フジ『バイキング』で金美齢が部落差別発言! フジは謝罪したが金は謝罪せず…解放同盟はどう対応するのか

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左・金美齢ホームページより/右・フジテレビ『バイキング』番組ページより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】 「先ほど、VTRをご覧いただく前のスタジオで、出演者の方から不適切な発言、表現がありましたことをお詫びいたします。大変申し訳ありませんでした」  7月29日放送の『バイキング』(フジテレビ)で、榎並大二郎アナウンサーがこう頭を下げる一幕があった。榎並アナが「不適切」としたのは、ゲスト出演した評論家の金美齢の発言。放送中、金美齢が、被差別部落への差別助長発言をしたのだ。  スタジオで東京都知事選について出演者らがコメントするなかでのこと。金美齢は、同じくこの日『バイキング』に出演していた生島ヒロシに対して、TBS社員である自身の娘は後輩にあたるのだと語り、生島も「(娘さんから)電話かかってきて、母が暴走したら止めてくださいって」などと、和気あいあいで本筋とは無関係の世間話をしていた。その流れのなかで、金美齢が笑いながらこんな言葉を吐いた。 「私の娘がADだった時代、そこらへん這いずり回った時代に、そうなんですよ、生島さんがMCをやっていた番組の、それこそね、私の娘は“士農工商牛馬AD”っていう、そういうADだったの」  生島は爆笑、他の出演者もとくに指摘することなくこの話題は流れていったが、しかし、金の口にした「士農工商牛馬AD」という言い方は、「士農工商◯◯」という形でなされる典型的な差別表現だ。これは、賎民身分を強いられた「穢多、非人」の比喩的表現であり、被差別部落出身者への蔑視を表す。実際、金は問題の差別発言を口にしながら、わざわざ指で上から下へ、順に示す手振りをしていた。  事実、「士農工商◯◯」という表現は70年代以降、何度も抗議や糾弾の対象になってきた。  たとえば1996年には、大手広告代理店・電通が、自社発行の広告専門紙「電通報」の連載のなかの「士農工商代理店、われら車夫馬丁でござんす」という表現を巡って、自主回収のうえで謝罪文を掲載。「部落解放同盟」に連絡し、電通の人権教育室が事情説明を行っている。  またテレビメディアでも、2002年にNHK『プロジェクトX』のなかで、インタビューを受けたテント会社の技術者が「士農工商テント屋」と発言。部落解放同盟が抗議し、1年間で4回にわたる確認会、糾弾が続き、研修センターで社内研修が行われている。  では、今回の『バイキング』のケースはどうなったのか。冒頭に触れたように、番組では、金の差別発言から少し経って、榎並アナが「先ほど、VTRをご覧いただく前のスタジオで、出演者の方から不適切な発言、表現がありました」とお詫びがあった。  しかし、これでは、誰の何という表現が「不適切」であったのか不明だ。フジはこの程度のお詫びですませるつもりなのかと思っていたら、番組の最後の最後になって、榎並アナからこんな二度目の謝罪があった。 「そして、ここでお詫びと訂正がございます。本日の放送のなかで、AD、アシスタントディレクターの業務の大変さを表すうえで、『士農工商牛馬AD』という表現がございました。これは、被差別部落の存在を前提とした差別を助長させる表現でございました。お詫びするとともに、この発言を取り消させていただきます。この度は大変申し訳ありませんでした」  取材してみると、これは番組中に抗議があったわけではなく、局の上層部から指示を受けた結果らしい。 「番組は最初のお詫びだけですませようとしていたんですが、発言を知った取締役クラスが慌てて、説明するよう現場に命じたらしい。うちの局は人権活動家を招いて差別発言を行ったときの対応について研修を行っており、そのときのアドバイスが生きたということようです」(番組関係者)  しかし、これだけで本当に十分な対応といえるのか。たしかに、番組側は謝罪したが、発言者である当の金美齢は番組の終わりまで、一度も謝罪することはなかった。しかも、フジ側の釈明は「ADのディレクターの業務の大変さを表すうえで」の表現というもので、差別発言とは認めなかった。金は明らかに侮蔑的な序列付けのジェスチャーをしながらADを被差別部落に喩えていたにもかかわらず、だ。  そういう意味では、今回のケースは、明らかに金美齢自身が差別発言について釈明するべきだ。しかし、「局としては、番組内での二度の謝罪で十分と考えていて、これ以上の対応をするつもりはなさそう」(フジテレビ関係者)だという。これはやはり、安倍首相と長きにわたって深い親交があり、「安倍晋三の婆や」を自称するこの極右評論家に遠慮して、かばっているということなのだろうか。  では、こうした部落差別発言に対して抗議を行っている同和団体「部落解放同盟」はどう対応するのか。解同では、70年代のような激しい糾弾を行うことはなくなったが、それでも、案件によっては厳しい抗議を行っている。たとえば、2005年には、田原総一朗が司会を務めていたテレビ朝日『サンデープロジェクト』内で田原やコメンテーターらのやりとりの中に差別発言があったとして、解同中央本部がテレ朝と出演者に抗議。当時のテレビ朝日社長らが出席する糾弾会など大々的な糾弾闘争に発展した。  近年でも、2012年、「週刊朝日」(朝日新聞出版)に掲載された佐野眞一と取材班による記事「ハシシタ 奴の本性」を巡っての糾弾行動がある。これは橋下徹元大阪市長が被差別部落出身であると指摘したものだが、解同は糾弾学習会を複数回開いて、編集長ら現場の人間のみならず、版元である朝日新聞出版の社長や取締役なども出席。佐野氏も反省文の一部を読み上げたという(部落解放・人権政策確立要求中央実行委員会『全国のあいつぐ差別事件 2014年度版』解放出版社)。  そこで、週明けの8月1日、解同中央委員会にこの件についての対応を尋ねると、以下のように回答し、抗議の姿勢を示した。 「役員らで会議をした後に、まずはフジテレビに抗議文を送付しました。その後は話し合いを持つという流れになるでしょう」(担当者)  しかし、解同が抗議したとしても、フジや金美齢が改めてなんらかの対応をすることになるかというと、その可能性はかなり低いだろう。というのも、解同などの同和団体はこの十年、自民党政権による締め付けや会員の高齢化、さらには世の中の右傾化などによって、組織がかなり弱体化し、抗議の力がかなり弱まっているからだ。  そして、解同の弱体化に伴って、かつては糾弾を恐れて過剰なほどの自主規制を敷いてきたマスコミの姿勢もかなり変化をしてきた。 「ここ最近、解同側の抗議にきちんと対応しているのは、NHKのような公共性の強いメディアか、リベラル系のメディアがほとんど。保守系のメディアは解同の抗議なんてほとんど耳を貸さなくなった。逆に、小泉政権以降は同和利権の追及も解禁になりましたし、むしろ解同批判のほうを強めています。そういう意味では、今回の一件も、フジや金美齢氏が抗議に誠実に対応するとは思えませんね。せいぜい、フジ側が改めて文書で謝罪を出すくらい。それでおしまいになるんじゃないでしょうか」(部落差別問題に詳しいジャーナリスト)  解同のかつての暴力的な糾弾は明らかにやりすぎだったし、解同関係者がからむ同和利権もきちんと追及されるべきだ。しかし、同和団体の力が弱くなったからメディアが差別発言についてきちんと対応しなくていいという状況は、絶対に許してはならないだろう。  実際、差別行為が大きな批判を受けないまま放置されるようになったことで、今の日本社会では、グロテスクな反転が起き、韓国人・朝鮮人差別や障がい者差別がどんどんエスカレートしている。これは部落差別も同様だ。ブラック企業大賞を受賞した「アリさんマークの引越社」では解雇措置に抵抗した社員を名指しで「北朝鮮人は帰れ」というチラシを張り出したことが発覚しただけでなく、同社の管理職研修で、採用NGの対象として、「労働基準法に詳しい人」などの条件以外に、「三国人、ミツ、ヨツ」などの差別用語を使いながら、「韓国人」「朝鮮人」「被差別部落出身者」を採用しないように指導されることが発覚した。しかしこれらはまったく問題にならず、そのまま放置されたばかりか、同様の差別体質をもつブラック企業がどんどん増えていっているのだ。  こうした差別を抑止する意味でも、本サイトでは今後も、メディアと差別の問題をチェックしていくつもりだ。そして、今回の金美齢の部落差別発言についても今後、解同はどのように抗議するのか、そして、フジと金がどう対応するのか、わかり次第、続報をお届けしたい。 (編集部)

ヒロインは石原さとみじゃなかった!? 『シン・ゴジラ』で一際目立ったヒロイン、課長補佐・尾頭ヒロミ(市川実日子)について語る

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所属事務所・スールキートス公式サイトより。
 初週末興行成績で動員41万2,302人、興収6億2,461万700円をあげ、週末映画興行成績(興行通信社)でトップになるなど、良いスタートを切った『シン・ゴジラ』。  公開前は「庵野はゴジラよりエヴァの続編つくれよ」だの、「樋口は長谷川と石原、本当に大好きだな!」など、言いたい放題、言われたい放題であったが、レビューを読んでも鑑賞者の評価はおおむね高い。いろいろと語りたいところだが、今回は、一部男性鑑賞者の間で話題となっている環境省自然環境局野生生物課課長補佐・尾頭ヒロミ(演:市川実日子)の魅力について語りたい。  突如、海中から出現した謎の巨大生物。首相官邸で色んな会議が開かれていくが、想定外の事態に対応が後手後手へと回ったり、自衛隊がなかなか出動できずにやきもきしたり、謎の巨大生物がちょっとグロくて女性鑑賞者がちょっと引いてしまっている中、巨大生物は一旦、海中へ姿を消す。再襲来に備え、主役の矢口蘭堂(内閣官房副長官/演:長谷川博己)は、対策チーム「巨大不明生物災害対策本部(巨災対)」を編成する。  各省庁や組織から、仕事はできるかもしれないが出世はできなさそうな変わり者、鼻つまみ者たちが「巨災対」へ寄せ集められ、巨大生物=ゴジラの正体を探り、対処法を考えていくというストーリーが、超格好いい自衛隊の活躍シーン(伝統の「やったか!?」→案の定やってない)を挟みつつ展開されていく『シン・ゴジラ』。そこへ登場したのが、課長補佐・尾頭ヒロミ(市川実日子)だ(初襲来の時点でも顔を見せるているが)。  謎の巨大生物に対して、鋭い推理をビシバシと見せていく一方で、無表情&一本調子の早口でまくし立てるように話す尾頭ヒロミ。メインヒロイン、米国大統領特使のカヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)が、いつもパリッとしたスーツ姿できっちりメイクしているのに対して、尾頭ヒロミはずっとすっぴん(のように見えるだけかもしれないが)で、服装もあまり構わず、後半は髪の毛も乱れがち。  研究者やオタク特有の、得意分野や専門分野のことになると、つい早口になってしまうという「あるある感」や、飾り気はないが、実はかなり美人さんであるというルックス、そしてラスト近くで見せる笑顔――アニメのキャラっぽいというか、オタク受けするキャラと言ってしまえばそれまでだが、「石原さとみよりヒロインしてたと思う」「偏屈なんだろうなぁ、普段からってのが伝わるいいキャラしてた」「あの無表情&早口で叱られたい!」と、その筋の紳士たちから絶賛する声も多い。  尾頭ヒロミを演じた市川実日子は、1978年生まれの38歳のファッションモデル、女優。04年に公開された庵野監督の実写映画『キューティーハニー』にも、秋夏子役という重要な役どころで出演していたりする。庵野秀明監督の好みなんだろうな、アニメのキャラクターで言えば誰なんだろうか……と妄想するのも楽しいと思うので、『シン・ゴジラ』をすでに鑑賞した人もこれからという人も、彼女に注目してみるとまた一味違う楽しみ方ができるかもしれない。 (文・馬場ゆうすけ)

ヒロインは石原さとみじゃなかった!? 『シン・ゴジラ』で一際目立ったヒロイン、課長補佐・尾頭ヒロミ(市川実日子)について語る

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所属事務所・スールキートス公式サイトより。
 初週末興行成績で動員41万2,302人、興収6億2,461万700円をあげ、週末映画興行成績(興行通信社)でトップになるなど、良いスタートを切った『シン・ゴジラ』。  公開前は「庵野はゴジラよりエヴァの続編つくれよ」だの、「樋口は長谷川と石原、本当に大好きだな!」など、言いたい放題、言われたい放題であったが、レビューを読んでも鑑賞者の評価はおおむね高い。いろいろと語りたいところだが、今回は、一部男性鑑賞者の間で話題となっている環境省自然環境局野生生物課課長補佐・尾頭ヒロミ(演:市川実日子)の魅力について語りたい。  突如、海中から出現した謎の巨大生物。首相官邸で色んな会議が開かれていくが、想定外の事態に対応が後手後手へと回ったり、自衛隊がなかなか出動できずにやきもきしたり、謎の巨大生物がちょっとグロくて女性鑑賞者がちょっと引いてしまっている中、巨大生物は一旦、海中へ姿を消す。再襲来に備え、主役の矢口蘭堂(内閣官房副長官/演:長谷川博己)は、対策チーム「巨大不明生物災害対策本部(巨災対)」を編成する。  各省庁や組織から、仕事はできるかもしれないが出世はできなさそうな変わり者、鼻つまみ者たちが「巨災対」へ寄せ集められ、巨大生物=ゴジラの正体を探り、対処法を考えていくというストーリーが、超格好いい自衛隊の活躍シーン(伝統の「やったか!?」→案の定やってない)を挟みつつ展開されていく『シン・ゴジラ』。そこへ登場したのが、課長補佐・尾頭ヒロミ(市川実日子)だ(初襲来の時点でも顔を見せるているが)。  謎の巨大生物に対して、鋭い推理をビシバシと見せていく一方で、無表情&一本調子の早口でまくし立てるように話す尾頭ヒロミ。メインヒロイン、米国大統領特使のカヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)が、いつもパリッとしたスーツ姿できっちりメイクしているのに対して、尾頭ヒロミはずっとすっぴん(のように見えるだけかもしれないが)で、服装もあまり構わず、後半は髪の毛も乱れがち。  研究者やオタク特有の、得意分野や専門分野のことになると、つい早口になってしまうという「あるある感」や、飾り気はないが、実はかなり美人さんであるというルックス、そしてラスト近くで見せる笑顔――アニメのキャラっぽいというか、オタク受けするキャラと言ってしまえばそれまでだが、「石原さとみよりヒロインしてたと思う」「偏屈なんだろうなぁ、普段からってのが伝わるいいキャラしてた」「あの無表情&早口で叱られたい!」と、その筋の紳士たちから絶賛する声も多い。  尾頭ヒロミを演じた市川実日子は、1978年生まれの38歳のファッションモデル、女優。04年に公開された庵野監督の実写映画『キューティーハニー』にも、秋夏子役という重要な役どころで出演していたりする。庵野秀明監督の好みなんだろうな、アニメのキャラクターで言えば誰なんだろうか……と妄想するのも楽しいと思うので、『シン・ゴジラ』をすでに鑑賞した人もこれからという人も、彼女に注目してみるとまた一味違う楽しみ方ができるかもしれない。 (文・馬場ゆうすけ)

スティーブン・スピルバーグ監督コメントも 『BFG』最新予告編公開へ

【リアルサウンドより】  9月17日に公開される『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』より、スピルバーグ監督のコメント入り予告編映像が公開された。  『BFG』は好奇心旺盛な少女ソフィーと、“やさしい”巨人BFG、孤独だった二人が友情を超えた絆で結ばれ、世界に大きな変化と奇跡を起こす物語。

監督コメント入り『BFG』予告編映像

 スピルバーグ監督が 「この作品は友情や冒険を描いた、ファンタジー超えた特別な作品」と語るように、観る者の感情をゆさぶる美しいシーンが確認できる。また、本映像のラストで展開される、ソフィーの小さな手とBFGの大きな指を重ね合わせるシーンは、監督の代表作『E.T.』のワンシーンを彷彿とさせる仕上がりだ。 ■公開情報 『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』 9月17日(土)全国ロードショー 監督:スティーブン・スピルバーグ 音楽:ジョン・ウィリアムズ 原作:ロアルド・ダール「オ・ヤサシ巨人BFG」(評論社刊) 出演:マーク・ライランス、ルビー・バーンヒル レベッカ・ホール ペネロープ・ウィルトン 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン (c)2016 Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved. 公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/bfg.html

防衛相に抜擢された稲田朋美の軍国主義丸出し発言集!「祖国のために命を捧げろ」「後に続くと靖国に誓え」

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稲田朋美公式サイトより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  小池百合子の都知事就任につづいて、悪夢のような人事が決定した。明日3日に行われる内閣改造で、稲田朋美・現自民党政調会長の防衛相起用が確実となった件だ。  稲田氏といえば、本サイトでも繰り返しお伝えしているように、自民党きっての極右議員。しかも、“命を捨てて国を守れ”と繰り返し口にしてきた人物だ。 「国民の一人ひとり、みなさん方一人ひとりが、自分の国は自分で守る。そして自分の国を守るためには、血を流す覚悟をしなければならないのです!」(講演会での発言) 「靖国神社というのは不戦の誓いをするところではなくて、『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないといけないんです」(「WiLL」2006年9月号/ワック) 「祖国のために命を捧げても、尊敬も感謝もされない国にモラルもないし、安全保障もあるわけがない。そんな国をこれから誰が命を懸けて守るんですか」(「致知」2012年7月号/致知出版社)  また、稲田氏は06年9月4日付の産経新聞で、『国家の品格』(扶桑社)で知られる藤原正彦氏の「真のエリートが1万人いれば日本は救われる」という主張に同意を示しながら、こんなことを訴えている。 〈真のエリートの条件は2つあって、ひとつは芸術や文学など幅広い教養を身に付けて大局観で物事を判断することができる。もうひとつは、いざというときに祖国のために命をささげる覚悟があることと言っている。そういう真のエリートを育てる教育をしなければならない〉  靖国に行って人殺しの戦争に参加することを誓うべきと語り、さらに国のために命を捧げるのが「真のエリート」だと言い切る──。こんな考えの持ち主が防衛相として自衛隊を統督すれば、隊員に徒死させることも厭わないだろう。  まさに、いちばん防衛省のトップにさせてはいけない危険人物がその座に就くことになったわけだが、稲田氏が恐ろしいのは“徴兵”にも前のめりである点だ。  たとえば、稲田氏は「正論」(産経新聞社)2011年3月号で元空将の佐藤守氏と対談しているのだが、そのなかで佐藤氏が「日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべき」と主張。すると稲田氏は徴兵制にも高い関心を示し、佐藤氏が現状では必要ないと言っているにもかかわらず、こう重ねたのだ。 「教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう制度はどうですか」 「「草食系」といわれる今の男子たちも背筋がビシッとするかもしれませんね」  教育体験として自衛隊に入隊させる制度などというのは、徴兵のための第一歩というべきもの。しかも、昨年も「女性自身」(光文社)15年11月10日号のインタビューでこう述べている。 「でも、たとえば自衛隊に一時期、体験入学するとか、農業とか、そういう体験をすることはすごく重要だと思います」 「(自衛隊体験入学は)まあ、男子も女子もですね」  現在、防衛省は安保法制の影響で自衛隊への応募数が減少していることから、入隊を前提にした奨学金制度を検討するなど「経済的徴兵制」に本格的に乗り出そうとしている。そんななか、一貫して「自衛隊体験入学制度」を主張してきた稲田氏がトップに立てば、さらに“隠れ徴兵制”の流れが強化・加速することは間違いない。  しかも、憲法改正については、稲田氏は安倍首相以上に危険な発言を繰り返してきた。たとえば、現行憲法を〈どこの世界に自国を自分で守らないと宣言する国があるでしょうか〉と批判し、〈前文で書かれるべきは、日本という国が神話の時代から連綿と連なる歴史を保持し、四海に囲まれた自然豊かな風土を持つ日本が、どのような国を目指すべきなのかという理想が語られるべきです〉(渡部昇一監修『中国が攻めてくる!日本は憲法で滅ぶ』総和社)と述べている。これは、改憲をめざす極右団体「日本会議」が、〈前文には、建国以来2千年の歴史をもつ、我が国の美しい伝統・文化を謳いあげましょう〉(憲法啓発チラシより)と訴えていることと一致する主張だ。  実際、稲田氏は、日本会議関連の講演会にも登壇。さらには、両親とも宗教団体「生長の家」の創始者・谷口雅春氏の思想の影響を受けていると講演で語っている。本サイトでも既報の通り、日本会議は元・生長の家信者が中心を担っており、そういう意味でも稲田氏の考えは、日本会議の思想と極めて親和性が高いといえる。  現に、先月発売された『日本会議の正体』(平凡社新書)では、著者であるジャーナリスト・青木理氏のインタビューに稲田氏が応じ、「私は生長の家の信者ではありません」と話す一方で、「谷口雅春さんが書いた『生命の実相』の〈生活編〉にある〈背水の陣を布け〉という文章にすごく感動して、司法試験を受ける時などにコピーして持っていったほどだったんです」と語っている。  さらに、稲田氏は「結果的に安倍総理の思想信条と、日本会議が進めようと訴えられている政策と、一致しているところが多いとは思います」と明言。青木氏が稲田氏のことを「日本会議が相当期待している存在ですね」と尋ねると、このように述べている。 「期待されているかは分かりませんが、そういう意味では(政策などの)方向性は一緒だと(日本会議側には)思われているでしょう」  青木氏はこうした稲田氏の発言を〈党の政策を立案する政調会長という立場上、必死でオブラートに包んだ物言いに終始したのも間違いない〉と記している。しかし、そのように“本音”を隠しても、稲田氏は日本会議的な草の根運動に近いかたちで極右思想を培ってきた“本気”の人物であることはたしかだ。  前述したように谷口雅春氏に影響を受けていたという稲田氏の実父は、現在、日本最大級の極右活動団体「頑張れ日本!全国行動委員会」の京都府支部相談役を務めているが、稲田氏は過去に自身の“目覚め”について、こう語っている。 「(子育て中に)東京裁判に関する文献を読んだり、主人の取っていた『産経新聞』や雑誌『正論』に目を通していくうち、東京裁判が裁判と呼ぶに値しないことがはっきりしてきて、愕然としたんですね」  そして稲田氏は、「正論」の読者欄に投稿したり、「新しい歴史教科書をつくる会」の創設者・藤岡信勝氏が主宰する歴史修正主義団体「自由主義史観研究会」に入会するように。それがきっかけで「百人斬り裁判」に参加することとなった稲田氏は、自民党の若手議員の会で講師を務めたところ、安倍晋三本人から「次の選挙があったら出てもらったらどうだろうか」と声がかかった。ちなみにこのとき稲田氏は、出馬するべきかどうかを、日本会議の現副会長である小堀桂一郎氏に相談したという。  本人も「私は産経新聞がなかったらたぶん政治家になっていなかった」と断言しているように、「ネットde真実」ならぬ「産経メディアde真実」というネット右翼と変わらない出発点から、あれよあれよと将来の首相候補まで登り詰めた稲田氏。だが、ネット右翼と同様、稲田氏は、産経メディアで学んだ歴史修正主義や日本会議的な復古主義を身につけると同時に、排外主義を振りかざすヘイト団体とも距離を縮めてきた。  事実、今年3月11日にヘイト市民団体「在特会」(在日特権を許さない市民の会)と稲田氏の“蜜月”を報じた「サンデー毎日」(毎日新聞出版)を名誉毀損で訴えた裁判で、稲田氏側が全面敗訴。司法にヘイト勢力との親密ぶりを「真実」と認定されたばかりだ。  この敗訴の問題ひとつ取っても大臣としての資質自体に疑問があるが、しかし、こうした極右思想と実行力の持ち主だからこそ、安倍首相は稲田氏を政治家に引っ張り上げ、自分のあとを担う首相候補として目をかけ、可愛がりつづけているのだ。つまり、稲田氏の防衛相起用は、今後、集団的自衛権行使に踏み切って中国や北朝鮮と軍事的に対峙し、中東で戦闘行為に参加したいという安倍首相の狙いがあるのだろう。  だが、繰り返すが、「祖国のために命を捧げろ」などと公言する稲田氏が防衛相に就くことは、まさに戦前回帰以外の何物でもない。極右の防衛大臣という恐怖の人事を生み出してしまった安倍政権は、一体どこまで暴走しつづけていくのだろうか。 (編集部)

「庵野はエヴァよりゴジラの続編つくれよ」『シン・ゴジラ』大ヒットでオタクの意見が一変!?

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『シン・ゴジラ』公式サイトより。
 7月30日~7月31日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。  今週一位を獲得したのは初登場の『シン・ゴジラ』。約12年ぶりの“日本版”ゴジラとなる今作は、全国441スクリーンで公開され土日2日間で動員41万2,302人、興収6億2,461万700円をあげ、日本版の前作『ゴジラ FINAL WARS』(最終興収12.6億円)の興収比328.7%、ハリウッド版『GODZILLA』(最終興収32.0億円)の興収比122.8%と、絶好のスタートを切った。  興行収入だけではなく、鑑賞者からの評価も「Yahoo!映画」で4.16点/5点(8月2日現在)とすこぶる良く、「ゴジラ以上に人間の底力を見ることが出来る作品」「恋愛、超人的なヒーロー、秘密兵器、家族愛なんて全く出てこないリアリティがたまらない。歴代ゴジラで最高傑作だと思います」「今日本、東京に未曾有の大災厄が起きた時のシミュレーションを外連味たっぷりに揶揄してる演出も非常に楽しめた」と絶賛する声も多い。  また、『シン・ゴジラ』公開により意外な反響も起こった。今作で総監督を務めているのは、ご存知のように『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる庵野秀明監督なのだが、『新世紀エヴァンゲリオン』の“新劇場版”は延期延期アンド延期! とファンの期待を裏切りまくり。そんな中で『シン・ゴジラ』の監督をするときたものだから、アニオタは大激怒、「はよエヴァを完結させろ!」と声を揃えて文句を言ってきた。  しかし前述のとおり『シン・ゴジラ』は大好評。庵野監督ファンの中でも結構な数が「シン・ゴジラ良すぎた……!! エヴァより面白かった 笑」「庵野はエヴァよりゴジラの続編つくれよ」「エヴァよりゴジラを優先してくれて感謝ですw」と、手の平をくるくると返し、まさかのゴジラ派に寝返る事態となっている。エヴァ派としてはゴジラが興行的にヒットして庵野監督に注目を集めるのはうれしいが、『シン・ゴジラ』のヒットが原因となって、エヴァの新作がまた延期になるのも複雑なところだろう。  だがエヴァ派の人も希望を捨てるのはまだ早い。『シン・ゴジラ』は確かに大ヒットしているが、2012年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は最終興収約53億円というメガヒットを記録しており、オープニングの興収を比較すると『シン・ゴジラ』の倍ほど。これを踏まえると今のところはまだ「エヴァを先に作れ!」と主張しても正当性が十分ある。果たして庵野監督は次にいったいどちらの作品を作るのか……。  映画のランキングに戻ると、2位は『ファインディング・ドリー』、3位は先週1位から2ランクダウンの『ONE PIECE FILM GOLD』、4位は初登場の『ターザン:REBORN』、5位は『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』、6位は『インデペンデンス・デイ リサージェンス』、7位は『HiGH&LOW THE MOVIE』、8位は『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』、9位は『それいけ! アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』、10位は『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』となった。  今週末からは『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間/劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』の公開もはじまり、『ゴジラ』『ONE PIECE』『ディズニー』『アンパンマン』『スーパー戦隊シリーズ』と、夏休みの子供客争奪戦がヒートアップしていく。この激戦を制するのは果たしてどの作品か。来週の結果が楽しみだ!

ドリーはなぜ字が読める? アンドリュー・スタントン監督ら、ピクサー流創作術についてコメント

【リアルサウンドより】  現在公開中の『ファインディング・ドリー』より、ドリーとハンクの本編映像が公開された。  本作は、『ファインディング・ニモ』の続編となるディズニー/ピクサー最新作。忘れんぼうのドリーが、家族の思い出を求めて冒険に出る模様を描く。  このたび公開されたのは、タコのハンクがドリーの家族を探すため、地図がある場所までドリーを連れて行くシーン。映像では、ハンクが人間の目を避けながら、ドリーが入ったコーヒーポッドを持って移動する様子が捉えられている。字が読めるドリーは、地図を見れば両親がいるかもしれない場所まで行けると考えている。

『ファインディング・ドリー』ハンクとドリー本編映像

 ドリーが字を読めたり人間の言葉が分かったりする設定について、アンドリュー・スタントン監督は、「前作ではドリーの過去について触れないし、ただそこにいるだけで十分だった。字が読めることについてはまるで考えていなかったよ」と明かす。プロデューサーのリンジー・コリンズも「なぜ字が読めるかなんて考えてなかったけど、今回ドリーが主人公になったことでその部分を利用したの。ドリーの能力はドリーが教育されていたことを証明するものだとしたら? と考えたわけね。だからクジラと一緒に育ったからクジラ語も話せるの。前作で字が読めることを手掛かりに過去を解き明かしていくのは面白かったわ」と、前作の伏線を回収するかのように、ドリーの秘密を徐々に明らかにしていくストーリーにしたことを明らかにした。  スタントン監督は、『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』など、数々のヒット作品を手がけるピクサーについて、「ピクサーはつねに進化していて、同じところに留まることはないんだ。僕たちはいつも学んでいて、ピクサーとはどういうものかを見直し、どこかに行き着いてしまうことは決してない。僕は自分たちが10年前や30年前と同じところにいないことについて満足しているし、10年後も同じところにいないことを望んでいるよ」と語っている。ストーリー・スーパーバイザーのマックス・ブレイスは「実は3年かかったシーンもあるんだ(笑)」と、たった1シーンに3年もの期間をかけたことを明かした。

木村拓哉がSMAP騒動後初のインタビューで語った矛盾だらけの言葉!「僕はアンチジャニーズ」「ビジネスより人との信頼」

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「裏切りのキムタク」の本心は…
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  先日、『FNS27時間テレビフェスティバル!』(フジテレビ)で明石家さんまが中居正広にSMAP騒動のことをツッコみ、大きな話題になった。 「なんで曲、出さへんねん」「俺は木村派と思ってるかもしれへんけど、SMAP派やから」「飯島さんはどーしてんねん、それだけ教えてくれ」  こうした厳しいツッコミに中居はタジタジになりながらも、しかし、明確な言葉ははっきり口にせず、SMAPの今後について前向きな発言も一切しなかった。  ならば、その中居といまも決裂状態が続いていると言われる木村拓哉はどうなのか。実は7月20日発売の「SWITCH」(スイッチ・パブリッシング)8月号が木村拓哉特集を組み、ロングインタビューを行っている。  そもそも、この特集には、「木村拓哉 アウトローへの道」という、木村のイメージからするとかなり違和感のあるタイトルがつけられているのだが、そのなかで、木村がいくつか興味い深い発言をしているのだ。 「どちらかというと、アンチジャニーズだった」  まず、インタビューの最初の方に登場するのが、こんなセリフだ。キムタクがアンチジャニーズ? 今回の解散騒動で育ての親である飯島三智マネージャーを裏切り、唯一ジャニーズ側についたくせに何を言っているのか、と思わずツッコミたくなるが、これは木村が10代のころを振り返っての発言だ。  木村が10代のころのジャニーズといえば、歌って踊れるキラキラしたアイドルが当たり前で、ジュニア時代は木村も先輩である光GENJIのバックで踊っていた。だが、木村はそのジャニーズ的なアイドル像に、かなり違和感をもっていたらしい。 「でも、片や自分は学校に通いながら、それこそ当時スーパーアイドルと呼ばれていた人たちの後ろでテレビに映りこんでいたわけで。そんな環境の矛盾に反発したかったのか、気づけばガンズ&ローゼズとか、スキッド・ロウとか、耳にするもの袖を通すもの全てがロックになっていた」  そんなエピソードを公開した上で、木村は10 代の自分を「アンチアイドルだったし、アンチジャニーズだった」と総括しているのだ。  しかし、だとしたら、そのジャニーズに違和感をもち、悩んでいた自分を救ってくれたのが誰だったか、キムタクは覚えていないのだろうか。  SMAPが結成された当初は、木村がジャニーズに違和感を抱いていただけでなく、ジャニーズ側もSMAPのことを完全に見放していた。結成はさせたもののほったらかしで、その扱いはひどいものだった。そこに現れたのが、今回のSMAP解散騒動で追放された飯島マネージャーだった。もともとはただの事務職だった彼女が、彼らの状況を見かね、マネージャーになると申し出てくれたおかげで、SMAPは救われ、大きく羽ばたいていったのだ。  まず、飯島氏が最初に目をつけたのは、まだアイドルが本格的に進出していなかったバラエティ番組だった。飯島氏が何度も交渉を重ねた結果、『夢がMORIMORI』(フジテレビ)のレギュラーをつかみ、これをきっかけにSMAPは世に出て行くことができたのだ。  さらに、飯島氏はSMAPの俳優としての道も切り開いた。それまでのジャニーズ事務所は自社タレントがドラマに出演する場合、主演以外、イケメン待遇以外は許さないという方針を徹底して貫いていた。それを、飯島マネージャーは覆し、1993年に放送された『あすなろ白書』では木村を3番手扱いの役で出演させた。さらに、草なぎ剛を売り込み、イケメンではないお人好し役として『いいひと。』に主演させたり、SMAPメンバーがアイドルの余技ではない、本格的な俳優としての評価を得られるようにした。  他にも、飯島氏は、音楽やPVに積極的に新進気鋭のアーティストや若手注目クリエイターなどを起用し、アイドル誌ではなく、ファッション誌やカルチャー誌での露出も増やしていった。  こうして飯島氏が奔走し、それまでのジャニーズアイドルにはありえなかったさまざまな新機軸を打ち出していったことで、「アイドルとしてアウトロー」だったキムタク、そしてSMAPは時代にふさわしい国民的アイドルになっていったのだ。  自分がアンチジャニーズだったと言うなら、その自分を救い、大きく育ててくれた恩人をなぜ裏切り、ジャニーズ側についたのか聞いてみたいところだが、キムタクはこのインタビューで、さらに矛盾に満ちた言葉を発している。  それは、現場のスタッフや仕事の仕方について、話が及んだときのことだ。木村はこんな言葉を口にしていた。 「僕は“仕事”はするけど“ビジネスライク”が嫌いなんです。『この人だから』という信頼が、自分にとっては何よりも大きい」 「お客さんでもスタッフでも、自分を見てくれる人に何らかの思いを巡らせる人間でありたい、かな」 しつこいようだが、SMAP解散騒動でキムタクがとった行動はこの言葉とはまったく逆だった。誰よりも木村のことを見てきた、もっとも信頼関係のある飯島マネージャーを切り捨て、まさに“ビジネス”としてジャニーズ事務所という権力にすりよったのだ。  それでいて、なぜこういう発言を平気でできるのか、理解に苦しむところだが、こうした矛盾やずるさについては、木村自身も自覚しているところがあるのかもしれない。このインタビューでは、ぽろりとこんな発言もしている。 「つまりいまの自分は、いわば矛盾のカタマリなんです」  ただ、木村が何か内省的な姿勢を示したのは、せいぜいこの一言くらいだった。インタビューを最後までくまなく読んだが、解散騒動の説明はもちろんなし。飯島氏や他のメンバーへの謝罪どころか、そもそもSMAPのスの字も出てこなかった。キムタクにとっての「『この人だから』という信頼」はいまや、メリー喜多川副社長やそのメリー氏との間をとりもってくれた工藤静香のみに向けられ、SMAPなんてもはやどうでもいい存在になっているのだろう。  キムタクのこの態度を見ていれば、SMAP愛が強い中居や香取慎吾がSMAP復活に前向きにならないのもよくわかる。SMAP内部の亀裂は想像以上に大きく、修復の見込みはない、と断言してもいいだろう。 (島原らん)

【衝撃】『ちびまる子ちゃん』にあのネタが!? 「完全一致」「想像より淫夢だった」と大反響に!

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『ちびまる子ちゃん』オフィシャルサイトより。
 7月31日に放送されたアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)1062話。一般視聴者からすればいつも通りの『まるちゃん』と感じたのだろうが、ネットでは大いに盛り上がり、「これは言い逃れできませんわ」と話題になっている。そこでネットユーザーのマニアックな声と共に『ちびまる子ちゃん』1062話をレビュー!  話題になったのは後半に放送された『夏の男は小麦色』の巻。まず初っ端、学校の水泳の授業風景が映し出されると「水着回キタ――(゚∀゚)――!!」「スク水キタ――(゚∀゚)――!!!!!」とネットは大興奮。眼鏡を外したたまちゃんの美少女っぷりや、作中屈指の美少女・笹山さんのスク水姿に一部視聴者からは「タミーかわええ」「裸眼タミーキャワワわわあああ」「笹山さんきゃわえええええええ」と絶賛の声があがり、さっそく永久保存回と確定したようであった。中には「テコ入れ水着回キタ――(゚∀゚)――!!!!!」と最近の『ちびまる子ちゃん』視聴率不振からお色気回? を放送したとの予想も。しかし本当に話題になったのはここではない。  まる子のクラスのイケメン枠、大野君と杉山君が颯爽と泳ぐ相変わらずのイケメンぶりを見せ、これを見たまる子は「あの2人夏の男って感じだね」と称し、笹山さんも「うん、夏が似合うって感じがするわ」と笑顔で喋っていた。これに反応したのは笹山さんに好意をよせている藤木、「よーし、僕も夏の男を目指すぞ」と決意するのだった。  ある日家でテレビを見ていた藤木は、水着姿の小麦色に日焼けした秀樹を見て、小麦色の肌こそ“夏の男”と感じる。そこで親友の永沢を誘って一緒に市民プールにいって日焼けをすることに。そして、ここでネット民騒然の事件が起こった。  藤木と永沢は日焼けをするためにプールの横で一緒に仰向けになって寝っ転がった。一見何の変哲もない光景だが、これがネットで大人気の『真夏の夜の淫夢』第四章「昏睡レイプ!野獣と化した先輩」に酷似しているとネット民たちが指摘したのだ。 『真夏の夜の淫夢』とは、「アッー!」「オナシャス」「いいゾ~これ」「はっきりわかんだね」など、ネット上へ数々の名言を生み出した伝説的ビデオ。その第四章「昏睡レイプ!野獣と化した先輩」とは、部活の先輩(男性)と後輩(男性)が競泳パンツ姿で屋上で日光浴をしていて、そのうち先輩が後輩に襲い掛かり……というものだ。水着姿の藤木と永沢が横に並び太陽の光を浴びる姿は“淫夢”の先輩と後輩の姿そのもの。これには「ちびまる子ちゃん、淫夢に媚びる」「完全一致」「杉山と大野コンビといいこいつらといいホモキャラ多すぎやろ」「想像より淫夢だった」と大きな話題となった。  結局この回のオチは、日焼け中に寝返りをうって横向きになった永沢が、体の半分だけ日焼けしたというものだったのだが、そんなオチはどうでもいいとばかりに淫夢ネタばかりが話題となり、「まる子淫夢回を見なかったのマジ後悔している。その時ちょうど電話しててちびまる子はじまるよ! って話してたのに今週はいいや~って視聴しなかったあの時の自分を焼いてやりたい」「『夏の男は小麦色』というサブタイから淫夢を察知できなかった自分が情けないぜ……!」と見逃したことを本気で後悔する人まで現れるほど。  美少女のスク水姿に、淫夢ネタにとサービス精神旺盛だった『ちびまる子ちゃん』1062話。おそらく制作者側が意図していないところでネットでは大反響となっているのだが、これからも変に狙わずに、この国民的アニメを作り続けてほしいものだ。

『バイオハザード』シリーズ最終作、『バイオハザード:ザ・ファイナル』に邦題変更

【リアルサウンドより】  12月23日に日本で世界最速公開される『バイオハザードVI:ザ・ファイナル』の邦題が、『バイオハザード:ザ・ファイナル』に変更された。  本作は、日本発の人気ゲームシリーズ『バイオハザード』の実写映画シリーズ第6弾にして最終作。ヒロイン・アリスと世界をアンデッド化した元凶アンブレラ社との最終決戦の行方を描く。  前作から引き続きメガホンを取ったのは、ポール・W・S・アンダーソン監督。ヒロイン・アリス役をミラ・ジョヴォヴィッチが続投するほか、『バイオハザードIII』『バイオハザードIV:アフターライフ』でクレア・レッドフィールド役を演じたアリ・ラーターが再び出演する。  また、モデル・タレントのローラが本作でハリウッドデビューを果たす。ローラは、アメリカのラクーンシティで発生したT-ウィルス流出事件を生き延び、その開発元であるアンブレラ社とアンデッドたちを相手に、主人公アリスと共に最後の戦いを挑む女戦士コバルト役を演じる。 ■公開情報 『バイオハザード:ザ・ファイナル』 12月23日(金・祝)世界最速公開 監督:ポール・W・S・アンダーソン 出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、ウィリアム・レヴィ、ルビー・ローズ、ローラ 配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 原題:「Resident Evil: The Final Chapter」 ※メイン写真は『バイオハザードV:リトリビューション』のもの