
『紅伝説』(講談社)
――西暦を確認したくなるほど時代錯誤なセリフ、常識というハードルを優雅に飛び越えた設定、凡人を置いてけぼりにするトリッキーなストーリー展開。少女マンガ史にさんぜんと輝く「迷」作を、ひもといていきます。
「大事なことは2回言う」というのは、今日では常識である。そうでなければ、人間の集中力と理解力では、相手の意図を理解できないからだ。歌のサビ部分を何度も繰り返すのも、そこが大事な部分だからだろう。大事なことは繰り返し、そしてやり通す。これは人生においてとても大事なことだ。
『紅伝説』(あさぎり夕、講談社)は、背中に鳳凰の印を持った男女が愛し合いつつ、敵と戦う話である。








