
『東京ラブストーリー』からはや21年
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎UZ、ギャップの魅力
「役者は私生活がわからない方がいい」か。カッチョい~。高倉健か。何か織田裕二と高倉健って、共通項が多い気がする。どこがどうとビシっと指摘するのは憚られるが。しかし、高倉健からは香る「ストイック」の佇まいは、織田裕二からは感じられず。「自己都合による隠蔽」って印象しかないけど。
最近、織田裕二が『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)のパロディ風CMやってるんだが、もう随分と「ラブシーンを演じる織田裕二」というものを見ておらず、見ない間に我々は、そりゃもういろんな情報を得てしまっているので、いまいち「パロディ」に見えず。シニカルつーか何つーか。しかしノリノリで演じている織田本人を見ていると、「最終学歴・ピッツバーグ大学日本校」「山本高広のモノマネ」「を嫌って山本を事実上抹殺」「変な結婚」「サンフランシスコのゲイタウンに不動産」などの、お楽しみ情報を踏まえた上で見ている織田ちゃんとしてではなく、こう『東京ラブストーリー』から一本に続いた、栄光の架け橋の真ん中を、堂々と歩いてんだろうなあ、の感しきり。ま、ビクビク歩かれてもアレだけど。
プライベートを売ることしか存在意義のないような、有象無象のタレントだらけの今の芸能界で、あえて「プライベートは出しません」とクギを打ってしまうというのは、「大物感」が出て、手法としてアリだと思う。しかし、織田ちゃんの思う額面通りに、こちらは受け取ってはいない。そのギャップというか、温度差のようなものを味わうために、我々は織田裕二を眺めている一面もあるわけだ。ってことはアレか。一周回って「プライベートを売っている」ことになるのか。ワケわからんが、とりあえず、これからもみんなで、織田ちゃんを見つめていくことに変わりはない。「羨望」というより「衆人環視」に近い意味で。ただ、見ているだけ。








