現在、世界各地に出没している中国人観光客。しかし、中国には「郷に入れば郷に従え」という格言はないようで、各地で自国そのままのやりたい放題をする観光客が多く、ヒンシュクを買い続けている。 そんな中国人観光客が、またしてもやらかしてくれた。今度はヨーロッパの北の果ての島国、アイスランドだ。 西部にあるスナイフェルス半島は、火山や氷河など自然の景観が素晴らしく、内外から数多くの観光客が訪れている。そこに現れたのが中国人観光客。素晴らしい景色を前に、その記念として、どうしても自分がここに来たという足跡を残したくなってしまったようである。 アイスランドの地元紙が4月6日に伝えたところによると、何者かが地面に石を並べ、大きな同心円と、漢字で「中国」の文字を残していったという。 このスナイフェルス半島にある火山はアイスランドを象徴するシンボルのひとつで、しかも地元民にとっては自然信仰の対象ともなっている神聖な場所。日本でいえば、富士山の山腹に石を置いて「中国」の文字を残していくようなもの。大切にしている場所でそんなことをされた地元民からは、大きな非難の声が上がっているという。 同紙のサイトに残されたコメントでは、同胞である中国人でさえ「こんなことをして、怒りを覚えるし、恥ずかしい。またもや中国からの観光客だ」と嘆いている。 中華系と思われるシンガポール人なども「これを何百年もそのまま残しておけば、そのうち中国が“アイスランドは古来より中国の領土である”と言いだすぞ」などと皮肉たっぷりのコメントを残している。 なぜ、外国に来てまで「中国」の文字を残していかなければならないのか……。中国人観光客の自己顕示欲の強さにはあきれるばかりだ。 (文=佐久間賢三)景観地に残された「中国」の文字。左の同心円は何を意味するのか?
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笑いたければ報道を見るべき!? ワースト1位・ブルゾンちえみ、2位・オリラジ中田……テレビを席巻する“芸無し芸人”たち
今週の注目記事・第1位 「東芝“原発大暴走”を後押しした安倍首相秘書官・今井尚哉」(「週刊文春」4/13号) 「『東芝』30代社員のトホホな『転職活動日記』」(「週刊新潮」4/13号) 同・第2位 「香取慎吾 20年恋人と“謎の少年”」(「週刊文春」4/13号) 同・第3位 「正直言って、つまんない『笑えない』お笑い芸人ワースト実名30人」(「週刊現代」4/22号) 「ブルゾンちえみに“パクリ疑惑”を聞いてみた」(「週刊文春」4/13号) 同・第4位 「安倍昭恵夫人『核兵器解体』詐欺師との『ただならぬ関係』!」(「アサヒ芸能」4/13号) 「安倍昭恵首相夫人『元暴力団組長との親密写真』」(「フライデー」4/21号) 同・第5位 「三越伊勢丹『追い出し部屋』でいま起きていること」(「週刊現代」4/22号) 同・第6位 「テレ朝ドラマ制作部長の哀しい大転落」(「週刊現代」4/22号) 同・第7位 「認知症に『なりやすい住宅』」(「週刊文春」4/13号) 同・第8位 「自民党現役衆院議員『シャブ逮捕』Xデーの核心!」(「アサヒ芸能」4/13号) 同・第9位 「握手どころかベッドインも『秘密交際クラブ』元AKBの荒稼ぎ」(「週刊新潮」4/13号) 同・第10位 「被害者女性が裁判で証言した 菅野完『性的暴行』疑惑」(「週刊現代」4/22号) 同・第11位 「『リップスライム』のSUが『22歳下のモデル』と不倫愛」(「フライデー」4/21号) 同・第12位 「渡辺謙“厳戒帰国”を独占直撃」(「週刊文春」4/13号) 同・第13位 「舛添さんとはケタ違い トランプ別荘通い『一回税金2億円』」(「週刊文春」4/13号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 日本の週刊誌に「危機感」を求めるのは無理なのだろう。芸能ネタや認知症がいけないというのではない。だが、米中首脳会談直前にトランプの命令でアメリカ軍のシリア攻撃が始まった。 それだけではない。米原子力空母カールビンソンや空母航空団や誘導ミサイル駆逐艦などが朝鮮半島近海に集結し、北朝鮮への圧力を強めているのだ。 一つ間違えれば戦争勃発という最悪の事態も考えられるのに、そうした切迫感は、どの週刊誌からも伝わってはこない。 首脳会談は硬い表情で始まったと各紙伝えていた。両国ともに自国ファーストを主張しているが、今回はお互いがジャブを少し繰り出して様子を見るということになったのだろう。 興味深いのは、これまでの首脳会談とは違って「アメリカの指導者が傍若無人に、そして中国のリーダーが品行方正に振舞う」(ニューズウィーク日本版)という、あべこべ現象が起きていることである。 トランプは地球温暖化対策を撤廃し、保護貿易に傾き、中国は自由貿易を支持し、行った国々で、「私はミスター・グローバリゼーションだ」と公言している。 余裕は習近平側にあるように見えるが、ニューズによれば、今秋、共産党の第19回全国代表大会を控えている習は、米中関係や台湾が大きな問題になるのは絶対避けたいと考えているから、習は、アメリカの対中貿易赤字を2割程度減らすという「お土産」を持って行ったのではないかと推測する向きもあるようだ。 どちらにしても、今回は腹の探り合いで終始し、習が帰国してからトランプがTwitterでなんと吠えるのかが、第2ラウンドになると思っていたが、トランプはいきなり北朝鮮を威嚇する行動に出た。 中国や、シリアを攻撃されたことで憤っているプーチンは、まだ動き出さないが、どう転ぶかは予断を許さない。 これは余談だが、文春によると、大統領就任後にトランプ一家にかかった経費は2カ月で2,300万ドル、日本円にして約23億円だそうだ。 すでにゴルフは13回、メラニア夫人と息子のバロンに対する警護費用が約2,400万円。今回の首脳会談が行われたフロリダの別荘へ行く大統領専用機は1時間飛ばすのに2,000万円以上かかるといわれるそうだから、1回の別荘通いで2億円が吹っ飛ぶのだ。 シリア攻撃は安倍首相が拙速に「支持する」と表明してしまったが、トランプの後先を考えないやり方は、特にアジア諸国を緊張させている。 この男はやはり「狂犬」ではないのか。習近平もプーチンも今はあきれ果てているが、今後どういう行動に出るのか、心配である。 話はガラッと変わる。文春は先週「渡辺謙のニューヨーク不倫」を報じたが、今週はその後の渡辺謙である。 4月1日に硬い表情で成田空港に着いた渡辺は、事務所の堅いガードに守られてゲートから出てきたという。 文春が問いかけると、渡辺はボソッとこう答えたという。 「後日、きっちり話をさせてもらいます」 渡辺との仲を文春に漏らしたと思われる不倫相手は、「今でも謙さんのことが好きで、『別れるつもりはありません。このまま関係を続けたいんです』と話し、会見で彼がどう説明するのか心配しています」(彼女の幼馴染み)。 それはあまりに身勝手ないい分ではないかと思うのだが。 フライデーの今週の張り込みは「リップスライム」というヒップホップグループのメンバー、SU(43)が、ファッション誌でデビューした人気モデル、江夏詩織(21)と不倫している現場である。 このSUは、歌手の大塚愛(34)の夫だが、あまりに女遊びが激しいので、夫婦仲は冷めきっているという。 こんな男とは別れなさいと、もし大塚から相談されたら、そういいたくなるが、男と女の関係は他人に理解できないことも多いから、まあご勝手に。 ところで、このところ何度も書いているが、最近のポストっておかしくない? 今週のトップは、物忘れが激しい人と記憶力が衰えない人の「分かれ目」はどこにあるかという特集だが、目新しい情報があるわけではない。 インドに認知症が少なく、カレーに使われるターメリックに含まれるクルクミンが、アルツハイマー型認知症の原因物質といわれるアミロイドβが脳内に蓄積されるのを防ぐ効果があるというのも、これまで何度も読んだ記憶がある。 それとも、私の認知症が進んだので、そう思い込んでいるだけで、これはものすごい情報なのか? それに右トップが「金庫バカ売れ!? 富裕層は現金で貯める」というのも、読まなくても内容がわかるではないか。 それに、ついていないことに、大谷翔平は打者なら生涯300億円稼げるというのも、大谷が左足を故障してひと月以上休むそうだから、タイミングが悪い。 SEXYグラビアと「死ぬほど死ぬまでSEX」特集は充実しているのだが、メインの特集がこういうテーマでは、ちと心配だ。 こういう高齢者に特化した特集が売り上げに結びついているのかもしれないが、それならば「週刊老後」とでも誌名を変えたらどうか。 次は現代。このところ森友学園の籠池泰典森友学園前理事長の代弁者のようにふるまっている、ジャーナリストの菅野完(たもつ)だが、彼は今、ある女性から性的暴力で損害賠償を求める訴えを起こされ、係争中なのだという。 私はこういう記事が、こうしたタイミングで出ることに「裏」を感じてしまうのだ。 籠池に関わる者は誰であろうとも許さない。ましてや菅野は、安倍晋三を支えている右派集団「日本会議」の全容を初めてといっていい、本で明らかにした人間である。 その彼が、籠池に付いて何かやられたのではうるさいから、潰せという指示と、こういうスキャンダルがあるからやらないかと、売り込んできた筋があるのではないか。 確かにセクハラまがいのことはあったと菅野も認めてはいるようだが、これと森友事件とは何ら関わりがない。こうした人格攻撃をこのタイミングでやるのはと、首を傾げざるを得ない。 ところで、今朝は4時起きしてゴルフのマスターズを見ていた。日本期待の松山は最終日さすがのベストスコアで回ったが、優勝争いには絡めなかった。 優勝はリオ五輪の金メダリスト・ローズと「ウッズの後継者」「神の子」といわれてきたが、なかなか結果を出せなかったガルシアとのプレーオフにもつれ込んだ。 ローズがティーショットを曲げたため、ガルシアが悲願のマスターズを制した。後半のラウンドは手に汗握る接戦で、ローズが有利かと思われた。 くしくもこの日は、亡くなったスペインの英雄、セベ・バレステロスの60回目の誕生日だった。 セベを尊敬するガルシアが、記念すべき日に勝利を手にして天に吠えた。 それにしてもタイガー・ウッズはどうしているのだろう。もう一度グリーンに帰ってきてもらいたいものだ。 新潮によると、銀座にある会員制の交際クラブ「セーシェル銀座」には、提携店と合わせて2,000人ぐらいの女性が在籍しているが、タレントやAV女優に交じってAKB48のメンバーだった女性もいると報じている。 ここは5~20万円の入会金を払い、女性のランクはSV、V、Sなどと別れていて、SVクラスだとセッティング料金とお手当で各10万円ぐらいかかるそうだ。 現在20代半ばだという元AKBメンバーは、スカウトされて月に100万円ぐらい稼いだとあっけらかん。アイドル時代をこう語る。 「まゆゆと一緒にレッスンを受けたこともあります。劇場には数回立ったけど、音が被るからって基本は口パク。踊りも歌もみんな下手だし、もういいやって冷めちゃった。握手会の時なんか、終わった瞬間みんな『きたなーい』って、洗面所に並んでいましたよ」 当時の収入は5万円ぐらい。元AKBで売れば、風俗ならその何十倍にもなる。「元AKBソープランド」でもつくったら繁盛するだろうな。 アサ芸が、自民党現職衆院議員が覚せい剤で逮捕されるかもしれないと報じている。 これは、14年に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたミュージシャンのASKAの事件が発端だという。 ASKAは、パソナグループが元麻布にもっている「仁風林」という接待施設に出入りして、パソナ代表の秘書だった女性と知り合い、シャブとSEX漬けになっていった。 その「仁風林」には多くの芸能人や政治家が出入りしていたが、その中の一人がXという議員だったというのである。今年の2月ごろ、Xの愛人だった女が覚せい剤で逮捕され、いよいよXも逮捕かという情報が駆け巡った。そこで菅官房長官がXに確認したそうだが、本人は頑なに否定したという。 この情報、読む限りは信ぴょう性がありそうだが、どうなりますか。 文春に「認知症になりやすい住宅」という記事がある。何でもオンタリオ州公衆衛生研究所などが、2001年から州に5年以上住んでいる計660万人を対象として、2012年までフォローしたら、24万3,611人が認知症を発症したそうだ。 その人たちを、郵便番号を使って、幹線道路や高速道路にどれだけ近いところに住んでいるかを分類し、認知症発生率を比較したところ、幹線道路から300メートル以上離れたところに住んでいる人に比べて、50メートル未満に住んでいる人は、認知症発症リスクが7%も増加していることがわかったという。 これは権威ある世界医学雑誌のひとつ「ランセット」に掲載されたそうだ。では、なぜ幹線道路近くに住むと認知症になりやすいのか。 要因の一つは大気汚染。二酸化炭素などの窒素酸化物やPM2.5などの微粒子状物質、タイヤの摩耗から発生する空気中の有害物質を吸い込むことによって酸化ストレスや神経炎症を引き起こし、血液脳関係の損傷を招くことから、認知症になりやすいそうである。 二つ目は騒音による寝不足。三つ目は幹線道路沿いでは気分良く体を動かす公園などの施設も少ないため、身体活動の低下になりやすいからだという。 幹線道路沿いにお住いの方、引っ越したほうがいいのかも。 ところで、競馬には絶対がないと心底気づかされたといえば、そんなに長くやっていて今さらなんだといわれそうだが、桜花賞のあった日曜日に、その当然のことを嫌というほど思い知らされた。 まずは中山競馬場の11レース。4番人気の戸崎騎乗のショコラブランから、ほとんど総流しの馬単を買った。 直線を向いてショコラが力強く抜け出し、あとはどれでもいいと叫んだ。だが、泥んこになって2着に飛び込んできたのは7カ月休養明けの13番人気の馬。これだけはいらないと切った2頭のうちの1頭だった。ショコラからの馬単は8万6,420円。 がっくりしたが、気を取り直して阪神競馬場の桜花賞。ルメール騎乗のソウルスターリングは鉄板だろう。ソウルから馬単でレーヌミノル、リスグラシュー、カラクレナイ、ミスエルテなどに流して万全だと思った。 ソウルはスタートこそよくなかったが、中団につけて直線へ。粘るレーヌミノルの外につけて楽に抜け出すと見ていたら、道悪馬場が苦手なのか、いつもの伸びがない。 結局、後ろから来たリスグラシューにも抜かれ、まさかの3着、惨敗である。 まいった。馬券も完敗。後はやけ酒を飲むしかなかった。畜生の上に人間が乗って走るのだから、何が起きるかわからないとは知ってはいたが……競馬は難しい。 さて気を取り直して、現代の記事。以前新潮で報じられたテレビ朝日の制作部長が不倫をしていたことがバレて、男女関係には比較的寛容なテレビ局が、この人間(57)を部長職からゼネラルマネージャーに降格にしたというのである。 新潮は、この男が40代のスタイリストと不倫をしていたが、奥さんにバレて、不倫相手に慰謝料200万円を要求したというもの。 そのとき、不倫している相手と食事したものを、領収書をもらって会社に請求していたと書かれていた。 そこでテレ朝が調べると、出るは出るわ。私的流用がわかったということでの降格処分となった。 制作の人間が外の人間と会ってメシを食うことはよくあることだから、これほど大ごとにならなければ、お咎めなしだったのかもしれないが、奥さんが騒いだために、社としてもケジメをつけなくてはいけなくなったようである。 悪いのは本人だが、奥さんも騒ぎすぎて、墓穴を掘ったということのようである。 やはり現代が、社長追い出しクーデターが起きた三越伊勢丹で、粛清が行われていると報じている。 業績が良くないから社長が追い出されたのだから、首切りは仕方ないだろうが、追い出し部屋をつくり、部長クラスが数人、課長・係長クラスが20人以上、そのほかを含めて50人以上が、そこへ押し込められたというのだ。 そこは椅子が20~30脚ぐらいしかなく、パソコンも全員で3台しかないというから、三越伊勢丹とは思えない、かなり厳しいやり方で、社員の反発を招いているようだ。 それも大西前社長と親しくしていた社員たちが多いというから、大西派排除のためと勘繰られても仕方ないようだ。 業績不振、三越と伊勢丹の寄り合い所帯、クーデターの後遺症など、不安要因が渦巻き、社員の士気は上がっていないという。老舗デパートが喘いでいる。 さて、森友学園問題で渦中の人になった安倍首相夫人・昭恵だが、アサヒ芸能とフライデーに詐欺師と元暴力団組長とも“交流”があったと報じられている。 アサ芸が名指しするのは40代の米国人平和活動家、マット・テイラー。08年に車の中で練炭自殺した元TBSアナウンサーの川田亜子(享年29)の最後の恋人として、メディアに取り上げられたことがある。 山口県出身者で占められている後援会「長州友の会」は、昭恵が運営委員を務め安倍首相も何度も講演に訪れている。そこに映画監督としての顔も持つマットが入り込み、広島の原爆を題材にしたドキュメンタリーを製作すると吹聴し、昭恵はそれに共鳴して、「事あるごとに上映会を開いては、彼の活動のための募金箱を設置して、参加者から集金していました」(地元有力者)。 中には信用して一度に10万円も募金した人もいるという。カネは彼が代表を務めるNPO団体「GNDF(世界核兵器解体基金)」の活動費になったそうだが、今に至るまでひとつも解体していないどころか、こうした高尚な名目を立て、カネを集めるのがマット流だそうで、1998年には「タイタニック引き上げ品展」をやったが、イベント運営費を払わず、「収益をネコババした過去もあります」(NPO関係者)。 大手芸能事務所幹部は、マットが核兵器を解体する瞬間を映像に撮らせるからという条件で1,000万円出資したのだが、出資金詐欺だと知り返還を求め、逆に活動妨害で訴えられたそうだ。反訴してマットの詐欺行為が認定され、返金命令が出たという。 それ以外にも、マットが付き合っていたミスインターナショナル・吉松育美が、件の幹部をストーカーだと訴えたとき、昭恵は支援者として名乗りを上げ、彼はストーカーだと断定した騒動があった。 だが吉松が、昨年2月にその発言を撤回してしまったのだ。後に昭恵は、その幹部に平謝りしたそうだが、「総理夫人という立場を改めて自覚し、周囲の人間を疑うことを覚えなければ」(地元有力者)。 フライデーによれば、最近「アキエリークス」というサイトが開設されたという。そこに、動物愛護団体「J-Taz’s」の代表と彼女が写っている写真が掲載されている。 その代表は元暴力団組長だった人間で、そこが昭恵の名前を使って寄付金集めをしているという情報が流れているそうである。 フライデーの取材に代表は、昭恵の友人が渋谷で犬を保護したことがきっかけで連絡を取り合うようになったと話している。自分が元暴力団の組長で、指がなく入れ墨があるのも事実だが、昭恵の名前でカネ集めをしたことはないと否定した。 飲み会のとき、酔った昭恵から「代表、入れ墨見せて」とよくせがまれたが、「こんなもん人に見せるもんやない」と断ったという。天真爛漫なのかバカなのか。「大麻容認発言」など、一歩間違えれば大スキャンダルになりかねない妻の行動や発言に、夫は気が気ではないだろう。 だが、この夫婦は似た者同士でもある。森友学園問題について説明責任を果たさないばかりでなく、安倍首相は「人権を大きく制約しかねない法律の制定に突き進む」(朝日新聞4月7日付社説)という暴挙に出たのだ。 共謀罪がそれだが、こんな重要法案を30時間程度の審議で打ち切り、成立させようというのである。北朝鮮も真っ青のこうした安倍の強権政治を許してはいけない。 田島泰彦上智大学教授やジャーナリストの青木理、岡本厚岩波書店社長、映画監督・森達也ら33人で「共謀罪(テロ等準備罪)創設法案に反対する表現・メディア関係有志の緊急アピール」を4月6日に出した。 「私たちが希求する表現やメディアの営みは、思想・良心の自由や表現の自由が確保され、自由で民主的な市民社会に支えられてはじめて多様で豊かに創造され、展開されるべきであって、これを危うくする共謀罪(テロ等準備罪)創設法案の制定には表現やメディアの立場から強く反対する」 これができれば、9・11後にブッシュ政権がつくった「愛国者法」の日本版が完成する。安倍のやろうとしていることは、権力主導の国民総監視社会である。そんなことをさせては絶対ならない。 ところでキャリアウーマン風のいで立ちで「花は~自分からミツバチを探しに行きますか? ……探さない。待つの」と上から目線の恋愛指南をするネタでおなじみのお笑い芸人に、ブルゾンちえみ(26)というのがいるそうな。 文春は、先の言葉が、某占星術師の本からのパクりではないかと、ネットで話題になっていると報じているが、そんなことはどうでもいい。 どうせ今の芸人にオリジナリティなどあるわけがない。私はお笑いを見なくなって久しいが、ときどき、チャンネルを間違えて芸人が出ていることがあるが、まったく笑えない。 笑えないお笑い芸人など、何とかのないコーヒーより始末が悪い。 そんな芸なし芸人をもてはやすテレビ局やファンがいるのが、さらに彼らを増長させるのだ。 今日も、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(44)と俳優の佐々木希(29)が結婚することを公表したとスポーツ紙が報じている。 何が悲しくてこんな年上のオジンと、可愛い盛りの女が結婚しなくてはいけないのだ。 忠告しておく。才能のある芸人は家では面白くもなんともない。外面は仮面だ。女だって通りを歩いている犬だって笑わせることができるが、家ではうんともすんともいわないのが当たり前なのだ。 渥美清を見なさい。彼は仲間に自分の住所さえ教えなかった。ビートたけしを見なさい。家にあんな顔の男がいたら、子どもはひきつけを起こす。 昔、私が付き合った萩本欽一だって、舞台を降りれば、タダの無口な人間だ。外でも家でも、ヘラヘラしている奴にろくな芸人はいないのだ。 現代が、笑えないお笑い芸人ワースト30をやっているが、これは企画間違いだと思う。笑える芸人のほうが圧倒的に少ないのだから、ベスト3を選んだほうが読者の役に立つ。 このワースト1にもブルゾンちえみが選ばれている。ただの素人の宴会芸だと評されているが、そんなのばかりだろう。 2位にはオリエンタルラジオの中田。3位が昨年200本以上にテレビに出たという永野。続いて品川庄司、芥川賞のオマケといわれるピース綾部が5位。 30位まで挙げても何の足しにもならないからここでやめておく。芸なし芸人がテレビを席巻しているのは、安く使えて便利だからで、テレビのディレクターにも芸のわかる人間などいないからだ。 元吉本興業の木村政雄がいうように、今は籠池のような濃いキャラクターのほうがはるかに面白い。心から笑いたかったら、バラエティ番組を消して報道番組を見るべきである。 今週の「文春砲」は、元SMAP香取慎吾(40)の“家族”についてである。 3月5日、後楽園遊園地・東京ドームシティアトラクションズに香取の姿があった。一緒にいるのは中学生ぐらいの少年。 モノクログラビアに後楽園のゴンドラに2人して乗り、香取が自分と少年を自撮りする写真が載っている。 どこにでもいる父と子どもという風情だ。だが、なぜ文春は香取の子どもと書かずに「謎の少年」としたのか。 香取が2歳年上の彼女との「熱愛」をフライデーで報じられたのは97年早々。その年の6月には、彼女との「婚前旅行」も同誌で報じられている。 当時、彼女は会社勤めをしながら歌や踊りのレッスンをしていた「アイドルの卵」だったという。フライデーが報じる2年ほど前から交際していて、香取はテレビ局に、彼女の家から出かけることもあった。 香取は祖母の葬儀にも彼女を同伴し、香取の両親が経営していた雑貨店でも働いていたそうである。事実婚のような状態だったのだろう。 だが、2005年に、2人は鶴見区の一軒家から六本木のマンションに引っ越してしまう。そのころこんなウワサがファンの間で流れたという。 「慎吾に子どもができた」 そして熱愛報道はぴたりと止み、それから10年以上ツーショットが撮られたことはない。 だが、昨年3月末に、ハワイで香取が少年と一緒に歩いている写真がTwitterに上げられた。 彼女とは事実婚ではなく、結婚しているのではないか。少年は2人の子どもで、SMAPが解散して時間のできた香取が、子どもと一緒に後楽園へ遊びに行き、ファンに気づかれても気軽に握手していたそうだ。 だが、ジャーニーズ事務所に、この件を問い合わせても「結婚の事実はない」と答え、香取本人を直撃しても無言。 香取を可愛がっていた元マネジャーの飯島氏に聞いても、彼女のことは知らない、子どもはいないでしょと否定した。 香取が彼女と暮らし始めた頃、アイドルが同棲や結婚するなど、事務所ではご法度だった。木村拓哉が工藤静香とできちゃった婚を発表したのが00年11月。だが、香取には好きな彼女がいることも、結婚したいと公言することも許されなかった。 SMAPの解散を強く主張したのは香取だった。結婚を公表したキムタクへの「思い」もあっただろうが、自分たちの仲を公にできない事務所への長年の不信もあったのではないか。 文春は「二十年以上に及ぶ“悲恋の物語”に終止符を打つことができるか」と結んでいる。香取、君ならできるはずだ、できるとも。 今、香取は新規の仕事のオファーを受けていないという。彼は絵が得意で、芸能界を引退してアーティストとして生きていくという見方もあるようだ。 これが報道されてから、香取は周囲に、あれは知り合いの子どもだ、困ったといっているそうだ。 私には、どちらのいうことが本当か判断する根拠はないが、もし、香取がアイドルだから子どもがいることを知られたくないなどと考えているのだったら、彼の人間性を疑う。 どちらにしても、長年一緒に暮らしてきた彼女を、みんなの前に連れてきて、紹介するぐらいはしなくてはいけない。 今週の1位は文春と新潮の東芝の記事。 「綱川社長が3月29日に記者会見を開きWH(原発メーカー、ウェスチングハウス)の破産法申請と同時に、その処理で赤字が最大一兆100億円になると発表。2年前だったらビックリしたかもしれないが、これまで数々の問題が起きて数千億円単位の損失などが明らかになったからだろう。危急存亡のときに立たされても、もはや驚愕しなくなった自分の感覚は、完全に麻痺している」 これは新潮に掲載されている東芝30代社員の「トホホな転職活動日記」からの引用である。筆者は有名国立大学を出て、当時勝ち組中の勝ち組で旧財閥色も薄い自由な社風だと感じた東芝に入った。支社勤務を経て本社の企画部門に「栄転」した中堅社員で、独身。年収は700万円台だったが、ボーナスカットにより2年間で100万円近く減っているという。 日記では、次々に去っていく同僚がいるが、転職ができるのは引く手あまたの技術職で、彼のような企画畑では転職先もなかなか見つからないと悩みを綴っている。 1月には東芝京浜事業所品質保証部の社員が、水力発電機器の安全検査データをねつ造していたことが報道された。2月にはWHの幹部が、米国で建設中の原発を巡り、部下に建設費の圧縮を指示していたことが発覚し、原子力事業を統括する会長と、社内エネルギー部門のトップが退任した。 そのトップ、ダニエル社長が部下に出したメールが転送されてきた。それを読んだ彼はブチ切れる。 「“短い間でしたが、みなさんと一緒に仕事ができて幸せでした”と。ふざけるな。お前と志賀会長が“チャレンジ”と称して、部下に圧力をかけたんだろう。同僚の話では、ダニーの給与は億単位だとか。この泥棒猫!」 東芝を倒産近くまで追い込んだのは、WHを買収したことがきっかけだった。これは国策であり、東芝の「暴走機関車」と呼ばれていた原発事業担当者と経産官僚出身で資源エネルギー庁次長を経て現在、安倍の首相秘書官である今井尚哉が推し進めてきたはずだ。 その結果こんなことになったのだから、安倍も今井も説明責任を果たせと文春が報じている。 筆者はジャーナリストの大西康之。彼はある東芝社員のビジネスダイアリーを入手した。これは東芝電力システム社の主席主監だった田窪昭寛のもので、東芝の原子力畑を歩み、06年のWH買収では現場を取り仕切っていた。 WHを手に入れた田窪は、東芝製原発の海外輸出という目的へと突っ走る過程で、やはり原発輸出事業を推進していた今井と接近していったという。 「特に、3・11以降、新規の原発受注にブレーキがかかる中、トルコやUAEのプロジェクトは東芝にとって、大きなビジネスチャンスだった。そこで、田窪氏はキーマンである今井氏に接近したのです」(田窪と今井の関係をよく知るA) 手帳には頻繁に今井の名前が出てくる。ディナーを一緒にしたり、帝国ホテルのフランス料理店で朝食を取りながら、田窪は今井の協力を得て、安倍首相に進言してもらったという。 文春によれば、アベノミクスの成長戦略である「第三の矢」に悩んでいた安倍は、今井の原発輸出戦略に乗ったのである。 「田窪氏の口癖は『国策だから』。周囲が『本当に大丈夫か』と不安視する案件でも、佐々木社長の後ろ盾があり、今井氏とも繋がっている彼に『国策だ』と言われると、誰も言い返せません。財務部門もストップをかけられなかった」(東芝関係者) 当時の社長の佐々木は、原発事故以降も「原発をほしがっている国はいっぱいある」と強気で、田窪が持ち込む資源投資案件にも相次いでGOサインを出したそうだ。 東芝の幹部たちの先を見ない愚鈍経営と、安倍首相とその側近が、東芝崩壊という大惨事を招いたというのは、真実であろう。 文春のいうように、東芝は福島第一原発の廃炉という役割もあり、社員が17~8万人もいる日本を代表する大企業である。巨額赤字や粉飾決算にもかかわらず、潰せないため、公的資金(血税)の注入も検討されているといわれる。 東芝はもちろん、安倍首相と今井補佐官にも、国民に「原発輸出事業は失敗だった」と説明する義務があることは、いうまでもない。 【巻末付録】 まずは現代から。巻頭は「秘蔵カラー 田中好子」。そうか、彼女が亡くなってから7年も経つんだ。 春になると「もう春ですね」が口をついて出てくる。ちょっぴり太めなのもよかった。 後半は「おっぱいの進化史」。日本テレビの情報番組『スッキリ!!』のレポーター「阿部桃子 29歳の色香」。発売すぐに回収されたという伝説のヌード「背徳の美人ジャズシンガー 真梨邑ケイ」。この人のジャズはよかったのに、なぜ脱ぐようになったのだろう。確かに過激ではある。 袋とじは「有村架純(24歳)の姉 有村藍里(26歳) 衝撃のオール裸身」。人気女優である妹との比較に苦悩し続けた姉か。わかるなその気持ち。 ポストは、巻頭はいつもの西田幸樹が撮った「美大生YOKO」。巻末もいつもの「見たくありませんか? この女のセックス」。それにオマケで「100センチ。何がめでたい」。それに「橋本マナミ『私生活』」。おなじみが多いね。今週はどちらも今一つで、引き分けだ。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(4/13号、文藝春秋)
笑いたければ報道を見るべき!? ワースト1位・ブルゾンちえみ、2位・オリラジ中田……テレビを席巻する“芸なし芸人”たち
今週の注目記事・第1位 「東芝“原発大暴走”を後押しした安倍首相秘書官・今井尚哉」(「週刊文春」4/13号) 「『東芝』30代社員のトホホな『転職活動日記』」(「週刊新潮」4/13号) 同・第2位 「香取慎吾 20年恋人と“謎の少年”」(「週刊文春」4/13号) 同・第3位 「正直言って、つまんない『笑えない』お笑い芸人ワースト実名30人」(「週刊現代」4/22号) 「ブルゾンちえみに“パクリ疑惑”を聞いてみた」(「週刊文春」4/13号) 同・第4位 「安倍昭恵夫人『核兵器解体』詐欺師との『ただならぬ関係』!」(「アサヒ芸能」4/13号) 「安倍昭恵首相夫人『元暴力団組長との親密写真』」(「フライデー」4/21号) 同・第5位 「三越伊勢丹『追い出し部屋』でいま起きていること」(「週刊現代」4/22号) 同・第6位 「テレ朝ドラマ制作部長の哀しい大転落」(「週刊現代」4/22号) 同・第7位 「認知症に『なりやすい住宅』」(「週刊文春」4/13号) 同・第8位 「自民党現役衆院議員『シャブ逮捕』Xデーの核心!」(「アサヒ芸能」4/13号) 同・第9位 「握手どころかベッドインも『秘密交際クラブ』元AKBの荒稼ぎ」(「週刊新潮」4/13号) 同・第10位 「被害者女性が裁判で証言した 菅野完『性的暴行』疑惑」(「週刊現代」4/22号) 同・第11位 「『リップスライム』のSUが『22歳下のモデル』と不倫愛」(「フライデー」4/21号) 同・第12位 「渡辺謙“厳戒帰国”を独占直撃」(「週刊文春」4/13号) 同・第13位 「舛添さんとはケタ違い トランプ別荘通い『一回税金2億円』」(「週刊文春」4/13号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! 日本の週刊誌に「危機感」を求めるのは無理なのだろう。芸能ネタや認知症がいけないというのではない。だが、米中首脳会談直前にトランプの命令でアメリカ軍のシリア攻撃が始まった。 それだけではない。米原子力空母カールビンソンや空母航空団や誘導ミサイル駆逐艦などが朝鮮半島近海に集結し、北朝鮮への圧力を強めているのだ。 一つ間違えれば戦争勃発という最悪の事態も考えられるのに、そうした切迫感は、どの週刊誌からも伝わってはこない。 首脳会談は硬い表情で始まったと各紙伝えていた。両国ともに自国ファーストを主張しているが、今回はお互いがジャブを少し繰り出して様子を見るということになったのだろう。 興味深いのは、これまでの首脳会談とは違って「アメリカの指導者が傍若無人に、そして中国のリーダーが品行方正に振舞う」(ニューズウィーク日本版)という、あべこべ現象が起きていることである。 トランプは地球温暖化対策を撤廃し、保護貿易に傾き、中国は自由貿易を支持し、行った国々で、「私はミスター・グローバリゼーションだ」と公言している。 余裕は習近平側にあるように見えるが、ニューズによれば、今秋、共産党の第19回全国代表大会を控えている習は、米中関係や台湾が大きな問題になるのは絶対避けたいと考えているから、習は、アメリカの対中貿易赤字を2割程度減らすという「お土産」を持って行ったのではないかと推測する向きもあるようだ。 どちらにしても、今回は腹の探り合いで終始し、習が帰国してからトランプがTwitterでなんと吠えるのかが、第2ラウンドになると思っていたが、トランプはいきなり北朝鮮を威嚇する行動に出た。 中国や、シリアを攻撃されたことで憤っているプーチンは、まだ動き出さないが、どう転ぶかは予断を許さない。 これは余談だが、文春によると、大統領就任後にトランプ一家にかかった経費は2カ月で2,300万ドル、日本円にして約23億円だそうだ。 すでにゴルフは13回、メラニア夫人と息子のバロンに対する警護費用が約2,400万円。今回の首脳会談が行われたフロリダの別荘へ行く大統領専用機は1時間飛ばすのに2,000万円以上かかるといわれるそうだから、1回の別荘通いで2億円が吹っ飛ぶのだ。 シリア攻撃は安倍首相が拙速に「支持する」と表明してしまったが、トランプの後先を考えないやり方は、特にアジア諸国を緊張させている。 この男はやはり「狂犬」ではないのか。習近平もプーチンも今はあきれ果てているが、今後どういう行動に出るのか、心配である。 話はガラッと変わる。文春は先週「渡辺謙のニューヨーク不倫」を報じたが、今週はその後の渡辺謙である。 4月1日に硬い表情で成田空港に着いた渡辺は、事務所の堅いガードに守られてゲートから出てきたという。 文春が問いかけると、渡辺はボソッとこう答えたという。 「後日、きっちり話をさせてもらいます」 渡辺との仲を文春に漏らしたと思われる不倫相手は、「今でも謙さんのことが好きで、『別れるつもりはありません。このまま関係を続けたいんです』と話し、会見で彼がどう説明するのか心配しています」(彼女の幼馴染み)。 それはあまりに身勝手ないい分ではないかと思うのだが。 フライデーの今週の張り込みは「リップスライム」というヒップホップグループのメンバー、SU(43)が、ファッション誌でデビューした人気モデル、江夏詩織(21)と不倫している現場である。 このSUは、歌手の大塚愛(34)の夫だが、あまりに女遊びが激しいので、夫婦仲は冷めきっているという。 こんな男とは別れなさいと、もし大塚から相談されたら、そういいたくなるが、男と女の関係は他人に理解できないことも多いから、まあご勝手に。 ところで、このところ何度も書いているが、最近のポストっておかしくない? 今週のトップは、物忘れが激しい人と記憶力が衰えない人の「分かれ目」はどこにあるかという特集だが、目新しい情報があるわけではない。 インドに認知症が少なく、カレーに使われるターメリックに含まれるクルクミンが、アルツハイマー型認知症の原因物質といわれるアミロイドβが脳内に蓄積されるのを防ぐ効果があるというのも、これまで何度も読んだ記憶がある。 それとも、私の認知症が進んだので、そう思い込んでいるだけで、これはものすごい情報なのか? それに右トップが「金庫バカ売れ!? 富裕層は現金で貯める」というのも、読まなくても内容がわかるではないか。 それに、ついていないことに、大谷翔平は打者なら生涯300億円稼げるというのも、大谷が左足を故障してひと月以上休むそうだから、タイミングが悪い。 SEXYグラビアと「死ぬほど死ぬまでSEX」特集は充実しているのだが、メインの特集がこういうテーマでは、ちと心配だ。 こういう高齢者に特化した特集が売り上げに結びついているのかもしれないが、それならば「週刊老後」とでも誌名を変えたらどうか。 次は現代。このところ森友学園の籠池泰典森友学園前理事長の代弁者のようにふるまっている、ジャーナリストの菅野完(たもつ)だが、彼は今、ある女性から性的暴力で損害賠償を求める訴えを起こされ、係争中なのだという。 私はこういう記事が、こうしたタイミングで出ることに「裏」を感じてしまうのだ。 籠池に関わる者は誰であろうとも許さない。ましてや菅野は、安倍晋三を支えている右派集団「日本会議」の全容を初めてといっていい、本で明らかにした人間である。 その彼が、籠池に付いて何かやられたのではうるさいから、潰せという指示と、こういうスキャンダルがあるからやらないかと、売り込んできた筋があるのではないか。 確かにセクハラまがいのことはあったと菅野も認めてはいるようだが、これと森友事件とは何ら関わりがない。こうした人格攻撃をこのタイミングでやるのはと、首を傾げざるを得ない。 ところで、今朝は4時起きしてゴルフのマスターズを見ていた。日本期待の松山は最終日さすがのベストスコアで回ったが、優勝争いには絡めなかった。 優勝はリオ五輪の金メダリスト・ローズと「ウッズの後継者」「神の子」といわれてきたが、なかなか結果を出せなかったガルシアとのプレーオフにもつれ込んだ。 ローズがティーショットを曲げたため、ガルシアが悲願のマスターズを制した。後半のラウンドは手に汗握る接戦で、ローズが有利かと思われた。 くしくもこの日は、亡くなったスペインの英雄、セベ・バレステロスの60回目の誕生日だった。 セベを尊敬するガルシアが、記念すべき日に勝利を手にして天に吠えた。 それにしてもタイガー・ウッズはどうしているのだろう。もう一度グリーンに帰ってきてもらいたいものだ。 新潮によると、銀座にある会員制の交際クラブ「セーシェル銀座」には、提携店と合わせて2,000人ぐらいの女性が在籍しているが、タレントやAV女優に交じってAKB48のメンバーだった女性もいると報じている。 ここは5~20万円の入会金を払い、女性のランクはSV、V、Sなどと別れていて、SVクラスだとセッティング料金とお手当で各10万円ぐらいかかるそうだ。 現在20代半ばだという元AKBメンバーは、スカウトされて月に100万円ぐらい稼いだとあっけらかん。アイドル時代をこう語る。 「まゆゆと一緒にレッスンを受けたこともあります。劇場には数回立ったけど、音が被るからって基本は口パク。踊りも歌もみんな下手だし、もういいやって冷めちゃった。握手会の時なんか、終わった瞬間みんな『きたなーい』って、洗面所に並んでいましたよ」 当時の収入は5万円ぐらい。元AKBで売れば、風俗ならその何十倍にもなる。「元AKBソープランド」でもつくったら繁盛するだろうな。 アサ芸が、自民党現職衆院議員が覚せい剤で逮捕されるかもしれないと報じている。 これは、14年に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたミュージシャンのASKAの事件が発端だという。 ASKAは、パソナグループが元麻布にもっている「仁風林」という接待施設に出入りして、パソナ代表の秘書だった女性と知り合い、シャブとSEX漬けになっていった。 その「仁風林」には多くの芸能人や政治家が出入りしていたが、その中の一人がXという議員だったというのである。今年の2月ごろ、Xの愛人だった女が覚せい剤で逮捕され、いよいよXも逮捕かという情報が駆け巡った。そこで菅官房長官がXに確認したそうだが、本人は頑なに否定したという。 この情報、読む限りは信ぴょう性がありそうだが、どうなりますか。 文春に「認知症になりやすい住宅」という記事がある。何でもオンタリオ州公衆衛生研究所などが、2001年から州に5年以上住んでいる計660万人を対象として、2012年までフォローしたら、24万3,611人が認知症を発症したそうだ。 その人たちを、郵便番号を使って、幹線道路や高速道路にどれだけ近いところに住んでいるかを分類し、認知症発生率を比較したところ、幹線道路から300メートル以上離れたところに住んでいる人に比べて、50メートル未満に住んでいる人は、認知症発症リスクが7%も増加していることがわかったという。 これは権威ある世界医学雑誌のひとつ「ランセット」に掲載されたそうだ。では、なぜ幹線道路近くに住むと認知症になりやすいのか。 要因の一つは大気汚染。二酸化炭素などの窒素酸化物やPM2.5などの微粒子状物質、タイヤの摩耗から発生する空気中の有害物質を吸い込むことによって酸化ストレスや神経炎症を引き起こし、血液脳関係の損傷を招くことから、認知症になりやすいそうである。 二つ目は騒音による寝不足。三つ目は幹線道路沿いでは気分良く体を動かす公園などの施設も少ないため、身体活動の低下になりやすいからだという。 幹線道路沿いにお住いの方、引っ越したほうがいいのかも。 ところで、競馬には絶対がないと心底気づかされたといえば、そんなに長くやっていて今さらなんだといわれそうだが、桜花賞のあった日曜日に、その当然のことを嫌というほど思い知らされた。 まずは中山競馬場の11レース。4番人気の戸崎騎乗のショコラブランから、ほとんど総流しの馬単を買った。 直線を向いてショコラが力強く抜け出し、あとはどれでもいいと叫んだ。だが、泥んこになって2着に飛び込んできたのは7カ月休養明けの13番人気の馬。これだけはいらないと切った2頭のうちの1頭だった。ショコラからの馬単は8万6,420円。 がっくりしたが、気を取り直して阪神競馬場の桜花賞。ルメール騎乗のソウルスターリングは鉄板だろう。ソウルから馬単でレーヌミノル、リスグラシュー、カラクレナイ、ミスエルテなどに流して万全だと思った。 ソウルはスタートこそよくなかったが、中団につけて直線へ。粘るレーヌミノルの外につけて楽に抜け出すと見ていたら、道悪馬場が苦手なのか、いつもの伸びがない。 結局、後ろから来たリスグラシューにも抜かれ、まさかの3着、惨敗である。 まいった。馬券も完敗。後はやけ酒を飲むしかなかった。畜生の上に人間が乗って走るのだから、何が起きるかわからないとは知ってはいたが……競馬は難しい。 さて気を取り直して、現代の記事。以前新潮で報じられたテレビ朝日の制作部長が不倫をしていたことがバレて、男女関係には比較的寛容なテレビ局が、この人間(57)を部長職からゼネラルマネージャーに降格にしたというのである。 新潮は、この男が40代のスタイリストと不倫をしていたが、奥さんにバレて、不倫相手に慰謝料200万円を要求したというもの。 そのとき、不倫している相手と食事したものを、領収書をもらって会社に請求していたと書かれていた。 そこでテレ朝が調べると、出るは出るわ。私的流用がわかったということでの降格処分となった。 制作の人間が外の人間と会ってメシを食うことはよくあることだから、これほど大ごとにならなければ、お咎めなしだったのかもしれないが、奥さんが騒いだために、社としてもケジメをつけなくてはいけなくなったようである。 悪いのは本人だが、奥さんも騒ぎすぎて、墓穴を掘ったということのようである。 やはり現代が、社長追い出しクーデターが起きた三越伊勢丹で、粛清が行われていると報じている。 業績が良くないから社長が追い出されたのだから、首切りは仕方ないだろうが、追い出し部屋をつくり、部長クラスが数人、課長・係長クラスが20人以上、そのほかを含めて50人以上が、そこへ押し込められたというのだ。 そこは椅子が20~30脚ぐらいしかなく、パソコンも全員で3台しかないというから、三越伊勢丹とは思えない、かなり厳しいやり方で、社員の反発を招いているようだ。 それも大西前社長と親しくしていた社員たちが多いというから、大西派排除のためと勘繰られても仕方ないようだ。 業績不振、三越と伊勢丹の寄り合い所帯、クーデターの後遺症など、不安要因が渦巻き、社員の士気は上がっていないという。老舗デパートが喘いでいる。 さて、森友学園問題で渦中の人になった安倍首相夫人・昭恵だが、アサヒ芸能とフライデーに詐欺師と元暴力団組長とも“交流”があったと報じられている。 アサ芸が名指しするのは40代の米国人平和活動家、マット・テイラー。08年に車の中で練炭自殺した元TBSアナウンサーの川田亜子(享年29)の最後の恋人として、メディアに取り上げられたことがある。 山口県出身者で占められている後援会「長州友の会」は、昭恵が運営委員を務め安倍首相も何度も講演に訪れている。そこに映画監督としての顔も持つマットが入り込み、広島の原爆を題材にしたドキュメンタリーを製作すると吹聴し、昭恵はそれに共鳴して、「事あるごとに上映会を開いては、彼の活動のための募金箱を設置して、参加者から集金していました」(地元有力者)。 中には信用して一度に10万円も募金した人もいるという。カネは彼が代表を務めるNPO団体「GNDF(世界核兵器解体基金)」の活動費になったそうだが、今に至るまでひとつも解体していないどころか、こうした高尚な名目を立て、カネを集めるのがマット流だそうで、1998年には「タイタニック引き上げ品展」をやったが、イベント運営費を払わず、「収益をネコババした過去もあります」(NPO関係者)。 大手芸能事務所幹部は、マットが核兵器を解体する瞬間を映像に撮らせるからという条件で1,000万円出資したのだが、出資金詐欺だと知り返還を求め、逆に活動妨害で訴えられたそうだ。反訴してマットの詐欺行為が認定され、返金命令が出たという。 それ以外にも、マットが付き合っていたミスインターナショナル・吉松育美が、件の幹部をストーカーだと訴えたとき、昭恵は支援者として名乗りを上げ、彼はストーカーだと断定した騒動があった。 だが吉松が、昨年2月にその発言を撤回してしまったのだ。後に昭恵は、その幹部に平謝りしたそうだが、「総理夫人という立場を改めて自覚し、周囲の人間を疑うことを覚えなければ」(地元有力者)。 フライデーによれば、最近「アキエリークス」というサイトが開設されたという。そこに、動物愛護団体「J-Taz’s」の代表と彼女が写っている写真が掲載されている。 その代表は元暴力団組長だった人間で、そこが昭恵の名前を使って寄付金集めをしているという情報が流れているそうである。 フライデーの取材に代表は、昭恵の友人が渋谷で犬を保護したことがきっかけで連絡を取り合うようになったと話している。自分が元暴力団の組長で、指がなく入れ墨があるのも事実だが、昭恵の名前でカネ集めをしたことはないと否定した。 飲み会のとき、酔った昭恵から「代表、入れ墨見せて」とよくせがまれたが、「こんなもん人に見せるもんやない」と断ったという。天真爛漫なのかバカなのか。「大麻容認発言」など、一歩間違えれば大スキャンダルになりかねない妻の行動や発言に、夫は気が気ではないだろう。 だが、この夫婦は似た者同士でもある。森友学園問題について説明責任を果たさないばかりでなく、安倍首相は「人権を大きく制約しかねない法律の制定に突き進む」(朝日新聞4月7日付社説)という暴挙に出たのだ。 共謀罪がそれだが、こんな重要法案を30時間程度の審議で打ち切り、成立させようというのである。北朝鮮も真っ青のこうした安倍の強権政治を許してはいけない。 田島泰彦上智大学教授やジャーナリストの青木理、岡本厚岩波書店社長、映画監督・森達也ら33人で「共謀罪(テロ等準備罪)創設法案に反対する表現・メディア関係有志の緊急アピール」を4月6日に出した。 「私たちが希求する表現やメディアの営みは、思想・良心の自由や表現の自由が確保され、自由で民主的な市民社会に支えられてはじめて多様で豊かに創造され、展開されるべきであって、これを危うくする共謀罪(テロ等準備罪)創設法案の制定には表現やメディアの立場から強く反対する」 これができれば、9・11後にブッシュ政権がつくった「愛国者法」の日本版が完成する。安倍のやろうとしていることは、権力主導の国民総監視社会である。そんなことをさせては絶対ならない。 ところでキャリアウーマン風のいで立ちで「花は~自分からミツバチを探しに行きますか? ……探さない。待つの」と上から目線の恋愛指南をするネタでおなじみのお笑い芸人に、ブルゾンちえみ(26)というのがいるそうな。 文春は、先の言葉が、某占星術師の本からのパクりではないかと、ネットで話題になっていると報じているが、そんなことはどうでもいい。 どうせ今の芸人にオリジナリティなどあるわけがない。私はお笑いを見なくなって久しいが、ときどき、チャンネルを間違えて芸人が出ていることがあるが、まったく笑えない。 笑えないお笑い芸人など、何とかのないコーヒーより始末が悪い。 そんな芸なし芸人をもてはやすテレビ局やファンがいるのが、さらに彼らを増長させるのだ。 今日も、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(44)と俳優の佐々木希(29)が結婚することを公表したとスポーツ紙が報じている。 何が悲しくてこんな年上のオジンと、可愛い盛りの女が結婚しなくてはいけないのだ。 忠告しておく。才能のある芸人は家では面白くもなんともない。外面は仮面だ。女だって通りを歩いている犬だって笑わせることができるが、家ではうんともすんともいわないのが当たり前なのだ。 渥美清を見なさい。彼は仲間に自分の住所さえ教えなかった。ビートたけしを見なさい。家にあんな顔の男がいたら、子どもはひきつけを起こす。 昔、私が付き合った萩本欽一だって、舞台を降りれば、タダの無口な人間だ。外でも家でも、ヘラヘラしている奴にろくな芸人はいないのだ。 現代が、笑えないお笑い芸人ワースト30をやっているが、これは企画間違いだと思う。笑える芸人のほうが圧倒的に少ないのだから、ベスト3を選んだほうが読者の役に立つ。 このワースト1にもブルゾンちえみが選ばれている。ただの素人の宴会芸だと評されているが、そんなのばかりだろう。 2位にはオリエンタルラジオの中田。3位が昨年200本以上にテレビに出たという永野。続いて品川庄司、芥川賞のオマケといわれるピース綾部が5位。 30位まで挙げても何の足しにもならないからここでやめておく。芸なし芸人がテレビを席巻しているのは、安く使えて便利だからで、テレビのディレクターにも芸のわかる人間などいないからだ。 元吉本興業の木村政雄がいうように、今は籠池のような濃いキャラクターのほうがはるかに面白い。心から笑いたかったら、バラエティ番組を消して報道番組を見るべきである。 今週の「文春砲」は、元SMAP香取慎吾(40)の“家族”についてである。 3月5日、後楽園遊園地・東京ドームシティアトラクションズに香取の姿があった。一緒にいるのは中学生ぐらいの少年。 モノクログラビアに後楽園のゴンドラに2人して乗り、香取が自分と少年を自撮りする写真が載っている。 どこにでもいる父と子どもという風情だ。だが、なぜ文春は香取の子どもと書かずに「謎の少年」としたのか。 香取が2歳年上の彼女との「熱愛」をフライデーで報じられたのは97年早々。その年の6月には、彼女との「婚前旅行」も同誌で報じられている。 当時、彼女は会社勤めをしながら歌や踊りのレッスンをしていた「アイドルの卵」だったという。フライデーが報じる2年ほど前から交際していて、香取はテレビ局に、彼女の家から出かけることもあった。 香取は祖母の葬儀にも彼女を同伴し、香取の両親が経営していた雑貨店でも働いていたそうである。事実婚のような状態だったのだろう。 だが、2005年に、2人は鶴見区の一軒家から六本木のマンションに引っ越してしまう。そのころこんなウワサがファンの間で流れたという。 「慎吾に子どもができた」 そして熱愛報道はぴたりと止み、それから10年以上ツーショットが撮られたことはない。 だが、昨年3月末に、ハワイで香取が少年と一緒に歩いている写真がTwitterに上げられた。 彼女とは事実婚ではなく、結婚しているのではないか。少年は2人の子どもで、SMAPが解散して時間のできた香取が、子どもと一緒に後楽園へ遊びに行き、ファンに気づかれても気軽に握手していたそうだ。 だが、ジャーニーズ事務所に、この件を問い合わせても「結婚の事実はない」と答え、香取本人を直撃しても無言。 香取を可愛がっていた元マネジャーの飯島氏に聞いても、彼女のことは知らない、子どもはいないでしょと否定した。 香取が彼女と暮らし始めた頃、アイドルが同棲や結婚するなど、事務所ではご法度だった。木村拓哉が工藤静香とできちゃった婚を発表したのが00年11月。だが、香取には好きな彼女がいることも、結婚したいと公言することも許されなかった。 SMAPの解散を強く主張したのは香取だった。結婚を公表したキムタクへの「思い」もあっただろうが、自分たちの仲を公にできない事務所への長年の不信もあったのではないか。 文春は「二十年以上に及ぶ“悲恋の物語”に終止符を打つことができるか」と結んでいる。香取、君ならできるはずだ、できるとも。 今、香取は新規の仕事のオファーを受けていないという。彼は絵が得意で、芸能界を引退してアーティストとして生きていくという見方もあるようだ。 これが報道されてから、香取は周囲に、あれは知り合いの子どもだ、困ったといっているそうだ。 私には、どちらのいうことが本当か判断する根拠はないが、もし、香取がアイドルだから子どもがいることを知られたくないなどと考えているのだったら、彼の人間性を疑う。 どちらにしても、長年一緒に暮らしてきた彼女を、みんなの前に連れてきて、紹介するぐらいはしなくてはいけない。 今週の1位は文春と新潮の東芝の記事。 「綱川社長が3月29日に記者会見を開きWH(原発メーカー、ウェスチングハウス)の破産法申請と同時に、その処理で赤字が最大一兆100億円になると発表。2年前だったらビックリしたかもしれないが、これまで数々の問題が起きて数千億円単位の損失などが明らかになったからだろう。危急存亡のときに立たされても、もはや驚愕しなくなった自分の感覚は、完全に麻痺している」 これは新潮に掲載されている東芝30代社員の「トホホな転職活動日記」からの引用である。筆者は有名国立大学を出て、当時勝ち組中の勝ち組で旧財閥色も薄い自由な社風だと感じた東芝に入った。支社勤務を経て本社の企画部門に「栄転」した中堅社員で、独身。年収は700万円台だったが、ボーナスカットにより2年間で100万円近く減っているという。 日記では、次々に去っていく同僚がいるが、転職ができるのは引く手あまたの技術職で、彼のような企画畑では転職先もなかなか見つからないと悩みを綴っている。 1月には東芝京浜事業所品質保証部の社員が、水力発電機器の安全検査データをねつ造していたことが報道された。2月にはWHの幹部が、米国で建設中の原発を巡り、部下に建設費の圧縮を指示していたことが発覚し、原子力事業を統括する会長と、社内エネルギー部門のトップが退任した。 そのトップ、ダニエル社長が部下に出したメールが転送されてきた。それを読んだ彼はブチ切れる。 「“短い間でしたが、みなさんと一緒に仕事ができて幸せでした”と。ふざけるな。お前と志賀会長が“チャレンジ”と称して、部下に圧力をかけたんだろう。同僚の話では、ダニーの給与は億単位だとか。この泥棒猫!」 東芝を倒産近くまで追い込んだのは、WHを買収したことがきっかけだった。これは国策であり、東芝の「暴走機関車」と呼ばれていた原発事業担当者と経産官僚出身で資源エネルギー庁次長を経て現在、安倍の首相秘書官である今井尚哉が推し進めてきたはずだ。 その結果こんなことになったのだから、安倍も今井も説明責任を果たせと文春が報じている。 筆者はジャーナリストの大西康之。彼はある東芝社員のビジネスダイアリーを入手した。これは東芝電力システム社の主席主監だった田窪昭寛のもので、東芝の原子力畑を歩み、06年のWH買収では現場を取り仕切っていた。 WHを手に入れた田窪は、東芝製原発の海外輸出という目的へと突っ走る過程で、やはり原発輸出事業を推進していた今井と接近していったという。 「特に、3・11以降、新規の原発受注にブレーキがかかる中、トルコやUAEのプロジェクトは東芝にとって、大きなビジネスチャンスだった。そこで、田窪氏はキーマンである今井氏に接近したのです」(田窪と今井の関係をよく知るA) 手帳には頻繁に今井の名前が出てくる。ディナーを一緒にしたり、帝国ホテルのフランス料理店で朝食を取りながら、田窪は今井の協力を得て、安倍首相に進言してもらったという。 文春によれば、アベノミクスの成長戦略である「第三の矢」に悩んでいた安倍は、今井の原発輸出戦略に乗ったのである。 「田窪氏の口癖は『国策だから』。周囲が『本当に大丈夫か』と不安視する案件でも、佐々木社長の後ろ盾があり、今井氏とも繋がっている彼に『国策だ』と言われると、誰も言い返せません。財務部門もストップをかけられなかった」(東芝関係者) 当時の社長の佐々木は、原発事故以降も「原発をほしがっている国はいっぱいある」と強気で、田窪が持ち込む資源投資案件にも相次いでGOサインを出したそうだ。 東芝の幹部たちの先を見ない愚鈍経営と、安倍首相とその側近が、東芝崩壊という大惨事を招いたというのは、真実であろう。 文春のいうように、東芝は福島第一原発の廃炉という役割もあり、社員が17~8万人もいる日本を代表する大企業である。巨額赤字や粉飾決算にもかかわらず、潰せないため、公的資金(血税)の注入も検討されているといわれる。 東芝はもちろん、安倍首相と今井補佐官にも、国民に「原発輸出事業は失敗だった」と説明する義務があることは、いうまでもない。 【巻末付録】 まずは現代から。巻頭は「秘蔵カラー 田中好子」。そうか、彼女が亡くなってから7年も経つんだ。 春になると「もう春ですね」が口をついて出てくる。ちょっぴり太めなのもよかった。 後半は「おっぱいの進化史」。日本テレビの情報番組『スッキリ!!』のレポーター「阿部桃子 29歳の色香」。発売すぐに回収されたという伝説のヌード「背徳の美人ジャズシンガー 真梨邑ケイ」。この人のジャズはよかったのに、なぜ脱ぐようになったのだろう。確かに過激ではある。 袋とじは「有村架純(24歳)の姉 有村藍里(26歳) 衝撃のオール裸身」。人気女優である妹との比較に苦悩し続けた姉か。わかるなその気持ち。 ポストは、巻頭はいつもの西田幸樹が撮った「美大生YOKO」。巻末もいつもの「見たくありませんか? この女のセックス」。それにオマケで「100センチ。何がめでたい」。それに「橋本マナミ『私生活』」。おなじみが多いね。今週はどちらも今一つで、引き分けだ。 (文=元木昌彦)「週刊文春」(4/13号、文藝春秋)
10歳男児に馬乗りで顔面メッタ刺し……モンスター級の凶悪事件に人民騒然!
児童への凄惨な暴行事件が相次ぐ中国で、今度は殺人未遂事件が発生した。 「現代快報」(4月6日付)によると、江蘇省徐州市豊県で、10歳の男児が顔を9カ所も刺され、重傷を負っているところを近隣住民に保護された。 童童(トントン)ちゃんは、2人の兄と祖父母の5人暮らし。都会に出稼ぎに行っている両親とは、数カ月に一度会えるのを楽しみにしていた。4月2日の午前、家の外で兄たちと遊んでいたトントンちゃんだったが、しばらくすると突然泣き叫ぶ声が聞こえてきた。祖父母は慌てて外に飛び出し、叫び声のするほうへ目をやると、そこには顔面が血だらけになった、トントンちゃんの衝撃的な姿があったのだった。 事件を目撃した近隣住民によると、「50代くらいの男が突然、トントンちゃんに襲いかかり、馬乗りになると、持っていた包丁で顔面を狙って執拗に切り付けた。トントンちゃんは顔中血だらけで、大声で泣いていた。そこへトントンちゃんのおじいさんがやってきて、包丁を持った男と揉み合いになった。最後はおじいさんが男の腕にかみついて、包丁を男から奪い取ったところで、現場に警察がやってきた」という。 逮捕された男は、なんとトントンちゃん一家の隣に住んでいたことが判明。警察の調べによると、この男とトントンちゃん一家には、これまで住民トラブルなどはなく、現在も犯行動機について取り調べが続いている。病院に搬送され、手術を終えた直後のトントンちゃん
トントンちゃんは徐州市内の病院に緊急搬送されたが、医師によると、包丁による刺し傷は顔面と首、左手に集中しており、特に顔面の傷は口の中まで貫通。舌は3分の2が切断されており、一時は危険な状況にあったという。 残忍な事件には慣れっこのはずの中国ネット民たちも、なんの罪もない子どもに対してのこれほどの仕打ちには衝撃を隠せない様子。「良心のかけらもない人間だとしても、これまでのことができるものなのか……」「この男はモンスターだ。生かしておけば、また同じことをするだろう」 現在、トントンちゃんは回復し、退院に向けて治療が続けられているというが、顔や体に受けた大きな傷痕は、精神的に大きな影響を与える可能性があると医師は指摘している。 今後、男への精神鑑定なども行われるというが、たとえ厳罰が下ったとしても、トントンちゃんの苦しみが簡単に癒えることはないだろう。 (文=青山大樹)左手には、男の犯行から身を守るための、無数の防御創が確認できる
メインとデザートが一緒に楽しめる? 永遠の食べ合わせ問題『バナナパフェ風カレー』
筆者が思うに、人口対比だと日本で最も珍級グルメが多いのは、変態の街「名古屋」である。その次に多いのが、極東アジア「大阪」ではなかろうか。 今回訪れたのは、なんばCityのすぐ近くにある小さな喫茶店だ。間口は狭いが奥に長い店のドアを開けると、店内は芳しきコーヒーの香りで満ち、コーヒー好きでなくとも、なぜかホッとする気分にさせてくれる。 そして、この店の人気メニューは、コーヒーだけでなく、カレーもそのひとつ。水、米、タマネギにこだわった手作りカレーなのだが、その中に珍級なメニューを見つけた。 「バナナパフェ風カレー」 この名前だけで、どんなカレーか頭の中でイメージすると、思い浮かぶのはパフェ用の縦長のグラスにバナナが盛り付けられ、器の底の方にカレーが入っている、という感じなのだが果たして。 壁に飾られた吉本新喜劇の芸人さんたちのサインを見ながら待っていると、女将さんが運んできてくれたのがこんなカレーだった。なんばサンモリッツ「バナナパフェ風カレーセット」
ま、コースターのメニューに写真が載ってるので、ネタバレではあったのだが……(笑)。 以前、東京の駒形で、「イチゴカレー」(記事参照)を食べた時の衝撃は、ある意味、大きかったが、バナナとカレーの相性はどうなのだろう?甘口カレーライスの上にバナナと生クリームとチョコレートソースがかかった逸品。
まずは、バナナに少しのカレーを付けて口に運んでみる。と、口に入れた瞬間、カレーの風味でバナナのイメージは消えるのだが、直後、ヌメッとしたバナナの舌触りと柔らかい食感が、現実に引き戻す。 「オレは今、バナナとカレーを一緒に食べている!」 しかし、カレーが甘口のせいか、正直、そんなに悪くない。それに、この味は以前どこかで食べたような……。考えながら食べ進めると、とうとうその答えにたどり着いた。 「古奈屋のバナナ天カレーうどんだ!(記事参照)」 あの時のバナナは天ぷらにしてあったせいで暖かくて違和感満載だった。しかし、生バナナとカレーの相性は、それほど悪くない。いける、イケるぞ!目隠しして食べたら、なんだか当てる自信がないカレー風味のバナナ。
ご主人になんでこんな取り合わせを思いついたのか聞いてみると、 「バナナもカレーも両方好きだから」 単純な答えだが、駒形のイチゴカレーも、確かご主人は同じことを言っていたような……。 <好きなもの+好きなもの=美味しいもの> という方程式は成立するのか? 自分の舌で確認していただきたい。 バナナパフェ風カレー、うもうございました。ターメリックライスにカレー、バナナ、生クリームをワンスプーンで楽しむ。
サンモリッツ「バナナパフェ風カレー」1500円(税別) インパクト ☆☆☆ 味 ☆☆ 店 ☆☆☆ (写真・文=よしよし)落ち着ける、街の小さなコーヒーショップ。
捕まるのも当然! “盗撮天国”韓国、犯人たちの大胆すぎる手口とは――
ここ数年、韓国では盗撮被害が増加している。実際、2010年には年間1,100件余りだったが、15年には7,623件にまで増加。わずか5年の間に、約7倍にまで膨れ上がった。 そんななか驚きなのは、社会的地位の高い人物たちが犯行に手を染めるケースが少なくないことだ。 3月10日、国内最大手の広告代理店「第一企画」の社員が女子トイレを盗撮して退職処分となった。男の犯行は実に大胆だ。なんと、スマートフォンを片手に女子トイレに乗り込むと、個室の隙間から直接、撮影していたのだ。 ここまで堂々と盗撮できる神経はたいしたものだが、男の犯行はあまりにも無計画すぎた。結局、現場を取り押さえられて、翌日には退職処分となった。会社側はこの件を警察に通報。現在、余罪についても捜査中だ。 また同27日には、漣川(ヨンチョン)地方の郡庁に勤める公務員の男が、郡庁内の女子トイレに隠しカメラを設置したことが判明し、特例法違反容疑で逮捕された。警察によると、女性職員がカメラの存在に気づき、通報したという。 これだけなら犯人を特定することはできないが、男はあるミスを犯していた。それは、監視カメラの映像内にハッキリと自分の顔が映されていたのだ。なんとも間抜けな話である。 韓国の法律では、盗撮犯は5年以下の懲役、1,000万ウォン(約100万円)以下の罰金が科され、営利目的の場合は、より重い刑罰に処されることになっている。しかし、実際はほとんどが軽い刑罰に終わっていて、再発予防としては効果が薄いのが実情だ。 こうした現実を前に、韓国ネット民の間では「若者たちの性教育を見直さなければならない」「盗撮されてネットに晒された被害者は、一生もののトラウマを背負うということを理解してほしい」など、厳しい批判の声が上がっている。 スマートフォンの普及に伴い、爆発的に増えた盗撮被害は、韓国社会の大きな問題となっている。そのため最近では、公衆トイレに行く際にはマスクを着用する女性も増えているという。また、女性だけでなく、男性更衣室の盗撮事件も多発している。韓国では、男女問わず注意が必要だ。イメージ画像(Thinkstockより)
伝説のプロデューサーと新鋭監督がガチゲンカ!! アウトロー映画『ろくでなし』に漂う不穏な熱気
ザラザラと乾いた肌感触。口の中を切ったときに感じる、あの血の味わい。北野武監督の初監督&主演作『その男、凶暴につき』(89)を初めて観たときの衝撃が忘れられない。ザラついた肌触りと血の味は本来なら不快なもののはずなのに、北野監督の処女作にはそれが甘い陶酔感に感じられた。同じような感触を、ヤン・イクチュン監督の長編デビュー作『息もできない』(08)やニコラス・ウィンディング・レフン監督のハリウッド進出作『ドライヴ』(11)を観たときにも感じた。どの作品の主人公たちも現実社会に苛立ち、ふとしたことで溜め込んでいた感情を暴力という形で炸裂させる。歩く不発弾のような危ない男たちだ。奥田庸介監督の新作『ろくでなし』も、いつ爆発するか分からない不発弾を抱えて生きる男たちのザラザラとした肌触りと血の味を感じさせるドラマとなっている。 物語の舞台は現代の渋谷。新潟の刑務所を出てきたばかりの一真(大西信満)は流れるようにして東京に辿り着いた。建設現場で働くも、長くは続かない。そんなとき、夜の渋谷で見かけた女・優子(遠藤祐美)を一方的に“運命の女”と思い込み、優子の勤めるダンスクラブへ。クラブでガンを飛ばしてきた若者相手に大立ち回りを演じる一真だったが、その腕っぷしの強さを買われてクラブのオーナー・遠山(大和田獏)の用心棒として雇われる。裏社会の住人でもある遠山は頭のネジが数本外れており、遠山が撲殺した裏社会の顔役の死体を兄貴分・ひろし(渋川清彦)と共に処理することに。暴力まみれの生活を送る一真だが、その一方では優子への想いを募らせ、彼女の帰り道を追ってアパートまで付いていくようになる。だが、一真にとっての“運命の女”優子は男関係や金銭問題など様々なトラブルを抱えている女だった──。 無口な男・一真は、若松孝二監督の反戦映画『キャタピラー』(10)で手足を失った芋虫男を、大森立嗣監督の官能作『さよなら渓谷』(13)で真木よう子を相手に大胆な濡れ場を演じた大西信満。一真と同じ新潟の刑務所出身という自慢できない“同窓生”ひろしに『お盆の弟』(15)と『下衆の愛』(16)で売れない映画監督を哀愁たっぷりに演じた渋川清彦。オーディションでヒロイン・優子に抜擢された遠藤祐美は、薄幸系女優と呼ばれた麻生久美子をさらに幸薄そうにした雰囲気が本作によく合っている。ひろしの舎弟・由紀夫を演じた『ケンとカズ』(16)の毎熊克哉、優子の妹・幸子を演じた上原実矩も、みんな不機嫌そうな面構えだ。ままならない現実に苛つきながら生きている。でも、あまりに不満を呑み込みすぎると、クラブのオーナー・遠山(大和田獏が怪演!)のような狂人になりかねない。そうならないよう、彼らは不器用ながらも自分たちなりの幸せを掴もうと懸命にもがき続けている。大西信満と渋川清彦のダブル主演作『ろくでなし』。映画の完成後、奥田庸介監督と山本政志プロデューサーは完全決裂した。
人気コミックの実写化が花盛りの日本映画界において、そんなブームなんて知ったこっちゃねぇと泥くさいオリジナルのアウトロー映画を撮り上げたのが奥田庸介監督だ。1986年生まれの奥田監督はこれが長編3本目となる。クラウドファンディングで資金を調達した前作『クズとブスとゲス』(16)は「この映画が撮れれば死んでもいい」という奥田監督の気迫がこもった規格外の逸品だった。『クズとブスのゲス』の酒場のシーンで、主演も兼ねていた奥田監督はスキンヘッド状態の頭で本物のビール瓶をカチ割るという狂気のアドリブ演技を見せた。そのシーンを撮り終えた後はもちろん病院行きとなっている。 そんな奥田監督の変人ぶりを気に入ったのが山本政志プロデューサー。山本政志プロデューサーは実践型ワークショップ「シネマ☆インパクト」を主宰し、ワークショップ受講者たちをメインキャストにした大根仁監督の『恋の渦』(13)などのヒット作を生み出している。また、監督作『闇のカーニバル』(82)や『ロビンソンの庭』(87)といったインディーズ作品で海外にも名を馳せた伝説的な映画人である。新興宗教を題材にした『水の音を聞く』(14)でも監督としての健在ぶりを示した。強烈な個性を持つ2人がタッグを組んで企画がスタートしたのが『ろくでなし』だった。ところがボルテージの高い者同士の顔合わせは、あまりにも危険すぎた。脚本段階で両者は大ゲンカとなってしまう。2016年の夏、『クズとブスとゲス』の公開前に奥田監督を取材した際、奥田監督が携帯電話で激しい口論を始めたので驚いたが、その相手が山本政志プロデューサーだった。 奥田監督と山本政志プロデューサーとの間に生じた軋轢は深刻で、クランクイン直前を控え、撮影中止にするかどうかという瀬戸際まで行っていた。映画が完成した今も2人は和解しておらず、そこで『公開大討論会!「おい、ろくでなし!今夜、決着つけようじゃないか」』(4月2日、渋谷ユーロライブ)が開かれた。両者が激昂してつかみ合いにならないよう、キックボクシングの元世界王者・小林さとし氏がステージ上で立ち会い、『ろくでなし』を上映するユーロスペースの支配人・北條誠人氏が司会進行を務めるというもの。このときの両者の殺伐としたやりとりを聞くと、奥田監督の書き上げた脚本の初稿に山本政志プロデューサーは納得できず、改稿したことがケンカの発端だった。自分の脚本に手を入れられたことが奥田監督は気に入らず、両者の間に溝が生じてしまった。山本政志プロデューサーにしてみれば、「街を舞台にし、情感は排したものにしようと打ち合わせていたのに、情感の部分が守られていなかった」ので修正した。また、奥田監督が撮影現場で初稿に戻そうとするのが許せなかったという。奥田監督いわく「現場で自由に撮れないのなら監督である意味がない」「プロデューサーという上からの立場で言われるので、打ち合わせになっていなかった」とのこと。山本政志プロデューサーがアウトローものとしてのリアリティーを高めるために、本職の方たちを現場に招いていたことも、奥田監督との距離を生む要因となったようだ。結局、山本政志プロデューサーはプロデューサーという肩書きではなく、アソシエイトプロデューサーとしてクレジットされている。どうしようもなくダメ男を引き寄せてしまうオーラの持ち主・優子には、「シネマ☆インパクト」参加者の遠藤祐美が選ばれた。
公開討論は最後まで平行線のまま、お互いに一歩も歩み寄ることなく決裂した形で終わりを告げた。個性が強すぎるクリエイター同士のケンカはガチだったことだけは、成り行きを見守っていた観客にもひしひしと伝わった。ろくでもない討論会だったわけだが、両者が火花を散らしながら完成させた『ろくでなし』がダメな映画かというと全然そんなことはない。撮影裏の不穏な空気をはらみつつも、キャスト陣はベストの演技、いやベスト以上の演技を見せている。監督が100%自由に撮りたいものを撮ることが許された恵まれた現場で傑作が生まれるかというと、必ずしもそうでない。その逆も然りということだ。 作品としては欠点を持っていても、堪らなく魅力的なシーンや役者が瞬間的に放った輝きが脳裏に焼き付く映画もある。今回の『ろくでなし』でいえば、ラブホテルで枕営業をしようとしていた優子の前に一真が立ちはだかり、路地裏でお互いボコボコに殴り合う長回しシーンが忘れられない。それぞれの感情が爆発するこのシーンを撮る瞬間、監督とプロデューサーの軋轢など舞台裏のトラブルはいっさい関係なく、役に没頭した2人が共に殴り合うことで、そこに愛らしきものがあることが浮かび上がってくる。痛くて、無様で、かっこ悪くて、でも放っておくことができない愛しい映画。それが『ろくでなし』だ。監督とプロデューサーはケンカ別れしてしまったが、その分観客に愛される映画になってほしい。 (文=長野辰次)『ケンとカズ』(16)のドラッグディーラー役で注目された毎熊克哉。出番は多くないが、観客の印象に残る美味しい役だ。
『ろくでなし』 監督/奥田庸介 プロデューサー/村岡伸一郎 アソシエイトプロデューサー/山本政志、松本治朗 出演/大西信満、渋川清彦、遠藤祐美、上原実矩、毎熊克哉、大和田獏 配給/C・C・P 4月15日(土)より渋谷ユーロスペース、新宿K’s cinemaにてロードショー (c)Continental Circus Pictures https://www.rokudenashi.site
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斬新すぎるビジネスモデルの数々! ヤンキー起業革命『代表取締役総長 東郷西吉』
サラリーマンの皆様、日夜お仕事ご苦労様です。お仕事、順調ですか? 僕もサラリーマンの端くれですが、順調と言う言葉からは程遠い状況にあります……。まあ、仕事もせずに、マンガばっかり読んでるからなんですけど。 本日ご紹介するマンガは、もしかしたら起業を考えている方や、新規事業を立ち上げようと頑張っているビジネスマンにとって、大いなるヒントが隠されているかもしれません。その名も『代表取締役総長 東郷西吉』(作:古沢優)。ほとばしる元ヤン魂から次々と繰り出される、斬新なビジネスモデルの数々をご堪能ください。 舞台は有限会社 西吉興業。風俗の雑居ビル内にオフィスを構えるこの会社の代表取締役総長が東郷西吉です。ルックスは、完全に族上がりのチンピラ。社長ではなく、「総長」と呼ばせるあたりでいろいろとお察しください。 この東郷総長のビジネスセンスが独創的すぎるのです。まず、オフィスが風俗ビルにあります。一見すると怪しさ抜群ですが、メリットも多数。普通のオフィスビルより、風俗ビルのほうが家賃は圧倒的に安く、おまけにイメクラの居抜きなので、プレイルームが会議室としてそのまま使えます。リフレッシュしたければ、近くのお店から「美人秘書」たちを派遣することもできます。この合理的発想、並のセンスではありませんよね。 しかし、ここからがこのマンガのすごいところ。次々と斬新な商売のアイデアが飛び出してきます。 ご存じ、子どもたちに大人気の昆虫・カブトムシを縁日で売ろうというのです。しかし、「カブトムシ売り」のどこが画期的なビジネスモデルなのか? 実は、ツノがないためにまったく人気がないカブトムシのメスを安く大量に仕入れる、というところがポイントなのです。 「写真指名の来ない風俗嬢なんだよ こいつらは」 総長の例えが妙に的確ですが、ここからが西吉興業の商売術です。なんと、メスのカブトムシにプラスチックで成型したツノの型のパーツを瞬間接着剤で貼り付けて、メスをオスにしてしまいます。これで売れれば、利益率はなんと90%! 「牛乳と思って買ったらそれが加工乳だったって事、よくあるだろ? それと同じなんだよ」 いやいや……普通に詐欺じゃねーか! ちなみに、ハンドメイドで作られた人工のオスのため、ツノが折れたり、ツノの向きが逆だったりという不良品が多数発生! 「最近のカブト虫はカルシウム不足みたいで……」 みたいな言い訳をしつつ、バレて収拾がつかなくなったらバイクに乗って暴走しながら逃走。バレるまでが勝負の、刹那的ビジネスです。 ここで社訓。 「何かを忘れたくなったら まず暴走」 これ以外に「投げて暴走(はし)って仕事して」とか「女も営業も押しの一手」みたいな、まっとうな経営者なら絶対に言わなさそうな社訓が多数あります。 そのほかの商品展開も、実にユニーク。手を使わず、単車に乗りながらアンパンできるアンパンホルダー「アンパンチョ」。念のために説明しておきますと、アンパンって、ヤンキー用語でシンナーのことです。こちらはカーショップが取り扱ってくれないなどの理由で、300個作ったのに3個しか売れませんでした。そりゃ、取り扱わないだろ……。 また、独自のノウハウを生かしたコンサルティングサービスもやっています。周りの族にナメられている弱小暴走族のお悩みを解決する、本物の暴走族になるためのおまかせプラン「ZOKUZOKUパック」。 服装、単車、集会まで、暴走族のすべてをプロデュースしてくれます。暴走に合わせて歓声を上げてくれるギャラリーをサクラで雇ったり、時には以前ボコられたライバルの暴走族に対して報復のお手伝いをしたりします。まさに、手取り足取りで立派な暴走族になれます。 本格的なITを使った商品もあります。その名も、新型カーセキュリティシステム「サイキッチーV」。これはお客様の車を、衛星を使って24時間体制で監視するシステムです。このシステムの斬新なところは、もし盗難など緊急事態があれば、愛車の位置により、地区を管轄している暴走族がすぐに駆けつけ、盗難車を追い詰めて犯人をボコボコに。警察よりもスピーディーな対応が可能、ということなんです。 そのほか、「タマちゃん」ブームで余ったラッコの人形を売りさばくため、ラッコの気ぐるみを着て荒川に入水。「アラちゃん」ブームを起こしたり、レディース上がりのヤンママを集めてデートクラブの営業(しかも、完全に美人局)してみたりと、とにかくユニークなのです。 「マイルドヤンキー」なんて言葉がはやってますけど、もしかしたら、これからの時代は「ガチのヤンキー」がビジネス成功のキーワードになる……のかもしれません。ビジネスモデルがヤンキーに依存しすぎるのも、どうかとは思いますけどね。 (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>) ◆「ザオリク的マンガ読み」過去記事はこちらから『代表取締役総長 東郷西吉』(日本文芸社)
「女性になりたい……」17歳少年が自宅で性器切断、出血多量で緊急搬送!
日本では2,800人に1人の割合で、性同一性障害に悩む人がいるというが(性同一性障害支援機構HP)、まだまだ彼らへの対策が遅れているのが現状だ。一方、お隣の中国でも事情は変わらないようだ。先日、この障害に悩んだ少年が、自宅で性器を切断し、重傷を負ったというニュースが報じられ、騒動となっている。 「網易新聞」(4月6日付)によると3月末、広州市内にある中山大学付属第六病院に、出血多量で重傷を負った17歳の少年が救急で運ばれた。担当医師によると、少年は下半身から大量出血しており、陰茎と睾丸がなくなっていたという。意識が朦朧としていた本人に事情を確認したところ、自宅で自ら麻酔を打ち、男性器を切断したというのだ。その後、麻酔の効果が切れ始めると激しい痛みに襲われ、耐え切れずに救急車を呼んだのだった。すぐに止血のための緊急手術が行われ、少年は一命を取りとめた。 「どうしても女性になりたかった。去年の3月くらいからホルモン注射を自分で打ち始めたけど、お金がかかってしまい、経済的な負担になっていった。そうした中、ネット上にある、同じ障害に悩んでいる人たちが集まるサイトを覗くと、『自分で性器の除去手術を行えば、ホルモン注射代や手術代がかからなくて済む』と書いてあった」(少年) また、少年は幼い頃から性同一性障害に悩んできたが、厳格な両親にはその苦しみを理解してもらえず、高校を中退して1人暮らしを始め、アルバイトで生活費やホルモン注射代を稼いでいたという。少年の容体が安定後、病院ではあらためて全身検査を行った。少年の乳房はすでに隆起が見られ、体つきも女性らしく、ホルモン注射の効果が表れていた。 「中国では、それこそ15年前までは性同一性障害は“精神疾患”として扱われ、精神科病院に入院させられていた。しかし、国家衛生部(日本の厚生労働省に相当)が2009年に定めた『変性手術技術管理規範』で性転換手術の方法やルールが決められ、『5年以上、性転換への願望が続いていること』『心療内科での治療が1年以上効果がないこと』『犯罪歴がないこと』などの条件に合致すれば、手術が受けられるようになった。人口の多い国ですし、基本、他人に干渉したりされたりするのを嫌う国民性ですから、この障害に関して、日本よりはまだ 寛容かもしれません」(香港在住の日本人ジャーナリスト) しかし、欧米に比べれば、日本も中国も、性同一性障害への理解が十分足りているとは決していえない。今回のような事件が二度と起こらないよう、性の問題で悩む人が暮らしやすい社会となっていくことを切に願うばかりである。 (文=青山大樹)イメージ画像
「女性になりたい……」17歳少年が自宅で性器切断、出血多量で緊急搬送!
日本では2,800人に1人の割合で、性同一性障害に悩む人がいるというが(性同一性障害支援機構HP)、まだまだ彼らへの対策が遅れているのが現状だ。一方、お隣の中国でも事情は変わらないようだ。先日、この障害に悩んだ少年が、自宅で性器を切断し、重傷を負ったというニュースが報じられ、騒動となっている。 「網易新聞」(4月6日付)によると3月末、広州市内にある中山大学付属第六病院に、出血多量で重傷を負った17歳の少年が救急で運ばれた。担当医師によると、少年は下半身から大量出血しており、陰茎と睾丸がなくなっていたという。意識が朦朧としていた本人に事情を確認したところ、自宅で自ら麻酔を打ち、男性器を切断したというのだ。その後、麻酔の効果が切れ始めると激しい痛みに襲われ、耐え切れずに救急車を呼んだのだった。すぐに止血のための緊急手術が行われ、少年は一命を取りとめた。 「どうしても女性になりたかった。去年の3月くらいからホルモン注射を自分で打ち始めたけど、お金がかかってしまい、経済的な負担になっていった。そうした中、ネット上にある、同じ障害に悩んでいる人たちが集まるサイトを覗くと、『自分で性器の除去手術を行えば、ホルモン注射代や手術代がかからなくて済む』と書いてあった」(少年) また、少年は幼い頃から性同一性障害に悩んできたが、厳格な両親にはその苦しみを理解してもらえず、高校を中退して1人暮らしを始め、アルバイトで生活費やホルモン注射代を稼いでいたという。少年の容体が安定後、病院ではあらためて全身検査を行った。少年の乳房はすでに隆起が見られ、体つきも女性らしく、ホルモン注射の効果が表れていた。 「中国では、それこそ15年前までは性同一性障害は“精神疾患”として扱われ、精神科病院に入院させられていた。しかし、国家衛生部(日本の厚生労働省に相当)が2009年に定めた『変性手術技術管理規範』で性転換手術の方法やルールが決められ、『5年以上、性転換への願望が続いていること』『心療内科での治療が1年以上効果がないこと』『犯罪歴がないこと』などの条件に合致すれば、手術が受けられるようになった。人口の多い国ですし、基本、他人に干渉したりされたりするのを嫌う国民性ですから、この障害に関して、日本よりはまだ 寛容かもしれません」(香港在住の日本人ジャーナリスト) しかし、欧米に比べれば、日本も中国も、性同一性障害への理解が十分足りているとは決していえない。今回のような事件が二度と起こらないよう、性の問題で悩む人が暮らしやすい社会となっていくことを切に願うばかりである。 (文=青山大樹)イメージ画像
















