恋愛や結婚に絶望、「人生残り50年、もう誰も愛せないかも」

◎過去の中絶を後悔しており、好きな人もできない。この先、誰も愛せないまま生きていくのかもしれないと思うとツライです。

<ケイさん>33歳/仙台市在住/独身女性

 はじめまして、ケイといいます。20代後半から、「次に付き合う人とは結婚」と思っているのに、付き合ううちに「やっぱりこの人とは結婚できない」となってフェイドアウトを繰り返しています。

 思えば20代前半の時に大好きだった彼氏の子供を妊娠し、産みたかったのですが「まだ若いから堕ろしてほしい」と土下座までされて泣く泣く中絶。彼とはぎくしゃくした関係になってそのまま別れを告げられてしまいました。それ以来、心から好きだと思う男性には出会えていません。

 あの時、未婚の母になってもいいから産んでおけばよかったと後悔ばかりが募ります。親には「婚活しろ」と急かされていますが、誰でもいいから結婚したいわけではなくて、一生一緒にいようと本心で誓い合える相手でないと無理です。

 そんな私の気持ちも親には「わがまま」と映るようです。友達には「男運がない」とか「慎重すぎる」とか言われますが、もう段々どうでもよくなってきました。

 しかし人生80年という時代、残り50年近く誰も愛せないまま生きていくのかもしれないと思うと、生きるのがどうしようもなくつらくなります……。ロリルミさんは結婚願望が薄いんじゃないかと思っていますが、80歳までの長い人生をどう楽しみながら生きていくか、心に構えていることがあれば教えてください。

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 ケイさんは現在ネガティブ思考から抜け出せなくなっているようですね……。自分のこの先の人生を考えていくうちに、不安要素しか浮かばない時は私にもあります。

 ただ、元彼の子供を産んでおけばよかったと後悔するのは時間の無駄でしかないと思います。この先、自分がどんな人生を送っていくのかはわからないし、いろんな可能性がありますが、過去だけはいくら後悔してもどうしようもありません。過去とは、もう変えられないからこそ「あの時、こうしていれば私の人生が変わっていたかもしれない」と都合よく考えられるんです。そんなこと承知の上で、ついつい頭をよぎってしまうという気持ちもわかりますが、現在の自分と比較してネガティブになってしまう過去は意識してでも考えないようにすべきだと思います。

 ケイさんは「誰でもいいから結婚したいわけではなくて、一生一緒にいようと本心で誓い合える相手でないと無理」と考えている一方で、親御さんや友達の言葉もあって、「もうどうでもいい」と諦めの姿勢に入っているようですが、それでもなお「残り50年近く誰も愛せないまま生きていくのかもしれないと思うと、生きるのがどうしようもなくつらくなります」と感じています。ということは、ケイさんの中では結果的に恋愛や結婚がものすごく重要な位置付けになっているのでしょうね。「誰かを愛したい」という自分の気持ちをきちんと認めてあげてもいいんじゃないでしょうか。

 また、「一生一緒にいようと本心で誓い合える相手と結婚したい」と思うのはごく自然な感情だとは思いますが、おそらくほとんどの夫婦はそう思った上で結婚していて、それでも離婚に至るのも珍しくありません。結婚を決める時は、お互い気分が最高潮に盛り上がっているケースも多いため、嫌な面も見ないフリができたりして、結婚してから初めてわかる相手の一面もたくさんあるはず。それを踏まえたら、「一生一緒にいようと本心で誓い合えるかどうか」ってそこまで重要視しなくてもいいような気がします。

 結局、結婚生活を何十年と送って初めてわかることなんじゃないかなと思うんです。先のことはわからないので「一生一緒に」と考えすぎると、誰とも結婚できないのが現実でしょう。「○年後も一緒にいたい」の積み重ねが、最終的に「一生一緒にいられた」につながると思うので、まずはもう少し肩の力を抜いて「ただただ一緒にいたい人」を探すのもいいかもしれません。

 そして28歳独身で結婚について「いつかできたらいいな」くらいに考えている私の、この先ひとりで生きていく可能性を考えた上での心構えですが……恋愛的な意味ではなく、好きな人のことは大切にしたいと思っています。家族や友達、仕事でお世話になっている人などなど。いつ関係が切れるかはわかりませんが、セフレもこの中に入るかもしれません。私のために時間を使ってくれる人だったり、他愛もない話を何時間でもできる相手って、この先の人生何かあった時も大きな支えになってくれるんじゃないかなと。そして、私もその人たちの役に立ちたいと心から思います。はなから利害関係を考慮せずに付き合える相手こそ、最終的にこちらに何かを与えてくれたり、またこちらも与えたりと、Win-Winな関係になっていくのではないでしょうか。これが恋愛や結婚となると、自分の人生を大きく左右する可能性があるので、多少打算的に考えるのも仕方ないんですけどね。

 自分の人生を楽しく過ごせるかどうかは自分次第です。それって、じつに自由なことではないですか? その自由の中で、人生が楽しくなる選択をどんどんしていきましょう!

■Lollipop-Rumiko/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。

一晩に何度も絶頂するには、初イキ後に身につけた「快感コントロール術」を封印すべし

先日、20代半ばの友人女性から「イキそうになると、その先が怖くて我慢しちゃう……でもイってみたいんだよね」という話を聞きました。

たしかに私も慣れていない時は、イク寸前になると“見えない壁”のようなものを感じて我慢したり、動きや体勢を変えたり、「もしかして、おしっこが漏れちゃうんじゃないか?」という感覚になったり……最初は勇気が必要だった気がします。
この問題は、ある程度経験を積むと、イッたらどうなるかという予測も付いてくるし、自分の体をコントロールできるようになりますよね?

しかし!
そのコントロールテクニックこそが「もっと感じる体作り」の邪魔をしているのです。

◎初イキの先には…

イクことに対するファーストハードルがあるように、実は一度絶頂を味わった後にも『セカンドハードル』『サードハードル』と、いくつも障害があります。

すでにクリアされている女性も多いかもしれませんが、私のようにS気質を持ち合わせていると、相手を支配する側になってしまうので、自分の限界を超えるほど責め込まれる機会はあまりありません。
よって、私もかつでは1度しかイケなかったのですが、自分を超えるドSな方と出会った時に、何度もイクことができたのです。

1回イッた後に「もうイケない」と決めつけたり、「つらい」と逃げ腰になる人もいるようですが、女性は基本的には短時間に何度もイケる生き物です。
「もうダメ……」の先にあるハードルを越えると、最初のオーガズムを迎えた時のような新しい自分に出会うことができ、気付けば楽々ハードルを越えられるようになります。

そのためには、ファーストハードルを越えてから快感をコントロール(脚を閉じたり、体勢を変えるなど)できないように物理的に動けない状態にしてもらい、その先の世界へ誘ってもらうのが一番簡単かもしれません。
しかし、無理矢理すぎて痛かったり、ハードル越えをまったく求めてない場合は、しっかり相手に伝えてやめてもらうことも大事です。

一度イッた後はコントロールして快感をセーブしてしまうけど、物足りなさを感じている方は、まず普通にイカせてくれる信頼できるお相手にしてもらうのが良いでしょう。
もしくは、今夜ひとりで試してみるものアリですね。

悩んでいる人に限らず、せっかく同じエッチをするなら、もっと感じられるほうがマンネリも防げますし、楽しさも倍増するかもしれませんよ☆

■谷川明日香/芸能経験を経てライフスタイル、美容の会社を設立。モテ男育成や婚活講座の講師や男性用コスメ「オールインワンメンズケア」をプロデュース。TVなどメディアでバイセクシャルをカミングアウトしている。

自宅に男をおびき寄せたものの…バレンタインデーセックスの絶望

 もうすぐ2月14日、バレンタインデーがやってきますね!

 OLの友達なんかに聞くと、「なんとなく習慣として女性社員が男性社員にチョコをあげるのが当たり前になっている。でも、チョコをもらう側の男性社員もホワイトデーにお返しするのが大変だったりして、実はめんどくさいと思っている人もいると思う」と、社内の空気的にバレンタインデーに向けて準備しなければならないようです。

 一方、彼氏や旦那がいる友達は、「そろそろお菓子やプレゼントのレパートリーがなくなってきた。かといって何もしないのもどうかと思うし、何あげたらいいんだろう……」と困っているようでした。パートナーがいてもいなくても、「バレンタインデーは完全スルー」という人以外は悩ましい時期なんでしょうね。

 私はというと、ここ数年は彼氏や好きな人がいないため、気合を入れてチョコを作るわけでもなく。また今年のように14日が土日にあたると、当日に仕事関係の知り合いに会うこともほとんどないため、日頃の感謝の気持ちを込めた義理チョコを各方面にプレゼントするということもなく。普段と変わらぬ日として過ごす「バレンタインデーは完全スルー」派です。

 バレンタインデーらしいバレンタインデーを過ごしたのは、いまから5年ほど前が最後です。当時、23歳だった私は4歳年上のゆうくんにものすごく性欲をかきたてられていました。しかし、ゆうくんは都内まで電車で2時間ほどかかる北関東の地域に住んでいたために、頻繁に会うことができず。また都内で会ったとしても終電が早いために、2人でゆっくりお酒を飲むことも叶わなかったりして、なかなかセックスに持ち込む機会に恵まれませんでした。

 そんな状況の中、近づいてきたバレンタインデー。私はこの日、ゆうくんにチョコを渡して、なんとかセックスに持ち込みたいと考えました。まあ別に付き合いたいワケではないので、バレンタインデーである必要もなかったのですが、イベントに乗っかってお互いの気分を盛り上げ、ロマンチックなムードが演出できるに越したことはないと思ったのです。

◎ロマンティック・ロリルミ・浮かれモード

 まず、ゆうくんにバレンタインデーのお誘いメールを送り、「チョコを持ったまま電車に乗って、もしチョコが崩れたら嫌だから、14日は私の家の近くで遊ばない?」と提案。もし、これが対好きな人の場合は、はなからチョコをあげることを伝えるより、当日のサプライズにしたほうがいいのかもしれませんし、「チョコくれてやるんだからうちの近所まで来いや」的なニュアンスもあって、これってどうなのかなと思います。

 ただ、この時の私は、「いつものように渋谷あたりで会ったら、ゆうくんは23時くらいの終電で帰ってしまう! ならば、最初からうちの近所で会って、自宅に誘導してセックスすればいいのでは?」と考えていました。ゆうくんの自宅から、渋谷よりももっと遠い私の自宅付近に呼び寄せれば、終電もさらに早いだろうし、「いつのまにか終電なくなったし、泊まるしかないか……あ、ロリルミの家に泊まればいいんじゃん!」という流れになりやすいのでは、という魂胆です。

 ゆうくんは優しいのでその誘いを承諾してくれました。「俺、チョコ大好きだからすごい楽しみ!」とも言っていたと思います。そうして乙女チックな気分でいっぱいになっていた私は、チョコブラウニーとティラミスを作って、当日を迎えました。

 バレンタインデー当日、その辺の居酒屋に入ってお酒を飲み、3軒ほどハシゴしたところでゆうくんが「やべ、終電逃した!」と一言。待ってましたー! とばかりに、「まじで? そういえば、ゆうくんにあげるチョコ、うちに忘れてきちゃったんだ。とりあえず、うち来なよ」とニッコニコで誘う私。チョコを自宅に忘れてきたのも実はわざと。終電で帰ると言われた時に引き止める材料になるのでは、と思っていたのです。

 2人で私の自宅に向かい、やっとチョコをプレゼント。ゆうくんは「うまい!」と言いつつ5分足らずで全部食べてしまい、チョコタイムはあっけなく終了しました。この日は2人ともけっこう飲んでいたせいもあり、その後すぐにイチャイチャがスタート。一度中断してそれぞれシャワーを浴び、セックスに突入しました。

◎さよなら、ゆうくん…

 待ち焦がれていたゆうくんとのセックス――いざ挿入すると30秒ほどでイッてしまいました。私ではなく、ゆうくんが。5回程度ピストンしただけだったと思います。

 ちんちんの感触をほぼ味わえなかった私は絶望感に襲われていましたが、ゆうくんは「秒殺されたわー(笑)」と嬉しそうです。そしてゴムを外し、ティッシュでちんちんをサッと拭くと、彼は「ねえ、フェラしてよ」とリクエスト。

 「30秒でイッてその直後にフェラ要求って何様だよ!」と興ざめしましたが、「早漏だけどフェラすればすぐ復活するタイプなのかな?」とも思った私は、ゆうくんのちんちんに顔を近づけながらフェラの体勢に。しかし、そこでゆうくんのちん毛に一筋の白髪があるのを発見してしまったのです……。

 超早漏なのは仕方ないし、フェラが好きなのも悪いことではないし、27歳だって若白髪がある人はいっぱいいるんだから、それがちん毛にまで及ぶこともあるはず。ただ、その3つ全てが一気に目の前に現れたことで、これまでゆうくんに抱いていた性欲がゼロになってしまいました。せめてどれかひとつだけなら、ここまで気が滅入ることもなかったかもしれません。

 ドキドキワクワクしながら臨んだバレンタインデーでしたが、まさかのトリプルコンボに見舞われ、ままならないものに終わりました。もし、また誰かにバレンタインチョコをあげたいと思える時がきたら、今度こそ素敵な思い出ができるといいなと思っています。

■Lollipop-Rumiko/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。

風俗店の体験入店を辞退したら「法的処置も考える」と脅された、とある風俗嬢の話

私が風俗業界に初めて足を踏み入れたのは約4年前でした。それからいくつかのお店を転々として、今は「このお店を風俗歴最後のお店にしよう」と思い、安定して働いているところです。

初めて勤めたのはオナクラ店、その後はずっと性的サービスありのマッサージ店で勤めてきました。比較的経営のしっかりした、女性を大切にしてくれるお店を選んできましたし、業種も女性が受け身になることのないソフトサービスに従事してきたので、私自身そこまで大きなトラブルや怖い目に遭ったことはありません。しかし、昼職をしていれば経験しなかったであろうこと、感じなかったことは沢山あるので、これから少しずつ、一風俗嬢の目線で業界の裏話を書いていけたらと思っています。

◎体験入店を辞退したら賠償金を迫られた

もう一昨年の話ですが、体験入店を辞退したお店に賠償金を迫られたことがありました。立派なトラブルですね(笑)。

当時私は、勤めていたお店の近くに親しい知人が引っ越してきたことを知り、その知人に風俗勤めがバレることを恐れて、違うエリアのお店を探していました。いくつか面接を受けましたが、なかなか自分にぴったり合うお店が見つからず、早くお店を決めたいという焦りから、半ば勢いでとあるお店に体験入店することを決めました。

給料などの条件が良く、お店も流行っているようだったので、面接の翌々日に体験入店することですぐに話がまとまりました。

半ば勢いで、と書いたのは、面接中に「このお店で本当に働いていけるのかな」と不安を抱いたにもかかわらず、面接担当者の「あなたの勤務条件なら一日◯万円は稼げると思います」という言葉に心が揺らぎ、体験入店を決めてしまったからでした。

私が抱いた不安の要因は、それまで私がNGとしてきたお客さんが女性の身体に触れる行為がOKとされていたこと、「遅刻◯分につき◯千円、当日欠勤◯万円、無断欠勤◯万円」というふうに細かい罰金規定があったこと、HPに載せるプロフィール写真について「顔全体にモザイクを掛けて欲しい」と要望したら、「口元か目元はどちらか一方は出したほうがいい」と担当者にしつこく迫られたことなどでした。

一見優しそうだけど何となく威圧感を感じる担当者の口調に気後れしながらも、結局は提示された収入に飛びついてしまったのです。

そうして帰路につき、担当者から来た「明後日、ぜひ宜しくお願いいたします」というメールにも、「はい、こちらこそ宜しくお願いいたします」とすぐに返事をしましたが、次第に面接時に感じた不安が胸の中に大きく広がっていき、そのまま一晩悶々と考え続けてしまいました。

結局翌日になって、「帰宅してからもう一度よく考えたんですが、プレイ内容をこなせる自信がないので明日の体験入店は辞退させてください」と担当者に断りの連絡を入れました。

担当者には、「残念ですが、仕方ないですね。上の者にも報告いたしますので、また連絡いたします」と言われ、私としてはもう一件落着だと思い、その後掛かって来た電話には出ませんでした。

その後「良ければもう一度お話したいので、お電話出来ませんか?」というメールも来ましたが、もう決心が変わることはないし、引き留められても面倒だと思い、そのまま返信せずにいました。

そしてそれから数日経った頃に、この担当者からまたメールが来ていたので開いてみたら、「予約のお客様のキャンセル対応などでこちらに金銭的な被害が出ております。メールでのやり取りで採用契約の意思表示とみなされますので、このままご連絡いただけないままですと法的処置も考えざるを得ません。一度連絡いただけますでしょうか?」という内容だったのです。

◎お店からの要求に従うべきなのか

法的処置って訴えられるってこと? 一応前日に連絡は入れたし、その時は「仕方ないですね」と言っていたのにどうして今更? 前日のキャンセル対応にお金なんてかかるの? 面接の時も、体験入店を辞退したらペナルティがあるなんて言ってなかったのに……。

こうした思いが頭の中を駆け巡りながらも、お客さんへのキャンセル対応で迷惑を掛けてしまったのは事実だろうから、もし本当に被害額を請求されたら一体いくらになるんだろう……と、とても怖くなりました。

そして慌てて風俗店のトラブルに詳しい知人に連絡を取り、相談しました。

以後、その知人とのやり取りです。

知人「基本無視してしまって大丈夫です。印鑑を押した契約書があるわけでもないし、取りやめの意思表示をしたのだから、相手にしなくても問題ありません。法的というキーワードでビビらせて、連絡を入れさせ、そのまま在籍確定したいだけだと思うので」

私「向こうに住所を知られているし、モザイクをかけるという約束でHPに載せる写真も撮らせてしまったんですが大丈夫ですかね……?嫌がらせでモザイク無しの写真を載せて連絡させようとしたりとか……」

知人「万が一写真を使って脅すようなことをしてきたら逆に名誉毀損で訴えることができるので、今は相手からのメールやLINEを保存しておいてください。電話が掛かってきても出なくていいけど、出るなら録音推奨です。おそらく現場レベルでバックレ対策として煽りを入れてるだけだと思うので、深追いはしてこないと思いますよ」

このアドバイスをもとに、そのままお店には連絡をせずに放置することにしました。その後はお店側から連絡が来ることもなく、HPに載せられたままだった私のモザイク入りの写真もいつの間にか消えていました。

結果何事も無く済んだわけですが、ちゃんとした覚悟もないままに体験入店を決めてしまい、辞退の意向を向こうが納得するまできちんと連絡を取り合わなかった私の無責任さのために起こったトラブルなので、自分の考えの無さを心底反省しました。

風俗業界にいると、勤務シフトは基本的に自分で自由に決められるし、働いたその日に数万円の高収入がもらえ、たとえ入店したお店が合わなくても求人サイトを見れば毎日何千件も求人情報が載っているのですぐに辞めても、職場を移れば食べることには困りません。そのため、自分自身をしっかり律していないと働くことに対してどんどんルーズになっていってしまうのです。

私も例外ではありませんでした。少しずつ自分に甘くなっていき、「嫌ならすぐ辞めればいい」と昼職の感覚からは逸脱した考えを持つようになり、この業界の甘い蜜の部分にすっかりハマっていたのです。

この件があってから、初心を思い出してもっと慎重になろう、ルーズになっていた部分は直していこうと気持ちを引き締めるようになりました。

◎ブラック風俗店

私と同じようなケースでお店と揉めたケースがないかインターネットで調べてみたところ、「体験入店を辞めたいと言ったら、店の規約で辞めるときは一カ月前に言わないと罰金になると言われた」、「お店を辞めたいと言ったら、急に言われても困る、今辞めるなら親や学校にバラすと脅された」など、辞めるときにお店側とトラブルになった相談や体験談がいくつもヒットしました。

私がそれまで働いてきたお店は「辞めたい」と言えばスパっと辞めさせてくれましたし、理不尽な要求をされたこともなかったので、この件では自分の甘さを反省すると共に、風俗業界の怖い部分を見たような気がしました。

ただ、このお店のように私が面接や体験入店のみで本入店をしなかったお店の中には、「ブラックっぽいな」と思うお店はいくつもありました。やたらと規則が多く、罰金規定も多い。女の子の前でスタッフを怒鳴り散らす。スタッフが明らかに堅気じゃない。こちらが出来ないと言っているプレイ内容を「それくらい出来ないとこの業界じゃ生きていけないよ」と無理に押し付けてくる……などなど。

風俗業界のブラックなルールでキャストを縛り、お店の都合のいいようにキャストを扱い、そのブラックな世界から抜け出せなくさせていく。違和感があるお店はどこもそんな空気が漂っていました。私が賠償金を迫られたお店も、面接時に何となくそんな空気を感じたんですが、早くお店を決めたいという焦りとお金欲しさに判断力が鈍ってしまったのかもしれません。

私のようなケースが法的にはどう判断されるのかということも自分なりに調べてみましたが、相談した知人が言っていた通り、そもそも雇用契約を結んだわけでもなく、事前に辞退を申し出ているので賠償金を支払う必要はなさそうでした。

仮に賠償金を理由に無理に働かされることがあれば、強要罪や労働基準法第5条の「強制労働の禁止」にあたり、お店側は法的に罰せられます。また、「体験入店を辞退した場合、◯万円の罰金」という雇用契約を結んでいたとしても、労働基準法16条で違約金や損害賠償金をあらかじめ決めることは禁じられていますし、そのような罰金の規則は労働基準法第13条により無効になるとされています。これは「遅刻◯分◯千円、当日欠勤◯万円」という罰金規則にも当てはまるかと思います。

また、「辞めるときは一カ月前に言わないと辞めさせられない」と言われた場合も、民法第627条で「期間の定めのない労働契約については、各当事者はいつでも解約の申し入れをすることができ、解約の申し入れから2週間を経過することによって終了する」とされています。

正直、性的サービスを提供するという風俗の仕事の性質上、「辞めたい」、もうこの仕事はできない」と女性が思った場合、それ以上働き続けることは精神的にも肉体的にもかなり難しいのではないかと思います。だからこそほとんどの風俗店の求人情報に「辞めたいときに辞められます」と書いてあるのだと思うし、良心的なお店ならその通りに無理に引き止めることはせず、すぐに辞めさせてくれるかと思います。

ただ、今は何かトラブルに見舞われてもインターネットを開けば似たような事例がすぐに調べられますし、そこから解決の糸口を見つけられることも多々あるかと思います。風俗業界でのトラブルに関しても、「警察に相談するか法テラスの無料相談を利用しましょう」と促す文言が知恵袋の回答などでも多く書き込まれているので、泣き寝入りするケースは少なくなってきているのかもしれません。

しかし一方で、「この仕事を選んだ自分が悪いのだから」、「こういうリスクも込みの高収入なのだから」と後ろめたい気持ちから自分を殺して、この業界の闇に飲み込まれたまま抜け出せずにもがいている女性たちがまだまだ沢山いるのかもしれないなぁと感じる今日この頃です。
(朝比奈ゆきえ)

月野帯人がエロすぎる…嫉妬に狂った“お仕置きセックス”

 女性による、女性のための、女性が楽しいAV作品を数多くリリースしてきた、みんな大好き「SILK LABO」。messyでは【エロメン☆タイム】と題して、2つの作品をご紹介してきました。

 で・す・が。今回から4週に渡ってお届けする作品は、SILK LABO内の別レーベル「UNDRESS(裸)」。絹(SILK)を脱ぎ捨て“女性の奥底に眠る欲求を刺激して、イマジネーションを揺るがす”……要するに、シルクよりも激しくて濃厚かつ刺激的な作品です☆ トップバッターは、エロメン二大巨塔の一徹と月野帯人(以下ツッキー)が出演する『Deep Desire』をご紹介します。

◎スーツ×メガネ×ツッキー=どエロ

 【男の嫉妬】にスポットを当てた『Deep Desire』には、一徹出演「CONFINE」とツッキー出演「PUNISH」の2本が収録されています。ここでは後者「PUNISH」をチラ見せしていきましょう!

 月野帯人扮する真二は、歩いているだけで女性が振り返るほどの美男子。まず一言言わせてください。イケメンが作品の中でもイケメン設定って、最高に絵になりますね。さらに、よく見るツッキーと言えばカジュアルな洋服が多く、何より裸のシーンの印象がどうしても強くないですか? しかし、「PUNISH」ではスーツ×メガネ……この時点で良作決定です。

 さて、そんな真二はクールで無口。恋愛にとあるトラウマを抱え、「自分は恋愛に向かない、誰とも付き合わないほうが良い」と思っていました。しかし、会社の同僚・舞(川原里奈)の優しさに心を奪われ、半年前から会社には秘密で交際開始。2人は幸せな日々を送っていました。

 どれくらい幸せな生活かと言いますと、2人でホテルでまったりしている時、真二が誤ってテレビのリモコンを押し“女性の玩具オナニー動画”を流してしまいます……。すると、会社では冷たくてクールな真二が思いっきり動揺。その姿を舞に突っ込まれると、顔をクシャッとさせて照れ笑い。まさに、2人だけの幸せ空間です。

 しかし、そんな日々は、舞の部下となる新入社員・笹原(長谷川直輝)が入社したことで一変します。ここから、真二の嫉妬心に火が灯りだすのですが、

・舞が他の女性社員と「笹原くんってかっこいいね」と話しているのが聞こえると、わかりやすくムッとするツッキー。
・笹原が舞の隣に座って指導している姿を、メガネ越しでチラ見するツッキー。
・楽しそうに笑い合う2人を横目でガン見するツッキー。
・舞と真二が話している時、笹原に2人の時間を遮られてしまい、口を尖らせふてくされるツッキー。
・しまいには、屋上で仲良さそうに話す2人を目撃してしまい、舞が頭についていたほこりを笹原に取ってもらう姿を見るやいなや、屋上のドアを閉めてしまうツッキー。

 ……というように、この場面、ツッキーファンには堪らない“怒涛のツッキー萌え”ターンなんです!

◎お仕置きセックス

 そして、その夜。社内に真二と2人きりになった舞は「どうしたの、そんな暗い顔して」と火に油を注ぎます。すると真二は、すぐさまバッグを手に取り、舞の後ろを通って帰る……のかと思いきや! もう片方の手で舞の手を握り、ホテルへ連れ去ります。

 部屋に着くやいなや「お仕置きだ」とベッドに舞を押し倒し、舞の服を脱がせ、舞の両腕をネクタイで縛り、「俺以外の男に触られてんじゃねーよ」という言葉とともに“お仕置きセックス”がスタートします。冷たい視線と言葉を浴びせつつも、舞のブラウスのボタンを引きちぎることなく、ひとつずつ外してあげるところはシルクらしいですよ☆

 その後は、終始言葉責めを受けながら玩具を挿入されたり、騎乗位で下から激しく突かれたり……ドSツッキーのオンパレード! “汗だくで責め立てる、余裕のないイケメン”って最高にいやらしいですね。シルクレーベルでは見れないダークサイド・ツッキーをお楽しみくださいまし!

■作品視聴はこちらからイケます↓
http://www.silklabo.com/detail/index/-_-/pid/863

■SILK LABO公式サイト↓
http://www.silklabo.com/top/index

黄色い潮、居眠り…紗倉まな「セックスの失敗はネタにして成仏」

 「今でも思い出したくない……」と頭を抱えたくなるようなものから、ゲラゲラ笑って話せるようなものまで、男女ともに“セックス中にやってしまった失敗談”というのは少なからずありますよね。誰もがスマートなセックスをするわけでもないですし、特に初めての性体験に関しては、どうしてもぎこちなくなってしまうもの。今回はそんな失敗談をテーマに、「こんなときはどうしたらいいのか」について、紗倉なりの(あてにならない)回答を添えながらお話ししていきたいと思います。

◎初めてのセックス編

・ゴムが膣の中に取り残されてしまった。

 ときどき人は大切なものをどこかに置き忘れてしまうことがあったりします。それが「ゴム」だって、仕方ないじゃないの……(白目)。2人で股を覗き込みあって宝探しをするのは、なかなかシュールな光景だ……。しかも取り出すのとかちょっと痛そうだし……うっ。考えただけで少し怖いです。男性は最後まで気を抜かず、ゴムをちゃんと手で押さえて抜くように、どうか気を付けていただきたいものですね。

・挿入に手こずっていたら、彼のものが萎えちゃった…。

 日頃からエロ本やAVをどれだけ鑑賞している男性でも、初めての挿入にはどうしても手こずってしまうもの。リードできる女性ばかりとは限らないですし、ゴムを装着するのも含め、その間にイチモツがしょぼんとしてしまうのは“あるある”ですよね……。モザイクの奥の世界と戦うには、焦りは禁物。「もしや彼は今、手こずっているのか?」と感じたら、女性も入りやすいように一緒に手伝ってあげたり、キスをしてあげたり、男性が焦らないようにフォローしてあげることもひとつの優しさなのかもしれません。

 手こずられた末路で一番怖いのは、「穴違い挿入」。これ、めちゃくちゃ怖いですよね……。アスタリスクさんに挿入されそうになって「そこは違う穴です!」と挙手するのも気が引けるし、だけど早々と「お尻☆解禁」するのも嫌だし、身体をくねらせて膣へ誘導することしかできないもどかしさ……。相手の筆おろしの際は、挿入先を誤らぬように部屋を明るくして、きちんと穴が二つ見えるようにするのがおすすめですっ! 実践保健体育、みたいな感覚。ちょっと恥ずかしいけど、これも、自分のお尻を守るためだ(喝)。

・喘ぎ声がでかくなるor声が小さすぎてマグロに

 「AVでセックスのHow Toを学ぶ」という方もいらっしゃいます。でも、これには意外と怖い落とし穴があるんです。それが、「喘ぎ声はデカいのが普通」と思われてしまいがちだというところ。AVで描かれるセックスには、パフォーマンスも含まれていることをお忘れなく。プライベートであれだけの声量を出すと、相手に若干引かれてしまうこともあります。

 ちなみに、打ち上げられたトドみたいな喘ぎ声を出す紗倉も、処女の頃は声なんて全く出さないピュアっピュアなマグロ女子でした(不動)。

◎よくありがちな失敗編

・エロいことをしている最中に寝てしまった。

 フェラをしている時に寝てしまった――している女性だけでなく、されている男性側にも起こりがちな失敗だというのです。たしかにわからなくもないけど、よっぽどリラックスしているのか、淡々とした実務作業と化してしまっているのか、それとも相当疲れているのか……。気分はマッサージ感覚なのかもしれませんが、一生懸命フェラしているのに寝られたら、叩き起こしたくなりますよね(涙)。フェラは“性欲がギラギラしている時にすべし”という極意を肝に命じようと思います……。

・ムダ毛処理の怠り。

 私としては、剃り残しで一番恥ずかしい部位は脚です。特に、剃ってから三日後くらいの少し生えかけの段階だと、相手と脚を絡めあった時に、チクチクしてめちゃくちゃ後悔するんです……。肌を痛めることなく、お風呂場以外でもとっさに毛の処理ができるグッズがあったら即買いするのに。そんな素晴らしいグッズがあったら、絶対、絶対売れるのに……!

 ちなみに、現在VIOラインの脱毛体験をしている私の剛毛ちゃんは、最近コンディションが良いです。

・違う人の名前を言ってしまった

 これはもう「ザ・失敗」ですよね。相手の耳が相当悪いという好条件以外では、決して逃れることはできない現実です(白目)。

 「うわあ、やってしまった……」なんて表情を出してしまった時点で、こちらの負け。こういう時は、潔く「なんちって☆」的なお茶目な顔をしてやり過ごしましょう。言われた側も、「昔飼っていた犬の名前かな?」なんてポジティブに思いながら、空耳としてやり過ごすことを強くおすすめします。平和主義なら、の話ですが……。名前間違えたって仕方ないぜ、人間だもの。

・おりものシートの剥がし忘れ

 私の中では、下着の上下が違うことくらい男性に見られると恥ずかしい「おりものシート」。シートに何もヨゴレがついていない状態ならまだしも、ちょっとおりものが付いていたり残血があったりすると、一気に気まずくなりますよね。男性の皆様にとっては「ナプキンとどう違うの?」と不思議に思うかもしれませんが、おりものシートって薄いから、つい剥がし忘れがちになってしまうんだYO!(涙)ベッドインする前にトイレに行く習慣をつけることも大切なのかもしれません。

 ……と、皆様もいろんな経験をされていますが、紗倉もこれまで「これは恥ずかしかった」「やっちゃった」なんて失敗はたくさんあります。本当に恥ずかしかったのか記憶から抹消している事件も多々あるのですが、覚えているものでいくつかご紹介したいと思います。

◎紗倉編

・黄色い潮を吹きまくった件

 女性の潮吹き。私はあまり潮吹き体質ではないので、撮影前は水やポカリスエットを大量に摂取するのですが、デビューして間もない頃、とあることを“やっちまった”んです。潮といっても結局おしっこなんだなと感じた「黄色い潮事件」です。

 それは、現場に置いてあったオロナミンCをがぶがぶ飲んでから挑んだ撮影で起きました。大量放出される潮と共に、ふわふわと漂うケミカル臭。床にたまった潮はまっ黄色……そうなんです。潮って飲んだものがそのまま出ちゃうんです。潮を吹かれるご予定のある際は、できるだけ無味無臭の飲み物を選ばれたほうがいいかも……。

・マン屁連発撮影。

 お腹が鳴ってしまうのもそうですが、膣からつい出てしまったおならのような音、その名も「マン屁」……なかなか恥ずかしいですよね。「はい、これはマン屁です!」なんてフォローしてくれるアプリかなにかがあったらいいのに。「なんか変な音がしてるよ? と煽られたくないランキング」では必ず上位に君臨しますもの。マン屁は、空気が入ると出てしまう音なので仕方ないのですが、いつまで経っても慣れません……(赤面)。

・行為中に男優さんのかつらがとれて動揺を隠せなかった。

 平均年齢七十歳のおじいちゃんたちを相手にするAV企画で、正常位の最中、相手のおじいちゃんのかつらが取れて床に落ちるという事件が発生。拾ってつけてあげたほうがいいのか、無視したほうがいいのか、数秒の動揺が駆け巡り、結局放置しました……。おじいちゃんもしばらくしてから「おや!」とかつらを拾ってくれたので一安心。それでも腰を動かすたびにかつらが動くので、どうしても気になってしまい、いつまでも集中できない地獄の撮影となりました。入れ歯が外れるケースもあるみたいで、年を重ねるごとに気に掛けることが増えて大変なのですね……。おじいちゃん、頑張ってくれて、本当にありがとうございましたっ(敬礼)。

 その瞬間は恥ずかしいけど、失敗というのはある意味いい体験。「辛いことはネタにして成仏する」というのが紗倉のモットーですが、めちゃくちゃ恥ずかしい体験談も、箸休めのネタにできる日がいつか来ると信じて、明るく乗り越えましょうっ! 相手が失敗しても神対応をすれば、もしかしたら素敵な思い出になる……かもしれません(白目)。今年もどうか皆様、ステキなセックスライフを!

■紗倉まな/高等専門学校の土木科出身。18歳の誕生日の翌日に事務所に応募し、所属が決定。2011年にイメージビデオデビュー、翌年2月にAVデビューするや否や人気沸騰! SOD大賞2012では最優秀女優賞、優秀女優賞、最優秀セル作品賞、最優秀ノンパッケージ作品賞などなどを総なめで6冠を達成する。『ゴッドタン』キス我慢選手権でも「かわいすぎる」と話題☆

「アート展にデリヘルを呼ぶ」ことが、「アートだから」で許されるはずがない

 「アート展にデリヘルを呼ぼうとしている」ことが発覚し、炎上中の案件があります。「真のアカデミー」という、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで行われている現代アート展で、アーティストの丹羽良徳による「88の提案の実現に向けて」というワークショップが火種でした。

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「88の提案の実現に向けて」丹羽良徳

アカデミーと社会との往来 のなかで「88の提案」よりピックアップした提案の以下の実現に向けて実践的な行動を開始します。便宜的に講義ということにしておきますが、実際には参加者の実践的な参加が求められます。当日はビデオ撮影を予定しているので、参加者は ビデオに映ることをご了承のうえ参加ください。 同時刻より増本泰斗 featuring 吉濱翔「bar spiritual fitness」と同時並行で開催。持ち物なし、途中参加・途中退場自由。

14. デリバリーヘルスのサービスを会場に呼ぶ
78. 男子トイレと女子トイレを入れ替える
74. 階段で野菜の天ぷらを揚げる
85. タクシーで城の周りを5周する

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 このうちの「14. デリバリーヘルスのサービスを会場に呼ぶ」ことを問題視した、女優でパフォーマーである「げいまきまき」さんが、企画者(?)を叱責したことをツイートで報告。そこに、アーティストやクリエイターの集まる「渋家(シブハウス)」代表でアーティストの齋藤桂太氏が、丹羽良氏を擁護するツイートを行い、非難が殺到した、という構図です。

 なおイベントはすでに終了しており、「上記提案のうち、74と85は実現に向けての実践的な行動が行われ、14については急遽、事情に詳しい方にお越しいただき、仮にそれを行った場合におこるさまざまな問題点について、お話を伺いました。78は未検討です」とイベント終了後に追記があるよう、「デリヘルを呼ぶ」ことは中止されています。

 私は現代アートに造詣が深いわけではないので「デリヘルを呼ぶ」ことだけでなく、その他の項目も「なにが面白いのだろう?」「どこがアートなのだろう?」と純粋に疑問に思ってしまいます。「それがアートだ」と言われてしまえばそれまでなのですが、今回のワークショップは「88の提案」の一部のようですので、他の提案も覗きましたが、それでもよくわからない。

・受付の女性に抱きつく
・盗んできた品々を展示会場で披露する
・受付の前でマスターベーションする

など、中には犯罪に当たる行為も含まれていました。

 丹羽良氏の過去の活動も門外漢からすると「???」なものが多数ありました。ただ、どうやら、既に社会に存在している何らかの構造や関係性をひっくり返し、問題提起しようとされているように感じます。こうした活動に対して、芸術性や思想性があるか、私には踏み込むことも評価することもできないのですが、「88の提案」は丹羽良氏のこれまでの活動に通念しているものなのだということは理解できました。

◎「アートだから」で許される問題なのか

 さて今回の炎上は、丹羽良氏ではなく、むしろ彼を擁護した「渋家(シブハウス)」の齋藤氏が主役でした。詳細はtogetterの「丹羽良徳がギャラリーにデリヘル呼ぼうとして怒られたことについての反応」をご確認下さい。

 今回の記事で私が問題視したいのは、現代アート展にデリヘルを呼ぶことそのものです。

 ここ数年、風俗関連の書籍が多数出版され、風俗やその周辺の問題が可視化されたことで、論点整理が行われてきました。私は、セックスワークを語る際に、大きく分けて2つの論点を意識しなくてはならないと考えています。ひとつが社会の問題であり、もうひとつがセックスワークそのものの問題です。

 前者は、例えば貧困や障害を理由としてセックスワークにしかたどり着くことが出来なかった人が存在している現状を改善するために、社会制度や支援を変えていくという、社会の側からのアプローチであり、後者はセックスワークの労働環境の改善や社会からの偏見の目をいかに解消していくかなど、セックスワーク側からのアプローチが主になります。このふたつは、どちらか一方ではなく、どちらも同時に押し進めていく必要があります。前者だけでは、セックスワークへのスティグマは消えませんし、後者だけではセックスワークに就いている人たちの困難を全て解消することは出来ません。

 そして今回は後者の論点に着目すべき案件です。残念ながら風俗業界は社会から偏見の目に晒されています。なかには誇りをもって風俗を行い、外部に自らの職業を発信する風俗嬢もいますが、自分の職業について誰にも話さない/話せない風俗嬢がほとんどでしょう。げいまきまきさんも「SWへの従事を何人が知っているか」という質問に対しての答えが「平均で2人」であったこと、そして、その内訳は、同じ職場や職種(つまりセックスワーカー)だとツイートで明かされています。それだけ、風俗嬢であることを周囲に明かせないという現状があるわけです。

 これを踏まえれば、「現代アート展にデリヘル嬢を呼ぶ」ことが、「晒し者にする」以外の何者でもないことは一目瞭然です。もしかしたら丹羽良氏は、「社会にはデリヘルという職業があり、それが以下に偏見の目に晒されているのか、アート展に呼ぶこと(あるいはそれによって話題となること)で暴露したい」という思惑があったのかもしれません。しかし、個人の尊厳を傷つけてまで、そうした行為を行う正当性があるようには私には思えない。

 時折、「アートだから」という言葉が免罪符のように使われることがあります。表現の自由は尊重されるべきですし、アートにはアートの特殊性があるような気もします。しかし、だからといって、「アートだから」が全ての問題に通用するわけではありません。齋藤氏も一連のやり取りの中で、「アーティストって肩書きは『人権侵害します』という意味」だと呟いていました。あるいは、「『通り魔』を作家性にしているアーティストに『通り魔みたいだ』という批判は意味がない。(中止になったのは)(アートへの)リテラシーが低いヤツが来すぎたから、向こう(丹羽良氏)が引いてくれた」といった主旨のツイートもありました。

 「引いてくれた」という言葉から読み取れるように、斎藤氏には「社会に対してアートは優位である、あるいは外側にいる」という価値観をお持ちのように感じます。しかし、言うまでもなくアーティストも私たち同様に社会の一員ですから、「アートだから」がどこまでも通用するわけでもない、と私は思っています。

 さて、この案件、「アートだから」で許される問題なのでしょうか? 丹羽良氏の見解が出ることを望みます。
(門田ゲッツ)

「人は見た目だけじゃない」でも「人は見た目が9割」でもない 顔が変わっていく恋人をあなたは愛せるか『ビューティー・インサイド』

朝、起きたら、毎日違う顔になっていたらどうするだろう? というのが、映画『ビューティー・インサイド』のアイデアの発端です。

もともとは、2013年のカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルで三冠グランプリを受賞して話題になった、インテルと東芝合作の40分あまりのソーシャル・フィルムでした。その作品を、韓国のCMクリエイターのペク監督が映画化したのが本作です。映画版では、ソーシャル・フィルムにはなかった、主人公が恋人に自身の秘密を告白し、ふたりの気持ちが通じ合った後のストーリーも描かれています。

◎「容姿で見られる」ことを知っている男性たち

物語は、ウジンを中心に進みます。学生時代、突然、朝起きたらおじさん(現在41歳のペ・ソンウが18歳になりきって戸惑う演技がまたせつなくて良い)になっていた彼は、その状態では学校にもいけず、家に引きこもっていました。そんなところに、トッポギをもって現れたのが、親友のサンベクでした。それ以降、ウジンの秘密を知っているのは、母親とサンベクの二人だけでした。

毎日、顔が変わってしまうため、人前で仕事をすることができないウジンですが、なんとかサンベクと二人で、オーダーメイドの家具屋を始めて、軌道に乗せることに成功します。ある日、ウジンは、ある家具店で、イスという女性を見て一目惚れをしてしまいます。毎日違う姿で家具店を訪れても、同じように接してくれる彼女への思いが募り、ウジンは彼女に告白しようと決意するのです。

この告白をするにあたってウジンは、「ブサイクよりもハンサム、年配より若いほうがいい、できれば背が高く、かっこよく……」と考え、理想の容姿で目覚める朝までタイミングを待ちます。この連載の担当編集さん(20代・男性)にも「イケメンの日にだけ、ラブシーンがある」と言われて、ルッキズム的な表現もあるのではとはっとしました。ところが、なぜか容姿を茶化した映画には見えないのが不思議なのです。

考えてみると、ひとつには、男も容姿で見られる存在になり得ると考えさせるテーマだということがあるでしょう。私はたまに、あまり韓国の文化ことを知らない人から、昨今の男性アイドルの変化を見て「日本よりも『屈強な男らしさ』にこだわっているようにみえた韓国人男性アイドルが、近年は、メイクをしたり、突然線が細くなったり、時にはフェミニンな美しさを身につけようとしているのはなぜ?」と問われることがあります。こういった現象は日本でもジェンダーレス男子などと言ってみかけられるのですが、そのジェンダーレス男子がお手本にしているのが、韓国の男性アイドルだったりするのも事実です。

この映画を見る限りでは、ウジンは、女性のように容姿で評価されることを感覚として知っているのではないかとも受け取れました。だからこそ、どんな自分でもそのままに受け入れてくれるはずという、ある種、相手に過度な適応を求める傲慢な行動をとるのではなく、自分の容姿如何によって、どう受け止められるのかが変わってしまうと自覚して、相手に遠慮をして行動をしてしまうのかもしれないとも思えます。それは、朝起きてちょっとむくんでいたり、いつもよりイケてないと感じたときに、外出をためらう女の子の「容姿で見られる」恐怖と変わりがないのかもしれません。だから、ウジンは容姿に自信のあるときにだけパーティに出られるのかもしれないなと。

そして、イスは、普段は他人から容姿で評価される性だからこそ、毎日見た目の違うウジンに見られる、そして触れられることに対して戸惑いを感じるシーンが描かれていることも、この映画が単なるファンタジーに見えない理由のひとつだと思います。最初から、「中身さえ一緒だったら、どんな姿でも構わない!」と綺麗事を言いきれないのは、この、初めて会った人に「触れられる」ということに対する恐怖があるでしょう。

また、ウジンの親友のサンベクが口さがなくて、ウジンがイケメンのときだけ一緒にクラブに行きたがったり(ナンパが成功しやすいからです)、ウジンが美人の女性のときには「やらせて」と頼んだりと、けっこうゲスい性格なのですが、そのことも不思議と嫌悪感を抱かせないようにできているのです。

なぜか考えると、サンベクは、ウジンに起こった変化を知って、妙に気遣うでもなく、自然に受け入れているし、最初に出会った姿がアジュンマ(おばさん)だったときには、「互助会にいってきなよ」というジョークまで飛ばしている。けれど、以前と同じように冗談を言ってくれることは、ウジンにとっては、笑顔を取り戻すきっかけになったし、腫れ物に触るような態度ではないことが、彼をほっとさせたことは間違いないでしょう。それは、表向きは、ウジンの顔がいくら変わっても、関係性は変わらないと言っているのだと思いますが、映画のメッセージとしては、サンベクが見た目の多様性を受け入れようとしていることにも見えるから、見ているこちらも嫌悪感を持たないのかもしれません。

◎美が宿っているのはウジンかイスか

この映画には、「ひとりひとりに合わせる」という表現がたびたび出てきます。例えば、ウジンの作る椅子は、ひとりひとりの骨格や背の高さにあわせたオーダーメイドにこだわっていますし、ウジンは朝起きると、まずメガネや洋服など、その日の自分の視力や体格にあったものを選ぶことから始めます。

ウジン自身は、異なった年齢、異なった性、異なった人種などを毎日経験するから、自然とそれに合わせるというやり方を身につけざるを得なかったのだと思います。

しかし、自分でも自分という内面を見失わず(毎朝同じ指輪をつけることで保っていたように思います)、かつ毎日異なる容姿と身体に自分を合わせることが大変だというのに、毎日異なった自分を相手に受け入れてもらうことは、もっと困難です。毎日違ったお客に、毎日同じ接客をしているイスであっても、ウジンの秘密を知ってなお彼を受け入れることそれは苦しいものでした(人の違いを受け入れないと、好ましい人には良い接客を、好ましくない人には親身にならない接客をしたりと、同じ接客をすることは不可能です)。

この映画のテーマは、一見、「人は見た目ではない」だと思われます。エンディングまで見ると、いわゆる「韓流ドラマ」のセオリーにのっとった作品にも見えますが、もうちょっと進んで考えて見ると、恋人に限らず、自分の関わる人が、男性だろうと女性だろうと、年をとっていようと若かろうと、どんな体形をしていようと、その違いを受け入れようというテーマでもあるような気がします(そこに関しては、細かく考えると、ちょっとひっかかる表現があるにはあるのですが、基本的にはそうだと思います)。

この映画のタイトル「ビューティー・インサイド」(美は内面に宿る)は、果たして誰を指すものなのでしょうか。毎日容姿の変わるウジンの「美」は内部に宿るのだから、顔が違っても人は内面なのであると考えるならば、このタイトルは、男性のウジンにつけられたものだと考えられます。でも実は、毎日変わる恋人と接して、一度は精神を病むほどに戸惑いながらも、最後には受け入れられたイスの内面にこそ、「美」は宿っていると考えることもできるのではないかと思いました。

もちろん、ウジンとイスの立場が逆になっても、女性は顔ではない、中身なのである、男性は一度好きになった恋人の顔が変わっても、中身の美を受け入れるものだ……という同じ結末であってほしいと思いつつも、実際には同じにはならないのでは、とも思います。

この映画のラストシーンは、印象的で、あっと言わせるものになっていますが、ウジンとイスの立場が逆転していたらと考えると、ちょっと微妙な気持ちになるのです。同じことを男女逆転で描くだけで、物語の意味が変化して、また別の論点が出現すると、そのままでは美しい物語が成立しない気がするし、それが映画になったら「女性のファンタジーが強すぎる」と言われてしまいそうなのが、ジェンダーに横たわる根深い問題のような気もするのです……。

■西森路代/ライター。1972年生まれ。大学卒業後、地方テレビ局のOLを経て上京。派遣、編集プロダクショ ン、ラジオディレクターを経てフリーランスライターに。アジアのエンターテイメントと女子、人気について主に執筆。共著に「女子会2.0」がある。また、 TBS RADIO 文化系トークラジオ Lifeにも出演している。

専門サロンに通って気付いた「十人十色のSMプレイスタイル」

去年の年末からSMに惹かれ、特にS嬢に憧れを抱いています。
当連載でも『緊縛男子』の縄師・忍さんに緊縛レッスンをしていただきましたが、最近は男性の射精を目的としないSM BARやサロンにも足を運び始めました。
SMプレイとは、鞭や緊縛などのバラエティ番組に出てくるようなものから、スカトロ、快楽地獄、窒息系など無限大。
私は自分がM側になりたいとは全く思えないタイプなので、そういったお店でもM男をやっつける女王様側に徹します。
しかし、お店に通えば通うほど、S嬢・M男といっても一括りにはできず、さまざまなタイプがあることがわかってきました。

まずはS嬢。
・M男を女神のような眼差しで暖かく見守り、まるでリラクゼーションマッサージかのように優しく愛撫し、耳もとでいやらしい言葉を囁いたりして羞恥心をくすぐる女王様。
・M男の趣味を聞きながら要望に応える女王様。
・痛みに耐えることで快感を得るタイプのM男に、痛みをストイックに与える女王様。
・M男の限界を壊し次の世界を開発する女王様。

対してM男は、
・SMプレイには興味がなく、単にS嬢の脚など自分のフェチを楽しみたいタイプ。
・自分の女王様以外にはなびかないM男。
・構ってくれる女王様になら誰にでも自分の求めるプレイをおねだりしまくるM男。
・女王様に全てお任せで、女王様がしたいようにオモチャにされたいM男。
・鞭や打撃系では物足りず、もっとハードな痛みを求めるM男。

SMというジャンルにまとめられた世界の中でも、求めるものは十人十色なわけです。
Mだからといって、よく知らない人や信頼関係のない人に罵倒されたり、下僕扱いされても迷惑なだけで、ムカつくのは当たり前のことですよね。
私も以前、M男と聞くなり冷たく接したり、いきなり深夜に呼びつけたことがありますが、今となっては恥ずかしい対応だったなと反省しています(笑)。

しっかりと心を通わせたり、相手の求めているものを先回りして考えたり……Sって意外とMのために常に下準備や計算、プレイなどで体力を消耗しているんです。
言葉や態度こそ女王様と奴隷のようになるものの、「実際どっちが奴隷なんだ!?」と感じる部分も多いみたいです。

まだまだ奥が深すぎるSMの世界。
Sになるには、Mに喜ばれる自分を築き、そんな自分を最大級に自己受容することが必要だと感じました。
私もいつか専用奴隷を従える程のSになってみたいものです☆

■谷川明日香/芸能経験を経てライフスタイル、美容の会社を設立。モテ男育成や婚活講座の講師や男性用コスメ「オールインワンメンズケア」をプロデュース。TVなどメディアでバイセクシャルをカミングアウトしている。

「娘にイライラ自律神経失調症」「子育ては実母に頼みたい」母親たちの誰にも言えない本音

 小町で子育て系の相談を見ていると意外なことに、母親たちからの『子育てが得意ではない』『実は子供があまり好きじゃない』といった相談・愚痴トピが多く見られる。もちろん、世間と同様、“母親は子供を産んで育てるもの”、“母親は100パーセント子供のために尽くすもの”という価値観を持っている閲覧者も多いため、こうしたトピには「母親失格」「あなたのような人に子供を産んでほしくない」などといった罵倒コメントがつくのはもう致し方ないのだが、一方で「私も子供が苦手です、誰にも言えなかった……」と同意の声も半数ぐらいある。豊富な母親トピゆえ、特別に前後編に分けて構成させてもらいたい。まず前編はこちらの2本だ。

「子供の性格にうんざりしています」

 トピ主(女性・年齢不明)には夫との間に幼稚園年長の娘がいるが「娘の、些細な事でいつまでもぐずぐず言う性格が嫌でたまりません」という。具体的には……。

・悪い事をした時、怒りすぎない程度に注意しただけでも「ママが○○って言った!」とぐずりだし、延々とぐずり続ける。
・出て行く気もないくせに「もう出ていく!」などと言い出し、トピ主が完全無視していると延々と「出てく!」と言い続ける。

 たま〜にこういうモードになるだけだったらまだいいが、トピ主の娘さんは毎回こうらしい。

「イライラが募りこの前は『じゃあ出てけば!?』と言ってしまい、それでまた泣かれ、もう嫌気がさしてしまいました。そして、夫が帰って来ると夫に私が怒った事を話し『もうママ嫌い!』などと言います」

「夫と3人で外食などに行っても、お子様ランチについていたおもちゃが自分好みのでなかったりすると、『これじゃないやつがよかった…』などと言い出し、夫や私が『それ可愛いじゃん!』とか必死になだめても、『あーあ、これ可愛くないや…』と延々と言い続けるので、結局私がイライラしてきて、せっかく外食に行っても全く楽しめません。ぐずりだすと、とにかくしつこくて、私は気が長いほうでないので、そんな娘を見ているとイライラしてしまいます」

 こんな調子なのと、トピ主夫婦の実家は共に遠方なので預けることもできず、子供と2人でいる時間が長いトピ主は憂鬱な気分がぬぐえない。体調にも異変が。

「半年ほど前からは、微熱や頭痛が1カ月ほど続き、体がしんどく、内科や婦人科で一通り検査をしましたが、特に異常はなく、『ストレスによる自律神経失調症』と言われ、安定剤を服用していますが、あまり効いている感じはしません。なるべく平常心でいようと思っても、朝からぐずぐず言われたりすると、理性が飛びそうになります。ちなみに娘は幼稚園ではお友達とも仲よく遊べ、おりこうだと言われました。でも家ではこうです。何か対処法教えて下さい」

 実際のトピ文は改行が2つしかなく、見ているだけで切迫感を感じる。しかもトピ主レスがない。

「こういうタイプの子には感情的に熱くなって叱るより、優しくかつキッパリとした対応が良いと思います」

「子供なんて程度の差こそあれ、家ではみんなそんな感じですよ」

「誰かが自分の機嫌をとってくれると覚えてしまうと後が大変です。すでに大変な様子ですが学校でお友達とトラブルになります。ある程度突き放して良いと思います」

 と具体的なアドバイスやトピ主を励ます声も多いが、一方で「子は親の鏡」といった声も多く見られた。トピ文では、娘が夫に告げ口した後の夫の対応や、外食時にグズられたとき、イライラした後どのような対応をしているのかが書かれていないので何とも言えないが、外でおりこうな子が家で親を困らせる話は確かによく聞く。幼稚園の先生に相談するのが手っ取り早そうだ。

「仕事復帰しちゃいけないですか?」

 トピ主(42歳・ワーママ)は同い年の夫との間に、3歳、0歳の双子、計3人の子供がいる。夫は年収1200万、トピ主は700万ほどだが現在は時短勤務で500万ほど。すごい高収入な夫婦だ! 羨ましい! と思うが、実態はそう単純ではないからトピ主は悩みに悩んでいる。

 昨年4月、トピ主は双子の育休から仕事に復帰した。実は双子妊娠が分かったときから、夫や職場、家族などとにかく周囲から「仕事復帰は無理、よくばりすぎ、しばらく子育てに専念すべき」と言われ続けているのだが、トピ主が双子0歳入園での復帰を押し切ったため、夫は保育園の送迎などに協力してくれない。上の子も病気がちで、トピ立ての前月は子供3人が揃って保育園に行けたのは2日だけだったという。夫は「トピ主が3年育休をとり、子どもが3歳になったら復帰すればいい」という考えだ。双子妊娠中からトピ立て現在まで、遠方に住む実母に泊まり込みで手伝いに来てもらい、家事育児の手伝いを頼んでいるが、実母は「人の人生をめちゃくちゃにするな、自分の家に帰りたい、子育ては自分たちでなんとかしなさい」と言い、もう実家に帰ることを告げられた。まあ実母の言い分はわかる。こうしてトピ主は八方塞がりになってしまった。

 トピ主は働きたい理由をいくつもあげる。

「自分が育児に向かない、仕事をしてるほうが好きというのは認めます。本音を言うと時短勤務も早々にやめて、保育園で夜ごはんまで食べさせてもらいたいと思っています。私は料理は苦手だし、自分の夕食はいつも菓子パンとかコンビニで買ったものです。子どもはいつもうどんです」

「今ふんばれば、管理職候補で出世もできるという気持ちがあります」

「家庭に入っても夫は私に家計を任せてくれません。生活費もいくらくれるか具体的に言ってくれませんし。自分の自由になるお金がない生活ができる自信もありません。生活費だけもらい、子育てに追われ、美容院にも行けず、髪もぼさぼさで街中へでるようになると思うだけで恐怖を感じます」

 さて、こんな自分は欲張りか? という相談だ。

 仕事で出世したいのは普通の欲望で、全然欲張りではないと思うが、頼りきりな実母がもう実家へ帰る以上、何らかの対策を打たねばならない状況ではあるだろう。上の子はそろそろ病気も少なくなってくる頃だが、0歳児はまだ免疫が弱く、登園させても病気をもらってしまい保育園から“早くお迎えにきて下さい”という電話が頻繁にかかってくる時期だ。シッター(病児保育含む)やファミサポと契約し、もしものときの代打を揃えておかなければならないのでは。というか、逆に言えば、それだけ世帯収入があるのだし、シッターなり何なり様々な保育補助を有効活用すれば、なんとかなるようにも思う。コメントでも「管理職候補なら先行投資としてシッターを雇うべき」という意見が見られた。

 が、やはりトピ主の「母としての資質」を問う厳しいコメントも多い。「一番の心配事は自分が自由になる金についてですか。トピ主には出世は無理です。子供のご飯にすら気を回したくないんですか。無計画に子供なんか作るべきではなかったです」「母になったんだから、子供に責任持つべきです。0歳双子を預けて仕事復帰なんて、どれだけ愛情が無いんですか?!」など、“母親なのだからちゃんと育児せよ”という意見だ。でも、それ夫にも言えるんじゃないの? 「お前が好きで働いてるんだから全部自分でやれよ」っていう夫の態度が問題視されないのは不思議だ。

 さてさて一方のトピ主は、希望を叶えるための現実的な手段であるシッター利用に難色を示す。おいおい、このあたりからトピ主の「あれれ?」な面が目につき始めたぞ。

「子どものことは愛しています。だからこそ、信頼できる母に見て欲しかった。お金を出すから残ってくれとお願いしましたが、お金はいらないから、自分の人生に戻りたいと言われました。自分の人生って、私は娘です。それは母の人生でもあると思うのですが」

「シッターが虐待というニュースがよくでますよね?どうしてもその不安がぬぐえません。もし、シッターから公園に連れ出すと言われたら心配で仕事も手につかず職場から戻ってきそうです」

 いやいや、探せば良いシッターさんはたくさんいる。ところがトピ主の怒りの矛先は実母に向き「職場のママたちはみんな、自分の母親に手伝ってもらって仕事をこなしています。なぜ、私の母はそれをしてくれないのでしょう?」とこぼしている。う〜ん……それは実母本人が主張しているように「私には私の人生がある」からなんじゃないですかね……。3人の子供をほぼひとりで育てながら仕事もして……という状態の慌ただしさ、難しさから、トピ主もテンパっているのか、実母への恨み節は炸裂しっぱなしだ。冷静さを取り戻してほしい。

 また、「トピ主はそんなに仕事が好きなのになぜ子供を複数もうけたのか」と責めるようなコメントも相次ぐが、トピ主いわく「自分が両親共働きで1人っ子で育ち、淋しい思いをしたので、子どもが淋しくないように1人っ子にせず、2人は頑張ろうと決めていました」。う〜ん……さすがになあ……欲張り過ぎかもしれないなあ……。

 結局そうこうしている間に、実母は実家に戻った。一方、子供達は体調不良の連鎖が続き、全員が熱を出してしまった。そしてここへ来て、実は旦那が意外なほど子育てをやっていたという事実をトピ主が明かす。

「主人は、双子出産の際は3か月育休を取ってくれました。今でも子どもの面倒は見てくれます。休みの日はご飯を作ってくれたりします」

 育休とったのか! しかし会社内での異動によって、夫も夫で大変な状況に追い込まれている様子。

「育休を取ったせいとは言えませんが、4月より考えられないような部署に異動になり、通勤時間が今までの倍以上、勤務内容も激変し、かなりのストレスをかかえています」

 そんな事情もあったのね。さて、こうした複合的諸事情により、トピ主は仕事を辞めることを決意した。シッターそんなに嫌だったのか……? トピ主レスでは実母への複雑な思いも吐露しており、このまま仕事(というか出世街道)を諦めたらまた実母を恨むのではないかという心配もしてしまう。とりあえず、ここで専業主婦になることを選択したトピ主、「育児に向かない」と言ってはいたものの、向き合わざるを得ない。健闘を祈るしかない。

 今回は2つのトピを紹介したが、世間的に「母親らしからぬ」と非難を浴びるタイプの悩み相談はまだまだある。後編でも引き続き「誰にも言えない」心境を吐露する母親たちのトピをふたつ、紹介したい。

■ブログウォッチャー京子/1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。