農作物に被害を与える鳥獣の捕獲を偽装して、市町村などから出る補助金をだまし取る詐欺が横行している。 農林水産省によると、先ごろ全国の自治体に補助金申請時のチェックを徹底するよう通知したというが、そもそも補助金制度そのものが大きな利権になっているという見方もある。 「鹿児島ではイノシシ1頭あたり1万2,000円の補助金が出るんですが、うち8,000円は国が補助する仕組みになっていて、自治体はとにかくこれを増やして金儲けしたいという感じでしたから、詐欺の増加もその副産物という気がします」 こう話すのは鹿児島・霧島市の農業関連事業者で「地域によっては猟師が補助金目当てで、農家の被害以上のイノシシを捕獲しようとしているありさま」だという。 「イノシシが出ていなくても、被害報告を作ってくれと猟師が依頼しているんです。報告書を書いてくれたら5,000円の謝礼をするとかね」(同) 実際、同市ではイノシシやシカに出る補助金が大量に騙し取られている。2013年度からの3年間で、少なくとも300件を超える不正が判明。この補助金は農家の被害報告を受け、猟師が捕獲したイノシシなどを時間や場所などを書いたボードと一緒に撮影、提出する形となっているが、同じ獣の写真を使い回すなどの虚偽が横行しているという。 約3年前、和歌山で同種の詐欺をして書類送検された職員は、約10万円の不正補助金を手にしていたが、調べに対し「100件以上やっていた」と余罪を供述。 この職員はシカやイノシシなど野生動物の肉を食用とするジビエの推進をする団体に勤めていて、その手の事情に精通していた。この職員を知る団体関係者によると「問題の職員は、ジビエなんか売るより補助金の方が儲かる、とハッキリ言っていた」という。 「実際にそうなんですよ。捕獲イノシシの食肉流用は、あくまで個体の再利用の話。主軸は補助金なので、和歌山県内でもジビエに流用するのは捕獲した数の2%程度。それでも、猟師の収入を増やすために『補助金の枠を拡大しよう』ってやっている。これは行政の歪な仕組みも影響していて、農作物の被害に遭う農家は農林水産省の管轄でも、鳥獣退治に出る猟師は環境省の管轄。本来、農家が自分で罠を作って捕まえたっていいんですが、そうすると猟師の食い扶持が減るから、基本は猟師に依頼する形を勧めているんです。ジビエ普及なんて言っても、本音は高額な補助金を国から取りたいだけでしょう。ジビエは生肉を求める消費者はほとんどいないので、加工するための施設が必要になり、これまた採算度外視で公共事業が生まれてます」(前出関係者) 政府は今、ジビエ普及を拡大するため、菅義偉官房長官を議長とする対策会議を設置。山林から消費地までの運搬ルートを強化して狩猟関係者が取り組みやすい仕組み作りに着手しているが、「捕獲した個体に補助金を出すことで成り立つビジネスだから、みんなが税金に群がっているだけ」と関係者。 「結局、農水省や農協資本の業者、林野庁の残党みたいな連中が躍起になって起こしている巨大利権みたいなものにしか見えないんです。不正受給の取り締まりを強化しても、過剰な補助金の捻出があれば同じこと」(同) ある猟友会のメンバーは「補助金制度をやめるなら、海外のように狩猟をスポーツ化して一般人にハンターをさせれば儲かる」という。動物殺しをレジャーにするなんて話が日本で理解を得られるはずもなく、ジビエ拡大を看板とした補助金枠の拡大が促されていくのだろうか? (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)イメージ画像(足成より)
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高齢男性狙いのアナログすぎる「アダルトDVD詐欺」が横行中! 被害者も泣き寝入り「警察に言えない……」
悪質なアダルトサイトによる、高齢者の詐欺被害が急増中だ。国民生活センターによると、60代からの最近の相談は「アダルトサイトに関するもの」が1位だという。 被害の届け出が多いのは、検索サイトで表示されたアダルトサイトのリンクをクリック、「登録完了」の表示とともに高額な料金請求をする詐欺だ。本来、支払いの義務はないが、高齢者が周囲への発覚を恐れ、慌てて支払いに応じてしまうケースがあるという。 一方、いまだアナログなアダルト詐欺被害の報告もある。記者に被害を訴えてきたのは、都内の男性(62)だ。なんと、モーニング娘。初期メンバーの「トイレ盗撮映像」をネタにしたDVD販売の詐欺に遭ったというのだ。 男性は妻に先立たれ、定年退職後はボランティア活動をする程度で、暇を持て余していたという。 「そんなときだったから、余計なものに興味を持ってしまい、お恥ずかしい話ですが、言われた通りに3万1,000円を支払ってしまったんです。でも、何日待っても何も送られてこなかった……」(男性) 男性がだまされたのは、自宅に投函された1通の封書。中には1枚のチラシが入っており「あのウワサのモーニング娘。トイレ盗撮映像 DVD各限定100本 お急ぎ下さい」という下劣な違法DVDの販売広告だった。 チラシには送料込みで1万1,000円となっているが、記された電話番号に連絡すると、電話に出た男は「DVDはメンバーひとりに付き1万円」と言い、かなり高額ではあるが、男性は3種類をオーダー。送付先の自宅住所を伝え、送料を足した計3万1,000円を指定された口座に振り込んだが、DVDは送られてこなかった。 チラシには「購入者には次作『AKB48トイレ盗撮映像』をご案内!」と書かれていて、男性は「それも期待してしまった」と言う。 「いけないものを注文したという自覚はあったので警察に言えず、だまされても泣き寝入りするしかないなとあきらめてたんですが、同じようにだまされた人がいると思ったら、腹が立ってきて……」(同) 被害額でいえば高齢者の詐欺被害の中では決して多くない部類で、なにより人様に知られたくない恥ずかしいトラブル。犯人はその点を踏まえ、警察などへの通報がされにくいことまで想定して仕掛けたのかもしれない。 モー娘。が大ヒット曲「LOVEマシーン」で旋風を巻き起こしたのは1999年で、かつての盗撮映像騒動もそれから間もない時期のこと。18年前、男性は当時44歳。モー娘。のファンではなかったというが、グループの存在は鮮烈に記憶。「むしろ、AKB以上にインパクトあった感じ。でも、その盗撮騒動はまったく知らなかったです。だから正直、こんなものがあるのかと驚きました」と打ち明ける。 男性がこれを信じたのには、封筒に会社名、代表者、住所がハッキリ書かれていたことも大きかったという。封筒には「オリジナルデータジャパン 岩間良太」と書かれていたが、東京都新宿区西新宿5丁目の記載住所を現地確認してみると、雑居ビルにある都の水道関係の事業者だった。注文時に通じた電話番号も、すでに使用されていなかった。 「詐欺が確定しても、警察に行くのはいまだ決心がつかない」と男性。封書が入れられた自宅は都営の古い集合住宅で、住民は「62歳の私でも若いほう」とする高齢者の多いマンションだ。同所は戦後の住宅難の時代に建てられ、70年代に木造から鉄筋に建て替えがあったが、都心にあるのに巨大な老人ホームのようでもある。事実、周辺区域は約5,600人が住んでいるが、65歳以上の高齢者は約2,800人。それも一世帯当たり1.7人で独居老人が多く、4歳以下は50人程度しかいない状況だ。高齢者を狙った詐欺師にとって格好のターゲットエリアとなっているわけだ。 「高齢者と国が定める65歳まで3年ある私でもこうしてだまされるんですから、年上の方なら、もっと簡単にだまされてしまいそうですね」と男性。不特定多数のネット詐欺ばかりではなく、こうした特定地域を狙ったアナログなアダルト詐欺行為も横行しているのだ。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)イメージ画像(Thinkstockより)
高齢男性狙いのアナログすぎる「アダルトDVD詐欺」が横行中! 被害者も泣き寝入り「警察に言えない……」
悪質なアダルトサイトによる、高齢者の詐欺被害が急増中だ。国民生活センターによると、60代からの最近の相談は「アダルトサイトに関するもの」が1位だという。 被害の届け出が多いのは、検索サイトで表示されたアダルトサイトのリンクをクリック、「登録完了」の表示とともに高額な料金請求をする詐欺だ。本来、支払いの義務はないが、高齢者が周囲への発覚を恐れ、慌てて支払いに応じてしまうケースがあるという。 一方、いまだアナログなアダルト詐欺被害の報告もある。記者に被害を訴えてきたのは、都内の男性(62)だ。なんと、モーニング娘。初期メンバーの「トイレ盗撮映像」をネタにしたDVD販売の詐欺に遭ったというのだ。 男性は妻に先立たれ、定年退職後はボランティア活動をする程度で、暇を持て余していたという。 「そんなときだったから、余計なものに興味を持ってしまい、お恥ずかしい話ですが、言われた通りに3万1,000円を支払ってしまったんです。でも、何日待っても何も送られてこなかった……」(男性) 男性がだまされたのは、自宅に投函された1通の封書。中には1枚のチラシが入っており「あのウワサのモーニング娘。トイレ盗撮映像 DVD各限定100本 お急ぎ下さい」という下劣な違法DVDの販売広告だった。 チラシには送料込みで1万1,000円となっているが、記された電話番号に連絡すると、電話に出た男は「DVDはメンバーひとりに付き1万円」と言い、かなり高額ではあるが、男性は3種類をオーダー。送付先の自宅住所を伝え、送料を足した計3万1,000円を指定された口座に振り込んだが、DVDは送られてこなかった。 チラシには「購入者には次作『AKB48トイレ盗撮映像』をご案内!」と書かれていて、男性は「それも期待してしまった」と言う。 「いけないものを注文したという自覚はあったので警察に言えず、だまされても泣き寝入りするしかないなとあきらめてたんですが、同じようにだまされた人がいると思ったら、腹が立ってきて……」(同) 被害額でいえば高齢者の詐欺被害の中では決して多くない部類で、なにより人様に知られたくない恥ずかしいトラブル。犯人はその点を踏まえ、警察などへの通報がされにくいことまで想定して仕掛けたのかもしれない。 モー娘。が大ヒット曲「LOVEマシーン」で旋風を巻き起こしたのは1999年で、かつての盗撮映像騒動もそれから間もない時期のこと。18年前、男性は当時44歳。モー娘。のファンではなかったというが、グループの存在は鮮烈に記憶。「むしろ、AKB以上にインパクトあった感じ。でも、その盗撮騒動はまったく知らなかったです。だから正直、こんなものがあるのかと驚きました」と打ち明ける。 男性がこれを信じたのには、封筒に会社名、代表者、住所がハッキリ書かれていたことも大きかったという。封筒には「オリジナルデータジャパン 岩間良太」と書かれていたが、東京都新宿区西新宿5丁目の記載住所を現地確認してみると、雑居ビルにある都の水道関係の事業者だった。注文時に通じた電話番号も、すでに使用されていなかった。 「詐欺が確定しても、警察に行くのはいまだ決心がつかない」と男性。封書が入れられた自宅は都営の古い集合住宅で、住民は「62歳の私でも若いほう」とする高齢者の多いマンションだ。同所は戦後の住宅難の時代に建てられ、70年代に木造から鉄筋に建て替えがあったが、都心にあるのに巨大な老人ホームのようでもある。事実、周辺区域は約5,600人が住んでいるが、65歳以上の高齢者は約2,800人。それも一世帯当たり1.7人で独居老人が多く、4歳以下は50人程度しかいない状況だ。高齢者を狙った詐欺師にとって格好のターゲットエリアとなっているわけだ。 「高齢者と国が定める65歳まで3年ある私でもこうしてだまされるんですから、年上の方なら、もっと簡単にだまされてしまいそうですね」と男性。不特定多数のネット詐欺ばかりではなく、こうした特定地域を狙ったアナログなアダルト詐欺行為も横行しているのだ。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)イメージ画像(Thinkstockより)
タワーレコードが“当選券抜き取り”疑惑に回答 CDの特典商法トラブルは「シャッフルが充分に行われていない状態で……」
大手CDショップチェーン・タワーレコードと、レコード会社・ユニバーサルミュージックが行ったCDの販売特典において、詐欺行為が行われたのではないかとして騒動に発展している。 問題となっているのは、11日に開催予定の韓国の5人組アイドルグループ・B1A4のプレミアトークショー。タワーレコードは、8日発売のB1A4(ビーワンエーフォー)のニューシングルの購入者に、購入枚数分の“抽選番号つきオリジナルカード”を先着で配布。9日夕方、タワーレコード公式サイト上で、当選者200名分の当選番号が発表された。 この直後、Twitter上で、CDを購入したファンが「タワレコで4枚買って連番でもらったのにA440だけ飛ばされてて無くてしかもA440が当選してるんだけどなに?」と報告。すると、「わたしも飛ばされた番号が当選してました、、ひどすぎますよね」「同じような方がいないかと、検索して来ました 私も抜かれた番号が当選してました」と、同様のことを訴えるファンが続出した。 現在、この飛ばされた当選番号を「私が持っている」と名乗り出るファンはまだおらず、ネット上では「転売目的で、店員が抜いたんだろ」「タワレコの抽選イベントはこわくて、今後参加できない」「たまたま明るみになったけど、他のイベントでも同じようなことやってるんじゃ?」など、タワーレコードへの不信感を募らせる声が相次いでいる。 この騒動について、タワーレコード側は10日、「B1A4の3月11日開催イベントの応募抽選に関するお詫びとお知らせ」という文書を公式ホームページに掲載。一連のトラブルを「当社運用上の不手際」とし、「あらかじめ当選券とそれ以外を分け、各店舗に配布して」いること、「本来、お客様に抽選券をお渡しする際は、当選券およびそれ以外の券、すべての番号をシャッフルしてお渡しするところ、新宿店およびタワーレコード オンラインにおいてはシャッフルが十分に行われていない状態でお客様に配布した」ことを明らかにした。 また、タワーレコード広報室は取材に対し、「関係者によるその(タワーレコードの店員が、転売目的で抜いたのでは? などというネット上の指摘)ような不正はございません」と断言している。 イベントそのものは予定通り行うとしているが、なんともすっきりしない結末となった。ファンの悲痛のツイート。同様の報告が相次いでいる(Twitterより)。
生命保険会社社員の“オレオレ詐欺”逮捕に業界騒然!「顧客の個人情報悪用なら、大変なことに」
生命保険会社の社員がオレオレ詐欺に関与していた件で、業界に衝撃が走っている。 「万が一、顧客の情報を悪用していたのであれば、大変なことになってしまう」 こう話すのは、大手保険会社の営業担当者だ。 「オレオレ詐欺は主に高齢者がターゲットにされますが、保険会社にも高齢の契約者が多いので、万が一、社内情報が詐欺に使われたとなれば、信用は一気に地に落ちてしまう。同業者としてはいま一番、気になるニュースです」(同) 2月8日、振り込め詐欺の容疑で逮捕されたのは「ジブラルタ生命保険」社員・井手麻貴(あさき)容疑者(30)。警視庁竹の塚署によると、井手容疑者は埼玉県の80代女性に親族を装い「会社の金で株を買ってしまい、返さないとまずいことになる」などと電話でウソを言って、200万円をだまし取ったというもの。 井出容疑者は現金の受け取り役を勧誘する役目もしていたとみられ、実際に「金を運ぶ仕事がある」と勧誘された元同僚が昨年11月、別の詐欺未遂事件で逮捕されている。 井出容疑者はこの件について「仕事は紹介したが、詐欺とは知らなかった」と容疑を否認しているが、警視庁は別に余罪があるものと見て捜査中だ。ジブラルタ生命保険は事件について「確認中」とし、井出容疑者が会社の情報を悪用したのかどうか、被害者に顧客などが含まれていたかどうかについてはわかっていない。しかし、同業者の不安は拡大中だ。 「契約者の個人情報は、主に『名前や年齢、住所などの基礎情報』『誕生日や社会保険番号などの私的情報』『収入や支払い状況などの財務情報』『身長や体重のほか病歴などの医療情報』の4つがあるんですが、厳重な管理があるのは後ろ3つ。しかし、高齢者をターゲットにした詐欺なら、一番緩い名前や年齢、住所などの基礎情報だけで十分悪用できると思います。保険会社の個人情報は精度が高いので、辞めた社員がこっそり闇市場に持ち出したりすることもあるのですが、コンピューターの閲覧記録などで判明することがあります。でも、基礎情報だけなら日常の作業で複数の社員が見るので、たとえ悪用したとしても情報漏洩の証拠を取るのは難しいかもしれません。情報管理の監督責任は会社にあると法律でも定められているので、もしも問題が出てしまったら、保険業界全体への痛手となるはず」(前出・営業担当者) 昨年、あるオレオレ詐欺グループは、高齢者の情報を集める新しい手口として「高齢者のひとり暮らしを支援するグッズのプレゼント」を装ったハガキを配布。送られてきた情報をもとに詐欺未遂事件があったことがわかっている。このときは実質的な被害は出なかったというが、こうして詐欺グループの情報収集の手段が、日々巧妙化している中で、保険会社の社員までもが詐欺に加担していたというのでは事前に食い止めるのがかなり困難なレベルになっているといえる。 今回の事件で保険会社が持つ個人情報が悪用されてはいなかったと願いたいが、いずれにせよ、今後に不安を残す話である。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)ジブラルタ生命保険公式サイトより
生命保険会社社員の“オレオレ詐欺”逮捕に業界騒然!「顧客の個人情報悪用なら、大変なことに」
生命保険会社の社員がオレオレ詐欺に関与していた件で、業界に衝撃が走っている。 「万が一、顧客の情報を悪用していたのであれば、大変なことになってしまう」 こう話すのは、大手保険会社の営業担当者だ。 「オレオレ詐欺は主に高齢者がターゲットにされますが、保険会社にも高齢の契約者が多いので、万が一、社内情報が詐欺に使われたとなれば、信用は一気に地に落ちてしまう。同業者としてはいま一番、気になるニュースです」(同) 2月8日、振り込め詐欺の容疑で逮捕されたのは「ジブラルタ生命保険」社員・井手麻貴(あさき)容疑者(30)。警視庁竹の塚署によると、井手容疑者は埼玉県の80代女性に親族を装い「会社の金で株を買ってしまい、返さないとまずいことになる」などと電話でウソを言って、200万円をだまし取ったというもの。 井出容疑者は現金の受け取り役を勧誘する役目もしていたとみられ、実際に「金を運ぶ仕事がある」と勧誘された元同僚が昨年11月、別の詐欺未遂事件で逮捕されている。 井出容疑者はこの件について「仕事は紹介したが、詐欺とは知らなかった」と容疑を否認しているが、警視庁は別に余罪があるものと見て捜査中だ。ジブラルタ生命保険は事件について「確認中」とし、井出容疑者が会社の情報を悪用したのかどうか、被害者に顧客などが含まれていたかどうかについてはわかっていない。しかし、同業者の不安は拡大中だ。 「契約者の個人情報は、主に『名前や年齢、住所などの基礎情報』『誕生日や社会保険番号などの私的情報』『収入や支払い状況などの財務情報』『身長や体重のほか病歴などの医療情報』の4つがあるんですが、厳重な管理があるのは後ろ3つ。しかし、高齢者をターゲットにした詐欺なら、一番緩い名前や年齢、住所などの基礎情報だけで十分悪用できると思います。保険会社の個人情報は精度が高いので、辞めた社員がこっそり闇市場に持ち出したりすることもあるのですが、コンピューターの閲覧記録などで判明することがあります。でも、基礎情報だけなら日常の作業で複数の社員が見るので、たとえ悪用したとしても情報漏洩の証拠を取るのは難しいかもしれません。情報管理の監督責任は会社にあると法律でも定められているので、もしも問題が出てしまったら、保険業界全体への痛手となるはず」(前出・営業担当者) 昨年、あるオレオレ詐欺グループは、高齢者の情報を集める新しい手口として「高齢者のひとり暮らしを支援するグッズのプレゼント」を装ったハガキを配布。送られてきた情報をもとに詐欺未遂事件があったことがわかっている。このときは実質的な被害は出なかったというが、こうして詐欺グループの情報収集の手段が、日々巧妙化している中で、保険会社の社員までもが詐欺に加担していたというのでは事前に食い止めるのがかなり困難なレベルになっているといえる。 今回の事件で保険会社が持つ個人情報が悪用されてはいなかったと願いたいが、いずれにせよ、今後に不安を残す話である。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)ジブラルタ生命保険公式サイトより
振り込め詐欺で逮捕のキックボクサー“山梨の新星”RYOTA、有望株の一方「半グレ」との付き合いも……
現役キックボクシング王者が「振り込め詐欺」で逮捕されるという衝撃のニュースが、格闘技界を驚かせた。 1月17日、長野県警はINNOVATIONスーパーフェザー級王者、RYOTA(本名・寺田亮太)容疑者を逮捕。調べによると、RYOTA容疑者は昨年7月、詐欺グループのメンバーとして、同県在住の70代女性に息子を名乗って電話をかけ「1,000万円が必要」とウソを言い、別のメンバー(逮捕)に女性から現金1,000万円を騙し取らせた疑い。容疑の認否は明かされていない。 キック関係者は「山梨県のキック興行を引っ張っていた中心の選手ですから、今も信じられない」と驚く。 「実際、試合のときは彼の応援団が150人ぐらいチケットを買って集まるので、興行を支える貴重な存在になってました。金髪でヒゲを生やしていてアウトローっぽいルックスですけど、まだ24歳で話した感じは好青年そのもの」(同キック関係者) RYOTA容疑者の戦績は16勝(4KO)6敗。山梨県甲府市にあるマイウェイジム所属で「山梨の新星」と呼ばれ期待されていた。2009年のデビュー戦こそ黒星だったが、MA日本キックボクシング連盟を主戦場に勝ち星を重ね、翌年の新人王トーナメントに優勝。13年には連盟から派生した新興団体、JAPAN KICKBOXING INNOVATIONに参戦し、同団体の初代フェザー級王座決定戦に勝利した。 このタイトルからは翌年、初防衛戦で1RKO負けにより陥落したが、昨年11月の同スーパーフェザー級王座決定戦に勝利し、2階級制覇したばかりだった。 「試合後はジム会員や知人の子どもたちをリング上に集めて『負けたら引退と思っていたけど、今後はベルトの価値を高める』と誓っていたのに……」と前出関係者。 過去、ジムで一緒に練習していたことのあるキックボクサーも「まさか……」と目を丸くしている。 「彼がまだ中学生のときから練習をしているのを見てきたけど、まったく不良なタイプではなかった。アマの試合で6連敗しても腐る様子なく練習に励んでいた。ただ、昨年の夏といえば、RYOTAが調子を落としていた時期。結果が出ないと私生活が乱れる選手もいる」(同) 一方、RYOTA容疑者の試合を観戦していた人間の中に、準暴力団の「半グレ」メンバーがいたというウワサもあった。その人物はRYOTA容疑者の試合の際はチケットを大量購入し、仲間を引き連れて大声を張り上げて試合観戦していたといわれる。 アメリカなどと違って、格闘技興行を行うのに公的な申請や精査の必要がない日本では近年、不良グループが格闘技団体を旗揚げし、結束力を生かしたチケット販売で資金を生む“悪の稼業”化している実例もある。RYOTA容疑者はそういった興行に出場したわけではないが、似たような流れで業界に出入りする不良グループと接点を持っていた可能性はある。 「確かにチケットをたくさん売る人は、その相手が誰であっても主催者は黙認してますからね。“飯の種”なので、ヤクザやチンピラがいても見て見ぬ振りすることは多いですよ」と前出関係者。 先日、スペインではボクシングジムのモロッコ人コーチが、若い練習生たちをテロリストに育成する役目を担っていた疑いで逮捕された。日本ではそこまでの極端な事例はないが、現役チャンプが振り込め詐欺グループのメンバーだったことで、その界隈にも怪訝な視線が向けられている。 RYOTA容疑者が、いったいどういった経緯で犯罪組織と関わりを持ったのか、捜査の進展が待たれる。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)JAPAN KICKBOXING INNOVATION公式サイトより
振り込め詐欺で逮捕のキックボクサー“山梨の新星”RYOTA、有望株の一方「半グレ」との付き合いも……
現役キックボクシング王者が「振り込め詐欺」で逮捕されるという衝撃のニュースが、格闘技界を驚かせた。 1月17日、長野県警はINNOVATIONスーパーフェザー級王者、RYOTA(本名・寺田亮太)容疑者を逮捕。調べによると、RYOTA容疑者は昨年7月、詐欺グループのメンバーとして、同県在住の70代女性に息子を名乗って電話をかけ「1,000万円が必要」とウソを言い、別のメンバー(逮捕)に女性から現金1,000万円を騙し取らせた疑い。容疑の認否は明かされていない。 キック関係者は「山梨県のキック興行を引っ張っていた中心の選手ですから、今も信じられない」と驚く。 「実際、試合のときは彼の応援団が150人ぐらいチケットを買って集まるので、興行を支える貴重な存在になってました。金髪でヒゲを生やしていてアウトローっぽいルックスですけど、まだ24歳で話した感じは好青年そのもの」(同キック関係者) RYOTA容疑者の戦績は16勝(4KO)6敗。山梨県甲府市にあるマイウェイジム所属で「山梨の新星」と呼ばれ期待されていた。2009年のデビュー戦こそ黒星だったが、MA日本キックボクシング連盟を主戦場に勝ち星を重ね、翌年の新人王トーナメントに優勝。13年には連盟から派生した新興団体、JAPAN KICKBOXING INNOVATIONに参戦し、同団体の初代フェザー級王座決定戦に勝利した。 このタイトルからは翌年、初防衛戦で1RKO負けにより陥落したが、昨年11月の同スーパーフェザー級王座決定戦に勝利し、2階級制覇したばかりだった。 「試合後はジム会員や知人の子どもたちをリング上に集めて『負けたら引退と思っていたけど、今後はベルトの価値を高める』と誓っていたのに……」と前出関係者。 過去、ジムで一緒に練習していたことのあるキックボクサーも「まさか……」と目を丸くしている。 「彼がまだ中学生のときから練習をしているのを見てきたけど、まったく不良なタイプではなかった。アマの試合で6連敗しても腐る様子なく練習に励んでいた。ただ、昨年の夏といえば、RYOTAが調子を落としていた時期。結果が出ないと私生活が乱れる選手もいる」(同) 一方、RYOTA容疑者の試合を観戦していた人間の中に、準暴力団の「半グレ」メンバーがいたというウワサもあった。その人物はRYOTA容疑者の試合の際はチケットを大量購入し、仲間を引き連れて大声を張り上げて試合観戦していたといわれる。 アメリカなどと違って、格闘技興行を行うのに公的な申請や精査の必要がない日本では近年、不良グループが格闘技団体を旗揚げし、結束力を生かしたチケット販売で資金を生む“悪の稼業”化している実例もある。RYOTA容疑者はそういった興行に出場したわけではないが、似たような流れで業界に出入りする不良グループと接点を持っていた可能性はある。 「確かにチケットをたくさん売る人は、その相手が誰であっても主催者は黙認してますからね。“飯の種”なので、ヤクザやチンピラがいても見て見ぬ振りすることは多いですよ」と前出関係者。 先日、スペインではボクシングジムのモロッコ人コーチが、若い練習生たちをテロリストに育成する役目を担っていた疑いで逮捕された。日本ではそこまでの極端な事例はないが、現役チャンプが振り込め詐欺グループのメンバーだったことで、その界隈にも怪訝な視線が向けられている。 RYOTA容疑者が、いったいどういった経緯で犯罪組織と関わりを持ったのか、捜査の進展が待たれる。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)JAPAN KICKBOXING INNOVATION公式サイトより
GACKTは出廷か? 投資詐欺にまんまとひっかかり、実名が暴かれた3人の“大物芸能人”たち
架空の投資話を持ちかけ、詐欺の疑いで投資顧問会社取締役が逮捕された事件で、ミュージシャンのGACKTと布袋寅泰、女優の江角マキコが被害に遭っていたことを、「週刊新潮」(新潮社/9月22日号)が報じている。 8月に詐欺の疑いで警視庁に逮捕され、今月14日に再逮捕されたのは松井直幸容疑者。再逮捕の容疑は2012年から14年にかけ、東京・世田谷区の会社と、会社役員の男性2人に、「証券を1,000分の1秒で取引するので、リスクはほとんどない」などとウソの投資話を持ちかけ、計1億6,000万円をだまし取った疑い。約5年半で63人から計113億円以上を集めていたとみられているが、調べに対し、容疑を否認しているという。 そして、松井容疑者が逮捕されてことで、同誌が被害者として実名をスッパ抜いたのがGACKT、布袋、江角の3人だった。 「GACKTはテレビで自宅の大豪邸が紹介されるなど、そのセレブぶりを堂々とアピール。布袋は自身で作品を発表したり、ほかの歌手や映画音楽などの楽曲提供で印税がどんどん入ってくる。江角は長嶋一茂の自宅への“落書き事件”で仕事が激減したものの、かつては連ドラ主演をバンバンこなし、夫はフジテレビの社員。3人とも、ターゲットとして充分の投資金がうなっていたようだ。そこに、松井容疑者は甘い言葉で巧みにつけ込み、出資させた」(芸能デスク) 同誌の取材に対し、GACKTと布袋の事務所は出資の事実と出資金が回収できていないことを認め、江角の事務所は親しい知人の誘いで投資したことを認めたが、3人の中で飛び抜けた被害額と思われるのがGACKTだ。 出資前の昨年7月には、土地と建物で資産価値が3.5億円はくだらないと思われる都内の一等地にある自宅を、知人である有名企業グループの社長に売却。親族が代表を務める会社が資産運用目的で投資したが、今後の展開では松井容疑者が起訴された場合、公判への出廷もあり得そうだという。 「もともとGACKTは、さまざまなビジネスに手を出したが、どれもうまくはいかなかった。そんなとき、松井容疑者がおいしい投資話を持ってきたので飛び付いてしまったようだ。松井容疑者は否認を続けるだろうから、検察側が犯行の証拠を裏付けるための被害者として、GACKTを証人として出廷させる場合もありそう。そうなると、事件に対する社会的な関心も高くなるので検察側にとってのメリットが大きい」(全国紙社会部記者) 名前が出された3人は、あらためて後悔しているに違いない。
2,000万円詐欺共犯で逮捕の美魔女タレント・藤川千景「貢がせ女」だった疑いも……
美魔女タレントは、犯罪者をも虜にしてしまっていたのか……。 保育園運営会社の元社員・加賀谷高志容疑者が、会社にウソの請求をして2,000万円以上を騙し取っていた詐欺事件で、共犯者として逮捕されたのが美魔女タレントの藤川千景だった。金は大半が藤川容疑者の経営する美術品ビジネスに使われていたという。 加賀谷容疑者は在籍していた会社で、用地の所有者に礼金を支払う業務を担当していたが、その流れを悪用し、平成26~27年に書類を偽造して会社にウソの請求して多額の金を騙し取っていたという。この男と交際していたのが藤川容疑者で、警察の調べに容疑を認めている加賀谷容疑者に対し、こちらは「私は一切関わっていない」と否認しているという。 藤川容疑者は大手スターダストプロモーションに所属していたことがあるタレントで、当初は本名の富田千景で活動。舞台『美少女戦士セーラームーン』に出演するなどしていたが、40代に入った5年前、第2回国民的美魔女コンテストで入賞。 「当初は3歳のサバ読みをしていたけど、美魔女ブームで実年齢(現在45)を言うようになっていた」と、藤川容疑者を知るスターダストの関係者。実際、近年は人気番組『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系 ※番組名は出演当時)や『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)などに出演し、その美貌が絶賛されており、今年もNHK番組に登場していた。 ブログを見ると、幼い娘の子育てをする母親としての様子も公開されているが、情報番組では経営するアートなレストラン「ギャラリー&レストラン ピノチカ」を紹介し、母親やタレントよりも実業家としての顔を強くアピールしていた。 「2年前に藤川さんから運転資金の調達を頼まれたことがある」という知人の会社経営者男性によると「セレブっぽい振る舞いをする女性で、美しいものに対するこだわりが強かったけど、事業の運営は大変なようで、何かとカネの話をしてきていた」という。 「デートに誘ってくる感じで連絡が来ても、結局は事業に投資してほしいという話になっていて、その色気を武器にしているような感じだった。ほかで聞いたところだと、彼女にお金を出した人は結構いる様子だった。こっちも食事をご馳走したり出演舞台のチケットを買ってあげたりはしていたけど、投資話を断った途端に連絡が来なくなった」(同) ある知人によると、加賀谷容疑者は、周囲に藤川容疑者のことを「俺の奥さん」と呼ぶほど惚れ込んでいる様子だったという話だが、その美魔女キャラクターがビジネス上でも役に立っていたからか、藤川容疑者の方は加賀谷容疑者を「ビジネスパートナー」と呼び、交際を隠しがちだったようだ。 騙し取った金の大半を藤川容疑者が使っていたことから考えれば、もしかすると彼氏気取りだった加賀谷容疑者も単に貢がされていただけの可能性もあるが、いずれにせよ藤川容疑者がその大金の出どころも知らずに使っていたとは思いにくく、警察はあくまで共犯者と見て調べを進めている。 「この事件で『もしかして俺も貢がされていたのか』なんて人がたくさん出てこないことを祈りたいけど、そんな感じの男性が周囲にいろいろいたようだから……」(前出実業家) テレビでもてはやされているセレブ実業家の女性による犯罪といえば、「ばびろんまつこ」こと松永かなえや、女医の脇坂英理子ら、セレブ気取りの女が記憶に新しい。彼女らはいずれも“美”の運転資金が詐欺によるもので、そのビジネスモデルは短命に終わった。藤川容疑者の容疑がクロなら、その同類だったことになる。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)藤川千景オフィシャルブログより





