鈴木京香さえただの飾り! 「家庭画報」は良家ソサエティーの教科書

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「家庭画報」2012年1月号(世界文化
社)

 「LEE」12月号のレビューで、ファッションにおける季節感をそれほど大事にするなら二十四節気の日付に赤丸をつけよう、と提案した筆者ですが、まさか今月号の「家庭画報」に「二十四節気もわかる 旧暦・月歴カレンダー」が付いてくるとは思いませんでした。2012年で創刊55周年を迎え、さらには「新春特大号」と銘打つ今月号は、ほかにも「韓国・ソウル極上の旅ガイド」「ウィーン・フィルが奏でるモーツァルトCD」「ハリー・ウィンストンBOOK」「家庭画報通販 新年を彩る『名品セレクション』」と5大付録で、お値段1,370円!!

結婚も出産もなく更年期を迎える……? 30代の女性監督が描く"女の選択"

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映画『不惑のアダージョ』

 どんな努力をしてでも避けたい。でもいつか必ずやってくる、老い。特に私たち女性は、老いにあらがいたいというのが本心。心はまだ若いつもりなのに、体は正直に老いていく。そんな、体と心の変化になかなか向き合えない女性の様を映し出したのが、映画『不惑のアダージョ』。主人公は40歳を迎えた修道女。神に身を捧げて静かに生きてきたけれど、人よりも早くやってきた"更年期障害"に戸惑いを隠せない。

 監督は、今作で長編映画デビューを果たした井上都紀。これまで短編作品で腕を磨き、『大地を叩く女』はゆうばり国際ファンタスティック映画祭、2008オフシアター賞でグランプリを獲得した。目をそむけたくなる問題をテーマにしながら、ファンタジックな雰囲気漂う演出も見事。現在37歳の井上監督が、なぜ女性の更年期を描こうと思ったのか。井上都紀監督に、たっぷりお話を聞いてきました。

「男社会で働く女は男装のコスプレをする」中村うさぎが『恋の罪』で語る

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『恋の罪』トークショーでブルボンヌと中村うさぎがお目見え!

 東電OL殺人事件にインスパイアされた映画『恋の罪』のトークショーにサイゾーウーマンでも活躍中のブルボンヌちゃんが司会をするっていうので行ってきたの。何でもゲストはあの中村うさぎさん! 水野美紀が脱いだ裏話もあるのかしら、楽しみだわ~。

 青山の端にある地下のバーを貸し切った会場に入ってみると、ちょっと一言ありそうな女たちが集まってきたわ~。きゃぴきゃぴOLなんて間違っても来てないの。だって、うさぎさんを見に来る女性ばかりで会場は満員で立ち見も出たくらい盛況だったわよ。ショーは、中村うさぎさんのドキュメンタリー映画『UTAKATA ウタカタ~女王★中村うさぎ「愛のショック療法」』の上映から始まったの。自主映画だけあって、監督とおぼしき女の一人語りイントロがオープニングで、こんなんで大丈夫かしら? と思ったら中身はいつものうさぎさんトークの連発だったので目が離せなかったわ〜。

「STORY」いわく、"帰省"は女の幸せ度を測定する一大イベント!

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「STORY」2012年1月号(光文社)

 「独身だった時は、クリスマスはいつも痛みを持ったものだったような気がする」と、連載「出好き、ネコ好き、私好き」で語る林真理子先生。「家庭を持つというのは、こうしたイベントを何の感慨もない日常にするということである。なんて素敵なんだろう、なんていいんだろうと、しみじみと思ったものだ」そうです。しかしここで"結婚サイコー! 家庭マンセー!"とはならないのが、さすが先生。

 「しかしこのトシになってくると、あのやきもきしたクリスマスが懐かしくて仕方ない。(中略)クリスマスではなく、恋をした若い季節が懐かしいのである」。ここから話は、ホップステップなく突然のジャンプを。「よっぽどひどい別れ方をしたならともかく、今の世の中、昔の恋人と何かしら連絡をとるものである」。先生曰くこれは「『焼けぼっくい』がまだ灰になっていないか、確かめる楽しみ」であって、決してやましい行為ではないのであしからず。みなさん、40過ぎたら乙女ゲームを楽しむが如く、リアルな元カレゲームに興じましょう! いや「『元カレ』という言葉は、味もそっけもなくて大人の女には似合わない。少し淫靡に『昔の恋人』と発音しよう」でした。先生、マジでそういうアプリ開発してくださいよ! 350円までなら出します!

「幸せ」以外の読み方を一切断ち切る、「MORE」の梨花インタビュー

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「MORE」1月号(集英社)

 2012年、めでたく創刊35周年を迎える「MORE」。お祝い広告が飛び交う誌面に、さりげなくひっそりと差し込まれたのが「今月からモアモデルズに仲間入り みっこの愛されウインターホワイト」です。みっことは、「non-no」(集英社)、「with」(講談社)などで活躍していた矢野未希子のこと。芸能界イチのモテ男、ロンブー田村淳氏との交際報道でおなじみのあの方が、今月からモアモデルになりました。

 真っ白なモヘアのニット、純白のバレエシューズ、レースのワンピにチュチュスカート......「"大人可愛い"白」をまといながら「MORE」デビューを果たしています。風のウワサによると、交際相手に"105の条件"を突き付けるという淳氏。関西出身の明るさ、親しみやすさと同時に「"キレイで上品"がみっこファッションのベース」など、女らしさも兼ね備えているらしいみっこさんに「あ~、なるほど~」(棒読み)と感心することしきりです。それにしても鈴木えみや田中美保、篠田麻里子、そして話題の紗栄子など、"カワイイふりして割とやりよる"女子が好きなんですよね、「MORE」って。

旦那がイケダンじゃないのは自分の責任!? 「イケダン育成術」は何を示唆する?

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『イケダン育成術―賢妻に学ぶ結婚生
活を幸せにする技術』(文藝春秋)

 イケダン、それはイケてるダンナ。女性誌「VERY」(光文社)から生まれた造語で、仕事をバリバリとこなしながらも家事育児も積極的に行い、家族を大切にする男性を指す。本書『イケダン育成術―賢妻に学ぶ結婚生活を幸せにする技術』(文藝春秋)は、自分のダンナを「褒めて、おだてて、感謝」して、うまいこと家事をしてもらい、「ごほうびにはプレモル(=ザ・プレミアム・モルツ)」、「毎日、ハグやキス」を習慣化して愛をフレッシュに保つ......といった、夫をイケダンに育てる数々の事例やヒントを記した手引書である。イケダン礼賛のこの時代、ダンナがイケダンになったら、本当に幸せはやってくるのか? 著書の杉浦里多さんにうかがった。

――「VERY」の定義ですと、「イケダン」って、お金を稼いで家事も手伝って、妻に都合のいい男性ですよね。そんなVERY妻の価値観には疑問を感じてしまうのですが。

断捨離ブームに待った! 「婦人公論」で脳性まひ者が語る整理術

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「婦人公論」(中央公論新社)12月
7日号

 「雑誌が売れない」と言われるようになって久しく、いつしか「特定の雑誌を毎号購読する」という習慣がなくなってしまいました。買うときは、本屋でパラパラして「この雑誌のこの号はおもしろそうだな」と感じたら買って、興味のある記事だけピンポイントで読む。しかし、この「女性誌速攻レビュー」を担当するようになってから、興味がある・なしにかかわらず「婦人公論」を毎号くまなく読むことになりました。

 今号の「婦人公論」の特集は、「スッキリ捨てて、運を呼び込む!」です。正直な話、担当でなければ絶対に読まないジャンルです。「スッキリ」も「捨てて」も「運」にも何も引っかかるものがありません。さんざん言い古された話だし、だいたい内容の想像がつく......そう思いませんか。でも、そうじゃなかったんです。驚きました。新しく世界が開けました。これぞ雑誌の醍醐味、毎号読んでいるからこその僥倖。雑誌っておもしろいなとつくづく感じた次第です。

イケメン女装の『Miss Boys!』に接近♪ 「100%男じゃなくて女性な面もある」!?

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イケメンふたりがそろってサイ女に登場よ~

 きれいなイケメンはお好きですか? 「男の娘」ブームがじわじわ来ている今日この頃、何と女装男子による応援団を描いた映画『Miss Boys!』が誕生。メインを張るのはバンド・ココア男。でも活躍中のイケメンふたり、鎌苅健太くんと鈴木勝吾くん。日頃は"ケンケン"、"勝吾"と呼び合う仲良しのふたりに女装の魔力から映画の魅力まで語っていただきました!

■女装でノリノリ!

――今回の映画で「女装男子」を演じることになったと知った時、どんな気持ちでした?

鎌苅健太(以下、鎌苅) 自分としては「大丈夫かな?」って思いました。実は昔、女装させられたことはあるんです。子どもの頃、僕のまつ毛が長いからって姉が面白がって......。でももう体も大きくなってるし、果たして似合うんだろうかという不安はありましたね。

鈴木勝吾(以下、鈴木) 僕は別の仕事で女装したことがありましたし、別に抵抗なかったですね。ちょっと前にファッションで男子のスカートパンツも流行っていたし。今回、特にケンケンと一緒だと聞いていたので、ふたりいれば大丈夫、という気持ちもありました。

25歳青年ジャック・スパロウの闘い!! 胸踊る海賊物語はここから始まった…

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 新作映画『The Rum Diary』で共演した女優アンバー・ハードに夢中になっていると報じられたジョニー・デップ。今年に入ってから、広報の女性とのキス写真が流出したり、インタビューで失言騒ぎを起こしたり、泥酔して路上にすっ転んだ姿がネットに投稿されたりと、これまでの愛妻家、良き父親というイメージが崩れっぱなしの彼に追い打ちをかけるようなこの報道。アンバーはレズビアンであることをカミングアウトしている女性だが、そんな障害をものともせずに彼女に近づくジョニー。勇敢というか、見境ないというか......。やはり妻のヴァネッサ・パラディとの不仲ぶりがいよいよ深刻ということか。はたまた売れ過ぎたせいで精神不安定になってしまったのか......? どちらにせよ、昔のジョニーはもう戻ってこないのかもしれない。

強烈な名前とファッションはキャラ化願望の表れ? 「KERA」にみる原宿系の潮流

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「KERA」(インデックス・コミュニケ
ーションズ)

 女性誌レビューに「KERA」(インデックス・コミュニケーションズ)が初登場です。いまや原宿系代表として世界に認知され始めているあの「きゃりーぱみゅぱみゅ」が読モとして注目を浴びた雑誌です。キャッチコピーは「いちばんリアルなファッションマガジン」。ビジュアル系バンドのファンが主な購読層で、1998年に「KEROUAC」として創刊、99年から月刊化と90年代の終わりに誕生しました。歴代表紙に登場してきたのは平山あや、上戸彩、福田沙紀といった芸能人から、なんと読むのか分からない武瑠、NEEKOといったバンドメンバーの方々まで振り幅の広い顔ぶれです。特筆すべきは映画『下妻物語』以降、深田恭子の表紙起用が増えた点。ロリータファッションに身を包んだ『下妻』深田は「KERA」にとってエポックメイキングな存在だったようです。

<トピックス>
◎カリスマアーティストのクリスマススタイル
◎少年少女変貌遊戯
◎カスタムで見違える(はあと)おしゃれアイテムをつくろう