15年にわたる実父の強姦が黙殺された、「栃木実父殺し事件」の時代

 世間を戦慄させた殺人事件の犯人は女だった――。日々を平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。彼女たちを人を殺めるに駆り立てたものは何か。自己愛、嫉妬、劣等感――女の心を呪縛する闇をあぶり出す。

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[第10回]
栃木実父殺し事件(尊属殺法定刑違憲事件)

 昭和43年10月5日3人の子持ちの女、浅川サチ(29・仮名)が、父親の政吉(52)を殺害したとして逮捕された。罪名は刑法200条にあった“尊属殺人”である。現在では聞きなれない罪状だが、当時は歴然と存在していた罪だ。名前の通り、自分または配偶者の直系尊属――父母、祖父母、曽祖父母――に対する殺害であり、通常殺人より重い<無期または死刑>という罪が科せられるものだった。今の感覚からは時代錯誤で、人権、平等といった法理念からかけ離れたものだ。しかし家父長制度、家庭という社会的基盤維持、儒教的考えなどから、当時親殺しは重罪とみなされていた。

 だがこの父親殺しの背景には、サチに同情すべき事実が存在した。サチと父親の間には長年にわたる近親姦関係の強要、その上での妊娠、出産といったおぞましくも悲しい事実があったのだ。そのためこの事件は「尊属殺の重罰規定は法の下の平等に違反する」と、憲法議論にまで発展していく。

女優から大麻教の教祖夫人へ、益戸育江が否定した「消費される私」

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『ホーリープラント~聖なる暮らし』
/明窓出版

――タレント本。それは教祖というべきタレントと信者(=ファン)をつなぐ“経典”。その中にはどんな教えが書かれ、ファンは何に心酔していくのか。そこから、現代の縮図が見えてくる……。

 大好きだったアイドルや憧れの女優が、芸能活動を投げ出すように辞めてしまったら、どんな気持ちになるだろうか。芸能活動をしていた過去やそれを応援していたあなたを否定するような発言をしたらどう思うだろうか。高樹沙耶改め益戸育江の著書『ホーリープラント~聖なる暮らし』(明窓出版)を読んで、そんなことを考えさせられた。

 益戸(当時は高樹)は、ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)シリーズで小料理屋の女将役を演じていた。ところが2011年、突然降板。理由は、「原発事故によりメディアに失望したから」だと本書でつづっている。今は石垣島で大麻草研究家の森山繁成氏と事実婚生活を送っているらしい。森山氏が代表を務める「大麻草検証委員会」の幹事には、益戸も名を連ねる。言い換えれば、益戸は“大麻教”の教祖夫人になったのである。

「私のベッドくらい置ける部屋があったわね」母の言葉が聞こえないふりをした

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 すごくよかった、と紹介されていたので、『おかんの昼ごはん―親の老いと、と本当のワタシと、仕事の選択』(山田ズーニー著、河出書房新社)を読んだ。親を思う気持ちの“王道”というような読者のエピソードも満載。確かにいい話だ。切なくて鼻の奥がツンとする。でもそんないい話に、居心地の悪い思いをしている子どもも少なくないだろう。だって、母親が重い、なんて決して人には言えないから。母親が年老いて弱くなってしまうと、なおさらだ。しかし、年老いても、弱くなっても、重いものは重い。

<登場人物プロフィール>
木村知恵(40) 夫、小学生の子ども二人と東京都内に暮らす
伊藤道彦(43) 木村知恵の兄。独身、東京在住
伊藤好子(72) 木村知恵の母

「服が地味」「時間厳守」親をも審査する、赤ちゃんモデルオーディションに潜入

(C)田房永子

 “子役タレント”ブームも定着し、元日から鈴木福(小2)がヘリコプター中継する昨今。育児雑誌を開けば「子どもタレント事務所」のオーディション参加者募集の記事がわんさか。でも、こういったオーディションって、誰でも「合格」して登録料やらレッスン料やら何十万も請求されるというウワサを聞いたことがあるんですけど、本当なんですかね? それに「子どもを芸能人にしたい親」を生で見たい! 生後10カ月の娘を持つママライターが、子役タレント事務所に入るためのオーディションに行ってきました!

審査案内の時点で無理難題!

 0歳児が応募できるオーディションを開催している事務所は3つ。まずは赤ちゃんモデル事務所Sに申し込みました。ここは子役を中心にした大手の老舗事務所で、有名子役も多数輩出。鈴木福や谷花音などスーパー子役が所属する事務所Tに比べると若干地味な印象ですが、赤ちゃんモデル部門だけでなく、子ども劇団やダンス部門も充実しているので、成長に応じてつぶしが利きそうな堅実さが親としては魅力的です。

超レア! 現役人気アイドルが見習いとして働く保育園

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ステージさながらの迫力で節分の鬼役を演じて
くれた"つっきー"。さすが、アイドルはエン
ターテイナー

 駒沢の森こども園、大盛況のためバイトを雇うことになりました。新聞折り込みに求人を出すことも考えたのですが、知り合いのツテがいちばん確実だと思い、私はある人に声を掛けました。その人は、経営者として超一流の人。現在はジェイソンマスクをつけた異色のアイドルグループ「アリス十番」などが在籍する芸能事務所を経営しています。ある日、急に思い立ち、経営していた飲食店を閉めて事務所一本に賭けたそうです。私も同じように、ある日突然保育園を始めたわけですから、本気度がなんとなくわかるんですよね。

 年明け、アキバにある「アリス十番」の常設劇場を家族で見に行った時、これは子どもウケ間違いない! と確信し、「アイドル活動優先でいいから、バイトしたい子がいたら紹介して」と、その日のうちに連絡しました。グループに属しているアイドルは超まじめでないと務まりませんし、あいさつもでき、人当たりも抜群にいいことが最低条件みたいなものです。その上、歌やダンスができ、声も大きくて体力もあります。しかもイマドキのアイドルは黒髪ストレートという、親ウケ間違いなしの女の子たち。アイドルでありながら、保育士見習いにもこれほど適した人材はいません。

ローションプロレスからR‐1王者へ、三浦マイルド大躍進に募る心配

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「R‐1ぐらんぷり2013」公式サイトより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎栄光の確約なき今の「R‐1」
 今年の「R‐1ぐらんぷり」の覇者・三浦マイルド。去年の3月、関西ローカルの番組『今ちゃんの実は……』(朝日放送)で、「これが今年の初仕事です」と言っていた三浦マイルド。しかもその仕事内容は、素人相手のローションプロレスだった。そんな三浦マイルドが「R‐1」優勝かぁ。いや別に、いい悪いってことじゃなくて。人生狂わないといいけどって話だ。

 ここ最近、「R‐1」といい「THE MANZAI」といい、何か前ほど「栄光の確約」って感じがなくて、神通力がなくなってるし。ネタなしで、今後ゴールデンの番組でひな壇に並ぶ三浦マイルドは、「春に初仕事」のあの三浦マイルドだもんなぁ。まあ、我々余人は見守ることしかできないのだが。

 あの『今ちゃんの実は……』での、「ローションプロレスの招待状を送ったら、当日来てくれた人は実は……」のコーナー(名前が付くほど頻繁にやってないので勝手に命名)は、三浦マイルドにしかできない仕事だからな。待ってるからな。何を。

「嫌いなジャニーズ」にランクイン! 近藤真彦はすでに“歴史”の人物?

「週刊女性」2月26日号(主婦と生活社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第163回(2/8~12発売号より)

 中国の大気汚染問題で日本は大騒ぎだ。確かに深刻な問題ではあるが、しかし鬼の首を取ったような被害者ぶりは何なのだろう。考えれば日本もたった40年ほど前、企業は汚染物質を垂れ流し、光化学スモックやら公害やらで大変な被害を出した。いや、つい最近でも大量の放射能物質を大気や海に放出したことをもう忘れてしまったのだろうか。中国を責め立てるばかりでなく、その教訓や経験に基づいた知恵を発揮する方向にいけばいいのだが。

1位「私たちの『好きなジャニーズ』『嫌いなジャニーズ』2013」 (「週刊女性」2月26日号)
2位「2013年上半期 芸能界『カップルの行方』は絶対こうなる!!」(「週刊女性」2月26日号)
3位「宍戸錠 すべてが燃えた自宅“焼け跡”で…『あっ、妻との結婚写真だ!!』」(「女性自身」2月26日号)

 好きなジャニーズ企画は多々あれど、嫌いなジャニーズにまで踏み込む媒体は「サイゾー」くらいかと思ったら――やってくれました、「週女」が。

君島十和子の私物に「コレ知ってるぅ」神田うのに絡まれた哀れな人々

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しゃしゃってくる女・神田うの

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎弟だけでなく相方まで……
 『ノンストップ!』(フジテレビ系)で、君島十和子の密着特集をやっていた。「私物大公開!」と謳いながらも、バッグの中から出てくるのは、自分とこでプロデュースした化粧品ばっか。出かける時は冬でもこのカッコです、つって紹介した日傘、UV防止手袋、サングラスまで全部自社製品。自社製品以外は全部エルメス。つまんねー私物公開。しかし、そのVTRを見てる間、ワイプに映ってる神田うのは、なかなか見ごたえがあった。「プロデュース業」「金持ち」「美に一家言あり」と、いろんなところがカブっているせいか、対抗心むき出しで「あ、コレ知ってるぅ」「ココあれよあれ~」「そうそう、そうなの」「うのもねぇ」と、ろくにVTRにも付き合わず、ずーっとワイプ内で私語しゃべりっぱなし。

 最近、弟が注目浴びたせいで、セットでテレビ出演してるのをよく見かけるが。あれ、1ミリも弟のためになってないよなぁ。だからといって「神田うのの弟」ってことを乗り越えてまで、彼を応援するほどの暖まった空気も生まれてないし。相方も、出るたび「神田うの一家が、いかに非常識か」という話を披露するしか役割ないし。で、またこの弟が、金持ちキャラで行くのか貧乏キャラで行くのか、どっちつかずの中途半端なのがねぇ。

 カラむ者すべてをヤケドさせる、神田うののこの負の力。弟だけでなく、制作側も視聴者も、本人以外、誰も得してない。本当に、誰が見たいんだコイツを。シンプルに言おう。「出すな」。

「暴力はなかった」と言い放った、谷亮子の存在と鈍感力が落とす影

「週刊女性」2月19日号(主婦と生
活社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第162回(2/1~5発売号より)

 日本が体罰問題で揺れている。というか体罰なんて曖昧な言葉はこの際やめて、暴力に統一した方がいい。体罰という言葉の裏には「指導のため」「教育のため」といった加害者の勝手な言い訳が含まれていて、心理的にも免罪符になりかねない。虐待で子どもを殺してしまう親たちが盛んに「しつけ」と称して抗弁するのと同じだ。体罰もいじめも“暴力性”を弱め加害者を正当化される効果のある変なことばである。スクール・バイオレンスとすればもっとオドロオドロしくていいかも。

お受験対策=日常生活の延長! テクニックじゃ補えない“保育”を実践

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「受験絵画」では子どもたちの個性あ
ふれる豊かな表現力が求められます。
テクニックだけではダメなのです

 前回、駒沢の森こども園の受験対応について書きましたが、具体的にどんなことをしているか書いてみたいと思います。小学校受験には個人差もありますが、年少ぐらいからのスタートが妥当だと考えています。受験は「親の趣味に付き合ってもらっている」ぐらいの感覚でいてほしいです。お教室(受験対策専門の幼児教室)で習う“受験テクニック”は合否に深く関係し、とても重要だと思いますが、それ以上に普段の生活が大切。子どもは自分をよく見せようと取り繕うことをしないので、日常をきちんと過ごしていないと、やっぱりボロが出てしまいます。そこで、子どもが長い時間を過ごす保育園で対策ができれば理想だと思い、始めることにしました。

「受験絵画」は記憶力、想像力が決め手