「失われた10年」も来ていない! 「Domani」ではまだバブルが続行中

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「Domani」2011年3月号(小学館)

 本屋で見かける度に気になっていた「Domani」。昨年から気になり続けており、ちょっとの勉強期間を頂いて、いよいよ女性誌レビューに初登場です。まず、「Domani」の立ち位置をおさらいしてみますと、小学館が誇る「CanCam」から「AneCan」(または「Oggi」)を経た、30代女性向けファッション誌。読者の平均年齢は32.5歳、既婚者48.2%、未婚者51.3%(残り0.5%は無回答だとか!)、8割以上がワーキングウーマンで、平均年収は480万円、月に自由に使える金額は9.8万円です(データはすべて同誌媒体資料より)。

究極のフェチズムの饗宴!? 軍服、仮面、点滴男子に萌える一冊

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『萌え男子がたり2』(ブックマン社)

 手、脚、ワキ、おしり、胸毛......など、世の中には様々なフェチを持っている女性が多いように、"萌え"も千差万別。男性の萌えポイントも同様で、それを思いっきり形にした本が、『萌え男子がたり』(ブックマン社刊)です。本書では、中村明日美子や河内遥......など、人気漫画家が独自の視点でグッとくる萌え男子をそれぞれ描いており、萌えポイントを詳しく解説しいていることで話題を呼んだ。そんな至極の萌え本の続編、『萌え男子がたり2』が発売、またしても世の女性の心を揺さぶっているという。2では、『海月姫』の東村アキコが"点滴男子"を、『坂道のアポロン』の小玉ユキが"左利き男子"を力説していたり、これでもか! というほど、個性的な萌え男子が50通り紹介されている。よくこんなにさまざまな萌え男子を思いつくな......と、関心してしまう。

リアリティーを捨て感情を獲得した、『ちくたくぼんぼん』のファンタジー性

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『ちくたくぼんぼん』(集英社)


――幼いころに夢中になって読んでいた少女まんが。一時期離れてしまったがゆえに、今さら読むべき作品すら分からないまんが難民たちに、女子まんが研究家・小田真琴が"正しき女子まんが道"を指南します!

<今回紹介する女子まんが>
勝田文『ちくたくぼんぼん』1~2巻
集英社/440円

辛酸なめ子が17歳少年パパラッチに直撃! 「セレブにナンパされたことは?」

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映画ではチビっ子だったのに(以下参照)、今やイケメンのオースティン

 セレブブームが加熱するハリウッドで、13歳のパパラッチが暗躍......その逸材に目を付けた俳優のエイドリアン・グレニアーが監督として、金髪のカメラ少年に密着しドキュメンタリー映画を製作しました。その『ティーンエイジ・パパラッチ』がいよいよ2月5日から日本で公開することとなり、少し大人になった(でもまだ17歳)パパラッチ、オースティン・ヴィスケデイクが来日。その辺のセレブよりもよほどイケメンに成長した彼にインタビューを試みました。

――パパラッチというとイカつくて人相も悪そうなイメージがありますが、オースティンさんはどうやってそのルックスを保っているんですか?

「頑張らない」を頑張る! 「STORY」に見る"演じるプロセス"の面白さ

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「STORY」(光文社)2011年3月号

 今月の「STORY」、久しぶりに林真理子先生の雄叫びからスタートさせて頂きます。ある女性タレントのインタビューをテレビで見ていた先生。「20歳そこそこで結婚し子どもをもうけ、そして今はシングルマザー」の何気ない「私って、自分に正直に生きてきたの」という一言が、先生のミソジニー脳をいたく刺激してしまいました。「いったい正直ってどういうことなのか。我儘とどう違うのであろうか」と先生の鼻息は止まりません。論点を要約しますと、「結婚して3~4年かそこらで人生分かった気になって、挙句の果てに何が正直じゃコラ」とのこと。若いうちは我慢を重ね、5年10年かけて本当の夫婦になると語る先生。裏を返せば、「自分に正直」なんて選択肢は、我慢と苦労をかいくぐってきた女にのみ与えられるものということですか? 「STORY」が浪花節的苦労話に目が無い理由も分かります。今月はどんな正直者が登場するのでしょうか。

『美咲ナンバーワン!!』で大注目、泣き虫イケメン・大野拓朗クンを直撃

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うるうるの瞳がまたステキ......

 ホリプロが企画した、新人発掘オーディション『キャンパスター★H50withメンズノンノ』で見事グランプリを獲得。『インシテミル』で映画初出演、そして現在放映中のドラマ『美咲ナンバーワン!!』(日本テレビ系)では落ちこぼれ生徒5人組の中の天然ボケキャラ、星田勇斗を好演中と、正に飛ぶ鳥を落とす勢いの大野拓朗クン。今回、初のイメージDVD『いつでも笑顔でいれますように。』の発売を記念し、満を持してイケメン図鑑に登場です。スターオーラ全開ながら、屈託ないその笑顔に取材陣もノックアウト~♪

男だった女・能町みね子が語る、セクシャリティーで異なるさまざま友情

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『四巨頭会談-男好きの男と女好きの
女と女だった男と男だった女』(ブッ
クマン社刊)

 漫画家のかずあきさん(ゲイ)、以前サイゾーウーマンでもご紹介した『くされ女子!』(ブックマン社)の著者・竹内佐千子さん(レズビアン)、女だった男(FtM)の漫画家・西野とおるさん、男だった女(MtF)の文筆家・能町みね子さん......。異なるセクシャリティーを持つ4人が集結した対談集『四巨頭会談-男好きの男と女好きの女と女だった男と男だった女』(ブックマン社刊)をご存じ? 本書では性や恋、身体機能についてまでそれはそれはディープに語られているわけだが、能町みね子さんの"男として男を観察できたのは楽しかった"という発言に、ビビッ! 男の園、女の園、両方のグループに属した経験のある能町さんに、それぞれの友情の違いを聞いちゃいました。やっぱり女はドロドロ、男は熱血なんでしょうか?

「CanCam」と姉妹誌に? 「an・an」がいまさら「モテ」に全力投球

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「an・an」(マガジンハウス)2月9日号

 みなさん、大変です。「モテないわ~」とか「そもそもモテとかウザい」、なんてボヤいてる場合じゃないですよ。時代はいま、28歳以上の女性がモテるんだそうです! ソースは「an・an」(マガジンハウス)の「"モテ期"緊急レポート」特集。もはや一部では「トンデモ」女性誌扱いをされている「an・an」ですが、この企画は信じてみましょう。というか、そうであって欲しい。そんな想いを持って、イチ読者として突入してみます。

「真のコンサバはある種のクラスの人」、「25ans」に宿る選民意識

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「25ans」(アシェット婦人画報社)
2011年3月号

 今月の「25ans」の表紙に異変! 1年間表紙専属を務めた黒木メイサの契約がひとまず終了した模様。そして今月のカバーガールは、韓国女優のキム・テヒです。何やら、彼女もチャリティー活動に熱心なセレブなのだとか。欧米だけでなく、韓国芸能界にもチャリティーが根付いてるのですね。日本でももっと熱心な芸能人が増えれば、藤原紀香のドヤ顔を見なくて済むのに......。というわけで、中身を見ていきましょう。

男はもう女を救わない、少女マンガとして夢を与えることを放棄した『こころ』

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『こころ』(ももち麗子、講談社)

――西暦を確認したくなるほど時代錯誤なセリフ、常識というハードルを優雅に飛び越えた設定、凡人を置いてきぼりにするトリッキーなストーリー展開。少女マンガ史に燦然と輝く「迷」作を、紐解いていきます。

 少女マンガというのはもともと、少女たちに夢や希望を与えるために作られた。だからお姫様の話だったり、立身出世してアイドルになったり(女の立身出世というのは、この手のものになるってことである)金持ちと結婚したりという話が多いのだ。

 もちろん今でもその傾向は強く残っており、少女マンガの基本は、愛と成長とたまーに金、である。しかしマンガ文化が発展するに従い、少女にもはや夢を与えない作品が登場するようになった。ももち麗子の描く作品はその筆頭である。