新たなクリーチャーやアクションシーンも 『バイオハザード:ザ・ファイナル』予告編公開

【リアルサウンドより】  12月23日に日本で世界最速公開される『バイオハザード:ザ・ファイナル』より、予告編とティザーポスタービジュアルが公開された。
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『バイオハザード:ザ・ファイナル』ティザーポスタービジュアル

 本作は、日本発の人気ゲームシリーズ『バイオハザード』の実写映画シリーズ第6弾にして最終作。ヒロイン・アリスと世界をアンデッド化した元凶アンブレラ社との最終決戦の行方を描く。監督を務めるのは前作から続投のポール・W・S・アンダーソン。アリス役をミラ・ジョヴォヴィッチが続投するほか、『バイオハザードIII』『バイオハザードIV:アフターライフ』でクレア・レッドフィールド役を演じたアリ・ラーターが再び出演。ほか、モデル・タレントのローラが本作でハリウッドデビューを果たしており、アンブレラ社とアンデッドたちを相手に、主人公アリスとともに最後の戦いを挑む女戦士コバルト役を演じる。  このたび公開された予告編では、アリスが荒廃した街をバイクで駆け抜けるカットから始まり、過去5作の壮絶な戦いがフラッシュバックしていきながら、アンデットとアリスの壮絶な戦闘シーンが描かれている。予告編のラストは「私はアリス、これが私の最後の物語」という台詞とともに、涙を流すアリスの姿で幕を閉じている。  一方のポスタービジュアルには、アンブレラ社のロゴを背景に、両手に銃を構えたアリスの姿が、“全てが終わる。”のコピーとともに描かれている。

『バイオハザード:ザ・ファイナル』予告編

■公開情報 『バイオハザード:ザ・ファイナル』 12月23日(金・祝)世界最速公開 監督:ポール・W・S・アンダーソン 出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、ウィリアム・レヴィ、ルビー・ローズ、ローラ 配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 原題:「Resident Evil: The Final Chapter」 公式サイト:BioHazard6.jp

天皇が「お気持ち」で生前退位に反対する安倍政権や日本会議へ反論! 象徴天皇を強調して戦前回帰けん制も

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宮内庁「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」より
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  本日、公表された天皇自身の「お気持ち」を表したビデオメッセージだが、その中身は予想以上に踏み込んだものとなった。  たんに高齢で天皇としての務めが十分に果たせなくなる懸念を表明しただけでなく、各地に出かけ国民の傍に寄り添うことこそが象徴天皇の役割であり、単純に公務を縮小するのは「無理があろう」と明言。「摂政」をおくという措置に対しても違和感を表明した。また、昭和天皇の崩御のときに起きた自粛が再現されることへの懸念を示し、大々的な葬儀についても「避けることは出来ないものか」とはっきり意思を表した。  これは、明らかに安倍政権の周辺から出てきている「生前退位反対論」を牽制する意図があってのものだろう。  実は7月にNHKが「生前退位ご希望」の第一報を打った際、菅義偉官房長官は報道に激怒し、そのあとも政府関係者からは「生前退位は難しい」という慎重論ばかりが聞こえてきていた。「国務を減らせば済む話」「摂政で十分対応できる」、さらに「天皇が勝手に生前退位の希望を口にするのは、憲法違反だ」という声も上がっていた。  また、安倍政権を支える「日本会議」などの保守勢力からはもっと激しい反発が起こっていた。たとえば、日本会議副会長の小堀桂一郎氏は産経新聞で「生前退位は国体の破壊に繋がる」との激烈な批判の言葉を発している。 「何よりも、天皇の生前御退位を可とする如き前例を今敢えて作る事は、事実上の国体の破壊に繋がるのではないかとの危惧は深刻である。全てを考慮した結果、この事態は摂政の冊立(さくりつ)を以て切り抜けるのが最善だ、との結論になる」(産経新聞7月16日付)  安倍政権の御用憲法学者で、日本会議理事でもある百地章・日本大学教授も朝日新聞にこう語っていた。 「明治の皇室典範をつくるときにこれまでの皇室のことを詳しく調べ、生前退位のメリット、デメリットを熟考したうえで最終的に生前譲位の否定となった。その判断は重い。生前譲位を否定した代わりに摂政の制度をより重要なものに位置づけた。そうした明治以降の伝統を尊重すれば譲位ではなくて摂政をおくことが、陛下のお気持ちも大切にするし、今考えられる一番いい方法ではないか」(朝日新聞7月14日付)  安倍首相の周辺や日本会議が生前退位をヒステリックに否定したがるのは、それが彼らの極右思想の根幹と真っ向から対立するものだからだ。  そもそも生前退位というのは、江戸時代後期以前の皇室では、しばしば行われていた。ところが、明治になって、天皇を頂点とする国家神道を国民支配のイデオロギー装置にしようと考えた政府は、大日本帝國憲法と皇室典範によって、この生前退位を否定、天皇を終身制にした。「万世一系」の男性血統を国家の基軸に据え、天皇を現人神と位置づける以上、途中で降りるなどということを許すわけにはいかない。終身制であることは不可欠だった。  それは、この大日本帝國憲法の復活を最終目標にしている安倍首相と日本会議も同様だ。周知のように、自民党の憲法改正草案でも、日本会議の「新憲法の大綱」でも、天皇は「国家元首」と規定されている。彼らが天皇を神話的な存在に戻し、国民支配の装置として再び政治利用しようという意図をもっているのは明らかであり、生前退位を認めるというのは、その目論見が水泡に帰すこととイコールなのだ。  しかし、天皇は今回のメッセージで、こうした日本会議や安倍首相が狙う戦前的な天皇制復活、天皇の国家元首化をきっぱりと否定した。  それはたんに生前退位を示唆しただけではない。天皇はメッセージの間、何度も「憲法」「象徴」という言葉を口にした。 「天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました」 「天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます」  さらに、天皇は「天皇が未成年であったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には」と、天皇を「機能」という言葉で説明した。  つまり、「象徴天皇」があくまで国民の総意にもとづく「役割」であり、国民の声を聞き寄り添う「機能」を有している必要がある、と語ったのだ。そして、その“日本国憲法下の象徴としての天皇”のあり方を守るために、生前退位の必要性を示唆したのである。  これは天皇を「国家元首」とする改憲をめざし、「万世一系、男系男子」にこだわる安倍首相や日本会議にとっては、ありえない言葉だっただろう。  実際、この「お気持ち」表明の後、異常な早口で通り一遍のコメントを読み上げる安倍首相の様子は、明らかに不本意なときに安倍首相が見せるいつものパターンだった。 「安倍首相やその周辺の右翼連中はもともと、天皇陛下のことを『ヴァイニング夫人に洗脳されている、国体の破壊者だ』と言っていたくらいで、天皇陛下のお気持ちなんて一顧だにしていなかった。生前退位や女性宮家の問題もずっと裏で要望を出されていたのに無視されていた。それが今回、天皇に『国民へのメッセージ』というかたちで、問題を顕在化されてしまったうえ、憲法と象徴天皇制のありようまで語られてしまったわけですからね。いまごろ、はらわたが煮えくりかえってるんじゃないでしょうか」(ベテラン皇室記者)  天皇が今回、この「お気持ち」を公表した裏には、単純に高齢化への不安から生前退位を実現したいという以上に、天皇という存在が皇太子の代になっても政治利用されないよう「日本国憲法における象徴としての天皇のありかた」を伝えておきたいという気持ちがあったと言われている。  戦前回帰を企図する安倍政権がすんなりと生前退位を認めるとは思えないが、少なくとも国民にはその思いは伝わったのではないだろうか。 (エンジョウトオル)

天皇が「お気持ち」で生前退位に反対する安倍政権や日本会議へ反論! 象徴天皇を強調して戦前回帰けん制も

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宮内庁「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」より
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  本日、公表された天皇自身の「お気持ち」を表したビデオメッセージだが、その中身は予想以上に踏み込んだものとなった。  たんに高齢で天皇としての務めが十分に果たせなくなる懸念を表明しただけでなく、各地に出かけ国民の傍に寄り添うことこそが象徴天皇の役割であり、単純に公務を縮小するのは「無理があろう」と明言。「摂政」をおくという措置に対しても違和感を表明した。また、昭和天皇の崩御のときに起きた自粛が再現されることへの懸念を示し、大々的な葬儀についても「避けることは出来ないものか」とはっきり意思を表した。  これは、明らかに安倍政権の周辺から出てきている「生前退位反対論」を牽制する意図があってのものだろう。  実は7月にNHKが「生前退位ご希望」の第一報を打った際、菅義偉官房長官は報道に激怒し、そのあとも政府関係者からは「生前退位は難しい」という慎重論ばかりが聞こえてきていた。「国務を減らせば済む話」「摂政で十分対応できる」、さらに「天皇が勝手に生前退位の希望を口にするのは、憲法違反だ」という声も上がっていた。  また、安倍政権を支える「日本会議」などの保守勢力からはもっと激しい反発が起こっていた。たとえば、日本会議副会長の小堀桂一郎氏は産経新聞で「生前退位は国体の破壊に繋がる」との激烈な批判の言葉を発している。 「何よりも、天皇の生前御退位を可とする如き前例を今敢えて作る事は、事実上の国体の破壊に繋がるのではないかとの危惧は深刻である。全てを考慮した結果、この事態は摂政の冊立(さくりつ)を以て切り抜けるのが最善だ、との結論になる」(産経新聞7月16日付)  安倍政権の御用憲法学者で、日本会議理事でもある百地章・日本大学教授も朝日新聞にこう語っていた。 「明治の皇室典範をつくるときにこれまでの皇室のことを詳しく調べ、生前退位のメリット、デメリットを熟考したうえで最終的に生前譲位の否定となった。その判断は重い。生前譲位を否定した代わりに摂政の制度をより重要なものに位置づけた。そうした明治以降の伝統を尊重すれば譲位ではなくて摂政をおくことが、陛下のお気持ちも大切にするし、今考えられる一番いい方法ではないか」(朝日新聞7月14日付)  安倍首相の周辺や日本会議が生前退位をヒステリックに否定したがるのは、それが彼らの極右思想の根幹と真っ向から対立するものだからだ。  そもそも生前退位というのは、江戸時代後期以前の皇室では、しばしば行われていた。ところが、明治になって、天皇を頂点とする国家神道を国民支配のイデオロギー装置にしようと考えた政府は、大日本帝國憲法と皇室典範によって、この生前退位を否定、天皇を終身制にした。「万世一系」の男性血統を国家の基軸に据え、天皇を現人神と位置づける以上、途中で降りるなどということを許すわけにはいかない。終身制であることは不可欠だった。  それは、この大日本帝國憲法の復活を最終目標にしている安倍首相と日本会議も同様だ。周知のように、自民党の憲法改正草案でも、日本会議の「新憲法の大綱」でも、天皇は「国家元首」と規定されている。彼らが天皇を神話的な存在に戻し、国民支配の装置として再び政治利用しようという意図をもっているのは明らかであり、生前退位を認めるというのは、その目論見が水泡に帰すこととイコールなのだ。  しかし、天皇は今回のメッセージで、こうした日本会議や安倍首相が狙う戦前的な天皇制復活、天皇の国家元首化をきっぱりと否定した。  それはたんに生前退位を示唆しただけではない。天皇はメッセージの間、何度も「憲法」「象徴」という言葉を口にした。 「天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました」 「天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます」  さらに、天皇は「天皇が未成年であったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には」と、天皇を「機能」という言葉で説明した。  つまり、「象徴天皇」があくまで国民の総意にもとづく「役割」であり、国民の声を聞き寄り添う「機能」を有している必要がある、と語ったのだ。そして、その“日本国憲法下の象徴としての天皇”のあり方を守るために、生前退位の必要性を示唆したのである。  これは天皇を「国家元首」とする改憲をめざし、「万世一系、男系男子」にこだわる安倍首相や日本会議にとっては、ありえない言葉だっただろう。  実際、この「お気持ち」表明の後、異常な早口で通り一遍のコメントを読み上げる安倍首相の様子は、明らかに不本意なときに安倍首相が見せるいつものパターンだった。 「安倍首相やその周辺の右翼連中はもともと、天皇陛下のことを『ヴァイニング夫人に洗脳されている、国体の破壊者だ』と言っていたくらいで、天皇陛下のお気持ちなんて一顧だにしていなかった。生前退位や女性宮家の問題もずっと裏で要望を出されていたのに無視されていた。それが今回、天皇に『国民へのメッセージ』というかたちで、問題を顕在化されてしまったうえ、憲法と象徴天皇制のありようまで語られてしまったわけですからね。いまごろ、はらわたが煮えくりかえってるんじゃないでしょうか」(ベテラン皇室記者)  天皇が今回、この「お気持ち」を公表した裏には、単純に高齢化への不安から生前退位を実現したいという以上に、天皇という存在が皇太子の代になっても政治利用されないよう「日本国憲法における象徴としての天皇のありかた」を伝えておきたいという気持ちがあったと言われている。  戦前回帰を企図する安倍政権がすんなりと生前退位を認めるとは思えないが、少なくとも国民にはその思いは伝わったのではないだろうか。 (エンジョウトオル)

人気アクション・フィギュア発 人間×エイリアンのヒーロー描く『マックス・スティール』公開決定

【リアルサウンドより】  人気アクション・フィギュア・シリーズを実写映画化した『マックス・スティール』が、12月3日に公開されることが決定した。
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 本作は、『アベンジャーズ』シリーズのスタッフが集結し、最先端のVFX技術と、驚異のアクション・バトルが繰り広げられるアクション・ムービー。16歳の少年マックスが、目の前に突如現れたミステリアスなエイリアン・スティールと一体化することによって、スーパーヒーロー“マックス・スティール”に変身し、邪悪な陰謀に立ち向かう姿を描く。  ディズニー・チャンネルのドラマ『天才学級アント・ファーム』に出演していたベン・ウィンチェルが主人公のマックス、ミュージカル『On Your Feet』で主演を務めたアナ・ビジャファーニェがヒロインのシドニーを演じるほか、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のマリア・ベロ、『オーシャンズ』シリーズのアンディ・ガルシアらが出演。『スプラッター・ナイト 新・血塗られた女子寮』のスチュワート・ヘンドラー監督がメガホンを取り、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のクリストファー・ヨストが脚本を手がけている。  あわせて公開されたポスタービジュアルでは、人間のマックスと宇宙人スティールが一体化した“マックス・スティール”が、青い光に包まれた様子が描かれている。 ■公開情報 『マックス・スティール』 12月3日(土)より池袋HUMAXシネマ、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開 監督:スチュワート・ヘンドラー 脚本:クリストファー・ヨスト 出演:ベン・ウィンチェル、マリア・ベロ、アナ・ビジャファーニェ、ジョシュ・ブレナー、アンディ・ガルシア 提供:日活 配給:REGENTS、日活 協力:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 原題:「MAX STEEL」 2016/アメリカ/92分 (c)2015 MAX STEEL HOLDINGS, LLC. All Rights Reserved.

古館伊知郎が『あさイチ』でワイドショー進出を宣言!? 権力に媚び弱いものいじめに走るメディア状況を変えられるか

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古舘プロジェクト公式サイトより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  当サイトでも取り上げたが、4日の『あさイチ』(NHK)戦争特集の放送は大変な反響を呼んだ。その内容が安倍政権の宣伝機関となってしまった最近のNHKではほとんど見ることのできない、攻めたものだったからだ。  まず、井ノ原快彦が現在の日本に「戦争へ向かう」空気があることをはっきりと指摘、NHK解説委員の柳澤秀夫は「右から左にきたものをそのまんま『こうですよ』って垂れ流すのは、ぼくらの仕事を果たしていないと思う」と自局の批判とも受け取れるようなジャーナリズム論を展開。これを受けて、井ノ原と有働由美子も「叩かれてもいいから発言していくことが大事だ」と語ったのだ。籾井会長の独裁に支配され、言論の自由がなくなったNHKで、こうした発言をしたことは高く評価すべきだろう。  そんな『あさイチ』だが、翌5日のゲストは、その政権に叩かれ続け、メイン『報道ステーション』(テレビ朝日)のキャスターを降板したばかり古舘伊知郎だった。  古舘は覚悟を見せたばかりの『あさイチ』出演者たちの前でいったい何を語るのか。注目して見ていたところ、その内容はまったくの拍子抜けだった  古舘は井ノ原に「是非、小池さんの後は都知事になってください」と語りかけたり、井ノ原・有働コンビの司会ぶりをベタ褒めしたものの、前日の番組内容にはまったく触れなかった。  また、井ノ原から『報道ステーション』の思い出を質問されても、「12年服役して出てきた時の気分です」と、バラエティ番組でしょっちゅうしゃべっている視聴者からの苦情の電話や罵詈雑言が殺到していたこと、それにすべて目を通していたことなどを自慢げに語ったものの、政権から圧力を受けていたことや、現在のテレビ、報道番組のあり方について言及することはなかった。  イノッチはさらにこの国の状況をどう考えているかを質問したが、これに対しても、古舘はあたりさわりのないことしか答えなかった。 「いろんなこと個々に思いますよ。都知事選のこととかもいろいろ感じるところもありますし、現政権の金融政策についても思いますし、素晴らしいと思うところも、これ違うんじゃないと思うところもありますし」  安倍政権評価の例までが「改憲」や「安保」でなく「金融政策」……。とにかくこの及び腰には完全に肩透かしをくらったかたちだ。  もっとも、この日の『あさイチ』で、古舘はひとつだけ興味深い発言をしていた。それは、今後の仕事について語った時だ。古舘は、『報ステ』のキャスターになる前のように、バラエティの仕事やスポーツ関係の仕事など、いろいろな仕事をしたいと語りながら、こんな言葉を付け加えたのだ。 「『報道ステーション』を12年やったってことは、良い意味でも悪い意味でも、もう取り返しつかないんで、自分のなかに血肉として入ってるんで。報道の真ん真ん中の『報道ステーション』の総合司会みたいなことはできませんけれども、報道まわりみたいなところでもうちょっとカジュアルにしゃべったりすることは是非やらせてもらいたいと思ってるんです」  古舘が報道に関係した仕事をやりたいと発言するのは、『報ステ』降板後、はじめてのことだろう。『報ステ』から離れて5カ月、古舘は再び、ニュースにかかわりたいと思い始めているのではないか。  しかも、「報道まわりみたいなところ」「報道のど真ん中よりもうちょっとカジュアルにしゃべれるところ」というのは、ワイドショーの司会者を意識した発言だ。  たしかに、古舘がワイドショーの司会をやるというのはアリかもしれない。というのも、今のワイドショーはほとんどが、強いものに媚び、弱いものいじめに血道あげる下劣な扇動ショーと化しており、政治的にも安倍政権の問題点から国民の目をそらすどころか、政権の宣伝役を担う存在に成り果てているからだ。  たとえば、安倍擁護はもちろん韓国ヘイトのようなコメントまで平気で口にする『とくダネ!』(フジテレビ)の小倉智昭、安倍首相出演の際には見るに堪えないようなヨイショを繰り広げた『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ)の宮根誠司、安倍首相の寿司友だち、田崎史郎の政権PRを有り難がって拝聴するだけの『ひるおび!』(TBS)恵俊彰、権力や大物芸能人の不祥事は一切スルーする一方で、軽微な不正を自慢げに叩く『スッキリ!!』(日本テレビ)加藤浩次、そして、ジャーナリストのような顔をしつつ実際はもっとも権力に媚びる司会進行をする『直撃LIVE グッディ!』の安藤優子……。彼らの代わりを、古舘がつとめ、『報ステ』で見せたような安倍政権への切り込みを見せてくれたら、今の閉塞した政治状況も少しは改善されるだろう。  もっとも、一方では、今の古舘にそこまで期待できるのか、という懸念もある。このところの古舘を見ていると、それこそニュースから解放されたはしゃぎっぷりばかりが目立ち、骨のある反権力的なスタンスがまったく感じられないからだ。  古舘は『あさイチ』で、「『報道ステーション』のときは、真ん中に座っている限り、やっぱりバランスをとった発言をしていかないといけない。(でもいまは)若干は自由に言える立場になっていると思うし」と語っていたが、それはたんにくだらないギャグを連発するようになっただけで、同番組での発言を見てもわかるように、政治的にはむしろ『報ステ』のときよりもずっと周囲の空気を読んで慎重になっている気さえする。  ワイドショーの司会をやらせてみたら、宮根とたいして変わりはなかった、という結果にならなければいいのだが……。 (井川健二)

コン・リーが妖怪を演じた『西遊記 孫悟空vs白骨夫人』が面白いけど、西遊記の結末ってどんなだっけ?

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おなじみ孫悟空、猪八戒、沙悟浄が活躍する『西遊記 孫悟空vs白骨夫人』。前作を観てなくても全然OKです。
 西遊記といえば、石から生まれた暴れん坊の猿・孫悟空が三蔵法師と共に唐の都から天竺(インド)までありがたいお経をもらいにいく大冒険ファンタジー。旅の途中、ブタの妖怪・猪八戒と水辺の妖怪・沙悟浄を仲間に加え、各地の魔物を退治しながらシルクロードを進むという雄大なスケールと悟空たちのキャラクターの面白さから、古今東西多くの人たちを魅了し続けている。8月6日(土)より公開される中国・香港映画『西遊記 孫悟空vs白骨夫人』は、中国映画界が誇る大女優コン・リーが人の精気を吸い取って若さを保つ妖怪・白骨夫人を演じ、また“デブゴン”ことサモ・ハンがアクション監督を務めるハイクオリティーのSFXアクション大作なのだ。  本作を手掛けたのは、魔娑斗出演作『軍鶏 Shamo』(06年)などハードボイルド系ドラマを得意としてきたソイ・チェン監督。中国で記録的大ヒットとなった『モンキー・マジック 孫悟空誕生』(14年)に続いての連投だが、前作『モンキー・マジック』は正直なところ、ド派手にCGを使いまくり、せっかくアクションスターのドニー・イェン主演作なのに、ドニーのキレキレのアクションの凄さが伝わらないしんどい出来だった。ソイ監督はその点は反省し、きっちりと軌道修正。今回の孫悟空には、90年代に“四大天王”として活躍したアーロン・クォックを起用。三蔵法師(ウィリアム・フォン)と悟空との師弟ドラマをじっくりと描く一方、白骨夫人役のコン・リーの妖しさをCGを効果的に使うことで引き出している。中国映画界を長年生き延びてきたコン・リーだけに、妖怪役がすごくリアルだ。また、クライマックスでは特撮映画の古典的名作『アルゴ探検隊の大冒険』(63年)へのオマージュシーンもあり、見どころたっぷりに仕上げている。
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『妻への家路』(14年)などチャン・イーモウ監督作で知られるコン・リーが妖怪役に。清純な娘が魔物になってしまう哀しい物語。
 振り返れば、西遊記はこれまで何度も映像化されてきた。香港映画界ではチャウ・シンチーが西遊記の世界観を溺愛しており、主演作『チャイニーズ・オデッセイ 月光の恋』『チャイニーズ・オデッセイ 永遠の恋』(ともに95年)のみならず、監督・脚本作『西遊記 はじまりのはじまり』(13年)まで製作している。チャウ・シンチーが製作した3本の映画は、どれもせつない悲恋ファンタジーとして評価が高い。日本では1978年に放映された堺正章、夏目雅子主演の連続ドラマ『西遊記』(日本テレビ系)が高視聴率を記録して以降、三蔵法師役は美人女優をキャスティングするのがお約束となっている。2006年に放映された香取慎吾主演の『西遊記』(フジテレビ系)では深津絵里、松山ケンイチ主演の東映映画『珍遊記』(16年)では倉科カナが三蔵(玄奘)を演じたのが記憶に新しい。  ところで気になるのは、映像化された西遊記のほとんどは旅の途中で物語が終わってしまい、悟空たちはなかなか天竺に辿り着かないということ。西遊記が映像化される度に、悟空の生い立ちや三蔵との出会いが描かれ、観ている方としては「悟空が旅立つまでのエピソードはもう充分知ってるから、早く先に進んでほしい」と思ってしまう。かつてドリフターズやゴダイゴが夢の国だと歌っていた天竺が、どんなユートピアだったのか知りたいのだ。香取慎吾版『西遊記』の脚本家・坂元裕二はその点を意識しており、全11話の最終回では悟空たちは旅の目的地に無事到着。でも、一行が求めていたお経は三蔵の命と引き換えでしか手に入らないことが分かり、天上界の決め事に悟空が逆らうことになる。当時はイラク戦争下で自爆テロのニュースが頻繁に流れており、世相を反映した最終話となっていた。
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三蔵(ウィリアム・フォン)を守るという使命をまっとうする悟空(アーロン・クォック)だが、暴力を嫌う三蔵と亀裂が生じてしまう。
 実際のところ、西遊記の本当の終わりはどんなものなのか? 調べてみると意外な結末が待っていた。悟空や三蔵たち一行はようやく天竺の大雷音寺に到着するが、寺に入るには川を渡らなくてはならない。渡し舟に三蔵法師は乗ろうとするが、この舟には底がなかった。「これじゃあ、溺れちゃうよ」と三蔵は腰が引けるのだが、長年旅を続けてきたことで精神的に鍛えられた三蔵は肉体から解脱した身となっていた。底のない舟でも平気で川を渡った三蔵は、釈迦如来から多くの教典や仏像を渡され、雲に乗って唐に持ち帰る―。と、かなり宗教色の強いエンディングである。ちなみに三蔵法師のモデルとなった玄奘というお坊さんは実在した人物で、往復16年かけて中国から天山山脈を越えてインドへ渡り、大量の教典を持って無事に生きて戻ってきたそうだ。車もエアシューズもない時代に、玄奘さん、あなたは凄いよ!  ドニー・イェン版『モンキー・マジック』、アーロン・クォック版『西遊記 孫悟空vs白骨夫人』が中国で連続ヒットしたことで、当分は西遊記の物語の続きをスクリーンで楽しむことができそうだ。悟空役を毎回変えるのなら、旅の終わりはぜひジャッキー・チェン主演作にしてほしい。ジャッキーが悟空なら、もちろん猪八戒はサモ・ハン、沙悟浄はユン・ピョウで決まり。『プロジェクトA』(83年)や『スパルタンX』(84年)で香港映画にハマった世代にとってのドリーム企画です。西遊記はやっぱり夢がなくちゃね。 (文=長野辰次)
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『西遊記 孫悟空vs白骨夫人』 監督/ソイ・チェン アクション監督/サモ・ハン 出演/アーロン・クォック、コン・リー、ウィリアム・フォン、シャオ・シェンヤン、ヒム・ロー、ケリー・チャン 配給/ツイン 8月6日(土)シネマート新宿ほか全国順次ロードショー (c) 2016 FILMKO FILM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

マツコ・デラックスが小池百合子に共演NG宣言した理由…7年前のコラムで小池のことを「権力志向のホステス」

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上・ナチュラルエイトHPより/小池百合子オフィシャルサイトより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  7月31日に行われた東京都知事選挙で増田寛也に圧倒的大差をつけて当選した小池百合子新東京都知事。この小池百合子人気にあやかろうと、週が明けてからメディアはこぞってそのご機嫌とりに必死だ。あるひとりの超人気タレントを除いては。  そのタレントとは、マツコ・デラックス。選挙翌日の8月1日に放送された『5時に夢中!』(TOKYO MX)のオープニングトークでは都知事選挙が話題に。TOKYO MXは都知事の会見を生中継することもあり、誰が都知事になるかは局を左右する大問題でもあるため、司会を務めるふかわりょうはマツコに向けてこう質問を投げかけた。 「マツコさん、MXテレビ的にはどうなんでしょう? 良い決定だったんでしょうか?」  100万票以上の大差をつけて勝利をおさめた新東京都知事に対して悪口を言う人間などメディア上には皆無。当然、マツコもそうかと思いきや、予想外の言葉が飛び出した。 「まあ、都知事なんて誰がやったって一緒ですからね」  ニコリともせず吐き捨てるようにマツコはこう語る。思いがけない回答に面食らったふかわは、何とかしてマツコから小池百合子に対して好意的な意見を引き出そうと、焦りながらこう続ける。 「でも、小池さんだったら、もしかしたらここ(『5時に夢中!』のスタジオ)に来てくれそうな雰囲気もありませんか?」  この言葉が逆効果だった。ふかわの提案に対し、マツコは苦笑いを隠すこともなく、心底呆れかえった表情で驚きの「共演NG」を叩きつける。 「あ、じゃあ、(私の出ていない)他の曜日にしていただけますか」  小池百合子のことなど話したくもないというマツコの姿勢に、これで都知事選に関する話題は強制的にシャットアウトとなった。  当サイトでもお伝えしているように、マツコ・デラックスといえば、かつては鋭い毒舌を吐くコラムニストとして名を馳せていたが、いまでは大手企業のCMに複数出演したり、キー局でも何本もレギュラーを持っているメインストリームのど真ん中にいるような存在。それとともに、言葉の棘がなくなったことを指摘されている。そのことには本人も自覚的で、今年の4月に出版された「SWITCH」(スイッチ・パブリケーションズ)Vol.34 No.5号では、「ずっとバキバキに尖ってられているかと言われたら、やっぱりいろんな人と関わってきて、いろんな人に迷惑を掛けることも知り、丸くなってきちゃうわけじゃない」と予防線を張っていたほどだ。  そんなマツコ・デラックスがどうして、ここにきて、最も悪口を言いにくい相手である小池百合子に対して「共演NG」を叩き付けたのか?  その理由を探るべく、マツコの過去の発言を探ってみた。するとマツコは、今から約7年前、「サンデー毎日」(毎日新聞出版)2009年8月16日号に掲載されている自身の連載で一度だけ小池百合子について書いていた。  コラムではまず「政界渡り鳥」の異名をもち、次から次へと権力をもつ男に擦り寄っては離れていった彼女の政治人生を揶揄する。 〈ここに来て、小泉純一郎の悪行に従順な国民が気付いてしまったんで、とんと話題に上る機会も減ってしまったけど、小池百合子なんて、まさに男どもにひらひらと飛び移っているタイプじゃない。  当時日本新党の細川護煕、民主党(当時新進党)の小沢一郎、そして、自民党の小泉純一郎と、よくもまあこれだけ三者三様な男どもに合わせて来られたと感心する〉  そしてマツコは、小池百合子が隠そうともしない「権力欲」を皮肉るのだが、一方で、女性が独力でのし上がっていくことが難しい状況であることを理解し、だったら、男たちを利用して成り上がってやるという選択を認める発言もしていた。 〈まず第一に、彼女は権力志向よね。きっと、日本初の女性首相になることを望んでるんでしょうが、そのチャンスが訪れるであろうその日まで、それが彼女の本意か不本意かは別にして、いわゆる男どものホステスをすることが最終目的に繋がるのであれば、そのしたたかさは間違いではないわ〉  そのうえで、マツコがひとつの手本として持ち出したのが、マドンナだった。 〈アタシはそんな時、必ずマドンナの顔が浮かぶんだけど、男性のセックスシンボルだった彼女が、男性の為のセックスではなく、自分自身の為のセックスであることを表現し、結果として、女性の権利、女性の自由を表現したのは、部外者であるオカマのアタシでも身震いしたほどよ〉  マドンナが下積み時代、ポルノまがいの映画に出演したり、ヌードモデルなどの仕事までして名前を売ろうと躍起になっていたのは有名な話だ。ただ、それは、男たちの下衆な欲望を自分の成功のための踏み台に利用しただけだった。そしてスターダムにのし上がるとマドンナは、一転して「強い女性」「自立した女性」のイメージを世界中に広め、マツコの言う通り世界を変えた。  特に、1989年にリリースされ大ヒットした「エクスプレス・ユアセルフ」は、女性には自分たち自身の愛を追い求める権利があるし、誰に縛られることもなく自由に生きていいのだと高らかに歌い上げており、フェミニズム讃歌としてテレビドラマ「Glee」でもカヴァーされるなど、30年近く時が経った現在でも愛され続けている。  当時のマツコは、小池百合子の「政界渡り鳥」っぷりには微妙なものを感じながらも、それは単なる「ステップ」であり、いずれマドンナのような存在になってくれればそれでいい。そう思っていた部分もあったのかもしれない。前述のコラムは半分留保しつつもこのように締めくくられている。 〈小池百合子がそうだとは言わないけど、きっと日本にも、そんなしたたかな、しなやかな女性が、女性政治家が現れてくれるんじゃないかって、そう信じて見続けてみるわ......〉  しかし、その小池百合子が都知事という権力を手に入れた今、マツコは冷たく共演拒否を言い放った。  その理由はおそらく、小池百合子の方向性がマドンナのそれとは180度真逆のものであることがわかったからだろう。小池にとっては、地位や権力を手に入れることだけが最終目的であり、女性の自由や人権なんてつゆほども考えていない。むしろ、本サイトで度々指摘している通り、権力奪取のためには、改憲や核武装を叫び、在特会のようなヘイト勢力と平気でつるむただの「保守オヤジ」でしかない。そのことを完全に理解したのではないか。  もしかしたら、過去にマドンナを重ね合わせてほんのわずかでも期待をしてしまったことへの後悔が、怒りを倍増させていたのかもしれない。  いずれにしても、マスコミがこれだけ小池百合子を絶賛する中で、その本質を見抜き背を向けるとは、さすがマツコというほかはない。ぜひ、キー局でも同様のその批判的姿勢を貫き、小池に騙されている都民の目を覚まさせてやってほしいと思うのだが、それはやはり無理な相談なのだろうか。 (井川健二)

マツコ・デラックスが小池百合子に共演NG宣言した理由…7年前のコラムで小池のことを「権力志向のホステス」

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上・ナチュラルエイトHPより/小池百合子オフィシャルサイトより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  7月31日に行われた東京都知事選挙で増田寛也に圧倒的大差をつけて当選した小池百合子新東京都知事。この小池百合子人気にあやかろうと、週が明けてからメディアはこぞってそのご機嫌とりに必死だ。あるひとりの超人気タレントを除いては。  そのタレントとは、マツコ・デラックス。選挙翌日の8月1日に放送された『5時に夢中!』(TOKYO MX)のオープニングトークでは都知事選挙が話題に。TOKYO MXは都知事の会見を生中継することもあり、誰が都知事になるかは局を左右する大問題でもあるため、司会を務めるふかわりょうはマツコに向けてこう質問を投げかけた。 「マツコさん、MXテレビ的にはどうなんでしょう? 良い決定だったんでしょうか?」  100万票以上の大差をつけて勝利をおさめた新東京都知事に対して悪口を言う人間などメディア上には皆無。当然、マツコもそうかと思いきや、予想外の言葉が飛び出した。 「まあ、都知事なんて誰がやったって一緒ですからね」  ニコリともせず吐き捨てるようにマツコはこう語る。思いがけない回答に面食らったふかわは、何とかしてマツコから小池百合子に対して好意的な意見を引き出そうと、焦りながらこう続ける。 「でも、小池さんだったら、もしかしたらここ(『5時に夢中!』のスタジオ)に来てくれそうな雰囲気もありませんか?」  この言葉が逆効果だった。ふかわの提案に対し、マツコは苦笑いを隠すこともなく、心底呆れかえった表情で驚きの「共演NG」を叩きつける。 「あ、じゃあ、(私の出ていない)他の曜日にしていただけますか」  小池百合子のことなど話したくもないというマツコの姿勢に、これで都知事選に関する話題は強制的にシャットアウトとなった。  当サイトでもお伝えしているように、マツコ・デラックスといえば、かつては鋭い毒舌を吐くコラムニストとして名を馳せていたが、いまでは大手企業のCMに複数出演したり、キー局でも何本もレギュラーを持っているメインストリームのど真ん中にいるような存在。それとともに、言葉の棘がなくなったことを指摘されている。そのことには本人も自覚的で、今年の4月に出版された「SWITCH」(スイッチ・パブリケーションズ)Vol.34 No.5号では、「ずっとバキバキに尖ってられているかと言われたら、やっぱりいろんな人と関わってきて、いろんな人に迷惑を掛けることも知り、丸くなってきちゃうわけじゃない」と予防線を張っていたほどだ。  そんなマツコ・デラックスがどうして、ここにきて、最も悪口を言いにくい相手である小池百合子に対して「共演NG」を叩き付けたのか?  その理由を探るべく、マツコの過去の発言を探ってみた。するとマツコは、今から約7年前、「サンデー毎日」(毎日新聞出版)2009年8月16日号に掲載されている自身の連載で一度だけ小池百合子について書いていた。  コラムではまず「政界渡り鳥」の異名をもち、次から次へと権力をもつ男に擦り寄っては離れていった彼女の政治人生を揶揄する。 〈ここに来て、小泉純一郎の悪行に従順な国民が気付いてしまったんで、とんと話題に上る機会も減ってしまったけど、小池百合子なんて、まさに男どもにひらひらと飛び移っているタイプじゃない。  当時日本新党の細川護煕、民主党(当時新進党)の小沢一郎、そして、自民党の小泉純一郎と、よくもまあこれだけ三者三様な男どもに合わせて来られたと感心する〉  そしてマツコは、小池百合子が隠そうともしない「権力欲」を皮肉るのだが、一方で、女性が独力でのし上がっていくことが難しい状況であることを理解し、だったら、男たちを利用して成り上がってやるという選択を認める発言もしていた。 〈まず第一に、彼女は権力志向よね。きっと、日本初の女性首相になることを望んでるんでしょうが、そのチャンスが訪れるであろうその日まで、それが彼女の本意か不本意かは別にして、いわゆる男どものホステスをすることが最終目的に繋がるのであれば、そのしたたかさは間違いではないわ〉  そのうえで、マツコがひとつの手本として持ち出したのが、マドンナだった。 〈アタシはそんな時、必ずマドンナの顔が浮かぶんだけど、男性のセックスシンボルだった彼女が、男性の為のセックスではなく、自分自身の為のセックスであることを表現し、結果として、女性の権利、女性の自由を表現したのは、部外者であるオカマのアタシでも身震いしたほどよ〉  マドンナが下積み時代、ポルノまがいの映画に出演したり、ヌードモデルなどの仕事までして名前を売ろうと躍起になっていたのは有名な話だ。ただ、それは、男たちの下衆な欲望を自分の成功のための踏み台に利用しただけだった。そしてスターダムにのし上がるとマドンナは、一転して「強い女性」「自立した女性」のイメージを世界中に広め、マツコの言う通り世界を変えた。  特に、1989年にリリースされ大ヒットした「エクスプレス・ユアセルフ」は、女性には自分たち自身の愛を追い求める権利があるし、誰に縛られることもなく自由に生きていいのだと高らかに歌い上げており、フェミニズム讃歌としてテレビドラマ「Glee」でもカヴァーされるなど、30年近く時が経った現在でも愛され続けている。  当時のマツコは、小池百合子の「政界渡り鳥」っぷりには微妙なものを感じながらも、それは単なる「ステップ」であり、いずれマドンナのような存在になってくれればそれでいい。そう思っていた部分もあったのかもしれない。前述のコラムは半分留保しつつもこのように締めくくられている。 〈小池百合子がそうだとは言わないけど、きっと日本にも、そんなしたたかな、しなやかな女性が、女性政治家が現れてくれるんじゃないかって、そう信じて見続けてみるわ......〉  しかし、その小池百合子が都知事という権力を手に入れた今、マツコは冷たく共演拒否を言い放った。  その理由はおそらく、小池百合子の方向性がマドンナのそれとは180度真逆のものであることがわかったからだろう。小池にとっては、地位や権力を手に入れることだけが最終目的であり、女性の自由や人権なんてつゆほども考えていない。むしろ、本サイトで度々指摘している通り、権力奪取のためには、改憲や核武装を叫び、在特会のようなヘイト勢力と平気でつるむただの「保守オヤジ」でしかない。そのことを完全に理解したのではないか。  もしかしたら、過去にマドンナを重ね合わせてほんのわずかでも期待をしてしまったことへの後悔が、怒りを倍増させていたのかもしれない。  いずれにしても、マスコミがこれだけ小池百合子を絶賛する中で、その本質を見抜き背を向けるとは、さすがマツコというほかはない。ぜひ、キー局でも同様のその批判的姿勢を貫き、小池に騙されている都民の目を覚まさせてやってほしいと思うのだが、それはやはり無理な相談なのだろうか。 (井川健二)

「ロリコン犯罪者から武器を取り上げろ!」米・NYが仮釈放中の性犯罪者による『ポケモンGO』利用を禁止!!

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『NY Daily News』より。
 日本全国で交通事故が起こるなど問題が浮上し始めるなど、社会現象となりつつある『ポケモンGO』。そんな中、日本に先駆けて配信が開始されたアメリカ・ニューヨーク州では、このほど性犯罪者の仮釈放条件として「『ポケモンGO』や対話型ゲームのプレイを禁止する」という事項が新たに加わったことが明らかとなった。これには「ポケモンGOこええ!」「これくらい制限しても良い」「性犯罪者が『ポケモンGO』を活用するってことか! 恐ろしい」といった声が上がっている。  ニューヨーク州の上院議員が調査した結果、性犯罪者が住む地域にもポケモンやポケストップが多くあるということが判明。子供たちがそうと知らずに性犯罪者に近づく可能性が高いという報告を受け、ニューヨーク州知事のアンドリュー・クモオ知事が性犯罪者への仮釈放条件を追加した。  ニューヨークの矯正局では、有罪となった犯罪者の処置を管理しており、仮釈放中の性犯罪者についての情報が登録されている。この情報を利用して仮釈放中の性犯罪者の対話型ゲームの利用を防ぐことができるそうだ。3,000人ほどの仮釈放中の性犯罪者が存在しているニューヨークだが、全員に対してこの処置が適用されることになるという。さらに州内にいる軽度の性犯罪者に対しても対策がとられる予定とのこと。  クモオ知事は「ニューヨークの子供たちを守ることは最も優先すべきこと。今回の措置によって対話型ゲームのプレイヤーを保護するとともに、子供たちに危害を与える者からその手段を奪うことができる」「仮釈放中の性犯罪者が対話型のゲームをプレイしている最中に逮捕されたら、仮釈放条件を破ったとして刑務所に送り返すことができる」とコメントした。これには「ポケモンGOは子供ホイホイってことか」「性犯罪者ホイホイとか超こえええ」「幼女をゲットしようとする、リアルロケット団の撲滅のためだな」「簡単に子供ひっかかりそうだもんな、これは確かに必要」「いいね、ロリコン犯罪者から武器を取り上げろ!」と規制に対する賛成の声が多数上がっているようだ。  歩きスマホが危険であることや、私有地に侵入するといったこれまで注目されていた『ポケモンGO』問題は利用者が注意していれば防げるものだったが、子どもを狙う性犯罪者が存在するとすれば、ルールやマナーを守っていても、悲惨な事件にも発展しかねない問題だ。ニューヨーク州で行われた早急な対策に賛成の声が多く上がるのももっともかもしれない。  またアメリカのニュージャージー州に住む男性は、「自宅の裏庭にいるポケモンを捕まえるために人が訪れる」という理由から、『ポケモンGO』を開発したアメリカのナイアンティックや任天堂を提訴した。これは『ポケモンGO』に関する初めての訴訟であり、男性は同じ理由で所有地に不法侵入された全てのアメリカ人を代表して集団訴訟としての認定を求めている。  本格的に問題がクローズアップされ始め、ついにとうとう訴訟まで起きてしまった『ポケモンGO』。子供をとりまく『ポケモンGO』を使った性犯罪者の問題については、「日本のロリコン共もあぶねーから規制しようぜ」「これは日本でも必要。対策するなら早くした方がいい」「問題が起きないうちに、アメリカみたいに性犯罪者利用禁止にしてくれ」「ロリコンの数ハンパないからすぐ禁止すべき」といった声も上がっている。  そのうち、日本でも子どもが巻き込まれるような事件や訴訟が起きるかもしれない。『ポケモンGO』自体がサービス提供中止なんていうことにならないためにも、日本でも何かしらの規制をするべきなのだろうか。

Netflixオリジナルドラマ『ナルコス』、DVDリリース決定 予告編や血まみれの場面写真も

【リアルサウンドより】  第73回ゴールデングローブ賞のドラマ部門で作品賞と男優賞にノミネートされたNetflixオリジナルドラマ『NARCOS(ナルコス) 狂気の麻薬王エスコバル』が、10月5日にリリースされることが決定。あわせて予告編、DVDビジュアル、場面写真、本編で使用された実際のニュース写真が公開された。  本作は、1980年に起こったコロンビア麻薬戦争が題材のクライムドラマ。実在した悪名高き麻薬王パブロ・エスコバルを中心に、ドラッグ・カルテルの権力抗争を描く。『エリート・スクワッド』のジョゼ・パジーリャが製作総指揮に名を連ね、『エリジウム』のワグネル・モウラ、『誘拐の掟』のボイド・ホルブルック、『ゲーム・オブ・スローンズ』のペドロ・パスカル、『サボタージュ』のモーリス・コンプトらが出演する。  セルDVD-BOXには、未公開シーン集、キャスト&スタッフのインタビュー集、メイキング映像、予告集が、限定特典として収録される。なお、Netflix日本上陸以降にNetflixオリジナルコンテンツが国内でDVD化されるのは、今回が初めて。9月2日からはNetflixでシーズン2が配信されることも決定している。

『NARCOS(ナルコス) 狂気の麻薬王エスコバル』DVD予告編

『NARCOS(ナルコス) 狂気の麻薬王エスコバル』場面写真

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本編で使用された実際のニュース写真

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パブロ・エスコバル逮捕写真(1976年撮影)

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政界進出中のパブロ・エスコバル(撮影年不明)

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パナマの空港で麻薬密輸をするパブロ・エスコバル(1984年撮影)

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メデジン・カルテルの幹部カルロス・レーデル逮捕時の写真(1987年撮影)

『NARCOS(ナルコス) 狂気の麻薬王エスコバル』パッケージビジュアル

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■リリース情報 『NARCOS(ナルコス) 狂気の麻薬王エスコバル』 10月5日(水)セルDVD-BOX&レンタルDVD発売 セルDVD-BOX限定特典: 【1】未公開シーン集 【2】初公開キャスト&スタッフ初公開インタビュー集(主演ワグネル・モウラ、製作総指揮・監督ジョゼ・パジーリャ他全11名) 【3】初公開メイキング映像 【4】予告集(日本版1種類、オリジナル3種類) レンタル販売:AMGエンタテインメント FMDR-9725~29(全5巻) セル販売:株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント VIBF-6114~18(5枚組DVD-BOX) 価格:10,000(税別) 収録時間:本編合計約495分+特典約46分 仕様:1.オリジナル言語5.1ch 2.日本語吹替2.0ch/1.日本語字幕 2.吹替用字幕/16:9ビスタ・サイズ 発売:AMGエンタテインメント 出演:ワグネル・モウラ、ボイド・ホルブルック、ペドロ・パスカル、モーリス・コンプト、フアン・パブロ・ラバ 製作総指揮:ジョゼ・パジーリャ (c)2015 Narcos Productions LLC. All Rights Reserved. 公式サイト:http://narcos.jp