【C91】列の崩壊が相次いだ企業ブース……次回は「出禁」扱いとなる企業も続出か?

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待機列の様子。
 今回もコミケ会場のあちこちに誕生した長大な待機列。寒さの中、朝も早くから多くの参加者は、目当ての同人誌やグッズを手に入れるべく、ひたすら我慢の時を強いられていた。  もはや、コミケにおいて人気サークルや企業ブースで待機列に並び、長い「待ち」の時間を強いられるのは必然である。とはいえ、今回の企業ブースでは多くの混乱が後を絶たなかった。  とりわけ、参加者から罵声も混じる不評をかっていたのは、次々と発生していた列形成の中止である。これは、長大な待機列の発生による混乱を避けるために、そもそも列を作って並ぶこと自体を中止するという行為。始発に乗って、勇んでやってはきたが、並んで待つどころか、そもそも並べないという現実に、ガックリと肩を落とす姿も見られた。  比較的スムーズに列を処理していた企業ブースに参加していた人物は、その様子を見て次のように語った。 「列形成の中止は、いわば企業ブースにだけ認められた特権です。でも、混乱を避けるためとはいえ、せっかくグッズを求めてやってきたファンに対する裏切り行為にほかなりません。絶対に、アレだけはやりたくないですね……」
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 さらには、巨大なブースを確保しながらも運営がまったく崩壊している企業もあった。  そのブースでは、横幅のあるブースの左側から行列を誘導してたのだが、買い物を終えた参加者が移動するであろう、ブースの右寄りのところでは、同時に無料配布を行っていたのである。当然、そこにも人は群がっていく。結果、買い物を終えた参加者も動くことはできず、列も進まなくなり完全に導線は崩壊していたのである。  その惨憺たる様子を見ていた周囲の企業ブースやスタッフからも「あそこは、次回はないな……」という声も飛んでいた。  こんな崩壊が起こった原因は列整理のスキルを持った人材の枯渇である。  前回から大幅にスペースが拡大した企業ブースであるが、参加する企業の数に対応できるだけの列整理のスキルを持った人間などいない。  とある企業ブースに参加していた人物は語る。 「開催の3日くらい前に、取引のある企業から列整理をやってくれないかと依頼を受けました。ウチの会社も企業ブースで参加しているので無理な話です。そもそもが、列整理のスキルがある人間の多くは準備会スタッフをやっているわけですし……元準備会スタッフなどのスキルのある人間は取り合いになっていますよ」  さらに、企業ブースには、こんな問題点も。 「隣近所の企業ブースが、どのような配置になっているのかは、当日来てみないとわかりません。ですので、導線の混乱には拍車がかかるんです」(ある準備会スタッフ)  各企業が、ここぞとばかりに利益を上げようと熱を入れる企業ブース。それは、破綻寸前の危うさの中で運営されているのである。 (文=昼間たかし)

内田彩ライブではサイリウム口にくわえた“三刀流”出現!? 声優・アニメ系ライブで印象に残った禁止事項とは

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「両国国技館」公式サイトより
 昨年も公開、声優たちによるライブや数多くの劇場アニメにまつわるイベントが開催され、数多くのファンたちを動員させ、訪れた観客の心を掴む演出やパフォーマンスが毎週のように、全国各地で繰り広げられた。  一方で、会場や登壇者の安全を守るため、各イベントがあの手この手を駆使しながら工夫していたのが、開演前の“注意事項”のアナウンスではないだろうか。イベントに訪れた観客の興をそがないようにしつつ、伝えるべくは伝えなくてはいけない――考えてみるとハードルは結構高い気もするが、出演キャスト自身が担当したりと、各イベントで趣向を凝らして楽しませてくれている。よくよく聞いてみると、中には“なんだそれ”と思わず笑いだしてしまいたくなるようなものから、物騒さを感じさせるものまで、いろいろなタイプのものがあったようだ。  そこで、アイドルから声優まで幅広くライブ会場に運んでいるという30代男性のAさんと、アニメの上映会イベントなどに参加することが多いという20代男性のBさんに昨年あったイベントでの印象的な注意事項を聞いてみた。イベントに足を運んでみたいな、と思われている方には参考にしてみてほしい。 ―― 訪ねたライブイベントでインパクトがあったものってありますか? Aさん:やっぱり『ラブライブ!』ですかね。公式サイトとかにも出ていたんですけど、「イスや柵に登る、イスや柵からジャンプするなどの行為も危険ですので禁止致します」とあって、プロレスか! とツッコミたくなるようなものがあったり、「オフィシャルグッズに改造を加えたものの使用を禁止致します」というのもありました。かつて魔改造したものを持って来場した人もいたようですよ。 Bさん:『ラブライブ!』だとそこまでなんですか!? 自分はi☆Risさんのライブにはよく行きましたけど、たしかか「30センチ以上のサイリウム」「工事現場などで使用される誘導灯」「輝度の高すぎるサイリウム」の持ち込みは禁止とか、いたって普通のアナウンスで、そこまでではなかったですよ! ―― いやいや、過激じゃないアナウンスが流れている方が、むしろファンが信頼されているという証なんじゃないですかね(笑)。 Aさん:でもねぇ、まだあるんですよ『ラブライブ!』。サイリウムやペンライトを「口でくわえるなど手以外で持つ行為」というのがあって……。 Bさん:それ、8月の内田彩さんのライブでも聞きました! 一緒に行った友達と聞いた瞬間に『ONE PIECE』の“三刀流”のロロノア・ゾロかっ! と、思わずツッコんじゃいましたけど。 ―― でも注意があったということは、実際にやっていたという人がいるんですよね……。ほかには何かありますか? Bさん:“キンプリ”こと『KING OF PRISM by PrettyRhythm』の9月に開かれた上映会では『激しい行為は禁止。楽器などで音を鳴らす行為』『弊害が及ぶ、スタァたちが傷つくような否定的なもの』というのがありました。熱くなりすぎた結果口走った結果だとは思うんですが……。 Aさん:“物理的なもの”というと、11月の『バンドリ!』のライブでは、「花火などの持ち込み、公演でライターで火をつけるなどの行為はおやめください」というのがありました。楽曲の『STAR BEAT!~ホシノコドウ~』に合わせるファンが出ることを心配していたのかも、と思いましたけど。 Bさん:それでいうと、この前の12月23日の上坂すみれさんのライブは両国国技館で開かれたんですけど、「座布団を投げないでください」というのがあって。相撲の聖地で開かれたイベントならではの注意事項で、スタッフのセンスが光る、クスリと笑えるもので楽しかったです! ―― あ、それは平和的で面白くて、それこそ「座布団一枚!」という感じですね(笑)。  今年も数々のイベントが開かれることだろう。つい燃えてきてしまうのは充分わかるが、人や会場、ましてや演者に迷惑がかからない範囲で、応援行為も含めてイベントを楽しんでほしいものだ。

“最強の地下アイドル”仮面女子、大阪進出で「NMB48潰し?」 デキ婚で体制の緩さを危惧する声も

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 先月18日、大阪・ミナミにある、地下アイドルグループ・仮面女子の専用劇場『仮面女子シアター』のこけら落とし会見が行われ、柔道家でタレントの篠原信一がゲスト出演するなど、会場内は大盛り上がりとなったのだが、仮面女子の本格的な大阪進出に、ネット上では「まずはNMB48を潰して、AKB48の牙城を崩しに?」「仮面女子の下剋上が今、始まる?」などといった声が飛び交っている。  仮面女子は、芸能事務所・アリスプロジェクトに所属する、ジェイソンマスクを被ったアリス十番、ガスマスクを被ったスチームガールズ、鉄仮面を被ったアーマーガールズの3つの仮面ユニットからなる“最強の地下アイドル”として、2013年から活動を開始すると、アイドル戦国時代真っ只中であったにもかかわらず、アイドルなのに素顔を見せない、という特異なコンセプトが注目を浴び、15年11月にはさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブを成功させるなど、今や地下どころか地上でトップクラスの人気を誇るアイドルグループへと成長しているだけに、大阪進出に関しては、AKB48グループで大阪を拠点に活動しているNMB48を潰しにかかっているのではないか、と臆測する声は業界内でも多い。 「仮面女子は、13年に、AKB48のお膝元である東京・秋葉原に常設劇場『P.A.R.M.S』を構え、精力的な活動を続けているのですが、まだまだ秋葉原はAKB48の勢力が絶大ともいえます。しかしながら、大阪・難波にある専用劇場『NMB48劇場』を拠点に活動している、AKB48グループのNMB48に関しては、最年長メンバーである山本彩だけが突出した人気を誇り、あとのメンバーは知名度が低く、世代交代がうまくいっていないことで人気も伸び悩み、『AKB48グループのウィークポイント』ともいわれている。それだけに、わざわざ、仮面女子が第2の常設劇場を大阪に建てたことに関しては、『弱点から攻めて、AKB48グループをトップアイドルの座から転落させようと画策?』と臆測する声が急速に広まっています。また、最近では、山本のソロでの活動が目立ち、卒業も間近といわれているだけに、『山本が卒業したら、あっという間に大阪は仮面女子が制圧するのでは?』と指摘する声も多いです」(芸能関係者)  年々、勢いの衰えを指摘されることが多くなってきたAKB48グループなだけに、仮面女子が天下を統一することも決して夢物語ではないかもしれない。しかし、仮面女子といえば、先月5日、研究生の川原結衣が、デキ婚により芸能界から引退することを発表し、ファンに衝撃を与えていただけに、ネット上では「今後もデキ婚で卒業するメンバーが続出するのでは?」「スキャンダル連発で自滅する可能性も?」などと危惧する声も目立ち始めてしまっている。 「現役アイドルがデキ婚を発表することなど滅多になく、業界内でも衝撃が走ったのですが、仮面女子は元々、AKB48グループや他のアイドルグループとは違い、相手がファンや関係者でなければ恋愛はOK、ということが、『仮面女子三か条』の1つとして、公式サイトにもしっかり明記されているため、今後も川原のようなスキャンダルが頻発する可能性は高く、ファンからは『天下統一を目指すなら、緩い体制の見直しを図るべき』という意見が多く寄せられるようになっています」(同) 『仮面女子三か条』には、“紅白出場した際にはアイドル業界初! ファンを自宅に招いてもてなす”という公約もあるだけに、夢を売る商売であるアイドルとしては、恋愛OKよりも、こちらの公約を早急に果たすべきだろう。

“最強の地下アイドル”仮面女子、大阪進出で「NMB48潰し?」 デキ婚で体制の緩さを危惧する声も

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 先月18日、大阪・ミナミにある、地下アイドルグループ・仮面女子の専用劇場『仮面女子シアター』のこけら落とし会見が行われ、柔道家でタレントの篠原信一がゲスト出演するなど、会場内は大盛り上がりとなったのだが、仮面女子の本格的な大阪進出に、ネット上では「まずはNMB48を潰して、AKB48の牙城を崩しに?」「仮面女子の下剋上が今、始まる?」などといった声が飛び交っている。  仮面女子は、芸能事務所・アリスプロジェクトに所属する、ジェイソンマスクを被ったアリス十番、ガスマスクを被ったスチームガールズ、鉄仮面を被ったアーマーガールズの3つの仮面ユニットからなる“最強の地下アイドル”として、2013年から活動を開始すると、アイドル戦国時代真っ只中であったにもかかわらず、アイドルなのに素顔を見せない、という特異なコンセプトが注目を浴び、15年11月にはさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブを成功させるなど、今や地下どころか地上でトップクラスの人気を誇るアイドルグループへと成長しているだけに、大阪進出に関しては、AKB48グループで大阪を拠点に活動しているNMB48を潰しにかかっているのではないか、と臆測する声は業界内でも多い。 「仮面女子は、13年に、AKB48のお膝元である東京・秋葉原に常設劇場『P.A.R.M.S』を構え、精力的な活動を続けているのですが、まだまだ秋葉原はAKB48の勢力が絶大ともいえます。しかしながら、大阪・難波にある専用劇場『NMB48劇場』を拠点に活動している、AKB48グループのNMB48に関しては、最年長メンバーである山本彩だけが突出した人気を誇り、あとのメンバーは知名度が低く、世代交代がうまくいっていないことで人気も伸び悩み、『AKB48グループのウィークポイント』ともいわれている。それだけに、わざわざ、仮面女子が第2の常設劇場を大阪に建てたことに関しては、『弱点から攻めて、AKB48グループをトップアイドルの座から転落させようと画策?』と臆測する声が急速に広まっています。また、最近では、山本のソロでの活動が目立ち、卒業も間近といわれているだけに、『山本が卒業したら、あっという間に大阪は仮面女子が制圧するのでは?』と指摘する声も多いです」(芸能関係者)  年々、勢いの衰えを指摘されることが多くなってきたAKB48グループなだけに、仮面女子が天下を統一することも決して夢物語ではないかもしれない。しかし、仮面女子といえば、先月5日、研究生の川原結衣が、デキ婚により芸能界から引退することを発表し、ファンに衝撃を与えていただけに、ネット上では「今後もデキ婚で卒業するメンバーが続出するのでは?」「スキャンダル連発で自滅する可能性も?」などと危惧する声も目立ち始めてしまっている。 「現役アイドルがデキ婚を発表することなど滅多になく、業界内でも衝撃が走ったのですが、仮面女子は元々、AKB48グループや他のアイドルグループとは違い、相手がファンや関係者でなければ恋愛はOK、ということが、『仮面女子三か条』の1つとして、公式サイトにもしっかり明記されているため、今後も川原のようなスキャンダルが頻発する可能性は高く、ファンからは『天下統一を目指すなら、緩い体制の見直しを図るべき』という意見が多く寄せられるようになっています」(同) 『仮面女子三か条』には、“紅白出場した際にはアイドル業界初! ファンを自宅に招いてもてなす”という公約もあるだけに、夢を売る商売であるアイドルとしては、恋愛OKよりも、こちらの公約を早急に果たすべきだろう。

5年間の活動に幕──アイドルユニット「Doll☆Elements」が解散! その軌跡とファンの想い

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1月14日のZeppTokyoライブをもって解散する「Doll☆Elements」。
 2016年も、多くのアイドルの解散や引退が相次いだ。  カントリー・ガールズの嗣永桃子や、乃木坂46の橋本奈々未の引退発表は驚きをもって伝えられたし、アイドル界でも中堅として活躍していた乙女新党の解散やBELLRING少女ハートの活動休止(メンバーを入れ替えて来年再始動予定)には、惜しむ声が多く上がった。  そんな中、同じくアイドルファンの間で惜しまれつつ、1月14日のZeppTokyoライブをもって解散するグループがいる。Doll☆Elements(ドールエレメンツ)通称「どるえれ」である。  Doll☆Elementsは、2011年に結成されたアイドルユニット。メンバーの入れ替わりなどもあり、現在は権田夏海(ごんちゃん)、外崎梨香(りかぴょん)、小島瑠那(るなぽん)、小森ゆきの(ゆきのん)、小泉遥(いずみん)の5人で活動している。  12年に初のワンマンライブ開催、13年にメジャーデビュー、15年にはNEO fromアイドリング!!!とコラボした「どる☆NEO」として活動するなど、順調に活動の幅を広げてきた。  また、昨年も4月に発売されたシングル「Dear future」(Dreamusic)がオリコンウィークリー8位に入るなど、これからの飛躍が期待されるグループであった。  彼女たちの最大の魅力は、「お人形」と「変身」をコンセプトにしたその世界観だろう。オルゴール風のSEとナレーションに乗せてメンバーが登場すると、そこはもう“ドルエレワールド”にと変貌する。まさにお人形のような愛らしいルックスと、クオリティの高い楽曲で、見るものを魅了するのだ。  解散にあたり、昨年12月21日には初のベストアルバム『Doll Memories~Best of Doll☆Elements~』(Dreamusic)を発売し、リリースイベントも行ってきたが、そこでも多くのファンを動員した。
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『Doll Memories~Best of Doll☆Elements~』(Dreamusic)
 ファンの男性は言う。 「とにかく彼女たちはパフォーマンス力が高い。そして見せ方がうまい。ベストアルバムのイベントでは、最後だからということでこれまで着用していた衣装を着てライブをし、チェキを撮ったりしていますが、それまでは4~5曲のみのミニライブでも必ず着替えをして、2つ以上の衣装を見せるということを行っていました。曲と曲の間で着替えをして、観に来ている人を楽しませてくれたのです。これは無料のライブでも必ず行われていました。どるえれのコンセプトのひとつ『変身』の通りに必ず変身(着替え)をして、お人形としての衣装を複数披露していたのです。  ワンマンライブといった大きなライブでは、何度も何度も変身(着替え)をして、我々ファンの目を楽しませてくれました。これはファンにとって、直接このグループを観にいきたいという大きなモチベーションになっていたと思います。  そしてこの変身ということでは、ちょうど1年前に革命的な見せ方をしました。昨年の4月に発売された『Dear Future』が、一昨年12月に渋谷Duoで行われたワンマンライブで初披露されたのですが、その曲中のDメロ前に舞台が約8秒ほど暗転し、明かりがついたときには違う衣装になっているという早着替えが行われたのです。さすがにこれはびっくりするとともに、『凄い!』と感心しましたね」  また、別のファンは彼女たちの魅力として接触(握手会などのイベント)での対応の良さを上げる。 「とにかくファンのことを憶えるのが早い。そして全員握手などの対応がよく、ウェルカムなスタイルです。それが何よりも固定ファンの多い理由だと思います。そして、個人で写真集を出す外崎さんや、お笑い担当の小森さん、小泉さんなど、それぞれに個性があり、多方面に活躍できます。どるえれは、この5人だったからこそ応援してこられました。他にアイドルグループはたくさんありますが、彼女たちの代わりはないんです。先のことはどうなるかわかりませんが、解散の1月14日までは、精一杯彼女たちを応援していきます」  イベントで何人かのファンから気持ちを聞いたが、同じような意見が多かった。  ある意味、ファンから愛されながら新しい道に進める彼女たちも、そして、そんな彼女たちを応援しながら、旅立ちを見送れるファンの人たちも幸せなのかもしれない。  移り変わりの激しいアイドル界で、Doll☆Elementsは確かな爪あとと伝説を残したといえる。これからもアイドルファンの間で、その存在は長く語り継がれることだろう。  そして、よく言われることであるが、アイドルグループが解散しても、メンバー個人の人生はまだまだ続くのだ。  彼女たちの未来が輝かしいものであるとともに、どるえれとして活動していたときのことやファンとの交流が、彼女たちの中で素敵な思い出として残ることを祈りたい。 (文=プレヤード) ■2017年1月14日(土)「Doll☆Elements One-Man Last Live 2017~Doll Memories~」開催 日時:2017年1月14日(土)開場 16:00 開演 17:00 会場:Zepp東京 料金:指定席 4,000円

ラブライバーとアイマスPが箱根路を駆ける! 思わず応援したくなる「箱根駅伝」の“オタクランナー”って!?

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『箱根駅伝 2017 完全ガイド』(ベースボール・マガジン社)
 ついに、明日に控える第93回「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」(1月2・3日)。箱根2連覇に加え、昨年の「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」を制した青山学院大学が「箱根3連覇」&「年度三冠」を達成するのか、そしてその偉業を阻止するチームは出てくるのか――注目が集まっている。  そんなドラマの裏で、毎年話題になるトピックスがある。アニメやマンガが好きな“オタクランナー”の存在だ。 過去をさかのぼると、“山の神”こと東洋大学の柏原竜二選手(現・富士通)や“箱根のラブライバー”で知られる元中央学院大学(現・YKK)の及川佑太選手といったオタクランナーが箱根路に現れ話題に。昨年には猛烈な『ガールズ&パンツァー』オタで知られる元順天堂大学の稲田翔威選手も「負けたらあんこう踊り」という公約を掲げ、箱根路を駆けた。ちなみに、稲田選手は今年ホビーメーカー「コトブキヤ」に就職し、宣伝ランナーとして活躍している。  彼らがオタクであると広く知られるようになったきっかけは、毎年12月に発売される『箱根駅伝 完全ガイド』(ベースボール・マガジン社)だ。同誌には、出場全チームの主力選手の名鑑があり、プロフィール欄の「好きな女性有名人」という質問に女性声優やアニメキャラなどの名を上げる選手が毎年現れるのだ。  今回は、その『箱根駅伝 2017 完全ガイド』から、区間ごとにオタクランナーをピックアップ! 箱根駅伝のオタクランナーを応援する際の参考にしてほしい。【注:区間は、『箱根駅伝 2017 完全ガイド』の予想オーダーを参考にした】 ■往路 【1区】  各校のスピードランナーが揃う1区で注目したいのは、東洋大学の口町亮選手(4年)。好きな女性有名人に『プリパラ』白玉みかん役などで知られる声優の渡部優衣を昨年に引き続き上げている。 ちなみに、陸上以外で自慢できることは「ホムラジのツイッターで応援された」ことだそう。調べてみると、渡部がパーソナリティを務めるラジオ『れい&ゆいの文化放送ホームランラジオ!』(文化放送)が、昨年の「箱根駅伝」前に口町選手が『ホムラジ』のヘビーリスナーであると聞きつけ、公式Twitter(@HomeRunRadio)で口町選手を応援すると表明している。陸上面でも注目選手なだけに、その走りに期待したい! 【2区】  各校のエースが集う“花の2区”のオタクランナーは、稲田選手の後輩である順天堂大学の塩尻和也選手(2年)。彼は『ラブライブ!』オタクの“ラブライバー”。昨年の『箱根駅伝 完全ガイド』でも好きな言葉に「みんなで叶える物語」を上げている。今回も好きな女性有名人は「μ’s」と答える塩尻選手は、なんと昨年春に行われたμ’sのFINAL LIVEに参戦したそう。ラブライバーな塩尻選手だが、昨年のリオ五輪3000メートル障害の代表に選ばれるほどの選手。きっと力強い走りをみせてくれるハズだ。 【3区】  3区で注目したいのは、関東学生連合・中央大学の堀尾謙介選手(2年)。彼は「自慢」の項目で「PS VRもってること」と答えている。未だ購入が難しいPS VRを持っているということは、かなりのゲーマーだろう。 【4区】  4区で注目なのは、優勝候補筆頭の青山学院大学の下田裕太選手(3年)。昨年の東京マラソンで10代日本最高となる記録を叩き出すなど、かなり実力のあるランナーなのだが、彼はガチのアイマスP。『箱根駅伝 完全ガイド』の好きな女性有名人の欄では、昨年に引き続き『アイドルマスター ミリオンライブ!』七尾百合子の声を務める伊藤未来を上げている。Twitterを見ても、日々オタク生活を満喫している彼。なお、「自慢」の項目では、「パルスボムで5キル」と答えている。『オーバーウォッチ』の腕前もかなりのものだ。 【5区】  山登りの5区にはラブライバーが集結! 早稲田大学からは、昨年の名鑑で「高坂穂乃果」が好きだと答えていた安井雄一選手(3年)が登場予定。今年は、「ココを見て!」という項目で「全速前進!ヨーソロー!」と、『ラブライブ!サンシャイン!!』ネタで答えているだけに、安井選手の“ヨーソローな走り”を楽しみにしたい! そして、神奈川大学からは「星空凛」推しの大野日暉選手(3年)が登場する予定だ。なお、昨年の大野選手は凛ちゃんの“中の人”である「飯田里穂」の名を上げていた。 ■復路 【6区】  山下りの6区にもラブライバーが。順天堂大学からは、2区の塩尻選手と同じく、「μ’sファイナルライブに行けた」という森湧暉選手(4年)が登場予定。ちなみに推し声優は「小倉唯」とのこと。また、今年は答えていなかったが、昨年「小泉花陽」推しと答えていた中央学院大学の樋口陸選手(2年)も登場する予定だ。 【7区】  7区には、「部屋にガンプラをたくさん飾っている」という大東文化大学の北村一摩選手(4年)が登場予定。なお、昨年の名鑑では憧れのヒーローに『機動戦士ガンダム00』の「刹那・F・セイエイ」の名を上げていた。ガンダム……! 【8区】  8区には、自慢できることに「デュエリスト」と上げていた日本体育大学の室伏穂高選手(2年)が登場予定。『遊戯王 デュエルリンクス』にハマっているのかもしれない? 【9区】  9区は、女性声優ファンが多め。早稲田大学の井戸浩貴選手(4年)は昨年に引き続き竹達彩奈推し。日体大の小野木俊選手(4位)は牧野由依推し。国士舘大学の餅崎巧実選手(4年)は奥野香耶推しだ。9区は声優オタの走りに期待だ。 【10区】  フィニッシュ地点のある10区には、マンガ好きなランナーが。「マンガけっこう持ってる」という駒沢大学の中村佳樹選手(4年)と、「漫画たくさん持ってます」という中央学院大学の海老澤剛選手(4年)だ。ちなみに海老澤選手は昨年の名鑑で憧れのヒーローという項目で「箱根のラ…」(おそらく箱根のラブライバー、及川選手のこと)と答えている。  今年も紹介しきれないくらいにオタクランナーがいた『箱根駅伝 2017 完全ガイド』。オタク選手が箱根路を駆ける際は、テレビの前で精一杯応援しよう! 【参考書籍】『箱根駅伝 2017 完全ガイド』(ベースボール・マガジン社)

制作技術の進歩、ファンの意識の向上と宣伝におけるSNSの存在感……『君の名は。』『聲の形』『この世界の片隅に』国産劇場アニメ大躍進の2016年を振り返る

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左:『君の名は。』、右上:『聲の形』、右下:『この世界の片隅に』、各公式サイトより
 2016年のアニメーション映画を振り返る際、話題の筆頭となるのは『君の名は。』の大ヒットである。8月26日に公開されて以降、現在までに興収200億円を突破する快挙。これによって、アニメ映画といえばスタジオジブリ、最近では細田守、原恵一作品あたりをチェックしておけばよいとのん気に構えていた映画マスコミも大慌て。「新海誠って一体誰?」みたいな会話が試写室のおじさんおばさんたちの間でしばし交わされているのをよく盗み聞きしたものだ。(これとまったく同じ状況が『シン・ゴジラ』公開後も起きていた。「庵野秀明って誰?」「エヴァって面白いの?」みたいな、今更ながらの無知無能な会話が試写室の中で……)  しかし、こうした事態は日頃イベント上映作品も含めたアニメ映画を見続けてきた者としてはある程度予想できるものであった。ここ10年で劇場公開されるアニメ映画は年間80本前後、多い年は100本ほどに急増しているが、その大半は平日の昼間でも一定数の客数を確保し続けており、また総じて質的にもクオリティが高く、アニメだ実写だといった偏見のない今の若い世代は、こういったものをごくごく普通に見続けているのだ。  特に、海の向こうのハリウッド映画に対してコンプレックスを抱き続けては、自滅するかのようなエンタメ作品ばかりを連打する国産実写映画に比べ、国産アニメ映画はとうの昔にそれらを凌駕し、ハリウッドのレベルにまで到達していた。そういった状況が16年、『君の名は。』の登場によってついに爆発した。そう捉えたい。  実際、16年上半期のアニメ映画は一見地味で静かに佇んでいるようではあったが、実はその中に3月5日公開の『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』が興収40億円を突破。これは声優が一新された新シリーズにおける最高記録である。  4月公開のTV&映画シリーズ20周年記念作品『劇場版名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』もシリーズ最高記録となる興収60億円を突破。  また、16年下半期の第1弾ともいうべき7月23日に公開された『ONE PIECE FILM GOLD』も興収50億円を突破。前作『ONE PIECE FILM Z』(12)の68.7億円には及ばなかったものの大健闘というか、やはりあっぱれな数字ではある。  これらはいずれも長きに渡って展開してきた安定したシリーズ作品ではあるが、毎回のクオリティも保持されており、それゆえにファンは幼いころからアニメ映画の洗礼を受け、大人になっても劇場に通い続けるといった現象が起きている。特に『名探偵コナン』と『ONE PIECE』は、10代はもとより20代から30代にかけての客層が主流となって久しい。
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アニメ『ガールズ&パンツァー』公式サイトより
 また15年11月に当初77館で公開されて以来、上映館を増やし、爆音上映や4DX上映などでも息を吐き、ついには1年に渡るロングラン公開となり(しかも今またリバイバル公開中!)、興収24億円を突破することになった『劇場版ガールズ&パンツァー』の存在も見逃せないところである。  一方でスタジオジブリが14年に制作部門を休止したことで、それに代わるヒットメーカーを、映画会社も映画ファンも欲していた(ちなみにジブリが海外で制作し、9月17日に公開された『レッドタートル ある島の物語』は、質的評価の高さに関わらず興行的には大惨敗に終わった)。  その中から細田守らが注目を集めていくわけだが、彼らのほとんどはアニメ制作スタジオ出身で、いわば宮崎駿らのラインを純粋に受け継ぐ存在であるのに対し、新海誠は02年の短編自主制作作品『ほしのこえ』で脚光を浴び、そこから業界の注目を集め、当然ながら他者とは出自が異なるインディペンデント出身であり(もっとも『ほしのこえ』の以降はずっとスタジオでのアニメ制作に勤しんでいるが)、パソコンでのアニメ制作が容易になった21世紀のアニメ・クリエイターを象徴する存在であった。  新海誠はその後『秒速5センチメートル』(07)や『言の葉の庭』(13)といった単館公開作品がクリーンヒットとなり、新たなファン層を獲得している。それは思春期の少年少女たちの繊細な心情に常に真摯に向き合いつつ、決して媚びることなく自身の個性を貫き続けていった賜物でもあった。
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映画『君の名は。』公式サイトより
 その波に乗っての『君の名は。』である。東宝という国内トップの映画会社の英断による配給・公開は、それまで新海作品を知らなかったライト層にも、思春期の切ない揺れを訴求し得た作品として大いに認知され、また東日本大震災など非常に不安定な世相の中でのそれぞれの立ち位置を認識させる効果までもたらしたようである。 「あんなに当たる要素ばかり詰めこんでいれば、そりゃヒットもするさ」などとやっかみのコメントを出す輩もいたが、それらに対して新海誠は「なら、あなたが作ってみればいい」と穏やかに返した。実際、新海映画は『ほしのこえ』から『君の名は。』まで何も変わっていない。ただ、公開形態が拡大されたことで、もともと皆に愛される作品要素が大きく伝達されていっただけのことである。
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映画『聲の形』公式サイトより
 閑話休題。『君の名は。』の大ヒットは、国産アニメ映画のクオリティの高さをライトな映画ファンにも広く知らしめることになり、その勢いの中、山田尚子監督の『聲の形』が9月17日に全国120館で公開された。聾唖を題材にした異色作ながら、その中からイジメなど現代における思春期の少年少女たちの切迫した問題に踏み込み、それぞれの繊細な揺れを巧みに描いた秀作として、こちらも高く評価されるとともに。現在興収22億円を突破。ますます国産アニメーション映画に注目が集まっていく。
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映画『この世界の片隅に』公式サイトより
 そんな追い風の中、11月12日に片渕須直監督の『この世界の片隅に』が公開され、大ヒット中。当初63スクリーンだった公開劇場は現在も拡大され続けており、興収10億円突破も時間の問題と言われている。 『この世界の片隅に』は戦時下の広島・呉を舞台に、あの悪しき戦争の中にも庶民の日常生活が確実にあったことを、徹底的なリサーチで描出しながら見る側の意識を当時の世界へ巧みに誘う秀作だが、本作の場合クラウドファンディングで製作費を集め、その出資者3000人以上がSNSなどを利用して積極的に作品の良さをPR。  また、なぜか作品の存在を無視するテレビ局や新聞社などが続出し(主人公の声にのんを起用したことで、彼女が元所属していた芸能事務所がマスコミに圧力をかけたという説があるが、本当か?)、それに憤った一般ファンも義侠心を露にSNSに応援の書き込みなどを拡散させていったことも、結果的としては作品の評判を広めることに繫がった。  雑誌や新聞、テレビといった従来のメディアにおける宣伝展開ではなく、SNSによる観客側の自主的かつ積極的な応援、いわゆる口コミによってヒットに結びつく。こうした傾向は今後も促進されていくことであろう。その意味でも『この世界の片隅に』は、映画宣伝のSNS元年を象徴するものとして屹立しているとも思う。  この10年のアニメーション映画の質的進歩と、それらを見続けてきたアニメ・ファンの成長と意識の向上、そしてSNSの日常生活への浸透など、さまざまな要素が合わさり、ついに国産アニメーション映画は国産実写映画のみならず、ハリウッド映画をも質的にも興行的にも凌駕した。16年とはそんな記念すべき年である(一方で2016クライシスといった、制作現場の過酷な労働環境などが改めてクローズアップされた年でもあったが、またそれは別の話として……)。  その引き金を引いたのは、やはり『君の名は。』だろう。 『君の名は。』を初めて試写で見たとき、これは日本映画&アニメ映画界に革命が起きると確信したものだったが、それがこちらの予想を大幅に上回る結果となり、実は少々戸惑っているほどではあるのだが、やはりこの勢い、ぜひとも17年にも繋げていただきたい。  この10年、アニメーション映画を見終えての昂揚をあからさまにする若い観客たちをずっと見続けてきたが、それが一般のシネコンにまで普及するようになる日がくるとは思いもよらなかった。  アニメーション映画をめぐる環境は、これからも確実に変わり続けていく。今はそれがプラスの方向にこそ進んでいくことを祈ってやまない気分である。 (文・増當竜也)

私たちの防空壕でファンたちを守りたい……地下アイドル以前の私が感じたあの日の違和感

——地下アイドル“海”を潜行する、姫乃たまがつづる……アイドル界を取り巻くココロのお話。 161227_himeno.jpg  給食の時間、窓から身を乗り出して、男の子が外へ飛び降りようとしていた。彼の脚に抱きつくようにして、必死に教室のほうへ引き戻そうとする栄養士の女性。クリーム色のカーテンが風に膨らんでいた。  その光景を見て大声で笑う男の子たち。    顔を見合わせてくすくす笑う女の子たち。    担任の先生はどうしていたんだっけ。  彼は栄養士の女性をふりほどきながら、「○○さんと、お母さん以外の女はみんな死んでしまえ!」と叫んだ。  あれは何がきっかけだったのだろう。「女はみんな死んでしまえ」ってことは、あの時、男の子ではなくて、女の子たちが彼に何かしたのかもしれない。あの時、「○○さん」と名指しされたのは、ほかでもない私だった。でも私はついこの間まで、この出来事をすっかり忘れていた。  私は今でもそうだけど、とても鈍い小学生だった。だからあの時、驚きも、悲しみも、笑いも、何の感情も追いつかなくて、彼を助けに走ったり、何かを言い返したりすることもできず、給食を目の前にぽかんとしていたのを覚えている。  彼は日常的に女の子から「キモい」と言われ、男の子たちからはからかいの対象にされていた。時々、激昂して言い返すことがあって、その時の形相が凄まじいので、また笑ってからかわれて、「この子ならいじめてもいい」という雰囲気が教室全体に漂っていた。  彼はゲームが好きで、いつかの休み時間に、ノートに鉛筆で書いたすごろくをやらせてもらったことがある。すごろくは何ページにも渡って書かれていて、分岐がたくさんあった。行き止まりの道が多かったので、サイコロ代わりの鉛筆を何度も振って、最初のページまで戻っては、また新しい道を選び直した。結局、休み時間いっぱい使ってもゴールまでたどり着けなかったけど、あんなに長時間楽しそうにしている彼を見るのは初めてだったので、なぜか私が少し安心した。  席に戻ろうとすると、仲の良い女の子たちから小さい声で、「捕まっちゃって災難だったね」と声をかけられた。本当に気の毒そうな顔だった。  私は鈍いのだろうと思う。本当はどこかで彼女たちの「キモい」という言葉も、本心ではないだろうと思い込んでいた。でもそうじゃなかった。余談だけれど、給食をまずいと言う子の感覚もよくわからなかったので、嫌悪感や味覚、運動神経、その他諸々、なんだかととにかく鈍いのだと思う。  それより子ども特有の容赦ない悪意のほうが、私には耐えられなかった。人を馬鹿にする声を聞くと、自分とは関係なくても、恥ずかしさと肩身の狭さみたいなものがまぜこぜになって胸が圧迫されるようだった。  今年、小学校の取り壊しが決まって、卒業してから初めて同級生たちと再会した。電車好きな男の子が鉄道会社に就職していたり、絵の上手だった女の子がデザイナーになっていたり、人はあまり変わらないものだなと思った。私が文章を書いていることも、みんなにとっては腑に落ちることのようだった。途中で、みんなあの凶暴さを理性で押さえながら生きていることに気づいて、面白いような怖いような気がした。  今年のクリスマスは、仲の良いアイドルの女の子たちとイベントをひらいて、たくさんのファンの人たちと過ごした。地下のライブハウスは、誰も誰かを傷つけることがなくて、防空壕のようだった。たいていの人と同じように、私も乱暴な人が苦手なので、この空間を見つけることができて良かったと思う。しかも、面白い人たちがたくさんいる。  同窓会で、彼が引きこもりになっているという噂を聞いた。やりきれない気持ちになる。彼も、彼の防空壕を見つけられたら良いのにと思う。今年、私の仕事は人を幸せにすることだと気が付いた。来年も、この防空壕でファンの人を守り続けたい●姫乃たま 1993年2月12日、下北沢生まれの地下アイドル/ライター。アイドルファンよりも、生きるのが苦手な人へ向けて活動している、地下アイドル界の隙間産業。16才よりフリーランスで地下アイドル活動を始め、ライブイベントへの出演を中心に、文筆業も営む。そのほか司会、DJとしても活動。音楽作品に『First Order』『僕とジョルジュ』、著書に『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー社)がある。7インチレコード「恋のすゝめ」「おんぶにダッコちゃん」をリリース。 ★Twitter<https://twitter.com/Himeeeno> ★姫乃たま3rdワンマンライブ「アイドルになりたい」 日時:2017年2月7日(大安吉日) OPEN/START 18:00 / 19:00 会場:渋谷WWW(東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル地下) ADV./DOOR¥2,500 / ¥3,000 ACT:姫乃たま / 僕とジョルジュ DJ 中村保夫(和ラダイスガラージ) チケット絶賛発売中!▼ http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002205215P0030001

「魔封波」「子ガメラ」「ファイナルかめはめ波」……『ドラゴンボール超』に登場した懐かしい技、キャラを総まとめ!

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『ドラゴンボール超』公式サイトより。
 序盤は叩かれ続きだったが、シリアス寄りな“未来”トランクス編ですっかり視聴者のハートを鷲掴みにしたアニメ『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)。振り返ってみると原作ファンには懐かしくうれしい小ネタが多く登場しており、スタッフがなかなか努力しているのがわかる。ではそんな小ネタを一挙まとめて紹介してみよう。  まずは「ピラフ一味」。原作の初期のキャラクターを持ってきたことに懐かしさを感じたファンも多いだろう。“未来”トランクス編ではマイがヒロインになり男性視聴者を虜にしていたが、原作ファンの間でマイは作中屈指の美人だと前々から評判であった。この采配はグッジョブ。  次は「ギニュー」。アニメのフリーザ復活編は映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』(15年)を再構成した内容が放送されたのだが、映画とアニメで大きな違いがあったのがギニューの有無。原作ではカエルとボディチェンジしたギニューが、悟飯やベジータと共にナメック星から地球に転送された後、ほったらかしになっていた。この設定を活かしたのがアニメ。地球に襲来したフリーザ軍の前にカエルギニューが現れるとタゴマとボディチェンジして大活躍を果たし、人気キャラの復活にはもちろんネットが大きく沸いた。  懐かしの「必殺技」の再登場もファンはニヤリとしてしまう。ベジータはビルスとの戦いで、初期の技「ギャリック砲」を披露。さらにマゲッタとの戦いでは「ファイナルフラッシュ」もおみまいしている。  ピッコロもフロストとの戦いで「魔貫光殺砲」を披露。めちゃくちゃ長い溜め時間もしっかりと再現されていた(結果は不発に終わったが……)。悟空はヒット、合体ザマスとの戦いで、スーパーサイヤ人状態での界王拳「スーパー界王拳」を披露。アニメ『ドラゴンボールZ』(フジテレビ系)のパイクーハン戦でのみ使われた、原作マンガにも登場しなかった技の復活はなかなかマニアック。  トランクスはゴクウブラックとの戦いで、悟飯直伝(悟飯はおそらくピッコロから教わった)と思われる「魔閃光」を放った。さらに合体ザマスとの戦いではベジータと共に「親子ギャリック砲」。原作の“セル編”最後のシーン、悟空と悟飯の「親子かめはめ波」を彷彿とさせる演出だった。  ちなみにトランクスの回想では、トランクス VS ダーブラ&バビディといった原作ファンが長年気になっていたシーンも描写。未来の世界では魔人ブウ復活をトランクスが阻止したようで、「未来世界だとブウに宇宙支配されるんじゃね?」といったファンの疑問もしっかり補完している。  ベジットは合体ザマスとの戦いで、ゲームでのみ使用されていた技「ファイナルかめはめ波」をド派手にかました。独特な技の構えも忠実に再現されており、Twitterでは「ファイナルかめはめ波」がトレンドになるほどの大反響が起こった。  不死であるザマスの対策には、「魔封波」が考案される場面も。原作ではピッコロ大魔王とマジュニア(ピッコロ)に対して使用された。『ドラゴンボール』では異質の封印技で、不死の相手対策としてはピッタリだ。なおストーリーでは超かませ技に終わってブーイングを受けたが、ボスを封印で終わるのも『ドラゴンボール』らしくない。原作マンガでも2回出てきたが、2回とも失敗しているし……。  日常シーンの小ネタとしては亀仙人が、くるくる回って空を飛ぶ「子ガメラ」に乗って移動していたのもかなりマニアックだった。残念ながらアニメでは「子ガメラ」から降りた後に、目が回った影響でゲロを吐く、といったシーンは再現されなかったが。  なかなか細かいネタを入れ込んでくれる『ドラゴンボール超』だが、ファンからミスを指摘されることもある。まずは界王神の「瞬間移動」使用。原作では付き人であるキビトの得意技とされていて、ポタラでキビトと合体した界王神は使用していたが、単体では使用できなさそうであった。これは1つミスと言えるだろう。  さらに悟空の「キスをしたことがない」発言。原作では確かにキスをした描写はないが、アニメ『ドラゴンボールZ』では、チチとキスをしたとされる描写がセル編であった。明確なミスではないが、視聴者からはツッコミの声があがってしまった。  だが1996年から97年に放送された『ドラゴンボールGT』(フジテレビ系)は、もっと突っ込みどころも多かったという声も根強く、それに比べて『ドラゴンボール超』はかなり頑張っていると言えるだろう。これからも懐かしいネタの登場を期待しつつ、広い心を持って見守っていこう。

「魔封波」「子ガメラ」「ファイナルかめはめ波」……『ドラゴンボール超』に登場した懐かしい技、キャラを総まとめ!

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『ドラゴンボール超』公式サイトより。
 序盤は叩かれ続きだったが、シリアス寄りな“未来”トランクス編ですっかり視聴者のハートを鷲掴みにしたアニメ『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)。振り返ってみると原作ファンには懐かしくうれしい小ネタが多く登場しており、スタッフがなかなか努力しているのがわかる。ではそんな小ネタを一挙まとめて紹介してみよう。  まずは「ピラフ一味」。原作の初期のキャラクターを持ってきたことに懐かしさを感じたファンも多いだろう。“未来”トランクス編ではマイがヒロインになり男性視聴者を虜にしていたが、原作ファンの間でマイは作中屈指の美人だと前々から評判であった。この采配はグッジョブ。  次は「ギニュー」。アニメのフリーザ復活編は映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』(15年)を再構成した内容が放送されたのだが、映画とアニメで大きな違いがあったのがギニューの有無。原作ではカエルとボディチェンジしたギニューが、悟飯やベジータと共にナメック星から地球に転送された後、ほったらかしになっていた。この設定を活かしたのがアニメ。地球に襲来したフリーザ軍の前にカエルギニューが現れるとタゴマとボディチェンジして大活躍を果たし、人気キャラの復活にはもちろんネットが大きく沸いた。  懐かしの「必殺技」の再登場もファンはニヤリとしてしまう。ベジータはビルスとの戦いで、初期の技「ギャリック砲」を披露。さらにマゲッタとの戦いでは「ファイナルフラッシュ」もおみまいしている。  ピッコロもフロストとの戦いで「魔貫光殺砲」を披露。めちゃくちゃ長い溜め時間もしっかりと再現されていた(結果は不発に終わったが……)。悟空はヒット、合体ザマスとの戦いで、スーパーサイヤ人状態での界王拳「スーパー界王拳」を披露。アニメ『ドラゴンボールZ』(フジテレビ系)のパイクーハン戦でのみ使われた、原作マンガにも登場しなかった技の復活はなかなかマニアック。  トランクスはゴクウブラックとの戦いで、悟飯直伝(悟飯はおそらくピッコロから教わった)と思われる「魔閃光」を放った。さらに合体ザマスとの戦いではベジータと共に「親子ギャリック砲」。原作の“セル編”最後のシーン、悟空と悟飯の「親子かめはめ波」を彷彿とさせる演出だった。  ちなみにトランクスの回想では、トランクス VS ダーブラ&バビディといった原作ファンが長年気になっていたシーンも描写。未来の世界では魔人ブウ復活をトランクスが阻止したようで、「未来世界だとブウに宇宙支配されるんじゃね?」といったファンの疑問もしっかり補完している。  ベジットは合体ザマスとの戦いで、ゲームでのみ使用されていた技「ファイナルかめはめ波」をド派手にかました。独特な技の構えも忠実に再現されており、Twitterでは「ファイナルかめはめ波」がトレンドになるほどの大反響が起こった。  不死であるザマスの対策には、「魔封波」が考案される場面も。原作ではピッコロ大魔王とマジュニア(ピッコロ)に対して使用された。『ドラゴンボール』では異質の封印技で、不死の相手対策としてはピッタリだ。なおストーリーでは超かませ技に終わってブーイングを受けたが、ボスを封印で終わるのも『ドラゴンボール』らしくない。原作マンガでも2回出てきたが、2回とも失敗しているし……。  日常シーンの小ネタとしては亀仙人が、くるくる回って空を飛ぶ「子ガメラ」に乗って移動していたのもかなりマニアックだった。残念ながらアニメでは「子ガメラ」から降りた後に、目が回った影響でゲロを吐く、といったシーンは再現されなかったが。  なかなか細かいネタを入れ込んでくれる『ドラゴンボール超』だが、ファンからミスを指摘されることもある。まずは界王神の「瞬間移動」使用。原作では付き人であるキビトの得意技とされていて、ポタラでキビトと合体した界王神は使用していたが、単体では使用できなさそうであった。これは1つミスと言えるだろう。  さらに悟空の「キスをしたことがない」発言。原作では確かにキスをした描写はないが、アニメ『ドラゴンボールZ』では、チチとキスをしたとされる描写がセル編であった。明確なミスではないが、視聴者からはツッコミの声があがってしまった。  だが1996年から97年に放送された『ドラゴンボールGT』(フジテレビ系)は、もっと突っ込みどころも多かったという声も根強く、それに比べて『ドラゴンボール超』はかなり頑張っていると言えるだろう。これからも懐かしいネタの登場を期待しつつ、広い心を持って見守っていこう。