「制服姿で日本刀を振りかざす!」ジュニアアイドルの“非日常ポーズ”に世の男たちが悶絶『オールアバウトポーズ』

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『オールアバウトポーズ スクールガール編』
 漫画家・イラストレーターのためのポーズ集『オールアバウトポーズ スクールガール編』(マイウェイ出版)が、なぜかまったく絵心のない男性たちに売れているという。  何やらその理由は、ジュニアアイドル界の最高峰、水城るなちゃん(15歳・中3/撮影時)と、清水美蘭ちゃん(12歳・小6/同)をモデルに起用していること。第二次性徴真っ只中で、身体が丸味をおび始めた美少女2人が、天使のような表情であらゆるポーズを披露しているのだ。  収録ポーズには、「歩く」「しゃがむ」「振り返る」といった基本動作や、「書く」「手を挙げる」「サボる」「卓球部」「書道部」といった“スクールガール編”ならではの甘酸っぱいシーン。また、「制服を脱ぐ」「体操服を着る」といったちょっぴりエッチなカットまで、トレースフリーの写真が誌面に633カット、付録のCD-ROMに764カットの計1,397カットも収録されている。 IMG_17586.jpg  中でもおすすめなのが、セーラー服姿のるなちゃんが雑巾で床掃除をするカット。四つん這いになり、教室の床を一生懸命ゴシゴシする彼女を、真後ろから狙った写真では、見えそうで見えない、でも少し見えているような気もする白パンツのようなものがそこに! そんな神のごときアングルには、是非、純粋だったあの頃の自分の思い出を重ねてみたいものだ。  また、「日本刀で戦う」では、制服姿のるなちゃんと美蘭ちゃんが、日本刀で戦うカットを収録。接戦の末、美蘭ちゃんが切られてしまうのだが、倒れ込む彼女のスカートがめくれ、白パンツのようなものがちらり。死してなお、男性にパワーを与えてくれる美少女に、拍手と幾ばくかのお小遣いを送りたい気分だ。 IMG_23652.jpg  ほかにも2人が水着で抱き合う「百合ポーズ」や、制服姿で短剣を振りかざす「短剣で戦う」など、あらゆるシチュエーションが収録されている『オールアバウトポーズ スクールガール編』。特に妄想力に長けた男性は、今すぐチェックすべし。 ●「オールアバウトポーズ #001 school girls ver.」出版記念イベント@書泉グランデ 開催期間/日時 2013年5月11日(土)12:00~ 開催場所 SHOSEN+(書泉グランデ7階) 参加券配布場所 : 書泉グランデ地下1階(神保町) 【店頭受付】 2013年4月21日(日)10:00~ 【通販受付】 2013年4月21日(日)15:00~ http://info.shosen.co.jp/event/entry_959/ http://www.myway-pub.jp/2013/04/19/20130419_1042452202/

「制服姿で日本刀を振りかざす!」ジュニアアイドルの“非日常ポーズ”に世の男たちが悶絶『オールアバウトポーズ』

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『オールアバウトポーズ スクールガール編』
 漫画家・イラストレーターのためのポーズ集『オールアバウトポーズ スクールガール編』(マイウェイ出版)が、なぜかまったく絵心のない男性たちに売れているという。  何やらその理由は、ジュニアアイドル界の最高峰、水城るなちゃん(15歳・中3/撮影時)と、清水美蘭ちゃん(12歳・小6/同)をモデルに起用していること。第二次性徴真っ只中で、身体が丸味をおび始めた美少女2人が、天使のような表情であらゆるポーズを披露しているのだ。  収録ポーズには、「歩く」「しゃがむ」「振り返る」といった基本動作や、「書く」「手を挙げる」「サボる」「卓球部」「書道部」といった“スクールガール編”ならではの甘酸っぱいシーン。また、「制服を脱ぐ」「体操服を着る」といったちょっぴりエッチなカットまで、トレースフリーの写真が誌面に633カット、付録のCD-ROMに764カットの計1,397カットも収録されている。 IMG_17586.jpg  中でもおすすめなのが、セーラー服姿のるなちゃんが雑巾で床掃除をするカット。四つん這いになり、教室の床を一生懸命ゴシゴシする彼女を、真後ろから狙った写真では、見えそうで見えない、でも少し見えているような気もする白パンツのような水着がそこに! そんな神のごときアングルには、是非、純粋だったあの頃の自分の思い出を重ねてみたいものだ。  また、「日本刀で戦う」では、制服姿のるなちゃんと美蘭ちゃんが、日本刀で戦うカットを収録。接戦の末、美蘭ちゃんが切られてしまうのだが、倒れ込む彼女のスカートがめくれ、白パンツのような水着がちらり。死してなお、男性にパワーを与えてくれる美少女に、拍手と幾ばくかのお小遣いを送りたい気分だ。 IMG_23652.jpg  ほかにも2人が水着で抱き合う「百合ポーズ」や、制服姿で短剣を振りかざす「短剣で戦う」など、あらゆるシチュエーションが収録されている『オールアバウトポーズ スクールガール編』。特に妄想力に長けた男性は、今すぐチェックすべし。 ●「オールアバウトポーズ #001 school girls ver.」出版記念イベント@書泉グランデ 開催期間/日時 2013年5月11日(土)12:00~ 開催場所 SHOSEN+(書泉グランデ7階) 参加券配布場所 : 書泉グランデ地下1階(神保町) 【店頭受付】 2013年4月21日(日)10:00~ 【通販受付】 2013年4月21日(日)15:00~ http://info.shosen.co.jp/event/entry_959/ http://www.myway-pub.jp/2013/04/19/20130419_1042452202/

ノンキャリ刑事の回想録……新聞には載らない、殺人事件の物語『刑事の結界』

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『刑事の結界 叩き上げ警部 
補島田伸一の事件簿』(朝日新聞出版)
 過去には『太陽にほえろ!』『西部警察』、今は亡き藤田まことが人情刑事を熱演した『はぐれ刑事純情派』、あるいは古谷一行&木の実ナナ(もちろんお約束のヌードシーンも)でおなじみの『混浴露天風呂連続殺人』、近年では『相棒』や『踊る大捜査線』。刑事といえば、連続ドラマの定番テーマだ。そして事件の陰には、被害者やその肉親、刑事、犯人らの怒りや悲しみがつきまとう。  神奈川県警の捜査一課特殊班として、数々の凶悪事件を追った警察官・島田伸一氏。2012年に退職後、今だから話せる内容をまとめたのが本書『刑事の結界 叩き上げ警部 補島田伸一の事件簿』(朝日新聞出版)だ。朝日新聞の地方版で連載され、好評を博したことから書籍化された。  89年に発生し、日本中に一大センセーションを巻き起こした「竹やぶ1億円事件」や、地下鉄サリン事件に影響を受けて催涙スプレーをまいた「横浜駅異臭事件」(95年)、そして中国人グループの抗争によって5人の死傷者が出た「中国人集団強盗殺人事件」(99年)など、神奈川県内で発生した事件の数々を捜査してきた島田。本書では、現役時代に関わった事件のうち12を、捜査官の立場から振り返る。  本書に描かれている事件の一つが、95年に横浜で発生した横浜国立大学の女子大生殺人事件。20歳の女子大生が一人暮らしを営むアパートに、元配送業者の男が押し入り、現金1万円やキャッシュカードを奪い女性を殺害した。島田らの懸命な捜査により、犯人は逮捕され、裁判にかけられる。  しかし、大切な娘を失った両親にとって、その代償は大きい。事件を忘れるために一心不乱に働き詰めの毎日を送った結果、両親は病に倒れ、営んでいたそば屋も閉めることとなってしまった。3年を過ぎても娘を思い出し「ちぃちゃん、ちぃちゃん」とうなされる母。「もし横浜の大学に千瑞子が合格していなかったら……」。父の胸には、いまだに後悔の念がある。事件から17年後の3月、島田は一本の電話を受けた。「一生懸命やってくれたことはぁ、忘れません」。被害者の母親からだった。その月末に、島田は30年に及ぶ刑事人生にピリオドを打った。  「新聞紙上ではお目にかかったことがない刑事の物語を書きたい」と、連載を行った朝日新聞横浜総局長の脇坂嘉明は、この企画の真意を語る。普段は客観性を保つため、冷静な文体で事件を描くはずの新聞紙面。その中に掲載された異色の刑事ドラマは、「客観」という衣を脱ぎ捨て、事件の中へとグングンと飛び込んでいく。横浜総局の若手記者が描くストーリーはドラマめいた雰囲気がやや過剰に映るものの、これまでの新聞記事にはない味わいを持っていることは確かだ。  警視庁の発表によれば、2010年の1年間に全国で発生した殺人事件は1044件。かつてよりも減少傾向にあるとはいえ、実に1日に3人が何者かによって命を断たれている計算だ。毎日のように発生する凶悪事件の裏側には、新聞で語られる客観情報よりも深い、それぞれの人生があることを忘れてはならない。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])

江頭2:50と古代インドの神秘がコラボ!? ネットで話題沸騰中『エガヨガ』の制作秘話

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『エガヨガ』(自由国民社)
 江頭2:50 初の撮り下ろし単行本『エガヨガ』(自由国民社)が発売され、ネット上を中心に話題になっている。江頭の伝説のポーズと本物のヨガポーズを分かりやすく比較、解説。“生きる伝説”江頭2:50の歴史と真髄がわかる一冊だと謳っている。  例えば、おなじみ「お前に一言物申―す!」は、ヨガの「鷲のポーズ」と比較。肩やお尻をストレッチしながらバランスを取る鷲のポーズは集中力を高める効果があるが、一方のエガポーズは、唾液の分泌促進による虫歯減少とストレス解消の効果があるという。ただし、ぎっくり腰、相手の逆襲によるケガといった“エガリスク”もあるそうなので、十分注意したい。そのほか、「がっぺ むかつく」「取って 入れて 出す」「三点頭立」「エガラップ」などなど、数々の鉄板ネタがヨガと華麗にコラボ。準備→基本→動物→高度の4ステップでマスターできるという。
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IMG_3774_.jpg  また巻末には、袋とじ「奥義 真夜中のヨガ」も用意されており、今なお伝説として語り継がれている、いわく付きのあのネタも収録されている。  単なるエガファン向けのネタ本としてはやけに丁寧にヨガの解説がされているし、かといって、ヨガ好きOLはドン引きしてしまいそうなこの本。しかも、出版元は年刊事典・用語辞典『現代用語の基礎知識』の発行で知られる老舗出版社・自由国民社。……この本、いったいなんなのか? 担当編集の竹内さんに話を聞いた。 「実は江頭さんのファンで、会社のデスクにいつもエガちゃんフィギュアを置いて癒やされているんです。あるときヨガの本を見ていたら、ふと視界の端にエガちゃんの姿が入り『エガ……ヨガ?……うおおお! エガヨガ! エガヨガ!』と、タイトルを思いついたのがきっかけです」  老舗出版社でこんな企画を通すなんてかなり苦労したのかと思いきや、意外なくらいすんなり通ったという。 「本を作るにあたり、江頭さんからの要望は『とにかく笑える、面白い、くだらない本を作ろう』ということだけでした。江頭さんのネタありきでヨガのポーズを合わせていったものもあれば、逆にヨガのポーズに触発された江頭さんの初出しポーズもあります。まさに互いに高め合った、異色のコラボレーションでした」  全ページにわたり、ヨガのモデルと負けず劣らずの見事なポージングを見せている江頭だが、制作にあたり、とくにこだわったのはどんなところなのだろうか? IMG_3775_.jpg 「江頭さんのダイナミックな動的魅力を、本という静止画の世界でいかにリアルに伝えるかに腐心しました。一見パロディに見えるエクササイズ風の解説も、すべてはこの要請から生まれた必然的な表現だったと思っています。撮影中は異様な熱気に包まれていましたが、とくにクライマックスとなる『真夜中のエガ』は、ごく一部のスタッフだけを残してほかはシャットアウトした状況で収録されました。実は私も立ち会うことを許されず、まさに“奥義の開陳”というにふさわしい撮影だったと聞いております」  「1クールのレギュラーより1回の伝説」をモットーにしている江頭だが、写真集においてもそのスタンスは健在。江頭いわく、このエクササイズをマスターすれば新しい自分が見えてくるそうなので、ヘタな自己啓発本より効果があるかもしれない。ちなみに、中には特殊な身体能力を持つ江頭でないとできないポーズもあるようなので、無理せず、できるところからチャンレンジすることをおすすめしたい。

江頭2:50と古代インドの神秘がコラボ!? ネットで話題沸騰中『エガヨガ』の制作秘話

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『エガヨガ』(自由国民社)
 江頭2:50 初の撮り下ろし単行本『エガヨガ』(自由国民社)が発売され、ネット上を中心に話題になっている。江頭の伝説のポーズと本物のヨガポーズを分かりやすく比較、解説。“生きる伝説”江頭2:50の歴史と真髄がわかる一冊だと謳っている。  例えば、おなじみ「お前に一言物申―す!」は、ヨガの「鷲のポーズ」と比較。肩やお尻をストレッチしながらバランスを取る鷲のポーズは集中力を高める効果があるが、一方のエガポーズは、唾液の分泌促進による虫歯減少とストレス解消の効果があるという。ただし、ぎっくり腰、相手の逆襲によるケガといった“エガリスク”もあるそうなので、十分注意したい。そのほか、「がっぺ むかつく」「取って 入れて 出す」「三点頭立」「エガラップ」などなど、数々の鉄板ネタがヨガと華麗にコラボ。準備→基本→動物→高度の4ステップでマスターできるという。
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IMG_3774_.jpg  また巻末には、袋とじ「奥義 真夜中のヨガ」も用意されており、今なお伝説として語り継がれている、いわく付きのあのネタも収録されている。  単なるエガファン向けのネタ本としてはやけに丁寧にヨガの解説がされているし、かといって、ヨガ好きOLはドン引きしてしまいそうなこの本。しかも、出版元は年刊事典・用語辞典『現代用語の基礎知識』の発行で知られる老舗出版社・自由国民社。……この本、いったいなんなのか? 担当編集の竹内さんに話を聞いた。 「実は江頭さんのファンで、会社のデスクにいつもエガちゃんフィギュアを置いて癒やされているんです。あるときヨガの本を見ていたら、ふと視界の端にエガちゃんの姿が入り『エガ……ヨガ?……うおおお! エガヨガ! エガヨガ!』と、タイトルを思いついたのがきっかけです」  老舗出版社でこんな企画を通すなんてかなり苦労したのかと思いきや、意外なくらいすんなり通ったという。 「本を作るにあたり、江頭さんからの要望は『とにかく笑える、面白い、くだらない本を作ろう』ということだけでした。江頭さんのネタありきでヨガのポーズを合わせていったものもあれば、逆にヨガのポーズに触発された江頭さんの初出しポーズもあります。まさに互いに高め合った、異色のコラボレーションでした」  全ページにわたり、ヨガのモデルと負けず劣らずの見事なポージングを見せている江頭だが、制作にあたり、とくにこだわったのはどんなところなのだろうか? IMG_3775_.jpg 「江頭さんのダイナミックな動的魅力を、本という静止画の世界でいかにリアルに伝えるかに腐心しました。一見パロディに見えるエクササイズ風の解説も、すべてはこの要請から生まれた必然的な表現だったと思っています。撮影中は異様な熱気に包まれていましたが、とくにクライマックスとなる『真夜中のエガ』は、ごく一部のスタッフだけを残してほかはシャットアウトした状況で収録されました。実は私も立ち会うことを許されず、まさに“奥義の開陳”というにふさわしい撮影だったと聞いております」  「1クールのレギュラーより1回の伝説」をモットーにしている江頭だが、写真集においてもそのスタンスは健在。江頭いわく、このエクササイズをマスターすれば新しい自分が見えてくるそうなので、ヘタな自己啓発本より効果があるかもしれない。ちなみに、中には特殊な身体能力を持つ江頭でないとできないポーズもあるようなので、無理せず、できるところからチャンレンジすることをおすすめしたい。

江頭2:50と古代インドの神秘がコラボ!? ネットで話題沸騰中『エガヨガ』の制作秘話

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『エガヨガ』(自由国民社)
 江頭2:50 初の撮り下ろし単行本『エガヨガ』(自由国民社)が発売され、ネット上を中心に話題になっている。江頭の伝説のポーズと本物のヨガポーズを分かりやすく比較、解説。“生きる伝説”江頭2:50の歴史と真髄がわかる一冊だと謳っている。  例えば、おなじみ「お前に一言物申―す!」は、ヨガの「鷲のポーズ」と比較。肩やお尻をストレッチしながらバランスを取る鷲のポーズは集中力を高める効果があるが、一方のエガポーズは、唾液の分泌促進による虫歯減少とストレス解消の効果があるという。ただし、ぎっくり腰、相手の逆襲によるケガといった“エガリスク”もあるそうなので、十分注意したい。そのほか、「がっぺ むかつく」「取って 入れて 出す」「三点頭立」「エガラップ」などなど、数々の鉄板ネタがヨガと華麗にコラボ。準備→基本→動物→高度の4ステップでマスターできるという。
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IMG_3774_.jpg  また巻末には、袋とじ「奥義 真夜中のヨガ」も用意されており、今なお伝説として語り継がれている、いわく付きのあのネタも収録されている。  単なるエガファン向けのネタ本としてはやけに丁寧にヨガの解説がされているし、かといって、ヨガ好きOLはドン引きしてしまいそうなこの本。しかも、出版元は年刊事典・用語辞典『現代用語の基礎知識』の発行で知られる老舗出版社・自由国民社。……この本、いったいなんなのか? 担当編集の竹内さんに話を聞いた。 「実は江頭さんのファンで、会社のデスクにいつもエガちゃんフィギュアを置いて癒やされているんです。あるときヨガの本を見ていたら、ふと視界の端にエガちゃんの姿が入り『エガ……ヨガ?……うおおお! エガヨガ! エガヨガ!』と、タイトルを思いついたのがきっかけです」  老舗出版社でこんな企画を通すなんてかなり苦労したのかと思いきや、意外なくらいすんなり通ったという。 「本を作るにあたり、江頭さんからの要望は『とにかく笑える、面白い、くだらない本を作ろう』ということだけでした。江頭さんのネタありきでヨガのポーズを合わせていったものもあれば、逆にヨガのポーズに触発された江頭さんの初出しポーズもあります。まさに互いに高め合った、異色のコラボレーションでした」 IMG_3775_.jpg  全ページにわたり、ヨガのモデルと負けず劣らずの見事なポージングを見せている江頭だが、制作にあたり、とくにこだわったのはどんなところなのだろうか? 「江頭さんのダイナミックな動的魅力を、本という静止画の世界でいかにリアルに伝えるかに腐心しました。一見パロディに見えるエクササイズ風の解説も、すべてはこの要請から生まれた必然的な表現だったと思っています。撮影中は異様な熱気に包まれていましたが、とくにクライマックスとなる『真夜中のエガ』は、ごく一部のスタッフだけを残してほかはシャットアウトした状況で収録されました。実は私も立ち会うことを許されず、まさに“奥義の開陳”というにふさわしい撮影だったと聞いております」  「1クールのレギュラーより1回の伝説」をモットーにしている江頭だが、写真集においてもそのスタンスは健在。江頭いわく、このエクササイズをマスターすれば新しい自分が見えてくるそうなので、ヘタな自己啓発本より効果があるかもしれない。ちなみに、中には特殊な身体能力を持つ江頭でないとできないポーズもあるようなので、無理せず、できるところからチャンレンジすることをおすすめしたい。 (文=編集部)

ソニーがJ-POPを殺した!? 音楽業界10年間の凋落史『誰がJ‐POPを救えるか?』

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『誰がJ‐POPを救えるか? マスコミ
が語れない業界盛衰記』
(朝日新聞出版)
 ピークだった1999年には6000億円の市場規模を誇っていた音楽ソフト市場。しかし、2000年代は右肩下がりに凋落し、2010年の市場規模は配信とパッケージソフトの売り上げを合わせても3700億円にまで縮小している(「日本のレコード産業」日本レコード協会)。12年を例に取れば、ミリオンセラーシングルはわずか5枚、しかもオリコン年間ランキングは秋元康とジャニーズに独占される結果となった。「終わってる……」もはや、CDなどファングッズのひとつに過ぎない時代なのだろう。  そんな音楽業界に対して舌鋒鋭い批判を展開するのが、作詞家であり「日経エンタテインメント!」(日経BP社)創刊にも関わった麻生香太郎氏による『誰がJ‐POPを救えるか? マスコミが語れない業界盛衰記』(朝日新聞出版)だ。フィクションの形式を取りながらも、「音楽番組」「つんく」「韓流」などを例に、時代ごとに移り変わる業界構造や、それがJ-POPにもたらした影響を語る同書。章タイトルには「~がJ-POPを殺した」とカゲキな文字が躍るが、本書のタイトルからもわかるように、決して「犯人探し」だけが目的ではない。  麻生氏が最も鋭い批判を投げかけるのが、第1章「ソニーがJ-POPを殺した」だ。Appleのリリースした“黒船”、iTunes Music Store(現iTunes Store)に時代の比重が移る中「携帯音楽プレーヤーの世界で、ウォークマンブランドが、負けるわけがない」と頑なにプライドという名の“上から目線”を続けてきた同社。そんな裸の王様が牽引する音楽業界は、年を追うごとに収益を減らしていく。結局、王者といえども時代の流れには逆らえず、12年、ソニー・ミュージックは所属アーティストの楽曲販売をiTunes Storeに解禁。「それにしても、それにしても、あまりに遅すぎた」。麻生の嘆きは、音楽ユーザーたちの気持ちを代弁したものだろう。  一方、作詞家という立場もあってか、ネット上では批判が相次ぐJASRAC(日本音楽著作権協会)に対しては寛容な姿勢だ。日本全国津々浦々の小さな居酒屋に至るまで、音楽著作権使用料を徴収するJASRAC。その姿勢は裁判も辞さない強硬なものだが、こと著作権者にとっては心強い存在となっている。だが、もちろんJASRACにも問題はある。麻生は「JASRACは文科省のれっきとした天下り組織である」と断言し、「社会人になってからJ-POPを聞いたこともないお役人が平然とJASRACの理事に名を連ね、毎月の手当と退職金をもらっているのである」と告発する。  思えば、“違法コピー撲滅のため”と、「コピーコントロールCD」「レーベルゲートCD」などが登場したのが02年。その後も、iTunes Storeの進出を渋り、着メロ・着うたに執心だった日本の音楽業界はユーザーの存在を軽視していた。そして、世界の潮流から乗り遅れ、ガラパゴス化の一途をたどる。アメリカやヨーロッパではすでに一般化しているストリーミングサービスSpotifyは、現在も日本をスルーしたままになっている。  おそらく、音楽の質が低下したわけではないし、身の回りに流れる音楽の量が減ったわけではないだろう。ただ、利権を守るため、日本の音楽業界は時代の変化を認めなかったのだ。「この失われた20年で、われわれは、この国を良くしていくには、政治や官僚や教育や会社組織には、何も期待できないということを思い知らされた。その怠惰な流れの中で漂うように音楽業界はゆるやかに失速していった」。音楽業界の凋落は、そのまま日本社会の凋落に似ている。  麻生は、“J-POPを救う”希望を、平成10年代生まれの子どもたちに託す。スマホを使いこなし、YouTubeで音楽を楽しむ次世代が大人になった時に「新しい音楽が生まれてくるような気がする」と語る。その時、音楽業界はかつてのような巨大な産業ではないかもしれない。しかし、現在のような利権にがんじがらめの産業ではなく、本当に自由な音楽の楽しみ方を提供してくれる業界になっていると信じたい。 (文=萩原雄太[かもめマシーン]) ●あそう・こうたろう 評論家、作詞家。大阪市生まれ。東大文学部在学中から、森進一、小柳ルミ子、野口五郎、小林幸子、TM NETWORKなどに作品を提供。「日経エンタテインメント!」(日経BP社)創刊メンバーに加わり、以降エンタテインメントジャーナリストに転身。音楽・映画・演劇・テレビを20年以上にわたって横断的にウオッチし続けている。著書に『ジャパニーズ・エンタテインメント・リポート』(ダイヤモンド社)などがある。

100時間に及ぶ独白から浮かび上がる、“連続ピストル射殺事件犯”の素顔『永山則夫 封印された鑑定記録』

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『永山則夫 封印された裁判記録』
(岩波書店)
 永山則夫という人物は、日本犯罪史にとって、語弊を恐れずに言うならば「特別な」人間だ。横須賀の米軍宿舎から盗み出した拳銃を使用し、1968~69年にかけて東京、京都、函館、名古屋で合計4人を殺害した、「連続ピストル射殺事件」を引き起こす。その事件の凶悪性もさることながら、事件当時まだ19際の少年だったこと、網走や青森の地で貧困にまみれたその生い立ち、そして、逮捕後に発表した小説群の成功……。ある意味で社会に対して多大な影響を残し、97年に彼の死刑は執行された。  『永山則夫 封印された鑑定記録』(堀川惠子著、岩波書店)は、2012年に発見された永山の精神鑑定中の独白テープをもとに、生い立ち、家族関係、事件に至るまでの思考を詳細に追いながら、あまりにも複雑な要因が絡まった彼の内面を丁寧に解きほぐした一冊だ。同じ内容は昨年ETV特集でも放送され、高い反響を獲得した。  74年にこの精神鑑定を行ったのは、精神科医の石川義博。ロンドン大学に留学経験を持つ犯罪精神医学のスペシャリストである彼は、通常1カ月程度の精神鑑定をじっくりと8カ月にわたって行い、その半生をテープに記録した。49本、100時間にも及ぶこのテープには、事件までの19年間が、永山自身の言葉で丁寧に語られている。  北海道・網走の地で、賭博狂の父親と、家計を支えるために行商に精を出す母親との間に生まれた永山。8人きょうだいの7番目の子どもであり、その家庭は極貧を極めた。両親は生まれたばかりの永山を顧みず、永山の記憶にも、その頃の母親の記憶はない。その代わりに、まだ幼い彼の面倒を見たのは、19歳年上の長女セツ。おむつを換え、食事を食べさせ、一緒になって遊んでやる。永山の記憶にあった、最も古い思い出も、セツとともに見た網走の烏帽子岩だった。 石川「セツ姉さんっていうのは、どんな感じなの?」 永山「やさしいっていうか、セツ姉さんにおんぶしてもらったこと覚えてる。あとね、網走湖かな、湖があって、その近くでね(略)そこにセツ姉さん、いたよ」  母親代わりとなって、深い愛情を注いでいた長女はしかし、永山が4歳の頃に忽然と姿を消す。身ごもった子どもを堕胎したのがきっかけで精神を病み、精神病院に入院することとなってしまった。永山は、唯一の頼れる存在を失い、その歯車は狂いだす。母親が、8人きょうだいのうち次女と四女、そして長男が産ませた孫娘だけを連れて青森に逃げたのは、セツの入院から半年後のことだった。そして、置き去りにされたきょうだいたちは、自らの力で氷点下30度にもなる網走の冬を過ごさなければならなかった。この記憶は「抑圧された記憶」として、永山の記憶から抹消されている。  翌春、福祉事務所の手によって母の暮らす青森に移り住むことができたが、極貧生活は変わらず、いじめによる不登校や兄からのリンチなど、苦しい環境は続く。  永山の独白と向き合うことで、著者である堀川が行き当たったのは「家族」というテーマだった。明らかに永山の成育過程においては、愛情となるものが欠落している。事件を引き起こす因子の一つとなった彼の病的な被害妄想は、家族からの愛情や承認といった当たり前のものが欠如したことと無関係ではない。  集団就職で上京した永山は、西村フルーツパーラーの店員、牛乳配達、荷揚げ人夫などの職を転々としながら、自殺念慮に苛まれる。石川医師が確認しただけでも、自殺未遂は18回。また、外国船に不法乗船し、日本脱出を企図するも、あっけなく船員に見つかり、横浜に追い返されてしまう。  事件の一年前、死ぬために永山は青函連絡船に乗った。 永山「もう一度、最後に網走、見たかったんだ。あのね、姉さんと一緒に海辺に行ったでしょう。俺、網走港に行きたかったんだ。セツ姉さんと、海っていうか、貝殻あって、もうそこしか憩うところがなかったんだな……。どこでもよかったんだ、きっと。どこか静かなところ……」    しかし、金が底をつき、網走にもたどり着けなかった永山は、青森の実家に戻る。「死ぬなんて言ってて、また帰ってきたじゃないか!」。母は、甲高い声で永山を罵った。東京に戻った永山はふとしたきっかけで米軍基地に忍び込み、後に犯行に使用するピストルを入手した。社会からも、日本からも、そして命からも逃げきれなかった永山は、結果的に4人を殺害した。  その精神構造を見ながら思い出すのは、例えば秋葉原事件を起こした加藤智大だ。加藤は食うや食わずの貧困ではなかった。しかし、徹底的に社会からの孤立を恐れ、しかしその承認は断ち切られ、秋葉原に向かってトラックを走らせた。 「社会的な死、孤立の恐怖は耐えがたく、それよりも肉体的な死の方がまだ救いがあると思えた」 「刑務所で地獄を見た後に孤立している世の中に放り出されるくらいなら死刑のほうがマシ」 (『解』加藤智大著、批評社)  「同じ青森」というのは、こじつけがすぎる。だが、常に社会からの孤立を恐れた加藤と、常に社会からの逃避を夢見た永山には、どこか共通する感情があったのかもしれない。  凶悪殺人事件が発生すると、「理解不能なモンスターである」と断罪する声と、それに反対して「モンスターではなく、人間だ」という2つの声が聞こえてくる。  「彼ら」が起こした事件は、「我々」に、まったくといっていいほど理解できない。しかし、絡まった糸も始めはまっすぐだったように、「彼ら」は初めから「我々」と異なっていたわけではない。生きていく過程で、「彼ら」のレールはだんだんと社会からそれていき、いつの間にか取り返しのつかない犯罪が引き起こされる。事件から45年を経た今でも、それは変わることはないだろう。本書が丹念に追った永山の長い独白から導き出されるのは、ゆっくりと、しかし確実にレールがそれていく過程だった。  死刑を執行された永山の遺骨は、オホーツクの烏帽子岩付近に散骨された。そこは、永山が長姉セツから、人生のうちでほとんど唯一愛情を与えられた場所だった。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])

三陸の海が育んだ新しい生命『ダンゴウオ―海の底から見た震災と再生―』

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『ダンゴウオ―海の底から見た震災と再生―』
(新潮社)
 津波が洗い流した車や家は、見るも無残な形で海の底へと引きずり込まれた。その残骸は今も海の底に残り、静かに波に揺られている。水中写真家の鍵井靖章による『ダンゴウオ―海の底から見た震災と再生―』(新潮社)は、三陸の海の底でダンゴウオというかわいらしい魚に出会ったことをきっかけに、海底が徐々に復興していく様子を切り取った写真集だ。  震災後、わずか3週間で取材のために宮古の海に潜った鍵井。リアス式海岸に育まれた美しい海だったそこは、数メートル先も見渡すことができないほどに濁っていた。地上と同じようにガレキが散乱し、ゆったりと泳ぎまわる魚たちや、潮の流れにゆらめく海藻の姿などは皆無。そのままの形で流された家、転覆したままの漁船、海の中でも、地上と同じように目を背けたくなるような光景が広がっていた。しかし、この絶望的なダイビングの中で、鍵井は親指の爪ほどしかない大きさのダンゴウオに出会う。ぷっくりと丸い形をしたこの魚は、ダイバーから「北の海のアイドル」として人気も高い。ダンゴウオと奇跡的に出会えたことが、鍵井にとって写真集をつくる大きな原動力となった。  鍵井は2年にわたり、定期的に三陸の海に潜った。当初はガレキまみれの海底は濁った色彩のない世界であり、ウニやウミウシなどには出会うことができても、魚に出会うことができなかった。しかし、時が経つにつれ、水は澄みわたるようになり、海藻が生い茂り、ハゼ、カジカ、アイナメなどの魚たちが姿を表わす。少しずつ、海は元の姿を取り戻していったのだ。 「津波にもまれた海で、新しい命の姿を見たときに、『生命を撮影したい』と思うようになりました(略)被災地で生まれる新しい生命から、東北の海の力強さ、底力を感じずにはいられない」  震災から1年。津波にさらわれた海でかわいらしいダンゴウオやリュウグウハゼたちが卵を産み、稚魚を孵化させていく様子は、まさに自然の力強さを実感させるだろう。大津波でも流すことのできなかった生命は、また新しい季節に新しい生命を生み出していく。  本書の中でも特に印象的なのが、車の残骸の写真だ。ワンボックスカーと思われる車の中にはオキアミが集っていた。そのオキアミを求めてシートベルトにはウニ、ワイパーレバーにはヤドカリ、タイヤはカニの家になっている。海の底には不似合いなガレキも、自然はその一部として受け入れて、生き物たちはそこでそれぞれのドラマを紡いでいく。  震災から2年がたち、地上のガレキは撤去され、生活を取り戻しつつある人々も多い。メディアには「復興」という言葉が飛び交っている。しかし、僕が以前取材した福島県に住む被災者は「復興という言葉はピンとこない」と語っていた。ガレキが取り除かれたら復興なのか、建物が元通りになったら復興なのか、それとも避難者がゼロになり仮設住宅が取り壊されれば復興なのか――。メディアが喧伝する「復興」は、時に当事者にとって、まったく実感を得られない空疎な言葉として響いてしまう。  大地震や津波は自然の力によって引き起こされた。だからこそ、その傷跡を回復するのもまた、自然の力なのではないだろうか。ゆっくりと、静かに変化していく海底の景色を眺めていると、「復興」という言葉が少し実感できるような気がする。 (文=萩原雄太[かもめマシーン]) ●かぎい・やすあき 1971年、兵庫県生まれ。オーストラリア、伊豆、モルディブでダイビングガイドを行う傍ら、水中撮影に励む。1998年、モルディブより帰国後、フリーランスとして独立。水中のあらゆる事象を精力的に撮影し、プランクトンからクジラまで、独特の世界観で水中の世界を写し取る。1998年「ミナミセミクジラの海」で第15回アニマ賞受賞(平凡社)、2003年日本写真協会新人賞受賞。

五代目・三遊亭円楽に捧げる、弟子たちからのラブレター『落語家 五代目円楽一門会生態録二〇一三』

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『落語家 五代目円楽一門会生態録
二〇一三』(ワイズ出版)
 2009年に肺がんのために亡くなった五代目・三遊亭円楽の弟子や孫弟子たちが所属する落語家集団「五代目円楽一門会」。「笑点」でお馴染みの三遊亭好楽や六代目三遊亭円楽(元三遊亭楽太郎)、末高斗夢としてタレント活動から一転、落語の世界に飛び込んだ三遊亭こうもりなどが知られているだろう。この一門会に所属するすべての落語家に迫ったインタビュー集『落語家 五代目円楽一門会生態録二〇一三』(ワイズ出版)が刊行された。  総勢44名の落語家たちに取材を行ったのは、今月真打に昇進したばかりの三遊亭きつつき改め四代目・三遊亭萬橘。兄弟子や弟弟子などの立場を超え、落語家としての本音を語り合っている。  一般的に、落語家の生態というのはほとんど知られていない。日本の伝統芸能を守る存在でありながら、同時に「毎度ばかばかしいお笑いを一席」と、集まった人々の心をつかみ笑いを勝ち得なければならない。そんな落語家たちが、自らの半生や哲学を語るというその内容も十二分に面白いが、本書をより味わい深くさせているのが、彼らの師匠にあたる五代目三遊亭円楽に対するそれぞれの熱い思い入れだ。  五代目円楽は、一昨年亡くなった立川談志や古今亭志ん朝らとともに、昭和~平成の落語界を牽引した存在である。しかし、彼をはじめとする円楽一門は落語協会や落語芸術協会に所属する落語家と異なり、鈴本演芸場、新宿末広亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場といった寄席で定席を持つことができない。1978年の分裂騒動で三遊亭圓生・円楽の師弟は落語協会を脱退する。これに対する制裁として、円楽一門会は寄席という活躍の場を失った。  五代目円楽は1985年から89年まで、寄席「若竹」を自ら経営した。最後には数億円もの借金を背負い、「笑点」で散々いじられ倒していたが、五代目が私財を投じ借金を背負ってまで寄席を開業したのは、自分たちの場所をつくるためだった。また、東京の寄席に出られないことから、地方での落語会を精力的に行ってきた円楽一門会。今では地方の落語会も当たり前のものとなったが、この状況は彼なしでは考えられないだろう。  普通の落語家が味わう以上の辛酸を舐めた五代目。その背中をずっと追い続けてきた弟子たちからあふれ出る言葉の数々は趣深い。 「大将(五代目)の凄さ? あれは人間じゃないよ。普通の人ではとにかくない(中略)あんだけわがままで、好き勝手で、気分屋でいながら、勤勉家で、あんなに温かくて、懐の深い人は最初で最後だろうね」(三遊亭貴楽) 「喜怒哀楽の激しい方で、きつくも叱るけど、『浜野矩随』の若狭屋甚兵衛とほぼ同じ。思いやりが、すごく優しくて」(三遊亭楽之介) 「どっかのインタビューで言ったけど、円楽と言うブラックホールの中にどんどん吸い込まれてたんだね。落語と言うブラックホールん中に」(六代目三遊亭円楽)  一般的には笑点の司会者としてニコニコしたイメージが印象に残っている五代目円楽。だが、彼は名実ともに間違いなく落語界を牽引した存在であり、後世にまで語り継がれるべき人物だ。本書は、弟子・孫弟子たちによって形作られる五代目円楽一門会のすべてを記した作品であると同時に、彼らによって綴られた五代目円楽へのラブレターなのだ。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])