放送における言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する、第三者の機関・BPO(放送倫理・番組向上機構)。 そのBPOが、素直にうなずけるご意見もあれば、思わず首をかしげたくなってしまうご意見も、「これはツッコミ待ちなのかな?」という珍意見も寄せられることで定評のある、「2017年5月に視聴者から寄せられた意見」を公開したので、紹介してみたい。 まずおたぽる的に気になるのが「アニメ番組で、断ることのできない年上の男性から、若い女の子が身体を触られたり、下着を覗かれたりというシーンが放送された。ストーリーとはほとんど無関係だ。我が家の子どもも大好きで毎週欠かさず見ているが、子どもも見るアニメとしては不適切な内容だ」という意見。 ネット上のアニメファンの反応・推測を探ると、『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)を指しているのでは、という声が多いようだ。5月7日に放送された第89話「現れた謎の美女! 天津流道場の怪!?」。全宇宙の命運をかけ、選ばれた10人の戦士が戦う“力の大会”に出場するため、戦士を集めていた孫悟空。久しぶりに天津飯のところへ向かうと、立派な道場を建て、たくさんの弟子たちを育てていた。 道場の名誉師範として亀仙人も招かれていたのだが、そこに可愛いが何やら怪しい新キャラクター・ユーリンが登場。天津飯を逆恨みするユーリンは、妖術を駆使して孫悟空や天津飯を苦しめるのだった――というストーリーが展開された。 久しぶりに亀仙人、天津飯、餃子、さらにウーロンといった無印『ドラゴンボール』初期からのキャラたちが登場し、オールドファン大喜びの第89話であったが、お話の途中、何とか天津飯への復讐という目的と、正体とを隠そうとするユーリンが、亀仙人にエロい目でジロジロと見られたり、ミニスカ道着を着させられたり、尻をつつかれたり、パンツを見られたりとセクハラされてしまう。ネット上では、今月の意見はこの一連のシーンを指しているのでは、という声が多いようだ。 新キャラで可愛い女の子が登場、しかもエロい目に遭ってしまったため、男性ファンからは歓迎の声が挙がったのだが、たしかにセクハラといえばセクハラではある。だが、亀仙人といえば30年以上前の初登場時から腕はすごいし、偉いはずなのだが、どうしようもなくスケベというギャグキャラとして描かれてきた人気者。 毎週楽しみに見ているのなら、亀仙人がもともとそういうキャラであることを知っていそうなもの。もちろん反論する声も多かったが、一方で「亀仙人のセクハラが許されないとか。息苦しい時代だな」「この程度の表現でもダメなのか…」「あれでも昔よりは抑えめになってるのに」「嫌な時代になったものだ」と、時代の流れを嘆くファンも多かった。 なお、「今月の意見」で目立っていたのは「テレビをつまらなくしないでほしい。『裸芸』を見て真似る子がどれだけいるだろうか。たぶん、ほとんどいないと思う。テレビの影響は悪いものばかりでなく、良いこと悪いことを判断する力を養う役目もあるはずだ。テレビを見ながら会話して、何をやってはいけないかを教えるのが親の役目だ」という意見だろう。 先月、先々月と2カ月連続で、「万一にも局部が露出したら、公然猥褻などの犯罪になるのではないかと思った。軽犯罪法に該当しないのかとも思った」「素っ裸にお盆一枚で局部を隠す裸芸をしているが、公共の電波を使って裸芸は問題がないのか。子どもの教育にも悪影響があると考えるので今後、テレビに出演させないでほしい」(各々一部抜粋)といった、お笑いタレント・アキラ100%に関するものと思われる意見を掲載したBPO。 その後、松本人志が5月21日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)にて、「ある意味、一番倫理観がある」「放送コードで(局部を)出してもいいってなったらこの芸は成立しない。規制があるからこそできる芸」などと反論。 さらに6月6日放送の『バイキング』(フジテレビ系)ではアキラ100%が「服は無くても心は紳士、これだけは胸に秘めていつもネタをやっています」などと述べ、さらに坂上忍や小籔千豊もBPOに苦言を呈する一幕もあったのだが、そういった反論が効いたのかどうか、いきなり擁護の意見を掲載したのだ。バランスをとったつもりなのかもしれないが、いくら何でも手の平返しが過ぎはしないだろうか。TVアニメ『ドラゴンボール超』公式サイトより
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即否定はしたものの……『君の名は。』新海監督の不倫報道で “ポスト宮崎駿”の座が遠のく!?
13日、日刊スポーツ新聞が報じた『君の名は。』を手掛けた新海誠監督と、30代前半の美人編集者との不倫交際。新海監督は自身のTwitter(@shinkaimakoto)などで報道を即座に否定したものの、邦画歴代2位となる興行収入約249億円を稼いだ期待のクリエーターの意外な報道に、アニメ・映画ファンを中心にさまざまな声がネット上やSNSでは渦巻いている。 『君の名は。』をはじめ、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』など、ピュアで初々しく、時に切ない恋愛模様を描いてきた新海監督だけに、「童貞じゃなかったのかよ!」「DT風味な作品つくるのに本人はドロドロでしたか」「影キャの遅れてきた青春」という悲鳴とも面白がっているともとれる声がやはり多い。 実写映画『3月のライオン』へ、新海監督の娘・新津ちせが川本モモ役として出演したことが話題になったとおり、童貞どころか女優さんと結婚し、お子さんまでもうけている新海監督。 今年1月、作家・石田衣良が「NEWS ポストセブン」(小学館)のインタビューで「新海誠さんも若い子の気持ちを掴むのが上手いと思いました。たぶん新海さんは楽しい恋愛を高校時代にしたことがないんじゃないですか。」 「付き合ったこともセックスの経験もないままカッコイイ男の子を書いていく、少女漫画的世界と通底しています。宮崎駿さんだったら何かしら、自然対人間とか、がっちりした実体験をつかめているんですが、新海さんはそういう実体験はないでしょうね。実体験がないからこそ作れる理想郷です。だからこそ今の若者の憧れの心を掴んだのかも知れません」などと発言した際に、石田を名指しはしなかったものの、新海監督がこの発言にTwitterで「なぜ面識もない方に僕の人生経験の有無や生の実感まで透視するような物言いをされなければならないのか...笑。」などと反応。 このやり取りが話題となったことは印象に新しいが、日刊スポーツの報道が正しければ新海監督は恋愛下手どころか、とんだ恋愛テクニシャンであり、石田の目が節穴であったことを証明した結果となる。 なお、新海監督本人はTwitterで「僕のプライベートなどに関心をもっていただけるなんてと驚いています。誤解を招いてしまう行動でした。僕の仕事は良い映画を作ることですので、今は新作制作に全力で向きあっているところです」とツイート。たしかに実写映画畑では監督が女優や周辺の女性スタッフと結婚、あるいは不倫騒動を巻き起こすケースは日常茶飯事だが、アニメクリエーターがこうして俎上にあげられることはなかなか珍しい。 これまで報道がなかったのはアニメクリエーターに聖人・紳士が多いというわけではなく、やはり知名度の問題だろう(オタク、職人気質のクリエーターが多いので、女性関係に積極的ではないタイプが多いというのはありそうだが)。 それだけ『君の名は。』のヒットはすさまじく、新海監督への注目度・期待度が高かったということだが、前例があまりないだけに、真偽はともかく、切ない純愛ものを描いてたアニメ監督が不倫していたという報道が、今後新海監督作品の展開にどんな影響を与えるのかが予測がつきにくい。 既報のとおり(記事参照)、予約が始まるや否や、各ネット通販サイトでランキング上位を独占した『君の名は。』のBlu-ray、DVDの発売は約1カ月後の7月26日。また地方や海外ではこれから『君の名は。』の上映が始まる映画館も多く、「新海誠展」(静岡県・大岡信ことば館/8月27日まで)をはじめ、展示会やコラボ企画も各地で行われている。 さらにBlu-ray、DVDが発売後、少し時間が経てばテレビ放送もされるだろうし、その際には高視聴率が期待されたことだろうが、そういった展開に果たして今回の報道は影響を与えてしまうのかどうか。“ポスト宮崎駿”の最右翼に浮上した新海監督だが、思わぬ形で足を引っ張られてしまった。 ただ、日刊スポーツの記事は決定的な写真などは1掲載されていないもので、インパクトに欠ける面もある。追加情報、他紙・他誌の追撃があるのか否かで情勢は大きく変わってきそうなので、今後の展開にも注目したい。 ちなみにネット上のすれた一部のアニメファンは「クリエーターは作品がおもしろけりゃ何でもいいんだよ」「ロリコンだと思ってたのに!」「次回作のリサーチだな」「次回作はドロドロの不倫劇」「奥さんと不倫相手が入れ替わってもうたんやろなぁ…」といった、ゲスな声も。なお、『君の名は。』で主人公・立花瀧役を演じた神木隆之介と仲が良く、普段から新海監督がよく彼の話題に言及していることから、「新海監督の不倫相手が神木くんではなかったことにショックを受けている」と嘆く女性ファンの声も目立っていた。『君の名は。』DVDジャケット
大島優子、山田哲人との熱愛疑惑が再浮上! 「成績不振はお前のせいか!」と怒りの声も?
4日に放送された『ウチくる!?』(フジテレビ系)に出演した芸能リポーターの井上公造が、“スポーツ選手Yさん”と“元・国民的アイドルの女性”が熱愛関係にあると発言。これを受けてネット上では、「ヤクルトスワローズの山田哲人と大島優子?」「山田、大島好きだって言ってたもんな」などと臆測する声が飛び交っている。 「井上は『すごいマークしているので漏れちゃダメ』と、毎度おなじみの情報の出し惜しみをして視聴者をやきもきさせていたのですが、“元・国民的アイドル”というフレーズと、画面に映し出された女性のシルエットがショートカットだったため、『大島優子では?』と指摘する声が広まりました。山田は、2015年に放送された『プロ野球珍プレー・好プレー大賞』(同)に出演した際、MCの中居正広から『AKB48とかはお好きではない?』と聞かれ、『大島優子さん好きですね』と発言。これは、スタジオに現役のAKB48グループメンバー・指原莉乃がいたためのウケ狙いだったのですが、その後ネット上では、『指原を介して大島にお近づきになったのでは?』と疑う声がささやかれていました。それだけに、井上のイニシャルトークをきっかけに、大島と山田の熱愛疑惑が再浮上したようです」(芸能関係者) 山田といえば、昨年8月にはタレントの熊切あさ美との熱愛疑惑が報じられていた。そのため、山田の今シーズンの不調ぶりを「熊切のせいだ!」と指摘するヤクルトファンは少なくなかった。だが、ここへきて大島との熱愛疑惑が出たため、「お前のせいだったのか!」と、山田のスランプの責任は熊切から大島へと転嫁されつつある。 「熊切との熱愛が報じられた時ちょうど、山田は腰痛のために試合に出ていなかったため、『山田に夜のバットを使わせすぎるなよ』と熊切に対して非難の声が集中していました。とはいえ、それまで好調な成績を維持していたこともあり、昨シーズンは史上初の2年連続トリプルスリー達成という偉業を成し遂げました。しかし、今シーズンは開幕からずっと打率2割台と大スランプに陥り、チーム自体も低迷。そのイライラを熊切にぶつけるヤクルトファンもいるようですが、大島との熱愛疑惑が浮上したため、『スランプの原因はお前だったのか!?』と怒りの矛先は大島へと向けられ始めているようです」(同) シーズン前に行われた野球の世界大会『ワールド・ベースボール・クラシック』に出場した選手たちが軒並みスランプに陥ったため、山田の不調についても「WBC後遺症」と指摘する声があるが、あるいは原因は大島にあるのだろうか。
「東京おもちゃショー」雑感:VR関連は尻すぼみ? 大人が足を止めたのはやっぱり『ラピュタ』!?
日本中からオモチャが一堂に集まり子どもから大人まで楽しめる「東京おもちゃショー2017」が6月1日から4日までの4日間東京ビッグサイトで開催! 今年も商談見本市といわれるBUYER’S DAYS(1日と2日)と、一般公開のPUBLIC DAYS(3日と4日)が行われたが、PUBLIC DAYSの3日に、「東京おもちゃショー2017」を訪れ、大勢の家族連れたちに交じって楽しんできたので、ざっくりと感想をまとめてみたい。 まず全体をざっと歩いてみたところで感じたのは、去年までは会場内を歩けば、あちこちで見かけたドローンやVR関連のグッズが、やや少なかったこと。会場の大通りを歩いてみても、それらを大々的に展開しているようなブースをあまり見られなかった。 とくにVRは、昨年はニュースなどで“VR元年”とよく取り上げられていたものだが、今年は会場中央にあった「日本おもちゃ大賞2017」の受賞商品の紹介コーナーにも、VR関連の商品は入っておらず、オーソドックスなキャラクター商品が多かった。 言うほどユーザーの間では盛り上がらなかったのだろうか……。VRのヘッドセットの売上げが伸び悩んでいるという記事もネット上では散見される。かつて任天堂が発売していた「バーチャルボーイ」と同じ道筋を辿ってしまわないか、気になるところではある。 一方のドローンは、「ニッコー」(NIKKO KYOSHO EGG)のブースがすごく頑張っていた。ドローンの操作性や搭載カメラの精度は高まっていく一方で、臨場感ある空撮映像が撮れることには驚いたし、面白い。ドローンはおもちゃとしても、グッズとしてもまだまだポテンシャルを秘めているなと思う。今後のさらなる新商品も楽しみだ。 そのVRやドローンに代わり目立っていたのが、すでに存在する商品にスマホなどを連動させる、という方向にシフトした商品。たとえば「バンダイ」ブースで見かけた「360度恐怖体感 脱出!おばけ屋敷ゲーム」はボードゲームにスマホを連動させたもの。 ボードゲーム内のイベントとして、スマホでおばけ探索するアドベンチャーパートがあり、恐怖体験までできてしまう(状況に応じた、怖い映像などが用意されている)という、大人でも楽しめそうな凝った作り。しかもお値段も3,980円(税抜き)と意外とお手頃だ。 ケミカル系おもちゃでは「タカラトミー」ブースの「ウーニーズ」が意外と楽しい。要は風船を作れるオモチャなのだが、この風船が新素材で作られていて触感が不思議なうえ、風船同士を簡単にくっつけることができ、デコレーション用パーツがついており、風船をデコることもできたりと用途は多そうな感じがした。 一方、ソニーブースには、筆者が今までに見たことのない新作おもちゃが。「toio(トイオ)」というオモチャは、キューブ型で高性能モーターを内蔵した2台の「toio コア キューブ」と、そのキューブを片手で動かせる「toio リング」で構成。2台のキューブの上に、市販のスポンジなどをくり抜いたものなどを乗っけて、2台を戦わせてバトルやレースをさせてたりなど、使い方次第で幅広く遊べそう。初回限定セットは売り切れたそうだが、あとは今後どれだけ食いつく人が出てくるかというところだろうか。「東京おもちゃショー2017」公式サイトより
会場内で、子どもだけではなく大人たちの足を止めさせていたのが「プレミアムバンダイ」の、『天空の城ラピュタ』のロボット兵の展示だ。サイズは約11.8センチ、精巧なモデルでお値段も7,560円(税込み)と、それなりのお値段だが、かなり自由に動かすができ、多様なポーズ付けが可能。これはたしかに大人が喜ぶおもちゃであった。 なお、去年までは東京ビッグサイトの西1~4ホールで開催されていた「おもちゃショー」だが、今年に限って東1~3と少しスペースが縮小している(来年には再び西1~4に戻るそうだ)。その影響は、動員にも出ていたようで、昨年の4日間の総来場者数は16万2,021人、今年は14万7,037人、実に約1万5,000人も減少してしまっている。 とはいえ、最大手のタカラトミーやバンダイなど、人気のブースでも10分程度待てば入れたり、家族連れもスムーズに歩けていたり、オモチャに触れることができていたようなので、ユーザーにとっては程よい混み具合だった、と言えるかもしれないが、来年はどうなるのか。想像もつかないようなオモチャに出会えることを期待しつつ、来年の開催を楽しみにしたい。 (文/ティエリア88)「プレミアムバンダイ」公式サイトより
石田スイ氏『東京喰種』の大ヒットは「アニメのおかげ」!? 実写映画には松竹の期待がかかりまくり状態!?
7月29日に公開を迎える実写映画『東京喰種 トーキョーグール』(集英社/以下、『東京喰種』)。 原作は2011年から「週刊ヤングジャンプ」(同)にて石田スイが連載をスタート。14年にTVアニメ化、15年に第2期シリーズも放送。同年には舞台化、さらに今月は続編が上演予定で、原作コミックは累計発行部数2,200万部を突破した人気作だ。 それだけに昨年実写映画化が発表された際には、賛否両論の声が挙がったが、主人公・カネキ役の窪田正孝のキャラクター画像が解禁されると「めっちゃカネキ君じゃん!」など、原作ファンの支持者も増加(参照記事)。一方でヒロイン・霧嶋董香役の清水富美加が所属事務所を離脱したりと、公開までに紆余曲折があった『東京喰種』。 そんな本作のキックオフイベントが今月2日に開催されたのだが、さまざまな“大人の事情”が垣間見える場にもなっていたという。 「イベント冒頭、プロデューサーの永江智大氏が、『カネキくんの等身大の姿に心を打たれるものがありました』と原作を読んで感動したこと、『ぜひ実写化したいという気持ちが日々高まって、プレゼンさせていただいていて』と、実写化に至る経緯を熱く語っていました。 本作は松竹が自社企画・制作・配給を一手に務めた作品ですが、同席していた同社の大角正常務は、『映画興行界の全体のなかで1つのポジションを得たいと思っています』『いま松竹の目標にしているのは本年度の邦画のベスト5に入ることを狙っています』と、かなり『東京喰種』に期待をかけているようでした。公開前からすでに23カ国での上映決定もしているそうなので、この強気発言の元になったのかもしれません」(ワイドショー関係者) それだけの期待を背負っているだけに、“お金”がかかっている感じが伝わってくるようなこともあったそうで……。 「萩原健太郎監督は、『VFXやサウンド面で、邦画ではなかなかできないことに挑戦しています』とコメント。音楽は『マトリックス』シリーズで知られるドン・デイヴィス、特殊音響効果を『メッセージ』『ゼロ・グラビティ』のニコラス・ベッカーを起用。主題歌もRADWIMPSの野田洋次郎が手掛けるソロプロジェクト「illion」の「BANKA」など、音周りには相当力が入っていますね」(前出のワイドショー関係者) さらに、石田氏は実写化の打診された際、カネキが窪田が演じるならと、“援護射撃”をしたことでも知られているが、この日は福岡からチャットで参加。 「このイベントでは、世界のファンとも生配信でつながっていたのですが、その世界のファンから石田氏に、『なんで世界的に東京喰種が人気になっているのか?』という質問があったんです。石田氏はこれに『アニメのおかげです。映画でもよろしくお願いします』と、ぶっちゃけていました(笑)。TVアニメの制作スタッフへの気遣いも感じられる一幕でしたね」(前出のワイドショー関係者) 大々的に打って出た映画『東京喰種』だが、その結果はどう出るか。出来栄えに期待したい。映画『東京喰種 トーキョーグール』公式サイト
緒方恵美が『幽☆遊☆白書』について語り大反響! 「本気で何が起こってるの」「再アニメ化?」と大盛り上がり
「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載された冨樫義博によるマンガを原作とし、1992年~95年にかけてフジテレビ系で放送された名作アニメ『幽☆遊☆白書』。同作で蔵馬役を演じた声優・緒方恵美が自身のTwitter(@Megumi_Ogata)で『幽☆遊☆白書』について語り、「なんか新展開あるのかな?」と話題になっている。 6月6日に52歳の誕生日を迎えた緒方。翌7日には、「誕生日明けのひとつめが、コレの仕事でした…!」と、幽助、飛影、桑原、蔵馬が描かれたポスター画像をアップ。さらに、「佐々木望さん、千葉繁さん、檜山修之くんと、再会。会って、話せて、よかった。良い意味で変わらなさすぎる…でもずっと前を向いている方々との対話は、刺激的で、かつ明日へのチカラを貰えました」「愛してるよ。幽助、飛影。桑原君。ずっと」と続けた。 佐々木、千葉、檜山は『幽☆遊☆白書』でそれぞれ幽助、桑原、飛影を演じた声優たち。この豪華メンバーにファンは「佐々木さんと千葉さんと檜山さんと緒方さんが!? え!? ふぁお!?」「緒方さんが幽白の仕事って何が起こるんだ」「もしかして四人の会話がまた聞けるのか…?」「最後の一文が蔵馬の声で再生されて泣けた」と反響の声が上がっている。 また、緒方は立て続けにもう一件ツイート。どうやら、現在アニメを再放送しているAbemaTVのスタッフに誕生日を祝ってもらったらしく、プレゼントらしき薔薇の花束、薔薇のケーキ、薔薇の紅茶と共に自身が写る画像をアップした。その投稿には「撮影と合わせて、蔵馬の自分が蘇ったひととき」との一文が添えられており、こちらも「本気で幽白に何が起こってるの」「なんかあるの…? なにがあるの…?」とファンは大興奮。「まさか再アニメ化?」「リメイクがくるのか!」といった憶測も上がっているが、緒方たちが何の仕事をしたのかは不明だ。 今年でアニメ放送開始から25周年を迎える『幽☆遊☆白書』は、アニメ公式のTwitter(@yuhaku25th)や25周年記念サイトがオープン。さらに「アニメプラザ」とコラボしたカフェやグッズを販売するなど盛り上がりを見せている。アニメの主要メンバーが揃い、何かしらの仕事をしたことは間違いなさそうなので、続報に期待したい。「幽☆遊☆白書TVアニメ化25周年記念」公式サイトより。
乱のデパート室町時代から新たな展開! 新書『観応の擾乱』に発売前から期待が高すぎて止まらない
つ、ついに来た!! 中公新書の7月の新刊として告知された、亀田俊和著『観応の擾乱 - 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』。まだ、発売前であり誰も読んでいないというのに、早くも話題沸騰の注目の本となっているのだ。 亀田氏はこれまでも『南朝の真実:忠臣という幻想』(吉川弘文館)や『高一族と南北朝内乱』(戎光祥出版)といった、歴史クラスタならば必ず読んでおくべき本を書いてきた歴史家である。そんな人物が手頃な価格の新書で「観応の擾乱」を論じるというのだから、注目されるのも当然である。 中公新書は、昨年には呉座勇一著『応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱』を刊行。こちらは、硬派な本にも拘わらず現在37万部超えの大ヒット。また、平山優著『武田氏滅亡』(角川選書)も話題の本となっているなど、このところ歴史系の新書は良書が続々刊行され勢いづいてる。 だが、今回歴史クラスタの熱狂する「観応の擾乱」。これを聞いて、多くの人は「そんなんあったっけ……?」と、ピンとこないはず。そう、南北朝時代の一大事件のはずなのに、教科書などではとにかく扱いが小さい。 高校で日本史を選択していて、ようやくなんとなく覚えているレベル。手元にある小学館の『学習まんが 少年少女 日本の歴史』(初版)で確認したら3ページくらいで終わっている。一方、昨年から大人が読んでも面白いと話題になっている角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』では、けっこうなページ数を割いて扱っている。 そんな時代と共に扱いが大きくなった「観応の擾乱」は、いうならば肉親やかつては共に戦った者たちの愛憎劇である。室町幕府の成立と共に、二つに割れた朝廷のうち南朝は次第に劣勢になる。敵の弱体化と共に征夷大将軍・足利尊氏の周囲には新たな内紛が起こる。ながらく自分を支えてきた弟・足利直義と家臣・高師直との対立である。文の直義に対し武の師直。体制が安定に向かえば、それぞれに抱える手下の都合もあって対立は当然。 結果、どちらにつくか、そして、どちらを切るかを決心せざるを得なくなる尊氏の苦悩。さらには、直義の養子になってた尊氏の庶子・直冬(ようは妾の子)の愛憎などが絡み合う……それら昼ドラのごとき泥沼が戦乱を引き起こしたというわけである。 もっともこれも一面的な歴史観。果たして、亀田氏がどういう歴史観で論じているかも注目すべきポイントだ。もしも「観応の擾乱」がネットで話題になったので興味を持ったが、よく知らないという人は今から前述の角川まんが学習シリーズで予習をしておくべき。 ちなみに、この本。湊川の戦いが1ページ+1コマで終わったり、新田義貞がわずか4コマで戦死したり、後村上天皇がなぜか悪人顔だったり歴史のとらえ方がとても新しいので、いろいろと「スゴイ」の一言である。作者は南朝に何か恨みでもあるのか……? 「応仁の乱」に続いて話題となりつつある「観応の擾乱」。だが、室町時代はまだまだ戦乱はいっぱいの「○○の乱」のデパート。次に来るのは「嘉吉の乱」か「享徳の乱」か、はたまた「天文法華の乱」なのか。大義もクソもない戦乱になぜ、みんなこんなに心を引かれるのだろう。 (文=昼間たかし)Amazon.co.jp『観応の擾乱 - 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』商品ページより
愛知以外にも「ジブリパーク」誕生の可能性はあった!? 狭山丘陵の「トトロの森」、幻となった福岡の「トトロの街」とは
6月1日、突如、明らかにされたスタジオジブリの「ジブリパーク」建設計画。気になる場所は、2005年に開催された愛知万博の跡地、「愛・地球博記念公園」(モリコロパーク)。敷地内には『となりのトトロ』に由来する「サツキとメイの家」が残されていることもあり、まず「トトロのふるさと村」を造るとのこと(記事参照)。
早速Twitterでは「こんなジブリパークは嫌だ」などのハッシュタグのもと大喜利が展開。「押井パーク」のハッシュタグでの大喜利も散見された(「フードメニューは立ち食いソバのみ」などと、「押井守作品あるある」で盛り上がっていたが、押井監督が愛知万博のパビリオン「夢みる山」におけるテーマシアター「めざめの方舟」の総合演出を務めたことに触れる人は少なかった)。 それはさておき、宮崎駿監督はナショナル・トラスト運動「トトロのふるさと基金」の顧問を務めていることでも知られる。「トトロのふるさと基金」は、名作『となりのトトロ』に登場する風景のひとつ、東京都および埼玉県の西部に広がる狭山丘陵を、「トトロの森」として順次取得して保護している。愛知万博の開催テーマが「自然の叡智」であったことを考えると、「ジブリパーク」も趣旨としては共通する。 この「ジブリパーク」は現在の土地をそのまま活かし、新たな施設はパビリオンの跡地10箇所に建設されることになるそうだ。「トトロのふるさと村」以外に、どのような施設が造られることになるのか。詳細が明らかにされていけば、Twitterでの大喜利は今回よりも落ち着いたものになりそうではある。 最近の宮崎駿監督と地方における関わりをあげると、沖縄県・久米島で、子ども向け交流施設「風の帰る森」の約3億円の資金をかけて建設中。 数は少ないものの、この沖縄以外でもジブリの過去作品のロケ地(物語の舞台、モデルになったもの)などではない“福岡”で、宮崎監督が携わるはずだったとある企画が実現し損ねたことを覚えている人もいるだろう。画像:「トトロのふるさと基金」公式サイトより
今や幻となった福岡県の事例は、福岡市の博多湾に浮かぶ人工島・福岡アイランドシティの「照葉のまちづくり」に、宮崎駿監督が参画するというもの。02年に刊行された養老孟司との対談集「虫眼とアニ眼」(新潮文庫)に掲載されたイラスト「もう大きな家は財産はいらないからのびやかにくらしたい人のための町」などが資料として提供されていた。 発表になったのは03年。「宮崎駿ワールド」「トトロの街」との見出しがメディアを飾ったが、直後に宮崎駿監督の提供した資料は参考に留まるなど、実際に参画するわけではないことが発覚。開発準備を進めていた福岡市との食い違いから、最終的に代理人を務めた宮崎駿監督の弟・宮崎至朗が陳謝する事態となった。 その後、福岡市の「照葉のまちづくり」は、ジブリと関係なく開発が進み、現在では閑静な住宅街となっている。なお、愛・地球博記念公園における「ジブリパーク」は、宮崎駿監督ではなく、プロデューサーの鈴木敏夫が中心になっているようだ。相互に誤解が生じないよう、慎重に計画が進められていくことを願いたい。 (取材・文/真狩祐志) ■トトロのふるさと基金 http://www.totoro.or.jp/ ■照葉.net http://teriha.net/画像:「照葉.net」公式サイトより
「クズ同士の心理戦」「稀に見る神回」『ちびまる子ちゃん』藤木のクズ行為に視聴者大ウケ!
6月4日に放送されたTVアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)第1103話。今週もさまざまな反響がネットに上がっていたので、ネットの声とともに内容を紹介したい。 前半に放送されたのは「藤木、傘を貸したい」。ある日、図書館の玄関で雨宿りをしている城ヶ崎さんを見かけた杉山君は、「俺、走ればすぐだから、ほら」と、男前に自分の傘を貸してあげる。後日、城ヶ崎さんはお礼として杉山君にクッキーを渡したのだが、これによって「2人は付き合ってるんじゃないか?」とクラスで噂になってしまう。 城ヶ崎さんと杉山君が事の成り行きを説明するとあっさり誤解は解けたのだが、すると今度は、杉山君の紳士っぷりが女子の間で話題になり、大野君に好意を寄せる冬田さんでも「素敵よねー、あんなドラマみたいなことされたら女の子なら誰でもドキッとしちゃうんじゃない?」と評し、花輪君に好意を寄せるみぎわさんも「ジェントルマンよね。花輪君には悪いけど私でもドキッとしちゃうかも」と好意的な意見が次々とあがる。なお、みぎわさんにはナレーションが「花輪君にとっては願ったりかなったりであろう」と辛口ツッコミ。 ここで藤木は自分も笹山さんに傘を貸したいと考える。後日、雲行きが怪しい天気におつかいに行くことになった藤木は、笹山さんに会えないかと傘を持って張り切って出かけていく。しかし外出先で会ったのはまる子だった。しかもまる子と2人きりの時に雨が降りだしてしまう。 藤木は「さくらにドキッとされてもなー」とナチュラルにクズ思考をめぐらすも、杉山君のようにジェントルマンと評価されたら、周りの見る目が変わるかもしれないと予測して傘をまる子に貸そうとする。 だがまる子は、藤木が杉山君のマネをしてジェントルマンになりたがっていること鋭く見抜き、藤木から傘を借りることを拒否。この2人の小学生とは思えない駆け引きに「クズ同士の心理戦www」「2人ともひでえなwww」「互いに性根が腐ってんな」とネットは盛り上がる。最終的に藤木はまる子に強引に傘を押しつけてその場を駆け去っていく。 帰路の途中、まる子はこれによってクッキーを藤木にあげなければいけないのではと考え、「割に合わない!」とやはり傘を返そうと決意し逆走。一方藤木は雨宿りをしている笹山さんを発見したため、まる子から傘を返してもらおうと逆走。両者の意見が合致し、すんなり傘の返還は成功したのだが、笹山さんは親と帰宅し結局藤木は傘を貸せずじまい。しかも後日学校では、藤木がまる子に一度貸した傘を強引に取り返していたという悪評が広まって散々なことになるのだった。 『ちびまる子ちゃん』らしいゲス思考や、毒のあるオチで締めた今回の話は「今日おもしれええええ」「稀に見る神回」「ちびまる子はやっぱこうじゃないと」と絶賛の声が続出していた。 後半は「まる子、集中力が欲しい」。宿題をする時に、テレビを見てしまったりお菓子を食べてしまったりといつもどうしても集中できないまる子。視界を狭めたり、耳栓をするなど色々試すが結局まる子が集中できることはなかった……という話だった。 今週はクズな藤木、ぐーたらなまる子と定番の話だったが視聴者の評判は上々。やはり『ちびまる子ちゃん』は、時に毒あるエピソードが求められているようだ。『ちびまる子ちゃん』公式Twitter(@tweet_maruko)より。
人気定番シリーズ以外は大苦戦!? 17年“劇場アニメ”は本当に活況なのか
昨年8月に公開された劇場アニメ『君の名は。』。公開から9カ月が過ぎてもなお一部で公開が続いているが、さすがに興行収入は落ち着いてきており、最終的な興行収入は249億~250億円程度でまとまりそう。これは日本アニメ映画歴代2位、日本で公開された映画としては歴代4位(1位から『千と千尋の神隠し』:308億円、『タイタニック』:262億円、『アナと雪の女王』:255億円)。 16年の劇場アニメでは、超ヒットとなった『君の名は。』以外にも、『聲の形』(23億円)や『この世界の片隅に』(25億円)も小規模公開ながらヒット作が多く、中にはわずか14館での公開ながら、SNS上の口コミなどで話題となり、約8億円のヒットとなった『KING OF PRISM by PrettyRhythm』といった作品もあり、『ドラえもん』や『名探偵コナン』、『クレヨンしんちゃん』といった定番劇場アニメ以外でもヒット作が多かった。 一般メディア、経済系メディアでも『君の名は。』や『この世界の片隅に』はよく取り上げられ、「なぜこれほどヒットしたのか?」をそれぞれ探ってみたり(SNSの口コミ効果を取り上げた記事が多かった印象)、“経済効果”について語ってみたり(“聖地巡礼”など波及効果について解説する記事も)、とにかく各地でよく話題となった。 そんな『君の名は。』や、劇場アニメではないが『シン・ゴジラ』の大ヒットで、今年4月14日に発表した東宝の17年2月期連結決算は売上高が前期比1.8%増の2,335億円、純利益が28.7%増の332億円となり、いずれも過去最高を記録。 アニメファン、映画ファンや配給会社や制作会社のみならず、ちょっと映画が好きというライト層もビジネスマンも「17年も『君の名は。』みたいに大ヒットする映画はあるの?」とおおいに期待していることであろう。春休み、ゴールデンウィークも終わり、6月は公開開始となる作品も少ない。映画公開カレンダー的には、本数だけでいえば折り返し地点に近いと思われるので、ここで17年前半の劇場アニメをざっくりと振り返ってみたい。 まず各週の「週末興行収入ランキング」で首位になったアニメ作品から。 ・2月18、19日 『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』 ・3月4、5日 『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』 ・3月18、19日 『SING/シング』 (※『SING/シング』はここから4月8、9日週まで4週連続首位) ・4月15、16日 『名探偵コナン から紅の恋歌』 『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』は、川原礫が描いた人気ライトノベルを原作に、2度のTVアニメシリーズ放送を経てから公開された劇場オリジナルアニメ。公開から約3カ月の5月24日時点で国内の観客動員数約175万人、興行収入25億円を突破。これは深夜TVアニメ発の劇場アニメとしては『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』や『ガールズ&パンツァー 劇場版』を上回る好成績だ。 『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』も公開開始から1カ月半後の4月16日に興行収入41億4,000万円をマークし、声優陣が一挙に交代となった05年以降では歴代最高記録を更新(新キャストの劇場版公開は06年より)。さらに『名探偵コナン から紅の恋歌』は5月27、28日で累計興収は63億5,090万2,500円となり、劇場版『名探偵コナン』シリーズ第21作目にして歴代最高記録を更新している。なお『名探偵コナン から紅の恋歌』は、日本で公開された映画の歴代興行収入ランキングベスト100位入り(99位)も果たしている。 また、その『名探偵コナン から紅の恋歌』と同日の4月15日公開だったため目立たなかったが、『映画 クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』も初週末の2日間で約3億2989万円、GW明けの5月7日時点で13億1,800万円とまずまずの成績を残している。 ――と、ここまでまとめると17年も劇場アニメは好調! のように見えるが、取り上げてきたのは『名探偵コナン』『ドラえもん』のように数十年に渡り展開を続けてきた定番人気シリーズであったり、原作のライトノベルがシリーズ累計1,300万部を発行、深夜TVアニメとしてしっかりと人気を積み上げてきた『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』であったりで、ある程度以上のヒットが公開前から見込める作品ばかり。 『君の名は。』のようなオリジナル作品、あるいは『この世界の片隅に』や『聲の形』のようなTVアニメ化を挟まない劇場アニメで、“大ヒット”と謳える作品は実はそう多くない。 たとえば『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズ、『東のエデン』シリーズなどで知られる神山健治が監督・脚本を務めた劇場オリジナルアニメ『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』は3月18、19日の、初週末の興行成績では9位。3連休の3月18、19、20日の3日間で動員12万6,200人、興収1億6,250万円と、そう悪くない数字に見えるが、2週目からはランキング外となってしまった。劇場オリジナルアニメとしては比較的大規模な200館以上での公開であったことを考えると、やや物足りない数字かもしれない。 またTVアニメ『四畳半神話大系』や『ピンポン』で知られる湯浅政明のオリジナル作品『夜明け告げるルーのうた』も、全国100館ちょっとという小規模公開とはいえ、初週末興行収入でベスト10入りもならずとなかなかの苦戦ぶり。 湯浅監督作品は、『四畳半神話大系』と同じ森見登美彦の小説を原作とした劇場アニメ『夜は短し歩けよ乙女』も4月7日に公開を迎えている。W主人公の一人“先輩”役を星野源が演じることでも話題となったが、初週末興行収入ランキングは7位と健闘したものの、やはり2週目からはランキング外となってしまっている。 オリジナル作品、あるいはTVアニメ化を挟まない劇場アニメが大ヒットとなるのは難しく、ましてや宮崎駿が監督を務めるジブリ作品や『君の名は。』のような超ヒット作は、やはりそう簡単には誕生しないものなのだ。 とはいえ、今夏は監督がスタジオジブリ出身で、『借りぐらしのアリエッティ』(10年)、『思い出のマーニー』(14年)の米林宏昌、プロデューサーも元スタジオジブリで、『かぐや姫の物語』(13年)、『思い出のマーニー』でプロデューサーを務めた西村義明による新作劇場アニメ『メアリと魔女の花』(7月8日公開)。そして『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズを手掛けた新房昭之が総監督、プロデューサーを細田守監督作品や『君の名は。』の川村元気が務める『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』(原作:岩井俊二/8月18日公開)といった、楽しみな作品が公開を控えている。どんな数字を残すのか注目したい。 なお、劇場アニメを一から制作しようと思えば、通常2~3年ぐらいの時間がかかる。普通に考えれば『君の名は。』を意識したような、「二匹目の泥鰌」を狙ったような作品が世の中に登場してくるのは来年夏以降になるだろう。実写作品ならもっと時期が早いかもしれないが、どの作品が『君の名は。』の影響を受けた作品なのか、想像・推理してみると楽しいかもしれない。『君の名は。』『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』『夜明け告げるルーのうた』、各公式サイトより











