『ドラゴンボール超』悟空と悟飯の親子バトルで野沢雅子に絶賛の声殺到! 80歳でも衰えない絶妙な演じ分けに感動!

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『ドラゴンボール超』公式サイトより。
 5月14日にTVアニメ『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)第90話「超えるべき壁を見据えて!悟空VS悟飯」が放送された。この回で見せた声優・野沢雅子の演技に、ああ種手絶賛の声が寄せられている。  この回では迫る“力の大会”に備えて、孫悟飯が孫悟空に組み手を申し出た。最初は悟飯&ピッコロVS悟空&天津飯というタッグ戦で試合。ピッコロとの修行で全盛期の勘を取り戻しつつある悟飯は、戦闘力がだいぶ下の天津飯にも容赦のない腹パンをかます。これには「天さんが死んじゃう!」「悟飯の甘さが消えてるだと!?」と視聴者が騒然。さらに悟飯は天津飯の脳天に強烈な一撃を打ち込み、「さよなら天さん……」「三つ目ハゲ逝ったぁ!」と天津飯には同情の声が相次いだ。  結局、この壮絶なタッグ戦は足場が崩壊したことによって中断。だが悟飯は物足りないとばかりに、今度は悟空との1対1の対決を申し出る。  悟空はスーパーサイヤ人2になり、悟飯は「アルティメット」状態(ドラゴンボールのゲームなどでの表記名)になりバトルを開始。大迫力の作画で親子の戦いが描かれ「戦闘シーンめっちゃめちゃ動くやん! 作画も良いし! やっぱ悟空も悟飯も格好いい」「アルティメットとスーパーサイヤ人2とか一番イケメン形態同士、スタッフ分かってるな」と視聴者は画面にくぎ付けに。  もちろん悟空と悟飯は「ウリャリャリャリャー!」「ダダダダダー!」と、声を張りながら技を繰り出し、こうした場面で「っていうか野沢雅子凄すぎない?」との声が浮上。周知のとおり悟空と悟飯の声は共に野沢が演じているのだが、両者が入り乱れる場面でも絶妙な演じ分けで、視聴者はどちらが声を出しているのかがはっきりと理解できるのだ。  日常の会話シーンならともかく、戦闘中の掛け声すらも見事に演じ分けていた野沢の技量に、改めて、「悟空と悟飯が戦ってて野沢さん凄いなって感想しか出てこなかった」「悟空と悟飯の闘いやべーな。まあ、1番すごいのは野沢雅子さん」「あの歳で悟空と悟飯の声にメリハリがあるの凄すぎる」と絶賛の声が続出。  野沢は「ドラゴンボール」シリーズで、孫悟空、孫悟飯、孫悟天、バーダック、ターレス、ゴクウブラックなど複数のキャラを演じているが、全て演じ分けている。また、悟空には少年期、青年期、壮年期、悟飯には幼少期、少年期、青年期などがあることを考えると、単純なキャラ数だけでは測れないほどの役を演じ分けていることにもなる。80歳にしてこのエネルギー、野沢の戦闘力は計り知れない。

サザエが本編でもついに財布を忘れる!? 「OPの伏線回収キター!」『サザエさん』歌詞通りの展開に大盛り上がり!

サザエが本編でもついに財布を忘れる!? 「OPの伏線回収キター!」『サザエさん』歌詞通りの展開に大盛り上がり!の画像1
アニメ『サザエさん』公式サイトより。
 5月14日にTVアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)が放送され、いつもと同じようにネット民たちが楽しそうにツッコミを入れながら視聴していたので、ネットの声とともに内容を紹介したい。  この日最初に放送されたのは作品No.7604の「隣のいいわけ大王」。磯野家の隣に住む小説家の伊佐坂先生は、ノリスケが原稿を取りに来るとなにかと言い訳をして締め切りを延ばそうとするのだという。特にペットの犬・ハチをひんぱん言い訳として使い、「昨夜ハチが夜鳴きしてうるさくて仕事どころじゃなくて」「ハチに万年筆をかじられて」「インク瓶をひっくり返されて」とさまざまな言い訳をするのだとか。だが、ハチは言い訳の道具に使われても伊佐坂先生が大好きなのでとてもなついている、という何となくほのぼのとしたオチに。  次は作品No.7618の「ちいさな過ち」。ある日ワカメは、サザエが警察官の後ろをとぼとぼとついて行くのを目撃。ワカメはすぐさまこれをカツオやマスオに伝え、3人は急いで交番に向かった。交番で警察官とサザエが話し込んでいるところへ、マスオは「何をやったんだい!?」と大慌てで質問。ところがサザエは財布をどこかで落とし、紛失届を出しているだけだった。  マスオたちはほっと胸をなでおろして帰宅。すると家にいたフネは「お財布を忘れて買い物に行ったのかい?」と言ってサザエに財布を渡す。そう、サザエは財布を落したのではなく家に忘れただけだったのだ。そしてこのシチュエーションは、『サザエさん』の主題歌の歌詞「買物しようと街まで出かけたが 財布を忘れて愉快なサザエさん」と全く同じ。これにネットは「OPの伏線回収キター!」「まさかホントに財布を忘れて買い物するなんてwww」「初めてOPのネタ回収してるとこ見たわwww」と大盛り上がりだった。  最後は作品No.7620の「母の日くらいは」。カツオやワカメは母の日に備えてフネの願望を聞き出そうとする。だが、「お母さんの一番うれしいことはなに?」と聞かれたフネは「あなたたちが病気しないこと」と返し、「2番目にうれしいことは?」と聞かれても「あなたたちが良い子になること」、3番目も「あなたたちが幸せになること」と言って、個人的な希望を全く喋らない。  さらに、フネが近所からもらったというケーキをみんなで食べようとした時、そこにちょうどノリスケが現れると、フネは自分の分をあっさりとノリスケに譲ってしまう。こんなフネにカツオとワカメは「どうしてお母さんはあんなに欲がないんだろう」「やせ我慢してるんじゃ」「いつか爆発するかも」と心配を募らせる。  場面は変わって、フネとともにデパートにやってきたカツオとワカメ。ここで2人はフネと別行動をとるフリをしてフネを尾行して、フネの欲しいものを探ろうとした。だがフネはネクタイや子供服など家族のものばかり見て、自分のものを全く見なかった。このフネの“母”らしい様子にネットでは「あかん泣けてきた……」「フネさん良いお母さんすぎる」「フネさんはみんなの幸せが何より嬉しいんだね」と感動の声が。  色々探し回った末に、フネが和服ではなく洋服を着て出かけられる場所に行きたそうということを掴んだカツオたち。母の日はみんなで家事を行い、波平にはフネを誘ってディナーに出かけてもらうことにした。  波平は慣れないことに戸惑いながらも、ぎこちなくフネを誘ってディナーに。行く途中ではフネが興味を示した傘も買ってあげ、雨が降り始めた帰りの道では相合傘をして2人は仲良く帰宅。この様子をみたカツオとワカメは「フフフフ」と笑顔になるのだった。 「普通に良い話だった」「サザエさん今回は感動回か」「ほのぼのした。波平とフネの絆が素敵だし、子どもたち良い子過ぎるし」と、普通に好評を博した今週の『サザエさん』。国民的アニメらしい一面を見せつけたのだった。

サザエが本編でもついに財布を忘れる!? 「OPの伏線回収キター!」『サザエさん』歌詞通りの展開に大盛り上がり!

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アニメ『サザエさん』公式サイトより。
 5月14日にTVアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)が放送され、いつもと同じようにネット民たちが楽しそうにツッコミを入れながら視聴していたので、ネットの声とともに内容を紹介したい。  この日最初に放送されたのは作品No.7604の「隣のいいわけ大王」。磯野家の隣に住む小説家の伊佐坂先生は、ノリスケが原稿を取りに来るとなにかと言い訳をして締め切りを延ばそうとするのだという。特にペットの犬・ハチをひんぱん言い訳として使い、「昨夜ハチが夜鳴きしてうるさくて仕事どころじゃなくて」「ハチに万年筆をかじられて」「インク瓶をひっくり返されて」とさまざまな言い訳をするのだとか。だが、ハチは言い訳の道具に使われても伊佐坂先生が大好きなのでとてもなついている、という何となくほのぼのとしたオチに。  次は作品No.7618の「ちいさな過ち」。ある日ワカメは、サザエが警察官の後ろをとぼとぼとついて行くのを目撃。ワカメはすぐさまこれをカツオやマスオに伝え、3人は急いで交番に向かった。交番で警察官とサザエが話し込んでいるところへ、マスオは「何をやったんだい!?」と大慌てで質問。ところがサザエは財布をどこかで落とし、紛失届を出しているだけだった。  マスオたちはほっと胸をなでおろして帰宅。すると家にいたフネは「お財布を忘れて買い物に行ったのかい?」と言ってサザエに財布を渡す。そう、サザエは財布を落したのではなく家に忘れただけだったのだ。そしてこのシチュエーションは、『サザエさん』の主題歌の歌詞「買物しようと街まで出かけたが 財布を忘れて愉快なサザエさん」と全く同じ。これにネットは「OPの伏線回収キター!」「まさかホントに財布を忘れて買い物するなんてwww」「初めてOPのネタ回収してるとこ見たわwww」と大盛り上がりだった。  最後は作品No.7620の「母の日くらいは」。カツオやワカメは母の日に備えてフネの願望を聞き出そうとする。だが、「お母さんの一番うれしいことはなに?」と聞かれたフネは「あなたたちが病気しないこと」と返し、「2番目にうれしいことは?」と聞かれても「あなたたちが良い子になること」、3番目も「あなたたちが幸せになること」と言って、個人的な希望を全く喋らない。  さらに、フネが近所からもらったというケーキをみんなで食べようとした時、そこにちょうどノリスケが現れると、フネは自分の分をあっさりとノリスケに譲ってしまう。こんなフネにカツオとワカメは「どうしてお母さんはあんなに欲がないんだろう」「やせ我慢してるんじゃ」「いつか爆発するかも」と心配を募らせる。  場面は変わって、フネとともにデパートにやってきたカツオとワカメ。ここで2人はフネと別行動をとるフリをしてフネを尾行して、フネの欲しいものを探ろうとした。だがフネはネクタイや子供服など家族のものばかり見て、自分のものを全く見なかった。このフネの“母”らしい様子にネットでは「あかん泣けてきた……」「フネさん良いお母さんすぎる」「フネさんはみんなの幸せが何より嬉しいんだね」と感動の声が。  色々探し回った末に、フネが和服ではなく洋服を着て出かけられる場所に行きたそうということを掴んだカツオたち。母の日はみんなで家事を行い、波平にはフネを誘ってディナーに出かけてもらうことにした。  波平は慣れないことに戸惑いながらも、ぎこちなくフネを誘ってディナーに。行く途中ではフネが興味を示した傘も買ってあげ、雨が降り始めた帰りの道では相合傘をして2人は仲良く帰宅。この様子をみたカツオとワカメは「フフフフ」と笑顔になるのだった。 「普通に良い話だった」「サザエさん今回は感動回か」「ほのぼのした。波平とフネの絆が素敵だし、子どもたち良い子過ぎるし」と、普通に好評を博した今週の『サザエさん』。国民的アニメらしい一面を見せつけたのだった。

『ちびまる子ちゃん』でまる子の恋愛回!? まる子が気になる男子とは?

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『ちびまる子ちゃん』公式Twitter(@tweet_maruko)より。
 5月14日にTVアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)の第1100話が放送された。今週もさまざまな反響がネットに上がっていたので、ネットの声とともに内容を紹介したい。  前半に放送されたエピソードは「『まる子、意外な人の夢を見る』の巻」。ある日、「秀樹」好きで有名なまる子のお姉ちゃん・さきこが、「みちる」の歌を口ずさんでいたことにまる子は驚く。さらにさきこはみちるのテレビ出演情報も気にするなど、明らかに様子がおかしい。何でも、みちるのコンサートに行く夢を見たことが理由らしい。  学校でも夢の話題になり、たまちゃんは「欽ちゃん」と一緒に「コント55号」として漫才をして、欽ちゃんの横で「二郎」の「飛びます飛びます」をやったという謎の夢を見たと明かす。するとこの話を聞いていたクラスメイトの中島と三沢が、2人に向かって「飛びます飛びます」と連呼してからかうのだった。  呆れるまる子だったが、その日に見た夢で中島と三沢が「昼間はごめん」「俺たち反省したよ」と、紳士的に謝りお詫びに花束まで渡してきた。するとここから、まる子はなんとなく中島と三沢を目で追ってしまうように。なんだか恋の予感のする展開に、ネット上は「惚れちゃうのか?」「ひゅーひゅー付き合っちゃえよ~」と盛り上がる。  視線に気づいた中島と三沢は「なんで見てんだよ」とまる子を問い詰めるのだが、ここに冬田さんとみぎわさんが登場して、まる子は恋心から見ているのだと語りだし、さらに事を荒立てる。困り果てるまる子を救おうと、たまちゃんは「まるちゃんは中島と三沢の夢を見ちゃって、つい気になって」と言ったのだがこれがかえって事態を大きくして、まる子は2人に対して恋心があるのだと完全に誤解されてしまう。  中島と三沢は顔を赤らめながら「参ったぜ」とちょっとまんざらでもない様子になるが、すぐにからかいモードに戻り「はっきり言って迷惑! じゃあな!」と走り去る。取り残されたまる子は、冬田さんとみぎわさんに慰められながら「何で私振られたみたいになってんのかな」と落ち込むのだったというオチで、案の定、本格的な恋愛話に至らず、一安心。  後半に放送されたのは「『まる子、庭を掘ったら…?』の巻」。ある日テレビで「埋蔵金スペシャル」という番組を見ていたまる子は、「あれだけお金があったら駄菓子屋さんのくじ何回もできるよ」と想いを馳せる。  そこで家の庭を掘ってみることに。もちろん庭からは、土器かと思ったら割れた植木鉢が出てきたり、宝石かと思ったらビー玉が出てきたりなど、お宝が見つかる気配は無い。だが、ここである意味お宝である、去年の冬にまる子が自分自身で埋めた瓶が見つかる。中には「未来の自分のために」と、まる子が入れた20円が入っていたのだ。 「でかしたよ過去の私!」と、まる子はさっそくそのお金で駄菓子屋に行こうとするが、まだ使わずに未来の自分のために取っておこうかとも考える。しかし、はまじがクジで2等を引いたという知らせを聞くと、未来の自分のことはおかまいなしに使う決意をするのだった。 「うん、安定のクズオチだった」と、今週も視聴者を満足させた『ちびまる子ちゃん』。来週もグータラなまる子を期待したい。

インドから西洋まで! 剣戟の歴史を受け継いだ『無限の住人』

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映画『無限の住人』公式サイトより
 武器で見る映画第13回目は、日本映画です。三池崇史監督、木村拓哉主演の『無限の住人』です。原作は沙村広明の同名漫画です。キムタク主演ってワクワクしますね。意気揚々と見てまいりました。  剣客集団・逸刀流(いっとうりゅう)に両親を殺された凛(杉咲花)が仇討ちを遂げるため、不老不死の肉体を持つ男である万次(木村拓哉)に用心棒を依頼したことで、物語は動き出します。文字通りの“ぶった斬り”エンターテインメントでした。  本作での注目ポイントと言えば、キムタク演じる万次が多数の武器を隠し持っていることです。敵の使用する武器で気に入ったものは奪って使っています。そのほぼ全てが架空の武器なんですが、実際、江戸時代までの日本でも、さまざまな武器が作られており、恐らく、これがモデルだろうと思うような武器もたくさん出てきました。それでは、『無限の住人』に登場する武器の数々を紹介していきましょう。  まずは基本の日本刀、打刀を紹介します。馬上合戦用の太刀とは違い、馬から降りて戦うときの刀を打刀と言います。本作では、万次は打刀を日本帯刀しており、両手に持って二刀流のように戦うのが基本形です。そして、その刀にはギミックがあり、片方の柄を外し、もう一方の柄に接続できるようになっており、一つの柄の双方から刀が出ている形です。スターウォーズのダースモールのライトセーバーや、ガンダムのグフのビームナギナタみたいな形状です。小山ゆう原作で映画化もされた『あずみ』も柄の先から短い刀が出るギミックがありましたが、やっぱりそういうギミックってワクワクしますよね。ただ現実問題として、ギミックを追加すればするほど、強度は低くなります。恐らく実戦向きではないですよね。  最初に出てくる敵の武器、通常の刀が途中で鉤爪のように出っ張っており、形状で言うと、十手のようなものになっています。これのモデルじゃないかと僕が思ったのは、十手の元になったのではないかという説もある「兜割」という武器です。主に室町時代に捕縛用に作られた武器で、日本刀による斬撃を防ぐことができる頑丈さ。殺すことができないため、刃はありません。長さは15cm程度の短いものから、100cmくらいの長いものまであります。頑丈にするため、通常の日本刀よりは厚みがあり兜割で防がれると攻撃した日本刀の方が刃こぼれで使い物にならなくなるほどだったとか。  どんどん紹介していきましょう。万次が使う武器で、二又に分かれた短剣が出てきます。エヴァンゲリオンのロンギヌスの槍の先みたいな形状です。モデルは琉球古武術で使用された釵(さい)という武器。釵は三又の十手のような形状で、イマイチルーツがわかっていない武器ですが、アメリカで大人気で、なぜか忍者の武器として紹介されたりします。  万次以外が使う武器も紹介しましょう。敵である逸刀流のメンバーの黒衣鯖人(北村一輝)の武器について。この鯖人、最初は鎧兜に身を包み、面までつけていたため誰かわかりませんでした。そんな全身装備の人物が使うのは、手裏剣のような武器です。見た目は明らかに手裏剣です。しかし、投げ方が違います。真ん中に空いた穴の中に指を入れ、くるくる回しながら投擲しています。この投げ方をする武器、それは、古代インドの投擲武器、「チャクラ」です。「チャクラム」とも呼ばれています。日本だと「戦輪」と表記されたりします。忍たま乱太郎の滝夜叉丸先輩が使っている武器ということで僕は最初に知りました。この武器の特筆すべき点は、投擲武器であるにもかかわらず、突き立てるわけではなく、切りつける武器なのです。指を入れて、回し投げるのには、こういった切りつける意味があるのです。  他にも逸刀流の刺客、乙橘槇絵(戸田恵梨香)が使う武器、三節棍。モデルはそのまんま「三節棍」でしょう。これは、中国の武器です。「棍」とは木の棒で、人類の武器の歴史の中で、最も基本的な武器。棍とは一節の木の棒なので、一節棍と言えるでしょう。2つになると二節棍、あるいは双節棍、イメージしやすいのがヌンチャクです。短い双節棍がヌンチャクになるわけですね。よく疑問視されているのが、「三節棍って派手だけど、強いの?」と言うものです。結論から言いますと、向き合って闘うなら棍の方が圧倒的に強いです。理由は先述した通り、ギミックを増やせば増やすほどもろくなる、ということと、有効射程を存分に発揮できる突きが、三節棍では弱いということです。ですが、この強いの? の質問は本来的外れです。なぜなら、三節棍自体、向き合って闘うようにできていないからです。三節棍を始め多節棍の有用性は、隠して持ち歩ける点にあります。それこそ大きくて槍や棍では、城内に持ち込むこともできません。そこで、できたのが三節棍などの多節棍なわけです。  逸刀流以外のキャラクターの武器も興味深いものが多くあります。その一つ、尸良(市原隼人)の武器です。片刃の刀で、反対側はノコギリ状になっています。非常に凶悪な武器で、キャラクターの性格を表すのに一役買っていますね。この武器、架空だと思う人もいると思うんですが、実は似ている武器が存在します。それが西洋の武器、「ソードブレイカー」です。片面が刃になっており、その反面が凸凹になっている短剣です。この凶悪そうな武器、さぞ多くの敵を惨殺してきたのだろう、と思いがちですが、実は防御用です。刃の反対側の凸凹で、相手のレイピアなどを受け止めひねって破壊するのです。あくまで対レイピア用なのです。  フィクションの作品において、架空の武器というのは、非常に素晴らしいエッセンスになり得ます。数々の歴史上の武器の中から、新しい武器を夢想する楽しみ、今後の時代劇に僕は大いに期待しています。いや〜、武器って本当にいいもんですね〜。 (文=二木知宏[スクラップロゴス])

社会のはみだし者たちが集まった“銀河の守護神”vol.2が公開中! 超オタク監督ジェームズ・ガンはどこへ行く?

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全世界でまさかの大ヒットを記録した『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のピーター(クリス・プラット)たちが帰ってきた!
 いつまでも思春期を引き摺っているマザコン男をリーダーに、毒舌アライグマ、暴走する植物人間、刺青だらけのマッチョオヤジ、全身緑色の女暗殺者と、ご近所づきあいはしたくないアブない顔ぶれが集まった“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”。およそスーパーヒーローらしからぬ、社会のはみだし者たちがその場のノリで団結し、宇宙の平和を思いがけず守ってしまった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14年)は、1970年代のヒット曲をセンスよくセレクトしたサントラの人気も相まって、世界興収770億円突破のメガヒットを記録した。ジェームズ・ガン監督はこの1作で、ハリウッドのヒットメーカーの仲間入り。そして、その続編となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が日本でも公開中だ。  9歳のときに最愛の母親を病気で失い、母親からプレゼントされたカセットテープ入りのウォークマンをいつも大事に持ち歩いている主人公ピーター・クイル(クリス・プラット)。家庭の温かさを知らずに成長したピーターが、ツンデレな女戦士ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)たちと前作で出逢い、ガーディアンズを結成するくだりは本当に泣けてくる。母親と死別した後は、宇宙海賊のヨンドゥ(マイケル・ルーカー)に育てられたピーターだけど、実の父親はいったい誰なのかという謎が前作のラストでは残されていた。前作のキャスト&スタッフが再登板した『──リミックス』では、ピーターは「お前の本当のお父ちゃんは俺だよ」と名乗るロマンスグレーのダンディーなジジイ、エゴ(カート・ラッセル)と対面を果たすことに。エゴと一緒にいれば、凄いパワーが手に入って、死ぬまで生活には困らない。血の繋がった父親を選ぶか、それとも生死を共にしてきたガーディアンズの仲間を選ぶかでピーターは大いに悩む―というのが今回のあらすじ。
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毒舌アライグマのロケット(ブラッドリー・クーパー)。キャラクターのかわいさもあって、家族連れの動員に成功した。
 前作では、ひとりぼっちで生きるピーターを励ますような70年代のノリのいいヒット曲が流れたが、今回は自分のアイデンティティーについて考え、永遠の思春期状態からほんの少しだけ大人へ成長するピーターに合わせたような選曲となっている。ピーターといい感じだった女戦士ガラーモとは、ますますラブラブムードに。また、前作で仲間を守るために自分の身を挺したグルートは、プリティーなベビー・グルートとなって登場。ピーターの育ての親だった宇宙海賊ヨンドゥの見せ場もたっぷりと用意されている。  それにしても驚くのは、ジェームズ・ガン監督の大出世だ。1970年生まれ、米国ミズーリ州出身のこの監督は、超低予算映画『トロメオ&ジュリエット』(96年)というシェークスピア劇のパロディもので監督デビューしているが、ロメオとジュリエットは実は兄妹で、2人は近親相姦しちゃうというヤバいお話。さらにSFホラー映画『スリザー』(06年)は元カノに呼び出された男がほいほい付いていくと、元カノは宇宙人に体を乗っ取られており、男は食べられてしまうという、ストーリーも演出も徹底的にグログロな作品。  ヒーローもの『スーパー!』(10年)は、ドラッグディーラーと不倫して家を出ていった美人妻を奪い返すために、冴えないオッサンが覆面ヒーロー“クリムゾンボルト”に変装して無謀な戦いに挑むという、これまたクレイジーなアクションコメディだった。ちなみにジェームズ・ガン監督は『スーパー!』を撮る前に、奥さん(女優のジェナ・フィッシャー)と別居&離婚を経験している。実生活で受けた心の痛みを、そのまま作品に投影していたわけだ。
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「ボクはグルート」としか言わないベビー・グルート。ガーディアンズ、いや全宇宙の命運は彼に託されることに。
 ひと言でいうとジェームズ・ガン監督の作品は、どれも超オタッキーでバイオレンス満載で、女性に対する不信感がハンパない。それが彼の作品の魅力でもあったが、同時にオタク向けのマニアックな世界にとどまっていた要因でもあった。それがどうだろう。ディズニー配給の大作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の監督に指名されたのも驚きだったが、開けてびっくり周囲の期待を大きく上回る特大ヒット作に。これまでジェームズ・ガン監督が歩んできたオタク人生の中で溜め込んできた負のエネルギーが、ガーディアンズという仲間を得たことでピーターが孤独から解放されていく展開とシンクロするかのように、いっきに陽性のエネルギーへと転じていったのだ。 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズが成功し、その特異な才能が多くの人から認められたジェームズ・ガン監督。多分、今は私生活も順調なのではないだろうか。今回のガーディアンズのメンバーたちは、血の繋がらない家族として、前作以上に結束を固めていくことになる。ひとつだけ心配なのは、負のエネルギーでここまで突き進んできたジェームズ・ガン監督がフツーの人気監督になってしまわないかということ。『スリザー』や『スーパー!』のような、歪み加減がサイコーに素晴しい作品をもう観ることができないかと思うと、それはそれでちょっと残念な気もする。  最後にもうひとつ蛇足情報を。海賊にさらわれた子どもがタフな大人に成長し、義賊として活躍するというストーリーラインは、19世紀の文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説『笑う男』が原典となっている。肉親の愛情を知らない、コンプレックスの塊である“笑う男”の冒険談は度々映画化され、『バットマン』の宿敵ジョーカーのモデルにもなっている。ピーターも前作でガモーラたちと出逢っていなければ、ジョーカーのような凶悪犯になっていたかもしれない。そう考えると、やはり『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の成功は、ピーターにとってもジェームズ・ガン監督にとってもすごく幸運なことだった。 (文=長野辰次)
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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』 脚本・監督/ジェームズ・ガン 出演/クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、ポム・クレメンテイエフ、エリザベス・デビッキ、クリス・サリヴァン、ショーン・ガン、カート・ラッセル、シルベスタ・スタローン 配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン 5月12日(金)より全国ロードショー (c)Marvel Studios 2017 http://marvel.disney.co.jp/movie/gog-remix.

今でも『ドラゴンボール』は『ワンピース』よりも強い!? バンダイナムコの決算で衝撃!

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ゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』公式サイトより
 5月10日、株式会社バンダイナムコホールディングスが平成29年3月期決算短信を公開。ゲーム、アニメのコンテンツ制作・販売を行う企業としては日本国内屈指のバンダイナムコだけに抱える人気コンテンツも多種多様。その決算には投資家やビジネスマンだけではなく、今どのコンテンツに勢いがあるのか? 具体的な数字が出されるため、ゲームやアニメ、特撮ファンたちからの注目も高く、公開後はネット上で大きな話題となっている。  発表によると、売上高は約6,200億円(前期比7.7%増)、営業利益約632億円(前期比27.4%増)、経常利益約632億円(前期比24.7%増)、純利益約441億円(前期比27.7%増)と好調。特にトイホビー事業は前年同期比で下回ったが、ネットワークエンターテインメント事業および映像音楽プロデュース事業が好調だったよう。  さてゲームやアニメ、特撮ファンたち注目の「IP別売上高」を見てみると…… ■グループ全体IP別売上高 ※( )は前年同期 機動戦士ガンダム:743億円(786億円) ドラゴンボール:611億円(349億円) ワンピース:304億円(233億円) 仮面ライダー:223億円(186億円) スーパー戦隊:210億円(191億円) アンパンマン:106億円(94億円) 妖怪ウォッチ:104億円(329億円) プリキュア:75億円(67億円) アイカツ!:45億円(46億円) ウルトラマン:43億円(33億円)  なんと20年以上も前に原作マンガの連載が終了している『ドラゴンボール』が、現在も「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中、単行本1巻あたり400万部を売り上げる『ワンピース』の倍以上もの売上を見せるという、驚きの結果に!  現在、原作者・鳥山明がストーリー原案によるTVアニメ『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)が放送中の『ドラゴンボール』。だが、好調なのは新作TVアニメだけの影響ではなく、先述のようにネットワークエンターテインメント事業=ソーシャルゲームの影響だろう。  15年1月からAndroid版(ios版は同年2月より)の配信を開始したスマートフォン向けゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、日本国内のみならず全40カ国以上で配信されており、全世界で1億5,000万DLをドッカンと記録するモンスター級のコンテンツなのだ。海外での知名度の高さはさすが『ドラゴンボール』といったところだろう。  なおIP別で名前があがったコンテンツの中で、最大の下落幅を見せたのが『妖怪ウォッチ』。なんと昨年の約3分の1、経済誌などでも「ヒット商品」として持ち上げられた、ピーク時・14年の552億円から見ると、約5分の1にまで縮小してしまった。  16年7月に発売されたゲーム最新作『妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ』(ニンテンドー3DS)はゲーム内のバトルシステムを刷新するなどの意欲作であったが、そのバトルシステムが複雑すぎるなど不評を買ってしまい、発売直後から大炎上。その前作、14年12月に発売された『妖怪ウォッチ2 真打』(ニンテンドー3DS)の初週124万本を売り上げたのに対し、『妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ』は、2本あわせて初週63万本と大幅に数字を下げてしまったのが、効いたようだ。  来期予想は60億となっており、さらに苦戦を強いられる展開は続きそう。なおゲームの制作を務めるレベルファイブは、今年4月から放送中の新作TVアニメ『スナックワールド』(テレビ東京系)の制作に協力(アニメーション制作はOLM)、さらに7月にはゲーム『スナックワールド トレジャラーズ』(ニンテンドー3DS)を発売予定。  アニメの初回の視聴率は2.0%と、高いとも低いとも言い切りづらい数字をマークしているが、『スナックワールド』は『妖怪ウォッチ』に変わる主力コンテンツになれるのだろうか。

「森見登美彦先生の変化が一番見られる作品」!? 『有頂天家族2』プロデューサー&P.A.WORKS代表・堀川氏インタビュー

「森見登美彦先生の変化が一番見られる作品」!? 『有頂天家族2』プロデューサー&P.A.WORKS代表・堀川氏インタビューの画像1
P.A.WORKSの代表取締役でアニメ『有頂天家族』のプロデューサーも務める堀川憲司氏
 森見登美彦原作の同名小説を原作とするTVアニメ『有頂天家族』。第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞するなど、大きな反響を呼んだ2013年のアニメ第1期放送から約4年、ファン待望の第2期が現在絶賛放送中だ。  第2期『有頂天家族2』では、15年に刊行された『有頂天家族 二代目の帰朝」(幻冬舎)を原作に、現代京都を舞台とした、「狸」、「天狗」、「人間」が繰り広げる、ユニークで家族愛溢れるコメディドラマが描かれる。  キャスト・スタッフともに前作のメンバーが再集結し、さらに新キャストを迎え、強力な布陣でおくる新作アニメ『有頂天家族2』について、「おたぽる」では、アニメーション制作を手がけるP.A.WORKSの代表取締役であり、アニメのプロデューサーも務める堀川憲司氏に話を伺った。 * * *
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(C)森見登美彦・幻冬舎/『有頂天家族2』製作委員会
―― 原作者・森見登美彦先生のファンは知っていますけど、改めてTVアニメ『有頂天家族』の第2期が、この時期から放送開始になったのかを教えていただけますか? 堀川憲司(以下、堀川) まずTVアニメ第2期の原作となる『有頂天家族 二代目の帰朝』(幻冬社/以下、『二代目の帰朝』)が刊行されたのが15年2月ですから、もう2年程度経っているわけですよね。 ―― TVアニメ第1期は13年の7~9月に放送されました。 堀川 本当は先生もTVアニメの1期に合わせて、放送が終わるころに『二代目の帰朝』を出版したかったんだと思うんですよ。その方が注目度も高いですし。でもそこで……先生のブログによると、「別の宇宙に迷いこんでしまったに違いない……宇宙が悪い、宇宙が……」ということで(笑)。 ―― その後、文庫本も今年4月5日に発行されましたが、単行本発行から2年ちょっとでTVアニメの放送ですから、むしろ進行は早いですよね。 堀川 『二代目の帰朝』がいつ出るのかわからなかったし、(当時は)続けてアニメ化とか、そんな話もなかったですね。でも刊行されて(献本を)送っていただいて……これをアニメ化するにはハードルが高いだろうなと客観的に思いながら(笑)、読ませてもらいまして。  しばらくしてから、やっぱりアニメ化したいという気持ちが次第に固まってきて、吉原(正行/TVアニメ監督)に、「アニメ化を考えているんだけどどう?」と聞いてみたところ、「いいよ」ということだったので。 ―― 1期の流れから、続刊が出たら2期をと、待ち構えていたわけではないんですね。 堀川 違います。そこから2期をやらしてもらえないでしょうかと、許諾をいただくということを始めました。一つ懸念があったのは、1期は高い評価をいただいたんですが、パッケージビジネス的に厳しかった部分もありまして……。  果たして、もう一回制作するチャンスをもらえるか? ということです。この作品はどうしてもP.A.WORKSで作りたいと訴えたところ、一緒にやりましょうって言ってくれる人たちが集まって、チャンスをくれたので、ようやくこぎつけたというところですかね。 ―― その『二代目の帰朝』の文庫版では堀川さんは解説も書かれていますが、最初に読まれたときの印象を教えてください。 堀川 当時、先生はいくつかの十周年記念作品を全部中断してもがいておられたんですよね。それを自分もブログで読んでいました。それが第一部から七年半を経てついに形になった。まずはファンとして「ああ、長い長いトンネルを抜けたんだ、良かったな」というのが率直な感想ですね。  作中で「波風立たてるよ」っていうフレーズがあるじゃないですか。ここに、先生ご自身の“小説家としてこれからも自ら荒波に飛び込んで書いていくんだ”という覚悟が込められていると受け取りました。長い間苦悩と向き合って、また覚悟を決めて一歩踏み出した。そんな先生の体験と重ねたくなる2巻だなと。 ―― 私も森見先生の作品が好きで、ブログも読ませてもらっていますが、14年前後は更新も少なめでかなり七転八倒されていた印象があります。 堀川 1巻は若さと勢いでグワッと書いたというか、うねる波のような面白さがあったんですが、『二代目の帰朝』では、全然テイストが違いますよね。  これだけ長期にわたる作品になると、それぞれの巻に、その当時の森見先生の小説家としての考え方が色濃く出ているので、先生を知る上で面白い作品になっていますよね。第三部の完結が先に延びれば延びるほど、今の森見先生とはまた違う作風が味わえるかもしれません。小説家森見先生の変化が、同じ作品の中で、作品の内容にリンクして見られるのが『有頂天家族』だと思います。 『二代目の帰朝』は父親と息子の関係が、一つテーマになっています。父の赤玉先生と確執を抱えている二代目がいる一方で、父親をとても尊敬している下鴨家の兄弟がいる。その中でも矢一郎は、父亡き後自分が家長として下鴨家を背負うためには父の模倣、つまり偽右衛門になるほかないと思っているが、それで家族を救えるのか。一方、天狗の父の生き方を拒絶する二代目は、大人になり切れず弁天をも傷つけてしまう。父親へのアンビバレントな感情を抱きながら大人になる時期の男の子が描かれていますよね。  また、森見先生のインタビューなどを読んでみても、学生時代に小説家としてやっていけるかと迷っている時期に、とりあえず一回イギリスに行ってみたりと、二代目と重なっている部分があるじゃないですか(笑)。  少年が自立して、いっぱしの男になる成長譚が『有頂天家族』で描かれている一本のラインだと思います。二代目も矢一郎も森見先生の血を分けた分身なんだろうなと。ですから『有頂天家族』に登場する少年たちが今後もドタバタと人間臭く(?)阿呆な行動を繰り返しながら自立して大人になっていく姿を読みたいと思うし、そこにはやはり森見先生が、小説家として、ひとりの少年として乗り越えてきた奮闘記が色濃く出るんじゃないかなと。
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第6話「有馬地獄」先行カット
―― 1巻を読み直したんですけど、やはり20代の森見先生と30代半ばに出された2巻での森見先生は大分違うと感じられて非常におもしろかったです。ただ、TVアニメにするぞと、プロデューサーとして読まれていかがでしたか? 堀川 物語後半に大スペクタクルがあって、映像表現の物理的な大変さはこの先どんどんエスカレートしていくんだろうな、これは大変だなと……。更に2巻の巻末に書かれた『第三部予告』を読むと、ムチャクチャ楽しみでもあり、本当に完結するのかこの壮大な物語は(笑)と不安に思わないでもないわけで。  ただ、TVアニメ第1期があったことで“自分は映像を考えながら小説を書くと、書けなくなってしまった”と、森見先生がインタビューに答えられていて。先生は文章だけで表現するので、映像化しやすい、しづらいということは邪魔になるということなんでしょうが、僕らのような映像で表現する者にはそういう感覚って全くなくて。  アニメの脚本がそうだと思うんですが、書かれている端から頭の中で映像に変換していく、むしろ映像で表現できるものしか脚本にしない。でも先生は文章のリズムとか、インパクトのある言葉を選択して書かれていくのでしょうから、表現で扱う情報量が大きく違います。そこは監督が頭をひねらなきゃならないところだと思うんです。あるシーンを描く時に矢三郎がタヌキか人間、どっちの姿なのか。映像ではちゃんと決めなきゃいけないけど、小説では読者の解釈に委ねればいい。  1期で僕らを悩ませた「ゴージャスチキン」も言葉のインパクトに匹敵する面白さを映像で提示する必要があるけれど、映像は明確なイメージを固定させてしまうので、想像する余地を奪うことになる。それが小説の読者にとって良いことかは難しい問題です。  先生は制作スタッフに完全にゆだねてくださる方で、僕らとしては文章表現から映像表現への挑戦として楽しめる部分でもあるんです。先生からは「こうしてください」と言われることもほとんどないですし……逆に僕らから「これはどういうものでしょうか?」と聞いても笑ってあまり答えてはくれないし(笑)。 ―― 任しているから答えないのか、それとも本当に考えてなかったのか(笑) 堀川 考えていないフリはされますね(笑)。「特に意味はないんです」って言いながらゆだねてくださるので。僕はファンだから、そういうところを聞きたくてしょうがないんですが、吉原監督は聞かないんですよ。もうそれは自分の中で解釈ができているんです。  あるインタビューで森見先生は、そこが監督の非常に好きなところだと仰っていて。監督の、裏では考えぬかれた解釈を表に出さずに作ってくれるところが好きだと言われていて、それは面白いなと。 ―― 一流のクリエーター同士ならでは、という感じでかっこいいエピソードです。そういった信頼関係を、アニメ第1期でしっかり作れたということですね。 堀川 そうですね。先生はそれを楽しみにしてくれているし、アフレコにも何回も足を運んでくださって、非常に面白かったと言って下さいます。純粋にアニメとして楽しんでくれているところがあるんだと思います。
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下鴨家長男・矢一郎(演:諏訪部順一)
■「京都に行って『有頂天家族』の世界に触れよう、あそこに行けば『有頂天家族』に会えるというような浸透の仕方をしてくれるとうれしい」 ―― その吉原監督をはじめ、いわゆる主要スタッフさん方は、1期からほぼ変わっていません。1期から引き継いでいるポイント、あるいは1期とでここを意識して変えていますみたいなポイントがありましたら教えてください。 ※第1期でシリーズ構成を務めた菅正太郎氏は2015年死去。第2期では檜垣亮氏がシリーズ構成を務める 堀川 意識して変えるところはあまりないです。ないですけど、吉原監督がP.A.WORKS本社(富山県・本社スタジオ)で作画部長を務めていて、長年作画、演出を社内で育ててきましたので、1期の頃よりも社内で作れる比率が上がりましたかね。  むしろ、何かを変えようというよりも、1期の時もみんなすごく思い入れもあって楽しんで作ったので、もう一度あれができるだろうかって。 ―― あの時のテンションでいけるだろうかと。 堀川 そうですね。自分たちで目一杯上げたハードルがありますから。そこを超えることが当然求められちゃいますからね(笑)。 ―― 実際、前半戦の手応えや周囲の反応をどう捉えてらっしゃいますか。 堀川 基本的にできてくるものに関しては全く心配してなくて、僕は制作に携わってるというよりも視聴者側の目線で(笑)、またこの世界に帰ってこれたんだなっていうのを毎週実感しています。もちろん森見先生の原作の魅力があってこそですが、久米田(康治)先生のキャラクターデザインや、素晴らしい背景美術も相まって、見ると行きたくなるアートな“京都”の世界感を表せていると思います。  それと音楽とベテランの声優陣の相乗効果が素晴らしい。さらにmilktubの元気のいいOP主題歌から始まり、EDでfhánaが切なく締めて終わるあの世界に、毎週毎浸れるという喜びがあって。  実際1、2話が放送された後のネットでの反響を見たんですけど、「空気感がいい」というような感想が多いんです。ファンもこの世界を待ち望んでくれていたんだなと安心しました。このまま最後までいければと思っています。
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下鴨家次男・矢二郎(演:吉野裕行)
―― P.A.WORKSさんの作品は、どれも緻密に取材されるという印象があるのですが、やはり2期が始まるにあたっても、相当綿密に取材されたんだろうなと思うんですが。 堀川 それはそうです。新たに出てくる舞台もありますから、南禅寺や清水寺とか。もう何度も訪れてかなり吉原監督も京都通になっていますから、いい取材ができたと思います。  加えて下鴨四兄弟が京都の観光大使(京都市が定める「京都特別親善大使」に今年1月任命)になったこともあって、1期の時よりもかなり京都や一般の方に注目をされているんですね。スタンプラリー(「京都特別親善大使」任命を機に、「おもしろき古都は、良きことなり」キャンペーンを開催中)もそうですが、宣伝スタッフたちが非常に頑張ってくれていて。  アニメの放送時期だけでなく長い期間にわたって、京都に行って『有頂天家族』の世界に触れよう、あそこに行けば『有頂天家族』に会えるというような浸透の仕方をしてくれるとうれしいですね。 ―― そこもお話を聞きたいなと思っていた一つでして、いろんなコラボ企画が放送前から行われています。製作委員会がプロモーションを頑張った結果なのか、それとも作品として引きが強く、向こうから提案してもらったっていう感じなのか、どっちのケースが多かったんでしょうか? 堀川 今回は弊社が製作委員会の幹事会社ということもあって、宣伝・広報業務に慣れてないスタッフが、とにかく何でもやってみよう、『有頂天家族』を知ってもらおうと、新しい挑戦を頑張ってやってくれていて。  全然慣れてない僕らが動くなら、ということで委員会のメンバーの方たちも協力してくれて、今までの宣伝活動とは少し違う、新たな試みも非常に多いので、これは今後のP.A.WORKSの活動にも生かすことができる、面白い経験ができているかなと。  たとえば「有頂天カフェ」も、海外番販を主に担当しているスタッフが、コラボカフェを東京でやったらどうかと提案して、話を進めてくれたんです。  ちょうど『3月のライオン』のコラボカフェを開催していた、実績のあるところでしたが、実は本の取り次ぎをなさっている会社が運営されているカフェなので、『有頂天家族』とはすごく親和性が高かったです。親善大使の方も京都出身の宣伝担当が京都市さんと頑張ってくれて。 ※「有頂天家族カフェ」がマルノウチリーディングスタイル・カフェ(公式サイト)にて開催中  あと、聞いている話だと下鴨神社さんもがんばってくれてるとか。 奥津(取材に立ち会っていた、P.A.WORKS、総務・奥津氏、以下「奥津」) そうなんです。下鴨神社さんは世界遺産にも登録されている神社ですが、アニメでは史上初のイベント(「有頂天家族2 成功祈願 下鴨神社 糺(ただす)の森 たぬきの集い」今年1月開催)をやらせていただいたんですが、おかげさまで好評をいただいて。  その反響を下鴨神社さんが喜んでくださって、試しにアニメのグッズも置かせていただいたり――御朱印帳や第1期に弊社で作った和紙で作った招き猫などですが、結構沢山の人が買ってくださっているみたいです。 ■「櫻井(孝宏)さんの声を聞くとスッと『有頂天世界』の世界に戻っていける」
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下鴨家三男・矢三郎(演:櫻井孝宏)
―― 空気感が一期から全然変わらないというのはやっぱりキャストさんたちの演技も大きいと思います。新人とか若手の方だと、3、4年も空くと声を忘れちゃうよねと言うことがありますが、主要キャラたちに中堅~ベテランの方が多いからか、安定感がすごいなと。 堀川 そうですね。セリフ量もかなり多い方ですが、アフレコがサクサク進むんですよ。みなさん上手いのでほぼNGがないんですよね。これだけ期間が開いてもスッとキャラクターに戻ってきてくれました。  なので、アフレコは安心して見ていられますね。森見先生らしいキャラたち、たとえば主人公の矢三郎の根底にある人(?)の良さが、櫻井(孝宏)さんの人柄からも滲み出ているので、彼の声を聞くとスッと安心して『有頂天家族』の世界に入っていける。  森見先生は画だけではなく声のイメージがついてしまったことで、2巻の執筆は苦労したと仰っていましたけど、アニメから入った後に原作の『有頂天家族』を読んだ人などは、多分キャラたちのセリフがアニメの声で再生されていると思うんですよね。
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弁天(演:能登麻美子)
―― 自分は小説から入った人間ですが、2巻を読んだ際は、もう弁天のセリフは能登麻美子さんの声で再現されていました(笑)。 堀川 僕はそれウェルカムなんですけどね(笑)。僕が過去の映画やドラマのシナリオ集を読むときには、たいてい最初にムービーを見て、その声で再生しながら読んだ方が感情移入やすいですし。小説家と映像作りの人はそこが違うのかもしれないですね。  アニメ2期から加わった新キャストも同じく安心して見ています。二代目(演:間島淳司)も実にイケメンボイスでして、もうバッチリですよね。 奥津 ただ、間島さんの初回は、なにも盛らないで素の状態で演じてみてください、と音響監督の明田川仁さんから指示を受けていましたよね。
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左、赤玉先生(演:梅津秀行)右、二代目(演:間島淳司)
堀川 そうそう、たしか1話のアフレコ時に、感情を入れずに素の声でって何度も言われて。全然かっこいい声でしたが、間島さんが台本を読んで役作りをしてきた二代目のイメージとは違ったのかもしれません。 ―― 怪盗キッドみたいなルックスですからね、二代目は(笑)。 奥津 外見だけだと、ちょっとキザっぽいキャラに見えますよね(笑)。 堀川 最初はぐっと抑えて抑えて……最後に爆発しますからね。そういうところがとってもよく出ている演技をしていただていると思いますね。 ■「同じ森見ワールドでも湯浅監督と吉原監督とでは、捉え方が全然違う」 ―― 現在、劇場アニメ『夜は短し歩けよ乙女』も公開中です。森見作品を意識して2017年に集中したのでは? と深読みをするアニメファンもいるようです。 堀川 いやいや、偶然です(笑)。僕も、『夜は短し歩けよ乙女』が劇場決定というニュースを見てびっくりして。さらに公開が4月7日で、僕らの試写会と被るじゃないか! と思った記憶がありますから(笑)。森見先生はご存知だったかもしれないけど、特にお話されることもなく。 ―― 以前から湯浅監督で『夜は短し歩けよ乙女』が映画化されるというお話は、ちょいちょい囁かれていましたよね。 堀川 湯浅監督とは知りませんでしたが、この作品はいつアニメ化されるのだろうと思っていました。ようやく実現するんだと。映画も見てきました。同じ森見ワールドでも湯浅監督と吉原監督とでは、世界観が全然違いましたね。  お互いの作品を意識するというよりは……僕らが作っている『有頂天家族』に関しては自信があるし。湯浅さんも凄く才能のある監督だから、次に森見作品をアニメ化する時のハードルがどんどん上がっていくな、いいぞ、いいぞと、森見作品ファンの僕は思っています(笑)。 ―― 次に来るかもしれない、森見先生作品を原作とするアニメのハードルをお互い上げあってると(笑)。 堀川 やっぱり、みんな比較したくなるじゃないですか。でも、それはそれとして僕も見たいんですよね、森見作品のアニメを。たとえば『ペンギン・ハイウェイ』も、どの監督ならあの世界をアニメ化できるんだろうかと期待しています。いつか見たいなと思いますし。 ―― では、森見ワールドを一緒に盛り立てていけばいいなぐらいな感じ? 堀川 うーん、一応ライバルでいたいですね(笑)。ライバルだけど、僕個人は湯浅監督ファンでもあるので、楽しみにして映画館へ行って、楽しんできましたから。やはりね、アニメ業界の監督の中でも予想の斜め上を行く刺激をくれる監督じゃないですか。 ―― 湯浅監督の映像だなと、一目でわかる監督さんですよね。 堀川 そういうものを楽しませてもらいましたし。だからライバルとは言いつつ、負けないよとかそういうことではないなぁ。違う方向性のアニメーションでもあるので、お互いの得意な表現で挑戦しあえればいいなあと。 ―― 今回はメディアも違いますしね。 堀川 そうですね。実は1期の『有頂天家族』も、映画でと、最初は検討したこともあったんですが、どう構成しても2時間に収めようとすると原作の良いところが損なわれてしまうので、TVシリーズにしたという経緯があるんです。森見先生の作品を、特に『有頂天家族』を1時間半~2時間でまとめることは僕には出来なかったんです。『夜は短し歩けよ乙女』はそれを一回解体して湯浅監督作品として上手く再構成されているなと。劇場作品の尺にまとめるっていうのはこういう大胆なことなんだなって思いました。
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下鴨家四男・矢四郎(演:中原麻衣)
■「『有頂天家族』は森見先生の、小説家としての、人としての立ち位置とか考え方にリンクしている作品」 ―― これから中盤戦を迎えるアニメ『有頂天家族2』の見どころを、改めて紹介していただけますか? 堀川 これは、文庫本『二代目の帰朝』の解説でも書いたことですが、弁天の扱いが今までと変わってきているので、それが最終的にどう落ち着くのかというところがまず一つ。 『有頂天家族2』にはいろんな見どころがあるんですが、それぞれの見どころが完結巻となる『3』ではどうなるんだろう――と、期待を煽るものになっているんです。いわば完結巻『3』への橋渡しとなっているんですよ『二代目の帰朝』は。だから原作小説の完結巻『3』が楽しみですし、アニメでも続きを僕も見たいし、ファンも見たいと思ってくれていると思います。  いろんなところで言っているんですけど、『有頂天家族』は、作品としては高い評価をいただいたんですが、それをビジネスにもうまく結び付けないと、「3を作らせてください」って言えるチャンスをいただけませんから。そこは僕らも頑張って、きっと次のチャンスをいただけるような環境を整えて、ちゃんとアニメーションとしても完結させるという夢を実現させたいと考えています。 ―― その完結編がいつ出るのかも、それはそれで興味深いところですが(笑)。 堀川 それは、森見先生と、担当編集者の方が苦しみながら頑張っているところだと思いますから(笑)。待つしかないですよね。  さっきもお話したように『有頂天家族』は森見先生の、小説家としての、少年期から青年期の考え方にリンクしている作品だと思いますから、それを出版するために中途半端なところで形にしましたとなると、それは納得のいくものにはならないと思います。先生自身がもがきながら乗り越えてきた体験がちゃんと物語に反映されているからこそ、より深いところでファンに届くものになるんだと思います。
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第6話「有馬地獄」先行カット
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TVアニメ『有頂天家族2』Blu-ray BOX 上巻
■TVアニメ『有頂天家族2』 ・公式サイト http://uchoten2-anime.com/ ・公式ツイッター @Uchoten2_Anime ・放送情報 TOKYO MX   毎週日曜 22時~ KBS京都     毎週月曜 20時~ サガテレビ   毎週水曜 深夜1時55分~ 北日本放送   毎週木曜 深夜2時29分~ AT-X      毎週月曜 深夜0時30分~ (リピート放送)毎週水曜 16時30分~/毎週土曜 8時30分~/毎週日曜 7時~ ・以下サイトにて配信中 dアニメストア、DMM.com、ニコニコ動画、バンダイチャンネル、アニメ放題、GYAO!、 ひかりTV、ビデオパス、AbemaTV、amazonプライム ・パッケージ情報 Blu-ray BOX 上巻、7月28日(金)発売! 第一話~第六話を収録に加え、映像特典も満載! さらにはドラマCD、カラー48P特製ブックレット、10月15日(日)開催の下鴨四兄弟が勢ぞろいのイベント優先購入抽選券が付いた豪華仕様。 (C)森見登美彦・幻冬舎/『有頂天家族2』製作委員会

リピーター続出! 絶賛開催中「マーベル展」の“アメコミライター流”歩き方

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 六本木ヒルズ展望台・東京シティビューで絶賛開催中の史上最大規模の大型総合展「マーベル展 時代が創造したヒーローの世界」。おたぽるで、アメコミ「実写化不可能奇譚」を連載する筆者が足を運び、アメコミライターならではの見るべきポイントを徹底レビューしていこうと思う。  場所は、アート系の展示が多い六本木ヒルズ展望台・東京シティビュー。今回、日本初公開となる貴重な資料、衣裳や小道具など約200点の展示が行われると聞いて、マーベルが肝入りで行っているのは間違いない。かくいう私もすでに計2回足を運び、マーベル展の魅力をじっくりと楽しんできた。
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 マーベル展は、過去から現在までのマーベルの歴史、ヒーローたちの衣裳展示、そしてグッズ販売などが大まかな構成になっている。その中でも「ヒーローたちの私服展示」「マーベルのヴァリアントカバー展示」「マーベルグッズ」の3つに絞って紹介していこう。  映画で使われた衣裳や武器が目当ての人もいるだろう。特に小道具、衣裳などはマーベルコミックを映画化するときの重要な要素であり、実際に見ると迫力がある。映像や紹介文などでヒーローたちが紹介され、彼らの最も着こんでいる戦闘コスチュームには目を奪われる。だが、私が今回グッときたのは展示されていた私服だ。  ヒーローたちが映画『アベンジャーズ』劇中で着用した私服や、トニー・スタークのスーツなど、映画では注目されなかった服などが直接拝める。  マーベルは彼らをヒーローという側面だけでなく、生身の人間であることや、人間らしさを描いたことで人気を博していったというコンセプトもあり、それが彼らのなにげなく着ている服にも現れている。キャラクターのテーマカラーを一部取り込んだものなどは、やはり人間らしさが出ていて私服を展示することは大きなポイントのひとつ。ぜひコスチュームだけでなく、私服にも注目して回ってもらいたい。
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 次に見てほしいのが、コミックのヴァリアントカバー展示。多くの文化や人々に影響を与えてきたマーベルコミックは、ヒーローたちを生み大きくしてきたクリエイターたちがあってこそ。そのクリエイターたちの言葉が、今回展示の中でも映像やコメントとして紹介されている。その中でアートとしてくくられて展示されていたのが「ヴァリアントカバー」。原作コミックスの中身はそのままに表紙を別の人が描くというもので、日本でいえば『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社刊)の表紙を鳥山明先生が描くといったところだろうか。  基本的に一般購入者が注文することはできず(一部注文時に選択できる場合もある)、通常カバーと比べて供給量も少ないのでプレミアム価格で取引される貴重なカバー。これが今回展示されている。  そして日本国内の有名漫画家さんたちによる「ヴァリアントカバー」が並んでいるのが、注目してほしい2つめのポイント。 『ワンパンマン』(集英社)や『アイシールド21』(同)の作画で知られる村田雄介先生による『スパイダーマン』の表紙などは、かっこいいことこの上なし。作者コメントではスパイディと呼ぶ先生の愛を感じた。  他にも『ドロヘドロ』(小学館)などで知られる林田球先生が、その独特の毒気の強いタッチで描く『アントマン』に目を奪われたり、さまざまな日本人のイラストレーター、漫画家が担当したカバーがずらりと並ぶ。日本の漫画文化とのコラボレーションなどがしっかりと見られるのは、まさに日本で行うマーベルの展示会ならでは。  特におすすめは、今回のマーベル展のために描き下ろされた、『キン肉マン』(集英社)のゆでたまご先生、『フェアリーテイル』(講談社)の真島ヒロ先生、そして先ほど紹介した村田雄介先生によるコラボアート。要チェックだ。
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 最後はやはりグッズ。近年は日本でもマーベルのグッズ展開は多く見られ、今回も会場限定のグッズなどが多く販売されていた。私も限定商品やアイテムを多数購入。買う予定のなかったものまで現地に行ったら購入してしまったほど。  キャラクターたちの特徴などをうまく描いたグッズが多く、入荷待ちになる人気商品も多数並んでいる。過去マーベルのショップはフィギュアなどが多いイメージで男性客が多いように感じていたが、今回の展示では女性が圧倒的に多かったように見えた。
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 女性へアピールするためにアパレルなどへの展開や、おしゃれなマーベルグッズなどが好評のようだ。コラボ商品からオリジナル商品までが並び、常にショップは人がごった返しているほどの人気なのだが、お気に入りのグッズをぜひ見つけてほしいところ。  3つのポイントを紹介したが、マーベル展の見どころはまだまだある。新作の『スパイダーマン:ホームカミング』の小道具展示などは注目度が高く人も多かった。  今回のマーベル展は歴史と共に、マーベルがどんなふうにキャラクターを描き、派生してきたかなどがわかる展示会として満足度の高い内容。 「マーベル展」は、6月25日まで開催中。すでにリピーターも続出とのこと。アメコミファンもそうでない人も、六本木に急げ! (文=大野なおと)

川栄李奈、元ヤン演技が絶賛され、本当に元ヤン疑惑が再燃! 「綾野剛を貢ぐクンに?」疑惑も

川栄李奈、元ヤン演技が絶賛され、本当に元ヤン疑惑が再燃! 「綾野剛を貢ぐクンに?」疑惑もの画像1
 現在放送中の綾野剛・主演ドラマ『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)で、元AKB48の川栄李奈が元ヤンキーの室園美琴役を熱演。その演技が絶賛されると同時にネット上では、「演技というか、地なのでは?」と元ヤン疑惑が広まっている。 「川栄が今回のドラマで演じているのは、工務店に務める言動の荒っぽい元ヤンキー役なのですが、その演技が自然だと評判です。川栄はAKB48在籍時、グループのメンバーが総出演していたドラマ『マジすか学園』(テレビ東京系ほか)でヤンキー役を演じた際にも、その姿が堂に入っていたため、元ヤン疑惑が浮上していたのですが、今回のナチュラル演技でその疑惑が再燃しているようです」(芸能関係者)  荒っぽい演技が称賛される一方で、柳楽優弥が演じている工務店の息子・稲庭聖哉に密かに恋心を抱き、その想いを素直に伝えられない不器用な姿には、「可愛い」という声も寄せられている。 「ドラマ内では、美琴が聖哉に対してそれとなく好意をほのめかすものの、その表現があまりに遠回しなのと、聖哉が鈍感なために伝わらず。美琴がボソッと『気づけよ』という風に愚痴る姿が可愛いらしく、『応援したくなる』という声も少なくないようです。男心を掴めない不器用な役を、川栄は上手く演じています。ただ、現実では男性に甘えるのが上手らしく、先月17日には自身のTwitterで、『グミが好きと言ったら大量のグミの差し入れをしてくれた綾野さん』と、主演の綾野にグミをプレゼントしてもらったことを報告。これにはネット上で、『綾野を貢ぐクンに?』『男心を手玉に取るのはアイドル時代に培ったスキルかな』などと茶化す声が飛び交っていました」(同)  川栄は、その綾野と共演している9月公開予定の映画『亜人』では、見た目はクールビューティー系ながら内面は少しドジ、という役を演じるということで、元ヤン役とはまた違う演技でファンを魅了することになりそうだ。