「エロ目的じゃなければセクハラではない」は通用しない! 観客のジェンダー観をあぶり出すヤバい会話劇・田中哲司&志田未来『オレアナ』

 こんにちは、桃山商事の清田です。セクハラというのは、我々男性にとって語りづらいテーマのひとつだと感じています。もちろん、恋人や友人がセクハラ被害に遭えば怒りを覚えるし、例えばバラエティ番組などでセクハラまがいのシーンを目の当たりにし、嫌な気分になることもしばしばです。

 しかしその一方で、「もしかしたら自分も知らない内にやっているのではないか……」という気持ちもわき起こります。あからさまな性的嫌がらせではなかったとしても、自分の何気ない言動が女性にセクハラと映っている可能性は否定できないからです。「自分は違う」と思いたいけど……実際そういう気分にさせてしまったことは一度や二度ではないはず。それが語りづらさのゆえんです。

 現在パルコ劇場で公演中の舞台『オレアナ』は、コピーにもある通り「セクハラ」が主題のひとつになっている翻訳劇です。そこでは何が描かれているのか? 田中哲司&志田未来という実力派俳優の二人芝居で話題となっている本作を、さっそく観に行ってきました。

◎大学教師のジョンと、単位のことで悩む女子大生のキャロル

 物語の舞台は大学教師・ジョン(田中)の研究室。そこへある日、講義が理解できないと悩む女子大生のキャロル(志田)が訪れます。「このままでは単位を落としてしまう!」とパニックになり、その救済措置をジョンに求めるキャロル。しかし、二人の関係はどんどんこじれていき、結果的にセクハラ事件にまで発展してしまいます。

 こう聞くと、「教授が研究室で女子学生に性的な行為を強要した」といった類のセクハラを思い浮かべるかもしれません。事実、そういった事件は現実に数多く起こっています。つい最近も、11月10日に、東京藝術大学で50代の男性教授が女子学生の胸を触ったとして停職処分を受けたことが報じられました。

 しかし、『オレアナ』で描かれるのはもっと複雑でわかりづらい事例です。ジョンとキャロルの言い分は完全に食い違っているし、観る人によっては「むしろジョンが被害者」という捉え方をするかもしれません(ジョンはキャロルの胸を触ったわけではないので)。

 ジョンとキャロルの関係性は、本作の社会的背景を頭に入れておくとよりクリアに見えてきます。舞台は「4割しか卒業できない」と言われるアメリカの大学です。成績の評価システムは日本より格段に厳しく、単位を落とせば退学の勧告が出されます。キャロルが切羽詰まっているのはこのためです。

 また、一方の教師サイドもシビアな評価制度に置かれています。一定の研究能力が認められ、大学から「終身在職権」が与えられて初めて安定した身分が得られるという仕組みになっているのですが、ジョンは間もなく終身在職権が認められるというポジションにいて、これを機に家の購入を決めたばかり。

 こういった状況下で、キャロルは必死に救済措置を求め、ジョンも何とかそれに応じようとしています。しかし、二人の間には小さなすれ違いがどんどん積み重なっていき、やがて決定的な亀裂へと発展していく……。なぜ、そうなってしまったのでしょうか。

◎止まらない二人のディスコミュニケーション

 二人がすれ違っていった理由。ポイントは、置かれている立場の違いを「互いに理解していない」ということです。

 キャロルにとって、ジョンは自分の命運を左右する存在、つまり絶対的な“権力者”です。そういう相手に対し、しかも研究室という権威的な密室空間で単位の救済を求めるのは、とても怖いことだと思います。しかし、背に腹は代えられないキャロルは、怯えながらも必死に自分の状況を訴えます。

 与えられた課題をやっても授業について行けない。自分はバカなのかもしれない。クラスメイトにはコンプレックスを感じている。でも、せっかく入った大学を辞めるわけにはいかない……。ときに混乱しながら窮状を訴えるキャロルの言葉は、極めて切実です。

 一方のジョンは、“教師らしい態度”でキャロルと向き合おうとします。教師として学生の混乱を収めてあげたいし、何とか力にもなってあげたい。その気持ちは確かに伝わってきます。しかし、家の件で妻や業者から度々かかってくる電話の影響などもあり、どこか気もそぞろ。そのため、ジョンからはつい首をかしげたくなるような言動が散見されます。

 例えば、キャロルの相談に対して「(君の問題を)片づけよう」という表現を使ったり、キャロルの話を「君の言いたいことはわかってる」と最後まで聞かずにさえぎったり、キャロルをリラックスさせようといきなり下ネタのジョークを放ったり……。確かにその根底には「教師として力になりたい」という気持ちが存在しているのだと思いますが、緊張と恐怖で張りつめているキャロルにはまるで伝わらず、むしろ不信感を募らせる方向へと突き進みます。

 なのに、それをまったく読み取れないどころか、意味を取り違えて解釈してしまうジョン。ディスコミュニケーションは止まりません。そして、取り乱しかけたキャロルを落ち着かせようとジョンがその肩に手を回したとき……限界まで達していた表面張力がついに崩壊。二人のすれ違いは、とうとう引き返せないところまで到達してしまいます。

◎「エロ目的じゃなければセクハラにならない」という男の理屈

 キャロルはその後、大学当局にジョンをセクハラ容疑で告発します。そこからのやり取りは……ぜひ本作を観て確かめていただきたいところですが、とにかくここで痛感したのは、セクハラ問題の根底には「権力構造に対する無知や無自覚」がある、ということです。

 端的に言って、ジョンに「セクハラをした」という意識はありません。「性的な意図はなかった」というのがその根拠です。これは男性にとって生々しい感覚で、大多数の人が「エロやセックス目的じゃなければセクハラにならない」とナチュラルに思い込んでいるように感じます。

 事実、セクハラ男性の心理状況を分析した『壊れる男たち─セクハラはなぜ繰り返されるのか─』(金子雅臣/岩波新書)にも、「冗談のつもりだった」「単なる恋愛のアプローチだった」「何もやってないのになぜ訴えられたのか?」などと言ってセクハラを絶対に認めようとしない男性たちの姿が描かれています。

 しかし、これは独りよがりの理屈です。一方で、よく言われる「受け手の側が不快に思えばセクハラ」というのも正しくないとか。セクハラ問題の必読書と名高い『部長、その恋愛はセクハラです!』(牟田和恵/集英社新書)によれば、「受け手の許容範囲もまた千差万別である」というのがその理由です。

 おそらくセクハラとは、権力を持っている側、その場で優位なポジションにいる側が、そのことにまったく無自覚な状態で相手に性的な恐怖や嫌悪感を与えてしまうことを指すのではないか──。これが『オレアナ』から学んだセクハラの定義です。

 もっとも、本作はこういったことを直接的に説いているわけではありません。あくまでこれは私個人が抱いた感想です。舞台上に提示されるのは、ひたすら続く言葉の応酬と、俳優たちの身体から発せられる非言語的な情報のみ。二人のやり取りに耳を傾け、それぞれの様子を観察し、心理状況を想像し、自分なりに場面を読解していく……。集中力を要する作品ですが、実力派の二人が織りなす会話劇は圧巻の迫力であり、セクハラ問題や権力の問題を考える上でも非常に良質なテキストとなるはずです。

 よく考えてみれば、セクハラが発生するプロセスをリアルタイムで追いかけるという機会も滅多にありません。見る人によって受け取り方は千差万別だろうし、現実をそのままトレースしたような世界観は、記憶や認識といったものの不確かさをこれでもかというほど突きつけてきます。東京公演は11月29日(日)まで。ぜひ、観劇をオススメいたします!

・パルコ・プロデュース公演『オレアナ』
東京公演:2015年11月6日(金)〜2015年11月29日(日)
作:デイヴィッド・マメット
翻訳:小田島恒志
演出:栗山民也
出演:田中哲司・志田未来
※東京公演のほか、豊橋・北九州・広島・大阪公演あり。16日(月)には桃山商事・清田代表が男性学の田中俊之先生とアフタートークに登壇します。

■桃山商事/二軍男子で構成された恋バナ収集ユニット「桃山商事」。失恋ホスト、恋のお悩み相談、恋愛コラムの執筆など、何でも手がける恋愛の総合商社。男女のすれ違いを考える恋バナポッドキャスト『二軍ラジオ』も更新中。コンセプトは“オトコ版 SEX AND THE CITY”。著書『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)が発売中。

「エロ目的じゃなければセクハラではない」は通用しない! 観客のジェンダー観をあぶり出すヤバい会話劇・田中哲司&志田未来『オレアナ』

 こんにちは、桃山商事の清田です。セクハラというのは、我々男性にとって語りづらいテーマのひとつだと感じています。もちろん、恋人や友人がセクハラ被害に遭えば怒りを覚えるし、例えばバラエティ番組などでセクハラまがいのシーンを目の当たりにし、嫌な気分になることもしばしばです。

 しかしその一方で、「もしかしたら自分も知らない内にやっているのではないか……」という気持ちもわき起こります。あからさまな性的嫌がらせではなかったとしても、自分の何気ない言動が女性にセクハラと映っている可能性は否定できないからです。「自分は違う」と思いたいけど……実際そういう気分にさせてしまったことは一度や二度ではないはず。それが語りづらさのゆえんです。

 現在パルコ劇場で公演中の舞台『オレアナ』は、コピーにもある通り「セクハラ」が主題のひとつになっている翻訳劇です。そこでは何が描かれているのか? 田中哲司&志田未来という実力派俳優の二人芝居で話題となっている本作を、さっそく観に行ってきました。

◎大学教師のジョンと、単位のことで悩む女子大生のキャロル

 物語の舞台は大学教師・ジョン(田中)の研究室。そこへある日、講義が理解できないと悩む女子大生のキャロル(志田)が訪れます。「このままでは単位を落としてしまう!」とパニックになり、その救済措置をジョンに求めるキャロル。しかし、二人の関係はどんどんこじれていき、結果的にセクハラ事件にまで発展してしまいます。

 こう聞くと、「教授が研究室で女子学生に性的な行為を強要した」といった類のセクハラを思い浮かべるかもしれません。事実、そういった事件は現実に数多く起こっています。つい最近も、11月10日に、東京藝術大学で50代の男性教授が女子学生の胸を触ったとして停職処分を受けたことが報じられました。

 しかし、『オレアナ』で描かれるのはもっと複雑でわかりづらい事例です。ジョンとキャロルの言い分は完全に食い違っているし、観る人によっては「むしろジョンが被害者」という捉え方をするかもしれません(ジョンはキャロルの胸を触ったわけではないので)。

 ジョンとキャロルの関係性は、本作の社会的背景を頭に入れておくとよりクリアに見えてきます。舞台は「4割しか卒業できない」と言われるアメリカの大学です。成績の評価システムは日本より格段に厳しく、単位を落とせば退学の勧告が出されます。キャロルが切羽詰まっているのはこのためです。

 また、一方の教師サイドもシビアな評価制度に置かれています。一定の研究能力が認められ、大学から「終身在職権」が与えられて初めて安定した身分が得られるという仕組みになっているのですが、ジョンは間もなく終身在職権が認められるというポジションにいて、これを機に家の購入を決めたばかり。

 こういった状況下で、キャロルは必死に救済措置を求め、ジョンも何とかそれに応じようとしています。しかし、二人の間には小さなすれ違いがどんどん積み重なっていき、やがて決定的な亀裂へと発展していく……。なぜ、そうなってしまったのでしょうか。

◎止まらない二人のディスコミュニケーション

 二人がすれ違っていった理由。ポイントは、置かれている立場の違いを「互いに理解していない」ということです。

 キャロルにとって、ジョンは自分の命運を左右する存在、つまり絶対的な“権力者”です。そういう相手に対し、しかも研究室という権威的な密室空間で単位の救済を求めるのは、とても怖いことだと思います。しかし、背に腹は代えられないキャロルは、怯えながらも必死に自分の状況を訴えます。

 与えられた課題をやっても授業について行けない。自分はバカなのかもしれない。クラスメイトにはコンプレックスを感じている。でも、せっかく入った大学を辞めるわけにはいかない……。ときに混乱しながら窮状を訴えるキャロルの言葉は、極めて切実です。

 一方のジョンは、“教師らしい態度”でキャロルと向き合おうとします。教師として学生の混乱を収めてあげたいし、何とか力にもなってあげたい。その気持ちは確かに伝わってきます。しかし、家の件で妻や業者から度々かかってくる電話の影響などもあり、どこか気もそぞろ。そのため、ジョンからはつい首をかしげたくなるような言動が散見されます。

 例えば、キャロルの相談に対して「(君の問題を)片づけよう」という表現を使ったり、キャロルの話を「君の言いたいことはわかってる」と最後まで聞かずにさえぎったり、キャロルをリラックスさせようといきなり下ネタのジョークを放ったり……。確かにその根底には「教師として力になりたい」という気持ちが存在しているのだと思いますが、緊張と恐怖で張りつめているキャロルにはまるで伝わらず、むしろ不信感を募らせる方向へと突き進みます。

 なのに、それをまったく読み取れないどころか、意味を取り違えて解釈してしまうジョン。ディスコミュニケーションは止まりません。そして、取り乱しかけたキャロルを落ち着かせようとジョンがその肩に手を回したとき……限界まで達していた表面張力がついに崩壊。二人のすれ違いは、とうとう引き返せないところまで到達してしまいます。

◎「エロ目的じゃなければセクハラにならない」という男の理屈

 キャロルはその後、大学当局にジョンをセクハラ容疑で告発します。そこからのやり取りは……ぜひ本作を観て確かめていただきたいところですが、とにかくここで痛感したのは、セクハラ問題の根底には「権力構造に対する無知や無自覚」がある、ということです。

 端的に言って、ジョンに「セクハラをした」という意識はありません。「性的な意図はなかった」というのがその根拠です。これは男性にとって生々しい感覚で、大多数の人が「エロやセックス目的じゃなければセクハラにならない」とナチュラルに思い込んでいるように感じます。

 事実、セクハラ男性の心理状況を分析した『壊れる男たち─セクハラはなぜ繰り返されるのか─』(金子雅臣/岩波新書)にも、「冗談のつもりだった」「単なる恋愛のアプローチだった」「何もやってないのになぜ訴えられたのか?」などと言ってセクハラを絶対に認めようとしない男性たちの姿が描かれています。

 しかし、これは独りよがりの理屈です。一方で、よく言われる「受け手の側が不快に思えばセクハラ」というのも正しくないとか。セクハラ問題の必読書と名高い『部長、その恋愛はセクハラです!』(牟田和恵/集英社新書)によれば、「受け手の許容範囲もまた千差万別である」というのがその理由です。

 おそらくセクハラとは、権力を持っている側、その場で優位なポジションにいる側が、そのことにまったく無自覚な状態で相手に性的な恐怖や嫌悪感を与えてしまうことを指すのではないか──。これが『オレアナ』から学んだセクハラの定義です。

 もっとも、本作はこういったことを直接的に説いているわけではありません。あくまでこれは私個人が抱いた感想です。舞台上に提示されるのは、ひたすら続く言葉の応酬と、俳優たちの身体から発せられる非言語的な情報のみ。二人のやり取りに耳を傾け、それぞれの様子を観察し、心理状況を想像し、自分なりに場面を読解していく……。集中力を要する作品ですが、実力派の二人が織りなす会話劇は圧巻の迫力であり、セクハラ問題や権力の問題を考える上でも非常に良質なテキストとなるはずです。

 よく考えてみれば、セクハラが発生するプロセスをリアルタイムで追いかけるという機会も滅多にありません。見る人によって受け取り方は千差万別だろうし、現実をそのままトレースしたような世界観は、記憶や認識といったものの不確かさをこれでもかというほど突きつけてきます。東京公演は11月29日(日)まで。ぜひ、観劇をオススメいたします!

・パルコ・プロデュース公演『オレアナ』
東京公演:2015年11月6日(金)〜2015年11月29日(日)
作:デイヴィッド・マメット
翻訳:小田島恒志
演出:栗山民也
出演:田中哲司・志田未来
※東京公演のほか、豊橋・北九州・広島・大阪公演あり。16日(月)には桃山商事・清田代表が男性学の田中俊之先生とアフタートークに登壇します。

■桃山商事/二軍男子で構成された恋バナ収集ユニット「桃山商事」。失恋ホスト、恋のお悩み相談、恋愛コラムの執筆など、何でも手がける恋愛の総合商社。男女のすれ違いを考える恋バナポッドキャスト『二軍ラジオ』も更新中。コンセプトは“オトコ版 SEX AND THE CITY”。著書『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)が発売中。

10代の交際にDVの芽が隠れている!? 女性弁護士と考える「暴力」と無縁の恋愛

 これまでの恋愛経験で、こんな経験はないだろうか? 彼氏から1日に何度もLINEが届きすぐ返信しないとキレられる、友だちとの約束や会社の行事より自分との予定を優先させられる……。恋がはじまったばかりのキラキラしたころには「これぞ愛情」と思えた行為こそが、もしかするとDVへの第一歩かもしれない。

 弁護士・打越さく良さんの最新著書『レンアイ、基本のキ~好きになったらなんでもOK?~』(岩波書店)が発売された。恋人から身体的・精神的・性的暴力をふるわれる〈デートDV〉の被害者、そして加害者にならないよう、恋愛とはどういうものか、関係性をどう築くべきかを中高生に説く1冊だが、10代は遠い昔という大人が読んでも役に立つ。DVのきっかけは特別なシーンではなく、ごくありふれた恋愛の1コマにあるとよくわかるからだ。

 打越さんにDVと10代の恋愛、そしDVを受けたときに私たちがとるべき行動についてうかがった。

――本書は10代の少年少女におけるデートDVについて書かれていますが、このころの恋愛が大人になっても大きく影響し、DVやモラハラを引き起こすケースは多そうですね。

打越さく良さん(以下、打)「手をあげられるなどわかりやすいデートDVまでいかなくても、強く束縛したりされたり、相手の行動や交友関係を制限したりといったことが、『つき合うって、こういうもの』と身についてしまうことがあります。いったん縛り、縛られることを恋愛と取り違えると、彼氏・彼女が代わってもDVにさらされる、または暴力をふるう、さらにそれがエスカレートする……となりがちです。10代のうちに〈束縛や暴力=愛情〉とインプットして自分や相手を苦しめることのないようにしてほしいと願い、本書を書きおろしました」

◎暴力を受けている人ほど、見えない

――そのころからDV的な関係が当たり前になると、暴力を受け入れることに疑問がなくなるのですね。

打「自分が暴力を受け入れていることにすら気づかなくなるんです。離婚したいと相談にきた女性たちから、『ナイフで刺されましたが、包丁じゃないので大丈夫』『殴られたけど、骨折もしていないから平気です』『彼はちゃんと外からは見えないところを殴るんですよ、一応気を遣ってはいるんですね』と聞くことがあり、その都度驚かされます。弁護士である私に相談にいらした、つまり夫との関係に問題があると気づいていながら、いまだ自分の受けた被害には目がいかない……。となると、まだ離婚まで考えていない人は尚のこと、自身の被害が見えていないのでは、と心配になります」

――見えないと同時に、認めたくないのもあるのでは?

打「そうかもしれませんね。認めたら最後、生活ができなくなるから問題を直視していない可能性はあります。それでもDVという言葉自体が知られるようになって以来、『お前が悪い』『お前のせいで俺は暴力を振るう』といわれても、『これはDVかも』と被害を自覚して誰かに相談しようと行動する人は増えてきたように見えます。2001年にDV防止法ができた意義は大きいです」

――身体的な暴力もさることながら、精神的な暴力も人の心身を苛みますね。

打「はい、とても深刻です。日常的にチクチクいわれる嫌がらせが何年も継続したり、何カ月にもわたって無視されたり……。ところが裁判では、殴られたり蹴られたりは診断書や写真を提出すれば認定されやすいですが、精神的暴力は証明がむずかしいんです。精神的暴力の被害の深刻さは身体的暴力によるそれに比べて重視されていないと感じますね。さらに性的暴力になると、私たち弁護士が信頼関係を築けたと実感していても、まだ打ち明けてくださらないことが多いです。『夫婦はセックスするのが当然、受け入れられない私がダメなんだ』と自分を責めたり、性について口にすること自体を恥ずかしいと思ったりする人が多く、表に出てきにくいのでしょう。被害者が恥を感じるなんて理不尽です。ただし、『夫婦はセックスするのが当然、多少イヤでも受け入れなさい』と思っている裁判官もいないとはいい切れず、性的な暴力も暴力として厳しく評価してくれるでしょう、と太鼓判を押すこともできないのが切ないところです。裁判官も思い込みがないとは言えないので」

――うかがっていると、そもそもDVをする人との交際自体を避けたくなるのですが、そうした男性に共通の特徴はありますか?

打「それがないんですよ。学歴や職業といったバックグラウンドに共通点はなく、たとえばDV被害者の味方であるはずの警察官や弁護士にもいますし、対外的には〈いい人〉に見える人も大勢います。強いていえば、他者、特に自分がほんとうに大切にすべき人を思いやれない、その人の痛みがわからないのが共通点です。成人して急にそうなったわけではなく、人格が形成される段階で人との接し方を学ぶ機会がなかったのでは……と私は考えています。10代のうちからデートDV、またはそれに近いことをしてきた可能性はあります。一目見て『この人はいかにもDVをふるいそう!』とわかるポイントはないと思ってください。DVは親密な関係のなかで生じますから、つき合ってみないと、もしくは結婚してみないとわからないケースが多いから厄介です」

◎束縛=恋愛ではないと気づいて

――10代は恋がキラキラして見える時期だけに、束縛=愛情と勘違いしやすいですね。本書では少女漫画や人気小説から、DVにつながりそうな恋愛行動の例を挙げています。〈壁ドン〉〈顎クイ〉なども、威圧的な行動として紹介されています。

打「うっとりしているところに水を差したり、『男女で役割分担が決まっているのはおかしい、いつでも対等じゃなきゃ!』と〈お説教〉したりといったことは、少年少女を白けさせるのでは……と、このあたりの書き方はとても悩みました。でも、キラキラのなかに危険なサインが潜んでいることはありうる、と気づいてほしかったんです。そして、それを見つけたら自分が傷ついたり相手を傷つけたりする前に、できるだけ早い段階で対処すること。たとえば、ほかの男性と話しているのを見て彼がヤキモチを焼く。この程度なら女性も『大切にされている』と受け入れがちですが、そのうち『男の美容師の店にはもう行くな』『俺以外と外出するな』とどんどん制約が厳しくなり、自分の考えで行動すればキレられるのではと怯えて自由に行動できなくなる……これがDVのパターンです。早々にNOの意思を表示できればいいのですが、『私が我慢すれば』と自分を封じ込める女性も少なくありません。そうしているうちに、DVはますますエスカレートします」

――どのあたりで「これは危険」と見極めればいいのでしょう?

打「これがまた、むずかしいんです。たとえば『ブス!』とからかわれても愛嬌のある言い方だったり、『あんただってブサイクじゃん!』と言い返せるような関係だったりする場合もあるので、こう言われたら即NGという線引きはなかなかできません。でも、最初はよくても、度重なると苦しくなってくることもありますよね。そんなとき、『私、傷ついているよ。やめて』と言って、彼も『いいすぎたかな』と考えられるのであれば大丈夫でしょう。でも、その訴えができなかったり、訴えても通じなかったり、『ほんとうは、イヤじゃないんだろ?』と威圧的な態度をとられたり……そんな関係なら交際を考え直したほうがよさそうです」

 イヤなことをイヤといえる関係か否かに分岐点があるのは、10代も大人も変わらない、と打越さん。だからこそ、10代のうちから「NO」をいうことを覚えてほしいといいます。また、本書の読者には男子中学生、高校生も想定されています。すなわち、「DV加害者にならないために」。こうした恋愛における〈基本のキ〉が身につかないまま大人になった男女が直面しているDVの現状とは? 後編に続きます。
(三浦ゆえ)

手でしてほしいのにずっと口&舌! セックス時の希望を相手に却下された時の対処法

 おかげさまで、早くも連載10回を迎えたロリルミの大人相談室。記念すべき第10回目の相談は、パートナーとのセックスで「延々クンニされまくること」に不満を抱える女性からの投稿です。クンニ大好きロリルミ先生的には大歓迎の性癖かもしれませんが、「手マンもフェラもなしでクンニ→挿入」の流れに相談者・肉子さんはうんざりしている様子。しかも彼氏は「手マンが苦手」。どうすればこの悩みを解決できるのでしょうか?

◎前戯がクンニのみの彼。セックスに満足できません。

<肉子さん>35歳/神奈川県/独身女性

 エッチの手順について質問です。

 今までしてきた相手とは大体、「キス→おっぱい愛撫→クンニ・手マン→フェラ→挿入(射精)」でした。AVとか見ても同じですし、これがスタンダードだと思っていたのですが、いま付き合っている彼氏がちょっと変わっているのか、「キス→クンニ・クンニ・クンニ・クンニ・クンニ→挿入(射精)」という感じなんです。

 私はクンニより手マンのほうが好きだし、舐められすぎると皮膚の感覚が弱くなるというか、ふやけるみたいであまり気持ちよさを感じなくなってくるので、適度にしてほしいんです。でも彼は「とにかく舐めたい!」みたいで、「指でしてほしいな☆」と手マンを要望しても「オレあまり上手じゃないんだ」と拒まれます。しかもいつもワンパターンで、フェラしようとしても「出ちゃうから」とあまりさせてくれません。

 私にとってはいまひとつ満足できないエッチが続いています。どう思いますか?

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 肉子さんの言うように、「キス→おっぱい愛撫→クンニ・手マン→フェラ→挿入(射精)」というセックスの流れは、よくある一般的なものです。しかし、これと手順が違うからといって間違っているというワケではないと思いますし、人それぞれ好む手順があっていいはず。別に「絶対にフェラは省いてはいけない」とか「手マンの後のクンニは必須」という決まりもありませんからね。

 ただ、肉子さんにとっては彼の「前戯がクンニのみのセックス」は好ましくないようですね。個人的にはクンニが大好きなので、肉子さんがうらやましいと思ってしまいますが、肉子さんが手マンやフェラを希望してもしてくれない、させてくれないというのはストレスですよね。

 「セックスの不満を相手に言い出せない」という悩みはよく聞きますが、肉子さんの場合はすでにそこから一歩先をいって彼にきちんと要望を伝えています。それでも彼が応じてくれないというのならば、伝え方を変えてみるのもいいかもしれません。例えば、「手マンしてくれないんだったらクンニもなしね!」などの交換条件を課すとか。クンニ好きな彼ということなので、単なる手マンは拒否しても、クンニのための手マンならする……という可能性もあるんじゃないでしょうか。そこから手マン自体の楽しさや手マンで肉子さんを悦ばせることに目覚めてくれる可能性もあるかもしれません。

 それでも彼が頑なに手マンやフェラを拒否するようであれば、「彼のセックスにはもう何も期待しない、諦める」という考え方もアリだと思います。性格など彼の好きな部分に目を向けて、セックスへのこだわりは捨てる。精神的に彼に満たされているという部分が大きければ、「彼のセックスはこういうものだから」と割り切って受け入れられるというケースもあります。「手マンしてほしい」という自分の願望を押し殺すことにはなりますが、それを叶えたいのならば彼と別れて他の男性と付き合うことであっさり解消されるかもしれませんし、そうではなくて彼との交際を続けていきたいなら、ある程度の妥協点を見つけて割り切ると楽になったりします。といっても、全て許して相手に合わせるのは危険なので、ご自身の中で「ある程度の許せるライン」を守ることが必須です。

 でもひとつだけ、ちょっと考えてほしいことがあります。セックス中の振る舞いには、その人の人間性が大きく現れていることもあります。肉子さんの彼が、肉子さんの要望を拒否するのはセックス中だけですか? もしデート中などその他のやりとりでも、肉子さんの要望を却下して自分のやりたいことだけをする傾向があるなら、お付き合い自体を見直した方がいいかもしれません。そうでないのならば余計なお世話なので、この段落は無視して下さい!

 彼氏がいない私が言うのもなんですが、交際中は相手の希望と自分の希望をいかにすり合わせることができるが、どの辺でいい意味での妥協をするかが大事ですよね。自分の希望を全て叶えてくれる相手なんてなかなかいませんし、また自分が相手の希望を叶えられるかといったら難しい場合もあります。肉子さんと彼、それぞれの希望のバランスがうまく整うことを願っています!

「縛っていいよ~」ビアン心も刺激された・SMバー初潜入!

会食が早く終わったある日のこと。
普段だったら友達と合流してもう1杯となるところですが、ふと思い立って近くのSMバーを検索し電話してみちゃいました!

私:あの、ひとりなんですけど伺って大丈夫ですか?
電話先の女性:大丈夫ですよ〜♪ 道がわからなかったら近所のコンビニまで迎えに行きますね〜。

と、とても親切な電話対応にまずはひと安心。
お店は池袋にあり、土地勘はなかったのですが、地図を読むのが得意なのですぐにお店の前に到着。
SMバーは2階より上の階、もしくは地下にあるというイメージでしたが、今回伺ったお店は1階。
扉を開けると半個室のようなお部屋は見えるものの、人の気配がありません……。

「誰もいないのかな?」と店内をきょろきょろしていると、メゾネットになっている2階から高いヒール独特の足音が。
セクシーなボンデージに身を包んだお姉さまが迎えに来てくれて、2階に案内されました。
店内は赤と黒を基調としたカウンターバーになっていて、スタッフは先ほど電話でお話した女性と、お胸が豊満な女性のお2人。
壁には鞭や、鎖、女王様が着るようなコスチュームが掛かっています。

お客さんは平日の終電前だったからか、私と同じく1人で来た女性・Yさんだけ。
女性4人だけというビアンバーのような雰囲気で、スタートから落ち着つけちゃいました(笑)。

まだまだ、SM初心者な私にはSM談義ができるわけもなく、先日一鬼のこさんに縛っていただいた時の話題をし、「私も縛ってみたい!」と打ち明けました。
すると、初対面なのにとてもフレンドリーなYさんが、性の世界を幅広く楽しんでいるようで、「いつもはSだけど、Mにもなれるから縛っていいよ~!」と縛られ役を申し出てくれました☆

お店のママ・ミオさんとスタッフさんに教えてもらいながら縄をかけていきます。
先日縛っていただいた時のように痛くなく、気持ち良い締め具合って本当に難しいことを再確認……。
※Yさんの仮面姿がなんとも変態的でシュールですね(笑)。

お胸の膨らみを強調するように、胸の下にもしっかりと縄を通します。
裸の状態でバストを囲むように縛られると乳首が突起して敏感になるそうです♪

どーん! と構えて縛りやすくしてくれるYさん(笑)。
懐の深さが溢れ出ております。

おかげで念願だった亀甲縛りができちゃいました!
あそこにグリグリ結び目が当たって気持ち良くなるようになっています☆

さらに、調子に乗って鞭までお借りしました♪
この日の鞭は“バラ鞭”といって、長さがないので扱いやすく、比較的安全で初心者には最適な鞭です。
以前、試しに打たれてみたことがあるのですが、そんなに痛くはないですよ♪

……改めて写真を見返してみると、縛られた時よりも自分がイイ顔してる感じがするのはなぜかしら????
私が偶然着ていたレザースカートによって、さらにSMっぽさが演出されていますね(笑)。

一通り練習&遊ばせてくれたYさん。
最後にはしっかり、足元でなついてくれました♪
縛る側は、相手が積極的に協力してくれたり、縛られるのに耐えてくれる姿をみると、とても愛おしく思えて可愛がりたくなっちゃいます。

ママいわく、初来店のお客さん同士が今回のように遊べる日はそんなに多くないとのことですが、ちょこっとでもSMを知るのにはやっぱりSMバーって魅力的ですね!
個人的には、元来のビアン要素と最近マイブームのSM要素の両方が詰まっていて、とーっても楽しかったです♪
Yさん、スタッフのみなさん、ありがとうございました!

SM BAR「SAKEBI」
〒170-0014 東京都豊島区池袋2-1-3 大福ビル1F.2F
TEL:03-5928-1410

■谷川明日香/芸能経験を経てライフスタイル、美容の会社を設立。モテ男育成や婚活講座の講師や男性用コスメ「オールインワンメンズケア」をプロデュース。TVなどメディアでバイセクシャルをカミングアウトしている。

【messy調査】「指でオナニー」が半数。セックスを意識してオナニーをする人も多数

 「オナニーの際に使用しているもの」について伺ったmessy調査の結果を発表したいと思います。

 前回のmessy調査は「オナニーの際のオカズ」についてでした。総回答数は243件(募集期間2週間)。そのうち121件が女性でした。

 今回は募集期間を1週間としたためか、総回答数は43件と少数(女性36件、男性7件)ですが、皆さん自由記述欄に様々な意見を寄せて下さっていました。ご協力ありがとうございます!

 さっそく「使用しているもの」についての結果発表です。言うまでもありませんが、女性回答限定です。

 指 23
 ローター 5
 バイブ 4
 電動マッサージ 3
 シャワー 3
 iroha 2
 ディルド 2
 枕 1
 ……など

 圧倒的に「指」が多く、ほぼ半数。前回の調査結果を踏まえると、AVや妄想をオカズに、指でオナニーをされる女性が多いということでしょうか。印象的な回答もありました。例えば「枕」と回答された方からは、 

「枕の上に馬乗りになってアソコを全体的にこすりつける。汚れないよう服を着たまま、枕カバーが破けないよう布団を間に乗せたり、色々工夫してます」

 と、後処理のことも考えた合理的なオナニー方法について教えていただきました。

また「iroha派」の中には、「irohaを使ったら他が使えなくなった」という方も。きっとたくさんの道具や方法を試した末にたどり着いたのがirohaだったのでしょう。irohaといえば、messyで連載中の紗倉まなさんが「iroha mini」「iroha FIT」の使用感をそれぞれレポートしているので、チェックしてみてください。なぜ「他が使えなくなった」のかわかるかもしれませんよ。

・紗倉まなが提唱する「半身浴×iroha miniオナニー」とは
http://mess-y.com/archives/6238

・紗倉まながセルフ潮吹きを経験した「iroha FIT」とは!?
http://mess-y.com/archives/11930

 ちなみに「iroha以外は考えられない」と回答された方からは「自分の指が短すぎて中の気持ちいいとこまで届かないんですけど、みんな届くんですかね?」というご意見もいただいています。指が短くても気持ちいいところに届かせるテクニックがあるのでしょうか? それともあきらめて他の方法に切り替えている? ぜひコメント欄で教えてください!

 「指派」の中にはこんなお悩みもありました。

「バイブと電マの強い刺激に慣れてしまって、彼の愛撫ではいけなくなってしまいました(;_;) なので最近は指のみです(;_;)」

 「電マ派」の中には、「直であてても気持ちよくないのでいつもショーツの上から当てています」とショーツを挟むことで刺激を弱めている方もいるようです。パートナーの愛撫でイキたい。でも普段、指でオナニーするのはちょっと物足りない……という方は、強すぎる刺激を避けるべくショーツやタオル越しにすれば、どちらも達成できるかもしれません。

 オナニーの際に、セックスで困ることのないように……と意識される方は少なくないようで、「セックスで中イキ出来るように、なるべくオナニーの時も足を閉じないようにしている」など日頃から気をつけてオナニーをされている方は他にもいらっしゃいました。一方で「早く済ませるときは息を止めて足をピンと張っています」「角オナ足ピンでイッてますwあんまり良くないってわかってるんですがめっちゃキモチイ!」とオナニーの気持ちよさ優先の方も。また、セックスとオナニーをはっきりと分けて考えている方もいます。

「小学生の時に、指や手のひらでのクリの刺激でイクことを覚えて、ちょっととまどいながらも、寝る前の習慣や朝起きる前にしたりで長~い付き合いです。シャワーもしばらくハマったことがありました。結婚も出産も経験しましたが、クリオナ歴が長すぎたせいかエッチではなかなかイクことができず、こっそりバイブを購入。時々使いましたが、結局指が手軽でクリオナにもどりました。旦那とのエッチはとても気持ち良いけどイケないので、後で指でスッキリしています」

 「シャワー派」には「オナニーする時、温かさを感じる方が良い。あと、清潔」という回答もありました。好みの温度に調整できるし、服も部屋も汚れない。そのままシャワーを浴びれば、すっきりさっぱりできる。まさに一石二鳥ですね。同様の意見はもちろんありました。

「終わった後は必ずアソコを洗います! そうしないと魚介類の腐った臭いがするので…」

 終わった後にシャワーを浴びる派は少なくないように思います。匂いが気になる方は、ぜひこの記事をご参照下さい。

マン臭がさわやかな香りに…正しいアソコの洗い方講座
http://mess-y.com/archives/1486

 またオナニー後の不快感を処理するために、デリケートゾーン用ウェットシートを使うという方法もありますよ。

 というわけで2回連続で行った「オナニー」に関するmessy調査。読者の皆様はもちろん、女性向け商品の開発をお考えの企業の皆様も、ぜひご参考下さい。

原因は私? 射精しない恋人との付き合い方に悩むより、「射精しなきゃセックスじゃない」思い込みを捨ててはどうか

◎セックスしても一度もイッたことのない彼…相性が良くないの?

<悲しみの虎さん>21歳/福島県/独身女性

 付き合って半年になる15歳年上の彼氏がいるんですが、セックスで彼が最後までイッたことがいままで一度もありません。自分がゆるすぎるのか? それとも彼のティンコに問題があるのでしょうか? 勃起はすごいしてるんですが。

 最初は「もともと遅漏だから」と言っていた彼ですが、最近はお互い気まずくてセックスできるタイミングでもしなくなってきました。このままお別れパターンか? と考えてしまい悲しいですが、相性が合わないってことなんでしょうか。

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 セックスしても彼がイッてくれないとなると、「自分のせいなのか?」とか「彼に問題が?」とかいろいろ考えちゃいますよね。

 ただ、悲しみの虎さんと彼は、現在「お付き合いしている」という形です。もし、結婚していて子供が欲しいけれども、射精しなくて子供が作れないというのならばすぐさま解決策を探すべきだとは思いますが、そうではないなら射精がなくともセックス自体はできるじゃないですか。射精がセックス終了の合図、という思い込みを捨てましょう。

 セックス=男性が射精して終了、という考えは多くの人々が持っていて、それに則ったセックスをしているカップルもたくさんいますが、それだけが正解というワケではないと思います。中高年男性向け雑誌のセックス特集だと、「勃起しないけど愛し合うのが楽しい」なんて悦び手記が主流になってきていますよ。女性同士のセックスも、射精がないので長く楽しむことが出来て良い、という声をレズビアン本人から聞いたことがあります。

 悲しみの虎さんの彼は勃起しているとのことなので、挿入はできるし、それ以外の愛撫だってもちろんできます。射精にこだわらず、それらに重点を置いてもいいんじゃないでしょうか。射精という明確な終わりがない分、気の済むまでお互いの気持ちいいところを探ったりもできますし、射精以外のお互いの着地点を見つけられれば、それは立派なセックスです。

 彼としても、射精できないことがストレスになっていて、セックスを楽しめなくなっているかもしれません。悲しみの虎さんに対して申し訳ない気持ちもあるかも。ですから、「射精しないセックスもアリ」だと伝えてあげることで、プレッシャーから解き放ってあげてはどうでしょう。ひょっとしたら、肩の荷が下りて、結果的に射精できるようになるパターンもあると思います。心理的要因って大きいです。私はティンコの専門家ではないため本稿では触れませんが、男性は刺激の強いオナニーのやりすぎで膣内射精障害になることがあるので、どうしても射精にこだわるのなら泌尿器科を受診して治療を試みる、というのも手です。また、女性の膣は興奮や快感に伴い収縮するものなので(だって産道ですよ!)、悲しみの虎さんが「ユルマンではないか」などと悩む必要はまったくありません。

 しかしそもそも、悲しみの虎さんは彼とセックスがしたいんでしょうか? そして彼も本当にセックスがしたいのか。もし「付き合ってるならセックスするのが当然」という思い込みがあって、「彼とセックスしたい」というよりも「付き合ってるんだからしなきゃいけない」という理由で臨んでいるのならば、セックス以外の楽しい時間の過ごし方を彼と見つけるのもいいと思います。付き合っているなら絶対にセックスしなければならないなんて決まりはありませんし、セックスしてもしなくても、お互いが納得しているのならば交際は成り立ちます。

 もちろん、セックスは関係性を維持するうえで蔑ろにしていいことではないし、彼とのセックスについて真剣に考える悲しみの虎さんの気持ちはすばらしいものです! ただ、セックスだけが彼との関係を保つ綱ではありませんよね。きっといろいろ好きな部分があるからこそ交際しているのでしょう。セックスだけに目を向けてしまった結果、元々好きだった部分が霞んで不本意にお別れしてしまうとしたら悲しすぎます。

 セックスにまつわるお悩みの大半には、「交際=セックスするもの」「恋人とは満足のいくセックスをしなければならない」という固定概念が隠れている気がします。そりゃあ出来れば、満足のいく気持ちいいセックスをしたいものですが、100点でなければ落第、なんてことはないですよね。一度そうした“他人の価値観に乗っかっていないか”の確認作業をしてみてください。思い込みを取り払った上で、彼とのセックスについて考えてみることが必要かもしれません。

■Lollipop-Rumiko/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。

「俺が開発してやる」という、危険な願望を持つ男たちに欠けているものとは

 「女性の肉体を開発する」という言い回しは、AVでも官能小説でもエロ漫画でも、アダルト界隈ではよく使われます。フィクションの世界であれば、ひとつのセックスファンタジーとしてありえるのでしょう。古くは「源氏物語」の紫の上のように、何も知らない無垢な女児を自分色に染め上げることに憧れる人は少なくないようです。光源氏は少女だった紫の上の教養を伸ばし、理想の女性に仕立てたので、セックスの手ほどきをしたというわけではありませんが、そこにまで想像を広げて読む人は昔もいま数えきれないほどいます。

 この「開発する」を現実の世界で見聞きすると、背筋のぞわぞわが止まりません。今月、「『君を開発したい』生徒に性的メールし免職の男性教諭の処分取り消し 東京地裁は『停職が妥当』」というニュースがあり、33歳の男性教諭が2011年度に担任していた女子生徒に対して行ったスクールセクハラが報じられました。なんておぞましい……。開発願望メールは、教諭から女性に送られた計845通のひとつです。しかもそのうち829通がたった3週間程度のうちに集中して送られたものというから、女子生徒の心痛はいかばかりだったことでしょう。

 教諭と未成年の生徒という圧倒的な上下関係を利用した性的いやがらせにより男は懲戒免職処分とされましたが、本人はそれを不服として訴訟を起こし、なんとその結果、地裁では「停職処分が相当だった」とされているとのこと……ハァ? その根拠はぜひ記事を読んでいただきたいのですが、セクハラメールを集中的に送った期間が短いからといって女子生徒の心の傷が浅いとはかぎらないし、男が自主的にメール送信をやめたところで何ら褒められることはありません。その段階で彼女を十二分に追い込んでいます。性被害における女性のダメージがいかに軽視されているかを、ありありと浮かび上がらせる判決です。

 いろんな怒りが収まらない記事ですが、今回、考えたいのは〈男性の開発願望〉なので、記事についての個人的な見解をしたためるのはこのあたりでやめておきます。この男性は「君を開発したい」のほかにも、「君が気持ちいいと感じるところを探る。これを『愛撫』といい、大切な行為なんだよ」とも送っていて、〈自分が女性を性的に教え導く立場だ〉という意識の強さがうかがわれます。

◎男だから、教えてやれる

 30代と10代、社会人と未成年、教師と生徒。一般的には知識や人生の経験値に差がある関係です。経験値や知識の豊富なものがまだ未熟なものへいろんなことを教え授ける、それ自体は人として基本的な営みですが、セクハラもパワハラも他の嫌がらせも、その立場の違いを悪用したものです。加えて、開発願望の強い男には「男だから、女にいろんなことを教えてやれる」という発想も必ずくっついているため、気持ち悪さは何倍にもはね上がります。

 私のもとにSNSをとおして、「バイブよりチンコのほうがいいだろ」「だから俺のを試してみろよ」的なメッセージが届くことはこれまでにも当連載で書いてきたとおりですが、バイブコレクターという活動をはじめて数年、その回数は数えきれません。男っつーのはどうしてこうゲスい下心を隠そうとしないんだろうと、いまでも萎えます。自分が少し損なわれた感覚もあります。なぜそう感じるのかを立ち止まって考えたところ、「この女はチンコの快感を知らずにバイブで悦んでいるのだろうから、俺さまが教えてやろう」という上から目線の開発願望がそこにあるからだと気づきました。

 こうなると、下心オンリーのほうがまだマトモに見えます。自分にチンコがあるだけで女性に快感を与えられると思っている彼らに私が訊きたいことは、ひとつです。あなたたちが私の身体の何を知っているんですか? と。

 バイブを使うとき、基本的には自分の気持ちいいところに当てます。私の場合はバイブレビューのためにいろいろ探るので、それによって偶然よりキモチイイところが見つけることはたびたびありますが、自分のどこをどうすれば気持ちいいかは把握しています。イクだけならセックスよりも、自分で自分を刺激するほうがよほど簡単です(バイブを使う/使わないは別として)。

 私たちは別に男性に教えてもらわなくたって、自分の快感に出会えます。初体験の前にマスターベーションを覚えたという女性は多いですし、そこですでにオーガズムを体験している人も少なからずいます。私も中イキは知りませんでしたが、クリイキは処女のうちに体験済みでした。これは自分の手でつかんだオーガズムです。

◎他者の身体への謙虚さ

 もちろん、セックスパートナーによって初めてもたらされる快感もあるでしょう。その人に開発願望がなくても、偶然とった体位がたまたまイイとか、その人の触れ方がこれまでになくイイとか。そうやって新たに出会う快感は、〈開発〉とはまったく異なるものです。お互いの間で起きた化学反応なようなもので、どちらかからどちらかに一方的に与えられるものではありません。

 自分の身体は自分が1番知っています。チンコがあるっていうだけで、女性の身体を熟知できるわけはなく、まして必ず快感を与えられるという保証もない。いままで何人の女性とセックスしてきたとしても、いま目の前にいる女性の身体をその女性本人以上に知っているということはあり得ないのです。

 と考えると、〈開発〉などという傲慢なことを考える男性には、他人の身体に対する謙虚さが決定的に欠けているとわかります。そして女性のメンタルにも無頓着で無神経で、まったく配慮できないことは考えるまでもありません。開発願望がある→セクハラ、スクールセクハラ、性犯罪の加害者になるとは一概にいえないにしても、そうなってしまう芽があるように思えてなりません。

 といいつつ、パートナーと長いつき合いをしているとその謙虚さを忘れそうになります。「こうしておけばキモチイイんでしょ」という、おざなりかつ上からの愛撫に陥らないよう、私もここらでひとつ気を引き締めることにします。

■桃子/オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

ずれた愛撫から逃れたい! 前戯に不満があるときの伝え方

◎挿入時の相性はいいけど、前戯に不満…どうやって彼に伝えればいい?

<リカコさん>25歳/千葉県/独身女性

 3カ月前から付き合っている彼氏について相談です。挿入時の相性は良いのですが、前戯が短く、手マンしてくる場所も微妙にずれています。私が自ら身体を動かしたりして、良いポイントに誘導しようとしても、絶対に何とも言えない場所を刺激してくるんです。

 「そこじゃない、そして前戯自体もっと長くして」と言いたいのですが、セックス中はいかにもAVみたいで言いづらく、それ以外の時も照れてしまってどのタイミングで言えば良いかわかりません……。ロリルミさんならどう伝えますか?

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 セックスに関するリクエストや改善要求は、“セックスとの距離が近いタイミング”で行うのが一番いいかと思います。セックスに全く関係のないタイミング、例えば真っ昼間のデート中に切り出すと、相手によっては重く捉えてしまったり、妙に改まった雰囲気になってしまってこちらも本音を伝えずに終わってしまったりするからです。

 リカコさんはセックス中に不満を言うのは難しいようなので、セックスが始まる前のイチャイチャムードの時に伝えるのがいいかもしれません。オススメなのは、「セックスの時に私にもっとしてほしいこととか、もっとこうしてほしいっていうのある?」と、相手の不満を聞く形で会話を始めること。それで向こうから「もっとフェラを長めにしてほしい」など不満を聞き出せたら、それを受け入れつつ「実は私も……」と打ち明ける。その直後にお互いの反省点を踏まえてセックスに臨めば、きっとその最中にも「こんな感じで大丈夫?」と確認しやすいし、リカコさんと彼が求めているセックスに近づきやすいのではないでしょうか。セックスの意見交換→それを踏まえた実践編というコンボが大切です。

 しかしこの場合に、もしも彼が「リカコのセックスに不満なんてないよっ!」と、現時点でめちゃめちゃ満足してます感を出してきた場合には、「でも私はもっと前戯を長くしてほしい」とは言いにくいと思います。また、彼に「実はこういう願望があって」と明かされ、それがリカコさんの許容範囲外のプレイであったりしても対応に困りますよね……。

 前者の場合は、リカコさんが思っている「挿入時の相性はいい」ことを全面に押し出しながら自分の希望を伝えるのがいいかもしれません。「いまのセックスも気持ちいいけど、もっとこうしたらよくなる」といったニュアンスを強めに。後者の場合は、自分がそれを受け入れられないことは伝えるべきだとは思いますが、それに対して彼がどう考えるかですよね。リカコさんの気持ちを尊重してくれるのか、そうではないのか……。

 また、リカコさんは彼との挿入時の相性には満足しているのですから、前戯はこの際捨てて、そこをもっと強化するというのも一つの手だと思います。的外れでマイナススタートの前戯を改善するためにあの手この手で伝えるのと、すでに満足度の高い挿入をさらにレベルアップするのとでは、後者の方が簡単なような気がします。とりあえず前戯については一旦置いておいて、いろんな体位を試したり挿入の角度を変えてみたりすることで前戯なんてどうでもいいと思えるような挿入タイムになるかもしれません。

 もちろん、前戯も挿入も両方気持ちいいのが一番ですが、100点満点のセックスなんてなかなか巡り合えるものではありません。パートナーをどんどん変えてタッチ&トライし続ければ、いつか文句なしの100点セックスをする相手を見つけられるかもしれませんが、リカコさんはそれよりも彼とのセックスをよりよいものにしていきたいんですよね。ならば、彼と出来得るトータル100点のセックス(テク・時間ともに不満な前戯は10点、相性のいい挿入は90点など)を目指し、短所を長所でカバーするやり方もアリ!

 前戯・挿入ともに合わないセックスもたくさん存在する中、彼との挿入の相性がいいのはすばらしいことです。これからも彼とのセックスを楽しんでくださいね!

■Lollipop-Rumiko/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。

セフレ男が「付き合ってくれ」と豹変するとき…ある日突然起こる「セフレの切り方問題」を乗り切るには

◎セフレが「付き合ってくれ」としつこくて困惑しています。LINEブロック推奨ですか?

<honkonさん>24歳/神奈川県/独身女性

 半年前から月イチくらいのペースで飲んでエッチする関係の男友達がいるのですが、この間その男から「正式に付き合ってほしい」と告白されて、断ったのにしつこくてうんざりしています。セフレでいたいのに……。ロリルミさんはそういう時、どうしますか?

 ちなみに私がその男と別に付き合いたくないのは、

・別に一緒にいてもときめかない
・連絡がきてもうれしくならない
・やたらロマンチックなことを言ってくるのがイヤ
・かっこよくはない(好みの見た目じゃない)
・要するに気が合わない

 からです。年齢は向こうが5個上でお互い普通の社会人です。とりあえずLINEブロックしてもいいですかね?

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 セフレというものは、どちらかが恋愛感情を持ってしまったら、もうその後の関係は続けられないと思います。お互いに「この人とはセフレだな」と思っていない限り、遅かれ早かれ関係は破綻するんじゃないでしょうか。

 とはいえセフレであっても、その後どこかのタイミングでお互いに「あ、やっぱり付き合いたいかも」と思ったのならばめでたく交際スタートですよね。要は、お互いに同じタイミングで同じような感情を持っていれば何の問題もないんです。

 セフレに限らず、先にセックスをせずに始める恋愛でもそうですが、いつ自分や相手の気持ちに変化が起こるかわからないし、そうなった時に関係を清算せざるを得なくなったとしても、仕方ない。相手の感情も自分の感情も、どうすることもできないものです。「冷めた」ときには、どうしようもない。諸行無常ゴーンです。

 私も過去にhonkonさんと同じような経験があります。セフレだと思っていたのに向こうがいきなり「付き合いたい」と言ってくるの、困りますよね。大体は連絡をスルーし続けていれば向こうも察してくれて、自然消滅になるんですけど、もし一度でも自宅に招いたことがあったら、突然「ピンポーン」とやってくることも考えられます。これ、すっごく怖いですよね。向こうは連絡が取れなくなったことがこちらの意思表示であるとは考えもしていないパターンで、全く悪気がなかったりするのがまたホラーです。

 honkonさんの場合はどうでしょうか? セフレに自宅を知られているのならば、LINEブロックはもう少し様子を見てからにした方がいいかもしれません。面倒かもしれませんが、セフレのストーカー化などもっともっと面倒なことが起きても嫌ですし、根気よく「もう会う気はない」ことを伝えるなどして、徐々にフェードアウトしていくのが安全なんじゃないでしょうか。もし、ホテルや向こうの自宅でしか会っていない、連絡手段はLINEのみ、SNSや自宅、職場などこちらの個人情報は教えていないなら、LINEブロックもアリかもしれません。

 honkonさんはセフレに対して「かっこよくはない」「要するに気が合わない」とネガティブなイメージをたくさん持っていて、そこまでdisりつつも「セフレでいたいのに」とおっしゃっていますが、個人的にはすごく共感できます! 全然好みじゃないし絶対に付き合いたくはないけど、不思議なことにそれでもなんだかセックスがしたくなるというか、性欲がそそられる相手っているんですよね。「この男とのセックスはいいぞ!」と本能的な知らせでもあるんでしょうか。

 ただ経験上ですが、そうした相手とのセックスはいくら気持ちよくても、比較的早い段階で嫌気がさしてくることが多いような気がします。honkonさんは相手が恋愛モードになったことで関係を解消する流れになっていますが、そうじゃなくても相手の嫌な部分がすごく目につくようになったり。「コイツのロマンチック発言、ホントうざいし」とか。

 セフレといえども、完全にセックスだけでつながり続けるというのは難しいというか、「セックスの相性もいいし、人間的にもいい人だと思う(でも恋愛対象というワケではない)」などのセックスプラスαの何かがないと長期的なセフレにはならないかもしれません。会った時はお互い一言も話さず、黙々とセックスして解散なら問題はなくとも、現実的に考えたらやっぱり何かしら会話があって、相手の人となりが見えてくるワケじゃないですか。そうしたセックスに付随するトータル時間の過ごし方の相性がいいのが、安定した関係を築きやすいセフレだと思います。

 とりあえず、いまのセフレとの関係がうまく切れることを願いますが、新セフレを作る時にはぜひセックス以外のプラスαにも目を向けてみてください!

■Lollipop-Rumiko/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。