予告!サイゾーテレビ【小明の副作用】第15回生放送は27日(木)22時です

「あかふく見るなら月夜はおよしよ涙がちょちょぎれる~♪」でおなじみのアイドルライター小明がお送りするサイゾーテレビ『小明の副作用』第15回生放送は、1月27日(木)の22時より公開となります。もちろん、いつも通りニコ生&Ustreamの二元生中継です。 ●会場はこちら
ニコ生→http://live.nicovideo.jp/gate/lv37499792 Ustream→http://www.ustream.tv/user/cyzo_tv
上は、アイドル本人の誕生日をまたぐ形で放送された前回分。びっくりするほどテンション低いですが、新曲のPV的なものもあるので必見ですよよよ!

「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ

inamurayuna01.jpg  元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の8回目です! 今回は主演実写映画『つるし雛』の公開を控える女優・声優の稲村優奈さんです! ――稲村さんは今年でデビュー10周年なんですよね。振り返ってみて、どうですか?  あっという間ですよね。事務所に入って一生懸命レッスンをして、ドラマのエキストラとかちょっとでもテレビに出られたらいいなって頑張っていた時期も......。 ――エキストラって! 芸能界に入る人にしては珍しく目標が低いですね!  ちょっとずつ目の前の目標をクリアしていくようにしていたんです、ゲームみたいな感じで。お仕事した人たちは事務所の壁に「○○役」って写真が貼られるので、「次は私も壁に貼ってもらえるように頑張ろう!」って。 inamurayuna02.jpg ――へー! やっぱりNo.1が一番上で、キャバクラみたいな感じですか?  違います(笑)。その後、壁に自分の写真が貼られたら、「今度は新聞に出ている事務所の広告に載るように頑張ろう!」とか、ちょっとずつ目標を作っていって......本当に、ゲームみたいな感じでいろいろなことを体験できて面白かったです。 ――ちなみにどんなことを体験されましたか?  スクランブル交差点の真ん中で突然気分が悪くなってしゃがみ込む役があったのですが、カメラさんは写り込まないようにビルの2階にいるので、撮影をしていることを知らない一般の方々が心配して「大丈夫ですか? 救急車呼びましょうか?」って声を掛けて下さって......これはマズイ! と思い「あ、大丈夫です(汗)」って笑顔で答えたら、その笑顔がNGになってしまい何回もやり直しに(笑)。う~む。皆さん、ややこしい役ですみませんでした......。 ――本当に救急車呼ばれなくて良かったですね......。  あと、自動車教習所で流れる映像の撮影で、猛スピードのドライブ中に突然の急ブレーキとスピンを体験しました。運転する人はスタントマンなんですけれど、私はその隣に座っている人なので、あれはちょっと心臓が......。あとは、別のお仕事で崖ぎりぎりのところで車が止まるっていうのもありましたね。 ――なかなか貴重な経験をお持ちです! ところで、稲村さんは保育士の資格をお持ちなんですよね。  そうなんです。ずっと芸能のお仕事に興味があったんですが、大学では演劇とは別のことを勉強したくて。でも、「英語? 無理無理! 国語も無理無理!」って感じで(笑)。私は美術と音楽と体育と演劇が好きだったので、母から「あなたは多分、幼稚園か保育園の先生が向いてるんじゃない?」って言われて。子ども大好きだし、保育の勉強はいろいろなところで役に立つし、何よりも自分が楽しく勉強出来そう! と思い、ちゃんと資格をとって卒業する! という目標を立てて、今の事務所と両立しながら学生時代を過ごしました。 inamurayuna03.jpg ――両立だと、かなり忙しかったんじゃないですか?  授業が終わったらダッシュで事務所に行ってレッスンやお仕事をして、朝になったらお弁当屋さんでバイトして、大学に行って、終わったらまた事務所に行って......。 ――昭和の苦学生のような生活! 睡眠時間を削って勉強するわけですね!  いや、当時は夜の11時くらいになると眠くなってたんで、毎日6時間くらいは寝てましたね(笑)。みんなとワーッと騒ぐときは頑張って起きていたんですけれど、時間が遅くなると、「もう限界です......」って(笑)。 ――健全です! 自堕落な生活で寝ずにここに来ている自分が情けないです。  いやいや、あの頃は健全でした......。今は調べ物をしたり、何か作ってたりしたら、「あら? もう午前3時?」ってことが多くて。 ――ブログを見てると、たまに「就活に行ってきます」と書かれてますが、就活というのは......?  大学で、友達が幼稚園や保育園に就職活動に行っているとき、みんなに「いいね、就活がなくて」って言われたんです。でも私は、お仕事を得るために一生"オーディション"があるわけで......。芸能界は不安定な職業だし、どうなるか私自身も不安だから、オーディションを頑張ったり、普段の練習を頑張ったり......そういう意味で当時から「オーディションは就活だ!」と思っていて、「みんなは今頑張ればしばらくはお仕事していけるけど、私は一生就活なんだよー!」って、同級生を励ましていました。 inamurayuna04.jpg ――なるほど! ボーナスとか有給休暇とか、まずもらえない仕事ですもんね......。ちなみに、2003年の『WOLF'S RAIN』のミュウ役で声優デビューされたわけですけれど、初めて声優の仕事が決まったときはどんなお気持ちでしたか?  びっくりしました! まさか声優のジャンルに自分が関わりを持つとは思っていなかったので。でも、小学生の頃から妹と一緒にマンガに声を当てたりしていたから、それがここに繋がった! 面白いなって(笑)。妹と一緒に、「じゃあ、私が今日はヒロインやるから、あなたはこっちの人ね」とか、「声の高さはもっとキャピキャピにしてみたら?」とか言っていたりして(笑)。だから声優のオーディションを頂いたときは、初めに一番信頼できる妹に聞いてもらって、「お姉ちゃん、それはちょっとイメージが違う。もっとこうした方が良いよ」とかアドバイスをもらっていました。そうするとだいぶ高い確率で受かるんです! ――いいなぁ! 私も子どものころ声優さんに憧れて、自宅でひとりアテレコしてました! 姉に見つかって爆笑されて言いふらされて心が折れましたけど......仲の良い姉妹、羨ましいです! 内側から見た声優業界って、どんなところなんですか?  以前は"声優さん=とっても可愛いアニメ声の方"って言うイメージだったんです。一番初めに受けたオーディションで見た声優さんが、こやまきみこさんで......。 ――それはまたガーリーな!  そうなんです。普段からアニメ声だったりラブリーな服装をされている方だったので、「声優さんになったらとにかく可愛くしないといけないし、高い声も出せるように頑張らないと......」って。でも、実際入ってみたらいろんな方がいらっしゃったので、私、間違っていたなーって。それに、"声優=表に出ないお仕事"っていうイメージが強かったんですけれど、ラジオもあるし、雑誌もあるし、歌も出すし、声優さんがパーソナリティをしているテレビのお仕事もあるし、どのタレント業よりも幅広くお仕事をこなしている業界なんだなって、びっくりしました。 inamurayuna05.jpg ――今年は声優業だけじゃなく、映画『つるしびな』で主演したり、良い10周年になりそうですね! どんな役どころなんですか?  父親に反対されながらひとりで子どもを産み、父との間に確執が生まれ疎遠になってしまっているシングルマザーのナース役です。子育て、仕事、いろいろなことを一人で抱え込み苦悩し、泣くシーンも沢山ありました。作品は、家族愛をテーマに描かれています。台本は何回読んでも泣けてしまって......。私、家族愛に関するものとか、人が死んでしまう作品、そういうのに弱くて。『つるしびな』でも母親を小さい時に亡くしている役なので、もし「自分の母が死んでしまったらどうしよう!」って、自分の事に置き換えて考えたら悲しみのスイッチが入っちゃって......。 ――すごいなぁ、大勢のスタッフさんがいる中で涙を流せるのは、本当に女優さんですよね。  でも、恋愛ものとかで、恋人と別れる役になると泣けなくなるんです(笑)。 ――えっ、どうして?  その感情スイッチがまた別なんでしょうね(笑)。いくら悲しいんだろうなって思っても、何故か泣けない。もちろん頑張って泣きますが......。だからこの役が家族愛の話で良かったです。 ――恋人に現実味がないとか? 稲村さんはどういう感じの男性がお好きなんですか?  私がオヤジギャグとか、楽しいことが大好きなので、一緒にノリノリで馬鹿をやってくれる人が良いですね。「この人、私より馬鹿なんじゃない!?」ってくらい前向きな人! 妹と弟が先に結婚したので、「お姉ちゃんはいつ嫁に行くんだ?」って仕事現場でも心配されて、親も最初は「ゆっくりでいいわよ」って言ってたのに、最近は「誰かいないの? 本当に良い人いないの?」って言われるんです。 ――私はもう母親に気を遣われて、そういう話が禁句になってきてます......。  私はお仕事なんかでそういう話が出たときには、豪華な共演者の方々が「優奈ちゃんの結婚式の時には私たちが頑張るから!」って言ってくれて、余興をやってくれる人が何人もいるし、演奏してくれるミュージシャンもいるし、準備は万端です(笑)。たいそう楽しい式になるんじゃないかと。 ――是非行きたい! 結婚のご予定はあるんですか?  ないです(きっぱり)。 ――......えっと、じゃあ、10周年で、何かやりたいことはありますか?  10年間の間にドラマ、声優、いろんなお仕事をさせていただきました。その中でアニメのキャラクターソングもいっぱい歌わせていただいたのですが、1回も人前で歌えなかったものがたくさんあるので、何かイベントが出来たらいいなって思っています! それが実現したら、是非遊びに来て下さい☆ ――楽しみにしてます! 今日はありがとうございました! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ●いなむら・ゆうな 1982年、鹿児島県生まれ。2003年アニメ『ウルフズレイン』ミュウ役で声優デビュー、以降『ギャラクシーエンジェる~ん』、『家庭教師ヒットマンREBORN!』等、様々な作品に出演。ドラマ・舞台・映画・ライヴと幅広く活動中。3月17日より池袋シアターグリーンで公演する『ニコニコミュージカル・ニコニコニーコ』に出演。主演映画『つるしびな』は2011年公開予定。 ブログ『You+優』http://blog.livedoor.jp/inamurayuna/ Twitter http://twitter.com/yuna_inamura ●ししど・るみ 1973年福岡生まれ。90年アイドルデビュー。92年フリーランスアイドルへ。現在はシンガーソングライター、歌手、声優、カメラマン、司会等で活躍中!! ■ワンマンライブ「ホロヨイサングリア vol.5」 下北沢BAR CCO(バル シーシーオー/下北沢440系列のワイン&イタリアンバー) OPEN:19:00~START:20:00~(2ステージ予定) 予約メール→ shop@rumi-shishido.com ■USTREAM音楽番組「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」 隔週金曜日放送中!! 次回予定!1/28(金)22:00~ 2/11(金) http://www.ustream.tv/channel/junstv?lang=ja_JP ■下北沢発インターネット音楽市場【Majix】ニューアルバム「CHERBOURG→BRIGHTON」発売中!! http://www.majix.jp/artist_content/187 公式HP http://rumi-shishido.com/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
アイドル墜落日記 小明ちゃんは芸歴9年目です! amazon_associate_logo.jpg
【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート

【小明の副作用】第14回生放送アーカイブ「お誕生日&新曲発表スペシャル!!」

2011年1月13日23時よりニコニコ生放送&Ustreamで生中継された、アイドルライター小明のトークバラエティ「小明の副作用」アーカイブ。 新年1発目の生放送となる今回は、明けて14日に26回目のお誕生日を迎える小明さんの希望で1時間遅れの23時スタートにてお送りしました。いよいよ20代後半にさしかかろうとするひとりの女のリアル・ドキュメントをお楽しみください。 また今回はスポットスポンサーとしてXbox360『DEADRISING2CASEWEST』さんにご協力いただいた「サイゾー」2月号の小明さんカラーグラビアも大公開! さらにさらに、待望の新曲「君が笑う、それが僕のしあわせ」も緊急発表いたします!今までになく内容の詰まった1時間です! ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV ●サイゾーテレビ@Ustream http://www.ustream.tv/user/cyzo_tv

予告!サイゾーテレビ【小明の副作用】第14回生放送は13日(木)23時です

総集編を挟んで1カ月のお休みをいただいたため、すっかり忘れ去られているかもしれないアイドルライター小明がお送りするサイゾーテレビ『小明の副作用』第14回生放送は、1月13日(木)の23時より公開となります。もちろん、いつも通りニコ生&Ustreamの二元生中継です。 今回は、明けて14日に19歳(ほんとは26歳)のバースデイを迎える小明さんが、視聴者のみなさまと一緒にその時を過ごすために、いつもより1時間遅くスタートいたします! ●会場はこちら
ニコ生→http://live.nicovideo.jp/gate/lv36210448 Ustream→http://www.ustream.tv/user/cyzo_tv
上は、昨年末にサイゾーテレビスタッフが作った番組総集編です。努力の成果をみてほしい!そしてほめそやしてほしい!

楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」(後編)

umez_akari02.jpg ■前編はこちらから ――なるほど~。そう言えば、お二人とも携帯電話を持ってらっしゃらないんですよね。 長尾武奈監督(以下、長) 持ってないですね~。学校を卒業するから、4月からは持とうかな。 楳図かずお氏(以下、楳) たぶん携帯電話持ったって、やり取りする相手がいないと思う(笑)。 ――アハハ! 分からないじゃないですか!  いや、今、なかなか友達ができないというか......。 ――長尾監督のTwitterを見てると、クレイアニメの制作の話の他に、ちょいちょい「 まいんちゃん」とか「けいおん!」っていうワードが出てきて親しみが湧きますよ!  でも、友達ってできたらアイデアをパクられたりしない? それは用心だと思うよ。世界を相手にやっている人は、迂闊に友達作っちゃうと危ない。 ――あ、それはあるかもしれないですね。手塚治虫先生にパクられたというエピソードをお持ちの楳図先生ならではのアドバイス! 私はぜんぜん世界には相手にされてないですけど、売れてる友達に「オススメのマンガとかCDある?」って聞かれて、「コレが面白いよ!」って薦めると、そういう仕事が全部そっちに入っちゃう! 「うわー、私、何にも残らなかった」みたいなことがたまに起こりますよね。漫画の世界もそうですか?  ねえ? やっぱり漫画家は漫画家の友達がいたって、自分の知り尽くした世界に新しいものってないし、やっぱり面白くないんですよ。 ――だから楳図先生は小説も漫画も読まないし、映画もほとんど見ないんですよね?  そうですね。それに、影響を受けるというか、コピーになりたくないっていうのがありますよね。見ちゃったら少なくとも影響はあるはずなので。自分でオリジナルを作ろうと思うと、既に頭にあるものをどうやって排除しようかと工夫するじゃないですか。そんなに苦労するんだったら、最初から何も見ずに一生懸命考えたほうがいいです。 ――恐れ多くも、分かります。私たちの世代って、既にいろんな素晴らしいものがあった上で、既に影響されて入っちゃってることが多いから、何か新しいものを作ろうと覚醒したとき、初めはノリノリなんですけど、だんだん「あれ? これ、見たことあるな?」とか「もう誰かが先にやってた!」ってことがすごく多くて......自分の凡人ぶりが悲しくなります。  そう、そうなっちゃうんだよね。そこが嫌なんで、だから見ずに最初から考えて、たまたま同じようになったら、「同じこと考えている人がいるんだ~」って思えるけど、見ちゃったらねぇ。難しいところでねぇ。  ホラー映画とかを見てても、「似た場面があるな~」ってことは多いですよね。"オマージュ"という言葉の魔術......。 ――オマージュとか、インスパイアとか、尊敬するからあえて取り込みましたっていうのも多いですよね。例え同じシーンでも、クレイで表現されるとすごく新鮮でしたし。  新しく作ろうと思ったらそれは壁になっちゃうけど、オマージュだったら「オマージュです」って先に言ってしまってから始めよう。それに、彼のはキャラクターの形自体が、自分のものでやってますからね。 ――楳図先生や長尾監督みたいに、人と違う、新しいものを作るには、どうすればいいんでしょうか? もう、どう走り出したらいいのかも分かりません......。  新しいもの、人と自分と......っていうより、自分が作ったものの中で、「これは前にやったパターンだな」っていうのがあって、それをやめとこうってだけなんです。まずは、自分がまだやってないというところに目をつけた方がいいですよ。まず自分と戦って、それから外との戦い! ――先生がどんどん新しい言語を勉強したりするのも、自分との戦いなんでしょうか?  そうですね、それはあるかもしれない。そこからまた違うものが読み込める感じがして。田舎にいた頃、こもりきりで肩こりになったりしたから、今度は明るい人って感じで、夏祭りなんかにも出まくって、違うポーズをして......それ本当に、大事! ――現在進行形でたいして忙しくもないのにひきこもって無駄に肩こりしてるので、がんばります! お外に出て、なんでもやってみなきゃ!  新しいことは、コケそうなことでも、どんどんやっていきましょう(笑)。 ――好きでやってることでも、続けていくと気が滅入ることもありますよね。そういった時はどう対処してますか?  一時期、スランプというか、今日はコレをやらないといけないんだけど、どうしても気分が上がらないな、という時。そういう時はフラフラと外に出たりとか。  締切りとかはどうするんですか? 僕なんかは、スケジュールが最初から決まっているものなので、フラフラじゃなくて死に物狂いです。 ――じゃあ、あの吉祥寺の名物になっているお散歩の時間も?  そうですね、歩きながら考えてますね。考えるのと歩くのは一体になっているんです。昔の4コマ漫画に、よく部屋の中をぐるぐる歩き回るってのがあったんですけど、考えてるとああいう状態になってくるんですよね。だから、外に出て外を歩いて考えたほうがいろんなことが気分転換できたり、気分を休めたりできるので、家の中よりは外の方がいいんだけど......最近は、自転車とか車とかで、どこを歩いても危ないですよ。物を作る人にとって、考えるための道は不可欠だと思うんですけれど。 ――先生の場合は服装が目立つから、向こうから避けてくれそうな気も......。私、考え事とか悩み事があると、とにかく家の中で塞ぎこんでしまうんですよ。そうなるとどんどん下の方に下の方に行っちゃって、「もう消えたい......」みたいになっちゃって。それって、やっぱり完全に逆効果なんですね......。  でも、陰気な方に行ったほうが考えやすいんですよ。周りから情報が入りすぎちゃうと、気分は新しくなっても、上手く考えられないから。頭の中を活発にさせようと思ったら、やっぱり強い刺激より、ゆったりした自然の中に自分を持っていった方が、自然にいい考えが出てきますよ。 ――そう言えば、静かな夜道なんかを歩いていると、いつもより色んなものが見えてきますよね。  ......夜道と言えば、昔、高田馬場にいた頃ね、当時は夜でも安全だったので、高田馬場から新宿に向かって歩いてたんですけど、ある時、10m先に女の人がいるんですね。その後を僕が歩いているんですけど、そのままずっと10m間隔で進んでいって、これが結構長いんですよ。で、その女の人が道沿いにある自動販売機にススッと行ってお金をいれて、ガチャッと落ちてきたジュース缶を握った瞬間、僕にそれをガッ!! と!! ――ギャーッ!(楳図先生の絵で想像して下さい)  女の人は、後ろから誰かが歩いてくるとそんなに怖いんでしょうかね? ――そりゃ怖いですけど、災難すぎますよ! もし、長尾監督が夜道をそうやって歩いていて、間違って女性に通報されたとするじゃないですか。で、家宅捜索が入った場合......。  ビデオに撮っておいたホラーのテープが棚にいっぱいで、テーブルの上には、メイドさんやゾンビの血みどろクレイが......。  それはマズイ(笑)。 ――もう逃げられない(笑)! 気をつけてください! お二人とも、今日はありがとうございました! (取材・文=小明) ●楳図かずお(うめず・かずお) 1936年和歌山県生まれ。55年マンガ家デビュー。以降、数々の伝説的作品を発表し、各界に多くのフォロワーを生んでいる。審査員を務めた「第10回 DigiCon6」優秀賞のクレイアニメ『チェーンソーメイド』(ポニーキャニオン)を推薦中。 ●長尾武奈(ながお・たけな) 1986年京都府生まれ。高校時代からクレイアニメの制作を始め、国内外の映画祭で高い評価を得る。代表作『チェーンソーメイド』はYouTubeで300万回以上再生。DVD『チェーンソーメイド』(ポニーキャニオン)発売中。 ●小明(あかり) 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
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小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」(後編)

umez_akari02.jpg ■前編はこちらから ――なるほど~。そう言えば、お二人とも携帯電話を持ってらっしゃらないんですよね。 長尾武奈監督(以下、長) 持ってないですね~。学校を卒業するから、4月からは持とうかな。 楳図かずお氏(以下、楳) たぶん携帯電話持ったって、やり取りする相手がいないと思う(笑)。 ――アハハ! 分からないじゃないですか!  いや、今、なかなか友達ができないというか......。 ――長尾監督のTwitterを見てると、クレイアニメの制作の話の他に、ちょいちょい「 まいんちゃん」とか「けいおん!」っていうワードが出てきて親しみが湧きますよ!  でも、友達ってできたらアイデアをパクられたりしない? それは用心だと思うよ。世界を相手にやっている人は、迂闊に友達作っちゃうと危ない。 ――あ、それはあるかもしれないですね。手塚治虫先生にパクられたというエピソードをお持ちの楳図先生ならではのアドバイス! 私はぜんぜん世界には相手にされてないですけど、売れてる友達に「オススメのマンガとかCDある?」って聞かれて、「コレが面白いよ!」って薦めると、そういう仕事が全部そっちに入っちゃう! 「うわー、私、何にも残らなかった」みたいなことがたまに起こりますよね。漫画の世界もそうですか?  ねえ? やっぱり漫画家は漫画家の友達がいたって、自分の知り尽くした世界に新しいものってないし、やっぱり面白くないんですよ。 ――だから楳図先生は小説も漫画も読まないし、映画もほとんど見ないんですよね?  そうですね。それに、影響を受けるというか、コピーになりたくないっていうのがありますよね。見ちゃったら少なくとも影響はあるはずなので。自分でオリジナルを作ろうと思うと、既に頭にあるものをどうやって排除しようかと工夫するじゃないですか。そんなに苦労するんだったら、最初から何も見ずに一生懸命考えたほうがいいです。 ――恐れ多くも、分かります。私たちの世代って、既にいろんな素晴らしいものがあった上で、既に影響されて入っちゃってることが多いから、何か新しいものを作ろうと覚醒したとき、初めはノリノリなんですけど、だんだん「あれ? これ、見たことあるな?」とか「もう誰かが先にやってた!」ってことがすごく多くて......自分の凡人ぶりが悲しくなります。  そう、そうなっちゃうんだよね。そこが嫌なんで、だから見ずに最初から考えて、たまたま同じようになったら、「同じこと考えている人がいるんだ~」って思えるけど、見ちゃったらねぇ。難しいところでねぇ。  ホラー映画とかを見てても、「似た場面があるな~」ってことは多いですよね。"オマージュ"という言葉の魔術......。 ――オマージュとか、インスパイアとか、尊敬するからあえて取り込みましたっていうのも多いですよね。例え同じシーンでも、クレイで表現されるとすごく新鮮でしたし。  新しく作ろうと思ったらそれは壁になっちゃうけど、オマージュだったら「オマージュです」って先に言ってしまってから始めよう。それに、彼のはキャラクターの形自体が、自分のものでやってますからね。 ――楳図先生や長尾監督みたいに、人と違う、新しいものを作るには、どうすればいいんでしょうか? もう、どう走り出したらいいのかも分かりません......。  新しいもの、人と自分と......っていうより、自分が作ったものの中で、「これは前にやったパターンだな」っていうのがあって、それをやめとこうってだけなんです。まずは、自分がまだやってないというところに目をつけた方がいいですよ。まず自分と戦って、それから外との戦い! ――先生がどんどん新しい言語を勉強したりするのも、自分との戦いなんでしょうか?  そうですね、それはあるかもしれない。そこからまた違うものが読み込める感じがして。田舎にいた頃、こもりきりで肩こりになったりしたから、今度は明るい人って感じで、夏祭りなんかにも出まくって、違うポーズをして......それ本当に、大事! ――現在進行形でたいして忙しくもないのにひきこもって無駄に肩こりしてるので、がんばります! お外に出て、なんでもやってみなきゃ!  新しいことは、コケそうなことでも、どんどんやっていきましょう(笑)。 ――好きでやってることでも、続けていくと気が滅入ることもありますよね。そういった時はどう対処してますか?  一時期、スランプというか、今日はコレをやらないといけないんだけど、どうしても気分が上がらないな、という時。そういう時はフラフラと外に出たりとか。  締切りとかはどうするんですか? 僕なんかは、スケジュールが最初から決まっているものなので、フラフラじゃなくて死に物狂いです。 ――じゃあ、あの吉祥寺の名物になっているお散歩の時間も?  そうですね、歩きながら考えてますね。考えるのと歩くのは一体になっているんです。昔の4コマ漫画に、よく部屋の中をぐるぐる歩き回るってのがあったんですけど、考えてるとああいう状態になってくるんですよね。だから、外に出て外を歩いて考えたほうがいろんなことが気分転換できたり、気分を休めたりできるので、家の中よりは外の方がいいんだけど......最近は、自転車とか車とかで、どこを歩いても危ないですよ。物を作る人にとって、考えるための道は不可欠だと思うんですけれど。 ――先生の場合は服装が目立つから、向こうから避けてくれそうな気も......。私、考え事とか悩み事があると、とにかく家の中で塞ぎこんでしまうんですよ。そうなるとどんどん下の方に下の方に行っちゃって、「もう消えたい......」みたいになっちゃって。それって、やっぱり完全に逆効果なんですね......。  でも、陰気な方に行ったほうが考えやすいんですよ。周りから情報が入りすぎちゃうと、気分は新しくなっても、上手く考えられないから。頭の中を活発にさせようと思ったら、やっぱり強い刺激より、ゆったりした自然の中に自分を持っていった方が、自然にいい考えが出てきますよ。 ――そう言えば、静かな夜道なんかを歩いていると、いつもより色んなものが見えてきますよね。  ......夜道と言えば、昔、高田馬場にいた頃ね、当時は夜でも安全だったので、高田馬場から新宿に向かって歩いてたんですけど、ある時、10m先に女の人がいるんですね。その後を僕が歩いているんですけど、そのままずっと10m間隔で進んでいって、これが結構長いんですよ。で、その女の人が道沿いにある自動販売機にススッと行ってお金をいれて、ガチャッと落ちてきたジュース缶を握った瞬間、僕にそれをガッ!! と!! ――ギャーッ!(楳図先生の絵で想像して下さい)  女の人は、後ろから誰かが歩いてくるとそんなに怖いんでしょうかね? ――そりゃ怖いですけど、災難すぎますよ! もし、長尾監督が夜道をそうやって歩いていて、間違って女性に通報されたとするじゃないですか。で、家宅捜索が入った場合......。  ビデオに撮っておいたホラーのテープが棚にいっぱいで、テーブルの上には、メイドさんやゾンビの血みどろクレイが......。  それはマズイ(笑)。 ――もう逃げられない(笑)! 気をつけてください! お二人とも、今日はありがとうございました! (取材・文=小明) ●楳図かずお(うめず・かずお) 1936年和歌山県生まれ。55年マンガ家デビュー。以降、数々の伝説的作品を発表し、各界に多くのフォロワーを生んでいる。審査員を務めた「第10回 DigiCon6」優秀賞のクレイアニメ『チェーンソーメイド』(ポニーキャニオン)を推薦中。 ●長尾武奈(ながお・たけな) 1986年京都府生まれ。高校時代からクレイアニメの制作を始め、国内外の映画祭で高い評価を得る。代表作『チェーンソーメイド』はYouTubeで300万回以上再生。DVD『チェーンソーメイド』(ポニーキャニオン)発売中。 ●小明(あかり) 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
CHAINSAW MAID 恐怖は世界の共通言語! amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」(前編)

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 モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第20回は特別編! 大マンガ家の楳図かずお先生と、先生が大絶賛中のクレイアニメDVD『チェーンソーメイド』の長尾武奈監督をお迎えしました! [今回のお悩み] 「友達がいないのですが......」 ――長尾監督、『チェーンソーメイド』を激しく応援していらっしゃるという楳図先生、初めまして! 今日はよろしくお願いします! 私、以前から『チェーンソーメイド』の動画を見てたんですけど、可愛いイメージのクレイアニメでまさかのスプラッター!? って驚いたんですよ! 長尾武奈監督(以下、長) クレイアニメは日本だと可愛い系が人気なんで、こういうのはどうだい? 的な(笑)。 ――カラフルな粘土であんなにグロテスクな切り株動画を作るなんて......! しかも、まだ学生さんなんですよね。卒業後はどうされるんですか?  普通に就職しながらアニメを作るのもいいな、と思いつつ、チャンスがあればそれはそれで......とか、探り探りです。というか、修士論文もこれから......。 楳図かずお氏(以下、楳) 大変な時期ですねぇ。せっかくだから、修士論文の中にもゾンビやメイドさんを出してしまいましょう! たぶん、他の人には書けないようなものが書けますよ(笑)。  いやぁ、それで卒業させてくれるものなら(笑)。 ――ちなみに、主役はどうしてメイドさんだったんでしょう? 趣味?  ゾンビ物を作ろうと思ったとき、「戦うヒロインがいたらいいな、日本だと今なら......メイドさんだ!」と思って。 ――あ、じゃあ、ご自分の趣味というよりも、世相に合わせた感じだったんですね。  それもありつつ、自分でも楽しんで(笑)。メイドさんがチェーンソー持ったらカッコイイだろうなぁ、と。  ――確かにカッコよかったです! どういう作品から影響を受けましたか?  ジョージ・A・ロメロとか、『死霊のはらわた』っていうゾンビ映画の目を潰すシーンとか、チェーンソーと言えば『悪魔のいけにえ』っていう古典のような名作とか。
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『チェーンソーメイド』の撮影に使われた
クレイ人形。かわいい!
 僕は、あのゾンビの目をブスって指で潰すシーンが、見ている方に突き刺さってくる感覚があって良かった。実写ではないので、デフォルメして可愛く作っているんだけれども、それでものめりこんでしまう怖さがあって、素晴らしいですよね。イケてる描写です。 ――楳図先生の『神の左手 悪魔の右手』でも、目からハサミが飛び出してくるシーンがありましたね。アレは本当に怖かった......。  やっぱり目は嫌ですよねぇ(笑)。あと、チェーンソーで下から上までズイーンッ! とやるときに、ズバッと一気にじゃなくて、痛そうな、体の抵抗感みたいなのを出しながらやるのが良いのかな、と。そういう細かい表情などが大変良くできているから、人形が本当の人間みたいに見えてしまう。 ――メイドさんがゾンビに対して「何すんのよ!」って顔するのも面白くって。人形の表情が細かいんですよね。  ああ、あそこが一番萌える瞬間なんですよ!  萌える瞬間(笑)。ああいう細かい微妙な表情の変化が全体の怖さを上手く盛り上げていました。ああいうところをはしょっちゃうと、ガタガタの本当にスプラッターになっちゃうんだけれど、そこのところは大変上手にできてるなぁ。あとキャラクターがみんな可愛いんですよね。可愛らしいのと残酷なものの2種類が入ってる。本当の人間の感じでつくっちゃって、童話性がなくなって、エグいだけになっちゃうのは嫌ですよね。 ――楳図先生、本当に大絶賛じゃないですか!  うふふ! ――アニメの制作はどこでやられてるんですか?  自分の部屋でこもって一人で......。 ――え? スタジオとかじゃなくて?  そうですね、自分の部屋の、テーブルの上です。 ――おお......。ちなみに、1作品撮るのにどれくらいの時間がかかるんですか?  作り始めた5、6年前は2カ月くらいだったんですけど、最近は半年とか......。凝り出すとどうしても血しぶきだけに1日かけたり、どうすればもっと肉片が飛んでいるようになるかな~、とか考えながら......気付くと4、5時間経ってるみたいな。汁系にはこだわりたくて(笑)。まず、集中力をあげてスタートできるまでが一番大変かな。 ――汁は大事! 私もスタートしちゃえば早いんですけど、それまでが長い(笑)。やる気スイッチが全然見つからなくて途方に暮れることが良くあります。  ヘビメタとか、メタルの激しいのをかけて気持ちを上げたり、好きなホラー映画の一番好きな場面を見て、やる気を出すと良いですよ。『スキャナーズ』っていう映画の、あの場面がいいんじゃないか? っていうのを確認したりして。 ――超能力で頭が爆発する映画だ! 監督は映画をものすごく見てらっしゃいますよね。  中学の頃からホラー映画好きで。  ――私もロメロのゾンビにハマッてゾンビのコスプレをやり出したら、こういうお仕事が増えて、ロメロとゾンビには感謝しっぱなしです(笑)。アニメのキャラクターの声は誰が入れているんですか?  『血みどろの森』という別の短編ではゾンビの声を自分でやってました。「ううーうー......」って。実家だから、その時は家族もさすがに引いてました。  アハハハ!  でも、家族も昔からホラーが好きなのを知っていたし、おばあちゃんが一緒にゾンビ好きになっちゃて。今までは漫画とか読んでいなかったんですけど、「楳図さんのは面白い。『まことちゃん』のグワシ!」とか言って(笑)。  ねえ、精神が新しいですよね? うふふ! ――素晴らしい環境! 今後チャレンジしたいシーンはありますか?  そうですね、もっと痛みを感じさせる、粘土だけれどもこんなになっちゃうんだ!? っていうのを追求したいなと思います。あと、すごい悪意がこもった人も描きたいなぁ。 ――やっぱり普通の作品より、ホラー要素があったほうが作っていて楽しいんでしょうか?  楽しい!  そりゃあ、楽しい! 綺麗なのは綺麗なので、それ以上はないんですけど、醜い部分があると、そこはすごい想像性があって、楽しんでやれますよ。崩れた顔の方が面白いですよね。 (後編につづく/取材・文=小明) ●楳図かずお(うめず・かずお) 1936年和歌山県生まれ。55年マンガ家デビュー。以降、数々の伝説的作品を発表し、各界に多くのフォロワーを生んでいる。審査員を務めた「第10回 DigiCon6」優秀賞のクレイアニメ『チェーンソーメイド』(ポニーキャニオン)を推薦中。 ●長尾武奈(ながお・たけな) 1986年京都府生まれ。高校時代からクレイアニメの制作を始め、国内外の映画祭で高い評価を得る。代表作『チェーンソーメイド』はYouTubeで300万回以上再生。DVD『チェーンソーメイド』(ポニーキャニオン)発売中。 ●小明(あかり) 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
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小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

【小明の副作用】2010総集編「君が笑う、それが僕のしあわせ」公開しました!

2010年夏から、隔週木曜22時よりニコニコ生放送&Ustreamで生放送されている、アイドルライター小明のトークバラエティ「小明の副作用」2010年版総集編です。 ゾンビ姿での衝撃的なデビューから始まり、アイドルとはとても思えない突飛な発言の数々と、ときおり見せるアイドルらしい素顔とのギャップをお楽しみいただけるような気がしないでもありません。 また、秋から始まった番組テーマソング制作も着々と進行中。今回の総集編では、未公開映像満載で途中経過を報告します。 ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV ●サイゾーテレビ@Ustream http://www.ustream.tv/user/cyzo_tv

予告!サイゾーテレビ【小明の副作用】2010総集編は明日30日(木)22時公開です

 いやほんと、こう見えてもけっこう美人なんですよ、でお馴染みのアイドルライター小明がお送りしているメランコリック&ラジカルなトークバラエティ『小明の副作用』。明日は生放送をお休みして、22時より2010年の総集編スペシャルをお送りいたします。もちろん、未公開映像も盛りだくさんですよ! ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV  上は前回の放送分。NSP(ねたみ・そねみ・ポイント)を貯め続ける女の一生です。

【小明の副作用】第13回生放送アーカイブ「NSP(ねたみ・そねみ・ポイント)を充填せよ!」

2010年12月16日22時よりニコニコ生放送&Ustreamで生中継された、アイドルライター小明のトークバラエティ「小明の副作用」アーカイブ。 萌え萌え(?)なメイド服で登場の小明さん。なんと、見開きグラビアに登場した「サイゾー」1月号を大公開してしまいます! また、番組テーマソング計画では、11時間半もかかってしまったレコーディングの裏側を告白。今回も深イイ話満載でお送りします! ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV ●サイゾーテレビ@Ustream http://www.ustream.tv/user/cyzo_tv