「婚期を逃したハイミス」の時代に生きた、伊藤素子の「犯罪の影に男あり」

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(前編はこちら)

■「30歳を過ぎ、貯金も尽きた女には後がない」

 犯行当日の3月25日。出社した伊藤はオンラインを操作し、事前に開設しておいた4つの架空口座に計1億8,000万円を入金した。時間にして30分もかからなかった。銀行を出て大阪、東京と移動し、5,000万円の現金を引き出した。そして羽田空港から香港を経由して、マニラへと逃亡。1カ月後に必ずマニラに行く、という南との約束を胸に。

 この間、南は直接自らの手を汚してはいない。事前に架空口座を作る際も、伊藤に手続きをさせ、自分は通帳に指紋を残さないようにした。犯行当日も、最初の約束の時間に現れなかった南。その理由は自分のアリバイ工作のためだった。伊藤が1人で銀行を回っていた頃、知り合いに頼んだり、代議士に面会したりしてアリバイ作りをしていたのだ。その後伊藤と合流し5,000万円を手にした南は、そのうちの一割にあたる500万円だけを伊藤に渡した。また羽田空港への同行まで拒否している。「一緒に行ったら目立つから」という理由だった。自分だけ逃げられればいい。その証拠に約束の1カ月を過ぎても南はフィリピンに行くことはなかった。

「私の将来は金しかない」結婚への執着と諦観の先……伊藤素子の焦燥

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世間を戦慄させた殺人事件の犯人は女だった――。日々を平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。彼女たちを人を殺めるに駆り立てたものは何か。自己愛、嫉妬、劣等感――女の心を呪縛する闇をあぶり出す。

[第5回]

三和銀行オンライン詐欺事件

 現在に機軸を置くとすれば、これほど“時代”を感じさせる女性犯罪者はいない。「三和銀行オンライン詐欺事件」の伊藤素子である。

 昭和56年(1981年)3月25日、三和銀行(当時)大阪茨木支店において1億8,000万円の架空入金が発覚する。入金オンライン操作をしたのは預貯金係の伊藤素子(当時32歳)。伊藤は当日午前「歯医者に行く」と言い残し銀行から外出、そのまま帰ってくることがなかった。だが当初、上司たちは伊藤が関与したとは思ってもいなかったという。14年間、真面目に働いてきた伊藤は周囲からの信頼が厚かった。だが、端末機や伝票記録を調べたところ、架空入金をしたのは姿を消した伊藤だった。

高嶋政伸と美元の離婚裁判を、「生き恥大喜利」としての楽しむ方法

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美元オフィシャルブログより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎セカンドシーズンもヤバい!!!
 「生き恥をさらす」というのは、まさにこういうことを言うんだろうな、という感も新たな「高嶋政伸・美元、離婚ドロ沼裁判セカンドシーズン」。ファーストシーズンは「証言編」であったが、今回は「証拠編」だ。お互いが必死に提出しあうこの証拠がまた。

 「美元に恋人がいると報じた『女性自身』(光文社)」「キス写真&ビデオ」「美元の演技の先生による『家にゴミありました』説明」……。あー、生き恥。もう「ドロ沼」ですらない気がするのだが。どちらかというと「大喜利」に近い。

 各証拠とも、大喜利としてかなりのレベルであるが、ズバ抜けていたのは、美元側提出の政伸の著書『何の因果で』(光文社)。1996年出版。自分と会うずっと前に書かれたこの本の、どこをどう証拠に。しかもこれ、もう絶版でどこにも売ってない。と、思ってたらアマゾンで突如オークションに。「本棚にあったの見っけ!ラッキー!」感丸出し。いろんな意味で、これがベストオブ「生き恥一本」!!

美元に新しい男が誕生か? 怪しさと微妙さ漂う「女性自身」の密会スクープ

「女性自身」10月2日号(光文社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の"欲望"に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第143回(9/14~18発売号より)

 9月16日に予定されていた安室奈美恵のデビュー20周年沖縄ライブが、台風接近でまさかの中止に! 2万7,000人動員の故郷凱旋ライブだっただけに残念ではあるが、個人的にはちょっとホッとした。というのも筆者は数カ月前からこのライブに参加すべく計画を練っていたが、諸般の理由から年末東京ライブでお茶を濁すことにしていたからだ。もし、決行していたら飛行機代とかホテル代のキャンセルはどうなっていたのだろう――。ニヤ。

RIKACOのネクストステージは、ヤンチャにオーガニックを布教すること!

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『HOME』(RIKACO、主婦と生活社)

――タレント本。それは教祖というべきタレントと信者(=ファン)をつなぐ“経典”。その中にはどんな教えが書かれ、ファンは何に心酔していくのか。そこから、現代の縮図が見えてくる……。

 RIKACOはもう「不遜」じゃなくなったのか……。

 RIKACOを考える時、無粋だとは思いながらも、どうしてもそのことが頭をよぎってならない。『浅草橋ヤング洋品店』(テレビ東京系)での発言もさることながら、RIKACOといえば『ここがヘンだよ日本人』(TBS系)での提言・暴言が多くの人の記憶に残り、世間が持つ「RIKACO」像のひな型成形に大きく寄与しているように思う。それが証拠に、ウィキペディアのRIKACOの項目には、同番組での発言や立ち居振る舞いがギッシリ、それこそ悪事を見逃すまいと言わんばかりに一挙手一投足が書かれている。強気に出る割には意見が支離滅裂、とりあえず過激な発言をすればいいという「女テリー伊藤」的な立ち居振る舞い、形勢不利な場合は長い手をぶんぶん振りまわし眉間とデコにしわを寄せながら話す……などなどRIKACOの人間らしい面を世間では「不遜」という一言で片づけるらしい。

付き合う女性が働かなくなる……優柔不断な「なんとなく」オトコの末路

――幸か不幸か、どんな生き方もアリになったこの時代、ふと気づけばゆるやかに"普通"から転がり落ちている人々がいる。彼らはどうやってこの平成日本を生き抜くつもりなのか。謎多き平成のろくでなしたちのブルースをお届けする。

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(C)山田参助


 澤田健一さん(仮名)は、フリーター。若くてノリが良く、スマートなスタイルは好感度の高そうな好青年。年齢よりも若く見えるので、30代にしか見えません。就職する気もなければ、目標もないという40歳フリーター男性の話を聞いてみましょう。

職業:フリーター
年収:200万
年齢:40歳
家族構成:親と同居
生息地:神奈川県

お金を払って『ガイアの夜明け』に出演!? 「カリスマ社長」はこうして作られる

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「保育園のブームはお風呂」です。
オプション料金にもかかわらず、
1日最大6人入ることもあります。

 保育園を経営していると、毎日のように「保育士足りていますか?」と人材派遣会社から電話が掛かってきたり、平成24年にもなって「コピー機のレンタルはいかがですか?」のようなふざけた営業電話が掛かってきます。基本「いりません!」と言って、電話は5秒以内に切っているのですが、ある時、「角川社長、お願い致します」と名指しで電話が掛かってきたんです。通常やみくもに営業電話をしているはずなので、「園長先生お願いします」というのですが、名指しだったので、これは事情通に違いないと思い、話しを聞いてみることにしました。

 代理店と称する会社からで、簡単に言っちゃえば「会社のプロモーションをテレビでやりませんか?」といった内容。そして、出演可能な番組リストをメールで送ってきたんです。その中には、人気番組『ガイアの夜明け』(テレビ東京系)の名前も含まれていて驚きました。視聴者としてとても大好きな番組で、ユニークな企業を探してくるリサーチ会社はすごいな、制作会社はすごいなと思っていたんです。お金を出せば出演できるなんてショックです。ちょっとだけメールをコピペしてみますね。

お尻丸出し! 泥酔・前田敦子の“抱かれ方”を佐藤健の心境から読み解く

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どんな美女も、泥酔したらただのブスよ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎マエアツの尻解禁
 すごかったな前田敦子の「ここですよ」写真。ある意味ファンサービスということなのか。ありがたいのか、ありがたくないのか。前田敦子って、いつも「自分ではない誰か」が価値を決めてる感じだから。一億円と言われても、一ペソと言われても、「そうですか」と納得。反論する熱量も出ない。ここではない、どこかへ。

 しかしとりあえず、あの状態を「お姫様だっこ」と表すのだけは間違ってると思う。あれ「抱く」というよりただ「運んでる」だけだろう。顔を近くに寄せないよう、上半身をなるべく遠くに持ったせいで、女の重心が沈み、膝の裏を持つしかないという、「嫌々」「オエッ」「いい加減にしてくれよ」なという心境の現れ「お局様だっこ」。尻丸出しで路上に放置されなかっただけでも有り難いと思って、精進あるのみだな。

 なんか、あの写真見たら、久しぶりに須賀原洋行のマンガ『けつちゃん』(講談社)を思い出して、読みたくなってしまった。関係ないですね。

宮崎あおい&岡田准一をヨイショするマスコミ、そして「セブン」の意味

「女性セブン」9月20日号(小学館)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の"欲望"に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第142回(9/7~11発売号より)

 民主党代表と自民党総裁が誰になるのか、維新の動向は? マスコミは連日こんな話題ばかり報じている。でもこんな政局に夢中になっているのは、永田町に巣くう評論家など一部だけ。世の中の多くは白けきっている。誰がなったって同じでしょ? 何か変るわけがない。結局は自分たちの利権合戦で、国民のことはどうでもいい。政権交代で期待した分、政治への絶望はより一層強くなった。さらに領土問題も加熱し、妙な空気が流れるニッポンである。

1位「宮崎あおい 前夫高岡蒼佑と別れても続くぬかるみ 『土地差し押さえ』『愛犬なすり合い』」(「女性セブン」9月20日号)
2位「GACKT『隠し子』『独立』騒動の真実“カネ”への異常な執着――」(「週刊女性」9月25日号)
3位「藤田紀子さん 白髪染め レオタード購入で迎えた誕生日。その夜、自宅に忍んだ男は…」(「女性自身」9月25日号)

伊勢谷友介出演CMの「急ごしらえのプロポーズ」に浮上したある疑惑

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COCO塾公式サイトより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎伊勢谷が某大佐に見える
 伊勢谷友介が出演している、英会話スクールのCMが気になっている。バラの大量注文を受けて、仕出しで忙しい花屋に飛び込み、急きょバラを分けてほしいと頼みこむ伊勢谷。英語で「女性をイエスと言わせるのに、どんなにバラが大切かご存知ですか?」なんつってな。最初は迷惑顔だった客も、プロポーズのためと知るや、快く花を分けてくれる。最後はみんなで「グッドラック」。

 うわぁ。これ見て「私もあんな風に英語しゃべりた~い」ってなるヤツいるのか。いたとしても、そんなヤツがしゃべれるようになるのか。そもそも、そんな急ごしらえでプロポーズしなきゃならない状況ってなんだ? 結婚サギ? そういえば、ちょっと伊勢谷友介って、「クヒオ大佐」っぽいとこあるよな。今後、どんな続編CMが流れようとも、あのシリーズは「クヒオin○○編」として処理させてもらうことにする。こうなると次作品が楽しみだ。