ジャルジャルさんの至言「僕らのネタに深い意味なんかないんです」(後編)

DPP_0022.jpg前編はこちらから ──あはは! でも、さすがに『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)新レギュラーに合格してからは、かなり変わられたんじゃないですか? 福徳 それはやっぱりそうですね。いろんな人が、「あ、『めちゃイケ』の~」ってなりますからね。いつも「『めちゃイケ』の~」って。 ──ずっとやってきたのに印象が一新される寂しさはありますよね。 福徳 あはは。でも、よかったな、とは思います。言うても僕らもうすぐ10年目ですからね、早くはない。 ──『めちゃイケ』では生意気な後輩キャラでやられてますけど、そういうキャラ作りの案は番組側から出されるんですか? 福徳 いや? もう自然になりましたね、たぶん、ほんまにちょっと生意気やったんやと思います(笑)。 ──えっ! てっきりやらされているのかと......。でも、そういう度胸がないと『めちゃイケ』レギュラーにはなれないということかも......。ところで、ちょっと相談なんですが、お二人はインタビューでしょっちゅうウソをつくらしいじゃないですか。私も、悪気は一切なく変なウソをほいほいついてしまって、人間関係がうまく築けない節があるんです。お二人はどういう流れでウソをついてるんですか? 福徳 あはは! 同じ質問をいっぱいされた時に即興でウソをついて、それがだんだん「今回は後藤、どんなウソつくんやろな」ってエスカレートしたというか。 後藤 最初はもともとの話をちょっと大げさにするくらいにしてたんですけど、気いついたらもうゼロからウソついてました。でも、『ヒーローショー』の時とかは、一日中取材日でも『ヒーローショー』に関してはウソつけないじゃないですか、監督が作ったものやし。だから、めっちゃおっきい声でやるとか、声ちょっと変えるとか、そういう遊び方みたいのしてましたね。 ──わぁ、ライター殺し! また、ウソも「学生時代に起業していた」とか、「実はバツ1」とか、微妙にあり得ることを言うんですよね。普通に信じてしまいますよ! 福徳 たまたまウソをつきまくった時、紙面になったのを見て、読んでめっちゃ面白かったんです。 後藤 大学生が初めて取材します、みたいな女の子やって、何言っても信じてくれるんでこっちもちょっとエンジンかかってしまって......そうしたら、それがまんま文章になって(笑)。それでクセになってしまいましたね。でも、こういうのに関してはウソつかないですよ! 福徳 ついてもしゃーない。そん時はクセになってたけど、今はほんまに意味ないことに気づいたんで。なんにも生み出さない。 後藤 後々にまた会った時に「あれどうなったんですか?」とか言われて、「なんだっけ? なんか言ったっけ?」ってなるし。 ──ウソをつくクセは、どのへんでスパッとやめられたんですか? 福徳 番組で取り上げられたし、インタビュアーの方が「ウソつかないでくださいね(笑)」とか言うてきたら、もうウソつけないですよね。それでもしぶとくウソついてる時期ありましたけど、向こうも疑ってるんで、もうおもんなくなってやめました。 後藤 オバハンのコントとかもそうですけど、意味ないことがおもろかったりしますもんね。「なんでウソつくねん?」て、理由ないですもん。 ――なるほど~。ちなみにお二人は、芸人さんを志されてから、自分が『めちゃイケ』のレギュラーになったり、人気監督の映画の主演をやったり......っていう未来は想像できましたか? 福徳 いやー、始めたときはピンピンに尖ってて、もう1年目2年目ですぐ売れて、すぐゴールデンの冠もって......みたいなイメージをしてたんで、それ考えると逆に遅すぎるって感じですね。 後藤 僕はそこまで具体的にイメージしてないですけど、そんとき思ってたことよりは、やっぱ遅いですね。なんも知らんまま、「1年目で東京いって番組もって......」って簡単に思ってましたけど、そらその通りはいかんわ(笑)。 ──今後の野望はありますか? 福徳 野望は、武道館でいつかライブをしたいですね! 後藤 ロンドンも、まあ定期的にやってますんで、ロンドンの空港にハッピで降り立って、ロンドンの人たちに「ワー!」って言われたい(笑)。 ――ありがとうございました! (取材・文=小明) ●ジャルジャル 福徳秀介と後藤淳平からなるお笑いコンビ。2003年結成。今年1月1日にDVD『ジャルジャルのいじゃら』(よしもとアール・アンド・シー)を発売。3/24~3/31まで「第4回沖縄国際映画祭」を開催。一般の方からも審査員・ボランティアを募集してます! 詳しくは <http://www.oimf.jp/●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中 ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」予約受付中<http://cyzo.shop-pro.jp/
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小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第31回】 オリエンタルラジオさんの至言「"変わってるって思われたい自分"も見透かされてる」 【第30回】 大槻ケンヂさんの至言「ネガティブを売りにすると自家中毒に陥るんです」 【第29回】 辛酸なめ子さんの至言「なんか、つい交尾の話とかしちゃうんです」 【第28回】 みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

ジャルジャルさんの至言「僕らのネタに深い意味なんかないんです」(後編)

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DPP_0022.jpg前編はこちらから ──あはは! でも、さすがに『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)新レギュラーに合格してからは、かなり変わられたんじゃないですか? 福徳 それはやっぱりそうですね。いろんな人が、「あ、『めちゃイケ』の~」ってなりますからね。いつも「『めちゃイケ』の~」って。 ──ずっとやってきたのに印象が一新される寂しさはありますよね。 福徳 あはは。でも、よかったな、とは思います。言うても僕らもうすぐ10年目ですからね、早くはない。 ──『めちゃイケ』では生意気な後輩キャラでやられてますけど、そういうキャラ作りの案は番組側から出されるんですか? 福徳 いや? もう自然になりましたね、たぶん、ほんまにちょっと生意気やったんやと思います(笑)。 ──えっ! てっきりやらされているのかと......。でも、そういう度胸がないと『めちゃイケ』レギュラーにはなれないということかも......。ところで、ちょっと相談なんですが、お二人はインタビューでしょっちゅうウソをつくらしいじゃないですか。私も、悪気は一切なく変なウソをほいほいついてしまって、人間関係がうまく築けない節があるんです。お二人はどういう流れでウソをついてるんですか? 福徳 あはは! 同じ質問をいっぱいされた時に即興でウソをついて、それがだんだん「今回は後藤、どんなウソつくんやろな」ってエスカレートしたというか。 後藤 最初はもともとの話をちょっと大げさにするくらいにしてたんですけど、気いついたらもうゼロからウソついてました。でも、『ヒーローショー』の時とかは、一日中取材日でも『ヒーローショー』に関してはウソつけないじゃないですか、監督が作ったものやし。だから、めっちゃおっきい声でやるとか、声ちょっと変えるとか、そういう遊び方みたいのしてましたね。 ──わぁ、ライター殺し! また、ウソも「学生時代に起業していた」とか、「実はバツ1」とか、微妙にあり得ることを言うんですよね。普通に信じてしまいますよ! 福徳 たまたまウソをつきまくった時、紙面になったのを見て、読んでめっちゃ面白かったんです。 後藤 大学生が初めて取材します、みたいな女の子やって、何言っても信じてくれるんでこっちもちょっとエンジンかかってしまって......そうしたら、それがまんま文章になって(笑)。それでクセになってしまいましたね。でも、こういうのに関してはウソつかないですよ! 福徳 ついてもしゃーない。そん時はクセになってたけど、今はほんまに意味ないことに気づいたんで。なんにも生み出さない。 後藤 後々にまた会った時に「あれどうなったんですか?」とか言われて、「なんだっけ? なんか言ったっけ?」ってなるし。 ──ウソをつくクセは、どのへんでスパッとやめられたんですか? 福徳 番組で取り上げられたし、インタビュアーの方が「ウソつかないでくださいね(笑)」とか言うてきたら、もうウソつけないですよね。それでもしぶとくウソついてる時期ありましたけど、向こうも疑ってるんで、もうおもんなくなってやめました。 後藤 オバハンのコントとかもそうですけど、意味ないことがおもろかったりしますもんね。「なんでウソつくねん?」て、理由ないですもん。 ――なるほど~。ちなみにお二人は、芸人さんを志されてから、自分が『めちゃイケ』のレギュラーになったり、人気監督の映画の主演をやったり......っていう未来は想像できましたか? 福徳 いやー、始めたときはピンピンに尖ってて、もう1年目2年目ですぐ売れて、すぐゴールデンの冠もって......みたいなイメージをしてたんで、それ考えると逆に遅すぎるって感じですね。 後藤 僕はそこまで具体的にイメージしてないですけど、そんとき思ってたことよりは、やっぱ遅いですね。なんも知らんまま、「1年目で東京いって番組もって......」って簡単に思ってましたけど、そらその通りはいかんわ(笑)。 ──今後の野望はありますか? 福徳 野望は、武道館でいつかライブをしたいですね! 後藤 ロンドンも、まあ定期的にやってますんで、ロンドンの空港にハッピで降り立って、ロンドンの人たちに「ワー!」って言われたい(笑)。 ――ありがとうございました! (取材・文=小明) ●ジャルジャル 福徳秀介と後藤淳平からなるお笑いコンビ。2003年結成。今年1月1日にDVD『ジャルジャルのいじゃら』(よしもとアール・アンド・シー)を発売。3/24~3/31まで「第4回沖縄国際映画祭」を開催。一般の方からも審査員・ボランティアを募集してます! 詳しくは <http://www.oimf.jp/●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中 ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」予約受付中<http://cyzo.shop-pro.jp/

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小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第31回】 オリエンタルラジオさんの至言「"変わってるって思われたい自分"も見透かされてる」 【第30回】 大槻ケンヂさんの至言「ネガティブを売りにすると自家中毒に陥るんです」 【第29回】 辛酸なめ子さんの至言「なんか、つい交尾の話とかしちゃうんです」 【第28回】 みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

ジャルジャルさんの至言「僕らのネタに深い意味なんかないんです」(前編)

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DPP_0032.jpg モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第33回のゲストは、ジャルジャルさんです! [今回のお悩み] 「ウソばかりついてしまいます......」 ──DVD『ジャルジャルのいじゃら』(よしもとアール・アンド・シー)発売おめでとうございます! 本編から特典映像に至るまで、すごい回数のおならを聞きました。おならの音源にあんなにバリエーションがあったことにも驚きですよ。 福徳 いや、とんでもない! あれは全部その場で、口でやってるんですよ! ──え! 全部口で!? すごい肺活量! 福徳 そうですね、おならネタを作りすぎて、感覚が麻痺してきます。何発くらいが楽しいのか、わからなくなってきましたね。 ――そんなに真剣なまなざしでおならを語るっていうのも、なんだかシュールです......。シュールいえば、ジャルジャルさんのコントで、福徳さんがオバハンに扮した後藤さんに「オバハーン!」ってからみ続けるだけのコントには狂気を感じました。あの怖いコントは、一体どんな心境で書かれたんですか? 福徳 シュールというか、むしろわかりやすいはずなんですけど。 後藤 ほんまに頭おかしいやつですもんね。きっかけは別になんもなかったんです。深読みすれば怖いかもしれないんですけど、ほんとに表面だけ見たらしつこいだけなんで、絶対笑えるはずですよ。 福徳 これ以上ないシンプルなベタ中のベタなんですよ。僕らのネタに深い意味なんかないんですよ。表面だけ見てくれたらいいんです。 ──そうなんですね......。ひねくれているので、つい「何か裏があるはず!」と疑ってしまって......。DVDの特典映像では、ロンドン公演の様子もたっぷり入ってましたね。昨年に続いて2度目のロンドン公演はどうでしたか? 後藤 ネタに関しては、去年は字幕を一切出さずにやったんですけど、今年は出したりして、けっこう幅も広がって、去年よりもウケたような感じしますよ。 ――ウケていたのが映像からも伝わってきました! まれに海外公演と言いつつ、客層の様子がおかしいライブもありますし! 福徳 それに対する違和感はありましたね。「誰々が海外ライブしました~」って言って、チラッと客席が映ったら「えっ、日本人ばっかりやん!」ってこと、ぜんぜんありました。あれ、笑ってしまいますもんね。 ──客席でパツキン美女がげらげら笑っているを見ると、やっぱりうれしいですよね。 後藤 そうですね(笑)。 福徳 たしかにね(笑)。 ――それに、DVD副音声では後藤さんの奥様も登場されるんですよね。後藤さんのお家で奥様がカレーを運んできてくれたときに、チラッと見えたカレーのお皿がハート型で......ラッブラブ! 後藤 いやいや! 自分では買わないです、ハートのお皿は! やっぱ新婚ってね、いろんなものをいただくんです。それに、収録は声だけでも、やっぱ嫁は恥ずかしいっすね。 ――でも、私は『ヒーローショー』(井筒和幸監督)の後藤さんがかっこよすぎて、結婚の事実もうまく受け止められてなかったんですけど、実際の奥様の存在を目の当たりにすることで、小さな恋心が無事に成仏していきましたよ。実は私、あまりお笑いに詳しくなくて、『ヒーローショー』で初めてお二人を見たんです。あれは本当に名作でした! 後藤 ありがとうございます! 『ヒーローショー』、もっといろんな人に見てほしかったっすね~......。 ――ちょっ、なんで過去形なんですか? 後藤 興行成績が振るわなかったんですよ......。 ──え~、私が見たときにはほぼ満員でしたよ。 福徳 ウソ!? 初日とかですか? どこですか? 後藤 基本的にはスカスカでしたよ! ──口コミで広がってからなので、わりと後のほうだと思いますが......ご自分でも見に行かれました? 福徳 行きましたよ~! 日曜の夕方に行って5人でしたよ! ──一番混む曜日と時間帯に5人!? 後藤 いやー、ほんまに、撮る前に監督が「これが公開されたら、君らの人生変わるから。収入も倍以上になると思うし、役者の仕事もバンバン来ると思うけど、頑張って」みたいなことを言われましたけど、一切来ないです。人生なんも変わらないです。そこらへんもう一回聞きたいですね、監督に。 福徳 「どうなってんねん、なんにも変わってないけど」って。 (後編に続く/取材・文=小明) ●ジャルジャル 福徳秀介と後藤淳平からなるお笑いコンビ。2003年結成。今年1月1日にDVD『ジャルジャルのいじゃら』(よしもとアール・アンド・シー)を発売。3/24~3/31まで「第4回沖縄国際映画祭」を開催。一般の方からも審査員・ボランティアを募集してます! 詳しくは <http://www.oimf.jp/●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中 ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」予約受付中<http://cyzo.shop-pro.jp/

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小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第31回】 オリエンタルラジオさんの至言「"変わってるって思われたい自分"も見透かされてる」 【第30回】 大槻ケンヂさんの至言「ネガティブを売りにすると自家中毒に陥るんです」 【第29回】 辛酸なめ子さんの至言「なんか、つい交尾の話とかしちゃうんです」 【第28回】 みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

ジャルジャルさんの至言「僕らのネタに深い意味なんかないんです」(前編)

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DPP_0032.jpg モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第33回のゲストは、ジャルジャルさんです! [今回のお悩み] 「ウソばかりついてしまいます......」 ──DVD『ジャルジャルのいじゃら』(よしもとアール・アンド・シー)発売おめでとうございます! 本編から特典映像に至るまで、すごい回数のおならを聞きました。おならの音源にあんなにバリエーションがあったことにも驚きですよ。 福徳 いや、とんでもない! あれは全部その場で、口でやってるんですよ! ──え! 全部口で!? すごい肺活量! 福徳 そうですね、おならネタを作りすぎて、感覚が麻痺してきます。何発くらいが楽しいのか、わからなくなってきましたね。 ――そんなに真剣なまなざしでおならを語るっていうのも、なんだかシュールです......。シュールいえば、ジャルジャルさんのコントで、福徳さんがオバハンに扮した後藤さんに「オバハーン!」ってからみ続けるだけのコントには狂気を感じました。あの怖いコントは、一体どんな心境で書かれたんですか? 福徳 シュールというか、むしろわかりやすいはずなんですけど。 後藤 ほんまに頭おかしいやつですもんね。きっかけは別になんもなかったんです。深読みすれば怖いかもしれないんですけど、ほんとに表面だけ見たらしつこいだけなんで、絶対笑えるはずですよ。 福徳 これ以上ないシンプルなベタ中のベタなんですよ。僕らのネタに深い意味なんかないんですよ。表面だけ見てくれたらいいんです。 ──そうなんですね......。ひねくれているので、つい「何か裏があるはず!」と疑ってしまって......。DVDの特典映像では、ロンドン公演の様子もたっぷり入ってましたね。昨年に続いて2度目のロンドン公演はどうでしたか? 後藤 ネタに関しては、去年は字幕を一切出さずにやったんですけど、今年は出したりして、けっこう幅も広がって、去年よりもウケたような感じしますよ。 ――ウケていたのが映像からも伝わってきました! まれに海外公演と言いつつ、客層の様子がおかしいライブもありますし! 福徳 それに対する違和感はありましたね。「誰々が海外ライブしました~」って言って、チラッと客席が映ったら「えっ、日本人ばっかりやん!」ってこと、ぜんぜんありました。あれ、笑ってしまいますもんね。 ──客席でパツキン美女がげらげら笑っているを見ると、やっぱりうれしいですよね。 後藤 そうですね(笑)。 福徳 たしかにね(笑)。 ――それに、DVD副音声では後藤さんの奥様も登場されるんですよね。後藤さんのお家で奥様がカレーを運んできてくれたときに、チラッと見えたカレーのお皿がハート型で......ラッブラブ! 後藤 いやいや! 自分では買わないです、ハートのお皿は! やっぱ新婚ってね、いろんなものをいただくんです。それに、収録は声だけでも、やっぱ嫁は恥ずかしいっすね。 ――でも、私は『ヒーローショー』(井筒和幸監督)の後藤さんがかっこよすぎて、結婚の事実もうまく受け止められてなかったんですけど、実際の奥様の存在を目の当たりにすることで、小さな恋心が無事に成仏していきましたよ。実は私、あまりお笑いに詳しくなくて、『ヒーローショー』で初めてお二人を見たんです。あれは本当に名作でした! 後藤 ありがとうございます! 『ヒーローショー』、もっといろんな人に見てほしかったっすね~......。 ――ちょっ、なんで過去形なんですか? 後藤 興行成績が振るわなかったんですよ......。 ──え~、私が見たときにはほぼ満員でしたよ。 福徳 ウソ!? 初日とかですか? どこですか? 後藤 基本的にはスカスカでしたよ! ──口コミで広がってからなので、わりと後のほうだと思いますが......ご自分でも見に行かれました? 福徳 行きましたよ~! 日曜の夕方に行って5人でしたよ! ──一番混む曜日と時間帯に5人!? 後藤 いやー、ほんまに、撮る前に監督が「これが公開されたら、君らの人生変わるから。収入も倍以上になると思うし、役者の仕事もバンバン来ると思うけど、頑張って」みたいなことを言われましたけど、一切来ないです。人生なんも変わらないです。そこらへんもう一回聞きたいですね、監督に。 福徳 「どうなってんねん、なんにも変わってないけど」って。 (後編に続く/取材・文=小明) ●ジャルジャル 福徳秀介と後藤淳平からなるお笑いコンビ。2003年結成。今年1月1日にDVD『ジャルジャルのいじゃら』(よしもとアール・アンド・シー)を発売。3/24~3/31まで「第4回沖縄国際映画祭」を開催。一般の方からも審査員・ボランティアを募集してます! 詳しくは <http://www.oimf.jp/●あかり 1985年栃木県生まれ。2002年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中 ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」予約受付中<http://cyzo.shop-pro.jp/

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小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第31回】 オリエンタルラジオさんの至言「"変わってるって思われたい自分"も見透かされてる」 【第30回】 大槻ケンヂさんの至言「ネガティブを売りにすると自家中毒に陥るんです」 【第29回】 辛酸なめ子さんの至言「なんか、つい交尾の話とかしちゃうんです」 【第28回】 みうらじゅんさんの至言「アイドルライターってなんなの?」 【第27回】 山路徹さんの至言「バラエティーが怖いようでは戦場に行けないですよ」 【第26回】 浅草キッド・玉袋筋太郎さんの至言「相手がクンニしてる顔を思い浮かべなさい」 【第25回】 前田健さんの至言「自分は赤毛のアンの生まれ変わりだと思ってる」 【第24回】 叶井俊太郎さんの至言「結婚したければ高2で100人斬りの男を探しなさい!」 【第23回】 須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

「生きてるとすごいことがある」【ささきのぞみ】父と2人のキャッチボール

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 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の17回目です! 今回は、『僕等がいた』のヒロインや『江古田ちゃん』の猛禽でおなじみ、ささきのぞみさんが来てくれました! ――はじめまして! ささきさんは本当になんていうか......奇跡のようなお名前ですよね。本名が男性声優の佐々木望さんと同じ漢字で、タレントの佐々木希さんとは読みが同じ!  重複(笑)。『僕等がいた』というTVアニメでデビューが決まったときに、当初は「本名のままでいいよ~」と言われて、一部の新聞などでは本名で出てたんです。それが、放送間近になって「変えてくれ!」って(笑)。急遽明日、明後日までに名前を変えなきゃいけなくなって、姓名判断とかの時間もなくて、「じゃ、もう、子供も読めるようにひらがなで!」という流れで......。 ――病院とかでフルネームを呼ばれるときに予期せず注目を浴びそうですね......。ちなみに、お仕事を始める前は受付嬢だったんですよね。更にその前は巫女さんだったとか? かなり珍しい職歴ですが、どういう流れで声優業に?  そうなんです。大学を出てから神社の常勤の巫女を1年ほど。大学が神道の勉強も出来るところで、好きだったのでそのまま神社へ。そこがビジネス街にある神社だったので、「OLも......やってみたいな!」と思って受付嬢に転職して、その合間にワークショップに参加してナレーションや声優の勉強をしていたら、監督から「アニメのオーディション受けてみない?」って誘われて、受けて、合格しまして。 ――すごいシンデレラストーリーですね!  当時はそんなあおり文句が書かれていました(笑)。 ――あはは! ちなみに、神道を勉強されてたってことは、ミッションスクールとかですか? かっこいい!  いえ、大学は文学部だったんですよ。ちなみに高校は美術が専門でした。高校後の進路を決めるときに「大学は国文に行きます」って言ったら、「いやいや、うちから前例ないよ!?」って、みんな芸大とかに行くから......。 ――ほんとですよ! そもそもどうして美術系の高校に?  本を読んだり、文章や絵を書くのが好きで、音楽も、全部やりたかったんです。絵でも歌でも、詩でもお話でもなんでもいいんですけど、なにかクリエィティブなことを学びたい......と。そう言うと仰々しいんですけど(笑)。高校では彫刻に油絵、デッサン、グラフィックとかコラージュも勉強できて、卒業制作は日本画でした。みんなで京都にしかない老舗の絵の具屋さんまで買いに行ったり......当時の友達とは未だに仲がいいですね。 sasakinozomi_ssd02.jpg ――いいですねー! 私の学生時代の友達はほぼ生存確認すら困難ですよー! 「卒業後もずっと友達だよね!」っていう寄せ書き、2週間ともたなかったです!  そこは面白い学校だったんですよ(笑)。女の子ばっかりだと普通はグループに分かれることが多いけど、うちは結構「今日はひとりで食べるわ」ってバラバラになったり、学校来なくなっちゃう子がいたり......そういう、普通の学校に馴染めない子たちが集結して変な調和がとれている学科で(笑)。 ――そんな桃源郷があるんですね......! 今からでも入り直したいです。ということは、ささきさんも中学まではクラスに馴染めない生徒だったんですか?  そうですね。「すごく難しいなぁ」って思ってました。転校を繰り返していたからかな~。 ――転校が多いと思春期はハードモードになりがちですよね。  はい、最初は周りを観ながら、どうやって我が身を振ろうというところから始まって、人の様子をうかがったはいいけど、結局馴染めなかったり、だいぶ馴染めてきたと思ったら卒業だったり、引越しだったりで。しかも体も弱かったので、小さい頃は喘息が出たら学校に行けずに軽く生死をさまよい......今もたまに油断できないですが(笑)。 ――え! 現在形でハードモード! 今は大丈夫ですか?  今は滅多にないですよ。二十云年生きてますと、「ちょっとおかしいかな?」と思ったら休憩をとるようにしたり、コントロール出来るようになりました。昔は「気を遣わせちゃいけない、我慢して黙ってなきゃ!」と思っていたんですが、最近は「ちょっと調子が悪いので先に帰らせていただきたく......」みたいな事前申告が可能になったので大変調子が良いです。うふふ。 ――死にそうな時は言ってください! ささきさんが本好きなのも、体が弱いから?  ええと、それはなんて言うか、無理や無茶をして外に出ていくよりは本を読んでる方がいいって思って......。 ――わかりますよ。どんな本を読まれるんですか?  学生の時は昔のものやマニアックなものまで読みました。友達もそういう、いわゆるサブカルチャー的なものも好きで、たくさん貸し借りしてましたね。今はもう本当に何でも、自己啓発本とかも読みます。面白いですよね。 ――自己啓発系だったら「サイゾー」にもいろいろオススメが......(略)。アニメや漫画が好きだったりすると、そこから声優っていう仕事への興味が生まれたりしますけど、ささきさんの場合はどうやって興味をもたれたんですか?  中学から高校にかけて、受験勉強中にラジオを聞いていたら、ちょうど声優さんがラジオをやっていて、そこで「こういう仕事があるんだ」「私と変わらない歳でやっている人がいるんだ」ってインプットされたのかなぁ。そのとき、自分的にかなりうちに籠もっていた時期だったんですけど、それがかなり今に繋がっているんですよ。宍戸留美さんのお名前も、その頃からずっとお見かけしていて、初めてお仕事でご一緒したときは浮かれて妹に電話をかけて、「うわーっ宍戸留美さんだよー! でも、お姉ちゃんはお仕事だから、黙ってきちんとしてなきゃダメだよね!?」って話して(笑)。そういうことがすごくたくさんあって......。うちに籠もっていた時期に大好きだった憧れの作品の監督に会えたり、大先輩とご一緒できたり、いつのまにか一緒に遊んでいたり......。生きているといろんなことがあって傷つくことも多いけど、絆創膏をあとから貼れることも多いんだなぁって。 ――いい言葉......! そう考えると、私のハートも絆創膏だらけです。あと、生傷!  うふふ。無駄なことは何も無いんだから、心の好きなようにやっていいんだなぁって思ってから、生きやすくなりました。だから、今はすごく生きてることが楽しい。体が弱いことも、なにも恥じることではなくて、吹聴することでもなくて、今を楽しく自然にしていていいんですよね。「やばー! じんましんでちゃった!」みたいなのは軽くあるんですけど、そこはまぁフワッとオブラートに包んで(笑)。 sasakinozomi_ssd03.jpg ――体調面はいたしかたないですよ、充電できるときにたっぷり充電するといいですよー! お休みの時は何をされているんですか?  お買い物やお出かけする以外はお家にいることが多いです。本を読んで、作業して、おやつ食べて寝て......動物のように過ごしてます(笑)。あとは大阪の実家に帰って妹やお母さんお父さんと遊んでますね。特に、お父さんとはキャッチボールしたり、お酒を飲んだり、散歩をしたり......。 ――それ、息子と父親の遊び方ですよ! かなりお父さんっ子なんですね。  仲良しですね~。昔はすごく普通のお父さんだと思ってたんですけど、ある日突然「50歳を過ぎたから、自分出していこうと思って☆」と言われて、今ではかなり自由な人です......宇宙人みたい(笑)。最近はブーメランにハマッていて、ひとりでやってるみたいです。 ――ひとりで? え?  投げてかえってはくるけど、まだ怖くて取れないんです。「お父さん、来たよ!」って言ったら、「危ない! 逃げろ!」って言われて、ふたりで「うわーっ」て逃げました。半年経ってもそのままで、まだ取れないんだって。あと、「吉本に入りたい」って言ってました。 ――いっそ親子で入ったら良いですよ、その時はまた取材させてください! 吉本はさておいても、ささきさんはお仕事の活動の幅が広いですよね、アニメの声優やナレーションの他に、ビビアン・スーさんの楽曲の作詞もされてるんですよね、本当にすごい! 私ビビアンなんてもう15年くらいファンですよ!  もう、私ですいませんって感じですよね......。私もお会いしたときは女神過ぎてびっくりして「あぁあああ!!」ってなりましたよ、お綺麗すぎて! ――そのお仕事はどういう流れで決まったんですか?  以前ご一緒させていただいた監督が私をおもしろがってくださって、一度脚本を書かせていただいたんです。何かの時に、「最近こういうことがあって~」という話をしたら、「それ面白いじゃん、書いてみてよ」って言われたので、ザックリとストーリーだけ書いて、「後はプロの方に書いていただけるんだろうな」って気持ちで持って行ったら「コレ清書してよ」って言われて、「え? あ、はい」って。でもその段階でもまだ他人事のように思っていて、手書きで原稿に書いて持っていったら、「アレ通ったよ」って言われて。 ――そ、そんなことあるんですね......! ちなみにどんな話だったんですか?  猫の話です、すごく猫が好きなもので。それで、ビビアン・スーさんが主題歌を歌ったアニメ作品も猫の話だったので、「猫関係の話の主題歌で、歌い手はまだ内緒なんだけど、試しに書かない?」って気軽に言っていただいて、その段階では誰が作曲するのかも聞いていなくて、曲だけふっとあがってきて、「猫のアニメなんだけどそれ以外の要素も入れたくて、猫という言葉を使わないで猫らしさを出して、あと愛とかそういう壮大なメッセージなんかも、明言しないようにして入れてね」って言われて......「なんぞ!?」って思いました。「すごく抽象的な歌になりますよ?」って言っても、「うん、いいの」って言われて書いたんですけど、その詩を、あの東京事変の亀田誠治さんがOKしてくださって......! 「ビビアン・スーさんが歌で亀田誠治さんが作曲&編曲だよー」って聞いたときには、「えーっ!!!!!!」ですよ。未だに何とも言えない不思議な気持ちです。よくOKして下さったなぁ。レコーディングも同席させていただいたんですけど、大好きな亀田誠治さんとビビアンがいて、もう、緊張して何も言えなくて! ――そこはやっぱり上から目線で、「ダメダメ、そこはもっとウィスパーで詩の世界感を大事にしてみ?」とか言いましょうよ!(他人事)でも、抽象的な注文でできた歌詞だと、外国人のビビアン含めてスタッフにもろもろの意図を説明をするのが難しそうですね。  本当にもう何も言えないっていうか、言葉にならない自分がいましたよ......。実は、歌詞に、輪廻転生の生まれ変わりや地球上の愛情とか、様々な壮大なことをひっそりとテーマで入れていたんです。でも、「わざわざ声高に言わなくていいや」「100万人に1人が気付いてくれたら嬉しいや」と思っていて......。なのに、亀田さんは「この部分はこういうことだね?」って、わたくしなんぞのものを全部わかってくださっていて......感動して泣けました。だからレコーディングも全部お任せして、退却して外で待ってました。生きているとすごいことがあるんだなって。本当に運だけでここまで生きてきたので。 ――そんなまさか! ささきさんの努力と才能ですよ! もっと自分を誇ってー!  いえいえ、本当にたまたま周りの方に恵まれたんです。私は本当にうちに籠もる性格なので......。 ――ささきさんはお人柄も面白いし、勝手に友達の多い社交的な方だと思ってました! 声優さんだと、平野綾ちゃんとも仲がいいんですよね。  友達自体はそんなに多くないんです。ひとり仲が良い子が出来るとその子とばっかり遊んじゃったりして。平野綾ちゃんとも最初はここまで仲良くなれると思ってなくって。デビューして間もない頃に綾ちゃんとご一緒させてもらって、一緒に武道館で歌ったりもしたんですけど、その時はちょこっとお話ししたくらいで......。でも、別の作品でまたご一緒させてもらった時に、ふらっとご飯を食べに行く約束をして、それから意気投合して。今ではすっかり「のぞみさん、私のこと好きだからなぁ(笑)」って言われて、「好きだよ! 全方位で好きだよー!」って。 ――なんとほほえましい......! そんなメール貰いたいです。っていうか、普通はメンズと送り合うもんだと思います。ささきさんは彼氏はいないんですか?  あはははは(乾いた笑い)。さっぱりですよ。こないだおばあちゃまに「お見合いっていいものよぉ」っていう話を2時間くらい長電話でされて、どうしようかなって思ってます。お見合いで結婚しちゃうのも面白いかも? ――まだやってないことへの好奇心が勝つ感じですか?  はい! 常にそうです。目の前に道があったら、ワクワクする先がわからない方に行きたくて、そのたまものがこの愉快な状態なんですけど......。どうやら街中でばったり出会い頭にぶつかってパンとレモンが落っこちて......っていう出会いは難しいっぽいんで、なにか考えないと(笑)。 ――皆さん、チャンスですよ! 今すぐ出会い頭にぶつかる準備を! 今日はどうもありがとうございました!  あはは、ありがとうございました(笑)。 (取材・文=小明/写真=宍戸留美) ●ささき・のぞみ 2月19日神奈川県出身、俳協所属。TVアニメ『ジュエルペット』シリーズのサフィー役、『らき☆すた』パティ役、『僕等がいた』高橋七美役(ヒロイン)、『屍鬼』国広律子役、『江古田ちゃん』猛禽役、『ゴクジョッ』宇都宮飛鳥役、『パパのいうこと聞きなさい』岡江清美役など。ゲーム 2012年2月2日発売『ソウルキャリバー5』ピュラ役(ヒロイン)。iPhoneアプリ『朗読少女』乙葉しおり役。携帯アプリ『はやぶさ』朗読。ナレーション TBS『S☆1』など他多数。 ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 ■妹分蝦名恵(Megumi Ebina)が緒方明監督作品映画 『オカメくん●○ハチモクさん』の主題歌!!「恋のリミット」で2/14に歌手デビュー!! ■USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life 」大好評放送中!! http://www.o-i-l.jp/ ■Vol.30 OIL Nightスペシャル 2012年2月26日(日) 17:00 OPEN ゲストに カーネーション、三宅伸治BAND、24/7(twenty-four seven)、の豪華3バンド 津田大介さんも歌います!! お申し込みはkiwaHPまで http://oasis-kiwa.com/schedule-detail/145/oilinlife/ ■宍戸留美プロデュースのスーパーナイト! 2012年3月12日(月) @下北沢・風知空知  Guest:黒田征太郎&下田逸郎   ■5月にNewAlbum発売予定!!!乞うご期待!! 詳細公式HP http://rumi-shishido.com/        ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中。ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売決定<http://www.cyzo.com/akr/>。
僕等がいた スペシャル・エディション2 よろしく! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.16】「私の前世はマイクかもしれないんです」【高本めぐみ】小6で描いたマイクロフォンの夢の中 【vol.15】「左手の薬指の爪にしか自信がなくて......」【山咲智美】100点満点少女のメランコリー 【vol.14】「ロングヘアーの男としか交際しない!?」【千葉千恵巳】犬1匹ネコ7匹とのおだやかでラジカルな日常 【vol.13】「今がいちばん精神状態が幼いかも(笑)」【吉田仁美】7歳でデビュー、逆行のライク・ア・チャイルド 【vol.12】「目立つの苦手、でもやっぱり歌って踊りたい」【水野愛日】12年ぶりのシングルリリース 【vol.11】「レトロな物が好きなんです」【井上直美】50年前のカブリオレを駆って 【vol.10】「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

予告!サイゾーテレビ【小明の副作用】第42回生放送は23日(木)22時です


番組テーマソングCD発売イベントのチケットが残りわずかのところでパッタリと動かなくなったアイドルライター小明がお送りするサイゾーテレビ『小明の副作用』第42回生放送は、2月23日(木)の22時より公開となります。もちろん、いつも通りニコ生&Ustreamの二元生中継です。今回も重大発表ありますよー。 s24vl2dx.jpg ●会場はこちら Ustreamhttp://www.ustream.tv/user/cyzo_tv 上は、前回分。必死ですわ。

ゾンビアイドル小明がハリウッド女優サラ・ウェイン・キャリーズさんを急襲!?

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サラさんもびっくりですよ。
 昨年末、「小明さん『ウォーキング・デッド』って知ってますか?」と編集さんに聞かれ、最近ハマッて読みふけっていた漫画だったので、つい鼻息荒く「当たり前じゃないですか! ドラマ化もされて、今すごい人気なんですよ! ストーリーはゾンビの王道なんですけど、切り口が新しいっていうか......。生き残った人間の小さなコミュニティ内での人間関係とか、登場人物の繊細な心情描写がすごくいいんです。ただ、主人公の嫁のローリっていうヒロインがちょっと共感できないタイプの人で......。すごく情緒が不安定で、泣いたり怒鳴ったりおっかないんですよ。作画の人が変わったせいで途中からすごいむかつく顔になったし......。ヒロインがああいうキャラクターっていうのはちょっとなぁ(笑)」と上から目線で一方的に語りまくっていたら、編集さんは言いづらそうに「そのヒロインのローリ役をやったサラ・ウェイン・キャリーズを取材しないかって話なんですけど......。DVDが出るんで......」。  えっ、どうしよう。得意ジャンルになると急に早口でペラペラしゃべり出すのはオタクの悪い癖とはいえ、そういう電話が来た時点で仕事の話の可能性が高いんだから悪口なんて言わなきゃいいのに、私はなんであんな上から目線で好き勝手言ったの......? それが広報の耳に入ったら普通に断られるかもしれないのに、頭が悪すぎて自分で自分の言動が理解不能。こうしてバカはどんどん墓穴を掘っていくんだ......と自己嫌悪に陥りながらも、"海外スターにインタビュー"という、私の芸能生活きっての華やかな仕事を失うまいと、とりつくろうように「ドラマ版は最高の監督に最高のキャストでオリジナルの話もたくさん入っていてめちゃめちゃ評判がいいですよね! 知ってます? 『ショーシャンクの空に』とか『グリーンマイル』のフランク・ダラボン監督が撮ってるんですよ? それもあってかゾンビのクオリティも半端ないらしいんですよ、いやぁ見たいなぁ、サラさんも美しいんだろうなぁ、DVD楽しみだなぁ」と早口でまくしたて、なんとかインタビュー権を得たのだけれど、何故か「ゾンビの格好で」という条件つきでした。  えっ......? 頭の中に思い浮かべていた『王様のブランチ』(TBS系)のLiLiCoのように華やかにスターにインタビューをする自分の姿がすぐに泥色のゾンビに変更です。「あの、ゾンビじゃなきゃいけないんでしょうか?」とおずおずと尋ねると、「この仕事においてゾンビじゃないお前に一体何の価値があるというのか」というような、わりと冷酷なことをストレートに言われたので、全部聞き終わる前に「やります」と即答して電話を切りました。
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ゾンビ姿でタクシーを停める小明。
 インタビューに向けて、まずはDVDを鑑賞。発売前に見られるのは本当に役得! ドラマ版『ウォーキング・デッド』は原作に忠実なところは忠実で、オリジナルのストーリーは原作の世界観のまま、物語をより味わい深くしている文句なしの面白さ! ゾンビの数やクオリティの高さは想像以上だし、ローリも漫画と設定は同じなのに全然腹が立たず、むしろ応援したいキャラクターになっているのはきっとサラさんの演技力のなせる技ですねー(お世辞じゃないよ)!  取材当日、まずゾンビのメイクをしてリッツ・カールトンという一生縁のなさそうな高級ホテルに向かいました。「ゾンビでやれ」と言ったくせに離れて歩こうとする編集には殺意を抱かずにはいられませんでしたが、『ウォーキング・デッド』の広報の方々はたいそう盛り上がってくださって、「サラさん本当に怖がりだから、大丈夫かなぁ(笑)」とか「隠れてから『ウオー!』って出て行ってサラさん脅かしましょうよ!」とか、「『オーマイガー』って言いますかね~?」とか、"もしかして私がスターなんじゃない?"と錯覚するほどのチヤホヤぶりで、乗せるだけ乗せていただいたわけですけれども、そこは私もけっこう冷静ですから、すべった時が恐すぎて「いや、いいです......普通で......はい」とノリの悪いゾンビになりました。
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ご対面を前にメイク直し。
 そしてついにサラさんが登場。にこやかにスタッフの女性と話すサラさんはあまりに足が長く、顔が小さく、初めて外国人を見た田舎の子どものように「あ、あががががが......!」と挙動不審になるも、どうせこちらの見た目はゾンビですし、これ以上気持ち悪くなることもないだろう、とハートを持ち直すことができ、さっとサラさんの前に進み出て「ハーイ、ナイスツーミーチュー!」と精いっぱいの笑顔でごあいさつ! そしてゾンビに「ハーイ」とあいさつを返してくれるサラさん! はい! ノーリアクション! まさかの! ほら、よかったじゃん、隠れたりとかしてウオーって脅かしてたら絶対微妙な空気になって大ケガしてたよ。あのチヤホヤはきっとスター相手にふざけた格好でやってきた女に対する罠だったんだと思います。業界は怖いです......。
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サラさんご登場! 美しい!
小明 初めまして! 『ウォーキング・デッド』は日本にもたくさんのファンがいて、サラさんの来日は大変うれしいです! サラ 私もすごく楽しんでます。ウフフ。 小明 『ウォーキング・デッド』にはリアルなゾンビがたくさん出てきますが、撮影中は怖くなかったですか? サラ そうですね。今回『ウォーキング・デッド』の特殊メイクを担当したのはグレイク・ニコレッドさんという、ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビのメイクも手がけていた、ゾンビ界のゴッドファーザー的な存在の方なので、リアルなゾンビを作るテクニックは素晴らしいの。側にいてとても怖かったです。 小明 私は映画やゲームなどでゾンビを見た後、必ず夢でゾンビに襲われるんですが、サラさんもそんな夢は見ませんでした? サラ それは間違いなく! どの作品でもやっている最中は夢に出てくるんですけど、今回は心地よく眠れないくらい出ましたね。そういう場合は、脚本家にすぐ「こんなアイデアどう?」って電話します。まだ採用されてないんですけど(笑)。中でも一番ひどかったのは、川で泳いでいて、ふっと見たら、ゾンビが下からぶわーっと浮き出てきて......。これは立ち直るのに数週間かかりました......。 小明 アハハ! では、夢だけじゃなく、実際に目覚めて街中にゾンビが溢れていたらどうします?
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まったく動じないサラさん。
サラ リックと同じようにまず家族を探し、必死に守ります。もし、家族がいない状態だったら、自ら「一抜けた!」という形を取るかもしれませんね。 小明 Oh......。サラさんが演じるローリは登場人物の中で、最も女性的な弱さと母親としての強さを兼ね備えたキャラクターだと思うのですが、ご自分と似ているところはありますか? サラ 自分自身、ローリの要素も持っていれば、リック、シェイン、エイミー、ダミー......それぞれの面もあります。どんな人間も温かさと残酷さを持ち合わせていて、その時にいる環境や決断によって左右されると思うわ。極限状態に追い込まれたら、なおのことね。
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真面目に話を聞く小明。
小明 『ウォーキング・デッド』でも、亡くなった母親がゾンビになって家に帰ってきてしまうシーンがありましたが、ゾンビには生前の習慣を繰り返してしまうという説がありますね。もし、サラさんがゾンビになった場合、どんな行動を取ると思いますか? サラ 私の場合は、チョコレートをありったけ食べてしまったり、ハイキングに出かけたり......。たぶん、人間として脳みそが回ってない時にやることをしてしまうでしょうね。シャワーを浴びたり歯を磨いたり......そういうことをするかもしれません。でも、そんなゾンビばかりだったら全然違う番組になってしまう(笑)。 小明 あはは! ちなみに、『ウォーキング・デッド』のご家族の評判はいかがでしたか? サラ 母は「次はコメディにしてね」って(苦笑)。でも、友達、家族、全員が心から楽しんでくれているのが伝わってくるので、自分自身がハッピーな気持ちになれました。さらにみんながすごく辛口の批評をするんです(笑)。特に、私の母は大学でシェイクスピアを教えているくらいなので、ドラマに対してはすごく基準が高いんですけれど、そんな人でも見入ってしまうドラマだから、素晴らしいと思うわ。 小明 アメリカはゾンビに襲われても大丈夫な家があったり、日本よりもゾンビ対策がすすんでいてうらやましいです。サラさんは、どんなゾンビ対策をされてますか? サラ (笑)。アメリカでもゾンビ文化が爆発しているんです。アメリカのCDCという疾病管理予防センターを知ってますか? 実は6話のシチュエーションはそこがモデルなんですが、そのCDCの方が興味を持ってくれて、ゾンビの感染対策を伝えるウェブページを作ったんです。そこには「ゾンビが襲撃してきたらどうするか」「何を持って行くべきか」「噛まれたらどうすべきか」ということが綿密に書かれていて、ウェブのカウント数が今までの感染病対策を遙かに超えて1位なったんですって(笑)。だから、ゾンビに襲われた場合は、とりあえずそのHPに行けばいいかな。 小明 いいですね。日本は「ただちに問題はない」でいっきにゾンビが広がりそう......。 ――(そろそろお時間ですので、最後の質問を......) 小明 あっはい。ええと、あの、あー......私のゾンビってどうですか? サラ アハ! 素晴らしい、という意味で、最悪ね(笑)。 小明 あ、ありがとうございました!  えっ、なんで最後の質問を私用に使ってるの? という現場の空気もなんのその、無事"最悪"という最高の称号に大満足です。帰り道にニヤニヤしながら撮った2ショットを見せていただいたら......やだ、何? この等身バランスの違い。サラさんの腰が私の胸にあるんだけど......。  売れなかったにしろアイドルという看板を背負ってる手前、ゾンビの姿だからまだなんとかなっている(?)ものの、素面だったらそれこそ死にたくなっていたと思います......ゾンビでよかった! それに『ウォーキング・デッド』のローリの隣でグネグネしている自分はいつもよりも輝いているように見え、なんとなく、私の人生は死んでからが本番な気がしてきました。今はその本番の予行練習中と考えれば、妙にゾンビ仕事が多いことも納得できますし、これは選ばれた人間にのみ与えられた試練なのかも......。  そうとわかれば先に手を打っておかねば、と母親に電話し、「ちょっとゾンビになりたいから死んだら土葬にしてほしいんだけど」と告げると、母親は声色一つ変えず「気持ちわるっ」とつぶやいた後に電話を切り、それから一度も実家に帰っていません。CDC、ゾンビをめぐっての親子関係悪化の対策もしてくれないでしょうか......。 (文=小明)
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おつかれさまでしたー
●『ウォーキング・デッド』 ■DVDリリース情報 発売・販売元:角川書店 シーズン1DVD 絶賛レンタル中、2月24日DVD&Blu-ray BOX発売! http://www.kadokawa-d.jp/lineup/walkingdead/index.html (c)2010 American Movie Classic Company, LLC. All Rights Reserved. ■放送スケジュール FOX bs238にて放送 シーズン2: FOX bs238にて2月24日(金)放送開始 毎週(金)21:00-22:00ほか  ★公式サイト:<http://foxbs238.tv> ■コミック情報 発売:飛鳥新社 原作コミック発売中、2012年2月下旬 第2巻刊行予定
ウォーキング・デッド Blu-ray BOX 2月24日発売。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・"正義のゾンビ"が犯罪者を貪り喰う! イラク戦争奇談『ゾンビ処刑人』話題のゾンビゲーム『DEAD ISLAND』がついに日本上陸!超異質ゾンビ映画『ライフ・イズ・デッド』主演のヒガリノちゃんに急接近!

【小明の副作用】第41回生放送アーカイブ「お金をいただくって、難しい!」

2012年2月9日22時00分よりニコニコ生放送&Ustreamで生中継された、アイドルライター小明のトークバラエティ「小明の副作用」アーカイブ。 いよいよ番組テーマソングのCD発売について詳細が発表されてしまった今回。AKR商法ともいうべきアレに、小明&もぐもぐさんもどうアピールしていいのか戸惑っている様子です。必死です。 ともあれ!樫原先生の手によるエンディングテーマソング「君が笑う、それが僕のしあわせ」とc/w「星が見えない会えない夜は」のCD発売イベントがついに大決定!詳細は以下のバナーより! s24vl2dx.jpg ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV ●サイゾーテレビ@Ustream http://www.ustream.tv/user/cyzo_tv

【小明の副作用】第41回生放送アーカイブ「お金をいただくって、難しい!」


2012年2月9日22時00分よりニコニコ生放送&Ustreamで生中継された、アイドルライター小明のトークバラエティ「小明の副作用」アーカイブ。 いよいよ番組テーマソングのCD発売について詳細が発表されてしまった今回。AKR商法ともいうべきアレに、小明&もぐもぐさんもどうアピールしていいのか戸惑っている様子です。必死です。 ともあれ!樫原先生の手によるエンディングテーマソング「君が笑う、それが僕のしあわせ」とc/w「星が見えない会えない夜は」のCD発売イベントがついに大決定!詳細は以下のバナーより! s24vl2dx.jpg ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV ●サイゾーテレビ@Ustream http://www.ustream.tv/user/cyzo_tv

予告!サイゾーテレビ【小明の副作用】第41回生放送は9日(木)22時です

いよいよ本当に番組テーマソングのCD発売が決定してしまったアイドルライター小明がお送りするサイゾーテレビ『小明の副作用』第41回生放送は、2月9日(木)の22時より公開となります。もちろん、いつも通りニコ生&Ustreamの二元生中継です。もちろん、CDについての詳細発表もありますよ! ●会場はこちら Ustreamhttp://www.ustream.tv/user/cyzo_tv 上は、前回分。CD発売イベントは3月18日ですよ!