警察官の横暴? 自己防衛? 少年へのテーザーガン攻撃に賛否両論の嵐

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 韓国警察の“あるトラブル”が発覚し、ネットやメディアを中心に大きな騒動となっている。騒動は5月21日深夜0時30分ごろ、京畿道烏山(キョンギド・オサン)市内の公園で「少年たちが集団で騒いでいる」という通報を受けたことに始まる。 現場に駆けつけた4人の警察官は、20人を超える少年たちに対し、すぐに帰宅するよう注意するも、少年たちは警察官を罵倒するなど、素直に解散することはなかった。やがて少年たちと警察官の間で口論が起こり、小競り合いに発展。ちょっとした乱闘騒ぎになった。  問題はここからだ。なんと、警察官の1人が最も反抗的だった少年Aを地面に叩きつけ、彼の下半身にテーザーガンを3~4発撃ち込んだのだ。テーザーガンとは、簡単にいえば発射型のスタンガンであり、暴動の鎮圧などに使われる道具だ。  テーザーガンによってAは気絶、こ事態は鎮圧され、彼は公務執行妨害で逮捕・書類送検された。しかし、過剰とも思える制裁を受けたAの腹の虫は収まらなかった。彼は翌日、自身のSNSで、警察官の行きすぎた行為を激しく批判。さらに事件当時、現場にいた1人が携帯で撮影した動画や、ケガをした自身の姿をアップすると、騒動は瞬く間に韓国中に広がった。  ネット上では「警察の不祥事なのは明らか。持続的に苦痛を与える非人道的な拷問道具を使うなんて……」「警察のテーザーガン使用条件を明確にしてくれないと、これから怖すぎるよ」など、警察へのバッシングが相次いだ。  こうした批判が続く中、所轄の警察署では「関係者への事情聴取を通じて、状況を調査中」としながら、Aに対して謝罪することはなかった。しかし、批判の声ばかりでもない。「確かにテーザーガンはやりすぎだけど、少年たちが泥酔していたり、警察官を威嚇した点は、ちゃんと認識しないと」「口頭で注意しても聞かないで暴れたんなら、警察官の身を守るためにも仕方なかったのでは?」「アメリカでは普通だ」などと擁護する声も一部で上がっている。  ネット民の間ではテーザーガンをピカチュウの攻撃に見立てて、「烏山ピカチュー事件」と揶揄されている今回の事件。韓国警察の横暴がどこまで許されるのか、判断される重要な試金石になりそうだ。

「やけどしたらお湯に浸かれ」「アトピー性皮膚炎にはしょうゆ」トンデモ育児法が炎上!

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 韓国で「アナキ法」といわれる育児方法が、深刻な社会問題になっている。 「薬を使わず子育てする」という韓国語の略称である「アナキ」は、その言葉通り、医師や薬に頼らず、子どもの自然治癒力を高めるためオーガニックなものだけを使う、いわば自然療法だ。  同名の大型ネットコミュニティには約6万人の会員がおり、「アナキ族」と呼ばれる彼らは、自分たちで考案した自然療法やその実践結果をシェアしている。ところが、コミュニティの掲示板には、治療どころか虐待をしているとしか思えない事案がびっしり書き込まれていた。そのアナキ法をいくつか挙げてみよう。 「高熱を出したときは浣腸をする」 「乳液、化粧水、ボディソープなど、子ども向けボディケア用品を一切使わない」 「アトピー性皮膚炎の場合、しょうゆの水割りを塗る」 「やけどを負った場合、40度のお湯に40分間浸かるか、太陽を浴びる」 「下痢などのおなかのトラブルには、炭の粉を食べさせる」 「ワクチン接種は危険、絶対に避けるべし」 「ウイルス性肺炎になったら、蒸し風呂に入らせる」  どれもこれも、真偽が怪しいものばかりだが、ネット民からも「育児にかこつけた虐待だろ」「もはやエセ宗教並みのバカバカしさ」「無知な人間が信念を持つほど怖いものはないな」「あんなバカ親のもとで育つ子どもたちが、かわいそうすぎる」といった批判が後を絶たない。  1,000人以上の死亡者を出した「殺人加湿器事件」をきっかけに、化学物質に対する不信感が募りに募っている韓国のママたち。アナキ法を信じたくなるのも無理はないが、問題はアナキ法やその副作用によって苦しむ子どもが増えていることだ。  とある元アナキ族は、「高熱を出した娘にアナキ法を実行した結果、肺炎などの合併症を起こして入院せざるを得なかった」という。また、日本脳炎、DTaP(破傷風・ジフテリア・百日咳)、MMR(はしか・流行性耳下腺炎・風疹)などの必須予防接種すら受けずに小学校に入学する子どもも増えており、感染症が集団発生する可能性も高まっているという。  まるでヒッピーを彷彿とさせるアナキ族。“自然なもの”だけで生きていくというのは、そう簡単なことではないが……。 (文=S-KOREA)

国際結婚したミャンマー人女性に喉仏?……中国人男性、偽装花嫁にまんまとだまされる

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カネ目当てで女装したミャンマー人。なかなかの美貌……とは、とても思えないのだが
 結婚できない男性が急増している中国では、結婚相手を国外に求める男性も少なくない。その需要に応えるべく、ベトナムの農村など貧困地域の女性を仲介するブローカーが暗躍しているが、花嫁紹介に名を借りた人身売買も横行している。  そんな中、国外からの“偽装花嫁”に、中国人がまんまとだまされるという事件が起きた。 「中国青年網」(5月21日付)などが伝えたところによると、雲南省西部、ミャンマーと国境を接する竜陵県に住む趙剛(チャオ・ガン)さん(25歳)の両親は、息子が未婚であることに焦りを覚えていた。農村では結婚が早く、同級生の中には、子どもが学校に通い始めている者も少なくないからだ。そんな折、趙さんは結婚ブローカーを紹介される。  5月4日、そのブローカーに連絡すると「ちょうど中国人男性の元に嫁ぎたいと考えているミャンマー人がいるので、会ってみませんか?」と提案された。趙さんはそのミャンマー人、弄梅(ロンメイ)に会うべく、翌日車をチャーターして100キロ以上も離れた隣の県へ向かった。彼女は中国語をまったく話せなかったが、趙さんは一目惚れし、すぐに結婚を決意する。  ブローカーは、趙さんに3万6,000元(約57万6,000円)の支払いを要求。内訳は2万元(約32万円)が結納金で、1万6,000元(約25万6,000円)が仲介料だ。決して安い額ではないが、気持ちが高ぶっていた趙さんはその条件をのみ、支払いに応じた。
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化粧品など、女装に使われた道具が押収された
 弄梅は、彼女の母親と2人で趙さんの家に滞在することになったが、5日後に事件が起きた。婚姻前の身体検査を受けさせるため、趙さんが弄梅を病院へ連れて行こうとしたところ、彼女が激しく抵抗。ついには趙さんに暴力を振るってきたのだ。これにはさすがに趙さんも頭にきて、結婚を取りやめることに。すると、親子はそそくさと立ち去ってしまった。結納金や仲介料が戻ってこないことを恐れた趙さんは、すぐさま警察に通報。結婚詐欺を疑った警察により、2人の身柄はすぐに確保された。  取り調べ中、弄梅が終始うつむき加減だったことを不審に思った警察官がよくよく見てみると、彼女の喉仏が男性のように大きいことに気がついた。そう、あろうことか弄梅は男だったのだ。弄梅さんには小さい時から女装趣味があり、親子で中国に移住するため、中国人と結婚することを思いついたのだという。  1週間近く寝食を共にしながら、未来の妻が男であることに気づかないのも不思議であるが、「偽装」においては他の追随を許さないはずの中国人が外国人にだまされるとは、なんとも愉快な話である。 (文=中山介石)

台湾「女性初の空軍大佐」が、蔡英文総統のSPからセクハラ被害? 大スキャンダルに発展か

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セクハラ被害を訴えた陳月芳大佐。台湾では有名な女性軍人だ
 台湾総統府(日本の官邸に相当)が、セクハラスキャンダルで大きく揺れている。事件の“主人公”となる2人の人物は、ともに蔡英文総統に極めて近い存在だったからだ。台湾メディア「上報」(5月25日付)によれば、台湾空軍の女性大佐で、総統府で武官として勤務する陳月芳(45)は4月末、蔡総統のSPを務める男性少佐から度重なるセクハラ被害を受けたと訴えたという。  陳大佐は、少佐からLINEを通じて、度々わいせつな画像や文言が送られてきたと証言。また、総統府内にある女子トイレや駐車場で“待ち伏せ”され、トイレに引きずり込ませそうになったり、車の中に押し込まれそうになったという。こうした行為に恐怖を感じた陳大佐は、すぐさま総督府の侍衛長・劉志斌中将に訴えたという。  しかし、劉中将は騒ぎが大きくなることを恐れ、両者への調査もろくにせず、少佐を配置換えしただけで収束させようとした。軽い処分に不満を抱いた陳大佐と、「無実」を訴える少佐は、共にこうした処置に反発。騒動が国家安全局に漏れ伝わり、本格的な調査が行われることになったという。結果、総統府内の男女平等・参画会議が緊急で委員会を開き、本件を調査すると宣言。総統府全体を巻き込むスキャンダルへと発展しつつある。
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蔡英文総統の後ろを歩く陳大佐(赤丸)。総統府で女性武官として勤務していた
 被害者である陳大佐は、女性として初めて空軍大佐まで昇進した人物。C-130輸送機初の女性パイロットを務めたことで有名人となった。また、電子情報収集機能を備えた台湾軍の最新鋭ハイテク偵察機「C-130HE」の運用を任されていたという。2004年に起きたスマトラ沖大地震で台湾軍は救援物資を被災地に運んだが、このとき、副操縦士として活躍。往復9時間かかる航路でトイレに行けないため、水分補給を我慢して操縦していたという。こうした美談が伝わり、台湾では立志伝中の女傑として有名で、将来の少将候補といわれていた。 「今回のスキャンダルは、ただのセクハラ事件では終わらない。総統府という国のトップで起きた、有名な女性将校とSP、そしてそれを“隠蔽”しようとした侍衛長をめぐる大事件に発展する可能性がある。男女のセクハラ事案は、台湾は日本よりもずっと世間の目は厳しく、事実だと証明されたらこのSPは厳罰に処されるでしょう」(台湾在住の日本人ジャーナリスト)  調査チームは、総統府内にある防犯カメラの映像を分析し、事実関係の確認をしているという。この事件が総統府や軍にどんな影響を与えるのか。成り行きを注視していきたい。 (取材・文=五月花子)

リリー・フランキー、橋本愛が宇宙人として覚醒!? 三島由紀夫のSF小説『美しい星』を映像翻訳化!!

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お天気キャスターの大杉重一郎(リリー・フランキー)は火星人として目覚め、テレビのお天気コーナーで人類の危機を訴える。
 天才の考えていることは、よく分からない。自伝的小説『仮面の告白』を24歳のときに執筆し、若くして成功を収めた三島由紀夫は、やりたいことをやり、書きたいことを書き、そして市ヶ谷の自衛隊駐屯地で割腹自殺を遂げ、45年間の生涯の幕を閉じた。ノーベル文学賞の候補に挙げられる一方、自衛隊の演習機に乗って子どものようにはしゃぐ童心を持ち合わせていた。空飛ぶ円盤の観測にハマっていた時期もあり、そんな天才作家・三島由紀夫が唯一のSF小説として発表したのが『美しい星』だった。コメディなのか、マジなのか、判別できない奇妙な味わいのある1冊である。  三島文学を語る際にスルーされることの多い『美しい星』だが、1980年代に入って、鹿児島から上京してきたひとりの青年がその奇妙さに魅了される。大学で映画サークルに所属していたその青年は卒業後、CMディレクターとしてキャリアを積み、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07)で監督デビューを果たし、『桐島、部活やめるってよ』(12)、『紙の月』(14)とヒット作を連発するようになった。吉田大八監督である。原作小説を読んでから30年、吉田大八監督は念願の『美しい星』を映画化した。  凡人がぼんやり読むと、ぽか~んとしてしまいかねない原作小説『美しい星』を三島由紀夫が書いたのは1962年。キューバ危機が起き、米国とソ連との間で核戦争が起きるかどうかという一触即発状態にあった時代だ。核ミサイル攻撃で、人類が滅亡する過程をシミュレートしてみせた東宝特撮映画『世界大戦争』(61)なども当時は公開されている。人類は自分たちの手で破滅を招いてしまうかもしれない。そんなキナ臭い世相を、三島由紀夫は“宇宙人”という視点からユーモラスかつシニカルに描いている。  吉田大八監督によって現代に舞台を移し替えた映画『美しい星』はこんなストーリーだ。都内でのほほんと暮らす大杉家だったが、ある日、自分たちは宇宙人であることに突然目覚める。最初に目覚めたのは、まるで当たらないと評判のお天気キャスターの重一郎(リリー・フランキー)。アシスタントの女の子とゲス不倫で忙しかった重一郎だったが、真夜中にUFOと遭遇したことから自分は“火星人”だと自覚するようになる。大学卒業後はフリーターをしていた長男の一雄(亀梨和也)は“水星人”として目覚め、国会議員秘書の黒木(佐々木蔵之介)のもとで働くようになる。長女の暁子(橋本愛)は“金星人”、母・伊余子(中嶋朋子)は“地球人”として目覚める。かくして覚醒を遂げた大杉家の人々は、民族・国家・企業レベルで争いを続ける人類をそれぞれのアプローチ方法で救済しようと奔走する。
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娘の暁子(橋本愛)は金星人として覚醒。おかしなポージングで、金星から飛来してきたUFOとコンタクトをとり始める。
 お天気キャスターである重一郎は、ニュースショーのお天気コーナーで人類滅亡の危機を訴えるヤバいおじさんとなっていく。娘の暁子は金星人を自称するストリートミュージシャンの若宮(若葉竜也)と出会い、手も握らずに処女懐妊するはめに。世間一般から見れば、大杉家の人々はみんなイカレポンチである。テレビの生放送中、重一郎はUFOを呼び出そうと奇妙奇天烈なポージングをとるが、彼が懸命にポージングすればするほど、ドン・キホーテのようなおかしみと誰からも理解されない哀しみとが彼の頭上に降り注いでいく。人類が滅亡に近づいているのは間違いないのに。  と、ここまでは頭のおかしな残念な一家を主人公にしたブラックコメディなわけだが、吉田大八監督は本作を様々な解釈が可能なドラマへと仕立てみせた。重一郎は重い病に冒されていることが後半わかるが、地球人としての肉体は滅びても、自分の使命を全力でまっとうしたことから魂は宇宙レベルで救済されることになる。重一郎役のリリー・フランキーは、かつて過激アニメ『サウスパーク』でイエス・キリストを演じていたことを思い出させる。長い間、自分の美しさをうまく受け入れることができずに悩んでいた暁子だったが、金星人として目覚めたことから「美しさとは強さである」と気づき、入院中の父・重一郎に本当の病名を告げる勇気を持つ。このときの橋本愛は、サイコーに美しい。それまでバラバラだった大杉家は、本当の家族として覚醒を果たす。
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大物代議士の秘書をつとめる黒木(佐々木蔵之介)は、伊余子(中嶋朋子)だけでなく大杉家全員の行動を掌握していた。
 吉田大八監督は今の映画界において、とても希有な存在だ。代表作である『桐島、部活やめるってよ』を例にすると、彼の描く世界は何層ものレイヤー状に分かれており、どのレイヤーから眺めるかによって世界はまったく別物に映る──という独特の視点で映画を撮り続けていることが分かる。実話をベースにした『クヒオ大佐』(09)の結婚詐欺師(堺雅人)は女たちを騙し、女たちはそれを幸せとして受け入れた。『紙の月』の真面目な銀行員(宮沢りえ)は破滅の道を走りながら、生の輝きを放った。今にも底が抜け落ちそうな不安定な世界で、それぞれの作品の登場キャラクターたちは自分たちなりの幸せを手に入れようと苦闘する。吉田大八監督が描く世界は、とても美しく、そしてそれと同じくらい残酷である。  天才作家・三島由紀夫が書き記した異色小説が、吉田大八監督という素晴しい映像翻訳家の手によって、味わい深い現代ドラマとして蘇った。実相寺昭雄監督&金城哲夫脚本による『ウルトラセブン』(67~68年、TBS系)の名エピソード「狙われた街」で、メトロン星人とモロボシ・ダン(ウルトラセブン)がちゃぶ台を挟んで人類の存亡について討論するシーンを少年時代に見たときと同じような驚き、センス・オブ・ワンダーが映画版『美しい星』にも感じられる。 (文=長野辰次)
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『美しい星』 原作/三島由紀夫 脚本/吉田大八、甲斐聖太郎 監督/吉田大八  出演/リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子、羽場裕一、春日純一、友利恵、若葉竜也、坂口辰平、藤原季節、赤間麻里子、武藤心平、川島潤哉、板橋駿谷、佐々木蔵之介 配給/ギャガ 5月26日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー (c)2017「美しい星」製作委員会 http://gaga.ne.jp/hoshi

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学生カップルのキス現場を盗撮して晒し者に! 中国でトンデモ懲罰が横行中

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山東外語職業学院では、学生の“野蛮行為”が晒された
 日本では、学校の行きすぎた懲罰は厳しく非難されるが、中国では校則に違反した学生には、プライバシー度外視の懲罰が待っている。  5月14日、山東外語職業学院の構内に、「不文明行為曝光台(野蛮行為暴露所)」と赤字でデカデカと書かれた掲示板が登場した。  そこには、“問題アリ”と認定された学生らの写真が掲示され、晒し者にされている。飲酒、喫煙といった行為はまだ理解できるが、カップルが抱き合ったりキスしている写真まで含まれているのだ。しかも、明らかに盗撮である。
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中には、カップルがキスしたり抱き合っている写真も。まるで投稿写真である
「網易新聞」(同18日付)などによると、同学院の学生規律違反処分条例第13条には「校内では、抱擁、接吻、肩を抱く行為は許されず、背いた場合は警告を受け、しかるべき処分が下される」と規定されているという。その処分が、公開処刑ということなのだろうか……。  ネットでは「カップルが仲良くすることは“不文明”で、盗撮は“文明”だっていうのか」「山外(山東外語職業学院)に入ったら、人生終わりだな」などの批判が書き込まれたが、意外なのは、「学校は勉強をする場所だが、一部の学生は自制心を知らない。懲罰を与えるのは当然だ」などと学校側を擁護する意見も少なくなかったことだ。
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雨の中、校庭に立ち続けた女子生徒たち。学食のおばちゃんがやめるよう説得するも、応じない
 一方、山東省の中学校では、大雨の中、女子生徒8名が罰として自ら進んで校庭に立っている画像がネット上に投稿され、話題になっている。「万家資訊」(同18日付)などによると、彼女たちは昼休み中、宿舎でおしゃべりをしていたところ、見回りの先生に見つかり、お咎めを受けた。昼休みに話をすることが許されないとはまるで刑務所だが、校則で禁止されているという。  彼女たちはその校則違反が成績に影響し、さらにはクラスで恥をかくのを恐れ、自らを罰するために校庭に出て行ったのだと、生徒の一人は打ち明ける。やがて雨が降ってきたが、自分たちの反省は十分でないと、立ち続けだのだという。まるで共産主義が好む“自己批判”そのものである。  こうしたトンデモ懲罰が横行する背景について、広東省地方紙の社会部記者は次のように話す。 「身体に直接触れるような体罰は訴訟問題となるリスクが高いため、中国では学生の遅刻や宿題の未提出などに対し、罰金制度を導入する教育現場もあった。しかし、数十元の罰金など厭わない金持ちの学生を懲らしめることはできない。そこで最近では、学生を精神的に追い詰めるような罰則の導入が広がっている」  日本以上に厳しい受験戦争だけでなく、懲罰のストレスにも耐えなければならないとは、中国の学生もラクではない……。 (文=中山介石)

【朗報】白石茉莉奈・戸田真琴が「アナタ」の自宅にやってくる!? 夢のキャンペーン開催!!

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 2013年にSODstarからデビューして以来、歌や演技にバラエティと、AVの枠に捉われない大活躍を見せているママドルのまりりんこと白石茉莉奈ちゃんが今年でデビュー4周年!!
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 そして、2016年に処女のまま青春時代でデビューし、現在はSODstarとして活躍するまこりんこと戸田真琴ちゃんが1周年を迎えました!!  いつもDVDを見ているだけ……ファンだけど出不精でイベントとかにあまり行かない……けど、直接会ってみたい……。  そんなアナタに朗報です!!  おふたりの周年を記念し、今回、SODのショッピングサイトでまりりん・まこりんそれぞれの商品をご購入の方から、抽選でまりりん・まこりんが発売日にDVDをアナタの自宅まで直接届けてくれるキャンペーンを開催いたします!!
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キャンペーン詳細は下記のページでご確認ください。 http://ec.sod.co.jp/special/4th_1th/index.html?utm_source=20170518&utm_medium=lp&utm_campaign=saizo  こんなチャンスは二度とない!? この機会に、まりりん・まこりんに会っちゃいましょう!! 白石茉莉奈Twitter @shiraishimarina 戸田真琴Twitter @toda_makoto

韓国は“児童虐待共和国”? 赴任2カ月で22件の虐待事件を起こした鬼畜保育士は、氷山の一角か

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 昨今、児童虐待のニュースが報じられることが少なくないが、韓国でも社会問題となっている。  ソウルのある保育園では、今年3月に赴任したばかりの保育士が、わずか2カ月の間に22件もの児童虐待事件を起こした。保護者の通報を受けて警察が設置した園内の監視カメラには、遊んでいる園児たちの顔を、嘔吐物を拭いた雑巾で思い切り叩いたり、園児を押し倒し、馬乗りになって首を絞めたりする様子が写っていた。  また最近は、2013年に起きた児童虐待事件の判決についても大きく報じられている。この事件は、忠清北道(チュンチョンプクト)の孤児院で保育士が子どもたちに体罰を加えたり、無理やり生ニンニクを食べさせたりしていたもので、園内に作られた1.5坪ほどの独房に1週間閉じ込められた子どももいたという。判決では、保育士個人だけでなく、施設全体の責任も認められ、物議を醸している。  この事件について韓国ネット民は「孤児院じゃなくて監獄だ」「児童教育の基礎知識がないんじゃないか。軍人出身か?」「国がもっと徹底的に管理しなければならない」などと批判している。  このほかにも、革ベルトで叩いたり尿を飲ませるなどの虐待が各地で頻発しており、地方紙「江原日報」は、これらの事件を羅列しながら「韓国は“虐待共和国”だというのか?」と報道している。児童保護専門機関の調査によると、2016年度の児童虐待の通報は2万9,669件、実際に虐待が確認されたものは1万8,573件に上る。そのうち虐待の加害者は80.7%が父母、4.3%が親族と、近親者が多い。  釜山家庭裁判所は「児童虐待の背景には、劣悪な経済状況により、子どもたちを満足に育てられない事情もある」と分析している。失業者が135万人を超える韓国の経済事情も少なからず影響しているようだ。  政府は「児童福祉法」を制定・試行し、警察も「虐待専担警察官」を全国に1,000人以上配置して対策に乗り出しているが、その効果は疑わしい。  最近は人種差別や女性蔑視なども社会問題化しており、韓国が解決すべき問題は山積している。 (文=S-KOREA) ●参考記事 ・ついに「国が潰れそうだ」との声も出た韓国経済の“緊迫感”はどれだけ深刻なのか (http://s-korea.jp/archives/14468?zo) ・「国民が幸せな国」を表す世界ランキング、日本と韓国は何位に入った? (http://s-korea.jp/archives/3653?zo

韓国は“児童虐待共和国”? 赴任2カ月で22件の虐待事件を起こした鬼畜保育士は、氷山の一角か

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 昨今、児童虐待のニュースが報じられることが少なくないが、韓国でも社会問題となっている。  ソウルのある保育園では、今年3月に赴任したばかりの保育士が、わずか2カ月の間に22件もの児童虐待事件を起こした。保護者の通報を受けて警察が設置した園内の監視カメラには、遊んでいる園児たちの顔を、嘔吐物を拭いた雑巾で思い切り叩いたり、園児を押し倒し、馬乗りになって首を絞めたりする様子が写っていた。  また最近は、2013年に起きた児童虐待事件の判決についても大きく報じられている。この事件は、忠清北道(チュンチョンプクト)の孤児院で保育士が子どもたちに体罰を加えたり、無理やり生ニンニクを食べさせたりしていたもので、園内に作られた1.5坪ほどの独房に1週間閉じ込められた子どももいたという。判決では、保育士個人だけでなく、施設全体の責任も認められ、物議を醸している。  この事件について韓国ネット民は「孤児院じゃなくて監獄だ」「児童教育の基礎知識がないんじゃないか。軍人出身か?」「国がもっと徹底的に管理しなければならない」などと批判している。  このほかにも、革ベルトで叩いたり尿を飲ませるなどの虐待が各地で頻発しており、地方紙「江原日報」は、これらの事件を羅列しながら「韓国は“虐待共和国”だというのか?」と報道している。児童保護専門機関の調査によると、2016年度の児童虐待の通報は2万9,669件、実際に虐待が確認されたものは1万8,573件に上る。そのうち虐待の加害者は80.7%が父母、4.3%が親族と、近親者が多い。  釜山家庭裁判所は「児童虐待の背景には、劣悪な経済状況により、子どもたちを満足に育てられない事情もある」と分析している。失業者が135万人を超える韓国の経済事情も少なからず影響しているようだ。  政府は「児童福祉法」を制定・試行し、警察も「虐待専担警察官」を全国に1,000人以上配置して対策に乗り出しているが、その効果は疑わしい。  最近は人種差別や女性蔑視なども社会問題化しており、韓国が解決すべき問題は山積している。 (文=S-KOREA) ●参考記事 ・ついに「国が潰れそうだ」との声も出た韓国経済の“緊迫感”はどれだけ深刻なのか (http://s-korea.jp/archives/14468?zo) ・「国民が幸せな国」を表す世界ランキング、日本と韓国は何位に入った? (http://s-korea.jp/archives/3653?zo

「地下アイドルは、お金が回ってた!」【里咲りさ】社長の“たったひとりからの卒業”宣言

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 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとしてかわいい声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の48回目! 今回はアイドル・シンガーソングライターで元アイドルグループの運営、現在は社長(!!)という波乱の人生を送る、里咲りささんが来てくれました! ──よろしくお願いします! まさか、こんなに素朴な美少女が社長とは……ついにこの連載に社長が来てしまいましたよ。 里咲 あはは、声優さんの連載なのにすみません! ──里咲さんの経歴は、シンガーソングライター→グループアイドル→グループアイドル運営兼メンバー→アイドル兼社長なんですね。24歳とは思えない人生の密度です。まず、初めの方からうかがっていきたいんですが、シンガーソングライターからアイドル路線に移られたのはなぜだったんでしょう? 里咲 そうですね、初めはシンガーソングライターでギターを持って歌ってたんですけど、「あ、これはもう大きいレーベルから電撃メジャーデビューでもしない限り、お金は回ってこない」ってわかって、紆余曲折あって、気付いたら地下アイドルの育成番組みたいなのに出てたんです。そこで初めてライブハウスに出て、ファンの人と会う機会があったんですよ。そしたらチェキ1枚が500円とか、1,000円とかで売れて……「あれ? ここにはお金が回ってる!」って。 ──(爆笑)! すごい現実的! 路線変更は、良くある「憧れていたアイドルに影響されて~」とかじゃないんですね。 里咲 もちろんハロプロやAKBに憧れたりはしてたんですけど、地下アイドルっていうアンダーグラウンドな音楽文化には、どちらかというと「え、地下アイドル……?」っていうネガティブなイメージを持ってた方なんです。でも、すぐにそのステージに立ったんだから、人生ってわかんないですよね(笑)。 ──アイドルとシンガーソングライターの間には、見えるくらいの壁がありますよね。 里咲 ありますねぇ。シンガーソングライターをやっていたときは、私も含めて「私たちは音楽でみんなに伝えたいんです」って主張でやってる人が多かったんです。けど、人に届けるためにはお金も回していかないといけないですし……。だんだん「私、ここだとちょっとハマらないかも」と思ってきて、地下アイドルのライブに出るようになったんです。初めは「アイドルだからギター弾かない方がいいだろうな」と思って、ファーストから4曲目くらいまではザ・アイドルな曲を出してたんですけど、ある日ライブでギターを弾いてみたら「いいやん!」って反応してくれるお客さんが多くて、「あ、ギター弾いても褒めてくれるんだ! じゃあ、好きな曲書いていいんだね!」って、好きな曲を書けるようになりました。 ──なるほどー。では、グループアイドルに入っていた時期はどうでしたか? 江頭2:50さんが名前をつけた、某家電量販店のアイドルグループでしたよね。 里咲 それが、当時は交通費も自腹で、お客さんの集客もあんまりないグループだったので、ギャラもなく……。チェキを撮ったらそれも運営費になって、さらに家電量販店で働くグループなので、本当にみんな週5~6で働いてるんですよ。 ──えっ、コラボで「今日はメンバーの誰誰が一日店員です」とかじゃなくて? そんなにちゃんと就労してるの? 里咲 そうですよ。一応、時給はもらえてたんですけど、割が悪くって、大元の会社にそもそもいくら払ってるのかを聞いてみたら、明らかに……。そのときに「雇われていたらギャラももらえない。そうだ、雇われるのを辞めよう」と思って、1年で卒業したんです。 ──ブラック企業みたい! 1年で見切りをつけたのは大正解ですよ。私も昔は事務所に入ってグラビアをやってたんですけど、上の方針に従っても全然売れないまま精神を病んだので、「他人の指示で失敗して消耗するのって無駄だな」ってフリーになったんです。けど、4年もかかっちゃった。 里咲 ああ、つらいですよね……。自分でやってダメだったことは勉強になるけど、人に言われてダメだったことは納得できないですよね。自分では「私はもっとこっちが向いてるのに」ってわかるだけに、余計につらいです。 ──そのグループを辞めてからは、どうされたんですか? 里咲 辞めていた大学に戻ろうかと思ったんです。早稲田って、辞めてからも7年くらいはちゃんと申請すれば戻れるんですよ。18歳で入ってすぐに辞めたので、今年がギリギリかなぁ。 ──なんですぐに辞めちゃったんですか? 早稲田を辞めるなんでもったいない! 里咲 中学から生徒会長をやっていて、高校もものすごい進学校だったんです。みんな勉強だけするんです。朝5時に起きて、7時に学校について、夜9時まで学校で自主勉して、帰ってまた2時まで勉強して、土日も模試・模試・模試。だから、あまりに勉強しすぎて、大学に入るときに「このまま大学に入ったらバカになっちゃう!」と思ったんです。勉強的な意味じゃなく、人間的に。だから一回休学して正社員で働いたんですけど、結局は辞めましたねぇ。 ──わざわざ休学して正社員で働いたの? 普通は海外でのんびりとかじゃ……? 里咲 いや、なんか社会に出なきゃいけないと思って……。 ──里咲さんって妙に自立心が強いですよね。実家が極貧だったとか?
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里咲 極貧だった時代と普通だった時代があって、「早く親に楽をさせたい」って気持ちが強いんです。長女だったから、小3くらいから「早く自立したい」と思ってました。 ──ええ!? 私もやや極貧出身の姉妹なんですけど、姉も私も一度も定職についたことないですよ! 偉すぎ!! 里咲 え、ああ……。私は中学を出たら社会人だと思ってました。でも親に「高校まではとりあえず良い学校に行きなさい」って言われて、女子校に入ったんです。それからもずっと「ひとりで生きていかなきゃいけない」と思っていて……そのせいか、人に頼るのが苦手なんですよね。 ──女子校出身だと、思春期に学んでおいた方が確実に人生に有利であろう男性への頼り方や甘え方が壊滅的になりますよね。でも、里咲さんは親父転がしが超うまいと思います。ネットTVで杉作J太郎さんと和気藹々と歓談されてるのを観たんですが、杉作さんと話が弾む若い女子なんて珍しいです。 里咲 確かに昔から年上の男の人には好かれるなぁ。愛読書が『女帝』(倉科遼)だったせいかな。「彩香はいいなぁ、一人で頑張ってて」って。 ──あはは! 家に『女帝』が揃ってる環境に親近感が湧きます。ではでは、里咲さんが運営兼メンバーだったユニット「少女閣下のインターナショナル」での話を聞かせてください! なぜそんなに若いうちに、わざわざアイドルの運営をやろうと思ったんですか? 里咲 最初は作詞作曲がしたくって、裏方をやろうと思っただけなんですよ。まさか自分が女の子を集めてグループをやるなんて思わなかったし、むしろ絶対やりたくなかったくらい。女の子の一番いい時期を預かる責任がとれないし、お金を回せるかどうかもわからなかったし……。けど、気付いたら「一緒にやろう」って言ってた人たちがオーディション募集し始めてて、あれよあれよという間に始まってました。止められなかった。やるしかなくなってやっちゃった感じ。「私も前に出たいかも」と思ってメンバーもやってたんですけど、本当に胃が痛かったですねぇ……。 ──運営兼メンバーだと、メンバー側の心情も運営側の事情もわかるから、板挟みになりそうですね。 里咲 そう、それが特にしんどかったです。メンバーの「こうして欲しい」っていうのもわかるし、運営側の「予算がこうで、そういうオファーは来てない」っていう事情もわかるので、当時は暗かったと思います……。それに、そのグループにギャラが払えなくなったら困るので、自分のソロ活動の他にも普通に営業職について働いてたんですよ。なので、仕事に行って、ライブに行って、家に帰って運営の事務作業して……っていう生活でした。とにかく負担が大きかったです。 ──え? 並行してソロ活動と就職して、その売り上げと給料でグループのメンバーにギャラ払ってたってこと? おかしい、おかしいよ、何かが。 里咲 あはは、メンバーだけじゃなく、スタッフにも、そこからちゃんとお金払ってたんですよ。 ──自転車操業……! 稼げども稼げども、全然貯まらないじゃないですか! 里咲 でもね、そうしているうちに、ソロの方が売り上げが上がってきたんです。それで会社も辞めて、ソロの売り上げのみでグループの赤字を補填できるようになって……しんどかったけど良い経験でもあるので、今思えばやってよかったですよ。 ──恐るべき前向きさ! 某家電グループで搾取されていた分、運営側になると過剰に与えてしまうんですねぇ。ホワイト企業! じゃあ、現在はそのグループも卒業して、お金はジャブジャブですね! 里咲 そうですね(笑)! 今までグループに使ってたソロの売り上げを、そのままソロに還元できるので、できることが多くなりました。ミュージックビデオの製作にもお金をかけられるようになったし、良かったなぁ! ──本当によかったなぁ! ……ちなみに、ソロの売り上げが上がった話の後にアレなんですが、『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で里咲さんの“ぼったくり物販”が話題になりましたね。いったいどんなぼったくり具合なんですか? 里咲 自分のオリジナルのタオルとかTシャツを作ろうと思ったとき、どこも50ロットから~とかなんですよ。だけど、当時の私のお客さんは5人とか10人の話だったので、確実に赤字になっちゃうんです。それで「もっと小ロット生産はないかな~」と思いながら100円ショップで買い物してたら、肌着とタオルが売っていて……「あ、コレじゃん!!」と思って10枚ずつ買って、サインして「1,000円です!」って売ったら、ファンの人が「わぁ、サインと落書きつきだ~!!」って喜んでくれて「あ、欲しいんだ!? アリなんだ、コレ!!」と思って(笑)。 ──(爆笑)! 里咲 そこから芸として進化させて、その場で10秒でサインして「1,000円です!!」みたいな(笑)。 ──1,000円なら、ぜんぜん良心価格じゃないですか! 里咲 そこで1万円とかとっちゃうと叩かれるでしょう。私はチェキも1,000円なので、1,000円が許してもらえる額かなって。 ──計算高いな! でも、私も同じことやりましたよ。アイドルの抱き枕が流行ってる時期に、発注すると大赤字だから安くて大きな布を買って縫って、自分で全身の絵を描いて「等身大抱き枕です」って同じような価格帯で売りさばきました。素人の酷い絵なんだけど、みんな喜んでくれましたよ! 里咲 うわぁ! あはは! それやりたいです! ──アレも今思えばぼったくりだったんだなぁ。でも、ライブアイドルってみんなそんなもんですよね。
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里咲 そうですね。私の場合は、たまたまビートたけしさんのテレビカメラが入ってるときに、ファンの人が「わぁ~そんなペラペラのタオルが1,000円なんてぼったくりだ!」って言っていたから、私も「里咲りさの、ぼったくり物販はじめま~~~す!」って言ってたら定着してしまって……(笑)。でも、たくさん話題にしてもらえて良かったです! あ、CDとかは、たくさんの人に買ってもらいたいのでもっと良心価格ですよ! ──そういえば、そのCDも、今までは自分でCD-Rに焼いて製作していたんですよね。最近ではプレスもリリースされてますが、どっちもやってみて、どうですか? 里咲 プレスはすっごい楽ですね! だって焼かなくていいんですよ? 今まではリリース前の大事なプロモーションの時期に、ずっとCD-R焼いてたんで(笑)。でも、2016年に『売れるまで待てない』ってアルバムをプレスだけで出したときは、なんか自分的にあんまり面白くないというか、物足りなかったです。自分で思ってたよりもCD-Rが好きだったみたい(笑)。 ──私もよく物販は手作りしてたんですけど、だんだん疲れて朦朧としてくると、物販がお金に見えてくるんですよね。「これが1,000円……2,000円……3,000円……」って。 里咲 めっちゃわかります(笑)。フリーでやっているとピンハネされないから、そうなりますよね。お客さんの気持ちがそのまま私に入ってくるので、とってもクリアだと思います。 ──CDと言えば、里咲さんは作詞だけじゃなく作曲もされているんですよね。クオリティが高いし、次々に違うジャンルの曲を歌われるので、てっきりプロに発注してるんだと思ってました。 里咲 うれしいです! 5歳の時から、お父さんと作詞ゲームをしてたんですよ。スピッツの曲をかけながら「どっちが上手な歌詞を書けるか」みたいな。 ──英才教育! 里咲 作詞ノートみたいなものを初めて作ったのも、その時期でした。5、6歳だから字も汚くて、自分にしか読めないんですけどね(笑)。その頃はまだワンフレーズなんですけど、意識して本格的な作詞ノートを作り始めたのは、小学校の中学年か高学年の頃ですね。 ──スタート、早!! 里咲 で、「歌詞を作ったらメロディも作ればいいじゃん」って小6のときに「ウミガメ」って曲を作ったのを覚えています。ピアノとかも習いたかったけど、習えなかったので、ピアニカで。 ──なんとなく貧乏そうでしたもんね(失礼)。何に感銘を受けて「ウミガメ」だったんでしょう? 里咲 もうわかんないです(笑)。それで、中2くらいからギターを始めました。ギターも、最初は買ってもらえなかったので、段ボールで実寸大のギターを作ってコードの練習をしてたんです。そしたらお父さんが本物を買ってくれて。 ──なんて健気な。お父さんも不憫になったのかな……。 里咲 それで弾けるようになって、中2くらいから歌詞だけじゃなく、コードのノートも作るようになって、高校時代も勉強の合間にラジオを聴きながら曲を書いてました。そこから作詞作曲をずっとしています。 ──5歳からカウントすると、作詞歴は19年の超ベテランですね。それに、里咲さんは声質もすごく良いですよね。「カタルカストロ」のウィスパーボイスは最高でした! 里咲 アイドルグループをやっていたとき、私はすごくウィスパーの曲をやりたくて、密かに「今はあんまりこういうの歌いたくないんだよなぁ~」と思っていて(笑)。だから自分で書けばいいやって、書いた1曲目が、その「カタルカストロ」だったんです。 ──なるほど、念願のウィスパーだったんですね。アイドルって元気に声張って歌わされがちですもんねぇ。 里咲 そうですねぇ。ライブも回数を重ねるから喉にも負担がかかるし、「私はこの声で作りたい曲があるんだけどなぁ」と思っていたので、喉を壊したくなかったです。 ──グループにいると大変ですよねぇ。ちなみに、運営から社長になったのは何歳のときだったんですか? 里咲 21歳だったかなぁ。アイドルグループの運営のときに、いろんな人を外注で雇いまくっていたので、みんなが私を「社長」って呼ぶようになって。でも、税務署的には普通の個人事業主なんですよ、八百屋さんみたいな。 ──運営時代にはもう社長だったんですね! 社長としては、どんな苦労がありますか? 里咲 そうですね、いろいろと外注したり、演出で協力してもらったりはするんですけど、基本的には本当に一人でやってるんです。近年は活動の規模も大きくなってきて、テレビ局の収録に行くときも一人なんです。なので、逆にスタッフさんに心配かけちゃったりとか。他のタレントさんはマネジャーさんやレーベルの人と何人かで来るので……。 ──売れてる人って、ちょっとの出番でも「あなたの役割は何なの?」っていう人も引き連れてますもんね。 里咲 そうそう。なので、そういう世界でやっていこうと思ったときに、本当に一人だと、ちょっと楽屋の鍵を持っててもらうにも、ディレクターさんに頼んだりしなくちゃいけないんです。 ──私もよく一人で現場に入って、台本をその辺のスタッフさんに持っててもらったままなくなったりします。 里咲 そうそう! だから、やっぱり活動の規模を大きくするためと、現状で手が回らなくなってきた事務作業のために、誰かに助けて欲しいなぁって。それに、そろそろちょっと他の人の意見が欲しくなってきたんです。 ──と、言いますと? 里咲 今は手探りで始めたものを続けている状態なので、これからもっと続けていくために、相談できる人や会社が欲しいと思い始めたところなんです。なので、自分の会社もやりつつ、どこかのレーベルに委託することを今年は考えたいなぁ、と。今はそのレーベルを決めるために、いろんな会社さんと話しているところなんです。 ──そこもちゃんと見極めないといけないですよね。搾取されない、センスの有無、信頼の置ける……って考えると、だいぶなくなりますよね。 里咲 はい、だいぶなくなりますね……。怖いですね、慎重にやらないと。やっぱり世間からの見え方的にも、自分的にも、「社長をやってる」っていうのは変えたくないし、そこはもう株式会社にして……とか考えつつ。 ──しっかりしているなぁ! 里咲社長は、将来に不安とかはあるんですか?
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里咲 不安と自信は半々です。もともとのんびりした性格で「なんとかなるでしょ」と思っちゃうタイプなんです。でも一人でやっていると、そんな私を律してくれる人がいないので、いざというときの対策を打てなくなっちゃう。なので、意識的に半分は不安を持つようにしています。 ──おお、なんだか実業家のセミナーを聞いているような気持ちになってきました。音楽以外で、今後チャレンジしてみたいジャンルはありますか? 里咲 うーん、やっぱり、とりあえず音楽で成功を収めたいです。私が作った曲をもっと他の人に歌ってもらいたいので、楽曲提供も増やしていけたらいいな。 ──自分の曲も作って、人の曲も作ったら忙しすぎませんか? 里咲 デモは毎日1曲ずつ作ってるんですよ。 ──1日1曲デモ作り!? 里咲 小・中学校からの習慣なんですよ。学校であったことを曲にするのは日記みたいなもので、今もフレーズを思いついたら、それで一曲書いてみたり。 ──あなたは天才なんですね……? 里咲さんについて行けば食いっぱぐれない気がしてきました、ちょっと事務所に雇ってくださいよ。私も搾取のないホワイト企業で働きたいです。私は今からでもCDーRを焼きますよ。お金だと思って焼きます(真顔)。 里咲 あはは! 会社が大きくなったらお願いします! ──では、最後に、今後の野望を教えてください! 里咲 今、1リリースで3,000枚くらいが限界なんですけど……。 ──3,000枚も売れてんのかい! 里咲 なので、3万枚いきたいんです。今はCDが売れない時代なので、3万枚とかで普通に売れてる人の枚数なんですよ。だから、お茶の間にもちゃんと届く曲を書いて売っていきたいです。 ──そのためにも、一つ大きな力を借りたい、と。 里咲 そうですね。今までは「自分一人でどこまでいけるか」っていうのが楽しかったし、開拓の余地もあったんですけど、もう、自分でやってテレビの仕事も取って、CDを3,000枚売って……けっこう来るとこまで来たんじゃないかと思って。だから、次はメジャーなところでやっていけたらいいな。今はちょうど岐路にいるんだと思います。 ──別に、今のやり方のままでも食べていけるじゃないですか。そこから変化をつけるのは、けっこう勇気がいることですよね。 里咲 現状維持でやっていけるタイプじゃないんです。常に一個上のところに挑戦していきたくて。 ──素敵! 良いレーベルが見つかって、清涼飲料水のCMとかで歌ってください! 今後も応援しています! 里咲 歌いたいですねぇ~。まずは3万枚目指して頑張ります! ありがとうございました! (取材・文=小明/撮影=宍戸留美) ●里咲りさ(さとさき・りさ) 1992年9月25日生まれ。アイドル、シンガーソングライター。愛称はしゃちょー。音楽レーベルフローエンタテイメント代表。女性アイドルグループ「少女閣下のインターナショナル」元運営兼メンバー。音楽ユニット「あ、ピンチ。」企画・プロデュース兼歌唱担当。群馬県出身。155cm。楽曲は自作曲中心で現在までに30曲以上発表し、楽曲提供も行っている。使用楽器はGivson Dove、Fender JazzMaster。 5/29 全国ツアー初日「里咲りさワンマン in 新宿ロフト!」 会場 新宿ロフト 開場19:00 開演19:45 チケット 前売り 2500円+1D (イープラスで販売中) http://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft/63783 9/22 ZeppDiverCityTOKYOワンマンライブ 開場18:00 開演19:00 チケット4800円+1D(イープラスで販売中) ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 【宍戸留美最新情報】 5/29(月)ワンマンライブin仙台 6/3(土)神戸イベント 6/4(日)大阪イベント 6/25(日)中野イベント 6/28(水)下北沢風知空知、ゲスト:姫乃たま 7/4(火)渋谷音楽イベント 7/16(日)藤沢ライブ 7/21(金)ワンマンライブin京都 7/22(土)ワンマンライブin大阪 7/23(日)大阪RunJunライブ 【27周年記念プロジェクト】 モーションギャラリーにてクラウドファンディング開始!石嶋由美子&福田裕彦のゴールデンコンビの楽曲を新たに再録予定!! https://motion-gallery.net/
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増田賢一氏と25年分の宍戸留美を撮りためた「東京幻想写真集」発売中!! 公式HP: http://rumi-shishido.com/ ブログ: http://lineblog.me/sundaliru/ Twitter: @RumiShishido ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。『卑屈の国の格言録』(サイゾー)、『アイドル墜落日記 増量版』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/>シングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中。<http://www.cyzo.com/akr/