。 国会では、安倍首相が次の参議院選挙で勝てば憲法改正を視野に入れるという姿勢を鮮明にしてきている。安倍発言で見逃せないのが立憲主義についてである。 「立憲主義とは憲法で権力を縛る考え方とされ、日本国憲法でも99条で閣僚や国会議員らに憲法尊重擁護義務を定める。ただ、首相は14年の国会答弁で『憲法について国家権力を縛るものだという考え方はあるが、それはかつて王権が絶対権力を持っていた時代の主流的な考え方だ』と語った」(朝日新聞2月5日付) 呆れ果てた認識である。民主党議員は首相の姿勢について「立憲主義に否定的だ」と批判したが、そんな生ぬるいいい方ではダメだ。自らが絶対権力者だと錯覚し、憲法を改正して国民をふん縛り、意のままに操ろうと考えている人間には、真っ向から「立憲主義を否定する人間は国民の敵だ」ぐらいなことをいわなければわかりはしない。 日本には言論表現の自由も、政権選択の自由も失われつつあると、思わざるを得ない。 第4位。私は会ったことはないが、石坂浩二(74)はだいぶ前に大橋巨泉事務所に所属していた。今フジテレビの『とくダネ!』をやっている小倉智昭も同じ事務所だった。 私は巨泉さんとは長い付き合いだが、彼が参議院選挙に出て当選すると、石坂氏は政治色が出るのを嫌がったのだろう、巨泉事務所を離れ、たしか個人事務所をつくったと記憶している。 彼はたいそうな博学だそうだが、彼の看板番組といっていいテレビ東京の『開運!なんでも鑑定団』の司会を3月降ろされることが、いろいろ憶測を呼んでいるようである。 はじめ聞いたとき、彼も歳だから認知症にでもなったのかと心配したが、そうではないようだ。 降板の内情をスクープしたのは女性自身(2月9日号)だった。「制作側がコメントを意図的にカットするという陰湿なイジメ」があったという。 何しろ、番組では石坂がしゃべっているのに、放送するときはその部分をカットしてしまうというのだ。たしかに編集すればそうはできるだろうが、石坂も芸能生活の長い実績のある俳優&タレントである。それにこの番組は22年間も続いていて一時は20%以上の視聴率を誇ったこともあるのだ。そんなイジメができるのだろうか? 文春によると、Aというプロデューサーが約15年前にチーフになった直後の忘年会で、Aが酔って石坂に突っかかり、それ以後2人の間はくすぶり続けてきたそうだ。 Aは鑑定士らがお宝を覗き見る「鑑定ルーム」を廃止し、鑑定額の算出にも口を出してきたという。 「お宝の鑑定は、実は予め鑑定士が鑑定し、決めています。しかしA氏がプロデューサーになってから、その事前鑑定の際に“過剰な演出”が入るようになったのです。『このお宝はトリだからもっと高値にしろ』とか、逆に『タダ同然にしろ』とか」(番組関係者) なんのことはない、素人が値付けをしていたのだ。美術商「こもれび」店主の北御門博氏もこう話す。 「05年に柿右衛門様式の壺が過去最高金額の五億円を叩き出しましたが、柿右衛門の壺で国宝級としても市場価格はせいぜい1億円程度。5億円というのは考えずらい」 こうした「インチキ」が明るみに出ることこそ、視聴者の不信感を募らせ視聴率低下につながるのではないか。私は今後絶対この番組は見ない! もともと見たことはないのだが。 結局、降板した石坂はBSジャパンで『極上!なんでも鑑定団 極上!お宝サロン(仮題)』という番組の司会者になるという。このイジメの話、どこぞの週刊誌が石坂からじっくり聞いてほしいものだ。 ところで、文春がスクープした甘利明TPP担当大臣の「収賄」疑惑は、甘利や秘書たちが辞めて済む話ではない。告発第3弾の中で、元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎氏が「検察が躊躇する理由は一つもない」と語っているが、あっせん利得処罰法までいけるかが今後の焦点になる。 ちなみにあっせん利得処罰法は、公職にある者(国会議員、地方公共団体の議会の議員又は長)が請託を受けて、その権限に基づく影響力を行使し、利益を収受したことが立証されれば、3年以下の懲役になるのである。公設秘書の場合は2年以下。 今回甘利氏側が10数回にわたり「接触」したUR(独立行政法人都市再生機構)は国交省が100%出資している独立行政法人であり、一色武氏にたかった清島健一氏は公設秘書である。 「秘書二名については、比較的立件が容易な政治資金規正法違反と業務上横領を“入り口事件”として身柄を確保すればいい。しかも、現金授受の事実や異例の(URとの=筆者注)面談回数、総務部長の同席など材料も揃っています。与党の有力議員である甘利氏の影響力を考えれば、あっせん利得処罰法違反まで広げていくことも十分可能です」(郷原氏) 辞任会見で涙を流して万事落着とはいかないようである。 甘利氏の後任に、安倍首相は気心が知れていると考えているらしい石原伸晃氏を就かせたが、新潮がリードで彼について書いているように「失言癖があるし、政治家としての能力にも疑問符が付く」。自民党に議員は数多いるが人材は乏しいようだ。 第2位。講談社から『あの日』という意味深なタイトルの本を出した小保方晴子氏だが、今週も文春、新潮が批判している。 先週書いたように、批判の多くは、共同研究者であった若山照彦・山梨大学教授に責任転嫁したり、毎日新聞の須田桃子記者の取材攻勢を「殺意を感じさせる」と難じたり、他のメディアにも敵意を剥き出しにしているのはいただけないというものである。 そして最大のポイントは先週のポストが指摘していたように「自らの口で発表した『STAP細胞はある』ことを科学者として示すこと」にあるはずなのに、できていないところである。 そこをスルーしてどんな弁明をしても、受け入れられるはずはない。元理研上級研究員の石川智久氏が文春でこう語る。 「自己弁護的な部分が文章から読み取れます。詳しく記述した部分と、事実をはぐらかした部分とのコントラストに違和感を憶えますね。特に、ES細胞の混入に関しては、記述に不明確な点が多いのです」 新潮では自殺した笹井氏の未亡人の「単独インタビュー」(文春でもインタビューしているが)をやっている。 そこで未亡人は、小保方氏宛の遺書に「STAP細胞を再現してください」と書いてあったことを認めている。 「主人はSTAP細胞現象そのものについては、最後まで『ある』と思っていたと思います」と語っているが、小保方氏への評価が変わったのは、彼女が作成した細胞が、若山教授が渡した元のマウスと遺伝子系統が異なることがわかってからだったという。 「この時には、これはもう致命傷だな、と言っていました。その頃には、論文を引っ込めた方が良い、と感じていたようです。“終わり”を覚悟していました。 ちょうどその頃でしょうか、主人は小保方さんについて、『研究者に向いていない』とこぼすようになりました。科学の世界はデータがすべて。証明するものはそれしかない。たとえ悪意のないミスであったとしても、データをそれだけ杜撰に扱うということは、信用できるものは何もなくなってしまう──と非常に驚いていたのです。(中略)その頃になると、主人は小保方さんには『根本的に研究者としての適正がない』と思うようになっていました」 しかし未亡人は、小保方氏とは「いつかいろいろ話をしてみたいと思います」といっている。それだけに「またいつか本を出すのだったら、もう少し、感情を抑え、客観的な、科学的なものを出してほしい」という指摘は、私にも頷ける。 最後に小保方さんにアドバイス。次は絶対に男たちからは批判されないヘア・ヌード写真集でも出したらいかがだろう。 今週の第1位は元プロ野球選手・清原和博が覚せい剤所持容疑で逮捕されたことについてのフライデーと現代の記事。 清原にクスリ疑惑があることは、1年半ほど前に文春が報じていた。あれほど明らかな薬中毒症状が出ているのに逮捕されないのかと思っていたが、やはり内偵されていたのだ。 文春が歌手・ASKAの同様の疑惑を報じたときも、逮捕までにはかなり時間がかかった。清原も外出するときはかなり用心深くしていたため、現行犯逮捕に時間がかかったのだろう。 先週の新潮で、ASKAの逮捕によって覚せい剤密売ルートが潰されたと報じていたが、それと同じ組織なのだろうか。 朝日新聞(2月4日付)で、同じように覚せい剤で逮捕、起訴され、実刑を受けた江夏豊が、「(清原も=筆者注)結局、寂しかったんやろうな」と語っている。 そういえば以前、フライデーが掲載した離婚発表前日の写真を思い出した。亜希夫人が次男と一緒にクルマの中で弁当を食べようとしてところへポルシェに乗った清原が近づく。気付いた息子が道を横切り、クルマから出てきた清原に「パパ~ッ」と飛びつく。 清原は抱き上げて「おそらく涙を浮かべながら」(フライデー)高い高いをしていた。泣かせる写真だった。 会見で清原は、「今は自由に子供に会えへんのが一番ツライ。毎日、子供の写真を眺めてはひとりで泣いてんねん……」と語った。同情する気はないが、寂しさはわかる気がする。 そしてやっぱり“番長”清原のことはフライデーだ。逮捕される2週間ほど前にインタビューしていたそうだ。そこで息子たちへの“愛”を語っている。 「週末になったら、息子に会える。いまはそれだけが楽しみで、それだけを支えに生きてるわ。そのほかの日はメチャメチャ寂しいから、息子とLINEできるように、わざわざ専用のiPhoneも買うたし」 文春の薬物疑惑報道と離婚で一気に周りから人が離れ、仕事もまったくなくなったという。大阪・岸和田に住む両親についてこう語る。 「こないだ大阪に帰って、(認知症の施設に)入院しているお母さんのところに行った。手ェ握ったら、小さァなっててな。だいぶいろいろわからんようになってるのに、オレに『一人で大丈夫か』って何べんも聞くねん。涙出てきて」 そりゃこんな出来の悪い息子を持ちゃ、認知症の母親だって心配で心配でたまらんやろう。 離婚の原因は「DVと薬物使用を見られたり、疑われたことではないのか」という問いに、「ないない」といい張った。そして最後に、 「いろいろ腹の立つヤツもおるけど、殴ったりしたら、自分の息子を犯罪者の子にしてしまう。それだけは絶対しとうない」 暴力沙汰よりもっと恥ずかしい覚せい剤で逮捕。清原は次に息子に会ったとき、どんな言葉をかけるのだろうか。 現代には、以下のような気になる記述がある。警察に清原の有力情報をもたらしたのは、清原にとって無二の親友ともいえる人物だったようだというのだ。 「現役時代から、20年以上にわたって親交のあった男です。いわゆるタニマチではなく、互いに貸し借りがあったワル仲間。本人もかつてヤクの所持で逮捕されたことがあるだけに、清原の購入経路などもよく知っていた。この男が清原からのメールをタレ込み、組対5課はXデーを掴んだのでしょう」(全国紙警視庁担当デスク) つまり、清原は親友に売られたというのである。 それに10年以上前から清原は捜査対象としてマークされていたという見方もあるそうだ。 薬物に手を染めた背景には、盛んだった関西の有力暴力団との交流があるのかもしれないと書いている。 発端は、1996年12月31日に行われた「賭けゴルフ」だといわれているそうだ。 その年の10月に巨人に移籍したばかりだった清原は、この日、神戸のゴルフクラブにおいて山口組組員らと賭けゴルフを楽しんだという。 すると翌年3月、唐突に別の暴力団構成員からその際の写真を見せられ、カネを支払えと脅されたというのである。 「このトラブルを解決するために、清原はさらに有力な暴力団幹部に接近したんでしょう。彼らとズブズブな関係になっていった」(清原の知人) 妻も子どもも離れ、友人からも裏切られる。そのウサを晴らすのは銀座のクラブの女性と覚せい剤しかなかったのだろうか。虚勢を張り続けた男の末路は哀れだが、清原がプロ野球に残した業績は消えはしない。覚せい剤を断ち切り、ワルい連中と手を切り、根性を入れ替えれば野球界がなんらかの形で迎え入れないとも限らない。それだけの選手だったのに、惜しい。 さて最後に現代とポストのSEXYグラビアとSEX記事比べにいこう。 ポストは巻頭から、3週前から始まった「きれいな渡辺さん」。巻末ではこの謎の美女のインタビューまで掲載している。そうとう気合いが入っている。 それに続いて「まだまだ蘇る!青春70’s~80’sビキニのヒロイン」は、アグネス・ラム、川島なお美、坂口良子のSEXYグラビア。 後半のグラビアは「バカにできない美味しさオーバーザット缶詰」と「深夜食堂24時」だけで、SEXYグラビアはなし。ポストはどうやら、あのPLAYBOYのように、ヘアヌードから撤退する心づもりではないのか。だが、以前にもヘアヌードをやめて部数が落ち込んだため、慌てて再開したことがある。今度はどうなりますか。 かたや現代のほうは、そんな素振りは少しも見せないが、今週はややおとなし目だ。グラビアは「柳瀬早紀100cm・Iカップ 」、「真冬のチラリズム 夏より嬉しいハプニング」、「美竹すず 最新ヘアヌード」。袋とじは「世界ヴァギナ選手権を勝ち抜いた40人の美しき女性器を封入!」とタイトルは凄いが、中はもちろん、そのものズバリはない。 記事にいこう。ポストの「死ぬまでSEX」、今週はバレンタインのお話。 そもそもチョコレートは、江戸後期に長崎の出島に出入りしていたオランダ人から日本にもたらされたそうだ。 『長崎見聞録』(1800年)には、「しょくらと(チョコレート)は、紅毛人(オランダ人)が持ち渡る腎薬」との記述があるそうだ。 昔からチョコレートは、滋養強壮薬とされてきた。つまり、チョコという“絶倫食”を女性から男性に贈るバレンタインの文化は、愛の告白というよりも、「これを食べて私とセックスしてくれませんか」と誘惑する儀式(?)なのだという。ずいぶん分男勝手のこじつけだが、多くの男性はそうした女の下心に気づいていないのは女性に失礼だというのだろう。 今やチョコレートは食べるだけではなくSEXの小道具としても重要だそうだ。 「顔用やボディー用のチョコレートも販売されています。瓶入りのチョコレートソースを付属の筆で体にペイントできるものもあって、もちろん舐めても大丈夫。チョコレートでできたランジェリーもありますよ」(関係者) チョコレートのランジェリーは男性用と女性用があり、男性の場合、そのパンツを穿いた上からフェラをしてもらう。 普段はフェラに消極的な彼女も、これなら楽しく奉仕してくれるかもしれないそうである。逆に女性にチョコレート製のパンティを穿かせて、甘いチョコを舐めながら徐々に秘部を露わにしていくのも、お互いかなり興奮しそうだという。 バレンタインで義理チョコをくれた女性に、そういってみたら。 現代は「舌技を極める」と題して、なぜ舐めるのか、人間だけに許された舐めるという快楽を追求している。 動物行動学が専門の帝京科学大学准教授・篠原正典氏はこういう。 「舐める行為は、繁殖に直接関係ないにもかかわらず、長い時間をかけ快感を与えることを意味します。そのような行為が『長時間かけて行う子育てを成功させること』を予感させるのではないかと考察するジャレド・ダイアモンドのような生物学者もいます」 女性は性器や身体を舐められるほど「本能」がパートナーへの信頼感に包まれ、深い絶頂へと導かれていくそうだ。 さらに女性は、男性の低い声に本能的に性感を感じるため、次第に舌からの刺激を性感と錯覚し、濡れてしまうという。 続いては相当のページを使って「週刊現代スペシャル」と称し、有名女優が次々とヌードになった時代を回顧する対談を組んでいる。 かつて写真集が出た原田美枝子、早乙女愛、宮沢りえ、麻田奈美、大竹しのぶ、高岡早紀、菅野美穂、手塚理美、竹田かほり、藤田朋子、石田えり、川上麻衣子、葉月里緒奈、樋口可南子などが俎上にのるが、その写真集が見られるわけではない。 もう一本の「銀幕ヌード編」も、映画の中で、松坂慶子『青春の門』、かたせ梨乃『極道の妻たち』、石田えり『遠雷』、竹下景子『祭りの準備』、南野陽子『寒椿』たちが、いかに素晴らしいカラダを見せたかということを話し合っているだけものである。 ということで今週は両誌ともに迫力不足で引き分けとする! (文=元木昌彦)「フライデー」(2/19日号、講談社)
批判殺到の小保方晴子氏に残された起死回生策は「ヘア・ヌード」しかない!?
今週の注目記事・第1位 「汚れたヒーロー『覚醒剤番長』清原和博 猜疑心と孤独に怯えた日々」(「フライデー」2/19号) 「警視庁組対5課はずっと見ていた 清原和博がシャブ漬けになるまで」(「週刊現代」2/20号) 第2位 「黒い割烹着『小保方手記』に『笹井副センター長』未亡人単独インタビュー」(「週刊新潮」2/11号) 「小保方晴子さんを許さない3人の女」(「週刊文春」2/11号) 第3位 「甘利大臣辞任スクープ すべての疑問に答える」(「週刊文春」2/11号) 第4位 「石坂浩二(74)イジメ <司会降板>『なんでも鑑定団』プロデューサーの“犯行動機”」(「週刊文春」2/11号) 第5位 「澤穂希『参院選に自民から出馬』情報を母に直撃!」(「週刊文春」2/11号) 「長女『貴子』の自民党移籍を決断した『鈴木宗男』の目算」(「週刊新潮」2/11号) 第6位 「みずほ銀行『51歳・東大卒・頭取候補』が何もかも失った瞬間」(「週刊現代」2/20号) 第7位 「1100万円の損害賠償請求へ 10歳と9歳の兄弟が“父親”を訴えた!」(「週刊ポスト」2/19号) 第8位 「『貴乃花』VS.『八角』どちらが強いか?」(「週刊新潮」2/11号) 第9位 「ようやく解明された『ベッキー』の『LINE』だだ漏れの真相」(「週刊新潮」2/11号) 「ベッキーそっくりAV嬢<西田カリナ>の『ポジティブになる喘ぎ声』」(「フライデー」2/19号) 第10位 「TBS吉田明世アナ『大手広告マンと反同棲中!』」(「フライデー」2/19号) 第11位 「株も不動産も原油も金もみんな上がるぞ そして『日経平均2万5000円』も見えてきた」(「週刊ポスト」2/19号) 「お金の常識がかわった 初めてのマイナス金利」(「週刊現代」2/20号) 第12位 「『糖質制限』の食事はいったい何が凄いのか」(「週刊ポスト」2/19号) 巻末特集 現代とポストのSEX記事はどちらが凄いか! 糖質制限、炭水化物ダイエットがブームだそうだ。私の周りにも少なからずいる。たしかに現代人は糖質を過剰に摂取しているのだろうが、体に悪いものほどおいしいの喩え通り、ポストが「さまざまな疾病リスクの低下につながる」と説いても、私には止められそうにない。 ポストが表にしている糖質が多いとされる、ご飯、パン、うどん、そば、餃子、じゃがいも、フルーツ、日本酒が大好きである。 もちろん飲むときは焼酎やホッピーにしてはいるが、それは安いからで、いい日本酒ほど美味いものはない。この歳まで生きたのだから、今夜は奮発していい日本酒をしこたま飲むか。 今日(2月8日)も株は値を下げているようだ。このところ意地になっているのではないかと心配になるポストは、今週も「日経平均2万5000円もみえてきた」と特筆大書している。 インバウンドが大きく伸びる! 格安原油と金の反転上昇! と大声で煽っているが、時事通信(2月8日付)は「物価変動の影響を除いた実質賃金指数は0.9%減と、4年連続の減少となった。基本給は増加しているが、消費者物価の上昇に追い付いていないためだ」と報じている。 現代がいうように、マイナス金利になったのだから、「住宅ローンは即借り換え」「今年はずっと円安」「ブラジル型投信は叩き売れ」「マイナス金利時代は銀行員を信じるな」などのほうが、どうやら正しいように思えるのだが。 確かに、安倍政権は参議院選を控えているし、安倍首相は参議院選で大勝して憲法改正に手を付けたいのだから、相当な株価対策を含めたその場限りの経済対策を行うことは間違いない。 だが、それも国民の目を眩ます瞬間風速でしかないはずである。それに騙されない目と耳を持つことが、われわれに必要なこと、いうまでもない。 ところでゴルフのフェニックス・オープンで松山英樹が優勝した。快挙である。それもリッキー・ファウラー(米国)とのプレーオフを制したのだから凄い。 去年はスピースの年だったが、今年は松山の年になりそうだ。 10位はフライデーの張り込みネタ。TBSの『サンデー・ジャポン』などいくつものレギュラーをもつ吉田明世アナ(27)が、大手広告代理店の男(32らしい)と半同棲生活を送っているというのである。 「A氏は俳優の伊勢谷友介を思わせる、彫りの深い美形。トークも上手いようで道中、何度も吉田アナを笑わせた」(フライデー) 吉田アナはフライデーの直撃に慌てながらも、A氏との交際は認めている。相手が既婚者なんてことがないように祈る。 新潮が、ベッキーと「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(文中ではなぜか「ボーカル」と実名なし)のLINEによるやりとりがダダ漏れになった真相が解明されたと報じている。 これは「LINEクローン」だというのだが、私のようにIT音痴にはよくわからない。ITジャーナリストの三上洋氏のコメントを紹介する。 「これはアンドロイドのスマホには起きず、iPhoneにだけ発生する“弱点”です。機種変更でパソコンを通じてデータを引き継ぎますよね。その際、旧機種にはデータが残ったまま。初期化しない限り、ふたつの電話から、LINEが閲覧できる状況が生まれるのです」 ということらしい。「パスコードを突破するなどいくつかの条件はあるにせよ、“中より鍵を掛けた”妻の、浮気の証拠集めの時間が始まるのだ」(新潮)というのだから、やはりやりとりを見たのは妻ということなのだろう。以前にもそう書いていたはずではないか。 なんでまたと思うが、このことはスマホ中毒者には大問題らしく、朝日新聞(2月4日付)でもこう書いている。 「『めっちゃ怖い』『なぜ何回も流出?』。2度にわたる流出への不安の声がネット上で相次ぐ中、LINE側は1月22日、公式見解を発表。一つのアカウントは1台のスマホでしか使えず、メールアドレスやパスワード(PW)、端末が適切に保護されていれば、『やりとりが第三者に渡ることはない』とした」 私も昔、某女とのやりとりを知り合いに盗み見られたことがあったから、いえた義理ではないが、何事も謀は密なるを以てよしとするのだ。 先週のポストでビートたけしがこういっていた。 「ベッキーはここでどう転じるかが勝負だよな。あの『自宅連れ込み不倫』の矢口真里なんて、けっこううまく立ち回ったほうだと思うけど、それでもやっぱり騒動前に比べりゃ姿を見かけなくなったんでね。こういうスキャンダルからカムバックするってのはなかなか大変だよ。ベッキーの本当の『スター性』が問われるのはこれからだ」 不倫騒動からフライデー編集部襲撃など、何度もスキャンダルを起こしては這い上がってきた、たけしのいい分だけに、説得力がある。 そういえば笑っちゃいけないのだろうが、フライデーのグラビア「ベッキーそっくりAV嬢・西田カリナ」というのが笑える。ベッキーは日英のハーフでこちらは日米ハーフだそうだが、ソックリである。といっても私はベッキーのSEXのときの表情を知っているわけではないが。これは一見の価値あり。 第8位。新潮が熱心にやっている次期理事長“抗争”だが、門外漢の私にはよくわからない。北の湖前理事長の突然の死で代行になった八角親方と、そのやり方を批判する貴乃花親方、どちらが3月28日に行われる評議員会で理事長に選ばれるかという“争い”のようだ。先日行われた理事候補選挙で2人を除く8人の顔ぶれが決まり、「現状では、5対3で貴乃花親方が優勢」(スポーツ紙記者)のようだが、まだまだ不確定要素があるそうだ。 どちらかというと私は、貴乃花に一度やらせてみたいと思う。それは彼のリーダーシップというより、彼ならこれまでと違うことをやるのではないかという淡い期待と、彼の部屋が私の住んでいる中野区にあるからである。 ポストが10歳の長男と9歳の次男が、母親の交際相手の男性から虐待を受けたとして、兄が550万円、弟も550万円の計1,100万円の損害賠償を求めた訴訟が仙台地裁に起こされたと報じている。 さらに驚くのは、被告となったのが宮城県議会議員の境恒春氏(36)だというのだ。境氏は以前、歌手活動していた元タレントだという。11年11月にみんなの党から県議選に出馬して初当選。昨年10月には維新の党から出馬して当選を果たしている。 もっとも境氏は虐待の事実はないと話し、強く叱ったことが誤解されたのだと反論しているのだが。 母親の父で、その兄弟の祖父にあたる高橋清男氏・気仙沼市議がこう語っている。 「彼の第一印象は好青年で、この人なら娘と孫を任せてもいいと思えたが、それが間違いだった。14年8月のことです。伯父(母親の兄=筆者注)が長男の額に大きなコブを発見したのです。問い詰めたところ境氏に殴られたことがわかりました。伯父が兄弟を児童相談所に連れて行き、そこで改めて事情を聞くと、暴力の数々が明らかになったのです」 境氏のほうも弁護士を立てて対応するといっている。どちらのいい分が正しいのかは、これを読む限りわからないが、県議という公の人間がDVで訴えられるというのは、それだけでも辞職に値する「醜聞」に違いあるまい。続報を待ちたい。 現代が、みずほ銀行のエリート銀行員が、たった7,000円のタクシー料金を払わず警察沙汰になり、将来を棒に振ったと報じている。 この御仁、みずほ銀行公共法人部長の小山田泰幸容疑者(51歳)で、泥酔してタクシー運転手に暴行し、料金を払わずに立ち去ったというのだ。 運転手が警察に通報し、自宅で山田容疑者を逮捕した。彼は、ふざけるなとはいったが殴ってはいないと容疑を否認しているが、料金を払わなかったことは確かなようだ。 酔った上とはいえ、カネを払わなかったのは大変な落ち度だが、それだけではあるまい。相当な暴力沙汰がなくて、ここまでこじれるとは思いにくい。 現代によると、彼はエリートで「タイミング次第では頭取だって夢ではなかったはずです」(メガバンク関係者)といわれていたそうだ。 酒は人を狂わせ人生をも狂わせる。 現代の中で、タクシー運転手の気になる言葉がある。 「会社からは運賃の支払いなどでお客さんと揉めたら、すぐ警察に通報するようにいわれています。(中略)証拠はしっかり残っていますから」 クルマの中でのやりとりを「録音」か何かしているということだろうか。いった、いわないのトラブルは両者のいい分だけでは判断しにくい。それを裏付けるものが今回もあったというのか。酒飲み諸君、気をつけような。 文春は現役を引退した女子サッカーの澤に対して、自民党から夏の参院選へ「出馬」させられないかという待望論が出ていると報じている。 私は、彼女は聡明だからそのようなことはないと信じる。だが、参議院選が近くなると「お飾りでもいいから華やかな」人をと、各党から芸能人やスポーツ選手の名前が上がる。 しょせん、座って一票賛成票を投じてくれればいいということだから、まともな人は出ない。 新潮によれば、地域政党「新党大地」の鈴木宗男代表の娘で民主党に所属する鈴木貴子衆院議員(比例北海道ブロック)が自民党に入党するという。 鈴木氏は北海道では根強い人気を誇るし、自民党は喉から手が出るほど欲しいのはわかるが、今、このタイミングでというのは鈴木氏らしいというか、今だったら娘を高く売れるということなのだろう。 やはり、この人の「根性」は変わっていなかったようだ。 国会では、安倍首相が次の参議院選挙で勝てば憲法改正を視野に入れるという姿勢を鮮明にしてきている。安倍発言で見逃せないのが立憲主義についてである。 「立憲主義とは憲法で権力を縛る考え方とされ、日本国憲法でも99条で閣僚や国会議員らに憲法尊重擁護義務を定める。ただ、首相は14年の国会答弁で『憲法について国家権力を縛るものだという考え方はあるが、それはかつて王権が絶対権力を持っていた時代の主流的な考え方だ』と語った」(朝日新聞2月5日付) 呆れ果てた認識である。民主党議員は首相の姿勢について「立憲主義に否定的だ」と批判したが、そんな生ぬるいいい方ではダメだ。自らが絶対権力者だと錯覚し、憲法を改正して国民をふん縛り、意のままに操ろうと考えている人間には、真っ向から「立憲主義を否定する人間は国民の敵だ」ぐらいなことをいわなければわかりはしない。 日本には言論表現の自由も、政権選択の自由も失われつつあると、思わざるを得ない。 第4位。私は会ったことはないが、石坂浩二(74)はだいぶ前に大橋巨泉事務所に所属していた。今フジテレビの『とくダネ!』をやっている小倉智昭も同じ事務所だった。 私は巨泉さんとは長い付き合いだが、彼が参議院選挙に出て当選すると、石坂氏は政治色が出るのを嫌がったのだろう、巨泉事務所を離れ、たしか個人事務所をつくったと記憶している。 彼はたいそうな博学だそうだが、彼の看板番組といっていいテレビ東京の『開運!なんでも鑑定団』の司会を3月降ろされることが、いろいろ憶測を呼んでいるようである。 はじめ聞いたとき、彼も歳だから認知症にでもなったのかと心配したが、そうではないようだ。 降板の内情をスクープしたのは女性自身(2月9日号)だった。「制作側がコメントを意図的にカットするという陰湿なイジメ」があったという。 何しろ、番組では石坂がしゃべっているのに、放送するときはその部分をカットしてしまうというのだ。たしかに編集すればそうはできるだろうが、石坂も芸能生活の長い実績のある俳優&タレントである。それにこの番組は22年間も続いていて一時は20%以上の視聴率を誇ったこともあるのだ。そんなイジメができるのだろうか? 文春によると、Aというプロデューサーが約15年前にチーフになった直後の忘年会で、Aが酔って石坂に突っかかり、それ以後2人の間はくすぶり続けてきたそうだ。 Aは鑑定士らがお宝を覗き見る「鑑定ルーム」を廃止し、鑑定額の算出にも口を出してきたという。 「お宝の鑑定は、実は予め鑑定士が鑑定し、決めています。しかしA氏がプロデューサーになってから、その事前鑑定の際に“過剰な演出”が入るようになったのです。『このお宝はトリだからもっと高値にしろ』とか、逆に『タダ同然にしろ』とか」(番組関係者) なんのことはない、素人が値付けをしていたのだ。美術商「こもれび」店主の北御門博氏もこう話す。 「05年に柿右衛門様式の壺が過去最高金額の五億円を叩き出しましたが、柿右衛門の壺で国宝級としても市場価格はせいぜい1億円程度。5億円というのは考えずらい」 こうした「インチキ」が明るみに出ることこそ、視聴者の不信感を募らせ視聴率低下につながるのではないか。私は今後絶対この番組は見ない! もともと見たことはないのだが。 結局、降板した石坂はBSジャパンで『極上!なんでも鑑定団 極上!お宝サロン(仮題)』という番組の司会者になるという。このイジメの話、どこぞの週刊誌が石坂からじっくり聞いてほしいものだ。 ところで、文春がスクープした甘利明TPP担当大臣の「収賄」疑惑は、甘利や秘書たちが辞めて済む話ではない。告発第3弾の中で、元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎氏が「検察が躊躇する理由は一つもない」と語っているが、あっせん利得処罰法までいけるかが今後の焦点になる。 ちなみにあっせん利得処罰法は、公職にある者(国会議員、地方公共団体の議会の議員又は長)が請託を受けて、その権限に基づく影響力を行使し、利益を収受したことが立証されれば、3年以下の懲役になるのである。公設秘書の場合は2年以下。 今回甘利氏側が10数回にわたり「接触」したUR(独立行政法人都市再生機構)は国交省が100%出資している独立行政法人であり、一色武氏にたかった清島健一氏は公設秘書である。 「秘書二名については、比較的立件が容易な政治資金規正法違反と業務上横領を“入り口事件”として身柄を確保すればいい。しかも、現金授受の事実や異例の(URとの=筆者注)面談回数、総務部長の同席など材料も揃っています。与党の有力議員である甘利氏の影響力を考えれば、あっせん利得処罰法違反まで広げていくことも十分可能です」(郷原氏) 辞任会見で涙を流して万事落着とはいかないようである。 甘利氏の後任に、安倍首相は気心が知れていると考えているらしい石原伸晃氏を就かせたが、新潮がリードで彼について書いているように「失言癖があるし、政治家としての能力にも疑問符が付く」。自民党に議員は数多いるが人材は乏しいようだ。 第2位。講談社から『あの日』という意味深なタイトルの本を出した小保方晴子氏だが、今週も文春、新潮が批判している。 先週書いたように、批判の多くは、共同研究者であった若山照彦・山梨大学教授に責任転嫁したり、毎日新聞の須田桃子記者の取材攻勢を「殺意を感じさせる」と難じたり、他のメディアにも敵意を剥き出しにしているのはいただけないというものである。 そして最大のポイントは先週のポストが指摘していたように「自らの口で発表した『STAP細胞はある』ことを科学者として示すこと」にあるはずなのに、できていないところである。 そこをスルーしてどんな弁明をしても、受け入れられるはずはない。元理研上級研究員の石川智久氏が文春でこう語る。 「自己弁護的な部分が文章から読み取れます。詳しく記述した部分と、事実をはぐらかした部分とのコントラストに違和感を憶えますね。特に、ES細胞の混入に関しては、記述に不明確な点が多いのです」 新潮では自殺した笹井氏の未亡人の「単独インタビュー」(文春でもインタビューしているが)をやっている。 そこで未亡人は、小保方氏宛の遺書に「STAP細胞を再現してください」と書いてあったことを認めている。 「主人はSTAP細胞現象そのものについては、最後まで『ある』と思っていたと思います」と語っているが、小保方氏への評価が変わったのは、彼女が作成した細胞が、若山教授が渡した元のマウスと遺伝子系統が異なることがわかってからだったという。 「この時には、これはもう致命傷だな、と言っていました。その頃には、論文を引っ込めた方が良い、と感じていたようです。“終わり”を覚悟していました。 ちょうどその頃でしょうか、主人は小保方さんについて、『研究者に向いていない』とこぼすようになりました。科学の世界はデータがすべて。証明するものはそれしかない。たとえ悪意のないミスであったとしても、データをそれだけ杜撰に扱うということは、信用できるものは何もなくなってしまう──と非常に驚いていたのです。(中略)その頃になると、主人は小保方さんには『根本的に研究者としての適正がない』と思うようになっていました」 しかし未亡人は、小保方氏とは「いつかいろいろ話をしてみたいと思います」といっている。それだけに「またいつか本を出すのだったら、もう少し、感情を抑え、客観的な、科学的なものを出してほしい」という指摘は、私にも頷ける。 最後に小保方さんにアドバイス。次は絶対に男たちからは批判されないヘア・ヌード写真集でも出したらいかがだろう。 今週の第1位は元プロ野球選手・清原和博が覚せい剤所持容疑で逮捕されたことについてのフライデーと現代の記事。 清原にクスリ疑惑があることは、1年半ほど前に文春が報じていた。あれほど明らかな薬中毒症状が出ているのに逮捕されないのかと思っていたが、やはり内偵されていたのだ。 文春が歌手・ASKAの同様の疑惑を報じたときも、逮捕までにはかなり時間がかかった。清原も外出するときはかなり用心深くしていたため、現行犯逮捕に時間がかかったのだろう。 先週の新潮で、ASKAの逮捕によって覚せい剤密売ルートが潰されたと報じていたが、それと同じ組織なのだろうか。 朝日新聞(2月4日付)で、同じように覚せい剤で逮捕、起訴され、実刑を受けた江夏豊が、「(清原も=筆者注)結局、寂しかったんやろうな」と語っている。 そういえば以前、フライデーが掲載した離婚発表前日の写真を思い出した。亜希夫人が次男と一緒にクルマの中で弁当を食べようとしてところへポルシェに乗った清原が近づく。気付いた息子が道を横切り、クルマから出てきた清原に「パパ~ッ」と飛びつく。 清原は抱き上げて「おそらく涙を浮かべながら」(フライデー)高い高いをしていた。泣かせる写真だった。 会見で清原は、「今は自由に子供に会えへんのが一番ツライ。毎日、子供の写真を眺めてはひとりで泣いてんねん……」と語った。同情する気はないが、寂しさはわかる気がする。 そしてやっぱり“番長”清原のことはフライデーだ。逮捕される2週間ほど前にインタビューしていたそうだ。そこで息子たちへの“愛”を語っている。 「週末になったら、息子に会える。いまはそれだけが楽しみで、それだけを支えに生きてるわ。そのほかの日はメチャメチャ寂しいから、息子とLINEできるように、わざわざ専用のiPhoneも買うたし」 文春の薬物疑惑報道と離婚で一気に周りから人が離れ、仕事もまったくなくなったという。大阪・岸和田に住む両親についてこう語る。 「こないだ大阪に帰って、(認知症の施設に)入院しているお母さんのところに行った。手ェ握ったら、小さァなっててな。だいぶいろいろわからんようになってるのに、オレに『一人で大丈夫か』って何べんも聞くねん。涙出てきて」 そりゃこんな出来の悪い息子を持ちゃ、認知症の母親だって心配で心配でたまらんやろう。 離婚の原因は「DVと薬物使用を見られたり、疑われたことではないのか」という問いに、「ないない」といい張った。そして最後に、 「いろいろ腹の立つヤツもおるけど、殴ったりしたら、自分の息子を犯罪者の子にしてしまう。それだけは絶対しとうない」 暴力沙汰よりもっと恥ずかしい覚せい剤で逮捕。清原は次に息子に会ったとき、どんな言葉をかけるのだろうか。 現代には、以下のような気になる記述がある。警察に清原の有力情報をもたらしたのは、清原にとって無二の親友ともいえる人物だったようだというのだ。 「現役時代から、20年以上にわたって親交のあった男です。いわゆるタニマチではなく、互いに貸し借りがあったワル仲間。本人もかつてヤクの所持で逮捕されたことがあるだけに、清原の購入経路などもよく知っていた。この男が清原からのメールをタレ込み、組対5課はXデーを掴んだのでしょう」(全国紙警視庁担当デスク) つまり、清原は親友に売られたというのである。 それに10年以上前から清原は捜査対象としてマークされていたという見方もあるそうだ。 薬物に手を染めた背景には、盛んだった関西の有力暴力団との交流があるのかもしれないと書いている。 発端は、1996年12月31日に行われた「賭けゴルフ」だといわれているそうだ。 その年の10月に巨人に移籍したばかりだった清原は、この日、神戸のゴルフクラブにおいて山口組組員らと賭けゴルフを楽しんだという。 すると翌年3月、唐突に別の暴力団構成員からその際の写真を見せられ、カネを支払えと脅されたというのである。 「このトラブルを解決するために、清原はさらに有力な暴力団幹部に接近したんでしょう。彼らとズブズブな関係になっていった」(清原の知人) 妻も子どもも離れ、友人からも裏切られる。そのウサを晴らすのは銀座のクラブの女性と覚せい剤しかなかったのだろうか。虚勢を張り続けた男の末路は哀れだが、清原がプロ野球に残した業績は消えはしない。覚せい剤を断ち切り、ワルい連中と手を切り、根性を入れ替えれば野球界がなんらかの形で迎え入れないとも限らない。それだけの選手だったのに、惜しい。 さて最後に現代とポストのSEXYグラビアとSEX記事比べにいこう。 ポストは巻頭から、3週前から始まった「きれいな渡辺さん」。巻末ではこの謎の美女のインタビューまで掲載している。そうとう気合いが入っている。 それに続いて「まだまだ蘇る!青春70’s~80’sビキニのヒロイン」は、アグネス・ラム、川島なお美、坂口良子のSEXYグラビア。 後半のグラビアは「バカにできない美味しさオーバーザット缶詰」と「深夜食堂24時」だけで、SEXYグラビアはなし。ポストはどうやら、あのPLAYBOYのように、ヘアヌードから撤退する心づもりではないのか。だが、以前にもヘアヌードをやめて部数が落ち込んだため、慌てて再開したことがある。今度はどうなりますか。 かたや現代のほうは、そんな素振りは少しも見せないが、今週はややおとなし目だ。グラビアは「柳瀬早紀100cm・Iカップ 」、「真冬のチラリズム 夏より嬉しいハプニング」、「美竹すず 最新ヘアヌード」。袋とじは「世界ヴァギナ選手権を勝ち抜いた40人の美しき女性器を封入!」とタイトルは凄いが、中はもちろん、そのものズバリはない。 記事にいこう。ポストの「死ぬまでSEX」、今週はバレンタインのお話。 そもそもチョコレートは、江戸後期に長崎の出島に出入りしていたオランダ人から日本にもたらされたそうだ。 『長崎見聞録』(1800年)には、「しょくらと(チョコレート)は、紅毛人(オランダ人)が持ち渡る腎薬」との記述があるそうだ。 昔からチョコレートは、滋養強壮薬とされてきた。つまり、チョコという“絶倫食”を女性から男性に贈るバレンタインの文化は、愛の告白というよりも、「これを食べて私とセックスしてくれませんか」と誘惑する儀式(?)なのだという。ずいぶん分男勝手のこじつけだが、多くの男性はそうした女の下心に気づいていないのは女性に失礼だというのだろう。 今やチョコレートは食べるだけではなくSEXの小道具としても重要だそうだ。 「顔用やボディー用のチョコレートも販売されています。瓶入りのチョコレートソースを付属の筆で体にペイントできるものもあって、もちろん舐めても大丈夫。チョコレートでできたランジェリーもありますよ」(関係者) チョコレートのランジェリーは男性用と女性用があり、男性の場合、そのパンツを穿いた上からフェラをしてもらう。 普段はフェラに消極的な彼女も、これなら楽しく奉仕してくれるかもしれないそうである。逆に女性にチョコレート製のパンティを穿かせて、甘いチョコを舐めながら徐々に秘部を露わにしていくのも、お互いかなり興奮しそうだという。 バレンタインで義理チョコをくれた女性に、そういってみたら。 現代は「舌技を極める」と題して、なぜ舐めるのか、人間だけに許された舐めるという快楽を追求している。 動物行動学が専門の帝京科学大学准教授・篠原正典氏はこういう。 「舐める行為は、繁殖に直接関係ないにもかかわらず、長い時間をかけ快感を与えることを意味します。そのような行為が『長時間かけて行う子育てを成功させること』を予感させるのではないかと考察するジャレド・ダイアモンドのような生物学者もいます」 女性は性器や身体を舐められるほど「本能」がパートナーへの信頼感に包まれ、深い絶頂へと導かれていくそうだ。 さらに女性は、男性の低い声に本能的に性感を感じるため、次第に舌からの刺激を性感と錯覚し、濡れてしまうという。 続いては相当のページを使って「週刊現代スペシャル」と称し、有名女優が次々とヌードになった時代を回顧する対談を組んでいる。 かつて写真集が出た原田美枝子、早乙女愛、宮沢りえ、麻田奈美、大竹しのぶ、高岡早紀、菅野美穂、手塚理美、竹田かほり、藤田朋子、石田えり、川上麻衣子、葉月里緒奈、樋口可南子などが俎上にのるが、その写真集が見られるわけではない。 もう一本の「銀幕ヌード編」も、映画の中で、松坂慶子『青春の門』、かたせ梨乃『極道の妻たち』、石田えり『遠雷』、竹下景子『祭りの準備』、南野陽子『寒椿』たちが、いかに素晴らしいカラダを見せたかということを話し合っているだけものである。 ということで今週は両誌ともに迫力不足で引き分けとする! (文=元木昌彦)「フライデー」(2/19日号、講談社)
「それでも科学者?」責任転嫁、敵意むき出しの小保方晴子氏“告白本”に漂う空虚感……
今週の注目記事 第1位 「甘利大臣<事務所>の嘘と『告発』の理由」(「週刊文春」2/4号) 「<『甘利大臣』を落とし穴にハメた> 『怪しすぎる情報源』の正体」(「週刊新潮」2/4号) 第2位 「小保方晴子『ハシゴを外した人たちへ』『ウソを書いた人たちへ』」(「週刊現代」2/13号) 「小保方晴子『告白本』の矛盾と疑問と自己弁護」(「週刊ポスト」2/12号) 第3位 「東京地検がフタ! 『企画調査課長』とNHK記者の不倫」(「週刊新潮」2/4号) 第4位 「そして株のプロたちが『日経平均2万3000円』と言い始めた」(「週刊ポスト」2/12号) 「世界経済『同時株安』の正しい読み方」(「週刊現代」2/13号) 第5位 「あぶない“横流し”食品の見分け方」(「週刊文春」2/4号) 第6位 「『八角理事長』の狡猾なやり口に怒った『貴乃花理事』」(「週刊新潮」2/4号) 第7位 「『琴奨菊』美人妻は4カ国語を操る『エルメスの女』」(「週刊新潮」2/4号) 【仲入り】袋とじ企画 現代とポストのSEX記事の勝者はどっちだ! 第8位 「SMAP『公開処刑』のその後 ジャニーズ事務所元社員が告白『<三智マネージャー>飯島さんが可哀相すぎます』」(「週刊現代」2/13号) 「SMAP『戦犯4人』の謝罪セレモニー」(「週刊新潮」2/4号) 「SMAPの命運は? 母メリー副社長と娘ジュリー副社長の『裁き』」(「週刊文春」2/4号) 第9位 「『がん10年生存率』の真実 5大がん別対処法」(「週刊文春」2/4号) 第10位 「精神科病院に隔離された『ASKA』の治らない後遺症」(「週刊新潮」2/4号) 第11位 「ゲス&ベッキー<本誌が掴んで書けなかった>“禁断”情報」(「週刊文春」2/4号) ハワイに1週間行ってきた。何もせずに、浜辺で日光浴しながらKindleで読書。今回、行きたかったのはベトナム料理店「マイ・ラン」。ここは、高倉健が行きつけの店として有名だ。 アラモアナの近くで、高速通り沿いにひっそりと立っている。「蟹のカレー」が有名だが、値段は時価。この日はだいたい50ドルだから、6,000円ぐらいか。さっぱりとしたココナツ味で、フランスパンと一緒に食べる。 健さんの『南極のペンギン』(集英社)に、シェフのサムさんのことが書いてある。サムさんはベトナムの戦火を逃れて香港で中華料理を学び、ハワイへ来た。好きになった日本人女性に手紙を書くために、必死で日本語を覚えた。だが、その恋は実らなかった。 「サムさんの料理には、やさしい心を感じる。食べると、幸せな気分になれるよ」 健さんはそう書いた。 帰りに、健さん専用の個室を見せてもらう。健さんの本やDVD、写真集が所狭しと置いてある。こんなところでカレーを食べていたのか。そう思うと、なんだか少し寂しかった。孤独好きの寂しがり屋。矛盾したようだが、私にはよくわかる。 浜辺で健さんが好きだった、大塚博堂の「過ぎ去りし思い出は」(日本フォノグラム)を聞きながら過ごした。幸せを感じながら。 さて、今週はゲスな話から始めよう。ベッキーと「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音の不倫愛を文春は今週もしつこくやっているが、新しい情報はないようだ。 この三角関係、一番の被害者は川谷の妻だろうが、ベッキーの“ダメージ”も相当大きそうだ。CMや番組がなくなる中、とうとう休業に入ったらしい。 「関係者によると、ベッキーは食事が喉を通らずに痩せる一方で、睡眠も十分に取れない日が続いている。騒動後のテレビ番組では、いつものように明るく元気に振る舞っていたが『心身ともに壊れる寸前。とても仕事を続けられる状態ではない』といい、所属事務所が28日に休業を判断。同日、テレビ各局に『しばらくお休みしたい』と申し入れた」(スポニチアネックス1月29日より) 川谷は、あんなバンド名を付けなければよかったと、つくづく後悔しているに違いない。「ゲスの極み」が今年の流行語にノミネートされるのは、間違いないだろう。 覚せい剤で逮捕されたASKAが、意味不明の膨大なブログを書き、すぐに削除したことが話題になったが、新潮によれば病院で隔離されているそうである。 その病院は、東京のJR高尾駅から車に乗っていくそうだ。駅と病院を結ぶのは専用のシャトルバスだけ。この施設は、閉鎖病棟を備えた精神科病院。 薬の禁断症状は、相当きついようである。 「ASKAさんのように、薬物をやめてから1年以上たっても症状が続くのは明らかに“フラッシュバック”によるもの。あたかも、薬物を摂取した時と同じように負の症状に見舞われてしまうのです」(東京慈恵会医科大の柳田知司客員教授) では、芸能界への復帰はありうるのだろうか? 「通常、覚せい剤の1回分の使用量は0.03グラムとされます。しかも、その効果は10~24時間と他の薬物と比べても長く持続する。にもかかわらず、その3倍以上の分量を毎日3回も摂取してきたわけで、逮捕されるまで事件を起こさなかったのが不思議なほど。(中略)彼が芸能界に復帰するのは難しいと言わざるを得ません」(同) さて、昨年から私の友人たちが次々にがんを罹っている。今年は早々に一人が亡くなり、弔辞を読んだ。この年になれば仕方がないが、なんとかならないものかと思う。 文春によれば、国立がん研究センター等の研究グループは1月19日、がん患者の10年後の生存率を発表したそうである。 これまでは、5年後の生存率の統計が取られ、多くのがんの「治癒」の目安として使われてきたが、10年間追跡した調査は今回が初めてとなるようだ。 これを見て、がんを患っている人には失礼かもしれないが、意外に生存確率が高いので、少し安心する。 胃がんは5年生存率が70.9%→10年が69%、大腸がんは5年72.1%→10年69.8%と、それほど下がっていない。だが一方で、乳がんは5年88.7%→10年80.4%と8.3ポイントも低下している。肝臓がんは5年32.2%→10年15.3%と半減する。肺がんも5年32.2%→10年で15.3%と、数字的にも厳しい。 やはり肝臓がん、肺がんはまだまだ「難病」のようだ。からすま和田クリニック院長の和田洋巳医師が、こう語る。 「肺がんの中でも、特に発見と治療が難しいのは『小細胞がん』です。タバコの影響が関係するがんで、男性の罹患者が多く、非常に進行が早いという特徴があります。前年の検診で何もなかったと安心しても、半年たってがんが見つかるようなケースも珍しくない。つまり、肺がん治療はそれだけ困難だということです。喫煙者は咳が多少出るなどの自覚症状はあってもあまり気にしない人が多いですが、十分に気をつけるべきです」 私の友人は肺がんだが、昨年暮れから肺がんに新薬が使えるようになったそうだ。劇的に効いてくれることを祈っている。 SMAP分裂騒動は一応収まったかのように見えるが、まだまだ火種はくすぶりそうである。 文春によれば1月21日、5人は騒動後に初めて全員で『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の収録に臨んだ。仕事を終えて、午後10時過ぎにそれぞれが向かった先は、港区・麻布十番にある高級中華料理店「富麗華」だった。皇室もお忍びで訪れるミシュラン一つ星の店を貸し切りにして、ジャニーズ事務所のタレント一同によるSMAPの激励会が開かれたというのだから、豪華ではないか。 発起人は、今でもジャニーズのトップであるというマッチこと近藤真彦。彼の呼びかけで、東山紀之やTOKIO、V6、嵐など総勢25名のタレントが駆けつけた。ビュッフェスタイルの立食パーティーで、始めは皆、緊張した面持ちだったが、マッチが張り切って盛り上げ、場を和ませていたそうだ。 SMAPのメンバーから直接、謝罪の言葉はなかったというが、5人とも元気そうな様子で、不仲説がささやかれた木村と中居も、この日ばかりは笑顔で談笑していたと、事情を知るマスコミ関係者が話している。 この夜、タレント以外で出席したのはメリー喜多川氏の娘で次期社長の藤島ジュリー景子副社長だけだった。 だが、新潮によると雰囲気は相当違ってくる。その場の雰囲気は「和やか」とか「一致団結」と書かれていたけれど、最後まで重苦しく、まるでお通夜のようだったと民放幹部が話している。 どちらが真相かはわからないが、あれだけの騒動の後、ニコニコ「どうも」という雰囲気には、いくら軽いアラフォーアイドルでも、なれなかったのではないか。 さて、彼らの今後だが……。 「SMAPを特別扱いする雰囲気はありません。木村以外の4人は、ジャニーズ事務所の中で地盤沈下していくことは不可避です」 と芸能リポーターが語っている。 「『週刊新潮』に掲載されたメリー副社長のインタビューのとおり、4人は大手芸能事務所社長の顔を潰してしまった。それは、他の大手芸能プロも声をかけにくい“事故物件”化したということ。まったくしがらみのないプロダクションが突如力を持って現れるなら話は別ですが、それは土台無理なことなのです」(同) 木村を除いた4人の前途は、多難だという見方が多いようだ。ジャニーズ事務所とSMAPのことばかりが話題になるが、もう一方の当事者、飯島三智元マネジャーはどうなのか? 現代で、ジャニーズ事務所の元社員が「飯島さんがかわいそうすぎる」と告白している。 元社員は、それまでは事務所を支えていたのは飯島氏で、社長のジャニー喜多川氏も高く評価していた。だが、こうなったのは、母が娘を思うあまりだったという。飯島氏の台頭に危機感を抱いたメリー氏が、娘のジュリー氏を守るために、飯島氏を追い出したというのである。 そこでメリー氏側は、飯島氏が極秘で進めていた独立計画をお抱えのスポーツ紙などにリークし、計画は破綻。それにキムタクの裏切りが加わったというのだ。 だが、飯島氏が抜けた後のジャニーズ事務所の今後は大変だという。 「ジャニーさんとメリーさんがいなくなれば、テレビ局も態度を変える。何より、肝心のタレントがジュリー体制についていかないでしょう」(同) ジャニーズ事務所の終わりの始まりが、今回のSMAPの独立騒動になると見ているようだ。人間の命には限りがある。事務所の屋台骨を支える2人も、相当な年だ。ジャニーズ帝国崩壊はそう遠くないと、私も思う。 ここで仲入り。今週の現代とポストのSEXグラビアと記事を見てみよう。現代は「ブラジルの血が騒ぐ ダレノガレ明美」。SEXYポーズだが、さすがにすごい迫力。「倉持由香 お尻の神様」100cmのビッグヒップだそうだが、私にはピンとこない。「『日本一の乳首』 宇田あんり」。 袋とじは、国民的元アイドルグループメンバーだった「三上悠亜 『本気SEX』連続写真」。要は、アイドルでは売れなくなった娘がたどる、AV路線というやつである。昔、「こんな私に誰がした」という言葉がはやった。そんな言葉を思い出させる写真である。 ポストは、巻頭から新シリーズなのであろうか、「きれいな渡辺さんがやってきた」。ある程度の年齢なのだろう、表情、仕草がいい。黒い下着を着けた後ろ姿にはドキッとする。なかなかいい女性を見つけ出したようだ。続けて「甦る!青春のヒロイン」は、松本伊代や麻生祐未、石川秀美。 後半の「艶色美熟女図鑑 白木優子さん 40歳」。なかなかカワイイポストの美熟女路線は正解だと思う。 SEXYとは関係ないが、モノクログラビアの「警視庁『女性警官の素顔』」の最初のページの「東村山署刑事組織犯罪対策課 江口弓絵さん(30)」が素晴らしく凜々しくてイイ! こんな人だったら、捕まってみたい。そう思わせる女性だ。これが、今週のグラビアの第1位! ポストの記事は、今週は金髪娘たちの「エロ動画」を無料で見られる動画サイトの紹介。XVIDEOS、PornHub、xHamsterなどのアドレスと、英語でどう探すのかを懇切丁寧に紹介している。見たい人は買ってください。 現代は、「女性器内性器──『ヴァギナ』『愛液』『膣壁』の不思議を解明する」というもの。なんか医学書を読んでいるようで、コーフンしない。女性のほうだって、現代を読んでこんなふうに私の女性器を見ているのかと思ったら、気味悪くないか? ということで、今週は美人女性警官もあったポストの圧勝。 7位は琴奨菊の話。新潮という週刊誌のすごさは、書き出しにある。 「歴史上の戦争は二つの種類に分けられる。一つは正義の戦争であり、もう一つは不正義の戦争である」 毛沢東の言葉を引用して始まる。読者はこれからどんな特集が始まるのだろうと読み進めれば、なんと琴奨菊の美人妻の話なのである。 相撲界では勝負事で運気を強めてくれる女性や、絶世の美女のことも、隠語で「金星」と呼ぶ。昨年7月、琴奨菊が入籍した祐未さん(29)が、それだというのである。 何しろ故障続きで負け越しすら経験し、カド番の危機に瀕していた夫を不死鳥のように蘇らせただけでなく、エルメスでその美貌を彩り、子どもの頃は親の仕事の関係でスウェーデンに4年間いたことがあるから、4カ国語を話せるという。帰国後、学習院大学の英語英米文化学科に進学し、手話サークルにも入会、能の研究までしていたそうである。 そして最大の趣味は、相撲だった。琴奨菊の人柄に惹かれ、3年ほど前、彼女のほうから知人の伝手を頼って、大関を紹介してもらったというのだ。 琴奨菊には、3カ月でスピード破局した手痛い過去があるのにである。そして交際がスタートし、2014年末、彼女はエルメスを退職し、一緒に暮らすようになったという。 結婚後は「アスリートフードマイスター」の資格も取り、夫の栄養管理をするとともに、毎晩彼女が一生懸命大関の体をマッサージするそうである。 美人で、夫想いで、才媛。ため息が出て仕方ない。まさに「妻をめとらば才長けて、見目麗しく情けあり」。私は金星ではなくてもいいから、星一つくらいは付いたカミさんをもらいたかった。 10年ぶりの日本人関取の優勝に沸く相撲界だが、新潮によると、その陰で理事長のやり方がおかしいと怨嗟の声が上がっているようだ。 昨年11月に急逝した北の湖前理事長後を継いで、理事長代行を務めてきた八角親方の形振り構わないやり方に、貴乃花親方が待ったをかけているというのである。 八角親方は今年3月末に任期切れとなり、そこで新しい理事長を選ぶことになる。だが、理事長の椅子に固執する八角親方は、汚い手を使ってでも自分が理事長職に残ると、ゴリ押ししているというのだ。 そのやり方に批判の声を上げているのが、貴乃花親方。 新潮によれば、八角親方が正式に理事長に就任したのは昨年12月18日。その日に行われた理事会は非常に問題が多かったと、事情を知る親方の一人はこう語る。 「通常、理事会の議題は事前に決めて、理事らに知らせます。あの日の場合、事前に決まっていたのは、『事業計画』や『決算』、そして『その他』という議題があったのですが、これがクセモノだったのです。理事会が始まってから、出席者の一人が“『その他』って何ですか?”と八角親方に聞いたところ、“理事長を決めることです”と言う。そんな重要議案は事前に知らせておくべきですが、彼はそれ以外にも出席者を驚かせることを口にした。なんと“理事長を決める際には、外部理事の方は退席してほしい”と言い出したのです」(同) 理事長を決めることが「その他」の議題とは、さすがにあきれるが、そうした強引なやり口が貴乃花をはじめ多くの親方衆の反対にあい、山口組と神戸山口組をも凌ぐ内部抗争になっているというのだ。 よほど居心地がいいのだろう、理事長職というのは。この抗争、どう決着が付くのだろうか。どう見ても、白鵬の衰えは隠せない。そうなれば、再び国技館に閑古鳥ということにもなりかねない。早くリーダーシップとビジョンのある理事長を選ばなければいけないはずだが、政界と同じように、人材がいないのだろう。 お次は、命にかかわる食べ物の横流しの話。ココイチ(CoCo壱番屋)を経営する壱番屋が昨年10月、冷凍ビーフカツ約4万枚の廃棄処分を、愛知県稲沢市の産業廃棄物処理業者「ダイコー」に依頼した。 「廃棄処分の理由は、異物混入だったにもかかわらず、ダイコーはその大部分をみのり(ダイコーが横流しした岐阜県の製麺業者「みのりフーズ」=筆者注)に1枚約33円で横流ししたのです。ダイコーの大西一幸会長(75)は、みのりの岡田氏(実質的経営者=筆者注)は、いわばビジネスパートナーですが、ダイコーは壱番屋からの廃棄費用も受け取っているので、二重取りをしたことになる」(社会部記者) ひどい話だが、こうやって箱詰めされたビーフカツ2万2,000枚以上が岐阜県の弁当屋や愛知県内の食品ブローカーに流れ、さらに複数の卸業者を経て、愛知、岐阜、三重のスーパーや弁当店など65施設で販売されたことが確認されているという。 なぜ、今回のような横流しが横行するするのか? 「廃棄物処理法で処理方法や量などマニフェスト(管理票)へ記載することが業者に義務付けられていますが、行政も廃棄を依頼した企業もその実態をチェックしていません」(食品衛生管理を専門とする東京海洋大学大学院の湯川剛一郎教授) ずさんな役所と、出してしまえば知らん顔の企業のおかげで、国民は命に害があるかもしれない食品を買わされているわけである。 だが、危ない食品を買わないことはできるのか? 食品安全教育研究所代表の河岸宏和氏は、注意すべきはミックスされた食品だと指摘する。 「例えばカット野菜です。スーパーでは売れ残りを混ぜてますが、商品の中で重量の50%以上をひとつの食材が占めれば、産地の表示義務が出てきます。逆に例えば中国産キャベツを49%、国産のキュウリを49%にして、ミニトマトを2%にすれば、産地を表示しなくていい。混ぜるのがポイントで、同じ理屈で、刺身の三点盛りや、合挽肉にも注意が必要です」 その上、危ない食品を避けるためには店頭で疑問に思ったことは、店員に尋ねることが大切だという。しかし、いちいち店員を呼んで、これはどこの産地だと聞くのは、なかなか勇気と気力のいることである。 『食品の裏側』(東洋経済新報社)の著者・安部司氏は、消費者の側からのアプローチが有効だと語る。 「とにかく安い物には気を付けろ、ということ。よく250円とか350円の弁当を見かけますが、常識的に考えて、その値段でできるはずがない。だとしたら中国産や、いわゆる横流し品などワケあり食材が使われているわけで、そう知った上で買うのかどうか。消費者が賢くなれば、本来、悪徳業者がツケ入るスキはないはずです」 朝、家で食べた納豆は賞味期限が2カ月過ぎていたが、これなんかはカワイイものだ。もっとすごいのを家の隅で見つけた。賞味期限切れ3年の羊羹である。カミさんにいわせれば、羊羹はそのぐらい切れてもまったく問題ないというのだが……。こうした連中が、横流し食品を大量に買っているのかもしれない。 さて、株価は一時の大幅下落から持ち直してはいるようだが、まだまだ予断は許さない。このところ現代とポストが攻守ところを変えて、慎重派と煽り派に別れているが、今週もポストは、ソニーやトヨタなどの大企業の経営状況を子細に検討していくと、少々のことでは揺るがないとし、危機を煽る報道のほうが軽薄だといい切る。 片や現代は、中国が爆買い禁止令を出し、原油安はとどまるところを知らず、これまでリスクを嫌うマネーが向かうのはアメリカだったが、米インテルの15年10月から12月の四半期決算で純利益が1.3%のマイナスになるなど、FRBの利上げが悪影響を及ぼしているから、世界経済全体が不安定化する可能性があると読む。 日経平均は「下げて下がる」と見るのが「今年の世界経済の正しい読み方なのだ」と悲観論である。さて、どちらが当たりますかな。私は、日本ばかりでなくどこを見ても好材料などない現状で、株などに手を出すのは「自殺行為」だと思うのだが。 それよりも、世界中が抱えている「格差と富の再配分」問題を春のサミットで真剣に話し合うことが喫緊であろう。 新潮が、東京地検が「企画調査課長とNHK記者の不倫」の事実にフタをしたと報じている。年明け早々、東京地検である職員の処分が下された。関係者がこう明かす。 「1月4日付で、総務部の企画調査課長であるベテラン事務官が『パワハラ』を理由に、部内で平事務官に2段階降格となりました。この事実は、司法記者クラブはおろか、一切公表されていません」 だが、この処分自体がカモフラージュであり、実際にはパワハラなどではないと追及する。 「実際にはパワハラなどではなく、司法クラブに所属するNHK女性記者との“不適切な関係”が処分の理由だったのです」(同) 司法記者もこう話す。 「彼女が来てから、NHKは特ダネの連発でした。司法試験問題漏洩事件や『村上ファンド』の村上世彰元代表への証券取引等監視委員会の強制調査、そして就学支援金を不正受給した三重の高校運営会社の事件など。クラブ内では『どんなネタ元をつかんでいるのだろう』と、たびたび話題になっていました」 女の武器を使ってネタを取る。どんな女性なのか見てみたいね。 次は、お懐かしい小保方晴子さんの登場だ。これも版元の講談社の現代は、当然ながらヨイショ記事にならざるを得ない。小学館側は悔しさ(?)もあるのだろうか、書いていることは矛盾と自己弁護ばかりだとケチを付ける。 私は、この本が講談社から出ることを知らなかったが、なかなかやるもんだと正直思った。内容はどうでもいい。どこの出版社でも狙っていたはずの小保方本を取ったのだから。 まだ未読だが、読まなくてもわかるし、ポストの言い分のほうが的を射ていると思う。共同研究者であった若山照彦・山梨大学教授に責任転嫁したり、毎日新聞の須田桃子記者の取材攻勢を「殺意を感じさせる」と難じ、他のメディアにも敵意をむき出しにしているのはいただけない。 そして最大のポイントは、ポストが指摘しているように「自らの口で発表した『STAP細胞はある』ことを科学者として示すこと」にあるのは、いうまでもない。そこを無視してどんな弁明を述べても、受け入れる人はいないはずだ。 私は以前からいっているが、もうSTAP細胞の件から離れて、小保方晴子の「すべて」をさらけ出したSEXYグラビアが見てみたいものだが、誰かスクープする編集者はいないだろうか。 今週の第1位も、甘利明大臣の首をとった文春の第2弾だ。まだまだ週刊誌には、底力があることを見せてくれたスクープだった。 文春が発売されると、議員宿舎でのオフレコ取材で菅官房長官は「一色氏はその筋の人らしいね」と発言し、自民党の高村正彦副総裁は「ワナを仕掛けられた感がある」などと、告発者を貶め甘利氏を擁護する発言を繰り返していた。 だが、屁のつっかい棒にもならなかった。確かにややうさん臭いところがある人物ではあろうが、甘利氏や彼の秘書どもが、一色武氏に食らいつき、貪ったことは間違いないからである。 そのへんのしたたかさは、一色氏のほうが甘利側よりなんぼか上であった。文春で一色氏はこういっている。 「実名で告発する以上、こうした攻撃を受けることは覚悟していました。その団体(某右翼団体=筆者注)に所属し、3年ほど政治活動していた時期もありましたが、私は過去に逮捕されたこともありませんし、“その筋の人”でもありません」 一色氏と甘利氏との関係は、金銭授受をする以前にさかのぼるという。 「私は20代の頃から主に不動産関係の仕事をしており、甘利大臣のお父さんで衆議院議員だった甘利正さんとも面識がありました。明氏と初めて会ったのは、まだ大臣がソニーに勤めていらっしゃった頃かと思います」 一色氏が、録音や渡したピン札のコピーなど、多数の物証を残してることについて、いぶかしむ声もあるが、こう反論する。 「口利きを依頼し金を渡すことには、こちらにも大きなリスクがあるのです。依頼する相手は権力者ですから、いつ私のような者が、切り捨てられるかわからない。そうした警戒心から詳細なメモや記録を残してきたのです。そもそも、これだけの証拠がなければ、今回の私の告発を誰が信じてくれたでしょうか? 万一、自分の身に何かが起きたり、相手が私だけに罪をかぶせてきても、証拠を残していれば自分の身を守ることができる。そして、その考えは間違っていませんでした」 覚悟が違うのだ。確かに、UR(独立行政法人都市再生機構)との交渉を有利に進めるために甘利氏の力を頼り、そのためにカネを配ったことは間違いない。 そうした腹づもりがあって、それがうまくいかなかったから、甘利側を告発するなど、あまりお行儀のいいやり方ではない。だが、それ以上に職権を乱用し、相手のカネにたかった甘利氏や秘書連中は断罪されてしかるべきである。 一色氏は、約1,200万円を甘利大臣や秘書たちに渡したと証言したが、それは確実な証拠が残っている分だけで、一色氏の記憶では、渡した金銭や接待の総額は数千万円に上るはずだという。 また、新潮も問題にしているが、現金授受現場の写真や甘利事務所がURとの交渉に関与している現場の写真を文春が掲載したことについて、文春はこう答えている。 文春が一色氏から、甘利事務所への口利きに関する具体的な話を聞いたのは、昨年8月27日のことだという。 その裏付けのため一色氏と秘書たちの行動確認を続けるうちに、彼らが行きつけの居酒屋からフィリピンパブへと流れる姿が複数回確認できたという。 そして10月19日、一色氏と清島氏が毎週ほぼ同じ時間に現れる喫茶店「F」で張り込んでいたところ、現金授受の瞬間をカメラでとらえることに成功したというのである。 一色氏は、結局、彼らにだまされていたことに気づき「彼らにとって私はキャッシュディスペンサーにすぎなかった」といい、「彼らはフィリピンパブやキャバクラ、銀座に行きたくなると、URの件で打ち合わせしましょうと私を呼び出し、金を支払わせるのです」とも語っている。 秘書の一人、清島氏はフィリピンパブ好きが高じて、一色氏と店を共同経営する話に乗り気になっていたそうである。 タカリだけでなく、あっせん利得処罰法に触れかねないURへの口利き、謝礼の授受現場の発言など多数の録音が残っているそうだ。 文春によれば膨大な録音記録は、甘利事務所の行為が単なる問い合わせではなく、口利きであることを物語っていると書いている。また一連の交渉についてUR側に確認を求めたが、調査中との回答だったとしている。 しかし、甘利大臣が辞職をすると、UR側は10数回にわたる甘利側との交渉記録を出してきた。役所にとってはもはや甘利氏は利用価値なしと見なしたのだろう。 要は、新潮で全国紙の社会部記者が語っているように、一色氏のいた千葉県白井市にある「薩摩興業」と一色氏は補償交渉でURからお金を取ろうと、甘利を利用しようとしたが、動きはよくなかったため、切り捨てて、文春に垂れ込んだという構図なのだろう。 一色氏が汚い、という見方もあるだろう。だが、私も多くの議員秘書を知っているが、彼らは親父が偉くなると、身形や金回りが違ってくる。 給料が上がったわけではない。議員に何かを頼みたい奴らが秘書に群がるのだ。甘利氏の秘書たちはその甘い汁を吸うことに慣れ、卑しくなっていってしまったのである。 甘利氏自身もそうしたことに慣れ、大物ぶって奈落に落ちたのだ。 今回のことで教訓があるとすれば、議員側にもこれから以後、何かを頼んでくる人間への警戒心が強まることだろう。何かを期待しないで、政治家にカネを出す奴などいないということだ。 一般の国民は政治家など信用してはいないし、そんな連中と袖擦り合いたくないと思っている。 近づいてくる連中には気をつけたほうがいい。政治家たちの周りにはそんな奴らしかいないのだということを、自覚したほうがいいと思う。 (文=元木昌彦)「週刊文春2/4号」(文藝春秋)
“SMAP解散”を伝える大手メディアの大愚行「ファンこそが、彼らを守ってやるべき時」
今週の注目記事・第1位 「4対1に分裂!『SMAP』解散への全内幕」(「週刊新潮」1/21号) 第2位 「<12月23日天皇誕生日の夜に「お呼び出し」>美智子さまが雅子さまを叱った!」(「週刊文春」1/21号) 第3位 「ゲス乙女<川谷絵音(27)>の妻 涙の独占告白」(「週刊文春」1/21号) 第4位 「<呪われた東京五輪>滝川クリステル著書にパクリ疑惑!」(「週刊文春」1/21号) 第5位 「爆騰する日本株 これからが本番だ!」(「週刊ポスト」1/29号) 「日本株大暴落のXデーは3・16」(「週刊現代」1/30号) 「お屠蘇気分を吹き飛ばした『株安』底値の検討」(「週刊新潮」1/21号) 第6位 「知らなかった『力士の給料』番付 横綱になれば1億円超、新入幕力士でも1716万円!」(「週刊ポスト」1/29号) 第7位 「【世界の敵】130kgの狂気のモンスター 金正恩はまもなく殺される そして北朝鮮は崩壊、日本もただではすまない」(「週刊現代」1/30号) 第8位 「『クロ現』降板 国谷裕子を毛嫌いしたNHKのお歴々」(「週刊文春」1/21号) 第9位「NHK朝ドラでブレイク!『ディーン・フジオカ』はどこの国の人?」(「週刊新潮」1/21号) 番外 現代とポストのSEXグラビアと記事、どっちが勝ったか! 年が改まったからではないが、今週は書く順番を変えてみたいと思う。現代やポストの「死ぬまでSEX」特集のように超マンネリ化しないために、今週は1位から紹介していく。 忙しい皆さんに、重要な記事から読んでもらうための「親心」からだが、編集長よろしいですか? まずは、スポーツ紙やワイドショーにとっては干天の慈雨になった超アイドルグループ「SMAP」の解散騒動からいこう。 先週はベッキーの不倫愛で文春が話題を独り占めにしたが、今週は新潮がスクープで抜き返した。こうでなくちゃ週刊誌は。 死ぬまでSEXとヘアヌード・グラビアに全力を注ぎ込んでいる現代、ポストの諸君! 悔しくないのかね。 新潮は、国民的アイドルSMAPがジャニーズ事務所との契約が切れる9月に解散すると報じたのである。 もともと、SMAPを巡るトラブルを最初に報じたのは文春だった。文春は、昨年1月29号で「ジャニーズ女帝 メリー喜多川 怒りの独白5時間」として、メリー喜多川氏とマネージメント室長の飯島三智氏とがSMAPを巡って大戦争を繰り広げていると書いた。 飯島氏はSMAPを育て上げSMAPの5人も慕っているから、キャスティングに携わるテレビ局関係者にとって飯島氏の存在は大きくなっているというのだ。 だが、芸能界きってのやり手であるメリー氏の力は絶大だ。「ジュリー(メリーさんの娘で副社長)以外に誰かが派閥をつくっているというのなら、許せない。飯島を注意します。今日、(飯島氏を)辞めさせますよ」といい切る。 早速、メリー氏は飯島氏を呼びつけ、彼女は困惑しながらやってくる。その彼女にメリー氏はこう迫る。 「飯島、私はこう言いますよ。『あんた、文春さんがはっきり聞いているんだから、対立するんならSMAPを連れていって今日から出ていってもらう。あなたは辞めなさい』と言いますよ」 文春が嵐とSMAPは共演しないといわれているがと聞くと、メリー氏がこういい放つ。 「だって(共演しようにも)SMAPは踊れないじゃないですか。あなた、タレント見ていて踊りの違いってわからないんですか? それで、そういうことをお書きになったら失礼よ。(SMAPは)踊れる子たちから見れば、踊れません」 天下のSMAPも形無しである。しかもメリー氏にとって、事務所のトップタレントはSMAPではなく、いまでも「マッチ(近藤真彦)」だというのだ。 これが文春の記事の概要だが、新潮によれば、暮れの紅白歌合戦もあわやジャーニーズ事務所タレント総引き上げの事態になりかねない「事件」が勃発していたのだというのである。 件の飯島氏(58)が昨年秋口、NHKの制作局の幹部に「今年の総合司会はSMAPにしてほしい」と推してきたという。 そこでNHK側がジャーニーズ事務所側に相談したところ、事務所から「そんなにSMAPを重用したいのならお好きに。その代わり今年は他のグループはすべて引き揚げる」と通告されたというのである。あわてた幹部たちが事務所に頭を下げてSMAPの司会は消え、メリー喜多川氏が重用しているマッチ(近藤真彦)のトリが決まったそうだ。 文春が報じたように、事務所側と飯島氏の仲違いは修復不能なまでにこじれ、双方が弁護士を立ててやり合っているという。 そして、12月半ばに飯島氏が解雇されることに決まった。だが、苦労した時代からマネジャーを務めた彼女への感謝の思いはSMAPに強く、結局、中居正広、草なぎ剛、香取慎吾、稲垣吾郎が事務所を出て飯島氏と事務所を設立し、木村拓哉だけが残るということになったというのである。 木村はなぜ、残ることにしたのか? 新潮によれば、彼は弁護士に「成功したから独立するというのは、スジが通らない。自分はジャニーさんやメリーさんを決して裏切りません」といったというのだ。 だが、新潮が試算したところによると、2014年だけでもSMAPが稼いだ売上は「優に250億円は突破するに違いない」(新潮)というから、金銭的には十分に恩返しをしているはずだ。 彼ら個人の推定年収もすごい。 「中居がトップで、約5億円。キムタクが約3億円で、草なぎ剛と香取慎吾は1億~2億円。稲垣吾郎は1億円を切っています」(民放テレビ局幹部) 今度の騒動で、5人の評価は「4人は育ての親への義侠心を見せたが、キムタクは打算で動いた」というものから「キムタクこそ大恩ある事務所への義を守った」と、さまざまあるようだ。 この独立騒動、ジャーニズ事務所側が「飯島氏の退職とSMAPの独立問題を協議している」と認めたものだから、ワイドショー、スポーツ紙、大新聞からNHKを含めたニュース番組までが挙って取り上げる「大ニュース」となったのである。 早速、スポニチは1月14日の一面で「SMAP女性マネ独立クーデター失敗」と報じた。その理由を「タレントを連れての独立はルール違反。『これがまかり通ると芸能事務所は立ち行かなくなる。元の事務所に後ろ足で砂をかける行為で許されるものではない』(芸能関係者)」。「クーデターは芸能界の支持を得ることができず失敗に終わった」と断定している。 だが、待ってほしい。今は奴隷制の時代ではない。しかも、先に触れたようにSMAPは事務所へ多大な貢献をしてきているし、ほとんどが40を超えているオジサンの集まりである。一人一人が独立しても立派にやっていけるのに、事務所を出ることが「人でなし」のようないい方は時代錯誤であろう。 チンピラタレントではなく超大物の独立というので、あわてた芸能界のドンにでも吹き込まれたのかもしれないが、ジャ-ナリズムとは思えない事務所寄りの一方的な書き方である。 デイリースポーツ(1月18日)は「女性マネジャー退社に追随、事務所に反旗を翻したとしてメリー喜多川副社長(89)の逆鱗に触れた4人。関係者によれば、副社長への直接の謝罪はもちろん、放送、広告など関係各社への謝罪行脚なくして、残留の道は開けないという。誠心誠意を尽くした4人の謝罪が、残留への第一歩となる」。 関係各方面に土下座して謝れというのだ。平成版「女工哀史」だ。 ネットやTwitterでは、ジャニーズ事務所のやり方に対して批判の声が上がっている。 「ジャニーズのタレント独立劇ではこれまで、ジャニーズ事務所が裏で圧力を使い、誰にも知られない形でこっそり仕事を干し上げ、スキャンダルを流し、そのタレントをつぶしてきた。ところが、今回はその強引なやり口が一般の人たちの間にバレてしまい、ファンが批判の声を上げ始めたのだ。実際、ジャニーズ事務所とメリー氏への非難の声は事務所への電話攻勢だけでなく、ツイッターでも一時、『メリー喜多川』がホットワードの1位になるなど、日増しに大きくなっている」(LITERAより) ここまできたらキムタクはソロ活動、中居ほか4人は独立してSMAPとして活動していけばいい。SMAPの名称を事務所側が使わせないといいだす可能性もあるが、そうなればファンたちが守ってやって、事務所側へ抗議をすればいい。 こんなジャニーズ事務所の「横暴」を後押しするスポーツ新聞やワイドショーこそ、批判されて然るべきだと思う。 次は第2位だが、本当の意味での大スクープはこちらのほうである。 文春は、「宮中重大スクープ」と謳って12月23日の天皇誕生日の日に、美智子皇后が雅子妃を「叱った」というのである。 記事には、詳細な美智子皇后の言葉が記されている。これは「すべての事情を知る千代田関係者が、その顛末を詳細に証言した」(文春)とあるから、美智子皇后の了解を取った上で文春に話したということだろう。 かいつまんでいえば、雅子妃の病気について、多くの人々の前に姿を見せることが最善の道で、それが「適応障害」という病気にも、とても良い効果をもたらすのではないか。 もっと時間をかけて被災地を訪れ、被災者の方々の気持ちに触れるように。天皇陛下が大切に思われている広島原爆の日、長崎原爆の日、終戦記念日、沖縄慰霊の日の意義を深く考え理解してほしい。 中でも雅子妃の実家、小和田家とのことは、かなり厳しい言葉で話している。 「ご家族という意味では、(連絡を取るのは)良いことであるけれど、皇室という中で小和田家は特別の存在ではありません。小和田家と、浩宮が育ってきた皇族というのは、文化が違うのですから。皇族の文化の中にある雅子が小和田家と触れ合いを持つという、そういう心構えでなければならないのよ」 美智子皇后は、実家である正田家には、嫁いだ後ほとんど顔を出さなかった。正田家側も控えめな態度で、母親の富美子さんは「機械(電話)を通してしか娘と話すことができません」と語っていたという。 それに比べ、何かと小和田家と会いたがる雅子妃に、皇室に嫁ぐということはどういうことなのかを諭されたのである。 さすが文藝春秋。美智子皇后と雅子妃の極めてプライベートな会話まで事細かに掲載するというのは、よほどの信頼関係がなければできないことである。 私は、皇室にはほとんど関心がなかったため、このスクープがどれほどの価値があるのかわからないが、一読の価値は間違いなくある。 先週、ベッキーとゲスの極み乙女。(このスキャンダルためにつくられたようなバンド名だね)の川谷絵音(27)の「不倫愛」を文春がスクープしたが、今週文春はベッキーに夫・川谷を奪われそうな妻のA子さん(27)の独占告白を掲載している。 彼女は冒頭、ベッキーが謝罪会見で「私への謝罪がなかったことには正直、驚きました」と語っている。 昨年7月に結婚した彼女と川谷は、正月に初めて実家へ里帰りするために、2人分のチケットを予約していたという。それがベッキーが現れた頃から夫婦仲が急速に悪化し、帰省の話も立ち消えになっていたのに、大晦日にLINEで「飛行機のチケットどこにある?」と連絡があったそうだ。 彼女が、「まさか、誰かと帰るんじゃないよね?」と送り返したが返事はなかった。ベッキーが会見した日は彼女の誕生日だった。 A子さんは、川谷が「ゲスの極み乙女。」を立ち上げる前のバンドのときから、彼を一番そばで見守ってきた。川谷は東京農工大大学院を休学中で、彼女は就職で上京したばかり。やがて惹かれあい、ワンルームマンションでの同棲生活が始まったそうだ。 川谷は「大戸屋」でバイト、彼女も働きながらバンドの裏方として川谷を支えた。そして、次第に川谷が注目を浴びるようになる。 入籍は昨年7月。だが川谷は若い女性ファンがいることを理由に結婚していることを秘密にしていた。結婚直前に元カノとのトラブルもあったという。 昨年10月に開かれたファンクラブ限定イベントに現れたベッキーと川谷が知り合い、急速に親しくなり、11月21日に夫からベッキーの名前は出さなかったが「離婚」という言葉が出たという。 ベッキーの会見の後、川谷から電話やメールが入ったが、A子さんは精神的なショックから立ち直ることができず、今でも食べ物もろくに受け付けないほどの健康状態で、横になってばかりいるそうだ。 「やはり私に黙ってお正月に実家へ行ったことが一番ショックでした。どんな気持ちで彼は家族にベッキーさんを会わせたのか。正直、今は何も考えられないし、考えたくありません」(A子さん) 音楽関係者が、川谷とベッキー双方の事務所が話し合って、離婚届を出すまでは会わせないという取り決めができていると話している。 離婚もしていないうちからベッキーを両親に会わせるなど、常識をわきまえない男は、A子さんと別れ、ベッキーと結婚してもまた必ず同じようなことをするに違いない。ベッキーがこの男との結婚を選ぶなら、芸能界を引退するくらいの覚悟をもつべきである。 お次も文春。滝川クリステル(38)が母親と共著で出した『リトルプリンセス・トリック』(講談社)に、東京五輪エンブレム問題のように「パクリ疑惑」が持ち上がっていると報じている。 これは『星の王子さま』の謎解き本なのだそうだが、その着想が、市井の文学研究者が長年研究してきたものと同じで、盗用したのではないかというのである。 私はこういうことには門外漢だが、何でも滝クリの本では、サン=テグジュペリが描いた挿絵を読み解いていくと、王子はハレー彗星で、巻末のカラーとモノクロ挿絵が、明けの明星と宵の明星をさしているというのだ。 それがどういう重要な意味を持つのか私にはわからないが、市井の研究者の友人がいうには、彼が長くその研究に没頭しきて、文春の中で「彗星会議」の運営委員長を務めた国立天文台の渡部潤一(55)副台長も、「私が知る限り、国内でこういう研究をしている人は彼だけではないでしょうか」と証言している。 その上、滝クリの母親と件の研究者とは長年の知り合いで、彼に以前からこの話を聞いているのである。 研究者が講談社に電話で問い合わせたところ母親から電話があり、やりとりをしているうちに、母親の知人という人間から、右翼を仄めかして「これ以上騒ぎ立てるな」といってきたというのだ。穏やかでない。 2000年の朝日新聞に研究者の話が載っているが、これについての著作はないようだ。だが滝クリの母親のように、「この世の中に私と同じようなことを考えている人がいてもおかしくないんじゃないですか」といういい草は、ちとおかしい。 よく知った人間であり、彼から話を聞いているのだから。その本の核心部分がその発想だとしたら、それを丸ごと頂いて知らん顔は、はなはだよろしくない。 滝クリのブログのタイトルは「大切なものは目に見えない」というそうだが、これは『星の王子さま』の一節だそうだ。またしても起きたパクリ疑惑。やはり「呪われた東京五輪」なのだろうか。 さて、株の暴落が止まらない。中国の株の下落の影響が大きいといわれているが、新潮は原油安も一因で、「産油国の財政は逼迫している。そのため、世界中の株式市場に投資していた資金を回収しなければならなくなっており、それも世界的な株安の要因になっているのです」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志氏)と、先行きは不透明なままだ。 さらに米連邦準備理事会(FRB)が利上げに踏み切った2日後に、日銀が金融緩和策を打ち出したが、市場が望んでいたのとは違って少なかったため、もう日銀は手詰まりではないかという観測を市場関係者に抱かせてしまった。 ファイナンシャル・プランナーの深野康彦氏は「昨年のチャイナショックの後、1万6901円をつけましたが、今回もそこまで下げる可能性がある。それを下回ってしまうと、底が抜けることになり、怖いですよ」といっているが、今の暴落を見ていると、それが正夢になりそうである。 現代とポストも、株を柱にした経済予測をやっているが、こうまで景気の読み方が違うのは珍しい。 現代は「日本株暴落のXデーは3・16」と悲観的だが、ポストは「爆騰する日本株 これからが本番だ!」と強気だ。皆さんも覚えていると思うが、株に関しては現代がずっと「上がる派」でポストは逆に「懐疑派」だった。それが昨年秋頃から逆転してきて、今週は真逆な予測になった。 何しろ、4日に東京株式市場が開くと続落に次ぐ続落。ついに一時は1万7000円を切ってしまったのだから、弱気はわかるが強気の根拠はどこにあるのか。ポストを見てみよう。 まずは、リードで「2016年はまだ始まったばかり。冷静な目で内外の経済環境を見通せば、日本株に追い風となる好材料が揃っている。ならば、大幅に下落した今こそ『買いどき』だ。前号に続き、もう一度繰り返す。日本経済は絶好調、日本株は爆騰する、と」と煽る煽る。 中国市場の混乱が日本市場の退潮をもたらすという悲観論は当てはまらないそうだ。 「長期的に見れば中国の統制経済化で世界経済は悪材料を払拭する形になり、日本経済を上昇させる要因になる」(武者リサーチ代表の武者陵司氏) 原油安による産油国の経済悪化も指摘されるが、武者氏はそれもプラス要因になるとしている。 さらに好材料は、今年はアメリカにとって特別な年だからだという。 「大統領選の年は票集めのために景気対策が行われるため、GDP成長率が高くなる。アメリカ経済が上向けば、世界中の経済が好影響を受けることになります」(三井住友アセットマネジメント理事の宅森昭吉氏) ISのテロや難民問題で揺れるヨーロッパも、経済的には明るい材料が出揃ってきたそうだ。また日本国内に目を転じても、株価上昇の兆候は多い。15年には失業率が18年ぶりの水準に回復、有効求人倍率が23年ぶりの水準に回復、日本チェーンストア協会のスーパー売上高は23年ぶりに5カ月連続で増加など、景気拡張サインがさまざまな形で点灯したというのである。 「申年には必ず米大統領選と夏季五輪が重なる。51年からの日経平均株価の対前年比データを見ると、申年は平均で10・4%も上昇している。その法則からいっても、今年は景気拡大、株高の期待は大きい。中国株ショックで一時的に株価が下がった今こそ、絶好の仕込みどきだといえます」(宅森氏) ついには干支頼みになってきた。 一方現代では、経済アナリストの中原圭介氏が「マネーが大転換を始めました。日本はいよいよ円安・株高局面が終わり、円高・株安局面に突入したのです」といきなり悲観論。アベノミクスは限界、日本市場に残ったヘッジファンドは空売りで儲けを狙うため、今暴落しているのは彼らの仕業で、1ドル=105円~110円まで円高になり、株価は早晩1万7000円を割ると見る。エコノミストの中には1ドル=102円と見るのもいて、そうなると株価は1万4500円まで落ちる。 製造業全般では119円40銭が想定為替で、マーケットではこの一線を超えれば、救急車を呼ぶ必要があるほど日本経済は重症になるとの意味を込めて「ドル119」と呼ばれているという。 しかも、日銀がさらなる金融緩和の追加をすれば、「日本株の本当の終わりが始まる。一時的には株価は上がるかもしれないが、金融政策ではもう日本企業の業績は支えられないとわかり、株価はまず1万4000円を目指して下落を始める。さらにマーケットが日銀の政策の矛盾を意識し始めると、第2弾の日本売りが幕開けする。年末までに、日本株は9000円まで売り込まれてもおかしくない」(ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表の菊池真氏)というのである。 現代の結論は「株価が半値近くまで落ちるリスクがあるのだから、逃げるのが得策だ」。あなたならどちらを信じますか? ところで、意外に知らないのは相撲取りがいくらもらっているのかだ。ポストがそれをやっているが、これほど高給取りだったとは知らなかった。 相撲協会の寄付行為細則によれば、番付ごとの基本給である月給は額が固定されているそうだ。 横綱=282万円 大関=234万7000円 関脇、小結=169万3000円 平幕= 130万9000円 十両=103万6000円 十両と幕下以下は大きく違う。幕下以下には、月給は出ない。関取と幕下には天と地ほどの差があるのだ。 「幕下力士にも『場所手当』という給付金(7万から15万円)や、成績に応じた奨励金が相撲協会から所属部屋に対して出ますが、それだけでは自活は無理です。そのため衣食住は所属部屋がすべて面倒を見てくれます。その代わり、彼らは親方や兄弟子の付き人として働いたり、部屋の雑用を務めたりするわけです」(相撲ジャーナリスト) これに加えて、年2回(9月、12月)のボーナスも出る(支給額はそれぞれ月額の1カ月分)。また三役以上には場所ごとに本場所特別手当(横綱20万円、大関15万円、関脇・小結5万円)が支給されるという。 力士はすべて、序の口でデビューした際に「持ち給金」として一人当たり3円が与えられる。以降、本場所での勝ち越し1勝につき0・5円が加算され、他にも金星1個につき10円、優勝1回につき30円、全勝優勝は50円を加算。そしてこの合計を4000倍した金額が、本場所ごとに、引退するまで支給されるそうである。 現役で、持ち給金が最も多いのはもちろん横綱・白鵬で1691円。これを4000倍した676・4万円×年6回=4058・4万円が本給にプラスして支給される(支給金額は推定)。 これまで持ち給金の最高額は、大鵬の1489・5円だったが、白鵬はこれを塗り替えた。(ちなみに千代の富士は1447・5円、貴乃花は1060円だという)。 白鵬が持ち給金を増やせた理由は、全勝優勝の多さにある。全勝優勝すれば50円に加え、15勝の勝ち越しなので7・5円が加算され、合計で57・5円(1場所あたり23万円)。これが14勝1敗の優勝なら、優勝の30円と勝ち越しの6・5円で36・5円(同14万6000円)と全勝優勝の約半分となる。白鵬は35回の優勝のうち、歴代1位となる11回が全勝優勝である。 懸賞金も力士の大事な収入である。スポンサーが期待の一番に提供する懸賞は、1本6万2000円。協会に手数料5300円を引かれ、力士の取り分は5万6700円となる。そのうち力士の手取りは3万円、残りの2万6700円は一度協会に預けられ、引退後に一括して支払われるという。 これに加えて、臨時収入として協会が場所ごとに出す「賞金」も大きい。優勝1000万円のほか、殊勲・技能・敢闘の三賞には各200万円が支給される。 逸ノ城は、約2659万円、遠藤は約3566万円だそうだ。これにタニマチからご祝儀が入るのだから、相撲取りは3日やったらやめられないというのも頷ける。 第7位。現代では、水爆実験に成功したと豪語している金正恩第一書記が、中国によって「まもなく殺される」という物騒な記事を巻頭でやっている。筆者は近藤大介編集次長。 習近平中国主席が、「あの三ブタめ」と怒っているというのだ。ちなみに三ブタというのは「三代目のデブ」という意味だそうだ。 読みどころは、「あるキーパーソンを通して、朝鮮労働党幹部に話を聞くことができた」というところだ。 「──新年早々、なぜ世界中にケンカを売る核実験を行ったのか? 『1月8日は、わが国で最も重要な「記念日」ではないか。当然、党・軍・政府の各部門は、金正恩第一書記が喜ぶ「誕生日プレゼント」を用意する。今回の水素爆弾実験は、最高のプレゼントになった。金第一書記は大変喜んで、実験を成功させた人々を直接接見して、労をねぎらった。わが国は5月に、36年ぶりとなる朝鮮労働党大会を控えている。また米帝(アメリカ)のオバマ政権は、今年が最後の一年だ。そのため、互いに強力な核保有国同士として、一刻も早く米帝との直接交渉を行うというわが国の強い「意思表示」が、今回の水爆実験だったのだ』 ──国際社会の「兵糧攻め」にどう対処するのか。 『われわれは、貧困や苦境など、まったく恐れていない。朝鮮戦争の休戦から60年以上が過ぎたが、わが国は常に経済的苦境の中を生き抜いてきたのだ。'90年代半ばには、「苦難の行軍」(約200万人が餓死した3年飢饉)を乗り切った。 わが国は朝鮮戦争で米帝を蹴散らしたが、まだ完全な終戦には至っていない。この「戦争状態」を終結させ、平和な時代を築くには、わが国の自衛手段である強力な核兵器は、絶対に欠かせないのだ。このことは将軍様(故・金正日総書記)の「遺訓」でもある。今後、米帝とその同盟国らがわが国に対して制裁を加えるのなら、わが国は戦争をも辞さない』」 私が北朝鮮に1カ月滞在していたときの感触でいえば、北朝鮮の7割ぐらいの人間は本気で戦争をすることを考えているだろう。もしも水素爆弾の実験に成功したとするなら、世界一厄介な火薬庫を日本の隣に抱えてしまったことになる。制裁一辺倒、強気一辺倒の安倍首相のような対応は危ないといわざるを得ない。北朝鮮は北風より太陽で温めて話し合いの場に引きずり出すしかないと思う。 ところで、NHKの名物番組『クローズアップ現代』の国谷裕子キャスター(58)が、3月いっぱいで番組を降板することになった。 やらせ問題が明るみに出たことも大きいが、国谷キャスターの安倍政権に批判的な番組づくりに安倍首相がイラつき、傀儡の籾井勝人会長がそれを忖度したのではないかといわれているそうだ。 『報道ステーション』(テレビ朝日)も古舘伊知郎キャスターが替わる。良心的な報道番組が、次々に事なかれ主義的な番組へと変更されていくのは、報道・表現の自由にとっての危機、異常事態である。 『世界』(岩波書店)2月の「メディア時評」(神保太郎)にこう書いてある。 「戦争の『近づき方』 現象としての歴史は繰り返さない。いつも目先の変わったことが生じる。(中略)では今なにが繰り返されようとしているのか。戦争は、容易にわかる形では近づいてこない。しかし、国際情勢の変化を見込んでの日本の政治の変わりようーー戦争の危機を回避するより、そこに利益を見出す政治家・政府・財界の結託の動き、その一方、国民には財政負担増大のツケが回され、それらに逆らうことへの取り締まり・処罰は厳格化される。これらは、新たな戦争への動きといえるものではないか。だとすれば、十二月八日のメディアは、過去の戦争の結果にではなく、その近づき方、始まり方に国民の注意を向けるために、警鐘鳴らすべきではないのか」 新聞、特に大新聞の劣化が激しい。 最後にNHK朝のドラマ『あさが来た』に出て人気が出たディーン・フジオカというのは、どこの国の人かという「素朴な疑問」に文春が答えている。 彼の父親が、福島県生まれで、小学校に入るときに千葉に引っ越した生粋の日本人だと話している。 ディーンというのは留学時代のホームステイ先で付けてもらった名前で、香港では「クレイジー」という意味があるらしい。 では現代とポストのSEX比べにいこう。グラビアはポストは、新しいシリーズ「艶色美熟女図鑑」で39歳の白木優子。なかなかの美形だが、これだけというのはいささか寂しい。もしかするとポストはヌードを減らしていくつもりか? 現代は、巻頭から巻末まで「秋吉久美子 未発表ヌード」。映画『赤ちょうちん』でデビューした彼女が2年後に撮った写真だという。なかなか立派なオッパイである。 あとは、「RION」「赤根京」「国民的美魔女モデル 決意の告白ヌード」、袋とじはこれまた懐かしい「<元祖・ボインちゃん>ホーン・ユキの『乳首』」。グラビアに関しては現代の圧勝。 ポストは、「死ぬまでSEX 性の賢者8人のエロい話」。SEXの達人たちに、性の奥義を語ってもらおうというものだ。 出演したAVは1万500本を越え、9000人以上の女性とセックスしてきた伝説のAV男優・加藤鷹氏がこう話す。 「長くやっていて気付いたのは、“引く力”が一番大事だってこと。AVの影響なのか、みんな突くことを重視しすぎている。ほとんどのオンナは“強く激しく奥まで突く”のをイイとはいわないもの。引く時にこそ気遣いが大切で、突くのはゆっくりでいいから、引く方を速くする。『刺身包丁』と同じです。引く方に意識を向けると早漏防止にもつながる」 海外のSNSを駆使して、世界中の女性をネットでナンパして『体験ルポ 在日外国人女性のセックス 51カ国5000人を“制覇”した男』(光文社刊)を出したフリーライターの出町柳次氏は、こうアドバイスする。 「相手の国や言語にかかわらず大事なのはその女性の性感帯を発見し、どんな要求にも応えてあげることです。ジャマイカ人の女性英語講師とセックスしたとき、全身くまなく愛撫してもなかなか感じてくれなかった。そこで、会話を重ねると恥ずかしそうに『お尻の穴を舐めて』といわれた。初めての体験でしたが、舐めると彼女は絶頂を迎えました。また、私はあえて『腰を振らない』ことを実践しています。アソコの固さには自信があるので動かさないことで向こうが先に焦れて、むしろ激しく濡れて求めてくるんです。このテクニックには、言葉も要りません(笑)」 経験人数8000人という、AV男優しみけん氏の精力維持のための健康法はこうだ。 「食事、睡眠に気をつけて、毎日のスクワットを欠かしません。食事は高タンパク、低脂肪を心がけ、一日4食くらいは食べるようにしています。ブロッコリー、トマトなどの野菜、種類の違うヨーグルトを摂ることを心がけています。スクワットは下半身に効き目がありますよ。これを15年くらい自分の“ルーティン”として欠かさず続けています」 現代は、この頃SEXのうんちくに力を入れているようだ。今週は、「セックスが持つ『特別な意味』を考える」というもの。例えばこんなうんちく。 「英語で『女性』を表す言葉は、『フィーメル』(female)だ。男性の『メール』(male)と対をなす言葉になっている。では、男にはなくて女にだけついている──まるでペニスとは正反対の、この『フィー』(fe)とは何なのか。言語学が解き明かしたところによれば、インド・ヨーロッパ語族の古い言葉で『フィー』は『口で吸う』を意味する。そして『フェラチオ』の語源であるラテン語の『フェッロ』(fello)もまた、そこから生まれた『吸う』という動詞なのである。つまり『女性』=『フィーメル』とは、とりもなおさず『吸う+人』ということになる」 どうですか? ためになるでしょう。医学博士で作家の志賀貢氏もこう蘊蓄を述べる。 「ヒトの脳では普段、原始的・動物的な本能をつかさどる古皮質よりも、論理性など高度な情報処理をつかさどる新皮質の働きが活発になっています。しかし、SEXの際には、裸になって抱き合っているうち、新皮質の働きが抑えられ、原始的な本能が剥き出しになる。その本能に従ってペニスを舐め、楽しむことで、女性は煩わしい人間社会のしがらみやストレスから解放されるのではないでしょうか」 また、名著『裸のサル』で有名な動物学者デズモンド・モリスは、愛を表すハートマークは、女性が腹ばいになって寝そべったときのお尻の膨らみと、脚の付け根を結んだものではないかと唱えています。男性がバックで見惚れるお尻の形こそ、愛の象徴にふさわしかったのかもしれません」(動物行動学者の竹内久美子氏) 勉強にはなるけどわいせつ感はない。だが、グラビアの圧倒的なボリュームで今週は現代の勝ち! (文=元木昌彦)『週刊新潮(1/21号)』(新潮社)中吊り広告より
「古舘伊知郎はよくやった」『報ステ』降板に、元名物編集長は何を思う?
今週の注目記事・第1位 「ベッキー31歳禁断愛 お相手は紅白初出場歌手27歳!」(「週刊文春」1/14号) 第2位 「歳費2100万円は懐で『イクメン代議士』これでいいのか?」(「週刊新潮」1/14号) 第3位 「<本誌だけが書ける全真相> 古舘伊知郎『報ステ』降板」(「週刊文春」1/14号) 第4位 「32歳上 神田正輝と『深夜ホテル密会』三船美佳の打算」(「週刊文春」1/14号) 第5位 「日本経済は絶好調! こんな『大相場』は2度と来ないかもしれない」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第6位 「2016参院選『全選挙区』完全予測」(「週刊文春」1/14号) 第7位 「菅義偉“総理”誕生『官邸クーデター』全内幕」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第8位 「MEGA[メガ]地震予測『2016年ついに首都圏が![異常値が!]』変動MAPも16年版にアップデート」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第9位 「『ハーフは劣化が早い』で大炎上 社会学者古市憲寿の劣化」(「週刊文春」1/14号) 第10位 「斬り捨て御免! 食味探検隊」(「週刊文春」1/14号) 第11位 「AV大賞2015-2016」(「アサヒ芸能」1/14号) 番外 現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ! ついに今週は、現代が1本も入らなくなってしまった。部数的には、新潮と抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げているといわれるのだが、週刊誌としてはおとなしすぎて、物足りない。 まずは、SEX特集からいこう。現代は巻頭で「あの胸の高鳴りをもう一度 桜田淳子 天使の初恋」。彼女がデビューから7年後に撮った女の顔というのだが、まあそこそこ。笑えるのは、ラグビーの五郎丸歩の特大ポスターカレンダーが付いていることだ。2月までしかないが、3月からはまた付録にするというのだろうか。 後半は「ついに登場! 浅野温子 『小悪魔』の原点」。水着を含む10代の頃の写真だが、かなり当時から大物感があったと、あらためて思う。 袋とじは「憧れのブロンド女優 初めて見るヘアヌード シルビア・クリステル/パルマ・ピカソ/ブリジット・バルドーほか」。映画からのものなので写真はよくないが、このほうがセクシーに見えるから面白い。 それに、もう1本の袋とじは「スコラ・ザ・ヌード 1982-1994」。スコラというのは、講談社にいた人間が辞めて作った出版社だ。当時は、相当激しいヘアヌードを掲載して物議も醸したが、部数もよかった。 これは一見の価値ありだが、写真が小さいのが難。あとは「早乙女美々 エロすぎる女」。 ポストは、巻頭が女性ゴルファーの「イ・ボミ 賞金女王の初セクシー」。露出は少ないが、彼女の魅力がよく出ている。袋とじは「AV美熟女総選挙 これが神7だ!」。そのほかには「艶色美熟女図鑑 白木優子39歳」と「橋本マナミ マナミという名の実 vol.11」。両方とも、エロさはなかなかのものである。 もう1本は、毎度おなじみの「山田佳子さん」の湯めぐり。この人って、岸惠子に似ていると思うね。 セクシーグラビア対決はエロエロ考えたが、ポストの勝ち。記事は現代の「セックス印象派デビュー入門」というのが気になる。 知的なイメージだが、果たして内容はどうなのか? 現代によると「互いの感性と感受性で快感を高める──そうした『印象派』のセックスで女性は喜び、男も深い満足を得る。(中略) セックスは想像(イマージュ)の産物だ。性器自体を写実的に再現しても、そこに欲望は生まれない。むしろシチュエーションや雰囲気に趣向を凝らすことで、長く心に残る印象的なセックスになる」というのだ。 「19世紀後半のパリで、そのことに気がついた芸術家たちがいた。『印象派』。クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワール、エドガー・ドガらが中心となり、写実的な絵画に価値が認められていた当時の画壇に挑戦状を叩きつけた。明るい色彩で風景を描いた画風は、旧来の芸術家からは酷評されたが、庶民には好評だった。いつでも心の引き出しから取り出し、余韻に浸れる名画のような性愛、『セックス印象派』。印象派の代表作でもあるモネの『睡蓮』が描かれてから約100年が経つ2016年にこそ、入門してみようではないか」(現代) 何やらもっともらしいが、これも死ぬまでSEXがマンネリ化してきたのを、なんとか打開しようという編集部の叡智の結集なのであろう。 われわれのときは、トルコ風呂を含む風俗記事が行き詰まると、「トルコ徒然草」や「トルコ東海道五十三次」などをやったが、これと考え方は同じであろう。 「印象派のセックスは、五感を通じて心を操ること。心理学に『返報性の原理』という言葉がある。他人からなんらかの恩義を受けたら、お返ししなければならないという感情を抱く心理を指す。これをセックスに応用する」のだという。 アダルト映像作家の、えのき雄次郎氏はこう話す。 「どんな格好に男性はエロスを感じるのか、試行錯誤繰り返してきましたが、男の心を鷲掴みにしたのは、女性が四つん這いになって両肘をつき、背中に力を入れてお尻を突き出すポーズです」 真っ正面から見つめると、この姿勢は男性にとって挑発的に映り、後に回れば、女性器は丸見えで無防備な格好になる。このアンビバレント(不調和、二律背反)を楽しむのがセックス印象派の真骨頂だというのだが、よくわからない。 印象派の父と呼ばれるエドゥアール・マネが「草上の昼食」を発表し、パリで大スキャダルとなったのは1863年のことだった。森でピクニックをする2組の男女を描いたこの作品では、男性たちはきっちりとしたスーツを着込み、1人の女性は半裸で沐浴中、もう1人は全裸だ。 この背徳的なシチュエーションに、パリ市民は困惑し嘲笑を浴びせ、皇帝ナポレオン3世はこの絵を見て「淫らだ」と評したという。 全裸の女性を侍らせたピクニックという、妄想はしても、実際には誰もやりそうにないことをあえて描いたのが印象派の原点なのだというのである。 日常の光に美しさを見いだした印象派の画家のように、日常生活のセックスに喜びを実感する姿勢が「セックス印象派」であり、それこそが「仁王立ち」の秘訣なのだと結ぶが、全体に企画倒れという感がある。惜しいと思うのだが。 ポストは、こちらも毎度おなじみの「2016性の新潮流」ということで、さまざまなSEX関連情報を満載している。 まずはネットの新潮流。これから話題を集めそうなのが「JavMost」というサイトだそうだ。エロ動画事情に詳しいライターの尾谷幸憲氏が語る。 「サイトの一部にタイ語表記があるので、タイで運営されているサイトでしょう。モザイク入りの動画のほか、無修正動画も無料で閲覧できるようになっています。まだほとんど知られていませんが、エロ動画ファンの間で話題になるのは間違いありません」 お次は、AVの人気ジャンルになった「NTR(寝取られ)」の専門レーベルが誕生したそうだ。昨年8月7日に第一弾の5作品をリリースしたのは「JET映像」だ。 AVライターの沢木毅彦氏は、「AVの王道と一線を画す試みと旬な女優の起用で、今年はこのレーベルが注目を集めそう」だと見る。 同レーベルのプロデューサーによれば「NTRは映像化が難しいジャンル」だという。 「なぜならNTRは、本来なら文字で楽しむものだからです。マニアは、インターネットの専門掲示板で盛り上がっています。『先日、初めて他人に妻を抱かせた』といった投稿を読み、妄想して興奮するんです」 さて、これまで美熟女デリヘルといえば、30~40代の女性がメインだったが、2016年はさらに上の年代に特化した「熟女専門デリヘル」が人気を呼ぶそうだ。 その新潮流を先取りし、男性客から高い支持を受けているのが東京・上野にある「完熟ばなな」。在籍するのは全員40~60代で、50代以上のメンバーも充実しているという。「利用者の高年齢化に伴って、より高齢の女性が好まれる傾向が強まっています。『完熟ばなな』は5年ほど前にオープンしましたが、今や大阪や神戸にまで進出するほどです」(風俗ライターの原彬氏)。 このままいくと、私が以前から言っているように、60代の「美ババ(Vi!VaVa)」がサービスをするデリヘルやマッサージパーラーが続々できるのではないだろうか? マットプレイの代わりにアロママッサージを施してくれるソープランドが、東京・吉原や神奈川・川崎堀之内に増えているという。 アロママッサージとは、代謝機能や血行を促進する成分が含まれるアロマオイル(植物の有効成分を抽出した精油)を体に塗りながら行うマッサージのことだそうだ。 風俗ライターの阿部定治氏がこう話す。 「マットの上で泡まみれになるのもソープの醍醐味ですが、身動きが取りにくく、体位も限られるため、マットを拒否する客も増えているそうです。そういった方の間で、このマッサージ+ソープという業態が人気なのです。女の子たちはプロから指導がを受けているので、指圧の技術も申し分ありません」 慢性的な体の疲れに悩まされているポストの記者(61)が、吉原のFを訪れた。料金は、入浴料とサービス料の総額で80分3万円。 決して安くないが、未知なる癒やしと快感を得るために、記者は身銭を削ることにしたという。ホントかいな? 次は、ラブホテルといえばカップルが2人で利用するものというのが常識だが、東京・錦糸町にあるラブホテル「SARA錦糸町」の702号室は、なぜか4人用ルームになっているそうだ。カップル2組4人で利用できる部屋、つまりスワッピング愛好者御用達のホテルということだ。こうした愛好者が激増しているのか? ED治療薬として有名なバイアグラやレビトラ、シアリスはすべて欧米発だが、韓国国内で生産、認証されたED治療薬「ザイデナ」が多くの支持を集めているという。韓国最大手の製薬会社、東亜製薬が05年から発売を開始。わずか2年後に、バイアグラに次いで国内2位のシェアを獲得したそうだ。バイアグラ、レビトラ、シアリスの次に開発されたため、第4世代のED治療薬とも呼ばれている。早ければ、年内にも日本で発売の予定だという。 ポストによれば近年、バイブレーターを中心に、小型化、カワイイ化が進んでいるという。今年その流れが大きく変わり、「バイブの大型家電化」するというのである。 その先駆けとなりそうなのが、昨年11月に発売された「ラブパートナー」(税込2万3,000円)だ。開発製造販売元の株式会社メルシーの高橋さなえ社長がこう説明する。 「女性が太腿に黒いベルトを止め、穿くように装着します。内部にはピストンバイブが付いていて、電源をつないでスイッチを入れると、バイブが上下にピストン運動。さらにクリトリスに当たる部分に小さなマイクロモーターが入っていて、こちらも振動します」 実際に使ってみた感想を、桃子氏はこう話す。 「振動するバイブとは違い、男性に挿入されたのと同じようなピストン運動を得られるのがいい。装着すると腰から下が固定されるので、女性は本当に動けなくなる。男性がスイッチを持って操作すれば、ちょっとSM的なプレイにも使えそう。年配の方の場合、途中までラブパートナーに任せて、自分は女性のほかの部分を愛撫するといった使い方もできます」 いやはや、SEXはまだまだ奥が深いということであろう。両誌を読むと食傷気味になるがね。 というところで、今週はグラビアでポスト、記事ではやや現代に工夫の跡があるので、今週は引き分け! 今年初めは、アサ芸の「AV大賞2015-2016」からいこう。 女優部門のMVA(最優秀セクシー女優賞)は、癒やし系からの進化がめざましい大天使・天使(あまつか)もえ(21)。14年のデビュー直後にブレークし、15年は一気に頂点へと上り詰めた。得意の癒やし系セックスだけでなく、凌辱や誘惑など新境地のプレイでエロの素質を開花させた。 ママドルで、デカ乳輪と大人の色香はまるで飛び出すエロ本だといわれる白石茉莉奈(29)が、アサ芸グラビア大賞。 パーツ部門では「一億総勃起ボディ」に香山美桜(22)。熟女部門のMVJ(最優秀ドスケベ熟女)には篠田あゆみ(30)。肢体も痴態もフェロモンの塊だそうだ。新人熟女には水原梨花(35)。現役モデル熟女だそうだ。 最優秀作品賞に輝いたのは『おじさんぽ08』(ビックモーカル)。若妻との下町散歩から中出しセックスまでを作品にしてしまった人気シリーズ。出演はなごみ。 衝撃デビューで賞は、リベンジポルノを見て「私けっこうイケてる」とデビューを決めるあたりがイマドキ、撮影にも動じずに天真爛漫なセックスを見せた戸田エミリ。 最優秀ドラマ作品には『肉体の悶』(オルガ)。北条麻妃・川上ゆう。超人気女優2人が演技と艶を競った140分の熟女ドラマ作品。戦後復興期の青線を舞台に繰り広げられる女の情念とセックスは必見だそうだ。 ところで、私は食べ歩き+飲むのが好きだ。文春の「斬り捨て御免! 食味探検隊」は毎回楽しみに見ている。 ここには毎回2つの店が紹介され、100点満点で採点される。斬り捨てというわりには点数が甘いと思うが、それでもどんなによくても90点代前半が多い。 だが、今週のはなんと! 120点付いた店が紹介されているのだ。私が知る限り100点を超えた店は初めてだと思う。さて、どんな店か。 東京墨田区千歳にあるちゃんこ屋「増位山」がそれだ。増位山といえば美形の相撲取りだったが歌もうまかった。「男の背中」「そんな夕子にほれました」は、カラオケの私の十八番である。当人は、増位山と同じぐらいうまいと……思っているのだが。 その増位山は引退して三保ヶ関親方になったが、彼が三保ヶ関部屋をリフォームして作った店だという。 天井が高く、そこに土俵がデーン鎮座ましましている。その店にウッドペッカー柄のセーターを着た増位山がいたそうだ。 料理のほうはというと、突き出しは鰹節と醤油をかけた湯豆腐。力士味噌(500円)、焼きベーコン添えのポテトサラダ、あげごぼうのチップ(500円)、若鶏の唐揚げ(600円)、秘伝手羽先(600円)。そうこうするうちに、増位山が「じゃ、歌います」と土俵入りして歌い始めたそうだ。 「確かにうまい。そして、エロい美声」が響き渡る。この大番狂わせに、店内大いに沸いたそうだ。 本命の「鶏つくね醤油ちゃんこ」は1人前2,300円。朝絞めたばかりの鶏を使ったつくねがジューシーだったそうだ。その上、よそってくれたのが増位山の女将だった。 すべてが最高、大金星で120点。これほどの高評価なら、一度は行ってみなくちゃなるまい。 そういえば、新潮にミシュランで一つ星を取ったラーメン店が、店を閉めたと報じている。とげぬき地蔵にほど近い「蔦の葉」がそれで、ミシュランに輝いた「Japanese Soba Noodles 蔦」は、本店に当たる。人手不足もあり、苦情が多いため、巣鴨からグループが撤退するというのだ。 支店ともに細い路地に面したところにあり、行列への苦情が絶えなかった。整理券を配ったりして改善に努めたが、あきらめたようだ。 いっそのこと「予約限定」にして、一杯2,000円ぐらいで売ったらいいのでは? 私は行列に並ぶのが嫌いだから、こういう店には絶対行かないが。 お次は、古市憲寿氏(30)についての記事。彼とは私も対談したことがあるが、気鋭の才能あふれる社会学者である。大いに将来を楽しみにしている一人だが、その彼が元旦に放送されたバラエティ番組で、共演したウエンツ瑛士氏(30)の子ども時代の写真を見て「ハーフってなんで劣化するのが早いんでしょうね」と漏らしたことが、差別発言ではないかと批判されていると文春が報じている。 この言葉だけを読むと、確かに「差別」ととられても仕方ないようだが、彼のような利発な若者が、なぜこのような発言をしたのだろう。古市氏は、こう弁明している。 「いくらバラエティ番組でも、失礼なことを言ったと思います。(中略)というのも、このやりとりには前段があります。僕は2011年に『絶望の国の幸福な若者たち』という本を出版したのですが、2012年にウエンツさんは『「絶望世代』は幸福でいいのだ!』という本を出版しています。その題名がいわゆる『パクリ』なのかどうかという論争がスタジオであったのです。その延長で、子どもの頃非常にかわいかったウエンツさんの写真を出され、彼自身もそれをネタとしているようなので、『劣化』という言葉を冗談交じりに使いました」 口は災いの元。バラエティだからといっても、言っていいことと悪いことがある。おバカタレントではないのだから、なんでもかんでも呼ばれればテレビに出るというのはやめたほうがいい。その時間を研究に当てるようにしないと、あっという間に才能が枯渇してしまうことになりかねない。能力のある人だけに、苦言を呈しておく。 ポストが、またまた「MEGA地震予測」をやっている。測量学の世界的権威である村井俊治(76)東大名誉教授の地震予測法だが、氏が警戒を呼びかけているのが「首都圏・東海ゾーン」だというのだ。 「特に注目しているのが伊豆諸島です。昨年5月の小笠原諸島西方沖地震(神奈川・二宮町などで震度5強)以降も異常変動が頻発しています。さらに昨年9月の東京湾地震以降も隆起・沈降、水平方向の動きが拡大しており。まだエネルギーは放出しきっていないと考えられます。多くの人は首都圏直下型地震ばかりを心配しますが、どこが震源になっても地盤の緩い首都圏は大きく揺れる」(村井氏) 1ページを使って「異常変動全国MAP16」を載せているが、これを見ると日本全国危ないところだらけである。ということは、いつどこで巨大地震が起きても不思議はないということだろう。こうした「狼少年」的記事は、常に万が一のときに備えておきなさいという警告として読むべきである。 ところで、元旦にセブン-イレブン限定で週刊文春、週刊現代、週刊ポストが発売されたのを、どれだけの人が知っているだろう。昨年は文春一誌だけだったが、書店からの反発が強かったようだ。みんなで渡れば怖くないと、今年は現代とポストを道連れにしたが、新聞広告を見る限り、現代とポストは気合の入っていないことがよくわかる。 現代はカラーで山口百恵、松田優作、夏目雅子、坂本九らを並べて「あなたに会えてよかった」という特集。思わず、山口百恵って亡くなったのか? と見直した。渥美清やちあきなおみの思い出話。ちょっと気を惹かれたのは、元巨人軍の江川卓が「高校2年の秋を語る」だが、500円出して買う気にはならない。 ポストも、「女子アナ60年史」「ゴルフの死闘十番勝負」「国立競技場伝説の名勝負」と、こちらも思い出モノでページを埋めている。こちらも500円。 文春は、1年先輩だけに「週刊文春の女性誌版」と位置付け、美女図鑑を美男図鑑、平成女性皇族、保存版女の医学、女性好みのレストラン60など多少の工夫の跡は見える。値段も430円。 この出版は、セブン-イレブン側から申し入れがあったと聞いている。いまや販売ルートとして書店より比重を増してきているコンビニ最大手からの「要請」では、部数減に悩む週刊誌は断れまい。タイトルを見る限り、失礼だが「やっつけ仕事」感は否めない。書店からの非難を押し切ってまでやる価値があったのか、疑問である。 『出版人・文徒』(今井照容氏のメルマガ)が、こう報じている。 「出版科学研究所の『出版月報』2015年12月号(12月25日発行)によると、15年1~11月期の書籍・雑誌の売上高(推定)は、前年同期比5.2%減となった。『書籍の推定販売額は前年比約1.9%減の7400億円前後となる見通し。一方、雑誌の推定販売額は前年比約8.2%減の7800億円前後とみられ、減少率は過去最大となる。同研究所の担当者は『週刊誌の販売が大きく落ち込むなど高齢層にも“雑誌離れ”の傾向がうかがえる。スマホの普及で情報への接し方や時間の使い方が変わる中、どう読者を取り込むかが引き続き、問われ』と分析する」 週刊誌が主ターゲットにしてきた団塊&団塊ジュニア世代が離れているとしたら、事態は深刻である。「死ぬまでSEX」などやっている場合か。 今年は選挙の年だ。まずは1月24日に投開票する宜野湾市長選は、翁長雄志沖縄県知事が推す新人候補と菅義偉官房長官が推す現職との戦いである。菅はディズニーリゾート誘致をちらつかせ、翁長が推す候補潰しに躍起になっている。 もし菅が応援する候補が負ければ、彼にとっては手痛い失態になる。ポストによると、安倍首相はもはや政権の表紙にすぎず、実質的に政権を牛耳っているのは菅だと報じている。これが第7位。 自民党とおおさか維新の会の一騎打ちになった大阪ダブル選で菅は維新の支持に回り、自民党候補は惨敗した。消費税の軽減税率問題で、適用範囲をどこまで広げるかでモメた。谷垣幹事長らは極力金額を抑えるよう主張したが、参議院選で公明党の力を頼むために菅は、公明党の要求を丸呑みした。 谷垣が「抗議の辞任」をするのでは、という話が流れたが、菅は「辞めたければ辞めればいい」と突っぱねたという。 昨年10月にはグアムを訪問して、米太平洋海兵隊司令官と会談した。ポストによれば、官房長官というのは危機管理の責任者であるから、外遊はもちろん選挙応援のために地方へも行かないのが原則なのに、それをあっさり覆した。 おおさか維新の会、創価学会との太いパイプを持ち、安倍首相の次を虎視眈々と狙っている。否、その基盤は盤石になったというのである。これで参議院選を勝てば「安倍氏は憲法改正の実権のない“象徴首相”に祭り上げられ、“実質首相”である菅氏が全権を掌握する」(ポスト)というのだが、名前だけの象徴の人間に戦後体制をひっくり返す重大な憲法改正をやらせるなどもってのほかであること、言うまでもない。 安倍首相はなんとしてでも大勝したい参議院選が7月にはあり、そこで参議院の3分の2以上の議席を与党で取り、悲願の憲法改正へと進めたいともくろんでいる。 そのためには、野党の足並みがそろわないうちに衆議院も解散して「ダブル選挙」を狙っているともいわれている。文春は「参院選全選挙区完全予測」をやっているが、ここでも「非改選も合わせた自公の議席数は百四十七議席。ここに、おお維(おおさか維新の会=筆者注)と改憲勢力の『日本のこころを大切にする党(旧次世代の党)』も加えると百六十四議席で、三分の二を二議席上回ります」(政治広報システム研究所代表久保田正志氏)。 そうなれば、もはや民主国家ではなく独裁国家である。そんな国を、国民の多くが望んでいるのだろうか? では、大惨敗必至の野党陣営に一矢むくいる策はあるのか? 「参院選の帰趨を決めるのは三十二ある一人区です。その意味でヒントになるのは、町村信孝全衆院議長の死去に伴う四月の北海道五区補選でしょう」(久保田氏) この補選で自民からは町村氏の娘婿、和田義明氏が出馬する。野党人営は共産党が候補者取り下げを示唆し、社会福祉士の池田真紀氏を野党統一候補として支援する方向だ。 「ここで池田氏が野党統一候補として勝利するようなことがあれば、参院選に向けて野党陣営は勢いづきます」(同) 安倍首相は参議院戦と一緒に衆議院選もやる「ダブル選挙」を考えているようだが、そうなれば大阪市長を辞めた橋下徹氏が出馬するという声が大きい。 文春で政権中枢の1人が、こう断言している。 「次の衆院選に橋下氏は出るだろう。本人も『(政界引退は)約束する話ではない』と言っている。橋下氏の出馬は、改憲に及び腰な公明党への牽制にもなる」 また、参院選といえばタレント候補にも注目が集まる。出馬が確実視されているのは『五体不満足』の著者、乙武洋匡氏だという。 元気の会の松田公太代表とは旧知の仲で、元気は政党要件を失う寸前で、松田氏は乙武氏を東京選挙区、自身は全国比例で生き残りを図る考えだという。 今回から5議席から6議席に増える東京選挙区も、フジテレビ系朝のワイドショー『とくダネ!』司会者の菊川怜が、自民党から出馬するという下馬評が高い。 また、昨年の夏、突如として国会前デモで登壇し、安保法案反対を訴えた俳優の石田純一にも、政治家転身がささやかれているようである。 同日選挙に打って出た場合、衆議院の議席数はどうなるのか。久保田氏によれば、自民党は7議席、公明党は4議席減らし、その分、おおさか維新の会が26議席増の39議席を獲得。自民、公明、おおさか維新で改憲に必要な3分の2を大きく上回るというのである。 そうさせないためには、どうするのか? もはや、憲法改正は絵空事ではない。今夏の参議院選挙は、改憲か否かを問う戦後初めての国政選挙になる。 日和見では絶対いけない。どちらにするにしてもはっきり自分の意志を固めて、全国民が選挙に行くのだ。 戦争ができる国になるかどうかだけではなく、この国の主権者が誰であるのかを見せてやるのである。今年は、日本のこれから百年が決まる年になるのだ。 第5位。ポストは巻頭で「日本経済は絶好調」とやっているが、私の経験からいっても、こういう記事を出したときは、得てして反対になることが多い。 案の定、発売された4日から株は5日連続で大暴落してしまった。安倍首相が年頭所感で「もはやデフレではない。一億総活躍時代だ」と威勢のいいことを言い放ったことへの市場の答えは「NO!」だった。 中国市場で株売りが殺到して2度も取引停止になり、真偽のほどはわからないが、北朝鮮が水爆打ち上げに成功したとぶち上げた。 私のようなど素人が見ても、ポストの言うように今年が「資産倍増」「老後年金捻出」のラストチャンスになるとは、とても思えない。 いつも不思議に思うのだが、こうした景気のいい特集を組むとき、なぜ株をなりわいにしている人間に聞くのだろうか? 今回も冒頭は日経CNBコメンテーターでケイ・アセット代表の平野憲一氏を出して、こう言わせている。 「外国人投資家の日本株への関心がかつてないほど高まっている以上、まだまだ(株が=筆者注)上がるのは必至です」 「カブ知恵」の藤井英敏氏にも「日経平均2万5,000円になってもおかしくない」と言わせる。安倍首相や麻生財務相に「今年の景気はどうなりますか?」と聞けば「まあ、ぼちぼちでんな」と答えるわけはない。最初にタイトルがあって、それに都合のいいコメンテーターを当てはめたと思われても致し方ないのではないか。 安倍首相の参院選目当てのバラマキ予算に期待しすぎると、痛い目に遭う。もはや日本一国だけで市場を左右できる時代ではない。バカの一つ覚えのように「経済成長」を言っていればいい時代ではないのだ。今こそ「足るを知る」「みなで分け合う」日本をつくることこそ、肝心である。 お次はスポニチがスクープした、神田正輝と三船美佳の32歳差熱愛スクープ。文春、新潮も触れている。 三船は夫・高橋ジョージとの離婚裁判中だが、スポニチによれば、離婚の相談をしているうちに、超年上好きの三船が神田を好きになり、密会するようになったという。 問題は、2人が土曜朝8時からの『朝です!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)で共演していることだ。いくら2人が関係を打ち消しても、こうした話が出るだけでも番組にとってはマイナスであろう。神田はメインの司会者だから、切るわけにはいくまい。三船をどうするのか。1月9日の『旅サラダ』が見物だと思っていたが、2人とも何事もなかったように出ていた。 放送終了後、神田と三船がそろって会見し、記事はまったくの事実無根だと怒ったそうだが、そのままうのみにはできそうもない。 諸般の事情からというより、テレビ局に切られないために2人は別れたのであろう。大人だから。 古舘伊知郎の『報道ステーション』(テレビ朝日系)降板について、あれこれいわれている。年間30億円ともいわれる古舘プロへの支払いが重荷になった。テレビ朝日の「ドン」といわれる早河洋(72)会長が安倍首相と親しくなったため、安倍批判を強める古舘が疎ましくなった、などなど。 古舘は12年にわたり、久米宏の跡を継ぎ、テレビ朝日の夜の顔として存在感を増してきた。「やっぱりプロレスの実況アナから、古舘さんは、抜け出せなかったんだと思う」(ある番組制作者=週刊現代)「古舘さんは自分がジャーナリストであるかのように振る舞い、反権力を装った発言をしていた。その結果、権力に付け込まれやすい状況を、自ら作ってしまった」(元フジテレビ報道局解説委員の安倍宏行氏=同)という批判もある。 だが私は、彼はよくやったと思う。久米のように一言ってサッと逃げるのではなく、自分がジャーナリストとして訓練を受けていないためであろう、愚直なまでに安倍首相の強引な集団的自衛権容認に異を唱え、福島の原発と放射能問題を取り上げ、天皇と沖縄について熱く論じた姿勢は評価すべきだ。 後任には局アナの富川悠太が決定したが、NHKの『ニュースウオッチ9』を見てわかる通り、よほど覚悟がないと局の上を通じて圧力をかけてくる政治力には抵抗できまい。 私は、古舘が去った後、やはり古舘がよかったという声が澎湃と沸き上がってくると思うのだが。 第2位は「イクメン育児休暇騒動」。昨年12月21日、自民党の宮崎謙介氏(34)が、党の国会対策委員会に、約1カ月の育児休暇取得を申し出たことだった。その半年ほど前、当選同期の金子恵美自民党代議士(37)と結婚し、2人の間に2月の中旬、第一子が産まれる予定なのだという。 しかし、国会には育児休暇の規定がないため、代議士は本会議が開かれるごとに衆院議長に欠席届を提出するという。むろん、男性の国会議員が、育児を理由に国会を長期欠席した前例はない。 新潮は「国政を担う政治家には、それに伴う覚悟が必要なはずである。その覚悟とは、なによりも優先して公に尽くすことではあるのは言うまでもない。果たして、イクメン代議士は、政治家の姿勢として相応しいのだろうか」と疑問を投げかける。 彼の発言は自民党の中だけでなく、永田町でも賛否両論入り混じっているようである。自民党の谷垣幹事長は、出産や育児の休暇は、雇用主と雇用されている人との関係で規定されている。「国会議員はそういう身分関係とは違う」と苦言を呈したという。 また2人の結婚披露宴に出席した菅官房長官は、挨拶で、育休を取るための議員立法を超党派で作ったらいいと後押ししたという。 また野党の蓮舫参議院議員は、Twitterで「国会議員の育児休暇は、給与も全額保証で民間よりはるかに優遇されている」と批判し、炎上を招いたという。 新潮は何人かの代議士の例を出しているが、ほとんどの議員やその家族たちが、家庭を顧みる余裕がなかったり、父親が不在だった経験を持っているとしている。 また、国会に奉仕するという職務に専念してもらうため、国会議員には特別待遇が用意されている。歳費とボーナスで年間約2,100万円という高額な収入、月額100万円の文書通信交通滞在費、JRの無料バス、都心に建てられた議員宿舎など。当然のことながら、国会議員としての仕事を放棄しながら、その特権だけを享受するというのは、国民感情としては受けいれられるはずもないと批判する。 京都大学の中西輝政(68)名誉教授も、こう難じている。 「今夏には、衆参ダブル選があるという見方も出てきています。少子化対策にかかわる問題は、国民の中でも関心は高い。育休発言は、単に注目を集めんがためのパフォーマンスにしか見えません。国会議員が何か目立つことをすると、選挙目的と見られがちではありますが、本当に育休問題に取り組みたいのであれば、政策面からの貢献を考えなければならないはずなのです」 一般の国民と政治家とは仕事の内容、その重さが違うという意見はわからないでもないが、私は、代議士が育児休暇を取るというのをそれほど非難する気にはなれない。 さまざまな考え方の代議士がいて、国民はその考え方、生き方を見てその候補に投票するかどうかを考えればよいのである。 育児休暇を取るのならばバッチを外すのが筋だという言い方は、私には少し酷だと思うのだが。 ここで私事を少し書かせてもらう。1月9日に私の友人が亡くなった。イギリス人で78歳。コーリン吉澤という。一般的には無名の人だが、彼を知る人たちの間では超有名人である。 英会話の教師をしていた。私も生徒の一人だった。だが、彼はほとんど日本語をしゃべれない。英語のわからない私と日本語のわからないコーリンとの週1回の授業は、10年近く続いた。英会話はまったく上達しなかったが、彼とは親しい友人になった。 背は低いがラグビーで鍛えた胴回りは、私が腕を回しても届かなかった。昔は、「エビス・ビール」のテレビCMに出て「イエーイ、エビス」とやっていたこともある。陽気で包容力のある、素晴らしい男だった。 年下の奥さんとはスペイン旅行中に知り合い、日本に来て結婚してから30年以上になる。ジントニックが大好きで、飲むと誰とでも親しくなった。『ダーリンは外国人』(メディアファクトリー)という本がベストセラーになったが、私が知る限り、もっと面白い夫婦だった。奥さんにはぜひ本を書いてくれるように頼んでいたが、昨年夏以降、急速に体が弱ってきた。 暮れの30日、奥さんの故郷である長野に移り住んでいた彼の見舞いに行ってきた。かなり痩せていて、春ぐらいまでは頑張ってくれと声をかけてきたが、残念なことになってしまった。 大変な読書家だった。私がもっと英語が話せれば、彼がイギリスを出て世界を回った思い出や、日本についてどう考えているかを聞けたのだが、惜しいことをした。唯一の外国人の友人を亡くし、心底落ち込んでいる。 さて、7日の朝のワイドショーはタレント・ベッキー(31)とロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)の不倫騒動を取り上げていたが、火元は文春である。 さてはと裏表紙の編集人のところを見ると、やっぱりあの人が戻ってきていた。春画を掲載したかどで、「休養3カ月」を文藝春秋社長から申し渡されていた新谷学氏の復帰第1号である。 満を持しての「初荷スキャンダル」、お見事と言っておく。ベッキーは好感度ナンバー1タレントにも選ばれ、レギュラー10本、CMも10本程度ある売れっ子である。30超えても「スキャンダル処女」だった彼女が、いきなり初登場で年下男、しかも相手には昨年夏に入籍したばかりの妻がいるとあっては、彼女の謝罪会見に150人もの記者たちが詰めかけたのも無理はないのだろう。 ゲス乙女は、昨春出した「私以外私じゃないの」(ワーナーミュージック・ジャパン)という歌がコカ・コーラのCMソングに起用されたこともあってヒットし、昨年末の『NHK紅白歌合戦』にも出場を果たした新星。ベッキーはもともとこのバンドのファンで、昨年10月にファンクラブ限定のイベントで知り合い、急速に親しくなっていったという。 文春によると、クリスマスイブには千葉県幕張のディズニーシーでデートし、ホテルで翌朝まで過ごしたそうだ。 元日は、川谷の故郷である長崎へ「婚前旅行」し、川谷の父親の運転で長崎観光をすると、夜は川谷の実家へ2人で行っていたという。親も公認ということなのだろう。 だが、まだ離婚は成立していないのだから、この行動は軽率だといわれても仕方あるまい。実家のマンションから出てきた2人に文春が直撃しているが、当然ながら2人の答えは要領を得ない。川谷は妻の名前を出され、その名前を知らないのかと問われて、「名前は知っています。友達です」と答えている。いくら慌てたとはいえ、男の風上にも置けないヤツと言わざるを得まい。 不思議なのは、ホテル内でベッキーが自撮りした写真(川谷が後ろに映っている)や、2人のLINEでの愛のやりとり、携帯の画面まで誌面に掲載されていることだ。離婚届を「卒論」と称して、妻との離婚を促すようなベッキーの発言もある。 文春では、川谷の知人の話だとしている。川谷の奥さんにも文春は取材をかけ、彼女はベッキーとの婚前旅行のことを知らなかったかのように書かれている。だが、記事全体を読むと、川谷の携帯を見ることができる人物からのリークだと思われるから、該当者はごくごく限られるはずだ。 その上、ベッキーの謝罪会見はひどかった。所属プロダクション「サンミュージック」は、ベッキーが一方的にしゃべるだけで、質問は一切するなという条件を出した。150人ぐらいいたというのに、唯々諾々と従って誰も質問をしない芸能記者には、情けなくて涙が出た。他人の亭主を寝盗ったことをどう思っているのか? 奥さんに対してどう詫びるのか? なぜこの程度のことが聞けないのだろう。 だからいつまでたってもバーニング系やジャニーズ事務所に牛耳られ、日本の「芸能マスゴミ」はジャ-ナリズムにはなれないのだ。 その会見の後、「ベッキーとゲス川谷 すでに決別…発覚直前『二度と会わない』」という報道がスポニチなどであった。 これは、ベッキー側が番組やCMが減ることを恐れたためだろうが、これでは恥の上塗りではないか。男のほうがまだ子どもで、後先考えずにカミさんと別れてベッキーと結婚したいと突っ走っても、30超えた女が一緒に親のところへ行くなど、軽率ではなく人間として未熟なのである。 彼女は一度すべての番組&CMから降板し、謹慎して出直したほうがい。そうしない、といつまでも「軽率女」の誹りは消えないと思う。 (文=元木昌彦)『週刊文春(1/14号)』(文藝春秋)中吊り広告より
「古舘伊知郎はよくやった」『報ステ』降板に、元名物編集長は何を思う?
今週の注目記事・第1位 「ベッキー31歳禁断愛 お相手は紅白初出場歌手27歳!」(「週刊文春」1/14号) 第2位 「歳費2100万円は懐で『イクメン代議士』これでいいのか?」(「週刊新潮」1/14号) 第3位 「<本誌だけが書ける全真相> 古舘伊知郎『報ステ』降板」(「週刊文春」1/14号) 第4位 「32歳上 神田正輝と『深夜ホテル密会』三船美佳の打算」(「週刊文春」1/14号) 第5位 「日本経済は絶好調! こんな『大相場』は2度と来ないかもしれない」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第6位 「2016参院選『全選挙区』完全予測」(「週刊文春」1/14号) 第7位 「菅義偉“総理”誕生『官邸クーデター』全内幕」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第8位 「MEGA[メガ]地震予測『2016年ついに首都圏が![異常値が!]』変動MAPも16年版にアップデート」(「週刊ポスト」1/15・22号) 第9位 「『ハーフは劣化が早い』で大炎上 社会学者古市憲寿の劣化」(「週刊文春」1/14号) 第10位 「斬り捨て御免! 食味探検隊」(「週刊文春」1/14号) 第11位 「AV大賞2015-2016」(「アサヒ芸能」1/14号) 番外 現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ! ついに今週は、現代が1本も入らなくなってしまった。部数的には、新潮と抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げているといわれるのだが、週刊誌としてはおとなしすぎて、物足りない。 まずは、SEX特集からいこう。現代は巻頭で「あの胸の高鳴りをもう一度 桜田淳子 天使の初恋」。彼女がデビューから7年後に撮った女の顔というのだが、まあそこそこ。笑えるのは、ラグビーの五郎丸歩の特大ポスターカレンダーが付いていることだ。2月までしかないが、3月からはまた付録にするというのだろうか。 後半は「ついに登場! 浅野温子 『小悪魔』の原点」。水着を含む10代の頃の写真だが、かなり当時から大物感があったと、あらためて思う。 袋とじは「憧れのブロンド女優 初めて見るヘアヌード シルビア・クリステル/パルマ・ピカソ/ブリジット・バルドーほか」。映画からのものなので写真はよくないが、このほうがセクシーに見えるから面白い。 それに、もう1本の袋とじは「スコラ・ザ・ヌード 1982-1994」。スコラというのは、講談社にいた人間が辞めて作った出版社だ。当時は、相当激しいヘアヌードを掲載して物議も醸したが、部数もよかった。 これは一見の価値ありだが、写真が小さいのが難。あとは「早乙女美々 エロすぎる女」。 ポストは、巻頭が女性ゴルファーの「イ・ボミ 賞金女王の初セクシー」。露出は少ないが、彼女の魅力がよく出ている。袋とじは「AV美熟女総選挙 これが神7だ!」。そのほかには「艶色美熟女図鑑 白木優子39歳」と「橋本マナミ マナミという名の実 vol.11」。両方とも、エロさはなかなかのものである。 もう1本は、毎度おなじみの「山田佳子さん」の湯めぐり。この人って、岸惠子に似ていると思うね。 セクシーグラビア対決はエロエロ考えたが、ポストの勝ち。記事は現代の「セックス印象派デビュー入門」というのが気になる。 知的なイメージだが、果たして内容はどうなのか? 現代によると「互いの感性と感受性で快感を高める──そうした『印象派』のセックスで女性は喜び、男も深い満足を得る。(中略) セックスは想像(イマージュ)の産物だ。性器自体を写実的に再現しても、そこに欲望は生まれない。むしろシチュエーションや雰囲気に趣向を凝らすことで、長く心に残る印象的なセックスになる」というのだ。 「19世紀後半のパリで、そのことに気がついた芸術家たちがいた。『印象派』。クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワール、エドガー・ドガらが中心となり、写実的な絵画に価値が認められていた当時の画壇に挑戦状を叩きつけた。明るい色彩で風景を描いた画風は、旧来の芸術家からは酷評されたが、庶民には好評だった。いつでも心の引き出しから取り出し、余韻に浸れる名画のような性愛、『セックス印象派』。印象派の代表作でもあるモネの『睡蓮』が描かれてから約100年が経つ2016年にこそ、入門してみようではないか」(現代) 何やらもっともらしいが、これも死ぬまでSEXがマンネリ化してきたのを、なんとか打開しようという編集部の叡智の結集なのであろう。 われわれのときは、トルコ風呂を含む風俗記事が行き詰まると、「トルコ徒然草」や「トルコ東海道五十三次」などをやったが、これと考え方は同じであろう。 「印象派のセックスは、五感を通じて心を操ること。心理学に『返報性の原理』という言葉がある。他人からなんらかの恩義を受けたら、お返ししなければならないという感情を抱く心理を指す。これをセックスに応用する」のだという。 アダルト映像作家の、えのき雄次郎氏はこう話す。 「どんな格好に男性はエロスを感じるのか、試行錯誤繰り返してきましたが、男の心を鷲掴みにしたのは、女性が四つん這いになって両肘をつき、背中に力を入れてお尻を突き出すポーズです」 真っ正面から見つめると、この姿勢は男性にとって挑発的に映り、後に回れば、女性器は丸見えで無防備な格好になる。このアンビバレント(不調和、二律背反)を楽しむのがセックス印象派の真骨頂だというのだが、よくわからない。 印象派の父と呼ばれるエドゥアール・マネが「草上の昼食」を発表し、パリで大スキャダルとなったのは1863年のことだった。森でピクニックをする2組の男女を描いたこの作品では、男性たちはきっちりとしたスーツを着込み、1人の女性は半裸で沐浴中、もう1人は全裸だ。 この背徳的なシチュエーションに、パリ市民は困惑し嘲笑を浴びせ、皇帝ナポレオン3世はこの絵を見て「淫らだ」と評したという。 全裸の女性を侍らせたピクニックという、妄想はしても、実際には誰もやりそうにないことをあえて描いたのが印象派の原点なのだというのである。 日常の光に美しさを見いだした印象派の画家のように、日常生活のセックスに喜びを実感する姿勢が「セックス印象派」であり、それこそが「仁王立ち」の秘訣なのだと結ぶが、全体に企画倒れという感がある。惜しいと思うのだが。 ポストは、こちらも毎度おなじみの「2016性の新潮流」ということで、さまざまなSEX関連情報を満載している。 まずはネットの新潮流。これから話題を集めそうなのが「JavMost」というサイトだそうだ。エロ動画事情に詳しいライターの尾谷幸憲氏が語る。 「サイトの一部にタイ語表記があるので、タイで運営されているサイトでしょう。モザイク入りの動画のほか、無修正動画も無料で閲覧できるようになっています。まだほとんど知られていませんが、エロ動画ファンの間で話題になるのは間違いありません」 お次は、AVの人気ジャンルになった「NTR(寝取られ)」の専門レーベルが誕生したそうだ。昨年8月7日に第一弾の5作品をリリースしたのは「JET映像」だ。 AVライターの沢木毅彦氏は、「AVの王道と一線を画す試みと旬な女優の起用で、今年はこのレーベルが注目を集めそう」だと見る。 同レーベルのプロデューサーによれば「NTRは映像化が難しいジャンル」だという。 「なぜならNTRは、本来なら文字で楽しむものだからです。マニアは、インターネットの専門掲示板で盛り上がっています。『先日、初めて他人に妻を抱かせた』といった投稿を読み、妄想して興奮するんです」 さて、これまで美熟女デリヘルといえば、30~40代の女性がメインだったが、2016年はさらに上の年代に特化した「熟女専門デリヘル」が人気を呼ぶそうだ。 その新潮流を先取りし、男性客から高い支持を受けているのが東京・上野にある「完熟ばなな」。在籍するのは全員40~60代で、50代以上のメンバーも充実しているという。「利用者の高年齢化に伴って、より高齢の女性が好まれる傾向が強まっています。『完熟ばなな』は5年ほど前にオープンしましたが、今や大阪や神戸にまで進出するほどです」(風俗ライターの原彬氏)。 このままいくと、私が以前から言っているように、60代の「美ババ(Vi!VaVa)」がサービスをするデリヘルやマッサージパーラーが続々できるのではないだろうか? マットプレイの代わりにアロママッサージを施してくれるソープランドが、東京・吉原や神奈川・川崎堀之内に増えているという。 アロママッサージとは、代謝機能や血行を促進する成分が含まれるアロマオイル(植物の有効成分を抽出した精油)を体に塗りながら行うマッサージのことだそうだ。 風俗ライターの阿部定治氏がこう話す。 「マットの上で泡まみれになるのもソープの醍醐味ですが、身動きが取りにくく、体位も限られるため、マットを拒否する客も増えているそうです。そういった方の間で、このマッサージ+ソープという業態が人気なのです。女の子たちはプロから指導がを受けているので、指圧の技術も申し分ありません」 慢性的な体の疲れに悩まされているポストの記者(61)が、吉原のFを訪れた。料金は、入浴料とサービス料の総額で80分3万円。 決して安くないが、未知なる癒やしと快感を得るために、記者は身銭を削ることにしたという。ホントかいな? 次は、ラブホテルといえばカップルが2人で利用するものというのが常識だが、東京・錦糸町にあるラブホテル「SARA錦糸町」の702号室は、なぜか4人用ルームになっているそうだ。カップル2組4人で利用できる部屋、つまりスワッピング愛好者御用達のホテルということだ。こうした愛好者が激増しているのか? ED治療薬として有名なバイアグラやレビトラ、シアリスはすべて欧米発だが、韓国国内で生産、認証されたED治療薬「ザイデナ」が多くの支持を集めているという。韓国最大手の製薬会社、東亜製薬が05年から発売を開始。わずか2年後に、バイアグラに次いで国内2位のシェアを獲得したそうだ。バイアグラ、レビトラ、シアリスの次に開発されたため、第4世代のED治療薬とも呼ばれている。早ければ、年内にも日本で発売の予定だという。 ポストによれば近年、バイブレーターを中心に、小型化、カワイイ化が進んでいるという。今年その流れが大きく変わり、「バイブの大型家電化」するというのである。 その先駆けとなりそうなのが、昨年11月に発売された「ラブパートナー」(税込2万3,000円)だ。開発製造販売元の株式会社メルシーの高橋さなえ社長がこう説明する。 「女性が太腿に黒いベルトを止め、穿くように装着します。内部にはピストンバイブが付いていて、電源をつないでスイッチを入れると、バイブが上下にピストン運動。さらにクリトリスに当たる部分に小さなマイクロモーターが入っていて、こちらも振動します」 実際に使ってみた感想を、桃子氏はこう話す。 「振動するバイブとは違い、男性に挿入されたのと同じようなピストン運動を得られるのがいい。装着すると腰から下が固定されるので、女性は本当に動けなくなる。男性がスイッチを持って操作すれば、ちょっとSM的なプレイにも使えそう。年配の方の場合、途中までラブパートナーに任せて、自分は女性のほかの部分を愛撫するといった使い方もできます」 いやはや、SEXはまだまだ奥が深いということであろう。両誌を読むと食傷気味になるがね。 というところで、今週はグラビアでポスト、記事ではやや現代に工夫の跡があるので、今週は引き分け! 今年初めは、アサ芸の「AV大賞2015-2016」からいこう。 女優部門のMVA(最優秀セクシー女優賞)は、癒やし系からの進化がめざましい大天使・天使(あまつか)もえ(21)。14年のデビュー直後にブレークし、15年は一気に頂点へと上り詰めた。得意の癒やし系セックスだけでなく、凌辱や誘惑など新境地のプレイでエロの素質を開花させた。 ママドルで、デカ乳輪と大人の色香はまるで飛び出すエロ本だといわれる白石茉莉奈(29)が、アサ芸グラビア大賞。 パーツ部門では「一億総勃起ボディ」に香山美桜(22)。熟女部門のMVJ(最優秀ドスケベ熟女)には篠田あゆみ(30)。肢体も痴態もフェロモンの塊だそうだ。新人熟女には水原梨花(35)。現役モデル熟女だそうだ。 最優秀作品賞に輝いたのは『おじさんぽ08』(ビックモーカル)。若妻との下町散歩から中出しセックスまでを作品にしてしまった人気シリーズ。出演はなごみ。 衝撃デビューで賞は、リベンジポルノを見て「私けっこうイケてる」とデビューを決めるあたりがイマドキ、撮影にも動じずに天真爛漫なセックスを見せた戸田エミリ。 最優秀ドラマ作品には『肉体の悶』(オルガ)。北条麻妃・川上ゆう。超人気女優2人が演技と艶を競った140分の熟女ドラマ作品。戦後復興期の青線を舞台に繰り広げられる女の情念とセックスは必見だそうだ。 ところで、私は食べ歩き+飲むのが好きだ。文春の「斬り捨て御免! 食味探検隊」は毎回楽しみに見ている。 ここには毎回2つの店が紹介され、100点満点で採点される。斬り捨てというわりには点数が甘いと思うが、それでもどんなによくても90点代前半が多い。 だが、今週のはなんと! 120点付いた店が紹介されているのだ。私が知る限り100点を超えた店は初めてだと思う。さて、どんな店か。 東京墨田区千歳にあるちゃんこ屋「増位山」がそれだ。増位山といえば美形の相撲取りだったが歌もうまかった。「男の背中」「そんな夕子にほれました」は、カラオケの私の十八番である。当人は、増位山と同じぐらいうまいと……思っているのだが。 その増位山は引退して三保ヶ関親方になったが、彼が三保ヶ関部屋をリフォームして作った店だという。 天井が高く、そこに土俵がデーン鎮座ましましている。その店にウッドペッカー柄のセーターを着た増位山がいたそうだ。 料理のほうはというと、突き出しは鰹節と醤油をかけた湯豆腐。力士味噌(500円)、焼きベーコン添えのポテトサラダ、あげごぼうのチップ(500円)、若鶏の唐揚げ(600円)、秘伝手羽先(600円)。そうこうするうちに、増位山が「じゃ、歌います」と土俵入りして歌い始めたそうだ。 「確かにうまい。そして、エロい美声」が響き渡る。この大番狂わせに、店内大いに沸いたそうだ。 本命の「鶏つくね醤油ちゃんこ」は1人前2,300円。朝絞めたばかりの鶏を使ったつくねがジューシーだったそうだ。その上、よそってくれたのが増位山の女将だった。 すべてが最高、大金星で120点。これほどの高評価なら、一度は行ってみなくちゃなるまい。 そういえば、新潮にミシュランで一つ星を取ったラーメン店が、店を閉めたと報じている。とげぬき地蔵にほど近い「蔦の葉」がそれで、ミシュランに輝いた「Japanese Soba Noodles 蔦」は、本店に当たる。人手不足もあり、苦情が多いため、巣鴨からグループが撤退するというのだ。 支店ともに細い路地に面したところにあり、行列への苦情が絶えなかった。整理券を配ったりして改善に努めたが、あきらめたようだ。 いっそのこと「予約限定」にして、一杯2,000円ぐらいで売ったらいいのでは? 私は行列に並ぶのが嫌いだから、こういう店には絶対行かないが。 お次は、古市憲寿氏(30)についての記事。彼とは私も対談したことがあるが、気鋭の才能あふれる社会学者である。大いに将来を楽しみにしている一人だが、その彼が元旦に放送されたバラエティ番組で、共演したウエンツ瑛士氏(30)の子ども時代の写真を見て「ハーフってなんで劣化するのが早いんでしょうね」と漏らしたことが、差別発言ではないかと批判されていると文春が報じている。 この言葉だけを読むと、確かに「差別」ととられても仕方ないようだが、彼のような利発な若者が、なぜこのような発言をしたのだろう。古市氏は、こう弁明している。 「いくらバラエティ番組でも、失礼なことを言ったと思います。(中略)というのも、このやりとりには前段があります。僕は2011年に『絶望の国の幸福な若者たち』という本を出版したのですが、2012年にウエンツさんは『「絶望世代』は幸福でいいのだ!』という本を出版しています。その題名がいわゆる『パクリ』なのかどうかという論争がスタジオであったのです。その延長で、子どもの頃非常にかわいかったウエンツさんの写真を出され、彼自身もそれをネタとしているようなので、『劣化』という言葉を冗談交じりに使いました」 口は災いの元。バラエティだからといっても、言っていいことと悪いことがある。おバカタレントではないのだから、なんでもかんでも呼ばれればテレビに出るというのはやめたほうがいい。その時間を研究に当てるようにしないと、あっという間に才能が枯渇してしまうことになりかねない。能力のある人だけに、苦言を呈しておく。 ポストが、またまた「MEGA地震予測」をやっている。測量学の世界的権威である村井俊治(76)東大名誉教授の地震予測法だが、氏が警戒を呼びかけているのが「首都圏・東海ゾーン」だというのだ。 「特に注目しているのが伊豆諸島です。昨年5月の小笠原諸島西方沖地震(神奈川・二宮町などで震度5強)以降も異常変動が頻発しています。さらに昨年9月の東京湾地震以降も隆起・沈降、水平方向の動きが拡大しており。まだエネルギーは放出しきっていないと考えられます。多くの人は首都圏直下型地震ばかりを心配しますが、どこが震源になっても地盤の緩い首都圏は大きく揺れる」(村井氏) 1ページを使って「異常変動全国MAP16」を載せているが、これを見ると日本全国危ないところだらけである。ということは、いつどこで巨大地震が起きても不思議はないということだろう。こうした「狼少年」的記事は、常に万が一のときに備えておきなさいという警告として読むべきである。 ところで、元旦にセブン-イレブン限定で週刊文春、週刊現代、週刊ポストが発売されたのを、どれだけの人が知っているだろう。昨年は文春一誌だけだったが、書店からの反発が強かったようだ。みんなで渡れば怖くないと、今年は現代とポストを道連れにしたが、新聞広告を見る限り、現代とポストは気合の入っていないことがよくわかる。 現代はカラーで山口百恵、松田優作、夏目雅子、坂本九らを並べて「あなたに会えてよかった」という特集。思わず、山口百恵って亡くなったのか? と見直した。渥美清やちあきなおみの思い出話。ちょっと気を惹かれたのは、元巨人軍の江川卓が「高校2年の秋を語る」だが、500円出して買う気にはならない。 ポストも、「女子アナ60年史」「ゴルフの死闘十番勝負」「国立競技場伝説の名勝負」と、こちらも思い出モノでページを埋めている。こちらも500円。 文春は、1年先輩だけに「週刊文春の女性誌版」と位置付け、美女図鑑を美男図鑑、平成女性皇族、保存版女の医学、女性好みのレストラン60など多少の工夫の跡は見える。値段も430円。 この出版は、セブン-イレブン側から申し入れがあったと聞いている。いまや販売ルートとして書店より比重を増してきているコンビニ最大手からの「要請」では、部数減に悩む週刊誌は断れまい。タイトルを見る限り、失礼だが「やっつけ仕事」感は否めない。書店からの非難を押し切ってまでやる価値があったのか、疑問である。 『出版人・文徒』(今井照容氏のメルマガ)が、こう報じている。 「出版科学研究所の『出版月報』2015年12月号(12月25日発行)によると、15年1~11月期の書籍・雑誌の売上高(推定)は、前年同期比5.2%減となった。『書籍の推定販売額は前年比約1.9%減の7400億円前後となる見通し。一方、雑誌の推定販売額は前年比約8.2%減の7800億円前後とみられ、減少率は過去最大となる。同研究所の担当者は『週刊誌の販売が大きく落ち込むなど高齢層にも“雑誌離れ”の傾向がうかがえる。スマホの普及で情報への接し方や時間の使い方が変わる中、どう読者を取り込むかが引き続き、問われ』と分析する」 週刊誌が主ターゲットにしてきた団塊&団塊ジュニア世代が離れているとしたら、事態は深刻である。「死ぬまでSEX」などやっている場合か。 今年は選挙の年だ。まずは1月24日に投開票する宜野湾市長選は、翁長雄志沖縄県知事が推す新人候補と菅義偉官房長官が推す現職との戦いである。菅はディズニーリゾート誘致をちらつかせ、翁長が推す候補潰しに躍起になっている。 もし菅が応援する候補が負ければ、彼にとっては手痛い失態になる。ポストによると、安倍首相はもはや政権の表紙にすぎず、実質的に政権を牛耳っているのは菅だと報じている。これが第7位。 自民党とおおさか維新の会の一騎打ちになった大阪ダブル選で菅は維新の支持に回り、自民党候補は惨敗した。消費税の軽減税率問題で、適用範囲をどこまで広げるかでモメた。谷垣幹事長らは極力金額を抑えるよう主張したが、参議院選で公明党の力を頼むために菅は、公明党の要求を丸呑みした。 谷垣が「抗議の辞任」をするのでは、という話が流れたが、菅は「辞めたければ辞めればいい」と突っぱねたという。 昨年10月にはグアムを訪問して、米太平洋海兵隊司令官と会談した。ポストによれば、官房長官というのは危機管理の責任者であるから、外遊はもちろん選挙応援のために地方へも行かないのが原則なのに、それをあっさり覆した。 おおさか維新の会、創価学会との太いパイプを持ち、安倍首相の次を虎視眈々と狙っている。否、その基盤は盤石になったというのである。これで参議院選を勝てば「安倍氏は憲法改正の実権のない“象徴首相”に祭り上げられ、“実質首相”である菅氏が全権を掌握する」(ポスト)というのだが、名前だけの象徴の人間に戦後体制をひっくり返す重大な憲法改正をやらせるなどもってのほかであること、言うまでもない。 安倍首相はなんとしてでも大勝したい参議院選が7月にはあり、そこで参議院の3分の2以上の議席を与党で取り、悲願の憲法改正へと進めたいともくろんでいる。 そのためには、野党の足並みがそろわないうちに衆議院も解散して「ダブル選挙」を狙っているともいわれている。文春は「参院選全選挙区完全予測」をやっているが、ここでも「非改選も合わせた自公の議席数は百四十七議席。ここに、おお維(おおさか維新の会=筆者注)と改憲勢力の『日本のこころを大切にする党(旧次世代の党)』も加えると百六十四議席で、三分の二を二議席上回ります」(政治広報システム研究所代表久保田正志氏)。 そうなれば、もはや民主国家ではなく独裁国家である。そんな国を、国民の多くが望んでいるのだろうか? では、大惨敗必至の野党陣営に一矢むくいる策はあるのか? 「参院選の帰趨を決めるのは三十二ある一人区です。その意味でヒントになるのは、町村信孝全衆院議長の死去に伴う四月の北海道五区補選でしょう」(久保田氏) この補選で自民からは町村氏の娘婿、和田義明氏が出馬する。野党人営は共産党が候補者取り下げを示唆し、社会福祉士の池田真紀氏を野党統一候補として支援する方向だ。 「ここで池田氏が野党統一候補として勝利するようなことがあれば、参院選に向けて野党陣営は勢いづきます」(同) 安倍首相は参議院戦と一緒に衆議院選もやる「ダブル選挙」を考えているようだが、そうなれば大阪市長を辞めた橋下徹氏が出馬するという声が大きい。 文春で政権中枢の1人が、こう断言している。 「次の衆院選に橋下氏は出るだろう。本人も『(政界引退は)約束する話ではない』と言っている。橋下氏の出馬は、改憲に及び腰な公明党への牽制にもなる」 また、参院選といえばタレント候補にも注目が集まる。出馬が確実視されているのは『五体不満足』の著者、乙武洋匡氏だという。 元気の会の松田公太代表とは旧知の仲で、元気は政党要件を失う寸前で、松田氏は乙武氏を東京選挙区、自身は全国比例で生き残りを図る考えだという。 今回から5議席から6議席に増える東京選挙区も、フジテレビ系朝のワイドショー『とくダネ!』司会者の菊川怜が、自民党から出馬するという下馬評が高い。 また、昨年の夏、突如として国会前デモで登壇し、安保法案反対を訴えた俳優の石田純一にも、政治家転身がささやかれているようである。 同日選挙に打って出た場合、衆議院の議席数はどうなるのか。久保田氏によれば、自民党は7議席、公明党は4議席減らし、その分、おおさか維新の会が26議席増の39議席を獲得。自民、公明、おおさか維新で改憲に必要な3分の2を大きく上回るというのである。 そうさせないためには、どうするのか? もはや、憲法改正は絵空事ではない。今夏の参議院選挙は、改憲か否かを問う戦後初めての国政選挙になる。 日和見では絶対いけない。どちらにするにしてもはっきり自分の意志を固めて、全国民が選挙に行くのだ。 戦争ができる国になるかどうかだけではなく、この国の主権者が誰であるのかを見せてやるのである。今年は、日本のこれから百年が決まる年になるのだ。 第5位。ポストは巻頭で「日本経済は絶好調」とやっているが、私の経験からいっても、こういう記事を出したときは、得てして反対になることが多い。 案の定、発売された4日から株は5日連続で大暴落してしまった。安倍首相が年頭所感で「もはやデフレではない。一億総活躍時代だ」と威勢のいいことを言い放ったことへの市場の答えは「NO!」だった。 中国市場で株売りが殺到して2度も取引停止になり、真偽のほどはわからないが、北朝鮮が水爆打ち上げに成功したとぶち上げた。 私のようなど素人が見ても、ポストの言うように今年が「資産倍増」「老後年金捻出」のラストチャンスになるとは、とても思えない。 いつも不思議に思うのだが、こうした景気のいい特集を組むとき、なぜ株をなりわいにしている人間に聞くのだろうか? 今回も冒頭は日経CNBコメンテーターでケイ・アセット代表の平野憲一氏を出して、こう言わせている。 「外国人投資家の日本株への関心がかつてないほど高まっている以上、まだまだ(株が=筆者注)上がるのは必至です」 「カブ知恵」の藤井英敏氏にも「日経平均2万5,000円になってもおかしくない」と言わせる。安倍首相や麻生財務相に「今年の景気はどうなりますか?」と聞けば「まあ、ぼちぼちでんな」と答えるわけはない。最初にタイトルがあって、それに都合のいいコメンテーターを当てはめたと思われても致し方ないのではないか。 安倍首相の参院選目当てのバラマキ予算に期待しすぎると、痛い目に遭う。もはや日本一国だけで市場を左右できる時代ではない。バカの一つ覚えのように「経済成長」を言っていればいい時代ではないのだ。今こそ「足るを知る」「みなで分け合う」日本をつくることこそ、肝心である。 お次はスポニチがスクープした、神田正輝と三船美佳の32歳差熱愛スクープ。文春、新潮も触れている。 三船は夫・高橋ジョージとの離婚裁判中だが、スポニチによれば、離婚の相談をしているうちに、超年上好きの三船が神田を好きになり、密会するようになったという。 問題は、2人が土曜朝8時からの『朝です!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)で共演していることだ。いくら2人が関係を打ち消しても、こうした話が出るだけでも番組にとってはマイナスであろう。神田はメインの司会者だから、切るわけにはいくまい。三船をどうするのか。1月9日の『旅サラダ』が見物だと思っていたが、2人とも何事もなかったように出ていた。 放送終了後、神田と三船がそろって会見し、記事はまったくの事実無根だと怒ったそうだが、そのままうのみにはできそうもない。 諸般の事情からというより、テレビ局に切られないために2人は別れたのであろう。大人だから。 古舘伊知郎の『報道ステーション』(テレビ朝日系)降板について、あれこれいわれている。年間30億円ともいわれる古舘プロへの支払いが重荷になった。テレビ朝日の「ドン」といわれる早河洋(72)会長が安倍首相と親しくなったため、安倍批判を強める古舘が疎ましくなった、などなど。 古舘は12年にわたり、久米宏の跡を継ぎ、テレビ朝日の夜の顔として存在感を増してきた。「やっぱりプロレスの実況アナから、古舘さんは、抜け出せなかったんだと思う」(ある番組制作者=週刊現代)「古舘さんは自分がジャーナリストであるかのように振る舞い、反権力を装った発言をしていた。その結果、権力に付け込まれやすい状況を、自ら作ってしまった」(元フジテレビ報道局解説委員の安倍宏行氏=同)という批判もある。 だが私は、彼はよくやったと思う。久米のように一言ってサッと逃げるのではなく、自分がジャーナリストとして訓練を受けていないためであろう、愚直なまでに安倍首相の強引な集団的自衛権容認に異を唱え、福島の原発と放射能問題を取り上げ、天皇と沖縄について熱く論じた姿勢は評価すべきだ。 後任には局アナの富川悠太が決定したが、NHKの『ニュースウオッチ9』を見てわかる通り、よほど覚悟がないと局の上を通じて圧力をかけてくる政治力には抵抗できまい。 私は、古舘が去った後、やはり古舘がよかったという声が澎湃と沸き上がってくると思うのだが。 第2位は「イクメン育児休暇騒動」。昨年12月21日、自民党の宮崎謙介氏(34)が、党の国会対策委員会に、約1カ月の育児休暇取得を申し出たことだった。その半年ほど前、当選同期の金子恵美自民党代議士(37)と結婚し、2人の間に2月の中旬、第一子が産まれる予定なのだという。 しかし、国会には育児休暇の規定がないため、代議士は本会議が開かれるごとに衆院議長に欠席届を提出するという。むろん、男性の国会議員が、育児を理由に国会を長期欠席した前例はない。 新潮は「国政を担う政治家には、それに伴う覚悟が必要なはずである。その覚悟とは、なによりも優先して公に尽くすことではあるのは言うまでもない。果たして、イクメン代議士は、政治家の姿勢として相応しいのだろうか」と疑問を投げかける。 彼の発言は自民党の中だけでなく、永田町でも賛否両論入り混じっているようである。自民党の谷垣幹事長は、出産や育児の休暇は、雇用主と雇用されている人との関係で規定されている。「国会議員はそういう身分関係とは違う」と苦言を呈したという。 また2人の結婚披露宴に出席した菅官房長官は、挨拶で、育休を取るための議員立法を超党派で作ったらいいと後押ししたという。 また野党の蓮舫参議院議員は、Twitterで「国会議員の育児休暇は、給与も全額保証で民間よりはるかに優遇されている」と批判し、炎上を招いたという。 新潮は何人かの代議士の例を出しているが、ほとんどの議員やその家族たちが、家庭を顧みる余裕がなかったり、父親が不在だった経験を持っているとしている。 また、国会に奉仕するという職務に専念してもらうため、国会議員には特別待遇が用意されている。歳費とボーナスで年間約2,100万円という高額な収入、月額100万円の文書通信交通滞在費、JRの無料バス、都心に建てられた議員宿舎など。当然のことながら、国会議員としての仕事を放棄しながら、その特権だけを享受するというのは、国民感情としては受けいれられるはずもないと批判する。 京都大学の中西輝政(68)名誉教授も、こう難じている。 「今夏には、衆参ダブル選があるという見方も出てきています。少子化対策にかかわる問題は、国民の中でも関心は高い。育休発言は、単に注目を集めんがためのパフォーマンスにしか見えません。国会議員が何か目立つことをすると、選挙目的と見られがちではありますが、本当に育休問題に取り組みたいのであれば、政策面からの貢献を考えなければならないはずなのです」 一般の国民と政治家とは仕事の内容、その重さが違うという意見はわからないでもないが、私は、代議士が育児休暇を取るというのをそれほど非難する気にはなれない。 さまざまな考え方の代議士がいて、国民はその考え方、生き方を見てその候補に投票するかどうかを考えればよいのである。 育児休暇を取るのならばバッチを外すのが筋だという言い方は、私には少し酷だと思うのだが。 ここで私事を少し書かせてもらう。1月9日に私の友人が亡くなった。イギリス人で78歳。コーリン吉澤という。一般的には無名の人だが、彼を知る人たちの間では超有名人である。 英会話の教師をしていた。私も生徒の一人だった。だが、彼はほとんど日本語をしゃべれない。英語のわからない私と日本語のわからないコーリンとの週1回の授業は、10年近く続いた。英会話はまったく上達しなかったが、彼とは親しい友人になった。 背は低いがラグビーで鍛えた胴回りは、私が腕を回しても届かなかった。昔は、「エビス・ビール」のテレビCMに出て「イエーイ、エビス」とやっていたこともある。陽気で包容力のある、素晴らしい男だった。 年下の奥さんとはスペイン旅行中に知り合い、日本に来て結婚してから30年以上になる。ジントニックが大好きで、飲むと誰とでも親しくなった。『ダーリンは外国人』(メディアファクトリー)という本がベストセラーになったが、私が知る限り、もっと面白い夫婦だった。奥さんにはぜひ本を書いてくれるように頼んでいたが、昨年夏以降、急速に体が弱ってきた。 暮れの30日、奥さんの故郷である長野に移り住んでいた彼の見舞いに行ってきた。かなり痩せていて、春ぐらいまでは頑張ってくれと声をかけてきたが、残念なことになってしまった。 大変な読書家だった。私がもっと英語が話せれば、彼がイギリスを出て世界を回った思い出や、日本についてどう考えているかを聞けたのだが、惜しいことをした。唯一の外国人の友人を亡くし、心底落ち込んでいる。 さて、7日の朝のワイドショーはタレント・ベッキー(31)とロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)の不倫騒動を取り上げていたが、火元は文春である。 さてはと裏表紙の編集人のところを見ると、やっぱりあの人が戻ってきていた。春画を掲載したかどで、「休養3カ月」を文藝春秋社長から申し渡されていた新谷学氏の復帰第1号である。 満を持しての「初荷スキャンダル」、お見事と言っておく。ベッキーは好感度ナンバー1タレントにも選ばれ、レギュラー10本、CMも10本程度ある売れっ子である。30超えても「スキャンダル処女」だった彼女が、いきなり初登場で年下男、しかも相手には昨年夏に入籍したばかりの妻がいるとあっては、彼女の謝罪会見に150人もの記者たちが詰めかけたのも無理はないのだろう。 ゲス乙女は、昨春出した「私以外私じゃないの」(ワーナーミュージック・ジャパン)という歌がコカ・コーラのCMソングに起用されたこともあってヒットし、昨年末の『NHK紅白歌合戦』にも出場を果たした新星。ベッキーはもともとこのバンドのファンで、昨年10月にファンクラブ限定のイベントで知り合い、急速に親しくなっていったという。 文春によると、クリスマスイブには千葉県幕張のディズニーシーでデートし、ホテルで翌朝まで過ごしたそうだ。 元日は、川谷の故郷である長崎へ「婚前旅行」し、川谷の父親の運転で長崎観光をすると、夜は川谷の実家へ2人で行っていたという。親も公認ということなのだろう。 だが、まだ離婚は成立していないのだから、この行動は軽率だといわれても仕方あるまい。実家のマンションから出てきた2人に文春が直撃しているが、当然ながら2人の答えは要領を得ない。川谷は妻の名前を出され、その名前を知らないのかと問われて、「名前は知っています。友達です」と答えている。いくら慌てたとはいえ、男の風上にも置けないヤツと言わざるを得まい。 不思議なのは、ホテル内でベッキーが自撮りした写真(川谷が後ろに映っている)や、2人のLINEでの愛のやりとり、携帯の画面まで誌面に掲載されていることだ。離婚届を「卒論」と称して、妻との離婚を促すようなベッキーの発言もある。 文春では、川谷の知人の話だとしている。川谷の奥さんにも文春は取材をかけ、彼女はベッキーとの婚前旅行のことを知らなかったかのように書かれている。だが、記事全体を読むと、川谷の携帯を見ることができる人物からのリークだと思われるから、該当者はごくごく限られるはずだ。 その上、ベッキーの謝罪会見はひどかった。所属プロダクション「サンミュージック」は、ベッキーが一方的にしゃべるだけで、質問は一切するなという条件を出した。150人ぐらいいたというのに、唯々諾々と従って誰も質問をしない芸能記者には、情けなくて涙が出た。他人の亭主を寝盗ったことをどう思っているのか? 奥さんに対してどう詫びるのか? なぜこの程度のことが聞けないのだろう。 だからいつまでたってもバーニング系やジャニーズ事務所に牛耳られ、日本の「芸能マスゴミ」はジャ-ナリズムにはなれないのだ。 その会見の後、「ベッキーとゲス川谷 すでに決別…発覚直前『二度と会わない』」という報道がスポニチなどであった。 これは、ベッキー側が番組やCMが減ることを恐れたためだろうが、これでは恥の上塗りではないか。男のほうがまだ子どもで、後先考えずにカミさんと別れてベッキーと結婚したいと突っ走っても、30超えた女が一緒に親のところへ行くなど、軽率ではなく人間として未熟なのである。 彼女は一度すべての番組&CMから降板し、謹慎して出直したほうがい。そうしない、といつまでも「軽率女」の誹りは消えないと思う。 (文=元木昌彦)『週刊文春(1/14号)』(文藝春秋)中吊り広告より
『報ステ』古舘伊知郎、『NEWS23』岸井成格降板で、日本の言論の自由はどうなる?
今週の注目記事 1位 「老いを告白された『天皇陛下』絶句15秒間の異変」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 2位 「日本に『イスラム国』のメンバー2人が潜伏している!」(「週刊文春」12/31・1/7号) 3位 「安倍内閣“ご用達ゼネコン”大成建設の『底力』」(「フライデー」1/8・1/5号) 4位 「山口組分裂 越年する動乱」(「アサヒ芸能」12/31・1/7号) 5位 「セカオワ深瀬慧・益若つばさ『お泊まりデート&交際告白』」(「フライデー」1/8・1/15号) 6位 「<全ては野球賭博の常習大関>『豪栄道』の負け金400万円から始まった!」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 7位 「日本列島が蒼ざめる『最悪シナリオ』<2016>」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 8位 「手元の現金が不足した『高倉健』相続税3億5000万円の捻出技法」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 9位 「喜多嶋舞『悪女伝説』 勝手過ぎる独占告白に関係者が大反論!」(「週刊文春」12/31・1/7号) 10位 「宮崎あおいは死んじゃうんですか」(「週刊文春」12/31・1/7号) 11位 「『渡辺喜美』が『松濤』豪邸から『三鷹』マンションに引っ越した勝算」(「週刊新潮」12/31・1/7号) 12位 「酒井法子 ディナーショーで中国人に『碧いうさぎ』熱唱で荒稼ぎ」(「週刊文春」12/31・1/7号) 13位 「みのもんた 健康法は『文春ありがとう』と木刀素振りと連夜のクラブ活動」(「週刊文春」12/31・1/7号) 14位 「『週刊文春版2015年流行語』はこれだ!」(「週刊文春」12/31・1/7号) 今週は、現代とポストが合併号なのでお休み。文春、新潮、フライデー、アサヒ芸能から注目記事を拾ってみた。 まずは文春の記事から。今年の流行語大賞ほど評判の悪いものはないようだ。「爆買い」はいいとして、「トリプルスリー」なんて、どこの誰が使っているのだ。そこで文春が読者に緊急アンケートをしたら、4,500通を超える回答が寄せられたそうだ。そのベスト5は、1位が「爆買い」以下、「五郎丸ポーズ」「マイナンバー」「安心してください(はいてますよ)」「ドローン」の順。このほうが、みんなの実感に近いようだ。 お次も文春から。みのもんたは文春の取材に対して、毎晩のように銀座の「ピロポ」や「グレ」などの超高級クラブに行っていると話している。私も何度か行ったことがあるが、バカ高い店である。 朝起きて、木刀を振っているそうだが、古舘伊知郎のいなくなった『報道ステーション』(テレビ朝日系)の後釜でも狙っているのだろうか? 無理だろうけどね。 次も文春。覚せい剤取締法違反の罪で有罪を受けた、酒井法子(44)がディナーショーを行い、そこにチケットを爆買いした中国人が押しかけているという。 ショーではヒット曲「碧いうさぎ」を披露し、「キレイでカッコイイくそババアになったやろうと思います」と“悪ノリピー”しているそうだ。 新潮によれば、女房の尻に敷かれ、巨額の借金をしていたことがバレた渡辺喜美元みんなの党代表(63)は、渋谷区松濤の豪邸から三鷹市のマンションに引っ越して、国政復帰を目指しているそうである。橋下徹氏に取り入っておおさか維新の会から出ようとしているそうだが、前途は多難のようだ。 文春は、人気の朝のNHKドラマ『あさが来た』で、主人公のあさの姉のはつを演じる宮崎あおいが、史実では25歳で亡くなっているが、ドラマではどうなるのかを、ドラマの制作統括を務める佐野元彦エグゼクティブ・プロデューサーに問いただしている。 佐野氏は、「はつと惣兵衛は最後まで出演します。主人公夫婦同様、はつ夫婦の人生も最後まで描くので楽しみにしてください」と答えている。 次も文春。喜多嶋舞(43)の「婦人公論」での反論を、デタラメだと批判している。 喜多嶋の元夫で、俳優の大沢樹生(46)が、息子(18)が自分の子どもではないと「親子関係不存在確認」を求めた裁判で、大沢と息子には「親子関係がない」と認められた。 それに対して喜多嶋が、雑誌で「大沢さんは私が初めて付き合った人」といい、大沢の子どもだということは間違いないと主張したのだ。 だが喜多嶋の若い頃は、いくつもの熱愛報道がなされ、そのうちのいくつかは事実だったと、その当時を知る人間が話している。 喜多嶋が付き合っていた、Fというイケメン俳優がいたそうだ。その男との子どもではないかと、当時彼女の周辺は考えていたし、親しい人間に喜多嶋は「Fの子の可能性がある」と漏らしていたという。 一人で育てようとしていたが、一人で抱えきれなくなって大沢に妊娠を告げたところ、「大沢さんは、『大沢ジュニアか! 俺も父親か』と喜び、すぐさま『結婚しよう』と男気を見せた。それが舞はうれしくて、大沢さんの子だと信じようとしてしまった」(喜多嶋と親しかったX氏) DNA鑑定を信じるか、自分の直感を信じるか。どちらにしても他人が入り込む話ではないが、かわいそうなのは息子であることは間違いない。 高倉健が没して、1年あまりたつ。新潮によれば、多くの遺産を引き継いだ養女(51)だが、健さんの遺産は総額7億円を超えるというから、相続税が3億5,000万円にもなるそうだ。 これだけのカネを現金で払うのは大変なのだろう、赤坂のマンションが千葉県にある医療法人に売却された。売値は、新潮によると1億8,000万円。そのほかにも、世田谷の850平米に立つ棟のうち小さいほうが、彼女自身が代表を務める個人事務所に売却されている。価格は推定で4,000万円。また彼女には、高倉プロから健さんの死亡退職金として1億5,000万円ほどが払われたという。いやはや、遺産の額が多いと払う相続税も莫大になるものだ。 この時期、来年の予測が週刊誌のお約束だが、新潮によれば「日本列島が蒼ざめる最悪シナリオ」はこうだという。中国が外貨引き出しの上限をさらに厳しくしてくれば「爆買い中国人が街角から一斉に消える」。沖縄では「独立運動が燃えさかる」。新潮も「まさかの『トランプ大統領』誕生」と読む。ヒラリーもトランプもTPP反対を表明しているから、「TPPからアメリカが突如離脱」もありうるという。 そのほかには、「橋下徹が参院選出馬で250万票」「金正恩が病に倒れて北朝鮮の政権転覆」などがある。やはり来年も、アメリカがどう動くかで日本の命運は大きく左右されそうだ。 同じ新潮で、「大相撲野球賭博事件」の首謀者・古市満朝氏(43)が、3年の刑期を終えて出てきて、まだ事件は終わっていないと告白している。 そこで古市氏は「俺が何を言いたいかというと、豪栄道も、超のつく野球賭博常習者だったということ。琴光喜や貴闘力と同等以上のことをやっとったわけですから」と語っている。 今も大関として活躍する豪栄道が野球賭博で400万円の負け金を作ったことが、事件の発端だというのだ。 事件当時、豪栄道は球賭博に関与していたことは認めたが、それほどの金額を負けている「常習者」だとは話していない。古市氏が語り始めれば、相撲界はまた大混乱するのか。注目である。 私には大スクープかどうか判断しかねるが、元読者モデルのカリスマといわれたタレントの益若つばさ(30)と、10代のカリスマロッカー「SEKAI NO OWARI」のボーカル深瀬慧(30)が、「お泊まりデート&交際告白」したというフライデーの張り込みネタ。 益若は結婚して長男をもうけたが、離婚している。深瀬のほうもきゃりーぱみゅぱみゅ(22)と交際していたが、15年夏に破局しているという。 フライデーの直撃に、2人とも堂々と「交際は順調」と話しているから、結婚は間近かもしれない。 山口組と神戸山口組の分裂、抗争はまだまだ予断を許さないが、アサ芸が12月13日に行われた山口組の「事始め」と神戸山口組の「納会」で披露された組の指針を紹介している。 これがなかなか意味深長で、興味深い。まずは山口組のほうから。「有意拓道」だという。地元の関係者が読み解く。 「新指針には、『道なき道を柔軟に切り開く』という深意が込められている。分裂後の9月の定例会で司六代目が直参に配布した声明に〈道なき道を歩く〉という言葉があったが、分裂の試練を乗り越え、山口組の再生に向け進化していく覚悟を組指針としてあらためて掲げたものだろう」 神戸山口組のほうは、「継往開来」である。 「これは、先人の事業を受け継ぎ、発展させながら未来を切り開く、との意味合いが込められている」(アサ芸) 先人にならい、任侠道を守り、本当の山口組とは何か、これから試されるから一致団結していこうということだそうである。 このまま膠着状態が続くのか、ドンパチが始まるのか。予断は許さないが、指針を見れば上の人たちの心構えはわかる気がする。 今年話題になったといえば、東京五輪のエンブレム盗作問題でデザイナーの佐野研二郎氏が批判を浴びた件だった。 またザハ・ハディッド氏がデザインした新国立競技場が予算を大幅にオーバーすると批判を浴び、新たなデザインが選ばれた。隈研吾氏(61)と大成建設による案だったが、フライデーは安倍首相と大成建設の間に「蜜月疑惑」があると指摘している。 確かに、安倍首相の外国訪問に大成の経営トップが頻繁に同行している。フライデーが調べたところロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、トルコ、バーレーン、クウェート、カタール、ブラジルなど。つい最近のトルコ訪問にも大成の現会長である山内隆司氏(69)が同行しているし、13年にも大成が手がけたトルコ・ボスボラス海峡の海底開通式に安倍首相は出席している。 トルコとは原発建設することで合意しているが、これにも大成が意欲を示しているという。 また、14年6月に入札が行われた沖縄・名護市のキャンプ・シュワブ沿岸の仮設工事も大成が55億2,000万円で落札している。その後も岸壁新設工事を他社と共同で146億円で受注しているのだ。これほど時の首相に食い込んでいるから、今回の新国立競技場の設計案が選ばれたのではないか。ゼネコンと政治家との癒着の構造は古くて新しい問題である。ここを掘ると、意外なものが出てくるかもしれない。 文春は巻頭で、日本にイスラム国の人間が2人入ってきていると報じている。その情報は「欧米の情報機関と日本当局とが開設している極秘の伝達手段によって得られたものである」という。内容は「IS関係者、2名、日本国への入国情報あり。確認されたし」。1人は、パリのテロ事件の首謀者アバウド容疑者と「接触」していたことが確認された男A。もう1人はISの資金調達を任務としているのではないかというBだが、こちらは性別さえもわかっていない。 信憑性がどこまであるのか記事を読む限りわからないが、あり得る話ではあろう。Aはフランス人で氏名、容貌、身体的特徴まで詳細な情報を日本当局は入手しているという。それが事実なら、Aが身柄を拘束されるのは時間の問題だろう。 以前ここでも書いたと思うが、フリージャーナリストの安田純平氏がシリアの武装組織に拘束され、身代金を要求されているという情報がある。 彼は、今年6月に取材でシリア国内に入った後、行方がわからなくなっている。もしこの情報が事実だったとしたら、日本政府はどのように対処するのだろう。後藤健二氏の時のように、後手後手と回って見殺しにするのだろうか。気がかりである。 新潮は、天皇が82歳の誕生日会見で絶句したことを取り上げている。天皇は冒頭、5月に鹿児島県の口永良部島の新岳が噴火したことや、9月には豪雨により鬼怒川などが氾濫して8人が亡くなった災害について話し、2人の日本人がノーベル賞を受賞した喜びなどに続けて、こう語り始めた。 「今年は先の大戦が終結して、70年という節目の年にあたります。この戦争においては、軍人以外の人々も含め誠に多くの人命が失われました」 ここでいったん「お言葉」が途切れ、続く「平和であったならば、社会のさまざまな分野で有意義な人生を送ったであろう人々が命を失ったわけであり、このことを考えると、非常に心が痛みます」にいくまで「沈黙の15秒」があった。このことが「天皇陛下がご高齢であることを再認識させられる」(宮内庁記者)ことになったというのである。 8月15日の全国戦没者追悼式でも黙祷の前に「お言葉」を述べてしまうなど、天皇の体調を心配させるハプニングが起きていた。だがそのことについて、天皇は会見の中で「私はこの誕生日で82になります。年齢というものを感じることも多くなり、行事の時に間違えることもありました。したがって、一つ一つの行事に注意深く臨むことによって、少しでもそのようなことのないようにしていくつもりです」と率直に語っている。 天皇は高齢である。少しぐらいの間違いや物忘れをとやかくいうものではない。それよりも天皇がここに込めた「あの戦争の悲惨さを決して忘れてはいけないという思い」を、われわれは重く受け止めなければいけない。 23日夜の『報道ステーション』で古舘キャスターは、天皇についての長い特集を組み、戦争で亡くなった人たちへの鎮魂と沖縄に対する天皇の強い思いを何度も繰り返し伝えていた。 今回の天皇の「お言葉」は明らかに、日本の戦争を美化し、戦前回帰を強める安倍自民党への強い批判である。そこをはっきり伝えず、高齢による老化を心配するふりをして天皇の言葉の重みを減じようというのは、安倍首相の意を汲んでのことではないかと邪推したくもなる。 そういえば、テレビ朝日が『報道ステーション』の古舘キャスターが来年3月いっぱいで降板することを発表した。安倍自民党の圧力に古舘が嫌気がさしたのか、テレビ朝日が圧力に屈したのだろう? 『NEWS23』(TBS系)の岸井成格アンカー批判といい、この国の言論はますます危うくなっている。 それなのに大新聞は、新聞に「軽減税率」適用をしてくれる安倍自民党に擦り寄るポチに成り下がっている。恥ずかしくないのか。 (文=元木昌彦)『週刊新潮(12/31・1/7号)』(新潮社)中吊り広告より







