「再婚相手は見つかった?」発言は、礼儀の問題ではなく単純にセクハラだということを、党首も誰も指摘しなかった

 6月19日に行われた「ネット党首討論」で司会者として登壇していた古市憲寿氏が、「生活の党と山本太郎となかまたち」の代表・小沢一郎氏に投げかけた「再婚相手は見つかったんですか?」という質問がいま話題になっています。

 既にネットでは多数のバッシング記事やSNSでの言及が出てきていますが、改めて経緯と問題点をまとめたいと思います。

 冒頭の質問に対し小沢氏はいらだちを抑えつつ「今日のテーマと関係あるのか」と返答します。その後、古市氏は、スタッフに手渡された手紙を見ながら「読んだほうがいいですか? 小沢代表に対し、失礼な発言をしました。撤回して心よりお詫び申し上げます」と謝罪(?)し、その後、「マニフェストからは見えない、人格を見ることに意味がある。聞き方は失礼だったかもしれない」と続けます。

 この態度は誰からみても謝罪といえるものではありません。当然小沢氏が納得するはずもなく、「それはあなたがたの釈明ではない。党首討論と関係ないことをいうなんておかしい。お詫びをするならきちんとしなさい」と叱責しました。

 古市氏はネット討論終了後、ハフィントンポスト日本版の取材に対し「馬鹿にする意図はない。小沢氏の発言が少なかったこと、近況を知りたかったこともあり、あのような質問をした。各党首の人柄を浮かび上がらせたいという意図があった。小沢氏だけでなく他の党首にも同様の質問をしたかった。それができなかった。反省してる」と答えています。

 筆者は、古市氏の発言を聞いたとき「これはセクハラではないのか」と思いました。セクハラというと、男性が若い女性に対して行うもの、というイメージが強くあります。しかし広義のセクハラは「性的嫌がらせ」を意味するもので、年齢や性別は関係ありません。男性が高齢の女性に対して「性的嫌がらせ」を行えば当然セクハラですし、女性が男性に、あるいは同性間で行われるものも問題視されるべきです。

 今回は若い男性(古市氏)が、高齢の男性(小沢氏)に対して、非常にプライベートな話題(再婚)を、ふさわしくない場(党首討論)で行ったわけで、嫌がらせに他ならないものだと私は考えます。「再婚相手は見つかったのか?」という質問は、よっぽど親密な関係でない限り、ふさわしい場などないとも思いますが。古市氏は「人柄を浮かびあがらせたかった」と発言していますが、人柄をみたかったのであれば他の質問はいくらでもあったはずです。「政治家の人柄を見るために、セクハラをしてもいい」というのはまかり通らないでしょう。

 6月24日、「生活の党と山本太郎となかまたち」の公式サイトにおいて「株式会社ドワンゴ及び古市憲寿氏への抗議の通知」として、「株式会社ドワンゴ及び古市憲寿氏に対して正式な謝罪並びにその公表を求める」ことを表明しています。

 党首討論後、ひとまずは謝罪(?)、自己弁護(?)をした古市氏ですが、ことの重大さを理解していなかったようです。

 6月26日、古市氏はほぼ準レギュラーとして何度も出演している『ワイドナショー』(フジテレビ系)にて、「確かに失礼だった。自分の言葉で謝らないと意味がないと思っていたのに、スタッフに『このまま読んで欲しい』と謝罪文を手渡されたことへの反発があり棒読みをした」と本件を振り返っています。ダウンタウンの松本人志氏は「受けていたらこうなっていなかった。ナイスファイトだった」と擁護。「ただ、質問がスベっていた」と話してスタジオが盛り上がる中で古市氏は「その通りで」と答えます。

 古市氏は「スベっていなければ、あの質問は問題なかった」と考えている、ということなのでしょうか? これは、セクハラに抗議する人間が周囲から「ノリが悪い」と冷ややかな目でみられる問題と同根だと私は考えます。

 さらに「なぜあの場にいた他の党首は古市氏の発言に苦言を呈さなかったのか」とも思います。与党はともかく(本来はそうではないのですが)、共闘中の民進、共産、社民の党首が問題を指摘してもよかったはずです。そのことは格好の政治アピールにもなったでしょう。番組の進行を妨げないためにしなかったのでしょうか? 私は、出来なかったのだろうな、と思っています。古市氏の発言にセクハラとして問題があることに誰も気づいていなかったのだ、と。

 さて、本日27日、「生活の党と山本太郎となかまたち」公式サイトにおいて小沢氏は「私たちは今、選挙戦の真っ只中で、日々国民の皆さまに自らの政策を訴えています。19日のニコニコ動画主催の党首討論も、政策のぶつけ合いという事で真剣に臨んでいた中での出来事でした。後日、ダウンタウンの松本人志さんとのやりとりの中で、古市氏が自分の言葉でお詫びをしたかったと言われたのをお聞きしました。私たちはもう前を向いています。古市憲寿氏におかれましても、将来ある有能な方ですので、是非前を向いて頑張っていただきたいと思います。応援しています」という声明を発表しています。選挙前の忙しい時期に、これ以上古市氏とやりあっても何の意味もないことに気がついたのでしょうか。

 人柄が露呈したのは、むしろ古市氏だったのかもしれません。それは、いまさらのことなのかもしれませんが。
(水谷ヨウ)

【エロメン☆タイム】お粥「あーん」から病み上がりセックス! 一徹による極上の看病

 セックスシーンはちょっとソフトな反面、胸キュンシーンが大量投入されている「SILK LABO」の“COCOON(繭)”レーベル。今回は2012年12月~2013年5月に配信された作品が収録されている『anthology Ⅱ』の「therapy」を見てイキましょう☆

 風邪で寝込んでいるマイ(SUMIRE)に、彼氏・タツヤ(一徹)から「具合大丈夫? 何か必要なものがあったら連絡して」とメールが届く場面からスタートします。一人暮らしで風邪を引いた時の孤独と絶望ったらないですよね。そんな時の彼氏からのメールなんて、小躍りしたいくらい嬉しいじゃないですか! 当然マイもベッドに横たわりながらニヤニヤ。メールを返して、幸せに浸りながら一眠りします。で、目が覚めると……いるんですよ、タツヤが。しかもキッチンに! マイのためにお粥を作って、あーんって食べさせてくれるんですよ。そして、また一眠りしたマイが目を覚ますと、ベッドサイドに座り込み、マイの手を握りながら寝てるんですよ、タツヤが。寝ても覚めても幸せづくしなんです!!!

 さらに目を覚ましたタツヤは、寝起きのかすれた声で「寝ちゃった……具合良くなった?」と。そして「うん。たっちゃんの料理のお陰で」と返すマイに、抱きついてキスをおねだり。し・か・も。病み上がりのマイが風邪を移すことを心配していると、言葉を遮って自らチュー。おねだりしといて自分からキスしちゃうって……最高ですね! 何でも「マイの風邪なら移っても大丈夫」とのこと。その後もタツヤは、自分の顎を「んっ、んっ」と突き出しキスをおねだりし続けます。我慢できなくなったマイがキスをしたことで、一人暮らしで寝込んでいた地獄の時間が嘘だったかのような、至福のカップルイチャイチャが始まります。

 頭を撫でながらいっぱいキスしつつ、タツヤの手はどんどん下がっていきます。ずっと寝込んでいたマイの服と身体は汗だくで、服を脱がす際には「汗すごい(笑)」と笑いあう2人。AVだということを忘れてしまうほど、甘くてゆる~い時間なんです。はあ、眩しい。

 もちろんセックスシーンもラブラブで、ほとんどずーっと2人は見つめ合っています。タツヤの顔は高頻度でデレデレしており、“マイが可愛くてたまんない……”という様子。フィニッシュを迎えた後のイチャイチャっぷりも最高です。今はちょうど季節の変わり目。「早く風邪ひきたい!」なんて不純な気持ちが生まれる作品です!

【messy調査】ラブホ離れって本当?「ラブホへ行く」はアリかナシか

 こんにちは、messy編集部です。今年はベッキー&川谷絵音に始まり、桂文枝、宮崎謙介、乙武洋匡、とにかく明るい安村、ファンキー加藤、三遊亭円楽と、著名人の不倫スクープが後を絶ちませんね。各不倫の詳細はゴシップ記事を読んでいただくとして、最新不倫スクープ・円楽師匠の報道にて気になったことがあります。

 最初に報じた「FRIDAY」(講談社)の見出し文句は、【三遊亭円楽「20歳下アモーレと老いらくのラブホ不倫!」】。同記事を取り上げたネットニュースや新聞の後追い記事でも、「ラブホ不倫」という言葉が多用されていました。確かに“円楽師匠ほどの大御所落語家が、老舗ラブホテルのサービスタイム(休憩3時間4500円)を利用して不倫した”という事実はいじりたくもなるでしょう。案の定、ネット上には「サービスタイムてwww」「もっといいホテルに連れてったれよwww」なんて指摘が相次いでいました。これらは、あくまで“円楽師匠はいい大人だし、お金もあるんだから、もっと高いホテルを予約しようよ”という意味合いです。

 しかし、同時に「ラブホとかほんと嫌(20代女性)」「せめてシティホテルに連れて行ってほしい(20代女性)」など、円楽師匠うんぬんではなく“ラブホでセックスすること自体が嫌”という意見も目立っていたんです。

 近年は、店舗自体が減少している上に若者のラブホ離れが進んでいることや、「女性はラブホじゃ嫌だよ」というメッセージを込めた曲がリリースされていることなどを踏まえ、“反ラブホ女性”とは一定数存在するとは思っていました。でも……そんなに多いんですか!? そんなに嫌ですか!?!?

 ということで。彼氏や旦那、不倫相手に行きずりの男……相手はどうあれ、この先にはセックスしか見えないという時に「ラブホへ行くのはアリorナシ」。messy女性読者の皆さんの本音を聞かせてください! 率直なご意見をお待ちしております。

※messyにてご回答くださいませ!

高校生のセックスは不道徳で、妊娠は罪か。教育者が行うべきは、子供に罰を下すことなのか?

高校生の「性」をめぐるニュースが続いています。一つ目は妊娠した女子高校生に学校側が持久走の実技を要求したという件。そしてもう一つは、セックスをしたからと退学させられた男子高校生の件です。

最初のニュースは、学校側が妊娠5カ月を過ぎていた3年生の女子生徒(18)に対して、体育の成績が「1」になると卒業できないなどとして体育実技を行うよう指導していた問題です。この女子生徒は、同級生と同じ時期に卒業したかったそうですが、結局、三学期から休学したそうです。

この高校の副校長は「全日制では学業と出産・子育ての両立は難しいと考え、休学し通信制に移るよう勧めた」と説明していますが、「体育ができないために卒業できない」ということならば、「他の生徒と同じように体育を行うことが困難な身体障害を持っている生徒は、普通科全日制には来るな」と言っているのと同じようなものです。ハンディキャップがあり、配慮が必要である人に「通常」の人と同じことを求めているわけです。そしてきっと、この学校の先生たちは、身体障害によって体育ができない生徒には、妊娠した女子生徒が課せられたような過酷な条件を求めることはなかったはずです。同じ「配慮が必要な生徒」であっても、「妊娠」だったからこそ非情な罰を下したのではないでしょうか。

◎高校生のセックスは罪?

現代の日本社会で、高校卒業資格が無いことは就職にも将来進学を希望した時にも、大変な苦労を味わうことを意味します。諸外国においても高校は義務教育であり、日本でも事実上、義務教育として扱われています。一般的に考えられる「最低限の教育」レベルを持っていない人は、社会経済的に大きなハンデを背負うことになります。教育者が優先すべきは、「休学しろ」「通信制に行け」「体育ができないなら卒業できない」と脅すのではなく、妊娠した女子生徒がいかに退学せずに、そのまま高校に在籍しながらほかの生徒たちとともに卒業することができるかを一緒に考えることでしょう。しかも、すでに高校3年生だった生徒にとって、卒業は目前だったのです。

アメリカでは、在学中の生徒が、妊娠や出産、産後ケアのために学校を「産休・育休」することは憲法で認められた権利であり、生徒たちがいつ学校に戻っても、妊娠・出産前のステータスに復帰でき、生徒たちの教育の権利を保障することは学校側に課せられた義務となっています。同時に、学校側は妊娠・出産のために欠席した授業を特別に補講するなどの努力もしなければなりません。

今回の件で、こうした配慮が行われなかったのは、教師たちが「妊娠はセックスした生徒の自己責任であり、私たちにお前を助ける必要はない。それどころか生徒は社会的に罰せられるべきである」という、生徒に懲罰を課すような考えをもっていたからではないでしょうか。

問題の根底には「交際相手と性行為をして退学させられた高校生」の件と共通する、セックスをタブーとみなす価値観があります。

ニュースによれば、彼は高校在学中に交際相手と性的行為をしたことを理由に退学を勧告され、転校を余儀なくされ、指定校推薦で進学が決まっていた大学からも合格を取り消されてしまったそうです。男子生徒(現在は大学生)は、この処分は社会通念上行き過ぎで違法だとして、学校と校長に損害賠償を求めて訴えを起こしました。

いずれの事件も根底にあるのは「高校生が性行為をすること」に対する、学校関係者の厳しい姿勢です。

◎必要なのは罰ではない

前述の男子高校生のケースでは、「高校生の分際でセックスしたお前は罰せられるべきだ」という学校側の態度がありありと見えます。

そもそも、「高校生のセックス」は禁忌なのでしょうか? あってはいけないことなのでしょうか?

今回のケースは両方とも対象は高校3年生、18歳の生徒でした。肉体的には十分に成熟しており、結婚もできる年齢であり、今年からは選挙権も与えられる、それが18歳です。精神的にも肉体的にも、大人として認められ、個人の決定が尊重されてしかるべき年齢なのです。

一番の問題は「高校生がセックスなんてありえない」という偏見によって、未来ある若者の将来をつぶすような罰を下したことです。

東京都の調査によれば、高校生男子の6割弱、女子の4割強が、自分自身が性交することについて、「愛情が深まれば可」「機会があれば可」「お互いが納得すれば可」など、許容的見解を示しています。そして、実際に性交経験がある生徒も08年度で3割、14年度で2割程度います。首都圏の高校生の半分は「セックスをしてみたい。してみてもいい」と思っていて、実際に経験している生徒も2割から3割はいるのですから、「高校生はセックスをしない」ことを前提にするのは、そもそも間違っているのです。

若ければ若いほど、必要な知識が不足していることなどによって避妊や性病予防に失敗する確率は高まります。「高校生はセックスをしない」という前提に立っていたら、不慮の妊娠や性病に罹患したとき、怒られること、罰されることを恐れて、親や教師に相談するタイミングを逸してしまいます。選択肢が無くなってしまうことはもちろん、最悪の場合には命さえ落としかねません。必要なことはセックスをしたことを罰するのではなく、その後に必要なケアを手厚くすること、そして望まない妊娠や性病にかからないように、正しい知識を与えるための性教育を充実させていくことです。

◎性をタブー視する社会

前回の記事でAV強制出演の件を取り上げましたが、メディアも弁護団の訴え方も根底には「セックスはいけないこと、けしからんこと」という考えがあるように思われます。AV業界の環境改善や女優・男優の地位向上ではなく、AV出演を「公衆道徳上有害な業務」と位置付けることで「セックスをすること」そのものを有害であると位置付けるような訴え方をしているからです。

高校生の性の問題にしても、AV強制出演にしても、セックスをタブーとする前提に立ってしまうと、もっと多様で深みのある議論の可能性を閉じてしまいます。何より、そうした性の問題が絡んでいる状況で、困った状況に陥ったとき、彼ら彼女らが助けを求めることが非常に困難になります。高校生のくせにセックスなんかするからだ、セックスを商売道具にするからだ、自業自得じゃないか、というような意見は、すべてその根底にある「セックスはいけないこと」という考えの発露です。

人間はセックスをするように造られているし、実際、ほとんどの人はセックスなくしてはこの世に生も受けていないでしょう。人の性を語ることは、生を語ることです。私たちはもっと性について快楽の視点からだけでなく、教育的な視点も含めてよりオープンに語るべきです。

参考資料
東京都幼・小・中・高・心性教育研究会、2014年12月「児童・生徒の性に関する調査」現代性教育研究ジャーナル45号
U.S. Department of Education, 2013, “Supporting the Academic Success of Pregnant and Parenting Students – Under Title IX of the Education Amendments of 1972”
交際相手と性的行為「退学勧告は違法」と提訴
妊娠中の女子高生に、持久走の実技を要求 京都の朱雀高校、休学勧めていた

高校生のセックスは不道徳で、妊娠は罪か。教育者が行うべきは、子供に罰を下すことなのか?

高校生の「性」をめぐるニュースが続いています。一つ目は妊娠した女子高校生に学校側が持久走の実技を要求したという件。そしてもう一つは、セックスをしたからと退学させられた男子高校生の件です。

最初のニュースは、学校側が妊娠5カ月を過ぎていた3年生の女子生徒(18)に対して、体育の成績が「1」になると卒業できないなどとして体育実技を行うよう指導していた問題です。この女子生徒は、同級生と同じ時期に卒業したかったそうですが、結局、三学期から休学したそうです。

この高校の副校長は「全日制では学業と出産・子育ての両立は難しいと考え、休学し通信制に移るよう勧めた」と説明していますが、「体育ができないために卒業できない」ということならば、「他の生徒と同じように体育を行うことが困難な身体障害を持っている生徒は、普通科全日制には来るな」と言っているのと同じようなものです。ハンディキャップがあり、配慮が必要である人に「通常」の人と同じことを求めているわけです。そしてきっと、この学校の先生たちは、身体障害によって体育ができない生徒には、妊娠した女子生徒が課せられたような過酷な条件を求めることはなかったはずです。同じ「配慮が必要な生徒」であっても、「妊娠」だったからこそ非情な罰を下したのではないでしょうか。

◎高校生のセックスは罪?

現代の日本社会で、高校卒業資格が無いことは就職にも将来進学を希望した時にも、大変な苦労を味わうことを意味します。諸外国においても高校は義務教育であり、日本でも事実上、義務教育として扱われています。一般的に考えられる「最低限の教育」レベルを持っていない人は、社会経済的に大きなハンデを背負うことになります。教育者が優先すべきは、「休学しろ」「通信制に行け」「体育ができないなら卒業できない」と脅すのではなく、妊娠した女子生徒がいかに退学せずに、そのまま高校に在籍しながらほかの生徒たちとともに卒業することができるかを一緒に考えることでしょう。しかも、すでに高校3年生だった生徒にとって、卒業は目前だったのです。

アメリカでは、在学中の生徒が、妊娠や出産、産後ケアのために学校を「産休・育休」することは憲法で認められた権利であり、生徒たちがいつ学校に戻っても、妊娠・出産前のステータスに復帰でき、生徒たちの教育の権利を保障することは学校側に課せられた義務となっています。同時に、学校側は妊娠・出産のために欠席した授業を特別に補講するなどの努力もしなければなりません。

今回の件で、こうした配慮が行われなかったのは、教師たちが「妊娠はセックスした生徒の自己責任であり、私たちにお前を助ける必要はない。それどころか生徒は社会的に罰せられるべきである」という、生徒に懲罰を課すような考えをもっていたからではないでしょうか。

問題の根底には「交際相手と性行為をして退学させられた高校生」の件と共通する、セックスをタブーとみなす価値観があります。

ニュースによれば、彼は高校在学中に交際相手と性的行為をしたことを理由に退学を勧告され、転校を余儀なくされ、指定校推薦で進学が決まっていた大学からも合格を取り消されてしまったそうです。男子生徒(現在は大学生)は、この処分は社会通念上行き過ぎで違法だとして、学校と校長に損害賠償を求めて訴えを起こしました。

いずれの事件も根底にあるのは「高校生が性行為をすること」に対する、学校関係者の厳しい姿勢です。

◎必要なのは罰ではない

前述の男子高校生のケースでは、「高校生の分際でセックスしたお前は罰せられるべきだ」という学校側の態度がありありと見えます。

そもそも、「高校生のセックス」は禁忌なのでしょうか? あってはいけないことなのでしょうか?

今回のケースは両方とも対象は高校3年生、18歳の生徒でした。肉体的には十分に成熟しており、結婚もできる年齢であり、今年からは選挙権も与えられる、それが18歳です。精神的にも肉体的にも、大人として認められ、個人の決定が尊重されてしかるべき年齢なのです。

一番の問題は「高校生がセックスなんてありえない」という偏見によって、未来ある若者の将来をつぶすような罰を下したことです。

東京都の調査によれば、高校生男子の6割弱、女子の4割強が、自分自身が性交することについて、「愛情が深まれば可」「機会があれば可」「お互いが納得すれば可」など、許容的見解を示しています。そして、実際に性交経験がある生徒も08年度で3割、14年度で2割程度います。首都圏の高校生の半分は「セックスをしてみたい。してみてもいい」と思っていて、実際に経験している生徒も2割から3割はいるのですから、「高校生はセックスをしない」ことを前提にするのは、そもそも間違っているのです。

若ければ若いほど、必要な知識が不足していることなどによって避妊や性病予防に失敗する確率は高まります。「高校生はセックスをしない」という前提に立っていたら、不慮の妊娠や性病に罹患したとき、怒られること、罰されることを恐れて、親や教師に相談するタイミングを逸してしまいます。選択肢が無くなってしまうことはもちろん、最悪の場合には命さえ落としかねません。必要なことはセックスをしたことを罰するのではなく、その後に必要なケアを手厚くすること、そして望まない妊娠や性病にかからないように、正しい知識を与えるための性教育を充実させていくことです。

◎性をタブー視する社会

前回の記事でAV強制出演の件を取り上げましたが、メディアも弁護団の訴え方も根底には「セックスはいけないこと、けしからんこと」という考えがあるように思われます。AV業界の環境改善や女優・男優の地位向上ではなく、AV出演を「公衆道徳上有害な業務」と位置付けることで「セックスをすること」そのものを有害であると位置付けるような訴え方をしているからです。

高校生の性の問題にしても、AV強制出演にしても、セックスをタブーとする前提に立ってしまうと、もっと多様で深みのある議論の可能性を閉じてしまいます。何より、そうした性の問題が絡んでいる状況で、困った状況に陥ったとき、彼ら彼女らが助けを求めることが非常に困難になります。高校生のくせにセックスなんかするからだ、セックスを商売道具にするからだ、自業自得じゃないか、というような意見は、すべてその根底にある「セックスはいけないこと」という考えの発露です。

人間はセックスをするように造られているし、実際、ほとんどの人はセックスなくしてはこの世に生も受けていないでしょう。人の性を語ることは、生を語ることです。私たちはもっと性について快楽の視点からだけでなく、教育的な視点も含めてよりオープンに語るべきです。

参考資料
東京都幼・小・中・高・心性教育研究会、2014年12月「児童・生徒の性に関する調査」現代性教育研究ジャーナル45号
U.S. Department of Education, 2013, “Supporting the Academic Success of Pregnant and Parenting Students – Under Title IX of the Education Amendments of 1972”
交際相手と性的行為「退学勧告は違法」と提訴
妊娠中の女子高生に、持久走の実技を要求 京都の朱雀高校、休学勧めていた

女子会の功罪――女同士で消耗するの、やめませんか

「スカッとした」

職場の同僚との女子会帰りに、駐輪場にあったオートバイのカバーに火をつけた女性(31)のニュースは、被害が甚大だったわけではないわりに妙に印象的だった。彼女は「飲み会で恋愛の話になった」「別れた交際相手のことを思い出すなどしてイライラが募った」「火をつけると多少スカッとした」と話しているという。

女子会で何があったのか、そして彼女の心がどう動いたのかは分からない。でも、どんなに女子会が辛かろうと昔の彼を思い出して切なくなろうと、放火をストレス解消法にするのはさすがに飛躍しすぎだ。常軌を逸している。

せめてポテチ一気食いとか、ひとりカラオケとか、ぬいぐるみをサンドバッグにするとか(物騒ですが)、何か他に無かったんだろうか。愚痴れる友達はいなかったのだろうか。彼女の日常はずいぶん孤独なものだったのかなぁ、と同い年なこともあって、つい思いを馳せてしまう。

それにしても、端緒になったのが女子会というのが、なんともイマっぽい。「部署の飲み会で男性上司にセクハラされて」とか「お局様にイヤミを言われて」とかではなく、女子会。本来楽しいはずのものがストレス爆発の引き金になるなんて、なんとも皮肉だ。

ここで今回の事件からは一旦離れて、女子会の功罪について考えてみる。

◎女子会って……、なに?

女子会――私は、28歳くらいから「女子」の響きが照れくさくて「婦人会」と呼んでいるのだけど、考えてみたら女子会の定義ってほとんどない。女性だけで集まること、以上。

メディアが作り出したのか、女子会には少し「オシャレ」要素のあるイベントのイメージがついている。女性ファッション誌には毎月どこかに「今夜は女子会! オシャレに厳しい女友達の視線を楽々クリアする最新ファッションで☆」などと書いてある。ちょっと洒落たお店で、トレンド最先端のファッションで、イタリアンやフレンチを食べながら恋や仕事の話をして、そして欠かせないのが写真撮影とSNSへのアップロード。女子会のステレオタイプといえば、こんなところだろう。

◎女子会の罪――幸福と不幸の品評会

ところで、私にとって女子会は楽しいものだ。私はストレスを感じやすいタイプだと自覚しているので、気心しれた友人、ライフステージが違っても風通しのいいメンバー、知り合って間もないけれど、変なことにはならないだろうと予想できるメンバーのときにしか女子会に参加しない。

男性がいないぶん、ぶっちゃけた話もできる(男性が聞いてたら、「こいつら性格悪いんじゃない?」と思いそうな話)。女性特有の体の変化の話もできる。結婚とか出産とか、仕事と家庭の兼ね合いとか、女性が悩みがちなテーマについて語り合える。ベラベラ喋って、ケタケタ笑って、ときに真剣な話もして、「またねー!」と笑顔で別れる。なんだろう、言ってみれば「英気を養う場」だろうか。

でも、周りの話を聞いていると、そう楽しい女子会ばかりでもないらしい。

ある友人は付き合いで仕方なく参加してみたら、笑顔のまま繰り広げられるさりげないマウンティングがえげつなくて、耐え難い2時間だったという。表面的には「○○ちゃん、かわいいー」と褒め合う言葉が飛び交うのだが、彼氏がいるかいないか、結婚の予定はあるかないか、彼氏のスペックはどうなのか、といったありがちでくだらない比較……。参加メンバーの中で、自分のポジションをアピールしあう2時間だったそうだ。

想像すると、さながら「幸福と不幸の品評会」だなと思う。自分の持ち駒を、牽制し合いながらひと駒ずつテーブルのうえに晒し、少しずつパワーバランスが出来ていく。どの駒をどういう順番で出すか、不幸の駒をあえて出して自虐ネタにするのか隠しておくのか、空気を読みながらの駆け引きだ。ここで作用しているのが、「浮きたくないけど、ちょっと優越感がほしい」心理だろう。

日本の女性は、「浮かない程度にみんなと一緒で、でもちょっと違う」ことを望むと言われている。

「悪目立ち」を嫌うため、周囲から浮かないように細心の注意を払う。でも、かといって、埋もれてしまうのは嫌。みんなよりちょっとオシャレ、ちょっと素敵、ちょっと羨ましがられる、その微妙な差を楽しむ。その心理をついているのがファッションブランドの宣伝戦略だと、以前、本で読んだことがある。女子会というのは、男性がいなくて中和されにくいぶん、そういう感情が渦巻きやすいのかもしれない。

というのも、男性がいれば、女子たちが主眼を置くのは「優越感」や「差異の強調」ではなく、「男性ウケ」になる(もちろん、場の種類にもよるけれど)。会話の棘は影をひそめ、男性目線を意識した「いい子アピール」が始まる。しかし異性の目線が無いと、「誰かに向かって自分を売り込む」アピールは必要ないため、棘は復活し、女という同じ土俵にたつ者同士で競う意識がでてくるのだろう。

女子会ではなかったが、こういうコミュニケーションをとってくる人と接する機会は、私にもあった。ハッキリいって、疲れる。私のことを上げているようで、下げてくる。どんなにその手のお互いを比較するような話題を切り上げようとしても、あれよあれよという間にまたそこへ戻る。なぜ……? おそらくその相手は、人と比較せずには自分の位置や価値を確認できない人なのだ。

この人と接したあとの私と、耐え難い女子会に参加した友人の感想は同じだった。「息苦しい…!」

◎身内同士で消耗するの、やめませんか

この耐え難いタイプの戦場も、自分の調子がいいときならなんとか乗り切れるだろう。話は右から左に流して、笑顔をはりつけて、瞑想でもしてればいい。でも、自分の精神力・忍耐力がダウンしているときにいったら、酸欠にでもなりそうだ。ただでさえ自己評価が下がっているのに、傷口に塩を塗らないでほしい。

もし、冒頭でふれた事件の犯人の女性がこの耐え難い戦場で日夜(仕事中も、就業後の女子会中も)酸欠になっていたのだとしたら、ほんの少し、ほんの少しだけ、気の毒な境遇だなとは思う。だからといって放火したことの免罪符には決してならないけれど。

最近SNSでの周りのリア充ぶりと自分を比べて落ち込むという「SNS疲れ」が、精神衛生上良くないと取り上げられているが、「女子会疲れ」を起こしている人もいるかもしれない。

ただでさえ、女性が「恋愛しろー」「結婚しろー」「産めー」の呪縛から逃れにくい世の中。最近では「輝けー」とまで言われるようになった。そのためのインフラやチャンスも整っていない今、女同士で小競り合いしている場合じゃない。

生き辛い世の中で、お互い慰めあい、励まし合い、ときには叱り飛ばし合いながら、女性の人生を共に満喫していきませんか。それを実現するために、まず他人と比べずとも自分の価値を信じられる自尊心を、きちんと身に着けることが、社会からの抑圧につぶされないひとつの方法ではないかと私は思う。
(吉原由梨)

コピー機の前、給湯室…こっそりシチュの最高峰“社内セックス”のスリル

 夜のお供・女性向け動画サイト「GIRL’S CH」の超人気動画と今週のオススメをピックアップ! まずは先週の人気動画ランキングをCHECKしていきましょう。

◎GIRL’S CH人気動画ランキング(6月13日~6月19日)

1位 先輩の沢井亮さんにちょっかいを出されちゃう② 給湯室でエッチ

 音羽レオンちゃんが先輩社員の沢井亮さんと会社でセックスしちゃう作品です。場所は、いつ誰が来てもおかしくない給湯室。レオンちゃんがシンクに座って挿入されたり、壁に手を付いて立ちバックされたり……何ともスリリング! 沢井さんがフィニッシュに向けて徐々に激しさを増して突き上げると、思わず声を漏らして感じちゃうレオンちゃん。デカチンと噂のご立派な沢井Jr、恐るべし!!

2位 先輩の沢井亮さんにちょっかいを出されちゃう① コピーしながらイジられ

 1位動画の前編です。音羽レオンちゃんが、沢井亮さんから机の下やコピー中にこっそりエッチなちょっかいを出されるシーンから始まります。コピー機の前で胸を責められ高まっていく2人の描写は、後編よりもこっそり感があってドキドキします。ビジュアルからしてヤリチン社員感満載の沢井さんの肉食っぷりに濡れますよ!

3位 ここからは私の時間…静かな家で乱れる人妻さん② 激しく抱かれて

 先週7位作品の後編がランクイン。日々家事や育児に奮闘する人妻と男優さんの自宅不倫セックス・挿入編です。何より注目はリビングでバックで突かれた後、挿入したまま寝室に移動するシーン。その器用さにも驚きですが、「1秒でも快感を逃したくない」という貪欲な人妻がまあエロい!

4位 手首を縛っていつもとは違う快感① バイブを入れられちゃう

5位 ホテルで野本監督とハメ撮りエッチを初体験

6位 おませな学生カップルのエッチなおうちデート

7位 良い感じになったユーザーさんと① 脱がしていいですよね?

8位 ここからは私の時間…静かな家で乱れる人妻さん① 拘束&目隠し

9位 W不倫をしていた夫のせいで陵辱されてしまう① 縛られた体を電マで

10位 アソコの中を調査されるはずが気持ちよくなって…

 5位の「ホテルで野本監督とハメ撮りエッチを初体験」は、麻宮まどかちゃんが野本監督とお洒落なホテルでハメ撮りセックスする作品です。ウブな雰囲気のあるまどかちゃんが、見るからにどエロい野本監督に責められるという構図は見ているだけでムラムラします。

 10位にはSODアダルトchみんなの投稿動画の作品「アソコの中を調査されるはずが気持ちよくなって…」がランクイン。男性用のアダルトグッズを作るために、2人の男優さんからアソコを調査されちゃいます。とにかく男優さんの指テクがすごい。

◎今週のオススメ

「浅井陽登 ラブメンデビュー ~僕のセックス見てください~ 完全版」

 今年3月に公演を行った劇団Rexy『7人のギャングスター』にて、物語のキーパーソン・酒屋のカレ役を演じた浅井陽登くん。6月に19歳になったばかりの彼が、この度ラブメンデビューを果たしました! 普段は大工をしているという陽登くんの“肉体美”は必見ですよ。じっくり堪能してください☆

◎女性向け動画サイト GIRL’S CH

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オンナの深度は、私が決める☆ 膣育成ダイレーション

人類がまんこに加えてきた、美白・脱毛・装飾などなどの“まんこカスタマイズ”の歴史をふりかえる連載「まんこカスタマイズAtoZ」。今回は、「膣」のお話です。(連載・全10回予定)

まんこはキツければキツいほどいい、みたいな風潮ってありますよね。逆にユルいまんこは、「ゆるマン」などと蔑まれたりもします。でもキツいまんこって、いったい誰にとって「いい」ものだっていうんでしょう。

現実には、膣が狭い・小さいために、性行為や婦人科検診を苦痛に感じる人がいます。こうした苦痛を手術なしで取り除くために、「ダイレーター」という器具が考え出されたのは約80年前のことでした。トランスジェンダー女性の間ではカジュアルに「ダイレ」と呼ばれたりするこの器具について、今日は進化の歴史から最新ダイレーターのデザインまでを一挙公開します!

◎ダイレーター、こんな時には頼りになるかも

ダイレーターとは、直訳すれば「拡張するもの」という意味です。さまざまな色・サイズ・素材が取り揃えられた棒状の器具で、挿入することにより膣を徐々に拡張したり、狭くなることを防いだりするもの。基本的には医師の指導下で使用する医療器具です。

ダイレーターはたとえば、下記のような場合に使われます。

(1)膣に何か入れるのは痛い、不快だ、膣けいれんを起こしてしまうという人の練習

膣に何か入れることに強い抵抗感や恐怖感がある人の場合、膣周辺の筋肉が無意識に強く緊張し、そのせいで余計に痛みや不快感を増してしまっている場合があります。これを「膣けいれん」、別名で「ワギニスムス」と呼びます。こうした場合はダイレーターを使って、膣周辺の筋肉を自分の意思で締めたりゆるめたりする練習をします。小指程度のごく細いダイレーターから始めて、なにかを挿入することに慣れ、心理的な抵抗感を取り除くという狙いもあります。

(2)婦人科がんの治療後、膣の形を保つために

婦人科がんで骨盤領域に放射線治療を受けた後は、膣の粘膜が炎症を起こし、癒着しやすくなることがあります。また、膣が狭まる「膣狭窄」につながることもあります。こうした場合にはダイレーターを使用すれば、治療以前の形を保つことができます。

(3)性別移行手術で膣を作った後、ふさがってしまうのを防ぐために

いわゆる性同一性障害などで、膣を作る手術をしたあとは、せっかく手術でできた膣がふさがってしまうのを防ぐためにダイレーターを使用します。

(4)先天的な膣欠損の手術後、もしくは手術をせずに膣を拡張するために

生まれつき膣・子宮・卵管がなかったり、また膣が途中でふさがっていたりすると、「性分化疾患」と総称されるMRKH症候群、アンドロゲン不応症などの診断が下されることがあります。この場合、手術で膣を作ったあとにダイレーターを使用することもありますが、ごく細いダイレーターから徐々に大きいダイレーターへステップアップしていくことによって、性行為が可能な深さにまで膣を広げる治療法もあります。(※1)

もともとダイレーターは、この(4)の先天的膣欠損治療に尽くしたある医師が世に広めたものであるようです。ちなみにこのお医者さん、女性の身体に起こるあの症状を“発見”した人でもあるようで……続いてご紹介します!

◎ダイレーター誕生物語

手術なしでも、膣は拡張できるのだ。そう証明してみせたのが、ニューヨークの産婦人科医であるロバート・ティルデン・フランク医師(1875‐1949)でした。彼は1938年、生まれつき膣が欠損していた6人の患者に対し、一日に2~3回、各回15~20分ほどガラス製のダイレーターを挿入することで手術せずに膣を拡張する治療を行ったのです(※2)。結果、6人のうち5人は膣拡張に成功し、うち3人は性行為を楽しめるまでになりました。

ちなみに、このフランク医師、今でいう月経前症候群(PMS)の存在を医師としてはじめて指摘した人物でもあります(※3)。1931年にフランク医師が「女子のだるさ、つらさって、たぶん生理のせいだよね?(要約)」という指摘をしたことで研究が進みはじめ、1953年にイギリスのカタリナ・ダルトン医師によってようやく「月経前症候群(PMS)」という名前が付けられるにいたりました。ありがとう……ありがとうフランク!! フランク医師の愛称は「ボブ」だったらしいですが、ボブまじリスペクト。そんな気持ちです。

しかしながら、ボブのダイレーター治療法にはある問題がありました。

「ダイレーターをずっと手で押さえてなきゃいけないから疲れる」

まったくとっても根本的な問題ですが、これを解決するアイディアが出されたのは、実に43年後、1981年のことでした。

「別に手で押さえなくても、入れて座っとけばいいんじゃね?」

ということで、イングラムさんというお医者さんが、ダイレーターを入れたまま自転車のサドルみたいな椅子に座っておくという「イングラム・メソッド」を発表するに至ります。またイングラム医師は、素材としてガラスではなくプラスチックのダイレーターを用いていました。そうだね。ガラスだとなんか、入れる時「ひゃっ」ってなりそうだからね。まあ夏はいいかもしれないですけど。

◎色も、形も、今はいろいろ!

フランク医師ことボブさんとイングラム医師の尽力もあり、2016年には本当にいろいろなダイレーターが作られるようになりました。形こそ、このふたりのアイディアをベースにしていますが、素材やデザインの面では飛躍的な進歩を遂げています。

たとえば、医療用シリコン製のダイレーター。挿入時もやわらかくて、ごつごつ当たらず、なおかつ消毒も簡単という優れものです。またアクリル製のダイレーターも使われており、こちらは軽くて安価であるというメリットがあります。

それから、サイズごとに色分けされているダイレーターも。「もうピンクは卒業! 明日から紫にしよっと」などと、ちょっぴり前向きにダイレーションを楽しめるのではないでしょうか。

なお、膣形成手術後に行うダイレーションの体験記は、ミス・インターナショナル・クィーン2015で受賞したさつきぽんさんのブログ「さつきぽんの性別適合手術(SRS)体験談」で読むことができます。手術後でもそうでなくても、ダイレーターは医療器具ですから、まずは婦人科医師に相談するところからはじめましょうね。

まんこは、育てられるんです!

■牧村朝子/1987年生まれ。タレント、文筆家。2013年にフランス人女性と同性婚、現在フランス在住。セクシャリティをテーマに、各種メディアで執筆・出演を行う。将来の夢は「幸せそうな女の子カップルに”レズビアンって何?”って言われること」。

年下男子が似合いすぎる男優・ムータンが、されるがままに責められる!! 

 セックスシーンはちょっとソフトな反面、胸キュンシーンが大量投入されている「SILK LABO」の“COCOON(繭)”レーベル。今回は2012年12月~2013年5月に配信された作品が収録されている『anthology Ⅱ』の「naughty kiss」をお届け☆

 SUMIRE演じるエリカは、5年間付き合った彼氏と別れたばかり。今は自由気ままにムータン演じるセフレのユウキを呼び出してはセックスしています。とはいえ、ユウキはエリカにセフレ以上の気持ちを抱いているようでヤキモキ中……。そんな2人のとある日の事後シーンから始まります。

 終わってベッドで一息ついている時、突然エリカに「気持ちよかった?」と聞いたり、今までの彼女には付き合ってもすぐに振られてきたことを打ち明け、「俺、セックス……下手?」と不安になったり、すっかり自信をなくしている超絶ネガティブ男子・ユウキ。見かねたエリカは、

「君はね、セックスは両成敗なのに自分だけでセックスを背負い込みすぎ」
「2人でしてるのに、自分ばっかり責めてどうすんの?」
「ぶっちゃけ毎回いろいろしてくれるけど、超フルコースなのよね。なんか無理してるっていうか」
「本当はユウキ君ってどうしたいの? どうされたいの?」

 と、年下のユウキに対してまくしたてます。セックスは両成敗……姐さん、ごもっともっす。するとユウキは「どうされたいって……」と困惑するのですが、さすがは姐さん。「あ! どうされたいって言ったね。本当は自分がされたいんじゃないの?」と一言。う~ん、なるほど。その後は間髪入れずに「ユウキ君がしてほしいことやってあげるよ?」とキスを迫ります。ユウキは抵抗しかけたものの、さらっとかわされキス続行! 何はともあれ、ムータンって本当に年下の責められ役がまあ似合う!!!

 その後はどんどんプレイが進み、エリカが耳を舐めると、吐息を漏らしながら「くすぐったいよ……気持ち良いけど」と目をギュっとつむって快感に浸り、舌が首に降りていくと、どんどん息を荒くするユウキ。ちょっとSっ気のある方、必見ですよ! というか、こんなにも良い反応をしてくれるなら、いつもは責めない人も濡れちゃう、はず!!

 さらにフェラシーンでは、「我慢できない」というムータンに「まだダメ」とキスキスキス。挿入前には、エリカがコンドームに手を伸ばし、装着中もキスキスキス。もちろん挿入後もキスキスキスキスキス……と、キスシーン満載! 「可愛い~」と言いながらキスしまくるエリカが羨ましい!!! だって、ムータン、めっちゃ可愛いんですよ!!!

 彼氏や旦那をいじめるのではなく、「ちょっといたずらしちゃおっかな~♪(ニヤリ)」なんて気分になる本作。ぜひ、皆様も「naughty kiss(いたずらなキス)」をかましちゃってくださいまし!!!

「マタニティマークとか汚らわしいんだよ!」電車内での出来事

 妊娠中であることを周囲に知らせるマタニティマークが、嫌がらせの対象となってしまうことについて、注意喚起や問題提起する記事が増えてきた。6月15日に配信されたwithnewsの『マタニティマークつけて優先席に座ったら…「ただのデブだろ」と言われて考えたこと』という記事では、東京西部を走る私鉄の車内で、マタニティマークをつけた妊娠7カ月の朝日新聞社会部記者が、優先席の隣に座っていた男性から暴言を吐かれたことが書かれている。平日23時頃の車内だったが、「お前ただのデブだろ。俺はだまされねーぞ」「偉そうにしやがって」等の暴言を投げつけてきた50代男性は酒に酔ったふうではなかったという。記者が最寄り駅で下車するまで、約10分にわたって男性は罵倒の言葉を吐き続けたそうだ。記者はトラブルを避けるべく、笑顔で沈黙していたという。

 こうしたことが、実際に、ある。奇しくもこの記事が配信された同日、Twitterで一人の女性アカウント(@gesuko1さん)が「今日お昼にこの記事読んで、マタニティーマークつけててもこんな目にあったことないなと思ってたらまさに帰宅の電車でひどい目にあった…」とつぶやいた。

隣の人が電車の壁をドン!て叩いて「ウザいんだよ」とか「マタニティマークとか汚らわしいんだよ!」とか、私が降りる準備したら「やっと降りるのか〜」とかデカイ声で言ったり…。今日夫の誕生日だったからケーキ買って帰ったんだけど、急いで避難した影響なのか、箱開けてみたらケーキ崩れてた…

— げすす (@gesuko1) 2016年6月15日

胎児がいなければ戦ったんだけど、殴られたりしたら困ると思い我慢した — げすす (@gesuko1) 2016年6月15日
家に帰るまで我慢したけど家着いて超泣いた

— げすす (@gesuko1) 2016年6月15日

地味で目立たずモソモソ生活してるのに、よりによって夫の誕生日にこんなこと起きるなんて最悪だと思ったんだけど、地味で目立たないからこそ「こいつ弱そうだから反撃してこないだろ」ってナメられて暴言吐かれるんだろうなぁ。 痴漢と同じ構造 — げすす (@gesuko1) 2016年6月15日
あと、地味で目立たない容姿のくせに妊娠してキモいとか思われてるんだろうな。汚らわしいとか何回も言ってたし。

— げすす (@gesuko1) 2016年6月15日

 ‏gesuko1さんにコンタクトをとり、詳細をきかせていただいた。

――嫌な思いを振り返っていただくようで恐縮なのですが、そのときの状況を少し詳しく教えていただけますか。

gesuko1「勤務先から帰宅する途中で、夜20時頃でした。満員ではないけれどそこそこ混雑している車内で、私が乗ったときに4人がけの優先席がひとつ空いていたので、そこに座ったんです。右隣に座っていた20~30代くらいの男性に私のカバンの紐部分が当たってしまい、その瞬間から突然、激怒されました。壁をドン!て叩いて『ウザいんだよ! マタニティマークとか汚らわしいんだよ!』と大きな声を出して」

――gesuko1さんは、そして周囲の乗客はどう反応したんですか。

gesuko1「私は『びびったら負けだ、負けてなるものか』という闘争心がわいたので、無視してその席に座り続けました。近くに立っていた人たちはサーッて避けるように立ち位置を変えて、その男性乗客の前にぽっかり空間があきました」

――それ以上の危害を加えられずに無事でよかったですが、とても怖かったですよね。席を移動するとかは?

gesuko1「一駅乗ったら、左隣の席が空いたので、私はそこに移りました。私とその怒鳴った男性のあいだは空席のままでした。さらに次の駅で左端の席が空いたので、そちらに避難しました」

――怒鳴った後は、その男性も落ち着いたんでしょうか。

gesuko1「いや、ずっとブツブツ『汚らわしい、汚らわしい……』とつぶやいていました。それと私が降りるときにこっちを見て『やっと降りるのか~』とまた大きな声を出してました。今思えばですが、私が乗ったときにその男性の隣の席が空いていたのも、何かブツブツつぶやいたりしていたかもしれません。要注意人物だったのかなと」

――ツイートでは「夫の誕生日なのに」とありましたが。

gesuko1「そうなんです、夫の誕生日なのでケーキを買っていて、ちょっと手荷物が多かったんです。それで隣の男性にカバンの紐が当たったというのもあるんですが。帰宅して箱をあけたらケーキがぐちゃぐちゃになっていて、また泣けました」

――マタニティマークは普段からつけているのですか。

gesuko1「今は妊娠6カ月ですが、初期の頃から電車などで移動するときはつけるようにしていました。突然具合が悪くなって倒れたりしたときに、マークをつけていないと救急の人が正しく対応できないじゃないですか。勤務先の会社の人たちには、上司以外は安定期まで妊娠を伝えていなかったので、会社につくときは外していました」

――妊娠発覚から現在まで、体調の悪さを感じる日はありましたか。

gesuko1「最近は少しマシになってきたんですが、つわりはひどかったです。体の中で大きな変化が起こっているんだなと実感しました。今のところ外出先で倒れるような事態はなくて順調ですが、妊娠後期はお腹が張って苦しくなったり、胎児のために安静にしなきゃいけないこともあると聞くので、気をつけていきたいと思います」

 最後に、gesuko1さんは「マークをつけていることで嫌がらせにあったのは今回が初めて。基本的には、見知らぬ人でも親切な態度で接してくれるので、妊婦さんは必要以上に萎縮しなくてもいいと思います。私自身、今後もマタニティマークをつけ続けたいと思います」と話した。出産までの期間、もうこのような嫌な思いをすることなく過ごしてもらいたい。