小学生向け“性教育の教科書”がまるでエロ本!? 保護者が激怒した、露骨すぎる中身とは……

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子どもができる過程について説明するイラスト。右下には「毎回、数億の精子が同時に出るが、ほとんどの状況下では、成熟した卵細胞はひとつしかない」と書かれている
 中国浙江省で3月初め、小学2年生の子どもを持つ母親が、SNS上に驚きの画像をアップした。  複数の中国メディアによると、これは小学2年生向けの性教育の教科書で、内容は基本的な性知識を教えるものだった。ただ、説明がやけに詳細で、男女の体の作りの違いといった事柄だけではなかった。  特に「人の誕生」の章では、男女のセックスについての描写が細かく説明されており、ベッドの上で裸になって抱き合う男女の姿のイラストとともに「パパとママが愛し合います」といったキャプションが。さらには「パパの陰茎がママの膣に入ります」といった内容がイラスト付きで描かれていたのだ。  小学2年生向けの教科書としてはこれだけでも驚きだが、自分の身を守ることについて教える章は、さらに驚愕の内容だった。
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隣の子どもに「ちょっとオチンチン見せて」と話すおばさん。もはやこれは性犯罪である
 ソファに座っている女性が隣の子どもに向かって、「軍ちゃん、また大きくなったわね。ズボンを脱いで、あなたのオチンチンも大きくなったかどうか、李おばさんにちょっと見せて」などと話しているのだ。  これは「軽々しく自分の性器を他人に見せてはいけない」と教えるためのものだというが、まるでAVの一場面のようなシーンである。  あまりにも露骨な内容に、画像をアップした母親は「もし子どもが家に帰ってきて、声を出して教科書を読み始めて“パパの陰茎がママの膣に入ります”なんて言いだしたら、親はどんなにビックリするか」と憤っている。  ネット民たちの間でも議論が巻き起こり、「子ども向けのエロ本かよ」と言う者もいれば、「大げさに騒ぎすぎ。外国には、似たような性教育をしているところもある」「子どもは、そんなにややこしくとらえない。大人が複雑に考えすぎなだけ」と、教科書を擁護する声も出ている。  事態を受け、教科書の出版元は声明を発表。「教科書はあくまでも学校の教材であり、厳格な審査を受けている」としている。  日本でも子どものうちから性教育をすべきかどうかについては、親からの反対意見も多くあり、結論が出ていない。また、子どもへの性教育が進んでいると思われるアメリカでさえ、セックスをしたことがないのに「妊娠した」と言う女性が200人に1人の割合でいたという調査結果があり、それは親からしっかり性教育を受けなかったために性知識が未熟で、何がセックスかもわかっていないからだと分析している。  子どもに対する性教育というのは、どこの国でもなかなか難しいようである。 (文=佐久間賢三)

村上春樹『騎士団長殺し』版権をめぐって、韓国出版界が壮絶バトル!

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『騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編』(新潮社)
 新作『騎士団長殺し』(新潮社)発売による村上春樹フィーバーは、韓国にも早速伝わっている。村上作品の人気は韓国においても絶大で、代表作『ノルウェイの森』(講談社)は“韓国人が最も愛する外国文学作品”といわれるほどだ。もちろん、全作品が韓国語で翻訳されており、新作が発表されるたびに、多くのファンが翻訳版リリースを待ちわびている。日本同様、出版不況が続く韓国で、大ヒットが保証される数少ない作家のひとりなのだ。  ところで村上といえば、小説の内容よりも話題になるのが「先印税」の問題だ。先印税とは“契約金”に当たるもので、韓国国内の有名作家には最大5,000万ウォン(約500万円)程度の先印税が支払われるという。  しかし、村上のエッセイ集『職業としての小説家』(新潮社)の場合は5億ウォン(約5,000万円)、前作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)に至っては16億6,000万ウォン(約1億6,000万円)の先印税を韓国の出版社が払ったと推測されているのだ。  いくら村上が韓国で人気だといえ、ここまで金額の差がつくものなのか? 韓国出版関係者は言う。 「村上の作品に対して、世界で一番高額の先印税を払う国は韓国です。翻訳版権をめぐる競争がとても激しいため、先印税で勝負に出る出版社が多い。年々金額が上昇するのも当然の結果でしょう」  現在、韓国の出版界では、新作『騎士団長殺し』の版権確保をめぐる心理戦のまっただ中。契約オファーの締め切りは3月末で、4月に出版社が決まり、今夏には韓国語版が発売される予定だ。出版社の選定は「デザインコンセプトや宣伝企画などを総合的に考慮し、村上本人が最終決定を下す」(別の出版関係者)というものの、“先印税インフレ”は相変わらず続く見込みだ。『騎士団長殺し』に対しては「20億ウォン(約2億円)を出すところも」と予想されている。  もし先印税が20億ウォンの場合、赤字を免れるためには1万5,000ウォン(約1,500円)の本が133万部以上売れなければならない。130万部は、“異例”といわれた日本での初版発行部数と同じ数字だ。さすがの村上でも、日本より人口が少ない韓国で130万部は厳しいかもしれない。  それに、先印税インフレ現象を批判する声も少なくないようだ。ネットでは「たかが日本人の書いた小説に金をつぎ込み、振り回されるのが理解できない」「韓国出版界は村上春樹のカモだな」「ちょっと過大評価されていると思うけど」といった書き込みも見受けられる。  果たして、『騎士団長殺し』による村上春樹フィーバーは、韓国にも広がるのだろうか?  (文=S-KOREA) ●参考記事 ・『君の名は。』韓国語版原作小説が売れ行き好調!! 韓国における日本文学の位置は (http://s-korea.jp/archives/12659?zo) ・グラドル美少女写真集がバカ売れ、『君の名は。』小説も人気。でも、深刻な韓国出版不況 (http://s-korea.jp/archives/13032?zo

村上春樹『騎士団長殺し』版権をめぐって、韓国出版界が壮絶バトル!

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『騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編』(新潮社)
 新作『騎士団長殺し』(新潮社)発売による村上春樹フィーバーは、韓国にも早速伝わっている。村上作品の人気は韓国においても絶大で、代表作『ノルウェイの森』(講談社)は“韓国人が最も愛する外国文学作品”といわれるほどだ。もちろん、全作品が韓国語で翻訳されており、新作が発表されるたびに、多くのファンが翻訳版リリースを待ちわびている。日本同様、出版不況が続く韓国で、大ヒットが保証される数少ない作家のひとりなのだ。  ところで村上といえば、小説の内容よりも話題になるのが「先印税」の問題だ。先印税とは“契約金”に当たるもので、韓国国内の有名作家には最大5,000万ウォン(約500万円)程度の先印税が支払われるという。  しかし、村上のエッセイ集『職業としての小説家』(新潮社)の場合は5億ウォン(約5,000万円)、前作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)に至っては16億6,000万ウォン(約1億6,000万円)の先印税を韓国の出版社が払ったと推測されているのだ。  いくら村上が韓国で人気だといえ、ここまで金額の差がつくものなのか? 韓国出版関係者は言う。 「村上の作品に対して、世界で一番高額の先印税を払う国は韓国です。翻訳版権をめぐる競争がとても激しいため、先印税で勝負に出る出版社が多い。年々金額が上昇するのも当然の結果でしょう」  現在、韓国の出版界では、新作『騎士団長殺し』の版権確保をめぐる心理戦のまっただ中。契約オファーの締め切りは3月末で、4月に出版社が決まり、今夏には韓国語版が発売される予定だ。出版社の選定は「デザインコンセプトや宣伝企画などを総合的に考慮し、村上本人が最終決定を下す」(別の出版関係者)というものの、“先印税インフレ”は相変わらず続く見込みだ。『騎士団長殺し』に対しては「20億ウォン(約2億円)を出すところも」と予想されている。  もし先印税が20億ウォンの場合、赤字を免れるためには1万5,000ウォン(約1,500円)の本が133万部以上売れなければならない。130万部は、“異例”といわれた日本での初版発行部数と同じ数字だ。さすがの村上でも、日本より人口が少ない韓国で130万部は厳しいかもしれない。  それに、先印税インフレ現象を批判する声も少なくないようだ。ネットでは「たかが日本人の書いた小説に金をつぎ込み、振り回されるのが理解できない」「韓国出版界は村上春樹のカモだな」「ちょっと過大評価されていると思うけど」といった書き込みも見受けられる。  果たして、『騎士団長殺し』による村上春樹フィーバーは、韓国にも広がるのだろうか?  (文=S-KOREA) ●参考記事 ・『君の名は。』韓国語版原作小説が売れ行き好調!! 韓国における日本文学の位置は (http://s-korea.jp/archives/12659?zo) ・グラドル美少女写真集がバカ売れ、『君の名は。』小説も人気。でも、深刻な韓国出版不況 (http://s-korea.jp/archives/13032?zo

中国人ならソッコー裏切る!? 『聖闘士星矢』が描く「絆」の本質とは?

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『聖闘士星矢 冥王 ハーデス十二宮編 よみがえりし黄金聖闘士たちの神話 前編』(バンダイビジュアル)
 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。僕が親日家になったきっかけは、幼少時に日本のアニメに興味を持ったことです。現在、日本のアニメは世界中で評判を呼んでいます。こうしたアニメから垣間見える日本文化の神髄を、中国人目線で分析していきたいと思います。 ■中国でも大人気だった『聖闘士星矢』  車田正美原作の『聖闘士星矢』(集英社)は、「聖衣」(クロス)と呼ばれる甲冑をまとった少年たちが闘いを繰り広げる漫画です。日本では1986年からテレビアニメ版が放送されましたが、中国では放送権の問題や政府の検閲などが重なり、6年後の92年から放送開始しました。当時、中国のとあるテレビ局は毎週18時半に「630アニメ」という放送枠を設けており、その枠で放送されたアニメはたいてい国民的人気を博していました。そして『聖闘士星矢』もご多分に漏れず、中国中の子どもたちが夢中になったのです。  当時小学生だった僕もその中の一人で、食事時に夢中でテレビを見ていたので、母親にたびたび叱られました。クラスの男子で『聖闘士星矢』を見ていない者はみんなの輪に入れないほどで、さらに本来は男子向けの内容であるにもかかわらず、女子のファンも多くいました。僕が幼稚園児の頃はアメリカのディズニーアニメのファンだったのですが、『聖闘士星矢』のほうが、はるかに完成度が高かったこと、同じ東洋の国の作品であるためか、共感できる面が多く、一気に気持ちがなびきました。『聖闘士星矢』の影響から、僕と同世代の中国人は親日感情が強い傾向があります。 『聖闘士星矢』には、日本独自の文化や思想が感じられます。まず、ヒロインの城戸沙織は女神・アテナの化身という設定ですが、「神が現世に現れる」というアイデアは、「神の子孫」とされる天皇が存在する日本の作品だからこそ生まれたものだと、訪日後に気づきました。  作中では「小宇宙」(コスモ)と呼ばれる潜在的エネルギーが存在し、登場人物はこの力を使用して超人的な能力を発揮します。これは共産主義による無神論がはびこり、科学で説明できないものは認めない現在の中国出身の作家には思いつかない設定です。ただ、荒唐無稽なものかというとそんなことはなく、現実の人間は危機が訪れた際、限界以上の能力を発揮することがあります。この描写は『聖闘士星矢』と同じ「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載された『キン肉マン』でも「火事場のクソ力」と呼ばれて表現されています。  また、『聖闘士星矢』における一部登場人物は「第七感」(セブンセンシズ)と呼ばれる能力を持ち、あらかじめ危機を察知することが可能です。これも仮に中国の漫画編集部でこうした設定を提案したら、非現実的だとして却下されるでしょうが、「第六感」「女の勘」などと呼ばれる不安察知能力は現実に存在します。アニメ『ガンダム』シリーズにも「ニュータイプ能力」という第七感と類似した設定がありますね。 ■天皇が結ぶ日本の絆 『聖闘士星矢』の物語は複数の章に分かれているのですが、僕が一番好きなのは「黄金聖闘士十二宮編」です。この章では家族、仲間との「絆」がテーマになっていますが、個人主義的な考えが強い中国では、絆という概念は希薄です。そのため、中国人が組織を結成すると、たいてい裏切り者や二重スパイが発生します。民主化活動が中国全土に広まっていかないのは、そのためです。  しかし、日本の漫画やアニメ、ドラマや映画には、家族や仲間のために命を投げ出すシーンが頻繁に登場します。大半の中国人には理解できない傾向ですが、日本人が絆を大切にするのは、やはり天皇の存在が大きいと思います。拙著『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)にも記したのですが、当初、僕は、日本社会は天皇を頂点とするピラミッド型社会だと思っていました。しかし、実際の日本社会は球体のような構造で、中心に天皇が存在し、「引力」を発生させています。それにより、人々は見えない「糸」のようなもので結ばれているのです。日本社会が強い共同意識を持ち、犯罪発生率が低いのは、天皇がおられるためです。  来日後、『聖闘士星矢』日本語版の名シーンを鑑賞しましたが、日本の声優陣の演技力の高さに感心すると同時に、中国の声優の演技レベルが低かったことがわかり、思わず失笑してしまいました。中国では子ども向けと揶揄されるアニメですが、日本産アニメには、大人の鑑賞に堪える高度な作品が多く存在します。  こうした感じで、次回も日本産アニメを通して僕なりに日本文化を読み解いてみたいと思います。
中国人ならソッコー裏切る!? 『聖闘士星矢』が描く「絆」の本質とは?の画像2
●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)、『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>

中国人ならソッコー裏切る!? 『聖闘士星矢』が描く「絆」の本質とは?

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『聖闘士星矢 冥王 ハーデス十二宮編 よみがえりし黄金聖闘士たちの神話 前編』(バンダイビジュアル)
 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。僕が親日家になったきっかけは、幼少時に日本のアニメに興味を持ったことです。現在、日本のアニメは世界中で評判を呼んでいます。こうしたアニメから垣間見える日本文化の神髄を、中国人目線で分析していきたいと思います。 ■中国でも大人気だった『聖闘士星矢』  車田正美原作の『聖闘士星矢』(集英社)は、「聖衣」(クロス)と呼ばれる甲冑をまとった少年たちが闘いを繰り広げる漫画です。日本では1986年からテレビアニメ版が放送されましたが、中国では放送権の問題や政府の検閲などが重なり、6年後の92年から放送開始しました。当時、中国のとあるテレビ局は毎週18時半に「630アニメ」という放送枠を設けており、その枠で放送されたアニメはたいてい国民的人気を博していました。そして『聖闘士星矢』もご多分に漏れず、中国中の子どもたちが夢中になったのです。  当時小学生だった僕もその中の一人で、食事時に夢中でテレビを見ていたので、母親にたびたび叱られました。クラスの男子で『聖闘士星矢』を見ていない者はみんなの輪に入れないほどで、さらに本来は男子向けの内容であるにもかかわらず、女子のファンも多くいました。僕が幼稚園児の頃はアメリカのディズニーアニメのファンだったのですが、『聖闘士星矢』のほうが、はるかに完成度が高かったこと、同じ東洋の国の作品であるためか、共感できる面が多く、一気に気持ちがなびきました。『聖闘士星矢』の影響から、僕と同世代の中国人は親日感情が強い傾向があります。 『聖闘士星矢』には、日本独自の文化や思想が感じられます。まず、ヒロインの城戸沙織は女神・アテナの化身という設定ですが、「神が現世に現れる」というアイデアは、「神の子孫」とされる天皇が存在する日本の作品だからこそ生まれたものだと、訪日後に気づきました。  作中では「小宇宙」(コスモ)と呼ばれる潜在的エネルギーが存在し、登場人物はこの力を使用して超人的な能力を発揮します。これは共産主義による無神論がはびこり、科学で説明できないものは認めない現在の中国出身の作家には思いつかない設定です。ただ、荒唐無稽なものかというとそんなことはなく、現実の人間は危機が訪れた際、限界以上の能力を発揮することがあります。この描写は『聖闘士星矢』と同じ「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載された『キン肉マン』でも「火事場のクソ力」と呼ばれて表現されています。  また、『聖闘士星矢』における一部登場人物は「第七感」(セブンセンシズ)と呼ばれる能力を持ち、あらかじめ危機を察知することが可能です。これも仮に中国の漫画編集部でこうした設定を提案したら、非現実的だとして却下されるでしょうが、「第六感」「女の勘」などと呼ばれる不安察知能力は現実に存在します。アニメ『ガンダム』シリーズにも「ニュータイプ能力」という第七感と類似した設定がありますね。 ■天皇が結ぶ日本の絆 『聖闘士星矢』の物語は複数の章に分かれているのですが、僕が一番好きなのは「黄金聖闘士十二宮編」です。この章では家族、仲間との「絆」がテーマになっていますが、個人主義的な考えが強い中国では、絆という概念は希薄です。そのため、中国人が組織を結成すると、たいてい裏切り者や二重スパイが発生します。民主化活動が中国全土に広まっていかないのは、そのためです。  しかし、日本の漫画やアニメ、ドラマや映画には、家族や仲間のために命を投げ出すシーンが頻繁に登場します。大半の中国人には理解できない傾向ですが、日本人が絆を大切にするのは、やはり天皇の存在が大きいと思います。拙著『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)にも記したのですが、当初、僕は、日本社会は天皇を頂点とするピラミッド型社会だと思っていました。しかし、実際の日本社会は球体のような構造で、中心に天皇が存在し、「引力」を発生させています。それにより、人々は見えない「糸」のようなもので結ばれているのです。日本社会が強い共同意識を持ち、犯罪発生率が低いのは、天皇がおられるためです。  来日後、『聖闘士星矢』日本語版の名シーンを鑑賞しましたが、日本の声優陣の演技力の高さに感心すると同時に、中国の声優の演技レベルが低かったことがわかり、思わず失笑してしまいました。中国では子ども向けと揶揄されるアニメですが、日本産アニメには、大人の鑑賞に堪える高度な作品が多く存在します。  こうした感じで、次回も日本産アニメを通して僕なりに日本文化を読み解いてみたいと思います。
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)、『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>

我が子を十字架刑や水責めに…… 中国で“狂育”ママ・パパが暴走中!

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十字架に磔にされた男の子。近所の人の話によると、数時間もこのまま放っておかれたという
 中国は人口が多いだけに競争が激しく、高学歴でないと出世も難しいため、一般的に親は自分の子どもに対して、日本以上に教育熱心である。そんな中、教育というよりもせっかんとしか言いようのない出来事が起こった。  2月末、中国のSNS上に1枚の写真がアップされた。場所は内陸部にある大都市・重慶の衣料品市場。路上で一人の男の子がプラスチックケースの上にひざまずき、まるで磔(はりつけ)の刑のように木に縛りつけられている。両腕が縛られている横棒は身長の3倍ほどもあり、そのまま歩いたりしたらどこかに引っかかって危険なほど。  地元紙「重慶晩報」などによると、男の子は市場で果物店を営む夫婦の息子で、小学校に通う10歳。親の言うことを聞かずに学校の宿題をやらなかったことから、怒った母親が罰として磔の刑にしたのだという。  写真を見た重慶晩報の記者が現場に駆けつけ、父親に話を聞こうとしたが、友人たちと市場で酒盛りをしていたためけんもほろろで、「あれは単なる冗談だ。あれくらいしないと、宿題をやらないからな」と言い放ったという。  それだけではなく、子どもの写真を撮ってネットにアップした相手に対して「プライバシーの侵害だ」と逆ギレする始末。こういった罰が子どもに対して、心理的にどのような悪影響を及ぼすかなど、まったく考えていないようだった。
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ひもで縛り上げられ、川に放り込まれた子ども。大人でも、これは怖い……
 中国では最近、子どもに対する折檻がたびたび起こっており、2月27日には四川省眉山市で、父親が7歳の息子をひもで縛り上げて川に放り込むという事件があった。  中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、中国人の子どもの教育に対する考え方についてこのように説明する。 「中国では年金制度が確立しておらず、親は年を取ったら子どもに老後の面倒を見てもらうのが当然と考えています。いい老後を送るためには、子どもが大きくなったら、たくさん稼いでもらわないといけない。そのためには学歴が必要で、だから中国人の親たちは子どもの教育に熱心になるのです」  しかし、こういったせっかんは教育ではなく“狂育“としか言いようがない。1979年に一人っ子政策が始まって以来、中国の子どもは“小皇帝”などと呼ばれ、親から甘やかされて育つケースが多かったが、鬼畜のような親の元に生まれた子どもは悲惨である。 (文=佐久間賢三)

ふんどし姿で走り回る國村隼は悪魔か救世主か? 殺人事件を“神の視点”で捉えた『哭声 コクソン』

ふんどし姿で走り回る國村隼は悪魔か救世主か? 殺人事件を神の視点で捉えた『哭声 コクソン』の画像1
國村隼演じる“山の中の男”は悪魔崇拝者なのか、それとも悪魔払い師なのか。キリストの復活を思わせるシーンもあり。
 風俗嬢を専門に狙った実在の連続殺人鬼を主人公にした『チェイサー』(08)、中国と北朝鮮との国境沿いに暮らす朝鮮族が経済的な貧しさゆえに犯罪に手を染める実情を追った『哀しき獣』(10)と、韓国の鬼才ナ・ホンジン監督は殺人者の心情に異様なまでに肉迫してきた。長編3作目となる『哭声 コクソン』は前2作とは真逆の立場に立った作品だ。恐ろしい事件になぜ巻き込まれてしまったのかという、被害者側の立場から猟奇殺人事件を捉えたものとなっている。物語の重要なキーパーソンを國村隼が演じており、國村はふんどし姿で生肉を喰らい、山野を駆け回る大熱演を見せ、韓国のメジャーな映画賞「青龍映画賞」(助演男優賞、人気スター賞)を外国人として初受賞。作品も難解な内容ながら、リピーターが続出し、韓国で700万人を動員する大ヒット作となっている。 『哭声 コクソン』は単純にジャンル分けすることができない作品だ。物語の序盤は、静かな村で一家惨殺事件が起きる殺人ミステリーとしてスタートする。最初は毒キノコを食べた村人が幻覚症状を起こして身内を殺傷沙汰に追い込んだ偶発的な事故かと思われていたが、同じような事件が村で多発。気のいい駐在員のジョング(カァク・ドウォン)は、山で暮らす男(國村隼)が怪しいという噂を耳にする。ジョングが山の中にある男の家を調べると、一連の事件現場の写真がなぜか部屋に貼ってあり、禍々しい呪術用具が並べてあった。その日以来、ジョングの愛娘ヒョジン(キム・ファニ)の様子がおかしくなる。娘が暴言を吐き、暴れ回る姿は、まるでオカルト映画『エクソシスト』(74)で悪魔に取り憑かれた少女リーガンのようだった。  藁にもすがる思いでジョングはソウルから祈祷師イルグァン(ファン・ジョンミン)を呼ぶ。山の中の怪しい男とイルグァンとの間で激しく繰り広げられる呪術バトル。さらには事件現場に度々出没していた若い女ムミョン(チョン・ウヒ)がジョングの前に現われ、「もうすぐお前の家に悪霊が入る」と告げる。一体、村に災いを招いたのは誰なのか? 山の中の男やこの女は何者なのか? なぜ罪のない我が娘が悪霊に狙われることになったのか、そして娘を救うためにはどうすればいいのか。途方に暮れるジョングと同様に、2時間36分にわたって本作を見続けた我々も迷宮の中に迷い込み、この難事件をどうすれば解決に導くことができるのかを考えざるを得ない。  これまでの追いつ追われつの怒濤の肉弾アクションから一転、難解な哲学・宗教学を思わせるミステリー作品に本作を仕立てたナ・ホンジン監督。4年間の準備期間を要したという脚本づくりの難しさを2017年1月の来日時にこう語った。 ナ・ホンジン「前作までは事件を犯罪者側に集中して描いてきたため、被害者の立場を深く描くことができていないことに気づいたんです。なぜ彼らは恐ろしい事件に巻き込まれることになってしまったのか、そのことを考えてみようというのが始まりでした。でも、その理由を探ってみても現実の世界だけでは解答は見つかりませんでした。そこで超自然的なものを扱ったところ、今回のような作品になったんです。事件の数々の原因を遡っていくと神の存在にまで突き当たったわけです。人間は神が生み出したものなら、人間の消滅にも神が関係しているに違いないと。これまでの作品以上に詳細なリサーチが必要となり、世界中の様々な宗教についての本を読み、またシャーマンなど神に関わる人たちへの取材を4年間にわたって重ねたんです。脚本を書き上げる途中、これを映画にするのは無理だと途方に暮れたこともありましたが、ようやく生まれたのが『コクソン』なんです」
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現代医学では娘は助けられない? ジョング(カァク・ドウォン)は民間信仰に救いを求めるが……。
 村人たちの間では、連続する殺人事件の元凶は山で暮らす怪しい日本人だと噂が広がる。村にある教会の神父は「あの人は日本から来た有名な大学の教授で、僧侶でもある」と男のことを擁護するが、祈祷師のイルグァンによれば、男はもはや生きた人間ではないという。悪霊についての研究を続けているうちに、男自身が悪魔的な存在になってしまったらしい。國村隼が演じる男は、生きているのか死んでいるのかすら分からない、得体の知れない異人として描かれている。久々にコワモテ系俳優としての本領を遺憾なく発揮してみせた國村は、シネマート新宿で行なわれたジャパンプレミアでこうコメントしている。 國村隼「ナ・ホンジン監督の前2作はもちろん、今回の脚本も抜群に面白いことから出演を決めました。脚本を読んだ段階ですっぽんぽんになることは分かっていましたが、でもこの役は他の役者には渡したくないなと思ったんです。自分からナ・ホンジン監督の作品の中へ飛び込んでいったので、ひどいことをやらされたという意識はないですよ(笑)。僕が演じた役は人間なのか、人間ならざるものなのかも分からない存在。従来のような役づくりでアプローチしても意味がないキャラクターでした。例えるなら、コクソンという池に波紋を起こす石みたいなもの、というイメージで演じたんです」  どこかうさん臭い祈祷師イルグァンを演じているのは、『新しき世界』(13)や『ベテラン』(15)などで知られる韓国映画界のスター俳優ファン・ジョンミン。ソウルからコクソンへとやってきたイルグァンは正義の悪魔払い師なのか、それとも腹黒い俗物人間なのか。彼もまた非常にグレーゾーンな存在である。ファン・ジョンミンと國村隼との過剰な呪術合戦が物語中盤の見せ場となっているが、韓国ではこういった民間での呪術信仰が今なお盛んらしい。 ナ・ホンジン「韓国ではキリスト教や仏教を信仰している人でも、みんな占いが大好きで、よく祈祷師に占ってもらい、占いの結果が悪いと厄払いをしてもらうんです。韓国のシャーマニズムは4兆ウォン産業ともいわれています。日本円にすると4000億円ですね。韓国の映画市場の2倍もあるんです。シャーマニズムは田舎だけでなく、都会の人も熱心に信じています。田舎では厄払いしているとすぐ周囲にバレるから、むしろ都会のほうが盛んなぐらいなんです」
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祈祷師のイルグァン(ファン・ジョンミン)は“山の中の男”を呪い殺そうとするも、二転三転する結末が待っていた。
 ロケ撮影を行なった韓国の南西部・谷城(コクソン)もまた重要な意味を持っている。デヴィッド・リンチ監督の『ツイン・ピークス』(90~91)のような山間の小さな村だが、ナ・ホンジン監督の母方の祖母が暮らしていた土地で、ナ・ホンジン監督は子どもの頃によく遊びに行っていたそうだ。韓国では山深いこの地方はもっとも開発が遅れており、また朝鮮戦争の激戦地でもあった。夜になると山から北軍が降りてきて食料の提供を命じ、朝になると山に戻った北軍に代わって南軍が現われ、北軍に協力した村人たちを処刑したという。昼と夜とで支配者が変わる二重支配の地域だった。この地域では今も虐殺に遭った遺族側と虐殺に加担した側とが一緒に暮らしているという。  物語の後半にこの映画を象徴するシーンがある。警察官のジョングは血の気の多い村の若者たちを引き連れ、山で暮らす日本人らしき男を追い詰めた挙げ句、車で跳ね飛ばしてしまう。ジョングは警察官でありながら、息の絶えた男を車道から崖下へと放り棄てる。一抹の罪悪感を感じながらも、これで娘を救えるはずだと安堵するジョング。だが、その一部始終を山の上から若い女ムヒョンが見つめていた。そして、ムヒョンのいる山の上にはさらに大空が広がっている。男が放り棄てられた奈落、ジョングたち人間が生きている現実の世界、そのすべてを見ている天上界……と1シーンが何層にもレイヤー化されて描かれている。死者たちが蠢く冥界、罪深き人間界、無言を貫く神たちの佇む天国……と、結局この映画はどの立場からこの物語を見つめ、自分なりの解釈を見出すかということでしか結末を迎えることはできない。  肝心の主人公であるジョングにとっては、もはや誰が神で誰が悪魔なのかはささいな問題だった。苦しむひとり娘を救うことさえできれば、それ以外のことはどうでもよかった。メタボ体型でおっとりとしたジョングだが、最後の最後に娘を守るために猛ダッシュすることになる。ジョングが考えうる回答はそれ以外にはありえなかった。ナ・ホンジン監督はいう。「この映画を観た人、それぞれが考えた解釈。その全てが正解なんです」と。 (文=長野辰次)
ふんどし姿で走り回る國村隼は悪魔か救世主か? 殺人事件を神の視点で捉えた『哭声 コクソン』の画像4
『哭声 コクソン』 監督・脚本/ナ・ホンジン 出演/クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼、チョン・ウヒ 配給/クロックワークス 3月11日(土)よりシネマート新宿ほかにて公開 (c)2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORAITION http://kokuson.com

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不買運動に自動車破壊も……THAAD配備で中国が嫌韓ムード一色に!

不買運動に自動車破壊も……THAAD配備で中国が嫌韓ムード一色に!の画像1
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 韓国と中国の関係が、日に日に悪化している。きっかけは韓国が米軍の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備を決定したことで、中国は「地域のパワーバランスを壊す」と反発。国家旅遊局(日本の観光庁に相当)は北京市内の旅行代理店に対し、韓国への団体旅行の実施を中止するよう指示したという。  市民の間では、韓国製品の不買運動や韓国製自動車が破壊される事件なども起こっている。3月6日には、国内トップの大型マート「RTマート」が、韓国製品の販売を全面中止。さらには、中国系ショッピングサイト「Tmall」や「jd.com」でロッテのフラッグショップが営業を中断。化粧品などを扱う中国国営の大型スーパーマーケット「華潤萬家」のオンラインショップなどでも、ロッテ製品が検索できなくなった。  ロッテグループは2月27日、所有するゴルフ場を「THAAD」の配備用地として提供することを決めているが、それだけにロッテへの圧力はとりわけ強く、中国に展開する実店舗も3月7日現在、112店舗中23店舗が防火設備の不良などを理由に営業停止を命じられている状況だ。  悲鳴を上げているのはロッテだけではない。韓国では、経済全体への悪影響を憂慮する声が多数上がっている。  韓国メディア「週刊貿易」は「中国成長率下降にTHAAD報復まで……韓国経済 打撃不可避」と見出しを打った記事で、韓国にとって中国は最大の貿易国としながら、「最近になってようやく輸出が回復してきている中、中国の通商圧力がどのぐらい強まるかが重大なカギだ」「中国人観光客を念頭に置いて打ち出してきた各種内需政策も陰りを見せる危機に陥っている」と分析した。    また、ヒュンダイ経済研究院は5日に発表した報告書で「最近、台頭する保護貿易主義の拡散、中国市場の低迷などの要因が現実化する場合、景気が冷え込み、内外需ともに落ち込む複合不況に突入するかもしれない」と危惧している状況だ。  もっとも、韓国人も黙ってはいない。中国での嫌韓運動の動きを受け、中国への旅行を取りやめる韓国人が続出しているのだ。  韓国のある旅行会社では、3月3日の1日だけで、中国行き観光客の予約率が通常の80%まで減少。150人も旅行をキャンセルしたという。  韓国人が中国旅行を躊躇する理由について、韓国旅行業協会会長は、中国国内での安全や不利益を心配するケースが多いとしながら、「一部には国家間のプライドの問題として考える人々もいる」と語る。中国の“嫌韓”感情に対し、韓国人の中には“嫌中”で立ち向かう人々がいるというのだ。    実際、中国での嫌韓感情の盛り上がりに対する韓国ネット民の反応を見ると、「中国旅行は中止しよう」「目には目を、歯には歯を!」「私もチャンケ(中国人の蔑称)が嫌いです。交流するのはやめよう」「他国はシステマチックに対応するのに、我が国は報復もせず、対応も打たないままだ」などと、嫌中感情をあらわにした発言が目立つ。  振り返れば2012年には尖閣諸島問題をきっかけに日中関係が悪化し、中国で反日感情がヒートアップして連日のデモや日本企業に対する放火・略奪にまで発展したが、韓国では今回の騒動がその再現にならないかと懸念されている。  もっとも、「目には目を」と対抗しているようでは、先行きが不安になるが……。 (文=S-KOREA) ●参考記事 ・韓国人の好感度は中国61%>日本25%…それでも韓国が中国に複雑な思いを抱くワケ http://s-korea.jp/archives/8798?zo ・「もう二度とごめんだ!!」 中国人観光客が韓国にガッカリする理由とは http://s-korea.jp/archives/9277?zo

中国起業ブームの厳しい現実……若手エリート起業家が転落→一家でテント生活に

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夫婦が暮らすテント。地下鉄駅のすぐ近くにある
 IT起業ブームが巻き起こっている中国。独自のネットサービスやアプリを開発し、一夜にして大金を手にする者も少なくない。  しかし、現実は厳しい。一時はいい暮らしをしていた高学歴の子連れ夫婦が、事業に失敗したことから財産を失い、公園でホームレス暮らしをしていると、中国のテレビ番組が伝えた。  3月2日、広東省深センのケーブルテレビが伝えたところによると、この夫婦は市内の公園内に張ったテントに、3歳になる子どもと一家3人で暮らし始めて3カ月がたつという。
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地元テレビ局の取材に答える2人。まだ若そうだ
 夫婦は共に高学歴で、夫はコンピューター科学専攻で大学院を出てIT関連の仕事に就き、妻は医学部を卒業後、生物医学の翻訳の仕事をしていた。年収は2人合わせて、日本円で数百万円にまで達したこともあるという。都市部の平均収入が100万円強といわれている中国では、十分な勝ち組だ。  やがて夫は、経験とノウハウを生かして起業。深セン市内に家を買い、子どもにも恵まれ、幸せな暮らしを送っていた。    ところが、2014年に事業が破綻。家を売り払って、負債を返済した。
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持っているベビーカーからして、かつては裕福であったことがうかがえる
 その後、一家は陝西省西安に移り住んで生活をやり直そうとしたが、泥棒に身分証明書や所持金などすべてを盗まれてしまい、途方に暮れてしまった。支援センターなどの助けを得て、河南省、湖北省などを転々とし、最後には、もともと住んでいた深センに戻ってきたのだという。  一家は家も金もないため、仕方なく公園に住み始め、食事は近所の人たちの援助でなんとか賄っていた。それでも妻は、このような暮らしもそれほど悪くないといい、「ここでは無料でご飯や飲み物がもらえるし、近くには図書館もある。それに、私たちは高学歴で、子どもの教育も自分たちでできるから問題ないわ」と前向きに話している。  中国では身分証明書がないと就職できないのだが、夫の身分証明書はまだ再発行されておらず、妻は再発行されたものの、仕事は見つかっていない。こういった場合、親や親戚に頼るのが普通だが、夫いわく、両親は自分に大きな期待を抱いているため、今のこの状況を伝えたくないのだという。  テレビ局の記者が夫と共に地元の役所を訪れ、状況を説明したところ、まだ働く能力があることから生活保護の対象にはできないが、その代わりに身分証明書の再発行は優先的に行い、発行後は再就職先の推薦も行うと約束したという。  身分証明書がないと就職ができない社会、そもそも身分証明書の再発行に大変な手間のかかるお役所など、日本ではなかなか考えにくい。中国はさまざまな面で日本以上に便利になっているものの、行政サービスなどの部分では、まだまだ不便なところもたくさん残っているようだ。 (文=佐久間賢三)

乗務中の美人CAが機内で“オナニー休憩”!? 動画流出で、ネット上はお祭り騒ぎ!

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動画の主人公とされる女性。かなりの美人だが、真相は……
   スウェーデンの地方議会議員が、勤務中の「セックス休憩」を提案して話題となったが、中国では、航空会社のキャビンアテンダント(CA)が「オナニー休憩」を取っていたとして話題になっている。  2月下旬、ネット上に全5本からなる動画が流出した。そこに映っているのは、CAの制服を着た女性だ。冒頭、ジャンプシートに座った状態で、スカートからすらりと伸びた太ももを接写するセクシーショットに始まったかと思うと、シャツのボタンを外して胸をあらわにしたり、股間を指でいじりながらあえぎ声を上げたりと、次第にエスカレートしていく……。
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めくり上げたスカートの下はノーパンだ……
 動画には顔は映っていないが、ネット上の集合知によると、女性が着用しているのは中国最大規模の航空会社である中国南方航空(南航)の制服で、撮影されたのはボーイング777型機の乗務員用休憩室内であるという。なんと大胆にもこの女性は、機内で動画撮影を行ったというわけだ。  こんなネタを中国のネット民が放っておくはずもなく、例によって人肉検索が開始、やがて動画の女性と思われる人物の顔写真も次々とネット上にアップされた。しかも、美人であったことから、動画はさらに話題を呼び、ネット上はお祭り状態となった。
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昨年流出した、南航CAによる制服ハメ撮り動画
 しかしこの女性は、「ボーイング777に乗務したことはなく、動画の人物は自分でない」とする趣旨の声明を中国版Twitter「微博」上に投稿している。ということで、人肉検索がたどり着いたこの女性は、実際は機上オナニー動画とは無関係だった可能性が高そうだ。とはいえ、撮影場所が乗務員用休憩室という、部外者の立ち入りは制限される場所であることからも、動画の女性は南航のホンモノのCAとみていいだろう。そして南航といえば、昨年、同社のCAとみられる女性による「制服ハメ撮り動画」が流出したばかりだ。  ちなみにスカイチーム・アライアンスに加盟する南航は、東京や大阪、名古屋などと広東省広州市の間に、定期便を就航させている。中国に行く際には、南航を利用すれば、エロCAに出会えるかもしれない!?