「患者8.3万人に医師は1人」中国で頻発する精神障害者による重大事件の背景に、絶望的な医師不足

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渋滞の先にいた女性。手には金属棒を持っている
 最近中国では、精神障害者による重大事件が頻発している。 「京華時報」によると9月9日、湖南省吉首市のスーパーマーケットで、80代の女性が刃物で切りつけられ、死亡するという事件が発生した。警察は、店の防犯カメラに映っていた映像から犯人の女を特定、身柄を確保した。女には精神障害の疑いがあり、刑事責任能力の有無を調べているという。   ちなみにこの前日には、昨年、江蘇省徐州市の病院で医師が男に20カ所以上を切りつけられて殺害された事件の判決公判が行われ、死刑判決が下されたばかりだ。被告側は精神障害があることを主張していたが、刑事責任能力が認められた形だ。  一方、「北京晩報」によると9月6日朝、北京市内の路上で、上半身はブラジャー1枚で下半身をあらわにした中年の女が、大声で歌いながら金属棒を振り回し、路上の車を破壊している様子が目撃された。  目撃者の話によると、この女は道路を走る車の前に立ちはだかると、歌いながら金属棒を車に叩きつけたり、ワイパーを折ったりするなど、常軌を逸した行動を繰り返したという。通報により現場に駆けつけた警察官に連行されたが、女には精神障害があったことがわかっている。  日本でも、精神障害などによる心神喪失者の刑事責任能力の判定については、たびたび論議となっている。しかし、精神障害者による事件が起きるたび、中国のネットで飛び交うのは、彼らを社会からつまはじきにするような過酷な意見だ。  冒頭のスーパーマーケットでの事件に対する、中国版Twitter「微博」の書き込みを拾うと、 「精神障害があるかないかは関係ない! 人を殺したやつは罪に問われるべき」 「(刑事責任能力の欠如を理由に)野放しにされたら、また同じ事件が起きる」 「すべての精神障害者は、事件を起こす前に隔離して収容しろ!」 といった具合である。  広東省地方紙の社会部記者は、中国の精神医療の問題点を指摘する。 「昨年、ある研究機関が発表したデータによると、国内で治療が必要とされる精神障害を持つ人の数は1億7,300万人ともいわれている。ところが、実際に適切な治療を受けることができているのは1,500万人ほど。原因は、極端に少ない精神科医の数。人口割合だと、8.3万人に対して1人という少なさです。精神科医は儲からず、本格的にこの問題に取り組むと医療費が天文学的に膨れ上がるということもあり、政府も消極的」  こうした中、中国では身内の精神障害者を自宅に閉じ込めたり、殺害したりといった悲劇も起きており、抜本的な対策が急がれる。 (文=青山大樹)

韓国「観測史上、最大規模」の地震発生で大パニック! 国営テレビも政府もアテにならず……

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イメージ画像(Thinkstockより)
 9月12日午後7時44分ごろ、韓国南部の慶州(キョンジュ)付近を震源とするM5.8の地震が発生した。観測史上、最大規模で、突然の地震体験に多くの国民が身を震わせた。  ネット上では「こんなに揺れたのは初めて。実際に経験すると、恐怖感がハンパない」「みんな右往左往していた。もしM6~7が来たら、大惨事だな」「てっきり、北朝鮮からミサイルが飛んできたと思ったよ」といった、不安交じりのコメントが寄せられている。  地震だけではなく、各所で発生したシステム障害も、さらなる不安を煽ったようだ。  例えば、日本のNHKに該当する韓国の公営放送局KBSは、地震発生時に速報も出さず、番組表通りにドラマを放送した。定時のニュースで伝えた地震に関する情報も、ほかの放送局に比べると少なかったようだ。普段から“国家災難主管放送社”をうたっているKBSだけに、韓国人の失望感は大きいようだ。  国民の安全を担う国民安全庁も同じだ。地震発生直後、同庁のホームページはまったくアクセスできない状態で、スマホへの警報通知は地震発生から約10分後に送られてきたという。地震の経験がほとんどない韓国人にとって、その10分間は、まさにパニック状態だっただろう。  一番の問題は、人気チャットアプリ「カカオトーク」だ。地震によって利用者が急増した結果、約2時間もメッセージが送受信されない状態になっていたのだ。音声通話も不安定で、信じていたカカオトークまでつながらない。そんな心細い思いをした人の中からは、「LINE」へ乗り換え宣言をする人まで現れた。  さらに、SNSを中心に広がる「近々、巨大な本震が来るらしい」というウワサが、恐怖心を募らせる大きな原因になっている。それを後押しするかのように、いくつかの不思議現象が「大型地震の前兆」として挙げられている。  まず、以前紹介した「釜山同時多発ガス臭騒ぎ」(参照記事)だ。ガス臭の原因は付臭剤と結論が出ているが、今となっては“地震の前兆”だったというほうがよっぽど説得力を持つ。そして、広安里海水浴場で目撃された「アリ群れの大移動」、巨済市で捕まった1.7メートルの巨大タチウオ、7月に釜山の道路で起きた温泉水の噴出も、地震の前兆だと騒がれている状況だ。  もはや「韓国に地震は来ない」とは言えなくなった昨今、韓国政府は地震対策について真剣に取り組むべきなのかもしれない。

中国警察がiPhone人気に便乗「逃亡犯の有力情報にiPhone 7差し上げます」!?

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地元警察の公式ページに掲載された実際の画像。指名手配犯の情報と共に、iPhone7を宣伝に使っている様子がわかる
 米アップルのiPhone 7、iPhone 7 Plusが、中国を含む世界の主要国で9月16日に発売される。  中国では、昨年の国内出荷台数が約6,000万台を記録する一方、iPhoneをめぐる強盗殺人や、密輸入などの犯罪も多発している。今月2日には、江蘇省浜海県でiPhoneをなくしてしまった男性が、そのショックから飛び降り自殺を図る事件も発生するほど、人民のiPhone熱はすさまじい。  そんな中、熱気を事件解決に役立てようと、中国警察がある試みに出た。香港系メディア「東網」(9月11日付)などによると、陝西省で殺人事件を起こして逃走中の容疑者に関する有力情報を提供した者に対し、iPhone 7の購入代金を負担すると地元警察がネット上で発表したのだ。  地元警察は、逃走中の犯人の写真やプロフィールをネット上に掲載。さらに「この男を捕まえた人にはiPhone 7を差し上げます。しかも、256GBです」という一文を添えている。  こうした当局の手法に対し、ネットユーザーからは賛否両論のコメントが寄せられている。 「中国警察がネットで大々的に他国のスマホを宣伝するなんて、権威も地に落ちたな。こんなくだらないことをする暇があるなら、早く捜査しろよ」 「警察までiPhone人気に乗っかるなんて。これで一般人がiPhone欲しさに犯人を捕まえようとして殺されたらどうするんだ? 特に若者にはiPhoneフリークが多いから、無茶するやつも出てきそう」 「新型iPhone発売直後には、転売価格が数倍に跳ね上がるが、その分も負担してくれるのか?」  過去には、iPhone購入資金を工面するため、若者が自分の臓器を売るという事件も起きている中国。犯人が、iPhone欲しさに自首してきたら傑作なのだが……。 (文=青山大樹)

中国警察がiPhone人気に便乗「逃亡犯の有力情報にiPhone 7差し上げます」!?

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地元警察の公式ページに掲載された実際の画像。指名手配犯の情報と共に、iPhone7を宣伝に使っている様子がわかる
 米アップルのiPhone 7、iPhone 7 Plusが、中国を含む世界の主要国で9月16日に発売される。  中国では、昨年の国内出荷台数が約6,000万台を記録する一方、iPhoneをめぐる強盗殺人や、密輸入などの犯罪も多発している。今月2日には、江蘇省浜海県でiPhoneをなくしてしまった男性が、そのショックから飛び降り自殺を図る事件も発生するほど、人民のiPhone熱はすさまじい。  そんな中、熱気を事件解決に役立てようと、中国警察がある試みに出た。香港系メディア「東網」(9月11日付)などによると、陝西省で殺人事件を起こして逃走中の容疑者に関する有力情報を提供した者に対し、iPhone 7の購入代金を負担すると地元警察がネット上で発表したのだ。  地元警察は、逃走中の犯人の写真やプロフィールをネット上に掲載。さらに「この男を捕まえた人にはiPhone 7を差し上げます。しかも、256GBです」という一文を添えている。  こうした当局の手法に対し、ネットユーザーからは賛否両論のコメントが寄せられている。 「中国警察がネットで大々的に他国のスマホを宣伝するなんて、権威も地に落ちたな。こんなくだらないことをする暇があるなら、早く捜査しろよ」 「警察までiPhone人気に乗っかるなんて。これで一般人がiPhone欲しさに犯人を捕まえようとして殺されたらどうするんだ? 特に若者にはiPhoneフリークが多いから、無茶するやつも出てきそう」 「新型iPhone発売直後には、転売価格が数倍に跳ね上がるが、その分も負担してくれるのか?」  過去には、iPhone購入資金を工面するため、若者が自分の臓器を売るという事件も起きている中国。犯人が、iPhone欲しさに自首してきたら傑作なのだが……。 (文=青山大樹)

G20で「風俗合法化」を公言!? “裸の王様”習近平に、国内外で失笑の嵐

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 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。  9月4日から5日にかけて、中国・杭州市でG20(金融世界経済に関する首脳会合)が開催されました。今回の会議では習近平国家主席が議長役を担当し、海外のテレビ局は「世界が共に発展する新たな可能性を示している」と評価しましたが、実際には習主席は大きな失態を演じました。 ■たった一文字の読み違いで馬脚を現した習主席  9月5日、G20内の経済報告会議「B20」で習主席が政策提案報告をする際、中国の古典「国語・晋語四」から「軽関易道 通商寛農」(税を安くし盗賊を撲滅すれば、道は整備され貿易は盛んになり、農業政策を緩和される)という言葉を引用したのですが、誤って「軽関易道 通商寛衣」と読み上げました。これは簡体字(中国本土で使われている漢字)の「農」と「衣」がよく似ているがゆえの間違いだと思いますが、古典に造詣が深い人ならば、このようなミスは絶対にしないでしょう。  しかも、「寛衣」とは中国語で「服を脱ぐ」という意味で、さらに「便所に行って用を足す」「性行為をする」という隠語としても使われているため、習主席の発言は、とんでもない意味になってしまいました。習主席は演説時に、たびたび古典の言葉を引用して自らの教養の高さをアピールしていましたが、それらが虚栄にすぎなかったことが判明しました。 「軽関易道 通商寛農」は経済の繁栄条件を示す言葉であり、中国経済に携わる者なら絶対に肝に命じなければならない言葉ですが、今回の失言は、習主席が経済に対し無能な人物であることの証拠だと思います。事実、習近平体制発足後、中国経済は低迷の一途をたどっており、国内の経済学者や外国メディアは、こぞって「習主席は経済音痴」と断定しています。 ■習主席を徹底的にちゃかす中国国民たち  今回の失言はもちろん中国国内で話題となり、発言した内容から「きっと『中国製衣服輸出を拡大する』という意味だよ!」「習近平は風俗合法化を認めた!」「以前、習近平は東莞の風俗街の大規模取り締まりを行ったが、今回は復活を明言した!」「露出狂習近平の一帯一露(シルクロード)! 通商寛衣!」「夢雪(習主席の愛人)の前で服を脱ぐ習近平!」などと失言をちゃかす言葉がネット上に殺到しました。  このような事態を、中国政府が放置するはずはありません。このような意見はただちに強制削除され、中国版Twitter「微博」では「寛衣」という言葉がタブーキーワードに指定されました。五毛党(報酬をもらい、中国政府に肯定的な意見を書き込むネットユーザーの総称)たちは、「たった一文字の読み違いで大騒ぎするな!」「この売国奴ども!」と、習主席を擁護する意見を書き連ねたのです。  以前、日本でも麻生太郎元首相が漢字の読み間違えを繰り返し、マスコミに批判されたことがあります。しかし、批判文を投稿した人物がSNS上のアカウントを凍結され、北京警察に拘束されるなど、中国では習主席のミスに対する批判は徹底的に削除・弾圧されています。この2つの事例は日本の民主度の高さ、そして中国が独裁的なファシズム(全体主義)国家であることを証明していると思います。  今回の発言を見ればわかるように、多くの中国国民が習主席に対して批判的な感情を抱いています。もし彼が国民から親しまれていれば、笑い話として受け入れられたでしょう。さらに、諸外国からも、習主席の政策に対し、不満の声が殺到しています。現在の習主席は、国内外から非難され、自分のシンパの意見しか受け入れない「裸の王様」と化しています。このような人物が失脚するのは、時間の問題だと思います。 ◆「チャイナめった斬り」過去記事はこちらから
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)、『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun> 

G20で「風俗合法化」を公言!? “裸の王様”習近平に、国内外で失笑の嵐

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 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。  9月4日から5日にかけて、中国・杭州市でG20(金融世界経済に関する首脳会合)が開催されました。今回の会議では習近平国家主席が議長役を担当し、海外のテレビ局は「世界が共に発展する新たな可能性を示している」と評価しましたが、実際には習主席は大きな失態を演じました。 ■たった一文字の読み違いで馬脚を現した習主席  9月5日、G20内の経済報告会議「B20」で習主席が政策提案報告をする際、中国の古典「国語・晋語四」から「軽関易道 通商寛農」(税を安くし盗賊を撲滅すれば、道は整備され貿易は盛んになり、農業政策を緩和される)という言葉を引用したのですが、誤って「軽関易道 通商寛衣」と読み上げました。これは簡体字(中国本土で使われている漢字)の「農」と「衣」がよく似ているがゆえの間違いだと思いますが、古典に造詣が深い人ならば、このようなミスは絶対にしないでしょう。  しかも、「寛衣」とは中国語で「服を脱ぐ」という意味で、さらに「便所に行って用を足す」「性行為をする」という隠語としても使われているため、習主席の発言は、とんでもない意味になってしまいました。習主席は演説時に、たびたび古典の言葉を引用して自らの教養の高さをアピールしていましたが、それらが虚栄にすぎなかったことが判明しました。 「軽関易道 通商寛農」は経済の繁栄条件を示す言葉であり、中国経済に携わる者なら絶対に肝に命じなければならない言葉ですが、今回の失言は、習主席が経済に対し無能な人物であることの証拠だと思います。事実、習近平体制発足後、中国経済は低迷の一途をたどっており、国内の経済学者や外国メディアは、こぞって「習主席は経済音痴」と断定しています。 ■習主席を徹底的にちゃかす中国国民たち  今回の失言はもちろん中国国内で話題となり、発言した内容から「きっと『中国製衣服輸出を拡大する』という意味だよ!」「習近平は風俗合法化を認めた!」「以前、習近平は東莞の風俗街の大規模取り締まりを行ったが、今回は復活を明言した!」「露出狂習近平の一帯一露(シルクロード)! 通商寛衣!」「夢雪(習主席の愛人)の前で服を脱ぐ習近平!」などと失言をちゃかす言葉がネット上に殺到しました。  このような事態を、中国政府が放置するはずはありません。このような意見はただちに強制削除され、中国版Twitter「微博」では「寛衣」という言葉がタブーキーワードに指定されました。五毛党(報酬をもらい、中国政府に肯定的な意見を書き込むネットユーザーの総称)たちは、「たった一文字の読み違いで大騒ぎするな!」「この売国奴ども!」と、習主席を擁護する意見を書き連ねたのです。  以前、日本でも麻生太郎元首相が漢字の読み間違えを繰り返し、マスコミに批判されたことがあります。しかし、批判文を投稿した人物がSNS上のアカウントを凍結され、北京警察に拘束されるなど、中国では習主席のミスに対する批判は徹底的に削除・弾圧されています。この2つの事例は日本の民主度の高さ、そして中国が独裁的なファシズム(全体主義)国家であることを証明していると思います。  今回の発言を見ればわかるように、多くの中国国民が習主席に対して批判的な感情を抱いています。もし彼が国民から親しまれていれば、笑い話として受け入れられたでしょう。さらに、諸外国からも、習主席の政策に対し、不満の声が殺到しています。現在の習主席は、国内外から非難され、自分のシンパの意見しか受け入れない「裸の王様」と化しています。このような人物が失脚するのは、時間の問題だと思います。 ◆「チャイナめった斬り」過去記事はこちらから
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)、『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun> 

1万4,000円払って出てくるのは昆虫、ザリガニにサソリ! ウワサの「裸レストラン」の実態とは?

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「週刊新潮」(9/15号、新潮社)
今週の注目記事・第1位 「築地市場移転を目の敵!女帝『小池百合子』熱演の代償」(「週刊新潮」9/15号) 「森喜朗親密企業が五輪案件を続々受注」(「週刊文春」9/15号) 第2位 「だから医者の出す糖尿病の薬は信用できない」(「週刊現代」9/24・10/1号) 第3位 「東京五輪裏金問題、フランス検察が狙う日本人」(「週刊プレイボーイ」10/3号) 第4位 「気をつけろ! 60過ぎたら、歯をみがいてはいけない」(「週刊現代」9/24・10/1号) 第5位 「天皇陛下『お言葉』は『違憲か暴走』と断じる皇室記者の失望」(「週刊新潮」9/15号) 第6位 「西麻布『裸レストラン』突撃体験記」(「週刊新潮」9/15号) 第7位 「大ベストセラーの書評を載せない『大新聞』のご都合」(「週刊新潮」9/15号) 第8位 「清原和博『厳戒の宮古島潜伏』撮った」(「フライデー」9/23号) 第9位 「メリー副社長の正体」(「週刊文春」9/15号) 第10位 「日本の金持ちは幸せか」(「週刊現代」9/24・10/1号) 第11位 「小倉智昭 覚せい剤俳優との『資金源』証拠メール」(「週刊文春」9/15号)  広島東洋カープが、25年ぶりのリーグ優勝を果たした。まずはおめでとう! だが、この優勝は、高橋由伸巨人のふがいなさに助けられたところが大きいと思う。  それに、25年前にはなかった、クライマックスシリーズというバカなものもある。今の巨人は、長年の由緒正しい巨人ファンの私でも、応援する気になれない。  ここまできたら、広島が日本シリーズへと進み、できれば日本一になってほしいと思う。相手は、ソフトバンクより日ハムがいい。日本一のピッチャー大谷翔平を打ち崩して勝て、広島!  今週は現代が合併号である。なぜこの時期に合併号なのか? 私の頃にはなかった。1号でも少ないと売り上げが減るから、もったいないと思うのだが。  そこで、現代のSEXYグラビアから見ていこう。今週は、ついに現代からSEX記事が消えた。これは薬と手術特集で部数が上向いた自信からか、それともネタが切れたのか。次週を見てみたい。  グラビアの巻頭はNHK朝ドラ『あさが来た』の宣ちゃん役でブレークした吉岡里帆の、もちろんヘアなしのグラビア。後半は「海外セレブハプニング祭り」と題して、パパラッチたちが撮った、セレブたちのあられもないシーンを並べている。1枚1枚、そこに至るまでのドラマが面白いセレブたちもいるだろうから、写真を羅列するだけでなく、読んで楽しめるものにしたらいいのではないか。  人気アイドルから、大人の女性へ。「平嶋夏海『卒業』」。ヘアはないが、なかなかかわいい子である。袋とじは2本。「あの有名タレント『AVデビュー』衝撃映像」。ANRIというそうだが、私は当然だが知らない。もう1本は「たかしょー 傑作AV 誌上独占公開」。豊満乳房に黒々としたヘア。艶技はそれほどでもないが、一度見てみたいと思わせる。  袋とじに挟まって、なぜか「拝啓、お千代さん」というのがある。歌手の島倉千代子のグラビアである。  ここで衝撃告白! 私がずっと昔に付き合っていた年上の彼女は、島倉ソックリだった。当時20代後半だったが、化粧して和服を着ると、島倉とよく間違えられた。懐かしいな。あの青春の日々はもはや帰らず。  とまあ、グラビアを眺めながら、多感なあの頃を思い出していたのである。  さて、フジテレビ系『とくダネ!』のMCである小倉智昭が、覚せい剤取締法違反で逮捕された俳優に、長年にわたって金銭的援助してきたと、先週の文春が報じていた。 「資金源」だといわれたことに小倉は、彼の絵の才能を買って絵の代金としてカネを渡していたので「資金源と言われることには納得がいかない」と自分の番組で発言した。  今週の文春は、その人間の知人も、小倉からのカネは「彼の生活費」だったと証言し、そのカネが覚せい剤を買うために使われていたのだから、「資金源」だったことは間違いないと再び追及している。  この中で、小倉が彼に送ったメールを公開している。国税の査察が入り、彼への送金も相当になるため、多額の税金の請求がそちらへ行く。だが、それでは大変なので、贈与税で自分の負担にしてくれ、と申し入れをした結果、1億円の納付請求が届いたとし、最後は番組の視聴率も悪くて(2013年当時=筆者注)と、泣き落としに出ている。  要は、これ以上、お前の面倒は見られないという通告のようだが、文面を読むと、かわいそうになる箇所もあるし、なぜ、ここまでその俳優の面倒を見てきたのだろうと、疑問にも思う。  だが小倉は、再び自分の番組の中で、「このメールは全部作り話。作り話でもいいから、彼に考えてほしかった」と語ったが、これはかえってまずかったのではないかと、見ていて思った。  親しくしていた人間にこれほど詳細なメールを送るのは、相手も「そこまで迷惑をかけていたのか」と納得するものがなくては「考え」はしないはずだ。この2人には、まだまだ窺い知れないやりとりがあったのではないか。最近は視聴率も好調な小倉だが、これが大きなつまずきにならなければいいが。  現代が、巻頭特集をようやく「薬と医者」キャンペーンから違うものに替えた。それが、日本の金持ちたちが“幸福者”であるかということを調査したものである。カネで幸福が買えるわけではないが、カネがないと幸福ではないというのも人生の真実ではある。  まずは、12年連続長者番付10位以内のダイエット食品「スリムドカン」を販売する「銀座まるかん」の創業者、斎藤一人(68)という人物がいる。自らの金銭哲学や人生観を説いた本が、ベストセラーになったという。  だが、そんな斎藤氏を病が襲う。そして回復してきたら、生死をさまよったことで、自分は天照大神の生まれ変わりだと言いだし、最近では自分の「念」を入れたという水晶玉や波動入りのマッサージクリームを売り始めたというのだ。  新興宗教の教祖になって霊感商法のようなことを始めたことで弟子たちが離れ、奥さんとも離婚したともいわれているそうだ。  1992年に「インボイス」を創業して東証1部に上場した木村育生氏(58)は、08年のサブプライム危機の煽りを受けて、事実上の倒産をしてしまった。稼いだおカネはゼロに。今は稼がなくては食べていけないので、再び起業したという。  表を見ていると、M&Aに失敗してとか、脱税で在宅起訴された、不祥事を起こして逮捕、社長を解任など、一時期栄華を誇った人たちでも、死ぬまでカネ持ちで幸せに暮らしましたという人は少ないのかもしれない。  ソフトバンクの孫正義氏は、売上高が8兆円なのに11兆円の有利子負債を抱え、その利子の支払いを考えると眠れないこともあると告白している。  ユニクロの柳井正氏も、売り上げを維持していくためには拡大路線を採らざるを得ず、これからが不安視されている。  まあ、私のように由緒正しい貧乏人は「幸せは心の中にあるんだ」と、昔からの青い鳥神話を口にしていればいいのだから、気楽なものである。  ストレスをためない、気楽に生きる、これが幸せなのだと思うが、それにつけてもカネの欲しさよ、ではあるが。  さて、文春は「メリー副社長の正体」という緊急連載を始めた。弟のジャニー氏が温厚なのに比べて、メリー氏の事務所所属のタレントに対する厳しさや、スキャンダルを報じたメディアへの抗議のすさまじさは有名である。 「事務所の2階に“説教部屋”と呼ばれる部屋があり、メリーにそこへ呼び出されたら何時間でもみっちり叱られ続ける」「酒豪として知られ、焼酎をロックで頼み、チェイサーの水で割りながら飲む。野菜はほとんど食べないが漬け物は好き」「メリーは話し合いの時には必ず録音をとる」などと報じている。  新しいのは、彼女の父親は高野山大学を出て、真言密教を布教するためにアメリカへ行ったという件で、「メリー氏の父・喜多川諦道氏は、ロサンゼルスの高野山別院で第三代主監を務めた高名な僧侶だった。諦道氏の葬儀は大阪の三津寺で盛大に行われ、僧侶が多数参列した記録があった」(文春)。  私も35年ほど前にメリー喜多川氏の逆鱗に触れ、会社は、私を婦人雑誌に飛ばすことで、彼女と和解した。それは彼女の弟に関する「ホモ疑惑」だったが、ノンフィクション・ライターの故・朝倉喬司氏が取材を担当した。  生前、彼からその取材の時の模様を聞いたが、メリー氏のおっかなさがよくわかった。朝倉氏によれば、朝倉を部屋に呼び入れ、2人きりになったとき、こう言ったというのだ。 「あなたね、私がここで服を脱いで、強姦されたと騒いだらどうする?」  取材に関しては百戦錬磨の彼が、その時だけは、「彼女ならやりかねない」とゾッとしたと言っていた。  一度メリー氏にこのことの真偽を確かめようと思ったが、残念ながらその機会はなかった。よかったら文春さん、聞いてみてくれない?  ところで、9月5日に大橋巨泉さんの「偲ぶ会」が品川のグランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで開かれた。新聞発表では出席者600人。午後5時からお別れの会。弔辞はホリプロの堀威夫氏、河野洋平氏、王貞治氏、関口宏氏。続いて献花。  妻で喪主の大橋寿々子さんは気丈に挨拶に来る人たちと話していたので、少し元気になったのかなと思って見ていた。行こうかと思ったが、来る人が途切れないので遠慮した。  寿々子さんは挨拶で、「主人はわがままな人でしたが、とても優しかった」と語った。  献花して「ありがとうございました」と、巨泉さんの遺影に挨拶した。本人が気に入っていたという中央の写真は、優しく私を見つめていた。  宴会場へ入る長い列が進み、出席者に挨拶する寿々子さんと弟の哲也さんと目が合った。寿々子さんのほうから「元木さん!」と声をかけ、私の手を握ってくれた。少しやつれが出た顔は、今にも泣きそうだった。私も少し泣いた。  宴会場で河野さん、関口さんたちに挨拶。帰りにもらった「御礼」には、こう書いてあった。少し長いが、巨泉さんの思いが詰まっているので紹介したい。 「故人は1934年当時の東京市本所区東両国(現墨田区両国)に生まれ、国の皇民化教育を受け軍国少年として育ちましたが、1945年8月15日の敗戦により価値観の大転換を余儀なくされました。『価値観の転換は一生に一度で沢山だ』というのが故人の口癖でした。以来、数百万人の命と引き換えに得た『平和』と『自由』を守ることを第一義とし、70年間ブレる事無くその価値観を貫いてきました。故人は『人間が自由である限り他人の意見を尊重するが、無知や嘘や欲得で意見を変えるのは許せない』として、大切にしてきた週刊現代のコラムの『今週の遺言』の最終回でさえも戦争の愚かさを説き、日本を戦争に向かわせようとする安倍総理に異を唱えました。近年、自分の価値観を簡単に変える人が居ますが、敗戦で得た“平和と自由を守る”とする価値観を70年間に亘って主張し続けた故人を誇りに思っております」  あの巨泉さんにして、この妻あり。せめて、安倍政権崩壊まで見届けてほしかった。合掌。  フライデーが“逃亡中”の清原和博が沖縄の宮古島にいることを突き止め、写真を撮ることに成功した。  だが、フライデーによると「でっぷりと出たお腹は、事件前とまったく変わっていない。暑苦しくても長ズボン姿なのは、足首までびっしり入った入れ墨を隠すためだろう。左腕には、注射痕のような跡が無数にあった」という。  確かに左腕には、写真からでも注射の痕のようなものがわかる。  清原には、覚せい剤取締法違反で懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決が下されている。執行猶予付きの清原が2度と覚せい剤をやらないように施設にも入らず、姿を隠すことなどできるのだろうか?  ましてや清原は重度の中毒者で、その上、意志が弱いときている。普通の生活に戻り、悪い仲間に会えば、元の木阿弥になることは間違いない。それでなくても再犯率の非常に高い覚せい剤中毒者だから、どうなるのだろうか?  新潮に気になる記事がある。橘玲の『言ってはいけない─残酷すぎる真実──』と百田尚樹の『カエルの楽園』、ともに新潮社刊だが、このベストセラー2冊が、ほとんどの大新聞の書評で扱われていないのはおかしいと批判している。 「イデオロギー的な好みはさておき、社会の関心事になっている本は取り上げるという矜持が(毎日新聞の書評欄には=筆者注)ありました」と、元毎日新聞学芸部の徳岡孝夫に語らせているが、そうだろうか?  私は朝日新聞を取っているが、朝日の書評欄ほどつまらないものはないと思っている。誰が読むんだろう、という本ばかりを取り上げて(中には、読者に媚びたようなベストセラーについての書評もあるにはあるが)書評しているのだが、これはこれで存在意義はあると思っている。  なぜなら、私が絶対手に取ることがない本がこの世の中にあるということを知り、書評をざっと読めば、知らない世界を幾分知った気になれるからである。  それに、週刊誌の書評欄も役に立たないのは新聞同様である。私はまず、書評で取り上げている本の出版社名を見る。現代なら講談社、文春なら文藝春秋、ポストなら小学館。自社で出している本だったら、書評は信用できないから読まない。  新潮にもあるように、昔は平野謙、丸谷才一、百目鬼恭三郎などの目利きが、大文豪が書こうがつまらないものはつまらないと批評した。今の書評氏たちは、そんな気概もない人ばかりである。  先の2人の本が新聞の書評に載らなくてもベストセラーになっているのは、新聞に往時の力はないからだ。第一、2人の本が朝日に取り上げられべた褒めされたら、気色悪いだろう。読みたい本を探すコツは、自分が目利きになることである。  やはり新潮だが、ロンドンの「裸レストラン」が日本にもできて、そこへ行った記者の突撃体験記が載っている。店名は「アムリタ」。のぞき目当ての客が殺到するのを避けるため、店の場所は明かしていないそうだ。  予約後、48時間以内に料金を振り込む。1人1万4,000円、1万8,000円、2万8,000円の3コース。店側からメールが来て、午後8時半に西麻布の交差点に呼ばれる。そこへ着くと、店の住所を伝えるメールが来る。  店に入ると、赤い電球で部屋が照らされ、外国人の店員が上半身裸で行き来している。店に入ると、更衣室で着ているものを脱ぎ、男は紙パンツ、女はパンツと紙ブラジャーを着ける。  記者の前には、20代後半のキレイな女性客が2人いたそうだ。彼女たちが更衣室から出てくると、上半身は何も着けず、下も紙パンツではなく自分の下着だけ。それでも彼女たちは裸を気にすることもなく、記者にスマホで写真を撮らせたという。  だが、従業員は気が利かず、おまけに英語しかしゃべれない。出てくる料理は、ヨーグルトの上にプルーンが載っているのかと思えば、足が生えている昆虫。ザリガニの塩ゆでで、最後に出てきたのは皿の上にサソリが鎮座していたという。  客の中には「4人で10万円も払ったのに、なんだこの料理は!?」と怒って帰ってしまう者もいた。多くの客にとって料理は期待外れだが、裸になる快感にはかえられないと、また来ようというリピーターが結構いるそうだ。  まあ、男2人、1万4,000円のコースで、裸の美女が拝めるのだったら行ってみっか、とも思うが、拝める女性が若いのか美女なのかは、当然ながら行ってみないとわからない。  NHKがスクープした天皇の生前退位報道が、新聞協会賞を受賞した。受賞の理由に「皇室制度の歴史的転換点となり得るスクープ」とあるが、そうなるのかどうか、甚だこのところの報道を見ていると心許ない。 「天皇陛下のお気持ち表明を受けて、安倍政権は生前退位を一代限りの特別措置法で実現させる考えだ。政権の中枢には、皇室のあり方を定めた皇室典範に手をつければ、議論が複雑になりかねないとの懸念がある」(朝日新聞9月8日付より)  象徴天皇制とは、という根本に踏み込むことなく、早々に片付けてしまおうという心根が見え見えである。  新潮は、天皇の「お言葉」に、皇室記者たちが「違憲」「暴走」ではないかと、落胆していると報じている。 「端的に言えば禁じ手、『やってはいけないことをなさってしまった』」 「もはや“国政に関する権能を有しない”と定めた憲法を踏み越えているのは明らかです」 「侍従たちに筋書きを作らせ、事前にメディアにリークして世論の反応を探り、その上で報じた通りのご発言をなさるというのは、多分に政治的だと言わざるを得ません」  これでは「日本会議」とやらが言っていることと同じではないか。歴史社会学者の小熊英二も、朝日新聞(8月25日)で、こう言っていた。 「国民の中には、政治への苛立(いらだ)ちから、天皇に政治的発言を期待する声もある。(中略)だがそうした人は、天皇が天皇として政治的発言をする前例を作れば、様々な方向での政治利用と混乱も招来しかねないことを知るべきだ」  だが、「世界」(10月号/岩波書店)で憲法学者の長谷川恭男は、憲法が天皇は政治的権能を持たないというときに想定しているのは、「国事行為において『この大臣の任命には反対だ』とか『今の衆議院は解散するしかない』」と言いだすことで、「憲法に反するとは思えません」と、明確に否定している。  また、現在の制度には不備がある、その状況を国民に考えてもらいたいという趣旨なので、「制度に不備があることは、天皇ご自身が言い出すしかないと思います」、「『まず憲法が出発点です』と天皇ご自身が言っていることをどれだけ踏まえているでしょうか。この間のいろいろな議論を追っていても、天皇のメッセージをきちんと理解していないのではないかという気がするほどです」として、「天皇制に関する憲法を踏まえた真っ当なメッセージが示されているのですから、それを素直に受け止めて、どうすればいいか、国民全体でよく考えていく」ことが必要だと語っている。  国民の声を聞こうとせずに、特措法で収めてしまえという安倍政権の考え方こそ、天皇のメッセージを真摯に受け止めていない証左である。  ところで、現代に60過ぎたら歯を磨くなという特集がある。自社の『歯はみがいてはいけない』という本の宣伝ではあるが、見逃せない点、年寄りだけではない留意点があるので紹介しておこう。  1日3回の食後の歯みがきが、歯や歯ぐきにダメージを与え続けて、歯の喪失だけではなく全身疾患のリスクを高め、深刻化すれば寝たきりになってしまうと、この本の筆者である京都・竹屋町森歯科クリニックの森昭院長が言うのだ。少し長いが、引用してみたい。 「口の中には約100億もの細菌がいて、口内状態が悪い人だとその数は1兆を超えます。そのなかのひとつがいわゆる『虫歯菌』で、歯の表面を溶かし、虫歯を作るものです。この虫歯菌以上に恐ろしいのは、歯と歯ぐきの間に入り込んで炎症を起こす『歯周病菌』です。歯周病菌は口内の毛細血管を通じて血管内に侵入します。その一部は血管壁で炎症を引き起こし、最終的には血栓を作る原因となります。この血栓が脳卒中や心筋梗塞といった、重篤な疾患を引き起こすのです。  さらに、歯周病菌は肥満や糖尿病と深い関係があることも明らかになっています。歯ぐきの炎症から産生される物質が、肝臓に脂肪沈着して、脂肪肝や肥満を引き起こす。また、血糖値を下げるインスリンの働きを阻害し、その結果糖尿病になるという仕組みです。加えて、最近の研究では、歯周病菌がアルツハイマーの進行を早めるという結果もあります。歯の本数が減ると噛む力が弱くなり、認知能力が衰えることは以前から言われていますが、歯周病菌自体も認知能力に直接影響を与えるのです」  脳卒中に糖尿病、そしてアルツハイマーといえば、重篤化すれば寝たきりになるリスクが高くなる恐ろしい病気だ。  歯周病菌を甘く見ると、人生を棒に振る可能性が高まるというのだ。それならば、一刻も早く歯ブラシでそれらを除去したいと思ってしまうのだが、そこに落とし穴があるというのである。  ヘタに歯をみがくと、逆に命の危険につながるリスクすらあると森氏は指摘する。 「歯や歯ぐきに粘着するプラーク(歯垢)と呼ばれる物質を除去することが、口内ケアでは何よりも重要です。なぜなら、このプラークが、脳卒中などの重大な疾患の引き金となる歯周病の原因となるからです」(森氏)  また、歯みがきなどでごしごしやるのもいけないという。では、どう磨けばいいのか? 「殺菌作用のある『唾液』をたくさん出すことが重要です。唾液は、頬を押したり、舌を動かしたりすることで分泌を促すことができます。私が患者さんにオススメしているのは、『舌回し』と呼んでいる運動です。口を閉じ、歯ぐきに沿って、舌を左右回り両方にぐるぐると回します。高齢者の方にこの舌回しをしてもらうと、『首が痛くなった』と訴える人が多いのですが、これは舌を動かす筋肉が弱っている証拠です。寝たきりになってしまう人たちの多くは、うまく舌を使えず、食事に大きな問題を抱えています。舌を動かす事は、歯周病予防と併せて、二重の意味で健康寿命を延ばす方法なのです。  また、唾液を歯面に効率的に届けるために、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯の間にあるプラークを除去し、唾液の通り道を作ることが大切です。日本ではこれらの器具はあくまで『歯ブラシの補助』と思われがちですが、実は歯ブラシよりもこれらの器具のほうが、プラーク除去率は高い。もし、歯ブラシを使うのであれば、寝る寸前、および起きてすぐ『唾液』でみがくのが最も効果的です。なぜなら、寝ているときにいちばん菌が口内で繁殖するからです」(同)  なるほど、今日から歯間ブラシ中心で磨こう。  リオのパラリンピックが人気を集めているが、それが終わったらこの問題だと、週刊プレイボーイが告発している。  それはJOC(日本オリンピック委員会)が、2020年東京五輪の開催権を黒い金で買ったのではないかという疑惑である。  だが、JOCの調査チームは報告書を9月1日に公表した。その結論はシロだった。日本がコンサルト会社に支払ったとされる約2億3,000万円は「違法性のない支出」と認定され、日本の法律やIOC(国際オリンピック委員会)の倫理規定には抵触しないと結論づけられたのだ。  当然ながら、この報告書に「待った!」と異論を突きつけるのは、JOCの疑惑を最初に報道した英国ガーディアン紙の記者である。 「まったく噴飯ものの調査報告です。JOCの調査チームはコンサル会社に支払った巨額の費用を正当な支出としていますが、コンサル会社の代表やその仲介をした元IOC委員など、疑惑の渦中にいる人物にはアプローチせず、聞き取り調査すらしていない。それで『支払いは正当』と結論づけられても納得できるはずがありません」  フランス検察当局は、2014年ソチ五輪でのドーピング疑惑を捜査している過程で、その疑惑の中心人物であるディアク元IOC委員、その息子であるパパマッサタ氏を捜査している中で、JOCがシンガポールのコンサル会社「ブラック・タイディングス社」代表に支払ったコンサル料の一部がディアク親子に流れ、IOC内での不正な集票活動につながったと見て、フランス警察は捜査本部を設置し、本格究明に乗り出している。  ガーディアン紙記者がこう話す。 「フランス検察は現在、日本が東京開催をカネで買ったという嫌疑からさらに一歩踏み込んで、ディアク親子らが手を染めるマネーロンダリングにまで日本が加担したとの嫌疑をかけて捜査を進めているんです。マネーロンダリングは国際法上かなり重い罪ですから、捜査当局の本気度は推して知るべしでしょう」  元電通の人間に捜査が及べば日本中が大騒ぎになるが、そこまでいくかどうか。進展を注視したい。  さて、現代に面白い記事が出ている。薬や手術への疑問から派生した話のようだが、記事を作った編集者がこの意味をよく理解していないのではと思うような、よくわからない記事なので、私なりにこう理解してみた。  日本の医学会における最高権威である東京大学医学部の教授たちの論文が捏造ではないかという告発文書が、東大医学部に届いたそうだ。  こう始まる。「近年、論文捏造事件が大きな社会問題となっている。言うまでもなく、科学論文においてはデータは真正であることが絶対必要条件となる。特に生命科学分野は、患者をはじめとする社会からの期待が大きく」と。具体的に検証の対象になっているのは、門脇孝教授(糖尿病・代謝内科)をはじめとする4名(1名はすでに退官)で、同じ告発者から8月29日付でもう1通の告発状が出されており、そちらでは小室一成教授(循環器内科)ほか1名の教授の論文が検証されているという。  これらの論文は「ネイチャー」や「セル」といった海外の一流誌に掲載されたものがほとんどで、合計して6人もの東大教授の研究不正が疑われている異常な事態である。  告発文は、これらの論文を対象にした理由を5つ挙げている。 「研究者の間では再現性について以前より疑問が呈されていた。雑誌上で他の研究者から疑問がでており、それを見るとデータの信憑性に疑いをもたざるを得ない。扱っているテーマが生活習慣病やパーキンソン病といった疾患で、創薬と深い関係があり、直ちにではなくとも大きな社会問題に発展する可能性があり、治療法の開発を待つ患者さんの存在を考えると、倫理的にも問題である。文科省の科学技術振興調整費、システム疾患生命科学による先端医療技術開発拠点など、大型の公的予算が使われた研究である。論文中にPDF文書で示されたグラフから、元データの再現、真正さの検証が可能である」  今回告発された教授たちの中でも、門脇教授の存在感は際立っているそうだ。東大医学部OBがこう語る。 「門脇氏は日本の医学会の頂点にいると言ってもいい権力者です。日本糖尿病学会や日本糖尿病・肥満動物学会の理事長を務め、10年には長年の研究成果に対して紫綬褒章も受章した。東大病院の院長を務めたこともあり、2年前の医学部長選でも選ばれるはずでした」  その人間に、研究不正の疑いがあるというのである。東大医学部の現役教授が言う。 「例えば、DPP-4阻害剤と呼ばれる比較的新しいタイプの糖尿病薬の臨床研究にも深く関わっていました。その安全性についての情報を集めるという名目で、製薬会社のカネが大きく動いたことは間違いありません。2年前のディオバン事件以来、あまり見なくなりましたが、かつては門脇研の前には製薬会社のMR (医薬情報担当者)たちがずらっと列をなしていました。教授のお墨付きをもらえれば、日本中で薬を販売するための最高の宣伝文句に使えますからね」  告発文書通りだとすると、医薬品への信頼は根底から覆ることになる。  また小室氏は、千葉大学医学部で実施され、日本高血圧学会誌に10年に掲載されたディオバン研究「VART Study」の責任者であった。ディオバン研究はデータの不正が指摘され、大きな社会問題になったことは記憶に新しい。  都内私立大学の関係者が語っている。 「他の研究者たちは皆、何らかの形で責任を取ったのに、中心人物ともいえる小室氏だけは知らん顔を決め込んでいる。しかも、今年6月には日本循環器学会の代表理事に『出世』しています。最近になって論文の過ちを認めたのも、代表理事選前に非を認めたら得票に響くからという戦略があったのでしょう」  問題となったディオバンは、ARBというタイプの降圧剤。ARBは現在も日本の医療現場で、最も頻繁に使用されている薬だが、この種の薬の効果がそれ以前の降圧剤より高いか否かについては、多くの医師が疑問を投げかけていると現代は報じている。  告発文書はこう言っている。 「我々自身も研究者であり、他者の論文の不正を検証するような行為は不毛であると当初考えていた。しかし、常習性、頻度、公正性、論文の与える影響の深刻さ等を鑑みれば、もはや看過すべきではないという結論に至った。ここで告発するのは、発見したもののごく一部に過ぎないことも申し添えておく」  東大医科学研究所元教授の黒木登志夫氏が出した『研究不正』(中公新書)を読むと、科学技術の世界でも研究不正が後を絶たず、不正や誤った実験などにより撤回された論文のワースト10に2人、ワースト50に5人も日本人が名を連ねているという。  ノーベル賞受賞者は、アメリカに次いで2位の日本の知られざる陰の部分である。黒木氏は、これは真実に対する誠実さの欠如、野心、競争心、金銭欲などが底流にあり、誰もが抱えている心の内面の問題であるから、不正がなくなることはないという。  原発事故の時に電力会社と原発容認学者、経産省の「原子力ムラ」の癒着構造が大きな問題になったが、それと同じように、製薬会社と医学部、それに厚労省がつくる「薬ムラ」があり、両者の共通点は業界が圧倒的な力を持っている。こうしたムラ支配を壊していかない限り、ノベルティスのような産学官の癒着構造、不正はなくならない。  東大がどういう判断を下すのか、東大の威信が懸かっている。  今週の第1位は、早くも「女帝」になりつつある小池都知事についての記事。  今のところ文春は小池支持で、都議会のドン・内田茂氏や五輪組織委員会の森喜朗会長を批判、新潮のほうはやや小池批判の論調が強いように見える。  先週までは内田氏が彼と関係の深い企業に対して、都の事業への“便宜”を図っている疑惑や、豊洲移転でもそうした疑惑があると文春は追及していたが、今週は本丸・森会長が「親密企業へ五輪の事業を続々受注させている」と巻頭特集をやっている。  森会長には親しい企業がいくつかあるが、「最も近いのが大成です。親しい順に大成、清水建設、地元石川の真柄建設でしょう」(かつて森事務所で資金集めに当たっていた関係者)。森氏の後援会機関紙にも、たびたび大成は広告を出している。  まず、五輪のメインスタジアム・新国立競技場の建設工事を受注したのは、その“親密”な大成建設を中心としたJVである。大成はザハ案が撤回され、設計コンペをやり直したが、再び受注に成功している。このスタジアムの総工費は約1,490億円だが、さらに膨らむことは間違いないだろう。  評判のすこぶる悪いカヌー・ボート会場「海の森水上競技場」も、大成のJVが約249億円で落札している。  それも文春によると、入札に参加したのは大成のJVだけで、予定価格が約249億円だったのに、入札価格はそれよりわずかに31万円安いだけだった。事前に予定価格を知らされていた「官製談合」(法政大学五十嵐敬喜名誉教授)を疑われても仕方あるまい。  それにこの場所はコース内に小さな橋が架かっていて、そのままでは競技ができないため、橋を架け替える必要がある。その費用が300億円弱かかるが、「都はこの撤去費用を環境局の予算に付け替えました」(元東京都港湾局の市川隆夫氏)。都民を愚弄する話である。  まだある。バドミントン会場になる「武蔵野森総合スポーツ施設」の空調工事は、森氏の地元の空調設備会社・菱機工業が約33億5,000万円で受注しているという。  森氏が率いる組織委員会は、やはり森氏が昔から親しい森ビル所有の虎ノ門ヒルズで、年間の賃料は約5億円にもなるそうだ。  小池都知事の側近、若狹勝衆院議員は「正当な理由もないまま多額の家賃を払っていれば、責任者が背任罪に問われる可能性もあり得る」と話している。  読む限り、現役総理の時、サメの脳みそしかないといわれたが、その人脈を利用して生きながらえてきた森氏だが、今回は相当分が悪そうである。  お次は、築地市場の豊洲移転はどうか? 新潮は、築地の大物たちを登場させ、小池案に大反対だと言わせている。確かに、築地の老朽化はどうにもならないところまで来ているし、すでに豊洲に民間業者が数百億円投資し、冷凍施設は電源を入れて稼働しているため、電源を落とすことはできないそうだ。こうした維持管理費だけで、来春まで移転が延びれば被害が数十億円になると言っている。  さらに、移転の障害になっている地下水のベンゼン濃度だが、「現在の数値を見ると、全く問題ない。(中略)豊洲の土壌は2メートル掘り返して清浄土と入れ替えた上、2.5メートル分、清浄土で盛り土をしており、手厚い土壌改善といえるでしょう」と、京都大学大学院工学研究科の米田稔教授に言わせている。  しかし豊洲市場で、土壌汚染対策の「盛り土」が、行われていなかったと小池都知事が発表した。  このところの早業は、小池都知事、見事である。私は、五輪会場建設についての小池都知事の問題提起は真っ当だし、小池都知事はこのまま押していけば、内田氏や森氏は“退治”できるのではないかと思う。  豊洲の問題は、私は、築地と豊洲の2つの市場をつくり、共存させていけばいいと思うのだが、どうなるのだろう? 明日は築地へ行ってうまい魚でも買いながら、様子を見てこよう。 (文=元木昌彦)

芦田愛菜も顔負け! 芸能界をあざとく生きる天才子役マンガ 『このゆびとまれ』

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『このゆびとまれ 1』 (ニチブンコミックス)
「天才子役」。このワードを聞いてすぐにイメージするタレントといえば、芦田愛菜ちゃん、加藤清史郎くんあたりでしょうか。かつては、日本テレビ系『家なき子』で一世を風靡した安達祐実、NHK朝ドラ『おしん』の小林綾子も、天才子役と呼ばれていましたね。  そんな天賦の才能を持った子役たちが魑魅魍魎はびこる芸能界で生き延びるには、大人顔負けのプロ根性や、世渡り上手さも必須です。当然、天使のような表の顔に対し、裏では性格が最悪だった……なんていうウワサも常につきまといます。今回ご紹介するのは、そんな天才子役にスポットを当てたマンガ『このゆびとまれ』です。  主人公は日本で一番忙しい子ども、藤江恵那(ふじえ・えな)ちゃん、小学1年生(6)です。恵那ちゃんがひとたび天使のように笑えば、大人たちをキュンキュンさせ、ひとたび泣きだせば、お茶の間もつられて号泣するという、まさに演技の天才。  そんな恵那ちゃん、いや、ここはあえて「恵那さん」と呼ばせていただきますが、控室で見せる素の姿がスゴすぎます。控室に戻るなり、少々頼りないマネジャー・田代を呼びつけ……。 「田代ぉ! 水っ!!」 「ほんっと使えねーな、言われる前に考えて動けっつーの!」 などと怒鳴りつけます。6歳に「使えねー」なんて言われる大人の立場って……いや、きっついです。これが天使の素顔なのか!? さらに、控室で次々に披露される本音トーク。自分が天才であるという自負も、しっかりあるようです。 「はっ、ばかじゃね? 数字持ってるのは私なんだから!」 「まー私もプロだし? 求められる以上のことはやるけどさっ!!」 「皆さんの大好きな“理想の子ども”を見事に演じてあげますよっ」 6歳にして、このプロ根性。「数字持ってる」とか、なかなか言えませんよね。それもそのはず、恵那ちゃんには「全宇宙で一番のトップ女優」になるという野望があるのです。「全宇宙」ってところだけは、なんか子どもっぽいですが。 さらに恵那ちゃんは、「恵那's eye」により、『ドラゴンボール』のスカウターよろしく、一瞬にしてタレントの実力を数値化できる能力があります。それがETP(恵那's・タレント・ポイント)と呼ばれるもので、そのタレントが100ポイント中、何ポイントなのかで接し方を変えるのです。  例えば、スタッフを怒鳴り散らし、現場の雰囲気を悪くするベテラン女優(ETP37)と共演した際には、撮影中に「くしゅん」とかわいいくしゃみをして、わざとNGを出し、その場を和ませます。もちろんこれは、ベテラン女優を踏み台にして自分の好感度を上げるための計算です。そして、腹の中では「もう用済みよ! お・ば・さ・ん」のセリフ。エグい、エグすぎる!  ETP90以上の大物芸能人には、子どもの特権を利用して巧妙に取り入ります。お笑い界の大物、松鶴亭剃瓶や三河屋はまちには、無邪気さ&かわいさを全力でアピール。そして、計算通り大物のハートをつかんだ時は、腹の中で「そるべさんゲットだぜーっ!!」って、ポケモンか!  ライバルの子役に対する仕打ちも容赦ないです。撮影の合間、椅子の上で子役同士おしくらまんじゅうして遊んでいる時、ライバルの子役にささやきます。 「よーく聞け小娘。芸能界(このせかい)は蹴落とし合いだ、うかうかしてると喰われっちまうぜ」  そう言うと同時に、自ら椅子から落下。そして、 「てへへへへーおっこちちゃった(コツンッ)」  自ら落ちることで、周囲の大人たちにドジッ子ぶりをアピールしつつ、ライバルを蹴落とすという一石二鳥の巧妙な動き。あざとい、あざとすぎる! 小悪魔どころか、もはや悪魔といって差し支えありません。  人気芸能人のお約束、始球式では、本当は豪速球が投げられるのに、かわいく「えいっ」とヘロヘロのボールを投げます。そして、投球後のインタビューでは……。 「パパとれんしゅうしたかいありました!!」(ヘタに投げる練習をなぁ……!!)  努力する方向そっち!? とにかく、自己プロデュースのために日々の鍛錬を惜しまないのです。  こんな感じで、芸能界を必死に生きていく恵那ちゃんの表と裏での豹変っぷりから目が離せない作品なのですが、大人顔負けのプロ根性と世渡りのうまさは、いろいろ学ぶところも多いです。これはもう、マンガという体の、自己啓発本といってもいいかもしれません。 (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>) 「ザオリク的マンガ読み」過去記事はこちらから

不死鳥ICONIQの“再出発”に、韓国からブーイング「何回改名するんだよ!」

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『CHANGE MYSELF』(rhythm zone)
 ICONIQ改め、伊藤ゆみのグラビアが韓国で話題になっている。8月26日発売の週刊誌「フライデー」(講談社)に掲載された、9ページにわたるヌード写真だ。  日本ではどうやら絶賛のようだが、韓国での反応はイマイチ。ネットユーザーからは、「顔を全部バラして新しく組み立てたみたい」「もう年だし、見どころなんかないよ」「ヌード撮るんだったら、韓国にいたほうがよかったのに」「オレの青春時代の思い出を壊しやがった」「残るはAV出演か……気の毒だな」などといったコメントが寄せられている。   というのも、多くの韓国人にとって彼女のイメージは決して“セクシー”ではなく、それとは真逆の“かわいらしさ”だったからだ。  そもそも伊藤ゆみは2002年、韓国のアイドルグループ「Sugar」のメンバーとしてデビューした。当時の芸名は“アユミ”。在日コリアン3世でありながらも韓国語がまったくできず、デビュー当初はかなり苦労したらしい。    ところが、片言の韓国語で「アンニョンハセヨ~」と一生懸命しゃべる姿が「かわいい」と大評判を集め、あらゆる番組で引っ張りだこになる。そして、気がつくと超売れっ子アイドルに。事実上、アユミのワンマングループとなったSugarは、それを理由にグループを脱退するメンバーまで現れたほど。ちなみに、俳優ぺ・ヨンジュンの妻になったパク・スジンも、同グループ出身である。  Sugar解散後、アユミはソロ歌手として活動を続けた。06年発表した倖田來未の「キューティーハニー」韓国語リメイクがヒット。08年には、“伊藤ゆみ”の名前で日本活動も展開したが、特に注目されず、ロサンゼルスへ留学している。  このまま芸能界から消えるのかと思いきや、彼女は10年、1枚の写真で韓国のファンを驚かせる。それは、衝撃の坊主姿で日本でも話題を呼んだ、資生堂「マキアージュ」の写真広告だった。その写真を皮切りに、今度は“ICONIQ(アイコニック)”と改名し、日本再デビュー。当時、知らせを聞いた韓国のファンたちは「韓国での活動は黒歴史にするつもりか!」と嘆いていた。  ICONIQに改名後、韓国での活動はほとんどなく、「韓国を見捨てた」と騒がれる始末。ここ数年、パク・スジン、ファン・ジョンウムなどSugar出身メンバーたちの結婚式に出席するため訪韓したり、韓国のバラエティ番組にゲスト出演してはいるが、今のところ、以前のような人気を取り戻すのは難しそうだ。  今回の大胆グラビア写真と、あらためて宣言した“再出発”についても、ユーザーたちは「何回目の改名だよ。紛らわしいな」「ここまで落ちるとは」とあきれている様子。  いずれにせよ、彼女の今後の行方に注目している韓国人は少なそうだ。

“中国のハワイ”海南島に「ビキニ美女洗車」登場も、当局の手入れ必至!?

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意外に手際よくキビキビと働く、ビキニ女性たち
 中国南部の南シナ海に浮かぶ海南島は、島の南部にはビーチが並び、熱帯気候で1年中泳げることから“中国のハワイ”と呼ばれ、旅行シーズンともなると多くの観光客が押し寄せる。  そんな南国情緒漂う海南島で新たに始まった、ビキニ女性による洗車サービスが話題となっている。
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車の中から見物したほうが楽しそう
 海南島南部の都市・三亜市にオープンした自動車クラブの目玉として導入されたのが、ビキニ姿の若い女性が愛車を洗ってくれるというサービス。ホース片手に洗車する“水もしたたるいい女”をひと目見ようと、多くのスケベ男たちが集まった。  しかし、中には目くじらを立てる人もいるようで、「低俗だ!」という声も少なからず上がっていた。
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2人のビキニ女性がサービスして話題となった、串焼きレストラン
 実は、海南島でビキニ女性たちによるサービスで客を集めていたのは、この自動車クラブだけではなかった。8月末、北部にある海口市のレストランで、ビキニを来たウエイトレスがオーダーを取ったり料理をテーブルに運んでくるサービスを始めたところ、一気に話題に。  ところが、ネットでこのレストランが紹介された翌日、当局の手入れが入り、営業停止処分を食らってしまったのだ。停止処分の名目上の理由は、営業許可証の店の名前と店の看板にある名前が違っていたことや、従業員が健康証明証を持っていないことだったが、当然、本当の理由は、ビキニ姿の女性によるサービスが“低俗”とされたからである。  となると、この洗車サービスも営業停止の憂き目に遭うことになるのか? レストランとは違って、水着で洗車をするのは、南国の海南島のような場所であれば、それほど不自然なことではない気もするが……。  三亜市の当局がしゃくし定規に対応するのか、はたまた南国らしくおおらかな対応をするのか、ビキニ女性もさることながら、こちらも見ものである。 (文=佐久間賢三)