“禁酒法”時代の再来!?「アルコール健康障害対策推進室」の目的は税収増加か

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「週刊ポスト」(4/28号、小学館)
今週の注目記事・第1位 「飲酒規制が始まった!」(「週刊ポスト」4/28号) 同・第2位 「旭化成『傾きマンション』追跡ルポ」(「週刊現代」4/29号) 同・第3位 「渡辺謙 愛人の親友が激白『彼女は求婚されていた』」(「週刊文春」4/20号) 同・第4位 「NHK女子アナが映画監督と“花見W不倫”」(「週刊文春」4/20号) 同・第5位 「金正恩“斬首”秒読み 政府が覚悟「『最悪シナリオ』」(「週刊文春」4/20号) 「脱北した北朝鮮外交官が実名で警告」(「週刊現代」4/29号) 「『朝鮮半島有事』なら日本に『特需』がやってくる!?」(「週刊ポスト」4/28号) 同・第6位 「近く死刑確定『遺言手記』木嶋佳苗の東京拘置所から愛をこめて」(「週刊新潮」4/20号) 同・第7位 「安倍昭恵と反社会的勢力 運営するゲストハウスのビルオーナーは暴力団フロントの資金源」(「週刊新潮」4/20号) 同・第8位 「『死ぬまでセックス』は健康にいいのか?」(「週刊文春」4/20号) 同・第9位 「格安バニラエア『フライト中、副操縦士に異変が』」(「週刊文春」4/20号) 同・第10位 「“総理の懐刀”が『番記者いじめて辞めさせた』事件」(「週刊ポスト」4/28号) 同・第11位 「誇大広告! 効かないサプリ」(「週刊現代」4/29号) 同・第12位 「シリア黙示録 トランプの戦争」(「ニューズウィーク日本版」4/18号) 同・第13位 「14歳藤井聡太棋士に聞いた『コンピューターに勝てますか?』」(「週刊文春」4/20号) 同・第14位 「清原和博の弟分がナゾの死!」(「フライデー」4/20号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  まずは、あの清原の記事から。フライデーは清原和博(49)の弟分といわれる人間が突然自殺してしまったと報じている。  彼は43歳。六本木でサパークラブをしていたが、清原が釈放されたときに運転手をやり、清原が宮古島に潜伏していたときも同行していた。  その直前までお客と飲んでいたのに、家に帰って首を吊ってしまったという。知人は、睡眠薬を常用していたから、酒とそれを飲んで、オーバードーズ状態になっていたのかもしれないという。  葬儀に現れた清原は、写真で見る限り、少しやつれ、心ここにあらずという姿である。清原の薬断ちはうまくいっているのだろうか。  お次は将棋界に現れた新星、藤井聡太四段の話。御年14歳。文春によれば、羽生善治九段の10代のころと同じようだという。  1年以内にタイトル(6タイトルあるそうだ)を獲る自信はと聞くと、「まあ、六回チャンスがありますから」と答えた。頼もしい。  最強の将棋ソフト・ボナンザには勝てるかという質問には、「人間に比べるとコンピューターの能力の進化は限度がないです。そういう意味では人間とコンピューターが勝負する時代ではなくなったのかなと思います」。答え方のうまさはコンピューターを凌駕している。  朝鮮戦争以来最大の危機である。トランプが米中首脳会談の直前にシリア攻撃を始め、世界に衝撃が走った。  首脳会談が終わった後、トランプは米原子力空母カールビンソンや空母航空団、誘導ミサイル駆逐艦などを朝鮮半島近海に集結させ、北朝鮮への圧力を強めている。  一つ間違えれば戦争勃発という最悪の事態も考えられるのに、なぜ、トランプは中国の顔に泥を塗るようなことを始めたのか。それを解き明かしてくれる報道は日本のメディアには皆無である。  第一の謎は、なぜシリアを突然、空爆したのか。4月4日、シリアの反体制派支配地域で、神経ガスを使ったと見られる空爆があり、子どもを含む多くの市民が犠牲なった映像が世界中を駆け巡った。  それを見たトランプが怒り狂って命令したといわれているようだが、そんな衝動的な大統領に核のボタンを預けていいのか。  それにニューズウイーク日本版によれば、トランプは選挙中ISISを討伐するといってきたのに、突然、アサド政権を打倒しようとしているISIS側に回ったのだ。さらに、シリアにはトランプが“師事”しているプーチンのロシア軍がアサド政権を守るために1万人程度入り込んでいるといわれる。  ロシアがどう出てくるのか。 「攻撃直後のロシアは怒りの声明を発表。米ロ両軍の偶発的衝突を防ぐための連絡システムを停止した。直接の報復行動ではないが、これで米軍の軍事行動はリスクがかなり高くなる」(ニューズ)  ニューズによれば、アメリカ国内で「プーチンの傀儡政権」といわれている風評を打ち消すために強硬姿勢を採ったのではないかいう説もあるという。ロシアの傀儡であっても、それを否定するために他国を空爆したのであっても恐ろしい話だが、この男には世界最大の核戦力を動かせる力があることが最大の恐怖である。(この話については後でまた触れる)  ところで私もサプリを毎日いくつか飲んでいるが、現代によると、その多くが「ほとんど効かない」そうである。  今最も売れているグルコサミンとコンドロイチンがある。武蔵国分寺公園クリニックの名郷直樹委員長がこういっている。 「グルコサミン、コンドロイチンが軟骨の成分であることは事実ですが、サプリメントとして経口摂取しても軟骨は再生しません。グルコサミンやコンドロイチンは、糖やアミノ酸からできており、体内に入ると分解される。それが、再びグルコサミンやコンドロイチンに再合成され、膝の軟骨になるとは考えづらい。髪の毛の成分を飲んだからといって髪は生えないのと同じで、軟骨の成分を飲んだからといって、軟骨は再生されないのです」  10年9月には英国医師会誌「BMJ」にも、「グルコサミンやコンドロイチンが関節や股関節の痛みに効くという明確な結果は得られなかった」という研究報告書が掲載されたという。  身もふたもないが、現代は、今売られているほとんどのサプリには効き目がないといっているのだ。  マルチビタミン、ミネラル、鉄、プラセンタ、ウコン、クロレラ、コラーゲン、ローヤルゼリー、ことごとく有効性がなく、中には副作用を起こすものもあるという。  なんのために高いサプリを飲むのか。今あるサプリを全部捨てようか。でも、もったいないから、これを飲んだらにしよう。  今井尚哉という首相補佐官は、よほど評判の悪い人間のようである。ポストによれば、今井の番記者がいるそうで、毎晩、今井の家の前には番記者が10人以上も集まるという。  機嫌がいいと話すが、へそを曲げると何もしゃべらない。その今井が朝日新聞の番記者S記者を、とことん嫌ってしまったという。  S記者は15年9月に可決された安保法案を取材しており、可決後、安倍首相が祖父・岸信介と父・安倍晋太郎の墓参りをした際、安倍に「安保法案の成立を報告したのですか?」と声をかけたのだ。  それを、今井は「無礼極まりない」と怒っていたという。そこへS記者が番記者として現れたから、Sを無視し続けたそうである。  Sはそれでも腐らずに夜回りを続けていたというが、今年1月、某新聞記者とテレビ局の記者に呼び出された。  そして、君がいると今井さんが対応しくれない。もう来ないでくれ。その代わり、今井とのやり取りはメモで回すからといわれたというのだ。  こんな記者がいるから、この程度の人間にいいようにあしらわれてしまうのだ。  それを聞いたS記者は意気消沈して夜回りをしなくなり、朝日の上司もこれを知って、4月に別の記者と交代させてしまったという。  記者もだらしないが、朝日もだらしがない。だから権力のポチといわれてしまうのだ。  記者の質問に答える、説明責任を果たすのは役人や政治家どものやるべきことである。もしそうしないのがいたら、記者たちがそれぞれの紙面で告発し、世間に知らせるべきである。  それでも何もしないのなら、野党に国会で質問させる。とことん追及するべきなのに、何をやっているのだお前たちは!  安倍がヘラヘラしてられるのは、こういう府抜けた記者たちのおかげである。  米ユナイテッド航空内で、搭乗済みの乗客を自分のところの社員を乗せるために無理やり引きずり下ろすシーンが動画で撮られ、この会社の飛行機には乗らないという人が増えているという。  私はそういう無礼な目に遭ったことはないが、もしそうされたら、その飛行機を爆破してやる。  ユナイテッドではないが、今人気のLCCという格安航空会社、バニラエアのパイロットたちが「こんなんじゃ、そのうち堕ちるよ」といっているというのだから、こちらも穏やかではない。  ここは片道1万円以下というのがウリだそうだ。だが文春によると、慢性的な人手不足と、その上、過密スケジュールだから、パイロットやフライトアテンダント(FA)から、行きたくない、死にたいなどという言葉が出ているそうだ。  人手不足だから、操縦士の病欠や、欠航も増えている。今月7、8日には成田セブ便が欠航してしまった。  そんな状況なのに、会社は「新規路線を就航する」といい出していて、「もう頭がおかしいんじゃないかとしか思えません」(バニラエアのFA)。  2月26日には、新千歳空港から成田空港へ向かったバニラエアで副操縦士が体調を崩し、操縦不能になったという。しかし機長はアナウンスせず、管制官への連絡も行わず、機内電話でFAを個別に呼び出したそうである。  バニラエアの関係者は、「もっとも事故の発生率が高い着陸前の時間に、客室の乗務員が持ち場を離れ、コクピットにいるということ自体が異常」だと話している。  文春のいうとおり「安かろう、危なかろう」で済まされる話ではない。  その文春が、ポストや現代が力を入れている「死ぬまでセックスは健康にいいのか」という特集を組んでいる。  普通、高齢者が激しい運動をすれば心臓病などの発症リスクが高まると思うが、そうではないらしい。  世界的権威があるアメリカ心臓学会は、セックスが心筋梗塞の原因になったケースは1%以下で、セックスを活発にしているほうがリスクが少ないというのだ。  月に21回以上射精をしている人は前立腺がんのリスクが非常に低いというのだが、どうしたらそんなに射精ができるのかね。よほど若い嫁さんか愛人でも持たないと、できないと思うのだが。  高齢者の体位についてまで触れている。男は正常位での射精時が血圧、脈拍ともに一番高くなるから、女性上位や側臥位がいいそうだ。  当然だが、不倫は心筋梗塞の発生率が高くなって腹上死の危険が高くなる。家での腹上死はほとんどないそうだ。  腹上死してもいいから若い女性と付き合ってみたいものだが、無理だろうな。  第7位。新潮は安倍昭恵が、元暴力団組長と接点を持っていたと、先週フライデーが報じた話。昭恵が安倍の地元につくった居酒屋の姉妹店「UZUハウス」が入っているビルが、広域暴力団のフロントといわれる人間が関わっていた。昭恵に常に同行していた谷査恵子が、イタリアにある政府系機関に異動する予定だと報じている。  だが、新潮もいっているように、森友学園の籠池前理事長を、安倍官邸は「国策捜査」によって口を封じ、幕を閉じようとしているのは、権力の横暴であるのに、メディアが書きたてないのはなぜなのか。  籠池が国に水増し請求した件で、詐欺容疑で逮捕されるのではないかと報じたのは、安倍友新聞とも揶揄される産経新聞だった。  この報道で流れが変わり、大阪地検特捜部が捜査の手が付けやすい詐欺罪で、ゴールデンウィーク明けに籠池逮捕に踏み切るのではないかと、在阪の司法担当記者が語っている。  だが、一方の当事者である安倍昭恵を公の場で発言させずに、安倍は「籠池は偽証だ」と大騒ぎして、それが罪に問えないとなると、今度は詐欺罪で検察に逮捕させようとする。そんなことがまかり通れば、犯罪捜査が政権の具になってしまうと批判するのは、元地検特捜部検事の郷原信郎弁護士。 「国有地が8億円の減額で売却された経緯によっては、籠池さんの立場も異なったものになり得る。事件の全体像を明らかにせず、籠池さんの罪だけをつまみ食いするのは、正しいやり方とは言えません」(郷原弁護士)  こちらのほうが正論だと思う。  さて、木嶋佳苗(42)という女性を覚えておいでだろうか。婚活サイトで知り合った男性3人を練炭自殺と見せかけて殺害したと殺人罪に問われ、4月14日に最高裁で上告が棄却され、死刑が確定した。  その彼女が、新潮に「東京拘置所から愛をこめて」という手記を寄せている。彼女は獄中でも結婚、離婚、再婚をし、房内をパステルカラーのバスタオルで覆い、ベターッと開脚や、筋膜リリース、タバタ式などのストレッチを欠かさず、好きなブラジャーや下着を着けながら、優雅に暮らしていると書いている。  食欲は旺盛で、いろいろなサンドイッチを作って楽しんでいる。性欲は「考えないわけではないけど性欲で息苦しくなることはない」(木嶋)そうだ。  彼女は自分が犯した罪については触れていないが、自分は無実だと主張しているようだ。だが彼女は、死刑確定後に法相に対して早期執行の請願をするというのである。  その背景には母親との激しい葛藤があるようだ。母親は執筆することをやめなければ一切の支援を打ち切る、弟妹や甥姪との交流も禁じると宣告し、彼女がそれを拒否すると、敢然と実行したという。  拘置所内の生活は外部の支援なしでは立ちいかない。木嶋は母親のやったことを「悪意の遺棄」と書いている。それに父親が母親によって「心を蝕まれた結果、還暦で死を選んだ」ことなど、複雑な家庭や母子の間の愛憎があるようだ。  木嶋の学歴は知らないが、文章はうまい。拘置所内で多くの本を読んでいるそうだが、もともと書くことが好きで文才もあったのだろう。以前、ジャーナリストの青木理を好きだといっていたが、そのことはここには書いていない。  不謹慎かもしれないが、編集者としては、彼女の文才を駆使して、犯罪を犯す人間の心理や行動について書いてもらいたいと思う。  新潮が以前から告発していた、死刑囚・矢野治が告白した2件の殺しについて、ようやく警視庁が動き、遺体を掘り起こし、異例の確定死刑囚の逮捕に踏み切った。  この事件については以前にも書いているので、ここでは触れないが、矢野死刑囚が殺人を告白したのは、殺人容疑で逮捕されれば死刑執行がそれだけ遅れるからだ。  木嶋のようにではなく、命を長らえたいがために自白したが、逮捕されると、その件とはなんの話だ、知らねえと、話すことを億劫がるようになってきたという。  死を前にした人間は、あの手この手で死からできるだけ遠ざかりたいために、いろいろなことを考えるのだろう。  木嶋も手記のなかで、こういっている。 「現在、130人程度の死刑確定者のうち約7割が再審請求をしている。その多くは、再審請求中は執行を回避できると信じて形だけの請求を続けている人だと断じてもよいでしょう」  しかし、彼女のこの冷静さはどこから来ているのだろうか。  先にも触れたが、この国のメディアやジャーナリストの中に、安倍官邸の指示で動いていると思われる連中が多くなってきている気がする。一億総ポチ化である。  文春の巻頭で、「金正恩“斬首”秒読み、政府が覚悟『最悪シナリオ』」を書いている山口敬之(元TBS記者)も、そんな匂いがする一人のように見えてならないのだが。  導入部は、9日早朝、安倍首相がトランプとの緊急電話会談に臨んだ話から。トランプは、そこで「シリア攻撃を安倍が支持した」ことへの謝意を述べたという。だが、安倍としては、化学兵器を使用した確固たる証拠がないため、悩んだ末に「軍事行動ではなく、化学兵器の拡散を抑止する」という“決意”を支持するといういい回しにしたというのだ。  山口によれば、トランプは習近平に、近く行われるといわれている北朝鮮の6回目の核実験をやめさせるために、中国に対して期限を区切った北への制裁強化を強硬に求めたというのである。  だが習近平は明確には答えなかったのだろう。そこで北朝鮮へ軍事攻撃も辞さずという強行姿勢に転じたのだが、山口はここで、シリアは空爆したのに「より深刻な北朝鮮に対して、すでに計画立案が終了している『斬首+限定空爆』に踏み切らないのか」というのだ。  日本政府は衝撃的なシミュレーションを入手したという。それは、シリアと違って、アメリカが先制攻撃をすれば、北朝鮮は韓国のソウル攻撃をやってくる。そうなれば韓国人だけでなく、在韓邦人や観光客が犠牲になる可能性があるからだというのだが、こんなことは、いまさらいわれなくてもと思う。  ソウルだけではなく、日本の心臓部にもミサイルを撃ち込んでくることは間違いない。だが、山口も書いているように、日本の最新鋭のミサイル防衛システムでも、全部迎撃できるわけではない。  見逃せないのは結びの言葉である。「覚悟を決める必要がある」。なんの覚悟なのか。安倍首相は自衛隊も参加させるが、ゴチャゴチャいうなということか。官邸の意向を代弁して、われわれに戦争への準備をしておけというつもりなのか。  衝動的で先の見通しもないまま突っ走るトランプに対して、バカなことはやめろというのが同盟国の役割ではないか。シリアや北朝鮮を攻撃しても、アメリカ本土には当面影響はない。自分たちが安全なところにいて、アジアの火薬庫に火を放てば、朝鮮半島と日本列島は火だるまになる。それをワインでも飲みながら、トランプはテレビで見るつもりなのか。  新潮によれば、かつて金日成が息子・金正日にこう尋ねたという。 「アメリカが北朝鮮を攻めてきたら勝てるのか」。金正日はこう答えた。 「勝てないが、朝鮮のない地球はありえない。朝鮮が潰れる時には、地球を破壊してしまえばいい」  当然だが、韓国では日に日に緊張感が高まっている。日本では、これほどの「重大危機」なのに、メディアも国民も騒がないのはなぜか。  まさか、トランプが日本を守ってくれると、安倍のように無邪気に信じているのではないだろうが、不可解である。  現代には元北朝鮮の外交官で、15年に韓国へ亡命した韓進明がインタビューに答え、金正恩は単なる暴君ではないから、今すぐ6度目の核実験をすることはないと見ているといっている。  韓がいうには、金正恩は南北統一を考えていない。彼が考えているのは、アメリカとの2国間交渉。日米韓の連携を断ち切るために、金正恩は日本との関係を修復しようと切望しているという。  トランプにしても、空母カールビンソンなどを結集させて、北を恫喝してはいるが、これから打つ手となると、今のところは動きようがないはずだ。  北が空母にミサイルでも打ち込めば、空爆への口実ができるが、それほど金正恩もバカではなさそうだ。だが一発の銃声が、戦争への導火線になることは歴史が証明している。  日本はこの機会をチャンスと見て、トランプに自粛を呼びかけ、金正恩と話し合うきっかけにすればいいのだ。  今やノー天気週刊誌の代表になったポストは、朝鮮半島有事なら日本に特需が来るなどという特集を巻頭でやっている。  どういう神経なのだろう。昔から遠い戦争は買い、近くの戦争は売りという相場の格言がある。  ベトナム戦争は遠い戦争であった。ポストは朝鮮戦争のときは「朝鮮特需」があったではないかという。  だが、あの戦争は米韓と北朝鮮の戦争であったし、そのころ日本はアメリカの占領下だったから、気分的には遠い戦争であった。  それに、今のような飛び道具がなく、ほとんど地上戦が主体だったし、北にはろくな戦闘機もなかったであろう。  今は一瞬にしてミサイルが飛んでくる。万が一、そこに核弾頭でもついていたら、日本は壊滅状態になる。  そんな危ない状況で、日本株がどうのこうのといえるはずがないのだ。バカも休み休みいってもらいたいものだ。  力を誇示して北を抑え込もうとするトランプのやり方は、一歩間違えればアジアを火の海にする。安倍首相は、なんとしてでもトランプを説得し、空母を引き上げさせて、金正恩とアメリカ、中国、韓国、日本との話し合いに持ち込むことが、真のリーダーシップというものである。  さて、多くの日本人同様、危機感のない私は、どうも今週の「ゲス不倫」に目が行ってしまう。  文春砲、今週はNHK『サンデースポーツ』元キャスター“花見W不倫”。お相手は映画『東京タワー』などを手掛けた映画監督の源孝志(55)で、女は元キャスターでNHKの中堅アナウンサー・與芝(よしば)由三栄(42)。  2人とも既婚者で子どもあり。與芝は慶応大学で「ミス慶応」に輝いたこともあるそうだ。源は大学卒業後、ホリプロへ入社し、03年に独立した。  4月3日、東大駒場キャンパスの昼下がり、桜が咲き乱れている下で、2人は持参したワイングラスを優雅に傾けていた。  グラビアに仲良く並んで話している2人の姿が桜に包まれている写真が載っている。いい雰囲気だ。  その後2人は、源が借りている仕事部屋に入り、2時間半後、出てきた與芝は急いで電車に飛び乗り勤務先のさいたま放送局へ戻ったという。  2人は文春の取材に、会っていることは認めているが、そんな関係ではないと否定している。この2人も、これから大変だろうな。同情する。  ところで、同じ文春だが、先週やった香取慎吾の「謎の少年」の後日談が出ていないが、どうしたのだろう。香取ははっきりと「あれは友達の子ども」だと明言しているようだ。今週の渡辺謙同様、追いかけてもらいたい。  その渡辺だが、付き合っている愛人の親友というのが「激白」している。私は、親友とあるが、愛人本人だと思うが、まあそれはいい。  ここでは15年に渡辺がニューヨークのリンカーン・センターにあるヴィヴィアン・ボーモント劇場で、高い評価を受けたミュージカル『王様と私』の公演をやったときは、妻の南果歩も、手作りの日本食をつくって内助の功を発揮したが、そこへ愛人と彼女の友達も公演に呼んでいたというのである。  公演が終わったその夜、イタリアンレストランで食事をし、翌日からは「謙さんのマンションで一緒に過ごしていたようです」(親友B子)。  別の親友も、愛人は謙から求婚されていたといい、彼女は「子どもが欲しい」と謙にいったら「俺の子どもを産んでいいよっていわれた」とうれしそうに話していたというのである。  その上、「子供が産まれたら二人で育てていこう。もし結婚できなかったら隠し子でもいいよ」とも、謙がいっていたという。  この愛人が「怖い」と思うのは、文春がこう結んでいることである。 「几帳面な性格というA子(愛人=筆者注)さんは、渡辺と過ごした思い出を日記に綴っており、今でも大切に保管しているという」  私を裏切ったら、この日記を出すとこに出そうじゃない。謙は今頃、身震いしてるだろうな。  ところで、約1年半前に起きた横浜市都筑区の三井不動産レジデンシャルの分譲マンション「パークシティLaLa横浜」のマンション傾き“事件”を覚えておいでだろうか。  2つの棟をつなぐ手すりがずれているという住民の指摘から始まり、三井側が調査すると、傾いた棟を支える杭のうち、安定した地盤の「支持層」に届いてないものが多数見つかったのだ。  その後、杭打ちを担当した旭化成建材の担当者による虚偽データの使用が発覚するなどがあり、三井不動産側は全棟建て替えを表明したのである。  昨年9月に住民集会をして、その後引越しをして、この4月から建て替え工事が始まろうとしているところだった。  三井不動産からは一戸当たりの慰謝料300万円が支払われた。  そこに、管理組合の理事長あてに旭化成建材から文書が届き、「マンションの調査をさせてください」というのだ。いまさら何をと、住民たちは呆れてという。それはそうだろう。  なぜこういうことになったかというと、解体を含む工事費は約300億円、居住者の仮住居や引っ越し費用などで約100億円かかり、これをどこがどのくらいずつ負担するかで、売り主の三井不動産、施工した三井住友建設、旭化成建材がいまだに激しい「押し付け合い」を繰り広げているからである。  中でも三井不動産側は、この責任は三井住友建設、杭施工を行った日立ハイテクノロジーズおよび旭化成建設にあり、それらの会社に不法行為責任、瑕疵担保責任などを求償すると、決算短信に書いているというのである。  責任のなすりあい。そこで困った旭化成から、先のような文言の文書が届いたのである。  また、700世帯が近隣で引っ越し先を探したため、便乗値上げが始まり家賃が高騰してしまったのだ。  そのため子どもの学区内では見つけられず、行政と掛け合って、越境を認めさせるなど、住民たちにも大きな苦労があったという。  また80代の独居男性は、孤独死が心配され入居審査に落ち続けて、仕方なく地方へ身を寄せたという。  売ってしまえば、あとは知らない。こうした無責任な販売、施工会社が多いのであろう。こうしたケースが今後どうなるか、追い続けてもらいたい。  さて今週の1位はポストの「飲酒規制が始まった」という特集にあげたい。まさに現代の「禁酒法」を厚労省が作ろうとしているというのである。  タバコについては、飲食店や公共の場所での喫煙を全面禁止する受動喫煙防止法案を3月にまとめていて、今国会で成立を目指している。  4月1日、厚労省内に「アルコール健康障害対策推進室」を新設したそうだ。  日本は酒の規制が少ない国なのだそうだ。そういえば、桜が咲けば酒、名月だといっては酒、めでたいといっては酒。いわれてみりゃそうだがね。  WHO(世界保健機関)では10年に「アルコールの有害な使用を減らすための世界戦略」を採決し、各国が取り組むべき酒害対策として、酒の安売り禁止、飲食店での飲み放題禁止、酒類の広告規制などをあげて、酒の値段の引き上げ、公共の場所での販売規制などが推奨されているというのだ。  すでに欧米をはじめ、シンガポールやインド、タイなどにも規制の動きが広がっていて、日本でも13年に「アルコール健康障害対策基本法」がまとめられている。  これは主として依存症対策だが、昨年5月に改正酒税法を成立させ、ディスカウント店に対して、過剰な酒の安売りの規制に乗り出しているというのである。  へぇ~、ちっとも知らなかった。ポストによると、テレビCMで、うまそうにゴクゴク飲みほすシーンは、アルコール依存症の人に苦痛を与えるとして、内閣府のアルコール健康障害対策関係者会議の指摘で、業界がその指導に従い、ゴクゴクの効果音は使用しない、のど元のアップはしないという自主規制をしているそうだ。  また、日本人の飲酒率は男が83.1%、女性が60.9%で約7,472万人。このうち健康被害が予想される問題飲酒の人間が1,353万人もいて、飲み過ぎによるけがや病気の治療にかかる医療費は年間1兆226億円と推計されている。飲酒による事故や労働損失を考えると、社会的損失は年間推定3兆947億円で、医療費との合計は年間4兆1,483億円にもなる。  アルコール飲料の国内市場は約3兆6,000億円だから、飲酒は経済効果より損失のほうは大きいそうである。  厚労省の官僚が、世界のほとんどの国では、公園やビーチなどの公共の場所での飲酒は禁止が常識だから、東京五輪に向けてアルコール規制の議論を本格化させ、自動販売機の全面禁止、屋外や公共施設での飲酒の規制、店での飲み放題の禁止などをしていくというのだ。  フランスは飲酒大国だったのに、現在は半分に減ったという。カナダでは、野球場でも酒の販売と飲酒が禁止になった。まるでこれでは、1920年から33年まで敷かれたアメリカの禁酒法のようではないか。  プロテスタントの間での禁酒運動の高まりと、巨大資本への不満を持つ国民の社会改変革運動が結びついて制定されたというが、これによって密造酒がつくられ、アル・カポネなどのマフィアの資金源になった。映画『アンタッチャブル』の世界だね。  禁酒法でわかったのは、どんなことをしても飲みたい奴は飲むということ。それを金儲けにしようという人間が必ず出てくるということである。  今回の場合は、国や厚労省が、医療費削減の大義名分でもって、酒への税金を大幅に上げて税収を増やそうという魂胆が見え見えだ。  この国は「酒なくてなんの己が桜かな」である。それに日本酒という世界に誇れる銘酒を作り出した国である。お上が禁酒令など出したら、暴動がおこるぜ。悪いことはいわねぇ、よしといたほうがいい。  さ、これを書き終わったら、一杯飲みに行くとしようか。 【巻末付録】  ポストは「今でもアイドル気分!」で、早見優、松本伊代、森口博子の三ババ(失礼)の色っぽくもなんともないグラビア。  後半は「ぜーんぶ本物の自宅です 家でヌードを撮ってイイですか?」。人気AV女優9人が全裸で自宅を紹介するという趣向だが、労多くして……という感じ。  袋とじは「見たくありませんか? この女のセックス」で、いおりさん、25歳。後は女のスカートの中を覗く猫がいて「猫になりたい。」。グラドルたちの自画撮り。それと橋本マナミの「私生活」  現代は後半だけで「観月ありさ」。もちろんヘアなし。「『アパ不倫』グラドルがヌードで告白 青山真麻」。私を抱いたのは袴田吉彦さんだけじゃありませんとあるから、浮気性なのかね、この子は。  袋とじは「門外不出 傑作『ブルーフィルム』無修正画像を公開する!」。懐かしいね。編集部で温泉に行くと、誰かがこういうのを持っていて、映写会をやって見たものだ。なかなかいいもんだったけどね。こういうのが見られるネットはないのかね。探してみよう。  というわけで今週は両誌ともパンチ力はいまいち。で、引き分けにする。 (文=元木昌彦)

中国版「メルカリ」で生後7カ月の乳児を販売?  当局の“デマ認定”が逆に怪しすぎる!

中国版「メルカリ」で生後7カ月の乳児を販売?  当局のデマ認定が逆に怪しすぎる!の画像1
中国のフリマアプリに、26万元で実娘を販売するという鬼畜な書き込みが
<とてもかわいくて、泣くことはありません。おなかをいっぱいにして、よく寝かせてあげれば、泣きません。家庭の事情で養っていけなくなったので、最低価格26万元(約416万円)で売り出します>  これは、中国の大手フリマサイトの出品内容の説明を抜粋したものだ。いったい、何を売ろうとしているのだろうか? 一見すると、ペットのようだが……。  正解は、なんと人間だ!  しかもこの出品者は、生後わずか7カ月の実の娘を売ろうとしているのだ。 「澎湃新聞網」(4月11日付)などによると、母親はフリマアプリ「閑魚」に実娘の写真とともに、冒頭の説明文をつけて出品。それを見たひとりが購入を希望すると、出品者は「値下げには応じない」と返答するとともに、出生証明書を表示したという。
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「閑魚」はアダルトグッズも充実。「未使用」となっているが、真偽は定かではない(写真はPC用サイト)
 この一件は、瞬く間に中国版Twitter「微博」などを通じて広まった。すると、上海市の宝山警察が、この出品はデマだと発表。18歳の同市在住の女が乳児の画像をダウンロードし、その子の親のアカウントに不正アクセスして書き込んだのだという。第三者によるイタズラ的な犯行だったことがわかり、ネットユーザーも少しホッとしたようだ。  しかし、当局のあまりに迅速な対応が逆に怪しいと指摘するのは、上海でコンサルタントをしている日本人男性だ。 「『閑魚』は、いわば日本の『メルカリ』のようなサービスで、2014年にニューヨーク証券取引所に上場したことで話題となった、アリババグループの傘下です。アリババのジャック・マー会長といえば、全国人民代表大会(全人代)に参加するなど中国政府との太いパイプを持っており、当局を動かすことはわけもないでしょう。世間のアリババに対する批判をかわすために、スケープゴートをでっち上げ、デマに仕立て上げた可能性もあります。実際、弁護士などの専門家は、アリババの管理不行き届きを非難しています」  中国のことだから、もちろん真相はわからない。しかし、これが本当なら、中国ではカネ次第でなんでも揉み消せてしまうということか。くだんの女児の出品はすでに削除されているが、もしかしたらすでに“売却済み”なのかもしれない。 (文=中山介石)

美女が服を脱ぎ捨て、ロブスターに殺到!? ビキニ客優遇の海鮮レストランが人気

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なんのためらいもなく、服を脱ぐ女性たち
 先月、ビキニ美女が肉を焼いてくれる台湾の焼き肉店を紹介したが(参照記事)、今度は中国のレストランにビキニ美女が出没した。 「中国網」(4月8日付)などによると、同日昼、河南省鄭州市金水区の海鮮レストランに、OLや学生など20代の女性十数名が集まった。彼女たちは店に入るや否や、なんと着ていた服を脱ぎ捨て、ビキニ姿に。その日は小雨の降る肌寒い日だったが、ためらう者は誰もいなかった。それもそのはず。この店のキャンペーンで、ビキニ姿で来店すれば食事代がタダになるのに加え、1,000元(約1万6,000円)がもらえるというのだ。「こんな機会はめったにない!」と、参加者のひとりは目をギラギラさせていた。
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海の幸にはビキニ姿がよく似合う!?
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ロブスターをわしづかみにする女性。さすがは中国人
 中国の海鮮レストランでは、店の入り口に水槽がいくつも並び、客が直接、鮮魚を見ながら注文するのが一般的だが、この店では、ビキニ美女たちが網を手に自ら好きな魚介をすくっていった。中にはロブスターを素手で捕まえるつわものも。それらを調理してもらい、彼女たちはビキニ姿のまま食した。
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現ナマを手に、ご満悦のビキニ女性たち
 報道を受け、ネットでは「どこの家庭が、この女たちを教育したんだ?」「男尊女卑だ」と批判がある一方で、「ありがとう、店主!」「オレなら全裸になってもいい」といった書き込みも見られる。  上海市在住の日本人コンサルタントによると、最近、こうしたキャンペーンが全国各地で行われているという。 「重慶市にはビキニの女性来場者は入場料が無料になるプールがあり、上海市にはミニスカート着用の女性客はドリンクが無料になるというカフェがある。モーターショーのセクシーコンパニオンが規制の対象となったように、中国ではお色気禁止令が発令されており、飲食店などでも従業員に露出度の高い衣装を着せることはご法度となっています。そんな中、女性客にお色気担当になってもらおうというわけです。得するためなら、ひと肌もふた肌も脱いでくれる女性は、いくらでもいるでしょう」  みんな幸せなら、それで良し!? (文=中山介石)

「韓国では、他人を助けると痛い目に遭う」外国人もあきれる、韓国人の人種差別意識

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イメージ画像(Thinkstockより)
 多文化共生をうたいながらも、人種差別がまん延している韓国。最近、それを物語る事件が起きた。  釜山(プサン)の大型スーパーで買い物を終え、駐車場に向かっていたコロンビア出身のレオ・メンドザ氏と韓国人妻は、駐車場に入ってきた車の前に子どもが飛び出すのを目撃した。運転手は子どもの姿に気づいていないようだったが、レオ氏の妻が悲鳴を上げたことで事故は逃れた。  レオ氏は2001年から釜山に住んでいるが、韓国語があまり得意ではないため、子どもの母親に英語で「ちゃんと子どもを見ていないとダメですよ」と話しかけた。しかし、なんの悪気もないその一言をきっかけに、彼は肉体的・精神的苦痛を味わうことになる。  というのも、子どもの祖父Aがこれにブチギレ、「おい、お前の子どもじゃないんだから、ほっとけ」と食ってかかった。2人は口論となり、レオ氏は「クソ野郎」などと罵詈雑言を浴びせられただけでなく、挙げ句の果てに押し倒されて、つかみ合いのケンカになった。  結局、現場に駆けつけた警察官によって署に連行された2人だったが、それでもAの興奮は冷めやらず、罵倒は続いた。「夫婦が悲鳴を上げて孫を驚かせたことに腹が立った」というAは、レオ氏をポーランド人と勘違いして「ポーランド野郎」と吐き捨て、彼がコロンビア人と知るや「もっとダメなところから来たな。気持ち悪いコロンビア野郎め」と侮辱した。  これを受け、レオ氏夫妻は警察官に「人種差別的発言を慎むよう(Aに)言ってほしい」と要求。しかし、A以上に夫妻を驚かせたのは、警察官の反応だった。「“カムドゥンイ(韓国語で黒ん坊の意)”と言ったわけでもないのに、どこが人種差別的発言だというのか」と言い返したのだ。  その後、レオ氏は自身のFacebookにこの騒動の顛末を詳しく書き込み、韓国在住の外国人たちに「韓国では、他人の生活に介入したり、他人を助けようとするな」とアドバイス。書き込みは、1,950件以上のシェア数と2,660件以上の「いいね!」を獲得している。  昨年から問題になっていた“女性嫌悪”が少し収まってきたと思いきや、今度は人種差別……。解決すべき韓国の社会問題が後を絶たない。 (文=S-KOREA) ●関連記事 ・ネットからついには現実世界にまで…韓国社会に蔓延する“女性嫌悪”の正体 (http://s-korea.jp/archives/6303?zo) ・外国人女性の被害続々…“女性観光客にとって危ない国”に落ちた韓国 (http://s-korea.jp/archives/5821?zo

映画製作を禁じられた国際派監督のトンチ人生!! 車中から見えてくるイランの内情『人生タクシー』

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ジャファル・パナヒ監督自身がタクシーを運転する『人生タクシー』。映画監督では食べていけずに転職? それともネタ探し?
 マーティン・スコセッシ監督の名作『タクシードライバー』(76)から、ジム・ジャームッシュ監督の『ナイト・オン・ザ・プラネット』(91)、梁石日の小説を映画化した『月はどっちに出ている』(93)、ジェイミー・フォックスが犯罪に巻き込まれる『コラテラル』(04)など、タクシー運転手を主人公にした作品は味わい深いものが多い。タクシー映画ではタクシーが走る街そのものが主人公であり、またそんな街に身の置き所を見つけることができずにいるタクシー運転手の哀愁も排ガスと共に漂う。2015年のベルリン映画祭で金獅子賞を受賞したイラン映画『人生タクシー』もまた、ワケありなタクシー運転手のドラマだ。  ジャファル・パナヒ監督の『人生タクシー』(原題『TAXI』)が他のタクシー映画と比べてかなりユニークな点は、パナヒ監督自身がタクシードライバーとして登場するということ。POVスタイルの作品となっている。パナヒ監督はワールドカップのイラン戦を生観戦するために男装してスタジアムに忍び込む女の子たち(イランでは男性競技を女性が見ることを禁じている)を主人公にした『オフサイド・ガールズ』(06)などのドキュメンタリータッチの作品で国際的に高い評価を得ている。だが、現在のイランでは自由な表現活動は認められておらず、パナヒ監督の師匠にあたるアッバス・キアロスタミ監督はイタリアや日本で映画を撮るようになり、16年にパリで客死している。母国で映画を撮り続けていたパナヒ監督だが、『オフサイド・ガールズ』や仮釈放中の女囚たちを主人公にした『チャドルと生きる』(00)は反体制的な映画だとされ、2度にわたって逮捕された。それでも自宅で軟禁状態に置かれている様子をデジカメ撮影し、『これは映画ではない』(11)としてカンヌ映画祭で発表するなど、ものすごく気骨のある映画監督である。  そのパナヒ監督がタクシー運転手となって登場する。軟禁状態は解かれたようだが、裁判所からは「20年間にわたって映画製作、脚本執筆、海外旅行、インタビューを禁じる」と言い渡されている。そこでパナヒ監督は「僕は映画監督ではなくタクシー運転手」であり、「これは映画ではなく、タクシーに置いていたカメラにたまたま映った映像」という逃げ口上を考えたわけだ。まるで一休さんと将軍・足利義満とのトンチバトルではないか。まぁ、パナヒ監督とイラン政権との関係を知らずに観ていたら、「映画監督で食べていくのが大変なので、副業でタクシー運転手を始めたのかな」と思われかねない。頭の固い役人や政治家たちを相手に映画を撮るには、トンチと勇気が必要であることをパナヒ監督は身を持って示している。そんなドキュメンタリー映像なのか劇映画なのかよく分からないものとして、パナヒ監督が運転する『人生タクシー』は発進する。
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「道も知らないし、運転も下手くそ」とパナヒ監督をボロクソにけなすご婦人たち。どの国でもオバサマたちは毒舌だ。
 渋滞気味のテヘラン市内でいろんな客を拾っていくパナヒ監督。ダッシュボードに小型カメラが設置されているが、乗客たちは防犯用カメラだと思い、あまり気にはならないらしい。まず驚くのは、イランのタクシーは乗り合いスタイルだということ。お客がすでに乗っていても、「俺も乗せてくれ」と窓を叩いて乗り込んでくる。車内では名前を知らない者同士が「最近のイランは窃盗事件が増えている。見せしめのために処刑すべきだ」「中国みたいにやたら処刑するのは止めるべきよ」と死刑問題についての熱い論争を始める。麻薬を所持していただけで厳罰が待っているイランは、民族紛争が絶えない中国に次いで死刑執行数が多い国でもある。名前も素性も知らない者同士だから、気にせず本音が飛び交う。パナヒ監督はそんな乗客たちの論争をニコニコと聞きながらハンドルをさばいていく。  バイク事故に遭った夫婦を乗せて、病院へ搬送するという緊急事態も発生する。夫がこのまま死んだら財産がもらえなくなると、妻は頭から血を流している夫に遺言を残すように促す。紙とペンがないので、スマホに向かって夫は遺言メッセージを残すことに。このとき、カンヌ・ベネチア・ベルリン世界3大映画祭で受賞歴のあるパナヒ監督が自前のスマホで、初対面の男性客の遺言メッセージを撮るはめになる。国際的な巨匠監督が撮る、なんとも贅沢な遺言動画である。その一方、タクシー運転手がパナヒ監督であることに気づく映画マニアも現われる。車内カメラに気づいたこの小柄な男性客は、海賊版のDVDを売り歩いている闇業者。携帯電話に注文があり、頼まれたDVDを先方へと渡しにいく闇ビジネスの真っ最中。届けた先は大学の映画学科に通う学生で、闇業者と一緒に憧れのパナヒ監督がいることにビックリ。パナヒ監督が勧めるDVDを学生が全部レンタルしたことに味をしめた闇業者は、パナヒ監督に「これからも2人でコンビを組んでやっていこう」と持ち掛ける。このときのやりとりから、性描写やバイオレンスシーンの多いハリウッド、日本、韓国など海外の映画はイランでは発禁扱いになっているものの、海賊版で実はかなり普及していることが分かる。車に設置したカメラから、現代イランの内情が次々と浮かび上がってくる。  中盤からは、いよいよ本編のヒロインが登場する。パナヒ監督のおしゃまな姪っ子のハナちゃんだ。ハナちゃんが通う小学校へパナヒ監督は迎えに行くが、パナヒ監督が遅れてきたこと、しかもタクシーで迎えにきたことにご機嫌ななめ。でも、映画監督であるおじさんのことが大好きな様子が、その表情の端々から伝わってくる。小学校では授業の課題として映画を撮ることになっており、ハナちゃんは映画になりそうな題材を求めてスマホを動画モードにして待ち構えている。タクシーに乗りながら、共に映画のネタを探し回る似た者同士の2人。またこのときのパナヒ監督とハナちゃんの会話から、イランの劇場で上映が許可される優れた映画とは、「女性と男性は触れ合わないこと」「善人は聖人の名前であること」「俗悪なリアリティーは描かないこと」などの決まり事を守った作品であることが分かる。リアリティーを追求するパナヒ監督の作品は、やはりイランの映画館では上映されそうにない。おじさんがダメな分、私が頑張るわと言いたげなハナちゃんの意気込みぶりが何とも愛らしい。
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パナヒ監督の姪っこ・ハナちゃん。純真な子どもを使って、社会の問題点を浮かび上がらせる手法はイラン映画の伝統。
 パナヒ監督が古い友人に会うために車をちょっと離れた間に、見逃せないドラマが起きる。駐車された車の中から面白い題材はないか周囲の光景をスマホで撮影していたハナちゃんだが、そのスマホが最高の被写体を見つけた。新婚旅行にこれから出発しようとしている新婚カップルを友人が記念撮影していたのだが、その友人がポケットに入れていた財布を路上に落としてしまう。財布が落ちたことに気づいたのは、スマホを回していたハナちゃんと近くのゴミ箱を漁っていたホームレス風の男の子の2人だけ。財布をネコババしようとする男の子に向かって、ハナちゃんは持ち主に返すようにと呼び止める。ドキュメンタリー映画を撮影していた監督が被写体に向かってリテイクを、そして演技を求めた瞬間である。「財布をネコババすれば犯罪者だけど、返せばあなたはヒーローになれるわ」と男の子を懸命に説得しようとするハナちゃん。ヒーローになるか、犯罪に手を染めるかで心が揺れる男の子。このときハナちゃんは、カメラを通して人の心を撮るという行為は、監督自身の心も真っ裸になってしまうということを学ぶ。パナヒ監督が目を離していた数分の間に、ハナちゃんは映画監督として急激に成長を遂げていく。  パナヒ監督の作品において、どこまでが無作為でどこからが作為であるかのボーダーを引くことはあまり意味がない。パナヒ監督は作為と無作為の向こう側にある真実をカメラに収めようとしている。作為と無作為は、イラン社会の建前と本音に言い換えることもできる。イランの社会体制と体制寄りのイラン映画界を揶揄した本作はイランでは上映できないし、パナヒ監督だけでなく本作に登場した人たちまで当局に睨まれる恐れがある。イランでの映画づくりは本当に命がけだ。それでもパナヒ監督はそんな母国イランで、映画らしくない映画をこれからも撮り続けるに違いない。人生いろいろ、映画もいろいろ。パナヒ監督のユーモアとアイロニーがテヘランの路上に咲き乱れる。 (文=長野辰次)
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『人生タクシー』 監督・出演/ジャファル・パナヒ 配給/シンカ 4月15日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開 (c)2015 Jafar Panahi Productions http://jinsei-taxi.jp

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『パンドラ映画館』電子書籍発売中! 日刊サイゾーの人気連載『パンドラ映画館』が電子書籍になりました。 詳細はこちらから!

自由すぎるセブン-イレブンFC店、本部に怒られないの!?

自由すぎるセブン-イレブンFC店、本部に怒られないの!?の画像1
 このところ、セブン-イレブンのフランチャイズ(FC)店の様子がおかしい。オリジナルのPOPや求人広告を作成、それをTwitter上にアップしてプロモーション活動を展開する店舗が増えているのだ。  たとえば、東京・武蔵小金井の某店舗では過去、五輪エンブレムをパロったおでんPOPや、エイプリルフールに入り口のセブン-イレブンマークの上に、「ローソン」を模したと思われる青いマークを手書きしたポスターを貼って“仮装”したり、節分には店員が自作の『進撃の巨人』風お面をかぶって営業するなど、たびたびネット上を騒がしている。
自由すぎるセブン-イレブンFC店、本部に怒られないの!?の画像2
ムサコのセブンTwitterより
自由すぎるセブン-イレブンFC店、本部に怒られないの!?の画像3
 そのほかにも、お弁当をイケメンに擬人化したPOPや、新聞の文字を切り抜いた犯行声明風の求人広告、チロルチョコ4万個のつかみ取り販売を展開する店舗まである。
自由すぎるセブン-イレブンFC店、本部に怒られないの!?の画像4
西新宿小滝橋通り店Twitterより
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西新宿新和ビル店Twitterより
 だが、セブン-イレブンのFC店といえば、“加盟店いじめ”がたびたび騒がれるなど、本部の厳しい管理下に置かれているイメージがある。こういったユニークな営業は、本部から大目玉を食らったりしないのだろうか?  オリジナルPOPを展開する、FC店のオーナーに話を聞いた。 「事業主としての“表現の自由”はありますが、FC契約上にセブン-イレブンとしてのイメージを守る義務が発生していますので、基本的に自由ではありません。内容は何にせよ、ネット上で炎上すれば、すぐに“圧力”がかかることが多々あります。また、“圧力”は個店差があり、実績(キャンペーンや年末商戦)のある店舗は少々緩いこともあります」  では、そこまでしてユニーク営業を続ける狙いは、いったいなんなのだろうか? 「コンビニはドミナント戦略(チェーンストアが地域を絞って集中的に出店する経営戦略)に則り、ひとつの商圏にいくつもの店舗が出店されています。消費者はその中から自分が行きたいお店を利用するわけですが、買い物という行為の中に“面白い”“楽しい”というエッセンスを盛り込むことで“また行きたい店舗”になれないかという考えのもと、始めました。コンビニは“便利”であることを追及し、接客や各種サービスを進化させた結果、サービスのデフレに陥り、さらに働き手にとってはブラックバイトと呼ばれるようになりました。そんな中、この“面白い”“楽しい”というエッセンスは、お客様に楽しんでいただくことはもちろん、スタッフ自身のモチベーション向上にもつながると考えています」  なるほど。店員もお客さんも楽しめる店舗を目指し、オーナーさんも試行錯誤しているようだ。  あなたの近所のセブン-イレブンは、どうだろうか?

自由すぎるセブン-イレブンFC店、本部に怒られないの!?

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 このところ、セブン-イレブンのフランチャイズ(FC)店の様子がおかしい。オリジナルのPOPや求人広告を作成、それをTwitter上にアップしてプロモーション活動を展開する店舗が増えているのだ。  たとえば、東京・武蔵小金井の某店舗では過去、五輪エンブレムをパロったおでんPOPや、エイプリルフールに入り口のセブン-イレブンマークの上に、「ローソン」を模したと思われる青いマークを手書きしたポスターを貼って“仮装”したり、節分には店員が自作の『進撃の巨人』風お面をかぶって営業するなど、たびたびネット上を騒がしている。
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ムサコのセブンTwitterより
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 そのほかにも、お弁当をイケメンに擬人化したPOPや、新聞の文字を切り抜いた犯行声明風の求人広告、チロルチョコ4万個のつかみ取り販売を展開する店舗まである。
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西新宿小滝橋通り店Twitterより
自由すぎるセブン-イレブンFC店、本部に怒られないの!?の画像5
西新宿新和ビル店Twitterより
 だが、セブン-イレブンのFC店といえば、“加盟店いじめ”がたびたび騒がれるなど、本部の厳しい管理下に置かれているイメージがある。こういったユニークな営業は、本部から大目玉を食らったりしないのだろうか?  オリジナルPOPを展開する、FC店のオーナーに話を聞いた。 「事業主としての“表現の自由”はありますが、FC契約上にセブン-イレブンとしてのイメージを守る義務が発生していますので、基本的に自由ではありません。内容は何にせよ、ネット上で炎上すれば、すぐに“圧力”がかかることが多々あります。また、“圧力”は個店差があり、実績(キャンペーンや年末商戦)のある店舗は少々緩いこともあります」  では、そこまでしてユニーク営業を続ける狙いは、いったいなんなのだろうか? 「コンビニはドミナント戦略(チェーンストアが地域を絞って集中的に出店する経営戦略)に則り、ひとつの商圏にいくつもの店舗が出店されています。消費者はその中から自分が行きたいお店を利用するわけですが、買い物という行為の中に“面白い”“楽しい”というエッセンスを盛り込むことで“また行きたい店舗”になれないかという考えのもと、始めました。コンビニは“便利”であることを追及し、接客や各種サービスを進化させた結果、サービスのデフレに陥り、さらに働き手にとってはブラックバイトと呼ばれるようになりました。そんな中、この“面白い”“楽しい”というエッセンスは、お客様に楽しんでいただくことはもちろん、スタッフ自身のモチベーション向上にもつながると考えています」  なるほど。店員もお客さんも楽しめる店舗を目指し、オーナーさんも試行錯誤しているようだ。  あなたの近所のセブン-イレブンは、どうだろうか?

ラブホからアダルトグッズ店、産婦人科までが軒を連ね……中国の学生街がセックスタウン化してる!?

ラブホ、アダルトグッズ店から産婦人科までが軒を連ね……中国の学生街がセックスタウン化してる!?の画像1
学生街にはそぐわないピンクネオンが、いかにもいかがわしげだ
 年々、性の開放が進む中国だが、それは大学生の間にも広がっている。  広東省広州市番禺区にある広州大学城(街)は、12の大学が集積し、10万人以上の学生が暮らす巨大学生街。その学生街が大変なことになっている。「東網」(4月11日付)などによると、学生をターゲットにしたラブホテルが異常に増加しているというのだ。ある一角では、10メートル四方に3~4軒の密度だという。
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狭い部屋をケバケバしく装飾。まるで昭和のラブホテル
 ラブホといっても部屋は狭くて老朽化しており、連れ込み宿といったほうがしっくりくるような環境だ。それでも、ある学生は「我慢できなくなったら利用する」と打ち明ける。記者が一軒に入ってみたところ、1泊60元(960円)と、中国とはいえ、イマドキ珍しい激安価格。最近では、若者のラブホ代わりにも利用されている低価格帯のホテルチェーンでも、1泊200元(約3,200円)ほどする。  上海市に留学経験のある日本人女性は、学生街にラブホが軒を連ねるようになった背景を、こう話す。
ラブホ、アダルトグッズ店から産婦人科までが軒を連ね……中国の学生街がセックスタウン化してる!?の画像3
アダルトグッズ店では24時間購入可能。このあたりでは、コンビニの数よりも多いとか
「中国の大学は基本的に全寮制で、相部屋。恋人とセックスをしたくても、場所がないんです。そのため、以前は外でやっているのを見かけることもありましたが、スマホの普及により、いつ誰に撮られるかわからない。そこで、ラブホの需要が増えたようです」  さらに、関連ビジネスも相次いで進出している。同界隈にはラブホに続き、アダルトグッズの販売店や人工妊娠中絶を案内する張り紙が、やたらと目につくようになった。ある病院では、毎年300名以上の女子学生が中絶手術を受けているという。別の学生は「性教育を受けた経験がないので、実践で模索している」と話すが、避妊の知識がないために、望まぬ妊娠を招き、中絶手術を受ける学生が増えているようだ。  それにしても、セックスの経済波及効果はハンパない……。 (文=中山介石)

合言葉は「仏恥義理!」 木更津発・ヤンキーアイドルユニット「C-Style」を直撃

合言葉は「仏恥義理!」 木更津発・ヤンキーアイドルユニット「C-Style」を直撃の画像1
モデル撮影の様子
 先日、「『喧嘩上等』『天上天下唯我独尊』はもう古い! 【卒ラン】近年の流行は“自作ポエム”!?」という記事で、近年の卒ラン事情についてご紹介した。  取材先のプロス通販(岡山県玉野市)によるコメントも実に興味深いが、同社が通販モデルに起用しているというヤンキーアイドルユニット「C-Style」が気になって仕方がない。  ヤンキーブームは1980年代。しかし、そこから40年近くがたっている。なぜいまヤンキー、しかもアイドルなのか。都内でライブがあると聞き、さっそく駆けつけた。  場所は両国のライブハウス「サンライズ」。オープンと同時に大勢の客が入ってくる。客層は20代から40代の男性が中心。ライブが始まると野太い声援が響き、ペンライトの光が激しく揺れ、最前列ではMIXが打たれる。
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この衣装もプロス(撮影=後藤秀二)
 ひときわ熱心に声援を送っていた40代男性に話を聞くと、「ヤンキーというコンセプトがぶれないのがすごい。ふつうのアイドルにはない魅力を感じます」。
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とにかく大盛り上がり!(撮影=後藤秀二)
 ライブ終了後、楽屋で彼女たちにインタビューした。
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合言葉は「仏恥義理!」(撮影=後藤秀二)
 左から潮干狩鯏さん(16歳)、八剱咲羅さん(18歳)、海蛍七華(13歳)さん。それぞれ、「しおひがり・あさり」「やつるぎ・さくら」「うみほたる・ななか」と読む。難しい漢字を使いたがるのはヤンキーの特徴だ。  結成は2013年。何度かのメンバー交代を経て、現在はこの3人で活動している。4代目総長の八剱さんは言う。 「メンバーは全員、木更津の中学や高校に通っています。潮干狩り、八剱八幡神社、アクアラインの海ほたるといった具合に、名前もすべて木更津にちなんだもの」
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昨年12月に木更津市内で行われた無料ライブ
 ところで、本物のヤンキーかというと、そこには大人の事情があるようだ。 「みんなふつうのかわいいアイドルになりたくて、オーディションを受けたんですよ。でも、ある日突然事務所から『ヤンキーになってくれ』って(笑)。最初は戸惑いましたけど、どうせやるなら本気でやろうと『C-Style』としての活動を始めました」(潮干狩さん)  大変なことはあるかと尋ねたところ、口を揃えて「3人の結束は固いし、ファンもいい人ばかりで楽しい」と言う。そんなファンへのサービスとして「ビンタ券」というものがある。 「私が担当なんですが、1回500円で思いっきりビンタされるという名物企画。多い時は1回のライブで30発ぐらいビンタしています(笑)」(海蛍さん)  最後に、今後の夢を聞いた。 「木更津市の公認が欲しいですね。でも、市長を表敬訪問した時に、ウチらの頑張りを褒めてくれた上に『どんどん木更津をPRして』と言われたので、公認されたも同然かなと(笑)。あとは、なんといっても氣志團万博に出ること!」(八剱さん)
合言葉は「仏恥義理!」 木更津発・ヤンキーアイドルユニット「C-Style」を直撃の画像6
木更津市役所で渡辺芳邦市長と
 全国展開を目指すアイドルユニットが多い中、「C-Style」はあくまでも地元の木更津にこだわる。人通りもすっかり減ってしまった商店街は、彼女たちの活躍によって再び活気を取り戻すことができるのか? 地元愛あふれる仏恥義理スピリッツへの期待は大きい。 (文=石原たきび) ●C-Style結成4周年記念GIG 4/22(土) 『KISARAZU STORY』 場所:木更津市民会館(中ホール) 時間:開場16:00 開演16:30 料金:前売3,000円 公式サイト http://www.c-style4649.com/

米ユナイテッド航空「乗客引きずり下ろし事件」に中国人が激怒! ネット上ではボイコットを呼びかける声も

米ユナイテッド航空「乗客引きずり下ろし事件」に中国人が激怒! ネット上ではボイコットを呼びかける声もの画像1
微博上に設けられた、ユナイテッド航空ボイコットを掲げるコミュニティ
 中国人のターゲットは、韓国ロッテから米ユナイテッド航空へと変わったようだ。  彼らに火をつけたのはもちろん、シカゴ発ケンタッキー州ルイビル行のユナイテッド航空機内で、男性乗客が航空治安当局の係官に無理やり引きずり降ろされ、ケガを負った事件である。  4月11日時点では、この男性乗客の身元は、デイビッド・ダオという69歳の医師であるという未確認情報以外は明らかにされていない。しかし、中国のネット上ではすでに「同胞」と仮認定されており、「中国人差別だ」と怒りの声が上がっている。
米ユナイテッド航空「乗客引きずり下ろし事件」に中国人が激怒! ネット上ではボイコットを呼びかける声もの画像2
ある者はユナイテッド航空に一生乗らないことを誓い、上級会員のカードをハサミで裁断した
 事件発生から半日あまりのうちに中国版Twitter「微博」上に流れた関連ニュースの閲覧回数は、合計1億回超を記録。 「中国に、ユナイテッドの航空機を一機たりとも着陸させるな!」 「もう一生、ユナイテッドには乗らない」 といった、ボイコットをあおるようなコメントもあふれている。  また、男性にケガを負わせた係員の行動に対しても、「差別以前に、70歳前の老人に、よくこんなことができたものだ。中国の城管でも、最近はもう少しマシだ」などと非難が巻き起こっている。
米ユナイテッド航空「乗客引きずり下ろし事件」に中国人が激怒! ネット上ではボイコットを呼びかける声もの画像3
「今回は日本人も仲間だ」とばかりに、日本のTwitter上に書き込まれたユナイテッド航空への批判を翻訳して紹介する者も
 何人かの投稿者は、居合わせた乗客が撮影した映像の中に、男性を引きずる係員に向け(Good job guys, way to go!)「スゴイ! みんなよくやった!」と声をかけた者がいることにも反応。 「これは、ユナイテッドや治安当局だけの問題ではない。アメリカ全土の問題だ」 「こいつらは、トランプに投票したに違いない」 などと、アメリカで広がっているとされる排外主義の表れだと指摘した。その一方では、「引きずり出されたのが黒人で、引きずった係員がアジア系だったら、この程度の騒ぎでは済んでいないはず。やはり中国人は軽んじられている」と指摘する声も。  また、「彼は訴訟を起こせば、巨額の賠償金をゲットできるぞ! 800ドルなんかで席を譲らなくてよかったな!」と、余計なそろばんをはじく者もいる。  高高度ミサイル防衛システム「THAAD」問題がらみで反米感情がくすぶっていたところに、油を注ぐこととなってしまった今回の一件。中国5都市に就航するユナイテッド航空は、これから大きな代償を支払うことになりそうだ。