各地で相次ぐ巨像建立に、集団結婚式まで……中国で広がる毛沢東の“カルト崇拝”

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河南省開封市の農村で建造された、高さ36メートルの毛沢東像
 中国共産党創立メンバーにして初代国家主席を務めた毛沢東は、押しも押されもせぬ建国の父だ。しかし、大躍進政策や文化大革命に見られる彼の失策については、現代においては中国政府も認めるところであり、その評価は功罪相半ばといったところである。  ところがここにきて、毛沢東崇拝への回帰ともいえる動きが顕著になってきている。  ポータルサイト「新浪」(1月4日付)によると、河南省開封市通許県の農村で、史上最大となる高さ36メートルの黄金の毛沢東像が建設されている。約5,700万円という建造費は、数名の企業家と村民の寄付金によって賄われたという。
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山東省済寧の村で建造された、高さ12メートルの毛沢東像
 また、「山東テレビ」(1月5日)によると、同省済寧市の農村でも高さ12メートルの毛沢東の巨像が建造されたばかりだという。村の共産党委員によると、村民に毛沢東の思想や精神をあらためて学ぶ機会を与え、誰もが幸福な生活を送れるよう願いを込めて建立したという。  さらに一部の民衆の間では、毛沢東はカルト的信仰の対象にすらなり始めている。 「中国網」(15年10月6日付)によると、河南省臨潁県の南街村では、毛沢東の肖像に永遠の愛を誓う集団結婚式が行われているという。また、この集団結婚式に来賓として参加する村人には、ご祝儀の代わりに毛沢東語録と毛沢東バッジがプレゼントされるというのだ。  広東省在住の日本人男性(39)は、時代をさかのぼるようなこうした動きについて話す。
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毛沢東に永遠の愛を誓う新郎新婦たち
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毛沢東語録と毛沢東バッジを受け取る新郎新婦
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結婚式で新郎新婦たちに贈られた毛沢東バッジ
「改革開放後、人民の生活にはものすごい格差が生まれた。そこで貧困層の間には、毛沢東の平等主義を懐かしむ声が出ている。また、現在の格差を放置している現政権への批判の意味を込めて、これ見よがしに毛沢東を持ち上げているというフシもあるのでは。当局も、それが政権批判だとわかっていても、さすがに毛沢東崇拝を取り締まることはできませんから」  毛沢東が世を去って、今年でちょうど40年。巨像となって各地で人民を見渡す毛沢東は今、何を思う? (文=青山大樹)

被害総額176億円! 年々増加する「架空請求」その最新手口とは

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
 突然アダルトサイトの支払い請求が来て、“24時間以内に振り込まないと訴える”などと脅してくる「架空請求詐欺」。定番中の定番なのだが、実はこの3~4年、被害件数が拡大している。被害総額に至っては大幅増加で、2014年には約176億円にもなっている。しかも、女性や高齢者で被害に遭う人の割合が増えているのだ。  本連載でも取り上げたことがあるが(参照記事1)、架空請求のメールが来ても、基本無視すればいいだけ。デジタルに強い人は鼻1歌交じりに無視できる文面でも、詳しくない人は真に受けてしまうのだろう。そのような人が、まだまだたくさんいるようだ。そこで今回は、架空請求の手口と対処法、最新情報を紹介する。  架空請求の基本的な手口は、「総合情報サイト」や「無料動画サイト」から督促メールを膨大な人数に送りつけるというもの。「訴訟を起こす」「差し押さえをする」といった脅し文句とともに、IPアドレスやメールアドレスなどをあからさまに提示して、個人情報を突き止めているかのように振る舞うのだ。もちろん、記載している口座に振り込んだらそこで終了だが、巧妙なことに、“記載電話番号に連絡すれば、減額に応じる”と書いている場合もある。電話すれば電話番号が漏れてしまうし、話の流れで名前も簡単に聞かれる。誘導されて、住所を教えてしまったらおしまいだ。第三者に相談するまでは、とことん付きまとわれることになる。しかし、アダルトサイトや出会い系サイトを切り口にする架空請求の場合、第三者に相談しにくくなる。若い男性なら開き直れるところ、女性や高齢者だと「絶対に人に知られたくない」と慌てて電話したり、振り込んでしまうケースが増加しているのだ。  まず、最も大切なのは反射的にリアクションしないこと。相手は大量のアドレスに架空請求メールを送りつけているので、リアクションがなければスルーされるだけ。反応すると「カモ」認定され、さらに面倒なことになる。次に、口座が書いてあるなら検索してみる。詐欺行為に使われている口座は、ネットに晒されていることが多いためだ。なお、裏社会での使い捨て口座の価格は高くなっており、最近のトレンドは宅配便を使って現金を送付させる手口だ。当然、住所が書いてあるので、それも検索してみよう。怪しい場合は警察庁の「インターネット安全・安心相談」ページ(https://www.npa.go.jp/cybersafety/)で調べたり、通報・相談してみるといいだろう。  詐欺師は、とにかく相手をビビらせることに長けている。定番は、「アダルトサイトや出会い系サイトを使っていることが、周囲にバレるよ」という脅し。最近は、怪しげなウェブサイトを表示した時にシャッター音を鳴らして、ユーザーの顔を撮影したかのように脅すケースもある(参照記事2)。訴訟を起こすというのも本気にしてしまうと、ストレスになるだろう。被害に遭った人の平均支払金額も増加傾向にあり、14年度のデータでは約28万円。若いユーザーだと、ビビってしまってもそもそも支払えないので、様子見していたところ何も起きないので助かった、となる。しかし、ある程度の年齢で、体面を気にする立場だと、引っかかってしまう可能性が高くなるのだ。  くれぐれも、架空請求のメールには反応しないことを肝に銘じてほしい。ただし、メールや電話で住所などの個人情報を漏らしてしまった場合は注意が必要。その後、知人からのアドバイスなどで無視に転じても、収束しない可能性があるのだ。実際は詐欺であるのに、相手が少額訴訟を起こすケースがある。すると、裁判所から書類が届くのだが、一切を無視するというスタンスでこれも無視すると、裁判で負けることになり、なんと支払い義務が法的に発生してしまうのだ。「無視する」という対策を逆手に取った手法といえる。  疑心暗鬼になっている被害者は、裁判所に問い合わせするかもしれない。そのようなアドバイスも、ネットに出ているからだ。しかし、そのさらに裏をかくケースも起きている。裁判所からの書類を偽装して、問い合わせ先として自分たちの電話番号を記載しているのだ。電話が来れば、裁判所をかたって「支払ったほうがいいですね」と誘導するのも簡単だ。そうすれば、実際に訴訟を起こす手間も省ける。この場合は、書類の電話番号は無視して、裁判所の番号をネットで調べてかけること。本当に訴訟を起こされているなら異議を申し立て、そうでないなら無視すればいい。  年間176億円も儲けられるのだから、これからも架空請求を手掛ける詐欺師は増えていくだろう。くれぐれも、引っかからないように、また被害者を増やさないように、知人にもアドバイスしていただきたい。 (文=柳谷智宣) 参考URL <https://www.npa.go.jp/cyber/warning/chuikanki/kakuu.htm> <http://www.moj.go.jp/MINJI/minji68.html>

世間の常識よ、直下型ブレーンバスターをくらえ!! 障害者プロレス四半世紀の激闘を刻む『DOGLEGS』

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1991年に旗揚げした障害者プロレス「ドッグレッグス」を長年支えてきた看板レスラーのサンボ慎太郎。愛と勝利をもぎ取ることができるか?(c)Alfie Goodrich
 心の中の万里の長城がドミノ倒しのように音を立てて崩れ落ちていく。天願大介監督のドキュメンタリー映画『無敵のハンディキャップ』(93)にはそのくらいの衝撃を受けた。身障者たちがリングに上がり、障害を抱えた肉体を武器に激突する姿は、観る者の固定観念を粉々にしてしまうパワーがあった。身障者同士の闘いだけで充分刺激的なのに、さらに強烈なのが障害者プロレスのエース・サンボ慎太郎と健常者であるアンチテーゼ北島とのガチンコバトルだった。障害者プロレス「ドッグレッグス」を立ち上げた北島と慎太郎は無二の親友だが、リング上で北島は容赦なく慎太郎をボコボコにした。全身キズだらけになりながらも慎太郎は北島に食らいついた。勝ち負けを超えた感動がそのリングにはあった。だが、『無敵のハンディキャップ』の上映が終わっても彼らの闘いはまだ終わっていなかったのだ。ニュージーランド出身の映像作家、ヒース・カズンズ監督のデビュー作となる『DOGLEGS』は慎太郎たちのその後の激闘の歴史を追い、また障害者レスラーと障害者プロレスに新しい時代が訪れていることを告げている。  天願監督の『無敵のハンディキャップ』が障害者プロレスの黎明期を追った向こう見ずな青春ドラマだったとすれば、ヒース監督の『DOGLEGS』は障害者プロレス「ドッグレッグス」の20年以上に及ぶ歩み、そして障害者レスラーとその家族たちの生活にもカメラを向けた、よりディープな人生ドラマとなっている。1991年の「ドッグレッグス」創設期から活躍してきたサンボ慎太郎だが、20年の歳月が流れ、オッサン化した感は否めない。かつてシェイプアップされていた肉体もかなり緩んできた。軽度の脳性麻痺を抱える慎太郎は両親と一緒に自宅で暮らし、普段は清掃会社に勤めている。40歳を過ぎた今では職場では年長者として責任を求められるようになった。「ドッグレッグス」の旗揚げ20周年を機に、慎太郎は引退を決意する。障害者プロレスが嫌いになったわけではないが、彼には別の夢があった。心に想う女性に思い切ってプロポーズし、幸せな家庭を築きたい。ごくフツーの結婚をし、ごくフツーの家庭を持つ。障害者にとって、それは大きな夢だった。  慎太郎が引退を考えるようになった理由は他にもある。悩みを打ち明けられる親友であり、リング上でライバルとして立ちはだかるアンチテーゼ北島の存在だ。もともと福祉介護業界のぬるま湯的な閉塞感をブチ破るために始めた障害者プロレスだったが、すでに北島は二児のパパとなり、慎太郎だけにそうそうかまってもいられない。北島に今でも精神的に依存している状況から自立することも含めての引退宣言だった。慎太郎はラストマッチの対戦相手に北島を指名する。だが、“ボランティア界のヒトラー”北島はすんなりとは受け入れない。「試合に勝ったほうが引退」という勝ち抜け試合にすることを観客の前で逆提案する。これまで一度も北島に勝ったことのない慎太郎は障害者プロレスから卒業できるのか。そして心に想う女性にちゃんと求婚できるのか。慎太郎はリングと私生活でかつてない大試練を迎え撃つことになる。  障害者プロレスの四半世紀近い歴史を濃縮した超ハードな格闘技ドキュメンタリーとしての要素と慎太郎の恋の行方を追った『テラスハウス』的な甘い要素をたくみにブレンドしてみせたのは、18年間の日本滞在経験のあるヒース監督。流暢な日本語で、ヒース監督は障害者プロレスとの遭遇を語った。
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「ドッグレッグス」の代表でもあるアンチテーゼ北島。ボコボコにしても立ち上がってくるサンボ慎太郎との関係を「SとMみたいなもの」と語る。(c)Paul Leeming
ヒース「障害者プロレスに出会うまで、僕は海外のメディア向けに日本のユニークな文化を紹介し、日本での取材をコーディネイトする仕事もしていました。ヤギの金玉刺しを食べる沖縄の食文化ですとか、秋葉原のオタク文化といった海外の人が喜びそうなものですね。それはそれで面白いのですが、どうしても表面的な取り上げ方で終わっていたんです。もっとしっかり取材できる題材を探していました。そんなときに『ドッグレッグス』のことを友人のジャーナリストから聞いたんです。試合会場は障害者やその家族、健康そうな若者たちが一緒になってすごくアットホームな雰囲気でした。でも試合が始まると一変しました。障害者同士が闘うことに驚き、また一方の障害者が徹底的にヤラれているのを観てショックを受けました。他の試合では実況アナウンサーが毒舌を交えて場内実況しているのを、一緒になって笑っていいのか躊躇しました。でも障害者レスラーたちは自分の意志でリングに上がり、闘っているわけです。消化できない感情が自分の中でジェットコースターのように渦巻きました。自分は障害者に偏見は持っていないつもりでしたが、“障害者は守られるべき存在”という別の意味での偏見に囚われている自分がいることに気づいたんです。これは2~3年かかってもいいからじっくり取材したいと思い、気がついたら映画の完成まで5年間もかかってしまいました(笑)」  サンボ慎太郎とアンチテーゼ北島の黄金カード以外にも、障害者プロレスには驚異的な異能レスラーがいることをヒース監督のカメラは伝える。重度の障害だけでなく、女装癖とアルコール依存症も抱える愛人(ラマン)はミラクルヘビー級の人気レスラーだ。だが障害が進行し、症状をごまかすためにアルコールへの依存度が増し、リングに上がることさえままならなくなっている。障害者は健常者よりも身体機能の老化が早い、という厳しい現実が突き付けられる。闘っているのはラマンだけではない。健常者であるラマンの妻はミセス愛人(ミセスラマン)、2人の間に生まれた息子はプチ愛人(プチラマン)として障害者プロレスのリングに上がっている。障害者と一緒に暮らす家族もまたファイターでなくては務まらないのだ。ミセスラマンが一発一発がズシンと重たい蹴りを繰り出せば、息子のプチラマンもリング上で堂々たる闘いぶりを見せる。家族間のやり場のない感情がリング上で爆発する。  もうひとり、ヒース監督が強く心を惹かれたのは若手レスラーの中嶋有木だ。彼は見た目こそ普通の若者だが、癌を患い、鬱病とも闘っている。普段はラマンの介護をし、ラマン家族と交流しているが、ひとりぼっちになるとどうしようもなく生きづらさが込み上げてくる。目に見える身体的障害だけでなく、心の障害を持つ者にとっても「ドッグレッグス」のリングは欠かせない聖域なのだ。障害者プロレスの存在意義は、旗揚げ当初よりもずっと大きなものとなっている。
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女装癖があることをカミングアウトし、女性用水着を愛用している愛人(ラマン)。自分の力で立つことができないミラクルヘビー級の人気レスラーだ。(c)Alfie Goodrich
ヒース「小人プロレスや障害を持ったレスラーは海外にも存在します。でも『ドッグレッグス』のように過激で多様性に富んだ団体は他には聞いたことがありません。日本の文化はよくガラパゴス文化と形容されますが、そんなガラパゴス文化の中でも『ドッグレッグス』という団体はこの25年間で世界でも類を見ないような特別な存在に進化を遂げたように感じます。過去の映像資料もすべて見せてもらい、中にはラマンとプチラマンとの試合もありました。当時のプチラマンはまだ6歳で、リング上で動けずに横たわっている父親を一方的に蹴り続け、ラマンはそれにずっと耐えているんです。『ドッグレッグス』のリングはお互いの身と心がひとつになれるコミュニケーションの場でもあるのですが、この試合はあまりに過激すぎたので今回の映画で紹介するのは見送りました。単に刺激的なドキュメンタリーではなく、観た人にいろんなことを感じてもらえる作品にしたかったんです。海外では『障害者を見世物にしている』と受け止める人もいましたが、多くの人たちは自らリングに上がるレスラーに魅了されていました」  いよいよ「ドッグレッグス」の旗揚げ20周年記念大会が始まる。様々な障害を抱えたレスラーたちの溜め込んだ感情がリング上で吐き出される。そしてメーンイベントは、サンボ慎太郎とアンチテーゼ北島との20年戦争の最終決着戦だ。一体どちらが「ドッグレッグス」から引退するのか? 映画を観ながら、このリングは現実社会を凝縮した箱庭ワールドであることに気づかされる。現実社会と同様にリングでも容易に勝利を手にすることはできない。何度ボコボコにされても、それでも立ち上がっていく気概がなくてはリングでも現実社会でも生き残ることはできないのだ。また、強さだけを追求してもダメだ。対戦相手に敬意を払い、信頼関係が築かれていないと試合として成立しない。だから、全力で勝ちにくる慎太郎を北島は全力で潰しに掛かる。勝ったほうが障害者プロレスから引退することになる。でも、引退=障害者レスラーからの卒業ではない。リングという箱庭を出ていけば、さらに苛酷で多くの偏見に満ちた現実社会という広いリングが待っている。障害者レスラーたちの闘いはまだまだ終わらない。 (文=長野辰次)
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(c)Ivan Kovac
『DOGLEGS』 監督・撮影・編集/ヒース・カズンズ 出演/サンボ慎太郎、アンチテーゼ北島、愛人(ラマン)、ミセス愛人(ミセスラマン)、中嶋有木  日本配給/トリウッド、ポレポレ東中野 1月9日(土)より下北沢トリウッド&ポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー http://doglegsmovie.com/ja
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『パンドラ映画館』電子書籍発売中! 日刊サイゾーの人気連載『パンドラ映画館』が電子書籍になりました。 詳細はこちらから!

夜の街で勝手に立ちんぼ駆除! 逮捕されたニセ特殊警察“マル秘”作戦の目的とは?

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特警の制服に身を包んだ男。しかし通常、特警が売春取り締まりを担当することはない
   中国で続発している警察官を装った詐欺事件については、当サイトでも何度も報じてきた(参照記事)。  しかし、年明け早々、江蘇省常州市で検挙されたニセ警察官の犯行動機は、他と一線を画していた。「中国新聞網」によると、1月4日、同市でテロ対策や人質事件に投入される精鋭部隊、特警(特殊警察)に扮していた21歳の男が逮捕された。  男は、特警の制服を着用していたほか、偽造の警察官証、おもちゃの拳銃に手錠、スタンガン、警棒などを装備。本物の特警になりきって、街をパトロールしていたという。  地元の派出所に「現在、特警が街を警ら中ですか?」という問い合わせが寄せられたことで、本物の警察官がパトロールを実施。市内の路地裏で、制服姿の男を発見し、警察標章の不法所持及び使用の疑いで派出所へ連行した。  しかし、警察の取り調べに対し、男が語った動機は意外なものだった。  男の父親は風俗に目がなく、買春を繰り返していたという。そして元日も、父親から金を無心する電話を受け取った男は、父親が買春に出かけようとしていると直感。そこで、特警に扮して夜の街をパトロールし、父親が買春できないようにする作戦に出たのだ。
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細かい装備も充実。一般市民であれば一見、本物との区別がつかないだろう
 都合のいいことに、警察官になるのが夢だったという男は、ネットショップで購入した特警の制服ほか、装備一式を持っていた。  それらをまとった男は夜の街で立ちんぼを見つけるたび、虎の威を借る狐よろしく、彼女たちを一喝しては追い払うという任務を続け、父親に買春させる隙を与えなかった。そして4日目の夜、本物の警察官に連行されるハメとなったのだ。  父親を買春狂いから立ち直らせたいという一心での男の行動に対し、ネット上では同情の声も上がっている。売春防止にも一役買ったわけだし、男には寛大な沙汰が下されるべき!? (文=牧野源)

「国連史上、最も無能な事務総長」が水爆実験の北朝鮮にもてあそばれた!? ついに韓国でも支持率低下か

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国際連合広報センターより
 北朝鮮が水爆実験の実施を発表し、国際社会に緊張が走っている。毎度のことながら、国連安保理は北朝鮮を強く非難する声明を発表。今後の制裁が議論される中、国連事務総長のパン・ギムンの動向にも注目が集まっている。  パン事務総長は声明で、「私の名字(パン=Ban)のローマ字のつづりと発音は“禁止”を表す単語と同じ。私の名字から、私の決意がいかに明確で揺るぎないものかをわかってもらえるはず」などと、冗談のような主張を展開している。そんなパン事務総長に対して、「どの口が言うのか」という批判の声も。それは、彼がつい最近まで訪朝計画を立てていたからだ。  1月7日、ラジオ番組に出演した韓国のある議員が明かしたところによると、「去る12月17日、(パン事務総長の訪朝)日程が差し迫っており、協議中としていた」という。さらに「(その2日前である)15日に(金正恩第1書記の)核実験の指示書が下った。北朝鮮は核実験の指示を出しながら、パン総長をもてあそんだ」と話している。  つまり、もしパン事務総長が計画通りに訪朝していた場合、国連事務総長が滞在中に核実験が行われるという、前代未聞の大失態を犯す可能性まであったというのだ。  パン事務総長の“無能説”は、指摘されてから久しい。昨年9月に中国の抗日戦争勝利70周年記念式典に出席し、国際的な非難を浴びたことは記憶に新しいだろう(参照記事)。ニューヨーク・タイムズ紙も以前、「パン・ギムンはどこにいるのか?」という記事を掲載し、「彼は国連の歴史上、最も無能な事務総長と呼ばれ、“力のない観測者”“どこにもいない男”と呼ばれる」と、痛烈に非難した。    それでも彼は、自国・韓国では憧れの人物として長らく君臨してきた。が、ここにきて韓国でも、彼の支持率は低下の一途をたどっている。原因は、日韓の“慰安婦合意”だ。  1月1日、パン事務総長はパク・クネ大統領に電話し、「両国にとって24年間、困難な懸案とされてきた慰安婦問題について合意したことをお祝いする」などと話したという。日本でも議論が尽きない慰安婦合意だが、韓国では現在、野党を中心に今回の合意を糾弾する声が大きい。そんな中で露骨に合意を支持したため、韓国国民の感情を逆なでしている状態だ。  韓国ネット民たちは、「パン・ギムンには本当に失望した」「これまでの良いイメージが吹っ飛んだな」「幼い頃に尊敬すべき人と学んだが、尊敬どころかクソみたいなヤツだ」などと書き込んでいる。  国連の「強く非難する声明」が北朝鮮になんら効果がないのは、過去を見れば明らかだ。パン事務総長の「核実験禁止」という“固い決意”は、どのように示されるのか。期待できるところは少ないが、ぜひとも注目してみたい。

「国連史上、最も無能な事務総長」が水爆実験の北朝鮮にもてあそばれた!? ついに韓国でも支持率低下か

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国際連合広報センターより
 北朝鮮が水爆実験の実施を発表し、国際社会に緊張が走っている。毎度のことながら、国連安保理は北朝鮮を強く非難する声明を発表。今後の制裁が議論される中、国連事務総長のパン・ギムンの動向にも注目が集まっている。  パン事務総長は声明で、「私の名字(パン=Ban)のローマ字のつづりと発音は“禁止”を表す単語と同じ。私の名字から、私の決意がいかに明確で揺るぎないものかをわかってもらえるはず」などと、冗談のような主張を展開している。そんなパン事務総長に対して、「どの口が言うのか」という批判の声も。それは、彼がつい最近まで訪朝計画を立てていたからだ。  1月7日、ラジオ番組に出演した韓国のある議員が明かしたところによると、「去る12月17日、(パン事務総長の訪朝)日程が差し迫っており、協議中としていた」という。さらに「(その2日前である)15日に(金正恩第1書記の)核実験の指示書が下った。北朝鮮は核実験の指示を出しながら、パン総長をもてあそんだ」と話している。  つまり、もしパン事務総長が計画通りに訪朝していた場合、国連事務総長が滞在中に核実験が行われるという、前代未聞の大失態を犯す可能性まであったというのだ。  パン事務総長の“無能説”は、指摘されてから久しい。昨年9月に中国の抗日戦争勝利70周年記念式典に出席し、国際的な非難を浴びたことは記憶に新しいだろう(参照記事)。ニューヨーク・タイムズ紙も以前、「パン・ギムンはどこにいるのか?」という記事を掲載し、「彼は国連の歴史上、最も無能な事務総長と呼ばれ、“力のない観測者”“どこにもいない男”と呼ばれる」と、痛烈に非難した。    それでも彼は、自国・韓国では憧れの人物として長らく君臨してきた。が、ここにきて韓国でも、彼の支持率は低下の一途をたどっている。原因は、日韓の“慰安婦合意”だ。  1月1日、パン事務総長はパク・クネ大統領に電話し、「両国にとって24年間、困難な懸案とされてきた慰安婦問題について合意したことをお祝いする」などと話したという。日本でも議論が尽きない慰安婦合意だが、韓国では現在、野党を中心に今回の合意を糾弾する声が大きい。そんな中で露骨に合意を支持したため、韓国国民の感情を逆なでしている状態だ。  韓国ネット民たちは、「パン・ギムンには本当に失望した」「これまでの良いイメージが吹っ飛んだな」「幼い頃に尊敬すべき人と学んだが、尊敬どころかクソみたいなヤツだ」などと書き込んでいる。  国連の「強く非難する声明」が北朝鮮になんら効果がないのは、過去を見れば明らかだ。パン事務総長の「核実験禁止」という“固い決意”は、どのように示されるのか。期待できるところは少ないが、ぜひとも注目してみたい。

マツコロイドが真理を語る、NHK新春ドラマ『富士ファミリー』の肯定感

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NHK新春スペシャルドラマ『富士ファミリー』公式サイトより
 お正月のスペシャルドラマの出演者に「マツコロイド」の名前があれば、普通は「あ、軽い感じのドラマかな」と思うだろう。マツコロイドとは『マツコとマツコ』(日本テレビ系)などに登場していたマツコ・デラックスそっくりのアンドロイド。ドラマの“出演者”としては、間違いなく“イロモノ”だろう。  だが、木皿泉・脚本のドラマなら、話は別だ。なぜなら、木皿はこれまでも、人ならざるものをモチーフにして、“人間”を描いてきた作家だからだ。  マツコロイドが出演した『富士ファミリー』(NHK総合)は、目の前に富士山がそびえ立つ古びたコンビニ「富士ファミリー」を舞台にした“ホームドラマ”だ。ホームドラマといっても、そこに住む“家族”は、血のつながりのない者ばかり。  小国家の美人三姉妹の長女・鷹子(薬師丸ひろ子)と、死んだ三姉妹の次女・ナスミ(小泉今日子)の夫である日出男(吉岡秀隆)、その三姉妹の父親の妹である笑子バアさん(片桐はいり)、そして、住み込みでアルバイトをすることになった“訳あり”のカスミ(中村ゆりか)の4人。そこに時折、三女の月美(ミムラ)も嫁ぎ先から訪れる。 「富士山よ、お前に頭を下げない女がここに立っている」と宣言する笑子バアさんを老けメイクでユーモラスに演じているのは、片桐はいりだ。そんな姿を見ると、同じようにホームドラマで老婆を演じたかつての樹木希林を想起してしまうように、『富士ファミリー』は昭和のホームドラマを彷彿とさせる。  ある時、笑子にナスミの幽霊が見えるようになるところから物語は始まる。笑子はナスミに頼まれて、彼女のコートのポケットの中から一片のメモを見つけるのだ。そこには「ストロー」「光太郎」「四つ葉のクローバー」「懐中電灯」「ケーキ」という、意味不明の単語が書かれている。5人はそれぞれメモの断片をもらい、その単語が物語を推し進めていく。  ファンタジックな登場人物は、マツコロイドや幽霊にとどまらない。ある時、月美は「吸血鬼」を名乗る青年・洋平(細田善彦)に出会う。彼は、月美に「一緒に旅しませんか?」と迫る。「エベレストの麓のホテルなら、昨日のことをくよくよ考えたり、明日のことを心配せずに済む」と。だが、月美は「富士山の目の前に住んでいても、悩みはある」と断る。「手放したくないものがある」というのだ。  それは、例えば「お風呂から上がった子どもが逃げるのをつかまえて、バスタオルでくるむこと」や、「パパの中指。昔、バスケットをやって突き指して、まっすぐにならなくなっちゃった指」「パパの定期入れにずっと入ってた、小さく小さく折りたたんだレシート。私と初めて行ったファミレスのレシート」といった“日常”だ。木皿泉作品には、そんな日常の機微がたくさん詰まっている。 『富士ファミリー』では、これまでの木皿泉作品のモチーフが踏襲されている。特に「血のつながらない共同体」を描いた『すいか』(2003年、日本テレビ系)を強く思わせる。 「私が代わりにここにいてあげる。だから、お前はどんどん転がるように変わっていけ」と鷹子から言われて上京したナスミを演じる小泉今日子。彼女は『すいか』では、勤め先の信用金庫から3億円を横領して逃亡していた馬場万里子役を演じた。    それぞれが人生の岐路に立つ中、笑子は自分の存在がそれを妨げてしまっているのではないか、自分は彼女たちの迷惑になってしまっているだけではないかと悩み、家を出ようと考える。そんな時に出会うのが、マツコロイドだ。  配送中に車から落ちてしまったというマツコロイドは、自分は「介護ロボット」だと言う。「介護するロボット」ではなく「介護されるロボット」、つまり「人に迷惑をかけるためだけに作られたロボット」だと言うのだ。なぜそんなものが作られたのか、意味がわからない。だが、マツコロイドは言う。 「意味があろうがなかろうが、すでに私たちはここにいる。そのことのほうが、重要なんじゃないかしら」  気恥ずかしいセリフでも、マツコロイドが機械的に発すると、その“真理”が素直に響いてくる。 『すいか』で、地味に働くだけの日常にふと疑問を持ち始めた主人公・早川基子(小林聡美)が「私みたいな者も、いていいんでしょうか」と漏らした問いに、アネゴ肌の大学教授(浅丘ルリ子)がハッキリと言うシーンがある。「いて、よし!」と。 『富士ファミリー』でも、笑子がマツコロイドに「私、ここにいていいのかね?」と問いかける。  すると、マツコロイドは言うのだ。 「ていうか、もういるし」  その肯定感は時を超え、その分、更新されていっている。エベレストの目の前だろうが、富士山の麓に住んでいようが、人は悩みながら生きている。だけど、富士山のような絶対的な存在があるからこそ、それが心の支えになり、生きやすくもなる。思えば、『富士ファミリー』で木皿泉によって描かれる肯定感は、「富士山」そのものだ。富士山がそうであるように、僕らの日常の中の悩みを「いて、よし!」「ていうか、もういるし」と、優しく受け止めてくれる。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

マツコロイドが真理を語る、NHK新春ドラマ『富士ファミリー』の肯定感

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NHK新春スペシャルドラマ『富士ファミリー』公式サイトより
 お正月のスペシャルドラマの出演者に「マツコロイド」の名前があれば、普通は「あ、軽い感じのドラマかな」と思うだろう。マツコロイドとは『マツコとマツコ』(日本テレビ系)などに登場していたマツコ・デラックスそっくりのアンドロイド。ドラマの“出演者”としては、間違いなく“イロモノ”だろう。  だが、木皿泉・脚本のドラマなら、話は別だ。なぜなら、木皿はこれまでも、人ならざるものをモチーフにして、“人間”を描いてきた作家だからだ。  マツコロイドが出演した『富士ファミリー』(NHK総合)は、目の前に富士山がそびえ立つ古びたコンビニ「富士ファミリー」を舞台にした“ホームドラマ”だ。ホームドラマといっても、そこに住む“家族”は、血のつながりのない者ばかり。  小国家の美人三姉妹の長女・鷹子(薬師丸ひろ子)と、死んだ三姉妹の次女・ナスミ(小泉今日子)の夫である日出男(吉岡秀隆)、その三姉妹の父親の妹である笑子バアさん(片桐はいり)、そして、住み込みでアルバイトをすることになった“訳あり”のカスミ(中村ゆりか)の4人。そこに時折、三女の月美(ミムラ)も嫁ぎ先から訪れる。 「富士山よ、お前に頭を下げない女がここに立っている」と宣言する笑子バアさんを老けメイクでユーモラスに演じているのは、片桐はいりだ。そんな姿を見ると、同じようにホームドラマで老婆を演じたかつての樹木希林を想起してしまうように、『富士ファミリー』は昭和のホームドラマを彷彿とさせる。  ある時、笑子にナスミの幽霊が見えるようになるところから物語は始まる。笑子はナスミに頼まれて、彼女のコートのポケットの中から一片のメモを見つけるのだ。そこには「ストロー」「光太郎」「四つ葉のクローバー」「懐中電灯」「ケーキ」という、意味不明の単語が書かれている。5人はそれぞれメモの断片をもらい、その単語が物語を推し進めていく。  ファンタジックな登場人物は、マツコロイドや幽霊にとどまらない。ある時、月美は「吸血鬼」を名乗る青年・洋平(細田善彦)に出会う。彼は、月美に「一緒に旅しませんか?」と迫る。「エベレストの麓のホテルなら、昨日のことをくよくよ考えたり、明日のことを心配せずに済む」と。だが、月美は「富士山の目の前に住んでいても、悩みはある」と断る。「手放したくないものがある」というのだ。  それは、例えば「お風呂から上がった子どもが逃げるのをつかまえて、バスタオルでくるむこと」や、「パパの中指。昔、バスケットをやって突き指して、まっすぐにならなくなっちゃった指」「パパの定期入れにずっと入ってた、小さく小さく折りたたんだレシート。私と初めて行ったファミレスのレシート」といった“日常”だ。木皿泉作品には、そんな日常の機微がたくさん詰まっている。 『富士ファミリー』では、これまでの木皿泉作品のモチーフが踏襲されている。特に「血のつながらない共同体」を描いた『すいか』(2003年、日本テレビ系)を強く思わせる。 「私が代わりにここにいてあげる。だから、お前はどんどん転がるように変わっていけ」と鷹子から言われて上京したナスミを演じる小泉今日子。彼女は『すいか』では、勤め先の信用金庫から3億円を横領して逃亡していた馬場万里子役を演じた。    それぞれが人生の岐路に立つ中、笑子は自分の存在がそれを妨げてしまっているのではないか、自分は彼女たちの迷惑になってしまっているだけではないかと悩み、家を出ようと考える。そんな時に出会うのが、マツコロイドだ。  配送中に車から落ちてしまったというマツコロイドは、自分は「介護ロボット」だと言う。「介護するロボット」ではなく「介護されるロボット」、つまり「人に迷惑をかけるためだけに作られたロボット」だと言うのだ。なぜそんなものが作られたのか、意味がわからない。だが、マツコロイドは言う。 「意味があろうがなかろうが、すでに私たちはここにいる。そのことのほうが、重要なんじゃないかしら」  気恥ずかしいセリフでも、マツコロイドが機械的に発すると、その“真理”が素直に響いてくる。 『すいか』で、地味に働くだけの日常にふと疑問を持ち始めた主人公・早川基子(小林聡美)が「私みたいな者も、いていいんでしょうか」と漏らした問いに、アネゴ肌の大学教授(浅丘ルリ子)がハッキリと言うシーンがある。「いて、よし!」と。 『富士ファミリー』でも、笑子がマツコロイドに「私、ここにいていいのかね?」と問いかける。  すると、マツコロイドは言うのだ。 「ていうか、もういるし」  その肯定感は時を超え、その分、更新されていっている。エベレストの目の前だろうが、富士山の麓に住んでいようが、人は悩みながら生きている。だけど、富士山のような絶対的な存在があるからこそ、それが心の支えになり、生きやすくもなる。思えば、『富士ファミリー』で木皿泉によって描かれる肯定感は、「富士山」そのものだ。富士山がそうであるように、僕らの日常の中の悩みを「いて、よし!」「ていうか、もういるし」と、優しく受け止めてくれる。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

ブルセラも爆買い!? 日本のJK・JCの“使用済み”制服が中国でひそかな人気

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「淘宝網」に出品された、日本のJK制服。中には、JCのものも……
 各地百貨店や家電量販店の今年の初売りでは、福袋に中国人が殺到し、あらためてその爆買いパワーを見せつけた。  一方、中国のネット上では最近、一部マニアに爆買いされている意外な商品がある。
sela02
上下で約9,000円という安値で出品されていた商品
 中国最大のECサイト「淘宝網」(タオバオ)で「二手 日本 制服」とキーワードを打ち込んでみる。すると、検索結果として出てくるのは、日本の高校や中学校のものとみられる、女子用制服の数々だ。  ちなみに二手とは、中国語で中古品のこと。つまり、これらは使用済みの制服なのである。中には「成田国際高校」などと、学校名まで明示されている商品もある。 ぞろえだ。  これらの商品が、ブルセラショップ経由の商品なのか、はたまた中国人留学生など使用者本人が出品したものなのか、その流通経路は不明だ。中国にも、ブルセラを偏愛するマニアが存在するということなのだろうか?
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現在、ブルマーを採用している学校はほとんどないと思われるが、本物だろうか?
 中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、次のように話す。 「AKB48や、『ラブライブ!』などの日本のアニメの影響で、中国ではここ最近、制服ブームが広がっています。上海市内では、単なるコスプレにとどまらず、ファッションとして着用して街を歩いている女の子も時々見かけるほどです。中国製のコピーも売られていますが、ドン・キホーテなどで売っているパーティーグッズ並みの質感なので、マニアには本物の制服の中古品が人気を集めています。もちろん、ブルセラマニアの男性が性的な目的で購入することもあるでしょうが……」  中国人の爆買いのターゲットは、いったいどこまで広がるのだろうか……。

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