コーエン兄弟の“映画愛”溢れる『ヘイル、シーザー!』 50年代ハリウッドの裏側をどう描いた?

【リアルサウンドより】  コーエン兄弟の作品は、大まかに分けて二つのタイプがある。一つは兄弟の名前を一躍世界に知らしめるきっかけとなった、処女作『ブラッド・シンプル』のようなスリラー系の作品。そしてもう一つは『赤ちゃん泥棒』のような軽いタッチのオフビート・コメディ系の作品だ。勝手ながらこの項では前者を“黒コーエン”、後者を“白コーエン”とする。  “黒コーエン”作品の場合は、重厚で血なまぐさい物語の中に、唐突にユーモアを盛り込むことによって、ドス黒いブラック・ユーモアが生まれる。血と暴力に満ち溢れた『ノー・カントリー』で、ハビエル・バルデムが怪演した殺し屋シガーの珍妙なヘアスタイルは、正にそれだ。また“白コーエン”作品の場合は、コメディ色にユーモアを盛り込むことによって、更に拍車がかかったスラップスティック・コメディへと昇華する。  かつて、彼らは映画を製作する上で「常に意識しているのはユーモア。それが無い映画はありえない」と語っていた。彼らのほとんどの作品に共通する、不思議な脱力感とブラックな笑いを醸し出す理由はそこにある。  最新作『ヘイル、シーザー!』は言うまでもなく“白コーエン”作品だ。1950年代の戦後ハリウッドの黄金期を舞台に、ジョージ・クルーニーが演じる大スター、ベアード・ウィドロックの誘拐事件を巡るコメディだ。  『赤ちゃん泥棒』や『ファーゴ』『ビッグ・リボウスキ』といった“白コーエン”作品で幾度となく取り上げてきた“誘拐騒動”を、共産主義を排除するべく、突如として巻き起こった“赤狩り”騒動に揺れる50年代のハリウッドを舞台にすることで、ブラックな社会性に加え、これまでの作品とは一線を画したエンターテイメント性も描いている。  そうして完成させた『ヘイル、シーザー!』で、彼らは彼らなりの“映画産業に関わった人々の映画愛”と“悲哀”を全力で表現したのである。  “不条理”や“難解”といったイメージの強いコーエン作品だが、実はどの作品も基本的なストーリーは、とてもシンプルだ。個性的なキャラクターのバックグラウンドや、日常に潜んだ狂気を交えながら、巧みなセリフの応酬、そして卓越した編集技術を交えて、一つの作品を作り上げている為、油断するとストーリーが追えなくなってしまう。難解といわれる所以はそこにあるが、基本的な本筋は、どの作品もとてもシンプルなものなのだ。  『ヘイル、シーザー!』も、“ハリウッド・スターの誘拐事件”という分りやすい筋立てに、(今回は特に実在の人物をモチーフにした)個性豊かなキャラクター達を各所に配備し、それぞれのエピソードの積み重ねている。シンプルだったストーリーを攪乱させ、一般の市民が夢の工場として憧れていたハリウッドの裏の顔を描きながら、徹底的にひっかきまわす。  “ハリウッドのよろず屋”エディ・マニックスを演じる、ジョシュ・ブローリンを中心に、ストーリーの車輪はノンストップで回り続ける。わがままで自意識の強いウィドロックの誘拐事件を捜査しながら、観客を“コーエン・ワールド”に誘う。  スカーレット・ヨハンソンが演じる新進気鋭の若手女優は、かつてミュージカル映画で水中ショーを披露したエスター・ウイリアムズがモデルだ。演技力や歌唱力は二の次で、美貌とスタイルさえよければ大スターになりえた時代の女優を堂々と演じ、笑顔の裏に潜む裏の顔を持った小悪魔的なキャラクターで、マニックスを振り回し続ける。  乗馬とロープさばきは超一流だが、セリフがまともに喋れない西部劇スター(アルデン・エーレンライク)や、わがままな俳優たちに振り回され続ける映画監督を演じる、レイフ・ファインズのオーバーアクト気味の熱演は捧腹絶倒だ。   さらに誘拐事件を嗅ぎつけ、マニックスに詰め寄る双子の記者(ティルダ・スウィントンが見事に一人で二役を演じ分ける)、なぜか裏事情に詳しい(ジョエル・コーエン夫人でもある)フランセス・マクドーマントが怪演するフィルム・エディター、そしてアメリカ国民の誰もが憧れるミュージカルスター(いわずもがなモデルはジーン・ケリーだ)を、日本では筋肉系アクション俳優のイメージが強いチャニング・テイタムに演じさせ、実に楽し気に歌って踊る姿を披露している。  これらの個性豊かな(いや、豊かすぎる)登場人物の配置には、実は巧妙に練り上げられたコーエン兄弟の脚本によるトラップが仕掛けられている。それらを読み解いていくのも、本作の楽しみの一つだ。
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 50年代のハリウッド事情という、日本の若い世代には少々分り難い小ネタも多く盛り込まれているが、細かい部分はあまり気にせず、ジョージ・クルーニーの“マヌケ”っぷりや、お色気たっぷりのヨハンセン、チャニング・テイタムのダンスナンバー、そしてコーエン兄弟の仕掛けた、このゴージャスな“ホラ話”を堪能してほしい。  一見、豪華絢爛な黄金期のハリウッドの裏側に潜んでいるブラックな秘密を、ウィットに富んだセリフの応酬と、笑いのオブラートで包みながら、極上の映画愛で描き切ったコーエン兄弟の最高傑作といっても過言ではない。 ■鶴巻忠弘 映画ライター 1969年生まれ。ノストラダムスの大予言を信じて1999年からフリーのライターとして活動開始。予言が外れた今も活動中。『2001年宇宙の旅』をテアトル東京のシネラマで観た事と、『ワイルドバンチ』70mm版をLAのシネラマドームで観た事を心の糧にしている残念な中年(苦笑)。 ■公開情報 『ヘイル、シーザー』 5月13日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー 監督・脚本・製作:ジョエル&イーサン・コーエン 出演:ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、アルデン・エーレンライク、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタムほか 配給:東宝東和 (c)Universal Pictures 公式サイト:http://hailcaesar.jp/

カビ生えすぎな『サンジャポ』に愕然

 熱を帯びる「日朝ワイドショー戦争」だが、先を見据えると大きく明暗が分かれるという見解が多い。  松本人志がメインコメンテーターを務める『ワイドナショー』(フジテレビ系)と、爆笑問題がMCを務める『サンデー・ジャポン』。かつては先立って放送されていた『サンジャポ』が『ワイドナ』を完全に突き放していたが、ここへきてその差が縮まってきている。

道端ジェシカ、パーフェクトな美尻披露で求婚男性が殺到! “ナパーム弾みたいな”性生活が暴露される可能性が?

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道端ジェシカ公式インスタグラムより
 先月25日、モデルの道端ジェシカが自身のインスタグラムに、「Perfect beach day with」というコメントと共に、ビキニを着て後ろ向きに撮った画像を投稿。これには「パーフェクトなのは、ジェシカちゃんのお尻だよ!」「微妙な食い込み加減がたまらない!」など、男性ファンが熱狂したようだ。 「姉のカレン、妹のアンジェリカ共々、モデルとして活躍していることから、道端3姉妹として有名ですが、特に道端ジェシカの美貌については『3姉妹の中で1番』と推す声がネット上のみならず、業界内でも多く、1997年、13歳の時にモデルデビューして以降は、各ファッション雑誌、各ファッションイベントに引っ張りダコ状態で、『道端ジェシカが出演したことのない女性ファッション雑誌はないのでは?』との声も。昨年2月に行われた映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の女性限定スペシャルイベントに出演した際には、毒舌で知られる坂上忍が、『3姉妹の中で1番綺麗。間違いなく美女です』と、珍しくデレデレした様子を見せたことから、『あの坂上が褒めちぎるってことは、実際に見ると相当美人なんだな』と、ネット上でさらに株を上げていました。3姉妹の中では男性人気ナンバーワンともいわれているだけに、2014年にF1レーサーのジェンソン・バトンとの結婚を発表した際には、ファンを落胆させていましたが、昨年末に、“離婚決意”との報道が流れると、ファンは歓喜。さらに、総資産60億円とも70億円ともいわれている超セレブなジェンソンなだけに、離婚が成立した場合には6億円から13億円もの大金が道端の懐に転がり込んでくるのではないかという憶測も広まり、ネット上では『美人で億万長者なんて最高!』『僕と結婚して養ってください!』などといった、独身男性からの求婚コメントが溢れ返っているようです」(芸能関係者)  しかし、道端は、パリコレでも活躍するなど、世界のトップモデルと並んでも引けを取らない美貌を誇っているだけに、セレブ男性から引く手あまたのようだ。 「道端は、昨年11月、イタリア・ミラノに本社があるファッション系コンサルタント会社のCEO・ジュアン・ラバナルとの不倫疑惑が流れ、日本のみならず海外のゴシップ誌をも賑わせていました。さらに、今年の3月には、シンガーソングライターのジョン・メイヤーとデートしている姿がスクープされたことで、『付き合うのはセレブばっかりだな』『俺らみたいな低所得者なんて眼中にないか…』などと、ファンを落胆させてしまいました。と同時に、ジョンといえば、10年に発売された米国版『PLAYBOY』誌で、元カノであるジェシカ・シンプソンについて『彼女は(麻薬の)クラック・コカイン、いや、ナパーム弾みたいな凄い女の子だった。だから彼女とのセックスはもうかなり強烈だったよ』と暴露したことで、世間からバッシングされた“前科”があることから、『ジェシカちゃんも性生活を暴露されちゃうのでは?』『奇しくも、ジェシカって同じ名前だし、何だか心配だな』などと、ファンを不安にさせているようです」(同)  しかし、ネット上では、道端の恋の行方よりも、1年で1億円以上も美容に費やしているというジェシカ・シンプソンの“ナパーム弾みたいな”凄さについて、もっと詳細を知りたいという意見が多いようだ。

嵐・松本潤と井上真央は結婚するのか? 井上の独立で話題再燃も「文春=する」「新潮=しない」と真っ二つに

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2人の恋の行く末は?(左・井上真央 Official Web Siteより)
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  4月24日、女優の井上真央が10年以上所属した事務所「セブンス・アヴェニュー」からの独立が報じられた。子役からスタートし昨年にはNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の主演にまで登り詰めた実力をもつ井上だが、しかし今回の独立で俄然注目されるのが“結婚”だ。 井上といえば、国民的アイドルグループ・嵐の松本潤と恋人関係にあるのは有名な話。交際は『花より男子』で共演して以降、10年くらいの付き合いで、小栗旬の自宅に2人であらわれたことを同席者に暴露されたり、2013年には「女性セブン」(小学館)が2人の決定的なツーショットを撮影するも、ジャニーズ事務所の圧力で潰されるというトラブルもあった。  そして、2年前にとうとう「フライデー」(講談社)が焼肉デートをスクープ。それ以降は何度も“結婚”が取り沙汰されるようになっていた。 「昨年の大河ドラマ出演以降、井上は仕事を大幅にセーブしています。その上、今回の独立ですからね。今後は母親を社長にして個人事務所を設立し、芸能活動を続けるようですが、井上といえども独立することは芸能界のなかでも風当たりが強い。そこまでして独立を強行したのは、やはり松潤との結婚を見据えたものだとの見方が強い」(芸能レポーター)  遂に井上と松潤の大物カップルが結婚か──。確かに芸能マスコミではこのような見方が強いのは確かだ。その代表が、快進撃を続ける「週刊文春」(文藝春秋)5月5・12日合併号に掲載された「井上真央『そろそろ嵐のコンサートに行きたい』松潤と結婚へ」という記事だ。  同誌によれば、井上は現在、自宅で家族とのんびりと過ごし、家事に勤しんでいるというが、実は今年1月、井上の誕生日に婚約発表をする予定だったというのだ。だが、大河ドラマの大コケで来年1月に延期になったと記事は具体的に指摘している。 また、2人の交際についても、テレビ局関係者からの情報としてこんな具体的なエピソードを掲載している。 「最近とある酒場で、『嵐のコンサートには行かないの?』と彼女に訊いてみたんです。『うーん。そろそろ行きたいかな』って笑っていましたよ。まだ行ったことがないことにも驚いたけれど、観に行ってバレてもかまわないということは『順調なんだな』と思いましたね」   もしこれが本当だとしたら、来年1月、30歳を迎える井上にとっても節目の時に着々と婚約への道筋を整えているということになる。  ところが、「文春」の結婚記事とは真逆の報道をしたメディアがある。それは「文春」と同日発売の「週刊新潮」(新潮社)。同誌の5月5・12日合併号には「『井上真央』謎多き事務所独立の舞台裏 『ジャニーズ事務所のご意向で消滅した『松本潤』結婚』」という記事が掲載されているのだ。  記事によれば、井上が頑に事務所独立を訴えたため、事務所社長が松潤との結婚話が進んでいるのかと、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長に真偽のほどを質し、弁護士を立てての話をしたという。その結果は「結婚はない」ということだった。 「2人の付き合いがすぐに結婚という形に収まることはない。つまりジャニーズとして、今は認めがたいということ。(略)“認めがたい”というのは真央に原因があるというよりは、むしろ嵐が人気絶頂なのと、それに代わるエース候補が見つからないからでしょう」  ジャニーズ事務所の意向だけでない。松潤本人も現在のところ結婚を急いでいないというのだ。 「松潤はライブ演出に長らく携わっているせいか、自身の立場をよく弁えている。今の人気を維持するためには、独身でいた方がいいと“大人の判断”をしているはず。少なくとも結成20周年を迎える3年後まで、結婚は選択しに入らない」  真っ向から食い違う「文春」「新潮」というライバル誌の論調だが、本サイトの取材の結果、信憑性が高いのは“結婚はしばらくない”という「新潮」のようだ。 「来年30歳になる井上はもちろん結婚を望んでいるようですが、しかしそれを現在のジャニーズ事務所が認めるわけはない。事務所内はSMAP騒動以降、ジュリー体制を万全にすべく若返り人事や、社内でのタレント管理なども見直されている時期。しかもジュリー氏にとって自らが手塩にかけて育て、大成功を収めたトップグループが嵐ですからね。なかでも松潤はジュリー氏のお気に入り。飯島三智マネージャーなき後、ジュリー氏は嵐を中心に据えた事務所運営を考えているようですし、そのなかでも人気アイドルの松潤が結婚となれば、大きなダメージとなるのは必至。もちろん松潤本人もそれは十分承知しています。当分2人の結婚はないと見るべきでしょう」  本サイトでは、以前、ジャニーズ事務所に「結婚の掟」があることを紹介したことがある。表立って結婚に反対しないが、「結婚するとこれだけファンが減る。グッズ売り上げが下がる」とデータをちらつかせて、思いとどまらせるという陰湿なやり口だ。もしかしたら、松潤もこうしたデータを突きつけられたのだろうか。  しかし、結婚が難しい、ということになれば、気になるのは2人の関係の行方だろう。  実はこれまでも、ジャニーズのアイドルと大物女性タレントが長く交際し、結婚目前と言われてきたケースはたくさんあった。古くは近藤真彦と中森明菜、東山紀之と牧瀬里穂、稲垣吾郎と菅野美穂、国分太一とaiko、長瀬智也と浜崎あゆみ、相武紗季、森田剛と上戸彩、坂本昌行と中澤裕子……。しかし、その大半は、ジャニーズ事務所の強固な反対で結婚ができないまま、破局を迎えている。  なかでも、中森明菜はマッチとの交際問題をきっかけに事務所から独立したものの、孤立無援になって芸能活動もままならない状態に追い込まれた。井上真央がそんなことにならないよう祈りたい。 (林グンマ)

篠原涼子と江口洋介の”深夜密会”が波紋…おしどり夫婦同士の危険な関係

【アガるニュースをお届け!デイリーニュースオンラインより】
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「Sweets-Best of Ryoko Shinohara-」より
 女優・篠原涼子(42)と俳優・江口洋介(48)の深夜焼肉デートを『女性セブン』(小学館)が報じ、波紋が広がっている。篠原と江口といえば、両者ともに「おしどり夫婦」「理想の夫婦」として有名な既婚同士。篠原は、俳優の市村正親(67)と、2005年12月に結婚。2008年に長男を、2012年に次男をもうけている。アラ還にして初めて父親になった市村のイクメンぶりは有名。子供を幼稚園に送り迎えする姿も度々目撃されている。
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ジャスティン・ビーバー、1000万円を求められる訴訟を起こされる

ジャスティン・ビーバーが10万ドル(約1070万円)を求められる訴訟を起こされた。ロバート・アール・モーガンは先月、テキサス州ヒューストンにあるナイトクラブ、クレの中でジャスティンがビールを一気飲みする姿を録画しようとしたところ、ジャスティンに携帯電話を壊されたと訴えている。TMZが入手したモーガン氏の訴訟書類には、ジャスティンが激怒して携帯電話を取り上げ、粉々に破壊したと明記されているという。その携帯電話には祖母の100歳の誕生日パーティーの写真や旅行からのものを含めたかけがえのない写真や動画が5000枚近く保存されていたことや、仕事上に必要な電話番号を失ったことを理由にこの巨額を求めているようだ。 そんなジャスティンは、故プリンスが生前に行っていた未公開のインタビューでジャスティンのことを2流アーティストと呼んでいたことが明らかになっていたところだ。50年間に渡るキャリアを誇り、多岐のジャンルに渡って35枚のアルバムをリリースしたプリンスが2014年にローリングストーン誌に向けて行ったインタビューで、ジャスティンの人気の理由が音楽の才能というよりも個性にあると発言していた。Q&Aのセクションでプリンスは「今はみんなまず個性を探そうとするものなんだ。それで注目を集めるためにね。スキャンダルやリアリティ番組、セックステープなんかがあればなおさら良いわけさ。それをアートに落とし込むんだ。今で言えばジャスティン・ビーバーみたいにね!」とコメントしていた。

渡辺謙 VS マシュー・マコノヒー、“静と動”の演技合戦 日米の名優は『追憶の森』でどう対峙したか

【リアルサウンドより】  日米を代表する演技派俳優として名を馳せる、渡辺謙とマシュー・マコノヒーが初共演を果たした、ガス・ヴァン・サント監督最新作『追憶の森』。富士山麓の青木ヶ原樹海を舞台に、死に場所を求めてやって来たアメリカ人アーサーと、樹海に迷い込んでしまった日本人タクミのサバイバル劇が淡々と進んで行く本作。見どころのひとつは、『ラスト・サムライ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた渡辺と、『ダラス・バイヤーズクラブ』で見事アカデミー賞主演男優賞に輝いたマコノヒーがみせる“静”と“動”の素晴らしい演技合戦だ。
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 マシュー・マコノヒーといえば『評決のとき』で注目を集めたものの、その後は『U-571』『サラマンダー』『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』といったアクション作品への出演が続き、ムキムキの肉体美を誇るマッチョ俳優に転向かと思われたが、『リンカーン弁護士』で演技派俳優として復活。もちろん『マジック・マイク』などで自慢の肉体美を披露するファンサービスも忘れないが、『ダラス・バイヤーズクラブ』ではしっかりオスカー像を手にすることも忘れなかった。かたや渡辺謙は一度病に倒れたもののスクリーンに復帰し、『ラスト・サムライ』出演以降は『バッドマン ビギンズ』『SAYURI』『ダレン・シャン』などのハリウッド作品に続々出演。『王様と私』などのミュージカルにも出演し、着実に国際派スターの地位を築いていった。  頭で考えるより先に、つい体が反応してしまうアーサーの抜群の行動力を体現したマコノヒーと、深い森の中で方向感覚を失いながらも、決して乱れることのないタクミの冷静さを表現した渡辺は好対照をみせる。さすがは名優と呼ばれる二人だけあって、閉ざされた樹海という空間での緊張感あふれるやり取りはもとより、何気ない会話の様子や、ちょっとした目線や仕草に至るまですべてがパーフェクトと言っても過言ではない。観客は共に樹海で困難な時間を過ごすうちに、次第に心を通わせていくアーサーとタクミの姿にグイグイ目を奪われてしまうのだ。
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 二人組を主人公にした“バディムービー”には、ガス・ヴァン・サント監督の過去の作品で、リヴァー・フェニックスとキアヌ・リーヴスを起用した『マイ・プライベート・アイダホ』や、ロビン・ウィリアムズとマット・デイモン共演の『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』なども挙げられる。その他にも『48時間』『リーサル・ウェポン』『バッドボーイズ』『ラッシュアワー』『メン・イン・ブラック』「最強のふたり』『ジャージの二人』『まほろ駅前狂騒曲』等々枚挙にいとまがない。そんな中、『追憶の森』がより一層われわれの心に深く響くのは、渡辺謙とマシュー・マコノヒーという才能豊かな役者たちが、エモーショナルかつリアルな演技で観る者の心をわしづかみにするからに他ならない。  大自然の持つ恐ろしさと美しさ、そして人間に備わった弱さと強さを浮き彫りにした本作は、ガス・ヴァン・サント監督の死生観を表している。普段はあまり意識することはないけれど、本来人間は善と悪を合わせ持ち、何人たりとも決して死から逃れることは出来ないのが現実だ。富士山の青木ヶ原樹海と言えば“自殺の名所”でもあるのだが、同時に樹海探検の観光名所でもあるという不思議。まさに“生”と“死”が隣り合わせにある場所に、世界中から静謐なる死を求めて多数の人々が集まるというのも納得。そこには人智を超えたスピリチュアルな特別な“何か”が宿っているのかもしれない。
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 なにゆえにわざわざ死ぬためだけに遠い日本まで……という無粋な疑問はひとまず横に置き、自然の脅威と美しさが共存する“樹海”で、何かに導かれるように出会った二人の男性の宿命に注目したい。それは決して単なる運命のイタズラではなく、必然であったのだ。抜群の演技力と圧倒的な存在感で、スクリーン上に揺るぎない地位を築いてきた渡辺謙とマシュー・マコノヒーという、日米が誇る名優の、本作での出会いが必然であったように。 ■平野敦子 映画&猫専門フリーライター。著書に『新版 人に育てられたシロクマ・ピース』『ふたつの名前で愛された犬』(以上学研プラス)。猫びより等に寄稿中。年間約400本の映画を鑑賞。旅行中毒で、今後は台湾と輪島温泉を訪問予定。死ぬ前に観たい映画は『哀愁』(笑)。 ■公開情報 『追憶の森』 公開中 監督:ガス・ヴァン・サント 製作:ギル・ネッター 主演:マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツ 提供:パルコ、ハピネット 配給:東宝東和    原題:The Sea of Trees/2015年/アメリカ/110分 (c)2015 Grand Experiment, LLC. 公式サイト:http://tsuiokunomori.jp/

武豊、アメリカ決戦を前に「絶妙ジョーク」炸裂で称賛

 日本時間の8日早朝、21年ぶりに日本馬が参戦することで大きな注目を集める米ケンタッキーダービー(G1)。ラニはUAEダービーを勝利しており、強敵ぞろいとはなるが期待は高まるばかりだ。  そんなラニに騎乗する武豊騎手は現在絶好調。1日の天皇賞・春ではキタサンブラックで10年ぶりに勝利をつかみ、5日には地方交流のかしわ記念をコパノリッキーで制した。目下「G12連勝中」という状況である。  そんな武騎手、決戦を控えてラジオ日経の取材に答えていたのだが、ここでも名手独特の余裕を「コメント」で表現し、ファンの間で話題となっている。

武豊、アメリカ決戦を前に「絶妙ジョーク」炸裂で称賛

 日本時間の8日早朝、21年ぶりに日本馬が参戦することで大きな注目を集める米ケンタッキーダービー(G1)。ラニはUAEダービーを勝利しており、強敵ぞろいとはなるが期待は高まるばかりだ。  そんなラニに騎乗する武豊騎手は現在絶好調。1日の天皇賞・春ではキタサンブラックで10年ぶりに勝利をつかみ、5日には地方交流のかしわ記念をコパノリッキーで制した。目下「G12連勝中」という状況である。  そんな武騎手、決戦を控えてラジオ日経の取材に答えていたのだが、ここでも名手独特の余裕を「コメント」で表現し、ファンの間で話題となっている。

相武紗季、結婚発表に「GWの悪夢!」とファン落胆 会社社長と結婚も、逆玉の輿疑惑が浮上?

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 3日、女優の相武紗季が直筆の文書により、会社経営する一般男性との結婚を発表。これには、「ゴールデンウィークの悪夢!」「紗季ちゃん、俺と結婚してくれるんじゃなかったの?」など、ファンを落胆させてしまったようだ。 「相武が結婚したのは、昨年7月に写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)によって交際を報じられた男性なのですが、相武が昨年ごろから料理学校に通いだしたこと、さらに一緒に旅行へ行くほど仲の良い吹石一恵が昨年、福山雅治と結婚したことなどから、『Xデーは近い?』と、ファンは戦々恐々としていました。ゴールデンウィークで気が緩んでいたところへの不意打ちの結婚発表に、ファンのショックは倍増したようで、『ゴールデンウィーク明け、会社行く気失くした』『人生で初めて5月病にかかった』などと、相武ロスに苦しむ男性が大量発生。また、相武に男性を紹介したという俳優の金子ノブアキに対して『余計なことしやがって~』と、怒りの矛先を向けるファンも少なくないようです。さらに、相武といえば、かつてはTOKIOの長瀬智也と熱愛報道が流れたことがあるだけに、会社社長との結婚に関しては、『結局、女は金か』『ジャニーズブランドも社長の肩書きには負けるか』などと、ネット上では揶揄が飛び交っているようです」(芸能関係者)  しかし、ネット上では、「逆玉の輿なのでは?」との疑惑も浮上しているようだ。 「昨年、『FRIDAY』によって熱愛スクープがなされるとすぐに、ネット上では相手男性の特定が進められたのですが、『FRIDAY』の記事に掲載された、『Sグループという、化粧品販売やイベントを制作する会社のK社長』『金子ノブアキの友人』などといった情報から、相手の男性が従業員数19名ほどの『スカイ・グループ』という会社の社長であることが有力となってくると、『社長っていっても、中小規模だな』『相武の方が稼いでいるのでは?』などとささやかれ、結婚が発表されると、逆玉の輿疑惑が浮上。2007年にはCM女王に輝いたこともある相武ですが、昨年1月に発売された『FRIDAY』によれば、CM1本あたりの推定のギャラが2,000万円から2,500万円ですから、これに1本あたり推定100万円前後のドラマのギャラが上乗せされれば、相武の方が相手男性より稼いでいる可能性は少なくないでしょう。とはいえ、『FRIDAY』によれば、相手の男性は六本木にある高級マンション在住ということで、『一般人の俺からしたら、雲の上の存在』『金持ちなうえに、相武紗季が嫁って、どんだけ勝ち組なんだよ!』などと、ファンのショックはしばらく癒えることはないようです」(同)  現在放送中のドラマ『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)では、濃厚なラブシーンも披露しているだけに、「紗季ちゃんを独り占めできるなんて羨ましすぎる!」と、ファンの嫉妬は尽きないようだ。