タイミングが悪すぎやしないだろうか。 人気ダンスボーカルグループ・EXILEが、JR西日本「大阪環状線改造プロジェクト」とコラボし、キャンペーン「つながる19、ひろがるLOOP」を2日に開始した。EXILEのライブツアー最終公演(12月4日~6日)や9日発売の新曲「Ki・mi・ni・mu・chu」に合わせてのキャンペーンとのこと。「大阪の山手線」である大阪環状線の車体側面や車内広告をキャンペーンポスターだらけにし、オリジナル仕様の電車まで走らせる。 このキャンペーンは今年2回目。3月・4月に行った1回目は、ポスターが盗まれるトラブルもあったようで「他のファンのことも考えてもらい、車内で楽しんでもらえれば」とJR側は呼びかけているそうだが……。 この企画を聞いて「あれ、EXILEで電車といえば……」と思った人もいるかもしれない。先月15日、JR名古屋駅の新幹線ホームで、一般女性が並んでいた列にEXILEメンバーが我が物顔で「横入り」したという暴露がTwitter上でなされ、批判の嵐が吹き荒れたのは記憶に新しい。 キャンペーン自体はこの「横入り騒動」の前から決まっていただろうし、EXILEとしてもJRとしても極めてタイミングの悪い話ではある。またネット上での議論が白熱しそうな話題ではあるが……。 「『横入り騒動』では、多くの一般人がEXILEの行為にブーイングを浴びせ、ツイートした一般女性と同じ目にあった、という人物まで多数登場しました。もともとヤンチャな風貌のEXILEですが、行動も同じだとイメージダウンにつながったのは間違いないです。ファンの中には擁護する声もありましたが、一般の感覚でいえば横暴ととられても仕方がない話。その上での大阪環状線とのコラボとは……不運な巡り合わせと苦笑する他ないでしょう」(芸能記者) 東京の山手線と同じく、大阪の19駅をひとつなぎで結ぶ環状線と、EXILEの“仲間”イメージは、確かに親和性は高そうだ。だが、集団で一般常識を超えた行動をしたとなれば、それはどこか田舎のヤンキーのようで始末が悪い。 もともとアンチには「ヤンキー風で嫌い」「仲間意識が暑苦しい」と評されるEXILE。新幹線のホームでの愚行という過去はもう取り返しがつかないので、今回は鉄道業界に貢献するという形でイメージ回復したいところではあるのかも……。JR西日本公式サイト
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JR北海道の“ドン”坂本真一氏自殺で、どうなる巨大利権「北海道新幹線」計画の未来
JR北海道の“ドン”自殺で社内は騒然となっている。関係者間では悲しみをよそに「北海道新幹線の計画が頓挫してしまう」という動揺が広がっている。 15日の朝、北海道余市町の港内で男性の遺体が浮いているのが見つかった。北海道警察は男性を、元JR北海道社長の坂本真一相談役だと特定。目立った外傷がないことから自殺とみている。直前、坂本相談役は関係者間で行方不明が伝えられたばかりだった。 坂本相談役は、社内で“ドン”と呼ばれる超大物だった。1964年に旧国鉄に入社し、JR北海道発足後は96年に社長に就任。03年に会長、07年に相談役となったが、社内を大きく動かす派閥のトップとして大きな力を発揮していた。 「JR北海道は会長派、社長派の二大派閥に分かれていて、長年その対立こそが、ここ最近起こっている諸々の問題の原因でもあったんです。会長派は小池明夫会長の派閥で、社長派は坂本相談役が後ろ盾となり中島尚俊社長が率いていましたが、中島社長は2年前に脱線事故の責任を問われている中で自殺。小池会長が一時、社長を引き継いでいたんですが、坂本相談役の巨大な力が働いて、昨年の夏、野島誠氏が新社長に就いたんです」(JR北海道関係者) ずさんな安全管理で事故が多発、レール検査データの改ざんも発覚するなど渦中のJR北海道だが、責任者である野島社長は10日に入院、16日に予定だった定例記者会見を延期したばかりだった。 「この会見では、レール検査データ改ざんの調査結果が公表される予定だったのですが、その内容をめぐって水面下では役員たちが紛糾していたんです。急な入院は時間稼ぎだろうという見方がされていた」(同) その背景に見え隠れする社内の権力闘争に、坂本相談役が悩まされていたという話もある。 「不祥事を機に対立派が実権を握ろうとしていて、そうなると北海道新幹線の誘致をめぐる利権が持っていかれてしまうという構図があった」と関係者。 北海道新幹線はもう40年も前に計画されながら、巨額の資金が投じ続けられてきた利権のバケモノ。来年、青森から函館まで6,000億円近くかけてやっと開通の予定だが、計画では札幌までの延伸で20年後まで工事が続き、その額2兆円は下らないという予測がある。 「JR北海道は何百億も赤字で、新幹線自体が必要とはいえないのですが、自民党の土建族議員の利権としてはこの上なく莫大なもので、複数の大物議員がそれぞれ大手ゼネコンを率いて社内の派閥を引っ張り合っていましたし、坂本相談役がこのまま権力を失えば、あらゆるところに損失が出るという緊迫した状況でした」(同) 社長派の役員たちからは、“完成すれば儲かる”と信ぴょう性のない話が延々と聞かれた北海道新幹線だが、反対意見を封じ込める役目も担っていたとされる坂本相談役の自殺で、状況はさらに混迷してきた。JR北海道の最大の問題である社内の権力闘争は、死者を出しても解消する気配はない。 (文=鈴木雅久)Wikipediaより
電車の冷房、車両や日により違うのはなぜ?どうやって調整?東急電鉄さんに聞いてみた
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電車の冷房、車両や日により違うのはなぜ?どうやって調整?東急電鉄さんに聞いてみた - Business Journal(7月20日)
この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。 【今回ご回答いただいた企業】 東急電鉄・お客様センター様 まさかこんなに早く梅雨が明けるとは。 ついに恐れていた本格的な夏が来てしまった。東京は連日最高気温が30℃超え。日本テレビのある汐留界隈なんて、海の近くにあるのにまったく風が吹かないので、体感温度はさらに高くなる。 そんな灼熱地獄の中、オアシスともいえるのが、移動中に乗る冷房の効いた電車である。 だが、電車にも落とし穴がある。弱冷房車だ。 真夏に弱冷房車を喜んでいる人なんて、本当にいるのだろうか?「私、弱冷房車じゃないとダメなんです」という話は聞いたことがない。 できることなら避けたい弱冷房車だが、なぜかよく乗ってしまう。通常、弱冷房車は一車両だけなのに、気がつくと弱冷房車に乗っているのだ。それが最寄り駅の場合なら、まだ理由がわかる。階段の目の前に止まる車両が弱冷房車なのだ。しかし、ほかの駅、ほかの路線でも、なぜか弱冷房車に当たってしまうことが多い。こういう悪いくじ運は、まったくありがたくない。 乗った車両が弱冷房車じゃなくても、それで安心するのはまだ早い。やけに蒸し暑い時がある、かと思ったら、逆にやたらに寒いこともある。 いったい、電車のエアコンはどういう仕組みになっているのか。考えてみるとよく知らない。 そこで今回、東急電鉄お客様センターに直接聞いてみた。 「電車の中って、日によって暑かったり寒かったりするんですが、空調はどのように調整しているのですか?」 担当者 電車内の空調ですが、一応規定で温度は決まっております。通常の車両は26度、弱冷房車両に関しては28度に設定しております。さらに、温度を感知するセンサーが付いておりますので、自動運転にはなるんですね。 --センサーというのは、どこに付いているんですか? 担当者 壁センサーというものが、車両の連結部分の壁に付いているんです。各車両の下り側の端のところです。それともう1カ所、車両の天井の空調の吸込口の中に、リターンセンサーというものがありまして、その2カ所で、空調を管理しております。 --車掌さんはノータッチなんですか? 担当者 はい、ただ、車掌のほうにも、入と切のスイッチがありますので、その日の気温だとか、混み具合などから判断して、操作する場合もございます。そういった情報は車掌の判断のほかに、駅員のほうからも入ってきますので。 (そして今度は逆質問をされた) 担当者 ちなみにお客様、ご利用される時間帯はいつも決まっていますか? --基本的には朝ですが、日によっては昼の時もありますね。 担当者 朝の早いお時間ですと、なるべく早く冷やすためにエアコンを入れたりはするんですけども、どうしてもお天気がいい日とかですと、車内が冷えるまでにお時間がかかることがあるんですね。 --なるほど。 担当者 それと、大変申し訳ないのですが、今、6月1日から9月30日までなんですが、田園都市線をはじめとする東急各線の新型車両において、クールビズトレインというのを、朝の10時から16時の間、実施させていただいているんですね。 --クールビズトレイン? なんですか、それは? 担当者 通常26度の設定なのですが、27度に変更して走っている電車も中にはあるんですね。 --それは全部の車両ではないんですか? 担当者 全部ではないです。新型車両のみで実施いたします。特に何時何分の電車が、と決まってはいないので、もしかしたらたまたま乗られた電車がクールビズトレインで暑く感じる、ということもあるかと思います。 うーん、東急が自分の会社の中をクールビズで室温を高めに設定するのはかまわないが、それを乗客に強要するっていうのは、どうなんだろうか……。節電の大義のもと、ちょっとおかしなことになっている気もするのだが。しかし、すでに走っているものは仕方ない。東急線に乗る時は、クールビズトレインに当たらぬよう祈るしかない。 (文=山名宏和/放送作家) <近況> この夏は10月から撮影が始まる深夜ドラマの脚本を書きます。しかしいつからオンエアするのかは不明。たぶん来春。 ■おすすめ記事 男性誌「GOETHE」ハワイ特集、イケてるオヤジの内輪ノリが押し付ける苦行感 防衛大卒、なぜ大手企業採用担当者たちから大人気? 自衛官任官拒否への賛否両論 スタバはどこへ向かうのか? 課税逃れ批判、脱コーヒー路線、超高級品投入の狙いと行方 男の価値は日焼け肌で決まる!?ゴリ推し男性誌「Safari」のメンタリティとは? AKB篠田激白、卒業直前の心境と「潰すつもり」スピーチの真相、卒業に福岡選んだ理由「Thinkstock」より
ついに3月から全国の交通系ICカード相互利用開始!というわけではない?
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ついに3月から全国の交通系ICカード相互利用開始!というわけではない? - Business Journal(3月5日)
2013年3月23日、日本中の交通系ICカードが相互利用できるようになる。これを聞いて「おお、すごい!」と思う人もいれば、「そんなの前からできるよね?」と思う人もいるだろう。 これまでも「Suicaと○○は相互利用可能」というエリアはたくさんあった。例えば、JR北海道のKitacaや、福岡市交通局の「はやかけん」、JR九州のSUGOCAのエリアはSuicaで利用できるし、逆にKitacaのカードを使って山手線に乗ることもできた。しかし、KitacaでSUGOCAエリアには入れない、という状況だったのだ。これが3月に変わる。 従来はJR東日本のSuicaを中心にそれぞれが相互利用を可能にしてきたが、3月23日を期して、提携各社間がシームレスにつながるようになる。おおざっぱにいえば、北海道から九州まで、どこか1ブランドのICカードを持っていれば、ずっと乗り継いでいけるということになる。 ●すべてがつながるわけではない? この相互利用についての検討はすでに2010年から行われており、2011年には「2013年春から相互利用開始」と発表されていた。そのたびに「全国交通系ICカード」という言い方をされているため、全国に存在するすべての交通系ICカードが相互利用可能になるように思っている人がいるかもしれない。しかし実際は10種の提携だ。 実は交通系ICカードというのは、かなりの種類がある。今回の相互利用に参加するのは、 ・JR各社:Kitaca、Suica、TOICA、ICOCA、SUGOCA ・各地の私鉄系カード:PASMO(首都圏)、PiTaPa(関西)、manaca(名古屋)、はやかけん(福岡)、nimoca(西日本) となっている。 このほかにも、交通系ICカードはたくさんある。例えば、北海道にはバス用カードとしてドゥカードとバスカードがあるが、これは相互利用に入らない。広島のバスや船で使えるPASPYのエリアにICOCAを持って行けば使えるが、逆にPASPYはほかのエリアで使えないという片道対応だ。このような片道対応になるエリアもいくつかある。 ほかにも相互利用に含まれないカードはかなりあるから、手元のカードがどこまで使えるのか、この機会に確認してみるとよいだろう。もし手元のカードが上記の10種に含まれない人でも、近畿エリア在住の場合にはPiTaPaやICOCAに乗り換えるという手段が使えるかもしれない。PiTaPa、ICOCAエリア内に存在する小規模なエリアのカードは、たいていこの2つに置き換え可能だから、これも考慮してほしい。 また、電子マネーについては少し難しい。上記の10種連携になるうち、PiTaPaだけは電子マネー機能が連携しないのだ。これは決済方法が違っているためだ。旅先での買い物を電子マネーで手軽に済ませたいという人は、少し注意しなければならない。 ●しばらくは乗車料金に注意 まれにICカードでの乗車料金計算が間違っていた、というニュースを耳にする。昔のように路線図を見て自分で料金確認をして切符を購入するのではなく、どこへ行くにもカードをタッチするだけで済むせいで利用者側もなかなか気づきづらいが、相互利用開始以降は少し気にしてみたほうがいいかもしれない。 首都圏の私鉄やバスで利用できるPASMOが誕生し、JR東日本のSuicaと相互利用できるようになったのは07年3月だ。この相互利用開始にあたって、検証された利用パターンは実に12億3000万通りだという。首都圏は私鉄乗り入れなども多く、乗り換えや直通運転を含んだパターンを検証しようとするとそれほどの数になるのだ。首都圏だけでこれほどだというのだから、全国相互利用にあたってどれだけの検証が行われたのかは予想もできない。 分母が大きければ、小さなミスの数も増えるだろう。相互利用が始まった最初の頃は少しだけ料金を気にしてみると、安心につながるかもしれない。特定時間のみに走る直通運転路線と私鉄に乗り換えてゆっくり進んだ場合とで料金が違うような場所は、特に気にしてみてもよさそうだ。 なお、相互利用の範囲が広がっても、定期券が3社路線にまたがったものにできないことや、あらゆる乗り換えパターンに対応するわけではないあたりに変化はなさそうだ。 (文=エースラッシュ) ■おすすめ記事 富士通1000億円規模の赤字、9500人削減 ルネサスに逃げられ半導体事業統合どうなる? 女子高生が鶏を育てて解体して食べる 「命の授業」は残酷か? 忙しい毎日を充実させる睡眠の秘訣 悪徳投資コンサルが再び跋扈中? アベノミクスで投資熱高まりの裏で… シャワートイレ、空気清浄機はなぜ外国人に人気?今こそ日本製品を買うべし!PASMO・Suica専用自動改札機
(「Wikipedia」より)
JR、東急…肝入り「駅ナカ保育所」は犯罪、事故密集地帯?
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JR、東急...肝入り「駅ナカ保育所」は犯罪、事故密集地帯? - Business Journal(6月6日)

タモリは吉永小百合に会いたくて早稲田に入った。
(「東日本旅客鉄道HP」より)
5月21日、東京メトロ副都心線渋谷駅構内で、53歳の男性が刃物で刺されて重傷を負うという殺人未遂事件が起きた。
意外に思う人がいるかもしれないが、実は鉄道駅は、粗暴犯、凶悪犯の多発地帯である。2008年3月にJR荒川沖駅で起きた、「通り魔的犯行」である連続殺傷事件は記憶に新しい。同月には、JR岡山駅のホームで突き落とし殺人事件も起きている。また、99年9月に連続殺傷事件が起きたJR下関駅は、06年1月に放火されて駅舎が全焼した。今年に入っても、2月22日、渋谷駅で駅ビル「東横のれん街」前の通路で、女性が刃物で刺される事件が起きている。このほかにも、
・96年:JR池袋駅の山手線ホームで立教大学の男子学生が殺された事件(未解決)
・11年:JR高田馬場駅のホームで乗客同士の傷害事件。
などなど、枚挙に暇がない。運悪くそんな粗暴犯や凶悪犯に遭遇しなくても、駅での乗客同士のケンカ、駅員への暴行は、毎日のように繰り返されている。痴漢や迷惑行為も後を絶たず、1日に何万人もの乗降客が行き交う大都市圏の駅は、悲しいかな「子どもには見せたくない行為」で溢れている。
そんな駅という危うい場所に、自分の大切な子どもを預ける保護者が急増している。と聞くと耳を疑うかもしれないが、駅構内や駅に直結した鉄道関連施設に開設される保育所、通称「駅ナカ保育所」が、今、その数をどんどん増やしているのだ。
規制緩和で急増する「駅ナカ保育所」
冒頭の殺人未遂事件が起きた副都心線渋谷駅は、現在は東京メトロだけが乗り入れているが、今年度中に東急東横線渋谷駅がそっくりここに移転、東横線と副都心線の相互直通運転が始まる予定である。すでに東急の子会社が駅を管理し、犯行現場は事実上東急の駅である。その東京急行電鉄も東京メトロも「駅ナカ保育所」を開設している。
東急は、たまプラーザ駅や綱島駅など12カ所で「パレット保育園」などの保育施設を運営。東京メトロは、4月に東西線原木中山駅高架下に「キッド・ステイ」をオープンさせた。同月に東武、西武、京成も相次いで保育事業への初参入を果たしており、先輩格の京急、小田急、京王、相鉄と合わせると関東の民間鉄道会社をほぼ網羅する。関西も阪急、阪神が、すでに参入を果たしている。
荒川沖駅事件が起きた旧国鉄・JR東日本は、96年の国分寺駅を皮切りに駅型保育所の設置を進めており、4月現在49カ所。子育て支援施設を14年までに70カ所、ゆくゆくは100カ所にまで増やすのが目標である。同社は場所を貸すのみで、運営は外部に委託しているが、下関駅事件が起きたJR西日本は03年に子会社・JR西日本交通サービス直営で参入した。「駅ナカ保育室」と銘打った「JRキッズルーム」を京阪神の5カ所で運営している。
なぜ、鉄道会社は、こんなにも保育事業に熱心なのか。電車通勤が多い大都市圏では、通勤の行き帰りに子どもを預ける場所として、駅ほど便利なところはなく、立地条件がいいからだ。しかも保育施設は、「子育て支援」の名の下に、規制緩和がどんどん進んでいる。
かつて認可保育所の設置者は、市町村か社会福祉法人に限られていたが、00年3月に株式会社やNPOにも開放され、定員や資産の条件も緩められた。その後、市町村の財政難で公立保育園の民間委託が進み、政府は民間企業が設置した保育施設にも、公的補助を出す方針を示している。
今年4月には認可条件を市町村が自由に決めてよいことになり、受け入れる子どもの定員や職員配置、最低面積の基準を引き下げたり、園庭基準を廃止した市町村なら、ビル内の手狭なスペースで小規模保育所を開設するといったケースでも、認可が下りる。駅ナカ保育所に限らず、新規参入組にとっては「○○市認可」のお墨付きが取りやすくなったわけだ。
少子化もなんのその。保育は今や、「待機児童解消」という大義名分の下、国の政策の後押しを受けられる「稼げるビジネス」になっており、金融、建設、医療、人材派遣、学習塾など異業種からの参入が相次いでいる。立地条件で勝り、駅やその周辺に空きスペースを持つ鉄道各社が、「今こそビジネスチャンスだ」と目の色を変えるのも無理はない。
駅構内を「おさんぽ」されたら非常に心配
ある警備会社は、「駅の構内は、構造上、死角が多いんです。そのため、防犯カメラの設置台数も他の公共施設よりも多めです」と語るように、確かに柱や曲がり角が多く、案内板や広告などさまざまな設置物があって死角ができやすい。犯罪者にとっては好都合だろう。東京駅では大正から昭和の初めにかけて、政財界の大物を狙ったテロが繰り返し起きたが、犯人はみんな柱の陰の死角に潜んで要人を襲っている。現代には防犯カメラがあるが、過信は禁物だろう。
たとえば誘拐だったら、犯人が幼児をさらって階段を駆け上り、発車間際の電車に飛び乗って逃走されても防止策はない。通路が混雑していて人混みにまぎれたら、なおさらだ。
駅ナカ保育所のなかには、ホームページに改札機を興味深げに眺める幼児たちの写真を載せて、「駅をおさんぽ」とキャプションをつけているところがあるが、本当に駅構内を散歩しているとしたら非常に心配だ。不特定多数の人が出入りする場所は、それなりのリスクがある。また、電車好きの幼児が保育所を勝手に抜け出してホームに上がり、不慮の事故にあう不安もある。
大人同士の犯罪に巻き込まれる危険も、ないとはいえない。冒頭の渋谷駅殺人未遂事件は、午後6時15分頃に起きた。駅ナカ保育所ならちょうど、勤務先から帰る保護者が子どもを迎えに来る時間帯である。
犯罪や事故を心配したらキリがないが、もっと心配なことがある。それは防災で、建築基準法上も消防法上も、保育所への適用基準と鉄道駅への適用基準はまったく異なるのだ。
大地震で、基準が緩い駅舎倒壊の巻き添えに...
建築基準法では、保育所は「特殊建築物(児童福祉施設等)」に該当する。耐火建築物であるだけでなく、採光も、換気も、内装材の不燃性も建築基準法で定められ、細かい基準をクリアしなければならない。一方、鉄道駅は建築基準法第2条で、建築物から駅舎が除外されている。つまり基準自体が存在せず、駅舎が駅ビルになっている場合に限って、商業ビルと同じ扱いになる。
消防法では保育所は「特定防火対象物」に該当し、延床面積に応じて消火器、自動火災報知設備、屋内消火栓設備、スプリンクラーなどの設置が厳しく定められている。しかし、駅舎は「非特定防火対象物」で、特定防火対象物よりも防火設備の設置規定が緩くなっている。
極端な話をすれば、火災や地震が起きたとき、基準が厳しい保育所部分は無事に残っても、基準が緩い駅舎部分が大きな被害を受けることがありうる。駅ナカ保育所の出入口が駅に面した1カ所しかないと、避難しようとした幼児や保育士が、駅の中で犠牲になってしまう可能性もゼロではない。
その「駅舎崩壊」が現実に起きたのが、都市直下型地震の恐怖を見せつけた95年の阪神大震災である。この時は阪急三宮駅、阪急伊丹駅、阪神岩屋駅、阪神西灘駅、JR新長田駅などで駅舎が倒壊した。当時はまだこの地域に駅ナカ保育所はなかったが、もし今、同じ規模の都市直下型地震が首都圏や関西圏を襲ったら、駅ナカ保育所にいる幼児たちはどうなるだろう。
待機児童の問題がどんなに深刻でも、子どもの安全と引き換えにできるだろうか?
03年、JR西日本の駅ナカ保育所「JRキッズルーム」第1号が誕生したJR六甲道駅は、その8年前の阪神大震災の朝、真新しい駅舎が轟音とともに崩壊したことを最後に付け加えておこう。
(文=寺尾 淳 フリーライター/ファイナンシャルプランナー)
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5月21日、東京メトロ副都心線渋谷駅構内で、53歳の男性が刃物で刺されて重傷を負うという殺人未遂事件が起きた。
意外に思う人がいるかもしれないが、実は鉄道駅は、粗暴犯、凶悪犯の多発地帯である。2008年3月にJR荒川沖駅で起きた、「通り魔的犯行」である連続殺傷事件は記憶に新しい。同月には、JR岡山駅のホームで突き落とし殺人事件も起きている。また、99年9月に連続殺傷事件が起きたJR下関駅は、06年1月に放火されて駅舎が全焼した。今年に入っても、2月22日、渋谷駅で駅ビル「東横のれん街」前の通路で、女性が刃物で刺される事件が起きている。このほかにも、
・96年:JR池袋駅の山手線ホームで立教大学の男子学生が殺された事件(未解決)
・11年:JR高田馬場駅のホームで乗客同士の傷害事件。
などなど、枚挙に暇がない。運悪くそんな粗暴犯や凶悪犯に遭遇しなくても、駅での乗客同士のケンカ、駅員への暴行は、毎日のように繰り返されている。痴漢や迷惑行為も後を絶たず、1日に何万人もの乗降客が行き交う大都市圏の駅は、悲しいかな「子どもには見せたくない行為」で溢れている。
そんな駅という危うい場所に、自分の大切な子どもを預ける保護者が急増している。と聞くと耳を疑うかもしれないが、駅構内や駅に直結した鉄道関連施設に開設される保育所、通称「駅ナカ保育所」が、今、その数をどんどん増やしているのだ。
規制緩和で急増する「駅ナカ保育所」
冒頭の殺人未遂事件が起きた副都心線渋谷駅は、現在は東京メトロだけが乗り入れているが、今年度中に東急東横線渋谷駅がそっくりここに移転、東横線と副都心線の相互直通運転が始まる予定である。すでに東急の子会社が駅を管理し、犯行現場は事実上東急の駅である。その東京急行電鉄も東京メトロも「駅ナカ保育所」を開設している。
東急は、たまプラーザ駅や綱島駅など12カ所で「パレット保育園」などの保育施設を運営。東京メトロは、4月に東西線原木中山駅高架下に「キッド・ステイ」をオープンさせた。同月に東武、西武、京成も相次いで保育事業への初参入を果たしており、先輩格の京急、小田急、京王、相鉄と合わせると関東の民間鉄道会社をほぼ網羅する。関西も阪急、阪神が、すでに参入を果たしている。
荒川沖駅事件が起きた旧国鉄・JR東日本は、96年の国分寺駅を皮切りに駅型保育所の設置を進めており、4月現在49カ所。子育て支援施設を14年までに70カ所、ゆくゆくは100カ所にまで増やすのが目標である。同社は場所を貸すのみで、運営は外部に委託しているが、下関駅事件が起きたJR西日本は03年に子会社・JR西日本交通サービス直営で参入した。「駅ナカ保育室」と銘打った「JRキッズルーム」を京阪神の5カ所で運営している。
なぜ、鉄道会社は、こんなにも保育事業に熱心なのか。電車通勤が多い大都市圏では、通勤の行き帰りに子どもを預ける場所として、駅ほど便利なところはなく、立地条件がいいからだ。しかも保育施設は、「子育て支援」の名の下に、規制緩和がどんどん進んでいる。
かつて認可保育所の設置者は、市町村か社会福祉法人に限られていたが、00年3月に株式会社やNPOにも開放され、定員や資産の条件も緩められた。その後、市町村の財政難で公立保育園の民間委託が進み、政府は民間企業が設置した保育施設にも、公的補助を出す方針を示している。
今年4月には認可条件を市町村が自由に決めてよいことになり、受け入れる子どもの定員や職員配置、最低面積の基準を引き下げたり、園庭基準を廃止した市町村なら、ビル内の手狭なスペースで小規模保育所を開設するといったケースでも、認可が下りる。駅ナカ保育所に限らず、新規参入組にとっては「○○市認可」のお墨付きが取りやすくなったわけだ。
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駅構内を「おさんぽ」されたら非常に心配
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たとえば誘拐だったら、犯人が幼児をさらって階段を駆け上り、発車間際の電車に飛び乗って逃走されても防止策はない。通路が混雑していて人混みにまぎれたら、なおさらだ。
駅ナカ保育所のなかには、ホームページに改札機を興味深げに眺める幼児たちの写真を載せて、「駅をおさんぽ」とキャプションをつけているところがあるが、本当に駅構内を散歩しているとしたら非常に心配だ。不特定多数の人が出入りする場所は、それなりのリスクがある。また、電車好きの幼児が保育所を勝手に抜け出してホームに上がり、不慮の事故にあう不安もある。
大人同士の犯罪に巻き込まれる危険も、ないとはいえない。冒頭の渋谷駅殺人未遂事件は、午後6時15分頃に起きた。駅ナカ保育所ならちょうど、勤務先から帰る保護者が子どもを迎えに来る時間帯である。
犯罪や事故を心配したらキリがないが、もっと心配なことがある。それは防災で、建築基準法上も消防法上も、保育所への適用基準と鉄道駅への適用基準はまったく異なるのだ。
大地震で、基準が緩い駅舎倒壊の巻き添えに...
建築基準法では、保育所は「特殊建築物(児童福祉施設等)」に該当する。耐火建築物であるだけでなく、採光も、換気も、内装材の不燃性も建築基準法で定められ、細かい基準をクリアしなければならない。一方、鉄道駅は建築基準法第2条で、建築物から駅舎が除外されている。つまり基準自体が存在せず、駅舎が駅ビルになっている場合に限って、商業ビルと同じ扱いになる。
消防法では保育所は「特定防火対象物」に該当し、延床面積に応じて消火器、自動火災報知設備、屋内消火栓設備、スプリンクラーなどの設置が厳しく定められている。しかし、駅舎は「非特定防火対象物」で、特定防火対象物よりも防火設備の設置規定が緩くなっている。
極端な話をすれば、火災や地震が起きたとき、基準が厳しい保育所部分は無事に残っても、基準が緩い駅舎部分が大きな被害を受けることがありうる。駅ナカ保育所の出入口が駅に面した1カ所しかないと、避難しようとした幼児や保育士が、駅の中で犠牲になってしまう可能性もゼロではない。
その「駅舎崩壊」が現実に起きたのが、都市直下型地震の恐怖を見せつけた95年の阪神大震災である。この時は阪急三宮駅、阪急伊丹駅、阪神岩屋駅、阪神西灘駅、JR新長田駅などで駅舎が倒壊した。当時はまだこの地域に駅ナカ保育所はなかったが、もし今、同じ規模の都市直下型地震が首都圏や関西圏を襲ったら、駅ナカ保育所にいる幼児たちはどうなるだろう。
待機児童の問題がどんなに深刻でも、子どもの安全と引き換えにできるだろうか?
03年、JR西日本の駅ナカ保育所「JRキッズルーム」第1号が誕生したJR六甲道駅は、その8年前の阪神大震災の朝、真新しい駅舎が轟音とともに崩壊したことを最後に付け加えておこう。
(文=寺尾 淳 フリーライター/ファイナンシャルプランナー)
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やり方次第で2日間使える? 震災で大幅減収のJR東日本が発売した「1万円パス」の実力

JR東日本HPより
東北新幹線の新特急「はやぶさ」がデビューした直後に東日本大震災が発生し、無念の運休を余儀なくされたJR東日本。震災による大幅な減収を回復すべく、「復興支援」を名目とした新たな乗り放題切符「JR東日本パス」が発売された。
震災による交通網の混乱や観光旅行が自粛されるムードの中で、JR東日本の受けた損害は大きい。4月上旬には首都圏だけでも91億円も減収、さらに全社では288億円もの減収となったことが発表されている。
一部では客足の回復が見られたゴールデンウィークでも鉄道の利用は鈍く、JR東日本の利用客数は前年度比27%減となった。東北新幹線は、連休初日の4月29日にようやく全線が復旧したものの、客足の回復には結び付かず前年度比で33%減少、秋田新幹線に至っては61%減少と目も当てられぬ数字となっている。一方で九州新幹線が全線開通したJR九州は、震災の影響を受けなかったこともあり利用客は同じく前年度比の23%増と、大幅な伸びを見せている。
苦しい状況の中で、客足の回復を目指してJR東日本が5月11日から発売を開始したのが「JR東日本パス」、通称・1万円パスである。文字通り、1万円(子どもは半額)で、JR東日本のすべての新幹線と在来線が1日乗り放題となる切符だ。指定席も2回までは料金の中で利用できる。
通常だと東京~仙台間の新幹線自由席が往復2万1,180円、東京~新青森間が3万2,740円であるから、日帰りならば半額以下と大幅な割引運賃となる。ただし、利用期間は6月11~20日、7月9~18日なので、社会人には利用しにくい設定だ。
このあたりに、少々サービスの悪さを感じずにはいられない。「青春18きっぷ」の改悪や、ムーンライトながら(とその前身の大垣夜行)の臨時列車扱い、寝台急行銀河・ムーンライトえちご・急行アルプスの廃止等々、鉄道旅行の選択肢がどんどんと失われていったことへの怒りがわき上がってくる......。
とはいえ、首尾よく休暇を取ることができれば、お得に鉄道旅行ができることは間違いない。なにしろ、復興支援への利用を名目としているが、利用できる範囲はJR東日本管内すべてなのだ。最北端は、大湊線の大湊駅(青森県)。JR東日本管内の西の果てである大糸線の南神城駅(長野県)にも、南の果ての東海道線の湯河原駅(神奈川県)までもが、利用可能だ。なお、JR東日本管内の最東端の駅は、山田線の岩手船越駅(岩手県)なのだが、山田線は震災によっていまだに宮古~釜石間が代行バス運転の状況。乗り放題の魅力を生かして、東西南北の果てをめぐってみるのは、旅のプランとしてはスタンダードなのだが、ちょっと残念。ぜひとも早めの復旧を祈念したい。岩手県内には、秘境駅マニアにも知られる岩泉線の押角駅という名駅もあるのだが、岩泉線は地震より前の昨年7月から、土砂崩れが原因で、全線が運休でバス代行輸送中だ。こちらも、早めの復旧を祈念したいもの。
ただ、東北新幹線の全面復旧によって、岩手・青森方面は混雑しそうなので、むしろ目指したいのは、残り少ない寝台特急となった、あけぼの(上野~秋田経由~青森)を使った旅行プランだ。実は、最も1万円パスで得した気分になれるのが、この、あけぼのを使った場合だ。このパスは、利用中に日付が変わっても、その時に乗っていた列車から降りない限りは有効なので、実質的に2日間利用できることになる。
「1日限り」のパスで、そんなことが本当に可能なのか? JRの「旅客営業規則」を条文通りに解釈すれば確かに間違いないが、いざ改札口で駅員ともめそうな気も......。この「1日乗り放題」の解釈をめぐって、鉄道旅行を愛好する人々の間では、いま盛んに議論が交わされているのが実情だ。
おそらくは、利用者の理論武装と各駅員の認識によって結果は異なるのではなかろうか。まずは、実際に乗って試してみないと分からない。
(文=昼間たかし)




