ムロツヨシの真骨頂は“切り替えの速さ”にアリ? 『悪党たちは千里を走る』に見る役者としての実力

【リアルサウンドより】  
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『悪党たちは千里を走る』公式サイト

 気がつけばドラマや映画、バラエティー番組などで目にする機会がすっかり多くなった俳優、ムロツヨシ。映画『サマータイムマシン・ブルース』(2005年)でデビューして以来、本広克行監督作品の常連キャストとして知る人ぞ知る存在であった彼が、満を持して連ドラの「主演」を張ることで話題のドラマ『悪党たちは千里を走る』(毎週水曜23時53分〜/)が、1月20日よりスタートした。  今から5年ほど前、山田孝之主演のドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』(2011年)で、金髪マッシュルームカットの魔法使い「メレブ」役を怪演し、注目を集めたムロツヨシ。その後、同作の監督である福田雄一作品の常連キャストとなり、個性的な脇役としてドラマに舞台に活躍する一方、内村光良のコント番組『LIFE!』(2013年〜)の出演をきっかけに、バラエティー番組にも登場するようになった彼のイメージは、「ウザいけど、どこか可愛らしい」……そんな感じではなかっただろうか。しかし、今回のドラマで彼が演じるのは、『勇者ヨシヒコ』の「メレブ」役が典型的であったような、コミカルでアクの強いキャラクターではなく、ふとしたことで犯罪に巻き込まれてしまう、ごく普通の人物だ。それだけに、「役者」としての真価が問われる作品になると思われるのだが……まずは、そのストーリーを見ていくことにしよう。  「ある日突然、自分が悪の道に足を踏み入れたとしたら、それでもまだ俺の声は誰かに届くのだろうか」……そんなムロツヨシのシリアスな独白のもと、巻き戻される時間軸。彼が演じる主人公・高杉は、自身の企画をパクッた上司の態度にブチ切れて、衝動的に会社を辞めてしまったテレビ・ディレクターだ。しかも、以前の企画で高杉が会社に被らせた1000万の借金付きで。しかし、フリーで仕事をしようにも、会社を離れた高杉のことなど、誰も相手にしてくれない。彼の身を案じてくれるのは、後輩のAD園部(山崎育三郎)ただひとり。八方塞がりの現実に直面した高杉は、園部との会話の中で、「ある計画」を思いつく。親が大金持ちで有名な子役・巧(大西利空)の飼い犬を誘拐して、身代金をせしめるのだ。  そう思いついた矢先、「高杉と昨夜一晩過ごした」と言う謎の女・菜摘子(黒川芽以)が、高杉の家を訪れる。高杉たちの「愛犬誘拐計画」を瞬時に察した彼女は、自身も計画に参加することを表明。というか、彼女は何者なのか? その疑問が解決されぬまま、今度はなぜか子役の巧が、ひとり高杉の家にやって来る。そして言うのだ。「犬よりも僕を誘拐してよ。僕は僕自身の価値を知りたいんだ」。犬を誘拐するならまだしも、子どもの誘拐なんてもってのほか。巧の願いを却下し、家に送り返す高杉だが、そんな彼の元に今度は「ジョン・レノン」と名乗る謎の人物から電話が掛かってくる。「巧を誘拐した」。なぜか高杉や園部、さらには菜摘子のことまで知っている「ジョン・レノン」は、さらに続けて言う。「今から犯人は私ではなく“あなた”です」と。  初回にして、まるでジェットコースターのように目まぐるしい展開を見せる物語。ムロツヨシ演じる主人公・高杉は、理想を持った熱い男でありながら、その熱さがときに自己中心的で他人を受け入れない偏屈さのようにも見える人物だ。ムロツヨシの十八番であるエクストリームなコメディ調の芝居は影を潜め……とまでは言わないが、その「滑稽さ」が、ある種の「痛さ」に転じているところが、今回の役どころの面白い点だろう。そんな彼がふとした瞬間に見せる、「虚無」と「孤独」の表情。それは確かに観る者を惹きつける何かがある。しかし、それ以上に印象的だったのは、そんな表情の変化も含めた彼の「切り替えの速さ」だろう。コメディからシリアスへと目まぐるしく変わる荒唐無稽なプロットを、持ち前の反射神経とキレのある動きによって乗りこなす、役者・ムロツヨシの真骨頂。  そこで大きな役割を担っているのは、高杉の相棒・園田役を演じる山崎育三郎、謎の女・菜摘子を演じる黒川芽以という共演者たちの存在だ。貫井徳郎の同名タイトルの小説を原作としつつも、細かな設定に変更を加え、高杉・園田・菜摘子という3人の会話劇となるようアレンジされた脚本。高杉(黄色)・園田(緑)・菜摘子(赤)といった具合に、そのアンサンブルが映えるよう明確に定められた衣装ともども、「誘拐犯」の濡れ衣を着せられたこの3人が、謎の「犯人」からの要求に、チームとしてどう対処しながら、ことの真相に辿り着いてゆくのか。それが、このドラマの「肝」なのだろう。  ミュージカルや舞台で活躍し、初の本格的な連ドラ出演となった『下町ロケット』の好演で評価を高めた山崎育三郎。そして、28歳にして芸歴20年を超える演技派であり、近年は「キレイなお姉さん」役もすっかり板についてきた黒川芽以。主演のムロツヨシをはじめ、舞台経験も豊富なこの3人による小気味いいセリフの応酬は、観るものを飽きさせない。ただし、その展開の速さと会話のテンポ感によって忘れそうになるけれど、このドラマ、第1回の時点で、実は大小様々な「謎」が散りばめられていることも指摘しておくべきだろう。というか、当たり前のように高杉たちと行動を共にするようになった「菜摘子」とは、そもそも何者なのか? そして、園部の嫁が高杉の元カノという設定は、今後物語にどう影響していくのか。さらには、一瞬挿入された高杉の15年前の回想シーン。彼が自主制作した映画に好感を持った少女……高杉の心の拠り所となっている少女とは、果たして何者なのか? そして、何よりも「ジョン・レノン」を名乗る犯人の正体とは? さまざまな謎を撒き散らしながら猛スピードで走り始めたドラマ『悪党たちは千里を走る』。それは一体、どんな結末を迎えるのだろうか? そして、そのときムロツヨシ演じる高杉は、そして3人の関係性は、どんなふうに変化を遂げているのだろうか? コメディリリーフとしての役割から、物語を推進する主人公へ。ムロツヨシのキャリア的にもひとつの転換点となるであろう本作に、引き続き注目したい。 ■麦倉正樹 ライター/インタビュアー/編集者。「CUT」、「ROCKIN’ON JAPAN」誌の編集を経てフリーランス。映画、音楽、その他諸々について、あちらこちらに書いてます。 ■ドラマ情報 『悪党たちは千里を走る』 毎週水曜日23時53分〜TBS系で放送中 出演:ムロツヨシ、山崎育三郎、黒川芽以、光石研、紺野まひる、堀部圭亮、大西利空、林みなほ(TBSアナウンサー) 原作:貫井徳郎 脚本:渡邉真子 音楽:木村秀彬 プロデュース:池田克彦 演出:岡本伸吾 田中健太 製作著作:TBS 番組公式サイト:http://www.tbs.co.jp/akuto2016/

沢尻『大奥』、テレ東にも負けた……綾瀬はるか主演『わたしを離さないで』が2週連続ビリの大爆死

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TBS系『わたしを離さないで』公式サイトより。
 1月期、“話題作”のひとつに入っていたはずの綾瀬はるか主演の連続ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系/金曜午後10時~)が、とんでもない不振に見舞われている。  初回(1月15日)は6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、今クールのすべての民放連ドラ(プライム帯)の中で最下位。第2話(22日)も6.2%と前週と同じ視聴率で、2週目もビリとなった。前番組『中居正広のキンスマスペシャル』の視聴率は11.9%とまずまずで、今回もまた、TBSを見ていた多くの視聴者が、『わたしを離さないで』になるとチャンネルを替えてしまったことになる。  低視聴率の要因のひとつとして、日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』枠で、2週連続、宮崎駿のスタジオジブリ作品がオンエアされた点が挙げられるだろう。15日の『天空の城ラピュタ』は15回目のテレビ放送ながら17.9%。2回目のテレビ放送となった22日の『魔女の宅急便』は18.8%の高視聴率をゲットした。ただ、いずれも初めての放送ではないだけに、リアルタイムではなく録画して視聴するという選択肢もあったはずだ。  同じく、22日の裏番組だった沢尻エリカ主演のスペシャルドラマ『大奥』第1部(フジテレビ系)は9.6%を取っており、『わたしを離さないで』は、それにすら惨敗を喫した。もっといえば、テレビ東京系『たけしのニッポンのミカタ!』の8.4%にも負けている。裏がどうこうというより、ドラマそのものに問題がありそうだ。  第2話までは、子役の演技が続き、主要キャストである綾瀬、三浦春馬、水川あさみの出演シーンは、ほとんどなかった。それでは、視聴者が番組途中でチャンネルを替えてしまうのも無理からぬところ。第3話(29日)では、青年期を迎え、施設「陽光学苑」を卒業する年となる。キャストも子役から本来のキャストに移っていくだけに、ここからが本当の勝負。  同日、日テレ系『金曜ロードSHOW!』は地上波初放送となる『ジャックと天空の巨人』で、『大奥』第2部もオンエアされる。第3話で巻き返すことができなければ、このまま爆死続きで終わってしまう可能性もあるだろう。 (文=森田英雄)

小保方晴子氏が手記出版で反撃! STAP細胞は若山教授が黒幕、私は捏造犯に仕立てられた、と…

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小保方晴子『あの日』(講談社)
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  ちょうど2年前のきょう、1月28日は、あのSTAP細胞が大々的に発表された記者会見の日だが、そんな日を選んで、小保方晴子氏が反撃に出た。昨日からメディアで大きく報道されているように、手記『あの日』(講談社)を発売したのだ。本サイトはいち早く手記を入手したが、本のなかで小保方氏は、〈STAP細胞に関する論文発表後、世間を大きくお騒がせしたことを心よりお詫び申し上げます〉と謝罪しつつも、一連の「捏造」疑惑に真っ向から反論していた。  といっても、小保方氏が今もまだ「STAP細胞はあります!」と言い続けているということではない。  周知のように、STAP細胞は、論文の捏造、データ改ざんに端を発して、小保方氏のでっちあげではないかという疑念が向けられるようになった。さらには、STAP幹細胞への変化やキメラマウスの作製の過程で、小保方氏がES細胞を混入させたという可能性が取り沙汰され、理化学研究所の調査委員会の調査でも、小保方氏の実験室に残されていたSTAP幹細胞やキメラマウスがすべてES細胞由来であることが判明。「STAP細胞はなかった」と結論付けられた。  しかし、小保方氏は、STAP幹細胞の培養やキメラマウス作製はすべて論文の共著者である若山照彦・山梨大学教授が主導していたと断言。にもかかわらず、途中でその若山氏に手のひらを返され、捏造の犯人に仕立てられてしまったと主張しているのだ。  同書によれば、そもそも、小保方氏は「スフェア」と呼ばれる球状の細胞塊がストレスによってOct4陽性細胞に変化する過程に着目していただけで、万能細胞の作製に積極的だったわけではなかったという。ところが、当時、理研CDB(理化学研究所発生・再生科学総合研究センター=当時)にいた若山氏に相談したところ、「Oct4陽性細胞という多能性を示す細胞が採取できるならば、キメラマウス作製こそが最重要なデータであり、iPS細胞のような(無限増殖できる)幹細胞ができるかもしれない」と勧められた。  だが、若山氏が実験を何度も試みてもキメラマウスはできてこなかった。この時点で小保方氏は「ES細胞から作製されるようなキメラマウスはできないというのも重要な結果の一つ」と考え、論文のテーマは細胞変化過程にしようと思っていたという。  しかし、若山氏は諦めようとしなかった。そして、ある日、若山氏から小保方氏に驚きの知らせがもたらされる。 〈ある日いつも通りスフェアを(若山氏に)渡すと、「これまではスフェアをバラバラの細胞にしてから初期胚に注入していたが、今日からはマイクロナイフで切って小さくした細胞塊を初期胚に注入してキメラマウスを作ることにした」とおっしゃった。それから10日後、若山先生からキメラができたと連絡を受けた。その上、残りの細胞をES細胞樹立用の培養液で培養したらES細胞の様に増えだしたと報告された。毎日、スフェア細胞を培養し観察していた私は、細胞が増える気配すら感じたことがなかったので大変驚いた。「特殊な手技を使って作製しているから、僕がいなければなかなか再現がとれないよ。世界はなかなか追いついてこられないはず」と若山先生は笑顔で話していた〉  だが、結果は知らされても、自分の眼で確かめたわけではない。自分で確認がしたいと思った小保方氏は「培養を見せてください、手伝わせてください」と申し出たというが、若山氏には「楽しいから(一人でやる)」「ES細胞の樹立も研究者の腕が重要だから、自分で行いたい」と拒否された。  また、キメラマウスやクローンマウス作製の技術を「教えてほしい」と申し出ると、若山氏はこんな返事を返してきたという。 「小保方さんが自分でできるようになっちゃったら、もう僕のことを必要としてくれなくなって、どこかに行っちゃうかもしれないから、ヤダ」  小保方氏はこうした経緯から見ても、自分が"ES細胞を混入させた"というのはありえないと主張するのだ。 〈STAP細胞からのキメラ実験は、若山先生が作製方法をSTAP細胞塊をバラバラに注入する方法から、マイクロナイフで切って入れる方法に切り替えた時に初めて成功している。もし私がES細胞を渡していたのなら、細胞塊をバラバラにしてキメラマウスを作製していた当初からキメラマウスの作製に成功していたはずである。そうではなく、実験方法を切り替えた時にES細胞を渡していたとするなら、連日行われていたキメラマウス作製実験において、若山先生が実験方法を変えるタイミングを予期し、そのタイミングに合わせてES細胞を若山研の誰にも知られずに準備し、ES細胞研究の第一人者である若山先生にばれずに渡すことが、果たして可能であっただろうか〉  そのうえで、小保方氏はこう書く。 〈後にSTAP細胞と名付けられる細胞の存在の証明が、キメラマウス作製の成功、もしくは増殖する細胞であるSTAP幹細胞への変化であるなら、「STAP細胞の作製の成功・存在の証明」は常に若山先生がいなければなしえないものになっていった〉  明言はしていないが、もしSTAP細胞が捏造とするならば、それは若山氏がやったとしか考えられないと言っているのだ。  小保方氏はそれを裏付けるような若山氏の乱暴なやり口も次々と暴露している。まだ未申請のヒト細胞を使った実験に関して、「行ったのはその承認後だったということにすればいいのです」とメールで指示してきたことや、若山研究室ではデータの扱いが非常に恣意的だったと指摘する。 〈若山研では、胚操作によって作製されたマウスを使った重要なデータを補佐するためのデータは「飾りのデータ」と呼ばれ、まず結論へのストーリーに合う仮のデータを「仮置き」の形で図表として用いて論文執筆を行う方法がとられていた。(中略)ストーリーに合わない、つじつまの合わない実験結果は、「このままでは使えないのでやり直すか、データとして使用しないように」と指導を受けた〉  また、スフェア細胞からのキメラが胎児だけではなく胎盤も形成していることが発見された時についても、疑惑の目を向けている。胎盤の形成はES細胞などでは起こりえない現象で、事実なら大発見だが、若山氏は小保方氏に〈スフェアからのキメラマウスの胎盤だというもの〉を渡し、「組織学的に解析してほしい」と依頼をしてきたという。ところが、若山氏はその解析結果を待たず、2012年4月頃にはTS細胞と呼ばれる、胎盤を形成する能力のある幹細胞株を樹立する培地でスフェアを培養する実験を開始。後に「FI幹細胞」と名付けられる幹細胞株を樹立した。  この間、小保方氏は〈若山先生が作製したキメラマウスなど論文の主題となる実験結果の補佐となる細胞の遺伝子解析などを任されていたが、解析に用いる幹細胞は培養を担当していた若山先生から受け取り実験を行うようになっていった〉〈実験に使用するマウスは若山先生から渡され、私が作製したスフェアは、若山先生が計画した他の研究員が進める実験にほぼすべて使用され、自身で解析などを進めることができない時期が続いた〉と、ほとんど蚊帳の外だったという。  ところが、論文にデータの改ざんなどが発覚し、疑問が向けられ始めると、あんなに積極的だった若山氏の姿勢は一変する。若山氏はNHKの取材に「論文を撤回したほうがいい」と回答。さらに、キメラマウスづくりに使ったSTAP細胞が、自分が小保方氏に渡したマウスと同一のものであるか、に疑念があると考え、自分の手元に残っていたSTAP幹細胞を第三者機関に解析に出したのである。  若山氏がそのような態度をとったことに対して、同じ論文の著者の丹羽仁史氏は小保方氏に「ハシゴを外されたんや」と述べたという。  そして、14年3月25日、小保方氏に渡したマウスと若山氏が解析したSTAP幹細胞のマウスの系統が違うとの報道が出た。解析結果が出た6月には、若山氏が会見を開き、正式に「STAP幹細胞を第三者機関によって解析した結果、若山研にはけっして存在しなかったマウスの細胞からできていた」と発表。小保方氏がES 細胞を混入させたという見方が広がっていく。 〈私は混入犯に仕立て上げられ、社会の大逆風の渦に巻き込まれていった。私は「若山研以外からのサンプルの入手経路はない」と事実を述べ、「実験してはっきりさせる」とコメントを出すしかなかった〉  しかし、その後、理研の調査によって、若山氏の会見内容は間違いであることが発覚。STAP幹細胞と若山研のマウスは別物でなく、〈若山研で飼育されていたマウスに由来している〉ことがわかっている。  つまり、小保方バッシングの材料とされた、若山氏が発信源の情報は事実ではなかったということらしい。  他にも、小保方氏は同書の中で、若山氏の不可解な動きをいくつも指摘している。著者間で合意していた「ネイチャー」論文の撤回理由書を若山氏が勝手に書き換えてしまったこと、さらには、若山研にいた頃に作製され、大切に箱に保存していたサンプルのいくつかが、箱の中から消えていたこと......。たとえば、サンプルの消失については、こう書いている。 〈これが解析されていれば、STAP細胞としてキメラ実験に用いられていた細胞の由来が明確にわかったはずだった。(中略)STAP細胞からのテラトーマの実験も複数回行われていたが、それらのサンプルもなくなっていた〉  もちろん、こうした主張を全部鵜呑みにするわけにはいかないだろう。実際、TCR再構成の証明がきちんとなされていないことや、テラトーマの画像取り違えなど、十分な説明をできていないことも多い。  しかし、一方では、このSTAP細胞問題では、理研や若山氏、亡くなった笹井芳樹氏の言動にも不審な点は多く、小保方氏が不可解に感じるのももっともな部分もある。  あのSTAP問題をから騒ぎで終わらせないためにも、若山氏にはぜひ、反論をしてもらいたいものだ。 (伊勢崎馨)

”ももクロ分裂”報道を完全否定できないウラに「ヒャダイン確執説」

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「白金の夜明け」より
 2016年の芸能界を震撼させたSMAPに続き、人気アイドルグループ・ももいろクローバーZにも“分裂騒動”が報じられた。デイリースポーツによれば、1月21日に都内で行われた「日本ジュエリーベストドレッサー賞」にももクロの百田夏菜子(21)、高城れに(22)、玉井詩織(20)、有安杏果(20)、佐々木彩夏(19)が出席。百田、高城、玉井、有安がコスチューム姿なのに対して、10代最後の年である佐々木だけピンクのドレスを着て登場し、グループ名も「佐々木彩夏とももいろクローバーZ」と紹介され、リーダーでセンターの百田が不満顔を見せ、玉井も「解散」の通告をしたという。
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ジャスティン・ビーバー、グラミー賞でパフォーマンスへ

ジャスティン・ビーバーが来月15日に開催される第58回グラミー賞でパフォーマンスを披露することになった。スクリレックスとディプロとコラボした『ホエア・アー・ユー・ナウ』でダンス・レコーディング部門にノミネートさているジャスティンのほか、ピットブルも同賞が開催されるロサンゼルスのステイプルズ・センターの壇上で歌を披露すると公式インスタグラムで発表された。 これまでにアデル、ケンドリック・ラマー、リトル・ビッグ・タウン、ザ・ウィーケンドがパフォーマンスすることが発表されていた。このニュースが公になった際、レコーディング・アカデミーのニール・ポートナウCEOはグラミー賞について「才能あるアーティストたちによるこのラインアップは、音楽にとって最も大きな夜になるということを再び証明する始まりにすぎません。我々は音楽にとって素晴らしい年になったことを祝福すること、最高の作品を称えること、さらにはかつてないパフォーマンスの数々を提供することが楽しみでなりません」と声明を出していた。

嵐・大野智がラブコメディーに挑戦する意義は? 明治大学の名物講師に訊く

【リアルサウンドより】  嵐の大野智が4月スタートの日テレ系連続ドラマ『世界一難しい恋』にて、自身初のラブコメディーに挑戦することを発表し、話題となっている。大野が演じるのは、老舗旅館の後継ぎでホテル業界に進出した若社長で、客を満足させることにかけては天才的な資質を持つものの、女性を喜ばせる才能は一切ないという変わり者。恋に奮闘する姿をコミカルに演じることについて、大野は「ラブコメは初めてですが『コメディー』がついていて安心した。純粋なラブストーリーは恥ずかしくて出来ないですから」とコメントしている。  これまで『怪物くん』(日テレ系)や『死神くん』(テレビ朝日系)といった作品で、漫画的なキャラクターを演じて好評を博してきた大野がラブコメディーに挑戦することには、どんな意義があるのか。明治大学法学部で嵐を題材にした講義を行っている関修氏に訊いた。 「大野さんは嵐というグループの中でも特殊なポジションにいるひとで、リーダーではあるものの率先してメンバーを引っ張っていくのではなく、一歩引いてグループを後ろから眺めているような、どこか達観したようなところがあります。そうした立ち振る舞いは彼の役者としてのスタンスにも通じていて、自らの個性を前面に出してリアリティのある演技をするというより、非日常的なキャラクターとして存在感を発揮するほうが得意です。『怪物くん』や『死神くん』などの役柄は、だからこそハマり役となったのでしょう。今回はラブコメディーに挑戦するということですが、大野さん自身が言っているように“コメディー”であることが重要で、リアリティを求められるシリアスな役柄ではないところがポイントになると思います。大野さん本来の性格を出すのではなく、非日常的なキャラクターを演じるという点においては、これまでの作品の延長線上にあるものですし、彼にとっても演じやすい役柄なのでは。コメディーという枠組みの中でなら、ラブシーンでも振り切った演技が期待できるかもしれません」  また今回、大野が新たな役どころに挑戦することは、嵐というグループの新たな方向性も示唆していると、同氏は続ける。 「2014年にグループ結成15周年を迎えて以降、嵐はこれまでとは違ったフェーズに入ったのではないかと思います。これまで嵐はメンバーの主演ドラマで主題歌を歌ってきましたが、2015年1月のドラマ『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』(TBS)では、同期である生田斗真さんをサポートするような形で主題歌『Sakura』を提供しました。おそらく、アイドルとして頂点を極めた彼らは、新たなことに挑戦しなければいけない段階にあるのだと思います。相葉雅紀さんは2015年4月のドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ)でストーカーに立ち向かう青年を演じ、役者として新境地を開きましたが、今回大野さんがラブコメディーに挑むのも、新しい嵐を象徴する事象のひとつなのかもしれません」  大野智のコメディー路線は果たしてどう評価されるのか。4月の放送を楽しみに待ちたい。 (文=松下 博夫)

裏の日テレが強すぎるわけじゃ、ない…? NHK大河ドラマ『真田丸』雲行きが怪しくなってきた視聴率

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NHK『真田丸』公式サイトより。
 NHK大河ドラマ『真田丸』(堺雅人主演/日曜午後8時~)第3話が1月24日に放送され、視聴率は18.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と過去最低だった。  初回(10日)は19.9%でスタートし、第2話(17日)は20.1%の高視聴率をマーク。これは、大河ドラマでは『八重の桜』(2013年/綾瀬はるか主演)初回の21.4%以来、丸3年ぶりの大台超えとなった。上昇気流に乗ったかに見えた『真田丸』だが、第3話で降下してしまった。  同時間帯の強力な裏番組といえば、なんといっても、“黄金リレー”の日本テレビだ。17日は『世界の果てまでイッテQ!新春2時間SP』が19.6%、24日は『ザ!鉄腕!DASH!!』2時間SPが19.2%で、その数字にほぼ変化はなかった。従って、『真田丸』の視聴率下落は裏番組の影響ではないようだ。  ネット上での視聴者の評価を見ると、相も変わらず、三谷幸喜氏の脚本に関する意見が大半。それは、賛成派、反対派と真っ二つに分かれている。三谷脚本についていけない視聴者は、早くも第2話で脱落してしまったのかもしれない。  三谷氏が前回、大河ドラマの脚本を手がけたのは、04年の『新選組!』(香取慎吾主演)。同ドラマは初回26.3%と好発進し、第5話までは20%台をキープしたが、第6話で大台割れ。以降、20%未満が続き、最終回(第49話)で10カ月ぶりの大台(21.8%)を記録。全話平均は17.4%で、歴代の大河ドラマの中でワースト8位の低視聴率に終わっている。  近年の大河ドラマでは、12年の『平清盛』(松山ケンイチ主演)が第2話で最高値(17.8%)を出した後、ジリジリ数字を下げて、最終的には大河史上ワースト視聴率(当時/平均12.01%)を更新してしまった例がある。 『真田丸』の主人公・真田信繁(幸村)は、歴史上それなりに著名な人物であり、豪華キャストを結集させただけに、さすがに、『平清盛』や昨年の『花燃ゆ』(井上真央主演)のような低空飛行にはならないだろう。だが、三谷脚本にソッポを向く視聴者が多ければ、この先、視聴率が伸び悩む可能性もありそうだ。 (文=森田英雄)

『NEWS23』新キャスターはやっぱり星浩! 元朝日記者は集団的自衛権容認の親米保守、“骨なしクラゲ”の評も

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TBSテレビ公式サイトより
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】  昨日1月26日、TBSが『NEWS23』の新キャスターに星浩氏(朝日新聞特別編集委員)を就任させることを正式に発表した。同時に、キャスターを務める膳場貴子アナウンサーを降板、『報道特集』に異動させることも明らかにした。  裏事情を知らない一般の人々は、このキャスター交代を単なる年度替りの番組リニューアルのように捉えるかもしれないが、それはまったく違う。昨年11月25日、リテラがどこよりも早くスクープしたように、そもそもTBSは早い段階で『NEWS23』から現アンカー・岸井成格氏と膳場アナを降ろすことを決めていた。そのとき本サイトは同時に星氏の後任内定も伝えていたが、まさにそのとおりとなったわけだ。  なんども指摘してきたように、背景にあるのは安倍政権による圧力だ。政権は、かねてより安倍自民党の政策に批判的な岸井・膳場体制の『23』が目障りで仕方なく、昨年11月には「放送法遵守を求める視聴者の会」なる別働隊を使って『23』と岸井氏を露骨に攻撃。ところが、本サイトのスクープをきっかけに、「視聴者の会」の動きに対して各方面から大きな反感の声があがる。さらには、岸井・膳場両氏を始めとする現場スタッフからの猛反発もあり、一時はTBS上層部でも白紙に戻すような話が出ていた。  しかし結末は前述のとおりである。TBSがこのタイミングでキャスター交代を正式発表したのは、明らかにSMAP解散騒動などに世間の関心が集中していたからだ。TBS上層部は、なるべく波風を立たせぬよう、岸井氏をスペシャルコメンテーターという立場へ、膳場氏を良質ではあるが地味な『報道特集』へ異動させた。これは、看板番組から“安倍批判色”を薄めるという政権に向けたアピールに他ならない。ようは、TBSは視聴者や現場の望みよりも安倍首相への服従の意を優先させた、というわけである。  それは新キャスターに星浩氏を起用したことからも明らかだ。朝日新聞の叩き上げで特別編集委員まで上り詰めたという経歴から、彼をなんとなく“リベラルの中のリベラル”と思う人は少なくないだろう。しかし、星氏はワシントン特派員も務めた親米保守派寄りの政治部記者である。  実際、朝日の論説主幹や特別編集委員らが持ち回りで担当する週一コラム「日曜に想う」で、星氏は他の執筆者と比べて政権批判や護憲のトーンが薄い。また、改憲や特定秘密保護法、増税などの政策面については、批判をするにしても慣例重視の“手続き論”に終始する印象で、自身の政策論はほとんど述べない。  そんな“バランサー”的な立ち回りが目立つ星氏だが、ごくごくまれに、その政治的スタンスが垣間見える瞬間がある。たとえば集団的自衛権について、一昨年の行使容認閣議決定前、このように朝日紙上で書いていたことがあった。 〈経済も軍事も台頭する中国と向き合わなければならない。そのために、民主主義や人権といった価値観を共有する米国との同盟関係を固める必要がある。そこは、多くの国民がうなずく点だ。その手段として集団的自衛権を行使できるようにすることは、将来の選択肢としてあり得るだろう〉(朝日新聞2014年03月23日付朝刊)  一応注釈しておくと、星氏はこの後やはり与党協議や閣議決定のみで憲法の解釈変更を行うことに疑義を呈するのだが、朝日という言論空間を考慮すれば、星氏の建前はむしろ後者で本音が前者とも受け取れる。なお、星氏はこの稿でも「稚拙な結論避けよ」として筆を置いているが、彼の語法は往々にして「与野党の深い論争を期待する」というようなどっちつかずの結論か、でなければ単なる“政局ウォッチ”の感想だ。  少なくとも、この人物が横暴としか言いようがない安倍一強政治のなか、メディアに求められる“権力批判に一歩踏み込んだ番組づくり”を担うとは考えられない。  事実、リベラル派の論客からはすでに星氏に対する懸念が出ている。たとえば、評論家の佐高信氏は、星氏を田崎史郎・時事通信解説委員や田勢康弘・元日経新聞論説副主幹と同列に見なして「骨なしクラゲ」とまで評している。また、政治学者の中野晃一・上智大学教授は「週刊金曜日」(金曜日)15年12月25日・1月1日合併号で、星体制の『23』にこんな危機感を表明していた。 「やり方として非常に巧妙なのは、岸井さんから星さんに変わったとき、いろんなことを追ってない人から見れば、すーっと静かに右にずれていくのがわからないようになっています。同じ番組を見ていたら、『朝日新聞』の新しい人が来て、当たり障りのない範囲でちょっと批判っぽい感じのことを言っていって。実際はどんどん右にずれている」(「週刊金曜日」2015年12月25日・1月1日合併号/金曜日)  中野氏の予見する「すーっと静かに右にずれていく」というのは、おそらく現実となるだろう。“優等生”の星氏では真っ当な政権・政策批判は望めそうにない。いや、それどころか、むしろ安倍政権からしてみれば、これほど御しやすい人間はいないかもしれない。星氏曰く、「さまざまな政策課題で世論には賛否がある。それをバランス良く紹介し、解説を加えて国民に判断材料を提供していくのが新聞などメディアの役割だ」(朝日新聞15年4月5日付朝刊)。  安倍政権が「公正中立」をタテにメディアへの圧力を強めている現状、こうしたすました顔の「バランス論」が実は圧倒的な情報を流すことのできる政権側を補完していくだけ、ということをこの人物はまったくわかっていないらしい。  このままいくと、春からの『23』を見て、改めて「TBSは死んだ」とつぶやかなければならなくなるのは必至だろう。 (宮島みつや)

【ベッキー騒動】テレビ各局は視聴率上昇、出演CM商品“不買運動”で二極化の動きに

【アガるニュースをお届け!デイリーニュースオンラインより】
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「心こめて」より
 いまだ余波が続いているタレントのベッキー(31)とロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)の不倫騒動。『週刊文春」(文藝春秋)の追撃記事がありながらも川谷絵音が特に変わりなく音楽活動をしている一方、ベッキーはCM降板が続々と決定するなど深刻なダメージを受けている。だが、レギュラー番組に関しては改編後も「続投」との意志をテレビ局サイドが示しており、それに反発の声が強まっている。
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アカデミー賞、差別批判を受け新たな目標を打ち出す

アカデミー賞が最近非難されている同賞における人種問題を受けて改革を起こすことを発表した。2016年度アカデミー賞における演技部門でのノミネート者がすべて白人であったことを受けて、ウィルとジェイダ・ピンケット=スミス夫妻、スパイク・リー、マーク・ラファロら数々のスター達がその結果に異論を唱えており、これに対し22日(金)、アカデミー賞のシェリル・ブーン・アイザックス会長は2020年までに同団体の女性と非白人会員数を2倍に増やすことを目標にすると発表した。 アイザックス会長は声明文の中で「アカデミーは業界が追いつくのを待つのではなく、業界を率先していくことになります。理事会と投票における新たな手法は即座に影響をもたらし、我々の会員構成を大きく変化させる過程の始まりとなります」と綴っている。 さらに理事会のメンバーに新たに3席を追加し、この3人によって同団体の多様性を促進していくことを目指すという。