大橋巨泉の遺言「安倍晋三に一泡吹かせて下さい」がテレビの追悼特集でことごとくカットに! その政権批判を改めて聞け

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大橋巨泉オフィシャルウェブサイトより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  以前より体調の悪化を心配されていたタレント・司会者の大橋巨泉氏が、今月12日に急性呼吸不全で亡くなっていたことが明らかになった。82歳だった。  本サイトでも以前、紹介したように、巨泉氏は「週刊現代」(講談社)7月9日号掲載の連載コラム「今週の遺言」最終回で、すでに病が身体を蝕んでいることを綴っていた。だが、それでも巨泉氏は〈このままでは死んでも死にきれない〉と綴り、直後に迫った参院選について、読者にメッセージを送っていた。 〈今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません。だが今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずな事が連日報道されている。書きたい事や言いたい事は山ほどあるのだが、許して下さい。しかしこのままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい。最後のお願いです〉  まさに、このメッセージが巨泉氏にとってほんとうに最後の遺言となってしまったわけだが、しかし、ワイドショーやニュース番組はこの巨泉氏の遺言をことごとく無視。ベテラン司会者としての仕事を紹介するに留め、『報道ステーション』(テレビ朝日)でさえ最後のコラムの〈今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずなことが連日報道されている〉という部分までしか紹介しなかった。安倍首相について言及した部分まで報じたのは、『NEWS23』(TBS)だけだ。  たしかに、『11PM』(日本テレビ)や『クイズダービー』(TBS)、『世界まるごとHOWマッチ』(MBS)といった人気番組の司会を数々こなし、一方でお茶の間ロックやアングラ演劇などのサブカルチャーをテレビにもち込んだり、クイズバラエティを定着させたりといった巨泉氏の功績が大きいのは言うまでもないが、最後の遺言にも顕著なように、巨泉氏は自民党の強権性にNOの姿勢を貫きつづけた人であった。テレビはそこから目を逸らしたのだ。  巨泉氏といえば、民主党議員だった2001年に、アメリカの同時多発テロを非難し「アメリカを支持する」との国会決議に民主党でたった1人反対、戦争へ向かおうとする姿勢を断固拒否したエピソードが有名だが、すでにセミリタイア状態だった巨泉氏が政界へ進出しようとしたのは、そもそも当時人気絶頂だった小泉純一郎首相の進めようとする国づくりに対する危機感があった。  周知の通り、小泉首相は新自由主義的な政策を押し進め、この国は弱い者にとって非常に生きづらい国になってしまった。巨泉氏は「週刊現代」の連載コラムで小泉政権がつくったこの国の在り方をこう批判している。 〈冷戦終了以降、アメリカ型の新自由主義経済がわがもの顔の現在、それに歯止めをかける思想や組織の存在は必須なのである。でないと「負け組」や「新貧困層」が拡大し、その中からテロリズムが増殖するのである。(中略)小泉やハワードが目指しているのは、「強者の論理」でくくる社会。自由主義経済なればこそ、弱者のための政党や組合は必要なのだ。何万人とリストラする大企業に対し、個人でどう戦うのかね!?〉(「週刊現代」05年12月10日号より)  周知の通り、その後、巨泉氏は議員を辞職し、再びセミリタイア状態に戻る。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドを転々とする悠々自適な生活を送るのだが、第二次安倍政権の時代に入ると再び社会的なメッセージを発信するようになっていく。それは、安倍首相は経済を最優先にすると口当たりのいいことを言っているが、その本音は憲法を変えて国民から権利を奪い、日本を再び戦争ができる国へと戻そうとしていることを見抜いていたからだ。 〈彼にとって「経済」はムードを煽る道具に過ぎず、本当の狙いは別のところにあるからだ。(中略)  安倍は先日、「国づくり」に関する有識者会議で、「ふるさと」や「愛国心」について熱弁をふるった。曰く、「日本人は生れ育った地を愛し、公共の精神や道徳心を養って来た。ふるさとをどう守ってゆくかを考えて欲しい」。見事なウソツキと言う他ない。(中略) 「公共の精神や道徳心」を強調することで、現憲法が保障してくれている、「個人の権利(人権)」に制限を加えたくて仕方がないのだ。それでなくても「知らしむべからず」なのに、もっと制限を加えて、政権の思う通りにあやつれる国民にしたいのである。そのためには現在の憲法が邪魔なので、これを改正するために、まず人気を取り、その勢いで改正してしまおうという訳だ。(中略)  そもそも憲法とは、国民が守るの変えるのという法律ではない。国家権力(時の政府)の公使を制限するためにあるものだ。軍部が暴走して、数百万人の国民の命を奪った戦前戦中のレジームへのタガとして現憲法は存在する。それを変えて戦前への回帰を計る現レジームは、禁じ手さえ使おうとしている。止めようよ、みんな〉(「週刊現代」13年5月4日号より)  巨泉氏はさらにこのようにも語っている。 〈ボクの危惧は、4月にウォール・ストリート・ジャーナルに、麻生太郎副総理が述べた言葉によって、裏うちされている。麻生は「参院選で安倍政権が信任された時、首相の関心はおそらく経済から教育改革と憲法改正に向うだろう」と言っていた。要するにボクの持論通りなのだ。"経済"とか"景気"とかいうものは、あくまで人気(支持率)を高めるための道具であり、本当の目的は教育と憲法を変えて、「強い日本」をつくる事なのである。この鎧を衣の下に隠した、安倍晋三は恐ろしい男なのだ〉(「週刊現代」13年6月22日号)  しかし、巨泉氏の警告も虚しく、「アベノミクス」を釣り餌に圧倒的な議席数を獲得した安倍政権は横暴な国会運営を開始。周知の通り、昨年はまともな議論に応じず、国民の理解を得られぬまま安保法制を強行採決させてしまった。  そんな状況下、巨泉氏は「週刊朝日」(朝日新聞出版)15年9月18日号で、自身の戦争体験を語っている。1934年生まれの彼が実際にその目で見た戦争は、人々が人間の命をなにものにも思わなくなる恐ろしいものだった。それは安倍政権や、彼らを支持する者たちが目を向けていない、戦争の真の姿である。 〈何故戦争がいけないか。戦争が始まると、すべての優先順位は無視され、戦争に勝つことが優先される。昔から「人ひとり殺せば犯罪だけど、戦争で何人も殺せば英雄になる」と言われてきた。  特に日本国は危ない。民主主義、個人主義の発達した欧米では、戦争になっても生命の大事さは重視される。捕虜になって生きて帰ると英雄と言われる。日本では、捕虜になるくらいなら、自決しろと教わった。いったん戦争になったら、日本では一般の人は、人間として扱われなくなる。  それなのに安倍政権は、この国を戦争のできる国にしようとしている。 (中略)  ボクらの世代は、辛うじて終戦で助かったが、実は当時の政治家や軍部は、ボクら少年や、母や姉らの女性たちまで動員しようとしていた。11、12歳のボクらは実際に竹槍(たけやり)の訓練をさせられた。校庭にわら人形を立て、その胸に向かって竹槍(単に竹の先を斜めに切ったもの)で刺すのである。なかなかうまく行かないが、たまにうまく刺さって「ドヤ顔」をしていると、教官に怒鳴られた。「バカモン、刺したらすぐ引き抜かないと、肉がしまって抜けなくなるぞ!」  どっちがバカモンだろう。上陸してくる米軍は、近代兵器で武装している。竹槍が届く前に、射殺されている。これは「狂気」どころか「バカ」であろう。それでもこの愚行を本気で考え、本土決戦に備えていた政治家や軍人がいたのである。彼らの根底にあったのは、「生命の軽視」であったはずである〉  しかし、立憲主義を揺るがすような国会運営をし、メディアに圧力をかけて「報道の自由度ランキング」が72位にまで下がるほどの暗澹たる状態に成り果てたのにも関わらず、先の参院選では改憲勢力が3分の2を超えれば遂に憲法改正に手がかかるという状況になった。  そんななか、巨泉氏の体調は悪化。3月半ばごろから体力の落ち込みがひどく、4月には意識不明の状態に陥り2週間ほど意識が戻らなくなったことで、5月からは集中治療室に入っていた。そして、前述した「週刊現代」の連載も、4月9日号を最後に休載となっていたのだが、家族の助けを受けて何とか書き上げたのが、7月9月号掲載の最終回。ここで巨泉氏は本稿冒頭で挙げた〈安倍晋三に一泡吹かせて下さい〉という「最後のお願い」を読者に投げかけたのだ。  だが、残念なことに改憲勢力が3分の2を越え、現在政権は選挙中に争点隠しをつづけていたのが嘘のように、したたかに憲法改正への動きを進めようとしている。最後の最後まで、平和を希求するメッセージを投げかけつづけた巨泉氏の思いを無駄にしないためにも、我々は政権の悪辣なやり方に断固としてNOを突きつけつづけなくてはならない。 〈「戦争とは、爺さんが始めておっさんが命令し、若者たちが死んでゆくもの」。これは大林素子さんの力作「MOTHER 特攻の母 鳥濱トメ物語」の中で、特攻隊長が、出撃してゆく隊員に、「戦争とは何か」を告げるセリフであった。  現在にたとえれば、「爺さん」は、尖閣諸島の国有化のタネをまいた石原慎太郎維新の会共同代表だろう。「おっさん」は当然、"国防軍"を平気で口にする安倍晋三首相である。彼らはおそらく死なない筈だ。扇動したり、命令したりするだけで、自分達は安全なところに居る。前の戦争の時もそうだった。そして実際に死んでゆくのは、罪もない若者なのだ。それを知っていたからこそ、9条改正に6割以上の若者が反対しているのである。おそらく前の戦争のことは、学校で教わったに違いない。安倍政権は、この"教育"さえも改悪しようとしている。怖ろしい企みである〉(「週刊現代」13年5月11日・18日合併号より) (新田 樹)

森の奥深くからのびる2本の腕の正体は!? A・ウィンガードによるスリラー映画『ザ・ウッズ』公開へ

【リアルサウンドより】  アダム・ウィンガードがメガホンを取ったスリラー『ザ・ウッズ』が12月1日に公開されることが決定した。  本作は、『サプライズ』『ザ・ゲスト』などのサスペンス・スリラーを手がけ、Netflix版『デスノート』の監督に抜擢されたウィンガードの最新作。大学生のグループがキャンプで訪れた、自分たちしかいないはずの“森”を舞台に、彼らが森の中に“なにか”が潜んでいることに気づいていく模様を描く。  『サプライズ』『ザ・ゲスト』でもウィンガード監督とタッグを組んだサイモン・バレットが脚本を手がけ、キャストには、『ザ・フォロイング』のヴァロリー・カリー、『オーバードライヴ』のジェームズ・アレン・マキューン、『ディテクティヴ』のウェス・ロビンソンらが名を連ねる。  あわせて公開されたビジュアルには、森の奥深くの暗闇からのびる2本の腕が写し出されている。なお、本作は現地時間7月22日に、アメリカ・サンディエゴで開催されるコミコン・インターナショナルにて世界初のプレミア上映が行われる。(リアルサウンド編集部)

水原希子の中国での謝罪動画に今度は日本のネトウヨがヘイト攻撃!「水原は日本人のふりするな」「在日は出ていけ」

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エイジアクロス公式サイトより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】 「迷惑だから日本人の振りすんなや、クソ外人が」「中国人に謝るんじゃなくて、日本人に謝れよ」「在日は出ていけ」「堂々と靖国神社に行ったと言えばいい。謝るなよ」「都合の良い時だけ、日本人。悪くなったら、日本人じゃない」  モデルで女優の水原希子がいま、ネット上でこんなおぞましいヘイトスピーチにさらされている。  周知のように、騒動の発端は中国での炎上事件だ。水原は中国でも人気が高いのだが、7月、その中国のネット上で「水原が靖国神社に参拝している写真」「水原が旭日旗を背景にポーズをとっている写真」が出回っているとして、「右翼だ」「侵略戦争を肯定している」なる批判が殺到。さらに、天安門に向けて中指を立てている中国の現代美術家の写真作品に対し、水原が過去に写真投稿SNS・インスタグラムで「いいね!」をつけたことも槍玉にあげられ、炎上事件に発展したのである。  そこで今月15日、水原は騒動について自ら英語で説明する動画を中国の動画サイトに中国語字幕付きで投稿。靖国神社と旭日旗の写真に写っているのは自分ではないこと、天安門の写真も友人の投稿を促す意味で「いいね!」を押しただけで1時間以内に取り消したことを説明した。  すると、今度は日本のネトウヨが発狂。水原がアメリカ人の父親と在日韓国人の母親との間に生まれたことをあげつらって、冒頭に挙げたような、口にするのもはばかられる差別的言辞、ヘイトスピーチを水原に投じ始めたのだ。  いや、ネトウヨだけではない。ネットニュースも「中国に謝るのはけしからん」と大合唱、「中国の芸能界で稼ぎたいから尻尾をふっている」「日本人じゃないから許しては都合よすぎ」などと、水原攻撃を展開している。  数年前のまったく無関係な写真や真っ当なメッセージの込められたアート作品への「いいね!」にまでいちゃもんをつける中国のネット民も相当にひどいが、日本のネットの下劣ぶりはそれ以上だ。  そもそも、こいつらは本当に水原の釈明動画を見たのだろうか。彼女は中国に尻尾をふったわけでも、許してと懇願したわけでもない。中国の顔色を伺って靖国に行ったことを隠したわけでもない。 「まず第一に、私は世界平和を支持し、戦争に断固反対するものです」  水原はこう語ってから、彼女が靖国神社に参拝しているとされる写真を取り出し、「写っているのは絶対に私ではない」と否定した。つまり、彼女は中国に対する配慮ではなく、戦争に断固反対しているから軍国主義の象徴である靖国神社参拝に行くはずがない、と堂々と表明していた。  しかも、ネトウヨたちは水原が「日本人のふり」をしていると言っているが、彼女は「日本人のふり」などしていない。逆だ。水原は釈明動画の冒頭でまず自らのルーツを真正面からきちんと説明していた。 「私は現在日本で暮らしていますが、生まれはアメリカです。父がアメリカ人で、母は日本で生まれた韓国人です。2歳のときに日本にやってきて、神戸で育ちました。私は多様な文化を背景にもっていて、そのために異なる文化の人々に触れて互いを尊重することを学び、世界中に友だちをつくることができました。私は自分自身を地球市民だと思っています」  そのうえで、水原は動画をこんなセリフで締めくくった。 「私たちはみんな異なる文化を背景にもっています。でも、私は心から信じています。お互いがもっと理解しあうこと、そして愛と平和が私たちをつなげ、世界をよりよき場所にするだろうということを」  ようするに、水原は中国という国家に謝罪したわけではなく、偏狭なナショナリズムを超えた多様性への理解、平和主義を強く訴えていたのだ。天安門の写真を「非常に不適切」と言う必要はなかったと思うが、それ以外はむしろ真っ当な、いや、その年齢を考えたら立派すぎるスピーチだったと言っていいだろう。  だが、日本のネトウヨやネットニュースは彼女のこの真意をネグり、「中国に謝った」ことだけをクローズアップして、水原批判を繰り広げた。しかも最悪なのは、前述したように、そのほとんどが「水原は日本人じゃない」というグロテスクな差別意識をベースにしていたことだ。なかには「死ね朝鮮人」などという信じられない書き込みまであった。  実はこうしたネット上での水原への差別攻撃は今回が初めてではない。インスタグラムで過激な写真をアップしてたびたび炎上することで知られている水原だが、それとは別に、映画やCMの出演が決まっただけで、ネトウヨから頻繁にこんな攻撃にさらされてきた。 「水原希子自分も嫌い韓国人の血が入ってるから(笑)」「水原希子の採用は辞めて 買う気なくなります 在日モデル嫌いです」「日本人の血が一滴も入ってないのに日本人のフリをするのは止めろ」  しかし、彼女はこうした差別にけっして屈しなかった。むしろ、その経験が、彼女の思想の根幹をかたちづくってきたと言っていいだろう。  水原は最近、「AERA」(朝日新聞出版)16年6月13日号の人物ノンフィクション「現代の肖像」のなかで、小学校のころから自分がハーフだということで差別されていた経験を告白した上で、こう語っている。 「母はハーフだとイジメられたことに、『あなたは他の誰とも違う世界でたったひとつの可愛さを持っているんだから、自信を持ちなさい』と言ってくれて。その言葉がずっと心の支えだった」 「私は米国生まれだから米国国籍だけどアメリカ人じゃないし、母は3代前から日本に住んでる在日韓国人だけど私は韓国人じゃないし、日本で生まれ育ったけれど日本人でもない。どこにも居場所はないけど、いつかアジア全体がホームになって、みんなが応援してくれる女優になれたら、ほんとにうれしくて心強いと思う」 「個」を大切にし、みだりに集団に迎合したりはしない。多様性を認め、地球市民として、戦争を憎み、平和を希求する。水原は今回、中国でいびつな国家主義による攻撃にさらされてもその姿勢を貫いたのだ。  それに比べて、バカのひとつ覚えのように「日本人じゃない」「朝鮮人だ」と攻撃を繰り返すネトウヨの頭の悪さ、グロテスクさはどうだろう。いや、日本のネトウヨだけじゃない。天安門に中指を立てる写真作品に「いいね!」をしただけでバッシングをする中国のネトウヨも同じだ。いびつな愛国心を信じ込み、それぞれの国で独裁政権や戦前回帰政権を支えている彼らの様は、まるで合わせ鏡を見ているようだ。  そして、こうした偏狭な排外主義と国家主義はこれから先、世界中に広がっていくのだろう。  しかし、水原の言葉は彼らをも抱擁するかのように、人間の本質はそんな属性に左右されないということを教えてくれる。本サイトは、誰がなんと言おうが、個として立ち、平和を希求し続ける彼女のことをこれからも全力で擁護し続けていこうと思う。 (小杉みすず)

「ボクも書き方が悪かったかもしれない」小池百合子候補の「表現の自由」をめぐる発言に、渦中のおときた都議が答えた

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小池百合子公式Twitter(@ecoyuri)より
 7月31日に投開票される都知事選。その最中、小池百合子候補による突然のコミケ応援宣言が話題を集めている。  発端は小池候補が17日に自身のTwitterで発表した次の言葉だ。 「私は東京を文化の発信地にしていきます。コミケ開催地も出版社もその多くが東京にあるのです。東京都が総力を挙げて、コミケを応援します!」  突然のコミケ応援宣言は、すべてのオタクにとっても寝耳に水。もちろん、コミケを運営するコミックマーケット準備委員会に、何がしかのコンタクトがあったわけでもない。  これを受けて、ネットでは「オタク票を狙っての転身ではないか」あるいは、表現を分別し権力にとって都合のよい表現だけを応援するのではないかなどという、さまざまな意見が飛び交っている。  そうした中、小池候補に発言の真意を問うたのが、小池候補支持を表明している、おときた駿・東京都議会議員(かがやけTokyo)だ。  小池候補の「コミケ応援宣言」がなされた日の深夜、おときた都議は自身のブログに『小池百合子候補の「コミケ応援宣言」、その真意は?表現の自由について直接聞いてきた』というエントリーを公開。ここでは小池候補から次のような回答があったことが記されている。  小池百合子候補は、 「表現規制派と言われることは極めて遺憾。創作活動は自由に、大いにやってもらいたいと思っている。私だってアニメは大好きで、毎年コスプレもしてる」(という話から、先のツイートに多分つながった) 「ただその中には、あまりにも目に余るものがあることは事実。それが子どもたちに無制限に届くような状況には、何らかの対策が必要ではないか」というのが大筋のご意見でした。  このエントリーの公開と共に、ネットにはさまざまな意見があふれるようになった。とりわけ「ただその中には、あまりにも目に余るものがあることは事実」という部分を取り上げて、やはり「表現規制派」なのではないかと見る向きも多い。むしろ、オタク票の取り込みを考えているのならばマイナスに作用している気がしないでもない。そんな発言を、おときた都議はどのように受け止めているのか。電話で話を聞いてみると、おときた都議は「あれは、なんかボクも書き方が悪かったかもしれない」として次のように答えた。 「目に余るものが子どもたちとかに、手に入るような環境にある。つまり、よい表現、悪い表現があるという意味で言っているのではないとボクは解釈しているんですよね。ボク自身も、いい作品、悪い作品を判断してはいけないと思っています。小池さんも、そういった文脈でお話をされたと解釈しているんですけど、その後で選対関係者……誰かわかんないけど“余りにも目に余る表現は……”という言葉を重ねちゃったんです。そこでちょっと誤解を招いている」  つまり、小池候補自身が疑問に思っているのは、流通。すなわち書店やコンビニの店頭で、子どもの手に届くような「不健全な」本があるということなのか……。おときた都議は、続ける。 「ええ。子どもたちがそういうのを見るような状況は、さすがに放置できない。だから、作品自体を根絶しなきゃいけないという文脈ではないんです」  おときた都議は「放置できない」という言葉を使った。ならば、そうした状況──性や暴力表現を扱う雑誌や書籍を、出版社が18禁表示もせずに発行したり、書店が18禁雑誌の区分陳列を怠っている現状を目撃したのだろうか。 「今の時点で、そういうのが氾濫しているとは思っていないです。でも『妹ぱらだいす2』(KADOKAWA)が新基準で不健全図書指定をされたりもしている。そういう状況にどう対応していていくのか、改善の余地はあるんじゃないかと思います。自主規制がうまくいっていないという規制派の人との歩み寄りをうまく調整する仕組みが必要だとは思っています」  これまでの一連の記事でも記してきたが、出版業界の自主規制システムは、おおむね上手くいっていると思う。ただ、漏れがあるのも事実だ。最近では、とりわけ不健全図書指定されたBLの扱い。男性向けの性表現を扱う雑誌・書籍ではなかった不健全図書に指定された後にも、書店が区分陳列することなく販売されている事例もある。  とはいえ、そんな僅かな部分の規制を、改めて針小棒大に叫ぶ必要があるのかは、わからない。そのことは、おときた都議も理解しているようだ。 「ボクの感想ですが、これは彼女の中心政策ではないんです。思い入れがあるとは感じていません。善意の一般的な価値観だから、議会で進言していく中で、どうとでも転んでいく可能性があるんじゃないかと思っています」  どうも、小池候補自体はオタク文化にも不健全図書指定制度にも、あまり興味はないということの様子。では、おときた都議が、どのくらいの意識を持っているのかと、不健全図書指定制度の改善すべき点を聞いてみると、かなり具体的な答えが。 「不健全図書の選考過程をオープンにする。発言者を匿名にしている点などは改善すべきでしょう。青少年課長は警察庁からの出向者の席になっていますけど、そもそも青少年課の所属する青少年・治安対策本部はいらない。これは、石原さんの思想のたまものとして生まれた組織ですが、舛添さんのときから、見直しの動きはありました。歴史的役割は終えてますよ」  どうも、おときた都議には、小池候補当選の暁には、不健全図書指定制度のみならず都庁の組織そのものを変えたいという目論見もあるようだ。  やはり、小池候補がオタクの敵か味方かといえば「わからない」ということだろう。  ところで気になるのは、おときた都議が応援している小池候補が、当選した場合に都議会の冒頭解散に言及していること。おときた都議の選出されている北区は、定数の削減があったために次回都議選では、当選が困難とも噂されているのだ。 「失職の危機ですよ! ただ、議会が膠着するようになったら、やむを得ないですし……」  アタリくじのないといわれる都知事選。筆者は、記者会見でもっとも面白い発言をしてくれる候補は誰か? それにばかり興味を惹かれている。 (文=ルポライター/昼間たかし http://t-hiruma.jp/

V・ディーゼル主演『トリプルX』最新作公開決定 予告編にはネイマールや元EXOクリスの姿も

【リアルサウンドより】  『トリプルX』の続編『xXx: Return of Xander Cage』が、『xXx<トリプルX>:再起動』の邦題で2017年に公開されることが決定し、あわせて第1弾予告映像が公開された。  本作は、2002年に公開されたヴィン・ディーゼル主演映画『トリプルX』、アイス・キューブが主演を務めた『トリプルX ネクスト・レベル』に続く、『トリプルX』シリーズ最新作。シークレット・エージェントに任命されたX-スポーツのカリスマ、ザンダー・ケイジの活躍を描く。  ヴィン・ディーゼルがザンダー・ケイジ役で主演を務めるほか、 『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のニーナ・ドブレフ、 『アベンジャーズ』シリーズのサミュエル・L・ジャクソン、『イップ・マン』シリーズのドニー・イェン、『バイオハザードVI ザ・ファイナル・チャプター』のルビー・ローズ、『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレット、『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』のディーピカ・パーデュコーン、韓国のアイドルグループEXOの元メンバークリス、本作でハリウッド映画デビューを果たしたFCバルセロナ所属のブラジル代表FWネイマールらが脇を固める。

『xXx<トリプルX>:再起動』第一弾予告映像

 あわせて公開された第1弾予告映像では、ジャクソン演じるNSA(国家安全保障局)のベテラン・エージェント、オーガスタス・ギボンズが食事をしながら話すシーンに始まり、イェンやネイマールらのアクションシーンや、ディーゼル演じるサンダー・ケイジがエクストリーム・スポーツを駆使する模様が描かれている。 ■公開情報 『xXx<トリプルX>:再起動』 2017年全国ロードショー 出演:ヴィン・ディーゼル、 ニーナ・ドブレフ、 サミュエル・L・ジャクソン、ドニー・イェン、ルビー・ローズ、 トニ・コレット、ディーピカ・パーデュコーン、クリス、ネイマール 監督:D・J・カルーソー 原題:『xXx: Return of Xander Cage』 配給:東和ピクチャーズ (c)2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. 公式サイト:RETURNOFXANDERCAGE.COM

浅田舞が妹・真央との不仲は母親のせいだったと告白!「お願いだから真央に迷惑をかけないで」と言われ…

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浅田舞オフィシャルウェブサイトより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】 「こうして私たち二人のことについて普通にお話ができるけれど、3年前なら無理だったと思います。暗闘から抜け出せたのは、実はつい最近なんです」  これは現在タレントとして活躍する浅田舞が妹・真央との関係について語ったものだ。舞は「婦人公論」(中央公論新社)7月26日号での「円満きょうだい、犬猿きょうだい」特集のインタビューに応じ、一時確執が伝えられた真央との不仲、そして現在はそのわだかまりも溶けたことを告白している。  もっとも、舞が真央について語ったのは今回が初めてではない。昨年3月には水着姿を披露した写真集『舞』(集英社)出版に際して、バラエティ番組に出演。真央と「めちゃくちゃ仲が悪かったこと」、そのため舞自身が荒れた生活を送っていたことなどを赤裸々に語り大きな注目を浴びた。  しかし、今回のインタビューではさらに一歩踏み込んで、その妹・真央への負の感情が生まれた背景を語っている。それは、両親、特に母親との関係だ。  舞・真央姉妹の母親である匡子さんは、姉妹が幼い頃から2人のフィギュア人生を全面的に支え、人生の全てをかけてきたステージママとして知られる。真央が世界的アスリートとして活躍できたのも、匡子さんのマネジメントとプロデュースあってこそだった。  しかし、舞にとっては、その母親こそが自分を苦しめ、抑圧をもたらす存在だった。舞が真央と関係が悪くなったのも、母親のせいだったと彼女は語っている。 「真央に対しては、才能へのジェラシーはありましたが、それだけだったと思います。  でも、母はたまに顔を合わせると、そのたびに『真央が一生懸命練習しているのに、あんた、何なの?』とか、『お願いだから真央に迷惑をかけないで』と言われたのです」  もともと匡子さんは、舞と真央双方に期待をかけ、そして手をかけてきた。いや、幼い頃は舞の方により期待をかけていたといっても過言ではない。それは舞自身、こんな言葉で表現しているほどだ。 「器用で飲み込みも早く、放っておいても大丈夫な妹に対して、不器用な姉のことが心配でたまらなかった母は、いつだって『お姉ちゃん、お姉ちゃん』と、私のほうばかり見ていました」  しかしそれは、2004年、真央が14歳で全日本ジュニア選手権に優勝したあたりから徐々に変化していく。脚光を浴び、国民的アスリートとしてその地位を着々と築いていく真央。すると、母の視線は姉以上の活躍を見せる妹に向けられていく。  ひねくれてネガティブになっていく舞。しかし、舞にはスケートをやめる自由はなかった。舞が「練習したくない」と弱音を吐くと手が飛んでくるほどの超スパルタだったのだ。 「(母に)一度だけ『辞めたい』と訴えたことがあります。そのときもやはり、パチーン。ああ、私には、やめる自由はないんだ、と思い知らされて。優しかった父もだんだん厳しくなってきて、いつしか両親に対して、自分は何ひとつ言えない状態になっていました」  どんどんネガティブになり、生活も荒れ始めた舞。すると、母親はやがて舞のことを厄介者扱いするようになり、「真央に迷惑をかけないで」とまで言うようになったという。そして、ついには母親と父親からこんな仕打ちを受けたことも告白している。 「あるとき『舞を放っておいたら何をするか分からないから』と、部屋に閉じ込められたことがあります。父に一日中監視され、苦痛のあまりお小遣いだけを持って夜中に2階の窓から飛び降り、家出しました。父が追いかけてくるのではと、駅まで猛ダッシュしたことを覚えています。(略)それ以降、両親はあきれ果てたのか、私のことは相手にしてくれなくなりました。ああ、見捨てられたんだな、と思った瞬間です」  家族の期待を一身に浴びる妹と、挫折し家族から疎外され、追い詰められていく姉。そして舞は、その憎しみを次第に妹に向けていったのだという。  実は、こうしたケースは決して珍しいものではない。自らの願望や価値観を過度に押しつけ、子どもの人生を支配しようとする母親の存在は、「母親がしんどい」というキーワードでしばしば語られるが、それに加えて、兄弟や姉妹のうち、その期待に応えた方の子ばかりをかわいがり、期待を裏切ったもう一方の子については怒るかあるいは無視するような対応を繰り返す母親も少なくない。  しかも母親も子どももそのことに対して無自覚な場合が多く、原因のわからないまま、兄弟、姉妹の不仲、親子間の確執が重大なものになってしまう。年齢を重ねて初めて母親からの呪縛を自覚し、その関係に苦しんでいる人も多い。  やはり母親との確執を告白した小島慶子や杉本彩も、母親との関係が姉妹の不仲とリンクしていることを示唆していた。  もっとも、浅田舞・真央の場合は、匡子さんの愛情が姉妹によって本当に違っていたというわけではないだろう。それを象徴するのが、匡子さんが晩年、肝臓を患い、移植手術が必要となった際のエピソードだ。このとき、家族全員が適合手術を受け、舞が最もドナーに適合したことがわかったが、直前に匡子さんが「やはり、大事な娘の身体にメスを入れられません」と強く拒否し、危険度が上がることを承知のうえで、夫からの肝臓移植を受けたと報道された。  この話からは、現役のスケーターである真央の身体も一線を退いている舞の身体も、匡子さんが同じように大事に思っていたことがわかる。 しかし、少なくとも当時の舞はそういう風には受け取れなかった。母親が練習に明け暮れたあげく、挫折してしまった自分を見捨てて“偉大な妹”だけを優先したというように考えていたようだ。  実際、舞と真央の関係が修復に向けて動き始めたのは、11年に匡子さんが逝去したことがきっかけだったという。 「母の死がきっかけで、ばらばらになっていた家族が集まって話し合う機会が少しづつ増えました」  そして舞は亡くなった匡子さんの代わりにソチ合宿に参加する真央に付き添い、2人きりで3週間を過ごした。 「いろんなことを話しました。(略)それを機に、『浅田真央のお姉ちゃん』と呼ばれ、真央と比べられるのはあれほど嫌だったのに、不思議と、どうでもよく思えてきたのです。そして気づいたら、私たちの距離はぐっと縮まっていました」  母に対する複雑な想いを、その死から5年たってようやく語ることができた舞。その呪縛を完全に払拭したことで、新しい姉妹の物語がこれから始まるのかもしれない。 (林グンマ)

ついに神谷浩史が騒動についてコメント!! 「好感しかわかない」というその内容は――!? 一方、小野大輔にも賛辞の声!!

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animelo mix『神谷浩史・小野大輔のDear Girl~Stories~』より
 先週12日、超人気声優・神谷浩史の結婚を、週刊誌「FLASH」(光文社)がスクープし、ファンを騒然とさせているが、17日、自身のラジオ番組内でついに神谷が騒動について口を開いた。その内容が「かっこよすぎる!」とファンから声が上がっている。  結婚が報道された同日、神谷の所属事務所である青二プロダクションは公式サイト上で声明を発表。「所属タレントのプライバシーに関わる事、プライベートな事に関して、 弊社としてはお答え致しかねますのでご了承ください」と、神谷の結婚については名言せず、報道の内容について否定も肯定もしなかった。  そんな中、17日に放送されたラジオ『神谷浩史・小野大輔の Dear Girl ~Stories~』(文化放送:毎週土曜25:00~25:30/以下、DGS)の冒頭で、神谷自ら結婚騒動について言及した。  まず、神谷は今回のために録り直したというオープニングで、「ご心配をおかけしたり、中にはお心を痛めていらっしゃる方がいらしたりしたら、まずはお詫び申し上げます。本当にすいません」とファンに謝罪。  そして、“声優・神谷浩史”のビジュアルとはまったく異なる、オフモードの“イクメンパパ”ぶりが露呈されてしまった掲載写真について、「いつもの軽口を許していただけるのなら、あの写真、もっといい写真はなかったのかっていうことなんですけれども(笑)、まぁ、普段声優雑誌などで見かけられる、メイクした上に修正までしていただいている僕とは似ても似つかない、冴えないオッサン……僕は見慣れてるんですけども……。まぁそれを見たら、僕がプライベートなんて見せたくもないし、喋りたくもないっていうのは、まぁなんとなく解っていただけると思うんです」と、自らネタにして、笑いを誘う場面も。  思いもよらぬところからプライベートにスポットを当てられ、驚いたという神谷だが、「品行方正ではないかもしれないし、誇れるものではないかもしれないが、僕にとっては、守るべきプライベート」「その土台の上に、声優・神谷浩史が存在する」とハッキリ主張。さらに、神谷個人の考えとして、“プライベートを仕事やエンターテイメントにはなるべく持ちこまない”“自分がやりたいと思うことよりも、皆さんに楽しんでもらうことを優先する”“嘘はなるべくつきたくない”という強いポリシーがあることを明かすと、「ファンに楽しんでもらうことが一番重要で、その場にそぐわない行動は極力慎み、その弊害として、プライベートが介入する隙間がなくなり、報告のタイミングを逸したことが今回の事態を招いた一因」だと、発表が遅れた経緯を説明。 「これからもポリシーを持ってみなさんに楽しんでいただける時間をご提供できるよう、正しくエンターテイメントというものに向き合っていきたいと思っていますので、引き続き、マイクを通じて全力でパフォーマンスすることをお許しいただければというふうに思います」と、最後にリスナーに呼びかけた。 「SNSをやっていない神谷さんは、今回、各方面に了承を得た上で、番組内で騒動の釈明をする時間を設けたそうです。コメントでは“結婚”の二文字を口にしなかったためか、ネットでは『濁さずにちゃんと言ってほしかった』と批判めいた声もありますが、その一方で、神谷さんの誠心誠意の言葉に、『好感しかわかない』『プロだなぁ……』『自ら写真をネタにするのさすが神谷さん』と好意的な意見が目立ちますね。また、番組中に小野さんが神谷さんのことを『いやもう、本当にね……目の前にいるおじさんはいつもの冴えない人ですね』といじり、『これからも一緒にゲラゲラワッハッハしていこうよ!』と言葉を贈ったのですが、緊迫した雰囲気を笑いに持っていく小野さんのフォロー力はすごいなと思いましたし、何より、9年間共にパーソナリティを務めてきた二人の絆を感じました。ネットにも『このコンビネーションとバランスが大好き』『その言葉にどれだけのリスナーが救われたか』と、感謝の声が上がっています」(声優ファン) 『DGS』が高い評価を受ける一方で、今回の騒動を受けてなのか、声優グッズを専門に取り扱うK-BOOKS VOICE館のTwitter(@kbooks_voice)を見ると、ブロマイドやCD、DVD、ストラップなど神谷関連の商品が多数写真で紹介されている。どうやらファンの中にはショックのあまりグッズを手放し、神谷のファンを卒業する人もいるようだが……。  アジアナンバーワンと呼ばれるほど人気の高い神谷だけに、今回の騒動の衝撃は大きく、心の傷を負ったファンも多いのかもしれない。

ついに神谷浩史が騒動についてコメント!! 「好感しかわかない」というその内容は――!? 一方、小野大輔にも賛辞の声!!

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animelo mix『神谷浩史・小野大輔のDear Girl~Stories~』より
 先週12日、超人気声優・神谷浩史の結婚を、週刊誌「FLASH」(光文社)がスクープし、ファンを騒然とさせているが、17日、自身のラジオ番組内でついに神谷が騒動について口を開いた。その内容が「かっこよすぎる!」とファンから声が上がっている。  結婚が報道された同日、神谷の所属事務所である青二プロダクションは公式サイト上で声明を発表。「所属タレントのプライバシーに関わる事、プライベートな事に関して、 弊社としてはお答え致しかねますのでご了承ください」と、神谷の結婚については名言せず、報道の内容について否定も肯定もしなかった。  そんな中、17日に放送されたラジオ『神谷浩史・小野大輔の Dear Girl ~Stories~』(文化放送:毎週土曜25:00~25:30/以下、DGS)の冒頭で、神谷自ら結婚騒動について言及した。  まず、神谷は今回のために録り直したというオープニングで、「ご心配をおかけしたり、中にはお心を痛めていらっしゃる方がいらしたりしたら、まずはお詫び申し上げます。本当にすいません」とファンに謝罪。  そして、“声優・神谷浩史”のビジュアルとはまったく異なる、オフモードの“イクメンパパ”ぶりが露呈されてしまった掲載写真について、「いつもの軽口を許していただけるのなら、あの写真、もっといい写真はなかったのかっていうことなんですけれども(笑)、まぁ、普段声優雑誌などで見かけられる、メイクした上に修正までしていただいている僕とは似ても似つかない、冴えないオッサン……僕は見慣れてるんですけども……。まぁそれを見たら、僕がプライベートなんて見せたくもないし、喋りたくもないっていうのは、まぁなんとなく解っていただけると思うんです」と、自らネタにして、笑いを誘う場面も。  思いもよらぬところからプライベートにスポットを当てられ、驚いたという神谷だが、「品行方正ではないかもしれないし、誇れるものではないかもしれないが、僕にとっては、守るべきプライベート」「その土台の上に、声優・神谷浩史が存在する」とハッキリ主張。さらに、神谷個人の考えとして、“プライベートを仕事やエンターテイメントにはなるべく持ちこまない”“自分がやりたいと思うことよりも、皆さんに楽しんでもらうことを優先する”“嘘はなるべくつきたくない”という強いポリシーがあることを明かすと、「ファンに楽しんでもらうことが一番重要で、その場にそぐわない行動は極力慎み、その弊害として、プライベートが介入する隙間がなくなり、報告のタイミングを逸したことが今回の事態を招いた一因」だと、発表が遅れた経緯を説明。 「これからもポリシーを持ってみなさんに楽しんでいただける時間をご提供できるよう、正しくエンターテイメントというものに向き合っていきたいと思っていますので、引き続き、マイクを通じて全力でパフォーマンスすることをお許しいただければというふうに思います」と、最後にリスナーに呼びかけた。 「SNSをやっていない神谷さんは、今回、各方面に了承を得た上で、番組内で騒動の釈明をする時間を設けたそうです。コメントでは“結婚”の二文字を口にしなかったためか、ネットでは『濁さずにちゃんと言ってほしかった』と批判めいた声もありますが、その一方で、神谷さんの誠心誠意の言葉に、『好感しかわかない』『プロだなぁ……』『自ら写真をネタにするのさすが神谷さん』と好意的な意見が目立ちますね。また、番組中に小野さんが神谷さんのことを『いやもう、本当にね……目の前にいるおじさんはいつもの冴えない人ですね』といじり、『これからも一緒にゲラゲラワッハッハしていこうよ!』と言葉を贈ったのですが、緊迫した雰囲気を笑いに持っていく小野さんのフォロー力はすごいなと思いましたし、何より、9年間共にパーソナリティを務めてきた二人の絆を感じました。ネットにも『このコンビネーションとバランスが大好き』『その言葉にどれだけのリスナーが救われたか』と、感謝の声が上がっています」(声優ファン) 『DGS』が高い評価を受ける一方で、今回の騒動を受けてなのか、声優グッズを専門に取り扱うK-BOOKS VOICE館のTwitter(@kbooks_voice)を見ると、ブロマイドやCD、DVD、ストラップなど神谷関連の商品が多数写真で紹介されている。どうやらファンの中にはショックのあまりグッズを手放し、神谷のファンを卒業する人もいるようだが……。  アジアナンバーワンと呼ばれるほど人気の高い神谷だけに、今回の騒動の衝撃は大きく、心の傷を負ったファンも多いのかもしれない。

ビル・マーレイ、アフガンでロックを叫ぶ!? 異色コメディ『ロック・ザ・カスバ!』の挑戦

【リアルサウンドより】  ビル・マーレイをキャスティングすることは映画を一本ヒットさせるよりも難しい。それが映画界の共通認識だ。なにしろ彼はエージェントと契約していないし、マネージャーさえいないのだ。  となると、出演を望む大勢の製作者たちが彼の友人に助けを乞うのは当然のこと。とりわけ80年代から交流を続ける製作者であり脚本家のミッチ・グレイザーはこういった問い合わせ被害を数多く受けてきた一人だという。  だがその見返りがあるとすれば、『ロック・ザ・カスバ!』のように自身が長く温めた企画にようやくゴーサインが出た時だろう。グレイザーは案の定、いち早く友人マーレイから出演の確約を得ることができた。それはつまり、マーレイを撮影のために遥かモロッコまで連れ出すことを意味していたわけだが(彼は出不精なことで有名だ)、これもまた、友人だからこそ成しえた快挙である。

アフガンで女性シンガーを新人発掘!?

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 というわけでロックの時間だ。ギターが高まる。ビートが大地を揺らす。熱狂したオーディエンスがステージに大挙するーーいやいや、そんな見慣れた風景などこの映画のどこを向いても存在しない。  物語の舞台はアフガニスタン。この地で砂嵐にまみれながらマーレイが演じるのは「俺はマドンナの才能をいち早く見出したんだぜ」が口癖の自称敏腕マネージャーだ。ある日、彼は酔っ払いの軍関係者からの要請を受け、新人歌手(ズーイー・デシャネル)を伴って遥かアフガニスタンに向けた米軍慰問ツアーに出発する。しかし降り立った首都カブールですぐさまアクシデントに見舞われ、この地でどん詰まり状態に。  そんな中、彼はひょんなことから現地の少女と出会い、その歌声を耳にした瞬間、昔の感覚がビビッときて「神様の贈り物だ!」と感じずにいられなくなる。女性が人前で歌うことが困難なこの国で、「歌手になりたい」と願うその少女。彼女の夢を叶えるべく、彼はいつになく真剣な眼差しで、久方ぶりの情熱を燃やし始めるのだが……。

豪華キャストに彩られた異色作

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 砂塵と噴煙のくすぶるカブールをさまようビル・マーレイの姿は、かつて彼がTOKYOの町並みを駆け抜けた『ロスト・イン・トランスレーション』を彷彿とさせる。アフガニスタンに舞台を移しても、マーレイが身振り手振りで相手に意思を伝え、時には部族を前に「SMOKE ON THE WATER」を熱唱してみせる姿には、見る者を「そうそう、この感じ!」と思わせるマーレイっぽさが満載である。  そんな彼を支える共演陣も意表をつく大物ぞろいだ。強靭な腕っぷしで主人公を脅したり、時には彼を守る立場にもなったりする傭兵役としてブルース・ウィリスが出ているのにも驚かされる。彼とビル・マーレイが共演するのはウェス・アンダーソン監督作『ムーンライズ・キングダム』以来だが、こんな大物ふたりが一つの画面に同居するショットを目にすると、珍しさのあまりファンタジーを見ているような不可思議な感覚すらこみ上げてくる。
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 余談だが、実はウィリスにとってマーレイの存在はとても思い出深いものらしく、遡ること70年代、ブルース・ウィリスがTVコメディ『サタデー・ナイト・ライブ』の雑用係に甘んじていた頃、出演者の中でマーレイだけはいつも丁寧に接してくれたのだとか。確かにそんなエピソードは他でもよく耳にする。筆者が『ヴィンセントが教えてくれたこと』の主演子役ジェイデン・リーベラーにインタビューした時も、「ビルは分け隔てなく誰とでも仲良くなっちゃう人」と語っていた。マーレイの飄々とした存在感やハリウッドから少し距離を置いた仙人のような立ち位置は、映画の内でも外でも、それから本作においても間違いなく、格別な空気となって影響を及ぼしているのだ。  他にも、ケイト・ハドソンとズーイー・デシャネルという『あの頃ペニー・レインと』で人気を博した女優陣が揃って出演している。いずれも映画界の仙人たるビル・マーレイとの共演を望む一心でオファーを受けたことは想像に難くない。
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 さらに監督を担うのは『レインマン』でオスカーを受賞したバリー・レヴィンソン。紛争の地、そしてロックの組み合わせで言うと、ちょうどレヴィンソンの監督作『グッドモーニング、ベトナム』(87)が思い出されるが、様々な要素の入り乱れる『カスバ!』に『ベトナム』と同じく少しだけ社会派の風味を香らせることができるのも、この御歳74になる名匠のなせるわざと言えるだろう。

ロックの名曲に乗せて世界を揺らせ!

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バリー・レヴィンソン監督とビル・マーレイ

 そもそも映画『ロック・ザ・カスバ!』のアイディアは、一人の女性が命がけでTV番組『アフガン・スター』に出演し歌声を響かせた実際の出来事に着想を得たものなのだとか。  さらに、この映画のタイトルがザ・クラッシュの名曲の引用であることはファンならずともお気づきだろう。版権の都合上、作中で楽曲そのものは使用されていないが、おそらく作り手の中では『アフガン・スター』の一件とクラッシュの名曲にほとばしるスピリットとが電流を帯びたみたいにしっかりと手を結んだのだ。だからこそ本作には文化や宗教の違いを乗り越えて世界をロックしようという思いが満ちている。  と同時に、これは一人の男が自分の人生を奮い立たせようとする物語でもある。もう自分は終わった、過去の人間であると薄々気がついている人間が、世界の果てにて、もう一度だけ魂を熱くかき鳴らす。それはややもすると自己満足かもしれないし、アフガンの人々からすれば迷惑なことかもしれない。
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 それでも映画は突き進む。正解など誰にもわからない。一つだけ言えるとすれば、それをビル・マーレイが演じているということ、ただそれだけだ。「WILD WORLD」や「KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR」などの名曲に乗せて彼がこの地にのらりくらりと佇んでいるだけで、僕らは苦笑いしながら、その姿をじっと最後まで見守ってしまう。 マーレイという人間はやっぱりそういう男。世界のどこででも、あくまで自分のペースで魂を揺らす、愛すべきロックな男。そんな彼に出会いたければ『ロック・ザ・カスバ!』に身を投じてみると良いだろう。

『ロック・ザ・カスバ!』予告編

■牛津厚信 映画ライター。明治大学政治経済学部を卒業後、某映画放送専門局の勤務を経てフリーランスに転身。現在、「映画.com」、「EYESCREAM」、「パーフェクトムービーガイド」など、さまざまな媒体で映画レビュー執筆やインタビュー記事を手掛ける。また、劇場用パンフレットへの寄稿も行っている。Twitter ■公開情報 『ロック・ザ・カスバ!』 新宿シネマカリテ(東京)7月20日(水)〜公開 シネ・リーブル梅田(大阪)8月7日(日)〜公開 中川コロナシネマワールド(愛知)8月9日(火)〜公開 シネマポイント(長野)2016年秋公開 監督:バリー・レヴィンソン 脚本:ミッチ・グレイザー 音楽:マーセロ・ザーヴォス 撮影:ショーン・ボビット 出演:ビル・マーレイ、ブルース・ウィリス、ケイト・ハドソン、ズーイー・デシャネル、テイラー・キニー 配給:クロックワークス 原題:「ROCK THE KASBAH」/2015年/アメリカ/106分/カラー/シネマスコープ/英語 (c)2015 Kasbah, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ビル・マーレイ、アフガンでロックを叫ぶ!? 異色コメディ『ロック・ザ・カスバ!』の挑戦

【リアルサウンドより】  ビル・マーレイをキャスティングすることは映画を一本ヒットさせるよりも難しい。それが映画界の共通認識だ。なにしろ彼はエージェントと契約していないし、マネージャーさえいないのだ。  となると、出演を望む大勢の製作者たちが彼の友人に助けを乞うのは当然のこと。とりわけ80年代から交流を続ける製作者であり脚本家のミッチ・グレイザーはこういった問い合わせ被害を数多く受けてきた一人だという。  だがその見返りがあるとすれば、『ロック・ザ・カスバ!』のように自身が長く温めた企画にようやくゴーサインが出た時だろう。グレイザーは案の定、いち早く友人マーレイから出演の確約を得ることができた。それはつまり、マーレイを撮影のために遥かモロッコまで連れ出すことを意味していたわけだが(彼は出不精なことで有名だ)、これもまた、友人だからこそ成しえた快挙である。

アフガンで女性シンガーを新人発掘!?

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 というわけでロックの時間だ。ギターが高まる。ビートが大地を揺らす。熱狂したオーディエンスがステージに大挙するーーいやいや、そんな見慣れた風景などこの映画のどこを向いても存在しない。  物語の舞台はアフガニスタン。この地で砂嵐にまみれながらマーレイが演じるのは「俺はマドンナの才能をいち早く見出したんだぜ」が口癖の自称敏腕マネージャーだ。ある日、彼は酔っ払いの軍関係者からの要請を受け、新人歌手(ズーイー・デシャネル)を伴って遥かアフガニスタンに向けた米軍慰問ツアーに出発する。しかし降り立った首都カブールですぐさまアクシデントに見舞われ、この地でどん詰まり状態に。  そんな中、彼はひょんなことから現地の少女と出会い、その歌声を耳にした瞬間、昔の感覚がビビッときて「神様の贈り物だ!」と感じずにいられなくなる。女性が人前で歌うことが困難なこの国で、「歌手になりたい」と願うその少女。彼女の夢を叶えるべく、彼はいつになく真剣な眼差しで、久方ぶりの情熱を燃やし始めるのだが……。

豪華キャストに彩られた異色作

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 砂塵と噴煙のくすぶるカブールをさまようビル・マーレイの姿は、かつて彼がTOKYOの町並みを駆け抜けた『ロスト・イン・トランスレーション』を彷彿とさせる。アフガニスタンに舞台を移しても、マーレイが身振り手振りで相手に意思を伝え、時には部族を前に「SMOKE ON THE WATER」を熱唱してみせる姿には、見る者を「そうそう、この感じ!」と思わせるマーレイっぽさが満載である。  そんな彼を支える共演陣も意表をつく大物ぞろいだ。強靭な腕っぷしで主人公を脅したり、時には彼を守る立場にもなったりする傭兵役としてブルース・ウィリスが出ているのにも驚かされる。彼とビル・マーレイが共演するのはウェス・アンダーソン監督作『ムーンライズ・キングダム』以来だが、こんな大物ふたりが一つの画面に同居するショットを目にすると、珍しさのあまりファンタジーを見ているような不可思議な感覚すらこみ上げてくる。
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 余談だが、実はウィリスにとってマーレイの存在はとても思い出深いものらしく、遡ること70年代、ブルース・ウィリスがTVコメディ『サタデー・ナイト・ライブ』の雑用係に甘んじていた頃、出演者の中でマーレイだけはいつも丁寧に接してくれたのだとか。確かにそんなエピソードは他でもよく耳にする。筆者が『ヴィンセントが教えてくれたこと』の主演子役ジェイデン・リーベラーにインタビューした時も、「ビルは分け隔てなく誰とでも仲良くなっちゃう人」と語っていた。マーレイの飄々とした存在感やハリウッドから少し距離を置いた仙人のような立ち位置は、映画の内でも外でも、それから本作においても間違いなく、格別な空気となって影響を及ぼしているのだ。  他にも、ケイト・ハドソンとズーイー・デシャネルという『あの頃ペニー・レインと』で人気を博した女優陣が揃って出演している。いずれも映画界の仙人たるビル・マーレイとの共演を望む一心でオファーを受けたことは想像に難くない。
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 さらに監督を担うのは『レインマン』でオスカーを受賞したバリー・レヴィンソン。紛争の地、そしてロックの組み合わせで言うと、ちょうどレヴィンソンの監督作『グッドモーニング、ベトナム』(87)が思い出されるが、様々な要素の入り乱れる『カスバ!』に『ベトナム』と同じく少しだけ社会派の風味を香らせることができるのも、この御歳74になる名匠のなせるわざと言えるだろう。

ロックの名曲に乗せて世界を揺らせ!

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バリー・レヴィンソン監督とビル・マーレイ

 そもそも映画『ロック・ザ・カスバ!』のアイディアは、一人の女性が命がけでTV番組『アフガン・スター』に出演し歌声を響かせた実際の出来事に着想を得たものなのだとか。  さらに、この映画のタイトルがザ・クラッシュの名曲の引用であることはファンならずともお気づきだろう。版権の都合上、作中で楽曲そのものは使用されていないが、おそらく作り手の中では『アフガン・スター』の一件とクラッシュの名曲にほとばしるスピリットとが電流を帯びたみたいにしっかりと手を結んだのだ。だからこそ本作には文化や宗教の違いを乗り越えて世界をロックしようという思いが満ちている。  と同時に、これは一人の男が自分の人生を奮い立たせようとする物語でもある。もう自分は終わった、過去の人間であると薄々気がついている人間が、世界の果てにて、もう一度だけ魂を熱くかき鳴らす。それはややもすると自己満足かもしれないし、アフガンの人々からすれば迷惑なことかもしれない。
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 それでも映画は突き進む。正解など誰にもわからない。一つだけ言えるとすれば、それをビル・マーレイが演じているということ、ただそれだけだ。「WILD WORLD」や「KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR」などの名曲に乗せて彼がこの地にのらりくらりと佇んでいるだけで、僕らは苦笑いしながら、その姿をじっと最後まで見守ってしまう。 マーレイという人間はやっぱりそういう男。世界のどこででも、あくまで自分のペースで魂を揺らす、愛すべきロックな男。そんな彼に出会いたければ『ロック・ザ・カスバ!』に身を投じてみると良いだろう。

『ロック・ザ・カスバ!』予告編

■牛津厚信 映画ライター。明治大学政治経済学部を卒業後、某映画放送専門局の勤務を経てフリーランスに転身。現在、「映画.com」、「EYESCREAM」、「パーフェクトムービーガイド」など、さまざまな媒体で映画レビュー執筆やインタビュー記事を手掛ける。また、劇場用パンフレットへの寄稿も行っている。Twitter ■公開情報 『ロック・ザ・カスバ!』 新宿シネマカリテ(東京)7月20日(水)〜公開 シネ・リーブル梅田(大阪)8月7日(日)〜公開 中川コロナシネマワールド(愛知)8月9日(火)〜公開 シネマポイント(長野)2016年秋公開 監督:バリー・レヴィンソン 脚本:ミッチ・グレイザー 音楽:マーセロ・ザーヴォス 撮影:ショーン・ボビット 出演:ビル・マーレイ、ブルース・ウィリス、ケイト・ハドソン、ズーイー・デシャネル、テイラー・キニー 配給:クロックワークス 原題:「ROCK THE KASBAH」/2015年/アメリカ/106分/カラー/シネマスコープ/英語 (c)2015 Kasbah, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.