南果歩は刑事役の“スペシャリスト”? 掘り起こされる“伝説のヌード”に栗山千明ファンは戦々恐々か?

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『南 果歩オフィシャルブログ』より
 20日、スペシャルドラマ『マザー・強行犯係の女~傍聞き~』(テレビ東京系)が放送され、主役の女刑事役を務めた南果歩には、「復帰おめでとう!」「刑事役のスペシャリスト!」と、ファンから賛辞が贈られたようだ。 「原作の『傍聞き』(双葉社)が、『第61回日本推理作家協会賞短編部門』の受賞作ということで、大きな期待が寄せられていたドラマですが、シングルマザーの女刑事役を南は見事に演じ切り、原作ファンを唸らせると共に、南といえば、13年からシリーズ化され放送されているドラマ『スペシャリスト Specialist』(テレビ朝日系)でもシングルマザーの女刑事役を演じ、主演の草なぎ剛の相棒として高評価を得ていたことから、『シングルマザーで女刑事役といったら、果歩さんで決まりですね』『刑事役のスペシャリスト!』と、ファンから称賛されているようです。また、南は今年3月に乳がんのステージ1と診断され手術をしたことで、ファンを心配させていたのですが、その後の経過は順調のようで、今月13日には自身のブログに、来月17日から始まる主演舞台『パーマ屋スミレ』の稽古初日の様子をアップ。20日に発売されたスポーツ報知のインタビュー記事でも、元気な姿を見せていることから、ファンを安堵させているようです」(芸能関係者)  そんな南が過去に出演した映画『不機嫌な果実』が、今、再び注目を集めているようだ。 「“不倫小説の最高傑作”との呼び声が高い、林真理子原作の『不機嫌な果実』ですが、主演・栗山千明でドラマ化され、今月29日から放送開始されるということで、1997年に公開された映画版で主演を務めた南の演技に再び注目が集まっているようです。その映画版で、南はヌード姿を披露。映倫の審査で『全裸・全身の男女の性描写が扱われている』と判断され、松竹配給の邦画作品では初めて成人映画の指定を受けたのですが、南の大胆な演技が話題を呼び、『原作に忠実』『南果歩の代表作に決定!』などと、原作ファンをも唸らせ、ヒットしただけに、『ドラマじゃヌード披露できないから分が悪い』『映画版と比較されて叩かれるのでは?』などと、栗山ファンの間で不安が広がっているようです。また、『どうせなら映画をリメイクして、ヌード姿を披露して欲しい』という要望も少なくないようです」(同) 『不機嫌な果実』は、1997年に石田ゆり子主演でドラマ化された際には、全話平均視聴率14.7%をマーク。一概に比較することはできないが、果たしてどこまで健闘することができるのか、業界内でも注目が集まっているようだ。

山田孝之がネットの声に激怒した“ややこしすぎるエピソード”告白! 自分の演技酷評に同意したネット民に…

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『実録山田』(ワニブックス)
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  ヤンキー集団のボスや闇金融の経営者から、オタクやアラサーのニートまで、出演作ごとにまったく異なる役を演じ切り、演技派として同世代の俳優のなかでも抜きん出た人気と評価を得ている山田孝之。  映画『テラフォーマーズ』のようなメジャー作品に出演する一方、『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京)のようなカルト作品にも参加する、そのあまりにも幅が広すぎる出演作選びも、高い評価を後押ししている大きな要因のひとつだ。  そんな山田だが、素の彼はかなりクセの強い性格をしていることでも知られている。  以前、本サイトでも取り上げたことがあるが、昨年出版された『21世紀深夜ドラマ読本』(洋泉社)掲載の吉田豪によるインタビューでは、『WATER BOYS』(フジテレビ)、『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS)といった作品で人気を得て、いわゆる「アイドル俳優」のような立ち位置にいた20代前半は、心を病んでいたと明かし、当時こんなことを思っていたと語っている。 「ただ単に人がイヤになったりすると、みんな死ねと。でも、みんな死なないから僕が死ぬかなぐらいの感じでしたね」  さらに、当時ニルヴァーナのカート・コバーンに心酔して、彼はこんな思いまで抱いていたと振り返っていた。 「なんの本か忘れましたが、ライブでステージに立つときに、出る瞬間タイムカードを押している気持ちになると。それはすごく僕も共感できて、「今本当にそんな感じだ、なんで俺こんなことやってるんだ」と思いながら仕事していて」  このような思いは、いつも同じような役ばかりで、役者としての幅を広げられる出演作選びができなかったことが原因で生まれており、『クローズZERO』以降自分で出演作を選ぶことができるようになると、自然とおさまっていったそうだ。  幅の広い役選びや出演作を選ばない姿勢など、彼の役者としての美点は、こういったこだわりの強いクセのある性格がつくりだしたのだということを伝える逸話である。  そんな山田孝之のややこしい性格を裏付けるエピソードに、また一つ新しいものが加わった。それは最近出版された彼のエッセイ集『実録山田』(ワニブックス)におさめられている、演技の評判をネットで検索し、その酷評に激怒したという話だ。  なんだよくあるエピソードじゃないかと思われる方も多いだろうが、これからご紹介するのは、少し特殊なケースである。  山田を激怒させた出来事は、2013年公開の『凶悪』が封切られたときに起きた。『凶悪』は、獄中の死刑囚が闇に葬り去られようとしていた殺人について自ら「新潮45」(新潮社)編集部に明かし、そのスクープによって警察が動くことになった実際の事件「上申書殺人事件」をもとにつくられた実録映画。日本アカデミー賞では優秀作品賞にノミネートされ、キネマ旬報社の発表した年間ベスト10では日本映画部門の3位に選ばれた、彼のフィルモグラフィーのなかでも評価の高い作品である。  そのように高く評価されている『凶悪』だが、山田は関係者向けの試写を観たあと、〈こんなもので人から金を取りたくない、現段階でこんなレベルなら芝居を辞めてしまおうか、死んでしまいたいくらい恥ずかしい〉というぐらい自分の演技に納得がいかず、プロモーションの取材でもそういった趣旨の発言をしていたのだという。  そんな自信喪失した状態だったので、映画が公開されたあと、彼は観客の意見をインターネットで調べてしまうのだが、そこで見た書き込みに対し、彼の怒りは爆発する。 〈映画の公開後、自分の芝居が気になって仕方がなかった僕は、インターネットを使い視聴者の意見を調べだしたのだ(今思うとこれをやっている時点で正常な精神状態とは言い難い)。  そしてそこで何度か目にした意見が、「本人が言う様に今回の山田の芝居は良くなかった」と言った意見である。  ちょっと待てと思った。どこの誰だか知らないが、お前に言われる程のクオリティではないはずだと〉  自分で酷評したんじゃないか!といった感じもしなくもないが、山田の怒りも分からなくはない。彼が気にしていた納得のいかない部分は、素人が気づくようなレベルのものではなかったからだ。 『凶悪』という映画は、事件を取材する記者の藤井修一(山田孝之)がその犯行の残忍さを知るにつれ、だんだんと狂気すら感じさせるほど仕事に没頭していき家庭も顧みなくなっていく、その心の変化が大きな見所となる映画だ。実際、ウェブサイト「映画.com」のインタビューでは、本人が「藤井の感情に合わせて、11段階くらいの変化をつけて演じた」とも語っているほど、繊細で緻密な演技をしていた。  彼は完成された映画を観たとき、その感情の動きを表現しきれていなかったと自分の演技に不満をもっていた。『実録山田』では、その詳細についてこう綴られている。 〈そして迎えた公開初日。相変わらずネチネチと自分のダメさにヘコむ僕が監督と話をしていたら、監督から「映画の後半部分のシーンを前後入れ替えた箇所がある」と知らされた。これではっきりとわかった。おそらくそれによって発生した感情の流れのちぐはぐが僕には大きな違いとなって、全然出来ていないとなった模様〉  編集の段階でシーンの前後が入れ替わったことにより、この約11段階あった感情の変化の順番がズレてしまったのだろう。ただ、これ、本人は気になるのかもしれないが、観ている側が気づくようなものではない。インターネットに酷評を書き込んでいた人も、山田が自分の演技のどこを不満に思っていたのかは言われなければ分からなかったはずだ。  そして、この一件を受けて彼はこのように誓ったと言う。 〈確かに僕は自分の芝居を酷評した。しかしそれは相当な自信があり、限りなく満点を出せる程のことが出来たと思っていたからだ。あれだけ考え抜いて、あれだけ集中して、下手な部分もあったが、それも含めて現時点の僕の全力を注いだ。にもかかわらず、感情の流れに大きなばらつきが見えたから言ったまでだ。  とても虚しくなり、とても悔しい思いをした。  そんなこともあり、僕は自分の出演作、自身の芝居について、あまり語ることは良くないと学んだ。  思い返せばあの当時、監督や宣伝部の人達はどんな気持ちだったのだろうと考えるたび、申し訳ない気持ちでいっぱいになる〉  ただ、このような騒動を起こしてしまうのも、彼がそれだけ命を削って役に入り込んでいるからこそである。30代も中盤に差し掛かり、これからどんどん成熟した演技を見せるようになっても、このクセの強い性格はいつまでもなくさないでほしい。それが、俳優・山田孝之をつくったのだから。 (新田 樹)

山田孝之がネットの声に激怒した“ややこしすぎるエピソード”告白! 自分の演技酷評に同意したネット民に…

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『実録山田』(ワニブックス)
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  ヤンキー集団のボスや闇金融の経営者から、オタクやアラサーのニートまで、出演作ごとにまったく異なる役を演じ切り、演技派として同世代の俳優のなかでも抜きん出た人気と評価を得ている山田孝之。  映画『テラフォーマーズ』のようなメジャー作品に出演する一方、『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京)のようなカルト作品にも参加する、そのあまりにも幅が広すぎる出演作選びも、高い評価を後押ししている大きな要因のひとつだ。  そんな山田だが、素の彼はかなりクセの強い性格をしていることでも知られている。  以前、本サイトでも取り上げたことがあるが、昨年出版された『21世紀深夜ドラマ読本』(洋泉社)掲載の吉田豪によるインタビューでは、『WATER BOYS』(フジテレビ)、『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS)といった作品で人気を得て、いわゆる「アイドル俳優」のような立ち位置にいた20代前半は、心を病んでいたと明かし、当時こんなことを思っていたと語っている。 「ただ単に人がイヤになったりすると、みんな死ねと。でも、みんな死なないから僕が死ぬかなぐらいの感じでしたね」  さらに、当時ニルヴァーナのカート・コバーンに心酔して、彼はこんな思いまで抱いていたと振り返っていた。 「なんの本か忘れましたが、ライブでステージに立つときに、出る瞬間タイムカードを押している気持ちになると。それはすごく僕も共感できて、「今本当にそんな感じだ、なんで俺こんなことやってるんだ」と思いながら仕事していて」  このような思いは、いつも同じような役ばかりで、役者としての幅を広げられる出演作選びができなかったことが原因で生まれており、『クローズZERO』以降自分で出演作を選ぶことができるようになると、自然とおさまっていったそうだ。  幅の広い役選びや出演作を選ばない姿勢など、彼の役者としての美点は、こういったこだわりの強いクセのある性格がつくりだしたのだということを伝える逸話である。  そんな山田孝之のややこしい性格を裏付けるエピソードに、また一つ新しいものが加わった。それは最近出版された彼のエッセイ集『実録山田』(ワニブックス)におさめられている、演技の評判をネットで検索し、その酷評に激怒したという話だ。  なんだよくあるエピソードじゃないかと思われる方も多いだろうが、これからご紹介するのは、少し特殊なケースである。  山田を激怒させた出来事は、2013年公開の『凶悪』が封切られたときに起きた。『凶悪』は、獄中の死刑囚が闇に葬り去られようとしていた殺人について自ら「新潮45」(新潮社)編集部に明かし、そのスクープによって警察が動くことになった実際の事件「上申書殺人事件」をもとにつくられた実録映画。日本アカデミー賞では優秀作品賞にノミネートされ、キネマ旬報社の発表した年間ベスト10では日本映画部門の3位に選ばれた、彼のフィルモグラフィーのなかでも評価の高い作品である。  そのように高く評価されている『凶悪』だが、山田は関係者向けの試写を観たあと、〈こんなもので人から金を取りたくない、現段階でこんなレベルなら芝居を辞めてしまおうか、死んでしまいたいくらい恥ずかしい〉というぐらい自分の演技に納得がいかず、プロモーションの取材でもそういった趣旨の発言をしていたのだという。  そんな自信喪失した状態だったので、映画が公開されたあと、彼は観客の意見をインターネットで調べてしまうのだが、そこで見た書き込みに対し、彼の怒りは爆発する。 〈映画の公開後、自分の芝居が気になって仕方がなかった僕は、インターネットを使い視聴者の意見を調べだしたのだ(今思うとこれをやっている時点で正常な精神状態とは言い難い)。  そしてそこで何度か目にした意見が、「本人が言う様に今回の山田の芝居は良くなかった」と言った意見である。  ちょっと待てと思った。どこの誰だか知らないが、お前に言われる程のクオリティではないはずだと〉  自分で酷評したんじゃないか!といった感じもしなくもないが、山田の怒りも分からなくはない。彼が気にしていた納得のいかない部分は、素人が気づくようなレベルのものではなかったからだ。 『凶悪』という映画は、事件を取材する記者の藤井修一(山田孝之)がその犯行の残忍さを知るにつれ、だんだんと狂気すら感じさせるほど仕事に没頭していき家庭も顧みなくなっていく、その心の変化が大きな見所となる映画だ。実際、ウェブサイト「映画.com」のインタビューでは、本人が「藤井の感情に合わせて、11段階くらいの変化をつけて演じた」とも語っているほど、繊細で緻密な演技をしていた。  彼は完成された映画を観たとき、その感情の動きを表現しきれていなかったと自分の演技に不満をもっていた。『実録山田』では、その詳細についてこう綴られている。 〈そして迎えた公開初日。相変わらずネチネチと自分のダメさにヘコむ僕が監督と話をしていたら、監督から「映画の後半部分のシーンを前後入れ替えた箇所がある」と知らされた。これではっきりとわかった。おそらくそれによって発生した感情の流れのちぐはぐが僕には大きな違いとなって、全然出来ていないとなった模様〉  編集の段階でシーンの前後が入れ替わったことにより、この約11段階あった感情の変化の順番がズレてしまったのだろう。ただ、これ、本人は気になるのかもしれないが、観ている側が気づくようなものではない。インターネットに酷評を書き込んでいた人も、山田が自分の演技のどこを不満に思っていたのかは言われなければ分からなかったはずだ。  そして、この一件を受けて彼はこのように誓ったと言う。 〈確かに僕は自分の芝居を酷評した。しかしそれは相当な自信があり、限りなく満点を出せる程のことが出来たと思っていたからだ。あれだけ考え抜いて、あれだけ集中して、下手な部分もあったが、それも含めて現時点の僕の全力を注いだ。にもかかわらず、感情の流れに大きなばらつきが見えたから言ったまでだ。  とても虚しくなり、とても悔しい思いをした。  そんなこともあり、僕は自分の出演作、自身の芝居について、あまり語ることは良くないと学んだ。  思い返せばあの当時、監督や宣伝部の人達はどんな気持ちだったのだろうと考えるたび、申し訳ない気持ちでいっぱいになる〉  ただ、このような騒動を起こしてしまうのも、彼がそれだけ命を削って役に入り込んでいるからこそである。30代も中盤に差し掛かり、これからどんどん成熟した演技を見せるようになっても、このクセの強い性格はいつまでもなくさないでほしい。それが、俳優・山田孝之をつくったのだから。 (新田 樹)

藤原紀香とは大違い?熊本地震で“神対応”をみせた著名人たち

【アガるニュースをお届け!デイリーニュースオンラインより】
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 4月14日から熊本県で震度7を計測してから1週間。多くの芸能人がツイッターでのコメントや寄付、現地に赴くなど様々な形でアクションを起こしている。 そんな中、“不謹慎厨”と揶揄される一部の人々によって、本人は予想だにしなかった批判にさらされる事例が頻発している。
続きは【デイリーニュースオンライン】で読む
      
   
					

プリンスが死去、享年57歳

歌手のプリンスが死去した。57歳だったプリンスの遺体が21日(木)朝、ミネソタ州にある自身のペイズリー・パーク事務所で発見されたことを複数の関係者がTMZに認めた。午前9時43分に救急隊が現場に駆け付けたものの、その遺体がプリンスであることはすぐに認識されなかったという。 プリンスは今月15日、数週間に渡って患っていたインフルエンザの症状がプライベートジェットでの飛行中に悪化したことにより、病院へと搬送されていた。しかし翌日には、ファンに元気な姿を見せようとダンスイベントに出席するほどの回復ぶりを見せていた。そのステージで歌こそ歌わなかったプリンスだが、観衆に「祈りを無駄にするまで数日間待ってくれよ」と呼びかけていた。 また、プリンスは体調不良のため2公演をキャンセルしており、先週にはインスタグラムに真っ白な画像を投稿したことでファンからお見舞いのメッセージが殺到していた。 プリンスことプリンス・ロジャース・ネルソンは1982年に大ヒットアルバム『1999』で一躍有名となった後、そのキャリアにおいてアルバム累計セールス1億万枚以上、7度のグラミー賞受賞という輝かしい記録を残した。2004年にはロックの殿堂入りの資格を得たその初年に殿堂入りを果たしている。 1993年にレコード会社との契約に反対するかたちで芸名をシンボルへと改名したことはあまりにも有名だ。 プリンスはその生涯において2度の結婚をしており、初婚の相手であったダンサーのマイテ・ガルシアとの間には1996年に息子のボーイ・グレゴリーが誕生したが、生後わずか1週間で他界した。その後、マイテとは4年間の結婚生活の末2000年に離婚し、翌年に結婚したマニュエラ・テストリーニとは5年間の結婚生活の末2006年に離婚している。 プリンスは昨年9月に『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ワン』、同年12月に『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ツー』をリリースしたばかりで、今年に入ってからは『ザ・ビューティフル・ワンズ』という名の回顧録を執筆していることを明かしていたところだった。

プリンスが死去、享年57歳

歌手のプリンスが死去した。57歳だったプリンスの遺体が21日(木)朝、ミネソタ州にある自身のペイズリー・パーク事務所で発見されたことを複数の関係者がTMZに認めた。午前9時43分に救急隊が現場に駆け付けたものの、その遺体がプリンスであることはすぐに認識されなかったという。 プリンスは今月15日、数週間に渡って患っていたインフルエンザの症状がプライベートジェットでの飛行中に悪化したことにより、病院へと搬送されていた。しかし翌日には、ファンに元気な姿を見せようとダンスイベントに出席するほどの回復ぶりを見せていた。そのステージで歌こそ歌わなかったプリンスだが、観衆に「祈りを無駄にするまで数日間待ってくれよ」と呼びかけていた。 また、プリンスは体調不良のため2公演をキャンセルしており、先週にはインスタグラムに真っ白な画像を投稿したことでファンからお見舞いのメッセージが殺到していた。 プリンスことプリンス・ロジャース・ネルソンは1982年に大ヒットアルバム『1999』で一躍有名となった後、そのキャリアにおいてアルバム累計セールス1億万枚以上、7度のグラミー賞受賞という輝かしい記録を残した。2004年にはロックの殿堂入りの資格を得たその初年に殿堂入りを果たしている。 1993年にレコード会社との契約に反対するかたちで芸名をシンボルへと改名したことはあまりにも有名だ。 プリンスはその生涯において2度の結婚をしており、初婚の相手であったダンサーのマイテ・ガルシアとの間には1996年に息子のボーイ・グレゴリーが誕生したが、生後わずか1週間で他界した。その後、マイテとは4年間の結婚生活の末2000年に離婚し、翌年に結婚したマニュエラ・テストリーニとは5年間の結婚生活の末2006年に離婚している。 プリンスは昨年9月に『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ワン』、同年12月に『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ツー』をリリースしたばかりで、今年に入ってからは『ザ・ビューティフル・ワンズ』という名の回顧録を執筆していることを明かしていたところだった。

EXILE TRIBEが提示する新しいドラマのかたち 集団抗争描く『HiGH&LOW Season2』への期待

【リアルサウンドより】  EXILE、三代目 J Soul Brothers、GENERATIONS、E-girlsなど、EXILE TRIBEのメンバーが総出演するドラマ第2弾『HiGH&LOW Season2』(日本テレビ系)が、4月23日(土)深夜1時10分よりスタートする(一部地域では放送日時が異なる)。2015年に放送された『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』の続編で、映画やマンガ、ライブなどと連動して展開する総合エンターテインメントプロジェクトの一環となる作品だ。今シーズンからはBIGBANGのV.Iが出演することも発表され、さらに注目を集めている。  シーズン1では、不良チームが集まるSWORD地区を舞台に、コブラ(岩田剛典)、ヤマト(鈴木伸之)、ノボル(町田啓太)の友情を軸に、コブラの「山王連合会」、山田裕貴演じる村山良樹の「鬼邪高校」、黒木啓司演じるROCKYの「White Rascals」、窪田正孝演じるスモーキーの「RUDE BOYS」、林遣都演じる日向紀久の「達磨一家」、中村達也演じる家村の闇組織「家村会」の戦いが描かれた本作。ドラマ評論家の成馬零一氏は、その魅力を次のように評する。 「AKIRA主演の『GTO』(関西テレビ、フジテレビ系)やTAKAHIRO主演の『ワイルド・ヒーローズ』(日本テレビ系)など、これまでEXILEメンバーが出演するドラマはいろいろとありましたが、どれも彼らの一番の強みである“身体性”と“集団の動き”を活かしきった作品ではありませんでした。しかし本作は、LDHを率いるHIROが企画・プロデュースを手掛けていることもあり、彼らの魅了を存分に打ち出すことに成功しています。アクションシーン、とりわけ大人数で抗争を繰り広げるモブシーンは圧巻で、ただ人数が多いというだけではなく、一人ひとりがちゃんと演技をして、奥行きのある映像に仕上げています。日本のドラマはもちろん映画でも滅多にお目にかかれない手法で、すごく豪華です。また、ビジュアルもド派手で、良い意味で現実離れした無国籍な世界観を築いているのも注目すべきポイント。スタンリー・キューブリックの『時計じかけのオレンジ』を彷彿とさせるようなビジュアルのチームが近未来的なクラブを仕切っていたり、無名街と呼ばれるスラム街を拠点とするグループが薬物製造に手を染めていたり、いろんな要素を取り込んだ箱庭的な世界観は、どちらかというと漫画やゲームのそれに近い印象です」  一方で、人によって評価がわかれる作品でもあると、同氏は続ける。 「彼らの長所を活かしている反面、登場人物が多すぎることもあってか、ストーリーがわかりにくい部分もあります。脚本はTeam HI-AXという脚本家集団が共同で手掛けているのですが、派手な見せ場を次々と繋ぐように描いている印象を受けました。日本のドラマは良くも悪くも作家主義が強く、ひとりの脚本家が描ききるのが普通です。だからこそ、セリフの内容や人間関係の描き方が評価の対象となりがちで、そういった観点から見ると本作はあまり良く出来た作品とはいえないかもしれません。おそらく、正当な評価を得るのはまだ先になるでしょう。しかし、セリフや人間関係だけがドラマのおもしろさではないはずで、『HiGH&LOW』が集団の抗争を描いてビジュアルのおもしろさを追求したことは、少なくとも日本のドラマ界における新たな試みではありました。テレビ局主導ではないからこそ生まれた企画で、タレントの長所を活かすという意味では、良いシステムなのかもしれません。ミュージック・ビデオを観るように、感覚的に楽しむのをお勧めしたいですね」  不良チームが出揃い、壮大なスケールを感じさせたシーズン1に続き、彼らの物語はどこまで加速するのか。成馬氏が「このままの勢いで独自の路線を突き詰めてほしい」と期待するように、映画や漫画も含めて、さらに飛躍した世界観を提示してくれることを願いたい。 (文=編集部) ■『HiGH&LOW』各情報 ・映画『HiGH&LOW THE MOVIE』 7月16日(土)全国ロードショー(配給:松竹) ・日本テレビ系/地上波ドラマ シーズン2 4月23日(土)24:55~ OAスタート ・ドラマ放送後 Hulu/連続ドラマ特別版  独占配信スタート ・ドラマ『HiGH & LOW SEASON 1 完全版BOX』DVD/ Blu-ray 発売日:4月20日(水) 価格:【DVD】4枚組¥11,400(税別) 【Blu-ray】4枚組¥12,400(税別) HiGH & LOWオフィシャルサイト

EXILE TRIBEが提示する新しいドラマのかたち 集団抗争描く『HiGH&LOW Season2』への期待

【リアルサウンドより】  EXILE、三代目 J Soul Brothers、GENERATIONS、E-girlsなど、EXILE TRIBEのメンバーが総出演するドラマ第2弾『HiGH&LOW Season2』(日本テレビ系)が、4月23日(土)深夜1時10分よりスタートする(一部地域では放送日時が異なる)。2015年に放送された『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』の続編で、映画やマンガ、ライブなどと連動して展開する総合エンターテインメントプロジェクトの一環となる作品だ。今シーズンからはBIGBANGのV.Iが出演することも発表され、さらに注目を集めている。  シーズン1では、不良チームが集まるSWORD地区を舞台に、コブラ(岩田剛典)、ヤマト(鈴木伸之)、ノボル(町田啓太)の友情を軸に、コブラの「山王連合会」、山田裕貴演じる村山良樹の「鬼邪高校」、黒木啓司演じるROCKYの「White Rascals」、窪田正孝演じるスモーキーの「RUDE BOYS」、林遣都演じる日向紀久の「達磨一家」、中村達也演じる家村の闇組織「家村会」の戦いが描かれた本作。ドラマ評論家の成馬零一氏は、その魅力を次のように評する。 「AKIRA主演の『GTO』(関西テレビ、フジテレビ系)やTAKAHIRO主演の『ワイルド・ヒーローズ』(日本テレビ系)など、これまでEXILEメンバーが出演するドラマはいろいろとありましたが、どれも彼らの一番の強みである“身体性”と“集団の動き”を活かしきった作品ではありませんでした。しかし本作は、LDHを率いるHIROが企画・プロデュースを手掛けていることもあり、彼らの魅了を存分に打ち出すことに成功しています。アクションシーン、とりわけ大人数で抗争を繰り広げるモブシーンは圧巻で、ただ人数が多いというだけではなく、一人ひとりがちゃんと演技をして、奥行きのある映像に仕上げています。日本のドラマはもちろん映画でも滅多にお目にかかれない手法で、すごく豪華です。また、ビジュアルもド派手で、良い意味で現実離れした無国籍な世界観を築いているのも注目すべきポイント。スタンリー・キューブリックの『時計じかけのオレンジ』を彷彿とさせるようなビジュアルのチームが近未来的なクラブを仕切っていたり、無名街と呼ばれるスラム街を拠点とするグループが薬物製造に手を染めていたり、いろんな要素を取り込んだ箱庭的な世界観は、どちらかというと漫画やゲームのそれに近い印象です」  一方で、人によって評価がわかれる作品でもあると、同氏は続ける。 「彼らの長所を活かしている反面、登場人物が多すぎることもあってか、ストーリーがわかりにくい部分もあります。脚本はTeam HI-AXという脚本家集団が共同で手掛けているのですが、派手な見せ場を次々と繋ぐように描いている印象を受けました。日本のドラマは良くも悪くも作家主義が強く、ひとりの脚本家が描ききるのが普通です。だからこそ、セリフの内容や人間関係の描き方が評価の対象となりがちで、そういった観点から見ると本作はあまり良く出来た作品とはいえないかもしれません。おそらく、正当な評価を得るのはまだ先になるでしょう。しかし、セリフや人間関係だけがドラマのおもしろさではないはずで、『HiGH&LOW』が集団の抗争を描いてビジュアルのおもしろさを追求したことは、少なくとも日本のドラマ界における新たな試みではありました。テレビ局主導ではないからこそ生まれた企画で、タレントの長所を活かすという意味では、良いシステムなのかもしれません。ミュージック・ビデオを観るように、感覚的に楽しむのをお勧めしたいですね」  不良チームが出揃い、壮大なスケールを感じさせたシーズン1に続き、彼らの物語はどこまで加速するのか。成馬氏が「このままの勢いで独自の路線を突き詰めてほしい」と期待するように、映画や漫画も含めて、さらに飛躍した世界観を提示してくれることを願いたい。 (文=編集部) ■『HiGH&LOW』各情報 ・映画『HiGH&LOW THE MOVIE』 7月16日(土)全国ロードショー(配給:松竹) ・日本テレビ系/地上波ドラマ シーズン2 4月23日(土)24:55~ OAスタート ・ドラマ放送後 Hulu/連続ドラマ特別版  独占配信スタート ・ドラマ『HiGH & LOW SEASON 1 完全版BOX』DVD/ Blu-ray 発売日:4月20日(水) 価格:【DVD】4枚組¥11,400(税別) 【Blu-ray】4枚組¥12,400(税別) HiGH & LOWオフィシャルサイト

欅坂46、初の“にぎにぎ会”に1万人が大興奮! センター・平手友梨奈には“生駒里奈失神事件”を懸念する声も

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『平手 友梨奈公式ブログ | 欅坂46公式サイト』より
 17日、千葉・幕張メッセで欅坂46初となる握手会が開催されたのだが、会場には、デビュー直後のアイドルの握手会とは思えない1万人超えのファンが殺到し、大盛況。「平手ちゃん、顔ちっちゃ~い!」「渡辺梨香ちゃん、可愛すぎる~」など、ファンの歓声に包まれ、メンバーたちも大いに楽しんだようだ。 「今月6日に発売したデビューシングル『サイレントマジョリティー』(ソニー・ミュージックレコーズ)が発売初週で26.2万枚を売り上げ、オリコンの週間ランキング1位のみならず、『女性アーティストのデビューシングルによる初週売上枚数』でも歴代1位を記録し、アイドル界に旋風を巻き起こしている欅坂46ですが、初の握手会にはメンバーもファンも興奮していたようで、フロントを務める鈴本美愉は『1週間前からハンドクリームを塗ってました』と明かし、『なんて神対応なんだ!』『仮病で休むAKBメンバーよ、見習え!』などとファンは感涙。前日の公式ブログでは、同じくフロントを務める今泉佑唯が『初めての全国にぎにぎ会でどきどきが止まりません。優しくしてくださいね』とコメント。『俺もドキドキが止まらないよ~』『優しくするに決まってるじゃん』などとフォローコメントが殺到していました。メンバー最年少14歳でセンターを務める平手友梨奈も、前日夜に公式ブログに『さて、いよいよ明日は初めての全国握手会ということで…いまからドキドキと楽しみでいっぱいです!』というコメントと共に顔のドアップ画像を投稿。『こちらこそ楽しみだよ!』『可愛すぎて眠れないぜ!』とファンを興奮させ、不眠症にさせていたようです」(芸能関係者)  メンバー最年少ながら、圧倒的な存在感でグループを牽引する平手だが、「プレッシャーに押し潰されてしまうのではないか?」と懸念する声も広がっている。 「先月15日に『サイレントマジョリティー』のミュージックビデオがYouTube上で公開されるやないなや、『俺のアイドルスカウターが破壊された!』『欅坂46の絶対的エース』と絶賛されている平手ですが、欅坂46の姉グループである乃木坂46のファンからは、『あまりプレッシャーかけない方がいい』とアドバイスが寄せられているようです。というのも、乃木坂46の1stシングル『ぐるぐるカーテン』(Sony Records)から5thシングル『君の名は希望』(N46Div.)までセンターを務めた生駒里奈が、6thシングル『ガールズルール』(同)のセンター発表で白石麻衣の名が告げられた瞬間、プレッシャーから解放された安堵感で失神し、その場に崩れ落ちるという衝撃的な事件を起こした過去があるため、『センターの重圧は俺らが思っている以上』『過度な期待は禁物』と、欅坂46ファンに警戒を呼びかけているようです」(同)  ファンの心配をよそに平手は、7日のブログで、「これ、本当のイカスミで磨きました。人生初のイカスミでした(笑)」と、お歯黒状態でニンマリおどけた姿を披露。存在感だけでなく、メンタル面も大物なのかもしれない。

自民党“震災政治利用”の本音を憲法学者・小林節が暴露!「自民党議員から『これで改憲の入り口が』と連絡」

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小林節・樋口陽一『「憲法改正」の真実』(集英社新書)
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  熊本県や大分県をはじめ九州に甚大な被害をもたらした今回の熊本大地震。そんななかで目立つのは、「震災を政治利用するな!」という声の大きさだ。  鹿児島県・川内原発の運転中止を求める意見には「こんなときに非常識」「便乗するな」といい、オスプレイ投入に批判があがると「オスプレイ叩きこそ震災の政治利用」「イデオロギーで足を引っ張るな」と叫ぶ……。  しかし、災害時の原発対策を怠り、こんなときに物資輸送で政治パフォーマンスを行うことを批判するのは当然だろう。むしろ、震災を政治利用しているのは、ほかでもない安倍政権だ。  現に、地震発生の翌日には、菅義偉官房長官が緊急事態条項について、 「今回のような大規模災害が発生したような緊急時に、国民の安全を守るために国家や国民がどのような役割を果たすべきかを、憲法にどう位置づけるかは極めて重く大切な課題だ」  と述べている。ご存じの通り、緊急事態条項の新設は自民党が憲法改正の第一歩と考えている。それを今回の大地震にかこつけて、あたかも“災害時は必要なもの”と強調したのだ。  本サイトは以前からこの緊急事態条項の危険性を指摘してきたが、緊急事態条項とは、平たく言えば、大地震等の災害時や外国からの武力攻撃等の有事の際に政府の権限を強化することを定めるもの。災害が起こった際に首相が緊急事態宣言を行えば、内閣は国会での事前承認なしに財政措置などをとることができるようになり、他方、本来は国と対等な関係である地方自治体の長も指揮下に置くことになる。こうしたことにより、より迅速に災害対策が取れるようになる……というのが安倍政権の主張だ。  そう言われると、「たしかに今回のような災害時には必要なものかも」と思う人も多いだろう。だが、この緊急事態条項については、東日本大震災で大きな被害を受けた被災地の首長たち、つまり実際の災害で対応を迫られた経験をもつ人びとが“必要のないもの”という見解を示しているのだ。  今年3月15日に東京新聞が掲載した記事によると、東日本大震災で激甚な被害が発生した岩手県陸前高田市、山田町、宮城県仙台市、石巻市、気仙沼市、東松島市、名取市という7つの自治体の首長に同紙が取材。そのうち「緊急事態条項は必要」と回答したのは名取市長のみで、他の首長はいずれも否定的な見解をあきらかにしている。  たとえば、菅原茂気仙沼市長は、災害発生によって道路を塞いだ車両撤去などが災害対策基本法の改正によって可能になった点を挙げた上で、「緊急事態条項があれば、人の命が救えたのか。災害対策基本法の中にある災害緊急事態条項で十分だ」としている。このほか、奥山恵美子仙台市長も「自治体の権限強化が大事だ」、戸羽太陸前高田市長は「震災時は、国に権力を集中しても何にもならない」とまで述べている。  たったひとり「緊急事態条項は必要」と回答した名取市の佐々木一十郎市長は、既報の通り、以前からネトウヨと見紛うような歴史修正主義を市広報紙で展開、捏造情報を載せたことで市民から批判を浴びて謝罪した人物。氏の主張を読む限り憲法改正に前向きであることは明白で、そういう意味で「緊急事態条項は必要」としたのだろう。  緊急事態条項を憲法にくわえる必要があるのか。そう疑義を呈するのは首長たちだけではない。憲法学者の小林節氏は、同じく憲法学の権威と呼ばれる学者・樋口陽一氏との対談本『「憲法改正」の真実』(集英社新書)のなかで、こんな話を披露している。  そもそも小林氏は、安倍晋三首相の祖父である岸信介元首相が会長をしていた「自主憲法制定国民会議」に最年少メンバーとして参加し、1994年に読売新聞社が出した「読売改憲試案」にも深くかかわっていた“筋金入りの改憲論者”だった。この本のなかでも、「正直に告白すると、かつては、憲法に国家緊急権を書きこむことも必要だと私自身は考えていて、その考えを活字にもしていました」と言う。「緊急事態に際しては、通常のチェックス・アンド・バランシズのプロセスを省いてでも、危機に対応する権限を国家に与えることは必要」というスタンスだったのだ。  だが、そうした考えを捨てたのにはきっかけがあった。それは、阪神・淡路大震災、そして東日本大震災の際に支援活動に動いた弁護士たちから意見を聞いたことだった。 「現場を良く知る彼らの主張はこうです。災害に際して、中央の政府の権限を強化したところで、被災地の状況は把握できない。状況を把握できない政府に判断を委ねても、時間がかかるし、間違いも起こる。生死の間際にある人々をそれでは救うことはできない。災害時に必要なのは、中央の権限を強化することではなく、自治体の首長に権限を委譲しておくことなのだと。さらに言えば、災害が起きてから、あわてて中央で対策や立法を練っていても間に合わない」  さらに小林氏は、「震災の支援活動を行った弁護士たちも、災害対策基本法に基づく緊急政令によって自治体が通常のプロセスを飛ばして直ちに危機に対応した措置を取れるようになっている、完璧ではないにしろ現状の方法で対応できたと言っていました」と述べている。前述した菅原気仙沼市長と同様、災害対策基本法で対応可能だと言うのだ。  もし災害の緊急時に法の問題で立ち塞がったり、不備が発覚したなら、災害対策基本法を見直せばいいだけ。にもかかわらず、安倍政権は災害を理由に緊急事態条項が必要だと言い張り、憲法改正を急ごうとするのだ。  災害対策基本法があるのに、なぜ緊急事態条項が必要なのか。じつはこの矛盾を、安倍政権は十分に理解している。  事実、自民党は憲法改正草案のQ&Aにおいて、緊急事態条項を〈東日本大震災における政府の対応の反省も踏まえて、緊急事態に対処するための仕組みを、憲法上明確に規定しました〉と記す一方で、〈緊急政令は、現行法にも、災害対策基本法と国民保護法(中略)に例があります。したがって、必ずしも憲法上の根拠が必要ではありませんが、根拠があることが望ましいと考えたところです〉とも書いている。  これでおわかりいただけるだろう。安倍首相は“大規模な災害が発生したときに国民の安全を守るため、憲法に緊急事態条項は必要”と強調してきたが、これは大嘘で、実際は憲法にせずとも法律があるから必要がないということを彼らは認めているのだ。  ようするに、「備えあれば憂いなし」という人びとの感情につけ込んで改憲を訴える、それこそが彼らのやり口だ。その証拠に、小林氏は前掲書のなかで“自民党の思惑”を匂わせる、こんな話も暴露している。 「東日本大震災の直後に自民党の改憲マニアの議員から連絡があったのです。こういう緊急事態を経験した今なら、国家緊急権に国民の理解も野党の理解も得られる。やっと憲法改正の入り口が見えました、と嬉しそうに言うのです」  今回の熊本大地震で、すぐさま菅官房長官が緊急事態条項の必要性を口にしたのも、これと同じだろう。結局、安倍政権は熊本大地震の発生によって国民が抱いている不安な気持ちを政治的に利用して、改憲に世論を誘導するのが目的なのだ。  安倍首相は明日23日に被災地を視察することを決めたが、ここまで被災地入りを延期しつづけたのは、翌24日に行われる衆院補選をにらんでの“パフォーマンス”だと言われている。一体、どこまで熊本大地震を政治利用するつもりなのか。そう批判されるべきは、間違いなく安倍首相だ。 (野尻民夫)