福山雅治の結婚報告は、なぜ“遅れた”か…芸能人を脅かす「狂信者」の存在とは

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「福山雅治オフィシャルサイト」より。
 歌手の福山雅治が、昨年12月19日に行われたライブイベントの場で、ファンの前で初めて結婚報告を行った。  福山は、9月28日に女優の吹石一恵との結婚をFAXで報道各社に報告している。突如発表されたサプライズ婚でありは世間に衝撃を与えた。大物独身芸能人の結婚に“ましゃロス”なる言葉も取り沙汰された。結婚発表から、ファンへの公式報告までおよそ3カ月の間が空いてしまったのは、少し長い印象を受ける。 「単にライブのスケジュールが開いていたといえばそれまでですが、やはりファンの暴走を憂慮したというのもあるでしょう。“ましゃロス”という言葉の通り、強いショックを受けたファンもいるのでクールダウンの期間を設けたのかもしれません」(業界関係者)  福山雅治は熱心なファンに支えられていることで知られてる。ナインティナインの岡村隆史はかつて、『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)のレギュラーを福山に代わって担当した際、出待ちのファンから「ましゃを返して!」と追いかけられたこともある。ただ、このエピソードは20年以上前の話。今ならば、笑い話で済まされるかもしれない。それでも過去には“ファンの嫉妬”と見られるシャレにならない事件も起きている。 「1994年12月に日本テレビに安達祐実宛の爆発物が送付され、負傷者を出す事件が起きました。安達は同時期に『劇場版家なき子』で共演したKinKi Kidsの堂本光一とキスシーンを演じています。これに嫉妬した狂信的なファンによる犯行説も取り沙汰されましたが、犯人はいまだ捕まっていません。さらに、SMAPの木村拓哉の結婚時には、工藤静香の周辺にストーキングやイタ電などさまざまな嫌がらせがあったと言われています」(同)  もちろん大部分のファンは、福山の結婚を暖かく迎え入れていることには違いない。だが、福山に限らず、芸能人を擬似恋愛の対象以上に見てしまう“困ったファン・厄介なファン”が存在することは確かだろう。 (文=平田宏利)

福山雅治の結婚報告は、なぜ“遅れた”か…芸能人を脅かす「狂信者」の存在とは

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「福山雅治オフィシャルサイト」より。
 歌手の福山雅治が、昨年12月19日に行われたライブイベントの場で、ファンの前で初めて結婚報告を行った。  福山は、9月28日に女優の吹石一恵との結婚をFAXで報道各社に報告している。突如発表されたサプライズ婚でありは世間に衝撃を与えた。大物独身芸能人の結婚に“ましゃロス”なる言葉も取り沙汰された。結婚発表から、ファンへの公式報告までおよそ3カ月の間が空いてしまったのは、少し長い印象を受ける。 「単にライブのスケジュールが開いていたといえばそれまでですが、やはりファンの暴走を憂慮したというのもあるでしょう。“ましゃロス”という言葉の通り、強いショックを受けたファンもいるのでクールダウンの期間を設けたのかもしれません」(業界関係者)  福山雅治は熱心なファンに支えられていることで知られてる。ナインティナインの岡村隆史はかつて、『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)のレギュラーを福山に代わって担当した際、出待ちのファンから「ましゃを返して!」と追いかけられたこともある。ただ、このエピソードは20年以上前の話。今ならば、笑い話で済まされるかもしれない。それでも過去には“ファンの嫉妬”と見られるシャレにならない事件も起きている。 「1994年12月に日本テレビに安達祐実宛の爆発物が送付され、負傷者を出す事件が起きました。安達は同時期に『劇場版家なき子』で共演したKinKi Kidsの堂本光一とキスシーンを演じています。これに嫉妬した狂信的なファンによる犯行説も取り沙汰されましたが、犯人はいまだ捕まっていません。さらに、SMAPの木村拓哉の結婚時には、工藤静香の周辺にストーキングやイタ電などさまざまな嫌がらせがあったと言われています」(同)  もちろん大部分のファンは、福山の結婚を暖かく迎え入れていることには違いない。だが、福山に限らず、芸能人を擬似恋愛の対象以上に見てしまう“困ったファン・厄介なファン”が存在することは確かだろう。 (文=平田宏利)

ボカロの曲にニコ動的弾幕で復活…小林幸子が語る紅白への思い、芸能界のドンの圧力に耐えて

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小林プロモーション公式ウェブサイトより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】 『第66回NHK紅白歌合戦』(NHK)で4年ぶりに同番組へ戻ってきた小林幸子。歌った楽曲は「千本桜」。「千本桜」は、2011年、黒うさPがボーカロイド・初音ミクを使用して公開し、いまやボカロ文化を代表する定番曲ともなっている楽曲である。ネットユーザーの後押しで、復活を果たした小林ならではの選曲であった。  演出も、「ラスボス」の異名、そしてオタク人気を体現するようなものだった。歌う小林の後方に小林幸子を模した巨大像が突如現れ、バックに配置されたスクリーンにはニコニコ動画風な「弾幕」が飛び交う……。  そういう意味では、またひとつ、小林の紅白における伝説が書き換えられたといってもいいかもしれない。  今年の紅白は、小林自身にとっても、おそらく今まで以上に感慨深いものだったのではないか。  小林が初めて紅白に出場したのは1979年。「おもいで酒」が大ヒットし200万枚を売り上げた時のことであった。この時の衣装はシンプルな白いドレス。後につながる大掛かりな衣装とはほど遠いものだった。  それが、後年、あのド派手な衣装を身にまといはじめ、物議をかもすようになっていく。「サンデー毎日」(毎日新聞出版)15年12月27日号掲載のインタビューで彼女はその理由をこう語っている。 〈ありがたいことに翌年も出場できましたが、なぜか初出場の時より緊張したものです。どうしようかと、3回目(81年)では衣装に白い華やかな羽根をあしらい、広げるパフォーマンスを取り入れてみた。すると、目の前のお客様も審査員の方も全員がニコッと笑顔になったんですね。「あ、これかな」と思った途端、平常心を取り戻すことができました〉  毎年お茶の間に驚きを届けるあの衣装のきっかけは、「緊張を和らげる」というものがきっかけだったのだ。小林幸子ほどの歌手が、なぜそこまで緊張してしまうのか、そこにはやはり『紅白歌合戦』という舞台がもつ独特の空気が関係している。 〈紅白は日本最大のバラエティー番組にして、世界最大の年越しライブだと思います。一家の大黒柱のような歌い手が勢ぞろいすると、ホールにエネルギーが満ちてスパークする。同じNHKホールでは別の番組もありますが、紅白の時のホールは別もの。普段とは全く違う空気に満ちています〉(前出・「サンデー毎日」より)  前述の発言でも分かるように、小林幸子は紅白という舞台に、それだけ並々ならぬ思いを抱き続けてきた。だが、周知の通り、1979年から11年まで33回連続出場した後、今年15年で復活するにいたるまで4年間紅白歌合戦の舞台から遠ざかっている。その原因をつくったのは、事務所前社長との対立、そしてその後ろ盾となった「芸能界のドン」こと、バーニングプロダクションの周防郁雄代表取締役社長の圧力だった。  凋落は、12年、小林の個人事務所である「幸子プロモーション」の女性社長と専務が会社を去り、それが表沙汰になったことから始まる。当初は、前年に結婚した小林の夫が、芸能界のしきたりを理解せずに幸子プロモーションの経営に口を出したことで、小林と元社長・元専務の溝が深まったのがその要因だと言われていた。  しかしその後、実は、元社長・元専務の2人に任せきりにされていた社の経理が不明瞭で、小林は自身のグッズの収支すら一切把握できていなかったという報道もなされ、双方の主張が対立し合う泥沼の状況に。ワイドショーや週刊誌を舞台に、元社長・元専務VS小林幸子のバトルが連日報じられることになる。  実はこのバトル、小林幸子バッシングの背景にあったのが、周防社長であった。彼が元社長・元専務サイドについていたため、スポーツ紙やテレビは小林に対するネガティブキャンペーンを展開。そして、所属レコード会社である日本コロムビアは新曲発売の延期を決定。さらに、レコード会社との契約を解消するという結末になるのである。  その後、作詞家・作曲家といった音楽関係者もバーニングを敵に回した小林との仕事を敬遠し、スタジオさえ借りられなかったために、別の歌手の名前を使ってレコーディングに及んだという。周囲に圧力をかけて小林を孤立させる、まさにバーニングの常套手段により、小林の歌手生命は絶たれる寸前であった。  普通の歌手であれば、この時点でそのキャリアは終了だ。バーニング側に屈服して許しを求めるか、もしくは、芸能界以外の道で食べて行く方法を考えなくてはならない。しかし、小林が起死回生の手段として選んだのはそのどちらでもなく、「ネット」に活路を見いだすことであった。  もともと小林は、紅白でおなじみの「火の鳥」や「メガ幸子」といった巨大衣装が、RPG系のゲームに出てくる「ラスボス」のような威圧感だとオタク界隈でひそかな人気があった。そのことに自覚的だった彼女は、騒動直後の12年、ニコニコ生放送に出演したのを皮切りに、ニコ動に積極的にかかわりはじめる。その年の年末には、ニコ動の年越しイベントに動画コメントの形で参加し、13年9月には、ニコニコ動画に「歌ってみた」動画を初投稿した。すると、わずか2日あまりで100万回再生を突破。これで、小林は完全に覚醒し、オタク路線を本格化させる。  13年の大みそかにニコニコ生放送で配信された『ラスボス小林幸子による年越しライブ&カウントダウン』では、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、プロジェクションマッピングなどの最新技術を使ったド派手な演出で観客を魅了し、番組の総来場者数は85万4946人、総コメント数は26万7167コメントを記録するなど、演歌歌手としては異例の人気を博した。  そして、14年夏には、世界最大の同人誌即売会である「コミックマーケット」に、「5884組」(こばやしぐみ)のという名で一般参加。人気ボーカロイド曲をカバーしたアルバム『さちさちにしてあげる♪』を自ら手売り販売したのだが、ファンが1kmほど並ぶ人気で、事前に用意していた1500枚は即完売になったという。この夏コミ参加は15年も続き、ミニアルバム『さちへんげ』は2時間40分で2500枚すべてを完売した。  ネットとオタクカルチャーを舞台にした再復活劇に、テレビ局もさすがに小林を無視し続けることはできなくなり、だんだんとテレビ露出も増加。そして、今回、ついに紅白復帰へと相成ったのである。  復帰の舞台で小林が「千本桜」を歌うのは、自分の復活を後押ししてくれたネットカルチャーへの感謝のメッセージであるとともに、今後もネットの世界と二人三脚で歌手としてのキャリアを歩み続けて行くという決意表明でもあるのだろう。  巷間知られている通り、いま音楽業界は未曾有の危機にさらされている。CDは年々売れなくなり、そして、紅白歌合戦や日本レコード大賞のような大型歌番組にも「マンネリ」や「事務所の力関係による出来レース」といった批判が多く寄せられるようになっている。  そんななか、「バーニングに圧力を加えられる」という、従来であれば「引退」に追い込まれても何ら不思議ではなかった状況にいたのにも関わらず、「ネット」という、旧態依然とした芸能界の力学では動かない新しいメディアを味方につけることで見事復活を果たした小林幸子。  彼女の奇跡の復活劇は、2016年以降の音楽業界にとって、何らかのヒントとなるのではないだろうか。 (新田 樹)

錦戸亮、ドラマ『サムライせんせい』好調で“低視聴率男”の汚名返上! 「カルピス美少女」黒島結菜には失望の声?

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『サムライせんせい』(テレビ朝日系)公式サイトより。
 20日、関ジャニ∞の5大ドームツアー『関ジャニ∞の元気が出るLIVE!!』が、東京ドームでの最終日を迎え、大成功を収めたのだが、メンバーの中で随一の人気を誇るといわれる錦戸亮が主演したドラマ『サムライせんせい』(テレビ朝日系)も11日に最終回を迎え、7.3%という高視聴率で有終の美を飾った。 「7.3%という数字だけを聞けば、むしろ低視聴率に思えますが。『サムライせんせい』が放送されたのは、金曜23:15~翌0:15の深夜枠ですから、大健闘といってもいいでしょう。錦戸は去年、主演ドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)が、TBSのドラマ放送では長い歴史がある、日曜日21:00~21:54の“日曜劇場枠”で放送されたにも関わらず、平均視聴率7.7%、最低視聴率5.7%と惨敗。12年に主演したドラマ『パパドル!』(TBS系)が8.2%、13年に主演したドラマ『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』(フジテレビ系)が8.7%と、平均視聴率1ケタ作品が続いていたため、深夜枠の『サムライせんせい』への出演が決まった際には、『視聴率とれないから左遷?』とファンから嘆く声が聞かれました。しかし、今回、結果を出したことで、ひとまず“低視聴率男”の汚名返上となり、ファンからも安堵の声が上がっているようです」(芸能関係者)  錦戸がファンを安堵させた一方で、共演者の黒島結菜はファンを失望させてしまったようだ。 「黒島といえば、過去に長澤まさみや川島海荷、能年玲奈などが出演したことでも有名な『カルピスウォーター』のCMに今年3月から出演するや否や、その透明感のある美少女ぶりや、黒髪・太眉の純朴感が業界内外から注目を集め、映画・ドラマ出演のオファーが殺到したのですが、『サムライせんせい』では、金髪ロングのギャルメイクで『チョリース』『~じゃね?』などギャル語を披露し、『全然似合ってない。無理しすぎ』『せっかく、清楚なイメージでブレークしかけてたのに、事務所は何やってるんだ!』など、黒島ファンからは失望の声と事務所批判の声が、ドラマ放送が終了した今でも鳴り止まないようです」(同)  清楚なイメージがあった有村架純が映画『ビリギャル~』で金髪ギャル役に挑戦し、興行収入20億円超えの大ヒットを放ったことに感化されたのかもしれないが、事務所の思惑は見事に外れてしまったようだ。

「スルメ欲しさに…」紅白総合司会・黒柳徹子が語っていた“戦争責任”と平和、テレビへの思い

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テレビ朝日『徹子の部屋』番組ページより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  昨晩、放送された『第66回NHK紅白歌合戦』の見どころは、やはり総合司会を務めた黒柳徹子だった。美空ひばり「人生一路」を歌う天童よしみの紹介では美空ひばりの偉大さを語り、また、トリを務めた近藤真彦と松田聖子の出番では彼らとの懐かしい思い出を語るなど、まさに黒柳にしかできない大御所ならではの司会ぶりであった。  ただ、何よりも黒柳徹子の面目躍如だったのが、美輪明宏「ヨイトマケの唄」を紹介する時に語った言葉だ。貧しい生活のなか家族のために命を削って働いたお母さんの姿を歌うこの曲の歌詞と、戦後70年という節目を鑑みて、黒柳はこんな話を始めたのである。 「戦争が終わってから日本人は本当によく働いたんですね。私は戦争が終わった時小学生だったんですけど、小学生でも、子どもでもみんな働きました。地ならしをするヨイトマケのお母さんたち、みんな働きました。日雇いでお仕事で。お父さんのため、子どものため、みんなのためにって、お母さんみんな働いて、いつか頑張っていれば幸せになれるって思って。私、よくそういう姿を見てたんです。ですから、「ヨイトマケの唄」を聴くと、あの頃を思い出して背筋がピンとするようなそういう感じがします」  食べるものも満足にないような貧しさに追いやられた戦後すぐの日本。そして、それを生んでしまった戦争。黒柳徹子は、安保法制が強行採決され着々と軍靴の足音が近づきつつある2015年の年の瀬に、そんな過去は繰り返してはならないと、改めて平和への祈りを語ったのであった。  今回、黒柳が司会に抜擢されたのも、「戦後70年、日本の放送90年」という大きな節目であることが理由だった。もちろん、NHK専属女優の第1号である黒柳にとっては放送90年も感慨深いメモリアルイヤーだっただろうが、きっとそれにもまして“戦争が終わって70年”ということの重みを感じていたはずだ。  実際、昨年に黒柳は「ダカーポ特別編集 戦後70年を考える。」(マガジンハウス)のインタビューで、平和への思いをこのように答えている。 「私は、政治的発言というものをしてきてはいませんが、いかに皆が平和でいることが大事かということだけは、熱心に発言するようにしています」  政治的発言はしなくても平和を祈る気持ちは忘れないし、伝えていきたい。黒柳がこう話すのには、ある“記憶”がかかわっている。それは、彼女自身の戦争体験だ。  戦争がはじまったころ、まだ幼かった黒柳は、戦地へ向かう兵隊を当時住んでいた自由が丘の駅前で熱心に見送った、という。 「そこに参加するとスルメの足を焼いたのを1本くれるんだけど、私はそれが欲しくって、学校にいてもバンザイの声が聞こえると走っていったんです」(前掲書より。以下、同)  なんとも“トットちゃん”らしいエピソードで、小走りするその姿が目に浮かんでくるが、黒柳にとってこの思い出はいまも心に深い陰を落としている。 「きっと小さい子が一生懸命に旗を振っているのを見て、兵隊さんたちは勇ましく出て行ったと思います。でも、そのなかの何人が生きて帰ってきたんだろうって思うとね……いくら私が子供で、スルメが欲しかったからといって、戦争責任がまったくないとは考えられなくて、いまも後悔が残っています」  きっとだれも黒柳の行動を咎めたりなんてしない。あの時代、だれもがそうだった、と思うだろう。しかし黒柳自身は、スルメ欲しさに見送った兵隊たちのことをいまも胸に秘め、自責の念を感じている。戦争とは何か。そのことの意味を教えてくれるような話だ。黒柳は、つづけてこう述べている。 「戦争って、そうやって子供の心まで傷つけるものなのね。それを知っているから、戦争は二度と起こしてはいけないと思っています」  そして、平和を祈る黒柳にはもうひとつ、忘れられない、ことあるごとに思い出すという言葉がある。  それは彼女がNHK専属女優の第1号になってからのこと。NHKは米・NBCからテッド・アレグレッティという放送人を招待し、講演会を行ったという。アレグレッティ氏はその講演会で、テレビがこれからもっとも大きなメディアになるであろうこと、いつか戦争さえも家のテレビで観られるような時代になることを述べた。そして、このように語ったのだという。 「その国が良くなるか悪くなるかはテレビにかかっています」 「永久の平和をテレビによって得ることができると信じています」  テレビが平和を守ることができる、平和をつくり出せることができる。この言葉は、黒柳にとって大きな希望になったに違いない。 「私自身、戦争を経験していますから、あの方の話を伺って、もし自分がテレビに出ることによって、平和をもたらすことができれば、そんなにいいことはないなって思ったんです」  実際、黒柳はさまざまな戦争の記憶をテレビのなかで大事に扱ってきた。『ザ・ベストテン』(TBS)では広島への原爆投下日に原爆ドームが見える場所から中継を行い、『徹子の部屋』(テレビ朝日)では毎年、終戦記念日前後に「必ず戦争を体験された方のお話を伺っています」と言う。それは「いかに皆が平和でいることが大事か」ということを伝えるためだ。  黒柳は、はっきりとこう述べている。 「それはアレグレッティさんがおっしゃった『永久の平和をテレビによって得ることができるかもしれない』という話を、私自身も信じているからです」  翻って、この黒柳の強い思いを、一体この国の放送人はどれだけ抱えているのだろう。権力が放送に介入し、内容に圧力をかけているような状況があるなか、どれだけの人が「平和に導く力がテレビにある」と信じているだろうか。まるで戦前のような報道・言論状況に陥りつつあるテレビ界のことを思うと、ある意味、この黒柳の言葉は政治的発言よりもずっと重く響いてくる。  報道機関の権力への隷属化が叫ばれるいまだからこそ、放送人には黒柳のように誇りをもって、テレビの力を信じ、平和を守ってほしいと心から願うばかりだ。 (大方 草)

有村架純、高畑充希とのツーショット披露で高視聴率確定? “美くびれ”披露には修整疑惑の声も…

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高畑充希インスタグラム(@mitsuki_takahata
)より。
 19日、女優の高畑充希が自身のインスタグラムに「non-no2月号かすみと出てます」と、サングラスをかけ濃い赤リップをした姿で有村架純とのツーショット画像を披露。これにはファンから「可愛すぎる!」「ちょっと背伸びして悪ぶった感じがたまらない」など、歓喜の声が上がっている。 「来年1月に放送開始される、有村が主演を務める月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)の番宣のために臨んだ、ファッション雑誌『non-no』(集英社)のグラビア撮影での様子を投稿したようですが、2人は去年公開された映画『女子ーズ』で共演以後も親交があるだけに、仲睦まじい様子が見てとれ、『たとえストーリーがひどくても、ドラマは絶対に観る』と、ドラマ開始を心待ちにするファンは多いようです。フジの月9枠はこのところ、平均視聴率2ケタ台になんとか乗せているという印象が拭えませんが、22日にORICON STYLEが発表した『2015年 ブレーク女優ランキング』で1位を獲得した有村と、来年4月から放送開始予定のNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』のヒロイン役に抜擢され、勢いに乗る高畑の潜在視聴率を考慮すれば、『HERO以来の20%超えもあるのでは?』と、去年放送された『HERO 第2期』が叩き出した平均視聴率21.3%を意識する声も上がっているようです」(芸能関係者)  21日に発売されたライフスタイルマガジン『シュシュアリスVol.9』(KADOKAWA)の表紙では、見事なくびれを披露している有村だが、「修整では?」と疑惑の声も上がっているようだ。 「発端としては、映画やドラマなどの映像で見る有村の顔はエラが張っているのに、雑誌のグラビアではスッキリとシャープに見えることから、修整疑惑が浮上したようで、今度は顔だけではなく、くびれにも疑惑が浮上してしまいました。昨今のグラビア界では過剰な修整が横行し、握手会などで見る実物とはあまりにもかけ離れていることから『修整詐欺』とも揶揄されていますが、有村ファンとしては『修整はまだしも、絶対に整形だけはしないで欲しい』と懇願する声が上がっているようです。というのも、有村のように以前はエラが張っていた栗山千明が、エラを削ってしまったことで『個性が消えてしまった』『なんで削ってしまったんだ!』と、不評を買ったため、有村ファンからは『せっかくブレークして、いい流れに乗っているんだから、余計なことはしない方がいい』という意見が大方を占めているようです」(同)  13年に出演したNHK朝ドラ『あまちゃん』でブレークした有村だが、“消えた”能年玲奈を尻目に、快進撃は一体いつまで続くのか、来年も目が離せない。

フジが紅白の裏にぶつけた格闘技RIZINと暴力団! PRIDEで暴力団を使ったプロモーターと局幹部がそのまま…

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「RIZIN FIGHTING FEDERATION」公式サイトより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】 「格闘技が大晦日に帰ってきた!」と、往年のファンは喜びたいところだが──。  苦境の続くフジテレビが『NHK紅白歌合戦』の裏番組にぶつけたのが、10年ぶりの格闘技。29、31日にさいたまスーパーアリーナで行われる新興行「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015」の中継だ。大会プロモーションの中心は、PRIDEを手がけていた元ドリームステージエンターテインメント(DSE)代表取締役の榊原信行氏。  しかし、これが、警察当局の怒りを買っているらしい。警視庁担当記者がこう耳打ちする。 「暴対の連中が『フジはいったい何を考えてるのか』『我々をなめてるのか』と相当カリカリきているようだ。というのも、今回のプロモーターである榊原氏は10年前、PRIDEの時に暴力団とベタベタだったことが発覚しているからね。フジのプロデューサーもその関係を知っていたことが明らかになった。その時は、フジの政治力でPRIDE打ち切りだけですみ、刑事事件にはならなかったが、今回、まったく同じ顔ぶれでやるわけでしょう。警察にしてみれば『あの時お目こぼししてやったのに』ということなんだろうな」  2000年代の空前の“格闘技ブーム”のなか、フジテレビがPRIDEの放送を突如打ち切ったのは06年6月。きっかけは、『週刊現代』(講談社)が同年3月から開始した「格闘技とテレビ局と暴力団」という追及シリーズ記事だった。 〈X組幹部はイスに座るなり、私に怒鳴りました。 「PRIDEは実質ウチらがやっとるんや。表に出ると不都合があるから、榊原に任せとるだけなんや! それを何や! ウチの選手を横取りしやがって」  話し合いにも何もなりません。幹部は続けます。 「フジテレビのプロデューサーから『ヒョードルを絶対に日テレのイベントに出さないでくれ』と言われとるんや。もし、そっちに出たら、DSEとの契約を切るとまで言われとるわ!」  こんな場に榊原が同席しているのも、私には驚きでした。彼はふだんとは態度がガラリと変わっていて、手にした格闘技雑誌を、 「なんや、これは!」  と私に投げつけてきました。〉(「週刊現代」06年4月15日号)  そう告発したのは、格闘技イベント『イノキボンバイエ2003』(猪木祭)のプロデューサーを務めた川又誠矢氏だ。03年大晦日、民放3局はNHK『紅白歌合戦』の裏番組として格闘技中継をあてた。日本テレビと組んだ川又氏は猪木祭の目玉として、当時PRIDEヘビー級王者だったヒョードルと出場契約を結ぶ。すると、フジテレビ『PRIDE男祭り2003』を手がけていたDSEが「広域暴力団傘下のX組幹部」を使って川又氏を脅しに出たというのだ。  川又氏によれば「X組がPRIDEを主催するDSEの“経営母体”であることは格闘技業界の常識」。このとき川又氏が呼び出されたホテルの一室に同席したのは前述X組幹部、「X組と同じ広域暴力団傘下のP組S若頭」、「DSEの事実上のオーナーで暴力団企業舎弟のI氏」、そして、今回のRIZINも仕切る榊原氏だった。  猪木祭当日も、宿泊していた神戸のホテルにS若頭の子分がきて、川又氏にこう告げたという。 「今、猪木祭の会場に(前出の)X組幹部と榊原がきて、Sに会っている。X組幹部からこの契約書を渡されました。社長がサインしてくれるまで、みなさん帰らないと言っていますよ」 「サインしないと会場がどうなっても知りませんよ」(同)  イベントが終わり元旦になっても、川又氏はSから呼び出され「ヒョードルが出られたのは誰のおかげだと思ってるんだ。2億円用意しろ」などと脅されたという。しかも視聴率で惨敗した日テレは、契約の8億円を6億円に減額すると通告。進退窮まった川又氏は、妻子とともに海外へ逃亡した。  ちょうどその頃、ヒョードルの代理人であるオーストラリア人弁護士、ミロ・ミヤトビッチ氏もDSE側に脅されていた。 〈榊原は、「ウチは表向きの契約もあるが、ヤクザを使ってでも、こういう話をするんだ。それが分からないなら、どうなっても知らないぞ!」  とミロに言い放ったそうです。同時にSがミロに向かって、「撃ち殺すぞ」というゼスチャーをした〉(「週刊現代」06年4月22日号より、川又氏の証言)  多数の組織暴力事件に携わり、DSE側によるミロ氏脅迫の告訴状を作成した弁護士の猪狩俊郎氏も、著書のなかでこの脅迫事件について書いている。そこには、川又氏が「DSEの事実上のオーナー」というI氏が本名で記されており「山口組系幹部」だと断言されている(『激突! 検察、暴力団、弁護士会……タブーの権力と対峙した弁護士の事件簿』光文社)。  しかも、「週刊現代」のキャンペーンは、次第に“フジテレビと暴力団の関係”へと波及していった。第4弾にあたる4月29日号で、川又氏とDSEをつないだ人物として、フジの「Aプロデューサー」が登場する。川又氏はこう証言している。 〈「03年4月、フジのAプロデューサーから、『榊原と会ってくれませんか』と頼まれたのです。私は、 『PRIDEはヤクザだらけで誰が権限を持っているかよくわからない。一緒に仕事はしたくない』  と断ったんです。しかし、Aプロデューサーは、 『いろいろ(暴力団との関係が)あるのは知っています。でも、それはバラちゃん(榊原社長)がうまく付き合っているから大丈夫』  と言います。それで榊原に会い、仕事の話をするようになったのです」〉  さらに「週刊現代」は続く第5弾(5月13日号)で、A氏は警察から事情徴収を受けて「X組幹部、I氏ともに面識はある。これまで数回、一緒に飲んだこともある」と供述したと報じた。ようするに、A氏は暴力団と交際しており、DSEとの関係を知りながらフジと繋げ、また、川又氏を榊原氏に引き合わせて恫喝事件のきっかけを作ったというのである。  そして、前述のとおり06年6月、「週刊現代」の続報が続くなか、ついにフジテレビはPRIDEの放送中止とDSEとの契約解除を発表した。表向きの理由はDSE側の「契約違反」という曖昧なものだった。放送料を断たれたDSEはPRIDEを売却し、翌年07年3月、解散に追い込まれた。  だが、その一方で“暴力団とPRIDEの関係を知っていながら番組を企画したフジのプロデューサーA氏には大したお咎めはなかったという。なぜか? 実は、このA氏とは、当時フジのスポーツ局の幹部で、PRIDE中継のチーフプロデューサーだった清原邦夫氏のこと。「週刊現代」07年4月14日には、フジテレビ関係者によるこんなコメントが掲載されている。 「何年も前から清原とDSEの癒着は局内で問題氏されていて、昨年の放送打ち切り後は降格処分が下されると誰もが思っていたんです。しかし依然、彼はスポーツ局プロデューサー職にとどまっています。産経新聞の会長の甥っ子だけに、会社も切るに切れないんでしょう」  清原邦夫プロデューサーは産経新聞の清原武彦元会長の親族であり、そのため処分を免れたというのだ。実際、この報道後の08年、清原プロデューサーはフジのニューヨーク支局に異動となったが、11年に帰国、現在でもスポーツ局GMという幹部職に就いていると言われている。  もしも「週刊現代」のキャンペーン記事どおりであれば、清原プロデューサーは、報道も担う放送局と暴力団の接点となる人物である。それだけでもフジテレビの社会的責任が問われるが、しかも驚くことに、今回、榊原氏が牽引する新イベントRIZINにも、くだんの清原プロデューサーが深く関わっているという話まである。 「アサヒ芸能」(徳間書店)が、ウェブ版の「アサ芸プラス」15年8月8日付けで、「総合格闘技を人気コンテンツに成長させた立て役者」であるフジ幹部役員「K氏」が、今回のRIZIN特番の「プロジェクトリーダー」であるとしている。イニシャルにされているK氏は“海外支局に出向後、4年前に帰国してスポーツ局の要職に就く人物”と書かれており、あきらかに清原プロデューサーのことだとしか思えないが、しかも、フジは〈背に腹はかえられず、K氏に特番復活を相談したとの見方が強い〉という。  もしこの報道が事実ならば、フジテレビは、かつて暴力団との関係が指摘された榊原氏と清原プロデューサーをそのまま介して格闘技中継を復活させようとしている、ということになる。  こうした“暴力団と格闘技の親密な関係”は、なにもPRIDEに限ったことではないが、視聴率で苦境に立ついまのフジにとっては、リスクを犯してでも過去の“ドル箱コンテンツ”にすがりつくしかなかったのだろうか。あるいは、日枝久名誉会長と親しい安倍首相が政権を握る今、何をやっても刑事責任なんて問われっこないとタカをくくっているのか。  しかし、蓋を開けてみたら、リスクを犯した割には、このRIZIN、かなり悲惨なことになっている。 「出場選手のほとんどはトップレベルとは言いがたく、29日メインカードの桜庭和志対青木真也もヒドい展開に。46歳の桜庭はとっくに全盛期を過ぎていて、手も足も出ず殴られ続けましたが、レフリーのストップが遅く、あと少しで“残酷ショー”になるところでした。31日に予定されている元大関バルトの対戦相手も、契約トラブルで急にジェロム・レ・バンナからピーター・アーツへ変更とグダグダ。ボブ・サップと曙のリマッチなんて完全に賞味期限切れですしね。実際、29日の会場はかなり空席が目立っていました」(スポーツ紙記者)  また、警視庁も年明けにもう一度、榊原氏らの周辺の内偵を開始するという話もある。テレビ東京にまで視聴率を抜かれそうになっている“ジリ貧”フジにとって、この紅白裏番組は致命傷になる可能性もある。 (宮島みつや)

アンジェリーナ・ジョリー、自身の出演作を見るのは苦手

アンジェリーナ・ジョリーは自身の出演作を見るのが好きではないそうだ。監督最新作『バイ・ザ・シー』が海外ですでに公開になっているアンジェリーナだが、画面に映った自分を見るのが苦手なため、夫ブラッド・ピットと共演する自身を監督するのは最も困難な作業だったと明かしている。「私はカメラに写った自分を見るのが好きじゃないから、この作品はとても難しかったわ。でもその経験をブラッドと出来るようになりたかったの」 また6人の子供を持つ2人は、この作品がより深い愛情と理解をもたらしてくれると思ったことから結婚後に制作したかったのだそうで、「私たちはハネムーンもなかったわ。これが私たちのハネムーンだったの。それっておかしいわよね」「でもあの当時はもっと一緒にいたいという時期だったんだと思うわ」「ただ別々の作品に取り掛かりたくなかったの」「『もっと一緒にいれるようにしてみよう、より深い愛とお互いの理解を深めるようにしてみよう、そしてさらに突きつめよう』って思ったのね。それが全て同時に集まったのよ」と語った。 さらにアンジェリーナはブラッドの演技に感激したと続けて、「私のひいき目なのは分かっているけど彼の演技はとても力強いと思うの。とても感情に訴えるものだわ。ただとにかく一味違ったの」とトータル・フィルム誌に話したが、「でも自分と夫が喧嘩をしている姿を監督するのってものすごく不思議なことだったわ」とその複雑な心境も明かした。

AKB48、ミリオン連発でも経費削減を強いられる! OG復活にはファンからも批判の声!

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「横山由依」Twitter(@Yui_yoko1208)より。
 20日に生放送された『アッコにおまかせ!』(TBS系)に、AKB48二代目総監督に就任したばかりの横山由依と、今年のじゃんけん大会女王・藤田奈那が登場。今月8日に発売されたメジャー42作目のシングル「唇にBe My Baby」(You, Be Cool!/KING RECORDS)の初日売り上げ枚数が約81.3万枚に達したことで、シングル総売上枚数が約3615.8万枚となり、B’zの約3580.9万枚を抜き歴代1位となったというニュースが紹介されると、横山の口から意外な裏事情が明かされ、ネット上で話題となった。 「そのニュースが紹介された直後、『メンバーの皆さんにご褒美はあったの?』と質問を振られると、横山と藤田は顔を合わせ、『ないです』と答え、さらに横山は『なんなら、経費削減みたいな感じなんです。最近、切り詰めてAKBやってます』と裏事情を暴露。これは、AKB48の運営会社『AKS』が東京国税局に約5億円の申告漏れを指摘されたことが影響しているのでしょう。メンバーの家賃や歯の矯正費用、旅費などを経費に入れていたことが『脱税にあたる』と指摘され、国税局の監視の目も厳しくなっているようですから、横山の発言も決してウケ狙いではなく、切実な悩みなのでしょう。それに引き換え、『唇にBe My Baby』の売り上げで、秋元康が作詞したシングルの総売上枚数が1億枚を突破したニュースが伝えられると、ネット上では『秋元の懐だけが潤っていく構図が出来上がっているんだろうな』『青春真っ盛りの時期に恋愛を禁止されて、働き尽くめ。歳くったら卒業という名のリストラ。この子たちも可哀想だよな』など、秋元批判が沸き起こりました」(芸能関係者) 「唇にBe My Baby」の初動売り上げは約90万枚を達成したのだが、11年に発売された21枚目シングル『Everyday、カチューシャ』(同)から、前作『ハロウィン・ナイト』(同)まで21作連続“初動ミリオン達成”という記録にストップをかける結果となってしまったことでも話題となった。 「高橋みなみが、メジャーデビュー後では初となるソロセンターを務めるとあって、発売前から一部ファンの間では『大丈夫か?』と不安の声が上がっていたのですが、その不安は見事に的中。この結果に秋元は不服だったのか、今月15日に開催された『第5回AKB48紅白対抗歌合戦』で、CDデビュー10周年となる来年に発売される43枚目のシングルに、卒業生の前田敦子や大島優子、板野友美、篠田麻里子がメンバー入りすることが発表されました。これには、ネット上で『高橋の卒業も来年に延長されたし、これって卒業詐欺じゃね?』『ドリームモーニング娘。のパクリ?』と批判の声が上がり、さらにAKB48ファンも『若い世代の出番が奪われてしまうから反対!』『OG参加させるのは別にいいけど、それなら選挙するなりして欲しい。選ばれなかった他のOGが可哀想』など、運営の方針に納得がいかない人は少なくないようです」(同)  しかし、最近ではめっきり露出が減ったといわれる板野や篠田のファンからすれば、「メディアに登場する姿が安定して見られるようになるから嬉しい」という声も上がっているようだ。

政界進出もOK? AKB48高橋みなみの「リーダー論」がスゴすぎて、新総監督・横山由依は大丈夫かと不安の声が…

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『リーダー論』(講談社AKB48新書)
【本と雑誌のニュースサイトリテラ】  31日放送の『第66回NHK紅白歌合戦』が、AKB48のメンバーとしては最後の音楽番組出演となる予定の高橋みなみ。  高橋は、本来の予定であれば2015年中には卒業する予定だったのが、グダグダのうちに来年3月まで延期。しかも、同月発売予定のシングルには、前田敦子、大島優子、板野友美、篠田麻里子のOG4名に混ざり選抜として選ばれているので、確実に「最後の音楽番組出演」とはならないような気がするのだが、現段階では一応そのように報じられている。  そんな高橋みなみだが、周知の通り、12年8月からはAKB48グループの「総監督」として、AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、JKT48、SNH48、総勢500名以上におよぶメンバーをまとめる立場として活躍してきた。その統率力やスピーチ力は高い評価を得ており、あの田原総一朗氏が政界進出を勧めたほどである。  このようにリーダーシップに関して定評のある高橋が、卒業を間近にしたこの年の瀬、『リーダー論』(講談社)という新書を出版。「総監督」としての経験から得たリーダーとしての哲学を綴っている。高橋にとって「リーダー」とは何なのか? 同書にはこのように書かれている。 〈リーダーの大事な仕事は、メンバーのひとりひとりといい関係性を築くこと。「みんな」とは、ひとかたまりの何かではない。一対一の関係性の積み重ねが、「みんな」になる〉  高橋は本書のなかで、繰り返しメンバー「ひとりひとり」とコミュニケーションをとることの大切さを説いている。そこには、世代も出身も全くバラバラな女の子が集まる「AKB48」という集団ならではの統率の難しさから得た経験があったようだ。 〈女の子は小さな集団を作る生き物です。何人かでいつも一緒に行動して、内輪だけに通じるおもしろワードを作ってしゃべっている。  それが学校の教室だったら別にいいと思うんです。でも、みんなで力を合わせてひとつのことを成し遂げようとしているなら、それは良くない〉  高橋は初めてチームのリーダーを任された際、まずはその「小さな集団」を壊しチームをひとつにしようとしたと語っている。当時、高橋がリーダーを任されたチームAは、「年長組」同士や「年少組」同士などで固まっている「ダマ」があった。これがチームのコミュニケーションを濁らせていると彼女は認識。その「ダマ」をほぐすにはどうすればいいか考え続けていた。 〈あの頃は、ずっと計算式を解いていた感覚です。「あそことあそこがケンカしてる」「あそことあそこは仲がいいんだ」という様子を楽屋の中でじっと見つめながら、どうやったらみんな仲良くひとつにまとまっていけるのかを考えて、自分のためにできることがあれば行動に移していた〉  このようにチーム内にできた「小さな集団」・「ダマ」をほぐし、「チーム」としてまとめるためには、リーダーは「孤独でいなければならない」と高橋は語る。 〈少し厳しい言葉かもしれませんが、リーダーは、孤独でいなければいけないのかもしれません。  なぜなら、孤独でなければ、「ひとりひとり」のことを平等で見ることができなくなってしまうからです。  孤独であること、孤独を楽しむこと。それもまた、リーダーにとって大事な仕事だと思います。  特別仲の良い子がいると、その子に使う時間が必然的に多くなりますよね。「あの子の話をよく聞いてるな」ということが周りから見えすぎてしまうと、近付きにくくなる。「たかみなさんはいつもあの人といるんだ」となってしまったら、心理的に相談もしづらいだろうし、声をかけるチャンスも少なくなります。  みんなを友達に、みんなを家族に、みんなを幸せにしたいならば、平等でいなければいけない。その「黄金の距離」を、リーダーは守らなければいけない〉  企業研修で講師役を務められるのではないかというほど真っ当な高橋みなみの「リーダー論」だ。本書を読むかぎり、確かに、高橋は実際にそれらを行動に移せる有能な「リーダー」だったのかもしれないが、実は、ファンの間でひとつ懸念されていることがある。  リーダーが去り際に行うべき大事な仕事として、次のリーダーに自分自身が培った帝王学をきっちり継承するということがあげられるが、これがいかせんうまくいっていないのではないかと心配されているのだ。  たとえば、前述の「黄金の距離」に関しても、この12 月に総監督に就任した横山由依はその距離を保てていないのではと思われる。高橋も「月刊AKB48グループ新聞」(日刊スポーツ新聞社)15年8月号でこのように発言したことがある。 〈私の考えるキャプテンって、やっぱり1歩引いていないといけないと思ってるんです。これは苦しいことなんですけど、すごく仲良しな人は、あまり作らない方がいんです。由依は、楽しいことが好きだし、特に仲が良い後輩もいる。その子たちのことはケアが出来るけど、一方でほかの子が彼女を頼りづらくなるかもと、少し気掛かりではあります〉  しかし、高橋のこの警鐘も虚しく、横山のSNSにはいまだに特定の後輩メンバー(特に、高橋朱里)との2ショット写真ばかり掲載されるなど、外から見ている分には「黄金の距離」を保てているとは考えづらい。  そして、何よりもファンが最も心配しているのが、「スピーチ」だ。AKBの熱狂的なファンとして知られる小林よしのり氏も、今年の総選挙でのグダグダな横山のスピーチを見て、「これから総監督になるっていうのに......。もうね、辞退してほしい!」とまで言い放つほど。話している途中で何を言っているのか自分でも分からなくなり、「なんやったっけ……?」とつぶやいてしまうのは、もはやお家芸となりつつある。  グループ総勢500人近くの大所帯であるAKBの総監督にとって、皆に向かって語りかける「スピーチ」はとても重要視されるものだ。高橋も『リーダー論』のなかで、「スピーチ」の重要性をこう語る。 〈自分たちはこの方向へ進んでいくんだと「決める」時に重要なことは、言葉です。メンバーに向かって放つスピーチの中身によって、「うん」と頷いてくれるのか、「それは違う」と不満を抱くのかが変わってきます〉  特に、コンサート中に「サプライズ」で卒業や組閣などの発表が突然なされるAKBにおいては、その場の混乱を見事にまとめあげる言葉を総監督が放てなかった場合、メンバーのみならず、ファンの心をも遠く離してしまうことにもなりかねない。  当サイトでも報じているように、先日発売された新曲「唇にBe My Baby」の初週売り上げが100万枚に届かず、11年5月発売「Everyday、カチューシャ」以来21作連続で更新し続けてきた初週ミリオン突破の記録が遂に途切れたことも話題になったAKB48。「未来はそんな悪くないよ」と言ってもいられない状況下にある。  そんな現状について、高橋は『リーダー論』の結びに、この12月で10周年を迎えたAKBの未来について高橋はこんなことを綴っている。 〈ひとつのグループにとって、節目の10年を迎えることは大きな事件だと思います。もしかしたら若手メンバーは、これからもずっと続いていくものだと思っているかもしれない。でも、実際に10年の節目を迎えた今、私が何を感じているかというと、危機感です。  昔のAKB48を知っているメンバーはみんな、ひしひしと感じています。でも、若手メンバーは途中からしか物語を見ていないから、マックスを知らない。現状に満足してしまいかねない。そこの温度差を伝えていく努力を、上の世代はもっとしなければいけない〉  来年はAKB48グループにとって、今後の運命を左右する大事な年になるには間違いない。紅白では横山が司会とトークする時間があるものと思われるが、まずはそこをビシッとキメて、気持ちよく年を越して欲しいと願うばかりだ。 (新田 樹)