「トランスジェンダーは正社員になれない」「ゲイの世界ではセックスはあいさつ代わり」はウソです。

「トランスジェンダーは正社員になれない」「ゲイの世界ではセックスはあいさつ代わりのようなもの」ネット上にまことしやかに流れるLGBTの噂があります。

『先生と親のためのLGBTガイド』(合同出版)の著者である遠藤まめたさんは、トランスジェンダー当事者としての自身の経験から、10代の子どもの支援に関わってきました。インタビュー前編では、「もし子どもにカミングアウトされたら」についてお話を伺いました。後編では、ネット上に流れる不確かな情報の弊害について、お話を伺います。

◎インターネットに流れるデマ

――『先生と親のためのLGBTガイド』で、ぜひ紹介したいと思ったのは、ネットの噂をはっきりと否定していた点です。

遠藤:今の学校では、多様な性についての肯定的情報はとても乏しいです。自分の性に違和感があっても、子どもがそのことを言葉にするのは難しいですし、知識がないので、自分が「悪い」とか、「ガマン不足」「病気」なんだと思ってしまいます。

学校や家庭で正しい知識を得られなかった子どもたちが、情報や仲間を求める先はインターネットです。しかし、ネット上には、不正確な情報やうそも紛れ込んでいます。

■インターネットに広がるLGBTについての不正確な情報やうそ
・LGBTは地方では生きていけない
・ホルモン療法をするトランスジェンダーは早死にする
・性適合手術を受けたいなら、早くしないと幸せになれない
・トランスジェンダーは正社員になれない
・ゲイの世界ではセックスはあいさつ代わりのようなもの
・男同士、女同士の性的な行為なら、セクハラやレイプにならない
・同性カップルは長続きしない

中には、「性同一性障害の人の平均寿命は45歳」なんて情報もあります。そんなことありません! もっとも、私は高校生のときに信じて、半べそを掻きましたけど(笑)。誤った情報にもかかわらず、LGBTの子どもたちや周囲の大人が必要以上にネガティブになるのは問題です。

◎「何をしているんだ大人!」問題

――たとえば、「ゲイの世界ではセックスはあいさつ代わりのようなもの」という噂は、よく聞きますよね。

遠藤:異性愛者でも、あいさつ代わりにセックスをする人はいるのかもしれませんが、みんなそうではないでしょう。ゲイだって同じです。普通に考えてみたらわかると思いますが、異性愛者の中でも、年上好き、ツンデレ好き、束縛するタイプ……など多様な恋愛が行われていますよね。同性愛者だって、恋愛観や好きなタイプ、セックスに対する考え方は一人ひとり違います。したくないセックスは、同性だろうが異性だろうが性暴力です。

このデマの深刻な問題は、年上のゲイ男性からそのようなことを強く言われると「そういうものかな」と望まない行為でも受け入れてしまう子どもがいることです。

中高生のLGBTの子たちは、自分と同じような仲間と会う機会が少ないので、専用の出会い系サイトで自分のつらいことを相談したりするんです。そこで、大人と仲良くなり、その大人が「そうだね」なんて優しく相談に乗ってくれたりする。必ずしもみんなが優しい大人であるわけではありません。単に身体目的の可能性もあります。

たとえば、実際に会おうと待ち合わせていても、その子が「イケてなかった」ら顔をみて向こうが帰ってしまうことがあります。生まれてはじめて親切に話を聞いてくれた人だと思っていたのが、突然連絡がつかなくなれば、そんな悲しいことはありません。

あるいは、待ち合わせ場所に行ったら複数人の大人がいたり、車に乗せられて性行為を強要されたという話もあります。コンドームをつけてもらえなかったなんてことも。最初にしたセックスが悲惨だった場合、セイファー・セックスをするモチベーションは下がりやすいと言われています。「男同士だから妊娠しないし、コンドーム使わないでしょ」と言われると、情報がなければそんなものなのかと思ってしまいます。こんな風に、「何をしているんだ大人!」みたいな情けないエピソードはけっこう聞きますね。

――これは、ゲイに限った話でもなく、異性愛の出会い系サイトでも同じようなことが起きて問題になっていますよね。異性愛の出会い系に対して、注意を促すようなことは聞きますが、同性愛についてまではカバーできていないし、周囲の大人もそこまで知らないのだと思います。

遠藤:だからといって、子どもに「ネットを使っちゃいけない」とお説教をしても届きません。必要だからネットで出会いを求めているわけです。禁止しないけれど、せめてマシなネットの利用方法を考えたいですよね。あとは、LGBTについての情報提供や仲間づくりの場が、他に確保されていないといけない。

私は、男子生徒にもちゃんと性教育をする必要を感じているんです。たとえば、女の子だったら「はじめて会った人の車に乗っちゃダメ」と言われますが、男の子は言われないで過ごしてしまうことが多い。もちろん、性暴力は100%加害者が悪いに決まっていますが、自分の身をどうやったら守れるのか、基本的な方法を教えるのも必要なのかもしれません。

特にゲイの子の場合、裸の自撮り率が高い。セクスティング(Sexting)というのですが、自分の身体やエッチな写真を相手に送るカルチャーがあります。ゲイの出会い系アプリは脱いで当たり前です。もちろん、成人していて、本人が納得しているなら問題はないでしょうが、子どもが「それが当たり前」だと思い、搾取されていくのはどうなのか。別れたあとにその写真で脅されるなど、トラブルも発生しています。

セクシュアリティに限らず、自分の裸の写真を相手に撮らせたり、ネットに上げたりしない。すごく当たり前なことから知ることが必要なのかもしれません。

◎LGBTでも夢は叶えられる

――「トランスジェンダーの人は正社員になれない」というデマもありますよね。

遠藤: LGBTだからと言って、就きたい仕事が完全に制限されることはありません。とはいえ、就職活動は、男女で服装も違ってきます。私自身も慣れないパンプスを履いたこともありました。結局「こんな格好じゃ無理!」と、電車に乗れずに帰ったのですが……(苦笑)。

特にトランスジェンダーの場合、「性別適合手術をして、戸籍や法律上の性別を変えないと就活で受からない」と危機感を煽るような情報がネットであふれています。

「背が小さいと女にモテない」「脱毛しないとダメだ」のように、コンプレックスを煽るような形で、手術することで儲かる人たちが情報を流してしまうんです。一方で「そのままの身体でいいよ」という情報は探してもヒットしません。その結果、「早く手術しないと」と20代の大学生が焦ってしまいます。

しかし、トランスジェンダーの人がみんな性別適合手術をするわけではありません。実際は、戸籍や身体を変えなくても、自分の心の性で働いている人はたくさんいます。

――心の性で生きるために、必ずしも手術が必要ないということですね。

遠藤:そうなんです。性別適合手術について、多くの方が勘違いしています。私の母親も、カミングアウトした直後はケンカをすると、「手術でもなんでも勝手にしたらいいじゃない!」と捨てゼリフのように言っていました。私は手術の予定がないので、「お母さんは何に怒っているんだろう……」と毎回不思議でした(笑)。

手術をするには、経済的・身体的な負担が大きいため、選ばない当事者も多いんです。というのも、保険が使えないので、手術の代金はかなり高額で、何十万、何百万の費用が掛かります。さらに、手術をするわけですから、身体的な負担もかなり大きいものです。

たとえば、FtMの場合、性別適合手術で子宮と卵巣を取ります。それにより、更年期障害が起こるなどのリスクがありますが、子宮と卵巣って、そもそも見えない部分です。純粋に自分の身体が嫌いで、違和感があって手術をするのではなく、今の「性同一性障害特例法」が求める法的な性別変更の要件をクリアするためだけに、手術する人は多いです。

MtF(男性から女性へのトランスジェンダー)の場合、低い声がコンプレックスの人が多いので、声帯の手術をする方がいます。そうすると、声が出なくなってしまう可能性もあります。最近だと芸能人のKABA.ちゃんが声帯手術をしたことが話題になっていましたね。他にも手が大きいことや、背が高いことに悩んでいる人もいる。手が大きい女性もいると思うのですが、これは手術では治せないし、気になりだしたらきりがありません。どこかで折り合いをつけなくてはいけないし、一方で「性同一性障害特例法」が当事者の「あるべき身体」を決めてしまっている部分もある。

私自身も「自分の身体がどうなったらうれしいんだろう」と考えます。答えの出ない難しい問題です。

――先日「「KABA.ちゃん、性別適合手術で女性になれてよかったね」という報道に社会的意義はあるのか」という記事がmessyに掲載されました。そこでは、身体に強い負担をかける手術について、無邪気に「よかったね」と言うことに対する違和感が書かれていました。手術に「よかったね」と言うことで、まるで「理解」しているふりをして、私たちの偏見や制度の歪さを、個人の身体の問題に無理やり押し込めているんだなぁとすごく考えさせられました。

遠藤:現在の法律では、戸籍変更のために性別適合手術を受ける必要があるのも大きな問題です。本来は必要ないと思っていながらも、戸籍変更のために、手術を受ける人がいるのも事実です。戸籍の性別が女同士、男同士だと、仮に「男女」として愛し合っていたとしても、パートナーと結婚することができません。

つまり、コンプレックスを煽る人々がいる上に、法律もその後押しをしている状況です。子どもたちには自分の身体が「間違っている」わけではなく、社会の側に問題があることを分かってほしいですし、周囲の大人も「身体を変えなきゃだめだ」と思い込まないでほしいと思います。

◎「水商売」じゃないとダメ?

遠藤:そのほかにも、LGBTの子たちは、自分の将来像を描きにくいことも問題です。

以前、九州の田舎に住んでいる、MtFの高校生とメールでやり取りをしていたことがあります。その子の夢は「上京して水商売で働くこと」と「手術をして男性から女性になること」でした。「お店で働いたら遠藤のことも招待するね!」と言ってくれる、健気な子です。

でも、彼女はMtFの仕事は「水商売じゃないと」と思い込んでいました。好きでやるならいいのですが、MtFだからといって水商売一択というわけではありません。しかし、身近にロールモデルがいないから、自分の将来像を描くことが難しいのです。

LGBTで活躍している人は沢山います。マツコ・デラックスさんやはるな愛さんのような「オネエ系」と呼ばれる人が思いつくかもしれませんね。でも本当はそれだけではなく、歌手やスポーツ選手、政治家、文学者、宇宙飛行士、社長など、あげるときりがありません。

本来ならば、LGBTだって、希望している仕事に挑戦することができるのです。これは、私たち当事者の側から、大きな声を出して言わないといけませんね。

「ゲイとはこういうものだ」「田舎は生きづらい」「手術をしたら人生が変わる」、そうした言葉が本当かどうか、LGBTの子どもがその言葉を鵜呑みにして人生を狭める選択をしていないか。また、周りの大人もそれに同調していないだろうかと考えてみてください。

私が自分の性について悩み行き詰っていた10代のころ、性同一性障害という概念さえ周りの人は知りませんでした。だから、インターネットを駆使して、自分が何者なのか、自力で調べあげるしかありませんでした。その中には、不確かで差別的な情報が沢山ありました。いまは、そのころよりも、LGBTについて取り上げられることが多くなりました。それでも、ネガティブな情報がネット上や、社会の間で飛び交っています。

LGBTであることで、自分の人生を諦めざるを得ないなんてことはありません。信頼できる情報を載せたリーフレットなど、子どもたちに確かな情報に触れてもらう方法は沢山あるのです。『先生と親のためのLGBTガイド』も、その一助になってほしいと思います。

(聞き手・構成/山本ぽてと)

「私という女の心には、巨大な男根がそそり立っている」。愛する父の呪縛、私と私の男根との対話

 私の性別は女性である。身体にペニスはなく、子宮と生理がある。恋愛感情および性的欲求を抱く相手は、男性である。つまり、心身ともに女性、異性を愛するヘテロセクシャルとして生きているわけだが、それとこれとは別の精神論として、心の中に男根を所有している自覚がある。

 私の男根とは、何か。それは、敬愛する父に「男たる者、いつでも毅然としていろ」と言われて育った娘の心中にて、すくすくと肥大化した男性性を差す。いわく「父由来のマチズモ」が、私の思考回路や感情反応の土台を形成し、自分を厳しく律したり、他者の人間性を判断したりする価値基準として機能して来た。

 その影響について、先月行った二村ヒトシ氏とのトークイベントにて述べたところ(男は妻を「母」にし侮辱するが、真の「母」を侮辱することはできない/二村ヒトシ×林永子『日本人とセックスの解体』)、「人間の『心の穴』を看破する達人」でいらっしゃる二村氏のご指摘通り、「女性である私の『心の穴』には、巨大な男根がそそり立っている」という事実を再確認するに至った。

 わずか1時間弱の対談ながら、多岐にわたる議題(恋愛、セックス、男性性と女性性の葛藤、家族愛と性愛の分断、親から受けた影響などなど)が浮上する中、そのすべての土台に根を張るものが、私の場合は「父由来のマチズモ」だったのだと自覚を深めた。同時に、もしかしたら、根はもっと深く、自覚の及ばないところまで接触している可能性もあると考える。そんな自覚不足を自覚するためにも、今一度、自分の言葉で己の「男根」の正体を解体してみたい。

◎甘えられない娘

 父は、娘である私に、軍国主義や武士道、昭和の「男気」といった彼なりの美学を叩き込んだ。本気で男として育てようとしていたわけではなく、「俺の趣味に、娘を付き合わせちゃおうっと」程度のノリだったのかもしれないが、本気だろうが半ば冗談だろうが、幼い娘のつるつるの脳に与えた影響は計り知れない。私がくじけそうになった時には「己にだけは絶対に負けるな。弱い者を守る、強い人間であれ」と激励する。めそめそしようものなら「泣くな。女々しい」と、男尊女卑の最たるものである侮蔑用語を用いて叱り、容赦なく往復ビンタを食らわせる。そんな彼の育児方針を、男根主義的スパルタ教育と呼ばずして、何と呼ぶ。

 結果、ものの見事に感化された私は、「強く在る」ことにこだわり、自分の弱さを憎む娘として仕上がった。苦境に差し掛かった際には、「これは修行だ。より強くなるために神が私に与えたもうた試練である」と奮起する。ピンチをチャンスとして切り抜ける胆力が付いたことは大変有り難いのだが、弊害もあり余る。

 私は親にも他者にも甘えることを極端に嫌う娘として成長した。それは「弱いやつのやること」だからだが、幼い子どもにとって「甘えたい」感情は自然な欲求である。私自身も「甘えたい」気分に陥ることがしばしばあった。が、自然欲求を素直に自覚する以前より父のロジックに支配されていた私には、「甘えたい、だから、甘える」とする感情と行動の直結を、全自動的に許容することがどうしてもできない。「甘えたい、だから、堪える」。その不自然な抑圧思考が、己にとって最も自然に受け止めやすいロジックの落としどころであった。

 「堪える」エネルギーの激しさは、先だって発生した「甘えたい」欲望の大きさと比例する。つまり「絶対に甘えるものか」と意気込む心境は、「絶対的に甘えたい」気持ちの反動反射であり、はりきって「堪える」行為こそが「本当は甘えたい」欲望を己に知らしめる悪魔の証明となる。その事実を、子供の頃の私は自覚していなかった。が、自覚があろうがなかろうが、「父のロジックと己の活動の辻褄はあっているが、己の意志との連動が破綻している」という状態は、なかなか気持ちの悪いものである。なんとなくもやもやとする感覚を持て余し、嫌悪する。ついでに嫌悪の対象を「甘え」と定め、拒絶する。そのもやもやの正体は、ある種、自立のサイン、親離れのスプリングボードとして機能する自我の芽生えだったわけだが、ゆえに父への裏切りであると捉え、罪悪感を覚える。それとこれとは別の話として、素直に甘えようものなら父にはり倒されるので、先だって己の言動をより厳しく抑圧する。

 上記、様々な思いに絡めとられた結果、私は「己本来の自然欲求」を無意識の奥底の闇へと葬った。そして、「私は、他者に甘えることが大嫌いな者です。甘えられないのではない、能動的に嫌っているのです。私は誰にも甘えない。助けは求めない。泣かない。敵は己のみ」と繰り返し公言することによって、「それが私本来のアイデンティティだ」と自分自身に思い込ませた。

 今となっては、どうということもない分かりやすいメカニズムなのだが、渦中にあった子ども時代には、その理屈も分からなければ、自力で心理操作を行った自覚もない。結構な勢いで葛藤していたはずだが、父に褒められれば、心は晴れ晴れとし、ますます得意になって偽物のアイデンティティにしがみついた。無論、晴れ晴れとしているのは私が見渡せる範囲にある(と自分が無意識的に制限した)感情のみで、その向こう側には有象無象の葛藤が渦巻いている。そこには、本来の自己が在る。その正体を見て見ぬふりをして、向こう側に隠した感もある。こうした歪みは、父との関係性ではなく、他者との人間関係の中に現れる。

◎無礼の極みマチズモ

 私は、甘えん坊な他者までをも嫌った。体面上の理由は「弱いから」だが、実際は、特に葛藤もせずに甘えられる者に嫉妬したのだ。あるいは、「私は甘えないようにこんなにがんばっているのに、何の努力もしないあいつ、憎し」と逆恨みしたり、「いや、やっぱり甘えるのは良くない。ほら、あいつを見てみろ。みっともない。甘えるの、ダサい」と、反面教師のレッテル貼りを故意に行って、自己正当化を企てたり。いずれも自分の問題に焦点が当たっている心理ながら、意識的、無意識的問わず、自己受容することができず、問題を他人事として客観視したうえで、自己外に逃そうとする活動である。

 人知れず己に闘いを申し込んでいるだけならば、一人で勝手に「独りよがり」の粋を極めていればよい。だが、人様を巻き込むのは基本的に無礼である。上記の「焦点ずらし」はもちろんのこと、私には他者の人間性を、超個人的な基準である「父由来のマチズモ」を根拠に判断する癖が、未だにある。特に男性に対しては、「あいつ男の分際で弱音を吐いている、情けない」やら、「男たる者、いつだって毅然としていろ」やら、「泣くな、女々しい」やらと、私にとっての男の原型である父にかつて浴びせかけられた呪いの言葉をもって、他者の人間性を侮辱しがちだ。

 己の男根バイアスを通過した他者像の印象と、その人本来の人間性は、言うまでもなく別物である。男根バイアスを一旦外したうえで対峙しなければ、純粋評価は導けない。そんな当たり前の道理をついつい忘れ、無駄に混同して文句を言う活動は、相手そっちのけで、自分の脳に向かって自分で文句を言う、文句の自給自足に他ならない。挙げ句、相手を「弱い」とディスっているわけだから、「無礼の極みマチズモ」としか言い様がない。

◎自己の問題の焦点

 そんな己の不備に気が付いたのが、「人間は全員別人だ。個々の人間性を尊重しろ。人格を無視した『役割の型』に人間を押し込むな、この無礼者が!」と吠えるコラムの執筆渦中である。大変なことになってしまった。己のマチズモを根拠に他者をジャッジするような無礼千万な真似をはたらいている私が、一体どの口で人様を「無礼者!」と罵るつもりか。

 大いに反省すると同時に、「人のせいだと思っていることは、だいたいが、自分のせいである」という身も蓋もない天啓を得、非常に清々しい気分にもなった。人様の言動に怒りを覚えた時、いきなり「あいつムカつく」と怒らずに、「あいつにムカついちゃったんだけど、君の何がどう反応しているのかな?」と、まずは己の男根に聞いてみる。すると、自分の執着とは異なる方向性を拒絶したがっていたり、それが実は今の自分に不足しているエネルギーで、認めたくないあまりに抑圧していた事実がうっかり露呈したり。自分の弱点が投影されているようで、いたたまれない気持ちになったり、ただの同族嫌悪だったり。拍子抜けするくらい、しょうもない答えが返ってくる。

 自分で言うのもなんだが、なかなか粗悪な男根である。とはいえ、そう簡単にちょん切って捨てるわけにもいかないので、「しょうもないところを冷静に観察し、褒めてのばしてやろうかな」と考えるに至る。如何せん、己のマチズモバイアスで人をジャッジするような人間である。己の男根を褒めてのばす癖がついたなら、人様の男根をも褒めてのばして差し上げることのできる、優しい女性になれるかもしれない。

 さておき。このように問題の焦点を「自己に紐づくもの」として把握し、一旦内省する癖をつけると、「無駄に誰かを憎まなくて済む」という爽快感を手に入れることができる。言い換えれば、自分が何に悶絶しているのか分からない状態にある時こそ、自己外に存在する他者に、無駄に干渉しやすいということになる。

 他人事に雑に干渉する者は、人様に雑に扱われる。人様を無遠慮に侮蔑する者は、等しく無遠慮に侮辱される。また、他者に迂闊に干渉してしまった自分の落ち度に気付いてがっかりする自覚者の中には、がっかりしたくないあまりに他者を攻撃し続け、自分の落ち度をなかったことにする相殺活動に執心する者もいる。いずれの活動も、例外なく己を傷つける。意識上の作為によって己の自尊心をプロテクトしたところで、己の根底にある問題点を無視している以上、当の問題点自体が自分を責め続ける。他者に向けた矛先は、必ずや己の背中を刺す。

 よって、自他ともに清潔な人間関係を築くために、また、自分自身を救うためにも、まずは「自分に与えられた問題の焦点やバイアスを有り体に自己受容すること」が重要であると、自戒を込めてここに明記しておく。また、もとより「他人事に干渉するよりも、まずは自己を整えろ」と主張して来た私自身が、まだまだクリアに自己受容できていない事実に対峙している現在。社会に生きづらさを感じたり、人間関係に悩んだり、自分事と他人事を混同することによって問題が複雑化したりする方々が多勢いらっしゃるようならば、その根本にあるはずの「自己の由来」を共に紐解く場を共有させていただきたいと考えるに至る。

 そこで、心に男根のそそり立つ女の言い分より始まり、誰もの心に存在している男性性や女性性、家族や時代の環境、価値観等、自己の核を形成する因子と人との関わり合いについて、大真面目に考察する新連載『女の男根』をここに開始したい。いずれは多くの方々の問題の焦点付けのヒントとなるようなコラムを記したいものだが、如何せん、自分の問題を解消できていない人間が、他人事に雑に触るわけにはいかない。よってひとまず、男女観、恋愛観等について、自らの欠落を掘り起こし、改善タスクを実行していく過程を執筆してみたいと考えている。しばらくは、私と私の男根との対話にお付き合いいただければ幸いである。

■林永子/1974年、東京都新宿区生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業後、映像制作会社に勤務。日本のMV監督の上映展プロデュースを経て、MVライターとして独立。以降、サロンイベント『スナック永子』主宰、映像作品の上映展、執筆、ストリーミングサイトの設立等を手がける。現在はコラムニストとしても活動中。初エッセイ集『女の解体 Nagako’s self contradiction』(サイゾー)を2016年3月に上梓。

【エロメン☆タイム】一徹が起き抜けの身体に心地よい刺激を…至福の「寝起きセックス」

 セックスシーンはちょっとソフトな反面、胸キュンシーンが大量投入されている「SILK LABO」の“COCOON(繭)”レーベル。今回は2012年12月~2013年5月に配信された作品が収録されている『anthology Ⅱ』の「wake up!」をお届けします☆

 本作は『anthology Ⅱ』のDVD化に伴い撮り下ろされた、一徹×佐々木恋海ちゃんカップルの作品です。テーマは「wake up!」というタイトル通り、カップルの起き抜けイチャイチャ♡ 先に目覚めた一徹がちょっかいを出すシーンから始まります。

 まず一徹は、隣でTシャツ×パンツ姿で寝ている恋海ちゃんの洋服の乱れを直します。恋海ちゃんが風邪引いちゃうから? 自分が興奮しちゃうから? 理由はともあれ、早速何だか愛おしい行為のお出ましです。

 その後、一徹に背を向けて寝ている恋海ちゃんを、腕枕→後ろからギュッ。首筋の匂いを嗅いで、幸せそうな表情に……。洋服直しもそうですが、「もし自分が寝ている間に、彼氏がこんなことをしていたら」なんて妄想しながらも楽しめます。ぜひ!

 そして、後ろから胸を揉み、自分のアソコを恋海ちゃんのお尻にスリスリし始める一徹。アラームで目を覚ました恋海ちゃんもすぐさま一徹を受け入れ、身体をくねらせ感じちゃいます。起き抜けの身体に心地よい刺激……最高の目覚めでしょう!!!

 お互いに寝起きなこともあり、恋海ちゃんのアソコを責める一徹の手や、洋服を脱ぐスピードなどは、かなりゆっくりゆったり。しかし、徐々に一徹の手は激しく動き出し、同時に恋海ちゃんの喘ぎ声も大きくなるのです。そして挿入シーンでは、先ほどまで穏やかな表情だった2人が、眉をしかめて悶え合います……。この高まっていく描写が濡れるんですよ~!

 事後には、思いっきりボーッとした眠そうな顔に戻る一徹ですが、ふと時計を見上げると「ハッ」と目を覚まします。「もう支度しなきゃじゃ~ん!」と恋海ちゃんの胸に顔をグリグリ→キスの嵐! もう時間はないのに離れられないあの感じを、見事に表現しています! 太陽の光が差し込む部屋での朝セックス――この上なく爽やかでほのぼのする作品です☆ ちなみに、挿入シーンの前。背中にキスをしたり、髪を撫でたりといろんなところを責めるのですが、何度も映し出される「アソコをスリスリしているアップ」にはニヤけました。

女性専用の薄毛クリニックに無料カウンセリングを受けたらゴリゴリ勧誘されました。

20代にして、自らのハゲと向き合うことを決意したやまもとありさ先生。増毛を目指し、大豆摂取やマッサージ、炭酸などなど地道な努力を継続しつつ、ついに女性の薄毛専用クリニックの門戸を叩き、マイクロスコープで頭皮を直視しました!

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【第1話】若年・女性・薄毛…生えなくなった女性漫画家の決意
【第2話】女なのに20代でハゲ、何で!? カミソリ除毛は頭皮を弱らせるのか
【第3話】睡眠・大豆・炭酸・コラーゲン直塗り! 生やしたい人のリアルな「毛活」をレポるよ

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愛と欲と快感を一緒くたにしない。森林原人『セックス幸福論』を読む幸福

 AV男優の森林原人さん、女性のあいだでもとても人気ですね~(私の周りでは)。messyでは、しQちゃんがLOVE全開のコラムをしたためたうえ、ご本人に直接インタビューをしていました。

・銀河一の超人AV男優 森林 原人という男の引力
・至上最強のAV男優・森林原人がセルフフェラからニューハーフ絶頂まで語り尽くすキュウ~~~!

 しQちゃんの原人愛をとおして、私もどんどん興味が増していきました。かなりゲスい話をしているのにキュート。ちょっと変わったお顔立ちなのに、存在そのものがキュート。そんな原人氏の魅力をめいっぱい引き出したのは、愛のなせるワザ! 極めつけは、しQちゃんの「原人ちゃん、ちょっとマンボウに似てて可愛いキュウ~!! お口がマンボウの口の形キュウ~ 可愛いキュウ可愛いキュウ~」というツイートでした。全力で笑ったあと、原人氏への興味が加速していた! ありがとう、しQちゃん。

『偏差値78のAV男優が考える セックス幸福論 (講談社文庫)』は、そんな原人さんによる初の書きおろし著書です。web上のコラムなどでも、高度な頭脳をお持ちゆえの洞察力と文才と発信力にビシビシしびれていましたが、1年以上かけて書きおろされた単行本となると、その頭のなかがより詳しくのぞけてしまう! とページを開いたときの私の胸には、期待しかありませんでした。

「セックス」とひと言でいっても、人によってそれが何であるかは違います。ある人にとっては肉体的欲求の発散であり、またある人にとっては愛情表現です。子どもを作る手段、お金を稼ぐための手段、単純に“趣味”という人もいるでしょう。セックスそのものが暴力となりうるため、嫌悪の対象になることもあります。なくてもいい、という人も数多く存在しますし、ほんとうは渇望しているけどセックスすることが叶わないから、あえて遠ざけるというのも、ままあるケースでしょう。

 これらは不変のものではなく、誰とするか(できないか)によっても違うし、自身の心と身体、置かれている状況や年齢によっても変わります。社会状況、世の中の空気に影響されることもあるでしょう。それゆえに、『日本人はもうセックスしなくなるかもしれない』という状況は、ほんとうに現実になってしまうかもしれないのです。

◎雑食AV男優がセックスを解体する

 人によってこんなに意義も意味も違うのに、ぜ~んぶが「セックス」というボックスに入れられます。ホットケーキミックスみたいに。そこに「愛」という名の卵と、「欲望」という牛乳を加えてぐるぐる混ぜると「幸せなセックス」ができあがると思われています。それでふわっと、おいしく焼きあがる人もいます。でも、なぜか交じり合ってくれなくて、無理やり焼いてみても、不味いものにしかならない人もいます。どうしてだろう。

 おいしいホットケーキとは何なのか、どうやったらそこにたどり着けるのか、おいしくないホットケーキができあがってしまうのは何故なのか……を思索するセックスの賢人が、森林原人です。原人氏はセックスを見せるのがお仕事で、17年に及ぶ男優キャリアのなかで、8,000超の人と10,000回以上セックスし、生活の糧を得てきました。多いときは1日18人! タフすぎ!! その原動力は「セックスが好き」というシンプルなものです。

 好きといっても一般に思われているレベルをはるかに超越し、しQちゃんの言葉を借りると、「美少年とかニューハーフにとどまらず、女性的でない女装子とか、80歳くらいのおばあちゃんともズブズブしているキュウ」という状態。仕事で割りきって、という感じはみじんもなく、セックスへの飽くなき探究心がそうさせているという印象です。

 そんな雑食中の雑食、数も質も常人と比べるとケタ外れのセックスライフをとおして原人氏は、冷静にセックスと絡み(AVの撮影現場における“見せる”セックス)を分け、愛情と性欲を区別し、愛情の深さと快感の度合いは一致しないと断言し、身体と心を一緒くたにせず、自分の快感と相手の快感のあいだに線を引いていきます。なんて冷静。

 といっても愛のないセックスを称賛するようなドライなものではなく、かつて交際していた女性とのあいだの「シンプルに相手を愛おしいと想ってセックスする時、その気持の純度が高ければ高いほど、肉体的な刺激は必要なくなり、幸せという境地に辿り着く」という、これ以上ないピュアな体験も披露されています。セックスの原始性と、愛おしいという気持ちの多幸感が重なると、これだけ混じりけなしの幸せなセックスができるということを、みずからの体験をとおして教えてくれるのです。愛と欲望と自己承認欲求がごっちゃになると、「愛しているならセックスして当然!」「セックスしたんだから、愛しているはず!」ということが起こります。それって面倒だし、ただのエゴだし、かえって不純。

◎まるでエレガントな料理人

 さらに、「セックスの悦びは、いかに相手の快感に共鳴できるか」「(共鳴とは)相手の興奮が、自分の興奮になり、それによって高まっていける」こととしたうえで、「どれだけ、共鳴できたとしても、相手の気持ち良さは相手のものであって、それによって自分が高まっても、それは自分の気持ち良さでしかなく、互いの気持ち良さを共有しているわけではないのです」とされています。自分と相手のあいだに線を引くというと冷たいように思われるかもしれませんが、これは相手を自分の思い込み、自己満足に巻き込まないという考えが根柢にあってこそ。ここにもエゴはなく、相手へのリスペクトがあります。

 原人氏は「セックスに意味付けはいらない」といいます。神聖化もしません。みずからの公私にわたる経験や、破天荒な先輩男優、AV監督との逸話をとおして、ホットケーキミックスから雑味を取り除き、牛乳は牛乳、卵は卵、すなわちホットケーキを作るための一材料としてでなく、その存在意義や役割そのものを問い直し、純度が高く最高においしいホットケーキを焼いていく……すなわち「幸せなセックス」を作り上げていくのです。

 まるでホットケーキ界の巨匠のようです。そういえば、冒頭の「セックスと絡みは違う」章で、ある撮影現場での男優としての仕事ぶりをつづった一連の下りは、進行がとてもスムーズな料理番組をそのまま実況しているかのように、一切の淀みがありませんでした。ワザも、その仕事における哲学も洗練された職人なのですね。

 幸せなセックスという、ちょっと気恥ずかしい感もあるテーマに、AV男優という、そこから最も遠いところにいると思われる男が挑んだ1冊。セックスを解体して、そこから「セックス幸福論」と組み上げていく過程は、ゲスい話(いい意味で!)がてんこ盛りながらも、実にエレガントだと感じさせてくれました。

愛と欲と快感を一緒くたにしない。森林原人『セックス幸福論』を読む幸福

 AV男優の森林原人さん、女性のあいだでもとても人気ですね~(私の周りでは)。messyでは、しQちゃんがLOVE全開のコラムをしたためたうえ、ご本人に直接インタビューをしていました。

・銀河一の超人AV男優 森林 原人という男の引力
・至上最強のAV男優・森林原人がセルフフェラからニューハーフ絶頂まで語り尽くすキュウ~~~!

 しQちゃんの原人愛をとおして、私もどんどん興味が増していきました。かなりゲスい話をしているのにキュート。ちょっと変わったお顔立ちなのに、存在そのものがキュート。そんな原人氏の魅力をめいっぱい引き出したのは、愛のなせるワザ! 極めつけは、しQちゃんの「原人ちゃん、ちょっとマンボウに似てて可愛いキュウ~!! お口がマンボウの口の形キュウ~ 可愛いキュウ可愛いキュウ~」というツイートでした。全力で笑ったあと、原人氏への興味が加速していた! ありがとう、しQちゃん。

『偏差値78のAV男優が考える セックス幸福論 (講談社文庫)』は、そんな原人さんによる初の書きおろし著書です。web上のコラムなどでも、高度な頭脳をお持ちゆえの洞察力と文才と発信力にビシビシしびれていましたが、1年以上かけて書きおろされた単行本となると、その頭のなかがより詳しくのぞけてしまう! とページを開いたときの私の胸には、期待しかありませんでした。

「セックス」とひと言でいっても、人によってそれが何であるかは違います。ある人にとっては肉体的欲求の発散であり、またある人にとっては愛情表現です。子どもを作る手段、お金を稼ぐための手段、単純に“趣味”という人もいるでしょう。セックスそのものが暴力となりうるため、嫌悪の対象になることもあります。なくてもいい、という人も数多く存在しますし、ほんとうは渇望しているけどセックスすることが叶わないから、あえて遠ざけるというのも、ままあるケースでしょう。

 これらは不変のものではなく、誰とするか(できないか)によっても違うし、自身の心と身体、置かれている状況や年齢によっても変わります。社会状況、世の中の空気に影響されることもあるでしょう。それゆえに、『日本人はもうセックスしなくなるかもしれない』という状況は、ほんとうに現実になってしまうかもしれないのです。

◎雑食AV男優がセックスを解体する

 人によってこんなに意義も意味も違うのに、ぜ~んぶが「セックス」というボックスに入れられます。ホットケーキミックスみたいに。そこに「愛」という名の卵と、「欲望」という牛乳を加えてぐるぐる混ぜると「幸せなセックス」ができあがると思われています。それでふわっと、おいしく焼きあがる人もいます。でも、なぜか交じり合ってくれなくて、無理やり焼いてみても、不味いものにしかならない人もいます。どうしてだろう。

 おいしいホットケーキとは何なのか、どうやったらそこにたどり着けるのか、おいしくないホットケーキができあがってしまうのは何故なのか……を思索するセックスの賢人が、森林原人です。原人氏はセックスを見せるのがお仕事で、17年に及ぶ男優キャリアのなかで、8,000超の人と10,000回以上セックスし、生活の糧を得てきました。多いときは1日18人! タフすぎ!! その原動力は「セックスが好き」というシンプルなものです。

 好きといっても一般に思われているレベルをはるかに超越し、しQちゃんの言葉を借りると、「美少年とかニューハーフにとどまらず、女性的でない女装子とか、80歳くらいのおばあちゃんともズブズブしているキュウ」という状態。仕事で割りきって、という感じはみじんもなく、セックスへの飽くなき探究心がそうさせているという印象です。

 そんな雑食中の雑食、数も質も常人と比べるとケタ外れのセックスライフをとおして原人氏は、冷静にセックスと絡み(AVの撮影現場における“見せる”セックス)を分け、愛情と性欲を区別し、愛情の深さと快感の度合いは一致しないと断言し、身体と心を一緒くたにせず、自分の快感と相手の快感のあいだに線を引いていきます。なんて冷静。

 といっても愛のないセックスを称賛するようなドライなものではなく、かつて交際していた女性とのあいだの「シンプルに相手を愛おしいと想ってセックスする時、その気持の純度が高ければ高いほど、肉体的な刺激は必要なくなり、幸せという境地に辿り着く」という、これ以上ないピュアな体験も披露されています。セックスの原始性と、愛おしいという気持ちの多幸感が重なると、これだけ混じりけなしの幸せなセックスができるということを、みずからの体験をとおして教えてくれるのです。愛と欲望と自己承認欲求がごっちゃになると、「愛しているならセックスして当然!」「セックスしたんだから、愛しているはず!」ということが起こります。それって面倒だし、ただのエゴだし、かえって不純。

◎まるでエレガントな料理人

 さらに、「セックスの悦びは、いかに相手の快感に共鳴できるか」「(共鳴とは)相手の興奮が、自分の興奮になり、それによって高まっていける」こととしたうえで、「どれだけ、共鳴できたとしても、相手の気持ち良さは相手のものであって、それによって自分が高まっても、それは自分の気持ち良さでしかなく、互いの気持ち良さを共有しているわけではないのです」とされています。自分と相手のあいだに線を引くというと冷たいように思われるかもしれませんが、これは相手を自分の思い込み、自己満足に巻き込まないという考えが根柢にあってこそ。ここにもエゴはなく、相手へのリスペクトがあります。

 原人氏は「セックスに意味付けはいらない」といいます。神聖化もしません。みずからの公私にわたる経験や、破天荒な先輩男優、AV監督との逸話をとおして、ホットケーキミックスから雑味を取り除き、牛乳は牛乳、卵は卵、すなわちホットケーキを作るための一材料としてでなく、その存在意義や役割そのものを問い直し、純度が高く最高においしいホットケーキを焼いていく……すなわち「幸せなセックス」を作り上げていくのです。

 まるでホットケーキ界の巨匠のようです。そういえば、冒頭の「セックスと絡みは違う」章で、ある撮影現場での男優としての仕事ぶりをつづった一連の下りは、進行がとてもスムーズな料理番組をそのまま実況しているかのように、一切の淀みがありませんでした。ワザも、その仕事における哲学も洗練された職人なのですね。

 幸せなセックスという、ちょっと気恥ずかしい感もあるテーマに、AV男優という、そこから最も遠いところにいると思われる男が挑んだ1冊。セックスを解体して、そこから「セックス幸福論」と組み上げていく過程は、ゲスい話(いい意味で!)がてんこ盛りながらも、実にエレガントだと感じさせてくれました。

義母で鍛えた演技力と寸止めヂカラ!! 一徹のシルクラボ撮影現場・渾身のしQレポート!

シルクラボの撮影にこっそり潜入してすぐお絡みシーンが始まり、のっけからお股の栓がゆるみかけてしまったあたし。
鍋蓋がカタカタして吹きこぼれそうだったキュウ。

あたしがさっき見た撮影は男性監督の作品だったけど、今日はなんと二本撮り!
ここからはKINO監督の作品を撮るみたいキュウ。

撮影場所の変更や、一徹キュン&女優さんの洋服、ヘアメイクのチェンジなどなどあるから、あたしは邪魔にならないように端っこで座っていたら、さっき監督をしていた長身スタイリッシュ(コムデギャルソン)男性監督がやってきたキュウ。

長身でスラッとしていて物腰の柔らかな言動……そしてシルクラボで監督をしている……もしや男装しているけど心は乙女? キュキュウ?? 声をかけてみたキュウ。

彼の名は石原BO-YAさん。SODに入社してからシルクラボの作品を初めて見たそうキュウ。
それで自分からシルクに関わりたい! と希望して異動、見事今ではシルクラボの作品を撮っているキュウ~!! 良かったキュね!

でも、男性が女性向けAVを撮るのって難しいんじゃないかキュウ? って素朴な疑問、聞いてみたキュウ。

「自分の見たいものを脚本にしてるので、大変ではないですね~」

そうか、シルク的なAVを見たい男性もいるのキュウ!
失礼なしQの質問にも真面目に答えてくれる好青年キュウ。
てか逆に女にモテそうキュウ、石原。

そんなBO-YAは某男性アイドルグループのファンだそうで、プラチナチケットを粘りで獲得してコンサートに赴くこともあるそうキュウ~。
特に演技も達者でセクシーな某メンバー推しで、「色っぽくてかっこいいと思います」。完全に同意キュウ~。

石原さんいわく、某男性アイドルグループの楽曲は、男の恋愛心をくすぐるものが多いそうで、そこからインスピレーションを受けたりもするそうキュウ!

そんな話をしていたら、次の衣装へと着替えた一徹キュンが現れたキュウ!

ジャーナリズム精神が昂ったあたしは、一徹キュンにも質問ぶつけたキュウ。

しQ「さっき、見事な一徹先生の演技を見させてもらったキュウ! 一徹キュンは元々、男優時代から演技得意だったキュウか?」

一徹「いやぁ、今でも全然得意なんて言えるレベルじゃないんですけどね」

謙遜する一徹キュン。
男優時代は、ナンパものでステップアップするか、義母ものでステップアップするか、「男優ステップアップの」パターンがいくつかあり、その中で一徹キュンは義母ものステップアップパターンだったとか。

だから男優時代は、義母もののドラマAVに出て「母さ~ん、母さん~」ばかり言っていたと教えてくれたキュウ。
今の一徹キュンの演技力は義理の息子役で培われたものだったキュウね……!!

矢継ぎ早に質問クリひろげて一徹キュンの素顔を探索しようとしたら、「しQちゃんは最近はどうですか~?」とか逆に質問してきたキュウ~~!!

こうやってスムーズに相手に質問返しできるところとか、無難な会話を展開できるところとか、一徹キュンの女慣れしてる感が滲み出るキュウ~!

あたし手玉に取られちゃうキュウ~~!!!

むしろ、取られたいキュウ~~~!!!! あたしをどうにかしてキュウ~~!!!

◎中年カメラマンがかっこいキュウ~

時というものは残酷で、あたしと一徹キュンの会話を遮るかのように次の撮影の準備が出来たから始まると合図が……。
神様、今日こうして芽吹いてしまったあたしの一徹キュンへの情念はいつか浮かばれるのキュウ……? アーメン。

なんつってるけど、今日はインタビュー取材じゃなくて、撮影現場にお邪魔させてもらっている立場キュウ。迷惑かけないように黒子に戻るキュウ。

さっきとはセットががらっと変わり、撮影舞台は和室の部屋。
綺麗なオレンジ色の夕焼けめいたライティングになっていてムード満点キュウ。さながら恋焼け!

一徹キュンも衣装チェンジしたのだけど、女優さんの新衣装が超~可愛いキュウ!
水色の花柄のフレアーが効いたスカートのワンピース! あたしも顔が真っ赤じゃなかったら着てみたかったキュウ~~!!!

髪型も編み込みからのゆるふわサイドアップヘアーでTHE可愛い女の子っていうスタイルになっていて、あたしも来世は絶対こういう女の子になってやろう……と決意したキュウ。

この作品はKINO監督。KINO監督からまずは2人に物語の説明が入るキュウ。
「旅行に来たカップルという設定で、テンションお互いに高いラブコメディーのような感じで!」

さっきの嬉し恥ずかし初めてのセックス編みたいな雰囲気とは、だいぶ変わるキュウねー!
どう演技に変化をつけるのか、一徹キュンの義母で鍛えた演技力が冴え渡るはず、見物キュウー!

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和室に入るシーンからスタート!
旅行鞄を片手に襖を開けて入って来る2人。

「わー! いい部屋じゃーん!」みたいな感じでテンションが高い一徹キュン。
そんな彼を温かく見守る彼女って感じの女優さん。
会話のやりとりも、THE仲良しカップル! で腹が立つけど羨ましキュウ。

部屋の片隅に置いた旅行鞄だけを撮るシーンもあって、まさに……映画みたいキュウ!!

こういう細かい配慮に映画のようなお上品さが出るキュね~。

KINO監督「一徹さんサイコォォォォォですよ!!! 私の思い描いてた通りです!!!」

KINO監督と一徹キュンは何年も一緒にやってきてるから、もう阿吽の呼吸で描いてることが通じ合うキュウ? なんか仕事のパートナーって感じでかっこいいキュウ。

温泉の雰囲気を出す浴衣に着替える2人。

着替えてる様子も当然映しているキュウ。女優さんのパンツを履いたお尻がアップになったところでカメラを止め、KINO監督はモニターを見て「ふぅぅぅぅぅぅ~~~!」と叫びながらお尻を揉む仕草をしていたキュウ。野獣? 変態っていうか悪びれなくエロ発言するガハハおじさんのテンションだキュウ。根明で羨ましキュウ~あたし絶賛根暗キュウ。

明るいテンションのまま演技指導に励むKINO監督。
分かりやすい説明に撮影もスムーズに運んでいくキュウ。

浴衣に着替える彼女を見て思わず興奮してしまう彼。

テンションが高い役だから、身振り手振りも大きく愉快な一徹キュンに、カットがかかる度にスタッフさんが笑っていたキュウ。

一徹キュンの動きが大きいもんだから、カメラマンさんも忍者のように俊敏な動きで対応してかっこよかったキュウ!

カメラがぶれないように上半身は動かさぬまま、畳の上をすり足で素早く移動。ときには机の上にサッと移動したり、すり足芸がまるでムーンウォークのようだったキュウ。

はぁ~ん、働く男ってかっこいいキュウ……って、無口なダンディ中年カメラマンを見て思ってしまったキュウ。

◎一徹はフェラも巧いかもしれない

さて、ここからが本番キュウ!!!
お、お、お、おセックスシーンまた来ましたキュウ!!!!

おセックスシーンの前はKINO監督からもどんな感じでやるのか、流れなどの説明があったキュウ。
その間にスタッフさんたちは机をどかしたり、メイクさんは2人の髪型を直したり、いそいそ準備をしているキュウ。

布団を敷くところからスタートして、興奮してしまった一徹キュンがグイグイリードしていくキュウ。仲良しカップルなので、「もー!」と言いながらも感じてくる彼女。

さっきのセックスシーンよりも展開が早い感じキュウ。
何度もしてきてるカップルのセックスだからキュね?

一徹キュンがクンニしてるシーンで一瞬カメラが止まったときにKINO監督が「一徹さん、絶対フェラ上手いでしょ!」と一徹キュンがクンニをしながらさりげなく彼女の指を舐めているところを見て言っていたキュウ。

KINO監督が言うんだからきっと巧い、間違いないキュウ!

一徹は照れ笑いしてたキュウ~!

前戯が終わり、いざ! っとなると、一徹キュンが旅行鞄にコンドームを取りに行くシーンをまず撮影。わ~、いいキュウ!!! 取り出しにくいであろう旅行鞄から、コンドームをがさごそ。何かこういうの素朴で胸を打たれるキュウ~~。

ちゃんとコンドームを付けるシーンがあると安心してセックスシーンを鑑賞できるキュウ。

あたし、男性用AVを毎日のように無料閲覧してたときに、男が内緒で中出ししちゃって女の子が戸惑うシーンで終了する動画を見終わった後、しばらく落ち込んでしまったりもしたキュウ……。

映像も荒くて、素人がハメ撮りしたっぽいリアルな作りだから「この子はその後ちゃんとアフピルもらいに行けたキュウ? これを機にこの子が男性不信になっちゃたらどうしようキュウ……」って、一週間ぐらい、ひきずったキュウ……。根暗だし、キュウ。

きっと今思えば、作りこまれた設定だったんだろうけど、その頃のあたしは何も知らない可愛い乙女だったから、いちいち真に受けていたんだキュウ。

だからね! だからね!!

「妊娠する心配がない」「HPVに感染する心配ない」が保証されてるコンドーム付けてるシーンがあるAVって、本当に安心して見れるんだキュウ。
フェイクだって知っててもレイプっぽいのとか中出しものとか、ちょっとハラハラしちゃうキュウ~~。

でっ、ちゃんとコンドームを着用してからの、いざ挿入!

発情しちゃった勢いのままのテンション高めのセックスが始まったキュウ。

セックス中も、窓から差し込む夕焼け(をイメージした)ライトで綺麗に裸体が照らし出されるキュウ。さくっと夕焼けの照明を作れちゃう照明さんって凄いキュウ~~~。技術班かっこいキュウ~。

正常位でピストンが激しくなっていき、一徹キュンが「イ、イク……!!」と言ったところで、「カットーー!」の声が!

イク手前で寸止め!!!!!
KINO監督からは「一徹さん、やりすぎです!」と指示が!!!!!!!

KINO監督「もうちょっと可愛くお願いします! やりすぎ演技がちょっとコ○ッケっぽくなってるんで!」

どしぇ~~~コ○ッケ演技~~~笑。

一徹キュンのコ○ッケ芸ももっと見てみたいけど、撮影中だから! 可愛い少年のような「イク……!」でお願いするキュウ。

無事に指示通り、かわいめの「イク……!」でフィニッシュ、おセックス終了キュウ~~!

その後もすぐには抜かず余韻タイムありで仲良しカップルのおセックスを垣間見た感じキュウ。

最後にKINO監督から一徹キュンにリクエストが!

「吉●栄作みたいな叫びで終わらせたいので下さい!」と。

一時期、栄作はドラマで叫びまくっていて、「栄作といえば雄叫び」だったのキュウ……。
忘れかけていたトレンディドラマの記憶が今パッと蘇ったキュウ。

リクエストに応じて渾身の叫びを披露した一徹キュンだけど監督的には物足りず、「もっと!」のテイク2。
横で見ていた女優さんは(若いので)おそらく何のこっちゃか分からなかっただろうキュウ……。

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ふぅ~~~。

2つの作品撮影がスムーズに終了し、あたしは帰途についたキュウ。

一徹キュンの生一徹ンポを念写したあたしが夜ゴソゴソしたかどうか? それは秘密キュウ……。

■この日撮影した2本めの作品は、8月10日にリリース予定。詳報はシルクラボ公式サイトから!

登録審査通過率30%! 今日飲みたい人に出会うアプリ「JOIN US」で6人に会ってきた

みなさんこんにちは、みほたんです。女友達に「飲みに行こう!」と誘ってはことごとく断られ、断られるだけならまだしも既読スルーまでキメられて、彼氏どころか女友達もいないのかな? と気づき始めてしまいました。

「今日はどうしても誰かと飲みたい」
「気軽かつ確実に異性と会えるツールがほしい」

そんな時に重宝するアプリが「JOIN US」です。第一回の【成婚率No.1、サブカルに優しい「マッチングアプリ」はどれ!? 出会いのセミプロが身を削って真剣調査!】でも紹介しましたが、最近アップデートされてより使いやすくなったようなので再び活用してみました!

◎最新版機能に感動

「JOIN US」はFacebook経由でログインし、“その日飲みに行きたい人”を探すアプリで、ログインすると近くにいる同じく“今日飲みたい人たち”がランダムで表示されます。写真・名前・年齢の他に、自分の現在地から何km離れている場所に今いるのか、何分前にログインしているかなどもわかります。

相手に対してできるアクションは2つ!「Good Vibes」というマッチングアプリのイイねボタンのようなものを送るか、アプリ内でメッセージやスタンプを送るかです。マッチングアプリではないので、Good Vibesを送りあってマッチしたらメッセージを送れる~などのわずらわしい段階がなく、とにかく近場で「飲もうぜ!」と言ってる人にダイレクトに話しかけることが出来るという超お手軽アプリ! しかし、お手軽な分、会員登録審査の通過率はわずか30%という狭き門であることも有名です。

最近のアップデートで追加された機能は、「今日の飲み方」というタグが設定できるようになったところ! 「一緒に飲みたい相手」「希望シチュエーション」「お支払い」「食べたいもの・飲みたいお酒」「あなたのスタンバイ状態」「時間のリミット」「NGなこと」「あなたの気分・状況」から今日の飲みスタイルをあらかじめ表明しておくことができるようです。

タグをいくつか設定することで【「男子と」「サクッと」「終電まで」】【「女子会」「イタリアン」】など求めているものをアピールできるというわけです! 中には「2対2」「3対3」というタグもあり、これを使って即席合コンすることもできちゃいますね。

支払いに関しても「おごります」「割り勘」などがあり、会計時に気まずくならない仕組みです。JOIN USにはリリース当初「男性が率先してスマートに会計する」という説明文もあり、男性がご馳走する前提だったはずなのですが、会計の時に「じゃあ2500円ね~」ときっちり割り勘で請求されて一瞬テンパったことがあります。うん、別に最初からわかってたらいいんだよ!

さて。JOIN USを使って実際に会った方々はこんな感じでした。

1人目は、位置情報が0.3kmと表示されていて、すぐに飲みに行くことが決まった会社経営者の40代後半男性。しょっぱなから経営者! さすが審査通過率30%! 飲んでいたところのすぐ近くに住んでいるとのことで少し警戒もしましたが、終始紳士的。しかし、昔の恋人の話から派生してだんだん婚活相談のようになってきて、気まずくて2時間で解散しました。さすがに一回り上の男性のガチ相談は辛い……しかも初対面……。

2人目は、1人目の方と飲んでる最中に同時進行でアポ取りを進め、深夜2時ごろから飲みに行きました。待ち合わせ時に、購入したてのトイレットペーパーを持っていたこと以外はごくごく普通のいでたち。「近所から来ました~」って感じでものすごくラフだし、同い年だし、有名企業とか経営者というわけでもないみたいで、今度は「審査通過率30%」の謎を感じました。明け方までバーで飲んで、特に進展なくサクッと帰りました。

3人目はIT系のサブカルイケメン! 実は他のマッチングアプリでメッセージのやりとりをしたことがあり、すぐに同一人物だと気づいて「飲みましょう!」とこちらから誘いました。激安居酒屋×割り勘でしたが、見た目がタイプの人とこんな簡単に飲めるんだからまぁいいか……。お店の目の前がラブホでドキドキしましたが、これまた何事もなく終電解散!

そして4人目は、またまたIT系。今度は年下です! 近くにいるようだったのでお誘いすると、何と「こっち3人になっちゃうんですけど大丈夫ですか!?」。あ~もうここまで来たら行くしかない! と単身で乗り込んだ結果、「IT系男子会にうっかり紛れ込んでしまった女」となりました。最近のマッチングアプリの話題で盛り上がり、安い居酒屋で飲んでからそのまま解散かと思いきや、みんな楽しくなっちゃって沖縄バーになだれ込み、最終的には「過去に自分が一番輝いた瞬間はいつか」という暑苦しいテーマで深夜まで語り合いました。

さすがに「もう帰ろう」と会計をすると、今度は「じゃ、みんなで○○さんの家行きましょう!」「お前らは床で寝ろよ~」と完全にサークルノリ。いやいやいや、行かないよ! あ、そういえば初めてJOIN USで会った人に家誘われた……けど、私が想像してたのはこんなのじゃない!!!

以上、全然色っぽい思い出は生まれなかったのですが、私はJOIN USが好きなんです! なぜなら、何度も言うように本当に手軽だから! そして、女子側から誘うと“ほぼ確実”に異性と出会えます。

◎より活用するためのポイント!

・その日に飲みに行けなくても連絡先を交換する

JOIN USは、その日のやりとり履歴が次の日にはリセットされてしまうので、もし当日に会えない場合は、アプリ上で連絡先を交換しておかないと次に繋がらないのです。ただ、最初から「今日はもう遅いのでまた後日行きませんか?」「LINE交換しませんか?」など、もはや“その日飲みに行きたい人”という本来の目的からは逸れたナンパ的な使い方をしている男性も一定数います。特に平日の22時以降はこの手のメッセージが多い!

・GoodVibesの無駄な送り合いはいらない!

「とりあえずGoodVibesを送る」って人が多すぎる! こちらが返してもそのまま何もなし……というパターンもざらにあります。この「お誘いが来るの? どうなるの?」って待ってる時間が無駄すぎる! 相手の位置情報が出ているので「何時からどこどこで飲みませんか?」とグイグイ提案したほうが話は早いです。気軽に「飲みに行こう」からコミュニケーションが始まるので、何人かと同時進行でやりとりを進めている人がほとんどだと思います。なので「この人と飲みたい!」と思ったら詳細を詰めて誘い、さくっと進めるべき!

ちなみに。ウェブ界隈でちょっと有名な人もたまに見かけるので、面白い人と飲みに行ける可能性もあるかも……。そういう意味でも楽しめるアプリです!

基本的に近くにいる人が表示されるので、上手くいけば次にも繋がりやすいと思いますが、身長とか職業とか年齢のフィルターはかけられないので、自分の好みを絞って出会うことは難しいです。しかも、1日に表示されるのは、男女合わせて大体30人くらい。これはアタリを引くまで日々コツコツと気長に続けるしかありません!

アップデートしてより使いやすくなったJOIN US。今まで以上に活用していこうと思います! でも、どうしても最近マッチングアプリ系では異性としての好みよりも、面白そうな業界の人を選んでしまう……! そして、マッチングアプリの話をして盛り上がってしまう!! 極めすぎたのか? いや、そこから始まる恋もあります……よね!?

■みほたん/自分の恋にはとびっきり不器用な自称恋愛マスター。 これまで恋愛についてあれこれネット上に書き散らかし気付けばアラサーになっていた。趣味はネットサーフィン、特技はネットストーキング。 メンバーそれぞれが難点を持つアイドルOTAFUKUガールズの貧乏担当としても活動中なので、そろそろ玉の輿永久就職をきめるべく日々出会いを探している。

在韓女性は見た! ソウルでは芸能人の「高級キャバクラ→トイレでH」が当たり前?

 JYJユチョンの暴行事件で注目を集める、韓国キャバクラのトイレ(笑)。「私もトイレでやってる人見たことあるよ~」と明るく話すのは、在韓歴1年のアイミさんだ。

 ちなみにユチョンが行っていたような店は韓国ではルームサロンと呼ばれ、どちらかというとキャバクラよりも日本の高級クラブに近い雰囲気。ルームサロンはお店全体がいくつかの個室に分かれていて、そこで女の子とお酒が飲むことができる。

 って言うかアイミさん! ルームサロンのトイレって、まさかのヤリ放題なの???

「さすがにそれはないと思いますが(笑)、私が行ったルームサロンには個室の中にトイレがあって、そこに女の子を連れて入っていった人を見たことがあるんですよ。あれは絶対に、中でヤッテますよね!」

 韓国人の知り合いに同行して、これまで何度もルームサロンに行ったことがあるというアイミさん。知り合いのなかには芸能関係者が多く、韓国芸能人ともルームサロンで一緒になったことがあるらしい。

「女性がルームサロンに行くとそこで働くお姉さんたちには嫌がられますが、そこは外国人ってことで大目に見てもらってます。実は先週も行ってきたばっかりなんですよ。最近知り合った美容整形外科の院長の息子に『韓国の夜の世界に興味があるから連れていって』とお願いしたら、チョンダムドン(=清潭洞、韓国芸能事務所がひしめくエリア)にある超高級ルームサロンに呼んでくれました。芸能人も一緒にいるっていわれて喜んで行ったら、そこにいたのはお笑い芸人とスポーツ選手。ふたりともベロベロに酔っぱらっていて、隣に座ってる女の子の足を舐めまくってました(笑)」

◎たった10分で出てきた

 しばらくするとお笑い芸人が女の子の手を引いて、ルーム内の奥の扉を開けて中に入って行ったそう。

「扉の向こうがめちゃくちゃ気になって院長の息子に聞いたら、ニヤニヤしながら『あそこはトイレだよ』っていったんです。その表情見て、あの奥は“トイレ兼ヤリ部屋”で間違いないなって確信しました(笑)。お笑い芸人、その後10分以上出てこなかったし、出てきたときの女の子の嫌そうな顔。あれは仕方なしに相手してやったという表情に決まってますよ(笑)」

 アイミさん以外は誰も奥の部屋に入っていった2人のことを気にしていない様子だったらしいので、そのルームサロンでは女の子を連れて奥の部屋に入るのはよくあることなのだろう。しかしアイミさんが帰り際にその「ヤリ部屋」の扉を開けようとしたところ、ものすごい力でボーイの男性に制止されてしまったそう。

「中がどんな作りになっているのか気になって扉を開けようとしたら、ボーイに『開けないでください』ってめちゃくちゃ怒られました。でもそんなふうに全身で阻止されたら、ますます気になりますよね。ルームの作りからしてそんなに広くはないと思うので、デパートで見かけるベビーベッド付きのトイレみたいな空間を勝手に想像しているんですけど、どう思いますか?(笑)」

 そんな程度の作りだったらボーイも怖い顔をしないで、中を見せてくれたっていいじゃん! と思うのだが。やっぱりあの扉の向こうにはこちらの想像をはるかに超える、とんでもなくヤバくてエロイ空間が広がっているということなのでは? あー気になるー!

■韓 美姫/先日スーパーで買い物中のペ・ヨンジュンに遭遇。顔がまん丸、体も少しぽっちゃりしてたから二度見しちゃいましたけどww

「再婚相手は見つかった?」発言は、礼儀の問題ではなく単純にセクハラだということを、党首も誰も指摘しなかった

 6月19日に行われた「ネット党首討論」で司会者として登壇していた古市憲寿氏が、「生活の党と山本太郎となかまたち」の代表・小沢一郎氏に投げかけた「再婚相手は見つかったんですか?」という質問がいま話題になっています。

 既にネットでは多数のバッシング記事やSNSでの言及が出てきていますが、改めて経緯と問題点をまとめたいと思います。

 冒頭の質問に対し小沢氏はいらだちを抑えつつ「今日のテーマと関係あるのか」と返答します。その後、古市氏は、スタッフに手渡された手紙を見ながら「読んだほうがいいですか? 小沢代表に対し、失礼な発言をしました。撤回して心よりお詫び申し上げます」と謝罪(?)し、その後、「マニフェストからは見えない、人格を見ることに意味がある。聞き方は失礼だったかもしれない」と続けます。

 この態度は誰からみても謝罪といえるものではありません。当然小沢氏が納得するはずもなく、「それはあなたがたの釈明ではない。党首討論と関係ないことをいうなんておかしい。お詫びをするならきちんとしなさい」と叱責しました。

 古市氏はネット討論終了後、ハフィントンポスト日本版の取材に対し「馬鹿にする意図はない。小沢氏の発言が少なかったこと、近況を知りたかったこともあり、あのような質問をした。各党首の人柄を浮かび上がらせたいという意図があった。小沢氏だけでなく他の党首にも同様の質問をしたかった。それができなかった。反省してる」と答えています。

 筆者は、古市氏の発言を聞いたとき「これはセクハラではないのか」と思いました。セクハラというと、男性が若い女性に対して行うもの、というイメージが強くあります。しかし広義のセクハラは「性的嫌がらせ」を意味するもので、年齢や性別は関係ありません。男性が高齢の女性に対して「性的嫌がらせ」を行えば当然セクハラですし、女性が男性に、あるいは同性間で行われるものも問題視されるべきです。

 今回は若い男性(古市氏)が、高齢の男性(小沢氏)に対して、非常にプライベートな話題(再婚)を、ふさわしくない場(党首討論)で行ったわけで、嫌がらせに他ならないものだと私は考えます。「再婚相手は見つかったのか?」という質問は、よっぽど親密な関係でない限り、ふさわしい場などないとも思いますが。古市氏は「人柄を浮かびあがらせたかった」と発言していますが、人柄をみたかったのであれば他の質問はいくらでもあったはずです。「政治家の人柄を見るために、セクハラをしてもいい」というのはまかり通らないでしょう。

 6月24日、「生活の党と山本太郎となかまたち」の公式サイトにおいて「株式会社ドワンゴ及び古市憲寿氏への抗議の通知」として、「株式会社ドワンゴ及び古市憲寿氏に対して正式な謝罪並びにその公表を求める」ことを表明しています。

 党首討論後、ひとまずは謝罪(?)、自己弁護(?)をした古市氏ですが、ことの重大さを理解していなかったようです。

 6月26日、古市氏はほぼ準レギュラーとして何度も出演している『ワイドナショー』(フジテレビ系)にて、「確かに失礼だった。自分の言葉で謝らないと意味がないと思っていたのに、スタッフに『このまま読んで欲しい』と謝罪文を手渡されたことへの反発があり棒読みをした」と本件を振り返っています。ダウンタウンの松本人志氏は「受けていたらこうなっていなかった。ナイスファイトだった」と擁護。「ただ、質問がスベっていた」と話してスタジオが盛り上がる中で古市氏は「その通りで」と答えます。

 古市氏は「スベっていなければ、あの質問は問題なかった」と考えている、ということなのでしょうか? これは、セクハラに抗議する人間が周囲から「ノリが悪い」と冷ややかな目でみられる問題と同根だと私は考えます。

 さらに「なぜあの場にいた他の党首は古市氏の発言に苦言を呈さなかったのか」とも思います。与党はともかく(本来はそうではないのですが)、共闘中の民進、共産、社民の党首が問題を指摘してもよかったはずです。そのことは格好の政治アピールにもなったでしょう。番組の進行を妨げないためにしなかったのでしょうか? 私は、出来なかったのだろうな、と思っています。古市氏の発言にセクハラとして問題があることに誰も気づいていなかったのだ、と。

 さて、本日27日、「生活の党と山本太郎となかまたち」公式サイトにおいて小沢氏は「私たちは今、選挙戦の真っ只中で、日々国民の皆さまに自らの政策を訴えています。19日のニコニコ動画主催の党首討論も、政策のぶつけ合いという事で真剣に臨んでいた中での出来事でした。後日、ダウンタウンの松本人志さんとのやりとりの中で、古市氏が自分の言葉でお詫びをしたかったと言われたのをお聞きしました。私たちはもう前を向いています。古市憲寿氏におかれましても、将来ある有能な方ですので、是非前を向いて頑張っていただきたいと思います。応援しています」という声明を発表しています。選挙前の忙しい時期に、これ以上古市氏とやりあっても何の意味もないことに気がついたのでしょうか。

 人柄が露呈したのは、むしろ古市氏だったのかもしれません。それは、いまさらのことなのかもしれませんが。
(水谷ヨウ)