TVアニメ放送終了後から約3年を経て、今月17日から劇場版アニメの公開がスタートした『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』。公開初日に行われた舞台挨拶には中村悠一、早見沙織、内山夕実、寺島拓篤、日笠陽子、小原好美という豪華声優陣が登壇した。 『魔法科高校の劣等生』といえば、“劣等生”を謳いつつも、無双すぎる主人公・司波達也を褒め上げる、ヒロインの妹・司波深雪の「さすがはお兄様です」というセリフを略した“さすおに”が、すっかりネットスラングとして定着したことが印象に強いが、壇上でもこの“さすおに”が盛んに飛び交っていたようだ。イベントに参加したという20代男性が現場の一部をレポート! 「司会を務めていた松澤千晶アナウンサーは中村さんに『お兄様からお願いします』と振ったり、ノリノリでイベントを進めていました(笑)。中村さんは冷静に、『僕は1人っ子ですけど、お兄様と呼ばれて久しい』と返していました。中村さんといえば『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(TOKYO MXほか)出演以降、お兄ちゃんキャラを演じることが多いですから。それを意識したコメントに会場から笑いが起きていました」 今回の劇場版のゲストヒロイン、アンジェリーナ=クドウ=シールズ役で、『魔法科高校の劣等生』初参加の日笠は、収録時の雰囲気、特に早見についてちょっとした“事故”が起こったというエピソードを披露したとか。 「日笠さんは、TVアニメのときの作品の雰囲気を掴みたくて、早見さんに『要点を簡潔に』と聞いたそうなんです。それに対して早見さんは『さすがです、お兄様っていう作品です』と返したらしくて(笑)。さすがの日笠さんも『意外と沙織ちゃん天然なんで』と、苦笑いするしかないといった感じでした。 焦ったのか、日笠さんの次にコメントの順番が回ってきた早見さんは、日笠さんの演じているアンジェリーナについてネタバレしてしまい、『聞かなかったことにしてください!』と、慌てていました(笑)。その発言に反省したのか、作品の見どころの話になったときに、早見さんが率先して『内容には直接触れてはいけません』と、苦笑いしながら言い出してみたりして、その様子が可愛らしかったです(笑)」(前出の20代男性) しかも、この早見の天然さはその後もとどまることを知らず、さらなる珍シーンを生んだのだとか。 「松澤アナから『お兄様に一言』と促された早見さんが、いきなり客席に向かって『一緒に言いたい方はお願いします!』と、突然無茶振りしてきたんです。会場が変な空気になってどよめきかける寸前のところで、中村さんが『客の煽り方間違えてるぞ! そういうセリフじゃない!』と突っ込み、“事故”を未然に防いで笑いに変えていて。まさに“さすがです、お兄様!”といったシーンでした(笑)」(前出の20代男性) 意外とサービスシーンが多いことと、中村が事故を防いだ甲斐(?)もあってか、初週の週末興行ランキングでは堂々の5位にランクインするなど、好調な発進を見せた本作。いまだ人気であることを証明した『魔法科高校の劣等生』。記録をどこまで伸ばすのか、さらに新たな展開があるのか、楽しみにしたいところだ。『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』公式サイトより
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『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』 早見沙織の事故寸前の天然を中村悠一が未然に防ぐ“さすおに”ぶりを披露!?
TVアニメ放送終了後から約3年を経て、今月17日から劇場版アニメの公開がスタートした『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』。公開初日に行われた舞台挨拶には中村悠一、早見沙織、内山夕実、寺島拓篤、日笠陽子、小原好美という豪華声優陣が登壇した。 『魔法科高校の劣等生』といえば、“劣等生”を謳いつつも、無双すぎる主人公・司波達也を褒め上げる、ヒロインの妹・司波深雪の「さすがはお兄様です」というセリフを略した“さすおに”が、すっかりネットスラングとして定着したことが印象に強いが、壇上でもこの“さすおに”が盛んに飛び交っていたようだ。イベントに参加したという20代男性が現場の一部をレポート! 「司会を務めていた松澤千晶アナウンサーは中村さんに『お兄様からお願いします』と振ったり、ノリノリでイベントを進めていました(笑)。中村さんは冷静に、『僕は1人っ子ですけど、お兄様と呼ばれて久しい』と返していました。中村さんといえば『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(TOKYO MXほか)出演以降、お兄ちゃんキャラを演じることが多いですから。それを意識したコメントに会場から笑いが起きていました」 今回の劇場版のゲストヒロイン、アンジェリーナ=クドウ=シールズ役で、『魔法科高校の劣等生』初参加の日笠は、収録時の雰囲気、特に早見についてちょっとした“事故”が起こったというエピソードを披露したとか。 「日笠さんは、TVアニメのときの作品の雰囲気を掴みたくて、早見さんに『要点を簡潔に』と聞いたそうなんです。それに対して早見さんは『さすがです、お兄様っていう作品です』と返したらしくて(笑)。さすがの日笠さんも『意外と沙織ちゃん天然なんで』と、苦笑いするしかないといった感じでした。 焦ったのか、日笠さんの次にコメントの順番が回ってきた早見さんは、日笠さんの演じているアンジェリーナについてネタバレしてしまい、『聞かなかったことにしてください!』と、慌てていました(笑)。その発言に反省したのか、作品の見どころの話になったときに、早見さんが率先して『内容には直接触れてはいけません』と、苦笑いしながら言い出してみたりして、その様子が可愛らしかったです(笑)」(前出の20代男性) しかも、この早見の天然さはその後もとどまることを知らず、さらなる珍シーンを生んだのだとか。 「松澤アナから『お兄様に一言』と促された早見さんが、いきなり客席に向かって『一緒に言いたい方はお願いします!』と、突然無茶振りしてきたんです。会場が変な空気になってどよめきかける寸前のところで、中村さんが『客の煽り方間違えてるぞ! そういうセリフじゃない!』と突っ込み、“事故”を未然に防いで笑いに変えていて。まさに“さすがです、お兄様!”といったシーンでした(笑)」(前出の20代男性) 意外とサービスシーンが多いことと、中村が事故を防いだ甲斐(?)もあってか、初週の週末興行ランキングでは堂々の5位にランクインするなど、好調な発進を見せた本作。いまだ人気であることを証明した『魔法科高校の劣等生』。記録をどこまで伸ばすのか、さらに新たな展開があるのか、楽しみにしたいところだ。『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』公式サイトより
「いい意味で個人主義でいられる」エッセイマンガ『ヲタ夫婦』作者・藍さんが語る、ドルヲタ男女の結婚、ヲタ活とは?
アイドルヲタクとて人の子。普通の恋もすれば結婚もしたい。 だが、男にせよ女にせよ、相手にヲタク心を理解してもらうのはなかなかに難しい。 そんな時に誰もが考えること――「ヲタク同士で結婚すれば幸せになれるんじゃない?」 そんな理想的な思いを実現させた人がいる。 藍さん、マンガ家でアイドルヲタクの女性だ。2015年にTVアニメ化もされた、アイドル群像マンガ『ミリオンドール』(アース・スターエンターテイメント)の作者である。 彼女は、同じくアイドルヲタクの男性「ヲタ夫」と出会い、結婚した。 しかし、結婚までには様々な出来事や思いがあり、結婚後も思いもしなかった困難が立ちはだかる。 二人の出会いは? そして、どんな思いを抱いて結婚した? そんな姿を赤裸々に描いたエッセイマンガ『ヲタ夫婦アイドル ヲタクな2人はこうして結婚できました。』(出版ワークス)発売を記念して、藍さんにインタビューを行った。 *** ――今回発売された『ヲタ夫婦』を描くことになったきっかけを教えてください。『ヲタ夫婦 アイドルヲタクな2人はこうして結婚できました。』(出版ワークス)
藍 元々Twitterで落書きのようなものを描いていたのですが、それをcakes(ネットでの作品掲載サイト)さんが「これは面白いよ」って言ってくださって、そこで描くようになったのが最初です。 ――書籍化の話はどのように決まったのでしょう? 藍 昨年の年末ぐらいに、「書籍化を募集します」と宣伝していたら、「MOBSPROOF」さんが声をかけてくださいました。その時の口説き文句がすごくて。「BiSを作った渡辺淳之介さんの自伝を作ったので、今度はBiSで人生が狂わされた男の本を作りたいんです」と言われ、それで決めました。
――それは素晴らしい。その時はどんなお気持ちでしたか? 藍 書籍化自体は嬉しかったですし、ちゃんとアイドルのこと、ヲタクのことをわかっている人に作ってもらえるという安心感がありました。反面、「気を引き締めて作りたいな」という気持ちもありました。本になって届くということは大事なことですし、ヲタクがCDを買うように、お金をかけて買ってもらうわけですしね。 ――ご主人や周囲の方々の反応はいかがだったでしょう? 藍 旦那は「有名になっちゃうかも」ってそわそわしていて(笑)、「本が売れるならなんでもするよ」って言ってくれました。私はエッセイが初挑戦だったので、どういう人が読んでくれるかわからなくて不安でしたね。でも、結構女性の方なども喜んでくれたし、アイドルの中にも「読みやすい」って言ってくれる人がいたりして、そういう反応が新鮮でした。やはり、書籍化で話が広がったのはありがたかったです。 ――本になると、Webよりも読みやすくなりますよね。 藍 そうですね。今回は連続性を持たせるために、描き下ろした部分も多かったです。cakesとはまた違った感じで楽しんでいただけると思います。 ――恋愛や結婚と、ヲタク活動を両立するコツなどはありますか?
藍 今現在、悩んでるところでもあるんですけど(笑)。問題の切り分けをうまくやることでしょうか。 男性と女性でも違うと思うんですが、私は、恋愛と仕事とヲタ活は違う自分でいたいんですよ。自分の顔を分けたくて。でも、旦那は全然そういうのがない。裏表がないというか、テンションが同じまま仕事もヲタ活もできるんですね。その差をすごく感じてしまいます。 例えば、付き合いたての時って盛り上がってるから、「恋愛だけに生きていたい」みたいになるんですけど、夫はそうでもなくて。ヲタ活が楽しい時だったみたいで、時間を守ってくれないのはしょっちゅうで、「後回しにされてるな」って思うことがありました。一緒に暮らし始めて、自分の腹が立つポイントとか、切り替えが不得意な分野とかがわかるようになってきたんです。
一番は、「唯一自分を異性として見てくれている相手が、異性として大事にしてくれないところ」であって、別にアイドルと楽しそうにしているのが嫌なわけじゃないんだってことに気づいたこと。それから問題の切り分けがうまくなりましたね。ハグチェキとかが出てきても、チェキが楽しいのはわかるし、それをやめて欲しくはない、趣味を奪いたくはないんですよ。だからといって、見なかったことにしても自分が溜め込んでしまうんですね。結局は「うまく隠してくれ」って方向になりました。 ――夫婦間でルールを決めることが大事なんですね。 藍 そうですね。守ってはもらえないですけどね(笑)。うちでは「模範的な夫」を想定して、それに近づいていこうとしています。そのためにルールがあるみたいな。そのイメージを共有して分かってもらえるようになりました。 ――結婚前と結婚後で意識が変わったことはありますか?
藍 私よりも夫が、結婚後テンション高くなりました。「妻をもらったぞー!」みたいな。だからそこに私がつけこんでる形です。ただ、ヲタ活に関しては結婚したことよりも、夫が応援していた「BiS」の解散前後での変化の方が大きかったかも(笑)。 ――ロフトプラスワンでのイベント「藍さんの芸能音楽研究部」開催に至った経緯を教えてください。 藍 『ミリオンドール』のアニメ化をした時に、マリ子役をやってくれた声優の伊藤美来ちゃんが、スタイルキューブさんという事務所の所属で。私はその事務所の「ゆいかおり」とか「StylipS」のヲタクをしてたことがあったんですね。それで「嬉しいです」っていう話をいろんなところでしていたら、スタイルキューブの社長のたかみ(ゆきひさ)さんから声がかかりまして。それで一緒に飲んで意気投合していくうちに「じゃあやりましょう」みたいになった感じですね。最近は私もたかみさんも忙しくなっちゃったので、次はお互い落ち着いてから再開したいです。 ――そのイベントも含めて、アイドルの方々とお仕事される機会があるか思います。実際にお会いしてみるとどんな感じになりますか? 藍 まだ自分でもスタンスを決めきれていないんですが、でも基本的には「仕事モードでいこう」とは思っています。あと、向こうの出方もちょっと見ますね。若くてモジモジしてたりしたら「これはスタッフのお姉さんモードでいこう」と思ったり。 今回の本の関係では、対談相手の(ファーストサマー)ウイカさんとか、帯にコメントを寄せてくれているプー(・ルイ)ちゃんはトークが上手いので、かなり楽をさせてもらってますね。私は同性だからかもしれませんが、アイドルの女の子は特に年上になるほど、距離感は大事にした方がいいと思っています。上手い仕事の距離感を作ってあげたほうが、やりやすいんだろうなと考えています。 ――マンガの中では藍さんの“推し”として「東京パフォーマンスドール」の小林晏夕ちゃんが描かれてますが、他に最近注目しているアイドルはいますか?
藍 小林晏夕ちゃんはこれからもずっと応援しているし売れてほしいと思ってますが、旦那の影響で見てるグループの中では、「BILLIE IDLE®」が一番好きですね。自分から現場に行ったところだと、この前「sora tob sakana」の「月面の音楽隊」を見て。生バンドとかVJとかの使い方が繊細で、世界観があってすごく良かったです。あとは、知人から紹介されて「Summer Rocket」のライブに行ったんですけど、昔の曲のカバーとかされてて、歌ってる感じが正統派で面白いなとか。 個人的に応援したいのは、里咲りさちゃん。一人で作詞、作曲、アイドル社長と、全部やれるのはすごいなと。自我を持って自分でやれる子はすごいと思います。 ――夏のアイドルフェスなどは行かれますか? 藍 行きたくて仕方がないです! アイドル横丁、@JAM、TIF、全部行こうと思ってます。忙しかったので、夏くらいは遊びたいです! ――アイドルを追いかけているモチベーションはどんなところから生まれてくるのでしょう? 藍 アイドル関係の方と仕事をすることが増えて、関係者の方と仲良くなって顔を知っていくと、仕事じゃない現場でも大人としての責任を感じて、ヲタクとして無責任には楽しめなくなるんですよね。たまに周囲から「ぬるいぜ!」とか「自分を曲げるんじゃない!」とか言われます(笑)。だから夫をネタにしてマンガを書いたりして、自分も一緒にヲタクしてるような気になってます。あとは、仕事に関係のない現場にこっそり行って、いいライブが見られたら満足しますね。 2011年くらいまでは、フリコピしたり、1回だけリフトされたこともあったんですけど(笑)、それが楽しかったなって。その思い出があって、しばらく生きていけるなとは思ってます。今はこういう仕事をしてて、その時とは違うフェーズに自分が行ってしまったので、ジレンマはあるんですけど、旦那が楽しそうにしているのを見て、自分も満足してるみたいな感じですね。 ――好きなアイドルの卒業や、解散の時、どのような気持ちになりますか?![]()
藍 「AeLL.」の解散などはショックでした。でも、きっと今も続いてたら、いいだけじゃない面も見なきゃいけなかった気がするんですよね。解散当時はすごく寂しかったんですけど、今思えば、いい思い出で残ってくれてるのがすごく良かったなって思います。西(恵利香)さんのソロも素敵だし。 ――逆に売れちゃったりした場合はどうでしょう? 藍 AKB劇場に通っていたんですが、チケットの抽選に当たらなくなった時は考えましたね。それまでは、応募すれば当たっていて、毎回見た上で定点観測するのが楽しかったので、私は一番劇場公演が好きだったんだなって。「これからどうやって生きていけば?」みたいな感じになりました。その後「食わず嫌いしないで、色んなところを見に行けばいいんだ!」って気づいて、そこから「東京女子流」とか他のアイドルを見に行くようになりました。 ――藍さんの活動は、アイドル業界を底上げしてくれていますよね。 藍 Twitterで読者の方から「『これに描かれてるヲタ夫みたいな人がいるんだから、自分なんかまだいい方だよ』って妻を説得するために見せた」っていう反応があって(笑)。それが成功したなら、私いい仕事したなと。結婚して苦労してる人は友達にもいるので、何かの足しになれば、ちょっと嬉しいかもしれません。 ――藍さんにとって、アイドルとはどういう存在ですか?
藍 昔からずっと好きだったので、“日常にいるもの”という感じですね。私は、高校生ぐらいからマンガの仕事をしていたのですが、同世代で仕事をしている女の子のロールモデルが周りになくて。なので自然と松浦亜弥ちゃんとか、「モーニング娘。」とか、同世代の子が同じ時代を頑張っている姿が励みになりました。彼女たちを見ていると自分も頑張れる、そんな存在です。多分、これからもずっと好きなんだろうなと思います。 ――ヲタク同士で結婚して、一番良かったことは何でしょう? 藍 いい意味で、個人主義でいられるところですかね。普通のカップルだったら許されないことが許される。旦那は、ヲタク友達だけで遠征に行くので、私も同じことができる。そんなの普通のカップルだったら許されないですからね。私の友達はヲタクとはいえ男性が多いのに、全く心配されない(笑)。 ――最後に、これを読んでいる方々にメッセージをお願いします。 藍 ヲタ活は多分、独身の方がはかどると思います(笑)。でも、結婚しても続けることはできるので、あきらめないでください! *** お話を伺って、アイドルに対する深い愛情と、結婚という現実を冷静に分析した客観性が印象的であった。その力を遺憾なく発揮して『ヲタ夫婦』という作品が生まれたのだと思う。 アイドルヲタクの方はもちろん、一般の方にもぜひ読んでいただきたい一冊である。 (取材・文/プレヤード)
■『ヲタ夫婦アイドル ヲタクな2人はこうして結婚できました。』 著 者:藍 Twitter @ai_indigopro 出版社: 出版ワークス 価 格:1,080円(税込) http://spn-works.com/p_wotafufu.html ■cakes 連載『ヲタ夫婦 ~アイドルヲタクの結婚生活~』 https://cakes.mu/series/3704
須藤凜々花、結婚発表で共著本『人生を危険にさらせ!』の説得力が増す 卒業発表の渡辺麻友には同情の声
17日に開票された『第9回AKB48選抜総選挙』で、20位にランクインしたNMB48・須藤凜々花がスピーチの際、「初めて人を好きになることができました」と語った上で、高らかに結婚宣言。これに対してネット上では、「ファンに金返せ!」「これは酷いな。連帯責任でNMB48解散か?」などと波紋を呼んでいる。 「総選挙の投票開始日には『CDだけでなく、ケータイからでも投票できます その場合324円です』とツイートし、ファンを煽っていた須藤。その甲斐あって自身最高位となる20位にランクインし、祝福の声が殺到していました。しかしその直後、一瞬にしてファンをどん底へと叩き落とすことに。須藤といえば、“将来の夢は哲学者”と語り、昨年3月には政治社会学者・堀内進之介との共著『人生を危険にさらせ!』(幻冬舎)を発売するなどグループ内では変わり種として知られています。そのため、結婚発言をした直後は須藤独特のボケなのではないかと疑う声もありました。しかし、冗談でないことが明らかになると、『本のタイトルの説得力が増したな』『これほど祝福されない結婚も珍しい』などと揶揄する声が飛び交う事態となってしまいました」(芸能関係者) 今回の総選挙のみならず、その歴史自体に泥を塗ってしまうような裏切り行為をしてしまった須藤。ファンのみならず、現役やOGメンバーからも批判の声が集中しているが、誰よりも怒りと落胆の気持ちを抱えているのは、今回の総選挙で年内をもってAKB48から卒業を発表した渡辺麻友なのかもしれない。 「渡辺は今回の出馬がラストであることを公言。さらに、今年がデビュー10周年の節目ということもあり、総選挙で卒業発表するのではないかと臆測する声が流れていました。そして、その予想通り、『私、渡辺麻友はAKB48を卒業します』と発表したのですが、須藤の爆弾発言の方がインパクトが強く、指原の3連覇と同様、ニュースバリューが落ちてしまいました。また、今回のイベントは悪天候のために無観客での実施となるなど踏んだり蹴ったり状態だったために、同情の声が殺到しているようです」(同) 15年に放送された『情熱大陸』(TBS系)で密着取材を受けた際、渡辺は「AKBは真面目な子が損をするような世界。でも、私はいつか絶対報われると信じてあきらめないでやってきた」と、スキャンダルを起こしても人気を獲得している指原を暗に批判したような発言をしていたが、須藤の騒動により、改めて“真面目な子は損をする”を証明することになってしまった。NMB48公式サイトより
アヌシーで『夜明け告げるルーのうた』がグランプリ、『この世界の片隅に』が審査員賞授賞! 一方、ザグレブでも日本の作品が授賞を?
6月17日(現地時間)に会期を終了した、フランス・アヌシーで開催されていたアヌシー国際アニメーション映画祭の長編部門にて、現在公開中の『夜明け告げるルーのうた』(監督:湯浅政明)がグランプリ相当のクリスタル賞を獲得した(ノミネート作品は記事参照)。
アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960年よりカンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立するかたちで開催。歴史と権威のあるアニメーション映画祭として知られている。 アヌシー国際アニメーション映画祭において、日本の作品がグランプリを受賞した例として、短編部門にて03年の『頭山』(監督:山村浩二)、08年の『つみきのいえ』(監督:加藤久仁生)が記憶に新しい。 一方、長編部門で日本の作品がグランプリを受賞した例は、93年に『紅の豚』(監督:宮崎駿)、95年に『平成狸合戦ぽんぽこ』(監督:高畑勲)があるが、『夜明け告げるルーのうた』の受賞は、それ以来、22年ぶりの快挙となった。 このほか今回の長編部門では『この世界の片隅に』(監督:片渕須直)が審査員賞、学生部門でも『夏のゲロは冬の肴』(監督:冠木佐和子)が審査員賞をそれぞれ獲得と、日本の作品が健闘を見せる結果となった。画像:「アヌシー国際アニメーション映画祭」公式サイトより
なおアヌシー国際アニメーション映画祭の直前に、クロアチアにてザグレブ国際アニメーション映画祭が開催されていた。こちらの長編部門ではスタジオジブリ作品の『レッドタートル ある島の物語』(監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット)がグランプリとなった(本作は今年のアカデミー賞にもノミネートされた)。 またザグレブ国際アニメーション映画祭の学生部門では、『夏のゲロは冬の肴』がアヌシーと同じく審査員賞に選ばれた(冠木監督は14年に『肛門的重苦』でも、ザグレブではの学生部門でグランプリとなった経験も持つ)。 アヌシー国際アニメーション映画祭とザグレブ国際アニメーション映画祭は、日本の広島国際アニメーションフェスティバルとカナダのオタワ国際アニメーションフェスティバルとあわせて、“世界4大アニメーション映画祭”と称されている。 そして、いずれの映画祭もアカデミー賞の公認映画祭として知られている。特に今回はアヌシーで『夜明け告げるルーのうた』がグランプリとなったことで、アカデミー賞の選考レースに向けて存在感を示したに違いない。画像:「アヌシー国際アニメーション映画祭」公式サイトより
ちなみに『夜明け告げるルーのうた』など、最近の湯浅監督作品ではスタッフ募集を兼ねて制作に「Flash」の使用を謳っている。湯浅監督が「Flash」を覚える機会を得たのは、10年にフランスのアニメーション制作会社・アンカマの日本支社(14年撤退)が出来た時だった。そして13年、湯浅監督は制作スタジオ・サイエンスSARUを設立。 日本での「Flash」は「Flash黄金時代」「おもしろフラッシュ倉庫」や『秘密結社 鷹の爪』(監督:FROGMAN)など、ネタ作品や「カットアウト」的な手法のイメージが強いものの、海外では普通に作画ソフトとしての利用も多い。アカデミー賞の長編部門でも14年に『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』(監督:バンジャマン・レネール、ヴァンサン・パタール、ステファン・オビエ)がノミネートされた。 現在「Flash」の最新バージョンは「Animate」と名を変えている。アニメの制作だけでなく、アプリの開発やコンテンツ配信など様々に利用されてきた「Flash」だが、図らずして、もともと『マインド・ゲーム』(04年)などで評価の高かった湯浅監督が、アニメ業界界隈における「Flash」の“意識改革”や“地位向上”を担う格好になっているのも興味深い。 (取材・文/真狩祐志) ■アヌシー国際アニメーション映画祭 https://www.annecy.org/ ■ザグレブ国際アニメーション映画祭 http://www.animafest.hr/ ■サイエンスSARU https://www.sciencesaru.com/画像:「サイエンスSARU」公式サイトより
コスプレ公務員「バナナ姫ルナ」爆誕から1年! 「キャラクターとして始まったのに、中の人に関心を持たれることが多い」
観光スポット「門司港レトロ」が人気を集める福岡県北九州市の門司港。「バナナのたたき売り発祥の地」としても知られる当地で誕生した新キャラクター「バナナ姫ルナ」が話題だ。
この「バナナ姫ルナ」は、一昨年10月に開催された「門司港バナナ博物館2015」にて誕生したキャラクター(イラスト:しいたけ)だが、昨年7月の「バナナ資料室オープニングイベント」以降、市職員がコスプレをするという意表を突いた展開を見せている。 コスプレをしているのは北九州市産業経済局観光にぎわい部観光課の井上純子さん。彼女が「バナナ姫ルナ」のコスプレを着こなすようになってからの1年を振り返ってもらい、そして気になる今後の展望にも触れてもらった。 ■自身でやると人件費かからず費用対効果が高い コスプレ公務員が誕生した経緯画像:「バナナ姫ルナ」観光PR動画より
井上さんが観光課に配属されたのは2年前の15年。それまでは異なる部署を渡り歩いていたという。 井上純子さん(以下、井上) 区役所内での勤務がほとんどですが、窓口業務なので市民の方と実際ふれあう機会はありました。(現在のような)観光課のような企画の分野だったり、遠方の方に来ていただくようなイメージアップとかの業務は初めてですね。生まれも育ちも北九州市で、中からしか市内を見てなかったんですが、観光課への配属は私の希望でもありました。 長年の夢というわけでもありませんが、観光課は外に行って北九州市の良いところをPRするという業務がある、市役所の中でも人気の部署です。人前に出るPR活動などが苦手ではないので、積極的にPRできるのがいいですね。 「こくらハロウィン」は北九州市小倉北区で13年から始まったハロウィンイベント。井上さんは個人的に参加していた15年の時に、グランプリを受賞した。 井上 こくらハロウィン2015」でグランプリをいただいたのは観光課の配属1年目です。週明けの朝会か何かで上司が触れてくれまして、そこでコスプレが好きなんだなというイメージを周囲に持たれたみたいです。よく『コスプレイヤーなんですか?』って聞かれるんですけど、そうではないんです。ただ個人的に友達とサンタの格好をしたりはしますが、「こくらハロウィン」以外のコスプレイベントには出てません。 「こくらハロウィン」は衣装だけの評価じゃなくて、いかに来場者にインパクトを残すか、楽しんでもらえるかも重要視されます。画像:「バナナ姫ルナ」コスプレの中の人こと井上純子さん
井上 観光課の中でも様々なセクションがあって、他にはそれぞれ国際観光とか、ものづくりや産業観光、観光施設の管理をしている係に分かれています。今は国内客を市内に誘致する担当のラインにいるんですが、他の自治体でもされてるような、遠方で開催されるイベントでブースを出展して、(揃いの)法被やポロシャツを来て「北九州に来てください!」というPR活動はコスプレをする前からやってました。 そうした他の自治体でもされてるようなPRをやってはいたんですけど、反応はイマイチでした。京都みたいな人気の観光都市とかだったら足を停めてパンフレットをもらってくれると思うんですけど、北九州市は観光都市としては知名度が高くないので、「ゆるキャラ」を連れた他の自治体と同じやり方では話題にならないですし、(魅力を)伝えることすらできない状況だったんです。 かくして「こくらハロウィン」でのコスプレ経験が、そのまま業務へとつながることになった。 井上 人前に仮装して出てPRしたりという特技をコスプレで活かせないかなと思いました。市では「北九州ポップカルチャーフェスティバル」をやっていますし、「北九州市漫画ミュージアム」もありますし、漫画家の松本零士先生とか縁のある方もいらっしゃいます。工場の夜景を見る“工場萌え”もありますし、これらを活用した観光促進で誘客を図っていくことにしました。 コスプレでの観光PRは他の自治体でもなかなかないので、覚悟と勇気が要るものでしたが、職場・上司を含めて色んな話し合いのもとでやろうと決めました。いざやってみたら、他の自治体と並んでも「ゆるキャラ」であり「キャンペーンレディ」でもあるような、人件費がかからなくて費用対効果は高いなと思いました。 ■話題になったのは公務員がコスプレしたから 異動で2代目が誕生する可能性も?画像:「こくらハロウィン」公式サイトより
井上さんが初めてコスプレをお披露目したのは、冒頭の通り、昨年7月の「バナナ資料室オープニングイベント」である。ここでいきなり幸先のよいスタートを切った。 井上 最初に市内のマスコミ向けに発表した際に、NHK全国放送の「ニュースチェック11」で取り上げてくれたんですね(『市職員がバナナのキャラクターで観光PR 北九州』)。今年1月には朝日新聞大阪版でも取り上げてもらい(『バナナ姫になった市職員、本格コスプレで観光PR出張』)、知名度が広まったかなと。自らアポイントを取って行ったわけなんですけど、思った以上でしたね。 イベントとかに出てても「ゆるキャラ」と同じ感覚で「テレビに出てた人ですか?」「本物ですか?」「何体いるんですか?」「2体目ですか?」とか聞かれます。 最近、観光課が参画したものとして、山口県下関市と共同制作し、3月に公開したPR動画「COME ON! 関門!~海峡怪獣~」が話題となった。「バナナ姫ルナ」も4月にPR動画を公開している。 井上 「バナナ姫ルナ」の動画は広告代理店経由でないので、タレントだったら出演するだけだと思うんですけど、どういったものを撮るかという企画段階の調整から、撮影の許可などのアポイント取りまで、全て自分でやりましたね。 動画制作以降は、門司港は『焼きカレー』でも有名なので、5月に地元の企業が「バナナ姫ルナ」のパッケージデザインのレトルトカレーを発売しました。カレーにはバナナも入っています。 このような感じで1年が経ちました。ただ去年は話題にしてもらおうという年だったので、色々と取材していただけましたが、今年はキャラクターとして受け身では終わりたくないということです。私もただ衣装を着る職員ではなく、もっと次にできることを考えていきたいなという年ですね。画像:「北九州市観光サイト ぐるリッチ!北九州」より
とはいえ、やはり気になるのは今後の活動。公務員にはありがちで避けられない、数年で担当者が入れ替わるという懸念が既にある。 井上 それは本当にその通りでですね、他の自治体でもそうだと思うんですけど、私も3年目なので、今後どうなるかハッキリしていないんですが。「バナナ姫ルナ」の活動も業務としてやってるので、異動が深く関わってくるところではあります。私が個人の趣味でやっていれば異動も何も関係ないんですけど。 市の職員としてコスプレで観光PRをしているということが話題になっているので、業務ですることが必要だと思いますが、その先はまだわかりません。(始めた当時は)そこまで考えてませんでした。こんなに話題にしてもらえるとは思ってなかったんですよね。もともと観光PRの中の予算でやっていて、「バナナ姫ルナ」用の特別な予算があるわけでもないですし。 仮に次の人にバトンタッチとなる場合には、どうなるのだろう。ちなみに同じ北九州市には、観光PR大使でもあるローカルヒーロー「キタキュウマン」もいる(記事参照)。「キタキュウマン」には中の人として“滝夕輝”がいるが、彼は個人で活動しているので異動の悩みはない。 井上 キャラクターとして始まったのに、中の人として関心を持たれることが多いですが、みなさんのニーズに合わせて考えてみようかなと思っています。 (取材・文/真狩祐志) ■【公式】バナナ姫ルナのコスプレ観光PR http://www.city.kitakyushu.lg.jp/san-kei/09600052.html ■北九州市観光サイト ぐるリッチ!北九州 http://www.gururich-kitaq.com/画像:5月に福岡市で行われた「祭 WITH THE KYUSHU」にて北九州市をPR
押井守氏、映画『バイオ』制作に乗り気!? 『バイオハザード:ヴェンデッタ』辻本貴則監督×押井氏の師弟対談レポ
5月27日から全国劇場にて公開中のCGアニメ映画『バイオハザード:ヴェンデッタ』。6月13日にはそんな本作の大ヒットを記念し、辻本貴則監督と、その辻本監督が“師”と仰ぐ押井守氏によるスペシャルトークショーが新宿ピカデリーにて開催された。本記事では繰り広げられた濃厚なトークの模様の一部始終をレポートしていくが、ネタバレになる話題が多分に含まれているため、できれば観劇後にお読みいただくことをオススメする。 『バイオハザード:ヴェンデッタ』には、対バイオテロ組織「BSAA」のクリス・レッドフィールドや、特殊部隊「S.T.A.R.S.」隊員としてクリスと共闘したレベッカ・チェンバース、そしてこれまでのアニメ映画2作で主人公として活躍したレオン・S・ケネディという、シリーズ屈指の人気キャラクターが集結。そんな彼らがニューヨークで大規模なバイオテロを企てる国際指名手配犯のグレン・アリアスを阻止するべく奮闘する姿が描かれる。 辻本監督は本作のオファーを受けてすぐに、押井氏に製作会社とのギャランティの交渉はどう行うのか、製作日数はどれくらいかかるかなどを相談したという。特にギャランティに関しては、押井氏から「いちばん重要な交渉だぞ」と念を押されていたものの「できなかったんですよ。会ったこともない人が名指しで誘ってくれているのに『足りないなぁ』なんて言えないでしょう(笑)!」と赤裸々にコメント。押井氏は「関西人のくせに」と煽りつつも、「Production I.Gの石川(光久)は買い物をするとき相手の言い値の半額から始めて、売るときは倍額から始める。そうするとだいたいいいところに落ち着くんだ」と交渉術をレクチャーした。CGアニメ映画『バイオハザード:ヴェンデッタ』スペシャルトークショーに登壇した辻本貴則監督(左)と押井守氏(右)
さらに、今作の見どころのひとつでもあるレオンとケルベロスによるチェイスシーンをこっそりと見てもらったそうで、押井氏からは「(ケルベロスのもととなる)ドーベルマンの脚が太すぎる」とのダメ出しがあったそうだが、それは車を押しつぶすシーンの説得力を出すためだそう。「ゾンビのグロテスクな描写に関しては僕のこだわりです」と制作秘話も明らかとなった。 押井氏といえば、血の表現が苦手なことで知られており、実写のそうした描写にも「俺は好きじゃない」とコメントしていたが、2015年に公開された映画『東京無国籍少女』の監督を務めたことで「意外に血が好きであることがわかってしまった」とその胸中を明かした。 「アクションで血しぶきがパッと広がると、それがいい“間”になるんだよね。リズムをつくりやすいっていうメリットもあるし、赤っていう色を映画のなかでうまく使うポイントになるから「血って意外といいな」と気がついた」と真剣な表情で続ける押井氏。今度は辻本監督から「気づくのが遅いっ!」と煽られては「お前が使いすぎなんだよ!」と返し、二人のテンポのいいやりとりが会場の笑いを誘っていた。その後「もし自分が『バイオハザード(以下、『バイオ』)』の次回作をやるなら?」と辻本監督に聞かれると「血みどろで!」と即答していたことも印象深い。 辻本監督によると、押井氏は自身のメールマガジンで『バイオ』次回作の監督を狙っていることをにおわせていたという。しかし押井氏は「狙ってるわけじゃないよ。でもオファーが来たら絶対に断らない」と断言。お気に入りのキャラクターはダントツでジル・バレンタインで、もし自身が『バイオ』で映画をつくるときは間違いなく主人公にするという。 また、「キャラクターは“対”になる」という持論に加え「女性が主人公でパートナーが男性だとどうしても恋愛ドラマになだれ込んでしまうし、そういう予想のもとにしか作品を見てもらえなくなる」ということで、パートナーも『バイオ6』に登場した女性キャラクターであるヘレナ・ハーパーにして「バリバリにハードな作品にしたい」と構想を熱く語った。そんな押井氏の姿に、辻本監督は穏やかな表情を浮かべながら「押井さんが『バイオ』にやたら詳しいのが本当に気持ち悪くて」と漏らす場面も。
押井氏によれば、ちなみに敵役も女性キャラクターが理想なんだそう。その理由としては、映画『エイリアン2』(86年)のエレン・リプリーとニュートの関係を例に挙げて「主要キャラクターを女性にして、重要なポジションを動物や子どもにすることで“母性”が絡んだ奥行きのあるキャラクターが描ける。『バイオ』の女性キャラは基本的に“戦う女性”。この方向のキャラクターはあまりいないから“母性”はひとつ、落とし所になる」とのこと。本作のヒロイン・レベッカに関しては「あまり色っぽい女性だとレオンとクリスの関係性を壊してしまうから、この人選は正解だった」と称賛していた。 押井氏は辻本監督から何度も「やっぱり次回作を狙ってるでしょ」とツッコまれていたが、「自分が勉強したことをムダにしたくない」のだという。「アニメの人間だから、何かが動くときに生じる“快感原則”に敏感なんだ。格闘は格闘だけ、銃撃は銃撃だけのゲームが多かったなかで『バイオ』は違った。パンチやキックに加えて銃器が絡んだ『バイオ』のモーションには『バーチャファイター』以来の新たな“快感原則”の可能性を感じた」そうで、シリーズ作品のプレイ動画を何百時間と見続けたんだとか。ちなみに『バイオ』シリーズでは『5』と『6』が特にお気に入りだという。 最後に押井氏は「これで失敗したら辻本貴則という男は終わりだなと思っていましたが、うまくいったようでホッとしております。一人前の監督の仲間入りした以上は敵なので、次からは容赦なく叩こうと思います(笑)。今後とも辻本貴則をよろしくご贔屓に」と冗談混じりに本作の成功を祝った。 辻本監督は「押井さんが僕のトークイベントのお相手になってくれて、僕の作品がこんなに大勢の方に楽しんでもらえている。こんな幸せな日はありません。こんな日がまた来るように、今後もみなさんに喜んでいただける作品をつくっていきたいと思います」と照れ隠しを交えながら語り、イベントは幕を閉じた。 和気あいあいとしたトークを繰り広げながらも、ジルとヘレナを主軸として、血みどろでハードなアクションを描きつつ“母性”が落とし所になるという押井版『バイオ』の構想が語られた本イベント。カプコンの小林裕幸プロデューサー曰く「設定が複雑なので『ヴェンデッタ』での登場は見送った」(関連記事)というジルを押井氏がどのように料理するのか、ぜひとも観てみたいところだ。 もちろん、本作の経験を得た辻本監督の描く次なる『バイオ』も観たいところなので、ひとまずは友人と一緒に改めて本作を観たあとで、どちらが観たいか存分に語り合ってみてはいかがだろうか。 (取材・文/イデア) ■映画『バイオハザード:ヴェンデッタ』 大ヒット上映中 配給:KADOKAWA ・公式サイト http://biohazard-vendetta.com/ ・公式Twitter @bio_vendetta (c) 2017 CAPCOM / VENDETTA FILM PARTNERS. ALL RIGHTS RESERVED.
いまイチオシの嬢メタルバンドFATE GEARが新譜発売! まさかのコンセプトアルバムってことで裏話とか色々きいてみた

全員でメロイックサイン!(左からHaruka、Nico、Mina隊長、Erika)

OZ -Rebellion-/FATE GEAR

フロントマンらしくサービス精神旺盛でハキハキと答えてくれるNico

見た目からは想像できないほどハードなプレイをこなすErika

美大出身のデザイナーという一面を持つHaruka

インタビューといえば“ろくろ”ですよね

Erikaのヘドバンは必見です

バンドっぽいキメキメのショット
※フォトユニットギャラリー(クリックすると拡大します)






千葉市の新エロ本規制、セブン-イレブンから断られる──店内レイアウト変更が原因か?
今年度から千葉市が実施を予定していた新たなエロ本規制が、当初予定していたセブン-イレブンから断られていたことが、明らかになった。 この規制は、今年2月に発表されたもの。千葉市では子どもへの配慮のほか、2020年東京五輪・パラリンピックで外国人旅行客が増えるであろうことを踏まえて8~9月頃より、市と子どもの健全育成に関する協定を結んでいる市内のセブン-イレブン12店舗で、「有害図書」を店頭に陳列する際には、市が独自に定めたフィルムで覆う取り組みを予定していた。 ところが、発表後セブン-イレブン側から「青少年の健全育成には積極的に協力していきたい」としたうえで、取り組みへの参加を断る旨が千葉市に伝えられたのである。千葉市こども未来局こども未来部健全育成課の小倉哲也氏によれば、セブン-イレブン側が参加を断った具体的な理由については聞いていないという。 ここで問題となるのは、すでにこの取り組みのために39万円の予算がつけられていること。今後の予定について、小倉氏は次のように語る。 「市と子どもの健全育成に関する協定を結んでいる、ほかのチェーン店……イオン系列のミニストップさんなどとも話はしていますが、まだ決まってはいません。実施するにしても、当初の予定よりも後ろにずれることになりそうです」 さらに、もしもすべてのチェーンに断られた場合には、別の取り組みを考えるとも。幸いにも、予算はついたもののフィルムのデザインや印刷など、具体的な作業はまだ行われて折らず、税金が無駄になったということにはなっていない。 この千葉市の取り組みは、昨年に堺市が市内のファミリーマートで実施しているもの。 堺市の取り組みは大阪府が青少年健全育成条例で行っている規制と出版社側の自主規制を逸脱した規制だと批判の対象になり、日本雑誌協会と日本書籍出版協会は「図書を選択する自由を奪い『表現の自由』を侵害する行為。大阪府の青少年健全育成条例も逸脱している」として、即刻解除を要求。公開質問状の送付や声明文の発表を実施している。 堺市の状況を視察した上で、実施を決めた千葉市ではこうした批判も把握。 「今後、実施する場合には、まず日本雑誌協会さんにも一報は入れます」(前出・小倉氏) セブン-イレブンが参加を断った理由は明らかではないが、出版業界では「セブン-イレブンが予定している店内レイアウト変更による雑誌スペースの縮小とも関係があるのではないか」(大手出版社幹部)との声も。 むしろ、出版業界の危惧はこちらのほうである。 (文=昼間たかし)千葉市公式サイトより。
『母になる』最終回が残念すぎる!! 3歳児神話、育児は母メイン、子供の幸せが母親の幸せ…母性信仰を強化しまくるドラマだった
日テレ水10枠『母になる』が最終回を迎えました。何も悪いことしていないのに3歳の息子を誘拐され、夫とも離婚して天涯孤独となり、9年後に再会した息子は自分とは別の女性を「ママ」と慕う……そんな理不尽極まりない状況下におかれているのにも関わらず、ピュア~で健気な女性・結衣さん(沢尻エリカ)がこのドラマの主人公でした。彼女は「息子のためなら何だってできる!」といろいろ奮闘。ごめんなさい、私はあまり好きになれませんでした。回を追うごとに、この主人公には共感できなくなっていきました。子どもにとっての幸福追求を極めたい、そんな“子ども本位に物事を考える清く正しく賢い母親像(キラキラ後光が差してる)”を、ヒロインに背負わせ、それを肯定するスタンスのまま、ドラマは幕を閉じました。
ぜんぶ「子供への愛情」でカバーするんだね
自分たち家族の人生を大いに狂わせた麻子(小池栄子)対するもやもやした思いがうまく消化できず、「憎しみ、怒り、嫌悪、許せない、許してたまるか」と思っている、けど「そういうイヤな気持ちを抱えたままでいる自分がイヤになった」という結衣さんは、麻子がいざ東京を離れるとなると、ほんとうにそれでいいのか……? と逡巡。陽一パパ(藤木直人)広がこっそり打ち明けた本音「お母さんて、2人いちゃいけないのかな」を知った結衣は、麻子宛に広のマラソン大会の案内を送ります。「人を憎む自分がイヤ」なのに加えて、広のことを考えた末……の選択なんでしょう。
でも、結衣ママの愛情表現って、けっこう身勝手で一方的ではないでしょうか。広に断りなくスニーカーの中敷きに『ガンバレ』ってマジックで書いちゃうし、それを広に「ダサい」と咎められても謝るどころか「書いちゃったぁ、えへ☆ 履いたら見えないからぁ」と返答するっていう。もし子供側が「ほんとにやめて!」と心からイヤがっていたとしても、「でもママはあなたのためを思って」って平行線になりそう、話が通じない・真剣に取り合ってもらえない感じがしてしまうんですよね。9年間離れていた広に対する愛情が有り余ってこぼれちゃうんでしょうけど……ドラマ内では「まあしょうがないよね」って見逃されている感じ……。
児童相談所の児童福祉司・木野(中島裕翔)も、ドラマ序盤からなかなかの強者だったように思います。中島裕翔は、ジャニーズらしからぬモサッと感で熱演しているんですけど、木野の発言内容はとにもかくにも“母親絶対”主義。最終回では「3歳までにたっぷりと愛情を受けた子は大丈夫」とまさかの3歳児神話を展開、「広くんが理不尽な状況に置かれたのに心が歪まなかったのは、3歳までに母親からたっぷりと愛情受けて育ったから」と結衣を励ますんですけど、オイオイ陽一パパは? 児相職員が“母親主体の育児”を肯定するなんて……。いや、あくまでも、結衣を肯定して彼女に親としての自信を与えるための方便なのかな、という解釈もできますけど。でも木野ってそんな賢いタイプではない(ように描かれている)し、これまでの母親絶対主義ぶりからして、方便でもなんでもなく3歳児神話をヨシとしているように見えました。つらぁ。『あなたのことはそれほど』(TBS系)は、「子供は親を選んで産まれてくる」というファンシーな説を「都市伝説だ」と切り捨てていたんですけどね。
一方、結衣からマラソン大会の案内を受け取った麻子さんは、新職場の旅館で過去バレして早くもクビになりました。カウンセリングを受ける中で、広を育てたのは自分のエゴ、自分の孤独を埋めるためだったと悟っていきます。また、自分が一生懸命子育てしていたのは亡き母親に褒めてもらいたかったから。でもきっと、母になるってそういうことじゃない、母になるってどういうことだろう……としきりに考えているようです。まあ、エゴそのものがいけないというより、エゴのために他者の権利を侵害したのが(麻子の場合は柏崎家に対して)いけなかったんですけどね。そうでなければ、自分たちのエゴでセックスして子どもを作って産んで育てたって咎められはしません(むしろそれが普通)。エゴではなく、国民の義務だの少子高齢化問題に貢献だのと考えてセックス~子育てに至る親もひょっとしたらいるのかもしれませんが、“義務や貢献をしたい”だって生まれてくる子どもにとっては関係ないという点でもうエゴじゃん。
そして迎えた広のマラソン大会、結衣は麻子と対面し、待ってましたと言わんばかりに、自分の母性観を披露していきます(ちなみに結衣は、広から「絶対絶対絶対ぜーったい来ないで! 絶対来るな!」と応援を拒否されていたんですけど、来ちゃいました)。
「あなたを許したわけじゃありません。許せるわけありません。ただ、誰かを憎みながらこの先ずーっと生きていくのかと思うとぞっとします。もやもやした思いを抱えながら子育てをしても楽しくありません。だから、いつかわたしはあなたを許さなきゃいけない」
「私はまだ、母になる途中なんです」
「いつかあなたに何を言われても、何を聞かれてもびくともしないで、笑っていられるような母になりたい。例えばあの子に『お母さんて、2人いちゃいけないのかな』って言われても、『そうだね、それも楽しいね。いいよ、2人いてもお母さん全然いいよ。楽しいね!』。そう笑って言える母になりたい。……なぜなら、それが広の幸せにつながることだから。あなたを許す時が、許せる時が来たら、広を連れて会いに行きます」
「ひとつだけあなたにお礼を言うとしたら……、何でもない日常がどんなに幸せか、母になることがどんなことか考えもしなかった。おはよう、いってらっしゃい、いってきます(中略)……そういう言葉を言える相手がいることがどんなに幸せなことか、あなたに奪われた9年間がなければ気づかなかった。ありがとう。あの子を育ててくれてありがとう」
結衣さんがアツく語るほど、筆者は血の気が引いてきました。結衣さんのこの語りこそが、このドラマで伝えたかったこと? これが、「母になる」ということ? 我が子の幸せや成長のためなら、自分の中の負の感情を殺せるのが、そうでありたいと願うのが、母親? ものすごい、ムチャぶりなんですけど。っていうかそれ、結局、古臭い母性神話じゃん!!!!!
架空の話とはいえ、公共の電波を使ったドラマで極限状態に陥った母親を描いてこの結論付けって、無神経じゃないでしょうか? 結衣と陽一は、実は生きている息子に死ぬまで会えなかったかもしれないし、発覚しなければ麻子はずうっと広を実の息子として育てていたかもしれないんですよ? とんでもなく恐ろしい話でしょ。にもかかわらず、結衣にしろ陽一にしろ広にしろあまり精神的に参っていないし、親子の距離もあっさり縮まるし、やけに話が軽快に進んでいるとは感じていましたが……。ドラマの時系列は放送期間に沿っているようですけど、たかだか数カ月で決着する話じゃないっつうに。麻子は感無量で涙するし、結衣と陽一は晴れて再婚し、早い話がハッピーエンドだったんですけど、重いテーマを軽く扱い過ぎていて、もやっとします。
中学生にもママべったりがいいの?
そしてですね、最終回ではもうひとつもやっとする展開が用意されていました。結衣のママ友で良い母になれないと悩む莉沙子(板谷由夏)とその夫・西原教授(浅野和之)のことです。莉沙子は初回からずっと、ヘアメイクの仕事と苦手な育児との狭間で揺れている状況でしたが、物語中盤に西原教授が「俺が母になる。君は仕事していい」宣言をしたことで、仕事に力を入れるようになりました。でも、どことなく浮かない表情を見せていたんですね。ってか西原教授は「父」のまま家事育児をすりゃあいいんですけどね。家事育児=「母」の役割っていう感覚を改めろよっていう。でも、残念ながらといいますか、西原教授のその感覚は最後までそのままです。
仕事に本腰を入れるはずだった莉沙子でしたが、最終回では、夢のワールドツアーも断念し、娘の繭が高校卒業を迎えるまでは、仕事をセーブしながら続けると決意しました。理由は、「まだまだ私は母親として、人生の先輩として、繭に教えてあげなきゃいけないことがたくさんある」「あの子に寄り添って成長を見届けなきゃ」と思ったからで、仕事よりも育児を優先させたいということなんですよね。いや、それもまた彼女の選択だから尊重すべきなんですけど、そんな莉沙子を通して「母親は子ども最優先であるべき、これ正解」というメッセージが発信されている感が、どうにもいただけないわけです。親の責任は果たすべきだけど、いろんな母親がいていい、にはならない。そんな莉沙子に西原教授が語った台詞「母親っていっつもそばにいるから誰よりも子供の成長を一番に感じられる。羨ましい。いいな母親って。大変なことのほうが多いんだろうけど」もまた、結局遠回しに母性神話を肯定しているし、やはり“育児は母親主体”という前提ありき……。
せっかく結衣・莉沙子・麻子という全然違うタイプの女性3人をクローズアップしたのに、オチが「自分の好きな仕事よりも、自分が抱く負の感情よりも、優先すべきは自分の子ども」「母は強し」かぁ。んー残念です!























