韓国随一のリゾート地として知られる済州島。済州島は、「泥棒とホームレス」がおらず、「大門」がなくても暮らせる平和な島という意味で、「三無の島」との愛称でも親しまれていた。ただ、そのような島に、変化が訪れようとしている。近年、中国人ら外国人による犯罪が急増。治安が悪化し始めているのだ。住民たちは「済州島が恐ろしいところになってしまった」と、不安を訴えている。 9月17日、済州市内のカトリック教会では、祈祷中の女性(61)が、中国人の男(51)に刃物で襲われ、死亡するという事件が発生した。この男は現場から逃走したが、約7時間後、警察に逮捕された。 なぜ、男は女性を襲ったのか? その理由は、思わず耳を疑いたくなるような、意味不明なものだった。 「教会に行くと、女性がひとりで祈りを捧げていた。昔、自分から逃げて行った前妻2人の姿がその女性と重なり、カッとなって犯行に及んだ」 同9日には、飲食店で、女性店主及び韓国人客が、中国人観光客8人に集団暴行を受ける事件も発生していた(参照記事)。中国人観光客たちは、飲食店によそで買った酒を持ち込み、酒盛りを始めようとしたのだが、それを制止した店主と居合わせた客に暴行を振るったというのだ。済州市内では現在、似たような事件が後を絶たない。 済州地方警察庁によると、済州地域の外国人犯罪者数は、2011年には121人だったが、15年には393人と、3倍以上に増えているという。今年は、7月の段階ですでにその数が347人となっており、増加傾向は著しい。 済州地域で外国人による犯罪が急増した背景としては、無査証(ビザなし)入国制度の施行がある。無査証で入国した外国人は、11年の15万3,662人から、15年には62万9,724人と、4倍以上に増加した。なお、今年事件を起こした外国人犯罪者347人のうち、約69%に当たる240人が中国人となっている。済州島を訪問する外国人観光客の大半、85%が中国人という統計もある。 済州島の住民からは「教会で殺人が起こるなんて……」「済州島が安心して暮らせない場所になりつつある」「外国人の入国制度を見直すべき」などと、困惑や怒りが噴出している。 (文=河鐘基)中国人観光客の被害に遭う、済州島の飲食店(世界日報より)
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韓国屈指のリゾート島・済州島が、“中国人襲来”で治安悪化「外国人犯罪者の7割が中国人」
韓国随一のリゾート地として知られる済州島。済州島は、「泥棒とホームレス」がおらず、「大門」がなくても暮らせる平和な島という意味で、「三無の島」との愛称でも親しまれていた。ただ、そのような島に、変化が訪れようとしている。近年、中国人ら外国人による犯罪が急増。治安が悪化し始めているのだ。住民たちは「済州島が恐ろしいところになってしまった」と、不安を訴えている。 9月17日、済州市内のカトリック教会では、祈祷中の女性(61)が、中国人の男(51)に刃物で襲われ、死亡するという事件が発生した。この男は現場から逃走したが、約7時間後、警察に逮捕された。 なぜ、男は女性を襲ったのか? その理由は、思わず耳を疑いたくなるような、意味不明なものだった。 「教会に行くと、女性がひとりで祈りを捧げていた。昔、自分から逃げて行った前妻2人の姿がその女性と重なり、カッとなって犯行に及んだ」 同9日には、飲食店で、女性店主及び韓国人客が、中国人観光客8人に集団暴行を受ける事件も発生していた(参照記事)。中国人観光客たちは、飲食店によそで買った酒を持ち込み、酒盛りを始めようとしたのだが、それを制止した店主と居合わせた客に暴行を振るったというのだ。済州市内では現在、似たような事件が後を絶たない。 済州地方警察庁によると、済州地域の外国人犯罪者数は、2011年には121人だったが、15年には393人と、3倍以上に増えているという。今年は、7月の段階ですでにその数が347人となっており、増加傾向は著しい。 済州地域で外国人による犯罪が急増した背景としては、無査証(ビザなし)入国制度の施行がある。無査証で入国した外国人は、11年の15万3,662人から、15年には62万9,724人と、4倍以上に増加した。なお、今年事件を起こした外国人犯罪者347人のうち、約69%に当たる240人が中国人となっている。済州島を訪問する外国人観光客の大半、85%が中国人という統計もある。 済州島の住民からは「教会で殺人が起こるなんて……」「済州島が安心して暮らせない場所になりつつある」「外国人の入国制度を見直すべき」などと、困惑や怒りが噴出している。 (文=河鐘基)中国人観光客の被害に遭う、済州島の飲食店(世界日報より)
中国農村で約5年間、木に縛りつけられた8歳女児「両親は障害者で、祖父母が仕方なく……」
急速な経済成長に取り残された中国の農村で、そこに生きる人々の過酷な現状を物語るニュースが報じられた。河南省洛陽市の農村部で、木につながれて生活している女児がいるというのだ。 「新民網」によると、8歳になる彼女は約5年間にわたり、四六時中、縄に縛られたままの状態なのだ。もちろん食事を取るときも、就寝時も、だ。 彼女を縛りつけているのは、彼女と同居している祖父母だ。一見したところ、どこにでもいそうな8歳女児
祖父の話によれば、彼女は2歳になったころ、高熱を出して病院に運ばれたが、入院後、意識が戻った彼女は、粗暴な性格になっていたという。 彼女の両親は共に障害者で、生まれたときから祖父母が面倒を見ていた。 しかし、女児は成長するにつれ、高齢の祖父母の手に負いきれなくなってしまった。彼らが目を離すと、相手が自分より小さな子どもであろうが、大人であろうが、手を出すようになってしまったため、仕方なく彼女を木に縛りつけることに決めたのだ。縄が食い込む、か細い女児。痛々しい
祖父母は、彼女の粗暴な性格が収まり、学校に行くことのできる日が来るのを願っているが、現時点で彼女は医療サービスやメンタルケアを受けているわけではなく、粗暴な性格の原因がなんなのかも定かではない。 このニュースに対し、中国のネット民たちはさまざまな反応を見せているが、「政府は何をしているんだ!?」「孫を縛りつける苦しみはいかほどか」などと多くは同情的で、祖父母を責める声はほとんど見られない。 ちなみに、この報道をきっかけに地元政府が動き、彼女には救済の手が差し伸べられることになったという。 しかし、本サイトでも以前、中国の農村でADHDの息子を手を焼いた父親が、自宅に設けた檻に泣く泣く閉じ込めているという話をお伝えした通り(参照記事)、同様の境遇の子どもたちは中国に大勢いるとみられる。 中国農村部での、社会保障の拡充が急がれる。
「これはファックではない訓練だ!」伝説のハードボイルドエロ劇画『実験人形ダミー・オスカー』
今回ご紹介するのは『実験人形ダミー・オスカー』という作品。小池一夫先生と叶精作先生の巨匠コンビによる名作です。しかし、タイトルは知っているけど読んだことがない、という人も多いのではないでしょうか? その異様な響きのタイトルといい、あまりにエロ劇画的で近寄りがたいオーラが漂う表紙といい、恐れをなして手を出せないという気持ちもわかります。実際、僕もそのひとりでした。 今回は、この狂気の名作、『実験人形ダミー・オスカー』の魅力について語り、今まで敬遠していた人にもぜひ読んでもらいたいという趣旨で書いておりますが、もしかしたらいま以上に敬遠する結果となるかもしれません。それほどにアクの強い作品、「ハードボイルド・セクシーコミック」なのです。 『実験人形ダミー・オスカー』の主人公は、本物の人間とまったく見分けがつかない人形(ダミー)を作る天才人形師、渡胸俊介(ときょう・しゅんすけ)です。渡胸がその人形師としての能力を生かしてビジネスをしたり人助けしたり、時には犯罪を解決したりしながら世界中を渡り歩くというストーリーです。 渡胸は人形師として紛れもなく天才なのですが、口数が少なく、内向的で常にオドオドしており、加えてイチモツが子どものように小さくてベッドで女にバカにされるといった、非モテ男子要素が数え役満のようにそろっている人物です。 しかし、この渡胸が実は二重人格者で、精神的なショックを受けると裏の人格「オスカー」が現れます。「オスカー」は渡胸と真逆の人格で、性格はワイルドで暴力的、しかも顔つきまで精悍でイケメンになり、筋肉ムキムキで巨根という……、いくら二重人格だからって、そこのサイズまで変わる!? と、ツッコミを入れざるを得ないキャラクターです。 作中のエピソードは、心優しい渡胸が人形を使って人助けする癒やし系パートと、オスカーがそこらへんの女を犯しまくったりするエロ&バイオレンスパートに分かれるのですが、やはりオスカーのブッ壊れた人格と、過剰すぎるエロスが、この作品を特徴付けているといえるでしょう。オスカーは自らを「超人間」と自称しているのですが、セリフからしてもう常人のレベルをはるかに超えています。 「おれのコックにあいさつしてくれ」 「女は子宮(ウーム)で撃つことを覚えれば絶対だッ!」 ……どうですか? この俺様口調で、救いようのないくらい下品なセリフ。ちなみに、この作品では「コック」という言葉がまるで日常会話であるかのように普通に出てきますが、お察しの通り、コックさんのことではありません。念のため。 もうひとつ、この作品の魅力となっている重要な要素があります。それが、エピソードごとに毎回とっかえひっかえで登場するゴージャスな美女たちです。美女とは言いましたが、ことごとく洋物ポルノ女優みたいな濃すぎるルックスの女ばかりである上に、ほぼ全員が欲求不満という、必然的にエロくならざるを得ない設定となっています。お約束のベッドシーンでは…… 「BING! BING!! BINNーG!!」 というような擬音とともに、金属バットを模したオスカーの巨大な男根が登場。それをうっとりと眺める欲求不満な洋ピン女優もとい、ゴージャス美女たち。そして、ベッドで繰り出されるハードコアなあえぎ声は、それはもうすさまじいものです。 「ああーッ!! すごい あー!! ロッド!! OH ロッド ロッドーーーーッ(大きい)」 「ああッ!! ジィグ!! ジャグ!! アーッ上(ジィグ)!! アーッ下ッ(ジャグ)」 「もっと……もっとォ!! にぎりつぶしてェーーーーッ!! 私の乳房(ヘッドライト)ーーーーッ!!」 「あーーッ すご…い…い…もっと…もっと…ドッグファッションーーーーッ!!」 「ちょうだいッ ちょうだいッ あなたの…スライムッ」 どうですか、この狂気のセリフ……ヘッドライトとかスライムとか例え方がすでにおかしいし、ドッグファッションに至っては何を例えているのかもまったくわかりません。原作者、小池先生によるボキャブラ天国状態となっています。 ちなみに「勃起」と書いて「エレクチオン」と読ませたり、「性交」と書いてファックと読ませたり、「射精」と書いて「イジャキュレイション」と読ませたりなど、読んでいると自然と夜の英会話のボキャブラリーが増えるというマンガでもあります。まあ、覚えたところで使いどころがないけど。そして、これらの単語を組み合わせた代表的な例文としては…… 「これは性交(ファック)ではない訓練だ、その証拠におれは射精(イジャキュレイション)してはいない」 オスカー様のカッコよすぎるセリフです。「これはファックではない訓練だ!」男なら一度は言ってみたいような言ってみたくないような、それでいて口走ったら確実にお縄になりそうなセリフですね! こんな感じで、ページをめくるたびにエロかっこいい変態ゼリフが乱れ飛んでいる『実験人形ダミー・オスカー』なのですが、ムチャクチャな設定なのにストーリーとしては奇跡的に破綻しておらず、しっかり読ませる作品となっているのが名作といわれるゆえんです。ただ、エロいシーンが山ほど出てくるわりには、美女たちがあまりにポルノ女優っぽすぎるのと、モンスターのようなあえぎ声にドン引きしてしまい、ちっとも興奮しないっていうか、どっちかというとギャグマンガ扱いしたくなるレベルです。どうですか? ちょっと読んでみたくなったでしょ?「イジャキュレイション」って、言ってみたくなったでしょ?(それはないか……) (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>) ◆「ザオリク的マンガ読み」過去記事はこちらから『実験人形ダミー・オスカー1 Kindle版』(グループ・ゼロ)
チャットアプリ「自動友だち登録」のワナ……プライベートで楽しんだエロ動画発覚で、韓国公務員がピンチ!
最近、韓国では、公務員やそれに準じる職業に就く者による下半身のトラブルが相次いでいる。 9月7日、元・通学バス運転手に、懲役6カ月執行猶予2年、社会奉仕活動120時間の判決が下された。 事件は昨年5月に起きた。小学校の通学バス運転手だった男は、当時11歳だった女子児童に対しわいせつな発言を繰り返し、挙げ句の果てには自身の携帯電話に保存されているエロ動画を見せた疑いで、児童福祉法違反で逮捕されたのだ。 年端もいかない少女へのセクハラに、ネット民は「純真な子どもの心を汚すなんて、信じられない」「もっとエスカレートしていたら、強姦事件が起きていたかもしれない」と、怒りをあらわにしている。さらに「動画を1人で楽しんでいたところ、女子児童が後部座席から勝手にのぞいただけ」という元運転手の言い訳には、「ゲスすぎる」といった侮蔑の意見も相次いだ。 また同21日には、全羅南道霊光(チョルラナムド・ヨングァン)郡庁に所属する公務員によるトホホな事件が起きた。この公務員男性がプライベートで楽しんでいた海外エロ動画が、業務上で担当した住民によって、公にされてしまったのだ。 その発覚方法も情けない。男性はカカオトークの自身のプロフィール画面に海外のエロ動画を貼り付けていたのだが、男性の名刺を受け取って連絡先に登録していた住民の友だちに自動追加されてしまった。それだけならよかったのだが、この住民は偶然にも動画をクリック。すると、大音量で男女の性行為が再生されてしまったのだ。 住民は「周辺に人がいなかったからよかったが、危うく大恥をかくところだった」と、男性の失態を非難。男性は事実関係を認めて動画を削除しているが、郡庁では男性の懲戒手続きの審議にまで発展しているという。また、仮にクビを免れたとしても、“エロ動画公務員”の汚名は、簡単には消えないだろう。 立場ある人間による性の不祥事は、まだまだある。女子児童の体を触りながら、わいせつな発言を行ったとして逮捕された小学校の野球コーチ、女性職員に対してスリーサイズを問い詰めたり、お尻や太ももを触るセクハラを行ったソウル地下鉄工事属幹部など、今月だけでも枚挙にいとまがない。 もう少し、モラルを持った行動をしてほしいものだ……。イメージ画像(Thinkstockより)
チャットアプリ「自動友だち登録」のワナ……プライベートで楽しんだエロ動画発覚で、韓国公務員がピンチ!
最近、韓国では、公務員やそれに準じる職業に就く者による下半身のトラブルが相次いでいる。 9月7日、元・通学バス運転手に、懲役6カ月執行猶予2年、社会奉仕活動120時間の判決が下された。 事件は昨年5月に起きた。小学校の通学バス運転手だった男は、当時11歳だった女子児童に対しわいせつな発言を繰り返し、挙げ句の果てには自身の携帯電話に保存されているエロ動画を見せた疑いで、児童福祉法違反で逮捕されたのだ。 年端もいかない少女へのセクハラに、ネット民は「純真な子どもの心を汚すなんて、信じられない」「もっとエスカレートしていたら、強姦事件が起きていたかもしれない」と、怒りをあらわにしている。さらに「動画を1人で楽しんでいたところ、女子児童が後部座席から勝手にのぞいただけ」という元運転手の言い訳には、「ゲスすぎる」といった侮蔑の意見も相次いだ。 また同21日には、全羅南道霊光(チョルラナムド・ヨングァン)郡庁に所属する公務員によるトホホな事件が起きた。この公務員男性がプライベートで楽しんでいた海外エロ動画が、業務上で担当した住民によって、公にされてしまったのだ。 その発覚方法も情けない。男性はカカオトークの自身のプロフィール画面に海外のエロ動画を貼り付けていたのだが、男性の名刺を受け取って連絡先に登録していた住民の友だちに自動追加されてしまった。それだけならよかったのだが、この住民は偶然にも動画をクリック。すると、大音量で男女の性行為が再生されてしまったのだ。 住民は「周辺に人がいなかったからよかったが、危うく大恥をかくところだった」と、男性の失態を非難。男性は事実関係を認めて動画を削除しているが、郡庁では男性の懲戒手続きの審議にまで発展しているという。また、仮にクビを免れたとしても、“エロ動画公務員”の汚名は、簡単には消えないだろう。 立場ある人間による性の不祥事は、まだまだある。女子児童の体を触りながら、わいせつな発言を行ったとして逮捕された小学校の野球コーチ、女性職員に対してスリーサイズを問い詰めたり、お尻や太ももを触るセクハラを行ったソウル地下鉄工事属幹部など、今月だけでも枚挙にいとまがない。 もう少し、モラルを持った行動をしてほしいものだ……。イメージ画像(Thinkstockより)
死に追い込まれる女性も……中国農村で横行する、姑による壮絶な“嫁イビリ”
日本でもおなじみの嫁姑問題だが、中国では想像を絶する“嫁イビリ”が横行している。 山東省に住む楊さんは、夫の浮気に悩まされていた。浮気をやめさせるため、姑に相談したが、姑は浮気を肯定するかのように、『浮気の何が悪いのだ?』と言い放ったという。そうこうしているうちに、浮気相手が妊娠。すると姑は、彼女を自宅に招き、家族として一緒に住まわせてしまった。うつろな表情でカメラを見つめる楊さん。完全に生気を失っている
楊さんはその後、ショックのあまり服毒自殺未遂を起こし、後遺症から寝たきりの体となってしまう。しかし、夫や姑は楊さんにろくな食事も与えず放置し、楊さんの体重は20kgにまで激減してしまったという 。 この残酷物語を伝えた「青年網」(9月19日付)は、骨と皮だけにやせ細った楊さんの姿を掲載。その衝撃的な画像が話題となり、中国版Twitter「微博」では、 「まさに男尊女卑の極みだ。もし妻が浮気したら、半殺しにするくせに。この夫と姑に毒を飲ませて、同じように放置したらいい」 「このバカ夫と姑は逮捕されないのか? 殺人未遂だろ。警察も早く妻を保護しに行けよ!」 「やっぱりこういう事件が起こるのって、農村なんだよね。教育を受けてない世代は、やることが鬼畜だ」 などといった反応が相次いでいる。 今年1月には湖南省で、なかなか子どもを授からない嫁に不満を募らせた姑が嫁に暴行を働き、自殺に追い込むというショッキングな事件が発生している。また2月には浙江省寧波市で、34歳の女性が姑に殺害される事件も発生。姑は警察の調べに対し、溺愛していた1人息子が結婚したことで嫉妬に狂い、殺し屋を雇って嫁を刺殺したと供述している。 このように度を超えた嫁イビリが頻発する背景について、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏はこう話す。 「特に農村部の貧困層では、一度嫁いだ女性は実家に出戻ることが許されない。ほかに行き場がないのをいいことに、嫁イビリをエスカレートさせる姑が多い。一昔前なら、10年ちょっと我慢すれば姑は年齢的に弱っていたのが、最近は健康水準や平均寿命が向上しており、嫁の苦悩を引き伸ばす結果となっている」 長寿社会も、いいことばかりではないようだ……。 (文=青山大樹)元気だったころの楊さんの様子。なかなかの美人だったことも、姑から憎まれた一因か?
北朝鮮版“ゴジラ”は歪んだ映画愛が生み出した!『将軍様、あなたのために映画を撮ります』
庵野秀明総監督のこだわりが細部にまで宿った『シン・ゴジラ』にはリピーターが続出しているが、北朝鮮版ゴジラと呼ばれる金正日プロデュース映画『プルガサリ 伝説の怪獣』(85)はご覧になっただろうか。こちらは世界屈指の映画オタクとして知られた金正日の狂おしいまでの映画愛、ゴジラをはじめとする日本の特撮映画への偏愛ぶりがひしひしと伝わってくる怪作。北朝鮮映画への物珍しさもあって、1998年に日本でも単館系で劇場公開されている。ドキュメンタリー映画『将軍様、あなたのために映画を撮ります』(原題『The Lovers and the Despot』)は韓国の人気監督シン・サンオクとそのパートナーだった女優チェ・ウニが北朝鮮に拉致され、金正日のために『プルガサリ』を含む17本もの映画を製作することになる奇々怪々な事件を掘り起こしていく。 北朝鮮を建国した金日成の息子として独裁体制を築き上げた金正日。独特なヘアスタイルと共に権力者としての特権を駆使して、古今東西さまざまな映画をコレクションしたシネフィルとしても有名だった。彼にとって映画とは独裁者の立場を強固にするためのプロパガンダの手段であり、また独裁者としてのコドクさを癒すためのものでもあった。金正日は『男はつらいよ』(69)や『ゴジラ』(54)の大ファンだったと言われている。誰にも理解されることなく街を破壊し尽くすゴジラや愛を求めて各地をさまようフーテンの寅さんに、心を許せる友達がいなかった金正日は過剰に感情移入していたに違いない。誰よりも映画を観る目は肥えていた金正日だったが、肝心の北朝鮮には面白い映画がまるでない。誇り高き将軍様にとって、これはゆゆしき問題だった。そこで閃いたアイデアが恐ろしい。自国にいい監督がいないのなら、お隣りの韓国から連れてこようと。北の将軍様の独善的な映画愛が、韓国きっての人気監督と女優との運命を大きく狂わせていく。1983年10月。金正日を挟んで左がシン・サンオク監督、右が女優のチェ・ウニ。金正日の要請を受け、北朝鮮で映画を製作することに。
金正日から白羽の矢が当てられたのは、1960年代に韓国で多彩なヒット作を飛ばしたシン・サンオク(申相玉)監督。彼を北朝鮮に連れてくるために、北朝鮮の工作員たちは綿密な計画を練り上げる。1978年1月、まずシン・サンオク作品のミューズとして活躍した女優で元妻であるチェ・ウニ(崔銀姫)が香港で拉致される。当時、チェ・ウニは愛人を囲っていたシン・サンオクとは離縁状態だったが、元妻が香港で行方不明になったことからシン・サンオクはみずから現地で捜索に乗り出す。チェ・ウニ失踪から6か月後、今度はシン・サンオクが消息を絶つ。2人とも北朝鮮へ強制連行され、5年間にわたって個別にチュチェ思想と将軍様の恐ろしさを学ぶことになる。北朝鮮に入国したチェ・ウニは金正日が笑顔で出迎え、表向きは手厚く扱われる。ソ連映画『女狙撃兵マリュートカ』(56)を金正日と一緒に鑑賞するが、主人公が射殺されるラストシーンを観て、チェ・ウニは「裏切ったら容赦なく殺しますよ」という金正日からのメッセージだと気づく。シン・サンオクは元妻に一度も逢えないまま、強制収容所で拷問責めの日々を過ごす。絶望感に打ちひしがれた頃を見計らい、金正日の立ち会いのもとでシン・サンオクとチェ・ウニは劇的に再会。2人は金正日に忠誠を誓い、北朝鮮で世界最高の映画を作ることを約束する。 シン・サンオクが監督と撮影を兼任し、国際派女優として鳴らしたチェ・ウニが助監督をつとめるという二人三脚体制で、1983年〜1985年の3年間で17本もの映画が作り出された。金正日がプロデューサーなので、予算は使いたい放題だった。集大成とも言える最後の17本目の作品が、北朝鮮初の特撮大作『プルガサリ』となる。特技監督の中野昭慶、スーツアクターの薩摩剣八郎ら『ゴジラ』シリーズに参加していた精鋭スタッフを日本から招き(拉致ではないが、常に監視された状態だった)、『プルガサリ』を本家ゴジラと遜色のないスペクタクル大作に仕上げてみせた。DVD化されている『プルガサリ』を改めて観ると、民衆を弾圧する悪い国王が巨大化したプルガサリに踏み潰されるクライマックスは、独裁者としての立場を確固たるものにしつつあった金正日への返歌的メッセージとしても解釈できる。金正日はそのことに気づいていたのか。それともシネフィルでもあった金正日は“権力者はいつの時代も愚民から批判されるもの”と冷静に受け止めたのか。世界公開を目指して作られた大作『プルガサリ』だったが、結局のところ完成直後にシン・サンオクが引き起こした事件によってお蔵入り状態となる。「事実をそのまま描くこと」を条件に、インタビューに応じた最近のチェ・ウニ。北朝鮮で生死を共にしたシン・サンオクとは復縁を果たす。
このドキュメンタリーを観ていると、どこまでが実なのか虚なのかの線引きに悩む。シン・サンオクは良質な映画を次々と作ることで金正日からの信頼を得ることになる。いつ寝首を切られるか分からない独裁者にとって、韓国きっての名監督が自分のために作った新作映画を鑑賞する機会は、数少ない幸福な時間だっただろう。そして、金正日がシン・サンオクとチェ・ウニのことを共に映画を作る仲間と完全に信頼しきった時点で、その機を見逃さずにシン・サンオクはチェ・ウニを連れて亡命することになる。本音で語り合う友人のいない北の将軍にとっては、2人の脱北者を出した以上に、信頼していた映画仲間を失った心の痛手は大きかったに違いない。北朝鮮からの亡命に成功したシン・サンオクとチェ・ウニだが、韓国ではいまだにシン・サンオクは拉致ではなく、自分から北朝鮮に渡ったと勘ぐる向きがある。当時のシン・サンオクは借金など多くの問題を抱え、韓国で映画を撮ることができない状態だったからだ。本作を撮ったロス・アダムスとロバート・カンナンの両監督も、チェ・ウニが北朝鮮の工作員によって拉致されるくだりは詳細に再現しているが、シン・サンオクの北朝鮮入りはあいまいにしている。 民主主義からいちばん遠くにあるのが芸術であり、様々なクリエイターたちのエゴイズムがぶつかり合う総合芸術が映画と呼ばれるものだ。プルガサリは朝鮮に古くから伝わる伝説上の怪物で、その名前には不可死(絶対死なない)という意味がある。クリエイターの持つエゴが大きければ大きいほど、異形の怪物がスクリーンで暴れ回ることになる。韓国で映画を撮れなくなっていたシン・サンオクは、金正日という強力なスポンサーを得たことで映画監督としてのエゴイズムを蘇らせ、精力的に映画づくりに打ち込む。元妻チェ・ウニとの愛情も取り戻すことができた。そうやって完成した映画の数々は、金正日が抱える稚拙で醜悪なエゴも充足させた。シン・サンオクと金正日の映画に対する歪んだ愛情が大怪獣プルガサリを突き動かしている。そして、この大怪獣は決して死ぬことはない。映画という表現形態がこの世に存在する限り、大怪獣は空を切り裂くように咆哮し続けることだろう。 (文=長野辰次)1986年3月。『プルガサリ』を完成させたシン・サンオクはチェ・ウニを伴ってウィーンの米国大使館に逃げ込み、亡命を訴えた。
『将軍様、あなたのために映画を撮ります』 監督/ロス・アダムス、ロバート・カンナン 出演/チェ・ウニ、シン・サンオク、金正日、元CIA職員ほか 配給/彩プロ 9月24日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開 (C)2016 Hellflower Film Ltd/the British Film Institute http://www.shouguneiga.ayapro.ne.jp
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地獄のような空気が漂う『水曜日のダウソタウソ』に見る、藤井健太郎「地獄の軍団」の真髄
「若林は、歌ヘタくそやもんね」 「そうなんですよ、すごい透明感あるなと思って。隣に“奇跡の歌声”いますからね」 そうオードリー若林正恭が振ると、すかさずハリセンボン近藤春菜がお決まりのフレーズを言う。 「いや、スーザン・ボイルじゃねーわ!」 さらに、宮川大輔が「あれ、ギターは?」と追随。 「いや、サンボマスターでもねーわ!」 そのやりとりに「あははは」と笑う浜田雅功。あえてキョトン顔をする松本人志。 そして、松本が口を開く。 「浜田のそっくりさんが、浜田の嫁に電話するとかはどう? 『こいつ、女いるで』って」 「やめろ! そこは……そこはアカン言うてるやろ!」 すごむ浜田に、松本が「よかった、この距離で」と、大げさにおびえる。その姿に、浜田が「ニャハハハ」と笑う。 文字で見ると、よく見る鉄板のやりとりだ。 だが、実際の映像では、猛烈に違和感がある。“間”がなんだかおかしく、流れが悪いから、地獄のような空気が漂っている。 なぜなら、それを演じているのがすべて、モノマネ芸人だからだ。 これは、9月21日放送の『水曜日のダウソタウソ』(TBS系)の一幕。『水曜日のダウンタウン』ではない。「ダウソタウソ」だ。ラテ欄には「今日は『水曜日のダウンタウン』は休止で……『水曜日のダウソタウソ』をお送りします」とある。番組名が変わっているので、録画機によっては毎週録画の設定も解除されてしまう。総合演出・藤井健太郎率いる「地獄の軍団」(番組で、出演者らにそう呼ばれている)は、視聴者を、いや録画機までも混乱に陥れる“いたずら”を仕掛けてきたのだ。 司会はもちろん、ダウンタウンのそっくりさんのダウソタウソ。プレゼンターには、宮川大輔のそっくりさんの宮川大好。パネラーには、若林や近藤、キャイ~ンウド鈴木、そして松田聖子のそっくりさんが並ぶ。オープニング曲なども、なんだかいつもとテンポや曲調がアレンジされている(ちなみに音楽担当はPUNPEE「パンピー」だが、今回のエンドロールではちゃんと「パソピー」とクレジットされていた。細かい!)。番組のロゴも、ちょっとだけ変わっている。 番組全体に、絶妙なパチもん感が漂っている。喩えるなら、中国のディズニーランドそっくりなテーマパーク「石景山遊楽園」を見ているときの居心地の悪さだ。 番組の流れは“本家”と同じ。プレゼンターがある“説”を提唱し、それをVTRで検証する。 この日、宮川大好が提唱した説は「水曜日のダウンタウン モノマネ芸人に頼りすぎ説」である。 そこから、検証VTRとして、「有名人の身内 気をつけないと悪いモノマネ芸人に オレオレ詐欺でだまされる説」「野球モノマネ芸人 リアルにバッティングうまい説」「歌うま外国人なら日本人アーティストのモノマネもうまい説」、そして謎の感動を呼ぶ名作「ものまねショーに本人がそっくりさんとして出ても、意外と気づかれない説」など、過去に『水曜日のダウンタウン』でモノマネ芸人が登場した説を振り返っていく。 もう、お気づきだろう。 これは、説立証に見せかけた『水曜日のダウンタウン』の総集編である。 番組改編期などには、多くのバラエティ番組が総集編を放送する。出演者やスタッフを休ませる、という意味合いもあるのだろう。だから、普通の番組であれば、ただ過去のVTRを再編集して流すだけだ。気の利いた番組でも、それに出演者のコメントを挟んだり、後日談を挿入したりする程度だろう。 総集編である以上、その番組の中で面白かったシーンがまとめられているので、一定の面白さは保証される。視聴者としても、見逃した面白いシーンを見られるというメリットがあるから、そういうもんだと思って別に文句は言わない。 だが、『水曜日のダウンタウン』は、ただの総集編で終わらせようとはしないのだ。それは、今回に限らない。 たとえば、同局の人気番組『ランク王国』とコラボレーションし、ダウンタウンがパジャマ姿で『ランク王国』の看板キャラ「ラルフ」と“共演”。お決まりのフレーズで、VTRフリなどを行ったりもした(ちなみに番組では、それ以前に「ランク王国のテーマどうでもよすぎる説」を提唱し、番組をイジっている)。 また、別の回では「パー子の笑い声を足したらVTR3割増しで面白くなる説」を提唱。「ロメロスペシャル相手の協力なくして成立しない説」や「大友康平普通にも歌える説」などの、過去の名作VTRに林家パー子のあの笑い声を足すという暴挙。途中から、その笑い声にも、ある仕掛けがあったことが明かされるという遊びまで。確かに、3割増しに、というか、別の意味でも面白いVTRに仕上がっていた。 前述のように、総集編なんて手を抜こうと思えばいくらでも手を抜ける。だが、逆に工夫をしようと思えばいくらでも工夫できてしまうものだ。でも、そんな工夫、普通の番組はやらない。やらなくてもいいことだからだ。けれど、普通はやらないからこそ、それをやったら目立つ。ほかの番組との差別化ができる。 思えば『水曜日のダウンタウン』は、いつもそういったこだわりが細部まで行き届いている番組だ。隙あらば、ふざけてやろう。それも、ほかの番組とは違う切り口で、と。 それこそが、「地獄の軍団」と呼ばれる藤井健太郎チームの真髄だ。 そうした番組の精神が総集編にも、いや総集編だからこそ如実に表れているのだ。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから『水曜日のダウンタウン』TBSテレビ
“サービス精神ゼロ”な中国の接客業界に新風? 「逆チップ制」レストランが登場
中国のレストランのサービスというと、以前は店員の態度も褒められたものではなかった。たとえ向こうのミスであっても決して謝ることなく、平気で会計をごまかしたりといったことが普通だった。しかし、経済が発展して人々の生活が豊かになってくるにつれ、そのサービスに関しても、客から厳しい目を向けられるようになってきている。 そんな中、決して大都市とはいえない浙江省沿岸部の台州市に、珍しいサービスを行うレストランが登場した。 この店では、おそろいの制服を着た店員の二の腕部分に、ビニールケースに入った20元札(約300円)がぶら下がっている。これは何かというと、もしレストランの客が店員のサービスに不満を感じた場合、この20元札を取ってしまってもいいシステムになっているのだ。 レストランのオーナーは、これまでも店のサービス向上には注意を払ってきたが、それでも客からのクレームを受けることがあったという。そこで昨年、バラエティ番組で見たゲームをヒントにこのシステムを思いつき、26人いる店員の腕に20元札を取り付けたのだそう。お札を取られた店員には、処分が科される。 導入から1年がたつが、誰一人としてお札を取られた店員はいないのだそう。それどころか、以前に比べて店に来る客が増えたという。 このニュースが伝えられると、ネット民たちはすぐさま反応した。 「20元じゃ、少なすぎて誰も取らないよ」 「なんで100元札(約1,500円)にしないんだ。100元札なら、今すぐ行く!」 「こんな少ない金を取ったんじゃ、かえって恥ずかしい。2,000元(約3万円)にして試してみようじゃないか」 「実はお札を取られた店員は、すぐさま自分で補填してたんじゃないのか?」 いずれにしても、この逆チップともいえる制度、中国のサービス業に革命をもたらすかもしれない!? (文=佐久間賢三)取ってみたら偽札だった……なんていうこともありそうだが














