『バイオハザード』シリーズ最終作、『バイオハザード:ザ・ファイナル』に邦題変更

【リアルサウンドより】  12月23日に日本で世界最速公開される『バイオハザードVI:ザ・ファイナル』の邦題が、『バイオハザード:ザ・ファイナル』に変更された。  本作は、日本発の人気ゲームシリーズ『バイオハザード』の実写映画シリーズ第6弾にして最終作。ヒロイン・アリスと世界をアンデッド化した元凶アンブレラ社との最終決戦の行方を描く。  前作から引き続きメガホンを取ったのは、ポール・W・S・アンダーソン監督。ヒロイン・アリス役をミラ・ジョヴォヴィッチが続投するほか、『バイオハザードIII』『バイオハザードIV:アフターライフ』でクレア・レッドフィールド役を演じたアリ・ラーターが再び出演する。  また、モデル・タレントのローラが本作でハリウッドデビューを果たす。ローラは、アメリカのラクーンシティで発生したT-ウィルス流出事件を生き延び、その開発元であるアンブレラ社とアンデッドたちを相手に、主人公アリスと共に最後の戦いを挑む女戦士コバルト役を演じる。 ■公開情報 『バイオハザード:ザ・ファイナル』 12月23日(金・祝)世界最速公開 監督:ポール・W・S・アンダーソン 出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、ウィリアム・レヴィ、ルビー・ローズ、ローラ 配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 原題:「Resident Evil: The Final Chapter」 ※メイン写真は『バイオハザードV:リトリビューション』のもの

改名した能年玲奈にクドカンが「あまちゃん以上の作品を」とエール! 芸能プロのいいなりテレビ局に苦言も

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左・「大人計画 OFFICIAL WEBSITE」より/右・「07' nounen 能年玲奈オフィシャルブログ」より
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  前所属事務所であるレプロエンタテインメントとの契約終了を機に、名前を「のん」に改名すると発表した能年玲奈。この改名の裏には、レプロからの圧力があったなどの事情が明らかになっているが、それにしても「のん」という名前はどうなんだろうとファンからも残念がる声があがっている。 〈なんだ「のん」って、変な名前〉〈芸名が「のん」って、笑った〉  そんななか、能年を国民的女優へと押し上げた『あまちゃん』(NHK)の脚本家・宮藤官九郎が、能年の改名を全面擁護した。それは現在発売中の「週刊文春」(文藝春秋)2016年8月4日号に掲載された、彼の連載コラム「いまなんつった?」でのこと。 〈のん。思い切ったなあ。渡辺えりさんは『えり子』の『子』を取るように美輪明宏さんに諭され随分悩まれたと聞きますが、彼女は『のうねんれな』の『うねれな』を取ったわけですから大手術。まあ、身軽になりたかったのかな〉 〈俳優の場合、演じる役にすでに名前があるわけで、いわゆる“中の人”の名前はシンプルに超した事はない。最初は正直、地方の喫茶店かスナックの看板みたいだなと思った『のん』という名前も、これ以上ないくらいシンプルですよね。あとは旧名時代を凌駕する代表作に巡り会えれば一気に浸透するんじゃないでしょうか。道のりは険しいでしょうが、のんさんの代表作が早く生まれるといいなと思います〉  クドカンが能年の独立問題について言及するのは、実は今回が初めてのことではない。「週刊文春」16年7月7日掲載の同連載コラムでも、こんなことを書いていた。 〈そう言えばトーク番組で『あまちゃん』の話題になり懐かしい映像が流れたのですが、映像使用の許諾が取れなかったのか、アキ(能年玲奈さん)がワンカットも映ってなかった。代わりに前髪クネ男(勝地涼くん)がガッツリ映ってて笑った。あまちゃんは能年さんの主演作ですよ、念のため〉  これは、レプロのご機嫌を伺って、資料映像からすら能年を徹底排除するテレビ局に対して苦言を呈したものだと一部で話題になった。  そう考えると、今回もクドカンは単に「のん」という名前を擁護しているわけではなく、レプロの能年への嫌がらせに対する批判、それを乗り越えようとする能年への後押しがあるのは明らかだろう。  当サイトで何度も指摘してきたが、事務所を独立しようとした能年に対するレプロ側の嫌がらせ、圧力は凄まじいものだった。徹底した仕事の干し上げにはじまり、週刊誌やワイドショー、スポーツ紙を使った「洗脳報道」というバッシング攻撃……。さらに契約が切れてからも、レプロ側は15年1月から16年6月までの期間は能年側が仕事や話し合いを拒否していたため契約不履行とみなしており、その分の契約延長を申し入れているため、まだ契約は終了していないなどと主張している。そのため、能年が「週刊文春」16年7月21日号内の阿川佐和子による対談連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」に出演したり、「FRIDAY」(講談社)16年7月29日号でグラビア撮影したことを問題視。法的対処も含め検討しているとしている。  そして、きわめつきが、名前の剥奪だ。「週刊文春」16年7月28日号によれば、契約が終了する間近の6月下旬、レプロから能年側に、契約が終了しても「能年玲奈」を芸名として使用する場合には、レプロの許可が必要だという申入れがあったという。 「能年玲奈」は本名であるため、前所属事務所に使用を制限される謂れはないが、「週刊文春」の取材を受けたレプロ側の担当者は「一般論として、その旨の契約がタレントとの間で締結されている場合には、当事者はその契約に拘束されるものと考えます」と答えたと記されている。  こういった事情が明るみになると、レプロには「名前を奪うなんてひどい」と抗議が殺到。実際、能年玲奈は彼女の本名であるため、契約を盾にその名前を奪う法的根拠があるかは疑問だ。また、「文春」の記事で取材に答えている弁護士も、公序良俗違反でこの契約条項は無効になるのではないかと考えを示しており、その後の議論を見ている限り、他の専門家たちも同じような認識であるようだ。  本来であれば改名などする必要はないにもかかわらず、これ以上レプロの嫌がらせに晒されることで、今度は共演者やスタッフに迷惑がかかることを恐れた能年側は改名してキャリアを再スタートさせることに。「文春」によれば、本人は能年玲奈の名前で活動したいと希望しているとのことだが、そのような事情から改名に踏み切ったという。  周知のように、レプロは“芸能界のドン”バーニングプロ傘下の事務所だ。クドカンもコラムで書いていたように、レプロの圧力を恐れ、テレビ局はもうすでに資料映像ですら能年の映像を使わないような状態になっているが、レプロがこうした姿勢では、今後、テレビ局がレプロの意に反して、能年を起用するようになるというのはかなり難しいだろう。  それどころか、再びネガティブキャンペーンを仕掛ける可能性も十二分に予測できる。 「えり子」の「子」を取るだけでも大変なのに、本名そのものを奪われたに等しい状態に追い込まれ、テレビから徹底的に排除される能年。クドカンは、「のん」という名前を擁護するかたちで、こうしたレプロの理不尽なやり口を批判したのだろう。  クドカンもこれから先、能年を待ち受ける〈道のりは険しいでしょう〉と書いている。ただ、テレビやメジャー資本映画とは違い、レプロ=バーニングの手のおよばないインディペンデントな映画やネットなどのオルタナティブな場所から起死回生を狙うことは、能年の才能と実力をもってすれば十分可能だろう。  クドカンも〈道のりは険しい〉としたうえで、コラムを能年へのこんなエールで締めくくっている。あらためて読むと、クドカンの能年の今後に対する強い気持ちがわかる。 〈あとは旧名時代を凌駕する代表作に巡り会えれば一気に浸透するんじゃないでしょうか。道のりは険しいでしょうが、のんさんの代表作が早く生まれるといいなと思います〉 「旧名時代の代表作」というのは言うまでもなく、自身の手による『あまちゃん』のことだ。つまり、自身の作品を超えるような作品を、とエールを送っているのである。 『あまちゃん』以上の作品、天野アキ以上の能年玲奈の当たり役は、ぜひクドカンにこそ書いてもらいたい。そう願っているファンは多いのではないだろうか。 (新田 樹)

やってきた最凶の夏──改装工事のせいで、コミケ会場が参加者を殺しにかかってる予感

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特設サイト「コミックマーケット90のご案内」コスプレエリアマップより
 今年も、最凶の暑い夏がやってくる。  ただでさえ暑い都心を、いっそう暑くしまくるイベント「コミックマーケット90」が8月12日から3日間の予定で開幕する。  毎年、どんなに注意しても熱中症に倒れる人が続出する夏コミだが、今回はさらに熱中症が増加する気配を見せており、関係者を戦々恐々とさせている。  今回、会場である東京ビックサイトでは、東京オリンピックを控え改装工事が行われているために、配置の変更があちこちで実施される。もっとも大きな変更は、企業ブースである。これまで西ホールの上の方にあると認識されてきた企業ブースだが、今回は東1・2ホールを使用。開催日も2日間のみで、2日目の終了後、3日目にはサークルが使用するために撤収と設営とが実施される地獄のようなスケジュールになっている。  そして、コスプレにはもっと大きな変更がある。従来使用していた西の屋外展示場が使用できなくなっているため、東ホールのトラックヤード部分をコスプレに開放。さらに、会場外であるビッグサイトの交差点をコスプレして通れるようにして導線を確保するとともに、隣接する東京臨海広域防災公園で実施されている有明防災フェアでもコスプレが可能になった。  有明防災フェアは、自衛隊や東京消防庁などの官公庁や自治体、教育研究機関などが協力して開催される防災をテーマにしたイベント。各種の防災に関する展示のほか、機材や車両の体験なども行われるイベントである。  ここでコスプレができるということになれば、従来の人混みの中での撮影とは違う、新しい楽しみが生まれるのはいうまでもない。  しかし、ここで大きな問題が。  それは、すべてが炎天下で行われるということ。  従来のコスプレ広場も、日陰はほとんどなかったわけだが、東京ビッグサイトから防災公園へのルート、あるいは公園内にはまったく照りつける太陽から逃れる場所はない。すなわち、コスプレイヤーも撮影者もひたすら陽の光の焼かれ続けることになるのだ。  トラックヤードや防災公園などが使用できることで、コスプレ広場が大幅に拡大し多くの人はテンションがあがるに違いない。しかし、それと共に我を忘れて熱中症で倒れる人々が続出する可能性も。  すでに幾度か参加したことのある人は身体で理解しているだろうが。コミケ会場は非人道的な空間である。救護室などが準備されているとはいえ、ホスピタリティは一切ないと考えたほうがよいだろう。  つまり、自分の身は自分で守るしかないのである。一度熱中症で倒れれば、買い損ねた同人誌。撮影し損ねたレイヤー……後悔は一生続くことになるだろう。  いよいよ改装工事のせいで殺しにかかってくるコミケ会場。今から万全の準備をして行こう。 (文=コミケ取材班)

ダムドのドキュメンタリー『地獄に堕ちた野郎ども』予告編、モーターヘッドのレミーも登場

【リアルサウンドより】  9月17日に公開されるイギリスのパンクロックバンド、ダムドのドキュメンタリー映画『地獄に落ちた野郎ども』より、予告編が公開された。  ダムドは、1976年に結成されたパンクバンド。セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュとともに3大ロンドンパンクバンドのひとつに数えられている。メンバーチェンジを繰り返しながらも、結成から40年を経た現在も現役で活動している。映画では、現在のダムドの姿とともに、40年間で蓄積されてきた複雑な人間模様やバンドの内側を映し出す。モーターヘッドのレミー・キルミスターのドキュメンタリー映画『極悪レミー』を手がけたウェス・オーショスキー監督が、制作費を全額個人で負担し、監督のほか製作、脚本、撮影、編集をすべて1人でこなした。

『地獄に堕ちた野郎ども』予告編

 このたび公開された予告編では、過去から現在に至るまでのダムドの姿に加え、昨年末に急死したモーターヘッドのレミー・キルミスター、デペッシュ・モードのデイヴ・ガーン、ザ・クラッシュのミック・ジョーンズらが、ダムドについて語る様子が捉えられている。
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■公開情報 『地獄に堕ちた野郎ども』 9月17日(土)より、渋谷HUMAXシネマにてレイトショー 監督・製作・脚本・撮影・編集:ウェス・オーショスキー 出演:THE DAMNED(キャプテン・センシブル、ラット・スキャビーズ、デイヴ・ヴァニアン、ブライアン・ジェイムス、ローマン・ジャグ、ブライアン・メリック、ポール・グレイ)、デイヴ・ガーン (Depeche Mode)、フレッド・アーミセン (俳優/ミュージシャン)、ミック・ジョーンズ(The Clash)、レミー・キルミスター(Motorhead)、イアン・マッケイ(Minor Threat/Fugazi)、ビリー・アイドル、ジェシー・ヒューズ(Eagles of Death Metal)、クリッシー・ハインド(The Pretenders)、ニック・メイスン(Pink Floyd)、グレン・マトロック(Sex Pistols)、キース・モリス(Black Flag/Circle Jerks/OFF!)、クリス・ステイン(Blondie)、ジェロ・ビアフラ(Dead Kennedys)、ゲイ・アドヴァート(The Adverts)、クレム・バーク(Blondie)、ジャン=ジャック・バーネル(The Stranglers)、ルー・エドモンズ(P.I.L./The Damned)、スティーヴ・ディグル (Buzzcocks)、ジャック・グリシャム(T.S.O.L.)、チャーリー・ハーパー(U.K. Subs)、デクスター・ホーランド(The Offspring)、ジム・ジョーンズ(Jim Jones Revue)、ドン・レッツ(映画監督/ミュージシャン)、ジョン・モス(Culture Club/The Damned)、バズ・オズボーン(The Melvins)、TVスミス(The Adverts)、ジミー・アシュハースト(Buckcherry) 提供:キングレコード 配給:ビーズインターナショナル 宣伝協力:ディスクユニオン、フウドブレイン 協力:ビクターエンタテインメント 2015年/アメリカ映画/110分/ビスタサイズ/原題:THE DAMNED:DON'T YOU WISH THAT WE WERE DEAD (c)2015 Damned Documentary LLC. Photo by Ian Dickson 公式サイト:DAMNEDDOC.JP

ダムドのドキュメンタリー『地獄に堕ちた野郎ども』予告編、モーターヘッドのレミーも登場

【リアルサウンドより】  9月17日に公開されるイギリスのパンクロックバンド、ダムドのドキュメンタリー映画『地獄に落ちた野郎ども』より、予告編が公開された。  ダムドは、1976年に結成されたパンクバンド。セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュとともに3大ロンドンパンクバンドのひとつに数えられている。メンバーチェンジを繰り返しながらも、結成から40年を経た現在も現役で活動している。映画では、現在のダムドの姿とともに、40年間で蓄積されてきた複雑な人間模様やバンドの内側を映し出す。モーターヘッドのレミー・キルミスターのドキュメンタリー映画『極悪レミー』を手がけたウェス・オーショスキー監督が、制作費を全額個人で負担し、監督のほか製作、脚本、撮影、編集をすべて1人でこなした。

『地獄に堕ちた野郎ども』予告編

 このたび公開された予告編では、過去から現在に至るまでのダムドの姿に加え、昨年末に急死したモーターヘッドのレミー・キルミスター、デペッシュ・モードのデイヴ・ガーン、ザ・クラッシュのミック・ジョーンズらが、ダムドについて語る様子が捉えられている。
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■公開情報 『地獄に堕ちた野郎ども』 9月17日(土)より、渋谷HUMAXシネマにてレイトショー 監督・製作・脚本・撮影・編集:ウェス・オーショスキー 出演:THE DAMNED(キャプテン・センシブル、ラット・スキャビーズ、デイヴ・ヴァニアン、ブライアン・ジェイムス、ローマン・ジャグ、ブライアン・メリック、ポール・グレイ)、デイヴ・ガーン (Depeche Mode)、フレッド・アーミセン (俳優/ミュージシャン)、ミック・ジョーンズ(The Clash)、レミー・キルミスター(Motorhead)、イアン・マッケイ(Minor Threat/Fugazi)、ビリー・アイドル、ジェシー・ヒューズ(Eagles of Death Metal)、クリッシー・ハインド(The Pretenders)、ニック・メイスン(Pink Floyd)、グレン・マトロック(Sex Pistols)、キース・モリス(Black Flag/Circle Jerks/OFF!)、クリス・ステイン(Blondie)、ジェロ・ビアフラ(Dead Kennedys)、ゲイ・アドヴァート(The Adverts)、クレム・バーク(Blondie)、ジャン=ジャック・バーネル(The Stranglers)、ルー・エドモンズ(P.I.L./The Damned)、スティーヴ・ディグル (Buzzcocks)、ジャック・グリシャム(T.S.O.L.)、チャーリー・ハーパー(U.K. Subs)、デクスター・ホーランド(The Offspring)、ジム・ジョーンズ(Jim Jones Revue)、ドン・レッツ(映画監督/ミュージシャン)、ジョン・モス(Culture Club/The Damned)、バズ・オズボーン(The Melvins)、TVスミス(The Adverts)、ジミー・アシュハースト(Buckcherry) 提供:キングレコード 配給:ビーズインターナショナル 宣伝協力:ディスクユニオン、フウドブレイン 協力:ビクターエンタテインメント 2015年/アメリカ映画/110分/ビスタサイズ/原題:THE DAMNED:DON'T YOU WISH THAT WE WERE DEAD (c)2015 Damned Documentary LLC. Photo by Ian Dickson 公式サイト:DAMNEDDOC.JP

SMAPのコンサートができないのはキムタクに怒った香取慎吾が拒否したから?「香取の乱」報道の裏事情

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不仲SMAP「香取の乱」報道は本当か?
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  『FNS27時間テレビフェスティバル!』(フジテレビ)で、明石家さんまが中居正広に「SMAP解散騒動」をツッコんだことが話題になったが、SMAPに関してまたキナ臭い情報が飛び込んできた。それがSMAPデビュー25周年コンサートを香取慎吾が拒否していたという話だ。  7月28日発売の「女性セブン」(小学館)8月11日号「SMAPやっぱり25周年に全員が『NO!』聞こえてきた『香取の乱』の絶望的な話」によると、11月から予定されていたといわれるSMAPの全国ツアーと新アルバムのレコーディングが一転、中止になったというのだ。そのきっかけを作ったのは香取慎吾の存在だったという。 「香取慎吾さん(39才)です。彼が“おれは絶対にやらない”と言って聞かなかったそうです。08年以降、SMAPのライブの演出は香取さんが手がけてきたので、彼なしでは成立してないのです」(音楽関係者のコメント「女性セブン」より)  記事によればその背景には今年始めの独立騒動で事務所を去った飯島三智マネージャーに最も寵愛を受けた香取が、飯島氏を裏切った木村拓哉への払拭されない不信感、わだかまりがあるという。 「今回の解散騒動は創設期からグループを支えてきた女性マネージャーの独立画策が発端ですが、彼女に最も寵愛されていたのが香取さんでした。彼からすれば、事務所への筋を通して残留を表明した木村拓哉さん(43才)へのわだかまりが消えない。今後SMAPの活動は木村さんの意志が優先される可能性が高く、香取さんはこれが耐えられないのです。あの人が主導権を持つ仕事は受けたくないと言っているようです」(前同コメント)  そのため25周年コンサート開催は絶望的で、これが「香取の乱」というわけだ。  確かに独立騒動後、香取の憔悴した様子がたびたび伝えられてきた。1月18日に行われた『SMAP×SMAP』(フジテレビ)の謝罪会見でも香取は今にも泣きそうな表情で声を詰まらせていたことは印象的だった。さらに2月15日放映の「スマスマ」ビストロSMAPで木村とペアを組んだ香取だが、2人は明らかに険悪な雰囲気で、2人は一度も会話しないどころか、香取は木村と目を合わせようとしなかった。もちろんペアが勝利した際行われたハイタッチもなし。  かつては木村宅に遊びに行くほどの関係だった香取だが、しかしその関係は騒動後一転していることは確かだろう。それほどまでに解散騒動にショックを受けた香取。ほかのメンバーは木村のいない番組では以前と変わらない表情を見せているが、現在でも香取は明らかに元気がない。そして飛び出したのが“自殺”という衝撃発言だった。  3月20日、香取主演の『家族ノカタチ』(TBS)の打ち上げが六本木で行われたが、その席で香取がこんな挨拶をしている。 「SMAPとしていろいろあった時期に、キャストやスタッフの方たちに気を遣っていただいて感謝しています。正直、明日どうなるかもわかりません。もしかしたら自殺しているかもしれないですね」  この発言は「週刊女性」(主婦と生活社)4月12日号や「女性セブン」(小学館)4月14日号などで報じられ大きな話題となったが、それほどまでに香取の様子は不安定だった。その後もまた香取が主演を務めた大河ドラマ『新撰組!』の共演者たちが5月に集まった会でも「ジャニーズを辞めようかな」と香取が発言したことが「週刊女性」で報じられ、7月20日の『おじゃMAP!』(フジテレビ)でも香取は突然「おれはまあ、来月結婚します」と爆弾発言をして周囲を驚かせたが、これも香取の不安定な精神状態ゆえの発言だといわれている。  確かに香取は飯島氏の「秘蔵っ子中の秘蔵っ子」だった。SMAPでデビューしたときまだ小学生だった香取を、食事や勉強など母親のように面倒を見てきた飯島氏。内向的でひきこもりがちな香取にとって、唯一本心から心を許せる存在が飯島氏だった。そんな存在を失った喪失感、そして裏切り者である木村への怒り想像するに余りある。  だが、香取のせいでコンサートが中止になったというのは本当なのか。たしかに、この25周年コンサートをめぐっては5月3日、事務所の絶対的存在であるジャニー喜多川社長が「盛大にやるべきです」「必ずやらなきゃいけない」と後押しをし、事務所もその準備に動いていると報じられていた。  しかし、一方で、SMAPはそれ以前にとてもコンサートをやれるような状態にはなく、コンサート計画も具体的には動いていないとの見方が有力だ。  香取だけでなく中居、草なぎも木村との間でまったくコミュニケーションがない状態が続いている。グループとしてやっている仕事は『SMAP×SMAP』だけで、その収録でもまったく話をしない、目も合わせない状態。そのためビストロスマップと歌以外で5人そろっての企画は一切できていないし、ビストロでも観覧の客を入れることができないでいる。  また、先日、さんまに指摘されたように、7月16日放映『音楽の日』(TBS)や18日放映の『2016 FNSうたの夏まつり~海の日スペシャル~』(フジテレビ)など、夏の音楽特番もSMAPは出演を辞退している。『音楽の日』にいたっては、中居が司会だったにもかかわらず、だ。 「こんな状態で、コンサートなんてやれるはずがありません。それは関係者なら誰でも分かっていることです」(テレビ局関係者)  では、なぜ、「セブン」はわざわざこんな記事をやったのか。実はこれは、ジャニーズの意向を踏まえた記事なのではないか、という見方がある。 「『女性セブン』はジャニーズ事務所とはべったりですし、ジャニーズの許可なしにこんな記事をやるとは思えない。本来は、ジャニー社長がぶちあげたコンサートをやめるわけにはいかない。でも、SMAPの現状を考えると、コンサートなんてやれるはずがない。その板挟みになった『セブン』にリークして、ジャニーズの幹部が木村と最も反目している香取をコンサート中止のスケープゴードにしようとしたんじゃないか、というのが有力です。実際、香取は精神的に弱ったままですし、コンサート演出はしたくないと言っていたようですからそれを利用したのでしょう」(ジャニーズ事務所に詳しい芸能関係者)  中居は先日の『FNS27時間テレビ』で、さんまから「なんで曲をださないのか」「コンサートをやらないのか」と執拗なつっこみを受けたのもかかわらず、最後まで「やります」とは言わなかった。 「香取の反乱」云々の前にやはり、答えは出ているということではないのか。 (林グンマ)

『ポケモンGO』の次に来るのは、“3Dホログラム”のポケモンバトルだ!

 日本でも、配信開始から爆発的なヒットを記録しているゲームアプリ『ポケモンGO』。これまでにない特色としては、現実の風景の中にポケモンが登場するというAR(拡張現実)技術をわかりやすい形で普及させたことも挙げられるが、さらに事態は進んでいるようだ。ARのポケモンが3Dホログラムになってバトルを繰り広げるゲームシステムの登場も、もうすぐそこまで来ている。
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“3DAR”のポケモンバトル動画「Generalkidd」より
■3Dホログラムのポケモンバトル  先頃、YouTubeに“3DAR”のポケモンバトル動画を投稿したのは米・ペンシルベニア州在住のエンジニアであるジェネラル・ヒード氏だ。あくまでもまだ試作段階だが、現実の住宅街の緑地の一角で3Dホログラムのヒトカゲとカメックスが向かい合って一触即発! ヒトカゲが攻撃を繰り出したり、向かってくるカメックスをかわして逃れたりと、擬似的な戦闘を繰り広げているのだ。音声でコマンドしている点も見逃せない。
“3DAR”のポケモンバトル動画「Generalkidd」より
 これは、3DゲームエンジンのUnityを使って制作され、マイクロソフトのウェアラブルARデバイスであるホロレンズへの適用を念頭にして開発されたということだ。プレイヤーの命令で、ヒトカゲがキックを繰り出す攻撃シーンはなかなか愛らしいものがあるが、今後はもちろん技の数も増え、炎を使った攻撃のビジュアル表現なども加わってくるのだろう。屋内でのテストプレイ動画も収められており、今のところ音声コマンドはインドアのほうが精度が高いということだ。  ジェネラル・ヒード氏は少し前から『遊戯王』カードゲームのホロレンズ版を手がけていて、現在ベータ版『Yugioh-For-HoloLens』が公開されている。ホロレンズの一般販売へ向けて現在も開発が続けられているのだが、昨今の世界的な『ポケモンGO』フィーバーを目の当たりにして、急遽この“3DVR”のポケモンバトル映像を即興に近いかたちで作ったということだ。  そして、このホロレンズ版の『ポケットモンスター』もファンメイド作品として引き続き取り組んでいくということである。ちなみにこれらホロレンズ版の『遊戯王』も『ポケットモンスター』も、ボランティアで協力してくれるプログラマーは大歓迎ということで、いずれかのファンなら開発に加わることもできる。 ■UnityとVuforiaで誰でも3DARゲーム作りが可能に 『ポケモンGO』ブームに便乗(!?)した恰好のヒード氏のポケモン動画だが、一足先にポケモンの3Dホログラム映像を制作してアップしているのが、YouTubeチャンネル名「KennyWdev」氏である。
「ポケモン・ホログラム」紹介動画「KennyWdev」より
 ゲームエンジンのUnityと、ARアプリ開発用ライブラリのVuforiaを使って作り上げたという3Dホログラムのポケモンが2体、見事に空間に浮かび上がっている。台座の部分を動かすとポケモン本体も同じく向きを変えているのも興味深い。そしてKennyWdev氏も『ポケモンGO』人気に触発されたのか、ホロレンズ(開発者用)を使ってアウトドアでポケモンの3Dホログラムを浮かびあがらせたテスト動画を公開している。
「ホロレンズ版ポケモン・ホログラム」テスト動画「KennyWdev」より
 緑溢れる川辺の景色の中、リザードンとレックウザが対峙して、ガンを飛ばしあいながら(!?)、今にもバトルをはじめようかという緊迫のシーンが繰り広げられている。こちらもまたさらに開発が進んでいくことが期待されるが、いずれにせよ『ポケモン』というゲームそのものの“進化”もまだまだ続くようだ。 (文/仲田しんじ) 【参考】 ・Nerdist http://nerdist.com/real-life-pokemon-battles-look-legit-on-the-hololens/ ・grape http://grapee.jp/en/57123

ニコラス・ケイジ主演映画『ペイ・ザ・ゴースト』公開決定 不気味な顔が浮かぶポスターも

【リアルサウンドより】  ニコラス・ケイジが主演を務める映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』が、10月22日に公開されることが決定した。
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 本作は、『ブルックリン最終出口』『BODY/ボディ』のウーリー・エデル監督最新作。ハロウィンの夜、謎めいた一言を残して失踪した7歳の息子チャーリーの行方を探す父マイクの周辺で、次々に怪異な現象が起こっていく模様を描く。  主人公マイク役のケイジをはじめ、『プリズン・ブレイク』のサラ・ウェイン・キャリーズ、『しあわせはどこにある』のヴェロニカ・フェレらが出演する。音楽は『死霊のはらわた』のジョゼフ・ロドゥカ、撮影は『セッション』のシャロン・メールがそれぞれ担当している。  あわせて公開された日本版ポスターには、ハロウィンカーニバルで仮装をした人々とともに、ニコラス・ケイジ演じるマイクの姿が中央に配置されている。“償い続けろ、この怨念が消えるまで”のコピーの背景には、不気味な子どもらしき人物の顔が浮かび上がっている。 ■公開情報 『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』 10月22日(土)渋谷シネパレスほか全国順次ロードショー 監督:ウーリー・エデル 原作:ティム・レボン「Pay The Ghost」 出演:ニコラス・ケイジ、サラ・ウェイン・キャリーズ、ヴェロニカ・フェレ 原題:Pay the Ghost/2015年/カナダ/英語/94分/カラー/シネスコ/字幕翻訳:加藤リツ子 提供:ギャガ、松竹 配給:ギャガ・プラス

「あえて言おう、アホかとw」アメリカでは『ポケモンGO』を使った出会い系サービスが大人気!?

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『Project Fixup』公式サイトより。
 22日に日本で配信が開始され、すでに一大旋風を巻き起こしている『ポケモンGO』。アメリカでは日本より一足早く配信され、配信開始からおよそ2週間ほどの間、アプリダウンロードランキングでは当然のように1位を記録中。そんな中、アメリカのマッチングサービス「PROJECT FIXUP」が、『ポケモンGO』ユーザーに向けた出会い系サービス『PokeDates』を展開したことが話題になっている。 『PokeDates』は、『ポケモンGO』を一緒にプレイできる相手を探し、デートのセッティングをしてくれるというサービス。システムとしては、まずユーザーが自身のプロフィールを登録し、『ポケモンGO』を一緒に楽しみたい相手についてのアンケートに回答する。その後、デートができるスケジュールを登録すると、『PokeDates』からユーザーの条件にマッチする相手やデートの日時、場所についての情報が届く。希望に合っていればデートを承認し、実際に指定された場所で待ち合わせてデートを楽しむという仕組みだ。  初めてのデートの場合は無料となっており、2回目からは1回のデートセッティングに20ドル(約2,100円)の料金がかかる。  こんなサービスの登場に、日本のネット上では「あえて言おう、アホかとw」「いやまぁ、正しい使い方だね(錯乱)」「ポコ○ンゲットだぜ!」と様々な意見が飛び交っている。中には「JS、JCとお友達になれる?」「うちの別荘はレアもんゲットできるよ、でOKだな」「この夏はポケセクで決まり!」と淡くゲスな期待を抱いている人も少なくない模様。 『ポケモンGO』関連の出会い系サービスとしては、他にも『PokeMatch』という無料で使えるアプリが海外で開発され、すでに配信されており、アプリ公開から4日間で1万人以上のマッチングを生み出していると話題になっているようだ。 『PokeMatch』の共同開発者であるレネ・ローゼン氏は、ポケモンを捕まえるために自身がデート相手を求めていたことから、友人二人とチームを組み『PokeMatch』の開発に着手。実際にローゼン氏はこのアプリによってデート相手を見つけたというから、マッチング成功率は中々のもののよう。共同開発者のピム・ デ・ヴィッテ氏はすでに結婚しているにもかかわらず同アプリを楽しんでいるというから、少々考え物かもしれないが……。  なお、同アプリを利用するにはやはり自分の名前や年齢、その他の個人情報の登録が必要となっている。日本国内の情報セキュリティー対策のための政府機関である“内閣サイバーセキュリティーセンター”は、個人情報に関する注意喚起を促している。 “ポケモントレーナーのみんなへおねがい♪”というタイトルで公開されている注意事項には、「トレーナー登録するときは、本名とは違う、いかしたニックネームを付けましょう。ニックネームに本名がわかるものを使うと、あなたを追いかけようとする人が出てくるかも。SNSに写真を投稿するときは、家の近くのものはやめておきましょう。家が特定されます」といった内容が書かれている。しかし『PokeDates』や『PokeMatch』は、これに完全に背いたもの。犯罪に巻き込まれる可能性も大いにあるため、利用にはある程度の危機察知能力が必要そうだ。  これからも人気が過熱していきそうな『ポケモンGO』。欧米では仲間たちと複数で楽しそうにやっている姿が多く見られるが、日本では1人か2人で地味にやっている人がほとんどで、そんなところにもお国柄が表れているように感じられるが、果たして日本でも『ポケモンGO』を利用したマッチングサービスが成功するだろうか? 成功したらしたで、「刑務所へGOになりそうだな」「お縄をゲットだぜ!」といった声もあるように、悪用しだす人も出てきそうで心配ではあるが……。

NHK『クロ現』も「AV女優出演強要問題」を特集…新聞・テレビのAV叩きの裏で警察と厚労省の怪しい動き

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『クローズアップ現代+』HPより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  本サイトでも定期的にお伝えしている「AV出演強要問題」。「グラビアモデル」や「モデル」として芸能プロダクションと契約したはずの女性にAV出演を強要し、女性側がそれを断れば「違約金を払え」「親に請求書を送る」などと脅し、出演を余儀なくさせる悪質な手口が現在業界内で横行していると社会問題化しているわけだが、この件が遂にNHKでも取り上げられることになった。25日放送の『クローズアップ現代+』(NHK)では、「私はAV出演を強要された〜"普通の子"が狙われる〜」と題してこの問題を特集した。  番組では、実際に被害に遭った女性のインタビューから前述したような強要の経緯を紹介したうえ、さらに、かつてAVプロダクションを経営していたという男も登場した。彼は、スカウトした女性が契約内容をよく理解しないで契約書にサインさせるために、「アダルトビデオ」ではなく「成人向け」といった分かりにくい文言に書き換えたり、考える間を与えないよう30分以内にサインさせることを目標にしていたなどの手口を語った。  番組ではさらに、プロダクション側はそういった力に任せた強要以外にも、「洗脳」に近いやり方をすることもあると紹介。例えば、プロダクションが主催するクリスマスパーティーなどに出演を拒む女性を呼び、先輩の女優たちから説得をかけたり、「ひとり暮らしをした方がいい」と勧めて親や友人など相談できる人間関係をシャットアウトして孤立に追い込むなどのやり口が紹介された。  この放送を受けて、ネットでは、このような意見が一般視聴者から投稿されていた。 〈AV制作連中が反社会的勢力みたいなのばかりなんだから当然かも〉〈日本は、人権侵害大国だな〉〈変態クソ野郎にニーズがあるんだろうけど、これはひどい〉  確かに、『クローズアップ現代+』で伝えられたような出演強要は実際に行われていることであり、それにより大変な苦痛を受けた女優、元女優も相当数、存在している。当サイトでも折に触れてそのような事例を紹介しているし、今月も「週刊文春」(文藝春秋)が二号連続でAV女優・香西咲氏による出演強要の告発記事を載せていたが、これらは氷山の一角で、声をあげることができず苦しんでいる女性はまだまだたくさんいるだろう。それは間違いない。そして、この問題には一刻も早く業界全体で取り組み、改善を図るべきだ。  しかし、だとしても、今回の『クローズアップ現代+』の報じ方は、少し一方的過ぎるのではないだろうか。  周知のように、このAV強要問題については、強要を告発する証言の一方で、複数のAV女優たちから否定的な意見が寄せられていた。たとえば、人気AV女優の紗倉まなや天使もえ、元AV女優の蒼井そら、やはりAV女優出身で作家の川奈まり子らも一斉に「報告書は今のAV業界の現実とかけ離れている」「過去の話で、今はもう強制や騙しなんてほとんどない」と反発の声をあげた。  しかし、今回の『クローズアップ現代+』では、こうした声は一切取り上げられず、被害者の声や、悪質なプロダクションの存在だけがひたすらクローズアップされることになった。  もちろん、強要に否定的な女優のほとんどは、自ら進んでAVの世界に入った人気女優であり、業界の一番過酷な実態を知らない、という声もある。しかし、これだけ多くの声が寄せられている以上、VTRで悪質な業者による脅迫や洗脳の手口を紹介するだけでなく、やはりスタジオには強要に否定的なAV業界関係者も呼んで反論の機会を与える必要はあったのではないか。  だが、スタジオにいたのは、NHKの記者と、今年3月に「日本:強要されるアダルトビデオ撮影 ポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す、女性・少女に対する人権侵害 調査報告書」を発表し、AV出演強要問題に火をつけた国際人権NGO団体ヒューマンライツ・ナウ事務局長で弁護士の伊藤和子氏、そして、セックスワーカーに関する問題に取り組み続けている一般社団法人ホワイトハンズ代表理事・坂爪真吾氏だけだった。  坂爪氏は一応、AV業界に理解を示す立場をとっていたが、ほとんど発言の時間が与えられず、放送終了数秒前にこのような言葉を残すのが精一杯だった。 「いま契約書を統一してですね、出演時に基準をつくってですね、強要が起こらないようにしようという動きは起こっています」  ここで坂爪氏が言おうとしていたのは、今月11日に、前述の川奈まり子氏が立ち上げた、プロダクションやメーカーも巻き込んだ出演者のための業界内部の団体「表現者ネットワーク(AVAN)」のこと。この団体では、業界で統一の契約書をつくり、騙して誓約書にサインさせるといった手口が使えないように働きかけていく予定だ。坂爪氏は、AV業界内部でもこういった動きで出演強要の問題を解決しようとしていると説明しようとしていたのだが、時間がまったくないなかでそのことを理解できた一般視聴者はおそらくほとんどいなかっただろう。  放送終了後、坂爪氏はツイッターに、悔恨と反省を込めて以下のように綴っていた。 〈統一契約書の話はギリギリねじ込めましたが、AV業界がVTRに出てくるような極悪人だらけの世界ではない、ということは時間が無くて話せず。業界関係者の皆様、申し訳ございません。。。〉  実際、スタジオでの討論は強要を告発、批判したVTRの内容を補強する意見がほとんどをしめ、伊藤弁護士の以下のような主張が一番説得力をもって語られた。 「これ、リベンジポルノよりもひどい人権侵害だと思うんですけど、規制する立法がないということで、なかなか取り締まり、刑事的な処罰というのも難しい状況なんですね。そういった面で私たちとしても、効果的な規制立法を新たにつくってほしいと訴えているところです」  たしかに、AV出演強要は早急に解決すべき問題だが、刑事的な処罰、規制立法が必要というのは短絡的すぎないだろうか。前述のように、今、AV業界は自主的にこの問題を解決すべく動き始めている、にもかかわらず、当局の法的規制を求めるのは、権力に新たな利権を与えるだけではないのか。  実際、このAV強要問題を、NHKはじめ新聞やテレビが取り上げ始めた裏には、警察や厚労省の存在があるのではないかともいわれている。  前述の通り、「AV出演強要」をめぐる議論が現在のように盛り上がり始めたのは、6月2日に内閣府が「AV出演強要についての実態把握に努める」という答弁書を閣議決定。その9日後に大手AVプロダクションであるマークスジャパンの元社長ら3人が労働者派遣法違反容疑で逮捕されたのがきっかけだった。  実はこの前後から、厚生労働省、警察がやたらマスコミにAV強要問題を取り組んでほしいという意向をPRしていたという。 「厚労省でもなんらかの規制が必要、対策を開始したいとのブリーフィングがあったようですし、警視庁の生活安全部の幹部は、AV出演強要を摘発していくと息巻いていました。その数日後に、マークスジャパンの摘発があったわけですが、警視庁はまだまだやると言っています。大手新聞やNHKまでこのAV出演強要問題を取り上げ始めたのは、その空気に敏感に反応しているからです」(全国紙社会部記者)  しかも、この問題にやたら熱心な厚労省と警視庁の姿勢の裏には、これを機に新たなAV業界の監督団体をつくって、自分たちの利権にしたいという意図があるのではないか、といわれている。実際、過去には、警察がメーカー90社以上が加盟していた審査機関最大手の日本ビデオ倫理協会(ビデ倫)をつくらせ、そこを警察OBの天下り団体、たとえば事務局長のポジションを天下りポストにしてきた実態もある。  いずれにしても、これから先、マスコミ、政府、警察の三者が一体となったこの出演強要問題追及の動きはさらに激しくなるだろう。特に警視庁は複数のAV女優にアプローチして、出演強要を告発させるべく働きかけているというから、今後、次々とAVプロダクション関係者が逮捕されるという事態も起きるかもしれない。  そして、こうした警視庁や厚労省の裏の動きを見ていると、その摘発の過程で冤罪が起きる可能性も決して否定できない。実際、マークジャパンの事件では、同社の系列事務所に所属しAV女優にとどまらずさまざまなジャンルで活躍を見せている初美沙希が、この事件が冤罪であることをツイッターでほのめかしている。  だが、仮にこうした摘発が冤罪だったとしても、AV出演強要の問題は女性差別の問題も内包しているため、それを訴える声が世論に支持されることは難しい。結果的には、プロダクション側が泣き寝入りし、厚労省や警視庁の新たなAV業界利権化の動きだけが進んでいくことになりかねない。  改めて言うが、AV出演強要は明らかな女性の人権侵害だ。きちんとした実効性のある対策を早急に進めるべきだろう。しかし、同時に、こうした問題を利用して自らの利権を拡大しようという権力の邪な動きについても、注意深くチェックしていく必要がある。 (田中 教)