異物である女への噂によって、悪意が肥大化した人々を描く『噂の女』

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『噂の女』(奥田英朗、新潮社)

「あれはやりまくっとる顔やね」「セックス好きそうやな」「キャバクラでバイトしとったし」「弟はやくざ者やし」「あの子、勤めとる会社社長の愛人や」「若社長、溺死したんやと」「今度は六十過ぎの資産家と婚約やよ」「内緒やけど、どうも県会議員の愛人らしい」「クラブのママで政治家の愛人かあ」「毒でも盛ったんやないの、ってみんなが言っとる」「あの女、男をたぶらかしては、金を貢がせて、贅沢な暮らししとるらしい」

 小さな街で、噂の的になる女・糸井美幸。美人とは言えないが、色白のモチ肌、大きいオッパイとかわいらしい声を持ち、料理上手で男あしらいもうまい。しかし、彼女の過去には不審死を遂げた3人の男と、億単位で受け取っている保険金が見え隠れする。愛人だった社長は2人続けて死に、年の差婚した資産家の夫も美幸の出産直後に溺死、その保険金で高級クラブのママになり、政治家の愛人として夜の街で名をはせている――。

異物である女への噂によって、悪意が肥大化した人々を描く『噂の女』

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『噂の女』(奥田英朗、新潮社)

「あれはやりまくっとる顔やね」「セックス好きそうやな」「キャバクラでバイトしとったし」「弟はやくざ者やし」「あの子、勤めとる会社社長の愛人や」「若社長、溺死したんやと」「今度は六十過ぎの資産家と婚約やよ」「内緒やけど、どうも県会議員の愛人らしい」「クラブのママで政治家の愛人かあ」「毒でも盛ったんやないの、ってみんなが言っとる」「あの女、男をたぶらかしては、金を貢がせて、贅沢な暮らししとるらしい」

 小さな街で、噂の的になる女・糸井美幸。美人とは言えないが、色白のモチ肌、大きいオッパイとかわいらしい声を持ち、料理上手で男あしらいもうまい。しかし、彼女の過去には不審死を遂げた3人の男と、億単位で受け取っている保険金が見え隠れする。愛人だった社長は2人続けて死に、年の差婚した資産家の夫も美幸の出産直後に溺死、その保険金で高級クラブのママになり、政治家の愛人として夜の街で名をはせている――。

淡い初恋の気持ちを込めて、縦笛チョコをペロペロ……いやベロベロベロ

 毎日毎日寒すぎ! こんだけ寒いとココロも冷え冷えとしてくるわね。でも、今日はバレンタイン! 愛しのダーリンにチョコをプレゼントするのよ。そしたら、ウフッ。ダーリンのポケットに手を入れて温めてもらうのよ。あっという間に春が来ちゃうかもね~。

■アラフォーに必要なのはオネエだった!……「オネエメソッドエステサロン」

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OLIVE sapporo HPより

“夫は犬と思えばいい”を支える、男性ご都合主義の狡猾さ

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『夫は犬だと思えばいい。』(高濱正
伸、集英社)

 「病めるときも健やかなるときも、死が2人を分かつまで、愛し慈しみ貞節を守ることを」と誓い合いめでたく“夫婦”となった男女。しかし長年生活を続けていけば、あの日の誓いはどこへやら、会話が無い、セックスもない……。そのすれ違いがさらに顕著になるのは出産後。妻は子どもを媒介としてより強固な“家族”を作ろうとし、夫はその囲い込みから逃れようとする。

 そんな問題を抱える夫婦に相互理解を促したのが、『夫は犬だと思えばいい。』(集英社)。著者である高濱正伸氏は小学校低学年を対象にした「花まる学習会」を設立し、講演会には追っかけママまで出るという、教育界で最も注目されている人物だ。高濱氏の教育理念である「子どもを“ひとりで飯が食える”大人に育てる」ために、親はどう子どもに接するべきか、さらに親自身がどういう心持ちであるべきなのか。多くの親子サンプルに触れてきた経験から、特に母親の心理状況に焦点を当てたのが、この「夫は犬」である。

小さな差異でこそマウントを取りたがる、“下に見たい”欲望の正体

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『下に見る人』(酒井順子、角川書店)

 容姿・年齢・職業・年収・モテ……人に優劣をつける基準は無数に存在する。どんな基準であれ、自分と人を比べて下に見たことが一度もない、と言い切れる人は少ないだろう。ママ友、会社の同期、久しぶりに会う同級生――そんな他人と向かい合う時、「どちらが上で、どちらが下か」という勝ち負け感覚に無頓着ではいられない。あからさまにマウントを取って勝つことで生き抜いている人も、ひそかに負けたことを気に病んでいる人も、そんな不毛な戦いからちょっと離れたい時に読みたい本が『下に見る人』(酒井順子、角川書店)だ。

 『負け犬の遠吠え』(講談社)で知られる著者による本作は、自らの人生のさまざまな局面で、人を下に見た経験、逆に下に見られた経験を振り返りつつ、「下に見る人」の欲望の正体にメスを入れていく。

『男を虜にする500の秘密』って、バブル期の石田純一みたいな古臭さね! 

『男を虜にする500の秘密』(ハー
スト婦人画報社)

 はぁ~い。タテロール高柳です。今年こそダーリンを捕まえてゴールインしたいわよね。そんな女の子たちのお役立ち本がコレ! 『男を虜にする500の秘密』(ハースト婦人画報社)って本。アメリカの人気ファッション誌「コスモポリタン」が、男に関するセクシーな知識をまとめた1冊なの。男の習性とかカラダの秘密とか、いろんなことが書いてある本なんだって。

「カウンターに背中や脇を向けて立っている男性は新しい出会いを求めている」
「男の皮膚は、女性の10倍鈍感」
「男が魅力的に感じるのは魅力的な脚よりも、キレイな腕」

 ふむふむ、なんか役立ちそうなことが書いてあるじゃない。敵を射るにはまず敵のデータから収集しなくちゃ、だわ。なんでも、「右半身へのキスに男の悦びは倍増」するらしいのよ。今度チャンスがあったら、右から攻めてみなくちゃ~。

「彼がシェフで私はグラタン皿」人気恋愛指南本の奇妙なプリンセス像

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『365日夢のように愛されるプリンセ
ス・ルールズ』/学研

 「肉食系」「森ガール」「負け犬」「腐女子」など、近年相次いでメディアに登場した、女子をカテゴライズする名称。最近では、「自らの女性性を謳歌できず、自意識をこじらせて、自虐に走る女の子たち」を指し示す「こじらせ系」が話題を呼びました。

 しかし、そんな「こじらせ」一大ブームに沸く日本で、正反対の価値観を体現する自己啓発本が刊行されました。それが、今回紹介する『365日夢のように愛される(はぁと)プリンセス・ルールズ』(学研)。「ふんわりまろやか」という乙女チックな世界観で、人気エッセイストとなった上原愛加による、「プリンセス・バイブル」シリーズの1冊であり、先ごろシリーズ累計85万部突破したんだとか。レースをかたどったクリーム色の装丁に、「夢のように愛され」たいという願望を真正面から掲げ、まさに「女のコのための恋愛指南本」である本書――自分の中の女を認められない「こじらせ系」の対極をいくような、「プリンセス・バイブル」の教えとは? そして、「ふんわりまろやか」の正体とは?

帰省して気付く「親の老い」、それこそが親からの最後の「教育」

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『おかんの昼ごはん』(山田ズーニー、
河出書房新社)

 「連休、ふるさとに帰ってみると、おかんが『老いて』いた。」

 親元から離れ、普段は自分のことで手いっぱいの身に刺さるような一文から始まる『おかんの昼ごはん』(山田ズーニー、河出書房新社)。本書は、Webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載された著者のエッセイと、そこに寄せられた読者からのメールを通して、“親が老いること”などについて語られた一冊だ。

 東京で働く著者が、ある時実家に帰省して見たものは、料理上手だったのに手の込んだ料理を作らなくなり、娘に指示を出してばかりで自分からは働かなくなった、母親の「老い」だった。

中村明日美子完全復活の予兆!?  今年完結した女子マンガ、注目作はコレ

――幼いころに夢中になって読んでいた少女まんが。一時期離れてしまったがゆえに、今さら読むべき作品すら分からないまんが難民たちに、女子まんが研究家・小田真琴が"正しき女子まんが道"を指南します!

 ある知人は「完結したマンガでないと心安らかに読めない」と言います。「続きが気になって仕方ないのに、今すぐ続きが読めないなんてとても耐えられない」のだそうです。なるほど、その気持ちもよくわかります。ということで今回は、この冬休みに大人買いしたい「今年完結した女子マンガ」の私的ベスト5をご紹介いたします。順不同です。

仕事でも“誰にも嫌われたくない”現代人の救いの書『督促OL 修行日記』

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『督促OL 修行日記』(榎本まみ、
文藝春秋)

 「人を笑顔にする仕事」「お客様からの『ありがとう』という言葉がやり甲斐です」……就職サイトをめぐれば簡単に見つけられる、この種の言葉。でも、働いたことがある人には言うまでもなく、どんな仕事に就いたとしても、常に周りから感謝されるとは限らない。むしろ懸命に仕事をすることで、他人から嫌われることすらある。そんな時、その仕事とどう向き合っていけばいいのか?

 実在のOLが、自分の仕事について綴った『督促OL 修行日記』(榎本まみ、文藝春秋)は、あまり表で語られることのない「仕事で人に嫌われること」に明るく向き合った一冊だ。